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河野正 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

河野正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
400位
委員会発言歴代TOP100(衆)
58位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
136位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
900位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
866位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
37位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
199位

27期委員会発言TOP50
40位
27期委員会発言(非役職)TOP50
37位
28期委員会発言TOP100
68位
28期委員会発言(非役職)TOP100
53位
29期委員会出席TOP100
100位
29期委員会発言TOP50
17位
29期委員会発言(非役職)TOP50
13位
30期委員会発言TOP50
18位
30期委員会出席(幹部)TOP50
26位
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31期委員会発言TOP50
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31期委員会出席(幹部)TOP50
24位
31期委員会発言(非役職)TOP50
28位
35期委員会発言(議会)TOP50
28位
37期委員会発言TOP50
28位
37期委員会出席(無役)TOP100
74位
37期委員会発言(非役職)TOP50
21位

このページでは河野正衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。河野正衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 引き揚げ後の援護対策等につきましては、私はいろいろな方法があると思うのでございますが、それを大きくしぼり上げましても、大体引き揚げ後の更生の問題をどう解決するか。資金等いろいろな面があると思いますが、あるいはまた就職あっせん等によりまして、いかにして生活の安定を求めてやるかというような問題、あるいはまた住居の問題等があるわけでございますが、その中で、一番大きな、そして深刻な問題といたしましては、やはり住居の問題であろうと私ども考えております。ところが、引揚者が引き揚げて参りましても、もちろん、そういった引揚者の要望にこたえるためには、その住居の問題が質的にもまた量的にも非常に……

第22回国会 文教委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 質問いたします内容につきましてはただいま大西委員から質問がございましたので、私は重複しない範囲におきまして若干質問をいたしたいと思います。  今度の紫雲丸事件はまことに不幸な事件でございまして、私ども全く敬弔の念を深くするのでございますが、先ほど御報告がありました数字を見て参りましても、一般の乗船人に対しまする死亡者あるいは行方不明者というものは大体二〇%程度でございますけれども、学童の被害は非常に大きな比率を示して参っております。私どもが拝聞いたしますところの事例におきましても、一番大きな犠牲をこうむりましたある小学校では、六十六名乗船いたしまして行方不明になった者あるいは……

第22回国会 文教委員会 第8号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 先日紫雲丸事件が惹起されましたので、その責任の追及につきましては前回の委員会で政府当局に行なったわけでございますが、その後引き続きまして、岩手県下のバス転覆事件、あるいはまた今朝の駐留軍自動貨車と列車との衝突事件、こういった次々と起って参りました交通事故によりまして、とうとい学童の多数の遭難者が出て参っておるわけでございます。規模の大小は別といたしましても、犠牲をこうむりました学童は、それぞれとうとい人命でございますので、私どももこういった問題は断じて軽視するわけには参らぬのでございます。そういった次々と続発して参りましたところの学童の修学旅行に関しまして、現在文部大臣がいか……

第22回国会 文教委員会 第10号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 ただいま申し述べられました松元事件その他につきましては、大体子供たちの人権の問題だと思うのであります。そこで私はさらに子供たちの人権の問題につきまして一、二、大臣がおられないので、次官に対しまして御所感を承わりたいと思います。最近著しく起って参りました社会現象の一つでございますが、御承知のように子供たちがたくさん芸能界に進出して参りました。たとえば映画や電波、クイズ、あるいはさらに野球の実況放送、こういった方面に子供たちがたくさん進出して参ったのでございますが、こうした実情を私どもがつぶさに見て参りますと、これは単に子供たちの天才教育というようなことではなくて、むしろ子供たち……

第22回国会 文教委員会 第11号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 先ほどに引き続きまして、最近起って参りましたワクチン禍の問題につきまして、一、二厚生当局に御質問いたしたいと思います。先ほど御答弁の中に、今回のワクチンは大体二十六年、二十七年がいわゆる研究時代であって、二十八年度より実際化したというふうな御答弁があったわけでございますが、しからば二十八年、二十九年この二カ年間にわたりまして実際にやった結果はどうであったか、その点につきましてまず御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど私の表現が悪かったかと思いますが、私お尋ねした趣旨は、二十八年、二十九年に実施して、副作用がどの程度あったのか、そういったことをお尋ねしたつもりです。

第22回国会 文教委員会 第12号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 時間がございませんので、簡単に御質問を申し上げたいと思います。  前回の委員会におきまして、私は、東京都初め、福島、高知等に続発いたしましたワクチン禍の問題につきまして御質問いたしたのでございますが、その点につきまして非常に重大な問題が残されましたので、一言厚生省に御質問申し上げたいと思います。  御承知のように、季節的に申し上げましても、防疫という問題につきましては今後非常に重大なる事態に突入して参るのでございますし、またそういう問題をそれぞれ国民に普及徹底せしめるという意味におきましても、厚生省は、国民の非常に大きな協力を受けなければならないと私は考えております。そういう……

第22回国会 文教委員会 第14号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 御承知のように、今度京都大学の創立記念に対します一つの記念祭に対しまして、今回の不祥事件が起って参ったわけでございますが、こういった問題は、私どもが基本的に考えて参ります場合には、単に総長カン詰事件であり、あるいは一つの騒擾事件であるというふうに片づけて参るわけには参らぬのでございます。と申しますのは、今日まで認められて参りましたいわゆる学生の自治組織というものは、一つの学生自治を通じて、民主教育の発展なり、あるいはまた民主教育の確立、こういった方面に大きな基礎を作っていくという建前から認められて参ったと考えております。そこで今度起りました事件というものは、ただいま申し上げま……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 たまたま性教育の問題が出て参りましたので、その点につきまして一言大臣の御所感を承わりたいと考えます。  性教育が必要であるということは、すでに異論のないところであると思いますが、たまたまそういったことが必要であるけれども、だれが、どういう方法で、どういった機会にやるかということが論議の焦点であるようでございます。しかもそういった場合に、教育に従事する人を得ないということが一番大きな心配のようでございますが、私どもが今日までの体験から申し上げますと、今日学校ではたくさんな先生方がそれぞれ学校の業務に従事されておりますが、その中でどの学校でもさようでございますが、いわゆる学校医と……

第22回国会 文教委員会 第25号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 軍事基地に関します二、三の点に関しまして、大臣に御尋ね申し上げたいと思います。軍事基地に関します基本的な考え方につきましては、それぞれ関係の委員会におきまして論究されておりますので、私は主として文教上の立場から、軍事基地に関しましていろいろと関係のある点につきまして、大臣の所感を承わりたいと思うのでございます。  御承知のように、最近問題となりました具体的な問題といたしまして、福岡の板付基地を中心といたしまして、さらに十三カ所の高射砲陣地が設定されるというような申し入れが、極東軍司令官から福岡市長に書簡をもって行われました。今日まで設定されております軍事基地によりまして、それ……

第22回国会 文教委員会 第31号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○河野(正)委員 御承知のように、昨日の新聞を見ますと、伊勢湾の岸におきまして非常に重大な事故が発生いたしたわけでございます。私ども文教委員会の一人といたしまして、国政に参加いたしまして幾ばくの時日がたたない今日でございますが、その間におきましてはすでにただいま委員長からも御指摘がありましたように、紫雲丸あるいは相模湖あるいはまた修学旅行におきますところのいろいろな事故が次次と続発して参ったわけであります。もちろんそういった中には不可抗力的な天災と申しますか、そういう事件もあったわけでございますけれども、今回の場合は今までのケースとは非常に趣きを異にいたしまして、たとえば船が沈んだというような……

第23回国会 文教委員会 第3号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は文教行政の基本的な方針につきまして若干大臣に御質問を行いたいと思います。ただいま大臣からいろいろけつこうなお題目がたくさん並べられましたが、そういつたことを早急に実現していただくこともまことにけつこうなことでございますけれども、しかしながら何と申し上げましても、教育の行政制度に関します基本的方針というものがきわめて重大であるということは論をまたない事実でございます。御承知のように、終戦後いろいろ制度が改革されまして、少くとも軍国主義的な教育から民主的な教育制度に切りかえられたという事実は決して否定することができない事実でございます。ところがただいま大臣の御説明を聞いて参り……

第23回国会 文教委員会 第4号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣も時間がおありのようでありますから、一、二件お尋ねいたしまして明確にしておきたいと思います。それは、先日も私御質問申し上げまして、大臣の答弁をいただいたのでございますが、私どもは今日の教育の民主的な制度につきまして、非常に慎重な態度をとって参っておるわけでございまして、そういった立場から、先般大臣が御発表になりました教育に関する国の責任と監督の明確化というような点につきまして、いろいろと大臣の御答弁をお願いしたわけでございますが、少くとも私どもは、先日の大臣の答弁の中からは、今後日本の教育のいろいろな面におけるところの責任と監督権の明確化を確立していきたいというふうな御答……

第23回国会 文教委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。教育の基本方針につきましては、先般も大臣に御質問いたしましたが、しかしながらその中で私ども非常に疑問を持ちますことが多々ございましたし、またただいま同僚議員でございます山崎委員からいろいろ基本方針について御質疑があったわけでございますが、しかしながらなお私ども納得のいかない点が多々ございますので、関連いたしまして一、二の点についてお尋ねをいたしたいと思います。  今度設けられました教育審議会というものは、文部大臣といたしましても当面いたしまする教育委員会の問題に対しましても、あるいはまた教科書の問題に対しましても、あるいはまた教育二法の問題に対しましても、きわめて重……

第24回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第5号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 前々回の委員会だと思いますが、その席におきまして、厚生次官は、ソ連におりまする抑留者に対する慰問品の問題につきまして言及されておりました。その中で、私見として申し述べられたのでございますが、一番早くして、しかも一番確実な方法として、自分は、ソ連から抑留者引き揚げの配船の要請があるので、その配船を通じて、この問題を解決したいというふうな私見が述べられたのでございます。その後新聞紙上の報道等を見て参りますと、配船が困難であるというふうな話も承わっておるのでございまするが、その間の事情がどのようなことになっているのか、まず第一にお尋ねいたしたいと思います。

第24回国会 文教委員会 第4号(1956/02/07、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大体の問題につきましてはただいま同志でございます野原委員から指摘されたことでございますが、関連いたしまして二、三の点につきまして大臣並びに当局に対しまして質問を続行したいと思います。今度の問題が起りました原因はいろいろと述べられたのでございますが、新聞紙上を見て参りましても、文部省の給食課の談話を見ますると、学童にたくさんのミルクを飲ませることは好ましいことであるので、申請があったならばその申請を認めて増加したんだというようなことが発表されております。しかしながら今日まで予算にいたしましても、その他の要求にいたしましても、いろいろな要望が各地からあるわけでございますが、そうい……

第24回国会 文教委員会 第5号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 授業料の値上げが合理的であるかどうかということにつきましては、ただいまいろいろと計数を並べて小牧委員からそれぞれ開陳せられたところでございますが、私はさらに重ねまして、補足的にこの問題について若干の質問を行なってみたいと考えます。  先ほど大臣は答弁の中で、大学というものは義務教育でないので、特殊な人が行くので、ある程度の犠牲はやむを得ないだろうというような御答弁があったようでございます。ところが今日の実情を見てみますと、単に大学の授業料値上りによって起って参りますいろいろの問題のみならず、今日の情勢におきましては、各地における高等学校におきましても、今までは国立大学よりも授……

第24回国会 文教委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 前々回の委員会でございましたが、私ども給食ミルクの横流し事件につきまして若干の質問を行なったのでございます。その質問に対しまして、今日なお具体的な状況が不明であるので、いずれ全貌がわかったならばいろいろと具体的な答弁を行いたい、かように申すのが当日の文部省当局の答弁であったのでございます。その後新聞報道その他を見て、参りましても、この問題が非常に拡大して参りまして、ある新聞のごときは、すでに文部省にも波及かというふうな記事が出て参っておるのでございます。前々回の質問におきましては、ただいま申しましたように具体的な全貌が今日不明であるのでというお答えでありましたから、私はその後……

第24回国会 文教委員会 第7号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般の委員会におきましても大臣にいろいろ御質問申し上げましたが、さらに引き続きまして、二、三補足的に質問申し上げまして、大臣の所感を承わりたいと思います。  先日学問の中立性ということを若干大臣に御質問申し上げまして、大臣からもいろいろと御答弁を承わったわけでございす。ところが今日の新聞等を見て参りますと、たとえば東大に起りました潜水艦実験の問題でございますが、私どもの立場から見て参りますと、この潜水艦実験というものは、御承知とも思いますけれども、防衛庁が業者に二十数億の発注を行い、そういった関連いたしました研究が東大の方に委嘱された。東大といたしましても研究費が足りないとい……

第24回国会 文教委員会 第8号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程になりました二案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。  まず第一に国立学校設置法の一部改正案のウイルス研究所の問題でございますが、法案の提案の趣旨から考えてみますと、ウイルスの探究並びにウイルス病の予防及び治療に関する学理及びその応用を研究するものであるというのでございますから、大体医学的な立場の研究所だ、とこういうふうにわれわれ理解するわけでございますが、さよう理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 大体性格はただいまの答弁で理解できるわけでございますが、今日日本の国内でウイルス研究所というものは、一体どのくらいあるのですか。

第24回国会 文教委員会 第9号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程になりました日本学術会議法の一部を改正する法律案につきまして若干の質問を試みたいと思います。この提案理由を読んで参りますと、「日本学術会議の国際学術団体への加入、会員の選挙権及び被選挙権の停止等について所要の規定を設ける必要がある。」ということでございますが、その前段の国際学術団体への加入ということでございますが、御承知のように日本学術会議法が制定されましたのは昭和二十三年七月十日でございます。しかもその会議法会議録の前文の末項に、日本学術会議は「世界の学界と提携して学術の進歩に寄与することを使命とし、ここに設立される。」というようなことがうたってあるわけでござい……

第24回国会 文教委員会 第11号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日の議題となっております就学困難な児童のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律案につきまして、若干の質問を行いたいと存じます。  御承知のように法案の趣旨は、経済的理由によって就学困難な児童のために教科用図書の給与を行いまする地方公共団体に対しまして、国が援助を行うということでございますけれども、しかしながら、義務教育を受ける児童に対しまして教科書をすべて無償で配付するということは、今日の教育基本法、あるいはまた学校教育法の精神を見て参りましても明らかでございます。そういった法の建前の中で、もちろん現実に即しまして、財政上の支出が伴わないので、就学困難な児童に限……

第24回国会 文教委員会 第12号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は軍事基地と文教に関連しまする若干の事柄につきまして質問をいたしたいと思います。  まず第一に、文部省当局も御承知だと思いますが、この春には新しく学校の卒業生がたくさん出て参りますが、そういった卒業生が非常な就職難に苦しんでおる。そうしてこの春を待たずにみずからの生命を就職難のために断っていくというふうな実情がちょいちょい出て参っておりますし、新聞紙上でも報道されております通りでございます。かつては炭鉱地帯におきましても、炭鉱地帯の環境が非常に悪いということでそういった悪環境にございます子供たちの就職が妨げげられたというふうなことが多々あったのでございまするが、最近の新聞紙……

第24回国会 文教委員会 第14号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました義務教育費国庫負担法の一部改正に関しまして二、三お尋ねを申し上げたいと思います。  まず第一点は、私が申すまでもなく提案理由の中に述べられたところでございますが、御承知のように今日までの恩給に対しましては、それぞれ交付税を通じまして所要の財源措置が行われておったわけであります。ところが今度の法律案によりましてその財源措置を国庫負担として法文上明確にしたということがこの法案を提案した趣旨だと思うのでございます。そこで、恩給というものは義務的なものでございますので、交付税の中に含まれておりましても、あるいは国庫負担法といたしまして法文が明文化されましても、……

第24回国会 文教委員会 第15号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました私立学校法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びにその要旨を簡単に御説明申し上げます。  そもそも、国家隆昌の基盤を教育に置かねばならないことはもとより説明を要しないところで、しかも教育全体の中にあって私立学校が重要なる地位を占めておることもまた言うまでもないところでございます。このため、私立学校の公共性と特殊性を明らかにし、民主教育を確立するため私立学校のわが国教育における重責を十分に果させる意味で、昭和二十四年に私立学校法の成立を見たことはすでに御承知の通りでございます。  さて、私立学校法も施行以来六年を経まして、その間の実施状況に……

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま提案されました学校給食法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質問を行いたいと存じます。  本案の提案の趣旨は、先ごろ大臣も御説明されました通りでございますが、本案によりまして、学校給食法の範囲が中学校に拡大されるということでございます。その法の精神から申し上げますというと、その経費負担につきましては、経済的困難な中学校生徒に対しましても、当然援助を拡大すべきものと考えるわけでございます。ところが御承知のように経費が負担困難と認められます公立学校の児童の保護者のためには、援助措置を講ずるということがございますけれでも、一方本法で拡大されました中学校の経済負担の困難……

第24回国会 文教委員会 第17号(1956/03/19、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣は御承知のように、本法の提案理由の説明の中で、あたかも現行教育委員会制度を改正するというような説明を加えられておるわけでございますが、実際に見て参りますると、私どもの想像に反しまして、むしろ現行法の改正というようなことでなくて、表題も示しておりますように、全く文字通り地方教育行政の組織及び運営に関する法律という表題に使われましたところの法律案でございます。そこで私どもお尋ね申し上げたいことは、これは大きな質問でございますが、お尋ね申し上げたいことは、実質から申し上げますると、ただいま申し上げますように現行教育委員会法を改正したというよりも、むしろ根本的に現行法を廃止して、……

第24回国会 文教委員会 第18号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣の答弁を承わっておりますと、今度の改正法案につきましてはいろいろな人の意見を傾聴した、またいろいろの人々の陳情も尊重した、あるいはまた各種審議機関の意見も尊重したということを大臣は強調されて参ったのでございます。ところがきょうの新聞を見ますと、中教審の会長でございます天野貞祐氏が、これは教育の根本をゆさぶるような重大な問題であるので、そういった問題はやはり審議会に諮問すべきであると言っておられるわけでございます。そこで中教審に諮問をし、答申を得たのだ、それは十分尊重したのだというようなことは――尊重したか尊重しなかったということは別といたしましても、中教審として任命されま……

第24回国会 文教委員会 第20号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先日の委員会から、大臣も御承知のように、矢内原総長以下十氏の声明につきましては、いろいろ論議がかわされたわけでございます。本日も木下委員の質問に対しまして、そのような学者の意見はあるけれども、今日自分の決意を動揺させるには至らないというような、非常に強い決意が表明されたわけでございます。しかしながら大臣も御承知のように、その後関西におきましても、滝川京都大学総長以下十三氏のいわゆる矢内原総長声明に対する支持の声明が表明せられて参りました。なおまたその後私どもがいろいろ承わるところによりますと、そういったそれぞれの学校を代表せられます一部の方々の意見のみならず、その他のいろいろ……

第24回国会 文教委員会 第23号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題になりました教科書法案並びにそれに関連いたしまして、若干の質問を大臣に行いたいと思います。  国民が真実を知り得ずあるいは真実を語り得ないというとき、ことに学問のあるいは思想の自由が守れないとき、この日本というものがいかに大きな不幸を味わわなければならないかということ、これはすでに過去の歴史が証明するところでざいます。すなわち太平洋戦争に基きますところのあの惨禍を見ましても明らかでございます。ところが、最近これは委員会におきましても、いろいろ論議されて参りましたが、最近の情勢を見て参りますと、ことに教育部門におきまして、学問、思想の国家統制というものが復活されるの……

第24回国会 文教委員会 第25号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して……。いろいろ今日まで芽ばえて参りました教育委員会の芽ばえに対して、ただいま小牧委員が指摘しましたように、ごっそりと芽ばえてきた芽をつみ取られる。その中で私は関連いたしまして、原案送付権の問題について大臣の御所感を承わりたいと思うのでございます。今日までの制度におきまして、前回の委員会におきましても私は指摘いたしましたが、現行法のもとにおきましても、地教委と執行部との間におきましていろいろと予算上の対立が生まれて参っております。たとえば福岡県におきましては、今度の県会におきまして対立予算ができた。いろいろ議会が、大臣の仰せられます調和ということで努力いたしましたけれど……

第24回国会 文教委員会 第30号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 著作権特例法案に対しまして若干質問を行いたいと思います。  今度出て参りました著作権の特例法案は、いわゆるベルヌ条約の著作権法と米国の著作権法、この両著作権法をユネスコのあっせんによりまして調整していくためというのが提案の趣旨でございます。私どもこの法案を最初見、あるいはまたこの法案に直接関係のございます日本著作権協議会、あるいはまた文部省の諮問機関でございます著作権制度調査会等々の意見を承わって参ります際に、いろいろとこの法案に対しまして疑問を持つのでございます。今度提案されました著作権特例法案の提案の趣旨は先ほど申し述べた通りでございますが、そういった提案の趣旨に対して一……

第24回国会 文教委員会 第31号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣御承知のように、先般の地方教育行政の組織並びに運営に関します法律、いわゆる教育委員会法というものがあのように変則的な形で審議可決されましたことは、事教育というものがきわめて重大な問題でございますし、また政治的に見た場合におきましても、不当な政府の支配を排除しなければならぬという特別な性格も持っております問題でありますから、私どももあの教育委員会法というものがあのような形で審議され、可決されたということにつきましては、非常に大きな不満を持っております。と申しますのは、このような事態というものが、国民に教育に対します大きな疑惑を招くのではなかろうかといった立場から、私どもは大……

第24回国会 文教委員会 第32号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 著作権の特例法に関しまして先日から引き続いて御質問をいたしたいと思いますが、先日私が質問いたしましたいろいろの質問の過程、あるいはまたその後辻原委員から行われました質疑の過程、あるいはまた本日非公式でございましたけれどもいろいろ当事者から承わりましたいろんな論議の状況、こういったものを通じて私どもが考えますることは――もちろんこれは政治的な問題でございませんから、これは取りまとめ方にいろいろございましょうけれども、私どもが第三者として本案を見て参りまして問題と考えまする点は、大体私二つに大別されるのではなかろうかというふうに考えて参ります。  まず第一点につきまして問題点を提……

第24回国会 文教委員会 第35号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま高津委員から例の天皇誕生日の問題につきまして御質問があったのでございますが、これにつきましては高津委員からも御指摘がございましたように、逆コース、反動性、そういった傾向が一点の問題になるとともに、もう一点問題になりますのは、先般の委員会におきましても私が御指摘申し上げておきましたが、竹尾次官も御承知の通り、昭和二十二年六月三日におきまして、文部省二百三十九号の通達によりまして、東方遥拝あるいは天皇万歳というようなことを学校の行事としてやるということにつきましての禁止の通達が出て参っております。そこで私はこの後段の点につきまして若干次官の御所信を承わっておきたいと思うの……

第24回国会 文教委員会 第36号(1956/05/09、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 この検定審議会の役割というものはきわめて重要でございますから、ただいまの問題に関連して一言お尋ね申し上げたいと思うわけであります。と申しますのは、検定審議会の使命というものはきわめて重大である。しかもそのような重大な使命を持っております委員というものが、文部大臣から任命されるというようなことでございまするから、私どもはなお一そうこの審議会の性格というものは重要視しなければなりません。ところがただいま二人の委員から指摘されましたように、審議会の委員というものが八十名以内で組織される、このことにつきましては山崎委員からも指摘されたわけでありますが、これはいろいろとりようによりまし……

第24回国会 文教委員会 第37号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、今日まで再三出ておりました問題でございますけれども、新しい事態もございますから軍事基地、米軍基地もそうでございますし、最近では自衛隊の基地の問題もそうでございますが、そういったいわゆる軍事基地の文教上に及ぼしますいろいろな問題につきまして、若干の質問を試みたいと思うのであります。  御承知のように今日教育委員会法であれ、あるいはまた目下審議されております教科書法、こういった重要法案が次々に上程されまして、今日までの民主的な教育制度というものが大幅に改革されるというような実情でございますが、その政府の答弁を聞いて参りますと、今後そういった教育上の制度なりあるいはまた運営の……

第24回国会 文教委員会 第44号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから、提案者が提案されました修正案要綱三点を中心といたしまして、一点だけ御質問申し上げたいと存じます。  御存じのように今度提案されました教科書法の中で、たくさんな問題点がございますが、その問題点を集約いたしますと、大体第一に検定の強化、次に発行、供給に対します監督権の強化、このような二点に尽きるものと私は考えるのでありますが、この二点はさらに発展いたしますると、教科書の国定化になり、あるいはそれが発展いたしますると、学問思想の国家統制というものが復活するというふうな、いろいろな重大な危険性というものが生まれて参るわけであります。そこで提案者にお尋ね申し上げ……

第25回国会 文教委員会 第1号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 基地に対しまする文教上の諸問題、なかんずく飛行機その他の爆音、いわゆる騒音の問題等につきましては、今日までしばしば本委員会におきましても取り上げられました問題でございます。ところが本月十四日、福岡の板付基地におきましては、従来よりも非常に性能の高いスーパー・セーバーF100型ジェット機が六機持ち込まれて参りまして、地元民はもちろんのことでございますが、いろいろと世論が沸騰いたしておる事実があるのでございます。そこで今日までこの問題につきましては、いろいろと論議され、またそれに対しまする対策が講ぜられて参ったのでございます。しかしながら今日持ち込まれましたF100型ジェット機は……

第26回国会 運輸委員会 第4号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいまの問題に関連いたしまして二、三御質問を申し上げたいと考えております。先ほどから同僚委員によっていろいろと国鉄の汚職、疑獄等々が論議されて参ったのでございますが、そういったような国鉄当局の一部特権者が私腹を肥やしておる反面におきましては、経営合理化という名の陰に隠れまして、いろいろと国鉄再建に協力しておりまする国鉄関係者各位が、ただいまのような志免炭鉱売山というようなうわさが出てきまして、非常な不安をもたらしているというふうな事実があるということを、私どもは率直に御指摘申し上げなければならぬと思うのでございます。そこでそういった意味で、二、三この志免問題につきまして御質……

第26回国会 運輸委員会 第6号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょう総裁もお見えでございますから、総裁並びに当局に対しまして一、二所見を明確にさせていただきたいと思うのであります。今日国会審議が次々と行われておりますが、この国会審議を見て参りましても、きわめて大きな特色は、決算委員会におきましても、あるいはまた予算委員会におきましても、国鉄の汚職、疑獄、あるいはまた国鉄経営の粛正というようなことが、きわめて強く論議されているということでございます。こういった事態をながめて参りますと、これは今日まで国鉄当局が一部の特権階級あるいはまた業者等の御意思はよく尊重されますけれども、国民の意思、住民の意思はきわめて軽視されている、そういったところ……

第26回国会 文教委員会 第4号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して一言大臣の御所見を承わっておきたいと思います。  ただいまいろいろ紀元節に関しまする論議がかわされたわけでございますが、もちろんこれは紀元節の設定の仕方、あるいは設定いたします根拠というものが、非常に大きな問題になろうと考えております。そこで私どもこれに関連して若干御質問をいたしたいと思うのでございますが、それは御承知のように今日国会で問題になっておる自衛隊の訓練死の問題がございます。これは直接大臣とは関係がございませんけれども、しかし大きく教育という立場から非常に重大な関連があるものと私は考えております。そういう立場から大臣の御所見を承わりたいと思うのでございます。……

第26回国会 文教委員会 第6号(1957/02/27、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 今回の南極観測につきましては、国民、朝野を問わず非常に大きな期待をもって見守ったわけでありますが、現地では永田隊長以下血みどろの努力をされておるにもかかわりませず、きわめて不安な状態になって参りましたことは、私どもも非常に残念に感じておるわけであります。この問題につきましては、昨年当委員会におきましても、同僚であります平田ヒデ委員がいろいろと外国の文献あるいは外国の資料等を集められまして詳細に指摘されて参った、そうして外国の例等を取り上げて、今回日本が行いました南極観測の準備というものが不十分ではないかというような御指摘があったということは、御承知の通りでございます。ところが……

第26回国会 文教委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 国立学校の設置問題を中心として論議が進められて参りましたから、一、二お尋ね申し上げておきたいと思うのでございます。  御承知のように今度国立学校設置法の一部改正の中で、東京大学の中に物性研究所が設立されることに相なって参りました。もちろん原子力時代でございますから、こういった原子科学に対します研究施設が生まれて参ることは私どもも喜ぶべき現象だというふうに考えるわけでございます。そこでちょっとお尋ね申し上げたいと思いますのは、国立学校設置法の改正によって物性研究所が東京大学に設置されるわけでございますから、もちろん総合的な研究所であるということは私ども理解するわけでございます。……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 たまたま新潟医大におきます精精病患者の人体実験という問額が出て参りましたから、私もこの際さらに突っ込んでいろいろ御質疑をいたしまして、御所感を明らかにしていただきたいと思います。  私は、この問題が非常に大きな要素を持っております点は、何と申し上げましても一つ研究の限界だと考えております。研究と法律との限界がどこにあるかという問題だと考えておりますが、ここで私どもが重視しなければならない問題は、やはり今日の研究というものが、私どももそういった道に携わってきた一人でございますが、一つの研究で最終的な結論に到達するまでの間におきましては、やはり実験という段階を踏んで参ることは当然……

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま平田ヒデ委員からもいろいろ御質問がございましたが、私も重ねて二、三の点につきまして御質問申し上げてみたいと考えております。  もちろん今回提案されました就学困難な児童のための教科用図書の給付ということは、まことにけっこうなことと思うのでございますが、しかしやはり問題となりますのは、予算のワク内に限られておりますので、いろいろと不合理が生まれてくる点が、やはり非常に大きな一つの問題点だと思います。その点につきまして、ただいま平田委員からもいろいろ御指摘がございましたから、くどくは申し上げませんけれども、残りました三%ですが、具体的な文部省の数字によりますと、小学校では約……

第26回国会 文教委員会 第12号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先週来、御承知のように、就学困難な児童のための教科用図書の給付あるいはまた給食に関しまする国の補助等々の法案が通過いたしたわけでございますけれども、しかし根本的な立場から検討して参りますると、これはやはり憲法二十六条の規定でございます義務教育無償、の原則という建前から考えて参りまするならば、なお私は大きな問題が残されておるというふうに考えておるわけでございます。学校教育法第六条の中には、国立または公立小中学校は授業料をとってはならないということがございますけれども、しかしながら基本的には、やはり憲法二十六条の精神というものは、義務教育というものは完全に無償で実施しろということ……

第26回国会 文教委員会 第14号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般もこの問題につきまして関連をしていろいろ御質問を申し上げたのでございますけれども、私どもは単にそういった事態に対しまして追及のみを事とするわけではないわけでございます。私の願いますことは、患者がどこまでもこの医療に対しまして不安を抱かないように、あるいはまた研究におきましても伸び伸びと研究ができるように、あるいはまた治療する者はそういうことで萎縮するようなことがないようにというふうな、こういういろいろな立場からお尋ねを申し上げ、また当局に対しまして御善処をお願い申し上げたい、かように考えておるわけでございます。たまたま櫻井委員の方から結論的なことを申し上げられましたので、……

第26回国会 文教委員会 第19号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 南極観測につきましてはわが国の国民はもとよりでございますが世界の各国におきましても非常に大きな注目をいたしておるわけでございますから、少くとも隊長以下隊員の方々が非常に御苦労なさって御検討をいただいておるわけでもございますし、私どもといたしましても最大の成果が上るように期待をいたして参りたいと思うわけでございます。そこでただいままでいろいろと御説明を承わりましたので、私は一点だけ、角度を変えまして御質疑を行いまして御所見を承わっておきたいと思うわけでございます。と申しますのは、ただいままで論議されましたことは、主といたしまして宗谷が途中で難航いたしましたので、その難航を中心と……

第26回国会 文教委員会 第20号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程になりました私立学校教職員共済組合法の一部改正に関しまして若干質疑を行なって御所見を承わっておきたいと思うわけであります。時間がございませんからあら筋のことを本日はお尋ね申し上げ、細部の点につきましては後日に譲って参りたいと思うわけでございますが、御承知のように、組合財政の健全化及び組合の事務の適確な運営をはかることが、この法案を提出したおもな理由であると述べられておるわけでございます。もちろん今日の国民にとりまして、社会保障制度の確立と申しますか、そういった制度が確立されますることはきわめて御同慶の至りでございます。そういった制度というものは、常に改善でありまた……

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/05/11、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連いたしまして一、二お尋ねいたしたいと思うのでございます。不正常授業解消のためにいろいろと御処置を願った点に対しましては、もちろん私どもも異議のない点でございます。しかしながら今日の地方財政の実情のもとでは、こういった集団住宅の建設にいたしましても、あるいはまた町村合併等々によります点から生まれて参ります不正常授業に関しましても、私ども今日まで実際に痛感いたしておりますことは、それは今日の法そのものが一つの助成をするという建前をとって参っておりますために、もともと先ほどから申し上げますように、今日の地方財政が非常に困難でございますので、その基本になります財源が困難でございま……

第26回国会 文教委員会 第25号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議決されました私立学校教職員共済組合法の一部を改正する法律案に対しまする附帯決議を付するの動議を提出いたします。附帯決議の案文を朗読いたします。   学校教育における私学の重要性とその財政的実情とにかんがみ、私学教職員の待遇改善に資するため、政府は、すみやかに、私立学校教職員共済組合の短期給付及び福祉事業に要する費用に対し、国庫補助の途を講ずべきである。  以上であります。

第26回国会 文教委員会 第26号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいまの法案につきまして、一、二質疑を申し上げまして、御所見を承わってみたいと思うのであります。それは今度の法案で、能力あるいは職務内容が同一なら同等の資格が与えられるということにつきましては異論がございませんが、まず一点お尋ね申し上げたいと思いますことは、法案の中では陸軍士官学校、陸軍航空士官学校、陸軍経理学校、海軍兵学校、海軍機関学校、海軍経理学校というように軍関係学校だけに限られているわけでありますけれども、私ども心配いたしますのは、同等の資格を持った学校が他にあるといたしますならば、私は若干不合理な点が起ってくると思うのです。なければこれでけっこうだと思いますけれど……

第26回国会 文教委員会 第27号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました市町村立学校職員給与負担法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案につきまして提案者に対し若干の質疑を行いたいと思うわけでございます。  第一にお尋ね申し上げたいと思いまする点は、御承知のように五大市における定時制高校と全日制高校におきましては、いろいろ給与等につきまして不合理な点が多々あるわけでございます。そこでまず提案者にお尋ねいたしたいと思いまする点は、一体五大市におきまする定時制高校の定員というものがどのような状態になっておるか、私後ほどそういった点につきまして若干の不合理を御指摘いたしたいと思いますので、まずどの程度の……

第26回国会 文教委員会 第28号(1957/07/09、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、本年の五月中旬ごろから、以来今日まで、北は北海道から南は九州の果てまで、四十六都道府県全般にわたりまして集団発生をいたしました例の流感の問題につきまして、若干の質疑を申し上げ、今後の対策、方針等につきまして所信を明確にしていただきたい、かように存ずるのでございます。  御承知のように、今日までニカ月に余りまして流感が全国津々浦々に蔓延して参ったのでございますが、推定いたしまするところによりますと、すでに患者の総数は百万を突破したともいわれておりまするし、なおまた、集団的に欠席校となりましたのは二千校を突破しているのではなかろうかというふうに推定が行われているの……

第26回国会 文教委員会 第30号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 先ほどからいろいろ前議がかわされたわけでございますけれども、こういった問題が起りましたことはまことに遺憾だというふうに言わなければならぬことを私どもは非常に残念に考えるのでございます。しかしながら先ほどからいろいろと参考人から意見が申し述べられましたように、学問の進歩あるいは研究の前進ということを考えて参ります場合には、やはりこういつた問題を私どもが国会で慎重に検討して参ることもきわめてまた重要なことと言わなければならぬと思うのであります。ことにこういった問題が起りますと、今後国民が医療というものに対して非常に大きな不安を呼び起すということがまず考えられて参ります。あるいはま……

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま休憩中でございましたけれども、録音機を通じて皆様のお耳にお通しいたしましたのは、福岡県の板付周辺にございまする商業高校における平常の授業、学習というものが、いわゆる基地の、ことにジェット機の騒音によっていかに阻害されて参ったかという事実をお示し申し上げたのでございます。今日岸内閣は、労働行政とあわせて文教行政に対して重点的な施策を行うということはしばしば強調せられたところでございます。もちろん文教行政の中にもいろいろあると思います。しかしながら単にその文教行政というものが日教組対策であってみたり、あるいはまた今日の民主的な教育というものを昔のような封建的な教育に引き戻……

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま小牧委員から、沖縄における教育権の奪還の問題についていろいろ論議がなされたわけでございますが、もちろん沖縄の返還というのは早急に実現していただかなければならぬということは、わが国の国民感情の上から考えて参りまして当然なことでございまして、しかも、私ども文教の審議に携わる者といたしましては、沖繩の返還ということが困難ならば、ぜひとも教育権だけは返還してもらいたいということは当然の要望でございます。この点につきましては、ただいまいろいろ御論議をかわされましたように、岸総理あるいは藤山外務大臣等を通じていろいろ今後強力に折衝を続けていただかなければならぬのでございますが、と……

第27回国会 文教委員会 第5号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣はスポーツ大臣としていろいろ御専念されておりますことは、私ども全く御同慶の至りでございます。国民体力の育成強化の必要ということは、これは言を待たない事実でございまして、私どもがいまさらいろいろ申し上げるまでもないのでございますが、この国民のスポーツ振興をどうしたらよいのかというようなことで、スポーツ振興審議会もすでに総理大臣に答申を行なったということでございます。なおまた昭和三十九年はぜひとも東京にオリンピックを招致するのだということで、このことにつきましても、すでに各界の代表者をお集め願って対策懇談会が発足したということでもございます。こういうようにスポーツというものが……

第28回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、今日フィリピンの諸島におきまして遺骨調査団が鋭意遺骨の収拾に当っておるのでございますが、それらの点に対しまして若干の質疑を行なっていきたいと思います。  御承知のように、フィリピンは、常夏の国でございますし、また風土その他が非常に異なりましたところの異国でございますから、そういった悪条件の中でいろいろと収拾団の方々が御苦労願っておりますことにつきましては、心からなる感謝をささげたいと考えております。御承知のように、当時、フィリピンにおきましては、空海陸七十万の兵力が結集されておったかのように承わっておりますし、なお、私どもが灰関するところによりますと、約五十万の将兵が尊……

第28回国会 文教委員会 第2号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま鳥居長官からいろいろと今日までの南極観測に関しまする経過の報告が行われたわけでございますが、私はただいまの経過をいろいろ聴取いたしまして、今日までこの南極観測に寄せられました関係各位の御労苦に対しまして、まず深甚なる敬意と感謝を捧げたいと思うのでございます。しかしながら今後なお残された問題が多数ございますので、私はそういったいろいろな今日の結果論ではなくして、いろいろ責任を責めるというようなことではなくて、むしろ今後いろいろ問題が残されておりますので、そういった問題に対しまする完全の処置を行うといった意味から、若干の質問を行なってみたいと思うのでございます。  御承知……

第28回国会 文教委員会 第5号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 南極の本観測を放棄して、今後この観測に対してどういう態度をとっていくかということにつきましては、いろいろ意見が開陳されたのでございますが、御承知のように、来年度南極観測に関しましてはすでに予算として二億三千五百万円が計上されておるのでございます。一応放棄を決定いたしました今日、この予算を今後どういうふうに取り扱おうとしておられまするのか、その点についての大臣の方針を一つ承わっておきたいと思います。
【次の発言】 なるほど大臣がただいま仰せの通りだとも思うわけでございますけれども、しかしながら今度の観測は、世界の十一ヵ国の国際協力という上に立って、それぞれ一貫した観測が行われた……

第28回国会 文教委員会 第8号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日で国立競技場法案が委員会を上るということでございますから、一、二御質問を行なって御所見を承わっておきたいと思います。  御承知のように本法案は体育の普及振興あるいは国民の心身の健全な発達に寄与するということが目的であるわけでございます。従って本法案によってそういった目的に最も効率的に運営されていくかどうかということが、私は最も重要な点ではなかろうかというように考えております。  そこで自後の質問のためにまずお伺いしておきますが、この法案の諸法則によってその最も大きな効率的な運営が行われるというふうにお考えになっておるのかどうか、まずそういった点についてお伺いをいたしておき……

第28回国会 文教委員会 第9号(1958/03/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○河野(正)委員長代理 永山忠則君。
【次の発言】 わが国におきまして科学技術の振興がきわめて急務だということは、論を待たない事実でございますし、なおまた大臣も今日まで、この点につきましてはしばしば強調せられておるところでございます。すなわちこの一つの現われというものが、今日の理工科系学生千七十四名の増員となり、あるいはまた科学技術庁におきましては、科学最高会議の設置というものを発表するというふうな実情になったと思うのでございます。今私どもが三十三年度の新予算をながめてみましてもわかりますように、原子力関係は、昨年の六十億に比べまして、本年は一挙に百十二億という、約二倍近い予算が計上されておる……

第28回国会 文教委員会 第10号(1958/03/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、来たる五月二十四日からアジア二十カ国の約二千名に及びます選手が参加いたしまして、六月一日までアジア競技大会が開催せられることになっておるのでございます。もちろん本大会の趣旨は、スポーツを通じてアジア地域の国国が、お互いの友愛、親善、そういう友好関係を強化増大せしめていこうという点にあることは論を待たないのであります。しかし、また一方におきましては、日本がこの一つの機会を通じて、アジア諸国に対するあらゆる考え方こいうものを、それぞれアジア諸国に認識してもらう絶好の機会であるということも忘れてはならぬ点であるというふうに考えます。そこでこの際、日本がアジア競技大会……

第28回国会 文教委員会 第13号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま鈴木委員からいろいろ御指摘がございましたが、私どももこの義務教育費国庫負担法の一部を改正することによって、教材費に国が一部の負担をいたしていただくことにつきましては、了承するにやぶさかではございません。ただ一点、私どもが今日までいろいろ御指摘申し上げておりますように、問題でございますのは、義務教育に関しましては憲法で無償の原則というものがうたわれておるのであります。従ってなるほど本法案の提案というものは具体的には一歩前進でございますけれども、基本的にはやはり問題が残っておるというふうに私は御指摘申し上げなければならないと思います。ところが今日までのいろいろな法案の提出……

第28回国会 文教委員会 第14号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は先回の本委員会におきましても、今後この問題を中止することはまことに残念である、従って永田隊長あるいは松本船長等が帰還されて、その上でいろいろ最終的な話し合いを進めて、もしできることならもう一度この観測を継続していきたいということを、文部大臣は本委員会におきましても言明をされておるのでございます。先ほど来いろいろと論議を承わって参りますと、大体の基地の設定あるいは設営等におきましては、何ら問題はなかったというふうなお話のようでございます。そこで問題となりますのは、時間的な問題、あるいはまた宗谷の能力の問題、こういったことがやはり何と申し上げましても問題となるものと考えます。……

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま学校保健法に関しまして、大臣並びに当局側からいろいろ法案の趣旨御説明がございました。私どもはこういった法案の成立によって今後学校におきまする保健管理の面に一つの進歩が生まれて参ります点につきましては、全く了承することにやぶさかではございません。しかしながらなお今後児童生徒及び学生、あるいはまたそれに関連いたしまする職員の健康保持増進をはかって参りますためには、さらに完璧を期するための努力が行われなければならぬということを私は強く痛感をいたすのであります。ある意味におきましては本法との関連において今日の制度というものが逆に矛盾を生ぜしめておるような点がないでもないと思い……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 運輸委員会 第4号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 志免鉱業所の売山問題にからまりまして、午前中から長い間質疑が展開されて参ったのでございます。その間総裁からあるいはまた事務当局からいろいろ御答弁を承わっておりますけれども、私ども全く了承するわけには参りません。どういうことかと申しますと、先ほど来調査委員会に対しまするいろいろな質疑が展開されて参りましたが、その中の一項目を取り上げて参りましても明らかでございますように、たとえば四月の七日に「志免鉱業所の措置をいかにすべきか。」という第一回の諮問が行われております。ところがこの第一回の諮問が行われました四月の七日から幾ばくもなく第二回の諮問が行われて参りましたことは、先ほど御指……

第29回国会 運輸委員会 第6号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 委員長もすでに御承知のように、この志免鉱業所というものは、七十年の尊い歴史を持ってきた鉱山でございます。従いましてその七十年間におきましては、尊い犠牲も行われて参りましたし、また従業員の諸君も、山を愛する至情から非常に大きな協力も、また犠牲もあえて行なって参ったものと考えております。ところが、今日まで国鉄当局がとって参られました態度をながめて参りますと、どうも一方的な総裁の主観に基いて、この問題が強引に推し進められておるかのような強い印象を受けて参っておるのでございます。そういった立場から、私どもが残念に考えますることは、たとえば今度の調査委員会が発足いたしまして、第一回の諮……

第29回国会 運輸委員会 第9号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 若干志免の売山、民間移譲の問題につきまして、その後のいろいろな諸情勢に対します質疑を行なって参りたいと考えます。すでに昨日も委員会におきまして、若干の論議が行われて参りましたから、まずきのうの論議について私どもも若干質疑を重ねて参りたいと考えます。  昨日は運輸大臣に対して自民党の長谷川委員からも御指摘がございましたが、すでに御承知のように、今回吾孫子常務理事が門司においでを願って、そして関係いたします組合側に当局側の要旨を通告されたということでございますが、これに対する事務的な取扱いについてのいろいろな点について、昨日もいろいろ論議がかわされたのでございますが、その中で私が……

第29回国会 社会労働委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は具体的な問題につきまして若干の質問を行なって参りたいと思うのでございますが、その前にその前提として、一言基本的な問題につきまして政府の態度なり所信をお伺い申し上げておきたいと思います。  御承知のように、労働省は最近の雇用失業情勢の概況と今後の見通しについて、二十一日いろいろと発表をせられて参りました。それによりますると、昨年より実施されました政府の緊急総合対策を中心とする経済調整の影響というものがだんだんと現われて参りまして、完全失業者は、今年度におきましては少くとも約十万人増加するであろう、今日の五十五万の完全失業者というものがおおむね年末には六十五万人程度に増加する……

第30回国会 社会労働委員会 第10号(1958/10/22、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題になりました国民健康保険法案につきまして、若干の質疑を行いたいと思うのでございますが、私は具体的な諸点について質疑に入ります前に、まずこの法案に対しまする基本的な考え方につきまして、若干の質疑を行なって参りたいと考えます。  すでに御承知の通りに、本案は第二十八通常国会に提案をされまして、審議未了に終っております。本法案は医療保障的政策の一環として、真の国民医療の向上を目的として行われなければならぬということが、きわめて重要なる点でございまして、この点につきましては、二十八通常国会におきましてもいろいろ論議がかわされて参ったことも、これまた御承知の通りでございます……

第30回国会 社会労働委員会 第17号(1958/11/01、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいままでいろいろと論議されて参りましたが、時間もございませんので、簡単に関連をして一点だけ質問を申し上げて、所信を明らかにしていただきたいと思います。  御承知のように今度の国民健康保険が、皆保険政策でございますから、従ってこの制度が一つの前進を示すという点については私どもも了承するのにやぶさかでないのであります。ところが皆保険政策でございますから、組織網というものは拡充拡大されて参ります。従って組織網が拡大拡充されて参るために、不合理が非常に助長されて参るという面が必ずしもないではないわけでございまして、そういった具体的なことについては、ただいま滝井委員からいろいろ申し……

第31回国会 運輸委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 私はただいま大臣から御答弁いただいたところから質疑を開始いたしたいと思います。  ただいま大臣から、分離後の経営のあり方について、いろいろ出資会社であるとかあるいは別会社であるとかいうふうな御意見が出たわけでございますが、そういった御意見だけを切り離して考えますと、あるいはそういうことも当然あり得ると思いますけれども、しかしながら私どもは今日いろいろ論議する過程の中では今日までの経緯というものを決して無視しては相ならぬと考えます。そこで大臣も御承知のように、一月十日に国鉄総裁に対して、分離承認書を渡されました。この分離承認書の一つの大きな前提は、この書面の中に明記してございま……

第31回国会 運輸委員会 第23号(1959/04/28、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 政治的な問題につきましては、私どもの委員長でございまする勝間田代議士からいろいろ御指摘がございましたので、今さら補足的に御見解を承わる必要もないと思いますけれども、今までの論議の中から一点大臣にお尋ねを申し上げておきたいと思いますることは、御承知のように二十四日の日に大臣は新聞記者に対して、志免鉱業所の払い下げについては、既定方針通り強力に推進するというふうな談話を発表されておりますことは、大臣御承知の通りでございます。ところが、今まで勝間田代議士との一問一答を承わりますると、大臣は永野前運輸大臣の意思なりあるいはまた国会におきまするところの答弁を尊重すると言われて参りました……

第31回国会 運輸委員会 第24号(1959/06/10、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 志免問題につきましては、今日まで再三再四本委員会におきましても審議をして参りましたので、私は本日は少くとも今回青山委員会を中心としますところの強行調査が行われ、それに基きまして起って参りましたまことに不幸な現象でございますけれども、あの紛争事件を中心といたしまして、ここに話をしぼって若干の質問を行い、当局側の卒直な御所見を承わって参りたいと存ずるのでございます。  すでに御承知だと思いますけれども、今回の青山調査委員会の現地調査の強行に基きまして、そしてまことに残念なことでございますけれども、死亡者が一名生じて参りましたこと、それからなおまた六日の不幸なる紛争事件を中心として……

第31回国会 運輸委員会 第25号(1959/06/17、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 志免問題につきましては、前回の委員会におきましてもいろいろ御審議を願ったわけでございますが、審議の過程の中ですでに御承知のように、重宗運輸大臣がきわめて認識不足の点がございましたので、そのような認識不足のままこの問題を審議するということは、国会審議、国政審議の建前からも適当でないということで、重宗運輸大臣に対してさらに一そうこの志免民間払い下げの問題に対します認識を深めていただき、その上に立って審議を続行するということで、前回の委員会は一応留保されましたことは御承知の通りでございます。そこで、実は本日は大臣の方にも認識を改めていただき、そして本日の審議に参加していただきたいと……

第31回国会 社会労働委員会 第8号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから簡明に要約して御質問申し上げたいと思います。すでに大臣も御承知のように、医療機関の適正配置というような点につきましては今日厚生省が強く指摘をいたしておる点でございますし、なおその中でも無医村地帯の解消等につきましては私どもも奉直にその基本方針については賛意を表するものでございます。しかしながら、この医療機関の適正配置に基きまして統廃合の問題等をめぐっていろいろ具体的に各地において紛争等を生じておる点も否定するわけには参らないと考えます。いずれ時間がございまするならば、そういった医療機関の基本的なあり方等について御質疑を申し上げたいと思いますが、本日は時間……

第32回国会 運輸委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、新聞その他巷間伝うるところによりますと、国鉄志免鉱業所民間払い下げを強行するというような態度が強くうかがわれるわけでございますが、しかしながら、今日まで、楢橋運輸大臣は、社会のもろもろの疑惑が発生することによって、ここに国民が非常に大きな関心を持っておるわけでございますから、そういった社会の疑惑を解消するために、この問題の取扱いについては、慎重なる態度をとらなければならない、こういったことを、今日までしばしば就任以来言明をせられておるところでございます。私どもも、そういった大臣の良識ある態度に対しましては、満幅の敬意を表するとともに、またそういった政治的配慮に……

第32回国会 運輸委員会 第5号(1959/10/05、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 天下の耳目を集めました志免炭鉱の民間払い下げ問題も、すでに御承知のように二十九日三菱鉱業が入札を辞退するというようなことで、この問題は一応御破算に相なって参りましたことは御承知の通りでございます。私どももともとこの問題が、国民の疑惑を解くことなく一方的に進められることに対して、今日までいろいろと当委員会等を通じまして当局側の責任を追及して参りました。いすれにいたしましても新聞その他報道機関がひとしく論じておりましたように、今回の問題について政府あるいは国鉄当局側がきわめて見通しを誤まったという点については、これは私どもの立場のみならず、一般的にひとしく指摘されているところのよ……

第34回国会 社会労働委員会 第2号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣御承知のように、医療金融公庫の創設によりまして、厚生省と日医との関係も雪どけ状態にいくだろう、こういった世間の取りざたが行なわれておるのであります。しかしながら、甲表、乙表の一本化問題を初めといたしまして、今日なお未解決のままで懸案となっておりまする事項が幾多存在するわけでございます。私は、本日はその中で特に社会保険診療報酬の地域差問題を中心として若干の御質問を申し上げて、大臣及び当局の所信をただしておきたいと思います。診療報酬の不合理という点におきましては、ただいま申し述べました例の甲表、乙表の問題、それから地域差問題、全く同様であるというふうに私ども理解をいたしており……

第34回国会 社会労働委員会 第32号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日まで御審議をいただいております医療金融公庫法案、私どももこの法案そのものには全く同意でございますけれども、しかし本法が施行されます以上は、所期の目的を完全に果たしていただかなければならぬ。そういった意味で若干の御質問を申し上げて御所見を承って参りたい、かように存ずるわけでございます。  そこでまず最初に総論的な面からお伺いを申し上げておきたいと思いますが、御承知のように医療金融公庫法案の目的といたしますところは、本文の第一条にもございますように、「国民の健康な生活を確保するに足りる医療の適正な普及向上に資するため、」金融処遇を行なうのだ、こういうことが明記されておるわけで……

第34回国会 社会労働委員会 第34号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は今まで公的医療機関におきます定員充足、確保の問題についていろいろ御論議がされたわけでございますが、もちろん定員を確保するということは、医療を完璧ならしめる意味におきましては私は当然必要なことだと考えます。しかし、さればといって、定員だけが充足すればそれで医療機関が円滑に運営されると考えるわけには参らない。従って、定員の充足されぬような状態でありますから、残りました医員についても、これは非常に失礼だと思いますけれども、質の上においても非常に低下するのじゃないか、こういうことを憂える一人でございます。  そこで、今まで各委員から、定員確保が最低の公的医療機関における医療を守る……

第34回国会 社会労働委員会 第36号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから、一言だけ、この際仲野さんに御質問を申し上げて、御所見を伺っておきたいと思います。  仲野さんから、主として専門的な立場から、薄弱者の問題についていろいろ御教示いただいたのでありますが、今日までこのアフター・ケアの問題で、たとえば結核患者が回復いたしますと、その後実社会に出て生産に寄与するために一つの後保護施設というものがございます。あるいは身体障害者にとりましても、いろいろ後保護施設ないし授産施設等があって、いろいろ更生面に寄与しておる、こういう事実がございますことは御承知の通りでございます。ところで、まことに残念でございますけれども、この精神障害者な……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 社会労働委員会 第3号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま大臣からいろいろ今後の方針なり見通しにつきましての適切なごあいさつがあったわけでございますが、その中で、わが国の経済というものが非常に順調に拡大発展を遂げ、そのために雇用情勢というものもだんだん好転しつつある、のみならず需要供給において、経済の発展あるいはまた拡大のために不均衡すら生ずる傾向もある、私はなかなかけっこうなごあいさつと思いますが、しかし、一方におきましては、最近問題になっておりまするアメリカのドル防衛を中心といたしますところの日本の経済あるいはまた雇用関係に対しまして何らかの悲観的な情勢というものも生じてくるのじゃないかというふうな論議がなされております……

第37回国会 社会労働委員会 第5号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 先ほど炭鉱離職者に対しまする年末処置に関しますところの決議が行なわれたのであります。それに対しまして政府当局からの若干の所信の表明がございました。私どももその決議の精神にのっとりまして政府当局のすみやかな適切な御処置をお願い申し上げるわけでございます。ところが年末年当もさることながら、この炭鉱離職者に対しまして炭鉱離職者臨時措置法が制定をされた今日まで、いろいろとその炭鉱離職者に対しまする対策が具体的に進められて参ったわけでありますが、しかしその運用の不合理なために、今日までいろいろと立法の精神というものが著しくゆがめられまして、炭鉱地帯の失業問題というものが、かえってますま……

第38回国会 社会労働委員会 第5号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 十九日の一斉休診を中心といたしまして、医療問題、特に国民の医療に関する医療問題もきわめて重大な段階に到達をしたというふうに私は考えておるわけでございます。従って国民もこの問題に対しましてひとしく重大な関心を持って見守っておりましょうし、またわれわれ国会も、この問題を何とかして円満に解決の道を求め、さらには国民の医療に対します不安を除去する、そういう意味で実は私どももこの委員会を開催して、そしてことに医療の立場で重大な立場をとります両医師会長を招致して、いろいろ貴重な意見を聞き、そういう愚見の中からわれわれ国会議員は国会としての使命を達成していこう、こういう重大な使命を持った本……

第38回国会 社会労働委員会 第10号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 昨日もちょっと触れた問題でございますけれども、大臣御承知のように、今国民が大きく関心を持っておりまする医療費問題、この問題について実は今いろいろと、適当な言葉かどうかわかりませんけれども、楽屋裏等でその解決のために努力が行なわれているわけであります。しかし、そういう話し合いでこの問題の打開の見通しがつかない場合には、実は日本医師会の方では保険医総辞退ということを決定して、三月一日に実行する予定だったところを三日まで、明日まででございますが、延期をしたというふうな重大な段階に到達をいたしておるわけです。この点について昨日もいろいろとお尋ねをいたしましたが、これに対しまして大臣も……

第38回国会 社会労働委員会 第11号(1961/03/09、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 このたび予防接種法の一部改正によりまして、小児麻痺も予防接種を行ならべき疾病の一つに追加された。このことは、今日きわめておびただしい小児麻痺の罹病者、またこの小児麻痺に基づきまするたくさんの死亡者を出しておる現況から見て、私はきわめてけっこうな法案だと考えまするが、しかしこの法案が立案されまする過程におきましては、いろいろ問題点もたくさんございます。なおまたこの法律が施行されるにあたりましても、私どもが心配いたしまする問題点がなお若干ございます。  そこでまずお尋ねを申し上げておきたいと思いまする点は、この法律が施行されるにあたりまして、これの裏づけとなりまする法律に対します……

第38回国会 社会労働委員会 第17号(1961/03/23、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は医療公庫ずばり質問いたしますから、御清聴をお願いいたします。  御承知のように、医療公庫の設立は議会で長年の懸案でございまして、これに対しましては各方面より非常に大きな期待を持って迎えられ、今日まで運用されたわけでございます。あるときは日本医師会と厚生省との冷戦状態を緩和する雪解け的な役割を果たすのだということで、ある意味におきましてはそういうような大きな期待もございました。ところが実際に今日まで運営を願いまして、それぞれ原資十億に対します配分等も決定ないしは内定を見たのでございます。ところが実際には今申し上げましたように、非常に大きな期待を持って見守られてきましたにもか……

第38回国会 社会労働委員会 第19号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 このたび提案されました失業保険法の一部改正が、最近における日雇いの賃金の実情にかんがみて、生活の安定をはかる、こういう方針につきまして、私ども全く同感でございますけれども、しかしその内容におきましては、いろいろまた私どもなりの意見がたくさんあるわけです。そこで、そういった日雇いの生活の安定をはかるということが目的でございますけれども、基本的にはやはりそういう失業者をなくすということが当然大きな使命でなければならぬというように私ども考えておるわけでございます。特に私どもが最初に率直な意見を承っておきたいと思いまする点は、今日の池田内閣が考えておりまする貿易の自由化、あるいはまた……

第38回国会 社会労働委員会 第21号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 三法案の審議ということでございますけれども、本日は特に精神衛生法の一部を改正する法律案を中心として若干の質疑を行なって参りたいと考えております。  なお冒頭に委員長に要望いたしておきますが、そもそも法律案そのものは大臣の責任において御提案がされておるわけでございますから、事務的な面あるいはまた技術的な面につきましてはそれぞれ事務当局にお尋ねをするといたしましても、一方政治的な問題につきましては、最終的には大臣に御所信を承りたいと考えておりますので、その点はあらかじめ御承知おきを願って私の質疑に入りたいと考えております。  御承知のように、今度の精神衛生法の一部改正に基づきまし……

第38回国会 社会労働委員会 第23号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間もないようでありますから圧縮してやりますので、答弁の方もよろしく御協力を願います。法律そのものずばり関係することを二、三取り上げまして、締めくくりとして御所見を承りたいと考えます。  まず第一に、午前中の質疑の中にもどうも釈然とせぬところがございますので、一点お尋ねをいたしたいと思います。それはこの精神衛生法では他の施設と違って、第四条の中に「都道府県は、精神病院を設置しなければならない。」こういう方針が示されておるわけです。対照でございます結核予防法の中では、必要があるならば都道府県、市、地方団体は精神病院を設置し、さらには拡充せよ。必要があるならばということなんです。……

第38回国会 社会労働委員会 第24号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 最近では結核患者が比較的低所得者階層にだんだんと累積しつつある。こういう現象が生まれてきておるわけですが、従っていわゆる低所得者階層が感染源となって、これが結核対策の進展を大いに阻害しつつある。従ってそういう感染源対策が今度提案されましたが、改正案によって講ぜられる、このことはやはり一つの進歩であるというふうに私は考えます。しかし結核問題が非常に幅が広くしかも非常に複雑な要素を持っているだけ、単に本法の財源上の改正、改善、そのことだけで結核予防対策の万全が期せられるというふうには考えるわけには参らぬ。そこで厚生省としては、抜本的にそういった結核の予防対策をどういう方針で解決し……

第38回国会 社会労働委員会 第27号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 さきの委員会におきまして、結核予防法の一部改正につきます各面にわたっての御所見を承りましたが、その中で明らかになりましたように、この結核予防の万全を期していくためには、まず早期に発見するということ、発見したならばその感染源をどう処置していくかということ、さらには予防対策に万全を期していくこと、こういうことが結核を撲滅するきわめて重要な三つの柱であろうというようなことを大体承知できたわけでございます。そこで本日は引き続きまして、その中で特に関係の深い諸点について、若干質疑を続けて参りたいと考えております。  まず第一に、結核の患者を発見して、そういう患者を収容する、その中で一つ……

第38回国会 社会労働委員会 第32号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 最近におきまする雇用、失業情勢というものが全般的に見て改善の方向をたどりつつあることは今日いろいろ言われておるところでございますが、一面におきましては、労働力の需給のアンバランスが非常に顕著となって参りまして、地域的に、あるいは産業部門によりましては、かえっていろいろ問題を起こしつつある点も、私は決して否定することのできない事実であろうというふうに考えるわけでございます。言葉を重ねて申し上げますると、目下いわれておりまするところの技術革新の進行に伴いまして、技能労働者がだんだん不足を来たすという事実も起こって参っておるわけでございます。また一方、技能労働者の不足が起こって参っ……

第38回国会 社会労働委員会 第33号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 社会保障制度の拡充が、池田内閣の三本の柱の一つでございますことは御承知の通りでございます。その社会保障の中でも、医療保障の占めます分野というものは非常に大きいわけでございまして、そういう意味から三十五年度で一応国民皆保険制度が、形式的には達成されるということになったことは、私どもも同慶の至りでございます。しかし、ここまでくるに際しましては、いろいろな紆余曲折があったようでございます。それにはいろいろな理由があると思います。たとえば厚生省で発表されております二月一日現在での資料によりますと、すでに一〇〇%組織化が達成された地域もかなり多いようでございますけれども、なお鹿児島の二……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいまから本委員会に提案に相なっております児童福祉法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑を行ない、当局の御所見を承って参りたいと考えます。  まず本論に入ります前に、児童福祉法の基本的な考え方に対しまする御所見を承りたいと考えます。児童福祉法の第三早総則の第一条には、児童福祉の理念についての考え方が明記されておりますことは御承知の通りであります。「すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。」これが理念の第一でございます。理念の第二といたしましては「すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。」こ……

第38回国会 社会労働委員会 第35号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。ただいま五島委員から日雇いの方々の負担増についてのお尋ねがあったわけです。そこで私は、その点に関連をいたしまして一、二の点についてお尋ねを申し上げたいと考えております。  先ほどからいろいろと具体的な例についての質疑が取りかわされておったようでございますが、問題は、当初審議会の答申にもございますように、国庫五割負担ということで進められておりましたのが結局は三割五分ということに落ちついて、数字の点を見まするとやや前進したかのような印象を受けまするけれども、実際には、厚生省の調査によりましても年々歳々日雇い健保関係の被保険者一人当たりの年間医療費というものが増加いたして……

第38回国会 社会労働委員会 第36号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。今までそれぞれの委員から、援護法適用に関しての不合理あるいはまた不均衡等についての質疑が繰り返されたわけですが、私は、時間がございませんから、その点に関連して一つお伺いして、御所見を承っておきたいと考えます。  それは、援護法の適用にあたって、戦時災害による補償または疾病の範囲については通牒が出されておるわけです。これによりますると、マラリア、猩紅熱あるいは腸チフス、こういうような十六種の伝染病が指定されておりまして、そういう伝染病に基づきますところの障害に対しましては援護法適用が行なわれる。ところがマラリアあるいはまたデング熱、こういうようないわゆる風土病に対しま……

第38回国会 社会労働委員会 第41号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、公害について質疑をするということで議題になっておるわけですが、その中で特に私は騒音問題にしぼって若干の質疑を行ない、そうしてそれぞれ関係者の適切な御答弁をお願いを申し上げたいと考えております。  騒音の中には、いわゆる都市騒音あるいはまた今日非常に問題になっております基地の騒音、特にジェット機に関します騒音でございますが、そういう二つの大きな問題があるわけでございます。ところがその中でも特に今日わが国に点在いたしますジェット基地、この騒音というものが人体あるいは家畜、家屋さらには交通、こういう各方面に対しまする悪影響というものが今非常に顕著なものがあるわけでございます……

第38回国会 社会労働委員会 第43号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本案が非常にむずかしい点は憲法二十二条の職業選択の自由と、さらには生活権、所得権の擁護というからみ合わせの点にあろうかというふうに考えるわけであります。そこでやはりこの問題を解決するためには、今までに論議がございましたような、現実を十分直視しつつ、しかもその上に立って合理的にこの問題を処理するということがきわめて適切な点ではなかろうかというふうに考えるわけです。そういう意味から若干の点についてお尋ねを申し上げてみたいと思います。   〔委員長退席、柳谷委員長代理着  その第一は、今まで各委員からいろいろと問題点が指摘されておりまするように、まず私どもが第一に考えなければならぬ……

第39回国会 社会労働委員会 第3号(1961/10/04、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は調達庁長官の方の御希望もあって、本日午前中においでを願うというようなことで委員会にかり出されたのでございますけれども、非常に御出席がおくれて参りましたことは、まことに国政審議の上からも遺憾であったというふうに指摘せざるを得ないのでございます。しかし御出席いただきましたから、実はいろいろと長官に対して具体的な点についてお尋ねを申し上げ、また御所信を承りたいと思いますが、そういう御所信を承る前に、その前提といたしまして、若干の事項について、私は労働省その他政府に対して御所見を承って参りたいと考えております。  本日の労働大臣のごあいさつを承って参りましても、そのごあいさつの中……

第39回国会 社会労働委員会 第7号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 実は、今標題の件につきましては、先般の委員会におきまして、若干政府当局の御意見を承って参りました。しかし、さらにいろいろ御意見を承らなければならぬような情勢でもございますので、あわせてお伺いを申し上げたいと思いますし、本日は、特にまた防衛庁長官の御出席もいただいておりますので、長官の貴重な御意見等も一つ承って参りたいと考えております。  御承知のように、今日の政治は、政党政治でございます以上は、責任政治でなければならぬということは、これはもう否定することのできない事実でございます。従って、駐留軍関係の労働問題に限らず、この問題というものが、日本の労働問題という一つの大きな範疇……

第39回国会 社会労働委員会 第11号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今上程されておりまする医師及び歯科医師の免許及び試験の特例に関する法律案につきまして、提案者より、若干御所信を承りたいと思います。  今回の措置によりまして、引き揚げ医師に将来の希望を持たせることができますことは、私どもも全く同感でございます。ただ法律に取り組みまするわれわれの態度として、昨日の委員会におきましても、あん摩師、はり師、きゅう師及び柔道整復師法等の一部改正の中でも、いろいろと意見の交換があったわけでありますが、ただ漫然とこういう法律が次々に改正されるということは、必ずしも法律に取り組む態度としては適当ではなかろうというふうに考えます。そこで引き揚げ医師あるいはま……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1961/12/20、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま齋藤委員からいろいろ御発言がございましたが、そのことと関連をいたしまして、一言、二言お尋ねを申し上げておきたいと思います。  それは、今御発言の内容にございました水戸射撃場の返還問題でございますが、この返還問題が即刻解決するといたしますならば、即東海村の原研の問題も解決いたすわけでございます。ところが、先ほど調達庁からも御報告のございました事故防止対策が完成されるまでは演習訓練を行なわないというような意味のスマート書簡というものが、実は茨城県知事に送られてきたというようなことでございます。ところが、その事故防止対策が完成せられるまでという言葉の中には、私はいろいろな問……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1962/02/01、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 すでに当委員会におきましても、学位問題に対する決議も行なわれておりますし、さらにまた、当局側もこの委員会の決議の方針に沿うて、改善のために鋭意努力する、こういうような御意見の表明がございました。私もそういう方針に沿う中で、若干違った立場の意見もございますので、そういう意見を若干申し述べて、所信を承っておきたいと思います。  もちろん、単位問題の改変というものが、学術の振興に寄与するという大きな目的でなければならぬということは、私どもが今さら申し上げるまでもないと思います。  そこで、まず第一に承っておきたいと思います点は、これは後ほど論議を発展させる意味で非常に参考になります……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 三木長官は、さきの長官就任のあいさつにあたりましても、実は次のような抱負を明らかにされておるのでございます。御案内のように科学技術の成果の活用面というものは非常にはなばなしいものがあるけれども、その反面、その振興という面においては広範な知識と豊富な想像力、緻密な計画と強靱な忍耐力を必要とし、しかもすぐには効果は現われない、こういったきわめてじみな仕事である、こういう点を指摘せられております。しかしながら、さればといって、この仕事は、国の将来の繁栄に非常に重大な影響力を及ぼすということは論を待たざる点でございます。しかも、さきの委員会におきましても、あらためて長官はいろいろと所……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいままでいろいろと各委員から宇宙開発のあり方についての質疑が行なわれたわけであります。特にその中でもこの平和利用についての意見が非常に多かったと思います。私も、そういう平和利用ということを強く考えて参りますと、特に宇宙は人類共有の場であるという考え方に立たなければならぬというふうに考えるわけです。従って、その所有、あるいはまた運用というものも、特定の国だけが、たとえばアメリカとかソ連とか、そういう特定の国だけが独占すべきではない。平和利用という基本的な考え方に立ちますと、特定の国だけが独占すべきではない。従って、この宇宙開発に関しましては、運用にいたしましても、全地球人と……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、科学技術の振興なりあるいはまた科学技術の開発なり、そういう面におきまする政府の指導性というような点について若干お尋ねを申し上げてみたいと考えます。  と申し上げますのは、先ほどから山口委員もいろいろ原子力行政のあり方等についてお触れでございますが、科学技術に対しまする政府の指導性いかんによりましては、非常に重大な問題も起こってくる可能性もございます。のみならず、この指導性いかんによって科学技術の振興なり開発というものが非常に促進されることもあります。あるいはまた、その指導性というものが適切でないために、この開発なり振興が阻害されるというような面もあろうかと思います。そう……

第40回国会 社会労働委員会 第3号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいままで島本委員からせっかく熱心な御論議が行なわれたのでございますけれども、そういう質問に対しまする政府当局の答弁では、私どもは満足できぬというふうに考えるわけです。と申し上げますのは、なるほど政府当局はもっともらしい御答弁でございますけれども、たとえば、騒音対策一つを取り上げてみましても明らかでございますように、先ほど沼尻不動産部長の発言によりますると、F104についてはこうだ、こういう意思の御表明がございました。ところが、御承知のように、現在の騒音対策だけでは、大体消音度というものは三十フォン程度だ、こういうふうにいわれておるわけです。そういたしますと、今後飛行機の機……

第40回国会 社会労働委員会 第8号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、労働の県本政策について若干の質問を行ないたいわけでございますが、本論に入るに際しまして、一応労働大臣が示されました所信表明の中の基本方針について、あらためて御所見を承っておきたいと考えます。  御承知のように、この第四十回国会の開会にあたって、福永労働大臣は、その所信表明の中で、完全雇用の達成と労働条件の向上という近代国家における労働政策の基本的目標を達成するため、積極的施策を展開していきたい、それについては、第一には、労働力の流動化と技能労働者の確保を中心とした積極的雇用対策の推進、第二には、労働条件の向上あるいは労働条件格差の是正あるいは労働者福祉の増進、第三点とい……

第40回国会 社会労働委員会 第13号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 過ぐる二十日の当委員会において、板付米軍基地におきまする諸機関の三十名の解雇問題というものがきわめて憂慮すべき事態でございました。そこで、私はそういう点に対しまする政府の善処方を強く要望し、また政府当局においても、この問題に対しまする善処を確約されたわけであります。ところが、新聞の報道するところによりますると、県側が解雇は好ましくないという態度をとったため、米第五空軍を通じて調達庁に、県が米軍の方針に従わない、従って、知事の同意を三月一日中にももらわなければ三月三十一日にこの予告が発効できない、そういうことでまあ調達庁に強く働きかけ、そうして三月一日の夜に、その審を受けて調道……

第40回国会 社会労働委員会 第15号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 医療金融公庫については、すでに当委員会におきましても若干の質疑が行なわれております。従いまして、私はそういう点と重複しないように十分留意をしてお尋ね申し上げたいと思いますので、そういう点も御含みの上、一つ的確な御答弁を前もってお願い申し上げたいと思います。  そこで私は、基本的な点と具体的な点と二つに分けて、若干の質疑を行なってみたいと思います。御承知のようにわが国におきまする医療保障政策というものは、一つには国民皆保険政策の推進、一方におきましては医療保険制度の強化拡充、こういう二面にわたりまする重点政策によって、医療保障政策というものを推進していこう、こういう方針が貫かれ……

第40回国会 社会労働委員会 第18号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 大臣御承知のように、医療給付の内容については、医療給付の内容がいいとか悪いとか、こういう優劣はございますけれども、一応国保財政がだんだん好転するようなきざしにあったわけです。ところがそれは大体三十五年度までで、三十六年度よりは、特に昨年二回にわたりまする医療費の改定等もございますが、そういうものも手伝って、好転しつつあった国保財政が、今度はまただんだんと窮迫を告げてくる、こういう情勢に変化をいたして参ったのであります。従いましてそういうものの解決のために、特別療養給付費の補助金制度とか、あるいは国庫負担率が今度二割五分、こういうような引き上げ等が行なわれるようになったわけでご……

第40回国会 社会労働委員会 第19号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 さきにそれぞれ関係委員から、駐留軍労務者の基本的な面についての質疑が行なわれたわけでございます。私は主として諸機関労働者の点にしぼって所見を申し述べて、政府の御見解をお伺い申し上げたいと考えます。特に昨年の十二月一日付で、今までの直接雇用が政府雇用に切りかえられた、こういう一つの制度の改変があったことは御案内の通りであります。そういう制度の改変があったわけでございますから、それぞれ雇用主の立場にございまする調達庁あるいは府県渉外管理事務所、こういうような雇用主としての立場というものも、制度の改変に伴って当然体制というものが確立されなければならぬということは、これは否定すること……

第40回国会 社会労働委員会 第25号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 駐留軍の労働者の問題に対します質疑について、貴重な長い時間が費やされたわけでございます。そういう質疑、論議を集約いたしまして、この後には委員長が当委員会を代表して、決議的な意思表示を行なっていただくことになっておるわけでございますが、その中で示されます五つの項目を表明願う前に、私はぜひとも一つ、防衛庁長官もそこにおられますけれども、調達庁長官等の認識を改めていただかなければならぬ点がございますので、そういう点について簡単に意見の開陳を行なって、所信を表明願っておきたいと思います。  と申し上げますのは、決議的な意思表示をされる中で約五項目ございますけれども、この五項目のいずれ……

第40回国会 社会労働委員会 第27号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 戦争の傷あとというものを一日も早く回復せしめ、さらには終戦処理をすみやかに達成していくということは、今日私ども日本国民に与えられました大きな責務であろうというふうに考えるわけでございます。そういう意味で実は本日の午前から戦傷病者あるいは戦没者遺族等援護法改正をめぐりましての質疑が繰り返されたわけでございますが、なるほどその改正の趣旨は法案でも述べられておりますように、最近の経済情勢にかんがみてそれぞれの時宜に応ずる改善を行なうのだ。このこと自体は私も一つの進歩だろうと考えます。しかしながら、そうであるからといって、今回の改正で終戦処理の諸懸案を解決することができるということで……

第40回国会 社会労働委員会 第33号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日経済成長という社会経済の過程の中でございますから、従って今日の医療費というものを、そういう過程に適応した適正な、合理的な医療費として算定していくということは、私は基本的には正しいのでなかろうかというふうに考えます。ただ問題は、しからばそれをどういう方法によって、どういうルールによって達成をしていくか、こういう点を私はきわめて重要だと考えております。しかし、今日いろいろ巷間伝うるところによりますと、支払い側と療養担当者でございます医師会側との間に意見の食い違いもあるようでございますが、そういう意見の食い違いというものも、今申し上げましたように、どういうルールによってやってい……

第40回国会 社会労働委員会 第34号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 ここ数回医療費の臨時報酬調査会に関しまする審議が続行されたわけでございますが、この審議の状態を静かに承って参りまして、私どもはすっきりいたさない点が多々あるわけであります。もちろん、今日経済が大きく成長する過程の中でございますから、そういう経済情勢の中で合理的な、適正な医療費を決定するという努力をいたしていくということについては、私どもも否定するのではございません。しかしながら、要はどういう形でそういうような適正な、あるいは合理的な医療費を決定するかという方法論が、今日いろいろと論議されておる状態だと考えるわけです。ところが、どうもここ数回に及びまする審議の状態を静かに承って……

第40回国会 社会労働委員会 第35号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 予定より時間が大幅に短縮されましたので、私の方も簡明率直にお伺いいたしますから、当局側も簡明率直にお答えを願って、能率的に議事の進行をはかっていただきたいことをあらかじめ申し上げておきます。  今日まで労働大臣は、しばしば、労働組合の健全な育成について、当委員会におきましてもいろいろと所見の開陳を願ったわけです。この労働組合の健全な育成に関しましては、労使間で自主的に育成をはかっていく問題もございますし、さらには、行政指導によってその間の育成をはかっていくという一つの方法もあろうかと考えております。特に労働大臣は、今日まで、当委員会におきましても、今秋が御指摘申し上げました後……

第40回国会 社会労働委員会 第38号(1962/08/03、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今まで、いろいろ長い時間論議がございましたが、そういう論議と重複しない、しかも重要な点で若干触れてみたいと考えます。  その第一は、今までの論議を聞いておりますと、大体コレラが発生をして、その後の対策なり、あるいはその後の責任のとり方なり、そういう点について主として触れられたと思う。そのこともきわめて重要です。しかし、最も重要視しなければならぬ問題は、ことしの初春におきましても、実は数百万のインフルエンザの罹患者が出て参りました。昨年、一昨年は、御承知のように莫大な小児麻痺患者が発生をいたして参りました。このように毎年毎年日本においては伝染病が発生し、非常に大きな打撃を人命の……

第40回国会 内閣委員会 第11号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。どうも私ども、今の調達庁長官の御答弁を聞いておって黙っておられないわけです。と申しますのは、どういう意図でおっしゃっているのかわからぬけれども、今楢崎委員が取り上げているのは、二十七日の時点において、市道を変更するという市議会の議案をめぐっての問題として、この委員会で提起しているわけです。従って、楢崎君がいろいろ申し上げているのは、今申し上げた市道と県道とが合わせて一本になっておる道路の問題です。そこで、長官がはっきり、市道も県道も廃止してもらうのです、こういうふうに男らしくおっしゃるなら話はわかるのです。ところが、市道は廃止するけれども、県道については補修するという話……

第41回国会 社会労働委員会 第4号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今若干、改正の趣旨について御所見を承ったのでございますが、それではもう少し突っ込んでこの際お伺いをいたしておきたいと思います点は、「この法律で管理栄養士とは、前項に視定する」、前項とは、「栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする」ということだと思いますが、「前項に規定する業務であって複雑又は困難なものを行なう適格性を有する者として登録された栄養士」を管理栄養士というということだと思いますが、それでは具体的に、「複雑又は困難」な指導というものは一体どういうことをおさし願っておるのか、この辺も一つ聞かしていただきたい。

第41回国会 社会労働委員会 第5号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 すでに今度のコレラ問題につきましての論議はいろいろ行なわれましたので、しかも時間もないということでございますから、私は検疫行政、防疫行政そのものずばりに対しまして、二、三点にしぼって所信をお伺い申し上げたい、かように考えます。  その第一は、御承知のように本年は初頭において流感、インフルエンザが非常にものすごい勢いで浸淫をいたして参りました。国内でも六百万人から八百万人の罹患者が出たといわれておりますが、そういうようにまことにゆゆしい状態というものが生まれて参りました。昨年は、御承知のようにこれまたポリオ、小児麻痺ということでものすごい罹患者を出すとともに、またとうとい犠牲者……

第41回国会 社会労働委員会 第7号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 午前中来の論議の中で、いろいろと平面的にはかなり論議が展開されたと私は思いますけれども、しかし次の国会ではこの麻薬に関します法律の改正なり、あるいはまた法改正に伴います予算審議なり、そういう点がいろいろと検討されるということでございますので、私はそういう検討にできるだけ役立つような貴重な意見を、それぞれの参考人の方々から承って参りたい、かように存ずるのでございます。  と申しますのは、なるほど今までの論議の中で、麻薬中毒者に対します施設をたくさんつくれ、あるいは麻薬相談員の強化をはかれ、またバイ人あるいはその他に対します犯罪につきましては重罰をもって当たれ、こういうような御意……

第41回国会 社会労働委員会 第9号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日、形式的ではありますけれども、国民皆保険制度が達成をされて参りまして、そうして医療保障という問題が大きく爼上に上って参ったわけでございます。ところが今日まで、医学、医術の進歩と医療保障の前進をはばんで参りましたたくさんな問題点がなお幾多残っておるわけでございます。たとえば診療報酬の問題、あるいは一物二価といわれます甲乙二表制度の問題、こういうように具体的にたくさんの問題が残っておるわけでございまして、従いまして、先ほど申し上げましたように、医学、医術の進歩に見合いまする医療保障を確立して参る、そのためには今申し上げましたような諸問題を早急に解決して参らなければならぬという……

第41回国会 社会労働委員会 第12号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、今日いろいろ問題を提起いたしておりますたとえば給与体系の問題、あるいはまた賃上げの問題、そういういろいろな権利闘争を中心として展開されておりまする駐留軍基地の諸問題につきまして、若干御質問を申し上げたいと考えております。  そこで、まず第一番に取り上げてみたいと思いまする点は、御承知のように、福岡の板付基地におきまして、燃料補給所でございますが、POLにおいて七名の解雇の通告が行なわれたわけでございますが、もちろん解雇そのこともきわめて重大でございますけれども、私どもは、この解雇というものは単純な解雇ではない、本質的に、その背景におきましては非常に重大な面を内包をしてお……

第41回国会 社会労働委員会 第13号(1962/12/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、政府機関に所属いたします公社、公団、公庫、こういう機関の労使関係につきまして、若干お尋ねを申し上げてみたいと考えております。  御案内のように、この機関は建設省、農林省、あるいはまた文部省、厚生省、各機関にまたがります公社、公団、公庫でございまして、従って従業員の数は三万程度でございますけれども、しかし、行政上及ぼします役割というものは、私は非常に甚大なものがあろうかと考えております。ところが、まことに残念なことでございますけれども、そういうような公社、公団、公庫等におきます労使関係というものは、必ずしも明確に確立されておらない。そのために、実はいたずらに労使間に不必……

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、先日労働大臣より新年度におきまする労働行政の基本的な方針が示されましたので、いずれ各論につきましては別の機会に譲るわけでございますけれども、昨日の基本方針に関しまして若干疑義をただし、さらに労働行政の基本的な方針に対します御所信を重ねてお伺いを申し上げたいと思います。そこで大臣の所信表明に応じて逐次質問を重ねて参りたいと考えます。  政府は今日までしばしば、わが国経済が長期にわたる安定成長を目ざして前進するための基礎固めの年である、こういうふうに主張をされて参ったわけでございます。もちろん私どもがお尋ねを申し上げたいと考えまする労働政策というものも、日本の経済の諸施策……

第43回国会 社会労働委員会 第5号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。公害防止についてのいろいろな要望というものが述べられておるのですが、この公害を防止するために諸施策を強力に遂行していかなければならないことは当然のことでございますが、同時に、その前提として、あらゆる角度から調査、研究というものが必要であるということは、当然考えられることです。その際に、私どもは、今日いろいろ承知しておる範囲におきましては、その調査、研究という点につきましても消極的な態度が見受けられる。私は、諸施策を遂行するその前提としては、そのための調査、研究というものは必要でございますし、その際にやはり衆知というものを集めなければならぬ。いろいろな協力者があるならば、……

第43回国会 社会労働委員会 第6号(1963/02/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 国民の健康管理という問題は、きわめて重大な問題でございます。そういう意味で、本日具体的な問題について若干お尋ねをし、さらにまた御所信を承って参りたい、かように存ずるのでございますが、その前提として、若干保健所の活動あるいはまた強化対策等々につきましても、この際あわせてお伺いをいたして参りたい、かように考えるわけです。  先般発表されました昭和三十七年度の厚生白書を通覧いたしましても明らかでございますように、その中におきまして、厚生大臣は、特に最近におきまするわが国の著しい経済発展と国民一般の生活水準の向上、と同時に、今度人口革命というような言葉を使っておられますが、そのような……

第43回国会 社会労働委員会 第8号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。今吉村委員からいろいろと無医地区の解消、ないし、さらには僻地医療機関についての御質問があったのですが、いろいろ御努力願っている点につきましては私どもも敬意を表しますけれども、その際、私どもがさらに今後御善処をお願い申したい点の中に――この僻地あるいはまた無医地区の問題につきましては、いろいろ御答弁をなさった方向で若干解消する点があろうと思います。ところが、もっと深刻な問題は離島の医療の確保、この問題はきわめて深刻だと思う。もちろん、今日までいろいろと助成政策が用いられております。ところが、私どもがこいねがいますることは、なるほど離島におきます医療対策については国の助……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、医療費をめぐりまする一、二の点について、お伺いを申し上げてみたいと考えております。  その第一は、大臣もすでに御承知のように、医療報酬調査会設置法の今回の国会提案を見合わせられましたことは、先般の委員会におきましても御報告をせられた通りでございます。ところが、昨日来の新聞を見て参りましても明らかでございますように、この調査会法の生みの親とも称すべき社会保障制度審議会――実は医療報酬調査会設置法は、医療問題の解決策として政府が特に社会保障制度審議会に立案を依頼したものである。しかも閣議で決定をし、三十六年の三月には国会に提案をしながら、政治情勢の変化ということを理由にし……

第43回国会 社会労働委員会 第18号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 医療金融公庫の設立せられました目的は、御案内のように私立、個人の医療機関の設置あるいはその機能の向上に必要な長期でしかも低利の資金を融通する。特に一般の金融機関のベースに乗らないようなケース、一般の金融機関が融通することを困難とするケース、そういうケースに対して特に資金的な配慮をしようというのが、医療金融公庫の設立せられました主目的であることは御承知の通りでございます。そこで私はそういう医療金融公庫が設立されました主たる使命あるいは目的に沿うて、今の公庫そのものが運営されておるかどうか、そういうような医療金融公庫の基本的なあり方について、若干お尋ねを申し上げてみたいと考えてお……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、今審議が行なわれておりまする雇用促進事業団法の一部改正を行ないまする趣旨というものが、各国におきまする貿易自由化の大勢に即応し、わが国経済の一そうの伸展をはかるために、鉱業、特に金属鉱業における体質改善というものを行なう必要性が非常に緊要になった、しかもその体質改善の過程の中で出て参りまする離職者に対してそれぞれ各般の施策というものを講じていこう、それがこの雇用促進事業団法の改正の趣旨であるわけでございます。ところが、労働省が先月の二十三日に発表いたしました昨年一年間の賃金、あるいは労働時間、さらには雇用の動きにつきます調査結果というものを見て参りますと、もち……

第43回国会 社会労働委員会 第23号(1963/03/26、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今回の法律によりまして、それぞれ戦没者の妻、あるいは準軍属の遺族等とありまして、新しく恩典の制度があるわけであります。そこで私は時間もございませんから、一言だけお伺いをしておきたいと思います。  御承知のように、三十四年に施行されました未帰還者に関する特別措置法によりまして、生存の期待を持てない未帰還者について、そういう方たちにつきましては厚生大臣、実際には委任を受けました都道府県知事ということになりますけれども、厚生大臣が死亡宣告を請求いたしまして、そうして裁判所が死亡を確定する。それから実はそれぞれ戦没者の妻に対しまする給付金の問題も解決するのでございますし、さらに今度行……

第43回国会 社会労働委員会 第28号(1963/05/14、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 労働災害防止法に対しまして若干の質疑を行ないたいと思いますが、まず、この防止法の質疑に入ります前に一言お尋ねを申し上げたいと思います点は、御承知のように、今日まで労働災害の防止に関しましては労働基準法が制定されておって、労働者の安全衛生につきましては当然努力がなされてまいったはずであります。しかるに、ここにあらためて労働災害防止法が上程されまして、従来の労働基準法と相まって、総合的かつ計画的な労働災害防止対策を講じていこう、こういうことに相なったわけであります。しかし、卑近な一、二の例を取り上げてみましても明らかでありますように、たとえば銀座のビル工事場から鉄のパイプが落ちて……

第43回国会 社会労働委員会 第29号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 麻薬取締法の一部改正について若干質疑を行ないたいと思うのでございますが、本論に入ります前に、私は今回の麻薬取締法の一部改正の提案に際しまする政府側の姿勢と申しますか、心がまえと申しますか、そういう点につきまして若干御所信のほどをお聞かせいただきたいと思うわけでございます。と申し上げますのは、今日までも麻薬取締法は実施されてまいったわけでございますが、しかしこの法のもとでは、麻薬事犯に関しまする取り締まりというものがなかなか思うようにできないというところから、そういう取り締まり法というものを強化しようという観点に立って、今回の取り締まり法一部改正が提案をされたというように承知を……

第43回国会 社会労働委員会 第44号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日まで老人福祉の問題につきまして、わが党の田邉委員のほうからきわめて具体的な、しかもうんちくを傾けた質疑が行なわれてまいりました。時間もございませんけれども、私も、角度を変えまして老人福祉に対しまする若干の質疑を行なってまいりたいと思います。  御承知のように、老人問題に対しまする戦後の特殊事情といたしまして、いろいろ問題点はございますが、その一つは、経済的な事情でございまするインフレーションの問題がございます。それからさらには、家族制度の変革の問題がある。戦後家族制度が廃止されて、老人の扶養に対する考え方というものが非常に変わってきた。第三には、新旧思想の対立、さらに問題……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議了されました薬事法の一部を改正する法律案に対しまする附帯決議の提案をいたします。  まず、案文を朗読いたします。   政府はこの法律の施行に当り左記事項につき留意すること。  一、対象が特定され且つ営利を目的とせざる法人・団体等については、適正配置につき弾力的な運用をはかること。  二、中央・地方の薬事審議会に消費者代表をいれること。 以上であります。  何とぞ御賛同あらんことをお願いします。


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 社会労働委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は雇用問題に関しまして若干の質疑を行なってまいりたいと思います。  特に、まず第一に取り上げてお尋ねを申し上げてまいりたいと思います点は、それはすでに御承知のように、先般来アメリカのマクナマラ国防長官によりまして、アメリカ軍の削減をめぐりまする発表が行なわれたわけでございます。その内容の若干を御指摘申し上げますると、マクナマラ・アメリカ国防長官によりますると、大体いまドル防衛、経費節減のため、米軍基地施設を大量に閉鎖するという内容のものでございます。これは大体今後三ヵ年半の間に実現するというのでございますけれども、そのために軍人が七千八百人、民間雇用者が八千五百人、こうい……

第45回国会 社会労働委員会 第5号(1963/12/18、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日当面している重大な二、三の点につきまして、若干質疑をいたしたいと思います。  その第一は、いま日本医師会が保険医総辞退をかけて要求しております再診料十点の新設の問題をはじめといたしまする医療費の緊急是正に関します問題というものが、非常に緊迫した情勢でもございますので、そういう点につきまして若干御所見のほどを伺ってまいりたいと考えております。なお、この問題につきましては、後ほどわが党の長谷川あるいはまた滝井委員からもそれぞれ御指摘がございますので、私は主として政治的な面についてお尋ねを申し上げてまいりたいと考えております。  本日の新聞紙上を拝見いたしましても、いま、今後の……

第46回国会 運輸委員会 第21号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間の制約等もございますので簡潔にお尋ねいたしますので、当局側は誠実な、しかも簡潔なお答えをいただきたいと思うのです。  本日お尋ね申し上げたいと思います点は、国鉄の経営にかかわります志免鉱業所、これはさきに民間払い下げをめぐりまして世間の脚光を浴びたのでございますが、その国鉄志免も、斜陽産業といわれました石炭産業の合理化にならって、すでに三月末でございますから本日でございますけれども、閉山をするというきわめてきびしい当局側の通告を受けておるのでございます。しかしながらこの問題は、千数百名の従業員もさることでございますけれども、国鉄志免鉱業所でささえられてまいりました地元の宇……

第46回国会 社会労働委員会 第3号(1964/01/30、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから、簡単に関連してお尋ねを申し上げたいと考えます。  いろいろ論議されましたように、医師が人命を直接扱うわけでございますので、そういう意味で臨床教育というものを充実さしていこうということがいまインターンの問題をいろいろ論議されます一番大きな問題であるわけでございますが、その点と関連をしてお尋ねを申し上げたいと思います点は、いずれにいたしましても教育を受ける側の、研修いたします側のインターンのほうにも一非常に金が要る。と同時に、また一方、インターン生を教育する側にも施設その他で金が要る。いずれにいたしましても、とにかく医学生には金が要るということに帰結するこ……

第46回国会 社会労働委員会 第6号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 午前中に引き続きまして、私も労働雇用の点につきまして若干お尋ねを申し上げてみたいと考えております。特にきょうは駐留軍労働者の雇用について触れてみたいと思いますが、防衛庁長官は健康を害されておられますにもかかわりませず御出席をいただきましたので、私も簡潔に論議を進めてまいりたいと考えております。  午前中からいろいろ論議が繰り返されましたように、中高年の労働力と低賃金問題等が非常に密接な関連のあることが特に指摘をされてまいりました。その点と、特に基地で働きます駐留軍労働者との関係というものが非常に重大な関係にもございますので、そういう意味で私もこの点を強く取り上げてまいりたいと……

第46回国会 社会労働委員会 第8号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、一、二の点につきまして所見をただしてまいりたいと考えます。まず、本論に入ります前に、当面して私は一つの問題点につきまして、若干この際大臣の所見を承っておきたいと思います。  それは、先般来、医療協をめぐりまする、中央医療協議会を中心といたしまするところの問題がかなり重大な事態にございますることは、御案内のとおりであります。もちろん、私は、その問題そのものについての質疑をきょうやろうと思いませんけれども、しかし、私ども国民の一人として、この国民医療というものが適正に行なわれることを強く期待するものであります。そういう意味で、今日、医療費問題をめぐっての中央医療協議会の事……

第46回国会 社会労働委員会 第10号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○河野(正)議員 ただいま議題となりました駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由の説明を行ないたいと思います。  私は日本社会党を代表いたしまして、駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由の説明をいたします。  御承知のように、現在、特殊な労働者として軍事基地に働く労働者がおりますが、これは駐留軍労働者と呼ばれております。  いま、これらの労働者の身辺に大きな問題の起こっていることはすでに周知のところであります。ごく大まかに述べてみますれば、これらの労働者は米軍の戦術の都合で、いっでも離職の不安にさらされていること、また軍事基地で働くという事情のもとで、常にその権利を制限されてい……

第46回国会 社会労働委員会 第13号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、今日は国民皆保険の時代でございます。したがって、国民のすべてに適正な医療を受ける機会を与えることは、福祉国家としての当然の責務であろう、私はこういうように考えるわけです。そこで、国民皆保険のもとにおきましては、私的医療機関というものが公的性格を強く持ってまいるわけでございますから、私的医療機関の設置、運営、病床、こういう整備につきましては、本来からいいますと金融措置というよりも、むしろ公的性格を私的医療機関が持つわけでございますから、そういう意味ではなるほど金融措置ということも一つの進歩でございますが、基本的には、私的医療機関が公的性格を持つといたしまする以上……

第46回国会 社会労働委員会 第14号(1964/03/03、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 他の委員の発言も多いことでありますから、私は議事に協力するために、簡潔にお尋ねを申し上げたいと思います。  第一は、青木大使にお伺いしたいと思いますけれども、率直に申し上げて、ILO八十七号批准という問題よりも、それに関連いたします関係国内法をめぐる諸問題で、ILO八十七号批准そのものが今日まで遷延されたというのが、私は率直な意見ではなかろうかと思います。そういたしますと、この国内法の改正に対しますILO内におきます態度というものがどういう態度であるか、ひとつ率直にお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 第二問目は、三城さんにこれまた簡潔にお尋ねいたします。  先ほ……

第46回国会 社会労働委員会 第17号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となった労働保険審査官及び労働保険審査会法の一部を改正する法律案について、若干の質疑を行なってまいりたいと思います。  本法律案の内容でございまする労働保険審査会の業務というものが、労働者災害補償保険法あるいはまた失業保険法さらには炭鉱離職者臨時措置法等に関しまする再審査請求の審査業務でございますることは御案内のとおりでございます。  そこで提案理由等を拝聴いたしますると、過去三カ年間の年間におきまする平均受理件数というものが二百六十件を超過をした、しかも逐次増加の傾向にある、こういうふうに説明をいただいておるわけでございます。そこでいろいろと後ほどの関連がござい……

第46回国会 社会労働委員会 第19号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 医療金融公庫に関しまする質疑がだんだんと終結いたしたわけでございますが、もちろん国民皆保険制度のもとで医療施設を充実する、そういう意味において医療金融公庫の原資が、このたびの改正案によって拡大されてまいりましたことは、私どもも敬意を表するものであります。しかしながら、今日までの論議の中でも明らかになってまいりましたように、それならばいまの医療金融公庫の内容が、国民皆保険のもとにおきまする医療機関の育成という点において十分であるかどうか、また運用の面において十分医療機関の意思を満足さしておるのかどうかということになりますると、私はかなり大きな疑問があろうかと考えております。した……

第46回国会 社会労働委員会 第24号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 麻薬取締法の一部改正に関しまする質疑を若干行なうわけでございますけれども、この麻薬中毒者あるいはまた麻薬事犯者と強く関連があると考えられまする性格異常、あるいはまた変質的性格、こういう点がこの麻薬事犯とかなり関連を持ってまいりますので、私はその本題の前に、こういう変質者対策あるいはまた精神病対策、そういう面について若干政府の所信をただしてまいりたいと考えております。  特にこのことを取り上げてまいりましたのは、まことに不幸な事件でございますけれども、昨日、いわゆる精神病者あるいはまた変質者ともいわれておりまする十九歳の少年によりましてアメリカのライシャワー大使が刺傷を受ける、……

第46回国会 社会労働委員会 第25号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 昨日も麻薬取締法の一部を改正する法律案をめぐって若干のお尋ねをいたしたわけでございますが、本日もさらに引き続いて、昨日来質疑の中でそれぞれ意見を異にいたしまする点につきまして、さらに質疑を続行いたしてまいりたいと考えます。  そこで、本日第一に引き続いて触れてまいりたいと思いまする点は、法第十一条におきまする免許更新に関しまする問題点でございます。特にこの免許更新の中で、麻薬施用者あるいはまた管理者さらには麻薬研究者に関しまする免許の更新期間というものが、御案内のように、今日まで一年一年に更新ということでございますけれども、しかし私は、昨日も医療の本質論からいろいろと論及をい……

第46回国会 社会労働委員会 第26号(1964/03/30、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、麻薬取締法の一部を改正する法律案に対しまする修正案を提出し、その案文を朗読いたしまして提案理由の説明にかえたいと思います。   麻薬取締法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第五十四条第一項の改正規定の前に次のように加える。   第五条中「免許の日からその年の十二月三十一日まで」を「麻薬輸入業者、麻薬輸出業者、麻薬製造業者、麻薬製剤業者、家庭麻薬製造業者、麻薬元卸売業者、麻薬卸売業者、麻薬小売業者又は麻薬研究者の免許にあっては免許の日からその年の十二月三十一日までとし、麻薬施用者又は麻薬管理者の免許にあっては免許の日から……

第46回国会 社会労働委員会 第28号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。いま伊藤委員からいろいろ御指摘をされましたことは、私はきわめて重大な問題だと思うのです。特にこのたびの国産の生ワクを投与するにあたりまして、いろいろ国民の中からその安全性に対します疑惑というものが出てまいり、その他いろいろ地方におきましては混乱が起こってまいりましたことは、御案内のとおりであります。そこで、そういう地方で混乱が起こってまいりましたにつきましては、いろいろ理由があろうかと考えております。そのいろいろございます理由の中の一つに、この乳幼児の健康管理に対して厚生省のとった指導というものが適切であったかどうか、この点を伊藤委員がいろいろ御指摘なさったと思うの……

第46回国会 社会労働委員会 第29号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 春闘もいよいよきわめて重大な段階に突入いたしてまいりました。特に今日開放経済のもとにおきます賃金問題をめぐっての戦いでございますので、したがって、きわめて重大な情勢だと考えております。ところがこのような情勢に対処いたしまして、政府ではすでに先般も次官会議等で非常にきびしい態度で臨むという方針を決定いたしたようでございます。しかしながら労働大臣は、むしろ労働者の権利というものを擁護する立場にあることは、これはもう何人も否定することができないと考えております。  そこで今日のような情勢に対しまして、労働大臣はどのように対処――まさに十七日の半日ストライキを契機として一そう激化しよ……

第46回国会 社会労働委員会 第30号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 このたびの法律改正によりまして、いよいよわが国でも国産生ワクが本年度から実施をされるということになったのでありますが、その過程の中で一部の方々から強く安全性に対します疑惑が出たということが、この際私は一番大きな問題だと考えております。  そこで、まず第一に今日までの体験からお伺いをいたしてみたいと思う点は、御案内のように昨年までソ連製等、輸入の生ワクが実は服用されたわけでございます。そしてことしは国産の生ワクを使ったところが、死亡患者が出たとかあるいはまた六名の麻痺患者が出たとか、こういうようなことが問題になっておるわけでございますので、そこで対照的に、いままで外国の生ワクを……

第46回国会 社会労働委員会 第34号(1964/04/16、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 国民年金法並びに児童扶養手当法の一部を改正する法律案について若干御質問を行ないたいと思いますが、やはりこの法律案というものも社会保障政策の一環でございます。したがって、そういう社会保障政策という一つの基本的な考え方にのっとって、この問題に対しまする御所見なり御所信なりを明確にする必要があろうかと考えております。特に池田内閣においても常に口を開けば福祉国家の建設、こういうふうに主張をされてまいりましたことは、私からことばを重ねる必要はなかろかと考えております。しかしながら問題は、その主張なり公約なり、あるいはまたいろいろ演説の形容ではなくて、要はその内容がいかに充実したものであ……

第46回国会 社会労働委員会 第42号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となりました社会保障研究所法案に関連をいたしまして若干の質疑を行ない、そして大臣はじめ当局者側の御見解を承ってまいりたいと考えます。  御承知のように、憲法第二十五条におきましては、健康で文化的な生活を行なう権利というものを規定いたしておるのでございます。したがって、そういう意味から申し上げましても、社会保障制度というものがきわめて重要な意味を持つということは、当然のことであろうというように考えます。元来、この社会保障制度というものは、国民生活の実情、あるいはまた国民の諸要求、さらには先進国でございます西欧諸国の水準との関連、あるいは経済成長との関係、そういったも……

第46回国会 社会労働委員会 第50号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 重度精神薄弱児扶養手当法案につきまして、若干の質疑を行なってみたいと思います。だんだんとこの内容につきましては質疑が行なわれてまいりましたので、重複を避ける意味で若干の質疑を重ねたいと思います。  そこで、まず第一に私がお尋ねを申し上げておきたいと思いまする点は、なるほど本法が、重度精神薄弱児に対しまして手当を支給し、重度精薄者の福祉の増進をはかる処置がとられてきているという内容につきましては、私どもも、いろいろその度合い等につきましては問題がございますけれども、原則的には一応賛意を表するものでございます。しかしながら、国民皆保険あるいはまた国民皆年金の体制というものが、不十……

第46回国会 社会労働委員会 第56号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 この戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案の審議に際しまして、まず第一にお伺いをいたしたいと思いまする点は、過ぐる日華事変あるいは大東亜戦争というような大戦が、われわれ国民に対しまして多大の犠牲なり惨禍を与えてまいりましたことは御承知のとおりでございます。特に軍人軍属あるいはまた準軍属として動員され、そのために戦没したり戦病を受けたり、あるいはまたそういう大戦によって不具廃疾というような不幸な事態を招いた国民というものが非常に多いわけでございまして、実に二百万をこえているといわれておるわけでございます。御承知のように、戦後、これらの軍人軍属あるいはまた準軍属等に対……

第46回国会 社会労働委員会 第57号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 いろいろと、連日にわたりまして戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部改正に関しまする質疑応答が行なわれてまいったわけでございます。その間、それぞれ各委員から御指摘ございましたように、なるほど今日までの改正によりまして、たとえば公務範囲の拡大、あるいはまた対象の拡大、不均衡の是正という、やや前向きにこの法案の改正が行なわれてまいりましたことにつきましては、私ども全く同慶の至りに感じております。しかしながら、各委員からそれぞれ具体的に御指摘がございましたように、なお不十分な点あるいはまた不均衡に失した点、多々問題点があっただろうというように考えております。そこで、私は、先般の委員会に……

第46回国会 社会労働委員会 第60号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、第四十三国会におきまして消防法の一部改正が行なわれたわけであります。そういたしまして、救急病院等を定める省令ができて、それが本年の四月十日より実施されるという経緯に相なったのでございます。ところが、この六月末までに知事の告示によります救急病院が誕生いたしましたのは、全国におきまして、岩手、石川、富山、滋賀、大分、こういうような数県というきわめてわずかな実情でございます。せっかく法改正が行なわれて、人命救助に一役を買おうということでこの消防法の一部改正というものが行なわれたように考えますけれども、実際にはいま申し上げますように、国内におきます数県が救急病院の指定……

第46回国会 社会労働委員会 第61号(1964/09/30、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、当面していろいろ社会的に問題を提起しておりまする医療費の問題について若干の質問を行ない、そして大臣に率直な御見解を承ってまいりたいと考えております。  この医療費問題というものは、国民の健康に関しますきわめて重大な問題でございます。特に昨年、緊急是正の問題が取り上げられまして、その後、この緊急是正の問題をめぐっていろいろ医療費問題というものが混迷を来たしてまいりましたことは御承知のとおりでございます。そういうことで、私どもも、国民の健康を保持する、あるいはまた国民の健康の向上という点から、このような医療費問題が混迷を来たしてまいりましたことをきわめて遺憾に感じておった……

第46回国会 社会労働委員会 第62号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は当委員会におきまして、さきには野村証券におきまする女子職員の自殺という非惨な事実をめぐりまする労使間の問題についていろいろ所見の開陳を求めてまいりました。ところが最近、特に証券界、あるいはまた金融界を通じて言えることでございますが、いわゆる今日高度成長経済という中で、金融引き締め政策というものが非常に強く出てまいりました。そういうような金融引き締め政策が強く出てまいりまして、金融情勢が非常にきびしくなった。ところが、そういう情勢と相まって、最近特に目立ってまいりましたことは、経営者側の労働組合に対しまする締めつけが非常に強く、しかもまた露骨になってあらわれてまいったという……

第46回国会 社会労働委員会 第63号(1964/10/30、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 血液問題がいま国民の間でもいろいろ論議を招いておりまして、ムード的には非常に盛り上がってまいったと思いますので、私は、やはりこの際この国民の盛り上がる世論を背景として、この問題に対しまする抜本的な対策を確立しなければならぬ、こういうふうに考えております。  そこで、私も関連をして一、二の点についてお伺いをいたしておきたいと思いますが、この問題の中でいろいろ問題がございます点は、大体集約いたしますると二点ございます。一つは運用の問題であり、いま一つは制度の問題でございます。特にいまいろいろ世間で騒がれております問題につきましては、すでに中央では行管がそれぞれ監査をして勧告をいた……

第47回国会 社会労働委員会 第2号(1964/12/16、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 長い時間をかけてただいままで電電公社の労使問題、ことに当事者能力の問題についての論議がかわされたのでございますが、それと同じようなケースであります政府関係機関の特殊法人であります公団あるいは公庫、こういう公団、公庫の労使関係を中心とする懸案の諸問題について若干お尋ねを申し上げておきたいと考えるわけであります。  労働大臣の都合等もございますので、本来から申しますならば、具体的な事例を示して、その上に立って大臣の御所見を聞くことがきわめて望ましいわけでございますけれども、しかしいままで電電公社をめぐります諸問題が論議されてまいっておりますので、私はこの政府関係機関特殊法人におき……

第48回国会 建設委員会 第5号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して伺いたいのですが、いまの淺村理事の発言を聞いておりますと、非常に多くの矛盾があるような感じがいたします。それはどういうことかと申しますと、先ほど来、岡本委員に対するお答えを承っておりますると、団交はやるけれども、やはりそれぞれ限界があるのだ、したがって、その際他の機関との均衡というものも当然考慮していかなければならぬ、こういうようなお答えがあったわけでございます。ところが、後段のお答えになりますと、どうもそれぞれ企業には企業の自主性なり特殊性というものがあるのだから、そこで、合同団交というものは好ましくない、こういうような、前段は他の機関との均衡を考えなければならぬ、……

第48回国会 社会労働委員会 第1号(1965/01/20、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 今日非常に大きな問題になっておりまする医療費の問題は、一つは、国民の健康を守るという意味で一つの大きな問題点でございます。もう一つは、国民経済に及ぼしまする影響というものが非常に大きいわけですから、そういう意味でも私はきわめて重大な問題だろうかと考えております。ところが、今日までの経緯を振り返ってまいりますると、私は三つの大きな問題を残してまいっておるというふうに考えております。ある意味におきましては三つの非常に大きな責任が出てまいっておるわけでありますが、その一つは、今度の問題は医療費の緊急是正という点から端を発しておるわけでございます。その緊急是正という問題で提起されなが……

第48回国会 社会労働委員会 第7号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○河野(正)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由の説明を行ないたいと思います。  御承知のように、この法律案は前に衆議院に提案いたしたものでありますが、残念にして成立しなかったものであります。私たちがこの法律案を再び提案いたしました理由は、この法律案が駐留軍労働者にとって必要欠くべからざるものとの判断に立っているからであります。  何度も強調しておりますけれども、駐留軍労働者の地位はきわめて不安定であります。一昨年においては、アメリカのドル防衛政策、その戦略変更によって六千人をこえる労働者が解雇されました。六千人の解雇というものはたいへんな数……

第48回国会 社会労働委員会 第9号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 当委員会で今日までも何回か会を重ねて政府関係機関の労使関係についていろいろと論議を続けてまいったわけでございます。しかし、実際には政府関係機関の労使関係というものは依然として不安定な状態にあるし、また一部におきましてはこの不安定の度合いというものはますます深刻性を加えつつあるというのが今日の現況でございます。そこで、私どもも再三にわたってこの委員会におきましてもそれぞれ関係各省の大臣さらには政府委員に対しましても強く要望申し上げまするとともに、善処を期待いたしてまいったのでございます。しかし、いま私が指摘をいたしまするように、その労使関係というものは必ずしも改善の方向には進み……

第48回国会 社会労働委員会 第10号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 医療金融公庫法の改正案に対しまする質疑がだんだんと大詰めになってまいったわけでございますが、なお、この公庫法の改正をめぐって一、二所見というものを明らかにし、そして御要望を申し上げてみたいと思います。  この医療金融公庫法の一部改正は内容的に大きな問題を持っておるわけではございませんけれども、元来医療金融公庫法なるものは、医療施設の改善あるいはまた医療機関の地域的な分布、そういうような面を逐次改善していこうというふうな趣旨で、公庫法というものが設けられてまいりましたことは周知の事実でございます。そこで医療機関の整備をはかっていく、そのためには、公的医療機関の場合には国庫でめん……

第48回国会 社会労働委員会 第14号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 いま淡谷委員の御指摘になった点について、関連をして一言お伺いをいたしておきたいと思います。  戦争という一つの要素が精神病あるいは神経症にどういう影響をもたらすかという点が、これは一つのキーポイントになると思います。元来これは当時の日本の国軍の基本的な考え方だと思うのですけれども、戦争という要因が精神上に及ぼす影響というものが非常に少ないのだというふうな一つの観念に私は立っておったと思うのです。ですからこれは正直申し上げますが、はたして実際現状がそうであるかどうかということについて、私も若干経験を持っておるわけです。そしてその当時、いろいろ制約がございますから、非常に明確な表……

第48回国会 社会労働委員会 第15号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 援護法がだんだん集約されてまいりましたので、そういう点で関連して一点だけお伺いをいたしておきたいと思います。特に日韓会談がいよいよ妥結の直前であるわけですから、そこへしぼってひとつお伺いをいたします。  それは、具体的な例でございますけれども、李承晩ラインで漁船の船員が拿捕され、そしてその一部は韓国の刑務所に収容され、あるいはまた、拿捕されるに際して韓国側の警備員に殴打をされ、あるいは銃床で殴打をされる、そういうことで負傷したり、あるいは刑務所で非常に栄養状態が悪いということで、栄養失調におちいったということによっていまなお病床に呻吟しておる人もおるし、さらにまた、不具廃疾に……

第48回国会 社会労働委員会 第27号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 いよいよ厚生年金審議が大詰めに到達いたしましたので、そこで私はまず総理の御出席もいただいておりますので、まずもって社会保障の基本の点について若干総理の御見解を承りたいと思います。  この社会保障の発展確立という問題は、近代国家の一つの趨勢でありまた責務でもなければならぬと私は考えます。日本の経済の発展というものが非常にものすごい勢いで進展を見せてまいったということは、これはしばしば総理からも承っておることばでございます。そこで、この経済成長というものは世界の他の国家と比較をいたしましても決して劣るものではございません。そこで、この社会保障の問題についてもやはり経済の成長に伴っ……

第48回国会 社会労働委員会 第33号(1965/05/17、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 労災保険法の改正法案につきましては、すでにいろいろ質疑が交換されまして、その中できわめて今後の方向というものが明確になりた点もございます。しかしながら、さらにいろいろ問題点を提起して明確にする必要のある点もございます。しかし、時間の制約がございますので、いろいろ申し上げることを省きまして、簡明率直に何点か問題点について指摘申し上げ、そうして政府の今後の方向について明確にひとつお答えをいただきたい、かように考えます。  まず第一にお尋ねを申し上げたいと思います点は、なるほど今度の改正法の内容におきましても、いろいろとその内容を充実していく、こういう前向きの点もあるわけでございま……

第48回国会 社会労働委員会 第34号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 きのうから精神衛生法の改正につきましての意見の交換が行なわれてまいったのでございますが、学会あるいはまた審議会等の意見を聞いてまいりましても、いろいろな問題点が実は提起されておるわけでございます。したがって、政府としては、当然それらの意見を尊重する形で、この法案の手直しというものを行なわれることが私はきわめて望ましかった、こういうように考えるわけでございます。しかるにもかかわらず、きのうからの論議を承ってまいりますと、なお問題点が非常に多い。この点については、私は、当然政府としても再検討せられる必要があると思うわけでございますが、この点について大臣の率直な御意見を承りたい、か……

第48回国会 社会労働委員会 第35号(1965/05/19、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 PT、OT法案の諸問題につきましては、すでにかなり論議が行なわれましたので、私も、議事に協力する意味で重複を避けたいと思います。  そこで、いままでの論議の中で、一つだけこの際明確にしておきたいと思います点は、この附則によりまして特例試験が実施をされる。これは理療士、作業士法の中で、この理学療法士、作業療法士の地位というものは非常に高まる。しかも、この分野の仕事というものは、非常に新しい分野の仕事でございますし、なおまた非常に近代的な性格等も加味されておるのが実情でございます。特に私、昨年アメリカでその実態を見てまいりましても、そのような感じを非常に強く持ったわけでございます……

第48回国会 社会労働委員会 第36号(1965/05/31、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 佐々先生、時間の都合等もあるそうでございますので、二点だけ簡単にお尋ねをしてお答えをいただきたい、かように思います。  その第一点は、ことしの春、薬禍事件が頻発をいたしまして、国民そのものが薬事行政に対して非常に大きな関心を持ってきたことは非常に喜ばしいことであると思います。と同時に、その関心の中から、現在の薬事行政に対していろいろ疑惑を持ってきたということも私は否定することができない事実だと思うのです。そこで、先ほど来いろいろと論議の中にもございましたが、特に私ども関心を持っておりますのは、研究とその結果に基づきまする公正な判定という点が重要な問題だと思うのです。そういう意……

第48回国会 社会労働委員会 第38号(1965/06/02、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま所管省でございます総理府長官あるいはまた通産省から、それぞれ昨日発生をいたしました山野炭鉱におきます大災害の状況についての御報告があったわけでございます。私どもも、この二百三十六名というとうとい方々の生命を奪われましたことに対しまして、心から哀悼の意を表する次第でございます。と同時に、いま国務大臣からも通産政務次官からも御報告がございましたように、ことしに入りましても北炭夕張に次いで長崎の伊主島と、大体二ヵ月ごとにこのような大災害が起こってまいりましたことを私どもも非常に遺憾に存ずるわけでございます。特に炭鉱災害が起こりましたつど、政府としてはかかる惨事を繰り返さぬよ……

第48回国会 予算委員会 第19号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 午前中いろいろ当面する医療費問題についての質疑があったわけですが、私は特に角度を変えまして、いろいろ何点かについてお尋ねを申し上げたいと考えております。今日までいろいろ医療費問題をめぐっての紛糾が続いてまいりましたが、やはり根本的には、現在の医療制度のあり方にいろいろ紛糾の原因があるということを私は強く感じてまいっておるわけでございます。この医療問題は国民に直結いたしまするきわめて重要な問題でございますし、しかも今日の医療費問題をめぐります紛糾というものが基本的には医療制度から端を発したとするならば、やはりそういう点に強力なメスを入れるということなくして今日の紛糾を解決するこ……

第49回国会 社会労働委員会 第2号(1965/08/09、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 アメリカの基地労働者の雇用対策について、これはいままで当委員会におきましても懸案事項でございますので、あらためて申し上げる必要ないと思いますけれども、さらにその後いろいろ新しい事態が発生いたしておりますので、したがって、あらためてここで基地労働者の雇用問題につきまする政府の指針というものをただしてまいりたい、かように考えるわけであります。  御案内のように、米軍基地で働いておりまする労働者の諸君というものは、その地位というものがきわめて不安定でございます。一昨年も、アメリカのいわゆるドル防衛政策とその戦略変更によりまして、六千名に及ぶ大量の解雇が行なわれたわけでございます。そ……

第51回国会 社会労働委員会 第3号(1966/02/22、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 政府は常に人間尊重それから社会開発、こういう点について特に力を注いでやっていくというようなことを言明されてまいったわけです。そこで、それらの基本的な点についてはいずれあらためてお尋ねをしたいと思いますが、きょうは参議院との関連で多くの時間できぬということでございますから、一、二点にしぼってお尋ね申し上げたいと思います。  その一つは、昨年の二月は、北海道夕張炭鉱で大爆発がございまして、六十二名の死亡者を出したことは御承知のとおりです。さらに続いて四月には、長崎の伊王島においてこれまた同じような大爆発が起こって三十名のとうとい人命を奪った。さらにまた同じく二カ月おいて六月におき……

第51回国会 社会労働委員会 第6号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。無給医局員に対する改善方策については、いま伊藤先生からもあらゆる角度から御指摘になっているわけですが、そういう問題点については主として文部省関係の問題でございます。そこで、私は人道的な立場なり、また医療法という立場から、一、二関連をしてお尋ねをしたいと思うのでございます。  それは、国立大学等で――これは一般の国立病院でけっこうでございますけれども、非常に顕著な問題は国立大学だろうと思うのです。国立大学で、いわゆる無給医局員という、制度ではございませんけれども、そういう実態がある。そうして実際診療行為、あるいは教室の行為というものはこれが担当している、こういう実情だと思……

第51回国会 社会労働委員会 第11号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 この駐留軍労働者の地位という問題は、これは今日までも長い間いろいろ国会でも論議されてまいった点でございます。その中から、私どもは、政府が米軍に対して労務を提供するわけですから、したがって、その身分については、当然政府が責任を持たなければならぬ、こういう要求を掲げてまいっておるわけであります。その際、必ずしも駐留軍労働者の地位というものが保護できておらぬ状況というものが、私はしばしばあったと思うのです。そこで、私は今日までそのような基地労働者の地位というものが保障されぬという際には、やはり政府も労務提供を拒否すべきじゃないか、こういう要求をやってまいりました。その間終始この国会……

第51回国会 社会労働委員会 第12号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。いま局長のお話を聞きますと、診断か確定した日か初めて発病したときだ、こういうふうな認識を与えるような御発言てございました。しかし、たとえばこのハノセノ氏病でなくて、胃カノなら胃カノにしても、長い間疑いでまいる場合もございます。そうして一定の時期に、いよいよこれは胃カノたったというふうな認定なり診断の確定か行なわれる。診断の確定か行なわれたときに初めて発病の時期かというと、必ずしもそうじゃない。ですから、私は、いま淡谷委員と局長との間でいろいろ問答かなされましたか、静かに伺っておって、どうも局長の御発言は非常に非科学的な印象を与える御発言であって、これは淡谷委員も納得でき……

第51回国会 社会労働委員会 第13号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連。いま吉村委員からいろいろ医師の社会的地位、あるいは保険医療における医師の地位なり、そういう問題についての質問があったのですが、そういうやりとりを聞いておりまして、一つ私は矛盾を感じておりますので、それらの矛盾点について若干お尋ねをしておきたい。  一つは、先ほど局長のお答えを聞いておりますと、医師の生活費の実態というものが大体十六万六千円というようなお答えがあったようであります。ところが一方、国立病院におきます医師の処遇については初任給が三万円、医長クラスで七万円、副院長クラスで九万円、院長クラスで十万から十五万円だという。そうしますと、少なくとも国の医療機関における医……

第51回国会 社会労働委員会 第14号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般来質疑を行なってまいりました労働組合法の一部改正について若干お尋ねをして、御見解を承ってまいりたい、かように思います。  今度の労働組合法の一部改正を行なわんといたします趣旨というものが、労働委員会の事務の円滑な遂行を期する。こういう点にありますことにつきましては、私ども了承いたすところでございます。また、提案の趣旨説明を承っておりましても、最近急激に労働委員会の事務量というものが増加をしてまいった。そこで、今度の改正によりまして、東京なり大阪の労働委員会の委員を増強する、こういうことでございます。  そこで、まず最初にお伺いをいたしておきたいと思いまする点は、それならば……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。今度の法案の改正の趣旨が応急対策としての処置である。したがって、今日までの赤字対策なりあるいは各制度間の格差なりアンバランスなり、そういうものの抜本的な改正を行なう必要があるということでございますし、私どももそれについて了承するにやぶさかでございません。ただ、いまも伊藤委員の御指摘もございましたが、昨日の閣議では、それらの抜本的な改正を行なうために臨時医療保険審議会というものを設置したい、こういう意味の御発言があったやに承っております。そこで、それの内容については今後ひとつ十分検討するというお話はございますが、しかし、閣議でも御説明なさっておるわけですから、大体それ……

第51回国会 社会労働委員会 第22号(1966/04/14、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 健康保険法の一部改正は、これは国民にとりましても、一面においては健康を守る意味におきましてきわめて重大な問題でございますし、一方におきましては、最近だんだんと公共料金が上がりまして、たとえば鉄道運賃が上がり、私鉄運賃が上がり、郵便料金が上がり、こういうように公共料金がだんだんと上がって、そのために国民の負担というものが増加される、こういう傾向等もあるおりからでございますから、したがって、今度の健康保険法の改正にあたって料率の引き上げが大幅に行なわれる、そういう意味で私どもも、この法案につきましてはきわめて重大な関心を持ってまいったのでございます。だんだん時間をかけて質疑が行な……

第51回国会 社会労働委員会 第25号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 国保の審議に入ったわけでありますから、私はこの問題を両面の角度から取り上げて、いろいろと大臣その他関係者の皆さん方の御見解を承ってまいりたい、かように考えます。  そこで、かねがね言われておりますように、国保は適用者総数が四千二百万であり、これが全国民の四〇%に相当をいたしておるわけでございます。したがって、この国保というものが、日本の医療保険の中で最も大きな柱でございますることは、御案内のとおりでございます。しかるにもかかわらず、その中の四二%、千七百万というものは農業経営者である。それから一カ所得水準というものが非常に低い。平均年間の所得というものが、二十万円以下の者が大……

第51回国会 社会労働委員会 第28号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○河野(正)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由並びにその骨子について御説明を申し上げます。  御承知のように、この法律案は、わが党から数回にわたって提案いたしてまいったものでありますが、残念ながら成立を見なかったのであります。しかしながら、日本社会党が再三再四にわたってこの法律案を提案いたします理由は、この法律案が、駐留軍労働者の雇用の安定と生活確保のために必要欠くべからざるものと判断しているからであります。これまでも強調してまいりましたが、駐留軍労働者の地位はきわめて不安定であります。一昨年においては、アメリカのド……

第51回国会 社会労働委員会 第32号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 冒頭に委員長にお願いいたしたいと思うのでございますが、きょうは午前中から雇用対策法をめぐりまする審議が展開されましたし、なおまたそれらに関連をして雇用問題について若干の質問をいたすわけでございますが、この質問につきましては、非常に状況が各般にわたっておりますので、それぞれ関係の局長について全員の出席を求めておるわけでございます。そこで、特に所管省でございまする労働省の全局長に出席願っておりますかどうか、御点検を願いたいと思います。
【次の発言】 御案内のように、政府当局は雇用対策法については、すみやかに議了してほしいという強い要請がございます。ところがこの雇用対策の問題は、そ……

第51回国会 社会労働委員会 第39号(1966/05/30、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま提案になりました国民年金なり、それから児童扶養手当、さらには重度精薄扶養手当法案というものは、特に零細な国民にとりましては非常に重要な意義を持つ法案でございます。そこで、私どももこの法案が持つ重要な意義を痛感いたしまして、特に総理の御出席をいただいたわけでございますので、したがって、零細な国民に対し温情ある御見解をひとつ承りたい、かように考えるのでございます。  そこで、まず三法一括でございますから、それらの問題に対しまする基本的な総理の見解についてまずもってお尋ねを申し上げたい、かように考えておるわけでございます。御承知のように、わが国の経済の発展なり飛躍というもの……

第51回国会 社会労働委員会 第42号(1966/06/02、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま議題となっております戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部改正並びに戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法、これらの法案についてお尋ねを申し上げるわけでございますが、私は、まずもってこの法案の審議に入るに先立ちまして、われわれの立場というものを明らかにしておきたいと思うのでございます。  それは、いま提案をされております援護関係法というものは、御承知のように、毎年毎年の国会で、次々とその処遇の範囲や適用の拡大等の改善が実施されてまいっておるのでございます。そのことは、ことばをかえて申し上げますと、私どもが毎国会ごとにその不備、欠陥というものを指摘してまいったわけでございま……

第51回国会 社会労働委員会 第44号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 前回の委員会で若干引き揚げ援護を中心とする質疑を行なったわけでございますが、国会対策の必要上中途で質疑が終わりましたので、引き続いて何点かについてお尋ねを申し上げたいと思います。  そこで、前回の委員会の中で質疑の途中中断をしたわけでございますが、引き揚げ援護業務というものが、政府の言っておりますように適切に行なわれてきたかどうか、これらの点について疑義があるということでお伺いをいたしたのでございますが、その中で具体的な例として、太平洋信託統治におきます元アメリカ高等弁務官のホセ・A・ベンデスの談話についてどのような措置が行なわれてきたか、こういう点についてお伺いをいたして、……

第51回国会 社会労働委員会 第45号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。ちょっと大臣に聞いていただきたいのですが、なるほど援護法の改正の趣旨というものは、できるだけ救済をしていこうという気持ちは私どもはわからないわけではないのです。ところが、実際運用面においてそのように適切に運用されておるかどうかということについては、きのう淡谷委員からいろいろ御指摘のございましたように、必ずしも私どもはこの援護法の精神どおりに運用されておるというふうに理解できない。そのことは、具体的にいろいろな国民の不満なり、また苦情なりというような形で出てきておると思うのです。ところが、私ども戦争を体験した一人でございますから、そういうような体験から申し上げましても……

第51回国会 社会労働委員会 第49号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 ただいま上程されました性病予防法の一部改正について若干お尋ねをして御見解を承ってまいりたい、かように考えます。  御承知のように、最近急速に性病患者が増加をいたしてまいりました。そして大いに世論を喚起するに至ったわけでございますが、それらの世論にこたえて、今回性病予防法の強化をはかっていこうというのがその趣旨であるわけでございます。ところが、私どもの手元にございます昭和三十九年の厚生白書を見てまいりましても、その保健の項目の中で、わずか十五行のスペースで取り扱われておるようなていたらくでございまして、しかも保健対策として取り上げながら、実際の具体的な性病対策については全く触れ……

第51回国会 社会労働委員会 第50号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 臨時医療保険審議会の審議に先立ちまして、それらに関連をして一つだけ前もってお尋ねを申し上げたい、かように考えます。  それは、同じく医療保障、社会保障に関連する問題として、政府はさきに総理大臣の諮問機関として国民の健康と医療に関する懇談会の構想について明らかにされた、こういう事実があります。このことは、なるほど説明の中では総理個人の諮問機関だ、こういうことでございましたけれども、当時、同じ総理大臣の諮問機関につきましては社会保障制度審議会があるしということで、そういう審議会との関連というものが一体どうなるのか、あるいはまた、いたずらに屋上屋を重ねる結果になりはせぬか、こういう……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 これは後ほどの問題とも関連をいたしますので、あらかじめ第一にお伺いをいたしたいと思います点は、いわゆる各種の審議会がございますが、この審議会のあり方についての問題でございます。一昨年、昨年と実は医療費問題で混乱、紛争が続いてまいりました。その過程の中で、しばしばこの委員会でも論及されたわけでございますけれども、この医療費問題の混乱には、いろいろな原因、理由がございますけれども、その最も大きな理由というものは、やはり審議会、その当時は中央医療協議会、いわゆる中医協の意見でございますが、そういう審議会の意見を軽視をした、あるいは、ことばをかえて申し上げますならば、審議会の意見を無……

第52回国会 社会労働委員会 第1号(1966/07/27、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 吉村委員からもいろいろ労使間の問題についての御指摘があったわけでございますが、私も最近の一つの特徴としてあらわれてまいっておりまする労使問題について、何点かお尋ねを申し上げたいと思います。  その問題となりまする点は、御承知のように、政府が赤字公債を発行する、そういう政府の政策を契機といたしまして、それらの点が逆ざやの問題となり、さらには金融機関の経営というものが非常に困難性を帯びてくる。しかもその金融機関の経営が困難となりますると同時に、経営の合理化という問題が非常に露骨になってあらわれてまいる。具体的には企業の合併あるいはまた金融機関の再編成、こういうような現象が非常に強……

第52回国会 社会労働委員会 第3号(1966/11/09、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょうは三池の大変災が起こりましてまる三年目という記念すべき、意義深い委員会でございます。そこで私どもも定刻一時からということで予定をいたしておったわけでございますが、責任追及をおそれてかどうかわかりませんけれども、大臣以下政府委員の皆さん方が定刻二十分も過ぎなければ出席できない。こういう熱意では、私どもこの委員会の審議に携わる一人としては非常に困ると思うのです。私どもは、やはりこの問題が社会問題化してまいりましたし、また非常に大きな政治問題として発展してきておるわけですから、そういう熱意にこたえる意味においても、私は定刻一時ということならやはり大臣以下一時にそれぞれ着席をし……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 社会労働委員会 第2号(1967/03/18、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間的制約もございますから、前もって御要望申し上げたいと思いますが、質問いたします私どもも能率的な質問をいたしますので、したがってお答えを願いまするそれぞれ関係各省のほうも、ひとつ的確なしかも簡明なお答えを願いたいと思います。  病菌豚の密売事件というものがだんだん発展をしてまいりまして、きのう、おとといの新聞等によりますると、いわゆるハムメーカーにまで、この事件というものが波及をしてまいったところでございます。ところがこの問題は御承知のように国民の食生活、国民の食卓と直接関連がございますし、さらにまた御承知のように一歩誤まりますれば人命にも関係する重大な問題でございますから……

第55回国会 社会労働委員会 第4号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 佐藤内閣が誕生いたしまして以来、佐藤総理もしょっちゅう言われておりますように、社会開発、人間尊重の政治実現をはかってまいりたい、これが佐藤内閣が誕生いたしてまいりまして以来のおもな国民に対する約束でございます。そこで、それならば社会開発、人間尊重の政治というものが一体どういうものであるかということでいろいろな議論があるわけですが、特にわれわれは、社会保障が私どもの所管でもございますから、この佐藤総理が言ってこられた社会開発ないし人間尊重の政治、こういう政治と社会保障との関連、こういう問題にしぼってきょうは若干総括的な質問を行なってみたい、こういうように考えておるわけであります……

第55回国会 社会労働委員会 第7号(1967/05/09、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょうは時間が非常に切迫いたしておりますので、私のほうからも能率的な質疑をいたしますから、ひとつお答えのほうも能率的なお答えで終始していただきたいと思います。  きょうお尋ねを申し上げたいと思います点は、人口構造の変動に伴います雇用対策について基本的な態度をひとつ伺ってまいりたい、こういうふうに考えておるところでございます。特に、雇用問題と申しましても、その中に含みます内容というものは非常に多いわけですから、いろいろな角度から論ぜられなければならぬというふうに考えるわけですけれども、いま申しますように、人口構造の変動との関連についてひとつお伺いをいたしたいと思うのでございます……

第55回国会 社会労働委員会 第18号(1967/06/08、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表いたしまして、戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付するの動議について御説明申し上げます。  その附帯決議の案文を朗読し、説明にかえさせていただきます。    戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議  政府は、左記事項につき速やかに実現するよう検討、努力すること。  一 わが国経済成長の実情にかんがみ、援護の最低基準を大巾に引き上げ、公平な援護措置が行なわれるよう努力すること。  二 満洲開拓青年義勇隊員の募集の実情及び課せられた任務等の実態にかんがみ、昭和二十……

第55回国会 社会労働委員会 第23号(1967/06/28、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 議事進行。先ほど来行なわれてまいりました健保法の審議の状態を見ておりますと、まことに奇々怪々な感じを覚えるのでございます。と申し上げますのは、今日の政治というものは責任政治、政党政治でございます。ところが、与党議員の中にも、この健保改正特例法について多くの疑問がございますし、また、質疑の過程の中でも、その疑問というものが必ずしも解明をされておらないのでございます。私は、そういう点から申し上げまして、この健保改正の審議につきましては、非常に大きな疑義を持つものでございます。  特に私は、いろいろ疑義を持つという立場から、申し上げたいことはたくさんございますけれども、まず一つの例……

第55回国会 社会労働委員会 第28号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○河野(正)議員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由並びにその骨子について、御説明申し上げます。  御承知のように、この法律案はわが党から数回にわたって提案いたしてまいったものでありますが、残念ながら成立を見なかったのであります。しかしながら、日本社会党が再三再四にわたってこの法律案を提案いたします理由は、この法律案が駐留軍労働者の雇用の安定と生活確保のために、必要欠くべからざるものと判断しているからであります。  これまでも強調してまいりましたが、駐留軍労働者の地位はきわめて不安定であります。三十九年には、アメリカのドル防……

第56回国会 社会労働委員会 第4号(1967/09/08、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょうは、国民の健康と直接密接な関係を持っておりますところの食品衛生の問題について若干質疑を展開いたしたい、かように考えます。特に最近新しいところでは、あわのおもちゃとして売り出されておりまするクレージーフォーム、これを顔へ塗りました子供がたちまちまゆ毛が抜けてしまったというようなショッキングな記事があります。あるいは今日公取が取り上げておりますポッカレモンの問題だとか、あるいはコーヒー牛乳、フルーツ牛乳というふうな問題が、国民の非常に大きな関心を呼びつつあるというのが今日の現状であります。しかし、きょう私は特に話題をしぼって、そして先ほど申し上げました有害食品、特に健康を阻……

第56回国会 社会労働委員会 第5号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 数件にわたってきょう提議をする予定でございますが、それぞれ政府当局の御都合等もございますので、それらの事情等も勘案しまして、逐次ひとつ質問を展開してまいりたい、かように考えるのでございます。  そこで、まず第一番目には基地関係労働者の退職金増額問題についての問題点を御指摘申し上げたい、こういうふうに考えておるのでございます。  御承知のように、基地労働者は、政府が雇用いたしまして、そしてその労務を未草に提供しているわけでございますから、そういう意味では、国の要請に基づく雇用労働者であり、公務員的な性格を持っておりますことは、今日までしばしば論議されたところでございます。ところ……

第56回国会 社会労働委員会 第6号(1967/11/09、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 関連して。時間がございませんから整理をして申し上げますので、ひとつできるだけ的確にお答えをいただきたいと思うのです。  その一つ、いま田邊委員からも御指摘がありましたように、人事院勧告に関連をしての問題でございますが、もうすでに新聞紙上等によりますと、この当年の予算編成の中にベースアップが間に合うような勧告を行なうべきだ、こういうふうな議論が出ておりますことは御承知のとおりでございます。そのことは、この賃上げを早期に決定するわけですから非常にけっこうでございますけれども、そのことがひいてはこの人事院制度を否認するという道に通じたり、あるいは人事院制度を否認すれば、公務員のスト……

第57回国会 社会労働委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから、端的にお尋ねを申し上げて、ひとつ率直にお答えをいただきたいと思います。  しばしば当委員会で、労使間の紛争の際に問題になりますように、労使の健全な慣行の条件として、労使間の相互信頼ということが問題となるわけでございますが、この相互信頼という一つの基本的な問題を無視して労使間の協調はなかろうと私は思います。そういう意味で、時間がございませんから端的にお尋ねをいたしますが、しばしば強調されてまいりました労使間の相互信頼、こういった面から、具体的な極端な例を一つ取り上げて、きょうは御見解を承ってまいりたい。そして労働省の方針というものを承ってまいりたい、こう……

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/20、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間の制約がありますから端的にお尋ねいたしますが、ひとつお答えのほうは端的でけっこうでございますけれども、実のあるお答えをいただきたいと思うのであります。  そこで、まず第一にお尋ねを申し上げておきたいと思います点は、最近、特に再来年の八月までに健保抜本改正が行なわれるということで、いろいろ議論が提起されておりますことは、大臣も御承知のとおりであります。そこでまず第一にお尋ねをいたしたいと思います点は、それらの健保抜本改正案がいつ提案されるのか、その点についてひとつお答えをいただきたい。
【次の発言】 それなら、この健保抜本改正についていろいろ各界の意見を聞かれて取りまとめら……

第58回国会 社会労働委員会 第2号(1968/03/01、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 予定いたしました時間が参りましたので、締めくくりということでございませんが、今日の段階における締めくくりの意味で一言それぞれの参考人にお尋ねをしてお答えを願いたい、こういうように思います。  私ども特に今度の医師法改正を重要視いたしておりますのは、単に医師教育ということでなく、さらには日本の将来の医療の基本にも波及する重大な問題でございますから、そういう意味でこの問題を重要視いたしておるわけです。  そこで、多くを申し上げる時間がございませんから端的に申し上げますが、医師教育と同時に日本の医療の基本にも関係する重大な問題ですから、やはりこの医師法の改正というものは、今後日本の……

第58回国会 社会労働委員会 第4号(1968/03/07、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 いまも後藤委員からいろいろ御指摘があったわけです。そういう問題もあろうかということで、実は私どもいろいろ検討を加えてひとつ参考人として日赤の副社長に御出席願おう、こういうことで日赤の副社長の御出席を要請をした。ところが日赤の副社長は、私どもは納得しませんけれども、きわめて薄弱な理由で御出席ができない、こういうことでございます。しかし参考人でございますから、私どももそれはやむを得ぬだろうということで、やむを得ず日赤の副社長の出席については了承を与えた経過があるわけです。したがって、後藤委員のいろいろな具体的な質問については、この日赤の都合、事情によって、副社長が御出席願えぬわけ……

第58回国会 社会労働委員会 第5号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょうは人命保安、安全という立場から、当面いたします一、二の点についてお尋ねをし、御見解を承ってまいりたい、かように存じます。  そこで、時間の制約等もございますから、直ちに本論に入りたいと存じますが、一つは昨年の九月二十日、福岡の板付におきまするアメリカ軍の基地内で起こりましたいわゆる危険物タンクの爆発事件についてでございます。この爆発事故によりまして、一名の労働者がとうとい一命をなくしましたし、三名が爆風その他によって負傷する、こういう事件が発生をいたしたわけであります。  ところで、私きょうここで取り上げてみたいと思います点は、冒頭に申し上げましたように、人命の保安、安……

第58回国会 社会労働委員会 第6号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 私はさきの委員会におきまして、このたび北九州市立病院の病院業務の一環でございます給食業務を民間に委託された、こういう合理化政策の一環として発現されました問題点について、いろいろ厚生省あるいは労働省当局の御見解を承ったところでございます。その結果として、結論的に申し上げますというと、園田厚生大臣は、医療法上もまた職安法上からもいろいろ問題点があるので、したがって白紙の立場から再検討を加えてまいりたい、こういうような結論的な御発言があったところでございます。このことがその後どのような経過になっておるのか、ひとつあらためて厚生大臣の御見解を承りたい、かように思います。

第58回国会 社会労働委員会 第11号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般来、北九州の市立病院におきます病院給食を民間に委託する、この問題についていろいろ御見解を承ったわけでございますが、この問題については、一つには医療法二十一条に違反しないかどうか、さらには職業安定法四十四条、その施行規則の四条違反ではないか、こうい     それからもう一つは、かねがね保険局長通達がございますが、保険局長通達の趣旨にもとるのじゃないか、こういうような三つの観点から、この北九州市立病院の給食施設を民間に委託する点について、いろいろと大臣の見解を承ったわけでございます。結論的に申し上げますと、大臣も、以上私が申し上げました医療法二十一条の問題、それから職業安定法……

第58回国会 社会労働委員会 第13号(1968/03/29、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表いたしまして、医師法の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付するの動議について御説明を申し上げます。  その案文を朗読し、説明にかえさせていただきます。    医師法一部改正に関する附帯決議  医学教育、医師養成に対する国の責任は極めて重大なるにかんがみ政府は速やかに次の諸点につきこれが解決をはかるよう努力すべきである。 一 政府は、その責任において速やかに教育病院の整備、指導体制の充実をはかること。 二 政府は、医学教育研修体制に対する財政的措置を強化し無給医局員を速やかに解消するように努めること。 三 政府は、医師……

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般来、北九州市の病院に関します給食施設を民間に委託をする、この問題をめぐっていろいろ御見解を承ったのでございます。やはりこの病院給食というものは治療の一環でございますので、したがって、そういう給食業務というものが民間に委託されますと、医療の質が低下をする、そういうことで私どもはいろいろ御見解を承ったのでございますが、不幸にして北九州におきます給食業務というものが、四月一日から民間に移行をされました。私ども当初心配いたしておりましたように、四月一日、民間業者が業務を開始いたしました初日でございますが、この初日の夕食の給食におきましては、三名の自家中毒患者が実は出てまいったわけ……

第58回国会 社会労働委員会 第16号(1968/04/18、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 最近合理化政策がだんだん進んでまいりますと同時に、それらを受けて、企業内の一部業務というものが下請業に出されるという傾向というものが非常に強まってまいりましたことは、御承知のとおりであります。 ところが、そういう下請あるいは合理化政策の善悪は別として、そういう政策が進んだためにこの現行法が著しく犯される、こういう傾向が出てまいりましたことは、まことに遺憾だと考えておるところでございます。特に先般来も、国鉄の下請問題、あるいは北九州市立病院の下請問題、それからさらには、この特会法を中心としていろいろ論議されました国立療養所あるいは国立病院の下請問題、こういう問題が具体的に出てま……

第58回国会 社会労働委員会 第17号(1968/04/19、31期、日本社会党)

○河野(正)議員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました駐留軍労働者の雇用安定に関する法律案の提案理由並びにその骨子について、御説明を申し上げます。  御承知のように、この法律案はわが党から数回にわたって提案いたしてまいったものでありますが、残念ながら成立を見なかったのであります。しかしながら、日本社会党が再三再四にわたってこの法律案を提案いたします理由は、この法律案が駐留軍労働者が雇用の安定と生活確保のために、必要欠くべからざるものと判断しているからであります。  これまでも強調してまいりましたが、駐留軍労働者の地位はきわめて不安定であります。三十九年には、アメリカのドル……

第58回国会 社会労働委員会 第18号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 最近労使問題として一つの特色でございますのは、企業の合理化というものが積極的に推進される、そういう合理化攻勢の中での労使紛争というものがかなり激化する方向をたどりつつあることは、私どもも今日まで非常に遺憾に感じてきた点でございます。特に労使問題というものは、労使間の円満な話し合いということがきわめて大事な問題でございまして、そういう意味でやはり労組法の第六条、この精神というものがお互いに尊重をせられなければならぬ。その労組法第六条の交渉権というものをお互いが尊重する。そのことが一つには労使紛争を円満に解決し得る一つの条件にもなるだろうということを私どもは痛切に感じておるわけで……

第58回国会 社会労働委員会 第23号(1968/05/09、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般来審議が続行されております戦傷病者戦没者遺族等援護法についての質問を行なうわけでございますが、今日まで約二十次にわたる改正が行なわれて、今日の現況に至っておるわけでございます。しかしながら、その給付内容の点から見て、それが今日の一般国民の生活水準の向上に見合っておるのかどうか、あるいはまた、物価の動向に応じておるのかどうか、こういうような問題点がございますし、また一方におきましては、それならば、はたしてこの援護法なるものが一切の戦争犠牲者にあまねく行き届いておるのかどうか、こういうような諸点を残しておるわけでございますが、いずれにいたしましても、結論的に申し上げますと、な……

第58回国会 社会労働委員会 第24号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 先ほど来、厚生大臣からもお述べがございましたように、身体障害者福祉問題というものがますますその重要性を加えてまいりまして、そしていろいろな施策が行なわれつつあるわけでございます。もちろん今度の光明寮設置についても、そういう精神に基づいてこの設置が行なわれるものと私どもは理解をするわけでございますが、特にこの光明寮設置について重点的な方針がございますれば、ひとつこの際お聞かせをいただきたい。
【次の発言】 視覚障害者の職業を開拓して、そして社会情勢というものがどんどん進んで複雑化するわけですから、それらに対応して視覚障害者等の生活権を維持する、そういうことがおもなねらいだろうと……

第58回国会 社会労働委員会 第29号(1968/06/03、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、米軍基地と労働災害との関連について、二、三質問を行なってみたいと思います。  そこで、それに関連をして、昨日の夜十時四十五分ごろ、目下建築中の九州大学工学部の校舎に、米軍第五空軍に所属いたしますジェット戦闘機F4ファントムが墜落をいたしまして、そして炎上するという事故が発生をしたわけであります。従前は百名前後の作業人員がおったそうでありますが、幸いにしてきのうは日曜のことでございますし、人員は一もいなかった。しかし、いずれにしても学園に迷彩を施したジェット戦闘機が墜落をする、このこと自身は、非常に重大な点だと思うわけであります。特に今日まで板付基地周辺におきましては、……

第58回国会 大蔵委員会 第23号(1968/04/12、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 いわゆる今回の特会法は、法文そのものはきわめて簡単でございますけれども、しかし、その背景にまつわりまする問題は、非常に重大な、多くの問題をはらんでおるというふうに私は考えておるわけでございます。  しかしながら、きょう割り当てられた時間も非常に制限がございますので、多岐にわたってお尋ねするわけにまいりませんので、したがって、問題点を要約してしぼって、ひとつ御見解を承っておきたい、こういうように考えるわけでございます。  そこで問題の性質上、まず第一にお尋ねを申し上げておきたいと思いまする点は、これはもうすでに委員会でもいろいろ言われてまいったと思いまするけれども、今度の特会法……

第59回国会 社会労働委員会 第4号(1968/09/17、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 国鉄の五万人合理化問題をめくりまして、今日国鉄労使の間で紛争状態が続いておりますことは御承知のとおりでございます。先般十二日には十二時間のストライキ、これは私ども仄聞するところによりますと、組合結成以来初めての大規模の実力行使だった、こういうふうにいわれております。しかも、さらに二十日にも第二波が予定されておることを聞いておりますし、また事と次第によっては、十月一日のダイヤ改正にあたっても、第三波が警告をされておるというふうに私ども承っておるところでございます。したがって、こういう紛争が続いてまいりますと、貨車あるいは客車のダイヤが乱れるし、そのことが結果的には国民の経済、あ……

第59回国会 社会労働委員会 第5号(1968/10/08、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 現在、休会中に行なわれておりまする委員会というものは、原則的には一月一回の委員会でございますから、きわめて貴重な国政審議の機会でございます。したがって、私どもはこの休会中の委員会の開会につきましては、国民の負託にこたえる意味におきましても、きわめて大きな期待をいたしておるところでございます。しかるに、このたび厚生大臣が、委員会の開会を承知しながら沖繩に出張いたしますることは、一面におきまして、私はやはり国会軽視のそしりを免れないと思います。同時に、厚生大臣不在のために、この委員会におきまする審議が滞りますことは、国民のためにもまことに悲しむべき事態だと思います。そういう意味に……

第59回国会 社会労働委員会 第6号(1968/10/30、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように、目下関西から九州、四国にわたりまして、いわゆる北九州のカネミの米ぬか油、ライスオイルでございますが、このライスオイルに基づきまする被害者というものが、ばく大な数になってあらわれてまいっておるわけでございます。一番新しいところによりますると、大体二十三府県にまたがっておって、その数も大体一万一千七百名をすでに突破をした、こういうふうにいわれておるのでございます。このような非常におびただしい数の中毒患者と申しますか、こういうケースは、去る昭和三十年に森永のドライミルク事件という砒素事件がございましたが、それ以来の非常に大きな食品公害事件でございます。しかしながら、……

第59回国会 社会労働委員会 第7号(1968/11/12、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 前回の委員会に引き続いてでございますが、その後、北九州におきまするライスオイルの中毒事件というものが、だんだん進展を見せてまいりました。  御承知のように、一つには、十一月四日、九大の油症研究班が、あるいはまた一方におきましては国立衛生試験所におきまして、油症患者が使用いたしましたカネミ倉庫のライスオイルから四千ないし六千PPMの有機塩素が混入しておったことを正式に確認したと発表いたしてまいりました。いま一つは、この油を使用いたしました油症患者の肉体から有機塩素というものを検出しようということで急いでおったわけですが、これまた、九大の油症研究班の分析部会が九日に、油症患者の皮……

第61回国会 社会労働委員会 第3号(1969/03/06、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 先般来、北九州におきますカネミのライスオイルに基づく油症患者事件、この事件がこの委員会におきましてもいろいろと追及されてまいったわけでございます。ところが、その後の状況を見てまいりますると、この医療対策は全く確立されておらない。したがって、治療効果というものもはかばかしくない、むしろ患者の状況は増悪の傾向をたどりつつある、こういう状況もございます。それからまた、この油症のために、いろいろと経済的に生計を大きく圧迫をしてまいっておる事実もございます。ところが、そういった医療対策が確立されない、治療の効果がはかばかしくない、しかも経済的には生計を大きく圧迫する、にもかかわらず、こ……

第61回国会 社会労働委員会 第4号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 現在、労働大臣御承知のように、春闘が展開をされておるわけですが、きょうは具体的な問題も取り上げるわけでございますけれども、まず第一に、労働者の賃金のあり方について、ひとつ労働大臣の見解を承っておきたいと思います。  御承知のように、今日、日本の経済というものが大幅に成長をいたしてまいりました。もう生産高のごときはすでに自由世界で第二位、こういう状況に発展をしたわけですが、さればといって、国民の平均所得というものは必ずしも上昇していない、世界で二十一番目だ。こういうふうなことが国連統計においても明らかにされておるところでございます。  したがって、今日、春闘における大幅賃上げと……

第61回国会 社会労働委員会 第7号(1969/04/03、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は、いま社会的に非常に大きな問題となっております公害対策について、若干質疑を行なってまいりたいと思います。  わが国の経済が急速な進歩を逐げまして、そのことは非常にめでたいことですが、ところがこれに伴って環境汚染の問題が極端にあらわれてまいっておることは、御案内のとおりでございます。したがって、こういった環境汚染に対して強力な施策を実施しなければならぬ、これが当面の急務と思います。私ども、先般社会党として、こういった環境汚染の問題をいろいろ総点検しようというようなことで総点検を行なったわけですが、実際には、現地へ参りますと、行政指導の欠除、あるいは公害対策の不統一、あるい……

第61回国会 社会労働委員会 第8号(1969/04/08、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は労働災害ということですが、御承知のように、ここ数日間をとらえてまいりましても、荒川放水路の事故がございましたし、また北海道におきまする雄別炭鉱の事故がございましたし、さらに東大病院におきまする高圧酸素治療タンクの爆発事故、こういうふうな事故が相次いで起こってまいりまして、日々の新聞には労働災害の記事が載らない日はないというふうな、まことに残念な状況でございます。そこで、いままで荒川放水路事故につきましてはいろいろ論議されましたので、私は、特に今回の東大におきまする高圧酸素治療タンクの爆発事故にしぼって、いろいろ労働災害についての質疑を行なってまいりたいと思います。  特……

第61回国会 社会労働委員会 第11号(1969/04/22、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日は二点の大きな問題について質疑を行ないたいと思いますが、質疑の時間の問題もございますので、お答えになるほうは簡明、的確にひとつお答えを願いたいと思います。  そこで第一は、アメリカの基地労働者の問題についてお尋ねをするわけですが、きょう特に冒頭にお尋ねをしてまいりたいと思いますのは、板付基地に常駐しておりましたRF101迎撃偵察中隊が、当初二十日ということでございましたが、本日を期して、米本国ミズーリ州リチャーズ・ゲーボア基地に引き揚げる、そして今後は事実上板付基地が予備基地となるということでございます。     けさ方の報道によりますると、この引き揚げを実施いたしており……

第61回国会 社会労働委員会 第12号(1969/04/23、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 いまいろいろ同僚の後藤委員のほうから多面にわたりまする質問があったわけですが、今日まで年々戦傷病者、戦没者の遺族に対しまする援護法が改善をされてまいりました。その改善されてまいりましたにつきましては、私どもも大いに多とするところであります。また、今回の改正によりましても、恩給法の改正に伴って傷病恩給あるいは公務扶助料が改善をされるということでございますから、これまた私どもの多とするところであります。ただ新しいケースとしては、今回に限って旧防空法の規定によりまする防空監視隊員が軍人、軍属の範疇に入れられるという意味で、私どもも喜んでおるところでございます。  ところが、こういう……

第61回国会 社会労働委員会 第13号(1969/04/24、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 援護法については昨日に続いての質疑でございますので、できるだけ簡明にお尋ねをしてまいりたいと思います。ただお答えのほうは、遺族に対する答えでもありますので、誠意あるお答えをひとつお願いをしたいと思います。  そこで、きのうに続いての第一の質問としては、未帰還者の問題です。戦後を終結させるためには、どうしても未帰還者の問題を解決しなければならぬ。これは当然のことでございますので、この点について、後ほど具体的な例等をあげて、若干お尋ねをしてまいりたい、かように思います。  そこで、今日未帰還者数がどういう実情であるのか、これは局長でけっこうですから、お答えをいただきたい。

第61回国会 社会労働委員会 第17号(1969/05/14、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 いま後藤委員からいろいろ最終的な質問がございましたが、さらに一、二簡単に私からもお尋ねをして、労働省の善処をお願いをしたいと思います。時間がございませんから端的に申し上げますから、お答えのほうも、簡明率直にひとつお答えを願いたいと思います。  その一つは、この公共職業訓練に対して自動車車体整備科をぜひ設けてもらいたい。これは従来自動車の整備というものは、大部分がエンジンを中心として考えられてきた。しかし最近の経済情勢その他によって、むしろエンジンの整備というよりも車体整備というものが自動車整備の中心になっておる、また非常に大きなウエートを占めておる、こういうふうな情勢の変化と……

第61回国会 社会労働委員会 第23号(1969/06/04、31期、日本社会党)

○河野委員 いま後藤委員から、いろいろ内部疾患あるいは精神障害者に対する適用問題についての議論があっておるわけですが、それに対する局長の答弁を伺っておりますと、確かに一部についてはお答えになったと思うのです。しかし私は、後藤委員のすべてについての回答だというふうに理解するわけにはいかぬと思うのです。  私どもも、内部疾患に対してどれどれに適用をはかっていくのかというようなことについては、非常に技術的にむずかしい面があることは承知いたしております。しかし、その中でも最も単純なのは精神障害者だと思うのです。しかも一方においては、重度精薄については適用が行なわれておるわけですね。主としてこれを中心と……

第61回国会 社会労働委員会 第31号(1969/06/26、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 せっかく総理大臣の出席をいただきましたので、この際、国民がきわめて重大な関心を持っております健保特例法にまつわります点について、若干お尋ねいたしたいと思います。  そこで、まずお尋ねをいたしたいと思いますのは、佐藤総理の政治信条の問題についてでございます。御案内のように、国民は今日、生命と健康の問題でございますから、そういう意味で健保特例法につきましては重大な関心を持っておるところでございますが、それが不幸にも、先週十九日の午後八時五十分、一方的に強行提案が行なわれたわけです。これは私ども当委員会におきましては、私どもの先輩が長い間つちかってまいりました慣例がございます。法案……

第61回国会 社会労働委員会 第33号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 御案内のように、この健保特例法と抜本改正というものは不即不離の立場にあるわけですね。というのは、これは二十六日、総理もおっしゃっておるように、また厚生大臣も予算委員会その他の委員会においていろいろお答えになっておるように、どこまでも暫定的な措置であるということです。そこで私どもは、この特例法というものと、いま申し上げます抜本改正というのは、不即不離の立場にあるわけですから、したがって、この抜本改正というものがどういう形のものであるかということは、非常に重大な関心を持たざるを得ぬと思う。そうしませんと、健保特例法が通ってしまったら、次に出てきた抜本改正というのは健保特例法とちっ……

第61回国会 社会労働委員会 第40号(1969/09/10、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 きょうは、労使関係の問題について、若干質疑を行ないたいと思います。  元来、労使関係というものは、労使双方間の信頼性というものが確立されなければならぬ。そして初めて、企業は企業、あるいは国の機関は国の機関としての職務というものが円滑に運営できるわけですから、そういう意味で私どもは、やはりこの労使関係というものはきわめて重視をしなければなりませんし、また労働組合法を見てまいりましても、その点は明らかに明記をされておるところでございます。  そこでまず、基本的な問題として労働大臣にお伺いをしておきたいと思いますが、この労使関係というものは、お互いに正しい意味での協調というものが行……

第61回国会 社会労働委員会 第41号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 御承知のように十月六日、富山県伏木港におきまして貨物船「熊福丸」で三名の釜山帰りの船員がコレラ保菌者ということで隔離をされました。ところが、この間ずっと経過をたどってまいりますというと、当初韓国でコレラ患者が発生をした。しかしそれはビブリオ菌による食中毒だ。そこで九月五日には関門すなわち門司検疫所、北九州でも防疫体制を解除した。ところが、九月九日、新型のコレラ、こういうWHO(世界保健機構)に対する報告があって、そこでまた政府としては大あわてでこの水ぎわ作戦を再開する。ところが、厚生省も現地においでになったようですけれども、九月十七日には、あれは新型ではないのだ、エルトール型……

第61回国会 予算委員会 第11号(1969/02/14、31期、日本社会党)

○河野(正)委員 若干論旨が相前後するきらいがございまするけれども、委員会の運営の都合等もございますので、私は、まず第一に、沖繩におきまする労働布令の問題について、若干触れてみたい、こういうふうに考えます。  元来、沖繩におきまする全軍労あるいは沖繩住民は、布令第百十六号そのものをひとつ廃棄してもらいたい、こういう強い意向であったわけでございます。ところが、案に相違をして、この一月の十一日には、新しく御案内のような新布令が公布をされたわけでございます。  ところが、この新しい労働布令というものは、むしろ従来の百十六号布令よりも大きく労働者の権利を圧迫し、また住民の権利を圧迫するというようなこと……


35期(1979/10/07〜)

第89回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1979/11/13、35期、日本社会党)

○河野(正)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの福島譲二君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、不肖私が委員長に当選いたしました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責を担うことになりました。  申すまでもなく、今日のわが国におきましては、公害の防除にとどまらず、環境汚染の未然防止に努めるとともに、さらには、長……

第89回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1979/11/16、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの福島譲二君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       戸沢 政方君    西田  司君       福島 譲二君    山本 幸雄君       島田 琢郎君    馬場  昇君       古川 雅司君    則武 真一君       中井  洽君 を指名いたします。
【次の発言】 この際、先般環境庁長官に就任されました土屋義彦君及び環境政務次官に就任されました山東昭子君より発言を求められておりますので、これを許します。土屋環境庁長官。

第90回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1979/11/26、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が前国会に引き続き委員長の重責を担うことになりました。  今後とも委員各位の御協力を賜り、円満なる委員会の運営に努めたいと存じます。  はなはだ簡単でありますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの西田司君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       戸沢 政方君    西田  司君       八田 貞義君    山本 幸雄君       島田 琢郎君    馬場  昇君   ……

第90回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1979/12/07、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。畑英次郎君。
【次の発言】 馬場昇君。
【次の発言】 島田琢郎君。
【次の発言】 この際、午後一時三十分より再開することとし、暫時休憩いたします。     午後零時三十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。竹内勝彦君。
【次の発言】 土井たか子君。
【次の発言】 答弁要りますか。
【次の発言】 理事さんと相談して……。よろしゅうございますか。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。

第90回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1979/12/11、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をすることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、御報告申し上げます。  今国会、本委員会に付託されました請願は、東京湾岸道路の環境保全対策等に関する請願三件であります。  本請願の取り扱いにつきましては、先刻の理事会で協議いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することとなりましたので、さよう御了承願います。  本日は、これにて散会いたします。    午前……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第1号(1979/12/21、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が引き続き委員長の要職につくことになりました。  今後とも円満なる委員会の運営に努めたいと存じますので、委員各位のなお一層の御指導、御協力を切にお願い申し上げます。  はなはだ簡単ではありますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの西田司君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  委員長は、理事に       戸沢 政方君    西田  司君       八田 貞義君    山本 幸雄君       島田……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1980/02/12、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  まず、国務大臣から環境行政に関する所信を聴取することといたします。土屋環境庁長官。
【次の発言】 以上で国務大臣の所信表明は終わりました。  次に、昭和五十五年度環境庁関係予算の説明を求めます。正田官房長。
【次の発言】 次に、各省庁の昭和五十五年度環境保全経費等について、便宜環境庁から説明を求めます。金子企画調整局長。
【次の発言】 以上で予算の説明は終わりました。  次に、昭和五十四年における公害紛争の処理に関する事務の概要及び昭和五十五年度公害等調整委員会関係予算の説明を求めます。青木公……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1980/02/19、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。馬場昇君。
【次の発言】 この件は、後ほど理事会で協議をいたします。
【次の発言】 その点については、後ほど理事会で協議をいたします。
【次の発言】 島田琢郎君。
【次の発言】 その点も後ほど理事会で協議いたします。
【次の発言】 それも後ほど理事会で協議をいたします。
【次の発言】 この際、午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。     午後零時三十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。古……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1980/03/04、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  去る二月二十日、理事山本幸雄君の委員辞任に伴い、現在理事が一名欠員になっております。これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、玉生孝久君を理事に指名いたします。
【次の発言】 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。野口幸一君。

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1980/03/18、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害健康被害補償法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。馬場昇君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午前十一時二十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  公害健康被害補償法の一部を改正する法律案の審査を続行いたします。  本案に対する質疑は終了いたします。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に、則武真一君より本案に対する修正案が提出されております。  提出者より趣旨の説明を求めます。則武真一君。

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1980/03/25、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  この際、馬場昇君外二名提出の水俣病問題総合調査法案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。馬場昇君。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。畑英次郎君。
【次の発言】 兒玉末男君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件調査のため、本日、日本道路公団理事大島哲男君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1980/04/08、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。野口幸一君。
【次の発言】 野口君の発言につきましては、後ほど理事会においてそれぞれ御相談をいたしたいと思います。
【次の発言】 土井たか子君。
【次の発言】 局長、説明してください。その後長官の所信を聞きます。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。  環境庁長官。
【次の発言】 この際、午後三時三十分より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後零時五十四分休憩

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1980/04/18、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。古川雅司君。
【次の発言】 中井洽君。

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1980/04/22、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。土井たか子君。
【次の発言】 この際、午後四時より再開することとし、暫時休憩いたします。     午後一時五十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。東中光雄君。

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1980/04/25、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。馬場昇君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  公害対策並びに環境保全に関する件調査のため、本日、日本道路公団理事大島哲男君を参考人として、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑を続行いたします。木原実君。
【次の発言】 ただいまの木原委員の発言に対しましては、後日理事会に諮って結論を出したいと思いますので、……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1980/05/09、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。馬場昇君。
【次の発言】 野口幸一君。
【次の発言】 承知いたしました。  森田景一君。
【次の発言】 則武真一君。
【次の発言】 木下敬之助君。
【次の発言】 次回は、来る十三日火曜日、午前十時理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時四十九分散会

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1980/05/13、35期、日本社会党)【議会役職】

○河野委員長 これより会議を開きます。  公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。馬場昇君。
【次の発言】 森田景一君。


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 決算委員会 第3号(1984/03/26、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 今、環境庁長官の方から趣旨の御説明がございました。また、会計検査院の方からは、五十六年度決算については大して異常はないということでございましたが、私はやはり、環境庁もそうでございますけれども、一般的に言って行政の対応というものがしばしばおくれる。これは単に環境庁に限りませずどの省庁においても言えるわけでありますが、ただ、私どもが環境庁に対して関心を持っておりますのは、環境庁の諸問題に対します対応がおくれる。要するに行政の後追い、これでは結果的には自然が破壊され、あるいはまた国民の健康が破壊される、あるいはまたそのために国民の命というものが非常に重大な状態に置かれる、こういうこ……

第101回国会 決算委員会 第6号(1984/04/13、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 今、単身赴任の問題について、いろいろ井上委員からも御質問があったところでございますが、きょうは私の本論ではないわけですけれども、そのやりとりを承っておりまして、実は非常に失望したわけです。というのは、この単身赴任の経験者というものは一六%の経験者がある。サラリーマンとしてはかなりの重い比重を持っておるわけですね。そういう意味では、社会問題としてもかなり重い比重を持っておる、こういうふうに申し上げても過言ではないと私は思うのです。  そこで、井上議員とのやりとりを伺っておりまして感じておりましたのは、一つは、まだ調査の範囲というものが非常に狭い。ですから、もっと調査を拡大して、……

第101回国会 決算委員会 第8号(1984/04/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 きょうは法務省関係ということでございますから、私の場合は、主として今いろいろな点で問題になっております人権問題をめぐっての問題を取り上げていろいろ所見をお伺いしたい、こういうふうに思うのでございます。そこで、非常に時間の制約がございますので、私どもも端的にお伺いいたしますから、ひとつ政府側も端的にお答えをいただいて能率的に進行させていただきたい、こういうふうに思います。  そこで、その第一は、既に我が党においても立法化しようという方針を決定しておるわけですが、一つは指紋捺印反対、外国人登録法の問題です。これが今非常に社会的に問題になっておりますことは御案内のとおりでございます……

第101回国会 決算委員会 第11号(1984/05/09、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 我が国の治安というものは国際的にも高く評価されておるところでございます。しかし、最近諸外国の治安も非常に厳しい状況をもたらしてまいりました。そこで、国民が日夜安心をして生活をするためには、やはりこの警察関係の諸君の積極的な努力と国民の警察官に対しまする信頼感、こういうものが当然重なっていかなければならぬと思うわけでございます。  時間の制約がございまして、多くを申し上げることはできませんけれども、非常に残念なことには、最近警官の倫理というものが非常に乱れてきた、こういう状況があることは御案内のとおりでございます。既に五月七日には警察庁が兵庫県警を特別監察をするという状況も出て……

第101回国会 決算委員会 第18号(1984/11/21、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 この夏健康保険法が成立いたしまして、その際に非常にいろいろな問題があったのでございますが、一つは政管健保に対しましての組合健保、組合健保はもとよりずっと黒字指向であったわけですが、日雇いは別でございますけれども、五十五年まで赤字であった政管健保も五十六年以降は黒字に転換をする。健康保険の財政が実は上向いてきた。好転をしてきた。なるほど一方では、総医療費が年間一兆ぐらいふえていく。十四兆円であるとか十四兆八千億であるとか言われております。しかし、総医療費が年々歳々伸びてくるといたしましても、健康保険の財政というものが黒字指向になってきた、そういう中でなぜ一割負担を強いなければな……

第101回国会 社会労働委員会 第4号(1984/03/29、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 きょうは、厚生の第一弾ということでございますから、渡部厚生大臣の厚生行政に対します。そういった姿勢について、若干質疑を行いたいと思います。  行政はいずれもそうですけれども、特に厚生大臣としては、非常に社会で日の当たらないそういう方々に対して温かい手を伸ばす、いわゆるこれが社会福祉ということでございますが、まず大臣としては、そういった社会福祉という問題について特に御努力を願わなきゃならぬという立場の大臣でもありますが、何をよりどころとしてそういう国民の要求にこたえていこうとしておられるのか、それをまずひとつお尋ねしておきたいと思います。

第101回国会 社会労働委員会 第7号(1984/04/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 若干時間の制約もあるようでございますけれども、順次質問を展開してまいります。  そこで、日本の健康保険法は、御案内のように昭和の初期から、もちろんねらいは当時は、社会福祉というよりも、社会保障というよりも、労務政策という形で発足いたしましたが、今日まで約六十年間延々と続いてまいったわけでございます。しかし、最近はやはり社会保障、医療保障という立場でその充実向上というものが図られてまいったわけです。  そこで、大臣も、とにかく厚生大臣になるのはちょっと回り運が悪かった、こういうようにおっしゃっておるわけですが、そういう意味では、今まで六十年間ずっと医療保険というものが続いてきて……

第101回国会 社会労働委員会 第12号(1984/05/09、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 残り時間ですからあれもこれもというわけにもまいりませんので、基本的な点をお尋ねして御見解を承りたいと思います。  そこで、藤田先生が御出席でございますし、たまたまお答えの中で社会保障という問題等が出てまいりましたから、ここで一言、先生に基本的な点についてお尋ねをしておきたい、こういうふうに思います。  それは、何といっても今度の健康保険法の改正というものは抜本改正だと私は思うわけですね。とにかく新しく定率の負担を導入するわけですから、いやしくも今度の改正というのは抜本改正だと思うわけです。そこで、こういう抜本改正を実施しようとする政府が、社会保険審議会あるいは社会保障制度審議……

第101回国会 社会労働委員会 第16号(1984/06/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 本案の審議に入るわけでございますが、やはり何といっても雇用促進法は身体障害者の福祉に通じていかなければならぬわけですから、そういった意味で私どもまだいろいろ内容的には問題があると考えておるわけですが、まず第一に大臣にお伺いをしておきたいと思いますのは、福祉に通ずるということであれば、やはりその法案のいわゆる基本姿勢というものが重大な要素になると私は思います。そこで、本論に入ります前に基本的な点について二、三お伺いをいたしたいと思うわけでございます。  我が国の身体障害者対策というものは、身体障害者福祉法が施行されまして約三十年余り、精神薄弱者福祉法及び身体障害者雇用促進法、こ……

第101回国会 社会労働委員会 第24号(1984/07/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 私は、四月の委員会で御質問申し上げた経過もございますから、その後委員会の審議の状況を見てまいりまして痛切に感じますのは、仄聞するところによれば、大臣は既に大学時代から政治の道を探求しながら、そして政界に雄飛された、そういうことを承っております。そういう意味でぜひひとつ、お追従を申し上げるわけではないが、そういった大臣の今後の大きな飛躍を私ども期待をいたしておるわけです。  ただ、今度の健保の審議を振り返ってみまして、大臣の主体性というものが非常に薄らいでいるのではないかという感じがいたします。この点非常に残念です。せっかく大臣がそういう大望を抱きながら政界に雄飛されたという経……

第101回国会 社会労働委員会 第28号(1984/07/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 きょうの法案の改正の趣旨が、御案内のように今までの補助金制度が交付金制度に変わる、それが大きな柱ですが、そのことが今後の保健所の運営にどういった影響を及ぼしていくのか。  御案内のように、今日の保健所は、かつてなかったようないろいろな面で大きな役割を果たさなければならない。成人病対策あるいは精神衛生対策もそうでございますが、非常に多極化した食品衛生対策あるいは新しいところでは公害問題、それからさらには老人保健、保健所が昭和十二年に発足をしたわけですけれども、こういうようにかつてないように保健所の役割、使命というものが非常に拡大をされてきておる。また重要性を帯びてきた。ですから……

第101回国会 社会労働委員会 第34号(1984/11/20、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 午前中の厚生大臣の所信の中にもございましたが、今や日本も高齢化社会で、高齢化社会というものが重要な意義を持ってまいるわけでございますが、人生八十年、こういう情勢の中で、もしがん対策が解決するならば人生百年もこれはもう間近な問題であろう、こういうふうに言われておるわけでございますが、そこで、きょうは時間もございませんからその点に絞ってひとつお尋ねをいたします。  そこで、大臣の方もひとつ簡明率直にお答えをいただきたい、こういうふうに思うわけでございますが、この五十七年、がんで亡くなった方、十七万九十七人ですね。実に三分五秒ごとにがんで一人のとうとい命が失われる、こういうような深……

第102回国会 社会労働委員会 第2号(1984/12/06、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 質疑に入ります前に、まず国民年金に対する政府の基本的な姿勢についてお尋ねをいたしたい、こう思います。  そこで、もう大臣御承知のように、今度の国民年金法等の改正に当たっての提案理由の説明がここに書いてあるのですね。その中のさわりだけちょっと読み上げますけれども、「年金制度は、国民が安心して老後生活を営んでいくうえで最も重要な柱であり、このような社会経済情勢の変化に的確に対応しつつ、長期的に安定した制度運営」を行うと、こう書いてあるのですね。ですから、どこまでも国民が安心をして老後の生活を営む、そういうことが年金の究極の目的でなければならぬ、そういう意味のことが提案理由の説明の……

第102回国会 社会労働委員会 第8号(1985/03/07、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 せっかくの機会でございますので、まず第一点として、各種審議会がございますが、行政とその審議会との関連について大臣の御見解をひとつ承っておきたいと思います。  私どもがそのお尋ねをいたしますゆえんのものは、国会でそれぞれ議論の上意思決定をして、そのことが審議会において否認される、あるいは否認まではされぬけれども、それが了承されないというような状況が生じた場合に、一体行政が優先するのか審議会が優先するのか。審議会というのは大臣の諮問に応じて答申をする、あるいは建議をするということですから、当然大臣の方針というものが貫かれなければならぬ。しかし、それが審議会でストップされるというこ……

第102回国会 社会労働委員会 第12号(1985/04/02、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)委員 職業訓練法の一部改正について若干の質疑を行いたいわけでございますが、具体的に法案の審議に入る前にひとつ大臣に基本的な点についての御見解をお聞かせいただきたいと思います。  そこで、今回の法案の提案理由の中にも述べられておるわけですが、一つは技術革新の進展、いま一つは高齢化社会の到来、こういった点を踏まえてこれに対してどう対応するのかというようなことがこの訓練法の一部改正の主たる理由であろうと思うわけです。したがって、この訓練法そのものが改正される、改悪では困りますけれども、改正されるということは当然の理でございまして、私どもは期待をいたすものでございます。訓練法の改正は五十三……


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 文教委員協議会 第1号(1955/10/04、27期、日本社会党(左))

○河野正君 学校設置の問題に関連いたしまして、若干大臣に御質問をいたしたいと思うのであります。  すでに新聞紙上でも取り上げておりますし、あるいはまた地元からもそれぞれ陳情等がありますので、大臣も十分御了承のところと思いますが、九大の分校統合の問題に関しまして、それぞれ現地におきましていろいろと政治的な問題にまで発展をなして参っておるのであります。こういった問題は単に形の上から申し上げますと、現地の福岡の九大と久留米との問題のような感じも受けますけれども、しかしながら純粋な教育を守っていく、健全な教育を守っていくという立場から観じて参りますと、これは基本的にもきわめて重大な問題として取り上げな……

第24回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 本日問題となっております臨時教育制度審議会の論議の争点というものは、やはり本審議会の性格を明確にする。その性格がきわめて不明確であるので、いろいろ疑問も生じ、またいろいろの疑惑も生じて参っておるものと、私ども強く感じておるわけでございます。そういった意味で、まずお尋ね申し上げたいと思うのでございますが、先ほど来大臣は、今度の臨時教育制度審議会は、いわゆる占領下の特殊な状態のもとに今日までの日本の教育制度というものがきめられたので、今日日本の実情に即したものに急速に改革する必要がある。それが今度提案されました臨時教育制度審議会の最も大きな論拠になるわけでございます。ところが御承……

第26回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○河野(正)委員 建国記念日に関しまして若干質疑を行いたいと思います。  先はどの質疑応答の中で私どもが承わっておりますと、一部学者のみが反対されたかのような御意見もあったようでございます。ところが御承知のように五月九日に滝川京都大学の総長以下百十一名の、今日の国内におきましては最も著名な文化人の方々が、この建国記念日の設定に対しまして反対の意思を表明されております。しかもこういった文化人の方々はこの運動に対しまして大きな自信を持った態度でもって臨まれておりまするし、またその声明文の内容を見て参りましても、もしこういった国民の意思あるいはまた文化人の意思を無視して強行されるということになるなら……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○河野(正)委員 時間がございませんから、二点につきまして末高先生に御質問申し上げたいと思いますが、その第一点は、具体的な問題につきましては、今までいろいろ論及した通り、たとえば五割の給付を理想的には十割にする、あるいはまた国庫負担率を三倍にして参りたい、いろいろ具体的な点につきましてはあるわけでありますが、いずれにいたしましても、国民皆保険という形で前進した法案であるということは否定することはできないと思います。しかしながら私はそういう皆保険という立場から前進した法律でございますけれども、しかしその中で、私は皆保険という建前から考えてみて、非常に大きな誤謬を犯した点が一点あると思うのです。と……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 終戦処理につきましては、その中身にいろいろな問題がたくさんあると思います。目下問題になっておりまするいわゆる韓国の在外資産というような問題もそうでございましょうが、本日はそういった経済的な問題でなくて、むしろ人道上の立場から、そういう終戦処理と関連をいたしまして、若干質疑を行なってみたいと考えております。日本といたしましては、この戦争に対します総反省と申しまするか、そういう立場からも、そういう問題は経済的であろうと、人道的な問題であろうと、いずれにいたしても、早急に解決する一つの大きな義務が課せられている。そういう建前から、実はさっきも私が申し上げまするように、人道的な面を……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 大臣御承知のように、過ぐる十九日には医師会の全国一斉休診が行なわれた。ところがその後いろいろ自民党は自民党なりの御努力を続けられておるようでございますし、大臣はこの点いろいろと御努力されつつあると思いますけれども、しかしなお今日解決の見通しが立たず、しかも日本医師会におきましては、いよいよあと四日後の五日には、さらに全国一斉に休診を行なう、こういう宣言もいたしておるようでございます。この一斉休診という問題が、いかに国民にとって医療を通じて大きな関心を呼び起こして参ったかということは大臣もすでに御承知の通りでございます。  そこで、まず本論に入る前に、この十九日行なわれました……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 私は、基地、特にアメリカ軍さらには自衛隊、そういう基地の産業経済あるいはまた文化、教育、さらには個々の人体、生体、こういう各面に及ぼします影響がきわめて重大でもございますので、この問題につきましては、今日までいろんな角度から、あらゆる問題を取り上げて論及された問題ではございますけれども、しかしながら基地はますます拡大される、あるいはまた施設というものが、たとえばジェット機におきましてもさようでございますけれども、だんだんと性能が向上する、そういうことのために、今申し上げましたような基地があることに基づく、産業経済さらには文化、教育、さらには人体、生体、そういうものに及ぼしま……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 御承知のように終戦処理につきましては、目下国会の中におきましても、ガリオア、エロアあるいは特別円の問題、さらには日韓問題、こういうようにたくさんございますけれども、私は主としてそういう経済的な外交問題ではなくて、人道的な問題の面から若干質問を申し上げまして、大臣その他関係者の方々の御所見を承って参りたいと考えております。  この人道的な問題にもいろいろございます。もちろん中国におきます戦犯者がまだ残っておられるような現況もございますし、さらには遺骨の問題等もございます。ところが私はここで一言冒頭に御指摘を申し上げておきたいと思います点は、昨年の当委員会におきましても若干触れ……

第43回国会 社会労働委員会麻薬対策小委員会 第1号(1963/02/05、29期、日本社会党)

○河野(正)小委員 考え方として、小林先生からお話がありましたけれども、金で解決するという考え方がよろしくない、これが小林先生の言われる本旨だろうと思いますし、私もそう思う。たとえば麻薬中毒者の場合でも、今度の法律では漸減療法ができるようになりますけれども、漸減療法ということがいいか悪いかということは、学者の問では異論があると思う。私は漸減療法は反対だ。それですから、中毒者の治療に対してもそういう強い意見がある、そういうことの方が今後防止する意味においては非常に効果があるという考え方が、学者の中でもあるわけです。それですから、そういう犯罪というものは営利を中心としてやられるわけです。だから金で……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 御承知のように戦後十八年の歳月を経て参りましたし、さらにまた講和が発効いたしましても十年以上の歳月を経過をいたしたわけでございます。そこで私どもは、そういったもろもろの戦争の爪あとを払拭するために努力しなければなりませんし、その努力というものが私ども日本国民に与えられましたきわめて重要な責任ではなかろうかというふうに考えるわけでございます。  そこでそういう終戦処理につきましては、今いろいろと御論議願いましたような日韓会談の問題もございましょうし、その他中国あるいはソ連等に関しまする国交回復また幾多その他の問題もございましょう。私はきょうは角度を変えまして、人道的な立場から……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○河野(正)分科員 本日の分科会におきましては、都市公害について御質問をいたしたいと思いますが、一口に都市公害と申しましても範囲はいろいろと広いので、時間の制約等もございますので、きょうは、今社会的に大きく問題になっておりまするスモッグの問題に限局して若干お伺いを申し上げたいと考えております。  御案内のように、スモッグといえばロンドン、こういうような表現でございましたけれども、今日ではむしろ世界的には東京スモッグが重大な問題となっているというような状況でございます。このスモッグは気象学的に煙霧であるわけでございますが、第二次産業、特に重化学工業の集中というものがスモッグの発生の原因となってお……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○河野(正)委員 租税特別措置法の審議でございますけれども、特に社会労働委員会との合同審査でもございますし、したがって、私どもの所管と深い関係のございます医療法の中の医療法人の課税をめぐって若干の質疑を行なってまいりたいと考えております。  そこで、まず第一にお伺いをいたしたいと思いまする点は、医療法人制度は、昭和二十五年の第七臨時国会において医療法の一部を改正する、そういう形で立法化せられましたことは御承知のとおりでございます。もちろん、そのような立法措置が行なわれたわけでございまするから、それにはそういう法人格が出てまいりましたについての相応の理由と目的と使命があるであろうということは、何……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○河野(正)分科員 時間の制約もございますので、簡明にお尋ねをいたします。お答えのほうもひとつ簡明率直にお答えをいただきたいと思います。  そこできょうは、いま非常に大きな社会問題となっております流感対策をめぐります諸問題について、しぼってお尋ねを申し上げたいと思います。  すでに御承知のように、この流感は大体まあ二年周期ということで大流行を来たしておりますのが今日までの現況でございます。したがって、本年がその流行期に際会をいたしておるわけでございまして、そのようなことから、この関東地方におきましても、東京都、栃木、茨城、神奈川というような地域におきまして非常にしょうけつをきわめておるわけでご……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○河野(正)分科員 午前、牛後にわたって災害問題がいろいろ論議されてきたのでございますが、わが党も北海道の夕張炭鉱におきまする爆発問題につきましては調査団を派遣して、あらためていろいろ論議をする機会があると思いますので、私は大臣が四時十五分には退出ということでございますから、問題をしぼってお尋ね申し上げてみたいと考えるわけであります。  御承知のように夕張で大爆発が起こりまして、多数の犠牲者を出しましたことを遺憾に感じます。今後それらの災害を防止するための強力な措置がとられると同時に、一方におきましては不幸にして災害をこうむった人に対しまして、どういう対策を講じていくか、この点も私はきわめて重……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○河野(正)分科員 私は、きょうは現在人道的な問題でもございますし、また、社会的な問題でもある、いわゆる輸血血液の問題について、しぼってお尋ねを申し上げてみたいと思います。  御承知のように、輸血血液の問題は、一つには、血液量が非常に不足をいたしておるということ、そからもう一つは、黄色い血といわれておりますけれども、良質の血液を求めることが非常にむずかしいという、この二つの点が問題となっているというふうに考えます。ところが、医術の進歩に伴いまして、最近は外科手術も非常に発達をいたしてまいりました。それからまた、交通量も非常に激しくなりましたので、したがって、交通事故、そういった災害というものも……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○河野(正)分科員 時間の制約も若干ございますから、要領よく何点かについてお尋ねを申し上げたいと思いますが、きょうお尋ねを申し上げようと思いまする趣旨は、終戦処理の問題についてでございます。御承知のように、過ぐる大戦というものは、われわれ国民に対しまして非常に多大の惨禍と犠牲をもたらしたものであります。軍人、軍属、準軍属、いろいろございますが、いずれにいたしましても、今度の戦争によって戦没した者、あるいは傷病を受けた者の数というものは二百万人をこえる、こういう実情であります。軍人、軍属、準軍属等が二百万でございますから、その遺族等関係者を含めますると、その犠牲者の総数というものは非常にばく大な……


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○河野(正)分科員 私は、目下問題になっております東京北区王子の米軍野戦病院設置問題について若干お尋ねを申し上げたいと思います。  私どもがこの問題を特に重要視いたしております点は、一つにはアメリカのベトナム戦争協力といった基本的な問題がございます。それからいま一つは、やはり学生と警官隊の激しい衝突、これも決して無視をしてはならぬというふうに考えます。それからいま一つは、すでに御承知のように、東京都議会におきましても、社会、公明、民社、共産党によりまして、王子野戦病院開設に対します反対の意見書が多数で採択された、こういうような問題点がございます。なお具体的な諸問題につきましては、逐次申し上げて……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)

○河野(正)分科員 時間がございませんから、ひとつお答えになる方は簡明的確にお答えをいただきたいと思います。  御承知のように、今日公害問題がきわめて大きな社会問題化しつつあるわけでございますが、特にきょうは防衛でございますから、基地公害についてお伺いをしてまいりたい、かように考えます。  そこで、全国百五十カ所近い基地がある中で、特に米軍の飛行場を中心として起こってくる公害、とりわけ騒音、振動等によって起こってまいりまする公害、この点についていろいろ一般的に言われておりますのは、かなり大きな影響力を人身に与えておるだろうということです。これは一般的な常識であるわけでございますけれども、政府と……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1980/03/04、35期、日本社会党)

○河野(正)分科員 私は被差別部落の抱えておりまする問題についてお尋ねをいたしたい、かように思うわけでございます。時間の制約もあることですし、しかも抱えておる問題というのは非常に多いわけでございます。したがって、ひとつお答えの方も簡明率直にお答えをいただきたい、かように考えます。  そこで、きょうは厚生大臣の所管にまつわる問題にとどめるわけでございますけれども、本論といいますか、具体的な問題に入る前に、これらの部落問題に対しまする大臣の基本的な姿勢についてまずお尋ねをいたしておきたい、かように思います。  私どもは、特にこの問題の解決のために重要視しなければならぬ幾つかの点がございます。その中……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○河野(正)分科員 今日もそうですが、今後日本の医療が大きく転換をしようとするわけでございます。そういう中で、もう既に予算委員会でも触れられておるようでございますが、一体日本の医療の中で医師の適正規模はどうであるべきかというようなこと。これはやはり医師の過剰ということが一つのねらいでそういう議論になっておるわけでございますが、時間がございませんので端的にお答えをいただきたいと思います。  そこで、いずれにしても四十五年の構想が既に達成されて、このままいきますと七十年代には十万対比医師数が二百というような状況にもなろうとしておるわけですから、そういうことになりますと、医師の過剰が結果的には医療制……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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