このページでは坊秀男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。坊秀男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○坊委員 無所属は、思想とか意見というようなことにつきましては一人一党でございますから、厳密にいつて、われわれが政務調査会を持つて、そこから築き上げて行つた質問をやるというわけには行かないのであります。ただ議員全体に関することについてみずから傷つけるとか、そういつたようなことはやらせない、こういうことにはなつておりますが、いろんな政見とかなんとかにつきましては、完全に思想を統一することはできないのでありますから、そこのところ無所属の特性として御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 こまかい点ですが、お尋ね申し上げます。むろん反対ではないのですが、立法事務費というのがあります。これはそのま……
○坊委員 別にありません。
【次の発言】 私の方の質問者の只野君から、議長及び運営委員会の皆様にぜひお願いしていただきたいということでございますが、多少時間がずれても、例によつて議長の裁量で多少のところはひとつお含みをいただきたい、こういうことでございますので、ひとつその点御了承を願います。
【次の発言】 多少というのは、五分以内……。
○坊委員 ただいま事務総長からごひろういただきました通り、私ども七名が同友会を結成いたしました。無所属倶楽部で、いろいろ御指導をいただきましたが、今後も相かわらずよろしく御指導をお願いいたします。(拍手)
○坊委員 関連して………。ただいま平田局長から、来年度の税制改正の方針について概要承りました。先ほどからの平田局長の御説明によりますれば、今回提案されておりますこの特例による減税は、平年からいたしますと八百億円ぐらいになる、こういうお話でございますし、今年度のこの特例を基本法に織り込むことを含めて、相当全面的に改正を加えることになるようであります。そういたしますと、まあ今日はつきりとした数字は出て参りますまいと思いますが、来年度は改正によつて減税の額が一体どれぐらい見込まれるのか、その点についてちよつとお尋ねしておきたいと思います。
○坊委員 私は無所属倶楽部を代表いたしまして本案に賛成いたします。一般会計から三十億の出資並びに資金運用部から二十億の借入れ、都合五十億をもつてしてはとうてい差迫つております中小企業金融をまかない切れるものとは私は思いませんが、しかしながら、そういう見地から本案を修正してこの五十億を増額するということは、諸般の手続を要して非常に時日を要する。こういうことに相なりますので、せつかくの良薬も、時を失しますとその効果を発生し得ないという意味におきまして、この五十億出すということに賛成するものでございます。ただ私は、この国民金融公庫が今後十分その機能を発揮して行くためには、職員等について万全の措置を講……
○坊委員 平田主税局長に一、二御質問申したいと存じます。このたびの減税案でありますが、これを昭和二十八年分臨時特例というふうに、昭和三十八年分ということに限定されておるようでございますが、従来こういう例があつたでございましようか。私寡聞にしてあまり知らないのでありますが、この昭和二十八年分というふうに限定された理由についてお伺いいたします。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、昭和二十八年分ということは、ただほかの法律とまぎらわしくなるから、かように限定したというお話でございますが、従来の平田局長の御説明によりますれば、今度の減税案は、来年度の本格的の減税案の頭が今日出て来たわけであつ……
○坊委員 相続税について、平田局長に関連質問をいたします。相続財産がほとんど山林の場合、相続税を納めるためにはほかに財産がないので、どうしても材木を切つて相続税を納めなければならない。ところがこの所得に対して所得税がかかつて来る。そうすると、時期的に見て相続税と所得税とほとんど同時に納めなければならない場合が起る。しかもこのごろ山林の値段は非常に高いから、相続税において五〇とか五五とか、あるいは七〇というような税を納めなければならない。同時にまた所得税において五五とか、あるいは改正されるであろう六五というような高率の税を納めなければならぬ。このような場合に納税者は非常に困るわけでございますから……
○坊委員 ただいま議題となりました請願及び陳情書につきまして、請願及び陳情書審査小委員長よりの小委員会におけ審査の経過並びに結果を私からかわつて御報告申し上げます。 本会期中大蔵委員会に付託されました請願は総計二百件、送付されました陳情書は六十四件でございまして、本日当小委員会におきまして、紹介議員及び関係政府当局の御出席を得て、慎重審議検討の結果、左の結論を得た次第であります。 すなわち、日程第一ないし第一五、第二九ないし第四八、第五三ないし第五六、第五九ないし第八三、第八七ないし第九九、第一〇一ないし第一〇三、第一〇五ないし第一二七、第一三三ないし第二三九及び第一四一ないし第一九九の各……
○坊委員 愛知政務次官に伺います。識見、政治力ともに大臣以上であると思いますので、その意味において愛知さんがお見えになつておりますので、伺いたいと思います。二十八年度の予算を見ますと、その特徴が二つあると思います。その第一は、総額が前古未曽有の一兆億になんなんとするということであります。その第二は、この一兆億の予算を編成するにあたりまして、三百億の公債を発行するというておられますが、これは長い間ドツジ・池田ラインで続いて参りました均衡予算に一つの突破口を開いたということにおいて非常に意義が深いものだろうと私は思います。そもそも予算を編成するにあたりまして、歳出に見合うべき歳入が不足であるという……
○坊委員 所得税の改正等につきまして、渡辺局長にお尋ねをしたいと思います。今回の所得税法の改正によりまして、各種の控除の引上げとか、あるいは少額所得者に対する税率が引下げられたということは、私も非常にけつこうなことだと思います。しかしながら改正案をながめてみましても二十万円超、三十万円超、五十万円超から古万円までくらいの階層に対する税率がすえ置きになつております。おそらく御出席の渡辺局長も平田長官も専門員の方々もこのあたりの階層に属するものだと私は思いますが、これらの階層こそは日本を背負つて立つ中堅の階層でございまして、このあたりの税率が現行法通りにすえ置かれておるということは、これらの階層が……
○坊委員 ただいま議題となつております酒税法案に対する修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして、同友会を代表いたしまして賛成の意を表するものでございます。申すまでもなく、租税収入というものには税率に一定の限界がございまして、この限界を越える税率を課する場合には、かえつて総税収において減収を来すものでありますが、特に酒税その他の間接税においてこれがまざまざと見られるわけでございます。その意味におきまして、今実施されようといたしまする酒税法は、税率を引下げるということによつて、消費の増を刺激いたしまして、歳入がふえて来るというようなことに相なつておるように見るのでございますが、歳出の増加が要請さ……
○坊委員 ちよつとお尋ねします。先ほどの内藤委員のお尋ね申し上げたこととやや関連いたしておりますが、ただいまの國井さんのお話によると、六十七条の二について、新たにつくられようとしております法律がない場合でも、現実にはこういうことが行われておる、もしこの法律が新たにできますならば、税務署と納税者との間に、がつちりとこの法律を適用されてしまつて、何ら裁量の余地もなくなる、かような御意見でありましたが、私はこれは非常に重大な事柄だろうと思うのであります。元来この法律がない場合にも現実に行われておる、裁量が行われておるということは、納税者と税務署の間で、つまり納税者の中で政治力がある者はうまいことをす……
○坊委員 私は、予算の方もすでに本院を通過して参議院に送られておるというようなことから考えまして、私も先般本委員会において、税制改正に伴う財政なり金融の根本問題に触れて質問いたしまして、時間がかかつたために留保した問題が大分あるのでございますが、今日はそういうことを質問申し上げるのも適当でないと思いますで、きわめて技術的な問題について二、三点お伺いしたいと思います。 実は昨日法人税の交際費の問題について資料が配付せられて、すぐまた回収されたのでございますが、この法人税の交際費を記入する標準といたしまして、この資料によれば、まず業種別、それから資本金の高、この業種と資本金とを縦と横にからませて……
○坊委員 きわめて簡単に銀行局長にお尋ねしておきたい。中小企業対策の問題でありますが、近ごろ大企業なり大会社なりが、中小企業に対して下請などの支払いを意識的に遅らしておる、どうせ中小企業に対しては政府がいろいろなことをやるだろうということを見越しまして、そうして意識的に支払いを引延ばすというようなことが行われておるということを聞くのでございますが、もしそういうことなら、政府が中小企業対策として金融措置をしたりなんかすることは、結局中小企業を援助するにあらずして、間接的には大企業のめんどうを見る結果になるように思うのであります。そういうことが事実行われておるか、もし行われておるとすればどういう対……
○坊委員 私は、和歌山県水害の報告を申し上げるに先だちまして、災害が勃発するや、国会におきましてはきわめて御同情ある御配慮を賜わりましたことを、和歌山県民にかわりまして厚く感謝の意を表するものでございます。 さて私は、十八日の午後、和歌山県の水害の情報を国会において続々と聞いたのでございます。初めは、私はそんなことはあり得ないと思つておつたのでございますが、続々として入つて来る情報で、これは容易ならざることであると思いまして、十八日の夜行でもつて現地にすつ飛んで参つたのでございます。そこで、ただちに私は十九日和歌山へ着きまして、県庁を訪れたのでございますが、すでに県庁では水害対策本部をつくり……
○坊委員 私は和歌山、奈良等の水害を親しく見て参つたのでありまして、以下申し述べますことは、あるいはすでに九州の委員の諸君によつて質問をされたかどうかということは、私には今日わからないのでありますが、しかしながら、羅災地の出身の委員といたしまして若干の質問をさしていただくことを、この際委員の方々にも御了承願いたいと思います。 今回の北九州並びに和歌山、奈良方面に起りました水害は、まつたく数十年、いな数百年来の、絶後とは言えないのでありますが、空前の水害であります。こういう水害がなぜ起つたかということを考えますと、戦争中に濫伐をして、山が裸になつてしまつた。もしもこの山が裸でなかつたならば、こ……
○坊委員 時間もたいへん切迫しておりますし、副総理はお忙しというお話でありまするので、私は、ただ一点だけ副総理にお伺いいたします。 今やこの災害の復旧のために二十数法律案が全部成立しようとしておりますることは、私、被害者の一人といたしましても、各委員の方々に感謝申し上げる次第でございまするが、しかしながら、この二十数法案が今後実施されるにあたりまして多くの問題が行政に残されております。先ほど同僚委員からるる申し述べられたごとく、地域指定の問題や、あるいは予算の裏づけの問題等がたくさん残つておるのでございまするが、この二十数法案が、その実施にあたつていかに有効に実施されるかどうかということが、……
○坊委員 ただいま議題となつております国際復興開発銀行等からの外資の受入に関する特別措置に関する法律案につきましては、質疑も大体尽されたと思われますので、この際質疑を打切り、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。
○坊委員 私は日銀総裁に一般的な質問をしたいと思つたのですが、時間がありませんから、ただ一点関連質問をします。先ほど同僚有田委員に対して、日銀総裁は、相互銀行の為替取扱いの問題について御説明がありました。大蔵省で認めても、必ずしも日銀ではこれを認めるわけには行かない、但し大蔵省と日銀との間のことだから、これはうまく行くだろう、こういう御趣旨の答弁があつたようにお伺いいたしました。そういう意味は、私は非常に曖昧模糊としてはつきりしないのです。私をして憶測せしめるならば、おそらくこういうことじやないかしらぬと思うのです。そうでないかどうか、日銀総裁に伺いたい。大蔵省で特定の相互銀行に対して為替取引……
○坊委員 相互銀行に関連して銀行局長にお伺いいたしたい。ただいま銀行局長の答弁によりますと、他店為替の取扱いにつきましては日本銀行でも大蔵省でも今基準を考えている。その基準の中の大きな問題は資金量の問題であり、口座とか相互銀行の経費の問題、そういうものがございますが、私は、今日この席で、銀行局長に対してその基準をはつきり示せということを申すつもりではございません。大体の見込みといたしまして、この基凖に該当する銀行がはたして幾つあるかということが、この法律の非常に重大なる点であろうと思うのでありますが、今日相互銀行が六十行あるか七十行あるか知りませんが、大体六、七十行の中で、この基準に該当する相……
○坊委員 関連して……。ただいま大蔵大臣の福田委員の質問に対するお答えによりますれば、今度相互銀行法を改めて、相互銀行に対して為替業務を取扱わすという法律をきめるが、法律はきめても、その実施にあたりましては、わずかに二つか三つの相互銀行に為替業務を許すという結果になるようなお話でございます。六十も七十もある相互銀行の中で、二つか三つの相互銀行が為替を扱うというために法律をきめるということは、これは私は非常におかしいと思う。少くとも法律をきめる以上は、六十なり七十なりの相互銀行の中で、例外のものはこれは為替は扱えない、しかし原則としては、相互銀行は為替を扱えるというような趣旨でなければ、本法律を……
○坊委員 ただいま議題となつております二十六法案中、相互銀行法の一部を改正する法律案、並びに先ほど提案趣旨の説明を聴取いたしました国有財産法第十三条の規定に基き、国会の議決を求めるの件及び国有財産法第十三条の規定に基き、国会の議決を求めるの件の三案につきましては、質疑も大体尽されたと思われますので、この際質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 ただいま議題となりました国有財産法第十三条の規定に基き、国会の議決を求めるの件及び国有財産法第十三条の規定に基き、国会の議決を求めるの件の両案につきましては、いずれも討論を省略して、ただちに採決に入られんことを望みます。
○坊委員長代理 それでは本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十分散会
○坊委員 井上委員の御質問に関連して、銀行局長に一点お聞きしておきたいと思います。ただいま災害地の金融等につきまして、中小企業の面において、国民金融公庫に対しては、災害に関して別わく等の措置をとつておられるというお話を承つておるのでございますが、承るところによりますと、国民金融公庫の資金が非常にきゆうくつになつておる。ただ一部におきましては、ある方面からは、出した金がからまわりして、公庫の方にもどつて来ておるというようなお話もあつたのでありますが、全般的に見まして非常にきゆうくつである。六月、七月の災害以来引続いて災害が起つて来ておる。ことに十三号台風というようなものは、非常に中小企業に対して……
○坊委員 災害を含めて、年末の中小企業金融について、国民金融公庫の資金をいかなる形においても増額してもらいたいということを私考えておりまして、関連質問をしようと思つておりましたが、千葉委員長から非常に適切なる御発言がありましたので、これは私は、銀行局長に強く要望するということでとどめます。 そこで銀行局長に一点お伺いしたいことは、先般の国会におきまして相互銀行の内国為替取扱いの法案を審議した際に、大体相互銀行の中で、三十五億の資金量を持つた相互銀行に対しては為替を出す、外国為替の取扱いを許可する、こういうふうに方針がきまつたのでございますが、その後これらの相互銀行から大蔵当局に対して為替取扱……
○坊委員長代理 ただいまの福田君の御発言、さようにとりはからいます。質疑はもうこれでありませんか。
【次の発言】 二、三皆様にお諮り申したいことがございます。理事の辞任、補欠選任の件についてお諮りいたします。本日理事辞任の申出がありました。宇都宮徳馬君の理事辞任を許可し、その補欠として淺香忠雄君を理事に指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めます。宇都宮君の理事辞任の申出を許可することといたしまして、その補欠として浅香君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、小委員会設置の件についてお諮りいたします。すなわち十月三十一日本委員会より議長のもとに……
○坊委員 議事進行上申し上げたいと思います。本問題は、究極のところ、その対象とするのは小松製作所の払下げ問題で、これは言うまでもないことであるのでございますが、私は議事進行上、この問題は二つの処理の方法を考えなければならないと思います。 その第一は、申し上げました通り、小松製作所払下げの問題でございますが、これに関連いたしまして、調査団として調査に行かれた苫米地委員が、委員会の報告について議長なり、あるいは大蔵省に報告をするということについて順序を誤つたとか、誤らなかつたとかいうことにつきましては、これは委員会内部の問題でございまして、究極の目的たるこの国有財産払下げの問題と、苫米地委員がと……
○坊委員 関連して。両参考人の方に証人として御出向き願うことにつきまして、はからずも対立意見が出たわけでございますが、私は両参考人の方がお互いにお話をなされる、なされぬということは、これは別問題であつて証人としておいでを願うまでに自由にいろいろと御相談なされることは、何も当委員会の問題ではないと思う。かかる意味におきまして、すぐではありませんが、適当の機会に証人として御出席を願うということで筋が通るのではないかと思います。
【次の発言】 私はこの委員会が、両参考人の方が話し合つてお互いに了解の行くようにしてもらいたいというような注文をつけることは意味をなさないと思う。だから自由に御相談なさるこ……
○坊委員 全国相互銀行協会の島崎常務理事さんに一点簡単に伺います。相互銀行の内国為替取扱いの問題につきましては、前国会におきましてこれの法律案を本委員会で審議いたしまして、国会を通過したのでございますが、そのときわれわれ委員といたしましては、相互銀行に内国為替を取扱わせるということはこれは趣旨において非常にけつこうなことだ、但しこの特典を二、三の相互銀行に限るということは、これは非常によろしくないでき得る限り多くの相互銀行にこの内国為替を扱わすように持つて行きたい、こういうような趣旨でこの法案を審議したのでございますが、同時に現在のところ、この為替の集中決済の機関が日本銀行になつておりますから……
○坊委員 ただいまの春日委員からの発言でございますが、良識とか常識とかいうような言葉の争いではないと思います。大蔵大臣がここに見えられまして、時間がきわめて短かい間に質疑応答が行われまして、大蔵大臣の発言に対しまして、春日委員がいろいろと今御不満を述べられましたが、これに対しましては、すでに大蔵大臣がいないのです。そこで大蔵大臣の言われたことの意味が、もう少し話し合えば何かそこに了解がつく点があるのではないか、かように私は思います。私は、もう一ぺん大蔵大臣に出席してもらつて、春日委員なりその他の委員の方々とよく質疑応答をされて、了解のつくように委員長においてはかつていただきたいと思います。
○坊委員長代理 井上さん、愛知大蔵政務次官は今連絡いたしまして、連れて来るようにしておりますから……。
○坊委員長代理 昭和二十八年の年末の賞与に対する所得税の臨時特例に関する法律案を議題といたします。これより質問を許します。山本勝一君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 ただいまの藤枝君の動議のごとく決定するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようですから、本案に関しましては以上をもつて質疑を打切り、これより討論に入ります。大平正芳君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 討論は終局いたしました。
これより本案の採決に入ります。本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
○坊委員長代理 お諮りいたします。今の福田繁芳委員の御提言について、これは理事会ででもひとつ御相談を願う……。
【次の発言】 福田委員の御提言は、政府に伝えることは委員長から伝えることにいたします。
【次の発言】 では、そういうことにいたします。井上さん、入場税以外の質問を続行しますか。
【次の発言】 委員長から申し上げますが、入場税並びに奢侈繊維税の法案を撤回するかしないかというようなことについては、目下審議のただ中にあるのでありますから、今春日委員の御発言の御趣旨は政府にお伝えいたします。
【次の発言】 ただいまの春日君の動議に御異議ありませんか。
○坊委員長代理 小川豊明君
【次の発言】 福田繁芳君。
【次の発言】 柴田義男君。
○坊委員長代理 これをもつて休憩して午後は一時から質疑を続行いたします。 午後零時四分休憩
○坊委員長代理 ただいまの内藤委員の動議に御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて三法律案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
討論の通告がありますのでこれを許します。井上良二君。
【次の発言】 これにて討論は終結いたしました。
引続き三法律案を一括議題として採決いたします。三法律案をいずれも原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よつて三法律案はいずれも全会一致をもつて原案の通り可決いたしました。
次に井上良二君提出の農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案……
○坊説明員 先般はからずも大蔵政務次官を拝命いたしましたが、この重責を果すためには、どうしても本委員会の皆様方の御指導と御鞭撻に待たなければならないと痛感いたしております。長い間本委員会におきまして、同じかまの飯ではない、同じ法案を審議さしていただきましたよしみに免ぜられまして、今後多々あるであろうとおそれております不行き届きの点は、幾重にも一つ御寛大なるお取りはからいをお願いいたしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○坊説明員 吉田委員の御質問に対してお答えする前に、貴重なる時間を拝借いたしまして、ちょっとごあいさつを申し述べさせていただきたいと思います。 今般はからずも大蔵政務次官の重責を拝任いたしまして、一生懸命にやろうと思っておりますが、何しろ非常に不行き届きの人間でございまして、委員諸公に御指導御鞭撻を願わなければ、とうてい重責を果すことができないと思います。どうぞ、いろいろ不行き届きの点は御寛容いただきまして、今後とも一そうの御指導、御鞭撻をお願いする次第でございます。 ただいまの吉田委員の御質問は、三十三年度の売春防止法に伴う予算をどういうふうに考えているかという御質問だと思いますが、売春……
○坊政府委員 ただいま御承認をいただきました昭和二十九年度決算各件につきまして、御審議の過程においておびただしい不当なる事項が指摘せられましたことは、私どもといたしましてはまことに遺憾に存ずる次第でございます。今後は、御指摘になりましたような不当事項はもちろんのこと、さらにまた予算運用、経理の上におきまして、かかる過誤が絶無になるように政府といたしましては専心注意をいたしまして、皆様に御迷惑をかけないように善処して参りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの吉田委員の御質問でありますが、私まだ正確にはその件について調べておりません。ただ専売公社が借りるというものは無利子で貸しております。どう……
○坊政府委員 昭和三十年度の大蔵省所管の決算の御審議に当り、一言所見を述べさせていただきたいと思います。大蔵省所管の決算に対しまして、会計検査院より、不当事項といたしまして四十一件、是正事項といたしまして六百一件、その他で計六百四十四件の多数の御指摘を受けましたことは、まことに遺憾と存ずるものでございます。これらの防止並びに改善に関しましては、従来からしばしば注意を喚起するとともに、職員の資質の向上、監査、監察制度の強化に留意して参ったのでありますが、今後とも教育施設の充実、内部牽制組織の活用等によりまして、批難事項の根絶に最善の努力を払うつもりでございます。なお会計検査院の批難事項につきまし……
○坊政府委員 ただいま議題となりました租税特別措置法等の一部を改正する法律案及び設備等輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び法案の概要を御説明いたします。 最初に租税特別措置法等の一部を改正する法律案につきまして申し上げます。 政府は、最近における国際収支の状況に顧みまして、過般来金融引き締め措置等を中心とするいわゆる緊急総合対策をとって参りましたが、わが国経済の発展をはかるためには、これら引き締め措置等と並行して、積極的に国際収支を改善することが必要と考えられますので、この際、その一環として、輸出の振興と貯蓄の増強に一層資するため、租税特別措置法及び国民貯蓄……
○坊政府委員 お答え申し上げます。輸出の振興をはかるためには、租税措置だけではこれは下も下のものであって、もっとほかに有効適切なる手段があるのではないか、大蔵省はこれに対して非常に冷淡だという御趣旨かと思いますが、私は、下の下ということではなくして、租税措置も輸出振興に対して相当な効果があるであろうということを考えておりますが、その他の科学技術の振興、あるいは設備の合理化、近代化ということについて冷淡とおっしゃるようでございますが、三十年から三十一、三十二年というふうに、予算全体のワクから考えまして、科学技術の振興というような面に相当の経費を支出しておりまして、それが逐年予算総額に対する率とい……
○坊政府委員 ただいま国税庁長官からお答え申したことで、大体の筋は御了承願えたことと思いますが、横山委員から査察の制度につきまして、非常に含蓄ある御質問を承わっておったのでありますが、大体私は、この査察の制度というようなものはないような世の中が非常に望ましいと思う。だけれども、今の徴税制度というものは申告納税ということになっておりますから、そのうらはらといたしまして、もう査察することは全然いらぬ、脱税、遁税といったようなものは全然ないというような世の中は、非常にけっこうなのでございますけれども、申告納税ということになっておりますので、そういうユートピアみたいな徴税の社会というものは期しがたい。……
○坊政府委員 政務次官というお名ざしでございますので、お答え申し上げます。 この問題は、問題の性質上、当局といたしまして、これに対して積極的にどういうふうに指導するとか、どういうふうに処理するとかということは、差し担えるべき問題だと私は思います。しかしながら、公共性の非常に強い金融機関にさような事態が起っておるということば、当局といたしましてもまことに遺憾に存じております。従いまして、事態の実情をよく調査いたしまして、かかることが長いこと続かないように何とか考えていきたいと思っております。しかし積極的にどう指導するとか、どういうふうな手を打つとかいうようなことは、差し控えたいと思います。
○坊政府委員 御質問の百億というのは、これは打ち切ったものではありません、繰り延べたものでございますから、これは当然明年度借り入れの決定をしておるものでございます。そこで明年度の借り入れ計画というものはこれだけを今考えるということでなしに、全般的の、総合的の投融資計画としてこれを考えていかなければならない、こういう状態にあります。
【次の発言】 来年度の計画については先ほども申し上げました通りです。これはいろいろの貸し出し計画、投資計画といったようなものと総合的に考えていかなければなりませんから、農林漁業金融公庫の分だけを今日ここでどうということを考えるわけには参らぬということであります。
○坊政府委員 ただいま御決議になりました国内旅客船緊急整備に関する件を拝承いたしましたが、御趣旨は非常にごもっともだと存じます。つきましては最近のひんぴんたる旅客船の事故等の事実からかんがみまして、海難の絶無を期していくということは非常に大事なことであろうと思います。大蔵省といたしましてもこの御決議の趣旨を尊重いたしまして、今後その実現の内容方法等につきましては慎重に検討を重ねつつ、運輸省当局とも御協議の上御趣旨に沿うように持って参りたいと存ずる次第でございます。
○坊政府委員 ただいま議題となりました昭和三十一年度一般会計予備費使用総調書外六件の事後承諾を求める件について、御説明申し上げます。 昭和三十一年度一般会計予備費の予算額は八十億円でありまして、このうち財政法第三十五条の規定により、昭和三十一年四月十九日から同年十二月二十八日までの間において、使用を決定いたしました五十六億六千六百余万円につきましては、第二十六回国会にその事後承諾を求める件として提出いたしまして、すでに御承諾を得ましたが、その後昭和三十三年一月十一日から同年三月三十日までの間におきまして二十三億三千六十余万円を使用決定いたしました。そのおもな事項は、河川等災害復旧事業に必要な……
○坊政府委員 お答え申し上げます。日本におきまして道路政策を尊重して道路の整備をはかっていかなければならないという御意見は、全く私も同感でございます。そういう観点からいたしま出して、いろいろな点において、これはどんなことがあってもインフレにならないのだということは少し私は考えなければならないと思いますが、財政のと面、産業の面、金融の面、そういった点から考えまして、これらの諸条件が許す限りにおきまして、大蔵省といたしましても道路の整備ということを尊重していかなければならない、かように考えております。
【次の発言】 道路だけに限定いたしまして鉄を考えますときにはそれはそれほどのものではないと思いま……
○坊政府委員 ただいま議題となりました製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案外十二法律案につきまして、この提案の理由を御説明申し上げます。 最初に製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 この法律案は、日本専売公社製造たばこの最高価格を定めている価格表の一部を改定するものであります。 その概要を申し上げますと、専売公社におきましては、フィルター付紙巻たばこが世界的な流行を示し、国内においても強い発売の要望がありましたので、この要望にこたえるとともに、専売益金の増収をはかるため、昭和三十二年七月一日からフィルター付紙巻……
○坊政府委員 ただいま議題となりました漁船再保険特別会計における特殊保険及び給与保険の再保険事業について生じた損失をうめるための一般会計からする繰入金に関する法律案及び外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を申し上げます。 最初に漁船再保険特別会計における特殊保険及び給与保険の再保険事業について生じた損失をうめるための一般会計からする繰入金に関する法律案につきまして申し上げます。 漁船損害補償法の規定による漁船の拿捕、抑留等の事故を保険事故とする特殊保険につきましては、昭和三十一年度において保険事故が異常に発生いたしましたため、漁船再保険特別会計の特殊保険勘定……
○坊政府委員 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたします。 政府は昭和三十三年度税制改正の一環として、すでに所得税法等の一部を改正する法律案等関係法律案を提出して御審議を願つているのでありますが、さらに当面要請される貯蓄の増強及び科学技術の振興に資する等のため所要の改正を行うこととして、ここに租税特別措置法の一部を改正する法律案を提出した次第であります。 以下この法律案についてその大要を申し上げます。 第一は、貯蓄の増強に資するための臨時措置として、新たに貯蓄控除制度を創設したことであります。これは昭和三十三年四月一日から昭和三十四年……
○坊政府委員 ただいま議題となりました厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案外五法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 最初に、厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案について申し上げます。 まず厚生保険特別会計法の一部改正について御説明申し上げます。 政府におきましては、第二十二回国会において、政府管掌健康保険の給付費の異常な増高等に伴う支払い財源の不足を埋めるため、昭和三十年度以後七カ年度間、毎年度、一般会計から十億円を限度として、厚生保険特別会計の健康勘定へ繰り入れることができる措置を講じたのであります。しかして、昭和三十一年度及び昭和三十二年度におきましては、……
○坊政府委員 はなはだあれですが、御質問の趣旨をもう一度一つ……。
【次の発言】 外国為替資金は予算の定めるところにより、一般会計から繰り入れる繰入金をもって充てることになっているわけでございまして、法規課長が申し上げた通りでございます。
【次の発言】 非常に問題が技術的なことになっておりますので、事務当局から答弁いたさせます。
【次の発言】 今回の棒引きに伴う外国為替資金に生じました損失は、損益計算書には計上されておりません。外為会計の損益計算書は、同会計法の規定により、歳入歳出として処理されるものを計上しております。今回の棒引きに伴う損失は、外為資金が歳入歳出外として処理されている関係もあ……
○坊政府委員 申告納税制度をとっております以上は、税額がきまりますのは、これは、申告によってきまるという春日委員の御意見は、まことにその通りだと思います。しかし、先ほどからも長官、部長からいろいろと御説明を申し上げましたが、この標準率というものは、ある業態における所得の平均値をとったものでございまして、これ一本やりで個々の人々の税額を決定するというような建前にはなっていない。この平均値というものは、納税者の税額に関しまして、ただ一つの標準でありますから、その他の諸般の事情から税額が決定されるものであろうと思うのでありますが、そういったような制度は、申告納税制度の場合に、必ずしもこれが普遍妥当な……
○坊政府委員 ただいま議題となりました、旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 この法律案は、まず旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法の規定により現に支給されております年金を、このたび別途、本国会に提案いたしました恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置に準じて、改定いたそうとするものであります。 その内容を簡単に申し上げますと、第一に、退職年金、遺族年金等につきましては、その額を恩給法による同種の恩給の改定措置に準じて改定いたすこととしております。 ……
○坊政府委員 御質問の公務員の年金制度等につきましては、すべてを総合的に考えまして、今これを提出するつもりで、鋭意研究中でございますが、全般的にまだ少し練らなければならないという点でございますので、おそらくきわめて近いうちにこれがまとまるであろうと考えておりますが、その節は、何分よろしく御審議をお願いしたいと思います。
【次の発言】 横山委員の御指摘の件につきましては、私も大蔵委員をやっておるときに、おばさん方からいろいろ陳情を受けて、その事実はよく存じております。ところで、今おっしゃいました、役所の方では非常に甘いことを言っておるというようなお話でございますが、先ほどから課長がいろいろ申し上……
○坊政府委員 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたします。 外国為替及び外国貿易管理法は、外国貿易の正常な発展をはかり、国際収支の均衡、通貨の安定を確保することを目的といたしております。そのため国際通貨基金協定の規定を受けて、外国為替相場の建て方に関する規定を設けておりますが、本邦における外国為替の売買相場の変動の幅の制限に関する管理法の規定は、国際通貨基金協定の規定に比して、より制約的な面があり、必要以上に制限されております。このため、かりに、為替相場の建て方に関しまして海外において何らかの措置がとられました場合には、……
○坊政府委員 ただいまおしかりを受けました政府委員の出席の件でございますが、心して御迷惑を相かけないように相努めて、出席をして参っておるのでございますが、ときにいろいろな都合で出席がおくれて御迷惑をおかけ申しておることは、まことに遺憾にたえません。今後さらに一段と御迷惑をかけないように、出席をさすようにいたすつもりでございます。 それから糸価安定の件でございますが、ただいまこの扱いをどうしようかということで、慎重に研究をいたしておりますが、この点につきましても、きるだけ早い機会に扱いの方針を決定いたしまして、皆様方の御審議をお願いする、こういうことに相なろうと思いますから、どうぞよろしくお願……
○坊政府委員 お答え申します。現在の日本の経済状況からいたしまして、貯蓄に力を入れなければならないという基本的な理由につきましては、もう石村委員十分御了解のことと存じますが、今の日本の経済の情勢から見まして、経済の運営は、将来国民生活の安定的の成長の基盤を増強するために、消費、投資及び財政を通じて極力内需を抑制して、あらゆる努力を輸出の伸張に集中することをその基本方向とすべきでありまして、このため、政府は昨年以来緊急総合施策をとってきたことは御存じの通りでございますが、今回の貯蓄控除制度も、その政策の一環として考えておる次第でございます。緊急に輸出を伸ばす必要があるので、その措置といたしまして……
○坊政府委員 井上委員の御指摘の通り、現在の食糧需給の関係から申しまして、食糧につきましては、統制の建前をとっておるわけでございます。従いまして、食糧行政上、食管特別会計というものが設定されておりまして、食糧の会計につきましては、食管会計でやっておるわけでございますが、この食管の会計につきまして、従前からの例といたしましては、常に赤字が出るというような傾向をたどってきておりますが、何とかしてそういうことがないように、これを健全化していきたいというような建前から、今度食糧管理特別会計法を改正いたしまして、そうしてこれらの会計の内容を健全化するために、今度の法律案でもって資金を繰り入れる、こういう……
○坊政府委員 ただいま議題となりました糸価安定特別会計法の一部を改正する法律案の修正につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 糸価安定特別会計における生糸の買い入れが昨春以来相当進捗し、その保有する生糸の一部は、政府が保有するのみで、さしあたり売却する見通しがなく、その結果、糸価安定のために通常必要と考えられる資金の一部が保有中の生糸にくぎづけされ、糸価安定の機能が減殺されるおそれがありましたので、さきに糸価安定特別会計法の一部を改正して、その借入金の限度額を現行の三十億円に二十億円を加えて、五十億円に引き上げる法律案を国会に提出して、その審議を仰いでおりましたが、その後糸価の低迷に伴っ……
○坊政府委員 奥村委員の常におつしやられるように、租税制度というものが公正でなければならないということは、いまさら言を待たないところであろうと思います。しかしながら、そのときそのときの財政経済事情に応じまして――まあ公正それ一本やりでいけば、一番いいのだろうと私も思いますけれども、これは、あえてそのときそのときの場当り制度というわけではございませんけれども、そのときに応ずる施策というものも考えなければなるまい、私かように考えております。
【次の発言】 利子免税制度というものは、これはやはり暫定的な制度でございまして、恒久的にとるべきものではないと思っておりますが、先ほど申し上げました通り、その……
○坊政府委員 税法の法文が非常に難解であるということの御指摘でございますが、全く私も同感でございます。実は先般申告をするに当りまして、この申告をするに際しても、私ども大蔵政務次官をやっている人間でも、なかなか一日ぐらいかかるというようなむずかしいものでございまして、一般の納税者が、税法を読んで、そうして申告をするということには大へんな御苦労をなさっているということは、お説の通りだと思う。そこで、なぜこういうようなことになるかということにつきましては、私は、しろうとで、正確なところはわかりかねますけれども、おそらく法律案文を書くに当りましては、まず第一に正確を期したい、それから非常に簡潔な文章の……
○坊政府委員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法案及び国家公務員等退職手当暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びにその概要を御説明申し上げます。 まず国家公務員共済組合法案について申し上げます。 現行の国家公務員共済組合法は、昭和二十三年に制定され、以来、約十年を経過いたし、この間、諸般の事情の変化もあり、共済組合制度の全般にわたって再検討を加えなければならない時期に立ち至っていた次第であります。たまたま最近に至り、いわゆる五現業に勤務する恩給公務員に対しましても、共済組合の長期給付制度を適用する必要が生じて参りましたので、これを機会といたしまして、関家公務員……
○坊政府委員 ただいまの御指摘は、外地鉄道等の通算の問題であろうかと思いますが、その点につきましては、いろいろと権衡の問題、外地鉄道のみならず、国策会社その他の問題も関連いたしておりますから、慎重にこれを検討させまして、ただいまの御趣旨は、十分尊重して検討して参りたいと思っております。
【次の発言】 本国会には間に合わないかもしれませんけれども、歩調をそろえて――先ほど国鉄の御答弁もありましたが、歩調をそろえましてやっていきたい、かように考えております。
【次の発言】 満山委員の、こういう点はよろしい、こういう点は非常に自分は不満足であるというような御意見でございますが、その不満足とおっしゃる……
○坊政府委員 ただいま可決されました両法案に対する附帯決議の趣旨は、政府といたしましても、尊重して運用いたしたいと思います。
○坊政府委員 ただいま横山委員御発言にかかる、本委員会理事会の申し合せによりまする政府関係金融機関等につきましての御意見は、ごもっともだと考えております。従いまして、政府といたしましても、御発言の趣旨に従いまして、政府関係金融機関等の意見もよく承わりまして、十分これの実現をはかりたい、かように存じております。
○坊政府委員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 政府は、今国会において、さきに国家公務員共済組合法案を提案し、共済組合の長期給付制度に大幅な改正を加えるとともに、いわゆる五現業の恩給公務員をも新たに改正後の長期給付制度の適用対象に加えることといたしたのでありますが、同法案ではこれらに伴う経過措置について必要な事項は別途法律で定めることといたしておりますので、ここに国家公務員共済組合法の施行に伴う長期給付に関し必要な経過措置を定め、あわせて関係法律の整理を行うため、この法律案を提出した次第であります……
○坊政府委員 御指摘のように法人税の減税によりまして、地方の法人税割による地方税の収入が減ってくるということに相なるわけでございます。今度の法人税の減税というのは、日本の国の産業の振興なり、あるいは企業の資本の蓄積、それから最も大きな目的としては、いずれにしても税負担が重いからこの税負担を下げる、こういうような趣旨に基いて実現されたことでありまして、それからもう一つ地方について考えてみますと、御承知の通り地方におきましては地方交付税の税率の引き上げとか、あるいは地方税の自然増収といったようなもので、相当の地方における増収というものが見込まれておるわけでございます。そういうようなことから考えてみ……
○坊政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 特別職の職員の現行俸給月額は、昭和二十七年十一月に定められたものでありますが、その後今日までに、一般職の職員につきましては、再度にわたり給与の改定が行われたにもかかわらず特別職の職員の給与は、秘書官等の一部の職員以外は据え置かれたままとなっておりますので、両者間の給与の均衡が失われる結果となっております。従って、この際、特別職の職員について、その俸給月額の改定を行うとともに、あわせて給与制度全般についての整備を行うため、特別職の職員の給与に関する法律等に……
○坊政府委員 お答え申し上げます。先ほどから金子直税部長が申し上げております通り、御要求に従いましてさっそく手配をいたしたことは間違いございません。しかるところ今日までおくれておりますことは、御承知の通りただいま農業所得税の話し合いにつきましてその資料を持って交渉の最中であろうと私は思います。そこで今お尋ねの農林省の統計事務所からはすぐきたが、国税庁からはこないのはどういうことかということですが、これは私は見てきたわけでございません。またよその省のことをとやかく申すわけではございませんが、農林省の方はそういった統計を作ることを仕事としておる役所でございますし、大蔵省の国税局はそういったような資……
○坊秀男君 委員外の者でございますが、発言のお許しを得ましてまことにありがとうございます。 本委員会におきまして、小野田少尉及び小塚さんの救出につきまして非常に熱心なる討議をいただいておりますことは、小野田少尉と郷里を同じくする私にとりまして、感謝感激のほかございません。ことに、先ほどから本委員会の御決意と申しますか、救出の方法等につきまして非常に適切なるお話を承わりまして、私、まことに力強く存じておる次第でございます。本日は、当人の実兄その他友人、親類の方々が傍聴に見えておるようでございますが、どれだけ感激しておるか、おそらくは涙を流さんばかりに喜んでおることと思います。私も同郷の一人とい……
○坊委員長代理 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。
午後三時十四分休憩
○坊委員 関連して。 同僚堀委員によりまして、酒米の配給等につきましては、相当核心をついた質問が行なわれたように私は思いまして、私は堀委員に敬意を表します。 それで、一つお聞きしておきたいことは、酒米の配給につきましては、いろいろな矛盾等が現われておることは、堀委員の質問された通りでありますけれども、要するにこの問題がかようなことに相なってくることは、堀委員も言われた通り、二十年前の割当石数というものを基準にとって、その基準石数をベースとしてここに割当をしている。こういうことをやりまして、そこで生じてきた矛盾を、あるいは中央保有米の制度、あるいは委託醸造とかいったようなことによって、大蔵省……
○坊委員 資料を要求したいのです。ただし、私は長い間休んでおりましたので、すでに本委員会に私の以下申し述べる資料が出ておるということなら、むろん私は撤回いたしまして、その資料を提示していただきます。 今度の室戸台風で受けました損害額につきまして、公共土木損害、文教施設損害、農林関係損害――農林関係には、現に受けた作物の損害及び農地の損害、それから果樹等が生産すべかりしものが生産できないということ、及びその果樹等が、樹木そのものが受けた損害、それから林地の損害、つまり、樹木が折れたりあるいは幼齢林がひっくり返って損害を受けたといったようなもの、その他、養鶏だとかいろいろなものがありますが、そう……
○坊委員 私は、農林政務次官及び農林当局に若干の質問をさせていただきたいと思います。 長い間、私旅行をしておりまして、大へん悪い話ですが、出席しなかったために、あるいは重複するようなことを申し上げるかもしれませんけれども、全部が全部重複ではないと思いますので、さような点がありましても、一つよろしく御了解をあらかじめお願い申しておきます。 今度の第二室戸台風の災害につきまして、農地につきましては、大きな災害、小災害ともに特例をもって、あるいは高率の補助とかあるいは利子補給を伴う起債というものを認めてもらっておるということでございますが、今度の災害の特質は大きな風であったというために、果樹地帯……
○坊委員 ただいま議題となりました修正案について提案の趣旨及びその内容を簡単に御説明申し上げます。 修正案の案文はお手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 本修正案ば、国有財産法一部改正案の審議の過程におきまして、現行規定中に不備な点が指摘されましたので、改正規定を一項目追加しようとするものであります。 すなわち、国有財産法第二十九条及び第三十条におきまして、一定の用途に供させる目的で普通財産の売り払いをする場合には、その買い受け人に対して用途並びにその用途に供しなければならない期日及び期間を指定しなければならないこととし、かつ買い受け人が指定期日を経過してもな……
○坊委員 藤井委員の質問に関連して一言大臣にお尋ねを申し上げます。 以下私のお尋ね申し上げますことはやや角度が違っておりましたが、堀委員の質問によって、これに対する大臣はじめ大蔵当局の御答弁によって大体私は本法を策定された当局の御意思というものは納得がいくのでございますが、念のために質問をするのでございまするから、その点ひとつお含みおきを願いたいと思います。 本法案によりますれば、一番大事な点と申しまするか、立法の主眼をなしておりますのは、計理士に公認会計士に登用の道を開くということが一点であろうと思います。それからもう一点は、公認会計士制度というものを整備し、そして監査水準というものを引……
○坊委員 非常に大事な点でございますので、平木参考人に一言御質問を申し上げたい。明確にお答えを願いたい。 今度の特例試験法案が三十九年七月一日から、四十二年の三月三十一日までの間五回を限って特例試験を実施する。こういうふうに法律案としては明定しております。明定しておりますが、従来の例によりますと、往々にしてこういう場合の期限というものは事後において引き延ばされるというようなことがあるわけです。ところが本法案における期限というものは 他の法案の期限は単純なる期限というものがたくさんある。だけれども本法案における期限というものは、これは法案の趣旨の性質上、まさに法案の眼目でありまして、これは動……
○坊委員長代理 これより会議を開きます。
本日は委員長が所用のため出席できませんので、御指名により、私が委員長の職務を行ないます。
本委員会におきましては、先般各地に委員を派遣し、税制及び金融等の実情を調査いたしたのでありますが、その報告書が各派遣委員より提出せられております。これを本日の会議録に参照として掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。
【次の発言】 税制に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。平岡忠次郎君。
○坊委員長代理 これより会議を開きます。
委員長所用のため、指名により、私が委員長の職務を行ないます。
参考人出席要求に関する件について、おはかりいたします。
金融及び証券に関する小委員会において、来たる十五日、金融に関する件について、全国銀行協会連合会会長田中久兵衛君、全国地方銀行協会会長平野繁太郎君、全国相互銀行協会会長尾川武夫君及び全国信用金庫協会会長小原鉄五郎君に参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案及びアジア開発銀行……
○坊委員長代理 このまましばらくお待ちください。――平岡忠次郎君。
【次の発言】 静粛に願います。
○坊国務大臣 先般はからずも厚生大臣を拝命いたしました坊秀夫でございます。 私は、皆さま御案内のとおり、まことに浅学非才、性魯鈍のものでございますが、拝命いたしましたこの重責を懸命に果たしてまいりたいと思うのでございます。それにつきましても、当委員会及び委員の皆さん方から手厚い御支援と御指導を賜わらなければ、この重責は果たせないということを私は深く自覚をいたしております。どうぞ平素の御友情をさらに倍化くださいまして、私がこの重責を果たし得るように今後一そうの御指導と御協力を切にお願い申し上げる次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○坊国務大臣 第五十五国会における産業公害対策特別委員会の御審議に先立ち、公害防止対策に関し所信の一端を申し述べたいと思います。 最近の急速な都市化、工業化に対応して国民の健康と生活環境を守るためには、公害対策は厚生行政の重大な課題であると考えまして、積極的に取り組んでまいりました。今日において、公害対策はひとり厚生省のみならず、政府全体といたしましても関連する重要政策の一つとして強力に推進する必要があります。公害対策を進めるにあたりましては、当面何よりもまずこれに対処する基本的姿勢と方向を明らかにすることが必要でありまして、この点から、さきに当委員会において公害対策基本法の制定を急ぐべき旨……
○坊国務大臣 御質問の環境衛生局長の一身上の問題というようなことにつきましては、私は就任以来考えておりませんし、それから今日ただいまも考えていないことをここではっきりと申し上げておきます。
【次の発言】 御意見のとおりでございまして、これは政治的にゆがめるなどということは絶対にあってはいけないことだと私は思っております。
【次の発言】 この会長はおそらく私が就任する前からの会長だと思います。したがいまして、任命にあたりましては私の前でございますから、私はこれはタッチしておりません。そこで昭和電工の顧問というようなことも、これは私は存じない事実でございましたが、会長でございますから意見をとりまと……
○坊国務大臣 近来海水が汚濁をいたしまして、海水浴ができないというようなことは、私どももこれを非常に遺憾なことだと考えております。(「川もそうですよ」と呼ぶ者あり)川もそうです。これはいずれにいたしましても水質が汚濁をすることによりまして、濁りとか悪臭とかそういったようなことが原因となっておるのでございまして、申すまでもなく公害基本法の第二条に水質の汚濁ということが公害として取り上げられておるものでございまして、この水質汚濁につきましては、結局これは環境基準というものが問題になってくるのだと思いますが、いままで海水浴をやっておって、そして現在それが不能になっておるということは、これから厚生省で……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました公害対策基本法案の提案の理由を御説明申し上げます。 近年わが国においては、目ざましい経済の高度成長が遂げられつつあり、産業構造の近代化、人口の農村から都市への集中、工業地帯の形成等が予想を越えた速度で進行しておりますが、このような急激な経済的社会的変動の過程において、企業の公害防止施設や社会公共施設の整備の立ちおくれ、立地や土地利用に対する適正な配慮の不足等のため大気や水の汚染、騒音、悪臭等による公害の発生が各地に見られ、人の健康や生活環境に対する脅威となって、重大な社会問題を引き起こしております。 このような公害を除去するため、政府としては、従来、大……
○坊国務大臣 公害対策基本法の国会提出が非常におくれたじゃないか、こういうことでございますが、公害は何もいま卒然として起こってきたものではありません。日本の経済社会はここ数年来著しいスピードでもって発展してまいっております。それに伴いまして、工業、工場等が非常にたくさん整備されてまいったということ、また、都市に対して非常に多くの人口が流入してまいったということで、それに伴いまして公害が生じてきたのでありまして、政府といたしましては、この顕著なる公害の事実に着目いたしまして、どうしてもこれを予防し、防除し、また救済していかなければならないということを考えまして、去る四十年の十月に公害審議会に諮問……
○坊国務大臣 ただいま御指摘の総理府の社会保障制度審議会、大内先生が会長をしておられるその審議会から、「公害対策について」という申し入れをいただいたことは事実でございます。島本さんはいま答申とおっしゃいましたけれども、これは実は社会保障制度審議会へ公害基本法について正式に御審議を願いたい、こういうことでおかけしたものではございませんが、とにかくこれは重要な法案でございますから一応説明をするようにということがございまして、この法案に対して御説明を申し上げた。それに対して審議会の御意貝をちょうだいしたわけでございまして、政府といたしましては、この意見書にも触れられておりますが、「公害行政の一元化に……
○坊国務大臣 第一条の「経済の健全な発展との調和」をはかれという文言でございますが、公害を防止する基本方針をきめるこの法律におきましては、国民の健康というものが何よりも一番大事なものであって、これはもう絶対であるということは、この第一条できめておると理解いたし、またそのつもりでございます、すなわち「公害対策の総合的推進を図り、もって国民の健康を保護するとともに、」、この文言に対しましては、経済の健全な発展との調和などということで制約をいたしておりません。絶対に国民の健康をはかっていくことだ、こういうことをここではっきりと表現しております。その次に、「経済の健全な発展との調和を図りつつ、生活環境……
○坊国務大臣 御意見のとおりでございまして、政府といたしましてはそういう方針でもってやってまいります。
【次の発言】 四日市の現状は、現在におきましては人間の健康に障害があるということは認めざるを得ないと思います。したがいまして、この基本法を御審議の上通過を願いましたならば、これに対してこの基本法に基づきまして何らかの措置を考え、さらにまた環境基準――さような病人が出てこないような環境基準を策定してまいらなければならない。そういったようなぜんそく病といったようなものをなからしめるということが今度の基本法の趣旨であると解釈いたしております。
○坊国務大臣 第五十五回国会における社会労働委員会の御審議に先立ち、この機会に厚生省所管行政に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。 厚生行政の推進については、各位の格別の御尽力により着実な進展を見ているところでありますが、なおこの分野において解決しなければならない課題は少なくないのでありまして、今後さらに施策の拡充に一そうの努力を払ってまいりたい所存であります。 御承知のごとく、わが国の社会保障は、体系的にこれを見るとき児童手当制度がいまだ創設されていないことを除けば一応その姿を整えており、国民皆保険、国民皆年金の体制を中核として、すべての国民に均てんし得るに至っておりますが、欧米諸……
○坊国務大臣 お説のとおり、佐藤総理が人間尊重といった理念と申しますか、そういった思想に発想いたしまして、人間の生命、身体といったようなものに対しまして、これを豊かに、支障ないように保持していくということを強く主張してまいっておるのでございますが、その佐藤内閣の中の厚生省をあずかっておる私といたしましても、まさにそういうふうに具体的の政策を考えていかなければならない、かように考えております。 御指摘のとおり、日本の今日の社会保障の実情を振り返ってみますと、児童手当というものが今日欠けておりますが、その他につきましては、姿、形の上におきましては、国民皆保険、国民皆年金と一応整っておりますけれど……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 戦傷病者、戦没者等の遺族、未帰還者の留守家族及び戦傷病者の妻に対しては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、戦傷病者特別援護法、未帰還者留守家族等援護法及び戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法等により各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今般さらにこれらの援護措置の一段の改善をはかることとし、この法律案を提案することといたした次第であります。 次に、この法律案の概要について御説明いたします。 第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正につ……
○坊国務大臣 問題はたいへん大きな問題でございまして、ひずみの是正と申しますことはいろいろな角度から私はながめられると思います。われわれも、経済、社会がひずみなくして円満にバランスのとれた発展、発達を遂げていくということ、これがひずみをなくしつつ発展をしていく、こういうことであうと思います。終戦後、今日まで二十何年のこの経済、社会におきまして、社会開発というものが、いまも御指摘になったように、高度成長というような目標を持ちまして、その方向にばく進をしてまいったということが言えるだろうと思います。そういったような反面におきまして、いわゆる社会開発ということが立ちおくれをしておる、さような事実から……
○坊国務大臣 私は、一般論といたしましては、まさに八木委員のおっしゃられたことは、そのとおりだと思います。しょっちゅう閣僚がかわっておるというようなことでは、いまお述べになりましたように、私はまだ実は厚生行政につきましては門前の小僧というようなふうに思っておりますけれども、しかしながら、一年に足るか足らぬうちに交代していくということでは、なかなかまともな、事態を全部把握して――全部と言わぬまでも、相当把握いたしまして、そういった知識の上に政策を打ち立てていくということが非常に困難であろうと私は思います。政治の一般論、抽象論としてはまさにそのとおりでございますが、私自身が今日厚生大臣ということに……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました児童福祉法の一部を改正する法律案について、その要旨及び提案の理由を御説明申し上げます。 まず改正の第一点は、重症心身障害児施設を新たに児童福祉施設に加えることといたしたことであります。 重症心身障害児施設については、昭和三十八年度から予算措置によりこれらの児童に対し療育費等の補助を実施してきたところでありますが、今回、重症心身障害児施設の整備を促進し、かつ、入所児童の処遇内容の一そうの向上をはかるため、これを児童福祉施設として規定しようとするものであります。 この施設は、重度の精神薄弱と重度の肢体不自由が重複している児童を入所させて保護、治療及び日常……
○坊国務大臣 近ごろ全国的に衛生思想も普及いたしまして、そういったようなおりから、集団赤痢といったような不祥事が起こりまして、しかもそれが私の郷里であるということは、非常に私も残念なことに思っておりますが、御質問によりまして、簡単に今日までの経過を申し上げます。 五月二十二日ころより、由良町の町内、これは私より世耕委員のほうがお詳しいかと思いますが、人口九千四十六人のこの町内の主として小中学生を中心に、三十八度ないし三十九度の発熱、腹痛、下痢、倦怠感、まれに嘔吐を訴える患者が発生し、町内の三人の医師より赤痢の届け出がなされました。御坊保健所にて検便の結果、二十四日ゾンネ菌を検出し、赤痢の集団……
○坊国務大臣 やはりそういう国の犠牲になられたといったような人に対する慰謝の気持ちがその中には含まれておる、こういうことでございます。
【次の発言】 やはりその規定には、国家賠償というような精神が含まれておると思うわけであります。
【次の発言】 何らかの形で援護をしなければならないこういったような対象につきましては、すでに実態調査ができた上においてそういう措置をとっておる。一般的のそういうものに対しましては、もし必要としてこれに対して措置をとるとすれば、これはやはり実態調査をしていかなければならない。さような意味におきまして、原爆被爆者といったような方々については、これは実態調査をした上で措置……
○坊国務大臣 和歌山県由良町に発生いたしました赤痢の今日までの経過を申し上げます。 五月二十日ころより、小中学生を中心に、発熱、下痢等胃腸疾患を訴える者が続出しまして、県衛生部の調査によると、五月二十四日、二百六名に達しました。 県衛生部においては、五月二十二日、情報を入手するや直ちに患者の検便を実施、二十四日、赤痢菌を同定したので、赤痢集団発出としてその対策に着手いたしました。 赤痢菌はD群ゾンネ菌で、薬剤耐性菌であるため、治療には感受性を持つウイントマイロン、メタコリンを使用することに決定いたしました。 患者の発生状況から見て、単一曝露の共通経路感染と推定され、その原因は簡易水道が……
○坊国務大臣 満州事変、支那事変等の戦争に参加したということは、確かに公務で、公務でないということは私は言えないと思います。ただ、戦傷病者戦没者遺族等援護法というものは、その戦争に参加した方々の遺族等についての措置を国がやるということ、それに該当するかどうかということでございますが、公務だという事実には変わりないと私は思いますけれども、その公務と、あとの大東亜戦争に参加した公務、そこに若干の差異があるのではなかろうか。そこで、いま局長が申しましたとおり、今度の法律は、大東亜戦争のあと始末ということできめられた法律でございまして、直ちにこれをその以前の事変等に適用するということにつきましては、こ……
○坊国務大臣 ……
○坊国務大臣 去る二十一日、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案並びに船員保険法の一部を改正する法律案の提案理由の説明をいたしたのでありますが、お聞き取りにくい点もあったようでございますので、補足的にこれを説明いたします。 まず、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案について申し上げます。 医療保険財政は、近年悪化の傾向をたどっておりますが、特に政府管掌健康保険及び船員保険は深刻な財政危機に直面しており、このまま推移すれば、制度の崩壊すらおそれられる事態にあるのであります。政府は両保険について当面の収支の均衡をはかり、何としても制度を維持するため、まず国が極力大幅な国……
○坊国務大臣 政府管掌健康保険、船員保険の内容は、淡谷委員十分御存じのとおり、累積赤字がふえてきていることであります。四十二年度における単年度赤字も放置することはできないというような状態に相なっております。そこで、保険全体をながめてみますと、これはどうしてもいろいろな事情によりまして抜本的、根本的な改正をしなければならないということ、これはもう数年来そういうことが考えられてまいったことでございまして、この点についても淡谷委員はよく御了解いただけることだと思います。 そこで、厚生省におきましては、相当早くからこの問題を解決しなければならないということで検討を加えてまいったのでございますけれども……
○坊国務大臣 四十二年度の七百四十五億というこの赤字の見積もりでございますが……。
【次の発言】 政府委員から答弁させます。
【次の発言】 赤字の見積もりと現実に生じてくる赤字の食い違いの問題でございますが、これがぴったりしておる――何も一銭一厘というわけではございませんけれども、ある程度これが符合しておるということは、たいへん形の上におきましては、私はそれが非常にいいことだと思います。だがしかし、今までの方法が誤っておるという御指摘でございますけれども、それなら、ほかに何かそれよりベターな方法があるかと申しますと、いまの段階におきましては、私どもといたしましては、ちょっとその発見に苦しむ、こ……
○坊国務大臣 特例法案の予算が確定じゃない、予算の原案が二十八日でございます。
【次の発言】 はい、さようでございます。
【次の発言】 三月二日でございます。
【次の発言】 四月の八日でございます。
【次の発言】 おっしゃるとおり二月二十八日にきまったわけでございます。
【次の発言】 二条の二項、「内閣総理大臣及び関係各大臣は、社会保障に関する企画、立法又は運営の大綱に関しては、あらかじめ、審議会の意見を求めなければならない。」
【次の発言】 国のいろいろな仕事をやっていく上におきまして、予算の概算要求というものには、いつまでに要求しなければならない、こういうこともございます。そこで、予算とい……
○坊国務大臣 四十年から両三年は、文字どおり解釈いたしますと、両三年でございまするから、四十二年、四十三年あたりのことであろうと思います。
【次の発言】 一年延びたということではございませんが、四十年にあと両三年、こういうお話でございまするから、四十年を含むか含まぬかということにつきましては、これは議論のあるところだと思いますが、まあ四十二、三年というふうに私は理解いたしておるのであります。
【次の発言】 政府といたしましては、四十三年に抜本対策の緒につきたい、かように考えております。したがいまして、今度の四十二年度の、このいま御審議を願っておりまする対策は、これは緊急対策として、その抜本対策……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました精神薄弱者福祉法の一部を改正する法律案について、その要旨及び提案の理由を御説明申し上げます。 精神薄弱者の福祉対策の強化につきましては、政府においてはかねてから検討を進めてまいったのでありますが、とりあえず特に緊急を要する精神薄弱者に対する授産事業の強化等の対策を講ずるために、ここに、この法律案を提出した次第であります。 次に、本法案の内容についてその概略を御説明申し上げます。 改正の第一点は、公立の精神薄弱者援護施設の運営費は、措置者たる地方公共団体において支弁すべきこととすることにより、その設置に伴う地方公共団体の財政負担の軽減をはかり、もって公……
○坊国務大臣 この石炭年金につきましては、御承知のとおりただいま鉱業審議会の小委員会で慎重に検討をしていただいておるということでございまして、おっしゃるとおり、そういった制度をつくりながら、かえっていろいろな支障が出てくるというようなことは、私といたしましてもできるだけ避けるべきことだと思っておりますけれども、何しろいま小委員会で御検討を願って、各方面の御意見をお聞きをいたしまして、せっかくその小委員会で御審議を願っておるのでございますので、その小委員会なり審議会の御答申をちょうだいいたしまして、そうしてわれわれとしても審議会の御意見というものもやはり尊重してまいらねばなりませんし、そういうも……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました石炭鉱業年金基金法案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 石炭鉱業の現状にかんがみ、政府としましてはその抜本的安定をはかるための諸施策を講ずることとしておりますが、石炭鉱業が今後長期にわたり安定していくためには、労働力を安定的に確保する必要があり、このため抜本的安定対策の一環として、石炭鉱業の坑内員の老後の生活に特別の配慮を加えるために石炭鉱業の事業主が共同して行なう老齢年金制度の実施をはかることとしたのであります。 その実施の方法といたしましては、石炭産業の坑内員も厚生年金保険法の適用を受けているのでありますから、まず厚生年金基金の活用が考……
○坊国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、十分その趣旨を尊重してまいる所存でございます。
○坊国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 改正の第一点は、厚生省環境衛生局に公害部を設置することであります。 近年、大気汚染、水質汚濁等の公害により生活環境が著しく悪化し、国民生活にとってもはや看過できない状態となっており、国民の健康を保持し、生活環境を保全するために、公害対策を一そう強力に推進することが、目下の急務となっているのであります。 厚生省においては、公害から国民の健康と生活環境を守る見地から、環境衛生局の所掌のもとに公害防止施策を推進しているところでありますが、重大な社会問題となっている公害問題に対……
○坊国務大臣 新聞等で読みますと、公害対策基本法は、立案の過程におきましてだいぶん骨を抜かれたというような記事を私も承知いたしております。しかし、私といたしましては、ものごとがまとまっていく過程におきましては、いろいろの議論があって、そうしてそういったような議論が戦わされた結果、結論が出てくる、これはもう世の中の常だと私は思います。かような意味におきまして、公害対策審議会から厚生省がその答申を受けまして、厚生省がその答申に従いまして厚生省案なるものをつくった。ところが、御承知のとおり、公害排除の問題は何しろ十数省にもまたがる問題でございますので、これを総理府へ持ってまいりまして、総理府で関係各……
○坊国務大臣 最近の公害というものは、起こるであろう公害につきましては、これは防止をしていかなければならない、予防もしていかなければならないし、それから起こった公害についての善後措置もしていかなければならない、非常に重大なる問題だと思います。この公害につきましては、いま受田さん御指摘のとおり、加害者側の立場と被害者側の立場と、これはそういうふうに役所がなっておりまして、厚生省は被害者的の立場でございまして、できるだけその被害者の傷が浅いように、また傷が起こらないようにする、こういうことでございます。これに対して加害者側の立場、これは積極的に、意識的に加害を起こそうというつもりはもちろんないでご……
○坊国務大臣 超過負担の解消の問題は非常に重大なる問題でございまして、ただいま総理からお答えがあったとおりでございますが、厚生省といたしましては、四十二年度におきまして、国民健康保険の事務費二百五十円を三百円に引き上げております。それから国民年金の二百円を二百四十円に引き上げております。それから保育所の保育単価を一〇%引き上げております。これによってある程度の軽減が行なわれたかと思っております。
【次の発言】 全額解消するようにと、こういうお話でございますが、保険の問題につきましては、先般来私が、この委員会ではございませんが申し上げておりますとおり、抜本的の改正ということを目ざして進んでおりま……
○坊国務大臣 御承知のとおり、日本の現在の社会保障は、医療保障に非常に財政上のウェートがかかっております。所得保障のほうは、これは大原さん十分御存じのとおり、まだ発足後日がなお浅く、成熟をしていない。こういうような状態にございまして、わずかに所得保障の国民年金におきましては、例外的の無拠出の福祉年金が実働しておるということでございまして、これはだんだんと成熟をしていかさなければならない。しかもその成熟の過程におきましては、これはさらにこの充実整備をはかっていかなければならないということはわれわれも痛感をいたしておるのでございまして、そういったようなことと見合いまして、社会保障の年次計画といった……
○坊国務大臣 厚生省に対する御質問は、飲用牛乳の脂肪含有率によって規格がきめられておる、こういうものを撤廃したらどうかこういう……(芳賀委員「撤廃とは言っていない。」と呼ぶ)規格を改めたらどうか……。
【次の発言】 そこで、この問題につきましては、即貧衛生法の趣旨から最低基準として乳脂肪三%ときめておりますけれども、近ごろ牛乳がだんだんとご指摘のとおり脂肪の含有率がふえてきてておる、こういう事実もございますので、この点につきましては、含有率の平均が高まっておりますので、今後十分検討いたしまして、改正の方向へ進んでまいりたいと、かように考えております。
○坊国務大臣 御質問の年金の部分についてお答えを申し上げます。 石炭年金につきましては、昨年七月石炭鉱業審議会からの答申、同年八月の閣議決定、その趣旨に基づきまして、厚生省といたしましては四十二年度に実現をいたしたい、かように考えまして、引き続き審議会の年金小委員会でこれを研究を進めて、急いでもらっております。この検討の結果を待ちまして、本国会に提出いたしまして、ぜひ御審議を願いたい、かように考えておる次第でございます。
○坊国務大臣 牛乳についての御質問でございますが、牛乳につきましては、食品衛生法上一応の規格というものをきめてございます。その規格というものは、食品衛生上、人間の健康なり衛生なりに非常に関係がありますから、この牛乳そのものの規格というものは、今日尊重していかなければならない。ただ、その販売をしたりなんかする方式につきましては、毎日の配達ということでなしに、隔日配達をされるというようなことにつきましては別に規制も何もしてございません。だから、そういうことは商売をなさる方がそのほうでやっていただく。日付につきましては、曜日というような日付でもってやっていっておりますが、これは今日検討をしておるよう……
○坊国務大臣 最近の公害によって、われわれの生命、身体、健康等が阻害され、また、生活環境が非常にそこなわれておるということは、御指摘のとおりでございまして、これに対しましては、御指摘のとおり、産業、企業といったようなものが非常にこのごろ発達してきて、これが影響を及ぼしておるということも、これはもちろんのことでございますので、そういったような、事業者が今後事業をやっていくにあたって、その事業から発生するところの公害というものは、ぜひこの事業者に責任を持たしてこれを防止する。こういう責任を明確にいたします。その責任を事業者に明確にいたしまして、そして公害原因であるところの排出基準というものを事業者……
○坊国務大臣 御指摘のように、インターンの人たちが現行の制度に非常に不満がございまして、そういったようなことから試験を受けなかった人がたいへん多くて、わずかの人が試験を受けたということによって、その限りにおきましては、お医者さんがそれだけ減るということは、これは否定できない事実だと思います。しかし、今度受けなかった方々も、ぜひとも九月における第二次の国家試験には受けていただくということを今日から鋭意努力をいたしております。そこで、お医者さんの絶対数が現在なお足りないというおりからでございますので、――もちろん絶対数においては十分だとは考えられませんけれども、今度インターンの人たちが試験を受けな……
○坊国務大臣 公害基本対策につきましては、昨年の十一月に厚生省が、厚生省としての試案でございますが、それをつくりまして、総理府に設置しておられまする公害対策推進連絡会議、そこへ提出をいたしました。御承知のとおり、公害問題は各省にわたっておりまして、十四省庁にも及んでおる、こういうことでございますので、そこの連絡会議で、いまおっしゃられました通産省の意見、農林省の意見、その他の意見を調整をいたしまして、総理府の公害対策基本法試案、これをつくったわけでございますが、これは各省のいろいろな意見を調整したものでございまして、それをたしか二月の閣議了解をもちまして、公害対策基本法については厚生省がこれを……
○坊国務大臣 医療用の金の使用としては、主として歯科の金歯に使っておるわけでございまして、これは先ほど大蔵省政府委員がお答えになりましたとおり、四十一年度におきましては三トンを使っておる、こういうような状態でございまして、歯科技術がだんだん発達してくるに及びまして、今後とも金の需要がだんだんふえてくるであろうと思いますから、厚生省といたしましても、その確保につとめてまいらなければならない、かように考えております。
【次の発言】 麻薬事件で押収をされました麻薬は、裁判がきまりましたならば、これを厚生省が引き継ぐことになっております。厚生省が引き継いだ麻薬につきましては、品質の悪いもの、あるいは微……
○坊国務大臣 だんだん八木委員の御意見を承りまして、非常に重大なる問題である、かように考えております。さような意味におきまして、同和対策協議会から意見も出ておりますし、厚生省といたしましては、おっしゃるとおり、ずっと昔は厚生省がこの窓口であったことも私は聞いております。さような意味におきまして、この問題について、私としてでき得る限りのことをやってまいりたい、かように考えております。特に厚生省所管といたしましては、八木さんちょっぴり、ちょっぴりとおっしゃられましたけれども、今日までも社会福祉、生活環境といったようなものについは、鋭意努力を重ねてまいったのでございますが、さらに一段と努力を傾けてま……
○坊国務大臣 石炭対策の問題として、年金の問題が御指摘のとおり非常に重要な問題であるということは、私も全く同感でございます。そこで、坑内夫につきましては、厚生年金において特別優遇措置がすでに講じられておることは御承知のとおりでございますが、昨年七月の石炭鉱業審議会の答申によりまして、坑内夫が坑内という特殊な勤務条件にあることにかんがみまして、その雇用の確保をはかるために、坑内夫について事業主が共同して老齢年金制度を本年度中に実施することとなっております。この制度の内容については、現在石炭鉱業審議会の年金問題小委員会におきまして、関係労使の意向を聞きながら慎重に検討が行なわれておりまして、近く小……
○坊国務大臣 私のお答えする部分は、水道料金のことだけですか。
【次の発言】 工業用水に比べてですね。
【次の発言】 御承知のとおり、上水道の飲料用水は、人間のおるところ、いなかのずっとすみのほうは別といたしまして、条件のいかんにかかわらず、どうしてもこれをつけていかなければならないということが一つ。それから、工業用水と比べますと、工業用水は配管等につきまして一つの大きな工場へどかっとこう水を持っていくのと、それから上水道は、これはもうクモの網のように非常にこまかく配管をしていかなければならぬというようなことと、それからもう一つ、上水道は、これは工業用水と違いまして、ろ過とか沈でんとか、いろい……
○坊国務大臣 交通安全対策につきましては、関係各省から、政府において懸命に努力をしておるということを申し上げたのでございますが、それにもかかわらず、交通事故による傷害者が頻発しておるということはいなみがたい事実でございまして、そういったような被害者に対しまして、適正にして迅速なる治療が受けられるというような体制を整えていくということが、私ども厚生行政の中の最も大事な点だと考えております。 そこで厚生省といたしましては、去る昭和三十九年の二月から、救急病院等を定める省令という省令を制定いたしまして、この省令によりまして全国において病院を指定いたしまして、そしてこれはもう救急の用に応じなければなら……
○坊国務大臣 この問題につきましては、昭和四十一年八月十一三日、社会党から「海外戦没者の遺体、遺品の埋葬処理に関する申入れ」というものをちょうだいしておりますが、この第一項目、海外戦没者の地域別の数、海外戦没者の遺骨の収集について政府が実施した措置、現在における未収集遺骨の状況等は、詳細な資料となっておりますので、後刻お手元にお届けいたします。 今後における海外戦没者の遺骨の収集につきましては、現地の状況等を勘案の上、本年度以降において計画的に実施することといたしたいと思っております。 なお、本年度はフィリピンのレイテ島及びルソン島、マリアナ諸島のサイパン島及びテニアン島、カロリン諸島のメ……
○坊国務大臣 朝からいろいろと要件がございすしておくれましたことを、まずおわび申し上げます。 それで、先ほど来の正示委員の全部の御意見、いうものをお聞きしていないために、私の頭が冷たいのではなかろうか、こういう正示委員の御推測でございますが、こんなことを申し上げていいかどうか、この席では適当ではございませんけれども、私も和歌山県選出の議員でございまして、自分の選出の郷里が災害に侵されておるというようなことにつきまして、どうも委員会で申し上げるのは適当でないと私は思いますが、委員長、お許しください。私も郷里の災害について冷たい気持ちなどというものは持っておりませんことを、まず申し上げておきます……
○坊国務大臣 お話のように、阿賀野川の水銀事件につきましては、食品衛生調査会の答申が、厚生大臣に行なわれまして、厚生大臣がこれを認めまして、厚生省の意見として、これを科学技術庁へ差し出しておるわけでございますが、できるだけすみやかに、科学技術庁において――むろん厚生省あるいは農林省、通産省、それから科学技術庁自身あるいは経済企画庁、各関係省庁でこれを爼上に乗せて、すみやかに政府としての結論を出してもらいたい、こういうことで申し出ておるのでございます。私どもといたしましては、すみやかにこの結論が出てくることを期待いたしておりますが、いつ出るか、こういう御質問に対しましては、はっきりとここで確答を……
○坊国務大臣 基本法によりますれば、いま御指摘のように、公害対策の基本方針というものをきめてまいるのは、対策会議にかけてきめるということになっておりますし、それから、そういったようなものをどういうふうに実現していくかということについては、諸般の審議会というようなものがやっていくということになっております。 そこで、ただいま御質問のように、おまえのほうで、一体その対策会議なり審議会というものについてどういうことをやってきたか、こういう御質問でございますが、今日ただいまのところは、まだ対策会議あるいは審議会といったようなものについての緒についておりませんけれども、これはできる限りすみやかに、対策……
○坊国務大臣 両案の説明をいたします。 ……(発言する者多く、聴取不能)特例法案は……(発言する者多く、聴取不能)とするものであります。 ……(発言する者多く、聴取不能)本改正案は……(発言する者多く、聴取不能) 何とぞ御可決あらんことをお願いいたします。(拍手)
○坊国務大臣 健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案並びに船員保険法の一部を改正する法律案について、詳細に御説明いたします。 まず、健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案について申し上げます。 近年、医療保険の財政は各制度とも悪化の傾向にありますが、特に政府管掌健康保険及び船員保険においては深刻な財政危機に直面しており、このまま推移すれば制度の崩壊すらおそれられる事態にあります。 政府は、両保険について当面の収支の均衡をはかり、何としても制度を維持するため、まず国が極力大幅な国庫負担を行なうこととし、同時に、この難局に対処するため、被保険者、事業主及び実際に給付を受け……
○坊国務大臣 厚生省といたしましては、何にいたしましても国民の健康というものを何よりも重大視していくのが厚生行政であります。いやしくも食品の中に、有害だとか、さらに有毒だとかいったようなものが添加物として取り入れられておるということは、これはもう常に警戒を要することでございまして、さようなものが添加されておるということは、絶えず目をみはって、そしてこれを排除していかなければならない、かような考え方に立ちまして、近年さらにそういったような監視、取り締まり、指導というものを強化してまいっておる次第でございます。
【次の発言】 河野委員御指摘のとおり、私どもも非常にきわ立った色彩を持った添加物として……
○坊国務大臣 去る九月八日の当院本委員会におきまして、河野委員からクロレラヤクルトにマンガンが含有しておるじゃないか、もしマンガンを入れておるというようなことであるならばこれは大問題である、これに対する厚生大臣、厚生省の所見及びこれに対する措置いかん、こういう趣旨の御質問があったわけでございますが、これに対しまして、私は早急にその実態を調査いたしまして、そうしてしかるべき措置をとりたい、なお調査の結果につきましては当委員会に御報告を申し上げる、こういう御答弁を申し上げておったわけでございますので、本委員会の席をかりまして、その実態調査の経過及び結果について御答弁を申し上げます。 ただいま申し……
○坊国務大臣 日本の医学者がアメリカにおきまして、その専門とする研究事項に関連いたしまして逮捕、抑留といったような非常に不幸な事態を引き起こしたということにつきましては、挾間さんはもとより、私は、日本の医学の交流と申しますか、学問の交流、医学の進歩というような点から考えてみましても、厚生省といたしましては、この問題をぜひとも円満といいますか、片をつける、そうして将来かようなことのないようにぜひとも運んでまいりたい。そのためには私は、文部省また外務省と密接に連絡をとってもらい、かつ協力をいたしましてこの問題を解決するとともに、将来かようなことのないように運んでまいりたい、かように考えております。
○坊委員 山中委員の御意見に対しまして、私は双手をあげて賛成であります。私はもっと強い意見を持っておるかもしれませんけれども、私は山中委員の質問に関連質問ということですから、これについての総論から各論についてここで申し上げて御質問しようとか、そういうつもりはございません。ただ、これの実行ということを、ぜひとも政務次官も、局長も、真剣になって考えてみていただきたい。早急に実現をしてもらいたい。 と申しますことは、これは私だけの意見ではない。自由民主党の税制調査会におきましても、ことしはこれを改定すべきであるということを答申の中に付言しておることは、これは主税局長もよく御存じのとおりであります。……
○坊国務大臣 昭和四十九年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、昭和四十九年度の国の債権の現在額並びに物品増減及び現在額についても国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。 昭和四十九年度予算は、昭和四十九年四月十日に成立いたしました。 この予算は、国民生活の安定と福祉の充実に配意しつつ、経済の正常化を速やかに達成するため、総需要の抑制を図ることを基本として編成されたものであります。 さらに、その後における人事院勧告の実施に伴う公務員の給与改善等について措置するほ……
○坊国務大臣 お答え申します。 日本の最近の景気でございますが、去年の夏ごろから少し回復の調子が緩慢化いたしまして今日に至っておりますけれども、しかし、その基調といたしましては、これは落ち込んでしまうとか底入れしてしまうということではないと思っております。そういったような事態におきまして、政府は前年度から今年度へかけまして、あらゆる手段を尽くして、そうしてこれの回復上昇ということに努めてまいっておるわけでございますが、最近に至りまして、景気浮揚を眼目といたしました五十二年度の予算も成立をさせてもらいまして、さらに、今度この予算の公共投資、公共事業を五十二年度の前期において、これは前倒しと申し……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外六件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和五十年度一般会計予備費につきましては、その予算額は、二千億円であり、このうち、財政法第三十五条(予備費の管理及び使用)の規定により、昭和五十年四月十八日から同年十二月二十六日までの間において使用を決定いたしました金額は、二百三億八千三十五万円余であり、すでに第七十八回国会において御承諾を得たところでありますが、その後、昭和五十一年一月二十日から同年三月三十日までの間において使用を決定いたしました金額は、一……
○坊国務大臣 予備費は先ほど来、政府委員からお答え申し上げましたとおり、年度開始の前に、予算を編成するときに歳入歳出を見積もりますので、そこで、どうしてもぴったりといかない、予見、予想外の経費が出てくるというものにつきまして、それについての措置が憲法上許されておるということで予備費が計上されるということでございますが、これはお説のとおり、本当にできるだけぴったりといければ、そんな必要もないのでございます。 さような意味におきまして、予備費が過不足というようなことには、できるだけならないようにつくるということでございますけれども、どうしても予見しがたいものが必要である、そういった場合に、過小に……
○坊国務大臣 政府機関の公団、事業団あるいは特殊法人といったようなものに、いまいろいろな仕事をやらしておりますが、そういったようなところでやらしております仕事は、一般の行政機関でもってやらせるよりも、その仕事の性質上、能率的にやらすというためには、そういったような機関にやらせるということの方が、はるかに能率が上がる、そういったような機関になじむ仕事をやらしておるわけでございますが、そういったようなところも公共性を持った仕事をしておりますから、主務大臣におきまして、これを厳重に指導監督をしてやってまいっておる、こういうわけでございます。 しかし、そういったような団体につきましては、公共性という……
○坊国務大臣 昭和五十年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出し、また、昭和五十年度の国の債権の現在額並びに物品増減及び現在額についても本国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。 昭和五十年度予算は、昭和五十年四月二日に成立いたしました。 この予算は、引き続き抑制的な基調を堅持する方針のもとに、国民生活の安定と福祉の充実に配意するとともに、経済情勢の推移に対応して機動的、弾力的な運営を図ることを基本として編成されたものであります。 さらに、その後における経済の停滞等によ……
○坊国務大臣 昨年末にはからずも大蔵大臣を拝命しました。内外の経済情勢がきわめて厳しい今日、私は、その重責を痛感しております。 今後における財政金融政策につきましては、先般の財政演説において申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。 世界経済は、石油危機を契機とする戦後最大の不況からようやく立ち直りつつあります。しかしながら、先進国の中にも、いまだに激しいインフレと国際収支の赤字を克服し得ない国があり、また、開発途上国においても、非産油開発途上国を中心に国際収支の赤字に悩む等、困難な情勢が続いております。 ……
○坊国務大臣 心温まる友情のお言葉を山田さんからちょうだいいたしました。しかしその中にも、政界にある人間といたしまして、まことにまた厳しいお言葉を承ったと思いまして、非常に万感胸に迫っておるような次第でございます。お言葉のように、私もまことに微力ではございますけれども、皆さん方の御批判、それと御支援、御指導をお願いしながら全力を挙げてまいりたい、かように考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 御指摘のとおり、全く五十二年度は財政が千古未曽有の難局に逢着しておるということは、私もよくわかります。その財政のもとにおきましてどうしてもいま大事なことは、景気を浮揚いたしま……
○坊国務大臣 この法律案につきましては、稲作転換の必要性にかんがみ、あえて反対いたしません。
【次の発言】 ただいま議題となりました農業共済再保険特別会計における農作物共済及び果樹共済に係る再保険金の支払財源の不足に充てるための一般会計からする繰入金等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
昭和五十一年度におきまして、東日本を中心とする異常低温、西日本各地における暴風雨等により、水稲、麦、リンゴ等の被害が異常に発生したことに伴い、農業共済再保険特別会計の再保険金の支払いが著しく増加するため、同特別会計の農業勘定及び果樹勘定の支払い財源に不足が生ずる見込みであ……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました印紙税法の一部を改正する法律案及び登録免許税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 初めに、印紙税法の一部を改正する法律案につきまして申し上げます。 政府は、最近における財政・経済事情等に顧み、今次の税制改正の一環として、印紙税について、定額税率の引き上げ等を行うこととし、ここにこの法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。 第一は、定額税率の引き上げであります。 すなわち、現行の定額税率五十円を百円に引き上げるとともに、これに準じて、定款、合併契約書の定額……
○坊国務大臣 お答えを申します。
印紙税は、御指摘のように税額から申しましても余り大きな税ではございません。しかし、社会に果たしておる役割りというものは軽視できまいと思います。そこで、この印紙税の地位というものを十分認めまして、やはりこの税は維持するというか育てるというか、そういうような方向でまいりたいと思いますけれども、詳細なことは主税局長からお答えさせます。
【次の発言】 御承知のとおり、印紙税は受取書だ、手形だといったようなものの文書作成に当たりましてきわめて軽微なる補完的税を課するということでありまして、個々の納税者にとってはそれほど大きな負担を感ずるものではございません。それからま……
○坊国務大臣 新聞は一紙か二紙は見ましたけれども、全部は見ておりません。
【次の発言】 ぜひ委員会は開いて御審議を願いたいと思います。
【次の発言】 前回の委員会における今後の財政収支の見通しについての只松委員の御質問に対して、私の答弁で、中期財政収支試算の改定版を近く国会に御提出する予定であることに言及しなかったことについては、私としても御説明が不十分であったと反省いたしております。
大蔵委員会が歳入委員会としても権威を十分に発揮すべきであるという只松委員の御意見については、私も多年当委員会に所属していた議員の一人として深く共感いたします。今後とも大蔵委員会の審議が歳入委員会として充実した……
○坊国務大臣 保険会社等は支店を野方図につくる、それはけしからぬじゃないか、こういうお話でございまして、これは一体、登録税とかあるいは免許税とかといったようなものは、そもそもが認許可ということを背景として、それでかけるということでございます。だから、登録免許税、印紙税と別に、そういったような銀行以外の金融機関、それを野放図にほっておくのはどうか、こういう御質問のように思いますが、そこの基本論、認許可を一方においてはしなければならぬ、一方はそんな必要ないということについては、これは別の問題として検討をする必要があるのではなかろうかと私は思いますけれども、これをいまどうするということは、少し検討を……
○坊国務大臣 お答え申します。 政府は、関税率審議会答申の趣旨及びエネルギー対策の重要性にかんがみ、今後の総合エネルギー対策につき抜本的かつ総合的に検討を行うこととしております。そのために、本年三月に総合エネルギー対策推進閣僚会議を設置いたしましたほか、総合エネルギー調査会におきまして各界からの学識経験者の御参加を得てエネルギーに関する諸問題の御審議をお願いしております。これらの審議結果、その検討を踏まえまして、今後のエネルギー政策のあり方及びその進め方等について遺憾なきを期したいと考えております。 第二の石油備蓄のコストはどうかというお話でございますが、石油の備蓄は緊急事態によりわが国へ……
○坊国務大臣 いま主税局長からのお答えによりまして大体御了解いただいたかとも思いますけれども、この物品税という税は大変古い税でございまして、第二次世界大戦の端緒となりました支那事変とか、そういったようなときに臨時軍事費の財源をつくるために創設された税でございます。そのときに、この税をかけるのは、むろん財源が欲しかったわけですけれども、一意専心戦争にまっしぐらに進んでいくというために、いろいろな消費の節約も考え、奢侈品を使っちゃいけないといったようなことも兼ねてつくられたのがこの税金だと思いますが、この税金は、当時の価値観、それによりまして、これはぜいたく品だ、これは使わなくてもいいものだといっ……
○坊国務大臣 いまお述べになられました問題は、社会問題、教育問題等から考えまして絶対に好ましい問題ではない、何とかしてそういったようなことは是正していかなければならない問題だ、かように私は考えます。 ただ、税に関して申し上げると、これは大蔵省で相談したものでも何でもありません。私に答えろと、こういうお言葉でございますから、私は私の考えを申しますと、入学に当たりまして、入学金だとか、いまの寄付金だとかいったものを納めるのは、子供が持っていくか親が持っていくか、そういうことは関係ありませんけれども、一体これを持っていく者はだれか、それを納付する者はだれかということを考えてみますと、これは入学する……
○坊国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました貴金属特別会計法を廃止する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
貴金属特別会計は、政府の行う貴金属の買い入れ、売り払いまたは管理に関する経理を明確にするため、昭和二十四年に設置されたものであります。
貴金属特別会計におきましては、従来、海外からの金の一元的輸入及びその民間への売り払い等を行っていたところでありますが、昭和四十八年四月の金の輸入自由化以降、民間による金の輸入が順調に行われてきている状況等にか……
○坊国務大臣 ただいま議題となりましたアジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 アジア開発銀行は、アジア・太平洋地域の開発の促進を目的とする地域開発金融機関として、昭和四十一年に設立されましたが、その後十年の間に、加盟国は当初の三十カ国から四十二カ国へと増加し、融資承認累計額も約三十四億ドルに達しております。また、小開発途上国を含め広く域内各国にわたって融資を行うとともに、技術援助についても積極的な活動を行うなど、域内開発途上国の経済的、社会的発展に大きく寄与してまいりました。 アジア開発銀行は、域内開発途……
○坊国務大臣 お説のとおり、日本経済がこれから世界経済の一環として成長していくためには、ただ日本の国の国内経済というものだけを考えておってはいけない。これはどういたしましても諸外国、特に発展途上国に日本は相当の力を入れていって、そして先進国と手をつなぐことはもちろんのことでございますけれども、いわば処女地といいますか、そういったような国と手をつないで協調していくということが今日一番大事なことだと思います。そういったような環境にありながら、いまおっしゃられたように、対外援助の金額と申しますか、その規模が年々歳々減っていっておるということはまことに憂うべきことだと私は考えます。さような意味におきま……
○坊国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましては御趣旨に沿って努力いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました昭和五十二年度の公債の発行の特例に関する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
昭和五十二年度の予算編成に当たりましては、わが国経済及び財政の現状に顧み、景気の着実な回復と国民生活の安定を図るとともに、財政の健全化に努めるという二つの課題を達成することを主眼としたところであります。
ところで、昭和五十二年度においては、歳入面では、中小所得者の負担軽減を中心とする所得税減税を行う一方、現行税制の仕組みの中……
○坊国務大臣 一言弁解というか釈明申し上げたいと思いますが、本会議のときに総理が先に答弁に立たれまして、総理が大変該博な知識を持った人でございますから、そこでずいぶんたくさん答弁をされた、それより前に、時間が非常に貴重なのだからダブりの答弁はできるだけやめた方がいいぞという指示もどこからかあったようなわけで、そこで私が、総理が答弁されたことにつきましてはこれは自分の言うべきことじゃないと思って差し控えたのが少し差し控え過ぎたということになったのだろうと思いますが、ひとつその点御理解のほどを願いたいと思います。 そこでいまの行政整理の件でありますが、行財政の改革につきましては、政府としてもかね……
○坊国務大臣 ただいまの財政収支試算でございますが、この試算によりますれば、たびたび申し上げておりますとおり、五十五年度の日本の国の財政の姿を描きまして、そしてそこへ達成していくという一応の試算がこの財政収支試算でございますが、われわれといたしましては、五十五年度にはとにもかくにも特例公債から脱却したいというつもりで諸般の準備を進めておるわけでございまして、ぜひともこれを達成する方針でございます。
【次の発言】 実は私ももう十年も前になりますか、ヨーロッパへ参りまして、フランスを中心とした付加価値税を調べてきた人間でございますけれども、不思議なことに日本と違うのですね。日本では消費税の税率とい……
○坊国務大臣 五十二年度予算におきましては、歳入面において、当面の経済運営の方向と矛盾しない範囲において増収措置を講ずる一方、歳出面においても、施策の優先順位の厳しい見直し、一般行政経費等の抑制、補助金の整理合理化、定員、機構の抑制等に努め、公債依存度を前年度より引き下げて、二九・九%から二九・七%としたところでございます。 しかしながら、歳出面では、景気の回復、福祉充実に資するため、適度の財政規模を確保する必要がありまして、また歳入面では、中小所得者を中心とする所得税減税を行うこととした等、いろいろの事情によりまして、特例公債発行額が前年度より増加いたしました。これを縮減するという最初の目……
○坊国務大臣 お答え申します。
公定歩合の引き下げにつきましては、その効果を上げていくためには、どうしたって預金の金利の引き下げということが必要になってくるわけです。そこで、郵便貯金に対しましては、これは私どもは郵政省に対しまして、ひとつ同調してもらいたいということを要請はいたしておるような次第でございまして、それの実現を期待いたしております。
【次の発言】 賢明なる佐藤さんの御判断は、これはもう御自由でございますけれども、私がこう判断していいか、大臣どうだというふうに聞かれましても、何ともお答えのいたしようがございません。
【次の発言】 佐藤さんの御意見、非常に傾聴すべき御意見だと思います……
○坊国務大臣 この法律案につきましては、政府といたしましては諸般の事情に照らしてやむを得ないものと考えます。
【次の発言】 ただいま議題となりました昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
昭和五十一年分の所得税の特別減税の財源措置につきましては、過日の六党合意により政府において対処することとされましたが、その後政府において検討の結果、特別減税実施のための特別措置として、昭和五十一年度の特例公債の本年三月末現在における発行残額のうち、特別減税の財源を確保するのに必要な金額を限り本年五月三十一日ま……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 国際開発協会は、昭和三十五年に設立され、主として貧しい開発途上国に対しきわめて緩和された条件で融資を行い、これら開発途上国の経済的、社会的開発の促進に大きな役割りを果たしてきております。わが国は、その原加盟国として当初出資を行ったほか、それ以後四次にわたる増資の際にも応分の出資を行ってまいりました。 前回の第四次増資は、同協会の昭和四十九年七月以降三カ年間の融資約束に充てる資金を賄うものであり、予定どおり本年六月にはその全額が融資……
○坊国務大臣 今日、日本の企業は、株式会社の方式をとってやっております、そのシェアが一番大きいと思いますが、その会社の中には、御指摘のようなところもあるであろうし、そうでなしに民主的にやっておるところもあろうし、私は、一々これは調べたわけではございませんが、全く非民主的であるというふうにきめつけてしまうということもできないであろう、中にはよほどそういったようなことに堕しておる会社も、私はないとは申しませんけれども、一概にどうということをきめつけられないと思います。
【次の発言】 株主総会が、いまの御質問にあったごとく、そういうふうに形骸化しておるとすれば、大蔵省としては、株主保護の立場から、十……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 この法律案は、国家公務員共済組合法等の規定により支給されている年金につきまして、その額を引き上げることとするほか、最低保障額の引き上げ、公共企業体の職員であった期間の組合員期間への算入等、所要の措置を講じようとするものであります。 次に、この法律案の概要につきまして御説明申し上げます。 第一は、国家公務員共済組合等からの年金の額を改定することであります。すなわち、旧令による共済組合等からの年……
○坊国務大臣 先般来国会におきまして五十二年度の予算を成立をさせていただいた。この予算は、景気の浮揚、着実なる回復ということに主眼を置いてつくった予算でございますが、非常に速やかにこれを成立させていただいた。政府といたしましては、これをお待ちしまして、せっかく通していただいた予算の効果をできるだけ速やかにこれを実現したいと思いまして、御案内のとおりの上半期におきまして公共事業七三%実施契約を進めるというようなことで、目下これを中央、地方を通じていろいろなそのための作業に鋭意努力をいたしております。 それからまたさらに、先般、三月、四月、二回にわたりまして公定歩合を引き下げて、貸出金利を低下せ……
○坊国務大臣 お答え申します。 いつも同じ答えがはね返ってくるとおっしゃることでございますが、実は私がお答えを申し上げておるのは、中央、地方を通ずる異常なる財政経済状態は、先般お答え申したときと今日とでは依然として変わりがないというふうに私は考えますが、そういったような事態におきまして、長期的、抜本的な交付税率を変えるということはやはり適当ではない。そこで、中央、地方を通じての財政状態がこの異常性というものから脱却したときに、こういったような大事な問題は変えていかなければならない。ちょうど人間の体で申しますと、大変貧血をしておるとか、あるいは熱が出ておるとかといったようなときに、体の根本的な……
○坊国務大臣 昭和五十二年度予算の編成の基本方針及びその大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明いたします。 昭和五十二年度予算につきましては、財政の健全化に努めるとともに、景気の着実な回復と国民生活の安定を図るという二つの課題を達成することを主眼として編成し、予算及び財政投融資計画を通じ、その規模については、財政体質の改善を図り、かつ、景気の着実な回復に資するような適度な水準を確保することといたしております。 このため、財源の重点的かつ効率的な配分に努めることとし、景気回復をより一層確実なものとするた……
○坊国務大臣 お答え申します。 御指摘の四千二百二十五億円の性格でございますが、総額四千二百二十五億円の臨時地方特例交付金を五十五年度から六十二年度までの各年度において一般会計から交付税特別会計へ計画的に繰り入れるといたしましたのは、借入金の償還に伴い、各年度の地方交付税交付金の総額が法定額より減少することになる事情を考慮いたしまして、各年度の地方交付税交付金の総額の確保に資することを目的としたものでありまして、五十二年度財源対策の延べ払いのような性格のものではないのでございます。したがって、特例公債を増額させないためのカムフラージュではございません。 なお、今回五十二年度の財源不足対策に……
○坊国務大臣 歩積み両建ての問題は、日本の国の金融界にわだかまっておる非常に不愉快な問題でございまして、私どももこの解決にいろいろと腐心をしてまいったわけでございますが、仰せのとおり、昨年の三月、大蔵省は、中小企業者に対しまして歩積み両建てのアンケートを実施したわけですが、その結果、金融機関が拘束性の預金としての措置をとって、これはいまのお話にもございましたが、まさに銀行側の言うこととは逆のようなことでございますが、金融界が拘束性の預金としての措置をとっていないにもかかわらず、債務者側において事実上払い戻すことが困難であると考えている預金があって、それで実際にも払い戻すことができなかったという……
○坊国務大臣 先ほどから武藤さんから御高見を拝聴いたしまして、大変重大なる御意見がたくさんおありになる。それで、私から一つ申し上げておきたいことは、いまとにかく五十二年度の予算というやつは、御心配いただいておる景気浮揚をする、そのためにいかなる方法をとってやるかということにつきましては、われわれもいろいろ考えた、考えた結果、これはまあ公共投資でやろう、こういうことで考えてやっておるわけでございますけれども、それじゃ物足りない、そんな公共投資というようなことだけでなくて大いに減税をやれ、減税をやる方法についてはひとつ教えてやるから、こういうお話なんでございます。拝聴いたしております。 そこで、……
○坊国務大臣 お答え申し上げます。 ただいま総理が御答弁になられました大綱、方針といたしましては、そのとおりでございますけれども、私は全く、そのとおりだと思っております。ただ問題は、一般理論的と申しますか、一般的に申しますと減税の目的というものはたくさんあろうと思います。減税ということは、これは国民にとりましては負担を軽減するということでございまするから、どこから見ましても、これは歓迎すべきことであり、かつまた、われわれといたしましても何としても考えていかなければならぬ問題であるということは、もう御案内のとおりでございます。 そこで、これを実現していく目的には、いま、たくさんおっしゃいまし……
○坊国務大臣 お答え申します。
御指摘のインデクセーションの思想ですね。物価が上がるときに預金が目減りしない、そういうところからお考えのことと思いますが、これをやりますと、一面におきまして、これはどうも預金がインフレに追随していくというようなことも考えなければならない。こういうことからいたしますと、これはよほど慎重に考えなければならないごとであるというふうに考えられるのでございます。そこをひとつ慎重にお考えいただきたい、こういうことでございます。
【次の発言】 数字のことでございますから、政府委員からお答えをさせます。
【次の発言】 お答え申し上げます。
いまの財源の捻出についていろいろの……
○坊国務大臣 お答え申します。 石油備蓄は、今日の日本にとっては本当に大事なことでございまして、その備蓄をやっていくためには、備蓄の設備をつくること、それから備蓄のための原油を購入すること等に対しまして大変な資金が要ります。資金を調達するためにどうしたって石油のコストというものは上がってくる。このコストをだれが負担するか、こういうことでございますが、本来、自由経済ならば、これはやっぱり石油の販売価格というもので調整をしていくというのが、これはそういう姿でございますけれども、それはとうていその価格政策から申しましてもさようなことはできるわけのものではございません。そこで、何といたしましても、い……
○坊国務大臣 めどという言葉はお説のとおりよく使いますが、限定的に正確にどうということについては私はめどがついておりません。
【次の発言】 法令の関係等のようでございますから、政府委員にお答えさせます。
【次の発言】 御指摘のように、サラ金が大変忌まわしい問題を方々で起こしておるということにつきましては、私もよく承っております。ところで、そのサラ金に対しまして何とかせにゃならぬということで、御指摘のとおり去年の五月でございますか、前大蔵大臣が大蔵委員会において何とかせにゃならぬということを言明されたということも承っております。その後いろいろと手を講じておりますが、御承知のとおり、このサラ金に対……
○坊国務大臣 お答え申します。
ただ、小林さん、地方財政で入れておるのは、私の方はちょっとわかりかねますが、国の方を申し上げます。
国の歳入で、公営競技の売上金等の一定の割合を受け入れておりますのは中央競馬会だけでございますが、五十二年度予算において日本中央競馬会納付金は千百二十九億円でありまして、一般会計歳入予算二十八兆五千一百四十三億円の中で〇・四%。それで公債金収入を除く歳入二十兆三百四十三億円の〇・六%に当たっております。地方の方はちょっとわかりかねます。
【次の発言】 ここのところ数年来、税制改正に当たりまして、ギャンブルに税をかけるかかけないかということについては、税制調査会等……
○坊国務大臣 お答え申し上げます。
財政は大変厳しい状態にあるということは私も痛感いたしております。しかしながら、五十五年度にもう赤字国債は出さないということを、これをどうしてもやっていこうという計画を遂行してまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 「財政収支試算」は、これは税制の改正の計画だとかあるいは財政の計画だとかといったようなものではなくて、五十五年度における日本の財政の状態というものを試算したものであります。それにマクロにいまから考えまして、何税をどうするとか、あるいはどういう範囲においてこれを決めるとかということでなしに、五十五年度の状況というものへ試算したものでござ……
○坊国務大臣 お答え申します。 住宅金融専門会社でございますが、金利が御承知のとおり二十五年もので一一・四といったようなことは、むろん長期金利の中でも決して安い方ではない。さような意味におきまして、これはだんだんと下げていかなければならぬと思いますが、現在のところ、まだこの会社の歴史がそれほど古くなくて、その資金を集めるに当たりまして、各種金融機関から長期の金を調達いたしまして、それを融資しておるというような関係上、目下のところはこれはちょっとやむを得ない点もあろうと思いますけれども、われわれといたしましてはできるだけ安くしていくように、時がたつに従いまして指導してまいりたい、かように考えて……
○坊国務大臣 お答え申します。 五十年代前期経済計画をとにかくも足がかりといたしまして、五十五年には特例公債というものを発行することを要らぬような健全財政の姿を浮かべながらそこに持っていきたい。そのためには武藤さん御指摘のとおり、なお行く手は大変な険しい山道だと覚悟いたしております。それを克服して目的を達成するためには、相当程度の増税はやはり余儀ないことだ、かように考えておりますが、その実現に当たりましては、今日はまだ何税をどうするとかいうようなことは、これは何も決定いたしておりませんけれども、去年の半ばから税制調査会におきまして、所得課税をどうするか、資産課税をどうするか、また消費課税をど……
○坊国務大臣 私も小川自治大臣と同時に就任いたしておりますので、その前のことについてはつまびらかにいたしておりません。
【次の発言】 五十二年度の予算編成に際しての御質問でございますが、私どもも地方交付税法六条の三の二項というものと現在における国及び地方の財政状況というものをよくにらみ合わせまして考えました。これを考えましたが、いまの状況から考えますと、地方も国も非常な苦境に遭遇しておる。総理が常に申し上げるとおり、地方と国とは車の両輪のようなものであって、これを円滑に運営していかなければならないということは申すまでもないことでございますが、そういったようなときに、いま御承知のとおり、国、地方……
○坊国務大臣 国有財産の元帳に記載されております。
【次の発言】 この問題につきましては、委員長の方でおっしゃられるとおり非常に重大な問題だと思いますが、ひとつ関係の各省でなお一応検討をしまして、そしてその結果を委員長に御報告を申し上げる、こういうことでひとつ御了解いただきたいと思います。
【次の発言】 御承知のように、関税法七十条の規定によりますと……(井上(一)委員「検品をしたかどうか、それだけでいい」と呼ぶ)中身については私は知悉しておりませんから、関税局長から……。
【次の発言】 御指摘のような事実ということでありますならば、これはわが国としても非常に重大視していかなければならぬと思い……
○坊国務大臣 お答え申し上げます。 同和事業と申しますのは、申すまでもなく国民の基本的人権にかかわる問題でございまして、私どもといたしましては最もこれを重大視していかなければならない問題であるということは痛感いたしております。 そこで、超過負担がなかなか避けられないというのは一体どうだ、こういうことでございますが、毎年予算編成に当たりまして、何しろ補助基準だとかいろいろなものについて整備改善をしてまいっておりますけれども、これは同和事業だけではなくて、いろいろな補助事業について超過負担が絶えないと言って方々からおしかりをお受けいたしておりますが、これはでき得る限りさようなことのないように私……
○坊国務大臣 お答え申します。 ことしとりました予算上の地方財政交付金の地方財政の件でございますが、これは自治省とも密接に相談をいたしましてやった結果でございます。交付税法六条三の二項でございますか、そこで決められておりますことは、一定の場合には制度を改正するかあるいはまた交付税の税率を引き上げるか、こういうふうに選択が行われる。広い範囲において選択が任されておるわけでございますが、ことしとった制度は、いま御説明になりましたとおり、われわれは交付税の税率を上げるということにつきましては今日は必ずしも適当ではない、そこで六条三の二項の趣旨にのっとりまして制度をとった、こういうわけでございます。……
○坊国務大臣 お答え申します。 今日の日本の経済事情の中におきまして、また農業の現況におきまして、私は農業の基盤を整備するということが食糧増産の上におきましても、農村や農業の実力をつけていくという上におきましても、最も大事なことであるということは痛感いたしております。 そういうような関係上、五十二年度予算におきましては、一般公共事業費が前年度に比べまして二〇・七%ふえておりますが、この農業基盤につきましてはそれをはるかに上回る二二…四%、すなわち五千三百五十四億円を計上いたしております。農業生産基盤及び農村環境の整備を積極的に進めていくということにつきましては、財政当局も厳しい財政状態のも……
○坊国務大臣 今度提出いたしました財政収支試算でございますが、それを見ますと、日本の財政がなお困難性を加えたというふうにも見られますけれども、われわれといたしましては、ひとつこの財政収支試算を手がかりといたしまして、それでいままでのいろいろな制度や慣行といったようなものの見直しを含んだ歳出の合理化、それからまた公共料金だとか税制だとかいったようなものを徹底的に調整をしてまいるということをやりまして、そうして五十五年にはぜひとも、少なくとも赤字公債を、特例公債を発行することの要らぬ財政をつくっていくべく努力をしてまいりたい、かように考えます。
○坊国務大臣 お答え申します。 所得の物価に対しての関係と申しますのは、所得の上昇と物価の上がりということによって実質所得というものは決まってくる。そこで、目減り目減り、こういうふうにおっしゃることなんでございますけれども、所得というものは、これはやはりどうしてもわれわれが生活をしていく上におきまして、何と申しますか、それほどの苦痛のないというふうにこれを持っていくということが非常に大事なことだと思います。そこで実質の所得が問題になってきますが、所得が名目的にふえてくるということによりまして、それに対して実質上の所得は租税負担によってこれが阻害されるということは、何としてでもこれを阻止せにゃ……
○坊国務大臣 昨日の与野党の合意を受けまして、政府としては次のような方針でまいりたいと思います。 一つ、減税。一、三千億円の追加減税を行う。二、方式は税額控除方式を採用する。三、所要の法案は一年限りの議員立法とし、詳細は大蔵委員会にゆだねる。四、これに伴う財源措置については、政府において対処する。 二つ、社会保障。一、福祉年金、恩給等の改善時期を二カ月繰り上げる。二、生活被保護者、各種社会福祉収容施設の入所者及び失業対策事業対象者についても、上記一に準じた措置を講ずる。三、以上の措置に要する経費約六百三十億円については予備費の修正減額により賄うこととし、予算を政府修正する。 以上でござい……
○坊国務大臣 政府は、さきに、昭和五十二年度予算を国会に提出し、御審議をお願いいたしているところでありますが、すでに、本会議において御説明いたしましたとおり、このたび、一般会計予算及び厚生保険特別会計等四特別会計の予算について、所要の政府修正を行うこととし、院の承諾を得ましたので、ここに改めてその内容について御説明いたします。 第一は、一般会計歳出予算において、各種年金、恩給等の改善実施時期の二カ月繰り上げのための所要額五百七十億円、生活保護費等に関する措置のための所要額六十四億円、合計六百三十四億円を修正増加することとしたことであります。 第二は、これらの歳出の修正増加の財源に充てるため……
○坊国務大臣 お答え申し上げます。 三千億の減税につきましては、いまおっしゃられたとおりです。その具体化、その内容等の詰めにつきましては与野党とともに衆議院大蔵委員会で詰めていただくということになっておりまして、今日ただいまも非常に御熱心に検討を続けられておることでございますが、今日の段階におきましては、私に対しましてまだ御相談はございません。しかし、一両日中には必ずおありになるということを承っております。私ども立案者といたしましては、それは自分のつくった方がいいと思っておりますけれども、しかし民主主義の議会制度の世の中におきましては、あえてそういうことには拘泥いたしません。そういうふうに六……
○坊国務大臣 お答え申します。
本件につきましては、総理大臣外関係各省及び長官がお答え申し上げましたから、実態はそのとおりでございますが、これにつきましては、地方の強い要請がありまして、それでこれをつくったというケースが大変多いと思いますけれども、しかしながら、それぞれの事態によりましていろいろな事情もこれあることと思います。そういったようなことも勘案いたしまして、関係各省と協議をいたしまして、改めるべきは改めていこうというようなことでこれから努めてまいりたい、かように考えます。
【次の発言】 先ほどちょっと私が御答弁いたしかねましたのには、だんだん話を聞いておりますと、法律によって無償でや……
○坊国務大臣 このたび、昭和五十二年四月一日から四月十六日までの期間について暫定予算を編成することといたしましたが、その概要について御説明いたします。 まず、一般会計について申し上げます。 暫定予算が本予算成立までの応急的な措置であることにかんがみ、今回の暫定予算におきましても、暫定予算期間中における人件費、事務費等の経常的経費のほか、既定の施策に係る経費について、行政運営上必要最小限度のものを計上することといたしております。 なお、新規の施策に係る経費につきましては、原則として計上しないことといたしておりますが、教育及び社会政策上等の配慮から特に措置することが適当と認められるもの、たと……
○坊国務大臣 お答え申します。 御案内のとおり、景気を浮揚するために先年の末からいろいろなことをやっておりまして、御案内のとおり予算が通ったのは四月の半ばごろでしたが、その後に前倒しの計画を立てましてこれをやった。それからまた三―四月には日本銀行による公定歩合の引き下げから、預貯金それから貸出金利といったようなものを下げるという方向にまいりまして、これは相当な追随率を示しているわけです。そういうようなことをやっております。が、まだなかなか民間需要だとかあるいは設備投資だとかにまでこれが及んでいっていないというようなことで、景気が緩やかなる上昇はしておりますけれども、目に見える、国民に安心して……
○坊国務大臣 今度の総合対策でございますが、そういったような見方をされる方ももちろんないと私は申しません。そういうような見方をされる方もございます。ございますが、私どもは国費及び財政資金それからいま仰せられた公庫の住宅募集といったようなものを、これは苦しい財政のいまの現況から見まして精いっぱいに出したということでございまして、いまおっしゃられたように、これは水ぶくれというものではないと私は思います。 そういうようなことから、今度の対策が金融関係の効果でございますか、そういったようなものの思い切った措置というものとあわせて相当の効果が私はある。そう申しますことは、今日までやってまいりました最初……
○坊国務大臣 団長初め団員各位が大変御努力をいただきましたことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。 ただいまの丹羽さんの御質問でございますが、とにかく本質的には、一生懸命に働いて勤倹産をなすことは悪ではございません。悪ではありませんけれども、いまの世界の各国に伍してお互いに共存共栄していこうという立場から申しますと、これはわれ一人よしというわけにはいきません。さような意味において、経済的にもその他の面におきましても、世界各国が協調いたしまして、資源有限の世界においてお互いの経済を、経済だけじゃございませんけれども、これを向上さしていくという相手の立場といったものも十分見ながらやっていくこと……
○坊国務大臣 ただいま議題となりました一般会計の歳出の財源に充てるための産業投資特別会計からする繰入金に関する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 昭和五十二年度補正予算におきましては、財政の節度を維持しつつ、公共事業費等の追加を行うため、それに必要な財源の一部については、特別な財源措置により確保することといたしております。 その特別な財源措置の内容は、北海道東北開発公庫、日本開発銀行及び日本輸出入銀行の国庫納付金の増額が見込まれること等により、産業投資特別会計に生ずる余裕金を同特別会計から一般会計へ繰り入れようとするものであります。しかしながら、現在、産業……
○坊国務大臣 最近の大変な円高相場でございますが、これは九月の市況における円高が契機となって今日の状態になってきたわけでございますが、それにはもちろん若干の投機というか思惑というか、そういったようなものも介在するであろうと思いますけれども、基本といたしましては、わが国の輸出が非常に堅調であるとともに、一方、アメリカの将来の赤字というものが非常に懸念されるというようなことから起こってきておるというふうに私は感じております。 こういったような状況に対しまして、これもフロート下の相場形成という体制にあるわけでございますが、そういったような場合にこれに対しまして日本が何らか介入する、何か線を引いてこ……
○坊国務大臣 今回、昭和五十二年度補正予算を提出いたしましたが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。 最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。 歳出におきましては、まず、公共事業費等の追加三千九百五億円を計上いたしております。 すなわち、政府は、最近の内外経済情勢にかんがみ、景気の着実な回復を図り、国民生活、特に雇用の安定を確保するとともに、対外均衡にも資するため、先般、総合経済対策を決定し、この対策において、公共投資を中心に事業規模にして総額約二兆円の追加を行うこととしたところでありますが、このため、今回、一般会計におきまして、一般公共事業費……
○坊国務大臣 金利の目減りの数字でございますから、銀行局長からお答えさせます。
【次の発言】 補正予算の財源といたしまして特別財源、いまおっしゃるとおり、輸開銀の貸し倒れ準備金から産投会計へ戻しまして、産投特別会計から一般会計の補正予算の財源というものに納付させる、こういうことにしたことは御指摘のとおりでございますが、輸開銀等につきましては、従来からこの輸開銀の貸し倒れ積立金というものを一般会計に活用したらどうかという御意見が社会党さんからもあったということは、私の在職中ではございませんけれども、そういうお話は承っておりました。それ以後、この貸し倒れ積立金につきましては積立率というものを漸次減……
○坊国務大臣 お答え申します。 今度の金利水準の引き下げに当たりまして、政府関係金融機関の既往の金利について、もっと下げたらどうだ、こういう御意見でございますが、すでに御案内のとおり、これは通産大臣が指定する不況業種の中で、一生懸命やっておるけれども赤字でもって苦しんでおるというようなところに対しましては、既往の九%以上の金利に対しまして大体の引き下げは八・九%までいっておりますけれども、中小企業に対しましてはさらに〇・三%引き下げるということで、八・六%ということにしておることはすでに御承知のとおりでございますが、それにつきまして、いま九十二業種というものが適用されておるが、もっとそれをふ……
○坊国務大臣 私に関する問題についてお答え申し上げます。 黒字減らしにつきましては、先ほど御指摘もございましたけれども、今度の東京ラウンドにおきまして非関税障壁につきまして、また関税の引き下げにつきまして着々と準備を進めておりますが、すでに関税の引き下げにつきましては、ECとアメリカとにおいてその方式について少し意見の食い違いがあるといったようなものにつきましては、わが方もこの中へ入りまして、個々に意見の調整をすることができたというようなこともこれあります。ただし、それでもって幾ら一体輸入がふやせるのだということにつきましては、相当の仮定があるものでございまするから、これを明確にお答えすると……
○坊国務大臣 お答え申します。 雇用問題が現下の政治経済の問題の中で最も大事な問題の一つであるということはよく理解しております。そこで、今日までもいろいろな政策をとってまいってきましたけれども、財政政策、金融政策等につきましては、その政策の照準を雇用の問題に当ててまいったというのが私ども今日までよく申し上げておることで、この点はよく御理解をいただいておると思いますが、そういうようなことでございますので、財政当局といたしましても、この問題につきましては関係大臣、関係省庁とよく連絡をとってまいっております。 そこで、労働者団体四者というものですか、三者というのですか、その行うお話し合いでござい……
○坊国務大臣 お尋ねの構造不況対策については、中小企業振興事業団による設備共同廃棄事業に対する無利子融資などを通じまして所要の措置を講じたところでありますが、現下の経済情勢等にかんがみ、今回、五十二年度一般会計の補正予算等においては、構造不況対策に要する経費として新たに五億円を計上いたしております。
【次の発言】 お答えいたします。
武藤さん十分知悉の上でお聞きのことと思いますから、結論だけ……。
中小企業信用保険公庫出資金に百億円、それから繊維工業構造改善事業協会出資金に一億五千万円。
【次の発言】 そのもとのあれはふやしておりません。おっしゃるとおりです。
○坊国務大臣 お答え申します。 東京ラウンドにつきましては、来年の一月十五日を期しまして各国からのリクエストがあって、それに対するオファーをやって、そこから本格的な交渉に入っていくというわけでございまして、ただいまのところは各国の関税の引き下げの方式について、たとえばEC方式とかあるいはアメリカ方式とかいったようなことについて相談をいたしております。だから、本格的の交渉は十五日以降ということに相なりますけれども、それよりも先に何か日本は手を打つものはないかと、こういうようなことでございまして、それにつきましてはいろいろと考慮しなければならない問題もございますけれども、今日の日本の置かれました……
○坊国務大臣 お答え申します。 大蔵省といたしましては、三十億ドルということにつきましては、造幣局がコインをつくる原材料といたしております銅、ニッケルというものについての来年度の輸入計画をことしに繰り上げまして輸入をするということにいたしておりますが、具体的な方法についてはこれから検討してまいる、こういうことでございます。 また、円建て債につきましては、資本収支の問題でございますけれども、できるだけ柔軟に考えまして、たくさん来ております各国の需要にできるだけ応じてまいりたい、そしてできるだけ促進をしてまいりたい、かように考えておりますが、去年に比べまして、まだことしは十月までしかたっており……
○坊委員 ただいま松隈さんのお話によりますれば、内外の租税を比較いたしまして、所得税を初め、その他の税負担をこの際大いに軽減せられたいという御要望でございますが、私もまつたく同感でございます。ただ松隈さんのお話によりますれば、この税負担を軽減するために経費を節減する、それから適当なる財源を求めるというような二点がおありになつたように思うのであります。もちろん租税負担を軽減するためには、経費の節減をしなければならないことは当然のことでございます。何か適当なる財源を求めるというお話でございますが、この財源を求めるということが非常にむずかしい問題でございます。二十八年度の予算におきましては、長年の予……
○坊委員 大体同僚内藤委員の質問によりまして、私のお尋ねしたいことは尽きておるのでありますが、一、二点御質問申したいと思います。 この道路を整備するということは、これは国の経済を発展振興さす上にとりましては最も大事なことでございますから、道路整備ということにつきましては、だれよりも私は熱意を持つておるということを前提といたします。そこで私は、先ほどからの質疑応答によつて大体判明したのでございますが、揮発油税というものは、将来におきまして年度々々によつて非常に変動を生じて来るものである。ところが本法案によりますと、五箇年計画で整備をして行くという趣旨に相なつておりますが、五箇年計画と申しますと……
○坊委員 先ほどの内藤さんのお尋ねに関連して、日本の音楽会などをやる場合に、たとえば藤原先生のような、だれが見てもこれは純音楽家であるという方が出演なさるとき、それからまたそうでない、かりに不純音楽と申しますか、まさか浪花節じやありませんけれども、純音楽にあらざる方が藤原先生と一緒に舞台に相前後して立たれるというような音楽会は、これは全然行われないものでございますか、それともまたそういう場合もあるのでございましようか、ちよつとお聞きしたい。
○坊政府委員 お答え申し上げます。亀山委員のただいまの御質問でございますが、交付公債の元利償還ということが地方財政を非常に圧迫しておるが、これに対して一体大蔵省はどういう考えであるかという御質問だと思いますが、大蔵省の立場といたしましては、直轄の地方公共事業に対しまして、本来ならば地方が一部を負担すべきであって、その負担される金額は、おしかりを受けるかもしれませんが、現金でもっていただくという建前になっておるわけでございます。しかしながら地方の財政状況その他を勘案いたしまして、それはどうも少し峻厳ではないかというようなことで、これの延納ということを考えまして、そうして交付公債の制度をとっている……
○坊政府委員 ただいまから、昭和三十三年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。 時間の関係もございますので、なるべく簡潔に御説明をいたしたいと存じますので、詳細につきましては、お手元に配付いたしました資料をごらん願いたいと存じます。 まず一般会計歳入予算額は一兆三千百二十一億三千百十六万四千円でありまして、これを前年度予算額一兆一千三百七十四億六千四百八十八万円に比較いたしますと、千七百四十六億六千六百二十八万四千円の増加となっております。 以下、各部について簡単に申し上げますと、第一に、租税及……
○坊国務大臣 昭和四十二年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。 厚生行政につきましては、日ごろ各位の御協力をいただき、逐年予算の増額を見、厚生行政の進展がはかられつつありますことはまことに喜ばしいことでありまして、この際あらためて、厚く御礼を申し上げたいと存じます。 さて、昭和四十二年度厚生省所管一般会計予算における総額は六千七百十三億七千二百九十四万四千円でありまして、これを補正後の昭和四十一年度予算五千八百七十八億四千六十万一千円に比較いたしますと、八百三十五億三千二百三十四万三千円の増加と相なり、前年度予算に対し一四・二%の増加率を示しており、また……
○坊国務大臣 外地の犠牲者の遺骨につきましては、日本の国が責任を持ってこれをお迎えするということは当然のことでございまするので、政府といたしましては相手国等と折衝をでき得る限りやりまして、今日まで鋭意遺骨の収集につとめてまいったのでございますけれども、御指摘のとおり、いろいろな難渋な点といったようなことがございまして、まだ十分の遺骨の数をお迎えすることができないということは非常に遺憾なことに存じております。
【次の発言】 北山委員の御趣旨は、私もまことにそのとおりだと考えます。私もでき得るだけすみやかに、できるだけ遺憾のないように遺骨を収集すべきものだと、かように考えますので、でき得る限りその……
○坊国務大臣 教育の問題について非常に精通していらっしゃる山中委員の御意見で、そういう御意見も私はあろうと思います。ただしかし、おまえは保育所へ行け、おまえは幼稚園へ行け、どっちかへ行かなければならない、こういうような制度にはなっていない。それぞれの希望によって、保育所へ行く人もあり、それから幼稚園へ行く人もあるということになっておりますので、憲法とか人権とかいったようなことではないのではなかろうか。その生まれた人のあるいは家庭の環境によって、それぞれの、これは希望と申しましても、共かせぎでやむを得なくて保育所に行くこともありましょうけれども、とにかくどっちへ行けということを強制ということはし……
○坊国務大臣 昭和五十二年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。 まず、一般会計歳入予算額は、二十八兆五千百四十二億七千万円となっております。 このうち主な事項について申し上げます。 租税及び印紙収入については、十八兆二千四百億円、専売納付金については五千四百八十九億八千七百万円、公債金については八兆四千八百億円となっております。 次に、当省所管一般会計歳出予算額は三兆三千八百四億三千万円となっております。 このうち主な事項について申し上げます。 国債費については二兆三千四百八十六億六千百……
○坊国務大臣 たばこ専売事業の内容を私も篤と一遍検討いたしましてたばこのことを決めていかなければならない、いままでおまえ検討してなかったではないか、こういうおしかりはあろうと思いますけれども、実は率直に申し上げまして、今日まで予算編成等にかかっておりまして、たばこ専売事業の内容についてまだ詳細に調査をいたしておりませんので、早急にいたしたいと思います。
【次の発言】 この問題につきましては、関係各省が集まって相談をしたようでございますけれども、それでもちょっとむずかしいことがございまして実現の運びに至っていないということでございますから、政府委員からその間のことを御答弁させます。
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