このページでは楠美省吾衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。楠美省吾衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○楠美委員 簡単に水の問題で、経済審議庁の政務次官でもよし、計画部長でもいいのでありますが、ひとつお尋ねしたいと思います。 その前に、ただいま水の問題は、平川政府委員と米田政府委員からいろいろお話を承つたのでありますが、このお二人の政府委員は、私の現在最も尊敬する日本のお役人であります。御両兄とも御記憶だろうと思うのでありますが、かつて満州建設をやつておつた当時――昭和十四年ごろでありました。ちようどアメリカの原子力管理委員長のリリエンタールが、あの有名なTVAの開発をやりかけた二年目か三年目でありました。奉天と営口のあの運河の大開鑿をしようとして御努力されたお二人であります。片や交通部の代……
○楠美委員 蝋山先生がお忙しいからだでこの水の問題を長い間非常に御研究されたことにつきまして、私委員として弔最大の敬意を払う次第であります。水の問題は非常にめんどうでありまして、われわれとしても大いに勉強しなければならぬと思つておるのでありますが、先ほどいろいろな御説明を受けました中に、たとえば八ページの中に「現行制度を尊重しつつ、」というような言葉があります。また「関係各行政機関の権限と責任において行うものとするが、各関係行政機関のセクシヨナリズムの弊を避けるものとすること」、というような言葉もあつたりしまして、私は、この計画は蝋山先生が非常に苦労をしてこしらえた案だと思いますが、やはり問題……
○楠美委員 田中参考人に一言お聞きし、私の希望を申し上げたいのですが、先ほどの田中参考人のお話の中にも、戦争直後この大事業をやりたかつたと言つておられます。こういつた大土木事業などは大戦争のあとにただちにやつてもらえたならば、今日のような思想混乱を起さずに済んだと思う。いつの時代にも大戦争の後に、敗戦後でも勝つたあとでも大事業というものはやるべきものだということを私は考えておつたものでありますから、その当時やれなかつたのは非常に遺憾でありますが、それにつけても田中参考人が私財を使いまして、これだけの計画をされておるということには心から敬意を表します。私は青森出身で、自分の郷里を案じて言うのでは……
○楠美委員 関連して。愛知国務大臣に一言今の問題に関連してお願いしたいのです。国務大臣に向つてお説教するようではなはだ恐縮でありますが、政治の要諦というものは、一人も殺してはいかぬということでありますが、自由党内閣の領袖たちには、非常に不見識な言動を大臣の席からはく人がしばしばあるのでありまして、非常に遺憾なのであります。一人も殺してはいかぬというのが政治の要諦であるが、やむを得ぬ場合はしかたがない場合も出て来るのではないか、これはわかるのであります。それで一殺多生という言葉がございます。これは大臣にでもなつてこういうことを言つたら、また非常に大問題を起すと思うのでありますが、一殺多生、やむを……
○楠美委員 関連して一言。ただいま稻村委員の質問に対して、矢口参事官は、アマゾンには根本としてたくさん送らぬ方針だと言いましたが、実はアマゾンの支流にグァマ川という川がございます。これは農林省も非常に関心を持っておりまして、昨年われわれ六名の代議士が行った場合に、農林省はとくとそれを調べてくれと言いました。ここは非常に水田のできるところでございまして、約二百五十万町歩の水田ができるのでございます。日本は海外から米をたくさん入れておりますが、ブラジル方面からどんどん米ができて入った場合に、それだけ南米に日本の物資がバーターで入るのでございまして、それはやはり先ほど稻村委員の言われたように、困った……
○楠美委員 私はめんどうなことは言いません。大蔵大臣としての将来のこの移民問題に対する覚悟のほどを伺っておきたいのでありますが、私は昭和十七年、日本の人口問題移民問題を片づけるべく衆議院に入ったのでありまして、現在も日本の当面する大きな問題はこれだと考えてやっております。申し上げるまでもなく、日本の国土は半分になり、人口は数百万も帰って来ており、そうして毎年人口が百万以上も増加しております。犯罪の状況を調べてみますと、親にして子を殺した者、子にして親を殺した者、これはもう日本の歴史始まって以来の犯罪の状況であります。保元、平治の乱は親子が争ったいくさでありますが、これが今の日本の現状だと考えま……
○楠美政府委員 ただいまおっしゃられたことは、私ら承知しておらないのでございます。
【次の発言】 ちょっと受田先生、かわってお答えいたしますが、われわれは定員法のあれにかからないということは、われわれの責任じやないということは断言できないと考えております。十分責任のあることだと思いますので、将来十分研究し、また何しますが、今の一人定員を増したということは、これは千万円の金が千十八万円よりふえていない、たった十八万円でございますから、これは予算がふえたとは言えないのでありまして一人人をふやして十八万あったって、これはどうにもならないのでございまして、それはこれから研究いたしますが、ふえていない、……
○楠美政府委員 淡谷委員の仰せのように、農林省の仕事につきましても私は減ってはいないと思っております。予算も昨年より少しふえておるわけでございますから、減っていることはないと思います。
【次の発言】 いろいろ淡谷委員また岡部部長の答弁もございましたが、私は公務員の定員法の問題は長い間やっていながら、いまだにはっきりした結論が出ていないのは非常に残念に思っております。常勤労務者を常勤職員にしたりする程度は今もやっておりますが、公務員制度調査会などができて、その答申に従いましていろいろ目下作業中でございますが、やはりわれわれは単に答弁するだけでなくて、何としても常勤労務者問題は徹底して研究いたしま……
○楠美政府委員 今非常に忙しいという大蔵、農林、通商産業省が持っている局をちょっと言ってみましても、大蔵省は主計局、主税局、理財局、管財局、銀行局、為替局、国税庁、造幣局、印刷局、こういうたくさんの庁と局を持っておりまして、また農林省は、農林経済局、農地局、振興局、畜産局、蚕糸局、食糧庁、水産庁、林野庁、こうしたたくさんの庁と局を持っております。それから通産省は、通商局と企業局、重工業局、軽工業局、繊維局、鉱山局、石炭局、鉱山保安局、公益事業局、特許庁、中小企業庁、工業技術院、こういうたくさんの庁と院を持っておりまして、やはり一つの同じ省といいましても、こうしたたくさんの大きな仕事を抱えている……
○楠美政府委員 よその省はどうなっておるか知りませんが、私の知っておる範囲では、大体行管の書類などは次長からまっすぐに大臣に行くことはほとんどないと記憶しております。大体政務次官の手をほとんど通っております。
○楠美委員 一つ関連して。ただいま石坂委員の質問に外務政務次官また石井さんがいろいろお答えになりましたが、私は移民という仕事については、今日本はほとんど神代時代であり、これからほんとうにやるのだと考えております。この会社等も、いかにも大きな会社を作っているかのような印象を与えておりますが、こんな問題は小さな問題でございまして、将来ほんとうに日本がこの人口をはこうとするならば、あるいは他国と一緒に、たとえばブラジルならブラジルと日本と合弁の大きな会社をこしらえたり、あるいはドミニカとやったり、あるいはボリビアとやったり、そうした両国合弁のもとに大きな国策会社でもこしらえて大きくやらなかったならば……
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