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綾部健太郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

綾部健太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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このページでは綾部健太郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。綾部健太郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第41回国会 運輸委員会 第1号(1962/08/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、今回運輸大臣を拝命いたしました。非常に野放図な男でございまして、はたしてこの大任を遂行し得るやいなや、心中ひそかに危ぶんでおる次第でございます。しかし、任につきました以上は、私は、皆様方の御協力を得て、渾身の勇気を振ってその責務を果たしたいと思う次第でございます。どうぞ何分ともよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。  簡単でございますが、これをもってごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 私、ただいま法務大臣が申されたように、法の処置がつきましたる上に、海事思想の普及に非常に役立つものものと思いまして、堀江君の壮挙に対しては、個人といたしましては満腔の敬意を払……

第41回国会 運輸委員会 第2号(1962/08/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私、このたび運輸大臣に就任いたしますにあたりまして、運輸行政につきまして一言所信の一端を申し述べたいと思います。  運輸省へ参りましてから、いまだ日が浅いのでございますが、海陸空にわたる運輸行政には、現在各方面に重大な問題をかかえておりますことを痛感いたした次第でございます。私は、運輸行政につきましては、まことにふなれでございますので、皆さま方の深い御同情と御支援、御指導によりまして、これらの重要な問題の解決に当たりたいと念願いたす次第でございます。  この機会に、当面しております運輸行政の重要事項につきまして、私の考え方を簡単に申し述べまして皆様方の御協力を仰ぎたいと存じます……

第41回国会 運輸委員会 第3号(1962/08/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私どもは、この海運界の不況を克服する一つの手段として、しかも船舶の就航に危険がないと考えて、この合理化を促進する意味において、この法案を提出した次第であります。
【次の発言】 これのみをもって企業強化ができるとは考えておりません。これも一つの方法であると考えております。一手段であると考えております。
【次の発言】 さきにも申しましたように、ただこれは通信士を減らすというだけが目的ではありません。漸次こういういろいろな施策を講じまして、海運の強化をはかりたい、こういうことでございまして、これは一つの手段にすぎないと考えております。

第41回国会 運輸委員会 第5号(1962/08/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御趣旨ごもっともでございまして、私どもそういうように努力いたします。
【次の発言】 御指摘の点十分考慮いたして、来年度の予算では思い切った要求をいたしております。それを実現すべく努力いたすつもりであります。
【次の発言】 私は、その方針を推進していきたいと考えております。
【次の発言】 私は、無責任だと思いません。その通りやるつもりでございます。
【次の発言】 私は、その内容は今申し上げるのを差し控えたいと思います。それはいろいろ研究いたしておりますから、ここで申し上げることを差し控えたいと思います。
【次の発言】 その通りです。

第41回国会 運輸委員会 第7号(1962/09/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 南武鉄道事件につきましての総裁の軽井沢での談話は、ただいま赤松さんがおっしゃったようなことではなかったのですが、いずれにせよ、国民に、すなわちお客様に御迷惑をかけたという点については、私は非常に遺憾なことだと思います。そうして、総裁がかような発言をしたということは、私は国民に対して相済まぬという気がいたしまして、翌日すぐ総裁を呼んで、大臣室で警告をいたしました。総裁は、あの談話は自分の本旨でない点があったから、運輸大臣に御迷惑をかけてまことに済まなかったというような意味のことを言われておりました。  そこで、総裁の責任問題でございますが、私は、官房長官がただいま答えられたように……

第41回国会 運輸委員会 第8号(1962/09/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 まず私、きょう閣議で時間が今までかかっておくれたことをおわび申します。  今の安藤委員の御質疑はもっともでございまして、さっき局長が言ったように、すぐその処置をとりました。一昨日進徳丸の進水式にたまたま内山知事に合いましたから、強く厳談をいたしまして、今安藤委員の申されたことが未然に防げるだけの人力と金力の尽くせる限りのことをやってくれなければ、これは大へんな問題になるぞということを、私は知事に直接――前には電話でやったのですが、直接会って申し上げましたところが、安藤委員が非常に心配されて、地元のためにいろいろ注意されておるし、小田急に対しても注意しておって、その地方の出身の議……

第41回国会 運輸委員会 第10号(1962/11/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  高橋委員のおっしゃいましたように、戦後処理といたしましては、国家のため一番大事な命をささげた者に対する救済方策等を、最も早く最善にやらなければならぬというので、御承知のように、遺族に対する給付等をやったのであります。それから法律で、旧軍人、軍族並びに戦傷病者に対する援護の一方策といたしまして、これらの人に対しましての国有鉄道及び連絡船の乗車船につきまして、その運賃を無賃といたしたのであります。これは国家財政が非常に苦しい中から特にこういうことをやらしたのでありますが、それを仰せのように、その家族の方であるとか、兄弟の方であるとかの困っている人にまで広げると……

第41回国会 運輸委員会 第11号(1962/11/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お説の通り、今回の事件は、私どもは原因のいかんにかかわらず、国民に非常な迷惑をかけたことに非常な責任を痛感いたしております。がしかし、これによって直ちに行政措置をとるべき方法につきましては、その判断の結果を見て衆議を集め、最適であるという方法について行政措置をとるにやぶさかではありません。ただいま海上保安庁長官が答えたように、危険物、ことにガソリンを積んだような船の標識は、単に船舶危険の標識旗だけでは十分とは思っておりませんので、ある種の何か措置をとらなければならぬということを考えております。
【次の発言】 お話の通り、事故が起こると同時に、関係局長並びに課長を呼びまして、対策……

第41回国会 災害対策特別委員会 第2号(1962/08/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 地方鉄道における築堤につきましては、その建設当時はその地元と協定をいたしまして、さようなことのなからしむるよう常にいたしてあるのであります。ところが、未曾有の豪雨その他のためにお説のようなことがあったことも報告を受けております。本年じゅうに、いわゆる排水渠といいますか、排水管を大きくすることについて考えております。そうして同時に、本年じゅうに着手に決定いたしておるのが、肥前浜と肥前七浦間の一カ所、肥前飯田と多良間の一カ所、この二カ所は、今実施をいたすことに決定いたしまして、設計その他諸般の準備をいたさせております。それからそのほかの二カ所は、これもまた準備中でございます。その他……

第41回国会 大蔵委員会 第3号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 全くその点につきましては、春日委員のおっしゃる通り、日本海運をいかにして増強すべきかということにつきましては、春日委員のお説の通り私どもも考えております。
【次の発言】 この法案を提出いたしましたときには、とにかくこの法案で一応大部分の会社は救われるのじゃないか、かように考えて、この法案をもってまず一歩前進をさして、しかる後に根本策についてあらためて検討いしてたみたい、かように考えております。
【次の発言】 大多数とは申さないです。大体三十四、五社救われると思います。
【次の発言】 五十八社だと思います。
【次の発言】 私はそう考えておりません。先ほど大蔵大臣が述べられたように……

第41回国会 予算委員会 第1号(1962/08/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  上げるか上げないかは、さきに総理も申しましたように、目下経済企画庁並びに大蔵省と各方面の利害得失を照合して研究中でございます。その結果は私に報告せしめるという話でございますから、その結果の報告を待って私は断を下したいと思っております。

第41回国会 予算委員会 第5号(1962/11/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答え申します。  新幹線が非常に重要である、東海道線の輸送が詰まっておって隘路である。これを打開するためには非常な超スピードでりっぱな鉄道をこしらえるべく努力するように私は監督しております。しかし、汚職の問題が起こりましたことは私は遺憾といたしまして、そのつど国鉄当局へ警告を発しております。私の調べたところによりますと、汚職に関する問題が土地に関して四つ、東洋電機に関する車両に関して一件、これだけありまして、そのつど警告を発して、さようなことのなからしめるよう努力を国鉄幹部へ要求いたしております。
【次の発言】 お説の通りでございます。ゆえに事件の起こるたびに警告を発しておる……

第42回国会 運輸委員会 第1号(1962/12/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 われわれは極力久保さんの趣旨に従って努力をいたしたいと考えて一おります。
【次の発言】 なるべく御趣旨に沿うようにいたしたいと思います。
【次の発言】 目下事務当局においても検討いたしておりますし、私どももさように考えて、改良、改定する用意がありますということを申し上げておきます。
【次の発言】 労使の関係を円満にいたしまして、そうして今久保委員の申されたようなことに一つ真剣に取り組みたいと思います。何らかの形で労使がいい話し場ができるように一つして、その結果に基づいていろいろ考えてみたいと思います。

第43回国会 運輸委員会 第1号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十八年度の運輸省関係の予算についてその大要を御説明申し上げます。  まず、予算の規模でありますが、一般会計の歳入予算総額は十四億七千四百八万二千円、歳出予算総額は、他省所管分七十四億二千三百十五万七千円を含んで八百十四億七千五百七十三万一千円でありまして、この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、百十一億四千七百三万六千円の増加で、約一六%の増加率になっております。  この増加額の内訳を見ますと、行政部費では三十七億九千八百二十八万六千円、公共事業費では七十三億四千八百七十五万円の増加であります。  特別会計につきましては、まず、本船再保険特別会計の歳入歳出予定額……

第43回国会 運輸委員会 第3号(1963/02/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題になりました船舶職員法の一部を改正する法作業の提案理由について御説明申し上げます。  船舶職員法は、船舶職員として船舶に乗り組ますべき者の資格を定め、もって船舶航行の安全をはかることを目的とする法律であります。船舶通信士につきましても、その資格と定員は同法によって定められておりますが、現行の法定定員は、昭和十八年当時、戦時下の要請によって船舶通信士を増員いたしました体制を今日まで踏襲して参ったものでありますので、太平洋戦争以前の規定と比較しましても、また諸外国の船舶の実際と対比いたしましても、これらを相当上回っているのであります。  この改正法律案は、船舶無線電信局……

第43回国会 運輸委員会 第4号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 外航の必要なると同時に、内航の必要なることは申すまでもありません。私どもも今後御趣旨に沿うようなことをやってみたいと思います。
【次の発言】 私どももその陳情を受けまして、その受ける以前に、私鉄、私バスの窮状は大体雪害対策本部で了承いたしておりますので、大蔵大臣に――現在の法制のもとにおきましては、そういう雪害のために私鉄がこうむった損害を補償すべき法律上の根拠がないのです。そこで、まずその法律上の根拠を与えるべく、法制を政令で変えられる点は変えるというようにしてやる。それから、今なし得るものは、融資の道を開くということが一番なし得る最上の策であると考えて、大蔵大臣にそのことを……

第43回国会 運輸委員会 第5号(1963/02/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました木船再保険法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。木船再保険法は、政府が、船主相互保険組合法に基づいて設立された木船相互保険組合の負う保険責任を再保険して、組合の健全な経営を確保することを目的として昭和二十八年に制定されたものであります。この制度の発足以来九年間の実績を見ますと、年々木船再保険特別会計に相当の黒字を生じております。  申すまでもなく、この利益は、木船船主の保険料から生じたものでありますから、これを木船船主に還元し、保険料の負担の軽減をはかることが望ましいのであります。  しかるに、現行の木船再保険法には、利益還……

第43回国会 運輸委員会 第6号(1963/02/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題になりました海運業の再建整備に関する臨時措置法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  海運業は、基幹産業として、わが国経済の発展にとってきわめて重要な役割をになうものでありますが、諸般の事情により多額の借入金及び償却不足を有し、その企業内容は極度に悪化しており、また、海運企業間には過当競争の傾向が見られ、現状のままでは、発展途上にある国民経済の要請に応じて外航船舶の増強をはかることはきわめて困難な事情にあります。従って、この際政府としては、海運業が将来にわたり国民経済におけるその使命を遂行し得るよう、その再建整備をはかることがぜひとも必要でありますので、これ……

第43回国会 運輸委員会 第7号(1963/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昨日旧東鉄の庁舎が出火いたしましたことにつきまして御報告申し上げます。  発火は十四時二十七分、鎮火は十五時三十分でございます。発火の場所は、御承知のように国鉄の管理局のあったところでありまして、もうこの建物は御承知のように消防庁からも危険だということで注意されておった建物でございまして、現在はほとんど人がおらない。守衛がわずかに二、三人おって、当時は暖房の設備とかそういうものを取りこわし中のところでありました。それから焼失した面積は二千三百二十八平方メートル、一階、二階ともでございます。それから倉庫が二一・八平方メートル、それから詰所が六六・二平方メートルであります。被害額は……

第43回国会 運輸委員会 第9号(1963/03/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お手元に配付してあります資料によりましてごらんの通り、信越本線の越後岩塚駅におきまして、貨物脱線転覆の事故を起こしましたことは、私、責任者として、ひどく責任を感じておる次第でございます。  詳細は、国鉄当局から報告いたさせます。
【次の発言】 この問題は、去る臨時国会におきまして私が本会議で御答弁申し上げましたように、国鉄といたしましては、いろいろ研究いたしましたが、諸般の事情、特に採算の点、それから産炭地における電力の需要と遠距離送電等の経済的効果を考えまして、いろいろ検討をやってみましたが、現在のところにおきましては、なかなか実施はむずかしいという結論に到達いたしておるので……

第43回国会 運輸委員会 第12号(1963/03/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま御決議のありました船舶定全法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その御趣旨まことにごもっともでございます。政府といたしましては、船舶と人命の安全を保障するため、この決議の趣旨を体し、誠意をもって処理する所存であります。

第43回国会 運輸委員会 第13号(1963/03/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 陸上の勤務員につきましては、これはお説のように一番重大な問題でございます。幸いに、その人たちは非常に能力もあるし、りっぱな人たちであるからして、転職をあっせんすることはもちろん、海運全体で何か大きな調査機関でも設けまして、それにおのおのの専門の分野において活躍してもらうような組織を、何らかの形で、集約の結果によりまして考えてみたいと私は思っております。
【次の発言】 私は、具体策とただいま申しましたのは、今考え得ることは、そういう人を集めました何か海運事情調査会のようなのを設けまして、それに収容したいような考えを持っております。しかし私の見通しでは、石炭対策のようないわゆる筋肉……

第43回国会 運輸委員会 第15号(1963/03/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 これは遠因は、御承知のように、敗戦の結果、従来ありましたる一兆円になんなんとするその当時の世界の優秀な船がなくなり、同時にそれに乗っておりましたる優秀な船員がまたなくなった。これが遠因であります。その後この致命的と申しますか、海運界にとりましては致命的の打撃があったのでございます。それを海運が基幹産業として必要であるという見地から、政府ではいろいろでき得る限りの再建に尽力して参りましたが、ただいま申しましたように致命的な、全部なくなったという、ちょうど岡田委員が本会議で指摘されたような状態でありますからして、これが遠因であります。近因と申しますか、その後いろいろな施策を講じまし……

第43回国会 運輸委員会 第16号(1963/03/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました日本航空株式会社法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  昭和二十八年八月、日本航空株式会社法の施行により、同年十月、日本航空株式会社が発足して以来、十年になりますが、この間における同社の発展はまことにめざましく、中でも国際路線網は、年とともに拡充され、昨年十月には待望の南回り欧州線の開設を見、名実ともに日本を代表する航空会社として、世界の航空界に確固たる地位を占めるに至っております。  しかしながら、近時における国際間の競争は、大型ジェット旅客機の導入とともに急速に激化し、各国航空企業の赤字は大幅に増大する傾向にありますが、……

第43回国会 運輸委員会 第17号(1963/03/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 別に、私も遺憾なことではありますが、反するというふうには思いません。
【次の発言】 具体的な事実が起こったときに判断いたしたいと思います。
【次の発言】 国際線につきましては、私は日航についてはさようなことはいたさせないつもりであります。
【次の発言】 さきに申しましたように、その具体的な問題、具体的の事実に即して判断いたしたいと存じます。
【次の発言】 お説の通りです。
【次の発言】 今の赤字を消すために経営陣を強化するという必要上から、八分の配当をしておる日本航空整備会社を日航へ合併することは、経理の内容をよくする意味において適当であると考えております。そして同時にそれぞれ……

第43回国会 運輸委員会 第18号(1963/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私もその話を聞いて、まことに不合理だと考えておりますが、やはり鉄鋼事業も一つの基幹産業でございまして、海運業と比肩すべき、もしくはそれ以上の多額の投資額を持っておりますから、政府といたしましてはそういうことをやっておるのだと思いますが、海運の立場から申せばまことに不合理でございますから、強く通産大臣にその是正を要求いたしております。なお、輸出振興の面からそういうことがやられておるのが重要な原因の一つだろうと思いますが、外貨事情が好転し、輸出がよくなるようなことになれば、自然にそれは通産大臣も考慮するだろうと私は思って、しばしばその話はしております。しかし、現実は残念ながら久保委……

第43回国会 運輸委員会 第19号(1963/03/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お説の通りでございまして、野放しにすると申しますが、やはりわが国の基幹産業を弱めるような野放しは、政府の方針としてはいたさないところであります。それゆえに、為替管理が全面的に撤廃されたと申しましても、個々の場合に処しまして、大蔵省としては日本の産業を全般的に見て非常に窮地に陥れるような手段は私はとらないことを期待し、また確信いたしております。
【次の発言】 海運再建対策は、しばしば申し上げておりますように、前向きとうしろ向きでやっていく、その間の調整をいかにするかということが問題でございまして、大体の方針は、開銀としては主として海運専業者にやらす、インダストリアル・キャリアは考……

第43回国会 運輸委員会 第20号(1963/03/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 歩積み、両建の問題が産業界に及ぼす影響は、非常なものでありまして、先般閣議の席上においても、大蔵大臣がその点を指摘して、何らかの方法でこれを解消せしむるように努力する。ことに今久保さんのおっしゃるように、不況にあえぐ海運業に対しまして、さようなことは、私は今後は行政指導によりまして十分銀行当局その他と話し合いまして、そういうことを一日もすみやかに、全部解消ということもどうかと思いますが、できることなら全部解消するように努力いたしたいと考えております。
【次の発言】 お説の通りでございまして、歩積み、両建をやるということは、自分の金に自分で金利を払っているということになるのでござ……

第43回国会 運輸委員会 第21号(1963/05/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 答弁はお読み上げのとおりでございます。私は相当のことは、この間二月五日の、五日でしたか、十日のなにでやっておると確信いたしてそのとおり答弁いたした次第でございます。
【次の発言】 その後いろいろな情勢が変化いたしまして、ただいま問題になっておるような予算不足を来たしたということはまことに遺憾ではありますが、現実の問題はそのとおりでございます。
【次の発言】 その数字を見まして、それがいずれの原因にあるかをひとつきわめてみたいと思います。それで、いずれにせよ最初の目的が、まあとにかくオリンピックまでにあの世界的な新幹線をやらなければいかぬ、これが大前提でございまして、それに付随す……

第43回国会 運輸委員会 第23号(1963/05/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました港湾整備促進法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  輸入木材に対する港湾の施設といたしましては、通常の航路、防波堤、泊地等の施設のほか、木材を整理するための水面とこれを保管するための貯木場とが必要であります。そのうち、航路、防波堤、泊地及び整理場に関する施設の整備につきましては、公共事業として実施しておりますが、貯木場の整備につきましては、特別の制度がないため、増大する輸入木材の処理に追随し得ない状況にあります。  このため、港湾区域内に無秩序に木材が放置され、港湾機能の維持の面からも、また、災害防止の観点からも無視し得ない……

第43回国会 運輸委員会 第27号(1963/05/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 的確に何月何日までということは申し上げかねますが、監査委員長には、特に問題の監査であるから、なるべく早くということを強く要望いたしております。その結果を待ちまして、いま加藤先生のおっしゃったようないろいろな考え方をきめて政府部内の意見をまとめてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 なるべく出せるか出せぬかの見通しをつけてこの委員会に御報告申し上げる希望を持っておりますが、ただいま申しましたような理由で、今回の監査委員長は相当重大な決意と慎重さをもってやることが想像されますので、いまここで言明いたすことはできないと思います。

第43回国会 運輸委員会 第28号(1963/05/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 総理の指示されたのは、自由化に伴いまして外資の出入りが非常に激しくなって、日本の保有外貨が減るということを憂えられて、何でもいいからでき得るだけ外資を獲得する手段、そうしてまず港湾関係におきましては、外国に比して港湾使用料あるいはブイの使用料等が安いのじゃないかということで、いま検討いたしております。ところが、それを上げることによって得る利益と、上げないで、現状のままで置いて得る損失とがバランスがとれないのに上げるということは、港湾料そのものでは若干の増収がありますが、これが物価に影響し、輸出に影響し、ひいて大きな意味での外貨の獲得に支障を生じやしないかということにつきまして、……

第43回国会 運輸委員会 第29号(1963/06/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 いま肥田委員の御指摘のような問題があるとするならば、厳重に戒告し、そういうことのないように善処するつもりであります。
【次の発言】 よく調査して、ほんとうにそういう事実があるとするなら、もちろん中止すべきであります。
【次の発言】 お示しのような事実ありとすれば、私もあなたと同じような気持になってやります。

第43回国会 運輸委員会 第30号(1963/06/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 久保委員の御指摘のとおりでございまして、はなはだ遺憾に考えておりますが、今後人員の増加、船艇の増加に努力したいと思います。
【次の発言】 その点について大蔵省その他と理解を深めるべく努力いたしております。
【次の発言】 要は人員不足ということが一番の要点のようでございますので、その人員の増加につきましては、予算折衝その他におきまして極力増加の確保につとめたいと考えております。
【次の発言】 ただいま附帯決議として御決定願いました港則法の一部を改正する法律案に対する御趣旨につきましては、附帯決議の趣旨を尊重いたしまして、この決議の趣旨にのっとりまして、ふくそうする船舶航行安全の確……

第43回国会 運輸委員会 第32号(1963/06/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま關谷さんのおっしゃったことは、予算折衝のときの問題でございまして、私は強く要望して、大蔵大臣もよくわかったと言っておりますから、さらに念のためにスクラップ・アンド・ビルドが進行するにつれまして、さらに確約いたしたい考えでございますから、この上とも御支援願いたいと思います。
【次の発言】 お説のとおりでございまして、私どもは、政府全体の責任といたしまして、十月一日には何といたしましても営業開始までいきたい、こういう信念にいまなお変りはありません。そのことを国民に訴えたらいいじゃないかとおっしゃいますが、その信念に変わりがあれば国民に訴える方法もありますが、信念に変わりがな……

第43回国会 運輸委員会 第33号(1963/06/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 鉄道によるがいいかバスによるがいいかということを比較することはもちろん当然でございますが、どの線をやれ、どの線を調査線にしろというようなことは、運輸省でなくて鉄道建設審議会が大体きめておるような状態でございまして、御趣旨のように着工線になっておるのが四十六ございます。調査線が十八線ございます。そういうふうな状態であったのではいけないからというので、ちょうど矢尾委員御指摘のような弊と申しますか、状態であるから、今度建設公団をこしらえてその重要の度合い、格差の是正その他そういう諸般の事情を勘案いたしまして、建設審議会できめた線のうち財政の許す限りにおいて早期にやろうというのがこの鉄……

第43回国会 運輸委員会 第35号(1963/06/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 具体的な何千何ぼという数字につきましては相談いたしませんけれども、予算折衝のときに、大蔵大臣と折衝いたしましたときには、今後赤字線を十年間になくする方針だ、それに幾ら要るか、五千億要る、平均すると年五百億、最初は少なくとも、だんだん最後の年に至ってたくさん出るかもわからぬが、そのことについて話し合いました。
【次の発言】 ただいま申し上げましたのは、閣議の話し合いではないんです。予算折衝をするときに、その当時の大蔵大臣、すなわち現大蔵大臣とそういう話し合いをしたのでございまして、私は、この鉄道建設公団を発足いたしました経緯にかんがみまして、政府はその趣旨に従い予算措置をとるもの……

第43回国会 運輸委員会 第38号(1963/07/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、監査委員会は今後なお存続すべきものであると考えます。  今回私が特に命じました監査報告に対しまして出されましたるこの七月二日付の監査報告は、満足とか不満足とかいう問題は別にいたしまて、その監査報告を私は受け取りまして、適当なる監査報告と考えております。
【次の発言】 全般を通読いたしまして、適当な監査の報告だと考えております。  それから監査委員会の存否の問題につきましては、私は監査委員会は今後存続いたしまして、そうして従来の監査の事務に精励されることを要望いたしております。  そういうことで御了承願いたいと思います。

第43回国会 決算委員会 第2号(1963/02/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十五年度運輸省所管決算及び日本国有鉄道決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知をいただきたいと存じます。何とぞよろしく御審議のほどお願いいたします。
【次の発言】 木村委員のお述べになったこと全く私どもも同感でございます。監督官庁として、その責任者として責任を痛感しております。おそらくはそういう公務員に対しては適当な処置をとっておることと考えますが、後刻よく調査して適当な機会にお答え  いたしたいと思います。
【次の発言】 運転手の免許基準の強化につきましては、運輸省といたしましてもいろいろ研究いたしております。あるいはこのご……

第43回国会 災害対策特別委員会 第12号(1963/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま御決議になりましたことは、私、国鉄並びに私鉄関係監督の地位にある者といたしまして、国鉄の雪害対策の実施につきましては、今後も一そう努力いたしたいと思います。また、今回の豪雪に非常に経験を得まして、今後もかような豪雪に対することにつきましても努力いたしたいと考えております。  私鉄の除雪費の補助、私鉄、バス等に対する長期低利の融資措置等につきまして、決議の趣旨を実現いたしますよう最善の努力をいたしたいと考えておる次第であります。

第43回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 今の労働者の問題につきましては、労働省とよく協議をいたしまして、適格者があれば三百名くらいのことは国鉄としては採ろうというつもりであります。
【次の発言】 あなたのおっしゃる通り五百人ですが、適格者があれば、あるだけ採るつもりでおります。
【次の発言】 国鉄といたしましては採用する意思はありますけれども、適格者がないときにはどうしようもないですから、適格者のあるだけ採用すると申しております。
【次の発言】 国鉄の自家発電につきましては、石炭の火力発電所の建設につきましては、現在の国鉄の財政状況からいいますと、買電する方がより利益なんです。がしかし、こういう石炭対策の非常にやかま……

第43回国会 内閣委員会 第4号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  今回の改正の第一点は、大臣官房に統計調査部を新設することであります。  現在、運輸省においては、指定統計を初めとして各種の輸送統計は各局に分掌されておりますが、運輸に関する統計事務の強化と能率化のためには、統計調査機構を整備してこれらの事務を集約し、統一的な企画、集計、解析を行なうことが必要であると考えられますので、統計調査部を新設しようとするものであります。  改正の第二点は、最近における都市交通問題の重要性にかんがみ、運輸に関する基本的施策の一環としてこれが施策を樹立実施……

第43回国会 内閣委員会 第13号(1963/03/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 質問の御趣旨、よく了解いたしました。独立採算制と公共性ということは、日本国有鉄道に課せられた重大な問題であり、また難解でございまして、ある面にいけば独立採算制を無視して、やれ合理化をやれ何をやれといって経費の面から責められ、また、サービスの面は、確かに御趣旨のようなことはたくさんあります。それを逐次独立採算制を維持しながら、そのサービスに主たる点を置きまして改善せしむるよう努力いたしたいと思います。

第43回国会 内閣委員会 第14号(1963/03/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御承知のように、低開発地域の開発、同時に格差の是正ということは、池田内閣の主要政策の一つになっておりまして、今日考えてみますと、日本で残されておる未利用資源の多いのは、何と申しましても北海道と東北と考えます。先ほど石山先生の御指摘になったように、この新産業都市を指定するにいたしましても、その点を非常に考慮して私はやるべきものであると思っております。十分御趣旨のあるところを体しまして、運輸省に関する限りにおいては、最善の努力をいたしたいということを申し上げておきます。
【次の発言】 よく了承しました。
【次の発言】 交通閣僚懇談会でもしばしば論議されておることでございまして、御趣……

第43回国会 予算委員会 第3号(1963/01/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答え申し上げます。この一月以来の豪雪につきまして、被害者、地方に対する点につきましては、まことに遺憾にたえません。今日三十日現在におきます不通区間は、北陸本線、すなわち敦賀―大聖寺間及び七支線となっております七それから各駅に抑留されておりました旅客列車は、二十八日以後皆無になりました。それから貨車につきましては、現在なお相当数の抑留車が残っておるのは、はなはだ残念でありますが、一日もすみやかにそれを解消するように努力いたしております。  それから次に、除雪状況について申し上げますが、十二日以降、職員、ことに自衛隊、人夫等延べ人員約二十五万人を動員いたしまして、除雪車は八十数両……

第43回国会 予算委員会 第7号(1963/02/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 国鉄が今度の災害で防雪事業その他についてどういう対策をとり、今後どうするかということは、大体今度の雪というものが、国鉄は去る三十五年の大雪を対象にしてそれに対する防雪施設をいろいろやったのでございますが、それ以上の豪雪でございまして、まことに私どもは遺憾には存じますが、残念ながら、防雪その他について欠くるところがあったのではないかと思います。しかし、これは経済的に考えまして、何十年に一ぺん来るかわからぬものに、国鉄の許された財政でやるということはなかなか困難でございます。財政の許す範囲内におきまして、複線化を促進したり、いろいろな防雪あるいは防災に対する施設はやっているつもりで……

第43回国会 予算委員会 第16号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。大韓航空へ日本航空の古飛行機をチャーターいたしておるのは、卒業でございます。全日空からも一機貸しております。それは今チャーター料も正確に入っておりますし、機種はDC4で一機日航、それから全日空はDC3型一機、そうして賃貸料はDC4型機が月二千ドルです。それから全日空のDC3型は月千七百ドルで、いずれも正確に毎月使用料が入っております。それから操縦士は日本人じゃなくて、韓国人が操縦しております。
【次の発言】 お答えいたします。さようなことはありません。
【次の発言】 日航と韓国航空公社とのなには、すべて民間ベースでやっておりまして、私どもといたしましては、その……

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  青函トンネルの広い意味においての着工は、すなわち、トンネルの予定地の試掘その他を私どもは考えており、調査の結果それによってきめるので、私は着工という意味をさように解しております。
【次の発言】 お答えします。  さっき申しましたように、着工というのは、試掘その他をやることも、広い意味において青函トンネルの着工であります。それゆえに、私はそれをきめて、その調査の結果によって……(辻原委員「きまっておりませんと言っている」と呼ぶ)きまっているというんじゃない。(辻原委員「速記録はどうしたか、この間の国会の答弁と違うじゃないか、でたらめなこと言うな」と呼び、その……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 二月某日に答弁いたしましたとおり、昭和三十九年十月一日までに完成いたす所存で、また完成することを信じております。
【次の発言】 たびたび所要資金が変わりますので、監督省といたしましては、これで間違いがないかということをたびたび念を押して、そうして最後に出てまいりましたものが、ただいま御指摘の八百七十四億とさらにプラス百七十六億の金額で足りるという国鉄当局の説明でございます。そこで私は、さらに念を入れる意味におきまして、監査委員に、その数字に間違いがないかということをただいま精査させておる最中でございます。
【次の発言】 新幹線ができますれば、いまの旧東海道線の比重をこちらのほう……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 運輸委員会 第2号(1963/12/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御承知のように、去る九日、私は第三次池田内閣に再び運輸大臣の重責を汚すことに相なりました。まことに時局多端のときに非常に責任の重いことを痛感いたしております。私は今後とも各位の御協力によりまして大過なきを期したいと思っております。この上とも御支援あらんことを切にお願い申し上げまして、簡単でございますがごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 お説のとおりでございまして、私どもといたしましては、財政の許す限りにおきまして何とか抜本的なことをやりたいと考えまして、極力各方面の御協力とお知恵を拝借いたしまして、何か抜本的なことを考えたいと思っておる次第でございます。

第45回国会 運輸委員会 第3号(1963/12/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 従来船舶安全法に基づくその積み荷の規制の省令につきまして交渉の結果、ただいま局長から申しましたとおりでございまして、私どもは近時――従来もそうでごさいましたが、近時の非常な、ややともすれば人命軽視の疑いのあるようなやり方については非常に強く反対いたしまして、速急にその案をきめるように指示してございまして、近くきまることと思っております。ことに通産省とか荷主の人あるいは船舶所有者等がそういうようなことを申しましても、いま内海委員御指摘の人命尊重の趣旨に従って強くこれをやる決意でございますから、さよう御了承願います。
【次の発言】 御趣旨、よく了承しておりまして、できることならば、……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 国鉄のことでございますから、国鉄総裁に答弁いたさせます。
【次の発言】 ただいま国鉄の総裁が実地に当たりまして種々検討いたしましたる結果を、三十九年度の予算に、新五カ年計画をさらに改定する、その他によりまして、保安施設あるいはそのおもなるものとして踏切対策等につきまして、予算措置を万全にいたしまして、こういう事故が起こらないよう厳正に、国鉄並びに私鉄にも警告をいたしております。
【次の発言】 特別監査は、この事故につきましてあらゆる角度から事故原因を探究するよう命じました。すなわち技術的にあるいはダイヤの編成等につきましても、徹底的に調査をするように命じております。そしてその結……

第46回国会 運輸委員会 第1号(1964/01/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました日本鉄道建設公団法案の提案理由について御説明申し上げます。  わが国の産業経済は最近目ざましい発展ぶりを示し、国民生活も著しく向上してまいったのでありますが、さらに経済の均衡ある発展をはかりますためには、地方経済圏の整備、低開発地域の開発、臨海工業地帯の整備、新産業都市の建設等が必要であり、そのための基盤として鉄道新線の建設が強く要望されていることは御承知のとおりであります。  従来鉄道の建設は日本国有鉄道が行なってまいりましたが、日本国有鉄道といたしましては、独立採算制のたてまえと既設線の大幅な整備増強計画に力を注いでいる関係上、鉄道新線の建設について……

第46回国会 運輸委員会 第2号(1964/01/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 かねて国民多数に御迷惑をかけ、また本委員会でも大へん御心配をいただきました鶴見事故に対する特別監査の報告が、昨日提出されました。お手元に差し上げてあると存じますが、この報告によりますと、事故発生の直接原因は、諸種の悪条件が競合して起こったものと推定されます。国鉄においては、さらに引き続き原因の究明を行なう必要があるとしております。現在の段階においてはこの程度でやむを得ないものと考えるが、国鉄の技術を総動員して、今後さらに徹底的に原因の究明を進め、遠からず結論を得ることを期待しております。  この報告において、原因のほかに事故防止のために全般的な方策が明らかにされているが、運輸省……

第46回国会 運輸委員会 第3号(1964/02/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 この前の委員会におきまして、私ども、説明不足のため、皆さん方に多大の御迷惑をかけたことを遺憾に存じます。  この際、鉄道監督局長より泊谷委員の質問に対する全体の計画につきまして説明いたさせます。
【次の発言】 大蔵大臣と具体的に折衝いたしましたのは、三十九年度には双方合わして二百億円を要求いたしたのでございますが、ごらんのように、七十五億円のほかに、政府出資、それから融資を入れまして約二十五億円、すなわち合計百億円を認められたような次第でございまして、これが発足いたしますれば、順次その必要性に応じて、大蔵当局としては、年々政府出資を増加するなりなんなり、資金の所要を建設工事に差……

第46回国会 運輸委員会 第4号(1964/02/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私どもといたしましても、どういうようにすれば早く新線ができて、そうして政府の企図し、国民の要望しておる地域格差の是正ができるかということを考えた結果、どうも公団のほうがベターである、こう考えましてこの公団の提案をした次第でございます。しこうして、御承知のように、国鉄には相当な負債があります。六千億とか七千億とかあります。もしここに新たな借り主ができるならば――国鉄がすんなりいくなら国鉄でできぬことはないのですが、鉄道建設審議会の委員の要望もありましたし、どうすれば早く国民の要望している新線ができるかということを考えました場合に、今日の国鉄でやるよりも、この何もわだかまりなく建設……

第46回国会 運輸委員会 第5号(1964/02/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 去る二月六日午前十二時二十二分ごろ、東海道本線熱海――湯河原間におきまして、上り貨物列車の後部十二両が脱線し、下り線側に傾斜したため、上下線とも不通になりました。下り列車は、脱線した列車の乗務員が発炎信号などを使用し、適切な処置を行なって停車させることができましたために、大いなる事故にならなかったことは不幸中の幸いであります。また死傷者はありません。  事故の原因につきましては、貨車の積み荷が片寄ったため車輪が浮き上がって脱線したものと推定されます。  下り線につきましては七日一時四十五分、上り線につきましては七日四時七分復旧いたしましたが、輸送の幹線である東海道線にかような長……

第46回国会 運輸委員会 第6号(1964/02/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました道路運送車両法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  最近における自動車数の激増とこれに伴う自動車事故の増加に対処するため、政府といたしましては、これが保安の確保につきまして種々施策を講じているところであります。  道路運送車両法におきましては、自動車の使用者に対し国が行なう定期検査、継続検査等の自動車の検査を受けることを義務づけ、常に適正な基準で車両が整備され、その安全性が確保されることをはかっております。  昭和三十八年度におきましては、自動車検査業務は、検査施設として全国に検査場六十一ヵ所を設け、要員七百八十七名により予……

第46回国会 運輸委員会 第7号(1964/02/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御趣旨のとおり従来もやっておりますが、今後一生懸命やります。
【次の発言】 まだもらいまして日にちがそうだっておりませんので、よく読みまして、調査して適当な指示をいたしたいと思います。
【次の発言】 大体検討いたしております。
【次の発言】 適当な時期に私もあなたと同様に閣議に申し込みたいと思います。
【次の発言】 そういう閣議決定に持ち込む以前に、国鉄のあり方その他につきまして、幾たびか申しますように、速急に国鉄をどうすればいいのかという基本問題について内閣に調査組織をつくるようにいま要望いたしております。それによりまして主として予算不足による点等をひとつ見きわめまして、その……

第46回国会 運輸委員会 第8号(1964/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました日本観光協会法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  日本観光協会法は、外国人観光旅客の来訪を促進し、外国人観光旅客に対する接遇等を改善することにより、国際観光の振興をはかり、あわせて観光事業一般の健全な発達に寄与することを目的として昭和三十四年に制定されたものでありまして、同法に基づいて設立されました特殊法人日本観光協会は、昭和三十七年度に政府の出資をも得まして、その活動を通じ、わが国の国際観光の発展に大きな役割を果たしてまいりました。  しかし、最近における諸外国の観光振興策の強化に対処しつつ、わが国の国際観光を発展させるため……

第46回国会 運輸委員会 第9号(1964/02/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 山口さんのおっしゃること、私も痛感いたしますので、予算折衝の過程におきまして、閣議では一々こういう問題について具体的な論議はありませんが、大体論といたしましては、あなたのおっしゃるようなことについて私も努力をしております。日本の予算の策定の方法というようなものにつきまして、なかなか思うようにいかぬことを私はたいへん遺憾に存じております。
【次の発言】 閣議では、さっき申しましたように、個々の具体的な内容については論議されません。ただ、予算の折衝の過程におきまして、私もまた皆さま方の御支援を得まして、そういう方向に極力主張いたしておるのです。何ぶんにも予算をきめる権限が大蔵省にあ……

第46回国会 運輸委員会 第12号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、昨二十七日の富士航空の事故に対しまして、犠牲者になられました方々に対し、つつしんで哀悼の意を表します。同時に負傷された方々等につきましては、深甚のお見舞いを申す次第でございます。  ここで昨日起こりました富士航空の大分空港における事故の概要を御説明申し上げます。ほぼ新聞紙等で御承知と思いますが、私ども正式に入手いたしました事項その他につきまして御報告申し上げます。  一、事故の概要。富士航空株式会社所属コンベア式CV240型(双発・四十旅客座席)JA五〇九八は、昭和三十九年二月二十七日、機長三島好美ほか三名が乗り組み、旅客三十七名及び同乗乗組員一名を乗せ、同社の九〇二便(……

第46回国会 運輸委員会 第18号(1964/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 どうも、たびたび事故を起こしまして、何とも申し上げようがございません。事故の概要を御報告申し上げます。  一、事故の概要。富士航空株式会社所属ビーチクラフト式C18S型(陸上双発・六旅客座席)JA五〇二八は、昭和三十九年三月十六日、機長三宅一郎外一名が乗り組み、旅客五名を乗せ、同社の三〇一便(鹿児島―中種子)として十時五分ランプアウトし、鹿児島空港の滑走路三六から離陸を開始した。離陸滑走開始後間もなく滑走路の東側に逸走し、右回りにほぼ一回転して欄座した。この事故で、旅客中の一名が全治十日程度、他の一名が四日程度の打撲傷を負いました。  二、航空機の要目及び経歴。発動機   二基……

第46回国会 運輸委員会 第19号(1964/03/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ただいま議題となりました中小型鋼船造船業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  中小型鋼船造船業合理化臨時措置法は、中小型鋼船造船業の合理化を促進することにより、中小型鋼船の輸出の振興と海運業の健全な発達に寄与することを目的として昭和三十四年に制定されたものでありますが、その法律の期限は昭和三十九年三月三十一日までとなっております。  政府は、本法に基づき昭和三十八年度末を目標とする合理化基本計画及び毎年の合理化実施計画を制定いたしまして、本法制定以来現在までの間に、財政資金約十七億円のあっせん、造船技術向上のための指呼、経営合理化の……

第46回国会 運輸委員会 第20号(1964/03/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 ごもっともな御希望でございます。私どももさようにいたしたいと思うのですが、政府の方針が公団方式をなるべく抑制していくという方針でございますので、必要は私どもも痛感いたしておりますが、まだその時期に達しないのであります。
【次の発言】 御承知のように、鉄道建設公団をやるのにあたりましても非常な抵抗があったのでございますが、これはどうしても必要だというので、一つずつ解決していきたいと思っておりまして、中小造船企業に対する資金のあっせんの公団というようなものも、必要度の世論の高まりに従いまして、実現できるように努力いたしたい、かように考えております。

第46回国会 運輸委員会 第22号(1964/04/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 国際航空に対する根本的の考え方といたしましては、御承知のように日航法によりまして、国際航空につきましては日航が主として当たる。しこうしてこの日航を中心とした国際空路を拡張することに鋭意私どもはやってまいりたいと考えております。  いま問題になっておるのは長い間の懸案であるいわゆるビヨンド・ニューヨークの問題が一つ。これが現在におきましては、日本の航空政策の一番の基本をなすものであると考えまして、これが解決に、去月開かれました日米経済委員会におきましても強く主張し、目下武内大使を通じましてアメリカと折衝しておるというのが現段階であります。そのほか当面する問題としては、中共の日本乗……

第46回国会 運輸委員会 第23号(1964/04/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 確かに御指摘のような政策の矛盾は、日本の高度経済成長に伴って、また世界の経済機構の変革等によりまして、ありますが、その間をいかにするかということが大問題でございまして、私ども日夜苦慮いたしております。現実面におきましては、内航海運については、私どもは内航海運懇談会を開きまして、そうして内航海運についての衆知を集めました結論に基づきまして本法案を提出いたしたような次第なのでありまして、御指摘の矛盾は確かにあります。私どもは国鉄につきまして、今日国鉄の経営を非常に圧迫しているものは、いわゆる政策運賃であると考えております。そういうことについても、今後国鉄のあり方について基本問題調査……

第46回国会 運輸委員会 第24号(1964/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 技術上の問題でありますから、私はよくわかりませんが、最善を尽くすように事務当局に命じます。
【次の発言】 私どもはこの法案をもって内航対策すべてが円満に解決したとは考えておりません。今後とも内航海運懇談会の意見を聞き、さらにでき得る限り、いま久保委員がお述べになったようなことについて努力をいたしまして、内航海運の健全な発達に寄与いたしたいとかたく決意いたしておる次第でございます。
【次の発言】 内航海運の海員養成の重要性はお説のとおりでございます。私もよく強調いたしまして御趣旨に沿うように努力してまいりたいと思います。

第46回国会 運輸委員会 第26号(1964/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 税制の問題でございますが、これは私のほうもさることながら、自治省、大蔵省と非常に関係があるので、私どもといたしましては、御趣旨によくわかっておりますが、関係当局とよく相談をいたして、なるべくその恩典にあずかるように努力いたしたいと考えておるのが従来の考え方でございまして、その考え方には変わりございません。
【次の発言】 これもいろいろ考え方がございまして、われわれ研究いたしておるのでございますが、御要望の趣旨はよくわかりましたから、この際はいま直ちに変えるという意思はありませんが、研究いたします。
【次の発言】 ホテル賃が安くなることはわれわれも希望いたします。またこのごろの趨……

第46回国会 運輸委員会 第27号(1964/04/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 今回の争議につきましては、私どもといたしましては、その国民生活に及ぼす影響、治安に及ぼす影響等を重視いたしまして、何とかこの争議をやめてもらいたいという趣旨におきまして、あらゆる努力をいたしてまいっておるのでございます。いま御質問のありました調停委員の結論を早く出していただきまして、何とか国労の諸君と話のつくことを期待いたし、それに向かってあらゆる努力をいたしておるというのが現状でございまして、その解決の一日もすみやかならんことを、しこうして、労使双方が適当なる、何人も納得するような点でこのストライキというものが回避せられるよう念願してやまないものであります。これが今日における……

第46回国会 運輸委員会 第29号(1964/04/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 鉄道省時代はもちろん、引き続きまして、日本の鉄道、国鉄というものは世界の信用を博し、また日本人にはもちろん、世界からも敬意の眼をもって見られておったのであります。ところが、近時いろいろな面におきまして国民の間に不信感とまでは申しませんが、何か割り切れぬような感じがあるということはいなめない事実でございます。  そこで、私どもといたしましては、すなわち運輸当局といたしましては、信頼するいまの国鉄の幹部がどういうような案でこの問題を解決するかということについて、私どもは日夜それを見ておるのでございます。それでできる限りのことをやりたいと考えまして、財政の許す範囲において、国鉄の働け……

第46回国会 運輸委員会 第30号(1964/04/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御趣旨を体しまして、さらに強力にするよう今後ともやっていきたいと思います。

第46回国会 運輸委員会 第31号(1964/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 従来とも国鉄に対しまして、いま野間さんのおっしゃったような心がけで解決するように努力せいということを指示してありまして、三河島事件等に比しましては若干早く解決したような気がいたしますが、御注意がありましたので、私も国鉄にそう申しますが、総裁からはただいま返事がありましたから、それ以上総裁にあえて命令をするのもいかがかと思いますから、誠意をもって努力いたします。
【次の発言】 御承知のように、これは予算の編成の根本問題にも触れますし、私どもといたしましては単に国鉄のみならず、三公社五現業全部の問題でもございますので、国鉄に関しましてはどうするかということにつきましては、この前もた……

第46回国会 運輸委員会 第32号(1964/05/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 諸種の法律上の制限がございますので、それを厳格にやっていくならば防げるのではないかと考えておりまして、国鉄がこの新幹線を延長する場合についての特別な考えは、いまのところ私としては持っておりません。
【次の発言】 もちろん少なくとも岡山までは諸種の調査をいたしまして、必要性を痛感いたしております。そこでそれをどうするかについては、目下最善の方法を検討中でございます。
【次の発言】 すべて国鉄に関する諸種の安全運転のため、あるいは厚生施設、要員給与等のため、あるいはすべての保守工事に要する費用等々を推算いたしまして、一定の金額が出ると思います。その金額をいかにまかなうかということが……

第46回国会 運輸委員会 第33号(1964/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御趣旨のとおりでございまして、そのことにつきまして国鉄内部におきましても、また運輸省におきましても、その改正の必要性を認めまして、各方面の権威者を集めまして現に鉄道営業法全般について御審議を願っております。東大の鈴木先生を委員長にいたしまして目下検討中でございまして、それも時間を切りましてなるべく早く結論を得るように目下熱心に委員会を開いていただいております。日ならずして結論が出るだろうと思いますから、それに従いまして法律の改正をいたしたい、かように考えております。

第46回国会 運輸委員会 第37号(1964/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御趣旨のとおり、私どもは、三公社五現業のうち、ほかの二公社に比較しまして質量とも国鉄の労働が非常に精神的に時間的に苦しい実情はよく認識しております。今度の改正で、理由のいかんにかかわらず、若干の差額をつけたということにつきましては、仲裁裁定に対して深く敬意を表しておりますが、これをもって満足をすべきではなく、私どもといたしましては、根本観念がすべての企業は人の力にあるということでありますから、どうしても質のいい労働と質のいい環境においてみなが健康を保ちながら愉快に働けるようにするために、格差その他につきましても、あるいは厚生施設につきましても、今後万全になるよう努力をいたす所存……

第46回国会 運輸委員会 第38号(1964/05/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 自社船の問題につきましては、私どもといたしましては、久保委員の御説と全く同感でございます。海運二法案が成立いたしまして、ようやく軌道に乗ったその際に、自社船に処すと同じような補助を与える、援助を与えるというようなことは、私は政策としていかぬ、かように考えておりまして、私どもとしてはあくまでもそれに反対の態度をとってまいるつもりでございます。と申しますのは、海運の集約を実行してまいりましたゆえんは、たびたび申しますように、過当競争を排除して、そうして海運会社の内容をよくして力をつけて、そうして世界の海運市場で対抗のできるようなぐあいにする前提のもとにやっておるのでございまして、そ……

第46回国会 運輸委員会 第41号(1964/06/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 御指摘のようなことがままありますので、私どもは各運輸部局に対しまして運輸事故の絶滅を期するよう常に指示いたしておるのでございますが、全く根絶ができないのは遺憾にたえません。今後とも十分に注意いたしまして御趣旨に沿うようにいたしたいと思っております。
【次の発言】 そのとおりでございまして、私どももそういう趣旨によって指導いたしておるのでございますが、やはり一方、レジャーを要求する人間と、それから私企業の弊として、よくかせげるだけかせごうという考え方があることもいなみがたい事実でございます。これをどういうように指導していくかということは運輸省だけではなかなか困難でございまして、今……

第46回国会 運輸委員会 第43号(1964/06/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は外務大臣とたびたび――そういうことにつきまして外務省並びに農林省の水産庁とも事務当局が折衝をしておりまして、全くあなたと同意見で、それをやるようにもうすでに外務大臣とも話し合っております。日本の重要な産業の基地でございますから、行く人間がなるべくいろいろな不自由のないようにするというのは当然と考えて、そういうように努力しておりますし、今後もさらに一そう強力に努力いたすつもりでございます。
【次の発言】 私、一昨々日でございましたか、判決のいまの書類の提出がありまして、詳細な説明を聞きまして、内容一言一句違わぬようには覚えておりませんが、大体覚えております。

第46回国会 運輸委員会 第44号(1964/06/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 先ほど事務当局が申しましたように、予算の許す範囲において年次計画を立ててやっておるはずでございます。そこで、私どもといたしましては、その予算が獲得できるよう、最善の努力をいたしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 日本が置かれておりますところの地位にかんがみまして、不当な疑惑を持たれるような行為をしないようにして、しかも日本の漁船を守るということにつきまして海上保安庁としては最善を尽くしておりまして、そういう事故をなからしむるよう努力いたしております。万一そういうことが起こりました場合には、外交折衝によって強く相手国へ、すなわち韓国政府に対して強く抗議を申し込みまして、……

第46回国会 運輸委員会 第46号(1964/06/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 あなたの御趣旨のように国がぜひやりたいと思っておるのでありますが、目下の財政状態その他で国がさように多額の金を出し得ないことを遺憾に思っております。本質的にはあなたのおっしゃるとおりやりたいと思っております。
【次の発言】 その問題につきましては、先だっての閣議におきましていろいろ議論がございましたが、私どもといたしましては、従来、新潟港において四百六十万トンばかりを三十八年には陸揚げしておるのですから、それはそれで応急に復旧して、その荷物の陸揚げ発送等につきましては、従来の新潟港をなるべく早く、ただいま港湾局長が申しましたような方法でやってまいりたい。新産都市、新工業都市につ……

第46回国会 外務委員会 第7号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 OECD加盟に伴うわが国の海運再建、外貨収支の赤字等についての問題は、御承知のとおりでございます。私どもといたしましては、そういう不利と申しますか、欠点と申しますか、ありますけれども、世界全体の国際的な観点と日本の自由化その他に対する将来の観点から考えまして、多少の気に入らない点があってもこのOECDに加盟すべきだと考え、すでにその方針でまいっております。それじゃどうしてその不利をなくすかということにつきましては、とにかく、タンカーについてはお説のように二年ですから、五年間にやるだけのタンカーを二年間になるべく間に合わすようにすることが一つ。さらに、鉄鉱石、石炭等については一年……

第46回国会 決算委員会 第17号(1964/04/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十六年度決算及び昭和三十七年度決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知をいただきたいと存じます。何とぞ御審議のほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 数字に関することでございますから、事務当局からお答えをいたさせます。

第46回国会 決算委員会 第22号(1964/05/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 具体的の問題はどういうことでございますか存じませんが、事務当局にその具体的な事実についてお答えさせます。事務当局でわからぬことを私がお答えします。
【次の発言】 飛行機の発達は御趣旨のように日進月歩でございます。例の超音速機というのがいま実験時代で、実用時代までにはまだかかるやに聞いておるので、わが国といたしましては、その超音速機が離着陸できるような飛行場を、それが実用化する昭和四十六年までに建設いたしまして、そうして日本を極東の航空基地にしてまいりたい考えのもとに、目下研究をいたしております。しこうして、本年度の御審議を経ました一億円の調査費がございますので、どこが一番適当で……

第46回国会 建設委員会 第31号(1964/05/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 国鉄の高架下その他のものにつきましては、日本国有鉄道土地建物貸付規則、達によりまして、原則といたしましては、あなたがおっしゃったようなことでやっております。すなわち、爆発の危険のあるようなものは困るとか、あるいは公秩良俗に反するようなものは困る、そういう基準においてやっております。ただ、しかし、その土地を得るために従来旧地主との間にいろいろな契約がある場合には、その契約をなるべく尊重して、しかも公秩良俗に反せず、爆発その他の危険のないようなものについて貸しておるというのが実情でございまして、現在においては、そう著しく社会の非難を受けるようなものはないというように私は見ております……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1964/05/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。  御質問の御趣旨のとおり、さようなることは正常なる状態でないということを私は考えておりますし、また国鉄の労組の諸君もさようなることは正常なことでないという良識をわれわれは信頼いたしまして、ああいうストのなからぬことを常にこいねがって、それをなからしめるよう努力いたしております。
【次の発言】 私どもといたしましては、直接の責任者が国鉄の総裁以下国鉄の幹部でございますから、幹部にはしばしばかようなることのないように国鉄従業員を説得し、指導するよう厳命をいたして、国鉄総裁もまたその趣旨に従いましてあらゆる手段を尽くして、あるいは文書をもち、あるいは電話その他によ……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第9号(1964/05/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 数字の問題でございますから、国鉄の当事者から報告いたさせます。
【次の発言】 私といたしましては、政府から国鉄にじかに参っておるかもわかりませんが、運輸賓といたしましては聞いておりません。
【次の発言】 先ほど副総裁が申しましたように、直接国鉄にILOの勧告がまいっておりません。そこで私どもといたしましては政府を通じまして答えたのでございまして、そのいきさつにつきましては労働大臣からお答えします。

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第13号(1964/06/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 個々の運輸行政の問題と離れまして、非常な法律論でございますから、専門家の法制局をして答えさせます。

第46回国会 社会労働委員会 第52号(1964/06/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 その責任の軽重によって適当にやっていると考えております。
【次の発言】 責任の問題につきましては、その事件の軽重によりまして、適当に国鉄総裁はやっておると私は確信をいたしております。

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/03/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 先ほど大蔵大臣が御説明申し上げましたように、どうすることが国民のためになるか、しこうして健全に国民のためになるように推進していけるかということを考えましてやった次第でございます。
【次の発言】 これを特別会計にいたしまして、車の非常な増加に伴いまして検査その他がおくれがちであるので、それを早く改善いたしまして国民の利便をはかる、こういう趣旨でこの制度を設けたのであります。
【次の発言】 十三条のいま御指摘のような部類全部が入ります。
【次の発言】 収入をもって支出に充てるということで、私はこの制度によることがいいと考えております。  それから、いまいなかのほうにおいて車検の登録……

第46回国会 内閣委員会 第14号(1964/03/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 運輸省といたしましては、道路運送法によりまして、適正なサービスをやるものに対しましては適正な利潤を与えて、そしていろいろ事故のないように督励をするという、その方針のもとに運賃の認可を運輸審議会、経済企画庁と相談をいたしてやっております。
【次の発言】 もちろんさようでございます。
【次の発言】 私は、運輸省の算定いたしました運賃が正当であると考えて、政治的な配慮を抜きましたならば、私はそれが正当であると主張いたしたのでございますが、御承知のように、内閣といたしましては、いま一番問題になっておる物価問題につきまして、政府で処置し得られる物価につきましては、その物価上昇をもたらすよ……

第46回国会 内閣委員会 第17号(1964/04/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 港湾労働対策の問題につきましては、私どもとしても非常な関心事でございまして、しこうしてまた難問題でございますので、港湾労働等対策審議会に諮問をいたしまして答申をいただきましたが、私ども拝承いたしまして、大体その答申の趣旨に従ってやれるものからやるように、私どもといたしましては労働省と協議しながら、あの答申の線に沿って、できるだけすみやかに港湾労働者の問題について対処いたしたいと思っております。
【次の発言】 相当な積み取り比率、海運の赤字は相当なものになりますが、数字はいま……。
【次の発言】 なるべくその差を縮めるべく、値上げのできるものは値上げをしたい方針でございまして、現……

第46回国会 内閣委員会 第18号(1964/04/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 今回、本国会において御審議を得ました日本鉄道建設公団法というのが、全くいま田口先生のおっしゃる趣旨によってやったのでありまして、営利のみではなく、公共性とかあるいは文化の推進力になるという点も考慮してやるべきが当然であって、営利主義のみにやるものではないということを申し上げておきます。
【次の発言】 現在の鉄道敷設法によりましては、さようなことはできないのです。運輸省がこれをやれ、あれをやれというのは、予定線というのがありまして、鉄道建設審議会にかけてこれを調査線にしてまず調査して、調査が済んだときにさらに建設線に加える、こういう段階を経なければ、運輸大臣がこれをすぐやれとか―……

第46回国会 内閣委員会 第19号(1964/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、たびたび申し上げますように、いかなる精巧な機械でも、結局は人間の力によることが必要なんです。人間の力を尊重する施策をたっとぶということは当然と考え、私ども微力ではございますが、その点に留意して運輸行政をやっておるつもりでございます。
【次の発言】 私もバスにつきましては、運輸省といたしましては、会社に対しまして賃金ストップによる経済上の損失と申しますか、被害の金額を至急に調査して出してもらいたいということを要望いたしまして、まだその提出を見ておらないのです。出次第に、ただいま申しましたような延税の措置をするとか、あるいは金融についても適当な処置をいたすつもりでございます。……

第46回国会 予算委員会 第3号(1964/01/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 はなはだ恐縮ですが、いまの質問の要旨が私にのみ込めないのですが……。
【次の発言】 お答えいたします。  むずかしいことはむずかしいけれども、一年間はストップするという確信を持っております。
【次の発言】 十四日の記者会見で私の申したことは、そのとおりでございます。少し違っておるところもありますが、大筋においてさように考えております。が、しかし、六大都市の公私営のバスにつきましては、閣議の方針に従いまして、一年間はやらないということにきまりましたからして、それは採算その他で非常に苦しいことは、十四日の閣議で申しましたように、私はそう思っておりますが、閣議できまった以上、それに従……

第46回国会 予算委員会 第5号(1964/02/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 お答えいたします。いま実はその事故の状況につきまして調査いたしておりまして、本席へ出るのもおくれたような次第でございます。目下調査中でございますから、わかり次第後刻でも……。もうわかったことだけならば、信号に何か故障があったということだけはわかっておるのですが、どういう理由で、どういうところで起こって、いかなる程度の被害があって、善後措置をどうするかというようなことについて、いま国鉄当局に命じて調査をさしております。後刻御報告申し上げます。
【次の発言】 けさほどの国鉄の事故につきまして、八時四十七分に復旧いたしました。十時、本議場に私は報告しようと思ったのでありますが、石野さ……

第46回国会 予算委員会 第9号(1964/02/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私はよく存じませんから事務当局に調べさせてあとで御返事します。

第46回国会 予算委員会 第10号(1964/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 乗車拒否はまことに遺憾なことでございまして、最近は少し減っております。(「減ってない」と呼ぶ者あり)減っております。  それから、この乗車拒否の原因はいろいろありますが、私どもといたしましては、やはり需給がアンバランスである、すなわち、車が少なくて、お客さんが、人間が多いということが一つの大きな原因であろうと思いますので、三十八年におきましては大幅に四千台ほどやりました。オリンピックに対処いたしまして、三十九年には少なくとも六千台ないし七千台ぐらいを許可して、そうして一番の原因である需給のアンバランスというものを是正していきたいと思います。  そのほか、運転手の素質が悪くなった……

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私は、本予算委員会がたまたま開かれておりますので、御質問のある前に出て、われわれが了知しておる作目の富士航空の事故について御報告いたそうと思っておったのでございますが、御質問でございますから、機会を失しまして恐縮でございますが、いま私どもが正式に察知し得ました事故状況をまず御報告申し上げます。 一、事故の概要   富士航空株式会社所属コンベア 式CV―二四〇型(双発・四〇旅客座席)JA五〇九八は、昭和三十九年二月二十七日機長三島好美外三名が乗り組み、旅客三十七名及び同乗乗り組み員一名を乗せ、同社の九〇二便(鹿児島―大分―東京)として十四時四十六分鹿児島空港を離陸し、大分空港に向……

第46回国会 予算委員会 第17号(1964/02/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 港湾荷役の現状につきましての御意見は、私どもさように感じております。そこで、私どもといたしましては、いまの港湾業者を、まずいままでのただの届け出の方針を許可制に直すようにいたしまして、そのほうをまず整理します。それから港湾荷役等につきましては、なるべく機械化をするような方途で、今回その予算も若干出ました。それからいろいろな環境をよくしてまいりまして、港湾労働者がなるべく定着するように、また安んじて仕事につくように努力をいたしてまいりたいと思っております。現在そういう届け出から認可の方途に変わりました途中でございまして、現在は約六割がおのおの決定いたしておりまして、全国で大体たし……

第46回国会 予算委員会 第18号(1964/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私どもといたしましては、国家財政の現状にかんがみまして、現予算におきまして最善を尽くして事故をなからしめるよう努力いたしております。さらに根本問題につきましては、本年度の予算が決定する閣議におきまして、最も早い機会に、少なくとも来年度予算を組む機会までに国鉄のあり方について全般的に検討いたしまして、あるいは公共性の問題、あるいは企業性の問題、さらに進んでは運賃の問題、さらに進んでは国家財政等の見地に立ちまして、いかにすべきであるかということを検討いたしまして善処いたしたいと思います。(「四十年度では間に合わぬ、三十九年度はどうする」と呼ぶ者あり)三十九年度は、現在の予算において……

第46回国会 予算委員会 第20号(1964/06/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 基本問題につきましては、ただいま総理大臣が答えたとおりでございまして、私は、困難はあるけれども、これは何とかして不平等条約を平等に持っていくように努力いたしたいと考えております。と申しますのは、最初、この話の起こりはずいぶん古いのですが、昨年日米経済合同会議におきまして、私がホッジス商務長官に、あれはどうなっておるのかということにつきまして強く要望いたしまして、その結果、自分はその担任でないからよく考えるということで別れて、その後駐米大使の武内君が私どもの考え方を強力にアメリカへ申し出まして、今度はそれじゃひとつ交渉してみようということになりまして、六月の下句に、最初は東京を要……

第53回国会 議院運営委員会 第3号(1966/12/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○綾部議長 私は、近時の世相にかんがみまして、議会主義、民主主義が非常に危機に瀕するような印象を受けておる一人でございます。そこで私は、いろいろな重要な点もございますが、この議会政治の危機を乗り切るためには、どうしても議員各自が議員各自の手でこの粛正なり粛党なり、あるいは議会主義を守ることをやらねばならぬと確信いたしております。それを実現するために、私は、不敏ではありますが全力を尽くしたい所存であります。
【次の発言】 さような仮定の問題についてここで私はお答えできません。
【次の発言】 それは、私は皆さまの御意見が多数できまったものに従うのが議長としてのあるべき姿だと思っております。皆さんの……


各種会議発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第43回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1963/02/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十八年度の運輸省関係の予算について御説明申し上げます。  まず、予算の規模でありますが、一般会計の歳入予算総額は十四億七千四百八万二千円、歳出予算総額は他省所管分七十四億二千三百十五万七千円を含んで八百十四億七千五百七十三万一千円でありまして、この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、百十一億四千七百三万六千円の増加で、約一六%の増加率になっております。この増加額の内訳を見ますと、行政部費では三十七億九千八百二十八万六千円、公共事業費では七十三億四千八百七十五万円の増加であります。  特別会計につきましては、まず、木船再保険特別会計の歳入歳出予定額は三億四千四十四……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第8号(1963/02/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 陸運行政の地方のあり方につきまして、御趣旨のように非常に不便を感じておりますので、いわゆるあなたのおっしゃる一元化につきまして、歴代の運輸大臣も強く行政調査会に要請をしております。私もこれについて強く行政管理庁長官その他に要請しております。また、東京陸運事務所の専務が非常にたくさんありまして、人員の不足ということは私も痛感いたしておりますので、本年度の予算に相当大幅な人員増加の要求をいたしたのでございますけれども、いれられなくて、本年五十人の定員増を認められたものでございますから、おそらく今後は若干の改善は期待し得られると考えております。なお、御趣旨に従って、強く臨時行政調査会……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第9号(1963/02/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 今暁一時七分に神戸和田岬灯台付近におきまして、宝海運株式会社の鳴門定期航路船のときわ丸、二百二十八トンと大同海運株式会社貨物船りっちもんど丸が衝突をいたしました。  概況は、海上保安庁が通報を受けて十五分以内に約十隻の救助艇を出し、ヘリコプター一機、その他の救助艇二隻、付近の消防艇一隻、それから宝海運の船が三隻で今救助作業をやっております。  わかりました被害は、救助された者が十九名、遺体となって収容された者が八名、行方不出が三十九名であります。  原因その他につきましては目下調査中でございます。  かような海難事故が起こりましたことについて、主管大臣として、はなはだ遺憾にたえ……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第5号(1964/05/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 超音速機の実用化に伴いまして、現在の羽田その他の飛行場がそれに不適当である、不適当と申すよりも離着陸が不可能であるというのはもう定論であります。そこで私どもといたしましては、それでは超音速機が離着陸ができるように、すなわちその超音速機が離着陸ができるということは、世界で日本が東洋における航空の主要なる場所になるということが予想されますので、その超音速機の飛行場についてどうしたらいいかということを、私どもといたしましては航空審議会に諮問いたしまして、その結論を得ておるのは皆さま御承知のとおりでございます。自民党の政調会等におきましても、各方面の権威者が集まりまして、その審議会の答……

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第6号(1964/06/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 私も実は予算委員会の答弁を読んでみまして、私の用語が形容詞があったために非常に誤解を生じたことを私は遺憾に考えております御承知のように日米間の航空協定というのは、その当時の事情と申しますか、国力に比例すると申しますか、はなはだしく不平等であるということは、私は運輸大臣に就任して以来非常に遺憾に考えておる点でございますからして、従来日米の航空協定を改善する要が多分にある。ことに御承知のように開放経済には入りましたし、OECDには加盟しましたし、日本の地位というものは非常に違ってまいりました。それと同時に日本における航空事業の発達というものも、もう世界にそう遜色はとらないような状態……

第46回国会 外務委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1964/03/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 いま松平委員仰せの御趣旨のように、私どもは、五年間たてばとにかく日本の海運は曲がりなりにも再建できるということを考えまして、そういうことを最初考えておりましたが、外務大臣がさっき説明されたように、より高い国家的見地にかんがみまして、タンカーについては二年、鉄鉱船その他については一年の留保期間で同意いたしたのであります。しかして、その五年間かかる分をなるべく縮めまして、造船能力の許す限り、また資金の許す限り、五年かかって船腹の増強をやるのをなるべく早くやるように、政府にあらゆる措置をとるように申し出しまして、政府の了承を得まして、同意した次第でございます。

第46回国会 外務委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1964/03/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 OECD加盟に関しまして、海運二法案、海運集約化、いわゆる海運助成との関連のような御質問でございますが、私どもといたしましては、OECD加盟によりまして、海運の二法案の成立と矛盾するようなマイナスの面が若干あるといたしましても、日本の国際的地位あるいは今後の開放経済に備える意味におきまして、そののマイナス面を補なって余りあり、そうして、努力によりましては、海運の再建の二法案と矛盾をいたさないと考えまして、私どもは、政府の方針に従いまして、大局的見地から同意をいたしたような次第でございます。その点は、大蔵省におきましても、あるいは政府全般といたしましても、相ともに日本の重要産業で……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1964/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 昭和三十九年度運輸省予算の概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の規模について申し上げますと、歳入予算総額は十五億九千七十一万三千円、歳出予算総額は八百六十七億三千七十九万七千円であります。この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、三十八億九千三十一万五千円の増加となっており、約五%の増加率を示しております。  この増加額の内訳を見ますと、行政部費では三十六億三千十六万二千円、公共事業費では二億六千十五万三千円の増加となっております。なお、ただいま申し上げました歳出予算総額のうちには、他省予算に計上され当省に移しかえて使用される予算七十八億四千四百二十一万二千円が……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1964/02/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○綾部国務大臣 航空行政をつかさどります運輸省といたしましては、現在の羽田東京空港が、もはやこれ以上の錯綜を許すということは事実不可能になるということを考えまして、しからばどういう方法をやるかと言えば、あの羽田を拡張することは、今日の場合どうしても地理的に不可能であります。しからば、ほかに第二空港の候補地を求めまして、そうして超音速機が日本に参ります時期と予定されておる昭和四十六年までに完成いたしたい、こういう考えのもとに鋭意、各地方を東京を中心にいたしまして、第二東京空港でありますから、九州に持っていったり北海道に持っていったりするわけにいきませんので、東京近郊をさがしまして、そうして調査、……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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