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淡谷悠蔵 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

淡谷悠蔵[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
355位
委員会発言歴代TOP500(衆)
144位
委員会出席(無役)歴代TOP100
74位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
96位
各種会議出席歴代TOP250
193位
各種会議発言歴代TOP100
64位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
144位
各種会議発言(議会)歴代TOP50
35位
各種会議発言(非役職)歴代TOP100
62位

26期委員会出席TOP100
68位
26期委員会出席(無役)TOP50
21位
26期委員会発言(非役職)TOP100
98位
27期委員会出席TOP50
35位
27期委員会発言TOP50
25位
27期委員会出席(無役)TOP10
10位
27期委員会発言(非役職)TOP50
21位
28期委員会発言TOP100
56位
28期委員会出席(無役)TOP50
39位
28期委員会発言(非役職)TOP50
43位
28期各種会議出席TOP5
4位
28期各種会議発言TOP5
5位
28期各種会議出席(無役)TOP5
2位
28期各種会議発言(非役職)TOP5
3位
29期委員会発言(非役職)TOP100
94位
29期各種会議出席TOP25
15位
29期各種会議発言TOP25
13位
29期各種会議出席(無役)TOP25
16位
29期各種会議発言(非役職)TOP25
11位
30期委員会発言TOP100
83位
30期委員会発言(非役職)TOP100
66位
30期各種会議発言(議会)TOP5
2位
31期委員会発言TOP50
31位
31期委員会出席(無役)TOP100
96位
31期委員会発言(非役職)TOP50
24位

このページでは淡谷悠蔵衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。淡谷悠蔵衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 関連して。内灘の婦人代表の方にお伺い申したいのですが……。
【次の発言】 特別調達庁の長官がお急ぎのようですから、先にお尋ね申し上げたいのですが、この間水産常任委員会で、しばしば質問を申し上げまして、長官の答弁を得ておりますが、内灘村に他の演習地、基地とは別個に多量の額である五千五百万円を支払いましたが、その理由としては、あの村が貧しいためであり、生活を破壊されるから払つたので、それ以外にはない、こういうような長官の答弁がございましたが、内灘村の関係者が出て来られておりますこの席上において、もう一ぺん長官からはつきりお確かめおきを願いたいのであります。

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 松本門別町長にお伺いいたします。七十三町歩は以前から演習地であつたのか。これは占領されたあと、ずつと今まで継続して使つておられたのでございますか。
【次の発言】 二十六年に接収されてから今日まで、途中で条件の変更その他について、特別調達庁または日米合同委員会から、何らかの申入れがございましたかどうか、お伺いしたい。
【次の発言】 七十三町歩というものは、占領中に接収されたらしいですが、これが講和発効後も同じ条件で使われておるのかどうか。あるいはまた条件がかわつた場合に、特別調達庁なり日米合同委員会から、何かの申入れがあつたかどうか。つまり占領中と講和発効後における取扱いに変更があり……

第16回国会 外務委員会 第27号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 さつき要請いたしました保安庁長官、並びに水産庁長官はお見えになつておりますか。
【次の発言】 それでは質問を始めておりますが、読売新聞の八月四日の記事でございますが、ただいま問題になつております関根の演習地におきまして、米軍の演習地に青森と秋川の保安隊の両部隊が入つて演習をいたしまして、秋田部隊のジープが草原につつ込んで、草原の下にあつた米軍の不発弾に触れて爆発いたしまして、このためにジープは大破し、十三名が重軽傷を負い、さらに二十一になります保安隊の隊員が、その七時に死亡したという記事が載つておりますが、これは、伊関局長はごらんになつておるのでございましようか。もしごらんになつて……

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 岡崎外務大臣にお尋ね申しますが、さつきMSA援助を受けた場合には、平和を脅威する国に対する兵器その他の輸出の制限を行うというふうに私は承りましたが、同時にこれがまた共産主義国あるいは共産主義の圏内の国というふうに御規定なつたようでございます。この場合の平和を脅威するという国は、共産主義すなわち平和を脅威すると解すべきか、共産主義国あるいはその圏内の国家で、平和を脅威する国と解さるる特定なものであるか、これをひとつ明確に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、共産主義国でも平和を脅威するおそれのない国々とは、通商貿易その他について制限を受けないというふうに確認して……

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ただいまのお話ですが、この凍霜害対策に関する緊急質問などは、天災に関するものとして先の方に入るのではないですか。
【次の発言】 緊急質問の方にも、この演習場の問題が五件あります。これを保留しておいたのでは緊急性がなくなる。ぜひ在日米軍の演習場反対の問題はやつてもらわなければならぬ。これはあなたの方の御了解を得れば、群馬県の妙義山一帯、青森県の岩木山一帯という字句をつけ加えてもらいたい。そうして即時上程していただきたい。
【次の発言】 これを見ておりますと、凍霜害対策に関する緊急質問の緊急性は十分認めるのであります。それをどこでやるかということは議院運営委員会の理事会ではどうか知りま……

第16回国会 議院運営委員会 第32号(1953/08/01、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 念を押しておきますけれども、前例もあることですが、尾崎氏の辞表は撤回される見通しはないでしような。
【次の発言】 私は議事の運行上、さつきから不満を感じて発言を求めております。昨日来数回発言を求めておりますが、委員長は、どういうわけかお許しがなかつた。私は昨日、分自党の方方のお話を聞きまして、この席で倒れた中代議士のことをはつきり思い出すのであります。この会期延長について、中氏はたいへん心配されまして、もし会期が切迫してから、このような延長案が突然出た場合、非常に混乱することがないかどうかと言われたことは、これは皆さんよく御存じだろうと思います。はたせるかな、その中氏が倒れました翌……

第16回国会 議院運営委員会 第39号(1953/10/28、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 たつた今照会してみましたが、確実に小沢氏に申し入れしてある、事務当局も知つておるということを言つておりました。
【次の発言】 ただ、先ほどお話もありましたが、この点について万支障なきを期したいということなら、そういう確実な話もあつたのだから、もう一応お確かめになつたらどうですか。
【次の発言】 先ほどからしきりに短期国会と言われますけれども、これは先ほど福永官房長官から答弁がありました通り、大体松村さん外何人かの要請に基いて召集されたもので、あの要求書の中には、はつきり水害対策、MRA援助等に関しと銘打つてあるはずで、そのためにわれわれは会期のことで長いこと時間をつぶしてやつておる……

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 関連して、伊関局長にお尋ねしたいのでございます。最初の内灘の使用計画は、四箇月という正規の契約書が入つておることは確かでございましようか。それからあの演習地が目下石川県の農地委員会と国との間に、その所有に関して訴訟が起つておるやに承りましたが、これは事実でございましようか。
【次の発言】 そこで四箇月のはつきりいたしました契約があるのは、初めから永久使用の目的があつて、ただ地元の反対があつたから緩和する、冷却期間としてああいうものをおつくりになつたように聞いておりますが、現地の漁民はあの契約を文字通りとつております。それから風紀上のことは別段起らなかつたというようなただいまのお話で……

第16回国会 水産委員会 第4号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ただいまの質問に関連いたしますが、今までの補償関係は暫定的なものであつて、この後の遡及効果があるとか、あるいはまた行政的措置によつて完全補償まで持つて行かれるということでありますが、今までの各演習地並びに基地の補償につきまして、すべてが大体平等に行われておりますかどうか、お伺いしたいのでございます。同じ基準で、同じ條件でこの補償が行われて来たかという問題でございます。
【次の発言】 その御答弁は私は非常に受取れないのでございます。たとえばさつきの内灘の問題に関しましても、漁業補償というのが、昭和二十八年の六月十六日に日銀からそれぞれの地元民に対して、一千四百四十九万九千四百九十円支……

第16回国会 水産委員会 第8号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 調達庁の山中部長さんにお尋ねいたしますが、この間お取寄せ願いました書類は手元に届いております。これは内灘村の共有地に対する土地契約のように拝見いたしますが、そうでございましようか。
【次の発言】 ただいまかなり大きな問題になつております内灘の契約は、この書類と国有地に対する補償の契約書があると思いますが……。
【次の発言】 この間私内灘へ行つたときに、内灘村長が提示されましたそれに、はつきりと調達庁と村長との間に補償に関する書類があることを見届けて参りました。かなり大きな問題になつておりまするこの内灘関係の書類を、大体ごらんになつておると思いますが、いかがでございますか、その点をひ……

第16回国会 水産委員会 第9号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 先般お願いいたしました外務大臣の出席が、本日ないようでございますから、質問は簡単にとめますが、和栗入植課長にひとつお尋ね申します。  内灘の例の試射場に強制使用されております土地は、開拓財産として豊国土地株式会社から買い上げられたものが、とられておるそうでございますが、開拓財産として取上げましたこれらの土地の入植計画などはできておつたのでございましようか、お伺いいたします。
【次の発言】 重ねてお尋ね申しますが、その日時等を詳細に承りたい。それから、これはこの前の農地局長のお話では、より重要な目的によつて要求されたものとして試射場に提供したという御答弁でございましたが、あの試射場と……

第16回国会 水産委員会 第12号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 前の委員会で、国際協力局の第三課長の安川さんから、演習地の使用に関する手続上の問題について承りましたが、私はこの安川課長の言明に対して非常な不安を持つものであります。課長の言うところによりますと、アメリカ側から必要ありとして要求された場合、関係各官庁と協議をいたしまして、関係各庁で地元の方の状況を調査いたしますと明言しております。但しそのあとにおいて課長は、同意を得ることが一番望ましいのでありますが、やむを得ない場合には、内灘の例で見られますように、閣議決定ということになり、必ずしも地元の同意ということを要件にしていないということを申されたのであります。これはあたかも内灘における強……

第16回国会 水産委員会 第13号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 最初に調達庁関係の方にお願いいたしますが、青森県の関根地区演習場について閣議決定の材料となつた調査は、日米合同委員会の現地調査に基くという御答弁でありましたが、その通り了承してよろしゆうございましようか。
【次の発言】 そういたしますと、同委員会はどのような資料によつて現地の承諾を得たと認めたか。これは御注意申し上げておきますが、実は本件に関しまして青森県の県会がたいへんに荒れまして、知事の進退問題が出ております。重要な証言になりますので、その点はひとつごまかしのない御答弁を伺つておきたいのです。どのような資料に基かれたか、はつきり御答弁願いたいと思います。

第16回国会 水産委員会 第23号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ただいまの委員長の御発言でございますが、外務大臣たいへんお忙しいようで、日米通商航海条約の問題も大事でございましようが、竹島の問題、その他拿捕船舶の問題も非常に重要な、また緊急を要する問題でございます。それでこの次にまた継続するのはけつこうでございますが、大臣は一旦この委員会をお下りになると、忙しい忙しいで容易に出て来られないのではないかと思う。大臣が継続して出席できるのであるならば、別に私は異議ありませんが、その点確めて議事をお進め願います。  もう一点は、これ以上いい案があれば取上げるにやふさかでないということを言われますが、そうしますとでおとりになつた手段が外務大臣の精一ばい……

第16回国会 水産委員会 第25号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 国警長官の御出席を求めておりますが、どうなつておりましようか。
【次の発言】 それではその前に質問いたしたいと思うのでありますが、私水産委員会におきましても、また外務委員会におきましても、政務次官並びに伊関協力局長に強く要望しておりましたが、政府は内灘の試射場を地元の強烈な反対を押し切つて六月十五日強制使用の閣議決定をいたしましたが、爾来二箇月にわたつて地元民が生活にも困るようなたいへんな困難に陥つておりますが、この二箇月間どのような処置を講じられたか、たびたび伺うのでございますが、さつぱりやつておらないようでございます。この一点について、政務次官の詳しい御説明をお願いいたします。

第16回国会 水産委員会 第27号(1953/09/15、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ちよつとお伺いいたしますが、昨夕の新聞で見ますと、この問題に関連しまして、三隻も日本の漁船が釜山に連行されて、そこで五十七名の漁民が領海侵犯の裁判にかけられるというようなことが書いてありますが、これも新聞の無責任な報道でございますか、お伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 これに対して外務大臣は、何か手を打たれておるかどうかお伺いいたしたい。さらに先ほど赤路委員からの質問に対して、李ラインあるいは竹島問題の処理に先んじて、歯舞、色丹の問題が先決じやないかという御答弁がございましたが、関連しまして、また最近伝えられるところによりますと、濠州における問題が出て来ておるようでありま……

第17回国会 議院運営委員会 第1号(1953/10/29、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 さつきの大臣の演説の件について……。

第17回国会 議院運営委員会 第2号(1953/10/30、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 この問題は、会期決定のときから発生しておると思うのです。あのとき何回も、参議院と十分打合せをしておきめになつたがよろしかろうということで、各委員が発言しておりました。ところが現在参議院から申入れをしておるにかかわらず、その申入れがないというような、つつぱねた態度がある。(「来てない」と呼ぶ者あり)それはそれでいいとして、十時に同時開会ということは、事務当局においてわかつておることなんです。その打合せをしないで、今月に至つてその混乱を来しておる。(「事務当局を責めるのはいかぬよ」と呼ぶ者あり)はつきりここに来てきめるベき問題をきめないで、その次の議題に移ろうとするところから、混乱をす……

第17回国会 議院運営委員会 第3号(1953/11/01、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 第一の件でございますがこの問題は大蔵大臣だけでございますか。
【次の発言】 わが党ではかねてから総理大臣の予算についての、また一般施政方針についての演説をするように強く要請しております。この予算を修正するということになりますとこの修正の関係について、どうしても、総理大臣の基本的な施政方針を聞いておく必要がありますから、ぜひ総理大臣の予算修正並びに一般施政方針に対する演説を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほど私から申し上げました総理大臣の施政方針演説は、どういうふうにお扱いになりますか。
【次の発言】 なお、本日の本会議には当然首相に対する質問も出ると思いますから、総理大臣は出……

第17回国会 議院運営委員会 第5号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 私の方は、八百板君がやられることになつております。

第19回国会 議院運営委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ひとつ御要望申し上げたいが、趣旨弁明だけで討論がないとすれば、趣旨弁明に立たれる方は、特に修正するについて、わが党でははげしい論戦が闘わされたのでありますから、その修正の趣旨が曲らないように、十分御注意の上でおやりくださるようお願いします。

第19回国会 議院運営委員会 第8号(1954/01/28、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 私の方は明日に……。

第19回国会 議院運営委員会 第26号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 端的に申し上げます。昨日は総理大臣が参議院に出ておる。あるいはまた何か外国の使臣のレセプシヨンに列席して、突然今度は六日間の診断書が出る。率直に申し上げまして、われわれは了解に苦しむ。りつぱな博士がついていて診察なされたのでございましようが、伺いますと、神経性筋肉炎というのは、俗に申します神経痛で、われわれも終始やりながら、びつこを引き引き登院して来ることもあります。その神経痛で腰が痛いくらいの理由で一週間やれないということになると、ほんとうに一週間で出られるのか、あるいはもつと重大な病状か、はつきりしない。また一週間たつても、神経痛が再発するようなことになれば、これは審議上重大な……

第19回国会 議院運営委員会 第27号(1954/03/13、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 かねて問題になつておりました懲罰動議の取扱いはどういうふうになつておりますか。

第19回国会 議院運営委員会 第31号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 懲罰の問題を軽率にやるべきではないという椎熊さんの発言は、私も衷心その通り賛成いたします。但し中曽根康弘君の問題は、二月二十三日に提出されました。今日まで二十六日かかつております。しかも三月十三日の議院運営委員会におきまして、委員長が、次の委員会でばこれを決定するということを私に答えられてから、さらにまた数日かかつておる。この間世間では、議院運営委員会というものの能一度について、まことに不明朗な疑いを持つておる。そういう点で、これはもうすでに決定すべきときに到達しておると思います。但し佐竹君の問題は今出たばかりで、これをただちにやれということはりくつにならぬと思う。従つて、これは慎……

第19回国会 水産委員会 第2号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 関連して。土屋石油課長にちよつとお伺いしたいのですが、この石油の不足は当利からわかつておつた、つまり外貨の関係で不足とわかりつつも当初七百万キロと決定されたのか、あるいはまた実際には計算あるいは見通しの誤りであつたか、その点を伺いたいと思います。外貨の関係かあるいは計画の誤りであつたか、この点でございます。
【次の発言】 私のお尋ねしたいのは、もつと計画を立てたが、大蔵省との関係でこれ以上立たなかつたのかどうかということです。
【次の発言】 今の石油の不足ということは、あらかじめ見通しがついておられるようにも思うのでございますが、特に大きく不足になりました原因は、水産業界の需要増以……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/14、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 大臣にお尋ねいたします。李承晩ラインということで、立ち入る漁船が拿捕されるような危険は、前からお感じになつておられたかどうか、また感じておられたならば、海上保安庁に対して、何らか外務省としての指示をがあつたかどうか、この二点お伺いしたいと思います。
【次の発言】 午前中現地の参考人の方々のさまざまな陳述を聞きましたけれども、最も心外に思うのは、李承晩ラインに立ち入ると危険だからというような警告が一度も発せられなかつた。何ら危険もなし、また入ることも違法でないというので入つておつた者が、突然拿捕され、あるいは抑留されているので、政府に対してたいへんに不満を持つておるのでありますが、こ……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/18、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 次官にお伺いしたいのです。この法案に盛られております、政令で定められた海域というのは、いわゆる李ラインと限定されているように解釈しておりますが、このほか中共、ソ連などに拿捕されております船舶があるはずでございます これに対しては、どのような措置をとられるつもりか、またこの法案からこれらの拿捕船の補償を削られた理由を伺つておきたいのであります。
【次の発言】 今のところお考えがないと申しますが、今後何らかの措置をとられるようなお考えはないか、もしないとすれば、非常に被害を受けております漁民に対しては、不公平な法案になりまして、いろいろ非難もあろうかと思いますが、今後における政府の御賞……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/01/13、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 水産庁長官に質問いたしますが、今度の予算で継続事業の休止が大分ございます。特に漁港などでは、貧しい地元の負担において着手しておる事業がございます。これは打切りになればもちろんですが、打切りにならないまでも、ある年度をおいてまたやり始める、今までかかつた経費がほとんどむだになるようなおそれもあるのでございます。こういう点についてこのまま休止になるのか、あるいは何年後に再びこの事業にとりかかるのか、この場合に今までやつた事業がむだになつて、多大な経費の損害が生ずるおそれがあるかないか、御意見を伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 よくわかりました。それで全般的に水産庁の予算だけで……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 内水面漁業関係につき二、三質問いたしますが、最近発電その他の公共事業が盛んに行われております。これに関しまして内水面が縮小し、この縮小に伴う漁業権が大分侵されておるようでございますが、この漁業権の補償はどういうふうに考えられておるか、それが一点。  さらに発電事業や干拓等による漁場損害が起つた場合、その補償責任は一体どこにあるのか。会社自体にあるのか、あるいはまた国家が出すべきものか、またそのような事例があつたかどうか、この点をお伺いしておきたいと思うのでございます。  それから、この予算にございます種苗確保でありますが、種苗確保の内容をなお詳しくお聞きしたいと思います。  さらに……

第19回国会 水産委員会 第11号(1954/02/13、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 この法律は、あくまでも抜本的な解決を目ざし、その解決ができるまでの暫定措置というふうに理解いたしますが、この抜本的な公海漁業の問題を解決する手というのは、現在の日本では外交交渉による以外に方法がないということを平野次官が申されております。しかもその外交交渉は、日韓会談が再開されるまではどうも進展しないというふうな御答弁でございますが、日韓会談はいつごろ再開のお見込みでございますか、これが一点。  さらにこういう外交上から招来されておりますいろいろな漁業者の損失に対する外交的な措置を、一体どうとられるのか、農林省は外務省とはつきり交渉されておるかどうか、その点をお伺いしたい。特にこの……

第19回国会 水産委員会 第14号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 関連して。この問題に関しましては、架空の会社をつくるだけでなく、船団を集めるについても多分に金が飛んでるようなことを聞いております。今日は松田委員及び夏堀委員から、もつとはつきりした質問が出ることを予想して黙つておりましたが、どういうわけかぶすぶすいぶつてしまつたので、かわつて私の方から質問したいのでございます。時節柄多分の金を飛ばして独航船を集める必要が一体どこにあるのか。何か利益が伴うのかどうか、この点が一つ。もう一つは、現在水産庁が許可を与えようとしているのでありましようが、この申請されているこの前に御報告いただきました八そうの船舶の内容の調査を、どの程度進められているか。世……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ビキニ環礁付近の被爆について、一応現在まで調査ができましたいろいろな事例を伺いたいと思いますが、政府委員の方から御説明を願いたい。
【次の発言】 ただいまの御説明でなお伺いたいと思いますのは、この被害を受けました船は、航路告示にあります立入り禁止区域内のできごとではなくて、外のできごとのようにうかがわれますが、この点を確認されたかどうかということが一点。  それから三月の十四日に焼津へこの船がもどつて参つて、このような被害を受けたことを保安庁が知つたのは一体いつごろであるか。あるいは知るに至つた動機、私どもは新聞記事によつて知つたのでありますが、新聞に出る前に保安庁がこういう報告を……

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ただいままでの同僚各委員の発言に対する外務当局並びに水産庁の御返答に対して、私まず第一に大きな不満を感ずるのであります。去る二十日に当委員会におきまして私強く要求して参つておりますが、この間少しも御返答に進歩が見られません。依然としてあの日の状態のまま荏苒日を過したとしか考えられない。いろいろ政務次官の御答弁でありましたが、まずアメリカがどう出るか、この点を模索するだけで、日本自体の外交方針というものは全然立つてない。こういうことは、この重大なる時期に立ちまして少くとも日本外交のあり方でないということを痛感いたします。本日もこの委員会に農林大臣なり外務大臣なりが出て参りまして、最も……

第19回国会 水産委員会 第21号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 松浦参考人にお伺いいたいたします。先ほどの政府側の御答弁で、大体この問題に対しては、政府自体もあずかり知らぬといつたような態度がはつきりしておるようでございますし、またあなたのおつしやることを聞きましても、大体危険区域へ入つておることはみずから認めておられるようであります。この危険区域へ入つて出漁するについて、何か民間人としてソ連との間に話合いがあつたのかないのか、お伺いいたします。
【次の発言】 お気持は十分わかります。沿岸漁業ではてともやつて行けないし、また地方の漁場の状態から申しましても、危険区域内に入らなければ漁ができないという実情もよくわかります。特にこの公海漁業に関しま……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 外務省の小瀧政務次官のお話ですと、三月三十日にアメリカ側に対して、水爆実験をやる場合には、公海自由の原則から水爆実験の時期、危険水域について日本の立場を十分に考慮してくれるようにという申入れをしたとか聞いておりますが、四月六日の第三回の水爆の実験においては、そうした外務省の申入れに対して、アメリカ側で全然考慮しなかつたことになりましようか、その点を安藤国務大臣から承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの大臣の御答弁によりますと、こつちが申入れをしたのだが、水爆実験をやるその都度にこちらの方に通知をすることは不可能だ、またあまり長くはやらない、六月一ぱいくらいで一応打切るが、そ……

第19回国会 水産委員会 第29号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 安藤国務大臣にお伺いいたします。あなたが二箇月間一生懸命おやりになつたその御苦心のほどは十分わかりますが、具体的には何ら現われていないことは、赤路委員が言つた通りだと思います。その政府の施策が少しも進行していない間に、アメリカの水爆実験だけがどんどん進みまして、追つかけ追つかけこの損害をさらに調べなければならないというのが今の実情だろうと思います。アメリカはすでに今年度の水爆実験はやめると言つておりますが、今日に至るまで何回水爆実験がなされて、その水爆実験の損害はどれだけあるのか。こういう点に対する大臣の見通しが一点。さらに新聞等を見ますと、続々として放射能を持つたまぐろが水揚げさ……

第19回国会 水産委員会 第35号(1954/08/10、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ただいまの答弁では、日本の要求しました補償額とアメリカが承諾しておりますものとの間に差異があるようなことでございますが、一体数字的にどれくらいな差があるのかお答え願いたいと思います。
【次の発言】 大体八十万ドルといつたようなお話、それからこの八十万ドルという額は、日本の要求に対してちよつと承服ができないといつたようなお話もございました。数字がはつきりお伺いができませんでしたから、これはしいて御答弁を求めませんが、さつきのお話では、アメリカは一括して補償するというような方針であり、もう一括して要求も出ておると思います。これに対しまして、日本側は間接あるいは血後の区別なしに要求してお……

第19回国会 水産委員会 第38号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 松田委員から詳細にわたつて要求がございましたので、私簡単に申し上げておきます。気象観測の予算、これについて四分の一に削つて来た過去二年間の総決算が、今度の悲惨な洞爺丸初め一連の事件となつて現われたと思つても、私は過言ではなかろうと思います。特に気象通報は、必ずしも遅れていなかつたらしいのでございますが、これを伝達する方法において、はなはだ遺憾の点があつた。一例を申し上げますと、函館の測候所のごときは定員わずかに三名でございまして、主事補が一人無電を受けますと、あとの二名は天気図をつくるに汲々としているばかりで、ほとんどこれを一般に伝達する余裕がなかつた。人員が極度に圧縮されておりま……

第19回国会 農林委員会 第61号(1954/07/22、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 ほんの二、三点大臣にお伺いしたいのです。昨年の米価につきましては、東北地方をよくごらん願つたと思いますが、本年はその凶作の程度において、昨年に増すものであるということが確定的になつて来ております。今後の減収に対する防止がよほど巧妙に行われましても、昨年の収穫より少いということは確定的なように見受けられます。それともう一つことしの米価につきまして御考慮を願いたいと思いますのは、継続した凶作であるという点であります。これは営農資金も出ております。補助金なども昨年度講じられておりますので、この農民の窮乏を救う対策につきましては、とても昨年の新しい凶作の比ではないということがまた十分に考え……

第19回国会 農林委員会 第62号(1954/07/23、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 今年の凶作が、昨年に引続きまして連続凶作であるという点は、私は昨日申し上げましたが、従つて営農資金等も昨年の救済施策の中ですでに貸し出されております。農家がこの営農資金を今年返済することは、実際上むずかしくなつておると思います。従つて今年の対策に現われました営農資金貸付の方針なども、昨年度の営農資金の始末をどうするかということが非常に大きな問題になつて来ると思います。これは今後の天候のいかんによつて、凶作の度合いが多少減ずることがあるかもしれませんが、大体東北地方におきましてはもはや決定的な事実でございまして、この後天候が回復しましても、私は絶対に凶作の度合いは弱くはならないという……

第19回国会 農林委員会 第64号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 塩見局長にお尋ねしたいのですが……。
【次の発言】 これは大臣の方がなおよろしいのでございますけれども、たいへんな努力をしての八月一日現在の作柄の調査も一応受取りましたが、この調査によりますと、この後天候が回復しましてもとうてい回復し得ないという冷害、凶作の事実があつちこつちにあるようでございますが、大体そういう地方をどこと押えておられますか、伺いたいのであります。
【次の発言】 農林大臣がしろうとだという御謙遜なら、私はなおしろうとでありますが、私の見ましたところでは、おつしやる通り北海道と青森県の南部地帯及び岩手県の一部はとてもむずかしいだろうというたいこ判が押されるようであり……

第19回国会 農林委員会 第71号(1954/09/22、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 大分時間も立つておりますので、簡潔に要点だけをお伺いいたします。まず和栗課長にお尋ねいたしたいのでございます。現在自衛隊が演習地として、農林省のやつております開拓地を大分たくさん要求して来ておる事実はおわかりであろうと思うのであります。その一つである愛媛県の温泉都小野村の開拓地に、私この間行つて参りましたが、自衛隊の買収官と称します薦田という二等陸佐の方が、現地に防衛庁の出張所の看板を新しく掲げまして、常駐してこの土地の買収にむしろ狂奔しております。前には買収事務所という名前であつたそうでありますが、現在では出張所となつております。この人に会つたとき、劈頭私に対して、あなたは演習地……

第19回国会 農林委員会 第80号(1954/11/13、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 時間もたいへんおそくなつておりますので、簡単に一言だけお聞きしておきたいと思います。小川公正取引委員会の事務局長にお尋ねしたいと思います。先ほど来のいろいろの論議を通じまして、乳価引下げの問題がいかに大きな問題であるかということを十分御認識くだすつたと思いますが、一体あの四十二円に下げました独禁法違反になるかもしれないところの処置によつて、乳業者が利益となりましたのは、一日どれくらいになつておりますか、お調べになつたことがありますか、その点お聞きいたしておきたいと思います。
【次の発言】 あとで資料にしてお出し願いたいと思います。ただ私申し上げたいのは、九月に当委員会が、全国の酪農……

第19回国会 農林委員会 第81号(1954/11/18、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 大蔵大臣にお伺いしたいのであります。日本全国の災害が本年はたいへん少いが、局地的に非常に大きな災害があつたと言われたその御認識にはまことに敬意を表します。ただこの通り暖かい東京におりまして、北海道並びに東北地方における災害実体は、やはり実感的におくみとりいただかなければ、なかなかはつきりと御認識になれないのではないかと思いますので、一言申し上げたいと思います。  今年の凶作の特性といたしまして、秋が末になつてから非常に大きくたたかれた。当委員会からも再々青森県のごとき御調査を願いまして、大体立直るのではないかといつたような見通しまであつたのでございますが、九月二十六日の台風と、十月……

第19回国会 農林委員会 第82号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 すでに同僚議員からもいろいろ詳しく要求なり質疑、希望がございましたので、簡単に二、三要点をお伺いを兼ねお願いしたいと思うのでございます。私から申し上げるまでもなくすでに御承知の通り、凶作の救済につきましては予算の額はもちろん大事でございますけれども、もう一つ重大なのは時期的な問題についてでございます。時期を失つた救済というのは、その効果を少しも上げません。特に本年の凶作は北の方に片寄つた被害がたいへんに多いのでございまして、北海道と東北の北部がひどくやられております。洞爺丸の事件等で、農産物に対する被害は案外世間の耳目をそばだてなかつた。しかし現実の北海道並びに東北の農民の実情とい……

第19回国会 農林委員会 第83号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 さつきの官房長の御説明の中に、共済金の支払いは北海道だけは年内に支払うという御説明がございましたが、内地の方はそれでは払わぬことになりますか。その点を確かめておきたい。
【次の発言】 内地といつても広うございますが、大体北の方は北海道とあまり差異がないという状態に今はなつております。特に救農土木工事等におきまして、北海道だけに施工するはずだつたのが、その後当局の認識が新しくなりまして、青森県、岩手県等の被害地域においては、北海道同様救農土木工事を施工する、こういう建前になつておりますので、ただいま御説明のように、県当局並びに農林省が打合せの上で、早急支払う手順ができておるというので……

第20回国会 農林委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 羽田農林次官に今度の法案の根本的な御趣旨につきまして二、三質問したいのでございます。先ほど次官が、三分五厘の営農資金を貸しつけた場合に、富農層がその低利に便乗してこれを貧農に高利をもつて貸しつけるという実体を御指摘になりましたが、これはたいへんにりつぱな御見解だと思います。同時にそうした現象の起るもう一歩掘り下げた形に対してさらに御検討いただきたいと思うのは、今中澤委員からも発言がございました通り、累積凶作の苦難というものはまことに深刻なものがございまして、一回凶作にぶち当りますと、十年間立直れないのは農民の常識でございます。それがことしもさらにそういう凶作にぶつかつたので、何とか……

第20回国会 農林委員会 第4号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 平川局長にお伺いいたします。さっきの御答弁の中に、土地改良区は借り入れる権利がある。但しこれに融資をすべき相手方の金融機関においては、何らかの理由で貸付を拒んで来たというような御答弁がございましたが、この金融機関が貸付を拒んだ理由の中にこの法の解釈上の何らかの相違があったかどうか、その点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 この立法をなすべきかなさないかということは、本年の現実の災害に対して、たくさんの農民が非常に大きな関係を持っておりますが、その相手方の金融機関の法の解釈と局長の法の解釈について具体的に今回話合ったことがございますか。その点も明らかにしていただきたい。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第30号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 まず立川関係の方にお伺いいたしたいのでありますが、この関係の民有地の諸君が測量をするという通知を受けておりますかどうか、その点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それはどこからだれに一体通知をしたわけですか。調達庁から直接に行ったのか、あるいは町長まで行ったのか、通知をした本人と通知を受けた本人とをはっきりして下さい。
【次の発言】 地元関係者へはどこから行っておりますか。
【次の発言】 わかりました。調達庁次長にお伺いいたしますが、これまで測量に関して、土地等の使用等に関する特別措置法を適用してやった例がございますか。

第22回国会 外務委員会 第32号(1955/07/16、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 大久保参考人にお尋ねいたしますが、さっき上塚参考人も同様申されておりました通り、ブラジル現地の移民の実態は、非常に成功している人もあるし、入植してすぐの移民は悲惨な生活をしておるという事実もはっきりして参りました。戦争前のブラジル移民で実際に成功しておる人の数というものは、移民のうちの何%くらいになっておるか、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 計画をしたはっきりした植民でもなかったのですから、どうせ現地では激しい自由競争が行われるものと思っております。移民の中には若干優勝劣敗で落ちていった人もあるだろうと思います。またこの移民の形というものも、満州あるいは国内にお……

第22回国会 議院運営委員会 第14号(1955/04/30、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 これは特別の災害のことでもあるし、ちょうど休みも続きますから、ぜひ御許可を願いたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 さっき農林大臣の足立委員に対する御答弁の中に、これからの農政について、主食増産に偏重しないでもっと多角経営に重点を置く、あと農家の経済安定のために肥料、飼料、農薬、農機具等の価格の引き下げを考えておるというようなお話がございましたが、この際に基本的な問題を一つお伺いしたいと思います。  日本の農業が一体自由企業として見られる立場にあるものか、それともなお政府の保護助長を必要とする企業であるか、そういう点について一つ根本的な農林大臣のお考えを伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 どうもそういう御答弁では納得がいかないのです。やはり保護助長をすべき性格が残っておるとすれば保護助長……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/04/05、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 関連して大蔵大臣に伺いますが、大蔵省が大蔵省の信念の上に立ちまして予算を削減したことを確定的とお考えになっておれば、私は別段質問する意思はございませんでしたが、ただいままでのお話の中に、農林大臣と目下折衝中なので、十分われわれの意見も取り入れて考慮するというふうに考えまして、一つ御質問申し上げたいのです。さっき大臣の御答弁の中に、補助金は効率の上らないものを削るというお話がございましたが、一体大臣は日本の農業に対する補助が、効率が上らないということはどこに根本理由があるのか、これについて十分お考えになったかどうか。第一に今の補助金の出し方が非常に時期をそらしている。たとえば苗しろの……

第22回国会 農林水産委員会 第8号(1955/04/30、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 先ほど鈴木委員から発言がございましたことは、前からいろいろ協議の結果、ぜひ早急に必要であるという意向が強いのでございますから、この際同委員の発言の通り委員長において至急お取り計らい下さるよう要望いたします。

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 基本的な問題を二、三簡単にお伺いしたいのです。昭和三十年度の食糧管理特別会計を組み立てます場合に、大蔵大臣はこの内容について御検討になったかどうか、食管特別会計の内容について関与されたかどうか、その点をお聞きしたいのであります。
【次の発言】 さっきのお話では、今度の減収加算の三十二億九千万円については、最初大臣に難点があったように聞きました。それをいつからか知りませんけれども、農林大臣と一致した見解で三十二億九千万円を出す。そうしますと、当初計画しました食管特別会計の中には、今度の三十二億九千万円は入っていなかったと見てかまわないと思いしますが、その点いかがでございますか。

第22回国会 農林水産委員会 第18号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 果樹の災害問題が出ましたので、私本来の質問もあるのでありますが、関連してお尋ねいたします。果樹に対する凍霜害その他の災害についてのさまざまな考慮が最近強まっておりますが、私は静岡のミカンに対して青森県のリンゴの例を申し上げます。ここ二、三年非常前凍霜害が起きております。これは従来なかった害なのであります。気候の激変によることが非常に多い。特に今年は五月に入りましてから零下六度半というようなことがあったほどで、想像に絶するような寒さが襲つて参っております。すでにお手元にも回しておりまするが、開花直前のリンゴの花芽の状態が詳しく述べられてございますが、全然結実が予想できない状態になって……

第22回国会 農林水産委員会 第21号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 最近アメリカから飛行場の滑走路拡張の申入れがあったようでございます。これについて調達庁がその申し入れを受けておられますならば御説明を願いたい。
【次の発言】 以前にもございましたが、演習地使用に関しましては手続がはっきりしなかったために大へんなトラブルを起したことがしばしばありました。今度の飛行場の拡張につきまして日本政府がとる事務的な手続は、以前に演習場使用等に関してとりました手続と違いがないのでありますかどうか、この点を明確に御説明を願いたいと思います。たとえば以前にはアメリカから申し入れがありましたのを、閣議決定をしまして、それから日米合同委員会でやって調達庁へ行くという順序……

第22回国会 農林水産委員会 第23号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 千葉県の木更津におけるノリの被害は大分大きいようでありますが、あの原因について調達庁で調べたことはございませんか。あるいは防衛庁の方で調べてありましたなら、そちらの方からお答え願いたい。
【次の発言】 基地から流れました油も今度のノリの被害に対して大きく作用しておるが、フリゲートから流れた油がノリに一番大きな被害を及ぼしたということになっております。その点はどうですか。いつごろ調べたのか、漁民の生活問題でありますから、いつまでも調達庁が費やされておったのではとうてい漁民の何は救えないと思いますから、その点もう一ぺんはっきりお答え願いたい。

第22回国会 農林水産委員会 第24号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 これは二十八年度の冷害にあって被害を受けた農家の営農資金、飯米、原木などの払い下げ融資に伴う同じ農協関係の不正事件でありますが、福島県の石城郡田人村農協におきまして、営農資金の分配上の不正が暴露されて参っております。貸付の総額は七百三十四万四千円であったのが、そのうち百八万円を県信連の借金の支払いに充てておりまして、残りの六百二十六万円余りを農民に分配しております。その六百三十六万円の分配に際しましても非常に不公正に行われまして、あるいは農協専務理事が十一万五千四百円、映画館主が九万九千円、消防団長が八万円、そうして実際に冷害を受けまして農民には貸付されてない、こういう形でございま……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 御説明を承わりましたが、御承知の通り災害は次々と発生して参ります。大体この法案は五月までを切っておりますが、六月以後の災害については何かお含みがございましょうか。
【次の発言】 この配付されました法案によりますと、表記のところには「昭和三十年四月及び五月」とございまして、第一の目的には「昭和三十年四月の凍霜害」と五月が落ちているようでございますが、これは印刷上の手違いでございますか。  それから昨年来、現在と当委員会でさまざま検討いたしております協同組合を経営して貸し付けた資金は、実際の被害農家に行き渡らないで、ただ農協の経営状態を参考にして貸し付けられた傾向が非常に強いようでござ……

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 この四月及び五月の凍霜害、水害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案に対する修正案、この表記と内容との違いについては、昨日もいろいろ質問いたしましたが、これに対する答弁がさまざまに食い違って今日に継続されております。昨日申し上げました通り、東北地帯一帯の凍霜害は、五月に入ってから重点が置かれておりまするし、特に果樹に対する凍霜害のあり方というものは、一般農作物と違いまして、一カ月あるいは一カ月半、二カ月と経過してからその被害実情がはっきり現われてくるようになっておるのでございまするが、この法案では事実上五月の凍霜害並びにこれによって受けたその後の凍霜害の顧慮が払われてお……

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 その趣旨は根本において賛成するものでございますが、私がこれから質問しようとしております福島県田人の農協の不正と思われる事件につきまして、同じようなケースが出て参ると思いますので、できますならばこれもなお審議を続けまして、必要がある場合は秘密会にされるようにお願いいたします。
【次の発言】 この前の委員会におきまして、福島県石城郡田人村の農協につきまして、営農資金の使用上の不正、分配上の不正並びに利子に関する件、飯米配給等について質問いたしましたが、金融課長がかわったという理由で何ら的確な御答弁を得ませんでした。もうすでに十分調査も遂げられていると思いますので、詳細に私の質問について……

第22回国会 農林水産委員会 第40号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 この養ほう振興法案についてまずお伺いしたいのは、この振興すべき養蜂は、転飼するハチの群に対する振興を主としておるか、あるいは地元の養蜂家を重点に置いているか、この点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 第四条でございますが、「養ほう業者は、他の都道府県の区域内に転飼しようとするときは、省令の定めるところにより、あらかじめ、転飼しようとする場所を管轄する都道府県知事の許可を受けなければならない。」こういう規定は従来とられていなかったかどうか、お伺いしたい。
【次の発言】 そうしますと、現在では全体に対してそういう規定はないから、今度はこの法案によって全国に転飼する場合は、都……

第22回国会 農林水産委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 私もついでに資料をお願いします。それは農家の負債調べを、これも一つできるだけ詳しくお願いしたい。それからさっき局長は、現在いろいろな不自由を忍んで農地を担保にして、しかも高利で負債をしておる者が相当あると言われましたが、これはやみ金融に属するものでしょうから、お調べはなかなか困難だろうと思いますが、できるだけこの方面の数字をあげての資料をいただきたい。同時にこれらの借金のために担保が流れた場合、抵当権が執行されて訴訟に及んだ場合の判決の結果等についても、資料を一つお願いしたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 大槻先生にちょっと伺いたいのですが、担保は非常に経済的なものなんです。さっき武田さんの方からお話があったように、金融機関としては農地担保の魅力は、償還不能になった場合に、これを処分して損失を免れる、ここにあるようです。先生の方はやはりこれに対して、できるだけ農地の担保は処分しないように、あくまでも自作農を維持安定するという線でこれをおやりになる。それで問題になりますのは、償還能力の問題ですが、これは今の農家の経営というものは我妻先生のお話の通り、現在のままでも非常に困っておると私は思う。この上にも金が困ったからといって、たとい十五年賦でも金を借りて一時を糊塗し得たとしても、基本的な……

第22回国会 農林水産委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 同僚の各委員から御質問がありましたので、私は従来触れなかった基本的な問題について二、三しっかりと農林大臣にお伺いいたしたいと思います。愛知用水公団及び農地開発機械公団におきまして結果されておるこの劃期的な日本の農耕機械の改革、私たち多年主張して参りました機械化農業の点が打ち出されましたことは大へん喜ばしいのであります。しかしながら日本の農政史上かつて見なかったこの大きな改革の前には、必ず予測しないところの数々の障害も起るであろうし、また思わざる犠牲者も出るであろうと思います。これはいかなる英智をもってしても免れない。犠牲は必ず伴う。しかしながらできるだけこうしたそごや犠牲を最小限度……

第22回国会 農林水産委員会 第51号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 農林省にお伺いいたします。この前の委員会でいろいろ検討いたしました福島県の田人の農協の事件であります。いろいろ御調査も進んでおると思いますので、私どもの方でも若干押えた資料がございますので、その後の経過とこれに対して今までとられた処置等についてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 実は請求いたしました資料をいただきましたので、現地について個々の農民と突き合せてみました。問題は、あなた方がお集めになった個個の証書の金額と貸付けた金額が合っておるという点にはとどまりませんので、その証書が果して真実のものであるかどうかがここに論ぜられなければならない。特に困っていた農民がせっかく貸し……

第23回国会 農林水産委員会 第1号(1955/11/30、27期、日本社会党)

○淡谷委員 詳しいことについてはまたあらためて質問の機会もあろうと思いますので、基本的な点を二、三お伺いしたいと思います。  昨年以来日本農業の性質について、保護政策を徹底さすべきか、あるいは自由にさすべきか、これは主要食糧の統制撤廃の問題にも関連してしばしば本委員会で論議されましたが、今度の予算をお作りになりました基本的な方針として、一体日本の農業というものを将来どうもっていくのか、どの方面にその重点を置くのかという大まかな見通しが立てられたかどうか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 農林水産経済の基本的なものがはっきりいたしませんので、実はお伺いしたのでございますが、これ以上は官房長に……

第23回国会 農林水産委員会 第2号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○淡谷委員 昭和二十八年九月に李承晩ラインで四十七隻もの大量拿捕がございましたときに、時の防衛庁長官の木村さんは、この問題についてせっかく研究中であるという答弁をされました。李承晩の常識に訴えて、せっかちにかからないで気長にこの問題を解決するとおっしゃいました。ところが今日のアジア局長の答弁を聞きますと、依然としてせっかちにやってはならない、常識ある人であるならば李承晩も何とかするだろう、せっかく研究中であるということでありました。一体せっかちというのは何日間に解決しようというのがせっかちであろうか。気長にゆっくりやるというのは、十年も二十年も待てというのか。事 はもうそんななまぬるい事態では……

第23回国会 農林水産委員会 第3号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと簡単にお伺いいたしますが、さっき開拓地などで豆の値下りに押されまして売り急ぎなどをしないために融資を行うつもりだ、その一部はすでに実施をしておるというお話でございましたが、一部実施しております融資は一体どのくらい融資しておられますか、お伺いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、ただいまの融資は滞貨に対する融資だとほ考えられていないのですか。私はこれは一部実施というのは、豆を売りたい開拓者に対して、幾らか豆をカタに融資をしておるのかと思ったのですが、滞貨融資だとはまだお考えになっていないのでしょうか。
【次の発言】 組合に対しては何らか融資をするようなことをお考えにな……

第23回国会 農林水産委員会 第4号(1955/12/07、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣にお尋ねいたしますが、李承晩が日本の漁夫の諸君を釈放しない理由の一つに、さつき田口委員並びに赤路委員から質問がございました通り、大村の収容所に刑期を満了した朝鮮人をなお押えておる、これが一つの言い分になつておることは御存じでございますか、確かめておきたい。
【次の発言】 そこでこの出入国管理令に基きまして、これらの犯人の幾人かをそのままとどめておいたことが、李承晩の今のような処置の一つの原因となつておる。そういたしますると、ただいま赤路委員が質問いたしました通り、政府の行政処分ということが非常に大きな原因をなしておることもやはり考えなければならないと思います。同時にまたこれらの……

第23回国会 農林水産委員会 第5号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 議事進行。これまでいろいろ李ラインの問題については質疑を重ねましたが、当該大臣である農林大臣が一ぺんもまだ見えておりません。結局今までの質疑応答では、大臣の出席をまたなければ絶対にきまらぬ線が出て参っておりますので、ぜひとも明日は大臣が出ることを条件といたしまして、本日の農林委員会はこれをもって終ることに賛成をいたします。

第23回国会 農林水産委員会 第6号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣にごく具体的な点二、三お尋ねいたしますが、さっきの大臣のお話にございました通り、この問題は単なる漁業権の問題として経済的の考慮だけでは片づかない問題だと考えております。外務大臣とはこの問題の解決について十分打ち合せが済んでおると思いますが、この二、三日の韓国の動きにつきまして新しい情報なり、あるいはこっちとしての態度の変更なりございましたならば、その点外務大臣との打ち合せの範囲内でお答え願います。
【次の発言】 事は安全操業に関する問題でございますので、非常に時期的にも切迫して参っております。それで現地では大ぜいで強行出漁さえ辞せないという態度をはっきりして参っております。これ……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣にちょっとお伺いいたしますが、パラチオン剤の被害が全国に相当出ておる。最初ホリドールを輸入します場合、これは一体人畜その他に害ありとお考えになっておられたのか、あるいは害なしという認定を持っておられたのか、これをまずお尋ねいたします。
【次の発言】 ホリドールが人畜に害あることははっきり使用注意に書いております。各県で使っておりましても、十分に使用の方法を考えますと、散布者あるいはその付近には害は受けておりません。しかしこれを用いて自殺する者が非常に多い。ただ人畜に害があることははっきりしておりますので、これの使用に当っては、具体的にどのような指示をされたか、あるいは人畜に害な……

第24回国会 地方行政委員会 第61号(1956/10/15、27期、日本社会党)

○淡谷委員 去る十二日、十三日の両日にわたりまして、東京都砂川町の米軍航空基地の拡張に関する調達庁の強制測量を援助しようとしまして、警察予備隊を繰り出し、二日にわたって千余名の負傷者を出した事実がございます。これは日本の警察史が始まって以来の不祥事でございます。しかもこれは決して突発事件ではございません。不祥事とはいえません。こういう事態になることをおそれまして、われわれは十数日前から激しくこのことを警告し、善処を求めた。今井調達庁長官に、すみやかに現地におもむいて、この事態を収拾しろということを幾たびか申し入れました。最後には立川の調達事務所まで出向いてこのことを強く要請しましたが、がんとし……

第24回国会 地方行政委員会 第62号(1956/10/16、27期、日本社会党)

○淡谷委員 警視総監にちょっと一つお伺いしたい。きょう配付になりました資料によりますと、「死刑又は無期、若しくは長期三年以上の懲役若し期、若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分なる理由のある者が」云々と、大体武器使用のことが規定されておりますが、そういうふうに武器使用を許されておるときに、武器とは一体何をさすか、一つ御説明を願いたい。
【次の発言】 この間の事態に対しまして拳銃を用意させましたかさせませんか。
【次の発言】 これは重要なことでございますからはっきりお伺いしたい。もし命令に違反して拳銃を持っておった者がございましたら……

第24回国会 地方行政委員会 第64号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○淡谷委員 警視総監にお伺いしたいと思います。  この間の委員会で明らかにされました通り、今度の砂川における警察官の行動というのは、全然上部の命令が守られていない。これは二千人の警察予備隊が、警棒と称する武器を使って多数の負傷者を出したことが、上部の命令を順法しないことによって起ったものだとするならば、将来の警察行政上ゆゆしい問題であると思うのであります。果してあのような命令があったかなかったかを、現地の警察官について十分問いただすつもりで、一応第八方面の本部長の出席を求めておったのでありますが、病気だというので本日は出席されておりません。はなはだ遺憾なことでありますが、日をあらためてこれはさ……

第24回国会 農林水産委員会 第2号(1956/01/12、27期、日本社会党)

○淡谷委員 前の委員の諸君から詳しく御質問がございましたから、簡単に二、三点要点に触れたいと思います。今本名委員のお話の調査資料でございますが、これは各県からの報告に基いて作られたものという御説明がございましたが、それにしても、やはり本名委員のおっしゃる通り、あまりに数字がずさんだと私は思う。一例を申し上げますと、これは宮城県の資料に基きますと、漁具の被害で百六十二統がはっきり報告されておりますが、水産庁の調査ではそれが百二十六統、六と二が取り違えてあるのです。簡単な数字ですが、これが数字の取り違えくらいならよろしいのですが、全体にわたって 何か府県の報告とまた違った面が出ているように思われま……

第24回国会 農林水産委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○淡谷委員 農地開発機械公団法の一部を改正する法律案にございますジャージー種の乳牛が入って以来の搾乳量その他に関する資料がございましたら、なるべくたくさんいただきたいと思います。

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○淡谷委員 最初まず農林大臣にお尋ねしたいのですが、一体あなたはかぜは直りましたか。
【次の発言】 かぜもまだすっかり直らないというし、録音や何かの忙しいこともたくさんあるようですが、われわれもだてや酔狂でやっておるのではありません。数回にわたって大臣の出席を要請いたしました。一日も早く、重大な今日の日本の農政に明るい見通しをつけたいというのがわれわれの念願であります。それをきょうもすでに二時間経過しておる、一時の約束が三時になりました。われわれ今まで漫然とあなたを待っておる。それに対してあなたは一体どう考えていらっしゃるか、はっきりと大臣の今の心境をお話し願いたい。

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○淡谷委員 私はこの融資保証法の参考書類について若干お尋ねしたいのであります。第一表についてお尋ねいたしますが、入植戸数が二十九年度で二十三万二百戸、このうち離脱いたしました戸数が七万七千三百戸になっております。大体三分の一の農家がこの開拓から離脱しておるようでございますが、この離脱した農家の負債処理の状態はどうなっておりますか、お伺いしたい。
【次の発言】 自分がこれを償還したものの実際の額と、親戚が償還した額並びに和解によって償還になっておりますもの、資産負債をあとの開拓者が引き受けた額、この数字がわかっておりますか。
【次の発言】 それは資料しとてお出しを願いたいと思います。  引き続い……

第24回国会 農林水産委員会 第12号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。さっき農林大臣は、いわゆる新農村建設のため五万円を出して、九百の町村からこれを集めるというのでありますが、初めはそれも懸賞論文なら懸賞論文でよいと言われました。そうするとこれは非常にはっきりしてくる。九百の町村に大体四千五百万円の懸賞金をかけまして、新農村建設の計画案を募るということは大へんけっこうなんで、こんな高い懸賞金はあまりないと思いますが、一体この懸賞論文の選者にはだれが当るのですか。あなたは町村から県に入ってくる、県から中央に入ってくる、そしてそれがよければそれを計画として実施する、こう言われますが、それが、よければという審査をする選者は一体だれですか。

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○淡谷委員 本案の改正の第一点として、「昭和三十一年度から新たに農地開発機械公団が保有いたします機械を使用して行われますところの、いゆる機械開墾事業地区の開拓者に対し貸し付けられます資金の範囲、償還条件等を定めた」こういうことが提案理由の説明に入っておりますが、この機械開墾事業地区、すなわち北海道の根釧地区・青森県の上北地区に対する開墾の構想というものがございましたらこの際御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この乳牛はジャージー種のものを入れるというような構想に伺っておりますが、ジャージー種を入れましてから搾乳等の成績がどのような経緯をとっておりますか、具体的に御説明願いたい。これは資料……

第24回国会 農林水産委員会 第16号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○淡谷委員 畜産局長に一つお伺いいたしますが、今度ジャージーの輸入が大分大幅に行われるようですけれども、ジャージーという牛は二子を産みますか。
【次の発言】 実は本日御配付を受けた資料の中に、どうも二子をふんだんに産まなければ納得できないような数字があるのです。これはジャージー種の繁殖率と死亡率についての調査の必要からお願いした資料でありますが、これを見ますと、その点がどうもはっきりいたしません。私たいへん興味がある算術というふうに拝見したのでありますが、きょう配付になった畜産局畜産課の表の中に二十八年度の輸入頭数が五百五十五頭になっておりまして、生産頭数が六百六十八頭になっておりますが、これ……

第24回国会 農林水産委員会 第17号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この法律の説明書の中に「部落有林野を官行造林契約の対象として、その造林を促進することといたしたいのであります。」と書いてありますが、どういうものをさして部落有林野といっておられるのか、部落有林野の性格について御説明願いたい。
【次の発言】 実はそこに問題があったわけです。同じ公有林といっても、村有とかあるいは区界制度を設けました部落有ならば、これは別段問題がない。ただ長官も言われました通り、共有でもなし、公有でもなし、いわゆる総有権的な存在の部落有林というものが相当あると思います。これは一部村有に寄付統一などをいたしましたけれども、まだ非常に残っておるところがございます。これが造林……

第24回国会 農林水産委員会 第20号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○淡谷委員 飼料の品質改善に関する法律の一部を改正する法律案の内容につきまして、若干質問をいたします。一体最近の畜産の状態を見ますると、生産物の価格が非常に落ちておるのに対して、飼料の面ではその価格がなかなか落ちていかない、この矛盾の根本的な理由をどうお考えになっておられるか、その点をまずお伺いいたしたい。
【次の発言】 価格が若干落ちましても、牛乳、卵等の価格下落に比べますと、ずっとその落ち方が少い。それにつきまして価格の安定をはかり同時に畜産業が成り立つようにするためには、飼料といってもここに掲げてありますようにたくさんございますが、一体どの点に重点を置いて指導されておりますか、重点的な飼……

第24回国会 農林水産委員会 第21号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この間の要求によりまして資料が提出されましたが、この中のマニトバ小麦の横流しの件でございます。この横流しの説明の中に、三十年五月あるいは六月の分につきまして、県畜連が金融事情のために他の商店にこれを転売したというふうになっております。一体県畜連がこの小麦を売り渡しました場合には、向うの要求で売り渡したものなんですか、それとも割当をして渡したものですか。
【次の発言】 この金融事情が非常に逼迫した場合、何らか横流しをさせないような手が打てなかったかどうか。
【次の発言】 これはこの前に配付になりました資料に比べてみますと、この横流しの事情には非常にデリケートなものがある。三十年の五月……

第24回国会 農林水産委員会 第24号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この両案については提案の趣旨にはあえて反対をいたしませんが、これは非常に重大な問題をはらんでおりますので、日本社会党を代表して警告的賛成討論をいたします。  これからの日本の農業は畜産に非常に大きな比重がかかると思いますが、今の酪農その他の畜産の状態は、経営上において非常に大きな赤字の出る公算が大きい。せっかくやろうと思いましても、そのためにほとんどやりかけた仕事をやめろという状態が全国にひんぴんと現われてきております。これは主として飼料高、生産品安という憂うべきところの傾向によるのでございますが、特に今度の法案等によりまして飼料の根本対策をながめますと、どうも基本的な問題で非常に……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大石次官にお尋ねしたいのですが、この森林開発公団法の適用によって林道を開発しようという地方には国有林野はないようであります。民有地が非常にたくさんございまして、特に日本でも有名な山林大地主の所在地でございます。この法案によって、農地改革の場合に土地解放されなかった山林地主がこの法案の上にあぐらをかいて、山林地主的性格をますます発揮するようなことになると思いますが、これについて一体次官はどういう考えをもって進まれるのか、お伺いしたいと思います。これはどうも林野庁の方ではないと思いますので、土地に対する基本的な構想を次官からお聞きしたい。

第24回国会 農林水産委員会 第29号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。これは政務次官にお聞きしたいのですが、今の長官の御答弁で、公団が十七ヵ年間存続する、こういう御答弁でございましたが、この前の次官の御答弁で、大体余剰農産物の見返り資金を使うのは三ヵ年、そうしますとこの公団に限らず、余剰農産物の見返り資金と関係なしに公団はおやりになっておるのかどうかということが一点。  それからもう一点は、この公団が大きな計画が終ったあとに、事後処置のために長年間存続いたしますと、公団の経費並びに機構が非常に煩瑣になりむだになる。従って公団の運営については、かりに余剰農産物の受入資金を使ってしまったあとに存続するといたしましたならば、思い切って簡素化するか……

第24回国会 農林水産委員会 第30号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣のごあいさつに接しましたが、率直に申し上げまして、今回の大臣の訪ソにつきましては、私どもとしては非常な不安と不満を感ずるものでございます。大臣御自身はっきりおわかりの通り、今河野一郎という人物には国内の非常に濃い疑惑の色がかかっております。しかも当委員会においてあなたがまだ問題の競馬馬につきまして十分なる回答を与えてない、私自身の質問も保留のままあなたはソ連に旅行される。国内において絶対の信頼をかち得ない者が果して他国の信頼をかち得るかどうか、まことに不安に思うのであります。のみならず、あなたの属する自民党内部においてすら、あなたの権限に対して非常に強い制約を加えて出発されると……

第24回国会 農林水産委員会 第31号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○淡谷委員 本法律案は非常に簡単なように思われますけれども、内容を種々検討いたしますると、大きな問題が二つほど入っております。一つは、体日本の酪農行政をどういうふうに持っていくかという基本的な問題。もう一つは、このジャージー種の輸入を公団をして行わしめるという方針が果して適正であるかどうか、この二つの問題について質問をいたします。  第一に、ジャージー種につきましては、先般来種々この委員会で討議いたしましたが、ホルスタイン種とジャージー種との優劣については、まだはっきりした結論が出て参っておりません。特に国内のホルスタイン種は、漸次増殖いたしまして、海外に輸出するほどの状態になっておりまするし……

第24回国会 農林水産委員会 第32号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○淡谷委員 実はきょうは理事長が来られるものと思って、いろいろ質問を準備して参りましたのですが、せっかく土屋さんいらしたのですから、ただいまの参考意見について若干質問したいと思います。  この公団そのものの事務的な仕事の進捗状態と、現地の仕事の進捗状態とをはっきり区別して御報告願いたい。公団にさまざまな役柄ができたり、あるいは事務所ができたりしたのはよろしい。具体的に、北部上北では現地の開墾がどの程度まで進んでいるのか。どういう機械が入っているのか。根釧地区ではどういう仕事が始まり、どのような機械が入っているか。特に今お話では機械及び用具の配置が済んだということでございますが、この用員の数など……

第24回国会 農林水産委員会 第33号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○淡谷委員 まず和田理事にお尋ねしておきたいのですが、さっきのお話によりますと、今この公団の要員が四十七名というお話でございましたが、欠員は一体何人でございますか。その欠員はどこどこにありますか、お答え願いたい。
【次の発言】 理事長はさっき、最も公団の内容に通じている土屋理事を昨日当委員会に出席せしめたというお話でありましたが、その土屋理事の御答弁によりますと欠員は九名、今度はまた十名――これは何百名という数ならば違ってもいいのです。仕方がありませんが、四十七名というと、いなかの大家族では一家族です。それが一々答弁が食い違ったり、しかもこの発足したばかりの公団が、さっき理事長は、私の希望で乳……

第24回国会 農林水産委員会 第35号(1956/04/28、27期、日本社会党)

○淡谷委員 河野さんがアメリカに参りました場合に、ロスアンゼルスの近くの――近くでもないがポモナという畜産共進会の開かれましたところで一頭馬を贈られた。ただもらっちゃ済まないから、幾らか金を払って贈られたということがこの前言われておったのですが、永田さんそれについて御存じでございましたらお話し願いたいのです。
【次の発言】 それに関連して……。この間大臣がここで、この馬はいろいろ問題を起したから、人に譲るということを言っておるのです。まだあなたに対して金の決済ができない馬を人に譲るという行為を、あなたはお認めになるかどうか。その点をお聞きしたい。

第24回国会 農林水産委員会 第37号(1956/05/09、27期、日本社会党)

○淡谷委員 本法案に対しましては、先日来各方面の責任者の方においでを願っていろいろ質疑を試みましたけれども、どうも聞いてみればみるほど主体がぼやけて参ります。申すまでもなく、開墾事業だけでも非常に大きな新しい試みである上に、さらにジャージー種の大量輸入さえやるということになりますと、今後予測されるさまざまの混乱があるのであります。そこでこの際はっきりしておきたいのは、開墾地の事業の実施主体は一体どこなのか。公団の方では、私どもは指導面は担当いたしません、しかし仕事はするんだという。そうすると公団に対して、かくかくの計画に基いて開墾をし、かくかくの方針に基いて営農をさせよといって命ずるのは一体ど……

第24回国会 農林水産委員会 第38号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○淡谷委員 山梨県及び長野県の果樹の被害というものは、他の作物と若干違った点がございますので、二、三補足的に御報告申し上げます。  果樹の中でも、ブドウ、クルミ、カキ等は本年度出て参ります芽の中に花がありますので、これが一ぺんやられますると、ほとんどことしは見込みがないという形になって参っております。ナシ、桃、リンゴ等は、昨年形成されました芽の中に今年の実がもうすでにできております。同時に冬季間を通って参りますので、この凍霜害に対する抵抗力も若干強いように思われますが、山梨県のブドウは霜害の関係で、高いたなにいたしましたので、案外被害を免れておりましたが、長野県では凍害が主で、高い部分ほど強く……

第24回国会 農林水産委員会 第43号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと小金井さんにお伺いしたいと思うのです。この問題は慎重に審議したいと思いますので、あるいは参考人に対しては失礼なことまでも質問するかもしれませんが、あらかじめ御了承願いたいと思います。  この法律改正の趣旨としまして、実は私一つの疑点を持っておるのです。現在の市場の性格は集散市場になって、生産者と消費者と双方が十分に合理的に利益を受けるようにというのが改正の趣旨になっておりますが、もう一つ隠された理由として、現在の中央卸売市場の設備等が完全に行われていないので、これを何とかしたいというお気持があるのじゃないかと思うのであります。先般来しばしば現場を見せていただきましたが、たと……

第24回国会 農林水産委員会 第49号(1956/08/01、27期、日本社会党)

○淡谷委員 二点ほど簡単に御質問申したいと思います。今石田委員からも質問がございましたが、災害復旧に関して他の省との連関性の問題であります。確かに原形復旧などで相当困っておる例は、今度の水害、特に東北地方に起りました水害については、その持っております後進性のゆえに方々に出て参りまして、宮城県下の角田橋のごときは、五里という流域に一つしかない橋なのであります。その四百メートルの長い橋が原形復旧のために、工事ができ上るとすぐ流されてしまう。また原形に復旧するとまたすぐ流されてしまう。これでは何回やりましても無意味な工事になっておりますし、特にこれは建設省関係でございましょうが、川を差しはさんだ耕地……

第24回国会 農林水産委員会 第50号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この今回の災害だけではなくて、年々起ります災害に対する共済制度の活用が非常に重大となるのは論ずるまでもありませんが、最近聞くところによりますと、農林省の共済関係の仕事について何かまことに困った問題が起っておりまして、農林省の内部からこれを告発した事実があるようでございますので、この点について一つ御報告を願いたいと思うのであります。
【次の発言】 その点了承いたしました。  それでは別なことを御質問申し上げます。今小委員長の報告にございましたが、この水害その他の災害の復旧につきまして、単なる復旧であってはすぐにまた災害にやられるといったような問題がしばしば地方の橋梁その他にはございま……

第24回国会 農林水産委員会 第52号(1956/08/24、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。今度の被害につきまして、米の予約売り渡しをしておりますところがだいぶあると思いますが、この予約売り渡しをしました農家が、予約の金を借りておいて、しかも実際の米の供出もできない、その金の返還もむずかしいという状態に陥っている例がたくさんございますようで、前会も質問しましたが、これは大臣のお考えを聞かなければ答弁できないというので保留しておりますが、何かそれにつきまして措置をとられるようなお考えがありますかどうか、聞きたいと思います。

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、日本社会党)

○淡谷委員 畑地の災害、特に果樹などの災害についてはきておりませんか。

第24回国会 農林水産委員会 第56号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ごく簡単に農林省及び大蔵省にお尋ねしたいと思います。本年は九州及び北海道で非常に大きな災害がございましたが、そのほかに冷害あるいは台風の被害を受けた県というのは、大体どれくらいに把握をしておられるか、お伺いしたい。
【次の発言】 この九州、北海道の大きな災害の陰に隠れ、また同時に農林省の発表する全国的な豊作の陰に隠れまして、これら谷合いの災害地帯があるいは忘れられる危険というものが非常に感ぜられるのであります。これは一つの県をとってみましても、今年の冷害の特徴といたしまして、非常に個人差が多いのでございます。県全体の場合を見ますると平年作に近い作柄でございましても、地域的に大へんな……

第25回国会 農林水産委員会 第1号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○淡谷委員 今の政府側の報告並びに質問に対するさまざまな返事を聞いておりますと、要するに災害に対する対策は何ら進行していないという結論になると思う。特に九州並びに北海道の大きな災害の谷間になりました内地の災害については、先ほど説明がございましたが、ほとんど具体的なものがございません。これにつきまして被害実態が農林省側の調査と府県の調査とで著しく違っておった県がございましたら、その計数を一つ御報告願いたい。
【次の発言】 今御報告ございました四つの県について見ましても、この差というのは半分もしくは半分以下になっております。同じ人間の目で見ておりながらこんなふうに大きな差があるというのは、一体府県……

第25回国会 農林水産委員会 第3号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○淡谷委員 資料を一つお願いしたい。農業委員の選挙につきまして、さっき次官並びに局長から再々言明がございましたが、無投票と申しますか、投票によらずして出た委員の数と選挙によって出た委員の数、これを選挙が始まってから年々のものを暦年ごとに出していただきたい。もう一つは府県別に詳しい資料をいただきたいと思います。

第25回国会 農林水産委員会 第5号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○淡谷委員 川村村長に伺いますが、むしろこれは推薦なんか廃止して、のっけから村長の選任でおやりになって、各階層から公平にとられるように修正したらいかがでございましょうか。
【次の発言】 そこで私は一つ川村さんに伺いたいのですが、一体村長さんは今日の選挙制度というものをどう考えられておりますか。民主主義と選挙制度は切っても切れないものです。やはり村長が公選になりましてから、非常に民主的になりまして、川村村長のような名村長まで出てきております。そうしますと、やはり方向として民主主義推進のためには、この選挙制度というものは貫くべき必要があると私は考えております。現在までの農業委員会の制度は選挙制であ……

第25回国会 農林水産委員会 第6号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○淡谷委員 再建整備法についてちょっとお伺いしたいのですが、十四条は御承知の通り、「再建整備の条件を満すに至ってから一年を経過した後、政令の定めるところにより、交付された奨励金に相当する金額に利子に相当する金額を加算した金額を政府に納付しなければならない。」と書いてあります。この十四条というものには成立当時若干のお疑いがあったのかどうか、あるいはその後再建整備がまだ完全にできてない、あるいはまだ整理ができていないからこれは納付する必要がない、こういうふうになったのか、その点を一つお伺いしたい。  もう一点は、これは農業委員会に関する問題でありますが、先ほどからのお話で大体御意思はわかりましたが……

第25回国会 農林水産委員会 第7号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この農業委員会法の改正案というのは、私どもの考えでは、非常に大きな日本の農村民主化上の問題と考えておるわけであります。従ってこれは改正の本旨につきまして、農林大臣の直接の御答弁を実は伺いたい。しかしあなたもれっきとした次官でございますから、本日のあなたの答弁というものは、農林大臣と同じ資格でお答えになるというふうに了解しておる。これは当然でございますが、その点をもう一ぺん確認しておきたい。御承知の通り河野農林大臣というのはまことに剛腹な大臣でありますので、大石君は大石君、おれはおれということになられては、私どもの質問も全然意味を失いますから、その点あなたは大臣に対して十分責任を負え……

第25回国会 農林水産委員会 第8号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大石次官に昨日いろいろ質問いたしましたが、大体お調べになったからおわかりになったろうと思いまするので、これ以上お聞きいたしませんが、今度の改正法律案によりまして違った点というのは、今度の提案理由の十ページをごらんになければ大体おわかりになったろうと思います。ここに三行目から、「すなわち、その所掌する事務としましては、農地法、土地改良法その他の法令に基き、権限として行う事務は従来の通りとする」ここから書いてある下の方を全部盛った所掌もしくは権限内容というふうに私は理解しておりますが、そのように確認して差し支えありませんか。
【次の発言】 具体的に申し上げますと、私は今度の取扱いの内容……

第26回国会 決算委員会 第2号(1957/02/07、27期、日本社会党)

○淡谷委員 国有財産の点についてちょっとお伺いしたいと思います。昨年来米軍の演習地その他で買収した土地が妙義山初めあったようでありますが、あれは今度の国有財産増減の中に入っておりますかどうか。おもなそういう買収地の項目等を御説明願いたいと思います。

第26回国会 決算委員会 第3号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○淡谷委員 食糧庁長官に一つ伺いたいのですが、食管特別会計が大きな赤字を持った原因は、輸入米とこの売り渡しに関するものがだいぶ大きいと思う。そこで輸入米の輸入の事務的な手続を一体どういうふうにされておるか、その点を明示されたいと思います。私伺いたいのは、外国ではどういう商社がそこに立っているか。二十九年、三十年等は内地の商社はどこどこが当ったか、そういう点について一つ伺いたい。
【次の発言】 外米その他の輸入食糧の輸入に関する手続であります。特に入札などによってとっている例がございますが、この入札の所管は一体どこでやるのか。それから外国の商社が一応向うの農産物を買い集めまして、それを日本の商社……

第26回国会 決算委員会 第6号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○淡谷委員 会計柿査院に伺いたいのですが、今吉田委員から発言がありました外航船舶建造資金貸付利子補給金に関する経理当を得ないもの、この二八九ページのところに「飯野海運株式会社ほか五会社(利子補給対象船二一隻)の分については関係帳簿を押収されているものがあることなどのため現在なお調査中である。」これはその当時大へん大きな事件になりましたので、大体わかっておりますが、三十年度の報告ではこのことが掲上されておりません。現在どうなっておりますか、詳しく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 飯野海運、山下汽船等は、その当時非常に大きい問題になりまして、現在でもなお国民の疑惑は解けておりません。会計検……

第26回国会 決算委員会 第7号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣に対する質問の前に、ちょっと一、二点検査院にお伺いしたいのですが、二十九年度の決算報告書の二八九ページ外航船舶建造資金貸付利子補給金に関する経理当を得ないもの、この中に、「三十年九月までに日本郵船株式会社ほか五二会社(利子補給対象船一五二隻)について会計実地検査を施行したが、飯野海運株式会社ほか五会社(利子補給対象船二一隻)の分については関係帳簿を押収されているものがあることなどのため現在なお調査中である。」ということがございますが、この飯野海運株式会社ほか五会社という、この五会社の名前をはっきり伺いたい。
【次の発言】 大臣にお伺いいたしたいのでございますが、外航船舶建造資金……

第26回国会 決算委員会 第8号(1957/02/26、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと稲葉さんに確かめておきたいことがありますが、さっきの発言中、国鉄の退職者が外郭団体等に就職することに対しましての制限ですが、これに関連しまして、国会議員などの兼職も同様禁止されたらよろしいということを冗談に言われましたが、何かそういう事例がございましたら一つお知らせを願いたい。なおまた、国会議員の兼職禁止というのは、公共企業体に対する兼職禁止なのか、一般私企業に対する兼職禁止なのか、誤解を招きますので、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 しかし現在国会議員は公共企業体その他のものには入っておらない。
【次の発言】 あなたのおっしゃるのは、国会議員は国会議員を職業として……

第26回国会 決算委員会 第10号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○淡谷委員 十河総裁にお聞きしたいのでございますが、今何か部外者に対しては監督ができないといったような意味の御発言がございましたが、一体鉄友会と使用承認者の国鉄とは、これははっきり契約書を交していると思う。そうしますと、鉄友会に対しては直接あなたの監督権はないかもしれませんけれども、契約をした国鉄当局に対しては、あなたは厳重な監督権の発動をしなければならぬ。この鉄友会とあなたの方が契約をしましたのは二十六年四月十二日であります。その二十六年六月にはすでに使用者として東京デパートが現われておる。この間わずかに二カ月です。さらに三十年三月まで東京デパートが使用いたしまして、三十年四月には直営に移っ……

第26回国会 決算委員会 第11号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。三浦義男氏から鉄友会が何か負債を負っておるように伺っておりますが、そういうことはありませんか。
【次の発言】 幾らですか。
【次の発言】 あなたの方から出してきました決算書に、六十五万円の負債があります。そうすると、その差額はどうなりますか、払ったんですか。
【次の発言】 退職金を出した当時の三浦さんの報酬は幾らでしたか。
【次の発言】 六万円は何年前からのことですか。鉄友会は六年の間に六万円をいつからお払いになったか御記憶にないのですか。
【次の発言】 参議院議員に当選しましてからも払っておったのですか。
【次の発言】 そうしますと、監査役をおやめになってからも手当は出……

第26回国会 決算委員会 第13号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 足集利参考人にほんとうの意味でちょっとお聞きしたいのですが、あなたは何億という金を扱った方ですから、こんなことを聞いてはいけないかもしれませんけれども、鉄友会に対してあなたは二万七十六円借金をしておる、ごく小さい金です。それからさらに貸付金が四十五万円あなたには残っておる。それは鉄友会の財産目録に載っております。あなたには鼻くそ同然の金でございましょうから問題にならないでしょうけれども、これは一体どういう性格の金ですか。
【次の発言】 そこで鉄友会の決算書がここにあるのですが、この決算書によれば、財産目録としてあなたから受け取る分が二万七十六円と四十五万円記載されておる。この説明は……

第26回国会 決算委員会 第14号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○淡谷委員 長官に一つ。この三十年度の会計検査院の報告を新しい感覚で冷静に読み直していただきたい。長く長官などをしておられますと、いつか防衛庁の魔力にかかりまして、冷静に見る感覚が鈍ってくると思いますので、新任早々の長官に一つお願いしたいのですが、防衛庁関係の指摘されました事項というものは他の官庁のものと若干性格が違っておる。他の官庁の場合は、上部の命令を守らなかったからとか、あるいは現地で何らかのごまかしが行われたということに基因する不当事項が非常に多い。防衛庁の場合はそうではありません。特に三十年度の場合は、上層部の設計あるいは検査それから調査等の不当によって起った見込み違いの不当事項が大……

第26回国会 決算委員会 第16号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○淡谷委員 さっきの刷新委員会か何かのお話ですが、これは大体規約などは承わりましたが、この機構は一体どうなさるおつもりですか。まさかおえら方だけで整理の実務には当れないと思うのです。この委員会の構成などは一体どういうふうにお考えになっておりますか。特に、あのガード下の問題で直接調査に当る、整理に当る当事者は一体どこにお置きになるのか、このことを一つお聞きしたい。
【次の発言】 次に、これはさっき副総裁が言われた通り、確かに長い間の因縁がからまっておりますので、直接当られる人の人選をよほどよくやらなければ、刷新粛正は委員会自体を刷新粛正しなければならないといったように、また屋上屋を架すような疑獄……

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○淡谷委員 最初刑事局長に確認しておきたいと思うのでありますが、現在福岡県庁の関係で、身柄を拘束されております被疑者というものはだれだれでございますか、名前を承わりたい。
【次の発言】 田中長官がおられるうちにはっきり私申し上げておきたいのですが、さっき小林財政部長のいろいろな答弁を聞いておりますと、法律的には福岡県庁の出納長がやった行動は許されるべきであるといったような意味が大へん強く感じられました。しかし長官からそうではなくして、やはりこの問題の政治的な重大性、今後の財政管理等に対する非常に大きな問題をはらむというお話しもございました。財政部長があのような口吻で指導監督されたのでは、当然こ……

第26回国会 決算委員会 第20号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○淡谷委員 銀行局長にお願いしておきますが、さっきお話しのスチール工業の下部機構というものを一覧できるように、坂本委員の請求と同じように一つ御提出願いたい。
【次の発言】 もしあっせん等の系統がおわかりにならなければ、名前だけでもけっこうです。これこれの会社が関係がある。――七、八十ですから、ちょっとやっかいかもしれませんが、おもなものでけっこうです。明らかに関係があると思われるもの、これを出してもらいたい。
【次の発言】 まず私自治庁の考え方について確かめておきたいのです。さっきから話を聞いておりますと、捜査中の事件については触れない、また法律でいいのはいいので、あとはわれわれとしてはしよう……

第26回国会 決算委員会 第23号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。今吉田委員から御注意がありましたのと同じケースでありますが、駐留年が使っておりました施設を駐留軍が撤退したあとで自衛隊の施設にかえる場合がございます。その場合にジョイント・ユース等によって駐留軍がいる際すでに自衛際が使っておったという場所がずいぶんあるように承わっておりますが、ジョイント・ユースの場合、借料やなんかの管理はどういうふうにやっておりますか。
【次の発言】 ジョイント・ユースの中でも国有地を使っている場合は大した問題はないけれども、民有地を使用した場合、所有者は駐留軍が使うためにこれを出している。それを自衛隊が使う段になりますと、完全に使用目的が変ってきており……

第26回国会 決算委員会 第24号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○淡谷委員 中村法務大臣に、関連して御質問いたしたいのです。  先ほど来吉田委員から強く発言されました通り、農林省関係の事件というものは続出しておりますが、多久島事件にさかのぼり、さらにそれ以前にさかのぼりまして、農林省内部の腐敗の原因というものを今日徹底的に究明する必要があると思う。ただし、このような事件がいつでも比較的軽い職務についている人たちが犠牲にされ、あいるはみずから命を断つというようなことでやみからやみに葬られておりますことは、これは非常に残念な話であります。大臣はこの事件に対しても厳正に処置されるような御所信でございまするが、今回の事件で、外国為替並びに外国貿易に関する問題が出て……

第26回国会 決算委員会 第26号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○淡谷委員 中山証人に簡単に二、三点お伺いしたいと思います。あなたが監事をしておられました昭和二十六年ごろ、このことは全購連の経理内容というものは黒字であったか赤字であったか、その点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 その赤字が急激に黒字に変った場合、あなたは職にいなかったといいますが、何か危惧の念を打たれなかったかどうか、その点はどうですか。
【次の発言】 あなたはさっきの証言の中で検査機構の欠陥が非常に気になるということを言われておった、それから職員が何か役員をしのぐような権限を持っておるということも言われておった、そうしますと、何かその当時から全購連の内部には不明朗なことがあるか……

第26回国会 決算委員会 第27号(1957/04/18、27期、日本社会党)

○淡谷委員 政務次官にお尋ねいたしますが、山本調査官を派遣するに当りまして、いろいろな調査の項目等を指示命令したのは一体自治庁のどなたですか。
【次の発言】 鈴木次長はきょうは見えてないのですね。
【次の発言】 山本調査官の出発に当りましてどういう点を調査するように言いつかったか、お話を願いたいと思います。
【次の発言】 あなたが向うに滞在したのは何日から何日までですか。
【次の発言】 その際福岡県庁から西日本相互銀行に五千万円、福岡相互銀行に四千万円の預託があった事実はお調べになりましたか。
【次の発言】 その預託をしましたのが、果して中小企業等のために使われたかどうか、確認されましたかどう……

第26回国会 決算委員会 第28号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○淡谷委員 農林大臣にこの際御決意をもって御答弁を願いたいのでありますが、あなたはこの間、当委員会で全購連及びこれに関連する農林省内部の汚職事件につきまして、日本の農政における一つの重大な問題である、一つのかたい決意をもってこれに臨むような態度を披瀝された。しかるにその後非常に事件が進展いたしまして、今ではもうどこが底やらわからぬという工合に、全農民の憤激を買っておるのであります。しかもこの中には、農林省の課長級の人たちがかなり深入りをしまして、抜き差しならぬという段階に立っているようでもありますし、これがなお波及いたしましたらどの辺まで広がるものやら、ほとんど見当がつかない。この際、現在大臣……

第26回国会 決算委員会 第29号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○淡谷委員 井本刑事局長は出席しておりますか――至急出るようにお願いいたします。それから農林大臣にも出ていただきたいと思います。  小杉参考人に一つ私じっくりお聞き取り願いたいのであります。全購連に端を発しました今度の事件が農林省に飛び火し、さらに政界にも波及するだろうということはもう世間周知のことになっておる。こういう事態に対して、国民的な立場から心配しておるのは警視庁だけではございません。あなたの方には犯罪捜査の十分な責任もあるでしょうし、自信もおありになるでしょう。けれども国会は国会として、警視庁の観点とは別にこの問題を捜査し――捜査という言葉はなんですが、十分に検討して、自後こういうこ……

第26回国会 決算委員会 第31号(1957/04/30、27期、日本社会党)

○淡谷委員 第一相互銀行が相互無尽株式会社から業務を引き継いで名前を改めましたのはいつでございますか。
【次の発言】 その場合に看板が変ったように、内容等に変化がございましたかどうか。もしございましたら、その内容をお活願いたいと思います。
【次の発言】 この銀行は相互銀行であるので、最高二千万円以上の貸付はできないというふうに聞いておりましたが、実際はどうなんですか。表面は二千万円でも、それ以上の貸付はできたのですか。
【次の発言】 スチール工業株式会社に対して非常に高額の貸付があったようでございますが、これは承わりますと、何か口数を大へんにこまかくくだいて表面をつくろっておったようですが、あ……

第26回国会 決算委員会 第35号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○淡谷委員 伊藤忠商事株式会社は、主として繊維に重点を置いている会社と伺っておりましたが、今回問題となっております肥料について、どの程度おやりになっているか。また特に東独のカリ肥料の輸入に関しましていろいろ取りざたされておりますが、こういり点について事業の概況をお話し願いたいと思います。
【次の発言】 証人が東独のカリ輸入について係の部長から相談を受けたのはいつごろでございますか。
【次の発言】 このカリの輸入につきましては外貨の割当、あるいは農林省との間にワクの設定など相当に隘路があるので、こういう点について具体的にこれは御相談があったはずですが、何かお聞きになりませんでしたか。

第26回国会 決算委員会 第36号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと松岡さんに基本的な問題で二、三点疑義をただしておきたいのですが、さっきあなたのお話では、この村は山中の僻陬の地だ、こうおっしゃった。私はこの問題はきょう初めて聞くので、何ら含みはございません。特に私どものわからない点を私は質問を申し上げたい。この部落というのは、御承知の通り大へん行政的にはずさんな組織でありまして、たとえば財産を持っております部落は、その財産処分のいろいろな権限を与えられるような特別な契約がある部落もございますし、あるいはまたほんの申し合せの部落会を作っておるところもございますが、この五十数軒という部落が一体行政的には何か権限を持っておるのでございましょうか……

第26回国会 決算委員会 第37号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○淡谷委員 あなたは、この輸入商社の数を減らす問題について三番町の農林省分室でしばしば会合を持たれたようでありますが、出席されましたか。
【次の発言】 あなたの方の会社からはだれか出ておりましたか。
【次の発言】 それではこの商社を減らして五社にするという問題は、あなたの方の会社には何ら利害関係はなかったのですか。あるいはまた非常に利害関係が少くて、あなたのような重要な地位にある人が出席する必要を認められなかったのですか。その点はどうです。
【次の発言】 この問題が大へん紛糾した場合、御当局に御一任するというような答申書を出しておられます。あるいは意見を具申しておられまするが、一体他のさまざま……

第26回国会 内閣委員会 第2号(1957/02/06、27期、日本社会党)

○淡谷委員 同僚の各委員からの質疑応答によりまして大体事件の現実の姿というものははっきりしたと思います。ただ注意を引きますのは、この問題について日本側とアメリカ側との間に意見の食い違いがあまりないというふうにとれますが、現在までの間で、その点について何か行き違いがあったかどうか、お尋ねしたい。これはどなたでもけっこうです。
【次の発言】 私さっきから聞いておりますが、公務執行中のできごとであるかどうかということは不思議な問題だと思う。さっき茜ケ久保委員から申し上げました事実については、これは警察庁長官も調達庁長官もはっきりその通りだとおっしゃっている。もし公務執行中のできごとかもしれないという……

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 各委員からいろいろ質疑がなされまして、それに対する大臣の答弁も承わりました。ただ私この問題は突発的な事件に似て非常に根が深いと思う。かつ捜査するに当りましてもさまざまな今中村委員からも申されました複雑微妙な関係がございますので、あるいは日本側の正しい捜査の方法がくらまされるのではないかといったような非常な危惧を感じます。アメリカの国防省関係の声明、これは大久保国務大臣は公式のものではないと言っておりまするが、この声明では空中に発砲したのであるということ、日本人が立ち入り禁止地域内に立ち入っているということの強調、さらにたま拾いのために演習ができなくなっている、当日も実包射撃を中止す……

第26回国会 内閣委員会 第5号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○淡谷委員 自衛隊は憲法違反ではないかといった疑いを持たれながらも、もうすでに二十万に達しようとしておる今日、特に先日来各委員からいろいろと究明されておりますように、原子兵器さえ持つのではないか。こんな強力な武器を持った自衛隊が政治的な活動をやりまして、かつての二・二六や五・一五のような極端な行動に出るならば、まさに新しい日本の政治の敵である。これは先ほど稻村委員から重々言われた点であります。私はこれについて具体的に自衛隊が政治活動をしております実態を申し上げまして、小滝長官の慎重な御考慮を促すと同時に率直な御意見を伺いたいと思います。  事は青森県下に起ったことでございまして、一月の二十五日……

第26回国会 内閣委員会 第8号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。ただいま下川委員からいろいろとついておられましたが、この東富士の問題が半年以前に相当徹底的に捜査され究明されておったならば、あの相馬ヶ原事件のようなものはおそらく起らなかったであろう。その点でこの半年の遅滞ということは日本にとっても非常に不幸な事件をもたらしたのであって、その責任ははっきりしておかなければならぬと思います。特に両事件ともに捜査陣営が発表する前に国会の追及に会いまして、やっとそれが問題になったというような共通の性質を持っておる。初めは流弾等による単なる事故として見ておりましたが、これを探ってみますと容易ならぬ犯罪を含んでおる。よしんば流弾による事故でありまし……

第26回国会 内閣委員会 第11号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○淡谷委員 長官にお尋ねいたしますが、この前から引き続き審議しております自衛隊の死の行進に関する問題なんです。  実はその晩に呉市の周辺の黒瀬町乃美尾という場所の、ある薬局店の前の電柱に自衛隊員が縛られて、非常にひどい目にあっておったといううわさが立っておりますが、長官は何かお聞きになりましたかどうか。
【次の発言】 これは新聞記事によるものだけではございませんので、実は私の方にも直接いろいろな投書が参っております。また地元の県連等を通して調べてみますと、長官が今おっしゃったような事実とはかなり食い違いがございます。なお目撃いたしました者は、あなたのおっしゃるおばあさんだけではなくて、ずいぶん……

第26回国会 内閣委員会 第14号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○淡谷委員 関連――自衛隊に関する事件がいろいろと相次いで起りまして、ほとんど収拾がつかぬような混乱を呈しております。これを見ますと、非常にきびしい訓練によって起った事故と、だらしのない自衛隊内の実際の形において起った事件と、両極端に分れております。たとえばこの間の浜松における酔っぱらい運転のごときは、まさにこのだらしのない一面でございまして、特に外部にはあまりどぎつい影響を与えておりませんが、本日の新聞で発表になっております通り、防衛庁の経理に関する事件は実に大きい。会計検査院の報告によって見ましても、実に紊乱をきわめた経理状態が現われておるのであります。今回の事件についても、あの事故の原因……

第26回国会 内閣委員会 第22号(1957/03/25、27期、日本社会党)

○淡谷委員 長官に一つこの際じっくり御答弁を願い、またここで私もじっくりとお話し申し上げたいことがたまっているのですが、御承知の通り、保安隊のときから見ますると、自衛隊はだいぶ様子が変って参っておるのは疑いのない実態なんです。木村保安庁長官が船に大砲を乗っけたものにすぎないという答弁をして国民の喝采を拍しました時代から比べると、まさに自衛艦隊というような名前を堂々と使っておる現在の自衛隊というものの構想は、非常に成長したのかあるいは陰の膨張をしましたのか、これは存じませんが、従ってこの自衛隊に対するこれからの考えというものも、もはや安易なものを許せない段階にきておると私は考える。そこでかなり大……

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○淡谷委員 私は農林省関係の定員の問題で質問したいと思うのであります。一体に農林省の最近の仕事は以前よりもはるかにふえているように承わっておりますが、仕事の量は以前よりふえておりますか減っておりますか、それを二つ確かめておきたい。
【次の発言】 仕事は確かに増しておりますし、特に去年、おととし、さきおととしという工合に、例年の災害の際にも各地方からあがって参りますいろいろな災害の調査が信用されませんで、農林省の直接に指導監督する統計事務所等の資料が信用されている。この資料が、定員が不足のために大へんにずさんなものになっている場合もたびたびあるのでございますが、一体この定員は、農林省の仕事が年ご……

第26回国会 内閣委員会 第33号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○淡谷委員 調査会の委員の選定の方法ですが、恩給などにつきましても、旧軍人の中の上級幹部に重点を置くか、あるいは一般の旧兵士諸君に重点を置くか、将来の問題で、大きな恩給法上の考え方の相違が出てきます。こういう点につきまして、委員の構成をどういうふうにお考えになっておるか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 それなら学識経験者の任命の仕方ですが、これは一体どこで任命いたしますか。
【次の発言】 内閣総理大臣が委嘱するといたしましても、大体今のように、基本的なお考えがはっきりしておりませんと、学識経験者といっても、大へん広うございますから、なかなか選び方が問題になろうと思う。その場合に、恩……

第26回国会 内閣委員会 第37号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○淡谷委員 建国の記念日を作れというこの法案の中には、紀元節復活の考えが流れているようでありますが、一体二月十一日の紀元節を建国記念日としたという歴史はいつに始まっておるか。建国記念日ですから、どうせ歴史の問題が主になると思いますが、二月十一日を建国記念日とした紀元節の歴史というのは一体どういうことになっているか、承わりたいと思います。
【次の発言】 それくらいのことは私はわかっておりましたが、その前に建国記念日の十一日をきめようという動きはいつごろに始まったのですか、それらについて聞きたかったのです。太政官布告は大体わかっておりましたが、その以前のことをお聞きしたかったのです。

第26回国会 内閣委員会 第44号(1957/09/02、27期、日本社会党)

○淡谷委員 具体的な問題で一、二質問したいと思います。さっき各委員に対する御答弁の中で、米軍は地上部隊だけではなくて空軍、海軍ともに漸減するという方針を大体明らかにされましたが、それと逆行して、最近米軍の施設、航空基地、あるいは通信施設等が漸次拡張、増強されるような形にあるのは、一体どういうわけでございますか。
【次の発言】 小さな基地などは漸次解消されておりますが、たとえば砂川を初めとする新潟、小牧等の滑走路の拡張、あるいは美保における大きな通信設備の拡張などは、将来米軍が撤退するということを予想されるならば、その拡張ざれたものは一体どうなりますか、やはりこれは近い将来においてなくするという……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○淡谷委員 防衛庁長官にお伺いしたいのですが、航空自衛隊のいろいろな計画があるようですが、特に私は日本海海岸における航空自衛隊の基地設定の御方針を具体的にお伺いしたい。またその自衛隊でジェット機を保有するものの具体的な基地の場所などもお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は長官にお願いしたいのですが、今後ジェット機を保有させて基地にいたしたいといったような場所がありますか。なければないでよろしい。
【次の発言】 実は美保のことなんですが、昨年まで美保の航空自衛隊の滑走路を延長するという計画がありました。地元の反対にあいまして、その後どうなりましたか、実は音をひそめているようでありますが、そ……

第26回国会 農林水産委員会 第8号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 芳賀委員の質問に関連しまして若干蘆野さんに確めておきたいことがあるのです。今引用されましたあなたの談話の中に「乳業会社の競争による酪農民の利益の確保という思想が滲透し、実際においても乳業会社の競争ということによって、酪農民が自己の経済的地位を高めつつあることは非常に喜ばしい限りである。」こう言っておられる。この発表は酪農民が自己の経済的地位を高めておる現実が喜ばしいというのであるか、乳業会社の競争による酪農民の利益の確保という思想が現地の農民の間に浸透しているという基本的な傾向が喜ばしいのであるか、この点についてのあなたの見解をはっきりしてもらいたい。

第26回国会 農林水産委員会 第12号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○淡谷委員 まず公取の委員長に御質問いたします。私から言うまでもなく公正取引委員会なるものは非常に大きな権限を与えられておることは事実でありまして、特に委員長は天皇が認証するというような大事な厳粛なる地位についておる方であります。そういたしますと、この委員会の方向いかんは、一つの権力を握ったものの行動として、日本の国民生活に重大な影響を及ぼすことは論をまたない。ところが今回起っております三八酪農地帯における私的独占禁止法違反の審判開始について、主としてその調査並びにいろいろな発言は、あなたの監督される事務官の諸君によって行われておりますが、この事務官の言うことがたまたま前回の委員会で問題になり……

第27回国会 内閣委員会 第11号(1957/12/13、27期、日本社会党)

○淡谷委員 お急ぎのようですから簡単に質問しますが、そのかわり大臣もはっきり御答弁を願いたいと思います。  さっきからいろいろ各委員の質問にお答えになりました点で、米国の地上軍のみならず、空軍もあるいは海軍も、自衛隊の増強に比例して逐次撤退するのだというお話がございましたが、そうなりますと、自衛隊が増強される内容、性格、装備等が、従来日本に駐留しておりました米国の地上軍あるいは海軍、空軍と同じ量に達しなければ、撤退はできないというのでございましょうか。その点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 長官の御答弁にあります共同防衛の点で、私は大へんな不安を感ずるのであります。さっきか……

第28回国会 決算委員会 第2号(1957/12/26、27期、日本社会党)

○淡谷委員 さっき検査院長が吉田委員の質問に対してお答えになった中に、吉田参事官がこれまで農林省関係の大へん複雑な問題を摘発しまして、大へん感心したようなお話がございましたが、一体この問題がこれくらい燃え上るまで全然検査院長としてはお気づきにならなかったのですか。われわれ地方に参りますと、相当会計検査院に対して疑点を持っている者がございました。検査院をなぜもっと厳重に検査しないのかという話も再々出て参ります。それの監督の衝に当る院長が、少くとも参事官が逮捕されるに至るまで全然そういうことに気がつかれなかったということはどうも私には考えられないのです。全国の財政検査の衝に当られるところの長が、自……

第28回国会 決算委員会 第3号(1958/01/13、27期、日本社会党)

○淡谷委員 防衛庁長官にまず質問いたしておきます。  私どもは、さっき田中委員から言われました通り、防衛庁が、しかも古い軍隊のような形の自衛隊を持つことに対しては、根本的に反対です。しかもその防衛庁が軍隊を昔のように持つだけじゃなくて、昔の日本の軍隊がやった腐敗、収賄といったようなものをまたまねをするように至っては、断じて許しておけない、かように考えます。特に軍艦などを食うに至りましては、われわれはかつてのシーメンス事件を思い出さざるを得ない。これは日本の軍隊の伝統となっております。今度の事件なども、長官はあるいは今度新しくなられましたので関係はないかとは存じますけれども、そういう重大な国家的……

第28回国会 決算委員会 第6号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○淡谷委員 高田さんに私二、三お伺いしたいのですが、あなたの処分理由に職務上知り得た秘匿すべき事項につき、上司の承認を得ずして一般に発表したものであるというふうになっておりますが、職務上知り得た秘匿すべき事項というのは、何かこまかい規定がまだほかにあるのか、あるいはまた上司においてこれは職務上知り得た秘匿すべき事項だと認定しただけでいいのかどうか、その点、あなたのお考えを率直に伺っておきたいと思う。
【次の発言】 さっき吉田委員からしばしば追及されました通り、私もあなたの著書の中に書かれたことは必ずしも捏造しあるいは事実を誇張したものとは考えられません。われわれも大いに共鳴する点がある。文章上……

第28回国会 決算委員会 第7号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○淡谷委員 監察局の方にお聞きしたいのですが、昨日に引き続きまして、あなたの方から出されております報告書の四ページの二の項目です。これは「不正者の天国」の「二十五ページの四行目から五行目にかけての記事を引用してありますが、「さらに怪しからんことは、中央の監察結果報告には、担当行政官の不正行為にわたる部分は抹殺されてしまっていることだ。監察部がこんなユル褌と怠慢な措置をとった……」の記事は事実を歪曲するもので、玉川村の件は茨城地方局の情報に基き之を調査するの必要を感じ、東京管区監察局と茨城地方監察局の機動監察として取り上げ、昭和二八、九、二四日?二八、一〇、二九日の間に調査したもので、この事実は……

第28回国会 決算委員会 第8号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○淡谷委員 砂糖の問題がだいぶ重要になって参りましたので、これにやはり一斑の関連を持っております、さっき吉田委員から質問されました北海道の芝浦精糖の工場の問題であります。その当時、台糖が道南地区に一カ所工場を作るときにおいては、地元に何らの争いもなかったけれども、芝浦の工場ができるまでには相当トラブルがあったはずであります。これは農林政務次官もよく御承知だろうと思う。一体芝浦精糖の工場は、結局においてどこへ建ったか、この点をまず御答弁願いたい。
【次の発言】 当時北見市周辺にテンサイの栽培が非常に多かったので――御承知の通りテンサイ糖は、原料の運搬費が多大にかかります。従って、各工場が道南のよ……

第28回国会 決算委員会 第12号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○淡谷委員 小倉副総裁に質問いたしますが、ただいま会計検査院から報告がございました三十一年度決算経過報告の二三四ページ、一一二〇の項でございますが、「高架下使用料の料金決定が適正でないもの」、これは昨年当委員会におきまして副総裁に強い要請をしておった案件に関連するものであります。今検査院からの報告の中に、一たん値上げしたものを特に減額処置を講じたことは適正な処置とは認められないとあったのであります。その値上げしましたものを減額した原因として、値上りが著しいことなどを理由とする値下げ陳情、納入拒否等の抵抗があったので、東京地方土地建物等評価委員会にこの取扱い方について諮問したところ、継続使用者に……

第28回国会 決算委員会 第14号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○淡谷委員 立川研究所がこの砂糖を受け取ることを拒絶しておりますが、立川研究所が受け取っておればこんなことにならなかっただろうと思う。立川研究所が受け取ることを断わったので、こういうふうに混乱したと理解しておりますが、それで立川研究所が断わる理由として、台湾から砂糖をとって、何か登録の実施権を百万ドルで売るということが目的であったようです。それを立川研究所が断わったというのだから、それは台湾の砂糖でないから断わったのか、あるいはドミニカの砂糖だから悪いというのか。その点がわれわれにはわからないんですが、あなたの観点では断わった理由はどう思われますか。

第28回国会 決算委員会 第15号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○淡谷委員 国鉄関係の方は現在どなたがおいでになっておりますか。
【次の発言】 会計検査院の方にちょっとお伺いしたいのですが、前回の委員会でいろいろ質問いたしました日本電設の不当事項に関する記載でありますが、これは例年会計検査院の不当事項として指摘されてきたわけでありまするが、もう幾ら警告しても直らぬというような事情は一体どこにありまするか、検査院で何かお考えになったことございましたらお話し願いたいと思います。
【次の発言】 副総裁まだ見えませんか。
【次の発言】 それでは中村運輸大臣に一つお伺いしますが、最近これは国鉄だけではございませんが、退職しました官庁の特に上級職員がいろいろな外郭団体……

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/17、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっとお伺いしたいのですが、あなたの方から通産省に出ております無為替輸入の申請書は、四通になっておると聞きましたが、その通りですか。
【次の発言】 これは一体こんなに分割をしなくても一通でいいと思うのですが、なぜこれがあなたの御記憶によって四通だとか五通になっておるのか、どういう理由でこうされたのかお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そのインポーターの四社の名前を一つお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 この無為替輸入の承認は、昭和三十年の十月二十三日までになっておりまして、そのあとは失効しているはずでございますが、その通りでございますか。

第28回国会 決算委員会 第17号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○淡谷委員 井上さんにちょっと伺いますが、あなたの方のくつの製造能力は一カ年にどのくらいですか。
【次の発言】 それから今あなたが強調されました、中村庸一郎代議士が社長をしております桜組が二カ月前に同じくつを二千四百四十円で納入したという事実でございますが、これはやはり入札によるところの納入でございましたか、あるいは随意契約だったのですか。
【次の発言】 その入札にはあなたは参加されなかったのですか。参加されなかったならばどういう理由だったのですか。
【次の発言】 そうすると、もしこの場合にあなたが参加しておれば、二千四百四十円というような価格はもっと下げられましたか。あなたも参加していたが、……

第28回国会 決算委員会 第18号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと河野さんに伺いますが、いろいろ御答弁の中で考えますのは、無為替輸入というものに対する比重が、委員の側の方では非常に重大に考えておりますが、あなたの方では案外軽く見ておられる。これは為替局長もあなたも、これは委任事項だから、局長でやっていいのだというふうに考えておられますが、だんだんやってみますと、これは非常に異例の事実である、こういうことが漸次明らかになってきております。 現在でもまだあなたは、無為替輸入という今回の事件は大したものじゃない、こうお考えになっておりますか。われわれは別段個人々々をいじめるというわけではなく、日本の砂糖行政全般が乱れておりまして、これがおよそ最……

第28回国会 決算委員会 第19号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大石参考人にお伺いいたしたいのですが、この事件が発生しましたころ、あなたはたしか農林政務次官をされておった。そして、このドミニカの砂糖がいろいろな経緯を経まして、最後にはルートに乗ったんですが、このルートに乗った事情等をあなたは何かお知りになっておりませんか。
【次の発言】 松平守弘という人があなたの第二会館を事務所にして方々に名刺を配って歩いておるようですが、松平守弘という人とあなたとはどういう御関係にあったのですか。
【次の発言】 この松平さんという人は、ふだんの職業は一体何をされておった人ですか。こういうふうな砂糖の問題が出てからはいろいろ活躍せられておったようでありますが、……

第28回国会 決算委員会 第21号(1958/03/29、27期、日本社会党)

○淡谷委員 藤岡証人に二、三点お伺いしたいのですが、あなたは立川研究所とは相当深い関係があるようでございますが、一体今度立川研究所と東方貿易行との間に取り結ばれました貿易と申しましょうか、この契約の中に、百万ドルの代償を要求しております権利というのはどういう内容のものでございますか。お知りになっておればお聞かせ願いたい。
【次の発言】 あなたは大きな仕事をしておられますから百万ドルくらいは大したものじゃないかもしれませんが、少くとも百万ドルという代価を要求する権利は、あなたがその間に立っていろいろあっせんされるには相当自信のある御理解もあったろうと思います。一体何が対象でこの百万ドルを要求され……

第28回国会 決算委員会 第22号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○淡谷委員 小倉副総裁に、前会御提出の資料に基きまして若干御質問申し上げたいと思います。  千代田工事株式会社設立の経緯について、同会社は、経営の合理化を期するために会社規模を縮小し分離して設立された日本電設工業株式会社の分身のようにこの資料には書いてあります。これは一体、商法的にはどの規定で分離されたのでありますか。商法には分離ということはないように思いますが、どういう手続をされたのでしょうか。
【次の発言】 別会社となりますと、形式上は千代田工事株式会社と日本電設工業株式会社との間には有機的な連係あるいは継続がないと認めてよろしいのではないでしょうか。

第28回国会 決算委員会 第24号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○淡谷委員 農林省の担当の方、どなたでもけっこうですが、最近大蔵省の予算査定に当りまして、各省との間に予算額上のいろいろな意見の違いがございますので、現業官庁等では実際の仕事をする面において非常に窮屈を感じまして、心ならずも規定外の処置をしなければならぬという事態がしばしば見られるのであります。特に旅費等につきましては事業量と相応じない少額のものがありますので、その経理に当ってはかなり自由措置をとっておられるようなうわさを全国的に承わっておりますが、そういう事実があるかどうか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 最近、大蔵省が予算査定に当って各省の予算にかなりきびしく手を入れている事実……

第28回国会 決算委員会 第25号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○淡谷委員 これはだいぶ古い事件でございますが、青森県の三本木町――現在、十和田市になっております。そこの太田文吉という人が昭和二十四年の三月十二日、特許第一七八一二五号、滋養食品製造法の新規発明をいたしまして、特許権を与えられたのであります。ところが昭和二十四年の七月七日に、それからまた二十七年の五月十六日の両回にわたりまして、三本木の税務署長駒嶺誠丸という人と署員の玉懸謙一外二名が太田文吉の研究所を差し押え処分にしたのです。これに対しまして太田文吉氏が訴訟を提起しました。青森地方裁判所では勝ち、第二審の仙台高等裁判所におきましては請求が棄却になりました。上告したのでありまするが、事件は国税……

第28回国会 内閣委員会 第5号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○淡谷委員 まずお聞きしておきたいのは、青森県の県議会が決議をしました公務員に対する給与の問題について、自治庁が圧をかけてもう一ぺん決議をやり直させた、その給与表を再改訂させたと、いう事例が起りました。大へんな混乱を重ねた末に、きのうまたこの再改訂を議会がやり直したということでありますが、このいきさつについて、私は新聞紙の報ずるところしか存じておりませんので、実態を自治庁が詳しく把握しておりますならば、この際御報告願いたいと思います。
【次の発言】 今度配布になりました自治庁設置法の一部を改正する法律案参照条文の四ページに、「都道府県に関する直接請求の結果、都道府県の議会の会議の結果、都道府県……

第28回国会 内閣委員会 第6号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○淡谷委員 配付されました資料のうち、文部省設置法の一部を改正する法律案新旧対照表に基きまして若干質問いたしたいと思います。この中に、二ページの2「官房長官は、命を受けて大臣官房の事務を掌理する。」というところの中に、第七条の四「機密に関すること。」というのがございますが、文部省の大臣官房の事務で機密に関することというのは、大体どんなことをいうのですか。あるいはまた特定のワクや規定がないのか、どうか、その点を伺いたい。
【次の発言】 一般に公表しないということの中には種類があると思います。将来ともに公表できないような機密事項なのか、あるいは決定さえ見ればいつでも公表ができるというものか、文部省……

第28回国会 内閣委員会 第7号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○淡谷委員 国民の祝日を決定するときは、一般民間の祝祭日とは違いまして、これが国民に与える影響は非常に大きい。もしこの祝日を軽率に決定するならば、国民の一致団結を増すどころか逆に激しい分裂抗争を引き起すおそれがございます。従ってこの審議には非常に慎重な態度をもって臨むことが絶対必要であります。  今世界の国民の祝日、国家の祝日というものを調べてみますと、韓国を除いてははっきりした根拠のある日を選んで国民の祝日としておるようでございまするが、一体提案者はこの提案による国民の祝日の決定を、科学的な根拠による新しい方法がいいのか、あるいは科学的な方法によらずとも、ぼうばくとした神話なり伝説なり、ある……

第28回国会 内閣委員会 第9号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○淡谷委員 私はまず恩給法等についてお伺いいたします。提案理由の説明の中に、昨年六月臨時恩給等調査会を設置していろいろ検討したということがございます。この報告も一応は受けておりまするが、この臨時恩給等調査会においていろいろ意見の出ました中に、少数意見があったはずであります。本日は一つこの発表されない少数意見についていろいろと承わってみたいのでありますが、先ほど高橋委員から話がございました通り、この恩給の問題が出ましたとたんに、世間では恩給亡国論が強く出ました。その中で、今回の恩給増額に関連しまして、恩給そのものの本質的な問題が相当論議されたのであります。もとより戦争当時の恩給の観念と、今日あな……

第28回国会 内閣委員会 第10号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この設置法につきまして一、二点お伺いをいたしたいと思いますが、この外務省の大阪連絡事務所の件でございます。これは一体従来どのような事務を扱い、どのような構成であったかということを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 人員等はどうなっておりますか。
【次の発言】 この説明書を見ますと、「外国事情の紹介、旅券発給についての便宜供与、関西駐在外国公館との連絡」というふうに書いてありますが、二人か三人、あるいは四人くらいの者で財界等との接触が非常に密接になった場合、監督上その他何らか思わしからざる問題が発生するおそれはございませんか。

第28回国会 内閣委員会 第14号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○淡谷委員 私は岸総理大臣に米軍の撤退と自衛隊の増強の関連につきまして、若干お伺いしたいと思うのであります。さきに政府が立てました防衛六ヵ年計画、さらにこれを三ヵ年に短縮するという基本方針は、人工衛星その他の新しい科学兵器が実現した今日でもこれを変更する御意思はないのでございますかどうか、まずその点から伺っておきます。
【次の発言】 総理大臣は昨年米国を訪問しまして、両国の共同防衛の方針につきましてはいろいろな点から検討されたようでございます。その際米軍が日本を撤退する構想を明らかにされたように伺っておりますが、これはまず地上部隊からいいまして、いつごろ撤退を完了するおつもりか、率直に一つお答……

第28回国会 内閣委員会 第23号(1958/03/31、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ただいま提案されました防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表して反対の討論を行うものであります。  防衛は大へん大事なことでございますが、もしこの防衛を、大事なことだけに方向を誤まったり、見通しを誤まったりいたしますると、これは防衛どころかとんでもない事態を招くことは、すでにもう大東亜戦争と称するものによって十分おわかりのことだろうと思うのであります。ただ防衛は国を愛するとか、そういうふうになるだろうとかいった気分や感傷だけでははやれるものではない。もっと冷静に的確に情勢を判断して誤まりなきを期さなければ、全く取り返しのつ……

第28回国会 内閣委員会 第26号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○淡谷委員 今度の恩給改正法案に盛られましたごく一部分の、私賛成する点でありますが、これは上に厚く下に薄くしたという点であります。これはもともと戦争中の恩給を現存する限り構想の実効が上らなぬということを私は考えておりますが、この考え方だけは私は辛うじてよかったと思うのです。ただし、この間に非常に大きな見落しが一つある。受給者がこの恩給を受ける原因となっておることに対するもう少し丁寧な思いやりがあってよかったと私は思うのです。大将とか中将とかいう人であれば、これは指一本けがをしましても、足をくじいても見落しはない。しかし戦争中の状態というものは、ただ、けがや病気だけではなくて、論功行賞の場合にさ……

第28回国会 内閣委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○淡谷委員 大へん時間が迫っておりますし、委員長からも強く時間の制限がございますから、簡単に一問だけ総理にお願いいたします。傷病恩給について取扱上の問題でございます。実は先般来いろいろ当委員会で質問しておりましたが、終戦の混乱の際に、受給者がその事実を証明する書類を作るのに、非常に苦労しておる。またこの審査が、大体書面による審査のために、実情に合わないという例がたくさんあるようであります。実情に合わない決定をされまして、何とかこれを訂正するためには、具申と訴願しかないのであります。具申に対して決定を与えるのが恩給局長、訴願は総理大臣がされておる。実はこの実例につきまして、ある人が非常に苦労をし……

第28回国会 内閣委員会 第28号(1958/04/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 ただいま議題となりました恩給法等の一部を改正する法律案について、日本社会党を代表して、反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、この法律案が、提案理由の説明にうたわれているようなこととは、非常に違っておるという点であります。上に薄く下に厚くする精神に立脚したものといってはおりますが、事実はそうじゃございません。戦没軍人の遺族、重傷病者、高年令者の処遇の向上に重点を置くという看板は掲げておりますけれども、実質においては、なお上級職業軍人の戦時中の財産権の温存にねらいを持ったものであるということは、明らかであります。なるほど、将官を現行の通り据え置いて、大佐を二割、中佐を四割、少佐……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第8号(1958/09/02、28期、日本社会党)

○淡谷委員 管理庁の監察局長に、きょうは一つ打ち込んだ質問をしたいと思うのです。  防衛庁がここ数年いろいろなおもしろからざるうわさ、あるいは事実のうずの中に巻き込まれておりますのは御承知の通りであります。古ぐつあるいは中古エンジン、このたぐいのうちは、まだあなた方の方でも手を入れそうな気配もございましたが、事軍艦とか飛行機のように大きなことになった今日では、ほとんど行政管理庁では手をあげて、これを見ているにすぎないように思うのですが、一体行政管理庁は国防会議とか、あるいは防衛庁の幕僚会議とか、こういう面まで行政監察の手を伸ばすことができるかできないか、あなたのお考えを伺いたい。

第29回国会 内閣委員会 第6号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○淡谷委員 防衛庁にお伺いいたしますが、去る四月二十二日に茨城県の百里原の開拓地でございますが、ここにジープの先導で西松建設というのがダンプ・カーに資材を積み込んで、土工たちを数十名動員いたしまして、全く地元の反対を暴力で押しのけまして資材を搬入しまして、飛行場の基地の拡張を行おうとした事件があります。この防衛庁のやりましたやり方に対して、地元の農民が非常に激高いたしまして、いろいろ混乱が生じたということがあるのでありますが、これを口実にして警察当局は四月二十六日に家宅捜索を行い、約七名の農民を逮捕投獄したのであります。ちょうどこれは国会の解散のときでございまして、こうした挑発による騒ぎを理由……

第29回国会 内閣委員会 第8号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○淡谷委員 いろいろ各委員から質問がございました通り、自衛隊の拡張の問題については各方面からさまざまな問題が起っております。中でも演習地の問題につきましては、地元の農民との間に相当以上深刻なトラブルが起きておりまして、開拓地を演習地に転換する場合には、特にその摩擦が大きいようであります。この前の委員会で御報告を受けましたが、演習地だけでも一億坪、これ以上ふえるだろうと思いますが、そこでこの農地として日本の食糧確保の上から必要であるか、国防上自衛隊の演習地がほしいかということは、今大蔵省の方からもお話が出ました通り、いろいろ問題があろうかと思います。ただ具体的な一つの問題として茨城県の百里原でご……

第29回国会 農林水産委員会 第15号(1958/08/27、28期、日本社会党)

○淡谷委員 果樹の問題が出ましたので、一言関連して御質問します。  これは次官に一つお聞きしたいのですが、果樹園は、普通の畑作あるいは水田作と違いまして、永年作物の関係がある。土砂などが流入して農地が荒廃しませんでも、果樹そのものがだめになってしまう場合もある。特に今度のような豪雨の際などには、最後に散布しましたボルドー液が分解して、硫酸銅の酸化に、よる落葉落花を招いて、ひいては木を枯死もしくは多年の間衰弱させるという現象が起る。果樹栽培につきましては、前年もしばしば営農資金の問題で討議されまして、ようやく営農資金のワクに入った事情もございますが、災害の復旧につきましても、畑地だけじゃなくて、……

第29回国会 農林水産委員会 第16号(1958/08/28、28期、日本社会党)

○淡谷委員 ノリの問題ですが、これは前に東和商事の問題もありましたが、いろいろむずかしい問題が起るのに、どうして通産省が急いでこれを出さなければならないのか、その理由をもっと詳細に伺いたい。あの東和商事の問題はよく聞いております。このノリがどうして大阪の倉庫に入ったかといういきさつ、それをお伺いいたします。
【次の発言】 その割当以上に入ってきたというのは一種の密輸じゃないですか。
【次の発言】 この前の東和商事のはどうですか。あれははっきりした密輸ですか。
【次の発言】 あの東和商事のノリも、何か韓国に債権を持っておる日本の商人あるいは日本在留の韓国人が、その債権を取り立てるためにやむを得ず……

第29回国会 法務委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○淡谷委員 九月七日にジョンソン基地で米軍が音楽大学の学生を射殺した事件があつた。それより一月ほど前でございますが、八月一日の午後九時半ごろに、青森県の三沢町の米軍基地の中で、ジェミー・L・ウイリアムズという三級空兵が、タクシーの座席から運転手の加賀昭さんを拳銃で撃ち殺した事件が起つておるのであります。この犯人のウイリアムズは、翌朝基地内の特別捜査機関のOSIに自首して、続いて大三沢署で、青森県の警察本部とOSIと日米行政協定適用をめぐつて慎重協議をしました結果、この犯行は公務外に行われたものとして、この米兵の身柄は日本側で引き取りました。そして殺人容疑で逮捕状を執行したのであります。このウイ……

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○淡谷委員 私はまず岸総理に日本の農政の基本的な問題、特に差し迫っております米価等の問題について、総理としての抱負と決意をお聞きしたいと思うのであります。と申しますのは、日本の農政は今一つの大きな危機に立っております。これは農林省一省、あるいは農林大臣一人の意思ではどうにもならない大きな転換が要求されております。予算の編成に当りましても、しばしば農林当局の要求が、財政の必要からあるいはその他の事情で大幅に削られておるといったような場合もありますし、また外国の食糧の問題等にも関連がございますので、何といってもこの際、私は、岸総理にはっきでり日本の農業、日本の農民の危機の認識を持たれまして、この際……

第30回国会 法務委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○淡谷委員 これは警視庁の秦野捜査課長に伺いたいと思いますけれども、十月六日の午前十時五十分ごろ、埼玉県の所沢の金山町千八十四番地県道で、同市日吉町国際観光タクシー会社のタクシー内でピストルを発射し、運転手の斎藤義雄さんに背中から左の肺貫通の重傷を負わせた米兵の犯罪があったようでございますが、この詳細についてまず御報告願いたいと思います。
【次の発言】 この事件は、この前、当委員会で問題になった大三沢町における米兵の運転手射殺事件と非常に似通った事件である。あの事件のその後の経過に対して、いろいろ大きな不安をわれわれ感じておりますが、たまたまこういう事件が続発した、そして、形を見ますと、やはり……

第31回国会 決算委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して、ちょっと山中次官にお伺いしたいのです。防衛関係の書類というのは大へん機密を重んじますので、大体普通の書類と違って機密関係の書類というのは大蔵省でも特別の取扱いになっておると思うのです。機密文書の取扱い方法等は一体どうなっておりますか。
【次の発言】 次官の大へん大ざっぱな性格ではできないかもしれませんが、これは予算が決定してすぐ不必要になるというような性格の文書じゃないのです。機種の選定もまだ何らまとまっていない。特に御承知の通り防衛庁の予算とか継続予算が多いのですから、私も見ました文書は将来にわたってとても簡単に機密の解けるような文書でないとわれわれは考える。ですから、……

第31回国会 決算委員会 第5号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。この問題の土地の件ですが、さっき、佐世保土地建物株式会社に建物が移転されましてからも、地料は取ってないという話でございました。そう理解してよろしいんですか。その通りですか。
【次の発言】 この問題だけですと、あとで資料が出てきてからでよろしいのですが、最近官庁間に国有財産の所管がえの問題がだいぶございまして、特に米軍がおった間の国有財産が所管がえになった場合に、非常に不明朗な問題が大へん起っておる。あとで私、大蔵省のときにあらためてこれは質問いたします。そこで原則として、法務省が建物を持っていた間は法務省と大蔵省との間の関係だと思いますが、法務省が建物を入札に付して、いわ……

第31回国会 決算委員会 第6号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○淡谷委員 この問題はいろいろ深い関係があるようですが、私残念なのは、文部省が直接補助金を出しておりますのは日本体育協会、この体育協会が今度は何か募金の仕事もやるようですが、以前は募金ができないからオリンピック後援会を作った。そうなりますと、補助金を出しております体育協会と別な形において金を集めさしたように思える。しかも今になってくれば、一番末端の理事諸君が全部辞職して、それでいいだろうというような気持が多い。藤山さんがはっきりと、私は忙しくて何もやれないのだが、「少なくとも寄付金募集等につきましては、会長は適当な人が必要であるから、ほかに何も見なくてよろしいから、会長になれということであった……

第31回国会 決算委員会 第8号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○淡谷委員 会計検査院の報告言に基きまして、まず前文の、第四節ですが、この九ページに、「工事施行の実態や現地の実情または物件の製作もしくは取引の実情や購入品の内容についての調査検討が不十分なため、過大な予定価格を積算して工事費または購入価額の増加をきたしていると認められるものや不経済となっているものなどが少なくなく」というのがありますが、これはただいまの防衛庁の報告に非常に大きな関連があると思います。なお防衛庁の予算は翌年度繰越分は二百三十六億六千百万円以上ありますのに、さらに不用額が六十億四千三百万円以上ございます。そうして同時にまたこの三十一年度の一般会計歳入歳出決算によって説明を読んでみ……

第31回国会 決算委員会 第9号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○淡谷委員 森脇参考人に若干お尋ねしたいのですが、実は私どもの手元に森脇メモの写しというのが手に入っております。これには、いろろい天川が主になりまして赤坂を中心にした料理店あるいはキャバレー等で遊興したという事実が列記されてあり、またこれが週刊朝日等にも出ておる森脇メモの基礎になっておるものらしいのでありますが、けさの参考人の御意見で、森脇メモというものの信憑性について山田委員から質問がありました際に、わが党の今澄委員の発言に触れまして、このメモの信憑性を強く主張され、もしもわれわれがこれを信じないならばこのまま退場するという強い御発言がございました。私はむしろ非常に善んだのです。あなたの出さ……

第31回国会 決算委員会 第10号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○淡谷委員 吉村証人にまずお伺いしたいことは、あなたはこの前、当委員会で証言を求められました際に、天川勇氏は新三菱重工の顧問ではないということを言われました。その際に、決算委員会にあなたが呼ばれたあとで大川氏を再々訪問したというようなことを言われておりますが、何回くらい訪問されましたか。
【次の発言】 その用件は一体何だったのですか。あなたは当委員会でいろいろ天川氏のことについても聞かれましたし、いろいろグラマンの問題に対するあなたの気持を聞かれたはずなんですが、その後何か天川氏と打ち合せをするような必要があったのですか。
【次の発言】 あなたの関係で聞いておいていいというのは、どういうことで……

第31回国会 決算委員会 第11号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○淡谷委員 この間、私の証人に対する質問中に、ちょっと差しつかえが生じまして質問が中止になりましたので、きょうは続いて御質問申し上げます。  ちょうど、天川氏に次期戦闘機の性能を比較する場合の方法論をあなたの方から委託をされた。この問題に関しまして、その方法論をいろいろ研究し、話し合いをするに必要な資料をどの程度あなたの方から提供されたかというところで、突然打ち切り動議が出ましたので不可能になったのでありますが、あなたはそれに対して、デザイン・ブックなどを中心にさまざまな話し合いをした、というところで委員会は休憩に入ったのであります。続けたいと思いますが、デザイン・ブックのほかに、話し合いの基……

第31回国会 決算委員会 第12号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○淡谷委員 さっきから廣岡事務局長の答弁を聞いていますと、一体、あなたはなぜここへ出てきたかわからぬ。ごまかすために出てきておるのか、ほんとうの話を聞く。こっちはほんとうの話を聞くつもりでいるのに、あなたの答弁はまるでごまかしですよ。一体、国防会議の予算というものは全部機密費ですか。伺いましょう。
【次の発言】 そうすると、あなたはこの決算の内容については、ここで秘密という名前で隠れることはありませんね。
【次の発言】 決算の内容についてまでも、上司の命令を受けなければ聞けませんか。会計検査院が国防会議の予算あるいは決算を調べるだけの権限はないわけですか。またわれわれが決算委員として、機密にあ……

第31回国会 決算委員会 第14号(1959/03/26、28期、日本社会党)

○淡谷委員 主として森脇証人のメモに関しましてお聞きしたいのでありますが、その前に高橋証人にお伺いたしたいのですが、あなたは着任されたのは十月十日といっておりましたが、正確にいって、何年の十月十日になりますか。
【次の発言】 あなたは、新三菱重工の航空機部長をされております由比という人を知っておりますか。
【次の発言】 あなたは十月十日に着任されておりますが、三十二年の九月の二十九日です、紅馬車で、由比という新三菱の航空機部長と、問題になっております天川勇氏と一緒に会食して、一万七百三十円使つておる。しかもそれが新三菱重工から支払われておる事実がメモにも載り、吉村証人もこの前に、この新三菱が、……

第31回国会 決算委員会 第15号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○淡谷委員 官房長官がこの機種決定当時の官房長官ではなくて、また防衛庁の長官もその当時の長官じゃない。いろいろ、われわれが当委員会で調べましたことと、長官の意見との間に開きがあると思います。しかし、ほんとうならば、これは当時の長官だった津島さんにも出ていただきまして、愛知さんにも出てもらいまして、聞くのがいいと思いますけれども、これは現在の官房長官として、あなたに、全責任を持ってこの解明に当ってもらわなければならぬと思うのであります。今お聞きの通り、グラマン戦闘機を決定したことにつきましてはF11F―1Fというこの戦闘機が、日本で買おうとするものが非実在のものである。 この飛行機を改造し、それ……

第31回国会 予算委員会 第7号(1959/02/09、28期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、国防会議の議長としての岸総理に対して、国の防衛に関する現状についての質疑をいたしたいと存じます。  総理御承知の通り、今の日本の防衛の姿というものは、かつての保安隊やあるいはそれ以前の警察予備隊、これらとは全く相貌を一新いたしまして、兵員において二十三万、飛行機は千数百機、艦船また百数十艦といったような、いわばりっぱな軍備となっております。もしこのままでこの増強が行われていくならば、今にしてはっきりした統制、並びに指導の方針を立て、防衛の基本方針を立てなければ、手に負えない状態になってくるというおそれが多分にあるのであります。軍部というものは、昔から棒きれを持った子供みたいに……

第32回国会 予算委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○淡谷委員 福田農林大臣に時間もだいぶたちましたので、簡潔にお尋ねしたいと思います。一つ御答弁も率直にお願いしたいと思います。  先日来、本年度の米価につきまして、農民団体及び農業団体が農林省の考えております米価では満足ができないというので、この間も大臣に朝の三時までいろいろお目にかかりまして、どうも大へんお疲れさまでした。しかしこれはほとんどここ数年来、毎年のように起っておる現象でございまして、もしも政府の考えておるような米価の決定方針が続くならば、おそらくしばらくこのあとはなくならぬと思うのであります。ばかりでなしに、ますますこれが激しくなりまして、最後には消費者と生産者の間、国民の間にも……

第33回国会 決算委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○淡谷委員 山田委員の質問に関連いたしまして、二、三点明らかにしておきたいと思います。  さっき赤城長官から、源田調査団は八十余日を費やして十分に調査をしたという御答弁がありましたが、この前に出ました永盛調査団は、何日滞在いたしましたか。
【次の発言】 佐薙調査団は、何日おりましたか。
【次の発言】 赤城防衛庁長官からお答え願いたいのですが、この前にグラマンに内定しました場合は、一体、佐薙調査団の調査に基いたものですか、あるいは永盛調査団の調査に基いたのですか、どっちです。
【次の発言】 永盛調査団及び佐薙調査団の調査は、国防会議の内定には役立っておりませんか。

第33回国会 決算委員会 第6号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○淡谷委員 この前の委員会で会計検査院から指摘されました調達庁の一般会計に関する不当事項、役務に関するものについて若干質問いたしたいと思います。  この東富士演習場のうち、高根財産区というのは、財産区を設定してある土地でしょうか。あるいは共有地になっておるところなんでしょうか。
【次の発言】 財産区として設定しておりますと、十六名所有ということにならないと思います。十六名所有ということになると、はっきりと共有地になるのです。財産区ですと、もとの部落有地を財産区を設定して、一括して所有するということが建前だと思っておりますが、財産区としておきながら十六名所有ということは、どういうことですか。

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○淡谷委員 文部大臣にお尋ねいたしたいのです。この間岐阜県の県会が、突然教員組合の専従制限をやりました。だいぶ荒れているようでありますが、大臣のいろいろお調べになっておりますことをこの際御説明願いたいと思います。事態のいきさつ……。
【次の発言】 これからまた文教委員会等の方でもいろいろおやりになるようでありますから、私簡単に切り上げておきますけれども、一体文部省は、今度の専従制限に対して全国に何らかの指示を与えたのか。あるいは県会等に対しても、これこれのことをやれという御指示があったのかどうか。この点を一言お聞きしておきたいと思います。

第33回国会 決算委員会 第11号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと、一つ資料をお願いしたいのです。千葉食糧事務所にお願いします。あなたの方では、この倉庫会社に行かれまして、さまざまな配給ルートのノートを押収されておるらしい。これは上田新社長がはっきり言っております。ノートだけじゃなしに、関係書類を全部食糧事務所の方で持っていかれたようであります。これは非常に重大な資料でございますので、あなたの方で持っていかれた資料は大小漏らさず一つお出しを願いたい。これをお願いしておきます。
【次の発言】 どこの警察ですか。何という人が持っていったのですか。それから、持っていった日時をはっきりお述べ願いたい。

第33回国会 決算委員会 第12号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○淡谷委員 刑事局長にちょっとお聞きしたいのです。新聞記事を見るまでは全然わからなかったというのですが、さっき増山所長が告発のつもりで口頭で言ったと言っているのです。手続が知らなかったものですから、正式の告発は発動しなかったのだが、とにかく須田という人が行かないまでも、当然増山所長は告発の義務を持っているんですから、地元の警察へは行っておるはずです。そうすると、明らかにこれは地元の警察の怠慢と思いますが、その点はどうなんですか。
【次の発言】 増山所長にちょっと、今のに関連してお聞きしたいのですが、あなたは警察へ行って話をしたと言う。地元の警察は全然知らぬと言う。一体、あなたはだれと話をしたの……

第33回国会 決算委員会 第13号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○淡谷委員 最初お聞きしたいのですが、ここに政府の資金借り入れ状況が調査されて出ております。このジェット・エンジンの修理設備について、二十九年度に三億二千五百万円。T33Aの製造設備について、…十年度に十四億七千四百万円。P2V―7製造修理設備について、三十三年度に八億九千四百万円。それからJ147エンジン部品製造設備について、三十三年度に一億七千八百万円の融資。計二十八億七千百万円の総資金というものが政府資金として入っております。これらの資金を借り入れました事業のうち、どれとどれが現在継続されておりますか。その点をお聞きしたいと思います。

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/14、28期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、ただいま提案されました昭和三十四年度予算補正(第2号、特第1号及び機第1品)の編成替を求めるの動議に対し、日本社会党を代表してわが党の動議に賛成し、社会クラブの動議には反対する討論を行ないます。  伊勢湾台風を初め、各地を襲った今年の災害は、近年まれに見る惨烈をきわめたものでありまして、昭和二十八年度災害に匹敵する大きな被害を与えたものであります。岸総理は災害発生とともに現地におもむき、深く同情の言葉を述べるとともに、政府はあらゆる手段を尽くし、金に糸目をつけないで早急に対策を立てることを約束いたしております。ただいま西村委員のおっしゃったいわゆる人気取りの約束だけではなかっ……

第34回国会 決算委員会 第10号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○淡谷委員 二、三お聞きしたのですが、会計検査院の三十二年度決算報告に基づきますと、開発銀行の業種別の貸付表によって、七十五件が電気業に貸し付けされ、その貸付実行額が二百九十七億四千万とありまして、全体の比率が四一%ですから、かなり大きい。その七十五件のうちで、最高貸付額は幾らで、最低はどれくらいですか。その違いをちょっとお聞きしたいと思います。口数でけっこうです。
【次の発言】 正確に言って貸付の会社の名前、それから貸付の額はわかりますか。今でなくてけっこうです。  それからさっきからの小川委員、山田委員の質問を聞いておりますと、この大半が九電力に行っていると思うのですが、九州電力は、この二……

第34回国会 決算委員会 第14号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○淡谷委員 鈴木さんにちょっとお尋ねしたいのですが、私は、地方自治法の二百四十二条によりまして、次の通常議会までに決算を認定するということがあるのですが、これをもしいろいろな要因のために認定しなかった場合に、その通常議会では予算の編成に何らかの障害があるかないか、この点を聞きたいと思うのです。
【次の発言】 今の問題ですが、実は国会の決算委員会では、しばしば二、三年も決算がおくれたことがあるのでございます。その間に新年度の予算がどんどんと進んでいくという状態がありますので、現行のままでやっていきますと、決算委員会などが認定しようがしまいが、審査しようがしまいが、どんどん予算の方が進行していって……

第34回国会 決算委員会 第15号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっとお伺いしたいのは、決算が承認されない場合は政府の責任は解除されないというふうになるように承りますが、政府の責任が解除されないということは、いつまでも解除されないままに残されているというふうになるきらいが多分にあるのです。解除されないことから生ずる政府の責任の果たし方が、今の決算のあり方ではどうもはっきりしないので、いつまでも承認されないままに決算の審議がずるずるになっていくという傾向が見えるのですが、これはどういうことになりましょうか。解除されない場合の政府の責任は、いつまでも解除されないまま残っていていいのかという問題です。

第34回国会 決算委員会 第17号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○淡谷委員 さっきからのお話を聞いておりますと、大体大蔵省側の見方というのは、決算は、議案ではなくて、報告であるというように割り切ってしまっておるようですね。そしてこの間から他の参考人の意見を聞きますと、中には、強く議案性を持たして、議案で踏み切っていくべきじゃないかという意見の人もあるようでございます。特にここで気になりますのは、旧憲法の解釈と新憲法の解釈とが同じようだという認識の上に立って、報告と見られておるようですが、同じようなものであるならば、憲法の条項なども旧憲法と同じような言葉を使ってもいいのですが、特に新憲法で「確定」という言葉を除いてしまったのは、どういうように解釈されておるか……

第34回国会 決算委員会 第20号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○淡谷委員 簡単に二、三点お伺いしたいのです。決算が国会で承認されないときは、政府の責任というものは解除されない。解除されないから、たとえば、三十二年、三十三年あるいは三十一年度の決算などが承認されなかったら、いつまででも政府の責任を追及できるということにとれましょうか、これは私の一つの疑問なんです。
【次の発言】 そうなりますと、たとえば決算の承認があった場合、承認がなかった場合、政府の責任追及というものが、どっちがつらいのでしょうか。承認しない、あるいは承認したと、どっちでも同じようにとれるのですが。つまりさっきのお話の報告書みたいなもので出したのだから、いつか悪いところがあったらおしかり……

第34回国会 予算委員会 第6号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○淡谷委員 質問にあたりまして、まず第一に岸総理に確かめておきたいことがございます。これまで総理の御答弁を承っておりますと、非常にそつのない、一見して矛盾のないような御答弁をいただいておりますが、長い期間にわたって総理の御答弁を検討してみますると、とんでもない矛盾が発見されるのであります。たとえば戦闘機の問題でも、国防会議のグラマン内定、さらに一転してロッキードの決定、これなどにもやはり争えない矛盾がございますし、自衛隊と憲法解釈の問題でもなしくずしにあなたの御答弁は非常に違ったところへ参っております。  こういう以前のことはあえて申しませんが、たとえば、つい二日前の八日の当委員会における横路……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/02/22、28期、日本社会党)

○淡谷委員 最初に、椎名官房長官に御質問申し上げますが、防衛計画の最終的な責任は、一体国防会議で負われるかどうか。その点について長官の御所見を承りたい。
【次の発言】 私は、きょう国防会議の議長にぜひ出てほしいと要求してあります。もしも官房長官もいないならば、国防会議の審議はできませんから、私は総理が来るまで待ちます。
【次の発言】 官房長官にお尋ねいたしますが、国の防衛計画を立てる最終責任は国防会議が負われますか。
【次の発言】 閣議を決定させる重要な諮問の答申を出す義務があると思っておりますが、この点はどうですか。――直接閣議で決定しないで、国防会議を設けたのは、閣議決定のために非常に重大……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/17、29期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、昭和三十五年度一般会計予算補正及び特別会計予算補正に対し、政府原案並びに民主社会党の組みかえ動議に反対、日本社会党の組みかえ動議に賛成の討論を行ないます。  一体、今回の予算は補正予算とはいっておりますが、池田内閣が総選挙後初めて世に問う予算でございますので、単なる事務的な組み方にとどまらない新年度予算の性格をうかがうに足るものとして、そこに片鱗でも示されていなければならない性格のものでございます。  この予算を、まず歳出に見て参りますと、給与改善費を最も大きく取り上げております。国家公務員の給与を改善するためのものといっておりますが、依然として……

第38回国会 農林水産委員会 第11号(1961/03/09、29期、日本社会党)

○淡谷委員 まず次官にお聞きいたしますが、果樹農業振興特別措置法案は、果樹農業振興のために基礎的な法律案としてできたのか、あるいは臨時的な措置としてこの法律案を作ったのか、その点をはっきりお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この説明は大体伺っておりますが、ただ、今後の質疑を展開する上に必要ですから、この措置法案というものを果樹振興の根本に触れ得る法律案として扱ったらよろしいのか、あるいはこれは一時的ないわば果樹農業を振興する突破口として作られた法律案か、どちらかをはっきりお聞きすればよろしい。内容はわかっておりますからけっこうです。

第38回国会 予算委員会 第6号(1961/02/08、29期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、農政に関して総理並びに閣僚の諸氏に質問いたします。  総理は昨年所得倍増計画ということを打ち出されましたが、私はこれはキャッチ・フレーズとしてまことに巧みなものであると考えるのであります。所得倍増ということに対しては国民あげて賛成でございましょう、だれも異存を言う者はないのは当然であります。しかし総理が考えておられます所得倍増という言葉と一般国民がこれを受け取る場合とでは、相当大きな開きがあるのであります。特にこの所得倍増では、先般来委員会で各委員諸君の熱心な御討議を聞いておりましても、一番問題になりますのは農業所得の関係でございます。農民自体に……

第38回国会 予算委員会 第25号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○淡谷委員 私は日本社会党を代表して、昭和三十六年度特別会計予算補正(特第1号)及び昭和三十六年度政府関係機関予算補正(機第1号)につき、意見を付して賛成の討論を行ないます。  今回の予算補正は、昭和三十六年三月二十七日の公共企業体等労働委員会の賃金に関する裁定、いわゆる仲裁裁定を実施するため、関係の七特別会計、造幣局、印刷局、国有林野事業、アルコール専売事業、郵政事業、郵便貯金及び簡易生命保険及び郵便年金、及び三政府機関、すなわち日本専売公社、日本国有鉄道及び日本電信電話公社について、裁定の実施に必要な措置をとるために行なわれたもので、仲裁裁定の完全実施は政府の当然の責任であり、かつ義務であ……

第39回国会 災害対策特別委員会 第9号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○淡谷委員 振興局長にお尋ねいたしますが、今度の第二室戸台風は、雨を伴わなかったために、果樹に対する被害がきわだって見えております。この果樹に対する災害対策が現在のところでどれぐらい立っておりますか、具体的に一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 重ねてお尋ね申し上げますが、天災融資法による限度額を上げたのは、どこまで上げましたか。
【次の発言】 償還期間は何年にしておりますか。
【次の発言】 次にお尋ね申し上げたいことは、果樹の災害の調査の方法でございますが、御承知の通り、果樹は非常に種類も多うございますし、それから同じ果樹であっても、樹齢によりましてはさまざまに被害が違う。あるいはま……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/09、29期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、河野農林大臣に、食管制度の問題に限って御質問申し上げたいと思うのであります。  御承知の通り、今生産者の間にでもあるいはまた消費者の中にでも、今の食糧の統制がどうなるのか、自由米がどうなるのか、非常な不安を持って見られております。河野農林大臣の発言というのは、どうもただの人の発言と違いまして、一言ものを言いましても、台風の目のように大きな衝動を与える。まさにこの食管制度がどっちの方面に向くか、あるいは自由米がどうなるのか、二十四号台風の行方を見守るように、熱心に世間では見ておる。ところが、どうもこの台風の目は、少々あっちこっちぶつかるとみえまして、ときどき方向転換しますので、……

第40回国会 社会労働委員会 第29号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○淡谷委員 福永労働大臣にちょっとお聞き願いたいのですが、この間、四月十日に当委員会で同僚の吉村委員から、八戸鋼業関係のストライキについていろいろ質問があったのです。ちょうど国鉄その他の大争議があったときでもあり、おそらく大臣のお耳に入っていないだろうと思いますが、その後お聞きになっておりますか。
【次の発言】 あらましでもお聞き下さいまして、大へんありがたい。実はあらましもお聞きになっていないのじゃないかと思って心配しておりました。最近の争議の形を見ますと、組織がしっかりした労働組合の争議というものは、非常に陽性でからっとしている。しかし、目に見えないところに、小さな企業でやっております関係……

第40回国会 文教委員会 第20号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○淡谷委員 この間高津先生のおともをしまして、例の佐野乾山の実物といっておりますものを拝見いたしました。またその前から芸術新潮、週刊誌あるいは有力な新聞の黒説、白説というものについていろいろと実は見ておったのでありますが、私はこの問題をいろいろ考える上において、真偽という問題以外に、非常に日本の文化財保護の上に大きな問題を投げているのではないかという考えを持つのであります。これはもちろんおっしゃる通り、本物であるかにせものであるかを十分これから審議されるでしょうが、第一に、佐野乾山という問題のつかまえ方がどの程度進んでいるのか、さかのぼって尾形乾山という人の一生が明らかにされているのか、それの……

第40回国会 予算委員会 第1号(1962/01/26、29期、日本社会党)

○淡谷委員 議事進行について一音申し上げたいと思うのですが、これは今さら言うまでもございませんけれども、財政法の第二十七条に「内閣は、毎会計年度の予算を、前年度の十二月中に、国会に提出するのを常例とする。」ということが書いてあります。最近は、もうほとんどこれを出さないのが常例になりまして、この常例が常例になっていない。すでに予算は出ておりますが、配付されましたのは十九日です。これは今言ってもしようがございませんけれども、大蔵大臣、いかにこの審議はすみやかにといいましても、この予算案の内容を十分検討するには、あまりにも少ない余裕でございます。この点は十分今後一つ御注意を願いたいことが一点。同時に……

第40回国会 予算委員会 第8号(1962/02/05、29期、日本社会党)

○淡谷委員 先ほどからの論議を聞いておりますと、この重大な憲法問題について、総理並びに特に法制局長官の答弁にはとうていわれわれは満足できません。最近政府の憲法に対する態度が非常に粗雑になりました。憲法の条文の解釈から、憲法そのものさえどうでもいいというような風潮がある、これは非常によろしくない。従って、法制局長官も、その当時にはいなかったからよくわからないという答弁もございますし、この際、その当時の憲法制定に当たった参考人を呼んで事態を明らかにして、この基本法である憲法の本旨とあるいは解釈上の正しい点を明瞭にする必要がある。よって、本委員会を休憩しまして、参考人招致について理事会を緊急に開くよ……

第40回国会 予算委員会 第10号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○淡谷委員 議事進行について発言を求めます。今の小松委員の質問に対する総理の答弁は、まことに穏当を欠いたと私は思う。従って、たとい個人で言ったものにせよ、個人と公人とを巧みに使い分けるということは、これは非常な波乱を招きます。少なくとも政調会長という与党の大幹部が、外交にも関係がある、特に日本の憲法にも関係があることを軽々しく発言したということについては、総裁としての池田勇人氏にもこれは大いに責任があると思う。従って、今の御答弁に基づきまして、午後の審議の劈頭において、田中政調会長と会って、その発言を確かめた上で、満足のいくような御答弁を願いたいと思います。

第40回国会 予算委員会 第13号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○淡谷委員 まず、藤枝防衛庁長官にお聞きしたいのですが、例のグラマン機、ロッキード機の問題でだいぶ国民の関心を持たれておりましたロッキード機選定に伴いまして、膨大な国庫債務負担行為が組まれたのでありますが、その第一号機がもう入っておるということが伝えられております。その一号機の入った状態を一つ御報告願いたいと思います。
【次の発言】 あなたの方からいただいた資料に基づきますと、昭和三十七年の三月三十一日までに一機入ることになっておるのですが、二機になっちゃったのですね。この計画の中にはJともDJともいっていない。これは、御承知の通り練習機と実用機と分けておるようでありますが、一機というのは、初……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/02/16、29期、日本社会党)

○淡谷委員 先般、元の防衛庁長官の赤城きんと、現防衛庁長官の藤枝さんとの間に、ロッキード製造のアメリカ側の負担金の処理について、全く正反対の御答弁がございましたので、これを予算委員会の権威におきまして明らかにするつもりで、いろいろ政府の方の答弁を求めておりまするが、まだ正確な答弁に達しておりません。ところが、この過程で、同じ赤城元防衛庁長官が、衆議院の予算委員会でお答えになった一月あとに、参議院の分科会でまた全く正反対な御答弁がある。これは、赤城、藤枝の両元現長官との間の行き違いなら、いろいろ了承する点もないではございませんけれども、同じ赤城さんが同じ国会の衆参両院で答弁が食い違うとあっては、……

第40回国会 予算委員会 第15号(1962/02/17、29期、日本社会党)

○淡谷委員 装備局長に伺いますが、きのうのこの資料提出の約束は、長官じゃなくて装備局長が答えた。別にあなたは、アメリカ政府に照会するとも何とも言わないで、簡単に出しますと言っちゃったのです。すぐ出しなさい。私は、帳簿でもいいから出しなさいと言った、そうしますと言った。きょうになると、長官が、今度は、これはアメリカの方の予算だから云々といって、出すことをしぶっている。万事こういう調子だからおさまらない。きのう言ったことはうそですか、はっきり言いなさい。(藤枝国務大臣「委員長」と呼ぶ)いや、装備局長に聞きます。あなたの答弁はきのうはもらっていない。

第40回国会 予算委員会 第18号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○淡谷委員 まず総理にお尋ねをいたしますが、これはだいぶ前の一般質問で、どうしても総理においでを願わないと解決がつかぬ問題になっておりましたので、きょうは特に公平なる山村委員長のお計らいと、自民党の皆さんの理解のある取り扱いによりまして、総括質問を許していただきましたが、非常に大事な問題でございますので、ぜひともこれは総理から明確な御答弁をいただきたいと思うのです。  御承知の通り、防衛費の予算は、予算総額中でも相当大きな額を占めております。この中で、特に今度一号機が入りましたロッキードの予算は、三十五年に六百九十八億円余が国庫債務負担行為で組まれております。この予算の組み方が、いろいろ審議の……

第41回国会 内閣委員会 第12号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○淡谷委員 さっきから安井委員の質問に対するお答えを伺っていますと、どうも私にはふに落ちないことが一つある。今度の千歳空港で起こった事件を、事件と言うのを非常にきらっているようであります。事件とは言えない、偶然の事態とか、事故か事件かなんということを言ってみたり、特に運輸省の方は、これは事故とまでいかない、ひやりとさせられたと言っていましたが、ひやりとさせられるのはたくさんなんです。特に防衛局長は、新聞記事は誤っていると非常に強調しておりますけれども、滞空時間一時間二十分と五十九分では二十分の相違です。乗っている人は、五十九分、一時間も着かないでうろうろ空の中を回ったり、おしまいに油が切れそう……

第41回国会 内閣委員会 第13号(1962/10/10、29期、日本社会党)

○淡谷委員 防衛庁長官にお尋ねしたいのですが、九月三日のこの委員会の大分県の日出生台の問題でありますが、米軍がこの演習場を使用することにつきまして、地元が大へん反対しておるようだが、どうなったかということに対して、長官は、決して押しつけるんじゃない、地元の了解を得てからやるんだとお答えになっていましたが、あの当時は演習場使用を日本側が許すことが決定されておったのですか、されていなかったのですか。
【次の発言】 これはぜひ長官にお願いしたい、長官の答弁なのですから。ここにあなたの答弁がありますよ。長官に念を押しておきたいのです。
【次の発言】 九月三日にこの委員会で、あなたは、日出生台の自衛隊の……

第41回国会 予算委員会 第1号(1962/08/20、29期、日本社会党)

○淡谷委員 冒頭気象庁の長官にちょっとお伺いしたいのですが、おいでになっておりますか。長官、どうも連日台風の報道でお忙しいところ御苦労願いまして、実はぎ、一毛十二号台風のこの先がどうなるか大へん心配になります最中に、ちょっと予算の審議上どうしても一応伺っておかなければならないことがございましたので御苦労願いました。ありがとうございました。  ついては、冒頭お伺いしたいのは、今の十二号台風がこの後どう発展するか、さらに、いよいよ来月になりますと台風シーズンが本格的になると思いまするが、今後の長期にわたる台風の予想がついておる範囲で、一つお答え願いたいと思うのであります。

第43回国会 大蔵委員会 第14号(1963/03/05、29期、日本社会党)

○淡谷委員 輸銀、開銀の両総裁にお尋ねしたいと思うのです。  利益金の処分のことなんですが、利益金が出た場合には積立金の規定がございますが、これは私不幸にして銀行のことはどうもあまり知る機会がなかったものですから、あるいは常識的かもしれませんけれども、この政府関係機関の開発銀行法あるいは輸銀法にもございますが、開銀法の三十六条で、「利益金の百分の二十に相当する額」、もしくは「毎事業年度末における貸付金の残高の千分の七に相当する額」というものが積み立てられるのですが、そのうちのいずれか多い額を積み立てなければならないという規定がございますから、これはこの二項のうちのどっちか一つを積み立てればいい……

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/02、29期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、特別会計及びその他のことについて質問いたしたいと思いますが、その前に一言確かめておきたいのは、国会は議論の場として、ここにおける国会議員の発言は自由であり、また、その自由が保障されているということを考えておりますが、どうも、最近見ておりますと、これがしばしば不当な行為によっていろいろな障害を受けている例が多くございます。これは別段質疑打ち切りなどとは申しませんけれども、この間、日韓関係についてこの委員会で質問いたしました岡田春夫君の手元には、非常にたくさんの脅迫状が舞い込んで参っております。中には、日本国粋会花王一郎という名前で、殺すといったような言葉まで書いた脅迫状が舞い込……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 予算委員会 第4号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○淡谷委員 まず池田総理にお伺いしたいのですが、先日アメリカの新大統領のジョンソンが記者会見で新しい年度の予算の問題に触れまして、外国における軍要員の大幅の削減をするというような声明をしたようであります。これについて総理が入手されておる情報がございましたらお聞きしたいと思うのであります。
【次の発言】 六五年度の予算は、六四年度の予算よりも三十五億ドルをふやす、千二十億ドル程度のものになるであろうということを言っておるようですが、国防予算は、六四年度よりも数億ドルの減額となるであろうということを言っております。そして、特に日本にとって重大なのは、国防総省がかかえている民間雇用の人たちを百万人以……

第46回国会 予算委員会 第7号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○淡谷委員 きょうは池田総理に、前回特別国会で質問いたしましたとおり、総理であるだけじゃなくて、国防会議の議長として御質問申し上げたい。できるだけ総理みずからお答えくださいますようにお願いしておきます。  機種の選出から始まりましてさまざまな問題を起こしたロッキードF1〇4ジェット戦闘機がいよいよでき上がったのですが、その有望なパイロットとして嘱望されていました西光三等空佐が、昨年四月十日、千歳基地に着陸寸前に墜落して死亡いたしました。この事件に関連してF104第二百一飛行隊長の小川朗二佐が突然辞職したのであります。表向きは、部下であった西三佐の事故死の責任をとったことになっておるようでありま……

第46回国会 予算委員会 第20号(1964/06/02、30期、日本社会党)

○淡谷委員 農林大臣にお尋ねいたしますが、わが国の食糧、特に米がここ数年来非常に不安を感じ始めまして、私も三年ほど前から米価審議会等でこの問題に触れてまいったのでありますが、本年に入ってからは一般の国民諸君がみずから気がつくほどにこの需給が逼迫してきておる事実を感ぜざるを得ないのであります。この際農林大臣からそういう逼迫した食糧事情について詳しくお答えを願いたいと思う。  第一番にお尋ねしたいのは、政府の保管米であります。保管米の量が年々に減ってまいっておるのでございますが、その実態がどうなっておるか、ひとつお答えを願いたいと思います。

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/10/05、30期、日本社会党)

○淡谷委員 赤城農林大臣は、さっき成田委員の質疑に答えまして、消費者米価については目下工作中という御答弁でございました。私はことしの通常国会の予算委員会で、赤城農林大臣が、消費者米価は値上げをいたしませんという答弁をしたことを知っております。したがって今回の工作は、消費者米価を値上げしない工作だと思っておりますが、その点はそう考えてよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 私、不敏にして農林大臣のそういう気持ちがわかりませんで、非常に喜んでおったわけですが、四十年からはそれでは消費者米価を値上げをするという前提のもとにさまざまな工作を進めておられる、こうなりますと、事はいささかやっかいになっ……

第47回国会 予算委員会 第4号(1964/12/02、30期、日本社会党)

○淡谷委員 まず佐藤総理に御答弁を願いたいと思うのですが、これまで総理は池田政策を踏襲するということをしばしば御答弁になりました。 これは七月の総裁選挙のときの佐藤榮作氏の言明とは相当食い違ってはおりましたが、総理も、私は自由党員でありますということをはっきり申されておるように、それぞれお家の事情のようでございますから、この点は深く追及いたしません。事情をお察し申し上げます。しかし、池田政策を踏襲するとしましても、池田政策自体に免れない矛盾がありますので、この政策を踏襲する以上、これに大胆に直面することがやはり必要だろうと思うのであります。池田政策の矛盾を数え上げますと、非常にたくさんありまし……

第48回国会 決算委員会 第17号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○淡谷委員 二月十五日の予算委員会でやはり私はむつ製鉄の問題で御質問申し上げました。きょうは勝澤委員から私の聞き足らぬ点について十分突っ込んだ御質問がございました。私はその他の点について若干お尋ねしたいと思う。この前の質問は二月十五日、その際に企画庁長官の御答弁によりますと、「この問題は非常に重要な問題だということで、第一案、第二案、第三案、さらにその後第四案と称するものもあったようでありますが、そういう問題について一々具体的に私の手元で検討いたしましたのでございます。」ということを前提にしまして、「国が赤字を覚悟でどこまでもしゃにむに、見通しが立たぬのにやるということは、私どもとしては、これ……

第48回国会 決算委員会 第29号(1965/05/27、30期、日本社会党)

○淡谷委員 三年間にわたって調査研究を続けてまいりましたむつ製鉄が、四月二十三日の閣議了解をもって解散に踏み切られましたので、これによって与えた地元への衝撃はむろんのこと、地域開発のおくれました地方では、これが一つの例であるならば、地域格差解消なんていうのは政府のごまかしにすぎないという政治不信の声が非常に強い。これは物心両面に与えた非常に大きな国損だと思っております。これについて私は、きょうはじっくり政府の各位並びに参考人の皆さんにお尋ねをしたいと思うのでありますが、要求してあります総理大臣もしくは官房長官御出席がないようでございますが、委員長においてすみやかに出席されるようにお手配を願いた……

第48回国会 社会労働委員会 第14号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○淡谷委員 戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給案参考資料の十ページ「第四実施機関」の問題で、ちょっと事務的な点につきまして二、三御質問したいと思いますが、「特別弔慰金を受ける権利の裁定は、これを受けようとする者の請求に基づいて厚生大臣が行なうものとし、」これはずいぶん請求をした人があると思いますが、この請求を退けて、その次の審査段階に入っておりますものは、この今度の支給法案は別ですが、恩給、年金等で、どれくらいの数になっておるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁は軍人、軍属、準軍属、一般邦人含めての数ですか。
【次の発言】 いま実は資料の配付を受けたのですが、いまのうちに一般……

第48回国会 社会労働委員会 第15号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。いま滝井委員の質問に対する答弁を聞いておりますと五百円という数が出ておりますが、予算は合いますか。私の計算だと三百円ないし四百円にしかならないのですが、人数はありますけれども、それを少なくするという予定なのですか。

第48回国会 社会労働委員会 第23号(1965/04/23、30期、日本社会党)

○淡谷委員 まず大臣にお聞きしたいのですが、今度の改正案の提案理由の説明をこの間十分に敬意をもって伺ったのですが、その中に「任意適用事業に働く労働行等でいまだ労災保険の保護の外にある者も決して少なくない現状」、それをたいへん心配されまして今度の改正がなされたと思うのであります。この前のほうに「従業員五人未満の零細事業や商業、サービス業などの」というふうに規定してございますが、このほかに農林労働者、もっと広く農業労働者に対する御配慮はなされておったのかどうか、お伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 一人親方の問題でだいぶ配慮されております。その中に自営農家の災害等も取り入れるようなことを……

第48回国会 予算委員会 第12号(1965/02/15、30期、日本社会党)

○淡谷委員 高度経済成長政策のひずみが中小企業と農業の面に業種的な格差を生じ、また地域格差が非常に大きくなっているということも再々問題に取り上げられておるでのあります。特に、このひずみを是正するつもりでなされた政府の施策が、逆にこのひずみを大きくしているという事例が最近ひんぱんとあらわれてきておるのであります。たとえば南のほうでは、九州の宮崎県の新産業都市建設に伴う広大な土地造成、しかも土地造成はしたけれども、さっぱり工場は寄ってこない。北のほうでは、私が本日取り上げますむつ製鉄の問題であります。これは、会社の認可になりましたのが三十八年の三月二十三日。三十八年の三月二十三日から会社が認可にな……

第51回国会 外務委員会 第17号(1966/05/25、30期、日本社会党)

○淡谷委員 まず海上保安庁にお伺いしたいのですが、去る二十日に日本海でサケ・マス漁業に従事中の第三政栄丸という日本の漁船が北朝鮮の漁船に船長以下一人が連行され、危うく自分たちの船にのがれたあともかなり長い間追跡され、かつ銃撃を受けておる事件ができておるようでありまするが、海上保安庁の接受しております情報について、詳しく御報告を願いたいと思うのであります。
【次の発言】 重ねてお尋ねいたしますが、この船長が連行され、かつまた追跡を受けたというのは、どういうところに原因があったのか。それからもう一つ、この北緯四十度十五分、さらに東経百二十九度五十七分という位置は、朝鮮の沿岸をどれくらい離れておる地……

第51回国会 社会労働委員会 第7号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○淡谷委員 この前の労働大臣の所信表明をよく聞いておりましたが、この所信表明の中に出ております雇用対策について若干お伺いしたいと思うのであります。  この中には「労働力過剰から労働力不足へと移行しつつあります。」というのが一つ。さらに、「その過程における雇用の停滞」ということが出てまいりまして、大臣自身が「複雑な様相を示しております。」ということを言われている。これは、確かに現在の労働力の雇用というのは複雑な様相を呈しておりますが、この労働力過剰から労働力不足へと移行しつつあるという実態、さらにその過程における雇用の停滞という実態、これをいま少し詳しく次官から、大臣にかわって御答弁を願いたいと……

第51回国会 社会労働委員会 第11号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、同じ労働組合の中にあります駐留軍労働組合について少しお聞きしたいと思うのであります。時間も迫っておりますから簡潔に要点だけ申し上げます。  この問題は次官にいろいろお答え願ったのですが、防衛施設庁関係の方においでを願ってからというので、きょうはおいでを願っております。駐留軍から労務の提供を要請された場合に、これを受けて日本側はどういうふうな手続でこの労務を提供するのか、簡単に御説明願いたいと思うのであります。
【次の発言】 そこまではわかっているんです。どういう具体的な手続をするか、この提供に当たるものはだれか、それからその場合、駐留軍のほうから報酬の点あるいは労働条件のこと……

第51回国会 社会労働委員会 第12号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○淡谷委員 厚生大臣にお伺いしたいのでありますが、健康保険法などのたてまえは、国民の健康管理、特に病気がかなり重くなってから医者にかかるよりは早くかかったほうがいい、そのためにさまざまな保護の措置をとるというのがたてまえでございましょうが、ほんとうのところが、病気をなおすというより、病気にかかる前に押えるのが一番いい。その予防医学の面が進んでいない状態ですが、健康保険はかなり苦しい経営の中で、今度はまた料金が値上げになるというのですが、この料金を幾ら値上げしましても、次から次へと病人がふえるようでは、今度の改正の理由が全然ないと思うのです。病気のふえる原因につきましては、最近のようにさまざまな……

第51回国会 社会労働委員会 第14号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○淡谷委員 この間、大臣が見えられなくて保留しておいたのですが、労働法規が適用されない事例が、いろいろ河野委員からお話しがありましたけれども、LSTの乗り組み員の問題について、あのLSTの乗り組み員の雇用経過は一体どうなっておりますか、お聞きしたいと思います。これは前に御返事できなかったものですから、大臣の来るまで待っていたのです。
【次の発言】 米軍によって直接雇用される。そうしますと、日本の労働法規とは全然関係なくなりますね。乗り組み員は。日本の法からははずれてしまう、こう理解してよろしいですか。
【次の発言】 大臣、いまお聞きのとおり、外国の船の募集には日本の労働基準法は適用しない、この……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○淡谷委員 関連して。いま伊藤委員からの質問に対する御答弁の中で、十八日に患者が大体受診してわかったと言いますけれども、患者の収容を始めたのは何日ですか。
【次の発言】 だいぶたくさんの人がなくなっているようですが、この収容前に患者で死んだ人はございませんか。
【次の発言】 この水道その他の処置に非常な手落ちがあったようです。団地が方々にできてまいりますが、いま河野委員からの関連質問で申しましたように、一体こうした団地の厚生施設、特に衛生設備に対しては最終的にはどこが責任をとるのですか。たとえば水道の面につきまして、専用水道に対するさまざまな手落ちがあったようです。これは一体どこが最終責任者で……

第51回国会 社会労働委員会 第23号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○淡谷委員 関連。いまの吉村委員の質問の中に非常に重要な点が一点あるのです。京都における異例の事件は市長選挙のあとに行なわれた。もしも公営企業体などで、さっき吉村委員の言われたとおり、何か選挙の場合の報復手段としてこういうことが乱用されるようであっては、単に労働問題であるばかりではなくて、日本の民主政治にとって非常に大きな影響を与える問題だと思う。合法的な公選法違反だと思う。これがもし各地で行なわれるということになりますと、自由公平なる選挙というものが全然行なわれないことになる。買収よりもさらに悪質な方法だと思う。行政局長からひとつその点をお答え願いたいと思いますが、こういう点をお考えになった……

第51回国会 社会労働委員会 第24号(1966/04/20、30期、日本社会党)

○淡谷委員 国民皆保険という立場から申しますと、国民健康保険というのは、非常に大事な最後の締めになると思うのであります。政府管掌保険、組合保険、日雇い健康保険等々、だいぶ健康保険の対象になる人たちが組み入れられたあとに残ったものが、そっくり国民健康保険に残ったという形があるのであります。そういう意味で、この国保の中には、将来非常に直さなければならないものがたくさんあると思います。構成も複雑だと思うのであります。先ほどから厚生大臣のお話で、保険制度については抜本的な改革が必要であるということをしばしば言われておりますけれども、一体将来この国民健康保険というものをどういう形で持っていこうとするか、……

第51回国会 社会労働委員会 第34号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○淡谷委員 私は、厚生大臣に国民年金法の一部を改正する法律案についての御質問を申し上げたいと思うのであります。  この法律案は、非常に長い将来を持っている法律案だけに、この案ができる前から、国民の間にかなりの強い論議が呼び起こされておったことは御承知のとおりであります。このたびの御提案の理由をお聞きいたしますと、まずこの年金の拠出額を引き上げることが問題になっておりますが、「拠出期間二十年までは九百円、二十年をこえる期間は一千二百円で計算しておりますのを、一年につき二千四百円に、現行の保険料免除期間一年につき三百五十円で計算しておりますのを八百円に引き上げて計算する、」こういうことですが、この……

第51回国会 社会労働委員会 第40号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○淡谷委員 労働大臣、この前に一般労働政策でちょっと触れましたが、韓国における保税加工の状態について、きょうは通産省からもおいでを願っておりますので、労働省の雇用需給関係に大きな影響を持つものと私は思いますが、これから通産省から事情をお聞きいたします。大臣にはひとつ特に注意して聞いていただきたいと思うのであります。  通産省はどなたが見えておりますか。
【次の発言】 それじゃ、通産省のほうにお伺いしますが、韓国で新しく保税加工を行なうということがしばしば伝えられておりますが、従来この内容は明らかにされておりません。しかも、いままで例を見なかった試みでございますので、その内容について詳しく御説明……

第51回国会 社会労働委員会 第44号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○淡谷委員 援護局長にたいへんこまかいことをお聞きしたいのですけれども、これは援護法だけに限らず恩給法などでもそうですか、一体戦傷病者もしくは戦没者が、恩給もしくは年金を受けることのできる手続の系統はどういうふうになっておるか、ひとつ御説明願いたいと思います。たとえば町村役場のどういう係のどこへ書類を出して、その書類がどう処理されて、最終的にはどこで決定されるかという、たいへんめんどうな質問でしょうけれども、ちょっとひっかかる点がございますので、一応御説明願いたいと思います。
【次の発言】 援護法によるものはやはり厚生省が最後まで見る。それから恩給法によるものは恩給局にいきますというと、ちょっ……

第51回国会 農林水産委員会 第43号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○淡谷委員 いま華山委員の質問を聞きまして、非常に重大な問題になってきておると思うのであります。特に今回の果振法の一部改正法案とは密接な関係があると思うのであります。大臣の御答弁を聞いておりましたが、あらためて若干お尋ねしたいと思うのであります。  御承知のとおり、くだものは、生食用として出る場合と加工されて出る場合とでは、その流通過程においても、価格的構成においてもたいへん違いがある。さっき大臣は、華山委員に対して、いままではシビアーな問題は出ていないようだがと言われておりますけれども、昨年、一昨年と私は山形県の実況を見てまいりました。一キロ三十円のかん桃が五円に下がったということはシビアー……

第52回国会 内閣委員会 第4号(1966/10/27、30期、日本社会党)

○淡谷委員 ただいまの御答弁に対して若干関連して御質問申し上げたい。  私はいまのことは偶発事件じゃないと思っております。これははっきり募集のための計画だと思うのであります。最近の自衛隊の募集は非常に行き過ぎた方法をとっている。これは長官に特にお聞きしたいのですが、「(中部方面総監部の示した準則案)」として「〇〇市町村自衛官募集事務処理要領」という案が、この中部方面総監部一円に流された、と同時に全国に対しても同じようなものが流されている事実をお知りでございますか。防衛庁長官から、知っているのか知っていないのか明確にお答え願いたい。――私が言うのは、内容を聞くのじゃない、こういう事実があるのを長……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 社会労働委員会 第11号(1967/05/23、31期、日本社会党)

○淡谷委員 きょうは、フジ製糖の榊原社長に参考人としておいでを願っておりますが、榊原社長から突如県側あるいは農林省に申し入れられましたフジ製糖の青森県におけるビート工場の閉鎖に伴う波乱が、おそらくは社長が予期された以上に大きく起こっていることを御承知だろうと思うのであります。これは、ただ一工場の閉鎖というだけではなくて、日本の農政並びに労政をめぐる深刻な一つの現実を示しているのであります。二万戸の農民のいままでの傾向を一てきしなければならないという悩み、二百六名という自分で原因をつくらなかった労働者の失職の問題、これは決して一企業の破綻として見過ごしがたいものがあるのであります。むろんこのビー……

第55回国会 社会労働委員会 第17号(1967/06/07、31期、日本社会党)

○淡谷委員 たいへん小さなことのようですが、この法律が実際に適用されるまでの手続等について、若干質問申し上げたい。たとえば戦傷病者――戦没者も同じですが、まずとこかで調べてこの法律を適用するのか。本人の申請に基づいてやるのか。その最初の段階から法舞の適用を受けるまでの手続をお話し願いたいと思います。
【次の発言】 はっきり公報が入って戦死をしたという人はわかっております。それからけがをした人も、戦場でけがをした者は戦傷者と見られるでしょうけれども、行くえ不明その他で戦死が確認できなかったケースだが、明らかに帰ってこない。戦争へ行ったことはわかっておる。しかも敗戦直前などは、非常に混乱の中に、軍……

第55回国会 社会労働委員会 第19号(1967/06/13、31期、日本社会党)

○淡谷委員 施設庁長官にちょっとお伺いしたいのですが、いま米軍の野戦病院というのが日本にどのくらいできておりますか。
【次の発言】 この野戦病院はだいぶベット数がふえているはずですが、労務者も不足しまして、看護婦などもかなり雇用されているようでございますが、この野戦病院の看護婦というのは、一般駐留軍の労務者と同じように政府が雇用してその役務を提供しておるのか、あるいはまた労働省があっせんしておるのか、どちらなんです。
【次の発言】 一体、戦場という概念はどうなんですか。野戦病院があり、武器の修理をし、補給をする。これは一体戦場の中に入っているのか入っていないのか。いま、まっすぐにベトナムの戦線……

第55回国会 社会労働委員会 第24号(1967/06/29、31期、日本社会党)

○淡谷委員 このたびの健康保険の法案が非常に重大な意義を持っておることは、この間やり直しをされました厚生大臣の提案理由の説明を聞いて特にその感を深くしたのであります。この提案理由の説明の中で、厚生大臣は、「特に政府管掌健康保険及び船員保険においては、深刻な財政危機に直面しており、このまま推移すれば、制度の崩壊すらおそれられる事態に立ち至っております。」ということを前提にしまして、「医療保険制度については、将来にわたる安定と発展の基盤を築くため、各制度全般を通じた抜本的な対策を講ずることが必要であり、政府はつとにその検討を進めてまいったのでありますが、諸般の事情により、いまだ成案を得るに至ってい……

第55回国会 社会労働委員会 第26号(1967/07/05、31期、日本社会党)

○淡谷委員 関連。厚生大臣にお尋ねしておきますが、いまの質疑応答の中に聞かれたように、数字の違いだけじゃなくて、答弁の違いもやはり発見されたのであります。この数字の違いを生じた原因について答弁が非常に違ってきておる。しかも、ことしは七百四十五億円という大きな赤字見通しを根底にしておる。応急措置として国民に大きな負担を増すような法令改正が行われようとしておる。この基礎になる七百四十五億円という見込みが大きく違ってまいりますと、ただ見込み違いで済むだけじゃなくて、国民は仮想の根拠に立った不当なる負担の増を背負なければならぬのであります。これは私、厚生当局にお聞きしたいと思いますが、大臣その点で重要……

第55回国会 内閣委員会 第29号(1967/07/06、31期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと長官にお尋ねいたしたいのですが、昨日の当委員会で受田委員からの質問に対して、国連監視団に非軍事的なものであれば参加してもいいというお答えがありました。前回の外務大臣の答弁とはかなりに違った答弁がなされております。その違いをいろいろお尋ねすることはあと回しにしまして、外務省に自衛官が出向しておるということは明らかになっておるのでありまするが、こうした出向の事実は一体どれくらいあるのか、詳細に承りたいと思うのであります。これは重大でございますので、長官からひとつお答え願いたいと思います。
【次の発言】 私の質問がちょっとことば足らずだったので、長官誤解されておるようですが、私は……

第55回国会 内閣委員会 第30号(1967/07/10、31期、日本社会党)

○淡谷委員 先般、私、六日の夜に増田防衛庁長官に非常に低姿勢でおわびを言われましたけれども、これは審議打ち切りの前提ではないでしょうなという質問を発してから、何が何だか、たいへん混乱しまして、さっぱり長官の答弁が聞き取れなかったのであります。あらためてそれに対する答弁から始めたいと思いますから、長官から御答弁願います。
【次の発言】 これは委員長の権限で、何か御承知されたようですが、これは別に理事会のあれもございましょうから触れませんが、増田長官としては、あそこで打ち切る、打ち切りたいという御意思はなかったのでしょうな。
【次の発言】 それでは御質問いたしますが、お願いしておりましたアメリカに……

第55回国会 農林水産委員会 第19号(1967/06/08、31期、日本社会党)

○淡谷委員 ちょっと質問に入る前に委員長からお計らい願いたいのですが、実は、この問題は非常に大きな問題で、単に山梨県だけじゃなくて、大阪、石川、山形、その他数県にわたる大被害が起こった問題でありますので、参考人の方にはたいへんお忙しい中を恐縮とは思いますけれども、参考人の御意見を聞く前に若干農林省の基本的な問題に対するお考えを聞いておきたいと思うのでございます。参考人に差しつかえがないかどうか、委員長からお聞きを願いたいと思います。
【次の発言】 農林省の方はどなたが答弁していただけますか。
【次の発言】 本日議題になっております山梨県下のブドウの被害並びにこれと同じような性格を持った各地の被……

第55回国会 農林水産委員会 第37号(1967/07/20、31期、日本社会党)

○淡谷委員 先般、山梨県のブドウに対するジベレリン剤の被害に関して、いろいろ質問申し上げましたが、いわゆる武田薬品のジベラ錠の成分について、まだ分析が十分やっていないので、あとで分析の結果を出すというお約束でございましたが、いまの段階でどの程度明らかになったのか、お尋ね申します。
【次の発言】 概略お答え願いましたけれども、検査をしたのは山梨県の検査施設なんですか。農林省自体はお持ちになってないのですか。それから、概略聞きましたけれども、成分の数字等出ておりましたらお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、ジベレリンは四十一年度の一一二・四から一〇八・五に減っておりますね。それ……

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/04/26、31期、日本社会党)

○淡谷委員 質問に入るに先立ちまして、総理に御相談申し上げたいのですが、特に御出席願ったので、できるだけ簡潔に質問したいと思います。それで、あとまた関連しまして運輸大臣や防衛庁の長官にお聞きしたいこともありますけれども、これはあと回しにしまして、できるだけ総理から御答弁願いたいことをまとめて最初にやりたいと思っております。総理もそのおつもりで、あとの人に答弁はお命じにならぬように、もしもやることがございましたら保留しておきますから、そのつもりでお願いしたいと思います。  第一に、この間いろいろ問題になっておりました武器輸出の問題ですが、これは総理が決算委員会でわが党の華山委員にお答えがあった当……

第55回国会 予算委員会 第15号(1967/04/27、31期、日本社会党)

○淡谷委員 総理にお尋ねいたしますが、昨日の御答弁によりますと、大体武器の輸出はすると。するが、自衛隊が使っている武器、防御用の武器の生産面で余裕のあったもの、受注のあったものは輸出するんだと、こういう御答弁のように承りましたが、そうしますと、いま輸出しております武器というのは、自衛隊がかって使った武器か、あるいは現在使いつつある武器というふうに理解するのが当然だと思うのでございます。その点をひとつ確実に御答弁願いたいと思うのであります。
【次の発言】 どうも、大体と申しますと、中には自衛隊が使っていない武器も入っているというふうに理解してよろしゅうございますか。

第56回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○淡谷委員 二階堂長官に、閣僚の一人として責任のある御答弁をいただきたいのですが、最近の政府の諸般のやり方を見ておりますと、非常に憂うべき独裁的な傾向をあらわしてきております。この問題で三つ私は例をあげたい。  一つは、国土縦貫道路の建設にあたりまして、当初の設計がいつの間にか変わって、山ぎわを行くべき道路が非常に豊かな農村地帯を走りますので、福島県の郡山付近の農民がまさに一揆暴動のような騒ぎをしているのが一つの事実であります。もう一つは、三里塚の問題であります。富里あたりで失敗しましたものを抜き打ちに閣議決定をやって、しゃにむに、地元の農民の気持ちを考えないで、空港建設に邁進しようというのが……

第57回国会 内閣委員会 第1号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○淡谷委員 先般、十月の二十日ですか、北富士の演習場で米軍が、演習地内で仕事をしておりました北富士のおかみさんたちにたいへんな暴行を働いたという事件がございましたが、私、現地でこれをいろいろ調査してまいりました。これはいま楢崎さんの言ったとおり、沖繩の伊江島で起こったような事件にさらに輪をかけたような悪質なものでございます。これは十月二十日ですから、もう長官に報告がないはずはないと思う。長官はどのような報告を受けておりますか、お答え願いたい。長官にそういう報告があったかなかったかまで、長官にお聞きしたい。これは重大な問題ですから、全然長官の耳に入れないでおるとすれば当局の怠慢と習わざるを得ない……

第58回国会 外務委員会 第21号(1968/05/14、31期、日本社会党)

○淡谷委員 増田長官にまず劈頭お伺いしたいのは、米軍が日本から提供されております基地を返還する場合の事務的な正当な手続をひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 これはいま問題になっております沖繩もしくは小笠原と離れてお聞きしておるわけなんですが、国内では、提供しました米軍の基地が相当多数返されているようです。その場合に、一体土地はどういう形になるのか、その後の使用はどういうふうになるのか、そういう点で、もう従来例はございましょうけれども、これは法令的にも事務的にもはっきりした線をお出し願いたい。私があえてこう言うのは、数年前からしばしばお伺いしておりましたが、成規な返還の手続をしないうちに、いつ……

第58回国会 災害対策特別委員会 第9号(1968/05/21、31期、日本社会党)

○淡谷委員 本部長も副本部長も現地の御調査をいただきましたので、十分実情はおわかりだろうと思うのであります。私も、地震の発生しました十六日に現地へ参りまして、最も被害の激しかった八戸の市役所の二階で説明を聞いている間に、余震の中では最も強いといわれました四度のあの余震にぶつかりました。電灯は消え、ガラスは割れるといったような、四度でさえもあれだけのひどい状態でございましたので、実際本震の場合は想像するに余りあるものがあったと思うのであります。なお、豊間内、豊崎、志斗岸といったような非常にたくさんの人命を失いましたあの地帯も全く、何とも言えない悲惨な気がいたしまして、ことばも出せないような不安の……

第58回国会 災害対策特別委員会 第10号(1968/05/27、31期、日本社会党)

○淡谷委員 きょう私は最後の質問だそうですから、いままで各同僚委員から熱心に青森、北海道の災害について御質問がありましたが、その締めくくりをつけたいと思うのであります。これはやはり国会答弁でずるずるどちらにもとれるような御答弁ではなかなか満足できない。端的にできるならできる、できないならできないとはっきり言っていただかないと非常に人心を惑わすと思うのです。  まっ先に国鉄の関係の方に御答弁願いたい。この災害地でたいへん御苦労なされまして復旧を急がれたことに対しては大いに感謝しているが、さっき特に大畑―むつ市間の鉄道なども早期に回復するだろうという御答弁があったまではこれは上等です。しかし、その……

第58回国会 災害対策特別委員会 第13号(1968/07/18、31期、日本社会党)

○淡谷委員 具体的に質問申し上げますが、十勝沖地震の災害の重点地区になりました青森県の歳入欠陥の起債を認めるかどうかという点です。これは災害対策基本法の第百二条の第一項に基づく適用条件があります。この中には公共土木施設、公立学校施設、農地農業用施設、林道の激甚災害復旧事業費の合計額が、当該地方公共団体の標準税収をこえる団体で、歳入欠陥債と災害対策債の合計額が起債の限度をこえる団体、こう規定されております。これについて問題点となりますのは、激甚災害復旧事業費の合計額に、激甚法の政令指定をなされていない公共土木施設は算入されないとする自治省の見解が出されており、この見解によれば、県及び市町村の災害……

第58回国会 地方行政委員会 第7号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○淡谷委員 いま木原委員に対する御答弁を聞いて非常に意外に思ったのは、最高の責任者である公安委員長の答弁と警備局長の答弁が食い違う。さらに、現場でわれわれがはっきり聞き取りましたこの行動の指揮に当たった千葉県の県警本部長の答弁とは全然違っておる。これは私は非常に重要な点だと思うのです。一体どっちが取り消しますか。公安委員長が取り消しますか。本部長がうそを言ったのですか。どっちです。これは明瞭にしておきませんと重大な問題が出ると思います。
【次の発言】 同じ席上で答弁が二つ違うという手はない。公安委員長、さっきあなたは、明らかに、昼の間暴動行為があったのだからこれを逮捕すべきが当然だと言ったじゃ……

第58回国会 内閣委員会 第17号(1968/04/25、31期、日本社会党)

○淡谷委員 今井公団総裁にお伺いしたいのですが、この成田空港は計画以来いろいろな事件が発生いたしまして、全国的に注目を集めるような大きな犠牲を払ってまいりました。この後のやり方いかんによってはますます不慮のできごとが深刻になるような傾向がございますので、この際、大臣もおいでの前であなたの見解をはっきりさせておきたいのです。  この成田空港ができます前に富里の空港が計画されまして、それがいつの間にかなくなってしまったといういきさつがありますが、富里の案は一体どうして遂行できなかったか。総裁のお考えを聞かしていただきたい。
【次の発言】 今井公団総裁も直接この衝には当たらなかったというし、中曽根運……

第58回国会 内閣委員会 第22号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○淡谷委員 まず、大臣にお聞きしたいのですが、日本の食糧の自給を何%に押える方向だといまお考えになっておりますか。
【次の発言】 正確に言っていただきたい、大臣の答弁ですから。
【次の発言】 九五%という自給率は何年度ですか。
【次の発言】 麦はどうですか。麦並びに飼料の自給率ですね。特にいまの大臣の御答弁ではっきりしましたが、日本の食生活の内容がだいぶ変わってきている。これは、ハンとかあるいは畜産物の食糧がずっとふえてきておるということは常識でございますが、米が九五%――これは問題がありますけれども、九五%で押えているとしても、一体麦の自給率はどうなっておるか。それから、畜産物のための特にえ……

第58回国会 内閣委員会 第23号(1968/05/14、31期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣、この間、実は本会議の関係で時間が足らなかったものですから、だいぶ質問を残しましたので、きょうはまた継続したいと思いますが、その前にちょっと伺っておきたいことがあるのです。  昭和四十二年の八月二十二日の農林省決定の「構造政策の基本方針」という書類がありますが、これはその後変更になっていないでしょうね。これをもとにして質問を展開しましても的はずれにはならぬでしょうね。
【次の発言】 大臣、きょうはひとつできるだけ大臣に御答弁願いたいと思うのは、この農林省の設置法案に関連しまして、一局削減による機構改革などもだいぶあるようですが、これはやはり一局削減の方針が出たからそれに合わせて……

第59回国会 災害対策特別委員会 第3号(1968/09/06、31期、日本社会党)

○淡谷委員 建設大臣にひとつお尋ねいたしますが、今度の特に東北の豪雨の被害ですが、前の十勝沖地震に続きまして、まあダブルパンチを受けたようなものである。前回の地震の災害のあと始末が全くできないうちに、今度また豪雨に見舞われましたので、被害の状況が重なりあって非常にひどくなった例が出てまいっております。特に農村地帯が多いものでございますから、ほとんどが農村部の被害が大体調査の上に浮かんできております。まあ災害の出方も、大都会の災害のようにたいへん刺激の強い、はっきり目に見える災害、たいへんダイナミックな形の被害もございますが、農村のこういう災害のあらわれ方というのは、そうしたおそろしさにおいて一……

第59回国会 内閣委員会 第4号(1968/08/23、31期、日本社会党)

○淡谷委員 さっき浜田委員の質問に答えて増田防衛庁長官は、基地ということばを全般的に使うのが適当だと思うと言われましたね。一体、長官の頭の中にはどういう基地が思い浮かばれていますか。どんなのを基地としていて、どんなのを基地としていないのか、具体的にお聞かせ願いたい。私のこれからの質問に関係がありますから。
【次の発言】 これはときどき間違うことですけれども、明敏な長官がまだ頭が固まっていないと言うのですから、しばらく現在使っておることばに従って基地ということばを用いてかまいませんね。  それでは、現在日本における米軍の基地として使えるものはどれくらいの数になって、そのうち、自衛隊が共同使用ある……

第61回国会 災害対策特別委員会 第2号(1969/02/06、31期、日本社会党)

○淡谷委員 委員会に配られております青森県下の被害調書、ここに一つの非常に注目すべき事例があがっておるのであります。三ページの「人的被害」のところであります。二名の死亡者と十三名の負傷者を出しておる。この死亡者が、屋根雪おろしの作業中に転落して死んだという事例が、二つともそうなのであります。しかもそのほかに、負傷者の中にも屋根から落ちてけがをしたというのは三人ございます。これは今日道路上の豪雪がたいへん問題になっていると同じように、道路の上の屋根の雪の始末が非常に緊急な問題になっている明確な証拠でございますし、特にさっき気象庁からお話しがありましたとおり、最近の雪というのは、ドカ雪とかいうこと……

第61回国会 災害対策特別委員会 第12号(1969/09/02、31期、日本社会党)

○淡谷委員 先ほどから調査の報告を聞き、また池田委員の質問を聞いておりましても、大体この災害に対する問題点はほとんど同じになっているようであります。特に今回の九号台風による集中豪雨というのですが、その集中された青森県の実情というものはほとんどその問題を代表的にあらわしていると思うのであります。  一つには、今回の集中豪雨でまことにかつて見ないほどの大きな被害を受けている現状、特に死者二名を出しておる現状等々を見てみました場合に、予報の措置に若干の欠陥があったのじゃないかと思うのであります。地元では鉄砲水と言っておりますが、鉄砲水と言うほど急激に増水しておる。そのために家具なりその他のものを持ち……

第61回国会 社会労働委員会 第8号(1969/04/08、31期、日本社会党)

○淡谷委員 最初に、基準局のほうにお聞きしますけれども、今度のリングビームの工法というのは、あなたのほうの基準から、いくと危険作業になるのですか、危険作業にならないのですか。
【次の発言】 労働基準法の第五章の「安全及び衛生」というところにあります「危険業務の就業制限」その他の項目を見ますと、工法自体を基準局が危険と認定するような条文が見当たらない。全体の工法を危険として認める条項が見当たらない。これは今後やると申しますけれども、この基準法でやっていきますか。
【次の発言】 今後、しばしば起こると思いますが、やはり工法全体が危険でないかということは、今度のような事故を防止するためたいへん重要だ……

第61回国会 地方行政委員会 第45号(1969/06/27、31期、日本社会党)

○淡谷委員 大蔵省見えておりますか。
【次の発言】 これはこの前の内閣委員会で宮内庁法の一部改正のときにも触れましたけれども、群馬県の妙義山で数年前――まだ朝鮮戦争のころですから、だいぶ昔の話になりますが、ロッククライミングの米軍の演習場をつくるという名目で国がだいぶ土地を買収した事実がございます。その後朝鮮戦争が終結いたしまして、この演習場は取りやめになったわけです。これは施設庁と思っておりますが、一体買った土地はその後どうなっているか、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 一応は国有地になったと思いますがね。買収した総反別並びに買収単価の御報告を願いたい。

第61回国会 地方行政委員会 第49号(1969/07/04、31期、日本社会党)

○淡谷委員 たいへんだびたび地方行政委員会の席をおかりしまして申しわけないのでありますが、国際空港の建設は日本としても非常に大がかりなことで、従来政府のやった仕事の中で、閣議決定をして一押しに押していって、途中でどうしてもそれまでやった仕事が全部むだになったという例が幾多見られるのでありまして、もしこの空港がそういうことになりますと、これは多分に国損を招くことになる。今井総裁は、反対者がいるからできないのだということをたびたびおっしゃいますけれども、反対者が出るような欠点がどこかにある、反対者が出なければならないような反省すべき点がやはり政府のほうにもあったと思う。これは、今井総裁、あなたも政……

第61回国会 内閣委員会 第5号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○淡谷委員 愛知大臣にじっくりお聞き願いたいのですが、実はブラジルの農業移民の問題についてひとつ実情を、私のほうでも若干資料を持っておりますので、お聞かせ願いたいと思います。  これはずっと前に、戦後またブラジル移民が始まりましたときに、この所管を外務省でやるか農林省でやるか、だいぶ問題のあったことなんですが、どうも外務省自体が、農業移民について万全のお世話をしているだろうと思いますが、職掌柄若干問題が出るだろうということは予想しておりました。実は私の友人で青森県の県会議員をやっております工藤一成君というのが海外移住事業団の地方の仕事をしておりまして、熱心な男なんですが、ブラジルに行ってまいり……

第61回国会 内閣委員会 第7号(1969/03/14、31期、日本社会党)

○淡谷委員 まず今井総裁にお聞きしたいのですけれども、実は宮内庁法の一部を改正する法律案の中に「現在、下総御料牧場は千葉県成田市三里塚地区に所在いたしますが、昭和四十一年七月の閣議決定により新東京国際空港が同地区に建設されることになったため、同牧場は栃木県に移転することとなりました。これに伴いまして下総御料牧場の名称を『御料牧場』に、位置を『栃木県』に改めようとするものであります。」というのが大体この法案の骨子なんですが、その中に「なお、新牧場の建設業務は、新東京国際空港公団によって進められており、」という一項があるのであります。もうすでにこの仕事が始まっておりますかどうか、総裁にお伺いしたい……

第61回国会 内閣委員会 第11号(1969/04/03、31期、日本社会党)

○淡谷委員 大臣困った顔をされますと、たいへん質問ができなくなってしまうのですが、いまもグローバルな態度で貿易を進めるという、ここが非常に大事な点だろうと思うのです。いろいろ同僚議員からも詳しく御質問ございましたけれども、少し困ってくると、大臣特有の、にこっと笑って困られると、あとは質問が続かなくなりますので、たいへん大事な点に質問が入っていかないと思うのです。さっきからお話がございましたとおり、ベトナムあるいはドイツ、中国、それから朝鮮と、こう申しますと、これははっきり二つの政権ができた国々で、貿易が一番これは困難なんです。ドイツのことはあまり問題になっておりませんけれども、中国にいたしまし……

第61回国会 内閣委員会 第13号(1969/04/08、31期、日本社会党)

○淡谷委員 総務長官と農林大臣に出席を要求してありますが……。  非常に重大な法案の審議でございますので、私も終始この論議の過程を聞いておりましたが、ぜひ床次総務長官及び荒木行政管理庁長官にお聞きを願いたいことがあるのであります。  何か総理の答弁でも、行政簡素化のためにこの法案は出すのだということをおっしゃっている。簡素化はけっこうですけれども、どういうふうに簡素化するかが根本の問題だと思うのであります。ただ簡素化簡素化でいいならば、ムッソリーニのように、あるいは東条軍閥総理のように、佐藤総理が各省を全部兼任したほうが簡素化でありますけれども、これはおそらくいまの政治では許すべからざることで……

第61回国会 内閣委員会 第16号(1969/04/17、31期、日本社会党)

○淡谷委員 この法案は非常に簡単な法案のように見えておりますけれども、内容をしさいに検討いたしますと実に多くの問題をかかえております。これは先般強行採決をされました総定員法の場合の質疑でも申し上げましたけれども、農地法の今後のあり方、それから法律と法令との関係等はむろん非常に重大な今後の国会運営の問題点であります。特にこの法案が提出されましたおもなる動機は、新国際空港の建設に伴なうものであるだけに、この新国際空港の性格、意義というものがこの際鮮明にされませんと根本的に根底が狂ってくるような重大な意義を含んでいるのであります。先般いま少し私徹底して質問申し上げたかったのですけれども、委員長の強行……

第61回国会 内閣委員会 第17号(1969/04/18、31期、日本社会党)

○淡谷委員 いろいろお調べにお手数をかけましたけれども、その三里塚の宮内庁の牧場を新しい国際空港の滑走路につぶすという、宮内庁にとっては非常に気の毒な原因となりましたのは、何といっても羽田が狭いということです。羽田が狭いということは、何といっても発着回数と重要な関係があるのです。二百機も間違っておったことはどこに原因があったかは別といたしまして、たいへんなミスだと私は思うのです。いつから間違っておったのですか。ずっと前から間違っておったのですか。
【次の発言】 これは三月十四日の丸居説明員の説明にも、同じ間違った数が出ている。国際線が三万三千五百十四回、国内線が七万七千七百四十回、合計いたしま……

第61回国会 内閣委員会 第19号(1969/04/24、31期、日本社会党)

○淡谷委員 さっき大出委員から質問ございました日本社会党本部の襲撃事件につきまして少しお聞きしておきたいのですが、実は私もきのうちょうど院内で執行委員会を開いておったときにあの事件が起こったらしく、事後に聞きました。かけつけて、けがをした本人たちとも会って状況をいろいろ確かめてまいりました。一、二の新聞では鼻血程度なんていって軽くあしらっておりますけれども、鼻血程度じゃありません。三人負傷いたしまして、私の担当の機関紙局の局員が、しかも三人まで通りかかったのにやられております。そのうちの一番ひどくやられておりますのは笠原君という十八歳のアルバイトの少年なんであります。これももうずいぶんひどい、……

第61回国会 内閣委員会 第20号(1969/04/25、31期、日本社会党)

○淡谷委員 外務大臣にお忙しいところをお出ましを願いましたのは、実はこの委員会で宮内庁設置法の一部改正の法案が出ておりまして、これは御承知の千葉県の下総の御料牧場と栃木県の新しい牧場とに関するものであります。この下総の御料牧場というのは成田空港の敷地にするつもりで、特に農地法の規則改正まで行ないまして、この法案がかかっております。この法案の審議の途中で、前中曽根運輸大臣と、現原田運輸大臣と、軍事使用を拒否し得るか拒否し得ないかという点について、食い違いがあるという指摘がなされまして、いろいろ食い違うような食い違わないような微妙な段階に立っているわけなんです。これはひとつ専門家の愛知外務大臣に御……

第61回国会 内閣委員会 第21号(1969/05/06、31期、日本社会党)

○淡谷委員 きょうは大臣がお見えになりませんので、次官からひとつ日ごろ関連の農業について若干の御答弁を願いたいと思います。  だいぶ前ですが、内閣委員長がまだ農林関係におられましたときに、ちょうど農基法などの問題もございまして、いまの大蔵大臣の福田赳夫さんが農林大臣のときに、日本の農業が曲がりかどに立っているということがもっぱら言われておりましたので、一体どっちへ曲がるつもりかということを御質問しましたら、福田農林大臣首をかしげながら、日本の農業はいま曲がりかどに立っている、どっちへ曲がろうかと思案の最中だと答弁されたのです。この間同じような質問が本会議で出ました。農林大臣と大蔵大臣と地位は違……

第61回国会 内閣委員会 第22号(1969/05/08、31期、日本社会党)

○淡谷委員 たいへん私の質問が長くなりましたがいろいろその間やっかいな資料などの御提出を願って恐縮に存じております。ただ、この間公団から提出されました「国有財産売払い及び購入契約書」並びに立ち木の払い下げの状況をいろいろ見てまいりました。これによりますと、この間の御答弁と違っているようですね。宮内庁から払い下げた場合と、地元へ売り渡した場合の価格は、ともに二千万円くらいというお話がございましたが、この書類によりますとちょっと違っているようです。これは速記録の関係もございますので、この席上でひとつ違っておりましたら違っているように御訂正願いたいと思います。

第61回国会 内閣委員会 第25号(1969/05/15、31期、日本社会党)

○淡谷委員 農林大臣にひとつお聞き願いたいと思うのですが、どうもこの間から宮内庁法その他審議しておりますと、国有財産に対する取り扱いが非常に粗末な気がするのであります。特に、農林省は大きな国有林を持っておりますので、このやり方については慎重にやらないと、これは国民の前に相すまない結果が生まれると思うのでありますが、たまたま佐藤総理が国有林を地方団体に貸し付けるといったような声明をしたという新聞記事を読んだのですが、これはうそでしょうな。やはりほんとうにやったのですか。
【次の発言】 ところがこの記事は少しそれとはまたニュアンスの違った記事なんですね。あまり大きく扱っておりませんので、大臣お見落……

第61回国会 内閣委員会 第29号(1969/06/10、31期、日本社会党)

○淡谷委員 はい、けっこうです。  非常に原則的な質問になりますけれども、恩給法の今度の改正の第三点として、支給条件の緩和というのがありますね。支給されてからの内容をいろいろお話を承っていましたが、この支給条件について、「恩給ヲ受クルノ権利ハ総理府恩給局長之ヲ裁定ス」と書いてありますが、これについて戦傷病者戦没者遺族等援護法と恩給法との関係、特にこの受給資格を決定する場合に、片一方は年金で片一方は恩給ですけれども、これは所管が違うか同じか、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 それでは旧軍人の恩給関係のほうはあなたのほうで決定する、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。――それでは……

第61回国会 内閣委員会 第32号(1969/06/17、31期、日本社会党)

○淡谷委員 質疑に入るに前にひとつ有田長官にお願いがあるのです。この間来、長官の御答弁を伺っておりますと、どうも声が低過ぎる。これは私は近いから聞こえますがね。ただし、この委員会には赤城、伊能とあなたの前先輩もおるわけですから、委員会に答えるつもりで、はなはだ御苦労ながら大きい声で御答弁願いたいと思います。私が聞くだけじゃしようがありませんから、その点をひとつお願いしたいのですが、いかがでありますか。
【次の発言】 ありがとうございました。  それでは質疑に入りますが、この間の予算委員会の第二分科会で、ことしの二月二十八日ですが、有田長官は久保三郎委員、米内山義一郎委員の質問に答えまして、水戸……

第61回国会 内閣委員会 第33号(1969/06/19、31期、日本社会党)

○淡谷委員 林野庁長官見えていますか。――実はこの前の質疑で保留されているのが二点ほどございますので、その点を明らかにしたいと思うのです。  北海道の長沼における例の聴聞会のその後の経過並びに施設がその後どうなっておるか、経過を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ずいぶんむずかしい聴聞会だったのですね。この前の委員会では、ここで当時議長をされた方から様子を伺いまして、また私のほうにあります当日の手控えに応じて、大体これでいいのかということで半日くらい――半日もかかりませんが、ついえちゃった。しかしあれからもう何日になりますかね。だいぶたっておるでしょう。 そんなに長文の議事録でもないと思……

第61回国会 内閣委員会 第36号(1969/06/26、31期、日本社会党)

○淡谷委員 総理にぜひお伺いしたいのは、この防衛二法案の審議を通じて、従来の審議とはきわ立って違っている点が一点あるのであります。これは従来総理の御答弁の中には共同防衛あるいは集団防衛ということが非常に重要視されて答弁されたのに、今回は自主防衛ということがたいへん強調されたことであります。特に、有田長官はかなり強い姿勢でこの自主防衛の隘路になっておるものまでも指摘された。たまたま数日前に、総理は、銀行大会でやはり自主防衛の線を引くことをはっきりされたようであります。こういう点について端的に自主防衛に対する総理のお考えを伺いたい。
【次の発言】 有田長官は日本の自主防衛を完ぺきなものにするために……

第61回国会 内閣委員会 第37号(1969/07/01、31期、日本社会党)

○淡谷委員 運輸大臣に一つお伺いしたいことがあるのです。だいぶ前にローカル線の廃止をするかのごときうわさが立ちました。あのうわさが全国に与えたショックは非常に大きい。これはどこから出たものか、どういうふうな段階になっておるのかはっきりしないままに、もう全く想像もつかぬような騒ぎが各ローカル線のところでは起こっているのでありまして、引き続きその廃止に反対する陳情が全国から巻き起こっております。この陳情のための費用でも地方の経済にかなり大きなマイナスを来たしていると思うのであります。この際、そのうわさがどういうふうにして出たものか、現在その実態は一体どうなっておるのか、ひとつ詳細に御答弁を願いたい……

第61回国会 内閣委員会 第41号(1969/07/22、31期、日本社会党)

○淡谷委員 防衛庁のほうにちょっとお聞きしたいのですが、この間、天ケ森の射爆場についていろいろ質問しました。その後また射爆場へ行く途中で実弾を落としたという事件が起こっておるようですね。これは県内ではありません。どこか別なほうから天ケ森に行く途中で落とした事件が起こりました。ひとつ詳しく御報告願いたいと思います。
【次の発言】 有田長官お見えになりましたので、お忙しいようですから端的にお尋ねします。  この間この委員会で例の水戸射爆場の移転について新島を考慮中で三沢については考えていないということを二度ほど確言されております。その翌日か翌々日あたりの新聞に新島はもうだめなんだ、また三沢に持って……

第61回国会 内閣委員会 第44号(1969/08/26、31期、日本社会党)

○淡谷委員 北海道の長沼の例の施設について、当委員会でもしばしば論議になったのでありますが、あの聴聞会その他の状態にかんがみて、また事の性質にかんがみて、やめたほうがいいではないだろうかと、しばしばわれわれ申し上げたのですが、やはりこれを強引に押し切りまして、農林省に保安林の解除をさしたのですが、この訴訟にあたりまして、今度執行停止の命令が出た。またこの命令の理由が、自衛隊の本質に関し、また戦力に関する憲法に関連のあるような理由があったのであります。容易ならない問題であります。前の砂川の問題あるいはまた恵庭の問題で、自衛隊の違憲性があらためて問題にされるような事態になっているのであります。まだ……

第61回国会 内閣委員会 第45号(1969/09/09、31期、日本社会党)

○淡谷委員 有田長官が所用のために退席されましたことをたいへん残念に思います。ちょうど長沼の保安林の解除に関する裁判の判決があり、その理由の中に自衛隊と憲法の問題が入っております。これは、具体的に憲法の問題が論ぜられますのは個々の問題が起こったときに限られております。これは非常に重要な今後の防衛問題に展開していくと思うのであります。この問題もぜひ有田長官御出席のときには詰めていきたいと思っております。きょうは時間もないようでございますから、その点割愛いたします。  さっき大出委員の質問の中で、自衛隊の治安出動の問題がございました。これは長官の御答弁も至って抽象的な御答弁だったので、はっきりした……

第61回国会 内閣委員会 第46号(1969/10/08、31期、日本社会党)

○淡谷委員 本日朝以来の各委員の質問を聞いておりましてもわかるとおり、在日米軍がその定員を削減することというのは、すでにもう始まっておりました米軍基地の撤退が予想されるのであります。当然予想される形として、そのあとに自衛隊の基地の問題が出てくるのですが、私本委員会でしばしば取り上げましたこの自衛隊と米軍との関係ですが、これはどうもまだ明確な御答弁をいただいていない。特に共同使用と米軍が撤退したあとの自衛隊への移行措置などについては、まだ相当疑問点が残っているのであります。きょうはその点について明確な御答弁をいただきたいと思うのですが、第一に、先般委員長はじめ皆さんに御苦労願いまして、私の県の三……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 前々回の委員会で内灘村の射場に強制使用されております地域が訴訟になつております点を申し上げました。その詳細の御説明を願つたのですが、農林省管轄であるというので御答弁がなかつたので、農林大臣の御出席をお願いしたのでありますが、本日はお見えになりましようか。もし時間がないようであれば、大臣の出席するまで保留しておきます。
【次の発言】 それではけつこうでございます。現在強制使用されております内灘の砂丘地帯が、さつき足鹿委員からもいろいろお話があつた通り、開拓地帯として現在国有になつておりますが、あれが訴訟を進行中だということになつておりますので、これの詳細の御説明を願いたい。訴訟の現在……

第19回国会 建設委員会水産委員会連合審査会 第1号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○淡谷委員 この法律をつくる根拠についてでありますが、今鈴木委員からいろいろ御質問がありましたように、さかのぼつて、かなり無理をして補償しなければならない、この無理をしてさかのぼらなければならない期間に、一体国連軍がどういう根拠に基いてこれらの土地建物等を使用しておつたか、これをお伺いしたい。
【次の発言】 そういたしますと、すでに国連軍がこういう施設あるいは土地などを使うということがわかつておりましたならば、どうして平和条約発効後、同時にこの措置に出られなかつたのか。アメリカ軍が使用しておつたものだけは、曲りなりにも不完全な補償が行われておりましたが、国連軍のものは放置されておつた。この間隙……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 外務大臣に質問をいたします。この協定はアメリカ合衆国の一九五四年農産物貿易の促進及び援助に関する法律に基いて締結されるべきものと考えられますが、この協定は将来起るであろうというこの内容規定の実行、つまり農産物の輸入をしなければならないという予想のもとにもちろん結ばれると思いますが、これを結ぶに当りまして、日本側の要請によって話が進んだものか、あるいはアメリカ合衆国側の要望があつてこの話を進められたか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 これは仮定でございますが、この検討の間に農産物の輸入をやる必要なしといったようなことから、この協定は要らないという結論に到達……

第22回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 さっき楠美委員から日本の開拓は、まだ神代時代だという発言がございましたが、私は神代時代どころではない、戦国時代だと思っております。と申しますのは、移民が一応国家的に推進されまして、国家的に大きな失敗をした事例として満州開拓がございます。楠美委員なども満州開拓には非常に重要なポストを占めておられました。これは神代時代以上に戦国時代だと私ども思っておりますが、一体今度の移民会社の設立と満州の開拓との間に比較検討が十分なされたか、いろいろ問題が起っておりますが、移民の失敗の原因として満州開拓に学ぶことがあったかどうか、一つお答え願いたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会畜産に関する小委員会 第1号(1955/06/13、27期、日本社会党(左))

○淡谷小委員 集約酪農の今までの成績及びことしの計画、お見込みなどをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 六十九ヵ所の申請のうち二十三地区と申しますと大体三分の一になりますが、この選に漏れた方の地区は大へん遺憾に思うだろうと思いますが、この審査の基準としては一体どういうことを行われたのか、詳しくお伺いしたいと思います。
【次の発言】 酪農の経営については、生産した乳を処理する施設の重要なことは申すまでもございませんが、現在の形を見ますと、牛は大へん入っておるが工場がないという地域、工場があるけれども、牛の頭数が少いために工場の経営が成り立たない、こういう矛盾が各地で見られるのでありますが……

第22回国会 農林水産委員協議会 第1号(1955/10/11、27期、日本社会党(左))

○淡谷悠藏君 ちょっと資料の要求をしたい。質問もしたいと思いますけれども、この次に譲りましてさっき芳賀委員からも話がありましたが、私特にお願いしたいのは、災害に関する二十八年度、二十九年度の営農資金でございます。この各県の申請をどれだけに査定されたのかというさっきの芳賀委員の資料、同時にその査定に基いた融資が総額どのくらいあったか。もう一つは、この融資が実際に貸付にならずに、あるいは別の方に流用されまして、会計検査院その他の指摘もありましたろうし、監督の発見されたものもございましょうが、返還命令を受け、もしくは返還命令を出さなければならないといったような場合になっております。営農資金の不当貸付……

第22回国会 農林水産委員協議会 第2号(1955/10/15、27期、日本社会党)

○淡谷悠藏君 大臣に今の問題に関連してお尋ねいたします。さっきの百円硬貨とミツマタとの関連について、大臣はさっきそういうことは聞いておらぬという御答弁でございました。この重要な問題に対して聞いておらぬということは、私は看過できないと思う。一体ほんとうに知らないのですか、知らない振りをしておるのですか、この点。
【次の発言】 それでは事務当局が大臣に話をしなかったというのはどういうわけです。重要な問題を大臣が知らないで済ますということはないと思う。
【次の発言】 おかしな話だ、私は質問していないのです、井谷委員から……。そんなふうな無責任の答弁をされたらしようがない。具体的にはどうなされるという……

第22回国会 農林水産委員協議会 第3号(1955/10/19、27期、日本社会党)

○淡谷悠藏君 時間もだいぶたちましたので、簡潔に二、三点お伺いいたしたいのですが、第一に災害の問題でございます。  次々と秋の台風災害も起っておるようであります。この間の御答弁では、鋭意急いでこの対策をやっておるということでございましたが、二十二回の国会における災害対策の諸法案の中で、その事後の処置がまだできていないような法案がどれくらいあるか一つお聞きしたい。政令あるいは扱い方法などについてまだ準備のできない法案がございましたら御報告願いたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁は、農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案でございますか。――これは参議院に……

第22回国会 文教委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○淡谷委員 この法案の第三条の二項に「「学校給食用物資」とは、学校給食の用に供する食品その他の物資」としてございますが、これでは同じ意味でございますので、内容がはっきりわかりませんが、これについてはやがて政令等によって規定なさるでございましょうけれども、従来取り扱っておりました「学校給食用物資」とは具体的にどんなものがございましょうか。伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、この日本学校給食会で扱いますのは、脱脂粉乳を指定されて、あとの物資などはどういうふうな系統で入れるつもりなんですか。
【次の発言】 お話のございました財団法人日本学校給食会でございますが、これは従来脱脂粉乳以外の物も扱……

第24回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○淡谷委員 重光大臣にお伺いいたしますが、余剰農産物という言葉でいわれておりますアメリカの農産物が、アメリカの国内で果してどれほどの余剰を生じておるのか。同時にまた、アメリカの農民が余剰農産物のために受ける経済的な損害、こういう点について大臣の所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 アメリカの農民に対する余剰農産物についての支払いは、日本などで受け取りました場合の価格がきまってから支払われますか、あるいはまた支払われる前に政府が立てかえ払いをしておりますのか、その辺の消息を明かにしていただきたい。
【次の発言】 ただいまの様式によりまして決定されました価格、特に昨年日本が余剰農産物として受け……

第24回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○淡谷委員 この土地収用法を適用する段階というのは、その以前においてお互いの間に話し合いを進めまして、適当な一致点を見出さざる場合にとられるところの一つの強制手段であるとわれわれは理解しております。従ってこの適用をもし誤まりますならば、非常に私権の侵害になると同時に、日本の農民のような零細経営性の上に立つ者は、その生活権さえ奪われるといったような惨状をしばしば見て参りました。特に最近ダムの建設、基地、演習地等の設定等に関しましては、この問題に関連いたしましてしばしば深刻なトラブルを見ておることはすでに世上もう明らかになっておりますので、この改正につきまても非常に慎重に扱わなければ、この実施に当……

第24回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第2号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○淡谷小委員 二、三お尋ねしたいと思いますが、先ほどの鈴木委員並びに赤路委員に対する御答弁の中で、東和商事が所有権を売って、市販はできないという条件のもとに何か金を受け取っておるように聞きましたが、一体この売り先は金融機関でございますか、それとも別な業者でございますかその売り先をはっきりお知らせ願いたい。
【次の発言】 一体どれくらいの額でございますか、価格の点はお聞きになりませんか。
【次の発言】 現在こののりの現物が民間の倉庫に移されておるように聞いております。金額は幾らになるか知りませんが、のり屋がのりを押えている。そうすると、あなた方が市販に流れないために押えた目的と、買った者が現物を……

第24回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○淡谷小委員 前回この問題でいろいろ御説明をいただきました。そのとき私から警告を出しておきましたが、倉荷証券の記載にありますノリが実際倉庫に残っておるのかどうか。あるいはまた東和商事、北畑商店との関係で売ったとか、売らぬとかいうようなノリの実態をお調べになったと思いますので、その点を一応御報告願いたいと思います。
【次の発言】 通産省が扱った倉荷証券のノリの全量というのは一体どれくらいになっておりますか。それから今の御答弁にございました、東和商事が記載しておるノリは広島にあるというのですが、この倉荷証券の倉庫主は一体どこの倉を指定したのですか。倉庫はあっちこっち動くものじゃございませんから、倉……

第24回国会 農林水産委員会凍霜害による農業災害に関する小委員会 第1号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○淡谷委員 樹勢回復用肥料代の中の口でございますが、「果樹に対しては燐酸質及び加里質肥料の所要量に対し二分の一を助成する。」この果樹の中でもブドウの木は新芽がなくなっておりますと、新たに樹勢回復用の肥料を必要といたしますし、その場合に燐酸質とカリ質とに肥料を限ることは適当でない、こう考えられます。さらにその他の桃、ナシ、リンゴ等の被害は実に対する被害が多いので、葉の部分はあまりいたんでおらないと思いますので、実がならないために果樹の勢いがむしろ強くなりまして、本年度においては回復は必要ない。花芽の形成等も盛んになりますので、むしろ来年度の肥料代の処置が大事だろうと思いますので、樹勢回復と限定せ……

第24回国会 農林水産委員会冷害による農業災害に関する小委員会 第1号(1956/10/02、27期、日本社会党)

○淡谷小委員 農林省にまずお尋ねしたいのですが、北海道の今回の冷害による災害は全く予想以上深刻なものがありまして、特に累積した災害になっておりますので、さまざまな問題がたくさんございます。これについてはもうすでに調査もお済みのようでもありますし、何らかの心構えはできておると思いますので、まず農林省として、これに対する対策を一つざっくばらんにお話し願いたいと思うのであります。
【次の発言】 御承知の通り北海道は、もう雪が降ってくるといったような差し迫った状態にございます。特に賃金収入などに対する要求が非常にはげしいようでありますので、おそくなりますと全く農民を飢えさせるという極端にひどい状態に陥……

第25回国会 農林水産委員会冷害対策に関する小委員会 第1号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○淡谷小委員 経済局長に伺いたいのですが、この間からお願いしておきました内地の災害についての資料がもうできておりますかどうか。当初今年の内地の災害が、九州、北海道という外地ではございませんけれども、この二つの大きな災害の山に包まれまして、非常に閑却される心配があった。これを少くとも冷害については北海道並みの措置をとるようにお願いしておいたはずでございますが、その点はあの当初の御答弁通り受け取ってよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 わが国でも北部の方の災害は、始終われわれが言っております通り季節をはずしては仕事ができない。これは作業が非常におくれているようでございますが、一体この作業のお……

第26回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○淡谷委員 これは森先生と小野先生にお尋ね申し上げたいのです。さっき神武東征論について侵略ではないというお話を両先生から伺いましたが、今度の日本の敗戦を招いた満州事変、あるいは大東亜戦争等に対するあなた方の歴史学の立場から見た戦争の性格ですが、これもやはり神武東征と同じように征伐ではなくて、単に満州あるいは中国へ行ったというふうにお考えになっているかどうか、その点を一つ伺いたい。
【次の発言】 実はもっと率直に、少し無理かもしれませんが、満州事変並びに大東亜戦争のあり方が、あなた方が考えておる日本書紀あたりの思想から見て、正しかったか、正しくなかったか、この一点を的確にお聞きしたい。


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会公聴会 第1号(1959/02/16、28期、日本社会党)

○淡谷委員 簡単に二、三点御質問したいと思いますが、ただいまのお話では設備が近代化し合理化すると、労働者の就労人口がふえるように伺いましたが、むしろ最近の傾向ではオートメーション化したりあるいは合理化したりしますと、失業者がふえてくるような傾向にございますが、この点は一体どうなるでございましょうか。これが一点。  同時に生産性が向上し、能率化しますと、当然これは労働時間の面で短縮されて、その労働時間の短縮によって雇用人口が減るということが考えられますが、あなたのおっしゃるのは、やはりこの合理化とともに労働時間の短縮という点も考えられておりますかどうか、その点をお聞かせ願いたいと思います。

第31回国会 予算委員会公聴会 第2号(1959/02/17、28期、日本社会党)

○淡谷委員 二、三重点的に御質問を申し上げたいと思いますが、大体ただいまのお話で日本の農業はかなり長期間にわたって総合的な、また重点的な保護政策をとらなければ、非常な危機に直面しておることがわかりましたけれども、この保護政策は従来のように何か農業に欠陥が生じた場合に、あるいは農民生活に破綻が見えた場合に、即効的にやるという保護政策では、何回繰り返しましてもこれは実効は上らぬと思います。この際お話にもございましたが、今の農業基本法に関連する長期の計画と同時に、この保護政策を長期にわたって行うのだという基本的な線が、予算の上にも現われてこなければならぬと思うのでありますが、ことしの予算の形を見ます……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○淡谷分科員 最近の農業における経営階層の分解が非常に速度を増しまして、日本の農業の構成に一つの変化も起り始めておりますことは、大臣もむろん御承知のことだろうと思います。それにつきまして今年度の予算を見ますと、一方においては北部上北、根釧地区あるいは八郎潟といったように、かなり大規模な開墾事業が行われ、かつその経営反別なども思い切って大きくなっておる。また片方には自作農維持創設を強く裏づけまして従来の農民の維持をはかろうという計画があるようであります。これにつきまして、日本の農業はどれくらいの経営反別なら合理的にできるものかということが、農政の構想として非常に大事だと思うのであります。まず自作……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○淡谷分科員 どうも今の農道と農地の関係ですが、こういう考え方は非常に危ないと思うのです。もうすでにこの土地は個人々々に売り渡した土地でしょう。そうしますとその土地の値打というものは、農道の位置とかあるいは学校の距離とか、そんなことに大へん影響があるのです。それを売り渡した土地だけあれば、あとは農道はどうつけかえてもいいという考えならば、これはとんでもない個人の権利の侵害になります。たとえば町の住宅なんかでも袋路に建てることは禁止されているでしょう。また道路等において非常に地価の変化が起る。それを全然農地が切り離されて、あとの環境を無視して存在するのだということを農地局長が考えられるのでは、と……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第1号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○淡谷小委員 通産省にお伺いいたしますが、貿易振興に対する国庫補助金を受けている団体の海外貿易振興会というのは、どういう性格のものか、お伺いしたい。
【次の発言】 これは補助金だけで大体九億六百三十四万出ておるのでございますが、ほかにこれに類したような団体はございますか。
【次の発言】 この団体以外の団体には補助金は出ておりますか。
【次の発言】 この補助金の出ておる団体及び補助金額を出していただきたいのですが、今お手元に資料はありませんか。
【次の発言】 三十年度分です。
【次の発言】 それではあらためて資料として御請求申し上げますが、この貿易振興に関する国庫補助金を出しております団体の各年……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第4号(1959/09/09、28期、日本社会党)

○淡谷小委員 さっき小川委員が質問されました検査報告の一三六ページ、八五七号、「アメリカ産とうもろこしの購入契約にあたり処置当を得ないもの」、この問題について若干質問申し上げたいと思うのです。  この問題につきまして、農林省はしばしば、トウモロコシは何か特別な事情で災害の評価がだいぶむずかしいというようなことを言っておられましたが、トウモロコシに関して特別な理由というのは、どういうことでございますか。具体的にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この危険率の高いという理由を聞きたいのです。あとの処置はわかりますが、どうしてトウモロコシは危険率が高いのか。

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第5号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○淡谷小委員 ちょっと小川委員の質問に関連して、二、三お聞きいたします。電電公社の仕事は非常に複雑で、かつ今後だんだん大きくなると思いますが、経理の面でも、事業遂行の面でも、非常に厳密な査察などが必要になってくると思います。これは国鉄などでやっておりますように、監察機構ができておりますかどうか、お聞きしたい。
【次の発言】 これは言うまでもなく、新しい仕事なものですから、すべり出しの当初に悪い癖がつきましたら、もう直らぬと思います。これは国鉄の例を見ても、はっきりしておりますので、この機会に監査方面の担当の方から、現在における監査状況ということを、ちょっとお話し願いたいと思います。

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第6号(1959/10/09、28期、日本社会党)

○淡谷小委員 会計検査院にお伺いします。日本輸出入銀行の、項の二五六ページ、「前年度に比べ百二十五億二千四百余万円増加しているが、これは主として前年度に引き続き輸出船舶の建造資金貸付が伸びたことによるものである。」こういうことになっておりますが、これは数字的にどれくらいの貸付が伸びておるのか、説明願いたい。
【次の発言】 この「前年度に引き続き輸出船舶の建造資金貸付が伸びた」というのは、原因はどこにあるのですか。これは銀行の方でも、あるいは検査院の方からでもけっこうですが、お答え願いたい。どういう理由で伸びているのか。
【次の発言】 ちょっと質問の要点をそらされておるようですが、前年どに比べて……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第7号(1959/10/10、28期、日本社会党)

○淡谷小委員 きのういただきました日本輸出入銀行法によりますと、その三十七条の三項に「内閣は、前項の規定により決算報告書及び財務諸表の送付を受けたときは、翌事業年度の十一月三十日までにこれを会計検査院に送付し、その検査を経て、国の歳入歳出の決算とともに、国会に提出しなければならない。」という項目があるわけですが、これは三十一年度のものは出ておるでしょうね。
【次の発言】 これは公示し、または国会にも提出することになっておりますが、この書類は出ておりましょうか。ちょっと手元に持っていないのですが……。
【次の発言】 それから、会計検査院の指摘、二五六ページの中に、年度末の貸付残高が前年度末残高に……

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○淡谷委員 二、三点お伺いしたいのですが、実はさっきの倉成委員からの質問のように、現在の政府の予算のワクで何とか農業政策の転換をはかるということは無理な注文だろうと思うのです。やはりこの際もっと保護政策を徹底さして、曲がりかどに来た農業政策の曲がり方を遂行させなければならないのじゃないかという考えを持っております。それでお伺いしたいのは、さっきのお話で大へん興味深く思ったのですが、農業の生産性という問題なんですが、どうも日本の現状では、ただ現物の農業生産物を多く生産するというだけでは、生産性の向上にならぬのじゃないかと思います。そこにやはり商品経済に乗ってきたわけですから、商品として販売したあ……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○淡谷分科員 赤城防衛庁長官にお伺いしておきたいのですが、次期戦闘機について、この予算で国庫債務負担行為として要求されております総額は幾らでございましょう。
【次の発言】 あなたは、先日の二月二十二日ですか、私の一般質問のお答えとして、現在、国庫債務負担行為として八百九十六億要求しておりますと、御答弁なすっていらっしゃいますが、どっちがほんとうなんですか。
【次の発言】 これは言い違いだと思いますので、率直に認めます。ただ、そこでお聞きしたいのですが、この予算委員会の段階で、しばしばロッキードその他の飛行機などの値段も動きます。私、正直に、御答弁にあった通りの値段で算定してみますと、非常に、御……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○淡谷分科員 通産大臣に、この間の予算の一般質問で時間がなかったので、お伺いいたしかねました点について二、三お伺いしたいのですが、その前にお聞きしておきたいのは、航空機製造事業法で指定された会社、この間もお話がございましたが、まだ速記録ができてきませんので、念のためにもう一度お伺いしておきたいのです。
【次の発言】 この飛行機の製造は新三菱、川崎、富士、あとは修繕等について新明和と日本飛行機と伺っておりましたが、間違いございませんか。
【次の発言】 この五つの会社について、飛行機の製造、飛行機器の製造についての許可を与えられた年月日がいつになっておりますか。機種もついでに事務当局からお答え願い……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1960/02/27、28期、日本社会党)

○淡谷分科員 農林大臣にまず最初お伺いしておきたいのですが、農政が大きな曲がりかどにきているということを、さっき足鹿委員も言っておりましたが、一体今度作られました農林予算というのはこの農政の曲がりかどを曲がった予算ですか、曲がりかけている予算ですか、どっちなんですか。
【次の発言】 所得の倍増はできますか、何年ごろできますか。
【次の発言】 これは少し大胆じゃないですか。私、きょうは所得倍増論には触れまいと思いましたが、大臣が十年で農民の所得を倍増するというなら、これはまた予算の検討の仕方がございます。一体、この所得倍増ということは、国民所得全体から見た所得倍増ならできるでしょう。階層別に、そ……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会公聴会 第1号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○淡谷委員 さっき冒頭に林さんのお話がございました予算編成のあり方、それから修正のあり方についてちょっとお伺いしたいのですが、政府が原案の作成にあたりましてまず与党と打ち合わせをして原案を固めるというところまではまずいいと思うのです。けれども、そのあとで、さっきおっしゃったように各地のプレッシャー・グループと申しますか、圧力団体が押しかけてきまして、あるいはまたいろいろなその手この手が使われまして、そこで平たく申しますと、予算のぶんどり合戦が行なわれます。そのうちにいつの間にか政府の原案が変わってくる。変わってきましても、一たん閣議で決定しましたものは、国会の論議を通じてもなかなか直さぬという……

第38回国会 予算委員会公聴会 第2号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○淡谷委員 日本の農業体質の革新に伴いまして、協同組合が一つの体質改善をしなければならないという説には私も非常に同感なんです。しかしいろいろお話を聞いておる間に、私自体農業協同組合の経験を持っておりますので、今初めてではなしに感じますのは、この辺で日本の農業全体が根本的に変わらなければならないように、農業協同組合、特に中央会あたりの考え方がどうもこの辺で思い切って変わらなければならないのではないかと思うのです。大体おやりになっておる仕事は販売、購買、信用、利用でしょう。このうち販売、購買が一番農民には密着しているのですけれども、この販売と購買は一つのものとして、両方欠いてはならない問題なのです……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 最初、国防会議のことについて聞きたいのですが、昨年度、しました国防会議の事務局長の北村と申します。よろしくお願いいたします。  昨年度の国防会議の開催回数は二回でございます。昭和三十四年六月十五日と昭和三十四年十一月六日の二回であります。
【次の発言】 三十四年度ですね。三十五年度はどうですか。
【次の発言】 国防会議懇談会というのは開かれておりますか。
【次の発言】 国防会議としては一月十三日でしょうけれども、国防会議懇談会というのはしばしば開かれたように聞いておりますが、これは記憶ございませんか。
【次の発言】 国防会議並びに国防会議懇談会は一月十三日に一回開かれたきり。それ……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 私は新しい農業政策の伸びていく農業としてとらえられました畜産と果樹の問題につきまして若干お尋ねしたいと思います。  引き続き草地改良の予算がだいぶ組まれておりまして、本年などは特に新政策を象徴するように相当増額が見られております。草地改良の実績はどうなっておりますか。どういうふうな成績を上げておりますか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 今のお答えですと、畑で飼料作物をつけておるのまで草地改良に見ておられるわけですか。違うでしょう、これは。
【次の発言】 そこでこの三つの、高度集約、改良牧野と湿地の改良でしょうけれども、最も成績の上がっておりますのはどの部面ですか。

第38回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 企画庁長官には、この前の総括質問の際にいろいろお伺いしたいと思ったのでありますが、おかぜを召しましたそうで、大へん残念に思っております。実は今度の国民所得倍増計画を読みまして、計画が各業種間の所得の格差と地域間の所得の格差を一日も早くなくしようという熱意のあふれている点に敬意を表したいと思います。特に農業方面におきましても非常な熱意を持たれまして、この中に、わが国経済では農業革命と工業高度化とが結合した形での構造変革が進められることになるというふうな、非常な情熱を傾けられたことに心強さを覚えるわけでありますが、この農業革命とあえて言うほどの構造革命に実は非常な期待をもってしさいに……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 昨日ちょっと統計の数字について基準が違っておりましたので、食い違いました。きょうはそれを確めておきたいと思いますので、あらためて企画庁の方に所得倍増計画の基準になる数字についてお伺いしたいと思うのであります。  まず現在における最も新しい耕地の面積をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、五百八十万町歩というのは、現在の実際に近い数字と考えてかまわないですか。
【次の発言】 これは昨日も話に出ましたけれども、畜産などの伸長に伴いまして、山林原野などを牧野にして使うという構想がだいぶ大きく浮かび上がっているのですが、これは入っておりますか、入っておりませんか。

第40回国会 大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○淡谷委員 畜産局関係の方見えておると思いますが、何か最近うわさに聞きますと、ニュージーランドの羊の肉を輸入するということでありますが、これはほんとうですか。
【次の発言】 自由化になっておることは知っておりますが、今豚が非常に安くなりまして、農民は豚をつかまされてみなびっくりしている。その場合また羊をつかまされたのでは、ますます豚は安くなってくる。現実的にはどのくらいの羊肉を今入れるというのですか、特にニュージーランドのように。
【次の発言】 本年度はどれくらい輸入します。
【次の発言】 もう少し自信のあるはっきりした御答弁を願いたいのですが、語尾がぼやぼやとぼやけたのでは安心ができませんか……

第40回国会 予算委員会公聴会 第1号(1962/02/13、29期、日本社会党)

○淡谷委員 大へん短い時間での質問でございますので、ほんの一、二点大島先生にお聞きしたいと思います。  今度の農林予算に流通に関する予算が大へん少ないことは、これは事実でございますが、最近農民の困っておりますのは、どうも生産費の方じゃなくて、やはり流通に対するさまざまな施策の貧困から困っているようであります。いろいろ農業基本法以来論議がかわされますが、論議をかわしている間にも農村の窮乏が非常に進みまして、この間も笑っていましたが、牛を飼ってももうからぬ、豚を飼ってもとんとんで、鶏飼っても元がけいらんといったような(笑声)落語みたいなことがはやっておりますが、これはほんとうの姿だろうと思うのです……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○淡谷委員 竹井さんにちょっとお尋ねしたいのですが、いろいろ具体的な生活実感からのお話を伺いまして、大へんありがとうございました。大へん卑近な質問でございますが、豚の肉、卵及び果実としてリンゴとミカンの現在お買いになっております値段を、一つお知らせ願いたいと思うのです。  それから、あなたの生活協同組合でもしお扱いになっているものがございましたら、これらについて、一般商店と組合の値段の開きなどがございましたら伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一点お伺いしたいのですが、野菜、くだものの価格が、生産者と消費者との間に大へん開きがあって、もう生産者自体も困っているわけです。しばしば生活協同組合……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1962/02/24、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 けさのラジオ放送を聞きましたら、上野の駅の構内で隊員募集中の自衛隊の一人が、何か警官に取り調べを受けたというような報道がございましたが、この真相はどうなっておりますか。
【次の発言】 ラジオによりますと、ジャンパーを着た防衛庁のだれか一人が上野の構内で勧誘のビラか何かをまいて、それが警官に連れていかれて調べられた結果、隊員募集のためにやって、少し色けがありそうないなかの青年が見つかると、そのまま自衛隊のジープで本隊へ運んだという、ずっと前の中国の軍隊募集と同じような、人をさらうような格好がちょっと見えております。何か防衛庁の係の方々は、これはどうも駅長の許可を得ないでやっておった……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第8号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 藤枝長官にきょうはじっくりお尋ねいたしたいと思うのです。実はこの間の、長官の御答弁では、何かアメリカ側の同意が得られないので二百七十億円、七千五百万ドルのアメリカ援助分の内容明示はできないことになるかもしれないといったような話があった。しかし、これは容易ならない話なんです。一体どの程度までその後努力されましたか。その後の経過をお聞きしたい。
【次の発言】 大へん御努力を感謝いたしますが、分科会はきようでなくなります。私の一般質問は終わっております。審議に間に合うようにお出し願いたいと言ったのが間に合わぬじゃないですか。予算審議が終わってから、のこのこある程度それを出されてもどうな……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 農林大臣、いよいよ日ソの漁業交渉が始まる時期になったようです。昨年はだいぶ時期がおくれましたので、地元も大へん困りましたし、また、政府も大へん気をもんだことだろうと思いますが、その方面のベテランである河野農林大臣は、腹中すでに成算をおさめておられるだろうと思います。もとより、これは外交交渉でございますから、全部をお話し下さいとは申し上げませんが、非常に心配しております問題だけに、大体の交渉の見通し、並びに、隘路がございましたら、その隘路の点を率直に教えていただきたいと思います。これは別段かまをかけるわけではございませんから、御用心なさらなくともよろしい。私どももこれは心配しており……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 外務大臣にちょっとお伺いしたいのですが、この間予算委員会の一般質問の場合に、今度のロッキード購入に関する日本とアメリカとの間の取りきめについて、いろいろ御説明願いました。その中に防衛庁が発表したという文句がございました。今あらためて速記録を読み返してみますと、「本年四月十五日」とある。この前のを見ても何年かわからないのですが、これは発表しましたのは何年でございますか、もう一ぺん伺っておきたい。
【次の発言】 そこでお伺いしたいことが二、三出てくるのですが、この間非常に短い本文の引用で、時間がございませんのでやめておきましたが、こまかい取りきめというのは、これ以上外務省ではなかった……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 労働大臣に一つ、せひ御考慮願わなければならないことがあるのです。実は経済成長に伴って、いなかの方からだいぶたくさんの農民が都会に流れてきている実態が、農村における労働力の不足と同時に著しい事実になってきたわけであります。これに伴いまして期待就職の者が安定所などを通じませんでどんどん入ってくる。ところが末端において非常に悲惨な事実が現われてきている。この間も私基準局に伺いましていろいろ御相談申し上げましたが、ある大きな工来場でこういう話がございます。前月の十五日に日雇い労務の総高を出しまして、翌月の五日に支払いをするという制度なんです。たまたま十二月に、これでは困るから何とか支払っ……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第8号(1963/02/25、29期、日本社会党)

○淡谷分科員 豪雪の問題では、これまで各委員会でだいぶ問題になったようでございますから、重複は避けますが、今年の雪の害というのは異常中の異常なものとされております。従って、従来雪害などのなかった方面にもだいぶ大きく雪害が現われましたり、特殊な災害の形をなしておるのであります。特に私、本日は果樹の災害について、特異中の特典な災害の問題をお聞きしたいと思うのですが、果樹災害の区域的な分布は一体どこからどこにわたっておりますか、お尋ねしたい。
【次の発言】 北海道、青森から関西、四国までに至っておる。従来豪雪のあった北海道、東北地方で果樹に及ぼした災害と、今年の全く異常な天候で不音心に雪の害を受けま……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会公聴会 第1号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○淡谷委員 美濃部先生に、二、三御意見を伺いたいと思うのですが、歳入の自然増がかなり多くなってくる。これを財政投融資なんかに入れるということについての御意見が一つ。つまり国民の税金を何か事業会計みたいなものに入れることについて一体どういうお考えを持つか。  もう一つは、特別会計のことなんですが、特別会計はあくまでも特別会計の原則を貴くべきものと思いますが、これまた非常に多くなってきている。一般会計よりもはるかに、数倍というくらいまで伸びておるのでありますが、これについての御意見もやはりお伺いしたいと思うのであります。  それから特に防衛予算などの膨張から影響を受けまして、他の省などでも国庫債務……

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○淡谷委員 瞬間を短くお話し申し上げます。  実は肥後先生に一言だけお聞きしたいのですが、住宅問題でございます。さっき住宅は個人に多く建てるようにというようなお話もございましたけれども、また山本委員のほうからも、いまのような状態では全部の国民に行き渡るのははるかなるかなたであって、これはかえって不公平を招くのじゃないかというようなお話がございましたが、最近の金融公庫あるいは住宅公団等のやっておる形を見ますと、どうも住宅を売ったり土地を売ったりしてもうかるほうに多く予算を組むという形が見えてきているのでございます。住宅公団等でも、何か非常にりっぱな高等住宅を建てたという話も聞きます。これでは、ど……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○淡谷分科員 きょうはひとつ農林大臣にお伺いしたいと思うのですが、この問からの本会議あるいは予算委員会等の農林大臣の御答弁を聞いております中に、私は非常に悲壮なものを実は感じたのです。赤城さんの御答弁の中には、元気のいいのもあるし、元気の悪いのもありますけれども、何かこう農林大臣として一つの危機感を持っているという感じがしたのですが、私実は長い問農民運動をやってきた者として、いまの日本の農業に非常な危機感を持っておりますので、その気持ちのあらわれかもしれませんが、もう、通り一ぺんの答弁の中でも、農林大臣赤城宗徳氏ではなくて、農人赤城宗徳としてのどうにもたまらない気持ちを私は感得するのです。これ……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)【議会役職】

○淡谷主査代理 これで竹本孫一君の質問は終わりました。田中武夫君。

第46回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)【議会役職】

○淡谷主査代理 だいぶ時間が迫っておりますから、簡潔にひとつやってください。
【次の発言】 これにて兒玉末男君の質疑は終わりました。  次に、多賀谷真稔君。多賀谷真稔君に申し上げますが、あなたの持ち時間は一時間でございますから、その範囲内で御質問を願います。

第46回国会 予算委員会第三分科会 第7号(1964/02/25、30期、日本社会党)【議会役職】

○淡谷主査代理 これにて板川正吾君の質疑を終わりました。  次に、石田宥全君。
【次の発言】 吉村君、ちょっと申し上げますが、経済企画庁長官はやむを得ざる政務のために一時半までしかこの委員会におれないようございますから、あなたの質問は、企画庁長官に関してはその時間までに大体終結するように御配慮願いたいと思います。
【次の発言】 東北開発三法ですが、この精神から見まして、さっき吉村委員からも質疑があったのですが、東北開発会社の問題です。これは、どうも、東北開発会社というものは、東北開発三法に基づいた会社でありながら、国策と企業との間に非常にあつれきがありまして、末端ではまことに困った状態が起こり……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第8号(1964/02/26、30期、日本社会党)【議会役職】

○淡谷主査代理 岡田君に申し上げますが、もう予定の時間を二十分ほど経過しておりますから……。
【次の発言】 これにて岡田春夫君の質疑は終わりました。  次に松浦周太郎君。
【次の発言】 質問の順序に従いまして、順次答弁を求めます。
【次の発言】 いま松浦分科員から、初めにことばありきということが出てきましたが、ゲーテはそのファウストの中で、このことばを書きかえまして、初めにタートありき、初めに行為ありきというふうに書きかえたのであります。最近の全面自由化の報道は、まさに初めにタートありきというので、かなり大胆に自由化を断行してしまったようです。  この自由化が農産物に与えた影響は非常に大きい。……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○淡谷分科員 私は河野建設大臣の予算の説明書を拝見いたしましてたいへん愉快だったのですが、ちょっと不安の点がありますので、これは池田さんの所得倍増計画ではございませんが、約束のしっぱなしにならないようにひとつ確かめておきたいと思います。  昭和四十五年までにすべての世帯が安定した住生活を営むことができるという項目、すなわち一世帯一住宅の構想ですが、これは本気になっておやりになるのですか。看板なら看板どおりに聞きますが、実際おやりになるのですか、まず河野建設大臣の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 私は過去の実績を見た場合に不安を感ずるのです。いまの政府の住宅のくじに当たった者は、宝くじ……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1967/04/24、31期、日本社会党)

○淡谷分科員 去る三月十日にフジ製糖が、青森県につくっておりましたてん菜工場を突如操業中止をするという通告をしましてから以来、地元が非常に混乱し、かつまた困却いたしまして、再三農林大臣にも関係四県の知事や農業会から陳情したはずでございますし、また、参議院の農林水産委員会あるいは当分科会等においていろいろ質問もあったようでありますから、概略は大臣もすでにおわかりだろうと思います。ただ、基本になりますのは、今後どのような施策をするにつきましても、国のてん菜生産に関する基本的な方針がきまっておりませんと、今後の処置についていろいろ動揺があると思います。このフジ製糖の工場の閉鎖に伴って、別段てん菜糖の……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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