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阿部五郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

阿部五郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


このページでは阿部五郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。阿部五郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 電気通信委員会 第3号(1952/12/02、25期、日本社会党(左))

○阿部(五)委員 関連しますから…。過日の御説明で、調停案を採用しなかつた理由は、諸般の事情を考えてというお話でありましたから、それをお伺いしたしたいと思つたのでありますが、ただいま松井委員のお尋ねに対するお答えで大体わかつたのでありますが、要するにその理由は、公社の方で財源に不足を生ずる、しかもそれを補おうとすれば料金の変更をしなければならないが、これは多数の公衆並びに国民経済にも影響するところがあるからというところに尽きるようであります。しかしこれは何も電電公社のみに限らないのでありまして、国鉄におきましてもまた専売におきましても、おそらく同じような問題が起るのでありまして、しかも国鉄にお……

第15回国会 電気通信委員会 第4号(1952/12/05、25期、日本社会党(左))

○阿部(五)委員 私は電話のことについてお伺いしたいと思いますが、過日大臣の所管事項の御説明において、現在重要なる懸案として残つているのは、第一に電波の獲得、第二にテレビの免許の問題、第三には電話施設の整備拡充であるというような御説明あつたのでありますが、その中でもこの電話については民衆が最も期待しているところでございます。ところがこの電話の施設を拡充いたしますについては、もちろん独立採算の公社自身の内部の利益金をもつて増すこともできないことは申すまでもありません。当然外部から相当巨額の融資がなければならぬと思います。それにつきまして過般の本会議における大蔵大臣の御演説によりますと、政府は長い……

第15回国会 電気通信委員会 第6号(1952/12/08、25期、日本社会党(左))

○阿部(五)委員 テレビ以外のことについてちよつとお尋ねいたします。  過日政府にお尋ねしたのでありますが、十分明らかになりませんでしたので、古垣会長がおいでになつておりますからお尋ねしておきたい。現行の放送局の設置に関する根本的基準について、電波監理委員会規則というのがあるそうでありますが、これと現在各地に散在している放送局の中の四、五のものとの間に矛盾があつて、現在の放送局のやり方をかえなければ、規則が存在する以上、一部の放送局はやめなければならぬという状態にある。すなわち両方の存在は許されないような状態にある、こういうふうに聞いておりますが、その点いかがですか。

第15回国会 電気通信委員会 第12号(1952/12/18、25期、日本社会党(左))

○阿部(五)委員 私この前よんどころないことで欠席しましたので、もうすでにどなたかお尋ねになつたかとも思いますけれども、二、三お尋ねいたしたいと思います。今度のこの二十億円というのは、一月から三月一ぱいに架設する電話の増設資金に充てる、こう思つておりますが、その三箇月間に資金にかかわら、ず極力増設するとして、資材その他技術上の限度は一体どれくらいあるのですか。
【次の発言】 この二十億円でするのは何台なのでございましようか。
【次の発言】 金さえあれば四万五千まで行くことができる、こういうことになりますか。
【次の発言】 私がお尋ねいたしましたのはそれではないのであります。現実に四万五千三箇月……

第15回国会 電気通信委員会 第30号(1953/03/09、25期、日本社会党(左))

○阿部(五)委員 まず第二十六條からお尋ねをいたします。これによりますと、加入電話の種類を単独電話と共同電話と構内交換電話の三つにきめておられるようであります。ところが聞くところによると、この第三番目の構内交換電話というものは、実際に存在するものは単なる交換電話でなくて、第二番目の共同電話と結合したものと聞いておるのであります。すなわち電話局からの回線が延びて来て、それがとりあえず二つにわかれて、そして一方では単独の電話がついており、一方には交換設備がついておる、こういう形が実際に存在する交換電話のあり方である、こう聞いておるのであります。すなわち夜間など多くの人がおらない場合においては、その……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会 第3号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 第九条の改正について伺いたいのですが、この「国土調査を行う者」というのは、実質上は都道府県がほとんどではないかと思うのです。市町村がやる場合もありましようが、大体都道府県が多いのではないかと思いますが、都道府県が行うものに対して補助を与えるという場合が今までのところ相当多いのであるが、どの程度あるのか、その点をまず伺います。
【次の発言】 今承りますると、国家の機関みずからが調査する場合、それから都道府県が調査する場合、市町村が調査する場合、大体この三つにわかれるのでありますが、国家機関みずからが調査をする場合には補助金を要しないのは言うまでもないと思いますが、補助を要する場合は、……

第16回国会 経済安定委員会 第5号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 一点だけ提案者にお伺いいたしますが、主として公共施設を政府の補助をもつて振興しようという立法の趣旨のようでございますが、この公共施設というものは、一旦できたならばそれで振興が終れりというものではなくして、これが維持には相当の経費を要するものでありますが、離島というのは、その都道府県全体の費用をもつてその公共施設の維持をなし得るという事情には、今の制度の上においては多くなつておらないように思われるのであります。その場合に、せつかく公共施設が国家の補助のもとにできましたといたしましても、これが維持のためには、その離島の住民が相当重い負担を負わなければならぬということになるのではないか、……

第16回国会 経済安定委員会 第9号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 今中村委員から砂糖のことについてお願いをしたようですが、もうあれについては公正取引委員会におかれても相当詳細にお調べになつており、結論も出されておるのではないかと思いますが、もしそうなら、この際御発表願いたいと思います。
【次の発言】 お話でよくわかりましたが、御存じの通り、日本の国ではお盆という時期には砂糖が贈答用に多量に流通する習慣があるのでございますから、それでこの際に製糖業者がカルテルを結んで価格のつり上げを行い、多量に動くときにごそつともうけるということは、われわれが常識で考えてもありそうに思われることでございます。もしさようなことになりますると、一般庶民生活を毒すること……

第16回国会 経済安定委員会 第10号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 公取委員長に伺いたいのでありますが、先ほど東出委員から大臣にお尋ねしたのでありますが、はなはだ不明確で、問題は少しも明らかになつておりませんから付いたいのであります。  今回の独禁法の改正のうちにおきまして、カルテルの認可については公取委員会において認定した上で通産大臣がこれを認可する、かように定められておるようでありますが、その公取委員会の認定というものがいかなるものであるか、また大臣の認可というもりがいかなるものであるかという点であります。先ほど栗田委員から、この両方とも相合して効力を発生するものであるから、かりに大臣が認可しても、その前提として公取委員会の認定がなかつたならば……

第16回国会 経済安定委員会 第13号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 御存じの通りに、今回九州地方、中国、四国、こういう方面で大雨・台風のために農作物が非常な惨害を受けておりますが、この作物の回復のためにはカリ肥料が最も必要なことは申すまでもありませんが、聞くところによりますと、このカリ肥料の輸入業者並びに国内の製造業者がこのカリ肥料の非常な需要期を目ざして値上りすることを期待するために一致して売り惜しみを行つておるということを聞くのでありますが、これに対して、公正取引委員会におかれてはすでに着眼なさつていられるかどうか。着眼なさつて何らかの御処置をとつておられるかどうか。これをまず承りたいと思います。

第16回国会 経済安定委員会 第19号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、先ほど来の政府委員のお答えを聞いていると、経済界の情勢が法律通りの行政措置をもつてしてはそれに対処することができないような情勢が見えた場合には、行政官庁として法律外の、少くとも、これを無視した行政措置を、事態を救うためにはしていいのだという観念に立つているかのごとくに聞えるのであります。すなわち紡績界の状態がカルテル同様の効果を生ぜしめるような行政措置を必要としたのであるから、この独禁法が存在してカルテルを業者が行つてはならないのであるけれども、行政措置として行政官庁がこれを行う場合にはかまわないんだ、こういうふうな考え方を持つておるようであり……

第16回国会 経済安定委員会 第21号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 電気についてちよつとお伺いしたいと思つたのですが、それより先に山本さんのお尋ねがあつたようですから、ついでに聞いておきたい。過日の経済白書は私まだ拝見しておらぬのですが、ちよつと目次を見ましたら、化学繊維並びに食糧なんかの増産計画が盛られておるようでありますが、食糧増産をあの計画によつていたしますと、もちろんこれは主として土地改良をやることによつてやるのでありましようが、土地改良をやつて食糧増産を実現させますと、たとえば電気で水を揚げて灌漑する、こういうようなことが主として行われますが、そういうことがたちまち米の生産費に響いて来るのであります。現在のところでも、最近この二、三年のう……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 大臣に伺いたいのですが、私はちよつと中座しましたので重複するかもしれませんけれども、所管を建設省から大蔵省に移したということになつておるようでありますが、それはこの問題の紛糾を来した責任が、第一段には東京都にあり、その次には建設省にあるにもかかわらず、所管を現在大蔵省に移してしまつたということは、その責任の所在を免責するための処置ではないかという疑を抱かざるを得ぬのであります。今後この問題を処理するにあたつて、大蔵省一手で御処置をなさるお考えでありますか、それとも依然として問題を起した東京都並びに建設省側の責任をあくまで御追究なさるおつもりでございますか、その点を伺いたい。

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 労働省にお尋ねいたしますが、こういう場合行為者に対してはどういう処置をおとりになつておるのですか。
【次の発言】 行為者に対しては事情まことに同情すべきものはありますけれども、元来こういうものが発見されることというのは、いわゆる氷山の一角てあつて、会計検査院がたまたま発見したのがこれであつて、その他にはずいぶん広範囲にこういうことが行われておるものと推定すべき理由があると思うのでありますから、そういうことなからしむるためには、直接の行為者のみならず、その監督者または不当なる実行不可能な予算を編成した者に至るまで何らかの反省の機会を与えるのが適当ではないかと思うのでありますが、労働省……

第16回国会 決算委員会 第8号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 さきの国会以来引続いて虎ノ門公園事件を検討していることは御存じの通りでありますが、私昨日これに似たような話を一つ聞き込んでおるのであります。すなわち、芝公園の中で相当広大な面積のものを自活という映画会社に貸し付けて、その会社はそれをもつて広大な遊戯場をつくつている。そうしてそれを、都合が悪いから立ちのけという要求をしたところが、向うでは永久建築をしておるので簡単に立ちのくことはできないということで、それでその会社から建設省へ百万円を寄付して事が落着したというような話を聞いたのであります。もちろん真相は私は知りませんが、聞いたところによると、行政事務の執行のしぶりがはなはだルーズとい……

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 熊本委員の動議に対して賛成の意見を申し上げます。この偽証の問題は、この決議の根底をなしたところの審議の過程に出て来たところの証言に関する偽証であります。従いまして、その証言が動議の理由であるといたしましたならば、その後に決定さるべき決議の根拠が異なつて来るのであります。それでまずその証言が虚偽であるかないかということについて決定した上でなければ、決議をいたしましても、その決議の価値が根底から動揺するおそれがあるのであります。そこでまず熊本委員の動議を先に審議して結論を得てからでなかつたならば、決議をなすことは妥当ならざるものであると思うのであります。さようとりはからわれんごとを望み……

第19回国会 決算委員会 第4号(1954/02/05、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 お尋ねしますが、国有財産が不法占拠をやられた場合に、それを回復するのは訴訟によるほかはないとあなたはおつしやるのだが国有財産の管理の責任を負う者として、そういうことが起ることがあつて、それであなたは善良なる管理者として注意を払つて、国有財産を管理しておるものと言えるのですか。今回の場合ですが、これは東京都から引継ぎを受ける時分に、あなた方当然の責任を負つている人々の処置が適当であつたならば、ただちにとりあげさせて、国家がこの土地を回復することができたはずなのであります。それはあなたも認めるでしよう。そうしてなおかつその処置をとらないでおいて、あなたの言う通り――私はそう思わないので……

第19回国会 決算委員会 第8号(1954/02/15、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 先ほどのお答えに、貸すか貸さないかの最後の決定を、運輸大臣とあなたとが協議なさつて、面会の上できめる、かようにおつしやつておつたようでありますが、貸すか貸さないかは、法規上はあなたの方だけで決定のできるものですね。それで運輸大臣と最後的にあなたとが会うて決定するというのは、一体何を決定するのですか。元来この問題については、船舶の建造を許可する許可権は運輸大臣にあつて、金を貸す、貸さないという融資の方は銀行に権限があるものと思います。そうしてさらにまた利子補給をするかしないかということについても、また再びこの権限は運輸大臣に返つて来るのですが、あなたの方が運輸大臣と面会の上で決定する……

第19回国会 決算委員会 第9号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 大蔵省に伺いたいのですか、防衛分担金六百数十億を毎年出ししおりますが、あの予算の執行の責任石はだれということになるのですか。
【次の発言】 調達庁その他の点についての検査報告も、われわれ報告を受けておるのです。アメリカ軍に渡すという方面は、大蔵省がやつておられるということですが、どの局でやつておられますか。     〔河野(金)委員長代理退席、委員長   着席〕
【次の発言】 先方に交付するにあたつて、その使途についての検討を終つて交付するのであろうと思うのですが、そうじやないのでございますか。
【次の発言】 そういう事務の執行の責任が大蔵省のどの局にあるのかということについて先ほ……

第19回国会 地方行政委員会 第7号(1954/01/28、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 時間もありませんから一点だけ……。昨日の国警長官のお答えで、警備の目的が第一に陛下の御安泰と承りましたが、先ほど門司委員もこの点に触れておられましたが、私としましてはやや意外であつたのであります。当日の集まつた方々は何十万ありましても、みんな拝賀に集まつたのであつて、いわば陛下のお客であります。陛下に危検があろうとはわれわれとしましては全然予測しなかつたわけなのであります。この点総監におかれてもやや近いお考えをしておられるのではないかと思いますのは、当日の予想したところは大体交通の整理であつた、かようなお答えがきのうあつたのでありますが、その点多少国警長官とは差があるやに聞えたので……

第19回国会 地方行政委員会 第15号(1954/02/22、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 まず私は事務的な方面からお尋ねいたしますが、この自治庁から渡されておりますところの二十九年度の地方財政計画によりますと、公共事業費などに関しまして政府の補助のある地方費に関しまして、その増減が各数学的にあげられておりますが、この補助の基礎になりますところの基本額の算定を、自治庁においてはどういうふうになさつておられるのであろうかということが、第一にお尋ねいたしたい点であります。といいますのは、補助は通常一定の比率に基いて、三割補助とかあるいは二割五分補助とか、あるいは六割補助とかいうふうなことで交付されるのでありますが、その基本額についてはいろいろわれわれが疑問とする点があるのであ……

第19回国会 地方行政委員会 第19号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 質疑応答が目下主として警察の治安維持方面の機能に集中されておるようでありますが、こういう方面について現在答弁に当つておられるのは犬養法務大臣初め、その他は主として国警の方々ばかりであります。今回のこの警察法の改正が、警察の治安維持的機能を中心としておるのでありますが、その点について単に国警ばかりが関連を持つておられるのでなくて、自治警においてそういう方面の機能をどの程度果すことができるかということも、重大な関係があると思うのであります。そこでこれらの問題についての質疑は、国務大臣や国警方面の答弁ばかりでなしに、自治警方面のこれに関連した答弁をも相並んでやつてもらいたいと思うのであり……

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/04/12、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 今の寄付の場合ですが、過年度の、たとえば二十七年度は最近決算ができたのだからわからないとしても、昭和二十六年度の決算は地方団体はいずれもできておるはずだと思いますが、その決算書を集計すれば全国にわたるそういう寄付の総額、あるいはその種類、そういうことが一応わかるはずだと思うのですが、自治庁におきましてはそういう作業といいますか、それは従来やつたことがないのでありますか。それとも従来やつたことがあるとすれば、相当古いものでもよろしいのですが、おわかりになりますかどうか。
【次の発言】 あるとしましたならば、それのできるだけ精密なる分析の結果を資料としてお出し願いたい。

第19回国会 地方行政委員会 第52号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 関連して。先ほどの大臣の御説明を承つておりますと、はなはだ重大なるものがあるように思われましたので、一点だけお伺いいたしたいのであります。その一つは、従来犬養国務大臣から承つておつた御意見と、小坂大臣の御意見とが重要な点で根本的に違つておるように思われる点があるのと、その点が同じく国家の統治権の行使といいますか、国家全般の行政に関して非常に重大なる意味を持つておるように思われるのであります。従来私たちが聞いておりましたのは、国家公安委員会、従つてその管理を受けておる警察庁長官が、都道府県警察を指揮監督するというのは、今度の法案の第五条の第二項第三号及び第四号、こういうものに限られて……

第19回国会 地方行政委員会 第57号(1954/05/08、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 私は、都道府県警察は直接に民衆に接する重要な役割を持つておりますので、二、三点伺いたいと思います。この都道府県警察に対して国家警察の意思が及ぶ道筋、範囲、その他の関連について伺いたいのであります。まず警察庁長官が都道府県警察を指揮命令するのは、第五条の第二項第三号及び第四号の場合、これのみに限ると了解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 仰せの通りに第六号以下――そのほかにも国警長官が都道府県警察に対して指揮する場合があることは、私も条文について了解いたしておりまするが、そういう点につきましては、第五条の第一項において、国家公安委員会が異なつた三つの形において都道府県警察に関……

第19回国会 地方行政委員会 第59号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 ごく簡単に国警長官にお尋ねいたしますが、皇宮護衛官の階級のことであります。申すまでもなく、一般の警察官と比べましたならば、皇宮護衛官の人数ははなはだ少いのでありますから、その階級は一般の警察官と比べて、そうたくさんつくる必要はなかろうと常識的には思われますが、第六十八条に、一般の警察官の階級に対応して、上から下までずつとつくつてあるようであります。こういう必要はどういう点からあるのでありますか。
【次の発言】 一番上の人の経歴によつてこういう必要があるということはわかりましたが、その下を人数に比例してこうたくさんわけねばならぬという理由が、ただいまの御説明では了解できかねるのであり……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○阿部委員 まず大蔵大臣に。けさの朝日新聞で見たのでありますが、三十年度予算の一般会計に、平和回復善後処理費で百五十億程度御計上になる。そのうちの一部がガリオア援助の資金に対する金利である、四、五十億御計上になる御予定である、こういうことを見たのでありますが、その通りでございますか。
【次の発言】 平和回復善後処理費を三十年度の予算で相当計上なさるということは、間違いないことだろうと思います。そのうちへガリオア援助に対する金利を御計上になるということは、お考えになっておるのでございますか。
【次の発言】 昭和三十年度の一般会計予算に計上されるでありましょうところの平和回復善後処理費の中にガリオ……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○阿部委員 まずウラニウムのことでありますが、これにつきましては、すでに新聞での他の言論機関でも十分論議が尽されておりますし、この委員会においても、過日わが党の志村委員から相当検討を加えたのであります。私はごく幼稚な質問で恐縮でありますが、アメリカが濃縮ウラニウムを日本その他の諸国に対して提供をなさるというのは、一体どういうわけであるか、その目的、意図というようなものは何であろうかと思うのであります。アメリカはこればかりではなしに、軍事援助も経済援助も、その他余剰農産物の提供もいたしておりますけれども、それらのものにつきましては、それぞれアメリカの意図するところは、ほぼわれわれにも常識的にもわ……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○阿部委員 私は今回政府がとられましたところの、地方財政対策に関連いたしまして、二、三お伺いしたいのでありますが、それより前に昨日きまりましたところの公務員に対する期末手当を、基本給の〇・二五でございますか、増額をなさった。これについて地方公務員にも同様の恩典に浴さしめる御処置をとられたこと、これは当然のことではありますけれども、時節柄賛意を表するところではあるのであります。問題は、地方の財政が極度に窮乏いたしておりますから、果してそれが全部の地方自治体において実行できるかどうか、この点にあるのでありまして、政府においてはこの点を考えられて、一時融資をなさる、こう承わったのでありますが、私が心……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○阿部委員 お答えいたします前に、先ほどのお尋ねに対して補足して申し上げておきたいと思います。  地方制度調査会が二百億くらいの赤字になるであろうということを発表しておる。それに対してそれ以上の財源を与えんとしておるのは何ゆえであるかという御趣旨であったかと思いますが、それは地方制度調査会も、あの数字というものは、国の財政計画と地方の実際の予算との間には、給与においては相当多額の差があれ以外にあることも認めており、またそれを合算して年度末になって決算をいたしましたならば、それと異なった数字が出てくるということも過去の経験に徴して明らかなんであります。たとえば昭和二十九年度の決算はすでに済んでお……

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○阿部委員 資料の要求をお願いいたしたい。昭和三十一年度の稲作の被害について、農業災害補償法の適用上被害の査定を、これは全国的に多少時期は違っているかもしれませんが、私の聞いたところで、四国あたりで二月中ごろに発表があるそうでありますが、それが例年のものと、現在の被害状況として調査報告をしたものとの間の差がはなはだしい。そこで農民の間に非常な危惧があるようでありますから、それで三十一年度の被害の査定をなさったその数字的な根拠資料を御提出願いたいのであります。それで一つ詳細に、各共済組合が末端で査定したもの、それと統計事務所の査定その他の各般の数字、並びにそれについて最後に農林省で決定なさったそ……

第26回国会 農林水産委員会 第13号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○阿部委員 関連して。今の御答弁を聞いておりますと、関西地方の開拓営農の規模というか、営農類型とおっしゃったが、それを拡大する御計画がある、しかもそれに質的の改善も加えて酪農を加味されるというような御意思があるように承わりました。これはまことにけっこうと思うのでありますが、それは一体具体的にはどういう処置をなさるのであるか。開拓営農振興臨時措置法案というものを拝見いたしますと、それではわずかばかり、しかも非常に厳格な制限のもとに金を貸すということがきめられておったり、成功検査の年限を延ばすということが書いてあるくらいで、ただいまの御構想などは片鱗も表われておらないように思う。一体どういう具体的……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○阿部委員 農地局長にお尋ねします。開拓営農振興臨時措置法案の第五条「前条第一項の規定により補償金の交付を受けた都道府県は、」と書いありますが、これは何かお間違いじゃないでしょうか。間違いでないとすればそういう都道府県というのはどれをさすのでございますか。
【次の発言】 委員長に伺っておきますが、この法律並びに天災融資の関係について大臣が明日御出席なさるということですが、そうなっておりますか。そうなったらそれに関して一、二点伺いたいと思いますが。
【次の発言】 開拓並びに天災融資の質疑打ち切りに至るまでに一ぺん大臣に来てもらうことができますか。

第26回国会 農林水産委員会 第36号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○阿部委員 資料を要求いたしたいと思います。設備整理の法案を審議するについては、この法案のねらいが製糸業者の繭買い入れの費用を節減することにあるように思われるのですが、それについては製糸業の種目ごとに繭原料を買い入れる、原料入手のための経費がどれくらいかかっておるか、総生産費におけるその割合がどうかということを考えなければならぬと思いますので、その資料を一つ願いたい。これが一つであります。  それから設備を整理するのでありますが、その設備の現状がどうなっておるか。ただいまいただいた資料だけではちょっとわかりかねる点がありますので、世間でよくいわれておるやみ設備が相当たくさんあると聞いております……

第28回国会 内閣委員会 第21号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○阿部委員 関連してちょっとお聞きしたいのですが、自衛隊の方でこういう事実のあったことの報告をお受けになったのは、何月何日でございますか。
【次の発言】 ただいまあなたが御答弁なさった中に、こういう事件を捜査するに当っては本人を最後に見た者について捜査をするのが常道である、かようにおっしゃいましたが、これは私ももちろんその通りだと思います。ところが御報告を受けておられるその内容はその捜査ができていない報告であります。今御答弁になったのはその通り。すなわち三野士長という人が本人を最後に見たのが九時五十分。その席上には三野と本人とそのほかの者が何人かおったということもわかっております。しかしそれが……

第28回国会 内閣委員会 第22号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○阿部委員 関連して。どうしても疑問に思えて仕方のない点を二、三点お伺いしたいのでありますが、まず第一に、十七日の八時半ころまでは数人の人が本人を見ております。あなたが今まで御説明になりました。その次に、九時五十分ころには、三野、白川、川村、そういう人たちが本人を見ております。さきに八時半ころに見ておるというのは、それは作業場であります。車庫内の車庫の整備をやっておる仕事をしておるところを見ておるのであって、その次に一時間余りたって九時五十分に見ておるというのは、その車庫内の操縦士控室において見ておるのであります。そしてさらに、越えて十時三十分になった場合に、本人がおらないということを発見して……

第28回国会 農林水産委員会 第13号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○阿部委員 ただいま最低最高の価格は変えないというお話を承わりましたので、その点はまことにけっこうと思いますが、変えなくとも相場の方は必ずしもそれで安定するとは思われないという不安があるのであります。これで少くとも最低は維持できるという御自信がございますか。それで、あるのでありますとどういうふうにそれが維持できるのでありましょうか。
【次の発言】 心理的な作用によって下落というものはあるのではございましょうが、この下落の原因で、もっと重大な需要そのものの減退、ことに海外需要の減退という事実があるのじゃないかと思う節があるのであります。ことに海外需要全体としての減退かどうかはわからないとしても、……

第28回国会 農林水産委員会 第25号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○阿部委員 まず国税庁へお尋ねいたしますが、昨年の九月ごろに、徳島県勝浦郡勝浦町の町内の柑橘を栽培しておる農家が百十数戸、所得税の問題を動機としておのおのが有限会社を組織した、こういう事実があると聞いておりますが、相違ございませんか。
【次の発言】 こえてその百十数戸の有限会社を設立いたしまして、そして同年の十一月か十二月ごろになって、おのおのの土地所有者すなわち農民と、それが設立しておりますところの有限会社との間に柑橘の栽培を、肥培管理から果実の収穫に至るまでの一切の仕事を農民から有限会社に一定の報酬を与えて請け合わせる、こういうような契約を締結して、そして、そういうふうな仕事をしていく、こ……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 予算委員会 第4号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○阿部委員 私は、農業問題について二、三点伺いたいと思っておったのでありますが、過日来の警職法関係の問題を聞いておりまして、ぜひただしておきたい点がございますので、青木公安委員長初め、この警職法が提案されるに至った理由として伝えられておる関係の大臣にお尋ねをいたしたいのであります。大へんお忙しいようでありますから、簡潔にお尋ねいたします。  青木さんに伺いたいのですが、敗戦後において社会の状態が今日よりはるかに混乱しておって、大衆行動なども、労働運動にいたしましても、今日よりもはるかに盛んに行われ、ずいぶん行き過ぎもあり、場合によったならば生産管理などというところまでも発展した時代があったわけ……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、日本社会党)

○阿部委員 私は、地方財政の問題並びに農林財政の問題に関連して少しお尋ねいたしたいのであります。もし時間がございましたならば、過日来問答を重ねておりますところの総理大臣の議会主義の運営の問題並びにわが国外交路線、すなわち自由諸国側という問題について釈然としない点がございますので、お尋ねいたしたいと思っております。  まず地方自治の問題でありますが、前提として総理大臣にお尋ねいたしたいのは、現行の地方自治制度について、自民党におかれては占領政策是正という意味から相当の批判を持っておられる。ここ数年来も、都道府県の知事は公選をやめて官選にすべきであるとか、あるいは都道府県自身を廃止して道州制をとる……

第34回国会 法務委員会 第7号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○阿部委員 不動産侵奪に関する問題についてお尋ねしたいのでありますが、その前に、先ほどの坂本泰良委員の質問に関連して、一言お尋ねしたいと思います。  近ごろ労働争議に関連して、多数の人間が、混乱しておるうちに、たまたま暴行傷害というような事件が起こることがよくあります。そういう場合に、犯人がだれであるかということは、暴行傷害が起こっておることははっきりわかっているのですが、さてそれが、犯人がだれであるかという、その場におったものがみな犯人であるはずはないので、たまたまそのうちの一人が犯人であろうということは推察できるのであるけれども、現実にそれではだれであるかということが発見がなかなか困難な場……

第34回国会 法務委員会 第8号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○阿部委員 議事進行について――今問題になっておる憲法三十五条の問題については、民事局長の言うように、この改正法律案だけにあげられておる問題でないことは、私たちも認めるのであります。しかしながら、事はあまりに重大であって、そして学説においても、憲法三十五条が刑法関係の問題に限られるという意見もあるが、またこれに反して、あらゆる場合においても国民の権利として保障されておるという意見もある。後者の方がむしろ多いのじゃないかと思うのでありますが、これは非常に重大な問題であって、学説にもきまったものがない。それから国民の利害関係に絶大なる問題である。こういうような点からいいますと、現政府がこれに対して……

第34回国会 法務委員会 第9号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○阿部委員 社会党は、この不動産登記法の改正法律案に反対いたします。反対の理由は多々ありますけれども、そのうちの三点を例示いたします。  第一は、憲法上の疑義があるということであります。この法律では、不動産の内容等について登記官吏に強制調査権を与えておりますが、その調査にあたっては、ただに所有者、占有者のみならず、第三者に対してまでも強制的に尋問をしたり、あるいは私有財産に立ち入ったり、そういうふうな強制調査権を与えておるのであります。これは憲法に保障されておるところの基本的権利として、しかも法律によってさえ侵すことができないものとせられておるところの人民の権利を侵す疑いがあるのであります。こ……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○阿部委員 この不動産侵奪罪につきまして、大臣に一つだけ聞きたいのであります。これが近ごろ大阪などであると私はうわさにも聞いております。市街地などで他人の土地を占拠して、建物を建てたりなどして、それを売り払った、しかもそれが数人共謀して行なわれておるということを聞いておるのでありますが、それらに対しては何らかの痛棒を加えて、これを抑制しなかったならば、われわれの正義感は満足できないのは、ほんとうに立案の政府側、御提案になった政府側と意見は同じなんであります。しかしながら、反面、そうでなくして、何しろ人間というものは地上に生活するほかはないのでありますが、それが土地所有権も賃借権も持っておらない……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 法務委員会 第15号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○阿部委員 過日来の先生方のお話を聞かしていただきまして、まことに啓発されるところが多かったのでございまして、まずもって厚くお礼を申し上げたいと思います。  私が最初にお尋ねいたしたいと思いますのは、この政治的暴力行為防止法の第一条のことですが、これはお二方に御意見を伺いたいと思います。といいますのは、まことに、ごく基礎的なことなんでありますが、この第一条には、「この法律は、政治上の主義若しくは施策又は思想的信条を推進し、支持し、又はこれに反対する目的をもって」云々と規定なさって、そして最後に「もってわが国の民主主義の擁護に資することを目的とする。」こういうふうに規定をしておるのであります。こ……

第38回国会 法務委員会 第19号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○阿部委員 できるだけ時間を節約いたしまして御質疑をいたしたいと思いますが、この法律案が前段では団体規制、後段では刑罰法規の整備ということになっておりますので、まず団体規制の部分からお尋ねをいたしたのであります。  ところで、団体規制は大体において三条になっておりますが、三条のどれをとりましても、みんなあらかじめ一定の政治的暴力行為がすでに行なわれたということが条件になっております。少なくとも一回以上はそれがなかったならば、団体規制はしない、こういう定めになっております。そして一面この法律ができたとしまして、その施行は附則の第一項によりまして「公布の日から起算して一月を経過した日から施行する。……

第39回国会 建設委員会 第5号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○阿部委員 関連して。  川の水を長年にわたって飲料用あるいは灌漑用で使っておる場合においては、当然その利水権というものは私権の対象ということになって、私の方の権利である。そうして民事訴訟の対象にもずいぶん例があることなんでありますし、疑いの余地はない、こう思っておったのでありますが、ただいま承っておりますと、林野庁長官は、さらにさかのぼって、土地そのものまで私有である、あるいは国有である。とにかく、所有権の対象であるところへさかのぼっても、なおかつ流れておる水については、私有物か公共物かわからぬというようなお話がありましたが、そうなってくると、これは下流においてもますます疑わしくなるので、そ……

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○阿部委員 関連。今生田君の質問で一部はわかりましたが、過日、私は、あの鳴門市の塩業の状態を見たのでありますが、ほかのところ、たとえば水田が防潮堤決壊のために浸水しておるというような個所、あるいは国道がやられておるというような個所については、それぞれ応急の施策を施して、国道であればどうにか車が通れる程度には直しておる。水田がやられたところでありましたならば、土のうを積んだりいろいろな方法をもって、とにかく応急の排水はやっておるのでありますが、鳴門市の塩田の場合に限って、見渡す限り大きな湖水ができておるのでありますが、それをほったらかしてある。これは、水がつかってしまったら塩田は用をなさないので……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/16、29期、日本社会党)

○阿部委員 ごく簡単に私は河川局長に伺いたいのであります。  過般来、再三再四にわたって、今回の災害の復旧を原形復旧にするか改良復旧にするかということが議論せられたのでありますが、私は、過般兵庫県及び徳島県の災害を視察しまして、今度の室戸台風による災害は、河川並びに特に海岸の防潮堤その他においては、従来の施設そのものに脆弱性があって、再びこれと同程度の災害があった場合においては、今回決壊しなかったところも多分あぶない。そこで、これを単に復旧したばかりでは意味をなさないのではないかという気持を抱いたのであります。特に、淡路の海岸並びに徳島県の海岸でありますが、この点建設省におかれては、どういうお……

第40回国会 法務委員会 第10号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○阿部委員 この民法の改正案につきましては、すでに同僚委員から質問があったそうでありますから、重複するかもしれませんけれども、この改正案をお出しになるに至ったいきさつですね。それをまず簡単に一つ御説明いただきたい。
【次の発言】 そうすると、民法の全面改正という件につきましては、法制審議会で依然として審議中なのでございますか。それは一応おいているのですか。
【次の発言】 わかりました。ところで、いつごろになれば全面改正を立案するかについて見通しは得られないにしましても、現在、現行民法の中では、何しろ立法が相当古いのですから、字句の上でも非常に難解な部分もあり、それから現状に適しない表わし方とい……

第40回国会 法務委員会 第19号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○阿部委員 今調べておられますから、その間にちょっと大臣がお越しになっておられますから、一点だけ伺っておきます。総理大臣の異議権という問題は重大な規定であるということはたびたび言われておるのでありますが、伺いたいのは、大臣のこの規定の重大さの程度についての御認識を伺いたいのであります。この規定は、御存じの通り前々からあるのであります。あるのでありますが、われわれは常々それをはなはだ不思議に思っておったのであります。前々からありましたのは、この総理大臣の異議がありましたならば、その異議に拘束されて裁判所は執行停止の処分をすることができない。処分と言いましても、これは裁判所の決定は裁判であります。……

第41回国会 法務委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○阿部委員 私は、徳島県の唯一の日刊新聞である、そしてそれが民法による社団法人という公益法人によって運営せられておる新聞、並びにこれもまた株式会社ではありますけれども、その主たる株主が多く県並びに市、町村というような自治団体によって構成せられておるところの公益機関ともいうべき四国放送という株式会社に起こった事件について伺いたいのであります。  というのは、これはこの事件の起こった根本の原因というべきものについて、監督官庁としての監督の十分ならざる点があったことも重要な原因ではないかと思われる点があるので、監督官庁もまた責任ありと私には思われる事件なのでありまして、そしてこれについては、すでにも……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会公聴会 第1号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 お話は承りましたが、少し立場を違えてお考えになつておつしやるのではないかという気がするのであります。というのは、重枝さんに御出席を願いましたのは、われわれとしましては、別に国民経済の指導上における専門家としてのお立場から御出席を願つたのではないのでありまして、労働組合の役員としてのお立場にあられるから、そこで労働者の立場から見た現在の企業経営の状態から、その状態を根拠に置いてこの独占禁止法緩和が行われた場合の労働者に対する影響、こういうふうな方面において専門的な知識があられるものと思いまして承つたのでありますが、お話は大体一般的なお話であつて、そういう専門のお立場からのお話が少かつ……

第16回国会 経済安定委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○阿部委員 今も承りましたが、どうもいかにも納得の行かないお答えのように聞かれるのであります。何のために一方は高等裁判所に、一方は通常の裁判手続で、地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所というふうに、わざわざそうしているのですか。なぜそうしなければならないか。またそうすることによつて、何か一方を重く見、一方を軽く見ておるという理由があるのかないのか、その点はつきりもう一ぺん承りたいと思います。
【次の発言】 性質が違うからとおつしやいましたが、一方むしろカルテルの場合においても、その内部段階としては公取の方で認定をなさるのであつて、その認定をなさる時分には、実質上の同じような手続をなさつておるので……


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○阿部分科員 私は最近山村の葉タバコ耕作地帯を訪れまして、耕作農民の方々が大へん苦労しておるのを見ましたので、何とかその苦労を改善する方法があるまいかというのが、これからお尋ねする趣旨なんですから、大臣がときどきおっしゃるように、体をかわすようなことはどうぞおっしゃらないように、率直に、親切にお教えを願いたいと思います。  まずタバコでありますが、ことしの予算では、葉タバコの購入費が四百十八億四千八百二十九万一千円になっておるようでありますが、葉タバコの収納代金の決定の基準が、どういう単位か私は知らぬのですが、何ぼを幾らに買うという価格決定の基準は、どういうふうになっておるのでございますか。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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