綾部健太郎衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○国務大臣(綾部健太郎君) お答え申します。 総理がさきに申されましたように、いろいろ私鉄の値上げにつきましては各方面から研究しなければならぬと思うのであります。と申しますのは、年々都市の交通は増加して参りまして、しかも、低率運賃の人ばかりがふえておって、普通の人は非常に困っておるのが実情です。これをよくするためには、設備の改善、その他いろいろなことをやらなければいけないのであります。三十四年一月に値上げして以来今日まで値上げはやっておりません。今度各方面と研究いたしまして、ここで右か左か、上げるか上げないのかということは、私ただいまお答えいたしかねます。研究の上、あらためて答弁するつもりで……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 東北地方の鉄道が、東海道線に比して非常におくれておるということも、私は遺憾に思っております。また同時にこの間羽越線に起こりました鉄道事故につきましては、原因のいかんにかかわらず、私は、国民に対して、はなはだ相済まぬと思っております。整備計画は五カ年計画であったのを少し早めまして、新五カ年計画によってやっておるのでございますが、三十七年度には百億であったのを、三十八年度には二百十億円に要求をいたしまして、交通の安全と確保に努力をいたす所存でございます。 東海道新線を非常に力を入れ過ぎて困るじゃないかとおっしゃる御議論、ごもっともですが、これはも……
○国務大臣(綾部健太郎君) ただいまの御質疑のうち、運輸省に関する問題は、石炭の鉄道の運賃を下げるかどうかということが一つと、それから、その石炭を利用して鉄道自身の電力を自家発電をやる意思はないかというように承ったのでございますが、鉄道の運賃はすでに十六億円ぐらいを三十八年度まで延納と通算制で認めておるのです。それ以上この割引をするとかどうとかということは、鉄道――国鉄の財政としてなかなか困難でございますということを申し上げておきます。 それから、電力につきましては、過去数年間の使用量は年々一割ないし一割五分ふえております。昭和三十九年度にいきますと、新幹線ができますというと非常にアップしま……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 それより先に、先ほど総理が、北陸、信越地方の雪害に対しまして申されましたが、私もその鉄道をあずかる責任者といたしまして、まことにお気の毒にたえません。目下の状態におきましては、国鉄から固有の除雪人夫約一万人、自衛隊約千三百人を出しまして、あらゆる機械力を利用いたしまして除雪に努め、同時に、通勤列車と食糧物資の輸送に万全を期しておる次第でございますから、さよう御了承願います。 次に、私に対する御質問にお答えいたします。 国鉄の経営を健全化するために、諸種の合理化対策を進めつつあるのは御承知の通りでありますが、私といたしましては、この際人員整理……
○国務大臣(綾部健太郎君) 海運業の再建整備に関する臨時措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 海運業は、基幹産業として、わが国経済の発展にとってきわめて重要な役割をになうものでありますが、諸般の事情により多額の借入金及び償却不足を有し、その企業内容は極度に悪化しております。また、海運企業間には過当競争の傾向が見られ、現状のままでは、発展途上にある国民経済の要請に応じて外航船舶の増強をはかることは、きわめて困難な事情にあります。従って、この際、政府としては、海運業が将来にわたり国民経済におけるその使命を遂行し得るようその再建整備をはかることがぜひとも必要でありますので、これが対……
○国務大臣(綾部健太郎君) 日本鉄道建設公団法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 わが国の産業経済は最近目ざましい発展ぶりを示し、国民経済も著しく向上して参ったのでありますが、さらに経済の均衡ある発展をはかりますためには、地方経済圏の整備、低開発地域の開発、臨海工業地帯の整備、新産業都市の建設等が必要であり、そのための基盤として鉄道新線の建設が強く要望されていることは御承知の通りであります。 従来、鉄道の建設は日本国有鉄道が行なって参りましたが、日本国有鉄道といたしましては、独立採算制の建前と既設線の大幅な整備増強計画に力を注いでいる関係上、鉄道新線の建設については、これを積極……
○国務大臣(綾部健太郎君) 運輸省、国鉄に対する三百十名の割り当てにつきましては、荷扱い手、線路工夫、工手等に採用するつもりでございます。(拍手)
○国務大臣(綾部健太郎君) 運輸省所管にかかわる陸運局、海運局等は、地方行政連絡会議に参加することにいたしております。
しからば、その権限を副知事、知事に移譲するかというお問いでございますが、権限を移譲する考えはありません。(拍手)
【次の発言】 お答えいたします。
運輸省といたしましては極力車両工場、修理工場等について目下検討しまして、国策に沿う石炭対策に寄与いたしたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(綾部健太郎君) お答え申し上げます。 本公団の設立によりまして、鉄道新線の建設に責任体制を確立いたしまして、そうして現在要望されておる新線建設を大いに促進いたしたいと考えております。また、特に海峡連絡鉄道の建設につきましては、地域格差の是正、経済基盤の強化に寄与することが非常に大きいものがありますので、目下青函線につきましては、北海道、青森両地点において地質の調査を行ない、所要の資金の確保等につとめる所存で、なるべく早期に着手いたしたい考えでございます。 次に、公団の資金の額が非常に少ないという仰せでございますが、本年は所要の資金程度でひとつやっていきまして、本年は公団設立早々……
○国務大臣(綾部健太郎君) 東海道本線鶴見列車事故について御報告を申し上げます。 昭和三十八年十一月九日二十一時五十一分、東海道本線鶴見―横浜間におきまして、下り貨物列車の後部三両が脱線し、これにおりから進行してきた上り横須賀線電車が衝突脱線し、さらにこの電車が下り横須賀線電車に衝突する事故が発生し、百六十一名の死亡者と百十九名の負傷者を出すに至りました。 かかる重大な列車事故が発生いたしましたことは、運輸大臣としてまことに遺憾にたえません。この事故による犠牲者の方々並びに御遺族の方々には心から哀悼の意を表しますとともに、負傷者の方々の御快癒を祈り、あわせて広く国民の皆さまに対し深くおわび……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 国鉄の運行は、安全、迅速、正確を旨としてやっておるのでございますが、近時、事故の起こりますことは、私の最も遺憾とするところでございます。本年におきましては、保安対策に重点を置きまして、力を入れまして、五カ年計画のたしか六百七十四億円のうち、三十九年度の予算において二百七億円を計上いたしまして、万遺憾なきを期しておる次第でございます。(拍手)
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 私に質問が二つございました。海運業の再建に関しまして、OECDに加入することによって困りはしないかという御質問でございましたが、大蔵大臣が先ほど説明いたしましたように、海運業再建につきまして影響絶無とは申しませんが、それよりも、OECDに加盟することによりまして、日本の縛る利益が大なりと考えまして、私はこれに加入することに踏み切った次第でございます。しこうして、それの除去の方法といたしましては、あるいは金利の低減、あるいは融資比率の拡大、あるいは計画造船を順次強力に推進していくということによってこの被害を免れることでふきると考えております。 ……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答え申し上げます。 私は、この想像し得られないようなゼネスト的のストライキが行なわれた場合の処分につきまして申し上げますが、その以前に、このストが行なわれましたならば、いかなる損害、いかなる迷惑を国民に与うるかということを、運輸省関係の職場につきまして御報告し、かような事態が起こるからして、それに参加した組合員、従業員に対しては厳然たる処罰を行ない、先例等を考えずにやっていくということを申し上げます。 まず、国鉄におきましては、どういう損害が予想されるかと申しますと、列車の休止する本数は五千七百二十三本、これによりまして旅客の迷惑する人、足を奪われる人が六百四……
○国務大臣(綾部健太郎君) 私、運輸省の観光局におきますことにつきましては、大体勝澤さんが御指摘になったようなことは、全部やらんとしておるところのことでありまして、非常にいい御示唆を得まして、その線に沿ってやっていきたいと思います。 なお、本年度、運輸省で、いま各大臣がお答えになった以外にやったことは、海外の宣伝の事務所を増設したこと、それからユースホステルにつきまして相当なる施設をしたこと等でございまして、それ以外は、勝澤先生がおっしゃったことをひとつ趣旨といたしまして、今後努力いたしてみたいと思います。(拍手)
○国務大臣(綾部健太郎君) 気象観測について、今次の凍霜害に関しまして遺憾の点があったのではないかという御質疑でございましたが、私どもといたしまして、気象庁といたしましては最善を尽くしたつもりでございます。ただ御質問のうち、福島観測所のことにつきましてお話がございましたが、学問的に申し上げましてあの気象観測所がどうこうということではないと私どもは見ております。しかし、今後観測通報それから県当局、農業従事者等の利用君側との連携につきましては、さらに一そうひとつ注意いたしまして、十分考慮しまして、農業気象状況の改善に努力いたして、一そうその気象観測を拡充いたしてまいりたいと考えております。(拍手)……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 地震を予知することは、現在の地震に関する学術、技術水準では不可能であります、したがって、気象庁の業務といたしましては、地震の発生に関する予警報を発することは行なっておらないのであります。しかしながら、地震に原因する津波については、技術上すでに予知が可能になっておるので、今回の地震についても難波警報の措置がとられたものであります。なお、地震そのものを予知することについては、鋭意技術的進歩をはかって、相当の年月を要するものと考えられますが、政府といたしましては、年々防災に関する予算を三十六年以来逐次増加いたしまして、本年は八億六千余万円の防災予算を……
○議長(綾部健太郎君) 諸君の御推挙により、私は、衆議院議長の重職につくことに相なりました。まことに光栄の至りに存じます。
私は、誠意を尽くして事に当たり、公正を旨として、議院の円満な運営をはかり、ますます国会の権威を高めるために最善の努力をいたす所存であります。
ここに、諸君の御支援と御協力をお願いいたし、就職のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 この際、清瀬一郎君から発言を求められております。これを許します。清瀬一郎君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午前十時三十七分散会
○議長(綾部健太郎君) これより会議を開きます。
【次の発言】 日程第一、議院運営委員長の選挙を行ないます。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
議長は、議院運営委員長に坪川信三君を指名いたします。
【次の発言】 内閣総理大臣から所信について、大蔵大臣から昭和四十一年度補正予算等について発言を求められております。順次これを許します。内閣総理大臣佐藤榮作君。
【次の発言】 大蔵大臣水田三喜男君。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
○議長(綾部健太郎君) これより会議を開き
す。
【次の発言】 本院議員として在職二十五年に達せられました佐藤洋之助君に対し、先例により、院議をもってその功労を表彰いたしたいと存じます。表彰文は議長に一任ぜられたいと存じます。これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
ここに議長の手元において起草いたしました文案があります。これを朗読いたします。
議員佐藤洋之助君は衆議院議員に当選するこし九回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた
よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する
この贈呈方……
○議長(綾部健太郎君) これより会議を開きます。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
旧勲章年金受給者に関する特別措置法案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。内閣委員長木村武雄君。
【次の発言】 採決いたします。
本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました……
○議長(綾部健太郎君) 諸君、第五十四回国会は本日をもって召集せられました。
これより会議を開きます。
【次の発言】 衆議院規則第十四条によりまして、諸君の議席は、議長において、ただいまの仮議席のとおりに指定いたします。
【次の発言】 ただいま内閣総理大臣から詔書が発せられた旨伝えられましたから、これを朗読いたします。
日本国憲法第七条により、衆議院を解散する。
時に午後二時五分
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