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柳田秀一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

柳田秀一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
539位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
647位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
170位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
459位

25期委員会出席(無役)TOP100
87位
25期委員会発言(非役職)TOP100
87位
26期委員会出席TOP100
55位
26期委員会発言TOP50
44位
26期委員会出席(無役)TOP50
47位
26期委員会発言(非役職)TOP50
34位
27期各種会議出席TOP10
7位
27期各種会議出席(無役)TOP25
11位
29期委員会出席(幹部)TOP50
35位
29期委員会発言(非役職)TOP100
100位
30期委員会出席(幹部)TOP50
48位

このページでは柳田秀一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。柳田秀一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/12/23、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいまの御質問は、もつともな御質問でありますが、本日は、けさも北京放送があつたような関係でありますので、外務大臣は他にも御用があつてお急ぎのようでありますから、特に引揚げの問題に関しまして外務大臣に質問を要約いたしまして、ただいまの御質問は、外務大臣が御退席後、厚生大臣からゆつくり御答弁を願うようにしたらいかがですか。まだ外務大臣に質問される方がたくさんあると思いますから……。
【次の発言】 外務大臣にお尋ねしますが、先ほど、先般の新華社放送についてお話があつたと思うのでありますが、責任ある当局の日本に対する正式な通告が受取れない、そこで政府はインドを通じ、あるいは日赤を通じ、あ……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/02/05、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 異議はありませんが、この機会に木村援護庁長官だけにごく簡単にお尋ねしたいと思いますが……。
【次の発言】 ただいまお述べになつたような動議が出ておりますので、ごく簡単に、引揚地舞鶴におきます援護施設に関する点のみについてお尋ねしたいと思います。  第一は、引揚げて参ります人たちに一審初めに接触されるのは、何と申しても援護庁の職員であります。従つて、この職員の言動というものが、終戦後七年間外地にあつた方々に対しては非常に鋭く響くのであります。そこで、援護庁長官として、現地に勤務せられる者に対しては、一応やはり指示も行つておると思いますが、私思いますのに、今度の引揚者を、単に長らくの間……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1953/02/18、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと京さんにお尋ねしますが、その手紙は援護局から参つたのですか。来た日付はいつになつておりましたか。
【次の発言】 一月ですか。
【次の発言】 それでは、ちよつと援護庁の長官にお尋ねいたします。速記録によつて申し上げますが、これは二月五日の本委員会におきまして、私が、アメリカ軍が従来の引揚げのときにこういうことをやつたがと言つたことに対して、こういうふうに言つておるのであります。私が従来のことを申し述べまして、その後に、「まさか日本国政府においてそういうようなことをやられるとは、今度の引揚げでは思いもいたしませんが、アメリカ軍当局の方から、それに類するような取調べをしたり、ある……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1953/03/02、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 二十四日の代表団からの十三号公電によりますと、特に国際結婚した妻や子の引揚げに関して、中共側の意向が明らかになつておるのでございます。すなわち、中国人の夫と結婚した日本人の妻は、希望するならば日本に帰つてもさしつかえない、日本人の夫と結婚した中国人の妻は、日本へ行きたくなければ中国にとどまつてもさしつかえない、これらの夫婦の子供たちで十六才以上の者は、自分の意思で日本に帰り、あるいは中国にとどまることが決定できる、十六才未満の子供たちは、そのいずれかは両親が相談してきめる、こういうように中共側の態度をきめております。これはまさに、法三章の精神にのつとつたところの、いわゆる社会常識で……

第15回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1953/03/04、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は、前回の本委員会におきます質疑で保留しておきました分を続行いたしまして、特に外務省、法務省の見解をただしたいと思うのであります。  十三号公電によりますと、留守家族の間で気づかわれておりました、特に国際結婚をいたしました妻や子供の引揚げ問題に関する中国側の意向が明らかになつたのであります。すなわち、これらはいずれも本人の意思を尊重する、子供におきましては、十六歳未満の場合には両親の意思、十六歳以上の者は本人の意思、こういうふうに中国側の意向が明らかになつております。これは、われわれといたしましても、非常に心配しておりました留守家族にとつてて、まことに大きな朗報であつたかと思うの……

第15回国会 厚生委員会 第4号(1952/12/08、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと次長にお伺いいたしますが、国立を地方に移譲しながら、なおかつ二十四ですか、国立が残存しているのであります。その理由として、病院の病院をつくる、こういうような御理念のように承つたのですが、そもそも病院の病院なんというものが、厚生省でできるとお考えになつておるかどうか、これをひとつ承りたい。なるほど、戦時中の陸軍東一とか、陸軍東三というものならば別です。ほかの病院は、衛生材料も入らない、レントゲンのフイルムも入らない、注射薬も入らない。そういう場合に、いわゆる陸海軍の病院は、陸海軍の圧力によつて、優秀な衛生関係の技術者を入れたし、また今言つたような衛生材料も軍の圧力で入れた。そ……

第15回国会 厚生委員会 第8号(1952/12/22、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 結核患者の米食率の問題で、さきに井上良二君から質問書が出ておるのであります。これに対しまして去る十一月二十八日内閣から回答が出ておりますが、その回答も増配をすることはできないというはなはだ単純な回答であります。――結核患者は従来特に加配を受けておりましたが、麦の統制撤廃後米食率が非常に悪くなつたということが今各病院で大きい問題になつております。ことにこの問題は、一つには下痢及び食欲不振を伴います結核、あるいは麦を混入することによるところの患者自身の問題、同時にそれをパン食にすることによるところの給食費の値上りの問題、この二つを含んでおるのでありますが、この点に関しまして、私はできま……

第15回国会 厚生委員会 第9号(1953/02/04、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 私も、大臣が本委員会に御出席になることははなはだ少いので、この機会に非常に大きな問題だけお尋ねしたいのであります。と申しますのは、厚生大臣として、同時に国務大臣としての山縣さんにお伺いしたい。この予算案にも出ておりまするが、戦傷病者戦没者遺族等援護法及びこれが軍人恩給の復活に関連した問題が出ておりまするが、この軍人恩給に関しましては、恩給法特例審議会から内閣に答申があつたのに基いたのでありまするが、こういうような内閣の諮問機関であり、同時に答申を出しておりまするものに、御存じの社会保障制度審議会というものもあるわけです。ことにこの方は早くできまして、すでに勧告を出し、督促までいたし……

第15回国会 厚生委員会 第11号(1953/02/06、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 私昨日引揚げの特別委員会がありまして欠席いたしましたので、あるいは質問が重複するかと存じます。本法案の全体的な趣旨に関しましては、目的のために手段を選ばないという点、ことに政治の倫理性という点から見まして、これは当然反対でありまするが、ただ提案になつておりますから、一応審議の過程におきまして、提案者に提案理由の中で二、三お尋ねしたいと思います。  第一点は、このハイアライ競技をもつて共同募金、赤十字等の社会事業と同じように社会福祉の増進をはかられるということでありますが、この目的が主でありますか、手段が主でありますか。従つて共同募金、日赤というようなものの資金造成のための何らかなる……

第15回国会 厚生委員会 第16号(1953/03/04、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、上程されました国民健康保険再建整備資金貸付法の一部を改正する法律案に対して賛意を表せんとするものでありますが、二、三の意見を申し上げたいと存じます。  第一の点は、現在の国民保険が先般来御論議されておりますように、一割五分の国庫負担が獲得できましてやや愁眉を開いたとも申し上げたいのでありますが、なおこれをもつてしてはわれわれはとうてい満足することはできないのでありましてこれをもつてしてもなおかつ大体全国平均いたしますと約半額の五割は患者の自己負担になつておるようなことであります。さらにそれを設置しておりまする保険者でありまする市町村におきましては、……

第15回国会 厚生委員会 第17号(1953/03/05、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 これは本論に入つてお尋ねするのですが、この日雇労働者健康保険法案が政府提案で出されましたことは、内容はともかくといたしまして、日雇、労働者に健康保険を提供しようというその政府の御着意並びに御熱意には、私は満腔の敬意と讃辞を表するのであります。おそらくこれは社会保障制度……。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 それでは本論に入ります。先ほど申しましたように、内容はともかくといたしましても、日雇い労働者に健康保険法を適用するこのお考えは、日本の社会保険制度からも、また大きく社会保障制度からも、一つの大きな前進をなさつておるという点では、政府の御着意なり、御熱意に非常に私は讃辞を呈……

第15回国会 厚生委員会 第19号(1953/03/10、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいま各権威であられる先生方のお考えを承つておつたのでありますが、直接学生を教育せられるお立場の先生方と、実地に診療に当つておられるお立場の先生方では、多少インターン制度に対する御見解も違うやに承つたのであります。そこで私は問題点を明らかにしたいと思います。ので、先に実地に学生を御教育なさつておられます戸田先生、三沢先生、阿部先生等にお伺いしたいのであります。先に申しておきますが、私は昭和の初めに医科大学のコースを終えた者でありますが、私はなはだ不勉強でありまして、ただいま戸田先生が、一向に勉強せぬやつも一緒にやつておればどこかからひつぱつてくれるというようなことを申されておりま……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/02/28、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 関連して国務大臣にお尋ねしますが、ただいまの長谷川委員の質問に関連いたしまして、昭和二十年でありましたが、国民義勇兵役法あるいは国民義勇隊令かと存じておりますが、国民義勇隊なる制度が設けられまして、それによりまして軍の要請によつて、出動したときに、軍属の地位が与えられておつたと思うのであります。八月六日、広島に原子爆弾が落されましたとき、たまたま広島の国民義勇隊におきましては、疎開作業に従事しておつたのでありますが、これらの隊員の戦死、戦傷、戦病に対しては、政府はいかに御処置をなさつておられますか、その点をお伺いいたします。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいまの受田君の質問に関連して外務当局にお尋ねしますが、マヌスからお帰りになつた方のお話を聞きましても、マヌスにおけるところの一般の給与、あるいは作業状況というようなものが、われわれが想像しておつた以上に苛酷であり、さらに患者発生状況から見ましても、今帰られた方が八年間のこの苦しみを棒大針小にすら表現することができぬほどひどいものであることがわかつて、われわれはむしろ唖然としたのでありますが、外務省当局にお尋ねいたしますが、こういうような実情は、従来から外務当局としては把握されておりましたかどうか、まずもつてそれをお尋ねしたい。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/06/22、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 そこでちよつと、今の受田さんと佐藤さんの質問に関連するのですが、政府は最初、生存者名簿で五万九千名、状況不明者一万七千名と踏んでおられた。そこで、今度帰つて参りました一万五千は、生存者名簿のうちの何名、状況不明者のうちの何名、さらにそのいずれともつかない、全然生存者とも状況不明者とも政府が考えていなかつた、この人も帰つて来たというのが大体どれくらいあるかということを次会にでも受田さんに対する御答弁のときに数字でお知らせ願いたいと思います。それから同時に、生存者名簿五万九千名とおつしやつておつたうちに、どれだけ死亡が確認できたか。これは今お話のように約半数ほどしか調査が集まつておらぬ……

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第10号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 議事進行に関して……。本委員会は海外同胞の引揚げ及び遺家族援護の委員会でございます。せつかく法務大臣もおいでになつておりますから、戦犯の問題に関連して、この機会に十分質問したいということはわかりますが、ただいま本会議も開かれておるのでありますし、特に巣鴨に入つてから後ということになつて来ますと、本委員会の所管ではないのではないか、むしろ法務委員会においてお尋ねになるべき問題じやないかと考えます。また中共及びソ連の方の引揚げの案件も残つておるかと思いますので、適当に議事をお進めになるようにお願いいたします。

第16回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 それに関連して、次長にお尋ねしますが、援護局へ参りましたときに、相当面会を制限しておるのです。ところが、先般横、浜ヘモンテンルパから帰つて参りましたときは、国民的の圧倒的な歓迎を受けておるわけなんですが、少しこの点にはなおしこりがあると思うのです。濠州政府から、このたびのマヌス引揚げに対して何か英雄的な迎え方みたようなものにしないようにという、少しアイロニカルな申入れがあつたということも、その間の事情を裏書きしておるのではないかと思う。それはそれとして、とにもかくにも、この間山下委員長はパル博士の言を引用されましたが、私もその通りに思うのでありまして、ここに戦犯はどうこうと言うので……

第16回国会 議院運営委員会 第38号(1953/10/26、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 原則は、外食券があつても、そういうまぎらわしいものは一切やめようということで、ただここに寝とまりしている議員があるのじやないかと思いますが、そういう特別な部類に関する限り、庶務小委員会でよく検討するということで、どうですか。

第16回国会 厚生委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 厚生年金保険法について少しお尋ねいたします。政府の方でこの厚生年金制度をこのたび一部改正されましたが、本法は戦時中の立法であり、本法を制定した当時と、社会的の背景が全然異なつておる関係上、すでに各方面から全面的改正の意見も出ておるのでありまするが、これらに対して政府はどういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 本法は大体労働者の福祉立法であることは間違いありませんが、ただいまの局長のお答えにも、改正案について非常な各方面の意見があつたということは、それはまつたく利害の相反した意見があつたと思います。それはいわゆる労働者側から出ている案と、資本家側から出ている案だと思うの……

第16回国会 厚生委員会 第12号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと局長にお尋ねいたします。国保の予算案で一割五分の給付の国庫補助ですが、これは昨年の十二月の国会における決議案にも医療給付の少くとも二割、こういうことになつておるのであります。われわれは医療給付費の少くとも二割を国庫負担、こういうふうに了解いたしておりまするが、ただいまの同僚滝井委員からの質問のように、必ずしも現在のやり方が医療給付の国庫負担でなしに、この二十九億何がしかを使つて、今申されたような官僚統制をやられるというようなにおいが多分にわれわれは感知できるのであります。局長の方ではそういうことはないとおつしやいますけれども、地方に行きますと、やはり多年物を言わせた権利でそ……

第16回国会 厚生委員会 第14号(1953/07/06、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいま上程になりました健康保険法の一部を改正する法律案外三件に対しまして、われわれ日本社会党は賛成するものでありますが、特に健康保険法及び厚生年金に対しては幾多の不満がありますので、その二、三を申し述べてみたいと思います。  健康保険法、厚生年金保険法、船員保険法等が、適用範囲の拡張、あるいは療養給付期間の延長、それに伴うところの廃疾認定時期の調整等のために一部改正案が出たのでありますが、われわれはかくのごとき一部の改正案でなしに、少くともこの法律にまつ向かから取組んで、法の目的とするところに、もう少し抜本的な改正を望むのであります。健康保険法におきましては、質疑の際にも申しまし……

第16回国会 厚生委員会 第15号(1953/07/07、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 昨日も杉山委員から御指摘があつたのでありますが、本改正案で、社会保障制度審議会長の有田八郎氏及び社会保険審議会長末高信氏両方から出ております答申案は、いずれも三者構成をうたつてあるわけでありますが、その答申案の精神は――おそらく御答弁では、審査委員のほかに利益代表者が二名入るということでお答えになると思うのでありますが、わざわざこの法には、審査会は三者構成を破つて、三名を公益のみにおいておやりになるという特に強い線を出されました。その根本的な考え方はどういうものですか。
【次の発言】 中途ですが、公益代表のみにして三者構成をやめられた根本趣旨はどういうところにあるかということを尋ね……

第16回国会 厚生委員会 第17号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 医師等の免許及び試験の特例に関する法律案ですが、大体この法律案の要旨はわかるのです。問題は、二回受けて二回だめならば、その人はもう受験の資格がないという点に一つ問題があろうかと思うのでありますが、二回というような基準をつくられた動機、あるいは今までの実績はどういうふうになつておるか、その辺のところをひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 二回受けて二回とも落ちたというのは、まだございませんか。
【次の発言】 この援護法並びに留守家族の法律、これは先般来非常に幾多の不満がわれわれにありまして一前委員会では青柳委員から、本日は中川委員から御質問がありまして、さらに堤委員から御……

第16回国会 厚生委員会 第18号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、遺憾ながら本案には賛意と表するわけには参りません。現行社会保険審査会の三者構成の民主的制度を、官製化するというようなことは根本的にその趣旨において逆行しておる思います。ただ、請求事案が累積いたしまして、審査が非常に遅延しておるという理由をもつてして、このような官製的な、逆行的な法案を出されたことは、その意図を了解するに苦しむのでありまして、このねらいは、おそらくや、現在各省がねらつておりますところの、官僚の姥捨山的な特別職のはけ口をここに求められたといつても、これは決して言い過ぎではないと思うのであります。なおこの制度が実施されますと、さらに現行の……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 直接日雇労働者健康保険法案に関連してはおらぬのですが、この機会にお尋ねしておきませんと、社会保険についてあとで質問する機会がないように思いますので、保険局長にお尋ねいたしますが、聞くところによりますと、先般北海道におきまして、保険医に対して大量の不当処分をなされたそうであります。私たちはこういう問題を聞くたびにはなはだにがにがしく思うのであります。社会保険が最近政府当局の努力により、また各政党間におきましても、この社会保障制度の確立という点を大きく取上げまして、ようやくにしてわが国の社会保障制度の中核として漸次伸びて参らんとする傾向であるやさき、何としても社会保険というものは、保険……

第16回国会 厚生委員会 第25号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 この歯科医師が死亡診断書を交付することが法的にできるできないというようなことは、従来の旧法の場合にはどうなつておりましたか。
【次の発言】 医務局長にお尋ねしますが、従来の法律ではこの辺のことが少し不明確でなかつたか、別にこういうような禁止条項はなかつたが、特にこれに対しては何ら条文をうたつてなかつた。診断書を出してもよろしいが、別にそれを出すことができるとも書いてない、出してはならないとも書いてなかつたというふうに了解しておりますが、どうでございますか。今の御説明のように占領政策の間にならないという禁止条項ができたのはわかりましたが……。

第16回国会 厚生委員会 第27号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、われわれ両派社会党提案の日雇労働者健康保険法に賛成いたし、政府提案の同名法案には反対せんとするものであります。  本法案に関しましては、先国会におきましても、わが党は法案提出の趣旨弁明をし、さらに討論をいたし、本国会におきましても、八木一男君より趣旨弁明をいたしましたので、本法案に関するところの内容等にはあえて触れません。しかしながら社会保険立法といたしましてこの両案を比較いたしますのに、適用範囲におきましても、あるいは給付の内容におきましても、どちらが真に社会保険立法としてすぐれておるかは、喋々申し上げるまでもなく一目瞭然であります。現に昨年の国……

第16回国会 厚生委員会 第28号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は先般、北海道に起りました保険医四十五名の大量不当処分に関してお尋ねしたのでありますが、その節には、久下局長より、なお詳細な報告を聞いておらないというような御答弁もありました。しかしこのように国会におきまして質問もあり、大きな問題になつておりますので、もうすでに保険局長においては当然十分に無査になつておるはずでありますので、その前提のもとに、先般お尋ねして、なお残つておる点をお尋ねいたしたいと思います。  この四十五名の大量処分が行われたということは、どう考えてみても納得できない。たまたま不在の三月十五日か何日かに北海道の全道の医師大会が開かれて、いわゆる暖房料の件に関して、道の……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/10/31、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は直接大臣の御答弁を願いますが、本委員会が昨年の十二月に発足いたしましてから大体一年、たまたまけさの新聞によりますと、中国からの引揚が、今次の第七次船で一応集団帰国というものは打切つて、あとは個別的な帰国になる、こういうふうに承知したのであります。そこで、われわれ、この委員会の任務にかんがみまして、従来帰つて来られました方の住宅問題あるいは就職問題、その他集団入植あるいは個別入植、そういうような開拓地に対する入植問題等がいかがになつたであろうかということを、われわれ委員会としては一応ここで再検討する時期に来ておると思うのであります。とかく、最初の引揚げのときには、非常にはなはだし……

第17回国会 厚生委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 第一の生活保護費に関してちよつと伺いますが、これの摘要に「冷害による増加」となつておりますが、これは冷害だけですか。水害、風水害はどうですか。
【次の発言】 すると災害の分は従来の既定予算内でまかなえるというお見通しでございますか。
【次の発言】 どうもその点私にはのみ込めぬのですが、災害に関しても当然増加があるはずである。冷害にあるならば当然災害にもある。災害の方で従来の既定予算をずいぶん食うから、あとからの冷害に対して当然生活保護が加わつて来るので足らぬからふやす。こういうふうに解釈すると、例外なしに冷災害ということになりますが、どうもその点もう一つわからぬのでありますが、ここ……

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第3号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は、ただいまの八木委員に引続きまして、昭和二十八年六月及び七月の大水害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律等の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。  以上であります。  今次の十三号台風によりまして、滋賀県、京都府、大阪府等におきましては、干拓地もしくは低地に非常に多量の水がたまりまして、これらはとうてい指定をもつてしては排水のできない地方であります。従つてこれらに対しましては、さきの堆積土砂等と同様に扱いまして、これの排水事業を全額国庫負担とせんとするものであります。  何とぞ御審議の上御可決あらんことをお願いいた……

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 先ほど次長から説明を受けましたが、十月六日に大蔵省からわれわれに配付された資料によると、被害報告額が二千七百八十二億、それを、大蔵省の方で、過去三箇年間の大体の実績平均によつて、査定見込額を二千十一億に踏まれた。それに対して、国費の所要額として、特別措置法による場合を、十三号台風を入れて、これだけは十月一日の調べですが、そういうものを加えて千七百九十九億、大体千八百億というものを、大蔵省が、被害総額の報告を受け、過去三箇年の実績に徴して特別措置法を適用したとしての国費の所要額として見られた、こういうようにわれわれは了解しておつたところが、その後の経過に従つて、この千七百九十九億が千……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 皆さん、長らくの間、ほんとうに筆舌に尽せない御苦労を重ねてお帰りになつたのでありますが、先般私も委員長その他同僚諸君にお供いたしまして皆様のお帰りを舞鶴にお迎えに参りました。そこで、皆様のお喜びのさ中において、なお残つておられる方々の帰還の問題に対して大会が開かれることに胸に迫るものがあつたのでありますが、実際にこの留守家族の御心境を思うと、なお生死が不明で、どこにいるのかわからない、文通もない、いつになつたら帰つて来るのかというような方々が非常にたくさんあるのでありまして、そういう方の気持をそんたくして二、三お尋ねをしてみたいと思います。  実は、日本政府の発表によりますと、昭和……

第18回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1953/12/09、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 島津、工藤御両氏は、中国と引続きソ連にお使いされまして、御大役を果されまして、まことに私ども国民としても感謝にたえないのであります。  そこで、一、二点お尋ねしたいのですが、島津社長が先般中国に行かれました場合と、今回ソビエトに行かれました場合、交渉する相手はどちらも同じく赤十字でありまするが、受けられました印象と申しますか、そういう点で、中国及びソビエトを比較されて、いかようにお考えになりますか。
【次の発言】 とかく、ソビエとのことになりますと、わが国においては、底ぎみ悪いと申しますか、さらに、せんさくするといいますか、ことさらに何らか悪意をもつて見たがる感じですべての問題に捜……

第18回国会 厚生委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 関連して。今国立予防衛生研究所の問題で自由党の青柳君から御質問がありました。私もまつたく同感であります。ただ少しく観点をかえて御質問をしてみたいと思います。青柳君も言われましたように、予研の設立の目的は現在の伝研とはまつたく設立の目的が違つております。従いましてその活動の部面が違うことは当然であります。また研究の内容が違うことも当然でありますが、新聞でほのかに知るところによりますと、行政機構改革で伝研の方に吸収併合されるということで、これらに関しましては私の質問するほこ先が違つておる、むしろ塚田国務大臣なり、あるいは内閣委員会等においてやるべきかと思うのでありますが、この際明らかに……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は、ただいまの本委員会の決議には、日本社会党を代表し満腔の賛意を表するのです。そこで、一応政府にお尋ねしてみたいのですが、この中国からの帰国の問題は何に主眼を置くか。これは、私はあくまでもやはり留守家族の心情になつて、留守家族のほんとうの身内の気持になつてものを考えなければならぬと思う。外務省の面子だとか、そんなことにこだわるべきではない。あくまでも留守家族の方々が一日千秋の思いで待つておられるその気持を体してのみ解決される。私はかように考えるのであります。そこで、この中国からの帰国の問題について、過ぐる一年前からの跡を振り返つてみますときに、外務省自身としても反省する余地が多分……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 議事進行について……。一昨日の本会議で、懸案の中国紅十字会代表の招請問題が全会一致をもつて本会議を通過したことは、まことに御同慶にたえないのであります。慣例によりますと、当然所管大臣より院議を尊重して何らかの発言があるものとわれわれ期待しておつたのでありますが、当日岡崎外務大臣は大臣席に着席しながら何らの意思表示もせずに退場したのは、はなはだ遺憾であり、まして、このわれわれの院議をどのように具現するかという当然の意思表示がなさるべきでありますが、これは対しては委員長はどのようにお考えになつておりますか、委員長の御所見を伺いたい。それによつてわれわれはきようの委員会の運営等を考えてみ……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 議事進行について。この引揚者の収容施設ですが、先般当委員会から派遣せられまして御視察を願つたと思いますから、まずその視察の結果を御報告していただいて、その結果かくかくとの御判断が出ると思いますから、これに基いて質疑をやつていただいたら、その方が順序として適切ではないかと思いますが、さようとりはからいを願いたいと思います。

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 関連して。そうすると、最初の表の中の、ある時期の生存資料のあるもので、資料年次を書いてあるところのソ連関係集計一万七百七十九、この中にはうしろの表の生存資料のうちの二千二百八から二千四百七十四というものも含んでいるのですか。同様に中国の分で計三万一千九百三十二の中には八千六十三というものも入つているのかどうですか。
【次の発言】 それでは直ねてお伺いいたしますが、この一万七百七十九と三万一千九百三十二という数の中には、あとの表の二千二百八ないし二千四百七十四、それから八千六十三というものが大体において入つているが、それ以外のものもあるということですか。

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 政務次官にお尋ねいたしますが、聞くところによりますと、今回の行政整理で厚生省は厚生省内部において機構の簡素化と申しますか、あるいは簡素化に名をかりての圧縮のようなことを御計画なさつておられるように思うのです。そこで私のお尋ねしたいのは、今の厚生省というものが独立した意義、昔内務省の中にささやかであつた厚生省が独立した意義、そういう意義から思いをいたしまして、今の厚生省の内部機構を見ておりますと、私は私なりにこういうふうに考えるのです。たとえば医務局、薬務局とかいうものがございますが、これは平面的な行政機構であると思うのです。いわばスタチックな行政機構、ところが環境衛生なんかつかさど……

第19回国会 厚生委員会 第3号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと委員長にお尋ねします。  きようは十時から参議院で本会議がありますが、大臣わざわざこちらに御出席願つたのでありますけれども、大臣の御予定はどういうようになつておりますか。
【次の発言】 三十分ぐらいでありますと、おそらく質問もほとんどできません。またほかにも通告者がありますから、私一人でもできませんが、しかしそのつもりでごく簡潔にお尋ねしたい。  今回大臣は、非常に問題になりました二十九年度の予算の編成さ中において、辞表をふところにして闘われました山縣前大臣のあとをお引受けになつたのですが、非常に事の多い、また事の非常にむずかしい厚生行政を御担当願う御労苦は、われわれ野党の……

第19回国会 厚生委員会 第10号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと関連して。今の四百六十億ですが、これは無審査を幾らに置いての額ですか。
【次の発言】 そうなりますと、二十万円になりますか、三十万円になりますか、無審査の額が引上げられるに従つて、この積立金が多くなると思うのですが、今高橋委員から簡易水道その他の衛生関係の、特に環境衛生等の関係にこれを補助事業のみでなく、単独事業についてもこういう簡易保険積立金を還元するということは、私も満腔の敬意を表し、賛意を表するのです。そこで特に高橋委員に次いでこれを要望いたしておきますが、現在簡易保険は、御承知のように本年度予算でも六億四千万円、実質的には四億円なのです。これはわが党の組みかえ案にお……

第19回国会 厚生委員会 第11号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと質問しておきますが、私のところにこんな陳情が来ております。傷病恩給受給者が戦時中公務により病を得て長い間療養生活を続けながら、未復員者給与法の適用者にはこのたびの法改正によつて医療給付が行われるのに、一方の傷病恩給受給者は医療の給付が行われないというようなことは、不公平ではないかという陳情であります。つまり傷病恩受給者で現在まで引続き療養を続けておる者についても、未復員者給与法の適用者と同様に医療の給付を受けられるよう、その際給付の一部を差引かれるわけでありますが、そういうような御考慮を願いたいということであります。これは審五療第三十八号という通達で、法第十八条に規定する者……

第19回国会 厚生委員会 第12号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 この日雇い労働者の健康保険に関しましては、過ぐる前々国会に本案が上程されましたときに、われわれ社会党といたしましては、本案のごとき名は日雇労働者健康保険法でありますが、その実は、はなはだしくその名にそぐわない本案に対しまして、反対いたしまして、両派社会党で共同修正案を出したのであります。その趣旨といたしましたところは、この日雇労働者健康保険法が給付の条件において、あるいは内容において、その他諸手当において、それらをつぶさに検討いたしますのに、真に社会保障の一環としての健康保険法の実を備えていないというところにあつたわけであります。しかもわれわれの修正案によります法案は、むしろ厚生省……

第19回国会 厚生委員会 第15号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ビキニ環礁で原子実験がりました際に、たまたま公海に出漁中の漁船が、その原子被害をこうむつて帰つた事件があります。この問題は、国際法上も、あるいは原子力管理の問題、あるいは原子兵器禁止の問題、あるいはその後国家補償の問題等、幾多の問題もありまして、外務委員会あるいは予算委員会、水産委員会で問題になつておりますが、私は衛生立法上、あるいは衛生行政上、あるいは原子医学上、あるいは患者の対策上、非常に重要な問題と思いますので、大臣にお尋ねしてみたいと思うのであります。ことに世界中ただ一つ原子力の被害をこうむつた日本人として、第一号、第二号、さらに今回の第三号の原子被害をこうりまして、世界の……

第19回国会 厚生委員会 第17号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は一昨日とりあえず本委員会においてビキニ環礁の問題に関しまして、衛生立法上、あるいは衛生行政上、あるいは医療対策上、あるいは患者の厚生対策というような面に対して緊急質問したのでありますが、その際にも、この患者の治療を進めるには、何としても、いかなる原子核分裂が行われたか、その放射能にはいかなる物質、いかなる量の放射能が含まれておるかというような点を早急に明らかにしなければ、これは当面患者の生命に及ぶ問題であるから、至急にこれを解明してほしい、同時にそれを解明することは、現在アメリカからMSAによつて受入れる兵器、弾薬、武器等においてもなおかつ秘密保持法のごときものを立法せんとする……

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 都築先生にお尋ねしたいのは、放射物質の内容が明かにならなくても、アメリカの方から治療法を十分に心得たお医者さんが来るんだから、それによつて適当な治療ができることになると思う、こういう意見も今一部にあるのですが、先生の新聞発表等を読みましても、最初にはいかなる核分裂をしたか、その正体を知るのが先決問題であると言われている。ただいま承りますと、それは月の世界ではなし、地球の上のどこか知つてる人間から教えていただかなくても十分やれるというお話でありますから、われわれもやや安堵したのでありますが、それはとにかく、最初に私の申しましたようにそれに対して十分に治療ができるであろう、こういう見解……

第19回国会 厚生委員会 第19号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 関連して……。岡委員が先の委員会から引続き数回このヒロポン禍に関する質問を展開しておるのですが、私もまつたく同感であります。今大臣の答弁によりますと、問題は漸次結論に参りまして、結局岡委員の言うごとく、わが国からヒロポン禍を一掃するにはどうすべきか、これに対して大臣は密売、密造の根源をつくにある、こういうところまで結論が来たと思う。従つてそれならば具体的に、実際的に密造、密売をどういうふうな方法でもつて根源をつくかという点であります。このヒロポン禍につきましては、今に始まつた問題ではないのであつて、これが社会問題として大きく取上げられて参りましてから、すでに久しいのであります。従い……

第19回国会 厚生委員会 第20号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私はビキニ環礁における第五福竜丸の被災事件について、いささか外務当局に質問したいのであります。要求いたしておりました外務大臣が、弾丸道路の視察のために十二時まで来られないとかいうことでありますが、外務省からはどなたが今おいでになつておられますか。
【次の発言】 それじやだめです。外務大臣か、少くとも政務次官、事務次官等を呼んでいただきたい。

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 今の岡君の質問に関連して少しお尋ねいたします。自由主義国の一環としてむしろ協力しなければならぬというような今のお言葉でありましたが、私は少くとも原爆に関しては、世界中で皮肉と申しますか、不幸と申しますか、第一、第二、第三の被害をこうむつた日本としては、原子力兵器を禁止するような措置を、世界各国に当然要求する権利もあると思うし、また同時に責任もあると思うのであります。きようの新聞を見ますると、チヤーチル英国首相はこういうものを禁止する意図はないかというような議員の質問に、こういう原子力というものは発見するのにも苦労したが、これをなくするのにもさらに困難を伴うということを、目に涙を浮べ……

第19回国会 厚生委員会 第40号(1954/04/22、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 最近京都におきまして国会議員が遺族大会に出席をいたしましたところ、退席を命ぜられたという非常なる不祥事件が発生いたしましたにつきましては、われわれ遺家族援護の問題に対して、従来より超党派的に、真に戦争による犠牲者に対して、われわれとしてできるだけのことをして来た厚生委員会として、かくのごとき事態の発生をまことに遺憾といたしますので、大臣から所感を伺い、あわせて各党の各位からも御意見が伺えるならば幸いと思います。  まず大臣に御質問したいと思うのでありますが、初めに事件の概要を四月十五日の毎日新聞が報道しておりますので、簡潔にそれを申さしていただきます。「十四日草葉厚相を迎えて京都円……

第19回国会 厚生委員会 第41号(1954/04/23、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 それでは具体的にひとつ伺います。たとえば駐留米軍が、皇居前広場において分列式等を行いたいという場合は、厚生大臣はどう処置されますか。
【次の発言】 それに関連してさらに保安隊、自衛隊がそこにおいて分列行進をするような場合はいかがでございますか。

第19回国会 厚生委員会 第42号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私はこの機会に水道行政に関して、少し厚生省の意見を聞いておきます。水道行政は御存じのように、排水道に関しては厚生省が主管しておりますが、一般水道に関しましては、なお古色蒼然たる法律によつて、従来内務省が主管しておりました関係上、現在でもなお建設省と厚生省でこれを所管しておるわけであります。これに関しましても前からこれの一元化を言つておるわけですが、聞くところによりますと、最近建設委員会でしかも議員立法で水道に対する立法措置が考えられておるやに聞き及ぶのであります。厚生当局はこれに対して何らか御相談にあずかられたのかどうか。御相談にあずかられたとするならば、建設省との所管関係等におい……

第19回国会 厚生委員会 第44号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 委員長にお願いしておきましたが、厚生関係でまだ審議すべき問題点が残つておる。一応大体法律案の審議は済んだと思いますが、最近問題になつておりまするヒロポン禍の問題等に関しては同僚岡議員から発言がございましたが、なおこの問題は最近特に大きく社会問題となつておりますので、これに対する当局の考え等をお尋ねしてみたい。さらに今問題になつております白い羽根募金等に関しても昨年相当問題を起しております。輸血銀行あるいは乾燥血液会社等の問題、そのほかビキニの水爆禍の患者のその後の処置の問題、あるいは生活保護面における医療扶助打切りの問題、あるいは健康保険の単価の問題、あるいは監査の問題、そういうよ……

第19回国会 厚生委員会 第45号(1954/05/13、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は、結論は最近各地で保存血液の血液銀行あるいは乾燥血漿を製造するところの乾燥血液会社のごときもの、あるいはその他各医療施設で直接患者に輸血する場合、こういうような血液を供給する機会が非常にふえて参つておりまするが、これに対するところの厚生省の何らかの法的な取締り、あるいはこれを規制する基準というものがとられる必要があるのではなかろうかという観点に立つてお尋ねするのですが、話を都内に限定いたしまして、現在東京都内で、業として血液を売つて、これによつて生活の全部ではありませんが、生活の資に供しておる者、こういう者は大体どれくらいの人間がおりますかお聞きしたい。

第19回国会 厚生委員会 第48号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は最近大きな社会問題になつておりますところの覚醒剤による、特にヒロポンによる幾多の犯罪事犯、特にこの覚醒剤が日本の青少年に及ぼしている害毒について、かつて中国は阿片によつて中国全体が虫ばまれておりましたが、今にして抜本的の対策を立てずんば、戦後の日本はヒロポンによつてくずれるということもあえて言い過ぎではなかろうかと思います。そういう意味におきまして当委員会におきましても、このヒロポン禍に関する論議は数回重ねられて来ております。これを立法的に、あるいは患者を収容するところの予算措置の問題、あるいは精神衛生の問題等からも論議されておりますが、それを通じて承ります厚生当局の考え方がは……

第19回国会 厚生委員会 第50号(1954/05/26、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 この水道の設置主体は府県を含めた自治体になつておりますが、かつて陸海軍等が陸海軍用に布設した水道が現在あるはずです。そういうものもおそらく無償貸付の形において、経営の主体は自治体だと思いますが、水道の施設そのものはいまだ国に残つているものかあると思います。こういう点の関係はいかがでございますか。
【次の発言】 たいへんけつこうです。事実そういう必要性に迫られている問題になるのであります。特に災害の場合に、経営主体は自治体でありましても、その施設そのものが国にある。従つて国のものに国が補助するということはどうにもできない。従つて災害があつても、拡張した分に関しては、これは自治体でやり……

第19回国会 厚生委員会 第51号(1954/05/27、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 水道によりまして伝染病が集団的に発生いたしますと、そのもたらす災禍が非常に大きいのでありまして、これは日本あるいはその他の諸外国においてもずいぶんと例があり、しかも水道の分布の地域によつてはつきりとこれが証明されるというような幾多の事例もあるのでありますが、この資料の「水道によつて集団的に発生、流行したと認められる伝染病調」というところを見ますと、従来は赤痢よりもチフス系統の疾患が比較的多かつたのであります。最近チフス系統の疾患はほとんど跡を絶つておるように思うのですが、この点はまことに御同慶の至りであります。問題は赤痢がやはり依然として非常に多いようですが、これの原因等について調……

第19回国会 厚生委員会 第54号(1954/06/01、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 保険局長にお尋ねいたしますが、私は昨年北海道で起りました保険医の監査に対して、保険局長にいろいろと申し上げたが、そのときに申したように、保険医の中に不正な人なしとは決して言わないのでありまして、多くの保険医の中には、やはりそういう事例のあることは、私は決して否定するものではありません。ただ問題は、そういうためにこれから大きく動いて行かなければならぬ日本の社会保険が、こういう事例のために歪曲されたり、あるいはそのために本来の保険者、被保険者及び担当医の三者が緊密な連携のもとにやつて行けなくなることのあるのをおそれて申し上げたのですが、聞くところによりますと、最近大阪でまたまたこういう……

第19回国会 厚生委員会 第57号(1954/08/11、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 問題になつております黄変米の配給の件でありますが、まず厚生大臣にお尋ねいたします。厚生大臣は先般、三月六日ですか、婦人議員が大臣に面会を求めたときも、あるいは昨日の参議院の委員会においても、現在の厚生省の基準では無害だと確信するというふうに御答弁になつておりますが、それには間違いございませんか。
【次の発言】 絶対無害だと確信すると言つておられるのですが、確信するとよほどの信念を持つてお答えになつておるようでありますが、それには厚生省の独自のお考えでなしに、あまねく学界の意見等も参酌せられまして、科学的根拠の上で絶対無害だということを確信されておりますかどうか、その点を結論的にお伺……

第19回国会 厚生委員会 第58号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 議事進行について。四人の先生のうちお二人済んだのですが、ずつと続けておやりとなりますか。それとも時間の関係で途中で休憩を設けますか、設けられないとすると、先生方に対する質問は休憩前のところで一段落つけて質問を設けられますか、質問は最後に一括しておやりになるようになりますか。
【次の発言】 この黄変米の配給基準の問題は、国民にとつてたいへん重大で、特に最近大きな社会問題とまでなつているようです。昨日私たち厚生委員会はこれを主として厚生委員会の分野の面で取上げたのですが、現在これを農林委員会及び決算委員会でも取上げており、農林委員会の面はこれをタイ国あるいはビルマ等から買いつけるときの……

第19回国会 厚生委員会 第59号(1954/08/13、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 長谷川君の質問に関連して。これは非常に大事なことで、患者諸君がすわり込みをやる以前の問題です。本年の四月三十日の朝日新聞の投書を読んでみます。「私たちの療友会員であつたTさんは、退所後半年もたたぬというのに、自分で縫つた白衣をまといさびしく死んで行つた。この方は十年以上も療養していた人で、長年闘病のかいあり、ようやくいま一歩というところまでこぎつけたのです。ところが待つていましたとばかりに、地方の社会福祉事務所から医療費の打切りが来た。理由は一定基準の治療に達したというのです。まだとうては社会復帰に自信のないTさんは、その後も自己負担で療養を続けていたが、滞納が重なるばかりなので仕……

第19回国会 厚生委員会 第60号(1954/10/01、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいま岡議員から資料の要求並びに質問がありましたが、きようわれわれは質問には入らない、従つてただいまの資料の提出は、これは委員長よりしかるべくおとりはからい願いたい。なおこの問題は非常に重大な問題でありますから、覆われわれがかりにこれを何日間に審議することになるか、これはともかくといたしまして、その期間中は当然大臣は、ことに休会中でもありますから、他の委員会等に御出席になるというようなことも数少いと思います。従つて手もすいておられると思いますので、おそらく委員会開催ごとに御出席願えるものとこちらは期待しておる、従つてそういう機会にいずれ理事会等にお諮りになつてしかるべくおとりはか……

第19回国会 厚生委員会 第61号(1954/10/02、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちようどお彼岸の中日の午後六時五十五分、第五福竜丸の無線長久保口愛吉さんが遂に逝去されました。この一報はひとしく八千五百万のわれわれ国民が、真に哀悼の痛恨やるかたなき感慨に打たれたのであります。私はこの問題に関しましてごく簡潔に政府にただしてみたいと思います。もとよりかような最悪な事態はだれしも希望するものではありませんが、草葉厚生大臣はこのような事態に陥るのではなかろうかと思つておられましたかどうか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 大臣の出席も遅れまして時間も余すところありませんし、同僚岡委員があとから御質問の予定でありますから、大臣も簡潔に要点だけをお答え願いたい。 ……

第19回国会 厚生委員会 第63号(1954/10/05、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 その前に議事進行について一言……。  この厖大な資料をわれわれいただきまして、とうていこれを全部精密に検討する時間的の余裕はなかなかないのであります。しかしながらその乏しき時間をさいて、われわれはできる限り検討をしておるつもりであります。というのは、この新医療費体系が現在、将来の日本の医療に非常に大きな影響を及ぼすことを、われわれは知つておるからであります。そういう意味において、われわれはこの審議を十分にしたいと思つておる。その意味で、冒頭にもでき得る限り大臣の出席を要求してあります。しかも大臣は、休会中でもあり他に委員会もありませんので、大臣にしてここに出席する意思あるならば出て……

第19回国会 厚生委員会 第64号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 よく統計を論ずるときにこういうことがいわれます。統計とはまことらしきごまかしを数字をもつて表わしたものなり、こういう一つのアイロニーがある。これは一つのアイロニーですが、大臣は今初めてお聞きになつたか知りませんが、どういうふうに御解釈されますか。まずそれから伺いたい。
【次の発言】 実は大臣にお尋ねしたのは、こういうことなんです。統計というものはそれほどむずかしいものである。ところが今大臣もおつしやつた通り、従来の日本の行政には統計が欠如しておる。これが非常な欠陥とされておつた。ところが今大臣の言われるように、漸次統計というものが日本の行政の基礎になつて来ておることは事実であります……

第19回国会 厚生委員会 第65号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 議事進行について……。われわれは十月一日以来新医療費体系を審議しておることは委員長御存じだと思う。この新医療費体系について厚生大臣はこれを医薬分業とは可分のものだと言つております。これは少しおかしい。きのうの私の質問でも、この新医療費体系を医薬分業の手段方法としてやる。医薬分業が目的であつて目的に到達するものが可分であるというような論理は不幸にして私の論理的な推理からは出て参らぬのであります。かりに百歩譲つて厚生大臣の言う通り可分であるとしても、とにかくそれならそれで新医療費体系というものをわれわれは今論じておる。その意味において参考人をお呼びして御意見を聞く。そこで参考人の方に御……

第19回国会 厚生委員会 第66号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと委員長にお願いいたします。昨日と本日と参考人をお招きいたしまして、われわれはこの新医療費体系について各角度がらこれに対する問題点をお聞かせ願つた。われわれ委員といたしましては、日本の医療を大きく変革せんとするこの新医療費体系に対しては、参考人をお呼びしたときにも虚心坦懐に意見を聞いて参つたつもりであります。また今後これを実施せんとするその衝に当つている厚生省当局としても、この声は十分肝に銘じてよく検討しなければならぬ。しかるにもかかわりませず、昨日本日と二回にわたりまして厚生当局がここに顔を見せておりません。これは別に顔を見せぬからどうこうというのではございません。われわれ……

第19回国会 厚生委員会 第67号(1954/10/09、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ちよつと関連して。きようはたいへん重大なことを承りました。私に先般の委員会で大臣にこの現在の一点単価が構成されておるものは、分子の方は二十四年九月の医療経費に関する実績調査を二十七年一月現在の物価賃金指数にスライドしたもの、さらに一般家計調査の報告二割増、さらに税、こういうものを加えたもの、それを分母の一箇月稼動点数平均四千九百点で割つたものである。その四千九百点の分母はかりにコンスタント――かわらざるものとして、分子の方は私はいろいろ例を引きましたが、物価住民金指数が上昇しておるのだから当然原則論的にはかわらなければならぬが、これもどうかと言つたところ、大臣は非常に奇妙な答弁をさ……

第19回国会 厚生委員会 第68号(1954/10/11、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 最初に医務局長にお尋ねして、あとで保険局長にお尋ねいたします。あとの質問者が大分残つておりますし、委員会も大分日を重ねましたので、ごく簡単にお答えを願いたい。医務局長はこの統計から出て来た数字でそう大した変動がなかろう、数字に非常に自信を持つておられるようでありますが、このサンプリング抽出法あるいはサンプリングによつて出て来た数字をこういうような統計に載せて来るまでの間の計数の方法において、誤差率その他等から考えて、この数字は正しいものであるということが断言し得られますかどうか、結論的に簡単にお答えを願いたい。
【次の発言】 今のお考え、よくわかります。これは確かにこの医療のごとき……

第19回国会 厚生委員会 第69号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 関連ですが、それでは厚生大臣は、本日そういうようなある特殊の病院の払下げ等に関する委員会が今どこかで開かれておるのを御存じですか。
【次の発言】 あなたは努力すると言つておられるが、今この本院の中で炭鉱病院の払下げに関する件というのが議題になつて、ほかの委員会でちやんとやつておられるのを厚生大臣は全然御存じないでしよう。そういうことで全然努力しておられない。現に今、炭鉱病院の払下げに関する件という議題になつてきようはやつておるのです。そういうふうに、あつちこつちで支離滅裂になつてやつておる。
【次の発言】 そこでこの問題に関連して大臣に伺いますが、たとえばよく新聞の医薬品の広告に、……

第19回国会 厚生委員会 第70号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 緒方さんは十一時までというお約束でありますので、一点だけごく簡単にお尋ねいたします。  この厖大な新医療費体系は、厚生省の説明では、これを手段、方法にして医薬分業に持つて行きたい、こういうことであります。ただいま緒方さんも、非常に慎重に検討したいと、非常に率直な御答弁を得て意のあるところはよくわかりました。そこで一点だけお尋ねいたしますが、その慎重ということは、こういう国民の保健、医療に関して非常に重要な問題は、閣議了解とか閣議決定とかむずかしいことはともかくとして、一応閣議においても十分意見をまとめ、各方面の意見も聞き、そうして態度をきめる、こういうような御意図のように慎重という……

第19回国会 厚生委員会 第72号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私はごく簡単に大臣にお尋ねします。先般新医療費体系が出て参りましたときにも質問しましたが、あの新医療費体系は、結局百五十五の病院と、二百十七の診療所から抽出された結果出て参つたのですが、その当時はどちらにおきましても経営が赤字であつたということであります。これは大臣も認めておる。先ほど来滝井君も質問をしておりましたが、これは支払いの方法をかえるのであつて、また別途考えなければならぬ。別途考えなければならぬのは、おそらく単価の問題等もその一つであろう、今医務局長はそういうふうに答えた。そういう御答弁があつたのです。従つて今度この新医療費体系を翻訳した社会保険の報酬点数表を中央社会保険……

第19回国会 厚生委員会 第73号(1954/11/20、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 この問題は大事でありますから関連して伺いたい。そこで特にということでありますから今の薬務局長の意味深長な答弁で大体わかりましたが、厚生省においてはその特にを何らか省令あるいはその他の措置において、こういうの場合には特にであつて、こういうの場合には特にでないというようなことを明確にするような措置をおとりになる意思がありますかどうですか、この点大事なことでありますから伺つておきます。
【次の発言】 関連して……。今の局長の御答弁は非常におかしい。夜間のそういうような初診料、再診料は認めない、新医療費体系の初診料、再診料にそういうものを含めて提案されておるというならば、新医費体系の数字の……

第19回国会 厚生委員会 第74号(1954/11/25、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 黄変米の問題は八月でしたか、委員会を開きまして厚生当局の態度等を聞いたのでありますが、最近新聞を読みますと、白い黄変米は無害であるとか、つき直せば配給できるとかいうような記事が出ておりまして、これは必ずしも厚生当局の意図を正確に伝えておらぬ、また全国民一般の生活の問題ですから、波及するところが大きいと思いますので、きょうは幸い環境衛生部長もお越しになっておりますから、その辺のところを確かめてみたいと思います。  十月の二十六日参議院の厚生委員会で環境衛生部長は、白い黄変米は化学試験では毒性を認めていない。それから顕微鏡検査を行ったが、菌の付着は表面的で内部に変化は与えていない。それ……

第21回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 この際動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いずに、園田直君を委員長に推薦いたしたいと思います。

第21回国会 厚生委員会 第1号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は冒頭に新大臣に御祝詞を申し述べたい。と申しますのは、われわれの尊敬しておりました後藤新平氏の女婿であられる鶴見さんが厚生大臣になられた。後藤さんの伝記を読んでみても、いかに卓越された政治家だつたかということもわかりますが、とりわけ厚生行政に関して、当時においてすでに先見の明を持つておられたことを、今もつてわれわれは見出す。そういう意味において鶴見さんがこの難局の、ことにデフレ政策のしわ寄せが来ておる厚生行政に当られることは、さだめし大臣においても本懐でありましようが、地下に眠られる岳父もさぞかし御満足のことであろう、そういう意味で、今後私は大臣に御奮闘を願いたいと思つております……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいま、先般の理事会の決定に従いまして、ソ連より帰還の方を参考人としてお呼びして実情を伺うことになったのでありますが、なお、われわれがソ連に人道的問題としてすみやかなる帰還を要求すると同時に、われわれもまた日本になお放置されておりまする中国人の遺骨、これはなお三分の二ぐらい残っておりますが、すみやかにこれを中国側に送り返す、これまた人道的問題として積極的に解決しなければならぬ問題でありまして、それに対しても、今委員長の言われるように、参考人を呼んでいただくことにきまりました。私はまことに喜びにたえません。同時に、日本人でなおビルマに残っておる遺骨の引き揚げの問題が最近問題になって……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 未帰還公務員は恩給法によって若干停止がされておるわけでありますが、結局そのために普通恩給を受領できる留守家族の範囲が極度に圧縮せられておる、わずかに百数十名の留守家族だけが恩恵に浴しておる、こういう現状のように聞いておりますが、これは政府の方で若年停止の規定を除外する考えがあるか。傷痕者の場合には若年停止の規定が除外されておりますが、それと同様本人に稼働能力というものがないから、そういう規定を除外するというふうに改正される御意思が政府当局の方にありますか。その点を伺っておきたい。
【次の発言】 きょうは恩給局は来ておらぬですね。

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 従来、山岡から在華同胞の引き揚げのときにはいわゆる三団体というものがこの受け入れの衝に当ったのでありますが、ソビエトにおける抑留戦犯の場合には日本赤十字社が主になって、いずれも直接に政府が政府の責任において担当されたのではなかったのであります。鳩山内閣になりましてから、今後は積極的に政府の方でこういう引き揚げ問題等の衝に当りたいというような御発表があったように記憶しておりますが、なおソビエトのみならず中国にも同胞が残っておるのは事実であると思います。これの引き揚げに関して、この受け入れは、やはり従来のように民間団体におまかせになるのか、政府の責任においておやりになるのか、どちらであ……

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第9号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 在外公館等借入金整理準備審査会法の一部を改正する法律案、これは私は趣旨において別に何ら異存はありませんが、これを政府提案でなしに議員提案でなされた御趣旨を一つ提案者から伺いたい。
【次の発言】 提案者にお聞きするよりも政府にお聞きした方がいいと思いますが、ついでに提案者から聞くことになると思いますが、この配付された資料で、二枚目の方に、「なお引揚者の税関に預けた書類が、その後解除になり返環されて参りました中に、未請求の借入金関係の書類が多数含まれていること等確認未請求のものが現在相当数ありますので」云々となっておりますが、引揚者が税関に預けたというのはどこの税関ですか。

第22回国会 社会労働委員会 第44号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 大橋前法務総裁からお話がありましたが、私思うのですが、なるほど世の中は社会秩序を維持する上において、やはり刑事罰というものは必要だ、刑法は確かに必要だ。しかし、刑法そのものは善か悪か、これを哲学的に考えてくると、私は刑法というものは、どんな場合でも悪だと思う。ただ社会秩序を維持するための必要悪だ、かように解釈している。そこで、今提案者にお尋ねしたいのですが、その処方せん不発行問題に対する行政処分なり刑事罰という問題についてでありますが、根本的に医師の任務は何か、こう考えると、やはり国民あるいは人類の健康の保持、増進、確保、こういうところに任務があると思う。従って、そういう医師本来の……

第22回国会 社会労働委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 関連して一点だけ。今大橋委員が質問しましたのは、非常に大事なことです。そこで、この医薬分業の問題は、昭和二十六年に大体の方針がきまっているわけです。だから、大橋委員は三十年度のことを言っているのではない、過去においてどのような努力をしたかということを聞いているのです。現に二十六年、七年、八年と、厚生省は何もしておらぬことは事実だ。厚生大臣もそう言われた。これは新医療費体系の額の上の計算だけではなくて、そういう一般修整も何も、遺憾ながらやっておりませんと、率直にお答えになったらいい。これから後のことを言っているのではない。暑いさなかですから、議員の言ったことは、あなたはよくそしゃくし……

第22回国会 予算委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 私は社会党を代表いたしまして、主として原水爆の問題、綱紀粛正の問題、地方財政の問題、社会保障の問題等について、鳩山総理以下関係各大臣にお尋ねをいたしたいのですが、その前に、昨日北富士の演習地の射撃の問題で現地に行ってこられた調達庁長官にお尋ねいたします。  この問題は、本日も参議院の本会議において、話し合いができた、こういうような御答弁でありましたが、話し合いができたということは、細部の協定、あるいは調整等については後日に譲るとしても、一応射撃は中止する、こういうように解釈してよろしゅうございますか。その点のはっきりした御言明が参議院でなかったように思いまするが、この点を確認いたし……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 議事進行について。(発言する者多し)ただいま小野君、松野君、さらに足鹿君が、今日当面の急務であります米価の問題を政府にただしました。委員諸君もお聞きの通り、政府からはいまだに確固たる責任ある答弁が全然行われておりません。(「その通り」)国民の食糧として、あるいは集荷に、あるいは配給に、最も重大な関係のある米価の問題が、しかも本年から新たに予約買付制度を行われるというのです。しかもこの予約買付制度の成否は一にかかって米価の決定にありと、言われておる。この米価の問題は今日この責任のない答弁のていたらくでありまして、われわれはこのような政府の無責任なる態度では、予算委員会を継続して審議す……

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1955/12/12、27期、日本社会党)

○柳田委員 時間がありませんから、簡単に申します。戦傷病者戦没者遺族等援護法の第十七条による更生医療の給付と、同法の第二十一条による補装具の支給について、私は京都府の例を持ってきたのですが、これはおそらく各地とも同じじゃないかと思いますけれども、政府からの委託費が非常に不足しておって、せっかく私たちが戦傷病者戦没者遺族等援護法を改正いたしましても、この恩典が実際に受けられておらぬという実情を聞いておるのであります。これに対して、政府はどういうふうに御認識になり、またそれに基いて、どういうふうにこの法の精神を実際に生かしていこうとお考えになっておるか、簡単でけっこうですから、お答えを願いたいと思……

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○柳田委員 私は日本社会党を代表いたしまして、主として文部行政、文教政策についてお伺いをいたします。  過ぐる自由民主党の一般政策を拝見いたしますと、その冒頭に、国民道儀の確立と教育の改革という点を打ち出しております。これは文部大臣が就任直後、新聞記者に語られたところによりますと、この問題は実は水田政調会長と相談して、一番冒頭に持ってきたのである、こういうようなことを発表しておられたところを見ますと、よほどの重点をここに置いておられると思うのであります。問題はその国民道儀の確立という点でありますが、国民道儀を確立するという前に、国民道儀というものは一体どういうものであるか、どういうふうにお考え……

第24回国会 社会労働委員会 第33号(1956/04/07、27期、日本社会党)

○柳田委員 それならばお尋ねしますが、この委員会の冒頭に委員長は衆議院規則によって予算の修正を伴うから、関係大臣のこれに対する意見を求めるとわざわざ言っているじゃないですか。なぜそういうことを言ったのですか。あなたはきょう委員会の冒頭に衆議院規則によって厚生大臣にわざわざ意見を述べさせておるでしょう。それによって大臣は善処すると言ったでしょう。なぜそういうことを言うんですか。もしも今の藤本君の答弁のごとくならば、なぜあなたはわざわざこの委員会の冒頭において……。
【次の発言】 その委員長の取り計らいによって、厚生大臣は善処しますと言っている。だから提案者と政府とが表裏一体となって、それについて……

第24回国会 予算委員会 第1号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○柳田委員 私はただいま上程になっております予算案に関して、社会党として重要な点二点を政府にただして確認をしておきたいと思います。  そもそも国の財政、経済、国民生活を左右するような予算案は、当然慎重に十分な時日をとって、十分な審議をしなければならぬことは当然でございます。財政法には、次年度予算案は前年の十二月中にこれを提出することを通例とすると明記されております。また国会法によりましても、国会の通常会はこれを十二月に開き、会期を百五十日、こういうふうにきめておることも、この重要な予算案との関連においてなされておることは当然でございます。しかるに三十一年度予算案に関しましては、これが国会に提案……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○柳田委員 私は社会党の立場から先般のこの予算委員会の審議を見ておりますと、国の経済にもあるいは物価体系にも国民の生活にも非常に重大な関係のある国鉄運賃の問題に対して、どうも政府閣僚の答弁が一致しておらぬように思うのです。ましてや担当大臣である吉野運輸大臣の答弁のごときは何か奥歯にもののはさまったような言い方をしておるのです。そこで私は端的にお尋ねしますが、三十一会計年度においては国鉄運賃は絶対に値上げをいたしませんという言明をここでなさいますか。その言明はできませんか。どちらか結論だけを一つ聞きたいのです。
【次の発言】 私は従来の予算委員会におけるあなたの発言は全部速記録を持ってきておりま……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○柳田委員 ただいま松野君は、現行憲法の採決に際して社会党が━━━━かのごとき言辞を弄されました。今も成田君が言うごとく、審議の過程においては、よりよき憲法を作るがために修正を出しましたが、これが一たん否決されましたから、社会党は……。
【次の発言】 社会党は全員一致、社会党は満場一致現行憲法に賛成した。それに━━━━とは何事ですか。もしその事実があれば具体的にお示し下さい。お示しなかったら、あなたの発言を訂正しなさい。取り消ししなさい。氏名を明らかにして――社会党はだれが━━━━━━社会党は全員一致現行憲法に賛成したじゃないか。取り消しなさい。

第26回国会 文教委員会 第15号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○柳田委員 時間も大へんおそくなりましたし、川崎、辻原、佐藤の各同僚諸君から聞くべき点は大体尽しましたので、あまりないと思うのですが、私は一つ観点を変えまして伺いたいと思います。  今までの議論はすべて大正十四年に財団法人大日本相撲協会という公益法人ができた、それに関連して公益法人としての相撲協会のあり方を追及したわけです。ところがよく調べてみると、公益法人になったのも、元は当時の摂政官のちょうど御誕生日に御下賜金をいただいて、それで賜盃とした。その上の字がないのはどうもおかしいのですが、賜盃ということにしておやりになったが、それと平仄を合すための財団法人であったというふうにわれわれも理解して……

第26回国会 予算委員会 第2号(1957/02/07、27期、日本社会党)

○柳田委員 この際議事進行について発言をお許し願いたいと思います。  ただいま大蔵大臣から、三十二年度予算案の御説明がございました。本来財政法によりましても、予算案は、その前年の十二月中にこれを出すことになっておることは大蔵大臣御存じの通りであります。ところがこの予算案が、与党内部のはなはだ複雑なる党内事情等を反映いたしまして、さらにまた政府の不手ぎわ等もそれに加わりまして、非常に提出が遅延されまして、遂に一月中にはこれを提出することができなかった。二月に入ってから提出されたということは、最近の国会においては見られぬことです。私たち社会党といたしましても、予算案審議には非常に協力いたします。協……

第26回国会 予算委員会 第4号(1957/02/09、27期、日本社会党)

○柳田委員 議事進行について。ただいま予算問答を聞いておりましても、一応利子を計上するからにはやはり元本の目安がなければならぬ。腰だめなら腰だめとはっきりおっしゃればいいのをつまみ金、そんなものはあるわけはない。実際腰だめなら一応予備費でちゃんと組むこともできる。一応款項目をはっきりした以上は、利子が十億円ならば十億円の一応目安がある。目安はあるけれども、今後厚生省において在外資産の問題をさらに検討した結果、多少の変更もあるかもしれぬというのならわれわれは了承するのです。それがまだそこまできまっておらぬ――われわれは何ら無理を要求しているのではない。ただ何でも了承しろ、ただごまかしてほおかぶり……

第26回国会 予算委員会 第6号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○柳田委員 去る一昨日の予算委員会第三分科会でわが党の井上、横路両君から井出農林大臣に三十年度、三十一年度の食管会計の赤字の問題について質問いたしましたところ、井出農林大臣は十三日には三十年度赤字三十四億、三十一年度赤字百六十一億は、三十二年度の補正予算において一般会計から繰り入れる、こういう御答弁をされたのであります。  そこで、わが党はさっそくに政府に申し入れをいたしました。その要旨は、三十二年度本予算審議中に補正予算提出を既定の事実とするようなことは、本予算審議を無視するもはなはだしい。補正予算提出が予定されておる以上は、政府は直ちに三十二年度本予算の編成がえをすべきではないか。第二は食……

第26回国会 予算委員会 第17号(1957/03/09、27期、日本社会党)

○柳田委員 私は日本社会党を代表いたしまして昭和三十二年度一般会計及び特別会計予算について反対の意を表明し、わが党のこれに対する基本的態度を明らかにいたしたいと思うのであります。反対の理由は次の通りであります。  第一の理由は、本予算及び財政投融資計画が、内外経済の見通しから見てインフレ要因を包蔵し、今後の経済の趨勢と合致しない、いな、むしろ逆行するのではないかということであります。すなわち政府は二千億の自然増収を前提に、これを一千億の減税と一千億の積極政策に分けて打ち出そうとしておりますが、この自然増収はあくまで三十二年度経済計画を基礎に、世界の好景気がなお続いて、輸入三十二億ドル、輸出二十……

第26回国会 予算委員会 第21号(1957/04/22、27期、日本社会党)

○柳田委員 議事進行について。ただいま吉田委員から指摘しましたように、国庫債務負担行為になるところの基礎資料が、なお本委員会に明確にされておりませんので、明日再開するまでに詳細出していただきまして、それによってわれわれはさらに慎重に検討したいと思うので、本日は吉田委員の質問はこの程度で一たん保留いたしまして、明日さらにその資料に基いて続行するようにお取り計らいを、委員長においてお願いいたします。

第28回国会 運輸委員会 第22号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○柳田委員 私は簡単です。運輸大臣にこの際お伺いするのですが、先般衆議院、参議院それぞれ日ソ通商協定を承認いたしまして、近く両国の間で通商協定に対するいろいろの細目の取りきめが行われるのでありまするが、当然ナホトカ―日本間の定期航路は日本海側の港及びナホトカ間というふうにわれわれは理解しておったのでありまするが、最近の伝える空気では、指定を受けた山下汽船、川崎汽船、飯野海運の三社においては、日本海の港ではなしに、いわゆる瀬戸内及び太平洋側の港とナホトカとの間に定期航路を作りたいというふうに伝え聞くのですが、この間の事情はどうなっておりますか、運輸大臣から伺いたい。

第28回国会 予算委員会 第1号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○柳田委員 これから予算案の審議に入るのでありますが、審議に入る前に、委員長を通じて一つ内閣に要請しておきたいことがあります。と申しますのは、予算案は、申すまでもなく内閣の連帯責任で出してきておる。従って、この審議に当りましては、われわれは内閣の構成分子である閣僚諸公から尋ねたいことを真剣にただしておる。ところが従来の経過から見ますと、往々にして閣僚諸公が責任ある答弁を回避して、いたずらに属僚に答弁をゆだねられる傾向が多分にあると思う。はなはだしきは、野党の代表が質問しておる最中に、政府委員である者が大臣の横にきて耳打ちしており、大臣はこちらの質問を何も聞いていない、うわのそらでしきりに答弁の……

第28回国会 予算委員会 第2号(1958/02/07、27期、日本社会党)

○柳田委員 ただいまわが党の成田君が質問したのは、歳出の方は、これは政党内閣の予算編成の過程でありますから、あるいはその後の折衝によってふえることもあるでしょう。歳入は、大蔵省が科学的な積算の根拠によって、しかも歳入というものは、国民の血税でありますから、その血税を積算の根拠によってはっきり出されたものは、これは当然責任あるものを出さなければならぬ。ところが、自転車税、荷車税等において五十億ほど歳入の方に穴があきますので、それの操作をするために、それではどこどこから歳入を持ってこなければならぬということで、せっかく大蔵省が責任を持って科学的積算の根拠で出された歳入を、一晩のうちに操作して、それ……

第28回国会 予算委員会 第4号(1958/02/10、27期、日本社会党)

○柳田委員 ただいま承わりますと、堀木厚生大臣並びに津島国務大臣御病気の由でありまして、まことにお気の毒であります。国政掌理の重大な任に当られますから、御加餐の上、すみやかに御回復を祈っておりまするが、しかしながら考えてみますと、このように予算委員会におきまして代表質問のさなかに、最も重要な大臣が御病気で倒られることはまことに遺憾であります。元来が御老体の多い内閣でありますので、中には御病人の出ることもあるかもしれません。先般来のこの委員会の質疑応答を聞いておりますと、まことに政府におきましては、一言にしていえばだらしがない。これは今日の世論なんです。だらしがない。内閣に統一と緊張がない。だか……

第28回国会 予算委員会 第5号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○柳田委員 本予算案が提出されましてから、閣僚諸公も精励恪勤、熱心にわれわれの質疑に応答されたことに対しては深く敬意を表するものであります。またわれわれも国民の負託を受けておりますがゆえに、この予算委員会を通じて国民の生活に最も直接関係のある予算案を克明に分析して、その審議を通じて国民諸君に予算案の国民生活に及ぼす影響を訴えたいと思っております。従いましてこの予算委員会におきまして総括質問をやっておる間は、従来の慣例からいたしましても、閣僚諸公は予算が内閣全体の責任で出されておる以上は、全部出席されることが当然であります。しかしながら、われわれも他の委員会の審議の進捗もありますので、あとう限り……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○柳田委員 今成田君も言われましたように、あなた方はこれをバンク同士の取りきめだと言う、われわれはこれを保証と見ているのです。この仮訳の十三、アシュアランスをあなた方は確証と訳している。われわれは保証と訳している。保証となるとまた問題になるので、なかなか深謀遠慮に確証と訳しておられますが、「本取極第三正項の規定に従って米国商業銀行との取極を成立させる前提条件として、貴行は、当行に対し、」貴行というのは日銀です、当行というのはアメリカの輸出入銀行です、「(a)日本政府大蔵省が、貴行が本取極を締結することを是認し、且つ貴行が本取極に規定する債務を引受けることを認可せることを証した当行を満足させるに……

第28回国会 予算委員会 第11号(1958/02/22、27期、日本社会党)

○柳田委員 先ほど法制局長官は、国会法百四条でもって院はハウスだと言うが、百四条はハウスだけじゃない。各議院の委員会も入っておる。「各議院又は各議院の委員会から審査又は調査のため、内閣、官公署その他に対し、必要な報告又は記録の提出を求めたときは、その求めに応じなければならない。」、ここにはっきり出ている。だから、私は委員会としてただいま横路委員の要求しました資料を全部出されることを要求いたします。法制局長官は法律の解釈だけだ。私は委員長に要求している。あなたはそんなところに手を出す必要はないのだ。私は法律の解釈に基いて国会法に基いて委員長に要求している。あなたは勝手に手を出して何ですか。あなた……

第28回国会 予算委員会 第16号(1958/03/03、27期、日本社会党)

○柳田委員 われわれ社会党はすでに多数の同志を立てまして、三十三年度予算案を中心として、与党と野党の政策の対立点を明らかにいたしました。おそらく国民諸君は、われわれのこの論戦の過程を通じて、われわれ社会党の主張により多くの共鳴を得たことと思うのでありますけれども、なおまだ明確になっておらぬ点も多少ありますので、私は最後の締めくくりの意味で質問したいと思います。  私ずっとこの委員会の質問を聞いておりますと、どうも閣僚諸公が、ただ何かあげ足をとられぬためにきゅうきゅうとした答弁をしておる。やはり国会を通じて国民の前に政府の施策を堂々と自信を持って明らかにする気魄が欠けておると思う、私の診断すると……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/02/14、28期、日本社会党)

○柳田委員 私はきのうの今澄委員の質疑応答を聞いておりましたところ、岸総理を初め永野運輸大臣その他閣僚諸公の答弁がふまじめというか、免れて恥なきたぐいというか、このように賠償というような国家の背景で、国民の血税をもって支払うべき、しかもこれが国民に疑惑を持たれているような問題に対して、もう少し真剣な答弁を望みたいのであります。単に国会をどうにか乗り切る、社会党の鋭鋒をともかくかわすというような態度であってはならぬと思うのであります。今日までに戦後ではないといわれておりますが、なおちまたにはたくさん失業者もあり、多くの戦争の犠牲者もある。しかも、岸さんには痛い言葉でありますけれども、戦争の責任者……

第33回国会 議院運営委員会 第1号(1959/10/26、28期、日本社会党)

○柳田委員 与党が最初やられるということですが、われわれの方は、この前理事会でも主張したと思うのですが、委員長にかわる書記長を立てて、総括的な外交問題、防衛問題、あるいは災害対策、あるいは経済の見通し等、広範にわたり書記長がやるのですから、あなたの方がどうしてもしゃにむに譲れないというならともかく、野党に第一陣を譲るくらいの雅量を示していただきたい。
【次の発言】 聞くところによると、自民党の第一陣として出られる方は、災害対策に関してのみの質問をする、こういうふうに承っているのですが、どうですか。
【次の発言】 それは間違いありませんか。どなたがやるのですか。

第33回国会 議院運営委員会 第5号(1959/11/10、28期、日本社会党)

○柳田委員 ただいま池田君から御発言がありましたが、この法案のごとき前国会で審議未了になった法案を、しかもこの短期の臨時国会に、災害あるいはベトナム賠償等、なお審議すべき幾多の案件のある国会に出してこなければならない理由というものが、私はこれを発見するのに苦しむのであります。その意味において、池田君のただいまの議論はまことに筋が通っていると存じます。なお、わが党といたしましては、それにもかかわらず多数をもってこういう法案を出してこられるという限りにおいては、当然これは本会議において趣旨説明を聴取する、こういう考えでありますが、ただいま池田君の言うように、これをまず撤回されるように政府、与党がお……

第33回国会 議院運営委員会 第8号(1959/11/26、28期、日本社会党)

○柳田委員 実は、私非常に謙虚に、お互いに反省したい、こう申して話をしたわけであります。私が意図するところは、国会の正常化に、社会党もこの際、本日の中央執行委員会できめたようにやはり進んでいきたい、こういう熱意で言うたのであります。ただいま椎熊委員から、特に私の名前まで出してお話しがありましたから、やはり目には目を、歯には歯を、そういうことを言われるならば、私も申し上げます。昨年の警職法のときに、いわゆるクーデターをやった副議長が、しかも、与党の理事として質問者の横におって、委員会の連日にわたる議事妨害をやられた。あなたも御反省なさい。私の名前を言われたから、私もあなたに対して言います。しかし……

第33回国会 議院運営委員会 第9号(1959/11/28、28期、日本社会党)

○柳田委員 最初に、国会の構内に赤旗を掲げてデモ隊が入ったということは、まことに前古未曽有であり、ゆゆしき問題であり、遺憾きわまる問題である点については、私もあえて異を申しません。ただ、問題は、副議長さんにお尋ねするのですが、陳情の問題であります。従来こういうことはしばしばございました。たとえば大衆運動が起こったときに、社会党議員団は、赤の中に白で日本社会党議員団と染め抜いたたすきをかけることはしばしばございます。私も、何回もかけました。この前の警職法のときもかけました。メーデーのときもかけました。そういう大衆運動のときに、社会党議員団は、その大衆運動が国民に許された国会に対する請願、陳情の権……

第33回国会 議院運営委員会 第12号(1959/12/10、28期、日本社会党)

○柳田委員 ただいま山村委員は、国会の尊厳ということを言われましたが、われわれも、国会の尊厳には全然同感であります。従来、国会の尊厳がとかく問題になった。その原因をいろいろ考えてみると、多くは、会期末に政府与党が一方的に会期を延長する。そのことに端を発した事例が非常に多いのであります。ことに昨年の警職法の会期延長のごときは、おそらく自由民主党の、遠くさかのぼれば、政友会以来の流れをくむ自由民主党の歴史に一大汚点を残した、いわば憲政史上、世界各国、立憲主義の国に、これくらいな暴挙というものはいまだかつて見ざるところ、前古未曽有のことであって、こういうような問題も、理不尽な会期延長に端を発したもの……

第33回国会 議院運営委員会 第13号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○柳田委員 われわれは、昨日に引き続きまして、本日の理事会で、るる本会期延長がいかに多数党が単に自分たちの党利党略のために、一方的に、理不尽に、しかも、ベトナム賠償の自然発効を目途として、あるいは国会のデモ規制その他にひっかけてごまかして出してこられたということを述べたのでありますが、おそらく、これは自民党の諸君も、われわれのこの議論なり討論を聞いておられて、心の中ではその通りと思われても、皆さんのお立場もありまして、なかなか御納得をいただくに至りませんことは、まことに残念でございます。しかしながら、私たちは、どう考えましても、元来、自民党が四十日というのを社会党の主張する五十日をのんで、全会……

第33回国会 議院運営委員会 第14号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○柳田委員 異議ありませんけれども、中共というようなわけのわからぬ言葉は、中華人民共和国というはっきりした名前がありますから、直して下さい。

第33回国会 議院運営委員会 第15号(1959/12/17、28期、日本社会党)

○柳田委員 委員会に臨むまでは大体そういう腹でおりましたが、ただいま議長さんから意思表明があり、そういう意思表明があるならば、われわれ諮問機関である議運の理事会にでも、いつの本会議にかけるくらいの御決意の表明があってしかるべきだと思います。これは、議長の権力を行使されることをどうこう言うのではなしに、議事の円満なる運営のために言うのであります。従って、きょうはこの決議案以外は一切やらないということを先ほどの理事会でも打ち合わせておった。今突如として議長さんからそういうような御発言があって、議事が変更になった、こういう重大なことでありますので、われわれは、党に帰りまして、このことについては十分相……

第33回国会 議院運営委員会 第16号(1959/12/21、28期、日本社会党)

○柳田委員 われわれは、この法案は、まず第一には、目的は院内の静穏というか、秩序維持でありますが、対象になるものは院外の大衆行動である。しかも、この案文を見ましても、国家公安委員会だとかあるいは警察関係というようなところに関連がきわめて深い。そうなってくると、これは実質的には地方行政委員会の対象です。さらに憲法九十五条によって、一の地方公共団体のみに適用する法律は住民投票によらなければならないとなっている。この点にも疑義がある。その点はどうなっておるか。こういうふうにいろいろな点があり、しかも、この前の警職法のときの申し合わせにも、参議院の自主性を尊重するも云々と書いてあって、参議院も大体縛れ……

第33回国会 議院運営委員会 第18号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○柳田委員 事情ですね。経緯の事情ですね。事情ならわかりますが、議長、副議長が、今池田君の提案では、まず相談せよと言われるのに、その相談もないままに、事務総長が見解を出してはいけない。今言われるのは、単なる経緯の説明ということなら了承する。
【次の発言】 ただいま地方行政委員長濱地文平君からの、委員会、理事会に諮っていないということはわかりました。ただし、国会の役員である委員長個人の意見としては、この法案は一応地方行政委員会に付託すべきであるということです。しかも、先ほど、社会クラブの池田禎治君は、民社クラブの地方行政委員会の理事である門司亮君からの報告を受けて、地方行政委員会に付託すべきであ……

第33回国会 議院運営委員会 第21号(1959/12/27、28期、日本社会党)

○柳田委員 私は、お互いにそれぞれの意見を言い合うことは、立場が違いますから、自由です。ただし、経過を間違って一方的に述べることは許されぬと思う。昨日委員長から、理事会に出てきてくれ、こういうお話がございました。そこで、事務次長が私のところへ参りました。われわれは、本日はまず議長の不信任案を取り上げるか、この問題に対しては、一事不再議の原則にわれわれは該当せぬと思うが、また事務総長の著書にもそう書いてあるが、皆さんとあるいは見解を異にするかもしれません。皆さんの方ではおそらく一事不再議でこれは片づけるかもしれません。しかし、この問題はそういうふうに初めからきめるのでなしに、一つ白紙の立場で事務……

第34回国会 議院運営委員会 第1号(1959/12/29、28期、日本社会党)

○柳田委員 認めましたから何ですが、先ほどの福家君、田中龍夫君の方は、これはおおむね自然休会中ということですから、中村君にも、通常国会再開までには所用の案件を済まして戻ってくるように、委員長から一応この空気をお伝え願ったらどうですか。
【次の発言】 一時五十分予鈴、二時開会。

第34回国会 議院運営委員会 第2号(1960/01/29、28期、日本社会党)

○柳田委員 確かに、予算というものは、国民の税金を預かっておるわけ外すから、原則的には、やはり小林君の言うことは、国の財政を預かり議決するものとしては当然だと思います。従来、小委員会が開かれて、そこで予算書を配られるようなときには、やはり議運の小委員会だけでは決定できないので、本委員会になるわけですから、議院運営委員会全体の責任になる。従って、それを小委員会で審議することはいい。ただし、そのときには、全委員に予算書を配付していただいて、その中から選ばれた小委員が事前に審議する、そうしてその予算書を見て意見の開陳をしたい方があれば、それは小委員外であっても出て、そこで意見を述べられてもいい。今小……

第34回国会 議院運営委員会 第5号(1960/02/02、28期、日本社会党)

○柳田委員 佐々木君からわざわざそういうふうに念を押されるならば、われわれも申し上げておきます。国会のことはすべて数で何でもやっていくということならば、発言の順位は、先般配られた資料にあるように、自白自自社自社自社民、こういうふうになる、それはわかります。そういう算術はわかります。従って、その算術に従っての今の佐々木君の御発言ならば、私たちは算術をどうこうするわけにいかない。ただし、すべて国会の発言は何でも与党からやるのが国会の常道だと言われることは、これは政治論だ。算術の場合は、今の佐々木君の発言は私は了承します。ただし、国会の発言というものは、すべて与党が第一陣をやるのだ、多数党が第一陣を……

第34回国会 議院運営委員会 第7号(1960/02/09、28期、日本社会党)

○柳田委員 先ほど委員長の読まれた安保条約外一件ですが、日本社会党及び民主社会党から、質疑を行なう旨の通告がある、自由民主党というのは一向入っておりませんでしたが、今あとからお読みになったのによると、自由民主党からも質疑の通告がある、こういうふうになっておるのですが、これは途中でどこから自由民主党さんがお入りになったのですか。

第34回国会 議院運営委員会 第10号(1960/02/25、28期、日本社会党)

○柳田委員 これは、結論から言うと、反対賛成ということです。結局、今国会は、従来からのいきさつもありまして、賛成せざるを得ぬと思います。しかし、事情やむを得ざるというような例外を認めたがために、この通り、何らの考慮なしに次々と、国会開会中、議員に課せられた最も重大な国政審議の権利をみずから放棄して、のこのこ海外に行くということは、これは許すべからざることであると思うのです。そこで、前にこういう特例を設けたとき、議運ではっきりとワクをきめなかったことに問題があったと思うので、今国会は、これは反対ではありますが、やむを得ざるものとして賛成、こういうことにせざるを得ぬと思いますが、このままではどうに……

第34回国会 議院運営委員会 第11号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○柳田委員 われわれに今与えられておる案件でありますが、この問題は、もとをさかのぼれば、憲法自体の問題であり、さらにそれを受け継いだ国会法の問題です。同時に、われわれ立法府に席を置くものとして、行政府と立法府の問題、行政権と立法府の権限の問題にも関係しておると思いますので、当委員会としては、十分慎重に検討したいと思います。ただ、日米安全保障条約等特別委員会で、従来の審議のあとを見ますと、本件に関して、内閣の法制局長官が答えており、それに特別委員会で参考人を呼ばれたのですが、元来、国権の最高機関である国会からいうならば、内閣は、われわれから見れば、日本の行政に関するところの権限を行使する別個の機……

第34回国会 議院運営委員会 第18号(1960/03/29、28期、日本社会党)

○柳田委員 それは非常におかしいと思うのだ。先ほどの理事会で、すでに付託になったことは知っておるが、今わが党の八木委員から言われたような疑義もあるので、一応われわれとしては国会対策でこの問題をさらに明日も検討をして、議運には一応付託になっておるが、さらに自民党並びに民主社会党の方にも御折衝することがあるから、この問題は明日にしてくれ、こういうように先ほどの理事会で言った。わが党としては、付託になっておることはなっておるが、しかし、今八木君の言ったように疑義があって、国対でも今問題にしておるのだから、自民党さんにも民主社会党さんにも御相談をしたいと思う、だから、その問題に対しては明日、こういうこ……

第34回国会 議院運営委員会 第22号(1960/04/07、28期、日本社会党)

○柳田委員 先ほど菅家君から、社会党の方は、強い要望でもなく、単に速記にとどめるというお話がありましたが、そうではない。幾ら正論を言っても、あなた方は多数を頼んで聞いてくれないから、そこで、これは速記にとどめておく、こういう意味です。要望だけは非常に強い――強いというだけでは表現できぬくらい強いのですから、そのことだけ速記にとどめておきます。
【次の発言】 先ほど理事会でお話しましたが、ILO条約の批准の問題であります。これは前々国会から問題になっておることで、今国会におきましても、総理から、再度、四月上旬に批准を行ないたい、こういうような御発言がございました。四月上旬もすでに暮れるようになっ……

第34回国会 議院運営委員会 第23号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○柳田委員 官房長官にお尋ねします。従来から問題になっておりましたILO八十七号ですが、本年の六月にILOの総会もあることでもあり、さらに、過日の参議院の予算委員会において、岸総理から、二回にわたって、四月上旬には提出する、こういう累次の言明もあったわけです。四月上旬を目途としてということなら、四月十日までに提出する、こういうことと同じなんですが、十日も過ぎましたけれども、いまだに提出されておらぬ。政府としては、総理の言明もあり、これをいつごろ提出される予定ですか、官房長官からはっきりお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 これは御承知のように、ジュネーブにおいて国際問題になった問題でもあ……

第34回国会 議院運営委員会 第24号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○柳田委員 国会法に規定してあります通り、法律案提出の経路は、われわれ議員がみずから提出するものと、内閣が提出するものと、二つあるわけです。従いまして、国権の最高機関である議員みずから、立法府であるみずからが提出する法律案というものは、本来から言うならば、内閣提出の法律案よりも、私はより重く見るのが当然であろうと思います。ところが、従来の経緯を見ますと、内閣から提出される法律案の審議は進行するのでありますが、議員が提出いたしました法律案はとかく審議が渋滞いたしております。そこで事務当局からでけっこうでありまするが、ただいま現在、議員が提出しました法律案がいかようなことになっておりますか、数字を……

第34回国会 議院運営委員会 第26号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○柳田委員 今、菅家小委員長から述べられておることは、大体において了承いたしますが、結論の出し方については、今、二つあると言われましたが、私はその二つのほかにまだあると思うのです。それだけではないと思う。その出し方は、今ここで述べる時期ではないと思いますけれども、しかし、二つだけではない。別に菅家さんの発言を否定して言う意味じゃありませんけれども、それだけまず最初に申し上げておきます。そこで、この問題を研究する上において、衆議院では、こういうような問題の決定は、何といっても衆議院の法制局長が最高の地位にあるのですから、法制局長にお尋ねをいたしたいと思うのですが、条約の締結権というのは、内閣と国……

第34回国会 議院運営委員会 第27号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○柳田委員 今、長谷川委員からお話がありましたが、これは庶務小の所管になるもので、ちょっと書類で調べてみましたら、何でも昨年の三月の三十日か一二十一日の日付で書類がある。庶務小委員会をやったのが四月に入ってからで、これは前任者のときですが、調べてみたのです。地下鉄に貸しますときに衆議院と取りかわした文書の一番末尾のところに、出入口の閉鎖のことが書いてある。前任者のときのことで、つまびらかにせぬのですが、速記録等を調べてみますと、こういうような非常に国民に大事な項目があるということが、全然報告もされていない、また、従って委員もこれに対して質疑をしていない。配られた書類は、初めからしまいまで全部目……

第35回国会 議院運営委員会 第2号(1960/07/22、28期、日本社会党)

○柳田委員 別に差しつかえなければ、先例に従って議長において指名されたらいいと思います。
【次の発言】 ただいま民主社会党の方から御提案がありました。われわれ社会党として、国会正常化に関しては、もとより他党に比べて決して人後に落ちるものではなく、むしろ率先してさらにその熱意を強くするのであります。ただ、民主社会党から出されましたこの決議案の項目を見ますと、率直に言わしていただくならば、あまりにも結果的な――末梢と言うと多少言い過ぎになりますが、現象的な事例にのみ力点を置いておられるのではなかろうか。われわれとしては、国会正常化ということは、根本的に議会運営全体を通じて考えなければならぬ。議会運……

第35回国会 議院運営委員会 第3号(1960/10/14、28期、日本社会党)

○柳田委員 「次に皇族が式場に入り所定の位置に着かれる。」これはいつも書いてありますが、……。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 議院運営委員会 第1号(1960/12/10、29期、日本社会党)

○柳田委員 はなはだ僣越でありますが、委員各位のお許しを得まして、委員一同を代表いたしまして、私から新委員長に対して一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  小平委員長は、皆様御承知の通り、かつて商工委員長、及び、海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員長を歴任され、国会運営については経験の豊かな方でございます。今回、衆望をにない、国会運営の中心たる当議院運営委員会の委員長に就任されましたことは、われわれ一同まことに御同慶にたえない次第でございます。今後、議院運営の円滑をはかるため、当委員会は一段と力を尽くさなければならないのでありますが、新委員長のような練達有能な方を委員長にお迎えで……

第37回国会 議院運営委員会 第4号(1960/12/17、29期、日本社会党)

○柳田委員 そこで、先ほどの理事会で話し合いましたように、こういうふうに大体日程がきまりましたら、三階の傍聴人の控室に、本日の議事次第というものを日程順序に従って、これは黒板に白墨で書くとか、紙に書いて張りつけるとか、何らかの方法をして、国の主権者である傍聴者に、きょうの議事がどういうふうに運ばれるかということが――緊急なものはやむを得ませんが、間に合うものは控室にこれを書いて、きょうはどういうふうに本会議の議事が運ばれるかということがわかるようにきょうから実行してほしい。

第37回国会 議院運営委員会 第7号(1960/12/22、29期、日本社会党)

○柳田委員 きょうは、永年在職議員の故水谷長三郎君に対する弔詞がありますが、明日は民主社会党で党葬をもって厚く弔意を表するということであります。衆議院として、議運できめました案文通り議長はそこで弔詞を述べられるわけでありますが、承りますと、二十五日には民主社会党の京都府連におきまして府連葬が行なわれ、そこへも議長が自分で行かれるということを議運で了承した。これは議長個人が弔詞を述べられるのじゃなしに、衆議院として議院運営委員会で弔詞案を決定して、そうして衆議院を代表して議長が述べられる、それは議運できまりました。今後これは前例になることでありますから、特定の場合には議長みずからその地元の葬儀に……

第38回国会 議院運営委員会 第1号(1960/12/26、29期、日本社会党)

○柳田委員 最終的には決定に応じます。異議はありません。ただし、先ほどの理事会で話し合いの通りというのは、いかにも理事会では何事もなかったかのような印象を受けますが、先ほどの理事会の話し合いは、かなりこれで議論をしたのでありますから、その間の経緯をやはりこの委員会において明らかにして、そうして決をとられんことを望みます。
【次の発言】 真にやむを得ないという判定はどこがしますか。
【次の発言】 それでは、私から一言申しますが、これは必ずしも自民党だけではございません。自民党、社会党両方に関係のあることで、両方とも従来こういう問題に対しては申し合わせをして、また、両党とも必ずしもこの申し合わせを……

第38回国会 議院運営委員会 第2号(1961/01/25、29期、日本社会党)

○柳田委員 旧臘の議院運営委員会で、財政法の趣旨に従って予算案は十二月中に出すことになっておりますが、といって、今急に出せと言っても、事実上できませんので、少なくとも一月の二十日までに提出されるように要望しておきましたが、いまだに予算案の印刷物の配付もありません。財政法の趣旨からいっても、はなはだしく予算案の提出がおくれておる。この責任はやはり私は政府が議会に対して負うべきものだと考えております。しかも、一たん出してくると、今度は、自分たちの議会に対する責任を忘れたかのごとく、早く審議をしろ、早く審議をしろと言って、矢のような催促をする、これは全く政府の議会に対する越権だと思う。政府の方は、早……

第38回国会 議院運営委員会 第6号(1961/02/15、29期、日本社会党)

○柳田委員 人事の問題が議題になっておりますからお尋ねしますが、国会に同意を求める場合に、案件が出て、われわれが反対のときに、その人間に反対するというととは、情においてもなかなかできないし、その人を傷つけることにもなるので、国会に同意を求めるということを事前に一応サウンドされてから出された方がいいと思いますが、官房長官はどうお考えですか。
【次の発言】 そうすると、今回の二名の人事案件についても、やはりそれだけの手順を踏まれましたか。
【次の発言】 官房長官は配慮されたと言いますが、全然配慮されていない。これは官房長官一人が、千手観音のようにやれるものではない。しかも、内閣関係なら、官房長官も……

第38回国会 議院運営委員会 第7号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○柳田委員 議題とするに異議はありませんが、承認するについては条件がございます。ただいまの神田五雄君の再任と中御門君の新任の件でございますが、神田君の新任のときに、衆議院と参議院の議院運営委員会で、当時の各党各派が――当時は民主党もあり、さらに社会党が両派に分かれておりまして、四派ありましたが、また、参議院では緑風会も入れて、各党各派の一致した意見は、神田君の人物については異論はないが、人事官の役柄上、当然、一人は技術畑から人事官を選任すべきである、文官畑ばかりで人事官を構成することは当を得ていない、こういう趣旨の発言がありまして、神田君の新任については、次回の人事官については必ず技術畑から採……

第38回国会 議院運営委員会 第9号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○柳田委員 ちょっと下平君の発言に関連して官房長官に伺います。官房長官も努力されておることはわかりますが、従来の前例の悪い点も率直に批判しなければいかぬと思うのです。下平君の言ったように、予算案が通ってしまってから法案を出してくる、それでは、下平君が言ったように、国会の審議権を制約するものだ。そこで、政府―というても、特に各省の事務屋ですが、それに反省を促す意味においても、好ましいことではありませんが、予算案通過後になってからのこのこ出してきたような法案は、これを審議せざることあるべしということだけ申し上げておきますから、その旨、予算案通過までにはまだ旬日足らずありますので、あなたからそれぞれ……

第38回国会 議院運営委員会 第12号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○柳田委員 今、わが党の下平理事から、科学技術特別委員会設置に対する意見を述べたのですが、引き続き自由民主党さんからだれか御意見の御陳述があるかと思っておったところ、委員長から御意見があったので、委員長はいつ、委員長をおやめになって、議運の理事になられたのかと思って、非常に戸惑ったのです。当然、自由民主党の理事のだれかから御意見があって、そこで、委員長が両方の言い分を聞いて、委員長としての御裁断があろうと思ったのですが、一人二役を兼ねられたので、まことに意外の感を抱いたのであります。この委員会の公正な審議にかんがみまして、これはまことにおもしろくない、こういうことは今後厳に御注意願わないと、公……

第38回国会 議院運営委員会 第19号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○柳田委員 関連して。今、谷口さんからの御発言のその衛視は、埼玉県で警察官をやっておられたというのですが、埼玉県の警察官の地位は何であったのですか。
【次の発言】 年令は幾つですか。
【次の発言】 警察官としての経験年数は何年ですか。
【次の発言】 そうすると、警察官として少なくとも十六、七年も勤務されて、しかも、自分は警察官には向かない、できることなら国会の衛視をやりたいといってわざわざ国会の衛視になられた人を、私服で、しかも警視庁から派遣されておる警察官との連絡係につけるのならば、わざわざ国会の衛視になった本人の希望にも反する。本人の希望は、一つは、警察というような立場を離れて国会の衛視を……

第38回国会 議院運営委員会 第20号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○柳田委員 昨日の委員会で、谷口議員から衛視の問題で質問がありました。谷口議員は、衛視が全衛視の職場大会を開いて警務部長のところに決議文を持っていったような事実がありますかと言ったら、そういう事実はございません、こういうふうに警務部長は答弁をしたのですが、三月三日に衛視が決議をして、警務部長のところに持っていっておるじゃないですか。
【次の発言】 その間の経緯は、私は当事者でないから、つまびらかにいたしませんが、少なくとも衛視が全衛視職場大会の名においての決議文を持っていったことは事実である。それを、そういう事実はございませんと、あなたはここで言ったでしょう。

第38回国会 議院運営委員会 第21号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○柳田委員 ただいま自民党さんから御要求がございましたが、確かに本日は委員会審査終了議案としては今のところ一件でありますけれども、われわれは、議案が多い少いというような枝葉の問題よりも、定例日に一たん開くときめたものを、定例日外の日に開くその理由は、あるいは佐々木さんの言われるように、予定議案が少ないということも一つの理由でありましょうし、また他の理由もあるかもしれませんが、それはとにかくとして、先般、年度末に特に土曜日に本会議を開いたことがありましたが、そのとき自民党さんから、年度末だから、定例日外に本会議を開いてくれという御要求があった、そのときに、われわれの方は、会期末の場合には毎日一週……

第38回国会 議院運営委員会 第24号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○柳田委員 私は今佐々木さんのお話を承っておったのですが、私は決して、自民党さんがこう言われたからと、あげ足をとろうとか、言葉じりをとらえようというような、区々たる議論をしようとは思わない。とかく、議運というところはかけ引きの場とかいわれますが、ときにはかけ引きもあるでしょう。しかし、われわれ議長の諮問機関でもあるこの議運に課せられた一番大きな任務は、一条約の批准、一法律の審議、そういうものよりももっと進んで、より高い次元に立って、国会運営をどう正常化するかということにあろうかと思います。最近、国会に対する国民の批判というものが必ずしも芳しいとは言えない。この点に関しては、国会運営の責任は多数……

第38回国会 議院運営委員会 第25号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○柳田委員 佐々木理事初め皆さんがでくの坊とは決して思っておりません。最も有能な方々がお越しになっておるとわれわれは考えております。そういうふうに御理解を願いたいと思います。  そこで、今下平理事から言いましたように、国会が何かの場合に非常に与野党が意見が対立する、そうして対立したあげくが激突する、そうして国会が批判を受ける、国会自体の問題として議長さんはこれを心痛される、国民はこれに対して批判を持つ、そういう従来の事例を考えて、今下平理事も的確に指摘しましたが、このILO条約を付託するに、外務委員会に付託する、あるいは特別委員会を作る、特別委員会でなければ審議ができない、二者択一というような……

第38回国会 議院運営委員会 第27号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○柳田委員 今重ねて佐々木さんから御要請がありましたが、私は、単に抽象的に特別委員会設置を認めてくれというだけでは、議論は進まぬと思います。そこで、数次の会議で大体明らかになりましたように、野党三派の大体の最大公約数的な意見としては、ILO条約八十七号を速やかに批准することには何ら異存はない、ただし、これと関係法案とを密接不可分とすることに対して非常に疑義が出、反対が出ておるわけです。従って、このILO八十七号を批准することと、関連法案を同じ土俵で審議しなければならぬという必然性、密接不可分のその合理性、至当性を十分にわれわれが納得いくように御解明願う点が第一点、第二点は、特別委員会は与野党一……

第38回国会 議院運営委員会 第30号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○柳田委員 官房長官に政府の御見解をお尋ねしますが、このILO条約八十七号批准の問題は、今日本の国会で審議するのでありますが、単に国内の問題にとどまらなくて、御承知のように、ジュネーブにおけるILOにおいて国際的な問題になっておるわけでありますが、政府は条約及びそれに関連する法律案をお出しになっております。われわれは、関連する法案と条約とは必ずしも密接不可分のものではないという見解をとっておるわけです。そこで、この委員会において、われわれ社会党は、当然、条約は外務委員会において審議する、関係法案はそれぞれの常任委員会で審議することをもって足りる、こういう見解です。また、国会の運営をつかさどる当……

第38回国会 議院運営委員会 第32号(1961/04/27、29期、日本社会党)

○柳田委員 許可されてけっこうと思いますけれども、私は、自民党さんからたびたび出た場合にこちらから言うのは言いにくいですから、むしろ、わが党から出たときに言っておいた方が言いやすかろうと思って、わが党から出たときに言っておくのでありますが、本来、こういう国会開会中に出ることは、決して好ましい状態ではないと思っております。自民党さんからたくさん行くではないかといっても、それはそれとして、むしろ社会党こそほんとうは自粛してしかるべきだと思う。しかし、それは従来の慣例もありますから、許可することはよろしいが、少なくともこの議院運営委員会として、そういう許可をされる議長の諮問機関として、取り扱いをこの……

第38回国会 議院運営委員会 第34号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○柳田委員 共産党さんは大蔵委員会の分はどうですか。

第38回国会 議院運営委員会 第36号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○柳田委員 この問題は、先ほど私、理事会でも発言しましたが、確かに、今回の共産党の言い分は、普通の政府提案の法案に対する発言と違って、実際はよく検討してみなければならぬ問題があるのではないかと思うのです。これは、今谷口君も言うように、自民党と民社党との二つの政党の共同提案の形になっておりますから、そういう立場から考えても残る二つの政党が質問するということはしごく当然じゃないか。そのときに、共産党は、三人の人がおられますが、もうすでに本会議でやられたということになってくると御遠慮願わなければならぬが、まだ一ぺんもそういう機会がないのですから、この機会くらいには私は発言を許してしかるべきではないか……

第38回国会 議院運営委員会 第38号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○柳田委員 新聞情報では、会期を自由民主党さんは延長されるやに承っておりましたが、委員会では正式に今御提案になったわけであります。わが党としては、新聞で伝え聞くところによる理由では、会期延長の理由はないものというふうに考えておりますけれども、まだ正式に提案を受けて正式に態度をきめておりませんので、本日はこれを党に持ち帰らせていただきまして、あらためてその御回答を申し上げたいと思います。
【次の発言】 その件については、次回定例日が火曜日ですから、火曜日にはまたわが党の意見を申し上げたいと思います。おそらく反対だろうと思いますけれども、正式には火曜日に御回答申し上げたいと思います。

第38回国会 議院運営委員会 第39号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○柳田委員 主として自由民主党さん並びに政府にお尋ねしますが、会期は百五十日と法律できまっており、五月二十四日までであることは、すでにあらかじめ確定しておったわけでありますから、今さらになって特にこれをどうしても延期しなければならぬという必要性について、御説明を願いたい。
【次の発言】 そこで、政府並びに自民党側にお尋ねいたします。今御両人からそれぞれ御説明がありましたが、かりに自民党さんの言い分として会期を延長しなければならぬようになったとするならば――私たちはその必要を認めておりませんが、自民党さんの言うように会期延長をしなければならぬということになったとするならば、その責任は一体どういう……

第38回国会 議院運営委員会 第41号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○柳田委員 それは否定はしませんが、ちょっとお尋ねしておきます。  佐々木君の言われた「まず」と「追って」の時間的関係、こういう点も理事会で話をしていいのですが、「まず」と「追って」の時間的関係で、先ほど福永さんがこう言われた、寛容と忍耐と話し合いだというけれども、そう言っておっても、話し合いがまとまらぬ場合は別じゃないか、これがやはり大事なんです。追って協議するというが、協議はまとまらなかった、社会党は反対する、そうすると、まとまらぬじゃないか、会期はぎりぎりじゃないかということになってくると、「まず」と「追って」とは、ほとんど形容詞に過ぎぬということになる。この点、非常に疑問を感ずるわけで……

第38回国会 議院運営委員会 第44号(1961/06/07、29期、日本社会党)

○柳田委員 議長、副議長、内閣不信任案等は、これを先例通りやっていただきたいと思います。
【次の発言】 われわれは、本日さらに荒木文部大臣ほか、池田法務委員長、加藤建設委員長の解任決議案も出しております。従いまして、先例集によりましても、当然、国会の役員の構成は先決であります。懲罰事犯は、その懲罰事犯がかりに本会議で議題となってそれが決せられたら、今度は委員会にいくのであります、そうして委員会から再び院にきて決をとって、そこで初めて議員の身分の問題の一つの条項が備わる。ところが、国会の構成であるところの役員の人事というものは、そこでかければ、即決で議院の構成が欠けるのであります。従って、先例集……

第39回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第3号(1961/10/06、29期、日本社会党)

○柳田委員 各委員から質問される前に私は委員長に要望しておきますが、特別委員会ができてまだ間もなくですから、委員長においてもその御用意はできなかったのだと思いますけれども、この特別委員会が、東京大会の準備促進というふうに名称を打っておるように、あくまで東京大会の成功を願う準備促進の委員会である、従って、東京大会を主催する側、あるいは協力する側、すべてがそれぞれ、従来の経緯、あるいはどういう方針で今進めておるか、あるいはどれだけの計画を持って、どれだけの予算でやっておるかというようなことを、それぞれの側から、すなわち、組織委員会の側からも、あるいは政府の側からも――政府というのは、主として文部省……

第39回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第6号(1961/12/08、29期、日本社会党)

○柳田委員 大へん失礼ですが、質問させていただきます。  この十月でしたか、オリンピックの選手村が、埼玉県の朝霞を中心としたものか、それとも、いわゆるワシントン・ハイツと称せられる代々木か、非常に論議をかもしたときに、本特別委員会も、オリンピック推進の上ですみやかに決定して、早くオリンピックの選手村を作るべきだという趣旨の決定をしたのであります。そこで、十月の二十四日でしたか二十五日でしたか、日にちはしっかり覚えておりませんが閣議で選手村の問題等について何らかとりきめがあって、組織委員会の方にもその旨伝えられておる。その閣議は大体どういうことをとりきめられて組織委員会の方に政府の意向というもの……

第39回国会 議院運営委員会 第1号(1961/09/25、29期、日本社会党)

○柳田委員 三十七日に異存はございません。ただ、一言希望を申し上げておきますが、この三十七日に決定する経緯におきましては、委員長代理も御存じの通り、社会党は五十日、民社党は六十日を要求しました。自民党は最初は三十日と言っておられました。そこで、折衝の結果、三十七日――三十七日という日数よりも、むしろ、十月三十一日までと言った方が正確な表現になろうかと思いますが、そのことは、十一月の二日でしたか、日米の貿易経済の合同委員会か何かがおありになるので、その前に臨時国会を済ませたい、これが一つ、それから十一月十六日でしたか、総理が東南アジアですかにお行きになるので、前例等から見ても、それくらいの余裕を……

第39回国会 議院運営委員会 第2号(1961/09/27、29期、日本社会党)

○柳田委員 はなはだ僭越でございますが、委員各位のお許しを得まして、委員一同を代表し私から新委員長に対して一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  福田委員長は、皆様御承知の通り、かつて本院内閣委員長の職にあって、名委員長とうたわれたほど、国会運営には経験の豊かな方でございます。今回、衆望をにない当議院運営委員会の委員長に御就任されましたことは、われわれ一同まことに御同慶にたえない次第でございます。当委員会といたしましては、議院運営の円滑をはかり、もって当委員会に課せられた重大な任務を達成するため一段の努力をせねばなりませんが、このときに当たり、新委員長のような練達堪能な、しかも円満公正な方……

第39回国会 議院運営委員会 第4号(1961/09/29、29期、日本社会党)

○柳田委員 異議ありませんが、従来から何回となしにこういうことに対して申し合わせをしておりますけれども、各党ともそろってこの臨時国会には請暇が出たわけであります。そこで、各党に持ち帰りまして、自今は、日程をきめ旅券の申請をする前に、一応議運の理事会に御本人が来られて、議運の理事会で事情聴取の上、やむを得ざるものならば了承を与えて、そうして日程を組まし、旅券の申請をする、こういうふうにして、最終的には委員会で、請暇の許可をすべきものと議長に答申する、こういうふうに各党ともしたらどうかと思いますが、今臨時国会は各党ともこういう請暇が出ましたので、私はこの機会にこれを申しておきたいと思います。

第39回国会 議院運営委員会 第5号(1961/09/30、29期、日本社会党)

○柳田委員 異議はありませんが、ただ従来からやっておるから、形式的に災害地に視察に行くというようなマンネリズムに陥らぬように、委員長から一つ関係の方にわれわれの意向をお伝え願いたい。というのは、こういう災害直後に、お見舞かたがたなまなましい現地の罹災の状況を視察することは非常にけっこうでありますけれども、災害の程度により、あるいは災害の種類によっては、実質的に非常にひどい災害を受けましても、あるいは一週間あるいは二週間たちますと、単に表面的には、災害地に行きましても、かえって実情をつかみにくい場合もある。また、迎えられる現地の方でも、やはり国会からの派遣になりますと、かなり御配慮をわずらわす場……

第39回国会 議院運営委員会 第10号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○柳田委員 ちょっと待って下さい。それはぼくの記憶では、この前、北鮮の場合だったが、そういう場合には、こうこうこういうあれがあったということを公報に記載するということになったのじゃなかったか。
【次の発言】 いや、公報に記載することになったのと違うか。
【次の発言】 私は、件名だけでも、どこどこの国からこういうようなアピールがあったとか、こういうようなあれがあったとかいうことを公報に記載するくらいのことをしたっていいじゃないかという意見を言ったが、そうなっていないのか。

第39回国会 議院運営委員会 第14号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○柳田委員 ちょっと待って下さい。雪害に対する決議案は三派の共同提案ですか。
【次の発言】 そうすると、それに対して賛成、反対のあれはどういうふうになりますか。
【次の発言】 いや、採決は……。
【次の発言】 日程第四、第五が法務委員長報告の裁判官と検察官の報酬、俸給の法律、それから第七に追加になりましたから、内閣委員長が給与三法の報告をやるわけですね。従って、給与の法律は先に済まして、続いて裁判官と検察官の報酬、俸給の法律というように、第一、第二、第三の次に第六、第七、第四、第五と、第七の次に法務委員長報告を持ってくるか、第三の次に第七を持ってきて、法務委員長報告をあとにするか、給与関係だけ……

第40回国会 議院運営委員会 第1号(1961/12/09、29期、日本社会党)

○柳田委員 関連して。今、下平委員から申されましたが、議長さんの御決意なり御所信、御方針を承る前に、さらにわが党の立場をもう少し明確にしておきますが、わが党としては、国民の負託を受け、国権の最高機関である国会の、国民の信頼、期待にこたえるべき道というものは、九日に開いてそしてすぐ自然休会、こういうことではないと思う。今下平君がいった通り、九日にどうして繰り上げて開いたか、これは参議院選挙の関係もあるかもしれませんが、とにもかくにも、当面の諸問題を審議するということが必要だ。しかしながら、当面、何といっても予算の編成ということが非常に重要です。会計法ですか、財政法によると、予算というものは、元来……

第40回国会 議院運営委員会 第2号(1961/12/14、29期、日本社会党)

○柳田委員 ちょっと、委員長、何でもないようなことですけれども、国務大臣の方からは、発言の通告があり、本院の主人公である議員の方は、これを許可する――許可するならば、国務大臣の方も許可してやるようにするのがあたりまえで、国務大臣の方は、発言の通告があれば自動的に発言になるのですか。
【次の発言】 国務大臣の方は、発言の通告があれば自動的に発言ができる、それから議員の方は、これを許可する、そういうような、いかにも昔からのなごりが、いまだに国会の運営にもこういう一言半句の中に残っておる。僕は片言隻句をとらえて言うのではないが、やはり国会みずから、国会の正常化をやるならば、こういうところから改めてい……

第40回国会 議院運営委員会 第3号(1961/12/22、29期、日本社会党)

○柳田委員 実は理事会で問題になりました点を本委員会で明らかにしておきたいと思いますが、わが党から提出しました緊急質問中、自民党においては、事外交問題に関して、特に目下交渉中の日韓会談、ビルマ賠償等は、この段階において質問をされても、答弁する範囲がはなはだ限定されて、かえって質問者に対しまことに不本意な答弁にならざるを得ないから、この点、何とかこういうテーマを一つ取り下げてもらえないかというような御意見があったのであります。これは率直に申しておきます。これに対しましてわが党の態度を明らかにしておきたいと思いますが、われわれ野党といたしましては、特に国政審議にあたりましては、その第一には、国民の……

第40回国会 議院運営委員会 第4号(1962/01/17、29期、日本社会党)

○柳田委員 実際国会は言論の府ですから、各政党にそれぞれ言論の機会を、ことに通常国会のごときには与えることは一つも異議ないし、むしろそういうふうな意味で私は従来も主張しておるのです。今回衆参ともに二日間で質問を全部あげるということで、多少日程等に無理がありまして、おたくの方に対する配慮も多少足りなかったこともあった。今谷口君も、私のところの時間を少し割愛せぬかとおっしゃいましたが、それぞれに聞きますと、一時間三十分ですが、なかなか今のところ予定はぎりぎり、あるいは少したくさんくれという要求まであって、こちらの方が、大体一人三十分程度ということでやっておるのだから、その範囲にとどめてくれといって……

第40回国会 議院運営委員会 第6号(1962/02/02、29期、日本社会党)

○柳田委員 これは、この臨時行政調査会委員に関してのみ言うことでなしに、こういう調査会、審議会、協議会、名前はどうあろうとも、各省庁あるいは内閣の諮問機関的機関設置に対して絶えず言う問題ですが、二点あると思うのです。  一つは、この内閣もしくは各省庁に設けられる諮問機関的の存在は、極力これを圧縮して、国家行政組織法に混乱を起こさざるようにすることが第一点で、内閣はいつもこの問題を取り上げるのです。鳩山内閣以来数回取り上げて、その当初においては多少整理され、効果があったやに見えるのですが、いつの間にかまたぞろふえるということになりますと、この行政組織法自体が非常に権威のないものになってくる。そう……

第40回国会 議院運営委員会 第7号(1962/02/06、29期、日本社会党)

○柳田委員 大したものじゃないから、これは全部出してもらったらいい。

第41回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第4号(1962/09/12、29期、日本社会党)

○柳田委員 あとで同僚の阪上安太郎君が、かつてベルリンあるいはロスアンゼルスに日本選手団の輝ける一員として参加した立場からも、さらに今日この委員会の理事の立場からも質問されますので、私はごく簡単に川島担当大臣にお尋ねしますが、今アジア大会の結果が問題になっておるのも、私は、政治が、特にインドネシアの政治がスポーツを支配し、あるいはもっと強い言葉で言うならば、スポイルしたというところに問題があると思うのであります。今日、政治がスポーツを支配するというようなのは、よく全体主義の国家において見られるところであり、同時に、それは後進国の一つの――そういうことをすれば後進国のレッテルをはられるということ……

第41回国会 議院運営委員会 第1号(1962/08/04、29期、日本社会党)

○柳田委員 皆さんの御同意を得まして、一言ごあいさつを前委員長に申し上げさしていただきます。  福田前委員長は、第三十九回臨時会の昨年九月二十五日に当議院運営委員長に選任されまして以来、その円満な人格と強い信念とをもちまして、終始誠意をもって当委員会の円滑なる運営と国会の正常なる運営に努力されて参られましたが、その御努力と御苦心に対しましては、本委員会に席を有するわれわれとしては、与野党を問わず深く敬意を表するとともに厚く御礼を申し上げる次第でございます。  今般、委員長を辞任せられて国務大臣に御就任されましたが、名委員長を本委員会から失いますことは、まことに惜しみても余りあるものがありますが……

第41回国会 議院運営委員会 第5号(1962/08/14、29期、日本社会党)

○柳田委員 きょうはあまり議事がありませんから、ついでに……。  大臣のひな壇ですが、これはドイツのビスマルク方式をまねたのですが、昭和二十二年の戦後の国会で、大臣のひな壇をもっと下げようじゃないかという議論が当時の議運で出たことは佐々木委員長も一番御存じでしょうが、下げようじゃないかというところまでいって、さて、それに対する予算等を考えてみたところ、何しろこの建物はがんじょうな建物で、これを下げるには莫大な経費が要ったので、そういう案が出ておりながらおざなりになって、従来のひな壇方式が残ったというふうに聞いておるのですが、当時の金で幾らくらいの予算が要ったのか、大臣のひな壇をもう少し下げて、……

第42回国会 議院運営委員会 第1号(1962/12/08、29期、日本社会党)

○柳田委員 国会の正常化に関連をしまして、社会党は従来から、副議長は当然野党第一党の社会党に、常任委員長、特別委員長等も勢力比に応じて配分しろということを言っておるわけであります。従いまして、この小委員会等もそれと同じ範疇で考えていただきたい。他の常任委員会等を見まして、小委員会の委員長等も野党から出ておる場合も従来先例としてあるわけであります。ただ、当委員会におきましては、議運の委員長も自民党から出ておられる、それから小委員長も全部自民党から出ておられる。元来この議院運営委員会というのは、本来は各派交渉会的な性格もあり、そうしてさらにその他新しい国会で常任委員会制度を取り入れた意味の、他の普……

第43回国会 議院運営委員会 第5号(1963/02/05、29期、日本社会党)

○柳田委員 官房長官の顔を見て一言なきはどうも……。  この際つけ加えておきますが、先ほど佐々木良作君の発言の各種委員会、そういうものの機構、整理、あるいはどういうものを残すとか、どういうものを作るということは行管の方でおやりになっている。ところが委員を任命するということは行管の仕事ではない。政府の仕事なんです。だから、幾ら行管の方でうんと整理されたとしても、若干の委員会は残ります。ところが、委員の任命の仕方までは行管からは持ってきません。そこで私は、前から主張して、特に大平官房長官当時にも申し上げたことを言いますと、たとえば各省、ある特定の省、運輸省にしても、建設省にしても、外務省にしても、……

第43回国会 議院運営委員会 第11号(1963/03/02、29期、日本社会党)

○柳田委員 今の事務総長の説明は、順序が間違いじゃないですか。きょうの公報には、日程は第一から第八まで載っておるわけです。
【次の発言】 いや、一応議事日程というものが公報に載っておるのだから、最初に緊急上程するにしても、緊急上程する案件は昭和三十八年度予算だ。ところが、日程の第二の方には、昭和三十七年度予算に対する補正を出せという決議案が出ておる。従って、三十八年度の本予算の緊急上程の前には、当然三十七年度予算というものが先行しなければいかぬ。従って、今の事務総長の説明は、先般の理事会での話し合いの通り、本日議事日程に載っている日程第一から第八まではこれを延期するということをまず第一に宣明し……

第43回国会 議院運営委員会 第12号(1963/03/05、29期、日本社会党)

○柳田委員 これは小平さんの方の庶務小委員会できめたことでありますけれども、きょうの公報に衆議院の職員の給与規程のあれが出ていましたね。それに関連してお尋ねしますが、たれか説明してくれませんか。こちらの医務室の職員の給与というものは、これは嘱託だから、そういう給与規程とは別ワクで扱われているのかどうか、その辺について……。
【次の発言】 改定も考えておるだけで、ベースアップごとに、そういう非常勤職員、嘱託なんかでも、絶えずスライドしていっておりますか、現在までの実績は。
【次の発言】 それではお尋ねしますが、現在あそこに働いておられるお医者さんと看護婦さんの給与は、大体どのくらいですか。

第43回国会 議院運営委員会 第13号(1963/03/08、29期、日本社会党)

○柳田委員 公正取引委員長の回想の案件が理事会にかかりまして、この委員会にいずれかかると思いますが、本日はこれに関連してお尋ねしたい。もとより、私たち立法府でありますから、行政権の範囲へ入ろうという意思は毛頭ありませんが、ただ国会に同意を求めてこられる関係上、ただいまの委員長の発言に関連してお尋ねするのですが、最近、政府では、公団、あるいは公社、公庫、事業団、営団、そういうものをえてしてつくりたがる傾向が一つあると思うのです。こういう問題の裏には、公団、公社、公庫、事業団等は必要かどうかという点にわれわれは多少の疑わしさを持っております。と同時に、これがいわゆる官僚のうば捨て山、官僚の救済人事……

第43回国会 議院運営委員会 第22号(1963/05/17、29期、日本社会党)

○柳田委員 いま委員長から、会期の問題を冒頭に議題に掲げられましたが、私は、これを議題に供することに対して、順序上、先に少し申し上げたいことがあります。  それは、この一月二十二日に両党の幹事長、書記長が署名いたしまして、議院運営委員会の理事会の決定によって、今国会中に例の国会正常化の問題の具体案を取りまとめるよう努力すると、こうありますから、いま会期延長そのものに対して、われわれはとやかく言うのじゃないのですが、少なくとも会期の延長問題の前に、この問題の結末を、どういうふうに努力して、今後さらにこれをやっていくということをやはりきめておいてから、私はこの会期の問題に入るべきだと思う。これはや……

第43回国会 議院運営委員会 第27号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○柳田委員 官房長官にお伺いいたします。  中医協の人事の問題についてでありますが、この中に三好重夫君ですが、厚生省顧問となっておりますね。私はあなたに何回も申しましたように、官僚の古手――古手なんということはは、あまり品のいいことばじゃありませんが、官僚の古手なんかがこういう審議会とかあるいは調査会とか、要するに内閣、各省の諮問機関に入ることは、あえて拒みませんが、ただ、各省大臣の諮問機関にその各省の官僚を入れることは意味がない、こういうことを申し上げておるのです。たとえば、大蔵省が一つの調査会とか審議会をつぐられるというときに、大蔵省の出身の官僚をその調査会に持ってくることはほとんど意味が……

第43回国会 議院運営委員会 第29号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○柳田委員 その問題は、本日は、いま稿永君のお話を聞きおく程度にしたいと思います。

第43回国会 議院運営委員会 第30号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○柳田委員 われわれ社会党は、従来、かねて自民党から、このILO八十七号条約の審議にあわせて五つの、言うならば、国内法の、私たちの表現をもってするならば、改正というよりは改悪のような便乗法案を出してこられたことに対しては一貫して反対しておりました。しかも、その趣旨は、八十七号条約はすみやかに批准すべし、と同時に、労働問題懇談会からの答申にありましたように、公労法四条三項、地公労法五条三項削除に限って、公労法と地公労法の改正をやる、こういう主張でありました。そういうことで、自民党のお申し出に対しては、われわれは賛意を表することができなかったのでありますが、その後、自民党、社会党においては、それぞ……

第43回国会 議院運営委員会 第32号(1963/06/21、29期、日本社会党)

○柳田委員 この際、私は清瀬議長に一言所信をお伺いさしていただきたいと思います。  ここ数日来の本院の議事の進行状況を見ますと、あなたのクレーンとして、また、特に国会正常化になみなみならぬ熱意をお示しになっておるあなたの意を受けて、国会法改正等小委員会をこの委員会に設けて、国会の正常化に尽力しておるわれわれとしては、まことに残念であります。  そこで、一言あなたにお尋ねしますが、あなたは法律学者として、また法曹家としても日本有数の方であります。そのあなたに私は法律論をお尋ねしようとは思いませんが、しかし、あなたは弁護士清瀬一郎であると同時に、衆議院議員清瀬一郎であり、ただいまは衆議院議長清瀬一……

第44回国会 議院運営委員会 第2号(1963/10/17、29期、日本社会党)

○柳田委員 ちょっと待ってください。結論から申しますと、異議ありません。しかし、これは院の構成に関する重大な問題です。特に議長、副議長、常任委員長、事務総長というのは院の役員であります。非常に重要な問題ですから、私は、この常任委員長の改選に対して、いささか議長さんに御見解を承りたいと思います。特に、あなたの幕下にあって、衆議院の役員人事というのは非常に重大な案件ですから、われわれ議長の諮問機関としての役目を持っておる議院運営委員会としては、議長御自身の御見解を聞いてから後に態度を明らかにしたいと思います。  そこで、わが党の立場を申し上げますが、わが党は、従来から国会の正常な運営のためには、与……

第44回国会 議院運営委員会 第3号(1963/10/18、29期、日本社会党)

○柳田委員 はなはだ潜越でございますが、委員各位のお許しを得まして、委員一同を代表して、私から新委員長に対して一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  なお、委員各位に御了解を求めておきますが、委員各位のお許しを得て、私は多少主観にわたりますが、本院の正常な運営という線から逸脱しない範囲の主観だけは述べる自由をお許しいただきたいと思います。  福永委員長は、かつて本院内閣委員長、また再度議院運営委員長の職にあって、議院運営についてはまことに経験豊かな方でありますことは、私から申し上げるまでもなく、皆さますでに御承知のとおりであります。このたび、三たび当委員会の委員長に御就任なさいましたことは……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 議院運営委員会 第5号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○柳田委員 六名の内訳は……。
【次の発言】 ない。

第45回国会 議院運営委員会 第6号(1963/12/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 ぼくは、いまの林君のような発言なら初めからしないほうがいいと思う。私は、議院運営委員会というのは宣伝の場じゃないと思う。  それじゃ初めから発言しなければいい。オブザーバーで来ているのに、党の宣伝をやられては困るよ。

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第4号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○柳田委員 この補助貨幣の件は、オリンピック組織委員会で議題になりまして、政府のほうに組織委員会から要請しておった件でございますが、今回政府のほうで法律案を出されたことは、その点においては組織委員会の要請にこたえられたと思うのであります。  そこでお尋ねしますが、提案理由にありましたように、各国の例あるいはわが国の例というのですが、各国の例並びにわが国の先例等を少し詳細にお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 いま提案されておるのは、補助貨幣としての千円の銀貨であります。これは臨時通貨法によって法案として出されたと思いますが、聞くところによりますと、政府は百円の記念銀貨を出されるというこ……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第6号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○柳田委員 私は、いま問題になっておりますスポーツと政治の問題について、関連してお尋ねするわけでありますが、よく、政治がスポーツに関与してはならぬとかなんとかいわれますが、私はふだんからこういうふうに言っております。スポーツといえども、やはり一つの国家あるいは社会における政策の一つだ、だから、スポーツを振興するということは、一つの政策だろうと私は思う。政党なら政党がある、そうして国民の体育を振興する、スポーツを振興する、ひいては、古いことばでありますが、健康な身体から健康な精神を生み出す、これはやはり一つの政策だ。あるいは、近代スポーツの施設に対してはかなりの金が要る、それを予算化する、こうい……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第9号(1964/11/06、30期、日本社会党)

○柳田委員 私は、明日議院運営委員会が開かれますが、そのときに、オリンピック特別委員会はおそらく次の臨時国会からは、これは準備促進ですから、発展的自然解消といいますか、そういうことになると思うのであります。それで、きょう各党の方には非常にスポーツに御熱心な方もおられるのですが、問題はまだ残っているわけですね。たとえば、札幌に誘致したいという冬季オリンピックの問題、あるいは学生オリンピックともいうべきユニバシアードを日本に開きたいという問題そういうような意味からすると、東京オリンピックというような目標から見ると少し規模は小さいにしても、国会関係として、いわゆる縁の下の力持ち的に御援助申し上げるよ……

第46回国会 議院運営委員会 第4号(1964/01/24、30期、日本社会党)

○柳田委員 議長にお尋ねしますが、きのうこちら側、衆議院のほうが休憩中に参議院が開会した。もとより衆議院のほうで、たとえば施政演説をやり、一たん休憩にして、参議院で施政演説を行なって、そうして衆議院へ戻ってきて再開して、こちらは本会議再開続行するということは、これは前例があります。それは初めからの約束なんだ。ところが、きのうの場合においては、こっちは第三番目の質問者をだれにするかという調整ですから、時によれば、その調整が寸刻にして解決する場合もありますし、遷延する場合もある。したがって、休憩中は、議長のほうから答弁を要求してきておるところの国務大臣は、当然衆議院に拘束されるべき憲法上――これは……

第46回国会 議院運営委員会 第7号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 長官にお尋ねいたしますが、長官は、かつて参議院で議院運営委員長をやっておられましたので、内閣と国会の関係に対しては、閣僚の中でもとりわけ関心の深い方だと私は思います。そういう意味で御質問をいたします。  企画庁長官宮澤さん、国会は国権の最高機関であるというふうに憲法で規定せられておりますが、この解釈をどういうふうにあなた御自身はなさっておりますか。
【次の発言】 そうしますと、現在、総理府設置法等の一部を改正する法律案の中で、あなたの所管にかかわるところの経済企画庁の部局の改正というのか、編成がえというのか、そういうようなことで国会の議決を仰ぎたい、こういうような案件で国会に出して……

第46回国会 議院運営委員会 第8号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○柳田委員 きょうの公報を見ますと、今二十日人事院総裁から昭和三十八年の国家公務員の営利企業への就職の承認に関する年次報告書を受領したとありますが、これは印刷物だと思いますが、事務当局では、これを受領されたら、議員に配付されると思うのですが、どのくらい日数がかかりますか。
【次の発言】 従来からこの委員会でも問題になっておりました役人の民間への天下り人事ですが、人事院規則でも規制がしてあって、例外的にこれを認めるというのが法のたてまえであります。すなわち、本人が離職前の五年間在職しておった官庁から就職しようとする場合に、そういう営利企業と密接に具体的な関係があるかどうか、もし密接に具体的な関係……

第46回国会 議院運営委員会 第9号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○柳田委員 行政管理庁長官にはあとでお尋ねすることにして、まず人事院総裁に伺いますが、国家公務員法で、国家公務員は在職中の官職とその後関連のある民間営利会社への就職との関係に対しては、法的にはどういうような規制が行なわれておりますか。規制といいますか、法的にどういうような処置が行なわれていますか。
【次の発言】 そうすると、佐藤さんは、かつては法制局の大家であったわけですが、私は、この立法の精神、法というものの解釈上の精神は、法のいわゆる抜け穴的な便宜的な例外規定を主にすべきものでなしに、あくまでも本文そのものをずばり読んで、法の精神はここにあるのだ、こういうふうにやっていくということだと思う……

第46回国会 議院運営委員会 第10号(1964/02/27、30期、日本社会党)

○柳田委員 共産党の反対の理由は何ですか。
【次の発言】 それは困る。あなたがオブザーバーであろうが何であろうが出てこられる以上は、やはり法案に対する態度はもちろんのこと、理由もわかっていなければ困る。
【次の発言】 これはどういう理由で反対するのかわからぬ、ぼくは出先だけだというのでは意味がない。

第46回国会 議院運営委員会 第13号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○柳田委員 私きょう途中でちょっと中座させていただきますので、先にお尋ねします。  前回この委員会で山村行政管理庁長官と佐藤人事院総裁にお越しを願ったわけですが、その後、長官から閣議でこの模様を御報告願ったように思いますが、閣議の結果、われわれ国会側の意のあるところをどういうふうに内閣としては今後善処されるようになりましたか、一応その間の事情をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、文部省とか厚生省とか、全然というかほとんど売れ口のないところの所管の国務大臣と、それからきょうここへずらりと事務次官が顔をそろえておるところの、売れ行きが多いというか、むしろ民間のほうで……

第46回国会 議院運営委員会 第15号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○柳田委員 少しというのは、おおむねどのくらいの時間ですか。
【次の発言】 いやいや、少しというのは、お話し合いじゃなしに、国会法、衆議院規則に書いてあるのですから、少しというのは大体どのくらいですか。
【次の発言】 そのときの状況によってといっても、大体どのくらいですか。それを承っておかぬと、これもやはり先例になるから……。
【次の発言】 時間的にはっきりということは、与党のほうから言うてくるまでということですか。
【次の発言】 それは法の解釈、規則の解釈を厳密にいえば、与党であろうが野党であろうが入っている。しかし、われわれは、あなた方が常任委員長の配分とか、議長、副議長の配分等で多数で責……

第46回国会 議院運営委員会 第30号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○柳田委員 会期を自由民主党においては四十日延長したいということで、衆議院規則によって常任委員長会議を開かれたようでありますが、衆議院規則に「各常任委員長の意見を徴し」というふうに定めてあるのは、この常任委員長というのは、国会の構成メンバーで、すなわち、各党からそれぞれ出ているということを前提にして常任委員長の意見を徴するものであり、いまのように自民党が一党独裁で全部常任委員長を占めておって、そういう中での常任委員長会議というのは、衆議院規則に定めてありますからやらなければなりませんけれども、こんなものはほとんど意味がない。自民党の役員会できめれば、その役員会に従うばかりの常任委員長ですから、……

第46回国会 議院運営委員会 第37号(1964/06/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 いいとも言えない。
【次の発言】 こうしたらどうですか。いまのように言われるならば、これは正式の派遣議員じゃない、しかし国会議員の一員であることは間違いない。たまたま現地に行っておられて、現地の事情で行動をともにされることはあり得ても、それは議員の個人の行動までも議院としては規制できない、そういうように理解されたらいいじゃないですか。だから、共産党は事実問題を言っておられるのか。ものの考え方を言っておられるのか。事実問題を言われるなら、事実問題に対しては、ここでははっきりよいとは言えないし、悪いとも言えない。

第46回国会 法務委員会 第46号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○柳田委員 関連して。この問題は法務委員会においても過ぐる日問題になり、オリンピック特別委員会でも問題になった。したがって朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北鮮ですが、そこの体育協会、日本で言えば日本体育協会ですが、在日本朝鮮人体育連合会という組織を設けているのですが、そこに要請して、七月一日から七月二十五日まで平壌で予選会をやるから、特に日本にあって、これは拓大とかその他学生がおもですが、そういうところで優秀な成績を持っている者を平壌の予選会に帰してくれ、朝鮮のオリンピック委員会から在日本朝鮮人体育連合会にこういう申し入れがあって、在日本朝鮮人体育連合会から法務省にそういう要請があったわけです……

第46回国会 予算委員会 第10号(1964/02/08、30期、日本社会党)

○柳田委員 私は本日、特に文教問題で、主として町村合併あるいは小中学校統合で通学距離が延びたがために、児童化徒に個人的に父兄の負担、あるいは市町村が通学費を補助しておる等の市町村には市町村の財政を非常に大きく圧迫している問題を、大蔵、文部、自治の各大臣にお尋ねしたい。この問題は、単に文部当局だけに追及してみましても、これが国政の上では自治省にも影響がある、また大蔵省とも非常に関連がある、国鉄とも関係があるというようなことで、従来から予算委員会でも尋ねたことがあるのでありますが、一向に進展をしておりませんので、お尋ねをしたいと思うのであります。  最初に、国鉄総裁お越しになっておりますからお尋ね……

第47回国会 議院運営委員会 第1号(1964/11/09、30期、日本社会党)

○柳田委員 異議はありませんが、希望を申し述べておきます。  事務総長は、言うまでもなく、国会の事務当局の長であり、われわれはこの事務当局の長をはじめとする事務当局職員の手腕というものに信頼をするのでありますが、ただ、従来国会が混乱したときなどにおいては、少しことばが過ぎますが、ややともすると、最も中正にして公平にあるべき事務当局が、多数党の横暴に加担するごとききらいがなきにしもあらずと、これはわれわれはそういうふうに見受けることもまたなきにしもあらずであります。  本来、国会というところは、多数党は、イギリスのことわざではありませんが、男を女に、女を男にする以外は、国会の中ではやろうと思えば……

第47回国会 議院運営委員会 第2号(1964/11/13、30期、日本社会党)

○柳田委員 内閣官房長官の出席要求をあらかじめしておきましたが、きょう午前十時半に佐世保でわが党の衆議院議員楢崎弥之助君が官憲の手によって逮捕されているという不祥事件が起こっておるわけです。現地からの事情は概略聞きましたが、どういう理由でこういうようなおそらく前代未聞のことをやったか、それを確かめたいと思うので、至急に委員長においては国家公安委員長及び警察庁長官をこの委員会に参考人として呼ぶように要請しておきます。
【次の発言】 そこで待たしておけばいい。
【次の発言】 きょうここに配られておる文書を読みますと、「議院運営委員会案件 三十九年十一月十三日(金)」、十三日の金曜日に議院運営委員会……

第47回国会 議院運営委員会 第3号(1964/11/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 全く異議ありませんが、私の党ではそういう申し合わせに違反する場合には、これを議院運営委員会で御審議の上で、しかるべき方法で公表されても何らはばかりません。したがって、そういう場合はどしどし公表してくださってけっこうです。また、そういう違反した事例の証拠物件のごときものを議院運営委員会委員長のほうへ提出されることは非常にけっこうだと思う。わが党においては、そういう事例があったら、泣いて馬謖を斬る思いで、どんどん天下に公表されてもらってけっこうです。自民党さんのほうは、そういう場合に、えてして事なかれで臨まれるようなきらいがあるのですが、どうですか。それをひとつ承っておきませんと、また……

第47回国会 議院運営委員会 第5号(1964/12/04、30期、日本社会党)

○柳田委員 きょうはここへ参考人あるいは説明員あるいは政府委員の皆さんでもよろしいが、だれが来ておりますか。
【次の発言】 私は次の点を最初に衆議院の法制局長に尋ねて、同様の問題を内閣の法制次長にお尋ねいたします。  ただいまも委員長が言われたように、憲法第五十条は「両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、國會の會期中逮捕されず、會期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、會期中これを釈放しなければならない。」この憲法五十条を受けて、「法律の定める場合」とは、国会法第三十三条に「各議院の議員は、院外における現行犯罪の場合を除いては、会期中その院の許諾がなければ逮捕されない。」となって……

第47回国会 議院運営委員会 第6号(1964/12/07、30期、日本社会党)

○柳田委員 一番最初に法務大臣にお尋ねいたします。  来る十日、国際連合で世界人権宣言が採択された日であります。去る四日から第十六回の人権週間が催されております。第一線警察官の行為、それが国民のいわゆる憲法、法律で保障されておる人権に対して侵犯したというようなことは、私は世界にないと思う。第一線の警察官のやったことは、いつの場合でも正当とは、私は言えぬと思う。ときには警察官にも行き過ぎがある。大体どの程度警察官によるそういうような行き過ぎ、あるいは不当に人権を侵犯し、侵害したというような事例があるか。時たまたま人権週間に入っておりますので、まず法務大臣から承りたいと思います。

第48回国会 議院運営委員会 第2号(1964/12/24、30期、日本社会党)

○柳田委員 委員各位の御同意を得まして、一同を代表いたしまして、新委員長並びに前委員長に対し、一言ごあいさつを申し述べさせていただきます。  福永前委員長は、その円転滑脱なるお人柄と強い信念をもって終始当委員会の運営に当たられ、誠心誠意国会の権威向上並びにその正常化につとめられましたことは、われわれ一同深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。今般委員長を辞任されましたことは、まことに残念でありますが、今後とも議院運営委員会のことにつきましては、格別の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。  また、このたび新たに委員長に就任されました坪川委員長は、さきに通商産業委員長になられ、ま……

第48回国会 議院運営委員会 第3号(1965/01/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 この委員会に設けられる小委員会の長等に関しましても、従来、われわれから数回となしに、かつて各党で申し合わせをした院の構成は、各党ともに責任を持つという立場から、必ずしも従来のように、与党のほうで独占することのないようにということは、こちらから要望しておったのであります。したがって、これは当委員会のみならず、ほかの委員会についても同様のことがいえると思うのですが、当委員会は、院の構成の中においても特に重要な委員会でありますから、一応私はただいま委員長の御提案のとおりでけっこうと思います。しかし、今国会におきましては、従来から懸案になっておりました常任委員長の配分等で、従来の懸案事項を……

第48回国会 議院運営委員会 第6号(1965/02/02、30期、日本社会党)

○柳田委員 それでは官房長官に、提出される案件のうちで特に予算に関連あるものに限定してお尋ねしますが、予算に関係ある法案は、総計七十八件、うち二十件は提出済みでありますから、残り五十八件、こういうことに相なります。その五十八件がどういうふうになって、最終的には、いまお聞きしたところでは二月の中旬ごろということですが、五十八件はいつごろまでに何件、いつごろまでに何件というふうにもう少し詳細に分けておっしゃっていただけませんか。
【次の発言】 名前は要りません。件数だけでいいです。
【次の発言】 ほかの表現で聞きます。予算関係法案の七十八件中二十件はすでに提出済みであるから、あとの五十八件におそく……

第48回国会 議院運営委員会 第9号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○柳田委員 わが党といたしましては、小平君の発言に同意であります。

第48回国会 議院運営委員会 第10号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 椎名外務大臣に対しましては、われわれは、山本幸一君外四名が提出しました不信任決議案の理由書に明らかにしておりますし、その理由の詳細はいずれ本会議において堂々と述べることにいたしますので、あえてここでそれを詳細申し述べる煩は省きますが、去る十六日の予算委員会における質問を通じまして、特に私たちは、今回の外務大臣の訪韓は、場合によってはという表現を使っておりますが、仮調印までも行なおうとしておることを言明されております。この問題は、われわれは、条約の事前審議に関する憲法第七十三条の規定にも反するものだと思っております。同時にまた、外務大臣の十六日の予算委員会における答弁態度というものは……

第48回国会 議院運営委員会 第20号(1965/03/16、30期、日本社会党)

○柳田委員 前から懸案になっておりますから、われわれも旬日を出ずして委員名簿を提出することになると思います。  ただ、問題は、委員長、わざわざお経読みの原稿にまでこれを書かれておるのですが、こういうのはどうかと私は思うのです。こういうことは、自民党から発言の通告があって、これを委員長が許されて、伊能さんから、この前にも議長のほうに要請したからというのならわかるけれども、事務当局のほうで、委員長の命を受けて、あらかじめ原案を書かれたのですか。
【次の発言】 このお経の原案は事務当局がお書きになったのですか。そんなところまで事務当局が委員長を補佐するのは行き過ぎだと私は思う。委員長はこの議院運営委……

第48回国会 議院運営委員会 第27号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○柳田委員 異議ありませんが、わが党おいては、兼重君に対しては、今一期限りこれに同意を与えるということで、異議ありません。

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第11号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○柳田委員 大臣時間がないようですから簡単にオリンピック担当大臣として一つ御質問しておきます。  問題は戸田のボートコースのあと始末でございます。御存じのように戸田のボートコースは皇紀二千六百年、一九四〇年の流れた東京オリンピックのために、当時これを浄財を出す、あるいは浄財に対して浄力と申しますか、労力奉仕までして、もっこをかついで土地を掘って、世界で初めてオリンピックのボートとしては清水で掘ったところでやることにして掘ったのが、戦争で流れたわけです。したがって戦争で流れてから今回まで約二十数年の間に川幅は多少狭くなるわ下は浅くなるわというようなことで、さらにスポーツ会の発展に伴って、従来掘っ……

第48回国会 文教委員会 第12号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○柳田委員 関連して大臣にお尋ねしますが、あなたは現在でもオリンピック組織委員会の委員の一人でございますね。私も組織委員会の一人で、同じ立場の者ですが、われわれ組織委員会としては、オリンピックの選手村は三月三十一日までは、組織委員会の責任においてこれを国から組織委員会の手元にゆだねる、こういうふうに理解しておるのですが、それは間違いございませんか。
【次の発言】 これは、三月三十一日後はどうなりますか。
【次の発言】 そういう場合、国の財産になるということは、あなた大蔵省の官僚の出身ですが、大蔵省の財産となることとは違いますね。そういう管理とかなんとかは別にお尋ねしますが、帰属は国に帰するわけ……

第49回国会 議院運営委員会 第10号(1965/10/01、30期、日本社会党)

○柳田委員 官房長官にお尋ねします。韓国では日韓条約の単独審議をやりましたが、その内容は、日本の新聞を通じてわれわれ多少知っておるのです。また、この問題については、先般の臨時国会でも椎名外務大臣からも伺いました。そこで明らかなように、管轄権の範囲、あるいはいわゆる李ライン、また竹島問題など、条約の基本的な諸問題について、日韓両国政府の間に意見が非常に食い違っておるように思うのです。特に一番基本的な問題であるところの、国交正常化の相手国、すなわち大韓民国の領土管轄権については、当事者双方で完全に見解が食い違っておると思うのです。われわれの見解からするならば、今度のものは条約の体をなしておらぬと思……

第50回国会 議院運営委員会 第1号(1965/10/05、30期、日本社会党)

○柳田委員 会期の問題について、二十七日以来数回の理事会で、私並びに中嶋、安宅両理事からるる申し上げたのでありますが、きょうは議院運営委員会でありますし、委員全員がそろっておりますから、私は、わが党の基本的な態度だけを簡単に申し上げまして、各委員それぞれの立場から意見を申し上げたいと思います。  自由民主党あるいは佐藤内閣は、日韓条約の批准を最大の案件としてこの第、五十臨時国会に臨もうとしておられます。しかし私たちは、この前も理事会で言ったように、いまのままの形では日韓条約を国会に上程するということは決して妥当とは思っておりません。なぜならば、日韓条約は日韓両国の国会審議を通じて明らかなように……

第50回国会 議院運営委員会 第5号(1965/10/14、30期、日本社会党)

○柳田委員 ただいまのは、官房長官に伊能さんが御質問されるのかと思ったら、各党の意見も拝聴したいということでありますが、きょうは、官房長官を呼ぶ予定がきのうの理事会ではっきりきまっておるので、きょうは、官房長官としては政府の大番頭として、今度の日韓会談等で政府は急がれるだろうが、ほかの法律案もあるから、いつごろにはどういう法律案を出すかというようなことを聞くということは、われわれやぶさかではない。しかし、きょうはそういうことを官房長官を呼んで聞くのであって、特に自民党さんとしては、いま伊能さんから言われたようなことは、それはせかれることはわかるけれども、きょうの議院運営委員会の持たれた趣旨では……

第50回国会 議院運営委員会 第6号(1965/10/15、30期、日本社会党)

○柳田委員 先ほどの理事会で率直にわが党の見解を申し上げておきましたが、さらに委員会でもということなので、率直に申し上げますが、私ども、自民党さんとは別の角度で日韓批准国会と称せられるものを非常に重要視しているわけなんです。そこで、先般党内に特別の委員を設けまして、社会党十一人衆といっておりますが、今日四十何人に改編しまして、党をあげてその態勢を整えておる。ただ、私どもの国会対策委員長はきょう質問いたしますので、その総括者そのものがまだいま質問の準備をしておりますので、きょう質問が終わりましたら、明日でも大体最終の詰めは、自民党さんの御要請はよくわかっておりますので、先ほど入れものの話もありま……

第50回国会 議院運営委員会 第8号(1965/10/18、30期、日本社会党)

○柳田委員 きょうの理事会でも、別にこれはわれわれ社会党の立場から言っておるというような観点というよりは、いま安宅理事も言いましたように、五回にわたってハウスが施政権返還のことで決議をしている。それにこたえるハウスの意思決定としても、特別委員会を設けるということは、これは一つには、議決したわれわれが日本の国民に対するところの義務でもあり、同時にまた、やはり日本国民である沖繩県民に対するつとめでもある。こう思って、私たち皆さんに、ほんとうにこれは党の立場を離れて、私は国会の一員として誠心誠意、きょう理事会では、もう再びここでは繰り返しませんけれども、誠意は吐露したつもりです。それに対して自民党の……

第50回国会 議院運営委員会 第13号(1965/12/01、30期、日本社会党)

○柳田委員 副議長おられますか。副議長にお尋ねいたしますが、あなたは現在の御心境はどういう御心境ですか、大きい声で願います。
【次の発言】 すみやかに国会の正常化を願うのは、あに副議長一人ではありません。むしろわれわれ社会党が最もその心境であります。それには、現在あなたが副議長として、将来も副議長として、議長を補佐していって、国会の正常化が達成できるとお考えですか。
【次の発言】 国会の運営は、各政党間において、もっとはっきり言うならば、与党と野党の間でお互いに信頼があってこそ私は国会の正常な運営ができると思います。今日遺憾ながら議長、副議長に対しては、われわれは信頼を持っておりません。したが……

第51回国会 議院運営委員会 第4号(1965/12/25、30期、日本社会党)

○柳田委員 異議はありませんが、先般の理事会で、今後国会開会中は、たとえその党の要職、いわゆる幹部等の方であっても、一切の理由を認めずに、原則的に海外出張は認めぬ、こういうようにぴしりときめたんですが、特に押谷富三君を許可する理由は、委員長いかがなものでありますか。
【次の発言】 私はそのとき理事会におりましたが、速記が残る場でないから、速記に残したいという意味で、今後理事会でうやむやのうちにきめたとかいうのでなしに、委員会できめるものははっきりきめる、そうでない限りは断じて認めぬ。そういう意味で、特に押谷君は委員会で認めるのだから、認める理由をはっきり速記に残したい意味で、先般の理事会にはお……


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 予算委員会 第3号(1968/02/07、31期、日本社会党)

○柳田委員 私は、日本社会党を代表して、佐藤内閣の政治に対する根本姿勢に対して疑いをたださんとするものであります。  佐藤総理大臣、あなたは、この国会開会以来、再三にわたって、非核三原則はあなたの政治生命をかけて守ると言明されましたが、その言明に間違いはございますまいか、確かめておきます。
【次の発言】 倉石農林大臣、あなたは、昨日の閣議のあとで、院内で記者会見を行なわれましたか、行なわれた事実がございますか。行なわれたか行なわれないか、それだけを……。
【次の発言】 昨日、倉石農林大臣は、閣議終了後、午前九時半から約三十分にわたって、院内で農林省記者と会見を行なわれました。その席での倉石農林……


32期(1969/12/27〜)

第69回国会 建設委員会 第5号(1972/10/11、32期、日本社会党)

○柳田委員 木村建設大臣は就任以来、まあざっくばらんにものを言われておる関係上、方々でかなり物議をかもしておるようですけれども、それはそれとしてわが党の井上普方君があとで御質問いたします。私も長年議会人として、特に議会の立場からものを考えてきた人間として、よく政府にしてもだれにしても、しゃべった、けしからぬ、陳謝せい、取り消せ、いやそうではありません、私の真意を新聞が伝えておりません、というようなことを絶えず繰り返しておるわけですけれども、弁解する側では自分の真意を伝えておらぬという。なるほど一つの報道機関だけがそういう報道をしたのならばそういうこともあり得ますが、複数の報道機関がおおむね同様……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○柳田委員 高木さんにお尋ねいたしますが、かつて恩給局長をなさつておられたので、恩給に関する御権威であらせられると思いますが、ごく簡単でけつこうですが、恩給という字句が、比較的観念的な字句が使つてあるのですが、日本の恩給制度の発達を見ますと、欧米の制度を取入れまして明治の初年に軍人のみに恩給制度がしかれ、後に文官にもそれが適用され、一般公務員になり、そしてさらに恩給法という法律になつておるように存ずるのでありますが、字句のことを申しておかしいのでありますが、恩給の給はよくわかるのですが、恩という字はどういう意味でありますか、ちよつとお伺いしたい。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○柳田委員 ただいまの同僚長谷川委員の質問に関連してお伺いいたします。従来の恩給の観念は、これは天皇から恩恵としていただく、さように解釈しておりました。もとよりこの恩給ができましたのは、西南の役の後のことでありまして、文官恩給はそれからずつと遅れております。ところが主権在民の今日では、この恩給という字句そのものがおかしいのですが、少くとも国民の血税から出た金ですから、結局恩給の概念というものは、そういう点においてはかわつておると思いますが、その点に関してひとつ副総理のお答えを伺いたいと思います。
【次の発言】 それではお尋ねいたします。旧軍人恩給の復活ということを言つておられますが、この恩給法……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○柳田委員 私はきわめて常識的なことをお尋ねいたしますが、きのう藤岡先生は、濃縮ウラン受け入れに関しては、とにもかくにも天然ウラン、重水から出発するには金がかかるということと、時間がかかる、従って一応ここで誘い水という意味において、アメリカから簡単な濃縮ウランを受け入れて、それによってまず出発しておいて、すなわち初速度V0からV1V2まで一応行っておいて、そこである程度の加速度をつけて、それから日本独自に進んでもいい、こういう御議論であったと思うのです。これも簡単に考えますと、一応しろうと受けのするような考えだろうと思いますが、そう考えてみますと、少し疑問を感じますので、先生に重ねてお尋ねしま……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○柳田分科員 議事進行。この分科会でありまするが、非常に出席率が悪うございます。現在政府あるいは民主党の方においては、自由党と予算のやみ折衝をおやりになっておる。しかも実際に予算を審議すべき本来の土俵であるところのこの分科会において、与党側を見ましてもこの通りの出席である。私は各分科会を見て回りましたが、どの分科会もこの通りであります。従いましてこれは国会法、衆議院規則によりましてこの分科会は成立いたしておりません。従って暫時休憩の動議を提出いたします。主査においてしかるべく善処されんことを望みます。
【次の発言】 大臣がおられませんけれども、ちょっと政府委員にお尋ねします。先般社会労働委員会……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本社会党(左))

○柳田分科員 私は先般予算委員会の総括質問で、ただいま開かれております放射線影響国際学術懇談会、これに政府の方で多少物心両面――物的の援助をお与えになる御意思がございますかという質問をしたわけでございます。そのときに大臣の方では、これはまだ申し出もありませんので、その際はよく考えましよう、こういう御返答だった。これはもとより公的な機関がやっておるというわけではございませんが、とかく日本は公的の機関の場合は金を出す、少し私的だと非常に金を出し渋る。私考えますのに、広島、長崎、ビキニと、多くの被災を受けた日本としては、むしろ文部省等が率先されてここに一つの国際学術会議を開かれて、そうして科学の進歩……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○柳田委員 今の点は、川崎君の質問に全部答えておらぬと思うのです。そこで七人委員会――これは川崎前厚生大臣の諮問機関でありますが、七人委員会の結論もそのように出ておる。社会保険に加入しておらぬ国民に対してそれは非常に不均衡じゃないか、こういう議論があるのですが、この議論はまた議論として私は成り立つと思う。今公述人の言われたように、軍人恩給でもどうか、今次大戦は国家総動員法による大戦であって、かつての西南役のとき、錦の御旗に従っていった官軍には陛下の御恩によって恩給がついた、そういう時代とは違って、今度は甲種合格だけ行ったのではなしに、国家総動員で行った、学徒も行った、あるいは開拓義勇団も行った……

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○柳田委員 概念的なことをお尋ねするのですが、最近陳情政治ということが非常にやかましくいわれるわけであります。これは、民主政治ということの関連において非常にむずかしいと思うのですが、ことに陳情政治のほとんど全部といっていいくらい、これは地方団体と中央との関係なんです。これは、今日行政で行われている国の税制、地方税制の立て方、あるいは補助金制度等いろいろ関連するものが非常に多いので、なかなか簡単に割り切れませんが、こういう陳情政治が続く限り――これはその裏打ちになる財源の問題もありますが、実際に地方団体そのものがほんとうに地方自治体かどうか、地方団体ではあっても地方自治体かどうかという根本的な問……

第26回国会 予算委員会公聴会 第2号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○柳田委員 先生に一つお尋ねしますが、先ほど地方の団体では税の占める割合が非常に少い、そういう点はよくない、これはお説の通りで、それで所得税は減らすが地方税はふやした方がいいのではないか、私はこれは一つのアイロニーとして受け取ったのですが、結局そのことは日本の税体系がやはり中央集権的で、所得税にしても酒税にしても法人税にしてもそれからたばこ消費税にしても、徴収にあまり金がかからぬ、人件費がかからぬ、取りこぼしがなくて広い範囲からとれて、しかも多額のものがとれるといううまい税金は全部大蔵省が吸い上げて地方税にかすばかり残っている、こういうこと自体に問題があるのじゃなかろうか。従って国税と地方税の……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○柳田分科員 厚生大臣に簡単に二、三点だけお伺いしておきます。  第一は、この前輸血、供血、採血あるいはそれのあっせんという問題で、それを規制しあるいは供血者を保護するような立法ができましたが、どうしても生活せんがために自分の血を売っておる、しかもその血を売る人を搾取するようなあっせん業者があって非常に問題になっておりましたが、この法律によってどの程度実績が上ってきたか、その点簡単にお伺いしておきます。
【次の発言】 聞くところによりますと、まだまだ自分の生活のために、はなはだしきは一週間に二回、三回、名前を変えたり、あるいは他の業者のところに行ったりして売っておるという事例があるようでありま……

第28回国会 予算委員会公聴会 第1号(1958/02/24、27期、日本社会党)

○柳田委員 先般中国へ鉄鉱使節団がお行きになりまして、大へんけっこうなことだと思っておるのでありますが、一九五五年と一九五六年を見ますと、日本から対中共への輸出量は急激にふえております。これは二千八百万ドルぐらいから六千なんぼでしたか、六千万ドル以上にふえております。そのふえたのは主として鉄鉱石が非常に原因しておると思うのです。また今のお話のように、向うから開らん炭を入れるとか、海南島鉄を入れるとか、輸入する方も、日本にとっては戦前の実績から見ても、非常に大事な基礎産業の物資を入れて、また輸出する方も、中国が消費財はあまり買いたがらない。第二次五カ年計画をやっているので、建設財が特に今後日本の……

第28回国会 予算委員会公聴会 第2号(1958/02/25、27期、日本社会党)

○柳田委員 交通網の発達に対して政治的な圧力はないという先生のお話ですが、欧米と比べてみても、特に日本の交通網の発達しない原因はいろいろとあると思うのです。これはやはり日本だけの立地条件ですか、地勢ですか、そういうものが影響しておりますが、何といっても私はアジアにおける日本の航空の貧弱ということが一番大きいと思うのです。何といったって、イギリスの人がしょっちゅう日本に来ているのじゃないので、なかなか発達しない。イギリスの人は欧米で航空網を利用しておる。北京に行くにしても、ジェット機を使えば東京から一時間少々で行けるのですが、今日香港から行って、香港からぐるぐる回っているのです。韓国あるいは北鮮……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○柳田分科員 自治庁では町村の統合を数年来進めて参りまして、おおむね統合が自治庁が考えておられる線に運んできたことは、私は御同慶の至りだと思います。そこで必然的に起ってくる問題は、町村の統合に続いて義務教育の小学校の統合が起ってきているわけですが、文部省もその点は省議として今統合を進めているわけです。中学校は新制中学校でやや先に進みましたし、小学校も今統合を進めておるわけです。そこで一番問題になりますのは、ことに中学生の場合に問題になるのは、通学距離が延びたということです。そういう関係でそういう通学距離の延びた家庭の父兄は通学費に非常に負担がふえてきた。私が調べました、これはある町ですが、中学……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○柳田分科員 政府は今回の予算編成においてもまた施政方針においても、重点施策として科学技術の振興ということを取り上げられた。大へんけっこうなことであります。また文教行政を預かっておる文部省の予算を見ましても、特に科学研究を重点施策として予算を計上しておる。そこでお尋ねしますが、公務員あるいはそれに準ずる者等が発明その他をなしまして特許をとった場合、特許によって得るところの権利はどこに帰属しますか、それをお尋ねします。
【次の発言】 特許法第十四条によりまして公務員、あるいはまた法人の被用者というようなものがあがっておるわけでありますが、ここで考えなければならぬのは、たとえば国立研究所の主任、大……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○柳田分科員 運輸大臣にお尋ねしますが、日ソ通商協定が先般締約されまして、国会で承認を求める件が可決され、批准書が交換されておりますが、従って、それに伴って日ソ問に通商貿易が始まると思いますが、運輸大臣は、これに対して、かつて命令航路のようなものがありましたが、そういうような航路を運輸省の方で指定される御意思があるかどうか。
【次の発言】 日ソ通商協定のとき、窓口一本化というようなことが問題になりましたが、向う側は極東海運公社一社ということであれば、こちらの方も一本にして、航路も八社のうち一社にしぼって御指定になる御意向ですか。それとも数社御指定になる御意向ですか。

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○柳田分科員 現在、日ソ間の郵便小包に関する取りきめといいますか協定、こういうものはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 大へんけっこうでありまして、料金も三分の一に減り、日数もうんと縮まると思うので、なるべく早くそういう協定を結んでいただきたいと思いますが、たまたま昨年の暮れに日ソ通商条約が締結されました。近く国会で承認を与えますと、批准書交換ということになって、おそらく三月には批准書交換になる。運輸省の方では日ソ間の定期航路を再開すべく今準備中で、これも、極東の方は極東海運公社、それから日本側は現在申請が八社ほど出ておるようでありますが、運輸省の予定は窓口を一本にしぼって数社にやら……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○柳田分科員 われわれに配られました、三十三年度予算のうち重要な事項について申し述べたいと存じますといって、文部省の所管予算の大要を説明されましたが、その順序で簡単に私の質問をいたします。  第一は、義務教育の機会均等ということをうたわれておりまして、さらに第四に、学校統合の問題を掲げておられます。学校統合に関しての補助金十億何がしというのを計上せられておりますが、現在政府において市町村の統合を進めておるわけですが、おおむねこれは緒につき、また成果を上げております。ことに法律的の根拠を設け、財政的の裏打ちもして、市町村の統合を進めております。従ってここに起ってくることは、当然義務教育諸学校、こ……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○柳田分科員 もし大臣ほかに御用がありましたら、私は分科会ですから政府委員から承わりますから、すぐまたお戻りにならないでもけっこうであります。  新しい国民健康保険法案が本年一月一日から実施されましたが、これは昨年末厚生省もやきもきして、われわれ社会党の国会対策へ来て、この法案を早く上げてくれということでずいぶん厚生省側からも御要求がありました。わが党は非常に不満でありました、不満であって、結果は本会議においては反対せざるを得なかったのでありますが、しかし何といってもこれは国民皆保険の母体になるものでもあり、少くとも国民皆保険に一歩進めるということに対しては、われわれはこれに全面的に賛意を表し……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○柳田分科員 時間も十分ありませんし、他に同僚諸君もおられますので、私はごく簡単に質問いたします。私の質問は、文部当局を難詰するような問題は一つもありません。従って、全部大臣からお答え願いたい。その間、私の質問中にも内藤局長の方も大臣に耳打ちしたりしないように願いたい。大臣としての所見を伺いたい。そこで、今日新制中学校が町村の合併、あるいは新制中学それ自体、あるいはこの予算書を見ても小中学校の統合を予算にも盛り込んで推進しておられるので、従って、義務教育である小中学に通う通学距離が非常に延びてきた。その際に、小学校は国鉄の運賃は半額になっておりまするが、中学校は半額になっておりません。この問題……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○柳田分科員 四年後にオリンピックを控えまして、特に問題になるのは日本の道路だと思うのでありますが、ひとりオリンピックを円滑に遂行するためばかりではなしに、さらにこれに関連して観光の事業もありましょう。これに関連して、今日の計画では、一九六四年にオリンピックをやるとして、大体それに関連したものに対しては完成するような計画を立てておりますか、その点を一つ。
【次の発言】 私実はオリンピック関係に携わっておるものですが、オリンピックに対して一部に尚早論もあるわけです。しかし、これは論外として、実際に国際的に日本がオリンピックを主催すると、まず日本の今日の道路の現状では、日本の国威と言うことは少し語……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1960/02/27、28期、日本社会党)

○柳田分科員 先に内藤局長にお尋ねしますが、小中学校の、特に遠距離から通っている子供に対する通学補助の問題、これは本年度の予算にはどれくらいの金額で計上されておりますか。
【次の発言】 文部大臣に一つお尋ねいたします。実は内閣の方針で、従来自治庁は町村合併を進めてきた。さらに文部省の方針で義務教育学校の統合を進めて参った。その結果必然的に起こることは、町村合併はできた。そしてその町村合併を単位として義務教育学校の学校統合をやってきた。その結果必然的に通学距離が伸びてきた。これはおわかりになりますね。そうして片一方では交通機関が非常に発達してきて、従来、文部大臣がアメリカにお渡りになる前くらいは……


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1965/01/20、30期、日本社会党)

○柳田委員 アメリカの科学財団からは日本の「雑誌記事索引・自然科学編」英語版の需要度というのはあまりないのですか。
【次の発言】 統一してヘボンになったのですか。
【次の発言】 それは文部省のあれに反するのじゃないですか。
【次の発言】 文部省としては訓令のほうじゃないのか。訓令というのはどこの訓令ですか。
【次の発言】 ぼくは、国としては訓令でやっておると思ったが、そうじゃないのですか。
【次の発言】 オリンピックは文部省じゃない。
【次の発言】 昔、田中館愛橘さんという貴族院議員がおって、毎国会、ローマ字論を展開して有名だったが、あの人は訓令ですか、ヘボンですか

第48回国会 文教委員会体育振興に関する特別委員会連合審査会 第1号(1965/03/29、30期、日本社会党)

○柳田委員 関連して。江守国有財産局長にお伺いしますが、二月一日に大蔵省の国有財産局は、今度貸したところを返還をさせたわけですね、そのことはそれで間違いないわけですか。
【次の発言】 二月一日をもって法律的には国有財産局が管理された、今度それを東京国税庁が使用する、日限はこの法律によるとどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうするとちょうど一年間は使用承認をさしておるわけですか。
【次の発言】 そうしますと使用承認の間の財産権はどこに入っておりますか。
【次の発言】 その使用承認しているものは国有財産局が管理するのですか、国税庁が管理するのですか。


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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