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斎藤憲三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

斎藤憲三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
625位
委員会発言歴代TOP500(衆)
334位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
485位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
789位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
664位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
602位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
269位

26期委員会発言TOP50
36位
26期委員会出席(無役)TOP100
92位
26期委員会発言(非役職)TOP50
25位
27期委員会出席TOP100
58位
27期委員会発言TOP100
63位
27期委員会出席(幹部)TOP100
83位
27期委員会発言(非役職)TOP100
76位
27期各種会議出席TOP25
15位
27期各種会議発言TOP25
19位
27期各種会議出席(無役)TOP10
7位
27期各種会議発言(非役職)TOP25
14位
29期委員会出席TOP50
35位
29期委員会発言TOP100
52位
29期委員会出席(無役)TOP100
60位
29期委員会発言(非役職)TOP50
44位
31期委員会出席(幹部)TOP100
60位

このページでは斎藤憲三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。斎藤憲三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 電気通信委員会 第7号(1953/06/30、26期、改進党)

○齋藤委員 千金良さんにひとつお尋ねいたしたいのですが、先ほどのお話の中に、新加入者が九万四千円の負担をする、市価は二十万円内外しておる、それから建設費一個当りは二十六万円、こういうことを勘案してよろしく立案をせられたらというお話でございますが、何か御腹案がございますか。
【次の発言】 小池さんにちよつとお尋ねいたしたいのでありますが、この電電公社の資金計画の中に、昭和二十八年度、国際電気通信株式売却代三十二億とあるのですが、これは額面売却であろうと思いますが、これは市価どのくらいかということはまだおわかりになつておりませんか、ひとつ伺いたいと思います。

第16回国会 電気通信委員会 第10号(1953/07/03、26期、改進党)

○齋藤委員 せつかく郵政大臣がお見えになつておりますから、大臣にお尋ねいたしたいと思います。私は初めてごの委員会の委員になつたのでありますけれども、ただいま御提案になつております法案、特に電信電話料金の値上げにつきまして、第十五国会における審議の模様を速記録を今勉強いたしておるのでありますが、速記録によりますと、前大臣の御意向と現大臣の御意向とは、まつたく符節を合せるように合つておるのであります。しかしその中にちよつと奇異に感じられますことは、前大臣はなるべく料金の値上げを低位に押えて、いろいろ預金部からあるいは公社債の発行によつて公共性を上げて行きたい。公共性を失わないようにしておいて、産業……

第16回国会 電気通信委員会 第12号(1953/07/09、26期、改進党)

○齋藤委員 先ほど橋本委員の質疑にもありましたが、十五国会に五箇年計画として提案せられました中に、四十億円の資金がある。それを今回は削除しておられる。これが一般的に非常に大きな問題として響いております。これは郵政大臣は自分が就任してから考えがかわつたのだという御答弁があつたのでありますが。それは別問題といたしまして、ただいま総裁の御説明を伺いますと、二十九年度には六十億円の資金運用部資金を使わなければいかぬ、それは初年度において四十億の資金運用部資金をもらわないでおいて、二十九年度に六十億円の資金運用部資金をもらえるというお見通しがついておるのですか。その点ひとつ伺いたい。

第16回国会 電気通信委員会 第16号(1953/07/21、26期、改進党)

○齋藤委員 それでは私から公衆電気通信法案に対する自由党、改進党及び自由党三派共同提出にかかる修正案の趣旨並びに内容の概略を御説明申し上げます。  本修正案は、公衆電気通信法案別表中の第二、電話使用料及び第四、市外通話料の全面的修正でありまして、すなわち電信電話料金のうち、電話使用料及び市外通話料の政府原案による料金額を、ほとんど全般にわたつて修正しようとするものであります。  最初に修正の基本方針について申し上げます。  第一、原案の電信電話料金の値上げは、これによつて日本電信電話公社の収入の増加をはかり、その大部分を減価償却費の不足及び設備拡充資金に充当して、公社の企図する拡充五箇年計画の……

第16回国会 電気通信委員会 第18号(1953/07/24、26期、改進党)

○齋藤委員 いずれ速記録を拝見いたしましてから、また必要がありますれば御質問を申し上げてみたいと存ずるのでありますが、ただいま古墳さんは、この政府提出原案に賛成だと前提をされたのですが、お話を伺つておりまずと、最もかんじんなところには反対のようであります。すなわち今回の改正案におきまして最も焦点となるべきものは、第四十九条の二、第四十九条の三、これらの郵政大臣の監督命令及び報告、異議の申立て、こういうものが今回の改正案の重点であり、われわれもこの点に関して慎重審議を重ねて行かなければならぬと考えておるのであります。ということは、一部改正と申しておりますけれども、今のお話を伺つておりますと、これ……

第16回国会 電気通信委員会 第19号(1953/07/25、26期、改進党)

○齋藤委員 議事進行をかねて一、二御質問したいと思います。この委員室は一時までしか使用ができないそうであります。委員長におかれましては、この法案の重要性をお考えくださいまして、大臣御出席のもと、相なるべくは当該委員がそろつて出席をいたしまして、この審議に対して慎重な質疑応答を重ね、その結末を早く見出すように御努力願いたいと存じます。それにつきまして御質問を申し上げたいのでありますが、この法案の一部改正の焦点となつておりまする第四十九条の命令に対しまして、ただいま長谷局長は大体三点に要約されて、命令の範囲を御説明になつたようでありますが、定められた事項に違反した場合にこれを矯正するということと、……

第16回国会 電気通信委員会 第20号(1953/07/28、26期、改進党)

○齋藤委員 関連して……。ただいまの国際周波数でありますが、大体どのくらいのところで今やつているのです
【次の発言】 それは短波ですか。

第16回国会 電気通信委員会 第21号(1953/07/30、26期、改進党)

○齋藤委員 一昨日甲斐委員の質問に対しまして、郵政大臣はお答えになつたのでありますが、そのお答えによりますると、非常に激職を幾つもお持ちになつておられるので、この放送法の一部改正を審議中の委員会には努めて出席をしておるのであるが、なかなか思うようにならないというお答えがあつたのであります。私の観点から考えますると、いかなる激職をお持ちになつておるかは存じませんけれども、この電波行政というものは、今日の世界情勢から考えて非常に重要なものである。そういう点から。私は今日の郵政大臣のお立場に一面御同情を申し上げると同時に、国政の建前から非常な不満を持つておるのであります。しかしこれは別問題といたしま……

第16回国会 電気通信委員会 第23号(1953/08/04、26期、改進党)

○齋藤委員 関連してちよつとお伺いしておきたいのでありますが、岡部理事のお話を今局長の口を通して伺いますと、テレビジヨンは将来必ずしも悲観的じやない、こういうようなお考えのようでありますが、私から考えますと、勧業銀行の長期借入資金のごときものをもつてしては、とうてい日本におけるテレビジヨンは発展しない。必ず大きな負担を背負つて行かなければならない。従つてテレビジヨンを一般に普及せしめて、そうしてテレビジヨンの効果をあげて参りまするには、もつとほかに資金の処置をしなければならぬ、さように考えておるのでありますが、この点に対しまして、いわゆるテレビジヨンを中心とした行政面、ないしはテレビジヨンを実……

第16回国会 電気通信委員会 第24号(1953/08/07、26期、改進党)

○齋藤委員 関連して……、決算の承認に対しましては異議がありませんが、ただいまの御質問に関連のある問題について伺いたいのであります。受信料の契約によりまして、受信機を持つておるものは強制的に受信料を支払うごとになつておるのでありますが、私の承知いたしておりまする範囲内でも、ずいぶん聞えない受信機を持つていて、受信料を払つておるものがたくさんあるのであります。ところが山間僻地に参りますると、受信機を修理し得るところの店まで持つて行つて修理をしてもらつて、また持ち帰つて来るということになりますと、非常にめんどうくさいので、つい聞えない受信機を持つていながら、毎月受信料を払わなければならないというの……

第17回国会 電気通信委員会 第4号(1953/11/04、26期、改進党)

○齋藤委員 ちよつとお願いを申し上げておきたいのであります。この公共企業体のベース・アツプについて仲裁裁定害が出ましたことは、NHK及び電々公社の経営に対して非常に大きな示唆をもたらすものだと私は考えておるのであります。ただいまの質疑応答を伺いましても、NHKの経営というものはもうクライマツクスに来ておつて、あとどうにもならないような状態になつておるのじやないかというふうにも考えられますし、またあるいはここに大きな企業体の改革ないしは技術的な面から推敲いたしまして、さらに大きな躍進を遂げられるものであるかというふうにも考えられるのでありますが、いずれにいたしましても、一体この政府は電波行政をど……

第17回国会 電気通信委員会 第5号(1953/11/06、26期、改進党)

○齋藤委員 議事進行について……。ただいま当局からいわゆる正力テレビの御説明がありましたが、私の手元に入つておりまする、これは一種の怪文書だと思うのでありますが、「正力松太郎氏と米国防省の危険極まる陰謀、日本テレビの外資導入に関する報告、電波管理委員会有志」というパンフレツトを読んでみますると、内容すこぶる奇々怪々なものがあるのであります。しかもこれをずつと読んで参りますると、電電公社の首脳部にもいろいろな累の及ぶようなことも書いてある。こういう一国の最も重要視しすべきマイクロウエーブを独占し、しかもそれがアメリカの国防省と通謀して、一千万ドルの借款を目当とする電波通信網の独占というようなもの……

第17回国会 電気通信委員会 第6号(1953/11/07、26期、改進党)

○齋藤委員 今日世界に二つの世界一周のマイクロウエーブの計画があるといいますが、それは事務当局で何かお調べになつておりますか。
【次の発言】 これはどうかわかりませんが、この新聞を見ますと、ノース・アトランテイツク・リレー・コンミユニケーシヨン・システム――NARCSというのが、アメリカで五千万ドルないし一億ドル、技術的には二箇年で完成する。日本にも延長できるとか書いてあります。こういう世界的な一貫せるテレビ計画――マイクロウエーブはテレビ計画だと思うのですけれども、こういう計画は国際的には、どういうふうな処理をやるのですか。アメリカがかつてに日本にも周波数とか……。そういうような関係はどうい……

第17回国会 電気通信委員会 第7号(1953/11/26、26期、改進党)

○齋藤委員 局長に久しぶりで御質問申し上げます。局長御不在中にマイクロウエーブの問題が出まして、いろいろ大臣の御答弁も承つたのでありますが、その際問題となりましたのは、十一月六日の電気通信委員会議録第五号に掲げてあります通り、政府委員の説明を聞きますと、「もしも今申し上げましたように、一つの会社がマイクロウエーブの施設を設けまして、これを他に提供するということがあるといたしますと、これは電波法第四条第二項の規定によりまして、そういうことはできないものであろう、さように事務的には考えております。」こういう政府委員の御説明があつたのであります。これは御承知でございましようが、いわゆる正力テレビがマ……

第17回国会 農林委員会 第8号(1953/11/07、26期、改進党)

○齋藤委員 私は委員長のお許しを得まして、これから農林省関係に三つ四つの問題を提出いたしまして御質問を申し上げたいと思つておるのであります。この委員会は救農国会の中心でありまして、冷害、凶作に関するいろいろな問題を大方処理せられましたことにつきましては、私も非常に感謝と敬意を表しておるのでありますが、私のこれから御質問申し上げようとする諸点は、直接冷害凶作には関係はございませんが、農業の恒久対策の部門から考えまして、多少関係があると考えますので、ちよつと御質問申し上げる次第であります。  第一にお尋ね申し上げたいことは私の聞いております範囲内では、日本の木林というものは、今日の速度をもつて伐採……

第18回国会 電気通信委員会 第3号(1953/12/05、26期、改進党)

○齋藤委員 本日は通産省の重工業局の電気通信機械課長の森さんに御出席を願いましたので、電波機器の製造に関して御質問申し上げたいと思います。  現在日本のラジオの製造状態を大体概略でよろしゆうございますから、ひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この千百二十万というのは、大体五球スーパー以上ですか。
【次の発言】 そうすると、これは五級スーパー以上が三〇%ですね。
【次の発言】 それ以上の高級品とそれ以下はどうなつておりますか。
【次の発言】 電波機器の製造面から参りますと、放送法に規定されております一般に聴取せしめるというあの精神に基きまして、聴取可能という段階を決定するラジオ受信機……

第18回国会 電気通信委員会 第4号(1953/12/07、26期、改進党)

○齋藤委員 ただいま正力参考人の、テレビ放送を中心とするマイクロウエーブの完成に対する御構想を拝聴いたしたのであります。ひとしく日本全国の通信網の劣弱性をお考えになりまして、急速にこれが完備を志しておられる点につきましては、私も同感の意を表するものであります。ただ問題になりました怪文書が配布されましたためであるかどうかはわかりませんが、去る十一月六日の本委員会においてマイクロウエーブが議題として取上げられました際に、政府委員から、いわゆる正力参考人の構想になるマイクロウエーブ網というものは、電波法第四条第二項に照すと実現不可能だ、こういう説明があつたので、それを中心としてこの委員会においては、……

第18回国会 電気通信委員会 第5号(1953/12/08、26期、改進党)

○齋藤委員 原委員の十一月七日の御質疑に、静岡放送の問題があつたのでございますが、私も静岡の放送に関しまして陳情を要けておるのでありますが、これは静岡の放送と中部日本放送が競願をしておる問題であります。これに対してひとつ局長の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 大臣がお見えになりましたので、その問題は後刻局長にまた御質問申し上げます。  大臣たいへんお忙しいそうでございますが、忘れないうちに御質問を申し上げたいと思います。それは昨日マイクロウエーブ問題につきまして、正力参考人がここへおいでになりまして、マイクロウエーブの問題についていろいろお述べになつたのでありますが、私の質問いたしま……

第19回国会 大蔵委員会 第20号(1954/03/11、26期、改進党)

○齋藤憲三君 私は本委員会のお許しを得まして、物品税法の一部を改正する法律案修正に関する申入れを行いたいと思うのであります。  本委員会におかれまして目下御審議中の物品税法の一部を改正する法律案によれば、従来非課税品であつたテレビジヨン受像機及び同部分品に対し、新たに原則として物品価格の百分の三十の物品税を課し、ただブラウン管十四インチ以下の受像機及び同部品に限り一箇年間税率を物品価格の百分の十五とする経過措置がとられることになつておるのでありますが、この問題に関しまして電気通信委員会といたしましては、テレビ受像機全般にわたり、物品税は従来通り非課税とすることが理想であるが、財政上の必要により……

第19回国会 通商産業委員会 第1号(1953/12/14、26期、改進党)

○齋藤委員 通産委員会におきましては、長谷川委員から、地下資源開発及びその他の生産事業の進展に対しまして、いろいろ質疑応答がかわされていることを承つておりまするので、本日私の御質問申し上げることが、重複していないかしているかということを懸念いたしておるのでありますが、きわめて簡単に私の質問を申し上げたいと思うのであります。  本日の朝日新聞に「国際収支の前途危し」という社説が載つておるのであります。これを見ますと、日本の財政経済の前途というものは、非常に危局にさらされておるということを強調いたしておつて、これを国民に知らしめなければならない、知らしめる方がいいのだという論説であります。またその……

第19回国会 通商産業委員会 第7号(1954/02/05、26期、改進党)

○齋藤憲三君 ただいま長谷川委員から御質問を願いました問題は、過日私が十二月十四日にこの委員会に出席いたしまして御質問いたした問題に関連があるのでございます。ただいま鉱山局長と長谷川委員との間における質疑応答を拝聴いたしたのでありますが、鉱山局長は根本的にはこの問題の真相を把握しておられない。と申しますのは、本問題の最も重要な点は、昭和二十五年の五月に出願をしてあるのであります。その出願をいたして先願権が認められておるものに対して、今度は昭和二十六年の八月でございましたか、さらに他の人が同地区に対して同じ鉱種のものを出願いたしておるのであります。ところがどうしたわけか、そのあとから出願をいたし……

第19回国会 通商産業委員会 第28号(1954/03/30、26期、改進党)

○齋藤委員 こまかいところは一切長谷川委員にお願いいたしまして、今後機会あるごとに御質問をして解決をいたしたいと思いますから、私は簡潔に問題の焦点を鉱山局長にお尋ねをいたしたいと思います。  この鉱業法第五条に規定してございます「同種の鉱床中に存する他の鉱物を掘採し、」こうございますが、同種、異種の鉱床の区別というものは、私の承知いたしております限りにおいては、昭和二十六年の五月十一日に資源庁の三六三という通牒によりまして原則を規定しておるようでありますが、これは全国的に原則を規定してあるのでありますか、どうでありますか、この点をひとつお伺いいたしたいと思います。

第19回国会 電気通信委員会 第1号(1953/12/12、26期、改進党)

○齋藤委員 大体私のお尋ねをしたいと思いますことは、橋本委員の御質問によつて尽されたのでありますが、ただ質疑応答のとりかわされております間に痛感いたしましたことは、電波界が進歩発達して参りますると、どうしても電波法及び放送法の根本改正をせなければならぬ機運が避けられないと思うのであります。ことに私の観念から参りますると、長らく占領下にありまして、占領軍の重圧を受けておりました一切の日本の行動というものは、独立をとりもどしました今日、新たなる観点から再出発をする必要があると感じておるのであります。     〔委員長退席、橋本(登)委員長代   理着席〕  まず第一にそういう観点から考えますと、放……

第19回国会 電気通信委員会 第2号(1954/02/11、26期、改進党)

○齋藤委員 電電公社の五箇年計画に非常な齟齬を来しておるような感じを受けるのでありますが、緊縮予算に伴います財源の処置が当初の計画と食い違つて、第二年目は建設資金がたしか六百十億円だと思いましたが、それが今見ますと五百三十一億、大体八十億の狂いがあるようであります。この狂いをもつて計画を見ますれば、当初の計画を遂行して行くのでございますが、これははたしてできるかできないか、電電公社当局が御出席になつたときにお伺いいたしたいと思うのであります。  なおそれには巷間伝えられております外資の導入大体二千五百万ドル、これを三百六十円に換算いたしますと、大体九十億円、この外資導入ができますれば、電電公社……

第19回国会 電気通信委員会 第3号(1954/02/12、26期、改進党)

○齋藤委員 関連して……。ただいま速記録を見ますと、二十五億円の問題につきましては、郵政大臣も愛知大蔵政務次官も公債の増発によつてこれをまかなう、また補正予算で処置をする、そういうことをはつきり言うておられるようでありますが、念のために一応お考えを願つて、それを含めて御答弁を願いたい。
【次の発言】 議事進行に関して……。今松井委員と郵政大臣との質疑応答を承つておりましたが、私にも私なりの資料があるのです。この資料から申しますと、とうてい人員の整理はできないと思う。第一、私が一番危惧の念にたえないのは、いつでも郵政大臣に申し上げておるように、郵政大臣は電波行政をどう考えておるか、根本がわからな……

第19回国会 電気通信委員会 第4号(1954/02/13、26期、改進党)

○齋藤委員 大臣にお尋ねいたしますが、昨日帰りましたところが、日本放送協会労働組合から闘争宣言というたくさんのビラが参つておるのであります。この刷りものを読みますと、主としてベース・アツプの要求であります。 しかもそれは二万二千円のベース・アップを要求しておるのであります。この二万二千円のベース・アツプ要求の理由はいろいろあるようでありますが、そのうち一番大きな原因として見られるものとして、現行一万五千八百円というNHKの給与ベースというものは、新聞放送等の同種企業、一般民間企業、国家公務員に比べてきわめて悪い状態にあり、われわれの要求は公共放送のにない手として真に良心的な放送ができるための最……

第19回国会 電気通信委員会 第5号(1954/02/18、26期、改進党)

○齋藤委員 前会問題になりました電波行政機構並びに行政整理に関する問題について当方の資料と、それから当局の資料が的確であるか的確でないかということを見定めた上で、行政機構の改革を論議しようと思いますが、局長は資料をお持ちでございましようか。
【次の発言】 それではその問題は後日の委員会に譲りまして、局長にお尋ねいたしたいと思いますが、テレビジヨン受像機物品税、これはどういう建前で十四インチ以上は三〇%、それ以下は一五%という物品税を課税するのでありますか。局長の関知しておられる限りにおいてひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 局長として、このテレビジヨンの十四インチ以上に三〇%、そ……

第19回国会 電気通信委員会 第6号(1954/02/24、26期、改進党)

○齋藤委員 今のゲルマニウムでありますが、電電公社の通信研究所では、どのくらいの純度まで今上げられますか。
【次の発言】 東京瓦斯でつくりました酸化ゲルマニウムも、今あなたの方では利用できる価値を見出しているのですか。
【次の発言】 ごくしろうとでありますわら、専門的な御答弁は必要ありませんが、トランジスターができますとどういう影響がラジオ、テレビジヨンあるいは電話それからもう一つは電流の整流器と申しますか、そういうものにどれくらいの革命的影響があるのですか。これはごく簡単でけつこうでございますから……。
【次の発言】 たただいま松前委員からもお話がありました通り、また今の關さんの御説明を伺い……

第19回国会 電気通信委員会 第7号(1954/02/26、26期、改進党)

○齋藤委員 ただいまの松前委員の質問に関連する質問でございますが、このテレビジヨン課税はどうも根本的に、郵政当局と通産当局とそれから大蔵当局との考え方が違つておるようであります。今通産当局の御説明を伺いますと、二十六、七、八年に一億円の助成金が出たということであります。そこでちよつとお伺いいたしますが二十九年度は助成金はどういうふうにお取扱いになつておりますか。
【次の発言】 これは大蔵省の主税局の課長にお話申し上げましてもむだだと思いますから委員長におかれまして、ひとつ近い機会に大蔵大臣と郵政大臣と通産大臣の三人をここへ呼んで、その思想統一をはかつてもらいたいと思うのであります。  過去一億……

第19回国会 電気通信委員会 第8号(1954/03/11、26期、改進党)

○齋藤委員 ただいまの局長の御答弁に関連して、ちよつと質問を申し上げたいと思います。私は静岡に放送を許可しろとか、それから中部に許可しろとか、あるいは地元に許可しろというえこひいきがないのであります。他県のことですから……。ただ電波行政のあり方をこの前大臣に御質問を申し上げたのです。そうしたら、原則としてこれはその県のものはその県の放送局が当然そのブランチを出すのがいいのだ、こういうお考え方であつた。私はそれに賛成をしておるのであります。ただいま局長の御答弁の中に地元の後援がなければいけない、こういうことでございますけれども、浜松に放送局を設けたいということは地元の希望なんです。これに対して静……

第19回国会 電気通信委員会 第9号(1954/03/15、26期、改進党)

○齋藤委員 物品税法の一部を改正する法律案の中に、テレビジヨン受像機及び同部分品に対し新たに十四インチ以上三〇%、十四インチ以下一五%の課税をするということになつておりますが、これに対しましては、本委員会においていろいろ御審議を願いました結果、目下テレビジヨンがようやく芽ばえをいたしまして、これがさらに国民一般の希望に沿うがごとき大衆化をはかるには、一段と努力を重ねて行かなければならない。すなわちテレビジヨン工業化というものは、なおさらに朝においても野においても特段の努力を払わなければならないという過程において、かくのごとき高級奢侈品に課税すると同様の高率課税をされるということは、テレビジヨン……

第19回国会 電気通信委員会 第10号(1954/03/16、26期、改進党)

○齋藤委員 関連して……。ただいま原委員から御質問がありました浜松放送局の問題は、過日郵政大臣は一県一局という原則を表明されたのであります。但しこれには例外のある場合もあるということを申されたのでありますが、その例外はいかなる例外であるかということは、非常にむずかしい問題だろうと思いますけれども、とにかく原則論をお立てになつた。そこでわれわれは、どこにどういうふうに浜松放送局を許可するかということに、多大の注目をいたしておるのであります。すなわちその注目の原因は、はたしていかなる立場からこの問題を当局は処理されるか、その処理される方法によつて、かすかながら当局の持つておる電波に対する行政的な考……

第19回国会 電気通信委員会 第11号(1954/03/17、26期、改進党)

○齋藤委員 議事進行について発言をいたしたいと思います、この予算書が提出されましたが、私が当局にお願いたしておりますことは、この予算の審議権が国会にあるかないかを同時に予算書と御提出、御決定相なりたいという要求、それから予算の審議をいたしますにつきまして大臣のお考えを正確に伺つておいて、それを基盤として予算の審議をやりたい、こういう申入れを、いたしておつたのでありますが、大臣がおいでにならないのでありますが、これに対してひとつ御答弁をお願いしておきたい。
【次の発言】 私の質問はそれまで保留させていただくことにいたします。
【次の発言】 先ほど議事進行について申入れをいたしましたが、昨日であり……

第19回国会 電気通信委員会 第12号(1954/03/18、26期、改進党)

○齋藤委員 ただいま電波行政に対して大臣の抱負経輪が述べられたのであります。初めていわゆる電波行政白書とでも申しますものが出て参りまして、われわれは大臣の構想によつてこれから電波行政に対する審議を進めて行くことのできることを、衷心から喜びといたすものであります。今日までもつと早くこういうものが出て参りますならば、委員の質疑応答の焦点もすごぶるはつきりしたところへ定められて、もつとくす奪かに農行整対する国会の意思が積極化されたであろうということを考えるのでございます。おそいとは申しながら、ここにこれだけの電波行政に対する基本的な考えが出て参つたということは、私のみならず、これは日本の電波行政に対……

第19回国会 電気通信委員会 第13号(1954/03/19、26期、改進党)

○齋藤委員 本日の御意見を伺いました最も重大なポイントは、ただいまこの委員会に提案になつておりますNHKの聴取料の値上げ問題にからんでおりますから、その点に対しまして一点だけ御意見を承つておきたいと思うのであります。それはただいま原委員からの御質問に対してお答えになつた中でありますが、この聴取料の値上げは、金額にしてはごくわずかでございますが、現在の日本の情勢から申し上げますれば、緊縮政策の世の中でありましてこれはあくまても日本の財政経済を建て直す意味において、遂行して行かなければならない金科玉条のものであると思うのであります。ここで料金の値上げをするということになりますと、平面的な解釈から行……

第19回国会 電気通信委員会 第14号(1954/03/20、26期、改進党)

○齋藤委員 放送法の根本的改正と、それから予算の修正権があるかないかというような基本問題はあとの委員会に譲りまして、きようは端的に予算の内容について御質問を申し上げまして、それによつて党の態度を決定するようにとりはからつて行きたいと思うのであります。  第一点にお伺いいたしたいのは、今回の予算によつて給与が大体四億五千五百万円増になつておりますが、今べース・アツプの問題が盛んに論議されておる最中、このベース・アツプでもつて従業員組合と完全に問題の解決ができるかどうか、それをお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 今回の聴取料の値上げにつきましては、いろいろな観点から考えまして、もしもこれが……

第19回国会 電気通信委員会 第17号(1954/03/26、26期、改進党)

○齋藤委員 局長にお伺いしますが、きのうの内閣委員会でこの資料を渡されたのでありますが、これは郵政省の行政整理に関する人員の資料でありますが、これによりますと、本省内部局では差引減員が三百二十六、地方支分部局で三千百四十四、こういう差引減員の数字が出ている。これに今度の電波監理局のいわゆる人員整理はどういう配分で加わつておるか、わかりませんか。
【次の発言】 この前から御質問を申し上げておるのでございますが、これは行政管理庁長官としての郵政大臣とそかれら郵政大臣としての建前で、非常に難問題な部面でございますが、この電波管理行政の人員からさらに二年間に二百十七名の減員をやるという行政整理案ができ……

第19回国会 電気通信委員会 第18号(1954/03/27、26期、改進党)

○齋藤委員 私から申し上げるまでもなく、本委員会における今日までの審査状況にかんがみますると、わが国の電波に関する一切の問題は、世界の大勢に順応いたしまして、刻々増大、繁忙を来しておるのであります。しかもその技術面におきましては、なおさらに非常な努力を必要としなければ、世界の大勢には追いついて参らないような悲しむべき状態にもあるのであります。従いまして本委員会は、この点につきまして熱心な質疑応答を繰返し、当局にきわめて強力な態度をもつて、電波行政の強化拡充に対する推進をはかるべきことをたびたび要望いたして参つたのであります。当局におかれましても、最近電波行政に対する白書を公表せられまして、国家……

第19回国会 電気通信委員会 第19号(1954/04/14、26期、改進党)

○齋藤委員 木村博士、淺井先生から非常に有益なお話を承りまして、委員の一員としてまことに感激にたえないのであります。先ほど木村先生のお話の中で、分析が十分にできるようになつたということでございましたが、分析ができるようになつたというのは、ゲルマニウム委員会の中にあるのでございますか、それとも東大の設備の中にあるのでございますか、これをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 技術院長もおられますが、日本としてゲルマニウムが石炭ないしはその他の鉱物の中に含まれているということに対しての検討は、分析学的に積極的にやつておられますか。というのは、日本に産出せられる石炭を片つぱしから、ゲルマニウムの含……

第19回国会 電気通信委員会 第21号(1954/05/08、26期、改進党)

○齋藤委員 関連して……。ただいまのお話でございますが、雑音防止は、いろいろな将来の電気事業及び電波事業の発達によつて、不測の雑音というものが入つて来るのじやないかと思うのですが、私もこの問題はよくわかりませんが、結論づけますと、ラジオないしテレビジヨンにあらゆる他の電波障害を防禦する設備をつけるということの方が、私は賢明なように考えられるのですがそれは技術的にできないことでございましようか。
【次の発言】 螢光燈あるいは自動車のモーター等による雑音の判定は、今お話がございましたが、これは非常にむずかしいのじやないかと私は思うのですか、家庭でラヂオをつけておりますときに、ある場合においてはそれ……

第19回国会 電気通信委員会 第25号(1954/05/28、26期、改進党)

○齋藤委員 ちよつと局長にお伺いいたしたいのですが、今の日田市の大分放送局の問題ですが、これは福岡が聞えて大分が聞えない場合は、これは可聴地域とするのですか。NHKは結局全国民をして聴取せしめるということが眼目であつて、どこのラジオでも聞えればいいのですから、これはどういうふうなお考えですか。
【次の発言】 この日田市は福岡のものは聞く必要はないと思うのです。やはり大分の方が聞きたいと思うのです。私の知つておるところでもそういうところがある。私のところでもダイアルをひねると新潟が出て来る。秋田は聞えないのです。ところが秋田は五百ワットです。ラジオ東北は一キロ、新潟は十キロでありますから、これは……

第19回国会 電気通信委員会 第27号(1954/10/08、26期、改進党)

○齋藤委員 それでは第三班として、私から中国、四国地方の調査の結果につき御報告申し上げます。  第一は、日本電信電話公社の事業経営状況であります。中国及び四国電気通信局の昭和二十八年度の事業収支は、前年度に比較しまして中国では収入三〇%、支出二〇%を増加、四国では収入三一%、支出三二%を増加しまして、いずれも若干の差益を出しております。この差益金額から見まして、両局の事業経営が前年度よりも好転したことは明らかであります。もつとも本社経費、借入金利子、減価償却費等の割掛を算入いたしますると、中国は一四%、四国は二四%の赤字となるのでありまして、これらの赤字は、近畿、東海等の生み出す黒字で補填され……

第19回国会 電気通信委員会 第28号(1954/10/11、26期、改進党)

○齋藤委員 関連して……。初めから根本的なと申しますか、今当局で考えられております民放の許可は、最低は五十キロワットですか。
【次の発言】 民放、無線局の放送局の許可を申請しているところが非常にたくさんあるということを聞いておるのですが、今どのくらい許可申請が出ておりますか。
【次の発言】 もう一点だけ、たとえば和歌山あたりは新しい放送局の設置を申請してあるという話を聞いたのですが、その実情を調べてみますと、あそこは普通ならば大阪のサービス・エリアの中に入る。対岸の徳島の電波もよく和歌山に来ている。そこに百ワットなら百ワツトの新しい放送局をつくりたい、こういうときにこれを許可するしないという問……

第19回国会 電気通信委員会 第30号(1954/11/27、26期、日本民主党)

○齋藤委員 ちよつと時間を拝借いたしましてお尋ねいたしますが、ただいま木村長官の御答弁の中に正力さんとの話合いのことがございましたが、このマイクロウエーブの施設を正力さんはただ施設だけをして、それを全部防衛庁の専管にまかせる。それから防衛庁がこれを買つてくれるならば、それを売つてもよろしい、自分はこれはちつとも使わない、こういう意志表示なのですか。それとも自分も使う、いわゆる並用する、こういうのですか、どちらでありますか。
【次の発言】 賢明な防衛庁長官でありますから、こういうことを申し上げる必要はないと思うのでありますが、電波行政は新しい行政なんです。それでわれわれも、電波が国家的に見て、将……

第19回国会 農林委員会 第56号(1954/06/02、26期、改進党)

○齋藤委員 昨年の十一月にこの委員会で、馬の伝染性貧血症に対しまして当局に御質問申し上げたのでありますが、その結果、特に伝染性貧血症に対して効果的治療があると主張するものは、適当な合法的な手続をとつて実験してもよろしい、こういうお話がございましたので、本年の二月十四日にその手続を完了いたしまして、真性伝貧と決定した馬を秋田県象潟町に持つて参りまして、その伝貧の実験をいたしたのでありますが、その実験の結果について、従来当局でお考えになつていることと、実験の結果から生れた私たちの考え方の間に相当食い違いがあるように考えられるので、主としてその点について御質問申し上げたいと思うのであります。  第一……

第20回国会 農林委員会 第5号(1954/12/06、26期、日本民主党)

○齋藤憲三君 畜産局長に一つ要望をいたしておきたいと思うのであります。それは馬の伝染性貧血症に関する問題でございますが、これは本委員会におきまして二回にわたつて畜産局衛生課長並びに担当技官に質疑をいたしたのであります。畜産局長は専門的なことは不得手だと思いますから、きようは専門的な点は申し上げませんが、今日の伝染性貧血症に対するところの状態をつぶさに検討いたしてみますると、これは何十年か前から、この馬の病気というものはなおらないものだという断定の上に法律がつくられておるのであります。それで馬の状態と血液の検定によつて、これを真症伝貧と判定いたしますと、いかなる馬もこれを殺処分に付するのでありま……

第21回国会 電気通信委員会 第3号(1955/01/21、26期、日本民主党)

○齋藤委員 事務当局にちょっとお伺いいたしますが、放送法の第三十二条の第一項「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。但し、放送の受信を目的としない受信設備を設置した者については、この限りでない。」この本文の規定により第三十七条第四項「第三十二条第一項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料の月額は、国会が、第一項の収支予算を承認することによって、定める。」こうありますね。ですから受信設備をやった者は、当然聴取料を納めるという契約のもとにこれをやっているわけ一です。そうしますとこれは国家予算と違いまして、国会にお……

第21回国会 電気通信委員会 第4号(1955/01/22、26期、日本民主党)

○齋藤委員 事務当局に念のためにお伺いしておきたいのですが、もしNHKの収支予算が三月三十一日までにどうしても審議未了になる場合、郵政大臣はこれに対して適切な処置を講ぜられる。それにはいろいろな御勘案があると思うのでありますが、このNHKの収支予算というものが審議未了に終ったために、NHKの放送に重大な支障を来たすというようなことになりますと、これは国民生活にも相当大きな影響があるということを考えなければいかぬと思う。その際には、憲法第五十四条に規定せられておりますところの参議院の緊急集会を求めて処置を講ずることもできるのでありますが、私の想像からいきますと、このNHKのいろいろな処置を講ずる……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会 第8号(1955/05/10、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は商工委員として初めて本委員会に出席をいたしましたので、まだよく商工行政の大要についてわかりませんので、はなはだ幼稚な質問に終るかもしれませんが、その点をあらかじめ御了承を願いたいと思うのでございます。  昨日ちょうだいいたしました通商白書によりますると、世界の貿易の趨勢は、いわゆる貿易の自由化というものになってきつつある。この貿易自由化の潮流に日本の貿易の大勢を対比いたしてみますると、輸出入の帳じりは一応好転したかに見えるが、決してこれは安心ができない。結局わが国経済の自立を達成し、年々増大する労働人口に十分な雇用の機会を与えることは、はなはだ困難な問題であるが、これを解決して……

第22回国会 商工委員会 第14号(1955/05/19、27期、日本民主党)

○齋藤委員 簡単に通産大臣にお伺いいたします。この濃縮ウランを受け入れるか、受け入れないかということに関しまして検討を加えてみたのですが、これは当然受け入れる方がいいという結論に私は達しておるのであります。それにつきましてお伺いいたしておきたいのは、予算が本年度は二億円とってあります。昨年度の繰り越しが一億六千何百万円かとってある。この予算と、今度濃縮ウランを受け入れることになりますと、この受け入れに関係のある予算と、どういう関係になるのか、これを一つ伺いたい。
【次の発言】 私から申し上げるまでもなく、原子力を中心とする今後の国家のあり方というものは、これは政治的にも非常に大きな問題でありま……

第22回国会 商工委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本民主党)

○齋藤委員 官房長官に一言。これは閣僚諸公に官房長官からお伝えを願いたい問題でありますが、この商工委員会では、科学技術庁設置に関する決議を行なっております。その決議の文句は、「原子力の平和的利用を推進し、科学技術の飛躍的発展を期するため、原子力統轄機構を含む科学技術行政全般の総合調整と刷新の目的をもって、この際総理府に科学技術庁を設置することを要望する。」というのであります。本日の新聞を見ますると、今暁ワシントンで日米原子力協定の仮調印ができて、その大綱が発表されております。本日発表されました双務協定は、わずかウラニウム二三五、六キログラムと限定されておりますが、今後全人類社会に及ぼすところの……

第22回国会 商工委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私はこの石油資源開発株式会社法案の全面的な賛成者でありまして、あえて質問をする必要はないのでありますが、過日郷里に水害調査のために帰りました折に、私の方はこの石油に直接関係のある地域なものでありますから、石油資源開発株式会社法案が提出されるということに対していろいろな考え方が起きておるのであります。全面的に賛成のことには間違いがないが、いろいろの立場においていろいろの不安を持っておる人もある、そこで雑駁な質問でございますが、一、二御質問を申し上げまして、これら不安がっておる人の不安を解消したい、かように考えるのであります。  第一にお伺いしたいのは、目的のところに石油資源、こううた……

第22回国会 商工委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私はこの前も申し上げました通りに、との石油資源開発株式会社は万全ではありませんが、日本の現状から見て一刻もすみやかにこの法案が成立することを心から希望いたしておるのであります。しかしこの法案を通すに当りまして政府当局に伺っておきたいことは、との法案が通過いたしますと、三億円の助成金がこの会社にいくわけです。そうしますと、との会社の目的は第一条で「石油資源開発株式会社は、石油資源の開発を急速かつ計画的に行うことを目的とする株式会社とする。」こう規定いたしておりますると、従来助成金によって開発の対象となっておりました可燃性天然ガスというととがオミットされるおそれがあるのであります。この……

第22回国会 逓信委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)

○齋藤委員 放送協会にちょっとお伺いしたいのですが、今の海外放送というものはどの程度に聞えておるのですか。聴取率はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 先ほど橋本委員からの御質問の中にございましたが、聞えないのは南米でしたね。南米で非常に聞えないというのは去年南米に行ってきた同僚議員の報告を聞いて、われわれも国際放送の充実をはからなければいかぬということを大いに主張したのでありますが、その点は……。
【次の発言】 そうすると、百キロに出力を増加すると、国際放送の目的は十分完徹するという技術的な結論は得られておるわけですか。
【次の発言】 大体了解いたしましたが、もう一点伺いますが、南……

第22回国会 逓信委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)

○齋藤委員 ちょっと。今日までの経過を念のために報告しておかれる方が、ただいまの竹内委員の質問に十分に答えることとなると思いますから、簡単でよろしゅうございますから、その後の放送法の改正に関する当局の経過を一つ御説明願いたい。

第22回国会 逓信委員会 第7号(1955/03/31、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は昨年来問題になっておりますテレビジョン受像機に対する物品税に関して、この際御質問を申し上げたいと思うのでありますが、まず第一にテレビジョンの現状について簡単に一つ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これはただいま御説明を受けましたように、今日の実情はマイクロウェーブの伸張に比例いたしまして、テレビジョン受像機の数もだんだん増して、われわれの待望しておりますエレクトロニクスの分野がだんだん開けていっているように考えられるのでありますが、これをさらにテレビジョンの受像機をたくさん作りまして、テレビジョンそれ自体において経営の成り立つような程度まで持っていくということが私は必……

第22回国会 逓信委員会 第8号(1955/04/30、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は次回に質問をいたしたいと思いますが、それにつきまして、ただいま大臣の所管事項説明資料の中で、先ほど本委員会で御説明いただきました郵便貯金法の一部を改正する法律案、及び簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案、これはまだ出ておらぬのでありますが、これを直ちに提出していただきたいと思います。  それからもう一つ次回に御説明を願いたいのは、簡易生命保険法の一部を改正する法律案中、この第三十一条の第二項第四の「年齢十年に満たないで死亡したとき。」という点に関しましては、ここに御説明がございますが、これは「保険金の倍額支払いに関する外国及び民営保険の契約条……

第22回国会 逓信委員会 第12号(1955/05/12、27期、日本民主党)

○齋藤委員 電波監理局長にお伺いをいたしたいのでありますが、今回突発いたしました海難事件に対しましては、ひとしく遺憾の意を表せざるを得ないと思うのであります。特に今まで判明いたしました死亡確認が百二名、まだ生死不明の者が五十数名という大きな数に上ったということは、これはひとり国鉄、運輸省の問題のみならず、国家全体の問題として、これに対して検討を加えていかなければならぬ、こう思うのであります。そこでお伺いいたしたいのでございますが、私の考えからいたしますと、今回のこの不祥事件は、焦点がレーダーにある。新聞を見ましても、そのレーダーの性能、レーダーを操作している者が果してレーダーを見つつあったかど……

第22回国会 逓信委員会 第13号(1955/05/21、27期、日本民主党)

○齋藤委員 三月二十一日に全会一致をもってテレビジョン受像機に対する物品税に関する申し入れの件という決議案を作りまして、これを大蔵委員会に申し入れたのですが、そのお話を聞きますと、次官会議においてこの物品税の問題が論議された際に、大蔵当局からは十四インチ以下の普及型に対して、税率を二〇%に引き上げるという話が出た。また話によりますと、これは二五%でもって手を打とうじゃないかという話も出ているということを聞いたのですが、この間一体どうなっているか、どなたか御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この物品税の問題は、各党において審議されると思うのであります。われわれもこのテレビジョンの税率に関し……

第22回国会 逓信委員会 第30号(1955/07/19、27期、日本民主党)

○齋藤委員 ただいま提案されました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正部分並びに修正部分を除く原案に対しまして、賛成の意見を申し述べたいと思います。  この法案が提案せられましてから、われわれはきわめて慎重に、きわめて熱心にこの審議に当ったのでありますが、政府提案の中にあります長期信用銀行をこの際削除した方が、最も妥当であるという御議論が圧倒的にございまして、これについてわが党といたしましてもいろいろ検討を加えたのでございますが、この法律案の有終の美をなすものとして、この際ただいま松井委員が申し述べられました通りの理由によって、これを削除すること……

第22回国会 逓信委員会 第32号(1955/07/26、27期、日本民主党)

○齋藤委員 これはお願いを申しておきたいのですが、ちょうど梶井総裁もお見えになっておりますし、郵政当局もお見えになっておられるのでありますが、ラジオ放送の進出ということがだいぶ世間では問題になっておるのであります。それに加えまして最近はマイクロウエーブの伸張に比例してテレビジョンが非常に発達をいたして参りまして、今後どんどんテレビジョンというものは普及されていく。そうなりますと、結局テレビジョン放送の進出というものが社会全般に及ぼす影響の度合いは強くなって参ると思うのであります。ラジオ放送の進出そのものにも幾多の疑問をわれわれは持たざるを得ないような場合もあるのでございますが、さらにこれがテレ……

第22回国会 逓信委員会 第34号(1955/07/28、27期、日本民主党)

○齋藤委員 このゲルマニウムの問題が国会において取り上げられましたのは、昨年の四月十四日の電気通信委員会においてでありまして、そのときにゲルマニウム工業振興に関する申し入れが、通産委員会に電気通信委員会からなされたのであります。それはもちろんトランジスター及びダイオードにゲルマニウムを利用する工業発展を主体といたしたものでございましたが、その中に、今おられませんが、原委員が特に医療という字を入れて、ゲルマニウムの医療に対する効能についての検討を加えるべきであるというお説がございまして、医療が加えられたのであります。その当時ただいま陳述せられました淺井先生から、ゲルマニウムを再生不能型貧血症に東……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1955/12/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 大臣にかわって御答弁を申し上げますが、この原子力委員会は、当然原子力基本法と並行して審議せられるのが理想の形だと思っておるのでありますが、いずれ、政府におきましても、原子力基本法を提案する時期があると思うのであります。そういたしますと、原子力基本法に関連する法規もまた当然それに伴って出て参ります。核燃料物質及び原子炉の取扱いに関する関係法規も出て参ります。それには幾多規制を要すべき事項がございますので、その原子炉及び核燃料物質に関する障害防止とか、あるいは取締り規定とか、許可または認可というような事項がたくさん出て参ります。それを一括して規制という言葉でここに表わしたものである……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1955/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 ただいまの御質問の要旨につきましては、われわれも、従来、原子力問題をいかに扱うべきかということを、合同委員会におきましては、熱心に論議を重ねて参ったところであります。ただいま御指摘の予算の関係につきましては、午前中の内閣委員会との合同審査の際にも申し上げました通りに、大学における研究の自由はあくまでも確保していく。それでございまするから、大学において原子力問題を研究するのに必要な予算は、これは従来通り大学においてあくまでも文部省予算として確保する、ただし、その研究が、今度は実際応用面になって参りまして、幾多の施設を必要とするというときになりますと、ただいまお話のように、各大学で……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1955/12/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 ただいまの御質疑でございますが、日本の現状にかんがみまして、日本の再建を急速に実現いたしますためには、ぜひとも、諸外国におくれております科学技術の振興をはかります手段といたしまして、日本の科学技術の総合統一をはかりまして、重点的に施策を遂行していく必要上、ぜひとも政府といたしましては科学技術に関する行政機関の新設をはかりたいと考えておるのでございますが、まだその規模をどれだけのものにするか、どれだけの予算の要求をするかということに対しましては、目下慎重に研究中でございまして、お答えを申す段階に至っておらない次第でございます。

第23回国会 外務委員会 第9号(1955/12/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 この原子力発電計画は、従来原子力平和利用準備会におきましても、昭和二十九年度の予算獲得以来着々研究を進め、準備を重ねて参っておるのでございますが、最近御承知の通り財団法人原子力研究所というものも発足いたしまして、あらゆる日本の原子力に関する学者あるいは民間の会社をも動員いたしまして、日本の将来における原子炉の築造に関して研究調査を進めました結果、昭和三十一年度の上半期におきましては、今日問題になっております濃縮ウラン協定に基くウラニウム二三五、六キログラムの材料を原料といたしまして、五十キロワットの研究炉を作るということであります。それから昭和三十二年度の上半期には、やはり濃縮……

第23回国会 商工委員会 第1号(1955/11/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤説明員 今回私ははからずも経済企画庁の政務次官を拝命することになったのであります。商工委員といたしまして、今日まで皆様方の驥尾に付して御指導御鞭撻を賜わっておったのでございますから、私が政務次官としてはなはだ不適任であるということは、すでに皆様御承知のことであると思うのでございます。しかし私といたしましては、たとい政務次官の任期が非常に短かくとも、私にとってこれが勉強の場所としては絶好の好機会であると考えているのであります。皆様方もすでに政務次官の御経験をお持ちになる方もおありでございましょうし、これから政務次官におなりになる方もございましょうし、お互いに政治家としてこの段階を踏むことは……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいまの赤澤委員のウラン鉱に関する御質疑でございますが、これは、御承知の通り、昭和十九年から地質調査所にウラン鉱の探査費をつけまして、早急に原子力平和利用に処したいという念願でやつておったのでございますが、何分新しい鉱床の調査なものでございますから、機械その他の設備等も今日までは不十分で、なかなか思うように進展しておらなかったのであります。ところが、昨年、御承知の通り、岡山地区に初めて飛行機を飛ばしまして、あの地方に相当シンチレーション・カウンターに感応するものがあるというので、これは日本でも大がかりな調査をしなければいけないのではないかという鉱床が生まれましたと同時に……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 生化学というのは、非常に新しい分野で、われわれは全然知識がございませんが、そこに比較されております蛋白、一体その蛋白というものは、どのくらいの種類があるのですか。
【次の発言】 蛋白の種類によりまして、一匹のウサギならウサギに、数種の違った一定の蛋白を食べさせた場合に、腸で吸収されるときにでき上るアミノ酸の形というものは、違うのですか。
【次の発言】 もう一つ。この光合成によってできました藻類、今のクロレラというようなものは、ミネラルにおいても相当なものが含まれておるというようなお話しでございますが、直接太陽の光線によって主として培養繁殖されたものは、抗生物質として利用されるかと……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1956/02/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私からかわってお答えいたします。ただいまの御質問の趣旨は、基礎的研究は、これは主として大学において行う、それは非常な高度の水準を保っておる。これをどうして科学技術行政に移しかえて、実際の日本の科学技術の向上をはかるか、こういう御質問のようでございますが、大学研究を除外いたしましたことは、これは学問の自由をなるべく確保して、行政が直ちに大学の研究に入り込まないようにしようという根本的な考えから、これを規定いたしておるのでございまして、決して大学の研究を、科学技術行政の対象として全然考えないのじゃありません。これは十分に、大学の研究、その実態をも考慮いたしまして、これと緊密な……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいまの御質問に対して、大臣にかわって御答弁申し上げます。その御質問は、この前の岡委員の御質問の中にもございましたので、一応御答弁を申し上げたのでございますが、科学技術庁の設置せられる大眼目は、あくまでも科学技術の進歩によりまして、全人類の平和に寄与することを目的として、日本のすべての科学技術の水準を上げていくという以外にないと私は思うのであります。ただし、米国との武器に対する技術協定の内容ということは私はよくわかりませんが、およそ科学技術の真の目的は、人間は、あくまでも、心から平和を希求するという線に沿うて進展さすべきはずであって、戦争目的に科学技術を専念してやろうこ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私からお答え申し上げます。ただいまの御指摘のように、今回提案せられました科学技術庁設置法案は、一面、科学技術の企画、立案、推進ということと、それから新しくこれから発展すべき航空技術研究所、あるいは金属材料研究所、その他将来御審議によりまして生まれるであろうところの原子力研究所、その他の機関をもちまして、やや不徹底な実施面をも兼ねておるのであります。しかし御承知の通り、科学技術は、あくまでも実験を基礎として、科学技術の実態を究明しなければ、科学技術のあり方というものはわからぬと私は考えております。従いまして、今回、科学技術庁設置法案を御審議願いました根本は、第一に、まず日本……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま御指摘の昭和二十九年度の組織別研究機関の一人当り支出額でございますが、まだ私は国営、大学あるいは付置研究所の実態の、何と申しますか、あり方をよく存じておりません。ただ私が視察をいたしました国営及び大学の研究所のあり方は、まことに貧弱であります。その研究費の総額は相当の.額に達しておるにかかわらず、一人当りに参りますると、非常に貧弱な研究費しか実際に渡っておらない状態であります。その原因は那辺にあるのか、非常に広範多岐にわたる問題を自由研究として、研究の主任に助手をつける体系、そういうものがよく私にはのみ込めないので、どうしてああいうふうな小さな金額になるのか、よく……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1956/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 資料の説明は詳細にわたりますので、堀説明員より説明を申し上げます。
【次の発言】 今回提案いたしました日本原子力研究所法案によりますと、現在あります財団法人原子力研究所の職員はそのまま引き継ぐということになっておりますから、待遇その他もそのまま引き継ぐことが原則だ、そう考えます。
【次の発言】 ただいま御指摘の点でございますが、御承知の通り、原子力に関します全般的な基本計画は、原子力委員会で立案決定をするのでございますから、当然原子力研究所も、原子力委員会の決定の線に基いて諸般の研究を進めていかなければならぬと思うのであります。従いまして、理事長はあくまでも原子力委員会と……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1956/03/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 原子力に関する特許につきましては、将来科学技術庁が発足いたしました暁におきまして、十分検討を加えてみたいと思っておるのであります。御趣旨の通り、果して現行特許法第三条の化学製品ないし薬品に対しては特許を与えないという規定に、国際上、原子力問題を入れ得られるか、入れ得られないか、またその他の方法において、原子力関係の特許をどうして日本で擁護していくかというようなことは重大な問題で、早急に御回答を申し上げる段階ではないと思うのでありまして、よく研究いたしたいと思います。

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 お説の通り、アイソトープその他に関する障害の防止は、早急に法律をもって規定しなければならない状態に近づきつつあると思っております。政府といたしましても、なるべくすみやかにこれを提案したいと思います。今国会に間に合せたいと努力いたしたのでございますが、この法案の作成を急いでみますと、なかなか広汎多岐にわたりますので、大体の成案を得ましたけれども、今国会の提案はとうてい間に合わないような状態になったので、次の国会には必ず提案して、御審議を願いたいと思っております。
【次の発言】 ただいま局長からのお答えで申し上げました通り、各省間におきましては、たとえて申しますならば、エキス……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1956/03/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私、地質調査所につきまして、ただいま御指摘の点を質問したのでございますが、私の聞きましたところでは、まだ直ちに採鉱し得るという段階ではないと思います。私もよく実情を調査いたしませんからわかりませんが、今日、所々方々において発見せられておりますウラニウム鉱床は、ガイガー、カウンターによって大体有望であるという見当のつく個所もあるけれども、一体その本体がどこにあるかという点に関しましては、将来試錐をしていかなければならぬ。しかもその試錐が二百メーターでよいのか五百メーターでよいのか、適当な個所に相当の試錐を行なってみないと、その鉱床の実体を把握することができないという段階であ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1956/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 私から御答弁を申し上げたいと思います。ただいま御指摘の石油資源開発株式会社は、仰せの通り、最初考えましたよりは非常にテンポがおくれたのではないかというふうに考えられましたので、この間、商工委員会の小委員会で、石油会社の方が参りましたときに、その点は私は委員外の発言を求めて追及いたしたのでございます。御承知の通り、石油資源開発株式会社の事業の最初のもくろみよりもおくれたがごとくに見えるのは、鉱区その他の問題が非常に困難な状態にあったために、これを解決するため、会社自身としての事業の遂行がおくれたように見えるけれども、その内容は、帝国石油に頼んでやっておったというような説明も……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1956/04/11、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 私はおそく参りまして、両先生の御説をほとんど伺いませんでしたが、その後の質疑応答、特に嵯峨根先生の御構想を拝聴して、今後の日本の原子力行政のあり方について非常な示唆を受けて、衷心からお礼を申し上げます。私も原子力問題に対しましては、先輩の驥尾に付しまして努力いたしておる一人でありますが、これは非常に雲をつかむような問題でございまして、いろいろ考えてみても、結局はわからない。また世界の原子力の情勢も刻々に変化を来たしまして、究極するところ、全くその行く手もわからないほど大きな革命を引き起すのではないか。そういう状態のまん中で、日本はこれから朝野をあげて原子力問題に取り組んで参らなけ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1956/05/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○斎藤(憲)政府委員 斎藤憲三であります。今回科学技術庁政務次官を拝命いたしました。浅学非才でございますが、何とぞよろしくお引き回しを願います。
【次の発言】 科学技術庁設置法案の御審議に際しまして、ただいま御指摘がございました通り、科学技術庁の今後の充実発展のために国内にある研究所、実験所をどう処置していくかという御質問があったのでございます。これに対して、政府といたしましては、科学技術庁が出発いたしますれば、早急に庁内に制度調査室というものを設けて、大臣のもとに、次長を首班として、適当に審議官、調査官を配して、この日本の研究所、実験所のあり方をどうするかということを審議決定していくというこ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1956/05/31、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 従来地質調査所関係に対しましては、私はずいぶん早くから、ウラン、トリウム鉱を法定鉱物に決定すべきことを主張してきたのであります。まず第一に、現在の段階においては、この法定鉱物に編入することがおくれて、御承知の通り、ようやく臨時国会においてこれができたような次第であります。それが法定鉱物に編入せられてから、御承知の通り、試掘権の登録が行われるのであって、ウラニウム、トリウム鉱に対する権利というものは、ほとんど確定しておらぬと思う。それでございますから、今日トリウムがあり、ウラニウムがあると申しましても、それには他の鉱物と共存する形において採掘の対象になっておるので、確定した……

第24回国会 商工委員会 第10号(1956/03/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 長谷川委員の御指摘の点につきましては、私よりは長谷川委員の方がよほど勉強せられておりますので、私から御答弁を申し上げることはいかがかと存じますが、この石油化学と石炭化学は世界的に見て両立するか、あるいは石炭化学の方が石油化学に圧倒されて、石炭化学というものはとうてい成り立たないのではないかというような、いろいろな議論があるのであります。しかしわが国といたしましては、またペトロール・ケミカルというものの実体を実際の工業としてやっておるとは言えないのであります。同時に石炭化学の面におきましても、単にタール工業が主たる現状でございまして、まだ石炭化学の実体も把握しておらないので……

第24回国会 商工委員会 第19号(1956/03/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま議題と相なりました離島振興法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  離島振興法の成立以来、政府は、離島における道路、港湾、漁港、電気導入等の施設に対し、特別の助成を行なって参りましたが、離島民の日常生活の改善にさらに一歩を進めるため、今回、簡易水道について、特別の助成を行うことといたしたのであります。  離島には、一般に、適当な自然水源が乏しいため、簡易水道を布設する必要が強いのでありますが、離島における簡易水道の工事費は、本土に比べて割高であるのが通則であり、しかも離島の経済力がきわめて低いため、問題の解決はなかなか困難であったのであります。そ……

第24回国会 商工委員会 第22号(1956/03/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま議題となりました電源開発促進法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  電源開発促進法は電源開発をすみやかに行い、電気の供給を増加し、もってわが国産業の発展に寄与することを目的として制定されましたが、その後同法の運用の結果若干の修正を要すべき点が見受けられるに至りましたので、ここにこの改正法案を提出いたしたのであります。  次にこの法案の内容につきまして、簡単にその概略を御説明申し上げます。  改正案の第一点は、第六条の改正でございます。現行法第六条は、公共事業と電源開発とが密接な関係がある場合においては、国または地方公共団体は電源……

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 ただいま議題となりました経済企画庁設置法の一部を改正する法律案について提案の理由と内容の概略を御説明申し上げます。  政府はさきに行政審議会の答申に基いて行政事務の管理を強化し、その能率を向上させるため、行政機構の改革及び行政運営の改善をはかることといたしたのでありますが、この改正法案もその一環をなすものであります。  すなわち従来総理府の長としての内閣総理大臣の所轄に属している事務はきわめて複雑かつ多岐にわたっておりますので、事務運営の能率化と責任体制の明確化の趣旨から、極力各行政機関の長に移管することとせられたのでありまして、この意味において、従来内閣総理大臣に属して……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1956/11/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤(憲)政府委員 中曽根委員のお持ちになっております主観が、そのまま日本の客観情勢を作り得るならば、私は非常に幸福だと思っているのでありますが、科学技術庁といたしまして、現在の段階においては、動力炉を購入する予算を見積って、これを大蔵省に要求するところまでにはなかなかまだ達してないというふうに考えておるのであります。しかし、その含みは十分に持っておるのでありまして、もしもどうしても動力炉を入れなければいけないということになりますれば、その方向に対して十分調査をいたしまして、なるべくすみやかに動力炉を輸入し得るように、相手方に対して交渉を継続するとか、いろいろな措置は講じたいと思っているので……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 資料を持ち合せまんが、必要ならばあとでお届けいたしたいと思います。
【次の発言】 科学技術庁といたしましては、中小企業の振興ということにつきましても非常な関心を持ちまして科学技術庁の立場から、どうしたならば日本の中小企業というものが、われわれの考えているような日本の繁栄の強固な基礎になるかということで、いろいろ論議を重ねているのであります。過日も中小企業庁の幹部に科学技術庁へ来てもらいまして、いろいろこの中小企業の実態ということについての話し合いをいたしたのでございますが、まだ日本では、日本の産業構造図の中に、中小企業がどういう形でもって組み立てられているかという、はっきりした……

第25回国会 商工委員会 第5号(1956/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 お答え申し上げます。  科学技術庁は、御承知の通り、本年の五月十九日に発足をいたしたのでございますが、その科学技術庁の権限の中に、四条の十八号に「発明及び実用新案の奨励を行い、並びにこれらの実施化を推進すること。」ということがございますので、科学技術庁といたしましては、その与えられました任務の科学技術の総合的な水準を高めて、国民経済に寄与するということに即応するため、特に特許、発明、実用新案のあり方につきましては重大な関心を持って参ったのであります。  念のために私どものやりましたありさまを御報告申し上げますと、特許行政につきましては、試験研究等促進方策調査会というものを科学技……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料を一件だけお願いいたしたいのです。原子燃料公社の予算は、今度だいぶふえまして、積極的に国産ウランの開発をやらなければならぬことになっておりますが、これは、建前上、通産省の地質調査所の概査の上に精査、探鉱をやるということになっておりますので、この進捗状況はどうなっておるか、一つ資料として提出していただきたい。なおこの中には、問題となりました精練の構想が含まれているわけですから、どういう実施方法を考えているか、これも資料として出していただきたい。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/02/19、27期、自由民主党)

○齋藤委員 議事進行。今の電力の資料ですが、それは私が商工委員会で資料を要求したら、経済企画庁から昭和三十五年までの五カ年間の電力事情に対する計画案というものが出てきている。昭和三十五年までに八百四十万キロ開発しなければならないという、ですから、そういう電力問題をここで論ずるときには、何か政府案として論拠の明確な資料を出していただいて、それから一つ論陣を展開していただきたいと思います。私の手元に届いたのは、経済企画庁案として、昭和三十五年度までに八百四十万キロ、火力発電四百八十万キロ、水力発電三百六十万キロという出発計画がずっと出てきておる。政府としては、これに準拠してここに論戦を戦わせても、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/02/21、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長代理 次に、京都大学工学部教授児玉信次郎君の御意見をお願いいたします。
【次の発言】 私は質問は申し上げないことにいたしますが、この問題の取扱い方について、委員長に一つ希望申し上げておきます。私の記憶いたしておりますところによりますと、大学の研究はこれを除くという、いわゆる原子力問題のらち外にあったために、三十一年度に予算がついた。その計画はたしか何カ年計画、十数億の予算の建前で三十一年度に三千万円か四千万円の予算がついている。そうして、ただいま政務次官が申された通りに、これを原子力委員会に持ち込まれましたときに、慎重協議をいたしまして、その際に原子炉を置くことの必要性を認めたとい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1957/02/27、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ちょっと関連質問をします。  委員長にお願いしておきたいのですが、私は、本日、科学技術振興に関する長官の御所見に対しまして、詳細に御質問を申し上げてお答えをいただきたいと思ったのでありますが、どうも質問は、初陣を承わらないと時間がなくなりますので、それは一応保留をさせていただきまして、次会に私を一番最初に充てていただいてそれをやる。きょうは岡委員も質問があるそうでございますから、本日は、私は、ただいまの赤澤委員の御質問の関連質問にとどめておきたいと思います。  久しぶりに地質調査所長の顔を見ましたからお伺いいたしたいのでございますが、先ほどだいぶウランに対する地質的な御説明がござい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1957/03/05、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。ただいまの前田委員のお説でございますが、私は数学を徹底的に基礎教育の中にたたき込むということは賛成であります。しかし問題は国語の範囲であります。国民としての常識を涵養し、国際人として一つの行動に支障のないように国語を覚えるということはいいのですけれども、その国語の範囲が、現代において不必要な国語の範囲まで及んでおる。たとえば理工科系統を望まんとする者が、「増鏡」とか「徒然草」とか、そういうものに対して非常な時間を費さなければ、理工科の大学に入れないような組織になっておる。一体「徒然草」とか「増鏡」とかは、これは歴史を習えば、そういう文章の解釈まで能力を費す必要はない。です……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ただいまの問題に関してでありますが、先ほど都築博士は、放射線医学総合研究所のあり方につきまして、その基礎問題の総合をやらなければいかぬ、それから実際面の問題をやらなければいかぬ、今のお話では、総合的というものは連絡調整というふうにもお考えのようでありますが、私たちといたしましては、これからこの放射線医学総合研究所のあり方につきまして検討を加えていかなければなりませんのですが、これはわれわれにとりまして非常にむずかしい問題だろうと考えておるのであります。むずかしく言いますと、総合という文字の解釈、及び医学というものに包含されるべきところの範疇、しかもそれが特殊の放射線に関しましては、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1957/03/07、27期、自由民主党)

○齋藤委員 簡単に参考人各位にお尋ねを申し上げたいと思います。この科学技術情報センターは、科学技術庁といたしましては、三十二年度の予算面その他に照らしてみましても、ある一つの最初の大きな試みでございまして、これが設立に関しましては、ただいま参考人のお述べになりました通り、われわれも心から賛成をしておるものであります。ただ、この法律の第一条を見ますと、その「目的」に、「日本科学技術情報センターは、わが国における科学技術情報に関する中枢的機関として内外の科学技術情報を迅速かつ適確に提供することにより、わが国における科学技術の振興に寄与することを目的とする。」これは非常に大きな目的でございまして、科……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1957/03/12、27期、自由民主党)

○齋藤委員 議事進行について、この原子力の問題は、本日の委員各位の御質問によりましても、非常に重大な問題でございまして、単に原子力発電一つの問題をとりまして、国家の運命に対して非常な影響のある問題だと思うのであります。宇田長官が経済企画庁長官を兼務している立場から、三百万キロワット三十五年希望説を述べられたのでございますが、日本のエネルギー状態を検討して見ますると、この構想は、心ある者は当然考えなければならない構想だと思う。三十五年までに八百四十万キロワットの電力の開発をしなければならぬというのが、経済企画庁の電力開発案であります。しかもそのうち三百八十万キロワットが水力、四百六十万キロワット……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1957/03/13、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は本日、二月二十七日の本委員会におきまする赤澤委員の質問に対しましての地質調査所長及び高橋原子燃料公社理事長、それから私の質問に対しまして森鉱山局長の御答弁がございましたが、その中でなお解決を見ない点がありますので、ウラン鉱開発の重大観点からお尋ね申し上げて、その問題の結論を得たいと存じましたがために、御多忙中、御出席を願ったのであります。  まず第一に、地質調査所長に御質問申し上げますことは、過日の御答弁の中で、三カ年計画をもって日本のウラン鉱の概査を進めていく、予定地域は花崗岩地域約八万平方キロメートルについて早急な概査をやっていく、こういうことでございます。この調査につきま……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○齋藤委員 第一に、私は今審議になっております日本科学技術情報センターについて、簡単に御質問を申し上げたいと思います。  昨日の本委員会では、各委員から熱心に日本科学技術情報センターについての質疑が行われまして、当局からも熱心に御答弁があったのでありますが、その中で私はまだ了解に苦しむ点がありますので、その点について御質問を申し上げたいと思います。  それは、昨日の質疑応答の中で、国立国会図書館と科学技術情報センターとの関連性でございます。私の承知いたします範囲においては、日本科学技術情報センターと国立国会図書館とは、おのずからその設立の趣旨を異にいたしておりまして、またその主掌する事務もこれ……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1957/03/22、27期、自由民主党)

○齋藤委員 原子燃料公社の製錬敷地の決定は、今、高橋参考人のお話並びに政府当局のお話によると、非常にタイミングが迫っているのだということでございますが、どれほどタイミングが迫っておるのか、われわれから見ると、急速に敷地を決定して、最適の地を得られないことになりますと、非常に大きな支障が将来に来るのではないかと考えられておるのであります。従来、東海村の原子燃料公社の製練敷地の交渉は、米軍に対しまして、私の聞いているところでははなはだ不徹底だった。ほとんどこっちの意思が向うへ正確に通じられておらない。それで急迫したということを理由にして、早急にこの議を取りまとめようとしたために、一応向うから断わら……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1957/03/26、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私はただいま参考人のお述べ下さいました技術士法制定に関する賛成の御意見に私も賛成を表するのであります。仰せの通り、日本の技術界は、国際水準に比較いたしますと、その技術の、面においては、まだはなはだ低いといわれておるのでありまして、コンサルティング・エンジニアの法制化によりまして、日本も技術士法というものに出定められた有能な技術士があらゆる技術の指導をやっていくということは、日本の生産態勢を近代化するのに非常に私は有効だと思って、この法案には賛成なのでございます。ただ一、二点簡単御意見を拝聴しておきたいと思いますことは、この技術士法の一番中核をなしますものは、技術士の、試験制度だろう……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1957/03/27、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は、この問題には何も関係ないのでございますが、過去二回にわたって当局に質問想いたしましたウラン開発に関しまして、資料の提出を早急にお願いをいたしたいと思いまして、この貴重な時間を拝借して申し出るのであります。その第一は、鉱業法第三十五条前段にございます「鉱業出願地における鉱物の掘採が経済的に価値がないと認めるとき」という法律の条文によりまして、新法施行以来、試掘出願が不許可となった事例。これは過日森鉱山局長が、もう手元に整ったから早急に出すと言うて返事をしたんですが、半月たってもまだ出て参りませんので、これを至急出してもらいたい。第二番目は、昭和三十一年二月一日、ウラン鉱並びにト……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1957/04/02、27期、自由民主党)

○齋藤委員 防衛庁長官がお忙しい中を御出店下さいましたので、この際簡単にお伺いをいたしたいと思うのであります。実は、過日私は茨城県の勝田市長及び市会議長から陳情書を受け取ったのでございますが、この陳情書の内容を見ますると、米軍の爆撃演習地として勝田市の海岸にあります三百五十万坪の敷地の中で、原子燃料公社の精練敷地として、原子燃料公社当局もそこに設置を要望しておる場所を勝田市の発展のためにぜひとも米軍から返してもらいたいという交渉を今までやっておったのであるが、それが拒否された、これではとうてい市の将来の繁栄計画も成り立たないから、何とかこれを精練所敷地として使用できるように全力を傾注して取り計……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私はただいまの前田委員の質問に関連して、科学技術庁当局にお尋ねをするわけでございますが、私の知っておる法律学者から、憲法の解釈が正確な意味を持つには二十年や三十年はかかるものだ、一体に法律というものはそういうものだ、こういう話を聞いたことがあるのでございます。この科学技術庁に関連いたしております、または原子力に関連いたしております法律もだんだん時日を経るに従いまして、いろいろな解釈上の疑義が出てきている。しかし、われわれ立法府に籍を置く者といたしましては、あくまでも立法精神を尊重して、法律を制定したときの気持を貫かなければ、職責が全うできないと思う。ところが、時を経るに従いまして、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1957/04/04、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は、法制局に御即答をお願いしませんが、一つよく御調査の上、次会に御回答を願いたいと思うのでありますが、それは原子力委員会設置法の用語に関する問題であります。申すまでもなく、第一条には、「総理府に原子力委員会を置く。」ということになっておる。われわれは、原子力委員会というものは「総理府に置く」ということを初めから考えたのでありますから、もちろんこれには異存はございませんが、ただ、各条を見ますと、内閣総理大臣という字が使ってあるのであります。これは、この法案に関係した国会議員中の大半が考えたことじゃないかと思うのでありますが、特に第三条の「内閣総理大臣は、前条の決定について委員会から……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1957/04/05、27期、自由民主党)

○齋藤委員 これは天然ウランというのと核燃料物質、各原料物質、三通りあるのですか。
【次の発言】 そうすると、天然ウランと書いておくと、ピューリフィケーションをやったものも金属化したものも、それから原料そのままも、イエロー・ケーキも、天然ウランとして全部入るのですね。
【次の発言】 どうもわからない。これは、そうすると、カナダから買うものは、核燃料物質というと、ウラン、トリウム、プルトニウムというようなものも含まれるし、アメリカと今交渉するというのは天然ウラン、こういうことですか。そうすると、カナダの方は、非常に範囲が広くて、アメリカの力は天然ウランに局限する、こういう意味ですか。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1957/04/09、27期、自由民主党)

○齋藤委員 第一にお伺いいたしますのは、この前私が御質問申し上げました点に対する御回答によって、大体この放射性同位元素による放射線障害の防止に関する法律案の内容は、現在われわれの考えられる放射線の中からエックス線を除外するという建前でこの法律案が作られておるように存ずるのでありますが、この法律案の名称であります放射性同位元素等というその「等」はなぜ一体つけたのか、これを一つ御説明願いたい。
【次の発言】 そうしますと、この放射性同位元素等というのは、放射性同位元素とそれからその放射性同位元素を用いるところの装備機器、あるいは放射線発生装置というものを含めるために、その「等」という字をつけたんで……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ちょっと関連質問で一点だけ参考人の先生にお伺いしたいのでありますが、やはりエックス線と放射性同位元素の関係であります。私はこの前も委員会で実は質問をしたのですが、的確な結論を得られませんでしたので、立法府といたしまして法律を作る建前から、参考意見を一つ伺っておきたいと存じます。この放射性同位元素等に上る放射線障害の防止に関する法律というものは、先生方の今までの御意見にもございました通り、純理論的からいくと、エックス線も包含するのが正しい、しかし実施面においてこれはエックス線を除く方が便宜的ではないかという御意見のようでございましたが、やかましい法体系の問題は別といたしまして、この放……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第28号(1957/04/16、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ただいままでの中泉参考人と岡委員との質疑応答で、私のお伺いいたしたいと思いますことも大体尽きたのでございますが、ただ一言直接にお伺いして、直接に御答弁をいただいた方がよろしいと思う一点につきましてだけ、重ねてお伺いをいたしたいと思うのであります。それは、昭和三十年の十月に、われわれが国会議員といたしまして原子力問題を大きく政治面に取り上げる段階といたしまして、放射能の問題が将来大きく響いてくるだろうというので、放射線の障害に関する法的措置を講じなければならぬということから、当時のスタックにおきまして取りまとめられました放射線障害に関する法的措置の結論というものを詳しく拝聴いたしたの……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第29号(1957/04/17、27期、自由民主党)

○齋藤委員 先ほどの岡委員の質問に対しまして、原子力局長のお答えになりましたことについて、忘れないうちに一つ関連質問をしておきたいと思います。  先ほどの御説明によりますと、御当局は、厚生省はさることながら、通産省関係のエックス線の取締りは、別途通産省において立法措置を講ずる、こういう御答弁でございましたが、私の聞きましたところによりますと、三十万ボルト以上のエックス線というものは、通産省関係ではすでに二千台ないし三千台に上っているということを聞いているのです。しかも、過日の参考人の方々の御陳述によりますと、あるものは百万ボルト以上にも上っているエックス線を使っている。それに対して通産省で別途……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第30号(1957/04/19、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料を一つ早急に出していただきたいと思うのです。原子力局にはないかもしれませんから、通産省その他厚生省と一つ打ち合せて出していただきたいと思います。それは、ウラン鉱の採掘の際に、あるいはウラン鉱の探鉱の際に、坑道内におけるところの従業員の放射線による障害の防止、これを世界各国ではどう取り扱っておるかという資料を、一つ調べて出していたたきたいと思います。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第32号(1957/04/26、27期、自由民主党)

○齋藤委員 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律案について御質問申し上げたいと思うのでありますが、この核原料物質というものは、申すまでもなく、ウラン、トリウムの鉱物を含むものであって、第一にこの取締りの規制の初っぱなにやって参りますのは、鉱山における核原料物質の探鉱、採掘というものが対象となってくると思うのです。この法案の中には、核原料物質に関する規制というのはほとんど見当らないようでありますが、これはどうして取締りをされるのか、御答弁を願います。
【次の発言】 この核原料物質は、鉱山において探鉱しそれから採掘をするのでありますから、鉱山保安法において取り締ると申しますか、規制を……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第34号(1957/04/30、27期、自由民主党)

○齋藤委員 長官に一つお尋ねいたします。けさの朝日新聞に、英国との一般協定の内容が掲げられておったのであります。私はよく読みませんでしたが、その冒頭に、これは学界から資料が出たというふうに書かれておったのであります。われわれとしては、内容が外交問題に重大な影響があるから未発表のものである、もし発表せられるならば、その前には国会に第一に参考資料として配られるものであろう、そういうふうに考えておったのですがそれが突如として朝日新聞に掲載されたということにつきましては、ちょっと意外な感じを受けるのであります。これは従来どういう取扱い方になっておったのでありますか。それを一つ御説明願いたい。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第35号(1957/05/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は参考人の御意見を拝聴いたしまして、法案の審議の参考に供するというにとどめて、御質問は申し上げないことにいたします。ただ、ただいま岡委員との質疑応答の中から感得せられましたことは、現実の原子力発電のコストというものは、なるほど高い安いの論議はありましょう。また危険であるとか安全であるとかいう論議もあると思うのです。しかし、世界の物理学の大家が証明しておる通り、新しく解明せられた原子力平和利用の世界は、将来重力の世界や化学反応の世界よりはもっと進歩した人類社会を作り得るということだけは明白なんです。それに抗すべく、すべての努力をわれわれがやっておるのであって、現実が高いからどうの、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第36号(1957/05/08、27期、自由民主党)

○齋藤委員 法律の条項に基いて御質問を申し上げます。過日、御質問申し上げました選鉱と製練の関係に上る主務大臣共管の問題は、原子力局から答弁書が参りまして、それを拝読いたしました結果、共管またやむを得ずという結論に達しましたので、それ了承いたします。逐条的に私の了解しがたいところを御質問申し上げますから、簡潔に御寺弁をお願いいたします。  第三条で「製錬の事業を行おうとするもの」ということにたなっておりますが、「製錬の事業、というと、ある一つの形態をとらえて、採算的に検討を加えていくのが事業だと思いますが、製練を行う場合の中間工業試験的な場合ですね。これの収締りは一体どうでありますか。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第40号(1957/05/17、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連質問。本委員会でエレクトロニクスに対する質疑が本式にかわされましたのは、この国会で今回が初めてであったと思うので、まことにこの特別委員会といたしましてその機能の十分な発揮を見なかったことを残念に思うのであります。しかし、このエレクトロニクスの重要性というものは、本特別委員会で取り上げるまでもなく、すでに心ある日本の人々は十分承知をいたしていることと思うのであります。すでに心ある日本が行政面に照らし合せてみますと、まだまだ日本の政治的な力の押し方というものが非常に足りないと私は思っているのであります。科学技術庁はちょうど昨年の五月の十九品に出発いたしたのでございますが、科学技術庁……

第26回国会 商工委員会 第2号(1957/02/13、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料の要求があります。先ほどの通産大臣のお話の中に、三十五年までに八百四十万キロの電力開発をするということでしたが、この八百四十万キロの電力開発計画を立案した何か資料があると思いますから、これを一つもらいたいと思います。もちろんその中には水力と火力とあり、また石炭、重油等の関係もあると思いますから、詳細に一つ資料をもらいたい。  第二番目は鉄鋼でありますが、製鉄関係の原鉱石の輸入及び国内産、それからそれに要するところの石炭、それから電力関係、これの資料をもらいたい。  それから第三番目は、新しく制定せられました鉱業法、いわゆる昭和二十六年に施行せられました新鉱業法実施以来今日までの……

第26回国会 商工委員会 第5号(1957/02/20、27期、自由民主党)

○齋藤委員 通商産業大臣は、過日本委員会において昭和三十二年度における通商産業省の重大施策につきその要旨を述べられたのでありますが、同日経済企画庁長官も、本委員会こおけるあいさつ要旨に、これを裏書きするごとく、昭和三十二年度の経済計画について御説明があったのであります。このことは申すまでもなくわが国の経済発展の成果のいかんを決する起点が通産行政のいかんにかかっておることを示すものでありまして、私も本委員会の一員として責任の重大なることを痛感いたしますがゆえに、あえて質問をいたさんとするのであります。  通産大臣は、過去二カ年における経済発展の成果を基盤としてさらに健全な経済の拡大を積極的に推進……

第26回国会 商工委員会 第10号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。ただいまのパルプ工場の廃液問題でありますが、私の県にもパルプ工場がございまして、その廃液が多量に海の中に注ぎ込まれ、毎年のように漁獲物に対する賠償金を支払っているのであります。しかし私の常に考えておりますことは、何がゆえに非常な有機物を含んだところのパルプ廃液をそのまま支流しておるかということであります。このパルプ廃液からは御承知の通り、アルコールもとれましょうし、その他いわゆる木材糖化の見地からいろいろな家畜飼料もとれましょうし、こういうものを採算がとれぬからそのまま海に流してもよろしいということは、私は一つの悪い考えだと思っております。ですから、あれだけの木材をつぶし……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。東北の開発につきまして当局の御回答があったのでございます。私から申し上げるまでもなく、東北の産業構造は明治の末期、大正の初めのような状態であることは事実であります。ただいまの御答弁の中に産業の立地条件の具備ということがございましたが、今年から問題になりました東北開発の具体化というものは、これはなかなか容易ならぬことでございまして、急いでも相当の長年月かかると考えていかなければならぬのであります。しかるに御承知の通り東北の自然条件というものは非常に悪いのであって、東京においてまるで春のごとき今日でも向うでは吹雪が吹いておるという状態で、しかも先ほど政務次官から伺います……

第26回国会 商工委員会 第15号(1957/03/19、27期、自由民主党)

○齋藤委員 資料を要求したい。きょうは政務次官が出ておられますから記録しておいて政務次官の責任において資料をいただきたい。それは二月二十日に私の質問いたしました速記録を読んでみますと、まだ幾多解決のしない部面がありますので、それに対する資料を一つお差し出し願いたいと思います。  第一は重化学工業の分類表、と申しますのは質問の中で重化学工業の定義はどうかといったら、重工業と化学工業と一緒にしたものだ、こういうのです。しかし世界的に見て重化学工業というのは一つの定義がある。と同時に、日本の特許庁においても重化学工業というものは重工業と化学工業とを一緒にしたものであるという定義のほかに、ある一つの構……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1957/11/06、27期、自由民主党)

○齋藤委員 最近の科学技術の世界的進歩は、まことに目まぐるしいものがございまして、人工衛星の打ち上げ成功に伴って、世界は大きく、科学技術の進歩に伴って、変貌を遂げつつあるといわれておるのであります。新聞紙は、人類社会の生活範囲が宇宙にまで進展したという構想のもとに、いろいろな記事を掲げておるので、この際、わが国といたしましても、この態勢に即応するため、科学技術の拡充振興に対しては、十分の措置を講ずる必要があると思うのであります。本臨時国会におきましても、特別委員会は、この態勢に即応するの見地から、いろいろなわが国の科学技術のあり方について論議を重ねていく必要があると思うのでありますが、それにい……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/11/09、27期、自由民主党)

○齋藤委員 ただいま議事進行の発言がございましたが、私も全く同感であります。本日は参考人の意見を中心としていろいろ質疑応答が重ねられたのでありますが、一応本問題は打ち切りにいたしまして、今後質疑応答に対する方法をいかに取り扱うべきかということを、理事会を中心として懇談会を開いて、今、御発言がございましたように、責任者の出席を求めて問題を解決していきたい、さように考えます。
【次の発言】 だいぶ長い時間参考人の御意見を拝聴いたし、またお尋ねも申し上げたようでございますので、私はほとんどお尋ねを申す必要を認めないのでありますが、特に糸川博士が秋田県の道川でいろいろ御苦労なさっておる実情を、私は私の……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○齋藤委員 念のために簡単にお伺いしておきますが、科学技術庁設置法の第十九条によりまして、放医研の取り扱うところの項目が三項目決定されております。この三項目を完全に遂行するという立場から、国会においては東海村に放医研を設置するということに承認を与えた。ところが、そこの敷地の中に原子燃料公社が入ったために、原子燃料公社の機能を発揮するためにこの三項目を完全に遂行するに障害を来たした。そのために敷地を原子燃料公社の影響のない適当な地の千葉県稲毛に移す。しかし、この三項目を完全に遂行するということになりますと、国会が承認を与えた建前は、原研の近接地に放医研を設置しなければ、この三項目の完全な遂行がで……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/11/14、27期、自由民主党)

○齋藤委員 正力長官には病気御静養中特に御出席を賜わりまして、ただいま科学技術振興に関する基本的構想についての所信を承わったのでありますが、私は今日の世界の科学技術進展の情勢にかんがみて、ただいまお述べになりました御所信は、まことに当を得た御所信と承わったのであります。医者の許可をせられた時間は一時間と承わっておりますので、質問を簡潔に申し上げますから、御着席のままで一つ簡潔に御答弁を承わりたいと思うのであります。  私の質問は四点ございます。第一の質問は、ただいまお述べになりました基本的御構想を中心として、科学技術白書またはその他の方法によって、わが国の科学技術のあり方というものを国民一般に……

第27回国会 商工委員会 第2号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○齋藤委員 昨日、通産大臣から、今後の通商産業政策についての御説明があったのでありますが、一応構想としては、異議を差しはさむものではなく、むしろこれに対して賛成の意を表するものであります。ただ、この構想を実現して参りますのに、いかなる腹がまえと具体策を持っておられるかという点にかかっておると思うのでありますが、それにつきまして、二、三簡単に御質問申し上げてみたいと思うのであります。  通商産業政策の第一の重点は、輸出の振興ということにかけられておると思うのでありますが、この輸出の振興ということが、常に唱えられておって、日本に安定性がないということは、結局輸出品目にかかる質の問題が、大きく取り上……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1957/12/20、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、当委員会の委員長の職につくことになりましたことは、まことに光栄の至りに存じます。本委員会の重大なる使命にかんがみまして、浅学非才ではございますが、懸命の努力をいたしたい所存でございます。何とぞ委員各位の絶大なる御協力、御支援のほどを切にお願い申し上げます。簡単ではありますが、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま菅野和太郎君より提出されました動議に御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/02/06、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、先般の理事会における申し合せに従いまして、まず正力国務大臣より、科学技術行政に関する所信を承わり、次いで昭和三十三年度科学技術庁関係予算の説明を聴取することといたしたいと思います。正力国務大臣。
【次の発言】 次に原田官房長。
【次の発言】 以上をもちまして科学技術行政に関する正力国務大臣の所信の表明並びに昭和三十三年度科学技術庁関係予算の説明は終りました。  これより質疑に入ります。質疑は、通告に従いまして順次これを許します。  岡良一君。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/02/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は前会に引き続き、正力国務大臣の所信並びに明年度科学技術庁関係予算に対する質疑、あわせて観測船宗谷の科学性の問題及び日本科学技術情報センターの活用の問題等に関しまして、質疑を行います。
【次の発言】 この際、参考人決定につきましてお諮りいたします。すなわち、本日の議事に関して、日本原子力研究所理事長駒形作次君、原子燃料公社理事長高橋幸三郎君、日本科学技術情報センター理事長別官貞俊君、以上の方々を参考人と決定し、その意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1958/02/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  質疑の通告がありますのでこれを許します。岡良一君。
【次の発言】 次に、英国及び米国との原子力一般協定の締結に関し、まず外務省国際協力局松井課長より交渉経過の説明を聴取することといたします。  原子力一般協定に関しましては、現に交渉中の外交問題でありますので、この際委員会を秘密会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、秘密会とすることに決定いたします。  議員及び所管の政府関係者並びに委員会の事務を担当する職員以外の方々の退場を願います。  ……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1958/02/13、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術行政に関する件につきまして、調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。  岡良一君。
【次の発言】 本日の質疑は、この程度にとどめます。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。すなわち、原子力行政の一環として、核融合反応に関する問題につきまして、来たる二月十九日午前十時より参考人の出頭を求め、その意見を聴取することとし、参考人の人選等につきましては、先ほどの理事会の申し合せの趣旨に従いまして、委員長において決定いたしたいと思います。以上について御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1958/02/19、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、核融合反応に関する問題につきまして、参考人より意見を聴取することといたします。  御出席の参考人は、東京大学理学部教授宮本梧楼君、大阪大学工学部教授岡田實君、東京大学原子核研究所所長菊池正士君、工業技術院電気試験所所長後藤以紀君、以上四名の方々であります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用中のところ、本委員会の調査のためわざわざ御出席下さいまして、まことにありがとう存じます。厚く御礼を申し上げる次第であります。御承知のように、去る一月二十四日には米英両国の核……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1958/02/25、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理化学研究所法案を議題といたします。  政府より提案理由の説明を聴取いたします。正力国務大臣。
【次の発言】 以上をもちまして、提案理由の説明は終りました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。すなわち、本理化学研究所法案について、日本学術会議会長茅誠司君、東京芝浦電気株式会社専務取締役瀬藤象二君、株式会社科学研究所会長村山威士君、財団法人望月電波研究所所長望月冨ム君を参考人として選定し、来たる二十七日午前十時よりその意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1958/02/27、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理化学研究所法案を議題とし、参考人より意見を聴取することといたします。  御出席の参考人は、日本学術会議会長茅誠司君、東京芝浦電気株式会社専務取締役瀬藤象二君、株式会社科学研究所会長村山威士君、財団法人望月電波研究所所長望月官防君、以上四名の方々であります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用中のところ、本委員会の法律案審査のためわざわざ御出席をいただきまして、まことにありがとう存じました。厚く御礼を申し上げます。理化学研究所法案は、現在の株式会社科学研究所を改組して、特殊法人組織の理化学研究所を設けて、各種試験研究を総……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1958/03/05、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  科学技術行政に関する件につきまして、調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 引き続き理化学研究所法案を議題とし、質疑を行います。質疑の通告がありますから、順次これを許します。  原茂君。
【次の発言】 小平久雄君。
【次の発言】 本日の議事は、この程度にとどめます。  次会は明後七日、午前十時三十分より開会し、本案の質疑を続行いたします。  これにて散会いたします。     午後四時二十七分散会

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1958/03/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理化学研究所法案を議題とし、前会に引き続き質疑を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 志村茂治君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――なければ、本案に関する質疑はこれにて終了することといたします。
【次の発言】 この際、参考人の出席要求に関する件につきまして、お諮りいたします。すなわち、コールダーホール改良型原子炉等に関する問題について、来たる十八日、午前十時より参考人の出席を求めてその意見を聴取することとし、参考人の人選等につきましては、先ほどの理事会における協議の趣旨に従いまして、委員長において決定い……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1958/03/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  理科学研究所法案を議題といたします。本案に対する質疑は、前会において一応終了いたしておりますが、この際、質疑の通告がありますので、これを許します。志村茂治君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――なければ、本案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  暫時休憩いたします。     午前十一時十七分休憩
【次の発言】 再開いたします。  理化学研究所法案につきましては、自由民主党及び日本社会党共同提案にかかる修正案が提出されております。まず提出者よりその趣旨説明を求めます。前田正男君。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1958/03/18、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原手力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、コールダーホール改良型原予炉に関する問題について、参考人より意見を聴取することといたします。  御出席の参考人は、原子力発電訪英調査団団長安川第五郎君、同副団長一本松珠磯君、同顧問武藤清君、日本学術会議原子力問題委員長坂田昌一君、工業技術院電気試験所電力部長山田太三郎君、東京大学教授橋口隆吉君、以上六名の方々であります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、御多用のところ、本委員会の調査のためわざわざ御出席を賜わりまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1958/03/26、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。放射線障害防止の技術的基準に関する法律案を議題とし、まず政府より提案理由の説明を聴取することといたします。吉田政務次官。
【次の発言】 以上をもちまして提案理由の説明は終りました。本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、原子力行政に関する件につきまして調査を進めます。  まず、日本原子力研究所の運営の実状について調査を行いたいと思いますが、この際、お諮りいたします。すなわち、本件に関しまして、日本原子力研究所理事長駒形作次君、同総務部長柴沼直君、同総務部会計課長和田久君、以上の方々を参考人と決定し、その意見を聴取いたしたいと思い……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1958/04/02、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  原子力発電株式会社に関する問題につきまして質疑の通告がありますので、これを許します。松前重義君。
【次の発言】 田中武夫君。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか。――なければ、本問題に関する質疑はこの程度にとどめます。
【次の発言】 次に、放射線障害防止の技術的基準に関する法律案を議題として、質疑を行います。質疑は通告に従いまして、順次これを許します。  前田正男君。
【次の発言】 田中武夫君。
【次の発言】 本日の議事はこの程度にとどめ、次会は明三日、午後一時より開会することといたします。 ……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1958/04/03、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  原子力行政に関する件につきまして、調査を進めます。  本日は、英国及び米国との原子力一般協定に関する問題について質疑を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。岡良一君。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1958/04/10、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  放射線障害防止の技術的基準に関する法律案を議題とし、質疑を行います。岡良一君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――なければ、本案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  これより討論に入る順序でありますが、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。放射線障害防止の技術的基準に関する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって本案は原案の通り可決すべきものと決しました。  次に、お諮りいたします。すなわち、ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任を願いたいと……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1958/04/23、27期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、まず政府より提案理由の説明を聴取いたします。正力国務大臣。
【次の発言】 以上をもちまして、提案理由の説明は終りました。  これより質疑に入ります。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか――なければ、本案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  これより討論に入る順序でありますが、討論の通告がありませんので、直ちに採決を行います。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。

第28回国会 商工委員会 第4号(1958/02/11、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。ただいまのチタンの問題でありますが、年産千八百トン、これはスポンジだと考えるのでありますが、チタン・プレートは、日本でできているか、できていないか、それを一つ。
【次の発言】 ただいま長谷川委員からも御質問がございましたが、チタンは日本の砂鉄と共存をする世界的な鉱物です。これをアメリカに依存して、チタン鉱業の確立をはかるということは、結局技術的にも、それから使用面においても海外依存ということに私はなると思う。チタン鉱業のねらいというものは、チタンのメルテイング・ポイントが非常に高いということ、特殊の金属として、いわゆる機械工業にこれを応用し得るということ、その他いろいろな……

第28回国会 商工委員会 第6号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○齋藤委員 質問の都合で、大臣のお見えになりますまで、予算書について、数字で了解しがたいところを御質問申し上げたいと思います。  一般会計歳出予算名目明細書の七ページ下より八行目、埋蔵鉱量調査旅費三十五万三千円というのがありますし、それから五十九ページの上より二行目のやはり埋蔵鉱量調査旅費というもの、これは一体どういう性質で二つに分類しておるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 もう一つ、七ページの下から三行目に、核原料物質探鉱旅費というものがある。どうして埋蔵探鉱の旅費が、こういうふうに分れてやっているのか、これはどういう組織でやっているのか、調査してでよろしゅうございますから、一つ……

第28回国会 商工委員会 第15号(1958/03/11、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連して。  私は日本の石油問題につきまして、後日徹底的に当局の所信をただしたいと思っておるのでありますが、本日は、簡単に関連質問を申し上げたいと思いますので、鉱山局長より御答弁を願いたいと思っております。  ただいま長谷川委員からの御質問によって、サウジ・アラビア及びクエートの中立地帯において、日本の会社がやっております業態の一部分をわれわれは知ったのでありますが、もちろん、日本の石油は、その九七%を外油の輸入によってまかなっておる。従って、どうしても日本というものは、外国に対して安定した石油の給源地を開拓するということは、国策の一環として必要なのです。私は、あえてサウジ・アラビ……

第28回国会 商工委員会 第23号(1958/03/27、27期、自由民主党)

○齋藤委員 関連。  簡単にお伺いしますが、工業用水の問題は、工業の発展途上にある日本といたしまして、まことに重大な問題で、これに対する政府当局の処置いかんによって、いろいろな問題が起きてくるだろうと思うのであります。ただいま加藤委員から、いろいろ御質問がございましたが、この工業用水というものは、経営する工場の位置のいかんによって、いろいろな考え方が浮んでくるだろうと私は思います。その工場で使用した工業用水は、浄水装置をつければ、直ちに循環的に工業用水として使用することもできるところが、たくさんあると思います。ところが、従来の工場は、工業用水というものを、浄化装置をつけないで、循環的にこれを使……

第28回国会 商工委員会 第32号(1958/04/16、27期、自由民主党)

○齋藤委員 私は、よくこの法律はわかりませんが、とにかく賛成、反対を決定しなければならない立場にありますので、二、三、この水洗炭業に関する法律案について、概括的に御質問申し上げたいと思うのであります。あるいは提案者の御答弁を得る必要がなく、政府当局の御答弁を得る方がいいのかもしれません。どちらへ参りますかわかりませんが、適当に御回答を願いたいと思うのであります。  第一にお伺いいたしたいのは、私は石炭地区でありませんので、石炭の加工業というものには、ほとんど認識も経験もございませんので、幼稚な質問になるかもしれませんが、ボ夕山というものの鉱業法的な観念というものは、一体どういうものか。これは鉱……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1960/12/21、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。  この南極問題に関しましては、本年がちょうど白瀬中尉が第一回南極探検を始めましてから五十年に相当するのであります。白瀬中尉は、私の出生地のごく近くの出身でございまして、郵政省では、この白瀬中尉南極探検五十周年を記念いたしまして、本年は記念切手を発行したのであります。十円切手八百万枚と私は聞いておるのでございますが、ようやくこの国際地球観測年に日本も参加するだけの実力を持ちまして、南極の実態を数年にわたって調査することができたわけでございます。西堀越冬隊長にいろいろな話を聞きますと、日本が獲得いたしました昭和基地は、南極における最もすぐれた基地であって、ここに日本が……

第37回国会 商工委員会 第6号(1960/12/21、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は簡単に御質問申し上げますが、きょう御答弁いただかなくてもいいのでございます。それは、私、石油資源開発株式会社に関する法案を全部取りまとめまして、昨日からこれを読み返しておったのでございますが、先ほど田中委員から御質問がございましたように、石油資源開発会社を作りました立法精神は、あくまでも日本の国内に実在する石油資源の状態を確保するということにあったのだろうと思うのであります。それを実行しますために、まず五カ年計画を立てて、目標を国内産を百万キロリットルにするというので実行して参ったのでありますが、探鉱開発の実情から、初年度、次年度は成績は上がらなかったけれども、年を追うに……

第37回国会 商工委員会 第7号(1960/12/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。今の鉄鋼行政ですが、昭和四十五年度には四千八百万トン、そうしますと、原材料並びに強粘結炭というものは、これも非常に大きくなってくる。そこで私の伺っておきたいことは、こういう所得倍増計画に準じて、日本の鉄鋼生産というものが、急速度に大きくなっていかなければならない。溶鉱炉だけにたよって、はたして原材料としての日本の鉄というものが、世界のあらゆる機械産業あるいは自動車工業というものに比肩して、所得倍増のために、いろいろな貿易の自由化に対処していけるかどうかということ、これはいろいろ議論がありますから、ここであえて御答弁を求めようとするものではございませんが、そういう点も……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1961/03/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私も、次会に新技術開発事業団について質問いたしたいと思いますが、その質問の予備知識を得るために、一つだけ伺っておきたいのは、「新らしく発足した新技術の開発」という理化学研究所の発行したものに書いてありますが、この理化学研究所で従来新技術開発部としておやりになった構想を、新技術開発事業団はそのまま受け継いでいく構想であるか、それとも、今回新しく事業団として発足するのであるから、そうではなくて、もっと別な構想を加えて発足するつもりなのか、それだけ私ちょっと承っておきます。
【次の発言】 次会の適当な機会に瞬間を一つ与えていただきまして、質問いたしたいと思います。

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1961/03/23、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は、ただいま議題になっております新技術開発事業団法案に対して、簡単に御質問申し上げたいと思います。  昨日の委員会で、当局に、今回提案された新技術開発事業団のやり方は、従来、理化学研究所の一部として置かれておった新技術開発部のやり方と同じ考え方で、同じことをやるのかと御質問申し上げたのに対して、その通りだという御回答を得たのでありますが、私の考え方からいきますと、せっかくこの新技術開発事業団法というものが制定されようという機運になっておるのでありますから、従来理化学研究所の一部として併置されておった新技術開発部というものからもう一段と飛躍した体制、もう一段と飛躍した考え方に……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1961/03/29、29期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤委員長代理 それでは、この際、先般原子力委員に御就任になられました駒形作次君及び西村熊雄君より発言を求められておりますので、これを許します。駒形作次君。
【次の発言】 西村熊雄君。
【次の発言】 両原子力委員の発言が終わりましたので、引き続き質疑を続行いたします。
【次の発言】 石川次夫君。
【次の発言】 ただいまの石川委員のお申し出につきましては、委員長の万で適当に取り計らいます。  本日は、この程度で散会いたします。   午後三時二十五分散会

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1961/04/06、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 念のために、私は、当局の御意向を承っておきたいと思うのでありますが、いやしくも科学技術の振興というものは、科学技術庁設置法第三条に書いてあるまでもなく、「国民経済の発展に寄与する」という目的を持って科学技術の振興をはかる、これが科学技術庁設置の大眼目であろうと私は思うのであります。との科学技術庁設置法に「人文科学のみに係るもの及び大学における研究に係るものを除く。」こういうことが書いてあるのであります。でありますから、人文科学に関するものは国家経済に関係のないものもある。それからまた、大学の研究というものは、あえて国家経済を考えないでいろいろな方面に対する研究を行なうのだ、し……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1961/04/12、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 時間もおそくなっておりますし、長官少しかぜぎみだということも承っておりますので、なるべく大臣に御答弁をちょうだいいたしたい点にだけ局限をいたしまして、簡潔に御質問を申し上げたいと存ずる次第であります。  この原子力損害の賠償に関する法律案は、原子力平和利用を推進して参りますにつきましては、どうしてもこれを制定しなければならない重大法案でございまして、日本の原子力平和利用の推進の最初から、なるべく早くこの法律を制定して、一般国民大衆に安全感を与えなければならないということをわれわれも考えておったのでございますが、なかなか問題がむずかしいために、今日までまだ制定を見ないでおるもの……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1961/04/19、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。私は、この間御質問申し上げて、大体この法案に対しましては、満足でなくても、緊急必要性上、この法案の通過を心から希望しておるものであります。ただ、これは私の欠席しております間に質問があったかどうかわかりませんが、第二条第二項に「当該原子力事業者の従業員の業務上受けた損害を除く。」というのがあるのです。これは労災法によって十分補いがつくから、この点は心配がないという御答弁がございましたので、私は、一応それを了といたしたのでありますが、家へ帰って考えてみますと、どうもこの点がまだふに落ちない点があるわけであります。というのは、私から申し上げるまでもなく、原子力平和利用は、……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1961/05/11、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 簡単に質問を申し上げて、最後に池田長官に御答弁を願いたいと思うのでございます。  問題は、無過失責任及び責任の集中と、これに対する求償権の第三条ないし第五条に関する問題であります。この前も、私がこの求償権につきまして質問を申し上げた速記録を読み返してみますと、私自身、言葉が足りなかったために、得心がいかない点が残っておりますので、これを一つはっきりさせておきたいと思うのであります。  第三条には「原子炉の運転の際、当該原子炉の運転等により原子力損害を与えたときは、当該原子炉の運転等に係る原子力事業者がその損害を賠償する責任に任ずる。」とあります。そして、この求償権は、故意また……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1961/05/16、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ちょっと関連して。今のレントゲン障害ですが、この原子力問題が国会の特別委員会で扱われるようになった最初に、このレントゲン障害に対しての取り扱いはどこで行なうべきか、原子力局でやるべきか、あるいは厚生省でやるべきかという問題が起きて、その当時、厚生省からも係官にこの委員会に来てもらって、いろいろ論議をしたのですが、どうしても厚生省所管にしてもらいたいということで、私の記憶からいたしますと、原子力局で取り扱わないことになったように思うのです。しかし、本質的な点から言うと、エックス光線もガンマ線でありますから、強弱はあっても、当然放射線障害としては同等の災害が起こるものと考えなけれ……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1961/05/31、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は、過去二カ年半、国会における原子力問題の戦列を離れておったために、その間、国会を中心として日本の原子力問題がどういう態勢のもとに進展を続けてきたかはよく知らないのであります。また、二年半の間あまり勉強もいたしませんでしたので、原子力問題についてはすでに時代おくれの頭しか持っておらない、そう自分では考えているのであります。  原子力予算が昭和二十九年に初めて国会を通過いたしましてから八年になるわけであります。この間に、外観的には、予想以上に日本の原子力体制というものは整った、こう私は見ておるのでありますが、ただいまいろいろお話を承りますと、特に河合さんの十カ年計画に対する御……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1961/06/07、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょうは科学技術会議の梶井、内海両議員の御出席をお願いしたのでございますが、私は、この科学技術会議設置法の立案当時は国会におったのでございますが、科学技術会議設置法が通過をいたしますときは、私は落選中で、この国会に議席を持っておらなかったわけであります。それで、この科学技術会議設置法の一番大きなねらいというものは、この(目的及び設置)第一条、それから(諮問)第二条、これに明記されておるわけであります。その設置法の精神に基づきまして、総理大臣から第一号の諮問として、「十年後を目標とする科学技術振興の総合的基本方策について」という諮問が出まして、それに対しまして、昨年十月四日、答……

第38回国会 商工委員会 第7号(1961/02/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連質問をさしていただきます。例の炭層ガスの問題は数年前から国会で取り上げられておったようでありますが、これは根本的に鉱業法に欠陥があるので、石炭と天然ガスは同種鉱物に取り扱っておらない。従って常磐炭田のごときは、石炭鉱区の上に石油鉱区を申請すると、石炭鉱区を許可していかなければならないという不合理性があったために、その炭層ガスをどう取り扱うかという困った問題が起きて、これは石炭層上下百メートルを限って賦存する天然ガスは石炭ガスだ、こういう便法を今とっているはずであります。従いまして、こういう根本的な問題を解決して参りませんと、炭層に賦存しておるところの天然ガス全部の開発とい……

第38回国会 商工委員会 第9号(1961/02/28、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 去る二月七日の当委員会において通産大臣から通商産業政策の重点について御説明があったのであります。私もこれを拝聴いたし、またその速記録をも拝見いたしたのでございますが、広範多岐にわたる通産行政に対するところの大体の骨子の御説明であったのでありまして、私もこれに対しては大体賛成を表しておる一人であります。ただわが国の総合エネルギー問題に対しましては、最後の石炭対策にちょっと触れられただけで、一言もそれに言及しておられないのであります。きょう私はここに貴重な時間をいただいて御質問申し上げようとしておるのは、その総合エネルギー対策の小の石油及び天然ガスについて御質問申し上げたいと思っ……

第38回国会 商工委員会 第11号(1961/03/10、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は本日参考人の方々の御熱心な御意見を伺いまして、非常に益するところがあったことを深くお礼を申し上げたいと思うのでありますが、二月二十八日私は天然ガス開発を目的として、政府当局にいろいろ質問いたしておりますから、それを一応参考人の方もお読みを願えれば私非常に光栄だと思うのであります。私といたしましては、なるべく国定財源を豊富にいたしまして、たとえて申しますと、ガソリン税の一割くらいは海外及び国内の石油、天然ガス探鉱開発費というようなものに充当しまして、内外を問わず大いに石油、天然ガスの大増産を行なって、日本の将来における総合エネルギーの確立をはかりたいと考えておるのであります……

第38回国会 商工委員会 第19号(1961/03/29、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。ただいまの通産大臣の御答弁ですが、これは今度総理大臣の出席を要求して、科学技術行政という全般のあり方から科学技術庁というものの所掌事務及び通産省としての科学技術に関する所掌事務という本筋に、これから国策的に入るのじゃないか、私はこう思っておるのであります。ですから今の御答弁を聞くと、何か科学技術行政に関して、はっきりとした現実的な線が引かれておって、それでもってずっと科学技術行政というものは、将来も推し進められるように受け取られるのですが、私はそうでなく、科学技術庁を設置したのは、科学技術行政というもののあり方を大局から判断して、世界各国の科学技術行政におくれないよ……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1961/10/05、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 新任三木長官の所信表明を承ったのでありますが、この所信表明に対しましての質問は、今後委員会開催のつど、私の方でも、科学技術振興に対する想を練って御質問を順次申し上げて参りたいと思うのでありますが、本日は臨時国会における本委員会の最初の日でございますので、希望をまぜて御質問を申し上げたいと思うのであります。  まず、劈頭に委員長に一つお願いを申し上げておきたいのは、従来、科学技術振興対策特別委員会の委員の出席率はきわめて低調であります。長官の御所信にもございました通り、科学技術が国の繁栄のための基盤であるということが真実であるといたしますならば、国家最高の機関における当委員会の……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1961/10/11、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょうは、長官並びに科学技術会議の梶井、内海両先生おそろいでございますから、簡単に基本法に関して御質問申し上げたいと思います。もちろん、私は、基本法ほかくあらねばならないという考え方を、コンクリートして御質問を申し上げるのではありません。私も、どうしても基本法というものはなければならないと思うのでありますが、しからば、どういう基本法が適当であるかというととを自分なりに一つ勉強してみたい、そういう観点から、長官の御構想なり諸先生方の御構想を承っておきたい、こういう立場で御質問申し上げたいと思うのであります。  過日、長官の御所信御表明の際に、私も御質問を申し上げたのでありますが……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1961/10/13、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 原子力問題もだいぶ実質的に発展を見まして、専門的な分野が多くなったために、そういう点に関しましてしろうとの私は御質問申し上げる段階にないと思うのでありますが、いずれ、きょうお話願いました点に関しましては、会議録が手元に届きまして、これを一読いたしましてから了解に苦しむ点がございましたら、また御質問申し上げたい、そう思います。  ただ、この際、きょうの機会をとらえまして伺っておきたいことは、原子力問題が日本に発生いたしましてからもう五カ年以上を経過いたしておるわけでございますが、今、原子力委員会ではどこに焦点を一番大きくしぼって原子力の日本におけるレベルを上げようとしておられる……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1961/10/25、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 大臣にお伺いしたいのであります。  原子力局に五十メガトン核爆発実験の被害について、早急善処するようにという御指示をなさったそうでありますが、これは私の考えからいたしますと、なかなか困難な、しかも、緊急を要する問題だと思うのでありまして、こういう点につきましては、ただ関係各省庁の間でこの問題について論議を重ねておりますうちに、どんどん汚染した空気の被害はくるし、灰は降ってくるし、これに対する緊急対策というものは、やはり科学技術庁長官として断行せられる以外に方法はないのじゃないかと私は思う。そう考えておるのでございますが、それに伴う国費というものも相当必要だと思うのであります。……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1961/11/02、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 国会も終了いたしまして、これから長官に委員会でお目にかかる機会も当分ないと思うのであります。きょうは、私は委員各位並びに参考人各位の質疑応答を承っておって、特にこの通常国会開催までに長官にぜひとも努力をしていただきたい、そう思う点を感じましたので、一つお願いを申し上げておきたいと思うのであります。  それは、この五十メガトンの核爆発実験に伴いまして、ただいまここで展開されましたような質疑応答、並びに世間では大騒ぎをしておるわけですが、私の考え方からいたしますと、国会もこれは責任があるし、また、政府も責任がある、特に原子力委員会も責任がある、こう思うのであります。というのは、こ……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1961/12/15、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いないで、前田正男君を委員長に推薦いたしたいと存じます。お諮り願います。

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1961/12/20、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、参員長において指名せられんことを望みます。
【次の発言】 きょうは長官も御出席がありませんので、あえて御質問ということではなしに、私の了解できない点についてお話を一つ伺っておきたいと思うのでありますが、これは先ほどの御説明にございました通り、六月のケネディ・池田会談によって、日米科学協力に関する委員会を設けるということになったのであります。その後新聞紙上でいろいろ了知いたしただけで、われわれといたしましては、どういう性格を持ってこれが行なわれるのであるか、その会議が終わった今日でも、これはどういう性格のものであるかがちょっと……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1962/02/01、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 長官の所信に対する質問の参考として、資料の要求を申し上げておきたいと思います。総理大臣の施政方針の演説にも、文教と科学技術の振興というものが一括して取り上げられておるのであります。きょうは長谷川政務次官が出席されまして、まさに文教と科学技術振興が渾然一体をなしたような感がありまして、この委員会も将来の運営において、特に文部当局の出席をたびたびお願いをして、文教と科学技術の一体化をはかって参りたいと思うのであります。  施政方針演説の中には「政府が、明年度の予算編成にあたり、新時代に即応する科学技術の開発並びに科学技術者の養成とともに、最も力点を置いたところであります。」という……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1962/02/08、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は、ここにお許しを得まして、これから三木長官の三十七年度における基本的施策に関する御所信に対し質問を申し上げんとするものでありますが、長官の御所信に対しましては、もとより私も衷心より賛意を表するにやぶさかでないのであります。しかしながら、その申し述べられた長官のお言葉から私が感じ取った意味と、長官がお考えになっておる意味との間に、もし食い違いがあったり相違があったりしては、あとあとに支障がくると考えますので、重大な科学技術振興に関する長官の御所信でありますから、念のためお伺いをいたして、はっきりとした御所信に対する認識を得たいと考えているにほかならないのであります。従って、……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1962/02/15、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 この南極観測につきましては、ちょうど昭和三十一年の四年十八日に、科学技術振興対策特別委員会に茅誠司先生、永田武先生、長谷川万吉先生の御三人がおいでになりまして、日本学術会議南極特別委員長という資格、南極地域観測隊長という資格、日本学術会議国際地球観測年研究連絡委員長という資格でお三方が、南極観測を行なう目的並びに計画その他準備について、懇切丁寧にわれわれに御説明をして下さったのでありますのそれに対しまして、当委員会といたしましては、南極観測というものは地球観測年間に関する行事であるけれども、いわゆる自然科学という観点からいくと、きわめて重大な意義を有するものである。従って、そ……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1962/02/21、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 最初に質問の趣旨を申し上げて、それに沿うて御答弁をお願いいたしたいと思います。  南極観測が、宗谷及びヘリコプターの問題から継続不可能であるという理由のもとに、昭和基地が閉鎖されたのであります。このことに関しましては、かねてこの特別委員会を通じまして、再三再四にわたって、継続するように当局の善処を促して参りました委員の一人としては、まことに遺憾を表明せざるを得ないのであります。と同時に、新聞紙あるいはその他の報道機関の文意にも、きわめて国民的な遺憾の意が表されてあるのであります。私が本日御質問を申し上げんとすることは、一たん昭和空地が閉鎖ときまりました以上、直ちにこれを再開を……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1962/02/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 日本原子力研究所法の一部を改正する法律案につきまして、簡単に御質問申し上げたいと思います。  この一部改正法律案は、第十条中理事「「六人」を「七人」に改める。」この理由は、「放射線化学の研究業務に係る管理機能を強化するため、同研究所の理事の定数を一人増加する必要がある。」という提案の理由でございます。まず第一にお伺いいたしておきたいのは、事務当局に対して、放射線化学という概念、これは一体どういうことを意味するのか。これを一つ御説明願いたい。
【次の発言】 ただいまの御説明で、大体今回原子力研究所に新たに付置せられる放射線化学中央研究所の業務の目的がわかったような気がするのであ……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/02/28、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 地球観測年から宇宙観測年に急テンポで進み、ソ連、アメリカが人工衛星の打ち上げに成功いたしまして、国会といたしましても、この急速な進歩について参りますにはよほど勉強いたさなければならぬのであります。とにかく、しろうとではなかなか了解に苦しむ分野に問題が展開して参っておるわけであります。そういう意味で、きょうお二人の先生においでを願いまして、科学技術庁が数年前から取り上げております宇宙開発の問題にわれわれも協力して、なるべく先進国に劣らないように一つ国会でも努力をいたしたい、こういう意味でお話を承ったのであります。何分にも、いわゆる何十万光年とか何百万光年とかいう、ちょっと私らの……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1962/03/01、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私の関連質問はごく簡単でございますからお許しを願いたいと思います。  今、安倍委員並びに中曽根委員から原子力発電の十カ年計画についていろいろ御質問がございました。私の関連質問は、今中曽根委員からもお話がございました通り、日本の貿易の自由化を前提といたしまして初めて大きな問題にこのエネルギーという問題がぶつかっておるわけでございます。それは石油業法をどう規制するかということで、今非常に大きな問題となっておることは御承知の通りであります。今後十カ年間に二億キロリットルの石油というような大きな目標が出て、わずかに一%ないし二%が国内石油であり、アラビア、スマトラを加えてもなかなか一……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1962/03/08、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。第二号炉敷地問題について、きょうは長官は見えておりませんが、政務次官並びに原子力局長がお見えになっておりますからお伺いしておきたいのであります。  私といたしましては、日本の総合エネルギー対策の前途を考えますと、どうしてもある時期において、大幅な原子力発電によって総合エネルギーに大きな筋金を入れなければならない時期が到達すると思うのであります。それについては、ただいまの安倍委員からの御質問にもございました通り、第二号炉を目標として、数カ所、もしできるならば数十カ所の候補地を選定して、これに対して調査を遂行していくということが望ましい形ではないかと思うのであります。た……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1962/03/14、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は、長官の所信御表明につきまして、きょうは最後の締めくくりをしておきたいと思いまして、大へん御多忙中長官の御出席をお願いしたわけであります。  この前、長官の所信に対しましては私も御質問を申し上げて、大体そのお考えを了解いたしたのであります。きょうお伺いいたしますことは、科学技術を振興するには一体基本的な考えとしてどういうことをお考えになっておるのかという点であります。これは非常に当たらないかもしれませんが、私といたしましては、やはり科学技術というものは、人間個々の頭脳から生まれる、英知から生まれる創意工夫に基盤があるのであって、これを引き出すにはどうしても科学技術教育を徹……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1962/03/15、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 三月八日の本委員会で、安倍委員、岡委員の質疑応答によっての結論が明確に得られませんでしたので、候補地問題、射爆場問題、アイソトープ・センターの問題、原子力アジア会議の問題、燃料問題、こういうものに対して当局の統一見解を御発表願いたいということを申し上げておったのですが、きょうは長官お忙しいようでありますから、この統一見解を承りまするのは後日に譲って、一つゆっくり承りたい、こう思うのであります。  ただ、先ほど候補地選定の問題について、岡委員からの御質問に対しての御答弁があったのであります。私ちょっと頭が悪いので、了解しがたかったのでありまして、大へん失礼ですが、もう一ぺん御答……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1962/03/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 今の京都大学の研究用原子炉は、全然性質が違うのです。これは石川委員も御承知の通り、原子力委員会に何らの相談なくして、文部省が単独にあの予算をとったのです。ですから、あの当時、これは文部省と大蔵省とのやみ取引きだとわれわれは言ったのです。そして今度、宇治川のところを候補地に選んだら反対を食ってまごついて、どこへいってもきまらないので、土地選定というものはどうしたらいいか、原子力委員会にきめてもらえないか、と言ってきたのです。けれども、これは大学の研究であるからノー・タッチの方がいいだろうというので、あまり深入りしなかったということです。この原子力平和利用の発電計画というものは、……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1962/03/23、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 第五次南極地域観測隊越冬隊長として、村山さんは第二回目の重責をお果たしになってお帰りになったわけでありますが、国民の一人といたしまして、まことに御苦労千万で、厚く御礼を申し上げる次第でございます。  ただいまいろいろ御説明を賜わりましたが、未知の世界に対して、しろうとのわれわれはちょうだいしたグラフあるいは映画等によってわずかに南極の実態というものを知るだけであります。国民といたしましては、この未知の天地に対して、日本が科学技術的な調査、研究を遂行して、世界の進運に劣らないような体制を形作っていくということに対しましては、心ある者は、考若男女を問わず、みな非常な関心を抱いてお……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1962/03/28、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいま岡委員の御質問にも、フォールアウトの問題に対しては政府は早急に強力な対策を立てなければいかぬじゃないか、もう、少し手おくれの状態にあるのではないかというような御意見もございました。過日御提案になりました原子力委員会設置法の一部を改正する法律案、これをなるべく急速に衆参両院を通過せしめて、この法律の趣旨に基づいて、政府当局は強力なフォールアウト対策を立てていただきたいと思うのでございます。もちろんこの改正法律案には賛成でございます。一日も早くこれが実現を望むのでございますが、何らの審査を行なわずして法案の通過を見たいということは、後日非常に形が悪いと思いますので、一応簡……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1962/04/04、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 時間もだいぶおそくなりましたから、私は簡単に御質問申し上げて、後学のために御答弁をいただきたいと思うのであります。  中性洗剤問題を二日ほど前に聞きまして、それから三月二十一日の朝日新聞で山越先生の「中性洗剤問題に対策を」という記事を拝見いたしまして、これは相当各家庭に甚大な影響がある問題だと考えて、私のうちへ帰って聞いてみましたら、やはり中性洗剤を盛んに使っておる。それで、身体に危険があるといけないからといってストップを命じたのです。私だけでなく、こういう記事が出ますと、各家庭に非常な大きな影響がきているんじゃないか、こう思うのであります。ところが、きょうお集まりを願いまし……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1962/04/06、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は、この際簡単に、国内問題で原子力局に御質問申し上げたいと思います。  日本の原子力平和利用推進の根底をなします日本国内における燃料の問題でございますが、今日まで人形峠に対してどれだけの探鉱試掘費をかけられたか、概算をちょっとお知らせ願います。
【次の発言】 この人形峠の予想鉱量を含めて二百四十万トン、〇・〇七%の原鉱石に対して、埋蔵地方はもちろんのこと、われわれも一刻も早く国内において適当に処理をして国際市価に追いつくような体制を早く見出してもらいたいということを考えておるのでございますが、去る三月二十四日の日刊工業新聞に、低品位ウラン鉱石から炉燃料を経済的に処理すること……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1962/04/12、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 今の御説明を承りまして、選定基準ですが、注目発明「新技術の開拓に役立つか若しくは実施効果が顕著なものと認められるもの。」そうしますと、新技術開発事業団の対象となるものは特許の中でも注目発明がおもであるかどうかということです。「新技術の開拓に役立つか若しくは実施効果が顕著なものと認められるもの」それ一つと、それから「実施効果が顕著なもの」ということは、この発明が特許になって、そして特許を実施して効果があったと認められなければならないわけですから、必ず特許を一ぺん実施させるわけですね。実施をするときに、官庁が立ち会ってその効果を調べるのかどうか。  それからもう一つは、実用発明「……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1962/04/18、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょうは発明の日で、参考人各位においでを願いましていろいろお話を承りましたことを非常にうれしく、また記念日に相当するわれわれの行事の一つとして喜んでおるのでございます。いろいろ参考人各位に対してもお話を承りたいと思うのでありますけれども、もう時間もおそくなりましたので、それは一切後日に譲ることにいたしまして、ただ感謝の意だけを表させていただきたいと思うのであります。  ただ、この際、国会も終末に近づきましたので、特にこの科学技術の振興という問題に思いをいたしますと、常に発明というものがその中核をなしてくるわけであります。この発明を国家の法的措置をもって擁護しまた発展せしめると……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1962/04/25、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいま参考人の牛山博士、荻原博士のお話を伺いましたが、事はきわめて専門のお話で、しろうとの私にはほとんど、従来関係のない問題でございますので、了解は困難でございますが、これは岡先生その他専門の方があとで御質問下さることと思いますので、私といたしましては、ただ政治的に、ガンというものを将来日本はいかなる方法によって克服すべきものであるかというような観点から一つ御質問申し上げて、お答えをいただきたいと思うのであります。  ガンの最近の猛威は、われわれの同僚をたくさん幽明境を異にさしておるのであります。昨日の夕刊にもありましたが、私の親友であります前代議士佐竹晴記君が食道ガンでと……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1962/04/26、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私の御質問を申し上げたいのは、ずいぶん前に原子力発電所候補地選定に関して、当局はいかなる構想をもってこれに当たられるかという点に対して、御答弁が統一されておらないようなうらみがありましたので、十分原子力委員会においてもこの問題について御協議を賜わり、また、行政担当の原子力局としても、それについて関係通産当局とも御協議を願った上で、はっきりとした将来の原子力発電所候補地選定に関する統一見解を承りたいという御要求を申し上げておったのであります。国会ももうすでに会期末に近くなって参りましたので、この際これに対して御答弁を願いたい、こう思っております。  と申しますのは、原子力発電は……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1962/05/08、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連。簡単に今の問題で当局に何っておきたいと思います。この前、兼重原子力委員の統一見解御発表によりまして、原子燃料の国産化については「公社及び民間において開発された最も有利な製錬方式を採用する。」これに対して、どういう具体的の方法かという御質問を申し上げましたところ、原子力局長並びに兼重原子力委員から、専用部会を設けてその製錬方法の適否について検討を加えるということも一つの考え方であるという御答弁があったのでございますが、もちろんこれは技術的な問題でございます。今、舟木工大教授と古河電工で共同製錬の研究をやっておりまする問題は、すでに六つか七つ特許権が確定しておる。それから原……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1962/06/01、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 本日は御多忙のところ、民間側における原子力発電に関する責任の地位におられる参考人各位が、おのおののお立場で御高説を御発表下さいまして、まことにありがとうございました。うらむらくは、私のこの委員会の参考人各位の御陳述に期待いたしましたのは、BWR、PWR、コールダーホールないしは一般的な情勢の分析の御意見のみでなくて、原子力発電に対する根本的なお考えから、政府当局並びに国会に対していかなる御要望があるのかということを大いに期待して参ったのでございますが、その点はきわめて微温的な御要望に終わったようなうらみがあるのであります。  私たちといたしましては、国会において率先して昭和二……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1962/07/10、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 この科学協力に関する日米委員会の性格につきましては、この委員会でも前にいろいろ当局へお尋ねいたしましたが、はっきりしてないのです。これは勧告をする委員会だということであったのでありますが、ただいま兼重、鈴江両出席委員からお話を承りますと、来年もこれはやる。アメリカ側ではナショナル・サイエンス・ファンデーションから金を出し、日本では外務省と科学技術庁から金を出す。科学技術庁ではどういう金を出すかというと、調整費もあるのだ。こういうお話でございますが、私から申し上げるまでもないことだと思いますけれども、一体来年もやる日米科学委員会に調整費から金を持ってくるなんという調整費は、私は……

第40回国会 商工委員会 第24号(1962/03/29、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 石油界のエキスパートがおいでになりましたから、参考のために一つ簡単にお伺いをいたしておきたいと思います。ただいま御陳述を承りましたお三方は、相異なった立場においていろいろ御意見の御開陳をされたのでありますが、南部参考人の結論は、統制をやる意味における法律でない限り、時限法程度ならばやむを得ないというようなお考えのように承ったのであります。また三村参考人の御開陳は、大いにやってもらわなければいかぬ、これでも弱い、特に国内石油資源の保護育成及び民族石油の将来に対しては大いに行政指導を強化していく、あるいは将来においては買取機関の強力な設備等をやって、あくまでも国内石油資源及び民族……

第40回国会 石炭対策特別委員会 第20号(1962/03/28、29期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤(憲)委員長代理 岡田利春君。
【次の発言】 私は専門家じゃないのです。ただ私の選挙区は石油地帯でありまして、またそれと同時に、長い間原子力発電というものにタッチしておりますので、この総合エネルギー的な立場から、石炭の抜本策というものは一体いかにあるべきかということは、私も、一人前の頭でないとしても、考えておるわけであります。そこで、一つ簡単にほんとの参考の意見として拝聴いたしたいと思うのでありますけれども、私から考えますと、日本の国家安全の立場から考えたエネルギーというものは、今では石炭しかない。それは二百億トン石炭があるわけです。しかも炭層地帯における天然ガスというものは、まだ未調査……

第40回国会 石炭対策特別委員会 第22号(1962/04/04、29期、自由民主党)【議会役職】

○齋藤(憲)委員長代理 それでは、次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時十一分散会

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1962/08/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。ただいまの佐々木委員の日米科学委員会に関する質問でございますが、これは先国会におきまして私も質問いたましたし、また他の委員の方も当局に向かって御質問申し上げた問題であったと思うのであります。これは日本の総理とアメリカの大統領の話し合いの上に日米科学委員会というものが設けられまして、永続的に日米間の埋もれた、または重大な科学上の問題をお互いに取り上げて共同研究をやる。こういうことに対して、その性格いかんという質問をたびたびこの委員会でやったのでありますが、これは勧告機関である、その勧告しっぱなしでいいのかという問題でございます。新しい長官の所信表明の中に、先ほど佐々木……

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1962/10/10、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 簡単に一点だけお伺いいたしておきます。きょうは原子力基本法並びに原子力関係法案の最初の起案執筆者の菅田理事も見えておるのでありますが、私の考えておりますことは、法治国家において一番大切なことは、立法精神がなくなった場合における法の存在であります。われわれが原子力に関する諸法案を与野党一致の形で起草いたしましたときの立法精神というものは、原子力の実体を把握して、それから人生観、国家観、世界観を築き上げるということにあったわけであります。それがいつとはなしに、どうも茶番化されたといっては語弊がありますけれども、そういう本筋をそれて、何か常住茶飯事的な問題と混同された原子力体制にな……

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1962/11/10、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 質問をなるべく簡潔にいたしますから、御答弁も簡潔にお願いいたしたいと思います。菊池理事長がプルトニウムを中心とした御視察を一カ月にわたっておやりになりまして、その御報告を承ったのでありますが、私もあまりプルトニウムというものに対しては知識がございません。ただ、研究所の方針として一応承っておきたいことがございますので、御質問申し上げます。  原子力研究所を開設いたしまして、最初の時期における問題は、一体日本の原子力研究所は、これは初めて原子力に取り組むのであるから、一応基礎的な問題も急速度に研究をしなければいかぬし、それから欧米先進国の原子力平和利用に関する研究体制もこれをどん……

第41回国会 商工委員会 第2号(1962/08/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連質問で、簡単に大臣にお伺いをいたしたいと思います。  石油業法審議の過程におきまして、われわれは、本年十月、貿易自由化を前提としての石油に関する国内市場のあり方ということをいろいろ検討いたしたのでありますが、これはなかなか論ずべくしてその見通しというものはむずかしい。そこで、当局の立案になります石油業法というものの制定に賛成をいたしまして、まず、先ほどから御論議がございました通り、非常な混乱はないだろうが、多少の混乱はあるだろう、その混乱の生じた場合に、適切な処置を講じていくというのが一番いいんじゃないかということで私も賛成いたしたのでありますが、そのときに問題になりまし……

第42回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1962/12/22、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。私は御質問申し上げますよりは、文部当局並びに科学技術庁当局へ要望を申し上げておきたいと思うのであります。  それは、科学技術振興対策特別委員会において、昭和三十七年二月十五日と二月二十一日の両日にわたりまして、南極観測再開に関する質問を私は申し上げておるのであります。その質問の要点は、南極条約を締結しておりながら、いずれの国にも何らの通報なしに南極観測を中止したのは、南極条約に盛られた精神をじゅうりんしていないか、南極条約の義務違反してないかというような質問を申し上げてあるのであります。これに対して当局は、南極条約に盛られておる義務の違反とは思わないけれども、その精……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1963/02/20、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょう御提案の御説明がございました日本原子力船開発事業団法案につきましては、よく勉強をいたしまして、また次会に御質問を申し上げたいと思うのでありますが、長年待望いたしておりました原子力船がいよいよ計画に乗りまして、九年の歳月を経ますと、わが国の原子力の平和利用の一環としてこれを稼働するということは、まことに国家的に慶賀にたえないと思うのであります。  ただ一点、原子力局長にお伺いをいたしておきたいのは、われわれといたしましては、原子力平和利用の体系というものは、こういう大きな問題が台頭するごとにはっきりとした形を整えてやってもらいたい。それは、原子力基本法並びに原子力委員会設……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1963/02/21、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょうは時間がありませんから、資料を要求いたしまして、私の質問はこの次にいたしたいと思います。  本日御説明になりました科学技術庁設置法の一部を改正する法律案、それの航空宇宙技術研究所と改称するというその内容を、文書をもって御提示願いたい。  もう一つは、第三の、国立防災科学技術センター、これに対する内容も、文書をもって参考までに御提示をいただきたい。  それから、水戸原子力事務所、これも同様に御提示いただきたい。  もう一つ、昨日ですか、原子力局長にお願いをいたしました日本原子力船開発事業団法案の参考としまして、第二十条の「その業務の運営に関する重要事項に参画させるため、顧……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1963/02/27、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいま議題となっております日本原子力船開発事業団法案並びに一般科学技術振興対策の問題につきまして私は質問をいたしたいと思うのでありますが、だいぶ時間もおそくなりましたから、委員長のお取り計らいで、あした第一陣に質問さしていただければ、きょうは保留しておきます。

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1963/02/28、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょうは、私の質問の課題は、  日本原子力船開発事業団法案。  二つは科学技術基本法案。  三つは、近藤国務大臣の所信について。その所信の内容は、一つは防災、一つは資原、一つは原子力発電、もう一つはウランの粗製錬、放射線障害防止、アジア原子力会議、特別研究促進調整費に関し、日米科学協力に関し、それからガンの問題。  こうたくさんあるのであります。しかし、これだけきょう一日に質問しようとするのではないわけでありますが、なるべくこういう問題に対してきょうは質問申し上げまして、あとは質問をなるべくしないようにいたしたいと思っておるわけであります。  第一の、日本原子力船開発事業団に……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1963/06/13、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいまの岡委員と当局の質疑応答につきまして、一点だけ関連質問をさせていただきます。  大気汚染、特にスモッグ問題は、新聞紙上によりますと、学童にはっきり影響がある、東京都の研究グループの医学的証明が出ております。したがいまして、主として工業都市におけるスモッグ問題は、通産行政の面、それから厚生行政の面、またはその他の面からも、だんだん重大な社会問題となっており、特に政治的にこの問題を解決しなければならない時期に立ち至っておるのではないかと思うのであります。私は主として、そういう問題が各省間にわたっての大きな問題となってきておる際に、科学技術庁として当然こういう問題には手を染……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1963/06/27、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 科学技術振興に関して御質問を申し上げますが、発明奨励に関する助成金交付の条件というものをひとつお示し願いたい。あれは一体どういうことで交付をするのか、それをひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 それでは、その問題は当該局長が出席するまでお預けにしておきます。  日米科学技術合同委員会においてもさらに継続して重要研究課題になっておりますガンの問題、これはぜひひとつ今国会において、われわれがかねてこの委員会において主張しておるような解決の方向に持っていっていただきたい、こう思うのであります。  最近私が手に入れました「アサヒグラフ」というのを見ますと、ここにまた再びガンの問題が大……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1963/07/04、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連質問でありますから簡単に申し上げますが、科学技術に関する日米科学委員会ですか、あれが毎年連続して行なわれることになっておるわけでありますが、ことしもこれはやるのですか。
【次の発言】 日米両首脳者が話し合いのもとに、日米科学委員会というものを設けて、そうして重要テーマを取り上げて共同研究をやる。私は、これは予算を伴うことでありますから、一体どこの主管事項で、どういうような組織をもってやるのかということをたびたび質問してあるのですけれども、まだ的確な行政的な責任体制というものができてないように考えられるのですが、やはり従来どおりあいまいな状態でこれはやっているのかどうか、何……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1967/05/24、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連。ただいま石川委員から有機水銀の体内における残留毒性について御質問がございまして、御答弁を拝聴いたしたわけでありますが、これは、私、国会におりません昨年の三月九日と三月三十日のこの委員会において、ずいぶん深刻に農薬の毒性について論議がかわされております。ただいま御答弁を伺っておりましても、体内に残留した有機水銀ないしは無機水銀の残留分を直ちに除去して、もとの健康体に復するという方法はなかなかないようでございます。これは一体世界的に何か研究が行なわれ、何か見通しがついておるか。それをひとつ……。
【次の発言】 きょう参考人としておいで願いました住木博士は、馬鹿苗病菌の研究を……

第57回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1967/12/05、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま福井勇君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、沖本泰幸君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長沖本泰幸君に本席を譲ります。

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1968/01/30、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でございますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま福井勇君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、沖本泰幸君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長沖本泰幸君に本席を譲ります。

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1968/03/07、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 第五十八回国会における科学技術庁長官所信表明を拝聴いたしたのでありますが、私はこれに対して全面的な賛意を表するものでありますから、あまり立ち入ったむずかしい御質問は申し上げる必要がないと思うのであります。  ただ、提案を予定されております科学技術基本法並びに宇宙開発委員会設置法等が本委員会にかかってまいりました際、そういう問題につきまして御質問を申し上げて、当局の確たる御所信を承りたいとは存じておるのでありますが、まだ法案が本委員会にかかってまいりませんので、本日は主として予算に関する小さな問題に対して御質問を申し上げておきたいと思うのであります。  まず第一に、科学技術庁の……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1968/03/18、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して。私の秋田県の南部の積雪と道路の関係は、非常に消えたり積もったりする度合いが激しいわけであります。一年のうちに何回雪が消えて何十回雪が降るか、そのたびに自動車はみんな四輪にチェーンを巻きつけるわけです。そうしますと、舗装の完備いたしました国道を走るときは、アスファルトの上をチェーンを巻きつけたまま走るわけです。というのは、国道をはずすと雪が積もっておるわけです。私、国道七号線の早期建設のためにはだいぶ努力をした一員でありますけれども、完成をしてみると、あのチェーンを巻きつけて、重量十トンに余るトラックがガァーツと走っていくのでありますから、あれはすぐこわれてしまうので……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1968/03/21、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 厚生省その他から係官御出席と思いますが、いまわが国のガンに対する関係機関及びその予算をひとつ概略お知らせを願いたい。
【次の発言】 文部省来ていますか。――文部省の研究体制を係官が見えたら伺いますが、ただいまのガンに対する厚生省の施策というものは、ようやく本格的になったという感じをいたすのでございますが、このガンに対する研究体制、民間との接触というものは一体どういうところで行なっているのですか。民間の研究体制、それから厚生省の研究体制、そういう、何らか連携を保って広くガン問題に取り組んでいるというような体制はあるのですか。

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1968/03/27、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 近江委員の御質問に関連いたしまして、二、三端的にお答えを願います。即答は要りません。即答のできないものはあとで文書をもってお答えいただきたいと思います。  ただいま近江委員からもお話が出ました人形峠は、今日まで十五、六億円の探鉱費をかけたと聞いております。その探鉱の結果、もう探鉱の余地はないという段階に立ち至ったというのでありますが、〇・一%のウラン含有量に換算して確定鉱量七百トンと私は聞いております。あと、なんだかんだ、予想埋蔵量とかいや見込み埋蔵量とか、そういうものをひっくるめて〇・〇五%以上のU3O8で三千トンとか四千トンとかいう数字が出てきている。一年たてば一年たつほ……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1968/04/25、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいま厚生大臣は、厚生省の結論をあくまでも堅持して、これによって阿賀野川の水銀中毒を解決していくという御趣旨を述べられたのでありますが、それは厚生省の立場として一応われわれも了承するのでありますが、通産省はこれに対して必ずしも同意を表しておらないようであります。もちろん、水銀中毒事件は、その原因のいかんにかかわらず、これは事実問題でございますから、一般公害問題としていわゆる社会的にこれをいかに解決するかということは非常に大きな問題で、ぜひとも善処していただきたいと思うのでありますけれども、この阿賀野川の水銀中毒事件が、昭電の鹿瀬工場の廃液から流れ出たメチル水銀の中毒だと断定……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1968/05/08、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 科学技術基本法に関しまして、次回に御質問申し上げたいと思うのでありますが、それにつきまして、資料をひとつ御要求申し上げたいと思います。  それは、科学技術基本法を読みますと、最初に「科学技術(人文科学のみに係るもの」云々、こうあります。いまの長官の御説明の中にも「人文科学」及び「自然科学」ということばが出ておりますが、これを当局は一体どういうふうに分類しておるか、これを分類した表を参考資料として至急御提出願いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
【次の発言】 先ほど、次回の委員会において私は科学技術基本法に対しての質疑をいたしたいと思いまして資料を要求いたしたのであり……

第58回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1968/05/23、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 科学技術基本法に対しまして、簡単に御質問を申し上げたいと思います。  この法律案は、科学技術庁が設置せられましてからの問題でございまして、相当いろいろな方面から論議を重ねられ、今回法案として提案されたのでありますが、わが国の科学技術の進展が世界的に驚異の的となっている最中に科学技術基本法の審議を行ない得るということは、まことに慶祝にたえないことであると思うのであります。ただ残念なことは、国会も終末になり、大臣もお忙しいので、長い時間をとって御質問を申し上げるわけにはまいりませんので、簡単に質問を申し上げて、その他は次の機会に譲りたいと思うのであります。したがいまして、御答弁も……

第58回国会 外務委員会 第17号(1968/05/06、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 お忙しい中を御出席いただきました参考人各位から御高見を拝聴いたしたのでありますが、各参考人のお立場から拝聴いたしました御高見は、ここで原子力問題に対する抱負経綸の何万分の一か何十万分の一か、さだめし時間に制約があって御不満であったろうと私は思うのであります。私のほうにも十五分という時間的制約がございまして、何を御質問申し上げていいか、ちょっと戸惑っておるわけでございますが、せっかく機会を与えられましたので、簡単に意見をまじえて御高見を拝聴いたしたいと思う次第でございます。  先ほどもお話の中にございましたが、いまの世の中ではビッグサイエンスということがうたわれております。しか……

第60回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1968/12/10、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま小宮山重四郎君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、石田幸四郎君が委員長に御当選になりました。  委員長石田幸四郎君に本席を譲ります。(拍手)

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1968/12/27、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま小宮山重四郎君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、石田幸四郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長石田幸四郎君に本席を譲ります。

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1969/03/01、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連して、議事進行を加味して質問をしたいと思うのです。  いまの質疑応答を拝聴しておりますと、やはり燃料棒の故障というものに対するはっきりした認識がないと、なかなか質疑応答が進んでいかない、こう思うのです。私、新聞を読みましたところによりますと、燃料棒はアルミニウムで被覆されている。普通の概念からいくと、ジルカロイで被覆されているというのが常識でありますが、それをアルミニウムで被覆しているために故障を生じたのか、あるいは、その被覆されているところの燃料そのものの調製が不均一なために、ある個所でもって核分裂が早まった、瞬間的な暴走というものが行なわれたために被覆物が破損されたの……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1969/03/19、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ちょっと関連して。  いまの御説明ですね。私よくわからぬのですが、暫定協定に加盟する際に、国際電電が五万ドル出したのです。それで暫定協定に加盟した場合は、政府が加盟書に何か署名しているのですか。
【次の発言】 しているのですね。そうすると、これは国際関係においては、どういう種類になるのですか。これは正式な条約でもないのだろうし、正式な条約を前提とした暫定協定というふうになるのですか。どういう性格なんですか。このインテルサットの暫定協定に国際電電が五万ドル出して、加盟の署名は政府がしている。こういう前例があるのですか。それはどういうことなんですか。

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1969/03/20、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいま議題となりました宇宙開発事業団法案に関しまして二、三御質問申し上げたいと思います。  過日、本会議におきまして、野党を代表され松前重義さんがこの宇宙開発事業団に関して当局に御質問をされたのでありますが、宇宙開発事業団を議題とされつつ科学技術振興に関する万般の要点に対して、まことに妥当な質問をされておるのであります。本会議における質疑応答を速記録によって拝見いたしますと、もう私の質問を申し上げます問題というものはほとんど尽くされているように思うのでありますが、ただ委員会における補足的質問として二、三御質問を申し上げますから、簡潔に御答弁をお願いいたしたいと存ずるのであり……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1969/04/02、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ただいま石川委員から適切な御質問がありましたので、それに関連してお答えを願いたいと思うのです。  私は、いまの核燃料並びに核原料の問題、これに非常に心痛をいたしておる一人であります。それで、当委員会を通じてこのウラン鉱物に対する資料の要求をしておるのでありますが、まだ要求した資料が出てこない、その要求資料は一体いつごろ出てくるのか、ちょっと御答弁を願います。それをなるべく早くひとつ……。
【次の発言】 それは、昭和六十年までに日本の必要なU3O8の形で大体九万トン必要だということを聞いておるわけであります。先ほど来お話に出ております三十年間のウランは、昨年アメリカとの条約で締……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1969/04/03、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 原子力局長に、これはちょっとお願いをしておきたいのですが、昨日、石川委員の質問に関連して私もお尋ねを申し上げました原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定、これを私、帰って、この条約文はよくわからぬのですが、読んでみたのであります。そうしますと、その第七条の第一項に、どうもやはりきのう私が御質問申し上げたようなにおいがするのです。それで、外務省と第七条第一項の実質をひとつよく突き詰めて、そうして御回答を願いたいと思うのです。これは即答を要求するのじゃありません。  これはこういうことを書いてあるのです。まず、第七条のAには「同位元素U……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1969/06/11、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 きょう私は、ほかの委員会の採決がありましたために中座をいたしまして、たいへん失礼をいたしましたが、せっかく動力炉・核燃料開発事業団の神山理事がお見えになりまして、近く海外に出張されるそうでございますが、ごく簡単に御質問申し上げて、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  動力炉・核燃料開発事業団の肝心の核燃料に対して、どういう考え方を持っていま作業をしておられますか、簡単にひとつ……。
【次の発言】 国内のウラン資源は人形峠、それから東濃地区、これも大体見きわめがついたと思いますが、もうあれっきりで日本の領土内にはウラン鉱物として、あと見るべきものはないという結論に達したので……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1969/06/12、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 本日は科学最高の問題であります人命に関して、食品添加物の全般に関し、熱心な質疑応答の行なわれましたことを非常に心うれしく存ずると同時に、郡司、森下両先生が参考人として該博な知識をお述べくださいましたことに対して、心から感謝をいたす次第でございます。  本問題は、ただいま近江委員が申されましたとおり、食生活上重大な問題でございますので、委員長におかれましては、今後も継続的に本問題を本委員会において取り上げられ、国家最高の機関としての結論を生むようにひとつ特段のお取り計らいをお願いいたしたいと存ずる次第でございます。  私、直接食品添加物に関係はございませんが、一点お尋ねを申し上……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1969/06/19、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私は、きょうお見えになりました水産大学の佐々木先生には長年の間御教導を賜わって、そのせいか海洋開発に熱意を持つようになったのじゃないか、そういうように考えておるわけであります。  きょういろいろ御高説を拝聴いたしました両先生の海洋開発に対するお話は、いろいろお伺いいしたたい点がございますけれども、時間もございませんから割愛をさせていただきたいと思うのです。  ただ、きょうわずかな時間で、海洋開発に関連性を持つ一点だけ、ひとつ原子力局長、それから工業技術院長にお伺いをいたし、参考人としておいで願った先生方にもお聞き取りを願いたい、こう思うのであります。  これはたいへん私事にわ……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1969/06/26、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ついでですからちょっと伺っておきたいのですが、たいへん幼稚な質問で恐縮に存じますが、実は、先ほど前質問者から私の水質汚濁に関するお話が出ましたので、厚生省に伺いたいのです。  水道に塩素を入れるのですが、あれの人体に対する影響ですね。これはもちろん害毒がないというたてまえで、殺菌作用その他において塩素をぶち込むのだろうと思うのですよ。大体塩素というのは、工場においては、空気中にもある一定量以上を含むようになったらば、これは、通産省のほうでは取り締まらなければならぬものになっているわけですね。昨年のことでございますけれども、私の知っている家で、子供が何百と飼っているヒゴイと金魚……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1969/07/09、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 木野委員の御質問に関連してちょっとお伺いいたしますが、有澤先生とは、もう昭和三十年十二月原子力委員会創設以来、この委員会を通じて、原子力のあり方については甲論乙駁、何十回意見を戦わしたかわかりませんが、今日こういう御質問を申し上げることは非常に妙な気がするのでありますけれども、この原子力委員会を創設いたしますときに一番大きな問題になりましたのは、申すまでもなく、行政委員会にするか諮問委員会にするかということ、われわれといたしましては、どうしてもこれは将来の原子力全般に関する強力体制をしくために行政委員会でなければならぬという主張をいたしたのでありますけれども、これはどうしても……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1969/07/10、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 関連で、簡単に御質問を申し上げたいと思います。  海洋開発の重要性は申すまでもありませんが、いま海洋開発は国策の上においても非常に大切になってきたのでありますけれども、いずれこの審議会の答申書等を拝読いたしまして、あらためて全般にわたって御質問申し上げたいと思います。  きょうは時間の関係上、ただ二点についてお尋ねをしたいと思うのであります。  まず第一に御答弁を願いたいのは通産省。これは石油開発公団が新たに設けられました昭和四十二年、このときの予算は四十億、それから次年度の四十三年度においては六十億、四十四年度は九十五億、こういうふうに累増いたしております。 この中には、日……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1969/07/23、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 金材研の河田所長並びに無機材質研究所の所長さんにいろいろお話を承ったのでありますが、何ぶんお話しの映像、その映像を写す鏡が非常に小さいものでありますから、貴重のお話、どれほどたくさんの課題がありましても、私のほうではなかなかわからないところがたくさん出まして、御質問申し上げるのもいかがかと存じますが、せっかくのお話を承ったのでございますから、二、三、しろうとの立場でお伺いいたしたいと思います。  この技術革新時代における一番大きな問題は、新しい材質が見つかるということ、しかも一つの新しい材質をいかに活用していくかということが技術革新の大きなテーマであって、これの見通しはなかな……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1969/07/24、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 これはどなたでもけっこうなんですが、先ほどからいろいろとお話を承っておりますと、情報というもの、これは従来の情報という概念、認識と、いま言われている情報というものはかなり違いがあるんじゃないかと私は思うのです。まず第一に、情報というものに対する定義をどう考えていくのかということがはっきりしないと、一切の問題の対象にはならないのじゃないか、そう思うのでありますが、これに対してはどなたにお伺いしていいか、大臣は一体どうお考えになっているのですか。
【次の発言】 これは、私はしろうとでございますから、情報ということばに対する定義いかんということは、非常にむずかしいことだ。従来われわ……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1969/10/14、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 ちょっと関連して石川局長にお尋ねしますが、アメリカからの技術導入に対して従来の経緯を考えてみますと、ジョンソンメモというのがあるわけですね。ジョンソンメモには非常な条件がついておる。それは結局来年の一月一日から恒久化されるインテルサットに関係する条件がついている。今春、インテルサット協定に対する国際間の相談では取りきめまで及ばなかった。あのときは十一月に今度はもう一ぺん相談をするということになった。このインテルサットに関するアメリカのジョンソンメモの条件というのは、正確に私いま記憶いたしておりませんが、結局日本の地域衛星を認めるか認めないかというような大きな問題がひっかかって……

第61回国会 商工委員会 第34号(1969/06/18、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 私、飛び入りでたいへん不勉強でございますが、簡単に一問だけ御質問申し上げておきたいと思います。  この特許行政のあり方につきましては、科学技術の振興その他の立場から従来とも幾多の論議があるわけでございますが、要するに今回の特許法の改正も、目的とするところは、特許法に規定された第一条の目的をなるべくすみやかに完遂したいという趣旨に基づくものだと存ずるのであります。ただいま参考人各位の御意見を拝聴いたしましたが、賛成のお方と反対のお方、またいろいろな条件をおつけになっておられる御意見がございました。これについて一々私も考えておりますことをお伺いいたしまして御回答を賜わる時間がござ……

第62回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1969/11/29、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま小宮山重四郎君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、石田幸四郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長石田幸四郎君に本席を譲ります。


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1954/03/27、26期、改進党)

○齋藤委員 私は、皆さんお疲れでございましようから簡潔に申し上げて、内閣委員長を通じて内閣委員各位に賢明なる御考慮を願いたいと存ずるわけであります。  郵政大臣として塚田大臣が電波行政にいかなる抱負経倫をお持ちになつているかということは、この間厖大な電波行政に対する白書が出されたものでわかります。これを内閣委員各位がお読みになりますると、今日の電波というものが世界的にまた日本的にいかなる地位にあるかということは、よくおわかりになると思うのであります。専門的に考えましても、また普通の常識において考えましても、今日世界の態勢から電波行政というものを重視しないということであつたならば、その国の前途は……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 議事進行を兼ねて質問を申し上げますが、この原子力の平和利用に関する問題は、ただいま帆足議員からも発言がございました通り重大問題でありまして、一朝一夕にその実態をわれわれが把握して適切な政治的な結論を出すということは、よほど勉強しなければこれはできないと思うのであります。委員長におかれましては、今後原子力の平和利用に関する問題の論議に当りましては、必ず通産大臣、経審長行及び大蔵大臣の出席を求めていただきたいと思いますが、いかがでありますか。(「外務大臣も呼ぶべきだ」と呼ぶ者あり)外務大臣もです。それを一つ最初にお願いしておきます。  それから、御質問申し上げたいのは、私の知っており……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第3号(1955/05/24、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 科学研究所の補助金ですが、補助金ということになりますと、補助の対象、いわゆる研究テーマというものを決定して補助金を出すのですか、それともほんと一億円を科学研究所へやって、これで勝手に研究しろ、こういうふうな態勢をおとりになるのですか、どっちですか。
【次の発言】 今は科学研究所は何に主力を注いでおるのですか。一時サイクロトロンが破壊されたあとは、あそこはペニシリンとかストマイに全力を注いで何とか会社経営をつないでおったようですが、今は何に主力を注いでやっておるのですか。
【次の発言】 そうしますと、この科学研究所には工業技術院としてはこの一億円を限度として研究費を補助金としてやる……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第4号(1955/05/30、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 この工業技術院の工業化試験費補助金三億一千四百万、それから鉱工業技術研究費補助金一億九千万円、これはまだその使途ははっきりしてないと思いますが、このうちで大きな継続的な補助金あるいは研究費補助金というものは大体どのくらいのパーセンテージを占めておるものか、新しいものにはどのくらいやるというめどがありますか。
【次の発言】 工業技術院に所属しておりますいろいろな調査所、試験所というものがあるのですが、その中の電気試験所予算ですが、電気試験所では河かメートルの試験をやるのじゃないのですか。あれの収入は特別会計に入るのですか、額はどのくらいですか。

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第5号(1955/05/31、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 きょうの朝日新聞でございますが、ウラン受け入れ交渉につきまして「日本側修正案を訓令」と原子力発電にも米国の規制を受けるのではないか、こういう記事が載っておったのであります。そこで積極的にこの濃縮ウランを受け入れた方がいいと主張しておった藤岡博士も、その見出しは「不明を恥じる」こういうことで、これは原子力問題に関して今大きな話題を投げておる濃縮ウランの受け入れに対して、何か少し出過ぎたような今までの態勢ではないか、もっと慎重にこれをやらなければいかぬのじゃないかというふうな全体の記事に見えるのであります。ところが私の考え方からいたしますと、この問題になっておりまする原子力のいわゆる……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第6号(1955/06/07、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 石油化学と石炭化学は非常に大きな問題でありまして、われわれも専門外ながら、これに大きな重点を置いて、今後の日本の新しい生産態勢を確立していかなければならぬと思って、いろいろ話を聞いたり、本を読んだりいたしておるのでありますが、現在日本ではまだ世界的な科学技術のレベルを持つ石油化学工業というものも単に計画中であって、その実現もまだほど遠い状態になっている。と同時に、われわれの考えております石炭化学というものも、まだ本格的にその体系が整っておらぬように思うのであります。世間ではよく、石油化学の方がいいんだとか、あるいは石炭化学の方がいいんだとか、いかにも石油化学と石炭化学が相対立して……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第7号(1955/06/15、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 ちょっと最初の方の御構想を承わりかねたのでありますが、科学技術開発公社の今のお話でありますと、相当思い切った構想のもとに計画されているように存ずるのでございますが、行政機構の確立があります以上、こういう科学技術開発公社というものはうまくいかないことは、行政の面に沿うて御研究になっているということで、これは申すまでもないと思うのであります。経済同友会では、行政機構の確立というものはどういうふうにあれば科学技術開発に対して非常に便利であるかということをお考えになったことがありますか。
【次の発言】 それはわれわれもそういうふうにありたいと考えておるのでございます。  もう一つ伺ってお……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第9号(1955/07/05、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 簡単に御質問申し上げたいと思います。先ほど団参考人からのお話では、自動車工業は資材が七〇%というお話でございましたが、私はしろうとでよくわかりませんが、第一にボディの鋼材、エンジン、それが大きな部分を占めていると考えるのであります。自動車工業の基本的な面としてボディということになりますと、結局鋼材の質とプレス作業というものが大きなファクターではないがと思うのでありますが、この点に関しまして日本の実情はどうなっておるか。と申しますのは、話に聞きますと自動車産業のプレス能力というものは大きなトン数を必要とする――少くとも二万トンとか三万トンというような大きなプレス能力がないとうまくい……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会及び総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会連合会 第1号(1955/06/25、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 どうも科学技術の小委員会、燃料小委員会というと人が集まらぬので、これがちょうど科学技術庁が問題にならないバロメーターだと私は考えておる。先ほど民主党内部における一応の科学技術に関する行政機構のあり方についての科学技術に関する特別委員会の、最後の案ではなかったでしょうが、説明がありましたが、あれも私もその一員といたしましては、心から賛成を表しておるのではありません。私の考えから参りますれば、まずできるならば、ちょうどアメリカがテクノロジーを中心として一切の生産体制を整えたと同じように、日本は今日もう一ぺん科学技術に再検討を加えて、日本の生産を高度に組みかえるということが私は日本発展……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第2号(1955/05/28、27期、日本民主党)

○齋藤憲三君 鉱山局長にお尋ねいたしたいのでありますが、今回国内石油資源開発五カ年計画の助成金として三億の予算が盛られておる。この三億の金をかりに特殊会社を作りまして政府がこれに出資をするというように予算措置を変える、そうしますと、もしそういう場合を想像いたしまして、この政府出資を中心として十億ないし十数億の特殊会社を作っていくという場合に、従来の地方公共団体その他に対するところの助成金というものはなくなるわけですね。従来は、昨年の一億数千万円の金の中からでも地方公共団体の要求によって、有望地帯に対するところの天然ガスあるいは石油というものに対する助成金があった。今度はこれは特殊会社の中に全部……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第3号(1955/06/09、27期、日本民主党)

○齋藤憲三君 ただいま参考人の御両人の御意見を承わりましたが、総合燃料計画における石炭の利用の問題はきわめて大きな問題でございまして、とうてい短時間に参考人各位に御質問申し上げて御回答賜わることはできないと思っているのであります。はなはだ残念ですが、よく速記録を拝見した上にさらにまた機会をお作り願って本日のお話に対する御質問を申し上げたいと思うのでありますが、端的に一、二お伺いしておきたいと思うことがございますから簡略にお答えを願いたい。第一点は本田さんにお伺いしますが、今日の都市ガスは、御経験によりますと大体どの程度の戸数の都市に対して石炭を用いてガスの配給ができるものか。

第22回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第2号(1955/05/25、27期、日本民主党)

○齋藤憲三君 一年生でよくわからないのですが、経済審議庁の書かれたものを拝見いたしますと、経済計画の大綱をお示しになっておるのでございますが、他の実施官庁に関する問題は別といたしまして、通産省に関する繊維、エネルギーその他科学技術の振興対策、基本産業というような問題に関しまして、いろいろここに構想を盛られておるのでございますけれども、これはやはりこの計画を御発表になりますときには実施行政機関とよく打ち合せをせられまして、そしてこれは必ず実施ができるというお見通しの上で立案されると私は思うのであります。ところが一つ、エネルギーについて「燃料自給度の向上および国内燃料の有効利用を図ることを目途とし……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第5号(1955/06/28、27期、日本民主党)

○齋藤小委員 私もおしかりを受けたのでございますが、あいにく本会議その他がございましたので大へん……。あるいは質疑が重複するかもしれませんが、このガス事業及び木材利用に対しましては、私ども選良の末席を汚す者として非常に重大関心を払っておるものでございます。特に今拝見いたしますと、「ガスの普及向上がなぜ重要国策となったか」という日本瓦斯協会からのパンフレットを、よく拝見しないのですが、ざっと目を通しましたところにも、二ページの三のところに、「石炭鉱業の安定と石炭資源の有効利用」これなどは刻下日本における最も重点を置かなければならぬポイントでありまして、特に私も日本の高度の生産体制を石炭化学と石油……

第22回国会 内閣委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/05/26、27期、日本民主党)

○齋藤委員 重複を避けまして簡単に御質問申し上げたいと思います。今回の経済審議庁を経済企画庁に変えようという御考案は、この提案の説明にもございます通りに「長期経済計画の観点から関係各省の政策ないし計画の調整をはかり、政府の諸施策の総合性、計画性を保持し、長期経済計画の実施を強力に推進して参る所存であります。」こういう意図のもとに長期経済計画を策定し、並びに長期経済計画に関する重要な政策及び計画について関係行政機関の事務の総合調整を行う、こういう重大なポイントがあるのでありますが、ただいままで多くの委員諸君から御質疑がございましたが、この関係行政機関の事務の総合調整、この一点であります。これはこ……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本民主党)

○齋藤委員 私は伏見先生のお書きになりました中央公論の「原子力平和攻勢にどう対処するか」という論文を拝読いたし、さらに本日ここにおける御意見を拝聴いたしましたから、大体先生の原子力平和利用に関するお考えは承知しております。私も先生のお考えの大部分に対しましては賛成であります。ただ私たちは、量子物理学者でもありませんし、また科学者でもありません。どうしてこの濃縮ウラニウムの受け入れをめぐりまして、かように激烈な論議が戦わされるのかと申しますと、将来の人類社会はいずれエネルギー源として原子力の平和利用によってほんとうの平和が確立されるのではないかという点に大きな期待をかけている。この期待があるため……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1955/12/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 はなはだ僭越でございますが、私から御答弁申し上げます。原子力委員会の設置に関しましては、成田委員の御質問の通り、原子力基本法を前提として、原子力委員会のあり方を決定するのが、私たちの年来考えている線であったのでありますが、原子力基本法は、従来御承知の通り原子力合同委員会でも熱心にこれが検討を加えまして、でき得べくんばこれを共同提案に持っていきたいという希望が強かったのであります。そこで、この提案を分けまして、原子力委員会の設置法案は政府提案を行う、原子力基本法は極力共同提案の議員立法にいたしたい、こういう考えのもとに、政府と合同委員会と緊密な連絡を保ちつつ基本法の要綱を決定いた……

第24回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第1号(1956/03/05、27期、自由民主党)

○齋藤憲三君 身辺多事で会社に行って伺う時間がございませんので、はなはだ失礼でございますが、時間をさいていだだきまして一、二質問いたしたいと思うのであります。  この石油資源開発株式会社法の成立いたしました理由は、第一条に書いてございます通り、石油資源の開発を急速かつ計画的にこれを実行するということであったのであります。今日まで会社設立の状態を見ておりますと、はなはだ速度がおそいという感じがいたしたのでございますが、本日社長その他の幹部がおいでになりましての御説明によりますと、会社の趣旨に合致するように一切の事業は帝国石油に代行せしめておったということで、一応私もその会社の発足、事業の状況のお……

第25回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1956/12/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○齋藤政府委員 大臣の御答弁を補足いたしますが、政府といたしましてはただいま岡委員の御議論の中心となっておりまするプルトニウムに関しましては重大な関心を払っておるのであります。従いまして米国にわれわれが調査団として参りましたときも、このプルトニウムをいかに将来処理するかということにつきましては米国政府当局と十分話し合ったのでございます。先ほど前田委員からのお話もございました通り、これは平和利用目的に処理し得るところの段階に達したならば、これは本に置いておく、十分日本においてこれを利用してよろしい、それから現実の一グラムのいわゆるウォーター・ボイラーから出てくるような小さなものに関してもまた平和……

第26回国会 商工委員会重化学工業に関する小委員会 第1号(1957/05/22、27期、自由民主党)

○齋藤小委員 この最後のフェロアロイ、それから特殊鋼鋼材ですが、特殊鋼鋼材が千八百二十二トン、フェロアロイが三百二十一トン、これは価格はトン当りどのくらいに予定されておりますか。特殊鋼材といっても何種類くらいありますか。
【次の発言】 これは大体日本の実情のグラフでございますが、新聞によりますと日本の特殊鋼関係は業者間では三十二年度に九十五万トンの生産規模を持っておる、それを通産省では七十五万トンに押えて、その二十万トンは行政指導によって需給のバランスをとる、こういう記事があったように考えるのですが、日本の特殊鋼の三十二年度における大体の生産の見込み状況を御説明願いたいと思います。

第27回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第1号(1957/11/27、27期、自由民主党)

○齋藤小委員 最初に、岡田参考人から、新しい石油開発の状況について、概略御説明をお願いいたします。
【次の発言】 ただいま石油資源開発株式会社の三十二年度の活動状況及び三十三年度に対する御構想の一端を承わったのでありますが、われわれが石油資源開発株式会社の設立に対して、国策的観点から努力を申し上げたのは、従来、御承知の通り日本の地下資源の調査は、ほとんど徹底味を欠いておった。特に石油のように、地下に深く試錐をしなければその実態をつかみ得ないというような問題に対しましては、戦時中帝国石油というものが、あの強制権によって作られたのも、やはりそういう立場からやったのであって、従来有望であるというとこ……


29期(1960/11/20〜)

第40回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第3号(1962/03/16、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 金属鉱山に関して御質問を申し上げます前提として、鉱業法規定の鉱物中、この小委員会で主として取り上げる金属というものは、どの限界であるか、御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 そうしますと、この第三条の鉱物を規定している中に、今御説明がございました以外に鉄と砂鉄はどうですか。
【次の発言】 この十月から石油が貿易の自由化品目に入るということで、今石油業法というものが非常に問題になっている。この法定鉱物に規定されている金属の中で、貿易の自由化品目に指定されているものと、まだ指定されてないものがあるわけですか。
【次の発言】 その貿易自由化品目に指定されておる中で、現在の関税……

第40回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第4号(1962/03/27、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 今の海外経済協力基金ですが、これは局長よほど勉強してここで答弁してもらわぬと、所管は経済企画庁にあるので、あなたがここで答弁して、あとでもって問題が起きるようだといけないから、老婆心ではないけれども、一つ慎重を期してもらいたいと思うのです。今の御答弁だと、海外経済協力基金を五億持ってくるんだ、一体どういう会社を建てれば五億くれるのかというようなことは、はっきりした線を出さなければ、だれも共同出資に応ずる人はないわけです。ところが、従来までの海外経済協力基金の使途を見ると――今度は政府提案でもって海外経済協力基金法の一部改正法律案が出てくるのだが、そういう金の使い方というもの……

第40回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第5号(1962/04/06、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 関連して。ちょっとおくれまして参考人の御高見を拝聴することができませんでしたが、結局銅を原料とするメーカーの方では、国際価格並みに日本の銅を引き下げてくれ、日本の中小鉱山の現状では、よほど国策をもってあんばいを加えないと、世界市価に平均するわけには参らない。実はきょうも私の出身地の秋田県知事が参りまして、中小鉱山の現状というものは、将来非常な不安が醸成されておるために、早く国策を決定してもらわなければならぬ、金属鉱山小委員会に、来週か再来週資料を持って陳情に来たいということがあったのでございますが、私の観点から参りますと、これは日本の国策が大きく展開をいたしておる。すなわち……

第41回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第1号(1962/08/23、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 私も一問だけお尋ねをしてお願いをしておきたいと思うのですが、二十三名の審議会の委員は今回まで四回会合を開いておられるわけでありますが、これは大体各委員が自己の考えをお述べになった程度でもって、実質審議には私はまだ入っておられないのじゃないかと思うのです。この大問題を控えて二十三人の委員が、四回の会合をお開きになって各項目に対して実質的な審議をかわされていくということは、私はなかなかむずかしかったのじゃないかと思います。そこでわれわれが考えております探鉱助成措置とかあるいは需給安定、価格安定、それから税制の問題、雇用関係、こういう問題に対して三十八年度の予算にどう措置を講ずる……

第41回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第3号(1962/10/25、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 多賀谷委員から鉱業審議会の中間答申について、大体細大漏らさず御質問がございましたから、私は簡単に二、三、主として当局のこの答申を具体化するについてのお考え方を一つ承っておきたいと思うのであります。  私といたしましては、この金属鉱業及び非金属鉱業、昭和三十六年度の鉱山数千四百四十の企業者並びに従業員は、貿易の自由化の波に対処いたしまして、大小その差はありましょうけれども、みな一応の危惧を持っておる。そこでこれに対処するにはいかなる対策が一番適切であるかということで当小委員会もつくられて、今日まで何回となくこの問題について論議を重ね、答申案の出てくるのをお待ちをいたしておった……

第43回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1963/07/04、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)委員 時間もだいぶ経過いたしましたし、また、私はこの問題で政府当局に質問いたしたいと思いましていろいろ参考書類をあさりまして質問条項を列記いたしましたが、その質問を並べておりますと、また深夜国会、未明国会ということにまでなりますので、そういうことは与党の立場からきわめて慎重に御遠慮を申し上げまして、核心の点だけをひとつ御質問申し上げたいと思うわけであります。  私は、ここのかばんの中に、クラウチの「原子力船」をはじめとして、いろいろな原子力船に関する参考書類を集め、また、これに対する賛否両論の根本をなす議論というものも、私なりにあさってみたのでありますが、結局するところ、いま問題と……

第43回国会 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第1号(1963/03/15、29期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 簡単に二点だけをお伺いいたします。これは直接鉱山局の関係ではないと思いますが、過日、融資事業団の質疑応答の中に出て参りました金属鉱床密集地帯調査費八千万円の使い方、あれは地質調査所がやるのですから、鉱業権者のいかんにかかわらず、国原の権力としてどこでもやれるという組織になっておるのか、あるいはやはり鉱業権者と相談をして、鉱業権者の承諾を得なければやれないということになっているのか、どちらなんですか。
【次の発言】 もちろんボーリングをしてもらうのでありますから、拒否する鉱業権者はないと私は思う。ただあれは三千メートルくらいやるのですかな、どういうふうなボーリングをやるのかよ……


31期(1967/01/29〜)

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発の基本問題に関する小委員会 第2号(1969/05/07、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 関連でちょっとお伺いいたしたいと思います。きょうの逓信委員会との合同審査におきまして、先ほど三木委員から御質問がございまして、どうも宇宙開発事業団は未熟児だ、これは打ち上げ屋になりはせぬかという、だいぶ危惧の念が持たれたのでありますが、これは、わが国といたしましては、昭和四十八年に静止衛星を打ち上げるという目標で、宇宙開発事業団をやるわけであります。宇宙の開発という膨大な中に、一発の静止衛星打ち上げを目標にしてやるのでありますから、考えようによっては、これは未熟児のまた未熟児というふうな考え方になるのも、私はある意味では当然じゃないかと思っているのです。ただ、きょうは山縣委……

第61回国会 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発の基本問題に関する小委員会 第3号(1969/06/18、31期、自由民主党)

○齋藤(憲)小委員 私、中座をいたしておりまして、あるいはダブる質問かもしれませんけれども、参議院でも宇宙開発事業団が通過して、いよいよこの十月から宇宙開発事業団が発足するわけです。何か法案が通過するまでは、法案通過のために一生懸命になって、わき目も振らずにそればかり心配しておった。今度いよいよ法案が通過してしまって事業団ができるということになると、一体この事業団というのは、どういう形ででき上がるのだろう。これはよけいな心配かもしれませんけれども、非常な大きな責任となって、審議したわれわれの上にのしかかってきておる。これは何べん皆さんの御質問を伺って、また、私が考えてみても、いろいろなところで……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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