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山本勝市 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

山本勝市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
595位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
951位
委員会出席(無役)歴代TOP500
367位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
681位
各種会議出席歴代TOP250
152位
各種会議発言歴代TOP100
84位
各種会議出席(幹部)歴代TOP50
49位
各種会議発言(議会)歴代TOP10
4位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
140位

26期委員会出席TOP50
20位
26期委員会発言TOP100
51位
26期委員会出席(幹部)TOP50
23位
26期委員会発言(非役職)TOP50
43位
27期委員会出席TOP10
9位
27期委員会出席(無役)TOP10
2位
27期各種会議出席TOP25
15位
27期各種会議出席(幹部)TOP10
7位
27期各種会議出席(無役)TOP25
22位
28期委員会出席(無役)TOP100
65位
28期各種会議出席TOP5
3位
28期各種会議発言TOP5
2位
28期各種会議出席(幹部)TOP5
5位
28期各種会議発言(議会)TOP5
1位
28期各種会議発言(非役職)TOP25
13位

このページでは山本勝市衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山本勝市衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 議院運営委員会 第38号(1953/10/26、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 冷害は入るのでしよう。
【次の発言】 そうすると、入らないのですか。

第16回国会 経済安定委員会 第3号(1953/06/24、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 ちよつとお伺いいたしますが、今三千何百万というのは一つの町村にそれだけなのですか。
【次の発言】 それでは今までのモデル町村と申しますか、それはどういうふうにして選んだのですか。
【次の発言】 実は私の近所にそういうのが一つありまして、それで私のところへ、どうも金が足らぬので何とか骨を折つてくれ。これは何でも東北の小澤佐重喜君のところにもあるらしい。それが集まつて陳情々々で小澤君のところへ行つて無理無体に会議中を呼び出して、何とかしようということで承諾を得て来た。私も、周東君が安本におられた当時でしたが、そのときも手紙を出したりしてやつたのでありますが、実際問題として上の方で……

第16回国会 経済安定委員会 第5号(1953/06/29、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 これは各党の方々がみな入つて提案されておるのでありますが、おそらく離島の方々が熱心にそれを要求されることはわかります。また離島を選挙区に持つておられる議員の方々が熱心になるのも当然だと思いますが、しかしだんだん質問を聞いておりまして疑問が深くなつて来るのであります。何しろできればけつこうなことでありますから、おそらくどの党の方でも、離島を選挙区に持つておられない議員の方でも、どうかよろしくと言われれば、これは特別に反対する理由もないものですから、それはけつこうですということでまとまりはつくものだと思つておりますが、しかし先ほど来の委員の方々の質問を承つておりますと、私もいろい……

第16回国会 経済安定委員会 第8号(1953/07/02、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 議事進行について……。先ほど委員長は長官のここにおられる時間が三十分だということでありましたが、その三十分は全部で三十分だという今委員会の事務当局のお話であります。関連質問を許すようにという菊川さんのお話で、そのままやるならば、一体ただいまのような話を菊川さんがやつておられて、途中でわれわれが立ち上つて関連質問をするのか、それでは議事は混乱に陥ることは明らかであります。そうかといつて菊川さんが済んだあとで関連質問をやつたら、そのうちに三十分はたつてしまいます。ですからもう少し議事の進行を整理せられないと、今日になつてなお審議庁長官の本会議における産業経済に関する施政方針の演説……

第16回国会 経済安定委員会 第9号(1953/07/03、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 杉村委員の質問があつたので、私一つ関連して御質問申し上げますが、横田さんは実際に六年間もやつておられて、こういうことをお感じにならなかつたかということを伺いたいのです。独占禁止法を文字通り厳格にもし行つておつたと仮定したら、はたして日本の経済における自由とか、あるいはここにあります自由競争とかいうものがあり得たかどうか、厳格に文字通り施行したときに、ほんとうに自由競争の秩序というものがりつぱに立つておつたのだとお考えになるか。あるいはあの法律をそのまま厳密に行つたらかえつて経済の自由競争というものが窒息してしまうようなこともあり得たのではないか。つまり競争にもいろいろ形があり……

第16回国会 経済安定委員会 第10号(1953/07/04、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 私は本会議における国務大臣の経済演説について基本的な若干の問題について質疑をいたしたいのでありますが、時間がないようでありますので、答弁は今日なされなくてもあとでけつこうです。私は私の問題とする点だけをお尋ね申し上げますから、よくのみ込んでおいていただきたい。  第一点は、政府は自由通商の大方針で行くのか、それとも自給自足のアウタルキーの態勢で行くつもりであるか、これがすこぶる曖昧になつておると思う。岡崎外務大臣の説明によると、貿易を盛んにして、自由貿易によつて通商規模の拡大をはかつて行く。これは日本のみならず、世界にとつて必要である。それにもかかわらず諸国がいろいろ貿易制限……

第16回国会 経済安定委員会 第11号(1953/07/06、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 関連して……。不当とかあるいは不公正ということがこの法律にやたらに使われておる。実際国民の立場から見て、これが任意に決定されるということになると、経済行為において非常に不安に陥るということでありましたが、私もまつたく同感であります。そこで委員長の御答弁を聞いておつて、独占価格が成立するようなときは不当だというふうなことに解釈しておられるのじやないかと思われる言葉が今ありましたが、その独占価格というのは、一般のほかの事業の平均の利潤率に比べてもつと高い利潤率を得るようになつた場合に、それを独占価格と見られるのかどうか。つまり一般の事業者なら、競争の行われておる事業で、五分なら五……

第16回国会 経済安定委員会 第12号(1953/07/07、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 せつかく実際問題としてきわめて大切な問題についての質疑が続けられている最中に、わがままを申し上げて恐縮でありますが、私は中村委員とはまた別の立場においてこの独占禁止法並びにその改正案についてのきわめて根本的な考え方についての質問をいたしたいと思います。少しこれまでの質問とは性格が違いますからどうかそのおつもりで御答弁を願いたいと思うのであります。  第一にはこの独卓禁止法というものが一体何を目的としておる法律であるのかという点について、横田委員長が本年の三月五日の経済安定委員会並びに先般ここでの同じ委員長の説明を読んでみますと、要するに自由競争秩序を確保する、自由競争の秩序、……

第16回国会 経済安定委員会 第13号(1953/07/08、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 昨日質問いたしましたことで、どうもはつきりしないが、しかし私として大切だと思う二、三の点をお伺いしてみたいと思うのです。この法律の法益というのは自由競争の秩序であるということははつきりしておる。この競争を実質的に制限なる行為というものが、一般的に申しますと、取締りの対象になる、こういうわけでありますか。
【次の発言】 そうしますと、競争を実質的に制限する場合には、これは取締りの対象になるというのでありますが、独占ということと競争ということは裏表のように――裏表と申しますか、独占というのは、競争のない状態を独占と考えておられるのかどうか。

第16回国会 経済安定委員会 第14号(1953/07/13、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 関連の質問をいたしますが、私は御承知の通り与党ではありません。しかしながら他の野党の諸君の質問を聞いておると、この点に関する限りはかなり私の考えと違つておりますので、関連の質問を求めたのであります。私はこういうふうな考えで、岡野長官ないし通産大臣が考えておられるのではないかと思うのです。それを野党の諸君が猛烈に質問しておりますけれども、そこに誤解というか、そういうものがあるのではないか、あるいは説明の不足があるのではないか、私はこういうふうに解釈しておるのですが、それでいいかどうかをお答え願いたい。独占禁止法の改正でありますが、独占禁止法そのものは自由競争の秩序を確保するにあ……

第16回国会 経済安定委員会 第19号(1953/07/24、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 私は社会党と同じ立場ではありませんけれども、きわめて重大でありますから、もつとまじめに答えられる方がいいと思う。一体この独占禁止法を審議する場合に、通産省の方は自分たちが産業の責任者であるとその一点だけを考えておられるようでありますけれども、その一点からだけでは解決できない。先ほど自分たちが独断でやつたんでは決してない、各方面の意向を聞いたんだ。具体的にというが、具体的にということは私は聞いておりません。各方面に相談したという中に公取委員会も含んでおつたのかおらないのか。法律上相談すべき義務があるかないかという法律解釈を聞いておるのではありません。少くとも独占禁止法というもの……

第16回国会 経済安定委員会 第21号(1953/07/29、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 私は年次経済報告に関して二、三の点をお伺いいたしたいと思うのであります。なおこのことは経済審議庁長官が経済政策に関する基本方針を述べられた場合にも出て来た問題でありますが、日本経済の現状分析において鉱工業の生産は百何十パーセントまで上つたとか、消費水準は九七%まで行つたとか、その他いろいろな経済指標を掲げられておりますが、その中でずば抜けて復興のおそいとされておるものが貿易でございます。特需を含めても戦前の三割六分にすぎないというので、この数字、指標を見ましても、これだけが飛び離れた低い。ここに私は一つの疑問を持つのであります。こまかい研究をしてみたわけではありませんけれども……

第16回国会 経済安定委員会 第22号(1953/07/31、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 私はその決議を行う前に、もう少し総合開発計画というものについて、ここで検討をしてからやるべきものだと考えております。その決議案を出してもらいたいという陳情を先般私は党で受けたのであります。なるほど地方の町村長、ことに開発地域と指定されている地方の町村長が、総合開発協議会というものをつくつているのに、何も事が運ばないということでいらいらして来て、何とか動きたいが、経済安定委員会で決議をしてくれればそれを機会にして積極的に動きたい、こういうふうな意向でありました。しかし私はそのときも申し上げたのでありますが、そういう決議になりますか、あるいは反対の決議になり市すか、それは検討して……

第16回国会 経済安定委員会 第23号(1953/08/03、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 たびたび同じことを伺つてまことに恐縮ですけれども、どうも十分に了解しがたいものですから、重ねてお伺い申したいと思うのであります。それは、第十六国会の劈頭にあたつて、岡野審議庁長官が本会議において行つた経済政策の基本的な方針についての問題であります。それについて私が七月の四日の本委員会において質問をしたのでありましたが、その後答弁がなかつた。七月三十日に至りまして、文書をもつて御答弁をいただいたのでありますが、それを読んでみましても、私の質問にぴつたり答えられていない点、またその答えを読んでさらに生ずる疑問、こういうようなものについて簡単にお伺い申しておきたいと思うのであります……

第16回国会 決算委員会 第29号(1953/08/14、26期、自由党(分))【議会役職】

○山本(勝)委員長代理 ちよつと杉村君に御相談しますが、熊本君に発言してもらつて、その次にまた……。
【次の発言】 決して杉村君に許さぬというのじやありません。こちらで発言を求めているから、熊本君がやつて、それからあなたがまたやるというように、関連で両方で次々とやつたらどうかというのです。別にこれでやめてくれというのではありません。宅
【次の発言】 熊本虎三君。
【次の発言】 柴田義男君。
【次の発言】 承知いたしました。
【次の発言】 ちよつと田中説明員に聞きますが、あなたの方から大蔵省の方へ認可を得に行つたのはどなたですか。職名と名前を聞かしてください。

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 時間が限られておりますので、二、三の質問をいたしますが、要点を明瞭に簡単にお答えを願いたいのであります。  第一は、二十八年度の予算が不成立に終つた責任がどこにあるかという問題に関してであります。五月二十六日の朝、内閣記者団に対する初の会見において総理が述べておられるところによりますと、何よりもまず予算を早く通すようにして財界の安定をはかりたい、事業計画が立つようにしたいということを申しておられますが、この言葉から考えますと、現在におい七、総理は、この二十八年度の予算が不成立に終つたということが、いかに日本の財界に大きな打撃を与えたかということを痛感しておられるに相違ないと思……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/29、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 関連の質問をいたします。実はただいまよく聞いておりませんでしたけれども、今理事から聞きますと、凍霜害の対策費として五億八千万円を政府が出すというお答えがあつたということでありますが、その中に野菜とくだものを含んでおりますかどうか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 われわれの党といたしましては、もちろん他の桑その他の問題は言うまでもありませんけれども、野菜並びにくだものもその中に含まれることが絶対に必要だという考えを持つておりますので、その点について、今後御折衝をされる上に、どういうふうな態度で農林省と御折衝されるか、もう一度承つておきたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/10、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 財政経済の根本問題について若干の質問をいたします。  第一に政局の安定の問題でありますが、これが予算審議の過程を通じてわかりますように、きわめて重大な関係を持つておるのでありますが、吉田総理の施政方針演説の中にも、政局の安定は時局の要請である、こういうことをはつきりとうたつております。まさしくこの政局の安定ということが国民のすべての要望であると思うのであります。この国民すべての要望である政局の安定が時局の要請であるという自覚の上に、政局をあえて担当せられた吉田総理を初め現政府は、この政局の安定について何らかの構想を持つておられるに相違ないと思うのであります。まずいかなる方法で……

第16回国会 労働委員会 第21号(1953/09/02、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 ちよつと政務次官にお伺いいたしますが、大蔵省側は、今の三十五条の但書によつて、予算上不可能だというようなお話ですが、ただ予算上不可能だということだけでなしに、不可能ないきさつというか、その理由を説明してもらいたい。大蔵省側が予算ないし資金の関係で不可能だと言うのは、どういう理由で不可能なのか、労働省側でおわかりであつたら伺いたいと思います。おそらく労働省の方でも知つておられるだろうと思う。
【次の発言】 それは間違いございませんか。委員長が今言われた通り、三十五条の但書の場合、要するに十六条によつてやる場合は、公共企業体の予算上または資金上不可能な資金の支出については、仲裁裁……

第16回国会 労働委員会 第23号(1953/09/04、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 益田参考人に伺いたいのでありますが、その前にちよつと政府側に伺いたいのです。今度の日産争議の、どちらの主張が正しいとか、間違つているとかいうことは、これは今わからぬでありましようが、ただ政府として、先ほど来のお話を聞いておると、何だか労使双方の主張が一致しないでやつておるのだから、手を触れないで介入しないのがいいんだというふうに、非常に消極的な態度をとつておるように響くのです。しかし、政府というものがあり、労働省というものがある以上は、そういう争議行為が起らないように、起れば早く解決するように、やはり積極的に乗り出して――もちろん不公平なことをしてはいけませんが、公正に解決す……

第17回国会 決算委員会 第2号(1953/11/02、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 自由党鳩山派を代表いたしまして、ただいま提案されました両社会党の決議案に対する意見を申し上げます。  この問題は申し上げるまでもなく、第十六国会において、わか党の鈴木仙八君が運輸委員会で行つた質問に端を発したのであります。運輸委員会の審議に引続いて、またこれと並んで、当決算委員会において、ずいぶん長い間審査を続けられて参つた次第でございますが、問題は国鉄並びに鉄道会館に対する今後の運営経理その他がどうすればうまく行くかということにあると思うのであります。またこれまでの本委員会における委員諸君が協力一致して調査いたしました精神も、そこにあつたということを私は自分で感じて参つたの……

第17回国会 大蔵委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 私は保全経済会だけでなしに、あれに類する関係で非常に金融界が不安に陥つておる。ですから、これを法務委員会が取上げたということも聞いておりまして、これは、法務委員会が取上げることを妨げるわけでありませんが、ただいたずらに取上げて騒ぎ立てることが結局金融不安を解消することになるか、それとも助長することになるかということは、よほど研究問題であります。ですから、取上げるか取上げぬかということをもう一度秘密会でも開いて、ひとつ慎重に考えて、この委員会においていろいろ学識経験者というものを呼んで来ましても、それがただ思い思いのことをしやべる、ただそれが新聞に出る、それが結局において金融界……

第17回国会 大蔵委員会 第2号(1953/11/02、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 だんだん承つておりまして感ずるのでありますが、いまさら申し上げるまでもないことでありますけれども、この農業共済については、こういう、異常の災害が来て、これは特別な年でありますけれども、従来からもこういう関係のものはもうむだだ、やめてもらいたいというようなことを農民自身から陳情して来ておるところもずいぶんあつたわけであります。実際問題として、保険としての一般の一つの条件といいますか、統計的な基礎というものがなかなかきめにくいというところに、生命保険のような永年正確な統計を持つておるものとは比較にならぬ困難さがあると思うのでありますけれども、しかしこういう災害ごとにこの施設があま……

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 関連して――この法案そのものについては、もうすでに昨日予算が本会議で通つてしまつておるのでありますから、質問をいたしませんが、実は春日君が質問されたことに関連して、大蔵次官に私の要望を申し上げておきたいと思います。ひとつよく聞いておいていただきたい。  それはこの前の第十六国会で中小企業金融公庫の予算が出ましたときに、大蔵大臣にも私は申し上げたことですが、実は百億余りの金をもつて中小企業の金融対策として政府がああいうことをやつても、結局何かの縁故を持つた、役職でも持つた者と関連をする人だけが得をするだけで、実際日本の中小企業者のためにならぬということを申し上げた。はたせるかな……

第17回国会 大蔵委員会 第4号(1953/11/06、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 参考人に伺いたいのですが、御案内の通り保全経済会が問題になつております。なおそのあおりがいわゆる株主相互金融方面にも波及いたしております。保全経済会の場合は法務委員会その他でも問題になつておるようでありますが、これは法律的な見地から違法かどうかという点で問題にされておるのだと思います。こちらの委員会としては、金融、ことに庶民金融という見地からこれらの問題にいかに対処すべきかということが大きな課題になつておるわけであります。ああいうものが生れて来るには一つの理由があると思います。また同時に放置すべからざる欠点もある。保全経済会もそうでございますが、なお株主相互金融という、ああい……

第17回国会 大蔵委員会 第5号(1953/11/07、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 福田委員から、微に入り細にわたつて適切な質問があり、また法務大臣からも非常に懇切は答弁があつて、大体もう申し上げることもないわけでありますけれども、ただ今後対策をとられる御参考までに、私の考えを聞いておいていただきたい。私は最近に、これと同じような事件だと思うのですけれども、食糧管理法違反で、汽車を急襲して何十俵の俵を押収したということが毎日の新聞に載つておりますが、あの記事を見るたびに、誤つた法律をつくつておいて、つまり国民の実際の必要というものにマツチしない法律をつくつておいて、その法にひつかかつたものをどんどん上げて行く。食管法を守らぬでいいというのではありませんで、間……

第17回国会 大蔵委員会 第7号(1953/11/18、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 ちよつとお伺い申し上げますが、こまかい点はまたあとでお伺いしたいと思いますけれども、まずごく総括的な点でお伺い申したいと思います。  この税制調査会の答申を拝見しますと、その大前提に国力を無視した財政の膨脹がインフレの原因となるということで、インフレを起さぬようにということがこの答申の大きな関心事になつているようでありますが、はたしてこういうことをやつてインフレが防げるか、あるいはデフレが防げるかということが、それぞれの改正のときによく考慮されたかどうかということを伺いたい。
【次の発言】 ちよつと私まことにかつてですけれども、午後党の方からほかにまわれというので、先に聞いて……

第17回国会 大蔵委員会 第8号(1953/11/25、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 深沢さんと一緒に、同時にやつてもらいたい。
【次の発言】 緊急動議を提出いたしたいと思うのであります。  この問題は、当委員会の名誉に関する重大問題であることは申し上げるまでもありませんが、古屋氏の参考人としてのこの委員会における言葉と、それから深沢参考人の言葉とは両方ともはつきりと肯定と否定と対立しているわけであります。そういうわけで参考人として両参考人の意見は対立しておりますが、私はこの重大問題を根本的に明らかにするために、委員長において、議長の承諾を得られて参考人としてでなく、証人として御出席を願つてしかも両氏を同時に証人として御出席を願つて事実を明らかにいたすべきだと……

第17回国会 大蔵委員会 第9号(1953/11/26、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 それでは、その緊急動議を出した者として申し上げます。元来証人として呼ぶというのが本体だと思うのです。ですから、何も参考人として呼ぶという必要はない。証人として呼んでいただいて――そうしないと、参考人としての意見は結局あまり権威がないから、またもう一ぺんやり直さぬと、証人として呼ぶ手続をとらないと、最後の判断ができないということになります。一時間前に参考人として呼んでおいて、それから一時間後に証人として呼ぶということはむずかしい。どうですか。
【次の発言】 柴田委員としては衛門氏に対する礼儀というか、そういう意味で遠慮しておれれるかもしれぬけれども、一度参考人として来ていただく……

第17回国会 大蔵委員会 第10号(1953/11/27、26期、自由党(分))

○山本(勝)委員 先ほど平均が大体、銀行、相互銀行、信用金庫とわけて二百八十万、二百五十六万、二百四十三万とありましたが、あれは一件の平均ですか。
【次の発言】 それはわかりましたが、そうすると、われわれの見ておるところではもつと金額が少いのが相当あると思うのですが、やはり三百万以上のものも相当たくさんあるのですか。平均してこういうふうになるのですか。
【次の発言】 組合でなしに、一人当りで四百万、五百万というのもあるのでしよう。
【次の発言】 大体三百万というふうな標準で、三百万以下も広く貸すようにということが附帯決議にあつたようですが、それは大体守られているのでしようか。

第18回国会 決算委員会 第1号(1953/12/02、26期、自由党)

○山本(勝)委員 ちよつと数字上のことを伺いたいのですが、ただいまの愛知政務次官の説明されたものと会計検査院長の説明されたものとでは、歳入歳出の純計の数字が非常に違つておるようです。これはどういうわけでそういうようになつているのか、それだけ聞いておきたいのです。
【次の発言】 しかし違いが非常に大きいようです。歳入の純計が大蔵省側では一兆八千六百六十五億、会計検査院では一兆六千五百三十二億と二千百三十三億円違う。それから歳出の方では六十二億円違う。どこでどのように違つて来たのか。どういうふうな計算の仕方の違いからこういう違いが出て来たのか。二千億以上も違つて来たのはよほど計算の仕方が違うのじや……

第18回国会 大蔵委員会 第2号(1953/12/02、26期、自由党)

○山本(勝)委員 外務政務次官に一言お伺いいたしたいのですが、朝日新聞の十一月二十四日の夕刊に、フイリピン関係の巣鴨に服役しております戦犯の釈放に関して記事が載つているのです。私はこれを見て何かの間違いじやないかと思つているのですけれども、戦犯者の家族としては非常なセンセーシヨンを起しているわけです。それは、キリノ大統領の法律顧問が語つているところによると、平和条約で、巣鴨に服役中の戦犯の減刑または釈放に関しては、日本政府からあらかじめ勧告があつてフイリピンの政府で処置をとるのだと、こういうことにきまつておると、これは御承知の通りですが、そのことを述べて、しかしながら日本政府からは何らの勧告も……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/04、26期、自由党)

○山本(勝)委員 時間も大分おそくなつておりますし、お疲れのことと考えますので、いろいろ伺いたいことがありますけれども、緊急に伺つておきたいことだけ、二、三伺いたいと思うのであります。  最初に大蔵大臣にお伺いいたしますが、第十六国会で離島振興法というものができたことは御承知の通りであります。この離島振興法の適用地として指定もされ、また振興事業の計画もすでに決定済みのものもあるようでありますが、今回の予算には計上されていないようでありますけれども、いかように処理せられるお考えであるかを伺いたい。
【次の発言】 なお引続いて大蔵大臣に申し上げますが、通貨価値の安定に対する大蔵大臣の努力、また総理……

第19回国会 大蔵委員会 第1号(1953/12/11、26期、自由党)

○山本(勝)委員 提案者に三つの点についてお伺い申し上げます。第一は年末給与の支給を決定いたしました際に、一般の原則に従つて所得税を賦課するという予想のもとに決定せられたことは、これは提案者においても御承知のはずだと思うのであります。そういうわけでありますので、まず第一にお伺いしたいのは、こういう予想のもとに、つまり所得税を賦課するという前提の上に決定された年末給与の支給を、ここに臨時特別の法律によつて一万五千円以下を無税とされるというような提案をされている以上は、金額においてどれくらいの歳入予想の不足を来すかというふうに見ておられるか、これをます第一にお伺いしたい。  それから第二の点は、ど……

第19回国会 大蔵委員会 第4号(1954/02/03、26期、自由党)

○山本(勝)委員 予算委員会がずつと続いておるのに、大臣はいつ来るのですか。

第19回国会 大蔵委員会 第5号(1954/02/04、26期、自由党)

○山本(勝)委員 春日、柴田両君から大蔵大臣に対して、ガリオア、イロアの性質、あるいは金額その他についていろいろ質問があり答弁があり、ましたが、承つておりまして、私は少くとも大蔵大臣の答弁ははつきりしておると思うのです。これはへつらいでも何でもありません。ただ春日、柴田両君の方で――少し答弁者と質問者の間に一致しない点があるのは、いろいろ概念の食い違いがあるのではないかと思います。第一、春日君は精神的債務というものに対立して物質的債務――物質的という言葉は緒方さんも使つていないし、だれも使つていないのですけれども、春日氏は、精神的債務ということは物質的債務でないということだと思う。(「法律的債……

第19回国会 大蔵委員会 第8号(1954/02/17、26期、自由党)

○山本(勝)委員 ちよつと関連して資料を要求いたしておきます。従来の地方税のままのときと今回税制改正した場合と、その入場税の徴収の総額は大体かわらない、こういうことでございますが、しかし従来の地方税のままでは、御承知の通り五割となつておりましても、土地によつては七割も納税しておるところもあるし、それから五割のところもあるし、ひどいところでは、私の調べましたところでは一割くらいしか納税していない。そこで、それならば一割という納税率の悪いところでは非常に利益が多いのかというと、そういうわけではなくて、やはり精一ぱいどうにかこうにかやつておる映画館もある。四割脱税という言葉は当るか当らないかわかりま……

第19回国会 大蔵委員会 第17号(1954/03/05、26期、自由党)

○山本(勝)委員 春日委員、加藤委員、福田委員から、だんだん中小企業全局の問題で深刻なお話がありましたが、まこにごもつともな質問と思うのであります。われわれも非常に心配しておるのですけれども、どういうふうにしたらいいかということに関しても、私は各委員から参考意見をそれぞれ出して、大蔵当局で十分それを参考にして練り上げてほしい。これは大藏当局だけを責めても、なかなか解決できるようななまやさし段階ではない思います(「そうだ、内閣がかわらねばだめだよ」と呼ぶ者あり)内閣がかわつてだもだめなんと私は思います。おそらく改進党内閣ができても、あるいは社会党内閣ができても、なかなか簡単には片づかぬ。そこで最……

第19回国会 大蔵委員会 第18号(1954/03/09、26期、自由党)

○山本(勝)委員 最初に主税局長にお伺いいたしたいのです。日本の今の物品税は天下の悪税であるというふうに私は考えておるのですが、大蔵当局でも、おそらく今日の日本の物品税が中小企業者の生産を非常に阻害しておる、また税務署と業者との間に絶えずトラブルが起る。そうしてきわめて小さい規模の業者が脱税をする関係で、正直者がばかを見る。それもつられて脱税をする。そこにまたトラブルが起る。これは十分御承知のことだと思う。それで数年来政府の方でも、また大蔵委員会の方でも、この物品税というものをだんだんと整理して行くという方向でやつて参つたように私は了解しておるのであります。それで税収入が相当あるものですから、……

第19回国会 大蔵委員会 第23号(1954/03/17、26期、自由党)

○山本(勝)委員 こまかいことをお伺いいたすのでありますが、実は税金の問題で税務署と納税者との間にしばしばトラブルが起る。その場合に納税者の言い分を聞いてみますと、まことにもつとものようでもあるし、税務署側の言い分を聞いてみますと、これもまことにもつともである、こういう場合にしばしばぶつかるのであります。われわれがこの場合にだんだん考えて行つて、これはそもそも国会における法案そのものに欠点があるからではないか。結局われわれが法案の審議を簡単にやつた結果が、税務署と納税者の苦しみに転嫁されて行くのではないかということを考えて、しばしばみずから反省させられる点があるのであります。そういう意味であり……

第19回国会 大蔵委員会 第24号(1954/03/18、26期、自由党)【議会役職】

○山本(勝)委員長代理 本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十五分散会

第19回国会 大蔵委員会 第25号(1954/03/19、26期、自由党)

○山本(勝)委員 今の井上さんの質問はまことにごもつともな質問で、われわれからもよくお考え願いたいと思うのでありますが、私は、その問題は確かに過労ということもあるからそれもお考え願いたいし、もう一つは、税務官吏とか基準監督署の官吏が結核率が多いという理由は、仕事がおもしろくないという点がやはりあると思う。仕事がおもしろく行かないというのは、やはり税法上にも――税に無理がある。この税法の無理は、われわれ国会議員の責任ですから、実際に当られた結果こういう点に無理があるということでありましたならば、国会の方に十分知らせてほしい。その一例として考えられるのでありますけれども、滞納の焦げつけの処分、これ……

第19回国会 大蔵委員会 第35号(1954/04/06、26期、自由党)

○山本(勝)委員 簡単に一、二点お伺いを申し上げたいと思います。川島先生の御陳述で、こういう一般的な法律でで幾ら幾らというふうに金利をきめることは適当でないという御意見はまことに傾聴いたしたのでありますが、これについて川島先生並びに井関、中島両先生から、私の考えに対するお考えを伺いたいと思うのです。それは今はつまり金利が高過ぎるということが問題になつて法律ができておりますが、金利が安過ぎるということもやはり問題になるのではないか、こういうことなのです。特にこれは井関先生に伺いたいと思うのです。もちろん借りる方からいいますと安い方がよいわけです。金を借りたくて借りた人から申しますと、安いに越した……

第19回国会 大蔵委員会 第38号(1954/04/09、26期、自由党)

○山本(勝)委員 今度のわれわれの修正によつて税率が下つた結果、六十数億の穴が明くとか、あるいは四十何億の穴が明くとか、こういうことをそれぞれの根拠に基いて主張されております。しかし私の計算では減らない。減らないという証拠は、これは実はなかなかむずかしいのです。(笑声)まじめにやつているのですから御清聴願いたい。減るという証拠も、これはなかなか出せない。どれもこれも一応推定でありますが、いずれの推定が正しいかということになりますと、私が減らないという推定をいたします根拠は、数字的に申しますと、大蔵省の主税局の方は、映画の配給をしているところから、映画代の大体倍の収入があるのだというような計算か……

第19回国会 大蔵委員会 第40号(1954/04/14、26期、自由党)

○山本(勝)委員 私も一つお尋ねを申し上げます。ただいま福田委員から申されたことは、私も実は申し上げたいと思つておつたのでありますが、うまく申されましたので申し上げません。ただ一つ今度の法案の附則において「国民金融公庫法の一部を次のように改正する。」というところで、国民金融審議会の定員をふやして、その委員に恩給関係の代表者を加えるというお考えのようでありますが、ほんとうにそういう必要があるのか。と申しますのは、行政改革ですでに一般に問題になつておりますように、審議会などというものは、われわれの見たところではほんとうになければならぬほどの働きをやつておるように見えない。それをだんだん整理して行く……

第19回国会 大蔵委員会 第53号(1954/05/12、26期、自由党)

○山本(勝)委員 先ほど来の御説明でだんだんわかつて参りましたが、接収の事実によつて所有権は別になくなつたのではない、ただ管理されている状況というような御説明でありましたが、そうすると、今それがなくなつてしまつたものがあるという場合に、なくなつたから、もうしかたがないから返さぬのだというようなことをかりに国で法律できめた場合、その所有権の問題として、いわば預かつたもの、あるいは管理しているものがかつてにこれはないから返さぬのだということをきめて、何か大きな法律問題が起るおそれはないかということが一点。つまり接収によつても元の所有者がやはり所有権は持つているということになると、それが管理者のとこ……

第19回国会 大蔵委員会 第55号(1954/05/14、26期、自由党)

○山本(勝)委員 この疑問の点について、もつぱら法務省の考えを承つておきたいと思うのであります。  この法律ができますと、結局法務省がその運用に当るものと考えますので、見解をはつきりさしておきたい、速記録にもはつきり残しておきたい。その速記録に残つたように運用されて行くという意味で、はつきりと御答弁を願いたいのでありますが、この法律の提案理由の説明の中に「一般に金銭貸付の利息等につきましては、その不当に高いものはこれを取締る必要があると考えられますので」云々、こういうふうになつておりますが、この不当に高いというのは、何か高いとか低いとかいうものを定める標準があるわけであります。これを三十銭にす……

第19回国会 大蔵委員会 第57号(1954/05/19、26期、自由党)【議会役職】

○山本(勝)委員長代理 本日はこの程度にとどめ、次回は明二十日午前十時より開会することといたします。  これにて散会いたします。    午後零時三十分散会

第19回国会 大蔵委員会 第58号(1954/05/20、26期、自由党)

○山本(勝)委員 提案されております法案の二つの修正案に賛成またその修正を除く政府原案に賛成の討論をいたします。  結論を申しますと、賛成でございますが、ここで誤解のないようにはつきりと申し上げておきたいので、今日は法務当局が出席されていないようでありましてまことに遺憾でありますけれども、ひとつ大蔵当局もよく聞いておいていただきたい。  最初に、ただいま井上委員の討論の中に、業者の運動の結果われわれ自由党が行動したというようなことがございましたが、これは世間の疑惑を招くがために、まことに遺憾に存じます。われわれはこの出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律案は、政府原案がまことにずさんで……

第19回国会 大蔵委員会 第65号(1954/06/02、26期、自由党)

○山本(勝)委員 ただいま内藤、春日、淺香君から質問されました税金の問題でありますが、この点非常に政府が努力しておられるし、また国税局並びに税務署においてもこれを公正にやつて行きたいということで、非常に努力しておられる跡は私ども十分わかるのであります。これは決して今だから申し上げるのではございません。しかし一点伺つておきたいことがあります。それはただいまなお問題になつておりますものを、何とかわれわれ国民代表として国民のため、また国家のために円満に納税のできるように努力して行きたいと思うのでありますが、その過程において必要な知識として伺つておきたいのでありますが、これまですでに本人が承諾をしてお……

第19回国会 大蔵委員会 第66号(1954/07/12、26期、自由党)

○山本(勝)委員 ただいまの質問に関連してちよつと伺つておきたいと思います。今の脅迫の問題ですが、有田委員からは脅迫があると言い、地方の税務署へ行つて聞きますと、そういうことはしないと言う。長官もそういうことはないものというふうに思つておられるかもしれませんが、私が客観的に見ておつて、確かに税務署員は脅迫したつもりはない、しかし納税者から見ると脅迫されたという意識をはつきり持つているのです。だから両方ともうそを言つているのではないのです。なぜそういうことが起つて来るかということをだんだん調べてみますと、こういう場合が往々にしてある。これは局によつて違いましようけれども、いわゆるお知らせなるもの……

第19回国会 大蔵委員会 第71号(1954/09/10、26期、自由党)

○山本(勝)委員 私がお伺い申し上げたいのは、先般国会で成立いたしました出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律の適用の問題であります。新聞その他で伝えられるところによりますと、この法律が公布されまして間もなく、この適用の問題で法務省でいろいろ問題になつている。さらに大蔵省の解釈とも若干の食い違いがあるということが、しばしば報ぜられているのであります。この点を明らかにいたしたいと思いますが、まず法務省の津田課長にお伺いいたします。百貨店が会員をつくつて、会費をとつて、そして最後に品物を渡すという、いわゆる友の会というものが貸金業法に違反するということでありますが、法務省が遜反するというの……

第19回国会 法務委員会 第41号(1954/04/16、26期、自由党)

○山本勝市君 まことに恐縮でありますけれども、委員外から出まして、二、三の点をお伺い申したいと思うのでございます。私は大蔵委員でありますが、大蔵委員会の方にもこれと裏表になるような法律が出ておることは御承知の通りであります。この方の審議もただいま進んでおるわけでありますが、しかし両方が深い関係を持つておりますので、今日は実はお話を承りに参つたのであります。この機会に、他の委員の方の御質問もあると思いますけれども、お教えを願いたい。  それは、今梶浦先生から、この法律は多分に社会的な法律だ、経済的な法律というよりも、社会的な法律であるというふうな御見解もありましたが、私はむしろ道徳的な要求に基い……

第19回国会 法務委員会 第62号(1954/05/26、26期、自由党)

○山本勝市君 一言大臣にお伺いしておきたいのですが、大臣は業として売春行為を行う者、つまり本人がやるというよりも、それらを介して仕事をする者を絶滅するような意思があるかないかという一点であります。なかなか困難なこともよくわかりますし、複雑な問題でありますが、おそらく阿片の売買というようなものは、絶滅の意思を持つておりましよう。ヒロポンについても、困難ではあろうけれども、これを絶滅する意思を持つておりましようが、要するに春を売つたり買つたりするということ、春を売買の対象とするということ、またそれに関連してこれを一つの事業とするということが、もちろん表面上はないことになつておりましようけれども、事……

第19回国会 予算委員会 第8号(1954/02/09、26期、自由党)

○山本(勝)委員 最初に緒方副総理、それから厚生大臣、大蔵大臣とにお伺いをいたしますが、いわゆる非公務死の問題であります。御承知の通り、戦争中に召集された軍人軍属の中で、死亡の原因が公務死でなくて、いわゆる非公務死であるという理由で、具体的に申しますと、たとえば肋膜でなくなつたとか、あるいは腹膜でなくなつたとかいう方の遺族が、遺族援護法の適用も何も受けて来ないで今日に至つておることは、御承知のことであります。これは人数の上からは七万人ばかりと申されております。数はさまで多いとは申しませんけれども、しかし遺族の立場から見ますると、いかに肋膜で死のうが、あるいは腹膜で死のうが、赤紙で召集されたとい……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、自由党)

○山本(勝)委員 防衛に関する問題に関連いたしまして、一言お尋ね申し上げます。  情報の伝えるところによりますと、今朝六時ごろに済州島の付近で、わが海上保安庁の監視船「さど丸」が機銃掃射を受けた上に、暴力をもつて拿捕されたということが伝わつておりますが、この際関係当局からその実相をできるだけ詳細に御説明いただきたい。またこれに対してどのような処置をとられたか、またとろうとしておられるか、これまたそれぞれの関係当局から御説明願いたいと思います。

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/01、26期、自由党)

○山本(勝)委員 第四分科会の経過並びに結果につき報告いたします。  本分科会に付託されました案件は郵政省、建設省及び運輸省所管の昭和二十九年度予算案審議でありまして、去る二月二十五日より二十七日に至る三日間にわたり審査いたしたのであります。  まず審査に先だち、前述の各省所管の予算案につき、それぞれの所管大臣より説明を聴取いたしました。その内容は会議録に譲ることとし、質疑のおもなるものにつき、簡単に御報告申し上げます。  まず最初に郵政省及び電電公社に対する質疑から申し上げます。  公労法の適用を受けておる現業員の給与とこれを監督する公務員の給与とは、著しきアンバランスとなつておるが、これを……

第21回国会 通商産業委員会 第1号(1954/12/16、26期、日本民主党)【政府役職】

○山本説明員 一言ごあいさつをさしていただきます。今回はからずも通産政務次官を拝命いたしました。通産委員会は初めてでありますが、承るところによりますと、まことにすべて円満に行つている委員会で、意地悪い質問などはないところだということを聞いております。どうか今後ともよろしく御鞭撻をいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手)

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/16、26期、日本民主党)【政府役職】

○山本説明員 一言ごあいさつを申し上げますが、今回はからずも通産政務次官を拝命いたしましたので、石橋通産大臣を全力をあげて補佐いたしたいと思います。どうか今後よろしくお願い申し上げます。

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本民主党)【政府役職】

○山本政府委員 事務当局への御質問でありますけれども、ちょっと一言、帆足委員のお話を承って、私の所感を申し上げて御了承を得たいと思います。  これまでの事務当局の勉強が足りない、あるいは頭の切りかえができていないという御忠告がありましたが、しかし、私が通産省へ参って感じておりますことは、御承知のように、これまでの政府が中共とはできるだけ触れたくないという方針である以上は、事務当局としてはそれに従って仕事をするということはやむを得なかったろうし、また、そういう方針で仕事をしておれば、自然頭もそういうふうに傾くことはやむを得なかったろうと思うのであります。しかし、今度の鳩山総理の演説に関する帆足委……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1955/07/23、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 大分時間も回りておりますので、簡単にお尋ねいたしますが、最近天皇の御親拝はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 戦前における天皇の御親拝と最近の御親拝とは意味が全然違うのでありますか。
【次の発言】 占領中は、地方でも自治体が神社に対していろいろな世話ができない、慰霊祭のようなものでも町村としてできないということであったのが、最近はそういうこともやっておるようです。占領中といえども天皇が個人として参拝されることは差しつかえなかったのだと思います。そうすると、占領中は御参拝がなかったが、占領政治が終って後は、やはり天皇として御参拝になっておられるのか、そうでなしに個人……

第22回国会 決算委員会 第29号(1955/07/26、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 参考人の方にお伺いしたいのですが、少し向きを変えた質問ですけれども、これは皆さんがそれぞれ共済組合長とかあるいは連合会長とか、そういう職責を離れて、実際の農民として見て、この共済保険制度というものが存在することが、ほんとうにいいことだと考えられるか。それともこういうものはなくて、実際に損害でもあったら、そのときに中央から来て損害を調べて、それに対して救済の方法を考えてもらうといったようなことの方がいいか、ほんとうの農民の声を聞きたいと思う。皆さんの役職を離れてですよ。これはわれわれとしても、この制度が設けられて存在する以上は、今社会党の委員の諸君からいろいろ質問されたように、……

第22回国会 商工委員会 第47号(1955/07/22、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 日本民主党を代表いたしまして、ただいま提案になっております内閣提出の石炭鉱業合理化臨時措置法案並びに両社会党提案の臨時石炭鉱業安定法案について、前者については賛成、後者については反対の趣旨を申し上げます。  簡単に申し上げます。石炭鉱業の現状が行き詰まっておることはもう申し上げるまでもありませんが、私たちは、結局これは戦争以来戦後にかけて、やれ重点主義だのやれ傾斜生産だのといって、しゃにむに石炭の経済性を無視した増産を遂行してきたことも、やはり今日の行き詰まりの大きな原因になっておると思うのであります。結局今日に至って合理化という言葉で表わしておりますけれども、ほかの言葉で申……

第22回国会 商工委員会 第48号(1955/07/25、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 ただいまの長谷川委員の質問は、私はまことに傾聴すべき意見だと思う。これはよほど大臣も、一場の話でなしに、深刻に聞いていただきたい。そういう意味で私は局長と大臣とに申し上げる。与党として、政府の出した案でありますから、もちろんこれを支持しなければならぬという義務は感じておりますけれども、しかし軽く扱ってこういう法案を考えられたら大へんなことになる。もし石炭業を保護するというのならば、石炭業を保護する政策をとるべきであって、経済的な効率の低いものを保護するために、効率の高いものを押えていくという考え方をとっていったとしましたら、私は経済の進歩というものはあり得ないと思う、もちろん……

第22回国会 大蔵委員会 第9号(1955/05/19、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 関連質問をいたしたいと思います。ただいま国民金融公庫の総裁が金利を下げたいというふうな御質問があって、その答弁を私はっきり聞きはぐったのですけれども、国民金融公庫に対する資金の需要と申しますか、それは二倍とか三倍とか非常にたくさんの申し込みがあって、その中で実際貸してもいいものでも資金が少くて貸せないという実情だと思います。そういう場合に、金利を下げるということが果して妥当かどうか、もし下げるということになれば、今大臣がおっしゃったように、借りた人に補助金を与えるのと同じような結果になって、借りられない多くの人は、現在のままの金利でも借りたいけれども借りられない実情にある。借……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 関連して伺いますが、ただいまの大平君の質問は非常に重大な質問であると思います。配当の所得と金利の所得との間にバランスがくずれるようなことがあれば、預金の利子を引き下げるというような御答弁があったようであります。そう了解をいたしたのでありますが、預金に対しての税金を免除するという建前を一方でとっておいて、そうして配当所得との間にバランスがくずれてきた場合には、預金の金利を下げるという考え方をすると、税金を免除したという意味は結局なくなって、資本蓄積というものを盛んにするという目的が消えてしまいやせぬか。むしろバランスがくずれてきたような場合には、ただいま大平君から質問されたよう……

第22回国会 大蔵委員会 第27号(1955/07/01、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 横路委員のせっかく熱心な御質問最中で、恐縮であります。しかし、実は与党としまして、できるだけ野党の方に質問をしていただきたいというので、御遠慮申し上げておるのですが、この問題は、実は私短期間でありますけれども、通産省におりましていろいろ研究もしてみたので、ただいまの質問を承わっておりまして、多少申し上げた方が問題がはっきりするのではないか、こういうことで実は質問したいと思うのであります。  横路委員の御質問は、この仕入れの輸入の価格と需要者に売り渡す値段との間の開きが大きい、これが非常に不当であるということを確認するかどうかという御質問であると思います。確かに私も、その開きは……

第22回国会 大蔵委員会 第31号(1955/07/12、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 ただいまの春日君の質問でありますが、われわれ春日君と非常に懇意で、非常に愛すべき男だということはよく承知しておる。ですから、何もいたずらに事を起そうとは思いません。しかし、ものには程度というものがあって、やはりこの委員会の権威、秩序はある限界において破れる。だから、春日君にこの委員会に対して陳謝させるという動議を提出いたします。
【次の発言】 これは何も春日君が憎くて言っておるのではない。春日君のために、この際陳謝させた方がいいと思うのです。
【次の発言】 しかしこんなことは、春日君が質問されて、その質問の答弁中に帰ってしまった、それを黙って見ている手はない。

第22回国会 大蔵委員会 第32号(1955/07/14、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 先般の委員会で、私が春日君に陳謝を要求する動議を出したのでありますが、これに対して委員長は、理事会であらためて相談された結果、春日君の言動には不穏当なところがあったと理事会は認めた、従って春日君から自発的に陳謝させるように、責任を持って処理するから、一応今日のところ動議を撤回してもらいたいということで、私は撤回したのであります。ただいまの春日君の話は、ただ事情を述べただけで、陳謝と私は認めがたいのであります。委員長はこれを陳謝と認めておるのですか。もし春日君が留守であったので、私の趣旨が徹底しないというのでしたら、私はもう一度動議を出したい。

第22回国会 大蔵委員会 第37号(1955/07/25、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 一言税制に関することで、税理士法に関して政府に所見を伺っておきたいと思います。御承知の通り昭和二年に計理士制度が制定されまして、計理士というものができたのでありますが、昭和二十三年に公認会計士法が新たに制定せらるるに至って、計理士は制度としてなくなったわけであります。ただ従来計理士をやっております者は、公認会計士法におきましてもその業務が継続できることに規定されてきていることは御案内の通りであります。ところが昭和二十六年に税理士法が制定せられました際に、それまで税務代理士法によって認められておりました計理士の税務業務――税務代理士法におきましては、計理士は当然に税務代理士を兼……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号(1955/05/21、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 大臣にお伺いします。鳩山内閣は中共、ソ連との貿易を大いにやる、それでできる限り国交を調整していきたい、こういう大きな考えで出発しておるのでありますが、そこでいろいろやってみると、途中でアメリカ側との間にも非常に問題があるようであります。ことに自由党の諸君などは、その点で非常に危惧の念を持っておるようでございます。まあ、ごもっともな点もあると思うのでありますが、アメリカとの関係が悪くなりはしないかという心配のほかに、もう一つ、盛んにソ連や中共と貿易をやると、国内が思想的に共産主義国の謀略というか、思想宣伝にひっかかりはせぬかというようなことも、まじめに心配しておる人があるようで……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/01、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 私は帆足委員とちょっと考えが違うのです。それで関連して申し上げたいのですが、なるほど、今国民政府というものは非常に弱くなっておることは事実であります。中共の方が非常に強いことは事実であります。しかし、強い弱いということはありましても、一たび正式な政府として一応日本が台湾政府を認めておる。中共の場合には、これからできるだけ仲よくして貿易をやっていきたいというのでありますけれども、まだ正式に国交が結ばれておるわけではない。いろいろ親切にしてやっておるというのは、こっちの方の言い分でありましょうけれども、しかし、台湾の方の立場になって考えれば、すでに蒋介石が、戦争終結の直後において……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第7号(1955/06/06、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 いろいろ有益なお話を承わりましたが、二、三なおお伺い申したいと思います。  ちょっと玉置さんに伺いたい。これまでのプラント輸出に御承知の砂糖のリンク制が相当貢献しておったと実際言われておりますが、その砂糖のリンク制をいろいろな事情でやめた場合に、これまで貢献しておっただけに打撃が来るんじゃなかろうか。それをほかの方法をいろいろ通産当局でも考えているようでありますが、しかし、いろいろ考えられているほかの方法が、果して砂糖のリンクによる力をカバーするだけの的確な効果が見通されるものかどうかということを、芝浦で実際にあなたがぶつかっておられて――あなたのところの問題としてでなくてけ……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第9号(1955/06/15、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと今の帆足さんの質問に関連してお伺いしますが、帆足さんの話を聞いておると、中共から硫安二十万トンの注文が来ておる、それを特に日本が政治的に中共にはやりたくないというので押えておるのじゃないか、そういう気持があって質問しておられるように響くのであります。果してそうなのかどうかということを伺いたいのが一つ。  それから、品物が少いなら、台湾を減らして中共へやったらいいじゃないかということを帆足さんがたびたび言われますけれども、台湾を減らして中共に回すということは、私はそう簡単にはできないのではないかと思う。イギリスの商人の話も出ましたけれども、やはり過去ずっとこれまで得意先……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/05、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと二、三お尋ね申したいのですが、先ほどコスト・ダウンのために規格を統一するという考えで、当局の方でも、業界でも、そういう方針で進んでいるというお話であります。規格統一ということが、各般の会社があって実際やれるのですか。これを伺いたい。やれるものとすれば、これまでなぜそれがなかなかできなかったかということであります。根本はこういう点にあるが、しかし、これは今回は取り除かれるんだ、こういうことでありましたら、そのお考えを伺いたいのであります。
【次の発言】 そうすると、専務としてあるいは常務としてそれをそう持っていきたいという段階ですか。あるいはメーカーがそういうことを決定……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第15号(1955/07/30、27期、日本民主党)

○山本(勝)委員 この際決議案を提出いたしたいと存じます。  まず、決議の案文を朗読いたします。    対共産圏輸出制限緩和に関する決議(案)  貿易の伸長を絶対の必要とする日本経済の現状にかんがみ、ソ連・中国等共産圏に対し、直接兵器にあらざる一般平和物資については、大幅に輸出制限を緩和せられるよう、政府の速かなる措置を要望する。   右決議する。  以上の決議案に対しまして、何とぞ委員各位の御賛成あらんことを希望いたします。
【次の発言】 紹介議員の池田正之輔君が出席されておりませんので、私がかわって請願の趣旨を説明いたします。  本請願の要旨は、産業界は政府の諸施策により着々復興しつつある……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 実は河野大臣に対して、農林大臣として米の統制をどうするのかということ、それから給与大臣として河野氏に対して、地域給制度をどうするつもりかということ、また同じく給与大臣として公務員の期末手当の増額が、地方財政及び経済界にいかなる影響を及ぼすと考えたかということ、さらに行政管理庁長官として予算局を内閣に創設する必要がどこにあるのかということなどについて質問を用意し、わざわざ出席を要求しておったのでありますけれども、しかしそれらの問題は通常国会の機会に譲ることにいたします。ほかに緊急に尋ねたいことが多いのに持ち時間が少いからであります。今日は主として太田自治庁長官と高碕経済企画庁長……

第24回国会 商工委員会 第15号(1956/03/09、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 私は加藤委員の質問を承わつておりまして、私どもと少し解釈が違うので関連質問をいたしたいと思います。加藤さんのお話では、これまで外貨割当をする商社が多過ぎる、数を減らしていかなければならないという方針できたものを、今度それをふやしたというのはどういうわけかという質問のようであります。私の理解しておるところでは、外貨割当そのものはいろいろな事情でジェトロ一本にまとめてしまった、ですから外貨をこれまで以上のたくさんの人に割り当てたというのではない、それを今度ジェトロが入れたものを競売にした、こういうふうに理解しておるのですが、その理解が間違っておるのか、外貨そのものを九百人の者に割……

第24回国会 商工委員会 第17号(1956/03/14、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
【次の発言】 ただいま私の申し上げたことが同僚委員諸君の忌諱に触れたのではないか……(「忌諱に触れたのじゃない、国会運営上の重大問題じゃないか」と呼ぶ者あり)私の申した意味が十分に徹底しなかったようでありますけれども、しかしこの際それを全部取り消すことが、議事を進行する上に必要だということでございますので、私は喜んで私の発言を全部取り消します。
【次の発言】 私はちょっと並川参考人に伺いたいのですが、従来バナナの輸入の実績を持っている者の数はどれくらいありますか。
【次の発言】 大体百十名内外だと思いますが、その中で戦前からバナナの輸入の仕……

第24回国会 商工委員会 第26号(1956/04/03、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 関連して簡単にお伺いいたしますが、実は佐竹君が今触れられましたけれども、先般来の質問を承わっておりまして、佐竹君としては、現在の通産当局が特に失態をしておるように聞えるような口調で質問をされたように私は受け取ったのであります。しかしこの問題は、私は現在の通産当局が特にまずかったからこういうふうになったとは断じて思いません。私もしばらくでありましたが通産政務次官をいたしておったことがございますので、この問題を知っておりますが、現在の外貨割当制度をとっておる限りは、何人がその局に当ってもただいま申したような問題は免れないところだと思う。これは外国においても割当制をしいておるところ……

第24回国会 商工委員会 第32号(1956/04/13、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ただいま議題となっている百貨店法案について、いささか質疑を行いたいと存じますが、質疑に入る前に、私がこの法案に対して何ゆえにかくも深い関心を寄せるかという理由を簡単に申し述べておきたいと考えます。  御承知の通りこの法案は、百貨店業者の活動を抑制する権限を通産大臣の手に、実際は官僚の手に委任することを内容とするものでありまして、明らかに国家が権力をもって国民の自由に規制を加えんとする一つの委任立法であります。この点は政府案も社会党案も同様であります。民主主義国家において、国民の自由が基本的人権として尊重せらるべきは論を待たないところでありますが、注意すべきことは、国民の自由権……

第24回国会 内閣委員会 第43号(1956/05/09、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと伺っておきたいのですが、今の発明、奨励ということはもちろん大賛成です。ただ特許権の侵害ということで中小企業者を苦しめる場合があるのでちょっと伺っておきたいのですが、ある人が熱心に研究して発明した。それをブローカのような者が自分の名前にしてそれで特許をとってある。つまり特許がなかなかとれないから自分がとってやろうというので、自分の名前で特許権をとって、そうして今度はそれを材料にして、百貨店に行って品物を見て、これは侵害だ、侵害だといって百貨店をおとしておるというような場合が――ここで具体的には名前は言いませんけれども、起って、中小企業者が非常に困っておる。たとえばビニー……

第24回国会 文教委員会 第26号(1956/04/06、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 関連して。ちょっと今大臣の答弁並びに社会党の諸君の質問を承わっておって、私はこういうふうな点に食い違いがあるのではないかと思って大臣に確かめてみたいと思うのです。社会党の諸君が熱心に質問されるのは、教育委員会の本質というものの中に、教育委員の成立する過程というものを非常に重視しておる、つまりそれが直接公選であるということが本質的に大切な点だというふうに考えられるから、非常に熱心に主張しておられるのだろうと思うのです。しかし大臣の方では、教育委員会そのものの本質というものは、その教育委員の任命の形式というふうなものに本質を置いておられない。ここに大体の質問応答ではっきりしたので……

第24回国会 予算委員会 第5号(1956/02/08、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 まず最初に文部大臣にお伺いいたします。お伺いいたしますことは歴史教育の理念についてであります。御承知の通り占領直後におきまして、占領軍からのディレクティヴによって、日本における歴史教育が道徳教育並びに地理教育とともに禁止せられたのでありますが、その後この禁止が解除せられてから、ただいまにおきましては社会科の一部として歴史教育が行われておるようであります。この歴史教育を今後さらに力こぶを入れてやるというふうに承わっておるのでありますが、果してそうかということがお伺いしたいのであります。もし歴史教育、ことに日本歴史の教育を進めていかれるという場合に、日本の歴史を通じて日本民族の、……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/02/17、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ただいま議題となりました昭和三十年度一般会計予算補正(第1号)外二案について、私は自由民主党を代表して賛成するものであります。  これらの予算の内容は、政府の説明された通り、第一に第二十三国会において、地方財政の窮状に対処して、交付税及び譲与税配付金特別会計において百六十億円の借り入れを行い、これを臨時地方財政特別交付金として地方団体へ交付する措置をとったので、その財源として一般会計から同特別会計へ借入金相当額の繰り入れを行なったことであります。このことは、政府がすでに第二十三国会において明らかに約束したところであって、今日補正を行うのはもとより当然の措置であります。第二に、……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 第一分科会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。  第一分科会は、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の事項に関する予算でありますが、予算の内容の説明はここには省略いたします。  質疑応答は二十日以来四日間にわたって行われ、分科員と政府側との間に慎重審議がかわされました。そのおもなるものについて申し上げることといたします。  まず防衛庁予算について、本年度の艦船建造費は予算額四十五億円、前年度よりの繰り越しは九十一億円に達しております。また本年度予算のうち現在まで支出済みのものは難船四……

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  去る十二日当委員会に審査を付託されました、春日一幸君外十二名提出にかかわる物品税法を廃止する法律案、平岡忠次郎君外十二名提出にかかわる酒税法の一部を改正する法律案、及び本日付託となりました、石村英雄君外十二名提出にかかわる法人税法の一部を改正する法律案、並びに同日予備審査のため本院に送付せられて当委員会に予備付託となりました、平林剛君外三十八名提出にかかわるたばこ専売法の一部を改正する法律案の四法律案、並びに昨十四日予備付託となりました内閣提出にかかわる、関税法の一部を改正する法律案及び同日付託となりました、漁船再保険特別会計における給与保険の再保険事……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/14、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  参考人の招致の件についてお諮りを申し上げますが、御承知のように、さきに準備預金制度に関する法律案について意見を聴取するために、日本銀行の総裁山際正道君を参考人として、去る十日の委員会に出席を求めておりましたが、都合によって委員会が開けませんでしたので、あらためて本日の委員会に参考人として出席を求めることにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決しました。
【次の発言】 次に、造幣局特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際お諮りを申し上げます。本法律案につきましては、質疑及……

第26回国会 予算委員会 第14号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 経済、財政の重要な問題について、外務、大蔵、通産の各大臣にお伺いをいたしたいと思うのでありますが、外務大臣がほかに御支障があってあとになるそうですから、順序を変えてまず池田大蔵大臣にお伺いいたしたいと思うのであります。  第一に伺いたいのでありますが、これは私個人が伺いたいということよりも、国民の多くの方が聞きたいという問題を伺いたいと思うのであります。方々へ行ってよく聞かれることは、神武景気、神武景気という言葉がはやっておるけれども、どうも一向に農村あるいは農村周辺の小さな都市には神武景気の風が吹いてこない。そこで自分らの方へも吹いてくるのだろうか、吹いてくるならいつごろ吹……

第26回国会 予算委員会 第25号(1957/04/27、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 私は自由民主党を代表して、ただいま議題となっております昭和三十二年度特別会計予算補正(特第2号)、昭和三十二年度政府関係機関予算補正(機第1号)に対し、賛成の討論を行わんとするものであります。(拍手)  賛成の理由は、一言で申しますと、この補正予算は去る六日の公共企業体等労働委員会の仲裁裁定を相当に誠意をもって取り入れたものと信ずるからであります。この仲裁裁定に対し、誠意をもって政府がその実施に当るべきことは当然でありまして、健全なる労働慣行の確立、合理的な給与体系の整備をはかる上にも必要であることは、今さら申し上げるまでもありません。  元来、公共企業体等における公労法の問……

第27回国会 大蔵委員会 第2号(1957/11/04、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  税制に関する件及び金融に関する件について調査を進めます。  本日は、まず当面する財政金融一般の諸問題について、大蔵大臣の説明を聴取いたし、その後に質疑に入ることといたしたいと存じます。  そこで、この際お断わり申し上げたいのですが、本日、まず大臣から説明を聴取いたしまして、そこで暫時休憩をし、その間大臣は、予算委員会で説明をいたします。その時間がおおむね二、三十分でございますので、大体十時半から再開する予定であります。十時半から質疑に入っていただくことを前もってお断わりを申し上げます。  それでは大臣の説明を求めます。一萬田大蔵大臣。

第27回国会 大蔵委員会 第6号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 関連して頭取に伺ってみたいのですが、中小企業の金融をするときの基準ですね。これは申し上げるまでもないですけれども、中小企業に金融するのではなくて、中小企業の中の特定の企業者に金融する。中小金融ということになると、ややもすれば中小企業一般に何だか金融するように錯覚を起すのですけれども、具体的には、中小企業者の中の特定の企業者に金融する。これは不動産銀行のみならず、中小企業金融公庫も、国民金融公庫も同様だと思います。そこで、いつも問題になると思うのは、中小企業者がたくさんおって、しかも同種の企業者が血みどろの競争をしておる。その競争をしておる企業者の中のある特定の企業者に政府資金……

第28回国会 大蔵委員会 第10号(1958/02/26、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ただいまの奥村君の質問は、ほかの点では敬服しておるが、遺憾ながら間違っておる。つまり、所得に対する税の比率で苦痛の程度をはかろうとしておりますが、しかし問題は、税金を納めたことによって、どれだけの欲望を断念しなければならなぬかということが問題なんです。すべて犠牲というのは、あることをなすために、よって断念するところの欲望がすなわち犠牲なんです。だから、税を納めたことによって、いろいろほしいものを買わずにしんぼうしなければならぬ、その苦痛ですね。これがどっちが大きいかという問題ですが、御承知の通り、食糧品に対する需要というものは、金持ちの需要も貧乏人の需要も非常に接近しておるの……

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/18、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと関連して……。ただいま社会党の諸君から、いろいろ委員長に対する御質問なり御意見が出ましたが、私は国会審議に関する非常に、重大な御発言だと思う。御意見はまことにごもっともだと思うのでありますが、これは、問題が重大であるだけに簡単に結論を出せないと思う。実は与党の方でも、非常に反省すべき点は十分あると思う。私もできる限り出ておるのですが、ただ一つの理由は何しろ政府を持っておるということと、それから質問がほとんど野党に限られておる。与党としては、できる限り審議を促進したいという立場から聞き役に回るということが、これまでの慣例であります。それで、実は私予算委員会で質問したとき……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/02/20、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 第二分科会の報告をいたしますが、だいぶ長い用意がございますけれども、簡単にということですから、少し端折って、要点だけ申し上げます。  第二分科会における審議の経過並びに結果について御報告いたします。  本分科会は、昭和三十三年度総予算案中、文部省所管、厚生省所管及び労働省所管に関するものでありまして、去る十三日より十七日まで四日間、慎重審議いたしました。  十三日は厚生省所管、十四日は労働省所管、十五日は文部省所管に関する提案理由の説明を聴取し、引き続き質疑応答を行なったのでありますが、これらの詳細につきましては会議録に譲ることといたしまして、ここではそのおもなる問題点のみを……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/02/26、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 お手元に質問要項を差し上げておいたわけであります。順序はいろいろ変りますけれども、なるべくたくさんの方が残って聞いてもらいたいのです。いつ何どき質問がどっちへ飛ぶかわかりませんから、一、二、三と順番でいきませんから、そのつもりでお聞き取り願います。  まずその第四というところの、いわゆる中小企業安定政策における若干の盲点について、この点から一つお伺いを申したいと思います。中小企業の安定維持振興といったことが、今日政府の重大政策の一つになっておる――労働大臣、農林大臣、一つよく聞いておいてもらいたい。ということは、これはもう疑問の余地がありませんけれども、重大政策として掲げてお……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 大蔵委員会 第4号(1958/06/24、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案について、議事の運営の都合上、私に質問をおすすめになったので、そういう点を頭に置いて、この法案について常識的に起る疑問の若干について質疑をいたしたいと考えます。  第一点でありますが、この法律案は資金を設けることと基金を設けることの二つの内容を含んでおりますが、資金と基金というものは、目的も性格も非常に違っておるのだと私は思うのであります。その違った目的を持ったものを一つの法律に含んでおりまするものですから、そこで、条文を読んでみますと、いろいろ常識的に疑義を生じてくる。しかし、これは立案者としては深く考えられたことで……

第30回国会 大蔵委員会 第3号(1958/10/14、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと、今の奥村君の質問に関連して、酒が税源として、非常に大きな意味を持っておるということは皆頭に置いておって、いかにしてこの税源を確保するか、税収を確保するかということは、われわれ言わないでもよく考えておられる。それから、業界の安定ということも、これもいやというほど親切に過ぎるほど僕は考慮しておられると思う。しかし、一体、いろいろ今の制度をいじくった場合に、酒が安くなるのか高くなるのかということですね。たとえば、マル公を協定価格に変えたとかりに仮定した場合、その協定価格というのは現在よりも安くなるという見通しか、高くなるという見通しか、税収はふえるかふえないかということも……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/21、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと関連して。  問題は、この今の百円貨があまり流通しないということですね。それはおそらく百円貨を尊重しておるからだと思う。これは、御承知のようにグレシャム法則で、新しく出てきた金で、小さくて非常に値打ちがあるものだから、同じ金を使う場合でも、子供でも百円貨の方をとっておいて、そうして紙のよこれた札の方を使う。これは私の近所の実際の経験でもあるのです。まだ今の百円貨が銀貨で珍しいから、そこで百円紙幣の方を使おうか、銀貨の方を使おうかということになる。紙幣がないときには仕方がないから銀貨を出すけれども、両方あれば、きたない紙幣の方を先に使って銀貨の方を残しておく。(笑声)君……

第30回国会 文教委員会 第3号(1958/10/15、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 今日、ことに最近日本の社会情勢というものは非常に安心のできないような様相を呈してきておることは御承知の通りであります。こういった情勢に対してわれわれいろいろ苦心をしておるのですが、こういう様相の原因がどこからきておるかということは、もとより簡単に考えることができない、きわめてたくさんの原因が重なってこういうふうになっておるのだと思うのでありますが、その多くの原因の中で有力な一つの原因、こういう不安な状況を持ち来たした原因は、学問の最高学府ということを認められて、非常な権威を自他ともに認めておる大学、この大学の教育内容というものが非常な大きな深い原因になっておるということを私は……

第31回国会 大蔵委員会 第11号(1959/02/19、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ただいま山村委員から問題を出されたものですから、関連して申し上げますが、これまでくどいほど大蔵当局に申し上げましたけれども、私の根本の考えは、取れない税だ。取れるとおっしゃっても取れない税だ。だから、税のバランスとか、担税力とか、あるいは皆さんが言う、あってもなくても命に別条のない品物であるとか、そういう点か言えば、確かにこれは大いに取るべきだ、こういう結論になるんですよ。なるんだけれども、実際問題としてああいうように音もしないし容積は小さいし、取れない。その証拠に、これまで八割以上も脱税をやっておる。実は大蔵当局も取るのはむずかしいことはおわかりだろうと思う。残りの二割はど……

第31回国会 大蔵委員会 第21号(1959/03/12、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 国税徴収法案及び国税徴収法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案について、税制並びに税の執行に関する小委員会における審議の経過並びに結果を簡単に御報告申し上げます。  まず、国税徴収法案について申し上げますが、政府においては、明治三十年に制定されて以来すでに六十余年を経ておりますところの現行国税徴収法案を、租税徴収制度調査会が三カ年にわたり審議を重ねた結果の答申により全面的改正を行うため、今回本案を提出されたものであります。  本案の改正の骨子は、租税徴収の確保、私法秩序の尊重及び徴税制度の合理化であります。  まず、租税徴収確保の問題でありますが、租税徴収を確保すること……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/03/25、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 この際、御要求に従いまして、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案について、税制並びに税の執行に関する小委員会における審議の状況を御報告申し上げます。  この法律案の内容につきましては、さきに本委員会で政府から説明がありましたので、すでに皆さんも御承知のことと存じます。ここではごく簡単にその要点に触れることにいたしますが、すなわち、この法律案は、現在酒類については物価統制令に基く最高統制価格、俗に言うマル公がありまして、それは法律上最高統制価格ではありますけれども、酒税の確保のために、政府当局においても、これが最高価格であると同時に、最低価格となるように……

第31回国会 大蔵委員会 第30号(1959/04/01、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 地方財政と民間事業育成に関連して、地方自治体の公営事業に対する起債認可の方針について、大臣の所見を伺っておきたいと思います。  今日、地方財政が地方債の利子負担から非常な困難に陥っているという実情は申し上げるまでもありませんが、こういう関係で、いよいよ地方財政を困難に陥れるような起債はできるだけ押えていく方針のように、かねがね承知しておるのでありますが、問題は、地方自治体が、財政的な理由もあって、事業をやり、それを起債に仰ごうという動きが非常に強いと思う。そこで、その起債が認められるか認められないか、認められるとすればどの程度まで認められるかということについて、大蔵省でどうな……

第31回国会 大蔵委員会 第33号(1959/06/10、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと、今の原さんの話で、非常にむずかしい問題だということがありましたが、その法人の場合と個人の場合と別にしてきたというのは、何が特別な根拠があったのでしょうか。寄付が個人の場合には損金で落せないという……。
【次の発言】 今度の税制調査会の一つの大きな題目に取り上げるというお話でありますから、私はその際頭に置いてほしいと思うのですが、社会事業とかあるいは慈善事業とかいうものは、やはり魂が入っていなければ意味がないのでありますが、魂の入ったほんとうの慈善事業というようなものを、だんだんと国家自体がやるために、個人はやらなくなるということで世の中が非常にあじけなくなっていると……

第31回国会 文教委員会 第18号(1959/03/31、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 星野先生に一言お教え願いたいのですが、憲法の八十九条に「公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、」云々というのがあります。その公けの支配というのは、支配というと何だか非常に悪いような感じを与えます。しかし、たとえば官立大学に対して国家は金出しておる。これが憲法違反でないということは、やはり公けの支配をしておるという支配の中に含まれるのじゃないか。国家が大学に金を出しておる、その大学に対してやはり公けの支配をしておるから出しておる、こういうことになるのじゃないかと思います。しかし大学は自治、自由ということでいろいろな講習をやっておる。それは国の支配を受けておるにか……

第32回国会 大蔵委員会 第5号(1959/09/11、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 関連して。  会横山委員から名古屋の刑務所の問題が出ましたが、同じような問題が浦和にもある。先ほど来予算の要求の中にも浦和を含んでおるということでありました。そして、名古屋の場合は、方式はどういうふうにやるにしても、何だか大蔵省の方でも今度の予算には実現したいというような気持が浮んできたようですけれども、浦和も大体同じじゃないかと思うのです。それは同じように考えておられるだろうと思うが、僕は法務省とか大蔵次官にこういうことを聞いてみたい。刑務所をどこか瀬戸内海の島の方に持っていくようなことを者えたことがないかどうか。御承知の通り、サンフランシスコヘ行くと刑務所は島にあるのです……

第33回国会 大蔵委員会 第3号(1959/11/17、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと関連して。  今横山委員からたばこの値上げの問題で質問がありました。新聞にも、論説で、若干の新聞で、自民党の政調内にたばこの値上げの声があるが、これは検討を要するというような論説を私は見たので、これは重大な問題だと思って、私も、財政部長を押しつけられたというか、引き受けておりますから、そういうことが一体あるのかないのかと思って調べてみましたけれども、どこへ行っても自民党の中でそういう声はない。もっとも、個人が、廊下の立ち話で、しろうとが――しろうとと言っては語弊がありますが、そういう財政問題についてはしろうとの連中が、安いたばこは上げてはいかぬけれども、高いたばこは上……

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/01、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 関連。  いろいろ論争を承っておって、私の考えを申し上げてお考えを承りたいと思います。少しさかのぼりますが、先ほど来の自己資本と借り入れ資本の比率で、借り入れ資本が多いことは非常に不健全だという考えに対して、根本的な、何ゆえに不健全なのか、必ずしも不健全と言えぬのじゃないかという意見の対立がありました。その点について、私は、かねがね、やはり個人でも法人でもそうですけれども、借金のやい者は自主性を失っているのではないか。とかく、個人の場合でいいますと、ほんとうに独立人として真に民主的なわれわれの尊重すべき人間生活というものを送れぬと思うのです。ですから、必ずしも借金を全面的に否……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/10、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと関連して。  今おっしゃった点ですが、日本の円が強いか弱いか、強いから、もしこのレートで自由化したら結果はどうなるというお話がありましたが、その点に、こういう点は考える必要はありませんか。先ほどおっしゃるように、サービスを買う場合と、それからマス・プロの品物を買う場合ということでおっしゃいましたが、結局、私がふだん考えているのは、国際的な商品、つまり貿易に乗る商品と、そうでない、貿易に乗らない商品とがある。たとえば旅行者が来て帝国ホテルで散髪する場合、散髪屋の一つのサービスというものは、これはやはり外貨をかせぐのですから、結局貿易と同じような働きはしますけれども、国際……

第35回国会 大蔵委員会 第3号(1960/08/11、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  このたび大蔵政務次官に就任せられました簡牛凡夫君及び秋山利恭君よりそれぞれ発言を求めておりますので、これを許します。簡牛政務次官。
【次の発言】 次に秋山政務次官。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  理事でありました小山長規君が去る七月二十二日委員を辞任せられましたので、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、委員長において高見三郎君を理事に指名いたします。  次会は明十二日午前十時三十分よ……

第35回国会 大蔵委員会 第4号(1960/08/12、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  国の会計に関する件、税制に関する件、金融に関する件及び外国為替に関する件について調査を進めます。  質疑の通告があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 ちょっと堀君、さっきお願いしたのですが、なるべく簡潔に大体のところで……。
【次の発言】 次会は来たる九月八日午前十時二十分より開会することとして、本日はこれにて散会いたします。     午後一時十三分散会

第35回国会 大蔵委員会 第5号(1960/09/08、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。国の会計に関する件、税制に関する件、金融に関する件、外国為替に関する件及び専売事業に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 石村英雄君。
【次の発言】 石村君に申しますが、先ほど言ったようにあなたの党の大貫さんが実は待っておるわけです。あなたはさっき一時までというのは承知して、ちゃんと質問時間を残しますというお話であったから、今後の問題は今後の問題として十分注意しますが、本日のところは一つ先ほどお話の通りにお運び願いたい。

第35回国会 大蔵委員会 第6号(1960/10/12、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  去る八月、本委員会におきまして各地に委員を派遣し、税制、金融等の諸般の実情を調査いたしたのでありますが、その報告書が委員長の手元に提出されておりますので、これを本日の会議録の末尾に参照として掲載いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 国の会計に関する件、税制に関する件、金融に関する件及び外国為替に関する件について調査を進めます。  質疑の通告があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 あとの質問があるので、物品税の関連質問だというのだから、関連の範囲で一応切って……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第12号(1964/06/02、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと二、三お伺いしたいと思います。  最初に伺いたいことは、松岡先生のお話の最初に、一般的な態度として、親族法とか相続法とかいうようなものは、これは各国の特殊の国情というものを考慮しなければならぬ。しかし労働関係法といったようなものは、イギリスの労働者も日本の労働者も変わりないので、それで各国の特殊事情を考える必要はない。私はこうおっしゃったように受け取ったのですけれども、質問できなかったのですが、非常に驚くべき意見だと私は思ったのです。それで、ほかの先生方が同じような考えをまさか持っておられないと思いますが、持っておられるのかどうか、結論だけを伺いたいと思うのです。私は……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第13号(1964/06/03、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 私はこれから質問をさせていただきますが、私の質問はこれまで本委員会で他の委員諸君が質問された点とは別の視角からお伺い申したいと思うのであります。お伺いしたい問題の重点を最初にあげておきたいと思いますが、最初に伺うことは、この条約を批准し、また関連の国内法を改正するということによって、わが国における労使関係の正常な慣行を確立する、これがねらいであるというふうに提案理由にも説明されております。そこでわが国における正常なる労使関係とはどういうものと考えるかということが第一点であります。  それから次に、この条約適用にあたっては、各国の国情といいますか、そういうものを十分考慮しなけれ……

第46回国会 逓信委員会 第16号(1964/04/01、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 関連。簡易保険の満期による払い渡しの手続について、一問だけちょっとお伺いしたいのであります。  従来五万円以上の契約の場合には、満期で払い渡す場合に、本人の住民票または戸籍謄本を持ってこなければ渡せないということになっておるようであります。実は十年間同じうちに通って、そして簡易保険を勧めて入っておるのに、十年たって満期になったときに、支払う場合に、本人か本人でないかを確かめる必要があるというのならまだ理由はわかるのですけれども、本人であろうがなかろうが、ただ生まれた日が間違っていないかどうかを確かめるためだ、こういうふうに郵便局のほうで言っておるわけでありますが、同時に、郵便……

第46回国会 予算委員会 第15号(1964/02/27、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 だいぶ時間がおそくなりまして、皆さんに御迷惑なことは重々承知しておりますが、しかし私も予算委員としてぜひともただしておきたいという問題を持っておりまして、時間がおくれたからもうそれでやめてしまうというような無責任なこともできませんので、まことに恐縮ですけれども、しばらく御容赦を願いたいのであります。もちろん大臣、政府にお伺いするのでありますから、ほかの委員諸君その他お忙しい方は、どうか御自由にお帰り願ってけっこうであります。  それで私がお伺いしたいことは、大体三点にしぼるつもりであります。  一つは高度の福祉国家ということが政府の大きな目標になっておりますけれども、この高度……

第48回国会 懲罰委員会 第1号(1965/05/19、30期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  理事前尾繁三郎君が委員を辞任されました結果、理事が一名欠員になっております。これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、三木武夫君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。  本委員会といたしましては、懲罰制度に関する件につきまして、閉会中審査の申し出を議長に対しいたしておきたいと存じますが、御異議ありませんか。

第49回国会 懲罰委員会 第1号(1965/08/09、30期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  理事藤山愛一郎君及び三木武夫君が去る六月三日委員を辞任されました結果、理事が二名欠員となっております。これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、赤城宗徳君及び田中角榮君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。  本委員会といたしましては、懲罰制度に関する件につきまして、議長に対し閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第50回国会 懲罰委員会 第1号(1965/11/19、30期、自由民主党)【議会役職】

○山本委員長 これより会議を開きます。  社会党委員の出席を再三求めたのでありますが、御出席がございませんので、まことに遺憾ではありますが議事を進めることにいたします。  この際、おはかりいたします。  理事赤城宗徳君、田中角榮君及び益谷秀次君が去る十六日委員を辞任されました結果、理事が三名欠員となっておりますので、これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、上村千一郎君、押谷富三君及び鍛冶良作君を理事に指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後一時十九分散……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1966/01/28、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 これより会議を開きます。  私が年長のゆえをもって、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの倉成正君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、小笠公韶君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長小笠公韶君に本席を譲ります。

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1966/02/16、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 資料をひとつお願いしたいと思います。消費者物価指数をつくるときの食料とか、光熱とかいうもののウエート、それを……。いまの場合は、三十五年のウエートをそのまま使っておるのだと思いますが、その後の三十六年のときの家計調査、七年、八年、九年、十年の各年における家計調査におけるウエート、それがもし全部わからなければ、少なくとも四十年における全国の家計調査における各項目のウェートはどうなっておるか、その資料を、つくれたら出してほしい。
【次の発言】 ウエートをつくり変える、つくり変えぬはいいんです。五年間そのまま続けるということであっていいんですけれども、ただ、家計調査というものを毎年……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1966/02/23、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 もうお伺いしたいと思いましたことの大部分が前の委員から質問をされたので、ちょっと五、六分、資料をいただきたいという注文を出しておきたいと思います。  この家計調査報告というのを、前回私が実はお願いして出していただいたわけですが、とにかく消費者物価指数というものが今日閣議で決定されて、そうして経済見通しの中で国会にまで提出されて盛んに議論されておる。しかも四・五とか五・五とか、こまかい数字で議論されておる過程を見ますと、どうも、あたかもこの物価指数というものは精密な、正確なものであって、これが事実貨幣価値の変動とか、あるいは国民の生活に対する影響を反映しておるような、ややもすれ……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1966/03/03、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 もう時間もあまりございませんので、ごくかいつまんだ話になりますが、お尋ねします。  私は、先ほど来のお話を承っておって、非常に苦心しておられることはわかるのですけれども、三十五年の九月でしたか、消費者物価対策について閣議決定をして、その後十数回もいろいろな対策を発表しておられる。中には、三十九年になって、三十八年一月に決定した事項を強力に推進するとかいうようなことを繰り返しておるわけです。それで、三十五年以来今日まで物価対策に重点を置いていろいろ対策を立ててこられた結果を一ぺん反省して、そして、どの点は効果をあげた、しかしどの点は効果があがらなかった、それから、なぜ思うように……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1966/03/09、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 従業員一人の旅館というのは二一%ですが、二一%というのは、全体の比率ですか。
【次の発言】 ちょっとお尋ねしますが、最近ヘルスセンターというのが盛んに方々にできておるのですが、あれは公衆浴場としては扱わないで外になっておるのですか。
【次の発言】 これは厚生省の、取り締まりと言っては悪いですけれども、やはり管轄になっておるわけですか。ヘルスセンターは、全然厚生省の外にあるわけですか。
【次の発言】 ちょっとこまかいことを言うようですけれども、あるところで舟ぶろつまり、舟の中にふろをつくって、そして一般的にヘルスセシターと同じようにやっておるわけですが、ただ、ふろということばを……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1966/03/16、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 物価と大蔵省の関係で、基本的な点をちょっと伺ってみたいのです。  この前にもちょっとこの委員会で申したと思いますが、結局物価が上がっていくというのは、需要が供給よりも上回るということに一言で言えば尽きるだろうと思います。その需要というのが、結局貨幣経済でございますから、貨幣の裏づけがなければ、需要として物価に影響することはできないのですから、単なる欲望では、これは物価に影響しないのですから、結局、品物の供給量よりも貨幣数量のほうが早くふえていくというのが基本にあるのではないか、全体として上がっていくというのは。その一方で、供給力のほうが需要のほうよりも多いのだ、こういうことを……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1966/03/23、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 簡単にお伺いしますが、先般も申し上げましたように、昭和二十八年にこの制度ができたときに、私は安定委員会におって委員として参加したものですが、それから十何年たっておりますけれども、今日第一に聞きたいのは、なぜこの制度の検討を始めたのかということ。先ほど、物価問題がやかましくなったから始めたということでございましたけれども、公取はわずかの人数しかいないのに、物価問題などからこういうものを検討するというようなことは、よほど注意しなければならぬのではないかと思う。物価といいましても、あまり時間がないから詳しく申しませんけれども、一般の、つまり貨幣価値が下がってきてインフレになる、これ……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1966/04/13、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 もう時間もだいぶおそいですから、ちょっと参考人の方に御了解を得ておきたいと思いますが、春野さんにはたびたびお目にかかって、私がカルテル、中小企業団体法ができるときにも、これをつくったらこういう結果になるというので、一人で反対をしたことも御存じだと思います。ただ、先ほど来の話を承っておりまして、国民の七割近くが、これは政治が悪いからこういうふうに消費者物価が上がっているのだ、こういうふうに見ておられるということであります。まあ皆さんも大体そういうふうな気持ちじゃないかと思うのですがね。そこで、どうしてもここでちょっと一言了解を得ておかなければいかぬ。  それは、実は私個人だけで……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1966/04/27、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっといまのに関連して、日本の場合に、大体売るのは手形でなければ売れない。手形で売ったものをその手形を割り引く。しかし、買うほうもまた手形で買うておる。だから手形は、受け取り手形と支払い手形と両方持っておるわけですよ。つまり商売しておる人が、四千万の支払い手形と四千万の受け取り手形を持っておるという場合に、いまのお話では、手形を割り引いた借金、それはいまの自己資本率に入っておるということでしたけれども、しかし、それだと受け取り手形――企業間では一方で権利、一方で債務になっておるわけですが、それは入っておるのですか。それを入れると、一方権利になっていますからね。売るのも買うの……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1966/06/01、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 この前の二月十六日の当委員会におきまして、藤山大臣が述べられたおことばの中に、「今日、不況下にありましても、消費者物価は依然根強い騰勢を続けております。消費者物価を早期に安定に導きますことは、不況の克服とともに、当面する最も緊要な政策課題でございます。」と述べておられますが、実は、この消費者物価の安定を緊急の政策課題といたしますのは今日に始まったものではなくて、すでに五年半前の昭和三十五年の九月三十日の閣議において、やはり同じように、消費者物価の安定がきわめて重要である、こういう閣議了解をして発表しておるのであります。それからその後、これは申し上げるまでもありませんけれども、……

第52回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1966/07/20、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 時間もございませんので、十分ばかり簡単にお伺いしますが、公取のほうから、ほんとうに不況ならば不況カルテルをつくればいいじゃないか、それを行政指導、勧告操短というふうなことは望ましくない、こういう意見を出されたのに対して、業界の内部事情からどうも不況カルテルはつくれぬのだ、こういうことであったというふうにこれに書いてあります。私は、この業界の内部事情というものは一体何かということを伺いたいのです。おそらく業界の中に、不況カルテルなんかつくらぬほうがいいという意見がやはりあるからできないんじゃないかと思うが、まずこの点はどうなんですか。


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第19回国会 予算委員会公聴会 第1号(1954/02/12、26期、自由党)

○山本(勝)委員 ほかの委員の方からも質問があると思いますが、支出予算法かあるいは恩給関係でいろいろ傾聴すべき御意見を承らしていただいてありがとうございましたが、二点ばかりちよつと疑問の点をお伺いしたいと思うのであります。  その一つはこれまで積極的と申しますか、かなりインフレ的な財政予算を組んで来た、今度は非常に緊縮的なものにかわつたということに対する御意見がありましたが、時子山さん自身は、この際日本の現実の情勢において、やはりこれまでのような行き力で予算を組んだ方がいいとお考えなのか、それともこれまでの行き方をかえて、ここで緊縮的な予算を組んだ方がいい、こういうふうにお考えなのか、その点だ……

第19回国会 予算委員会公聴会 第2号(1954/02/13、26期、自由党)

○山本(勝)委員 公述人のお話によると、最初から財政学をやつておるのではないから、財政的な見地からの予算に対しては何ら発言する資格がない、ただ社会保障の問題について研究をしておるので話をするというふうな前置きがあつたわけでありますが、私どももそのように拝聴いたしました。ただ社会保障という一つの見地からのみ意見を述べたというふうに了承したのでありますが、その範囲において近藤さんのお知恵があつたら承りたいと思うのであります。実はこの社会保障の必要あるいは国家としての責任というふうなことは十分了解しておるのでありますけれども、実際問題としてわれわれが地方におつて常に耳にすることは、社会保障費として、……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/02/26、26期、自由党)

○山本(勝)委員 もう大分おそくなつておりますので、ごく簡単にお伺い申したいと思います。与党の議員としてあまり申し上げたくないのですけれども、どうも私は今の政府の方々の考えの中に、お忙しいせいか、一つの混乱と申しますか、考え違いがあるのではないか、その点をひとつ申し上げて御考慮願いたいと思う。それは、時局は非常に困難な事態でありますが、これを突破するために国民に耐乏生活を要求するということも、私は当然のことだと思います。その意味において、奢侈を抑制して行くという考え方そのものには私は大賛成なんであります。むだを省き、ぜいたく、奢侈をやめて、そうして国民の力でこの難局を乗り切つて行くという、この……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/02/25、26期、自由党)

○山本(勝)委員 大分時間もおそくなつておりますので、簡単にお答え願えばけつこうですが、予算について伺います。  第一の点は燃料政策の問題でありますが、二月十一日でありましたか、通産委員会における通産大臣の御答弁の中に、石油をイランから入れるか入れないかというような問題に関連をして、国内の石炭との関係、それから石油を入れると石炭業者に打撃を与える、この点も考えなければいけない、また外交上のイギリスとの関係もよく考慮しなければならぬいうふうな御答弁がありましたが、その中に燃料政策はいろいろ複雑な関係を持つておるけれども、数日の間には結論を得たいということを述べられております。それで燃料対策に関す……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1954/02/25、26期、自由党)【議会役職】

○山本(勝)主査 これより予算委員会第四分科会を開きます。  私が当分科会の主査の職務を行うことになりましたので、よろしくお願いいたします。  それではただいまより昭和二十九年度一般会計、同特別会計、同政府関係機関各予算中、運輸省、郵政省及び建設省所管を一括議題として審査に入ります。順次政府より説明を求めることといたします。石井運輸大臣。
【次の発言】 次は塚田郵政大臣。
【次の発言】 南建設政務次官。
【次の発言】 これにて説明は終りました。  次に質疑に入ることとなりますが、審査の便宜上まず郵政省所管、それから次に建設省所管、最後に運輸省所管の順で質疑を行うことにいたします。

第19回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1954/02/26、26期、自由党)【議会役職】

○山本主査 これより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和三十九年度一般会計、同特別会計、同政府関係機関各予算中、運輸省所管及び建設省所管について質疑に入ります。  まず建設省所管について質疑を許します。  昨日問題となりました道路行政の問題につきまして、建設政務次官より発言を求められておりまするで、この際これを許します。南建設政務次官。
【次の発言】 それでは運輸省関係の質疑に入ります。富田建治君。
【次の発言】 葉梨新五郎君。
【次の発言】 ちよつと森君に申し上げますが、実はこの問題については、今日の委員会の最初に南建設政務次官から昨日の皆さんの御質問まことに適切な御質問で、早急に……

第19回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1954/02/27、26期、自由党)【議会役職】

○山本主査 これより予算委員会第四分科会を開会いたします。  昭和二十九年度予算各案中、運輸省所管に関する質疑を続けます。井手以誠君。
【次の発言】 それは政府委員が見えるまでちよつと問題を留保していただきます。
【次の発言】 川島委員にちよつと御相談いたします。発言中まことに恐縮ですけれども、大臣がほかに用がございますので、大臣に対する質問をしていただいて、ほかの委員の方もそれに続いて大臣にやつていただいて他の質問はあとに延ばしてほしいと思いますが、そうしていただけませんでしようか。
【次の発言】 川島金次君。
【次の発言】 稻葉修君。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会地域給に関する小委員会 第6号(1955/07/01、27期、日本民主党)

○山本勝市君 私は委員外で、委員の方にちょっと時間をいただいて恐縮でありますが、長い間地域給の問題に悩んでおるものですから、考えを申し述べて御意見を伺いたいと思います。  先ほどから承わっておりますと、人事院の勧告と政府がその勧告を執行する責任といいますか、そういう関係の問題を森さんから質問されましたが、私はきょうは地域給の会をされるということですから、それで実は伺ったようなわけであります。ですから人事院の勧告と政府の執行の責任との関係は、これは関連はありましてもしばらく別にしまして、加賀田さんがしきりにおっしゃったことに私は共鳴するのでありますが、地域給の問題はもう待てない時期になっておる。……

第22回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本民主党)

○山本(勝)分科員 橋本委員から郵政問題の重大なる根本問題について、きわめて適切な御質問がありましたが、私は松田郵政大臣にきわめて小さい問題でありますが、三点ばかりお伺いしてみたいと思います。時間は十分以内くらいで終りたいと思いますので、質問の三点を一度に申し上げますから、その三点についてお答えを願いたいと思います。  問題は、町村合併が行われました村の中における住民で、すでに電話を持っておる方が非常に不自由をしておる点を少しでも緩和したい、こういう点から御質問を申し上げるわけであります。それでそのうちの第一は、従来合併をしない前は独立した村になっておったために、電話をかける機会があまりなかっ……

第24回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第2号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 関連して。鉱害問題については長い間の問題であるし、おそらく通産省の方ではヨーロッパの事情なんかすでに綿密に調べておられるのだろうと思います。調べた上でまたああいう法律もできたのだろうと思うのです。しかし、これは実際非常にむずかしくて手をやいておるのじゃないかという感じを持っております。今多賀谷君がいろいろこまかい質問をされましたけれども、こまかくその被害関係者に対する影響力を調べていくということは非常にむずかしいのじゃないか。何か係の方では、これは年々に問題は解決していく、そしてあるところへ行ったらもうそんな心配は要らない、あとはずっと事務的にはかどっていくというような見通……

第24回国会 文教委員会公聴会 第1号(1956/04/07、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 公述人にお伺いいたしたいと思います。  実は、先ほど来公述人の公述の最中における委員の態度でありますが、私はその前の松沢公述人の公述の最中に反対の意見をずいぶん持っておりましたけれども、われわれ与党の者は一言半句もヤジをしないで清聴いたしました。意見は違いましても、反対の意見に耳を傾けることが民主主義であると、こう信じておるものですから、のどまで出た声を押えて実は聞いたのであります。ところが、ただいま北岡公述人のお話に対して社会党の諸君が憤激してずいぶん大きな声を出しました。私は社会党の諸君としてはこれはやむを得ないのだと思うのですけれども、しかし、民主主義の立場から言えば、……

第24回国会 文教委員会公聴会 第2号(1956/04/09、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 いろいろ参考になる意見を承わりましてありがとうございましたが、一点だけお伺い申したいと思います。教育委員の公選制を、直接選挙制度をやめたということについての御意見でありますが、実は私個人として同じような考えを持っておりました。自分の親が子供を預けておる教育について、たとえば教員の身分につきましても、自分の子供を預けておる親がこれを選ぶということの権限を持つのは当然だ、こういうのが私の長い間の根底にある考えであったのであります。しかし今公述人のお話を承わって、私が長年考えてきたことと同じような考え方に立っておられるということは承知したのですけれども、ただ実際われわれ議員としては……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 ちょっと伺いますか、日本国憲法の条規と、それから憲法の論理とか、憲法の改正には限界があるというふうに承わりました。それで、この限界点を越えてもし改正が行われた場合には、その行われた憲法は無効なのかどうか、無効というのは、憲法の論理上無効になるのかどうか、まずその点を伺いたい。
【次の発言】 憲法違反の法律の無効であるかどうかという問題でなしに、その憲法改正の限界を越えて改正した場合に、その改正された憲法が、憲法の論理上は無効だ、そういうふうに了解していいのですね。
【次の発言】 そうしますと、問題は、先ほど明治憲法は形式上欽定憲法と解釈する、合憲だというふうなお話がありました……

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/02/16、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 一点だけ質問します。それは、小平君の質問した農産物の価格、ことに米の価格の点ですが、価格支持制度というものがやかましくいわれますけれども、価格支持制度で果して米の価格安定ができるとお考えか、できないとお考えになるかという点であります。と申しますのは、価格支持制度をやったアメリカですらも、結局は、価格を安定さすためには減反をやるほかはなくなった。また日本の場合にも、昔減反論が起りました当時の事情を考えましても、価格支持制度というものは結局減反、つまり作付面積の限定をするというところまでいかないといかぬのではないか、こういう意見がありますが、それだけ伺いたいのであります。

第24回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1956/02/20、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  私が第一分科会の主査の職務を行うことになりましたので、よろしくお願いいたします。  分科会は、理事会の申し合せによりまして、本日より二十三日まで四日間開会することになっておりますので、審査の都合上、一応の予定といたしまして、本日の午前中は、本分科会の所管全部について説明を聴取し、午後は皇室費、国会、裁判所及び会計検査院所管、二十一日は、内閣及び総理府所管、二十二日は、大蔵省所管、二十三日は、法務省所管の審査をいたしたいと存じます。これは大体の予定でありますので、審査の都合上、質疑の多いものがありましたら、多少変更することにいたしたい……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1956/02/21、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  昭和三十一年度一般会計予算中裁判所、内閣及び経済企画庁を除く総理府所管、昭和三十一年度特別計予算中総理府所管を一括して議題といたします。これより質疑を行います。吉田賢一君。
【次の発言】 ちょっと吉田委員に相談します。まだ長いようでしょうか。だいぶおなかがすいてきたので、休憩して午後に譲りたいと思いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 どうですか、だいぶ議論になったように思うのですが、もう一時になりますから、昼飯でも食って、休んでからやったらどうですか。
【次の発言】 それでは二時から再開することにいたしまして、暫時休憩いたします……

第24回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより第一分科会を開会いたします。昭和三十一年度一般会計予算及び昭和三十一年度特別会計予算中、総理府及び大蔵省所得、昭和三十一年度政府関係機関予算中、大蔵省所管を一括して議題といたします。質疑を行います。西村榮一君。
【次の発言】 ちょっと西村委員に御相談申し上げますが、実は北山委員が大蔵と自治庁と一緒に呼んでもらいたいというので、今自治庁の長官が見えたのです。午後長官はほかに委員会があるものですから、もし何でしたら、途中ですが、北山さんに質問をしてもらって……・。
【次の発言】 それではどうぞ……。
【次の発言】 北山愛郎君。

第24回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1956/02/23、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより第一分科会を開会いたします。  昭和三十一年度一般会計予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管、昭和三十一年度特別会計予算中、総理府及び大蔵省所管、昭和三十一年度政府関係機関予算中、大蔵省所管を一括して議題といたします。田中織之進君。
【次の発言】 ちょっと田中君に御相談いたしますが、大蔵大臣が大蔵委員会の方へ呼ばれておるのですが、もし質問がありましたら、大蔵大臣の方を先にやっていただいたらありがたいと思います。
【次の発言】 田中委員、大蔵大臣にまだ質問がありますか。だいぶ向うから催促がきておりますから……。

第24回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 農地局長にお伺いをいたしたいのですが、これはもしわからぬ点がありましたらあとで資料でいただいてけっこうなのでありますが、それは農地解放が行われまして以後の、ことに今日農地解放地主というものがどういうふうな生活状況をしておるか。それから解放後の元の小作人と地主の関係というものがどういう状況になっておるか。今わかっておりましたらお答え願いたいと思います。――関係政府委員がおらないようですから、次に食管の方にお伺いをいたしますが、それはちょっと私の意見を立てるときの参考資料として伺いたいのですが、食管会計へ一般会計から繰り入れた金額を年度別に知りたい。何年度にはどれだけ何年度には……

第26回国会 大蔵委員会税制に関する小委員会 第1号(1957/05/20、27期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 国会が終った早々で、お疲れのところ皆さんまことに恐縮でありますが、かねて私は、予算委員会におきましても若干の質問を申し上げたのでありますが、今日相続税法が日本の実態にそぐわぬ点があって、税金をとる方の側でも、また納める方の側でも、非常に困っておるということは、これは争いのない事実だと思うのであります。これは一、二年前のことでありますけれども、ある税務署長から、何とか相続税法を変えてほしい、このままでは実際徴税に当っておる自分たちとしても矛盾に耐えられないというふうな、深刻な陳情を私は受けたのであります。税務署長からそういう種類の陳情を受けるということは、ほかには私は一回も例……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 だいぶん時間もおそくなっておりますので、簡単にお伺いいたしますが、相続税の問題であります。お伺いいたします私の目的は、今の相続税について――もちろん大きな財産を持っておる者から相続税を取るということは、これはもう当然のことであり、必要なことでありますけれども、小さな、ことに農村の場合、農家が、事実上相続法のいかんにかかわらず、一つの家業として相続をしておるのでありますが、その実情が非常に困っておるという実情でありまして、これを何とか変えなければならぬという考え方を持っておる、そういう前提でいろいろなお伺いをしたいのであります。「昭和三十二年度租税及び印紙収入予算の説明」の十……

第28回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1958/03/31、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 この法案の目的ですが、中小乳業者は不況で苦しんでおる、それを救うということに主眼があるのか。それとも牛乳の生産を安定させよう、そのためには価格の安定をさせなければならぬ、そのどちらに主眼があるのか。まずそれを伺いたい。
【次の発言】 要するに目的は両方に融資するということが書いてありますが、しかし主眼点は生産者を第一に置いて、こういう方法をとれば、完全ではないけれども、とにかく生産者の安定に資するということで、こういう方法をとろうというのか。あるいはさしあたって中小の乳業者が困っておる、それを救済しようということが主眼なのか、まずその点をお聞きしたい。

第28回国会 予算委員会公聴会 第2号(1958/02/25、27期、自由民主党)

○山本(勝)委員 私はごく根本的な問題を一つだけお聞きします。時間もありませんから、ごく簡単に結論をお聞きすればいいのですが、社会保障の理念について伺いたい。  御承知の通り、日本の憲法の第二十五条においては、生活に困窮するすべての国民に対して国家が最低の生活を保障するということになっておる。国が生活に困窮するすべての国民に対しその困窮の程度に応じ必要な保護を行う。この自由主義の国家で、われわれの活動は原則として自由である、また責任も、自分で生活の責任は負う、自由に活動していく人生において起ってくるもろもろの危険に対しては自分で責任をとるということが、これは自由主義秩序における大原則だと思う。……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 時間がないようですから、簡単に経済の計画を立てる方に伺ってみたいと思います。それはこの説明書にもたびたび出てきますが、わが国経済の安定的成長をはかるということが大きなねらいのようで、文書にも書いておるし演説にもありますが、安定しながら成長していくとか進歩していく、ここにねらいがあるのだと思う。その場合に安定を破壊するいろいろな要因というものはどういうふうなものを考えておられるのかをお聞きしたい。安定をはかるといっても経済はどういうふうな要因で安定が破れるものかという、安定の破れる要因がわからぬと、安定をはかるという対策の立ちようがない。ですからおそらく安定的成長という究極目……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1958/02/13、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 ただいまより予算委員会第二分科会を開会いたします。  この際一言ごあいさついたします。今回私が当分科会の主査に指名されました。各位の御協力によりまして、分科会の審議を円満に終了いたしたいと存じます。  本分科会は昭和三十三年度一般会計予算及び昭和三十三年度特別会計予算中、文部省所管、厚生省所管及び労働省所管の審査を行うことになっております。なお、予算委員会理事会の申し合せにより、分科会の議事は、来たる十七日に議了することになっておりますから、さよう御了承願います。  それでは、昭和三十三年度一般会計予算及び昭和三十三年度特別会計予算中、厚生省所管について説明を求めます。厚生大臣臨時……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1958/02/14、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより会議を開きます。  昭和三十三年度一般会計予算及び昭和三十三年度特別会計予算中、労働省所管について説明を求めます。二階堂政務次官。
【次の発言】 次に補足説明を求めます。松永会計課長。
【次の発言】 大蔵省の説明は要りませんか。
【次の発言】 ちょっと主査から申しますが、予定の時間が来たのと、それからこの問題は非常に重大な問題だと主査も考えるのです、それは労働の立場からあなたのような議論も立つ。しかし金融機関というものは単なる営利事業というものではない。その波及するところはとうてい普通の会社で障害を起った場合の影響と、金融機関に破綻が起ったときの影響とは雲泥の差であって、従……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより予算委員会第二分科会を開きます。  昭和三十三年度一般会計予算中文部省所管について説明を求めます。臼井文部政務次官。
【次の発言】 次に補足説明を求めます。天城会計参事官。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許します。周東英雄君。
【次の発言】 では内藤初中局長から、補足説明をしたいとのことでありますから、これを許します。
【次の発言】 辻原弘一君。
【次の発言】 ちょっと申しますが、もう一人同じ問題の質問があるのです。時間的制約があるので、一つ準備があるとかないとか、結論だけ簡単に説明をしていただきたいと思います。

第28回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本主査 これより会議を開きます。  昭和三十三年度一般会計予算中文部省所管について質疑を継続いたします。質疑の通告がありますので順次これを許します。辻原弘市君。
【次の発言】 坂田君より関連質疑の申し出がありますので、これを許します。坂田君。
【次の発言】 柳田秀一君。
【次の発言】 ちょっと柳田君に申し上げますが、十二時半に一応午前の分は打ち切りますから、その予定で進めて下さい。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にいたし、午後一時三十分より開会し、文部省所管に対する質疑を続行いたします。  暫時休憩いたします。     午後零時二十五分休憩


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 文教委員会公聴会 第1号(1958/10/29、28期、自由民主党)

○山本(勝)委員 簡単に二つばかりお尋ねしたいのですが、時間もありませんので、かいつまんでお答えを願いたいのであります。  山本先生にお教え願いたい一つは、外国、ことにソ連とアメリカ、そういうようなところで学科に関する事項はどういうようにきまっておりますか。監督庁できめておるのか、これは教育専門に御研究になっているのでお教え願いたいと思います。私も学校に長い間おりましたけれども、私の考えを言うと、学校で、大学自身できめるというのは、学問の自由という建前からも、大学としては当然の要求なんですけれども、教授本位にきまっていった弊害はないか。たとえば特別な、大したことでないんだけれども、ある専門のす……

第31回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1959/03/23、28期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 銀行局長にお伺いいたしますが、最近の金融情勢はどういう方向をとっておるかということを、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大体経済はなべ底をついて、そうしてまた上向き調子をとっておるといわれておるのでありますが、一方では金融がゆるんで、金利も下ってくる傾向にある。この経済が底をついてきたについて、産業界の気がまえと申しますか、それがまた過熱状況になりはしないか、資金需要がふえてきて、過剰投資になりはしないか、一方ではそういう心配もあると思いますが、そのことは心配はないのですか。
【次の発言】 最近株が非常に値上りして、それで株の利回りが非常に安くなったということです……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第1号(1959/02/04、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  この際、ちょっと私一言小委員長として申し上げておきたいのです。税制の小委員会が設けられましたけれども、これまで開く機会がなかったのですが、実は、小委員会としてこれから少し本格的に調査を進めてみたいと思いますのは、御案内の通り、日本の今日の国民、ことに中小企業者が、税務署を実に比叡山の坊主よりもおそれておるような状況であります。きつく言えば、蛇蝎のごとく税務署を思っておるといっても言い過ぎではないと思いますが、なぜこういうふうなことになるのかという原因を一つ突きとめてみたい。どこに欠陥があってこういうことになるのか。かって戦前の日本におきましてはそうい……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第2号(1959/02/18、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  税の執行に関する諸問題について調査を進めます。  質疑の通告がありますけれども、この際、その前に、政府当局より国税徴収法の改正についての説明を補足したいと申し出ておりますので、これを許します。吉国説明員。
【次の発言】 今の説明に御質問はありませんか。――なければ、横山利秋君。
【次の発言】 今の最後の点ですが、最後の点は奧村君も問題にしておられたと思いますが、一応国税庁の見解はそれでわかったのであります。しかし、ただ見解がわかっただけではおさまらぬだろうと思いますので、一応奧村君からも質問があって、なお両方寄って、どうしたら納得のいくようにいくかと……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第3号(1959/02/25、28期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 物品税の関係の方は来ていますか。まだ来ていませんか。それでは……。
【次の発言】 私の質問はごく簡単なんですが「物品税法の第六条の中に「第二種又ハ第三種ノ物品ノ販売ヲ業トスル者ニシテ原料、労務、資金等ヲ供給シテ第二種又ハ第三種ノ物品ノ製造ヲ委託スルモノハ之ヲ受託者ノ製造シタル物品ノ製造者ト看倣シ当該物品ハ之ヲ委託者ノ製造シタルモノト看倣ス」こういう現在の規定があるわけでありますが、これが今度の改正案で少し改正になっておるようであります。問題は、この委託者を製造業者とみなすというみなしの税でございますが、これがいろいろトラブルを起しておるというふうにわれわれは訴えを聞いており……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第4号(1959/03/06、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  国税徴収法案及び国税徴収法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の通告があります。これを許します。田万廣文君。  なお、質問者にお願いしますが、会場の都合でこういうところになったのですけれども、速記の都合もありますので、ごめんどうだけれども、やはり立って質問していただいて、それから立って答えていただく。そうしないと、話が懇談的になって乱れますから、恐縮ですけれども……。
【次の発言】 ちょっと今のことに関連して、この国税徴収法で減収になるというのですが、国税徴収法を改めてこれまでの経済よりももっと健全にな……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第5号(1959/03/11、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  国税徴収法案及び国税徴収法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の通告があります。これを許します。田万廣文君。
【次の発言】 奧村君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。両法律案に対する質疑はおおむね尽されたと思われますので、これにて両法律案に対する本小委員会における質疑はこれを終了いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。  なお、両法律案について本委員会における審査の経過を委員会に報告いたしたいと存じますが、報告書の作成等につき……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第6号(1959/03/13、28期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  税の執行に関する諸問題について調査を進めます。  質疑の 通告がありますので、これを許します。竹谷源太郎君。
【次の発言】 先般来二回にわたって質問をいたしました物品税法第六条の第四項、新しい改正法における第三項に関してでありますが、だんだんとわかって参りましたけれども、なおはっきりしない点がありますので、重ねてお伺いをいたしたいと思います。できれば私としてはきょうは最後の質問にいたしたいと思うのでありますが、「第三種又ハ第三種ノ物品ノ販売ヲ業トスル者ニシテ原料、労務、資金等マ供給シテ第二種若ハ第三種ノ物品ノ製造ヲ委託シ又ハ自己ノミノ商標ヲ表示スベキ……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第7号(1959/03/18、28期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 たびたびお伺いいたしました物品税法第六条第四項の解釈の問題であります。すなわち、今回の改正で、販売業者が「自己ノミノ商標ヲ表示スベキコトヲ指示シテ第二種若ハ第三種ノ物品ヲ製造セシムルモノハ」これを製造業者とみなして、そこへ税をかけるという点であります。その「自己ノミノ商標ヲ表示スベキコトヲ指示」する、そして「製造セシムル」という意味でありますが、これから私が一、二、三といろいろな場合をあげて、こういう場合は適用されるか、されないかということをお伺いしたいのであります。かりにその販売業者の方を甲といたします。それからその品物を作った者を乙といたします。  第一の場合は、零細業……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第8号(1959/03/20、28期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 たびたびお伺いしております物品税法の改正の中の第六条四項の、自己のみの商標を表示すべきことを指示して物品を製造せしめた販売業者を製造業者とみなす、この解釈問題で、先般いろいろな場合を仮定して、この場合はどうか、この場合はどうかということをお尋ねして、お答えもありましたけれども、なお研究を願っておいたので、実はその答えを今日いただきたい、こういうわけであります。その前に、十一日の当委員会における吉國さんの説明の中にある言葉を、あらかじめちょっと申し上げておきたいと思うのですが、私が「自己ノミノ」という意味をお尋ねしたのに対して、吉國さんはこういうふうに答えておるのです。「ただ……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1959/02/28、28期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 通産政策につきまして、大きいこと、小さいこと、いろいろ伺いたいと思います。まず最初に大きい方から、大臣がせっかくお見えになっておりますので始めたいと思います。第一に伺いたいのは、最近日本経済の体質改善ということが叫ばれてきております。日本経済は浅いとかいうようなことは、前々から言われておりましたが、最近はただ浅い、深いということだけでなしに、体質を改善せにゃいかぬということを言われておりますが、その体質改善についての大臣の構想ですね、これは企画庁長官の一番考えねばならぬことかもしれません。しかし世耕長官はまだ新しいことでありますし、世耕長官に聞くよりも、むしろ通産大臣に伺っ……

第31回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1959/02/27、28期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 関連して。今日は幸いに大臣がお見えになっておりますので、大臣にだけ住宅問題の基本的な問題と申しますか、ごく大まかなことですけれども、お伺いをいたしたいと存じます。大臣が住宅問題で非常に深刻に考えておられ、また今日までの行き方はいいとしても、ここで根本的に方向といいますか、重点を変えなければならぬと考えておられることは、先ほど来の御答弁でよく了承いたしましたが、私はその考えられるときに、こういうことを一、二考慮の中に入れていただいていいのではないかと思う。それは、住宅問題といえば主として都市の住宅問題であります。ところが代表的なものとして東京の住宅問題、それから交通の混乱その……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1960/02/27、28期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 私は時間の関係で、ごく簡単に十五分ばかりお伺いしたいと思います。  問題は、この予算の中での、刑務所の作業費に関連する問題であります。刑務所内の囚人の作業が、既存の民業をひどく圧迫するという事実が起こってきて、問題になっておるのでありますが、これについて、法務大臣として、従来は一体どういう方針でこられたのか、また、今後はどういう方針でいくかということについて、はっきりした決意を私は聞かしていただきたいと思うのです。私がここで法務大臣に伺うまでには、実はいろいろ手を尽くしてみた結果、これはとてもこのままではいかぬということで、最後にここへ持ち出してきたわけです。法務委員会の諸……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1960/02/25、28期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 菅野長官に御質問をいたしますが、まず第一に、経済企画庁というのは、一体どういう仕事をするのか。と申しますのは、たとえばドイツの経済省に当たるのか。ドイツの経済省というのは、ドイツ経済全般を指導するというような一つの役割をになっておるようですが、日本の経済企画庁というのは、そういう日本の政府の経済政策また日本経済全般の指導の責任を持っておるのか、それともいろいろな統計を作って発表したりするだけの仕事なのか、まずその点を伺いたい。
【次の発言】 それではその前提に立ってお伺いしますが、大体日本の物価、つまり通貨価値というものが一年にどれくらいずつ下がってきたか。これは大臣でなく……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1960/02/26、28期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 もう時間もだいぶたちましたので十分だけ。――先ほど大臣が個人的に幾らでも話すから、こういう席では質問するなということでありましたが、大臣になって偉くなるとなかなかつかまえるわけにいきませんし、ことに各局の局長連中がおるところで大臣のお耳に入れておきたい、こういう意味で同じ党内でまことに水くさいようですけれども、実は立ったわけであります。  私が申し上げたいことは一つだけある。それは、農林省の農政を見ましても、あるいは各委員会での質問を見ましても、全部欠けておる点がある。それは、農林行政において目に見えない要素というものを問題にしないで、目に見える、数字で表わせるような量的な……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会公聴会 第1号(1964/02/12、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 美濃部先生にお伺いいたします。  先生のお話では、今度の三十九年度の予算は大き過ぎると思う。その理由は大体二つあげられたように思います。一つは、消費者物価がこのように上がっては困る。それでは貿易にも影響する。これを押えるためには生産をふやすということも必要だが、急にはいかない。だから、需要を減らすということであるが、その観点から、むしろ緊縮予算をとるべきだったのじゃないか。第二は、国際収支の点から、これは何といっても決定的に重要だ。外貨の余裕がないから、これも輸出をふやせばいいけれども、それもなかなかそう急にはいかないから、輸入を減らすという点から、そういう面で緊縮予算が必要……

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/02/13、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 まことに傾聴すべき御意見をたくさん承りまして、非常に啓発されるところが多かったのでございますが、時間もありませんから、またあらためて個人的に伺いたい気持ちで一ぱいであります。ただ一点だけ、自分たちがいつも悩んでおる問題を申し上げて御意見を伺いたいと思うのです。  生産性を上げていく、経済を成長させていくという場合に、いろいろとる方法の結果として出てくる所得格差。一方では、所得格差を是正する、格差が出てくることは困るという要求が非常に強い。しかし、実際問題として、所得を上げていく政策をとった場合に格差が出てくる。これはいろいろ地域的にも出てきますし、またそれぞれの襲業別にも出て……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1964/02/19、30期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 関連して。いまのは非常に傾聴すべき意見だと思うんです。実は私も自動車学校の校長をやっておるんです。それでやはりいまの意見を聞いて、いろいろ感じさせられるんですが、一つは、技術がうまいということだけでかえって若い者が事故を起こす。卒業生でも、女の子は技術がまずくても事故を起こさない。それから年寄りはやはり起こさない。年寄りは覚えるのは非常に長くかかりますけれども、事故を起こさないというのは、用心をするからです。それでどうもフランス――外国に行ってみると、運転手は年寄りが多いんですね。これはいろいろな事情で年寄りになったのだと思いますけれども、ひとつ技術だけを考えないで、やはり……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1964/02/22、30期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 きょうは、久しぶりで河野建設大臣に会って大臣の抱負経綸を聞きたい、こういうことで実は質問することになったのであります。しかし、大臣がおくれるようでありますから、こまかな点を先に伺うことにいたしますが、そういうことを伺います意味は、先に申し上げておきますが、こういうことなんです。政務次官が見えておられますが、次官もよくひとつ聞いておいていただきたいと思うんですが、私がいろいろなことをお尋ねするのは、結局こういう立場からなんです。  今日、保守政党といいますか、保守政治家に与えられた最大の課題は何か、自由な社会を守っていこうという保守政治家の立場から見て、最も重大な課題は何かと……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第7号(1964/02/25、30期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 ちょっと一分だけ、関連して……。私の考えをちょっと申し上げますが、それでは何年たってもできない。問題は、ほしいという者が非常に多い、ところが供給力がないんだ。そんなに長い間アンバランスであるわけはないですよ。問題は、私はほしいというのに安過ぎると思う。安過ぎるからほしいものは幾らでも出てくる。あれだけ公債をやってもなおほしいというのは、それでもなお安いんです。ことに商売をする場合などはつけたほうが得なんです。だから、もっと公債なら公債をうんと持たして、そうしてその価格を上げていくなら、やっぱり計算をしますから、需要と供給はバランスがとれる。かりに安くて公債もつけないというこ……

第51回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1966/02/18、30期、自由民主党)

○山本(勝)委員 私は、国鉄運賃値上げ問題を、物価との関連で、少しきめのこまかい質問をしてみたいと思うのであります。  国鉄運賃は、国鉄が提供するサービスに対してお客が支払う代価である、こういうふうに私は理解しておるのであります。ちょうど、品物を買う場合に、品物を受け取って代価を払う。国鉄が提供するサービスに対してお客が支払う代価である。代価であるという以上は、その代価が高いか安いかということは、その提供する品物、すなわちこの場合は国鉄の提供するサービスの質、量との関連で、高いか安いかということを考えなければならぬと思うのであります。もしサービスがいまのままで運賃が上がるということでありますな……

第51回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1966/04/21、30期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  今般、皆さまの御推挙によりまして、小委員長に就任いたしました。  税務行政につきましては、種々問題も指摘されておりますおりから、本小委員会の使命もまた重大なものがございます。つきましては、皆さまの御協力を心からお願いいたしまして、就任のごあいさつといたします。(拍手)  税制及び税の執行に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 渡辺美智雄君。
【次の発言】 只松祐治君。
【次の発言】 それでは、私から一言だけ。  こういう場合はどうなります……

第51回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1966/06/01、30期、自由民主党)【議会役職】

○山本小委員長 これより会議を開きます。  税制及び税の執行に関する件について、調査を進めます。  質疑の通告がありますから、順次これを許します。横山利秋君。

第51回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1966/02/26、30期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 私がお伺いいたしますことは、租税特別措置法の第七十条の問題でありますが、御案内のとおり、三十九年の一月から、これは農民保護と了解しておりますが、農家の農業のあと継ぎの方が安心して農業をやれるようにというようなことから、生前に贈与を行なった場合に、その贈与税の納税延期を認めて、そして後に相続税として扱う、こういう特別措置ができておるわけであります。すでに実施二カ年になりますが、しかし、何しろ農民保護の立場からできた特別法でございますので、私は大蔵委員会のほうで後にお伺いする前に、農政当局の考え方を承っておきたいと思うのであります。  最初の一年間ぐらいは、この農民に対する特別……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1966/02/28、30期、自由民主党)

○山本(勝)分科員 三十分ということでございますから、問題を提起して十分考慮を願う、こういうことにいたしたいと思います。  問題は、御承知の三十九年一月から施行されました農地の生前贈与の租税特別措置という、農地だけを生前に贈与した場合に、贈与税を一応かけるけれども、延期願いを出せば、納税を延期しておいて、そうして死んだときに相続税として扱う、こういう特例を設けられたわけです。これは実際問題として、農家の方は非常に困っておるという現状であります。今回の国会で改正法が出まして、これまでは、贈与を受けた者が贈与した者よりも先に死んだ場合には、そのときには一定の期日を置いて取り消し、生前贈与の恩恵を与……

第52回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1966/07/21、30期、自由民主党)

○山本(勝)小委員 ちょっと私は五分間関連して伺いますが、歩積み・両建てに対する中小企業者の不満、これは言うまでもないし、また、この委員会でも不満がある。しかし、皆さんのほうでは、どうもそいつをなくしろということに対してやっぱり多少不満がある。長い間これはなかなか問題でありますが、結局私はこういうことじゃないかと思うので、それに対するお考えを聞きたいと思うのですよ。  私はある高利貸しにこの間ぶつかったのですが、その高利貸しが貸しておる金利が相手によって違っておる。これは先ほど堀さんの話にも債権確保なら云々というのでありましたけれども、やっぱり利子を含めて、銀行も経営でありますから、それで成り……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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