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清瀬一郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

清瀬一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
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27期委員会発言TOP50
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このページでは清瀬一郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。清瀬一郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 法務委員会 第3号(1952/11/13、25期、改進党)

○清瀬委員 今松岡君のお求めになつたのは、先方の発表の中にある、八週間前に日本が国連軍に提示した最終案でしよう。松岡さん、そうでしよう。これは向うが提示したのではなくして、こちら側が提示したものなんですね。こつちが出したもの、そのことをおつしやらぬと、きのうのやつはそれに対する向うの答えだから、答えの方だけ聞いてもよくわからぬ、こういうことなのです。
【次の発言】 そのことは松岡君のお問いの補充として私申し上げたのであります。外務大臣と司法大臣が来られましたら、なお伺いますが、この時間を利用しまして、少し予備的にあなたに聞いておきたいことがあるのであります。この協定の相手は一体だれですか。国連……

第15回国会 法務委員会 第4号(1952/11/15、25期、改進党)

○清瀬委員 ほんの一言でわかることですから……。あなたが安全保障条約に属する行政協定を交渉された際、あのNATO基準と違う基準でおまとめになりましたね。あのときには、すでに連合軍との今日の問題も予見できておつたのです。吉田・アチソン交換公文もあることであります。世の中でも朝鮮派遣軍の地位というものが問題になることはわかつておつた。それゆえにあの行政協定に属する裁判管轄を相談される際、これは安全保障だからこうしておくのだ、朝鮮に派遣された連合軍のことはこれを先例にせぬといつたようなことを、公にか私にかお話なさつたことはないのでありましようか。

第15回国会 法務委員会 第14号(1952/12/18、25期、改進党)

○清瀬委員 そのことは私は平素からたいへん心配しておることであります。今おつしやつた少しくらいの促進でこの問題は解決しないと思う。わが国の裁判制度の根本に何か欠陥がありはせぬか。近時少し減つたとおつしやいますけれども、それは上告受理の条件を非常に厳重にしたのです。ことに民事上告は別の臨時法をつくつて非常に制限しておりますし、刑事の方も刑事訴訟法四百五条というので非常に制限されておる。これがために被告の身になつてみると、非常に不平があつても上告ができない。その門をくぐつてようやくできたものが一年に一万件で、そのうち六千件近くが、裁判になるというのですからだんだんたまつて行くばかりです。これはつつ……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/12、25期、改進党)

○清瀬委員 われわれは最後に政府の予算に対する態度をきめなければなりませんから、過日以来議に上つたことも二、三ありますが、ごくわずかな点について首相の御信念を確かめておきたいのであります。事柄は二つか三つであります。議論はいたしません。  本年の五月三十一日に、吉田首相は、かの吉田書簡なるものをお出しになつております。国会では公表されておりませんけれども、世間ではわかつております。間違つてはいけませんから、その第三項だけを読みまして、その通り相違ないかを直接総理より拝承いたしたいと思います。三項には、「日本国の当局は、罪を犯したこれらの軍隊の構成員及び軍属並びにそれら家族を」これが大切なんです……

第15回国会 両院法規委員会 第1号(1952/12/25、25期、改進党)

○委員(清瀬一郎君) これより衆議院両院法規委員会を開きます。  私が年長着のようでありますから、両院法規委員会規程第一条第三項の規定によつて、委員長が選挙されるまで、委員長の職務を行います。  ただいまより委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 大橋君の動議に御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり」
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて花村四郎君が委員長に当選されました。  本席を花村委員長にお譲りいたします。


27期(1955/02/27〜)

第23回国会 文教委員会 第1号(1955/11/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 このたびの政変の結果、私が不肖の身をもって文部大臣の地位を汚すことに相なりました。文教のことは国政中一番大切なことでございます。また戦後十年の経験の結果、改むべきこと、また新たに追加すべきことも非常に多いのでございます。私は、この方面においてはふなれでございまするが、今後誠心誠意勉強いたしまして、国のために尽したいと存じます。どうか皆様におかれまして、よろしく御指導をお願いいたしたいと存じます。  簡単にごあいさつ申し上げました。ありがとうございました。

第23回国会 文教委員会 第2号(1955/11/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 野原さんより御丁重な言葉をもって重大なる問題につきお尋ね下さいました。私も野原さんと同様に日本のただいまの問題で一番大切なことは文教であると思います。御承知の通り今日の文政は――敗戦の年の昭和二十年の十月十日に成立しました幣原内閣は、就任の即日マッカーサー元帥に会いまして、五つのことを告げられております。あるいは婦人参政、労働組合、財閥の解体など、そのときに五つのうちの一つとしてマッカーサー元帥が求めたことは、教育を多数国民に解放するということでありました。引き続いて占領の初期には、日本の学校では修身を教うべからずと命じた。それから歴史、地理は教うべからず、それからして世間で言……

第23回国会 文教委員会 第3号(1955/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 前会も申し上げました通り、われわれは道義の確立と教育の改革、これがわが国においてほかの何事よりも大切なことと考えて、全力をあげてこのことに従事せんとしておるのであります。それは一つには、教育関係の法規などをずつと調べてみましても、国家、その最高機関は国会でありますが、この国が一体国民の教育にいかなる責任を負うか。責任を負う以上は監督の力がなければならぬわけで、監督ができないものについて責任を負えとは、これは無理な話です。こういう根本のことが明らかでありませんので、これを一つ、いかにあるべきかのあり方を検討しなければならぬ。世界各国がどうやつておるかというので、占領初期にできまし……

第23回国会 文教委員会 第4号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 加藤さんの御説を拝聴いたしまして、新たなる眼識でよく研究いたします。
【次の発言】 あれは大体切り捨てるのじゃありませんで、一割程度不用じゃないか、年度内に使われないものがあるだろうから、それを目途としてやってくれ、こういうことに相談はなっております。非常に厳格なものじゃございません。
【次の発言】 大体そういうふうに私了解しております。これがきまったわけは、ことしの予算のきまるのがおそかったがために工事の着手がおくれておる。そうでなくとも毎年幾らか年度内にできない工事があるのでありますが、それは切り捨てるのではなくして、そういうものを融通するというので、次年度には優先的に確保……

第23回国会 文教委員会 第5号(1955/12/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ただいま委員長よりおっしゃった通りでありますが、これを国の所有にまで移すかどうかということについては、ただいま研究をいたしております。
【次の発言】 今お問いのことでございますが、これは文部省で方針をきめたというのではなくして、自由民主党が成立する時分に一般政策としてきめられたところであります。それを私ども執行する責任を持っておるわけであります。去る十一日に相談しましたことは、これをやるためにやはり予算を請求しなければなりませんから、予算の一般方針の中に組み入れたということでございます。これよりさき、内閣においてもかようなるものを持つことは承認されております。かつてこの委員会で……

第23回国会 文教委員会 第6号(1955/12/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 私は文部大臣の権限強化とは申さなかったと思うのであります。党では国の責任と監督の明確化といっておるのです。国は日本人にすべて機会均等の教育を与える責任を持っておるのです。それゆえに、国費の大方十分の一ぐらいの金を使っております。一兆の予算で一千数百億の予算を使っておりますこの重大な責任を持つ以上は、これがどういうふうに運行されるかということをやはり監督、監視しないと、監督も監視もできないことについて責任を持つということは無理な話でございます。もっとも教育の法規をずっと調べてみると、何もしてはならないとは書いてございませんけれども、責任の限度、監督の限度が実に不明確でございますか……

第23回国会 予算委員会 第4号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 道儀の根底ということは、非常に深い、むずかしい問題であります。私はかように考えております。わが国の今日の形態は、個人の尊厳をもって道儀の根底と考えております。それゆえに、個人の心から出発したところの行いの基準であります。以前のように、外界からの圧迫への服従で初めて行いがきまるのでは、真の道儀ではないのでございまして、各個人の内心にある良心の発露として、正しい行いをしなければならない。しこうして、今度は行いということになれば、そこに外形的の要素が混入しまするが、わが日本国民の持っておる伝統のうちで、正しいものはこれを保全いたします。誤まれる行いはこれを是正する、やや抽象的でござい……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今、前田さんが初めに御説明になったようなことは、ほかからも従前耳にするところであります。大学の自治はむろんでありまするけれども、国家の施設でございまするから、応用方面においても、原理の方面においても、十分国の役に立たせるようにいたしたいと思いまして、よりより過日以来考えておるところでございます。科学技術庁には全面的に協力いたしたいと思います。
【次の発言】 法制局と同一に解釈しております。
【次の発言】 さようです。
【次の発言】 同様な趣旨でありますが、本日これは書いてきておりますから、これを朗読します。科学技術庁長官が、第十一条第二項によって文部大臣に必要な資料の提出を求め……

第24回国会 内閣委員会 第2号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今岡提案いたしました臨時教育制度審議会設置法案の提案理由を説明させていただきます。  終戦後行われました教育制度の根本的改革は、わが国教育史上画期的なものでございまして、教育の発展に少からぬ役割を果したのでございます。しかし他面この改革は、占領下の特殊状態のもとに急速に行われたもので、ございますから、実情に即さない点も少くはないのでございます。  思うに、教育は次の時代の国民の性格と能力を決定するものでございます。従ってこの意味において国政の基本ともいうべきもので、ございます。ゆえに教育制度の改革については慎重を期さなければなりませんが、同時にまたこれが必要なる刷新改革は、一日……

第24回国会 内閣委員会 第5号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ごもっともなお尋ねでございます。今の教育制度は、受田さん御承知の通り占領の初期に教育刷新委員会の議を経ましてお立てになったものを国会で承認して、一番もとは昭和二十二年の教育基本法、同年の学校教育法、こういうものでございます。今の中央教育審議会は、これを作りました教育刷新委員会の最後の決議によって継続したような形になっております。自来りっぱな委員が御就任になりまして、あの教育制度の運用についてはすでに十回の答申を得ておるのでございます。ところがその後昭和二十七年四月にわが国は独立いたしました。独立以後早三年でありますが、独立後の今日から顧みてみますと、当時占領下の教育制度には根本……

第24回国会 内閣委員会 第15号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 このことは過日予算委員会においても浅沼書記長よりのお問いに対しまして、私の考えておることを申し上げましたが、憲法改正の手続は――この九十六条に書いてありますことは、国会が各議院の議席の三分の二以上の賛成で国民投票の発案をする、こういうことなんです。でありますから、国民に対してこの憲法を是認するかいなやを発案するのは三分の二の多数をもって議決した国会でやるのでございます。しかしながらその案を国会に付議するのは、初めから三分の二で付議するのではなくして、国会議員の方でも、また一般の法律案と同じように政府の方でも発案の権利はあるということにわれわれは解釈をきめておるのでございます。た……

第24回国会 内閣委員会 第19号(1956/03/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 はなはだふつつかでありますが、私も閣僚の一人として連帯責任を負っておるのでございます。そのことは前の連合審査会以来重ね重ね申し上げておるのでございます。今総理の言われたこととちっとも違っておりませんが、もう一ぺん簡単に言いますれば、今の教育基一本法に書いてあることはけっこうなことでございますけれども、やはり日本としては、日本のうるわしき伝統を維持する点が薄弱なんでございます。それらの点について教育の根本を反省するということであります。日本の教育行政全体について、憲法には、国は国民に教育を与える義務があるごとく書いてありますけれども、しからばどうして与えるか、国、それを代表する文……

第24回国会 内閣委員会 第20号(1956/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ちょっと私から申し上げます。わが国で議員がほかの委員会の委員等になる場合には、現在では国会法の三十九条によって国会の承認を得ておるのでございます。これは戦前の法規にはなかったことでございますが、議員が国の政治に専念するということからできた法規と思います。そこでこの三十九条の前段に「法律で定めた場合を除いては」とあるので、法律で定めた場合は国会の承認を得ずして就任を認めておるのであります。そこで今回の憲法調査会法で三十人以内は国会議員がこれに就任するということを認めたのでございますから、今後国会議員のうちでおつきになるのには、法律のあらかじめの承諾によって、一々本会議で承認の議案……

第24回国会 内閣委員会 第21号(1956/03/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ただいまの山崎さんの御説明と同様に私も考えております。
【次の発言】 今まで山崎君のおっしゃる通り、国会に対する議案権の提案権は内閣にもある。この手続を考えてみますと、憲法の改正発案自身を初めするのじゃなくして、このたび憲法の改正をするから国民に発案をしなければならぬ、発案の原案を内閣なり議員から国会に出しまして、国会は国会自身で、このときは内閣が発言権はありません、三分の二の多数を得て国民投票に問うて採決するのだと思います。それより一歩前の案はやはり通常の議案だ、憲法改正発案に関する件といったようなものを先に出すのだと思う。そのときのあり方は通常の法律と同じでいいのじゃないか……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 政府委員のおっしゃった通りで、別段新たにつけ加えることはございません。ただしかし、もし申し上げるならば、国会が国民に発議するまでに、その案を三分の二以上で決するのでございます。これは九十六条にあります。三分の二以上で決するというのには、だれかが議案を提出しなければなりません。今日の議事法では国会に議案が提出されるのでありまして、そうして七十二条には「内閣を代表して議案を国会に提出し、」とありまするから、国会に議案を提出する権能はやはり内閣にあるものと私は信じております。
【次の発言】 たとえをお引き下さるから、私もたとえを引くことを許してもらいたいが、どろぼうでも、自首して、私……

第24回国会 内閣委員会 第24号(1956/03/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 私が現行憲法を簡略にマッカーサー憲法だと称しまするのは、ちょうど明治時代に作られた憲法を明治憲法と言うのと同じでありまして、簡略化した名前であります。皆さんがその名前をおきらいのようでありまするから、あのときは取り消しましたが、今に至るまで私の演説、論文等にはその文字は使っております。現行憲法ができましたときに、わが国では高論の世界一般における自由がなく、あの当時いかなる経緯でこの憲法案が提出されたかということはあまねく国民は知りませんでした。それから占領後、あのときはこうであったということが逐次判明いたしました。それによりますると、わが国当時の内閣、幣原内閣においても、松本博……

第24回国会 内閣委員会 第25号(1956/03/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 賛成、反対は問題ができてからのことであります。初めから賛成、反対を同数にするということは困難な話です、しかしあなたの意味は政府の与党とあなたの党派と同数にせい、こうおっしゃる意味なら意味はわかります。しかしながら今の民主政治としてはやはり多数のものを選出した有権者の代理とそうでないものとは多少比例的にやっても無意味なやり方ではないと思っております。しかしこの国会議員三十名の中でそれをどういう割り振りにするかは追ってのことでございます。
【次の発言】 委員を任命する際には、委員の方にあなたは御賛成でありますか。御反対でありますかということを聞いて任命はいたしません。経験の豊かな識……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今委員長お答えの通りでございます。それからお互いにわが国では議院内閣制度を本旨といたしておりますから、内閣の責任は連帯でございます。私がお答えして、足らぬところがあったら、どうか一つほかの人に御質問下さるように、決して私は質問を制限するのじゃなく、他の大臣の出席をはばむのじゃございませんけれども、やはり物事には常識の限度もございますから、どうか一つ実質について御進行賜わりたいと私は希望しておるのであります。
【次の発言】 あなたのお気持を私が批判することは失礼に当ると思います。国会法、衆議院規則の命令するままに進行するのほかはないと思います。

第24回国会 内閣委員会 第28号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 去る二十二日の当委員会における私の発言中、「委員会をすみやかに終って、本会議でやってみようじゃございまいませんか。」という点は不適当の言葉であり、委員各位に御迷惑をおかけいたしました。ここに取り消しをいたします。

第24回国会 文教委員会 第3号(1956/02/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 御上程の順序に従いまして国立学校設置法の一部を改正する法律案の提案理由及び内容の概略を御説明申し上げたいと存じます。  この法律案は、昭和三十一年度予算に照応いたしまして関係条文を改正するものであります。国立大学付置の研究所の設置について規定するものでございます。  改正の点は、京都大学に付置研究所として、ウイルスの探究並びにウイルス病の予防及び治療に関する学理及びその応用の研究を目的といたしまするウイルス研究所を設置することでございます。  以上が、二の法律案の提案理由及び内容の概要でございます。  次に、日本学士院法案の提案理由と内容の概要とを御説明いたしたいと存じます。 ……

第24回国会 文教委員会 第4号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 学童給食用ミルクの横流し事件が発生いたしたことは、実に遺憾なことでございます。ただいま関係者は逮捕せられ、また関係書類は押収されておりまするので、正確な御報告を申し上げることはできないのでありまするが、今日までにわかりましたところによりますると、大体昨年の十二月中旬に二百五十ポンド入り二百本、すなわち約五万ポンドを大原平一という者に売却しておったようでございまして、一たんこれが長崎へ送られたのを、東京の汐留倉庫に入庫いたしたのを探知いたしたのでございます。文部省としてはみずからこれを差し押える権限はございませんが、しかしながら学童給食用のミルクを学童給食以外に使うことは関税関係……

第24回国会 文教委員会 第5号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回政府から提出いたしました就学困難な児童のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律案につきまして、その提案の理由と内容の概略を御説明申し上げます。  現在小学校への就学率はほほ百パーセントに近い状態にありますが、実際の就学状況を見ますと、学校には在籍しながら、保護者の経済的困難により、就学上必要な教科用図書の購入にたえないため学校に通学できないとか、あるいはまたこれらについてPTA等の私的な援助を受けながら通学しているような児童が少くございません。  もとより国としては、このような困難家庭の児童に対しましては、その貧困度に応じて生活保護法による教育扶助の制度を通じて……

第24回国会 文教委員会 第6号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ある嫌疑が起った事件に責任を負う者がどういうことをするかということは千差万別で、具体的に今事実のわからない先に申し上げることはできないのでございます。
【次の発言】 文部省の書類の一部分は任意提出いたしたそうでございます。それから給食会の関係書類は押収または領置を受けているようでございます。
【次の発言】 教育の中立性は守らなければならぬと私も思っております。
【次の発言】 大学において学術を研究いたしますのは、大学の研究の自由でございます。それからいやしくもわが国が国家を守るために自衛隊を持っている以上は、自衛隊の学術を助けるということは平和には少しもそむくものではない。われ……

第24回国会 文教委員会 第7号(1956/02/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今御引用の人がどういうつもりでおっしゃったかは、私ではむろんわかりませんが、私自身の考えとしては、業者から頼みましても、また自衛隊から頼みましても、学問の域に属する、また科学の域に属することを研究し、またそれを教育することは妨げないと思っております。要するに問題は目的でございます。それをわが国が防衛の域を越えて侵略戦に使うという考えなれば、それはいけませんけれども、しかし最善の効率で日本の国を防衛しようということになれば、これは妨げぬ、こう思っておるのであります。
【次の発言】 その通りでございます。われわれの解釈は、現行憲法のもとにおいても、国家自衛のための最小限度の防衛力は……

第24回国会 文教委員会 第8号(1956/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 仰せの通り行政の局に当る者としては、現地の事情も察し、またわれわれの方も適当なる考えをしなければならぬと思いますが、本年の予算でこの移転のためにそこばくの金を要求いたしております。もし予算が成立すれば四月一日からやらなければならぬことになりまするが、今では国も御注意のほどをよく考えまして適当に善処したいと思っております。
【次の発言】 三月上旬には成案を得て提出いたしたいと存じます。
【次の発言】 このことは今検察当局で捜査中でありまするが、広島における件につきましては給食課長は起訴されました。去年の五月、六月、九月、十一月にそれぞれ必要以上のミルクの要求をいたした、必要以上の……

第24回国会 文教委員会 第9号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 当日繁藤小学校の校長が、祝日としてこれをやっておったとは私は認めておりません。当日は祝日ではございません。しかしながら、児童を集めて日本国の建国の日の説明をいたしておるのでございます。それゆえに法規的に違反しておるとは私は考えておりません。あのとき申し上げた通り、やはり平生の授業もあわせ進むべきであったと私は考えております。
【次の発言】 国の祝日は、あなたの御指摘の法律に書いてございます。それから他の法律では、祝日は期間のうちに算入せぬというようなこともあるので、溝渕校長は祝日としてこれをやったのじゃないのであります。あの人の説明によれば、やはり学校の訓育の一部としてやったと……

第24回国会 文教委員会 第10号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回政府から提出いたしました義務教育費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  現在、公立の義務教育諸学校の教職員の大部分は、国の恩給法の準用を受けており、これら教職員が退職または死亡いたしました場合に支給される恩給は、国の恩給法の準用に基いて、都道府県知事が裁定し支給し、これに要する経費は、都道府県が負担する建前になっております。もちろん、これに対しまして国は、地方交付税の交付を通じて所要の財源措置は講じておるのでありますが、この恩給費は相当な額に上り、さらに年々増加する傾向にあるため、都道府県としては相当過重な負担と……

第24回国会 文教委員会 第11号(1956/03/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 メーデーは野原君御承知の通り、わが国ではやはり労働者の祭典ということで、国民全般の祭典とは了解されておりません。また外国ではメーデーは意味が違います。近年そういう階級的の色彩が非常に多いのでありますから、メーデーの式典をやりたいというと、教育委員会はメーデーに何をやるかということをただすだろうと思います。やることの内容によって教育委員会の同意を得、それから総理の言われた通り学業に差しつかえがいということになれば、集会をいたすことを何もとめる必要はないと思います。
【次の発言】 紀元節は国民全部が今は祝っておりませんことは御承知の通りであります。しかしながらこれを祝う人は国民全体……

第24回国会 文教委員会 第13号(1956/03/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 本日はお尋ねがなくても申し上げなければならぬと思って用意いたしておりますので、ちょっと時間をとりますが、大切なことですから、御しんぼう願いたいと思います。  まず最後に結局こうなったという決議文を先に朗読いたします。大へん長いものでありますが、日本文の仮訳でありますけれども、こういう決議をしたのです。「ニネスコ国内委員会代表者会議は一九五四年モンテヴィデオにおけるユネスコ総会に満場一致を以て平和目的のための原子力利用について決議されたことを満足をもって想起し、かつその後特にこの問題に関しイデオロギーを異にする国々から多数の専門別科学者が初めて一堂に会した先のジュネーブ会議におい……

第24回国会 文教委員会 第15号(1956/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回政府から提出いたしました地方教育行政の組織及び運営に関する法律案について、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法案は、現在の教育委員会制度を改正いたしますとともに、地方公共団体における教育行政の組織、運営に諸種の改善を加えようとするものでございます。  御承知のごとく、地方公共団体における教育事務は、その一部を除き教育委員会が担当しているのであります。この教育委員会は、まず昭和二十三年秋都道府県、五大市及び若干の市町村に設置され、昭和二十五年秋また若干の市に設置された後、昭和二十七年秋に至って全国すべての市町村に置かれたのでありまして、いわゆる六・三制の実施、教科内容の……

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/03/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 義務教育の小学校程度にあります親たちにも、中学校も同じ親たちでございます。国家の財政が許しますれば、同様にいたしたいと存じております。
【次の発言】 学校給食法の五条の趣旨は、義務教育程度の場合に、児童が小学校にあろうと生徒が中学校にあろうと同様でございます。今回の要保護児童の給食についても、やはり中学のことを考えたのでございますが、わが国は敗戦後まだ十分に上っておりませんので、このようなことになりましたが、しかしながら幸いに近年農業もあの通り成功いたしておりますし、国際貿易の事情も改善いたしておりますから、遠からず理想の域に近づくことと存じております。

第24回国会 文教委員会 第17号(1956/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 全国の教育委員の方方が教育に熱心のあまりいろいろと御研究になっておることは承知いたしておりまするけれども、これらの人が同盟して一斉に辞職なさるなどとは私は考えておりません。教育を愛護する者はさようなことには走るまいと考えておるのでございます。
【次の発言】 そういうことが起らないことを望むというよりも、起らないとかたく信じておるのでございます。
【次の発言】 教育委員諸君にとりましても、われわれにとっても、一番大切なのは、教育自身でございます。全国の教育委員の方々が一人残らず委員をやめてしまうといって、教育を混乱に陥れ、教育関係者を困らせ、父兄に迷惑をかけるといったようなことは……

第24回国会 文教委員会 第18号(1956/03/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回政府から提出いたしました教科書法案について、提案の趣旨を御説明申し上げます。  教科書は、小学校、中学校、高等学校等において、教科の主たる教材として教授の用に供せられるものでありますので、その学校教育において占める地位はきわめて重要であり、次代国民の育成の上に多大の影響力を有するものであることは、多言を要しないところでございます。従ってその内容が適正であることを要するのはもとより、その採択、発行、供給が公正かつ的確に行われ、しかも価格はできる限り低廉であることが要請せられるのであります。  わが国現行の教科書制度は、御承知の通り、終戦後の教育改革の一環として実施されたもので……

第24回国会 文教委員会 第19号(1956/03/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 いろいろの事情もありまするが、日本の受け持っておる観測地の面積といいますか、広さが、他の大きな国よりだいぶ違うのです。
【次の発言】 ただいま平田さんの南極探険に対するいろいろな御注意、ありがとうございました。よく注意いたします。  それからきのう本会議で能代市の被害のことを簡単に報告しましたが、その後秋田県の教育委員会からやや詳報がありましたから、ここでお聞き願う方がいいのかと思います。  それは学校は被害がなかったのです、自宅で被害した者は小学校の教職員が二十四人、中学校が十七人、その他二十六人、合計六十七人の罹災者がございました。それから児童生徒の方は、小学校が千五十七人……

第24回国会 文教委員会 第20号(1956/03/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今局長が答えました通りでございますが、この案を作るに際して、現在の教育委員会のいいところと不都合なところを対照して、庁内で調べたことがございます。完全ではございませんけれども、もし参考になるならば申し上げてみようかと思いますか……。
【次の発言】 われわれはその長所としまして物事は長所は同時に短所にもなるのですが、教育委員会を設けましたがために、住民が教育に関して大へん関心を持つようになったということは事実のようでございます。今までの村長または校長まかせが委員会を通じてやるということで、村民の教育に関する関心が高まっております。それから第二は、委員の発言は、やはり村内の委員が出……

第24回国会 文教委員会 第21号(1956/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今御列挙の九つの意見について、私がまだ存じないものもございますが、しかしながら教育に関する立法はきわめて大切なものでありまするから、私の手元に来ますれば、よく拝見いたそうと思っております。
【次の発言】 戦後の教育は第一に従前の詰め込み教育、章句の暗唱といったような方法を改めて、学徒また児童が自発的に啓発するという方法に進んでおります。これは一つの進歩だと思います。第二には自由主義精神が浸透してきたことも私はいいことだと思っております。それから教育が服従を基準としないで個性の発達を基準としたこともいいことだと思っております。さらに教育の期間を世界水準に、すなわち六・三制の九年間……

第24回国会 文教委員会 第22号(1956/03/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 あなたの世界情勢の観察とは私は少し意見を異にいたしております。しかしながら教育は非常に幅の広い大きなものでありまして、日本の次の時代の国民の性格陶冶にあるのでございます。始終引かれる教育基本法にも、人格を完成すること、自主的にして心身ともに健全な国民を作ることとあります。それゆえに世界外交、思想の情勢がいかようにあろうとも、健全なる教育という点においては同様であります。かりにあなたの方が日本の政権を取っても、同じように国民は教育さるべきものと私は思っておるのであります。これがために教育界にしこりを残したり、政局の変動によって変化を生ずるといったような幅の狭いものではないと了解い……

第24回国会 文教委員会 第23号(1956/03/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 この内閣は思想の国家統制または言論の自由の制限などはごうも考えておりません。
【次の発言】 今ここに提案しております教科書法案は、河野さん御承知の通り大部分中央教育審議会の御答申によっております。あの声明なされた十学長、教授諸君のうちには、その審議会に入っておられる方があるのでございます。教科書の検定制度は現行の法制にもあることで、またこれら学者も寄られまして今の検定制度を改善されておるのであります。各方面でいろいろと検討をなさっているおもむきでありますが、この委員会でお互いに質問応答また討論をするうちに、世の中には真相がだんだんとわかってきて、皆さんも御了解下さることと私は存……

第24回国会 文教委員会 第24号(1956/04/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 この法案は高津さん御指摘の通り非常に重要な法案であります。かねがね私からお答えしまた通り、わが党が昨年十一月結成いたしましたときに、大体の構想はきまっておるのであります。教育委員会制度については適当な改廃を行うということで、内部的には党としてほぼ形はきまっておりまするが、それを書面に書き表わして討議の資料といたしたのは一月の初めでございます。謄写版に刷ったのは。しかしながらそれ以来成文にするまでの間には相当の変更はございまするが、要綱をいつごろ作ったかとおっしゃれば一月の初めとお答えするのほかはなかろうと思います。これは党並びに内閣の重要政策でございますから、責任は私にあります……

第24回国会 文教委員会 第25号(1956/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回の案におきましても、教育委員会は教育に関しては決して町村長の下部機関ではないのであります。教育委員会は法案第二十三条の権限を持ち、町村長は第二十四条の権限を持ち、相並んで教育、わけても義務教育の運行をなめらかにし、完璧にしようという考えであります。どっちか一方に権限を与えて、学校のことを一般行政とぴしっと二つにわけてしまうことがいいか悪いかはだいぶ疑問がございます。きのうも申しました通り、町村長でもあるいは町村会議員でも、みな自分の子供、村の青年のために教育はよかれかしと考えておるのであります。また教育委員会の方々も町村が貧乏になればいいと考えておる人は一人もないのでありま……

第24回国会 文教委員会 第26号(1956/04/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 地方教育行政の中心をなすものは、辻原君御研究の通り教育委員会でございます。この教育委員会はそもそも初めて設けまして以来、非常に世間の注意を引いたものでございまして、一方ではこれはなくともよかろうという議論まで出ました。われわれ政治に携わっておる者は、どうしたら国のために最善であろうかということで、年中脳裏を離れられない重要問題でございました。それでわが党が結党いたしました十一月中旬以来、ずっと研究をいたして、国のためにはこの案が一番いいという結論に到達して、今回提案いたした次第でございます。
【次の発言】 一般の地方公共団体の行政、すなわち知事と県会議員、市町村長と市町村議会、……

第24回国会 文教委員会 第27号(1956/04/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 私はたびたび申し上げました通り、これは議論をしておるのじゃないので、これを起案し提案した文部大臣がこう説明しておるということなんです。これは私はりっぱな広報と思います。
【次の発言】 それはたびたび申し上げましたが、問いは主としてあなた方のお問いになったことを要約して、教育行政の中央集権を招くことはないかという趣旨のお問いがたくさんありましたから、それに対して私の答えたことを書いておるのです。私も議員でありまするけれども、ここで討論をしたことはないのです。それゆえに初め立案の趣旨をここに紹介します、立案の趣旨といってその通りのことを私は言うております。それを集約したものなんです……

第24回国会 文教委員会 第28号(1956/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 昨日の会議の終りに、加藤委員より私に対し一、二の質問がございました。その一つはこういうことと承わったのであります。すなわちこの案では教育委員会の性格と、これを構成する委員の資格と、それから教育委員会と教育長との関係についてどう考えるか、また現在暫定的に助役が教育長を兼ねておる者があるが、その経過の規定にどう考えておるか、この問いは今問題となっておる行政組織法の二十三条、十七条、四条及び整理法の方の一条の五項、六項等に関係して問うのだ、こういうふうに了解いたしました。  お答えをいたします。教育委員会は教育事務を専門的に担当する独立の行政委員会でありますので、教育委員会の委員とな……

第24回国会 文教委員会 第29号(1956/04/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 さようなことはないと思います。
【次の発言】 どの法律にも運用の際には注意しなければなりませんが、これだけのものができて、これをよく運用すればわが国の教育の中正を保つのに大へん役に立つものだと考えております。
【次の発言】 この規則は必要な教育委員会規則を地方教育委員会が作る、こういうことでございます。地方教育委員会は委員みずからの目で映画を下調べするほかに、またほかのものの判断を利用して、あるいは地方の委員会であれば、県でよかろうといったものを引用することもありましょうし、また今そういう制度はございませんけれども、中央で有志の者が寄って鑑賞の参考にするというようなこともありま……

第24回国会 文教委員会 第30号(1956/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 研究は十分いたしましたが、それのみがこの教科書法案に現われておるというわけじゃございません。特別委員会の報告は受けました。
【次の発言】 なお続けて申し上げたいと思いましたが、教科書問題を研究いたしましたのはもとの日本民主党でございました。日本民主党が自由党と合体して、今の自由民主党になったのでございまするが、自由民主党の機関じゃないのであります。前の党派の機関であります。その報告はすべて受け、党員各位よりいろいろ資料を持ち寄り、意見を調整し、わけても中央教育審議会の答申を参酌して本案ができたのであります。
【次の発言】 わが党の前身の一つであった日本民主党で、教科書の問題を注……

第24回国会 文教委員会 第31号(1956/04/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 第一、今あなたが筆記だとおっしゃって御朗読になったことは、当時の放送とよほど違っております。私もけさ新聞を見ましたから、一ぺん録音テープを審査したいと思っております。私の当時言ったことは大体きのう申し上げましたが、それより先にこのことを申し上げます。あれは、荒木大将などと同じ場所におって、これらの人の言うことを聞いて私がやったんじゃないのです。別々に、晩の六時ごろでありましたが、機械を持って私の家に来て、そうして東京裁判の感想いかんということを私に聞いて、橋本、荒木等の放送にくっつけたのです。私は来た人の態度でちょっと疑念を持ったのです。それで私はこういう心持で言っております。……

第24回国会 文教委員会 第32号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 本日非公式に供述をされた方がありますが、これは著作権者全部の意見と私は了承しておりません。私も及ばずながら一、二著作権を持っておりますが、第一誤解されておることは、アメリカで裁判が起ったら立証の義務は被告にあるとおっしゃるのです。そんなことは決してございません。英米法においては原告に立証の責任があるのです。それを第一誤まっておられるのです。横書賠償を訴えようと思えば、おれが著作してCをつけた、何月何日に発行したという証明は原告にあるのです。原告がそれを証明する際に日本政府の登録証を持っていけば、これは有益でありますが、それだけで勝てるとは思いませんよ。しかし非常に都合のいいこと……

第24回国会 文教委員会 第36号(1956/05/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 わが国の教育は、申すまでもなく教育基本法が根本であります。それから学校教育法によって教育の目標が定めてあります。それらを達成するために検定の基準を教科書検定審議会に諮問して作るのございます。現在の基準もございまするが、やはり世の中の進歩に応じて適切なるものを作り、審議会の御審査を得たい、こう考えております。
【次の発言】 そこのところは局長から答えてもらいます。しばしお聞きの上足らぬところは私からまたお答えいたします。
【次の発言】 同じでございます。
【次の発言】 今局長からお答えしました通り、大体いろいろな課目を十くらいに割っておるのであります。たとえば国語、漢文、書道とい……

第24回国会 文教委員会 第40号(1956/05/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 お尋ねの趣意をとり違えておったら御容赦を願いたいと思います。  教科書は教育のための主たる教材でございます。教科書の種類によって使い方は違おうと思うのです。学科の大部分は、新教育の考えではむしろ子供の自発的能力の引き出しでございます。自発的能力の引き出し一本では足らぬ場合もやはりあろうと存じます。それは、自然の法則等は人類の文明によってようやくここまできたのであります。一番近いところが原子力の利用です。あれを自発的に子供に考えろ、考えろと言ったところが考えられるものじゃないので、天然法則、文明でここまできたところは、やはり教えていかなきゃならぬ重のもあろうと思うのです。しかしそ……

第24回国会 文教委員会 第41号(1956/05/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回の法案のみそと申しますか、重点、ねらいは検定制度にあるわけです。検定制度は国定と違いまして自由競争であります。よりよき教科書の編さんを競争してますますよくなろうということで、逐年よい教科書ができていく、こういうことがねらいであります。それが国定と検定との違いであります。しからば自由競争――どういうことをねらって、ほかの社よりもよく、去年よりもよくというふうに、よい方に教科書が向くかと申しますれば、結局採択でございます。よいものが採択されるということで、需要者たるもの――ほんとうの需要者は子供でありまするが、それに使わせる採択、こういうことをしたらなお採択が容易になるだろうか……

第24回国会 文教委員会 第42号(1956/05/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 このことをお答えいたします前に、あの放送の性質をちょっとあらかじめ申し上げておきたいのであります。あれは一つの部屋に荒木なりあるいは橋本なり私なりがおってやった座談会式のものではございません。別々に訪問をして得た録音のテープをはさみで切って継ぎ合せたものです。それで荒木さんが何を言われたか私は少しも知らないのです。その後あの録音を謄写版で刷ったものを手にしまして、初めて荒木さんの言葉を知りました。私は荒木さんとは社会観や教育に関する観念は一にいたしておりません。荒木さんはもとの教育勅語を主とした教育を礼讃しておられるようでありますが、私はそうは思っておらぬのであります。すなわち……

第24回国会 文教委員会 第43号(1956/05/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 従前と同じく、最高価格だけをきめようという考えでおります。
【次の発言】 今価格のきめ方について御質問がありましたから、今まで通り最高価格をきめると申しました。どうかして価格が廉価になるようにいろいろ考えております。それは今小牧さん御指摘の通り、売り込み宣伝に消費した経費の節約をはからなければならぬ、これが一つであります。それから競争に競争を重ねて、色刷り等もたくさんにしていこうということはいいことでありまするが、やはりそれにも限度がありまするから、教科書の作成について一定の基準を定めて、教科書の印刷、製本が高くならないようにする、ほかの省の所轄でありまするが、運賃を軽減したい……

第24回国会 文教委員会 第47号(1956/07/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 お答えが逆になるかしれませんが、この災害に対する保険の制度は、これは大きな制度であります。で、こういう制度を抽象的にいいと考えましても、新たにこれを設けるためにはその実態調査が必要でございます。それゆえに文部省は、本年は全国にわたって詳細な実態調査を今なしつつあります。その結果によりましてこの保険制度を樹立すべきである、樹立するとすればいかなる形でするかを決定いたし、皆様に御審議をわずらわすことになると思っておるのであります。しかるに昨年の春ごろから、今質問者の御指摘の通りいろいろと災害も起ることでありますから、自主的に生徒側で金を積み立てて、そうして災害のあった場合に補償する……

第24回国会 文教委員会 第48号(1956/07/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 次の通常国会に提案いたしまして、この法律の成立をみたい、かように思っております。
【次の発言】 あの教科書法案は本院は通過いたしましたが、参議院においては委員会を開くことを物理的に拒否する団体がございまして、それゆえに参議院においては審議されなかったのであります。この法案は一つのコードとしてやりましたがために、立法事項のみならず、行政でできることもあの中に書き込んであります。教科書の検定は法律であります文部省設置法で文部大臣の権限になっておるのであります。いかなる方法でいかなる程度で審議するかは、法律がなくても文部大臣の権限でできることであります。権限でできる範囲においては、私……

第24回国会 文教委員会 第49号(1956/09/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 観光税は従前存在しなかったものでございます。京都市の特別の事情によってかようなるものが発案されたと思っております。すべての租税あるいは手数料は、軽減あるいは必要がなすればなきにしくはないのでありまして、これだけが特に悪税というわけには参りませんけれども、文化施設を観覧することについて重税を取ることは好ましくないと私は思っております。
【次の発言】 特別の悪税というあなたのお言葉の含蓄はどうでありましょうか、私はものことは総体に見なければなりませんので、望ましい税法でないとは思っておりますけれども、特別のという形容詞をつけて言わなければならぬほどのこともなかろうか、弊害を除く道も……

第24回国会 文教委員会 第50号(1956/09/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今辻原君より御提出の問題は、青少年の教育上実に重大な問題でございます。それゆえに文部省といたしましても、いかにこれを扱うか研究を進めております。御承知の通り、戦後の文部行政は、かような重大な問題については独断することなく、審議会等の議を経て決しておるのでございます。これに関係しております審議会は、わが文部省に社会教育審議会の中で、青少年の分科会というのがあります。それから内閣における青少年問題協議会もございます。これは法律によるものであって、その中には国会議員も入っていらっしゃるし、教育家も入っていらっしゃる。ここに御列席の委員も入っていらっしゃるのであります。この二つの機関で……

第24回国会 文教委員会 第52号(1956/10/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 遅刻いたしまして初めから承わっておりませんから、もしピントがはずれておったら重ねてお尋ね願います。前国会でたびたび申し上げました通り、わが国の大学は数が非常に多いのであります。それからして内容についても検討すべきことが世間では要求されております。これは大きな問題でありまするから、臨時教育審議会にかけまして、すなわちこれは政治家もお入り願い、教育経験者はもちろんのこと、実業界の方もお入り願って、それで根本的に各角度から研究してみたい、かような構想を持っておりまして、お問いの趣意に従ってその考えからお答えしておるわけであります。それゆえに臨時教育審議会の結論が出るまでの間に、軽率に……

第24回国会 文教委員会 第53号(1956/10/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 この前に新たなる取締り法規を設けるのだという意味に私は言ったのじゃないつもりなんです。これは非常に重要な問題でございますから、一つには文部省の青少年問題分科会で調査を続け、もう一つは内閣で中央青少年問題協議会、並行した形になりますが、二つで調査をいたしております。その答申なり審議が済んでしまってから方針をきめる、こう申し上げたのであります。ただしかしその答申がどうであろうと、わが国では憲法で映画を対象とした検閲はしないという規則がある以上、私どもは検閲法規は作らない。映画法といったような銘を打った、映画を対象とした検閲法は作らない、こう申し上げたはずであります。検閲法を作らない……

第24回国会 予算委員会 第2号(1956/02/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 私から先にお答えいたします。わが日本民族は本来強烈なる民族意識を持っておったのでございます。しかるに今仰せらるるところは、戦後の教育に関係してであろうと存じます。松浦君御承知の通り、わが国の教育は、占領中わけても占領前期にきまったのでございます。ちょうど憲法と同じように、アメリカから教育使節というものが参りまして、その報告がございます。それを基準といたしまして教育基本法と学校教育が組み立てられておるのであります。教育基本法には各種の道徳律が盛られておりますけれども、不思議なことには祖国を愛せという言葉がないのであります。正義と真理を愛せという言葉はありまするが、祖国を愛せという……

第24回国会 予算委員会 第3号(1956/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 総理と同様であります。
【次の発言】 あなたのお問いは、今学校で現行憲法の趣旨に従って、平和教育をしておるが、これをどう思うかというのですが、私もそれでいいと思います。われわれはこの憲法が改正されるまでは、この憲法を基準として自分の行為を律しようと考えております。それゆえに、憲法を無視して、暴力の行使はいたしません。
【次の発言】 その同じ問いは、臨時国会において、あなたから委員会において受けた問題です。そのときに私のお答えしたことは、教員が教室において現行憲法を守るように教えることはむろんいいのであります。しかしながら、今政治問題として現行憲法を改正すべきや、改正に反対すべき……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 山本君より大へん重大な御質問を受けたのであります。(笑声)歴史教育には力を入れようと思っております。しこうして戦後歴史の教育について多少論争があったのであります。独立後歴史教育ができるようになりましてから、ある人々は歴史を一種の主観に当てはめて、実際の事実を自分の考えておる理想に当てはめて歴史を教えようとした時代があるのであります。また戦前においては歴史をむしろ教訓のために、曲げたとは申しませんけれども、都合のよい歴史の書き方をした時代があるのであります。ただいま私どもの考えておりますることは、どちらもそれは歴史としては誤まっておる。一方の理念に偏せず、またみだりに教育的目的に……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ただいまお尋ねのうち、まず予算に関係する具体的な部分についてお答え中し土げたいと存じます。まず教科書の問題は、今三田村君御指摘の通り、昨年未の行政監察特別委員会並びに当崎のわれわれの属しておった党派の政務調査会において調べたことが大へん参考になっております。おおむねあのとぎ諭ぜられたことは、一つは教科書の取引に不公正なことが多いということが一つ。もう一つは思想的にあるイデオロギーに偏向しているということであります。もう一つは偏向の有無にかかわらず、すこぶる誤謬が多いということです。人名、年度、時、場所について非常に大きな誤謬があるということであります。それゆえにおおむねこれらの……

第24回国会 予算委員会 第8号(1956/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 すでに大蔵大臣より大体お答えの通りでありますが、国立大学は言うまでもなく義務教育と違って、国民全体が利用するものではございませんで、一部入学者が利用するものでございます。今日授業料の非常な倍数の金額が国家の負担になっておるのであります。言葉はちょっと不適当でありますが、まず受益者負担といったような性質を多分に持っております。一方国民の負担の軽減もまた、政治の条理として重要なことなのであります。それで私が計算してみましたのに、戦前すなわち昭利十五、六年のときの授業料は百二十円でありましたが、国家の負担は七千七百万円でございます。そうすると国家の負担の一一・二%を大学生にかけており……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 売春をいかに扱うかは、日本の政治としては非常に重大な問題でございます。かりにも国政を担当するための一党を立っておる以上は、やはり貨の方針として深く広く考えまして、一致の行動をとるべきだと考えます。それゆえに自由投票ということはやめたのでございます。
【次の発言】 かかることをいろいろ申すことはあまり事に益がないと考えますけれども、あのときのいきさつは、婦人陳情者のうちのある人が、私及び私の同僚が業者より請託を受け収賄したといわんばかりの言辞を弄されたのです。政治家としてこれぐらい大きな侮辱はありません。それゆえに、その誤解なることを私は強く申し上げたのでございます。

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 国民の祝祭日は、ただいまでは法律できまつておるのであります。もし議員立法として提案されるならば、私は賛成したいと思っております。

第25回国会 決算委員会 第5号(1956/11/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ただいまの検査院よりの御報告に対する文部省の説明は、お手元の決算参照説明吾の四四ページ以下に述べてございます。朗読は省略いたしまするが、要しまするに昭和二十九年度の決算におきまして検査院か――言うまでもなく検査院は不当、不正を分けておりますが、不当事項として指摘いたしました件数は、予算経理において東京教育大学の分ほか二件、物件においては九州大学一件、補助金においては長野県の松本ろう学校の整備工事外十七件、全部で三十二件にわたっております。これらの不当事件の発生についてはまことに遺憾しごくに存ずるのでありまして、関係者に対しましては懲戒処分あるいは厳重注意をいたした次第でございま……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第4号(1956/11/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 今回の共同宣言の第一項にも、両国は平和の関係にあり、また善隣友好の関係にあると、あるのであります。日ソの間に文化交流の協定ができましたら、むろんのことでございますけれども、この共同宣言が効果を生ずれば、両国は善意を持って文化の交流をいたすように相なると思います。今日でもあのユネスコというものがございまして、やはり間接には文化の交流はできてはおるのであります。
【次の発言】 国交が回復すれば、学者、技術家などの来ることを拒むことはいたしません。また文部省が拒んだということは事実じゃございません。現に過日の国際遺伝学会にも呼んで、ソ連の学者四人まで来まして、私自身も親しく話をし、あ……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第6号(1956/11/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 靖国神社は、御承知の通り、戦没者の霊を神様としてあがめる施設でございます。すでに神様である以上は、たとい靖国神社の法律を別に作りましても、やはり宗教施設となるのでありまして、憲法の八十九条の規定との調節が非常に困難でございます。前国会にもこの問題が提供せられ、私も精魂をこめて研究をしたのでありますが、神社自身の管理を国の費用でするということはむずかしいのであります。しかし、この神社へお参りする団体――ほかの神社仏閣でもよく講というものがあります。靖国神社を崇敬するような団体を作れば、その団体は宗教法人じゃございませんから、そういう方面に活路が開けるんじゃないかと、私一個では、ま……

第25回国会 文教委員会 第1号(1956/11/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 そのことはこういう経緯であります。日教組より、十一月の初めから私に会われたいということでありました。私は、十一月十二日にお目にかかる、しかしながら代表は五名にして下さいという要求をしておいたのであります。十二日にお越しになるかと思って心待ちにしておりましたが、おいでになりませんでした。また、きょうは差しつかえがあるから行けないんで、ほかの日にしてくれということもないんです。それ以来音さたなしに推移しておりましたが、十九日は午後はエチオピア皇帝陛下が御来朝になりますので、着物の用意もありまするし、昼から私は私宅におりました。私のおらぬ間に、またおらぬということを告げてあるのに、大……

第25回国会 文教委員会 第2号(1956/11/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 憲法改正のことは、政府でいかに改正するかはきめておりませんから、この前の選挙には憲法は改正するということだけであります。しかし改正すべきかいなかは慎重に考えなければならぬことでありまするがために、前の国会において憲法改正調査会法を提出いたしました。幸いに両院の同意を得て法律が成立し、発布されましたがゆえに、引き続いてその事務局を作り、ただいま委員となる人の選考中でございます。近く選考されることと思います。そうしましたら憲法は改正すべきか、改正すればいかように改正すべきかという審議を始める次第でございます。  選挙区のことは、この内閣では原則として小選挙区がいいと思っております。……

第25回国会 文教委員会 第3号(1956/12/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 この案の国会における通過には、内閣においては異論はございません。


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 文教委員会 第2号(1958/10/08、28期、自由民主党)

○清瀬委員 同僚自由民主党の委員を代表いたしまして、この法案の審議に必要な数点をお伺いします。  質問に先だちて、一つ書類の提出を願っておきたいと思います。それは、この短期大学問題は、ここ数年間文部省でも、中央教育審議会その他に諮問して御研究になっております。一部は私持っておるものもありまするが、委員全体としてこれを御提出願えば大へんよくわかろうと思います。一つは二十九年十一月十五日に中央教育審議会から答申が出ておると思います。二つは、三十年の十一月九日に全国公立短期大学協会から書類が出ておると思います。三番目には、私立短期大学協会から、三十一年の二月十七日だろうと思いますが、出ております。そ……

第34回国会 議院運営委員会 第5号(1960/02/02、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 一言ごあいさつを申し上げます。  私、このたび、各位の御推挙によりまして、本院議長の要職につくことになりました。まことに光栄の至りでございます。それとともに、またその職責の重大なることを痛感いたす次第でございます。  生来不敏でありまして、はたして皆様の御期待に沿うことができるかどうか、みずから省みて、心中じくじたるものがございます。国会の権威と品位を保持し、国政に対する国民の委託にこたえるためには、国会の円滑な運営をはかり、よき慣習を作り上げることが大切でございまして、このために最善の努力を払う所存でございます。何とぞ、議事運営に練達堪能なる皆様の絶大なる御支援と御協力を切にお願……

第34回国会 議院運営委員会 第7号(1960/02/09、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 私ども議長、副議長両名は、進退については一致の行動をとろりという約束をいたしました。そこで、今期国会においては、党籍問題のみならず、一般の議事運営については、従前の法規、慣例そのままでいこうという約束をしております。そこで、議長の党籍に関しましては、古い慣例はないのです。堤さんは慣例によって離脱されたのではない。釜谷さんは離脱されませんでした。去年の十二月に両党首会談に引き続いて四者会談というものができて、それで議長の党籍離脱ということが加藤さんのときに行なわれたのであります。しかるところ、この四者会談の五つの個条は、そのままに、文字通りに生きておるかどうかが少し疑問になってきたの……

第34回国会 議院運営委員会 第15号(1960/03/15、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 これは前回までにたびたびお答えした通りでありまして、三党間のお話し合いを待っております。
【次の発言】 ただいまお答えしたことによって御了解を願います。
【次の発言】 たびたびお答えした通りに御了解願います。一たん三党に尋ねた以上は、返事がありますまでは留保しておきます。

第34回国会 議院運営委員会 第23号(1960/04/13、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 前議長のおとりになった行動は、そのまま私は承継いたすつもりでございます。しかしながら、審議の内容については今委員会で御審議中でありまするから、私よりかれこれ申す事柄ではないと思います。
【次の発言】 懲罰事犯については今申した通りでありますが、その他のことについては、事態に応じて最善の力を尽くしたいと思っております。ただいま提案されておりまする秩序保持のための法案も、またその一つでないかと思っております。その内容については、皆様の御審議を賜わって、御決定に従うつもりであります。
【次の発言】 国会の秩序を保持し、国民の信頼を一そう重くしたいということは、私、議長に就任いたして以来、……

第34回国会 議院運営委員会 第24号(1960/04/15、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 先刻柳田君より御質問のことにまずお答えいたします。  議長としては、政府案も議員案も、また、大きな政党から出した案も、小さい政党から出した案も、全く同等と考えております。これに差別のあろうはずはないのであります。先刻事務総長よりの数字をあ、げての御説明では、大へん議案がたまっておることが看取できるのであります。ただ私は、善意に解釈して、各委員会て、理事会を開き、議員それ自身の見識で扱われてその通りになっておるものかと考えております。しかしながら、事実としては、議員案も必ず会期内に議了されることが望ましいのでありますから、今、菅家さんからの御指摘の理由も了承して、各常任委員長等にお知……

第34回国会 議院運営委員会 第26号(1960/04/20、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 砂川事件の判決のテキストはここに持っておりませんから正確に言えませんが、しかしながら、あの裁判で、高度の政治性のものについては最高裁で判断をしないといったようなことはあったと思います。立法府と司法部は別でありますから、わが国会が、国のために起こった問題はことごとく国会自身の責任で解決すべきものだと思っております。自後において、それが憲法に反するやいなや、法律問題となれば、最高裁判所で決することは、御承知の通りであります。最高裁判所が自後の法律解釈をきめるからといって、われわれ国会が憲法の問題について論議すべからずということは、決してない。国会の最善の良心に従って憲法問題を審議してい……

第34回国会 議院運営委員会 第28号(1960/04/27、28期、自由民主党)【議会役職】

○清瀬議長 せっかくのお問いでありまするから、お答えはできる限度においていたしますけれども、それがこの案に対する私の賛成または反対の意味であるとおとりにならぬようにお願いいたします。これは議長が皆様に付託して賛否を聞いておるのでございます。本会議におきましても、可否同数の場合に初めて表決するのでありまするから、賛成、反対の意味とはおとりにならぬようにお願いいたします。  私は、きのうの状態は、やはり国会の審議に影響を及ぼしたと思います。国会の方で、安保委員会において質問応答がよく聞こえぬために、ことさらに大きな声を出してやったということも、私間接に承っております。むろん、これは外を通る人がやっ……

第34回国会 議院運営委員会 第32号(1960/05/27、28期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 お答えいたします。私は、特に公式に命令したということではありませんが、本日もし本会議が開ければ、私のからだはこの通りでありまするから、どうか、主宰はできませんかという懇談をいたしたのであります。さようお聞き取りを願います。それで、自分のもと属しておった党派のものがだれ一人出ないのに、出ることはむずかしいという、ちゅうちょ逡巡の意がありましたから、それであったら、私が無理して出ましょうということになったのでございます。

第35回国会 議院運営委員会 第1号(1960/07/18、28期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 今、池田さんのおっしゃったことについては、私十分了解できませんけれども、今期国会を五日間にするということは常任委員長会議でおきめになりました。私はこれでけっこうと思います。  それからさらに、お言葉にはありませなんだが、前国会において単独審議が継続されたことについておっしゃるのであるかもわかりませんが、それはあの場合、法に従ってあの通りの計らいをしたのは、私は決して悪いことだとは思っておりません。
【次の発言】 重ねてお答えいたしますが、国会の運営は、少数派の方もしなければなりません。多数派といえども、合法的に国会法に従って開会を求め、また議案の上程を求めるときは、法に従って、議長……

第35回国会 議院運営委員会 第2号(1960/07/22、28期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 本日、多年衆議院の運営に功労のありました事務総長鈴木隆夫君より辞職願が提出されました。簡単でありまするから、全文を朗読してみます。    辞職願   私儀、かねてより一身上の都合により辞職したい念願でございましたので、何とぞ特別の御詮議をもって御許可下さるようお願い申します。   昭和三十五年七月二十二日     衆議院事務総長 鈴木隆夫  これをいかに取り計らうべきか、御協議をお願いいたします。
【次の発言】 かくのごとくして本会議で鈴木君辞任の許可を得ますると、事務総長空席に相なります。事務総長は、国会議員以外の者からこれを選挙するというので、本日を逸しては次の通常国会まで選挙……

第36回国会 議院運営委員会 第1号(1960/10/17、28期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 私は、樺美智子さんの死因が警察の暴行によることが証明されれば、私は責任をとる旨を言明いたしております。自来、美智子さんの死亡の原因につき私最大の注意を払っておりまするが、警察の暴行によるという証明はついに今までないのであります。でありまするから、この問題による責任については、かねて申し上げまする通り、議長が辞職しなければならぬとは思っておりません。  淺沼君の遭難については、実に心から私、心を痛めております。しかしながら、それがために国会の議長が責任をとるべき連絡関係は、まだ発見いたしておりません。そのことについても、ただいま責任をとる旨の言明はできません。御了承願います。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 議院運営委員会 第1号(1960/12/10、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 お許しを得まして、一言私よりごあいさつを申し上げたいのであります。  私は、はからずも本院議長の要職に再びつくことになりました。まことに光栄の至りに存ずるのであります。私は生来不敏でございまするが、一たん議長の職につきましたからには、総選挙によって新たなる国民の負託にこたえるため、国会の権威を保持し、国会の正常かつ円滑な運営をはかり、よき慣行を樹立することに最善の努力を払って参りたい所存でございます。私といたしましては、この重大な職責達成のためには、ひとえに、議事運営について練達たんのう、経験の豊かなる皆様の絶大なる御支援に待たなければならないのでございます。何とぞ心から皆様の御協……

第38回国会 議院運営委員会 第5号(1961/02/09、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 去る二月三日に、衆議院の法制局長西澤哲四郎君より辞職願が提出されました。右願いは、簡単でありまするから、全文を朗読いたします。    辞職願               私儀  一身上の都合により辞職いたしたく  存じますので御許し下さいますよう  御願い申し上げます。   昭和三十六年二月三日    衆議院法制局長 西澤哲四郎  衆議院議長清瀬一郎殿  これをいかに取り扱ってよろしいか、御協議を願います。
【次の発言】 ただいまの御決定に基づいて、本日の本会議において法制局長の辞任を承認いたしますとしますると、法制局長が欠けることに相なります。この際、法制局長の後任について御協議……

第38回国会 議院運営委員会 第30号(1961/04/21、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 開会に先だって一言申し上げたいことがございます。それは、一昨日社会党の山本国会対策委員長が議長室にお見えになりまして、目下懸案となっておるILO条約及び五つの法律案について、これらの議案はすでに先月二十五日提案されたにかかわらず、いまだ委員会に付託されていないが、各常任委員会に付託するように至急取り計らわれたいという申し出でありました。議長としては、副議長とも御相談申し上げた上で、本件については目下議院運営委員会で御協議中であり、せっかく御努力をなすっていられるところでありまするので、その結果をお待ちいたしたいと存じますと答えておいたのであります。なお、この旨昨日運営委員長にお話し……

第38回国会 議院運営委員会 第42号(1961/06/01、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 ただいま委員長から御報告のありました通り、昨日私は、副議長と相談の上、三党国会対策委員長に、今御朗読のあっせん案を提示し、すみやかに解決されることを望んだのであります。本日正午少し前に自由民主党の山村国会対策委員長がお見えになりまして、本日のところまだ御返事ができる段階に達しておらないという御通告がありました。それから民主社会党の佐々木君が国会対策委員長代理としてお見えになりまして、昨日の提案のうち、地方公務員法の改正案を内閣委員会に付託するということについては、事務的には疑義があるけれども、高度の政治的見地から判断された提案と解するから、将来これが前例とはならざるよう適当な配慮を……

第39回国会 議院運営委員会 第2号(1961/09/27、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 去る本月二十五日午後六時五十分でございました、自由民主党から懲罰動議が提出されたのでございます。この動議の取り扱いについて議長から議運理事会に諮りましたところ、昨二十六日の理事会において種々御協議を願い、理事の方々や皆様方を初め各党の格段の御努力によりまして、意見の調整を見ることができました。これに基づきまして、私から各党にあっせん案を提示しましたところ、各党はいずれもこれを受け入れられました。よって、各党におかれては、次のごとき申し合わせをせられたのであります。原文を読みます。   各党は、第三十九回国会開会にあたり、国会の権威を保持し国民の信託に応え国会の正常化を期するため左の……

第40回国会 議院運営委員会 第1号(1961/12/09、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 本日をもって第四十回国会が召集せられ、後刻本会議開会の運びと相なっております。  去る本年九月二十六日、第三十九回国会の開会にあたりまして、各党は、この通常国会を目途として、国会正常化の具体策を定め、国会法の改正を期すること、及び、国会法を遵守し、特に議長の権威を高め、議員の審議権、表決権を尊重し、秩序を重んずるよう自粛協力することの趣旨を申し合わせになられたのでございます。自来、各党ともこの趣旨に沿うて種々御努力をなさっておるのでありまするが、今国会におきましても、議院運営委員会の皆様を初め、各党とも、以上の申し合わせの趣旨を生かしまして、国会正常化のためなお一そうの御努力をお願……

第40回国会 議院運営委員会 第42号(1962/05/08、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 皆さんの格別の努力によりまして、今期国会は、いまだ理想的には参りませんけれども、正常化の方向に数歩進んだことは、これは事実で、世間も認めておるところであります。諸君の御労苦は感謝にたえません。  今御質問の具体的のことは皆さん御承知の通りでございまするが、今お示しの通り、戦後の国会の運営は委員会を中心として、委員会において決定されたことは本会議に持ち出すのが常例でございます。きのうはまだやれば時間があったのだと思いまするのに、ついにそれに至らなかったことは、私も遺憾と思っております。今後こういうふうな変則運営がないように努めたいと私は念願しておるのであります。

第41回国会 議院運営委員会 第1号(1962/08/04、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 本日、第四十一回国会の召集日にあたりまして、前国会及び前々国会にも、議院運営委員の皆様に私からお願いをいたしました国会正常化の問題について、特に、重ねて懇請いたしたいと存じます。  第三十九回国会の開会当初、各党が国会の権威を保持し、国民の信託にこたえ、国会の正常化を期することの申し合わせをせられました。それ以来、皆様方を中心に、各党の諸君の格段の御努力によりまして、国会の正常化は一歩片々前進いたしております。さきの通常国会におきましては、全会期を通じ、終始円満に議院の運営が行なわれましたことは、まことに御同慶の至りであります。今国会におきましても、さらに一そうの御努力を尽くされ、……

第42回国会 議院運営委員会 第1号(1962/12/08、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 本日、第四十二回国会の召集にあたりまして、国会正常化の問題につきまして皆様に重ねてお願いいたします。  第三十九国会開会当初において、各党が国会正常化の申し合わせをなさいました。以来、今日まで議院運営委員会の皆様を初め、各党の諸君の一貫した御努力によりまして、最近の国会運営がきわめて円満に行なわれ、国会の正常化が前進しておりますことは、まことに喜ばしい次第でございます。  この間において、一方、国会法改正等に関する小委員会が、国会正常化の具体案について絶えざる御検討を続けられ、また、この夏も外国議会制度の調査をせられました。  委員各位におかれましては、今国会、またこれに続きます通……

第43回国会 議院運営委員会 第2号(1963/01/22、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 委員長並びに委員の御努力によりまして、国民が大へん心配しておりました国会の運営も、これで軌道に乗りました。皆さんの御労苦に対して、つつしんで感謝の意を表します。

第43回国会 議院運営委員会 第32号(1963/06/21、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 お答えします。国会の運営が円滑にまいり、国民の信用をつなぐようにいたしたいというのは、私多年の念願であります。ただ、ここ数日来それが思うとおりにいかなかったことは、まことに遺憾であります。私の力が足りなかったことも重大な原因であります。また、各党におかれても、一そう国会の運営について御注意あらんことを心から願っております。
【次の発言】 いま柳田さんの御指摘の、私の答弁は、あの長い会見のうちで、議長は、職業安定法及び緊急失業対策法の社会労働委員会の審査終了は有効と認めるか、無効と認めるかという問いに対して、私が従前の慣行に照らして有効と認めたとお答えしたのであって、私はこの事態を収……

第44回国会 議院運営委員会 第2号(1963/10/17、29期、無所属)【議会役職】

○清瀬議長 国会の正常化は多年私の希望いたしておるところであります。それがために、議院運営委員会においては、特に国会法改正の小委員会までつくっておられます。昨年の八月、今年の一月等の申し合わせはもっぱらこれによることと了解いたしております。社会党さんからは、正常化の一つの問題として、常任委員長、特別委員長の配分は、党の現有勢力に比例してやることが正常化だという御主張がありました。それに沿うて、ややその意見をくんで昨年八月の申し合わせもあるものと思います。しかるに、その申し合わせは具体的にどうするかということまでは結論が到達いたしておらぬのです。私としては、柳田さんを初め福永さんらが寄って、適当……


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第24回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 臨時教育制度審議会設置法案の提案理由を御説明いたします。  終戦後行われました教育制度の根本的改革は、わが国教育史上画期的なものでありまして、教育の発展に少からぬ役割を果して参ったのでありますが、他面この改革は、占領下の特殊数状態のもとに急速に行われたものでありますから、実情に即さない点も少くないのでございます。  思うに、教育は次の時代の国民の性格と能力とを決定するものでございまして、この意味において、国政の基本でございます。ゆえに教育制度の改革については慎重を期さなければなりませんが、同時にまた、これが必要なる刷新改善は一日もゆるがせにすることができないのでございます。従っ……

第24回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第2号(1956/02/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 祝日及び祭日は法律できまっております。法律できまっておる以外のものを祝日祭日にすることはできません。しかしながら祝日、祭日以外の日でも、日本人は自由に自分のめでたいと思う日を祝う権利もあるのであり、祝わない権利もあるのであります。そこで祝日、祭日に当らない日に一定の個人または個人の集まりが祝う行事をするということは差しつかえないのでご.ざいます。しかうして公立学校は教育委員会、私立学校惣らば経営の責任者である設置者またはその代理人が御承諾になって、しかもその日の教育課程には差しつかえがないというのであったならば、それらの人がいいと思うことを禁ずることは政府の権能になかろうと思い……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1956/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 昭和三十一年度文部省所管の予算の大要について御説明申し上げたいのであります。  昭和三十一年度文部省所管の予算額は、千三百五億三千四百八十三万八千円でありまして、これを前年度予算額一千二百三十八億二千八百四十八万八千円に比較いたしますと、六十七億六百三十五万円を増加いたしております。  なお、文部省予算額を一般会計総予算額に比較いたしますと、その比率は前年度は一二%強に当りましたが、今年度は一三%弱となっております。  次に昭和三十一年度予算のうち重要な事項について申し述べたいと思います。  第一は義務教育費国庫負担制度の実施に必要な経費でございます。義務教育の機会均等とその水……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○清瀬国務大臣 ただいまの八田さんの意見と私どもば同じ感じを持ちます。文部省へ入ってから初めて給食法の問題を研究いたしましたが、横流しも、小麦と小麦粉だけに十一条の適用があるんですね。ミルクについては十一条の適用さえないのでございます。これを関税法の違反とか何とかいって持って回ったというのは、これは非常に間違ったことであります。これは法律の不備だと私も考えております。それからまた、近ごろしばらく遠のいたと思いまするが、数日前に東京都下で中森事件がございました。栄養士というものを使っておりまするけれども、必ずしも栄養士を使わないところもあるんです。学校の給仕、小使いがやっておるところまであるので……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

清瀬一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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