このページでは栗原俊夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。栗原俊夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○栗原委員 どうも椎熊さんからの話は、けさ新聞に出たからあの事件を取り上げるという想定での御発言かもしれませんが、神近さんがどういうことを発言するかわかりませんから……。
【次の発言】 それ以外の問題を紳近さんが握っておるかもしれぬ。
○栗原委員 証人は、宣誓した証人として、鰹鮪連三〇発第五三号の書類の末尾についておる、ビキニ補償金のうち日本鰹鮪本部が使用せるものという、こういう書類を本部においては一切やったことはない、こういうことを証言しておるわけです。しかし、いろいろこの問題について、末端で論議されたであろうことも想像できるのでありますが、本部の責任においてあなたが、あるいはあなた以外のどなたかが、先ほど山中委員の読み上げたような書類に該当する説明をした事実はございませんか。この点ははっきり一つ、大事なところですから……。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 どうも質問の焦点をはずしておるのですが、私のお聞きしておる……
○栗原委員 まず最初に、ただいま山中君の質問に対しての関連で、小出さんに伺います。レセプションに応じたというが、それは寄付金という形で応じたのですか、あるいはレセプションに参加するという何らかの会員券とか、そういうものの対価としお支払いになったのですか。どちらなんですか。
【次の発言】 それでは単なる寄付金とかそういうものでなくて、会員券を買ったと、こういうわけでございますね。
○栗原委員 関連して。どうもきのうから聞いているとおかしいのです。当局の説明によると、四月一日から医薬分業は実施する、しかし今問題になっておる新医療費体系はちょっと工合が悪い、何とか四月一日からやらなければならぬけれども、暫定的な方法をとるその問題について医療協議会に頼んでおるけれども、しかしその審議の途中であっても、あるいは国会の了解を得る期間がなくても、四月一日から実施するのに必要な時期になればあえて告示して実施に入っていくのだ、こう言っておるのであります。それはどういうものなのかはっきりしてもらいたい、どれでやろうとするのか、それがあるはずなんです。何もなしにそれができっこないじゃないか……
○栗原委員 持ち時間三十分程度というお話でございますから、簡単に質問しますから、答弁の方も簡単、率直にお願いいたしたいと思います。
まず第一に、四月一日から新看護体制に入るということを伺っておりますが、これは一斉に全部そうするおつもりで、その段取りを進めておるのでありましょうか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 その新看護体制というものは、ばかばかしい質問でおそれ入りますが、患者のためにやることだろうと思いますけれども、患者のためにやるのですか。それとも予算の方の関係でしようことなしにやる体制なのでありましょうか、はっきりとしていただきたいと思います。
○栗原委員 ただいま提案されております議院運営委員長の椎熊三郎君の不信任動議につきまして、賛成の討論を行いたいと思います。先ほど山本委員から提案の説明がございました。なおまた、ただいま八木委員からも賛成の討論がございましたが、椎熊三郎君が議院運営の委員長になりまして以来、私も議院運営委員の一人として、また後輩として、いろいろ教えられ、また見聞もして参りましたけれども、この際どうしてもただいま提案の不信任動議に賛成をせざるを得ない、こういう心境でございます。 賛成の理由は、あるいは重復をするかもしれませんけれども、何と申しましても、やはり昨日の深夜に行われました常任委員長会議におけるところの椎……
○栗原委員 大臣に数点お伺いしたいと思いますが、同僚各位のすでに質疑をした問題でありますけれどもおさらいのつもりでお教えのほどをお願い申したいと思います。 今回国民皆保険という大旆をかざして、四カ年間に皆保険を完成するのだということでございます。まことにけっこうなことでございますが、このことについては先般来、それでは権力によって強制しなくても皆保険に持ち込むことができるかどうかというようなことが取りかわされておったようでありますが、まず第一にこれから皆保険のために四カ年かかって保険制度をやってもらわなければならない地方の自治体、こういう人たちはなぜ今日まで保険を行わなかったか、こういう点どう……
○栗原委員 本日生活保護法による医療扶助に関連して質問を申し上げようと思っておりましたが、本日の厚生省の方の段取りから申しますとまことにどうも不手ぎわで、遺憾この上ないと思います。医療扶助に関連しておりますので、医務局長並びに社会局の関係のことにつきましては保護課長さんに説明していただいて、追って局長あるいは大臣に確認をしていただく、こういうことを前提に質問をさしていただきたいと存じます。 まずお尋ねいたしますが、昭和三十一年八月十五日に東京都の民生局長が、民保護発第八三九号、生活保護法による医療扶助の適正実施についてという文書を福祉事務所、地方事務所あるいは市等の長あてにマル秘でもって通達……
○栗原委員 引揚者給付金等支給法案はいよいよ最終の段階でもございますので、総理に二、三の点についてお尋ねいたしたいと思います。この法案は引揚者の方々が在外資産補償の要求の中から生まれてきた法案でございますが、でき上った法案の内容を見ますと、その第一条に「引揚者、その遺族及び引揚前に死亡した者の遺族には、この法律の定めるところにより給付金を支給する。」、こう規定してあるわけでありますが、この法案を通じて当初引揚者の要求した在外資産については何も関連がないという点から考えまして、今度の給付金はどういう意味で給付されよもとしておるのか、まずこの点を伺いたいと存じます。
○栗原委員 時間もだいぶ切迫して参りましたので、ごく数点だけをお尋ねいたしたいと思います。先ほど来参考人の皆さんのお話を聞いておりまして、日本の蚕糸業の振興が輸出の増進にかかっておる、こういうことは全く同感でございますが、輸出の振興は、先ほど来皆さんの御意見の中にもありました通り、いろいろ条件があると思います。まず値段が国際価格でなければならぬ。これに関連して製糸過程における合理化も必要でありましょうし、また技術的には設備の改善も必要でしょうし、また原料繭の安価であることも必要であると思うのです。今度の蚕糸業界のこういう行き詰まりで、これを打開するのに製糸設備を改善して、何とか合理化する、こう……
○栗原委員 足鹿委員の質問に関連して二、三お尋ねしたいと思います。先ほど蚕繭処理の問題について足鹿委員からお尋ねがあったわけですが、蚕糸業法の十五条の二ができたときに、私は群馬県の出身でありますが、群馬県ではどえらいことが起ったわけです。というのは繭の仲買いを業とする製糸業者に対して仲買いをするな、眠り口銭をやるから仲買いをするな、繭の取引をするな、こういうことを強要した。一方国用を扱う座繰玉糸業者に対しては、調整繭をやるからお前たちは繭を買うな、こういうことを強要した。そこでかく申す私が提訴人になって公取委員会に独禁法違反の提訴をいたしました。まさに独禁法違反であるという判決を昭和三十年四月……
○栗原委員 この際農林大臣に一、二点伺っておきたいのでありますが、御承知の通り蚕糸業法の第十五条は繭の検定取引を強制しておるようであります。いろいろな物産で強制検査というものはありますけれども、繭の強制検定は特殊な事情のもとにある。なぜかというと、自分で作った繭が単独に検定してもらえない実情下にあるということです。おそらく他の物品で、個々に作ったものを検査を受けろといっても、なかなか容易に受けない。ところが繭だけはあたり近所のものを突っくるみに検定を受けるということが強制されておるということであります。ここに非常に問題があり、またこういうことがある、からこそ一方においては、その他の事情もあるが……
○栗原委員 私は、大学の設置に関して二、三お尋ねをいたしたいと存じます。
まず最初に、よく世間で学校の昇格運動というようなことがございますが、手続上からいえば、たとえば短期大学を四年制の大学に昇格する、こういうような世間で一般にいわれておる内容も、実質的には短期大学をやめて新たに四年制の大学を設立する、こういう手続になろうとしろうと考えでは考えておるのですが、いわゆる大学の昇格というような手続は、そのほかに特別な手続があるのでございましょうか。この点御説明願いたい。
【次の発言】 そういうような場合に、形からいえば短期大学の方は別個であり、新たに新設の四年制の大学を作る、これは全く別個なもの……
○栗原委員 起立採決ですね。
○栗原委員 たとえば今佐々木君が言った通り、一身上の弁明の機会を与える。こういうことも、考え方によっては成り立つと思うのだ。しかし今回は、場合が違うと思うのです。
【次の発言】 ちょっと待って ……。それはなぜ僕がそういうことを言うかというと、そういうことを党首会談において話し合いが進められて、そして与党の方で、岸さんの方ではこれを主張した、川島さんの方では主張した。しかしそれは工合が悪い、それの善悪はいろいろ批判があろうが、そういうことになって、それではしようがありませんということで話がついた以上は、今回はその問題についての観点が違っておるけれども、われわれの方は、そのときにそういうことで話……
○栗原委員 同じく繭糸価の安定の問題について少しくお尋ねしたいと思うのですが、ただいま吉川委員の質疑応答で大体尽されたように思いますけれども、二、三点さらにお尋ねをしてみたいと存じます。 まず先般の予算分科会で、繭糸価安定法による現行の最低、最高の支持をかえないということをここであらためて確認願ったことは非常にけっこうでございますが、先ほど吉川委員の御質問の中にあって大臣の答えのない、しかもこの問題を解明していくのに一番大事な問題として、今度の生糸の下落がなぜ起ったかという一番大きな原因――相場の騰落にはときたま一時的な現象として仕手の操作、売り買いのいきさつから起る場合もありますけれども、……
○栗原委員 繭糸関係の問題は、まだ政府提案になることが必ずしも確定してない。万一政府の方で出さぬような場合には、社会党の方でこれは出しますから、政府の方から出ない、社会党の方から出たという場合には、社会党の方のものを、本会議でもって提案理由を説明さしてもらいたい、こう思います。
○栗原委員 この際次官に、ラジオの聴取料について所見を伺いたいと思うのです。私しろうとで一向わからぬのですが、ラジオの聴取料は受信機を中心に徴収されるものと考えているのですが、受信機を別にして徴収する何か特別な定め、その他の方法等あるのですか、一つお教えを願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまは受信機を中心にして聴取料を取る、さらに徴収する方法がある場合には特別な契約をして徴収することができる、その一ワクだと思うが、昨今有線放送というものが広がってきまして、有線放送を設定して放送をしている場面があるわけなんです。ところがこれを受ける側で、私の知っておる現場ではそういう契約をしておるのかど……
○栗原委員 先ほど来同僚委員からの質問を通じて、大臣は、今回の事態は異常な事態である、こういうことを盛んに述べておられるのですが、どういうところが異常であるとお考えになっておるのか、まずこの点からお伺いをいたしたい。
【次の発言】 私どもは、養蚕問題について政府が五カ年計画を立案され、順次反収を上げる等の問題を中心にしてではありますが、生産量をふやしていく、こういう傾向をたどっておると教えられてきたわけであります。また、需給関係の、特に消費面につきましても、順次五カ年計画によって生産をふやすということは、消費もふえていくという展望の上に計画が立てられてきた、こう理解しておるのですが、そうした中……
○栗原委員 ただいま付議されております繭糸価格の安定に関する臨時措置法案に対しまして、日本社会党の修正案の趣旨の説明をいたします。修正案は非常に短いのでございまして、お手元にございますが、一応朗読をさしていただきます。 繭糸価格の安定に関する臨時措 置法案に対する修正案 繭糸価格の安定に関する臨時措 置法案の一部を次のように修正す る。
○栗原委員 ただいま議長からごあいさつがあったわけですが、実は、この問題は本会議後もいろいろ論議されると思いますけれども、今後もなかなか重大な問題であるわけです。そこで私は、昨日ですか、議長の調停ができ上ったあとの構想発表といいますか、それをラジオで聞いたわけですけれども、議長さんの口から、「わが党では」という言葉を聞いたわけです。たしかにそれはわが党には相違ないけれども、でき得れは、議長、副議長という立場は、党に所属しておっても、公正なる中立な立場をとってやってもらわなければならぬ。特にこういう重大な問題が起り、しかも今後もそういう問題が含まれておるときに、どうも議長は自民党の議長である、し……
○栗原委員 小倉副総裁に一言確認しておきたい。新潟日報に出た記事を中心にして、今、長谷川君の言う通り、七重のひざを八面に折つて陳弁これ努めているわけです。そうすると、あの記事になつている内容については間違いない、こういうことを前提としてあやまつておられるのだと思うのですけれども、そのように理解していいでしようね。
【次の発言】 問うところに対して的がはずれている。というのは、副総裁がここに出てきてあやまつている、以上は、もちろん本人との話し合いもあつたと思うのだが、あの記事になつている内容は、河村局長の話した内容と間違いがないのだ、こう了承していいのですか。もちろん、そうでなければあやまる筋は……
○栗原委員 今、人事の刷新の中で、重要なポストについておる者は云々という一カ条がありましたけれども、それは具体的には、どんな構想なんですか。
【次の発言】 これは、小委員長に特に希望したいのですが、今までやった中で出てきた人が一応責任をとる、こういうことなんですが、私の方の下平君に言わせると、まだ調査も残っておる。従って、表に出ないけれども、まだ調査すればということで、これはまだやってきめつけていないのだから、疑いを存するという程度だろうと思うのです。それらのことについては、内部関係においては十分お互いに知り尽しておることなんだから、どういう形でやっていくかわからぬけれども、もしも相当のこの疑……
○栗原委員 ただいま長い懸案であった蚕糸問題についての政府の態度の発表があったわけでありますが、われわれはこれには絶対に承服できません。率直に言えば、まるで対策というのは名のみで、対策になっていない、こういうことを前提にして幾多の質問を行なっていきたいと思います。
まず第一に、法律についての政府並びに農林大臣の考え方でありますが、法律というものを作って国民に発表し施行した以上、この法律というものは何らの手続を経ずに政府当局の都合によって適当に変えていけるとお考えなんですか、この点を明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 もちろん、法律には事情によって内容を変えていけるというようなこ……
○栗原委員 記名投票にしてもらいたい。
○栗原委員 ただいま議題となりました繭糸価格安定法の一部を改正する法律案について、提案の理由を簡単に説明申し上げます。 御承知の通り、繭糸価格安定法は、蚕糸業の安定をはかるために今日まで大きな役目を務めてきましたけれども、昨年、いろいろな蚕糸業界の混乱から、繭糸価格の安定に関する臨時措置法、こういう臨時措置法が行われまして、主として昨年来この臨時立法が務めを果しておるわけですが、しかし、何と申しましても、親法である繭糸価格安定法がそのバック・ボーンになっておるわけであります。とりわけ繭糸価格の最低価格の問題について最も大きな任務が課せられておるときに、私たちはこれを軽々に見のがすわけに参りま……
○栗原委員 社会党の方では、今回は災害を初めその他もろもろの案件があり、臨時会だけれども、ぜひ五十日、こういう希望をしておりましたところ、ただいま松澤君の発言で、五十日をお認め願える、こういうことで、非常にありがたく感じております。ただ、この機会に一言申し述べておきたいことは、先ほどもいろいろ話した中にも出たのですが、今回のように両党の意見が、むしろ野党であるわれわれの意見通りきまったのは珍しいことであり、今回はぜひともこれできっちりと審議を進めていって、会期延長等のないようにお互いにやっていく、ただいまの御発言通りぜひ進めて参りたいと存じます。会期末に会期の延長を無理押しにすることのないよう……
○栗原委員 らいの対策につきまして、二、三大臣並びに関係の局長にお伺いしたいと思います。 実は先般群馬県の草津にあります栗生楽泉園へ参りまして、ここにおられます患者の皆さんや勤めておる医療担当の皆さんといろいろ話し合った中からこの質問になるわけでございまして、一つ明快にあたたかい答弁をしていただきたい、かように考えます。 まず第一に、行っていろいろ伺ってみますと、患者の諸君は世間から取り残されているというような非常なひがみを持っておることを感じました。たまたま今年は、らいの救済対策の五十年記念とやらいうようなことも聞きましたし、またりっぱなあたたかい厚生大臣も迎えた機会に、ぜひとも、らい対……
○栗原委員 一点だけ聞かして下さい。山野さんの最初の報告によりますと、議員が先頭に立って三十数名の人と衆議院の通用門を通った。この三十数名の陳情団は、その議員の人たちとどっちへどのような方向をとって行動したか、この点についてわかっておったら、御報告を願いたい。
【次の発言】 議長にお尋ねいたしますけれども、昨日のあの請願隊の中から、法の定めるところ、こうしたものに従って代表を選んで、そうしてその代表の行動はきわめて平穏のうちに陳情したい、こういうことで、陳情を受けよう、こういう了解点はあったのでございますか、なかったのでございますか。
○栗原委員 いろいろ参考人の皆さんに御意見を伺ったわけでありますが、大体、今度いろいろ御意見を伺った法案は、政府の説明によると、異常な価格の高騰が来ておる、そこで、安定法で買い上げた二十三万円でなければ売れない生糸五万俵ばかりを、安定法からはずして、そして臨時措置法で時価すなわち十八万円で売ろう、こういう法案であるわけですが、きょうお集まりの参考人の皆さんの中には、生糸そのものの生産ではなくて、十八万という一つの制約の外に立つ織物の方もおりますし、また、できた糸その他を扱う立場の人もおりますので、これは、そういう立場から見れば、おのずから立場が変わると思いますが、大きく蚕糸業の面から言えば、蚕……
○栗原委員 高田委員から私がお尋ねしようと思った問題についてはおおむねお尋ねがありましたので、一、二の点についてお尋ねいたします。
十月二十一日に、あなたと、神戸の理事長と、あなたのところの副理事長、事務局長が一緒に出頭を命ぜられた際に、横浜に一万五千俵、神戸に五千俵現物を渡す、こういう話が成り立ったというわけですが、それは、ここにも書いてあります通り、一俵十八万円で渡す、こういうことであったわけですか。
【次の発言】 今説明になった通り、来年の五月まで、各限月について、売り方で渡す品が不足をしたときにこれを補う。それは、二万俵を一応限度として、うち横浜は一万五千俵、神戸が五千俵、こういうこ……
○栗原委員 今回、生糸の価格の問題に関連して、安定法によって買い上げてある糸を臨時措置法におろそう、こういう法案が出ておるわけでありますが、これは、率直に言って、わが国の蚕糸業界の方向を非常に変えていく内容を含んでおるように思われます。 そこで、まず最初に農林大臣にお伺いするわけでありますが、大臣も、就任当初から、蚕糸業については非常に関心を持たれて、ほんとうに蚕糸業の安定化した方向を打ち出すことをお約束なさっておるわけですが、やはり、蚕糸業の中心をなすものは蚕糸業法によって一応取りきめられておるわけでありますけれども、蚕糸業法というものをまずお守りになり、これを中心にして各般の施策を具体化……
○栗原委員 私は医療機関、特に国立の医療機関の中で医療担当の人員が昨今非常に少なくなっておる、そしてそういう中で患者が非常な心配をしておる、こういう実情にかんがみまして、少しくお尋ねをしてみたいと思います。
まず第一に、ただいま国立の医療機関で医療担当の方々の数が定員と比較してみてどのような状態になっておるか、こういう点をお伺いしてみたいと思います。
【次の発言】 この医療担当者、とりわけ直接病気の治療に当たる医師の数が定員よりどうも大へん欠員がある、こういうことは患者にとっては非常に重大な問題だと思いますが、この定員をきめる責任部署、これは一体どこであり、きめた定員を確保していかなければな……
○栗原委員 私は教育の行政についてはずぶのしろうとでございますが、教育はすべての人たちに与えられるものであると聞いております。本日は特に学校教育、その中でも義務教育を受ける子供たちの気持になり、またその親たちの気持になり、教える教師の気持になって二、三お伺いをいたしたいと思います。
まず大臣にお伺いいたしたいのでございますが、教育は基本法によって行なわれておる、こういう工合に聞いておりますけれども、日本の今日の教育は教育基本法を軸として行なわれておるのでございますか。その点を一つ明らかにしていただきたいと存じます。
【次の発言】 教育基本法によりますと、ただいま大臣のお話にありました通り「日……
○栗原委員 NHKの三十六年度の収支予算その他事業計画及び資金計画等について、これに関連して数点の質問をいたしたいと存じます。
まず最初に大臣にお尋ねしたいのでございますが、公共放送としてのNHKの中立、公正を守るために経営委員会があるわけですが、これはどういう立場をとっておられるのか、大臣の御所見を伺いたいと存じます。
【次の発言】 全国を地区的に分けて、その方面から人を選び、また各関連した有識者というような方々をお選びになることは、公正を守っていく、そして普遍的なものを求めていくということから、これは当然なことだろうと思いますが、特に昨今のように単に地区的ないろいろな問題の対立といいます……
○栗原委員 先般郵政大臣から郵政事業の所管事項の説明をお伺いしたのですが、昨年の年末いろいろと心配されたことも、組合と円満に解決ができて、郵便事業の運行も例年にない好成績をおさめることができた、こういう報告を聞いて、非常に喜んでおったわけです。従って、いろいろ年末にもいざこざがあったけれども、一切が水に流れて、まことに心地よい新年が迎えられた、こう考えておったところが、新聞の報道を見ますと、極刑ともいうべき首切り三名を含めた処分の発表がなされております。これは一体どんな事情でどういう内容なのか、一つこの際伺っておきたいと思います。
【次の発言】 闘争ですから、その過程においては、率直にいって、……
○栗原委員 大臣のごあいさつの中にもございましたが、ただいままで各般に努力してきたが、さらに今後郵政事業等についてはサービスを充実拡大していく、こういうようなお話でございます。まことにけっこうなことでございます。そこで、そういうかまえの中に、郵政事業に関して簡易郵便局制度というものが今後どのような位置づけをして取り扱われていくのか、簡易郵便局を今後どのような方向でやっていかれようとするのか、この点についての意見を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 簡易郵便局をこれから窓口をできるだけふやしてサービスを拡大する、こういうお話でございますが、簡易郵便局は、普通の局との関係――言うならば普通の……
○栗原委員 法案に入る前に少しくお尋ねをしてみたいと思うのですが、簡易生命保険法、また郵便年金法も、その第一条の目的のところに、この法律は国民に簡易な方法で利用させて安全に運営して安定をはかるのだというような書き方で書いてあるようですが、国民といっても、国民全体ではなくて、やはりねらう階層があろうと思うのですが、特に意識的にどうか、こういう点がございましたら御説明を願いたい。
【次の発言】 庶民階層というと、わかったようで、実をいうとほんとうにはわからぬのですが、今日まで加入した人たちの所得の面から見た階層的分析、こういうようなことをなさったことがございますか。
○栗原委員 ただいま議題となりました簡易保険郵便年金福祉事業団法案に対し、私は、日本社会党を代表して、これに反対の意を表明するものであります。 わが党がこの法律案に反対する理由は、まず第一に、この法案によって設立しようとする簡易保険郵便年金福祉事業団なるものは、簡易保険あるいは郵便年金の事業の上から、これがなければどうしてもやっていけないという確固たる理由があって設立するものでなく、事業そのものとは別個の目的のために、しいてこれを設けるべく計画されたものと見られるからであります。 以下これを具体的に論証して参りたいと思いますが、まず生命保険事業において、長期契約者に対して利益配当を行なう場……
○栗原委員 予算の質疑に入る前に、私は大臣に聞いておかなければ、ちょっと工合が悪いのですが……。
【次の発言】 まず、最初に大臣にお伺いしたいのでありますが、今回提出されておりますNHKの予算を中心とした資金計画、その他の問題、これは政府が一切の責任を持って当院の承認を求める、こういう建前ですか。この辺の性格を明らかにしていただきたい、このように思います。
【次の発言】 形の上から言うと、きわめてわかったようなんですが、まことにわからないんで、そうすると、法によれば、意見を付することができる、こういうことなんですが、意見を付するか付さないかは、郵政大臣が内容を検討して、このままでよろしい、ある……
○栗原委員 NHKの昭和三十四年度の財産目録、貸借対照表及び損益計算書に関する審議にあたりまして、私はまことにどうも初歩のお尋ねでありますが、民放では広告収入でそのすべての経費をまかなっておるが、NHKは聴視料を徴収する、そしてこの聴視料によってすべての経費をまかなう、こういう立場にあるわけですが、一体NHKは単に法律でそういうことを保証されておるからということでなくて、NHKが聴視料を徴収してやる、そうした特権を持つ、その特権を持つ一番大きなというよりも、大事な理由はどこにあるとお考えになっておるのか、まず所見をNHK当局からお伺いいたしたい、このように考えます。
○栗原委員 石田宥全君外十四名提出の土地改良区の財政再建に関する持別措置法案、これに関連して、もちろん提案者石田君にいろいろと御質問を申し上げるわけでありますが、これに関連して政府当局のいろいろな御所見も承りたいと考えておるわけであります。
先ほど小枝委員からの質疑によって、政府当局から三十六年三月末現在の全国の土地改良区は一万三千である、そのうち延滞という形で不振の姿をとっているものが六百八十五である、こういうお話でありますが、農地局長からこの点をいま一度御確認を願いたい、このように考えます。
【次の発言】 そのような延滞を持っておる土地改良区の規模別の内訳、たとえていいますならば、その中……
○栗原委員 先般、大臣が所管事項について所信をお述べになりましたことについて数点お尋ねをいたしたいと思いますが、そのお尋ねに入る前に、一つお聞きしておきたいことがございますので、率直なお答えをいただきたいと存じます。
まず、昨日当委員会において、参議院に提出されました議員提案の予備審査のために、公衆電気通信法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、この提案の理由の説明が当委員会で行なわれたことを御存じでございましょうか。
【次の発言】 昨日の提案の事実を御存じなんですが、それではいま一つお尋ねいたしますが、この法案が参議院へ提出されたわけでありますが、参議院へ提出されたということを御承知……
○栗原委員 だいぶ時間もおそくなりましたし、大臣も御用があって帰られたので、事務的な問題について数点お尋ねをさせていただきたいと思います。 なお、特にお答えの過程において、これは大臣に答えてもらわなければどうしてもならぬという場面については、その点だけを留保していただきたい、このように思います。 私がお聞きしたいと思うのは、河川の区域問題についてでございます。現行河川法と新しい河川法案との関連の中で、区域の問題でいろいろと難解になっておることがどのように解消されておるかということをお聞きしたいのですが、まず初めに現行河川法では、「河川ノ区域ハ地方行政庁ノ認定スル所ニ依ル」こう規定してあるの……
○栗原委員 郵政大臣が新しく御就任なさいますと同時に、新年度の予算その他を前にしていろいろと所信をお述べになりましたし、また電電公社の総裁からも、いろいろと新年度の所信を伺っておりますので、これらに関連いたしまして二、三質問をして参りたいと思います。 まず郵政大臣にお尋ねいたします。昨日も同僚議員からも話があったのですが、昨今の郵政大臣は、なかなか数年にわたってその抱負を実現するというような長期在任の姿がどうもございません。そこで、小沢郵政大臣が、郵政大臣として、おそらく政治家として、何か残したいという決意を持って御就任なさったと思うのですが、少なくとも小沢郵政大臣が、おれは郵政大臣のときに……
○栗原委員 私は大臣にお尋ねしようと思っておりましたが、大臣がおられませんので、郵政当局、政務次官に一つお尋ねいたします。 前回の委員会で、郵政業務をやっていくその一番大事な問題は、やはりそれぞれの部署が大衆から信頼を受けなければいかぬ、そういう議論の中で、特定局の問題等が論議されたわけでありますが、そうした直後に、新聞の報道するところによりますと、大阪の鶴橋局ですか、またまた一千二百万円の横領事件というものが報道されました。鶴橋局というのはどういうような立場の局であり、また事件の内容はどんな事態になっておるのか。新聞の報道によると、詳しくはわかりませんが、まことに奇々怪々な報道になっておっ……
○栗原委員 時間もだいぶ経過しましたので、二、三の点についてお尋ねをいたしたいと思います。
まずお尋ねしたいことは、明年度の拡充計画によってラジオのカバレージが第一放送で九九・九%、ほとんどこれは完璧であり、第二放送九八・一%、こういうことに予定されておりますが、大体これで技術的にはもう手一ぱいだ、こういうことになるのでございましょうか。この辺はいかがでありましょうか。
【次の発言】 そうしますと、一応昼間のカバレージはほとんど完璧に近いけれども、夜間は混信その他でいろいろ障害もあるので、夜間もこうしたカバレージの線にいくまでの設備を拡充していくのだ、こう理解していいのですか。
○栗原委員 この法案につきましては同僚委員からかなり質疑が行なわれて明らかになっておりますので、二、三納得のいかぬ点を質疑を行なって明らかにして参りたいと思います。
まず法案の第一条でありますが、第一条の中に、その需給の調整及び価格の安定に資するために資金を設置すると書いてありますが、債券の需給の調整とは一体どういうことなのか、この点を一つ次官から明らかにしていただきたい、かように考えます。
【次の発言】 どうもわからぬ。端的に言って債券がこれ以上下がっては困るというような価格を規定して、その価格を守っていこう、こういうことなんですか。需給の調整のためにやろうとするのですか。
○栗原委員 私は、自民党、社会党、民社党、三党を代表いたしまして、電話加入権質に関する臨時特例法の一部改正法律案に対する附帯決議案を三派共同提案によって提出いたしたいと存じます。附帯決議の提出の趣旨につき御説明申し上げます。 まず、附帯決議の案文を朗読いたします。 電話加入権質に関する臨時特例法の一部を改正する法律案(内閣提出)に対する附帯決議 この法律の施行に当り、政府並びに日本電信電話公社当局は次の各項の実施に努むべきである。 一、積極的に積滞の解消に努め、もって電話加入権制度の早期廃止を図ること。 一、本制度の周知徹底を期するとともに、加入者の保護につき万全の措置を講ずること。 ……
○栗原委員 私は、今回有線放送電話施設を電電公社の施設に接続するということを中心に、公衆電気通信法及び有線電気通信法の一部を改正する法律案が審議されておりますので、数点についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、郵政当局、本日は大臣、政務次官もお見えにならないので、事務次官がお見えのようでありますが、公衆電気通信法の第一条に目的が規定してございますが、その中に、電電公社が国内の通信を担当してやることについて、特に、あまねく、公平に通信役務をはかることを目的としておる、こういうことが規定してあるわけでございますが、あまねく、公平に通信役務を提供する――わかっておるといえば、文字どおりわかって……
○栗原委員 関連。その千分の十七というのは、実は私はしろうとでさっぱりわからぬのだけれども、ある施設が申請をする、その中に加入区域外の地域と、特別加入区域のところと、普通加入区域と、三つがくっついて一つの施設の事業区域として出てきた。一つの市内にそういうことは幾らもあるのだ。そのときに関連した局が三級以上だと、その普通加入区域になるところは千分の十七という制約を受ける、こういうことになっておるわけだな。その千分の十七というのは、その局の普通加入区域全部が千分の十七という意味なのか、あるいは、そういう電話の秘密したところを除いた残りのところで、千分の十七以下のところを適当な線を引っぱって、ここの……
○栗原委員 私は、ただいま議題となりました郵便貯金法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表して、反対の意を表明するものであります。 本改正案は、金利政策を弾力的に運用することができるようにするため、現在法律で定められている郵便貯金の利率を政令で定めるように改めることを主たる目的とし、これにより貿易自由化に伴う国際競争力を強化するため、国際金利に比して割り高であるわが国金利を、国際金利にさや寄せせんとする低金利政策の実行にあることは、疑いの余地がありません。低金利政策等の実行上必要とする日銀公定歩合並びに市中金利、郵便貯金利子、金融債及び公社債金利等の均衡保持のため、まず行政行為により……
○栗原委員 私は、ある意味ではきわめて地域的な生産物といえるかもしれませんが、コンニャクを生産しております農民が、貿易自由化というムードの中で、外産コンニャク輸入が行なわれるのではないかというような心配から非常に不安の立場に立っておる。こうしたコンニャク生産農民が一日も早く安心して業に努めることができるように、こういう立場に立って、コンニャクの問題について数点の御質問を申し上げ、政府の基本的な考え方を明らかにしていただきたい、かように考えます。 まず第一にお尋ねいたしたいことは、コンニャクというものが食料としては必要食料なのか、あればあった方がいいという趣味嗜好を満たす程度の食料なのか、なく……
○栗原委員 私は運輸行政については全くしろうとでございますが、きょうは特に運輸委員会へ出席させてもらって、一、二お尋ねをさせてもらうのでございますけれども、よくよくのことでございますから、ひとつ幼稚園児に教えるように親切にお答えを願いたいと思います。
地方を走っておる一般民間バスの運行の安全、これらを指導監督するのは運輸省の自動車局でございますか。
【次の発言】 最近群馬県では民間バスが相次いで大きな事故を起こしておるわけですが、去る六日に群馬県の尾瀬行きのバスが深夜に百メートルも転落して、即死二名、重軽傷者四十二名という大惨事が起こりました。これに対して一番最高の責任としての立場の人が現場……
○栗原委員 関連して。東北開発の三十七年の決算が七億五千万円ばかり赤字が出ておる。これに関連して、続いて三十八年は約十億くらいというお話があったわけですが、会計検査院の報告によりますと、七億五千万円の赤字を事業別にここでうたってあります。ハードボードで二億二千余万円、カーバイドで一億七千余万円、セメント関係で千九百余万円、こういう関係で出ておるのですが、続いて三十八年の約十億というもの、これはまだきれいに締め切ってはないだろうと思いますけれども、十億が予見できるということは事業別にも予見できると思いますので、事業別に概算どんな形になっておるのか、ひとつお伺いをしてみたいと思います。
○栗原委員 関連して。第一のケースは原始取得で所有権を得た、こう言うのですが、原始取得をしたときの所有権を獲得した人が金を払うという事由の発生、その金額、またその原始取得したときの地目はむろんこれは農地だと思うのですが、農地を地目変換するときに、一体こういう土地についてどういう論議がなされて、地目変換を許可されているのかという点をひとつ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それは工場化が確実であることがはっきりしているから農地転用を許すのだ、一般論としてはそういうことが言えると思いますが、農地をつくるために国費を多額につぎ込んで、そして農業を営むということで、かかった経費よりもはるかに安い……
○栗原委員 私は、農林省関係の中で特に食糧庁に関して数点お尋ねをいたしてみたいと思います。 まず大臣にお尋ねしますが、食管会計がどうも赤字が出てしかたがない、こういう中から消費者米価の問題もいろいろ手をつけなければなるまいというようなことが一般世間に喧伝されております。食管法の定めによれば、食管特別会計が赤字になれば云々というようなことは特にしるされておらぬので、食管会計が赤字になるからということで消費者米価の決定に云々があろうはずはないと思うのでありますけれども、今後の食管会計の赤字というものの動向、そうしてこれが消費者米価の決定に影響があるものかどうか、あるいはまた、過去消費者米価を決定……
○栗原委員 関連して。勝澤君からたいへん掘り下げた質問があったのですが、私も一点だけ納得のいくところまで御説明をいただきたいのは、大阪は卸売りが少なくて、しかも人口が多いから、こういうことなんですが、三十七年十一月末日の大阪の卸売り業者が手持ちした数量は一万二百一トンだ、こういうお話でございます。そこでこの卸売り業者が受け持っておる小売り店は何軒か、そしてその小売り店の先に連なっておる世帯数というか、消費人口は何名なのか、この点を明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 これは問題になっておる大阪の事業協同組合の管轄下にある小売り店並びに配給人口数ですか、これは大阪だけの全体を言ったの……
○栗原委員 河川法が再び提案されました機会に、まず大臣にお伺いしたいのでございます。 河野建設大臣でなければできないだろうという河川法の全文書きかえというような大事業の際に、現行法の中で、いろいろ河川には要素があるわけですが、やはり河川の敷地についてなかなか問題が多い。この際、新しい河川法をつくられるにあたって、これが河野建設大臣の手によってきれいに解決されるだろうと実は期待しておったわけです。言うならば、河川の敷地は、堤防の内部は全部河川の敷地で、これは国のものだ、堤防のないところは、将来堤防をつくる予定の線の内部を河川と認定して、その中は国のものだ、というような、第一線において混乱のない……
○栗原委員 時間が非常に急迫しておりますので、答弁の内容によっては一発の質問で終わりたいと思います。 前回お尋ねした河川敷きの問題にちょっと執念がありますので、いま一度やり直します。 新しい河川法の「河川区域」の節三号、「堤外の土地の区域のうち、第一号に掲げる区域と一体として管理を行なう必要があるものとして河川管理者が指定した区域」これが現行法の第二条の河川認定に当たるように思われるわけです。現行法では、河川認定をしますと、当然そこにあるところの私権が第三条によって排除される。ところが新法の第六条によって河川区域に認定されても、河川区域にはなるが、そこにある私権は排除されない、こういうこと……
○栗原委員 イロハのような質問をいたしますが、しろうとでございますからわかりやすく御説明をいただきたいと思います。
昨年の暮れに郵便の配達の問題がたいへん混乱をいたした、その中心をなすものが特定郵便局舎の問題である。私も特定局、特定局と言っておったのですが、さてわかっておるつもりでおったところが、ああいう問題が起こってみると、特定郵便局というのはどういうものだと言われて実は答えられなくなった。この特定郵便局とは一体どういうものなのかということを、しろうとの私にひとつわかりやすく説明していただきたいと思います。
【次の発言】 その特定郵便局の局舎の問題なんですが、ただいまのお話だと、特定郵便局……
○栗原委員 私は、まずNHKの会長にお伺いをしたいのでございますが、NHKでは、放送法の定める第七条によって「日本放送協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように放送を行うことを目的とする。」こう規定してあるのですが、これを中心に運用をなさっておられると思うのですが、言い尽くされたことであるけれども、この際、この条章を具体的にどのように理解して運用なさっておられるか、この心がまえをあらためてお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 あまねく日本全国において受信できるように放送を行なうことを目的とするということは、日本国じゅうどこに住んでおっても聞こうと思えば聞ける状……
○栗原委員 私もこの際大臣を中心に二、三お尋ねしておきたいと思いますが、政治で社会保障が完全に行なわれれば、特定の人を除いては、保険なんというものは要らなくなると思うのですが、当面民間保険がある、そこへ政府で簡易保険をやっておられる、この主たるねらいはどこにありますか。
【次の発言】 それは私の聞こうとするところをちょっとそらしているのです。民間保険があるのに、政府であえて保険をおやりになるねらいは一体どこにあるのだ、こういうことなのであります。
【次の発言】 それでは、民間が手を差し伸べてやれば、あえて簡易保険をやらなくてもいい。民間がやらぬから、民間がやれぬところをわれわれがやるんだ、こう……
○栗原委員 大臣が見えておられませんので、大臣の立場で政務次官からお答えを願いたいと思うのでありますが、日本の電信電話の全責任を持っておる電電公社、この公社が営んでおる電話がいま農村で、あるいは近年非常に急激にふえてきた集団住宅地で、さらには一般都市部において、非常に不足を告げておる。幾ら要求しても、これが需要に満たない。こういうような状況のときに、公社法の一部改正として船舶通信の問題のみが出てきたわけですが、郵政当局として、こういう事態において、電電公社の公社法に手をつけるのに、こういう程度で事足れりと考えておるのか、もっと本格的に、公社のいまのあり方について、根本的な検討のもとに、基本的に……
○栗原委員 電話設備の拡充に係る電話交換方式の自動化の実施に伴い退職する者に対する特別措置に関する法律案、まあ非常に長い名前の法律案でありますが、この法律案については、いろいろと特にその対象になる電話交換に従事する者を中心とした働く人たちの仲間の中から問題が提起されておるわけでございますが、いろいろこの法律を読んでみると、まあお金をくれるという法律なんですね。くれないという法律がなくてくれるという法律なんだが、この間の十七日にも、働いておる人たちが、給料がこれでは食っていけぬ、いま少し物価高に応じて食えるような賃金に上げてくれということに対しては、まことにどうもみみっちい立場をとってストライキ……
○栗原委員 ただいま提案されております電波法の一部改正の法律案の中で、マイクロの電波の通るところへ建築物ができてはぐあいが悪いというようなことから、建築制限をする、こういうような内容が盛られておるようでありますが、現在すでに設置されておる電波施設、マイクロ施設はどんな状況になっておるか。それから、いままでの建築制限と、今度問題になるような状態になった建築法の改正の内容等について、概略御説明を願いたい、このように思います。
【次の発言】 マイクロの申請許可を行なうときには、申請者側、もっと具体的にいえば施設者側は、いつその回線の通るところへ建物が建つかわからぬ、建った場合には、自分のほうでみずか……
○栗原委員 当委員会において集団住宅という問題あるいは農村の有線放送の問題、これと関連して一般の公社電話、こういうことが論議されてきたわけでありますが、今回公社では住宅地には団地の自動化電話、農村には農村の自動化電話、こういうことが立案されてこれを試行しよう、こういう話であります。まことに国民の要求に基づく電話を全部充足する立場に立つ公社の御努力としてはこれをそのままちょうだいできるわけでありますが、しかし、そこで私は最も基本的なことを聞いてみたいと思うのです。これは郵政当局と公社と両方、それぞれの立場からお答え願いたいと思います。 公社は電話の一元化という原則にのっとっておる。そして公共の……
○栗原委員 NHKの三十七年度の決算についてお尋ねをする前に、先般オリンピックの通信衛星による国際中継の問題で、政府から金丸政務次官がNHKの前田副会長とアメリカに行ってお帰りになりました。たいへん御苦労さんでございました。この際ひとつ金丸政務次官から、折衝の経過の概要や見通し等についてお聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 たいへん御苦労さんでございました。そこで、いまのお話の中で、だいぶん見通しが明るくなった、その中で、シンコム三号が打ち上げられれば――こういうふうな一つの条件があるわけなんですが、それについては、欧州方面の放送主体もさることながら、日本のNHKの態度も――このこと……
○栗原委員 時間もだいぶ経過しましたので、簡単に二点ばかりお尋ねをしたいと思います。 このあと実は八月国政調査で調査してきた報告書が報告されるわけでございます。それに関連しての問題でございますが、まず第一点は、関東通信局長からいろいろ事情聴取しましたところ、前々から当委員会で問題になっておった住宅団地の電話の扱いについて、埼玉県下の二つの問題の団地について、南浦和については公社が直営する、草加については組合方式でやる、こういうぐあいにきまった、こういう報告を受け、本日の報告書にはそのようにわれわれは報告書を作成しておるわけであります。しかし、その後聞いてみますと、なかなかこれがぐずぐずしてお……
○栗原委員 昨日質問をしたのですが、担当の方が見えないので、きょうに持ち越した問題でございますが、実は去る八月国政調査で東北方面を調査に行ったおりに、たまたま東北郵政管内で、具体的には岩手地区で、いろいろ組合闘争の結果、当局の忌諱に触れて、二名の者が首切りというような最悪の事態に追い込まれておる。このことについて組合側からいろいろな陳情を受けました。もちろん一方的な聞き方ではぐあいが悪いので、当局からもいろいろ伺ってみたのでございますが、私たちの判断では、どうもこの処断はいささか酷に過ぎるのではないかというような感じを受けてきたわけでございますが、本省としてはこの事態をどのように把握しておるの……
○栗原委員 局長から懇切丁寧に御答弁願っておるわけですが、時間もありませんので、質問に対して要点だけお答え願いたいと思います。
三十九年度の蚕糸対策は、予算を通じて増産の方向へ踏み切った、こう言われておるのです。が、この点はいかがでございますか。
【次の発言】 実を申しますと、三十三年の混乱のあとやめた須賀さん、それからいまの次官の大沢さん、これは、生糸というものがいよいよ葬式を出す段階なんだ、化学繊維にやられる、桑も金をくれるから抜けという、こういう方向に行って、蚕糸業は輸出産業ではないんだというようなことまで、かなりな書きものでやったわけです。その後、農民の中にも、あるいは製糸の中にも、……
○栗原委員 コンニャクにつきまして、去る五月の上旬に、突如としてレモンその他と一緒に自由化するというような報道が行なわれて、コンニャクの生産地では大恐慌を起こして今日まできておるわけです。そこで、最終的にはコンニャクが今後どういう立場をとるかということを明確にしてもらいたいわけですが、それに先立って、わが国のコンニャクの消費、こうしたものはここ数年来どんなぐあいに消長をしておるか、こういうことについてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁の中で、昨年の秋あたりは八万円見当だった、これは少し高過ぎる、こういう発言があったのですが、高過ぎるというのは、一体どこからそろばんを持って高過……
○栗原委員 電電公社にお尋ねしたいのですが、群馬県の太田局において、その区域外に約五十本の線を許して近く着工する、こういう話を聞いておるのでありますが、そういう事実はございますか。
【次の発言】 承知しておらぬのでは質疑が進められませんから、次回までに調査をして質疑に答えられるような準備をしておいていただきたい。
本日はこれにて質疑を終わります。
○栗原委員 私は、ただいま大臣、公社総裁から所管事項の説明がありましたので、本来ならばこれらについての質疑を行なうのが筋であろうと思いますけれども、実は前委員会において電電公社に緊急質問をして、これが公社の準備不足で半ばになっておりますので、まずこの問題から片づけさしていただきたい、このように考えます。 先般公社にお尋ねしました、具体的な群馬県下の太田局からその加入区域外へおおむね五十本の電話を引くという計画があるやに聞いておるけれども、そういう計画があるのかどうか。もしあるとすれば、その内容、そして具体的に今時点においてどういう程度になっておるか、まずこういうことをお尋ねいたしたいと思いま……
○栗原委員 関連。いまの入落札決定について二つの要件がある、一つは金額であり、一つは施工計画言だ、こういうお話、一応わからぬではありませんが、従来の大きな入落札の中で、金額は第一順位だけれども、施工計画が悪いので、ペケになった例がたくさんあるのですか。
○栗原委員 関連。倉地さんにお尋ねしますが、倉地さんの出しておる「マスコミ」、これは五十七号ですか、この中に、藤井前総裁がだいぶ態度が変わったということを書いたあとで、「これは君、池田首相の党総裁選挙の運動費で大アナがあいたから、このダム請負による政治献金でそのアナを埋めようとしているんだ」と、貴下は話されたではありませんか。」こういう書き方をし、さらに続いて、「そこでは貴下から聞いたなぞと書かないし、「池田首相の党総裁選挙費云々」の言葉も、人の名誉に関する問題と考えて書かなかったのです。」こういうぐあいに書いてあるわけですが、そこでお尋ねしたいのは、新聞には書かなかったけれども、ここで本日証……
○栗原委員 関連して。私、電発の責任者、総裁はあまり詳しく御存じないようなことなので、副総裁にお尋ねしますが、事業を起こすのに業者を指名する、指名入札をする。方法には指名入札、公入札があるわけですが、特に指名入札をする。指名するときには、指名される業者の基準について、技術もある、資金もある、また、でたらめはやらないという信用もある、こういうことをしっかりと見きわめた上で指名なさるのだ、こう思いますが、この点についてはいかがでございますか。
【次の発言】 そういうことになりますと、先ほど来、田中委員が盛んに追及しておる中で、通産大臣がきめておる適正にして技術もあり財政も豊かであり、信用もある、こ……
○栗原委員 書類をいただき、ただいま会計検査院のほうから報告があったわけでございますが、指摘事項が若干あるわけでありますが、指摘事項の質疑に入る前に、少しく総括的な問題でお尋ねしたいと思います。 大臣にお尋ねしますが、昨今、というよりも、大臣が御就任になって以来、自衛隊の装備機材購入、こういうことにあたりまして一、二お聞きしたいのですが、自衛官というようなものは、われわれにはしろうとでよくわからぬのですが、最近海上自衛隊で装備する自衛艦というものは一ぱいつくるのに大体どのくらいの規模のもの、そうしてどのくらいの金額のもの、さらには発注してどのくらいの期間で納入されるものか、こういうことについ……
○栗原委員 私は、昨年の通常国会で決定されました新しい河川法が、来たる四月一日から施行されるこの機会に、河川法の中の一つの柱になっておる問題、河川区域の問題について少しくお尋ねいたしたい、このように存じます。 新しい河川法によりますと、新河川法によって河川の区域に――今度は認定ではなくて、指定ということばになっておりますが、指定されたところは、従来の河川法と違って、そこに所有権を持っておる人も所有権は排除されない、こういうことになっておるわけですが、現行法では、河川区域に認定されると、その認定された地域に持っておる所有権が、私権排除という形で所有権を失う、こういうことになっておるわけですが、……
○栗原委員 松井田郵便局の問題につきましては、同僚森本君、上林山君がその原因や重要な問題について発言しておりますが、私はまず第一に当局にお伺いしたいことは、その重大性にかんがみて、本日国民の代表の場である国会で論議される、こういうことに対する万全の準備、さらにまた、現地においては、公共機関としての通信事務というものが、いっときといえども加入者に迷惑をかけないという万全の策をとる準備というものが当然できておると思うのです。もちろん起こった事実の問題については、私も現地に行ってみましたが、警察すらなかなか真相を把握しにくくて、いま難儀をしておるという状態ですから、この問題はここで直ちに議論はできま……
○栗原委員 NHKの四十年度の予算の審議にあたりまして、最初の質問でございますが、まずNHKにお尋ねしますけれども、おそらく年度年度に予算を立てるにあたって、今年はひとつここへ重点を置いて一カ年間を過ごしていこうという目的があると思うのですが、昭和四十年度の予算を組むにあたって、今年は特にここを重点にやろう、言うならば、四十年度の特徴というようなもの、ことしはこういうことをやるのだというような特徴的なものがありましたら、ひとつ浮き彫りにして簡単に御説明をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 本年の基本的な方針といっても、それは事新しく昭和四十年の方針ではなくて、おそらくNHKの毎年毎年の……
○栗原委員 ただいま問題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に関し、私は、日本社会党を代表して、これに承認を与えることに賛成の意を表するものであります。 本件の内容をなすNHKの昭和四十年度収支予算等は、NHKの第二次六カ年計画の第四年度分に当たり、当年度の事業計画は、長期計画の柱の一つであるテレビジョン、ラジオ両放送網の完成について早期達成をはかるほか、放送番組の充実、刷新、放送番組利用の推進、受信契約普及の促進、国際放送の改善、調査研究の充実、経営管理の合理化等の諸計画を積極的に実施することとしておりますが、これらの計画は、放送法の趣旨に照らして、いずれ……
○栗原委員 時間もだいぶおそくなりましたし、同僚議員から各般にわたって質疑が行なわれておりますので、きわめて簡単に、重複しないようにお尋ねをしたいと思います。 まず第一に、池田内閣から佐藤内閣にかわって、蚕糸業に対する姿勢についてお尋ねしたいのでありますが、なぜこういうことをお尋ねするかと申しますと、ここ十年ばかりの間に、蚕糸業に対する政府の態度がいろいろと変わってきております。特にきわめて消極的になったのは、三十三年の暴落当時、そしてその数年間でございますが、当時の政府の考え方は、化学繊維、合成繊維ができた今日、自然繊維である生糸というものの存在価値が減少して、順次追い込まれていく産業なん……
○栗原委員 先ほども施設部長の答弁の中に、小林さんが公社から交換を受けた財産と、交換にあずかった財産と、二つの取得税を払っておる、こういうお話があったのですが、どうも私にはそれが信じられない。公社と小林さんと交換の契約をした。しかし登記面では小林さんは表に出てきていない。しかしそれは対抗要件として必要ないので、実体的に小林さんのものになったのだから交換はないのだ、それはそれでいいです。しかし問題は税金ですよ。小林さんが表に出ていなかったのは、おそらく税金をのがれることを考えてのことだろうと私は思う。そこで、これから昼休みをして午後の部になるわけだけれども、その間に、いつ、何日に幾らの査定をして……
○栗原委員 関連。ただいまの問題で田中委員の話によると、地元の農業委員会あるいは県農業委員会、こういうものの内申がつかずに、上で許可になったというようなお話ですが、その辺はどうなんですか。
【次の発言】 それは単なる知事だけですか。県段階の農業委員会の意向、内申というものは必要としないのですか。
○栗原委員 私は、新しい大臣、新しい公社総裁、こういうことなので、基本的な問題について少しくお尋ねしたいのですが、大臣もおられませんし、時間もありませんから、特にきわ立った問題だけお尋ねしたいと思います。 まず電電公社の総裁にお尋ねしますが、公社は、公社として公共性と、一方では独立採算性を強要されておる。こういう中で、これからいろいろと電話の要求がふえていくわけですが、これからふえていく電話必ずしも公社の立場に立てばもうかる電話とばかりはまいりません。したがって、採算割れの電話需要というものが非常にふえていくわけでありますが、これをカバーしていくには、勢い電話の料金を引き上げるとか、あるいは……
○栗原委員 関連して。 私も、たばこの小売り人の免許については、数数関連したことがあります。専売公社のほうで言うのには、既設の小売り店がある、したがって、既設の小売り店がいままでやっておったものが縮小されるようでは困る、こういうことを常に言います。一応それはわからないでもありません。しかし、先ほどおっしゃっておるとおり、少なくともいなかのほうへ行くと、農協のあるようなところには、たばこオンリーでやっておるという店はほとんどない、たばこオンリーでやっておるところは農協なんかないところですよ。繁華街でなければ店が成り立たない。そういうところで農協が申請する――農協はその店のある地域の人が集まって……
○栗原委員 同僚各位が総論的な質疑をされておりますので、私は事実問題について、各論的な問題で、二、三点お尋ねいたしたいと思います。 それは交付税の地方交付について、いろいろと給与の問題と交付税との関係等が論議され始めました。当局のいろいろな配慮で善処されつつあるようでありますが、私がお聞きしたいのは、不勉強でよくわかっておらぬのですが、この地方交付税の制度は、地方における都道府県、市町村の貧富の差を、この交付税による交付金によって均衡をとっていこう、こういうことであり、したがって、そういう問題が発生する余地はないのではないか、こういうふうに思っておりますが、交付税の算定は、いろいろ法定の諸基……
○栗原委員 私は、年度はちょっと違いますが、昨年、日本銀行が日本銀行法第二十五条によって、信用制度の保持育成のための業務と称して、大蔵省に要請した要請の内容、そしてまたその許可に基づいて、山一証券に特別融資をしたときの、山一証券の、そのような手段をとらねばならなかった実態的な資料、こうしたものを提出していただきたい。
【次の発言】 この問題は、非常に中小企業等が倒産相次ぐ中で行なわれたことだけに、国民全体がいろいろな疑惑の念を持って見ておる。したがって、この場を通じて国民に、なるほどそうだったのかと納得のいくような、十分な資料を整えて提出をしていただきたい。
○栗原委員 関連して。国有財産の問題で二、三点だけお尋ねいたします。 ただいま吉田委員からも話しましたとおり、国有財産というものの中で、特にその主体をなす不動産、土地の問題ですが、土地を管理するのに、はたしてどう管理しているかということで、国民は、率直に言えば、あきれているわけですよ。あちらこちらで国有財産、国有財産といっているから、がちっとはっきりしているかと思うと、何が何やらわからぬということなので、国有財産というものは、先般も予算委員会において、法務省に聞いてみましたところ、国有財産の管理等には、民有の土地と違って、必ずしも本来的なものには地番登記というものはない。ではどうやってそれを……
○栗原委員 本日、日銀の総裁、並びに、大蔵省からは銀行局長、証券局長等、御出席を願って、お尋ねしようと思うのですが、それは世間で言っておる山一特別融資の問題についてであります。これは、決算委員だから、何かどぎついことを言うのだろうと思っておるかもしれませんが、決してそうじゃありません。予算委員会等、あちらこちらで、この問題には触れられておりまして、その片りんはわかっておるわけなんですけれども、世間では、やはり実態というものがわからない。世間では、ああいう事態のときに、山一証券に、無制限に、無担保で、無利子で、無期限で貸しておると――実態はこれから明らかになるわけですが、そういうような受けとめ方……
○栗原委員 私は、きわめて局部的な問題についてでございますが、二、三質問してみたいと思います。
昨年の四月一日から新河川法が実施されたのを機会に、行政管理庁では、河川行政についての行政監察を、言うならば、初めて実施するということかもしれませんが、昨年の秋あたりから実施している、こう聞いておりまするが、実施の概要をひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 河川について河川行政監察をやってくれるということは、非常に機宜を得た、いいことだと思うわけです。実は、河川に関連しまして、河川の実態は、河川敷というものを中心にして河川があり、これに水利というような問題でいろいろ意見がある、こういう点なんですが、……
○栗原委員 だいぶ時間も経過しましたので、二、三十分間、ひとつおつき合いを願いたいと思います。 河川局長を中心に、河川問題でお聞きするわけですが、きょうは私の執念の河川敷ではありません。特定多目的ダム関係について少し、これは教えを請うという立場で、お尋ねをしてみたいと思うのです。 決算報告を見ましても、年々特定多目的ダムの建設が進められておりますが、これは洪水調節を中心として、非常にけっこうなことだと思うのですが、問題は、これを建設する現地における土地の所有者あるいは住民等の協力があればこれは問題ないのですが、反対がある場合に、これは当然強制的にこれを執行していくという立場をとるわけだと思……
○栗原委員 新しい河川法ができて、昨年の四月一日から実施されておるわけでありますが、時たまたま河川に関連して砂利ブームが起こって、砂利採取をめぐっていろいろと問題が起こっております。特に新しい河川法では、河川区域の認定によって私権を排除された土地が国有になる、こういうような問題があり、一方ではこれと時を同じゅうして国土調査法の調査というものがかなり広く実施されて、登記面では公図の上で白地図地帯ができるというようなことなどが相重なって、河川付近の現場ではいろいろと混乱が起こっておる。こういうことにかんがみまして、この際特に当局を追及するとか何とかいう意味ではなくて、ひとつ事態をはっきりさして、第……
○栗原委員 私は、どうも河川敷に執念を持っておりますので、河川敷について少しくお尋ねをしたいと思うのですが、きょうは大臣もおられないようでございます。関係事務当局と質疑応答をかわして、それを聞いてもらって、政務次官から、大臣の責任でひとつ締めくくりのお答えをいただきたい、このように考えます。 最近、というよりも四月一日から、私の地元の群馬県では、河川敷の私的使用を認めないという、河川敷地の利用基準というものを県議会を通じて設定をいたしました。これは単に群馬県ばかりでなくて、おそらく全国一律にこういう方向を打ち出されたと思うのですが、その河川敷の使用基準というか利用基準といいますか、これについ……
○栗原委員 ただいま同僚茜ケ久保君から、利根川水系のダム問題についていろいろと質疑が行なわれたわけですが、この中で大臣は、下流の洪水によるところの災害を防ぐいわゆる防災の立場に立つところの洪水調節、一方には、せっかくある水をただ単に流してしまうということの愚を避けて、これを貯水することによって大いに水を利用する、こういう観点に立って沼田ダムをつくりたい、こういうお話であります。むろん川は治めなければならぬし、治める以上はその水を利用せねばならぬ。このことについては私も同感なんであります。問題は、そういう施設が関連した人たちの全面的な協力によってできる、こういうことならばこれは問題はありません。……
○栗原委員 私は、専門家である森本君が相当質疑を尽くしたあとでございますが、専門家でなくて、しろうとがどうしてもこういうことはわかりたいというような立場に立って、数点お尋ねをいたしたいと思います。 今度郵便振替貯金法を一部改正して、法律の名前から貯金という字を取ってしまう、こういうことのようでございますが、したがって利子を廃止する、こういうことになっておるようであります。貯金であるから利子がつく、貯金でないから利子がつかない、こういうぐあいにしろうと考えでは考えるのですが、利子を廃止する理由は一体どうなのか、こういう点をひとつしろうとわかりのするように御説明をお願いいたしたいと思います。
○栗原委員 昨日、同僚森本委員からポストに対する犯罪の状況について質疑がしてありますが、まずその状況をお伺いいたしたい。
【次の発言】 われわれ常識的に考えて、よくこれは新聞に報道されているものからだけしかうかがい知れないわけですが、火を投げ込むというようなこと、汚物を投げ込むというようなこと、こういうことはあり得るように思ったけれども、郵便物を盗み出したり損傷したりする、こういうようなことは率直に言って初めて耳にするようなことなんですが、盗み出すというような状況はどういうような状況で、どんなものが盗まれておるのか。これは盗まれちゃったのだからわからぬのだろうとは思うけれども、どんな状況ですか……
○栗原委員 大柴さんの質問のあとを受けて、若干の質問を行なわしていただきます。 御承知のとおり、このNHKの予算案はすでに国会に提案されてからかなりの日時を経過しておるわけでありますが、それが今日まで審議されなかった大きな理由は、一方で本国会に提出される放送法の中で、NHK予算に関連した改定が行なわれることがあるのではないか、こういうようなことなどが考えられ、できれば一応新しい放送法の説明だけでも聞いてから、その説明に基づいて予算の審議に入ろう、こういうたてまえをわれわれはとっておったわけですが、まだ提案の説明は聞いておりませんけれども、法案それ自体は確定して、提案されましたので、そこでまず……
○栗原委員 私は、ただいま議題となっております放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に関し、日本社会党を代表してこれを承認するに賛成の意を表するものであります。 この議案の内容をなすNHKの昭和四十一年度収支予算等は、昭和三十七年度を起点とする、NHK第二次六カ年計画の第五年度分の諸計画を遂行しようとするものでありまして、事業計画の大綱としては、テレビ、ラジオ両放送網の早期完成、FM放送局の置局の推進、放送番組の向上刷新、放送番組の利用の促進、受信契約者の維持、増加、国際放送の充実と効果の増大、放送衛星の研究を含む研究活動の強化等のほか、業務合理化の推進と職員の待遇の適正維持……
○栗原委員 郵便法の一部を改正する法律案については、本会議で質問を申し上げ、その後当委員会において同僚各位がいろいろな角度から質疑を展開されて、かなり詳細な答弁がなされておるわけでありますが、どうも頭が悪いせいだと思いますけれども、私にはっきりわからないところがまだ数々ございます。 そこでまず第一に、大臣にお尋ねしたいのは、郵便法の第一条のこの読み方であります。「この法律は、郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく、公平に提供することによって、公共の福祉を増進することを目的とする。」これに郵便法の全精神がうたい込んであると思うのですが、これをどのように読むか、本会議ではこれに関連した独立採算……
○栗原委員 ただいま議題となりました郵便法の一部を改正する法律案に対し、私は、日本社会党を代表してこれに反対の意を表明するものであります。 政府は、事あるごとに物価安定対策に懸命の努力を払う旨を公言しているのでありますが、その物価対策は全く実効のない机上のプランに終わっているのであります。政府は、四十年度の消費者物価指数の上昇率を四・五%と見込んでいたのでありますが、同年の消費者物価指数は前年の上昇率三・八%をはるかに上回り、七・六%という過去十カ年間の最高の値上がり率を示しているのであります。しかも、このような物価騰勢に拍車をかけるように、本年当初の消費者米価の値上げに引き続いて、私鉄運賃……
○栗原委員 群馬県の前橋市において、二十三日の夜めいていした特定郵便局長が、しかも東京郵政監察局の前橋支局長と同乗して二台の自動車と衝突し事故を起こした。しかも相手の運転手といさかいを起こしたというようなことの新聞報道がされているのですが、事故が起こってすでに二日間もたっているので、おそらく報告が来ていると思いますが、大臣わからなければ、監察局長からその概要の報告をいただきたい。
【次の発言】 ただいま現地に人を派遣して調査中である、こういうお話であります。少しくテンポがのろいような感じがしますが、事実がそうであればやむを得ません。至急に詳細な報告を次の委員会、金曜日ですが、そこで報告していた……
○栗原委員 ただいま監察局長から前橋で起こった特定局長の酒気を帯びての自動車事故、これに関する概要の報告があったわけでありますが、実は群馬では、ここ数日来特に公務関係の人たちの交通事故が重なっておるわけなんです。この事件が起こった一日置いて前の日には、ある高等学校の先生が、これまた酒気を帯びて、十六歳の定時制の工員を、これはひき殺したというような事件、さらにはまた消防車の運転者が酒気を帯びて転倒して死傷事件が起こったというようなことで、公の人たちの起こす交通事故ということで、非常に世論がわいておるところであります。だからといって、特にことさらきびしく罰しろとか、私はそういうことをあえて言おうと……
○栗原委員 前回、同僚森本委員から御質問申し上げた京都は祇園といういきなところへ共同電話施設ができておる、こういう話でありますが、これはいつ申請され、いつ許可になり、どのような現況になっておるか、このことについて御説明を願いたい、このように思います。
【次の発言】 これは申請先はどこで、許可するのは大臣名義で許可したと思いますが、大臣の許可を補佐する主要な機関はどこで、どなたでございますか。
【次の発言】 申請の理由並びに申請を許可する理由ありと認める理由、こういうものについてひとつ御説明願います。
【次の発言】 それから認可を必要と認める理由。そのまま認めたというのかな。
○栗原委員 ただいま議題となりました日本蚕糸事業団法案、この法案は、前々臨時国会に提案されて、同僚委員からもたくさん質疑が行なわれておりますが、私も私なりに数点問題点をお尋ねいたしたいと思います。 大臣お見えにならぬので、政務次官にお尋ねしますが、繭糸価格の安定については、繭糸価格安定法という法律があって今日までやってきておるわけでありますが、今回蚕糸事業団法ができる。言うならば、屋上屋を重ねるような感じがしないでもありませんが、なぜ繭糸価格安定法があるのに、さらに蚕糸事業団法なるものをつくり、蚕糸事業団を置かねばならないか、このことについて、ひとつ率直にわかりやすい御解明を願いたい、こうい……
○栗原委員 予算委員会等もあってなかなかたいへんなところを特に差し繰って出席してくれた大蔵大臣の熱意に感謝をいたします。 御承知のとおり、いま当委員会では蚕糸事業団法案が審議されておるわけですが、もともと繭糸価格安定法があって、毎年糸値の安定がはかられてきたわけですが、その上値、下値の値幅がかって四万円であったものが、九万円という値幅になった。安定をしなければならぬのに、安定する値幅がかえって広がった。こういう中で、いま蚕糸に関係しておる養蚕農民団体、さらに製糸関係の団体等がそれぞれ相談をいたしまして、本来ならば繭糸価格安定法の上値、下値の幅をもっと狭めてもらう、こういうことを要望している中……
○栗原委員 関連して……。 あとから蚕糸の問題のときに少しくお聞きしようと思っておったけれども、どうも納得がいきません。これが自由価格なら、農産物が売れた金額の中からかかった経費を差し引いた残りが労賃だこれでやむを得ないと思うのですよ。これはそうじゃないのです。そうじゃなくて、価格支持制度をつくる。そこで、生産費は幾らかという積み上げをやっていくわけだから、上からおろしてきて、これだけが労賃だよということでは、これはだめなんだ。そこで、先ほどからちょいちょい発言していたけれども、農業基本法の精神は、他産業と格差を縮めつつ、劣らないような経済的な生活を保持しよう、こういう方向なのだから、かかっ……
○栗原小委員 これは予算を立法考査局の方に渡して、適当に採れと言えば向うが採るわけで、そういう条件に合ったから採るというわけでしょう。
○栗原俊夫君 今の問題に関連してですが、根本官房長官にお伺いいたします。今日ただいまの鳩山内閣は、一体自由民主党内閣なのか、もしそうでないとすれば、何党内閣なのか、この点を明らかにしてもらいたい。今日ただいまの内閣は、何党内閣ですか。
【次の発言】 その答弁によっては、あとからややこしくなるから……。
【次の発言】 それは一応了解できますが、今日ただいまの性格を、官房長官から明確に規定してもらいたいのです。
【次の発言】 あなたに聞いておるのじゃない。官房長官にお尋ねしておる。
○栗原小委員 やはり、そうしてもらうよりほかしようがないでしょう。敷地を一ぺん失うと、あともうないでしよう。
○栗原小委員 自治労の問題さえ片づけば、敷地問題は一応解決するわけですね。
【次の発言】 朝日の方は話がつくだろう。
【次の発言】 これはどうなんですか、自治労との関係は向うも立つ気合いが熟しておるので、かなり期間的には切迫しておるのではないですか。
○栗原小委員 とにかく土はいかぬですよ。
○栗原分科員 ただいま農林大臣から農林省所管の予算について説明がありましたが、私はまず蚕糸業について一、二お尋ねしたいと存じます。 井出農相も養蚕県の一位を占める長野県の出身でありますので、この点については十分御関心を払われていると思いますが、今回の予算を見ますと、従来通りいろいろな助成の予算を計上すると同時に、新たに需要を増進するためにシルク・ファッション・センター等を設けて、大いに張り切っていただいておるわけでありますが、特に今国会には蚕糸業法の全面的な改正も企画されておるというようなことを聞いております。従って蚕糸業に対する最も基本的な考え方をもっての一つの施策といたしまして、まず第一……
○栗原分科員 私は大臣に電力関係の需給問題、それから今後の開発の見通しについて簡単にお尋ねをしたいと思います。一昨日永井委員からいろいろ電力関係についてはお話があったわけでありますが、非常に好況が伝えられておる中で、ネックが三つある、鉄鋼であり輸送であり発電である、こういうことがいわれておるわけであります。そこで電力需用に対して設備として当面どのくらいな不足を来たしておるか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 設備のキロワットでなくて、電力量はキロワット・アワーで計算するのでございましょうが、だいぶ電力が不足しておる。しかし今後これをどうやって補給していくかについて非常に政府も意を用いて、……
○栗原小委員 実際は、本格的な問題を一つ送ってやることだ。
○栗原小委員 今度の規程の改正に当って、今まで常勤職員というものの数が相当ある中で、十名程度この中に入るように伺っておりますが、その間の事情について、一つ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 正規職員でなくても、これはきわめて臨時的な、アルバイト的なものではなく、いわば恒常的な、正規職員と同じような仕事をしておる立場の人がほとんど大部分なんでしょう。
【次の発言】 そうすると、率直に言って、そういう人たちは別にただ働いておるわけではなくて、何らかの形で、給与の支払いは賃金等ということでなくても、支払っておるのであろうと思うけれども、今回はたまたま十人ということだそうですが、次の機会にはで……
○栗原分科員 私は蚕糸業の振興対策ほか二、三項目について質問をいたしたいと存じます。 まず最初に蚕糸業振興対策について大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、昨年第二十六国会で、斜陽産業といわれている蚕糸業を根本的に振興しようというので、蚕糸業法本法の中に振興審議会というものを設けて以来、この審議会でいろいろ対策を論議しておるわけでありますが、政府としては、この新たに設けられた振興審議会にどのような評価をしておるか、どのような論じ方をしておるか、この意見をどのように取り扱おうとしておるか、この基本的な考え方を、まずお伺いいたしたいと存じます。
○栗原分科員 私は建設省の所管の関係の中で、全国各地に順次作られていく多目的ダム関係について二、三お尋ねいたしたいと思います。特に今回の予算の中で、群馬県に関係のある下久保ダムというのがありますが、聞くところによると総工費は百五十数億かかる、今回は四千数百万円の予算を計上して、まず調査ということだそうでございますが、この調査は今後確実に実施するという立場に立って御調査なさるのか、調査の結果によって実施することをきめようとしておるのか、その辺を一つ明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 実施調査ということが明らかになりましたので、それではお尋ねいたしますが、聞くところによるとこれも非常……
○栗原小委員 前に、いろいろ図書館の人事でもやもやの起こったときに、政治の方でもいろいろ派閥とかそういうものがあるのだが、図書館の中にもそういうものが言われて、特に主流派、反主流派というか、とにかくいろいろなものがひんぴんとわれわれの耳にも入ってきたのだけれども、今度のそうした退職、差しかえ等を通じて、そういうようなもやもやは一応当面解消したのですか。
【次の発言】 それから前には、そういう派閥の一つの原因と思えるけれども、きわめて利権的な問題でもって世間から疑惑を呼んだのだが、そういう方の処置は今どうなっておるのですか。
【次の発言】 科学技術の三ヵ年計画、初年度として必要人員九十一名という……
○栗原分科員 時間も大へんおそくなりましたので、きわめて簡単に、数点についてお尋ねしたいと思います。 まず最初に大臣にお尋ねしたいのですが、ただいま淡谷委員からもいろいろお話があって、日本の農業も曲がりかどに来た、今その曲がりかどに立って、どっちへ曲がっていくかを大臣は考えておる、まあこういうことでありますが、その中で、十年たてば所得は倍増するのだ、こういうかたい抱負のもとに、曲がっていくわけでありますが、曲がっていく中の大きな柱として、やはり農業の生産性の向上というものは、何としてもまっ先に立てられなければならない柱であろうと思います。生産性向上の柱として、水田についていろいろこれまたただ……
○栗原分科員 私は各般についてお伺いしたいのですが、時間の制約もあり、同僚からもいろいろと質疑が行なわれますので、土地改良の問題と蚕糸業の問題にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。 まず農林大臣にお尋ねいたしますが、農業の中の重要な要件として土地があるわけでありますが、土地の開拓の問題については、先ほど同僚議員からいろいろと質疑がございました。土地改良がやはりこれと関連した大きな柱でございます。特に政府においては農業基本法を制定されて、重大な農政の方向を変えていくということでございますが、従来行なわれてきた土地改良の方向というものが、農業基本法の構想によって特に変えられるような点があるかど……
○栗原分科員 私は多目的ダムの中の下久保ダムについて少しお聞きいたしたいと思います。
河川総合開発事業の中で、三十六年度には直轄工事として二つの新規ダムを始める。その中に利根川水系の下久保ダムが入っておるわけでありますが、聞くところによれば、この下久保ダムは直轄の工事としては一番大きいダムだというお話を伺っておりますが、まず最初に、この多目的ダムの目的は具体的にどういうことなのか。
【次の発言】 聞くところによると、この多目的ダムの一番中心をなす目的は、利根川水系の矢木沢ダムの水の配分にからんで、上水の配分関係、具体的にいえば東京の水の配分が主たる目的で構想が立てられた、こういう話を聞いてお……
○栗原分科員 私は、農畜産物価の問題、蚕糸業の問題、コンニャク問題、それから土地改良で国営鏑川群馬用水、こんな盛りだくさんのものをお聞きしょうと思うのですが、時間の制約がありますので、端的にお伺いしますから、答弁の方も一つ簡潔にお願いしたいと思います。 まず農畜産物の価格問題でございますが、農民の所得がいろいろ論議されて、所得倍増という中に、生産費及び所得補償方式というような形で、内容的にはまだ満足とはいきませんが、生産者米価が計算されるようになりました。農業基本法ができました。ところが、実は政府の方で提案されたあの農業基本法の中には、やはり農民の労賃というものをしっかりと考えた生産費及び所……
○栗原分科員 時間が制約されておりますので、数点についてだけお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず、郵政大臣にお尋ねしますが、先般の逓信委員会において、郵政大臣に就任された抱負の中で、なかなか近代化、機械化しにくい郵政事業であるけれども、そういう中でも一つできるだけ近代化し機械化して機動力をつけていくことを大きな一つの抱負として持っている、こういうお考えでございましたが、そうした抱負の中で、どんな工合に今回の予算が計上されておるかということで少しく聞いてみたいと思います。 現在配達を受け持つそれぞれの郵便局において、配達を担当する人員は何名おるか、そうしてそこに配属されておる自転車、……
○栗原分科員 私は、同僚委員から大局的な質疑がされておりますので、具体的に群馬県下の下久保ダムと外一点についてお尋ねをいたしたいと存じます。 大臣、お帰りになって、政務次官の松澤さんがおられますので、政務次官にお尋ねしますが、下久保ダムは、水資源公団ができまして、その前から建設省直轄でやっておったものが引き継がれたわけでありますが、その際に水資源公団に引き継がれる前に、建設省と地元の人々との問でいろいろと話し合いが進められてきておるわけでありますが、少なくとも建設省が地元の人たちに与えた地元の人たちにとって有利な約束は、そのまま水資源公団に当然引き継がれてあるものだ、こう信じておりますけれど……
○栗原分科員 私も、二、三の点についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
まず、国有鉄道が産業文化の動脈であることは明らかでありますが、産業文化の進展につれてスピード・アップ、そうして輸送量の贈強、こういうことが強く要請されるわけでありますが、いかに輸送の増強が要請されても、それにどうしても先行しなければならぬものがある。その絶対不可欠なものはやはり安全である、こう考えるわけです。この点について、まず大臣の所見を承りたいと思います。
【次の発言】 国有鉄道監督、指導の立場にある大臣から、ただいまのようなお答えがあったわけですが、直接運営の衝に当たる総裁は、もちろんこれは企業という立場にも……
○栗原分科員 私は国立の病院並びに療養所に関して、きわめて具体的な問題でお伺いをしてみたいと思います。
昨年の暮れに、高崎の国立病院で輸血中に事故があって、入院患者が死亡し、今日刑事訴追を受けておる、こういうことがあったのですが、こうした問題を大臣は御存じかどうか。大臣御存じなければ、係の局長の方から、どんな状況であったかということを概略一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま取り調べを受けておる、こういうお話であったわけですが、取り調べの段階を過ぎて、いま一つ上の送検――送検されたことも取り調べの段階に相違ありませんが、刑事的な責任を追及される、こういう段階にまでなっておるの……
○栗原委員 私も一言だけお尋ねしておきたいと思いますが、先般当委員会でもお尋ねしたのですが、NHKが特殊な性格を持つ公共放送であり、国民のものである、そういう立場から受信料の問題も解決していく、こういうことですが、やはり民放のあり方とNHKとの間に私はどうしても両立しない根本的なものがあるように思うのですよ。それはやはりNHKを受信することのできる設備を持ったものからは受信料をいただくのだということになれば、本来的にはそういうものは四六時中スイッチを入れっぱなしでおる、入れずにはおれないというような放送内容を盛っていく任務、責務が、実際からいってNHKには課せられておると思うのです。片方の民放……
○栗原小委員 お忙しいところを御苦労さまでございます。 今回放送法を改正しようというのにあたって、広告主の方々にも御意見を伺って、私たちがものを考えていく参考にしよう、こういうわけでおいでを願ったわけでございますが、最初にお聞きしたいのは、ただいまも瀬木さんからお話がありましたとおり、広告関係は、いわゆる公共放送といわれておるNHKには関係がございません。したがって関係は民放との関係でございますが、しかしやはり民放の関係と申しましても、広告主のほうでは波に皆さんのコマーシャルを乗せればいいということではなくて、乗せた波がどのように視聴されるかというところがやはり一番の重大な問題じゃないかと思……
○栗原分科員 時間を三十分という制約を受けましたので、土地改良の問題と園芸局関係の問題にしぼってお尋ねをしてみたいと思います。 まず最初に、大臣にお尋ねいたしますが、農業をうまく経営していく基盤は農地の改良だというようなことで、現在農業基本法の中の構造改善事業の中でも土地改良というものが大黒柱になっておるようです。一方では土地改良法で土地改良をやっておる。いずれにいたしましても農民が全然ただというわけではなくて、農民の負担がかかるわけですが、農民負担は土地改良、特に水をほしいという土地改良の中で、農民がこれを渇望をしておるのですが、負担との関係にいろいろ問題があるわけです。今日の貨幣価値、こ……
○栗原分科員 一、二の点についてお尋ねさしていただきたいと思います。
まず東海道新幹線についてですが、東海道新幹線はいつ完成の予定でございますか。
【次の発言】 その新幹線の建設にあたっての路線の敷地買収費及びこれに関連する補償費、この当初予算、そしてその後、これはたぶん足らなくて増額したんだと思いますが、その増額した額、こういう点をひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 当初の予算からかなり多額な追加を必要とした、その中には物価の値上がりもあると思うのですが、土地の買収費あるいは補償費、こういうもので予定以上の金がかかった。そこでお尋ねするのですが、新幹線の建設にあたって、公共事……
○栗原分科員 大臣にまずお尋ねしますが、時間がございませんので、具体的な問題を端的にお尋ねいたします。これは事前に通告してなかったものですが、大臣が直接取り扱ってきた問題なので大臣にお尋ねするわけですが、昨年の総選挙の前に、大臣は群馬の高崎へおいでになって、高崎―東京間の高速道路のお話をしてくれました。総選挙にはこの高速道路やら関越道路の問題でなかなか花が咲いたのですが、河野大臣が引き受けてやってくれたんだから間違いなくできるだろうというようなことで、地元ではいま航空写真はできたんだとか、おれのうちが道路にひっかかるんだとかと、いろいろ取りざたされておるわけです。具体的にはどんなぐあいになって……
○栗原分科員 時間の制約がありますので、二、三の点についてお尋ねいたします。
最初に、端的にお尋ねしますが、現在郵政省で借り上げておる借り上げ局舎数、そして年間の借り上げ賃の数字をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 三十八年と三十九年の差額は、数がふえたのですか、あるいは借り上げ料が上がったのですか。
【次の発言】 単価はもちろんいろいろ貨幣価値の変動、物価の変動によって変わっていくと思いますが、まあ単価を上げる上げ方にも、個々に上げるということもありましょうけれども、一斉に上げるということがおそらく普通なんではないかと思いますが、その変遷について、古いところからではなくて、ここ数年間……
○栗原分科員 ただいま、生糸市場、これに関連して乾繭市場が非常に暴騰している、こういうことなんですが、輸出を中心として考えられた制度で、異常な値動きに対して上限下限をきめると繭糸価格安定法にきめておる。ところで、問題は、いま確かに暴騰しておるのですが、異常な暴騰、暴落に対しては上限下限がある、こういうことになると、理屈を言うと上限下限の中の動きは異常ではない、こういう理屈になるわけだと思うんですよ。しかし、実際には、上限下限の間でいま動いておる相場だけれども、現象的に見ればこれは異常な暴騰だ、こういうことになる。このことが安定生糸価格を望んでおる海外需要者にとっては非常に大問題になる。こう考え……
○栗原委員 関連して。
どうもはっきりしないのだけれども、それじゃ具体的に聞きますが、学術会議にはむろん聞く、こう言うておるのだけれども、学術会議だけとは旨い切れぬ、こういうことらしい。そこで、それでは学術会議以外にあるとすれば具体的にはたとえば権威ある団体には何があるのだ。これを明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 それはおかしい。それなら何も「学術」と書く必要はない。審議会で低料金でやれというように出てきたら、みんなやってもいい。そういう議論があるなら、何も法律できめる必要はないじゃないか。「学術」と特に限って、しかもその学術の最高のものとして法定されておる学術会議というものがある。そ……
○栗原分科員 私は、昨年佐藤総理大臣が沖繩へ視察に出かけまして、いろいろと沖繩島民に約束されてきた、その中で、逓信関係の問題がどのように具体的に実現化されているかということを中心に数点お尋ねをいたしたい、このように思います。 佐藤総理は、沖繩の離れ島、宮古、八重山方面へ参りまして、ここへもテレビを見せてやるぞというようなことを約束され、島民の皆さんも非常に喜びました。そのあと私たちも、特に逓信関係の同僚が数名して沖繩、そしてその離れ島を訪れまして、いろいろと見聞きしてきたわけでありますが、これまた非常な期待と喜びを持っておったのでありますが、その後どういうことになっておるか、この点について御……
○栗原分科員 ごく小さな問題のように見えますけれども、最近土地の所有権に対していろいろと制限が行なわれる。こういう制限に対して抵抗が起こっておるわけです。もちろん法律的に制限してくる、こういうことで、そういうあり方については十分理解しておるのですが、そういう中でも納得がいかないというような問題が地方でいろいろ起こっておりますので、幾つか問題を取り上げて、どういうぐあいに当局では考え、指導するのかということを明らかにしてもらいたい、こう思うわけです。 まず最初の問題は、昨日も第五分科会のほうでいろいろ論議しておったようでありますが、高圧電力線の問題と土地の問題であります。御承知のとおり、高圧線……
○栗原分科員 まず予算の質疑に入る前に、昨日の新聞によりますと、赤電話のお金がだいぶ盗まれたような報道が出ておりますけれども、予算を論議するにあたって、収入のほうがどうもがたがたではまことにぐあいが悪いので、一体赤電話のお金というものはどんなぐあいになっておるのか、盗まれてもわからぬのかどうか、盗まれてもわかるようになっておるのかどうか、こういう点について責任ある方の御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 昨日新聞に出たのは、おそらく受託者でなくて、ボックスのかぎをつぶされて盗まれた、こういうことなんです。昨日の夕刊の自衛隊あがりの人が百五十万円も盗んだ、こういう報道なんですが、まだご……
○栗原分科員 私は、限られた時間でありますから、一つの問題について、限ってお尋ねをしてまいりたいと思います。それはダム関係でございますが、先般の委員会で大臣が群馬県の沼田ダムについて積極的な発言をされたので、たいへん群馬ではにぎやかになっておるわけですが、そういう陰に隠れていま一つのダム問題が群馬にあるわけです。主として事務的な問題ですから、事務当局からお答えを願って、最後の取りまとめをひとつ大臣にやっていただきたい、このように思います。 今回の予算に利根川水系の吾妻川八ッ場ダムというものが実行調査予算の計上になっておる、こういう話を聞いておりますが、どんなぐあいになっておりますか、概況をお……
○栗原分科員 本日午前中、同僚の山花氏が質問をされたようでありますが、私も時間の制約がありますので、ハンセン氏病に関連した問題に限って御質問をいたしたいと思います。
まず第一にお尋ねいたしますが、ハンセン氏病についても、薬や療法の進歩によって、不治の病いといわれたものが非常に診療の効果があって、健全体に返る、全快する、こういう姿の中から社会復帰というような問題も出ておるようでありますが、ここ数年来のハンセン氏病患者の中で、全快になっておる状況はどんな状況になっておるか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 実はそこが問題点なんです。医者の立場から見て、いつでも退所できるという状況になってお……
○栗原分科員 時間の制限もありますので、私は、恒例によりまして、コンニャクに関する問題と養蚕に関する問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。
最初に、コンニャクについてお尋ねしますが、非常に事務的なことでございますから、できるだけ局長さんにお伺いして、締めくくりを政務次官にお答え願う、こういうことにいたします。
昨年のコンニャクの作柄といいますか収穫の概算というものは、すでに集計されておると思いますが、荒粉換算でどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 私、群馬県の出身で、いうなら主産地の中の首位格にあるところなんですが、どうも昨年は作柄が台風の影響を受けて芳しくなかった、こういってお……
○栗原分科員 私は、会計検査院の検査のやり方等について、まことにしろうとらしい質問でありますが、数点についてお尋ねいたしたいと思います。
現在、会計検査院は総人員どのくらいで、どのくらいの予算をもって検査を執行しておられますか。
【次の発言】 会計検査院の任務は、法律に定められたことに基づいて行なうようでありまして、必要な検査事項、それから任意的な検査事項と分かれておるようでありますが、特に任意的な検査事項についてどんなぐあいに行なわれておるか、この概要を御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 大体は、第二十二条の必要検査事項と二十三条の会計検査院が必要と認めた場合ということがおおむ……
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