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松田竹千代 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松田竹千代[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(政府)歴代TOP500
361位
各種会議発言(政府)歴代TOP250
229位

28期委員会発言(政府)TOP25
23位

このページでは松田竹千代衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松田竹千代衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 外務委員会 第4号(1952/12/01、25期、自由党)

○松田(竹)委員 関連して。ただいま安東君と保安長官の応答の点でも、もうすこしはつきりできるものなら、はつきりさしてもらいたいと思うのは、国民の常識から考えると、自衛力というも武力というも、そういうことは一つも区切つていません。現在の程度では、自衛力ということでも済んでいるかもしれぬが、しかしタンクを持ち、バズーカ砲を持ちしておる程度なら、これはやはり軍隊ではないかという考をもつている人々もある。今保安長官の御答弁を伺つておりますと、これが数なり量なり質なり高度の近代装備を持つたものならば、これは戦力になるというお話、その度というのは一体どこですか、その度というのは、たとえば数ならば今の自衛軍……

第15回国会 外務委員会 第7号(1952/12/08、25期、自由党)

○松田(竹)委員 もう一つ黒田君の質問に関連して……。黒田君の御質問に、これは使用貸借かということがあつたのですが、私はそうだろうと思うのです。明らかに賃貸でないのだ。賃貸契約でないということになると、私は条文を持つておりませんが、六条か何かで、五箇年の期限ということになつておる。そうしてもし日本が五箇年の後に、これを必要ないから返す、向うも受取る、そのときには、たしか契約のときの状態のままで返す。これがもし賃借であるならば、料金を払つておるのだから多少の自然消耗に対しては、これは見る必要もないかもしれませんけれども、無賃で、単なる使用料を払わない契約であるのでありますから、そのときに借りたと……

第15回国会 外務委員会 第11号(1952/12/19、25期、自由党)

○松田(竹)委員 先刻並木委員からの質問に対して情報文化局長の御答弁がありましたが、その点について二、三お伺いいたしたい。  情報文化局の仕事について、局長の御答弁によると、どうもわれわれは自分の職域、予算、地位というようなものについておのずから限定されているから、何もあまりできぬように聞えたのでありますが、大体今日の日本の外務省は独立後間もないことであり、なるほどそういう点から考えますと、やるべきことが多々ありながら、第一予算に縛られ、また日本の今の立場としてあまり積極的にやることがむずかしいというふうに考えられることももつともであります。しかしそれなるがゆえに、外務省はもつと旺盛な気魂でも……

第15回国会 外務委員会 第14号(1953/02/04、25期、自由党)

○松田(竹)委員 関連しての質問でありますが、貿易斡旋所が各地にあることは私よく見て知つております。おそらく若いお役人の方々は、報告を見ては御存じであろうけれども、実際どういうふうなフアクシヨンであるかということは、御存じない方が多いだろうと思う。第一番にニューヨークあるいはフーストン、サンフランシスコなどの貿易斡旋所の実情から見ると、やはり人を得たところは相当の仕事ができておる。ところがそうでないところはだめなのです。予算が局限されておりますから、むろん斡旋所で大してあつせんするほどのことはできない、まあ旅行者の足だまりくらいにしかなつておりません。報告などに、なるほど適切なものも幾多あつた……

第15回国会 外務委員会 第23号(1953/03/11、25期、自由党)

○松田(竹)委員 私は一つ伺いたいのですが、どなたからでもけつこうです。ブラジルの日本の移民も相当歴史ができ、相当の数になつておる。ことにサンパウロでは三十数万人にもなつておる。人口の率からいつても、百人に三人までになつておるとこの表に出ておりますが、経済的力というか、生産力という面からすれば一割に達しておる。日本のサンパウロ州だけにおける勢力は、生産力から見たら一割に匹敵する。そうしますと、サンパウロにおける相当の日本のコロニーができるわけです。従つてその中にはいろいろの指導者もありましようし、指導的団体もできておるであろうと思うし、また特有の文化施設もいろいろとできておるだろうと思うのであ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 朝鮮休戦は世界でおおむね歓迎の意をもつて迎えられたのはきわめて自然でありますが、その後世界、特にアジア各地において次々に起つておる諸種の事態は、まつたく平和の風が吹いて来るような感じもない、いつ何どき何が勃発するかわからぬとさえ考えられる情勢になつて来ておると思う。このときにおいて、日本ははたしてこの世界的情勢に即応して同じテンポをもつて、外交的な事態がみな処理されておるかどうか。あまりにもスロー・モーではないか。むろん外交のことはきわめて慎重、隠忍、これが最も大事なことでありますが、私は個人としては、岡崎外相はきわめて練達堪能に外交事務を処理しておるように認めておる。しかし……

第16回国会 行政監察特別委員会 第1号(1953/05/29、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、衆議院規則第百一条第三項により委員長の職務を行います。
【次の発言】 ただいまの田渕君の御動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よつて吉武惠市君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長吉武惠市君にかわつていただきます。

第16回国会 内閣委員会 第5号(1953/06/27、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 木村長官はお急ぎのようですから簡単にいたしますが、長官はどういう御了解をもつてMSAを受諾なさらんとするのか。MSA、この法律を日本に適用するというのは、どういうふうに御了解なさつておるか。これの起りは、私の知るところでは――私も知りませんかもしれませんが、了解しておるところでは、北大西洋条約の加盟国に対してこれまで援助を供与して来た、その基本法律であるMSA、これを日本を含めた太平洋地域に準用して、今度の申出をして来たものであると了解いたしておるのでありまするが、木村保安長官は、どういう御了解を持つておられるか。
【次の発言】 たいへんけつこうです。そうであろうと思います。……

第16回国会 内閣委員会 第10号(1953/07/07、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 この前の議会の場合にもこれは大体通過した問題だと今伺つたのですけれども、私はこの問題についてついぞ検討するいとまを持ちませんでした。実は終始内閣委員でなかつたので、私が出席しておらなかつたときに説明があつたのだと思います。従つて私はまだ検討しておらないので、この問題について当然質疑をいたしたいと思うのでありますが、突如としてこれが提案されることになりましたので、その用意ができておりません。しかし一、二お伺いしたいと思います。  大体この協議会を設置して青少年の指導と申しますか、ちよつと今一瞥いたしますと不良化防止ということが中心になつておるようでありますが、この法案をお出しに……

第16回国会 内閣委員会 第12号(1953/07/09、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 私は議事進行について一言申し上げたいと思います。大分委員会において質疑応答があつたのでありますが、何分にも保安庁は大きな国費を使う仕事である。しかるに本委員会の質問は多く保安隊は軍隊であろうか、軍隊でないか、あるいは警備計画、保安庁長官のいわゆる計画案を出せ、出さぬ、出せないというようなことで多くの時間をとつて来た、もう少し私は保安隊自体のことについての質問があつてしかるべきであると思う。特に木村長官は大きな国費を使つて日本の保安隊の育成に努力されて来た、その木村長官もさびしげな御様子でありますから、この保安隊自体の問題について質疑があつても私はしかるべきであると思う。そうす……

第16回国会 内閣委員会 第13号(1953/07/10、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 木村保安庁長官に一つ、二つだけこの機会にただしておきたいと思いますことは、私は、保安隊員を、横須賀でも、また私は富士におりますので冨士でもしばしば見かけるのですが、その他各地で保安隊の様子を伺い、保安隊員ともしばしば話をして、現在の保安隊員のりつぱであることを見て、やや意を強うしておるような次第であります。保安隊は外敵に当るものでもなく、軍隊ではない。さればといつて、警察予備隊から一歩進んで保安隊に改称されたが、やはり軍隊ではない、警察隊でもないという感じである。どつちつかずという感じがするのです。国内の治安を維持し、そうして人命財産の保護に当るのだ。一旦暴動その他の革命的な……

第18回国会 行政監察特別委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党(分))

○松田(竹)委員 これより会議を開きます。  私は年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  お諮りいたしたのでありますが、これより委員長の互選をいたす手配でありまするけれども、この委員会は真に有効に円満に、納得ずくでその成績をあげたいと思いまするので、一応懇談会を開いてみてはどうかと思うのでございますが、いかがでしようか、お諮りいたします。御異議はございませんか。
【次の発言】 それでは、一応懇談会を開くことにいたします。
【次の発言】 それでは、懇談会をとじまして、引続き会議を開きます。  これより委員長の互選を行います。

第19回国会 決算委員会 第43号(1954/08/23、26期、日本自由党)

○松田(竹)委員 私は日本自由党を代表して本決議案に賛成の意を表せんとするものであります。  この黄変米問題が世上に伝わるや、国民は非常な衝撃を受けた、いな愕然としたのである。これは当然のことである。三度々々食う米の飯にそうした有害なものがあるということを知つては愕然たらざるを得ない。わが日本は尊い外貨を多量に出して毎年々々主食たる米の輸入を継続して行かなければならぬということは、わが国の一大悩みとするところである。しかし主食なるがゆえにやむを得ないという現状である。しからばその輸入にあたつては、政府は特別の注意を払つてしかるべきである。アメリカからの輸入にも黄変米があつたということであるが、……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/13、26期、日本自由党)

○松田(竹)委員 関連して……。先刻来教育予算の面ついていろいろ質問があつたのでありますが、この点については文部大臣は格別の精神、気魄を持つてひとつ努力せられんことを望みます。ただ先刻来お話のあつた学校給食問題について一言私はお尋ねいたしておきたい。  政府は外貨を節約するという面から食生活の改善を大きく打出して来ておるのでありますが、まことにけつこうなことではあるが、それだけでは私は実は上らぬと思う。今日の日本の国民に対しては、やはり幾らかでも食生活を向上させつつでなければ食生活の改善はできない。すなわち一般の国民生活を向上させながら改善して行くということでなければならぬ。しかしこの大きな問……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/03/19、26期、日本自由党)

○松田(竹)委員 私の質問はきわめて簡単に切り上げたいと思います。そこでこの場合まず議事進行に関して一言申し上げたい。本委員会は文教に関する委員会である。そこで文教委員会らしく私は終始してもらいたいと思う。(「ヒヤヒヤ」)すなわち、われわれはそれぞれ各党に所属しておるのでありますから、その党の信条に基いて議論することは当然のことである。しかし、あまりにも熱心のあまり、党派心が露骨に現われて――この法律案は教育の政治的中立性を確保するという法律案の審議にもかかわらず、われわれ自体が公正妥当な態度と考え方を失うならば、われわれ自身偏向した考えをもつてこの法案を審議したということになる。そういう形に……

第19回国会 文部委員会 第24号(1954/03/26、26期、日本自由党)

○松田(竹)委員 私は日本自由党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案並びに教育公務員特例法の一部を改正する法律案並びに保守三派の共同提案にかかる修正を含めて賛成の意を表したいと思います。(拍手)  すでに共同提案着たる自改の両党委員からその賛成の趣旨を表明されており、共同提案にかかるものでありまするから、もとよりわれわれの見解も自改両党の委員から述べられたことと共通する点が多いのでございます。従つて私は多くを述べません。ただ私はこの法律案が法律となりましても、これによつて全国の教育界の現下の時弊、この法律のねらうところの目……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 決算委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 私がこのたび郵政大臣に就任いたしました松田竹千代でございます。まことに不敏のものでございますが、よろしく御指導御鞭撻のほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 吉田委員から御指摘の点につきましては、今日の場合といたしましては、特にみずから自粛して不要のものはこれを購入しないことに極力思いをいたしていかなければならぬと考えておる次第でございまして、新機軸といっても、私といたしましては厳にこの点に対しては一般に注意を喚起するようにいたしまして、今後再びおしかりを受けることのないように、極力努力いたして参りたいと存じます。今日ほど日本の国務多端なるときはないのでありますし、また、政府……

第22回国会 決算委員会 第31号(1955/07/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま会計検査院より御指摘賜わりました第一の件でありますが、昭和二十八年度予算をもってまかなうべき特殊勤務手当について、予算総則の給与総額を上回ってその限度を超過しておる、これは当然こういうことがあってはならないという御指摘でございますが、この点につきましては、 再びこういうことのないようにというので、本年の二月十五日にちゃんと改めることにいたしましたから、今後は再びこれを繰り返すようなことはないことを確信いたします。  第二点でございます現金袋及び錠前であるとか、そうしたものを過度に買い過ぎたではないかというおしかりでございますが、これは確かにこの件につきましてはそういう事……

第22回国会 逓信委員会 第1号(1955/03/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 私、このたび組閣に当りまして郵政大臣を拝命いたしたのでありますが、今後解決していかなければならない幾多の重要課題が横たわっておるのでありまして、これら懸案の解決に努力をいたしまする所存でありまするから、委員各位におかれましても、何とぞ御教示、御支援を賜わりますよう、まずもってお願い申し上げる次第でございます。  本日は当委員会に初めて出席さしていただき、また今国会から郵政及び電気通信委員会が合併して逓信委員会となり、委員の方々におかれましても、前国会当時とは相当おかわりになっておられますので、この機会に当面の課題等につきまして概略御説明申し上げ、御参考に供したいと存じます。  ……

第22回国会 逓信委員会 第2号(1955/03/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま議題となりました日本放送協会の昭和三十年度収支予算、事業計画及び資金計画の提案理由と、これらに対する郵政大臣の意見書の提出につきまして御説明申し上げます。  この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条の規定によりまして、国会の御承認を受けるために提出されたのでありますが、郵政大臣といたしましては、この収支予算、事業計画等につきまして、放送法の趣旨、放送事業の現状、聴取者の要望等、各方面からこれに慎重な検討を加えました結果、お手元にお配りいたしました通りの意見書を付して、国会の御審議をお願いすることになったのであります。  これら収支予算等につきまして大略御説……

第22回国会 逓信委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 昨日松井委員の御質疑に対しまして、私からお答えいたしました言葉が足りませんでしたので、またその言い回しもまことに不十分でありましたので、そこに仰せの通りのことになったのであると思いますが、国際放送交付金について責任が持てないような言い方をいたしましたのは、これは全く今申し上げる通り私の言葉の不十分な点でございまして、国際放送の命令は国の予算が通過後に出しますので、それで見込みとしての額を申し上げたような次第でございます。政府は国際放送につきましては、その重要性にかんがみて今後ますますこれを強化充実していきたいのでございまするので、この程度の交付金については十分責任をもって、その……

第22回国会 逓信委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 竹内委員の御説の通り、近年わが国放送事業が著しく発展して参りまして、民間放送会社も相当数に上って参りました今日、わが国の現在の放送法について、これを全面的に再検討しなければならぬでないかという議のあることは承知いたしております。私はまだ就任早々のことでありまするので、諸般の点についてはまだつまびらかにいたしておりませんが、今日の放送事業の現状にかんがみまして、御説の通り、これは相当広範囲にわたって全面的に再検討を加えて、放送法の改正ということも今日では真剣に考えなければならぬことになっておると思います。いずれそれらの検討を十分にいたしまして、また適当な時期に御審議を願うようなこ……

第22回国会 逓信委員会 第5号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 私は今初耳でありますが、実は郵政省の方で、数日前に公社の人に来ていただきまして、事件の概要について目下調べ中でございます。そうして検討しておる次第でありまして、まことに遺憾なことが起ったものだと私は考えます。
【次の発言】 今この事件の内容について、厳密にその正確を得るために調べているというところでございます。
【次の発言】 それはこの暫定予算が両院を通過しますれば、私といたしましては一日ごろからその折衝に努力するつもりになっているということ以外には、今のところでは申し上げにくい。むろん郵政省といたしましては、電電公社の予定の仕事を極力支障なく遂行することに努力いたしますが、今……

第22回国会 逓信委員会 第6号(1955/03/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 二十九年度は三十局にわたって新設いたしたのでありますが、本年度も大体同数を建設する予定になっております。詳しいことは政府委員より答弁いたさせます。
【次の発言】 お示しのように十年というと相当長期にわたり過ぎると思うのでありまして、できる限りすみやかにその年限を短縮して整備いたしたいと考えておる次第であります。
【次の発言】 ただいまお示しの特定郵便局のようなものは、ほかの官庁にはちょっと見られないように思います。
【次の発言】 何分にもこの特定局制度は、お示しのように国民と密接な関係を持ちますのと、また国民一般から非常にその増置を要望されているという見地から考えまして、この点……

第22回国会 逓信委員会 第7号(1955/03/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 大体そういう考えを持っております。
【次の発言】 ただいま塚田委員よりお申し出に相なり、本委員会において御決議に相なりましたる決議案の御趣意は、郵政当局といたしまして大体同様に考えておるのでありまして、目下鋭意大蔵当局とも折衝中でございます。
【次の発言】 斎藤委員のただいまお話の点は、私も痛感いたしておるところでございまして、閣議においても極力御趣旨のところを説明これ努めて、目的を達するようにいたしたいと考えている次第であります。

第22回国会 逓信委員会 第8号(1955/04/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま議題となりました簡易生命保険法の一部を改正する法律案及び郵便年金法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  まず簡易生命保険法の一部を改正する法律案について申し上げますと、現在簡易保険の保険料計算の基礎として用いております死亡生残表は、昭和五年四月から同十年三月に至る五カ年間の簡易保険経験死亡率を基礎として作成したものでありますが、戦後における衛生思想の普及及び医薬の目ざましい進歩に伴いまして、最近国民の死亡率が著しく低下いたしました関係上、簡易保険の被保険者の実際の死亡率は予定した死亡率を相当下回って参りまして、昭和二十九年に厚生省が発表した第九……

第22回国会 逓信委員会 第9号(1955/05/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま議題となりました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  この法律案は、現在簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用は、主として地方公共団体に対して融資することとなっておりますが、毎年資金が増加して参りますこと、及び運用の範囲を拡大し、各種公共事業の施設改善に融資するようにとの国会の御決議もいただいておりますので、一そう公共の利益をはかり、あわせて資金の効率的運用に資するため、運用の範囲を拡大しようとするものであります。  これによりまして、新たに融資の対象となりますものは、第一は、国民生活の安定上急務とす……

第22回国会 逓信委員会 第10号(1955/05/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま議題となりました郵便貯金法及び郵便振替貯金法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  まず郵便貯金法の一部を改正する法律案について申し上げますと、この法律案は、郵便貯金の貯金総額の制限額並びに積立郵便貯金及び定額郵便貯金の預け入れ金額を引き上げるとともに、積立郵便貯金について新たに小切手による預け入れの取扱いをすることによって、預金者の利便をはかり、あわせて貯蓄の増強をはかろうとするものでありまして、その内容は次の通りであります。  第一点は、郵便貯金の一預金者の貯金総額の制限額は、昭和二十七年四月十万円に引き上げられて現在に至ったのでありま……

第22回国会 逓信委員会 第11号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいまの森本委員の御質疑でありますが、まだ詳しい報告は参つておりません。高松市を六時四十分に出帆いたしました紫雲丸というのが、女木島沖合いを去る約二十分くらい、距離にいたしまして高松より〇・六海里の辺でございますが、貨物船の国鉄第三宇高丸と衝突いたしまして、直ちに沈没したということなんでございます。乗客が四百名から五百名くらい、修学旅行の人々でございますが、郵政省といたしましては、通常郵便物、大郵袋が二、小包郵便物が六ということになつておりまして、乗務員が高松鉄郵事務官が一人、川野広文という人でありますが搭乗しておつたわけでありますが、生死のほどは不明になつておりまして、それ……

第22回国会 逓信委員会 第12号(1955/05/12、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 昨日御報告申し上げて以来、各方面と連絡をして、詳細的確なる御報告ができるように努めて参ったのでございますが、いまだ十分なる報告を得るに至っておりませんが、現在判明いたしておる事柄だけは事務担当者から報告いたさせます。
【次の発言】 そうういことを法規的に申せば、ただいま八藤政府委員よりお答えいたしましたように、出納担当者の責任になりますけれども、最後にお話になったような場合には、やはり政府の責任になるのではないかと思います。
【次の発言】 当面そういうことになるのではないかと思います。
【次の発言】 先刻政府委員よりお答え申し上げた通り、それに対してはしかるべく手配をして、でき……

第22回国会 逓信委員会 第13号(1955/05/21、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 契約者なり加入者なりの利益をはかり、福祉を増進するために、従来歴史的にやってきた事柄でありますので、それに基礎を置いて福祉施設を用意いたしたのでありますけれども、しかし法律の根拠に基いてこれから福祉施設を拡張していくことがより妥当であるという考え方で、このたび法律の規定によってやることにいたしたのであります。
【次の発言】 御承知のように、他にも簡易保険の金並びに年金の金を、いろいろ公共の利益をはかるためにワク広げをやる法律案の御協賛を願っておる趣意からいたしまして、簡易保険金を十分に契約者並びに加入者の福祉をはかるために用いることは、決してずさんにこの金を用いておるとは考えら……

第22回国会 逓信委員会 第15号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま本請願の御趣旨について御説明がございましたが、わが国が世界最初の原爆の犠牲者である。最初であり、現在では唯一である。たまたまこの八月六日はその当日に当るということで、これを記念するために記念切手を出すようにということでございまするが、本請願は国際間に微妙な問題を生ずるおそれのある事項でありまするので、これを切手として発行することは、現在のところ適当でないと考えるのであります。なおまた切手の調製の技術上からも、八月上旬の発行は困難なる事情にあるのであります。もとより日本は原爆の最初の犠牲者として、その洗礼を受けたことをわれわれ国民は心に銘記して、いつまでも二度と再びかくの……

第22回国会 逓信委員会 第16号(1955/05/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいまの御質疑に対しては、当然これは大蔵省と協議の上でさように決定いたしました。
【次の発言】 なるほど地方債の方は四百二十八億円と減っておりますけれども、大蔵省の方と、率は前の率と大体同じであると思います。すなわち大蔵省の方で、資金運用部の方では五二%、郵政省の方では四八%、その率において変りがないのございます。ただ金額において四百二十八億円と減っておりますけれども、一方におきましては公募債の方でふえておるようになっておるのが、前年度は二百億に対して、今度は二百六十億とふえている次第であります。
【次の発言】 そのことは伺っておりませんので、ちょっと今答弁いたしかねます。

第22回国会 逓信委員会 第18号(1955/06/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 松井さんのただいまのお話、お説しごくごもっともと思います。しかし本年度におきましてはなるほどなくても差しつかえのないという考え方もむろんできます。しかしそもそもこの法律案を提案して御協賛を仰いでおるゆえんのものは、ワクを広げることによって、今後年々増加しつつある資金の運用をより有利に、より便利にこの簡易保険の運用の事業を進めていき、育成していく上においてさらに有利に、また便利になるのではないか。また本年度必要のないものならそれは削除してもよいではないかということ、それはむろんその通りでありますが、しかしその条項をも入れておいていただければ、来年なり、今後増加してくる資金の運用に……

第22回国会 逓信委員会 第19号(1955/06/08、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 電話というものに対する要請が激しく、また公社としての仕事を始めてまだ聞もないという時期において、この一般の熾列な需要を満たすためには、その資金を主として外部に仰いでいくのでなければ、急速なる発展をして、一般国民の需要を満たすところまでなかなか行き得ないということは考えております。しかし今日の場合、今申し上げるように多額な外部資金を獲得するということは困難なことでありますので、公社としては今総裁からお答えになりましたような経営の方針でいくということもやむを得ないと考えております。
【次の発言】 給与の点につきましては、現在の給与は十分であるとは考えているわけではございません。しか……

第22回国会 逓信委員会 第20号(1955/06/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 その点につきましては、もちろん十分なる連絡を遂げておるわけであります。
【次の発言】 もちろんそういうことも考えております。
【次の発言】 さようであります。
【次の発言】 あまり公団に関するこまかいことについて、とやこう私の方から申し出る考えはありません。けれども重要なる事柄については、よく協議をしてやっていくつもりでおります。
【次の発言】 先ほどお答え申し上げましたように、そういう心づもりでやって参ります。

第22回国会 逓信委員会 第24号(1955/07/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 前回の郵政委員会に欠席いたしまして、まことに申しわけありません。その際に本所白鬚の郵便局長のお尋ねがございましたが、その際に人事部長からお答え申し上げたことは、この前新潟県の問題についてお尋ねのありましたことがございましたが、それとこれとは大分事情を異にするようでございまして、新潟県の場合に、あの場合の局長の任命はまことにお尋ねになりました通り、外から見ましてもだれが見ましてもあまり芳ばしいやり方ではなかったということを申し上げて、自今厳に注意をして、同じようなことの起らないようにと特に注意をいたしますというお答えを申し上げたと思うのでございます。しかし今度の場合には、新潟県の……

第22回国会 逓信委員会 第26号(1955/07/08、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お年玉はがきが売り出されてから今日まですでに六年、その間二十一億三千万円という巨額な資金をこれによって得て参っておるのであります。この金は今お話しにありましたように、中にはお年玉のことを考えて、一円は社会事業に寄付するものであるという深い認識を持たない者もあるかと思いますが、はがきの表面にはちゃんとそのことは記載してありますので、大多数の者はよくその趣旨を了承して、そして協力してきて下さっておるものと深く信ずる次第であります。従ってそうした自発的行為をもってお年玉つきはがき発売に対して協力して、そうした莫大な寄付金を一般大衆から得ている。その資金は表面にうたってありますように、……

第22回国会 逓信委員会 第28号(1955/07/12、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 努めて委員会には出なければならぬと考えております。
【次の発言】 日本放送協会の昭和二十八年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書並びにこれに関する説明について、概略御説明申し上げます。  日本放送協会のこれらの書類は、放送法第四十条の規定に基きまして国会に提出いたすものでございます。協会から提出されました昭和二十八年度の貸借対照表等の詳細は、お手元の書類の通りでありますが、その概要について御説明申し上げますと、昭和二十九年三月三十一日現在における資本総額は二十二億五千四百余万円であり、これに照応する資産は五十六億六千三百余万円、負債は三十四億九百余万円となっております。資産の内……

第22回国会 逓信委員会 第29号(1955/07/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 さような資料の要求の出ておつたことは、私はうっかりしておりまして、従って督励をすることをいたしませんでした。今日たまたまその答弁をする適当な当局がおりませんが、しかしお話の点につきましては、もちろん十分に考究しておると思います。従って別の機会にその結果についてお答えをいたすようにいたしたいと存じます。
【次の発言】 従来も研究機関があったことは承知いたしております。しかし格別にそれを私伺つておらないので、実は放送法もできてから相当長期になる。たしか五年くらいになると思っております。従って日進月歩の電波関係のものでありまするから、相当改正をしようとする意見は強いのでありまして、特……

第22回国会 逓信委員会 第30号(1955/07/19、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 さきに森本委員の御質問にかかる白鬚郵便局長任命につきまして、本委員会においていろいろ御指摘を受けましたが、本件はいろいろな事情がありまして任命いたした次第でございまして、この点御了承を願いたいと存じます。今後行政整理による退職者が特定局長を希望して願い出た場合には、他の希望者をもできるだけ調査し、十分慎重を期し、もって公正なる選考並びに任命に当らしめるよう配慮いたすつもりでございます。
【次の発言】 お話のようにこの簡保資金の地方還元につきましては、全くわれわれもお説の通り考えておる次第でございまして、最初の計画からも、法律上の建前からも、主として地方還元に重点を置いてこの運用……

第22回国会 逓信委員会 第31号(1955/07/22、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 現在の放送法もすでに数年の歳月を経、この日進月歩の電波界における放送法としては、やや時代おくれの観なきにしもあらずと考え、またいろいろ民放の発達もすでに四十社に及ぶという現段階におきましては、現放送法の作られた当時と比べてさらに広い視野から考えを新たにして、より適切なる放送法が望ましいと考えておる次第でありまして、そのために目下鋭意その改正を目ざして準備をいたさせておる次第であります。議がまとまりますならば、次の国会に出したい意思を持っておることを申し上げておきます。
【次の発言】 仰せのように最近その方面がやや停頓しておるような形になっておりますので、やめました前電波監理局長……

第22回国会 逓信委員会 第32号(1955/07/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 日本といたしましては、今日すこぶる優秀な機械産業を持っておるものでありまして、国産によって間に合うものは、すべて国産のものを優先して用いるということは、常に考えておる事柄でありまして、いたずらに外国の特許を契約して、高い特許料を払うということは、全く策の得たものでないと考えます。
【次の発言】 御趣意はきわめてごもっともなことであると私は考えます。特に諸外国に対するアメリカの特許権はその延長を見ないのに、日本に対してのみ十年間の延長を現在見ておるということは、きわめて不合理なことであると考えるのでありまして、これを是正するためには、私も特に留意して、その方面について閣内でも機会……

第22回国会 逓信委員会 第36号(1955/07/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいまの御趣旨は十分これを尊重して、円滑にやりたいと思います。
【次の発言】 私はこの記事については、あなたがお感じになったのと同じような感じを持ったものでありますが、しかし雑誌などに書いてある記事を一々とらえて、これを改めさしていこうとするようなことは、なかなかやり切れない場合もあると考える。大ていのことは大目に見ていくということも、やがてまた反省をさせる一つの道でもある、かように私はきわめて緩慢といいますか、寛大といいますか、そういう態度をとっております。事柄のいかんによって、むろんわが国では人の名誉を棄損したり、あるいは非常な根拠のない悪口をやったりすることに対して、そ……

第22回国会 内閣委員会 第25号(1955/06/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 ただいま議題となりました郵政省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  さきに日本国とビルマ連邦との間の賠償及び経済協力に関する協定が成立して以来、この協定の実施に伴う関連事務が具体化して参りましたし、また、近い将来において、その他の国々とも賠償等の協定が成立いたしますならば、それに伴う関連事務も生じてくるものと考えられます。一方最近東南アジア諸国に対する諸種の集団的技術援助活動が活発化し、また個々の国からの技術援助の要請も少くない実情であります。これらの情勢にかんがみ、郵政省設置法の一部を改正して、郵政省の所掌事務にかかる賠償及び国際協力関係……

第22回国会 内閣委員会 第27号(1955/06/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 さようでございます。
【次の発言】 活発化しという言葉があるいはそういう御質疑をいただいた理由と思いますが、漸次そうした賠償並びに国際協力の関係のことでぼつぼつそういうことが出て参っておる現在の状況であります。
【次の発言】 具体的に参っておりますもののうちに、コロンボ計画、国連の技術援助計画それからFAO計画その他各国の要請に基く技術援助として電気通信関係の技術者の訓練ということが、向うでは緒につかんとしつつあるところでございます。
【次の発言】 それは別に考えてよいところもございますし、また関連して考えなければならぬこともあると思います。たとえば賠償関係のことはその窓口とし……

第22回国会 内閣委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 郵政所管の最も重大な任務の一つと考えております。
【次の発言】 ちょっと御趣意を私伺いかねますので、御趣意の点をもう一ぺんおっしゃって下さい。
【次の発言】 通信のことは要は国民の耳である、こういう見地において非常に大切なる事柄と考えます。
【次の発言】 その点につきましては国防会議の構想をいかに考えるかということによって決定されると思います。今日は何分にも地上においては原子力という新しい時代がまさに来らんとし、また空中においては電波という霊妙なものによって通信が行われておる時代であります。しかもこれが郵政大臣の所管に属することでございますので、まずもって耳のない国防会議は何に……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 電電公社の公募債は七十五億になっておりますが、これは十分消化できる見込みでございます。昨年度は未消化の分がございましたが、それにかんがみて、今度は消化できるという見込みのために七十五億ということになっておるのでございますから、確実に消化できると考えております。
【次の発言】 当初の政府の原案におきましては、金融債引き受け二十億円を見積っておったのであります。これは今度の修正の結果、その金を地方債の方に回わすことになっております。そういう関係で万一その七十五億がどうしても消化できないような場合においては、われわれの方でこのたび御審議を願って、まだ委員会通過の運びに至っておりません……

第24回国会 外務委員会 第6号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 私は国際電気通信の点についてお伺いいたしたいと思います。特に日本と濠州との間における電気通信を直接行い得るようにしなければならぬと思いまするので、この点について外務当局にお伺いいたしたいのであります。  前世紀末から、いわゆる大英帝国は、その連邦諸国との間に、電気通信、特に世界の海底電線の過半数をその支配下におさめて、これによって英連邦間の連絡を緊密にし、従ってこれによってますます連邦間の紐帯を強固にしようとする政策をとってきたかに思われるのであります。それはそれでまことにけっこうであるといたしまして、その結果第三国との通信の場合に、往々これがじゃまになるのみならず、非常な時……

第24回国会 外務委員会 第34号(1956/04/18、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 関連してちょっと伺いたい。今の日本の繊維に対する制限法律、この問題はアメリカで蔓延する憂いは今のところは見えておらぬか。アメリカにも変な議員がおって、選挙区のメーカーから頼まれると、国全体のことを考えないでいろいろ踊る傾向もあるのであります。またふえないという様子であるならば、確かな根拠はあるのでありますか、その点まず伺いたい。大臣お聞きになっておらなかったようでありますから、ほかの方でもよろしい。
【次の発言】 私はそれはやや甘い見方に過ぎはせぬかということをおそれる。私も大阪出身でありますので、始終こういう問題に触れておる。今から一年半も前から、こういうおそれの曙光が出て……

第24回国会 外務委員会 第37号(1956/04/28、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 先刻愛知委員から、ガリオア、イロアの問題が出ましたが、これに関連して、私は御注意というか御質問というか申し上げてみたいと思います。私は、あの二十億ドルの金は、日本国民としては、あの当時もらったものであるという印象を深くしておるのであります。しかるに予算総会において、吉田総理から、これは債務と考えるかもらったものと考えておるのかという質問に対して、債務と考えるという答弁があった。これは当時の日本の国民の印象からいうと、全く異様な答弁であったということが考えられる。先年デューイ氏が日本に来たときに、日米協会において大演説をぶって、戦勝国が戦敗国に対して二十億ドルという莫大な金、物……

第24回国会 外務委員会 第45号(1956/05/18、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 沖繩の問題について本朝来親しくその事情を聴取し、また同僚委員から質問せられたその応答、それらを通じて、先刻森下政務次官は政府を代表して、事態はきわめて憂慮すべき、これを一日も等閑に付すべきものでない、政府はこれが処置に対して絶大な努力を傾けるつもりであるという御答弁があったのであります。沖繩におけるいろいろな問題は、繰り返すまでもなく、常に人権の尊重をやかましく言い、また労働の問題について常にその国是において、また憲法においても大きくうたってきております米国としては、はなはだ米国らしからざるやり方をやっておるということはきわめて明白であります。そこで政務次官の御答弁になりまし……

第25回国会 外務委員会 第2号(1956/11/28、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 きわめて簡単でありますが、中南米の諸国のうち数カ国が近年わが国との通商、移民関係その他でいろいろ緊密化して、その数量もふえてきたということで、従来われわれから見れば、中南米を外務省は軽視し過ぎているものではないかとさえ思われるくらいに考えておったのでありますが、ようやく外務省でも認識を改められて、そのうち数カ国を現在の公使館を大使館に昇格せしめるの議がまとまったということを承わっておりますが、それは明年度の予算面にも現われるようになっておりますか、どうなっておりますか、お伺いしたい。

第26回国会 外務委員会 第7号(1957/02/27、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 関連して。長くデッド・ロックに陥っておった日韓会談が近く再開されることはまことに喜ばしいことと思いますが、一番むずかしい問題といわれる抑留者の話もほぼ話がついておる、まことにけっこうであります。  そこで、ちょっと私が伺いたいのは、入国管理事務所、これは一番事務の多いのはやはり韓国人関係。特に、事務所が神戸にあったものが大阪にきておる。ところが事務所もあちこちに分れておるというような状況で、そのほかいろいろの点から考えて、現在の状態で、あの入国管理事務の万全を期することができるかどうかということです。
【次の発言】 私もその点、承知いたしておりますが、従来外務省で扱っておった……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/05、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 私は外務省の制度について外務大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、その前提と申しますか、現在の国際情勢下日本の置かれておる立場、地位について、外務大臣にただしておきたいと思う。すでに予算委員会その他の方面において外務大臣から御答弁になっておることで、ほぼ明白でありますけれども、さらに明らかにいたしておきたいと思うのであります。  日本の置かれておる地位、これを戦略的に考えてみても、地理的に考えてみても、政治的、外交的、その他社会的、いろいろの方面から考えてみましても、日本の現在の国際的地位、特に東西両陣営の戦端相まみえるその中間にあって、きわめて微妙、困難、従ってそれだけに重……

第28回国会 外務委員会 第3号(1958/02/14、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 私も、くどいようでありますが、並木、森島両委員から執拗に質問された核兵器も問題で一言お伺いしたい。  私のは建前が違うのでありますが、私は、やっぱりわれわれ政治家として国民に対しての義務は、まず第一に国民の安定をはかるということ以外に、もう一つ大きな問題がある。それはどこまでも国民にその向うべき目標を明らかにして、そうして進んでいかなければならぬ。今まではともかくも忠君愛国、富国強兵というような目標でやって、今日まできたのであるが、今日そういうことは通らない。今日日本の国民をして向うところいずくにありや、私はやっぱり平和主義に徹底せしめるということがその目標であらねばならぬと……

第28回国会 農林水産委員会 第19号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○松田(竹)委員 鳥獣の保護について一言お尋ねいたしたいのであります。私のところへ在留外人狩猟者が陳情に参りまして、それの申すには、外国各地でも自分は狩猟家としてあちらこちらで鳥獣をとって参ったが、日本では非常に鳥獣が多いところであるが、特にヤマドリ、キジなどの保護についてのやり方は、自分には解せない。何とか狩猟者について注意をしてもらいたいのは、私も五千円何がしの狩猟税を払っておるが、この金は一体何に使っておるか、外国はどこの国でもワーゲンといって、つまり監理者がどこへ行っても見ておって、この法律が守られておるかおらぬかをちゃんとやっておる、日本ではそういう者に会ったことがない、こう言う。何……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 商工委員会 第6号(1958/07/01、28期、自由民主党)

○松田(竹)委員 議事進行。この際政府委員かどなたか見えておりますか。この業者の陳情について、実情を政府担当当局に聞いてもらいたいと思います。
【次の発言】 せっかく繊維局長がおられますから……。繊維の国として古くから私の方では繊維産業が非常に発達したところでありますので、機業も盛んでありますが、紡織あり、染色あり、これに関連して木管業者なりシャットルなりいろいろの繊維関係の産業も多い土地柄でありますので、繊維産業の不振は直ちに国全体、地方全体の不振になっておる。私ども数十年そこにおって、いやでもおうでも繊維事業に関心を払わざるを得ないのでありますが、今回の繊維業者の不振の実態は相当深刻なもの……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/15、28期、自由民主党)

○松田(竹)委員 私は日本の今直面しておる国際情勢、安保条約をめぐって二、三の大筋の質問をいたしたいと思います。  わが国に歴史的にも、経済的にはもちろん、また社会的にも最も関係の深いアメリカ、そして今安保条約を初めとして一連の条約を結んでおるということから、さらにまたともに西欧側に属しておるということ、またさらに少数の人々を除いてはわが日本国民大多数のものが、やはり日本はどうしてもアメリカと手をつないでいかなければならぬ、長きにわたってそうすることが世界平和の上にもまたわが国の運命を開拓していく上にも最善の道であるという、この点については私はおそらく外務大臣も、今までの御言明、その他取って参……

第32回国会 文教委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 一言ごあいさつ申し上げます。  私は今回、まことに浅学非才の身をもちまして文部大臣の重責をになうことに相なりました。文教のことは国家百年の大計であることに深く思いをいたしまして、誠心誠意事に当り、文教の府に課せられた諸問題の解決に向って努力いたしたいと存じます。どうか皆様方格段の御協力、御指導を賜わりますようひたすらお願い申し上げる次第でございます。  文教施策の重点といたしましては、義務教育の刷新及び充実、科学技術教育の充実強化、青少年の育成、スポーツの振興、教育行政秩序の確立などの問題が取り上げられて参り、これまでだんだん歴代の大臣によってこれらの問題に対して成果をあげられ……

第32回国会 文教委員会 第2号(1959/07/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 憲法によって保障された団結権があるのであるから、団結すれば直ちにその団体は憲法により保障する、法律の保護を受けるものである。ところがこの場合において地方公務員法というものに規定されておる職員団体は、登録されなければこの法律ではその保護を受けることにならないという規定がある。この場合においては直ちに地方公務員の法律に規定する点にはそぐわないと私は考えます。
【次の発言】 憲法という最上位の法律に規定されておることであるから、団結すればそれによっていかなる場合でも法律の保護を受けるものであるという断定を下すについては、私はまださようにいたしかねると思うのであります。

第32回国会 文教委員会 第3号(1959/08/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 現在暫定措置で三年ということになっておりましても、三年後に事情のどういう変化を来たすかは別として、この三年前と同じような状態であれば、やはり引き続きそれが恒久化していかれることが望ましいし、またそうなることであろうかと思います。
【次の発言】 率直に申しますが、私の気持から申しますると、専従者というものが、現在はこれはおもしろくない姿であるというふうに私自身は思っております。しかし現在の状態では、いずれからどういうふうに適当な解決をするかということについては、ILO条約の批准の問題も今のところでは決定を見ておらぬという状態でありまするし、その他諸種の事情から、はっきりとしたお答……

第32回国会 文教委員会 第4号(1959/09/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 櫻井委員のお尋ねは、私の就任当初の考え方について変化があったのではないか。それはおそらくいろいろな方面からの圧力によって、変化するとすれば変化したものと見られてもやむを得ないであろう。今日どういう心境であるか、あくまでもこの勤評を実施していくのであるかどうかというお尋ねであると思いますが、私の心境、ものの考え方は少しも変っておらぬ、態度は変っておらぬということは申し上げられると思う。私が当初においてああした発言をいたしましたのは、日教組は何といっても多数の教職員を含む大きな現存する団体である。その団体と文部省が、いつまでも全く対立した形においてにらめっこしているような姿はどうも……

第32回国会 文教委員会 第5号(1959/10/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 先刻監理局長より今度の大災害の全般的の報告がございまして、それに対する対策も、文部省といたしましては、今回は必ずしも現在の法規に縛られることなく、特別の措置を講じなければならない面が多々あることを私も痛感いたしておるような次第でございます。私もさる十四日、十五日、二日間でありましたが、終日愛知、三重、岐阜方面を視察いたしました。施設関係については、監理局長の報告に譲りまするが、いずれも全く言語に絶する大災害であると言い得るでしょう。私は学校関係、特に学童関係の方に注意をして見て参ったのでありまするが、家族と離隔された集団の学童の避難場なども見て参りました。今回は、地方の人々も話……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今日のごとく、世界がスピードの時代に入ってきわめて縮小され、また、科学技術が異常な発達を示して、ほとんど可能ならざるものなしというような時代になっておるのでありまするから、こういう時代に処するには、一国の力をもってしてはなかなかできない事柄は、すべからく国際協力によってこれを推進していかなければならぬと私は考えます。特に、今回の台風によってあたかも初めて目がさめたごとき、わが国の人士の台風に対する考え方というものは、今まで例年台風があることはわかっておるわが国といたしましては、今日台風科学の研究を、国際的協力によってやらなければならぬというようなことは、むしろおそきに過ぎると言……

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 体育協会のいろいろの不始末のあったことは、私も就任いたしてから伺いました。しかし、これらの不始末については、おおむね特に金を消費した本人または会長――当時の会長は藤山愛一郎さんであったと思いますが、いろいろな方面から支弁いたしまして、責任をとるものはとり、解決されたものと報告を受けております。ただ、体育局長がおりませんので、どういうふうにして処置をしたか、こまかく金額等について申し上げられませんが、この点につきましては後刻書面をもって正確に、また別の機会にお答えいたすことにいたしますが、とにもかくにも、この件につきましては一切跡始末ができて、各方面の処理が一切相済んだと承知いた……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように、山間の高いところに出水した場合と、平地の場合と事情が異なって、平地の場合にはよけい被害を受けるということは、今回の例でも明らかであります。従って、こういう場合には、避難地としての重要な役割を果たしておる学校もあるというような点にかんがみまして、お話のように、できるだけ鉄筋コンクリートのものにすべきであるということに対しましては、全く、現地を見て、特にそうした感を深くするものであります。従って、できる限り、原則として鉄筋コンクリートのものにしていきたい。それに対しては、今回は従来よりもよけいに、その恒久的な鉄筋コンクリートの改良復旧をするというために予算の幅も広げて……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第9号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 わが国の私学は、全体としてきわめて大きな教育の部門を担当いたしておるのでありますから、きわめて重大な役割を果たしていると私は思います。従って、今度のような激甚の災害の場合においては、できる限り公立学校に準ずる程度に持っていきたいものであると考える次第であります。中には基礎のまだ十分でないものもあるのでありまするから、そうした国家の補助がなければなかなか立ち上がりにくい県もあるかと思われまするので、できる限り公立学校に準じた程度にまで持っていきたいという気持を持っておるのであります。従って、まずとりあえず特例法によって二分の一の国庫補助をする、そうして残余のものに対しては、私学振……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第12号(1959/11/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 これからの学校の建築にあたりましては、危険校舎の改築といわず、増築といわず、また災害の場合はもちろん、改良復旧の方向に持っていきたいという私どもの趣旨であります。辻原委員の御質問の趣旨も、そこにあるのではないかと考える次第でありますが、これらの点につきまして、法制上これを一そう明確にしなければならぬじゃないかというお話に対しましては、これは特に検討いたしたいと思います。
【次の発言】 災害に際して、これが復旧に対処するための災害に対する特別法と申しますか、そういう制度については、一つ、これまた文部当局として至急に検討してみたいと思います。

第33回国会 文教委員会 第1号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本学校安全会法案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法案は、学校教育の円滑な実施に着手するため、学校安全の普及充実に関する業務を行なわせるとともに、義務教育諸学校等の管理下における児童、生徒等の負傷その他の災害に関して必要な給付を行なわせるため、日本学校安全会を設立しようとするものであります。  義務教育諸学校等の管理下における災害事故の防止につきましては、かねてより配慮いたしているところであり、災害も減少の傾向にありますが、なお学校の管理下において児童、生徒の不慮の災害が発生しており、これに要した医療費等は、損害賠償または社……

第33回国会 文教委員会 第3号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 政府といたしましては、ただいま御説明になりました修正案に対しては賛成いたしかねます。
【次の発言】 重要なる教育の問題を進めていく上におきましては、私は当事者なりあるいは管理者は常にその緩厳よろしきを得るという基本的な考えが必要であると思っております。まあささたる、大目に見ても差しつかえないような事柄に対しては、これを大目に見ていくという寛大さを持っていくということが必要である。同時に、いやしくもその管理者なり、あるいは当事者の命令、しかもそれは教育課程の内容を改めるにあたってその必要なる研修会なり、研究会なり、講習会なりを開くにあたって、当事者の命令に明らかに服さない、抗争し……

第33回国会 文教委員会 第4号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今の御質問なり答弁なりを伺っておりますると、難点はやはり言葉のあやであると私は思います。なるほど、横路さんのおっしゃるように、北海道でも金を支出しておる。しかし、この講習会は、実質的にはやはり文部省と地方の教育委員会との共同主催の形である。それで、命令であるかどうかの点でありまするけれども、過日来の内藤局長からの答弁は、最初は出してもらいたくないのだという気持で、それが命令か命令でないのかというお話でありましたから、文部省主催という形になっておりますし、実質は共催でありましても文部省の講習会ということになっておりますので、命令だということになったのだと思います。その間においては……

第33回国会 文教委員会 第5号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 明年度の文部省の予算の編成にあたりましては、まず何をさておいても義務教育関係予算、特に五カ年計画に基づくすし詰め教室の解消、これに伴ういろいろの設備、その他教職員の定数の問題、義務教育の施設を充実せしめていきたいというこしをまずもって主眼としておるわけであります。次に大学を初め、その他の学校においても科学技術の振興に伴ういろいろの設備、研究費、そういったような点に主力を注いでその充実をはかりたい、かように考えております。またさらに、特にわが国においては諸外国と比例しておくれておると思われる特殊教育の面について、これも一つの柱として充実せしめるようにいたしたい、かように考えておる……

第33回国会 文教委員会 第6号(1959/12/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 この問題についてきわめて御熱心にお考えいただくことはまことにけっこうだと思います。文部省といたしましては、別にこの予算があるからどうしてもこの仕事をやらなければならぬというこだわった考えは持っていない。しかし従来の経緯から考えますると、いろいろの出版物がある中には、どうも青少年に読ましたくない、読んで好ましくないと思われる書物も見受けられることは、一般の人々の口の端にも上っておることである。そういうことから、私どもの方へ、検定書を出したらいいではないかということで申請してくる者も相当あった。それが、図書出版協会といいますか、そういう方面その他から、検定ということは現在行き過ぎじ……

第33回国会 文教委員会 第7号(1959/12/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように全逓郵政関係の長い間の闘争の焦点であった点は一応今度のあっせん案によって解決を見たということは、まことに喜ばしいことと思いまするし、それによってしからば従来の争点であった点は全部解消されたかどうかということについては、なお幾分検討しなければならぬのではないかというふうに考えております。また政府において全逓の問題は一応郵政省に関する限りにおいて決定は見たものの、その決定は、むろんILO批准に向かって一歩を進めるということになろうとは考えます。さりながら、なお八十七号を批准することについて、通常国会においてこれが決定を見るということについては、まだ閣議において最終的の決……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 おっしゃる通りでございます。全壊に対して六〇%、半壊に対して三〇%でございます。
【次の発言】 今回の学校の災害に対しては、これをことごとく改良復旧にすべきである、してもらいたい、こういう地元民の要望も切なるものがありまして、私も視察いたしまして、でき得る限り、事情の許す限り、これを改良復旧というか、鉄筋コンクリートの堅牢なものにした方が究極においてはむしろ安上がりでもあるし、そうしたいものであると考えまして、鋭意大蔵当局とも折衝いたしましてそういう率になったのでありますが、従来においては、全壊の場合でも三〇%、半壊の場合においては、ほとんどこれを改良復旧にするという例は今まで……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 早稻田さんの、きわめて御真摯な御態度で、特に今回の、おっしゃるように未曽有の災害をまのあたりごらんになっての御心配でございます。第一問の、災害に対して、これが起こった場合に、ろうばいせずに適当な処置がとられるように、学校等において常に児童にその心がまえを持たしておかなければならぬのではないかということは、まことに同感でございまして、文部省におきましても、すでにそういう訓練などをいたしております。また改訂教科書などにおいても、小中学校ともその点について留意をして、適当な指導をいたしておる次第でございます。  また二問の点でございますが、今回の予算積算は、各府県からの被害報告額四十……

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文化財につきましても、相当各方面に、今次の風水害によって被害を見ております。三重県におけるこの関係でもお話のように亀山城史跡、白魚塚、天然記念物イヌナシ、アイナシ、名所赤目の滝、鬼ヶ城等きわめて重要なものが災害を受けております。お話のように、文化財のことにもお心をとめていただいて、これが復旧に力を尽せということでありまして、ゆめゆめこれをなおざりにしておるわけではございません。せっかくこれが復旧に対して意を用いて、応急を要するものに対しては予備費の支出をお願いして、これに対処する。また残余は明年度の予算にこれを適当に措置するということにいたしております。  さらにまた川崎さんか……

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今回のきわめて激甚な台風に際して、お話のように鉄筋コンクリートの建物は、特に公立学校の場合に、ただに台風に十分対処し得たというばかりでなく、災災を免がれたというばかりでなく、人命救助という重大なことに、また罹災民の収容場として、その他いろいろの救助の任務をりっぱに果たし得たというようなことにかんがみまして、これからの学校建築は、事情の許す限りどうしても堅牢な鉄筋コンクリートのものにしていきたい。またすべきである。わずかな金を惜しんで木造にしたばかりに、大きな災害を受けて、大きな損失を来たしておる。一文惜しみの百知らずの愚をあえて繰り返したくはない。これからは鉄筋コンクリートをで……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文部省といたしましては、被害総額は、公立学校施設におきまして四十三億四千万円、公立社会教育において一億二千万円、公立体育施設におきまして五千五百万円、私立学校において約六億円、国立学校施設において二億六千万円、合計五十四億二千五百万円、なお台風七号の被害四億八千万円、その他被害二億三千万円となっております。三十四年度の予算額といたしましては、公立文教施設関係十億八千万円、社会教育施設四百二十五万円、私立学校五千三百万円等でございます。こういう状態になって合計約十一億四千万円ということになっております。

第34回国会 文教委員会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、昭和三十五年度における国立大学の学部及び国立短期大学の新設並びに国立大学に包括される旧制の大学の廃止等について規定したものであります。  まず、国立大学の学部の新設につきましては、京都大学に薬学部を、岡山大学に工学部をそれぞれ設置することとし、大学における薬学教育及び工業技術教育につきまして一そうの充実をはかろうとするものであります。  第二に、国立短期大学の新設につきましては、中堅技術者の養成をはかるために北見工業短期大学を設置す……

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略について御説明申し上げます。  高等学校の定時制教育及び通信教育は、働きながら学ぶ青年に対し、教育の機会均等を保障する目的をもって戦後制度化されたものでありまして、勤労青年の基礎学力や職業技術その他の資質の向上に重大な役割を果たすものとして、都市、農村を問わず、各方面から広く支持されてきたものであります。その後、各般の困難にもかかわらず、関係者の非常な努力によりまして、発足十余年を経過しました今日、ようやくその基礎が固まってきたものであります。政……

第34回国会 文教委員会 第3号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 御指摘のように各大学などに非常な志願者が多い、十倍以上のところも幾多あるというような状況であります。もっとも一人の学生で何校も試験を受けるというようなこともあって、その結果ダブってそういう表にもなっておるのであろうと思うのでありますが、しかし、それにしても志願者がおびただしい数であって、それぞれの学校に入学をすることは非常に困難で、試験地獄が長い間にわたってうたわれて参ったのであります。これをどうして解消し得るかということについては、非常な難儀な問題と思いますが、一つはやはり有名校に入試を受ける者が殺倒するという傾向、これらについて何らか緩和の方法はないかということも考えられる……

第34回国会 文教委員会 第5号(1960/03/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のような方針で、文部省は同一な扱いをしていかなければならないという考え方でやっております。
【次の発言】 私も全く同感でございます。それゆえに、私は就任当初から特殊教育全般に対して、特に一つの大きな柱として飛躍的にこの方面の教育に力を入れるようにということを命じまして、施策を打ち立てたのでありまするが、実積は私の理想を去るほど遠いものでありましたけれども、しかし今回は一段と振興の程度を上げ得たと私は思うておるのであります。私の基本的な考えは全くあなたと同様でありまして、生まれながら重荷を背負うてこの世に出て参った者に対しては、特に力を入れて、そうしてまだ就学もしていない者も……

第34回国会 文教委員会 第6号(1960/03/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文部省といたしましては、公立学校歯科医並びに薬剤師の公務災害につきましては、そうした災害がちょっと予想いたしかねますので、ただいまのところは過去の事例等もよく調査いたしまして、その上で検討いたしたいと思っておる次第でございます。今直ちに立法措置を講ずるということに対しては、にわかに賛成いたしかねるということであります。
【次の発言】 日本の教育は、憲法並びに教育基本法の条章に盛られてある教育の根本義を堅持していろいろ施策を進めておるわけでございます。
【次の発言】 私は、教育のことは、工場や何かと違って物を相手にするところではない、人間を相手にする、しかもそれを相手にするものは……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 東南アジアの諸国の子弟を養成していかなければならぬというお話、また広く中南米にもこれを及ぼさなければならぬというお考え、このことにつきましては、すでに二年前に、外務省その他関係省、内閣方面で、御承知の五十億円の資金を出して東南アジアの開発の面で協力をしていこうということになっておることは、御承知の通りであります。最近それは経済企画庁のもとで、法律に基づいてこの五十億円の金を使って、その方面の仕事をやっていこうという計画になっておることは御承知だと思いますが、さらにこの問題については、あるいはコロンボ会議その他を通じて、東南アジア開発に向かっていろいろ歩を進めていこうということが……

第34回国会 文教委員会 第8号(1960/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 戦後のわが国の教育の基本的な方針は、憲法なりあるいは教育基本法に基づいて、それにうたわれておる事柄を根本義として教育をやっていかなければならぬということに対しては、今日何ら変わっておるものではありません。ただ、その憲法にうたわれあるいは教育基本法にうたわれておる教育の根本義を、実際教壇に立って児童に教える場合、これをわかりやすく説明する場合、重要な点をわかりやすく翻訳してやる場合に、これはなかなかむずかしいことであろうと思います。そこで、それに対して文部省としては、指導要綱なり何なりをつけ加えて、そしてその便宜に供するという方針をとってきておると思うのであります。しかし、御心配……

第34回国会 文教委員会 第11号(1960/04/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 事情を承りまして、私どももそうした措置に対して特定の教室なりなんなりを設けて、その向学心を満たしていきたいものであるというふうに考えますが、さて実際問題としては、そういう特殊児童に対してどういう措置を講じ、どういう施設をもってすることが最も適切であるかということについては、いわゆる一般の特殊学校に入学さしていいものやら、またそうした児童を目標にして特別の施設をこしらえていくということが最も望ましいのではないかと思いますけれども、それについては調査すべきそうした児童の数であるとか、あるいはその地域の事情等をいろいろ研究の上、適当な措置を講じなければならない、かように考えております……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 文部省として現在委嘱しております調査員なり、また文部省内に四十名の調査官を置いておるということは、これらの人々を選定するにあたっては、きわめて慎重に適当な方々をということを主眼にやっておることでございまして、従って公正な立場において検定の任務を果たしてもらっておると考えておるわけであります。お話のように、さらに国会の承認を得てそれぞれの専門家を委嘱するというような手続をとるまでもなく、現在でもそういう今申し上げたような観点から特に慎重を期してやっておる次第でございますので、今直ちに今お話のような新たなるやり方をとる必要もなかろうと考えておるわけであります。

第34回国会 文教委員会 第13号(1960/04/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 日本の国民は、過去における苦い経験に基づいて十分な教訓を受けておると思いますので、今日の日本の国民は、あくまでも平和を愛好する、また憲法の条章に従って、あくまで独立自主、個人の尊厳、そういったような基本的な観念に基づいて教育をやっていかなければならぬと思うのでありまして、そうしたときに、文部省といたしましては、一方に偏向した考えを持って思想の統一をはかろうなんと思っても、そういうことはできるものじゃありません。文部省はまたそういう考えはみじんも持っておりません。あくまでも厳正な立場に立って、これらの教育基本法、憲法等にうたわれている趣旨を体して、教科書の編集、検定に当たって参っ……

第34回国会 文教委員会 第14号(1960/04/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 このたび政府から提出いたしました学校教育法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、学校教育法につきまして、高等学校の通信制の課程の整備並びに高等学校の定町制の課程及び通信制の課程と技能教育施設との連係のため所要の規定を設けるとともに、特殊教育関係の規定等を整備し、また私立学校法につきまして、通信制の課程の整備に伴う学校法人にかかる認可等について所要の帆走を段けることとしたものであります。  まず、学校教育法の改正といたしましては、第一に高等学校の通信による教育を行なう課程を通信制の課程として整備したことであります……

第34回国会 文教委員会 第15号(1960/05/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 今回政府から提出いたしました公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  高等学校は、戦後の学制改革におきまして新しく設けられ、義務教育に続く学校として今日まで十数年を経過しておりますが、現在におきましては中学校卒業者の約五七%を収容するに至り、わが国の学校教育において果たす役割はきわめて大きいのであります。しかしながら高等学校の設置、規模、教職員定数等につきましては、従来学校教育法、文部省令である高等学校設置基準等に基づいて実施して参ったのでありますが、何分にもその後高等学校教育の実態が大き……

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように、今日の日本の教育制度に基づいて教育するよりも、戦前の制度の方が、学力の点において、今日はむしろ劣っておるではないかということは、世間でもよくいわれることであります。しかし今日の六・三・三・四の制度については、日本にこれを持ってきたアメリカにおいても、古くから疑問を持っておったようなわけであります。ところが、六・三・三・四の制度がわが国においてはようやく落ちつきを見せてきておる程度でありまして、今日これに全面的に手を加え、改正を加えていくということは、きわめて慎重を要することと思います。そこでとりあえず社会の進運に即応して、まず教育の課程の内容に手を加え、そうして今……

第34回国会 予算委員会 第3号(1960/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 国立、公立、私立を合わせて考えますると、文科系統二に対し、理科系統は一ということになっておりますが、国立大学関係で見ますると、それがまさに逆になって、理科系統が二、文科系が一、なおあなたのおっしゃるように七対三の程度に移行しつつある状況であります。つまり理科系統の方が七で、文科系統の方は三というような傾向に移行しつつある状態でございます。
【次の発言】 どうもはっきりさせられなくてまことに申しわけないと思います。私の申し上げたのは、国公立並びに私学を合わせて考えるときには、文科系は二で、理科系は一ということになっておりますが、国立大学の点だけで見るというと、その逆に、理科系統が……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 労働行政の所管大臣たる労働大臣のおっしゃったことと同じような考え方で、できる限り早く各省間の統一を見たい、文部省もできる限り早くその調整を見たいと思って、目下鋭意調整をはかっております。
【次の発言】 変わっておりません。
【次の発言】 専従制限の問題につきましては、今申し上げるように、ILO条約批准の暁におきましては、これは全部撤廃されるものだという考え方もありまするし、そうでないという意見もあります。従って、文部省といたしましては、それらの点について各省と調整を見た上で決定したい、かように考えております。

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 お話のように、当節はいろいろのむずかしい問題も、胸襟を開いて話し合うことによってきめていくということがはやりのようであります。話し合いできめるということは、まさに今日の合言葉のようになっておると私は思う。しかしそれは必すしも今日でなく、本来人間と人間のことであるから、話し合いによってきめるということが本筋であると私は考えております。しかし今のお話の、末端における日教組と私は勤評問題について話し合いをすると言うたことはないのであります。新聞は私の言わないことを書いたわけであります。おそらくそれも今日の話し合いの合言葉に刺激されてのことであろうと思います。しかし私は就任以来だれにで……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 外務委員会 第8号(1967/05/31、31期、自由民主党)

○松田委員 私は久しぶりに発言いたすので、きょうはいろいろの問題についてお伺いいたしたいと思っておりましたが、委員長が三十分に限定しろと言う、いさいかしこまってその三十分だけひとつ三木外務大臣にお伺い申し上げたい。  三木さんは、わが政界における実力者中の、年少と言うては失礼ですが、春秋に富むお方である。したがって、いずれの日か総理の印綬を帯びるであろうという可能性豊かな、そうして特に最近外交の問題について意欲すこぶる旺盛なものがあるやにお見受けするのであります。その若き政治家三木さんにふさわしいような大きな問題について、少々お伺いいたしたいと思います。  わが国は、憲法第九条において一切の戦……

第61回国会 外務委員会 第12号(1969/04/11、31期、自由民主党)

○松田竹千代 私は、わが国の海外経済協力の問題についてお伺いいたしたいのでありますが、わが国の海外経済協力もきわめて広範囲にわたっております。私は時間の制約はきちっと守りたいと思いますので、中南米、中近東、アメリカ等はまたの機会にいたしまして、本日は東南アジアを中心として、わが国の経済活動についてお伺いいたしたいのでございます。と申すのは、何と申しましても、東南アジアはわが国にとってきわめて密接な関係にあり、地理的にもきわめて近いのであり、また生活様式も、ともに米食人種である国が多い。そういう関係から、どうしてもこの対外経済協力は東南アジアに葉中というか、重きを置いてやるべきであるという考えか……

第61回国会 議院運営委員会 第50号(1969/07/16、31期、自由民主党)【議会役職】

○松田議長 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  このたび、各位の御推挙によりまして、不肖松田竹千代はからずも議長に当選いたしましたことは、まことに光栄に存ずるところであります。  私は生来不敏な者でございますが、一たび議長の職につきましたからには、国会の権威を高めるため、国会の正常かつ円滑なる運営をはかり、よき慣行を樹立することに最善の努力を傾けたいと存ずる所存でございます。  議会運営につきましては全くふなれでございまするので、この重大な職責を達成するためには、ひとえに練達たんのうな皆さん方の絶大なる御支援にまたなければならぬと存じます。何とぞ皆さまの格別なる御協力を賜わりますよう、……

第61回国会 議院運営委員会 第51号(1969/07/24、31期、自由民主党)【議会役職】

○松田議長 ただいまのお話については、私のほうとしては、あえて議運を飛び越えて云々という考えはなかったのでありまするけれども、各党からの申し出が先に参り、順次その申し出を承った。そうしてああした裁定案を――社会党さんは参加できなかったのでありまするけれども、その他の党では同意して、その趣旨でやりたいということが決定されましたので、あえて議運を飛び越えてやったわけじゃありませんから、その点御了解願います。
【次の発言】 いや、そういうものはございません。そういう時間の余裕もなかった、相次いでの申し入れがあった、その結果でありまして、自今はむろんそういうことにならないと思います。


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 それでは私から郵政省所管の三十年度予算案とこれに付随する若干の問題につきまして御説明申し上げたいと存じます。  まず、郵政事業特別会計予算について申し上げますと、予算総額は、歳入、歳出ともに一千百九十八億三千余万円であります。このうち歳出予算の内訳を申し上げますと、郵便業務の運営に必要な経費が三百十三億五千万円、為替貯金業務運営に必要な経費が百六十六億六千万円、保険年金業務運営に必要な経費が百五十八億余万円、特定郵便局の電気通信業務運営に必要な経費が百億円、以上の業務を運営していきますために必要といたします総係経費が百八十二億六千余万円、恩給負担金等の経費を他の会計に繰り入れる……

第22回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 政府委員としては、郵政省関係は大体みな参っております。
【次の発言】 もちろんお尋ねの通り政府の施策の一つとして、法律をもって町村の合併の促進をはかって参ったという点から考えまして、その町村合併の結果、これに伴う必要なる公衆の便宜をはかっていく施設をやっていくということは、政府は当然やらなければならぬ事柄と考えておりますが、郵政省といたしましては、もちろんその郵政省所管の仕事に対しましては、予算の範囲内におきまして極力その実現をはかっていかなければならぬ、かように考えております。
【次の発言】 御承知の通り、昭和三十年度におきましては、著しく町村合併の実の上った町村に対して、郵……


28期(1958/05/22〜)

第33回国会 災害地対策特別委員会厚生労働等小委員会 第3号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 宗教法人、宗教団体に対して国家が直接に補助するという建前は、現在のところではいろいろの点でむずかしい、なしがたいという点については、お話にもありました通りに考えております。しかし、神社、仏閣等のうちで、これが文化財として指定されておるものは、文化財保護の建前から、これが復旧をはかるということに対しては、努めてやっていきたい、やっていける、こういうふうに考えておる次第であります。
【次の発言】 今申し上げた通り、そういうものの中で、文化財として指定されているようなものに対しては、他の文化財と同様に、その災害に対しては政府は補助をいたすことになっておるということを申し上げます。

第34回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 昭和三十五年度文部省所管予算案の大要につきまして御説明申し上げます。  昭和三十五年度文部省所管の予算額は、千九百四十七億八千九百十八万六千円でありまして、これを前年度予算額千七百五十八億六千二百三十四万八千円に比較いたしますと、百八十九億二千五百八十三万八千円の増加となっております。また、この文部省所管予算額の一般会計総予算額に占める比率は一二・四%となっております。  次に昭和三十五年度予算のうち重要な事項について申し述べたいと存じます。  第一は、すし詰め学級の解消に必要な経費であります。義務教育水準の維持向上をはかるため、前年度に引き続き、すし詰め学級解消五カ年計画を推……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1960/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松田国務大臣 父兄負担軽減の問題については、お話しのように、できる限り負担の軽減をはかっていきたいという趣旨から、毎年文部省におきましては父兄がどういう金をどれだけ負担しているかということを調べておりますが、昭和三十三年度におきましては、PTAが会費として負担しておる額はたしか八十八億、そうして教材等についてと思いますが二十八億、合計百十六億円という額に上っておると思います。そこで、こういう負担はできる限り軽減していく方向に持っていきたいと考えまして、それに対して本年度も今お話しの程度の軽減になるようにいろいろ予算措置は講じられておると思います。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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