このページでは田中龍夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田中龍夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○田中(龍)委員 ただいまの伊藤君の質問に関連いたしまして、二、三ごく簡単に官房長に承つておきます。われわれが石炭の融資の問題について非常に心配をいたし、関心を持つておりますことは、九州の経済というものは炭鉱という基幹産業に関連する面が非常に多い、九州の災害の復旧、さらに復興という面におきまして炭鉱の帰趨が経済的に非常に影響を持つという意味からも、これが応急の処置なり、あるいは復興について非常に関心を持つておる次第であります。ただいままでのつなぎ融資並びに指定預金なり、あるいはまた開発銀行を通じてお流しになつたものの中で、ただいまのお話のごとく、つなぎ融資の四十億は、公共土木なり、あるいはまた……
○田中(龍)委員 私は一般鉱害の復旧促進に関する問題につきまして大蔵省の当局に質問いたします。一般鉱害の復旧工事は、その進捗が停頓の状態にございます。そうしてその原因は事業資金不足にあるのであつて、これが救済策といたしましては、まず資金運用部の資金を鉱害復旧事業団へ貸し付ける。第二は市町村の土木工事に対しまして、国庫補助金を交付する。この二つの措置をこの際至急講ずべきである、かように存ずるのであります。先般来通産省当局あるいはまた復旧事業団その他関係者が大蔵当局と折衝を重ねまして、ただいま局長の言われまするようにいろいろと紆余曲折を経たのでありますが、さらにまた多数の方にも陳情を繰返しておられ……
○田中(龍)政府委員 今回はからずも経済審議庁の政務次官の大役を仰せつかりました。まことに浅学非才な者でございますが、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
○田中(龍)政府委員 お答えいたします。ただいま仰せられました経審の方の数字は六カ年計画の方の数字でございまして、これは大臣からも常に申し上げておりますように、わが国経済の向うべき一つの構想としていろいろ検討いたし、また作業して参ったものであります。ただいまのお話の総合エネルギー換算におきまして石炭換算すると二千数百万トンの開きがある、かようなお話でございますが、石炭だけにとって考えますれば通産省の数字もあるいはまた経審の方の数字も大差はないと存じます。またあとの外貨資金その他の関係から石油その他の燃料になりますと、一つには外貨状況等の見通しの差もございますし、同時にまた換算率におきましてただ……
○田中(龍)政府委員 前回御質問がございました、経審長官が参議院におきまして発表いたしました六カ年計画、、これは一月十八日の閣議了解でございますが、この総合エネルギー・バランスにおきまする一人当りのエネルギー消費量の石炭換算において、一・六トンと申し上げましたその計数と、通産省が発表いたしました総合エネルギー・バランスの一人当りの石炭換算消費電との間の食い違いについての御指摘でございます。石炭消費量の数字の点におきましては、通産省との間に推計上の若干の開きもございますが、この誤差の出ました主たる原因は、通産省と経済審議庁との統計の表におきまして、経審の六カ年計画の数字におきましては、電力の方に……
○田中(龍)政府委員 ただいま御決議をいただきました風倒木の問題につきましては、御趣旨を体しまして、でき得る限りこれが達成に努力をいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま御調査になりました結果につきまして特に御注意をいただきましたことはありがとうございます。この風倒木の問題につきましては前々から心配もいたしておったのでありますが、昨日も調整部長から話を聞きました。市価の安定なりあるいはまた輸送の問題なりその他諸般の問題につきまして、各省庁ともよく連結をいたしまして、ぜひとも御趣旨に沿うて参りたいと考えております。どうぞよろしく御協力をお願いいたします。
○田中(竜)政府委員 本来大臣が参りまして御説明申し上げるところでございますが、便宜私からかわりまして申し上げます。 ただいま議題となりました経済審議庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその内容の概略を御説明申し上げます。 御承知のごとくに、政府は、さきにわが国の経済の自立を達成し、完全雇用の実現をはかることを目的として経済六カ年計画の構想を策定したのでありますが、今後この計画を強力に推進し、その実現を確保するためには、これらの事務を所掌します経済審議庁の機構を整備いたしますとともに、その権限に所要の改正を加えることが必要であると認められますので、ここにこの法律案を提出……
○田中政府委員 ただいま議題となりました国防会議の構成等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその概要を御説明いたします。 現在国防会議事務局は、局長一名、参事官二名その他事務職員等計十三名でありますが、事務局の業務を円滑に処理するため、参事官一名を増員いたす必要があると認め、これに伴う法律の改正をお願いいたすごととしたのであります。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御賛同あらんことをお願いいたします。
○田中政府委員 ただいま議題となりました憲法調査会法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。 御承知の通り、憲法調査会は、昨年七月発足を見たのでありますが、明年度に入りますと、その会議の開催数も増加し、調査審議も広範な事項について細部にわたって行われるものと見込まれるのであります。 これに伴い、憲法調査会事務局におきましても、諸般の事務が増大することになりますので、これらの事務を円滑に処理するため、現在局長のほか七人である事務局職員の定員を改め、新たに事務官五人を増員することとしたいのであります。 以上がこの法案を提出いたしました理由であります。 何とぞよろしく御審議の上、……
○田中政府委員 お答えいたします。政府といたしましては、ぜひとも社会党の御参加をいただきますように、誠心誠意努力をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 その点は従来からもしばしば申し上げておる通りでありまして、今の提案権の問題と憲法調査会の問題とは、いささか異なると思うのでございます。今の提案権の問題につきましては、今日まで申し上げておりまするように、国会並びに政府においてもこれを有するものだという立場でございまするが、今の憲法調査会そのものは、現行憲法につきましてこれに検討を加え、また調査審議をいたすという純粋なものでございまして、この憲法調査会それ自体が現行憲法を検討いたし、また調……
○田中(龍)委員 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いず、田口長治郎君を推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事はその数を八人とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○田中(龍)委員 ILO八十七号条約の批准に伴いまして慎重な御審議が遂げられておりますけれども、われわれ今日までの御審議を聞いておりまして、どうも納得のいかない点がまだ数点残っておるわけでございます。さような次第で、ここに幾つかの問題につきまして質疑をいたしたいと存じます。 まず私はいろいろな問題を逐条的にいたす前に、ILOの精神というものについてはっきりとさしておいていただきたい、こう思うのであります。すなわち、ILO八十七号条約の成立の経過にかんがみましても、これは第一次世界大戦後の一九一九年のベルサイユ条約とともに労働機構ができ上がったのでございますが、この国際労働機構が最も対象といた……
○田中(龍)委員長代理 これから中村重光君の御質問でありますが、どうぞ。発言を許します。
【次の発言】 まだ見えてないようですが、通産省の分から御質問を願いたいと存じます。
○田中(龍)委員長代理 多賀谷真稔君より関連質疑の申し出があります。これを許します。多賀谷真稔君。
○田中(龍)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました政府提出の昭和四十一年度予算三案に賛成し、日本社会党並びに民主社会党提出の予算の編成替えを求めるの動議に反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 御承知のごとく、わが国経済は、ここ三年来深刻なる不況下にありましたが、ようやく景気回復のきざしが見え始めてまいりました反面に、物価特に消費者物価は高騰を続けております。この一面不況、一面高物価に対処する政府の施策も容易ならざるものがある次第であります。 ここに当予算委員会における論戦を通じまして明らかにされました予算の重要な数点について、国民各位に十分な理解と……
○田中国務大臣 ただいまの、明らかにされました総理大臣の発言の内容を見ますると、これは政策論議に該当するもの、これすなわち、利益誘導として取り上げるべき筋合いのものではないと見受けられます。
【次の発言】 中央高速道路という一つの例証を引き出しまして、例をあげまして、道路政策に関する所見を申し述べたもの、この判断が私は当たるものと考えるのであります。
【次の発言】 今年の二月の答申、一昨年の八月の答申、この二つの答申の上に八木先生の御意見を加えまして、これを総合いたしまして、考えることが二つございます。
私の役所には基本的人権をめぐる担当官といたしまして、本省には十六人の少数でございますが役……
○田中国務大臣 今回、総理府の総務長官に就任いたしました田中でございます。 当委員会に対しましては、またいろいろとお世話に相なる次第でございます。 就任にあたりまして一言ごあいさつにかえさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○田中国務大臣 私は、このたび総理府総務長官に就任いたしました田中龍夫でございます。よろしくお願いいたします。また私は、総理府に設置されております交通対策本部の本部長もつとめさしていただいておる次第でございます。就任に際しまして一言ごあいさつを申し上げます。 御承知のごとくに、ここ数年来、自動車の保有台数の急激な増加に伴いまして、交通事故も逐年増加する傾向を示しております。このような趨勢に対処いたしまして、政府は、人命尊重、特に歩行者保護の見地から、交通安全対策を政府の最重点施策の一つに取り上げまして、交通安全施設の整備拡充、交通安全活動の推進、交通秩序の確立及び被害者救済対策の強化の四本の……
○田中国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 本年八月十五日、一般職の国家公務員の給与につきまして、俸給表を全面的に改定いたし、宿日直手当及び勤勉手当等を改定すること、及び都市手当を新設するとともに暫定手当についてその一定部分を逐次俸給に繰り入れてその整理を進めること等を内容とする人事院勧告がなされたのでありますが、政府といたしまして、その内容を慎重に検討いたしました結果、実施期日につきましては、例年より一カ月繰り上げまして本年八月一日からとし、内容につきましては、都市手当を調整……
○田中国務大臣 ただいまお話がありましたとおりに、いわゆる給与表の改定その他につきましての完全実施をいたしたいという私の一つの願い、それをいかに財政、さらにまた財政法上の関係と人事院の機能を喪失しないでこれを調整するかということが、私は一番念頭を離れない点でございます。さようなことから、これはただいま党におきましてもいろいろと研究を重ね、また外部のほうにおかれましても、さらに野党から、また組合の方々に至りますまで非常な関心をお持ちいただいて、皆さんで一生懸命に御研究をいただいておる過程にあると存じますので、気持ちだけを申し上げましてお答えいたします。
○田中国務大臣 一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に対しまする修正につきまして、政府といたしましては、本年度の財政事情にかんがみまして賛成いたしがたいことをここに申し上げます。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、御趣旨に沿いまして、暫定手当の地域区分、これをば十分に尊重いたしまするよう、人事院とも連絡をいたしたい、かように存じておる次第でございます。
○田中国務大臣 御案内のとおりに、ただいまの対策本部を緊急に設置いたしまして、ここで今後いかにするかということを十分検討いたしたいと存じます。
なおまた、東京都あるいはまた関係団体も参加いたすようになっております。同時にまた、それを所轄いたしておりまする自治省から本部員が参加することになっております。
以上でございます。
【次の発言】 お答えをいたします。
これらの問題は、何ぶんにも二十年間荒廃に帰しておりまして、無人の島も多いといったようなことで、いろいろな事前に処置いたすべきこともたくさんございます。かようなことで、こういうふうな問題一切あげまして、この対策本部においてこれから検討し……
○田中国務大臣 同和問題につきまして、私のほうの所管事項でございますので、お答えをいたします。 まず同和問題につきましては、ただいま御承知の協議会がございまして、全国基礎調査と、それから抜き取り精密調査、これをいたしておる次第でございまして、その協議会の答申を待ちまして善処いたしたい、かように考えております。
○田中国務大臣 お答えいたします。
昭和四十二年に発生しました災害によります被害は、死者並びに行くえ不明が二百八十九名、負傷者が九百二十五名、家屋全半壊四千五百二十九棟、被害額は公共土木施設でもって一千百五億円、農地等八百二十八億円、農作物等千二百六十一億円、商工関係が百五十六億円等、総額が約三千八百九十億円に達しております。
その災害のうち、主要なものは六、七月の豪雨災害、八月の豪雨災害、それから台風第三十四号災害、さらにまた、これに加えまして干ばつの災害がございました。
【次の発言】 この問題につきましては、よく承知いたしております。関係各省庁と連絡をとりまして、鋭意努力中でございます……
○田中国務大臣 お答えいたします。
ただいまの小笠原漁業という会社のことにつきましては、詳細承知いたしておりませんから、担当官からお答えいたさせます。
【次の発言】 ただいまの六百万ドルの米国からの資金の問題につきましては、詳細はたぶん御承知であろうと存じますので、もし必要がございますれば、配分の問題を申し上げます。なお、その間におきまする御質問の詳しい点は詳細私、存じません。担当官をしてお答えいたさせます。また、そういうことがございませんように、われわれのほうでは今後ともに十分注意もいたし、警戒もいたしてまいります。
○田中国務大臣 ただいま議題と相なりました沖繩島那覇に駐在する諮問委員会の委員となる日本国政府代表の設置に関する暫定措置法案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 この法律案は、沖繩の復帰に備え、本土との一体化を進めるとともに、沖繩の住民の福祉等を増進いたしまするため、琉球諸島高等弁務官に対しまして助言し、及び勧告することを目的として、このたび那覇に設けられることに相なりました諮問委員会の委員となる日本国政府代表を総理府に置くことといたし、その任務、給与等につきまして所要の事項を定めようとするものでございます。 以下、この法律案の概要につきまして申し述べます。 すでに……
○田中国務大臣 御指摘のごとくに、佐藤・ジョンソン会談によりまして新たに諮問委員会が設置せられたのでございますが、高等弁務官に対して助言と勧告をいたすということから、先般沖繩に参りました際におきましても、非常に新時代ということばを使っておりまして、従来とは全く段階を異にして、新時代が来たのだ。その新時代においては、この諮問委員会が中心になって、今後の一体化を進める。弁務官におきましても、この諮問委員会を非常に高く評価いたし、またこれを活用しようと考えております。 これが従来と違いますことは、日本政府の代表として諮問委員が出ておるという点でありまして、日本政府の意向が直接、あるいは民政府に、あ……
○田中国務大臣 御質疑の点が非常に詳細な問題にわたっておりますので、担当者からお答えをいたさせます。
【次の発言】 この諮問委員会の内容という永のは、いわゆるアドバイザリーコミッティーとして助言し勧告をするということになっております。だから問題は、議題とするかしないかというよりも、勧告をするか助言をするか、その対象になるかということになると思うのでありますが、それで社会的、経済的並びにそれに関連するというんですが、この中の軍労働者の労務条件の問題等、百十六号の問題それ自体が取り扱われるか扱われないか。私は扱われるものもあるし、そうでないものも具体的にはあるのではないかと思います。それからまた予……
○田中国務大臣 お話の件でございますが、私ども総理府といたしまして、渡航管理業務をいたしておる限りにおきましては、日本からの渡航の申請に対してできる限りの御協力をいたしております。しかし、施政権を先方が持っておる関係から、出入国管理業務というものは施政権に伴います基本的な権利でございますので、われわれはそれを要望はいたしておりますけれども、なお遺憾な点が多いことを残念に思っております。
【次の発言】 先ほど外務大臣が申しましたように、私どもは日米信頼の基本に立ってこの話を進めてまいりたい。大衆活動による交渉というものとは立場を異にいたしております。佐藤内閣の外務大臣も、総理府の総務長官も、同じ……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 ただいまお話しのまず第一点は、北方同胞援護会のごとき新団体をつくってはどうか、今日ございますのは、御案内のとおり、北方協会並びに南方同胞援護会の一つのブランチと申しますか、千島関係のものと、それから千島連盟の三団体でございますが、非常に弱体なものであるので、より強力な援護会をつくってはどうかという御意見、私どももまことに御趣旨のほどはよく理解できますので、この点につきましては、さらに検討さしていただきたいと存じます。 次に、墓参団の問題でございますが、昨年択捉島につきまして、外務省を通じて強力にソ連政府に交渉いたしましたが、ついに実現できなかったことは……
○田中国務大臣 返還のめどはいつかという御質問でございますか。――私どもは両三年内に返還のめどがつくものであるという佐藤・ジョンソン会談の趣旨を体して努力いたしております、
【次の発言】 私は一々のケースにつきまして私からお答えはいたしません。しかし先生が実に愛情を持って沖繩の現実をよくお調べいただいておる、それからまた非常に建設的な御注意やら御研究をいただいておりますことにつきまして、非常に感銘を受けました。ほんとうにありがとうございます。
いまの最後の調査の問題でございますが、これは私ども近く返還される日本の国土になります沖繩でございます。さような意味におきましてもいろいろと調査団の受け……
○田中国務大臣 ただいま御議決に相なりました附帯決議につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿いますように努力いたしたいと存ずる次第でございます。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 ただいま議題と相なりました小笠原諸島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明いたします。
この法律案は、南方諸島及びその他の諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定に基づく小笠原諸島の復帰に伴い、法令の適用についての暫定措置を定めますとともに、小笠原諸島の旧島民及び現島民の小笠原諸島における権利または利益の保護並びにこれらの者の生活の安定をはかるた……
○田中国務大臣 お答えいたします。 同時開発方式ということばを使っていいか悪いか、これはなかなかむずかしいところでございますけれども、しかしながら、現実の問題といたしましてなかなか容易なことでないことは、これはもうよく御承知のとおりでございます。ただ、あなたが御心配になっておられるような、いわゆる火事どろみたいな利権屋が入り込んだり、あとあとそれがしこりになって全体の開発ができなくなるような、そういうふうなこともあってはならない。そんな関係で、この暫定法の中を貫いております考え方と申しますものは、現在おります住民ですね、これに対しては一応落ちついてもらわなければならない、その当面のいろいろ具……
○田中国務大臣 ただいまの資料の御要求に対しましては、できる限り努力いたしまして、御期待に沿うように精励いたします。
【次の発言】 きょうじゅうに出します。
【次の発言】 こういうふうな非常にむずかしい問題は、法務省の見解を求めなければならぬかもわかりませんが、日本憲法のできますにあたりまして、やはりそこの地域社会に対する一つの前提の条件というものがあっての憲法になっておると思うのでありますが、今日まで施政権がなく、法域を異にし、また客観的条件もほとんど無人島に近いような状態下におきまして、それをいま日本の国土の中に編入されようとする場合に、そこに私は何か常識的に言いましても、それを受け入れる……
○田中国務大臣 私は、自治省の担当官の方々なり、私の役所の参事官の御答弁のときに、おった場合とおらない場合がございますが、食い違う場合がありましたらばまたあれですが、問題は、ただいま御審議をいただいているのは復興法の問題ではなくて、暫定法の御審議をいただいているわけでございます。それで三十二条の負担金、補助金、復興法の段階におきましては当然奄美の復興法の例その他いろいろな例に徴しましてきまると思いますけれども、何はともあれ、とりあえずこの復興法ができるまでの期間における暫定法の特例の問題であろう、こういうふうに考えます。 それで、その場合に国が直接行なう分野がむしろ先行投資的な意味において非……
○田中国務大臣 ただいまお尋ねの案件につきましては、交渉の経過並びに詳細な計数上の問題もございますので、担当者から御説明させたいと思います。
【次の発言】 ただいま上村先生からの御質問のとおり、われわれはこういうふうな通信網というものが整備拡充されることが、すみやかな本土復帰のために非常に大きな効果があるということに着目いたしまして、特に推進しておる次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 この点は担当官から詳細お答えをいたさせます。
【次の発言】 やはり現実の法体系は法体系として尊重いたさなければならぬと存じまするし、施政権返還はまた施政権返還で当然われわれの念願する……
○田中国務大臣 ただいまお話しの問題につきましては、たまたま山野特連局長が打ち合わせその他に現地に参りましたり、その後の各省会議や何かの経過もございますから、担当局長からお答えをさせます。
【次の発言】 川崎先生、いろいろの御議論が立つかも存じませんけれども、しかし、われわれがただ一体化ということを口にするだけでは実効があがらない。そういうことから、一〇〇%のわれわれの希望が一挙に遂げられたとは存じせまんけれども、少なくとも日米琉の諮問委員会をして日本政府に対する調査団の派遣を要請させ、しかもその項目というものは一本化についての非常に広範なかつまた具体的なあれだけの項目について、政府機関を動員……
○田中国務大臣 私、移住審議会を所管しておりまする関係から御質問があったと存じますが、行政内容の面におきましては、外務省の所掌事項であろうと存じますが、いまの三宅先生の御質問に対しまして私の感じておりますことを申し上げますと、御案内のとおりに、昔は棄民といわれたものが、今日は非常に政府の手厚い保護等によりまして、昔から見ますれば、成功のプロバビリティーは上がっておる、かように信じておるのでございます。ベレーンから御承知のとおりブラジリアのほうに参りますBR14街道の沿線に入植しました移住者なんかは、入植前に非常に計画性を持って、そうしてむすこさんが一年も二年も前から現地の市場調査をやったり、あ……
○田中国務大臣 ただいま御質問の旧憲法時代の国葬令、これは今日なくなっております。
【次の発言】 いや、なくなっております。
【次の発言】 ただいま御指摘のように、今後これに対する何らかの根拠法的なものはつくらないかという御趣旨でありますが、これは行政措置といたしまして、従来ありましたような国民全体が喪に服するといったようなものはむしろつくるべきではないので、国民全体が納得するような姿において、ほんとうに国家に対して偉勲を立てた方々に対する国民全体の盛り上がるその気持ちをくみまして、そのときに行政措置として国葬儀を行なうということが私は適当ではないかと存じます。
なお、御意見といたしまして、……
○田中国務大臣 田中龍夫でございます。よろしくどうぞ。 このたび、今国会における交通安全対策特別委員会の審議が開始されるにあたり、交通安全対策に関する政府の方針を申し述べたいと存じます。 御承知のとおり、わが国経済の成長に伴います輸送需要の増加は、ここ数年来自動車台数の急激な増加をもたらし、これが交通事故発生の一つの大きな要因となり、交通事故による死傷者は、逐年増加する傾向を示しております。昨年におきましては、交通事故による死傷者は、死者数一万三千六百十八人、負傷者数約六十五万五千三百人で、一昨年に比べまして、死者数では幸い若干減少いたしておりますが、負傷者数は、遺憾ながら大幅な増加を見て……
○田中国務大臣 ただいま御指摘に相なりました、自治体が自主的に交通災害共済制度に乗り出しておるということは、必ずしも損害の賠償等々につきまして十分行なわれておらない現状におきましては、被害者の救済に役立っておると考えておりますが、各地域の特殊事情もございますので、これをいま全国的に画一の制度とするということは、まだ考えておらないような状況でございます。政府としましては、交通災害共済事業が地域の実情に応じまして能率的かつ適正に行なわれますように、今後十分に指導してまいりたい、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 御意見に沿いまして、われわれのほうも、この問題は非常にけっこうな問題で……
○田中国務大臣 全く御意見のとおりでございます。
【次の発言】 まことに基本的な御質問でございますが、その点は、お説のとおり、既定方針どおりまいるつもりでおります。
【次の発言】 ただいまの御質問の計数その他、私のほうで持ち合わせがございませんので、追って調べましてお答えいたしますか、しからざれば、これは大蔵省か経済企画庁と存じますが、担当官を呼びましてお答えいたしたいと思います。
【次の発言】 国全体の財政政策から申すならば、フィスカルポリシーといたしまして、景気が沈滞しておるときに公共投資を充実する、それによって景気の刺激をする。しかし過熱の場合におきましては逆に公共投資を押えていく。こう……
○田中国務大臣 ただいま御決議のございました事項につきましては、政府といたしましては、御趣旨に沿いまして十分検討をいたし、努力をいたしたいと存ずる次第でございます。
○田中国務大臣 お答えいたします。
ただいまのお話の御決議に基づきまして、当方におきましていろいろと目下作業中でございます。
【次の発言】 ただいま、ぜひ次の通常国会には出したいということで鋭意作業中でございます。
○田中国務大臣 えびの・吉松地区地震総合技術調査団の報告につきましては、先般その中間報告をいたしたところでございますが、今回最終報告書が提出されましたので、一応要約を作成いたしまして、お手元に配付いたしてございます。 報告の主要な点を申し上げますると、まず地質班でございますが、第一に、被災地域の地質は主としてシラスでございまして、非常に崩壊しやすいものでありますので、今後降雨等によりまする崩壊地の拡大、新生が起こります危険性がありますこと。 第二には、地震対策のための地質構造に関する調査研究といたしまして、当面、地表地質、坑井地質の調査研究及び物理探査、地化学探査によりまする調査研究が必要……
○田中国務大臣 それでは御報告を申し上げます。 地震の概況につきましては、先般の当委員会で安倍副本部長が報告をいたしましたので、その後判明いたしました被害と政府の対策につきまして御報告をいたします。 一般被害は、二十日現在、死者四十六名、行くえ不明四名、負傷二百九十七名、住家全壊二百五十七棟、同半壊千四百二十八棟、同全焼十三棟、同半焼五棟、罹災世帯二千七百十七、罹災者一万二千百八十二名などと相なっております。 施設関係等被害は、目下集計中でございますが、現在までに判明いたしましたものは、県報告によりますると、公共土木施設六十六億円、公立学校施設十二億円、農地農業用施設、林道三十億円、商工……
○田中国務大臣 お答えをいたします。
御案内のとおりに、激甚災の指定という問題につきましては、激甚災の内容が非常に多岐にわたっておりまして、それに該当いたしまする分につきましては激甚災の指定をいたしてまいるわけでございます。
政府といたしましては、直ちに対策本部を設置いたしまして、本日で、隔日に会合いたしておりますが、第五回の会合をいたしました。各部門にわたりまして計数を集計いたしておるのでございまして、それによりますれば、項目別に相当の程度まで当然指定になる段階に立ち至っておることだけを御報告申し上げておきます。
【次の発言】 ただいまは激甚災の立法趣旨三項目をおあげいただいたわけでござ……
○田中国務大臣 私から御答弁を申し上げるのもまことに妙なものでありますが、災害の対策本部長でございまして、当面の責任者でございますので、各省大臣もさることでございますけれども、私が万事お話を承り、お答えを申し上げさしていただきとうございます。
【次の発言】 御指摘のように、今回の災害の一つの特色とも指摘されておりまする公共施設災害、特に学校その他の道路等、いろいろとございます。本日は建設省からも、運輸省からもおのおの担当官が出ておりますので、以下詳細なことは担当者からお答えをさせていただきます。
【次の発言】 ただいまのお話の予知の問題でございますが、先般も閣議におきまして運輸省のほうから、地……
○田中国務大臣 先ほど八木副長官からお答えをいたしたと存じますが、激甚法の指定基準につきましては先般来中央防災会議の主事会議を開催いたしまして、局地災害の救済を含めてその扱い方を協議いたしておるのでございまして、いろいろと問題点がございますが、何とかすみやかに結論を得て、かような基準の問題等につきましてもひとつ根本的に見直してまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 いまの時点におきまして、ただいま御指摘の二章に伴います関連の事項につきましては、まだ指定ができない単独条項が多数ございます。
○田中国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 拝見をいたしました。
【次の発言】 お話のごとくに、この審議会の答申が、これには触れないということに相なっておりますのでありますが、その間の審議会のいろいろと論議の中には、これは絶対反対であるという方もございますれば、あるいはまたその必要性を認める方もあるやに聞いております。
そこで、この答申が私が賛成であると認めると申しましたことは確かにオーバーでございまして、その点は深く改めなければなりませんが、しかし、この答申が、「本審議会はこれには触れない。」という点が一つと、それからもう一点は、もし定年制を実施しようとする場合において、これが……
○田中国務大臣 ただいま議題と相なりました皇室経済法施行法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明いたします。 内廷費及び皇族費の定額は、皇室経済法施行法第七条及び第八条の規定により、現在、内廷費は六千八百万円、皇族費は六百二十万円と相なっております。このうち、内廷費の定額は、昭和三十九年四月に改定されたもので、改定以来すでに四年近くを経過しており、また、皇族費の定額は、昭和四十廣四月に改定されたもので、改定以来三年近くを経過いたしております。その後の経済事情なかんずく物価の上昇及び数次にわたりまする国家公務員給与の引き上げ等の情勢にかんがみ、内廷費及び皇族費について、人件費及び物件費の増……
○田中国務大臣 ただいま議題となりました総理府設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。 改正点の第一は、沖繩におけるアメリカ合衆国の政府機関との協議に関する事務を、総理府の付属機関であります日本政府南方連絡事務所の所掌事務に追加し、これに伴い、同事務所の名称を日本政府沖繩事務所と改めるものであります。 これは、昨年十一月ワシントンで行なわれました日米首脳会議におきまして、沖繩の本土復帰に備え、本土と沖縄との社会経済体制の一体化の促進及び住民福祉の増進のため、高等弁務官に対し、勧告し助言することを任務とする諮問委員会を那覇に設置することとなったのであり……
○田中国務大臣 御指摘の点を承りますと、非常にこの点は問題が存するところだろうと存ぜられます。しかし、冒頭お話がございましたように、国会職員でありますとか、あるいはまた裁判所の職員でありますとか、三権分立の問題から来た一つのエアポケットかもしれませんが、非常に重大な問題でもあると存じますので、十分に調べさしていただきとうございます。
【次の発言】 ちょっと承りますが、冒頭の大出さんのあれは委員長に対する御質問であったろうと存じます。これは国会と裁判所の非常にむずかしい問題でございまして、行政府の介入する問題とはちょっと意味が違うかも存じませんが、しかし御指摘のようないろいろな問題が現存して、し……
○田中国務大臣 人事院の機能を十二分に発揮していただけますように、われわれは大いに御協力を申し上げなければならぬ、かように考えております。
【次の発言】 ただいまお話しの災害補償制度の改善につきまして、従来ともに人事院の御意見を尊重し、またお申し出によりまして改善をはかってきたような次第でございます。御指摘のような問題につきましても、今後人事院の調査研究の結果を待ちまして、われわれといたしましては御協力も申し上げ、また改善しなければならぬ、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 人事院の御調査なり御意見に従いまして、われわれとしましては本法のいろいろな今後の改正も改善もいたしたい、……
○田中国務大臣 八木委員にお答えいたしますが、いまの同和問題はまことに久いし歴史的な背景を持っておる問題でございます。この点は、時間のないただいま申し上げるいとまもございませんが、しかしながら、今日なお新憲法下において、日本の社会構造の中において差別があるという問題につきましては、われわれは一日もすみやかにこれを解消しなければならない、かように存じまして、政府といわず、あるいはまた各党といわず、あげてこの問題と取り組んでおるような次第でございます。
【次の発言】 八木委員から詳細にわたりましてのお話を承ったわけでございます。私は先般の予算委員会の際にも申し上げましたごとくに、われわれはこの同和……
○田中国務大臣 御案内のとおりに、われわれのほうの返還に関しまする具体的な措置と申しまするものは、外交交渉が前提に相なりますので、外務省の関係が、協定が調印されましたらば直ちに暫定法の御審議をいただくようになるわけでございまして、その中におきましていろいろと島民の現在おります者あるいはまた帰還を希望いたしまする者、そういうふうな意識調査の結果に基づく具体的な応急措置をやってまいりたい、かように考えておる次第でございます。暫定措置のほうの御審議は協定調印後にお願いをいたしまして、発効と同時に成立いたすように準備をいたしております。
【次の発言】 そのとおりでございます。
○田中国務大臣 いかなる心境で青少年局を廃止するかという御質問でございますが、御案内のとおり、佐藤内閣といたしましては、青少年問題、青少年に対するビジョンというものを掲げるということは、組閣以来の大きな柱でございます。かような意味からいわゆる青少年局といったようなお役所式な静的なものから、より一そう充実した機動性を出す、活動的なものにいたしたいというような意味合いのもとに、このたび青少年対策本部というような、むしろ後退ではなく一歩前進と申しますか、強化いたした、かような次第でございます。つまりいえば八条機関になった、かく申してもよろしいかと思います。
○田中国務大臣 この諮問の内容は、基本的に重要な問題につきまして答申を願ったので、戦後における退職公務員及びその遺族に対する恩給上の処遇について、いわゆる軍人恩給の廃止ないしは復活、あるいは公務員給与の改定というものに伴う恩給年額の増額等、戦前には見られなかったこれらの消長と変遷について、特に重要な事項について御答申を願いたい、こういうばく然たる趣旨の要望が出されておるわけでございます。なお、その間の経過につきましては、担当の恩給局長からさらに詳細に御報告をいたさせます。
【次の発言】 特に二条ノ二の問題を諮問いたしたというわけではございません。
○田中国務大臣 よく存じております。
【次の発言】 前長官以来、その考え方は変わっておりません。
【次の発言】 ただいまのお話は、審議会は、行政府でございます政府が行政の参考にいたしまするために設けておる次第でございます。法律の御制定等々の問題に相なりますと、これは立法府の御意見を尊重しなければならぬわけでございます。
【次の発言】 これは国家機関そのものではございませんけれども、ほとんど国家機関同様のものであったと存じます。
【次の発言】 日露戦争の後でございまして、当時満州の経営を日本が国家機関として行なうべきところを国民的なあれに均てんするという意味で、会社組織にして株式を国民全体に分け……
○田中国務大臣 ただいまの御質問は担当の政府委員からお答えいたさせます。
【次の発言】 受田先生のおっしゃるとおりでございます。
○田中国務大臣 給与政策の基本というような問題でありますが、公務員の給与というものはやはり適正なものでなければならない。公務員の給与が不当に一般の水準よりも低いというようなことが万一ありとするならば、これはやはり官紀の問題あるいはまた諸般の経済問題に基因する事件、事犯というものも生じてくるわけでございます。やはり国民の奉仕者としての一定の体面と同時に、また生活を守っていくということが私は非常に重大な問題と思っておりますので、この点につきましては人事院の精密な調査、御検討をまって、私どもはそれに従ってまいる、これがたてまえであろうと存じます。
○田中国務大臣 ただいま大蔵大臣が御答弁になりましたように、本年度はあらゆる財源をくふういたしまして、そうして総合予算主義をとる、こういうたてまえをいたしてまいったのでございます。さような意味で予備費の充実をいたしてまいっておりますが、したがいまして、公務員給与改定にあたりまして人事院勧告が行なわれましても、予備費でまかなうことが、これがたてまえでございます。しかしながら、これはいかなる場合にも予算補正を行なわないという意味ではないのでございまして、今後の情勢の推移、たとえて申しますれば、予備費をもってはとうてい対処できないような異常な災害等が発生いたしましたような場合におきましては、公務員給……
○田中国務大臣 災害対策基本法によりまして本部を設け、また各町村にも各種の計画をいたしておる次第でございまして、ただいまの米穀の具体的な備蓄の問題につきましては、担当の者からお答えいたさせます。(「担当の者はいないよ」と呼ぶ者あり)――あまりこまかいことまで申し上げたくございませんでしたのであれでございますが、災害対策基本法の防災計画と並びましてこの対策本部を設け、さらにまた農林関係におきましても、農村施設の災害あるいは天災の融資、そういうふうないろいろな措置をとっておる次第でございます。 備蓄の具体的な計数、あるいはまたどういうふうなことになっておりますかは、私詳細は存じませんので、これは……
○田中国務大臣 御質問にお答えいたします。 同和対策の問題につきましては、総理もお答えになりましたように、われわれといたしましては、この同和問題の重大性というものに対して十分考えまして、この解決を考えておる次第でございますが、御承知のとおりに、この同和問題は、ただ法律をつくったから解決するという問題でもございません。ことに、ちょうど岸内閣のときに、五千万円から発足いたしました予算が、今日は四十二年度約六十一億五千万円という、対前年比約三〇%増、四十三年は約四十六億八千万でございますが、非常な実は伸びをいたしております。これは一口に申すならば、やはり具体的な一件一件、ケース・バイ・ケースで解決……
○田中国務大臣 お答えいたします。
原爆の被爆者の方々に対しまする救済処置はとっておるわけでございまして、なお、ただいまお話しのように、日本においでになっておられて病院においでになった、その原爆手帳の取り扱い等等につきまする詳細なことは、担当の局長が参っておりますから、それから詳細にお答えいたします。
ただいまの原爆の問題につきましては、日本といたしましては当然責任を持ちます。
【次の発言】 ただいま御質問の布令第百十六号といわれまする軍関係労務者の権利の問題でございますが、この問題につきましては、日米協議会の議題といたそうということも政府といたしましては申し上げておりまするし、また、先般……
○田中国務大臣 明治百年の行事は何を祝うかということであろうと存じます。これは過去百年におきまして、日本が非常に繁栄をした、その繁栄を喜び、お祝いをするのでございます。
【次の発言】 ただいま申し上げたとおりに、そういうふうなものの考え方から、一定の主観とか一定の思想とかということを基本にお祝いをいたすのではございませんで、かような意味で、一つの事件とかなんとかというものを対象としてお祭りをするわけでもございません。かような次第で、われわれは静かに過去を顧みまして、同時にまた過去の教訓を反省し、そうして今後百年の思いを新たにする、覚悟を新たにするというところに大きな意義があると私は存じます。
○田中国務大臣 お答えいたします。 ただいまのところでは、外交交渉がまとまり次第、暫定措置法の御審議を賜わりまして、それから条約たる協定が批准になります。そのときをもちまして暫定措置法は効力を発するというような段取りを考えております。 復興の関係は、先般根本問題を閣議決定願いまして、帰属は東京都に帰属いたしまするが、復興に関しまする事務は自治省が担当するということに相なっておりまして、復興法はまだ調査も不十分でございますので、暫定措置法ですべらせて、その間に十分帰島の希望を調査をいたしますとか、あるいはまた原住民の生活の安定確保をいたしますとか、その後に至りまして復興法を御審議を願うように……
○田中国務大臣 お答えいたします。
お話しのとおりに、一日も早く既定方針に従いまして公務員制度審議会を開きたいという考えのもとに努力を続けておる次第でございますが、当該前田会長に対しまして、私から正式にお願いをいたす段階にまだ立ち至っておりませんので、その点はどうど御了承賜わりたいと存じます。
【次の発言】 私どもといたしましては、人事の問題でございますので、その経過は詳細に申し上げかねます次第でございますが、われわれといたしましては、そういう期待をいたしておりますことは事実でございます。
【次の発言】 一日も早く公務員制度審議会を開きたいという政府の方針は変わりはございません。
なお鋭意……
○田中国務大臣 一昨十月九日、沖繩に関しまする日米協議委員会の第十五回会合が、日本側から外務大臣と私が、米国側からジョンソン駐日米国大使が出席いたしまして開催いたされました。 議題といたしましては、沖繩住民の国政参加問題及び台風十六号によります沖繩地域における災害の問題が取り上げられました。 まず、沖繩住民が熱望いたしておりまする日本の国政への参加の問題につきましては、去る七月一日に開催いたされました第十四回日米協議委員会におきまして、わがほうから、何らかの形での沖繩住民の国政参加が望ましいので、日本側といたしましても、法律上の問題等、国内的な問題の解決について検討しておる旨を述べまして、……
○田中国務大臣 どうもたいへんお待たせいたしまして恐縮でございます。 飛騨川のバス遭難事故につきまして、その概況を御説明させていただきます。 奥様ジャーナル社及び名鉄観光サービス社の募集いたしました乗鞍登山者を乗せましたバス十五台は、十七日二十二時二十分ごろに犬山に集合いたしまして目的地に向かいましたが、豪雨のためにモーテル飛騨から引き返しました。十八日の午前一時ごろ、土砂くずれのために通行不能と相なりまして、国道四十一号線の事故現場に停車中、五号車と六号車の中間に山がけから沢水とともに土砂流が押し寄せてまいりまして、これら二台のバスを、道路に平行して流れております飛騨川に押し流して水没さ……
○田中国務大臣 まず、台風第四号の被害の状況につきまして御報告を申し上げます。 七月二十一日九時ごろ、マリアナ群島付近で発生いたしました台風第四号は、二十八日十九時三十分ごろに高知県須崎市付近に上陸いたしました。上陸時の勢力は、中心気圧九百七十五ミリバール、最大風速三十メートルと、かなり衰えておりました。その後速度を増しまして、四国、中国地方を横断いたし、二十九日午前一時ごろに島根県の浜田市付近から日本海に抜けまして、弱い熱帯性低気圧となったのでございます。 この台風第四号によりますおもな各地の総雨量は、二十六日九時から三十日九時の間でございますが、奈良県の日出岳におきましては千五百六十四……
○田中国務大臣 個人的なことを申し上げて恐縮でございますが、終戦後私が知事をやっておりました当時、御承知のとおりに新しいダムができ、そのゲートの放水によりましていろいろな事件がありました。あるいはまた、その水がいわゆる電力発電用のダムでありまして、あるいはかんがいダムあるいは洪水調節ダム、いろいろな機能を持っております。この辺のダムの操作でありますとか、あるいはそういった被害状況の判定の問題というものでずいぶん苦しんだのでございますが、そういうことに関しましても、全くお話しのようにこれは実は非常にむずかしい問題でございます。当然地元の県なりあるいは自治体の方々と、また電力会社その他関係方面と私……
○田中国務大臣 お答えいたします。 ただいまいろいろと御質問がございました中の第一点の、遡及するかどうかの点につきましては、一応たてまえは法の適用は遡及いたしませんが、それについてまた別途いろいろとお話が出て、その間の調整が当然あとで行なわれることも考えられます。 それからいまのお話の三本を一本にできないかというお話でございますが、各県から出てまいりました三本の分を一括いたしますとB基準を若干上回りますが、それが今度査定ということになりまして、普通査定のあれからすると八五%程度になります。そうしますとB基準を、三本を累計いたしましても割るような結果になってまいります。それからB基準適用の際……
○田中国務大臣 私どもは、たびたびお答えをいたしておりますように、人事院の勧告はあくまでも尊重をするというたてまえのもとに、勧告が出ました今日におきましては、完全実施を最高の目標といたしまして鋭意努力いたしておる次第でございます。もちろん政府といたしましていろいろとこれに対します議論がございますけれども、給与の責任者といたしまして、ぜひともこれが尊重を、十分に目的を達したい、こういうふうな意図のもとに閣内で努力いたしております。
【次の発言】 そういった情熱を持って対しております。
【次の発言】 いまだ諸般の情勢の総合的な結論は出ておりません。
○田中国務大臣 御案内のとおり、私ども人事院の勧告をあくまでも完全に実施したい、それに向かって最善の努力を尽くすということを申し上げたわけでございます。これがどうしても八月実施がやむを得ないような状況に相なりましたのは、これは主として国全体の財政の問題からであることは御承知のとおりでございます。
【次の発言】 御質問に対してお答えいたします。
今回の八月三十日の決定が、完全実施に至りません線におきましてまとまりましたことは、私どももまことに残念に存じます。しかしながら、閣議決定はあくまでも閣議決定でございます。さような意味におきまして、本年度の決定に対しましては、私どもこの既定の、決定に対し……
○田中国務大臣 ただいまこの決定の経過につきましていろいろとお話がございましたが、 私どもは、人事院の勧告に対しましてはこれを尊重するという一貫したたてまえに立ちまして、何とかこれを完全に実施したいという願望のもとに、最善の努力を尽くしたわけでございます。御案内のとおりに、この人事院の勧告が、春闘の結果を精細に調査いたしまして、民間ベースとの比較を検出されるわけでございますので、時間的にも八月となるということが非常に実は財政上から申しまするとやりにくい結果になりますが、私どもは、あくまでも人事院の勧告はこれを一〇〇%尊重していかなければならないし、また、それに向かって全力をあげる、そういうふう……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 御案内のとおりに、公務員制度審議会の委員の一人でございます前田委員につきまして、皆さま方も非常に御推進御協力をいただきまして、ようやっと御就任の御了解をいただきましたことはまことに御同慶にたえない次第でございます。 なおまた、これらの委員会を一日もすみやかに開催いたしたいというために、任期が皆さま方切れておりますので、これらの方々に対しまして――公益、使用者側、労働者側三者構成でございますので、その委員各位の充実を一日も早く完了いたしたいと目下努力中でございます。 なお、御審議をいただきます内容でございますが、御案内のとおりに、第一次の審議会におきま……
○田中国務大臣 第一回目は、これはほんとうに勧告が出されましてから直後の関係閣僚の顔合わせの会合でありました。明日からが本来の会合であります。おのおのの閣僚の立場立場もありましょうが、まことに簡単に申し上げて申しわけないのですけれども、総合予算主義で予備金というものが取ってある現状においては、渡れる橋から渡っていくというのがこれが常識ではないかと私は思っております。それについて努力したい、かように考えております。
【次の発言】 つまり言えば、災害の問題でありますとかなんとかということはまだ起こってないのですから、一方においては予備費がとってあり、一方においては勧告がなされておる、そういう意味で……
○田中国務大臣 それでは御報告を申し上げます。 政府は人事院の勧告を八月十六日にちょうだいいたしました。直ちに関係閣僚会議を開きまして、以来五回にわたりまして協議を重ねたのでございます。何分にも本年は総合予算主義の原則のもとに予備金に財源を盛り込んでございます関係から、むしろこれをすみやかに決定をいたし得る可能性もあり、同時にまたすみやかに決定をするという御要望にもこたえまして、これを八月三十日の閣議で決定いたした次第でございます。 なお勧告の実施時期につきましては、諸般の情勢を総合勘案いたしまして、最大限の考慮を払ったのでございますが、八月からこれを実施する、ただし通勤手当に関しましては……
○田中国務大臣 公務員の諸君とわれわれは、いわゆる資本家対労働者というようなものでは本質的にはない。われわれは同じかまのめしをともに食っておる同士であり、公務員同士でございます。さような関係から申しまして、われわれは財政の許す限りにおいては公務員の諸君の生活の向上なり社会的地位の向上ということについて真剣に取り組まなきゃならぬ、そこに不信感というものがあっては相ならぬと私は存ずるのでございます。さようなことが原則として前提として考えられました今日の時点において、人事院の勧告を私どもはぜひとも完全に尊重いたしたいということで、この委員会で何べんも私は御回答申し上げております。しかるに予備費の問題……
○田中国務大臣 経過を一応簡単に申し述べますと、御案内のとおりに、給与担当閣僚会議を開きました直後に大蔵大臣が盲腸炎になられまして、それで手術をされました。予想外長期にわたりまして、なかなか御退院ができない。しかし、その間じんぜん日を過ごすことも愚でございますので、さような関係で関係の各省の事務当局の諸君にお願いいたしまして、これはむしろ事務当局といたしましては非常に真剣に、毎週関係者が集まりまして論議を尽くしてまいりました。私はそのなまの案なるものを存じませんが、大きく分ければ十幾つばかりのいろいろな対案があったわけであります。いまさらいうまでもなく、どうしたらばいいかということにつきまして……
○田中国務大臣 御質問の要点は、人事院の勧告が五月実施ということになっておるので、完全実施を目標にするならばなぜ五月からすべて実施しないのかという、この点であろうと存じます。御案内のとおりに皆さま方にも再三申し上げてまいりましたように、人事院の勧告につきましては、われわれ政府といたしましてはあくまでもこれを尊重してまいらなくてはならない、この基本的な態度などにつきましてはごうもかわるところはございません。さようなことからいたしまして、勧告どおり一〇〇%完全実施をいたしたいというのでいろいろと協議をいたしたのでございますが、私どもは、何としてでもやはり勧告のとおりに実施するのがたてまえであるばか……
○田中国務大臣 政府の担当者といたしまして、私からお答えをいたします。 御案内のとおりに、国政参加の問題の形式につきましては、御要望の面は、日本の憲法並びに公職選挙法が妥当いたしておると同様の状態を望んでおられるわけでございますが、しかし現在施政権の及んでおりません沖繩に対しまするこの国政参加の問題は、できるだけ現地の要望を入れたいということで、政府並びに皆さま方も一生懸命に御努力中でございますが、なかなかその点では法制上にもまた外交上にもむずかしい問題が多々ございますことは御承知のとおりでございます。
○田中(龍)委員長代理 永末委員に申し上げますが、本件は、これから後の総括質問において総理が当然出席されましたときに答弁の機会があります。その機会におきましてこの問題を明確にしたらよろしい、かように存じますが、どうですか。
【次の発言】 永末委員に発言をお許しいたすか、その点につきましては、後ほどの理事会で詳細検討いたします。
【次の発言】 じゃ、あらためて申し上げます。持ち時間の中におきまして、永末委員の関連質問を明日許可いたします。
【次の発言】 ただいまの永末委員の資料御要望に対しましては、理事会にはかりまして、お答えをいたします。
○田中(龍)委員長代理 はい。
【次の発言】 企画庁長官、簡潔にお願いします。
○田中(龍)委員 ただいまから、先般北方領土の関係で現地に参りましたので、御報告を申し上げます。 沖繩及び北方問題に関する特別委員会の委員派遣は、池田清志君、宇野宗佑君、山本弥之助君、中川嘉美君、永末英一君と私の六名でありまして、去る九月八日から十一日までの四日間、北方領土問題等の実情調査のために、札幌、根室、羅臼、標津におきまして、道、市町村当局をはじめ北方領土問題対策協会、北方領土復帰期成同盟、千島歯舞諸島居住者連盟、北海道水産会、北海道漁業協同組合連合会等の関係諸団体と懇談いたしますとともに、北方水域の視察をしてまいった次第でございます。 なお、現地参加委員といたしまして美濃政市君並……
○田中(龍)委員 第三分科会における審議の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 本分科会における審査の対象は、昭和四十五年度総予算中、厚生省所管、労働省所管及び自治省所管に関するものでありまして、この間、各所管にかかる行政各般の問題について、政府と分科員との間にきわめて熱心な質疑応答がかわされたのでありますが、その詳細は会議録に譲ることとし、若干の質疑について御紹介するにとどめたいと存じます。 まず、厚生省所管から申し上げますと、一、児童手当審議会の答申は、政府が期待する八月に間に合わないのではないか。二、さきの審議会において、斎藤厚生大臣試案、有澤構想などあり、政府はいかにしてこ……
○田中(龍)委員長代理 この際、関連質疑の申し出がありますので、これを許します。西銘順治君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 以上をもちまして午前の委員会を閉じ、午後一時三十分委員会を再開することといたします。
暫時休憩いたします。
午後零時四十二分休憩
○田中(龍)委員 第一分科会における審査の経過並びに結果につきまして、御報告を申し上げます。 本分科会の審査の対象は、昭和四十六年度総予算中皇室費、国会、裁判所、内閣、総理府のうち防衛庁、経済企画庁を除く分、法務省、文部省所管及び他の分科会の所管以外の事項でありまして、去る二月十九日より昨日まで慎重に審査いたしました。 審査は、各省庁当局より予算の説明を聴取いたした後に、質疑を行ないました。その間、質疑者の数は延べ四十七名、質疑時間は約二十八時間に及びましたが、各分科員の協力を得まして円滑に審査が行なわれました。 質疑の内容はきわめて広範多岐にわたっておりますので、その詳細につきましては……
○田中(龍)委員長代理 それでは佐々木君にお答えいたしますが、速記録は直ちに調べましてお答えいたしますが、その間どうぞ質問を続行していただきます。
○田中(龍)委員長代理 これより会議を開きます。
委員長所用のため、指名により私がその職務を行ないます。
昭和四十七年度一般会計予算、昭和四十七年度特別会計予算、昭和四十七年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。
この際、政府より発言を求められておりますので、これを許します。佐藤内閣総理大臣。
【次の発言】 次回は明八日午前十時より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後五時三十九分散会
○田中(龍)委員長代理 静粛に願います。
【次の発言】 お静かに願います。
○田中(龍)委員長代理 発言中でありますから……。
【次の発言】 一言原委員に申し上げておきますが、もし御了承を得られるならば、この際、浅間山荘事件に関しまして国家公安委員長から発言を求められておりますので、中間報告をさせていただきたいと存じますが、いかがでございますか。
【次の発言】 よろしゅうございますか。
中村国家公安委員長。
○田中(龍)委員長代理 ちょっと島本委員に申し上げますが、通産大臣が五時から所用がございまして退席したいという御要望が来ております。島本君の御質問でもし通産大臣にさらに御質問のあれがありましたら、この際ひとつ先に通産大臣にお願いしたいと思いますが……。
【次の発言】 もちろん予算委員会が主体ではございますから、しかし、島本委員のほうで大臣のほうの御要望にも調整していただきたいと思って申し上げたんですから、もしできればそれ以後の大臣以外の御質問はあとにして、通産大臣にその問題を先に御質問できませんか。
【次の発言】 それではひとつ大臣、御了承願います。
○田中国務大臣 ただいまの御質問でございまするが、こういうふうな探査を民間の開発事業団等の機構でやれるかどうかということにつきましては、政府委員もおりまするから、技術上の問題につきましては政府委員からお答えいたさせますが、とは申せ、要は先生の御質問は、民間の事業団の行いまする技術あるいはまた資金等々の御懸念だろうと思うのでありますが、私は具体的には事業団の技術能力というものについてよく存じません。しかしながら資金の問題は、これは本格的に調査をするということがございます以上は、民間と言わずあるいは政府と言わず、その財源の点において、金がないからこれを調査ができないんだというようなことは絶対にさせ……
○田中国務大臣 昭和四十九年度通商産業省所管の歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入歳出決算につきまして御説明をいたします。 通商産業省主管の歳入予算額は二十九億四百十四万円余でありますが、収納済歳入額は三十一億三百三十七万円余でありまして、これを歳入予算額と比較いたしますと、一億九千九百二十三万円余の増加と相なっております。 これは、試験研究所におきます国有特許権の実施による収入が予定より多かったこと等によるものであります。 次に、通商産業省所管の歳出につきましては、当初予算額は二千五百五十二億一千四百四十九万円余でありますが、予算補正追加額百四……
○田中国務大臣 ただいま御決議のありました石油開発公団の業務運営につきましては、従来から同公団の投融資及び債務保証の対象の採択に当たっては、厳重な審査を行ってきたところであり、また投融資資産が不良資産化しないよう努めてきたところでありまするが、今後ともに、なお一層の努力をいたしてまいる所存でございます。
○田中国務大臣 ごあいさつを申し上げます。 このたび通産大臣を拝命いたしました。よろしくお願いいたします。 第八十回国会におきます商工委員会の御審議に先立ちまして通産行政に対しまする私の所信の一端を申し述べます。 当面の通産行政の第一の課題は景気浮揚であります。わが国経済は、昨年初来、石油危機後の長期にわたりまする低迷状態からようやく脱し、上昇過程に入ったのでありますが、昨夏以降、設備投資、個人消費等内需の不振等によりまして再び足踏み状態に陥っております。 倒産件数は、昨年十二月千六百八十五件と、史上最高を記録いたし、本年一月も千二百八十五件と、なお高水準にあり、また、失業者数も、昨年……
○田中国務大臣 お答えいたします。
中だるみという表現をよく使っております中に、五十一年の春以来国際経済並びに国内におきましても、非常に順調な足取りで伸びてまいりました景気が中間からダウンをいたしまして、御案内のとおりに伸び率も下がってまいりました。さような関係で昨年の末まで続いたような次第でございます。かような姿に対しまして私ども中だるみと申し上げた次第でございます。
【次の発言】 一日も早く景気を回復しなければならぬとは存じますが、一昨日通産省の方で発表いたしました業態別の調査によりましても、いまなおはかばかしい上昇は出ず、依然として横ばい状態を続けておると存じます。
○田中国務大臣 山崎委員にお答えいたします。 エネルギーの問題が、今日の、とりわけ日本におきましては最も根本的な基本的な最大の問題であろうと、かように存ずる次第でございます。ただいまの、私の所信表明が通り一遍であったという御批判もございまするが、御案内のとおりに、今日の国産エネルギー並びに準国産、さらにまた輸入いたしまするエネルギー、これらの全般を通じまして、国際情勢の変化やあるいはまた外交上のいろいろな案件、さらに、国内的におきましても、昭和五十年の総合エネルギー計画というものが六十年度を予定した一応の十二月の決定がございまするが、客観情勢の変化等にもかんがみまして、近くこれに対しまする新……
○田中国務大臣 輸出保険法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨につきまして御説明を申し上げます。 わが国経済が今後とも世界経済と調和のとれた発展を遂げてまいりまするためには、海外資源等の安定供給の確保を図るとともに、貿易構造の高度化、経済協力の推進等を進めていかなければ相ならぬのでございます。なかんずく、今後の貿易構造の高度化の中核をなしますプラント類の輸出、海外建設工事等につきましては、発展途上国の経済発展に寄与いたし、国際的にも摩擦を惹起しない輸出または技術の提供等としてわが国としても大いに推進をすべき分野でございます。さらに、これらの推進は国内の数多くの関連中小企……
○田中国務大臣 御質問にお答えいたします。 最近、中東、中南米その他共産圏等の地域におきましては社会経済開発の進展がまことに顕著でございまして、これに伴いまして先進工業諸国に対しまするプラントの需要が増大いたしておりますが、これに対応いたしまして、欧米諸国におきましては各国ともにプラント輸出の増大に努力をいたしておる次第でございます。わが国もこのような情勢の中でプラント輸出の拡大に多大の努力を払ってまいっておりまするが、今年度は輸出承認ベースで前年度を大幅に上回るような次第でございます。 御案内のとおり、落ち込んでおりまする日本経済を回復いたしまするためにはやはり輸出ということが大きな要素……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 日本の場合におきましては、御案内のとおりに資源のない国でございます。ことに、石油は九九・七%まで海外に依存しておる状態でありまして、国内におきます石炭等々保有いたします資源も、大規模化いたしました日本経済の中においては微々たるものであると存じます。それなればこそよけい一層省エネルギー、エネルギーの節約については真剣に取り組まなければ相ならぬのでございますが、アメリカの場合、ただいまお示しのごとく、アメリカ自体が石油、石炭あるいはその他の豊富な資源を持っております国でありますから、それと同じように日本がいたすわけにも相ならぬ。やはり、輸入すべきものは輸入し……
○田中国務大臣 小規模企業共済法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 小規模企業共済制度は、小規模企業者が相互扶助の精神に基づきまして、毎月掛金を積み立て、廃業や死亡といったような有事の事態に備えるという共済制度でございますが、小規模企業者にとりましてはその果たす役割は非常に大きく、昭和四十年十二月の制度発足以来その加入者数は年々累増いたし、今日までに約五十二万件という加入を得ております。 現在、制度発足後十一年余りを経過したところでありますが、本制度は法律上、経済事情の変化に対応すべく、制度の眼目でありまする掛金、共済金等の額の検討を五年ごとに行……
○田中国務大臣 お答えいたします。 海外に対しまする。プラント輸出あるいは大型のプロジェクトの問題は日本にとりまして非常に重大な問題でございます。ことに、世界経済の面から申しましても、産油国に偏在をいたしておりますオイルマネーというものをわが国にリサイクルするということは、国際経済に対する寄与という面、協調という面からいたしましても大きいのでございますが、なかんずく、それが単なるドル自体の投資やその他の流入ではなくて、一つのプロジェクトなりプラントという面において話が進んでおりますことは、直ちにこのことがタイイングでありますから、当然わが国の方に発注になり、これが経済の回復に非常に波及効果が……
○田中国務大臣 先生の御質問で、大変御謙遜をして四ヵ月議員とおっしゃいましたが、私も四カ月大臣でございまして、ただいまの御質問の労災補償の問題につきましては、政府部内おのおのにつかさつかさがございますので労働省をして答弁をさせますが、労働省が参りますまでの間、私の方の政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 ただいまの御質問の内容につきましては、一方においては消費者減税、他方においては物価の高騰という問題は、突き詰めてまいりますれば、賃金のアップがありましても実質賃金がどうなるかということにも帰着する問題だと存じますが、これらの問題が政府の物価政策として一番むずかしいところでございまして、……
○田中国務大臣 お答えいたします。 御質問の趣旨は、低成長下におきまする中小企業がどのような状態にあるかという御質問と存じます。小規模企業はわが国の民営、つまり非一次産業と申しますか、農林を除きまする二次、三次に属する事業所の約八割を占めておりまして、わが国の経済の基盤を形成するものとして、政府といたしましても、従来からその健全な発展を図りまするために諸種の施策を重点的に講じてまいったところでございまするが、現下の経済情勢は御指摘のように小零細企業に一層厳しいものと相なっておりますることを考えまして、これに対応いたしまして、経営指導面、金融面及び税制等の面からきめの細かい各般の施策をさらに拡……
○田中国務大臣 お答えいたします。 中小製造業の生産は、昨年の八、九月の停滞の後、十月以降に増加に転じましたが、また五十二年の一、二月につきましては前月比減少となっておるような状態でございます。業種別に見ますると、景気回復の状況は跛行性が目立っております。民生用の電気機器等の一部の業種におきましては、落ち込みの前の最高水準を上回る回復が見られておりまするが、いまだ十分な回復をしておらない業種も少なくはないのでございます。 中小企業の景況の回復には一進一退の状況が見られまして、倒産も最高水準で千七百五件というような先月の発表もございました。五十二年度の予算の早期の執行、並びに本日閣議におきま……
○田中国務大臣 お答えいたします。 本件につきまして皆様方の御主張なさいますことも、これまた国家国民のために、国を思って主張されるわけであります。私どもも政府の一員といたしまして、産業、経済をお預かりする立場から、閣内において主張すべきことは十分に主張いたしたわけでございます。しかしながら、一たび閣議において、また政府において本案を決定いたしました以上――その段階までにおいては十二分に主張いたしますが、政府といたしまして決定いたしたことにつきましては、これは私といたしまして本案を支持いたす次第であります。 同時に、また、これは一私情の問題ではございませんので、あくまでも国家のために、あくま……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 従来からの経過は別といたしまして、いまや高度成長時代から安定成長と申しますか、低成長と申しますか、そういうことに相なりますと、いままでのままの姿ではなく構造的に非常に変化をしてくる。それに対応して、いわゆる大企業の中小企業に対しまする圧力というものも必然的にふえてまいったのがきょうこのごろの客観情勢だろう、かように存ずるのでございます。 そういうことからいたしましても、われわれはあくまでも中小企業を擁護し、守っていかなければならないという一面が新たに出たわけでありまして、もちろん消費者、大衆の利益を考えることが最も重要な問題でありまするが、それとあわせ……
○田中国務大臣 一言お答えいたしておきましょう。 「勧告」「公表」で効果があると思っているかというのでございますが、本法案におきまして、第三者機関である審議会において、審議会のメンバーはもとより紛争当事者等の関係者が論議を十分尽くして大方の納得のいくような調整案をつくるということでございますが、このような方法で調整を行う以上は、従前の行政指導におきます経験や現在の社会情勢下での世論の影響等が考えられるわけでありまして、これらの勧告によって十分所期の目的は達し得ると――「勧告」「公表」で効果があるのかという御質問でありますが、効果があるとわれわれは考えておる次第でございます。
○田中国務大臣 お答えいたします。 ただいま大企業の企業モラルの御質問であったと存じますが、御案内のとおりに通産行政というものは生命体である企業体の、その自主的な努力を容認いたしますことが大前提でございますけれども、しかし、その企業の行動につきましては、おのおの個人におきましても法人におきましても一定の限界があることは申すまでもございません。その社会なり経済に及ぼします影響の大きさにかんがみまして、むしろ大企業の良識のある行動が期待されなければならないと考えております。このために、基本的には大企業みずからの国民のための、大きく言うならば憲法上の一つの社会的な期待にこたえるだけの姿でなければな……
○田中国務大臣 ただいま議決をいただきました附帯決議につきましては、その趣旨を尊重いたしまして対処いたしてまいりたいと存じます。 よろしくお願いいたします。
○田中国務大臣 独禁法と分野調整法とが相対立する一つの概念ではないかという御意見でございまするが、必ずしも私はさようにもとっておりません。企業が活力を備え、そしてまた伸びていきまする場合におきましては、やはりそこには根底的に競争原理というものがあることによりましてなお一層健全な発達をいたすものだと、かようにも存じておるのでございます。かような点からいたしましても、競争政策のみによって律するのは必ずしも妥当ではない場合もございまして、これらの事項につきましては、競争原理を基本的には維持しながらも、別途の政策の目的によってこれを補正することにより国民経済のより健全な発達を確保しておる、中小企業分野……
○田中国務大臣 お答えいたします。 私の考え方でございまするが、四十五条の二項の問題についての先生の御質問と、さらに後退的な規定であるというふうな御意見もございました。公取の現在の組織は確かに内閣とは独立の職権を持っておりますけれども、国民経済、国家経済を伸ばしていこうという本質的な気持ちにおきましては全く私どもと同様であって、私どもの行いまする経済政策がえてして企業の独占的な弊害をもたらすようなことがあったと仮定するならば、それはむしろその非違を国家的な意味においてただすという意味で独立的な権限が与えられておる。しかしながら、国民経済、国家経済をよかれと念願をいたしておりまするその気持ちは……
○田中国務大臣 ただいま議決をいただきました決議につきましては、その御趣旨を体しまして対処いたしてまいりたいと存じております。
○田中国務大臣 御説明を申し上げます。 日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の南部の共同開発に関する協定の実施に伴う石油及び可燃性天然ガス資源の開発に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明いたします。 この法律案は、日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の南部の共同開発に関する協定を実施いたしまするために、共同開発区域に属する大陸だなの区域において日本国と大韓民国の権利者による石油及び可燃性天然ガスの共同開発事業が円滑に行われるよう、鉱業法にかわる特別の制度を設けようとするものであります。 以下、この法律案の要旨を御説明申し上げます。……
○田中国務大臣 粕谷委員から詳細にわたりましていろいろと御注意をありがとうございました。
ただいまも拝聴いたしておりますが、まことにそのとおりでありまして、あるいは業転玉と申しますか、そういうふうな不良品の乱売に対しまする正常なルートの適正な行政指導こそ最も重要なことであると同時に、また、中小企業といたしましてもこれを守っていかなければなりません。
きょうは大変ないろいろな御注意をいただきましたが、これに対しまして、われわれも御趣旨のほどを体しまして今後の行政指導に当たってまいります。ありがとうございました。
【次の発言】 いろいろと先生の詳細なお話を承っておりましても、制度の上でいろいろ……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 御案内のとおりに、エネルギー源のまことに枯渇いたしております日本で、ことに石油資源というものは〇・三%しか自給できていないという状態は、国家の将来にとりましても、国民生活にとりましてもまことに重大な問題でございます。これを遠距離の輸送からでなく、少しでも近接した地点から求めるという願望は国民的な一つの願いであろうと存ずるのでございます。 かような点から、御案内のとおりに、国内の資源の探求をいたしておりますことはもちろんでございますが、本土に隣接いたしております当該地区を何とか開発してまいりたい。これには、韓国側におきましても共同して開発することを了承い……
○田中国務大臣 お答えいたします。 冒頭の御発言、まことにありがとうございます。ぜひともこの会期内に成立いたしますように全力を挙げておる次第でございます。 さて、エネルギー計画の見直しの問題でございますが、御案内のとおりに、客観情勢の非常な変化に伴いまして、五十年の十二月の総合エネルギー計画は、これ自体も目標ではあったのでありますが、当然その調整を必要とするということで目下作業をいたしておる次第でございます。 これと大陸棚の関係でございますが、この間も英国から大臣が見えまして私のところで会っておりますときに、北海油田の開発が非常に成功した、いま三分の一ぐらい自給できておるけれども、三年後……
○田中国務大臣 ただいま御指摘の事故のような、まことに不測のことが起こりましたことははなはだ遺憾でございます。 当省といたしましては、産業の生産施設に対しまする保安、安全という問題については最も意を用いておるところでございまして、工場安全のみならず、さらにまた炭鉱、ひいてはまた原子炉等を控えておりまする発電所の安全、これらの安全という問題につきましては特段の配慮とまた機構的な整備をいたしつつある次第でございまするが、ただいまお話の日本砂鉄並びに神戸製鋼の問題につきましては、担当官が参っておりますので、政府委員からお答えをいたさせます。
○田中国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび通商産業行政を担当することに相なりました田中でございます。 第八十国会におきます石炭対策特別委員会の御審議に先立ちまして、石炭行政につきまして私の所信の一端を申し述べさせていただきます。 石炭鉱業につきましては、昭和四十八年度からいわゆる第五次石炭対策を推進してきたところでありますが、この間、石炭鉱業をめぐります情勢は大きく変化してきております。すなわち、石油危機を契機といたしましたエネルギー情勢の変化を背景といたしまして世界的に石炭の見直しが行われつつあり、わが国におきましても、このような新しいエネルギー情勢に対応した石炭政策の確……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 御質問は、石炭対策を五カ年間延長した理由ということでございますが、石炭対策につきましては、現在、石炭企業の経理は、ここ数年炭価の大幅な引き上げによりまして回復の方向に向きつつあるものの、石炭エネルギーと石油エネルギーとのコストには依然としてなお格差がございます。石炭企業の経理は、現在の助成を前提としてもなおかなりの赤字を計上しておるような状態でございます。 一方、鉱害復旧でありますとか産炭地域の振興対策、これは臨時石炭鉱害復旧法あるいは産炭地域振興臨時措置法が五十二年度以降も継続いたしまして行われることとも考え合わせまして、石炭対策の基本的な制度は五カ……
○田中国務大臣 いまの御指摘のような、行政区画の相違の点から両地域の間にアンバランスができましたり、あるいはまた実務上の問題でそごを来すようなことがございますので、私も知事時代に広域の関係で、たとえば中国・山口地区のブロック会議とかいろいろな調整を図ってまいりました。御指摘のような問題につきましては、実務上の問題でございまして、中央のわれわれの役所並びに現地の行政庁ともよく連絡をとりまして検討をいたすべく調整をいたしたいと存じます。
【次の発言】 総理の施政方針演説に対しましてこれを真剣に受けとめていただきまして、いろいろと御検討いただいておりますことを厚くお礼を申し上げます。
御案内のとお……
○田中国務大臣 岡田委員にお答えいたします。 ただいまお話がございましたごとくに二千万トンの維持ということにつきまして、今後の国内炭の生産は、法改正によります鉱区調整制度の拡大でありますとか、あるいはまた現在操業中の炭鉱周辺で行います石炭資源の開発調査制度の活用、あるいはまた現在開発が進められております炭鉱の生産が軌道に乗る等のことから、現有の炭鉱群からの出炭で二千万トンの生産水準を維持できるものと考えておる次第でございます。また新鉱開発につきましては五十、五十一年度に引き続きまして五十二年度におきましても国内炭の開発可能性の調査を実施するとともに、この可能性につきましてより具体的な検討を進……
○田中国務大臣 海底炭鉱の鉱害かとも存じますが、本件につきましては、具体的な問題につきましてよく存じておりまする政府委員から、かわりまして御答弁いたさせます。
【次の発言】 今回の事件につきましては、まことにお気の毒なことでございまして、私ども心を痛めておる次第でございます。現地には直ちに監督官を派遣いたしまして、原因の究明調査あるいはまた事後の処置を講じさせまして、また、本省の松村参事官を両鉱山に派遣いたしたような次第でございます。
なお、政府といたしましては、なお一層保安確保のために、鉱山保安監督局によりまする監督検査を一層強化いたしますとともに、保安確保のために必要な助成、保安技術研究……
○田中国務大臣 遅く参りましてまことに失礼いたしました。 藏内先生と私とは選挙区も隣ですし、始終御一緒にいままで鉱害問題産炭地の問題をやっておりましたから、多分私お答えすることがそう的を外れてないと思うのでありますが、ここの席に着きましてから、先生が鉱害の性格というものが私的賠償の線から国家賠償の線にだんだん移行しつつあるんじゃないかという御議論のそれを前提といたしまして、いまの後の、鉱害処理は国がめんどう見るべきじゃないかという議論に発展していくのだろう、かように存じておるわけでありますが、石炭部担当の方から申しますと、現在までの一つの理論構成というものは私的賠償というものがずっと貫かれて……
○田中国務大臣 ただいまの御指摘のとおり、これはまさにいままでの経緯を拝聴いたしておりまして、つくづくこの新年号でございますか、驚き入った次第でございます。
【次の発言】 ただいま先生の御指摘のとおり、マルチ商法に関しまして不適正な勧誘が行われ、かつまた、引き続いて行われるおそれがあると認めるときは、通産省といたしましては勧誘または連鎖販売取引の停止を命じ得ると法に定められております。したがいまして、マルチ商法において最も問題と相なっております欺瞞的な、詐欺的な勧誘が行われませんように、本条を適用いたしまして取り締まりを行うとともに、マルチ商法によります被害の防止に努めることといたしたいと存じ……
○田中国務大臣 ただいま御指摘の問題につきましては、目下審議会で検討中でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいま金子委員から御指摘の〇・二二とか〇・二六は政府の援助の額でございまして、国際的に申しましてもGNPに対して日本は今日までは非常に低い。そういうことから、今回は予算の方針の決定の際にあらかじめ総理から〇・二八という枠を御設定になったということは、私は非常に画期的なことであろうと思うのであります。これによりまして国際信用も増し、数年ならずして国際水準まで上がってまいるだろう、かように思います。
次に、対外経済協力全般の問題でありますが、貿易の関係は、ECでありますとか……
○田中国務大臣 お答えいたします。
本件に関しましての外国政府の接収等によりました企業に対しまする損害に対しまして、海外投資保険の法令の約款の定めるところによりまして保険金を支払うべきものと考えます。この点ははっきりと前向きに処理いたすことをお約束いたします。
【次の発言】 塚本先生のいろいろな御構想に対しまして、われわれも非常に同感をいたすものがあります。ただいまの建設企業に対しましての倒産防止その他、案でございますが、私どもも初めて承りました先生の御意見でございます。まじめに研究さしていただきます。
【次の発言】 ただいまも申し上げましたように、塚本先生の、あるいは企業健全化に対しまする……
○田中国務大臣 お答えいたします。
五十二年度の見通しでございまするが、冷え込んでおります経済の実態を何とかして引き上げなければならぬ、かように存じまして、ただいまの統計のあれから申しますると、十二月の千六百八十五件から一月は千二百八十五件に、大体四百件ばかり減っておりますことは私ども非常に心強い次第でありますが、この線に沿いまして何とかひとつ五十二年度の中小企業をあらゆる制度を活用いたしまして引き上げたい、かように考えております。
【次の発言】 お答えいたします。
多賀谷委員からの御質問でございます関西におきます私の発言でございますが、誤解があるといけませんので、はっきりと申し上げておき……
○田中国務大臣 お答えいたします。 ただいま御質問のC1の問題につきまして、確かに今後善処するということでございました。のみならず、この日航製の問題につきましては、YS11の問題もございまして、今日までその後の経過をたどってまいりますと、廃止するということでございましたが、実際の問題といたしましては、後の百数十機売却いたしました補修等の問題もございまして、そのままなお存続いたしております。いつでもこれを何とか方針どおりにやめたいという気持ちは持っておるわけでございますが、事実問題として、先生よく御承知のとおり、売りました航空機に対しまする整備の問題等が残っております。
○田中国務大臣 ただいま御指摘の耐久消費財でございますが、御指摘のようにいろいろと、一例を申すならば電気冷蔵庫が九年でありますとか、テレビが八年でありますとか、いろいろずっとございます。しかしながら、これもだんだんと品質がよくなりまして、昔のように五年、六年であったものが、大変ライフも延びておるというようなことは一つ事実問題としてございます。 もう一つは、耐久消費財に対しましての消費者団体の声は、部品がないというようなことでございますので、実際は当初のライフよりも相当――あと五年程度は部品がずっと、生産を中止いたしましても部品だけは供給するようにというように指導をいたしておるのでございます。……
○田中国務大臣 お答えいたします。 石油ショックの当時、中近東方面からの原油を量的に確保いたしまするために、御案内のとおりに、いろいろのプロジェクトの要望に対して、われわれの方では精製設備あるいはペトロケミカルのプロジェクトをいたしました。そういうふうな問題につきまして、やはり何と申しましても中近東の油というものが全体の七割を占めておりますわけで、これを絶対に確保いたしますためには、向こうの要望にこたえるというあのプロジェクトの問題も、その後いろいろと約束はいたしましたけれども、一向に実行しないじゃないかというようなこともございまして、その関係から、御案内のとおりに、昨日閣議決定いたしました……
○田中国務大臣 お答えいたします。 わが国におきます兵器類の生産額は、昭和四十八年が約二千五百億円、四十九年が二千七百億円、五十年が三千五百億円と推計いたしておりますが、そのほとんどすべてが防衛需要によりまして賄われております。 なおまた、兵器類の研究開発でございますが、兵器類の需要はほとんどすべて防衛需要でありますことから、防衛庁自身及び防衛庁の委託によりまして行われておる次第でございます。 なおまた、本件につきましての防衛産業の実態でございますが、御指摘のとおりに非常に関連企業が多いという関係もございまして、特にその製品は多数の部品が必要でございますので、その構成から生産に当たりまし……
○田中国務大臣 お答えいたします。
自治体の公営競技によりまする収入の中におきまして、私の方の所管の競輪並びにオートレース、これにつきましては、県、市町村の歳入総額に占めます比率は、昭和四十八年度におきましては平均二・七、オートレースの方の歳入総額におきます収益金の比率は、昭和四十九年におきましては平均が二・二でございます。
以上です。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいま御指摘のように昭和二十九年度までは国庫に納付されておりましたが、まず競技の開催主体は地方公共団体でありますことから、その収益金は、関連産業の振興等のほかに、地方公共団体の財源となるべきものとされておりますことと、……
○田中国務大臣 お答えいたします。 御質問の趣旨は、特に輸出動向の見通しの問題でございます。 御指摘のように、円高傾向やECの貿易問題といったようなものがございまして、なかなか厳しい環境にございますが、この影響は、最近の実績から見まして、余り大きくないと考えられます。五十二年度については、関係国との国際協調を進める等の外交措置その他によりまして、大きな影響を受けないように全力を挙げますが、同時にまた、ただいまの輸出の見通しでありますが、五十一年度の六百八十二億ドルに対しまして、五十二年度の見通しが七百六十三億ドルと、一一・九%を見込んでおるような次第でございます。 なお、五十二年度の輸出……
○田中国務大臣 お答えいたします。
LNGの価格の決定の問題でございまするが、これらは売買当事者間の交渉によりまして価格が決定されております。
なお、詳細のことにつきましては、担当の政府委員からお答えさせていただきたいと存じますが、われわれの方もかかる多国籍企業の問題につきましては、今後ともに十分注視してまいる所存でございます。
【次の発言】 特にブルネイの問題等につきましては政府委員からお答えいたさせますが、先般も申し上げましたように、本来、日本に進出しておりまする多国籍企業あるいはまた日本から出ておりまする多国籍企業等の問題につきましては、御案内のとおり、OECDの指針もありますれば、……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 瀬野先生のお話を承っておりまして、私どもも、選挙によって出ております。農村を背景といたしております。農機具によりまする農家経済の重圧という問題については、本当に真剣に心配をいたしておるような次第でありまして、御質問いただきましたことを厚くお礼を申し上げます。 なお、私、通産大臣に相なりまして、特に立場の上から申すならば、農機具メーカーを監督し、また指導しなければ相ならぬ立場にございます。かような意味から申しましても、売り込みに際しまする過度のサービスにつきましては、今後とも農業機械メーカーを通じまして、あるいは自粛するように、あるいは適正な指導をしてま……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 ただいま御質問の構造不況と言われておりまする繊維産業でございますが、昭和四十九年の春以来不振を続けまして、昨年の前半若干回復いたしましたが、再び苦境に立っております。これは短期的な変動要因によりまする面がありますと同時に、発展途上国からの突き上げといったような問題、あるいはまた消費需要面への対応のおくれ、この構造的な要因によりまする面も大きいのでございますが、こういうふうなことで、短期的な対策にとどまらず、抜本的な構造改善を進めることが必要である、かように考えております。 かような意味で、繊維工業審議会の提言の方向に沿いまして、今後、われわれは、知識集……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 この地名総鑑なるものを商工中金が買っておる、なかんずく政府関係の三金融機関の一つである商工中金が買ったということで、ただいまの御質問があったと存じます。 御案内のとおり、私も八木先生と御一緒に戦後ずっと同和問題で、党は違いますけれども、御一緒に手を取り合ってまいったものでございます。かような差別の問題につきまして、私の関係のところでかようなことがございましたことにつきましては、早速十二分に注意もいたしたいと存じます。
○田中国務大臣 お答えいたします。
本件につきましてもたびたびこの予算委員会等でもお答え申し上げたとおり、環境影響評価制度の試案につきましても、このような観点から制度のあり方につきまして慎重に検討を進めておるところでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
よく承知いたしております。電力開発、ことに原子力開発と安全の問題が最も重要な問題でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
大変に御心配のようでございまするが、さようなわけではございません。安全の問題、環境の整備の問題、さらにまた住民の環境に対しまする問題等、関係各省庁とともどもに政府といたしまして前向きに推進いたしておる……
○田中国務大臣 お答えいたします。 カーター新政権になりましてからのエネルギー問題につきましての動向につきまして、先般は原子力委員会の委員長代理の井上さんにアメリカに行っていただきまして、そうしていろいろと交渉をいたしたような次第でございます。御案内のとおりに、本件はまた同時にカナダのウランの問題、さらにプルトニウムがインドの核爆発に活用されたというふうな問題とも相関連いたします国際的に非常にむずかしい問題とも相なっております。 いまのエネルギーの問題につきましての井上委員長代理の御報告は、所管の関係から科学技術庁長官の方からお答えをいたした方がよろしいと存じますので、科学技術庁の方からお……
○田中国務大臣 お答えをいたします。一時間もございませんから結論だけを申し上げます。 私の方で調査いたしております鉱工業生産の統計指数等によりますと、非常に業態別にばらつきはございまするが、冷え込みがなかなか厳しいものがございまするし、倒産等の係数も相当厳しいものがございます。かような意味におきまして、何とかこれを引き上げなければならぬと存じまするが、御案内のとおりに、予算関係も、補正予算が成立し、また近く本予算も通していただくということになりますれば、相当膨大な政府資金の散布もあり、また国際環境等から申しまして、逐次景気も回復するであろう、あろうではございまするが、それにはあらゆる景気回復……
○田中国務大臣 全く存じておりません。
【次の発言】 知らないものは知らないのでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
報告は受けておりますが、政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 お答えをいたしますが、先生の御注意によりまして、われわれも改めていろいろな問題を知ることができました。なお、ただいまの参考人の供述等によりましても、この安全性並びに管理、監督というものをなお一層さらに整備しなければならぬ、かように思いを新たにいたしております。
【次の発言】 貴重な御指摘をいただきました次第でございまして、今後さらに厳重な監督をいたします。
○田中国務大臣 お答えいたします。
環境アセスメントと申しますか評価法でございまするが、私どももただ抽象的なお話だけではなりませんので、特に環境庁の方に対しまして早く法案の要綱なり内容を知りたいということを再三申しておりました。三月七日にようやっと法案の要綱の提示がございまして、九日、十日と法案の説明を受けました。十二日に文書による法案の内容が参りましたので、ただいま役所間におきまして実務的に何とかこれがりっぱなものができますように折衝がされている次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
御案内のとおりに、いろいろな産業を守っておりまする当省といたしましては、企業に対しまする活……
○田中国務大臣 前回お答え申し上げたと同様に、ただいま両大臣が申し上げたごとく、その必要性も含めまして慎重に検討中でございます。
○田中国務大臣 ただいまの御質問でございまするが、当方といたしましては増田審議官を代表と決めまして、この折衝に当たるわけでございます。まだ先方の意見もこちらの方の主張も、これからの交渉でございますので、双方が何も決めておらない次第でございます。交渉によりましてこれからひとついいところで決めていきたいと、かように考えております。
【次の発言】 その辺が交渉のむずかしいところでございまして、まだ明確に態度を打ち出すわけにはまいりませんが、樽爼折衝よろしきを得たいと考えております。
【次の発言】 まだ交渉前でございますので、その四つのこれを選ぶとか、これとこれと併合するとかというようなことも申し上げ……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 今日の経済情勢は、率直に申しまして、われわれが期待いたしたテンポどおりには参っておらない、なかなか深刻な不況の状態を脱出し切れないというのが現状でございます。 つきまして、通産省といたしましては、御案内の構造的な、いわゆる高度成長から低成長に転換いたしましたにつきましての構造不況業種と申しまするものでございますとか、あるいはまた需要の落ち込みによりまする中小企業の問題でありますとか、これが対策につきましてはあらゆる努力を傾けておりますると同時に、また、きめの細かいいろいろな施策をいたしておるような次第でございまして、御質問にお答えいたしまするにつきまし……
○田中国務大臣 お答えいたします。 大変に根本的な御質問でございますが、ただいまお話がございましたように、何と申しましても、このOPECの石油問題というものは、単に日本のみならず、世界全体にわたりまして非常な影響を与えてまいったのでございまして、このOPECのショックからいかにして脱却するかということが各国ともに非常な問題になっておる中におきまして、特に資源のない日本といたしましては、海外から全部をもらっておりまする原料、材料、燃料、これに対しましてどう対処するか。しかしながら、この世界不況の中におきましても最も深刻な打撃を受けたのはわが国であろうと存ずるのでございます。 そういうことから……
○田中国務大臣 御案内のとおりに、アラビア石油の問題につきましては、OPECの価格の問題もその間にはあったことでもございまするし、同時にまた、油それ自体が重質油であるということから、分解装置の処理能力の問題もございましたり、ただいま長官が申すような結果となっておると存じますけれども、政府といたしまして、自主開発をしたということ自体が、御案内のとおりに政策的にこれを獲得する、こういうことでもある次第でございまして、特にわれわれといたしましては、今後備蓄の問題が非常に重大な問題となっておりますことにかんがみましても、これらの問題につきまして十分に配慮いたしまして、ただいま御指摘のような問題を解消い……
○田中国務大臣 お答えいたします。 ただいま御指摘のように、日本のエネルギー事情というものを振り返ってみますと、その中には、いろいろな苦心をして、何とか遠方の中東方面やその他遠隔の地でなく、日本の周囲からとりたいものだという願望というものは非常に根強いものがございましたが、まことに不幸にして、九九・七%までは海外に依存しておるという状態で、国民の生活の将来というものを考えますると、まことに寒心にたえなかった。たまたまこの九州の西側において、エカフェのとき以来この問題が出ましたが、しかしながら、なかなかアジアの国際関係あるいはまた近隣の関係というものは外交的にも非常にむずかしい状態でございます……
○田中国務大臣 ただいま長官からもお答えを申し上げましたごとくに、従来陸上を中心に考えておりました鉱業権、採掘権というふうなものが、このように大陸棚といったような客観情勢の変化がある。同時にまた、権利の上に眠って貴重な国家財産というものを休眠のまま置いておくということは、これは国益の上から申しましても、御指摘のとおり、やはり重大な問題であるとも思うのでございます。 今回の大陸棚の特別法というものも、そういう点におきましては、その権利を休眠しないように法規の上からも考えてはおりますけれども、その点では一歩前進かとも思いますが、先生御指摘のような、そのような審議会なり何なりをつくりまして、そして……
○田中国務大臣 お答えをいたします。 御案内のとおりに、わが国の経済構造というものが食糧、米以外ほとんどすべての食糧、燃料、原料、材料、これを海外に依存いたしておりまして、その付加価値によって貿易立国をいたしておる国柄でありますことは申すまでもございません。そういう関係に立ちまして、私は、今日の非常な不況のいろいろな原因の中で当面いたしました最大のものは、何と言いましても円高であろうと存ずるのでございます。 円高以外の問題につきましての不況対策という問題は、御案内のとおりに、それでは景気対策としていかなる方途がよろしいかということにつきまして、昨年、今年、いろいろと御議論を尽くしてきたとこ……
○田中国務大臣 中小企業倒産防止共済法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 最近におきます中小企業をめぐる景気の動向は、一部の業種を除き、売上状況、利益状況ともに停滞を続けておりまして、企業倒産件数は、依然として高い水準を維持したままに推移いたしております。これら倒産企業のうち圧倒的多数は中小企業者によって占められておりますが、近時は、倒産企業一件当たりの負債金額が年々増加傾向にありますとともに、倒産企業の企業規模につきましても拡大化の傾向が見られ、中堅中小企業の倒産が増加いたしつつあります。 現在の経済環境下におきましては、企業が一たび倒産に立ち至った場合、関係者……
○田中国務大臣 御案内のとおりに、当該ケースは、わが国のエネルギーの資源問題とともに、あるいは漁業あるいは外交上の重要な問題でございます。さような関係で、事務当局間におきましては細かい話の詰めもいたしてまいったのでございますが、私どもは閣議で始終一緒でございますので、特にこの問題だけで三者協議会を持つということの必要性もないわけでございます。さような関係で、もちろん話は相互にいたしておりますけれども、本件だけを取り上げましての三大臣閣僚会議というものはつくっておりません。
【次の発言】 私は、本件が非常に重大な案件であるということは特に申し上げたいと存じます。でありますからこそ、われわれは、総……
○田中国務大臣 ただいまの日本の経済の状況というものは、御案内の為替円高によりまして、ただでさえ構造不況の非常に深刻な情勢下にありまして、これを脱却いたしますために、経済界、産業界は全力を挙げておるところに、一層深刻の度を加えておるような次第でございます。 御案内のとおりに、中小企業はその中におきましても全企業数の九九・七というような高率の分野でございまして、これに与えます信用の弱さというものは、補完制度その他政府のいろいろな援助対策にもかかわりませず甚大な打撃をこうむっておるような次第でございます。 政府といたしましても、特に中小企業の問題につきましては、当面の政府系三機関によりまするい……
○田中国務大臣 ただいま御指摘のごとく、私のところに入りましたメモでございますと、本日は二百四十一円三十銭と、またまた大変な値段でございます。われわれといたしましては、このような超非常時と申しますか、最近の急テンポの問題が中小企業、特に産地産業に対しましていかに甚大な影響があるか、ただいま七十六主要産地についての影響を精密に調査いたしておるのでありまするが、中小企業庁におきましても特に十項目の対策を決定いたしまして、そうしてこの円高の問題に対する基本対策は、何といいましてもやはり根本は内需の振興にあるというので、明年度の予算編成等におきましても特段に景気浮揚政策に踏み切りたい、かように考えてお……
○田中国務大臣 ただいま中村委員からのお話しのとおり、私も全く同じ気持ちを持っておりまして、この膨大な為替の今度は差益という問題につきましては、これはぜひとも国民全体に均てんしなければならない、こういうふうに考えております。その最たるものは何かというならば、これは物価ということになりましょうけれども、そういうふうなものは、これは国民の方々からすればぴんとこないのであります。しかしながら、その最たるものの中で、全般じゃございませんが、部分的に申すならば石油の問題、これが大宗でございます。 それで、いまお話しの石油、電力あるいはガス、こういうふうな問題につきまして、私も再三御答弁を申し上げました……
○田中国務大臣 お答えいたします。
労働省との関連の関係におきまして、中小企業対策といたしましては、事業転換等雇用調整事業といたしまして、ただいま御指摘の平電炉、あるいは繊維関係だけで十六業種でございますが、十月一日からこの業種指定をいたしましたものは四十九ほどございまして、これが労働省と緊密な連絡のもとに、あるいは特定産業の離職者促進の問題でありますとか、あるいは景気変動等の雇用調整事業の失業対策をいたしております。
【次の発言】 お答えいたします。
通産省といたしましては、何分景気対策、雇用機会の確保ということに専念をいたしておりまして、いまだ定年の問題にまでこれを対象といたしました検……
○田中国務大臣 お答えいたします。 ただいまの構造不況対策におきましては、もちろん高度成長から低成長への転換の問題がございまして、このカットダウンということは重大な問題でございます。しかし、それを非常に消極的な姿においてとらえておるのではございませんで、政府といたしましては速やかに、ただいま河村さんが御指摘になりました銘柄の、あるいは平電炉、あるいは合繊、アルミ、おのおのやはり特色のある関係でございますから、その業種業種に応じた適切な姿をフォローしなければなりませんし、同時にまた経済は自由経済でございますので、政府の積極的な気持ちはありましても、直接指導という点では、まず業界の自主的な面を誘……
○田中国務大臣 御質問の、私が日韓協力委員会の事務総長をいたしておりましたことは事実でございますが、すでに一両年前にこの関係は全く縁を絶っておるような次第でございまして、ただいまはどなたかかわった方がなっておられます。そういうことでございます。
【次の発言】 お答えをいたします。
先般の対外経済政策の中の項目でございますが、御案内のとおりに昨日来ジェンキンズ委員長も見えまして、本日も朝からこのECとの関係の対外輸入の促進の問題について協議を遂げておったような次第でありまするし、また先般、対米関係におきましても専門委員会をつくりまして、対米向けの輸入の促進について協議をするような新しい機構もつ……
○田中国務大臣 お答えいたします。
ただいま労働大臣が申されましたように、先般の産労懇のときにも私に出るようにというお話がありまして、出るように予定をいたしておりましたところが、ちょうど御承知のジェンキンズが参りまして、会談の時間がラップしたものですから出ませんでした。
政労の問題につきましても、労働大臣がただいまお話しのように、政府代表としてのチャンピオンが労働大臣でございますので、労働大臣の御指示に従いまして、閣内の必要に応じまして喜んで参上いたします。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいま労働大臣からお話しの事業転換雇用調整関係五十四種でございますが、その中で通産省関係が三十……
○田中国務大臣 お答えいたします。 世界的規模におきましてはUNCTADの面におきまして取り上げられまして、同時に、また、日本といたしましても、こういうふうな銅でありますとか、その他金属鉱山等の業態というものが、あたかも構造不況産業に指定されました業種と同じような非常な苦境に立っておりますこともよく承知いたしております。 そういうふうな関係から、九月から、備蓄の積み増しでありますとか、雇用調整給付金の対象業種に指定いたすような措置を講じましたり、また、新鉱床の探査費用の補助の増額の要求をいたしましたり、こういうふうな構造不況に準じますような扱いを当省といたしてはとっておる次第でございます。
○田中国務大臣 お答えいたします。 お話しのとおりに、産地別の二十二カ所につきまして調査を進めてまいったのでありまするが、その後におきまする現地の方の状態は、一時八、九月にちょっと盛り返したのでありますけれども、また今回のような非常な為替の変動がございました。これに対しまして通産省の方の、御承知の為替変動緊急対策の処置が十月一日から実施に移っておりまして、まだ半月ほどの経過でございます。相場のいかんによりましては、とうていこれではやり切れないというような場合におきましては、また緊急な処置をとる必要がございますけれども、いまのところでは十月一日施行、まだ半月という姿でございますので、これを見守……
○田中国務大臣 お答えいたします。 当初申し上げました七億ドルという問題とも相関性を持っておりまするが、まず原油の積み増しの問題は御案内のとおりに三億一千万ドル、三百六十万キロリットルでありまするが、それ以外にも買える物がありましたらばできるだけ買いたいし、また同時に御案内のとおりいろいろな方法を講じまして、タンカーの活用による備蓄でありますとか、その他いろいろな手段を講じて、今後もその増額を図ってまいりたいと考えております。 それから非鉄金属の問題でございまするが、これも現在の備蓄をいまのところは一億ドルの措置をとっておりまするけれども、さらに、これとても各方面と銘柄別にも話を進めてまい……
○田中国務大臣 藤田委員にお答え申し上げます。 藤田委員の指摘する会合は二月二十日の日米経済問題に対する経済閣僚会合のことだと思います。 三つ御指摘がございましたが、第一の、国会で電電公社の問題についての論議があっておったことを知ってやったかどうかということでございますが、その問題は私ども熟知しておりますが、二十日の会合は、私がいま冒頭に申し上げましたように、日米経済問題に対する会合ということでございまして、日米問題につきまして、ちょうど帰国いたしました安川代表それから牛場代表、両代表を招きまして、アメリカとの交渉経過、日米経済問題に対するアメリカ側の意見の開陳を聞いてきておりましたので、……
○田中(龍)国務大臣 このたび文部大臣に就任をいたしました田中龍夫でございます。 私は、文教の問題は、いつの時代におきましても、国家百年の大計でございまして、国政の基本となるものとかたく信じておるものでございます。微力ではございますけれども、わが国の教育、学術、文化の振興に全力を傾注いたしまする決意でございます。当委員会の御審議の趣旨に体しまして文教行政を進めてまいりたいと考えておりますので、委員長並びに委員の皆様方の御指導、御協力、御鞭撻を心からお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。(拍手)
○田中(龍)国務大臣 お答えをいたします。 御質問の私立広池学園の道徳の教科書に差別の助長の問題があるというお話であろうと存じます。この広池学園は、御案内のとおりに、いわゆるモラリゼの基本の教育をしておる学校と承りますが、この学校の教科内容の問題につきまして、どういうふうな差別の教育をしておるかということについて、詳細がまだ一向に不明でございますので、私の方もこれを調べますように申した次第でございます。まだ詳細な回答も参っておりませんので、これにつきまして、御意見のほどはわかりますが、お答えをいたす段階にまだ参っておりません。 なお、詳細なことにつきましては事務当局からもお話を申し上げます……
○田中(龍)国務大臣 まずごあいさつを申し上げます。今回文部大臣を拝命いたしました田中でございます。よろしく御協力をお願いいたします。 第九十三回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、日ごろ考えておりますことの一端を申し述べます。私は、文教の振興を図ることが国政の基本であると考えております。特に、資源に乏しいわが国が、厳しさを増す内外の諸情勢の中で、世界各国との協調のもとに発展を続けていくためには、たくましく、かつ創造力のある、心身ともに健全で国際的に開かれた日本人の育成を期していくことが、今日、最も重要な課題であると確信しております。 私は、このような認識の上に立ち、……
○田中(龍)国務大臣 その席におりました。憲法の条章に準拠いたしまして、この問題を解決していかなければならぬと思います。
【次の発言】 私は、総理の御答弁は実にりっぱに答弁されたと思います。と申しますことは、憲法の無償の精神をより広く実現するという意味におきまして、今後もわれわれは継続してまいります。
【次の発言】 当然でございます。
【次の発言】 御指摘のとおりでございます。
【次の発言】 御案内のとおり、終戦の直後の混沌とした状況の中でいろいろの議論がありましたことも事実でございます。また、その解釈におきましても、後世史家がその当時の状況はどうであったろうか、一番基本的には、三十年たちまし……
○田中(龍)国務大臣 ただいまの冒頭の御質問でございますが、私は、安全保障問題等を申したつもりは実はないのであります。文教政策の根本は、何といいましても、日本の教育行政全般を貫く問題といたしまして、私になりましてから、新しい問題といたしましては、いわゆる終身教育と申しますか、ライフサイクルといったような問題を当面の大きな教育の方針と考えておりまするし、同時にまた、いままでの関係の大臣のおっしゃった発言と異なるものがあるとするならば、今日の日本の置かれておりますいろいろな客観情勢から、資源の乏しい日本といたしましては、科学技術の振興という問題を特に強調いたしたと存じておるのでございます。しかしな……
○田中(龍)国務大臣 ただいま御質問になりました問題でございますが、まず関東地域から始めてまいりまして、そうしてその模様を見て着実に広げていくのがいいのではないか。ことに生涯教育というようなことになりますと、応募する方々もなかなか多いようでございます。局長から計数上の問題は申しますが、一応モニターをとりまして、それに対する応募率なんかを考えてみましても、これに対する期待が非常に多い。そういうことから、まず関東を整備いたしまして、後に拡大したい、かように考えております。
【次の発言】 ただいまお話がございました衛星の問題でございますが、これとても前々からいろいろと論議されたところでございますが、……
○田中(龍)国務大臣 ただいま今日までの経過につきまして、先生の大変詳細なお話を承りました。私もまた啓発されるところがあるのでありますが、ただいま御提案申し上げておりますこの放送大学学園の法律は、文教に携わる皆様方といたしましても、われわれといたしましても、非常に夢を持った新しい時代に対応した構想である、かように存ずる次第でございます。同時に、既存の大学におきます通信教育あるいはその他の経過というものもございましょうけれども、これは両々相まっていきたいものである、かように存ずるのでございます。 ただいま財政上の諸案件逼迫の当面ではございますけれども、しかしながら、過去十年にわたりましてわれわ……
○田中(龍)国務大臣 ただいま御指摘の通信教育その他教養講座等の問題でございますが、当省といたしましても、いろいろと調査をいたしてまいっておりますが、われわれの理想といたしますところは、あくまでも開かれた大学という意味におきまして、特に生涯教育ということを重視いたします上から申しましても、この問題はぜひともやらなければならない問題だと考えております。
いまお話のような調査の結果につきまして、われわれの方の考え方ともいささか違った計数のように存じますので、また調査いたしましてお答えいたします。
【次の発言】 ただいま御指摘の後期中等教育の教育機関の総称等につきましても、それらの教育形態のあり方……
○田中(龍)国務大臣 ただいま先生の御指摘のとおりでございます。
【次の発言】 ただいまお話のように、国立学校設置法の共同利用機関という問題も、客観情勢なり本放送法というものの中における単位の互換性でありますとか、あるいは編入学等の促進開発といったようなことで、大分いろいろと変化も出てくる可能性もあると存じまして、いま御指摘のような点は、まことにそのとおりであろうかとも存ずる次第でございます。
【次の発言】 ただいまの御意見でございますが、大局的に見ますれば、そういうふうな見解をお持ちになることができると存じますが、また、なお詳細なことにつきまして、具体の問題は局長からお答えいたします。
○田中(龍)国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に十分留意してまいりたいと存じます。(拍手)
○田中(龍)国務大臣 御案内のとおりに、附帯決議なるものは、その法案の成立に伴っての足らざるところを補って、そうして今後の実施に当たりましては、それを尊重し、実行しなければならぬ、そういう点におきましては非常に重要なものである、かように考えております。
【次の発言】 附帯決議をおつけいただきました各党のお話し合いそのものを十分尊重します。
【次の発言】 さような不心得なことはつゆいたしませんから、どうぞ御安心ください。
【次の発言】 たまたまいま武藤農林大臣の例もお引きになりましたが、私の方の共済の関係も農林の関係の共済の分も、このいまの十八を二十にするという問題については、やはり同じような状……
○田中(龍)国務大臣 お説のとおりでありまして、本当に貴重な国民の税というものを配分するに当たりましては、お話のような一定の基準と正しい配分ということは、まず第一に考えなければならない鉄則だろうと思います。
【次の発言】 制度上の問題でもございますと同時にまた、私学共済自体の経営者と組合との問題だろうと存じます。御趣旨のほどは拝聴いたしまして善処いたしたい、かように考えます。
【次の発言】 われわれの方はすでに概算要求を出しておりますし、文部省としては従来同様一貫した考え方のもとに進んでまいります。
【次の発言】 ただいま当局から詳細御説明申し上げたような次第でございまして、もちろん私はさよう……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
本件は、行政機構の合理的な再編を図ります観点から、文部省所管の特殊法人の整理合理化について検討いたしました結果、日本学校給食会と日本学校安全会の両業務は、いずれも児童生徒等の健康の保持増進に資するものでございますので、両会を統合いたしまして日本学校健康会をつくりまして、両会の業務を総合的に推進することによりまして、心身ともに健康な児童生徒の育成に資するものでございます。
【次の発言】 御指摘のとおり、本問題が提起されました動機におきましては、行政改革ということがございますが、しかしながら、文教政策の上から申しまして、児童生徒の健康保持ということは、最……
○田中(龍)国務大臣 ただいま先生のおっしゃったとおりでございます。このグラフのピークのあれも、これを分析してよって来る結果が今日の現象になっている、その過程の精密な研究を必要とすると思っております。さらに、それを踏まえて、これから一体文教政策をどうしなければならないか、過去の問題の分析の上に今後の文教政策を立てたい、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 ただいまお答えいたしましたように、そのよって来るいろいろな経過、また分析をすることによっての原因の究明ということがございますが、いま時点におきまして、将来どういうことが一番反省されなければならないかということでございますけれども……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
ただいま御指摘の問題につきましても、御案内のとおりに八年後のオリンピックの問題でもありますし、国民に明るい希望を持たせるという立場からも御趣旨のごとく推進してまいりたい、かように存じておる次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
北野早笛に対しまする紺綬褒賞の賜与の推薦及び発令が同氏の罰金刑確定後に行われたという問題でございます。関係村長の説明によりますと、第一回の申請時には、刑罰の確定に関する関係官庁からの書類が到着していなかったことによるものでありますが、第二回目以降につきましてはその確認を怠っていたもので、まことに遺憾であります。……
○田中(龍)国務大臣 大変お待たせをいたしまして、失礼をいたしました。 昭和五十三年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額九億九千二百六十三万円余に対しまして、収納済み歳入額は十三億三千百八十九万円余でありまして、差し引き三億三千九百二十六万円余の増加と相なっております。 次に、文部省所管一般会計の歳出につきましては、歳出予算額三兆六千六百四十二億七千四百五十五万円、前年度からの繰越額五十七億七百三十五万円余、予備費使用額百五十五億九千三百四十二万円余を合わせた歳出予算現額三兆六千八百五十五億七……
○田中(龍)国務大臣 第九十四回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、所信の一端を申し述べます。 私は、教育、学術、文化の振興を図ることは、国政の基本であると考えます。特に、わが国が将来にわたって発展を続け、活力に富んだ国家社会を築いていくためには、学校、家庭、社会を通じ、また、国民の生涯の各時期における課題に即して教育の機能を充実し、創造力に富み、心の温かさと社会的な連帯意識を有し、国際的に開かれたたくましい国民の育成を期していかなければなりません。また、わが国のみならず、世界の発展に貢献し得る独創的、先駆的な学術研究を一層振興し、同時に、すぐれた伝統文化の継承発展と新……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
義務教育の生徒児童に対しまする教育は、これこそ日本の将来を担う国民の基礎的な養成でありまして、最も重要な施策でございます。われわれは、義務教育の教科書の無償給与制度は、憲法の精神にのっとったものでありまして、これをあくまでも今後ともに堅持してまいるという覚悟でございます。
なお、危険校舎の問題につきましても、全国の市町村から強い要望が寄せられまして、五十六年度も引き続きましてこの措置を継続するということにいたしておりますが、今後ともにこれを守ってまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 御案内のとおりに、ただいま申し上げましたような生徒児……
○田中(龍)国務大臣 担当の者からお答えいたします。
【次の発言】 もちろん、そういうことは断じて許すべきものではございません。あくまでも適正な試験制度のもとに、大学の管理運営もまた適正に行われなければならない。そのためにこそ、ことしのような非常に厳しい予算の中におきましても、これこそ与野党の先生方も一致して、この私大の経営の問題あるいはまた資金的な協力と申しますか、予算の編成上の問題には御協力を賜ったのであります。そのわれわれの本当に真摯な、まじめな私大に対する向上、発展、また経営の合理化ということについての気持ちを、まことに遺憾ながら現実の摘発されましたいろいろな学校は踏みにじっておるとい……
○田中(龍)国務大臣 このたび政府から提出しました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、昭和五十六年度における国立大学の新設、学部及び大学院の設置、短期大学部の併設、宇宙科学研究所、国立歴史民俗博物館及び岡崎国立共同研究機構の新設等について規定しているものであります。 まず第一は、鳴門教育大学及び鹿屋体育大学の新設についてであります。 鳴門教育大学は、すでに設置を見ている上越、兵庫の二教育大学と同様、教員の資質能力の向上という社会的要請に対処するため、主として教員の研究、研さんの機会を確保することを趣旨とする大……
○田中(龍)国務大臣 ただいまるる拝聴いたしておりましたが、いままでの経過等から非常に問題のあることもよく承知いたしまして、今後、新構想の教育大学の問題につきまして円滑に処理ができますように指導もいたし、また努力もいたしてまいります。
【次の発言】 御指摘のように、先ほど来この教育大学の問題につきまして、いままでの経過も詳細に拝聴いたしますと同時に、なかなか問題もたくさんあることをつくづく感じたわけでございますが、しかし、ただいま先生が御指摘のように、よりすぐれた教員の養成を図りますために今後なお一層の努力をしなければならない。このためには、新教育大学につきましては、それが所期の目的に沿うよう……
○田中(龍)国務大臣 私の答弁の問題でございますが、これはわれわれが、教科書というものの作成に当たりましては、あくまでも中正でなければならぬということは、かねがね申しておるところではございますが、たまたま御質問にありましたような党派的な影響のもとに万々一でも行われるようなことがありますれば、まことに遺憾であるという意味で申した次第でございます。
【次の発言】 御案内のとおり、あのときのやりとりというものは、いまのそういうふうな懸念を万々一でも与えるようなことがありましては相済まぬ、相ならぬということを単に申しただけでございまして、労働組合の云々というような問題ではございません。疑念をかりそめに……
○田中(龍)国務大臣 まず最初に、本日は午前中いろいろ皆さま方の御協力、ありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。 いまの大学院の問題でございますが、和田委員の仰せのように、この大学院の問題は、いろいろと議論のあるところでございます。ことにオーバードクターの問題等になりますと、いろいろ博士課程のあり方の問題でありますとか、大学等における狭い意味での研究者の養成ということばかりではなく、企業等も含めた広く社会の各方面に進出し得るような人材の養成でありますとか、いろいろの観点からなかなかむずかしい問題もございまして、適切な進路指導を促進すること等の必要もまた他面にはあるわけであります。今後……
○田中(龍)国務大臣 御質問の早稲田の問題につきましては、新聞紙上等でごらんのとおりでございますが、わが国の私立大学の名門校中の名門であります早稲田の不祥事件につきましては、まことに遺憾でございます。しかしながら、今回のこの事件というものが、むしろ昨年の問題に引き続いての同校のみずからを清めるという意味の自浄努力によって行われましたことは、私は、非常にこの問題について評価いたしておる次第でございます。
なお、まだいろいろ事件の経過中でございますから、十二分のお答えもできかねると存じますが、担当の政府委員からお答えをいたさせます。
【次の発言】 ただいまの御質問に対しましては、担当の政府委員か……
○田中(龍)国務大臣 ただいま御提案の各委員の切々とした一言一言に対しまして、まことに胸を打たれるものがございます。教育の現場の厳しさと申しますか大変な御苦労をなすっておられることもよくわかる次第でございます。しかしながら、私もまた先生方と同じ文教に携わる者でございますが、一方におきましては、当面いたしましたわが国の財政事情を見ますると、必ずしも皆様方と、気持ちの面では全く同じといたしましても、御一緒になり得ないうらみがあることはお許しをいただきたいと思うのであります。 この内容は、児童生徒の急増地域における公立小中学校、高等学校の施設整備の事業に対しまする国の負担の割合の特例措置及び国の補……
○田中(龍)国務大臣 政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 いままでいろいろと御審議をいただきましたが、今回の自由民主党の御提案なるものが、少なくとも私大に関する限りは、御案内の後期の計画とその考え方を一致するものでございまして、その点は、また相関連いたしまして、国立大学とも同じ基本的な考え方で両々相まっていくことがいいのではないか、さらにまた当面いたしました非常に厳しい財政状態にも相関連いたしまして、われわれ政府といたしましても、文部省が従来唱えてまいりました趣旨と一致するものであるというような考え方で今日の御提案を迎えておる次第でございます。
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。 放送大学学園の特殊法人としての設立をいたすことに関連いたしまして、行政機構の合理的な再編成を図る観点から、文部省所管の特殊法人の整理合理化という問題を検討いたしました結果、両会は、いずれも児童生徒等の健康の保持増進に資するものであるので、両会を統合いたしまして、これらの業務を総合的に推進することによって、心身ともに健康な児童生徒等を育成するということに相なったわけでございます。 昭和五十四年の十二月二十八日の行政改革に関しまする閣議におきまして、日本学校給食会と日本学校安全会とを放送大学学園設置のときに統合するということを決定いたしたのでございます……
○田中(龍)国務大臣 詳細な日時でありますとか詳細な内容は、政府委員からお答えいたします。
【次の発言】 伺ってはおりますが、その間の所掌関係は、私は、多分、外務省の関係において国連との接触が国連局でなされたと存じております。
【次の発言】 本日は、大変広範な論旨を展開せられまして、そして国連憲章から世界平和論、ユネスコ、さらにまた国連大学等一連の相関関係を持ちました平和問題、特に平和日本といたしましてのわが国の国是である、あくまでも平和に徹するという姿において、私は、ユネスコの、ただいま仰せられました問題等につきましても、その所管大臣といたしまして今後ともに努力をいたします。
ベルグラード……
○田中(龍)国務大臣 ただいま御決議がございました事項につきましては、御趣旨に沿いまして十分検討いたしたいと存じております。よろしくお願いします。
○田中(龍)国務大臣 文教政策をお預かりいたしております者といたしまして、これまで大学設置に対する非常にたくさんの御要望も出ており、これに対しましての文部省内におきまする設置審議会その他の機構もございますが、同時に、今日、諸般の問題をごらんになりまして、そうしてわれわれ行政府の者といたしましての今後のあり方等につきまして、立法府としての御見解を党としてお述べになっておられるわけでありまして、それにつきましては、十分に御審議を賜りますように改めてお願いをいたす次第でございます。
○田中(龍)国務大臣 前回の日本学校健康会法案の審議に当たりまして、栗田委員の御質問に関してお答えを申し上げた際に、昭和五十四年十二月の閣議決定について若干意を尽くさなかった点がございましたので、一言補足をさせていただきたいと思います。 この閣議決定は、日本学校給食会と日本学校安全会とを、放送大学学園設置のときに統合するというものでございまして、この趣旨は現在でも変わっておりません。 したがいまして、私といたしましては、この閣議決定を踏まえまして、放送大学学園を設立することに関連いたしまして、行政機構の合理的再編成を図る観点から、日本学校給食会と日本学校安全会とを統合して日本学校健康会を設……
○田中(龍)国務大臣 御案内のとおりに、この教科書なるものは、民間の企業体であります本屋さんがおつくりになったもので、それに関しまして指導要領の方針に従って検定ということがなされ、さらに審議会の議を経まして、今度は各教育委員会の方で採択なさることでございます。 いまお話のそのいまの御本が四分の一会々という言葉は、これは法律ではないのでございましょうと存じますが、行政実例として四分の一の限界を設けたといたしましても、それほどまでに時代の進展というものが激しくて、つくりましたものができ上がったころには、もう客観情勢が変わっておるとかなんとかいうふうないろいろなことから、そのおつくりになった本屋さ……
○田中(龍)国務大臣 よその省と非常に違う点は、教育行政というものが人をつくるということにありますることにかんがみましても、人件費が非常に多いということと、同時にまた、助成のための補助費が他省と比べまして比較にならないウエートを持っております。そういうことから臨調のあり方という問題とは、非常に重大な――考え方の基本の点で問題があります。そういうことから、その本質的な問題との関係で、ただいまおっしゃいましたように軽々にこれを即断することができない非常にデリケートな段階にありますことをお答え申し上げます。
【次の発言】 申し上げる段階ではございません。
○田中(龍)国務大臣 御案内のとおりの次第でございまして、障害者年に当たりましては、政府挙げてこれに対応いたさなくてはなりません。それに応じまして、部署部署に従いまして対応いたしてまいるわけでございますが、昨日の決議では、障害者のための各種の施策につきましては、長期行動計画を策定するなどいたしまして、一層その充実に努めるべきであるという趣旨のことが述べられておるわけであります。 文部省といたしましても、政府の推進本部とも密接な連絡を図りながら、主として教育面からのいろいろな施策について充実を図ってまいりたい、かように考えております。具体的なケースにつきましても、もちろん、障害者教育のことにつ……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
長いいろいろな御審議を通じまして最も今後ともに注意いたさなければならぬのは、御案内のとおり、大学の自由、また大学の自治、さらに放送の自主性ということでございます。
【次の発言】 ただいま御質問の実務上の経過なりあるいは今後の具体的なケースにつきましては、担当の政府委員からお答えをいたさせます。
【次の発言】 前段の御質問、スクーリングその他についての問題でお話がございましょうと存じますが、これは労働省その他、他省庁との間に折衝を持っておりますことは、ただいま局長からお話があったと存じます。
臨調の問題につきましては、私はこの問題について、先般来申し……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。 学校に関しまする被害は、国立学校十校、大体二千八百万円ほどの豪害被害でございます。また、公立学校は四百五十五校、十四億八千万円ほどの被害額に今日のところ相なっております。 なお、これに対しまして復旧計画が出てまいりますれば、それに基づきまして調査をいたしまして対処いたしますが、豪雪の基準その他の問題につきましても、法の定むるところによりまして処置をいたします。なお、国立の場合は一〇〇%でございますが、御案内のとおり公立学校の場合は三分の二、それから私立学校の場合は二分の一の補助でございます。幸い、いまのところ、私立学校の被害の申請は出ておりません。
○田中(龍)国務大臣 お答えをいたします。 ただいまの先生の御意見、いろいろな問題といたしまして、具体的な問題からまことに当を得た御意見であろうと存じます。ことにわが国の純風美俗と申しますか、家族制度というものに対しまして、三世代というただいまの御表現でございます。一方、老人の方々の生きがいという上からいいましても、あるいは核家族の解消という点からいいましても、本当に家庭教育、学校教育、それからまた老人の生きがい、社会教育、一体となった教育の目標というものを具現する上からいって、御意見の点は非常に傾聴に値すると存じます。 それから、後の六・三・三制を改めるべきではないかという学制の問題がご……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
養護学校におきます義務化の問題から指導いたしておりますが、先生もよく御調査のように、各県必ずしも一律にいってないといううらみがあるかとも存じます。なおまた、御指摘のとおりに、その心身の障害の程度に応じまして、教育委員会におきまして医師並びに教師の委員会をつくりまして指導いたしておりまするが、先生が多分おっしゃっておられるところは、健常児との間の問題も未解決の点が多いこともよく承知いたしております。御趣旨に従いまして善処いたします。
【次の発言】 いまの先生のおっしゃっておられます点もよく承知いたしております。なおまた、そういうふうな指導ということにお……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。 先般の委員会等の答弁で、文部省の責任者といたしましての答弁の歯切れが悪い、こういうお話であろうと存じます。 御案内のとおりに、今日の非行少年の問題は、必ずしも学校教育だけで解決できるものではございません。警察庁その他の場合は具体的な非行に対しての、あるいはそれに対する補導でありますとか何かでございまするが、文部省といたしましてはその非行少年の教育全般を担当いたしております関係から、いまの非行少年の問題に対して、あるいは家庭教育の面あるいは学校教育の面あるいは社会教育の面、幅広い全体としての補導なり矯正を要する、かように存じます。 なおまた、ただい……
○田中(龍)国務大臣 お答えをいたします。
今日のいろいろな事件に対しまして、われわれは衷心から遺憾の気持ちでいっぱいでございます。文教の府をお預かりいたします私といたしましては、あくまで世道人心を正し、そうしてりっぱな国家、りっぱな民族の再建に改めて乗り出さなければならないと覚悟を新たにいたしまして行政に当たってまいる覚悟でございます。
【次の発言】 ただいま総理からもお答えいたしましたごとくに、常に総理が言っておられますように、まず、今日の狂乱怒濤と申しますか、混乱極に達しておりまする日本、この日本をいかにして泰山の安さに置くかということこそ政治家の念としなければならぬところでございます……
○田中(龍)国務大臣 ただいま御指摘のごとくに、冒頭お話しになりました国鉄の再建、これらの問題につきましては政府を挙げて協力いたしておるような次第でございますが、われわれ、多数の学生、生徒を持っておりまする所管省といたしましては、事務当局同士においてずっと折衝を続けておる段階でございます。
なお、詳細なことにつきましては担当官から御説明を申し上げます。
【次の発言】 その件につきましてはただいま折衝を続けておる過程にあることを申し上げた次第でございまして、まだ要求の段階におきまして、文部省といたしましてこれこれを要求するというところ以前の学生通学の問題で折衝を続けておる次第でございます。
○田中(龍)国務大臣 お答えをいたします。 文部省において調査をいたしましたところが、大学病院の医療機器につきましては単年度購入契約によりまして購入しておるところでございまして、数年間にわたる長期の賃貸契約によって受けておる事例はないと報告が来ております。 なお、国立大学付属病院の電子計算機につきましては、単年度ごとの賃貸契約でございます。
○田中(龍)国務大臣 お話しの点でございますが、特に私は、御意見のような意図のもとに積極的に留学生の受け入れあるいはまた交流というものを推進してまいっておりますが、計数的にちょっと申しますと、わが国の方に留学してこられておる方が大学等で約六千六百人になっております。 いまのお話しのように、留学生の受け入れのみならず、外人の講師その他の受け入れ等について、大学その他が閉鎖的であってはならないということを特に留意いたしておりますが、御案内のとおりに、国立大学では相当積極的に考えておりますが、任用その他の問題で若干の法制上の問題がございますが、それについても、ただいま打開をして積極的に導入できるよ……
○田中(龍)国務大臣 ただいまの御質問の前段の、まず文部省といたしましての調査その他の問題につきましては、冒頭担当官からお答えいたします。
【次の発言】 ただいま御指摘のとおり、この青少年の非行問題というものは、精神的な教育の問題を扱っておりますわれわれ文部省の責任でございます。と同時に、それに対しまして、御質問の中で、これは一過性がどうであるかというお話もございましたが、私は一過性でありたいとは念願いたしますけれども、必ずしもこれですぐ終わってしまう問題ではございません。
なお、いまのお話の中で、学校教育というものが中核をなしますけれども、しかしその前における家庭教育あるいはまた社会全般か……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
ただいまの私に対する御質問は、教科書の検定の内容の問題であります。奥野法務大臣の御意見は御意見としてございますが、文部省といたしましては、教科用図書検討調査審議会の答申に基づきまして検定を行っておるのでありまして、自衛隊に関する記述につきまして、審議会によって合憲論と違憲論を併記した申請本を合格とするという答申が行われましたので、文部省といたしましては、これに基づきまして検定を行ったものでございます。
【次の発言】 検定の制度につきましては、湯山委員が最も御承知のとおりでございます。
なおまた、検定の内容につきましては、それは秘匿を要しますので申し……
○田中(龍)国務大臣 お答えをいたします。 先生の御質問は、文部省の関係といたしまして、差別条約第十条の(b)項の男女に同一の教育課程を確保する規定、こういうことになるだろうと存じます。わが国では、高等学校におきましては、女子に家庭一般という項目に四単位を必修とするということになっておりますが、この点が男の方と女の方によって若干の取り扱いが違っておりまして、文部省としましては、この程度の取り扱いの上の差異は許していただけるものと考えております。それで、さらに諸外国の実情あるいは諸外国の本条約の署名後の対応ぶり等を十分調査いたしまして、なお検討していくべきものは十分考えまして、批准については今……
○田中(龍)国務大臣 四十人学級の分で五十六億円に相なります。文教施設の問題で、この建設の圧縮で四百二十七億に相なります。それから、私立学校の教職員共済補助金の問題で十六億。さらに、私学共済の年金に係りまする補助の問題で、四分の一を減額することといたしております。そのほか、大体におきまして、以上のような大きな問題の中では、目下御案内の私学の問題の補助金問題の方は、むしろ現状から大学におきましては五十億を、それから高等学校におきましては四十億をさらに追加要請をしなければならないというような過程にございます。それから、奨学資金の問題につきましては、これは目下いろいろ各般の問題がございますので検討中……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
ほぼそのとおりでございますが、なお、詳細は御必要に応じましてお答えさせます。
【次の発言】 お答えいたします。
四十人学級の問題につきましては、政府並びに文部省といたしましては既定計画どおりにこれを遂行いたしたい。ただし、当初は九年間というのを、財政上の諸理由から十二年間ということといたしましたが、今回のゼロシーリングなりあるいは臨調に対しましても、われわれといたしましては、この四十人学級につきまして、財政の非常な窮迫の期間は別といたしまして、六十六年には既定計画どおりの所定の理想方を実現いたしたい、こういうことで進んでおる次第でございます。
○田中(龍)国務大臣 ただいまの御指摘の老朽校舎の問題は、大体予定どおりいけると思っております。
【次の発言】 計画の目標に従いまして、われわれもそれに基づきまして、ゆとりのある教育といったような指導方針で進んでまいります。
【次の発言】 お答えいたします。
私立学校共済組合の年金の問題につきましては、ただいま担当の大胆並びに総理を初め行管庁長官からお話がございましたけれども、その設立の沿革その他ございまして、これを直ちに一本化するということは事実問題といたしまして非常に困難であるわけでございます。
と同時にまた、われわれが行いました間におきましても、他の年金との均衡というふうなものも十分……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
私学共済の年金に対する関係でありますが、これは五十七年度が十五億七千万円、五十八年度が……(寺前委員「いいです、いいです、五十七年度で」と呼ぶ)トータルで五十四億九千八百万円であります。これは工十七、五十八、五十九の三カ年であります。
以上であります。
【次の発言】 四十人学級につきましては、予算委員会その他でもお答えいたしましたように、六十六年に至りまする間においてこれを調整し、この間の調整は必ずやるということを大蔵大臣からも言明されております。
あとの計数の問題は、政府委員からお答えします。
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。 昭和四十五年に無医大県の計画が出されまして、ただいまお話しのように、今日十万人当たりの医師大体百五十名、歯科医師五十名、これはもう歯科医師の方は昭和五十四年で五十名に到達いたしております。それから医師の方が百四十名ぐらいになっておりますから、もうすぐこれは百五十名になります。 さような関係から、文部省といたしましての方針でありますが、これ以上どんどんとふえますとただいまお話しのような結果になりますので、医科大学、国立、公立、私立大学の学部並びに定員はもう増加しないということにいたしてとめてあります。
○田中(龍)国務大臣 各党間のお話し合いもありました四十人学級の問題でございますが、ただいまお話がございましたように、特例期間中の調整の問題はございますが、しかし終期でございます六十六年度までに必ず計画どおりこれを完遂するということを大蔵大臣並びに総理大臣ともお話し合いを重ねておるところでございます。
【次の発言】 前段の問題はそのとおりでございます。
なお、第五次の改善計画につきましては、申し述べましたように、各党間の合意事項がございますなどの経緯のある事柄でございますので、行革関連特例法案に、特例適用期間中特に国の財政事情を考慮いたしまして、毎年度の改善措置を定める旨を規定することといた……
○田中(龍)国務大臣 行革につきまして、また当面いたしましたわが国の財政窮迫の状態に対しまして、閣僚といたしましても、その趣旨につきましては同調いたしておりますけれども、この私学の問題は、特に高等教育におきまする重大性、日本におきまする私学の位置づけというものは非常に大切なものだと私は考えます。
こういう観点から、ゼロシーリングの枠内ではありましたが、われわれといたしましては、むしろ大学に対しましては五十億、また高等学校に対しては四十億の増額要求をあえて財政当局に対しましてはいたしておる次第でございます。
【次の発言】 これらの問題につきましては、すでに御承知のとおり、閣議におきましても、わ……
○田中(龍)国務大臣 御案内のとおり、四十人学級の問題は各党一致のもとに長い間の御検討を経て、そしてこの十二年間にその目的の達成をするということの御決定をいただいたわけであります。 今回の臨調におきまして、この財政の国家的な必要性は十分認め得ますが、いまのそれに対しまする三年間の必要な措置といたしまして、これを凍結すると申しますか、その措置を講じたのでありますけれども、その十二年の期間内におきまする全体の計画は変えておりません。ただ、この財政再建の期間中に、定数の問題あるいはまた学級編制の問題を調整するということに相なっております。
○田中(龍)委員 ただいままで参考人の方々から詳細な今日の炭鉱の状況を伺つたのでありまするが、聞けば聞くほど実に重大な問題でありまして、各炭鉱に今日及んでおりまするこの様相は、私は独立日本の今日の最大の問題ではないかと思うのであります。翻つて考えます場合に、戦争中われわれはあの非常出炭と申しますか、各炭鉱に対しまして実に言いようのないようなお願いをし、また無理を申し上げて、あの戦争中の燃料をまかなつた。またさらに敗戦になりまして、一切の生産が停止をしたときに、やはりお願いをするのは炭鉱の、なかんずく中小炭鉱の方々であつたのでありますが、その後の日本経済の変動にあたりましても、いつもいつもしわを……
○田中龍夫君 先ほど地方行政のしわが大分寄つているというお話がございましたが、この地方銀行の場合には、他の金融機関と非常に違つた性格を持つているように思うのであります。大体今日は県の財政あたりから見ても、七割見当が補助金とか交付金とかいうものになつている。また市町村においても非常に中央の財政に依存度が高い。同時に国から来る行政経費は、ほとんど地方銀行が県金庫なり何なりによつて預金を受けているわけであります。この預金の九千百八十二億の中で、一体地方銀行としてそういうふうな公共自治体からの預金は大体どれくらいのウエートを占めているのか。
【次の発言】 そうしますと、何しろ地方銀行というものは地方の……
○田中(龍)政府委員 本日大臣が参りまして親しく皆様方の御質問にお答えいたすところでございますが、どうしてもからだがあきませんので、私がかわってお答えいたします。 ただいま加藤先生からの御質問の第一点でございますが、加藤先生は地方行政につきましては最も御造詣の深い方であられますので、私から申し上げるまでもなく、道州制の問題が進展いたしまするとともに、国土総合開発という観点から見ます場合に、私は非常に大きな進歩である、かように考えておる次第であります。御案内のごとくに、地方行政区画相互間におきまするいろいろな紛争等につきましては、たとえば水の利用といったような問題におきましても、なかなか紛争が……
○田中(龍)政府委員 ただいま御提出いたしました経済白書につきまして、御説明を申し上げたいと存じます。
経済白書は、毎年七月に、前年度の経済万般につきまして、総括的に記載をいたしたものでございます。この白書の性質から申しましても、要するに振り返ってあとを見るといったような記述の方法をとっておりまして、さような関係から、いわゆる行政庁の施策を開陳するというよりも、むしろ客観的な表現をいたしておる次第でございます。この白書の内容につきましては、担当の政府委員から詳細御説明を申し上げます。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 お答えいたします。第一点のこの白書の成立過程でございまするが、これは……
○田中(龍)政府委員 ただいまでも、御案内の通り、予算がついているような状態でございまして、今日までは原子力の交渉等につきます庶務事項をいろいろ担当して参りましたが、さらに受け入れ体制をどうするか、さらにまた原子力の今後のあり方をどうするかというようなことの基本的な研究なり、さらにまた体制を整備いたしますためにも、原子力室という一つのものを設けまして、その機関がこれを担当するということの方が、責任が明確化する次第でございまして、そういう意味におきましてこの原子力室の設置を提案いたした次第であります。
【次の発言】 お答えいたします。ただいま予定いたしておりますのは、審議庁全体の定員もほぼ現行通……
○田中(龍)政府委員 経済審議庁に関しまする予算を御説明申し上げますが、ただいま大臣が閣議中でございますので、政務次官の私からかわって御説明申し上げます。 ただいま議題となっておりまする経済審議庁の予算案につきまして御説明を申し上げますと、歳出予算の要求総額は三億四千七百七万六千円でございまして、これを前年度の予算額三億二千七百六十七万四千円に比べますと、一千九百四十万二千円の増額と相なっております。 次に、経費の内訳を申し上げますと、第一に、経済審議庁の項におきましては、要求額は二億三千一百五十五万五千円でございまして、前年度一億九千五百七十六万二千円に比べますと、三千五百七十九万三千円……
○田中(龍)小委員 私はちょっとおくれて来ましたので、せっかくの倉田さんのお話を十分に伺う機会がなかったのでありますが、御質問申し上げたいと思いますことは、機械の輸出の問題なんであります。先般も資料をちょうだいしましたが、機械の輸出が非常に伸びているということでありますが、今度伸びておりますのは造船であって、あとの諸機械というものは、昭和二十八年と比較して半々くらいにプラスになったりマイナスになったりしています。日本の海外に対する機械輸出という問題については、通産省も非常に力を入れておられるし、また業界におかれても活発にやっておると思うのでありますが、その間に、制度上にチェックするような面があ……
○田中(龍)小委員 議事進行について発言いたします。当委員会としまして、政府当局を鞭撻するとかあるいは企画庁の作業に対して御協力する、こういうふうないろいろな観点からも、この五カ年計画の全体の内容は第一都にありますし、また今日までの詳細な統計その他は三部の方にありますが、企画庁として五カ年計画を計画されましてそれを現実の上にいかに反映するかという、要するに基礎になっておる第二部の施策の点について、一つ要領よく第二部のこの計画遂行に当っての施策を伺ったらどうかと思います。それによってわれわれもいかに協力するか、また政府をいかに鞭撻するかということもはっきりすると存じます。第二部の点は約二十ページ……
○田中国務大臣 その六百万ドルは見舞い金と了承いたしております。
【次の発言】 内容のこまかい点は、担当官から御説明いたさせます。
【次の発言】 その点はわかっておりますので、担当官からお答えいたさせます。
【次の発言】 昨日申し上げました私のほうでいたしました意識調査の中におきまして、なお島別なり何かその他のこまかいデータ、結論が出ておりません。ただいま作業中だそうでございますが、しかし、何にいたしましても、先ほどの代表と申しますか、参考人の意見等も私拝聴いたしておりましたが、お話しのように、母島、硫黄島等にも非常に希望者が多い。しかし、これが開発は、御案内のとおり、硫黄島ともなりますと、不……
○田中国務大臣 川崎先生もその件について総理府のほうにお見えになったこともございます。私は非常にいい構想だと考えております。特に青少年の国際交歓ということはこれから非常に大事だろうと思いますので、この点につきましては、具体的にひとつ御相談し合って計画もつくり、また進めてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 宿泊施設の問題はお説のとおりでございまして、この問題はさらに万博その他の問題とも関連しまして、特に具体的な話の詰めは、やはり文部省だろうと存じますけれども、われわれのほうも中に入りまして、いろいろと協議をしてみたい、かように考えております。
○田中(龍)委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 昭和四十四年度総予算に対する公聴会を続行いたします。 午後に御出席いただきました公述人は、東京工業大学教授矢島鈞次君、東京外国語大学助教授川崎寅雄君のお二人であります。 この際、御出席の公述人各位にごあいさつを申し上げます。 本日は御多用のところ御出席いただきましてまことにありがとうございます。御承知のとおり、予算は国政の根幹をなす最重要議案でありまして、当委員会といたしましても連日審議を続けておるわけでありますが、この機会に、各界の学識経験豊かな各位の有益な御意見を拝聴いたしまして、今後の予算審議の上において貴重な参考といたし……
○田中主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。 私が第三分科会の主査をつとめることになりました。よろしくどうぞ御協力をお願いいたします。 本分科会は、昭和四十五年度一般会計予算中厚生省、労働省及び自治省所管並びに昭和四十五年度特別会計予算中厚生省、労働省及び自治省所管について審査を行なうことになっております。 本分科会の審査日程につきましては、お手元に配付いたしました日程表によりまして審査を進めてまいりたいと存じますので、御了承をお願いいたします。 昭和四十五年度一般会計予算及び昭和四十五年度特別会計予算中、厚生省所管を議題といたします。 政府から説明を求めます。 この……
○田中主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和四十五年度一般会計予算及び昭和四十五年度特別会計予算中厚生省所管を議題とし、前回に引き続き質疑を行ないます。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に協力をお願いいたします。
なお、政府当局におかれましても、答弁はでき得る限り簡潔、明瞭にお願いをいたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大原亨君。
【次の発言】 以上をもちまして大原君の質問を終わります。
次に、川俣健二郎君の質問を許します。
○田中主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和四十五年度一般会計予算及び昭和四十五年度特別会計予算中、労働省所管を議題とし、前回に引き続き質疑を行ないます。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと存じます。なお、政府当局におかれましても、答弁はでき得る限り簡潔、明瞭にお願いをいたします。
質疑の申し出があります。順次これを許します。久保三郎君。
【次の発言】 以上をもちまして久保君の質問を終わりました。
次に鬼木勝利君。
○田中主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和四十五年度一般会計予算及び昭和四十五年度特別会計予算中、自治省所管を議題といたします。
この際、政府から説明を求めます。秋田自治大臣。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 この際、分科員各位に申し上げますが、質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務もしくは交代して分科員となられました方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力を願いたいと存じます。なお、政府当局におかれましては、答弁はでき得る限り簡潔、明瞭にお願い申し上げます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。奥野誠亮君。
○田中主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和四十五年度一般会計予算及び昭和四十五年度特別会計予算中、厚生省所管を議題といたします。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力を願いたいと存じます。
なお、政府当局におかれましても、答弁は簡単明瞭にお願いをいたします。
速記をとめて。
【次の発言】 速記をお願いします。
質疑の申し出がありますので、これを許します。都合により、渡部通子君の質問を許します。渡部君。
○田中主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和四十五年度一般会計予算及び昭和四十五年度特別会計予算中、労働省所管を議題といたします。
この際、分科員各位に申し上げます。
質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員になられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと存じます。
なお、政府におかれましても、答弁はでき得る限り簡潔、明瞭にお願いをいたします。
質疑の申し出があります。順次これを許します。田邊誠君。
【次の発言】 以上をもちまして田邊誠君の質問を終わります。
次に、大橋敏雄君の質問を許します。
○田中主査 それでは、ただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。
不肖田中が本分科会の主査と相なりましたので、よろしく御協力をお願い申し上げます。
本分科会は、皇室費、国会、裁判所、内閣、防衛庁及び経済企画庁を除く総理府、法務省及び文部省所管並びに他の分科会の所管以外の事項につきまして審査を行なうこととなっております。
それでは、昭和四十六年度一般会計予算中、皇室費を議題といたしまして、政府から説明を求めます。瓜生宮内庁次長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。岡沢完治君。
○田中主査 ただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和四十六年度一般会計予算中、国会所管を議題といたします。
まず、衆議院関係予算の説明を求めます。知野衆議院事務総長。
【次の発言】 次に、参議院関係予算の説明を求めます。宮坂参議院事務総長。
【次の発言】 次に、国立国会図書館関係の予算の説明を求めます。久保田国立国会図書館長。
【次の発言】 次に、裁判官訴追委員会関係予算の説明を求めます。大迫裁判官訴追委員会事務局長。
【次の発言】 次に、裁判官弾劾裁判所関係予算の説明を求めます。池田裁判官弾劾裁判所事務局長。
【次の発言】 以上で説明を終わりました。
○田中主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
この際、分科員各位に申し上げます心質疑の持ち時間は一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力をお願いいたします。
なお、政府当局におかれましても、答弁はできる限り簡潔、明瞭にお願いいたします。
昭和四十六年度一般会計予算中、法務省所管を議題とし、政府から説明を求めます。植木法務大臣。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 厚生省は……。
○田中主査 ただいまから予算委員会第一分科会を開会いたします。
この際分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代をして分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に協力をお願いいたします。
なお、政府当局におかれましても、答弁はできる限り簡潔明瞭にお願いをいたします。
昭和四十六年度一般会計予算及び昭和四十六年度特別会計予算中、文部省所管を議題とし、前回に引き続き質疑を行ないます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。奧野誠亮君。
【次の発言】 この際、昨日の楢崎君の質疑に関し、文部大臣から発言を求められておりますので、これを……
○田中主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和四十六年度一般会計予算中、内閣、防衛庁及び経済企画庁を除く総理府所管を議題とし、政府から説明を求めます。山中総理府総務長官。
【次の発言】 次に、西田科学技術庁長官。
【次の発言】 以上で説明を終わりました。
【次の発言】 この際、分科員各位に申し上げます。
質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に協力をお願いいたします。
なお、政府当局におかれましても、答弁はでき得る限り簡潔明瞭にお願いをいたします。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井……
○田中主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和四十六年度一般会計予算中、裁判所所管を議題とし、最高裁判所当局から説明を求めます。吉田最高裁判所事務総長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ議事進行に御協力をお願いいたします。
なお、裁判所当局におかれましても、答弁はでき得る限り簡潔明瞭にお願いをいたします。
この際、質疑の申し出がありますので、順次これを許します。勝澤芳雄君。
○田中国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。 昭和五十二年度の予算案等の予算委員会第四分科会における御審議に先立ちまして、その概要を御説明申し上げます。 現下のわが国経済は内外の厳しい環境下にありまして、多くの困難な問題に直面いたしております。 国内的には、景気は昨年初来石油危機後の長期にわたります低迷状態からようやく脱して、上昇過程にあったものの、昨夏以降、設備投資、個人消費等の内需の不振等によりまして、再び足踏み状態に陥り、楽観を許さない情勢にございます。 他方、わが国を取り巻きます国際経済環境も、世界的景気の停滞、日米、日欧間の貿易上の摩擦、依然流動的な国際資源エネルギー情勢等……
○田中国務大臣 愛野先生にお答えいたします。 先生のお話のごとくに、かつて戦時中、日本といたしましては非常出炭あるいはまた、ことに石炭につきましては大変掘れ掘れということで国を挙げて動員せられたのでございまして、先生の佐賀県を初め福岡、長崎県等々皆同じであります。私の山口県も御多分に漏れず薄層に至るまで掘ったのであります。また、戦後におきまする日本の復興もまず石炭から立ち上がって今日の日本の再建がなされたということを考えますると、エネルギー源としての石炭の歴史的背景、さらにまた、いまOPECの問題以来こういうふうになってまいりました日本のエネルギーを再び支える国産の根幹をなしますものはやはり……
○田中(龍)国務大臣 いままでのいろいろな御説明を拝聴いたしておりますが、なお、詳細な具体的な経緯につきましては、関係の者からお答えいたさせます。
【次の発言】 開かれた教育という面でわれわれの方は考えておる次第でございますが、放送におきましても、教育の分野におきましてその国家的な任務を果たそうという御意図のあることは伺っております。
【次の発言】 御案内のとおりに、われわれは、開かれた教育体制、社会教育の面におきましても、あるいはまた一般教養の面におきましても、特にその点を留意いたしておりますが、同時に、われわれの方といたしましては、社会教育審議会のUHF並びに電波の割り当てを活用いたしまし……
○田中(龍)国務大臣 昭和五十六年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 文部省所管の一般会計予算額は、四兆四千六百八十六億七千七百万円、国立学校特別会計の予算額は、一兆三千九百二十九億九千三百万円でありまして、その純計額は四兆八千五百三十九億六千万円となっております。 この純計額を昭和五十五年度の当初予算額と比較いたしますと、二千四百九十九億三千七百万円の増額となり、その増加率は五・四%となっております。また、文部省所管の一般会計予算額の増加率は四・七%となっております。 何とぞ、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 なお、時間の関係もございますの……
○田中(龍)国務大臣 御質問の点につきまして、ディテールにつきましては担当の局長からお答えさせます。
【次の発言】 旧制の学校がありましたところでただいま先生のおっしゃったようなものが若干ございます。局長の方から逐次お話しいたします。
【次の発言】 お説のように、とかく大学のような教育機関というのが雑踏のちまた、都会に偏在するということについては、前から非常に厳しい御批判もありまして、最近におきましては、特に筑波大学にしろどこにしろ、学部というものを新しい国土計画的な見地から分散していこう、こういう動きのあることは先生御承知のとおりでありますが、なおまた国立大学の設置につきましては、五十四年十……
○田中(龍)国務大臣 お答えいたします。
ただいまの御質問の中で、自民党のという言葉がございましたが、私は文部大臣といたしまして、政府の文部大臣でございまして、自民党がどういうお考えか、その点はまたおのずから立場を異にするものがございます。この席からのお答えは、政府の一員といたしまして、政府自体がこのような窮迫いたしました国情に照らして、財政の特別な緊縮を臨調を通していたしました。それを閣議で決定をいたしました以上、閣僚としての一員といたしましてこの問題を処理したい、かように考えております。
【次の発言】 同様のものが、必ずしも文教ばかりではないと存じますが、事文教に関します限りにおきまして……
○田中(龍)国務大臣 ただいま大蔵大臣から申し上げたとおりでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいま御指摘のとおり、昭和六十六年度までにすべての小中学校で四十人学級を実現するということについては何ら変更はございません。
【次の発言】 私がお答え申し上げたのは、御案内のとおり六十六年をもって小中学校の計画を完了するということでございます。先生のいまお話しの小学校自体の計画内容等々につきまして、ただいま政府委員からお答えを申し上げたとおりに、その間のいろいろな環境の変化というものも含めまして、当初の計画どおりにできるだけいたしたいということにつきましては変わりはございませんが、今……
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