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有馬輝武 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

有馬輝武[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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910位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
609位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
698位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
438位

27期委員会出席(無役)TOP100
63位
29期委員会出席TOP50
38位
29期委員会発言TOP100
87位
29期委員会出席(幹部)TOP100
72位
29期委員会出席(無役)TOP100
86位
29期委員会発言(非役職)TOP100
70位
30期委員会出席TOP100
85位
30期委員会発言TOP100
60位
30期委員会出席(幹部)TOP50
50位
30期委員会発言(非役職)TOP50
50位

このページでは有馬輝武衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。有馬輝武衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 建設委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 二点につい、お伺いいたします。これは官房長にお伺いいたしたいと思います。  暫定予算の説明で人件費事業費その他の経常的な経費について最小限度組んだということでありますが、せんだっての委員会におきまして、旅費、超勤等雑件の中に含まれておるものについて八割を組んだということでありました。この件につきましては、各省共通の立場において組まれたものであるかどうか。それからこの八割について、特に建設省の性格からいたしましても、旅費、超勤等の問題につきましては、相当の無理がくるのじゃないかと私は思うのでありますが、この点について、将来これを補足するところの含みを持っておるかどうか、こういう……

第22回国会 建設委員会 第5号(1955/05/10、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 私は、三点についてお伺いしたいと存じます。その一つは、河川費が六億八千八百十五万円、それから災害関係が五十億も減額されておりますが、少くとも政府においては、恒久的な立場からのこれらの事業の推進の構想を持っておられると思うのでありますけれも、大臣の御説明の基本となるものは、やはり一兆円の予算の範囲内でせっかくの努力をしたということにとどまっておるようであります。もちろん大臣が努力された経緯については、わかるのでありますけれども、せんだって委員会において質問いたしましたところ、昭和二十五年以来の災害につきましても、一千億以上のものが流されていないという状況の中で、根本的な抜本的な……

第22回国会 建設委員会 第11号(1955/05/23、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 私は三点についてお伺いいたしたいと存じます。第一点は、公共夢業費でも、七億近くのもの、それから災害関係でも四十一億のものが減額されておって、この点については各委員から今御質問があったととろであります。ところがこの問題につきまして、先ほど大臣の答弁の中でも、やはりかけておって、それが十分になっていないから、毎年々々の災害でまた元へ復する、そういった形じゃなくて、両点的にやりたいという御答弁がありました。がしかし、現在建設大臣から大蔵大臣もよくお聞きになっておると思いますけれども、すべての国の災害というものが、そういった状況に置かれてあって、いわゆる重点的という言葉が現在言われな……

第22回国会 建設委員会 第15号(1955/05/30、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 今の点に関連して、大臣にお伺いしたいと思います。私がせんだって大臣に、現在の建設省の定員についてお伺いいたしましたときに、非常勤あるいは常勤的な職員の問題と関連いたしまして、少くとも労務過重になっておるので、この非常勤の問題についても、占領時代の遺物だから再検討したいというような大臣の御答弁もありました。問題は、今度出されております行政機関職員定員法の一部改正法律案で、他の省庁におきましては六千人ぐらいの増員がなされております。これはそれぞれの仕事の量に応じて増員がなされておるのでございますけれども、この際営繕の仕事がなくなったからということだけで、今の御答弁のように減員する……

第22回国会 建設委員会 第17号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 今の質問に関連して、二点ほどお伺いいたしたいと存じます。  今、官房長は、住宅公団との関係で、身分的な問題については、公団の総裁が採用するのであるから、自分たちとしては努力はするけれども、それをはっきり受け合うことはできない、こういうような意味合いの答弁をされたのであります。この点につきまして、せんだって内閣委員会におきましては、建設大臣の方からはっきりとした答弁があったはずでありますけれども、やはりそこら辺について――含みたいな、事務当局としては、きわめて疎漏のない答弁かもしれませんけれども、やはり身分的な問題でありますから、そこら辺については、営繕の諸君が安心するような形……

第22回国会 建設委員会 第18号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 先はどの瀬戸山委員の宅地造成に関する質問に関連しまして、一言だけお伺いいたしたいと存じます。  この公団の業務に関する第三十一条、特に第二号は、この公団設立について、大臣から強調して御説明があったところであります。また第三十四条で、関係地区の自治体の長を集めて話し合いをつけるというようなところに、現在までできなかったことを推進する一つのねらいがあるということも、大臣の御説明の中に強調されたところであります。この法案の企図としては、わかるわけでありますけれども、問題は、この宅地造成につきまして、建設省で、また大臣として希望されておる、そのことはわかるのでありますけれども、実際問……

第22回国会 建設委員会 第27号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 河川局長にお伺いいたします。災害の基本対策につきまして、抜本的な政策が講じられなければならないということは、これは私たちが出て参ります前の議事録をずっと参照いたしましても、常に論議されておるところであります。また今度北海道に起りました災害につきましても、同僚委員の諸君から、つとにこの点についての御質問がなされております。政府としても、三十年度予算の編成の際に、特別失対費の増額、あるいはこのたびのこの公共土木施設災害復旧事業費の国庫負担法の一部改正法律案、こういったもので一歩でも前進させようとする努力をしておられることは、私たちも十分その意のあるところをくみとつております。また……

第22回国会 建設委員会 第29号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 それでは私から簡単に御質問いたします。この前河川局長にお伺いいたしまして、災害復旧費の関係と治山治水との関連づけについて、懇切な答弁がありました。私はこの問題について一言だけ大臣にお伺いしておきたいと思うのであります。公共事業費が一般会計の中で占める比率について、大臣はせんだっての治山治水の十ヵ年計画の御説明の際にも、国費には限りがあることでありますしという表現でお話があったのであります。もとより私たちも昭和二十五年度から二十九年度まで見て参りますと、二十八年で一七%、あるいは二十九年で一六・三三%というような形で、大きな比重を占めていることもわかります。この問題は河川局長に……

第22回国会 建設委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 ただいまの御説明で超過勤務時間その他についても、他の事業所に比較して過重な状況にはないという御説明でございました。一応その御説明を了承いたしたいと存じます。ただ希望として申し上げておきたいのは、私がこの問題を取り上げましたのは、行政機関職員定員法の一部改正法律案が内閣委員会で審議されておる過程におきまして、建設省における職員の増減の問題につきまして検討いたしたい。その具体的な事例といたしまして、現在建設省本省並びに事業所が労働過重になっておるのではないか、そういった一つのケースとして私はこの問題を御質問申し上げたのであります。ところがすでに御承知のように、行政機関職員定員法は……

第22回国会 建設委員会 第33号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 本多先生にお伺いしたいと存じます。先ほどのお話の中で、国土開発という理念と縦貫という言葉に関連してお話がございました。国土開発という立場からものを考える際には、相当考慮しなければならないという、否定的な意味の強い立場でのお話でございましたし、また縦貫という点につきましては、遠距離輸送というよりも、むしろ近距離輸送に現在の実態があるという立場からのお話でございました。この点につきまして、私は国土開発あるいは縦貫というのは、接頭語というか、歌のまくら言葉みたいなもので、特に国土開発なり縦貫という言葉の持っておるイメージとは、おのずから異なったものがあるのじゃないかというふうに受け……

第22回国会 農林水産委員会 第9号(1955/05/10、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 事務所の方の人件費は六千七百万増ということでしたが、その内容をちょっと御説明願いたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第18号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 今の問題に関連しまして、川俣委員の方から充実する考えがないかという御指摘がございました。この点に関連しまして、たとえば農業災害につきましても、本年度から府県単位のものを郡単位にまでおろして調査することになっておるはずであります。この点に関連しまして、農林省としてはどのような人員の増を計画されたか。今回行政機関職員定員法の一部改正法律案におきましては、他の省庁におきまして仕事の増量に応じたところの人員増というものが約四千人行われる。にもかかわらず、農林省においてはそのような仕事の増量があるにもかかわらず増員がなされてない。これは農林当局としてどのような考え方で進められたか、その……

第22回国会 農林水産委員会 第27号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 私緒方参考人に簡単に一言だけお伺いいたしたいと存じます。先ほどお話の中に、強制割当が農民の間で、気持の上で相当の圧迫になっておる、これが取り除かれるならばというような形で、いわゆる納得し得る条件ということと関連してのお話がございました。この点について、価格の問題を除きまして、今でもある程度の価格が保証されても、今おっしゃったような意味合いの空気が残るかどうか、こういった点についてお伺いしたいと思います。いわゆる価格がある程度保証されても、やはり現在の上からの割当というものについて農民はそういった気持を抱くものかどうか、この点についてお伺いいたしたいと存じます。

第23回国会 農林水産委員会 第6号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 先ほど大臣からお話がありました、保険未加入者並びに加入者に対する補償の期間でございますが、赤路委員からも触れられたのでありますけれども、最高六カ月、二十八年の慣例に従ったということでございましたけれども、現在相当長期にわたっておりまするので、この点について状況を勘案して、この期間を長くするというようなことも考慮されておるかどうか、この点についてまず第一にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 次に、先ほど田口委員からも触れられた問題でありまするが、融資の問題についてであります。代船建造の融資分に対する元利償還の延期、そういった点についても何か腹案を持っておられるかどうか、……

第24回国会 大蔵委員会 第13号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 このたび砂糖消費税法の一部を改正する法律案が提案されておりまして、その砂糖の取引の実情に即するような徴収方法に改めることになっております。私、本日はこの中で第一種甲類のいわゆる黒砂糖の徴収方法についてでありますが、その提案では農業協同組合その他をいわゆる集荷機関として委託することができるというような形に提案になっておりますが、私はこのような形に改めるだけではなくして、この砂糖消費税の課税客体である農家の実態について、相当基本的に考慮しなければならない面があるのではないか、こういうふうに考えます。そういった面から、この砂糖消費税法の第一章の総則で、租税客体としてこの黒砂糖業者を……

第24回国会 大蔵委員会 第15号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 先ほど春日委員の質問に対しまして、外務省の課長から冒頭で、アメリカとの折衝については鋭意努力しておるということであります。またアメリカを仲介に立てて韓国との問題を解決するように努力しておるというお話でありますけれども、御承知のように、西日本の水産業者の代表の諸君が昨年暮れ参りましたときに、アメリカ大使館に参りまして、そのときモルガンとかいう参事官に会いましたら、この問題に対しては重大な関心は持っておるけれども、責任はないというようなことを言っております。それで、少くともこの問題が発生したのは四年ほども前であって、今ごろそんなことを言ってもらっては困ると言って突っ込むと、今度は……

第24回国会 大蔵委員会 第33号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 今国会に、議員提案といたしまして外資に関する法律の一部を改正する法律案を提案いたしまして御審議を願っておるわけでありますが、これに関連いたしまして、若干の質疑をいたさんとするものであります。  この法案の提案理由としておりますところは、外資がわが国に次々と導入されておりますけれども、この外資によりまして中小企業の事業活動に著しい影響を及ぼし、その中小企業をはなはだしく圧迫するおそれがあると認められるような外資の導入を禁止しようとするのがこの法律案の提案理由であります。ところがこの改正案の本案であります外資に関する法律の第一条で、目的といたしまして「この法律は、日本経済の自立と……

第24回国会 大蔵委員会 第34号(1956/05/08、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 本日はせんだっての質問に引き続きまして、地金輸出の問題につきましてお伺いいたしたいと存じますが、その前に、この前の質問の中で、日経金が開銀と興銀に対しまして借り入れを提携後に申し入れた事実について、調査して御答弁になるということでありましたので、外資課長から、その事情について口頭でお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 事実はなかったという御答弁でありますけれども、この件につきましては、事情をよく調査した上、再度お尋ねいたしたいと存じます。  次に、鉱山開発の問題につきまして、この前もお伺いしたのでありますが、つい最近日軽金の副社長が、アルテッドの資本によって設立されたシ……

第24回国会 大蔵委員会 第41号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は日本軽金属の外資提携の問題につきまして、石橋、一萬田両大臣に御質問を申し上げたいと存じます。この件につきましては、昨年の商工委員会におきまして、同僚議員である八木君からも質問がされておりますし、また本委員会におきましても、私から松尾鉱山局長並びに小島外資課長にその経緯について詳しくお話を伺いましたが、問題は、その鉱山局長並びに外資課長からの御答弁の中で明瞭にならない点、並びに政府の外資に対する考え方、またそれによって引き起される日本の経済情勢というものに対しまして、両大臣からはっきりお伺いしなければならない点が残っておりますので、そういった角度から、あえて前の質問と重復し……

第26回国会 社会労働委員会 第42号(1957/04/20、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は先ほどから滝井さん並びに横山君から質問された基本的問題を中心として労働大臣にお伺いいたしたいと存じます。それとあと森永さん並びに林野庁の方にお伺いいたしたいと存じますので、十分御用意をしておいていただきたいと存じます。  私はこの調停並びに仲裁の問題が進められておる際に、松浦さんも御記憶新たなように、予算委員会におきましてこの財政措置をどうするかという問題についてしつこくお伺いしたはずであります。その際に、結論的には池田大蔵大臣並びに松浦労働大臣の方から、裁定が出たならば財源的な措置は講ずるという御答弁があったと記憶いたしております。ただこの論議がかわされております過程で……

第26回国会 社会労働委員会 第44号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 藤林先生に一言だけお伺いいたしたいと存じます。このたびの裁定では、林野を除きまして全部、予算単価と実行単価は大きく開くべきではないから、将来合理的に縮小されることが望ましいということをうたっておられますが、林野の場合これがうたっていないのはどういう観点に立たれたのか、この点をお伺いいしたいと思うのであります。先ほども先年は実行単価は把握しがたいということを申されたのでありますが、少くともほかの現業につきましてはうたってあって、林野にうたってないのは、ある程度のものを把握されておって、林野の場合予算単価と実行単価の差が少いからうたわれなかったのか、ここら辺について明瞭にしておい……

第26回国会 社会労働委員会 第50号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 時間がありませんので私も簡単に質問いたしますから簡単に御答弁をいただきたいと思います。総理と官房長官にお伺いいたしますが、先ほどから総理は、企業当局が今回の処分については十分な調査をいたし慎重に処理したという御答弁でありましたか、もし間違った処分をしておった場合に企業当局の責任はどうなるのか、政府の責任はどうなるのか、この点を簡単にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 是正する方途と言われるが、間違った通告をして――先ほどから論議をされておりますように、死刑の宣告にもひとしい状態に置かれておって、是正の措置と言って具体的にはどのような企業当局の責任を問われようとするのですか……

第26回国会 社会労働委員会 第53号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 時間の制約があるようでありますから、私もなるたけ簡単にお伺いいたしますので、次官並びに事務当局の方々も簡明に御答弁をいただきたいと存じます。  冒頭に、この厚生当局の御努力に対して敬意を表しておきたいと存じます。私が今から質問しようといたしておりますライの問題につきましても、苦しい予算の中で皆さん方は非常な努力をされておられます。私も全生園なりあるいは私の地元である敬愛園にしょっちゅう参っておりますが、医局の方々もその他の職員の方々も、一般にある偏見なりなんなりというものの中で献身的な真摯な努力をしておられますので、この点については、皆さん方の指導で非常に誠意が行き渡っている……

第26回国会 社会労働委員会 第54号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は国立公園法に基きまして、自然公国法案の府議に当りまして、二、三の点についてお伺いいたしたいと存じます。この国立公園法の特別保護地区の指定について、厚生省はどういった観点から見詰められておるのか。非常に抽象的な質問をいたしますが、このような質問をいたしますのは次のような理由によるものであります。  卑近な例で申し上げますが、鹿児島の屋久島の国立公園指定の話が進められておりますが、ここ数年来農林省の林野庁とあなた方の方との話し合いが一向につかない。第一禁伐区域、第二禁伐区域、そういった点について、あなた方はできるだけ国立公園の体裁を整えるためにこの禁伐区域を広くしようという考……

第26回国会 大蔵委員会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は大臣の財政演説を中心といたしまして、特に食糧管理特別会計の問題につきまして、二、三お尋ねをいたしたいと存じます。  大臣はその財政演説におきまして、特に「産業活動及び国民生活の面における不均衡を是正しながら、全体として経済力を強化、拡大し、社会保障の充実をはかっていくことが、今後における施策の眼目であると存じます。」ということを前提とされまして、ただいま申し上げました農業政策につきましては、特に「農林漁業の経営の安定をはかるため、新農村建設事業を強力に推進し、農業協同組合の整備、農林漁業研究の充実、森林資源の維持、漁港修築工事の促進についても配意するとともに、農林漁業金融……

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、本日は大蔵大臣に、徴税の際における会社概況説明書の問題につきまして若干お伺いをいたしたいと存じます。この点につきましては、詳細な面については、国税庁長官並びに担当課長からお伺いしたいと思いますけれども、本日お伺いしたいのは、現在大蔵省で企図しておられるところの、しかも三月から実施される予定になっておると聞いておりますが、この会社概況説明書の提出を求めることについて、所得税法に基く質問検査権の範囲内に属するかいなか、所得税法に基く質問検査権の行き過ぎではないかということについて若干お伺いしたいと思うのであります。といいますのは、最近国税庁の法人税課長は、この問題につきまし……

第26回国会 大蔵委員会 第10号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私はせんだっての委員会におきまして、会社概況報告書の様式の問題につきまして、国税庁が計画しておるところの報告書の内容につきまして大臣の見解をお伺いいたしたのでありまするが、その際の答弁によりますると、質問検査権に基いて強制するものではなくして、任意に基くものである、また志場課長が言明したような罰則は適用する考えはない、 さらに毎月行わせるというようなこともないというような諸点について言明があったのであります。そこで現在国税庁長官として考えておられるその様式の概要について、この際お伺いいたしておきたいと存じます。
【次の発言】 今、御答弁の中で最後の方の内容でございますが、この……

第26回国会 大蔵委員会 第15号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案並びに租税特別措置法案に対しまして、きわめて簡単に骨子だけを述べまして、反対の討論をいたさんとするものであります。  この三法律案に対する反対理由を明らかにする際、まず申し述べなければならないことは、政府は一千億減税を呼号いたしておりまするけれども、租税体系を論ずるに当って、その前提となる国民所得の把握に対する政府の考え方について、一言せざるを得ないのであります。かつて昭和三十年度の予算補正が行われます際に、百億前後の修正要求に対しまして、自然増収がさほど見込まれないというような……

第26回国会 大蔵委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、今回の揮発油税の増徴に関連いたしまして、若干の点をただしたいと存じます。最初に、道路局長が見えていないそうでありますから、関係課長からお伺いいたしたいと存じま、が、ワトキンスの調査団の勧告に基いて、道路整備五カ年計画が立てられて、それに従って現在まで道路整備が行われてきたはずであります。わが国の一般予算に対する公共事業費の比率というものは、年々非常に高くなってきておりまして、現在でも一五、六%のところを低迷いたしておるはずであります。昭和二十九年度までで大体九千億くらいの金が戦後使われたと思うのでありますが、今度この五カ年計画を変更されて、新たに十カ年計画を作られたとい……

第26回国会 大蔵委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 簡単に伺いますが、一千万円の回収状況について、どうなっているか、この点をまず伺いたい。
【次の発言】 先ほどあなたは神田君に対する答弁の中で、取引先の内容を検討する権限はないというようなことを申されました。また一方では、政務次官は、厳正に慎重に検査を行なっていきたいということを言っておられる。このような貸付に対して、回収状況を調べないで、何を調べるのですか。
【次の発言】 だから、その調べた結果を教えて下さいと言っているのです。
【次の発言】 今、このような重大な貸付について、回収状況を調べてないと言われると、どうしても納得ができないわけなんです。あなたはえらい安易に言われる……

第26回国会 大蔵委員会 第20号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 時間が制約されておるそうでありまして、ただ問題の端緒に入るだけに終るかもわかりませんけれども、自余の問題につきましては、日ソ漁業交渉の結論を見た暁におきまして、農林水産委員会その他で詳しくお尋ねをいたしたいと存じます。本日は食管特別会計に関係ある問題だけに限りまして、しかも簡明に御質問申し上げますので、農林大臣の方でも、ポイントをついて要領よくお答えをいただきたしと存じます。  まず第一に、農林大臣が全国の六百万農民の期待を集め、また私たちの期待を集めて農林大臣に就任されて、その第一の仕事は、やはり前の河野農林大臣時代の食糧増産をむしろ後退させた行き方、こういったものから、米……

第26回国会 大蔵委員会 第22号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 その前にちょっと――ただいま修正案が小山委員より御提案になりましたが、この課税対象をどの程度に見るかという点につきまして、過ぐる合同委員会において通産大臣と運輸大臣との間に意見の食い違いがあったことは、皆様御承知の通りであります。この点につきましてやはり明らかにしていきませんと、審議が進みませんので、この際大蔵大臣、建設大臣とともに運輸大臣をお呼びいただきたい、このことを委員長の方でよろしくお取り計らいを願いたいと存じます。
【次の発言】 建設大臣、運輸大臣がお見えになっておりませんので、その関係の分については省きまして、さらに最終段階でありますので、今まで論議されたことを蒸……

第26回国会 大蔵委員会 第40号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 今の問題についてもそうでありますが、肥料の価格の問題につきましても、先ほど井手委員の質問に対する御回答で、納得がいかない点が二、三あるわけであります。その点につきまして、もとに戻るようでありますけれども、二、三お伺いいたしたいと存じます。  今度出されましたたばこ耕作組合法案、これはわが党の方からも出しておりますが、それらの点につきましては、あとで関連してお伺いしたいと思いますけれども、竹山祐太郎君外与党の方で御提案になりました、このたばこ耕作組合法案におきましても、監督の面で、公社は組合の業務が正常に運営されるかいなかというような諸点についても、監督の責めを負うことになって……

第26回国会 大蔵委員会 第49号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、一般の労働情勢につきましては、石田労働大臣からお伺いすべきでありますが、本日は、大蔵大臣から、大蔵省の職員に対して正しい労使慣行を打ち立てるために、とのような態度で臨んでおられるか、この点についてお伺いしたいと思うのであります。大蔵省の職員は、人数が非常に少い。その中で困難な徴税事務その他に当っているのでありますから、少くともその生活の安定なり何なりというものに対しては、あたたかい思いやりがなければならないと思います。そういった意味で、大蔵大臣も国税庁長官も努力しておられると思うのでありますが、具体的に、たとえば国家公務員であるから、言うところの団交権なり何なりというも……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 関連して。今岸本さんは、一年間の分をやりくりやって農林省が予算の配分を適当に考え、また西の方には早場その他の問題はないのだから、やりくりすれば何とかやれるだけの予算をやってあるはずだというような御答弁でございました。大蔵省としては、特に予算節約というような立場から、経営経費については、大なたをふるわなければならないという立場も、私たちわかるわけですが、しかし、今岸木さんのおっしゃったような形で、一律にものを見てもらうということについては、若干疑問を持たざるを得ない。あなたもよく御存じでしょうが、私も地方の食糧事務所におって、検見から調査から何から何までやってきております。一年……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に大久保国務大臣にお伺いいたしたいと思います。それは現在御承知のように、非常勤職員は大体昭和三十六年以来の行政整理の結果もありまして、本来には仕事の質も量もまた時間的にも、定員内の職員と同じような形で仕事に従事しておる者か膨大な数に上っておるはずであります。で、いわゆる常勤、非常勤といわれる職員は、御承知のように、身分的にもまた給与の面でも非常に不安定な、不均衡な形に置かれております。この問題は定員法の問題として最も現在重要な課題であろうと思いますが、この点についてまず第一点は、現在これらの者が何人くらいおるか、これに対して大臣としてはどのような処置をしようとしておるか、……

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 その中に農地局の五百六十六名というものは含まれておりますか。
【次の発言】 岡部さんに伺いますが、農地局のは単なる定員要求と違いまして、予算が二十一億付された形で新しい事業が計画されまして、八郎潟、庄内、鬼怒川、富川、道前、道後、濃尾というように事業所の指定もはっきりしておりまして、他の要求と違うと思うのであります。もちろんこれらの実態については岡部さんも十分御承知で、この点については手直しするというお約束もあったようでありますが、結論的にはゼロになっている。そういうことになりますと、たとえば前の北海道の例等におきましても、九十三億の予算に対しまして、百四十名定員を認められた……

第26回国会 農林水産委員会 第22号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 今中村委員、田口委員、楯委員、山田委員から、益田市に起りました今回の事件を契機として水質汚濁の問題について御質問があったわけでありますが、部長の御回答を聞いておりますと、いろいろ検討を進めておるけれども、現在のところはケース・バイ・ケースで解決していきたいという趣旨であったようであります。このことはすでに昭和十一年ごろから非常に問題になりまして、水産庁に対してもまた各省に対しても陳情が続々と行われておったはずであります。この水質汚濁防止法制定への動きの経緯についてはあとでお伺いいたしたいと存じますが、最初にこの実態その他について水産庁としてどのように考えておられるかということ……

第26回国会 農林水産委員会 第47号(1957/06/05、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私はただいま川俣委員から米麦価についての御質問がありましたが、これに関連いたしまして今年産の麦価の問題についてお伺いいたしたいと存じます。  私、よその事情を知らないのでありますが、今度鹿児島県に帰ってみましたところ、穂が出ましたあとの悪天候のために、雨量が非常に多くて予想収穫高が大体六割以上も減収になるのではないかということが予想されております。平年雨量が二一三・七ミリあるのに対しまして四四八ミリで、雨天が十五日、雲天が十五日、快晴二日ということで、平年の日照率が四六%あるのに対しまして三八・四%しかないというような不良天候でありました。その結果、ただいま申し上げますような……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/18、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私はただいまの野原君の質問に関連いたしまして、要点だけを簡単に御質問いたしたいと存じます。  まず第一点でありますが、政府が調停案を拒否しまして、しかも仲裁申請が非常におくれた理由についてお伺いいたしたいのであります。昨日、与党の篠田弘作君と総評の事務局長の岩井章君との放送討論会などを聞いておりますと、あたかも今度の紛争の解決をおくらせたのは総評であるかのような印象の発言を篠田君がいたしているのであります。しかし御承知のように、国鉄を初め――国鉄は十五日に調停申請を行い、政府はこれを拒否して仲裁が出るのを待っている。ところが御承知のように公企体労働委員会は、調停委員会も仲裁委……

第26回国会 予算委員会 第25号(1957/04/27、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は一昨日来質問が続けられております今回の仲裁裁定の問題、これが結論が出ますまでの経緯、そして政府が今度の予算措置をなされた根本的な態度、それから四現業に対しまして移用、流用で済まされたこと、おもにこの二点に関して御質問をいたしたいと存じております。総理がお急ぎのそうでありますので、十一時半までにいろいろな点をまとめまして最初にお伺いいたしたいと存じます。  まず第一に私がお伺いしたいことは、この公労協の闘争というものは、完全に三公社五現業の当局とそれから組合との単なる賃金の紛争というふうに私たちは理解いたしておりますが、むしろ政府当局はこの労組の闘争をいやがりながらも、対政……

第27回国会 外務委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に私は齋藤さんにお伺いいたしたいと存じますが、それは在外公館の布陣の充実ということについてであります。この点につきましては、三十二年九月一日現在で、アメリカなどでは五十四名、イギリス大使館では三十七名という工合に、一応態勢が整っておるようでありますけれども、その他の国々、たとえばメキシコでは六名だとか、ブラジルでは十二名、アルゼンチンでは九名、チリーでは四名という工合に、非常に少い人員で大きな仕事をかかえて、能力以上に酷使されておられるようなきらいがあると思うのであります。この点につきましては政務次官もずっと回っておられてお気づきになっておることだと思いますし、また本委員……

第27回国会 大蔵委員会 第4号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 あとから銀行局長にお伺いしますが、最初にきのうお話をしておきました余剰農産物の問題につきまして、政務次官の方からお話をいただきたいと思うのですが、岸総理が帰られて、この問題については大蔵、農林等関係各省においていろいろ御検討をいただいておることを知っております。問題は、現在円資金の使い方、それからそのワクをどの程度にするかというようなことで、相当交渉が暗礁に乗り上げておるというふうに聞いておりますが、現在までの交渉の経過、それから今後の見通し、そういった点についてお話をいただきたいと存じます。
【次の発言】 それで、八〇%を下回った場合には受け入れないという態度を基本方針とし……

第28回国会 大蔵委員会 第9号(1958/02/25、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、日本貿易振興会の問題について、一、二お伺いしたいと思いますが、通商局長がお見えになっているようですから、具体的な点については、通商局長からお伺いいたします。問題は、今度政府が立てられました新長期経済計画、この中で、貿易の伸展について一応の見通しを立てておられます。それによりますると、世界貿易の発展率を四・五%と見込んでおりまするのに、日本のこの計画に基く輸出振興については一〇・五%と約二倍に近い成長率を見込んでおられるのであります。ところが、一方この計画を立てられる際に、その性格として、経済の全分野にわたって詳細な計画目標を掲げ、その一つ一つについて厳格な実行を期待する……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 佐藤さんに一問だけお伺いしたいと思います。問題は、食管特別会計の赤字について、よく中間経費の問題その他が論ぜられるのであります。しかし、御承知のように、昭和八、九年当時二四%から二二%くらいあった中間経費が、現在は一四%くらいになっておるということで、もういじくる余地はない。問題は、その食管特別会計の赤字を論議された中で、今度の六勘定についても、一歩前進だということで出しておられますけれども、私は、さほどの意義は認めておりません。むしろここでやるべきことは、たとえば各種の集荷に対する奨励金なり、あるいは農産物の検査費なり、事務人件費、こういったものを、むしろ一般会計から出すべ……

第28回国会 内閣委員会 第29号(1958/04/10、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は農林省関係についてお伺いいたしたいと思いますから、官房長とそれから食糧庁の武田さんにお願いいたします。最初に岡部さんにお伺いいたしたいと思いますが、横路委員からの常勤と非常勤的常勤との取り上げ方の問題について、常識的に常勤の方が先になったというようなお話でしたけれども、これについてはその職種あるいは学歴なりあるいは職歴なりというようなものについて一つの基準を設けて、常勤、非常勤にかかわらず御検討なさるのかどうか、この点を少しお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 あとで岡部さんにお伺いいたしますが、武田さんにお伺いしたいと思います。現在サイロの関係で新設以来定員増が……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 議院運営委員会 第24号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 委員会の審議をスムーズにするために行きつ戻りつすることも私はけっこうだろうと思いますが、先ほどわが党の柳田理事並びに下平理事から、三月十日、四月四日の申し合わせのいきさつについてお話があり、これについては委員会で一致して確認したところでありますから、議論はなかろうかと思うのでありますが、委員長はただうなずくだけとか、あるいは佐々木さんからだんだんの御説明があったりいたしますと、私は、この問題を解決しない限り、少なくとも本委員会の本来の使命というものが果たせないような状態に追い込まれるおそれがありますので、本日はこれで散会されるのもけっこうでありますが、次回開会される際には、少……

第38回国会 議院運営委員会 第39号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 その答弁の前に関連して伺っておきたいと思います。今下平理事からお尋ねになりました第二点の定足数の問題であります。この点については、国会対策委員長からも先ほど真摯な御答弁があったわけでございまして、格段の努力をされておると考えてはおりますが、実際の委員会の状況を見ておりますと、どの委員会にいたしましても、定足数が足りた形で審議がされておるとは決して言えないと思う。そこで、国会正常化の意味で、わが党で各委員会を議運の者が中心になって回っておりますと、一つの委員会で定足数に足りないから、そのことを指摘いたしますと、ほかの委員会からどうっとかり出してくる、そうしてその委員会は直ちに定……

第38回国会 議院運営委員会 第41号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私、提案者である佐々木さんに最初に一言お尋ねしたいと思いますが、終戦後ILO加盟の問題について、労働者代表は別ですが、使用者代表、政府代表が、再加盟のときに非常に各国の反撃を食ったのですけれども、そういった点について、日本が再加盟する際に、どういった誓約をされたのか、その点少しお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 私がお尋ねしましたのは、内容についてではなくて、特別委員会を設置されるからには、やはり日本政府、また与党の方々のILOに対する認識といいますか、そういった根本的な問題についてお伺いをしたいために、再加盟当時の雰囲気について若干お伺いしたい、こういう気持からな……

第38回国会 大蔵委員会 第2号(1961/02/02、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私はおもに政務次官に食糧管理特別会計を中心にしてお伺いいたしたいと思います。  今度の総理の施政方針演説でも、また大蔵大臣の演説でも、所得の格差、特に産業間の所得の格差を是正するために、農業の近代化について特段の配慮が払われておるということを強調されたのでありますが、そういった観点から、私は食糧管理特別会計について若干お伺いいたしたいと思うのであります。  まず第一に、私は、生産基盤の強化その他をやったにいたしましても、なかなか第一次産業と二次、三次産業との所得の格差というものは是正できないのじゃないか。それでできない一つの限界がある。それについて政府としてはどのようなお考え……

第38回国会 大蔵委員会 第5号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は諸般について暗いですが、ことに税制についてはまるきりしろうとでありますから、質問で的をはずれておる点がありましたら、政務次官や主税局長の方で焦点を合わせていただきまして、叱正すべきところは叱正しながら、お教えをいただきたいと思うわけです。なお、そういった意味から前もってお話し申し上げておきたいと思いますが、前置きが長くなって恐縮ですけれども、私は、税法について、特に農業に関連して御質問申し上げたいと思っております。  大蔵大臣、また総理も、この地域間、産業間の所得の格差を是正するという点を施政方針演説の中で特に強調されたのであります。しかし、私農林関係の予算を拝見しまして……

第38回国会 大蔵委員会 第13号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 本日は、清井総裁お忙しいところ、非常に恐縮でございますが、このたびの国有林野事業の特別会計に関する点につきまして、特に官行造林を廃止いたしまして、その事業を森林開発公団にやっていただくことになるわけでございますが、この問題と関連いたしまして、現在まで農林漁業金融公庫が助成してこられました経緯、そういった点につきましてお伺いいたしたいと存じます。なお、ほかの関連もありますけれども、最初に清井さんにお伺いする点だけをお伺いいたしまして、あと長官に逐次お伺いして参りたいと存じます。  最初に、助成事業として補助金と融資の二つがあるわけでありますが、この二つの性格について林野庁として……

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、税負担率の問題について一言お伺いしたいと存じます。本日のお話の中にもありましたように、消極的な意味での減税の結果が二〇・五%になった。それにしましても、アメリカの二八%なりイギリスの三二%といったものに比べまして、ただ率だけではなくて、実際には非常に負担になっておるという点も明確に御指摘になっておりますし、そういった面で、積極的な面も今後取り上げていただけるという、だんだんのお話があったわけであります。それと同時に、先生が一月の初めの朝日新聞に書いていらっしゃったのでありますが、大体わが国では、明治以来政府依存の態度というものが非常に残っておるのじゃないか、それと、いま……

第38回国会 大蔵委員会 第16号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、まず第一に、税制調査会の答申に対する政府の態度についてお伺いいたしたいと存じます。国民が減税という声を聞きますときに、確かに税率に対する意識というものも相当程度あることは事実でありますが、それと同時に、やはり租税負担公平の原則からいいまして、不均衡感といいますか、こういったものの是正に対する強い要望があることは御承知の通りであります。昨日中山参考人から税制調査会の討議の経緯についてお伺いいたしまして、その間租税特別措置並びに間接税については、率直に言ってわれわれとしても自戒しなければならない面があるというようなお話がありましたが、私は、税制調査会の答申というものは、これ……

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 建設大臣にお伺いをいたしますが、時間がおせきのようでありますから、私も簡単に質問いたします。大臣の方も簡明に御答弁をいただきたいと思います。  まず、第一点といたしまして、今度新五カ年計画を策定されたのでありますが、私が記憶いたします限りでも、たとえば、竹山さんが建設大臣をしておられましたころも、前の計画が済まないうちに、途中で新しい構想を立てられました。それ以後におきましても、そういうことが繰り返されたようでありますが、私がお伺いしたいのは、大臣がかわるたびごとに、新しい五カ年計画なり十カ年計画というものが策定されてきたような現在までの経緯というものには、どういう点で、そう……

第38回国会 大蔵委員会 第21号(1961/03/25、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 関連して。  今経済局次長の方から、堀委員の質問に対して、ほかの方法でもってそのような事態が起こらないように努力するという御答弁があったわけでありますけれども、そのほかの方法というのはどういうことなんですか。
【次の発言】 先ほど堀委員からもいろいろ御意見がありましたし、また、昨日の加藤委員からの質問の中でもおわかりのように、今経済局次長がおっしゃったような安易なものじゃない。少なくともイギリスは非常に強硬な態度で出てきておるので、それをほかの方法で何とかまるめればよいというような情勢ではないと思います。やはりそこら辺について、向こう側の意向の打診といいますか、そういった点に……

第38回国会 大蔵委員会 第24号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に業務部長にお伺いいたしますが、本委員会に提案になっております国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案と、それから農林水産委員会にかかっておりますところの森林開発公団法の一部を改正する法律案並びに公有林野作官府造林法を廃止する法律案との関連についてであります。 国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案が通過いたしまして、一方農林水産委員会でただいま申し上げました二法案が流れました場合の措置はどういう工合になるのか。この点について最初お伺いしておきたいと存じます。もう少し具体的にお伺いいたしまするならば、官行造林はそのまま継続されていく。しかも予算はない。一方公団で……

第38回国会 大蔵委員会 第25号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 時間がありませんから、残余の問題についてはまた農林水産委員会でお聞きいたしたいと思います。  なお、この前の本委員会で森林開発公団の事業の問題等についてお伺いいたしましたが、その点については、昨日の農林水産委員会で森林開発公団の理事長から伺いましたので、概要についてはある程度把握できたように思います。  本日は、特別会計の三十六年度以降の運用面についてお伺いしておきたいと思いますが、特別積立金について今後一般会計に毎年どの程度を繰り入れようとしておるのか、それから最近四、五年における利益金の額についてこの際お聞かせおきを願いたいと思います。

第38回国会 大蔵委員会 第28号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に運営審議会の問題についてお伺いいたしたいと思います。  まず、連合会の審議会のメンバーについてでありますが、各省庁の単位共済の運営審議会のメンバーで、現在特にずっと見まして問題になります点は、外務省の共済組合と法務省の共済組合であります。外務省では、組合員を代表する委員に官房の総務参事官、アジア局事務官、欧亜局事務官、情報文化局事務官、ただ一人外務省職組の委員長が入っておりますし、また、法務省の共済組合では、東京地検の事務局長、東京法務局の会計課長、関東地方更生保護委員会の総務部の総務課長、公安調査庁の総務部職員課長補佐、こういった人たちがなっているようでありますが、現……

第38回国会 大蔵委員会 第31号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 今同僚の委員からお話がありますように、特にこのたばこの問題につきましては非常に重要な問題でございますし、与党の委員諸君の多数の出席を得まして慎重審議をいたしたいと存じますので、暫時質問を留保さしていただきたいと存じます。
【次の発言】 最初に谷川さんにお伺いしたいと思いますが、戦後、専売公社としては、一貫した生産指導といいますか、品質並びに量につきまして、特に耕作反別につきましても、長期の展望に立った指導というものをやってこられたと思うのであります。にもかかわらず、ある時期におきましては増反の声が非常に強く前面に押し出され、またある時期におきましては非常に減反の方向に持ってい……

第38回国会 大蔵委員会 第32号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初谷川さんにお伺いいたしたいと思いますが、昨日全国の連合会長、組合長の会議がありまして、私も傍聴いたしましたところ、きわめて意外な雰囲気がありました。まさかそんなことがと思われるようなことがきわめて真剣に論議されておるという点につきまして、私あとでこれは副総裁にもお伺いいたしたいと思いますが、不思議に感じたのであります。  その一つは収納価格の問題であります。きのう、今お見えになった生産部長が公社の代表として出ておられました。きのうの私の質問に対して、昨年十二月決定しました収納価格については、その後の物価の変動その他に応じて葉たばこ審議会を開いて再検討する用意があるというよ……

第38回国会 大蔵委員会 第33号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、この前の委員会におきまして、おもに運営審議会と評議員会の性格についてお伺いをいたしました。その構成につきましても、非常に各省庁の監督的な立場にある人たちだけが入っておりますし、それから評議員会と運営審議会といういわば執行機関を兼任しておるような事態については望ましくない、こういう立場から御意見を申し上げたのでありますが、それについて、私どもは、各省庁の長が任命する者を半分、それから組合員代表というようなものを半分にする、こういう方向で改正していくことが審議会の民主化をはかる唯一の道である、このように考えておりまするけれども、大蔵省として将来そのような方向へ進める考え方が……

第38回国会 内閣委員会 第18号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私はこのたびの農林省設置法の一部改正法律案に関しまして、二、三の点について官房長にお伺いいたしたいと思います。  まず最初に、今度の農林省の機構改革について、農業基本法が出されておりますが、その農業基本法の示す今後の農政の方向にマッチするという形で、今度の農林省設置法の一部改正法律案を出されたのかどうか、この点についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この機構改革の前提といたしまして、技術会議の東畑会長なりあるいは事務局長の御意見を参照されたのかどうか、この点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 一つは、少しいやみみたいですけれども、どの程度尊重されたのか、……

第38回国会 農林水産委員会 第23号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、あとで開発公団の方にお伺いいたしたいと思いますが、ただいま覚書の問題について角屋委員から質問がありました点について、御答弁で納得のいかない面がありますので、最初にこの点について自治省にお伺いをいたしたいと思います。  少なくともあの覚書を林野庁長官と取りかわされた際には、この線で今後推進していくという自治省の態度があったと思うのであります。にもかかわらず、一方では、先ほど角屋委員からも指摘がありましたように、基本問題調査会の答申とは完全に背離をいたしております。少なくとも、基本問題調査会の答申は、今後の林野行政に対して政府はこうあるべしということで、政府の善処を要望いた……

第38回国会 農林水産委員会 第25号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 関連して。  今大臣の御答弁で、話し合いのつかないものについては今まで通りの形でやるのだという御答弁がございました。ところが、林野庁の現在までの説明によりますと、いわゆる官行造林をやめるつもりで、そのための予算を組んでないから、高知あたりでは根腐れが出ておるのだという説明でありました。そこら辺の関連の矛盾はどういうことなのですか。この一点だけお伺いしておきます。
【次の発言】 そんなことではなくて、できるのかできないのか聞いているのです。林野庁では、今まで私に、もう今年は予算に官行造林を組んでいないのだから、公団にやらせないと立ち腐れになると説明しているじゃないですか。それに……

第39回国会 災害対策特別委員会 第6号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に私がお伺いいたしたいと思いますことは、今度の七法の中に、五月―七月にわたりまして関東、中国、九州における旱魃の被害があったわけでありますが、この点については、閉会中の災害対策協議会におきましても、善処するようにという要望を与野党一致して政府の方に出してあるのです。これを除かれた理由について最初にお伺いしておきます。
【次の発言】 準ずるということでありますが、それを具体的にお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 今の点については、あとで庄野さんから御答弁のありました点について資料として出していただきたいと思いますから、いずれそれぞれの分野で検討いたしますときに進め……

第39回国会 大蔵委員会 第4号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は農業近代化資金の助成法案について二、三の点についてお伺いいたしたいと思います。  この近代化資金の問題につきましては、前国会におきましてもわが党から資金ワクの問題と、それから利率の問題、おもにこの二点から農林省の見解をお伺いしたわけでありますが、問題は、利子補給をいたしましても七分五厘という高率が、せっかくの政府の考え方が一部の富農層だけに限定されまして、最も資金を必要とする、たとえば果樹をやりたい、あるいは家畜を導入したい、こういう中間的な層に及んでいかない、こういうきらいがあるわけであります。県によりましては、この国の補助に合わせまして地方自治体として補助しておる県も……

第39回国会 大蔵委員会 第5号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 ちょっと今の武藤君の質問に関連してお尋ねをいたしたいと存じますが、その一点は、先ほど武藤君の質問に対しまして、増反できない理由はどこにあるかという点について、現在価格の問題が取り上げられておりますが、しかし私は、価格の問題とともにほかにもいろいろな問題があろうと思います。そういう点について、谷川さんはこの前暑いところを鹿児島に出向かれまして、乾燥場の中にも入って、実際に体験してこられましたし、耕作者の方々からのいろいろな意向についてもその際聞かれたと思います。そういう点ではっきりとこの際、その増反ができない理由を専売公社としてどのように把握しておられるのか、この点が第一点。 ……

第39回国会 大蔵委員会 第6号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 通産省とそれから経済企画庁、両方お願いしたのですが、今度政府が国際収支改善に対する対策を出されましたので、それと輸出振興の関係について、私は若干お伺いいたしたいと思います。  最初にお伺いいたしたいと思いますのは、経済成長のテンポを、この改善対策の基本としてどの程度に押さえておられるのかということであります。この点に関しましては、参議院の予算委員会その他におきましても、その成長率に対する総理の考え方が毎回異なっておるようでありまするし、私どもの見方といたしましては、この国際収支改善の対策を効果あらしめるためには、少なくとも五%程度まで押さえていかなければ、所期の効果が達成でき……

第39回国会 大蔵委員会 第9号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 林野庁長官にお伺いいたしたいと思います。  最初に九月二十日の災害対策協議会におきまして木材の高騰を押えるために、長官の御答弁では五十万石ほどを準備しておるということが一つ。それからいま一つは災害前の価格で供給した場合には、営林局長が主体となってその手当をしておるという二つの御答弁があったわけでありますが、このあとの方の手当をしておるというのは、具体的にはどういうことなのか、その額その他の面についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど藤原委員の質問に対する林野庁長官それから主税局長のお話を伺っておったのでございますが、この租税特別措置法をいじるについては、少……

第39回国会 内閣委員会 第12号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 大臣のお時間があるようでございますから、今日質問できない点につきましては、いずれ農林水産委員会なりその他の機会を得て、お伺いいたしたいと思いますので、私は二点だけお伺いしたいと思います。  一つは、大臣が前に農林省を担当されましたときに、新農村建設の構想を出されました。これに対して、率直に申し上げまして、農村における期待というものは非常に大きかったし、またそれに即応する努力を各自治団体等においても、また農業団体等においてもいたしたと思うのであります。大臣の積極的な意欲と、各地域におけるその受け入れ態勢といいますか、受け入れに対する意欲が熾烈であったにもかかわらず、効果の面では……

第40回国会 議院運営委員会 第34号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 ちょっとその前に……。副議長は出ておられますが、議長はどうされましたか。

第40回国会 大蔵委員会 第2号(1962/01/27、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は最初に賃金の問題についてお尋ねしたいと思います。  これは先ほどの総理の施政方針演説並びに大蔵大臣の財政演説を聞いておりまして、高度成長政策はその基調として続けていく。そのテンポはこの前の発表によりますと、成長率を名目的にも実質的にも五・四%に押えていくということはありますけれども、やはり昨年と同じように極端な設備投資を押えるというようなことは勢いできなかろうと思います。ある程度の抑制策はできましても、やはり設備投資によりまして需要を作って、それに見合う市場を拡大していくという形をことしも発展させていかざるを得ないのじゃないかと思います。その中で、国民の所得から出てくる需……

第40回国会 大蔵委員会 第6号(1962/02/06、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 経済企画庁の羽柴さんにお伺いしたいと思いますが、それは去る七日の本委員会におきまして、国際収支の問題について大蔵大臣にお伺いをいたしました。輸出四十七億ドル、輸入四十八億ドルの見通しについて、四十八億ドルの輸入についてはむしろ心配しておる。四十七億ドルの輸出については楽観的な見通しを持っておるというお話でありましたが、私たちはその大蔵大臣のお話を伺っておりましても、どうしてもその楽観論の根拠について明確な把握ができないわけであります。そういった意味合いにおきまして、一、二お伺いしたいと思うのでありますが、それは、三十年から三十五年の平均を見て参りますと、輸入の伸びは、例外的な……

第40回国会 大蔵委員会 第11号(1962/02/16、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 総裁に最初にお伺いしたいと思いますが、台湾を失いまして、その後のしよう脳専売につきましては、今度の提案にもありますように、その量は非常に少ないものになっておりまして、しかも合成しよう脳やプラスティックの代替品の圧迫といいますか、また輸出価格の問題等で頭打ちになってきておったのは去年やおととしのことじゃないと思うのであります。その点について急に――急にと言っては語弊があるかもしれませんけれども、種々検討を加えられた結果であると思いますが、その間にたとえば原価に相当の検討を加えるべき余地があったのじゃないかと思うのでありますけれども、そういったものはほとんど据え置きになって、そし……

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 しよう脳専売法の問題について、最初に谷川さんにお伺いいたします。  この前私が質問いたしましたときにも、また武藤委員から質問がありました際にも、法律上今度の廃止に伴う補償について本年度分でなければ困難だ、その法律の形としての御説明はあったのですけれども、実態につきましては私がこの前申し上げましたように、本年廃止するものも、あるいは昨年、一昨年のものも状態は同じだと思います。ただ形式的に法律上無理だという御説明ではまだ納得がいきかねますので、その点についての再度の御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 僕がお伺いしておるのはこの前から一貫しておるのですよ。昨年三十六年度……

第40回国会 大蔵委員会 第19号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に大臣にお伺いをいたしますが、それは、税制というものは時の政府の施策の最もティピカルな表現として出てくるのでありますが、その意味で現在の内閣の文化政策というものの基本がどこに置かれておるか、こういう点で私は確かに今度の入場税の減税について一歩前進であることはある程度認めるわけでありますけれども、しかし他の先進国に比べまして、やはり文化に対する池田内閣のものの考え方というものがどこにあるのかという点で、若干の疑問なきを得ないわけであります。  それは、たとえばアメリカにおきましては演劇においては非課税になっておりますし、イギリスも撤廃しておる。またフランス等におきましてもバ……

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 答弁の前に、今の広瀬委員からの質問に関連いたしまして……。先ほどお話のありました農業機械化促進法の一部改正が提案されておるわけでありますが、農政課長も御承知のように、現在農村では機械化貧乏というようなことがいわれております。これはもちろん日本の農業の場合に耕作反別の狭いことあるいはその地域ごとの農業ということで、ただ一律的に機械化いたしましても実態に即応しない。そういうような形が出ていることとともに、先ほど指摘のありました、農村における蓄積が少ないために、その金融の面において十分な手当がなされていないところに負担の多い機械化をやっておる。いろいろ原因はあろうと思うのであります……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 ただいま議題となっております関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、社会党を代表して、反対の討論をいたしたいと思います。  少なくとも関税定率法の改正にあたりましては、国内の産業構造との対応の中で、現在問題になっておりまする貿易自由化、あるいは政府が掲げております本年度の輸出入目標四十八億ドルとの関連の中で、根本的な命題が解明されて、その線に沿ってこの定率法の改正が行なわれてしかるべきであると思うのであります。ところが、この法案審議の過程におきまして、わが党委員の諸君から再三指摘されましたように、たとえば産業保護の機能につきましても、おのずから限界があ……

第40回国会 大蔵委員会 第24号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 太田総裁、吉岡理事にはせっかくお越しいただきましたのに理事会が御承知のようなことで長時間にわたりましてお待たせいたしましたことを最初におわび申し上げる次第であります。  本日は海運政策に関連いたしまして、開銀融資の問題について二、三お尋ねを申し上げたいと存じます。  私、海運政策についてはまるきりのしろうとでございますので、あるいは唐突な質問なり、あるいは的をはずれた質問も多かろうと思いますが、そういった点につきましてはあしからずお教えをいただきたいと存じます。  最初に吉岡さんにお伺いいたしますけれども、開銀法の十八条の第二項に言いますこの社債ですね。「(特別の法律により設……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は簡単に二、三の問題点についてお伺いいたしたいと思います、それはけさも広瀬委員からも質問がありましたし、また横山委員、田中委員からも質問があって、この国税通則法を出さなければならない理由について、村山さんから種々御説明があったわけです。またそれを受けて大蔵臣からも御説明があったわけですけれども、たとえば十年前から準備しておったので云々というようなことでは納得がいかないのですが、私はただ一点だけに限って、大蔵大臣にお伺いをいたします。昨年、ことし、これは三十七年度も、税の自然増収は膨大なものが予想されるわけなんです。そんな時期に眠った子を起こすみたいな形で、権力主義的な通則法……

第40回国会 大蔵委員会 第29号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は二点ほどお伺いいたしたいと思いますが、今度の改正に直接関係ございませんけれども、会計年度の始期について新聞等では現在の四月を一月にしたらどうかというような意見がちらほら見られるのでありますけれども、この点について河野さんの御見解をお聞かせ願えれば、このように考えるわけです。
【次の発言】 次にお伺いいたしたいと存じますことは、憲法の八十三条と財政法四十三条との関連についてであります。昨年政府が閣議決定で国際収支改善のために公共事業費とか官庁営繕費、そういったものについて財政投融資の繰り延べをいたしまして、これは財政法四十三条によって適法だという工合に説明をいたしておるので……

第40回国会 大蔵委員会 第34号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、産業投資特別会計法の一部を改正する法律案に対しまして、簡単に反対の討論をいたさんとするものであります。  わが国がアメリカ政府から最初の援助を与えられたのは、昭和二十一年の春、占領地救済資金によって食糧、肥料、石油、医薬品等の諸救援物資が輸入されたのに始まるのであります。続いて二十三年からは、このガリオアに加えて占領地経済復興資金並びに軍関係物資放出という二つのルートによって物資が供給されたのであります。私たちがここで最も重視しなければならないのは、そして本法律案に反対する私たちの反対理由の第一でもありますが、ガリオア・エロアによる援助がアメ……

第40回国会 大蔵委員会 第35号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 先ほどもお尋ねがございましたが、今大体何カ国くらいと結んでおられるのか、この点……。
【次の発言】 このあれでは所得の生ずる場所と、それから企業の主体がある国との間の相互的な関係ですが、そういった場合、その恩典に浴しない、相手国がまだ条約を結んでないような場合、たとえばモナコに船籍を移し、そしてその間にこういった条約を結ぶような場合にはこういうことになりますか。
【次の発言】 そうすると、今の船籍主義はだんだん変わっていくというわけですか。
【次の発言】 それから第二条でいう、外国において生ずる所得で、地方税、都道府県民税なりあるいは市町村民税に相当するようなもので、具体的に……

第40回国会 大蔵委員会 第37号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は最初に、一月五日の理事会で総額六十億ドル相当の各国通貨をIMFに供与することになりました経緯についてお伺いをしたいと思うわけであります。幸いにいたしまして与党の理事諸君の御理解あるお計らいによりまして、今国会のわれわれの審議の一番重要な点でありました国際収支の問題、また国内経済の問題等につきましては、六日に慎重な審議をしまして、その帰趨を明らかにすることになっておりまするが、その前提といたしまして、私はこのIMFに対する日本の態度についても明らかにしておかなければいかぬと思うのであります。少なくとも今後の日本の経済というものは、これは幅が非常に狭くなりまして、日本の経済が……

第40回国会 大蔵委員会 第39号(1962/05/07、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 総理に最初にお願いをいたしたいと思いますことは、昨日与党の理事諸君や委員長にお骨折りを願って、藤山さんと一緒に本委員会においでを願って経済問題について忌憚のない御意見を聞かせていただきたい、こういうことでお願いをいたしたわけです。もちろんきのうの院内の情勢については、私たちもよくわかりますので、ことさらにそれをあれしようとは思いませんけれども、私たちが総理と藤山さんにおいでを願ってお聞きしたいという角度は、何も野党の私たちが、閣内の不統一云々というような角度からではなくて、現在一番問題になっておりますまた政府の目標としておられるところの秋季の国際収支の均衡、こういう問題につい……

第40回国会 内閣委員会 第20号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、簡単に、今回議題になっております税制調査会の問題についてお伺いをいたしたいと存じます。  今、西村委員からもお尋ねがございましたが、各種委員会の運営について、特に兼職の問題について、はたしてその実効が上げられるかどうかという角度からの質問がありましたし、それに対しまして、その実態について、今までの経緯から長官ほどよく御存じの方はほかになかろうと思いますが、そういう意味で、何とかしなければならぬというお答えがあったわけであります。私は、やはり一つのめどを定めまして、年を切って対処していかなければ、このような状態はなかなか解決できないのじゃなかろうかと思うのであります。たと……

第40回国会 農林水産委員会 第15号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 林野庁長官にお伺いいたしますが、私は主に労働条件の問題についてお伺いいたしたいと思います。ただその前提となる一、二の問題についてお伺いしたいと思いますが私、本委員会にずっと出ておりませんので、他の同僚委員からお尋ねのあった問題等については、遠慮なく御指摘をいただき、簡明にお答えして進めていただいてけっこうであります。その点は私も配慮いたしますが、答弁の方でも配慮していただきたいと思います。  最初に、私は昨年も、木材の高騰に対する施策として、増伐の問題、それから輸入の問題等についてお伺いをしたわけでありますけれども、その後の進め方について、どのように取り計らっておられるか、そ……

第41回国会 大蔵委員会 第4号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私、最初に農林大臣のお時間があるようでございますから、農林大臣からお尋ねをいたしたいと存じます。  私たちよりはるかにはるかに大先輩である農林省の重政さんですから、各般の事情については十分つまびらかにしていらっしゃると存じますし、また事務的な問題については食糧庁長官が見えておられますから、食糧庁長官にお伺いしていきたいと存じます。  なお、私がただいまから質問しようとする焦点はガリオア・エロアの中で食糧について、あとの余剰農産物協定による受け入れの問題等と関連いたしまして、私たちはガリオア・エロアが債務でないという立場に立って現在まで論議を進めて参りましたので、やはりこの問題……

第41回国会 大蔵委員会 第11号(1962/12/05、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 関連して。今の武藤君の質問に関連いたしましてお伺いしたいと思いますことは、一点は今お話に出ましたボリビアなんかは政治情勢が不安定なところであることは御承知の通りであります。それから港を持っておりません。しかも高度が四千メートルくらいのところに首府のラパスがあるというようなことで、率直にいいまして私が見た限りにおきましては労働意欲も、労働生産性というか、それは平地に比べまして非常に低いところであります。そういった点についてあなた方は三菱なり何なりの報告をどのように見ておられるか、経済的な視野からどのように見ておられるかということが一点。  それからいま一つは、これは直接は関係は……

第41回国会 内閣委員会 第8号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 関連して、七局の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  今大臣から、将来四国の問題等についても考慮するというような御答弁がございました。少なくとも今度の地方農林局を設置するからには、ただでさえ複雑な農林行政に、現在でも農林省出先機関があるのです。各地方自治体におぶさっている画も多分にある。それにあえて地方農林局を置くというからには、その使命の点で、画期的な意図が農林省当局としては持たれておると思うのであります。私たちはそう考えませんが、少なくとも立案者としては、その使命、性格の面で、日本の現在の農林行政を推進させる面で大きな役割を果たす、こういった面から立案されておると……

第41回国会 内閣委員会 第9号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております農林省設置法の一部を改正する法律案、並びにただいま御提案になりました修正案に対しまして、絶対反対の態度を表明いたしたいと存じます。  現在農林行政にとりまして緊要の課題は、いかにして農政の方向を定め、農業を引き合う企業として他産業並みに引き上げるか、いかにして他産業との格差を是正するかということにあることは、論を待たないところであります。政府原案の農業基本法が通過して一年、農家は、この基本法がいかに空疎にして無意味なものであったかを身をもって体験しつつあるところであります。当時、日本社会党は、みずからの農業基本法……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に労働大臣にお伺いをいたしたいと存じます。  労働政務次官がお帰りになりまして三日の新聞記者会見において発表されたこと、並びに昨日当委員会におきまして御報告のありました点については、現在の政府のILO条約に対する考え方の全般を示しておるものと理解してよろしいかどうか、この点についてお伺いをいたしたいと存じます。
【次の発言】 私がお尋ねいたしましたのは、田村君が報告をされ、あるいは記者会見でお話しになったことは、ILO問題について政府の現在の態度を示しているものと理解してよろしいかどうかということであります。
【次の発言】 政務次官の御報告なり、談話なりを了承した上で一日……

第43回国会 大蔵委員会 第9号(1963/02/15、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 最初に、外務省の北米課長にお伺いしたいと思いますが、昨年ガリオア・エロアの返済協定が論議されました際に、関連して本会計についていろいろ論議がかわされたわけでありますが、ガリオア・エロアにつきましては、私どももいろいろな観点から論議をいたしましたが、そういったことは、本会計には大きな関連はありますけれども、今度の改正について直接のあれはありませんので、ただ関連する点だけについてお伺いいたしたいと存じます。  それで、返済額が四億九千万ドルで、年二分五厘の利子で、十五ヵ年賦払いということになっておったと思うのでありますが、その返済金の一部は、日米間の教育文化交換に充てるということ……

第43回国会 大蔵委員会 第10号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 今、堀委員から質問のありました密造酒の問題につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思います。  まず、宮中や伊勢神宮なりああいった関連で特に免許を受けておるものにどのようなものがあるか、その石数はどの程度になるのか、これをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 推定石数で大体どの程度ですか。
【次の発言】 こういった神社あるいは宮中に対して特に免許を与えられておる根拠についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 この根拠をいろいろお伺いしておると、さっきの堀委員の説と逆にどぶろく礼賛になりかねない点もありますので、これ以上あれしませんけれども、密造酒が、先ほ……

第43回国会 大蔵委員会 第12号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、先ほど総裁からお話のありました金利政策にしぼりまして、一、二の点をお伺いいたしたいと存じます。  つきましては、最初に三十六年一月の施策というものが、時期的に見て、あるいはその他のファクターからどのような効果を発揮し、また巷間言われておるように、今度総理なんかが積極的にならないのも、あの当時の事情がある程度影響しておるんじゃないかというようなことも言われておりますが、この三十六年一月の施策に対する総裁としての顧みられたお考え、所信といいますか、そういったものについて、お聞かせをいただきたいと存じます。
【次の発言】 今度金利引き下げの問題が話題になりますときに、これは大……

第43回国会 大蔵委員会 第13号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は大蔵省にお伺いしたいと思いますけれども、国家公務員等の旅費に関する法律をつぶさに読みましても、旅費に対する概念といいますか、これは第一条に公務の円滑なる運営ということだけがうたわれておりまして、内国旅費はこういう計算になるというようなことで、計算の方法しか記されてないという感じがするわけです。そういう面で特に各省各部局における旅費の配分に対しての大蔵省の基本的な考え方というものをお聞かせ願いたい。これはどういう観点から質問をしているかと申し上げますと――確かに部局によっては年間予算を使い切れないところもあるかもしれません。しかしこれはきわめてまれでありまして、ほとんど足り……

第43回国会 大蔵委員会 第19号(1963/03/14、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は最初に総理にお伺いいたしたいと存じますることは、去る二月八日の本会議におきまして総理の答弁がございませんでしたので、その基本的な問題についてお伺いをいたしたいと存じます。  まず第一点は、各種調査会に対する政府の態度についてであります。内閣に設けられましたたくさんの委員会がありますが、その運営についても確かに問題があるのもあります。せっかく設けられました委員会が一年に一回くらいきわめて形式的に開かれるというようなところもありますが、税制調査会のようにきわめて真摯に努力を続けられておる委員会もあるわけであります。その回数の多い、少ないにかかわらず、政府は、そこで出されました……

第43回国会 大蔵委員会 第20号(1963/03/15、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 そんなにひどいものじゃないと思いますという村山さんの御答弁でありますが、法に対してはきわめて合理的な大戒名の各位が、人間の生活に対してはきわめて非合理なことを、はっきり今村山さんは口に出して言っておられる。エンゲル係数が今みたいな状態にあってまともな生活が――これは常識的に考えてみました場合にまともな生活じゃないですよ。文化国家の生活と言われるようなあれじゃないですよ。これはあなた方が常識的に考えられれば、いわゆる大蔵省の役人という立場から離れて人間的に見られた場合には、これははっきり結論が出るだろうと思うのです。きのう私も総理にこの課税最低限の問題についてお尋ねをいたしまし……

第43回国会 大蔵委員会 第21号(1963/03/19、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 今の藤井委員の質問に対しまして、先ほど主税局長の御答弁がありまして、その中で少し、私税制についてわからないものですから、不分明な点がありましたので、午後の再開の際に一つ資料としてお聞かせをいただきたいと思います。  それを申し上げますと、税制調査会の今度の答申の内容と経過の説明の中に「租税特別措置及びその減収額一覧」というものがありますが、この各項目別に、大体一千万円をめどとしてその減収額を振り分けていて、一千万円以上と一千万円以下、といいますのは、先ほど租税特別措置法は、これは大法人のみにあれするのではなくて、すべての法人に対してその恩典が及ぶようになっておるものだという御……

第43回国会 大蔵委員会 第22号(1963/03/22、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  政府の昭和三十八年度税制改正案は、著しく大企業擁護、金持ち階級優遇に偏しているものでございます。特にいわゆる政策減税、利子所得の分離課税及び税率の軽減並びに配当所得の源泉徴収税率の軽減につきましては、昭和三十八年三月三十一日で期限が到来いたしますにもかかわらず、これを二年間延長し、その上に税率を五%に引き下げる措置をとることによりまして、高額所得者優遇の減税措置となることは明らかであります。  これらの利子、配当課税の特例は租税負担公平の原則を踏みに……

第43回国会 大蔵委員会 第29号(1963/05/30、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 外務大臣に三点ほど御質問をいたしたいと存じます。  その一つは、今度の五月十六日から二十一日まで開かれましたガットの閣僚会議におきまして、率直に言いまして、日本ははっきりとした態度というものを出しておりません。たとえば低開発国の諸君が、それなりの率直な要求をいたしておる中で、日本だけがなぜこういう態度に終始したかという点について、私どもは疑問点が非常に多いわけであります。宮澤さんが出かける前に、通産省と外務、大蔵との間に、意見の一致しない面も非常にあったというようなことも、漏れ聞いておるわけでありますけれども、外務大臣として、今度は総会が開かれるわけでありますけれども、これに……

第43回国会 大蔵委員会 第35号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○有馬(輝)議員 砂糖消費税法を廃止する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  ただいま議題となりました砂糖消費税法を廃止する法律案について、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  最近の原糖の国際価格の騰貴と相まって、砂糖消費者価格の上昇は著しいものがあり、白糖袋詰めキロ当たり百六十円から百八十円とはね上がり、国民生活を圧迫いたしております現状は無視できないものがあります。そこで政府としては当然すやかにこれを対処するための適切な措置を講ずべきであります。  申すまでもなく、国際的に見ましても異常に高い砂糖消費価格をもたらしているものは、わが国における砂糖に対する課税が率に過ぎ……

第43回国会 大蔵委員会 第40号(1963/06/27、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 関連してお伺いいたしますが、いまの長官の指導の面につきまして、各社別に輸入の時期、その数量等を把握しておられるかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの佐藤さんの質問に関連しまして大臣にお伺いいたしますが、四月二十七日だったと思いますけれども、毎日新聞か何かで大臣の税制に関する長期の展望に立った十カ年計画というものが報じられておりまして、そこで、いままでの減税にしても、税制調査会の答申に従って、そのつどそのつどやってきた、こういった形は改めていかなければいかぬ、長期の展望に立った税制というもの、特に減税について検討していかなければいかぬということで、二……

第43回国会 大蔵委員会 第41号(1963/06/28、29期、日本社会党)

○有馬委員 最初に大蔵大臣にお伺いをいたします。  昨日も佐藤委員の質問に関連いたしまして、私若干大臣にお伺いをいたしましたが、今度の砂糖消費税の問題、また関税の問題を取り上げられた政府の態度について、最初にお伺いをいたしたいと思うのであります。それに先立ちまして、私は今回の政府並びに与党の各位の御努力に対して敬意を表したいと思うのであります。それは現在まで大蔵省というものは、非常に頑迷固陋と考えておりましたけれども、与党の方々の熱意にこたえられて、柔軟な態度を持たれた点についても、私ども非常に敬意を表しております。また、政府の関税一本で何とか措置しようというのに対しまして、やはり国内の生産者……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 大蔵委員会 第2号(1963/12/13、30期、日本社会党)

○有馬委員 ただいま議題となりました砂糖消費税法を廃止する法律案について、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  最近の原糖の国際価格の騰貴と相まって、砂糖消費者価格の上昇は著しいものがあり、白糖袋詰めキロ当たり百九十円程度にもはね上がり、国民生活を圧迫いたしております現状は無視できないものがあります。そこで政府としては当然すみやかに砂糖消費者価格を値下げし、消費者の負担を軽減するための適切な措置を講ずべきであります。  申すまでもなく、国際的に見ましても異常に高い砂糖消費価格をもたらしているものは、わが国における砂糖に対する課税が高率に過ぎる点に大きな原因があることは明らかであります……

第45回国会 大蔵委員会 第5号(1963/12/18、30期、日本社会党)

○有馬委員 国税庁長官にお伺いしたいと思いますが、本日は国税庁の職員に対する国税庁または大蔵省としての態度について二、三お伺いいたしたいと存じます。  これはもう六、七年前になると思いますが、一萬田大蔵大臣のときに、大蔵省としての労使慣行の確立に対して基本的な方針をお伺いしたことがあります。その際にも大蔵大臣からとにかく組合とはフランクに会って労働条件の改善についての話し合いを続けてまいりたいというような意思の表明があったわけでありますが、現在国税庁の場合には、組合が大体大まかに分けまして三つに分かれております。具体的にはこれらの三つの組合に対しまして、団交の形式はどのようにとっておられるか、……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第8号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に官房長官にお伺いをいたしたいと存じます。  その内容は、四・一七の解決の一つの緒になりました池田・太田会談の経緯についてであります。公労委の仲裁委員会が十九日提示しました裁定に関連いたしましてお伺いをいたします。少なくとも仲裁裁定の内容は、池田・太田会談の確約を官房長官よく御承知のとおりでありますが、検討してまいりますと、その会談の経緯を全然考慮しなかった、内容を無視したというふうにしか受け取れないのであります。生産性の上昇と物価上昇にも追いつけないような、ああいった結論が出たという点について、私たちはこれは仲裁委員会にまかせられた問題であるということで簡単に片づけられない問……

第46回国会 災害対策特別委員会 第19号(1964/10/02、30期、日本社会党)

○有馬委員 まず、総理府にお伺いいたしたいと思います。  ただいま吉田委員からも御質問がございましたが、災害の発生後、政府が激甚災害の指定なりあるいは天災融資法の発動なりするについて相当長期の時間を要する、この点については、農林省の中西官房長から、たとえば農作物の被害について正確を期するために統計調査部の数字その他を見るためには、ある程度の時間を要するというような御答弁がありました。これは各省庁ともやはり大同小異のことであろうと存じますが、しかし実際に、たとえば今回の二十号台風等を受けまして被災しました奄美あるいは種子、屋久等の農家全壊戸数も相当な数にのぼっておりますが、こういったところは一日……

第46回国会 災害対策特別委員会 第22号(1964/10/27、30期、日本社会党)

○有馬委員 いまの林委員の質問に関連してお伺いしたいと存じます。  激甚法とは関係ないということでありましたが、累進率の問題でありますけれども、その累進率の算定について、たとえば今回の台風二十号の災害について、その基礎となる数字をつかむのに一カ月有余も要した、その理由についてまず第一点お伺いしたい。  いま一つは、中西さんは本委員会におきまして、二十号台風に関連して私が質問いたしましたときに、局部的に二十億円以上の災害がなければ激甚災害の指定は困難な旨の答弁をいたされたように記憶いたしております。この関連についてお伺いしたいと思うのでありますが、私はこの前の本委員会におきましても、いま林委員が……

第46回国会 大蔵委員会 第2号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して。先ほどの平林委員の質問に対する総裁のお答えの中で、その売れ行きの問題に対する把握の問題でありますが、私は、答弁を聞いておりますと、そういった点に関する調査の機能というものが確立されていないように思えてなりません。少なくとも十一日から今日までということになりますと、相当の時日が経過しておるのでありまするから、全国の小売居について把握することは困難といたしましても、アトランダム調査なりなんなりという形で、その傾向について当然把握しなければならぬし、またそういった形であったならばできると思うのであります。けさからの専売公社の態度を伺っておりますと、つくるんだから売らなければなら……

第46回国会 大蔵委員会 第13号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連……。いまの主税局長の御答弁を伺っておりますと、少なくともきのう大臣が予算委員会で発言されたこととはニュアンスの差というようなことでは片づけられない問題を含んでおります。そういう意味で、政務次官からこの問題についてはっきりとした御答弁をいただきたいと思います。と申しますのは、私ども、何も予算委員会とかあるいは大蔵委員会とかいう形でものごとを公式的に論議したくはございませんけれども、税制について審査を進めております当委員会として、特に野党といたしましては、やはり筋を通しておきませんと今後の審査の問題がございますので、そこら辺をお含みの上確たる御答弁をいただきたいと存じます。

第46回国会 大蔵委員会 第15号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して。先ほどの国税庁長官の答弁を聞いておりましてどうしても合点がいかないのであります。といいますのは、鹿沼税務署長がとった処置は適切ではなかったかもしれないけれども、やむを得なかったという御答弁でありました。私はこの鹿沼税務署長がとりました処置並びにそれな許容した国税庁官の態度というものが適切であるかいなかという点について、特に人事院規則なりあるいは刑法なりとの関連において明瞭にしてまいりたいと存じますので、委員長においてお取り計らいをいただきたいと思うのでありますが、まだほかにもいろいろ問題がありますので、この次の機会には行管長官を呼んでいただきまして、その席で行管長官として……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に、中山先生にお伺いをしたいと存じます。  なお、訪欧の旅から帰られまして、お疲れのところさっそく国政の審査のために御協力をいただきますことを、冒頭に御礼を申し上げます。  さっそく伺いたいと存じますことは、去る二月十八日衆議院の本会議におきまして、わが党の堀昌雄議員の質問に答えまして、池田総理がきわめて重大な発言をいたしております。それは誤りがあるといけませんので、会議録を読ましていただきますが、税調の無視ではないかという堀君の質問に対しまして、総理は、「税制調査会の答申にないことを政府がやるとおっしゃるが、私は、税制調査会に意見を聞くだけで、税制調査会の言うとおりにいたしま……

第46回国会 大蔵委員会 第19号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○有馬委員 堀委員の質問に対していまみたいな答弁をするんだったら、この委員会で特に歩積み両建ての問題についてこのように真剣な討論をする必要はないのですよ。質疑をする必要はないのです。当然、事前からこの委員会で何を扱うかということについてはわかっているはずです。あまりにも委員会に対する政府の態度、大蔵省の態度というものはなっとらんですよ。なんですか、いまみたいな答弁は。いま少し真剣に準備をし、どのような審査が行なわれるかという点について配慮というものが必要だと思います。直ちに調べなさい。

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げたいと存じます。  申し上げるまでもなく、租税特別措置につきましては、これまでもたびたび整理改廃が論議され、税制調査会におきましても、これが整理を主張されてきたところであります。昨年十月四日の税制調査会基礎問題小委員会中間報告におきましても、この問題が取り上げられ、租税特別措置は負担公平原則や租税の中立性を阻害し、総合累進税率構造を弱め、納税者のモラルに悪影響を及ぼすなど多くのデメリットがあるから縮減すべきであると述べているのであります。この租税特別措……

第46回国会 大蔵委員会 第22号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○有馬委員 昨年大蔵委員会で品川の税務署を視察いたしました場合にも、またおととしの国政調査の際にも、税務署の定員の問題について実情を聞き、その委員会の調査の結果に基づいて、国税庁に要望をしました。定員が充足されてない面について格段の配慮が望ましいということが言われ、なお中堅職員の諸君の民間会社への引き抜き、そういうことが熾烈に行なわれておるので、これに対する対策も講ずべきであるというようなことが言われたわけであります。この点について国税庁としてはその後どのような努力をしたのか、また現在の充足率はどのようになっているかを、この際明らかにしておいていただきたいと思います。  なおこういった機会に、……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○有馬委員 政務次官にお伺いをしたいと存じますが、ガソリン税はここ十年間に増徴に増徴を重ねてまいりまして、私はすでに限界にきておると思うのであります。ところが、毎年の例を見ておりますと、今回だけに限りませんで、イージーな形で、増税でき得る面にすべてを求めていく、水の低きに流れるような形でガソリン税にたよってきておるというのが現在の趨勢ではないかと存じます。これは政務次官もお認めのことだろうと存じます。しかし私は、その租税負担能力には限界があると存じますし、特にこういった消費税につきましてはおのずから常識的な限界があると思うのであります。私はその限界にきておると存じます。簡単にお伺いいたしますけ……

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○有馬委員 李ラインの問題についてお伺いをしたいと存じますが、日本の漁船が拿捕されて以来、十数年に及ぶわけでありますが、この間のおもな話し合いの経緯についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そのつど折衝を繰り返してきたということでありますが、両国の話し合いのネックになった点はどのような点であったか、その点をつまびらかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 その折衝の経緯において李政権それから張政権並びに現存との間に移り変わりがあるか、変移があるか、その点についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 後宮局長がお見えになったようでありますが、最初にお伺いをいたした……

第46回国会 大蔵委員会 第26号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に総裁にお伺いしたいと思いますことは、先ほど佐藤委員並びに平林委員からも御質問がありましたが、今回の公定歩合の引き上げの時期の問題についてであります。  少なくとも昨年七月ごろから貿易収支が基調的に悪化をきざし始めまして、それに対して日銀としても警戒的な態度をとられたことは当然でありますが、その際にどのような配慮をされたのか、私はまずお伺いをしたいと思うのであります。先ほど、佐藤委員に対するお答えの中にも、ただ公式的な態度ではなくて、きめのこまかい施策を積み重ねていくことが必要だというような御答弁があったように記憶いたしておりますが、その際にはどのような規制が必要であると考えら……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○有馬委員 いまの点に関連して一つだけお伺いいたします。  先ほどの武藤君の質問に対する第一点の外務大臣の答弁は、どうしても納得が参りません。いまの外務大臣の御答弁は答弁技術でありまして、ほんとうの答弁でありません。答弁してないということは外務大臣自体が御承知のはずです。  それから第二点といたしまして、この問題について宮澤さんは外務大臣、大蔵大臣とどういう打ち合わせで基本方針をきめて臨まれたのか、これが第二点であります。  それからこの問題についてコンクリートになるのはいつなのか、これが第三点であります。私も簡単に質問いたしましたので、簡単に、そらさないで答弁をしていただきたいと存じます。

第46回国会 大蔵委員会 第29号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○有馬委員 大蔵省に一番最初お尋ねしたいと思いますが、国有財産の維持、管理については、中央審議会並びに地方審議会の議を経てやっておられることは私たちも承知いたしておりますが、その効率的な運用についてどのような基本方針をもって臨んでおられるか、この点についてお伺いしたいと思うのであります。  地方審議会の現在までの経緯をずっと見ておりますと、ケース・バイ・ケースで、何か一貫した効率的な運用についての考え方がなくて、その場その場で処理されておるようなきらいがあるように感じられますので、この点について、大蔵省としての基本方針を聞かしていただきたいと思うのであります。

第46回国会 大蔵委員会 第32号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○有馬委員 舟山さんに最初にお伺いをいたしたいと存じますが、高度成長政策のアフターケアとして、ここ一両年の間に中小企業並びに農林漁業に対する育成策を極力推し進めて、格差の是正につとめていくということが現在の政府の方針になっておるようであります。この点につきまして、私は、現在の中小企業にとりまして、多くの問題が山積いたしておりますが、市場の開拓という点で、国内市場はもちろん、外国市場の開拓についても特段の配慮が政府のほうではなされてしかるべきでありますし、またその線で進められておると思うのでありますけれども、この市場開拓の面で、中小企業金融公庫として特に配慮を加えられておる面についてお伺いをいた……

第46回国会 大蔵委員会 第34号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○有馬委員 ちょっと関連して政務次官にお伺いいたしますか、公共企業体等労働関係法の第八条の団体交渉の範囲の中に、いま問題になっております賃金の項があるわけでありますけれども、これを直ちに認めるわけにもまいらないという御発言があったわけでありますが、その根拠をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 その点をはっきりしていただきたいのですが、公共企業体等労働関係法第八条の賃金に関する団体交渉の結論を、先ほどの答弁では財政上の理由から政府が認めないこともあり得るという御発言がありましたので、それはどういう根拠からおっしゃられるのかお伺いをいたしたわけでございます。これは財政上の理由とかなんとかいう抽象……

第46回国会 大蔵委員会 第37号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に関連いたしまして、開放経済下の日本経済のあり方についてどのような視点から現在の状況を見ていくかという問題につきまして、経済企画庁長官並びに通産大臣から二、三の点について御見解を伺いたいと存じます。  つきましては、昨日の日本経済新聞に企画庁長官が日本経済研究センター開設を記念されて、二十二日大阪で、開放経済と日本経済の前途と題されて、国際収支の改善の問題、消費者物価の値上がりの問題等に触れられて演説をされておられるのでありますが、新聞で報じられた限りにおきましては、現在の問題点を指摘されたにとどまっておるように……

第46回国会 大蔵委員会 第38号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○有馬委員 先ほどから田中委員並びに只松委員の質問に答えられて、予備費の中からこれを充当するという答弁があったわけでありますが、少なくとも予備費というのは、財政法の第二十四条によりまして「予見し難い予算の不足に充てるため、」計上されておるものだと理解いたします。この国民金融公庫の場合には予見しがたいものではなかったわけです。繰り越し明許費が切れた、こういう事態になっておりまして、私はこの第二十四条と、それから第三十二条の予算の目的外使用を禁じられておることをやることになるのではないかと思いますが、この点についての大蔵大臣の見解を伺いたいと思います。

第46回国会 大蔵委員会 第39号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○有馬委員 法制局長官に立法論の問題としてお伺いいたしたいと思うのでございますが、財政法におきましては、先ほどから竹本委員、春日委員、堀委員からも詰めて論議がされておりますので、重複することを避けたいと思いますけれども、この場におりませんで他の委員会におりましたので、その点は御容赦をいただいて御答弁をいただきたいと思うのであります。  私がお伺いしたいと存じますことは、ただいまの堀委員の質問でも明らかにされましたように、この国民金融公庫の二十億については財政法の第二十四条にいう予備費、いわゆる予見しがたい予算の不足でないことはきわめて明瞭であります。とするならば、私は当然第十八条による措置か、……

第46回国会 大蔵委員会 第44号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○有馬委員 岡田参事官にお尋ねいたしますが、この資料はどこでつくられたのかということが一つ。それからこれは各省とも同じでありますが、常勤的な非常勤職員、こういったものの定員内繰り入れに関する問題は、これはもうここ二、三年に始まった問題ではございませんで、長い間の懸案であります。ところが先ほど武藤委員の御質問に対する答弁を伺っておりますと、たとえば統計の場合の事務補助職員の予算額についても、また人員についても、把握していられない。正確な、何百何十何人ということは別といたしましても、当然概数については把握しておられることが、私は、農林省としての当然の立場ではなかろうかと存ずるのであります。少なくと……

第46回国会 大蔵委員会 第45号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○有馬委員 ちょっと関連して。この問題につきましては、本委員会において何回も論議をされまして、いま御答弁になったような形ではなくて、民主的な運営のために構成についても将来考えようという答弁があったことを記憶いたしております。それで二、三の単位共済の現在の構成をお示しいただくとともに、政務次官のほうからこれについて現在までどのような検討が加えられてきたか、御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 負担率の問題等で、いま各単位共済の意見を代表して連合会に持っていくという御答弁でありましたが、その持っていく際には各単位共済にわいてその権限がどのような形で委任されるわけですか。

第46回国会 大蔵委員会 第50号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○有馬委員 資料をお願いしたいと思いますが、大蔵省のほうで、政務次官にこの際お願いをいたしておきたいと存じます。が、昨年度の農林漁業金融公庫の十億以上の融資先と、それから、最近五ヵ年間における同公庫の総裁、副総裁並びに理事の異動の状況について、その行き先、それから前歴の概略、これを資料にして当委員会に御提出をいただきますようにお願いを申し上げたいと存じます。
【次の発言】 いま大蔵省の労務管理の問題、労資の問題について平林委員から御質問がありました、これに対しまして、関連して一点だけお伺いをいたしたいと存じます。  政務次官にお伺いいたしたいと存じますこととは、大蔵省は憲法なりあるいは国家公務……

第46回国会 大蔵委員会 第54号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○有馬委員 大臣としての慎重な発言にこだわって、本委員会の審議の経過に即さない答弁をしておりますから問題が起こっております。簡明率直にお伺いしますが、院の決議で、いま田中委員並びに只松委員からの質問のあったような形に修正するということであれば、これに応ずる用意があるかどうか、この点をお伺いいたします。

第46回国会 大蔵委員会 第61号(1964/09/15、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して。米の予約について食糧庁長官から事情を伺いまして、それについて関連して政務次官にお伺いしたいと思います。  三十九年産米の予約に対して、福井県では特異の事態が出ているやに伺っておりますが、それが現在どのようになっておるのか。そしてそれに対して食糧庁はどのような手を打たれておるのか。この過程を長官からでも部長からでもお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 田中部長は、さほどのことはなくてというような御認識でいらっしゃるようでありますが、私は、福井県の場合、これはほかの北陸四県でも同様な動きをしたい、統一行動をしたいという希望がありながら、福井だけに最終的にはしぼられて……

第46回国会 大蔵委員会 第63号(1964/10/29、30期、日本社会党)

○有馬委員 大臣に最初お伺いしたいことは、昭和四十年度の予算編成作業は現在どのように進捗しておるのか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その事務的な段階で作業が行なわれておるということでありますのに、最近の大蔵大臣の大阪に行かれる際の車中談なり、あるいは造幣局での関西財界人を前にしての演説では、少なくとも予算編成の大綱について明らかにしておられると思うのでありますが、この関連はどういうことでありますか。
【次の発言】 私は、西下の途中で二十七日、また二十六日、それから翌日の発表されたものは、閣僚としての御発言であったというふうに受け取っておりまするし、また各報道機関もそのように伝……

第46回国会 内閣委員会 第40号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○有馬委員 官房長にお伺いいたしますが、それはここ数年来の農林省の機構改革についてであります。私、よその委員会にいて見ておりますと、毎年内閣委員会には各省設置法がかかりまして、その内容は、何といいますか、重箱のすみをほじくり返したみたいな機構いじりというものが行なわれておるように見受けられてならないのであります。やはり中央省庁機構の整備につきましては、行政調査会で鋭意検討が加えられておりますが、私は、機構の改革というものは、もとより生きものでありますから、生きものであるがためにそのときどきに応じて検討しなければならないことも一面ではわかりますけれども、しかし、単なる機構いじりというものは行なう……

第46回国会 農林水産委員会 第68号(1964/08/10、30期、日本社会党)

○有馬委員 いまの足鹿さんの災害の問題に関連いたしまして、ほんのわずかな時間質問させていただきたいと存じます。昼食を抜きにして、しかもあと国政調査に出かけられる前でございますので、その点を十分勘案いたしまして、簡単に質問をさせていただきたいと存じます。  なお、これはわずか三町村ぐらいの問題でございますけれども、全体の中のやはり三町でございますので、そういった意味で、特定の問題について国政全般の審査の中に持ち込む点についてもお許しをいただきたいと思うのでございます。  と申しますのは、鹿児島県の熊毛郡南種子町で、今度の長雨あるいは高温によりまして、またそれに引き続いて参りました十一号台風により……

第46回国会 予算委員会 第9号(1964/02/07、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、最初に、官房長官に、人つくり政策についてお伺いをいたしたいと思います。  一月二十一日の池田総理の施政方針演説を承っておりましたけれども、具体的にどのような人間をどのようにしてつくろうとしておられるのか、きわめて不分明であります。この施政方針演説にずっと目を通しておられた官房長官でありまするから、当然その意図するところは明瞭にしておられると思います。で、私がお伺いしたいと思いますことは、ここに「国家民族の繁栄をはかり、世界諸国民との協力提携を深めようとするわれわれの努力は、次代をになう青少年に受け継がれることによって一そうその成果が高められます。高い知性、豊かな情操、たくまし……

第47回国会 大蔵委員会 第1号(1964/12/12、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、佐藤総理に一問だけお尋ねをしたいと思います。  それは国会運営の問題についてであります。この大蔵委員会は現在まで税制、金融、財政の委員会といたしまして常に適時適切な審査、法律の制定を通じて、国民各階層の期待にこたえてまいりました。たとえば例年の税制調査会の答申を受けまして各税のあり方を検討し、よりよい結論を出す、あるいは歩積み、両健ての正常な金融に及ぼす悪影響を克服するなど枚挙にいとまがないのであります。特にこの第四十七回国会は打ち続く災害問題、公務員の給与問題、また中小企業の倒産に対処するなどきわめて重要な国会であると同時に、佐藤内閣として初めての国会でありますし、政府の施……

第47回国会 大蔵委員会 第2号(1964/12/15、30期、日本社会党)

○有馬委員 経済局長にお伺いしたいのでありますが、三十五年の四月に農林省にこの農災制度に対する改正協議会がつくられまして、各界代表を加えて年余に及ぶ真摯な論議がかわされまして、現時点ではきわめて公正な、しかも農家の期待にある程度こたえ得る案がつくられました。そして各界の代表もまとまったものに対しては、それぞれの意見があったにいたしましても、責任を持ってみずからの所属する団体に対する理解を深める努力を続けたのであります。わが党から出ておりました委員にいたしましても同様でありまして、非常に問題の多い、特に農協との関係その他で非常に問題が多かったにもかかわらず、御承知のように責任を持って努力をいたし……

第48回国会 大蔵委員会 第2号(1965/02/02、30期、日本社会党)

○有馬委員 いまの監理官の説明では、各号の規定をわざわざ設けてある立場からするならば、普及宣伝というような形で広く解釈することはちょっと無理があるのじゃないか、むしろそのものずばりで、その各号の中に一つ加える必要があるのじゃないかと思うのです。それと、いま老人ホームなりあるいはらい院その他についてあげられたけれども、やはりそういった趣旨をいま少し広くすべきではないか、こういう考え方、二点を持つわけです。各号の規定をわざわざ設けたにしては、ちょっと解釈が行き過ぎていはしないか、こういう考えを持つので、この点について監理官の説明を再度求めます。

第48回国会 大蔵委員会 第5号(1965/02/09、30期、日本社会党)

○有馬委員 政務次官と総裁にお伺いいたしますが、日本専売公社法の第九条にあります専売事業審議会におきまして、当然専売公社の運営について最高の方針というものが決定されると思うのでありますが、現在これは政府の課題といたしまして中小企業なり農業にしわ寄せさせられたひずみの是正ということが大きな課題になっております。この専売事業審議会におきましてこれらの点についてどのような機会に検討されておるか、これについてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 私がお伺いしているのは、少なくとも格差の是正について、特に産業間の格差の是正について、政府としてはあらゆる機会をとらえてあらゆる施策を考えていかな……

第48回国会 大蔵委員会 第8号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連。ただいま武藤委員の資料提出に関する意見に対しまして、二月の決算委員会の資料要求については記憶はございませんということでありましたけれども、武藤委員の要求を確認しなかったのかどうか。もし確認しておるとすれば、その資料が提出されなかった理由を明らかにしていただきたい。と申しますのは、委員会の発言については、これは国会議員全部がそれぞれの責任と確認に基づいて、また国政調査の必要上から十分な考慮を払って要求をしておるはずであります。それつにいて記憶にございませんとか、そういったいいかげんなことで国政調査を行政府みずから阻害するような態度については、これは許されない行為だ、こう考えてお……

第48回国会 大蔵委員会 第14号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○有馬委員 鍛冶政務次官にお伺いをいたしたいと思うのでありますが、私はこの昭和三十一年にできました本法の成立自体について非常に疑問を持つのであります。少なくとも法治国家といわれる国で、ただ単に法律を粗製乱造して繁文縟礼に流れる、このことは立法府としても常に意を用いてできるだけこれを抑制する方向にいくのが私は望ましい姿だと思うのであります。少なくとも法三章、これによって律していくという形こそが望ましいのでありまして、決してすべてを法にたよるという行き方については相当考えなければならないと思うのでありますが、そういった意味で物品管理法というようなものをつくらなければならないところに私は疑問を持つの……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/05、30期、日本社会党)

○有馬委員 物品管理法に関連いたしまして、この前お尋ねしたことで若干疑問の点が残っておりますので、時間もありませんし、一、二の点についてお伺いをいたしたいと存じます。  国家公務員法では、国損に対しまして原則として賠償責任を負わないことになっておりますが、この立法の趣旨についての鳩山さんの御見解をお伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 法制局にお伺いしたいのですが、いわゆる国家公務員の場合には国との間には公法上の契約であって、一般にここでこの前から問題にいたしておりますところの私法上の労務者が資本主に損害を与えた場合の賠償責任というものはないものと理解しておるのですけれども、もし国家公……

第48回国会 大蔵委員会 第20号(1965/03/16、30期、日本社会党)

○有馬委員 松隈さんにお伺いしたいと思いますが、三点だけお伺いをいたします。あと春日委員がおられますので、十五分程度でお伺いしたいと思います。それと、委員長が申し上げなければならぬことかと思いますけれども、僭越でございますが、実はせっかく参考人においでいただきながら、うちのほうの緊急代議士会がありまして、非常に重要な問題でありますので、私を除きまして席をはずしておりますが、その点は悪しからず御寛容いただきたいと思います。  第一点といたしまして、間接税の問題に触れられまして長期方針の中で現在間接税と直接税の比率については一応バランスをとっておるのではないか、そして現在の間接税については、きめの……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○有馬委員 佐竹さんにお伺いいたしますが、二月十日のアメリカ大統領の国際収支特別教書で、利子平衡税の有効期間を六五年十一月三十一日以降さらに二年間延長することが決定されて、その適用範囲を期間一年以上三年未満の銀行借款にまで拡大することと、これと並行した形で、日本政府のものについて一億ドルの免除をする予定になっておるのでありますが、この点について、二年間空白があったこの米国市場で起債再開のトップバッターとして考えておられるところの銘柄、その時期等についてお聞かせをいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 次に、本年度の計画で残っておりました電電債二千万ドルですね。これは当初の方針どおり欧州……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、いま平林委員から質問のありました点、重複いたしますが一、二お伺いしたいと思います。  総理が三千億減税について言われた背景というものについて、私はわかるわけです。どういうぐあいにわかるかというと、やはりその中には高度成長政策に対する批判を含めてあの際は述べられていたと理解するわけです。また、この額の問題ではなくて、やはり先ほど平林委員の質問に対して答えられた中に、租税負担公平の原則というものが、かつて大蔵大臣をやられた佐藤総理としては当然頭の中にあって、そういう角度からものを言われたというぐあいにも理解できる、そういう意味で、私はその三千億減税が四千億になろうが、あるいは千五……

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して。いま佐藤委員から御質問のありました点については、これは日ごろ横山委員からも質問検査権の限界について、常に本委員会でここ数年来主張され、佐藤委員も主張されてきておるところなんです。実際には全国的にこういったケースが出てまいっておりまして、その方法について私は徴税者側として、考慮しなければならない大きな余地があるのではないかと思うのであります。たとえば五十人くらい動員しまして、一つの会社に一カ月も二カ月もかかりっきりになるという状態の中では、企業自体が手をあげざるを得ない雰囲気に追い込まれていく。しかも帳簿書類全部を没収していく。そして旅館あたりに持っていってやっておるから、……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○有馬委員 日本社会党を代表いたしまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の案文を読み上げ、なおその趣旨の説明をいたしたいと存じます。    租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案   租税特別措置法の一部を改正する法律案の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   目次の改正に関する部分中「目次中」の下に『(第八条の二―第九条)」を「(第九条)」に、』を加える。   第三条の改正に関する部分の前に次のように加える。   第二条第一項第三号中「、貸付信託、証券投資信託又は公社債投資信託」を「又は貸付信託」に改め、同項第四号中「、利子所得」を削る。   第……

第48回国会 大蔵委員会 第27号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○有馬委員 いま答弁を伺っておりますと、理屈だけあなたはいまおっしゃったようで、実態にそぐわないことはなはだしいと思うのです。一例として、三池争議、水俣争議のときに多数の警官が各県から動員された。その旅費の実態がどうなっておったかという点につきましてはあなた方のほうが十二分に知っておるはずなんです。全部が持ち出しだ、そして悲惨なあの宿直を重ねておる。テントの中で食うものも食わないでやっておる。その実態を見てきておられて、いまみたいなただ公式的な発言をされる点について、私どもは納得がいかない。あのときの資料を出して何日外勤をやって、その旅費は幾らであったかお示しをいただきたい。

第48回国会 大蔵委員会 第29号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○有馬委員 先ほどの堀委員の質問に対する銀行局長の答弁に関連して一つだけお伺いをしたいと思うのです。その答弁を聞いておりますと、銀行局長もまるで気楽に答弁をしておる。よそ様のことだというような態度がもう歴然としておるわけです。私がお伺いしたいのは、銀行法の二十条、二十一条の調査権なり検査権というものが現在までどういう形で行なわれてきたのか。それといま一つは通産省の出先、こういったものとどういう連携をとって企業の健全な発達と、それに対する金融のあり方についてどのような指導をしようとしておるのか。これは昨年の北九州の鉄鋼関係の倒産に次ぐ四十社ぐらいの関連倒産があった。そのときにも私たち国政調査に参……

第48回国会 大蔵委員会 第35号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は最初に、共同証券と保有組合ができる過程におきまして、とにかく証券会社の間にもいろいろ問題があったにもかかわらず、下ざさえするという意味で発足した、その経緯にかんがみて、今度はやはりこの証券取引法の改正に関連して、証券会社は自主性ということを言うわけです。これは大臣も御承知のとおりでありますが、この間に、私は、ものを言っている態度の中に矛盾があるではないか、むしろ現在問題にすべきは、この間の矛盾を証券会社自体がみずから解決することが筋ではなかろうかと思うのでありますが、この点について大臣の所見を承りたいと思うのであります。

第48回国会 大蔵委員会 第36号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○有馬委員 いま寺田さんの御答弁がありましたが、先ほどのお話の中でもいまの点でも私合点がいかないのであります。と申しますのは、少なくとも銀行の機構、特に人事の面におきましては長い間の歴史の中からささいな遅滞も誤りもないように配慮が加えられておるのが、これはどこの銀行でも常識であります。ですからたとえば転勤があってふなれであったというような御答弁でありましたけれども、ふなれな場合には当然そういった巨額な取引が行なわれる場合には上司に相談するあるいは前支店長に相談する、こういった配慮はもうどこでも考える筋です。それをやらなかったはずはないのでありまして、あなた方首脳部の方々がこの問題について御相談……

第48回国会 大蔵委員会 第37号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○有馬委員 いま平林委員の質問に対するお答えを聞いておりますと、どうしてもわれわれしろうとには納得がいかない面がたくさんあるわけです。適正な処理を期するために、大蔵大臣もこの前接収貴金属を見に行かれたようでありますが、私は年に一回ぐらいは時価幾らぐらいになっておるかということを正式な鑑定人に評価させる配慮というものが必要ではなかろうかと思うのであります。私どもも、あれは昭和何年でしたか、見に参りましたけれども、そういう意味で、たとえば何カラットのものがどの程度あってというようなことが明瞭でないと、一カラット平均幾らだと言ったって、これはもう全然話にならないのでありまして、そういう点で、何カラッ……

第48回国会 大蔵委員会 第38号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○有馬委員 共済組合法の改正について二、三の点についてお伺いしたいと思いますが、今度の改正の方向というものは、本来この共済組合制度というものが社会保障制度的な色彩を強めていくという過程の中でとらえられたものと理解するのですが、その点どうなんですか。
【次の発言】 その意味で、これは国家公務員の場合も公企体の場合もそうですか、国の負担割合というものをいじっておる基準といいますか、ものの考え方、それをお聞かせ願いたいと思うのです。
【次の発言】 私の最初に質問しましたのは、少なとくも社会保障制度の拡充について、特に総理の言明の中等でも取り上げられ、その中で日本の共済制度というものがいかにあるべきか……

第48回国会 大蔵委員会 第39号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○有馬議員 ただいま議題となりました牛乳管理特別会計法案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  わが党は、牛乳及び乳製品の生産の確保、価格の安定、消費の増進等をはかるとともに、酪農及びその関連産業の健全な発達と農家所得の向上を促進し、あわせて国民の食生活の改善に資するため、生乳についての交付金の交付、牛乳及び乳製品の販売に関する基準価格の設定、乳製品の政府の買い入れ及び売り渡し、学校給食用牛乳の給付母子保健牛乳等の摂取についての援助等の措置を講ずることとし、別途牛乳法案及び学校給食の用に供する牛乳の供給等に関する特別措置法案を今国会に提案して、御審議を願っているのでありま……

第48回国会 大蔵委員会 第40号(1965/05/19、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して総裁にお伺いしたいと思いますが、いま職員部長の答弁を聞いておりましてあなたも感ずるところがあるだろうと思う。先ほど堀委員から企業会計の問題についてもお話がありましたが、少なくとも現在日本の労働組合が企業組合の域を脱しないという、労働組合本来の姿から見るならばまだ創成期の一つの欠陥というものを持っています。がしかしそれを裏返して言うならば、それそれの企業を愛する気持ちというものが非常にみなぎっておる。これは専売公社の職員にしてもそうだ。それは総裁もよく御存じのはずだ。自分たちの職場を愛するがゆえにまともな仕事をしたい。まともな仕事をするために家族に心配をかけたくない、そういう……

第48回国会 大蔵委員会 第41号(1965/05/26、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に大臣にお伺いしたいと思いますが、本日は山一証券の再建対策につきまして新聞で発表された自後の問題についてお伺いをしたいと思いますけれども、その前に、政府もこの問題については慎重であったし、また私たちも一般投資家に与える影響というものを考えて慎重に対処してまいったつもりでおります。にもかかわりませず、急遽大臣談話を発表せざるを得なくなった経緯について最初にお伺いをしたいと思うのであります。
【次の発言】 何日ごろ知られたとおっしゃいましたか。私いまよく……
【次の発言】 これもやりとりになりますから申し上げませんけれども、こういった経緯があったあとならばはっきりおっしゃい。あなた……

第48回国会 大蔵委員会 第44号(1965/07/09、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して。これは政務次官と銀行局長にお伺いをいたします。  いまの点について、武藤委員からの質問に対して、政府として。態度をお聞かせいただくと同時に、名古屋において軍靴並びに八十ミリの砲弾をつくっております。が、そのおもなる会社と、融資状況について銀行局長からお聞かせおきをいただきたいと思います。
【次の発言】 その際三十八年、三十九年の状況と四十年になりましてからの状況を一覧表にして、それから主力銀行がどこで、それから国の関係はどこでというような形で、額を明細にしるしていただきたいと思います。

第48回国会 大蔵委員会 第45号(1965/07/21、30期、日本社会党)

○有馬委員 ただいま横山君の質問に対しまして、選挙違反の件について御答弁がありました。横山君から質問がありましたことは、閣僚の一人として、大蔵大臣としてどう処理するか、また、事後の問題についてどのような態度で臨むかという意味での質問であったと思うのです。高級官僚の参議院あるいは衆議院への進出ということについては、これは決して排除すべきことではないと思います。ただその方法論として非常に問題があるのでして、ただ単に専売公社でたまたまあらわれましたけれども、これは一つの氷山の一角としてあらわれただけで、大臣も御承知のように、各省庁とも同じようなケースが他にも出ております。目に余るものがあります。とに……

第48回国会 予算委員会 第15号(1965/02/20、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に、文部大臣にお伺いしたいと存じます。  現在、教育費の父兄にかける負担というものは非常に大きくなっております。これは、この前の慶応のああいった騒ぎにも見られますように、ただ単に一校の問題ではございませんで、全父兄の大きな問題社会問題化いたしております。この父兄負担の軽減について、文部省としては、長期短期にどのような構想を持っておられるか、これをお聞かせいただきたいのであります。
【次の発言】 いま文部大臣がお話しになりましたように、この問題については多岐にわたった施策が必要なことは当然であります。問題は、その中ですぐできる問題から手がけていく、また効率、効果の高いものから手が……

第49回国会 大蔵委員会 第1号(1965/07/31、30期、日本社会党)

○有馬委員 大臣の当面の財政政策につきましては、せんだって二十一日の所信表明、それからそれをめぐる佐藤委員、横山委員、武藤委員の質疑応答と、それから昨日の財政演説、この三つを通じて大体その概要については大臣のお考えを私たちうかがい知ることができました。ただ、これらの所信表明なりあるいは質疑応答、昨日の演説を通じて、せっかく国民が期待しておることについて、具体的な面で答えられていない面があるように思えるのです。私たちが聞きたいことは、たとえば物価政策にいたしましても、物価を安定させなければいかぬということは政府も望んでおるし、国民も望んでおることなんです。問題は、その物価を安定させる意欲というも……

第49回国会 大蔵委員会 第3号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初にお伺いいたしますが、IMF協定第三条の第三項で、金の割り当て額について二五%と規定したこの根拠についてお聞かせをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 二五%を金にして、あとドル本位制にしたということの一つの矛盾というものが現在いろんな形で出てきておるのじゃないかと思うのでありますが、その点についてまず私は最初にお伺いしたいと思います。IMFといいながらも、ドルの支配圏にある国々しか――何と申しますか、影響を及ぼし得る国々しか加盟していない、この根本的な不安というものがあるのじゃないかと思いますけれども、これについて、日本は加盟以来この矛盾の克服のためにどのような方向で、ど……

第49回国会 大蔵委員会 第4号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○有馬委員 本日は、専売公社関係の方で、去る参議院通常選挙に立候補されまして当選された小林氏の件について、二、三お尋ねをいたしたいと存じます。  けさ私朝日新聞を見ておりますと、世論欄でこの事件に対する二つの投書が出ております。それで、この二つの投書が現在の一般世論といいますか、国民のこの事件に対する気持ちを率直にあらわしておるのじゃないかというふうに感じたのであります。ですから、監理官もよくこれを聞いておいてほしいと思います。  一つは、小林正之さんという早稲田大学の教授で、五十八歳の方であります。冗長になりますが読ましてもらいますと「専売公社の参院選挙違反事件は、それだけでもがまんのならぬ……

第49回国会 大蔵委員会 第8号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連。いま只松委員から質問のありました点については、これを全国的に実態を調査しておられると思います。ですから、たとえば札幌において御承知のようなパーセンテージにいたしますと五〇%をこえるような販売形態がとられた事例がある。ですから、全国的に国税庁としてつかんでおられる値引きの実態というものを、いまの只松委員の質問につけ加えてお知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 その数量を言ってください。
【次の発言】 お答えは非常に抽象的でわからぬわけです。といいますのは、二百七十九店調べて、十五円のものが三店というようなことでありましたけれども、私たちがお尋ねしておるのは、それが何キロリ……

第49回国会 農林水産委員会 第8号(1965/10/01、30期、日本社会党)

○有馬委員 昨日から各委員によりまして、バでん、カンでんに対するいろいろな問題点が指摘されまして、農林省としての考え方も述べられました。重複することを避けますし、また議論は全部避けますが、きのうからの政府側の答弁を伺っておりまして、いま少し合点のいかない問題についてだけしぼって、二、三点お伺いをしたいと思います。  そのまず第一点は、いわゆる基準価格以下で買ったでん粉に対する措置でありますが、ただいまも永井委員からお話がありましたように、農安法によりましては政府買い入れはしないということになっておるはずであります。 この問題に関しまして、実は本委員会において、もう四、五年前になるか、あるいはも……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1966/06/02、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に長官にお伺いいたしたいと存じますが、その前に内之浦並びに種子島の衛星基地について御視察いただきまして、相当な成果をおさめられたことについて心から敬意を表する次第であります。わずかな日程でありましたので、事前の準備はありましたでしょうけれども、長官としても最終的にいろいろな構想を固めるについての資料その他についても不十分な点がありましたでしょうし、また私たちのほうでもまだ若干疑問の点が残っておりますので、この衛星基地の問題に関連いたしまして、二、三の点を本日はお伺いをいたしたいと存じます。  なお、私、本委員会には初めてでございまして、全くこの間の事情に暗いものでありますから、……

第51回国会 大蔵委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○有馬委員 いまの大蔵大臣の御答弁によりますと、異常事態であって、予測できなかった、こういうことでありますけれども、大蔵省は単に毎年推計で予算編成をやっておるのですか。こんな異常事態を予想し、経済を指導することが政府の責任じゃないのですか。それがわからないはずはなかった。私たちも指摘してきたと思う。それを異常事態だからこういう落ち込みはやむを得ないんだというイージーなものの考え方では、政府の経済指導に対する信念というか、あれがどこにあるかわからない。この点について、異常事態ですと、割り切った答弁では私たち納得できないので、いま一度見解をお示しいただきたい。もちろん、これは福田さんの責任じゃない……

第51回国会 大蔵委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○有馬委員 小林さんに一、二の点についてお伺いをいたしたいと存じます。  まず第一に、現在国債の利率について、宇佐美さんなんかは六・五%程度がいいというようなことを主張されるし、あるいは全銀協あたりでもそこら辺の利率が適当ではないかということが言われております。これに対しまして、一方では福田大蔵大臣は、低金利政策というものを考慮に入れながらやはり検討していかなければ問題をあとに残すというようなことも言っておるのでありますが、私がお伺いしたいのは、この国債の利率というものか、一つの市中金利のかせになるのではないか、このような感じがいたすのであります、か、ここら辺について国債の利率に対する小林さん……

第51回国会 大蔵委員会 第5号(1965/12/25、30期、日本社会党)

○有馬委員 森本さんにお尋ねをいたしますが、先ほど武藤委員から質問のありました無事戻し制度についてであります。この点については農民の多年の要望でありましたが、私、武藤委員が質問したときにちょうど席をはずしておりましたので、ダブる点があるかもしれませんが、その点は御容赦いただきたいと思いますけれども、制度が確立されてからこの件の適用がどうなっておるか、これをお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 課長のほうからでいいですが、資料がなくてもいいですから、おおよそのあれがわかりませんか。
【次の発言】 次にお尋ねをいたしたいことは、これは農民の間で、掛け金だけにして、賦課金を検討せよという……

第51回国会 大蔵委員会 第6号(1965/12/26、30期、日本社会党)

○有馬委員 予算審議で参議院のほうがお忙しい中をおいでいただきましたのは、福田大蔵大臣に、経済成長率の問題なりあるいはこの不況の中で公債が発行されて、それが福田さんの言うようにはたして景気の浮揚策になるのか、まあいろいろ、これは経済企画庁長官とお立ち会いの上で伺わなければ、どうも福田さんの表現によれば、藤山さんと福田さんとボールを投げ合っておるとおっしゃるのですけれども、藤山さんはときたま投げないとおっしゃったりするものですから、そういう点についてお聞きをしておきたいと思うのであります。  まず第一に、この不況の認識についてであります。時間が制約されておりますので、論議を簡略にするために、実態……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1965/12/27、30期、日本社会党)

○有馬委員 いま官房長、大臣の御答弁でありますけれども、「公債発行による社会資本建設は世代間の負担公平が目的か」ということで、肯定する立場においてここがずっと書かれておるのです。平岡委員が指摘いたしますように、私どもも飛躍した論議はしたくない。がしかし、こういったものの考え方が根底にあるとするならば非常に重大だから、本会議においても平岡委員が指摘したところなんです。それが具体的にこのような形であらわれてきておる。大蔵大臣はとにかく、高橋さんのときにも――きょうの佐藤委員の質問に対しましても、高橋さんは軍事公債という点について最後まで抵抗した。自分も事務官としてその姿を見ておったが、ということで……

第51回国会 大蔵委員会 第9号(1966/02/15、30期、日本社会党)

○有馬委員 いまの大蔵大臣の御答弁、それから小林委員の質問に関連して、この際大蔵大臣としての所見を承っておきたいと存じます。  それは、日ごろから私ども歳入委員会としての当委員会の院の構成の中におけるあり方ということで、いろいろ理事会その他を通じて意見を申してまいりましたし、またこれは議院運営委員会の問題でありますので、機会あるごとに議運のほうにも私どもの所見を申し述べてまいったのでありますが、現在その歳入委員会としての大蔵委員会と予算委員会との関連が、ただ慣行ということでそのまま踏襲されてきておって、それを検討する機会がないということに私は問題があろうと思うのであります。そういう意味で、この……

第51回国会 大蔵委員会 第15号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○有馬委員 限られた時間でありますので、予定しております質問の何分の一できるかわかりませんが、この近代化助成資金法に関連いたしましてお伺いをいたしたいと存じます。  藤井政務次官と仮谷政務次官にお伺いをいたしますので、数字的な面は補足をして政府委員のほうから御説明があってもけっこうでありますが、私の質問はお二人だけに限っておりますので、お二人から御答弁をいただきたいと存じます。  まず第一番にお伺いしたいと存じておりますことは、現在、農家の目標といたしまして、百万円農業ということがいわれておりますが、全国的に粗収入合わせまして、これは農業外所得も合わせた形でけっこうでありますが、百万円をこえる……

第51回国会 大蔵委員会 第16号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○有馬委員 昨日、二、三の点について農林省のお考えを伺ったのでありますが、本日は、開銀の問題がありますので、わずかな時間にしぼりまして、基本的な問題についてだけお伺いしておきたいと存じます。  私、この近代化資金について、農政局長に最初にお伺いいたしますが、近代化資金と補助金との関連についてであります。きわめて抽象的でありますけれども、私は、農林省の補助金を類項別に見まして、きわめて多岐にわたっておって、その効率等について疑問を持たざるを得ないものが相当あるのではないか。といいますのは、過去にあったからということであげられておるものが相当残っておって、むしろ、これは期間の問題もありますし、また……

第51回国会 大蔵委員会 第17号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○有馬委員 提案者に一点だけお伺いをいたしたいと存じます。  現在、社会保障制度の中で、国家公務員共済組合、公企体職員共済組合の持つ意義はきわめて大きいのでありまして、それに対して、このような適切な改正案を出されたことについて心から敬意を表して、一点だけお伺いをいたしたいと思うのであります。と申しますのは、国家公務員共済組合連合会をはじめ、各単位共済に対しまして、私どもは、この短期の二〇%引き上げをはじめといたしまして、多くの問題点を日ごろから指摘してまいりましたが、その中で、単位共済組合並びに連合会の運営の民主化という点について、特に強く指摘してまいったところであります。ところが、つい最近、……

第51回国会 大蔵委員会 第18号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に、政務次官にお伺いしたいと思いますが、このたびの旅費法の改正のねらいというものは、はっきり言って、どこにねらいを置いての改正であるかということをお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど平林委員から御質問のありました一般行政職の旅費のトータルに対しまして、要求額は各省幾らであったのか、ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 それでも大体の充足率といいますか、要求に対してどの程度が充足されたか、大体のところはわかるはずですから、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 次に、国家公務員等の旅費に関する法律の第二条の第九項で、いわゆる扶養親族……

第51回国会 大蔵委員会 第19号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○有馬委員 非常に理解ある、そして実態に即した施設を考慮していただいている点について感謝いたしたいと存じます。  そこで、一つだけお伺いしておきたいと思いますが、今度計画されました二カ年計画のものについては、その収容人員がどの程度で、そしてその高等学校、大学、また小学なり中学なりの割合をどの程度に考えておられるのか、それだけをお聞かせおきを願いたいと思います。
【次の発言】 外務省と文部省来ていますか。――それでは、委員長にお願いしておきますが、外務省で、現在、これは世界各国でありますが、在外公館にいる人たちの子弟が、高等学校以上が何名あって、それから現地の大学、高等学校に何名入っておって、そ……

第51回国会 大蔵委員会 第23号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に、私、大臣に公共事業の推進についてお伺いをしたいと思います。  私は、予算委員会で国債の発行と地方財政の関連について若干お尋ねをいたしました。そのとき残された問題といたしまして、国の施策に即応する態勢に地方財政がなっておるかどうか、こういう点についてお尋ねする余裕がなかったのでこの際お尋ねをしたいと思うのでありますが、大蔵大臣が本部長となられてその促進本部をつくっておられるのでありますが、その促進の概要についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 上半期、四月から九月までに二兆五千億円、その中で地方にかかわる分がどの程度になりますか。

第51回国会 大蔵委員会 第31号(1966/04/13、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、本日総裁から冒頭に現在の金融状況について御報告になりました範囲内で、二、三の点についてお伺いをいたしたいと思います。  その第一は、企業の自己資本比率の問題であります。少なくとも、現在の不況について、これは過去私どもが経験した不況と異なる点は、過剰生産の中の不況だということだろうと思います。その経緯については私どもが十分に見詰めてきたことでありまして、結局は三十六年ころからの設備投資、それが行き過ぎであって、しかも借り入れ金に大きく依存してきた、利潤を確保していくためには勢い版元競争に狂奔せざるを得ないという形の中で現在の一つのネックといいますか、限界にまで追い詰められてきた……

第51回国会 大蔵委員会 第47号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に、大蔵大臣にお伺いをしたいと存じますが、私ども、堀理事、武藤理事等とともに短期給付の国庫負担金導入の問題につきまして大蔵大臣に要請をいたしました。それに対する回答が三月三十一日に行なわれたのでありますが、その第一項目で「社会保険に対する国庫負担については、一般に社会保険制度相互間の均衡を考慮しつつ、国庫負担の緊要度、国の財政能力に応じ、低所得階層等を対象として重点的効率的に行なうべきものと考えている。」こういうぐあいな回答があったわけであります。私、本委員会におきまして、武藤委員、横山委員、山田委員、また、ただいまは平林委員の質問に対する政府側の答弁を伺いますと、大体この大臣……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して。  この前、藤井政務次官に対しまして、せんだっての短期の国庫負担の導入の問題について、前の回答はきわめて遺憾でありますので、前向きの姿勢で検討願って、本日大臣より回答をいただきたいということでお願いをいたしておきましたので、その点についての大蔵省のまとまった考え方をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 臨時医療保険審議会に対しましてのわが党の態度は、大臣も御承知のはずであります。この件につきましてはここで論議することを避けますが、少なくとも、前の大臣の回答に含まれておる二つの理由は、均衡論と財政的な理由であったと思うのであります。しかし、財政的な理由につきまして……

第51回国会 大蔵委員会 第49号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○有馬委員 本日は、大蔵大臣に証券の問題について二、三お伺いをいたしたいと存じます。これはきわめて常識的なことでありまして、証券局長出るまでもないことばかりでありますので、そこに控えておっていただいてもけっこうであります。  きのうの日本経済新聞が証券十四社の三月の仮決算の状況を伝えておりますけれども、四大証券をはじめ各社が非常に好調であって、出来高も昨年のいまごろは、中ごろには一日四、五千万株に落ち込んだものが、東証の第一部でことしの一月には一億五千七百万株、二月には一億八千百万株、三月には二億二百万株というぐあいに急増しておりまして、また大手四社でも手数料収入が、前半六カ月で野村が約百四十……

第51回国会 大蔵委員会 第53号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、本日政務次官に対しまして、租税特別措置法に関連して、税法、特に酒税に関してお伺いをいたしたいと存じます。  その前に、主税局長にお伺いしたいと思いますが、これは国税庁長官のほうがいいかもしれませんが、最近の酒税の徴収状況といいますか、各年ごとに、各清酒、合成酒、しょうちゅう等がどのような形に推移してきているか、大まかでけっこうでありますからお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 しょうちゅうをいま一度。
【次の発言】 そこで、いま政務次官お聞きのとおり、他のものがある程度伸びておりますのにしょうちゅうが年々漸減の方向にあるわけです。これについてはいろいろな嗜好の問題……

第51回国会 内閣委員会 第38号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して伺っておきますが、さっきの農地局長の答弁では、第十九条第一項の第一号、第二号に基づいての基本計画であるけれども、現在やっておるのは委託事業であるから県知事なりに相談する必要はない、こういうような答弁だったですね。
【次の発言】 私の言ったことだけ答弁してください。そうですね。
【次の発言】 とするならば、第十九条にいうところの事業団の業務で、国の委託業務については別だという解釈は、どこから出てくるのですか。
【次の発言】 関連質問を終わります。

第51回国会 内閣委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に食糧庁にお伺いしたいと思います。  田中さんにお伺いいたしますが、せんだっても東京に焦げくさい米が出回ったということで問題になりましたが、二十日過ぎにも今度は浜松で同じように焦げくさい米が出て、問題になっております。で、八郎潟では、将来米単作地帯として営農の主体を米に置くということになっておりますので、その時期にどういう関係でそういう焦げくさい米が配給されたのか、この経緯を明らかにしていただきたいと思うのであります。私は、検査のときには問題なかったろうと思います。少なくとも毎年その検査規格に従いまして訓練に訓練を重ねた事務所の職員が的確に検査をしておるのでありますから、問題は……

第51回国会 予算委員会 第13号(1966/02/14、30期、日本社会党)

○有馬委員 最初に、法務大臣にお尋ねをいたしたいと存じますが、森脇文庫の森脇将光氏が、昨年の五月十日前後私文書偽造、同行使、恐喝未遂等で逮捕されました。その後保釈の申請なりあるいは追起訴なり、ずっと経緯があったと思うのでありますが、相当長期にわたって勾留をされておりますので、その経緯についてお聞かせをいただきたいと存じます。
【次の発言】 刑事訴訟法によりまして、保釈の請求ができることになっておりますが、必要のとき保釈について例外規定がありまして、保釈請求の棄却に対しては、たぶん第八十九条の第四号が適用されたものと思います。がしかし、これにもおのずから限度があると思うのでありますが、同被告が七……

第52回国会 大蔵委員会 第4号(1966/07/25、30期、日本社会党)

○有馬委員 私は、本日は物価問題と、それからただいま只松君、武藤君からお話のありましたベトナム和平の問題と、それからアジア開銀に未加盟の諸国の問題、それと、日ごろから伝えられております総理の東南アジア訪問と低開発国援助の関連、この四点にしぼってお伺いをいたしたいと思います。私もできるだけ簡単に質問をいたす予定でありますから、総理も、抽象論でなくて、具体的に、簡明に御答弁をいただきたいと存じます。  まず第一に物価問題でありますが、七月十二日の所信表明で、特にわずか十分間足らずの所信表明の中でも消費者物価問題に触れられておったわけであります。ところが、けさも堀委員から大蔵大臣や企画庁長官、通産大……


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○有馬(輝)委員 最初に川島さんにお伺いいたします。ただいま提案になりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由の説明で、いささか明瞭を欠くきらいがありますので、その点をまず第一にお伺いいたしたいと存じます。  それはこの提案理由の説明の中に、「昭和三十年度における名行政機関の事業予定計画に即応して、必要やむを得ない事務の増加に伴う所要の増員を行いますとともに、業務の廃止及び減少に伴う余剰定員の縮減を行いまして、行政機関全般の定員の適正化をはかろうとするものであります。」こうなっております。ところが同様な意味合いにおきまして、五月の二十四日ですか、内閣委員会におきましてもそのよう……

第22回国会 農林水産委員協議会 第2号(1955/10/15、27期、日本社会党)

○有馬輝武君 先ほど池田委員から二十二号の台風災害に対する措置の問題について御質問がありましたし、またせんだって井手委員の方から御質問があったそうでありますので、重複しないように、なるべく簡単に御質問申し上げたいと存じます。  まず第一点といたしまして、自作農維持創設資金融通法に基く融資のワクの問題でありまするが、今度の災害に対してどの程度の融資のワクの増大を考えておられるか、この点についてお伺いしたいと存じます。
【次の発言】 少くとも第二条第四号はこういった場合を予想しておると思うのであります。そういった面から、やはりこのワクの拡大については、今おっしゃったようなことで処理されるのじゃなく……

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 西野先生と寺尾先生、お急ぎだそうでございまするから、高木先生にはあとで御質問いたしたいと存じます。  西野先生も寺尾先生も、春日委員からも出ましたように、望蜀の望みといいますか、そういった観点から公述されたように受け取れて仕方がないのであります。失礼の段がありましたら、平に御寛容ただきたいと存じますが、御質問いたしたい点は次の点であります。  結論的に、西野先生からの話しのありました陳腐化資産に対する特別措置、新規設備に対する特別措置、それと中小企業に対する再評価の減税の問題、この中小企業の再評価の減税の問題につきましてはともかくとして、私は前に述べられました二つの点について……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第4号(1957/09/04、27期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 ただ一つだけ最初にお伺いいたしておきたいと思いますが、現在葉タバコは、いずれの国から毎年どれだけの輸入をいたしておられるか、それから現在の在庫はどの程度になっておるのか、そしてそれの製造計画はどうなっておるのか、ここら辺について、数字をもってお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 引き続きまして、三十二年度の輸入計画についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 外葉の三十二年度への越しが千百九十万キロという御説明でございましたが、この点、私以前大蔵委員会かどこかでほかの方がお伺いしたお話との間には、相当な開きがあるような気がするのですが、この点間違いございませ……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第5号(1957/09/05、27期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 議事進行。今井手小委員の御要望に対する総裁としての御答弁があったわけでありますが、もとより慣例としまして、たとえば所管大臣なり総裁なりがおいでにならないで事を運ぶというようなことも、国会開会中その他においてもあり得ることでありまするし、それをとやかく申し上げるわけじゃありません。しかし今井手小委員から申された点について、私は少くとも今回の改正案に対しましては、与野党を問わず、明治三十七年以来の大改正、日露戦争以来の大改正を企図いたしておるのでありますから、それには、やはりそれなりのお心がまえというものがあってしかるべきだろう、このように考えます。  それで、これは要望をいた……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第6号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 私は本日は総裁から、国の収入財源の最も重要なる部分を占めるこのたばこ専売に関連いたしまして、予算的なものの考え方、また昭和三十三年度においてどのような構想をもって臨もうとしておられるのか、そういった点に相関連いたしまして、二、三の点をお伺いいたしたいと存じます。  本年度の予算におきましても、収入が二千五百二十一億七千八百五十万ということで、支出を差し引きましても、一千一百億に及ぶ膨大なる予算をかかえておられて、それがその中で消費者大衆に与える影響、また葉タバコの購入その他によって一般耕作者に与える影響というものは、非常に大きいのであります。その観点からまずお伺いいたしたい……

第26回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第8号(1957/10/03、27期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 私は、荷見先生に一点だけお伺いいたしておきたいと存じます。それは、先ほどお述べになりましたものの中で、団体協約の程度についてであります。たばこ耕作組合法案でいわれておるところの団体協約の程度については、考慮すべき点がある、特に商社の場合はということでお述べになりましたが、少くとも耕作組合が専売公社と、要請書の中で述べられておるような耕作権の問題、あるいは査定、鑑定、あるいは収納価格、そういったものの協約を結ぶということが、とりもなおさず耕作農民の意向を反映することになると思うのでありますが、その点で、今お述べになりました程度とおっしゃった点、非常に抽象的でありますので、いま……

第26回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第6号(1957/04/08、27期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 関連。ただいまの原委員の質問に対しまして明確な御答弁がございましたので、これ以上質問するのもいかがかと思いますが、少しお伺いしておきたいことは、今原さんからもお話がありましたように、県側の意向について十分打ち合せていただくことが必要だと存じます。そうして最終的な結論を出されるようにしていただきたいということが一つ。いま一つは、この試験操業の効果について、具体的な場所を一つ二つあげられて、水産庁としてのこれに対する御意見を伺いたい。この二点を担当課長でけっこうでございますからお答え願いたいと思います。
【次の発言】 終ります。

第28回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 私は食糧管理特別会計について、若干基本的な問題についてお伺いいたしますと同時に、輸入食糧の問題について若干お伺いいたしたいと存じます。  まず第一に、今度食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案で、この会計に六勘定を設けられたのでありますが、その設けられた理由としましては、この経理の内容をさらに明確にするためということだけで、特に具体的な政府の御説明はないようであります。先だって予算委員会におきまして、川俣委員からの御質問もあったのでありますが、この点につきまして、特にこの会計に六勘定を設けなければならなかった理由をまず最初にお伺いいたしたいと存じます。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1960/12/13、29期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 一点御質問いたしますが、新規に人員の要求は九十二名なされておるわけでありますが、これは定員関係がどうなっておるのか。それから十三ページの、常勤職員の定員化を要求しておられるのでありますが、八十六名の方々の学歴、経験年数、大体のところでけっこうでございますけれども、その点についてお伺いしたいと存じます。
【次の発言】 それから、九十二名ですね、これは六百三十九名の定員を九十二名ふやすというわけですか。
【次の発言】 そうしますと、各省においては、新規採用で、しかも国家公務員試験に合格した者を本定員としてすぐ採るというようなことをやっておるようですが、そういった九十二名の内容に……

第38回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 新規の職員四十人、これは全員が定員に繰り入れられるわけでありますが、大体その共通した経歴なり何なりというものは、どのようになっておりますか。
【次の発言】 私は、当初から定員化される点についてはもちろん異論のないところでありますけれども、今度定員の中に繰り入れられた六十五人の諸君、今まで定員外であった諸君も、大学卒あり、短大卒あり、あるいは高校卒があったろうと思う。この諸君が、何年か知りませんけれども、定員外に置かれていて、今度の諸君は直ちに定員内で新規採用される、その間に不均衡というものがないのかどうか、この点についてのお考えを伺いたいと思います。

第38回国会 災害対策協議会 第11号(1961/09/20、29期、日本社会党)

○有馬(輝)協議委員 天野政務次官にお伺いいたしたいと思います。  先ほど官房長官からも、また大蔵政務次官からも、予算措置については、被害の状況と各省の報告をまとめて措置いたしたい、こういう御答弁があったわけであります。これに関連いたしまして、この災害に伴って地方の負担の増あるいは税の減収、そういった事態が当然出てくるわけであります。これに関連して、特別交付税なりあるいは起債のワクの拡大なり、こういったことを含めて考えておると了解してよろしいかどうか、簡単に御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 農林省の坂村経済局長にお伺いいたしたいと思いますが、今度の災害に対しまして、共済面でめんど……

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第8号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 関連して。  ただいま横山君から提起されました三つの問題のうち、第一点の正常な労使関係の確立という問題は、非常に重要な問題であります。それについて、本日長官がお見えになってないようでありますが、問題は、正常な労使関係を打ち立てるについて、大臣なりあるいは長官の一貫した態度というものがこの根本になろうかと私は存じます。それで、本日お見えになっている皆さん方のただいまの横山君の質問並びに意見に対しての答弁というものが、大臣なり長官なりの考え方をそのまま受け継いでなされるかどうかという点には、本小委員会としてはきわめて重大な関心を注がざるを得ないわけです。私がなぜこのようなことを……

第38回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は坂村さんにお伺いしたいと思いますが、ただいま資金の総ワクの問題並びに金利の問題につきましては武藤君から御質問がありましたので、その前提となる農業の近代化という問題に限って私はお伺いをいたしたいと存じます。  この点で、お配りをいただいております本法案の提案理由の説明書の中に、「農業者等の資本装備の高度化をはかり、農業経営の近代化を推進するため」とありまして、これが本法案の眼目だろうと思いますけれども、その資本装備がどうなるかというようなことが目的でもなく、また、経営の近代化それ自体が目的でもなく、やはり、自立経営をなし得る方向へ持っていく一つのメトーデとして取り上げられた……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1961/02/25、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 本日の大臣の予算説明で、官行造林の廃止とその公団に対する移管が御説明になりましたが、これに関連いたしまして次の資料をお願いいたしたいと思います。  一つは、公団林道の開設地域における森林伐採の実態に関する調査、これは熊野地区だけでけっこうでございます。  それから熊野川及び剣山地区における林道開発による経済効果の調査。  三番目に、森林開発公団の構成事実、経理内容、これは役職員、課長以上の前歴、人員構成、給与予算、それから、それの一般公務員、林野職員との比較。それから次に、事業経理内容。い、年度別出資金、ろ、路線別事業の計画と実行、は、路線別の受益者負担賦課金の徴収状況、未……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 最初に大臣にお伺いいたしたいと思います。先だっての委員会におきまして、高田君の米価に対する質問に答えられまして、特に管理方式と関連して、大臣は生産費・所得方式を堅持して、現在の管理方式を維持していくという意味の答弁をされたと思います。それと関連いたしまして、本日お伺いしたいと思いますのは、米価につきまして本年度の予算では一万四百五円と、昨年度の決定米価を踏襲して予算を組んでおられます。実は昨年の十一月ごろだったと思いますけれども、大蔵省の意向として、陸稲格差を設けるとか、あるいは時期別格差をなくしていくとかいうような構想が出されておりまして、もちろん大臣の先ほどの答弁により……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 企画庁長官にお伺いいたしたいと思います。  今度の施政方針演説の中についても、今床次委員から触れられましたように、地域間、産業間の格差を是正するという点を大きく強調しておられるのであります。これは農林省にもあるいは大蔵省にも税制の面あるいは生産基盤の強化なり、今度も政府で用意しておられますところのたとえば魚価安定基金法案なり、いろいろな法案を準備していらっしゃるわけでありますが、そのいずれを見ましても、私はある程度事農業に関しましては守勢といいますか、防衛的な措置に終わっているきらいがあるのじゃないか、こう考えるわけであります。これには政府としてもいろいろ御議論がありますで……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 企画庁長官にお伺いしたいと思うのですが、先ほど井手委員も触れられましたように、今度の経済閣僚懇談会に出された物価抑制策、これは通産大臣の方では根本的に練り直さなければいけないというようなことで、――今首を振っておられますが、新聞ではそう報ぜられておる。企画庁長官の方では大体において了承されたという工合いに言っておられるのですけれども、物価政策の基調をどこに置こうとしておられるのか、この十二項目ですか、あげておられますけれども、この中からは私は感じ取れないわけなのです。その点について、物価政策の基調をどこに置こうとしておられるか、企画庁長官の方からお話しいただきたいと思います……

第42回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1962/12/10、29期、日本社会党)

○有馬(輝)小委員 二ページに「EEC関係の調査等に必要な経費」と、海外の情報収集の件に関連して出ておりますが、この連帯については、どのようなことを考えておられるのですか。
【次の発言】 資料の検討だけで、たとえばブラッセルに出かけるとかなんとか、そういうことを……。
【次の発言】 そうですか。ぜひ、やはりそういった点については、みな集まって検討するだけではなくて、実際に向こうに行って、相当日数をかけて検討してもらうような機会をぜひつくってもらいたいと思います。
【次の発言】 そういった計画があるとすると、三百二十五万円くらいじゃ全然問題にならないのであって、そこら辺についてはやはり積極的に予……

第43回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○有馬(輝)委員 私は、ただいま堀委員が最後に利子補給の問題について触れられたのでありますが、これに関連してただ一点だけお伺いをしたいと思います。時間も相当経過いたしておりますのできわめて簡潔に質問をいたしますので、しばらくの間一つがまんをしていただきたいと思います。  最初に、桧垣さんにお伺いをしたいのであります。戦後入植しました開拓の全戸数、そしてそのうちでどの程度が離農しておるか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 農林政務次官にお伺いいたしますが、二十一万戸も入植いたしまして六万戸も離農しておる、二割五分も離農しておる。これは開拓行政に大きな欠陥があった結果だと……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1963/02/23、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 最初に、事務当局にお伺いしたいと思います。戦後引揚者給付金なり金鵄勲章、あるいは遺族給付金、戦没者弔慰金、こういったものが逐次行なわれて参りましたが、その時期と額、これについてお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 ここで大臣にお伺いしたいと思うのでありますが、昨日の毎日新聞でも大きく取り上げられておりますように、在外資産の補償について、一昨日ですか、与党の方が政調会長と在外資産補償の問題について話し合いをされて、その結論がどうなったかについてはつまびらかにいたしませんけれども、審議会の設置、あるいはその他について二十六日ごろまでに結論を出すとか出さないとかということ……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 農林大臣に、最初に開拓の問題についてお伺いいたしたいと存じます。この問題につきましては、先日大蔵・農林水産の合同委員会において、現状について、また現在までの経過についてある程度お伺いいたしましたので、委員長から御注意がありましたように、私の方も簡単にお尋ねをいたしたいと思いますので、大臣の方も簡単でけっこうでございますからお答えをいただきたいと思います。  一つは、この前お伺いをいたしましたところによりますと、戦後入植者が二十一万戸ありまして、そのうち離農したものが六万戸ある。しかも、残っておりますものにつきましても、これは、私が、狭い範囲でありますけれども、実態に触れ、ま……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○有馬(輝)分科員 今主査の御発言がございましたので、簡単に要点だけ御質問申し上げたいと思います。  本日はらいの問題に関連いたしましてお伺いをいたします。  最初に、予算についてでありますが、本年度の内閣の重要施策の重点的な実施として九項目あげられまして、その中で税制改正の次に社会保障の充実について特に麗々しくうたわれておるのであります。それがそのまま受け取れるかどうか、具体的にお尋ねするわけであります。  最初に局長にお伺いいたしますが、らい予防対策費に一億六千万余組まれておりますが、その内訳が明瞭でありませんので、具体的な数字でお答えをいただきたいと思います。都道府県の支弁するらい予防費……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○有馬小委員 簡単にお伺いしたいと思いますが、相互銀行に対する大蔵省の監査といいますか、監査の基本方針と、それからおもにどういった点について主として監査をしておられるか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 銀行局長の御答弁によりますと、相互銀行の健全な発展を考慮して、これを伸ばす意味で貸し出しなり、あるいは経営陣のあり方なりについても、これをささえるという立場から施行しておられると思いますし、またそうあって私はしかるべきだと思うのです。が、しかしおのずから監査の対象については限界があると思うのですが、そういう点についていまの銀行局長の考え方というものが、必ずしも実際の衝に当た……

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第8号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○有馬小委員 関連して……。いまの問題について、一つは中央信用金庫が肩がわりした具体的な金額の問題なりあるいはいま平林委員が指摘した導入預金のあれについて、私も若干聞いておるのですが、具体的な問題として本委員会で伺うということはどうかと思っていままであれしておりましたけれども、平林委員からお話がございましたので、ちょっと関連してお尋ねしたいのですが、私がお伺いしたいことはただ一点、導入預金であったかいなかについて大蔵省の銀行局として判断の示唆なりなんなり与えられたことはないか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この問題についてはまた機会を改めてお伺いしたいと思います。

第46回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1964/04/16、30期、日本社会党)

○有馬小委員 関連して。これは国会法によりまして、やはり審査の過程におきましては、故意に事実を隠蔽したりまたは誇大にものを言ったりすることは許されないことになっておるはずであります。いまみたいに、長官が知っておるものを知らないというような形で答弁いたしますと、審査を進める上に大きな障害となりますので、委員長のほうにおかれまして、やはりそういう点は事前に警告を政府側にしていただきたいと思います。
【次の発言】 いま委員長から政府側に対しまして適切な御指示があったわけでありますが、この件に関しましては、木村長官もまた鳩山直税部長も長期にわたって事件の概要について十分調査され、また御存じのはずなんで……

第46回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○有馬小委員 議事進行について。先ほどの理事会におきまして、なおまたあとの御相談によりまして、本委員会の進め方について所信を表明したいという藤井小委員の発言がありましたので、小委員長においてそのようにお取り計らいいただいたわけでありますが、ただいま所信の表明を伺っておりますと、長官に対する質問なりあるいは同僚小委員に対する質問なりが出てまいりました。長官に対する質問については、所信表明についての前提条件という意味でいままで伺ってまいりましたけれども、それはいま小委員長が取り計らいをされたように、質疑にわたる内容なりあるいは同僚間のあれという点についてはこれは御考慮願って、所信の表明ということで……

第46回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第3号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○有馬小委員 ちょっと関連をお許し願いたいのですが、いまの件ですが、私は金子訟務官の発言については、当然長官でなくても補佐の諸君も、現在までどういう経緯があり、そしてどのように対処してきたかという点については、調査する時間も余裕も相当にあったと思いますし、それをいまみたいに、いま一度本人から確かめてみたいというような御発言については、いささか納得がいきません。ですから直ちに総務課長でも本人に電話を入れて確かめて、本委員会が終わるまでにその経緯を明らかにしていただきたいと思います。私たちは、できるならばこの小委員会をきょうで終わりたいと思っておりますので、そういった点については、せっかく御質問が……

第46回国会 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○有馬委員 関連して総裁にお伺いしたいと思いますが、いま卜部委員並びに安宅委員から質問のありましたことと関連いたしまして、先ほど総裁は、この案件について組合側の理解を深めるために十回前後話し合いを持って説明をした、こういう御答弁があったわけでありますが、公労法第八条によりまして、私はこういった法律案を提案するかいなかも第八条に含まれておると理解をいたしますが、その点についての見解をこの際明らかにしていただきたいと存じます。
【次の発言】 その少なくとも特別の法律案によるべきか、あるいは国家公務員等の退職手当に関する法律によるか、そういった取り扱いについても、私は第八条の第一項に該当するものと理……

第48回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1965/05/17、30期、日本社会党)

○有馬小委員 先ほどからのお三方の特に現在の経済を安定成長の路線に乗せる真摯な御発言に対して、敬意を表する次第でございます。  ここでちょっと最初に木川田さんにお伺いしたいと思いますことは、先ほど資金の偏在ということに触れられまして、地銀、相銀の問題等をあげられたわけでありますが、その資金の偏在ということをどういう角度でおっしゃったのか、お聞かせをいただきたいと思うのですが、現在のような形になっておるのは、やはり都市銀行の姿勢と地銀、相銀のそれぞれの姿勢の問題であって、私は資金の偏在というような形で見るべきものではないのじゃないかというような感じがいたしますので、どういう角度からおっしゃったの……

第48回国会 大蔵委員会農林漁業用揮発油税に関する小委員会 第1号(1965/06/07、30期、日本社会党)

○有馬小委員 この農業用ガソリンの問題につきましては特に予算化の面で三年越しの非常に重要な経緯があったと思うのであります。予算委員会開会中にも予算委員会の理事並びに関係各委員会の理事相集まりまして、田中大蔵大臣と赤城農林大臣、前閣僚がそれぞれその懇談会に出席をいたしまして慎重な与野党、政府が論議をかわした経緯がございます。それだけに本委員会を運営してまいるにつきましても、本委員会の性格がただ単なる税制の問題ではなくて、そういった経緯を踏まえた性格の委員会であるというふうに私どもは理解をいたしておりますが、その意味で政府のほうではこのたび内閣改造が行なわれたわけでありますけれども、この経緯は前農……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○有馬分科員 ただいま永井委員の質問に対して答弁があった中で、一つ気になることがありますので、関連質問をいたしたいと存じます。  と申しますのは、宮城学芸大の件について一つの例として触れられたのでありますが、この点については地元の意向その他の事情を参酌して検討を加えて結論を出すというような意味での御答弁だったと思いますが、それに間違いがないかどうか、これをお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 その設置に踏み切ったということでありますので、この点については、私、関連質問でありまするから、国立学校特別会計法の一部を改正する法律案に関連いたしましていずれ明らかにしたいと存じますが、いまの御答……

第48回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○有馬分科員 国有財産局長にお伺いをいたします。神奈川県の藤沢市辻堂の旧帝国海軍演習地あとの処分について、昭和三十五年十一月の国有財産関東地方審議会の決定事項をいかに処理したか、これを明瞭にしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の質問にだけ答えてください。何に払い下げて、そのうちどのように使われておる。それから所期のあれが達成されてないものについては、またそれなりにお伺いしますから、いまその審議会の決定に基づいて明瞭に処分されたものだけ、そして残っておるものは何ということだけ言っていただければけっこうです。
【次の発言】 その神奈川県藤沢市の分が残っておるようでありますが、その神奈川県……

第51回国会 大蔵委員会農林漁業用揮発油税に関する小委員会 第1号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○有馬小委員 いまの資料の関係と違うのですが、ちょっとお尋ねしておきたいことがあるのです。  この前、新潟その他で軽油の徴収上の、これは法律的な問題じゃないのですけれども、運営上の問題で、東京都にみんな納税しているという事態があったのですね。あれは新聞で報じられてあったのを吉田さん知らないですか。
【次の発言】 所管の問題といったって、これは大蔵省が本家本元なんだから、自治省が指示がまずかったのか何か知らぬけれども、新潟なりあるいは山形なりに入るべき税金が全部東京都へ入っていたという事態があったでしょう。詳しく知りませんか。ぼくは新聞で見ただけですけれども。

第51回国会 大蔵委員会農林漁業用揮発油税に関する小委員会 第2号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○有馬小委員 自治省にお伺いしますが、地方税法の第七百条の三では「軽油引取税は、特約業者又は元売業者からの軽油の引取に対し、容量を課税標準として、当該特約業者又は元売業者の営業所所在の道府県において、その引取を行う者に課する。」こういうことになって、はっきりしておるのでありますが、つい最近、東北、関東、信越などの十一県の中で、その税金が東京都の収入になっていたというような事態があって、これが新潟県から申し出があって初めてそういうまちまちの形で行なわれていたとわかった。岩手、青森、山形、福島、宮城、秋田では県に入っておる、それが新潟なんかでは東京都に入っておる、十年間で二億円も損をした県があると……

第52回国会 大蔵委員会農林漁業用揮発油税に関する小委員会 第1号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○有馬小委員 この前出されました数字について大蔵省のほうで再検討いただくことになっておりましたが、その時期について、最終的に数字がまとまる時期をこの際明らかにしておいていただきたいと思うわけです。
【次の発言】 本小委員会が設けられた趣旨については大蔵省も十分おわかりだろうと思います。そこで、先ほど中澤委員また川俣委員からいろいろ御質疑がありましたが、その意図するところは、農業用のガソリンについては免税にしなければならぬ。これは事の起こりからそういう形で進められてまいっております。もちろん農林省の統計調査部では、正確な数字を把握するためにそういった時間がかかるであろうということもわからないでも……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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