このページでは中嶋英夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中嶋英夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中嶋委員 それでは大臣もおらぬことですから一部質問しまして、第十二条、第十六条に関しては大臣の出席を求めてあとでまたいたします。 今勝澤委員から全般的に質問があったわけですが、私は二、三具体的に質問を進めてみたいと思います。 第一に、今回の立法の効果の問題について、今次官から相当の効果があげ得るという確信に満ちた答弁がありましたが、私は立法の効果の重点は、あとで御質問しますけれども、第十二条、第十六条の内容をいかに重視されておるものであるかどうかということにかかっておると考えるのでありますが、今問題になりました、公害という言葉が出ましたが、ガスあるいは煤煙、廃液、騒音、振動、こういった公……
○中嶋委員 初めに柴田先生に御質問申し上げます。実は先生は突然こちらへおいでになってこの委員会の審議の経過等をあまり御存じないかもしれませんので、きのうの委員会で政府委員と私どもとの間に行われました議論の中心を先に申し上げたいと思いますが、私どもは今回の法律を作ります以上は、第一に水質基準をこの川にはこれ、あの川にはあれという作り方をするときには、相当政治的配慮がいるわけであります。それからそういうことから全国の河川を対象とする一般的な基準がなければならぬ。かりにその一般的な基準を、政治的な配慮からもっと高くする場合があるとしても、ほんとうはこうあらなければならぬというものを作っておく必要があ……
○中嶋委員 一昨日質問をいたしまして、本日は両大臣の出席を願って、両大臣から伺いたいと思います。 今岡本委員からの質問で、政府案と社会党案との比較対照をされたのですが、政府案によると、水質の保全について、何人も水質の保全に心がけなければならない、この条項がありますので、政府の案というものは全般的に何人も守ってもらわなければならぬという内容を持っておるということで、社会党案よりはかえってすぐれているのじゃないか、効果があるのではないか、こういう意味の御批判があったわけであります。私ももしこの水質の保全に関する法律案の第二条並びに工場排水の規制に関する法律案の第三条のように、心がけということだけ……
○中嶋(英)委員 今委員長からお話がありましたように、両党間でまとまりました修正案の案文を先に朗読いたします。 公共用水域の水質の保全に関する法律案に対する修正案 公共用水域の水質の保全に関する法律案の一部を次のように修正する。 目次中「第十条」を「第十二条」に、「(第十一条―第十八条)」を、「(第十三条―第二十条)」に、「(第十九条―第二十三条)」を「(第二十一条―第二十五条)」に改める。 第三条第二項中「次条第一項上」を「第五条第一項」に改める。 第二十二条及び第二十三条をそれぞれ第二十四条及び第二十五条とする。 第二十一条中「第十九条」を「第二十一条」に改め、同……
○中嶋(英)委員 今両参考人から御意見を承わりましたが、いわゆるこの問題について参考人がお二人ここにお見えになったという経過の中に、私どもの聞いておる限りにおいては、業界に意見の不一致があった、たとえば割当の配分の問題について意見の相違があるというようなことを聞いておるわけですが、私はこの際両参考人に伺いたいのであります。この問題が委員会にかかりますと、ああバナナかという何か失笑ぎみな笑いと申しますか、好ましくない笑いの中でバナナという名前が出てくるのです。何か業界がそういう批判を受けるところに問題がありはしないか、こういう点について両参考人、どのようにこういう風潮を把握されておるか、その点を……
○中嶋委員 工場立地の調査に関する法律案に対して質問をいたします。今回上程されました本案は、非常に時宜を得たものと私は考えるのでありますが、法案の内容よりも、むしろこの法律の裏づけとなるものについて若干質問をお許し願いたいのであります。 御提案の趣旨から伺いますと、資料の提供と、そして工場の分散化というところに力点を置かれているようでありまするが、しかし、資料の提供、助言等の場合において、各般の条件について十分なる配慮が行われてなければ、ただ機械的に単なる工場誘致の地方運動に同調するだけであっては、いろいろ問題が将来禍根となって残る場合もあり得ると思いますし、また資料の提供の際の助言という問……
○中嶋(英)委員 それでは簡潔に御質問をいたします。ただいま審議されております本法案の提案理由の中に、今回の措置のほかに、輸入エネルギーの節減、石炭需要の喚起等の施策の実施によって不況の打開に努めたい、こういう政府の方針が明らかになっておりますが、いわゆる輸入エネルギーの節減と申しますと、当然石油関係との競合問題が指摘されてくると思うのであります。そこで最近新たに石油精製の会社が設立される動きがあるように聞いておるわけでありますが、こういう点が実際あるのかどうか、その点について御質問いたしたいと思うのであります。
【次の発言】 その川崎に今度設立せられますゼネラル石油、日本漁網石油という、こう……
○中嶋(英)委員 ちょっと今の問題に関連して質問いたします。局長はこういうことをおっしゃったですね。こういう問題を扱う場合に業界との対処の仕方について、自分でお考えになっている一つのスタイルがある。それは白紙で臨むべきじゃなくて、自分の見解というものに立って、一ぺんそり返るべきだ、こういうお話があったのです。見解を持つのは私は悪いとは思わない。ただ見解をお持ちになるときに、よく意見を聞いておく必要があると思う。たとえばきょうの委員会なども、初めから私はこういう態度だというのじゃなく、こうこういう見解の上に立っているのだとか、やっているのだとかいうこと、そういう問題が、技術の問題になったところが……
○中嶋(英)委員 工場立地の調査等に関する法律の一部を改正する法律案が上程されておるのでありますが、これに関連するのではなかろうかと思われる低開発地域の促進の問題その他工場立地の問題について、世論もこの問題を相当重要視しておりますし、政府もこの問題について手を染めかけておるようでありますが、今回改正する意図は、政府としてどこまで突っ込んで本問題の解決に取っ組むのか、そういう熱意の度合いについてまず伺いたいと思うわけであります。従来調査をされてその資料をお持ちになって、それぞれ発表されておると思うのですが、その百六十六の地区においての工場立地調査というものはどの程度進行し、その資料がどの程度に利……
○中嶋委員 質問の前にお願いがあるのです。今佐々木さんから非常に造詣の深いお話があったわけですが、伺いますと、森さんもまだ競輪はごらんになっていない、局長もあまりよく知らない、おそらく通産大臣も見たことがないと言うだろうと思うのです。感心ばかりしていないで、一つ佐々木さんのお話を参考に、見に行ってやろう、見るのはトップ賞がどうこうとか、売店がどうこうとかいう前に、一番前列に行って、うしろを振り向いて、入場者の顔を見ていただきたい。どんな顔をしているか、どんなことよりもこれが一番大事です。普通は左から来たのを見る場合には首の関節が動くのですが、あのゴール寸前には、からだが硬直して回らなくなってく……
○中嶋(英)委員 小さな問題ですけれども、オリンピック国民運動推進の関係ですが、商業道徳の関係でノーチップ運動というのが最近よく問題になりますね。私もノーチップ制度というものは賛成であります。特に、中国などに行って、チップは一切ないということ、アメリカを旅行して、朝から晩までチップの心配をしなければならぬという両面を見ると、チップはないほうがいいと思うのです。ただ実際問題として、いま世界各国でチップの制度というものがまだ画一化されていないと私は理解するのですが、各国へ参った場合に、公式的なノーチップでどうなのかという問題がある。というのは、最近の若い労働者の考え方は、年配の人から見ると、ちょっ……
○中嶋(英)委員 いまの総裁の発言からいくと、裁量の幅があるというようなことは私も認めますよ。いま問題になっているのは、その裁量の幅は認めるけれども、たいへんゆる過ぎるんじゃないかということから、強い条文の解釈が出てくるので、その点はやはり社会問題になっているからはっきりしていただきたいと思うのです。 そこで聞きたいのは、たとえばうわさ話からいくと、官房長が、ちゃんと職務分限には入っていないけれども、最近大体うば捨て山というよりは、うばにならないうちに、むしろ格上げ出世コースの一段上のような形でいいところにはめてあげるのが腕のいい官房長だというようなうわさ等が各省内にあるわけです。一方、中元……
○中嶋(英)委員 ぼくはいま来たのですが、前のほうはよくわからない。委員会の開会のときに、もっと間をおいてもらえませんか。
【次の発言】 理事会が終わって委員会の通知の場合に、われわれ委員は、時間が明記されてないので、部屋にいても、迎えに来るまでわからない場合があるんですよ。
【次の発言】 そういうことから、率直に言うと、だんだん委員が熱意を失うのです。聞かれてもわからない場合がありますしね。
【次の発言】 放送の場合も、控え室の場合は切れておりますから、放送がある場合には、拡声機のそばにつきっきりでいなければわからない。
【次の発言】 だったら、今後の運営の問題ですが、もっと明白に、十二時な……
○中嶋(英)委員 この前、委員長から、今後検討するというお話があったのですが、前に御提案申し上げました趣旨説明に対する質疑ですね。これはやはり日程の前に、採決の前にやったらどうかという御提案をしているのですが、その後どのようなお取り扱いになっておりますか。
○中嶋(英)委員 川崎さんの質疑は先にならぬのですか。
【次の発言】 理事会のほうで御了解を得ればけっこうですが、よくあるのですが、相当議員諸君の関心を集めた案件の討論、採決等があって、そのあとまたいろいろな案件の採決があったあとというのはだれるのです。それで、やはり議場に議員が少なくなると、質問している人、答弁している人に対してどうも相すまぬような議場風景があらわれる、そういう場合に、何となく質疑者も力が入らぬ。ですから、きょうはひとつ私のほうも努力しますけれども、採決が終わったら退席者が一ぺんに出るというような情勢のないように、各議員にお計らい願うように願いたいと思います。
○中嶋(英)委員 日本社会党の、会期延長に対する態度を申し上げます。 まず、社会党としては、国会法に明示されている会期をいたずらに延長するということは、原則として反対であります。ただ、審議している案件を、国民の期待にこたえるような立場から何とか通したいということで、ときに会期延長があり得るのは、これは常識的に理解できます。しかし、今回の会期延長が大幅な会期延長であり、しかも、ここ数年間大幅会期延長が常習、慣習化している。このことは、かえって、なにまた会期延長ができるのだということから、国会の審議のスピードを落とすという悪循環を起こす危険もある。こういうことからいいましても、もし、かりに会期延……
○中嶋(英)委員 首都高速道路公団法の一部改正の問題についてお伺いをしたいと思います。
まず、今回の改正の第十一条に、委員の任命について、「公団に出資した地方公共団体の長が推薦した者のうちから任命しなければならない。」これに委員の数で変更があるようでありますが、現在実際に地方公共団体の長が推薦した者のうちから任命した委員というのは、たしか東京都だけだと思います。そう理解して差しつかえないですか。
【次の発言】 ここでカッコがありまして、「公団に出資した地方公共団体が二以上あるときは、当該地方公共団体の長が共同して」となっておりますが、今後この首都高速道路公団事業というのは、東京都以外の近隣の……
○中嶋(英)委員 あとで、栗原先生から詳しい御質問があるそうですから、二、三点だけ御質問いたします。
第十二条に、河川の台帳の規定がありますが、現行の法のもとにおいても、政令で河川台帳についての規定があるわけでありますが、事実上、この河川台帳が調製されておるのかどうか、まずそれからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 河川台帳の不備の点についてお認めがあったのですが、今回提案されております新河川法においても、台帳の調製に関することが管理者に対して義務づけられております。終戦の混乱期のために、現在不備である。しからば、この新法のもとにおいての河川管理者に対する台帳調製の義務づけは、事実上何年……
○中嶋(英)委員 私、すなおな質問をしたいのですけれども、先ほど柳田委員から人権侵害の問題で公安委員長に御質問があったのですが、訴え出たうちの一五%が人権擁護局では明らかに人権侵害だ、こういうふうに言われた。重大な問題だと思います。こういう警察職員の人権侵害がなぜ起きるか、私も非常に興味を持って調べてみたのでありますが、心得違いの場合と、それからその前後の情勢の中で、興奮状態あるいは感情的になって行なった場合、これが非常に多いわけです。こういうことからいって、警察官といえども、理性から離れる場合、理性を失う場合がある。そういうときに人権侵害の問題が往々にして起きるという問題があるのですが、この……
○中嶋(英)委員 先ほど、常任委員長の辞任に伴う選任の問題並びに特別委員会の設置の問題が提出されまして、私賛成したわけでありますが、本来は、今国会をもって――さきに申し合わせができております第四十一国会の昭和三十七年八月九日付の申し合わせ、「国会の正常な運営については、共に責任を持つものとし、役員の構成はこの精神で行なうものとする。」次に「これが具体化については、国会法改正等に関する小委員会において検討するものとする。」これは御存じのように、自民、社会、民社、三党の国会対策委員長の出席を願い、議長、副議長立ち会いの上で申し合わせたものでありまして、今日までこれが具現化されていないことがむしろふ……
○中嶋(英)委員 いま官房長官から二月中旬までには予算関係法律案は全部出すと言われたが、そのうち二月初旬に出し切るのがどのくらい、二月中旬に出し切るのがどのくらいと件数別に知りたい。
【次の発言】 二月上旬は合わせると三十二件ということですか。
【次の発言】 五十二件と、それから二十六件。
【次の発言】 いまの問題は、ここの答弁だけでなくて、官房長官は次官会議も主宰をされておるようですから、次官会議なんかではっきり言ってもらわないと、各省の官房長などは、先輩同僚をそれぞれはめるのが何か職責のごとく考えているのがいる。また、公式の場じゃないけれども、ある場で聞いたんですが、手柄顔に、私は何々さん……
○中嶋(英)委員 ただいまの御提案については賛成でありますが、ILOの問題については、最近当事者間の接触も何か前進の気配を感ずるわけでありまして、国会で論議するのも大事でありますが、論議の前に、当事者間で円満に話し合いが進むということのほうがむしろ望ましいと思うわけであります。批准はした、法律は通った、しかし労使慣行は国際的には批判をされるというような、そういう事態のないように、この点、与党である自民党のほうで政府と連絡の上で、十分当事者間の話し合いが前進できるような配慮をすることを期待したいわけでありますので、この点の御意見を伺いたいと思います。 なお、そのためには、委員会ができたからもう……
○中嶋(英)委員 質疑というか、要望といいますか、図書館の職員の賄雑費に関しては、衆参両院の職員の賄雑費に比べて非常にアンバランスがある。それが国立国会図書館職員の勤務状況にも心理的に非常に好ましくない影響を与えておるという傾向があります。ただ、すでに予算案の内示を受けて議運で話し合いがあった場合には了承を与えていますので、きょうここで反対と言っても無理だと思うので、先ほど安宅さんからもお話がありましたが、賄雑費の件については、ひとつ今後適切妥当、しかも公平であるように改善することを関係各位に要望しておきます。それに対して小委員長のほうからお答えを願います。
○中嶋(英)委員 冒頭にお願いしたいのです。私しばらく欠席していたのですが、例のわが党からお願いしております、最近緊迫したベトナム情勢についての緊急質問は、もうすでに十日以上になっておりますけれども、まだ質問の日がきまっていない状態なんです。御存じのように、ベトナムの緊迫した情勢というものは、世界すべての国々、すべての民族が非常にこれを重大視しておるわけです。この問題については、わが日本国としても、平和の方向を希求し、特に総理大臣がよく言う平和に徹する立場から、しかるべき対策が講ぜられるだろうと期待しておるのですが、ただいままでそのような動きが全然ない。国会でもこの問題については、参議院では若……
○中嶋(英)委員 以前山木さんが、この問題で議員を任期半ばで退任された例があったと思います。その後実際は、われわれの耳に入ってくるものとしては守られていない。しかも、それはごく小部分ではなくて、ほとんど守られていないというようなうわさすら聞くわけです。ですから、今回この決定をするについても、去年、おととしも守られていないようだが、そのまま何となくきめたとすると、去年、おととし並み程度の申し合わせだという悪い慣習を認めたことになる。この点非常に心配で、いま西村さんから御発言があったのもその趣旨だと思います。したがって、本年は、この申し合わせは、最近東京都議会等の問題もあり、議会政治に対する不信感……
○中嶋(英)委員 いま委員長からお話がありました決議案の取り扱いについてでありますが、さきにわが党から、自由民主党の皆さん方あるいは民主社会党の皆さん方の御同意を得て、本院の決議として、当面緊迫の度を加えつつありますベトナム問題の平和的解決に関する決議案を上程いたしたい、このように理事会で御提案申し上げた次第であります。その内容は、朗読をいたしますと、 ベトナム問題の平和的解決に関する決議案 アメリカの南北ベトナムにたいする軍事行動は、明らかに国際法をじゅうりんするのみならず人道に反する侵略行為でありアジアの平和に重大な脅威を与え、全世界の人々の不安と憤激を高めている。 しかも……
○中嶋(英)委員 この五十回国会に対して、国民の期特しておるものについては、すでに政府はそれぞれ正確にキャッチをされておると思うのですが、その主たるものである災害予算が十一月半ばでなければ出せないというならば、これはもう済んだことですけれども、召集日の五日ということはもう少し考えてよかったのじゃないか、同時に、もちろん国会は、始まったら必ず機械的に法案を毎日審議しなければならぬというものでもないと思います。各地の国会議員が集まって、この五十回国会に国民は何を期特しておるか、何を知らんとしておるか、そういう点をおのおのが検討する、あるいは学習するということでも、それは意義あることですから、会期と……
○中嶋(英)委員 しかも、今度の問題は、先般のテレビにおける国会討論会ですか、その席上でいろいろな議論があった。社会党の、その点が不明確だ、韓国ではこうじゃないか、こういう発言が韓国国会ではあるじゃないかという指摘に対して、これは社会党だけでなく、民社党も公明党も言っておりましたが、そういうことに対する疑問があるぞということに対して、官房長官は、あなた方は知らぬでしょうと言わぬばかりにして、ここにありますけれども、韓国の国会の議事録にはそうではないのだと、多数の国民が見ている前でやったのです。そのときに民社党の書紀長の西村さんが、私はいま手元に持っていないが、私の持っているのとは違う、どっちも……
○中嶋(英)委員 日韓関係の条約等一件、法案三件については提出済みのようでありますが、今回の第五十回国会については、国民の大多数は、当面する災害の対策、それから給与の問題、そして経済不況の打開の問題等について、適切な施策が提出されるだろうということを期待しているわけであります。いま、これを拝見しますと、当面の経済不況等については、政府の独断で証券業界等にてこ入れをしているのはわれわれも見ておるわけですけれども、実質的に中小企業対策とか、あるいは物価抑制の対策とか、そういうものについて法案等の準備が全然ないように感ずるのですが、その他検討中が五件といいますが、この五件の中には物価抑制政策とか、あ……
○中嶋(英)委員 特別委員会の問題ですが、すでに災害対策特別委員会を設置したわけですけれども、今国会劈頭から私どもが各党にお願いしておるのは、沖繩問題のための特別委員会をつくりたい。これは前の通常国会のときにもすでに要請をしておりますが、その後、沖繩の問題については、日本では非常に各界とも重大関心を払い、特に、最近佐藤総理が歴代現職総理大臣としては初めて沖繩を訪問されて、沖繩の事情をつぶさに視察されたのであります。この問題について相当意欲的な面も看取をされるわけであります。また、先般の国会における施政方針演説の際にも、沖繩問題については、あらゆる機会をとらえ、できるだけの措置をしていきたい、こ……
○中嶋(英)委員 ただいま柳田理事の質問に対する田中副議長の答弁がありましたが、社会党の代表団と田中副議長が会見した際に、敵に情報を知らせるのは利敵行為である、国会のアンパイアであるべき副議長が、自分は敵味方のこっちのほうだというような、みずから審判者の地位を去っておるという事実、こういう事実を公言し、あるいはだまされた社会党の諸君がばかだ、こういう侮辱的なことを言っておる段階で国会を軌道に乗っけようということ自身私は無理だと思う。したがって、先ほどの議運理事懇談会は、もちろん私どもは監視の立場で傍聴でありますけれども、本日委員会を開いて、本会議を開きたいなどというようなことは、まずその前提と……
○中嶋(英)委員 先般理事会に五人の方が出たわけです。二人の方は、これは絶対だめだ、お断わりする。三人は、疑義の多いところだけれども、通常考えて、国会が休会に入って、各議員が休養なり学習に充てるべきときというのを見計らったような非常に謙虚な日程のように見たので、疑義があるが特別の計らいというふうにお話があったように記憶するのですが、委員長いかがですか。
○中嶋(英)委員 常任委員長の辞任に伴う選挙を省略して、議長において指名されるということはけっこうであります。今後もこの慣習を守っていただきたいと思いますが、ただ、前々から議運理事会で御相談しておりますが、常任委員長は、いま与党独占の形をとっております。これは円満な国会運営が期待されている現況においては好ましい姿ではない。特に、参議院でもそうでありますし、地方議会においてもほとんど比例配分でやっておる。こういう状態でありますので、ひとつ今国会中にこの問題について前向きに結論を出していきたい、こう考えるわけです。従来も、この問題について与野党問で若干前向きの話し合いが進められておりましたが、何か……
○中嶋(英)委員 異議なしということで態度はかまいませんけれども、社会党の国会対策委員会では、海外旅行の問題がいろいろ議論になり、旧臘きびしくこの問題についてわれわれ議運では決定を下して、各党に対して徹底をするように申し合わせがしてあるわけです。私どもそれを知っておったのですが、プランを立て、スケジュールをつくって、海外のいろいろな団体と日程の打ち介わせが済んだあとで、われわれが初めて計画を知るということになりますと、海外旅行を認めないという原則でいきたいが、一方、海外に対して日本の国会議員が来るということを約束しておいて、そうして来なくなったということになると、国会内の事情はどうあろうとも、……
○中嶋(英)委員 商工委員会の委員長さんは、きょうは御都合が悪いのですか。
【次の発言】 そうしないと、私の言うのは、木村さんだけに意地悪にこの前文句を言ったことになるから……。
【次の発言】 そういう声もあったが、たまたま委員長が御都合が悪いというのなら、考えましょう。
○中嶋(英)委員 きのう三党の国対委員長及び幹事長、書記長の御努力を願いまして、会期延長については、話し合いを深めた上、原則として三党一致の上で処理をするという申し合わせができたわけであります。そのきのうのきょう、三党一致の話し合いがまとまらぬということで、会期をなお一日残している現段階で会期延長の問題を持ち出すということは、これは議長としても、少しく時期尚早であるし、いま一段の努力をして、三党一致の結論を見出すようにすべきだ、こう考えるのです。したがって、本日現段階でこの委員会を開いて会期延長を議に付するのは時期尚早である、こういう考えを持っております。もしこれを強行するならば、私どもは絶対……
○中嶋(英)委員 この際、議院運営委員会の皆様方の御意向なりあるいは議長、副議長の御意向を承っておきたいと思います。 それは、最近世上で問題になっております代議士ソングあるいは代議士音頭などというPRレコードの作製の問題、これが選挙の事前運動かどうかというような問題等については、まだなお検討の余地があろうかと思いますが、本来、こういう一人の人間をたたえる歌というものは、後世その人の徳を慕う人々がつくるとか、その業績をたたえるためにつくるとかいうものだろうと思います。それを本人が金を出して歌をつくってもらって、曲をつくってもらって、そうして歌手を雇って歌わしてレコードをつくるということ、これは……
○中嶋(英)委員 いまの問題に関して、案文を直すのはもう時間的に余裕がありませんが、最近乱れているからということを忠告をした上で、各党でこれの徹底をはかるように願いたい。
【次の発言】 いまの委員の変更あるいは小委員の変更、辞任の問題等については、委員長に一任ということになっておりますね。もし議運の委員長が辞任をするような場合は、これは本会議がないとあとがまがきめられない。そのあとについて、滝井さんにするか、佐々木さんにするかというような問題もあるし、その点を事務総長はどうするか。
○中嶋(英)委員 長年の懸案であり、国民の待望の的でありました国立劇場がいよいよ建設が終わりまして、間もなく開幕という段取りになったことは非常に喜ばしいことと考えます。今後の国立劇場の運営について、殿堂にふさわしい、あるいはそれ以上の内容ある運営を期待する立場から質問をいたしたいと思います。 まず第一に、各国それぞれが伝統芸能というものを非常に尊重しております。洋の東西を問わず、国力の盛んな国で伝統芸能を粗末にしている国というのはほとんどないわけでございます。この伝統芸能を尊重しておる諸国家の国立劇場に対する国費の支出状況、同時にわが国が現在まで無形文化財の指定を行なっておりますが、特に芸能……
○中嶋(英)委員 会期二十日間については私ども賛成でありますが、しかし、今度の臨時国会の開会については反対なわけであります。もし、これが各党間の話し合いできめるべき筋合いのものであるならばわれわれは反対でありますが、憲法の示すところ、召集権は政府にあるわけでありますから、召集にわれわれが現在応じた以上は、この国会の審議に参加するということは自明の理でありますが、ただ、ここで明らかにしておきたいことは、先般閉会いたしました第五十一通常国会において、案件が、法案が残った、だから今度の臨時会を急遽開くのだということになりますと、一種の会期延長、通常国会は一度しかできませんが、それが二度できることと同……
○中嶋(英)委員 やりたくないと思ってもやらされる場合があるということになってしまうので、しかも、参議院ではちゃんと官房長官が出席して、野党のほうから臨時国会の開会要求があった場合には、それを実現するために努力しますとまで言っているのですよ。それに対して木で鼻をくくったような御返事で、願望だけで、それでは内閣を代表しての発言ではないですよ。今度大臣にはったのですから……。
【次の発言】 ただいま委員長は、一番初の御報告を訂正する御趣旨を含んだ、こういうことは前例にしないという発言がありましたので、その点、速記に間違いないと思いますから、了承します。
○中嶋(英)委員 官房長官のお話でいくと、いま見通しを誤ってごめんなさいということなんだが、やはり責任政治の立場からいくと、野党に話して、与党も同じですが、いろいろと国会で話をして、目安を言ったら、それに間に合わせるというだけの力を持っていなければだめですよ。そうしないと、今後何か話があっても、またごめんなさい、ごめんなさいでは、そのこと白井がやはり国民から政府に対する信頼感というものが薄らいでいくし、官僚に対しても政党政治の責任者であるあなた方が威信を失っていく、こういうことになるのです。官僚のほうで、だめですと言えば、政府もだめです、国会も待っています、そういうものであってはならないと思う……
○中嶋(英)委員 いま委員長から何かあすからの日程の話がありましたが、非常に残念なことですが、先ほどの議運の理事会は各党の意見が一致を見るに至らず、いわば委員長代行である坪川さんの職権において打ち切り、この委員会を開くようになったわけです。このような事態がなぜ発生したかということについて考えてみるのに、まず、今度の臨時国会の会期の設定に重大な問題がありました。すでに閉会中しばしば官房長官その他の出席を求めて、臨時国会の持ち方については各党間で数回にわたって議論をしてきたわけであります。今度の臨時国会は、単に政府が準備をした法案、予算案の審議をするための臨時国会だけではない。それ以上に重大な任務……
○中嶋委員 委員各位のお許しをいただきまして、私ども委員一同を代表して新委員長に対しごあいさつ申し上げます。 坪川委員長は、かつて通商産業委員長、また二度にわたりまして当議院運営委員会の委員長をつとめられまして、国会運営に関しましては非常に経験の豊かな方であります。今回、衆望をになって三たび当委員会の委員長に就任されましたことは、われわれ一同まことに喜びにたえないところであります。 申すまでもなく当委員会は、民主制議会主義の確立と国会の正常な運営のため、現在までもいろいろ努力をしてまいったわけでありますが、いまだその効十分とは言えないことは残念でありまして、この目的を果たすために、今後一段……
○中嶋委員 いま採決されたのですが、採決前にはっきりしたかったのですが、採決が済んだことで、これはきょう異議はございませんが、ただ、常任委員長の配分問題については数年間にわたって各党間で話し合いが進み、前進をしてきたことはお互い確認できると思います。ですから、当然今国会では比例配分が実現できるものと私どもは期待し確信しておったのでありますが、自民党さんのほうでこの点了解をされないために、本会議で採決をしなければならぬという状態になりました。趣旨はくどく申しませんが、各党それぞれ御意見もあるでしょうが、私どもとしては、従来話し合いの線が前進してまいった経過からいくと、ごく近い機会に比例配分が実現……
○中嶋委員 各党一致できまってきた慣例は尊重していきたい、変える場合には、やはり各党一致で変えていきたい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 民社党さんからのお話は全然考えていないのではなく、考えているのですよ。そのためにわれわれはいろいろな苦しみをしている。しかし、慣習全般というお話であるならば、個々の機会を得てやるべきだし、また国会法改正等の小委員会等でもぜひやっていただきたいと思うのですが、いまの池田さんのおっしゃったようなことについては、何とかそれを考えに入れよう、入れようと努力しておるのであって、決して耳をかさないという態度でやっているわけではない。この点ははっきりしておき……
○中嶋委員 速記をとめてくれませんか。
○中嶋委員 二十一日について、議運の理事会で意見が一致したということは、われわれも参加しておりますから承知しております。ただ、その際にもお話を申し上げ、自民党の代表からも御同意を得たことですが、今国会は特別国会ですから二度の延長が可能なわけです。しかし、この際再延長をしないということで私どもは二十一日間に同意したわけであります。天変地変、どんな緊急事態が起こらないとも予想ざれませんから絶対とはいえないと思いましたので、各党が一致して延長する場合は、それは、またそれだけの事態をみんなが認めたことですから、これは許されると思いますが、そうでない場合は延長はしない。表現を変えれば、再延長は野党各党の……
○中嶋委員 国連加盟の国、具体的には日本が修交しておる国の数は何カ国くらいですか。正確でなくていいです。
【次の発言】 そうすると、そういう国々には大統領もしくは元首がおるわけですね。その就任式は、これは日本では即位みたいなものだろう。それからなくなった場合、任期が四年、五年、六年とか、短いのもあるでしょう。そうすると毎年あるだろうと思うのですね。国会の開会中にかかった場合、従来は、国会開会中ですからひとつ代理特派大使を出すということで何ら国内でも疑義もなく、相手方も異議なく通っておったと思います。今度新例を開くことによって、そういうことは外交上のエチケットとしても、国会開会中ですから代理特派……
○中嶋委員 佐々木委員長が三人もおるものだから、それで混線が起こったのだと思うが、問題の焦点は、あすまで待つにはあす決議案がまとまる可能性があるならば持てる。いろいろなことがあったが、焦点は、もう日が切迫しているからきょうきめたい。しかし、あすまでどうしても待ってほしいというならば待つが、ただ待つだけではだめなんだ。あすはまとまるという期待が持てるか持てないかを、役員の方々のほうにこの一昨前にお調べを願いたい、こう私はお願いしたわけです。一方、池田さんのほうからは社会党の提案だから云々の話があったが、たまたまいま申し上げたようなことで、池田さんにはおわびしようと思っております。公明党さんのほう……
○中嶋委員 山口さんの二十五年間の御労苦に対し敬意を表したいと思いますが、前回事務総長にはお話ししたと思うんだけれども、肖像画を三十万で大きいのと小さいのと二つ描くなんということは実際不可能なんですよ。美術家番付がありますが、一流の人になれば大体号十万円以下というのは番付にない。御好意があっても五万円が精一ぱいですよ。実際は、聞いてみると御自身で払っているそうだ。そうすると、かりに御自身が五十万払って院が三十万で八十万。いま委員長は贈呈と言われたが、御本人が出して三階に飾る、こういうナンセンスなことになっているわけです。これは緊急に大蔵省に話をして、予備金もないことはないんだから、すぐ交渉して……
○中嶋委員 大臣にお伺いしますが、きょう御出席を願うようになった経過については十分御承知の上でおいでになったかどうか、それをお伺いします。
【次の発言】 一昨日、大臣は本会議を御存じであったかどうか、政務次官は災害地出身であられて、選挙区のほうへ、人命を失うような大災害があったので行かれて登院できなかったという事情、両方御存じだったと思いますが、どうですか。
【次の発言】 そういう場合には、政務次官がいないならば、大臣として国会の日程その他を十分御承知を願った上で、なおそれで御出席で都合が悪ければ、前もってそれぞれ国会のほうへお話し願えば方法がないとはいえないのです。御連絡が全然なしに、しかも……
○中嶋委員 この委員会で懲罰の問題を扱うということは非常に珍しいことで、懲罰の問題というものは軽々に取り上ぐべきものではないというのが私の見解であります。特に今回のように議長発議でもない、委員長発議でもない、議員発議であるということは非常に重大だと思うのです。御存じのように、いま与党が議長、委員長をそれぞれ推薦し、各党一致の了承を得た上でそれぞれの席についておられる。したがって、もし議長自身が公正な立場から懲罰事犯として取り上げられ、これを議運にはかる、こういろ形のことは、好ましいことではないけれども、十分予想されるものであります。同時にまた、委員会で一応公正な立場に立つ委員長の判断で、委員会……
○中嶋委員 私は、主として政務次官に質疑を深めたいと思います。私は、何も故意にいじめるわけではなくて、政務次官がお役所の人に比べて、答弁がちょっともたもたしたって、ぼくはそれでいいと思うのです。だから、大胆に発言してもらいたい。政務次官という制度は非常に大事な制度で、答弁のうまい、へたがねらいじゃないんで、こういう機会によく国民の声あるいは各党の意見というものを吸収して、大蔵大臣なら大蔵大臣によく注入をして、国政に反映できるような、そういう役割りの意味で、政務次官というのは非常に大事な存在だと私は思うんで、決して、政務次官が答弁になれていないから、あそこをやったらおもしろい、そんな意地悪い意味……
○中嶋委員 先日来、本案件についていろいろな質疑が行なわれてきたわけでありますが、倉成政務次官の発言にありました、対外経済協力について根本的に検討すべきときだと考えるし、その焦点については平和に寄与するものでありたい、こういう見解の発表がありました。まことにけっこうなことだと思います。ただ、予算に組んでいない、しかし出資をする場合があり得る、こういう問題が議論になりました。なぜかというと、本年度は拠出するようなことはなかろう、こういう見通しがあるからだ、しからば今回提案する必要はなかろうと言うと、いやこれは加盟国の中で日本が指導性を持っておる立場にあるので、そのものらしい姿勢を示したいのだ、こ……
○中嶋委員 産業公害の関係で、古い話ですけれども、産業革命当時にイギリスで非常にばい煙が多いので、市民から非常に不満が出た。そうしたら市の当局者は、このばい煙は市民のスープだ、産業の発達で町が潤うんだから、ばい煙はむしろ好ましい現象だということをいわれたのが残っています。そういう考え方は日本にもあったわけですが、戦後大気汚染の問題が非常にうるさくなってきております。最近では大気汚染は常識化し、そうした誤った考えというものは一切なくなった。しかし、それに即応するだけの行政というものはあまり進んでいない。しかも一方、技術的な面ではあまり利益にならない産業ですけれども、集じん機とか除じん機とか、そう……
○中嶋委員 ちょっと関連して伺っておきたいし、同時に強く要求しておきたいことがあります。 いまの田中委員の発言、取り上げた問題は、この委員会でこれで三度目なわけです。この三度の問、この中には国会議員の処遇の問題を含めてお話しになっている。国会議員の処遇の問題は、これは各党一致して、そろった議運委員会の場所で、国会の事務当局との話し合いの結果を大蔵当局あるいは国税庁と話し合いをしている。今度田中さんがおこるのは無理がないのは、衆議院の庶務部長が中心になって国税庁と話し合った昨年の取り扱いの方法は、その後違った方法に変わった。その変わったのでもけしからぬと思うが、その後いろいろ話し合いの結果、新……
○中嶋委員 最近、佐藤内閣になりましてから、施政の方針が漸次受益者負担方式とでも申しますか、鉄道が赤字ならば乗客が負担すればいい、病院が赤字ならばひとつ患者に負担をしてもらおうじゃないか、もちろん政府も若干出す、これはインフレ過程ですから、予算は膨張していますし、若干の伸びは自然現象で、特別の恩典でもなければ前向きの政治の姿でもないと思いますけれども、そういう形で税金を納めている国民をつかまえて、本来政府が手を出しているものが回転が苦しくなると政府みずからがやりくりをしない、そして国民の生活に直結しない面ではどんどん膨張予算を組んでいく、こういう傾向を感ずるわけであります。 今回の国立病院の……
○中嶋委員 入場税に関して大蔵大臣並びに文化庁長官に御質問します。
昭和四十四年度予算案によれば、入場税は百三十七億三千四百万円を歳入として見積もっていますが、これから競輪競馬関係、いわゆるギャンブル的な関係の分を除いた額は幾らになるのか、まずこれを主税局長のほうから……。
【次の発言】 各種税の関係は、御存じのように毎年毎年自然増収が増加をしていく一方のわけです。しかし、入場税に関しては、ギャンブル関係を除いた映画演劇関係、いわゆる劇場芸術関係の入場税というものがほとんど伸びがないと申しますか、増収がない。いわば映画演劇関係はマスコミその他では一見はなやかではあるけれども、劇場芸術に関する……
○中嶋委員 最近サラリーマンに対する税が非常に重いということで、ようやくその声は世論にも支持されるようになってきた傾向は、大蔵当局としても十分承知をされておると思うのであります。ただ、サラリーマンの税が非常に重いということの説明の際に、とかく最近の傾向は、農民に比べて重いあいるは商人に比べて重いということが大いに流布されているわけです。確かにそういう面はありますけれども、しかし、では日本の農民の生活あいるは経営の状態は他国に比較して富裕なのかというと、決してそうではない。中小企業の場合においても、非常にその基礎が弱く、しかも今後の見通しも必ずしも明るくない。きょうも本会議の席上で中小企業白書に……
○中嶋委員 十五日の参議院の運輸委員会において佐藤総理が、第二次、第三次の運賃値上げが当然予想される、これまたやむを得ない、こういう答弁がなされております。その原因として総理が考えておるのは、いわゆる物価の上昇によって運賃の値上げは四年ごとに第二次、第三次とやむを得ない、こういうことのようでありますが、こういう見解について、当事者である国鉄当局として同様の見解を持っておられるのか、あるいは別途の見解をお持ちなのか、それをまず国鉄総裁から伺います。
【次の発言】 さすが財政通であられる原田さん、運輸大臣になられまして、再建推進会議の結論だけを尊重するということなく、みずからの御見解を含めて、特に……
○中嶋(英)委員 いまガードマンのお話が出ましたが、まだいろいろ委員の方の御発言があるのでで、多くの方の御意見の中で問題が明らかにされるだろうと思いますが、いままでの話を聞いて、特にガードマンの問題について非常に重大なことがあると思うのです。 そこで今井総裁に伺っておきますが、これは人おのおの、いつも心は明るくなごやかでいたいものです。しかし、ある環境、ある条件の中で、特にどす黒い心境や、あるいは悲惨な心境になるものです。私は、この写真を見ておって、木原さんを振り回したガードマンの心の中はどす黒いものであったと思います。私はまた、このガードマンの心情もあわれむ気持ちです。なぜならば、成田空港……
○中嶋(英)委員 今度の国会で各党あるいは有志の皆さんから、日中国交回復に関する決議案を上程し、これを全会一致で可決すべきだという要望が強く出たわけであります。決議案の従来の取り扱いについての慣例があることは、私もよく承知しておりまして、その慣例は尊重すべきものと考えますが、これは自由民主党においてもし賛成をしていただきますならば、全会一致で慣例を尊重しながら、この要望というものは生かされただろうと思うわけであります。 この提案は、単に国会内の問題ではなく、国民的な課題として、最近の変化する国際情勢の中から、あるいはアジアにおける平和あるいは貿易促進、文化交流、そういうことの展望を大きく切り……
○中嶋分科員 国有財産の払い下げに関して、関東財務局横須賀出張所において汚職の発生を見たことは、非常に遺憾なことだと思うわけであります。本来、国有財産は国民の財産である、そういう考え方からいきますならば、その払い下げは公共の福祉に役立つかどうか、そういう観点が持たれるべきだと思うのであります。たとえば土地、施設、物資、そういうものの効用が、産業の発達とか、公共の福祉に大きく発揮されるという場合、また異例としては、国の財政の逼迫の際に非常手段として行なわれる、そういうことは私どもは十分理解がつくわけです。しかし、実際には、一企業や一個人にのみ利益がもたらされるような形における払い下げが行なわれて……
○中嶋分科員 昭和三十四年に本州製紙の江戸川工場で、工場排水、汚水問題で、当時漁民が殺到しまして、大きな社会問題となって、これが契機となって水質保全、工場排水の規制の二つの法律が当時の国会を通ったのです。その際に、当時の商工委員会は附帯決議をつけました。また当時の三木長官から、汚水に限らず、今後塵埃、煤煙、騒音、ガスその他排気、こういったものについて、公害の除去について、すみやかに立法措置を講ずる、こういうお話があったわけです。その後、工場排水の問題も大きな問題ですけれども、一千万、二千万というたくさんの人々に直接はだに、呼吸器に影響のある大気の汚染、この問題についての規制をどうされるかという……
○中嶋(英)小委員 きょう他の三人は党務で出られないので、私ゲストで申しわけないのですけれども、賄雑費の件について、同じ国会職員でありながら、一方が三千円なのに、国会図書館のほうは、八百人のうち二百十一人だけが千五百円、八十六人については千円、これは予算上そうなっているので、実際は全員に分けていいか悪いかわからないけれども、五百五十円だということですね。これはどうしてこういう差がつくのか、その点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 三十五年まではなかったのが、ついた。三十八年にまた変わった。こう変わってきていますね。変わってきているというのは、実情をよく知って変わっているだろうと思うのです。……
○中嶋(英)分科員 ただいま野原先輩から新宮殿の問題等を中心に質疑があったわけでありますが、最後に大気汚染の問題について御質問がありました。せっかくすばらしい宮殿をつくられても、最近の東京の人口の過密化の現況あるいは産業の発達、あるいは各家屋の冷暖房装置の変化等々から、大気汚染の方向はだんだん激甚をきわめていくだろう。もちろん、これに対しては大気汚染を防止するためのいろいろな措置が行なわれなければならぬわけでありますが、しかし、最近では東京に空がないという叫びがいまではもう慢性化して、少なくとも星空をながめることが全然考えられない状態にあるわけであります。したがいまして、都心地にあります森林地……
○中嶋小委員 滞貨図書の整理ですが、まだ相当あるようなんですが、その整理に要する費用、人件費の関係が何か不安定な形じゃないですか、大蔵省との間で。
【次の発言】 時間がないから簡単に申し上げますと、滞貨整理をやる人々は、整理されたあとも国立図書館で国民の前に生きていくのだ、しかも将来ともおるものとして愛着を持って整理するのと、アルバイトで臨時に来て――事務的にはそれはいいだろうけれども、何か図書館行政として、ただ整理するだけでなく、あと生きるわけですから、そういう点で何かいま五カ年臨時の形のものを、五年たって滞貨がなくなるかもしれぬということだけでなくて、そのときになればまた国立図書館としても……
○中嶋小委員 館長さん、いまの問題について職員組合のほうと意見の一致を必ずしも見ておらないので、できるだけ話し合いをして納得を得てからやってくれませんか。というのは、一律という意見があるのです。もちろん他の国立図書館にはこういう制度がなくて、国会は夜おそくまで、徹夜の場合、深夜国会等もあるので、それに関連のある業務のほうが国会職員並みという考え方もわかるし、また、一応一律という考え方も、同じ国会図書館におって、ある職員は賄料が多い、片方は少ないというのでは不満も出て、国会図書館の運営上問題もあるだろうと思うのです。われわれとしては、あまりこれを断定的にものをきめると、きめ方いかんでは、図書館の……
○中嶋(英)小委員 この際ちょっと。 臨時国会中、院内の警備上の問題もあって、図書館職員の院内に対する通行について規制があった。それに対する考え方というのは、私は、衆議院で事務総長などより聞いてわかるのです。その他の規制も、私は、臨時国会――沖繩国会ともいわれる国会であるということで了承して、次の国会は別と、こういう考えであった。なぜならば、たとえば、六〇年安保のときは、御存じのように、私どもは、委員長が殺されるところまであったわけです。じゃ、ああいう状態があるからといって、その後の普通の国会をまた規制どおりやったかというと、そうではないのですよ。もちろんそれは何も問題にならぬ国会で不祥事故……
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