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杉村沖治郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

杉村沖治郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
892位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
639位

26期委員会出席TOP50
38位
26期委員会発言TOP50
12位
26期委員会出席(無役)TOP100
68位
26期委員会発言(議会)TOP50
47位
26期委員会発言(非役職)TOP10
8位

このページでは杉村沖治郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。杉村沖治郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会 第6号(1953/06/30、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この法案についてちよつとお伺いしたいのですが、第一条の「本土より隔絶せる離島」ということは、どういう程度のことを言つておるのか。この本土というのは、北海道、本州、四国、九州をさしておるのだろうと思うのですが、本土より隔絶せる離島というのはどういうことを意味しておるのかを伺いたい。  それからこれと国土総合開発法との関係を伺つておきたいのですが、第三条の二項に、「国土総合開発法第七条の二第一項、又は第十条第四項に基く総合開発計画がある場合には、これと調和したものでなければならない。」こういうことが書いてある。そしてこの国土総合開発法を見ますと、こういう特別な法律をつくらぬでも、この方……

第16回国会 経済安定委員会 第9号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ちよつとお伺いいたしますが、最初のお話にこの法律は占領下において日本の民主化を促進するためにできたのだが、その後だんだん緩和して来て、今日のこのたびの改正も、日本の国情に沿うように緩和する意味だというお話があり、しかも委員会制度は漸次なくなつて来たが、この委員会だけは現存しておるこういうお話があつたのですが、あなたは公正取引委員会の委員長といたしまして、日本の民主化が漸次進んでおるとお考えになりますか。むしろ今は民主化が逆行しつつありはしないかと私どもは考えておるのですが、あなたはどういうふうにお考えになつておられますか。

第16回国会 経済安定委員会 第14号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 関連して……。先ほどこの独禁法の性質につきまして、これは民主的に自由に取引せしむるためであるということを大臣は仰せられたのです。そこで私は伺いたいのでありますが、私もその通りであつて、この独禁法は民主経済憲法とまで言われておるのであります。しかるにもかかわらず、このたび大臣が認可、不認可をやるという。ここにこの民主経済憲法の中に大臣が介入して来た、その介入しなければならない理由、その精神はどういうのでありますか。すなわち今までの公取委員会では、いわゆる民主経済憲法を守つて行くことができない、どうしても官僚がこれに入つて行かなければいけない、何か公取に対するところの不信任的なことでも……

第16回国会 経済安定委員会 第15号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 関連して。私もその点を伺いたいと思つてむつたのであります。この第七項に「公正取引委員会が指定するもの」として、その次にずつと一、二、三、四、五、六とあげてあるのですが、この條文から行くと、まず第一に「不当に他の事業者を差別的に取り扱うこと。」とあつて、「不当」という字が使つてあるのであります。以下いずれにも「不当」という字が使つてあるのだが、公取が指定しなければ不当であつてもさしつかえないのかどうか、不当に他の事業者を差別的に取扱うようなことは、公取が指定しなくてもそれ自体悪い行為じやないかと思うのだが、それでも公取が指定しなければ許されるという形に、條文の体裁からいつてなるわけで……

第16回国会 経済安定委員会 第16号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 第二条の第七項の問題ですが、これは前回公取の委員長から伺つたのですが、法制局長官に伺いたいと思うのです。この第七項の列挙事項に一、二、三、四、五、六とありますが、第一号から申し上げます。「不当に他の事業者を差別的に取扱うこと。」こういうように、一、二、三以下に「不当」という字が使つてあるのでありまして、不当に云々と書いてあるが、これは私どもから言うならば、それ自体もう不公正な取引の中に入つているんじやないか。であるから、指定がなくても現行法のように――現行法の六項では、「他の事業者から不当に」云々、こう書いてあつて、別に公取が指定しなくても不当はすぐに取締つていいと書いてあるのです……

第16回国会 経済安定委員会 第17号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は公取の委員長に伺いたいのでありますが、この前岡野大臣から伺つたのでありますが、この独占禁止法は民主経済憲法というふうに言われておつたのでありまするが、今度大臣がこの法律について、認可不認可の権限を持つように改正案においてはなつておるのですが、この民主経済憲法が、その性質を破壊されて改正されるような感が多分にあるのでありますが、この点について公取の委員長はどういうふうにお考えになつておられますか。
【次の発言】 委員長のお答えが、どうもちよつと私の問うておるところからはずれておるような気がするのですが、運用そのものでなくて、少くともこれはいわゆる民主経済憲法というようなわけで、役……

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいまの答弁で、非常にむずかしいということでありますが、どういうことがむずかしいのでありますか。どういう点がむずかしいのですか。それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 一つもむずかしいことはないんじやないです外。公園として貸したものを、公園外のものにかつてに使われたという問題であつて、何もむずかしいということはないと思う。いやしくも都内における公園というものは、都民の保健上きわめて重大なる施設であります。その施設を営利会社にかつてに変なことをされてしまつたために、国家がそれがむずかしいからといつて、便々と検討々々ということは、一体どういうわけなんですか。適法に行われておらなかつた……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この間伺つた東京都の副知事に、その続きを伺いたいのですか、一番最初東京都がこの会社から借受の折衝を受けたのは、だれからそういう折衝を受けたのか、それを伺いたい。
【次の発言】 この虎ノ門公園を貸してもらいたいという交渉を、会社のだれから、いつだれが受けたか。
【次の発言】 そこで、大木副知事が二十万円の寄附金の要求をしたということを、この間会社の吉岡参考人が言うておるのですが、その二千万円の要求は、その日に出されたのでありますか。
【次の発言】 そうすると、その契約はいつできたのでありますか。貸すという契約はいつできたのでありますか。

第16回国会 決算委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 これは昭和二十五年四月から翌二十六年七月までとなつております。この会議費とはどういう会議費であつたか、また何回くらい行われたものであるか、それからそれをしたのはどこのどういう人か、その内容をちよつと聞いておきたい。
【次の発言】 その会議の場所はどこですか。
【次の発言】 そこで伺いたいのですが、たとえば料亭でやつたことがあるかないかというようなことが知りたいのです。民間の場所を借りたというのはどこですか。
【次の発言】 使うことがあるというのではなくて、使つた所を……。
【次の発言】 もうこれ以上多く追究もいたしませんが、今承ればたくさんの回数において行われておるのであつて、それ……

第16回国会 決算委員会 第7号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 なるほどニューエンパィヤモーターに行つてお調べになつた範囲においてはそうかもしれませんけれども、そういうことを本件の終了しないうちに結論づけて、ここに証明するということは当を得ていないと私は思います。
【次の発言】 ちよつとお伺いいたしますが、今あなたのお答えを聞いておると、その言葉じりをとらえるのではないが、大木さんは、私が最初考えたようにやつてくれれはよかつた、こういうことを申されるのですが、あなたが最初考えたようなことに対して、建設省から注意を受けたことはございませんか。
【次の発言】 昭和二十三年八月五日――だから四年間の期限でニューエンパイヤに使用させるというので許可を与……

第16回国会 決算委員会 第8号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 九七七――九八一について、ちよつと説明していただきたい。
【次の発言】 これは二重に交付したというけれども、これが個人の会計であつたらこんなでたらめなことはせんだろうと私どもは思うのです。要するに三千六百六十五万九千二百十二円というものを、二重受領をしたことになるのですね。こういうようにきわめて会計がずさんきわまるものだと思うのですが、これに対する政府のお考えはどうですか。
【次の発言】 ただいまのお答えで大いに将来考えるということでたいへんけつこうですが、県の方の事務が不整理であるということは、いささか私はどうかと思う。県の方の事務といつても国の金でありましよう。だから御自分の本……

第16回国会 決算委員会 第10号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 先ほどの吉田委員から尋ねた、国の財産になるのではないかという御質問に対して、その点はまだはつきりと国の財産としていいかどうかということは疑問である、こういうことをおつしやられたのですが、その四千七百万ドルのいわゆる円貨は、輸出業者にすでに支払われておるのではありませんか。
【次の発言】 それは石炭業者に限らず、要するに朝鮮に輸出されたものは支払われておるものでありましよう。だからその金はどこの金を支払つたのでありますか。
【次の発言】 私の問うておるところとちよつとピントがはずれておる。それは業者にはすでに円貨が支払われておるのではないか、ここを聞くのです。だから支払われておるとい……

第16回国会 決算委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 通産大臣に伺いたいのであります。先ほど四千七百万ドルが日本の債権であるということをお認めになつておられるのですが、これが日本の債権とすれば国家の財産ですが、国家の財産の中に計上されておるかかどうか。
【次の発言】 どうも四千七百万ドル、二百億万円というような莫大な国の財産が、どこに計上されておるのかおらないのかわからぬということはまことに困つたことでありますが御答弁を願いたいのです。
【次の発言】 ただいまの答弁ははなはだどうも変な答弁ですが、この四千七百万ドルというのは昭和二十六年十月にその数字が出ておつて、昭和二十七年二月にはそれが確定しておるのではありませんか。それが今なおそ……

第16回国会 決算委員会 第12号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいま委員長が発言されたことは、この間の決算委員会におきまして委員会全員の意見として一致したことを、委員長が本日繰返えされたまでにすぎないと思うのであります。その後吉田総理が国会を軽視して、今日までの実績においてまことに国民の代表に答うるに不親切、冷淡なところがあるので、この決算委員会にも出てもらうことを言うても、あるいは出て来ないのではなかろうかというようなことを懸念いたしたので、この間本委員会において満場一致ただいま委員長が言うたようなことを決定したのであります。ところがなるほど本日は事情を伺えば、宮中の午餐会というようなことで、事情やむを得ないというような話でありますけれど……

第16回国会 決算委員会 第13号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私もただいまの吉田委員の意見に賛成であります。特に本件は七月の十日の委員会におきまして、吉田首相がこの国会を軽視する傾向が多分にあるから、これをかようなことのないようにということを決議をいたしまして、そうして吉田首相の出席を求めた。そうして前会におきましても同様なことであつたのでありまするが、本日またここに来ない、こういうようなことでありましては、ただ明後日出るからといつても、はたしてまた明後日出るか出ないかわかりません。そこで私としては明後日ということよりも、むしろ官房長官なり何なりに連絡をいたしまして、そうして吉田首相が出るまで私は会議を中止すべきであると思います。

第16回国会 決算委員会 第14号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この問題は、前会に、あのように総理が出て来なかつたなればこの委員会を開催しないということの決議をしたわけなのです。それでそれは特に委員長において善処してもらいたい、そういうふうにして、決議ということでなく理事会におまかせしてもらいたいということを自由党の人から発議されたので、私はそれにはあえて反対をしない。理事会においてそれをおやりになる分には、決議をしなくてもそれは反対しないということで、委員長におまかせしたのです。であるからして、それが今日理事会でさらにそういうことをきめたからといつて、少しも間違いではないと私は思う。

第16回国会 決算委員会 第15号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は理事諸君の会合を全然無視するわけではございませんが、理事会は総理が来る前に開いたわけで、しかもその理事会を開く議題はわれわれは知らない。われわれ委員はいかなる事項について理事会を開くかということは知らない。そしてしかも本日総理の出席を求めますことは両三回求めたけれども来ないので、議長まで文書を通じてやつた、それだけの重要事項であります。そうしてここに首相が来たのにもかかわらず、われわれはいかなる理由で理事会を開いたかわからないで、そしてそこで話をしてそのまま帰してしまつたそれでこのまま議事を進行させるということは、私はいささか手落ちがありはしないかと思う。少くともそういうことを……

第16回国会 決算委員会 第16号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 今柴田委員からいろいろ質問をしているようですが、この表について説明をしてもらつた方がかえつてわかりやすいのじやないかと思います。そういうふうにしていただきたいと思います。
【次の発言】 ここに非常に疑義を抱かせる。あなた方は自分のことだろうからわかつておるのでしようが、納期が八月三十一日と書いてあるが、これは延ばした納期でしよう。正しい納期はいつなんです。
【次の発言】 七月三十一日が納期なんでしよう。
【次の発言】 七月三十一日に納めるのが正しいのでしよう。そうでなければ延ばしたという言葉は出て来ないと思うんですが、いかがですか。

第16回国会 決算委員会 第17号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私もただいまのことを要請しようと思つたのですが、なお今の柴田委員の申されたほかに、先に出されました交通公社に対する代売金の数額が出ておりますが、これは昭和二十六年の三月まで出ておるのであります。しかるに私どもが国鉄の、こちらの八重洲ビルの問題、これらを検討してみますと、いろいろな角度から検討してみなければならないのでありまして、昭和二十六年以降今日までの代売代金の取立て状況はどういうふうになつているか。これについてすべて表にして出してもらいたい。あわせてこの間申請しましたように、交通公社は預金をしておるということでありまするから、その以外に公社の各年度、各月におけるところの預金通帳……

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ちよつと伺います。この間、日本交通公社に対して、昭和二十六年の四月以降の、この乗車券代売の関係の書類を出してもらうように委員長を通じて要求しておいはたずでありますが、まだ本日私どもの手元に来ておりませんが、その点はいかがでありましようか。
【次の発言】 けつこうであります。
【次の発言】 五分の手数料をとるという契約は、国鉄との間にいつなされましたか。
【次の発言】 そうしてその代売した金はいつ国鉄の方へ納入することになつておりますか。
【次の発言】 つまり翌月末日までに払うことになつておつたのですか。
【次の発言】 ところが先ほどのあなたの話によりますと、昭和二十四年の六月以来五……

第16回国会 決算委員会 第20号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行に関して。ただいまいろいろ参考人等の氏名をきめられましたが、本件調査につきましては鉄道会館の工事費の会計帳簿がきわめて重大な関係を有するものと思うのでありまして、これは本来ならば本日この席でほしかつたのでありますが、今はやむを得ませんから、本日この委員会終了までにそれが見られるように至急取寄せ方を願います。
【次の発言】 質問に入る前に、私は天坊副総裁はいつから副総裁になつたか、それをまず聞きたい。
【次の発言】 さらに加賀山前国鉄総裁現鉄道会館社長に伺いたいのですが、あなたはいつから国鉄総裁に就任して、いつやめられましたか。

第16回国会 決算委員会 第21号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 大蔵大臣に対米債権についてお伺いいたしますが、大蔵大臣もたいへんお忙しいような話ですから、きわめて簡単でけつこうでありますから、単刀直入に御答弁願いたいと思います。  対米債権が四千七百万ドル、これにつきましては、もはや議論はないのでありまして、先般の通産大臣のお答えによりますると、これは大蔵省の所管になつておる、そういうお答えでありましたが、それはどうであるか、これが第一点。  そうしてさらに対米債権について、アメリカに対してどういう交渉をせられたかということが第二点。  交渉せられたとするなれば、アメリカ側からどういう返事があつたか、それが第三点。  さらにガリオアの問題であり……

第16回国会 決算委員会 第22号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 証人は国鉄の工事事務所長ということで、この鉄道会館から国鉄が依頼を受けた東京駅の工事全体についてその担任をいたしておるのでありますか。
【次の発言】 あなたはこの工事が鉄道会館から国鉄に幾らで契約されておるか、その総額を御存じですか。
【次の発言】 何ほどですか。
【次の発言】 総額は大体二十七、八億であるということであるが、あなたの担任の工事についての予算はどれくらいでありますか。
【次の発言】 鉄道会館から依頼されたほかにどうとか言われるが、鉄道会館から全部依頼を受けているのではありませんか。
【次の発言】 そうすると、あそこの工事は鉄道会館から国鉄が依頼を受けている工事と、国……

第16回国会 決算委員会 第23号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 それでは鉄道会館の立花次郎さんにお尋ねしたいのですが、きわめて簡単にただ事実関係だけを伺いますから、簡単でけつこうですからどうぞお答え願いたい。  この会社の資本金は一番最初は幾らでありましたか。それから、多分一億幾らと思いましたが、その次に四億四千万円ですか、それから昨日十三億云云ということを言われましたが、それはどういう額がはつきりしておるのか、その額と、それから現実に払い込まれたところの額とを具体的に答えていただきたい。
【次の発言】 そういたしますと、三億四千万円が現実の払込み総額でございますね。
【次の発言】 そうすると、その三億四千万円の金はどういうふうに支出されました……

第16回国会 決算委員会 第25号(1953/08/03、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 緒方副総理にちよつと尋ねたいのですが、この間対米債権の問題につきまして、外務省の経済局長がここへ来られたときに伺つたところによりますると、対米債権の支払い方の交渉をアメリカに向つてした、こういう話であつたのです。したとするなればどういうアメリカ側の回答があつたのか、こういうことを尋ねましたところが、どうも回答の内容はここではちよつと発表しかねる、こういうことを申されましたので、われわれは実は外務大臣に出てもらつて、その点を伺いたいと思つておつたのでありますが、機会がまだありませんので、本日は副総理がここへ見えておりますから、そういうことについて、副総理は何か外務大臣あるいは総理等の……

第16回国会 決算委員会 第26号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 今吉田委員からいろいろ書類の提出を求められたようですが、私はそれと同時にやはり書類で出してもらいたいことがあるのです。それは埼玉県の本庄税務署で、児玉郡の賀美村で村八分が起つて、村長以下村の有力者が非常にたくさんな脱税をしておる。その脱税をしておることを、片方の村八分をされた人が摘発したのであるが、これに対して本庄の税務署からはさようにその後の回答をして来ない。これは署長がかわりましたが、その後私どもも依頼を受けて本庄税務署べ交渉したことがあるが、さらにとり合わないでそのままになつておるのですが、この本庄税務署におけるところの児玉郡賀美村の脱税事件と言えばわかる。村八分された人が刑……

第16回国会 決算委員会 第27号(1953/08/05、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この間四千七百万ドルのアメリカに対して請求したことについて、どういう御回答があつたかということを私が尋ねましたときに、どうもそのことはここで発表しかねるというこの間の話であつたので、決算委員会としては、大臣に出てもらいたいと思つたのですが、なかなか来られないようでありますが、その後これに対する発表を今日してもらえますかどうですか、それをひとつ伺いたい。
【次の発言】 そうすると、あの二百億の請求をしたところが、アメリカ側では、ガリオアの問題があるから、それの解決のときにしたいというだけの返事でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、その回答はさることながら、この間大蔵大臣に……

第16回国会 決算委員会 第28号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ありません。
【次の発言】 ちよつと、私は副総理に、今の対米債権の問題かと思つたから、私はないと答えたのですが……。
【次の発言】 そうじやなくて、ちよつと副総理に所信を伺つておきたいことかあるのです。今委員長が申し上げましたことについて、私は副総理に伺いたい。私どもはぜひ吉田総理には伺いたいと思つておつたのです。政府がいやしくも予算を編成する場合においては、決算を十分検討しなければ、正しいいい予算、国民の意に沿うところの予算の編成というものは困難ではあるまいかと思う。健全なる財政の確立を期そうとするならば、どうしてもその予見の実行の跡を顧みない限りはできないのであります。従来国会……

第16回国会 決算委員会 第29号(1953/08/14、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 委員長にお尋ねいたしますが、あなたはこの株式会社鉄道会館というよりは、むしろ総裁長崎惣之助氏と加賀山之雄氏との間に八十周年記念事業としてこの国鉄東京駅前の事業の問題の話合いが起つてこういうふうに発展して来たのですか、これに対する何か御協議か、御相談を事前においてお受けになつたことがございましたですか。
【次の発言】 今の答えがちよつと私にわからなかつたのですが、全然なかつたのですか、どういうふうな話があつたですが、あつたらその内容を話してください。
【次の発言】 事後の相談を受けたことはありますか。
【次の発言】 それ以上この内容については聞いておりませんですか。

第16回国会 決算委員会 第30号(1953/08/21、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は政務次官に伺いますが、先だつて運輸大臣に質問してもきわめて不明瞭でわからなかつたのでありますが、株式会社鉄道会館と国有鉄道との間におけるところの工事請負契約は、これは政令による契約であるという答えがあつたのですが、政令による契約であるとすれば、毎月すべての債務の負担行為であるとかあるいは金銭の収支計画等を一々運輸大臣に報告しなければならないように、国有鉄道法はなつておるのですが、これにつきまして、運輸大臣はいかなる報告を受けておるか。その受けた報告の事実をお答えが願いたい。
【次の発言】 本日運輸大臣のかわりにここへ御出席になるにつきましては、ほかの問題はともあれ、この問題は、……

第16回国会 決算委員会 第31号(1953/09/04、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は本日は長崎総裁が出席されるという話を聞いておりましたので、そういうつもりで実は長崎総裁にいろいろ質問をしたいと思つておつたのですが、本日も来られないのですが、来られない人に対してはどうしようもありませんから、長崎総裁に対するところの質問は留保いたしまして、天坊副総裁に伺うのであります。ただ質問に入る前に、まず私は長崎総裁はいつになつたらこの委員会に出て来られるのであるか、天坊副総裁御存じであつたらひとつ状況を知らしていただきたい。
【次の発言】 それでは天坊副総裁に伺いますが、先ほどから皆さんがお聞きになつたのですが、この工事について埋立ての問題のことです。これは公有水面埋立法……

第16回国会 決算委員会 第32号(1953/09/11、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この問題につきましては、委員長からも率直に皆さんの質問に対してお答えになられたし、東京新聞にも取消し等が出ておるのでありますから、この程度で打切つていただきたい。そしてなお御意見があるとするなれば、理事会ででもやつていただいて、一時からは本論の本問題の審議に入つていただきたいと思います。もう十二時を過ぎておるので、昼食を食べて、午後の委員会を一時からやりたいと思いますから、午前の委員会はこれでとじてもらいたいと思います。
【次の発言】 東京都の岡安副知事に伺いたいのですが、昭和二十二年の東京都の都市計画、あそこの問題ですが、あの都市計画は、昭和二十二年に行われておつたようですが、そ……

第16回国会 決算委員会 第33号(1953/09/18、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 らよつとその問題について。ただいま政府委員から運輸大臣が出られないことの釈明をされたのですが、われわれはそんな釈明では満足することができない。決算委員に政府が調べてもらいたいということを出して来ておるのですから、これは政府の責任なのです。それにもかかわらずその出られない理由が今の御説明では、人に会うために飛びまわつておるとかなんとかいうようなはなはだ無責任な話であります。出て来て十分に決算委員会に対して釈明をすべきところは釈明し、そうして承認を求める義務があるところの運輸大臣が、ろくな説明もしないで、どういう用事でどうということをはつきり言われないで、人に会うために飛びまわつておる……

第16回国会 決算委員会 第34号(1953/10/16、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 証人に伺います前に、証人の発言は非常に責任のあることでありますから簡明に願いたいと思つております。  証人は株式会社鉄道会館問題について最初加賀山と契約する以前に事業計画について何人と協議相談をなされましたか。簡単でよろしゆうございます。
【次の発言】 私が伺うのは駅舎ということよりも、あなたが加賀山之雄にあてたこの書面に計画が書いてありますが、あの計画を立てて、これを部外者である加賀山氏と契約をするに至つたのですが、その契約以前において、あなたの立てたこの事業計画について、何人かと協議あるいは御相談をなされましたかと申し上げておるのです。

第16回国会 決算委員会 第35号(1953/10/23、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は島田総長に一点だけ伺いたい。たいへん時間もおそくなりまして、お急ぎのようでありますから、きわめて簡単に伺いたのですが、先ほど総長のお言葉によりますと、国有鉄道法の四十九条並びに施行令をお引きになりまして、自由契約もでき得る、こういうようなことでありまして、いささか行き過ぎではなかろうかというような御意見もあつたのですが、さらに私は総長に具体的事実を申し上げて、そして総長の御意見を伺いたいと思うのです。と申しますことは、本件の契約が複雑多岐にわかれておりますことは、私も当初から意見を述べておつたのでありまして、総長の言われる通りでありますが、まずその契約が公法上の契約であるとか、……

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 競馬と畜産ということの今の質問応答に関連して伺いたいのですが、大体競馬というのは、最初は馬事思想を普及するという意味から始まつたようにわれわれは記憶しておりますが、その馬事思想を普及するということはどういうわけかと言えば、当時は軍国主義であつて、軍馬がたくさん必要であつた。ところが今は軍隊はもちろんありません。だから必要ありません。そうして役馬、いわゆる使う馬というものとこの競馬に使用するところの競馬馬というものとは、全然馬の体質を異にしておるわけであります。競馬馬は農家の役馬にはまつたく不適当なのであります。でありますから今の競馬馬をああいうふうにいろいろ競馬をやらしておくという……

第16回国会 農林委員会 第29号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))

○杉村沖治郎君 私は蚕糸局長に事実をお話して伺いたい。それは繭の生産農民と製糸業者との間の繭の売買関係に関してですが、事実は昭和二十七年の春蚕の生繭の売買につきまして、製糸業者と養連との間において繭の仮渡金の価格が千二百円ないし千三百円という決定があつた。これに対して他の方から製糸業者が、私のところで繭を買わせてもらいたいということを言つて来た。 本年は即時現今で千八百円で買うから買わせてもらいたいということを申し出たのであります。それから私は、非常に価格に差があり、養連と製糸業者との間の協定仮渡金がは千一百円ないし千三百円である、それにもかかわらず千八百円即時現金渡しで買うから買わせてくれと……

第17回国会 経済安定委員会 第3号(1953/11/06、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 それは私も本日大臣が来られれば今のことを伺いたいと思つておつたのですが、先ほどの申合せで大体次期国会というのですが、私のひとつお願いしたいことは、明日ということはとうていこれは間に合いかねるでしようが、次期国会の開会前にわれわれはそういうことを知りたい、でありますから閉会中に資料を出していただいて、この経済安定委員会を開いてもらつて、そしてわれわれはそれを検討して行きたい、こう思うのでありますから、開会前にやつていただきたいと思うのですが、いかがでしようか。

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は長崎総裁に伺いたいのであります。昭和二十八年十月二十三日の東京新聞に長崎総裁は、来年の一月には国鉄の運賃を値上げしなければならない、こういうことを言われておるのでありますが、総裁のこの発表はこの通りでありますか。
【次の発言】 それでは私がここに新聞に出ておる一問一答を読んでみます。あなたは電話でというような話でありましたが、一問一答によりますと、運賃の値上げについて問として「実施の時期は……」答として「来年一月までというのがギリギリ一ばいの線だ、従つて遅くも来年一月には実施したい、」こういうことが出ておるのですが、こういうことを言うたことはないのですか。

第18回国会 決算委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私はやはりそれに関連をしたのですけれども、この黄変米の買入れは政府が直接買入れたのであるか。それともどういう経路で買入れたのか、その買入れの経路な伺いたいのでありますが、その点いますぐお答え願えますか。  それから黄変になつたのは、つまり向うで買つたときからああいうふうな黄変米そのものを買つたのか、あるいは向うで買いつけて、船積みをしてから船中において黄変したものであるか、それともこちらに陸揚げしてから倉庫に入れておいて黄変したものであるか、その辺はいかがなものでしようか。
【次の発言】 ちよつとお答え中ですが、私が伺つておるのはそういう抽象的な、一般的な、原則的だことを伺つておる……

第18回国会 決算委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 先ほど柴田委員の質問にお答えなさるのを聞いておつたんですが、私らの非常に不可解に思つたのは、食糧庁と通産省というものがあるにもかかわらず、日本糧穀を中に入れて買うということは、どう考えてもこれは常識的に納得することができない。そこで今伺つていると、現在あるままの姿では云々ということだが、あるままの姿で買うのがどういうわけで都呈が悪いか。ありのままであるがゆえに日本糧穀を入れなければならぬというのは、どういうわけですか。それからあなたの方では、黄変米がアルコールの原料とするに適当であるかどうかということを知つておつたか。それから食糧庁に黄変米のあることを知つておつたかどうか。つまり現……

第19回国会 経済安定委員会 第7号(1954/03/05、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 時間がありませんから、ごく簡単に私は大綱だけ伺いたいと思います。河川問題といえば、これは実に重大問題でありまして、電源の問題は帰するところ、河川から起つて来る問題が大きいのです。先ほど農林、建設両省の政府委員のお話を伺つておりますと、建設省で今考えておられる河川法案というものについて、農林当局も賛成されておるのであるかどうかという点を伺いたい。先ほど農林当局からいただきました水管理についての将来の対策というようなことがこれに載つておるのですが、これはやはり現行法を基本としたところの上に立つてのこういう対策であつて、建設省の検討しておるところの河川法というものを考えずに、こういうこと……

第19回国会 経済安定委員会 第11号(1954/03/23、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ここにたくさん資料をいただきましたし、いろいろ御説明を承つたのですが、こういう数字的の資料をここでいただいて説明を聞いても、この資料についてすぐいろいろお伺いするということは困難でありますし、先ほどから見ておりますが、お出しくださつた数字にも間違いがあるということで、今数字上について御質問を申し上げていろいろ伺うことができないのははなはだ遺憾とするので、他日また数字上のことはよく研究しまして伺いたいと思つておりますが、先ほど前の委員がいろいろ質問されたように、この資料はもちろんあなた方電力会社から見れば正しいということでお出しになつたのでしようし、今までわれわれが需用者側からいただ……

第19回国会 経済安定委員会 第17号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 いろいろお話を承つてたいへん参考になるのですが、どうも自由党内閣が今までやつて来たところを見ますと、国民の金を貸しておる先が、非常に大きな財閥のやつておる方には、たくさんな金がきわめて簡単に貸し出されておるのです。もつともそれが船舶あるいは電気事業というようなことですから、これは何と申しても日本の経済の振興をはかるためには重点的にきわめて必要な金でありますが、これに対する貸出し並びに取立て、こういうことは非常にルーズに行われておるのです。たとえば船舶会社に対しまして昭和二十四年から今日まで貸し出されておる政府の金は、九百九十二億一千九百万円も貸しておる。そしてその利息すら満足に払つ……

第19回国会 経済安定委員会 第19号(1954/04/20、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は法律を改正することには反対するものではありませんが、ただこの離島振興法の第九条の第二項の終りに、本文の末尾がこれこれ「にかかわらず、別表の通りとする。」と、こういうことになつておる、それにもかかわらず、ここへことさらに港湾法の五十二条を括弧して挿入し、さらに「第四十二条第一項及び第三項」の次に、港湾法の(第五十二条第二項において準用する場合を含む。)という括弧を挿入する。こういうようなものを挿入して、この規定にかかわらず別表の通りにするということになつておるが、ここにそういうことを挿入しなければならないのはどういうわけですか。

第19回国会 経済安定委員会 第20号(1954/04/23、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 今問題になつている開発銀行から船会社に金を貸しております。地方銀行その他の関係がきわめて重要なわけですが、地方銀行では、船会社に対するところの融資関係はどんなふうにお考えになつておりますか。新聞紙等を通じては幾らか承知いたしておりますが、どんなぐあいでありますか。
【次の発言】 私もただいまお述べくださつたようなことは承知しておりましたが、今日お目にかかつてそういう話が伺えたことはたいへんけつこうなんでして、開発銀行を通じて国民の血税が今までに九百九十二億一千九百万円貸し出されておるわけであります。これがほとんど返つておりません。これは昭和二十四年当時、復興金融公庫及び見返り資金等……

第19回国会 経済安定委員会 第21号(1954/04/27、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 先ほど国鉄が石炭の値下げを要求しておるというお話があつたのですが、それはどういう理由で値下げを要求しておるのか、その点はおわかりになつておりませんか。
【次の発言】 私は議論じやなくて、ただ一点だけ御意見を伺いたいのですが、先ほど造船関係について下請業者が非常に困つておるというお話、まことにそれはそうだろうと思うのですが、さてこれと関連して金融の関係ですが、今あなたは造船資金をなるべく早く融資してやるように御配慮が願いたい、こういうお話なのですけれども、これはただ半面だけしか見ておられないんじやないかと思うのです。と申しますことは、造船資金というものは、御存じでしようが、昭和二十四……

第19回国会 経済安定委員会 第23号(1954/05/11、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ちよつとお伺いします。九ほど来の小林さんのお話は、まことにしごくごもつとものように私どもうかがえるのですが、あなたのお話を伺りておるうちで、中小企業の一番困つておるのが金融の問題である。ところか手形の割引もしてもらえない、こういうようなことが主要な原因のようにりかがえるのです。どこの銀行も割引をするのには割引をするだけの信用力を見て割引をしておるわけなんですが、その割引ができなくなつたということは、中小企業者に対するところの、金融業者が信用できないということになつたのかどうかという点なんです。実は昨年の暮れごろから、秩父の織物業界が火が消えたようになり、実際の金繰りができなくなつて……

第19回国会 経済安定委員会 第24号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この電気料金の値上げの問題につまして、先般審議庁の長官が値上げはしないということを言われたので、私は実は安心しておつたのですが、値上げをされるということになりますと、どうしても私ども十分事情を聞きたいのであります。  まずそれについて私が一番関心を持つておりますのは、電気事業に対して政府からどれくらいの金が貸してあるか。昭和二十四年以来見返り資金、復金等の時代から幾ら金が貸してあるか、その総額が伺いたい。それからさらに電気事業の民間資本の総額、それから民間資本と政府から貸しておる金との資本総額、それから政府から貸しておる金が民間資本の何パーセントに当るか、それから貸しておる金がどう……

第19回国会 経済安定委員会 第26号(1954/05/21、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 中央道路のことにつきまして伺いたいのは、まず本案と国土総合開発法との関係なんであります。国土総合開発法によつてこうした事項は十分にやれると思うのでありますが、こういうような単行法をつくらねばならないという理由はどういうことであるかという点が第一点であります。  第二点は、国土総合開発法によつて指定されている地区が、本法案によつて道路がつくられる地区にかかつているのでありますが、これについて国土総合開発法に基くところの指定地区の事業との関係をいかように調節なされるかという点が第二点であります。  第三点といたしましては、この実施にあたりまして公社をつくつてやるということになつているの……

第19回国会 経済安定委員会 第27号(1954/05/25、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は去る二十七日の当委員会で経団連の代表であるとか、あるいは経済同友会の人たちのいろいろな意見を聞いたのでありまするが、いずれもこの政府の輸出入金融の点について非常に困つた状態にあるということを述べられておるのでありまして、大臣も多分速記録をごらんになつておられるだろうと思うのでありまするが、この輸出入金融の緩和について、大蔵、日銀、通産、経審の間で何か御協議をなさつたとかいうことを仄聞いたしておるのでありまするが、そういうことがあつたかどうか。さらに大臣は、非公式ではあつても六月にでもなつたならばこの輸出入金融の緩和を実行したい、こういうことを述べられたとかいうように聞いておるの……

第19回国会 決算委員会 第2号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 大臣に伺いたいのですが、問題は、三百万枚の麻袋があるのにもかかわらず五百万枚の麻袋を買い入れた、こういうことについてなのですが、何の必要があつて三百万枚も麻袋があるにもかかわらず、五百万枚をさらに買い入れたか、こういう質問をいたしましたところが、これは第十八国会の十二月八日の当決算委員会における速記録なんですが、この質問に対してこれは前谷政府委員からの答弁で、それは昭和二十七年六月ごろに麦の統制がはずされて、今度外国からたくさんの大麦、小麦等を買い入れることになつたので、それを予定して五百万枚を買い入れた。こういう御答弁があつたのですが、ここに大量の大麦、小麦を買い入れる、ただこう……

第19回国会 決算委員会 第3号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は今柴田君が言つたと同じようで、過去のことは、責任問題とかあるいは今の受渡しの問題等は速記録を見ればわかるので、ここで水かけ論の議論をしたところで時間を空費するだけである。ただ今報告されたことについてちよつと伺いたいのですか、今報告されたところでは行政処分である、公法上の契約であるということは、最初東京都が貸付をするときかり賃貸借、いわゆる私法上の契約ではない、公法上の契約である。しかも期限満了の場合においては代執行の契約かあるわけですね。代執行の責任を負わしている。いわゆるニユーエンパイヤ・モーターの費用において東京都がこれを執行するということがちやんとうたわれている。これは大……

第19回国会 決算委員会 第4号(1954/02/05、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 今のことですが、国会は国会の独自の立場で事をやつて行くのであつて、大臣がそういうことを発言されたということは、何かこの決算委員会のやつたことについて妨害にでもなつたような事実があるのでございますか、その点伺つておきたい。
【次の発言】 私は今党の会があつて少しおそくなつて、私が来る前にあるいはそういう発言があつたかしれませんが、あつたとすれば、それは必要がないからお答えいただかなくてもけつこうなんですが、議院運営委員会が、決算委員会、法務委員会あるいはその他の委員会において、この造船問題についてはやらないというようなことを満場一致で申し合せたというようなことを新聞で見たのですけれど……

第19回国会 決算委員会 第5号(1954/02/08、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 食糧庁長官にちよつと参考に伺うのですが、米麦、大豆等のばら輸入の量は年額どのくらいありますか。
【次の発言】 これは利害得失の問題でありまして、私が十分研究してないのですが、麻袋の問題なんです。もう麻袋問題にもどつて行くわけじやありませんからどうか御心配のないように願いたいのですが、外国から麻を輸入して麻袋をつくつたり何かするよりも、これだけのものを入れるところの俵を百姓につくらせてこれを買つたら、農村のつくるわら工品のために、農村に入る金がたいへん多くなるので、私は非常にいいことではないかと思うのです。どうも麻袋でああいう大きな営利会社ばかりもうけさすよりは、むしろ百姓に俵をつく……

第19回国会 決算委員会 第6号(1954/02/10、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この業務命令もきわめて重要な問題だが、その内容のことを聞く前に、私はもつと根本的なものについて聞きたいことがあります。先ほど運輸大臣が説明されたところによりますと、融資をする船主等の調査については、運輸大臣は開発銀行と協議をしてきめた。市中銀行は加わらない方がいい。こういうことを言つたが、市中銀行ではいろいろな事情があつてそれに加わることは困るというようなことで、運輸大臣と開発銀行とで決定された。そしてその後において、これは閣議にかけておるということを、先ほど運輸大臣が答えられておるのですが、大蔵大臣はその閣議に参画されましたか、されませんか。

第19回国会 決算委員会 第7号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいまの大蔵大臣の御説明でありますが、財務局長がただいま申されたように、十月三十一日までに返還をしろという要求をなさつたことはけつこうなんですが、その後今大蔵大臣がやはり申されたように、これを民事裁判所へ提訴するために法務省に依頼した、こういうお話なのであります。この間もそのことを伺つたのでありますが、われわれはこれが非常に不可解なことであると思われるのであります。この間の政府委員の説明によりますると、原状回復を当事者が違つたからできないのだ、こういう説明なんです。このニユーエンパイヤモーターに虎ノ門公園を使用せしむるに至つたことは公法上の処分であることにつきましては、十六国会に……

第19回国会 決算委員会 第8号(1954/02/15、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は特に委員長から名ざしがありましたから意見を述べるのですが、前谷さんは、今柴田君が言うように、実際当時の責任者でないので、しかも当委員会においては相当良心的にお答えをされておるので、まつたく気の毒である。しかしながらさらにその上に進退伺いを出すという気持は、われわれはまことにけつこうであると思うのだが、従つて前谷さんについては同様に考えます。なるほど職務は違つておりますけれども、当時の食糧庁長官が今次官をしておる。しかもその次官の職は、ほかの職と違つて、食糧関係に最も重大なる影響を持つ農林関係にあるということにつきましては、東畑さんも当決算委員会において、まことに良心的な答えをさ……

第19回国会 決算委員会 第9号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は会計検査院長にちよりと伺いたいのですが、それは昨年の恨査報告、本年の検査報告を見るにつけ、また最近におきましては造船汚職り問題がやかましく言われ、また十六十会における鉄道会館の問題、あるい仏鉄道の財産関係等、非常に遺憾千万はことが多いのであります。会計検査院はたいへん御努力をなさつて検査しておるようですが、私はこの会計検査院の機構に何かもの足りないものがあるのではないかというふうに思われるのであります。いま少し会計検査院の機構を拡充するとか何とかして一この報告書を読みますと、検査したものは十三万五千余冊、四千二百余万枚というようなことが掲げられてある。これは御努力なさつたことを……

第19回国会 決算委員会 第10号(1954/02/19、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいま委員長のお言葉で十分ということでありましたが、私がここで申し上げておかねばならないことは、参考人にも非常に重大な関係のあることで、中途で切れたようなことになると、あるいはその焦点がぼけるようなことになると思うのですが、その点だけちよつとお含み置きを願いたい。なるべく焦点のぼけないようにお願いしたいと思います。  それでは森脇さんに伺います。いろいろたいへんな事情はあるようでありますが、あまり長くなるとまたわかりにくくなりますから、どうか簡単に願います。もし足らないところがありましたら、私の方でまた補うて伺いますから、簡単に要を得てひとつお話願いたいと思います。  第一番に伺……

第19回国会 決算委員会 第11号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は疑獄の問題でもないか、先ほど藤田委員の質問した、すなわち外航船の建造についてあなたがての必要性を述べられており、われわれもその必要のあることは認めておるりでありますが、今日まで造船のために補給せられた額は一千億を突破いたしておるのであります。しかるにもかかわらず、これが還元されたものはわずかに百億にすぎないのであります。このような状態のことをしておいて、あなたがおつしやられるようなことで、はたして健全なるところの日本の外航船の建造ができるかどうか、私はこのような問題が起つたということも、かくのごときいいかげんそうな全社に対してこれほど重要なるところの外航船の建造をまかしておつた……

第19回国会 決算委員会 第12号(1954/03/01、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 それでは岡田海運局長、甘利船舶局長に伺いたいのですが、昭和二十四年当時見返り資金を各船舶会社に融資しておるのでありますが、昭和二十四年において融資してやつた会社及び金額等を伺つておきたいと思います。
【次の発言】 この百八億八千八百万円の償還期限はいつでございますか。
【次の発言】 そこで、竣功後三年すえ置きということになつておりますから、大体船ができ上らなければはつきりしたことはわからないのでしようが、ただそういうふうに竣功後三年すえ置きというだけの契約だとあまりにも漠然としておるようですが、それでは何年たつてもかまわないということになりはしないですか。

第19回国会 決算委員会 第13号(1954/03/05、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 今の柴田君の御意見には私はまつたく賛成であります。予算のときだげはみんな各省大臣がそろつて出ておつて、いろいろ算定をしておるのだが、予算はなるほどこれから先使うところの必要なこともありましようけれども、予算というものは少くとも過去の、前年度の予算がどういうふうに使われたか、この前年度の予算を使つた結果においてこういうような不足があつた、こういうようなことがあつた、こういう欠点があつた、これを資料として翌年度の予算を編成しなければほんとうの予算の編成はできない、ところが今日のこの予算の編成というものは、決算の状態などはおかまいなしですよ。本年わずか百億足らずの予算のことについて、三党……

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/08、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 実は農林大臣がおいでになればたいへん都合がいいのですが、私は予備費の問題で伺いたいのです。農林省の予算になつておりますが、昨年の凍霜害対策、これの予備金支出については、大蔵省と農林省で大いに問題になつたのですが、これがまだ一億ほど残つておる。これはどういうわけで一億残つておるのか。これは残るどころではなくて、実際において農村では足らないので、もう少しと言つておる。われわれはそのときに社会党としては十億の組みかえ要求をしたわけなんですが、これがはねられたのです。これはほんとうは農林大臣に伺いたいのですけれども、農村の方で必要がないということで残つておるのか、これはどういうわけなんです……

第19回国会 決算委員会 第15号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 関連して……。今吉田委員から尋ねられた持分のことですが、持分の性質はどういうものでしよう。これを見ますと投資みたいに私らには考えられるのですが、この持分は、いわゆる国の財産として、船主の行為によつて、国家が何ら関与しないことによつて、この持分が減るようなことがあるのかどうか。どうも私の考えで見れば、あとの方の売払い船舶のところに、山領汽船の船が競売になつております。そこに船の持分価格が書いてあります。四百五十四万二千八百十二円の持分があるけれども、競売だからこの持分だけのものはとれなかつたのでしようか。この持分が、競売によつてこれだけの価格がとれておればいいのですけれども、はたして……

第19回国会 決算委員会 第16号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私が副総理にお尋ねしたいことは、これは過般の決算委員会でも私申し上げたのですが、政府は決算委員会というものをきわめて軽視しておるのではないか、こう考えられる。ここへ大臣が来るということは、まるではきだめに鶴でもおりたように来る。みんなが、大臣が来る大臣が来ると大騒ぎをするのはたいへんな誤りではないかと思う。金をとるときだけはもみ手をして、頭をぺこぺこ下げて、予算を何とか通過さしてもらおう、そういう考えでしかおいでにならぬ。これは無理もないことかもしれませんけれども、今度自分たちがとつた予算がどんなふうに使われたのであるか、どうなつたかということを――いやしくも国民の承認を求めておる……

第19回国会 決算委員会 第17号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行について。今日の日程はまだ国会があり法務省があるのであつて夜の十二時までやればできるかもしれませんけれども聞いて行けば切りがなくなつて来る。裁利所だけでも、今日さらに説明を求めてわれわれが納得するということになると、これは終えないのではないかと思うのです。大体裁判所でもきよう事務総長が来ないといふのは誤りであります。だからなるべく簡潔にやつて行くということにしたらどうでありましよう。これはやはり今日上げてしまつた方がいいんじやないかと思いますが日をまたあらためてやるつもりですか。
【次の発言】 あなたは先ほどから、吉田委員の質問に対して率直に答えずに、とがめでも受けやせぬか……

第19回国会 決算委員会 第18号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいまこの席で申し上げることはちよつとはばかるというようなことを言われたのです。内容は別ですが、それはどんなことなんですか。
【次の発言】 この出来高不足により過払いの結果を来したのは、一体どういう原因からですか、その事情をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 御承知のように、昨年もあんなに河川の氾濫がありまして、非常な災害を受けておるのですが、こういうように工事にいいかげんなことがあるから起るのですが、どういうわけでこういうことになつたのか聞かしてもらいたい。
【次の発言】 そんなことなら説明してもらつても何にもなりません。出来高不足であるにもかかわらずこれだけよけい払つておるわけ……

第19回国会 決算委員会 第19号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 長官に伺いますが、昭和二十七年度の保安庁の歳出予算額から三十二億七千七百三十三万二千二百二十一円というようにたいへんたくさんな不用額が出たのですが、これはいわゆる保安隊の漸増ということをお考えになつておるために、かような非常な不用額の出ることはあるかもしれないが、とにかく金だけよけいとつておこうというような考えからこういうたくさんな不用額が出たのであるか、なぜこんな不用額が出たのかあまりにも予算がずさんであつたのかあるいはどうなのか、その点が承りたいのであります。  さらに同じことについてですが、流用額がたいへんあるのでありまして、たとえば職員の給与について他の目から流用しておる額……

第19回国会 決算委員会 第20号(1954/03/29、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は議事進行についてひとつお諮り願つておきたいと思います。  最近当決算委員会の委員に対して、はなはだおもしろからざる風評、ことに新聞報道等が行われておるのであります。この際わが決算委員会におきましては、大いにその任務を遂行するために最善の努力をいたしてみたいと思うのであります。委員長がただいまも申されたように、委員長がおからだの健康がすぐれないために御欠席になつた関係もありましようが、当委員会の審議がきわめて遅々として進まないということはまことに遺憾しごくであり、ことに先ほど申し上げましたような社会から非常な疑惑をもつて見られるようなことがあつてはまことに遺憾しごくであるのであり……

第19回国会 決算委員会 第21号(1954/04/01、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 それではさきの農林関係のあれですが、このあと始末はどういうふうになつたか、完全に仕事が終えてないにもかかわらず金を払つたんだが、そのあと始末はどうなりましたか。農林関係おられませんか。開発庁はわからぬですか。
【次の発言】 どうも政府委員がいないのではこれは始まらない。  そこで会計検査院見えていますか。
【次の発言】 では会計検査院に伺いますが、これは会計検査院は昭和二十七年の十一月の調査だと思うのですが、この検査をしたときには、まだやはりこれがこういう状態であつたのでしようか。このときには直つておつたのですか。その点いかがですか。

第19回国会 決算委員会 第22号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 本日、昭和二十九年二月末日現在の「第五次以降計画造船融資残高調」こういう資料をいただいたのですが、これによりますと、当初の償還条件による期限の到来したのが二十三億八千六百九十八万五千二百八十九円、こういうことになつておりまして、さらに期限の延長を認めた額が十七億五千百四十万三千八百四十六円、認めない額が六億三千五百五十八万一千四百四十三円、こうなつておるのですが、昭和二十九年三月一日の当決算委員会におきまするところの政府当局の答弁によりますと、二十三億八千万余り開銀に返つておる、こういう供述があるのであります。もちろんこれは岡田海運局長の答えでありますが、そうするとここに掲げられま……

第19回国会 決算委員会 第23号(1954/04/07、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 関連して……。石巻税務署に地積の誤謬の訂正の申請があつたというのですが、その地積の誤謬訂正というのは、どういう誤謬の訂正であつたのでしようか。それと同署では疑義があるということで東北財務局に連絡して来たということですが、その疑義はどんな疑義であつたのか。それと事情を検討したというのですが、検討の結果はどうであつたが。これを承りたいと思います。
【次の発言】 それから事情を検討の上適当な処置を講ずべく連絡があつたというのですが、検討した結果どうなつたのですか。
【次の発言】 現在どうなつているんですか。検討の結果あなた方では正しいというふうに考えておるのでしようし、町の方では、町の見……

第19回国会 決算委員会 第24号(1954/04/09、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 これは国税庁に伺いますが、大体問題はみな同じようなことですね。わければ今御説明になつたように調達に関しての不備あるいは徴税関係等でありますが、一一八の印刷紙の官給についてのヤレの二%と五%との相違というようなこと及び一一九の単価の八十銭と三円八十銭、これはたいへんな相違なんですが、これらはどうしてこういうことになつたのだろうということ、どうも私はこういうやつは過失とか何とかいうことではないと思われるのです。どういうことでこういうことをやつたのだろうということは、およそ想像がつくのじやないかと思われるのですが、まずその点について国税庁の方はどういうふうにお考えになつておるか。会計検査……

第19回国会 決算委員会 第28号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行に関して。これは田中委員長にさつきちよつと話したので、田中委員長が来られてからの方がよいかとも思つたのですが、今会期も明日、明後日で終るのであります。そこでやがて会期の延長問題が出て、自由党や改進党が多数で押し切るということになつて、会期は延長されるとは思いますけれども、しかしさようなことを今からわれわれが考えるべきではなくて、ただいま議題になつておる審議事項その他については、合法的に審議を進めなければならぬ。ついては会期が延長になつたならばなつたときといたしましても、われわれは会期を終了するものとして審議を進めなければならない。そういうことになりますと、この農林省の批難事……

第19回国会 決算委員会 第30号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行について。委員長が不在中に、私から資料取寄せをお願いしておいたんですが、せんだつてのこの委員会に、私は母が死亡したために、遂に欠席せざるを得ないので欠席いたしました。当日私がおらないために、その問題は私が出たときにということで延びたそうでありますが、その資料と申しますのは、造船関係につきまして開発銀行から各船舶会社に対して、昭和二十四年以降の貸付金額及び償還期が来ておるもので償還をしない金額、その区分、会社名、そういうようなことを調べて出すように、なお担保はどういうふうについておるかと私が聞いたら、松田理事は、担保力もないということを当決算委員会で答えておる。担保力がないと……

第19回国会 決算委員会 第31号(1954/05/19、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 本日大臣が見えるということであつたのですが、大臣がまだ見えておりませんから、私は、大臣の来るまで農地局長にこの間の点について伺いたいのです。  この間私が山口県の出雲村と八坂村に対するところの補助金関係のことを尋ねたときに、農地局長は、適当の補助金であるという答えをされておるのです。続いて私が次官に尋ねたところが、次官はそういうことを言わずに、すぐに頭を下げて、まことに申訳がないというふうに答えておるのですが、農地局長が、その出雲村、八坂村のこの補助金関係が妥当であると言うことは、どういう見地に基いて妥当であるというのかを伺いたい。さらに私は、それだけではあまり漠然でありましようか……

第19回国会 決算委員会 第33号(1954/05/24、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 イラクの大麦の買入れについて関連して伺いますが、日綿実業株式会社というのはどこにあるのでありますか。
【次の発言】 私は今おらなかつたのですが、柴田委員が多分尋ねたのでありましようが、受渡しの場所はあちらだ、こういう話だそうですが、受渡しの場所はどこであろうとも、この売買の物件に瑕疵がある場合において、日本政府はこの瑕疵をいつ発見されたか。そうしてその発見された瑕疵をこの日綿実業株式会社に対して通告されたかどうか。それから契約書はわれわれは知らないからわからないけれども、この政府の釈明によりますと、三%以下の異物の混入を条件としておる、こういうことを述べられておるのでありまするが、……

第19回国会 決算委員会 第34号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 石井さんにちよつと伺いますが、四千幾らというこの余つている金、これは私は当然計算をして余つたらこれこそ単位農協の方へ流してやる金じやないですか。私はそう考えるのですが、それを全販連が持つているということ自体が誤りじやないかと思いますが、これに対する所見はいかがですか。
【次の発言】 それのことを聞いているのじやないですよ。余つた金が……。
【次の発言】 それはあなた方がそういう話し合いだからと言えばそれまでかもしれませんけれども、あなた方は大体百姓の代表として、百姓の支出によつて仕事をしているのでございましよう。県連にいたしましても、全販連にいたしましても、いずれも百姓が金を出して……

第19回国会 決算委員会 第35号(1954/05/31、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 あとの方が声が小さくてよく聞取れなかつたのですが、生産者に対して二千七百円払つておるとかおらないとかいうようなお言葉があり、他はどうとかいうのですが、その点はつきりしなかつたので、いま一度繰返していただきたいのですが……。
【次の発言】 そうすると、五十石以下はやらないということはしなかつたわけでありますか。
【次の発言】 そうすると、その集荷団体に対しても、五十石以下は払つていないということになるわけでしよう。
【次の発言】 そうすると、県販連と全販連に対しては、それだけ払つておることになるわけですね。
【次の発言】 それが非常に私は不合理だと思うのです。五十石以下の集荷に対して……

第19回国会 決算委員会 第36号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行について。ただいまの理事会の協議事項で、二十四日から五日間の連続審議をするということになつておりますが、私は本日ここに黄変米が五万六千九百五十六トンあるということを知つたのでありますが、これに対して閉会中にこの実情を調査するの必要があると思いますからひとつこれのお諮を願いたい。と同時に、食糧庁に対してこの黄変米に関する契約書、昭和二十八年十二月二十八日、昭和二十九年二月一日、昭和二十九年一月八日、昭和二十八年十二月二十一日、昭和二十八年二月十二日、昭和二十九年二月一日、昭和二十九年二月十二日、昭和二十九年一月二十六  日、昭和二十九年三月五日、昭和二十九年三月三十一日、昭和……

第19回国会 決算委員会 第38号(1954/08/09、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行について。……本件につきまして本日の政府の出席者のお名前を今伺つたところによりますと、この間本件はわが国の食糧政策に最も大きな影響があるので緒方副総理の出席を求めてその点をただしたい、こういうことで全会一致緒方副総理の出席を求めたのでありますが、本日緒方副総理が見えません。どういうわけで見えないのであるか、委員長はこの点について何か御連絡でもあつたかどうか、その点を一応伺つておきたいと思います。
【次の発言】 これは非常に重大問題でありまして、この米が配給されるかどうかということについても国民の保健上重大問題であるので、これについてなお十分とりはからうというのであるが、明日……

第19回国会 決算委員会 第39号(1954/08/10、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は大臣に伺います。こまかいことはそれぞれ他の政府委員に伺いますが、問題はこの責任問題をやはり私ははつきりしておきたいと思うのでございます。と申しますことは、この黄変米は昭和二十四年以来あるのでありまして、この黄変米が入つて、来ることについて、このたび初めてこれが問題になつたのではないのだから、農林省がこの外米を輸入する場合において、今まで黄変米の出ておる国から輸入する米について、厚生大臣は農林大臣とこの有毒素の含有があるかないかということについて協議をされたことがあつたか、その点をまず伺いたい。
【次の発言】 私があなたに問うておることがよくおわかりにならないらしいのですが、私が……

第19回国会 決算委員会 第40号(1954/08/11、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ちよつと松井さんに伺いたい。先ほど委託買付契約、こういうことをおつしやられておつたが、その委託買付契約によつて買いつけた米についてのあなたの方の責任解除の時期はいつなんですか。
【次の発言】 そうすると、食糧庁指定の倉庫に入れたときつまり数量の責任解除になるのであつて、品質については検査証明書を受取つて船に積んだときで、それでもう米に対する瑕疵の責任はなくなる、こういうのですか。
【次の発言】 いわゆる海損の起つた場合は別個です。海損関係は商行為で、商法上きまつておりますから別ですが、要するに品質というものはあなたの方で検査証明書を受取つたときで責任がなくなる、こういうことですか。……

第19回国会 決算委員会 第41号(1954/08/12、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 まずただいまの点について関連して質問したいことがあります。それから伺いたいと思うのですがただいまの刑事局長のお話を伺つておると、食管法違反だけのようです。もちろんそれは調査の範囲に関するので、あるいはそういうお答えをなさるのかもしれませんが、東洋醸造が取得した米は、東洋醸造が直接食糧庁から払い下げた米だけでありましようか。それとも日本糧穀株式会社から払い下げた米でありましようか。どちらでありますか。日本糧穀の手を通じて東洋醸造が手に入れた米でありましようか。東洋醸造が直接食糧庁から払い下げた米でありましようか。
【次の発言】 それでは調査が十分でないのでしよう。これは日本糧穀株式会……

第19回国会 決算委員会 第42号(1954/08/16、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私はまず外務大臣に伺いたいのですが、先ほど外務大臣は、一パーセント以下についての交渉はかつてなされた、こういうことをおつしやられたのであります。本年の病変米は一パーセントどころじやないのですが、これにつきましてどういう外交交渉をなされたか、なされないか、その点をひとつ伺いたい。
【次の発言】 一パーセント以上の病変米が混入しておることは、昭和二十八年の八月二十九日に、厚生省から農林省に通達がある、しかもそれは、従来は黄色いものの毒素であつたけれども、白米に毒素が入つておるということの通達であります。さらに続いて九月の二十五日に通達があるのであります。この九月二十五日の通達では、三百……

第19回国会 決算委員会 第43号(1954/08/23、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は井本局長に伺いたいのでありますが、一昨日来からの新聞を見ておりますると、決算委員会に出席する証人等のことについて、自由党の池田幹事長が何かいろいろに策動せられておるようなことを聞いておりまするが、刑事局長は法務大臣その他上司から何かそういう暗示か指示のようなことでも受けたようなことはありませんか。
【次の発言】 これは非常に遺憾しごくであります。井本刑事局長を責めてみたところが、それは確かにいたし方のないことであります。しかしながらこれをいつまでもそういうことで審議を遅延しますと、どうもそういうことを待つておるような人もなきにしもあらずでありまするから、この際議事を進めた方がい……

第19回国会 決算委員会 第44号(1954/09/06、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 鍛冶君やその他の自由党の理事諸君から理事会を開けということを申されておるのでありますが、この開会については委員長から理事の更迭を宣言されたのであります。もうこの問題につきましては、自由党の理事諸君は今日まで数回われわれとひざをつき合せて協議して来た事件であります。しかるにもかかわらず自由党は今日この重大なるときにあたつて、突如として鍛冶良作君を初め、その他の理事諸君を全部交代されまして、前の理事諸君がここにおられるにもかかわらず、こういう交代をして来て、そうして理事会を開こうというのはいささか私はふに落ちないのであります。さような無謀といつてははなはだ失礼かもしれませんけれども、い……

第19回国会 決算委員会 第45号(1954/09/07、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 委員長に一任はけつこうでございますが、私は本日ただいま委員長の意思によつてここで決定しておいてもらいたい、宣言しておいてもらいたい。
【次の発言】 証人にちよつと注意しますが、あまり学問的なことを言わないで、単刀直入に事実を答えていただきたい。
【次の発言】 あなたは今ここに持つておらないからわからない、こういうことを言われたのだから持つておつたなれば今ここで答えたのでしよう。それを今度帰つて相談をしてみるというのは、さきのあなたの答えと違うじやありませんか。どうなんですか。あなたは持つておつたら答えるんでしよう。
【次の発言】 ここに持つて来ておればここで今答えをする、こう言つて……

第19回国会 決算委員会 第46号(1954/09/08、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 当委員会から法務大臣あてにて検事総長、馬場検事正の証言について、両氏が職務上の秘密として答えられない点についての承認書を提出いたしたのでありますが、これに対しての御回答があつたでございましようか。
【次の発言】 つきましては、ただいまの委員長のお答えによりまして、法務大臣の御回答がないといたしますと、本日及び明日、河井、井本の両証人に対し証人尋問をいたしましても、昨日、一昨日と同様に職務上の秘密と称一して答えがなければ、当決算委員会の目的てありまするところの国政調査、すなわち開発銀行の船会社に対する貸付及び船主選定、並びに海運助成法、外航船舶建造融資利子補給及び損失補償法等の真相を……

第19回国会 決算委員会 第48号(1954/09/15、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行について。議長に特に御留意願つておきたいことがありますので、この際私はこれを明らかにしておきたいと思うのであります。  本日の朝日新聞によりますと、岩田宙造君が、当決算委員会において吉田茂君を証人に喚問したことは適当でない、こういうことを発表いたしておるのである。これははなはだ不都合千万でありまして、岩田宙造君は、われわれが当決算委員会におきまして問題にしたところのあの虎ノ門公園を今占拠しておりますニューエンパィヤモーターの顧問弁護士であります。かの虎ノ門公園は昭和二十八年の一月二十八日にこれを国に返すことになつておりまして、当決算委員会も大蔵大臣に向つてこれをすみやかに収……

第19回国会 決算委員会 第49号(1954/09/16、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 小原法務大臣に伺いますが、この間当委員会から御請求申し上げたそれについて、今日間に合わないという御回答なんですが、これはいつならできるのでございますか。
【次の発言】 ただいまの法務大臣のお答えについては、なお次に質問をいたしますが、政府は吉田総理が二十六日に外遊するというようなことを、昨日閣議できめられた、こういうようなことであつて、小原法務大臣のこの回答も、吉田総理の外遊後においてせられる、こういうようなことが伝わつておるのであります。吉田総理の外遊前にこの回答をしては、総理の外遊に支障を来す、影響を及ぼすようなことが生ずるから、それまでやらない方がよかろう、こういうようなこと……

第19回国会 決算委員会 第50号(1954/09/17、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は稲永さんに総理にお伝えが願いたい。やはり委員長と同じなんであります。本日あなたにここにおいでを願つて各委員がいろいろとお尋ねしたのでありますが、私はこの吉田茂という人があなたの意思ぐらいで左右でぎる人であつたなれば、これはきわめて簡単であろうと思つております。その点は重々承知いたしております。ただいかに吉田さんが国会を軽視しておるか、ことに昨年来日本におきまして非常にいろいろな事件が起りました。この決算委員会におきましては、国鉄の経理事件におきまして鉄道会館事件、あるいは食糧問題につきましては黄変米事件、あるいは麻袋事件、このたびの造船汚職事件、こういうように実に日本の財政経理……

第19回国会 決算委員会 第51号(1954/09/18、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私はこの際内閣総理大臣吉田茂を議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律第八条によつて、本委員会において次のごとき決議をせられんことを動議として提出いたします。   告発決議(案)    主文   被告発人 内閣総理大臣吉田茂   本決算委員会は右の者を議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律第一条、同第七条、第八条により証人出頭義務違反者として告発する    理由   一、本決算委員会は国政調査 即ち日本開発銀行の船会社に対する融資貸出金に対する調査を昭和二十八年以来継続審査を実施して来たところその融資に不正不当のあることを発見し、その真相を調査中、大汚職事件が検察庁によつ……

第19回国会 決算委員会 第53号(1954/10/11、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は滝川参考人外二人の参考人にそれぞれ伺いたいのでありますが、まず法務大臣の出された疏明書でございますが、この疏明書の内容と指揮権の発動の問題でございます。すなわち検事総長から佐藤榮作氏に対するところの逮捕許諾を国会に対して求めてもらいたい、こういう稟請書を出した。これに対して検察庁法によりまして、これを犬養法務大臣が拒否したわけなのです。そこで先ほど佐藤参考人もお述べになられたうちに、検察権を抑制すると、それがために司法権の発動が起つて来ない、こういうことを述べられた一節があつたのでありますが、私はあの犬養法務大臣が指揮権を発動したということは、これは明らかにいわゆる検察権の行使……

第19回国会 決算委員会 第55号(1954/11/15、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいま井本刑事局長から小原法相の出頭できない病気の内容を申されたのですが、おとといまでは出席すると言われておつたことを私どもは承知しておる。しかしながら病気だからやむを得ません。しかし、われわれはこの問題につきましては、もう小原法務大臣が出て来なくとも内閣声明を求めてよろしいのであります。小原疏明なるものはわれわれは納得できないのだから、このまますぐに内閣声明を求めてもいいのでありますけれども、いわゆる法律家であるところの法務大臣のあのような疏明でただちに決算委員会から内閣声明を求めるということはどうかと思う。われわれはどうしてもこれを尋ねて、また小原法務大臣がそれでなるほどこれ……

第19回国会 決算委員会 第56号(1954/11/16、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 ただいま田渕君が述べられたことは、非常な見当違いのことであります。委員長はいかなることで東京地方検察庁の取調べを受けたことがあるかないかわれわれは存じませんが、少くとも本日のこの証人喚問につきましては、何らそれと関係がありません。さようなことをこの証人の喚問の前に田渕委員が申されるということは、本日の議事の進行を妨害するものとしかわれわれは考えられないから、さようなことは取上げないようにしていただきたいと思います。
【次の発言】 自由党の諸君がこのような妨害をするということは、議事の進行を明らかに妨害するのであります。田渕君の退場を命ぜられんことを望みます。

第19回国会 決算委員会 第57号(1954/11/25、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 議事進行についての発言の前に、ただいまの総理大臣の欠席届出の医師の診断ということでありますが、その医師の住所はどこであるか、医師は何という人であるか、それはついておりませんのですか、いかがですか。
【次の発言】 私は議事進行について動議を提出いたします。  このごろの政界の現状は実に逼迫しておりまして、昨日日本民主党が結成されまして、その総裁であるところの鳩山氏が宣言されたそのうちにも、ここに新党ができたゆえんのものは、いわゆる汚職問題が発端となつておるということまで言われておるのであります。さような状態にあるにもかかわらず、総理大臣が、ここに証人として幾たび喚問をされましても出て……

第19回国会 決算委員会 第58号(1954/11/29、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 本日はもうこの程度にして――どうも吉田総理は診断書を出して、きようも出て来られない。しかも主治医の話を伺つておれば、出て来られば出て来られないことはないということは、先ほど言われたのであります。それは七十六歳の人で、こう寒くなつておるから、毎日寝ておればいいに違いないが、そんなことを今ここで論議してもしかたがありません。第十九国会はもう本日でわれわれがやつて来たことは終りになるのですが、第二十国会が明日から始まるのですから、すぐさま二十国会の冒頭において、吉田総理を証人として喚問するということを決議して――その決議が有効であるか無効であるかは別としましても、少くともわれわれ二十国会……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1954/05/21、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 私の大臣に伺いたいのは、先ほど飛鳥田君に対する答弁に、答申案のようにきめるのがいいと思つた、こういうふうにおつしやられたのでありますが、そうすると、学生のいわゆる選挙権に対する住所は、すなわち寮、下宿等な住所と認める力がよろしい、こういうことと承つてよろしいだろうと思うのであります。あとの、修正案ご出した思案考に対する質問の関係上さらに伺つておきたいのですが、いかがでありなすか。
【次の発言】 それであるから、あなたは学生の住所はいわゆる選挙法上下宿あるいは寮にある、こういうふうに定めることが適当なりとお考えであるとはつきり伺つておくのですが、その辺りでさしつかえありませんか。重ね……

第19回国会 行政監察特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 それでは証人に伺いますが、私はあなたと議論をするのではないのですから、知らないことは知らないでけつこうです。忘れたことは忘れにでけつこうですから、そのつもりでどうか気安く答えてもらいたい。  先ほどあなたが、顧問団と伊藤斗福とのいわゆる意見の衝突があつた、それは休業後におけるところの保全経済会の立て直しというか、処理というか、そのことについて意見の衝突がありた、こういうことをお述べになられたのですが、その意見の衝突というのは、平野君初め顧問団諸君は第二会社をつくつた方がいいと言うし、伊藤斗福は立法化をやつた方がいい、こういうふうに言つて、特に伊藤はその点立法化については非常にかたい……

第19回国会 行政監察特別委員会 第12号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 関連して。私の伺うのは、証言ではなくして、学問上のことになるのだろうと思うのですが、先ほどおつしやられました、匿名組合としてどうも言いかねるということについてのお話のうちに、つまり組合員の方に共同の事業をするという認識が欠けておるのじやないか、いわゆる匿名組合としますと民法の組合の六百六十七条が適用されることになるので、共同の事業をなすということが組合員に認識されなければいかぬというふうに先ほどお話があつたように聞いておつたのですが、私は、保全経済会が金融事業をやつているという事業に対する認識は組合員にあつたのではないかと思われる点が、一点証人に伺うところなのです。  それから、い……

第20回国会 決算委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 明後日から八日まで吉田総理が来るということになれば、これは短期間の会期でありますから、従つていろいろな委員会に出席しなければならぬだろうと思うのです。そこで本委員会で何回も呼び出しても来ないのでありますから、これをどうしても呼び出すには――与党の人は賛成しないでしようが、野党の人は少くとも野党連合で協議して、吉田総理が出るようなところがあれば、そこの委員会なりと協議して、決算委員会にどうしても出すように委員長から連絡してもらいたい。これを付言して今の動議を可決してもらいたい。

第20回国会 決算委員会 第3号(1954/12/06、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 当決算委員会は、先ほど並木君が申されました通りに、長期にわたつて吉田総理の証人喚問をいたして、造船汚職疑獄につきまして国民の血税の行方を国民の前に発表したいと思つたのでありまするが、遂に吉田総理は当委員会に出席されなかつたのであります。しかるにもうこの臨時国会も明後日で終るということになつておるのでございまするが、これでもし国会でも解散になりまして、この決算委員会がこれで終末を告げるということになりますると、国民の失望は実に大きなものがあるであろうと思うのであります。このときにあたつて、きわめて簡単ではありまするが、国民の前に本委員会は声明書を発表するの必要があろうと存ずるのであり……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 昨日改正されました公職選挙法の自動車の使用についてでありますが、昨日の改正せられた部分について見ますと、選挙運動に使うところの自動車は乗用車または小型貨物自動車、こういうことになつておるので、選挙運動に使う自動車が一台のように限定されておるのであります。従来、選挙費用の計算の関係から、候補者が乗る自動車は、選挙運動のために使用するところの自動車から除外されて一台を使えるように解釈し、また実際にそういうふうにやつて来ておりますけれども、これは条文を見ますとそれがさしつかえないというふうには考えられないのであります。なるほど、たとえば立会演説会に行くのに、ちよいとそこでハイヤーに乗つて……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○杉村委員 総理大臣にお伺いいたします。総理が中ソとの平和国交回復をいろいろとお考えになられておるということは、私はまことに敬意を表するのでありますが、この中ソとの国交回復につきまして、総理が何か思うように行かない支障があるとお考えになるとするならば、どういうところに支障があるか、それを一つお聞かせ願いたいのであります。
【次の発言】 アメリカとの関係において、何かあなたが中ソとの国交回復について制肘を受けておるというようなことはございませんですか。
【次の発言】 そういたしますとさらに進んで伺いますが、アメリカは大へん神経をとがらしてをおるのですが、中共やソ連が日本を攻撃してくるというような……

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本社会党(右))

○杉村委員 通産大臣がお急ぎのようですから通産大臣に先に伺いましょう。  通産大臣に伺いますが、通産大臣は中小企業対策としてどんな対策をお持ちですか。財政投融資等において、非常に本年は中小企業のために融資を多くしておるというようなことが、民主党内及び大蔵大臣の説明の中にもあるのですが、私どもからみますと、なるほどそれは数字の上では形式的には多くなっておりますが、実際においてはどうも多くなっておるとは考えられないのであります。ことに一般会計からの投資と、資金運用部資金の融資についてはむしろ昨年度より減っております。数字の上でふえておると申しておりますけれども、それは自己資金がふえておると思うので……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本社会党(右))

○杉村委員 大へんおそくなりまして皆さんに御迷惑ですが、きのう開発銀行の総裁が来てくれればこういうことにはならない。実に昭和三十年度の財政投融資の三分の一を日本開発銀行は占めている。本年度の財政投融資は、私が申し上げるまでもなく千八百億、開発銀行に対する財政投融資が五百九十五億、約六百億でありまして、その三分の一を占めている。日本の財政経済にいかに重大なる影響があるかということは私が申し上げるまでもないのである。それにもかかわらず開発銀行総裁は、きのうの出頭を求めたのは、きのうでもなければおとといでもない。その前でもない。ずっと前に、特に重要であればこそ、開発銀行の総裁だけには一週間も前に、昨……

第22回国会 予算委員会 第20号(1955/05/26、27期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は日本社会党を代表して、政府提出の六月分暫定予算補正三案に反対し、かつ志村委員からただいま提出されました社会党両派の共同組みかえ動議に賛成するものであります。(拍手)  四月二十五日に本年度予算案が国会に提出されて以来、数々の政府側の説明によって、鳩山内閣は、前吉田内閣同様に憲法を空文視して、再軍備を基本方針とする反動内閣であることは、すでに国民全般にわたって明らかにされました。また選挙において公約された減税、社会保障、住宅建設等の進歩的政策と称する諸政策の具体的内容が、全く看板倒れであって、高額所得者に対するサービス本位であるにすぎないことも、すでに明らかにされたものであります……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○杉村委員 私は昭和三十年度一般会計予算修正案外二件に対しまして、総理大臣以下関係閣僚並びに民主、自由両党の代表にそれぞれお尋ねをいたしたいと思うのであります。  まず総理大臣にお尋ねいたしたいことは、午前の総括質問のときのお答えを聞いておったのでありますが、そのお答えによりますと、総理大臣はこの民主、自由両党の修正案をお認めになってお答えになっておられたのであります。私はそれであったなればいま少し早く――こうした民主、自由両党の修正案を政府が認めておるのでありましたならば、政府がみずからの原案を撤回して、いま少しく早くこれをわれわれ社会党の者にもこういうふうな案にかえたいということを発表して……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 内閣委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1954/03/26、26期、日本社会党(右))

○杉村委員 この経済審議庁の人員を減らすということは、それはやはり当局の考えにもよることでしようが、われわれから考えますと、どうもわれわれ経済安定委員として安定委員会に出て、いろいろ資料もいただき、研究もしておるのでありますが、ほんとうに日本の経済安定をさせるために働いてもらおうということになると、今日の三百人やそこらの現在人員では、とうてい物足らないという感じがするのであります。それで各省におきまして、いろいろ法案、経済問題を研究されますけれども、それはみな分科的なものであり、みな我田引水的な研究が多いのであつて、ほんとうに日本の総合的経済を研究して事をやつて行くということにつきましては、ど……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本社会党(右))

○杉村分科員 きょうひまがないと思ったものですから、実は会計検査院に対する質問を私は申し出なかったのですが、せっかく同僚北山君が聞いておりますし、幸い池田さんが見えたのでお尋ねしておきたい。この間予算委員会で尋ねたのでありますが、実はあなたも御承知のように、あの九百九十二億一千九百万円船会社に貸した金がほとんど返っておらないという状態である。そこであなたの御承知のように昨年の決算委員会において運輸省の岡田海運局長がこれ以上船会社に金を貸せば背任罪が構成する、こういうことまではっきりと答えている。これは速記録に載っておりますが、それにもかかわらず、その後第十次造船でまた金を貸したわけです。そして……

第22回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本社会党(右))

○杉村分科員 大蔵大臣に質問をいたしますが、本日は予算分科会ということになっておるのですが、この間からの新聞報道を見ておりますと、本予算について何か自由党と民主党との間に話し合いがあって、そうして本予算を変更するようなことが新聞に報道されておるのでありますが、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 どうかもう事ここに至りましては、大蔵大臣としてのお立場もありましょうが、あまり歯に衣を着せないで、ざっくばらんに話をしていただきたいのでありますが、新聞には、あなたも民主党、自由党との折衝の席上に出ておったように書いてございますけれども、そういうことはないのでございますか。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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