国会議員白書トップ衆議院議員山中貞則>委員会発言一覧(全期間)

山中貞則 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

山中貞則[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP10(衆)
10位
委員会発言歴代TOP100(衆)
69位
委員会出席(幹部)歴代TOP50
29位
委員会出席(無役)歴代TOP50
36位
委員会発言(議会)歴代TOP500
190位
委員会発言(政府)歴代TOP50
20位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
951位
各種会議発言歴代TOP50
43位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
91位
各種会議発言(議会)歴代TOP50
34位
各種会議発言(政府)歴代TOP10
3位

26期委員会出席TOP10
1位
26期委員会出席(無役)TOP10
1位
27期委員会出席TOP50
14位
27期委員会出席(幹部)TOP50
27位
28期委員会発言(政府)TOP25
21位
29期委員会出席TOP50
22位
29期委員会出席(幹部)TOP10
1位
30期委員会出席(幹部)TOP50
19位
30期委員会発言(議会)TOP10
5位
32期委員会発言TOP10
3位
32期委員会発言(政府)TOP10
1位
32期各種会議発言TOP5
2位
32期各種会議発言(政府)TOP5
1位
33期委員会発言TOP100
100位
33期委員会発言(政府)TOP25
18位
36期委員会発言TOP50
37位
36期委員会発言(政府)TOP10
10位
36期各種会議発言TOP10
10位
36期各種会議出席(幹部)TOP5
2位
36期各種会議発言(議会)TOP5
3位
36期各種会議発言(政府)TOP5
2位

このページでは山中貞則衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山中貞則衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 議院運営委員会 第15号(1953/07/04、26期、自由党)

○山中(貞)委員 内灘問題と別個に、たとえば領土に関する決議案のような各会派が一致して出せる見通しのあるものは、なるべく早く調整されて出していただいた方がいいじやないかと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第26号(1953/07/25、26期、自由党)

○山中(貞)委員 この間小会派に、小会派の性格上、内容の問題は一応不問に付した形で反対討論を許しましたところ、久保田豊君が立つて、労働者農民党を代表してという前置きをされて、非常紛に争したが、そのまま質問を続行したことは御承知の通りであります。こういう問題は、小会派の性格にも基因することでありましようけれども、今後の方針をはつきりと打立てていただきたいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第29号(1953/07/29、26期、自由党)

○山中(貞)委員 討論時間十分ということは、各派前からわかつていることで念を押す必要もないと思いますが、あらためて念を押さなければならないということは、これがほとんど守られていない。常識で一、二分あるいは三分程度延びることは問題ないでしようが、五分以上も越えて二十分近くやる場合には、何とか各党へ道義的に守つてもらうように念を押していただきたい。

第16回国会 議院運営委員会 第34号(1953/08/04、26期、自由党)

○山中(貞)委員 先ほど決定したことですが、中君に対する各議員一人当り三百円ということは、今までの申合せによつておることでしようけれども、公務死とも称していいような立場においてなくなられたので、金額の点について特別の考慮を払えないものですか、ちよつとお伺いいたします。

第16回国会 議院運営委員会 第36号(1953/08/07、26期、自由党)

○山中(貞)委員 鹿児島のはどうなりますか。

第16回国会 議院運営委員会 第38号(1953/10/26、26期、自由党)

○山中(貞)委員 普通の保健所による許可を受けているわけですね。

第16回国会 決算委員会 第17号(1953/07/22、26期、自由党)

○山中(貞)委員 その結論については私も異議はございませんが、ただいま委員長の方からお諮りになりました、各種の部等を結成いたしまして綿密なる調査の過程を経て、それらの断を下さすべきかいなかが判明いたすだろうと思いますので、その最終的な決定については、本日決定したかのごとき取扱いをされぬようにお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいままでの質疑応答を聞いておりますと、どうも答弁される側の見解あるいは資料の統一というものができておらない。私どもでさえ隔靴掻痒の感を非常に強くいたします。これでは野党諸君の円滑に議事を進めようとする意思がかりにあつたとしても進まぬだろうと思う。(「かりにとは……

第16回国会 決算委員会 第18号(1953/07/23、26期、自由党)

○山中(貞)委員 ただいまの杉村委員の発言内容については私も賛成いたしますが、その前に、総裁の先ほどの新聞記者には会つていないという言明から、さらに考えてみて、かりに会つたとすればという言明、さらに考えてみれば会つておるというように、次々に話が進んで参りますので、そうなりますと、この新聞の記事の内容については一応否定的な先ほどの話を得たのでありますけれども、しかしながら新聞が無から有を生ずるような記事を書くわけでもありませんので、一応この記事の内容について、総裁の意のあつたところがかような字句に表明されたものと考えざるを得ません。従つてこの内容についていま少しく私は検討してみたいと思うのです。……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/07/01、26期、自由党)

○山中(貞)委員 議事進行について。私の提案はもつと先にすべきだと思い、時機を失したつもりで黙つておつたのでありますが、委員の数が少くなつたのであらためて提案いたします。と申しますのは、現在の審議のあり方は、ここに出されました自治庁提出の意見書に基いて、各項目ごとの審議がされておりますので、非常に限られた立場において限られた範囲の論議が繰返されておるように思うのであります。前からの委員の方もおられるのでありましようけれども、本国会において新しく構成されました選挙法改正に関する特別委員会の改正せんとする基本的な方向を、関係当局と私ども委員会自体がはつきりと打出した後において、その方向に沿つて取捨……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1953/07/15、26期、自由党)

○山中(貞)委員 それでけつこうですが、そういう案ができましたならば、あらかじめ理事会を開いていただきまして、各党各派の態度があまり関係ないことが多いと思うのですが、どういう方向に持つて行くということを一応きめていただきまして、それから開会していただきますようにお願いいたします。

第16回国会 懲罰委員会 第3号(1953/08/06、26期、自由党)

○山中(貞)委員 小林君の趣旨弁明についていろいろ論議があるのでありますが、要は、その表現が、事実を指摘しつつ非常に誇張したきらい、あるいは針小棒大のきらいがあつたために、こういう事態が起つたかと私は考えるのであります。従つて、先日委員会におきまして、小林君が自由党の――という言葉を使われましたときに、その言葉については、委員長席から、不適当なる言葉は取消すことにするという決定があつたのでありまして、従つて私は、小林君のこの趣旨弁明中、不適当と認められる言葉、あるいはまた針小棒大に過ぎると思われる言葉を取上げますから、その点について委員長の善処がありまするならば、この審議の進め方は了承いたして……

第16回国会 文部委員会 第1号(1953/05/27、26期、自由党)

○山中(貞)委員 理事の選任につきましては、手続を省略いたしまして、各党より連絡済みの氏名について、委員長に指名を一任することを望みます。

第16回国会 文部委員会 第3号(1953/06/25、26期、自由党)

○山中(貞)委員 ただいま御質問がありまして、大臣からも答弁があつたのでありますが、私どもは本問題につきましては、別個の観点かられを判断いたしておるのでありまして、たとえばただいま大臣が率直に会わなかつたからかかる問題を惹起したのであるという結論に導こうと努力されたようでありますけれども、しかしながらこれに対して大臣が常識でもつて判断される条件で会おうということを、日時とともに通告し、応諾をいたしておるにもかかわらず、その点については拒否をいたしておるのでありまして、お互いが話し合うにつきましては、いかなる立場にいたしましても、双方の都合が合致しない限り話合いができないことは当然のりくつだろう……

第17回国会 地方行政委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党)

○山中(貞)委員 二、三参考までにお尋ねをしておきたいと思うのであります。これは参考人よりもむしろ連絡事務局長の方がいいかと思いますが、十一月一日から琉球政府の大島群島に対する予算の配付が打切られたというような具体的な話を承つておつたのでありますが、復帰がかように十一月一日のめどがおくれまして、具体的にその間に実際上必要な予算のブランクが現実において生ずるといたしますと、非常に問題があるのではないかと考える次第であります。従つてその問題の解決を、返還を目前にした日本政府がすべきものか、あるいは琉球の現在までの責任行政府が負つて行くべきものか、そこらのところもまた新しく考えなければならぬ問題だろ……

第17回国会 地方行政委員会 第2号(1953/11/02、26期、自由党)

○山中(貞)委員 塚田長官に限つてですか。
【次の発言】 この問題は復帰が実現しなければ、塚田長官にいくらお尋ねしても隔靴掻痒の感があるので困るのでありますが、そういうことでありますならば、先ほど床次委員から詳しく町村税の問題あたりまで論及されましたので、重複を避けまして、二、三私からお尋ねいたしておきます。復帰がただいままでの質疑その他によりまして、はつきりとした見通しは、当方において十二月一日を予定しておるにもかかわらず、現在までも得られてないというのが、その最終的な結果であるように考えます。そうしますると、それまでの間米国の軍政下にある琉球政府を通じて遺憾なきよう措置をしてもらいたいとい……

第18回国会 議院運営委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)

○山中(貞)委員 ちつよつとここで関連して発言しておきたいことがあるのです。社会党右派の池田君が演説されましたときに、時間が十二分しか残つていないことを御承知で相当長時間おやりになつた。われわれこれについて、討論時間をきめたら、それを絶対押しつけて発言を封じようという意図で申し上げておるのではないが、お互いに議事運営のルールをここで決定して、それを尊重して行くのが常識だと思うのです。議運の委員の中から、そういうものを破るということは反省していただきたい。議運の委員の方は、それぞれ自分の党の発言の時間はおわかりになつているので、それをみずから拡張したり、あるいは全体で長くなつたことを認めつるとい……

第19回国会 議院運営委員会 第17号(1954/02/23、26期、自由党)

○山中(貞)委員 委員会では本日上程するようにきめて、委員会は散会しております。しかし、今おつしやる御意見は、有田君の問題の次にやれということでございますが、上程するならば一番最後、これは決算委員長の中間報告の場合など前例があるのですから、それがいけないならば、この次にまわしていただきたいと思います。
【次の発言】 それは五党会談の問題もあるでしようが、委員会においては、一身上の弁弁明もやらない、委員長に対する質問もやらないということで、その制約された条件下において中間報告の文章を起草するのに非常にもんだわけです。だからどの党も異議なく、みな承認したものが中間報告書であるということです。

第19回国会 議院運営委員会 第18号(1954/02/23、26期、自由党)

○山中(貞)委員 この段階になつて、法務大臣を呼んで聞かなければならないという理由もまだお聞かせ願つておりませんし、私どもは何らそういう必要はないものと認めますから、一応反対いたします。

第19回国会 議院運営委員会 第19号(1954/02/24、26期、自由党)

○山中(貞)委員 これは異なことをおつしやる。一人だれかそういう人がおつたかもしれぬが、しかし中間報告書を作成するにあたつての前提条件というものは、一身上の弁明も質疑も行わないということで各党一致したものを出そう、各党の一致しないものは、結局各党の意見を全部書こうということで、あれだけ長時間もんでまとめ上げた各党の中間報告です。山田君がおつしやつたことはおかしいと思う。行監の委員諸君が全部知つておることです。
【次の発言】 責任持ちます。

第19回国会 議院運営委員会 第27号(1954/03/13、26期、自由党)

○山中(貞)委員 先ほど山本委員のおつしやつたように、紛糾もございました。しかしその事件に関する限り、事実の認定に相違があるわけはないということもありましたけれども、事実の認定そのものに対する判断は、それぞれの立つ立場によつて違う。結局、改進党の田中君が最後に動議を出されて、その問題は、各人報告を聞いたことによつて資料に基いて判断するということで結着いたしましたから、尾を引いておる問題でありませんので、念のために申し上げておきます。

第19回国会 議院運営委員会 第33号(1954/03/25、26期、自由党)

○山中(貞)委員 わが党は原田憲君です。

第19回国会 議院運営委員会 第47号(1954/04/17、26期、自由党)

○山中(貞)委員 これは趣旨弁明だけ一人にまとめるということにお話を願いたい。

第19回国会 議院運営委員会 第55号(1954/05/10、26期、自由党)

○山中(貞)委員 保岡君が当選して参りまして、常任委員会がきまらずに困つておりますが……。

第19回国会 議院運営委員会 第61号(1954/05/20、26期、自由党)

○山中(貞)委員 あれは椎熊さんがそう言つたので、それならあとに延ばすと言つたのです。

第19回国会 議院運営委員会 第66号(1954/05/29、26期、自由党)

○山中(貞)委員 本日、奄美群島復興特別措置法案が満場一致で可決されましたので、各党の議員提出でありますし、参議院の関係もあり、会期中に上げたいと思いますから、緊急上程をぜひともおはからい願います。

第19回国会 議院運営委員会 第76号(1954/06/15、26期、自由党)

○山中(貞)委員 協議会の最後に、議長が議長としてあいさつするのでしよう。座長たる議長が、議長としてのあいさつをするのでしよう。
【次の発言】 最後の本会議の場合、左右両派社会党は入らないのですか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第2号(1953/12/17、26期、自由党)

○山中(貞)委員 下村証人のお話の中で、大蔵省からあなた方の審査会が諮問を受けられたときに四百数十坪の原案であつたのに対して、大部分の、ほとんどと言つていいくらいの委員が、ちよつと奇異な感に打たれたという話があつたようであります。すなわち、そういう場合の払下げの各条項について、ふしぎに一箇条のみに特に狭められて適用を受けているような感じであつたというお話であつたのですが、そういう感じを受けられたことについて、審査会では、大蔵省あたりのそういう線の打出し方のいきさつとか、あるいはそれの意味するものについての具体的な研究があつて、そしてそれらの過程を経て決定されたもので、あるか、お伺いをいたします……

第19回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/12/18、26期、自由党)

○山中(貞)委員 緊急動議の許可がありましたので、発言いたします。参考人のお話に対する質疑はこのあたりで打切られたいと思うのであります。理由は、本特別委員会が取上げました目的は、古屋貞雄君外五名から提出の理由書によつて明らかであります通りに、四つの問題点について調査をするのが目的であります。従つて、その調査を便にするため参考人の御意見を伺つたわけでありますが、しばらく前からの質問応答の内容を聞いておりますと、どうもわれわれの目的の必要範囲外に出まして、質問が宗教のあり方とかあるいは国民感情問題とかいろいろになつているようでありますから、ここらで打切られたい。そのような理由によつて緊急動議を提出……

第19回国会 行政監察特別委員会 第4号(1954/02/01、26期、自由党)

○山中(貞)委員 先ほどからの質問の及ばなかつた点、及びもつと聞きたい点について二、三簡単に御質問を申し上げます。  まず第一に、証人は保全経済会所有のビルを有償で借りておる、こういうふうに言われたのでありますが、家賃は保全経済会にお払いになつておりまするかどうか、お伺いをいたします。
【次の発言】 差引くという考えで納めておらないということでありますが、家賃については、月ぎめ幾らというとりきめは最初行つていらつしやらなかつたわけでございますか。
【次の発言】 次に、証人はただいまのビルの一部を東邦硫黄に転貸しておられるそうでありますが、それは保全経済会と了解の上で転貸しておられるか、あるいは……

第19回国会 行政監察特別委員会 第5号(1954/02/02、26期、自由党)

○山中(貞)委員 証人のお話では、仏教保全経済会は、保全経済会と最初は関係がないというようなお話であつたのでありますが、実際には保全経済会のピンチを救つたものは仏教保全経済会であるとまでいわれている状態であります。私どもの考え方はずいぶん証人と違うわけでありますけれども、その点を私はもつと糾明してみたいと思うのです。  仏教保全経済会の方に保全経済会からは事務費として約一千万程度が出資されたものと、私どもの調査では明らかになつておるのでありますが、しかしながら、ただいままでの証人のお話によりますと、二十六年四月発足以来閉鎖に至る二十八年まで約三十箇月にわたりまして二十万円ずつ見当といたしますれ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、自由党)

○山中(貞)委員 一点だけ関連してお尋ねしておきますが、これは後日前に証人として喚問いたしました平野証人の証言に関して偽証等の疑いも濃化するおそれもあるものでありますから、念を押して聞いておきたいと思うのでございます。  先ほどの松本証人の委員長の質問に対する答え、あるいは先ほどの中野委員の御質問に対する答えの中に出て参りました、右派社会党の小平忠代議士に対する二百万円の出資ということについてでありますが、その御答弁の中で、平野顧問から出資してくれという内容の依頼があつた、これは電話か何かよく記憶していない、――何であつたか記憶していないというのでありますが、これはひとつ具体的に記憶を呼びさま……

第19回国会 地方行政委員会 第4号(1953/12/19、26期、自由党)

○山中(貞)委員 大臣にお尋ねいたします。先ほど中川アジア局長から床次委員の質問等に関連して、いろいろと説明があつたのでありますが、大臣が、御退席なさる前に二、三点お伺いいたします。第一はいよいよ復帰が確実視されて参つたのでありますが、先般本院において議決されました予算十億の配分、あるいは配分以前の計画、本年度消化すべき見通し、そういうものについて、何かございますならば御説明をいただきたい。
【次の発言】 予算の未消化分の繰越しは当然のことと思いますが、事業に着手いたしました場合等において、当然年度内の未完了工事というものが、相当大きく見込まれると思うのでありますが、そういう場合にはやはり特別……

第19回国会 地方行政委員会 第69号(1954/05/26、26期、自由党)

○山中(貞)委員 開会されても別段さしつかえありませんが、各委員会において、法案の全部に対して逐条質疑等の疑義があるわけ、ではないと察せられますので、各委員会の了承あるいは疑義を持たれる点等について、委員長あたりに本委員会に出席をしてもらつて、合同委員会という形式でなく、その意見を反映させてもらうならば、われわれ地方行政委員会こおいても、それに対してとるべき、措置はあるんじやないか、具体的にそういう煩瑣な行為はとらない方がいいと私は考えますが、各位にお諮りを願いたい。
【次の発言】 理事会の決定と委員長の方針を了承いたします。

第19回国会 地方行政委員会 第70号(1954/05/29、26期、自由党)

○山中(貞)委員 提出されました正誤表について御説明申し上げます。  奄美群島復興特別措置法案印刷物中、四ページ一行「製糖等」は「製糖、水産等」の誤り、四ページ八行の次に次の一項が入るべきの誤り、「3 第一項の復興計画には、道路整備費の財源等に関する臨時措置法(昭和二十八年法律第七十二号)第二条の規定による道路整備五箇年計画に基く道路のほ装その他の改築及び修繕は、含まれないものとする。」七ページ一〇行「事業で内閣総理大臣の指定」は「事業で内閣総理大臣が主務大臣と協議して指定」の誤り、八ページ六行の「四」を「五」とし、五行の次に次の一行が入るべきの誤り、「四 水産、亜熱帯性農林作物の生産及び養蚕……

第19回国会 地方行政委員会 第71号(1954/05/31、26期、自由党)

○山中(貞)委員 参議院に皆様の御協力で送つていただきました奄美大島の法案でありますが、現在の参議院の主管委員会である地方行政委員会が、その他の重要法案で相当混乱難航いたしておりますために、願わくば各党のそれぞれの立場におかれましても、今国会会期中にぜひともこの法案の趣旨が期待に沿い得るように議決せられるよう、協力方を切にお願いいたします。

第19回国会 懲罰委員会 第3号(1954/06/12、26期、自由党)

○山中(貞)委員 私は三綱義三君の最もそばにいて目撃したのでありますが、三鍋君は議場外に議長を拉致した多数の人々の中の一人ということは、私も断言いたしかねますが、ただ目撃いたしましたのは、議長の洋服の左のえりを右手でつかみまして、衛視数名に守られているのを、本会議場の真正面の後のとびらでなくて、右手のとびらの方に三間ほど引きずつて行つたのであります。私はそれをとめたのでありますが、その点においてだけ三綱義三君の行動が証明できるのでありまして、そのあとの、議場外にいかなる形で拉致したかは、私も人込みにさえぎられて確認をいたしておりませんので、その明らかな点だけを申し述べておきます。

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/17、26期、自由党)

○山中(貞)委員 これは質問でありますが……。
【次の発言】 許可になつているのだ。それでこの点につきましては、委員はそれぞれに所属していても、見解にそれぞれの差はあることでありまして、しかも委員長は自由党として議事の運営にあたつておるのではありません。委員長は自由党の党籍下にあり、自由党の議員であつても、委員長の席に着かれましたならば、国会法に基い委員長の職責を遂行される立場にある。従つて委員長の見解をもつて、委員長としての職権をもつて、委員会の専門員に対してとられた処置が正しいか正しくないかということに関止して、委員長と党を同じくする人の発言がどうだつたということによつて、委員長の見解がお……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/03/12、26期、自由党)

○山中(貞)委員 ただいまの小林君提出の動議に反対いたします。

第19回国会 文部委員会 第22号(1954/03/20、26期、自由党)

○山中(貞)委員 この際両法案に対する一切の質疑は終結されんことを望みます。

第19回国会 法務委員会 第5号(1954/02/08、26期、自由党)

○山中(貞)委員 奄美大島復帰が実現いたしました後の所管事項について二、三お尋ねをいたします。  大島復帰に伴いましては諸種の関係法令等が施行されておりまして、最大限の混乱を防止する方法は、一応とつたのでありまするが、実際の帰還が実現いたしましたときにおきまして、その処理がスムースに行われたかどうか、さらにまた切離されて沖縄に残つておる人々との法務省の関係のいろいろな処理については、これも順調に行つているかどうか、まずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 復帰後まず考えられなければならないことは、すみやかに鹿児島の裁判所の出張所を向うに設けて、そうしてそれらのスムースに行つてると本省では……

第19回国会 法務委員会 第65号(1954/05/29、26期、自由党)

○山中貞則君 ただいま再度議題にしていただきました案件につきまして紹介議員として陳情を申し上げたいのでありますが、委員もほとんどおられませんし、かんじんの最高裁も来ておられませんのでどうかと思うのでありますけれども、幸い練達の士三浦政務次官かおられますから勇を鼓して陳情することにしたいと思います。いきさつについてはもうくどくどしく申し上げませんが、本請願書は再度採択していただくことと思うのでありますが、紹介議員といたしまして、また私以外の県選出の衆議院議員、参議院議員、各党派全員一致の意見として、ただ採択してもらつただけでは今日この問題はないがしろにしておくわけに行かない問題だという意見が強く……

第20回国会 議院運営委員会 第5号(1954/12/04、26期、自由党)

○山中(貞)委員 反対。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 議院運営委員会 第10号(1955/04/23、27期、自由党)

○山中委員 今村忠助君の場合は、あとに予定しておいて初めにやりましたね。
【次の発言】 そうすると施政方針演説の前ですね。

第22回国会 議院運営委員会 第11号(1955/04/25、27期、自由党)

○山中(貞)委員 今まであったのは、全部解散したのです。
【次の発言】 全部解散しています。

第22回国会 議院運営委員会 第13号(1955/04/28、27期、自由党)

○山中(貞)委員 二時でいかがですか。

第22回国会 議院運営委員会 第14号(1955/04/30、27期、自由党)

○山中委員 それは今までの議運で申し合せがきまっていることです。
【次の発言】 紹介は……。

第22回国会 議院運営委員会 第15号(1955/05/11、27期、自由党)

○山中委員 緊急質問というものは暗黙のルールがある。緊急性のあるということと、かつ重大であるということ。それで、こういうものは緊急質問の範疇に入らないのだ。
【次の発言】 そういうことなら反対します。緊急質問というものは、理屈をつければ幾らでもつく。緊急質問として留保するというのは、将来認めるということなら反対をする。
【次の発言】 委員派遣について、変な感情的なことで発言するのでは困る。
【次の発言】 委員派遣について、党派的なことであっては困ると思うのです。

第22回国会 議院運営委員会 第16号(1955/05/12、27期、自由党)

○山中委員 内容に反対とは言っていないのです。
【次の発言】 今の山本さんの御意見は、賛否の意見に対してはっきりしているように言われるが、まだそこまでいっていない。本日の緊急質問の結果を聞いて、日米行政協定の実施状況に疑義があるから現地に行って調べるというが、現地に行って、何らか本会議の答弁にプラスされる日米行政協定実施上の調査が可能かどうか、そういう問題も内容としてあるわけで、なぜ断わるのかという今の御意見は私はおかしいと思う。

第22回国会 議院運営委員会 第19号(1955/05/26、27期、自由党)

○山中委員 自由党、両社会党の質問時間は、それぞれ十五分以内ということにしまして、これを許可されるには異議ありません。ただ小会派クラブの久保田君に関しましては、本問題は新しく展開される重要な外交問題でありますので、本件のニュアンス等によりましては、いろいろ国際的な影響等も考えられます。単に小会派クラブ代表の質問を許すか許さないかということ以外に、労農党代表であるということで発言をされた経歴を持っておられる久保田君でありますので、できるならばわが党としては、この際御遠慮を願いまして、ほかの機会に――先般も小山君に発言を許して、大目に見て、時間が延長しても文句を言わなかったくらいでありますから、十……

第22回国会 議院運営委員会 第21号(1955/05/31、27期、自由党)

○山中委員 私は、今の御意見ももっともだと思いますが、元来委員長報告は、委員長が作るべきものですよ。しかし現実の問題として、原案となっておる。原案を作成して、あとは委員長が自分のものにしてやるわけですから、それでいいじゃないですか。
【次の発言】 今きまっておるものに小会派クラブが入っておりませんからいいのですけれども、小会派クラブにもし発言を許す場合には、あらためて時間の問題は別個に考えるわけですね。
【次の発言】 まだ許すことがきまってないから、許すことがきまった場合にあらためて考えるということを言ったのです。

第22回国会 議院運営委員会 第22号(1955/06/02、27期、自由党)

○山中委員 小会派も十五分ですか。
【次の発言】 やはり議会政治は数の政治ですからね。発言を許すことについては承認したけれども、時間についてはまだきめていない。
【次の発言】 私は社会党の今の御意見とは違うのですが、重要法案を本会議で取り上げて論議するあり方についての根本的な考え方は、椎熊委員の考え方に同感です。しかしながら、明日取り上げんといたしております健康保険法の一部改正につきましては、すでにそのような論議もされたあと、この情勢上、各党が一致して理事会あたりでは一応結論を得た問題でありますから、本日のところは、結論としては社会党の諸君の言われるように、土曜日の本会議に取り上げるという点に……

第22回国会 議院運営委員会 第23号(1955/06/04、27期、自由党)

○山中委員 これは実は理事会で聞こうと思ったのですが、忘れていて本委員会になって恐縮でございます。きょう事務総長に聞いておかなければならぬと思うことは、きのうの夕刊各紙全部に「秘密探偵社長捕る、サギ、横領で百万円稼ぐ」という見出しの記事が出ております。その中に、「手に入れた衆議院通行証を相手に見せて信用させるという手口で詐欺、横領九件、百万円を重ねていた」というようなことが書いてあります。これは通行証で相手を信用さして詐欺までできるような権威あるものかどうか、僕はそこのところがおかしいと思うのです。この事実について当然事務局では調べられたと思いますが、どういうことでございましょうか。

第22回国会 議院運営委員会 第26号(1955/06/09、27期、自由党)

○山中委員 われわれの方は、こうやって申し合せをして、質問時間も十五分で厳守するということにした。ところが政府側、ことに与党の方に御注意してもらいたいことは、大臣の答弁が、この間建設大臣の答弁なんかは二十五分しゃべっておる。議員が十五分で、答弁は要を尽せばそれでけっこうでしょうけれども、あの態度で二十五分もしゃべりまくられたら、とんでもない。要点を尽して簡潔に、議員に礼を失しない答弁をしてもらいたい。
【次の発言】 椎熊さんは公式的にとっておる、そういう意味で申し上げたわけではない。ただ、この間の建設大臣の答弁の仕方は、それだけの時間を費して、あれだけしゃべりまくらなければ議員に対して答弁がで……

第22回国会 議院運営委員会 第28号(1955/06/14、27期、自由党)

○山中委員 私の党といたしましては、委員会にすぐ付託せずに本会議で特別の取扱いをなすべき法案としての内容は、すでにただいま椎熊君お話のようなことで、意義を失ったと思いますので、本会議での説明並びに質問は省略して、直ちに委員会に送付することに賛成いたしたいと思います。

第22回国会 議院運営委員会 第29号(1955/06/16、27期、自由党)

○山中(貞)委員 委員会でただせばいい。

第22回国会 議院運営委員会 第30号(1955/06/17、27期、自由党)

○山中委員 決算委員会の方は、私は理事でありますが、きょうは都合によりまして上げないことにしました。
【次の発言】 ちょっと御注意があるのです。今向うからちょっと声が出たようですが、これは申し合せであって、宣言とかなんとかいうものじゃないのです。ところが文章の表現の仕方が少し大上段過ぎると思うんです。事務局でもう少しやわらかい申し合せらしい文章を、今後もあることですからお願いしたい。たとえば「稽え」というような、わざわざこんな字を拾ってこないでもいいじゃないかと思うので、そういう点を注意しておきます。
【次の発言】 法的のものはないけれども、この申し合せに反したんだから……。

第22回国会 議院運営委員会 第32号(1955/06/23、27期、自由党)

○山中委員 その際に、もし各党でまとまって、本日人事が終ったあとにこれをやる場合、趣旨弁明者をだれにするかということを決定しておかなくてもいいのですか。たとえば、私の党が準備しておりますから、自由党にやらせるならやらせるということをきめておいていただいた方が好都合だと思います。

第22回国会 議院運営委員会 第33号(1955/06/25、27期、自由党)

○山中委員 土曜日に本会議を開いた主たる理由は、補助金の方で上るのを待っていたわけなんです。その当時の予想だと、少しおそくまで待っておれば上るという状況だったのですが、どういうわけでそこに食い違いができたんですか。
【次の発言】 わかりました。この場合、両社は反対ですね。

第22回国会 議院運営委員会 第34号(1955/06/28、27期、自由党)

○山中委員 ただいま運輸大臣は、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案は本国会に出さず、来国会に出したい、こういうことでございましたが、その法律案というのは、現在内閣提出を予定されておる案件と同名の法律案でございますか。
【次の発言】 私の申し上げておるのは、現在までに内閣が本国会で議決してもらいたいといって提出を予定しておる法律に、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案というのがある。それを本国会には提出しないつもりであるのか、つもりであるとおっしゃったのかどうかということです。
【次の発言】 そうしますと、先ほど官房長官が、本国会中になるべくならば提出をしたいという目途のもとに、目下検討中の法……

第22回国会 議院運営委員会 第35号(1955/06/29、27期、自由党)

○山中委員 もう一ぺん念のために申し上げておきますが、先ほど申し上げたように、会期延長に関しての討論時間は、かって時間制限をしておらぬ。だからといって、これは御承知のように四十分も五十分も一時間もやるようなことじゃない。これは常識論だから、こういう問題を必ずしも時間を制限するということでなしに、常識論として皆さんの頭に置いていただいて、時間を制限しない、こういうことで一つおきめいただきたい。
【次の発言】 私の方は十分もあれば十分です。
【次の発言】 少し口を慎しんでもらいたい。
【次の発言】 それでけっこうですが、本委員会の長い間の慣例になっております原則は、国会開会中に常任委員会委員派遣は……

第22回国会 議院運営委員会 第36号(1955/07/01、27期、自由党)

○山中委員 今の荒舩委員の発言に補足をいたしますが、その談話の内容を聞いておいていただきたい。「国鉄経営委員長佐藤喜一郎氏談」として、表題として「虫がよすぎる要求」、「今度の議員の申出は無理な要求で虫がよすぎるようだ。忙かしくて特急券を買うのが面倒だというがご自身が大いに時間を浪費しているといえよう。また展望車はシートが決まっていて、あらかじめ申込むことになっているので、タダだからという気で申込んでも乗らぬということになると他の一般乗客にも迷惑をかけるわけだ。」こういう談話です。
【次の発言】 先ほど、私から民主党の並木芳雄君の院外放送の発言に関する問題で、著しく議院の品位に関する問題がありま……

第22回国会 議院運営委員会 第37号(1955/07/05、27期、自由党)

○山中委員 いろいろまだ意見がまとまらないようでありますから、保留願います。
【次の発言】 明後日やらせるという前提じゃなくて、その間に決算委員長あるいは各党と話をいたしまして……。
【次の発言】 明後日あらためてそれは議論をしましょう。
【次の発言】 これは一本にしぼって、両派で調整をとっていただけませんか。
【次の発言】 なお、これはやむを得ないといというような話が出ていたようですが、山花秀雄君の緊急質問は、私は椎熊さんの言われるように、緊急質問そのものには異議ありません。ただこの問題に関しまして、山花秀雄君は現地においても先頭に立って行動しておりますし、また国会の内部において、政府に対し……

第22回国会 議院運営委員会 第39号(1955/07/07、27期、自由党)

○山中委員 この時間の問題につきましては、この間山花君につきましていろいろお話があった結果許すことになったのですが、十分という時間を完全に無視された。民主党の方からは別段御意見がなかったけれども、(「あったんですよ」と呼ぶ者あり)あったんですか。左派の諸君は別段場内交渉でもそれの弁明等の様子も全然見えなかったが、そういうふうにじゅうりんするものなら、持ち時間をきめたって何にもならないと思うのです。
【次の発言】 なお、昨日本委員会においていろいろ論議せられました同僚並木芳雄君の問題につきましては、どういうふうな経過になっておりますか、民主党の御説明を承わりたいと思います。

第22回国会 議院運営委員会 第40号(1955/07/08、27期、自由党)

○山中委員 大体椎熊委員の御意見と同じですが、本会議で特別に緊急質問の時間を与えて許すという原則は、大体前提として、天災地変等の場合に、緊急に国会の本会議においてそれを明らかにして、その処理を進めていくというような場合、あるいはまた椎熊さんがおっしゃったように、委員会の審議等にゆだねることなく、本会議において質問等を行うことが、その問題の解決と処理に最も適当であると思われる全く特例の場合において、今まで許されてきておるわけなんです。椎熊委員もお述べになりましたように、内容においては、具体的な性格は違い、ニュアンス等の相違はありましょうが、日米行政協定に伴うところの軍事基地をめぐる紛争という問題……

第22回国会 議院運営委員会 第41号(1955/07/12、27期、自由党)

○山中委員 別段異議はありません。ただ「事務官をもって、これに充てる。」というのは、別に本院では問題にならなかった文章ですが、そうすると、ほかの省の各局の文章の書き方が、もし衆議院原案通りの文章でずっとやっておるとすれば、参議院がたまたま会計検査院だけに気がついて修正するのは、われわれとしても、ほかの省との関連も考えて、これだけやるということはちょっと考えなければならぬと思います。
【次の発言】 ですから、私ども別に異議はありません。

第22回国会 議院運営委員会 第42号(1955/07/14、27期、自由党)

○山中委員 農林水産委員会の緊急上程は、日程第一と第二がすでに本会議で可決された後に上ってきた場合は上程しない、同時に上程する時間に上ってきたらやるということですね。
【次の発言】 予算委員会に大臣等が出ておってこちらに出られないので、本会議を待つということは今まであったのですが、予算委員会が開かれておるからということだけで、本日は大臣の出席も実際は必要ない本会議ですから、そういうときにも待つということは、今までの慣例から考えても、議事規則から考えても、本会議開会中の委員会は議長の許可を得なければならないということなので、そのお話は本末が逆なんです。定足数の問題は別個の問題として、予算委員会は……

第22回国会 議院運営委員会 第43号(1955/07/15、27期、自由党)

○山中委員 今回の運輸省設置法の一部を改正する法律案は、議員提案でもありますし、また議員提案としても運輸委員会所属の人々の提案になっておるようであります。それにまた内閣委員会のある委員の方の意見を聞きますと、案件が輻湊しておるので、本来内閣委員会の所管だが、運輸委員会にまかした方がよかろうということで、いろいろ特殊な事情がございますから、やはり運輸委員会に付託もやむを得ないと存じます。

第22回国会 議院運営委員会 第44号(1955/07/19、27期、自由党)

○山中委員 前の二件は、これは論議を戦わして一致せざることが明瞭になって、過日の議運で採決というところまでいったのだが、大体緊急質問というものは採決などして許すものではなくて、各党一致で許すべきものである。あるいは前の国会等においては国会対策委員長会議まで持って、満場一致で持ち込んできたものです。だから、賛成、反対いずれの立場も考えて、ここで採決などということはやめようということで延びているのです。これをたなざらしにするなどというなら、原則に照らして、一致しないものはやらないということにならざるを得ない。従って好意的な意味でこれは保留になったわけです。

第22回国会 議院運営委員会 第45号(1955/07/21、27期、自由党)

○山中委員 本日は、後ほど説明があると思いますが、議事日程が非常に多くて、討論もたくさんありますので、四件とも保留を願います。
【次の発言】 今の問題は、国会法、議事規則、その他の委員会運営の上において権限があることであるし、今指摘されたことにについては議員の良識等の問題も含まれておるのであります。従って、これをどう処理するかということの研究をすることは、各党及びわれわれ議員が研究するという程度に本日はとどめてもらいたいと思います。各党に持ち帰って結論を得るということではなくて、ここだけの課題として研究するという程度にとどめてもらいたい。

第22回国会 議院運営委員会 第46号(1955/07/22、27期、自由党)

○山中委員 本日は、公報記載の議事日程でも非常に数が多うございますし、さらにまた石炭鉱業合理化臨時措置法案などが討論があるようでありますから、次会まで保留に願います。
【次の発言】 時間を少くして一ぺんぐらいやらせますか。

第22回国会 議院運営委員会 第49号(1955/07/27、27期、自由党)

○山中委員 重油ボイラーの方は全会一致ですか。
【次の発言】 官房長官にお尋ねいたしたいのですが、先般本院におきまして、各党全会一致の戦犯釈放に関する決議案を上程したわけです。前にも何回かやったのですが、今回の決意について特に重要な点は、戦後十年という月日を経過しておる。従ってそれについては、終戦の日である八月十五日までに釈放せられたいという、今までと違った具体的な内容を盛った決議案だったのです。それだけに衆議院といたしましても、これについては全議員が国民の意思を代表して、あの決議をしたわけです。従って私どもの知っておる範囲においては、井口大使の手を通じてアメリカ側にどういう折衝をされたか、こ……

第22回国会 議院運営委員会 第50号(1955/07/28、27期、自由党)

○山中委員 これはアメリカのガリオア資金が前から入っておるのを国が認め、これを継承しよう、そのガリオア資金の償却の問題等です。
【次の発言】 この決算委員長の報告につきましては、国会法に定められた委員会に付託された、すなわち委員長が国会に報告をする義務を持つ議案、案件、請願等のそのいずれにも理論的には合致しない国政調査の段階において発生したことのみの報告であります。当委員会におきましては、長時間これに対する見解の調査が行われたゆえんもそこにあったわけであります。従って根本的にはなお疑義の存する問題でございますが、しかしながら一つの常任委員会が重点を置いて調査いたしました案件の報告書が、すでに会……

第22回国会 議院運営委員会 第52号(1955/07/30、27期、自由党)

○山中委員 決議案がまだほかにもあるようですから、午前一つ、午後一つというふうにばらばらにやるよりも、決議案と緊急質問は一括して午後に回してやったらどうですか。
【次の発言】 それは与党にまかせます。
【次の発言】 さっきも言ったように、きょうは与党におまかせしていいが、こま切れで、一つ上ったら開く、また一つ上ったら開くというようなやり方だけはやめてもらって、ある程度野党に迷惑をかけないようにして開かれることには賛成です。
【次の発言】 午前中の議事順序ですが、二つしか案件がないのです。さっきは第四を先にやると言われたが、どうせやるなら、決議案を先にやってもらったらどうですか。

第22回国会 決算委員会 第3号(1955/03/29、27期、自由党)

○山中委員 新大臣は剛毅果断、一たん思い込んだことはどこまでも貫かれるという数の少い政治家の一人であらせられまするので、この際お尋ねと申しますか、われわれのそうあってもらいたいという考えを聞いていただきたいと思うのであります。と申しまするのは、どの省にもいろいろの不正行為がございます。そうしてその処分等を見ましても、それぞれの省の特色がやはり出ておるようであります。不正行為を犯した者に対する処分のあり方が、ある省においては当然処分をされるべきはずのものがおしなべて免除されておるというような傾向の省もありますれば、大臣の担当の郵政省あたりの、ことに郵政事業特別会計に多いのでありますが、不正事件簿……

第22回国会 決算委員会 第9号(1955/05/24、27期、自由党)

○山中委員 昭和二十六、二十七両年度の一般会計歳入歳出決算、並びに特別会計歳入歳出決算、及び政府関係機関決算報告書について、わが党は結論として承認をいたしたいと思うものであります。ただし、ただいま議題となっておりまする決議事項のさらに付記事項につきまして指摘されておりまするごとく、両年度決算を審議するに当りまして、数々の決算処理上不当なる処理がなされておるのをわれわれは非常に遺憾に思うのでございます。なかんずくその中には、大きく政治問題として取り上げられました黄変米処理の問題、あるいはまた鉄道会館の問題、あるいは対米債権等のごとく、未解決のまま、あるいはまた問題を今後に残すような立場に置かれて……

第22回国会 決算委員会 第11号(1955/06/02、27期、自由党)

○山中委員 ただいまの吉田委員の要望に対しまして、私は全面的に同感の意を表明する次第でございます。今日までのわれわれが昭和二十八年度決算審議の過程において、国有財産の処理あるいは管理、利用等の考え方あるいは方式等について、いろいろ遺憾の点あるいは妥当ならざる点等を指摘いたしましたのも、要は吉田委員の発言のような立場に立ってでございます。従ってここに昭和二十八年度国有財産の決算の審議を終るに当りまして、ただいまの吉田委員の御発言のごとく、できますならばわれわれ全員の意思をもって、その主管省あるいは政府が、国有財産の管理、利用、処分等については、最も良心的に、かつ細心なる努力を払われますように、こ……

第22回国会 決算委員会 第19号(1955/06/21、27期、自由党)

○山中委員 本会議の報告については賛成をいたしますが、その報告については国会法並びに議事規則、その他前例等を勘案いたしまして、最も妥当なる機会をとらえて報告されるように付加いたしまして賛成をいたします。

第22回国会 行政監察特別委員会 第3号(1955/06/22、27期、自由党)

○山中委員 ただいまの大西君の御意見は、この証人を喚問いたしましてそれぞれ証言を求めております過程においてあるいは必要となる者も生じて参りましょうし、また今後理事会等においてさらに研究して追加すべき者等も生じてくると思いますので、それらの問題はあらためて理事会において御相談されるようにお願いいたします。

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、自由党)

○山中委員 委員長があまり詳しく聞き過ぎて、質問もたくさんできませんが、重複する点を避けて局長にお尋ねいたします。  現在文部大臣名でもってやります小、中学校教科書の検定、採択、供給、価格等に関するところの法的権限、一応これを述べて下さい。
【次の発言】 ただいま述べられました法的な権限の実際上の効力、と申しますと、こういうような権限は、文部省が守るべき範囲内において良心的に教育的見地から行おうとすれば実際上相当な権限を持つものであるにかかわらず、この問題に対して文部省は非常に消極的であるというふうな声も聞かれるわけであります。そういう実際上の効力について、文部省としては、先ほど述べられました……

第22回国会 行政監察特別委員会 第5号(1955/06/27、27期、自由党)

○山中委員 前提といたしましてお尋ねをいたしておきますが、二十七年の第一回の警告を発せられました場合は、主として販売面の、すなわち発行会社についての警告、第二回は供給、採択面の不当なるあり方に対する警告、そういう角度をもっておやりになったものと了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 ではお尋ねいたしますが、第一回の警告に関連をいたしまして、教科書発行会社の販売競争に関しまして独占禁止法違反事件を摘発したことがおありかどうか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 今後のこともありますので、証人に申し上げておきますが、証人はどうも文部省を過大評価しておられるようであります。証人のおっしゃるよ……

第22回国会 行政監察特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、自由党)

○山中委員 関連して。今のあなたの御答弁は少しおかしいですよ。この問御答弁になったときには、このばらばらの原因を作った機材を不注意に使用した期間を何日から何日までとおっしゃったか、ちょっとはっきりしませんが、約一週間くらいの期間それだけのミスがあったのだ、こういうことをあなたは御証言になったのですが、きょうは、たった一回きり、こういう話があった。一州きりで六万何千冊ができるわけはない。十二時間にそれだけの消化能力があるわけはないじゃありませんか。

第22回国会 行政監察特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、自由党)

○山中委員 あなたの会社そのものは割に良心的だと私も考えます。そういう前提において質問いたしますけれども、一方において、あなたは錦会の代表として、また現在問題になっております教科書会社の立場を持つ一人としての質問をもいたしますので、その意味においてお答えのほどをお願いしたいと思います。  初めに、前提といたしまして、大体わかっておりますが、明らかにしてもらいたいことは、あなた方の錦会の主たる構成分子の人々の発行教科書は主として専門教科に限っておる、そういう傾向になっておると承知してよろしいですか。
【次の発言】 では、錦会に所属する会社の能力の問題ですが、大体小学校教科の全科目を発行できる能力……

第22回国会 行政監察特別委員会 第9号(1955/07/06、27期、自由党)

○山中委員 証人は、先ほど、委員長からの総括尋問に答えられまして、あなたの会社と文部省に関係のあった者とのいきさつについてお述べになったのでありますが、なお私としてはその点に若干の疑義を感じますので、いま少しく承わりたいのであります。  あなたのお話によると、戦前文部省の理科の国定監修官をやっておって、一昨年まで初等中等局におったところの岡現次郎君について、直接の関係はない、ただ参考書等の著作についてお願いをしておっただけだ、こういうお話がございましたが、私の知る限りにおいては、なるほどあなたの会社の直接の社員とかそういう形では表面上はないかもしれませんが、私どもが問題に考えておりますのは、二……

第22回国会 行政監察特別委員会 第10号(1955/07/08、27期、自由党)

○山中委員 今の衆議院規則の解釈ですが、場合によっては、議事進行の動議は何ものにも優先する権利を与えられております。しかしながら、それは、ある議題について一つの発言をなされておる過程にそれを断ち切って取り上ぐべき問題ではありません。これを断ち切り得る場合は、委員長の不信任、また本会議等においての演説、討論等をいたしておる者に関する不信任等が取り上げられた場合の程度であります。
【次の発言】 ものの順序として、引き続いてただいまの問題を私から証言を求めたいと思います。  山村君からは概略的なお話でございましたので、私は具体的にお尋ねをいたしますが、この教科書の現行制度の一番大綱をなすものは、より……

第22回国会 行政監察特別委員会 第11号(1955/07/11、27期、自由党)

○山中委員 二点ほどお尋ねいたします。  第一点は、偏向教育の内容についていろいろと思慮った立場からの尋問が続けられたわけでございますが、その偏向の内容を、偏向ではない、われわれはそういうふうに考えるので、正しいのだ、あるいは、それに対する証人の証言の仕方について、特定の方向を持って証言した等の意見もあったようであります。しかし、私は、教育というものは、いかなる角度を親たちが持つにせよ、次代の国民には少くとも教育は長い目で見て最も公正中正な立場で行われねければ、一国の国民というものが世代の推移によって非常に太きね予期せざる変動をするという事態が起りますので、私どもはあくまでも教育は公正中正でな……

第22回国会 行政監察特別委員会 第13号(1955/07/15、27期、自由党)【議会役職】

○山中委員長代理 これより会議を開きます。  篠田委員長は健康を害されておりますので、暫時私が委員長の職務を行いますから、御了承をお願いいたします。  前会に引き続き小、中学校における教科書関係事件について調査を進めます。直ちに証人より証言を求めることにいたします。  ただいまお見えになっておられる方は石山脩平さんでございますか。
【次の発言】 この際証人に一言申し上げますが、現在わが国において小中学校における教科書は多種多様にわたり、大小出版業者が乱立の結果、これが検定並びに採択等に関しとかくの風評も生まれ、これらが学童並びに父兄に及ぼす影響等を懸念し、世上大いに関心を抱いておる向きもありま……

第22回国会 行政監察特別委員会 第15号(1955/07/25、27期、自由党)

○山中委員 ただいままでの証言を伺っていたわけでございますが、あなたの会社の特徴といたしまして、当初、すなわち昭和二十二年ごろは、自分の会社の業務方針として、日教組というものに着眼をしておられ、それがある事情によって、後に述べますが、だめになって、結局あなたの会社の重役の大部分の方の出身地たる北海道に重点を指向せられ、その方向において今日非常に特色ある社運の降昌ぶりを示しておられる、私どもはかように受け取ったわけでございますが、そのような形において一、二お伺いをいたしますと、先ほど委員長の質問に対しまして、また、ただいま濱野君からの質問に対しましてお答えのあった点に関連してでございますが、すな……

第22回国会 行政監察特別委員会 第17号(1955/07/29、27期、自由党)

○山中委員 証人は、先ほどの証言で、採択について、現場教職員全部が、自分たちの教育に対する現場の体験を通しての希望というものによって、それぞれ採択権を持つようにするのが望ましい、こう言われたのですが、その希望は別として、現在あなたは、採択権というものは法的にいずれにあるとお考えでございますか。
【次の発言】 現状から見て、採択権は教育委員会が法的に、臨時規則ですけれども持っていることはあなたのおっしやる通りですが、実際においては採択の実情はどうなっておるか、御承知ならば御証言願いたいと思います。
【次の発言】 あなたのおっしゃることは、私少しくわからないのですが、たくさんはないんですよ。あなた……

第22回国会 行政監察特別委員会 第19号(1955/08/02、27期、自由党)

○山中委員 簡単に二、三お尋ねいたします。  証人は、先ほど、委員長の質問に対しまして、県議会で一身上の弁明を行なったことはない、こうはっきり言明されたのですが、私どもの調査して承知いたしております範囲では、県議会におきまして、教科書採択に関しまして、あなたが学図の駐在員でありますことが問題になった際に、本会議でありますか委員会でありますかは、つまびらかでありませんが、あなたは、確かに、自分が学図の駐在員あるいは学図に関係を持ったにしても、採択については全くそういう影響はない、無関係であるということを弁明されたとわれわれは聞いておりますが、その点、われわれの聞いておりますことが間違いであります……

第23回国会 議院運営委員会 第4号(1955/12/03、27期、自由民主党)

○山中委員 散会される前にちょっと事務局に質問があります。傍聴者の取扱いですが、外国人に対しては差別待遇をしておるのじゃないかと私は思うのです。というのは、去る開会式において、一般の国民には外套その他一切の着用を禁じて、身体検査までやって傍聴さしておる。ところが開会式については参議院の方ですが、外人は外套、帽子を着用したままで陛下のおいでになる開会式の傍聴席におる。その事実を僕は知ったわけです。これはあなたの問題じゃないのですが、当然国会の問題です。従って衆議院においてもそれに準ずるような取扱いをするとするならば、これは国権の最高機関である国会、独立国における国会の中での取扱いではないと思う。……

第23回国会 議院運営委員会 第6号(1955/12/05、27期、自由民主党)

○山中委員 あすの上程ということについては、間違いなくわが党は賛成いたしておるわけでございますか。
【次の発言】 委員長の方は、そういう最終決定ではないというような意味で……
【次の発言】 そういう意味ならけっこうです。
【次の発言】 池田さんの御意見は、官房長官、政府からの答弁を要求せられておりますが、これはやはり私としては筋違いだと思います。ただ、野原君の言う、われわれの方を納得さして、代議士会に報告しなければならぬということですが、これは、先ほど言っておられたように、土曜日にお待たせしたことは、まことに申しわけなかったが、最終的には了解されて、社会党の諸君は、まことに遺憾であるという声明……

第23回国会 議院運営委員会 第7号(1955/12/06、27期、自由民主党)

○山中委員 事務局にちょっと伺います。国会法の建前から、院内の正式な発言ですが、そういう場合には、新しい先例を開くという意味で一応決定をしなければ、今のままではむずかしいですか。
【次の発言】 それをやろうとすれば、ここで先例としてきめる必要があるんですね

第23回国会 議院運営委員会 第8号(1955/12/07、27期、自由民主党)

○山中委員 社会党の皆さんには、突然私どもの党からの要請によりましてお集まりをいただいたわけでございます。その理由は、委員長がただいま報告をされました通りでございますが、具体的に申し上げますと、ただいまお手元にプリントを差し上げてございます。これは去る五日の衆議院本会議場におきまする小会派代表としての労農 党中原健次君の発言の内容の速記録の写しで、これから申し上げようと思います問題と思われる個所を含んでおります抜粋のプリントでございます。まず、私ども皆様方に緊急にお集まりを願ってまで問題にしなければならないと考えました基本的な考え方でございますが、念のために最初これを読んでみることにいたします……

第23回国会 議院運営委員会 第9号(1955/12/08、27期、自由民主党)

○山中委員 先ほどの理事会でも概略申し上げておったのでありますが、その後休憩中に社会党の国会対策並びに議運の代表の方々がわが党に参られまして、ぜひともきょう中にこれを上程、審議するように考慮願いたい、こういう再度のお申し入れがあったそうであります。私どもそれに従いまして、ただいま緊急に相談をいたしてみたのでありますが、先般委員会において概略申し上げました結論通り、やはり地方財政に関する特例措置法案、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部改正法律案の二案件につきましては、趣旨は変りませんが、一般質問においてすでに各党それぞれ具体的な内容についての質疑が展開され、政府の方針も答弁をいたしております……

第23回国会 議院運営委員会 第12号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○山中委員 今、委員長から言われましたことにつけ加えます。重要問題であり、当面の懸案であること、これに加えまして、この決議案の案文につきましては、共同提案でございますが、わが党と社会党との間に二ュアンスの差が若干ございますので、それについて、いわゆる自分たちの立場、主張を明らかにした方がいいという見解がございますから、今回は前例にしないという意味で、共同提案でございますけれども、両方から討論者を出すということに賛成したいと思います。
【次の発言】 参議院のごたごたは、社会党さんだけにあったのでなく、私の方もそれに対応いたしましてごたごたしたのでありますが、私どもは、より忠実に、参議院にわざわざ……

第23回国会 議院運営委員会 第14号(1955/12/16、27期、自由民主党)

○山中委員 その内容については、今後委員長を中心に一応御相談、御検討になるでありましょうから申し上げませんが、今日の東京タイムズを見ますと、予算委員会の部屋を使って債権者大会ですか、何か大会をやっているようです。国会の職員は、ここは職場ではあるのですが、あなた方がここを使用する場所では私はないと思います。議員お互い同士におきましても、国会活動の議員本来の仕事のための会合以外は、全部議員会館等の部屋を使っておる。今回のような重大な問題のときに、しかも写真を見れば、普段閣僚がすわる腰かけ等に、理事者側ですか、そういう者がすわってやっている。私どもは、先般の社会党の組みかえ要求に対する質疑等の形式に……

第24回国会 議院運営委員会 第3号(1956/01/20、27期、自由民主党)

○山中委員 そのやめる人の職名と理由ですが。

第24回国会 議院運営委員会 第4号(1956/01/21、27期、自由民主党)

○山中委員 私らの方は きのう最後の理事会で申し上げた通り、社会党さんの御希望というものを、いろいろ具体的にどうすべきかということについての御提案があった後に、われわれとしてはいろいろ考慮したいと思いますから、社会党の方々の結論はどういうことになったか、お聞かせを願いたい。
【次の発言】 それについては、きのう理事会で申し上げておきました通り、私どもは、予算が政府並びに与党の共同責任と申しますか、具体的な過程において、現実に遅延をした。なるほど議運における公式の言明と違った点もございましょう、そういう点についての責任追及ということは、あなた方の方でどんなことをお考えになっても、あるいは行動され……

第24回国会 議院運営委員会 第7号(1956/01/31、27期、自由民主党)

○山中委員 それを逆にしてもらったらどうですが。本会議は午後一時きっかりに始められるわけでしょう。そこですぐ鈴木委員長に登壇を願って、そう長いことでもないでしょうから……。
【次の発言】 国会議員なら、それだけの礼を尽すのは当然だと思います。しかし国会に議席がある方ではないし、施政方針演説が終って、きょうはそれに対する質問の割り当てられた日ですから、普通の日の本会議と違うので、その点社会党さんの方でも御調整を願って、本会議は予定通り進めるのがいいのじゃありませんか。
【次の発言】 鳴らし方は……。
【次の発言】 断続三回とか、今のは予告だというように、そういう点を研究してもらいたいと思います。

第24回国会 議院運営委員会 第8号(1956/02/03、27期、自由民主党)

○山中委員 新聞で見ますと、社会党ももうすでにきめておるようですから、大体の社会党の腹がまえを聞かしていただいて、それをわれわれが持ち帰って研究するというようにしたらどうですか。
【次の発言】 私はその問題ではないのですが、前回の議運で野原君の御発言がありまして、河上顧問に対する与党の態度が、はなはだ喧騒をきわめ、いわゆる醜態であったという御注意があった。そのときに私どもは、委員長の御裁断もありましたから、これは与野党とも自重しようというので懇談を申し上げ、それで済んだのでありますが、はからずもその日の本会議において、総理の答弁に対する社会党さんの態度、これは社会党さんからの御発言も午前中にあ……

第24回国会 議院運営委員会 第9号(1956/02/09、27期、自由民主党)

○山中委員 この件について一言申し上げておきます。委員長からも、ちょっと正式に触れられたようですが、先例を破ってということでございましたから、つけ加えることは要しませんけれども、ただ二大政党対立の間において、なるべく各党炉お互いを尊重し合って運営をしようという前提のもとに、先般国連加盟の決議案につきまして、賛成討論を初めてやったのでございますが、その効果につきましては、何のための満場一致かと疑われるような点も、見方によってはございました関係上、今回賛成討論をまた原水爆禁止の決議について許すということについては、いろいろいきさつが生じたことは御承知の通りであります。従って今日の場合の賛成討論につ……

第24回国会 議院運営委員会 第10号(1956/02/14、27期、自由民主党)

○山中委員 理事会の報告の、明後日上程するということについては、野原君は了承したが、私は了承しない。なぜかというと、緊急質問というものは、少くとも各党が一致して認めるもの、あるいは、異議がなくして話し合いができたものについて上程するという慣例がありますから、上程することについて、その運営の内容の問題で議論があってきまらないなら、明後日上程という理事会の報告を了承するわけには参らぬ。

第24回国会 議院運営委員会 第14号(1956/02/23、27期、自由民主党)

○山中委員 僕は、ちょっと違う。それは私どもが、、きょう本会議を開会するための努力を先刻来十分やっておる。ところが、これはその節においては話もされない問題だろうと思います。だが、しかし、全く予備知識なしに、われわれは本委員会を開いて、理事会も済んで、本日の本会議の話し合いも進めて、開会のための諸手続を済ませようとする冒頭に、突然出ましたので、われわれほんとうに唐突な感じがします。従って、そういう趣旨もあることでありまするから、秘密会等にも臨みますし、どんな時間でもさきますが、しかし、われわれが朝来みんなを待たしてもんできたその問題を済まして、それから十分時間をとってもらってもいいと思うけれども……

第24回国会 議院運営委員会 第15号(1956/02/24、27期、自由民主党)

○山中委員 わが党としましては、百貨店法案については、本会議に直接上程して質疑を行うというべき重要案件ではなかろう。まだ他に相当重要案件も――ただいまお述べになったようなこともございますが、ほかにもあることだし、これから準備していかなければならぬ。しかし一方百貨店法案は、すでに提出を見ておりますので、本委員会としては国会審議の建前上、本会議に直接上程するか、委員会にそのまま回すかについて、方針をきめなければならぬ段階であります。従って、わが党としては応ぜられないので、社会党のこれに対するお考えを承わりたい、こう思います。
【次の発言】 ただいまのお話で、端的にくみ取りますと、すでに出されており……

第24回国会 議院運営委員会 第17号(1956/02/29、27期、自由民主党)

○山中委員 それは私も、きのう最後の話し合いのときに立ち合っておりまして社会党さんは明らかにこの際二十分ということを言われたようです。ただ、それを二十分ということで了承しておられるようでありましたが、しかし配慮するということで打ち合せたのです。せっかくの長谷川君の御意見もありますが、私はきのうの経過も承知しておりますから、それに賛成をいたします。
【次の発言】 今おっしゃったように、具体的な取扱いについては、基本的に井上さんの言われたような方向はわれわれも賛成でございますから、そういう方向で、庶務小委員会等にあらためて案件等を付託することにして、ただここであらかじめその内容をきめるということは……

第24回国会 議院運営委員会 第20号(1956/03/06、27期、自由民主党)

○山中委員 法案の討論で、十五分というのはどうか。

第24回国会 議院運営委員会 第21号(1956/03/08、27期、自由民主党)

○山中委員 それは本会議に上程するという、こっちの要求ですか。
【次の発言】 それはまだこっちの方は相談していない。

第24回国会 議院運営委員会 第22号(1956/03/09、27期、自由民主党)

○山中委員 念のために申し上げておきたいと思います。社会党の方から、あと数件趣旨説明を聴取する案件について申し入れのある議題が残っておるのでありますが、今回の両党一致しました教育関係の関連二法案以外にも、教科書法案というのが提案される予定になっております。社会党さんの方では、あるいは重要法案として、引き続き申し入れがあるかもしれません。ただ、わが党としては、これを社会党さんのおっしゃる通りに、本会議で趣旨説明並びに質疑に応じようという場合に、それが問題になりまして、一委員会から一つというようなことではもちろんございませんが、しかし予定されておるものがありますだけに、文部関係については一応これで……

第24回国会 議院運営委員会 第29号(1956/03/27、27期、自由民主党)

○山中委員 関連して……。僕らが社会党さんの申し入れに応じまして、全くの特例措置として、内閣委員会の本問題に関係のある各位をお招きいたしました理由は、大体議運の委員会というものは、ほかの委員会の運営によほどのことでなければタッチすべきものではないという慣行を持って参りましたが、今回の問題につきましては、国会法、議事規則上の基本問題たる委員会の招集日時決定の権限について、社会党から疑義がありましたので、その点についてならば、なるほどわれわれは国会法、議事規則の基本的な運営、処理について当委員会に論議することも必要であろうという観点から、御同意を申し上げたのでありますから、関係者はそういう観点から……

第24回国会 議院運営委員会 第33号(1956/04/06、27期、自由民主党)

○山中委員 私は、この問題はもう事実認定の問題でして、あまり詳しく言わない方が、かえって議員同士の立場上いいことが多いと思いますから、深く申しませんが、理事会においては、いろいろなことを論議します。じゃ、おれたちはどうするとか、あるいはこの条項をこういうふうに入れるならば、自分たちはそれでいいとか、いろいろ論議はいたします。しかし委員会においては、速記録において明示されておる通り、報告書の可決後、辻原君から発言がありまして、自分たちは承服できないから、少数意見の報告をしたい、こういうことがあった。それから佐々木秀世君が、自分たちは党としてその少数意見には反対する。対立して、意見が両方出て、委員……

第24回国会 議院運営委員会 第36号(1956/04/17、27期、自由民主党)

○山中委員 二十日に延ばす件は、どうなりましたか。

第24回国会 議院運営委員会 第38号(1956/04/20、27期、自由民主党)

○山中委員 それはおかしい、四十分ということだったのですから。

第24回国会 議院運営委員会 第44号(1956/05/02、27期、自由民主党)

○山中委員 文教委員会におきまして、理事会並びに委員会の決定で、八日に教科書法案の公聴会を開くということがきまっておるのですが、それはどうなりましたか。

第24回国会 議院運営委員会 第45号(1956/05/08、27期、自由民主党)

○山中委員 時間は……。

第24回国会 議院運営委員会 第46号(1956/05/10、27期、自由民主党)

○山中委員 私、地方行政委員会の委員ですから、今のお言葉そのもの通りでもありませんので、ちょっと申し上げておきますが、質疑を打ち切られましたことについては、委員長が社会党の大矢省三さんでございまして、全然打ち合せなしに――わが党の責任理事を二名内々できめておりまして、その連中が運営に関して責任を持っておるがへ全くおりませんときに、本日はこれにて終りますという程度の発言かと思っておったのに、質疑打ち切りをやられたといういきさつもありまして、ちょっとごたごたいたしました。しかし事実は、委員長の宣告で済んでおります。従って、そのあとの日にちが経過しておることは、おっしゃる通りでございますが、私どもの……

第24回国会 議院運営委員会 第59号(1956/06/01、27期、自由民主党)

○山中委員 数日前から、社会党さんの方から公式に要請を受けておりました佐藤文教委員長の解任決議につきまして、わが党としては、社会党さんの御要望もよくわかりますので、相談をいたしてみたのでありますが、これを撤回するについての意見がまとまりませんで、むしろ、これを上程して片づける、こういう意見が党の決定になっておる次第でございます。本日の議事の中に同時に上程をお願いいたすか、あるいはまた本日の議事終結後、両党御了解の上で休憩の後、それぞれの党において御相談をいただいて、しかるべくおやりになるなり、いずれにせよ、再開後、とりあえず本日の本会議において、この問題をお取り計らいいただくようにお願いいたし……

第24回国会 議院運営委員会 第60号(1956/06/02、27期、自由民主党)

○山中委員 証人にお尋ねいたします前に、私どもが本月議院運営委員会に、突然でございましたが、御出頭を願いましたのは、去る三十一日の本院の予算委員会におきまして、ここにも出席いたしております社会党の同僚今澄君より質疑が行われました中に、一昨年のビキニ水爆実験に対するわが国の漁業に対する被害に対しまして、米国が慰謝料を支払いました二百万ドルの支払いの内容についての疑問が提出をされました。それにつきまして、私どもは国会、なかんずく直接は衆議院といたしまして、そのままで、ただ発言があっただけで、ほうっておけない具体的な事実が列挙をされましたがために、すなわち、あなたの方で、責任者名義は、本日御欠席の横……

第24回国会 議院運営委員会 第61号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○山中委員 証人として呼ぶかどうかは別ですが、その書類の出所について、その基礎が明確であるかどうかを明らかにするためには、当然御両人を対決させることはけっこうだと思いますから、お呼びいただいて、そのお二人の関係者がお会いになって、どうであったかということを確めてから、あらためて証人として呼ぶかどうかについては、おきめ願いたいと思います。
【次の発言】 新聞関係についてきのう概略証言をされたわけですが、啓蒙宣伝と申しますか、新聞等を通じましてマグロが安全である旨の啓蒙宣伝等をなるべくしていただきたいというお願い等のためにされたらしいのですけれども、それ以外に、業界新聞とか、政党の機関紙とかいうよ……

第24回国会 地方行政委員会 第1号(1955/12/21、27期、自由民主党)

○山中委員 関連して、局長の今の御答弁中に重大な誤まりが前提にある。というのは十二月一日の閣議によって決定されたことを云々と言われたのですが、その十二月一日の閣議の決定というのは、ただいま亀山委員の御質問された根底の趣旨である地方財政の危機を救うために打ったわれわれの財源措置としてはなはだ当を得ない。であるからそういうことのないようにすべきであるというので、御承知の通り社会党さんからよく皮肉られるのですが、われわれの与党の代議士会におきまして大へんな論議がかわされて、その結果三日に至って三%相当額の百八十八億を措置することについての了解、さらにまたそれに伴う財源措置は一般経費並びに賠償費、公共……

第25回国会 議院運営委員会 第15号(1956/12/06、27期、自由民主党)

○山中委員 議事進行について。ただいま非常に懇切丁寧なる趣旨弁明がございましたが、あまり懇切丁寧に過ぎまするために、わからなくなった点もございますので、討論については十分間の時間制限をされんことを、動議として提出いたします。
【次の発言】 僕の動議の取扱いはどうしますか。

第26回国会 議院運営委員会 第25号(1957/03/26、27期、自由民主党)

○山中委員 その留保には賛成ですが、しかし、その理由がおかしいじゃないですか。与党が緊急質問をする、それを、そういう理由によって保留することはおかしい。理事会の話し合いの結果を尊重して、本日のところ留保することには異議ありませんが……。

第26回国会 議院運営委員会 第27号(1957/03/29、27期、自由民主党)

○山中委員 神田君の反対討論の時間は……。
【次の発言】 一応きめておかないと、きのうみたいにやられるから……。

第26回国会 議院運営委員会 第36号(1957/04/23、27期、自由民主党)

○山中委員 社会党の、予算に対する討論の時間は……。

第26回国会 議院運営委員会 第42号(1957/05/15、27期、自由民主党)

○山中委員 今までもそんなことはないですよ。
【次の発言】 押えるとは言ってない。

第26回国会 議院運営委員会 第44号(1957/05/17、27期、自由民主党)

○山中委員 国立国会図書館新館建設用地に関する件についてでありますが、本件は、現在新館建設用地内にある財団法人自治会館の敷地及び建物と、図書館が千代田区六番町に所有している土地、建物とを、予算流用によって適正なる価格で交換しようとするものでありまして、その経緯については、さきに内田小委員長代理より本委員会に報告し、その御了承をいただいておったのでありますが、その後、去る四月二十七日、小委員会を開き、図書館長よりその後の進捗状況について説明ありましたが、それによりますと、自治会館側とその後、交渉の結果、会館側も用地の交換を了承し、お手元の資料にもありますように、現在の自治会館の建物及び敷地と、六……

第26回国会 議院運営委員会 第47号(1957/05/20、27期、自由民主党)

○山中委員 僕は、罰則が明瞭にされない限りは、こういうことを規制することに反対です。

第26回国会 議院運営委員会 第48号(1957/05/28、27期、自由民主党)

○山中委員 これは前文に、「これを実行してきたのであるが、」と書いてありまして、みんなが実行してきたように受け取れるおけなんですが、実際はなかなか実行されていない。しかし実行しておる者と実行していない者と、どっちが多いかといえば、実行しておる者が大体八割から九割あるとわれわれも思っておりますけれども、前文にそういうことを書いておって、実行してきて、最後に今度は実行しない場合、「申合せに反した場合は、」とあるが、これはやはり「実行に努力してきたが」くらいにしておかぬと、筋が通らないと思う。実行していない人のことが非需に問題になる。だから私個人の意見としては、「適当な措置を講ずること。」としてあり……

第27回国会 議院運営委員会 第2号(1957/11/02、27期、自由民主党)

○山中委員 法制上代理なんです。

第27回国会 議院運営委員会 第9号(1957/11/13、27期、自由民主党)

○山中委員 この際、ちょっと発言をいたしておきたいのであります。と申しますのは、ここ二、三日来の新聞の社説、もしくは囲い欄等に、私ども議運委員会におきまして、秘密会によって論議いたしましたことの内容についての批判論議がなされておるのでありますが、その内容について、秘密会でありましたから、あるいはやむを得ない点もあるかもしれませんけれども、その実際の会議の内容から考えてみますると、非常に不当な、誤まった評価のもとに、この批判がなされておるきらいが非常に強いのでありまして、何らかの形において、その実際の論議されました内容についての評価を、どうしてもしてもらう必要があると私どもは考えております。眞鍋……

第28回国会 議院運営委員会 第3号(1958/01/23、27期、自由民主党)

○山中委員 大蔵大臣はこの経過について御承知ないかもしれませんから、科学技術資料整備の予算について限定してお話し申し上げまするが、この経過を申し上げますと、新しい、宇宙時代とよくいわれますけれども、そういう時代に即応した態勢を一応国会としても、あるいは国としても、とるべきだという声が、いろんな機関において起ってきたのです。たとえば国会においては、科学技術の特別委員会というものがありまするし、あるいは自民、社会両党それぞれ科学技術の特別委員会を持っております。あるいはまた役所の方は、科学技術庁、あるいは資料関係は特許庁、文部省、いろいろあるわけですが、そこらでばらばらに意見が起って参りまして、ど……

第28回国会 議院運営委員会 第9号(1958/02/18、27期、自由民主党)

○山中委員 なぜ三時にやるのですか、理由を言ってもらいたい。

第28回国会 議院運営委員会 第14号(1958/03/11、27期、自由民主党)

○山中委員 今の佐々木委員の問題ですが、これは国会法や規則について、いろいろ統一解釈については、まだ結論が出ていないわけですから、法律通りいけば、委員会の了承というのは、どういう形をさすのか知りませんが、そこまで縛っておかねばならない問題かどうかについて、ちょっと疑問がありますし、実際上には、委員会で論議がされておるわけでありますので、当然それに対する儀礼的な、撤回したいなら撤回したいということを、委員会においても表明するという程度で今回はおいて、この事柄についての研究を後日に持ち越すべきじゃないか。それで、今回はそれと切り離して、佐々木さんの方でも御了承を得たいと思いますが、どうですか。

第28回国会 議院運営委員会 第16号(1958/03/19、27期、自由民主党)

○山中委員 委員長、それは決議案を出しておいて、そうしてそれの内容について具体的に大体政府の意向をあらかじめ聞いておくという取扱い、これは今までのこの議運においては、そういう取扱いはなかったと私は思う。
【次の発言】 それは幾らでも関係はある。
【次の発言】 決議案を出しておいて、あらかじめ質疑応答をしなければならぬという、そんな前例は今までないと思う。
【次の発言】 私は、きょうの社会党の田中稔男君の緊急質問について、いろいろの過程を経てきたことでありますから、賛成ということをまず初めに申し上げておきますが、ただ緊急質問というものについて、今後もまたあり得ることでありますから、われわれの今ま……

第28回国会 議院運営委員会 第18号(1958/03/25、27期、自由民主党)

○山中委員 先刻開かれました図書館運営小委員会におきまして、国立国会図書館職員定員規程改正の件について審議いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。  本件は、国立国会図書館長から、国立国会図書館法第五条第二項の規定に基き、国立国会図書館職員定員規程を改正することについて、議院運営委員会の承認を求めて参ったものでありまして、その内容を簡単に御説明申し上げますと、従来、司書、専門調査員、調査員、参事、主事各何人というように分けて規定していましたものを改めて、行政機関職員定員法と同様に、これらをお手元に配付の案の通り一本にして規定しようとするものであります。本件につきましては、図書館長より説……

第28回国会 議院運営委員会 第21号(1958/03/28、27期、自由民主党)

○山中委員 討論は、慣例ではずっと十分だったのだからね。

第28回国会 議院運営委員会 第32号(1958/04/23、27期、自由民主党)

○山中委員 ちょっとその前に。今、うちの国会対策の方から話がございまして、うちの文教担当の坂田君に相談したところが、やむを得ないということで了承しましたから、次のも追加して下さい。

第28回国会 文教委員会 第9号(1958/03/12、27期、自由民主党)

○山中委員 初中局長に申し上げますが、昨今伝えられるところによりますと、勤務評定の話し合いの問題あるいはその他の問題に関連をいたしまして、入試事務の拒否の問題が報道され、現在がたまたま入学試験のシーズンでございますから、直接関係のあります者、ない者に関係なく、世人の耳目を聳動しておるといっても過言でないのですが、そういう事実は教育行政の上に、まことにゆゆしい問題であると考えますので、福岡、兵庫その他について、初中局長が現在までに入手もしくは調査されました経過についてとりあえず御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 今の報告は非常に概略でございますが、この福岡の問題について覚書が交換されてい……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第2号(1958/06/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 今回大蔵政務次官を拝命いたしました山中でございます。当委員会におきまして、私も、今日まで直接間接、審議その他についてある考え方を持って参ったつもりでございますが、会計検査院の批難もしくは不当の指摘事項がおいおい減少を見ておりまして、昭和三十年度決算で二千件をこえましたものが、翌年の三十一年度におきましては約一千件に減っております。この減少につきましては、本来指摘されることが間違いないのでありますから、減少は当然のことでありますが、本委員会における今日までの審査等の影響が多分にあるものと私は考えております。従って、このような減少がさらに続けられますよう、私次官の職にありまして、当……

第29回国会 決算委員会 第4号(1958/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま承認すべきものとの議決をいただきました昭和三十年度の決算関係書類につきまして、委員長からお話のありましたように、なおまだ指摘されておりまする事項が二千件をこえる現状でありますることをはなはだ遺憾に思うのでありますが、先般就任のあいさつにもつけ加えて申しましたように、二十九年度が二千二百件、さらに三十年度二千百件と横すべりをいたしておりましたものが、幸い三十一年度においては一千百件ほどに圧縮されて参っておりますことは、当然のこととは思いますが、私としては、当委員会の影響が執行に現われつつある具体的な顕著なる例であると考えております。なお先ほど来総務長官との間にいろいろ応答……

第29回国会 大蔵委員会 第2号(1958/06/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 政務次官に就任いたしました山中でございます。よろしくお願いをいたします。

第29回国会 大蔵委員会 第4号(1958/06/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 内田委員の御指摘のことは確かに一理あると思いますが、現在の大蔵大臣の構想といたしまして、ただいまお手元に提案いたしておりますような方法によって、経済基盤の強化に資するためにたな上げしようとするのでありまして、純粋に法律的あるいは政治的にいえば、内田委員のお考えも一つの方法であると私は考えておりますが、現在のところでは、財政の与えまする刺激をなるべく弾力ある操作をもっていたしますように、一応この資金を設置いたしておきまして、後の具体的な使用については、予算を通じて審議を経た上で、これを使用していきたいという考えのもとに進んでおります。

第29回国会 大蔵委員会 第11号(1958/07/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいまの附帯決議は、与野党大蔵委員各位が現地を御視察になりました結果付せられたものでございまして、大蔵省といたしましては、当然この決議の御趣旨に沿わなければならないと存じまして、さしあたり来年度より直ちに予算化するための努力を払うつもりでございます。
【次の発言】 石野委員の御発言の内容並びにその趣旨は、私も十分了とするところでございますが、ただいまの国税庁長官の立場も、一たん法に基きまして執行いたしております問題をどのように取り扱うかは、非常な問題があるとも考えますし、そこらの点をまだ情状検討する余地があるかどうかについても、私もタッチいたしまして、一緒に相談をしてみたいと……

第29回国会 大蔵委員会 第13号(1958/09/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中説明員 せっかく言及になったことでありますから、政務次官としても一言申し上げておきますが、この結論は、ただいま春日委員からるる述べられましたような、要望されました中に感られた、学識経験者等も加えまして設けました審議会の結論を、ほぼその線通り実行いたしたのでありまして、私どもは、目下のこの混乱せる御指摘のように事業界を裁くのには正しい案だと考えております。  なお、諸外国との比率が、日本のみ屈辱的比率でもってアメリカ業界に屈服しているという発言でありましたが、私どもの調査では別段そういう数字は出てこないのでありまして、フィリピンにつきましても日本と同等もしくは以上の八十数パーセントというよ……

第30回国会 大蔵委員会 第3号(1958/10/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 第一点のマル公撤廃の問題につきましては、大体諸種の営業がほとんど自由でありますのに、酒類につきましてのみといっていいほどの規制が行われておる。これは、私どもといたしましても、これを永久に続けるべき制度であるとは考えておりません。従って検討を加えておりますが、御指摘にもありましたように、一ぺんにこれをはずしますと、ごく弱小なメーカーが、現在の制度のもとに営業いたしておりまするものが、大資本等の勢力に押されまして、撤廃と同時に非常な混乱とそれから営業の危機に直面するであろうという反面の現象等も予想されまするので、それらの点について、事前に、十分の生活をしていける協同体と申しますか、……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/21、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 今山下委員は、非常に良心的な、私どものところの末端公務員についてのお話でございましたが、これは見ようでございまして、私に言わせれば、巡査がどろぼうの家に下宿しておるという感じの、李下に冠を正さずの前の状態のところがあるやに思います。間税の職員が酒屋さんの離れを借りるとかいうようなことは、だれがみても正しいことではありませんし、またしてはならないことだと思うのです。従って、ただいま局長が申し上げておりますように、私自身のこれは政策の一つでもありまして、そういうものをすみやかに解消して、今おっしゃったような好意的な立場でやってもどうかと思われるようなことをなくしたいということで、重……

第30回国会 大蔵委員会 第7号(1958/10/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました産業投資特別会計の貸付の財源に充てるための外貨債の発行に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  政府は、かねてより電源開発事業等の推進をはかるため、国際復興開発銀行からの借款につき努力を重ねて参りましたが、今般、この借款計画とあわせて、産業投資特別会計の貸付の財源の一部に充てるため、昭和三十三年度において、三千万ドル、邦貨換算百八億円を限り、外貨債を発行しまたはこれにかえて外貨借入金をすることができることとした次第であります。  なお、右金額のうち昭和三十三年度において発行または借入金をしなかった金額があるときは、当該金額を限度とし……

第30回国会 大蔵委員会 第8号(1958/10/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 これは、計画表そのものから議論すれば、おっしゃる通りの言葉をもらっても仕方がないと思います。しかし、現実には、これを提出するに当って、産投の特別会計を同時に出すか出さないかについても議論が分れたのでありまして、それは、今後外債市場の状況等を見きわめて、有利な条件等が勘案されるときに、すみやかに時期を失せず出したいということが主であって、現在利率というものを予定して、それに伴って計画をして償還計画をはっきりと年度別にあげるというところまで、実はまだ固まっていないものだと私は考えているのでありまして、要は、今回の外債発行の政府の権限法と、それに伴って予定される百八億相当の産投特別会……

第31回国会 運輸委員会 第17号(1959/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいまお話の通り、永野運輸大臣がこの法案とその実行に非常に情熱を傾けておられたものでありまして、私ども十分その御意向を財政的な観点から受け入れるべく尊敬して扱って参ったのでありますが、現実におきましては十億という要求のシステムと申しますか方法が、ジェトロの方式を前提として考えております。すなわち、十億出資による六分の年六千万円の利子によって運営していきたい、一種の観光基金みたいなものにして金を減らさずに運営していきたいという、一面いえば非常に合理的で考えるに値する方式だと思うのであります。ただ私ども財政当局といたしましては、そういう十分考えるに値すると考えながら、他面には一般……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/03/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 官房長官からのお答えで、別段付言する点もないかと思いますが、財政当局といたしましても、基本的考え方はほぼ同じでございまして、現在におきましても、一般的な問題の普通の大災害等に当りましても、国としては直接、間接支援もしくは救護等の手段を講じておるのでありまして、当然産業革命へのいしずえであります原子力の災害補償等につきましては、政府としても、より情熱を傾けて安全を期しますとともに、不測の場合の処置についても十分、関係者はもちろんのこと、国民のこれに関する期待が不安全性によって動揺せざるように措置することが義務的なものであるとさえ私は考えております。従って、今確定いたしておりますの……

第31回国会 議院運営委員会 第11号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 非常にむずかしい議論ですけれども、ざっくばらんにいって、こういうことだと思います。当初予算を編成するときに予見し得なかったかという問題ですね。これは、私は予見し得たと思います。しからば、当初予算に組めなかったか、組めば組めたと思います。しかし、組むについては、国内で法律ができなければ支出ができないとかいう問題と違いまして、先ほど来官房長官がるる説明しておりますようなスケジュールで、二月二日に一応投票の形式において大体の意思決定を見るわけでありますから、そこにおいて対外儀礼上も、日本の国際機関に対する出資金の支出の予算というものも、その投票が行われた後、国会にすみやかに出すのがよ……

第31回国会 決算委員会 第3号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 山田委員から今の文書の番号その他が指示されておるようでありますが、私どもの力でももちろん調査してもよろしゅうございますが、以前に防衛庁の担当しておりまして、その後国防会議事務局に出向いたしました吉村君が当事者として記憶がないと言っております。そのことについては現在のところ、その事実について本人の意見というものを私は信用する以外にないと思います。
【次の発言】 番号などでわかる書類であれば帰って調べますが、あなたの方で書類があったら見せていただきたいと思います。
【次の発言】 防衛庁関係の書類の機密文書取扱いについてだけは、私は今どういう手続をしておるか知りませんが、大体一般の大……

第31回国会 決算委員会 第4号(1959/02/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 昭和三十二年度一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算、同国税収納金整理資金受払計算書及び同政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出し、また昭和三十二年度末における国の債権の現在額について本国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。  昭和三十二年度の予算の執行につきましては、予算の効率的な使用、経理の適正な運営に極力意を用いて参ったのでありますが、なお、会計検査院から不当事項につきましては二百八十四件、是正事項につきましては二百十七件に上る御指摘を受けましたことは、まことに遺憾にたえないところであります。  これにつきましては、今後一そ……

第31回国会 商工委員会 第37号(1959/03/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 私の役所はとることに非常に熱心な役所のように思われておるのでありますが、ただ特許庁に関しましては私どもは独立採算をしいる、もしくはそれを基本とする考え方には立っておりませんで、やはり特許行政の上に必要な行政経費というものを盛り込んでいく。今回たまたま御指摘の八億五千万円ほどになりまする料率改定による増収、すなわち約二倍と言われましたが、飛躍的な増収を期待いたしまする料率の改定と、実行歳出面の予算等を飛躍的にさらに二倍にするかという関連的な考え方に、実は立っておりませんで、やはり特許行政のあり方については必要経費を計上していくという考え方を、基本にいたしております。

第31回国会 大蔵委員会 第4号(1958/12/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま本委員会におきまして全会一致御可決になりました決議の趣旨に関しまして、今回の塩菜整理につきまする諸般の問題について広範な御要求でございまするし、また全会一致の形が示しまするような妥当な考え方に立っておるものと考えまして、十分尊重いたしていきたいと考えますが、さらにその個々の具体案の作成に当りましては、本企業が国家のワクの中における特殊な専売の形で育成し強化されてきたものでありますだけに、その整理については、他のいろいろと起っておりまする整理と違いまして、国が十分にあたたかい気持をもって措置できるような作業を進めて参りたいと存じます。

第31回国会 大蔵委員会 第5号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました特別鉱害復旧特別会計法を廃止する法律案外二十法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  まず、特別鉱害復旧特別会計法を廃止する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  特別鉱害復旧特別会計は、特別鉱害復旧臨時措置法の規定による特別鉱害復旧工事に関し、鉱業権者等からの納付金等の徴収及びその納付金等を財源とする復旧工事の費用の負担のための支出等の経理を明らかにするため、昭和二十五年に設けられ、その後現在までこれらの経理を行なってきたのであります。  特別鉱害復旧臨時措置法は昨年四月一日に失効いたしたのでありますが、同法附則第二項におきまして、……

第31回国会 大蔵委員会 第6号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 今回の法制化いたします委員会の設置は、御指摘の通り、現在懇談会等でやって参りました類似の当面いたしまする税問題等の検討に局限いたしたものとねらいを異にいたしまして、企業課税のあり方等を一方において根本的に検討いたしまするとともに、他面においては、シャウプ税制勧告以来の地方税制等の基本的な団体間の較差等を生じておるいろいろの問題等も、解決されざるまま、こそくな当面の手段によって、今日いろいろの議論をし、こまかい点に及んでの議論をしながら、なお抜本的な解決ができない等の懸案の問題がございまするので、この際中央、地方の税制を日本の経済の規模に合せ、あるいはまた日本の地方財政を含めた財……

第31回国会 大蔵委員会 第7号(1959/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 法律を出さざる前になぜこういう措置をするかということでございますが、これについては、これの法律をもちろんまた提出いたすわけでありますけれども、私どもといたしましては、接収貴金属のうち、はっきりとあらゆる証拠書類その他が法的に完備いたして、疑問の余地のない六十二トン分についての措置をいたしておるのでございまして、他にまだこの六十二トンを含めて総額といたしまして約八十五トンぐらいはあると思うのですが、そのうち確定したものだけについて実は措置しようとしておるわけでございます。ただ、しかし、一方においては非常に不運の星のもとに生まれた接収貴金属処理法案が、たびたび国会において、いろいろ……

第31回国会 大蔵委員会 第8号(1959/02/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案外五法律案につきまして、提案の理由及びその概要を説明いたします。  まず、物品税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  物品税は、多種多様の物品を課税対象としている関係上、生産業界はもとより、国民経済にもきわめて密接な関係を有するものでありまして、政府は、その改正につき、一昨年以来各方面の意見を十分に参酌しながら、実体的にも計数的にも深く掘り下げて検討を続けて参ったのでありますが、ようやくその成案を得るに至りましたので、ここにこの法律案を提出した次第であります。  まず、改正案の基本的な考え方を申し上げますと、各物……

第31回国会 大蔵委員会 第9号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました特定港湾施設工事特別会計法案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。  まず、特定港湾施設工事特別会計法案につきまして申し上げます。  政府は、新長期経済計画に即応して特に伸長を予想される輸出物資、石油、石炭及び鉄鋼原材料を取り扱う港湾の整備の重点的な推進をはかるため、今国会に、別途特定港湾施設整備特別措置法案を提案して御審議を願っているのでありますが、同法案に規定する特定港湾施設工事にかかる港湾管理者の負担金相当額を資金運用部から借り入れることによる事業規模の拡大と、この工事にかかる受益者負担金の……

第31回国会 大蔵委員会 第11号(1959/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う関税法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず第一は、皇居内の路面舗装工事でございます。皇居内の新坂から内廷庁舎西口までの道路並びに内廷庁舎西口広場、元北御車寄付近及び義宮御殿玄関前広場は、現在砂利敷となっておりますので、……

第31回国会 大蔵委員会 第12号(1959/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 正式に政府部内で意思の統一と申しますか、あるいは閣議で話し合いが出て了承したといういうような形のものは、私としては承知いたしておりません。
【次の発言】 途中から聞いておりますので、あるいは答えが的確でない点があったら、お許し願いたいと思いますが、もちろん、揮発油税を引き上げるということを決定いたします際には、その課税客体がだれになるかは明らかなる事実でありまして、その結果がどう転嫁されるのかという議論については、少くともガソリン税を幾ら引き上げるか、また道路計画に要する財源をいずれにまかなうか等の一貫した議論の中には、これによって運賃の値上げをどうするんだというような議論は起……

第31回国会 大蔵委員会 第14号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案外六法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。  まず、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案について申し上げます。  御承知の通り、従来、国家公務員の年金制度は、官吏の恩給、雇用人の共済組合の長期給付と二本建の制度となっておりましたが、官吏、雇用人の区分を認めない現行国家公務員法のもとでは、つとに年金制度の統一が要望されていたのであります。このため、第二十八回国会で成立いたしました国家公務員共済組合法により、まず、いわゆる五現業特別会計の公務員につきましては、官吏、雇用人の区別なく……

第31回国会 大蔵委員会 第15号(1959/03/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とノールウェーとの間の条約の実施に伴う所得税法の特例等に関する法律案について提案の理由及びその内容を御説明いたします。  政府は、今回ノールウェーとの間に所得税及び法人税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための条約を締結し、その批准について承認を求めるため、別途御審議を願っているのでありますが、この条約に規定されている事項のうち、特に法律の規定を要すると認められるものについて所要の立法措置を講ずるため、ここにこの法律案を提出することとした次第であります。  以下この法律案の内容について……

第31回国会 大蔵委員会 第16号(1959/03/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 それは、逆に、その後の値下りがありまして、現在の流通市場価格は斤当り約六十九円から七十円あたりに行っておると思うのですが、そういうことですと、かえって、今回の措置によりまして、約二円程度の末端消費者価格においての値上りが、私どもの予想いたしました七十一円あたりの線に現実に吸収されて、大体において理想的な値段でいいではないかと考えております。
【次の発言】 僕がやめたらただの衆議院議員であることは、御指摘を待つまでもなく間違いない事実でございますが、そういうまくら言葉には、私としてはあまり賛成しかねるのであります。しかしながら、私としては、国内産糖の保護のために、消費税の関税振り……

第31回国会 大蔵委員会 第17号(1959/03/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明いたします。  この法律案は、最近における酒類の取引の状況等に顧み、酒税保全措置を補完するため、酒類の価格について基準販売価格、制限販売価格等の制度を新設するとともに、酒類業組合等の業務の円滑な運営に資するため、これらに理事会を設けるととする等、所要の規定の整備をはかろうとするものであります。  酒類の価格につきましては、現在、清酒、合成清酒、しょうちゅう、みりん及びビールについて物価統制令による最高価格統制が行われておりますが、このような最高価格統制……

第31回国会 大蔵委員会 第19号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました賠償等特殊債務処理特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  カンボジアは、昭和二十九年十一月二十七日、わが国に対し、カンボジアが日本軍の占領に基因する賠償請求権を放棄する旨を通告してきましたので、政府は、今回、カンボジアの好意ある措置を考慮して、日本国とカンボジアとの間の経済及び技術協力協定を締結し、無償の経済及び技術援助を供与することといたしました。この協定につきましては、国会の承認を経るため、別途今国会に提出して御審議を受けているところでありますが、政府におきましては、この無償の経済及び技術援助のた……

第31回国会 大蔵委員会 第21号(1959/03/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 今数字がちょと見つかりませんでしたので、課長に答弁させたのでありますが、なお積算しなければちょと御返答ができないということでありますから、資料で提出をさせることにいたします。その積立金の運用につきましては、とりあえず本法案では資金運用部に預託することにいたしておりますが、やはり、私どもといたしましては、資金の運用を国家的な立場から効率的に行いますために、一応この方向を定めたわけでありますけれども、今後想定されます諸種の年金その他の総合的な積立金の運用に関しましては、より効率的に、そしてより国家的に処置できますような総合的な権討を加えて参りたいと思っております。

第31回国会 大蔵委員会 第22号(1959/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とデンマーク王国との間の条約の実施に伴う所得税法の特例等に関する法律案について提案の理由及びその内容を御説明いたします。  政府は、今回デンマークとの間に所得税及び法人税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための条約を締結し、その批准について承認を求めるため別途御審議を願っているのでありますが、この条約に規定されている事項のうち、特に法律の規定を要すると認められるものについて所要の立法措置を講ずるため、ここにこの法律案を提出することとした次第であります。  以下この法律案の内容について申……

第31回国会 大蔵委員会 第23号(1959/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 公社と私どもの方との間におきまして、法的な立場において、直接救済の非常に困難な点のあることに意見が一致いたしておりまして、今こういうケースに対してどういう処置をするかを研究しておるようでありますが、根本的にはやはり絶えず指導官等が行って指導しておることは御指摘の通りでありますから、他の災害作物等に被害等が相当あります場合に、その被害が当然葉タバコにも及ぼすべき研究というものが絶えず積まれていなければならぬ問題だと考えます。そうすると、そういうことの研究に立って、このような早害もしくはその他の一般災害の場合に、葉タバコのこうむるべき被害というものが、量目の面においてか、あるいは品……

第31回国会 大蔵委員会 第24号(1959/03/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  昭和二十七年八月、わが国が国際通貨基金及び国際復興開発銀行に加盟して以来、この二つの国際機関はわが国経済の発展に著しく寄与したのでありますが、ひとりわが国に対してのみならず、戦後世界経済の復興発展のためにこれら両機関が果しましたその役割はまことに偉大なるものがあります。  しかしながら、最近の世界経済及び国際貿易の急速な発展に比し、これら両機関の資金量は十分とはいいがたく、わが国を初めとして加盟国の一部は、ここ数年来、これ……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 広範なる御質問でありますが、私どもは、国税、地方税を含めまして、平年度七百億を減税するという党としての公約を国民にいたしておる立場もありまするし、反面また、租税負担の国民の現状から顧みまして、所得税あるいは地方税、物品税、入場税等、今提出されております品目個々に減税の程度を定めていったわけでありますが、基本的には、予算の構想から見まして、七百億円の平年度減税は可能であるということを前提といたしまして、初年度の必要額を減税として計上いたして参りました。
【次の発言】 第一点にお答えをいたします。私どもの公約いたしました減税平年度七百億というものは、初年度五百数十億で話にならぬじゃ……

第31回国会 大蔵委員会 第27号(1959/03/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 私どもの党と申し上げることは、今の立場上あるいは言い過ぎかもしれませんが、自由民主党の作っております内閣の考え方としては、やはり統制経済というものが過去のやむを得ざる事由によって存続しているものがありますならば、その存続せざるを得なかった理由等もよく考えながら、やはりわれわれの原則である自由主義経済に逐次直していくということが、私どもの変りない政策の基本でなければならぬと思っております。今大きな問題としては、米の統制と今の酒の統制が残っておるわけでありますが、私どもは、今申した原則にのっとりまして、なるべく近い将来にこれは原則の自由経済に乗せるべきものであろう、こういう方針は一……

第31回国会 大蔵委員会 第31号(1959/04/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 個人の財産に関する件でもありますので、参議院の審議におきましては秘密会の取扱いをもって答弁いたしておりますから、秘密会の取扱いではいかがでしょうか。
【次の発言】 この問題は、法案といたしましてもたびたび国会で審議をされておりますし、以前におきましても隠退蔵物資もしくは行政監察等において種々議論がなされてきたところでありまして、その間において、石野委員の言われますような見解は与野党を問わず述べられ、しかもまた、それらの見解からいたしますると、終戦直後の接収時のどさくさ、もしくは管理のどさくさ等によりまして、種々の好ましからざる疑い等もあったわけであります。しかしながら、それらは……

第31回国会 内閣委員会 第4号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいま議題となりました特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。  政府は、今回一般職の職員につきまして、昭和三十四年十月一日以降暫定手当の一部を俸給に繰り入れる措置を講ずることとし、別途所要の法律案を提出して御審議を願うことといたしているのでありますが、この法律案は、これに伴い、従来より一般職の職員との権衡をも考慮してその俸給が定められております秘書官につきまして、同様に暫定手当の一部を俸給に繰り入れるとともに、その他の特別職の職員につきましても、恩給もしくは退職手当または国家公務員共済組合に関する法令の規……

第31回国会 農林水産委員会 第24号(1959/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 大蔵省といたしましては、ただいま農林政務次官の述べられましたことにつきまして異議はございません。  なお、法制局といたしましても法制上これに対しては異議のないことを表明いたします。

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/08、28期、自由民主党)

○山中(貞)委員 委託醸造の問題については、国税庁長官も主税局長も基本的に反対でないと言っておられるのですが、これはどっかで勇気を持って正道に乗せなければだめです。去年社会党と与党から注意のあった輸入映画の割当権、これは権利の上にあぐらをかいておるものをやめさせろということが基本的の町問題で、これについては、だれも異議はなかった。しかし、それを行なうについては、今まで権利だけ持ってその配給、販売をやっていたものとか、そういう人たちの即得権益といった問題をどうするか、こういうような、群小業者の死活の問題まで伴ってきて、これがどうあるべきかということに基本を置いて、非常な大手術をやった。従って、社……

第34回国会 大蔵委員会 第17号(1960/04/12、28期、自由民主党)

○山中(貞)委員 関連。  きょう法務大臣に来てもらいまして、担当係の検事に対して訓示をしたのについて質問をするのが主ですから、ことに当委員会としては、個々の徴税上の問題点の、特殊なものでない限りは、なるべく税制小委員会なりそういうもので、いろいろ影響もあることですから審議する慣例になっているようです。脱税というものは犯した者が悪いという前提は当然のようですから、高石さんの問題は別のケースとして、本質の質疑を続けてもらいたいと思うのですけれども、いかがですか。こまかく掘り下げて入ると、ほかにもこういう問題があるということになるから……。


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 大蔵委員会 第3号(1961/02/07、29期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 もうその辺で適当に……。
【次の発言】 大久保君、あした出せるかというんです。――横山君いいそうです。明日政務次官から回答があります。
【次の発言】 委員長席からお諮りいたしますが、理事会にかけてきめておりませんが、他の委員さん御賛成なら、資料要求はよろしいですか。
【次の発言】 それじゃその資料を政務次官お願いします。あしたでもできるでしょう。――では明日資料を提出願います。  午後二時まで休憩。    午後零時三十六分休憩

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/14、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 議事進行。  今の問題は非常に重大な問題ですから、証券並びに金融に関する小委員会に引き続き下ろしていただいて、本委員会としてもその経過並びに結論を随時御報告を願って、この問題の解明並びに今後の行政措置の運用に誤りなきを期していく方が正しいかと思いますが、そういうお取り扱いはいかがですか。

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/15、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 自民党の山中でございます。私は、委員長の指示を忠実に守りまして、一点にしぼってお伺いしておきたいと思います。それは、今後税制調査会はまだ引き続き御労苦を願いまして、私どもの税体系について抜本的な御検討を加えていただく重要な職責にあられますので、この際税制調査会の良心についてお尋ねをしておきたいと思います。  それは、項目としては租税特別措置の問題でありますが、その中で、たまたま銀行預金利子の課税の問題については割り切れなかったという点を一応あげられました。私は、そのお言葉は、一番割り切れなかったものとしてあげられるのに適切なものであろうと思って拝聴いたしておりましたが、さらに……

第38回国会 大蔵委員会 第16号(1961/03/16、29期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 辻原弘市君。

第39回国会 農林水産委員会 第19号(1961/11/10、29期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が所用のため、指名により私が委員長の職務を行ないます。  農林水産業の振興に関する件について調査を進めます。  沖繩のパイナップルカン詰の輸入に関する問題について質疑の通告があります。  本問題は、果樹農業、特に桃あるいは桃カン詰の生産に関連を有するものでありますので、特に本委員会におきましてもこの角度から検討を進めることにいたします。  足鹿覺君の質疑を許します。足鹿君。
【次の発言】 ただいまの問題で、私は政府当局の考え方に三つ誤まりがあると思う。その一つは、これは琉球だけの問題ではないということです。それは、奄美大島に、すでに現在……

第40回国会 大蔵委員会 第5号(1962/02/02、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 これは芳賀君からあなた方質問を受けて答弁が明快にできるはずがない、法的な根拠のはなはだあいまいな収入支出である。従って昨年見本市船を建造する際にこの問題は非常に議論を呼んで、会計法の建前からいったってこの体制はすみやかに整備しなければいかぬということを注意してあって、見本市船建造を一応便宜上ジェトロというものにまかした。しかしながら、差益を徴収する事柄そのものについては、本来関税で操作すべき、国直接の収入になるべき事柄のものを、ガットその他対外的な影響を考えて、差益の性格によって徴収をする。しかもジェトロ本来の、設置法なりジェトロの法律の中にも明確にそういう規定はない。従って……

第40回国会 大蔵委員会 第7号(1962/02/07、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 三点だけ御説明、御意見を承りたいと思います。  会長には長い間非常にむずかしい問題に取り組んでいただきまして、法制上は一応任務を満了するわけでございますが、ただいま最終的にお話になりました通り、なお引き続き日本の税制の根本的な問題、あるいはただいま一々あげられましたこまかな事例等についてさらに検討を、国会ばかりでなく、皆様のような方にお願いをしなければならない情勢になるかとも考え、その準備も進められてはおりますが、せっかくの機会でございますので、三年間責任者としていろいろの御労苦を賜わりました体験から、さらにただいまお話になりましたことを含めまして、今後設置されるとしたならば……

第40回国会 農林水産委員会 第17号(1962/03/13、29期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 これより質疑に入ります。質疑の通告があります。順次これを許します。倉成正君。

第40回国会 農林水産委員会 第26号(1962/03/29、29期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 楢崎弥之助君。

第41回国会 大蔵委員会 第1号(1962/08/14、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 今の資料要求、だいぶいろいろな問題を含んでおりますから、取り扱いについては理事会において相談したいと思います。

第41回国会 大蔵委員会 第5号(1962/08/28、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 私は推理小説の鬼と言われるほど乱読する方であります。が、刑事局長は松本清張の「黄色い風土」というのをお読みになりましたか。
【次の発言】 この「黄色い風土」というのは最近再刊されましたが、偽造紙幣団というものを中心にして、相当膨大な長編物なんです。ぜひこれを、専門家に勧めるのはおかしいと思いますが、一読されたい。というのは、心理的な面における非常な得るところが私はあると思います。捜査技術その他については、専門家ですから、一推理小説家の作文等によってヒントもあまりないと思いますが、単なる民間の推理小説家が筆をとっただけでも実に膨大な内容であります。贋造紙幣団というものがどのよう……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、29期、自由民主党)

○山中(貞)委員 関連して。さっきまでのやりとり、われわれは与党としてなるべく早くしてもらおうと思って質問もしておりませんし、発言もしておりませんが、しかし与党としても重大な問題であって、答弁のやり方が大蔵大臣も局長も私は非常にまずいと思う、ということは、ここで立法せんとする表は、なるほど二十億を金融公庫に入れるというだけのことですけれども、何のために入れるのだということは提案理由の説明にもおのずと明らかであり、そうしてここの議論においてもそのことが議論になっているのであって、従って、その結果についての賛否は分かれています。しかしこれが法律として施行された場合という前提のある場合の質問です。だ……

第44回国会 大蔵委員会 第1号(1963/10/21、29期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  一言ごあいさつ申し上げます。今般はからずもと申し上げる慣例でございましょうが、しかしながら大体予定されておりました人事でございまして、与野党の御協力のもとに、委員長に就任をいたしました。よろしくお願いをいたします。  本委員会は歳入委員会としての実際の権威を高からしめるために、私努力をいたすつもりでございますが、今日まで同僚として働いてまいったのでありまして、大蔵委員会のあるべき姿についての与野党各位の一致した見解については私も十分存じておりますので、委員会の権威保持向上のために努力をするつもりであります。したがって大蔵省におかれましても、本委員会が歳……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 大蔵委員会 第1号(1963/12/11、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  この際、ごあいさつを申し上げます。一昨日の本会議場におきまして優秀なを野党諸君連合の候補者があらわれましたが、皆さま方の御支援をいただきまして委員長に就任をすることになりました。国会対策上でございますので、野党の皆さん方も心の中ではまあ山中は適任であるとお考えいただいておるものと考えまして、今後委員会の運営につきましては与野党一致で選出をされた委員長のつもりで議事を行なうつもりでございます。  なお前国会でも申し上げましたが、大蔵省の大臣以下おられないのを非常に遺憾と思いまするけれども、他の委員会の都合ありましょうから、了承するにやぶさかではありません……

第45回国会 大蔵委員会 第2号(1963/12/13、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  今般大蔵政務次官に就任されました纐纈彌三君より発言を求められております。この際、これを許します。纐纈彌三君。
【次の発言】 農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案及び砂糖消費税法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 おはかりいたします。  この際、本日付託になりました有馬輝武君外八名提出の砂糖消費税法を廃止する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取するに御異議ありませんか。

第45回国会 大蔵委員会 第3号(1963/12/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  この際、大蔵大臣より発言を求められております。これを許します。田中大蔵大臣。
【次の発言】 農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案、砂糖消費税法の一部を改正する法律案及び砂糖消費税法を廃止する法律案の三案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 ただいま議題となっております三案中、内閣提出の農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案及び内閣提出の砂糖消費税法の一部を改正する法律案の両案に対……

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  原田憲君より、中小企業に対する年末金融及び徴税に関する件について発言を求められております。これを許します。原田憲君。
【次の発言】 ただいま原田君より中小企業に対する年末金融及び徴税に関する件について、本委員会において決議をされたいとの動議が提出されました。  本動議について議事を進めます。  討論の申し出があります。これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  おはかりいたします。原田憲君提出の動議のごとく決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、原田君提出の動議のごとく決しました。  ……

第45回国会 大蔵委員会 第5号(1963/12/18、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  本日は、山際日本銀行総裁が参考人として出席されておられます。  参考人におかれましては、たいへん御所用多忙のところをわざわざ本委員会のために差し繰りいただきまして、まことに委員会として感謝にたえません。よろしくお願いいたします。  まず、当面の金融政策について、山際総裁から御意見を拝聴いたし、その後に質疑を行なうことにいたします。  では、山際総裁お願いいたします。
【次の発言】 どうもありがとうございました。  続いて質疑を行ないます。堀昌雄君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。

第46回国会 大蔵委員会 第1号(1964/01/29、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  理事の補欠選任について、おはかりいたします。  理事でありました平岡忠次郎君が、委員を辞任されましたので、理事が一名欠員になっておりますが、その補欠選任につきましては、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは委員長において、武藤山治君を理事に指名いたします。(拍手)
【次の発言】 国政調査承認要求に関する件について、おはかりいたします。  国の会計に関する事項、税制に関する事項、関税に関する事項、金融に関する事項、証券取引に関する事項、外国為替に関する事項、国有財産に関する事項、専……

第46回国会 大蔵委員会 第2号(1964/02/04、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  小委員会設置の件についておはかりいたします。  税制及び税の執行に関する調査のため、また金融及び証券に関する調査のため、それぞれ小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、設置することに決しました。  なお、術小委員会の員数はそれぞれ十三名とし、小委員及び小委員長の選任並びにその辞任、補欠選任等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  では後刻委員長において小委員及び小委員長を指名し、公報をもって御通……

第46回国会 大蔵委員会 第3号(1964/02/06、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  税制金融等当面の基本施策について大蔵大臣より説明を聴取いたします。田中大蔵大臣。
【次の発言】 次に、国民金融公庫法の一部を改正する法律案、日本開発銀行法の一部を改正する法律案、日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案及び昭和三十八年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案の四案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。田中大蔵大臣。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  各案に対する質疑は次会に譲ることといたします。
【次の発言】 これより税制金融等の基本施策について質疑を行ないます。 ……

第46回国会 大蔵委員会 第4号(1964/02/07、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  本案に対する質疑は次会に譲ります。  次会は来たる十一日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十六分散会

第46回国会 大蔵委員会 第5号(1964/02/11、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  昭和三十八年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案を議題といたします。  これより質疑に入ります。農林大臣は農林委員会と予算委員会の関係がございまして、三十分当委員会に御出席をお願いいたしておりますので、そのつもりで御協力をお願いいたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 農林大臣、約束の時間が参りましたので、けっこうであります。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたし……

第46回国会 大蔵委員会 第6号(1964/02/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会談を開きます。  安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 提出者より提案理由の説明を聴取いたします。安宅常彦君。
【次の発言】 次に、とん税法及び特別とん税法の一部を改正する法律案、及び国有財産法第十三条の規定に基づき、国会の議決を求めるの件の両件を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明を終わりました。  各件に対する質疑は次会に譲ることといたします。

第46回国会 大蔵委員会 第7号(1964/02/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案及び自動車検査登録特別会計法案の四葉を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。各案に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がありますのでこれを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 後刻田中君の質問のときに官房長官が参りますから、官房長官の発言に基因……

第46回国会 大蔵委員会 第8号(1964/02/18、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  物品税法の一部を改正する法律案及び印紙税法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  両案に対する質疑は次会に譲ります。  ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  この機会に大蔵大臣に一言申し上げておきます。本会議並びに予算委員会開会中は当委員会としても主張いたしませんが、その他の国会の運営については、当大蔵委員会の出席を第一義に心得て行動されますようお願いいたします。

第46回国会 大蔵委員会 第9号(1964/02/19、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国立学校特別会計法案、租税特別措置法の一部を改正する法律案及び関税定率法等の一部を改正する法律案の三案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  各案に対する質疑は、次会に譲ります。
【次の発言】 次に、金融に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。松平忠久君。
【次の発言】 次に、所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の通告が……

第46回国会 大蔵委員会 第10号(1964/02/21、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案、両案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。金子一平君。
【次の発言】 ただいまの金子委員の質問は、与党委員としてはなかなか出色のできばえでありますから、いずれ機会を見てまた続行することを予約しておきます。  午後一時より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後零時二十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。只松祐治君。
【次の発言】 次会は、来たる二十五日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会……

第46回国会 大蔵委員会 第11号(1964/02/25、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所再税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 次に、相続税法の一部を改正する法律案及び納税貯蓄組合法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  両案に対する質疑は次会に譲ります。  次会は、明二十六旧午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします……

第46回国会 大蔵委員会 第12号(1964/02/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税関支署及び税務署の設置に関し承認を求めるの件及び保険業法の一部を改正する法律案の両件を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  両件に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 次に、所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。平林剛者。

第46回国会 大蔵委員会 第13号(1964/02/28、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  企業資本充実のための資産再評価等の特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。本案に対する質疑は次会に譲ります。  所得税法の一部を改正する法律案、及び法人税法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。武藤山治君。
【次の発言】 けっこうです。
【次の発言】 武藤君、それは個々の会社名にわたりますから、対外信用の問題もあるし、あなたのほうで調べたいものが……

第46回国会 大蔵委員会 第14号(1964/03/03、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  公庫の予算及び決算に関する法律の一部を改正する法律案・国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案及び国有財産法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  各案に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 次に、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正……

第46回国会 大蔵委員会 第15号(1964/03/04、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案及び揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。野原覺君。
【次の発言】 協力されたという判断はむずかしいのでありますが、金曜日の午後に時間がありましたらその問題をやっていただきます。  横山利秋君。
【次の発言】 いずれ御相談申し上げます。  次会は、明後六日午前十時より委員会を開会いたしますが、当日の参考……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/06、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会談を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  本日は、参考人として中山税制調査会長が出席されております。中山会長には御多用のところ御出席をいただき、ありがとうございます。  本委員会におきましては、昭和三十九年度税制改正各案につきまして審議を重ねているのでありますが、本日中山会長より御意見を伺いますことは、本委員会の審査に多大の参考になるものと信ずる次第でございます。中山会長におか……

第46回国会 大蔵委員会 第17号(1964/03/10、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案及び揮発油税及び地方道路税法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。只松祐治君。
【次の発言】 只松君、さよう取り計らいます。
【次の発言】 承知しました。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  ただいまの田中委員の発言中不穏当な点がありましたら、後刻相談をいたして速記録から削除いたします。

第46回国会 大蔵委員会 第18号(1964/03/11、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案及び揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 それは間違いなくできますね。  それでは午後二時より再開することとして、暫時休憩いたします。    午後零時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。岡良一君。

第46回国会 大蔵委員会 第19号(1964/03/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 関連質問を許します。有馬輝武君。
【次の発言】 ただいまの有馬委員の抗議を内容とする質問の趣旨はもっともであります。というのは、当委員会ではだしぬけにこれをやっておるのではありませんで、予算委員会その他と違いまして、金融所管のただ一つの委員会でございますから、慎重な事前の小委員会段階における数回の調査等も経てきて本委員会を開いておるわけでありますから、したがって当委員会としてはさらにこの次にもう一段階関係者の意見も徴して、さらにこの歩積み、両建……

第46回国会 大蔵委員会 第20号(1964/03/13、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は参考人として阿部日本医師会副会長及び荘日本医療法人協会会長がそれぞれ御出席をされております。  両参考人には御多用中のところ御出席をいただき、たいへんありがとうございます。本委員会におきましては、ただいま租税特別措置法の一部を改正する法律案を審議中でありますが、その中に医療法人に対する課税の特例を設ける案件がありますため、本問題に関係の深い団体の代表の方に参考人として意見を開陳していただき、もって委員会における審議に資したいと考えてお願いをいたしたわけであります。快く御出席をいただき、ま……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/17、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案及び揮発油税法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 午後一時四十分より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後零時三十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。  租税特別措置法の一部を改正する法律案に対しまして、有馬輝武君外十二名より修正案が提出されております。提出者の趣旨……

第46回国会 大蔵委員会 第22号(1964/03/18、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得税法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案、揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案、関税定率法等の一部を改正する法律案、とん税法及び特別とん税法の一部を改正する法律案及び地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税関支署及び税務署の設置に関し承認を求めるの件、各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 ちょっと補足説明させます。主税局長。
【次の発言】 午後二時三十分より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後零時五十九……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/19、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  所得付税法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、揮発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案、関税定率法弊の一部を改正する法律案、とん税及び特別とん税法の一部を改正する法律案、国立学校特別会計法案及び日本開発銀行法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 有馬輝武君。
【次の発言】 建設大臣もまた来年度さらに引き上げてもいいということは言っておりません。
【次の発言】 関税定率法等の一部を改正する法律案に対しまして田……

第46回国会 大蔵委員会 第24号(1964/03/24、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国立学校特別会計法案、日本開発銀行法の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案及び自動車検査登録特別会計法案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 ちょっと卜部君、発言の前に、先ほど内々お話ししましたとおり、文部大臣は三十分だけの御出席ということで、参議院の関係がありますから本日はやむなく了承いたしまして、本委員会において国立学校特別会計法案が上がりますまでにもう一回おいでいただくことにお約束をいただいておりますから、御協力をお願いします。

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/03/25、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国立学校特別会計法案、日本開発銀行法の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案及び自動車検査登録特別会計法案の各案を一括して議題といたします。  この際、大蔵大臣より金融機関のいわゆる歩積み、両建て問題について、その後の経過につき発言を求められているので、これを許します。田中大蔵大臣。
【次の発言】 議題となっております各案件について質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 大臣、けっこうです。
【次の発言】 相澤君、いまそこの資料を差し上げなさい。

第46回国会 大蔵委員会 第26号(1964/03/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  本日は山際日本銀行総裁が参考人として出席しておられます。  参考人には御多用中のところ御出席をいただき、ありがとうございます。  まず今回の公定歩合引き上げに関する諸問題について山際総裁から御意見を述べていただき、そのあとに質疑を行なうことといたします。  では山際総裁にお願いいたします。
【次の発言】 続いて質疑に入ります。  通告がありますので、順次これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 有馬輝武君。
【次の発言】 堀昌雄君。

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/03/27、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  理事の補欠選任についておはかりいたします。  理事でありました臼井莊一君が去る二十五日委員を辞任されましたので、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、委員長において金子一平君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を聴取いたします。纐纈大蔵政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/03/31、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案及び印紙税法の一部を改正する法律案の両案を、一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 定数を欠きましたから、暫時休憩いたします。    午後零時十七分休憩
【次の発言】 再開いたします。  この際、有馬輝武君外十二名提出の酒税法の一部を改正する法律案、製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案及び入場税法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。

第46回国会 大蔵委員会 第29号(1964/04/01、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国有財産法第十三条の規定に基づき、国会の議決を求めるの件を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。有馬輝武君。
【次の発言】 関連質問を許します。平林君。
【次の発言】 参考人出席要求の件についておはかりいたします。  証券取引に関する件について来たる八日、東京証券取引所及び大阪証券取引所のそれぞれの代表者に参考人として委員会に出席を求め、その意見を聴取することとし、その人選等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

第46回国会 大蔵委員会 第30号(1964/04/02、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  本日は参考人として井上全国銀行協会連合会会長及び東全国相互銀行協会会長がそれぞれ出席されております。両参考人には御多用中のところ御出席をいただきありがとうございます。  御承知のように、歩積み、両建ての問題は、現在政府をはじめ、各金融機関においてその是正につとめておられることも承っておりますが、なおその自粛措置につきましては、種々議論のあるところであります。本委員会といたしましては、現下の金融情勢にかんがみ、本問題についてすみやかにその是正をはかるため、慎重かつ熱心なる議論を重ねてまいったのでありますが、本日、……

第46回国会 大蔵委員会 第31号(1964/04/08、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  参考人には、定刻前よりご出席いただきましたのに、開会がおくれまして申しわけありません。おわび申し上げます。  証券取引に関する件について調査を進めます。  本日は、参考人として、田口東京証券取引所副理事長及び駒村大阪証券取引所理事長がそれぞれ出席されております。  両参考人には、御多用中のところ御出席いただき、ことに駒村理事長には、わざわざ大阪から御上京賜わりまして、まことにありがとうございました。  まず、両参考人から、当面の証券行政について御意見を述べていただき、そのあとに質疑に入ることにいたします。  それでは、田口参考人からお願いをいたします。

第46回国会 大蔵委員会 第32号(1964/04/09、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  自家用自動車の一時輸入に関する通関条約の実施に伴う関税法等の特例に関する法律案を議題といたします。
【次の発言】 提案理由の説明を聴取いたします。大臣政務次官纐纈彌三君、
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  本案に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 次に、国民金融公庫法の一部を改正する法律案、企業資本充実のための資産再評価等の特別措置法の一部を改正する法律案、公庫の予算及び決算に関する法律の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当……

第46回国会 大蔵委員会 第33号(1964/04/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  公認会計士特例試験等に関する法律案及び税理士法の一部を改正する法律、案の両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。  両案に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 次に、国民金融公庫法の一部を改正する法律案、企業資本充実のための資産再評価等の特別措置法の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して……

第46回国会 大蔵委員会 第34号(1964/04/15、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  専売事業、印刷事業及び造幣事業に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 質疑の便宜上、出席政府委員を読み上げておきます。纐纈大蔵政務次官、澄田主計局次長、平井給与課長、熊田主計官、羽柴印刷局長、山崎印刷局職員課長、阪田専売公社総裁、遠藤専売公社監理官、以上の方が出席しております。
【次の発言】 卜部君、大蔵大臣は理事会の約束で十二時十分前後にはここを出られますから、その間大蔵大臣に主として質問してください。
【次の発言】 国民金融公庫法の一部を改正する法律案、企業資本充実のための資産再評……

第46回国会 大蔵委員会 第35号(1964/04/21、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国有財作法の一部を改正する法律案、国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。日野吉夫君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 川俣清音君。
【次の発言】 次回は、明二十二日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    ……

第46回国会 大蔵委員会 第36号(1964/04/22、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会談を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国有財産法の一部を改正する法律案、国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。平林剛君。
【次の発言】 川俣清音君。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて。  次会は、明後二十四日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれに……

第46回国会 大蔵委員会 第37号(1964/04/24、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国有財産法の一部を改正する法律案、国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますのでこれを許します。有馬輝武君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。    午後零時三十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  国有財産法の一部を改正する法律案に対しまし……

第46回国会 大蔵委員会 第38号(1964/05/06、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。武藤山沿君。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 只松祐治君。
【次の発言】 関連質問を許します。田中武夫君。
【次の発言】 関連質問を許します。有馬輝武君。
【次の発言】 関連質問を許します。有馬輝武君。
【次の発言】 ただいまの有馬君の御要求の法制局は、明日の委員会に呼ぶことにいたします。

第46回国会 大蔵委員会 第39号(1964/05/07、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国民金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 卜部政巳君。
【次の発言】 関連質問を許します。堀昌雄君。
【次の発言】 いまの資料要求、最大限にいれたいと思いますが、資料をつくる前提の、貸し出しにあたってのそういう基準による調査を実施していない以上は、できない分野のものがあると思うのです。ただ、自作農維持創設資金の中の貸し出し残高の帳簿別分類その他は可能と思いますが、小林君、それはできますか。
【次の発言】 できるものはつくらせます。

第46回国会 大蔵委員会 第40号(1964/05/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 政務次官から大蔵大臣にただいまの申し出について当然報告をされるでしょう。その結果大蔵大臣は本法案を審議している最中に必ず出席をするわけですから、そのときにあらためて、きょう報告を受ければ大蔵大臣からまた責任者として違った答弁があり得ると思います……

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/05/13、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。武藤山治君。
【次の発言】 平井君、君の答弁でさえ千分の六を百分の六、間違えました、失礼しましたと言っているのだから、夫婦子三人の世帯でどうなるかというような表を、言われぬでもぼくが最初から注意しておいたとおり提出すべきものだと思う。だからこれはきょうあげる法案じゃないか……

第46回国会 大蔵委員会 第42号(1964/05/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  税制に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 藤井勝志君。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 お答えいたします。常任委員長とは、書いて字のごとく、常時そのいすに座していなければならぬのにかかわらず、所用のために若干退席しました間における春日委員の委員会の運営に対するおしかりでありますが、第一点の与党の質問につきましては、本問題は、別段法案の審議という形になりませんので、うちの与党の中からもぜひ委員会で質疑応答をさせてほしいという希望もこれあり、したがって、その旨を理事会でつけ加えて……

第46回国会 大蔵委員会 第43号(1964/05/22、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 政府より、提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官纐纈彌三君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、本案にあわせて、国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  先般の質疑中に資料要求されました諸資料は、算定のいろいろな実情等をこまかに印……

第46回国会 大蔵委員会 第44号(1964/05/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。武藤山治君。
【次の発言】 関連質問を許します。有馬輝武君。
【次の発言】 卜部政巳君。
【次の発言】 関連を許します。只松祐治君。
【次の発言】 次会は、明二十七日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、……

第46回国会 大蔵委員会 第45号(1964/05/27、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。只松祐治君。
【次の発言】 只松君、いまの資料ですが、具体的にはなかなかこまかく詰めるのはむずかしいのです。そこで、主計局段階の予算の中で、事業費、非常勤職員の人件費、あなたの指摘されたような賞与その他掌握できるものを拾って、……

第46回国会 大蔵委員会 第46号(1964/05/29、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  金融及び証券に関する小委員会において、来たる六月三日、歩積み荷建て問題について、日本勧業銀行、住友銀行、富士銀行、三菱銀行及び三和銀行のそれぞれの代表者に参考人として出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関……

第46回国会 大蔵委員会 第47号(1964/06/02、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 残余の質疑の通告者は次会に譲ります。  次会は、明三日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時十九分散会

第46回国会 大蔵委員会 第48号(1964/06/03、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法の長期給付に関する施行法等の一部を改正する法律案、国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案、公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び安宅常彦君外九名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。平林剛君。
【次の発言】 只松祐治君。
【次の発言】 次会は、明後五日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時五十八分散会

第46回国会 大蔵委員会 第49号(1964/06/05、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  参考人出席要求の件についておはかりいたします。  来たる十二日、保険業法の一部を改正する法律案について、生命保険協会及び日本損害保険協会のそれぞれの代表者に参考人として委員会に出席を求め、意見を聴取することとし、参考人の人選等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際小委員会開会の件について申し上げます。  税制及び税の執行に関する小委員長より本日同小委員会を開会いたしたいとの希望がございまして、先刻理事会において協議いたしました結果、本日……

第46回国会 大蔵委員会 第50号(1964/06/09、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び保険業法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。有馬輝武君。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 関連質問を許します。有馬輝武君。
【次の発言】 後ほど計らいます。赤松勇君。
【次の発言】 小山省二君。
【次の発言】 次会は明十日、午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時三十二分散会

第46回国会 大蔵委員会 第51号(1964/06/10、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  公認会計士特例試験等に関する法律案、税理士法の一部を改正する法律案及び保険業法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 関連質問を許します。武藤山治君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 小山省二君。
【次の発言】 次会は、明後十二日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後三時十九分散会

第46回国会 大蔵委員会 第52号(1964/06/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  保険業法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、参考人として生命保険協会会長弘世現君及び日本損害保険協会会長高木幹夫君がそれぞれ御出席されております。  両参考人には御多用中のところ御出席をいただきありがとうございます。  まず、両参考人から当面の保険行政上の諸問題について御意見を述べていただきまして、そのあとに質疑を行なうことにいたします。それでは弘世参考人からお願いいたします。
【次の発言】 次に、高木参考人にお願いいたします。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。

第46回国会 大蔵委員会 第53号(1964/06/16、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  公認会計士特例試験等に関する法律案及び税理士法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  本日は、両法律案についてそれぞれ参考人より意見を聴取することにいたしております。  まず税理士法の一部を改正する法律案について税制調査会税理士制度特別部会長松隈秀雄君、日本税理士連合会会長前田幸蔵君及び日本弁護士連合会税務対策委員長阿比留兼吉君の各参考人から御意見を聴取いたします。  参考人各位には御多用中のところ御出席をいただき、ありがとろございます。本日、参考人各位の御意見を伺いますことは、本委員会の審査に多大の参考になるものと存じますので、参……

第46回国会 大蔵委員会 第54号(1964/06/17、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  税理士法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑を続行いたします。只松祐治君。
【次の発言】 関連質問を許します。田中武夫君。
【次の発言】 田中武夫君を納得させることはなかなか困難でしょうから、どうぞ。
【次の発言】 その方はいまここへすぐ呼んでこられる立場の人じゃないんでしょう。
【次の発言】 それは急にはできませんよ。
【次の発言】 いずれ相談します。それはできないです。部外者をここへ来なさいということはできないです。
【次の発言】 関連質問を許します。有馬輝武君。
【次の発言】 承りました。  ただいまの有馬君の御発言ですが、大臣の答……

第46回国会 大蔵委員会 第55号(1964/06/19、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  開会に先立ち、委員長より日本社会党の委員諸君に御出席を求めたのでありますが、いまだに御出席がありませんので、まことに遺憾でありますが、審議を放棄されたものとして、議事を進めます。  保険業法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。田澤吉郎君。
【次の発言】 奥野誠亮君。
【次の発言】 藤井勝志君。
【次の発言】 午後一時より再開することとし、暫時休憩いたします。    午前十一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  金融及び証券に関する小委員長より発言を求められております。これを……

第46回国会 大蔵委員会 第56号(1964/06/25、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  専売事業に関する件及び税制に関する件について調査を進めます。  過般の本委員会において、委員長より政府に対し検討を要望しておきました未成年者喫煙禁止法とたばこ専売法との関連問題及び公的医療機関に対する課税の問題について、それぞれ報告を求めます。遠藤日本専売公社監理官。
【次の発言】 泉主税局長。
【次の発言】 ただいまの報告に対し、質疑の通告がありますのでこれを許します。田中武夫君。
【次の発言】 きょうはこの問題を議題にしてやっているわけじゃないので、あなたの質疑中に指摘された法制上のいまだ整備されざる点をこの際何とか考えようということで一応の回答を……

第46回国会 大蔵委員会 第57号(1964/06/30、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  外国為替及び関税に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますのでこれを許します。武藤山治君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 加藤清二君。
【次の発言】 加藤君に申し上げます。今週の金曜日三日に大蔵委員会をまた開く予定であります。先ほどあなたの党の武藤君とも打ち合わせております。本問題で大蔵委員会として決議もしたいと私はいま考えておりますか、そのとおりに運べばその口に参考人等の議事か終わりましたならば――予算委員公等のお約束と言われますが、どのようなものか私も知りませんので、そこらのところも明らかにしながらもう一ぺん議題に供す……

第46回国会 大蔵委員会 第58号(1964/07/03、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  税制に関する件について調査を進めます。  本日は参考人として舟橋聖一君、池部良君及び庄司葉子君がそれぞれ出席されております。  参考人各位には御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。  参考人の中には仕事の上でたいへん御疲労の向きもありますので、委員会の進行にあたりましては、その点委員各位の御留意の上の御協力をお願いいたします。  本委員会は、租税制度に関する所管委員会として、従来より税負担の適正化等の問題につき調査を行なっておりますが、本日、参考人各位より御意見を伺いますことは、徴税の執行と今後の税制改正について、本委員会の調……

第46回国会 大蔵委員会 第59号(1964/07/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 いまの具体的な基準となりますと、純粋な行政上の分野にも関係がありますから、当委員会に書類提出とかいう形にこだわらないで処理していきますから、よろしゅうございますか。
【次の発言】 平林剛君。

第46回国会 大蔵委員会 第60号(1964/08/11、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  鍛冶及び鍋島両政務次官より発言を求められております。これを許します。大蔵政務次官鍛冶良作君。
【次の発言】 大蔵政務次官鍋島直紹君。
【次の発言】 国の会計、税制、金融及び証券取引に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。武藤山治君。
【次の発言】 関連質問を許します。堀昌雄君。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣が出席されましたが、このたびの内閣改造で再度留任されました田中大臣として、新たなる決意に基づく当面の基本施策について、所信の表明を聴取いたしたいと存じます。田中大蔵大臣。

第46回国会 大蔵委員会 第63号(1964/10/29、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより会議を開きます。  本委員会におきましては、先般各地に委員を派遣し、税制及び金融等の実情を調査いたしたのでありますが、その報告書が各派遣委員より提出されております。これを本日の会議録に参照として掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。
【次の発言】 税制、金融及び造幣事業に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。平林剛君。

第48回国会 大蔵委員会 第9号(1965/02/18、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 関連質問を許します。武藤山治君。

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/03/23、30期、自由民主党)

○山中(貞)委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま上程されております関税定率法等の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。  朗読いたします。   関税定率法等の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第三条のうち、別表の改正に関する部分中「別表第〇四〇二号から第〇四〇四号まで、第〇七〇五号、第〇八〇一号、第〇九〇一号、第一〇〇一号、第一〇〇三号、」を削り、「第一〇〇六号」を「同表第一〇〇六号」に改め、同表の改正に関する部分の前に次のように加える。   別表第〇四〇二号から第〇四〇四号まで、第〇七〇五号、第〇八〇一号、第〇九〇一号、第一〇〇一号及び第一〇〇三……

第48回国会 大蔵委員会 第26号(1965/03/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中(貞)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長が病気のため出席できませんので、指名により私が委員長の職務を行ないます。  開会に先立ち、委員長といたしまして、再三社会党の諸君に出席方を懇請いたしたのでございますが、いまだに出席がございませんので、やむなく議事を進行することにいたします。  財政法の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑の通知がありますので、順次これを許します。竹本孫一君。
【次の発言】 竹本君に申し上げます。竹本君の質問で財政経済の基本に関する問題については、本会議終了後大蔵大臣の出席の予定がございますので、その機会に再度発言の機会を与えますから、現在……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1965/12/27、30期、自由民主党)

○山中(貞)委員 私は、自民、社会、民社三党を代表し、三党共同提案にかかる石油ガス税法案に対する修正案を提出いたします。  修正案の内容につきましては、別途各委員のお手元に配付してございます詳細な資料がございますので、繁雑を避けるため省略をいたし、これまたお手元に配付いたしてあります要綱で御説明をしたいと存じます。  読みます。    石油ガス税法案に対する修正案要綱  一、税率の暫定的軽減   石油ガス税の税率(本則では、一キログラムにつき十七円五十銭)を、石油ガス税法の施行日(昭和四十一年二月一日)から昭和四十一年十二月三十一日までは、一キログラムにつき五円に、昭和四十二年一月一日から同年……


31期(1967/01/29〜)

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/13、31期、自由民主党)

○山中(貞)議員 ただいま発言の機会を与えられましたことを感謝いたします。  私は質問者に答えるという意味でなくて、政府の総理以下閣僚、政府関係者並びに各党の議員を立ち会いといたしまして、国民に対して政治家として真実を告げ、そのことが政治への信頼についていかように判断されるかということを許していただきたいと思います。ということは、わが国においてはあまりこのような例が国会の運営でございません。しかし政治家というものは、現在どのような地位にあろうと、やはり自分自身の立場というものを正確に、直接は選挙民たる国民、間接にはその国の政治を心配しあるいは信頼し、希望を持つ国民に対して政治家としての義務が存……

第58回国会 大蔵委員会 第19号(1968/04/03、31期、自由民主党)

○山中(貞)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま提案されております所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案、物品税法等の一部を改正する法律案並び、租税特別措置法の一部を改正する法律案、それぞれの修正案の大要を申し上げます。  修正案はすでに各位のお手元に配付してございますので、その朗読は便宜上省略させていただき、修正の趣旨について申し上げます。  これらの法律案は、それぞれ昭和四十三年三月三十一日までに成立することを目途にいたしまして御審議を願っておったような次第でありますが、御承知のような事情によりましていまだに成立を見ておりませんので、とりあえず成立ま……

第58回国会 大蔵委員会 第21号(1968/04/09、31期、自由民主党)

○山中(貞)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま提案されております酒税法の一部を改正する法律案の修正案の大要を申し上げます。  修正案はすでに各位のお手元に配付いたしてございますので、その朗読は便宜上省略させていただき、修正の趣旨と内容について申し上げます。  この法律案は、昭和四十三年三月三十一日までに成立することを目途といたしまして御審議を願っておったような次第でありますが、御承知のとおりの事情により反して、いまだに成立を見ておりませんので……(「御承知とは何だ」と呼ぶ者あり)御承知とは、政府筋の失言、その他予算委員会における予測せざる紛糾等による国会の空白等々を申し上げたつ……

第58回国会 大蔵委員会 第33号(1968/05/17、31期、自由民主党)

○山中(貞)委員 ただいまの村山君の趣旨説明の項目は、附帯決議についてでありますから、もちろん各党一致しておるわけでありますが、あまりにも具体的な点について御指摘がございました。これらの一々はあげませんが、二、三の点においてなお与野党間で話し合いのついていないまま、したがって、附帯決議の程度の表現とせざるを得なかった問題点等が含まれておるやに拝聴いたしました。したがって、これらは今後検討するにやぶさかでないとしても、全会一致でその点を要望するものであるという具体的な点が全部含まれておっての賛成であるというふうにとられて、私どもがその処理に責任をとらざるを得ないということになりますと、ここで詰め……

第58回国会 大蔵委員会 第35号(1968/05/22、31期、自由民主党)

○山中(貞)委員 紹介議員といたしまして、ただいまの台湾省民の凍結預金払戻しに関する件につき、その趣旨について御説明を申し上げて、各位の御了承を賜わるようお願いいたしたいと存じます。  台湾は、かってわが日本の領土の一部でございました。したがって、台湾に住んでおりました当時の人々は、日本の国民としての教育を受け、また、第二次大戦が勃発するや、現在の台湾省民、当時の台湾の人々あるいは高砂族といわれました山岳民族、これらの人々が、日本の軍人あるいは軍属あるいは雇用者の立場等において、それぞれ日本人としての立場において各地に転戦され、高砂族等においては、千何百名の義勇隊のうち、戦死者七百名をこえると……

第61回国会 地方行政委員会 第44号(1969/06/26、31期、自由民主党)

○山中(貞)議員 ただいま議題となりました過疎地域対策特別措置法案の提案理由とその要旨を御説明いたします。  最近におけるわが国の経済社会の急速な発展は、人口、産業の急激な大都市集中をもたらし、地域社会の基盤を大幅に変動させつつあります。このことは、大都市及びその周辺において、住宅、交通公害等のいわゆる都市問題を発生させているのでありますが、一方、農山漁村においては、人口の急激な流出のために、防災、教育、医療等の地域社会の基礎的条件の維持を困難とするだけでなく、農林漁業等の生産活動の低下を来たすいわゆる過疎現象を生んでおります。  しかも、この過疎現象は、新規学卒者を中心とする若年労働力の流出……

第61回国会 地方行政委員会 第55号(1969/07/31、31期、自由民主党)

○山中(貞)議員 お答えいたします。  過疎現象は、過疎ということばが、大体過密という議論がことばとして論ぜられ始めましたころにややおくれて、その裏のことばとして登場するようになったようであります。厳密にいって、過疎とは何かということについては正確な解釈はありませんが、疎なる状態が過度に及んだという状態が過疎でありましょうが、まあ過疎と通常呼ぶことで、これから世人には、人口に膾炙ずることになり得ることばだと思うのであります。  しかし、その現象は一体どういうことを意味するかといえば、日本における経済成長の過程において、農林漁業を底辺とする日本の産業構造が、近代工業国家としての変貌を急速に遂げて……

第61回国会 地方行政委員会 第56号(1969/08/01、31期、自由民主党)

○山中(貞)議員 やっと私に質問してくださいました。たいへんありがとうございます。  この過疎地域対策特別措置法で考えておりますところの、本来市町村計画の策定されるべき道路のうち、都道府県知事がその指定された市町村の市町村計画に協力して講じようとする措置としての市町村道というものは県道規格のものでありまして、都道府県知事が判断をいたしまして、市町村自体の計画よりかもう少し広域的な観念を持つ道路、あるいは市町村の中の計画でありましても基幹集落等の連絡において、県から見ても、これは県のほうでして差し上げるべきが至当であると判断されるような道路等を、県が特別に道路管理者の市町村長を越えて県の事業とし……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1970/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先般の組閣で総理府総務長官を拝命いたしました山中でございます。  新聞その他の報ずるとおり、だいぶ悪戦苦闘いたしておりますが、しかし沖繩の問題は、私たち民族の良心のうずきとして受けとむべきことであると考えます。したがって、いろいろの障害はありましても、七二年を皆さま与野党一致してあたたかい祖国の誠意と償いの気持ちをもって受けとめるために全力を尽くしますので、御声援、御叱声を賜わらんことをお願いいたします。(拍手)

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先日は、ただあいさつだけでよいということでございまして、新聞報道その他で何だか沖繩及び北方問題特別委員会をばかにしたような記事が出ておりましたけれども、御列席の皆さまはそういうことでなかったことは御理解をいただいておると思いますので、お許しをいただきたいと思います。  本日は、沖繩問題及び北方問題についての所信の一端を述べさせていただきたいと存じます。  まず、沖繩についてでありますが、多年わが国民の宿願でありました祖国復帰は、昨秋の佐藤・ニクソン会談によって一九七二年中に、核抜き、本土並みという大多数の国民の意思に沿った形で実現を見ることとなったわけでありまして、まことに慶賀……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1970/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは、総理、外務大臣の問題でありますが、私の所管は、防衛問題は入っておりませんし、いわゆるベトナム戦の終結がなかった場合において、また相談しましょうというのは、一九七二年中に返還するということは含まれていない。だから、一九七二年中の返還は間違いはない。では、何を協議するのかということは私の所管ではありませんので、総理、外務大臣等からお聞きを願いたいのですが、私の承知している範囲では、そのときに、沖繩の基地というものがベトナムに関連して日本政府の事前協議を要する機能の発動を余儀なくされるような現象があり得るのかどうか、そのような場合にはどのような相談をするのかというようなことが……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1970/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました沖繩・北方対策庁設置法案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。  この法律案による措置の第一点は、沖繩の復帰に関し、その準備のための施策を推進し、並びに沖繩の経済及び社会の開発及び発展をはかり、あわせて北方領土問題その他北方地域に関する諸問題の解決の促進をはかるために、沖繩及び北方地域にかかる国の行政事務を総合的に行なう必要がありますので、総理府の外局として、沖繩・北方対策庁を設置することであります。  昨年十一月佐藤総理とニクソン米国大統領との間で、沖繩が、一九七二年中に、大多数の国民の意思に沿った形で返還されることが合意されました……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1970/04/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 一昨日閣議決定をいたしました沖繩復帰対策基本方針につきまして、沖繩及び北方問題に関する特別委員会の委員の皆さま方に、あらためて基本方針の概要を御説明申し上げてみたいと存じます。  この基本方針は、沖繩復帰対策の策定及び推進にあたっての政府の基本的考え方をまとめるとともに、その推進体制を明確にすること、その推進に際しては、沖繩琉球政府をはじめとする沖繩県民の民意を十分に尊重することを前提としており、その内容については、まず第一に、復帰準備体制については、復帰準備施策の内政的事項については総理府が中心となり、沖繩復帰対策各省庁担当官会議等を通じて関係各省庁間の連絡調整をはかりながら……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号(1970/04/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先般とりました全軍労の既解雇者の問題につきましての本土並み差額の一億九千六百万円につきまして、党派を越えた激励をいただきましてありがとうございます。少しでも本土政府の努力の積み重ねが現地側で本土政府の誠意のあらわれとして受け取っていただければ、私は望外の喜びでございますが、そこでただいま御質問の現会計年度、すなわち本土の会計年度との食い違いの残り三カ月の期間における措置はどうするのか。これは記者会見の要旨にもその件は触れたのでありますけれども、大体予定されております数字が二百十三名ということに表に出ておりますので、これらの人々にはこちらの四十五新会計年度になりましても同じ措置を……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1970/04/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま満場一致をもって可決されました附帯決議につきまして、第一点の審議会の設置等につきましては、委員会の質疑応答を通じまして、復帰までに設置する意思のないことを明らかにいたしておったところでございますけれども、「等」ということばもございまするし、またその御趣旨というものが十分私もわかっておりますので、その後段に書いてございまする「沖繩住民の意向を反映させること。」について、単に機構のみにとどまらず、全会一致の御趣旨を十分に体し、第二点の復帰した際の特別措置に関しましても、ともに決議の趣旨に沿うように努力をするつもりでございます。

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第16号(1970/06/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず第一点、感情に走らないようにしたい、これは当然のことであります。しかしながら、現在私たちが考えなければならないことは、その問題、いろいろの問題の起因者はだれかという問題であります。そのことに対して起因者たるべきものは当然それに対する反省なり、あるいはそういうことの起こらないようなことを自分自身でやらなければならない立場にある。その点において一例を女子高校生の暴行事件ということにとるならば、やはりこれは若い国民の青年が徴兵されてベトナムの戦場に投入されて、そうしてどのような戦闘環境にあったのかもしれませんが、少なくとも心理学の上でも戦場心理学というものがあるようにいわれており……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第17号(1970/07/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 結論としては、一番心配されるのは農作物でありまして、人命その他には被害はありませんでしたが、一番時期的に見ても、あるいは作物の種類から見ても、キビというものを心配したわけです。しかし私のところに届きました被害には、私、疑問がありまして、いまこれを現地に問いただしているところであります。ということは、サトウキビの被害が六十七万四千三百四十九ドル、水稲が二十五万二千六百二十ドル、カンショが三十三万四千九百十ドル、こうなっているものですから、パイナップルの被害は全くなくて、そうして風に一番強いサツマイモが水稲よりも被害が多い報告は私は疑問がありますので、きのう指示しまして調査を命じて……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第20号(1970/10/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これはあくまでも大蔵省に対する予算要求案ですから、あまりこまかな細部の話というのは、とらぬタヌキの皮算用まで含めて資料にして配付するなんということは、本来すべきものでないわけです。しかしながら、御質問があれば逐次答えていきますけれども、このような総額七百三億の予算を組んだ柱が幾つかございます。あるいは復帰記念事業も一つの柱でしょうし、さらに沖繩の特殊な財政事情というものに対処するための県政運営費、こういうものを相当大幅に計上していく、六十億ほど予定しております。あるいは町村の自主財源というものも配慮していくし、さらにまたいろんな事態に対処するための予備費的なものも考えていく。要……

第63回国会 議院運営委員会 第19号(1970/04/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は、内閣を代表して、この沖繩住民の国政参加特別措置法案に対し、全面的に賛成の意を表しますとともに、議院運営委員会の皆さまが、今日まで長い期間にわたって、超党派的に各党一致して本法案を取りまとめられました御努力に対し、深甚の敬意をあらわすものであります。

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 公務員制度を所管いたしておりますから、御指摘の内容は行政管理庁が主であると思いますけれども、しかしながら、公務員の立場の擁護、利益の確保の立場からいたしまして、定員外の職員等のあり方につきましては、今後行管とも十分連絡をとりまして、公務員制度が、真に国民の奉仕者たる公務員のあり方でありますように努力をいたしてまいる所存でございます。(拍手)

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は、総理府総務長官の山中でございます。総理府に設置されております交通対策本部の本部長もつとめております。  このたび、今国会における交通安全対策特別委員会の審議が開始されるにあたり、交通安全対策に関する政府の方針を申し述べたいと存じます。  御承知のとおり、わが国経済の成長に伴う輸送需要の増加は、ここ数年来、自動車保有台数の急激な増加をもたらし、これが交通事故発生の一つの大きな要因となって、交通事故による死傷者は、逐年増加する傾向を示しております。昨年におきましても、政府と国民が一体となって交通事故の防止に努力いたしたにもかかわらず、交通事故による死傷者は、死者数一万六千二百……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1970/03/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました交通安全対策基本法案につき、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。  近年におけるわが国の経済の著しい発展に伴い、自動車交通は急激な伸展を遂げておりますが、これとともに道路における交通事故も逐年増加の一途をたどり、昨年一年間における道路交通事故による死傷者数は九十八万人を上回るというまことに憂慮すべき事態に立ち至っているのであります。また、鉄道及び軌道における交通事故並びに船舶及び航空機による交通事故は、幸いに必ずしも増加する傾向にはありませんが、一たび事故が発生した場合には、多数の死傷者を生ずるという重大な結果をもたらすものであり、その防止は……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは、何も政府と国会との間に意見の相違があろうはずはありませんで、当然そういう考え方で取り組むべき問題と思います。ただ、事柄が空の賊、空賊といいますか、そういう特定の者が特定の目的をもって不特定の一定の集団の人に対して危害を加え、監禁をするという場合と、交通事故というものは、起因者というものが一定していない、たとえばある一定の集団なりある人間が、走る凶器といわれている自動車を使って、銀座通りなら銀座通りで人間をひくつもりで走るというようなことが起これば、これはやや似たケースになりますが、この交通対策の基本は、いずれも善良なる国民同士の間において、突如ある時点において加害者と被……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1970/04/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 マンネリズムに堕しているのではないかという御批判もありましたので、実施のやり方については、そうそう新奇をねらってやるようなものもあまりありませんけれども、実施の時期につきまして、新入学児童、園児等の初めて家の外に出る子供たち、しかも自動車に対して一番弱い、事故率の多い幼児あるいは新入学の児童たちをまず交通安全旬間の中で守っていく、その守られた中で初めて家庭から外に出ていく子供たちの一歩が始まるということがやはりいいのではないかと考えまして、ことしからマンネリズムを打破して、そういう安全旬間というものを一カ月繰り上げたということにそのねらいがあります。  さらにこまかな、そのよう……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第16号(1970/09/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 個人が自動車を持つことによっての社会人としての意識、自分の生活レベルという問題に対する自動車との関連性、こういう問題等については一がいにいえないと思いますが、今日の国民感情、市民感情として、自分たちも自動車を持つ身分になりたいというような必然的な願望の存在することは否定できないと思うのです。しかし、日本の国土は大体三分の二近く山岳地帯である。したがって、人間の常時居住する環境、生活環境というものは非常に狭い。局限的な狭い範囲の中で生活を余儀なくされておる。いわゆる居住環境の密度というものは非常に高い。そういう背景が一つありますが、それを考えますと、日本の統計上、アメリカの、ある……

第63回国会 災害対策特別委員会 第10号(1970/09/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 御承知のことでありますが、政府調査団の派遣というものは一定の基準がございまして、たとえば死者五十名以上というようなことがいろいろございますので、正式の調査団派遣という形をとっておりませんが、閣議でも報告をいたしまして、直ちに私の対策本部の参事官を長といたしまして、建設、農林一緒に、人家倒壊被害の局地的に多かった奄美大島、名瀬、住用村、並びに浸水、高潮等によって局地的に異常な甚大な損害を受けられた高知を中心とする地点においては、調査団を――正式の調査団ではございませんが、しかし、政府の調査団であることは間違いはない。政府の調査団としての資格をもって調査を済まして帰りまして、その報……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 第六十三回国会における当特別委員会の御審議をいただくに先立ち、総理府総務長官として所信の一端を申し述べ、各位の御指導と御協力を賜わりたいと存じます。  わが国は、世界にもまれな経済成長によって国民の所得水準は向上し、国民生活も豊かになってまいりました。しかしながら、その反面、いろいろ社会問題が発生し、中でも公害の問題が深刻化いたしております。  公害問題は、申すまでもなく、緊急な解決を必要とする国民的課題でありまして、政府といたしましてもこのため諸般の施策の推進につとめてまいりましたが、公害対策基本法の制定を契機に一そうその施策の整備拡充に努力いたしておるところであります。  ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/03/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました公害紛争処理法案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  公害問題は、申すまでもなく、現在緊急な解決を必要とする国民的課題でありますので、政府といたしましては、従来から公害対策基本法の精神にのっとり各般の公害対策を講じているところであります。  公害対策におきましては、何よりも公害の発生を未然に防止する措置を講ずることが肝要でありますが、同時に、公害が発生した場合に備えて、公害紛争処理制度を整備することが必要であります。  公害による被害は、単に財産的なものにとどまらず、人の生命、健康に及び、しかも、当事者が多数にわたり、かつ、加害と被害との因果……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第7号(1970/04/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私の性格でございますから、予算でも、すでに昨年八月に提出してあります予算も全部ばらばらに組みかえて、要らないものは要らない、追加するものは追加するという作業を就任早々からやったのでありますが、提出法案につきましても、全部私の考え方で洗い直しました。もともと公害というものは思想、党派を越えた人類の挑戦すべき課題であり、日本においてもまさに国民の挑戦すべき課題として受けとめなければならぬものですから、その結果として皆さんの修正が行なわれた、これはそのとおり受け取るべきだ。これが一応原案に出ているわけですが、そこで、まだあと質問がありますからその点は答弁から省きますが、この紛争処理の……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先般の委員会の席上で、厚生並びに通産両省の答弁を聞いておりまして、しかも、四年間時日が経過しっばなしであるという現実を考えましたときに、これをいまのままほっておいたのでは、毎国会議論が繰り返されるだけで、とうてい「別に法律で定める。」という法の趣旨に沿った政府の主張はできにくいと私は判断しますとともに、そこでその委員会の日の夕刻、直ちに私のところの、直接ではありませんが、これに関与いたしております職員の諸君を集めまして、総理府のほうでこれを引き取って、少なくとも通産、厚生の両省を中心に、各省庁関係のあるところは参加してもらって、当然「法律で定める。」となっておる義務に従った立法……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1970/04/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 気持ちは当然前向きなんですけれども、やはり日本だけにしかないような、いまおっしゃったような病気であるというようなことがだんだんわかってきまして、イタイイタイ病も、最初は厚生省は栄養失調だとあなたにお答えしたということ、そこらのところは私はよく知りませんけれども、要するにそういうものは病理学的に、あるいは専門の科学者あたりの研究解明というものが前提になりませんと、病気そのものが第一いかなる原因によるものであるか等がわからないままでこの紛争処理に持ち込むということは、なかなかむずかしいでしょうし、病気の実態を、しからばそれが病原菌なり何なりというもの、あるいはその基因するところはど……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1970/04/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 与野党一致いたしておりまするのに、当該大臣との間に紛争処理がなされなかったということについておわびを申し上げます。私は、中身の問題よりも法律の形の問題を考えたわけでございまして、法律というものは、国が国民に対し、何を目的に、何をしようとするかということを定めなければならぬと思います。本法は、そのことがもちろん定めてあるわけでございますが、附則で、その定めたこと以外のことを検討しろということが書かれますと、ここでは国会の意思をいれたんだということで形はおかしくないようでありますが、成立可決の瞬間からこの法律は全体として法律になりますから、そうすると、政府のやるべきことについて附則……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1970/07/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 役人に相談をさせますと、すぐ局をつくりたい、あるいは予算が足らないから予算をつけてくれというような話に落ちつくのが大体見えておるわけです。総理もそこらのところはわかっておりますから、閣議の席で各省のそのような行政のあり方を改めて、私の手元ですっきりした政治の姿勢というものを示すようにという指示があったと私は受け取っております。その意味では、現在各省がばらばらにものを言っておりますことについて、全部いいことでありますけれども、やはりそれらを責任者の大臣等を私と、あるいは総理、官房長官等を含めまして、直接関係する閣僚で相談をしながら、現在閣僚会議である公害会議にぶっつけますと、その……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1970/08/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先般の閣議におきまして、公害担当大臣を拝命いたしました。今日までも公害紛争処理法等におきまして、公害対策特別委員会の皆さま方といろいろ意見を交換いたしてまいったところでありますが、今回は政府全般の責任者の指名をいただいたわけでありますので、一そうの御指導、お引き回しのほどをお願いいたします。  今回設置されました対策本部の、形は副部長でございますが、担当国務大臣としての指名があったわけでありますから、国の姿勢を、政治の姿勢を示す責任は本部長たる総理にあるとしても、具体的な実施あるいは対策等については、全責任が私にあるものと覚悟いたしておるわけでございます。対策本部の機構、機能等……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第19号(1970/09/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ごらんのように、ただいま参りましたので、あるいは答弁がちぐはぐになりましたらあとで変えますから……。  ただいまのお尋ねは、各省庁の固有の行政権限というものがある、そういうものを調整していくのに本部がやるのかということだと思います。これにつきましては、実行上も法律改正上も、本部が全部中心になりましてこれを進めてまいります。したがって、毎週一回はほとんど開いております関係閣僚協において、そのつど関係する閣僚にお集まりを願いまして、基本法の改正から始まって、先ほど答弁を説明員よりいたしました地方に対する権限委譲、工場排水法の取り締まりの残存十一業種について全部地方に委譲するというよ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第22号(1970/10/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 何でも私ということで、答弁はいたしますが……。これからの企業立地条件の策定にあたりましては、これは経企庁長官のほうが所管いたしております新全国総合開発計画のレイアウトのしかた、あるいはそれぞれの県ブロック等において考えられる企業立地の定め方等がいままでは地域の繁栄ということのみで、ただいま確かに佐藤君の言われるように、陸上からながめた立地でありました。やはりこれからは広い意味の海洋汚濁あるいは湾内等のそのような天然の動植物、そういうようなもの等への影響等も考慮した設計あるいは設定がなされなければならない現実がそこに生まれておると思います。どこの役所ということでもありませんが、埋……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第23号(1970/11/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、基本的な姿勢は、私がたびたび申し上げておりますように、市民の、あるいは国民一人一人の生活環境、生命というような身近な問題に関する事柄でありますので、できるだけ身近に事柄を掌握できて、常時自分たちの行政の範囲内でとらえておるはずである知事、市町村長というものに重点を移していきたい。そのためにはできるだけ多くの権限、あるいはその他のそれに伴う法的な根拠も地方に移していきたいというのが念願であります。工業排水等については、全部すべての業種が都道府県に委譲されたことは政令ですでに御承知のとおりでございますが、さらに現在の大気汚染防止法の中で委譲されておりまする市、さらにそれ以外の……

第63回国会 社会労働委員会 第24号(1970/07/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これはもうすでにたびたび意思の表明は公的に政府としてはいたしておりますし、昨日も、ストと申しますか、そういう官公労の諸君の要求を掲げた日の前日、私直接代表者全員の諸君とお会いしまして、政府の変わらない、勧告があったら完全に実施をする、また、昨年みたいに核抜きの実施等のちびたことはやらぬ――これは核ということばは別にして、きちんと、ちゃちなことはしないで勧告どおりやりますということを申しました。それは当然、勧告を総裁は五月と言っておられますから、五月以降ということになるわけでしょう。  また、財源問題等につきましても、今後災害その他でどれぐらい金が要るものかわかりませんけれども、……

第63回国会 地方行政委員会 第24号(1970/05/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 当時の藤枝自治大臣がそのような答弁をいたしておられることを、申し継ぎ事項その他において私承知いたしておりませんでした。秋田自治大臣は御存じだったのですか。――いまの問題は担当大臣も御存じないそうでありますが、私のほうで、いまおっしゃいました公的年金制度調整連絡会議において作業を進めておることは事実でございます。ことし私のプロパーの所管であります恩給につきまして、大体四十三年度ベースでありますが、物価、公務員賃金等の上昇の分に対しまして、一定の方式を樹立いたしまして、予算がセットされました。このことは他の公的年金の側にも――恩給においてはすでにそのような実質上のスライド制的なもの……

第63回国会 地方行政委員会 第28号(1970/07/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 完全実施というのは、いままでやっていてあたりまえのことであったのを、それをあたりまえにことしからやっていくということを意味するものであります。したがって、昨年から予算上の予備費の変化は二百億しかありませんけれども、一千百億の予備費が足りるか足りないか、その結果によって給与勧告をされた内容の完全実施に変化を生ずるというような性格のものではございませんで、これはもう給与の完全実施ということは、政府の姿勢である、また公務員に対する雇用者としての政府の約束でありますから、これは実行する。そのためには財源を、これはもう一義的にこれに充当するものであって、公務員給与の勧告の完全実施というこ……

第63回国会 地方行政委員会 第31号(1970/10/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 公害対策基本法で要請されております企業の費用負担の法律について、今日までじんぜん日をむなしゅうしてきたということは政府の怠慢であると私も思っておりますが、通産省側においては、産業構造審議会の公害部門の中間報告において、これらの問題について先ごろ報告がなされました。さらに厚生省の厚生大臣の諮問機関である委員会より答申が行なわれたところでありますが、いずれも考え方の面において一長あり、またあるいは実施のドラスティックな面において一長ありというようなことで、両者そのままの状態では法律になりがたい。しかも通産、厚生両省とも、法律に書くために要請されておる条項で答申し得なかったもの、すな……

第63回国会 内閣委員会 第2号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 初めに皇室経済法施行法の一部を改正する法律案について申し上げます。  ただいま議題となりました皇室経済法施行法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明いたします。  内廷費及び皇族費の定額は、皇室経済法施行法第七条及び第八条の規定により、現在、内廷費は八千四百万円、皇族費は七百二十万円となっておりまして、これらは昭和四十三年四月に改定されたものであります。その後の経済事情、なかんずく物価の上昇及び二回にわたる国家公務員給与の引き上げ等の情勢にかんがみ、内廷費及び皇族費について、物件費及び人件費の増加を考慮し、内廷費の定額を九千五百万円、皇族費算出の基礎となる定額を八百三十万円……

第63回国会 内閣委員会 第3号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 いままでのあり方については先日の委員会で申し上げましたが、これから輸入も含めてやっていこうという体制はいままでよりも好ましき方向であることは間違いないでしょう。ただそれを今後運用するにあたって、民間の実務者あるいは関係閣僚が入っておりますから、そういうものの運用が適切であるかどうかについては今後の御批判の存するところでありましょうし、ことに諸外国が日本をどう見ておるかということを正確に受けとめて、ものごとをそこで議論していかなくちゃならない。日本の立場が、すでに環境ができ上がっておりますので、そこらのところは今後――私らはひさしは貸しておりますけれども、そういう意味では総理に対……

第63回国会 内閣委員会 第4号(1970/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私実態が正確にわからないということもありましょうが、御指摘のように、同和地区の方であるから転業、再就職その他がほんとうに阻害されているのかどうか。ときたま、たとえば結婚問題なんかで予算委員会で質問がありまして、興信所から何か調査して旧戸籍か何かまでめくって、それを報告をしたものだから破談になった。これは人権じゅうりん問題だから、こういうのは人権侵害の事実ですから、法務大臣に私のほうから調査、善処方を依頼したのですけれども、一般就職問題まで差別しているのかどうか、そこらまではちょっと私わかりませんし、私の常識ではそういうところまではほんとうにもう同化して、あまりそういう差別はない……

第63回国会 内閣委員会 第23号(1970/05/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 御説のように恩給法そのものは、第一条に、受給権者は権利としてこれを受けるものであることが明記された法律でありますが、明治に始まりました恩給法が、ことに戦後、敗戦によります旧軍人、準軍人、軍属その配偶者等を含む、中断そして復活、しかもそれの是正等々の複雑な段階を経てまいりましたために、当然の結果ではあるかもしれませんが、およそ今日の日本の法律の中で一番読んでわかりにくい法律というものが恩給法ではなかろうかという疑問を私も持つわけであります。法律というものはだれのためにあるのかということを私たちはいつも考えなければなりませんが、それはやはりその法律によって関係の生じてくる国民の方々……

第63回国会 内閣委員会 第24号(1970/05/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 いまの問題は、恩給受給者すなわち恩給法第一条に定められている恩給を受ける権利を有する人たちに対する国の考え方でございますから、技術的な問題ではございませんし、私から申し述べさせていただきます。  私はそのような恩給を受ける権利を持っておる人々は、国家、国民に対して公共の立場においてその生涯をささげて退かれた人々でありますから、当然国民の立場において、国家の名において、それに対して恩給を支給する義務を負うものである、こう考えております。そのような権利義務の関係が、今日まで累次の議員立法を含む改正が、上塗り上塗りで参りましたために、あるいは財源上の理由等にもよりまして、受給権者の方……

第63回国会 内閣委員会 第25号(1970/05/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員災害補償法等の一部を改正する法律案外一件につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  本年二月二十八日付をもって人事院から国家公務員法第二十三条の規定に基づき、国会及び内閣に対して、今国会に別途提案されております労働者災害補償保険法の改正に対応し、国家公務員災害補償法等の改正を行なう必要がある旨の意見の申し出がありましたので、この申し出に基づき、国家公務員災害補償法等の一部を改正する法律案を作成し、ここに提案をいたした次第であります。  次に、この法律案の内容の概略を御説明申し上げますと、労働者災害補償保険法の改正法案と全く……

第63回国会 内閣委員会 第27号(1970/07/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 政務次官も立場がありますから、内閣全体として給与担当相の私から明確に申し上げておきます。  計算上カンフル注射三本というのは、金額にすれば二百億です、去年と違うのはですね。しかし、その心がまえが、昨年のように夏期抜き一カ月おくれというようなことはしないという姿勢を示す意味のあらかじめ強心剤の注射なんでしょう。心がまえができておるということでありまして、したがって、災害あるいは一これはこれから起こるわけですが、さらに可能性があります災害あるいは米の予想以上の減反、こういうようなものがありましょうけれども、この約束は昨年すでになされた政府の公的な姿勢でございます。これは公務員に対し……

第63回国会 内閣委員会 第28号(1970/08/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昨年十一月の官房長官談話以来、当委員会においても、あるいは予算委員会等におきましても、政府の姿勢は絶えず完全実施を明確にいたしております。したがって、人事院一安心。大蔵大臣頭が割れそうと言っておりますが、私のほうは冷静淡々として既定方針に向かって邁進するということで、近く閣議の決定をいたすつもりでございます。
【次の発言】 細工というのは、いわゆる答申の中身をいじくり回すという意味だと思うのですが、それはいたしません。ただ、財源上に非常な細工を必要といたします。御参考までに申し上げますと、この勧告について完全実施をいたしますと――これは概算でございますので、すなわち勧告のありま……

第63回国会 法務委員会 第27号(1970/06/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私、法務委員会は初めての出席でありますから、まずこの問題の底流として私たちが考えておかなければならないことを前提に話すことをお許し願いたいと思います。  私たちは、沖繩の心と本土の心という問題をまず考えなければなりませんし、そうして日本人である沖繩の人たちとアメリカの立場というものについての心の問題をやはりまずくみ上げなければならないと思います。私たちは八月十五日を敗戦の日として強く印象を受けておりますが、沖繩においては、敗戦の日もさることながら、サンフランシスコ講和条約において、日本の立場でどうにもならなかった環境の中であったとはいえ、沖繩の人々の意思を無視して本土から切り離……

第63回国会 予算委員会 第1号(1970/02/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私には質問しないからということで、準備も何もしておりませんが、抜き打ちの質問でございました。しかしながら、所管大臣といたしまして、防衛の問題は別といたしまして、私はもっぱらその方面について鋭意努力中でございます。  ただいま御指摘になりましたような点が、まさに、沖繩をあと二年後に祖国が二十数年ぶりに抱き取ってやろうということの一番大きな問題であるかと考えます。基本的には、きのう参議院の本会議でも質問があったのでありますが、奄美復帰のときの喜びほどの喜びが沖繩現地で感ぜられないという感じはしないかという話がありました。形は別でありますが、奄美大島が復帰いたしましたときには、党派を……

第63回国会 予算委員会 第4号(1970/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 このような紛争が日米双方の、単に沖繩のみならず、長い友好関係の上にも決してプラスにならないものであると考えますので、その解決にいま全力をあげておるところであります。しかしながら、施政権が現在米国になお復帰まではございますので、その施政権のあることを前提にいたしました中で雇用関係の改善、すなわち、直接雇用が紛争の遠因であり、根源であると思いますから、これはなるべく間接雇用に準じたものに切りかえる方法、あるいは後ほど御質問があるかもしれませんが、退職金の問題等について、双方からめながら外交ルートをもっていま折衝中でございます。

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 交通対策本部長の手元に参謀長がいないという話でありまして、御指摘のとおり、私のほうに権力があって私が各省の行政主管庁を引っぱっていくという機構に、実は率直にいってなっていないのです。各省庁、関係省のやっていることを総合調整する、その基本的な方針を定めてそれを実行してもらうという、私が預かっている形になっているわけでありますが、そこで先ほど来のお話につきまして、学童の問題等も含めまして、先般交通対策本部幹事会を開きまして、さらにこまかい実行上の問題点も詰め終わりまして、各関係都道府県、市に指令を出しました。その内容がございまするので、一部報道もされておりますが、あらためて公的に私……

第63回国会 予算委員会 第7号(1970/02/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 大蔵省がどう言ったのか知りませんが、どう言おうと、交付税率というものは、県によって異なるべきものでないと私は思っております。したがって、沖繩が復帰いたしましても、やはり交付税率は三税の三二%であるべきである、こう考えておりますが、ちなみに大体沖繩と類似県の平均をとりますと、本土で現状で三二%で配られております金が、大体四十三年度では百六十二、三億になります。反面、沖繩を一政府とみなしまして、一国とみなして本土との収支じりを見ますと、約七百二億くらいの沖繩側から見る入超になっておりますから、ここらのところは、行財政の体系が全然違いますので単純に比較はできませんけれども、返ってまい……

第63回国会 予算委員会 第9号(1970/03/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま御指摘の銚子沖イペリットの漁民に与えました損害につきましては、関係する各省庁が非常に多うございますので、私のほうで一応所管をいたしまして、各省庁からお集まり願いまして、今日まで数回の協議をしていただきました。この問題については、局地的ではございますが、関係漁民や県その他の方々がたいへん御心配になっておることでありますから、念のためにメモで順を追って御説明申し上げます。  まず、経過を申し上げますと、直ちに海上保安庁は、当分の間現場海域に巡視船を派遣する。これは実施いたしました。  次に、防衛庁においてはイペリットに関する講習を現地で行なう。これは二月七日に行ないました。……

第63回国会 予算委員会 第11号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私のほうで扱っておりますが、昨年の七月に長期十カ年計画を策定をいたしまして、それはすでに実行に入っているわけであります。  私の基本的な考え方は、私ども日本民族がこのような問題をいつまでも収拾ができないということは民族の恥であるというふうに考えております。したがって、これには積極的に政治家の責任として取り組むべきものであると考えまして、今回は協議会が期限が切れますので、別途総理府設置法で期限を長期十カ年計画の前期五カ年に合わせた残りの四年間これを延長して、引き続き御意見を承りながら事業の推進というものに誤りなきを期したい、こう考えて、その措置も別途立法、提出いたしている次第でご……

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 復帰いたしましたら、御指摘の法律は全部自動的に適用になるわけでございます。今日までも琉球政府におきましては、米軍の援助費の中から基地周辺のそのような防音対策等に対する予算措置を細々講じてはいるようでありますが、昨年の七月に施設庁を中心にいたしまして現地に調査団を派遣いたしまして、米軍資金のみでやっていたのでは復帰までにやはり気の毒である。ということは、御指摘にもありましたように、沖繩の基地は特殊な形態でありまして、人間の住んでおる地域の中に基地がせり出してきておると申しますか、もともと人間がびっしり住んでいるところが基地に潜入されていたという形が普通の形のようになっておりまする……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 閣議の席におきまして、所管大臣たる橋本運輸大臣より、上床船長の今回の行為については世道人心、道徳退廃の傾向の見られる昨今の世情から見て、これを賞すべきであろうと思うがいかにということがありました。これに対しまして、閣議の席において何ら異存が各位にございませんので、賞勲担当の私のほうで、その行為について、生存者等が幸いにしてございましたから、事実称賛に値すべき行動であるか、またその行為そのものだけでもって勲等などの判定をいたすわけにまいりませんので、三十三年間にわたる船員生活、二十九年にわたる実質乗員生活等をよく分析をいたしまして、すべての経歴を見ました結果、上床船長は名実ともに……

第63回国会 予算委員会 第16号(1970/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私も、新聞記事以外にまだその詳細は報告に接しておりませんが、その記事に関して私の見るところでは、米軍の軍用地の一括買い上げの問題は、三十一、二年ごろたいへんなトラブルの起こった問題であります。その所有権は当然地主にあることは、一括払いをされたあとでも明確であったのでありますが、一括払いの期限が、今後一年ごとに払われる機会が到来するに従って、地主の権利というものは一そう明確になる。その支払いについて琉球銀行というものが、これは資本構成がおっしゃるように米資本が入っておりますので、当然引き取るときの資産交渉の対象になると思いますが、しかし少なくとも琉球銀行という民間銀行が、その地主……

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/03/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 一部新聞に基本復帰大綱というようなものが掲載されたことは事実であります。しかしながら、あれは私が主管大臣といたしまして、基本的大綱を、大体柱を立てまして、関係各省、ほとんど全部に及びますけれども、それらの諸君を集めました幹事会に、俗にいうたたき台的に出したものそのものでありまして、その後各省の意見、建設的もしくは妨害的あるいは積極、慎重、いろいろの表現がありますが、いろいろの意見を取捨選択をいたしまして、相当変わったものに内容がなってまいりますが、概観いたしますと、やはり復帰に伴って今後日本政府がどのような基本的な方針をもって臨もうとするかということを掲揚するにとどめるわけでご……

第64回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1970/12/03、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 初めに、各議員五名おそろいで特別委員会に入られまして、本日、途中の本会議を除き、五名とも全員、たまたま西銘委員の御表現に、積もり積もった二十五年間の思いをたたきつけたいというお話がございました。私も、この意義あるときに担当大臣でありますることに深い感銘を覚え、また無上の光栄に存じまするとともに、私は、各衆議院五名、参議院二名の選出国会議員の皆さまが、外交、防衛等において意見を異にするところが前提にあるとはいえ、しかしながら県民福祉、そして二十五年の間なおざりにされたために起こった問題の数々について、おそらく共通の前提に立って個々の問題に意見をお持ちであろうと思いまするので、今日……

第64回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1970/12/24、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 私が昨日参議院の委員会において日本政府の責任であると申しましたのは、敗戦そのものが第一日本政府の責任を持つべき事柄でございますが、そのあと敗戦の際の業火に焼かれた沖繩の方々を、サンフランシスコ講和条約において、日本の全権の調印によって、沖繩の人々の意思を聞かずして切り離した。その後今日まで沖繩の人々の苦しみがなお続いておる。しかもそれが昨年の佐藤・ニクソン会談によって復帰が確定をして、さあもうしばらくだという明るい希望の反面に、なおかつ短いようであるけれども残りの二年間われわれはこの苦しみに耐えよというのかというお気持ちであろう。この点について、われわれは沖繩の人たちに対して政……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1970/12/03、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました公害対策基本法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦後すでに二十有余年を経過いたしましたが、その間わが国経済は、目ざましい発展を遂げ、これに伴い国民所得の増大、産業構造の高度化等、望ましい現象をもたらした半面、短期間におけるきわめて早い経済の発展と人口の著しい都市集中を背景として、大気の汚染、水質の汚濁、騒音等による公害の発生が各地に見られ、人の健康や生活環境に対する脅威となって、重大かつ、深刻な社会問題を引き起こしております。  公害対策基本法は昭和四十二年八月に制定され、以来、同法の精神にのっとり、政府……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1970/12/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 この種の性格の議論については総理からすでに本会議場、連合審査等を通じて意見を明らかにされておるところでありますけれども、担当大臣の私といたしましても、そういうような、ただいまお話しになりましたような考え方を前提にしておるわけであります。  さらに、これは私たちの現在生活しておる環境、生存しておる状態というものについてのみでなくて、われわれがいま後代の日本人、それらにどのように責めを果たすか、すなわちわれわれの子々孫々にどのような日本列島の居住環境を残してあげられるかという、すでに私たち自体がある意味においてはこのような環境破壊、汚染の状態をつくり出した責任者でもありますから、そ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1970/12/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは政府の怠慢といえばそれだけのことばに尽きるかと思います。しかし、さらに具体的にいいますと、企業の負担を定める場合、別の法律をもってしなさいということを二十二条で要求いたしております。  内容について、たとえば負担させる額の算出方法というものが書いてあります。そうすると、算出する方法を政令にゆだねないで法律で書き込まなければならない。ここに、一部ではそういうことを不可能でありますということばさえ聞けたほど非常にむずかしい問題がありましたし、例のいわゆるなわ張り争いと申しますか、役所の厚生、通産等を中心とするそれらの意思の統一がなかなかされなかったというところ等にも問題があっ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/12/09、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 これはたびたび申し上げておりますが、第一条第二項の削除は、私たちとして最初にきめた新しい、公害に対する政治の姿勢の基本でございます。さらにそのあと、しからばいかなる理念をもって臨まんとするかという姿勢になるわけでありますが、その公害対策基本法の新しい第一条に、憲法の条章によるいわゆる健康にして文化的な生活というものは――最低ということばはここでは使っておりません、われわれは最低の生活を目標にすべきでない時代になっておりますので、故意に抜いたわけでありますけれども、これは国民の国家に対して持つ権利であるということの憲法の精神をくんで、そのことばを盛り入れることによってそのような姿……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1970/12/10、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 方向は、都道府県知事の広域行政の責任者としての立場にゆだねる原則を確立いたしておりますが、さらにその次の段階としては、俗称政令都市とか、指定都市とかいっております地方自治法上の立場の指定都市というようなことではない、いわゆる公害立法から必要とされる地域というものに対する特定の市を考えます。したがって、特定の市の名前をここで列挙するわけにはまいりませんが、現在でも十幾つの市がすでに指定になってもおりますし、市に移す方向で努力していきますが、さらに清掃法や、あるいは騒音等については、市町村固有の事務ということで、さらに将来考えられます悪臭防止法等についても市町村単位でやるということ……

第64回国会 内閣委員会 第1号(1970/12/03、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員災害補償法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  本年二月二十八日付をもって人事院から国家公務員法第二十三条の規定に基づき、国会及び内閣に対して、国家公務員災害補償制度の改善を行なう必要がある旨の意見の申し出がありましたので、この申し出に基づき、国家公務員災害補償法等の一部を改正するとともに、あわせて公務上の傷病により休職にされた職員の退職手当の改善をはかるため、この法律案を作成し、ここに提案をいたした次第であります。  次に、この法律案の内容の概略を御説明申し上げますと、その要点は、  第一に……

第64回国会 内閣委員会 第4号(1970/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  本年八月十四日、一般職の国家公務員の給与について、俸給表を全面的に改定し、調整手当を改正すること等を内容とする人事院勧告がなされたのでありますが、政府としては、その内容を検討した結果、人事院勧告どおり、五月一日からこれを実施することが適当であると認めましたので、この際、一般職の職員の給与に関する法律等について所要の改正を行なうとするものであります。  まず、一般職の職員の給与に関する法律の一部を次のとおり改めることにいたしました。  第一……

第64回国会 内閣委員会 第6号(1970/12/11、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 鬼木先生ほどものわかりがいいかどうかわかりませんが、あるいは聞き漏らしておる点があるかもしれませんが、私の判断では、現在の調整手当より落ちるところはないと思うのです。調整手当の中で上がるところが新しくできる。したがって、その上がらないところが、いわゆる自分たちも上がればよかったという意味の、あるいは落ちた感じですね、そういうものはあると思います。そこらの説明はやはり親切でなくてはならぬと思います。ですから、人事院のほうでどのような答弁をしたか知りませんが、中立性を尊重して、人事院のほうに私からも、鬼木先生が御審議くださるのに必要な資料は提出していただくようにお願いをいたします。

第64回国会 内閣委員会 第8号(1970/12/25、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 この駐留軍離職者対策協議会というのは、総務長官がまだ大臣でない時代にできたものであって、ですから構成メンバーは事務次官で構成されていて、そしてその会長が大臣だというへんな構成で、いずれ直さなければいかぬと思っておりますけれども、しかし、責任を回避する意味で言っているのではありません、そういうおかしな機構になっておるわけです。したがって、事務次官を集めてやる会議は、事務関係の打ち合わせあるいは意思の統一、計画の樹立、実行ということでありますから、実際上実務者を集めて連絡会議を担当官でやりますと、ほとんどそれにかわる仕事ができるわけです。それで手に負えないものは、これはむしろ離職者……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩及び北方問題について、所信の一端を述べさせていただきます。  一昨年秋の佐藤総理とニクソン米国大統領との会談において、沖繩の施政権が一九七二年中に核抜き本土並みという国民の総意に沿った形で返還されることになり、昨年十一月には、沖繩県選出国会議員も国政に参加されたことを心から喜ぶものであります。  現在、政府は、沖繩の祖国復帰を円滑に実現し、かつ豊かな沖繩県を建設するために、全力を傾けてその作業を進めているところであります。  私は、かねてより沖繩問題の解決に微力を注いできたものでありますが、特に、昨年一月に沖繩問題の担当大臣である総務長官に就任して以来三たび沖繩を訪れ、離島……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1971/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました沖繩地域における産業の振興開発等のための琉球政府に対する資金の貸付けに関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  御承知のとおり、従来琉球政府及び沖繩の市町村の公共施設の整備等のため必要な資金については、琉球政府の資金運用部資金を充てるほか、沖繩の市中銀行の資金を借り入れる方法による以外に道がなく、本土の資金運用部資金等を貸し付ける制度がなかったのであります。しかしながら、本土復帰を控え、琉球政府及び沖繩の市町村の財政需要の増大に対処するため、沖繩の資金運用部資金等のみによって琉球政府及び沖繩の市町村の資金需要……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1971/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず初めにお断わりしておきますが、たしか、きのう発表になったという表現を使われましたので、その意味では正確ですが、これは、閣議決定も何もしていない、琉球政府との間において一応合意に達した問題点を新聞に発表をした、聞かれたから答えたという形式でございまして、まだきまったものではございませんので、前置きをいたしておきます。  ただいまの問題は、一応対策要綱に現在書こうと思っております範囲は、確かに主席並びに立法院議員というものをみなすという規定をしたいというつもりでおりますが、さらに、これについてのこまかな行政上の具体的規定、すなわち自治法によって、復帰の時点においてみなされるはず……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1971/03/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま第二次復帰対策要綱について説明を求められておるということでありますが、私のほうは突然説明をするようにということでございましたので、説明的な文書を一切持っておりませんので、お手元にございますでしょうか、この沖繩復帰対策要綱(第二次分)、それに基づいて私のほうで注釈を加えつつ御説明申し上げるという形をとりたいと思います。  まず初めに、沖繩県及び市町村の行政組織問題でありますが、これについては、知事並びにそれぞれの沖繩県の議会の議員についての規定でありまして、現在の主席を復帰の時点において知事とみなす、現在の立法院の議員を復帰の際において県議会の議員とみなすという要望に沿っ……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号(1971/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまのお話の表は私はまだ見ておりませんし、事務当局もそのような分類表と申しますか、予想表というものは承知していないということであります。
【次の発言】 私が先ほど承知していないと言ったのは、その琉球政府のどこかで作成しました定数予想表というものを知らないということであって、復帰後の沖繩の公務員の処遇についてすでに復帰対策要綱で明確に定めてございますから、いずれも首切りとかあるいは不当なる配転とかいうことのないように、本人の意思を十分くみながら、国家公務員、地方公務員にそれぞれ仕分けをして、それぞれの業務に引き続き精励していただいて、身分その他の関係も継承していく。ただ、共済……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1971/04/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは現在の見通しでありますから、決定がまだ政府部内でなされておるわけではありませんが、返還協定は返還協定、その中に資産引き継ぎ条項等が入りますれば、それも返還協定の中に入ってまいるでありましょうし、さらに日米安保協議会等で最終的にきまってまいります施設、区域の提供に関する問題、これも別の法律になるかと思いますが、その他の日米交渉で詰め残された、たとえば請求権その他に関する本土政府においてなさなければならない措置等に関する法律も含めて、相当な数になると思いますが、国内措置については一括して法律案を提出したい。本数は数多くなりますけれども、提出は一括していたしたいと考えております……

第65回国会 決算委員会 第14号(1971/05/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 過去の御承知のような経緯で、沖繩の毒ガス撤去というものは一刻も早く急がなければならぬという前提のもとに、しかし住民の多数居住する地域を通りました第一のルートといわれておる最初搬出しました百五十トン分については、これは琉球政府もあるいは立法院議会もこれでは困るという意見が、相反する意見として解決を急がれておりました。  先般、琉球政府のほうで米側と交渉いたしました交渉結果によって、第二案と第三案の折衷案といわれる第二A案というものについてルートの双方の合意を見たわけであります。これは瑞慶山ダムの上のほうを通りまして新しい道路をつくって、最終的には同じ天願桟橋を使いますけれども、石……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1971/01/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 交通安全対策に関する、総理府総務長官といたしましての所信を表明さしていただきます。  昨年中の交通事故による死傷者は、死者数一万六千七百六十五入、負傷者数約九十八万人を数え、昭和四十四年に比べて死者数について約三%増、負傷者数について約一%増とその増勢はかなり鈍化したとは言え、そのいずれもが史上最高を記録し、依然として楽観を許さない状態にあります。  私は、このような交通事故の趨勢に対処するため、昨年一月総理府総務長官に就任して以来、昭和五十年までに歩行者事故を半減することを目標に、大都市における幹線道路の一方通行等の実施、裏通りにおける交通規制の徹底、東京都心部における交通規……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1971/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 現在の都道府県の踏切道改善促進協議会は、いわば実際はあまり働いていないという感じが率直にいっていたします。でありますので、昨年、これを活発に知事部局が責任を持ってやるようにという指示をいたしておりますが、野中君の言われるように、交通安全対策基本法に準拠して、都道府県必置制、市町村任意設置という対策会議ができますと、その中で踏切道改善対策のための部会ができることになると思いますから、系統立った、中央ともまた地方ともバランスのとれた会合が持たれるようになる、しかも計画的になると思います。
【次の発言】 現段階では、法律によって必置制になっておりますから、野中君の意見も耳を傾けるに値……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1971/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま委員長から説明を求められました交通安全基本計画について、概要を御説明いたします。  去る三月三十日の中央交通安全対策会議において、交通安全対策基本法第二十二条の規定に基づき、交通安全基本計画を決定し、その要旨を公表しましたが、その概要は、次のとおりであります。  第一に、交通安全基本計画の性格について御説明します。  基本計画は、昭和四十六年度から昭和五十年度までの五カ年間において、陸上、海上及び航空の各分野について交通の安全を確保するため、国及び地方公共団体が講ずべき交通の安全に関する施策の基本方針を明示したものであります。  これらの基本方針のうち、交通安全施設の整……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1971/02/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 第六十五国会における当委員会の御審議をいただくに先立ち、公害担当国務大臣として、また、総理府総務長官として、所信の一端を申し述べたいと存じます。  公害国会ともいわれたさきの臨時国会において、委員各位が国際的視野のもとに、かつ、緊急な政治課題としての認識をもって、各党それぞれの立場に立ちながらも、大局的見地からの御審議を賜わり、公害関係法案のすべてが会期内に成立いたしました。ここに深い敬意と感謝の念を表明いたします。  政府は、この国会の御意思を体して、さらに具体的にするため諸般の施策の推進につとめてまいりましたが、さらに今国会にも引き続き幾つかの法案の提出を予定しており、これ……

第65回国会 大蔵委員会 第27号(1971/04/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 公務員制度審議会でそういうことを検討してもらうという答弁があったことは、私実は知りませんが、公務員制度審議会は今日までいろいろの問題を審議をしてはまいりましたけれども、三公社五現業等にかかるそのような、たとえば仲裁に移行することは紛争である、紛争を起こさなければ結論が出ないのだというふうには実は私は受け取っていなかったものですから、そういうあり方そのものについて検討しろというようなことが、実は具体的に公務員制度審議会の審議の議題としては取り上げられていないのじゃないかと思うのです。主として公務員の争議権と申しますか団交権と申しますか、そういうものが中心に議論されております。近く……

第65回国会 地方行政委員会 第27号(1971/05/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昨年お答えいたしましたあと、四十六年度予算編成もまた現実の問題として一過程を経たわけであります。  そこで恩給については、一応私はルール化という表現を使っておるわけでありますけれども、実現できたものと考えておりますが、しかし、これについても公務員給与というものをとるならば、それは公務員給与について、ただいまの御指摘のように、全部見るべきだという意見もあるわけです。それについては、しかし、実際に現在公務員として国家、国民のために職務を行なうという現実の負担というものから解放されておるかつての公務員の皆さんでございますから、若干の差はあるべきだという見解の差はあります。一方また、公……

第65回国会 内閣委員会 第1号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました総理府設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。  改正点の第一は、総理府の附属機関として、国立公文書館を設置することであります。  申すまでもなく、公文書類は、国の政治、経済、社会、文化等各分野における歩みをあとづける貴重な資料であります。このため、諸外国では、公文書類の保存については、国立の公文書館を設けて集中的に保全、管理を行なうなど手厚い措置を講じているところであります。しかし、わが国には、現在、このような施設がなく、このことが公文書類の散逸、消滅の一因ともなっているとして、国立公文書館の設置については、……

第65回国会 内閣委員会 第3号(1971/02/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました恩給法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明いたします。  この法律案による措置の第一点は、恩給年額の増額であります。  恩給年額については、恩給審議会から恩給法第二条ノ二に規定されているいわゆる調整規定の運用の基準を示されるとともに、その運用の前提として現在の恩給年額を適正なものとする必要がある旨の答申をいただきました。そこで、政府としては、その答申の趣旨に基づき、昭和四十五年度増額措置の追完分として、恩給年額を、昭和四十四年十月当時の仮定俸給年額の二・二五%増として計算して得た年額に昭和四十六年一月分から増額することとし、さら……

第65回国会 内閣委員会 第4号(1971/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 今回の大量解雇は、離職者が特定の地域に集中している、三沢とか横須賀とかですね。そういう特異な環境であること、今回の撤収の性質がまたそういうものでありますために、当然の現象としてそういう形があらわれてきたのでしょうが、さらに、時代の推移によって駐留軍の仕事をしておられました方々の平均年齢が非常に高くなっておる、そういうために、なかなか地域的な再雇用条件を満たさないこと、さらに年齢等のハンディによって再就職がいままでよりやや困難な環境に置かれておる、こういうことが特徴であると思いますので、これに対して、いままで職業訓練、再就職促進とか自営業育成とか、いろいろなことをやってまいりまし……

第65回国会 内閣委員会 第6号(1971/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました環境庁設置法案について、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。  国民の健康で文化的な生活を確保するために、公害を防止し、環境の保全をはかることは現下の緊要な課題であり、文化国家、福祉国家の完成への試金石でもあります。政府もかねてからこの点を重視し、さきの臨時国会において関係法制の抜本的な整備をはかるとともに、これに引き続き、今国会に提出した予算案等においても公害防止を重点的施策として取り上げ、公害防止施策の拡充整備の裏づけとなる財政、金融、税制面について格段の配慮を払っているところであります。今回の環境庁の設置の構想は、このような環境問題に取り……

第65回国会 内閣委員会 第7号(1971/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 学術会議の歴史学界の先生方ともお会いをいたしまして、いろいろと御意見を承りました。さらに和歌森先生が新聞に国立公文書館発足にあたっての自分の意見というものを載せられ、それを私のほうにも郵送されて、さらに個人的にもお会いをして意見を聞いております。そういう方々の御意見等も承っておりますが、大体いま事務当局の申しましたくらいしか、それぐらいのスピードでしか収録できないと思いますので、十年ぐらいあとにどの程度の第二書庫というようなものにするか、これはやはり検討してもよろしいことでありますし、いずれ検討することになると思いますが、当初の出発等においては、あまり不必要な面積まではどうかと……

第65回国会 内閣委員会 第13号(1971/03/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまの後段のお尋ねに関する件ですが、四十六年度の予算に二千三百三十八万計上しております。これは残務整理として地方に委託費として支出する額であります。大体現在の、ただいま室長の申しましたような見通し等に立って、これを残務整理でなくてなお法律に基づく実際上の支給事務経費ということで振りかえましても、おおむねこの程度で四十六年度予算は処理できる、ただし残務整理が残りますから、四十七年度予算においてこれは別途必要な予算が出てくることはやむを得ないことでありますが、現在参議院で審議中で成立していない来年度予算の案について、予算の増を伴うものということに確定的に言えませんので、したがっ……

第65回国会 内閣委員会 第19号(1971/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 いままでの御議論のあらましはわかりました。そこで恩給そのものの問題ですが、これは調整規定を実際に予算上に実現させるために、昨年、ことし、実際上は昨年二回予算編成をやったわけですから、同じ思想でもって努力をした結果、二・二五の積み残し分の四月支払いによるあと始末はいたしました。さらに十月から実施される恒例のものは、四十四年の物価並びに公務員給与の一定計算方式による金額がそのまま実現をいたしましたので、これは昨年の予算編成の際において、事恩給に関する限りルール化というものがなされたと考えております。したがって、大蔵も今後はよほどの別な事情が生じない限りこの予算編成上のルール化、すな……

第65回国会 内閣委員会 第21号(1971/05/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、大臣を一人ふやす問題については、私も同感でないこともありません。ということは、やりようによっては現在の定数の中で専任の環境庁長官が置けるという判断をもって私は推進してまいったのでありますが、しかし今後展望される世界的な各国の動き等を見ますと、やはり一人増員で専任せしめる、ということは、今後将来、あとで議論も出ましょうが、単に現在ここに出してありますような内容についてだけを、未来永劫やるのではなくて、もっと広く国土保全あるいは企業立地、万般の土地計画その他について、やはり環境庁というものが大きな力を持っていく時代を日本は早くつくらなければならぬと思うのです。そういうことを考……

第65回国会 内閣委員会 第23号(1971/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 確かに、今日の共済の実態から見ますと、恩給の場合だけ不具廃疾の条件によって、若干条件を緩和したといえども、それが一律になされてないということは、事実においてそのとおりだと思います。ただ、夫が健在であって、そしていまの共済の概念と同じような概念を恩給法にもさかのぼって適用できるかどうか。この点は、私は先生の御意見というものは、そういう御意見があってしかるべきだと思います。しかるべきだと思いますが、過去において妻が公務員であった場合の死亡に伴う遺族たるべき夫の支給条件について、やはり不具廃疾という、いわゆるその当時の恩給法時代の日本の大体の家庭の所得の概念と申しますか、夫がかせいで……

第65回国会 内閣委員会 第24号(1971/05/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、国際的には各国のいろいろの機構や姿勢について、これまでもたびたび議論をしてまいったとおりの状態にございますし、日本の環境庁の発足は、諸外国は非常に注目しておるところでございます。発足を前に将来どういう機構になるのかの問い合わせ等もずいぶん参っておりますし、それらの諸外国の環境保全に立ち向こう姿勢に対して、日本において公害が最も一進んだ現象になっておりますことの反省と、さらにそれを克服した新しい姿勢を示す役所としての機能を十分に備えなければならぬ、まずそういうふうなことを基本的に持っております。  国内的な環境庁の姿勢として、全く異例のことでありますが、内閣法を改正して大臣……

第65回国会 内閣委員会 第27号(1971/05/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 いままで、ともすればそういう議論はいたす機会がなかったのでありますが、中小零細企業の、しかも都市近郊におけるそのような急速な都市傾向の発展に伴って、かっては、企業を立地したときにおいて想像しなかった環境公害というものから、企業の存立について問題が提起される。これはやはり非常に考えなければならないことだと思います。たとえば都市近郊の畜産等についても、主として養豚、養鶏でありますが、かつては純粋の農家として、豚の鳴き声やふんのにおいあるいは鶏舎のにおい、そういうものもたいして問題にならない農家であったものが、最近の住宅がスプロール現象を示しながら郊外へ郊外へと伸びている、こういうこ……

第65回国会 予算委員会 第1号(1971/01/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 御質問は、大蔵大臣がどんなにお金のことを説明しても、無過失賠償責任の問題が一本抜けたんでは画竜点睛を欠くのではないかという心配があるという御質問だったと思います。そこで、御質問の前提にもありましたように、法務大臣の所管である民法の特別法として、すなわち近代法の大原則である過失責任の例外として特別法を設けることは非常にむずかしい、技術的にも実体的にもたいへんむずかしいということについては、担当大臣たる私も同感せざるを得ない点があります。 しかしながら今日、世界の各国の環境保護の現状から見て、日本は公害によって現実に人の生命や健康、財産等に被害の起こっている国である。したがって、そ……

第65回国会 予算委員会 第2号(1971/01/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩の毒ガス、公表一万三千トンについては、毒ガス漏れによって事故が起こりましてから、初めて沖繩の人たちも沖繩に持ち込まれていることがわかったという、まことに遺憾な事態で今日まで立ち至っております。  ただいま外務大臣の言われましたように、一応本土政府側も強力なる折衝をいたしました結果、米議会筋においてまだいろいろの異論があるようでありますけれども、アメリカの政府の責任においてジョンストン島への搬送を開始いたしました。その第一陣の百五十トンが幸いにして不幸な事態も起こらずにジョンストン島まで運ばれましたこの事実は、私はきわめて大きな意味を持つものと思います。しかしながら、第二次以……

第65回国会 予算委員会 第4号(1971/02/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 総理から基本的な考え方について言われましたとおりでございまして、さらに私たびたび答弁をいたしておりますが、諸外国においては、この公害問題は、いわゆる環境に対する汚染への挑戦であるという意味において、汚染されざる環境を維持し、それを取り戻すという努力に終始しておるようであります。そこがまた本来の公害問題の出発点であるべきであったろうと私どもは思うのであります。しかしながら結果論として、不幸にも総理のただいま申されましたような経過をたどって、日本においてはその公害の現象において人の生命、健康というものにおいて具体的な被害が生じておる、このことは私たちはまことに申しわけないことであり……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/02/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま法務大臣から答弁がございましたように、法務省当局のほうの専門家の立場においては、たいへん原則論からいってむずかしい、すなわち公害に限ってのみ特定の分野として無過失賠償責任の特別法を制定することに困難があるという主張を繰り返しておられるわけであります。私は専門家ではありませんが、しかし政治というものは現実に対応し、そして人がつくって人が運用するのが法律であるということを考える場合に、今日の日本が不幸にして公害の事態の中において被害者を生じておる実態に目をつぶることは許されない。担当大臣としてそのように考えますので、したがって、総理の検討するという方針を受けて、私自身の公害……

第65回国会 予算委員会 第6号(1971/02/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 アメリカ側はすでに本年度の実行いたしておりまする予算の年度内から、一般の琉球政府の財源に対する援助については打ち切りの方向を示しつつございます。たとえば、ことしは教職員の人件費補助を打ち切ってまいりましたし、来年からは、たとえば一例として、中部病院のハワイ大学からの医師の派遣にかかる費用等は見ないとか、いろいろの感触を得ておりましたので、事前に大蔵とも十分に――米側が施政権を持ちながら財政援助について削減する、その姿勢は別として、財政上の問題としては十分にこれを勘案いたしております。したがって、ただいま伝えられる米国の議会その他において議論せられておりまする七二年の援助費につい……

第65回国会 予算委員会 第9号(1971/02/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 屋良主席とただいままで会見いたしておりましたので、遅参いたしまして申しわけありません。質問を全然聞かないで答弁するわけでございますから、誤っております点があればお許しを願いたいと思いますが、質問はおそらく今回の全軍労の予期された四十八時間のストライキの間において、主としてコザ市において沖繩県民同士の不測の事態が予測される、これに対してどうするつもりかという御質問であるだろうと思うわけでございます。屋良主席もそのことを心配されまして、急遽上京されて、直ちにまた本日沖繩に引き返されるようでございます。その点は私どもたいへん心痛いたしておりまして、一つは、全軍労の諸君がストライキを部……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/02/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩復帰の準備は大別して外務省が主として行ないます返還協定の締結交渉、大蔵省とアメリカの財務省の間において事務的に詰めてまいりまして外交ルートに乗せる資産の引き継ぎの問題、さらに防衛庁が中心となって、沖繩の米軍基地に関係する諸問題、復帰後の防衛問題等を中心としてこれもまた外務省との三者協議によって進められる分野、それらの分野以外の分野として内政の問題のすべてといっていい残りの問題が私の手元で作業を昼夜急いでおるわけでございます。  率直に申しまして、内政を詰めてまいりまするのには、千余りの法律を全部洗って沖繩の現地における実情と照合しつつ特例、暫定あるいはまた何らかの配慮を、経……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 的確なお答えになるかどうかわかりませんが、環境庁の出発にあたります前の四十六年度予算でございますから、出発自体は御御承知のように七月一日を予定いたしております。その七月一日に出発をいたします環境庁の想定されまする姿は、大体の公害防止のための実施の基準その他の規制、監視、測定、それらの日常の業務は大体地方自治体にほとんど全部移管をいたすわけでございますので、予算面においてはそれらの面は下水道予算等の具体的な実施予算を除いては、御指摘のような金額としてはばらばら、相当新規のものも意欲的に出してはございますが、まとめて予算の金額で処理するという面においてはあるいは御納得いただけない点……

第65回国会 予算委員会 第15号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 政府の公害に対する姿勢というものは、各種の行政の末端の部面等において、個個の事例をあげて今国会において御指摘がありましたような過去の弊害があったことを、私たちは率直に反省し、認めております。したがって、新しくできまする環境庁に、そのようなことのないような諸権限を与えまして、労働省のそのような企業内の労働者の安全についても、企業内に万全を尽くすことは当然のことでありまして、おそ過ぎてもやらなければならないことでありますが、へいの外の一般の地域住民に対しても、企業内の労働者の単なる安全を守るばかりでなくて、そのような操業についての部外への影響はどのようになっているのか、それらも企業……

第65回国会 予算委員会 第16号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 近江君にだいぶ詳しく答えてあるのですが、これ以上具体的になりますと、琉球政府側のほうも具体的な構想としてはまだ提示がありませんので、やはり事前の相談が要ることと思います。ただ本土のほうの地域を指定します根拠法である甘味資源特別措置法の対象にはいまのところなり得ませんし、糖価安定法の根拠による事業団買い入れの対象にもなり得ない、これが含みつ糖でございます。しかしながら沖繩における含みつ糖生産の現状は、問答するまでもなく含みつ糖しかできない、そしてそれ以外に転作できない、そして分みつ糖へ大型化、近代化できない、そしてそれのみが唯一の生産の、あるいは生活の手段であるという、島の人々に……

第65回国会 予算委員会 第17号(1971/02/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 御承知のように、昭和四十二年に調査をしておるのでありますが、そのときは十カ年計画も特別措置法もありませんでしたので、都道府県知事や関係市町村長等においては、そのような調査報告に応じてもたいして得るところはないし、場合によってはかえって地方負担等がかさむもとではないかという気持ち等もありまして、ほんとうに的確な実態が把握できたとは考えられない点がございます。そこで、今回の予算で調査費を計上して悉皆調査をいたしますと、今回は背景に特別措置法がございますので、法律、財政上、あるいはいろいろの地方財政の問題についての特例措置等がおおむね各関係知事や市町村長に明らかになっておる時点でござ……

第66回国会 内閣委員会 第2号(1971/07/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 このたびの改造で現職のまま留任ということになりまして、その任務の重大さを痛感いたしております。私は、ただの新人閣僚でございましたから、格別残るべき理由もないと思うのでございますが、しかしながら、沖繩の秒読みの段階に入った復帰に備えての残留であろうと覚悟をいたしておりますので、それだけに責任が重大であるというふうにも考えておる次第であります。もちろん他の所管事項についても鋭意努力を続けることは当然のことでありますが、覚悟をいたしておりますので、よろしく御協力のほどをお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これはもう私が申すまでもなく、人事院制度の存在そのものが、給与勧告の実態調……

第66回国会 内閣委員会 第4号(1971/08/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは行政管理庁長官でございます。昨年は私としては、そのような形で一つの文章にまとめることについて異議を唱えたのでありますけれども、しかし閣議というものは、一方において給与の完全実施であるならば、一方においては能率の向上その他についての意見がほかの閣僚からあり得ることです。そこで結局は一本の形になったのですけれども、これは行管の専管事項ですから、昨年きまった方針というのは向こう三カ年にわたってきめております。したがって、ことしはそのようなものはつかないだろうと思いますし、いい悪いは別にして、本日の閣議ですでに行管の昨年きめた方針に基づく第一年度の各省別の割り当ては決定をいたしま……

第66回国会 内閣委員会 第5号(1971/08/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これはいい悪いじゃなくて、私自身の範囲でございます。  私は、この勧告を政府としていただきましてから、さっそくその日の午後、給与関係閣僚会議を招集いたしまして、その席において、勧告の内容を私から説明し、そして政府の姿勢として、勧告の内容どおり完全実施すべきものを給与関係閣僚会議としては確認いたしました。すべきであるということであります。最終的には閣議決定を来週の火曜日に行ないたいと思っておりますが、目下のところ、それに対して閣議決定を阻害するような要素は何もない。したがって、給与関係閣僚会議の方針どおりにきまるであろうというふうにお受け取りいただきたいと思います。  さらに、こ……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩の現在の経済水準が本土に比べてどの程度であるかという問題は、環境が全く違いますから非常にとりにくいのですが、県民所得を国民所得に置き直してみますと、大体五年おくれぐらいであろうというふうに見ております。  それから、復帰ショックについての県民の世論というものが、まだ五〇%をこえる水準で不安を持っておる、この点は私に大半の責任があります。これは、いわゆる第一次、第二次復帰対策要綱に加うるに、残りました県民の身近な生活に関係のある税制その他の問題を中心にした三次要綱ができておりません。これを発表するところまで至らない理由には、琉球政府のほうの正式な回答がないという点もあるわけで……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/11/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律案、沖繩の復帰に伴う関係法令の改廃に関する法律案及び沖繩振興開発特別措置法案について、その提案の理由及び概要を御説明いたします。  わが国民多年の悲願である沖繩の祖国復帰がいよいよ明年に実現する運びとなったことは、国をあげての喜びであります。沖繩は、さきの大戦において最大の激戦地となり、全島ほとんど焦土と化し、沖繩県民十余万のとうとい犠牲者を出したばかりか、戦後引き続き二十六年余の長期間にわたりわが国の施政権の外に置かれ、その間、沖繩百万県民はひたすらに祖国復帰を叫び続けて今日に至ってまいりました。祖国復帰が現実のもの……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1971/11/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 広範な質問でありますから、簡潔に私のほうで問題点を指摘して答弁をしてみたいと思います。  まず、現在の沖繩の制度、生活様式というものが、全面的に二十六年の間に本土と異なっておるために、本土の生活に移行する場合における心配、その点については復帰に伴う改廃法あるいは特別措置によって、それらの手落ちを万全にいたしておるつもりであります。生活のための物資の輸入に関する税制上の配慮、数量、あるいはまた沖繩において今日本土との間にとられておりました関税が撤廃されることによる沖繩側の立場からする心配、それらの問題について配慮をいたしておりまするし、また、県民個人の一人一人の問題としての税負担……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1971/11/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は個々の一々の請求額と、落着あるいは決定した金額個々についてはつまびらかにいたしません。しかし資料その他で調べればわかると思いますが、しかし、先ほど来の外国人損害賠償法の賠償額の限度というのが同法に定めてあります。すなわち、現地限りで処理できる賠償額の最高限度額は一万五千ドルまで、さらに一万五千ドル以上の賠償額は議会の承認が必要である、こうなっておりますので、おそらく現地限りで処理される一万五千ドルのワク内において、いわゆる外国賠償委員会というものが決定をしているであろうと思います。したがって、また別な例でありますけれども、燃える井戸事件等でこの法律を適用されて、一応このワク……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1971/11/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先週の月曜に琉球政府の予算当局から正式な説明を受けまして、精力的に詰めたわけでありますが、参議院の予算委員会、当委員会等において約束いたしました先週一ぱい、土曜日に決定をいたしました。  その内容を申し上げますと、総額本土政府が措置するものが三億八百三十万三千円でございます。そのうち、緊急住宅に関するものは仮設住宅、これが琉球政府要求は百九十三戸でございましたが、この中には米軍がすでに建てました四十戸も入っておりましたので、これは合意の上削除いたしまして、百五十三戸ということで合意を見た次第であります。さらに家屋の補修も要求がありましたが、これは琉政のほうとしても要求はしたもの……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1971/11/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは予算要求額でありますから、これからの年度内編成であれば、正確に言うと、十二月三十一日の夜の十二時までわからないと言って、前提を置かなければならないと思いますけれども、しかしながら、一応現在要求として出しておりますものは、いまの対策庁の分としての要求額が五百八十億二千七百万円、各省庁の要求額の合計が一億一千五百六十五万八千円というふうに、――ちょっと単位を間違えておりますが、もう一ぺん言いますと、対策庁要求額が五百八十億二千七百万円、各省庁の要求額が千百五十六億五千八百万円、合計して一千七百三十六億八千五百万円、ちょっと数字に弱いものですから、失礼いたしました。

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1971/11/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは復帰したあとの問題、いわゆる切りかえるときの問題でありますから、現在沖繩が置かれているその問題が一番の大きな困難性は、経済的に本土とつながった円圏であり、貨幣的にはドル圏に置かれているというそこに問題点が存するわけであります。しかしながら、復帰のその瞬間から本土と同じ円経済圏の円圏に入るわけでありますから、その意味においては、交換レートその他の問題は、今後大蔵大臣が決定をされた線に従っていくとしても、少なくとも本土の国民と同じ円の価値というものを、沖繩においても実際に生活の面からも同じように適用を受けるわけでありますから、その意味において問題点はないように処理をしたいと考……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1971/11/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 それはそのとおりでございますから、琉球政府においては一たんそういう帳簿、公図等について確定をしようとしたんですけれども、それに伴う正確性というものに琉球政府自体が疑問を持って、そして十年の時効の成立を停止するという措置をとっていることでそのことは明瞭に証明されていると思います。
【次の発言】 全然事実と反します。私は閣議後の記者会見で一般案件等について全部説明をいたします。しかしながら、ふだんなじみの記者諸君でありますから、ジョークをまじえながら説明をしていくことが多いものでありますから、したがって、予備費支出の際に、国会というものは二国会でこれだけの支出を予備費でしなければな……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号(1971/12/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩県民の生活の問題は、私が閣内で責任を持たなければならぬ立場にございますし、通貨等については大蔵省の専管事項ではございますが、いままでも十分に協議をしてきめてきております。すなわち、ただいま言われましたように、ドルそのものが切り下げられ、さらにまた対応して円が伝えられるような相当高いパーセントで切り上げられるという事態になりますと、現在、一応支出いたしました予備費は十億でありますが、さらにそれを復帰まで続けようといたしております金額の積算の根拠が、ドルの切り下げの部門と円の切り上げの部門とを対応して計算をされました幅というものが、本土の物資を八〇%使う沖繩の人たちの生活に与え……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1971/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは同調するしないの問題じゃなくて、沖繩の中には、ほことたてがともに両立しておる問題がたくさんあるわけであります。いわゆる基地というものは、強制的に占領され、あるいは取り上げられたものであって、断じて容認できない。しかしながら、そこに基地があって米軍のいろいろの需要がある。それに対して、その周辺において基地依存経済というようなものが当然の姿として、まあ追い詰められた形でもあるかもしれませんが、コザ市のごときは、戦前の数千の人口をかかえた村から、いまや十倍以上の人口の市になっておることでもわかりますように、やはり生活のよりどころを求めて、新しい分野における収入源を求めて人が集ま……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号(1971/12/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまの問題は、すでに話は片づきました。この問題がなぜ起こったかと申しますと、先般、十億、並びに学生の分の一億を含めて十一億の予備費を支出いたしました際に、それをさらに四百四十品目に、すなわち、生活関連物資すべてをカバーできる品目に広げること、並びにこれを復帰時点までずっと続けていくこと等がその後追加になったわけであります。そのことについて、もちろん、大蔵当局としてはいろいろ議論はありましたが、その方針を了承するにあたって、完全に貿易物資に対する差損を補てんしろと言われるならば、いわゆる円建てで送金いたしました場合の現地におけるドルでの発注、ドルの執行による事情から考えて、差……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号(1971/12/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 通損補償は、今回の借地料とは別個に、残された諸請求権の始末しなければならない本土に課せられた仕事の中の大きな問題の一つであります。これは、しかし、現在琉球政府においてもいまだ通損補償の請求すべき実態というものがわかっておりませんので、これは直ちに来年度予算において施設庁のほうで調査費を計上して、その調査で、沖繩県も含めた、関係者も含めた完全な調査を合意の上、それに対して本土政府が必要な補償を支払う、補償に見合う金額を支払うということに処理するつもりで、いま施設庁のほうに移しているわけでございます。
【次の発言】 これは、現在の琉球政府の土地調査庁というものを中心の機構で行ないま……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第3号(1971/11/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩には各種の矛盾が矛盾でなく存在をしております。それはすなわち、ただいま言われたような、撤去してほしい、ただし、撤去するためには、自分たちの周辺の地域の、本来なら荒蕪地であったようなところにVOAの基地ができたために、月給がもらえたり、あるいは労賃収入があったり賃貸料が入ったりというようなことで、関係者の人たちにとってみれば実は収入源ともなっておる。したがって、そのような、一見表面的には、ほことたての現実も存在しておるのが、沖繩の今日の偽らざる実情であると私は思います。したがって、今後の沖繩の新しい振興開発計画等の策定の際には、そのようなことは十分に踏まえながら、単にそれらの……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第4号(1971/11/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 琉球列島高等弁務官の許可を受けた極東放送が存在をします。しかしながら、沖繩法のもとで認められたものではありません。
【次の発言】 ちょっと所管外かと思いますが、しかしながら、法律では私のほうで引き継がざるを得ませんから……。  返還協定の取りきめの内容と別にその実体として申し上げますならば、先ほど吉野局長の申しました、英語放送については五年間である、しかしながら、日本語の放送については、財団法人の申請をしてそれが許可をされて、それから日本法人としての活動を認める、しかしながら、一年以内にその手続を終わらなかったならば、それは存続を認めないということになっているわけであります。

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第5号(1971/11/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 内閣の構成員でございますから、きまった方針というものは私も含めてきまったわけですが、しかし、なぜ総理府が責任をもって出す五法案の中に土地の収用に関する法律が入らないのかという問題については、当初から返還協定並びに基地提供等の交渉について総理府総務長官たる私は一切タッチいたしておりません。また、それは私を除く、すなわち、防衛庁長官、それから外務大臣、マイヤー大使によって構成される日米、安保協議会において決定をされる内容でございますから、したがって、私のところでその法律を所管するわけにはまいらぬということを私が申していたのは事実でありますし、また、そのとおりであると思います。土地の……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第6号(1971/11/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩の人たちの期待にこたえるために、今回の返還協定、これは完全にその意思に沿うものであるかどうかということであれば、今日沖繩の県内において世論がまつ二つに割れて議論が展開されておりますとおり、問題なしとせざるを得ないところでありましょう。 これが日本の国家の自分の意思によってすべてが解決できるものであるならば、おそらく、沖繩の人々にとっては、戦前の姿の沖繩というものを私たちは実現させることが可能であったし、また、そうすべきであったろうと思います。しかしながら、日本が第二次大戦に敗北し、そして沖繩は敗戦前にすでに完全に占領されてしまったというような現実から、サンフランシスコ条約に……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/11/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私も総理府の立場において責任をとるべきだという御意見でありますが、私も、この事件が起こりましたあと、どこで責任を持ってこのようなことが実験されていたかを一瞬判断に迷ったわけであります。しかしながら、テレビ等によってそれを科学技術庁の主管において行なわれたことを知ったわけですけれども、総理府には全体を統合すべきものとして中央防災会議がございます。ここで各省の行なうべきことにつき、あるいは行なわなければならないことについていろいろと打ち合わせをし、計画を立てる場所がございますので、やはりここらにも連絡をとってやってくれていたのかと思いまして、不審に思ったものですから調べてみましたが……

第67回国会 大蔵委員会 第10号(1971/11/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました沖繩振興開発金融公庫法案について、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。  わが国民多年の悲願である沖繩の祖国復帰がいよいよ明年に実現する運びとなったことは国をあげての喜びであります。  沖繩はさきの大戦において最大の激戦地となり、全島ほとんど焦土と化し、沖繩県民十余万のとうとい犠牲者を出したばかりか、戦後引き続き二十六年余の長期間にわたりわが国の施政権の外に置かれ、その間沖繩百万県民はひたすらに祖国復帰を叫び続けて今日に至ってまいりました。祖国復帰が現実のものとなったいま、われわれ日本国民及び政府は、この多年にわたる忍耐と苦難の中で生き抜いてこら……

第67回国会 大蔵委員会 第16号(1971/12/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩は、新全総の中の一ブロックとしてこれを位置づけるということをすでに閣議決定をいたしておりまして、経企庁においてその作業が順調に進んでおります。なお、新経済社会発展計画のほうは若干作業の時間を要すると思いますが、いずれにしてもそれらのものは当然長期展望の中に、それが前提となって開発計画が組まれ、そしてその裏づけとしての本公庫法案の成立後の融資というものがそれぞれの対象について適正かつ有効に働くように組み込まれておるものであります。
【次の発言】 新全総としてのとらえ方は、そういうような、琉球政府でつくりましたような計画、そういうものぴったりの新全総となることは、性格は少し違う……

第67回国会 大蔵委員会 第18号(1971/12/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まさにそのとおりでありまして、本土の人たちがかりに考えても、沖繩の人たちからはまだ自分たちのことをわかっていない。絶えず本土の心、沖繩の心といわれておりますように、われわれの理解し得ない分野の心の問題まで、目に見えない分野まで、長い長い歴史をたどってこられたわけであります。しかも敗戦国のやむを得ざる措置であったとはいえ、本土が独立した昭和二十七年四月二十八日以降も、なおかつアメリカ側の戦勝国の態度によって異民族支配のもとにゆだねられざるを得なかった。そのことに対して私たちは抵抗できなかったとはいえ、心からその沖繩に対する償いをしなければならぬと思うのです。その間において、これか……

第67回国会 内閣委員会 第2号(1971/10/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、並びに特別職の職員の給与に関する法律及び沖繩復帰のための準備委員会への日本国政府代表に関する臨時措置法の一部を改正する法律案について、一括してその提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本年八月十三日、一般職の国家公務員の給与について、俸給表を全面的に改定するとともに、筑波研究学園都市移転手当を新設すること等を内容とする人事院勧告が行なわれたのでありますが、政府としては、……

第67回国会 内閣委員会 第4号(1971/11/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました沖繩開発庁設置法案について、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  わが国民多年の悲願である沖繩の祖国復帰がいよいよ明年に実現する運びとなったことは、国をあげての喜びであります。  沖繩は、さきの大戦において最大の激戦地となり、全島ほとんど焦土と化し、沖繩県民十余万のとうとい犠牲者を出したばかりか、戦後引き続き二十六年余の長期間にわたりわが国の施政権の外に置かれ、その間沖繩百万県民はひたすらに祖国復帰を叫び続けて今日に至ってまいりました。祖国復帰が現実のものとなったいま、われわれ日本国民及び政府は、この多年にわたる忍耐と苦難の中で生きてこられた沖繩……

第67回国会 内閣委員会 第9号(1971/12/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 今回は一応第三次公務員制度審議会も、珍しくと言っては委員をお願いして失礼でありますけれども、事実上は珍しく全会一致ということで御答申をいただいたものですが、率直に言ってなかなか議論のあるところでございまして、政府・与党といわず、ひっくるめて発足のときから議論のあるところでございますので、今回だけ議論がないというわけにはまいりません。しかしながら、まあ淵源的にはドライヤーの勧告というものもありますし、これは、文字どおりのドライなもの、そうかさかさしたものでもありません。多分に含みのある表現でありますし、慎重にやはり他国の行政に対してものを言える限度でものを言っているように思います……

第67回国会 内閣委員会 第11号(1971/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは、当初私の手元でやるつもりでおりましたので、私が責任をもって折衝を琉政側といたしたわけであります。その際、宮里副主席、仲松労働局長と一緒に作業いたしました。そのときに、先ほどの政務次官の答弁のように、種々雑多な態様であるので、やはり客観的に筋の引けるところで何か手当てができないか。まず何らかの措置をしようということから始まりまして、そこで布令第百十六号の第十三条、重要産業に該当するとなされた、かつての第一種被用者であった人たちがスト権を禁止されておるという実態は非常に重要でありますので、言いかえると、これは米軍からすれば間接雇用に移した――直接雇用と同じ職場の重要性を持っ……

第67回国会 予算委員会 第5号(1971/10/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 干害の対策についてはすでに、緊急な支出を必要とすると思われましたので、御一承知のように調整費から支出をいたしておりますし、また来年を待たずとも、あるいは補正予算に組んでこのような審議をいたす期間ももったいのうございますから、それまでにできるような処理として、石垣の轟川の貯水、用水施設、あるいは宮古の袖山地区等々を中心といたしました二十一カ所の貯水タンクその他も緊急に予算処理をいたしまして、すでに決定、発表したところでありますが、なお、恒久的な長年月を要する宮良川のダムの建設その他の問題等については、あるいはすでに調査をいたしております西表から新城と黒島へ、あるいはその他の拠点等……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/10/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 先日の閣議において、沖繩で昭和五十年に海洋博覧会を開催する決定をいたしましたが、それに伴って運輸大臣から、お話しのような七月に海の日というものを設けて祝日にしてもらいたいという要望がございました。一応閣議の席においては私のほうでそれを引き取ったわけでありますが、なお環境庁長官よりは環境保全の日、あるいはまた海に対応する山の日、あるいはただいま御指摘の法の旧、いろいろと今日までの議論がございますし、さらに祝日と日曜と重なった場合にそれをずらすという諸外国の例等を日本において適用すべきかいなか、それらについても議論のあるところでありますから、これは私は、慎重に検討するということばは……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1971/12/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律案、沖繩の復帰に伴う関係法令の改廃に関する法律案及び沖繩振興開発特別措置法案について、その提案の理由及び概要を御説明いたします。  わが国民多年の悲願である沖繩の祖国復帰がいよいよ明年に実現する運びとなったことは国をあげての喜びであります。沖繩は、さきの大戦において最大の激戦地となり、全島ほとんど焦土と化し、沖繩県民十余万のとうとい犠牲者を出したばかりか、戦後引き続き二十六年余の長期間にわたりわが国の施政権の外に置かれ、その間沖繩百万県民はひたすらに祖国復帰を叫び続けて今日に至ってまいりました。祖国復帰が現実のものとな……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1972/03/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩及び北方問題について、所信の一端を述べさせていただきます。  沖繩県民はじめ全国民の悲願である沖繩の祖国復帰は、来たる五月十五日に実現することになりました。私は、今日までその悲願達成に微力を尽くしてきた者の一人として、まことにうれしく思うとともに、長い間筆舌に尽くせぬ苦労を味わいつつ祖国復帰の一日も早からんことを願い、たゆまぬ努力を続けてこられた沖繩百万同胞に対し、心から敬意を表するものであります。  御承知のとおり、沖繩は、戦後二十七年の長期にわたり米国の施政権下におかれ、その間に本土とは異なる社会、経済等の実体を形成してきており、復帰に伴い、これらを円滑に本土の諸制度の……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1972/03/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは沖繩側の要望は、先ほどの立法院議長の話にもありましたように、復帰前の交換、それは同時に一ドル三百六十円でという条件の要望であります。しかしながら、まずその要望の点について、復帰前に行なう場合にはどうしても実勢レートというものでやらなければならない。しかしながら、実勢レートでは琉球政府の、琉球の方々の御希望には沿えないことになる。かりにこれを三百八円という現在の日本レートでもって、対外的に設定されております金額でもって交換したとしても、実勢レートは三百一、二円のところにドル安円高になっておりますこと御承知のとおりであります。沖繩側がそういう方法でよろしいかどうかという問題に……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1972/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 冒頭に述べられました琉球政府の調べました人口と、本土政府が国勢調査と同じ方法で調べました九十四万五千百十一名、これとは食い違いがございまして、やはりこの人口の数は、国勢調査方式で本土政府のやったのが正しいとお受け取りを願いたいと思います。しかしながら、それにしても、やはり琉球政府の十カ年計画の見通しの最終年度における人口というものは、いまおっしゃったように、私としてはその目標達成はきわめて困難ではないかと思っておりますし、そうなってしまうと、計画の設計あるいはその設計の推進者というものも――ことに若年労働者に代表される働き手が流出をするという事態につながるわけでありますから、こ……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1972/03/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは総務長官を長として、その下に内閣総理大臣の任命する副長官を置くわけでありますが、それは事務の副長官ということで考えおります。あとこまかな機構については事務当局より答弁させます。
【次の発言】 これは償還が一括してなされた以上は、協会の利子と申しますよりその対象となった旧漁業権者等の、正確に漁業権とは言わないが、補償にかわるものとして設定された金額が大部分でありますから、したがって、その運用のしかたについて、極端にいえば、みんなが一人一人で権利を持っている者が分けようじゃないかといえば、それを妨げるところの何ものも法的にはないと思います。しかし、みんなの話し合いによって、い……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1972/04/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 第一点の県の自治を侵すものではないか、これは侵すものではありません。第二点、第三点にも関係がありますが、逆に、沖繩の県民のために利便をもたらすものである。これは利便という表現もおかしいのですが、どうせこの事務は国がやらなければならない事務です。その際に、沖繩のほうにそういう便宜に資するようなものをつくりませんと、明確なことは、沖繩の人々にとっては逆に非常に不便になるということが言えると思うのです。その意味において、自治法のそういう定めに従って出しておるわけです。  後段がちょっとよくわからなかったのでありますけれども、第百五十六条の第七項のおしまいだけ読みますと「専ら国費を以て……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号(1972/04/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 予算編成の時点においては、返還協定に伴って請求権を放棄した、そのことについて国がさらに法律を要するか、具体的な事実その他はどうなっているか、金額はどうかという調査をする必要があるということで調査費をつけたわけであります。それは、本土において駐留米軍に対する一切の処理は施設庁の法律で行なっておりますから、そのような措置をいたしたわけでありますが、その後、御承知のようないろいろな問題が提起されまして、一例をあげれば講和前人身被害の問題は法律の中にも入っております。予算措置もされております。しかし、日本降服前の問題はどうかというような問題もさらに提起されてまいりました。その他の問題等……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号(1972/05/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 皆さま方の長い間の御協力、御激励を受けながら、数多くの沖繩問題の施政権下における処理を進めてまいった者として、今回、沖繩の復帰に伴い、開発庁長官の任を与えられましたこと、初代長官として身の引き締まる思いでお引き受けをいたした次第であります。  沖繩の問題は、五月十四日が終わりではなくて、県として新しく生まれ変わる五月十五日からが事実上の始まりであります。そして、この開発庁設置に対して、沖特はもちろんのこと、国会の各委員会等において議論をされました点は、私どもは意見の相違は存在したとしても、そのことは謙虚に、そして深く心に刻み込んでおかなければならない数々のことがあったと思います……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第15号(1972/05/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩の物価が、復帰のその日からいろいろと混乱をし、あるいはまたいかなるレートで読みかえてみてもそれ以上の読みかえ等がなされておる。これは販売者、購買者、ともに大混乱におちいりましたこと、これについて深く責任を感じております。  まず、その原因と思われるものを私いろいろ反省をしてみるのでありますが、やはり基本的には十月九日時点のドルのチェックをいたしましたものの、そのことによって三百五円レートと三百六十円との差額五十五円、ドル当たり五十五円というものが全額差額補給として交付されるのであるということの実感が、やはりどうしても三百五円交換レートで現金をかえた瞬間においてわからない、自……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第17号(1972/06/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は、事前に沖繩、当時の琉球政府とよく相談をして、事務当局においても、復帰の記念の、しかも義務教育の生徒二十万数千に限って配布する、いわゆる国民の善意のプレゼントでありますから、おとなになっても永久に保存しておくようなものでありたいということで話し合いは完全に合意いたしておったわけであります。ただ、それを子供たちに配布いたしますときに、だれに頼んで配るかという問題になって、ただいまのような、先生方にお願いをして学校ごとに配っていくというのが、子供たちの一番集まる場所ですから、その手段をとることを、琉球政府の当時の文教局とそういう手段でいきましょうということで相談ができておりまし……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1972/02/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 今国会における交通安全対策特別委員会の審議が開始されるにあたり、交通安全対策に関する政府の方針を申し述べます。  昨年中の交通事故による死者数は一万六千二百七十八人、負傷者数約九十四万人を数え、昭和四十五年に比べて死者数において約二・九%減、負傷者数においても約三・二%減と、それぞれ減少しておりますが、地域的には増加しているところもあり、依然として楽観を許さない状況にあります。  私は、一昨年一月、総理府総務長官に就任して以来、各般の交通事故防止対策を交通対策本部において決定し、推進してまいりました。  特に、一昨年六月、交通安全対策基本法を制定し、それに基づき、昭和四十六年度……

第68回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1972/05/31、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 「昭和四十六年度交通事故の状況および交通安全施策の現況」並びに「昭和四十七年度において実施すべき交通安全施策に関する計画」について御説明いたします。  この年次報告は、交通安全対策基本法第十三条の規定に基づき、政府が毎年国会に提出することとなっているものでありまして、本年度の報告はその第二回目のものであります。  初めに「昭和四十六年度交通事故の状況および交通安全施策の現況」について御説明いたします。  まず、昭和四十六年における交通事故の状況について見ますと、道路交通事故は、七十万二百九十件、死者数一万六千二百七十八人、負傷者数九十四万九千六百八十九人で、前年に比べ、事故件数……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1972/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました公害等調整委員会設置法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現在総理府に置かれている土地調整委員会と中央公害審査委員会とを統合し、新たに国家行政組織法第三条の委員会として、公害等調整委員会を設置し、現在の両委員会の職務、権限に加えて、公害紛争に関する裁定を行なわせようとするものであります。  公害問題は、申すまでもなく、現在緊急な解決を迫られている国民的課題でありますので、政府としては、従来から公害対策基本法の精神にのっとり、各般の施策を講じてきたところであります。公害紛争の解決についても、現に公害紛争処理法に基づいて、和解の仲……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1972/03/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 別段他意のあることではありません。今回の改正は三条機関に新しく生まれ変わるということが重大なポイントの一つでありますから、これは設置法になるわけですね。しかしながら、なぜ三条機関にするのかといえば、それは厳正中立そして権威を持つ裁定制度を導入するから。これは表裏一体の関係であって、これを二つに分けて、内閣委員会と公害環境の委員会で別々に議論して、それでいいかというと、私は、これは公害委員会のほうにおいて、なぜ三条機関にしなければならないかも含めて議論をしていただくのが最もよろしいと考えておるわけでございまして、別段、めんどうくさいから二つを一つにしたという、そんないいかげんなも……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1972/04/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は必要があると思っているのです。その前に、予算審議が変則状態のために、参議院で現在予算審議中でありまして、本来ならば私がずっとこの委員会で責任をもって質疑応答に立ち会わなければならなかったわけでありますが、その点、途中で私の責任を欠いた、すなわち、常時出席できなかった点は私も心苦しく思っておりました。その点をまずおわび申し上げておきます。  ただいまの点ですが、これは中央公害審査委員会をつくります際にも附帯決議として指摘された事項であり、これは国みずからが持っている防衛施設というものに関連する処理でありますから、一義的に防衛庁においてみずからその紛争の処理に当たり、そして国の……

第68回国会 商工委員会 第12号(1972/04/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました不当景品類及び不当表示防止法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  不当景品類及び不当表示防止法が昭和三十七年に施行されて以来、すでに約十年を経過しましたが、この間において不当な景品類及び不当な表示による顧客の誘引を防止し、事業者の公正な競争秩序を維持、促進し、一般消費者の適正な商品選択に資することにかなりの効果をおさめてまいりました。  しかしながら、不当な景品つき販売及び不当な表示は、事業者の日常活動から絶えず発生するおそれがあり、また、実際に不当景品類及び不当表示防止法に違反するこれらの行為は、年々増加し……

第68回国会 大蔵委員会 第18号(1972/04/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これはもう本土の金融機関においては、政府が政策金融をやりますと、当然それに対する協調融資というのがなじんでいますけれども、沖繩においては、起債市場もありませんし、そういうような習慣がなじんでいないということから、これは書かなくてもいいのですけれども、やはり沖繩の市中金融機関というものは、こういう政府の政策金融が行なわれたならば、それに対して協調融資その他のこれに対する援助というようなものをしてほしいという意味で、それを奨励する、こういうつもりでございます。
【次の発言】 これは当然沖繩において国が行なう政策金融すなわち一銀行、六公庫、一公団、一事業団――公庫、事業団については融……

第68回国会 地方行政委員会 第32号(1972/06/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 四つのグループに分かれた各グループごとの検討の問題点摘出等について、詳細は、必要ならば審議室長から答弁いたさせますが、問題は、現在の恩給がルール化された方式を持っておる。その方式が、すでにことしの予算編成において、これは編成のテクニックの問題ですけれども、俗に言う当初の内示案に、私どもと恩給要求当局と全然狂いなく全額合意した金額が内示された。このことで、大体今後これを破ることはたいだろうと思います。ところで、いまおっしゃったように、公務員給与にそのままスライドしろという附帯決議は、先般また恩給法の改正をいたしましたから、もう二年も国会で与野党附帯決議をつけておいて、なおかつそれ……

第68回国会 内閣委員会 第1号(1972/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまの本委員会の沖繩現地調査報告にありました政府に対する要望事項について、所見を述べさせていただきます。  本年五月十五日の沖繩の祖国復帰を目前にして、いよいよ復帰準備も最終的な仕上げの段階に入ってまいりました。この重要な時期に、本委員会より委員派遣が行なわれ、当面する沖繩の諸問題等現地事情についてつぶさに調査が行なわれましたことは、まことに時宜を得た適切な措置と考える次第であります。  ただいまの報告にもありましたように、復帰が確定した今日、沖繩のかかえる重大な問題の一つは通貨の問題であります。この問題の本質は、ドル通貨圏にある沖繩をいかにして本土の円経済の体系に円滑に移……

第68回国会 内閣委員会 第2号(1972/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 通貨問題は、本来大蔵省の専管事項であり、それをまた決定する権限も大蔵省にあるのでありますが、しかし、国際通貨調整の中における円の変動相場制並びに切り上げというものに伴って、沖繩県民のみが受けておる、私がきのう申し上げました、本土の人たちには想像もできない復帰直前の苦難というものは、一義的に私が閣僚としては沖繩県民の立場に立って行動しなければならない責務があると考えます。したがって、サンクレメンテ会談においても、その旨直接総理にもお願いをし、また外務、大蔵それぞれ、アメリカに対して沖繩の現地の要望が聞き入れられるような措置について、外交折衝の糸口を切ってもらいました。  その後の……

第68回国会 内閣委員会 第4号(1972/03/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは、防衛施設庁と私のほうと両方の問題かと思いますが、まず、第一義的に私のほうでは、沖繩の復帰直前の世情のこんとんとした中で、復帰をあしたという日に解雇をされる人たちがいるという事態を非常に重く見ております。すなわち、今夜午前零時には長い間待ち望んだ本土復帰の日であるという日に、長年つとめた職場とさようならしなければならない、自分の意思に反してという事態は、担当大臣としてきわめて心配をいたしまして、何らかの手段として――すなわち、解雇がなければ一番よろしい、しかしながら、米軍のほうでもいろいろ考えて、われわれと逆な立場で考えて、復帰前に処理しておこうというような気持ちでやった……

第68回国会 内閣委員会 第5号(1972/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私からはアメリカ側に意思を伝える職権とルートがございませんので、やはり外務省といつも緊密に相談しておりますから、正式な外務省のルートというもので県民の立場を守る姿勢をとり続けていくことであろうと思います。
【次の発言】 当然、そういう会議の機会でなくても、絶えず連絡をとって話し合っておりますから……。
【次の発言】 これは毒ガス撤去のときにも、米軍側の事故によって被害が起こった場合には米側が補償するということもはっきり言っておりますから、当然核兵器についても、より以上おそろしいものですから、その前提をくずすことは、すでに約束した毒ガス兵器撤去の言明から見てもあり得ないことだと思……

第68回国会 内閣委員会 第6号(1972/03/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました皇室経済法施行法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  改正の第一点は、皇室が国会の議決を経ないで賜与及び譲り受けをすることができる財産の限度価額を改定することであります。皇室経済法施行法第二条により、現在、天皇及び内廷皇族については、これらの方々を通じて賜与の価額は六百五十万円、譲り受けの価額は二百二十万円、その他の皇族については、成年に達した皇族にあっては賜与及び譲り受けの価額はそれぞれ六十万円、未成年の皇族にあってはそれぞれ十五万円となっております。これらは昭和三十九年に現行の価額に定められたもので、その後……

第68回国会 内閣委員会 第9号(1972/04/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩の方々は、二十数年にわたって、国政事務といえる分野まで現在の琉球政府の行政の機構の中で担当してもらっております。したがって、国政事務であるべきものまで、沖繩の人たちは、自分たちの身近な琉球政府において、アメリカの関係はありますが、大体日常行政は最終処理がされておる。しかし、復帰いたしますと、県の行政としては国政事務そのものを全部やるわけにもいきませんので、そうしますと、沖繩において、許認可、あるいは行政指導、助成等の問題について、身近な住民への協力あるいは援助、サービス業務、こういうものが全部本来の国の機関であるブロック機関のほうに上がってしまいます。そうしますと、沖繩の人……

第68回国会 内閣委員会 第10号(1972/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、私から琉球警察の調べた事実関係について申し上げておきます。  ただいまお話のありましたように、十一日の午後十時二十分ごろ与那城村の屋慶名、ここの山根喜俊四十二歳宅において二十四、五人が集まり祝い酒を飲んでいたところ、突然目鼻の痛みを訴え、約二十分くらいでみんな回復した。プロパンガス漏れではないかと家のまわりを調べたが異常はなかった。なお、同家の勉強部屋の子供は別に異常はなかった。同家から二十メートル東側の家でも異常はなかった。しかし、二百メートル南のほうを歩いていた歩行者も同様の痛みを訴えていた由。琉警の調査によれば、米軍側は格別ガスを使用した形跡もなく、現在のところは原……

第68回国会 内閣委員会 第11号(1972/04/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 答弁は簡潔にという注文でありますが、これは運輸省、建設省、警察庁にも関係があります。一応時期を三年後からとしておりましたが、沖繩海洋博がその後きまりましたので、これが昭和五十年になります。そうすると、海洋博の開催が三月から六カ月間でありますから、その期間に交通切りかえをやりますと、たいへんな問題を惹起するということを心配いたしまして、その後検討を重ねました結果、三年に達しない、三年目に入る二年目の中ごろから、海洋博のときにはもう切りかえておこうというほうに、大体いま作業を進めております。  そこで、それに伴う問題としては、これからどんどん国の責任において国道あるいは地方道等の整……

第68回国会 内閣委員会 第13号(1972/04/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 さきに決定いたしました産発の十億、それから大衆金融公庫の一種も含めた七億六千万円、それから金融機関に対する貸し倒れ準備金繰り入れ率の千分の十五への引き上げという措置等に関連をする新料金設定、こういうもので大体現地において実質で五〇%妥結した。これは企業者側もそれでいいということでありますから。残り五〇%が、やはり私の心配いたしておりましたとおり、その措置のみでは解決できないという事態であるように思いました。  したがって、先般の大蔵委員会において沖繩振興開発金融公庫法可決の際における与野党一致の附帯決議を踏まえて、政府としては大蔵大臣も含めてともに答弁をいたしましたが、その際明……

第68回国会 内閣委員会 第14号(1972/04/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 大出君、ちょっと外務省が来るのがおくれているので……。
【次の発言】 私もわからない。防衛庁でもわからぬそうです。外務省の答弁できるのがあとで、事実だけの問題ですから……。
【次の発言】 円の変動相場制への移行、円の切り上げ、こういうものを踏まえた沖繩の実際の情勢は、やはり円圏の実施内においてドルを使用させられておるという二重の打撃を受けたことは、私もたびたび認識し、それに対する措置もとっております。しかしながら、先ほどお話しになりました物価指数の動向、あるいはそれのそれぞれ品目別の値上がり、そういうもの等しさいに検討いたしておりますが、一応復帰までの間に五十三億の措置をいたし……

第68回国会 内閣委員会 第15号(1972/04/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昨日の参議院の予算分科会において、憲法問題に関し私の発言がいろいろと問題になっておりますので、この際、初めに速記録を読ませていただいて、事実関係をまず明らかにした後、私の意見を述べさせていただきます。質問者のところも便宜上少し拝借をいたしますので、まず栗林卓司委員の質問の最後のところから始めます。   そこで、先ほどちょっと申し上げたことで、ひとつ伺いたいのは、憲法の啓蒙ということについては、これは総理府としてはどうお考えになりますか。   国務大臣(山中貞則君)これは、まあ内閣全体の問題で、時の総理府総務長官がこうだからといってきめるべき問題ではないと思います。いまの内閣が憲……

第68回国会 内閣委員会 第17号(1972/05/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました恩給法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案による措置の第一点は、恩給年額の増額であります。  昭和四十五年度における公務員給与、消費者物価の上昇を勘案して、恩給年額を昭和四十七年十月分から一〇・一%増額しようとするものであります。  その第二点は、遺族、傷病者及び老齢者の恩給の改善であります。  その一は、短期在職の戦没旧軍人の遺族に対する処遇の改善であります。これについては、公務扶助料等の年額を一般の恩給と同じように一〇・一%べースアップするほか、その計算の基礎となる仮定俸給を、准士官以下は三……

第68回国会 内閣委員会 第21号(1972/05/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 自衛隊、防衛庁職員の場合は特別職の公務員でありますから、これは国家公務員の災害補償法の中では書いておりませんが、これに準ずる行動の範囲内における身分の問題は、たとえば災害派遣の場合の自衛隊職員、ただいまお話しのとおり。それから自衛隊内のことでありますけれども、司法職員としての警務官というものがおります。こういうものは防衛庁のほうで、政令の段階において、国家公務員の災害補償に準ずる政令を講ずることによって可能であると考えます。
【次の発言】 例をあげられました川崎のがけくずれ事故ですが、これは危険が起こることを承知で実験をするというのは、公務員として幾ら科学技術庁の研究職員が中心……

第68回国会 内閣委員会 第25号(1972/05/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、恩給審議会の答申は二十六項目でございましたから、政府において実施すべしといわれた点については、四十四年度から始まりまして八項目、八項目、十項目ということで、四十六年度予算で終了をいたしたわけであります。しかしながら、その恩給審議会の答申の中でもややぼかしてある点、あるいはまた、ここの内閣委員会、国会の論議を中心に質疑応答いたしました中で、やはり客観的に見て、政府においても十分検討し、具体的な案を得るならばこれを実行に移すべきだと考えました点、並びに附帯決議等においてこれを実施すべしということで、一例をあげますならば、満洲拓殖公社等の例を引きながらあげられましたこれを対象に……

第68回国会 内閣委員会 第27号(1972/05/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 名言もいろいろありますが、いまの公務員給与を基準としろというような附帯決議がありますから、これは国会の意思でありますから、私も検討をさせました。 しかし一方、やはり物価というものも指数として捨てるわけにいかない。これは生活の実態の問題になりますから、そうなりますと、いまの計算方式を逆に公務員給与を頭に置いて計算してみたのですが、結果出てきた数字は、やはり数字の魔術で、置きかえただけで同じことになりましたので、したがって、特別にそういう措置が変化を見ていないわけですが、現行制度の問題点は、そういうふうな、先ほど来お話のあります勤務給的なものとして差し引かれている問題。したがって、……

第68回国会 内閣委員会 第29号(1972/06/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 公的年金制度調整連絡会議というものを持ちまして、当初、全般的な基本論を検討しておったのでありますが、恩給法は、いまおっしゃったように、予算上の実態、あり方というものは一応実現したにしても、それはやはりスライド制というたてまえのはっきりしたものにしてほしい、したがって他の年金制度もということであります。私自身は、恩給に関する限り、ベースアップ等の基本的な問題は、一応、算定方式その他の議論を残しながらも、解決しておるものと思います。しかし、さて他の年金はどうするかという問題は、恩給法の改正に引っぱられて逐年改正をしておるのが実情でありますから、そうするとそれは、それぞれの年金におい……

第68回国会 内閣委員会 第30号(1972/06/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 政府は、ただいま決議されました附帯決議の趣旨を、十分尊重して検討してまいりたいと思います。

第68回国会 予算委員会 第1号(1972/02/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 確かに沖繩の復帰までの間の問題として、ただいまの御指摘のような点が存在して、沖繩現地では混乱状態に近い問題が提起されております。ただし、国家公務員あるいはそれに準ずる公社職員、もしくは国家が雇用して提供する軍労等については、三百六十円換算という方式はとれない形になっておりますけれども、実質上、自分の所得というものが保障される本土相当号俸にそれを当てはめていく作業をいたしております。さらに、沖繩の給与体系の違いによって、公務員の中で本土号俸に当てはめた場合に、そのままではやや手取りが減るという者については、手当を支給するということで確保いたしてまいりたいと思いますが、問題は、いま……

第68回国会 予算委員会 第5号(1972/02/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは先国会において、総理大臣からも、そのようなことも検討していく価値のあることであろうと、戦前の軽便鉄道等の例も引いてお話がありました。しかしいま、昭和五十年に予定いたしております沖繩の海洋博に対する運送手段その他について全力を傾倒いたしておりますので、現在、主として北部市町村の協力を得て、大部分が公有地を経過する高速道路の建設を、本部半島の海上まですみやかな調査をして着手をするようにいたしたいと思っておりますが、その効果等も見まして、沖繩に鉄道が必要であるというような結論に達しまするならば、これは海洋博に間に合わなくとも、そのような検討も将来すべき時期が、沖繩の長い未来にお……

第68回国会 予算委員会 第6号(1972/02/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは沖繩における米軍の基地が日本の敗戦とともにかりになかったという前提で考えますと、沖繩はやはり農林漁業、主として農業、漁業の島であったろうと思います。本土の一県であったとすれば、やはり他の県に見られるように、人口流出等の過疎県になっていたかもしれません。しかし、逆に沖繩がもし不屈のいわゆる耐える哲学と申しますか、そういうようなものを伝統的に持っておる沖繩人魂というようなものを発揮して、いまのような繁栄を続けていたと仮定をいたしますと、やはり現在の、やむなく基地に接収されたために追い詰められたものの必死の知恵として、基地周辺において、基地から金を自分たちの生活のかてとして得る……

第68回国会 予算委員会 第8号(1972/03/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 安井さんは社会党の沖繩問題の特別委員長だと思います。したがってこの際、本土の私どもがお酔いの質疑応答の問題点をいたします前に、全国民にも知ってもらいたいと私がかねがね思っておりますことをちょっと言わしていただきます。  通貨問題に対して、沖繩の人々は自分たちが希望し選択してドルを使用し、ドル圏に入ったものではない。そして沖繩の人たちが希望をして、本土の物資を八割選択をして生活のために買い入れているものではない。やむを得ずそういう境地に置かれておる日本国民なんだ。そうして本土の円が変動相場に移行し、そうして切り上げられていく過程における国際通貨の調整の段階においても、ドルの価値が……

第68回国会 予算委員会 第12号(1972/03/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまおあげになりましたように、琉球政府が一九七〇年を初年度とする十カ年計画という一応の計画を策定いたしました人口は、一九七二年において九十八万三千人。しかしながら、実際に国勢調査をいたしました人口は九十四万五千人。すでに現時点においてそれだけの開きが計画との間にございます。したがって、一九八〇年に想定する百九万一千人というものの達成は、現状から見るときわめて困難な目標になってきたということであります。しかもその実態が、人口流出は主として本土でありますが、この実態が中学校卒業もしくは高等学校卒業等の、これからの沖繩県の経済をささえていってもらわなければならない若年の労働者の大……

第68回国会 予算委員会 第13号(1972/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 一昨年の公害国会の場合に十四の法律を提出、各党一致して成立をさせてもらいましたときに、私は、公害にかかる被害の無過失賠償法というものを成立せしめ得なかったことを、みずからの政治力の足りなさとして深く恥入りました。したがって、行きがかり上初代環境庁長官というわずかの期間でありましたが、就任をいたしましたことをまた非常な光栄に思ったのでありますけれども、その際、その反省のことばも入っているはずであります。したがって、環境庁という役所がわざわざ大臣を一人ふやしてまでつくられる時代の趨勢というものを自覚すること、そしてそれに伴って私自身の政治力不足であったにしても、残された課題の大きな……

第68回国会 予算委員会 第19号(1972/03/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 格差是正に相応する分が幾らかという質問でありますと、きわめてむずかしいのですが、予算全体としては、琉球政府と十分に概算要求の段階から最終的なセットいたしますまで連絡を密にして、同者大体合意をして詰めたものであります。  そこで、現在計上してあります二千二百三億をまるめて二千二百億と言っておりますけれども、その中には、対米支払いの三億二千万ドルの初年度分の一億ドル、円切り上げによって三百八億というものがありますから、これは当然沖繩県民には何の関係もありませんから、これは除外すべきものでありましょう。また、一方においては、暫定予算で見送りとなりましたP3の移転に伴う必要支出経費等も……

第68回国会 予算委員会 第21号(1972/03/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は、国家公務員の諸君の問題については話し合いをいたしておりますが、三公社五現業の問題についてはやはりそれぞれの所管大臣、そして財源としては大蔵省というものが当事者能力と裏表の問題として、総合的に話を詰めてもらわなければならぬと思っております。公務員のほうは、これはかみしも着て団体交渉であるとかないとかいう議論は別にして、たびたび会って、先般も四十時間あるいは週休二日等の問題あるいは基本的に平均一人幾ら上げろというような要求等について十分話を聞いております。これはたびたび打ち合わせをしているわけでありますが、しかしやはり内容そのものは人事院がこれについて詳しい民間との比較その他……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1973/06/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 この問題は確かに、富士の環境保全、しかもこれが立法によって国家の意思として保全をしたいというたてまえの法律がいま審議されている現状から考えれば、理論的にも現実的にもそこに結果的においてどうしても若干の自然破壊を伴わなければ済まない実弾射撃場の存在すること、このことはおっしゃるとおり私も原則論として相両立しないものであると思います。しかしながら、この演習場の設定の経緯並びに、これは立場は違いますが、私どもとしては安保条約、行政協定等によってやはり実弾射撃の場というものを機能維持のために提供をしなければならないし、自衛隊としてもそれを必要といたしておりますから、そのかわり管理権は自……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1973/06/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 いまの第七条は、これは「日本国政府の各省その他の機関に当該時に適用されている条件よりも不利でない条件で、日本国政府が有し、管理し、又は規制するすべての公益事業及び公共の役務を利用することができ、並びにその利用における優先権を享有するものとする。」こういうふうになっているわけでありまして、何をしてもいいということには実はなっていないので、関税から所得税から物品税から、それぞれきびしい条件のもとに免除されあるいは免除されないもの、あるいは売り払いを禁止するもの、そういうもの等いろいろ制限がありますが、同じ地位協定といわれておる第十六条には、「日本国において、日本国の法令を尊重し、」……

第71回国会 地方行政委員会 第16号(1973/04/17、33期、自由民主党)

○山中(貞)委員 私は、自民党の政策審議会を、西村副会長が来ておられませんから、一応代表して申し上げたいと思います。  中身の問題は別といたしまして、提案の形式にあらわれておりますだけでも、わが党の地方行政委員会の正規のメンバーの理事の諸君が、だれも提案者になり手がなかったということだけでも、この問題の経緯について、尋常な状態でなかったことは証明されていると思います。  したがって、まず基本的には、与野党間において、思想、政策は違っていても、委員会において議論した後にお互いがお互いを信頼し合うという政党間の信義、それに欠けた結果になったという点は、私はまず、わが党の政策審議機関としておわびを申……

第71回国会 地方行政委員会 第38号(1973/06/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 関東空軍施設整理統合計画、俗に言う関東計画、これはアメリカが、直接にはポスト・ベトナムの問題もありましょうし、あるいはアメリカの極東戦略の変更とまでいかなくても、財政上の問題等も関与していると思いますが、機能をある程度維持しながらも、いままでのように、われわれから見ると各地に、市街地等の中に点在するような形で基地を今後置くことは、アメリカ側も好ましくないという判断に立って合意が得られたものと思います。  この経緯は、外務省、さらには具体的なそれに伴う代替施設その他については大蔵省という形で進んでまいりますが、最終的には、私どものほうでその施設を建設する役目を受け持つわけでありま……

第71回国会 内閣委員会 第25号(1973/06/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 このたび、文字どおりはからずも防衛庁長官に就任を命ぜられました。  内閣委員会の皆さま方には、わずか十カ月余り前まで長年月にわたり、与野党ともに、立場を異にしながらも真摯な議論をかわし、そして国政のために努力してまいった経験を持つ私として、皆さま方と再び当委員会で国政のために議論する立場を与えられたことを光栄に存じ、かつ喜びに思います。今後、皆さま方の急遽登板せざるを得なかった私に対する御理解のもとに御叱正を賜わりまして、私どもの立場が国民に受け入れられるように一生懸命努力をいたしますから、御協力を賜わるようにお願いいたします。  以上をもって就任のごあいさつといたします。(拍……

第71回国会 内閣委員会 第28号(1973/06/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま加藤委員より、私の新任にあたりはなむけの激励のことばを賜わりましたこと、身に余る光栄であります。私はとの大任を果たすために、政治家として蓄積したすべてのたくわえをはたき出しても完遂するつもりでおりますので、加藤委員のみならず委員各位の御協力のほどを切にお願いをいたします。  これからの質疑にあたりまして、私は大体みずから全部答弁するのが私の本来の性格でありますが、事柄の事実関係、あるいはこまかな装備等の関係につきまして、それらのことについては政府委員より答弁をさせることを、着任早々というゆえをもってお許しを願いたいと存じます。  ただいまの、領空侵犯の事例等、あるいはま……

第71回国会 内閣委員会 第29号(1973/06/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 存じております。
【次の発言】 これはアメリカの在郷軍人の団体によって運営されている一種の娯楽施設に入るものでありますが、その坪数その他については事務当局より説明させます。
【次の発言】 私自身もこの問題については、きわめて部分的ではあっても重要な問題でありますから、詳細な報告並びに指示をいたしております。ただいまの部長の答弁は、当初から私も疑問を抱いた答弁でありまして、あとの答弁は私自身も、ここに私は坪数を持っておりませんけれども、坪数、境界確定並びに地主への通知、それぞれの手段が行なわれていることを確認いたしておりますので、私がおわびをいたします。  さらにそれに対しては、……

第71回国会 内閣委員会 第30号(1973/06/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 たいへん意地の悪い質問のうちに入るわけでありますが、二年越し通らないで、したがって四十七年度からたとえば陸上の場合は千名をお願いし続けてなお今日に至っているということでありますから、今度はぜひ通してほしい、意見は十分お互いに述べ合っても、国会の手続上は通過成立をさせてほしいと願っておりますし、またこれは政府としてのお願いでありますし、したがってその願いがかなえられるものと信じておりますので、そういう御質問はたいへん意地が悪いということを申し上げたわけでありますが、しかしそれは、通らなかった場合に仮定上どうするかという問題でありますから、お答えをいたします。  したがって、通らな……

第71回国会 内閣委員会 第31号(1973/06/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 実際の予算及びその作業は厚生省で行なっていることは事実でありますから、ただいまの厚生省の課長の答弁では、まだ事実関係を確認していないということでありますけれども、事実が確認されたならば、私自身もやはり、これは広く散らばっておる遺骨の収集と態様を異にいたしまして、一艦艇の中に残存する遺体を収容するわけでありますから、落札業者の了解がとれればさしたる事業ではありませんので、そういうことは国家の義務として当然行なわれてしかるべきだ、そのように考えます。
【次の発言】 憲法及び自衛隊法の定められた範囲内における有事即応というものは、すなわち専守防衛という立場で、私たちの国家の独立、そし……

第71回国会 内閣委員会 第32号(1973/06/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 いまおっしゃったとおり、私が中心になってまとめた秘密文書の取り扱いでありますから、その時点において、当時は、総理府には極秘書類は一件もないという扱いをきめた記憶があります。したがって私、就任いたしまして初めてのポストでありますから、一生懸命勉強しております合い間にも、防衛庁における秘密書類の取り扱い、あるいはまた長官まで上がってこないで消えてしまう書類があるのではないか、それらの取り扱い等について全部詳細な説明を求めました。もちろん、そのときに問題になっております文書があって、それに取り扱い注意という判こを押してあることについては、私がそこまでまだ目が届いていなかったということ……

第71回国会 内閣委員会 第33号(1973/06/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 裁判管轄権の問題を私、直接やる立場にはありません。しかしながら、沖繩県民の現在提供施設となっている、ことに米軍基地、これは旧国有財産であったもの等はほとんどありませんで、一般の民間の私有地の半強制的取得、あるいは無抵抗状態のままの一方的な取得というところから発生した沿革がありますので、この点を私は踏まえて基地全般の問題を一応処理しようとしておるわけでありますが、さらに、沖繩県民に対する基地内のアメリカの、ことに軍人、兵士の態度については、これは私も総務長官時代に沖繩の憂いを自分の憂いとしてやってきましたので、私もここで防衛庁長官の立場からの質疑には、率直にいってつらいものがあり……

第71回国会 内閣委員会 第34号(1973/06/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これはちょっと私と局長と打ち合わせがまだできておりませんでしたが、私が責任者として答弁しておきます。  これは、入ってくる者に対して、自分たちが将来、これは義務束縛でないけれども束縛される期限、それを途中で自分が自分の意思によって束縛をのがれることも自由ですから、その際にはただしどれぐらい返さなければならない、そういうことは入校の際の条件になりますので、したがって、ただいま局長が申しましたようなことではいけないので、開校いたしまするときには、その初めて入ってくる生徒たちがそれを覚悟して受験するということの準備は当然いたさなければなりません。そのためには、自治医大等の前例を当然参……

第71回国会 内閣委員会 第52号(1973/10/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私どもは、外務省のほうで外交折衝をされて、それで政府の意思として、ミッドウェーの横須賀いわゆる母港化と俗にいわれておりますが、そういうことについては、われわれとして、日米両国において合意されたものは、それを私どもとして受け入れる立場をとっておることは当然でございますが、かといって、ミッドウェーが母港化したからといって、日米安全保障条約に基づいてのわが国の防衛の基礎の問題で大きく変化があるかといえば、それは第七艦隊というものが、主として極東それから東南アジア水域を遊よくしている、アメリカの強烈な機動隊というものがいままでも存在しておったわけでありますし、そのことについては変わって……

第71回国会 内閣委員会 第54号(1973/11/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 三沢の飛行場の天ケ森射爆場の問題なんかについても、あるいは補助飛行場として千歳の着陸についても、どうもいままでの空と違って海のほうは少し乱暴であるという気持ちがしまして、その点少し注意を喚起していたのですが、ただいまおっしゃったような事故等も起こりまして、やはり日本の特殊な列島の気象条件というものを熟知させなければいけないこと、さらに日本の国内航空法規というものをきちんと理解し守らしめてもらいたい、そして姿勢も乱暴なと思われるような態度は慎んでもらいたいということを、私どもも、また外務省のほうも、それぞれアメリカ側に申し入れました。アメリカ側のほうも、言われてみれば、日本の気象……

第72回国会 外務委員会 第21号(1974/04/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ADIZは各国がそれぞれ自国の防衛のために設定しておるものでありますから、それぞれの国の配慮によってなされておるわけであります。いま沖繩の与那国島上空を台湾のADIZが通過しているという問題は、変則な状態として沖繩が米軍の施政権下にあったためにそういうような形になっていると思いますが、それはわが国を拘束するものではない。したがって与那国への民間便も依然として飛行が認められておりますし、また一方において、台湾側は中国大陸の内部までADIZを設定しておる。それは各国自由であります。  われわれは沖繩が返還されますときに、中国大陸への配慮としては、それまで真四角に設定しておりました米……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、マクルーカス米空軍長官と会談した閣僚は私だけでありますから、私みずから進んでこの場に出てきたわけであります。  まず私との会談では、そのようなことに関する一切の話題は出ておりません。そのことは本日の閣議においても明確に報告をいたしておきました。ということは、政府の見解というものは今日まで明らかでありますから、日本国憲法に照らし、そしてそのもとにおいて制約された形で存在する自衛隊のあり方として、象徴的にいわれる海外派兵及びそれに類似する形においてもそういうことはやらないということを明確にしておりますから、私どもとしては、よその国の空軍長官であったとしても、それが記者団の仮定……

第72回国会 決算委員会 第3号(1974/02/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和四十六年度における防衛庁関係歳出の決算について、その概要を御説明いたします。  まず、組織、防衛本庁の経費について御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は六千三百二億四百万円余でありまして、これに昭和四十六年五月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額二百五十六億六百万円余、高空における放射能じんの調査研究等のため科学技術庁から移しかえを受けた額八百万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管、文部本省から移しかえを受けた額五億一千二百万円余、科学的財務管理方法導入準備調査のため、大蔵省所管、大蔵本省から移しかえを受けた額八百万円余、前年度からの繰越額十五億五千六百……

第72回国会 決算委員会 第9号(1974/04/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 一応順調に進行していると申し上げたいのでありますけれども、昨今の資材、原料、人件費等も含めました異常な高騰によって、四十八年度中に調達を済ませなければならなかったもの等において、艦船三隻等は契約を行なえないまま四十九年度に入りました。これは、会計法上はそれが可能であります。さらに、国庫債務負担行為で昭和四十八年度末までに契約をしなければならなかったもののうち、小型LST輸送艦については一隻、建造を見送ることにいたしました。これは二億円を大蔵省に返上手続をいたしたわけであります。  将来の展望でありますが、これらのことを踏まえますと、今後の装備品調達等においての単価の値上がりとい……

第72回国会 内閣委員会 第3号(1974/01/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 皆さん御承知のように、先般の内閣改造で再び防衛庁長官として留任をいたしました。よろしく皆さま方の御教導のほどをお願いいたします。
【次の発言】 これは二年の歳月の間に、ただじんぜん日をむなしゅうしていたわけではありませんで、直接間接あらゆる立場からの話し合いは続けておったわけであります。ただ最後に残りましたのは、合意と申しますか了解を得ました文書中の「等」ということばの中に、それは司令部が入っていると解する、あるいは司令部は入っていなかったと思っていたというようなやりとりがずいぶん続いたわけであります。  しかしながら、私どもとしては、厚木移駐ということは、すでにその航空機五十……

第72回国会 内閣委員会 第4号(1974/02/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、航空手当等の最高支給割合を改めるとともに、任用期間を定めて任用されている自衛官に対する退職手当を増額するものであります。  すなわち、第一点は、航空手当等の最高支給割合を、現行の百分の六十五から百分の七十五に改正するものであり、第二点は、任用期間を定めて任用されている自衛官に対する退職手当について、自衛隊法第三十六条第四項の規定により一回または二回任用され、その任用期間を満了して退職する場合等の額を、現行の百日分からそれぞれ二百日分または百五……

第72回国会 内閣委員会 第14号(1974/03/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議題となりました防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  従来、防衛施設周辺の民生安定施策としては、昭和四十一年に制定された防衛施設周辺の整備等に関する法律に基づき、障害防止工事及び民生安定施設の整備の助成、建物の移転の補償等の諸措置が講じられてきたところであります。  しかしながら、最近における防衛施設周辺の都市化の進展、住民の生活環境保全に対する意識の高揚等に伴って、従来の施策では諸般の要請にこたえることが困難となってきており、ために防衛施設周辺の生活環境等の整備について、新たな観点からその施策を強化、……

第72回国会 内閣委員会 第16号(1974/03/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は、閣議において、当委員会で御答弁申し上げましたとおり、たまたまその場に居合わせた閣僚は、私一人であったので、個別に農林、外務両大臣に申し上げれば、いいと思ったが、しかし、たまたまその日に、議員の質問趣意書、公明党の藤原房雄君だと思いますが、それに対して沿岸漁業の見地からの政府の回答書が、閣議決定される日でありまして、そのことが若干触れてありました。したがって、そのことが触れてある以上、むしろ、あらためて閣議で、両大臣及び総理から閣僚にこの事実を知ってもらいたいし、ソ連は、きちんと日時、場所あるいは被害の実態、金額それから相手方の漁船名その他のものを明確にして外交折衝を行なえ……

第72回国会 内閣委員会 第17号(1974/04/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 初めに、たいへん御丁重なおことばをいただきました。鬼木先生が再び衆議院議員となられて、なじみのない当委員会で各種の御激励、御指導を賜わりますことを感謝しております。  なお、現在の問題は、事務当局に答弁させます。
【次の発言】 ちょっと答弁のしかたがまずいと思うのですが、まず第一に、任期を限って公務員になるというものが実はほかに例がありません。陸上において原則二年、海、空において三年、その間、国家公務員、しかも志願兵制である、試験はありますけれども。そういう者に対して、退職時の際の特別退職手当というものを、いかなる計算方式を当てはめるべきか、これは十分検討の余地があるものであり……

第72回国会 内閣委員会 第26号(1974/05/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 日本とアメリカの場合は、私は非常に幸いだと思っています。それは日本側が、先ほど防衛施設庁長官が申しましたような範囲で、義務的な経費としては、予算に、日本に駐留する安保条約のためのみの職員、施設等に対するわずかな、六千万ぐらいの金額でございますから、間接的にいま数えたものをあげれば、そうであるとも言えるし、ないとも言えるものであります。  しかし他面、諸外国も、アメリカとの関係でそういうことをやっておるかといえば、西ドイツあたりは、御承知のとおり、やはりもうきちんとした駐留経費の分担がありまして、最近の情報によれば、一九七二年及び七三年の両会計年度だけで二十二億ドルを、完全に駐留……

第72回国会 内閣委員会 第27号(1974/05/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 一応中央の観閲式というものは、毎年行なっておりまして、昨年朝霞でやりましたが、それぞれの駐屯地の行事というものについては、大体その地区の責任者、基地司令なり師団長なり方面総監なり、そういう者等が、交通事情の問題、あるいはまた県当局や市当局等とのお話し合いができたところは、そういうこともやりますが、できないところについては隊内でやる。特別に統一しておるわけではございません。
【次の発言】 油の問題は、これは去年起こりました問題でございまして、来年度の予算でも、私たちは、四十七年度の予算の数量である主燃料七十四万キロリットルを七十三万五千キロリットルに、ネット増がふえておるにもかか……

第72回国会 内閣委員会 第28号(1974/05/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 自衛隊法施行令第八十七条「政治的行為の定義」というところに、「政治的目的をもって、賦課金、寄附金、会費若しくはその他の金品を求め、若しくは受領し、又はなんらの方法をもってするを問わず、これらの行為に関与すること。」ということがありますから、そういうことは禁止されておる行為の一つである、そう解釈いたします。
【次の発言】 「政治的目的をもって、賦課金、寄附金、会費若しくはその他の金品を求め、若しくは受領し、又はなんらの方法をもってするを問わず、これらの行為に関すること。」、ですから、本人が第三者に、他人に対して賦課金や寄附金や会費その他の金品を求め、もしくは受領し、ということです……

第72回国会 内閣委員会 第30号(1974/05/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 設置というものを入れざるを得なかったのではなくて、現行周辺整備法、略称で申しますが、これを行政上運用してまいりました。その運用の間、それぞれの周辺地域の市町村長や住民の方々あるいはまた私どもから見て、確かにこの点は肯綮に当たると思うような御要望等がありましても、現在の施設の運用の実態による阻害要因というものだけではとらえにくい問題がある。さらにまた、将来の問題あるいは現在の客観情勢を踏まえましても、たとえば三沢等は、賛否は別として、国の大型開発地域になっております。 しかし、三沢市はその中にあるにもかかわらず、広大な面積の空港用地を提供しておるということで、三沢市としては、もち……

第72回国会 予算委員会 第2号(1973/12/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 人件費については、実人員を、自衛官といえども人の子でありますし、公務員でありますから、これを削減することはちょっと考えられませんけれども、増員その他については、当然検討の対象になるだろうと思いますし、また、正面装備等の問題等についても、いまお話のありましたような、目玉という表現が当たっているかどうか疑問でありますが、要するに大蔵省の総需要抑制の一環として、また最近の情勢としては直接に油の問題もありますし、それらの問題で、道路整備五カ年計画、あるいはまた港湾、漁港、治山治水、そういうような公共事業的なものの一般の大蔵省の編成方針をにらみながら、ただいまの閣議決定の末尾にある、その……

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私どものほうは、一般官庁営繕についても同じようにやっておりますし、部隊の演習その他についても、同じように一〇%削減を目標に具体案を練っております。一般官庁で冬二十度Cに保つという場合であっても、われわれは、部隊を十八度Cに引き下げておりますので、したがって、防衛本庁を含めて、われわれ自身も、他の官庁と違って十八度Cでがまんしようという姿勢を示しております。  さらに、演習等については、極力移動その他の回数も少なくするし、また、海域、空域等についても、海域等についてはなるべく近いところで、しかも経済速力で空も海も陸も演習をする、あるいは演習の回数等も、実動演習をなるべく指揮所演習……

第72回国会 予算委員会 第4号(1973/12/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 質問者が田中委員であるだけに、そのばりっという明快なところがなかなかむずかしいのですが、まず、節約の実績ですが、先般の通達その他によって、部隊のほうも含めておおむね一〇%、十二月においては六千キロリットル程度の消費が抑制されることが、ほぼ見通しが実績として立つつもりであります。自今も、一月以降もそういう方向で参ります。  さて、そのホークの阪神地区配備につきましては、これは現在の基地取得難その他もありますから、置くとしても、これは既存の自衛隊の敷地内ということになると思います。しかしながら、それについては、ただいまの御意見にございますように、移動するから油を食うというようなもの……

第72回国会 予算委員会 第8号(1974/01/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 横須賀は計八隻、攻撃型空母ミッドウエー、ミサイル搭載軽巡洋艦オクラホマシティー、ミサイル搭載フリゲート艦ウォーデン、ミサイル搭載駆逐艦パーソンズ、駆逐艦ローアン、ガータ、R・B・アンダーセン、バウゼル、以上であります。

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/02/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 総理は最高指揮官であります。しかし、私は自衛隊の隊務の統括者であります。したがって、実務については、まず私が一義的に責任を負いますが、ただいま一応列挙されました内容のことには、すべてそういうことはいたしておりませんということばを初めに御返答として申し上げておきます。
【次の発言】 現状というのはいろいろ幅広い話でありますから、いずれ個々に指摘があるのでありましょうが、基本は日本国憲法であり、そして防衛庁設置法第四条であり、自衛隊法第三条である。そしてまた、自衛官の心がまえ等に基づく日常教育ということに一貫して行なわれていると思います。

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/02/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ちょっと突然でありますから、私もよく全部見る時間はありませんから、その当時の責任者の諸君から答弁をいたさせます。
【次の発言】 これは米空軍でもオープンにしておりますから、差し上げます。
【次の発言】 これですけれども、コピーして出してよろしゅうございますか。同じことですから、コピーすれば、いいですね。――これをそのまま出すのは貸し出し手続が要りますので、だから資料としてお出しするなら、コピーで出します。同じものですから、よろしゅうございますね。
【次の発言】 だから、全員に配れとかなんとか言われるわけですから、したがって、改ざんも何もいたしませんから、コピーした資料をお出しい……

第72回国会 予算委員会 第14号(1974/02/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 防衛庁としては、たとえば戦術核兵器等について、憲法上、将来解釈が許される範囲内の小型のものであっても、非核三原則に基づいて持たない、これははっきり表明しておる政府の見解でありますし、それの変更を加える意思もありませんから、まずこれは確定的なものであります。確定しているわけであります。  さらに推進力の問題としては、ただいま読み上げられました統一見解にあるとおり、原子力基本法第二条における平和利用に限る。ただし、一般の殺傷力その他でない推進力として、これが普遍化しない現状においては、なお、たとえば自衛隊の自衛艦における推進力……

第72回国会 予算委員会 第19号(1974/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩県民の皆さんから見れば、確かに、おっしゃられるような点があるかと思います。しかしながら、米側との間には一年余りの交渉が続けられておりまして、その間、米側として、日本側の要望に対して沿い得る第一段階として示してまいりましたものは十月末ごろであります。そのまま合意すれば、十一月の初めごろには日米安保協は開けたわけでありますが、しかしながら、米側で俗にいう山中メモというようなものを追加いたしまして、私の知っております範囲の沖繩県民の御要望に沿い得る余地がまだあるということで、その後三カ月近くを費やして、ようやく米側の譲歩をかちえて、今回の、先ほど外務大臣が申しました要望に沿い得る……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和四十年の政府統一見解がおることでありますから、したがって、私どもは、装備局長を中心にその具体的な事実について詳しく調査をいたしまして、その方向において誤っていない、ただいま述べられたとおりである、そう思います。
【次の発言】 私が、直接会う必要はないと考えました。
【次の発言】 お聞きになりたかったらお呼びになって、国会で御相談になって聞かれてけっこうだと思うのです。  私は、民間の技術者が、昭和三十三年ごろにそういうものを研究してみた、しかし、それだけの話であったということを信用しておるわけでありますし、また、昭和四十年以降は、政府は、そういうことも含めて、一切政府として……

第72回国会 予算委員会 第32号(1974/03/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、工事期間は四十一年十月から四十六年十一月にわたる五カ年間であります。作業の延べ日数は七百十日間、工事に要した人員は七万四千十八名。ブルドーザー、バケットローダー、コンプレッサー等を使用しておりますが、お話のございましたように、かけがえのない隊員を一人殉職せしめております。  なお、自衛隊がそのような工事を受託をいたします場合の基準は、自衛隊の訓練の目的に合致するものであること、地方公共団体等の正式な要請であること、それがまた公共の利益に合致しておると認められること、そして、特定の個人もしくは特定の団体等を利するようなことのないこと、環境その他についての注意を払うこと等を前……

第73回国会 内閣委員会 第3号(1974/09/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 もちろん知っております。しかし私の立場で、文部省に対してどうこうしてほしいとか問題があるから注意を喚起するとかそういうことはいたしておりません。私どもは、いまの段階において、まず自衛隊員は、いかなる立場の違いがあるとも、外部からの非難中傷なりその他の苦しいことに対しても、自衛隊法に示された崇高な使命のもとに不動の信念を持って進むべき時期であると考えておりますから、今後とも、義務教育の問題は、文部省の議論のあれでありますから、これは別でありますが、いろいろありましても、ただじっと自分たちの使命を、信念を持って堅持し続けて、ひたすら黙って前進するのみであるということを考えておりまし……


36期(1980/06/22〜)

第97回国会 商工委員会 第1号(1982/12/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 国会が事実上審議を終わるときに当たって就任のあいさつというのはきわめて変な出来事でございますが、しかし、国会の成り行きでございますからお許しを願うことにいたします。  私、八年ぶりで閣僚席に着いたものでありますから、その間の、野にあります間、潜居の間に野党の皆さん、ことに直接質疑応答なり日常の会話等を交わしたことのないお方も大分おられます。したがって、これから皆様方に御指導を仰ぐに当たって、よろしく御教導を賜りたいと存じます。  いますでに事実上の予算編成を終える段階に大蔵省の方では来ておりますが、これまでに至りますまでの間、委員長を初めとして、与党はもちろんでございますが、名……

第97回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1982/12/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 もう国会が終わる日に就任あいさつというのは変な話でありますが、成り行き上こうなってしまいましたので、お許し願いたいと思います。  私は、八年ぶりでまた大臣席に着くことになりました。野にいることが長かったものでありますから、その間に多少ふだんの会話や、このような質疑応答等をしていない議員の方々もおられます。反面また、仲よく議論した仲間のベテランの人たちもいらっしゃいますので、よろしくお見知りおきのほどをお願いいたします。そして、御教導のほどをお願い申し上げる次第でございます。  ここに事務当局の者が書いた紙がございますので、それを一応形式上読みます。  このたび通商産業大臣に就任……

第97回国会 予算委員会 第1号(1982/12/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 数字的なことは役人に答弁いたさせますが、傾向として、やはり労働生産性あるいは賃金格差その他、大企業と中小企業との間には広がる傾向がございまして、大変心配いたしております。しかも、その背景には、いまおっしゃったように、中小企業の固有の強靱にしてかつこのような場合に対処するのに非常に苦しいわが国独特の体質がございますから、それに対して励みを与えるのにはどうしたらいいだろうか。後ほど御質問があると思いますから詳しくは言いませんが、たとえば中小企業投資減税というような構想等もあります。  しかしながら、こういうものは大体赤字企業が多い中小企業の中で、税金を納めてない企業には効かない制度……

第97回国会 予算委員会 第2号(1982/12/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは担当大臣は実はいないわけですよね。議長見解というものに基づいて衆議院大蔵委員会の小委員会でやったわけですから。私が一応の臨時国会までの区切りをつけたという意味では、所得税の減税については与野党意見の一致を見た、必要性について。(矢野委員「もっとはっきり」と呼ぶ)所得税の減税についてはその必要性について与野党合意を見た。それから、その手段としては、赤字国債等の手段によらないこと。いわゆる戻し税等を過去にやって、あれはわれわれ反省するところがありますね。そういう意味で、恒久的税制、すなわち基礎控除とか累進税率とかそういうものを恒久的税制として行う。財源については、個々の税目を……

第97回国会 予算委員会 第4号(1982/12/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 大変事務的な問題でございますから、エネルギー庁長官より答弁いたさせます。
【次の発言】 まさに検討中なんでして、赤字企業の問題もありますが、要するに経企庁長官も言っていましたように、指標ばかりをもとにして日本の経済の先行きは暗い、あるいは底をついた、底割れになるんじゃないか、そんなことを政府の方から余り言いますと、じゃ、やっぱりだめなんだなといういろんな意欲の減退というものが、消費購買力なりあるいはまた買いかえ需要なり、そういうものにまで響いていくと思うのですね。  そういう意味で、私ども目下、おっしゃるとおり、検討中なんですが、問題は、これを税額控除のみならず、去年やりました……

第97回国会 予算委員会 第5号(1982/12/17、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 大変恐縮ですが……。  先般阿具根先生初めおいでになりまして、安倍前大臣、横におりますけれども、いまは外務ですから私から答えますが、の答えたことを実行してくれるかということでございましたが、安倍通産大臣の答弁いたしました方針をそのまま踏襲して私が実行いたしますというお約束をいたしてございますので、内容は御承知でございますから、一応私から先に答弁を担当大臣としていたしておきます。失礼いたしました。

第98回国会 決算委員会 第6号(1983/05/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 警察が取り上げて、調査して、逮捕しております。  わが国の時計は、本場スイスと言われた時計を凌駕して久しい。それをわざわざ、一応は高名なるブランドといいましょうか、そういうものへの国民の志向がまだ残っていることを利用してそのようなことをやることは、国際的にお恥ずかしい限りである。当然ながら、逮捕されてしかるべきである、そう思います。  しかし、通産省が指導監督している時計工業界の各メーカーの中で、そういうものに関与しておるということは、調査の結果、全くございません。これは当然、警察が、司直の手によってそれを明らかにしたときに、もちろんそういうことはあり得ないけれども、まさかのこ……

第98回国会 商工委員会 第1号(1983/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 第九十八回国会における商工委員会の御審議に先立ちまして、通商産業行政に対する私の所信の一端を申し上げます。  わが国を取り巻く諸情勢はきわめて厳しく、いまやわが国は、国際社会の中においてひとりで歩くことを許されない環境に置かれております。  われわれは、このような厳しい状況のもとで諸困難を克服し、わが国経済の発展基盤をより確かなものとして二十一世紀に引き継いでいくというきわめて重大な使命を担っております。この使命の達成は、内外の諸情勢を冷静、的確に把握し、常にわが国経済のあるべき姿を念頭に置き、政府と国民が一体となって知恵と力の限りを尽くして、当面する課題を一つずつ着実に解決し……

第98回国会 商工委員会 第2号(1983/02/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ケインズというものを訣別するかとかなんとかという問題は別にして、既存の経済理論で割り切れない現象が次々と起こってきて、それに対処する手段がいままでのいわゆる定石といいましょうか、そういうような定石では解決できないところに来た。建設公債とかそういう問題は、大蔵省、建設省の問題でもありますが、私は――そうですね、それなんかやはり触れない方がいいですね、所管外のことは触れないことにして、こういうところにあると私は思っております。  要するに、石炭、黒ダイヤといった固体エネルギー、これによって日本基幹産業というものは戦後の大きな飛躍を遂げたのですが、それが流体エネルギーへの大変革があっ……

第98回国会 商工委員会 第3号(1983/02/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私は、大阪経済界との会合の際に、公開ですか非公開ですかということをまずお聞きしまして、報道関係の了解も得て、この会合は非公開でございます、漏れる心配はございませんので本音を聞かせてくださいということでしゃべったわけでありますが、まああなた地元だし、入っていた人の直接の話も聞ける立場にありますから、これは漏らしたとか漏らさなかったとかいう次元を超えての話でございますから……。そのような話を財界の方々に、ことに大阪は、東京を政治の首都とするならば、経済の首都、しかも中小企業ががっちりとした底辺を形づくっている象徴的な町という意味で、少し気を緩めて話をしたとがめがいま来たわけでありま……

第98回国会 商工委員会 第4号(1983/03/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 特定不況産業安定臨時措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  特定不況産業安定臨時措置法は、第一次石油危機に起因する大幅な需給の不均衡等の経済的事情の著しい変化に対処するため、いわゆる構造不況産業について過剰設備の処理等を計画的に行うことにより、その不況の克服と経営の安定を図ることを目的として、昭和五十三年五月に制定されたものであり、本年六月末をもって廃止されるものとなっております。  同法の制定以来、対象となった業種においては、設備処理が計画的に実施され、所期の効果を上げつつありましたが、その途上で第二次石油危機が発生したために基礎素……

第98回国会 商工委員会 第5号(1983/03/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま議決をいただきました附帯決議については、その趣旨を体して善処してまいりたいと存じます。

第98回国会 商工委員会 第7号(1983/03/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 日本の戦後の急激な経済の姿、いろいろな見方がありますが、一つには、太平洋ベルト地帯という形で、関東からずっと瀬戸内海、北九州に至る、そういう形の上ではまた拠点メガロポリスというようなものを形成しながら、臨海型の産業が発展をしていった。ここに石油を運んできて、日本で精製しながら各種の方面に燃料その他で使っていく日本経済の姿が必然的に構成されていったのだろうと思うのです。  それで、私は議員立法で、各党の御協力も最後にいただいたのですが、過疎地域緊急措置法という法律をつくらなければならなかったのですが、議員立法でやりましたときにしみじみと考えたのが、岡山もそうですが、広島あたりもそ……

第98回国会 商工委員会 第8号(1983/03/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これはもう御指摘を待つまでもなく、率直にいまの時点で振り返ってみますと、まず政府の経済成長率、実質成長率、その他予算編成の前提となり、あるいはまた一般産業界の指針ともなるべき数字がたびたび狂ってきたということは、認めざるを得ないと思うのです。  ただ、政府自体の作業そのものが、狂わせられたという表現が正しいと思うのでありますが、それの原因は、やはり石油の需要、価格、そういうものに関連をして世界貿易が縮小の方向に向かって、そして消費その他が、国内の具体的な問題を考えれば、所得税の減税も数年据え置かれておるというようなことも手伝って、そういう消費の末端に至るまで思わざる節約は節約、……

第98回国会 商工委員会 第9号(1983/04/12、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 高度技術工業集積地域開発促進法案について、その提案理由及び要旨を説明申し上げます。  わが国経済は、内外の著しい環境変化により構造的な諸問題に直面しており、この中で地方の経済も停滞の方向にあり、また、大都市との間の経済的格差も拡大しております。こうした状況を改善するためには、産業構造の高付加価値化、知識集約化の利点を生かした高度な技術力を持つ工業、いわゆる技術先端産業の新たな地域展開が必要であると考えられます。  このためには、臨海地域を中心に素材型産業の大規模展開を図ってきた従来の地域開発とは異なる内陸型、技術先端産業型の地域開発を図り、また、これに伴う技術の波及による地域の……

第98回国会 商工委員会 第10号(1983/04/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまの御質問で、私の方から御説明をしなければならない点を簡明直截に指摘されましたことに敬意を表します。  それはまず、これは法律をつくらなくてもできるものではなかったのかという点であります。法律になったことは結構なことだし、四面真っ暗な中でこれだけは一つ明るいニュースだというような、そういうこともおっしゃいましたけれども、法律にするかしないかという問題は、私はやはり一番考えたわけなんです。  これは、たとえば農林省の構造改善事業なんという大変な金額を使っているのは、事務次官通達でやっているわけですね。そこで、法になじむのかなじまないのかということをまず最初に考えまして、しか……

第98回国会 商工委員会 第11号(1983/04/15、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、工業出荷額あるいは雇用貢献とかということについては、将来へ向かって進むであろう方向というものはわかります。あるいはその方向を持っていくわけでありますが、現時点でそれをどのような条件でとらえるのか、それは候補地区一つ一つをとってみても、それの出荷額への貢献というのは大変むずかしいような気がいたします。その出荷額も、地方へ技術拡散なり、あるいはその拡散に伴ってその地域が全体として新技術産業を興し、あるいはそれに従事しというような形をとっていきますと、全体としての雇用貢献度には幅広く、しかも助成を含む雇用その他のものが先端産業等で必要なようでありますし、きわめていい方向へ浮揚力……

第98回国会 商工委員会 第15号(1983/05/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 叙勲伝達のためにおくれたことを、まずおわびいたします。  それから、衆参両院商工委員会、与野党の御協力によりまして、当省提案の法律が私の出発の日に参議院で成立いたしましたために、一連の国際会議四つを日本欠席ということなしに全部終了できましたこと、これは大きな成果があったものと考えて、改めて皆様方に御礼の言葉を申し上げます。  ただいまの発展途上国の問題は、その会議においても、債務累積国あるいは非産油途上国等のいろいろな分類はありますが、やはり各主要国の共通のテーマともなっておりました。したがって、いまお話しのように、サミットにおいても取り上げられることになると私も想像いたします……

第98回国会 商工委員会 第16号(1983/05/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 余りにも連続して国際会議が行われるものでありますから、それにそのころは、通産提案法律四法案のうち三法案が参議院の委員会でまだ残っておりましたので、私も苦慮いたしましたけれども、結局、与野党の皆様方が、それらの国際会議に日本が一国のみ欠席をした場合の悪影響ということを配慮せられて、審議を進めていただきまして、出発の日に本会議を通していただいたような次第でございました。  私も、それだけに責任というものを重大に受けとめて列席をしたわけでございますが、結果として、日本が行っていてよかったな、もし、この四つの国際会議の一つでも日本の大臣がいないという会合であったならば、あるいはサミット……

第98回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1983/02/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 第九十八回国会における衆議院石炭対策特別委員会の御審議に先立ち、石炭政策に対する私の所信の一端を申し述べます。  最近のエネルギー情勢を見ると、世界的に景気が低迷しているほか、省エネルギー努力及び石油代替エネルギーの開発、導入努力が成果を上げつつあり、石油需給は緩和基調で推移しております。しかしながら、中東情勢は依然流動的であり、また、中長期的にもエネルギー問題解決への努力を怠れば、エネルギー需給が不安定化、逼迫化の方向に向かうことは避けがたいものと考えられます。特に、エネルギー供給における石油依存度及び海外依存度がともに主要先進国中最も高いわが国にとって、中長期的展望のもとに……

第98回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1983/03/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、この値下げの合意の発表がありましたときに、北炭夕張の振興を念じつつ待っておられる人たちの間に、しまったという言葉が吐かれたということを聞きました。恐らくこれだけの値下がりがあれば採算の見通しその他も違ってくるだろうし、果たして自分たちの身はどうなるのだろうという直感的なものだと思うのですね。私はその気持ちは十分わかるような気がいたします。したがって、まず基本的には、代替エネルギーとしての対外も含めた問題として見直されている日本の国内のわずかな貴重な残存資源として、石炭政策は内需というものを掘り起こしながら、きょうも一名事故で亡くなりましたけれども、保安にことさら最大の注意……

第98回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1983/05/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいま御意見を交えての御質問でございますが、真意が伝わっていないのも無理はないと思います。スタンドプレーと評する、あるいは山中独特の売名行為とは言いませんが、そういう行為だと見ている人もあるでしょうし、あるいは革新知事ができたので、その知事にげたを預けて逃げたんだと受けとられるような表現もございます。しかしながら、私はおのれを捨てておりますので、そのような毀誉褒貶殿誉褒財には一切左右されることはございません。  私自身は、もし仮に私が通産大臣でなく、あるいは通産省に大臣がいないという場合のことを考えてみますと、前大臣からいろいろな経過を経まして石炭協会に検討をお願いした、その……

第98回国会 予算委員会 第3号(1983/02/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 簡潔に答弁しますから。  いま言われたことは全部同感であります。そのためにとった措置としては、期限切れは改正を施しながら延長する。しかし、これをだらだら延ばすわけにはいきませんので、自助努力、そしてまた目的の達成年限というものをはっきりするために、一応時限立法の五カ年と考えております。指定する業種も、一応は法定は七業種としておりますが、政令指定業種等については、法施行後二年を経過した後、いわゆる残り三年になってから新しく申し出るなどということは認めないというような方針をとろうと思っております。  それから、独占禁止法という公正なる競争を保持し、公正なる競争によって国民が豊富、低……

第98回国会 予算委員会 第5号(1983/02/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 その最初の民族系と外資系、この問題は、まず戦後の日本の占領されたときに新潟の一部にごくわずかの量の精製が認められたけれども、太平洋岸の全体の精製というものは、占領末期ごろになってようやく外資との提携を前提として太平洋岸の精製会社というものが日本に逐次発展していった、その中途で民族系資本の育成ということの必要さに気づいて、そうしてやってきたのが今日の状態だと思うのです。  ところで、日本の場合には根本的に、日本に油を持ってきて現地精製というような状態で来ましたが、しかし、サウジアラビアの例を引くまでもなく、あるいはシンガポールの例をとるまでもなく、産地、産油国も付加価値を高めた製……

第98回国会 予算委員会 第6号(1983/02/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 アメリカもまあよう言うわというぐらい次から次にいろいろな問題を言っていますが、ついには産業政策まで言い出したので、近くブロックUSTR代表が来ますから、こちらもブロックして、そんなむちゃな話をするなよ、内政問題は内政問題、その国の発展はその国の政策とエネルギーだ、おまえさんたちもちっとは日本を見習ったらどうだというぐらいの交渉をやるつもりでおりまして、時間もないそうですから、一応これだけ答えておきます。
【次の発言】 私は実務を主管しておりますから、外為法、輸出貿易管理令その他の根拠によって、堀田ハガネのときに指摘された、国会でもっと厳密にきちんとやれということでありましたから……

第98回国会 予算委員会 第7号(1983/02/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 私どもは、総理と安倍外務大臣を除いて、ほとんどが昨年の暮れに入閣した者たちで、したがって、予算は前任者の手によって八月末に大蔵省に要求されておるわけです。したがって、それを大臣折衝を最終的にやって決めるわけですが、どうも自分の考えている政策というものとぴったりというわけにはいかぬのです、ことに私のような自分の考えと方針を絶えず模索し続けている者にとってはですね。  ですから、まず投資減税についても、原案は一〇%税額控除、特別償却の選択――選択は入っていなかったですね、というようなことになっていましたが、しかしながら私は、一方御一緒に勉強もした党の税制調査会長もしておりましたから……

第98回国会 予算委員会 第10号(1983/02/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 それまで人事院勧告制度が打ち立てられて勧告が行われてきながら、十月実施あるいは九月実施とかいろいろと内容、時期等について議論があって、その合意がなかなか得られなかった。そこで、私が担当大臣になりまして、このようなことは人事院制度が設けられたたてまえから考えて、この勧告とその実施についてのトラブルは基本的にあるべきものでないと考えてそのような決断もいたしましたし、しかも勧告を受けたその翌週の閣議でそれは最終決定をする。そういうルールを打ち立てましたが、基本的に違うのは、現在の情勢は、財政事情だけでございます。
【次の発言】 当席で一遍お答えいたしておりますが、技術の終局点は試作品……

第98回国会 予算委員会 第11号(1983/02/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 河本さんの発言ですか。(川俣委員「ええ、河本さんの発言になっていますね」と呼ぶ)これはもちろん事実誤認があるといけませんから、私の方は局長をして説明にはやらしてありますが、国会決議について通産省が有権解釈をするという立場にはございません。政府全体の決断に従って通産省は手続を行うということであります。

第98回国会 予算委員会 第12号(1983/02/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 余り現職以前の話は触れないことにしておりますが、しかし、どうしても話がそこに戻るようでございますから振り返りますと、議長見解を受けて衆議院大蔵委員会に減税問題等小委員会を置くということで、私がその職を預かりました。その席はほとんど秘密会にいたしまして、忌憚なく与野党見解を述べ合うという形をとりましたので、非常に和気あいあいとして、そして国家の財政の危機も認識しながら、何とか新しい道を探りたいということで、しかし、具体的な減税財源の個々の項目になりますと、アイデアはたくさん出ましたけれども、なかなか合意を得られなかった。私は、もう少し続けて、その合意を得られないままでも減税をやり……

第98回国会 予算委員会 第13号(1983/02/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 この団地の問題はちょっといままでの議論と性格が違いまして、地方公共団体がそれぞれの都道府県の未来図を描きながら、その上に立地する産業のことも考えて、それぞれ造成がなされている。しかし、高度成長期を終わるに従って企業の地方への進出、まあ地方が多いわけですから、それが非常に困難な客観情勢になってきたこと、さらに地方としても、地方自治体は造成費あるいはまたそれの抱えている土地の処分ができなくて困っておるという財政上の問題等も引き起こしていると思うのですが、国の方で強制的にここにつくりなさいといった形はありませんけれども、しかし、この状態はやはり日本の産業構造の変化に伴って起こった見込……

第98回国会 予算委員会 第15号(1983/03/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 量販店の問題は、一番初めに問題になったのは、たしか、めがねの大安売り、その次がカメラ、そしていま家電、いろいろな業種があると思うのですが、いまのお尋ねは家電のお尋ねでございました。  確かに家電は、海外においてもいろいろな摩擦も起こすぐらい、あるいはまたテレビのコマーシャルを見ても信じられないような安い値段を意味しながら、まさか三割引きとか何とかというのは確かに抗議があってやめたようですけれども、こういうのと、不当表示というのは公取の範囲にも入りますけれども、そこらのところが、家電業界のみが倒産をしておるというふうにも見えませんが、家電業界の一般の通常小売店ですね、これが系列化……

第98回国会 予算委員会 第16号(1983/03/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 おっしゃるとおりでございます。(小沢(和)委員「着工の時期」と呼ぶ)着工の時期については、いま一応警察の捜査は終わって、そして名前は申し上げませんが、漁業協同組合長及びその関連者が検察庁に送られたといいますか、要するに逮捕、送検されたということで、その後そのことの周辺で関連するようなことがあるのかというようなことを静かに見守っているのでありますが、きょう警察が来てくれていると助かるのですが、警察庁は来ているの。後で警察庁にちょっと言わせますが……(小沢(和)委員「それはいいです」と呼ぶ)そうですか。ですから、いまのところ私どもの知る範囲では、それ以外の不正不当な行為があるという……

第98回国会 予算委員会 第18号(1983/03/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 政府としての見解は、官房長官が読み上げたとおりでございます。したがって、私が申し上げましたことに関する限り中曽根内閣においてそれが守られる、すなわち武器の輸出については応じないということでありますから、私は異存はありません。
【次の発言】 いま、あなたの見解はと聞かれましたのでお答えいたします。  私は政治家を志した動機をはっきりと二十五年勤続表彰を受けた際の謝辞において、第二次大戦に生き残った人間として亡くなった人々に対する申し開きのできる人生として政治の道を選んだということも申しておるとおり、私の戦後の残された人生と思っておりました道は、ひたすらその自分が生き残ったことの申……


各種会議発言一覧

26期(1953/04/19〜)

第16回国会 労働委員会公聴会 第1号(1953/07/05、26期、自由党)

○山中(貞)委員 一言だけお聞きいたしたいのでありますが、先生のお話の中で、先ほどわくで規制することはよくない。すなわちこの法律の適用によつて、将来その適用内容の拡大されるおそれもあるしあるいはまたその他将来に類似的な規制が拡大されるおそれ等も現実に考えられておる。あるいはまたその他の関連する既存の法律等の適用も当然拡大されるおそれすらある、こういう御意見があつたのであります。現在のこの立法の基礎といたしますところは、公述されましたことく、昨年現実に起つた二大争議の国民経済並びに国民生活に及ぼした現実の影響を基礎として、これを制定しようとするものでありまして、しかもこれは三箇年の期限つきの立法……

第17回国会 地方行政委員会法務委員会公職選挙法に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/11/03、26期、自由党)

○山中(貞)委員 一間だけ。最高裁にこの際お伺いしておきたいと思いますが、現在高裁支部が宮崎に置かれていることは、御承知の通りだと思うのであります。ところが奄美大島の以前の、現状におきましても鹿児島におきましては事件の処理あるいは実際上の交通、宿泊等の事情から、再三陳情しいる事実も御承知だろうと思うのであります。しかるに今般具体的に奄美大島がはるかかなたの集団的な人口を有しながら、離島として復帰いたして参りますと、ますますその面における不自由というものが強くなつて行くわけであります、そこでこの際大島復帰の事実が明らかになりましたならば、鹿児島に高裁支部を設置する方法について、何らか検討はなされ……

第19回国会 地方行政委員会農林委員会水産委員会建設委員会連合審査会 第1号(1954/05/27、26期、自由党)

○山中(貞)委員 私も提案者の一人として佐藤委員の御意見はやはり考えなければならない点があると考えます。一つには法律の面から考えてですが、第十一条について抱かれるような疑念というものは、この十一条の法文の文句そのものに疑義を生じて来る。それに対するはつきりした回答ができないような書き方にされておる点について、そういう御意見があろうと思うのであります。従つて第九条におきましては、第三項として、「当該事業を所管する各省大臣又は県の教育委員会の関係法令の規定による指揮監督の権限の行使を妨げるものではない。」という規定を持つておるにかかわらず、そういう御意見が出るといたしますならば、私どもは謙虚に反省……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 議院運営委員協議会 第1号(1955/11/18、27期、自由民主党)

○山中貞則君 君たちもそうじゃないか。

第22回国会 地方行政委員協議会 第3号(1955/11/07、27期、自由党)

○山中貞則君 大臣にお伺いいたしますが、先ほど北山君の御質問に答えまして大臣は、地方財政懇談会の初会議で経過を説明されたわけでありまするが、それを聞きますると、地方財政処理のために当面各関係閣僚が知ってもらわなければならない資料の説明程度じゃなかったかと私は思うのですが、そうすると、これまで私どもが新聞で拝見しております範囲で言うならば、大臣はたびたび閣議でそういう報告はやっておったように思います。たとえば四日の閣議におきましても、同様の説明が各閣僚に対してすでになされておるように私考えるわけですが、その結果、設けられました財政閣僚懇談会に、その程度の長官の御努力で果して打開が期待できるかどう……

第26回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第4号(1957/04/27、27期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。  まず、国会図書館新館建設用地の件について、その後の経過を図角館長より聴取いたしたいと思います。金森徳次郎君。
【次の発言】 ただいま金森館長より御説明を伺ったのでありますが、これは国立国会図面館敷地の全部について考えなければならない問題でありますから、少しそういう方面を知っておきたいと思うわけで、そこでお聞きしたいと思うのですけれども、現在予定されております国会図書館の敷地の用地全部が、どういう工合になっておるか、すなわち今度の自治労関係の敷地、建物の買収がかりに終ったとして、それでもって完了するのか、あるいはそれは中途の段階で、……

第26回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第5号(1957/05/16、27期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 開会いたします。  この間のああいう経過で中止の形になっておりましたが、本日国立国会図書館の敷地買収、主として現在自治会館のあります部面についての審議を進めて参りたいと思います。この間以後の経過その他について、館長の方から御説明を願います。
【次の発言】 最初の坪五万六千円は、どちらが言い出した値段ですか。
【次の発言】 図書館内のですか。
【次の発言】 しろうとがきめたのですか。
【次の発言】 そうすると、あとの五万二千円というのは、どこがきめたのですか。
【次の発言】 その間の経緯をもう少し説明して下さい。最初示した値段と、それだけ変った値段になった経緯ですね。

第27回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1957/11/11、27期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 図書館運営小委員会を開会いたします。  実は先般、たしか九月であったと思いますが、小委員会が、他に議題もございましたので、開会されたのであります。私、ちょっと郷里に帰っておりました関係で、福永君にかわってもらって、一応開会、審議いたしてもらったのでございますが、その間のいきさつ等を承わりますと、一応の来年度予算要求の内容等についての御説明を聴取しておるようではありますけれども、それについての具体的な本委員会としての意思表示、もしくはその他の審議が具体的になされていない傾向があると思いましたので、あらためてその問題を中心に、本日お集まり願ったわけ下あります。なお、来年度の予算の要……

第27回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号(1957/11/15、27期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 ただいまより小委員会を開会いたします。  先般、一応御相談をいたしました現在図書館において計画いたしております科学技術関係文献の整備拡充計画について、各位御承知のような現在の新しい情勢下において、そういう予算あるいは機構、運営等で、果して日本の現状に即し得るかどうかという点について、自分たちだけで結論を出してもいいのであるが、しかし、慎重を期し、また間違いのないようにするために、専門と思われる国会関係、各省等においての見解をも伺うことによって、より完璧を期したいという考え方から、本日、再度この問題について開くわけでありますけれども、この間の申し合せに従いまして、次のような公文書……

第28回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1958/03/25、27期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。  まず国立国会図書館職員定員規程改正の件でございますが、一応図書館長から御説明を願います。
【次の発言】 何か御質問はありませんか。
【次の発言】 ただいまの非常勤職員の常勤化の問題につきましては、国会図書館職員のめんどうを見るのは直接には私たち小委員会ということになっておりますから、この次の機会には、ただいまの栗原君の御意見をわれわれ勘案いたしまして、希望する方向に前進するように、またほかの省庁あるいは国会事務局等とのバランスにおいて納得できるような筋にまでいくように、私どもも努力をしたいと思います。  今の館長の説明、よろしゅう……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 大蔵委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1959/03/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 大臣が参議院の予算委員会に行っておられますので、かわって基本的な問題について私から御答弁申し上げますが、永山委員のお話の中に、大臣が事務当局から突き上げられたのかどうか知らぬが、諸般の情勢を全く無視して、これを強引にやろうとしておるというようなお説があったのでありますが、私は、大臣の忠実なる政務次官といたしまして、そういう表現はどうもいただき得ないのでありまして、これは、御指摘の中にもありましたように、党が、選挙に当りまして、国民の経済基盤強化の基本としての道路整備の必要性にこたえるために、一兆円の経費を投じての五カ年計画というものを公約をいたしました。その公約の実現を、三十四……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 ただいまから昭和三十四年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。  まず、一般会計歳入予算額は、一兆四千百九十二億四千八百十六万二千円でありまして、これを前年度予算額一兆三千二百十二億二千九百五十万二千円に比較いたしますと、九百八十億一千八百六十六万一千円の増加となっております。  以下、各部について簡単に申し上げますと、第一に、租税及び印紙収入の総額は、一兆一千二百十二億四千百万円でありまして、これを前年度予算額一兆二百五十九億一千三百万円に比較いたしますと、九百五十三億二千八百万円の……

第31回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○山中政府委員 海運政策としての造船利子の補給諭ということでありますると、未来にわたっての問題も議論の中にあるいはお含めになって今日まで議論してこられたのかもわかりませんが、私自身が担当いたしまして、大臣のもとにありまして手がけました本年度予算の編成過程並びにその結果におきましては、予算が明らかにこれを示しておりまする通り、利子補給というものは行わないということをはっきりいたしておるわけであります。
【次の発言】 佐藤大蔵大臣の明言せられましたものを私がさらに確認することは僭越かと思いますが、私は大蔵大臣のその言明は正しい、しかも財政金融担当の主管省としての大蔵大臣の言明としてしかるべきだと思……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/03/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより大蔵委員会社会労働委員会連合審査会を開会いたします。  本日連合審査の議題といたします租税特別措置法の一部を改正する法律案は、大蔵委員会付託案件でありますので、先例によりまして大蔵委員長たる私が委員長の職務を行ないます。  租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。河野正君。
【次の発言】 開会前に御了解をいただきましたとおり、厚生大臣は社会保険審議会に約四十分間出席を許可しておりますので、約四十分間退席をお願いいたします。
【次の発言】 滝井義高君。

第46回国会 大蔵委員会文教委員会連合審査会 第1号(1964/03/25、30期、自由民主党)【議会役職】

○山中委員長 これより大蔵委員会文教委員会連合審査会を開会いたします。  本日は、連合審査会の議題といたします国立学校特別会計法案は大蔵委員会付託案件でありますので、先例によりまして、大蔵委員長たる私が委員長の職務を行ないます。  国立学校特別会計法案を議題といたします。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。卜部政巳君。
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 これにて連合審査会を終了いたします。    午後一時三十六分散会


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和四十五年度における内閣及び総理府所管の歳出予算案について、その概要を御説明いたします。  内閣所管の昭和四十五年度における歳出予算要求額は三十二億七千三百十四万五千円でありまして、これを前年度歳出予算額二十七億八千三百六十一万九千円に比較いたしますと、四億八千九百五十二万六千円の増額となっております。  内閣所管の歳出予算要求額に計上いたしましたものは、内閣官房、内閣法制局、人事院及び国防会議の事務の執行に必要な経費であります。  次に、総理府所管の昭和四十五年度における歳出予算要求額は一兆二千二百七億三千二百四十九万六千円でありまして、これを前年度歳出予算額一兆三百三十九……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1970/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 今日までの過程においては、いろいろと現象面で、ただいま御指摘のような経過をたどったと思いますし、また過去の物価上昇分等の実際上の遡及補てんというものがたいへんおくれておりました。したがって、基本的には私は、恩給というものは、受給者にはそれなりの根拠に基づく恩給をもらう権利のある人々であるという考えが基本になければならないし、国はその権利に基づいて理論的に計算された金額については支払う義務を持つ、義務を行使すべき立場にあるもの、という二つの考えが打ち立てられた予算が組まれなければならないというふうに考えまして、ことしの予算編成でそのような点にたいへん苦労をいたした次第でございます……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまの日照権の問題は、建設大臣がお話しになりましたとおりの事柄であろうと考えておりますので、したがって、私権の問題として、たとえばいま別な問題提起として、超高層ビル等が建てられた結果によってわかりました局地強風等の被害等々もやはり同じような問題かと思いますが、これらの問題は、やはり建設行政の中で一義的には処理していくべきものであろうと考えます。これは典型公害としてはやはり無理ではなかろうかと思うわけでございます。  さらに、おあげになりました中の温熱排水等については、今回、水の状態というカッコ書きの中で温熱排水を明確にとらえておりますので、実質上は原子力、火力発電等の冷却水……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 原則はそのとおりでございますし、そうあるべきであると思います。しかし、私も八月に就任いたしましてから現在提案の十四を組み立てるまでに、関係閣僚協その他の意思統一並びに各省庁のそれぞれの行政主管をいたしております根拠法等の調整に心魂を傾けてやりましたので、具体的な政令等については、やはり今後の相談に待つということにいたしておる部分が多うございますことを、私自身も遺憾に思いますが、これらの政令については、いずれ引き続き行なわれます次の通常国会において明確に御答弁できるような作業を進めてまいりたいと思います。
【次の発言】 御指摘はごもっともでございますが、銅、亜鉛になりますと、これ……

第65回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 具体的な軍事基地のそれぞれの縮小あるいは事前返還、直後の返還等については、外務大臣のただいま御折衝中のところであります。しかし私の立場では、たとえば那覇市の雑然たる、結果的に市街地を形成したとしか言いようのない市街地について都市計画をりっぱにしたい、県庁所在地でありますから。そういうことを考える場合には、当然、空港はもちろんのこと、俗称上之屋住宅街といわれておる牧港住宅街等も何らかの手段をもって開放してほしい、あるいは軍港その他のいろいろの要望を持っております。これらは絶えず外務大臣に対して御要望申し上げておるところでありますが、また中部等においては嘉手納村あたりは八割が軍用地……

第65回国会 地方行政委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/03/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ただいまの条項と、並びに先国会において成立をいたしました公害防止事業費事業者負担法の両方を踏まえてつくったものでございます。
【次の発言】 まず公害防止事業は、企業が一義的な負担を負うもの、残りについて国と地方公共団体が公共事業として行なう場合の負担の負担率の問題であります。これについて二分の一を下らざる負担をすることによって国が第一義的な責任を負うということになり得るものと考えます。ということは、二分の一が高いか低いかという問題もありますが、一方それぞれの地方公共団体においては、それぞれの企業の進出によって起こります固定資産税あるいは住民税の法人税割等の収入が、試算の結果によ……

第65回国会 内閣委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 わが国では、国会でもし法案が可決をされますと、七月一日から環境庁が出発するわけでありますが、その位置づけの国際的な比較の問題、これはやはり一応念頭に置いて議論しなければならない基本的なポイントだろうと思います。ということは、やはり人間の生活向上の意欲、快適なる生活というものの欲求の前に大量供給、大量生産という過程が、主義のいかんを問わず全地球的な規模で進められておりますから、公害はまさに地球上の大問題として、各国が国境を越えあるいは思想を越えて取り組んでおる問題である。そういうことを考えますと、私たちがここで法案を審議いたします場合に、日本の提出された法案の原案というものだけの……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1971/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和四十六年度歳出予算要求額について御説明を申し上げます。  昭和四十六年度における内閣及び総理府所管の歳出予算について、その概要を御説明いたします。  内閣所管の昭和四十六年度における歳出予算要求額は三十六億五千九百七十八万一千円でありまして、これを前年度歳出予算額三十二億七千三百十四万五千円に比較いたしますと三億八千六百六十三万六千円の増額となっております。  内閣所管の歳出予算要求額に計上いたしましたものは、内閣官房、内閣法制局、人事院及び国防会議の事務の執行に必要な経費であります。  次に、総理府所管の昭和四十六年度における歳出予算要求額は一兆四千二百十五億七千三百九十……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1971/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 作業を大体今月一ばいというめどでやっておりますが、琉球政府との意見の交換あるいは意見の一致をなるべく求めたいという願望がございますので、その点で少し琉球政府側の県民会議あるいは政府の準備その他を仄聞いたしますと、ややおくれるかもしれませんが、三月上旬に表に出したい、閣議決定の形をとるわけですけれども、そういうつもりでおります。上旬でも少しおそい上旬になるかもしれませんが、なるべく早く発表することが必要であると思っております。  さらに、きのうも御質問等のありました点でございますが、復帰後の政府の側の機構をどうするかという問題に関連をして、現地の出先の機関、それらについてもやはり……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第2号(1971/07/23、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 このたびの内閣改造にあたりまして、留任をいたすことになりました。現在の総務長官としての沖繩担当のままの留任でございます。これは、沖繩復帰が秒読みの段階を迎えまして、ここで大臣を交代させることは、沖繩県民のために申しわけないという総理のお気持ちであるように直接伺っておりますので、その意味で、私としては、沖繩復帰をもう明年に控えて、悔いのない内政上の万全の措置をとるべく目下昼夜努力をいたしておりますが、皆さま方も今日までの御協力、御支援あるいはいろいろの御意見、御要請等を、今後とも一そう密接にとっていただきまして、私たちの行なおうとしております沖繩を迎え入れるあたたかい施策というも……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第3号(1971/08/16、32期、会派情報なし)【政府役職】

○山中国務大臣 いままでの質疑応答をよく聞いておりませんですけれども、石油ガス税については、これは現在の価格をそのまま据え置くことを前提に配慮をいたします。措置をとります。それから、現在は全島プール価格制というものによって、離島まで運賃コストその他が吸収された形で、県民ひとしく同じ小売り価格のもとに供給されておりますから、これは非常に大切なことでありますので、いま、いろいろの手段を考えておりますけれども、相なるべくんば、これが税の措置等と相まった措置に伴って、それが離島の方向への価格の保持ということに振り向けられればと思って、いま検討しておりますが、端的に言うと、離島の分については、離島に対す……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第4号(1971/09/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 まず、私の本問題に対する基本的な考え方から申し上げておきますが、沖繩を復帰まで二十七年間祖国と隔絶された社会の中に置いたことの責任、その責任の上に立って、沖繩にこれ以上犠牲をしいることは本土はできないし、やってはならないことであるというふうに考えております。したがって、今回の変動相場制移行に伴う沖繩現地の現実の混乱、あるいはまた復帰前に一ドル三百六十円が交換をしてもらえばすべてがおさまるのであるという当然の御主張というものに、担当大臣として私も耳を傾け続けておるわけであります。しかしながら、これを実施する際においては、極端に、高度の秘密と水も漏らさない手配をやった後でなければ表……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第5号(1971/09/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 お話のとおり、あるいは池田委員の国会沖繩調査団の報告のとおり、言語に絶する惨状を呈した干害の後、さらに無情な、しかも時期はずれの不必要な台風が襲ってまいりました。この結果の被害というものは、まさに農作物に関する限りは壊滅的な打撃を与えておりますし、その被害の及ぶところは、単に農家の収入が皆無に近い状態におちいるばかりでなくて、その島の中の、農林漁業によってささえられていると言っても過言でない中小商店街等における営業上の影響も顕著に出つつあります。これらの問題はまことに看過できない問題でありますので、何はともあれ、現金収入の道を個々の農家には講じてあげなければならない。これについ……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会内閣委員会地方行政委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1971/12/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 個人の現金通貨については、たびたび明確にいたしておりますが、六千百八十八万三千ドル、預貯金については現在集計中でありますが、これは推計方式をとらざるを得ませんが、五億五千百十九万五千ドルであります。これの推計の方法は、銀行、信託については、沖繩銀行の実質総預金の五六・九六%の推計をいたしましたし、相互銀行、信用金庫については、中央相互の七八・八〇%の実績をとりました。農漁協、郵貯等については、すべて個人預金とみなして、一〇〇%これをとることにしてはじき出した数字であります。しかしながら、これは今後相当時間をかけて、コンピューター等にかげながら個人別の相殺をしてまいりますので、一……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1971/12/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 沖繩の未来像を十カ年にわたっていま明らかにするということは、きわめて困難なことであります。たとえば一例を人口にとっても、琉球政府の企画局において苦心の末つくり上げた沖繩側の振興開発計画の十カ年目は、人口において百五万ということに一応なっておりますが、ことしの国勢調査でもって九十四万五千百十一名が沖繩の実人員である。今日までの沖繩の施政権下の人口の伸びから見て、ややその伸びが停滞をしておる、それは出生率の停滞ではなくて、本土流出というような形における在籍人口の停滞であることが明らかになっております。  こういうことを念頭に置きますと、十年後においてなおかつ人口がふえていく沖繩、い……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 これは昨日も議論になりまして、ごく軽微なものであって、この法律の中でもし大きなものがあるとすれば、琉球政府が国民健康保険をどのように復帰前に決定されるであろうかということが一番大きなものとして念頭にございました。しかしながら、その他についてもそう大ざっぱに言っておるわけではありませんで、ほとんど書いておかなければならないものは法律に書いてございますし、政令等にゆだねた部門も明らかにしてあるわけでありますので、ここで言う包括したような感じの委任については、必要ならば事務当局で、少しこまかなことになりますが、この際御説明をいたさせたいと思いますが、いかがでございましょうか。

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/03/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和四十七年度における内閣及び総理府所管の歳出予算要求額について、その概要を御説明いたします。  内閣所管の昭和四十七年度における歳出予算要求額は四十二億一千五百五十四万八千円でありまして、これを前年度歳出予算額三十六億四千四百六十四万三千円に比較いたしますと、五億七千九十万五千円の増額となっております。  次に、総理府所管の昭和四十七年度における歳出予算要求額は一兆七千八十億五千五百八十四万二千円でありまして、これを前年度歳出予算額一兆四千六百五十三億八千百九十七万円に比較いたしますと、二千四百二十六億七千三百八十七万二千円の増額となっております。  このうち、防衛庁及び経済……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/12/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 ハワイの問題は……(庄司委員「ハワイの問題はいい」と呼ぶ)じゃそれはやめますが、なるほど漁民の方は、自分たちが操業している上をジェット機が飛ぶ、その燃料を自分たちに回してくれれば自分の船は動けるのだというそういう考え方は、私は否定できないと思うのです。しかし、これはあなた方の党と私たち自民党、いわゆる私たちの立場の政府とは見解を異にいたしますが、われわれは国家の行動としての自衛行為としての一定範囲の油というものは必要であるし、使用せざるを得ませんし、これを、たとえば何カ月か休んでそして突如それに対応しろといっても、防衛力というものは瞬時の中断も許されないということがありますから……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/03/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和四十九年度防衛庁予算案について、その概要を御説明いたします。  まず防衛本庁について申し上げます。  昭和四十九年度の防衛本庁の歳出予算額は、九千八百五十三億六千百万円で、前年度の当初予算額に比べますと一千三百四億五千三百万円の増加となっております。  次に、新規の継続費は、昭和四十九年度甲型警備艦建造費等で二百八十七億六千五百万円、国庫債務負担行為は、航空機購入、艦船建造、装備品等整備、研究開発等で二千三百七十七億八千百万円を要求しております。  次に、防衛本庁の予算案の内容について申し上げます。  昭和四十九年度予算においては、最近における経済情勢等を考慮し、厳に抑制的……


36期(1980/06/22〜)

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第1号(1982/05/11、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  初めに、一言ごあいさつ申し上げます。  この小委員会は、与野党合意のもとの衆議院議長見解に基づいて、衆議院大蔵委員会に設置されたものでございます。その前提に基づき、委員長よりその氏名が公表されましたので、私、委員長として当特別小委員会の運営に当たってまいりたいと思いますが、設置のいきさつ、その前提等は余りこだわらずに、せっかく与野党の税制、財政に関する権威者の皆さんがお集まりになられる委員会となりますので、ここを舞台にして、当然ながら減税問題あるいは財源対策等の問題について、真に国家財政のあるべき姿と国民の負担との関連を……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第2号(1982/06/17、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  初めに、人事異動等がございましたので、主税局長並びに異動した者は、その旨あいさつを求めます。
【次の発言】 人事異動にかかわる者はいまの二人でございます。  大分中断して長くなりまして申しわけございませんでしたが、これは御説明するまでもなく、環境が熟しないと開いても一党ないし二党御欠席というのでは、当小委員会の目的に沿いかねる運営になりますから、各党の皆さんが気持ちよくおそろいになるまでお待ちしていたという期間であったと御理解願いたいと思います。  では、前回、次回は経企庁よりの主として経済見通しとその実績等について、そ……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第3号(1982/07/08、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  お手元にお配りしてございます資料は、先般、委員各位から政府側に対して要求のありました資料を、私が事前に目を通しまして、最大限御質問にお答えできるような内容のものにいたしてございます。したがって、お配りしてすぐ質疑をというわけにもいかぬでしょうが、大体それぞれの委員のものは全部入って御配慮をしてございます。  そこで、議論の順序はいろいろありましょうが、この説明を聞きますか、どうしますか。資料要求にこたえて出したということですから、いずれまたこの次の機会に資料をもとに御意見の御開陳を願いたいと思います。  そこで、きのう衆……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第4号(1982/07/29、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  前回から一週間間があきましたが、御承知のような衆参両院を踏まえての国会のいろいろの状態に対する配慮をいたしまして、私どもの会だけはみんな何のひっかかりもなく出席をして、その環境の中でざっくばらんに話し合いたいということでございますので、きょう開会に至ったわけでございます。  きょうの運営でございますが、小委員会には理事会がございませんで、事前の相談もできないことはありませんが、ひそひそ話でもどうかと思いますので、きょうの運営のあり方について率直に御意見を伺いたいと思います。  前回の小委員会では懇談会に移りまして、その結……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第5号(1982/08/05、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  お手元にお配りいたしました資料は、先般の小委員会の懇談会において堀委員より御要求のあったものを大蔵省事務当局が作成したものでございます。そのときも議論いたしましたように、この税率の刻み方については何種類かを想定しなければなりませんので、それは一応御了承願ったわけでありますが、この点についてもし御意見等があれば承ります。
【次の発言】 資料については以上で終わりますが、きょうの運営についての御意見を、理事会がございませんので、公開の委員会で御相談申し上げます。
【次の発言】 いかがでしょうか。

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第6号(1982/08/19、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  今会期内では最終日に小委員会としては当たるということになりますので、今会期中にいかがな締め方をするか、並びに閉会中もやるか等の問題について、各党の御意見があれば承りたいと思います。
【次の発言】 雑談もいたしましたが、閉会中もやろうということについては与野党合意と見てよろしいですね。それでは、まず閉会中も継続して審査を行っていくということでひとつ意見の一致を見まして、具体的な問題は後で相談することにいたします。  それから、議長から特別に期日をつけて見解を受けたわけではありませんが、やはり国会が閉会するというのは一つの節……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第7号(1982/09/29、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  理事会というようなものを持てませんので、いつものように各党から、会議の持ち方、進行等について御意見をお述べいただきたいと思います。  その前に、お手元に配ってありますものは、この間自治省の方へ委員会としての要求ということで出しましたものの資料でございます。
【次の発言】 いいですよ。そのことについて、大蔵省の方は後ほど、いろいろな意見が出ておりますから、それに対する必要な資料等をお配りするつもりでおります。これも公開済み、予算委員会なんかに出ている資料です。そうだね、自治省。ほとんど予算委員会なんかで出した資料ですね。

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第8号(1982/09/30、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  例によって、理事会がございませんので、各党から運営についての御意見をお願いします。  昨日の運営でよろしゅうございますか。
【次の発言】 きのうからの引き続きの事柄が大部分でございますから、これより懇談に入ることとし、この際、暫時休憩いたします。     午後一時三分休憩

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第9号(1982/10/05、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  本日は、海外出張で、自民党の相沢君、社会党の沢田君が御欠席でございます。それから小泉君は、日本には帰ってきているらしいのですが、時差疲れか何かできようは御欠席、山下元利君はきょう午後から国内へ公務で出張でございます。以外は全部出席でございます。  そこで、いつものとおり運営について御相談をいたしますが、いつものとおり事後記者会見ということで懇談に入ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 では、ただいまから懇談に入ることとし、この際、暫時休憩いたします。     午後一時四分休憩

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第10号(1982/10/28、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 これより減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  野党の皆様には大変はた迷惑なお話でございますが、現実としては、わが党では総裁が辞意を表明されました後、調整工作を失敗いたしまして、前後一カ月にわたる予備選挙に突入をいたした状態がございます。  しかしながら、私どもの作業はそのことと関係なく、やはり議長見解を受けて設けられた委員会の趣旨、目的は継続しておるものというふうに考えるべきか、あるいは、見解が出された原因が鈴木内閣の予算委員会の処理に関することに端を発したのだから、この会合の趣旨は違ってくるのか、そこらの点について、野党の方の御意見をまずお伺いをしたいと思います。

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第11号(1982/11/19、36期、自由民主党)【議会役職】

○山中小委員長 では減税問題に関する特別小委員会を開会いたします。  何か御意見ありましたら……。
【次の発言】 ほかの方でも御意見あれば、この機会にどうぞ。
【次の発言】 最初の出発のときに、もちろん議長見解に基づいて開いたわけですが、その手段としての共通合意があったと思うのですね。これは、お許しを得た範囲内で私、記者会見でもしている。減税を戻し税方式のような手段はとらず、やるならば恒久的な減税とするということ、その財源として赤字国債等によらないこと、この二点は合意したんじゃなかったでしょうか。いま否定されて……。
【次の発言】 否定されたような話でもないのだけれども、途中でちょっとまじって……

第98回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1983/03/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 昭和五十八年度通商産業省関係予算案等の予算委員会分科会における御審議に先立って、一言ごあいさつを申し上げます。  わが国経済を取り巻く諸情勢はきわめて厳しいものがあり、また、不確定な要素を多々抱えております。私は、こうしたときにこそ冷静、的確に諸情勢を判断し、険しいながらも将来に明るい展望を示しつつ、官民一体となって諸課題に対応していかなければならないと考えております。  国内面では、当面の経済運営について万全を期すとともに、中長期的には活力とゆとりにあふれた福祉社会を建設していくため、経済の持続的、安定的な発展を確保することが必要であります。  他方、国際面でも、世界経済の長……

第98回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1983/03/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 冒頭、酒田というお話がありましたが、酒田は私の恩師のおわす場所でございまして、後でまたお話しをいたしますが、そういうこともありまして、率直な御意見を承りましたが、簡単に申し上げますと、今回の構造不況業種に対するやり方がまだ足りないのではないか、あるいはそれは本当に立ち直れるかという問題でありますが、ちょうどアルミを例にとられましたように、通産省自体が七十万トン体制、次に五十万トン体制で、実態は三十万トン体制になりつつある。最初御承知のようにアメリカ、カナダの地金の方を、余りに安いのでダンピングではないかということで調べてみたのですが、水力料金で適正なコストで来ている以上、これは……

第98回国会 予算委員会第六分科会 第3号(1983/03/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○山中国務大臣 エールの交換という意味ではありませんが、久々に上原さんの質問に答えることができまして、私も大変なつかしく、またうれしく思います。  これは土曜日の発言でありますが、突然出た私の考え方ではありません。それは私の永年勤続の表彰を受けた際の答辞の中にも、私がなぜ政治家への道を選んだかということに若干触れておりますが、戦争から生き残って帰ってきて、そして亡くなった多くの戦友、部下を含めた犠牲者のことを考えると、自分は生きていることの償いのために政治家の道を選んだ、そういうことを述べているはずでございます。そのようなつもりで政治家になった私でありますから、今回のこの問題は、何も今までの国……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

山中貞則[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。