このページでは竹下登衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。竹下登衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○竹下委員 私は、第三班を代表いたしまして概況を御報告申し上げます。 本班は十月一日、埼玉、茨城の両県下、二日、三日福島県下の災害の状況を調査いたしたのでありますが、派遣されました委員は、文教委員会より私、建設委員会二名、農林水産委員会一名、社会労働委員会一名のほか、現地参加として埼玉県下一名、茨城県下一名、福島県下四名の委員が親しく現地調査を行なったのであります。 視察の経路を簡単に申しますと、第一日は埼玉県下川口市、戸田町周辺、浦和市を経て栗橋町から茨城県に入り、利根川左岸、土浦市を経て水戸市に至り、第二日は福島県下浜通り、平市、富岡町、鹿島町、相馬市、原町市周辺を視察し、福島市に至り……
○竹下委員 いろいろ論議が重なっておりましたが、最初に政務次官にごく簡単にお聞きいたしたいと思います。 清酒というものにつきましては、原さんの答弁その他いろいろな答弁からも、非常に大きな問題としては、原料が統制であるということが一つ、いま一つは、酒税の確保という問題、この二つの問題点を大きく表面へ出しますならば、これは勢い計画経済という問題になってきます。しかしながら、わが国の経済全体の動向とか、また基本的な経済のものの考え方からいたしますと、おのずから自由競争というものが前へ押し出されてくる。法律的に酒税の問題を見てみましても、戦前に比べて、今やまさに販売価格の中における酒税の持つパーセン……
○竹下委員 簡単に中島先生に御意見を伺いたいと思います。私実は現在もなおいわゆる地域の青年団運動に従事しておる一人でございます。私が戦後十数年この青年団運動に従事して考えましたことについて、中島先生の御意見の中で、政党以前の問題とか、あるいは国の権力に対する盲従の問題というような御指摘がありましたが、今なお私もそうしたことを感じておる一人でございます。ただそこで私がいろいろな経験を通して感じました問題として、私の方ではこれを一・八・一ということで言っておりますが、およそ一〇%の青年たちは、他から一つの刺激とかいうものを与えなくても、みずから人生に対する希望なりかく生き抜かんとする意欲を持ち得て……
○竹下委員 今の関連でありますが、私も議論を聞いておりますとだいぶんはっきりして参りました。ただ経過的、歴史的あるいは経済的、いろいろなものが積み重ねられておるわけでありますが、コストの問題につきまして申し上げてみても、引取経費を去年落としたというふうに御答弁を拝聴いたしたのでありますが、今後コストの面から考えて手をつけていくとすれば、どういうものから手をつけていかれる傾向にあるかということをお伺いしたい。
【次の発言】 引取経費等は、私どもしろうとが考えても一番わかりやすいのでありますが、そのあとに続くものとして考えられる経費はどんなものですか。
○竹下委員 ただいま議題となっております、俗に就学困難法、盲ろう法、この二つにつきましてごく簡単に質疑を行ないたいと思います。 このたびの法律の改正によりまして、特殊教育の関係がそれだけ前進するということには、私も全幅的な賛意を表するものであります。ただ、ここで私どもが普通政府の青少年対策等に関係して考えておりますものが、盲ろうそしていま一つ、いわゆる精薄児の問題であります。そこでこの出生率と申しましょうか、出現率が、盲ろうに関してはおよそ一%、精薄はこれを上回って四%といわれております。ところが、これについて、盲ろうについては都道府県の義務設置となっておるわけでありますけれども、養護学校に……
○竹下委員 私はただいま議題となっております四法律案につきまして逐次質疑を続けたいと思います。順序は、まず国立学校設置法関係、続いて学校教育法の一部改正の問題、それから免許法の問題、最後に国立工業教員養成所の設置に関する臨時措置法の問題、この順序で質疑を行いたいと思います。 一番目の国立学校設置法関係でありますが、今回の改正法案を拝見いたしますと、毎年ありますところの学部の新設、短期大学の新設、廃止、また研究施設の新設等については、私もいささかの異議をはさむものではございません。ただ国立短期大学に付属学校を設置できるようになっているのでありますが、その理由はいかがでありますか、まずこの問題を……
○竹下委員 私は自由民主党を代表いたしまして、本法律改正案に賛成の討論を行なわんとするものであります。 本法律の一部改正案は、これことごとく世の要求に沿うものでありまして、時宜を得たものであると確信いたすものであります。ただ、さらに中堅技術者の養成等につきましては、文部当局においてもそれぞれ中教審に新たなる諮問をいたしまして、新たなる学校体系のもとにこれらの養成を考えられておるやに承っております。また、初級技術者の養成等のための教師の養成等につきましては、すでに今国会に法律案が上程せられ、今や審議中でございます。これら総合した問題がそれぞれすみやかに検討せられて、そうして実行に移されるよう要……
○竹下委員長代理 これより会議を開きます。
濱野委員長の都合により、私が委員長の指名によりまして、委員長の職務を行ないます。
学校教育法の一部を改正する律法案(内閣提出第一七四号)及び学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案(内閣提出第一七五号)を一括議題とし、その提案理由の説明を聴取いたします。
【次の発言】 荒木文部大臣。
【次の発言】 両案についての質疑は追っていたすことといたします。
【次の発言】 次に学校教育等に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。三木喜夫君。
○竹下委員 通告の順番を変えていただきまして私がやらしていただきます。
ただいま上村委員から御質問のあった問題で関連してごく簡単に質問を行ないたいと思います。
教職科目の修得を免除するという場合、免除したからそれで工業教員となる者が多くなるという、一応の概念としてはそういうことが言えると思いますけれども、実質工業教員となる者はどのくらいであるというふうに推定せられておるかということを承りたいと思います。
【次の発言】 ただいま二、三倍程度は期待できるという希望を承ったわけでありますが、一応こういう緩和措置によってそうしたものが期待できるという大原則は私も認めるわけであります。現在たしか教職……
○竹下委員 ただいま議題となっております学校教育法の一部を改正する法律案について、若干の質疑を行ないたいと思います。すでにわが党におきましては、八木徹雄君また臼井莊一君、私と三人が質疑を行なったのでありますけれども、その重複するものを避けまして引き続き質疑を行ないたいと思うのであります。 この法律案の提案理由を拝見いたしますと、「この法律案は、工業に関する中堅技術者を養成し、もって産業の発展に寄与するために、学校教育法の一部を改正して新たに高等専門学校の制度を創設することとしたものであります。」すなわち従来の六・三・三・四制のほかに一本六・三・五という大きな柱を立てたところに、この法律案の重……
○竹下委員 私は自由民主党を代表して両案について賛成の意を表わすものであります。 今や洋の東西を問わず、文明の異常なる発達は、科学技術そのものの占める地位をますます大なるものといたしておることは、論を待たないところであります。わが国においても、その産業経済の著しい発展に伴い、科学技術者の需要は著しく増大し、なかんずく工業に関する中堅技術者の不足が痛感される今日、これに対処するため新たに高等専門学校の制度を設け、社会が強く求めている有為な中堅工業技術者の養成をはかることは、真に緊要であり、私をして言わしむればむしろおそきに失した感すらいたすのであります。 次に、現行の六・三・三・四の学校体系……
○竹下委員 ただいまの提案者の説明を承りまして、私どもも全面的に賛成でございます。ただ、このスポーツ振興法は、条文の最初の方はいわば訓辞規定、奨励規定等が書かれており、だんだん具体的に予算措置を伴う規定もなされておるところでありますけれども、いずれにいたしましても、スポーツ振興に対しては、国の大きな予算措置を必要とすると思うのであります。それがゆえに、この法律施行後における政府当局の心がまえについて、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 さらにこのスポーツ振興法は、大きくスポーツというものの定義等について明らかにせられておるわけでありますが、従来なかんずく社会体育等の関係を規定いたし……
○竹下委員 関連して、今の議論でありますが、私ほ議論の角度が少し違いますけれども、内藤局長の御答弁で努力目標という言葉が出ておりますが、現実問題として、実数は確かに百名を割っておるところが多い。しかしこの条文ではその生徒の収容定員が分校百名、こういうことになっている。収容定員というのは現実問題として百名のところはないと思うんです。全部五十名ならニ百名、四十名でも百六十名、三十名でも百二十名、だから収容定員を努力目標で示すということは、現実それよりもすべてが上回った定員だから、努力目標を現在よりも下げていくという表現になりはしないかという角度の違った疑問を持ったわけです。これについてお答え願いた……
○竹下委員長代理 暫時休憩をいたします。 午前十一時五十一分休憩
○竹下委員長代理 先ほど両党の理事間で協議いたしまして続行する、こういう話し合いをいたしました。それで私が委員長の代理を勤めておる次第であります。
【次の発言】 ちょっと協議いたしますから、しばらくお待ち下さい。――谷口委員にお答えいたします。先ほど申し上げました通り理事間で協議をいたしましてただいままで続行いたしたわけであります。谷口委員の方で本日このまま質問をするとおっしゃればこのままやろう、本日は成立と認めがたいから後日に譲るとおっしゃればそれにしょう、こういうことに相談をいたしましたのでお答えいたします。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
○竹下委員 私は、自由民主党、日本社会党を代表いたしまして、この際、学校教育に関る件につき動議を提出いたします。その動議の内容は、高校急増対策並びに幼稚園教育の振興について、以下申し上げる案文を本委員会の決議といたしたいことであります。 案文を朗読いたします。 学校教育に関する件(決議案) 一、高等学校急増対策については、その緊急性にかんがみ、昭和三十七年度以降その計画に齟齬をきたさざるよう充分な財政的措置を講ずること。 二、幼稚園教育は、人間の性格形成にとって重要なる段階であるので可及的すみやかに公私立幼稚園の内容の充実、教職員の待遇の改善等必要な措置を講ずること。 以上でありま……
○竹下委員 私は、私立学校振興会法改正について若干の質疑を行ないたいと思います。 さきに上村千一郎委員から御質問がございました。また本日は、高橋英吉委員がわが党を代表して質問することになっておりましたが、都合によりまして、私がかわって行なうことといたします。なお、上村委員の質問と重複する点が多少ございますが、その点はお許しをいただきたいと思います。大よそ二つの点について、方向を二つに分けてお尋ねいたしたいと思います。 まず第一番目は、法そのものについて、それから第二番目は私学振興自体とこの法との関係について、この二つの観点から質疑を行ないたいと思います。 今回の改正は、いわゆる財投受け入……
○竹下委員 私は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案、村山喜一君ほか提案にかかる件について、若干の質疑を行ないたいと思います。最初からこの提案理由をそれぞれ拝聴し、熟読をしてみたのでありますが、他の問題は別といたしまして、「さきに公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」が制定され、今日まで逐年すし詰め学級の解消、教職員数の充足の措置がとられ、昭和三十八年度において一応整備を終了することとなっておりますが、近年における学齢児童生徒数の減少とも相待って、この機会にさらに学級編制基準並びに教職員配置基準の適正化をはかるため所要の改……
○竹下政府委員 竹下登でございます。 私は、商工委員会に所属いたしておったことは一度も今日までございません。適材適所といわれる世の中にあって、いささか不適材不適所の感がございますが、先輩の皆さま方の御鞭撻によりまして、努力を捧げたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
○竹下(登)政府委員 ただいまの奄美群島の大島電力の問題でありますが、これについては伊東先生からもたびたび私ども陳情の形において実情を聞かされております。そこで、ただいま局長から答弁を申し上げましたが、先般の時点においてさっそく取りかかりましたのは、四〇%に達する送電ロスの実情調査ということであります。この調査も一応終わりまして、将来の企業のあり方といたしましては、ただいまの御意見にもありましたごとく、九州電力との合併の慫慂という形で検討すべきである、かように考えております。
【次の発言】 ただいまの御答弁で申し上げました四〇%のロスの実態調査のほかに、未点灯部落の解消状態、末端配電電圧の状況……
○竹下説明員 竹下登でございます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○竹下(登)政府委員 ただいま議題となりました憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案についてその提案の理由を御説明申し上げます。 憲法調査会は、憲法調査会法によって設置され、同法第二条の規定によりまして、日本国憲法に検討を加え、関係諸問題を調査審議し、その結果を内閣及び内閣を通じて国会に報告することを、その任務とされたのでありますが、翌三十二年発足以来、七カ年にわたって調査審議を行ないまして、昨年七月三日、その結果をとりまとめました憲法調査会報告書を確定いたし、これを内閣及び内閣を通じて国会に提出いたしました。 これによりまして、同調査会の……
○竹下説明員 お答えいたします。 ただいま田中先生のおっしゃいますとおり、これは事務的には総理府にございますので、総理府総務長官が、その意味においては担当者であるという理解が正しいと私も思います。従来ただ国会同意人事案件につきましては内閣官房のほうで、人選手続等、総理のもとでやってまいっておりますので、私も従来のいささか惰性に過ぎて総務長官にまつ先に人選等において相談しなかったかの観がございますので、これは私が政治家として反省をいたしております。しかしながら御承知のとおり、総理大臣が両院の御同意をいただきまして、任命する性格のものでございますので、渡邊喜久造前委員長がおなくなりになりました翌……
○竹下(登)政府委員 昭和三十九年度内閣所管歳出決算説明を申し上げます。 昭和三十九年度における内閣所管の歳出決算について、その概要を御説明いたします。 内閣所管の昭和三十九年度歳出予算現額は、十七億八千五百三十五万八千円でありまして、支出済み歳出額は、十七億五千二百八十万八千円であります。 この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと、三千二百五十五万円の差額を生じますが、これは不用となった額であります。 内閣所管の支出済み歳出額は、内閣官房、内閣法制局、人事院、憲法調査会、国防会議及び臨時司法制度調査会に関するものであります。 不用額は、人事院における退官退職手当及び職員俸給等が……
○竹下(登)政府委員 ただいまの御指摘でございますが、四十年八月十六日に決裁いたしました文書をきょう持ってまいったのでありますが、内閣総理大臣佐藤榮作外三十八名の沖繩出張について、その中で、内閣総理大臣佐藤榮作、沖繩へ出張、用務、沖繩現地事情視察のため、期間八月十九日より同月二十一日までの三日間、次いで内閣官房長官、これは事情を視察する佐藤榮作に同行のため、期間、同じく。次に、文部大臣、厚生大臣、総理府総務長官、それから衆議院議員田中角榮、倉石忠雄、上林山榮吉、高瀬傳、山中貞則、原田憲、伊東隆治、参議院議員古池信三、南方同胞援護会会長大浜信泉、南方同胞援護会事務局長吉田嗣延、田中衆議院議員秘書……
○竹下(登)政府委員 お答えいたします。 本日の田中委員の御質疑につきましては、私どもも同感の意を表する点が非常に多いと思っております。そこで、私も、一昨年の通常国会に電気事業法が成立した、それのきっかけが、本委員会で田中委員のポツ勅等の整理に関する提言からなされたということは記憶いたしております。昨日来私なりにいろいろ検討いたしてみましたが、今国会で例を申し上げますならば、提案を希望する法律案が百五十八件でございます。昨年の国会が百三十六件であったと記憶いたしております。これを消化する法制局の審査能力等から申しまして、直ちにここでその御提言を承知いたしましてあるいは一年以内とかあるいは二年……
○竹下(登)政府委員 ただいまの御質問でありますが、まず、このたびのオリンピック冬季大会第十一回大会の札幌市開催決定につきまして、政府といたしましては、今朝、文部大臣談話の形式をもちまして、国民とともにその決定について欣快にたえない趣旨と、また決意のほどと、今日まで御努力いただいた関係各位に対する感謝の談話を発表したような次第であります。 さて、そこで、ただいま小平委員の御質疑に対しまして、文部大臣がそれぞれお答えになりましたことを大きく出て御答弁をすることに相ならないかとも思うのでありますが、先ほど内閣官房長官、文部大臣、私、おおよその筋を協議いたしまして、先例にならいまして、まずとりあえ……
○竹下(登)政府委員 先般本委員会におきまして、小平先生の御質問にお答えする事前に、文部大臣、官房長官、私とがよく協議をいたしておりましたので、比較的早目に先生の御質問に対して構想が発表できたというふうに、私も振り返って見ておりますが、その後、率直に申しまして、文部省はもとよりでありますが、北海道開発庁、北海道庁並びに地元札幌市という形で、まずそれぞれの連絡協議を行ない、そしてその後、東京大会が成功をおさめました実績にかんがみて、そのテンポよりも一つ一つ段階を少しでも早目に進めていこうという基本的な構想でございます。閣僚協議会――今日では名称を統一いたしまして、閣僚協議会という名前を使っており……
○竹下(登)政府委員 いまの田口先生の御質問でありますが、内閣調整官は、内閣官房副長官と同様、直接に内閣官房長官の職務を助けるということであります。したがって、内閣官房副長官にもちろん隷属するものでなく、これと並列し、かつその身分、取り扱い等については、全く同様であります。ただ、先ほど官房長官が申し上げましたように、内閣官房副長官、すなわち今日の私の立場で申しますならば、内閣官房の事務のすべてについて内閣官房長官を一般的に補佐して、そうして調整官、報道官は専門的に補佐していく。だから、広い狭いとでも申しましょうか、補佐の範囲で申しますならば、広い狭いの関係がございますし、また補佐の深度の問題に……
○竹下委員 動議を提出いたします。 委員長の互選は、投票によらないで、臼井莊一君を委員長に推薦いたします。
○竹下委員 ただいまの安宅委員の発言は確認を求める発言でありますが、たまたま私は、当日の外務委員会に……。
【次の発言】 それに関連しますが、出席いたしておりましたので、事実認識はございます。そこで私がその場においてとっさに感じましたことは、人に対する直接的侮辱であり、議院の品位を汚した発言という印象を受けたことは事実でございます。なかんずく、田中理事が申しましたように、院の指名した首班であり、政党の党首においておやという気持ちももとよりでございます。それと、いまとっさの場合でございますが、中嶋委員から御提示がありました速記録の問題については、いまこれを対比して、これは懲罰事犯である、これは懲……
○竹下国務大臣 このたびの内閣改造にあたりまして、院と私ども政府のほうとの連絡の衝に当たることになりました。なじみ深い皆さん方でございますが、格別の御鞭撻をお願いをいたしまして、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)
○竹下国務大臣 私もそのときには半分ばかり同席をいたしております。で、総理が申し上げましたのは、民間といわず自衛隊といわず、生命を大事にするということでなければなりません、したがいまして、軍事優先ということばがかりにあり得るとしたら、それに対処して軍事か民事かと言われた場合、もとより民航優先というようなことは、党のほうでも、あれはきめたあとでありましたか、言ったことは、きまっておるという表現だったと思います。 ただ、申し上げておる大前提として、むしろ別の角度から、民間航空は安全で、そうして自衛隊の訓練は少々乱暴なことをしてもいいというふうな言い方であってはなお悪いので、民航といわず、自衛隊と……
○竹下国務大臣 総理の指示を受けまして、私が衆参両院に、交渉に入る段階に、了解を得ると申しましょうか、現状認識をお話し申し上げて、両院へ通告といいますか、連絡をとりました。その際、衆議院においてはたまたま正副議長公用で御出張でありましたので事務総長、参議院は副議長がいらっしゃいましたので副議長というふうに御連絡を申し上げておきました。
○竹下国務大臣 お答えをいたします。 今年三月、繊維業界の自主規制宣言が行なわれた際に、政府もこれによる事態の改善その他について歓迎の意を表したことは事実であります。そしてその後七カ月、十月十五日、私が政府声明を読み上げる、こういうことに相なったのであります。またこのことは、当時幹事長であった田中通商産業大臣が、三月、歓迎の談話を発表され、そして十月、ケネディ大使との間に了解覚書のイニシアルと書簡の交換を行なう、この七カ月間の動きというものは、私は、それなりにきびしい流動する国際経済社会というものを敷き写しにしたものではないか、こういう感じがいたしております。しかし、そのような感想を申し述べ……
○竹下国務大臣 ただいま栗山委員から御指摘のとおり、私も調査をいたしましたが、栗山委員にお答えをいたしますということで、本会議におきまして、「六大都市のタクシー料金については、当面これが引き上げを認めるつもりは毛頭ございません。いやしくも便乗値上げのごときは厳に排除してまいりますので、御安心いただきたいと思います。」こういう答弁が去る二月十六日にあることは、私も調査をいたしてまいりました。 この内容は、おおむね間隔から申しまして、従来八十円から百円あるいは百円から百二十円という間隔というものは、四十五年から今度は翌年の四十六年にまたぞろということは、いかに考えてもたいへん時期尚早であるという……
○竹下国務大臣 ただいまの赤松委員の、この行政事件訴訟法審議に際しての経過等につきましては、私も法律専門家ではもとよりございませんが、この質問を想定いたしまして、それなりに経過については勉強してまいりました。確かに、これに対処する基本的精神というものは、審議の過程において、担当大臣なりあるいは政府委員なりが申し述べておるとおりである、このように私も理解をいたしております。したがって、行政事件訴訟法、この二十七条というものによっての異議陳述を行なうということにつきましては、もとより慎重であらなければならないということも同感であります。しかも、このたびのデモに関しましては、本件デモに参加する組合は……
○竹下国務大臣 さだかに存じませんが、あるはずでございます。
【次の発言】 ただいまの御質問につきましては、その内容、背景がわかりませんので、私からここで、何省にどういう区分があるとかいうことを答える用意がございません。
【次の発言】 私も記憶いたしておりません。
【次の発言】 そのつど破棄しておるかもしれませんので、その点については、わずかな時間をいただければお答えを明瞭にできると思います。
【次の発言】 お答えいたします。
楢崎委員がお持ちであろうと思われる文書が、政府にもございます。
○竹下国務大臣 初耳でございます。
【次の発言】 これは捜査中の事件でございますので、政府としての論評は差し控える、こういうことを今日まで貫いてきております。いまの件につきましては、私には今日の段階、全く初耳の話でございますので、特に私の政府としての論評は差し控えさせていただきたい、このように思います。
【次の発言】 率直に言って事態の認識が私にございませんので、政府としての論評は差し控えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 私もまだ考え方の整理ができておりませんし、どういうことでそうなりましたものやら、特に私自身その間の法律的知識も乏しゅうございますし、いま私が官房長官でございますも……
○竹下国務大臣 これは五月二十二日の午後の私の定例記者会見の際、記者団の質問がありました。たまたま私と外務省の事務次官との定例報告というのが通常月曜日の午前九時半からであります。ちょうどその日でございましたので、私はその朝法眼事務次官と協議いたしましたことに触れて、話者会見の場で答えをして申し上げたことであります。 その内容は、B52が緊急着陸したという理解の上に立っての発言でありましたが、こうしたことについては、いままで沖繩が米国の施政権下にあっただけに、ものごとがとかくイージーに扱われるという不安感が日本国民にあるではないだろうか、だから、このような緊急着陸はまさに人道上の見地からもやむ……
○竹下国務大臣 お答えいたします。 まず質問の趣旨の第一点は、原労働大臣が大臣としての資格があると思うか、こういうことであろうかと思います。今日の失言問題に対する誠心誠意陳謝されておること、その問題をも含めて、いやしくも本院に議席を有せられること二十六年、その多年の経験、そしてまた、労働行政に対するところの識見等からして大臣たるにふさわしい、このように判断したからこそ認証の儀を経られた、私はこのように確信をいたしております。 なお市町村、地方自治体の窓口に老人の方が参られて、施設への入所を要望された際、そうしたすでに陳謝し、全面取り消しをされたといえ、そうした印象が老人の皆さん方に残ってお……
○竹下国務大臣 ただいまのお尋ねでございますが、私はきわめてしろうとでございますので、適切な回答になるかどうか自信がございません。ただ、本質的にことしの春闘の問題につきましては、すでに労働大臣からもお話があったところであろうと思いますが、いわば利潤の分配について労使双方がしのぎを削るというような実態からやや大きく変わってきておりますのは、政府が福祉予算を叫び、いわば暮らしの問題とかというところへ国民の眼が向いておる。そういうことを踏まえての労働者側の要求というものは、単なる利潤の分配というよりも、いわゆる暮らしの実態の中に豊かさを見出し得るという土台の上に立っての要求がある。それだけにいわば多……
○竹下国務大臣 十二日の当委員会でありましたか、田邊委員のお尋ねに対して私どもの姿勢についてお答えをいたしましたが、その後の推移は田邊委員も御承知のとおり、その経過はただいま御承知のとおりであります。 私は、今度の関係におきまして、経済情勢のきびしさという問題、それから民間賃金との比較の問題、その上にいま一つ、やはり予算が今日なお参議院で審議中であるという客観的要素というものが現実存在しておったと思うのであります。そこで、これは労働大臣とも知恵をしぼって、率直に申しまして、異なった議決がなされ得る可能性というものは法律上はあるわけであります。その条件下にあって有額回答をする可能性を模索したと……
○竹下国務大臣 私も昨日の記者会見の際、参議院予算分科会において山中国務大臣から憲法に対する発言があったということについて見解を求められましたので、速記録を取り寄せまして検討いたしてみましたが、率直に申しまして、政府として私がお答えすべきものでないという答弁に対して、されば個人的見解という、個人的見解を求められたことに対しての答弁であったというふうに理解をいたしております。しかし、その際、事憲法に関する問題でありますだけに、個人的発言も今日閣僚でありますから控えさせていただきたい、そういう発言は私はあり得たであろう、このように思います。 私どもも、昭和四十年でありましたか、たしか本委員会であ……
○竹下国務大臣 私が、昨日の午後四時の定例記者会見、約一時間くらいおくれた五時くらいの時間であったと思います。記者団から質問がございましたことについて答えたことが、本日の各紙に伝えられております。見出しだけ見ますと、私の考え方と外務省の考え方に非常な開きがあるというふうな見出しでございますが、中身を読んでみますと、大体私が言っておることがほぼ正確に掲載されておるというふうに私なりに理解を持った次第でございます。 まず最初に申しましたのは、一般論として、今日まで安保論争の問題は、いわゆる極東の範囲内に起こった問題については、かなりの機会にこれが議論されておる。しかし、極東の周辺とでも申しますか……
○竹下国務大臣 まず第一にお答えしておかなければなりませんのは、伊藤さん御指摘のとおり、第三項また第四項につきましても、率直に申しまして、議長あっせんの背後には、当委員会の理事会等とよく相談をするというような精神的な背景がある、私はこのように思っております。その当委員会の理事会と正規に御相談する機会は、これはお互いの都合がなかなかつき得なかったのであります。したがって、その精神自体はまだ生きておる。この国会を通じまして、私は委員長とも私的懇談をいたしておりますが、そうした機会を、少なくとも議長あっせんの背景からして、非公式、公式を問わず持たなければならない、こういう精神には今日も変わりございま……
○竹下国務大臣 辻原さんの御要望、御督励をも兼ねた御質問でございます。 今国会提出を予定しております予算関係法案は五十八件であります。そこで、この数年来議論をいただきまして、少なくとも昨年の予算審議の際は、いやしくも、予算が通過してそれを実行する際の基準なり内容なりを規定しておる法律案は、予算案と同時に提出すべきであると、こういう御意見でありました。これが四党の国会対策委員長会談でも議題となりまして、政府に、その意味における機構の拡充なりあるいは人員の整備なりをすべきであるという御要望がありました。私も、その際は要望する側におったわけであります。ところが、内閣へ参ってまいりますと、内閣の姿勢……
○竹下国務大臣 朗読いたします。 昭和四十七年度予算と四次防の関係につい て (一) 四十七年度予算は、四次防の決定を見るに 至らなかった段階において編成されたので、 防衛関係予算については、沖繩への配備は別 にして、三次防の継続事業、従来装備の維 持・更新にかかるもの、人件費等について必 要な経費を計上するとの原則によって予算編 成を行ないました。 (二) 三次防計画は四十六年度で終了するので、 四十七年度以降の計画を策定することが必要 であり、政府は四次防大綱作成の準備を進め てきたが、本日防衛庁設置法第六十二条の規 定に従って国防会……
○竹下国務大臣 ただいまの小林委員の御質問に対してお答えいたします。 私も、質問通告の中に劉連仁さん事件と、こういうことがありまして、きのう一生懸命になって調査をいたしてみました。私自身、この事件の経過につきましてさだかに承知しておったわけではございません。 そこで、これにつきまして、最終的に、いまお読み上げになりました、愛知官房長官が民間、法務省、外務省等と法律上の解釈等についての調整をされた結果、私は、あのような書信が出された。この書信は、読み方によって、最初御指摘になりました文言は別といたしまして、非常にあたたかい内容の感じが含まれておる、このように私は理解をいたしております。 そ……
○竹下国務大臣 これは私もおととし、中野四郎先生から話を聞いて、それから議員立法されるときにサインをしたことを記憶いたしております。 したがいまして、きょうの陸幕の見解も私は読みましたが、私のしろうとなりの法律的な知識の中では、ごもっとものような感じがいたしております。しかし、法体系の中でこれを定着させるだけの私、今日まだ検討の時間がございませんので、ただいまおっしゃいました御趣旨を体して、十分検討をさしていただきたいと思います。
○竹下国務大臣 建設省所管の昭和四十八年度歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 歳入につきましては、一般会計の収納済歳入額は八十四億二千九百九十三万円余、道路整備特別会計の収納済歳入額は一兆八百三十億一千三百十三万円余、治水特別会計の治水勘定の収納済歳入額は三千四百五十七億四千五十五万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定の収納済歳入額は四百二十四億二千八十万円余、都市開発資金融通特別会計の収納済歳入額は百九十九億六千四十一万円余となっております。 次に、歳出につきましては、一般会計の支出済歳出額は一兆五千九百六億二百七十九万円余、道路整備特別会計の支出済歳出額は……
○竹下国務大臣 仮谷前建設大臣の突然の逝去によりまして、補充人事に基づいて建設大臣を拝命いたしました竹下登であります。 建設行政に課せられた課題は、国民生活の向上と経済社会の基盤整備を図るため、豊かな生活環境の整備、均衡ある国土の開発、災害対策の充実等、各般にわたる施策を長期的視点に立って着実に推進するとともに、特に現下の経済情勢に対処し、公共事業の適確な執行により景気の着実な回復を図っていくことであると存じております。 微力ではありますが、誠心誠意、国民のための建設行政の推進に当たってまいりたいと存じます。 識見高邁にして練達堪能、経験豊富な皆様方の御叱正、御指導を切にお願いする次第で……
○竹下国務大臣 建設行政の基本方針及び当面の諸施策について、私の所信を申し述べたいと存じます。 建設行政の課題は、充実した国民生活の実現を図るための基盤として、豊かで住みよい国土を建設することにあり、このため、相対的に立ちおくれておる公共投資及び住宅投資の比重を高めつつ、長期的視点に立って国土建設施策を計画的かつ着実に推進してまいりたいと存じております。この場合、住宅宅地対策、都市対策を初めとし、国土保全、水資源対策、道路整備等国民生活に密接に関連する各般にわたる施策を、総合的に推進してまいる所存であります。 昭和五十一年度予算の編成においては、不況を脱出し、長期安定成長路線への円滑な移行……
○竹下国務大臣 お答えいたします。
今次の第三期住宅建設五カ年計画につきましては、もとより五十年代前期経済計画概案と、十分といいますか一応整合のとれたものでございますので、今後ともこの経済計画と整合のとれた範囲内においてこれが実現に努力をしてまいりたい、このように思っております。
【次の発言】 この八つの新規五カ年計画におきましては、元来、私どもの方は、いわゆる住宅等はもとより戸数が標準になっておることは論をまたないところでありますが、他の問題についても私どもが実施していく考え方が、一つは実勢単価というものを基準においておりますがゆえに、私はこの超過負担問題につきましては、過去昭和四十年代の……
○竹下国務大臣 本委員会におきましては、本法案の審議について特段の御配慮をいただき、ただいま全会一致をもって議決されましたことを深く感謝申し上げます。 この制度の今後の運用につきましては、ただいま委員長の御発言にありましたごとく、前回の附帯決議の趣旨を尊重するとともに、市街化区域内の農地所有者が賃貸住宅の供給を行うについて十分な技術的指導を行い、委員各位の御期待に沿うよう万全を期する所存であります。 ここに改めて委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました下水道整備緊急措置法及び下水道法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。 下水道は、良好な生活環境を確保するとともに公共用水域の水質を保全するため必要不可欠の施設でありますが、わが国における下水道の整備は諸外国に比べて著しく立ちおくれており、近年一段と強まっている生活環境の改善に対する国民の要望にこたえるとともに、全国的な急務となっている水質環境基準の達成を果たすためには、下水道の緊急整備をより一層強力に進めていくことが必要であります。 また、公共用水域の水質汚濁の防止の見地からは、下水道の緊急整備とあわせて、工……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました住宅金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 住宅金融公庫は、昭和二十五年設立以来国民大衆の住宅建設に必要な資金、良好な宅地の造成に必要な資金等を融通することにより、国民の住生活の安定と社会福祉の増進に寄与してまいったところでありますが、さらに国民大衆の持ち家取得の促進と良好な居住環境の確保を図るため、その業務の拡充を図ってまいることがきわめて必要と考えられます。 この法律案は、以上のような観点から、今国会に提出された昭和五十一年度予算に盛り込まれている新たな貸付制度の創設、貸付条件の改善等に関して住……
○竹下国務大臣 本法案の御審議をお願いして以来、本委員会におかれては熱心な御討議をいただき、ただいま全会一致をもって議決されましたことを深く感謝申し上げます。
審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすよう努めるとともに、ただいま議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を十分に尊重し、今後の運用に万全を期して努力する所存でございます。
ここに、本法案の審議を終わるに際し、委員長を初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。
【次の発言】 國場委員にお答えをいたします。
近年、住宅事情も戸数の面ではよ……
○竹下国務大臣 本法案の御審議をお願いして以来、本委員会におかれては熱心な御討議をいただき、ただいま修正可決されましたことを深く感謝申し上げます。
審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすよう努めるとともに、ただいま議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を十分に尊重し、今後の運用に万全を期して努力する所存であります。
ここに、本法案の審議を終わるに際し、委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました都市公園等整備緊急措置法及び都市公園法の一部を改……
○竹下国務大臣 本法案の御審議をお願いして以来、本委員会におかれては熱心な御討議を賜り、ただいま全会一致をもって議決されましたことを深く感謝申し上げます。 審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすよう努めるとともに、ただいま議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を体し、都市公園整備の緊要度について十分配慮しながら今後の運用に万全を期して努力する所存でございます。 ここに、本法案の審議が終わるに際し、委員長を初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○竹下国務大臣 去る七十二国会以来、本法案の御審議をお願いしてまいりまして、本委員会におかれましては熱心な御討議をいただき、ただいま修正可決されましたことを深く感謝申し上げます。 審議中における委員各位の御高見につきましては、今後その趣旨を生かすよう努めてまいりますとともに、ただいま全会一致をもって議決になりました附帯決議につきましても、その趣旨を十分に体して努力する所存であります。 ここに、本法案の審議を終わるに際し、委員長初め委員各位の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表し、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○竹下国務大臣 お答えをいたします。 最近におきます経済の安定成長への転換に伴いまして、所管行政に係る社会資本の整備等につきましても、言ってみれば今日まで建設省の中にあって、私なりに判断いたしまして最も欠けておったのが各局のいわゆる総合調整に関する業務ではなかろうか、このように私自身判断をいたしておったのであります。したがいまして、従来、官房審議官というものがございましたが、その権限をさらに総合調整ということ、いわゆる企画に関する総合調整に関する事務を総括管理するという立場から、私は政令改正をお願いをいたしまして、官房審議官を廃止して総務審議官という新たなる名称のもとに総合調整機能というもの……
○竹下国務大臣 交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法及び踏切道改良促進法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 交通事故の防止は国民共通の願いであり、従前より、国、地方公共団体等が一体となって各般の交通安全対策を強力に実施しているところであります。 この結果、最近における交通事故の発生状況は年々減少する傾向にありますが、昭和五十年においてなお交通事故による死者は一万人余、負傷者は約六十二万人に達しておりまして、その状況は、依然として憂慮すべきものがあります。 このような情勢に対処するため、現行の計画に引き続き、昭和五十一年度以降の五ヵ年間において、交通安全施設等整備事……
○竹下国務大臣 交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法及び踏切道改良促進法の一部を改正する法律案につきましては、ただいま全会一致をもって可決いただきまして、まことにありがとうございました。深く感謝申し上げます。 ただいまの委員長の御発言の趣旨を十分体しまして、今後とも交通安全対策の推進に一層努力してまいる所存でございますので、委員長初め委員各位の御指導、御協力のほどを切にお願いする次第であります。ありがとうございました。
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。この臨時措置法は、昭和四十八年に、特定市街化区域農地すなわち三大都市圏の特定の市に所在するいわゆるA農地及びB農地に対して固定資産税の課税の適正化を図るに際し、これとあわせて、これら農地の宅地化を促進するために必要な措置を講ずることを目的として制定されたものであり、特定市街化区域農地の宅地化促進のための事業の施行、資金に関する助成、租税の軽減等をその内容としておりますが、これらの措置の適用期限は、同法のほか、……
○竹下国務大臣 仮谷大臣の後任人事で就任しました竹下登でございます。 いまの住宅問題でございますが、いわゆる公庫融資住宅については、矢野委員御指摘の問題が数数あると私も承知いたしております。したがいまして、来年度におきましては、公庫住宅金融につきましてはいわゆる中古住宅の買い上げというようなところへ適用の範囲を広げる計画でありますが、要はことしの割り当て自身が、やがて御審議をいただきます五カ年計画自身の数からいたしましても第二期の計画を下回っております。これは、諸般の情勢からやはり実行可能の数量というものを目標にすべきである、このように思ったわけであります。しかし、おっしゃいますとおり、住宅……
○竹下国務大臣 お答えいたします。
この契約は、資材単価は、公益法人建設物価調査会及び経済調査会の毎月初めに発行される建設物価と積算資料に基づいて、資材別、地域別、規格別に決めております。
ついでに、労務単価につきましては、建設、農林、運輸の三省から受注した建設業者の賃金台帳に基づいて、職種別、地域別に調査して決める。言ってみれば、実勢単価を基礎にして決める、こういうことであります。
【次の発言】 お答えいたします。
一月九日付の官公需に関する通達の趣旨、その特徴は何か、こういうことであります。建設省といたしましても、実は過去におきまして、五十年の十一月三十一日、あるいは五十年の十一月十……
○竹下国務大臣 正木委員にお答えいたします。 いわゆる景気対策としての用地費、補償費の基本的な考え方につきましては、副総理がお答えになったとおりであります。 その中で、率直に申しまして、五十一年度建設省関係予算そのものを精査してみましても、比較的正木委員御指摘のような用地補償費の割合が低く、かつ国民生活に密着しておるものの伸び率がいま御審議いただいておる予算の内容でございます。 その中で、特に御指摘になりましたいわゆる公営住宅の建てかえの問題、これは土地そのものは現在あるわけでございますから、まさしくそのものが需要喚起につながっていく、お説のとおりであります。しかしながら、今日までやって……
○竹下国務大臣 阿部委員にお答えをいたします。 まず、ただいま住宅宅地審議会に諮問をして御審議いただいております第三次住宅建設五ヵ年計画の内容が、第二次五ヵ年計画にその数が劣っておるではないか、こういうことでございます。全般的な問題といたしまして、昭和四十八年の調査ではございますが、一応全都道府県において百四十一万戸という空き家が現存しておる。言ってみれば、量から質へ転換する時期である、このように思っております。しかしながら、その数自体が減ったということは、私も決して好ましいことだとは思っていないのでございます。ただ第二次五ヵ年計画の、まだ終わりませんけれども、五十年三月三十一日で締めてみま……
○竹下国務大臣 小川委員にお答えいたします。 大筋は自治大臣が答弁申し上げたとおりであります。五十年度直轄事業地方負担額は、補正を合わせまして二千百三億円、うち第一回納入告示分、これは納期限は御承知のとおり九月十日であります。これは六百六十九億円で、九九%となっております。ただし、十二月十日を納期限とします第二回納入告示分は四百九十二億円で、御指摘のとおり六二%ということになっておるわけであります。 しかしながら、自治大臣のお力によりまして、知事会も納入問題について従来の方針を解除をした、こういう傾向にございますので、これから自治大臣の御協力を得まして推進してまいりますならば、当初の目的を達……
○竹下国務大臣 石母田委員にお答えをいたします。 建設業は、もう御承知のごとく、日雇い、臨時の職員が比較的多い業種であります。過断な機会でございますから、率直にその内容を申し上げますと、製造業は、大体日雇いが〇・八%、臨時が一二・一%。これが建設業ともなりますと、日雇いが一二・一%、臨時が八・八%。そういうふうに、この建設業というものは製造業に比してはるかに日雇い、臨時の雇用者総数というものは多いわけであります。それが副総理から申されましたように、公共事業の執行に当たって当然のこととしてそういう方の雇用の場を確保できる、こういう理屈につながるわけでありますが、先ほどの参考人のお話にもありまし……
○竹下国務大臣 三谷委員にお答えいたしますが、私がすべてお答えする対象ではなかろうかと思います。が、三谷委員御説のとおりでありまして、建設省事業におきましては、いまおっしゃったとおりの仕組みになっておりまして、工事計画設計の取り扱いについてという道路局長の通達、またほかの局におきましても、都市局所管国庫補助金交付申請要領とかそれぞれの局においてもおおむねいま委員御指摘のとおりの形でやっておりますので、確かに超過負担は起こり得ない、こういうことになるわけでございます。 他は私の所管でございませんので、私からお答えすることは差し控えさせていただきます。
○竹下国務大臣 佐野委員にお答えをいたします。 確かに、住宅建設の促進が景気対策としてもきわめて有効であるということは、委員御指摘のとおりであります。そこで、いわゆる住宅建設意欲という問題を促進するにつきましては、最初佐野委員の御質問に答えて副総理から総括的な答弁がありましたが、いよいよ建築に着手した場合、あるいは途中で物価の高騰等によって非常に不安定な要素があってはならないとか、そういう社会的、経済的、広範な安定的環境があって初めて潜在した住宅需要が顕在化してくる、これは総論的にはそう考えざるを得ないと思うのであります。しかしそれは、そうした経済の見通しの中で、私はそうした環境は逐次整備さ……
○竹下国務大臣 新五カ年計画につきましては、この過去の反省に基づきまして、実行可能の数を計画として盛り込んでおります。その上にいま大蔵大臣からもお答えがありましたように、財政当局の強い御協力をいただければ私は実行可能の計画である、このように承知いたしております。
【次の発言】 基本的にはこの量から質への転換という形の中で、私どもは与えられた計画の中で苦吟し、模索し、必ず実行、実現をいたしたい、このように思っております。
【次の発言】 私が先ほど申しましたように、いわゆる公営住宅というものが、今日までいろいろな努力をしたにもかかわらず、社会的経済的客観情勢の中でその目標を達してこなかった。その反……
○竹下国務大臣 これは時間をとるようでございますが、中島さん御指摘のとおりのことがありまして、結果的に本日道路局長はその答弁を訂正するわけであります。したがって、同じ会派ではございますものの、他院においての発言を、言ってみれば本院で訂正するわけでございますので、その間道路局長が質問者自体にもお会いをしたりしてその訂正の機会をお願いしておったが物理的についにその機会ができなかった、こういうことだけを記録にひとつとどめさせておいていただきまして、道路局長から訂正の答弁を申し上げます。
【次の発言】 中島委員御指摘のとおりだと私も思います。
そこで、従来私どもいろいろ――この問題につきましてけさ以……
○竹下国務大臣 島本委員にお答えをいたします。 道路、河川、ダム等公共事業を実施する際の環境アセスメントはどうなっておるか、実施状況いかん、この御質問であります。 建設省といたしましては、所管公共事業の実施に当たりましては、各事業調査経費をもって自然的、社会的な各種の影響について事前に調査、予測を行い、その結果に基づいて環境保全対策を講じてまいっております。 ちなみに、道路、河川、住宅、都市計画施設等の所管公共事業につきましては、過去五年間に実施いたしました環境アセスメントの件数は約千二百件であります。これに要した経費は百二十億円であります。 今後は、先ほども御議論にございましたが、平……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
さきの国会におきまして、はからずも予算委員長に選任されましたが、本日までごあいさつの機会を得ませんでしたので、この際、一言ごあいさつを申し上げます。
本委員会の重大な使命にかんがみまして、誠心誠意、公正円滑なる委員会運営を行い、もって国政の上に遺憾なきを期してまいりたいと存じますので、練達堪能なる委員各位の御協力を切にお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
まず、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事安宅常彦君より、理事辞任の申し出がありますので、これを許可するに御異議ありませ……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算、昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。武藤山治君。
【次の発言】 資料要求の点につきましては、あらかじめ理事会で決められた手続によりまして、御趣旨に沿うようにいたします。
【次の発言】 ちょっと総理お待ちください。
防衛庁長官。
【次の発言】 それじゃ防衛庁長官の指名は取り消します。
大平総理大臣。
【次の発言】 大出俊君の関連質問の発言を許します。大出俊君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題といたします。
この際、質疑に先立ちまして、委員長から一言申し上げます。
昨日の予算審議において、E2Cの予算削除の提案がありましたが、後日、この取り扱いについて、各党間で国民の納得を得るよう協議いたします。
これより総括質疑を行います。
昨日の武藤君の質疑に関しまして、政府から答弁を求めます。田中内閣官房長官。
【次の発言】 磯邊国税庁長官。
【次の発言】 森山運輸大臣。
【次の発言】 武藤山治君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質議を行います。
矢野絢也君。
【次の発言】 会計検査院はおりますか。──矢野委員に申し上げますが、会計検査院、もうちょっと時間がかかるそうでございます。
【次の発言】 ただいまの矢野委員の御趣旨については十分協力をいたします。
【次の発言】 午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの矢野君の質疑中における資料要求の件につきまして国税……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質疑を行います。平林剛君。
【次の発言】 まず、それでは徳田銀行局長。
【次の発言】 これにて平林君の質疑は終了いたしました。午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時五十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。西岡武夫君。
【次の発言】 ただいまの西岡君の御提案の御趣旨は、委員長として十分承りました。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質疑を行います。
この際、外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。園田外務大臣。
【次の発言】 川崎寛治君。
【次の発言】 これにて川崎君の質疑は終了いたしました。
午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。岡田利春君。
【次の発言】 どうぞ。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質疑を行います。井上普方君。
【次の発言】 井上君に申し上げますが、郵政大臣を指名いたしますので……。白浜郵政大臣。
【次の発言】 はい、結構です。
【次の発言】 これにて井上君の質疑は終了いたしました。
午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。近江巳記夫君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質疑を行います。安宅常彦君。
【次の発言】 これにて安宅君の質疑は終了いたしました。
午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時五十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。
質疑を続行いたします。広沢直樹君。
【次の発言】 結構です。
【次の発言】 これにて広沢君の質疑は終了いたしました。次に、藤田高敏君。
【次の発言】 善処いたします。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題といたします。
本日は、理事会の協議により、外国航空機購入予算に関する問題を中心として質疑を行います。羽田野忠文君。
【次の発言】 これにて羽田野君の質疑は終了いたしました。
次に、稲葉誠一君。
【次の発言】 午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時五十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。稲葉誠一君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。 昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算に関し、外国航空機購入予算問題について、植田三男君より証言を求めることにいたします。 証言を求める前に証人に一言申し上げておきます。 昭和二十二年法律第二百二十五号、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律によって、証人に証言を求める場合には、その前に宣誓をさせなければならないことになっております。 宣誓または証言を拒むことのできるのは、まず、証言が、証人または証人の配偶者、四親等内の血族もしくは三親等内の姻族または証人とこれらの親族関係のあった者及び証人……
○竹下委員長 これより会議を開きます。 昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算に関し、外国航空機購入予算問題について、郷裕弘君より証言を求めることにいたします。 証言を求める前に証人に一言申し上げておきます。 昭和二十二年法律第二百二十五号、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律によって、証人に証言を求める場合には、その前に宣誓をさせなければならないことになっております。 宣誓または証言を拒むことのできるのは、まず、証言が、証人または証人の配偶者、四親等内の血族もしくは三親等内の姻族または証人とこれらの親族関係のあった者及び証人の……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、総括質疑を行います。工藤晃君。
【次の発言】 はい、結構でございます。
【次の発言】 これにて工藤君の質疑は終了いたしました。
午後零時三十分より再開することとし、この際休憩いたします。
午前十一時四十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。二見伸明君。
【次の発言】 これにて二見君の質疑は終了いたしました。
大内啓伍君。
【次の発言】 これにて大内君の質疑は終了いたしました。
安……
○竹下委員長 これより会議を開きます。昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、一般質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。正示啓次郎君。
【次の発言】 これにて川崎君の質疑は終了いたしました。
午後二時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後一時七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。児玉末男君。
【次の発言】 これにて和田君の質疑は終了いたしました。
次に、竹内猛君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、一般質疑を行います。井上普方君。
【次の発言】 これにて井上君の質疑は終了いたしました。
次に、吉浦忠治君。
【次の発言】 これにて吉浦君の質疑は終了いたしました。
午後二時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後一時五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。宮田早苗君。
【次の発言】 宮田君、ちょっと発言を停止してください。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、一般質疑を行います。山原健二郎君。
【次の発言】 これにて古寺君の質疑は終了いたしました。
午後二時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。川合武君。
【次の発言】 それでは、川合君の持ち時間の範囲内で、伊藤君の質疑を許します。伊藤公介君。
【次の発言】 これにて細谷君の質疑は終了いたしました。
次回は、明二十一日午前十時よ……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、一般質疑を行います。市川雄一君。
【次の発言】 これにて金子君の質疑は終了いたしました。
次に、矢山有作君。
【次の発言】 この際、関連質疑の申し出がありますので、これを許します。小川国彦君。(「こんな状態で質疑なんかできないよ。待った、待った」と呼ぶ者あり)――与党委員の出席が悪いため、一時定足数を欠いたことはまことに遺憾であります。委員長として厳重注意をいたします。
それでは、小川国彦君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、一般質疑を行います。平林剛君。
【次の発言】 これにて平林君の質疑は終了いたしました。
次に、安井吉典君。
【次の発言】 江崎通産大臣。
【次の発言】 ただいまの会議録ないし資料提出の要求につきましては、後刻理事会で協議をいたすことにいたします。
これにて安井君の質疑は、保留分を除き一応終了いたしました。
午後一時四十分より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時五十七分休憩
○竹下委員長 これより会議を開きます。
この際、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。この際、補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
それでは、近江巳記夫君を理事に指名いたします。
【次の発言】 昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題といたします。
この際、各分科会主査より、それぞれの分科会における審査の報告を求めます。
第一……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題といたします。
この際、大平内閣総理大臣より発言を求められておりますので、これを許します。大平内閣総理大臣。
【次の発言】 これより理事会の協議により、航空機購入問題について質疑を行います。大出俊君。
【次の発言】 これにて大出君の質疑は終了いたしました。
次に、稲葉誠一君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。坂井弘一君。
【次の発言】 次に、米沢隆君。
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、締めくくり総括質疑を行います。藤田高敏君。
【次の発言】 これにて藤田君の質疑は終了いたしました。
次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 これにて近江君の質疑は終了いたしました。
次に、安井吉典君。
【次の発言】 私もまだ新聞を読んでおりませんので、扱いについては、後刻、私も考えましてから協議します。
【次の発言】 これにて吉田之久君の質疑は終了いたしました。
次回は、明七日午前十時より開会することとし、本日は、これにて散会いたしま……
○竹下委員長 これより会議を開きます。
昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件を一括して議題とし、締めくくり総括質疑を行います。二見伸明君。
【次の発言】 これにて二見君の質疑は終了いたしました。
次に、寺前巖君。
【次の発言】 担当の局長は来ておりません。
【次の発言】 これにて寺前君の質疑は終了いたしました。
次に、山口敏夫君。
【次の発言】 これにて、山口君の質疑は終了いたしました。
午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時十四分休憩
○竹下委員長 これより会議を開きます。
この際、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
予算の実施状況に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、閉会中審査のため委員派遣の必要が生じた場合の諸手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午後十一時六分散会
○竹下国務大臣 今般、はからずも大蔵大臣を拝命いたしました。 わが国経済は、現在、国内、対外の両面にわたりきわめてむずかしい局面を迎えております。このような時期に、財政金融政策の運営の任に当たることとなり、その責任の重大なることを痛感いたしております。今後政策運営に誤りなきを期すべく全力を尽くしてまいる所存であります。 最近の経済情勢を見ますと、個人消費、設備投資等の国内民間需要が堅調に増加しており、全体として経済は着実な拡大傾向にあるほか、雇用情勢も緩やかながら改善が続いており、わが国経済は、現在のところ総じて順調に推移していると申してよいと考えます。 しかしながら、他方では、年初来再……
○竹下国務大臣 ただいま、私の激励ともとれる御所見を交えての決意いかん、こういうことでありますが、私自身出身がどうあれ、私の今日までの政治的環境がどうあれ、それによって大変手法が異なるというようなものではないと思っております。したがいまして、私の今日までの政治環境等から見て私なりに竹下カラーとかいうようなものが出ること自体をむしろ慎むという気持ちで対応しなければならない、言ってみればみずからに対してはきわめて冷静さと慎重さを要求しながらこの責任を果たしていきたい、このように考えております。
【次の発言】 私も、就任いたしましたときの一口あいさつとでも申しましょうか、そのときにも物価と景気の両に……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、最近における国際経済情勢及び開放経済を目指すわが国の基本的な姿勢にかんがみ、対外取引を原則自由とする法制に改めるとともに、対外取引の一層の自由化と手続の簡素化を図ることとし、ここにこの法律案を提出した次第であります。 このような趣旨から外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案を第八十七回国会及び第八十八回国会に提出したところでありますが、遺憾ながら成立を見るに至りませんでした。しかしながら、わが国の置かれている国際的な立場等にか……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました税理士法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、税理士制度の実情等に顧み、その改善を図り、税理士業務のより適正な運営に資するため、税理士の使命の明確化、税理士業務の対象となる税目の範囲の拡大、特別税理士試験制度の改正、登録即入会制への移行、他人が作成した申告書の審査に関する書面の添付制度の創設、懲戒手続の合理化等の改正を行うこととし、第八十七回及び第八十八回国会に税理士法の一部を改正する法律案を提出したところでありますが、遺憾ながら成立を見るに至りませんでした。 税理士制度の実情等を考慮すると、税理士……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、国家公務員共済組合法等の規定により支給されている年金につきまして、その額を引き上げることとするほか、国家公務員共済組合の年金制度の現状に顧み、退職年金等の支給開始年齢の引き上げ、高額所得者に対する退職年金の支給制限、退職一時傘制度の廃止等の措置を講ずることとし、このため、第八十七回国会及び第八十八回国会におきましても昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定……
○竹下国務大臣 その資料につきましては、委員長の許可をいただきますならば、直ちに配付させていただきたいと思います。
【次の発言】 大体そのように御理解いただいて結構だと思います。
【次の発言】 いま小宮山委員御質問のとおり、この試算は、まず公債発行額を一兆円減額するということを前提として、それでいまおっしゃいましたようにケースA、ケースBというものでお示しを申し上げたものであります。その中で、四兆五千百億円というものを来年度のフレーム試算の自然増収としておることについての根拠の問題であります。五十四年度の自然増収がおおむね一兆九千億というふうに今日見込んでおるわけであります。したがいまして、そ……
○竹下国務大臣 昭和五十二年度大蔵省主管一般会計歳入決算並びに大蔵省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関収入支出決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、一般会計の歳入決算について申し述べます。 昭和五十二年度の歳入決算額は二十八兆四千六百九十四億六千八百九十万円余でありまして、これを歳入予算額に比較いたしますと三百三十六億三千九百一万円余の増加となっております。 以下、歳入決算額のうち主な事項について簡単に申し述べます。 第一に、租税及び印紙収入でありますが、その決算額は十六兆七千三百二十九億四千九百十六万円余で、これを予算額に比較いたしますと……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十三年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外二件、並びに昭和五十四年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和五十二年度一般会計予備費につきましては、その予算額は二千五百五十億円であり、このうち、財政法第三十五条(予備費の管理及び使用)の規定により、昭和五十三年四月十八日から同年十二月二十二日までの間において使用を決定いたしました金額は一千三百四十五億一千九百三十五万円余であり、すでに第八十七回国会において御承諾を得たところ……
○竹下国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配慮いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における国家公務員共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
政府は、国家公務員共済組合法等の規定により支給されている年金につきまして、その額を引き上げることとするほか、国家公務員共済組合の年金制度の現状に顧み、退職年金等の支給開始年齢の引き上げ、高額所得者に対する退職年金の支給制限、退職一時金制度の廃止等の措置を講ずることといた……
○竹下国務大臣 今後における財政金融政策につきましては、先般の財政演説において申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。 わが国の最近の経済情勢を見ますと、過去数年度にわたる公共投資の大幅な拡大、国民の堅実な消費態度、企業の経営努力等を背景として、国内民間需要による自律的な景気の拡大基調を確かなものにしてきており、雇用情勢も緩やかながら改善を続けております。このように、わが国経済は、国民のたゆみない努力により、長い不況を乗り越え、先進国の中で最も高い成長と安定した消費者物価を維持しており、現在のところ総じて順……
○竹下国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意いたしたいと存じます。
【次の発言】 この法律案につきましては、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対いたしません。
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました農業共済再保険特別会計における果樹共済に係る再保険金及び漁船再保険及漁業共済保険特別会計における漁業共済に係る保険金の支払財源の不足に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず、農業共済再保険特別会計の果樹勘定におきましては、昭和五十四年における暴風雨、低温等によるリンゴ、ナシ等の被害の異常な発生等に伴い、再保険金の支払いが著しく増大するため、支払い財源に不足が生ずる見込みであります。 また、漁船再保険及び漁業共済保険特別会計の漁業共済保険勘定におきましても、昭和五十二年以降のイカ……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 この法律案は、東京ラウンド交渉の終結、その他最近における内外の経済情勢の推移等に対応するため、関税率及び関税制度について所要の改正を行おうとするものであります。 以下、この法律案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 第一は、東京ラウンド交渉に関連する改正であります。 まず、東京ラウンド交渉において作成されました関税評価協定、補助金・相殺措置協定及びダンピング防止協定の実施を確保するため、これらの協定の内容に沿って、関税の課税価格、相殺関税及び不当……
○竹下国務大臣 私が大蔵委員をしておりましたのは昭和三十三年、ちょうど山中先生が大蔵政務次官であったころであります。その当時から同様な感想を持っておりました。
【次の発言】 けさほどは通産大臣をフレーザーさんが訪問なさっておりました。そのお話を私も承ったわけでございますが、日本車のいわゆる進出というものを大変期待しておるという向きの主張であったようであります。したがって、いま自動車課長から申しましたように、いわゆる今日の事態をもたらしたのは、アメリカの自動車業界そのものの努力が欠如しておったのではないか、そういうような主張もそれぞれ勇敢になさったように承ったわけであります。
しかしながら、日……
○竹下国務大臣 正森委員の御指摘でございますが、確かに関税の引き下げというものは産業政策上のそれなりの意味はある、しかし、本質的には通貨が安定していないことにはその効果も実質上薄いじゃないか。したがって、ずっとこの経過を見てみますと、一九七一年にドルの交換停止が行われて以来、そしてスミソニアンレートになり、フロートしていって、最初の段階は、各国ともダーティフロートはいけないとかクリーンフロートでないといかぬとか、非常にこういうような議論をしておったと思います。そこで、いま先進諸国が大体共通したのは、相互がある種の通貨安定をもたらさないことには、産業政策としてやられる関税をも含め、もろもろの政策……
○竹下国務大臣 石油情勢を初めとしまして、国際経済情勢がきわめて不安定かつ流動的であります中で、わが国が世界経済に大きな影響を与える国の一つであるという立場に立って、世界経済の調和ある発展のために積極的に貢献していかなければならないということはおっしゃるまでもないことでございます。 そうした観点から、まず世界貿易の拡大のために、いま御指摘のありましたように、東京ラウンドの交渉、それから外為法の改正でございます。それから経済協力の拡大、こういう三つのことが市場開放を中心とした諸般の対外経済政策を実施してきた柱ではなかったかというふうに思うわけでございます。 御指摘のように、今後とも日本経済の……
○竹下国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
政府は、税負担の公平確保の見地から、利子配当所得等について総合課税へ移行するための所要の措置を講ずるとともに、現下の財政事情、所得税負担の実情等にかんがみ、高額な収入部分に適用される給与所得控除の控除率を引き下げるほか、所要の改正を行うこととし、ここにこの法律案を提出した次第であります。
以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げま……
○竹下国務大臣 大変きょうは勉強させていただきまして、ありがとうございました。質問を受けながら、そして局長の答弁を聞きながら私も勉強しておるわけでございますので、結構な機会であったと思います。 そこで、租税特別措置につきましては、従来から積極的な整理合理化に努めてまいりましたが、五十五年度において、先ほど来御議論のありました利子配当課税についての総合課税へ移行するための所要の措置を講ずるとともに、企業関係の租税特別措置につきまして廃止または大幅一律縮減など思い切った整理合理化を行うことにいたしておるわけであります。今回の改正一つ見ましても、企業関係八十二項目のうち十項目が廃止、四十六項目が縮……
○竹下国務大臣 御指摘のように、財政再建ということにつきまして、およそ今年度はまず出るを制するという考え方から公債の一兆円減額あるいは一般歳出の伸び率を五・一%、そして三番目にいま御指摘の税制面の見直し等を行ってきたわけであります。五十五年度におきましては、利子配当課税について総合課税へ移行するための所要の措置、すなわち、言われるグリーンカードシステムの導入の準備を始めるということをお願いをいたしておるわけでありますが、企業関係の租税特別措置につきましては廃止または大幅一律縮減など思い切った整理合理化を行うこととしておりまして、税制調査会の五十五年度答申においても明確に述べられておりますように……
○竹下国務大臣 この問題につきまして、いまちょっと正式な名称は忘れましたが、航空機疑惑等についての問題点を閣僚協議会等で整理して、その中でも指摘されておる問題であったというふうに理解をいたしております。したがいまして、いろいろな問題がございますから、いましばらく長期的な視野でこれを検討してまいりたいというふうに考えておるところであります。
【次の発言】 農業についての相続税につきましては納税猶予制度がございますことは、御指摘のとおりであります。したがって、これに関連して中小企業の事業用地等につきまして、宅地そのものとそれは言えますので、農地のように宅地化期待益部分を猶予するという考え方は、そも……
○竹下国務大臣 まず原則的に申し上げまして、法人税率を引き上げるかどうかという問題が一つございます。税制調査会の中期答申で、まだ諸外国に比して若干の負担の増加を求める余地がある、こういう答申をいただいておるわけでございますし、五十六年度において財源事情は相当厳しくなるものと考えられますので、引き続き歳出、歳入両面において検討を加えることはもとよりでありますが、当然その際法人税率の引き上げの問題が検討課題となるということは、私もそのとおりだと思っております。 そこで、先輩に聞かされた言葉の中に、税とはよって来る歴史的根源とその経過を知らなければならぬということを教わったことがありますが、そうい……
○竹下国務大臣 きょうも行政改革を中心とする参議院予算委員会の集中審議がございましたが、行政改革というものは、国民の皆さん方がこれは必要だというおおむねの合意に立っておる。ところが、とる人によりまして、いまおっしゃいますように、非常に違う。中には、公務員は多過ぎるから生首切ってしまえ、そして減すのが財政再建につながるのだ、こう思っていらっしゃる人もある。あるいは、われわれの地方においてはこういうサービス機関が仮にもしなくなったとしたら、行政サービスが減退していく、だから、これらは整理すべきものでない、他に余ったものがあるはずだから、そういうものを持ってきてむしろ増員をすべきだ、こういう意味にそ……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十五年度の公債の発行の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 昭和五十五年度の予算編成に当たりましては、公債発行額を前年度当初予算よりも一兆円減額して財政再建の第一歩を踏み出すとともに、国民生活の安定と着実な経済発展のための基盤強化を図ることを基本といたしました。 まず、歳出面では、各省庁の経常事務費を初めとする一般行政経費を極力抑制するとともに、政策的経費についても根底から見直しを行った上、各種施策の優先順位を十分考慮し、財源の重点的、効率的配分に努めたところであり、この結果、一般歳出の伸び率は昭和三十一……
○竹下国務大臣 確かに、膨大な国債を抱えた財政運営というのは、いま御指摘なさったようなもろもろの問題が生じてくると思います。例示なさいました退職金を国債でもって払おうというところまではまだ議論したことはございませんけれども、ある種の予見をもってそういう事態として考えられないことはないぞという警鐘を含めた例示であったと思うのでありますが、基本的には、御指摘のように国債をいかに減額していくかということであります。国債管理政策、いろいろなことをやってみましても、本当に基本的に考え、壁にぶち当たるのは、余りにも国債発行額が大きい。だから、民間金融が本来の機能を果たし得なくなる危険性すらあるではないかと……
○竹下国務大臣 いままだ未発行分が五千七百八十億ございます。したがって、それはいま山田委員が御指摘のとおり五月になってみないとわからぬわけでございますが、減収というようなものも、たとえばたばこの法案が三月から財源として期待しておったものが現実流れたとか、そういう問題もあります。いまやや確定的に言えるのは、三月三十一日で締めた予備費がどれだけ残ったかというのは、これはやや確定的な問題である。その後の問題としましては、二月の税収が前年同期でどうかというような問題もやや確定的にいまつかまったというところでございます。したがって、五千七百八十億というものが発行しないで済むかどうかというような問題、ある……
○竹下国務大臣 私も竹本先生と同じ感じを持っておりますのは、日本の経済というのは、日本人の能力等からいたしまして、どこに比べても劣るものでないということを期待もし、そして確信もいたしております。それで、先般来つくづくと感じますことは、十時になりますと予算委員会がありましたり大蔵委員会がありましたり、それでここへ参ります。そうすると、外国のお客さんとお会いするのは八時から十時までの間であります。八時から十時までの間は、日本経済はなぜこんなにすばらしいのかという質問を受けるわけです。十時に来ますと、政府はだめじゃないか、こういう批判を受けるわけです。二つの顔というのが大蔵大臣だな、こういう感じがし……
○竹下国務大臣 まず第一点でございますが、今日の経済情勢は、たびたび申し上げておりますが、物価、景気両にらみとはいえ、当面、物価というものに全精力を注がなければならぬ。そしてまたいわゆる四―六の間に何とか乱気流を切り抜けなければならぬ。そうして最終的には消費者物価の見込みである六・四を何としても実現したい、こういう考え方で昨日閣議で御了解をいただきましたことは、先ほど公共事業の執行等につきまして総合物価対策の一環として上期六〇%程度、そして災害あるいは積寒地の問題につきましてもその範囲内で消化を行う、こういうことに基づいてさらに昨日私が発言をして了解を得ましたのは、せっかく御協力をいただきまし……
○竹下国務大臣 国会のお許しをいただきまして、またいま閣議でも御了解をいただきまして、二十二日に委員会が終了いたしました後、出席をさせていただくことになりました。 IMFの暫定委員会でございますので、今日まで、従来からのいろいろ提起されております問題についての御報告が当然のこととしてあろうと思うわけであります。その御報告に対しての私どもの立場としての意見を述べたりするような機会があるわけでございます。 いま御指摘になりましたオイルダラーの還流問題というものは、これはまさに最も関心の深い課題であろうというふうに考えておるところであります。これにつきましては二つの面があると思うのであります。一……
○竹下国務大臣 私は、今回ハンブルクにおける世銀・IMF合同開発委員会、十カ国蔵相会議、IMF暫定委員会に出席し、世界経済見通し及び当面の政策運営、リサイクリング問題、代替勘定構想、開発援助問題等について意見を交換したほか、マニラにおけるアジア開発銀行総会に出席してまいりました。 ハンブルクにおいては、会議の出席のほかに、ミラー米国財務長官、マットヘーファー西独蔵相、アル・クライシ・サウジアラビア金融庁総裁と個別会談を行いました。 今回の出張の全体的な印象としては、先行き厳しい世界経済の見通しのもとで、各国がそれぞれの政策努力に最善を尽くすこと、及びそのような各国の政策努力を国際的に協調し……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました地震保険に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 地震保険制度は、昭和四十一年に発足したものでありますが、このたび、政府は、地震等による被災者の生活の安定に寄与するため、てん補される損害の範囲を拡大するとともに、附帯される損害保険契約の保険金額に対する地震保険金額の割合を引き上げる等の改正を行うこととし、ここにこの法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。 第一に、てん補される損害の範囲につきまして、現行制度では全損のみをてん補することとしておりますの……
○竹下国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。 ありがとうございました。
○竹下国務大臣 御指摘のとおりに、五十五年度の財政事情について見ますと、まさに歳出面におきましては年初来の金利の引き上げあるいは予算の審議過程における四党合意――円安問題につきましては、きょうも、いま二百二十九円で寄りついておりますから、少し持ち直したということにはなるでございましょうが、もちろん、まだ浮動的要因であると思います。そして、具体的には福祉年金の引き上げの問題、したがって追加財政需要がかなり巨額なものになるということは予想されます。一方、歳入面を見ますと、自然増収ということは現段階で申し上げる実情にはございませんが、いずれにいたしましても、いまの公債市場を見ますと、仮に財政需要を生……
○竹下国務大臣 確かにそういう演説をいたしまして、それから後、たびたび御質問をいただきまして、したがって私も、そういう評価がどこで出たかという根拠をたぐってみますと、税制調査会の評価がそのようになっておる。五十一年以来今年までにおいて、おおむねここまでやれば一段落したと言えよう、そういう評価に基づいてそのような発言になったわけでございます。それは、五十四年十二月の「昭和五十五年度の税制改正に関する答申」の中に、「租税特別措置の見直しについては、昭和五十一年度以来五年間に、」もろもろのことをやって、「これにより、税負担の公平を確保する見地からの政策税制の整理合理化は、おおむね一段落したものといえ……
○竹下国務大臣 昭和五十五年度予算及び昭和五十四年度補正予算の大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その内容を御説明いたします。 まず、昭和五十五年度予算の編成の基本方針及びその概要につきまして申し述べます。 昭和五十五年度予算は、公債発行予定額を前年度当初予算よりも一兆円減額して財政再建の第一歩を踏み出すとともに、一九八〇年代を迎え、国民生活の安定と着実な経済発展のための基盤強化を図ることを基本として編成いたしました。 一般会計予算におきましては、経費全般にわたる節減合理化に努め、特に、国債費及び地方交付税交付金……
○竹下国務大臣 予算編成の最終段階におきまして、官房長官、厚生大臣、私と党三役とが覚書を交換したということは事実でございます。これはいろいろ議論をいたしまして、やはり社会福祉全体について、特に所得制限の問題等は避けて通れない問題ではなかろうかという前提の上に立ってお互いが合意した問題を、今後の努力目標としてかたくお互いが認識をさらに確認したという意味のものでありまして、私は国会審議そのものとは関係――国会を拘束するほど私も思い上がっておりませんし、またそういう性格のものでは全くないというふうに考えております。
【次の発言】 多賀谷委員の財政収支試算についてのお尋ねでございますが、確かに毎年議論……
○竹下国務大臣 そういうことでございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 特例公債から脱却する、そのとおりでございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 先ほど来の議論でございますが、財政収支試算につきましては、いま総理からお答えになったわけでございますが、いま阿部さんのおっしゃっているような議論が、あるいは多賀谷書記長からも矢野書記長からも出てまいりました財政計画そのものを出すべきだ、こういうことに展開することになろうかと思うのであります。したがって、その財政計画につきましては、一昨年以来勉強しておりますが、他の先進諸国においてもこれをつくるのに……
○竹下国務大臣 この覚書につきましては本格的な、不確実性の時代とかあるいは不透明の時代とか言われる八〇年代でございますが、きわめて確実なこと、きわめて透明なことは、老齢化社会になるということだけはまさに確実性があるわけでございます。したがって、そういうような中にありましてやはり先ほど総理からもお答えがございましたように、社会保障政策の水準を維持向上していかなければならないという至上命題に立ってまいりますと、長期的観点に立って諸施策の見直しをやる時期がまさに到来したではないか、だれがどう言い出したということでなくして、まさにみんなが統一してそのような意見になったわけでございます。したがって、覚書……
○竹下国務大臣 事務当局からお答えをいたします。
【次の発言】 私が絶えず申し上げておりますのは、本院の決議においても行われまして、財政再建に関する決議案でございますが、その「いわゆる一般消費税(仮称)」という前提のもとにおいて、そういう言葉を前提として財政再建に取り組め、こういう趣旨のことでございます。したがって、「いわゆる」とか「仮称」とかいうことをつけていただきましたのは、これは税制体系上、消費税一般というものが日本の税制体系の中で未来永劫になくなってしまうということは理論的になじまないではないかということでお願いをいたしてきたところでございます。したがって、税制体系上、消費一般にかかわ……
○竹下国務大臣 基本的にはただいま総理からお答え申し上げたとおりでありますが、なかんずく昭和五十五年度予算編成に当たりましては、公費の節減ということについては最も注視をいたしましてこれが編成に対応していったということであります。
【次の発言】 五十三年度大蔵本省の自動車借り上げ費の実績は一億五千九百万円となっております。職員が二十三時三十分以降深夜勤務を余儀なくされた等の場合、タクシー券を利用させておるというふうに承っております。そして、これは目の庁費の中から支出したものでございます。
支出の具体的な方法等についての御質問がありました際は、事務当局をしてお答えさすことをお許しをいただきたいと……
○竹下国務大臣 昨日小沢委員から資料をいただきまして、私も初めてでございましたが、驚き入りました、率直に言って。それぞれ職域病院としての恐らくそれは経過はあったと思います。また、造幣局等につきましては、労働災害との関係があったりして、いろいろな経過はあったと思うのでありますが、いま、お医者さんやいろんな人にお諮りいたしまして、あるいは大蔵省関係の分を統合するとかいうような方向で検討を進めておるということを、きょう答弁をするまでに私もやっと知識として入れてまいりました。本当に御指摘のとおりであります。事実、収入と赤字とが、赤字が八倍というようなところもございますので、本当にこれは貴重な御提言とし……
○竹下国務大臣 防衛力という問題は、アメリカから要求されて予算がつくものではなく、あくまでもわが国の防衛に必要である、その考え方に立って他との予算バランス等を考えながら予算をつけた、こういう性格のものであります。
○竹下国務大臣 昭和五十四年度税収につきましては、最近までの収入実績や政府経済見通し等を基礎として見込みまして、当初予算額に対して一兆九千九十億円の増収が見込まれましたので、今回の補正予算案において同額を補正増として計上したところでありますが、ただいまの質問につきましては数字的な問題もございますので、事務当局からすぐお答えさすことにいたします。
【次の発言】 先般閣議決定いたしましたいわゆる公共事業費の五%の留保の問題の御指摘でございます。このことしとりました留保の措置というのは、おのずから例年いわゆる公共事業をてこにして景気の刺激を図らなければならないというときは、年度末の契約率が、一〇〇%……
○竹下国務大臣 高橋委員御指摘のとおり、今年度の税収につきましては、最近までの収入実績それから御指摘のありました政府経済見通し等を基礎として見込みますと、当初予算額に対しまして一兆九千九十億円の自然増収が出るものと見込まれますので、今回のただいま御審議いただいております補正予算案におきまして同額を補正計上することといたしましたことは御指摘のとおりであります。 そこで、自然増収の出た原因は何ぞやということが一つあろうと思うのであります。今年度自然増収が見込まれましたのは、今年度税収見積もりの土台となります昭和五十三年度税収が、決算の段階におきまして見込みを七千七百五億円上回った、これが土台にな……
○竹下国務大臣 いまの二見委員の御意見を交えた御質問でございますが、結論から申しまして、現段階で確たることを申し上げることはできませんが、貴重な意見として承らせていただいた、こういうことに結論としてはなると思うのであります。 総理からもお話がありましたように、物価の安定と景気の着実な拡大、雇用の安定、それを基本課題としまして経済運営を図ってまいっております。五十五年度の公共事業等の事業執行に当たっても、このような基本的な考え方のもとで経済情勢に応じた機動的、弾力的な運営を行っていくというのが基本的な考え方でございますが、御指摘になっておる点、そして環境に対する認識は全く一緒だろうと私は話を聞……
○竹下国務大臣 昨日以来議論のあるところでございますが、銀行法改正の一環としての問題はさておきまして、まず一般論として御指摘のとおりでございます。したがって、基本的に言えば、銀行行政固有の問題というよりは、むしろ各産業を通じての労働行政の一環として考えるべき問題であるとは思うのでございますけれども、確かに他産業に比べてまさに銀行の定年制が著しく問題になっておるわけです。したがいまして、所管省である労働省の意見を承りながら、必要に応じてやはり銀行を監督するという立場から、できる範囲において適切な行政指導とでも申しましょうか、そういうことをしなければならないという気になっております。確かに銀行によ……
○竹下国務大臣 公定歩合の引き上げ問題は、委員御指摘のとおり日本銀行の所管事項でございますが、昨晩日銀総裁から、本日諸般の手続をとりたい旨の連絡を受けました。したがって、昔とは違いましてこれほどマスコミの発達した時代でございますのでいろいろな報道がされておりますものの、やはり法律によったたてまえから申しますならば、具体的には日銀政策委員会の決定が終わって私どもの方へお知らせが来た後に、中身については御発表できることになりはしないか、このように考えます。が、連絡があったことは事実であります。
【次の発言】 御理解はそれで結構だと思いますが、やはり具体的に数字ずばりは決定した後に発表することで御寛……
○竹下国務大臣 ただいまエネルギー庁長官から正確なお答えがありましたとおりの考え方であります。安定的供給を確保することを通じて一般電気事業者、ひいては電気の消費者に受益関係が生ずるわけでございますので、したがって、現下の厳しい財政事情を考慮いたしますと、これらの対策に要する財源は受益者負担的観点に立って措置することが妥当ではないかという結論に達したわけであります。したがって、電源開発促進税の税率引き上げにより財源措置を講ずることとしたわけであります。 なお、長期的に見ますと、電源開発に結びつく受益者負担にはなじまないもの、当面実用化のめどがないというようなものにつきましては、基礎的な研究でご……
○竹下国務大臣 五十四年の十一月中旬の参議院決算委員会におきましてKDDパーティー券の問題が起こりました。私はその場にたまたま他の案件で出席をいたしておりました。そこで、事によったら私が昨年六月行いました出版記念会で購入してもらっているのじゃないかと思いまして調査を命じました。そうしたら百万円を受け取っておりました。それは五十四年五月十五日付であります。発起人等の方が恐らくあっせんしていただいたものと思います。 したがって、KDDが特殊法人であり、こういう問題が生じておることにかんがみまして、この百万円は返した方がよいと思いまして、出版記念会事務局から五十四年十一月二十日、この百万円をお返し……
○竹下国務大臣 この閣議決定は、一般消費税(仮称)については昭和五十五年度中に実現できるよう諸般の準備を進める、こういうことなんですね。だから、五十五年度中に実現できるよう諸般の準備を進めるという閣議決定に基づいて準備をしてきた。それが、総選挙の結果とでも申しましょうか、とにかく国民にきらわれた、中身まで入る前に。私はヘジテートされた、こう言っているわけですが、したがって、今度は財政再建の決議がなされまして、そこでこの閣議決定そのものはもうそれによって打ち消されたわけです。総理から、阿部さんの質問を聞きながら、何か閣議決定の方法について考えてみろと言われておるのです。私も、それから考えてみます……
○竹下国務大臣 補助金というものにつきまして、この行財政改革の一本の柱としてこれを打ち立てられて、その計画をつくれ、こういうことになったわけであります。したがいまして、非常に急な時間でございましたけれども、予算編成と並行しながらその計画をつくっていったわけであります。 元来、補助金というと、問題のつかみ方が最初非常にむずかしくて、率直に言って苦労をいたしました。それこそやってみますと、いま安井さんおっしゃいましたように、交付先が地方公共団体になるものが大体十兆四千億、これは全体の補助金の八一・三%になっております。別に法律でとらまえてみると、法律で補助するのが十兆五千億、これもまさに八一・八……
○竹下国務大臣 冷厳な事実として受けとめた場合、まさに六・四%というものは国民全体に対し厳しい目標数値を示したものである、そのように理解して私どもも対応しなければならないと考えております。
【次の発言】 これはいま経済企画庁長官からもお答えがありましたように、ことしのごとき物価上昇を四・九に見込んでおったものが四・七の下方修正の中で、何としてもその中に、この三月の問題が非常にきつい問題でございますけれども、おさめなければならぬということで各般の施策を展開しておるところであります。そうして五十五年度には六・四%という目標を目指して諸般の政策を行うわけでございますが、物価調整減税というようなものは……
○竹下国務大臣 物価対策の観点から公共事業の執行をどうするつもりか、あるいは気持ちの中では後倒し等のこともお考えになってのお尋ねではないか、こういうふうに思いますが、五十五年度の公共事業等の実施に当たっても、そのときどきの経済情勢に応じた機動的、弾力的な運営を行ってまいる所存でありますが、何分にも今後約一カ月後の来年度予算の問題でございますので、その執行の仕方をどうするかというような問題は、なお今後の経済情勢の推移を見きわめた上で考えるのが適当であると思いますので、御指摘の点は貴重な御意見として承っておく、こういう答弁でお許しいただきたいと思います。
○竹下国務大臣 金融機関に対しまして、土地に関連する融資は徐々に減らしてもらいたい、そういういわゆる行政指導をいたして今日に来ております。個別案件についてはお答えを差し控えさしていただきます。
【次の発言】 寺前さんの演説を聞いて、私の感想を述べるというわけにもいかぬだろうと思います。一般論として、金融機関に対して土地関係に関する融資は減らすように指導しておる、こういうことであります。
【次の発言】 いま御指摘のようなことがあるとしたら好ましくないから、したがって金融機関に対しては土地関連融資に対して指導して今日まで来ておると、こういうことであります。いまの個別案件は、大蔵省自体として調べてお……
○竹下委員 これは私が答弁してもいいのですか。
【次の発言】 まず最初に、私が答弁者の席になぜ座っていないかということについて私なりの理解の仕方を申し上げます。(安藤委員「それはいい」と呼ぶ)言わしていただかぬと後が言えませんので。
と申しますのは、いま私、自由民主党の選挙制度調査会長であります。確かに本案における提案者の一人であります。ただ、いま他の問題について、きょうもいろいろ御議論が出ておりましたが、それらをまとめるに際しては、当然野党の皆様方とも折衝をしなければなりません。その際、私がある種の予見を持っておった場合、折衝というものがいわばやりにくくなる。こういう考え方から、小委員長で……
○竹下国務大臣 今般はからずも大蔵大臣を拝命いたしました。 大蔵大臣の職は昭和五十五年七月以来で二度目でありますが、その責任の重大なることを改めて痛感いたしております。今後、財政金融政策の運営に誤りなきよう、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。 今回提出いたしております昭和五十七年度補正予算におきましては、世界経済停滞の影響等による経済情勢の変化に伴い、租税及び印紙収入の減収が避けられない見通しとなりましたので、約六兆一千億円を減額いたしました。このため、従来にも増して既定経費の節減、税外収入の確保等を行ったところであります。さらに、異例の措置として国家公務員の給与改定を見送るほか……
○竹下国務大臣 いま沢田委員の御意見を交えた御質問の中に、経済見通しが狂ったということには、われわれも審議の過程でその追及が足りなかったという、ある種の反省を感じておる、これが一番謙虚な態度であると私も思えました。 私は、たまたまそのときは大蔵大臣ではございませんけれども、とにかく、その前、五十四年、五十五年にわたっては私が大蔵大臣でございましたので、政策の継続性の中で、私も沢田委員の反省と同じように、そういうもろもろの注意に対して気を払いつつも、その結果がこのようになったということについては心から遺憾の意を表してしかるべきだ、こういうふうに思います。
○竹下国務大臣 これはいま和田先生御指摘のとおり、確かに戦時中の国債というものが、昭和二十年度の発行が四二%ということになって、これがいわば日本の歴史上の最高の発行比率であったと思うのであります。したがって、その後の別に調整インフレとか政策インフレとかそういう問題がないままに、この困難な戦後復興期におきまして、まさに国債そのものが紙切れ一枚というような感じになって、そこで国債政策、すなわちインフレに対する懸念から、確かに国民全体が信頼を失ったと思うのであります。 したがって、その後昭和三十九年のオリンピック後におきます、俗に当時神武景気とか岩戸景気とか言われた後でありますが、いわば戦後最高の……
○竹下国務大臣 昭和五十七年度補正予算の大綱につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その内容を御説明申し上げます。 最初に、一般会計予算の補正について申し述べます。 一般会計予算につきましては、歳入面におきまして、世界経済停滞の影響等による経済情勢の変化に伴い、当初予算に対し租税及び印紙収入の大幅な減収が避けられない見通しとなりました。また、歳出面におきましても、史上最大規模となった本年の災害の復旧に要する経費等緊急に措置を要する追加財政需要が生じてまいりました。政府は、このような状況に対処するため、所要の予算補正を行うこ……
○竹下国務大臣 いま日銀総裁からもお答えがあっておりましたが、国債の市況、最近の状態にかんがみまして、十二月債から若干の引き下げをしようということでいまネゴに入ったわけであります。したがって、その推移を見て、私は、その方が好ましい傾向にあるということは、認識は一致しておると思います。ただ、長短金利の格差が大きい現状でございますので、金利全般の引き下げを図る環境が整ったとか熟したというところまではまだいっていないんじゃないか。私自身、前回就任いたしましたときは二百四十二円、やめるときは二百十九円二十銭、今度就任いたしまして、いま日銀総裁の言葉では円安修正、こういう状態にありますけれども、毎日の動……
○竹下国務大臣 いま諸外国の経済指標と給与改定の状況について御比較をなさった上での御質疑でございますが、これは総合的な判断において決まったことではございますが、ポイントを仮に三つ申し上げますならば、一つは、やっぱり物価上昇率が欧米諸国の、最近若干の落ちつきを見せたとはいえ二けた、こういう状態と、日本の場合予測される三%台という状態との大きな違いがあるということが一つではなかろうかと思います。それからもう一つは、日本もいわゆる定期昇給の二%程度ということは、これを行っておるということは御承知のとおりであります。そういう諸般の経済指標、これは確かに私は、いろんな点から見ても先進国の中である意味にお……
○竹下国務大臣 いま藤田委員から数字を前提にし、そしてまた予算の内容を込め、最終的にはこの国会というものの議論というものが、いわば政治の上でそこに合意が成立したり建設的な結論が出る場である、その国会そのもののあり方についての認識は、私はそのとおりだと思っております。 今度こういうことを行った。私もこれをいろいろ歴史的に見てみますと、確かに昭和四十五年、これが完全実施に至るまでの間、昨日来大出委員のお話にもありましたように、あるいは九月実施であり、八月実施であり、七月実施であり、そして六月実施であり、それで五月とすべきか四月とすべきか、こういうような議論で、五月というものは結論から言って飛び越……
○竹下国務大臣 行革特別委員会の委員長は金丸信でございました。私は委員の一人でありました。
あの当時の大原委員の御議論はよく存じておりますが、要するに、行革関連特例法の規定による国庫負担減額分の事後措置については、その時期、内容は特例適用期間経過後における国の財政状況も勘案する必要があるところから、現時点では明確に申し上げられないが、年金財政を損なわないようとの本法の趣旨にかんがみて、できるだけ速やかに着手すべきものと考えておる、私は財政当局の立場からは引き続いてそういう答弁を確認をする、こういう立場にあろうかと思います。
【次の発言】 これは私も、渡辺大臣の答弁を実は整理していま申し上げた……
○竹下国務大臣 昭和五十五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、昭和五十五年度の国の債権の現在額並びに物品増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十五年度予算は、昭和五十五年四月四日に成立いたしました。 この予算は、公債発行額をできる限り圧縮して財政再建の第一歩を踏み出すとともに、国民生活の安定と経済の着実な発展に配意することとして編成されたものであります。 さらに、農業保険費、災害復旧等事業費等について所要の措置を講ずると……
○竹下国務大臣 予算審議の手がかりにしていただくためにケースA、ケースB、ケースC、これを手がかりとして御審議いただいたわけでございますが、五十九年脱却ははっきりあきらめて、そうしてこれからの問題ということは、経済審議会でたまたま御審議いただけるいわば今後の経済展望、このめどが立ったわけでございますので、これとの整合性を図りながら、できるだけ早い機会というふうに申し上げた方が正確だと思うのでありますが、めどを立てていきたいというふうに考えております。
【次の発言】 春田委員、いま五十八年度の概算要求の際のことに敷衍しての御意見でありますが、確かに義務的に増加せざるを得ないいま御指摘のようなもの……
○竹下国務大臣 この法律案につきましては、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対をいたしません。
○竹下国務大臣 今後における財政金融政策につきましては、先般の財政演説において申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。 わが国経済は、国民生活安定の基本である物価がきわめて落ちついているとともに、毎年三%以上の成長を遂げ、現在も、個人消費に支えられた内需中心の成長に移行し、諸外国と比べて格段の実績を示しております。しかしながら、世界経済の回復のおくれから、輸出の減少が見られ、生産・出荷も伸び悩むなど、経済・社会構造の変化の中で厳しい対応が迫られている分野も見られます。このような状況に対応して、政府は、昨年、……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました造幣局特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 造幣局特別会計の補助貨幣回収準備資金制度は、補助貨幣の引きかえまたは回収に充てるための準備資金を保有するために設けられたものであり、昭和四十四年度以降は、補助貨幣の発行現在額に見合う回収準備資金を保有して、現在に至っております。 しかしながら、現在の厳しい財政事情のもとで、改めてこの制度のあり方について見直しますと、これまでの制度運営の経験等にかんがみ、現実には、補助貨幣の発行現在額と同額の回収準備資金を保有する必要はないものと考えられます。 したがい……
○竹下国務大臣 玉置委員、いろんなことを御承知の上でのお尋ねであると思います。 率直に申しまして、この問題があるいは減税財源として、もとよりそれを特定するまでもなく、税外収入の一つとして外為特会の運用益の問題でありますとか、いろんな問題と一緒に本委員会等においても議論されておったことは事実でございます。 やはり財政当局として考えますことは、一番心を痛めるとでも申しますか、一つには、いわば過去の国民の蓄積というものを取り崩すということに対する良心の苛責とでも申しましょうか、それからもう一つは、後年度の納税者に負担を回すという、たとえば公債政策、そういう場合における良心の苛責とでも申しますか、……
○竹下国務大臣 阿部委員の御質問は、私もそれなりによく理解できます。 御案内のように、昨年あのような経過を経まして小委員会ができた。小委員会の中で、いまおっしゃったような結論になりました。が、その大筋の背景は、恒久税制によることと、それから赤字国債はやらないことと、そういうある種の合意の歯どめの中で議論がされて、したがって、最終的に財源で合意を見ることができなかった、これが中間報告の骨子であろうと思います。その段階において、これの取り崩しの議論があったことも承知をいたしております。したがって、当時まさにお答えをしたような考え方でお答えし、昨年の六月、初めて今後財源探しの中の一つとしてこれがご……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案、製造たばこ定価法及び日本専売公社法の一部を改正する法律案及び災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず、租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。 政府は、最近における社会経済情勢と現下の厳しい財政事情に顧み、租税特別措置の整理合理化を行う一方、住宅建設、中小企業の設備投資の促進等に資するため所要の措置を講ずることとし、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の内容につきまして、御……
○竹下国務大臣 これは、御指摘なさいますその背景というものは、私にも理解できないわけではございません。きわめて厳しい財政事情下にあってこの五十八年度予算を編成し、しかも、この五十八年度予算というものの編成を通じながら、これをいわゆる財政改革の一歩たらしめよう、こういう考え方の上に立って、なかんずく税外収入というようなものについては精いっぱいの努力を重ね、それぞれの担当省庁に対して御協力をいただいた、こういうことになるわけであります。したがって、このように大きな税外収入というものが来年度以降期待できるかということになりますと、私も、大変むずかしい問題だと思っておりますが、少なくとも五十六年度の繰……
○竹下国務大臣 きょうも閣議で行管長官から御報告がございましたが、いま御指摘のように、昨日いわゆる臨調の最終答申、こういうことでございます。増税なき財政再建という言葉がそのまま厳然と生きておるわけであります。私どもとしては、これは増税なき財政再建というものがやはりてこだというふうに理解をしております。 されば、増税なき財政再建の定義は、こういうことになりますと、これは、勉強してみましたが、なかなかむずかしい問題であります。一般的に、前の答申で見ますと、現行の租税負担率というものについて言及されております。ところが租税負担率というものも、考えてみれば、これは景気の動向によって分母、分子が違って……
○竹下国務大臣 いわゆるカントリーリスクの問題です。 いままで、あるいは投資保険でございますとかそういうこと、あるいは輸銀の保証でございますか、そういう問題がありましたが、そういう事態ではなく、カントリーリスクの問題がもっと国際的に見ても大きなウエートを占めるようになった。そこで、諸外国においても、それなりのいろいろな対応をしていらっしゃる。わが方で見れば、先ほど来申し上げておるように、有税貸倒引当金制度、これは、いわゆる通達改正、法律改正でないわけでございますね。そういうようなことで、それに対応する準備を進めていこう。基本的には、カントリーリスク問題というのは、やはりただ今日の措置だけでな……
○竹下国務大臣 これは、政治生命あるいは心中する、どっちも実際は別に変わってないと思うのであります。 そこで、いままでと時点が変わったということを前提に置けば、これは何としても最終答申が出されたという事実があるわけです。そうなると、きょうの閣議でも総理から御指示がありましたように、これを最大限尊重して具体的な対応策について、なかんずく国会で審議いただかなければならぬ法律案等々もありますので、早急にそれが検討にかかれ、こういうことです。 そこで、再三申し述べているように、まさに哲学であり、大きなテコであり、そして言葉を見ましても、糧道を断って歳出削減をやれと、こう指示されておる。普通の役所で……
○竹下国務大臣 第一番目は、西独の金利引き下げ等から来るわが国の金融政策とでも申しましょうか、確かに、公定歩合の操作は日銀の専権事項でございますので私から触れるわけにはまいりませんが、一般論として申し上げまして、西独の金利が下がったというのは、ある意味においてそれだけ選択の幅が広がったとでも申しますか、そういう認識を私ども持つわけでございますけれども、その後、例のEMSでフランス、西ドイツ間で切り上げ切り下げの問題で意見がなかなかまとまりませんで心配しておりましたが、一応決着がついた。これはやはり主要国ですから、通貨の安定が世界全体のためにいいことだと私どもも評価をすべきだと思っております。 ……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 この法律案は、最近における内外の経済情勢の変化に対応し、関税率、減免税還付制度について所要の改正を行おうとするものであります。 以下、この法律案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 第一は、関税率の改正であります。 まず、わが国の市場の一層の開放を図る等のため、カットダイヤモンド、金属加工機械、農業用トラクター等百十一品目の関税率を撤廃するとともに、チョコレート菓子、紙巻きたばこ、電子式ディジタル自動データ処理機械等二百十二品目の……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十八年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 御承知のとおり、わが国の財政事情は一段と厳しさを加えております。 このため、政府は、昭和五十八年度予算において、歳出歳入両面で徹底した見直しを行ったところであります。 まず、歳出については、徹底した削減を行い、その結果、同年度の一般歳出の規模は、昭和三十年度以降初めて前年度を下回りました。 他方、歳入についても、その確保に格段の努力を払い、特別会計、特殊法人からの一般会計納付等、税外収入の増収を図りました。 し……
○竹下国務大臣 確かに、この法律案については、いわゆる所管の異なる諸制度に関する特別措置を一つの法律にまとめたということについての指摘、議論がある法律の仕組みであると私も思っております。 これは、非常に素人っぽいお話をいたしますと、私なりには、財源関係の法律は国庫大臣として歳入を一括して取り扱う立場からはなるべく一本化した方がいいじゃないか、こういう議論もいたしてみました。しかし、制度そのものを恒久的に変えるようなもの、たとえばいわゆる補助貨幣の問題でありますとか、あるいは国年の平準化の問題でありますとかいうようなものは一本化になじまない。そうすれば、言ってみれば立法の動機、趣旨、そして性格……
○竹下国務大臣 減税に関するいわゆる二階堂幹事長を初めとする各党合意、それに基づく議長見解、さらには後藤田官房長官発言、一連したことについては、まさに尊重すべきものであるという考え方には基本的に変わりはございません。 そこで、昨年を振り返ってみますと、三月の五日でございましたか、いわゆる小委員会構想というものがこれまた各党合意の線でまとまって、いろいろ御議論をいただいた。私は、その議論の経過なり、評価すべきものであると思っております。しかし、残念ながら財源問題で議まとまらず、こういうことに終わったわけであります。したがって、その小委員会の議論というものをフォローをいたして、一つは見てもみまし……
○竹下国務大臣 この問題につきまして、基本的にはいわゆる国庫負担の平準化ということの工夫をしたわけであります。 したがって、その意味においては、いわゆる経理処理というものに関する事項ということになるわけでありますが、基本的な考え方として、いま御指摘のように、国民には国民年金法という基礎法に基づいて絶えず期待感、期待権というものもあろうかと思いますので、そういう御議論というものは私どももいただける議論だと思っておりますが、私どものいまの立場から申しますならば、平準化のためのいわば会計経理に関する事項というふうな考え方からお願いをしておるということであります。
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 この法律案は、臨時行政調査会の行政改革に関する第三次答申の趣旨にのっとり、高齢化社会の進展に対処するための公的年金制度の再編・統合の一環として、国家公務員と公共企業体職員との共済組合制度を統合し、長期給付の給付要件等の一致を図るとともに、国鉄共済組合に係る年金の円滑な支払いを確保するための財政調整事業の実施等の措置を講ずることといたしております。 以下、その大要を申し上げます。 第……
○竹下国務大臣 いま、確かにおっしゃいましたように、「厚生年金保険二十五年史」でございますか、これに書いてありますのに、「このような社会保険制度の急速な発展は、満州事変に続く日華事変の進展に伴い、生産力の増強と国民生活の安定が高度国防国家体制確立の見地から強く要請されるに至ったことに応ずるものであった。」こういうことが書いてあります。「そうして、一般労働者を対象とする労働者年金保険制度も、この時局下の要請にこたえるものとしてその後間もなく実現するに至った。」ということでございます。私は、沿革的には上田委員御指摘のことは、時代の大変な変化がございますので私も否定するものではございません。 ただ……
○竹下国務大臣 税の専門家の中へ入って非専門家がお答えいたしますのは、感想を述べる域を出ないと思います。それをあらかじめ御容赦をお願いいたします。 サラリーマンの方の所得の捕捉は確かに一〇〇%。したがって、クロヨンとかトーゴーサンとかいろいろな言葉ができるということ。しかし、私はいま、いわゆる徴税業務を行う国税庁を監督する立場にある大蔵大臣として、現実にそういう実態がある、ないというお答えはできないにいたしましても、そうした感覚が一般的に世上あるという認識は持っております。 しかしながら、青色申告等に至る歴史的経過を見てみますと、そこにいろいろな苦心が行われて、いま国民の納税に対する知識、……
○竹下国務大臣 大筋、いま細谷委員御指摘のようなお答えをいたしました。きょうも細谷委員に対して、特に交付税ということになりますと、国税三税ということを主体にお答えするとなれば、確度の高いお答えをしなければならぬという意味で、あえて今日までのことを正確に水野審議官からお答えをしたわけでございますが、私が参議院の大蔵委員会でお答えいたしましたのは、私どもがかねて税収見積もり等々を見る場合に、一%というのが言ってみればまさに誤差という範囲内に入るじゃないか、しかし、なぜ誤差か、こう言われても、私なりに一%以内は誤差で許容されるという意味を申し上げたわけじゃございませんが、誤差のうちと仮定いたしますな……
○竹下国務大臣 昭和五十八年度予算の大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、予算編成の基本方針及びその概要を御説明申し上げます。 昭和五十八年度予算は、歳出面において、経費の徹底した節減合理化によりその規模を厳しく抑制しつつ、限られた財源の中で各種施策について優先順位の厳しい選択を行い、質的な充実に配意するとともに、歳入面においても、税外収入等につき極力見直しを行い、これにより、公債発行額を可能な限り抑制することを基本方針として編成いたしました。 一般会計予算におきましては、まずもって前年度より一段と厳しい歳出の削減を……
○竹下国務大臣 いわゆる所得減税に関する問題でございますが、昭和五十三年以来、御指摘のように、所得税の課税最低限の据え置き等によりまして所得税負担が上昇しているとして減税を望む声が強いということは、これは総理の御答弁にもございますように、十分承知をいたしております。しかしながら、また本会議等でも御答弁ございますように、いわゆる税収による歳出のカバー率は六四・一%、異常に低い状態にある。また、課税最低限の据え置き等によって個人所得に対する所得税負担の割合が上昇しているとしても五十六年度でなお四・九%、国際的に見れば低い水準にある、こういう実態であります。 そこで、いわゆる減税による消費の拡大と……
○竹下国務大臣 いまの御指摘でございますが、これは矢野委員、十年ぐらいおやりになったと思うのであります。最初、収支試算、これでは、言ってみれば財政計画と矢野委員がおっしゃっているものに余りにも遠いではないかというところから、要調整費というような発想が、これが前回私が大蔵大臣のときにお約束をいたしまして、それに基づいた試作品を五十六年度予算審議の手がかりとしてお出しをいたしますと。そこで、いろいろいま評価していただいた勉強したりして、出したわけであります。したがって、今度五十八年度予算編成に当たって、五十六年、五十七年のそれらの指標を見ながら、やはり事ほどさように国際経済が不透明であって、そして……
○竹下国務大臣 梅本第一部会長の御報告でございますが、現実的な御報告であるという評価はいたしておりますが、私どもが臨時行政調査会に対して私どもの立場からいわゆる根回し的発言をする機会とか、そういうものは持っておりません。これはこれで厳正にさまざまな御指摘をいただく、この筋に対して私どもは厳正にまた対応しなければいかぬというふうに思っております。 ただ、いまおっしゃいましたように、中曽根内閣ができましてから、いわば経済の展望、指標、そういうものについてもやはり自由主義経済を基調とするわが国の経済運営であり、そしてまた国際経済というものがことほどさように不透明な今日、中長期的な立場に立ってこれら……
○竹下国務大臣 いわゆる為替相場の問題でありますが、確かにいま正木委員御指摘の、非常事態宣言というものが、ある投機筋から見た場合には破産宣言とかそういうふうにも受け取れたではないか、こういうことが円安傾向というものに拍車をかけたという議論は、そのとおり私どもも存在しておったという事実は認めます。その後、わが国の経済全体のファンダメンタルズは良好でございますので、いわゆる円高基調というものに定着しつつある。一時二百二十七円までつけましたときに、そういう印象がまた新聞論調等でもなされたわけであります。したがって、いまはそのいわゆる円高基調が少しぶれが大きかった、まあ小幅な揺り戻しというようなことで……
○竹下国務大臣 いま正森委員から資料が提出されておりますが、まさにこの資料の示しますごとくで、五十四年度の当初から補正にかけて実績は大変よかったというのは、私は、これこそある意味において公債政策、すなわち公債の財政に対する対応力というものが最終段階で一番充実したときではなかったかな、こう思っております。したがって、むしろ公定歩合を上げて、それから公共事業の繰り延べをして、その余力が五十五年度に実績としてまたつながってきたのではないか。これは経済評論家みたいな話をするようですが、そういう財政の持つ対応力の限界というものがある種の失速状態にまで来たかなというのが五十五年の終わりぐらいじゃなかったか……
○竹下国務大臣 人事院勧告の問題につきましては、よって立つ法律の精神、また四十五年以来今日に至りますまでの間におけるよき慣行、そういうものに基づいて、あらゆる財政面からの努力も重ねてきたわけでございます。その上に立って、やはりこの際、国民各界各層に難局の打開を求めておるという状態からいたしまして、まず公務員のお方が率先してみずからの給与の凍結を甘受して行財政改革への道を開くべきである、こういう意見もその中にもちろんあったわけであります。 したがって、今回の措置が、公務員のお方のみに痛みを強いるという結果にならないように、すなわち、五十七年度においてはもちろん従来を上回る経費の節減を図りますと……
○竹下国務大臣 いま理論的とおっしゃいますと、負担増と言えば、これはちょっと検討しますとなかなかむずかしい問題は、いわゆる歳出をカットして、そして、それが受益者負担というものにストレートにつながった場合は、それも負担増のワン・オブ・ゼムになる。それから、社会保障負担、これも負担増の一つであります。あるいは広義な意味においては、自然増収というのも結果から言えば負担増になるかもしらぬ。そしてまた、新たなる税目による増収を図るというのも、これはいま御指摘のように負担増の一つであろう、このように考えます。
【次の発言】 見え隠れというのは、客観的に、あるいはそれぞれの持つ主観の問題、こういうことになり……
○竹下国務大臣 一般的な問題といたしましては、原子炉の建設等について、地元のお方に御迷惑や御不便をおかけするという面もございますので、このため、地元の方々の御理解、御協力をいただくために必要な経費について、主務官庁の判断において社会的に相当かつ合理的な範囲内で配慮を行うということもあながち不当であるということは言えないと思いますが、いま藤田委員の御質問そのものを前提に置いてまいりますならば、公の支配に属せざる慈善、宗教、教育等の団体に公金を支出してはならない、憲法八十九条でございますか、そういうことから見れば、私も同じような印象は受けます。ただ、主管庁の方で調査された結果に基づいて申し上げてい……
○竹下国務大臣 確かにおっしゃいますように、このドルショックあるいは第一次、第二次にわたるオイルショック、その際、公共事業の持つ内需を中心とする景気浮揚の役割り、これは偉大であったと私も思います。 その裏づけは何で行われたかと言えば公債政策、そうして、その公債政策というものがある種の限界に達したときに、いわば物価の上昇ももたらして、五十五年といみじくもおっしゃいましたが、五十四年度の公共事業を五十五年度に繰り延べをいたしまして、そうして物価の安定と相まった平均的公共事業の景気に対する対応策、こういうものをそのときからやったと私も思います。したがって、それが財政事情と、まさにいわゆる財政の対応……
○竹下国務大臣 お答えいたします。 私もちょっと整理いたしてみましたが、いま後藤田官房長官からお答え申し上げましたものは、すでに御発表したとおりでございます。いま岡田先生おっしゃいましたのは、昭和五十八年二月二十八日、各党代表者会談の三回目において与野党代表者会議の申し合わせ事項として御提案になった文章、それは各党それぞれの文章がございます。これも私は承知をいたしております。したがって、いわゆる私どもが御説明申し上げておりますのは、いま官房長官がお答えいたしましたとおりの、幹事長から承った文言について、それを基礎としてお答えをしておるわけでございます。したがって、いま、その与野党代表者会議申……
○竹下国務大臣 これは私が大蔵大臣就任以前の話でございますが、一昨年の夏、円借千三百億、輸銀千億、バンクローン七百億の交渉妥結の際に、二階堂ミッションに私もお供をいたしました。そのときの相互の話し合いにおきましても、今後、それぞれ両国の立場、両国のために役立つという認識のもとに、友好を基調とした経済協力の問題についてはもとより、具体的に言えば、プロジェクトごとにいろいろな議論を詰めてまいるわけでございますけれども、そういう姿勢は今日でも貫かれておるというふうに私も理解しております。
【次の発言】 鍛冶委員と違いまして教育の専門家でもございませんが、いま仰せになりました、教育は国家百年の大計であ……
○竹下国務大臣 五十七年度の退職者に対する問題でございます。公務員の方々の退職金につきましては、いわゆる従来から議論をされました官民較差というようなことからいたしまして、国民の批判もありまして、現在約一〇%削減、これを実施中でございます。だから、個々を例にとっての御質疑でございましたが、こういう措置自体に対する考え方からすれば、いわば逆行する措置ということも、われわれとして検討の結果、そのような判断に立ちますと、いまのような特別な措置をとるということは適当でないというふうに考えたわけでございます。 それから、年金問題につきましては、与野党間の話し合いの経緯で、五十七年度中の退職者の年金につい……
○竹下国務大臣 昭和五十六年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、昭和五十六年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十六年度予算は、昭和五十六年四月二日に成立いたしました。 この予算は、歳出面では限られた財源の中で各種施策について優先順位の厳しい選択を行い、質的内客の充実に配意しつつ、その規模を極力圧縮するとともに、歳入面においても徹底した見直しを行うことによって、公債発行額を大幅に縮減すること……
○竹下国務大臣 租税負担率の問題でございますので、財政当局からお答えをいたします。 本年三月の臨調最終答申の考え方を踏まえまして、今後の租税負担に関しては「社会保障負担とを合せた全体としての国民の負担率は、ヨーロッパ諸国の水準よりはかなり低い水準にとどめることが望ましい。」こういう望ましい方向というものは、いま御指摘のようにきちんと示されておるわけであります。 租税負担率は、御案内のようにかつての経済社会七カ年計画の中に二六・五でございますか、二六カ二分の一というものが附属の数字として出ておりましたが、現実にこれをいろいろ議論してみますと、租税政策策定作業の目安としてあらかじめ具体的に数字……
○竹下国務大臣 鞭撻をも含めての御質問でございますが、「増税なき財政再建」、これはあくまでも理念として貫き通すべきである。一たび安易な増税を念頭に置いた場合は、歳出削減に対する心構えも手も鈍る。しかしながら、さはさりながら、行政水準を維持し続けながら今後の政策運営をするに当たっては、やはりそこにはある種の、政府側から見れば増収措置、そうしたものが必要になってくるではないか、また国民の側から見れば負担増というような懸念も残るではないかという御趣旨でございますが、私ども、したがって、そのためにはおよそこの展望の中に租税負担率というものを明記すべきではないか。あえて御指摘はございませんでしたが、かつ……
○竹下国務大臣 私は、昭和五十四年に大蔵大臣になりましたときに、外務省に対する予算の考え方は基本的に三つ持つべきものである、一つ、ODA、一つ、定員、一つ、日本人学校、こういうことを教わりました。日本人学校、これはそれなりの計画に沿って、今日軌道は敷かれました。ODAも政府の内部においての計画がございます。定員の問題につきましては、総定員法の枠内で、いま行管長官からもそれぞれ答弁があっておりましたが、まさにいま総理からも農林省というお話もございましたように、総定員の中において米穀検査員の方を外務省でお引き取りになるという話を聞きましたときに、最初は米の検査員様がロンドン、パリで間に合うかとも思……
○竹下国務大臣 民社党のかねておっしゃっておるいわゆる第二交付税構想(仮称)でございましょうが、いわば地方自治の精神にのっとり、その地方の自主的判断によって最も効率的にもろもろの事業が行われるという点については十分理解を示すべき問題であり、検討を引き続いてやるべき課題であります。 ただ、いま例示なさいました公共事業等ということになりますと、河川は河川あるいは道路は道路、それぞれの総合的な角度から判断した長期計画というものが立てられて、その中で優先順位を選択しながら行っていく場合において、国自身がその総額を握っておって執行に移した方がより効率的だという面も、なかんずく公共事業等においてはあるわ……
○竹下国務大臣 総理の定性的と定量的というのは、私は今度の「展望と指針」の底に貫かれておる一つのフィロソフィーではないかというふうに考えております。確かに、後藤さんの御議論を聞いて私なりに参考になりましたのは、言ってみれば、定量的なものがそこに示されたとしても、それは外的要因、内的要因あるいは政策遂行の失敗とか、いろいろな角度から変化していくことは国民全体もある程度許容する問題ではないかというふうな御認識がそこにあるのかなと思って、それは私は一つの見識だと思って承っておりました。 確かに、今度の「展望と指針」を見ますと、七、六、五抜きの四、三、二、一と私は覚えておりますが、六、七%が名目成長……
○竹下国務大臣 いただいた御答申を読んでみましても、いわば効率化、合理化、それにはやはり質的充実ということがうたわれておるわけでございますので、そうした方面に眼を注ぎながら、各政策との調和をとりながら今日まで編成されてきた。なかんずく今度は五十九年度ということになりますと、もとよりその方針を踏まえていくわけでありますが、特に伸び率がおっしゃったようなことになっておりますのは、やはり国際取り決めに基づく負担、これがかなりの比重を占めておるということ、それがまたいわゆる質的向上ということにつながるということであります。
【次の発言】 私もその記事を読んでおりますが、従来、聖域を設けず、きわめて厳し……
○竹下国務大臣 財政再建の手順を示せ、かねて予算審議等の際におきましても、これが御指摘があっておりました。新たなる事象といたしましては、「一九八〇年代経済社会の展望と指針」というものが出たわけであります。したがって、当然のこととして、それを下敷きにいたしますと何らかの展望を示さなきゃいかぬ。それは五十九年度予算を御審議いただく手がかりとして何らかのものは示さなきゃならぬと思っております。 きわめて抽象的に言いますと、臨調で申されておりますように、まずは「増税なき財政再建」ということを理念として堅持することによって、糧道を断ちながら歳出削減に厳しい姿で臨め、こういうことが第一点であろうと思って……
○竹下国務大臣 私が右代表で答弁をいたします。 いま、四十人学級ですね、これは昭和五十五年度予算からでございましたか、四十人学級で、当時の本院筆頭理事、海部俊樹さんが文教制度調査会長として、私と何回もやりました。実際、われわれの時代のように六十人もおったときの方がむしろ粗野の中にもたくましい者が育ったのではないか、いや、その程度であったからいまのようなあなた方しかいないじゃないかとか、いろいろな議論をいたしまして、四十人学級というものをいろいろな知恵をしぼってやりました。 その後、五十六年の国会でありましたか、本院において、私も委員の一人でありましたが、いわゆる財政再建期間中、すなわち五十……
○竹下国務大臣 確かに、先ほど御指摘がありましたように、ちょうど私の年齢が満鉄におりましたり、いろいろおりました。それが輸送力増強の国家的目標、そして終戦後、雇用の場として一番大きな役割りを果たしたのは国鉄と、もう一つは私の所管の税務署であります。だから、税務署も五十歳以上がやたらと多くて、四十歳代が少なくて、三十歳代がまた多いというようないびつな年齢構成になっております。したがって、そういう経過については、ちょうど私がその年齢対象でございますので、世間におればぼちぼち定年というところでございますが、国会議員は比較的平均年齢が高いので、まだ定年になっていないわけでございます。 そういうことを……
○竹下国務大臣 いま御案内のような数字で、少なくともアメリカが当初見込んでおりました三・一%は、前年度が低かっただけに達成されるのじゃないか。四―六に九・七が出ましたときに、さてそれでは七―九がそれに類して続くだろうかというようなことも見ましたが、七―九もあるいは七%とかいうことになりますと、七―九がたしか六%程度でも三・一にはなるのじゃないかということがございましたので、私はこれは達成されるのじゃないかと思っております。その中には、いま堀さんおっしゃいましたように、私自身も一月は、二百二十七円台までになったときに、それはむしろ円高基調の定着のあらわれだぐらいに申しておりました。これは堀さんと……
○竹下国務大臣 責任の所在を明確にするという場合、簑輪さんの責任でもなければ竹下登の責任でもないという意味においては、だれの責任でもないということも言えると思います。が、総体的に考えれば、いわゆる経済構造の変化というものはなかなか予見しがたい問題もございます。それから、いわゆる人員構造の変化、これもまたそうであろうとも思うのであります。しかし、あえて体制側と反体制側という立場に立ては、三十九年以降国鉄が赤字になったとすれば、その間政権を担当しておったのはわれわれでございますから、その責任はわれわれが大いに背負うべきである。これはやはり議会制民主主義における鉄則はそういう感じでもって初めて、改ま……
○竹下国務大臣 ただいまの御指摘をいただきましたように、この法律案、少なくとも出そうということを決めた後、決めるまでの経過は別といたしまして、二つの審議会で答申をいただかなければならぬ。しかし、その審議会が、まず国共審に始まりますならば、これはそもそも審議会のない三公社の関係をどうするか、いきなり制度審にかけるというのも少し荒っぽい、そういうことから国共審の方で三公社の関係者の皆さん方にも、配慮の上では、国共審の委員の方と同じような立場で御発言をいただいたりするような運営の仕方をしようというところまで踏み切っていただいたときに、率直にありがたいことだと思いました。そうして、途中、時に懇談会に切……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十八年分の所得税の臨時特例等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 所得税負担のあり方につきましては、去る十月十七日に政府の税制調査会から所得税・住民税部会報告をいただいたところであります。 政府としては、最近の社会経済情勢等にかんがみ、この際、この報告に盛られた所得税負担のあり方の基本的な方向に即し、昭和五十八年分の所得税につきまして、千五百億円の減税を実施することとし、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。 昭和五十八年分の所得税につきましては、同年……
○竹下国務大臣 まず、減税についての与野党間の協議の過程で、最初各党間の合意がなされ、それに「衆議院議長見解」というものが背景に存在しております。それに基づいて政府としては、七月以来所得税・住民税部会を税制調査会の中で精力的にお開きいただいて、その答申をいただいて今日提出し、御審議いただいておる、こういう経過をたどっております。 それと並行して、各党間の話し合いはたびたび持たれました。それを集約いたしますと、まず一点は、法案は十月下旬に提出する、これが一つであります。二番目には、実施は年内とする、これであります。三番目は、景気浮揚に役立ち得る大幅規模とする、この三つに集約されると思います。 ……
○竹下国務大臣 いわゆるパートタイマーの問題、七十九万円、長い間据え置きになっているのではないか。最近の雇用情勢を見てみましても、いわば御婦人の方で働きたいという意欲をお持ちになっている方は年々ふえております。ただ、問題がございますのは、言ってみれば、いわば勤労者はすべてそれぞれの個別の経済的事情や家庭の事情を有しておりますので、パートタイマーという形で働いている人だけを取り上げて課税最低限を設けるということは、一つには新たなる不公平が生ずるという点はございます。まだ子育てに手のかかる人、あるいはもう子育てをある程度卒業された人、あるいは子供のない人、ある人、いろいろな形態が違います。 した……
○竹下国務大臣 いま大内さんの御指摘であります、額は別として、減税、公共投資、またそれ中小企業の投資減税、実需先行による景気回復、住宅ローン、そして日銀専管事項とはいえ、金融の弾力的運用における公定歩合の引き下げということが、私は理論的に景気に役立つということを否定する考えはありません。 一方、考えてみますと、アメリカの減税のお話もございましたが、それによってまた一方二千億ドルという財政赤字が出てきたというところに、また高金利をもたらしたりして、これに対して諸外国からさまざまな批判を受けておるという段階でもございます。 したがって、おそろえになりましたメニュー一つ一つ、それなりの効果がある……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用湖書(その2)外二件、昭和五十七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件、並びに昭和五十六年度決算調整資金からの歳入組入れに関する調書の事後承諾を求める件、並びに昭和五十六年度一般会計国庫債務負担行為総調書(その2)の報告に関する件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 初めに、昭和五十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外二件並びに昭和五十七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件につきまして御説明申し上げます。 まず、昭……
○竹下国務大臣 昭和五十六年度大蔵省主管一般会計歳入決算並びに大蔵省所管の一般会計歳出決算、各特別会計歳入歳出決算及び各政府関係機関決算書につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入決算につきまして申し上げます。 昭和五十六年度の収納済み歳入額は四十五兆八千四百九十三億六百八万円余でありまして、これを歳入予算額と比較いたしますと三千八百三十四億九千四百五十九万円余の増加となっております。 以下、歳入決算のうち主な事項につきましてその概要を申し上げます。 第一に、租税及び印紙収入でありますが、その決算額は二十七兆九千五百三十一億九千六百六十一万円余で、これを予算額と比……
○竹下国務大臣 この法律案につきましては、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対いたしません。
【次の発言】 今後における財政金融政策につきましては、先般の財政演説において申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。
最近の世界経済について見ますと、原油価格の低下や物価の安定等の好条件を背景に、米国で予想を上回る景気回復が見られるほか、主要先進国は総じてインフレ克服と成長回復を実現しつつあります。我が国経済につきましても、生産、出荷や企業収益等の動向を中心に顕著な改善が見られ、景気は緩やかながら、しかし着実に回復の……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました農業共済再保険特別会計における農作物共済及び畑作物共済に係る再保険金の支払財源の不足に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 昭和五十八年度におきまして、北海道地方を中心として低温等による水稲、小豆等の被害が異常に発生したことに伴い、農業共済再保険特別会計の農業勘定の再保険金の支払いが著しく増大するため、この勘定の再保険金の支払い財源に不足が生ずる見込みであります。本法律案は、この勘定の再保険金の支払い財源の不足に充てるため、昭和五十八年度において、一般会計から、百十五億六千二百七十六……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案及び石油税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 初めに、酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、御説明申し上げます。 昭和五十九年度の税制改正におきましては、国民各層の強い期待にこたえ所得税の大幅減税を行うとともに、現下の厳しい財政状況をこれ以上悪化させることのないよう、社会経済情勢の変化に対応した税制の見直し等により最小限必要な増収措置を講ずることとしております。この……
○竹下国務大臣 確かに「増税なき財政再建」というものから与える印象としては、今委員御指摘のような感じが私も絶無ではないと思っております。 ただ、政府といたしましては、たまたま大蔵大臣の私が引き続いておるということもございますけれども、言ってみれば「増税なき財政再建」というものは、まさにこの財政改革を進めていくためのてこである、このてこがあるからこそ、制度の徹底した見直し等によります厳しい歳出削減を基本として取り組めるという姿勢で今日来たわけであります。したがって、私どもも率直に言って、この減税財源につきましては、増税によらざるものが可能なことならばやりたいという気持ちはございました。しかしな……
○竹下国務大臣 まず、個別問題は別といたしまして、この種の問題でございますが、政府としての正式コメントということになりますと、きょうも私なりに勉強してみましたが、例えば今おっしゃいましたパート問題等々についての扱いにいたしましても、いずれ各党間、なかんずく本委員会等の関係者の皆さん方でその手法は協議されることになるであろう。その手法そのものが決まっていない段階ではやはりコメントはできぬだろう。言ってみれば、各党間でお決めになったことに従いますという以上のことは正式には言えないじゃないか、こういうふうに思います。 それから、個別問題というか具体的な問題につきましては、税法等はもとより、本委員会……
○竹下国務大臣 今沢田さんがおっしゃいますように、いろいろな発言があたかも閣内不統一のごとき印象を与えるようなことは当然避けなければならぬことでございます。ただし、人それぞれでよくニュアンスの相違みたいなものは出てきがちなものでございます。 今例示的におっしゃいましたので、仮に景気問題一つに絞ってみるとするならば、我が国経済は、輸出や生産が増加しているほか、国内需要も堅調に推移しておって、景気は緩やかながら着実に回復の方向を歩んでおる。そうして五十九年度は、物価の安定を背景に、国内民間需要を中心として持続的な安定成長を達成する方向だということが、大ざっぱに言って最大公約数ではないかなというふ……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず、法人税法の一部を改正する法律案につきまして、御説明申し上げます。 政府は、現下の財政事情等に顧み、法人税の延納制度を廃止するほか、課税の公平を一層推進する等のため、所要の改正を行うこととし、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。 まず、法人税の延納制度を廃止することといたしております。 次に、課税の公平を一層推進するため、帳……
○竹下国務大臣 三月二十一日の間接税三法審議の際、伊藤委員から御発言のあった物品税の課税範囲の問題について、補足的に御説明申し上げます。
一、委員から御指摘のあった物品税の課税範囲の拡大の問題については、重要な問題でありますので、当委員会における審議の状況を正確に税制調査会に報告の上、検討すべき課題であると考えます。
二、なお、今回御提案している課税物品の追加は、これまでの改正と同様、主として奢侈品ないし比較的高価な便益品や趣味娯楽品等を対象とするという考え方の枠内で行うものであります。
【次の発言】 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意し……
○竹下国務大臣 これは増減税抱き合わせとかあるいは増減税チャラとかいう言葉もございますが、私は増税、減税というのは、言ってみればいろんな考え方があると思います。現行の所得をそのままにして計算した場合に、率等が変わって増税と言えるし、その率等が変わって減税。だから、個々人は生活の態様によって違いますけれども、仮に全く同じような生活をしておった場合、出るものが少なければ減税で、出るものが多ければ増税だ、こういう議論もできるのじゃないか。 今度の場合は、私は厳密に言う増収措置というのは、例えば法人税で還付制度の問題でございますとか、あるいは延納を廃止する問題でございますとか、これは増収措置だと思い……
○竹下国務大臣 今米沢さんから御指摘がありましたように、私はこの三年以来の経緯を顧みて、ある意味において、仮に野党の皆さんからも最低限評価していただけるものがどこにあるかなといえば、やはりいわばこの課税最低限をも含めた一応の本格改正であったということであろうと思います。額等においては当然お互い認識の相違はあろうと思います。その意味においては私は、やはり税調でも言われておりますように、「社会経済情勢の変化に対応して、数年に一度は、適宜その見直しを行う必要がある。」ということでございますだけに、今度の改正というものはそういう意味においては、評価を押しつけるわけじゃございませんが、仮にあり得るとした……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、最近における内外の経済情勢の変化に対応し、我が国市場の一層の開放を図る等の見地から、関税率、特恵関税制度等について所要の改正を行うこととし、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。 第一は、関税率の改正であります。 まず、東京ラウンド交渉に基づく我が国の関税譲許品目のうち、鉱工業品千二百八十品目に係る実行関税率の段階的引き下げを一年分繰り上げて実施することといたしております。 また、主要関係国……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりました各種手数料等の額の改定及び規定の合理化に関する法律案及び特許特別会計法案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず、各種手数料等の額の改定及び規定の合理化に関する法律案につきまして御説明申し上げます。 各種行政事務に係る手数料等、すなわち、特許料、登録料、試験手数料、書類の交付手数料等につきましては、これまで三年ごとに見直しを行い、これらの手数料等の改定を行ってきております。 昭和五十九年度は、ちょうどこの見直しの時期に当たり、また、同年度の厳しい財政事情にもかんがみまして、各種手数料等の金額について全般的な見直しを行い、これ……
○竹下国務大臣 昨日の参議院の予算委員会の総括締めくくりのときにそういう趣旨の御発言がございまして、私からは、単身赴任問題というのはこれは確かに一つの社会的現象ではあるが、今おっしゃったとおり、その定義も大変難しい点もある、だから基本的には、現段階の私の認識はいわゆる雇用政策の場で解決すべき問題ではないか、今はこういう現状認識に立っておりますが、この国会で出た問題でもございますので、これはやっぱり検討しなきゃならぬ課題でございましょう、こういうことまでに私のお答えはとどめておきました。 それで、総理はどうかと言われて、総理も、かつてはパートの問題が、そして今や単身赴任の問題が一つの社会問題と……
○竹下国務大臣 私なりにそれなりの分析をしてみておりますが、一つには、やっぱり円ドル問題で、言ってみれば為替相場というものが、アメリカから見れば日本の円の実勢のレートが感覚的には非常に安過ぎるという認識があろうかと思います。そのことが産業界等いろいろ議論を呼んで、したがって、その原因の大きな分野を、国際基軸通貨としてのドルと既に力においてはまさに世界第二位の力を持っておるだけに、円そのものが国際化されて、どこの国でも円もドルも同じような形で通用するようになったならば、本当に実力そのものの為替レートが自然に設定されていくであろうという考え方が基本に一つはあろうかと思っております。 そうして、そ……
○竹下国務大臣 確かに昨年の解散前の国会で二つのことがあったと思います。 一つは、税制調査会にあらゆる予見を持たないで国会の議論等を正確にお伝えし、あるべき姿といいますか、それが中期答申ということになったわけですが、これは出していただいて、そして今度はそれが五十九年度税制に関するもの、こういうことになりますと、これは選挙が終わってから、確かに予算編成作業と結果的に並行して行われてきたと思います。 それから、財政審の問題は、これは解散前の国会で、今後の財政運営のあり方について財政制度審議会等で議論をしていただこうと思っておりますと。そこでいわゆる借りかえというようなものが許容されるに至る審議……
○竹下国務大臣 正森さんの御質問に対して、私は三つのことあるいはその三つの組み合わせ、こういう表現をしたことはそのとおりであります。ただ、借換債の場合と、いわゆる歳出をカットするか負担増を仰ぐか、または国債を発行するか、あるいは一つの手段として借りかえを含む公債、この三つの組み合わせ、こういうことを申し上げたわけであります。だから、借りかえという措置を含む、現金償還のための財源をそこに求めるということになれば、言ってみれば三番目の半分が消えた、完全には消えていないと思うわけであります。したがってその組み合わせでございますが、三番目の半分という表現はちょっと適切じゃありませんが、残った公債発行と……
○竹下国務大臣 確かに、借換債ということは、参考人各位から遺憾であったという趣旨の御発言があり得べきことであると私も事実認識をいたしております。 五十年の際、国会からいろいろな御議論をいただいて、五十一年から借りかえをしない、こういうことを法律に明記をして、毎年毎年御審議をいただいて今日に至った。したがって、この歯どめは何か、こういうことが一つございます。その歯どめというもの、私も何度か申し上げましたように、この節度というものをどこで保っていくか、こういうことでありますが、やはり政策転換ということになれば、この際過去のものもいわば借りかえ規定をとらせていただく。そこに出てきたものがいわゆる訓……
○竹下国務大臣 今経済企画庁長官からお答えありましたとおり、過般の政府・与党連絡会議のときに、ことしの場合既に税制調査会の結論も出ておる。だが、将来にわたって、中長期的にも税制の基本的なあり方について、直間比率とか、そういう問題も含めて、減税問題等について検討してもらいたい、こういうことで、自由民主党の方では、先般来税制調査会が――普通の場合、税制調査会というのは、その年度の答申が出ますと開店休業になります。我が方は、幸いといいますか例のグリーンカード問題等の審議も続いておりますので、国会等の議論を集約したものを正確に御報告申し上げて、やっぱり税というものは絶えず見直していくという立場からこの……
○竹下国務大臣 なかなか難しい問題でございますが、財政再建という言葉が使われました。これは私が大平内閣の大蔵大臣であった当時もそうであったわけでおりますが、要するに、今財政の出動する余力がなくなった。この対応力を回復するということが、文章で書けばそういうことであろうと思います。 そこで、具体的にはということで、五十九年度に赤字公債から脱却をいたします、これが非常に明確であったということは、私もそういう認識をいたしております。しかしながら、これが諸般の事情からギブアップせざるを得なくなったという状況下に、一つは行政改革という言葉が政策目標として掲げられ、それの対句として財政改革という言葉が出て……
○竹下国務大臣 世界経済全体をどう考えるかということでございますが、第二次石油危機以後、景気の停滞あるいはインフレの高進、失業率の上昇、こういう三つのことが世界経済全体の中で非常に大きな悩みを与えておったことは事実であります。したがって、まず、その第二次石油危機から世界全体がどのようにして脱却していくかということで、総じて言えば、我が国が脱却するスピードが他の国に比べれば速かったと言えるでございましょう。 私はサミットに参りますといつも感ずることでございますが、サミット参加国、アメリカの二億三千万、日本の一億二千万、西ドイツの六千万、そして五千六百万がイタリアでございますか、イギリスが五千三……
○竹下国務大臣 これは、国際的と国内的と言わず、市場経済のよって立つ基盤はまさに競争原理だと思って、私も認識は同じだと思っております。
【次の発言】 競争というものは当然のこととして公正あるいは平等というのが土壌にあってしかるべき問題だと思います。
【次の発言】 当然、国際的に公正な土俵の上に立って競争が行われる環境の前には、国内にそういう環境が整うことが必要である。私ども、最近の問題で感じますのは、私どもは国内の環境整備というものと整合性を持った、国際的、平等な競争原理の中に定着させなければいかぬ。が、時によって、国によっては国際競争のあらしの中へさらされて、そのことがむしろ刺激になって国内……
○竹下国務大臣 ただいま議題となりましたたばこ事業法案、日本たばこ産業株式会社法案、塩専売法案、たばこ事業法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及びたばこ消費税法案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず初めに、たばこ事業法案につきまして御説明申し上げます。 たばこ専売制度は、明治三十七年に制度が設けられて以来、財政収入の確保に寄与してまいりましたが、時代の変遷、環境の変化等を背景として、その見直しの必要性がとみに高まってきたところであります。 このような状況を踏まえ、一昨年七月に臨時行政調査会により提出された行政改革に関する第三次答申の趣旨に沿って、たば……
○竹下国務大臣 このいわゆる専売改革関連法案のよってもって立ちますところの基本的な考え方、その背景、こういうような御質疑であります。 今も御指摘がありましたように、たばこ専売制度、専売公社制度、これは財政収入の確保に今日まで長い間寄与してきたわけであります。しかし、時代の変遷、環境の変化等を背景として、その見直しの必要性もまた一方とみに高まってきたということが言えると思います。 こうした状況を踏まえまして、一昨年の七月、臨時行政調査会によって提出されました行政改革に関する第三次答申、この趣旨に沿いまして、たばこ事業関係者等とも意見の調整を図りながら、政府部内で検討を進めたところでありますが……
○竹下国務大臣 御質疑ありがとうございます。 今渋沢さん、いわゆる専売改革法案提出の背景とその概要について端的に申し述べる、こういう御趣旨でございます。 たばこ専売制度、それから専売公社制度、これは長い歴史の中で財政収入の確保のために大変寄与をしてきたことは御承知のとおりであります。しかしながら時代の変遷、環境の変化等を背景としまして、それの見直しの必要性もまた一方とみに高まっておる。 こうした状況を踏まえて、おととしの七月に臨時行政調査会から出ました行政改革に関する第三次答申の趣旨に沿いまして、たばこ事業関係者等との意見調整を十分図ってまいりながら、政府部内において検討を進めてきたわけ……
○竹下国務大臣 前回お答えいたしましたのは、完全民営化は、割高な国産葉を抱えておる現状のもとにあって、国際競争力の点から問題があるから適当でない、こういうことを申し上げました。それからさらに、特殊会社という経営形態及び製造独占は、いずれも完全民営に至る経過措置として位置づけられたものではない、この二つを申し上げたわけでありますが、今の渋沢さんの意見と私の意見と相違はないというふうに私は考えます。 これは必ずしも御質問に対する答えになるかどうか、いささか疑問ではございますが、私も長い間官房長官をやっておりましたので、各種組合の皆さん方との接触は、私の所属する自由民主党という政党の中では比較的多……
○竹下国務大臣 ずっと議論を聞かしていただきまして、御意見も交えたいろいろの御議論でございまして、私ども素人にとりまして大変有益なものを、私自身が得さしていただいたわけであります。 確かに昭和五十四年の十二月二十九日、このときも私が大蔵大臣でございましたが、閣議決定で「塩専売事業については、国内製塩業の自立体制の確立を促進しつつ、専売制度を廃止するとの基本方針の下に、」云々と、こう書かれてあります。それから五十五年の十二月二十九日にも、この基本方針そのものはそのままにして、以下「生産、輸入及び流通の各般の部門にわたり、国内塩の生産確保等に必要な具体的な施策の検討を推進する。」その後が本法律案……
○竹下国務大臣 今の問答を聞いておりまして、一つには臨調の答申というものは、先ほど来議論が行われておりますが、これは本院で議了していただいた法律に基づいて、一番前には佐藤喜一郎さんのときでございますから第一次臨調、それから先般が第二次臨調がその基本方針を決定する。そしてその臨調の答申を、いわゆる行政改革推進本部でもってそれに基づいてもろもろの行政行為なり、あるいは立法府へのお願いをする、そういう筋で今日来て、そこで行革審は今度はそれらのフォローアップというような観点から今日いろいろな作業を進めておられる、こういうことであろうと思っております。 臨時行政調査会の中の議論で、国鉄、それから電電、……
○竹下国務大臣 一般的な農政問題と、それからたばこ耕作そのものに対する専売公社さんの今日までの対応、こういうことになろうかと思います。 一般的な農政全体の中では、農林水産省で、例えば土地改良事業でございますとか、あるいは各種融資制度でございますとかいうところで、葉だばこというものをまさに農林水産物資として対応して、それらの農政上の措置を行っていただいておるわけであります。それから専売公社さんは、今日までも今のような考え方にのっとって、これに対応してきていらっしゃるというふうに私は理解をいたしております。 それで、基本的には、いつも申し上げますように、今度は約四万と申しましょうか、いわゆる組……
○竹下国務大臣 この法律をつくりますに際して、私どもがやはり一番念頭に置きました一つとしては、経営の自主性がどうして担保されるか、こういうことであります。しかしながら、このいわゆる製造独占を与えるたばこ産業株式会社ということでございますので、それには従来の特殊法人というものの中で見て、一番この干渉の度合いとでも申しますか、いささか政治的表現になりますが、そういうものと対比して、少なくとも緩やかなものにしなければならぬという考え方の上に立ってこの法律そのものを作成をいたしてきたわけであります。 そこで、これの運用面、問題は、今、まあ人によるというお話がございましたが、法律というのは、一たん法律……
○竹下国務大臣 ポイントで申し上げますならば、やはり開放体制に即応するという我が国の国際社会に置かれた客観的立場というものを認識していくならば、そこでまず輸入自由化、これを是認しなければならぬ。そうなりますと、当然のこととして今日の専売公社の有しております能力というものが、より国際的に競争力を発揮する体制をとるためには、可能な限りいわゆる当事者能力の発揮できる企業経営の形に近いものに改組しなければならぬ。しかし、そこにどうしてもやはり今日の国内産葉たばこを抱えた現状からいたしますならば、製造独占というものだけは残していかなければいかぬ。その三つの考え方というものが、今次専売公社を改組する基本的……
○竹下国務大臣 まず、先ほど本会議で全会一致成立をいたしましたことは御同慶の至りであります。 本法組み入れの問題でございますが、パート問題につきましては、国会の審議でも、いわゆる世帯の手取り額の逆転の問題、それから内職者とのバランスの問題、そうしたいろいろの観点から今日までも御論議をいただいてきたところであります。 本来、この問題は税制面だけで部分的、応急的に対処するには余りにも大きな論点を含んでおりまして、労働法制を含めて幅広い角度から基本的な検討が加えられるべき問題と考えております。しかしながら、今年度の予算審議等の過程を経て、とりあえず給与所得控除の最低控除額を二万円引き上げることで……
○竹下国務大臣 やはり今度法律改正をお願いしております背景は、一つは、我が国の経済的な国際的地位が高まるに従い、いわゆるある意味における外圧と申しましょうか、また我が方から言えば開放経済体制への即応とでも申しましょうか、そういうことからいたしまして、まずは輸入の自由化をした。しかし、我が国の国産葉たばこの現状等からいたしまして、やはり製造独占は認めた。そして新しい経営形態の中で開放経済に即応した競争力等を確保するための活力を得せしめるための環境を整備した、こういうことではなかろうかと思います。
【次の発言】 やはり我が国たばこ産業が国際競争力を確保して、そうして健全な発展を遂げていくというため……
○竹下国務大臣 堀委員の、いわゆる日米両国の今日の経済情勢の分析、これは私もそう考え方が違っておるとは思っておりません。 それで、私どもなりに考えますのは、少なくとも五十八年度三・四と言っておりましたのが三・七。ただ、私どもが最初考えておったのと、内需と外需の比率は大変な相違がありまして、一・九と一・八。わずか内需の方が上、こういうことでありますが、当初からいたしますならば外需の方は三倍ぐらいになっておるわけでございますから、そういう点は輸出に支えられた状況であったという認識は私どももいたしております。 それで、大きな黒字をもたらすのは保護主義の台頭になりかねないというおそれは、私どもも十……
○竹下国務大臣 いわゆる円安の問題を前提に置いて考えますと、これは、円安――現実円安でございますが、総合的に言えばドルの独歩高ということでございましょう。そのゆえんは、総裁からもお答えがありましたが、第一は日米あるいは米欧の金利差、第二番目は瞬間風速、将来の見通しについてはいろいろな議論がございましょうが、やはりアメリカの景気、それから三番目は中東情勢、こういうようなことであろうと思うわけでありますが、総裁からもお話がありましたように、そうなるといわゆる民間の需要と公的機関、政府の需要とが競合して金利が上がるが、もう一方、やはり連銀というのは非常に中立的立場にありますから、インフレを懸念してむ……
○竹下国務大臣 御激励をいただいてありがとうございます。 六十年度予算、八月末に概算要求が出そろいました。私どもといたしましては、五十九年度予算、いわば制度、施策の根本にまでさかのぼってということで、これをして内なる改革というような言葉を使わしていただきましたが、健康保険法等が土台になりますところの改革などがそういうものであろうと思っております。したがって、六十年度予算につきましても、さらに制度、施策の根源にまでさかのぼってこれが予算編成に当たらなければならぬ。 いま一つは、たびたび申し上げておりますが、これは個人、企業の分野である、あるいはこれこそまさに地方自治体の分野である、あるいはこ……
○竹下国務大臣 確かに、財政演説と申しましても、いわゆる通常国会は予算審議をお願いする国会でもございますので、五十九年度予算案の説明をも兼ねた内容になっております。その予算編成に臨む態度として、まさに聖域を設けることなく、その制度、施策の根源にまでさかのぼって、よく言われる厳しい予算を編成したわけでございます。 したがって、これが国民全体に御理解をいただける対象として考えますと、このたびの地方財政あるいは医療保険制度あるいは年金制度等々は、代表的とでも申しましょうか、国民に最も気がついていただけるもののような感じで、その他雇用保険の問題でございますとか、あるいは有利子制度の育英資金の問題でご……
○竹下国務大臣 「新電電の株式売却収入の使途についての政府の見解」、これを読み上げます。 一、今回の電電公社の民営化は、将来の高度情報社会に向けて、事業の公共性に留意しつつ、民間活力を導入し、事業経営の一層の活性化を図ることを目的としている。 この趣旨から見れば、政府がいつまでも全株式を保有するのは望ましくないので、政府としても漸次株式売却を行いたいと考えている。 二、株式売却収入の使途については、種々議論があることは承知しているが、いずれにしても国民共有の資産であることに鑑み、国益にかなうよう、今後、予算編成の過程を通じ、政府部内において慎重に検討してまいりたい。 いやしくも国民に疑……
○竹下国務大臣 昭和五十九年度予算及び昭和五十八年度補正予算の大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その内容を御説明申し上げます。 まず、昭和五十九年度予算の編成の基本方針及びその概要について申し述べます。 昭和五十九年度予算は、財政改革を一層推進するため、特に、歳出構造の徹底した見直しを行うことを基本とし、あわせて、歳入面についてもその見直しを行い、公債の減額に最大限の努力を払うこととして、編成いたしました。 一般会計予算におきましては、歳出面において、徹底した経費の節減合理化を行うこととし、地方財政対策、医療保……
○竹下国務大臣 減税という問題につきましての政策意図ということになりますと、その都度都度によって私は政策意図が異なってくる場合もあり得ると思うのであります。が、率直な、端的に原則を申し述べるならば、これはある意味において消費者物価の上昇等々からくる国民生活の負担、それを物価調整の形において行う、これもその都度あり得る一つの政策目的だと思います。 今度の減税というものにつきましては、今も御議論ございましたように、減税の規模、これは五十七年の三月、減税小委員会ができましたときからの経過を振り返ってみますと、まず小委員会において、言ってみれば院の意思として決まったものは何かというと、結局赤字公債に……
○竹下国務大臣 これは、あらかじめちゃんと用意しておきましてお答えいたしますが、まさにこの結果いかんによって要否を判断すべき経費については結論が出るまで計上すべきでないということで、五十九年度予算には計上いたしません。しかしながら、関根浜新港につきましては、「むつ」の廃船の場合にも関根浜新港においてこれを行う、これは決定しております。政府、地元関係者等の間で港を速やかに建設することを約束した趣旨から、さしあたり、「むつ」による研究の継続、中止のいずれの場合にも必要になり、また、手戻りにならない部分について建設を行うこととして、そのための必要な予算を計上したものであります。したがって、内容未確定……
○竹下国務大臣 これは、確かに今総理からもお答えがございましたが、「全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらないこということが一応定義づけられておる。御指摘のとおり、補正後で二三・九になりまして、そうして二四・二でございますから、租税負担率が前年と比べて上昇しておるということは、これは事実であります。これは、ほとんどがいわば税の自然増収によるものでありまして、いわゆる新たなる税制上の措置というものではないというふうに御理解をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは御案内のように、租税負担率は今おっしゃったように国民所得を分母として国税、地方税を足した……
○竹下国務大臣 縮小論者であるかどうか、ただその問題は別といたしまして、言ってみれば景気に対しての刺激を与えるという要素はない、財政が景気に対しては中立的な役割以上のものを果たしていない、そのとおりであります。ただ、足を引っ張る役割もまた果たしていないわけであります。 むしろ今日私ども考えますのは、そういうふうにアメリカの景気の回復を初めとして、ドルの問題は後ほど触れますが、世界的にいささか明るみが出て、それに対して日本経済も緩やかながら回復基調の波に乗ったというようなときこそ、むしろ財政面は財政改革の方ヘウエートを置くべきではないか、こういう考え方が基本的にございます。 それから今の為替……
○竹下国務大臣 今の御指摘になりました倒産件数それから失業率、これは数字で見る限りおっしゃるとおりでございます。ただ、けさほど月例報告を聞きますと、多少改善されたという報告も承りました。 それから、いわゆる経常収支の問題につきましては、これは大内委員は国際摩擦を起こす要因としてのマイナス要素、こういう御指摘でありますが、その限りにおいてはそうでありましょう。かつて佐藤内閣ができた当時、何とか三十億ドル程度の黒字にしたいと言っておったときから見れば、別の意味において隔世の感がありますが、大内委員の前提に置けばそのとおりでございます。 したがって、これらを振り返って見ますときに、まず財政政策と……
○竹下国務大臣 フェルドスタイン委員長の発言を引用しての御質問でございますが、基本的には私はそのとおりだというふうに思っております。したがって、今までそういう考え方に基づいてあらゆる機会をとらえ、特に一つはサミットであると思います。それから私どもがおおむね二カ月に一回日米両方の財務当局の会合をやっております。さらに、レーガン大統領が訪日されましたときに合意いたしました日米蔵相共同新聞発表、それに際しても、これはかなり正確でございますが、両国はインフレの抑制、金利の引き下げ等適切な財政金融政策を進めることが表明された、また、米側では今後できるだけ早急に米国の財政赤字を削減するよう努める旨明らかに……
○竹下国務大臣 いわゆる公共事業八百億、非公八百億、計千六百億。その前の段階の俗に言う官房調整費という問題につきましては、それぞれ金額で捕捉することは難しいのじゃないかと思います。
【次の発言】 これはなかなか難しいところでございまして、かって予算規模の小さいときは四百億というような時代もございました。私ども考えてみますと、まあ五十兆あります。そうなると、最終的な調整財源というのは、かれこれ考えてみて今程度が適切かなという感じはしておりますが、予算規模に応じてどれくらいあればいいかということになると、ちょっと私も感じ以上のものをお答えする能力がありません。
○竹下国務大臣 やはり通貨当局者が我が国の対ドルレートは幾らが適正だと言うことは、今フロートしておる今日、確定した数値を申し上げることは、これは影響が大きいからそれこそある意味においては適正ではないかもしらぬ。ただ、今、上田委員御指摘のように、我が国の経済全体のファンダメンタルズは良好でありますから、今日円に対してドルが高過ぎるという表現は私は差し支えないことだというふうに思っております。(上田(哲)委員「十円ぐらい」と呼ぶ)十円か二十円かというようなことになりますと非常に微妙な問題でございますので、公式の場の議論の中で数値を申し上げることは、世界、いわゆる先進国の通貨がフロートしておるときに……
○竹下国務大臣 この特例措置は、今回の地方財政対策の改革によりまして、五十年度以来の地方財源措置である交付税特会におきます新たな借入金措置や、それから臨時地方特例交付金にかわる新しい方式として、当分の間、やはり制度化されたものである、こういうふうに理解しております。
【次の発言】 そのように認識をしております。
【次の発言】 やはり地方行財政制度の改正ということになろう。
今加藤さん御指摘になりましたとおり、各年度の地方財政対策において各年度の地方財源措置として決められ、その結果各年度の特例措置額が法定されるという意味においては、法律上の取り扱いは御指摘のとおりであります。
○竹下国務大臣 これは有島先生のせっかくの御提言でございますが、二十一世紀までそういう声を立てないというわけにまいらない経過になっております。これは委員は百も御承知のことでございますが、この場をかりて申し上げますならば、教科書無償制度は、経済的に見た場合には、負担能力にかかわらず多数の受益者に少額の給付を一律に行うものであるということから、財政資金の効率的使用という観点から問題があって、したがって、その点から財政制度審議会や臨時行政調査会から御指摘を受けておる、こういうことでございます。 私も教科書問題を議論するときにいつも思いますが、ちょうど数字で申しますと、一がございませんで、二、三、四……
○竹下国務大臣 確かに、国会の議論を踏まえまして、その国会からの御要請に基づいて、毎年度特例公債発行に関しましては借りかえ禁止規定を設けて今日まで至ったことは、これは御指摘のとおりでございます。いよいよ六十年、いま主計局長から申し述べましたように、言ってみればいよいよ本格的な償還期に入る。もとよりこの償還そのものは、これをお持ちの方には現金償還をしなければならぬ。その手段はどうするかということで、財政削減か負担増か借りかえかというのを去年あたりから、矢山さんともこうして議論をし出した。そこで、私どもそれを財政制度審議会の方で御相談いただきまして、これは借りかえせざるを得ないという結論に到達いた……
○竹下国務大臣 川俣さん御指摘のとおりでございますが、財政当局としては現在各省庁で行っておられます豪雪状況等に関する調査の結果を見た上で検討するという、正確に言えばそういうお答えになります。 しかし、今御指摘になりましたように、仮に五十一年の道路除雪費の追加の例を見ますと、国県道は財源は流用、市町村道は財源は一般会計予備費、補助率二分の一臨時措置、それから五十五年度の分は国県道にも財源は流用のほかに一般会計予備費、市町村道も一般会計予備費、こういうふうに支出された先例がもとよりございますので、私も御要望の趣旨を踏まえて、それを底意に置いて対応していきたいというふうに考えております。
○竹下国務大臣 私も当時、湯山さんと同じように委員の一人でございましたが、今政府の立場にあって申し上げることは、後藤田行政管理庁長官からお答えしたとおりだと思います。
【次の発言】 四十人学級の問題は、ちょうど私が大平内閣の大蔵大臣をしております当時いろいろ議論の末、十二年間と、当時私どもなりに言えば芸術作品をつくったような気がしておりました。そうして今度は湯山さんと一緒にこの委員会におって、あの財特の委員会で今おっしゃたような経過になった。また今大蔵大臣になっておりまして、財政当局としては、財政上の問題につきましては、それはやはりその時点で総合勘案して検討すべき問題であるという以上のお答えは……
○竹下国務大臣 企業経営の問題、これは予算のみで尺度とすることには問題があろうかと思いますが、今回の予算につきましても、なるほど予算総額は減っております。しかしながら、中身においてそれぞれ通商産業省におかれて念査されたものが予算づけされておるというふうに私どもは理解しております。
【次の発言】 昨年の「総合経済対策」というのは、国会においてもいろいろ景気論争が議論をされておりまして、したがって「総合経済対策」の中で政府当初見通し、今で言えば見込みということになるのでございましょうが、三・四%の実質成長率をより確実なものにするためのもろもろの施策であった。しかし今、委員御指摘のとおり、それが公共……
○竹下国務大臣 今の日銀総裁からお答えになったことでおおむね尽きるわけでございます。 ちょうどきょう、お昼が二百二十三円三十五銭というところで引けたところでございますが、この問題につきましては、いろいろな角度から言われております問題の一つとして、今おっしゃったとおりの、ドイツ・マルクを初めとする欧州通貨が一時ずっと急騰いたしまして、それに残されておったのが戻した、その御見解とは一緒の見解を私は持っております。これによって、今度は別の角度から米国経済あるいはドルの信認が低落するじゃないか、これは私は、今おっしゃったような共通の認識からすれば、にわかにそれにつながるものではないというふうに考えて……
○竹下国務大臣 政府税調で、課税ベースの広い間接税はすなわち大型間接税だとは言っておりません。
【次の発言】 その理解は間違っていないと思います。
【次の発言】 今岡田さん御指摘のように、五十六、五十七、五十八と前倒し、そして結果として不況地域への重点配分というようなことも、これは結果として確かにそうなっておると思います。今この下旬に、いわゆる予算現額、すなわち繰り越しが幾らあるか、大体数字が固まってくると思います。したがって、その時期から勉強を開始するということになろうかと思います。すべて心得ての御質問であることは承知しておりますけれども、やはり予算が通る前にこれから検討すべき課題を余り予見……
○竹下国務大臣 このたび、昭和五十九年四月一日から同月十一日までの期間について暫定予算を提出いたしましたが、その概要について説明いたします。 まず、一般会計につきまして申し述べます。 暫定予算が本予算成立までの応急的なものであることにかんがみ、今回の暫定予算におきましても、暫定予算期間中における人件費、事務費等の経常的経費のほか、既定の施策に係る経費について行政運営上必要最小限のものを計上することといたしております。 なお、新規の施策に係る経費につきましては、原則として計上しないことといたしておりますが、生活扶助基準の引き上げ等教育及び社会政策上等の配慮から特に措置することが適当と認めら……
○竹下国務大臣 ただいま御決議のありました行財政の合理化、効率化の推進による財政再建につきましては、御決議の趣旨を踏まえ、努力してまいりたいと存じます。
○竹下国務大臣 おはようございます。 昭和五十七年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、昭和五十七年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十七年度予算は、昭和五十七年四月五日に成立いたしました。 この予算は、臨時行政調査会の行政改革に関する第一次答申を最大限に尊重し、歳出面においては、経費の徹底した節減合理化によりその規模を厳しく抑制しつつ、限られた財源の中で各種施策について優先順位の厳しい選……
○竹下小委員長代理 これより会議を開きます。
税の執行に関する諸問題について調査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。山本勝市君。
【次の発言】 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑を続行いたします。山本勝市君。
【次の発言】 奧村又十郎君。
○竹下小委員 前二回の小委員会に出ておりませんので、あるいはすでに議論された話かとも思うのでありますが、例の特殊緊急治山事業につきましては、一応昭和三十四年度特殊緊急治山事業採択要領に基づく、いわば伊勢湾台風時の特例の通りである、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 私が申しますのは、今度の災害は、全国的な広範囲にわたるものであるだけにだんだんわかって参りますのが、いわゆる奥地の山地崩壊等の被害であります。これについて、私もあまり最初はぴんとこなかったのでありますが、先般来各地の実情を調査いたしましたり、また、陳情を承りますと、県におきまして、八十万円以下三十万円以上の……
○竹下国務大臣 ただいまの御質問に対するお答えにつきましては、総理大臣がお答えしておるといたしますならば、そのとおりであります。
○竹下国務大臣 お答えをいたします。 抽象的に長谷川委員が理解できるとおっしゃいました、いわゆる国民次元のものである、そういう問題は別にいたしまして、今日、俗に極秘扱いあるいは秘扱いとされておる文書の点につきましては、長谷川委員の御指摘はもっともであると思います。去る昭和四十年の一月、事務次官会議の申し合わせによりまして、極力これを減らしていく方向で各省に通達をいたしました。昨日来私もこれを検討いたしておりますが、いわば追跡調査とでも申しましょうか、そうした点に努力の欠ける点があったと思います。したがって、今日各省庁とも、この秘文書取り扱い等においてばらばらの省も確かに存在をいたしております……
○竹下国務大臣 いま久保先生御指摘とおり、昭和四十四年九月九日の閣議におきまして、本射爆撃場の移転の方針を再確認し、三年ないし四年のうちにこれを実現する旨決定されております。また昭和四十六年一月一日以後、射爆撃訓練が停止されておる経緯にかんがみまして、政府としては、本施設の取り扱いについて至急米側と協議をととのえるべく努力いたしてきたところでございますが、御承知のように、最近米軍が関東地区における米空軍の施設の再配備計画という考え方を持っておりまして、それに伴って、そういう考え方で新たな事態としてこれを受けとめて、今後精力的に折衝をしよう、こういうことになっておりますので、ちょっといま日にちを……
○竹下国務大臣 建設省関係の昭和五十一年度予算について、その概要を御説明いたします。 建設省所管の一般会計予算は、歳入百十億六千九百余万円、歳出二兆二千十三億九千七百余万円、国庫債務負担行為三千四百八十九億八千三百余万円でありますが、建設省に移し替えを予定されている総理府所管予算を合わせた建設省関係の一般会計予算では、歳出二兆四千九百四十一億六千四百余万円、国庫債務負担行為三千六百二十七億九千二百余万円を予定いたしております。 次に、建設省所管の特別会計について、まず、道路整備特別会計では、歳入歳出とも一兆二千三百六十二億二千八百万円、国庫債務負担行為一千七百五十七億二千万円、治水特別会計……
○竹下国務大臣 お許しをいただきまして、この報告書につきましては、両省名をもって去る五十年十一月二十一日に提出しておりますので、私から朗読することをもって御了承いただきたいと思います。 昭和五十年十月二十九日衆議院予算委員会における増本議員の指摘事項について 昭和五十年十一月二十一日 行政管理庁 建 設 省 行政管理庁と建設省との間に見解の不一致があるとの指摘について 一 昭和四十二年度から昭和四十四年度までの工事実施計画書が真正なものかどうかについて 伺文(おもて紙)のない工事実施計画書が真正なも……
○竹下委員長 これより会議を開きます。 昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件について公聴会を行います。 この際、御出席の公述人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 公述人各位には、大変御多用中にもかかわらず御出席を賜りまして、まことにありがとうございました。昭和五十四年度総予算に対する御意見を拝聴し、予算審議の参考にいたしたいと存じますので、それぞれのお立場から忌憚のない御意見をお述べいただくようお願い申し上げます。 次に、御意見を承る順序といたしましては、まず最初に宍戸公述人、次に富塚公述人、続いて神代公述人の順序で、お一……
○竹下委員長 これより会議を開きます。 昭和五十四年度一般会計予算、昭和五十四年度特別会計予算及び昭和五十四年度政府関係機関予算、以上三件について公聴会を行います。 この際、御出席の公述人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 公述人各位には、大変御多用中にもかかわらず御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。昭和五十四年度総予算に対する御意見を拝聴し、予算審議の参考にいたしたいと存じますので、それぞれのお立場から忌憚のない御者見をお述べいただくようお願い申し上げます。 次に、御意見を求める順序といたしましては、まず最初に肥後公述人、次に前川公述人、続いて辻公述人の順序で、……
○竹下国務大臣 昭和五十五年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。 まず、一般会計歳入予算額は、四十二兆五千八百八十八億四千三百万円となっております。 このうち主な事項について申し上げます。 租税及び印紙収入については、二十六兆四千百十億円、専売納付金については、七千五百八十八億七千六百万円、公債金については、十四兆二千七百億円となっております。 次に、当省所管一般会計歳出予算額は、六兆四千五百十五億九千二百万円となっております。 このうち主な事項について申し上げます。 国債費については、……
○竹下国務大臣 昭和五十八年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算につきまして御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入予算額は、五十兆三千七百九十六億三百万円となっております。 このうち主な事項につきまして申し上げますと、租税及び印紙収入は三十二兆三千百五十億円、専売納付金は九千八百七十七億七千九百万円、雑収入は三兆六千四百七億六千万円、公債金は十三兆三千四百五十億円となっております。 次に、当省所管一般会計歳出予算額は、十一兆六千五百六十二億五千三百万円となっております。 このうち主な事項につきまして申し上げますと、……
○竹下国務大臣 これは、さきの臨調答申で年金担当大臣をつくるということになりまして、したがって、その年金担当大臣に指名されたのは林厚生大臣でございますので、将来計画を含めてだれが所管かといえば、これは林国務大臣であるというふうに私は理解しております。
【次の発言】 いま森井さんから御議論のあったような点が、二つの審議会でも一番よく出た議論であった、あるいは意見であったと思っております。私どもといたしましては、とにかく全体に占める比率というのは確かに小さいものでございます。だから、大物の本体の問題をしばらくさておいて小物からだけやっていくのはどうか、こういう批判はそれなりに当たっておると思います……
○竹下国務大臣 六十年度の予算編成をやりますにつきましては、第一段階がこの法律、政令等で明らかになっております八月末日までに概算要求を行う。そういたしますと、その前にいわゆる概算要求枠、シーリングを閣議決定をしなければならぬ、こういう手順になるわけであります。したがって、私どもといたしましては、昨年は人件費、年金等増分をそのまま認め、医療費、それから生活保護等をゼロシーリング、それから残余の投資的経費を五%削減、そして事務的な経費を一〇%、そういうふうなことを決めたわけでございますが、ことしも、現在まだ作業編成にかかっておるわけではございませんけれども、勢い厳しいものとならざるを得ない。したが……
○竹下国務大臣 加藤委員まさに地方行財政あるいは税制は専門家でございますので、非専門家の私がお答えする能力があるかどうか、みずからに問い聞かせておるわけでございますが、いわゆる今度の五対五というのは、言ってみれば種々協議を重ねましたが、現状是認という基本的な考え方で議論をしながらまとまったものであるというふうに考えております。ただ、いわゆる全体の直間比率議論ということになりますと、これまた別の問題になろうかと思っております。 それから、従量、従価の場合、酒もたばこも嗜好品でございますが、よく私ども下世話な話で申しますのには、酒の方、従量が多いじゃないか、従価の部分が少ないじゃないか。あれはや……
○竹下国務大臣 今までいろいろ御議論を聞いておりましても、例えば五十七年度の実績をもとにして各種、今も郵政大臣からお話のありました国税、地方税等々五十七年を前提に置いたり、あるいは千億、二千億、三千億とこういうような利益を前提に置いたりしての御議論があることは私も承知をいたしております。今日までの電電公社の歩みの中で、私どもとしてはもとより期待をしておることは事実でございますが、その期待の裏づけはされば何かと申しますならば、結局労使双方に対して政府の関与を可能な限り排し、その自主性、当事者能力等々の濶達な議論の中で期待されるような方向に行くことを私どももまた期待し、そういう姿勢で臨まなければな……
○竹下国務大臣 昭和五十九年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算につきまして御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入予算額は、五十兆六千二百七十二億千四百万円となっております。 このうち主な事項につきまして申し上げますと、租税及び印紙収入は三十四兆五千九百六十億円、専売納付金は一兆二百十六億八千百万円、雑収入は二兆二千二百二十四億千九百万円、公債金は十二兆六千八百億円となっております。 次に、当省所管一般会計歳出予算額は、十兆三千八百二十八億二百万円となっております。 このうち主な事項につきまして申し上げますと、国債……
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