このページでは岡田利春衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。岡田利春衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○岡田(利)委員 今産炭地火力発電の問題が出たのでありますが、現在申請されておるのは北九州火力、それから常磐共同火力の七万五千キロ、加えて北海道釧路の低品位炭利用の七万五千キロ、それぞれ申請が出されておると思うのですが、これは通常国会で問題になる石炭産業の振興、特に低品位炭の需要の問題をめぐって関連が出てくるわけですが、この点についてどういう検討が今行なわれておるか。しかも常磐火力の場合には、これは実績があるわけであって、継続工事として見ていいのではないか、こう理解ができるわけです。しかし北九州の場合には、計画によると二十二万キロ程度、釧路の場合には非常に小さくて、七万五千ということで、直接低……
○岡田(利)委員 ただいまの問題に関連いたして一、二点お伺いしたいと思います。 先般の十二月二十二日の委員会でお伺いしたのですが、九州の協同火力の問題で、これはきわめて順調に電力会社と石炭会社側との話し合いが進んでおる、こういう説明を受けたのですが、最近聞くところによると、何か順調に進んでおるのではなくして非常に多くの問題がある、このように聞いておるわけです。その点どういう経過をたどっておるか、これが一つと、特に当面の低品位炭の石炭政策に関連のある北海道で、協同火力の問題についてもずいぶん検討が進んでおる、このように聞いておるのですが、これらの検討はどのように進んでおるのか、この点について経……
○岡田(利)委員 私はエネルギーの総合政策の若干の問題点について、いろいろお尋ねいたしたいと思うわけです。 エネルギーの問題を取り上げる場合には、だれしもがエネルギー政策は産業の基盤をなすものである、このように言うのであります。しかし私が戦後のわが国のエネルギー政策を検討いたして参りますと、エネルギー政策というものについて確固たるものがなかったのではなかろうか、このように考えざるを得ないわけです。最近五カ年計画が立案せられましたけれども、これも机上の空論としてものの用に立たない計画に終わってしまった。こういう傾向を実はたどっておるわけです。しかし今回池田内閣の国民所得倍増計画に基づくエネルギ……
○岡田(利)委員 前会に引き続きまして、エネルギー関係について御質問いたしたいと思います。 国民所得倍増計画に基づくエネルギーの供給計画の中では、輸入原油の将来にわたっての増大ということが特に痛感されるわけです。この計画によりますと、目標年次においては実に四・三倍の八千九百六十九万四千キロリットルの原油が輸入されるわけでありますが、このような膨大な原油が輸入される場合には、特にその供給について長期的に安定をはかり、安全の確保をはかることが長期的に考えられなければならぬ問題だ、さらにまた供給量の問題だけではなくて、価格の見通しについてもやはり非常に大きな影響をもたらすのではなかろうか、このよう……
○岡田(利)委員 今、田中委員から質問された問題について、若干関連してお伺いしたいと思うわけです。
たまたま今度の災害をめぐって監督官庁から今の問題について、席上明らかにされたわけであります。こういうケースが福岡だけに限ってあるのか、あるいは山口、常磐、北海道においても、今までそういう例があったか、この点はいかがですか。
【次の発言】 脅迫の問題もあるわけなんですが、問題はその監督官が坑内検査をする場合に、非常に坑道が整備されていない、あるいはまた保安規則からいって十分でない個所については禁柵を一時的に施して、その検査を妨害をする、あるいは極端な場合にはズリを詰めて、そこを通行できないような……
○岡田(利)委員 ただいま上提されました石炭及び鉱産物の輸送費に関する決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党の三党を代表して趣旨の説明を行ないます。 まず決議の案文を朗読いたします。 石炭及び鉱産物の輸送費に関する決議 今回の国鉄運賃値上げは、エネルギー消費構造の変革に対処するため、大幅な生産コストの引き下げを要請されている石炭産業並びに、価格中に占める運賃比率の高い金属、非金属鉱業に対して、極めて甚大な影響を与えている。 よって政府は、これら産業に対する国鉄運賃の負担の軽減について運賃補給、運賃割引等、特段の措置を講ずべきである。 右決議する。 次に、提案……
○岡田(利)委員 聞くところによりますと、政府は十三日ごろに昭和三十六年度の補正予算を国会に提出する、こういうお話を聞いておるわけですが、この補正予算の中で、特に過般来当委員会並びに本会議で決議されました炭鉱保安に関する予算措置が含まれてないように、新聞談話等の発表で見られるのであります。そこで炭鉱保安の問題は非常に緊急を要する問題でありますし、しかも本件は党首会談等も開催して、池田総理並びに通産大臣、各関係大臣が早急にこの点の万全の対策をとる、こういうことが再三再四繰り返されて言明されておるわけです。従って、初めにまず、これら炭鉱保安に関する当初通産省要求の三十六億だと思いますが、これらの予……
○岡田(利)委員 質問に入る前に委員長にお願い申し上げておきますが、時間もありませんので、大臣に対して特に重点の問題を取り上げて質問してみたいと思うのであります。従って、後日またあらためて総合的に質問させていただけるようにお願い申し上げたいと思います。 今笹本委員からも質問がありましたが、今度上程されている石炭関係内閣提出三法案、特に社会党からも二つの法案を出しているわけです。このことは、やはり今日の日本の産業政策の中で、きわめて重大な問題として、一つには農村政策、第二には零細企業に対する政策、第三には石炭産業の政策があげられなければならぬと私は考えるわけです。特に石炭産業の場合には、わが国……
○岡田(利)委員 佐久参考人に一、二の問題についてお伺いしたいと思います。 まず第一点は、先ほどから流通構造の合理化の問題が、参考人からも述べられておりますが、私は特に日本の産炭構造から考えてみて、流通構造の合理化というのは非常に大きなウエートを持つと思われるわけです。またそれだけに流通構造の合理化は、非常に至難な面も実際問題としてはあるのではなかろうか。しかしこれを進めるためにはやはり組織的に研究をし結論を出していく、こういう積極的な態度がなければ、流通機構の合理化はできないのではないだろうか、このように私は考えるわけです。特に北海道の場合には、産炭地発電といっても、これを広域的に利用する……
○岡田(利)委員 前会に引き続いて、石炭関係の法案についての質問を行ないます。
特に時間が制約されておりますので、私は端的にお聞きしたいのですが、千二百円のコスト・ダウンを目標にいたしまして、今日合理化が進められておりますが、特に今日の合理化は、生産部面において千二百円のコスト・ダウンする、この方向に非常に急速に合理化を進めておる傾向が強いと思うわけであります。そこで千二百円の炭価引き下げのうち、流通関係の合理化に伴ういわゆる炭価の引き下げ額は、一体どの程度考えておるのか、これを端的に一つお答え願いたいと思うわけです。
【次の発言】 私の記憶では、当初流通関係の炭価の値下がり分は、二百円ない……
○岡田(利)委員 私は、ただいま提案をされました自由民主党並びに日本社会党、民主社会党三党共同提案になる可燃性天然ガス及び石油の開発促進に関する決議に、賛成の討論を行なわんとするものであります。ただいま提案理由の中で詳細に述べられておりますので、ごく簡単に賛成の要点を述べて討論にかえたいと存じます。 さきに石油資源開発株式会社が創立をされて、第一次五ヵ年計画に基づいて、わが国内に賦存する石油並びに可燃性天然ガスの開発に大きな貢献をして参ったのでありますが、しかし、最終年度である本年度の予算の決定は、当初の第一次五ヵ年計画見込みより大幅に後退をして、関係者を非常に憂慮さしておるというのが実情で……
○岡田(利)委員 ただいま審議をされております北方地域旧漁業権者等に対する特別措置に関する法律案が提案をされておるわけでありますが、私は特にこの法律案の提案理由の説明で若干気にかかる点があるわけであります。それはこの提案理由の説明の中で、「歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島につきましては、わが国固有の領土であるにもかかわらず、昭和二十年八月ソビエト社会主義共和国連邦により占領されて以来事実上同国の支配下にあり」と提案理由で説明をされておるわけであります。そこでこのわが国固有の領土は、北方地域においては歯舞、色丹、国後、択捉に限ってのみ固有の領土と考えられておるかどうか、いわゆる中部千島あるいは……
○岡田(利)委員 ただいま提案になりました石炭関係五法案の中で、特に臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案、さらに石炭鉱山保安臨時措置法案については、前国会でも十分質疑が行なわれたわけです。わが党としてもこの二法案については大して問題点もありませんので、特に臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案については、最近の石炭鉱害の発生状況並びに復旧の状態、あるいはまた、その鉱害に関する調査の実情等の新しい資料を提出されまして、本委員会においての説明を求めたいと思うわけです。さらに、石炭鉱山保安臨時措置法案につきましては、これも同様、前国会では本会議の決議もあるところであります。従って、最近の石炭鉱……
○岡田(利)委員 前会の石炭対策特別委員会で通産大臣から、これからのわが国のエネルギーの政策に関する所信の表町が行なわれたわけです。この中で大臣は、これからのエネルギーに対する考え方として、当然エネルギーの流体化の傾向が漸次濃くなっていく、従って、消費者によるエネルギーの自由選択を基調としながらも、長期にわたるエネルギーの安定供給問題、あるいはまた、外貨負担の軽減による国際収支の面における効果の問題、加えて、今日国内エネルギー産業の雇用吸収率が非常に高いので、雇用の安定という社会的側面も十分考慮をしてこれからその対策を立てるべきである、こういう所信の表明があったわけです。私は、この所信の表明は……
○岡田(利)委員 前会に引き続きまして、若干エネルギーの基本問題について質問しまして、それから保安関係の質問をしたいと思います。 そこで、まずお尋ねをしたいのは、これは企業局あるいは公益事業局それぞれの担当でけっこうなわけですが、今日のわが国の産業構造から、部門別にずっと見まして、エネルギーのコストが一体どうなっているか、特に初めに、国際的な価格の比較とエネルギー・コストの比較、この点については一体どういう傾向になっておるのか。大体わが国の場合には、比較的安い水力開発というものが先行して参りましたから、電力については、国際的な比較の面から見ますと安いのではなかろうか。それ以外については、国際……
○岡田(利)委員 ただいま伊藤委員から質問された燃料コストの問題について、一点だけお伺いしたい。これは質問というよりもある程度要請という面が非常に強くなると思うわけです。 今のわが国のエネルギー価格の問題なんですが、これを国際的に比較をする場合に、石油はほぼ国際価格、もしくは下がりぎみにある。それから石炭の場合にはもちろん高いわけなんですが、電力の場合には、平均して欧米に比べて大体六〇%くらいのところじゃないか。産業向けの電力の場合は大体六〇くらいなんです。ところが小口電灯料金については、一五〇%になっておるわけです。平均をして欧米に比べて電力の場合は大体八〇、こういう国際比価が出ておるわけ……
○岡田(利)委員 ただいま議題になりました北方地域旧漁業権者等に対する特別措置に関する法律案について、質問いたしたいと思います。 私は前国会でも、この法案について御質問申し上げたのでありますが、その冒頭に政府は提案の理由の説明として、「歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島につきましては、わが国固有の領土であるにもかかわらず、昭和二十年八月ソビエト社会主義共和国連邦により占領されて以来、事実上同国の支配下にあり、」このように提案の理由の説明がなされておるわけです。そこで私は端的にお聞きいたしたいのでありますが、択捉島以北四十キロのウルップ島からシュムシュ島のいわゆる十八島、これを俗に中部千島とか……
○岡田(利)委員 関連ですが、今板川委員の質問は、先般の連合審査で私も質問した個所なんですが、問題は、製品の輸入については、当面自由化の計画に入っていないということで、あまり問題ないではないか、こういう意見なわけです。もちろん当面は問題ないでしょうけれども、石油業法というのは恒久立法なんです。政府の出したものは、暫定的な立法ではないわけです。そうしますと、当然わが国の石油は、どうしても自由化の方向をたどって、特に電力が半数を占める、こういう想定の上に立ってこの業法が提案されておるわけであります。そこでやはり何といっても石油製品の大部分を占めるのは重油でありますから、重油の長期安定供給の態勢とい……
○岡田(利)委員 まず私は本法の本題に入る前に、いわゆる公正取引上の問題として一つの問題を御質問したいと思うわけです。 それは現在、石災産業が、非常な技術革新あるいはまたエネルギー構造の革命の中で、非常に困難な状態にあることは御存じだと思うわけです。しかも最近の傾向として、いわゆる租鉱炭鉱が非常に増加をしておりますし、しかもこの租鉱炭鉱の許可基準については、合理化臨時措置法に基づいて、坑口の許可基準というものが定められて、最近は漸次安定的な租鉱炭鉱が許可をされる、こういう傾向になっておるわけです。しかしながら、大体日本の鉱区というものは、ほぼ大手が独占しておる。あるいは中小の炭鉱で比較的に鉱……
○岡田(利)委員 佐野参考人にお伺いしたいと思うのですが、ただいま述べられた意見は、いわゆる業者として特に要請をする、陳情をするという内容であったと思うわけです。そこで私は、若干の問題について御質問いたしたいと思うのでありますが、現在、全国地質調査業協会連合会加盟は百六十三社である、こういうお話でございますが大体、鉱業法上でいういわゆる鉱物を探鉱する場合と、鉱業法でいう鉱物以外のいわゆる地質調査、地質学上の一般的な地質調査、こういう面では、現在、大体全国的に総延べメートルといいますか、そういう仕事の状態は、一体どういう傾向にあるのか、もしその点おわかりであればお聞きしたいと思うわけです。 そ……
○岡田(利)委員 ただいま同僚の神田委員から御報告になりました福住炭鉱の災害に関して、特にこの災害の調査の結果きわめて重要な問題点について、端的に質問を申し上げたいと思うわけです。
実は私も一緒にこの福住炭鉱の災害の視察に参ったのでありますが、その後ずいぶん日にちもたっておりますし、私ども調査団が参りましたときには、まだ遺体の搬出が完全に終了しないという状況であったわけです。従って、その調査団の派遣後特に判明した、この災害に伴う事情がもしあるとするならば、その点について、まず保安局長から説明を願いたいと思うわけです。
【次の発言】 ただいま報告にありました通り、この福住炭鉱は租鉱炭鉱でありま……
○岡田(利)委員 きょうは大臣が出席できませんので、本法案に対する質問の予備的な質問、こういう軽い意味で若干質問いたしたいと思うわけです。 今、多賀谷委員から資料の提出の要求がありました通り、炭鉱離職者の実態、あるいはまたその動態というものは、なかなかつかみ得ないわけです。従って本法案を審議する場合に、その実態をやはり把握しないと、なかなか核心に触れた質問というものは非常に困難であろうかと考えるわけです。これからの審議の方法の関連もありますので、今局長が答弁いたしましたこの資料の提出は、いつごろまでにできるのか、まず、この提出の時期を一つお聞かせ願いたい。
○岡田(利)委員 前回の委員会で事務当局に、今回出されております炭鉱離職者臨時措置法等の一部を改正する法律案の若干の質問をいたしておりますので、きょうは主として大臣に、これから炭鉱の合理化政策が進められていくにあたって、雇用を中心にして一体どういう特徴を持ってくるかという問題点について、まず基本的に考え方を聞きたいと私は思うわけです。というのは、昭和三十三年から炭鉱の合理化か政府の強力な指導のもとに行なわれておるわけでございます。しかも、最近とみに、千二百円の炭価の引き下げにあたって、諸物価の値上がり、あるいはまた電力料金、あるいは国鉄の輸送賃等の値上がりによって、相当マイナスの部面が多くなっ……
○岡田(利)委員 あすからの審議に必要な資料を要求したいと思います。できなければできないではっきりしてもらいたいと思います。 まず第一点は、コストの関係なんですが、合理化法が施行されて今日までの合理化進行過程の中で、公共料金、資材代が値上がった、全国平均でばく然と資料が出ておるわけですが、これを地域別に、公共料金の値上げあるいは諸物価、諸資材の値上がりによって、一体コストにはどういう影響を及ぼしておるか。 それから第二点は、合理化の反転現象として、たとえば首切り、退職資金がどんどん出ておるわけです。それに関連して、企業を切り離せば、それに対する実績も当然出て参るわけです。そういう合理化を進……
○岡田(利)委員 ただいま両案が当委員会に付託をされておりますが、私は主として産炭地域振興事業団法案について質問をいたしたいと思います。 産炭地振興法に基づいて今回産炭地域振興事業団法案が提案をされておるわけでありますが、産炭地振興法を私どもが討議をした場合に、産炭地域の振興に対するいわゆる考え方の問題、これがやはり一番論議の焦点ではなかったか、このように私は記憶いたしております。というのは、この産炭地域振興事業団法の内容を見ますと、特にこの立法の目的に、著しく疲弊した産炭地域において新しく鉱工業をまず計画的に開発をするのである、さらにまた、当該地域の鉱工業の振興のために必要な仕事をするので……
○岡田(利)委員 大滝さんに二、三点お聞きしますが、先ほど説明を受けた中で、若干資料的な点を承りたいと思います。 それは、現在の大峰の売り上げ手取りの平均は大体どの程度になっているんだろうかという問題が第一点です。 さらに第二点の問題は、先ほど下期の二月までの決算では、大体トン当たり二千百二十二円の赤字である、こう言われておるのですが、トン当たりコストはどういう状態になっておるか、この点についてまずお知らせを願いたい。 つけ加えて鉱害についてはどの程度発生をしておるのか。それがコストにはどういう影響があるのか、あるいはまた未処理の鉱害についてはどういう実情にあるのか。 それから会社の言……
○岡田(利)委員 関連して一、二点資金問題で御質問したいと思うのですが、前に政府から出してもらった資料と、今始関委員の配付した資料で、特に復金と見返り資金の関係では残高がずいぶん数字が違うように思うわけです。通産省から出してもらった資料ですと、復興金融金庫の残高は、三十六年九月末で五十億四千二百万の残高があるわけですね。この内訳は設備資金、炭住資金その他坑木代金、こういう工合に実はなっておるわけです、この違いがあるわけです。いずれにしましても、復金及び見返り資金の関係は、これは実際問題としては返す一方になっているわけです。今日特に資金事情が、今質問の過程でも明らかになったように、非常に逼迫して……
○岡田(利)委員 産炭地域振興事業団法の一、二の点について御質問申し上げます。 実は先般問題になりました第十九条の業務の範囲でありますが、私どもとしては事業団の設立に期待することは、もちろん産炭地域における疲弊している状態から鉱工業を振興させるための具体的な事業を行なう、しかも、その産炭地周辺にはおびただしい失業者が停滞しておることは御存じの通りでありますので、従って事業団の目的とし、あるいはまた直接事業団が事業振興のための土地の造成をする、あるいはまた工作物の建設をするということが、一歩前進をして産炭地域に停滞をしている人の雇用をどう拡大していくかが当然問題にならなければならないと思うわけ……
○岡田(利)委員 麻生参考人に二、三点お聞きしたいと思うのですが、今日の炭鉱の合理化の実態をどのように認識しておられるかという問題。もちろん経営者も努力をして、何とか一つ自分の山の経営が立ち行かなければならないということで、懸命な努力をしておられるわけです。しかしその内容にはずいぶんアブノーマルな要因が非常に含まれておるわけです。政府に言わせると、ずいぶん苦しいと言うけれども、炭鉱経営者は何とかやっているじゃないか、けっこう歩いているじゃないか、決算を見ればある程度の収益もあるじゃないか、こういう見方もあって、石炭合理化の進行過程における問題点というものは、どうも表面に浮かび上がってこないとい……
○岡田(利)委員 ちょっと関連して。保安法に基づく部長の命令は二十七条に定められておるわけですね。しかも、保安監督官が部長の権限を代行するわけです。そこで、運用上の問題として二つあるわけです。法に基づく命令を出す場合と、それから部長通達といいますか、そういう二つの形式がとられておるわけです。しかし、法律、規則をずっと調べても、部長の通達の法的根拠はどこにあるか、こう考えるわけです。そうすると、通達根拠というものは実際保安法上私はないのじゃないかと思う。あるとすれば規則違反に該当する面、それは法二十五条になると思うのです。これもやはり命令なんです。これは保安規則に違反しておる、あるいはまた保安規……
○岡田(利)議員 今の一つのケースの問題ですが、どういう場合を想定しているかということが問題になってくると思うわけです。わが国の中小炭鉱の現勢は大体Aダッシュ・クラス、こう言って差しつかえないのではないかと思うわけです。しかも、今日の炭鉱の経営構造から判断をして、普通一般の中小炭鉱において坑内外の比率は七対三、この程度が今日の坑内外の人員の比率の傾向だと思うわけです。ですから、一挙に、三百名の炭鉱で二百名を解雇するという事態が起きる条件というものは、どういう場合が想定されるであろうか、こう考えてみますと、なかなかそういうケースはないという工合にわれわれは今までの実績から考えているわけです。ただ……
○岡田(利)委員 おとといですか、商工委員会と石炭の連合審査のときに、これからの政府のエネルギー政策について、私は質問をいたしたわけです。その際、通産省の企業局の方の答弁としては、総合的なエネルギー政策を検討していくのは、従来あったエネルギー懇談会というものを解消して、現在ある産業構造調査会の中にエネルギー部会というものを作る、しかもこのエネルギー部会というのは、現在ある、石炭に関しては石炭鉱業審議会、あるいはまた、石油については、今回出されている石油業法に基づく審議会、加えて、電力については、電力事業の審議会がある、こういうものと連関性を持たして、これからのエネルギー政策を考えていき、その方……
○岡田(利)委員 政府が先般石炭対策について閣議決定をしたわけでありますが、その閣議決定に関連して、現在若干労使間に未解決の面がございますので、その点についてまず質問したいと思います。 閣議決定の内容は、政府が強力な調査団を編成して実態を把握し、答申をし、その答申に基づいて政府が閣議決定するまで、経営者は解雇は行なわない、従って労働者は紛争を起こさない、こういう閣議決定がなされておるわけです。ところが、調査の結果が答申されて、政府が閣議で答申に基づいて必要な措置を決定する、その決定をした場合には、それ以降では労使の紛争の問題――経営者はもちろん閣議決定は解雇ができるという解釈が成り立ちます。……
○岡田(利)委員 私は今回の北洋のサケ・マスに対する政府の自主規制の案について質問いたしたいと思うわけであります。まず私は、ある程度の自主規制をとって資源の保護をはかる、こういう立場については是認をいたしておるわけであります。そういう立場に立ってこれから大臣に御質問申し上げたいと考える次第です。 まず第一点は、今回のサケ・マスの自主規制の政府案が発表されるに及んで、まず問題なのは、すでに昨年の日ソの漁業専門家会議において、特にこのマス資源の減少、こういう問題をめぐって、資源についての認識が大体合意に達しておるわけです。しかし今回政府の自主規制案が発表されたのは、すでにもう出漁期を控え、また民……
○岡田(利)委員 ただいま福田大臣から所信の表明があり、あわせて最近の災害についての報告があったわけですが、今所信表明の中にありましたように、石炭鉱業調査団がそれぞれ現地の調査を終了しまして、来月の中旬にはその答申を出す、こういう段階になっていると聞いておるわけです。私は、まずこの際明らかにしなければならぬ二、三の点について申し上げてみたいと思うわけです。 それは、四月の五日、特に炭労から政府に対する石炭政策の変更の要求があって、しかもその時点において、当時池田総理大臣並びに佐藤通産大臣、加えて福永労働大臣、大平官房長官、田中自民党政調会長が出席をして、いろいろ事態の収拾について政府の回答が……
○岡田(利)委員 この際若干資料の要求をいたしたいと思いますが、現在の九社、並びに電発を含めて十社になるわけですが、現有火力発電所、特に石炭火力の問題なんですが、最近新鋭火力ができて、石炭と油の比率というものが、その場合々々で実は変動があるわけです。従って、現有の石炭専焼火力において石炭をマキシマムにたいた場合に、どれだけ一体容量があるのか、これを一つ各社別に資料を御提出願いたいのが第一点であります。 それから第二点は、現有の石炭専焼火力でマキシマムにぎりぎりまで石炭をたいた場合に、それが各社別の電力コストに一体どういう影響があるのかということが第二点の資料です。 それから第三番目の資料は……
○岡田(利)委員 ちょっと資料要求について。前回の石炭対策特別委員会で、私の方から資料の要求を実はいたしておるわけです。資料の提出を求めたのでありますが、その後その資料がなかなか出て参らないのです。すでに委員長も御存じの通り、私の要求しました資料は、現在の電力会社各社別に、一体石炭専焼火力が石炭をマキシマムにたいた場合にはどの程度石炭がたけるのかというのが、第一点の資料なわけです。それから第二点の資料は、現在石炭専焼火力の実績という本のはどの程度になっておるのか、油と石炭の割合というものは、一体現実の問題としてどうなっておるのか、実績を出してもらいたいというのが第二点の資料です。第三点の資料は……
○岡田(利)委員 石炭調査団が半歳の間わが国の石炭産業の方向をきめるために努力されましたことに対して、心から敬意を表します。 まず、十三日の日に石炭鉱業調査団が、池田総理大臣に答申大綱を示されたわけです。これはあくまでも答申大綱でありますから、大綱の次には要綱があり、要綱の次には詳細があるものと承知しておるわけです。従って、いわゆる要綱が出、詳細が出なければ、調査団の任務は完遂したとは思わないわけです。従って、調査団としては、その要綱なり詳細というものは、いつまでに池田総理大臣にお出しになる予定なのか。そういう用意があるのかどうか。そういう点について公表する用意があるのかどうか、こういう点に……
○岡田(利)委員 私は、北海道十勝太に建設予定をされておりますロラン・サイト施設並びに矢臼別の演習場の問題について、質問いたしたいと思います。 時間がありませんので、端的にお尋ねをしますが、このロランCの問題は、すでに八丈島に建設の予定が、地元の強い反対にあって、それが硫黄島に変更するということになり、残されたのは、わが国の領土では十勝太の一地点になっておるわけです。そこで、私は、まず長官に、いろいろ政府からロランCについての説明がなされてきましたし、また本委員会でも問題になってきたわけですが、このロランCの施設を設置する目的並びにその利用の範囲を一体政府はどのように考えておるのか、この点に……
○岡田(利)委員 ただいま議題になっております石炭関係の四法案に関連して、御質問を申し上げたいと思います。 有沢調査団の答申の中で特に、池田総理が炭鉱労働者に約束している雇用の安定を第一義的に考える、その趣旨に基づいて調査団が編成されて答申がなされたわけです。ところがこの炭鉱労働者の、特に雇用転換の問題を中心にして、これを一体どのように計画的に、かつ合理的に雇用の転換ができ、しかも生活がそこで安定できるのかということが、非常に重要な問題として提起されておるわけです。有沢調査団の答申の内容を検討して参りますと、現在石炭鉱業合理化臨時措置法にある石炭鉱業審議会というものをまず改組して、これを強化……
○岡田(利)委員 私は、亜麻産業の問題について質問をいたします。まだ繊維局長が来ておりませんから、ほかの省の関係の質問を先に行ないたいと思います。 今日、亜麻産業は、実は経営の合理化その他で多くの問題が発生いたしておるわけです。最近の傾向を見ますと、亜麻繊維の需要というものは拡大されつつあるわけでありますが、しかしながら、一方において亜麻の生産については、大体が横ばい、停滞ぎみにあるというのが現状ではないか、このように考えるわけです。 そこで、私はまず農林省にお聞きいたしたいのでありますが、昭和三十八年度の亜麻栽培の計画は、一体どのように策定をしておるか、その計画はどうなっておるかという点……
○岡田(利)委員 政府は、前国会に石炭関係の四法案を提出いたしたわけでありますが、この致命的な欠陥は、石炭鉱業合理化臨時措置法の改正にあたって、何といっても有沢調査団の答申のかなめになる石炭鉱業審議会の改組強化を明確にしなかったことで、これは当然合理化法の性格そのものも変わってくるものと私は理解をするわけです。この法の改正がなされなかったところに致命的な欠陥があると思うのです。しかも、この審議会の性格なり運用については、先ほど滝井委員の質問に対して総理も答えられましたが、これはあくまでも有沢調査団の答申に基づき石炭鉱業審議会の改組、強化を行なう、有沢調査団の考え方に基づき審議会の運用が行なわれ……
○岡田(利)委員 これから審議をするための資料を要求しておきたいと思います。 労働省関係の再雇用計画の推定になるわけですが、失業保険の日額表、これのランク別の人員計画は一体どういう計画をしておるか、この資料をぜひ出してもらいたい。 それから第二は、勤続別の再雇用計画の予定表、勤続別には一体どういう推定をしておるか。 それから第三点目は、炭鉱失業者が一万数千名滞留しておるわけですが、これの実態はどうなっておるかという資料。 それからさらに、炭鉱における未亡人労働者並びに身体障害者の状況は一体どうなっておるか。それから私傷、公傷別、大手、中小別に長欠者の実態はどうなっておるか。これから具体……
○岡田(利)委員 初めに通産省関係の質問をいたしたいと思いますが、予算委員会で、わが党の成田委員の質問に対して、特にこれからのスクラップの計画は、地域経済に重大な関連のある場合についてはこれは再検討する、こういう御答弁がなされておるわけです。しかもこれは社会党と自民党、公党間の約束でもあり、また通産大臣が本会議でも、この面につきましては明確に答弁をしておるところであります。そこで私がまず第一点としてお聞きしたいのは、地域経済に重大な関連のあるスクラップ計画というのは当然審議会で検討されると思いますけれども、審議会が検討するのは、これは地域別炭田別に毎年度のいわゆる出炭規模、これに伴う離職者に対……
○岡田(利)委員 ただいま報告のありました宇部の大浜炭鉱の災害について、先ほど理事会で委員派遣が決定いたしておりますから、その調査に行く予備的な質問という形で、若干お尋ねいたしたいと思います。
まず第一点は、今度保安監督署が法律の改正で正式にできまして、その監督署から当然大浜炭鉱に、保安監督官が保安監督のために派遣をされておると思うわけです。それは大体いつの時期にこの保安監督が行なわれておるか。このことをまず第一点としてお伺いします。
【次の発言】 宇部の社長の話によりますと、今度の事故は、原因としては予想外のところに予想外の粘土質の砂層があった、これが原因であって、不可抗力かどうかの問題は……
○岡田(利)委員 関連してこの際、石炭局長にお伺いしておきます。 大浜炭鉱といえば、実は災害復旧をしておるわけです。しかし鉱員は、危険であるという判断で就業拒否をするという傾向も、私どもが帰った以後起きておるように実は聞いておるわけです。問題は、大浜炭鉱は、調査団のこれからの炭鉱近代化計画の中でも、一応ビルドアップの山に指定をされておるわけです。しかし中小炭鉱でありますから、この災害の復旧に相当の資金を要し、相当の日数を要するものと考えるわけです。したがって、このまま放置しておくと、即閉山という事態も起きるのではないか、こう判断されるわけです。そういたしますと、年産約二十万トンの山が突如とし……
○岡田(利)委員 石炭鉱山保安臨時措置法が施行されてから、私の手元にある資料では、今年の三月末までの石炭鉱山整理交付金を交付した炭鉱数は、四十八炭鉱の勧告が行なわれておって、しかも交付金を引き渡した炭鉱数が十炭鉱、こういう資料が実は手元にあるわけです。
そこで、一年有半経過した本法施行以来の業務の実態は一体どうなっておるか、この点についてまずお尋ねしたいと思うわけです。
【次の発言】 大体、この三月までの資料ですが、この法によって、廃止勧告は第七次に実は及んでおるわけです。その後第八次勧告が行なわれたかどうかしりませんけれども、いま局長が説明しましたように、廃止勧告が行なわれてその後交付申請……
○岡田(利)委員 次会の石炭対策特別委員会で、合理化臨時措置法の一部を改正する法律案並びに電力用炭代金精算株式会社法案、石炭鉱業の経理規制に関する法案並びに重油ボイラーの規制に関する法案の四法案が一括審議をされるわけです。そこで、審議を円滑に進めるために、資料を要求したいと思うわけです。 まず、合理化臨時措置法並びに電力用炭の精算株式会法については、政令委任事項がきわめて多いおけです。したがって、政令に委任する事項は一体どういうことを考えているか、この点について資料を出していただきたいというのが第一点です。それから合理化臨時措置法関係では、炭鉱の近代化の状況、昭和三十七年度の実績は大体どうか……
○岡田(利)委員 初めに、過般開かれました石炭鉱業審議会において、昭和三十八年度の閉山のワクが五百五十三万トンに決定されておるわけですが、調査団の答申に基づく閉山規模は、一応昭和三十七年度の閉山並びに昭和三十八年度の閉山を含んで、昭和三十九年度以降どの程度の閉山規模を想定しておるのか、まずお伺いしたい。
【次の発言】 有沢調査団の答申に基づくと、閉山規模については明らかにされておりませんけれども、大体そのめどとして一千二百万トン程度と言われてみたり、一千百万トン程度ではないかと言われている。いずれにしても一千百万トンをこえることはないという考え方に私は貫かれておると思うわけです。
〔委員長……
○岡田(利)委員 佐藤通産大臣の時代に、私は石炭鉱業合理化臨時措置法の運用についていろいろだだしたのでありますが、特に合理化臨時措置法の目的にもありますように、本法は「石炭鉱業を整備し、石炭坑の近代化等を促進し、坑口の開設等を制限し、及び未開発炭田の急速かつ計画的な開発を促進することにより、石炭鉱業の合理化を図り、もって国民経済の健全な発展に寄与する」、こういう目的でこの合理化臨時措置法が定められておるわけです。ところが昭和三十年八月十日に本法が成立以来、この法律の運用というものは、重要な柱について一度も運用されていないということが、きわめて重大な問題になったわけです。特に私は本法の運用に関し……
○岡田(利)委員 ちょっと関連して。そうしますと、四十一年度の石炭専焼火力の総計の発電力はどのくらいあるのですか。
【次の発言】 休廃止が四十一年度まで行なわれるわけですね。大体七十三万キロ行なわれる予定になっております。したがって休廃止の計画は、当初計画に変更はないかどうかというのが第一点。それから第二の問題は、石炭火力の場合には、普通今後の計画を立てるにあたって、運転率、操業率は一体どの程度に見込まれるか。もちろん年度によって違うでしょうし、石炭の事情によって変わってくると思われますが、現行はどの程度の実績か。それと四十年、四十一年はどの程度を一体想定しているか、これをお伺いしたいと思いま……
○岡田(利)委員 ただいま当委員会で、四法案について審議をいたしておるわけです。今日まで四法案について審議を続けてまいったわけでありますが、その審議の過程から特に当委員会でも問題として煮詰めている点について、参考人から御意見を聞きたいと思うわけです。 きのうの委員会で今度、重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正して延長するということで、当初単純延長をわれわれは期待をしておったわけですが、伝熱面積五十平米を百平米まで上げる、これは特に中小企業準対策として万やむを得ないという内容で提案されておるわけです。もちろん燃料費から見て、中小企業の場合、ある一定の限られた業種に……
○岡田(利)委員 本日私は、先般の石炭鉱業審議会で特にその対策規模の中で最もウエートを占める三井鉱山関係の問題についてお伺いしたいと思うのです。もちろん石炭鉱業審議会は、個別の山については個別的にその内容を明らかにしておるわけではございませんけれども、しかし昭和三十八年度のスクラップ計画というものは、何といっても三井鉱山の占めるウエートというものが非常に大きいわけです。その対策の重点というものは、当然それは言おうと言うまいと、北海道の場合には三井美唄を中心にして考えられるでしょうし、さらに審議会の権限として、私が問題にしました九州筑豊二山の田川、山野、この企業形態の変更、こういう問題が実は出て……
○岡田(利)委員 合理化臨時措置法の改正案の中で、特にこれは有沢調査団の答申等に基づいて、坑内組夫の使用規制をする。したがって、その規制は省令においてその基準を定めるわけでありますが、一応資料として出されたその基準の内容を実は検討してまいったわけです。もちろん法律用語として、営業工事あるいは起業工事というものが明確に一体区別できるかどうかという若干の問題もあるでしょうし、あるいはまた営業工事の場合でも便法的に区分をするというような場合も、ごく小工事についてはあり得ることもあるわけです。したがって、その区分の明確化はできないと思いますけれども、やはりこの答申の趣旨は、原則としてはいわゆる起業工事……
○岡田(利)委員 わが国の石油の需要が爆発的に増加をしてきたことは御承知のとおりでありまして、特に石油では最大の輸入国であり、また第三位の石油消費国である、こういう状態から考えて、過般の中東動乱に基づくその後の影響というものは、当初政府は楽観的な見解を示しておりましたけれども、石油製品の値上がりは避けられない状態になってきておるのではないか、こう実は予測されておるわけです。しかもこれは大体七月から九月にかけて百円ないし五百円のキロリットル当たりの値上げは必至である、こう実は言われておるわけですが、その後の見通しについて、一体どういう対策を立てておられるか、あるいはまた、この中東動乱の余波はどう……
○岡田(利)委員 長い間、石炭政策が当委員会、国会で問題になってまいったわけですが、特に石炭の問題がわが国の政治の課題になってまいりましたのは、昭和三十年に合理化臨時措置法が制定されて以来であります。そして国際的なエネルギーの流体化の現象、特にわが国の場合には昭和三十六年ごろから急速に石炭産業の合理化の方向が非常に急テンポに進んでまいったわけです。三十七年に第一次調査団が編成され、その答申に基づいて、いわば石炭対策の第一期というのは昭和三十八年から三十九年にかけて行なわれ、その後第二次調査団が派遣をざれ、さらに第三次の答申が行なわれた。今日の日本の石炭産業というものは一体どういう実態にあるのか……
○岡田(利)委員 石炭産業の合理化が進められてまいりまして、特に今年度の予算から考えましても、さらに三百三十万トンを上回る山の閉山が行なわれるわけです。特に政治的にも非常に注目をされました豊里鉱の閉山もすでに決定をいたしておるわけであります。また三菱茶志内、藤田炭鉱、さらに高根、住吉、三舟の租鉱炭鉱、こういう形で中小炭鉱では今年すでに閉山協定が終わった山もございますし、これからも閉山が進められてまいると思うわけです。そこで今日までの、これらの炭鉱離職者に対する再就職の状況についてどうなっておるか。さらにまた緊急にいま閉山になっている各山の炭鉱離職者に対する再就職対策は、労働省としてどういう角度……
○岡田(利)委員 先ほど来の質問に対する答弁を聞いておりますと、石炭対策の抜本対策が打ち出されて一応昭和四十五年度で自立安定をしていく、したがって石炭特別会計も昭和四十五年あるいはまた今回の期限の延長についても四十五年ということになっているわけです。しかし今回行なわれる合理化閉山あるいはまた合理化による炭鉱離職者、これに対する対策はその後長い時間をかけて進められ、なおかつ高年齢層を中心にして離職者というものが滞留している、こういう経過をたどっているわけです。ですから今年三百三十万トン閉山をする、年次計画で閉山は組まれているのです。さらにまた条件悪化等においてどうしても炭鉱経営が困難であるという……
○岡田(利)委員 御存じのように石炭産業は、いま再建の第一歩を踏み出すわけですが、今年度のそれぞれ各産業の労使の賃金問題はほぼ終わったと見られるわけです。しかし石炭に限ってはまだその解決を見ていないわけですが、特に最近の交渉について大臣はどういう理解をされておるか、そういう点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 きのう石炭協会と炭労及び全炭鉱の交渉が持たれて、いわゆる会社側、協会は今年度の賃金について最終回答として一方八十一円の回答をいたしたわけです。これに対して炭労、全炭鉱ともに八十一円は七%で、昨年はこれよりも若干プラスされたものもございましたし、昨年よりも低いこの提案をのむ……
○岡田(利)委員 長時間にわたって参考人の方々から貴重な御意見を拝聴しましてありがとうございました。 二、三御質問申し上げたいと存じますが、まず第一点は、石炭政策を要求され、今度の政策を受けられる側に立ったわけです。もちろんわが国の石炭産業の歴史的経過から見て、大手、中小の協調と対立の歴史、こういうものをわれわれは身をもって実は味わってきたわけです。しかし、今日のこの時点に立って考えれば、いずれにしても昭和四十五年で日本の石炭産業の自立を目標にする、しかも体質的には残る山というものはほぼ決定に近づいておる、こう申さなければならないのではないかと思うのであります。そういたしますと、大手の協会の……
○岡田(利)委員 お忙しいところ、貴重な参考意見を聞かしていただきまして、まことにありがとうございます。若干御質問を申し上げたいと存じます。 いまお話もありましたように、電力用炭の引き取りがまだ順調にまいっておりませんから、六百万トンをこえる貯炭がすでにあるわけです。貯炭になるということは、御存じのように少なくともトン当たり三百円程度の貯炭経費がかかることは、これはもう常識的なわけです。しかし一方、各電力の貯炭状況を見ますと、そのスペースからいって貯炭引き取りは可能であるわけです。ですから決済は別にしても、私はこういう石炭の置かれておる現状から考えれば、九月に決済しようと、一応貯炭はやはり一……
○岡田(利)委員 再建整備臨時措置法案の第二条の「再建整備計画」についてお尋ねをしたいと思うのですが、特に「再建整備計画」の中で、一から四までの内容が本条では規定をされているわけです。そこで、「石炭の生産及び販売並びに財務に関する計画」がございますけれども、生産の場合には一応の計画というものが策定され得ると思うわけです。しかし販売の場合には、いわゆる政府が負担増対策をしての政策的な需要と、その企業が企業努力で販売計画を立てなければならない部面が出てくるわけです。しかし、今日の需要の状況を見ますと、自力で販売をする計画は一応出るとしても、実際問題として今日の石炭の急激な後退を見ますと、計画を認定……
○岡田(利)委員 今回の石炭政策の抜本策の中で、特に掘進補助金の新しい制度が打ち出されたわけです。この内容は、起業坑道の場合には四割、沿層の場合には三割の補助ということで予算が計上されておるわけですが、この具体的な支給の基準についてはほぼ煮詰まっておるかどうか、まずお伺いしたいわけです。
【次の発言】 この掘進補助金の支出は一応実績主義をとっておるわけですが、これは上期、下期に分けて出すものか、あるいはまた四半期ごとに出すという考え方か、この面、いまどういう考えを持っておられるか承りたいと思います。
【次の発言】 先般の委員会でも問題になっておるわけですが、最近の石炭企業の金融の状況は非常に困……
○岡田(利)委員 大臣が時間がないそうですから、大臣の質問を先に行ないたいと思います。
昨年の六月に当委員会で、これからの石炭事業対策として石炭火力の建設が八基決議されておるわけです。今日磯子、竹原の二基が追加をされて、一応五基建設のめどがついた。そういたしますと、あと三基、当委員会の決議に基づけば建設をすべきではないか、こういうことになっておるわけですが、その後この磯子、竹原の二基以外の石炭火力について、一体どう考えられておるのか所見を承りたいと思うのです。
【次の発言】 これからの需給状況を十分検討して、そういう問題について具体的にさらに検討を加えていきたい、こう言われますけれども、いろ……
○岡田(利)委員 どらも貴重な御意見ありがとうございました。大体参考人の述べられた意見というものは、私どもが当委員会で特にこれからの石炭対策として指摘をしている点とほぼその内容のすべてではなかったか、こう実は私承ったわけです。 質問が多数ございますけれども、時間の関係上しぼってこれから御質問を申し上げたいと存じます。特に合理化事業団の田口さんにお聞きいたしますが、近代化資金の貸し付けは今年から掘進補助金制度が採用されましたから、近代化資金の大宗をなしていた第一種の主要坑道関係の融資は今年からなくなっているわけです。したがって、機械設備関係の第二種あるいは保安融資さらに流通合理化、これらの部面……
○岡田(利)委員 今年度の石炭特別会計の中で、産炭地域振興対策として、いわゆる活性炭工場の建設が予定をされておるわけです。この点について、今日どういう考え方で検討を進められておるのか、まず説明を賜わりたいと思います。
【次の発言】 わが国の活性炭の製造の歴史的な経過というものはどういう状態にあるのか、そしてまた、現状の活性炭製造についてはどういう状態にあるのか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 これからの活性炭の需要見通しは一応どういうぐあいに判断されますか。
【次の発言】 現在のわが国の活性炭の一年間
の生産量はいまどの程度ですか。
○岡田(利)委員 産炭地振興計画が今度五ヵ年間延長されていくわけですが、大体資料によれば、今月中くらいには一応できるのだ、こうめどを立てられておりますが、いつごろできるわけですか。
【次の発言】 産炭地振興法による対象企業の問題で、御存じのように鉱工業ということに限られておるわけです。そこでいままでの産炭地振興事業団として進められてきた経過からかんがみて、この対象企業というものをある程度広げる必要があるのではないか、こういう議論もずいぶんあるわけです。もちろん等という読み方があるわけでございますけれども、どうもそれではやはりウエートが乗らないというような面で、振興事業を進める上に私は何か制約め……
○岡田(利)委員 ちょっと関連して。会員構成ですから、たとえば三井鉱山のような大きい会社もありますし、中小炭鉱、小さい炭鉱もあるわけですね。会員というのは一社一会員であるとするならば、当然二分の一以上の賛成を得る場合とは、会員数の二分の一以上ということになるのかどうかですね。そうなりますと、中小炭鉱のほうが数が多いわけですね。だから法のたてまえから言いますと、要するに二分の一以上の賛成がなければ、坑外員の場合には希望しないわけですから、年金を出さない。したがって基金の積み立てばしない、こういうことになるわけですよ、法のたてまえは。しかし局長のいまの答弁を聞いておりますと、いやしかし答申の線もあ……
○岡田(利)委員 本法案中、過去通算年数が十五年間で今後五年間坑内勤務をした者については、五十五歳からこの年金を支給することになるわけですが、しかし長期的に考えてまいりますと、今後二十年間あるいは三十年間、たとえば満十八歳の採用者が今後三十年間炭鉱につとめた、しかし年齢はその場合といえども四十八歳で五十歳には達しないわけです。当面の石炭産業における雇用状況等から考えれば、いますぐの問題ではございませんけれども、そういう年金受給資格の二十年ないし三十年を勤務した場合については、当然情勢の推移等により、この点はその情勢に合うように十分検討され、実情に適合するように運用されるべきではないか。特に石炭……
○岡田(利)委員 自治省来ておりますか。――ちょっとお伺いいたしますが、いまいろいろ教育問題が出ましたけれども、一例をあげますと、北海道の留萌の近くに小平町という町があるのですが、今度新たに新日本炭業の福久炭鉱の閉山を会社側として正式に態度をきめ、近く閉山が予定されておるのです。そこで従来もこうしたケースがあったかと思いますけれども、小平町ではこの炭鉱の子弟の学校教育のために、起債をして不燃性の学校を実は建てたわけであります。しかし今日の石炭産業の実情からなかなか経営が成り立たないということで、当初は長期的に石炭採掘をする予定でありましたけれども、突如閉山に踏み切らざるを得ない、こういう事態が……
○岡田(利)委員 日ごろ石炭対策についていろいろ御協力を賜わっておりますことを心からお礼を申し上げたいと存じます。いま貴重な御意見を拝聴いたしたわけですが、若干、順次参考人の方々にお伺いいたしたいと思う次第です。 初めに齋藤さんにお伺いいたしますけれども、いま申し述べられた中で、原料炭が昭和四十五年を展望しますと、北海道に比重が非常に大きくなってまいるわけです。大体九百七十万トン程度は北海道で生産される。したがって北海道の原料炭の供給が、いわゆる瀬戸内海のおそらく水島あたりの鉄鋼所まで供給されることになるのではないか、こう実は私どもは判断をいたしておるわけです。したがって、この輸送距離が遠く……
○岡田(利)委員 石炭対策特別委員会委員派遣九州班のうち、三井三池炭鉱坑内火災事故調査について御報告申し上げます。 すでに御承知のとおり、去る九月二十八日、三池炭鉱三川鉱において死者七人に及ぶ大災害が発生いたしました。九州班はおりから出発直前でありましたので、急遽派遣日程を変更し、十月一日大牟田市におもむき、三池炭鉱における災害の実情を調査した後、予定の派遣日程に入ったのであります。したがいまして、一般的な九州班の報告は、別途文書をもって提出することとし、ここでは三池炭鉱の災害関係について御報告したいと存じます。 私ども九州班一行は、十月一日、大牟田市に集合、大牟田市役所において、まず、福……
○岡田(利)委員 先ほど、去る十月十一日の石炭鉱業保安確保に関する決議について鉱山保安局長から見解の表明があったわけですが、いずれも折衝中でいわゆる態度が不鮮明なわけです。この決議の実現のために通産大臣の決意のほどをこの機会にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 労働大臣、時間がないですから、実は十一月の八日に、先ほどこれも見解の表明がありました労働省安全衛生局長名で鉱山保安局長に対して勧告がなされたわけです。今度の災害はあまり大きい災害でないから局長名の勧告にしたのか。いずれにしても、最近の炭鉱保安の現状から見ますと、最近もガス爆発が三井芦別で発生しています。全般的に労働者は減っておる……
○岡田(利)委員 ただいま通産大臣から所信の表明が行なわれたわけですが、その中で、石炭鉱業の現状につきまして述べられておるわけです。去る十一月十一日の当委員会におきまして、菅野通産大臣は私の質問に対して実は答えたのであります。いわゆる第三次答申を受けて石炭鉱業安定のための抜本対策を進める、こういうことで発足をしてまいったわけですが、この実施は二年半程度ズレを生じたことはすでに御承知のとおりであります。そして今日依然として石炭産業の不安定な状態というものが出炭減になってあらわれ、あるいはまたこの要因としては、人員の確保の問題、あるいはまた日本的な地質構造におけるわが国の石炭産業において、思わぬ出……
○岡田(利)委員 関連。本件の事故は、これは別に上凾の炭車もあって三両目から切断して炭車が逸走した、こういう事故なわけですが、巻き上げ機械の定凾違反とか、そういう事実はないわけですか。
【次の発言】 ただこの場合、組夫の現場は別な現場なわけですね。高温多湿であり、休憩をしておった。そこに目尾鉱の鉱業所の直轄従業員が従事して炭車の逸走が起きたので、それによって三名及び係長が死亡したわけですね。言うなれば、組夫の現場で起きた事故は当然乙が全責任を負わなければならぬけれども、事故の相互関係にある問題については契約には別にないわけですね。たとえば直轄現場で爆発した、そして組夫も現場で死亡した、山野の例……
○岡田(利)委員 炭鉱各社の経理状況が非常に悪化した。特に資金繰り上問題があり、今度の補正の場合にも財投で処置をいたしておるわけでありますが、大体今日の石炭会社の経理、金融状況について承りたい。
【次の発言】 この上期の場合には一応九月決算でありますけれども、十二月に坑道掘進補助金、また安定補給金、これの支給がなされておるわけですが、これは内払いですか、それとも精算払いですか。支払い状況はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 今年負投四十億でこれを呼び水にして一般金融機関の金融をつけていく、こういう答弁があったわけですが、最近の市中銀行の石炭各社に対する金融態度といいますか、こういう……
○岡田(利)委員 理事会の決定で、二時から本会議がございますので、私の質問は一時でとめたいと思います。時間が足りませんから、質問はそのまま保留させていただきます。 いま橋口委員から産金政策について質問がありましたので、これに加えて質問をいたしたいと存じます。 先般の予算委員会において大蔵大臣は、わが党の河野委員の今後の国際金価格の暴騰についての質問に対して、金価格が公定価格と自由価格の二本立てになることはあり得るということを明確に答弁をいたしました。私どもは、これはあり得るのではなくして、避け得られない情勢下に入ったのではないか、こういう見解を持っておるのでありますが、この面について通産省……
○岡田(利)委員 初めに四参考人に対して共通点について御質問申し上げます。 先ほど来御意見を承っておったのでありますが、今回金属鉱業等安定臨時措置法が廃止になるわけです。もちろんこの法律ができた背景と今日の情勢は変わっておりますが、私はしかし、単に政策として進めていく、鉱業審議会で一応方向を出して政策を進めるというのではなくして、鉱業の現状はいわば農業やあるいはまた今日置かれておる石炭鉱業――石炭鉱業の場合でも原料炭の場合は海外開発もしなければならぬという段階に入っているわけです。こういう情勢から考え、さらにまた長期的に見ますと、コストアップ要因というものが非常に大きいわけです。したがって私……
○岡田(利)委員 法律案の審議の前に、一、二鉱種対策についてお伺いをいたしますが、特に最近のわが国のS源供給の構造がいま大きく変わりつつあるわけです。したがって、鉱業審議会においても需給対策の分科会を設けて現在検討を進められておるわけですが、この機会に、わが国のS源供給の特に今年度の見通し、さらにまた長期点な視点に立って、昭和五十年度のS源供給の構造はどのような見通しに立っているか、この点についてまずお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 最近の国際的な硫黄価格の状況、さらにまたこれから硫黄の価格が一体どういう推移をたどると判断されておるのか。さらにまた国内の硫黄の価格の見通しは、これらの……
○岡田(利)委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党共同提出にかかる鉱業政策の確立に関する決議案について、四党を代表して提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 鉱業政策の確立に関する件(案) 従来、わが国の鉱業政策は、主として貿易の自由化に対処して樹立されてきたが、最近の金属鉱業をめぐる情勢は、本格的な開放経済体制の進行、鉱産物の需要の急増、海外依存度の上昇、労働力の制約等大きな変化を示している。このような変化に対応し、鉱物資源の確保、国内鉱業の安定と国際競争力の強化のため、強力 な鉱業政策の確立が必要である。 よって政府は、次の諸点について適……
○岡田(利)委員 美唄炭鉱の災害については、本委員会から調査団が派遣されますので、一点だけ要望を申し上げておきたいと思うわけです。 今回の場合には、常盤坑二坑の災害でありますから、美唄炭鉱から見れば二割程度の出炭規模の問題だろうということになるわけです。しかし、今日の石炭産業の現状から考えれば、重大災害が発生することによって、その炭鉱が崩壊をする可能性が私は非常に強いと思うわけです。特に二月、三月は、統計的に見ればガス爆発の事故が非常に多いわけです。なかんずく、北海道の炭鉱は、気圧的な変化もございますから、どうしてもこの二月、三月に集中する傾向があるわけです。そういう意味で、特にこの美唄炭鉱……
○岡田(利)委員 初めに三菱美唄の災害のその後の原因調査でありますけれども、作業個所の係の従業員が全員死亡しておりますから、なかなか原因の究明は困難とは思いますが、一応今後の保安対策の見地から、どういうことを想定をしてこの原因の究明に当たっておられるか、その点についてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 大体、ほぼハッパによる災害である、私は別に原因を断定的な考えで述べるわけでありませんけれども、これからの炭鉱保安の見地から言って、ハッパの場合に、二回に分けてハッパがかけられたのか、一度にハッパがかけられたのか。現場はミリセコを使っておりますから、そういう意味では、ハッパ施行前のガス検定が十……
○岡田(利)委員 昭和四十二年の生産実績も三月末で集計をされるわけですが、過般の委員会で大体その見通しについて承ったわけです。しかも減産の最大の理由として労務者不足がその大きな原因である、こういう説明を実は受けたわけですが、もちろん今日の炭鉱の人手不足、こういう理由も一つの生産減の理由であろうかと思います。しかしもう一つは、五千万トンの石炭を確保するという前提に立って、昭和四十五年にしかも各炭鉱が自立をする、こういう方向で計画が組まれたわけです。しかし、その後のスクラップ計画を見ますと、このスクラップ計画を相当上回って、なかんずく四十五年度肩がわりをして自立安定をする中でも、大手で三菱の古賀山……
○岡田(利)委員 きのう、海外の原料炭の動向について質問いたしたのでありますが、私は、きのうの局長の答弁では非常に甘いのじゃないか、特に一昨年末以来の国外の原料炭の値上がりの動向、さらにまた最近の海外の供給の状態、加えてイギリスあるいはフランス、ドイツの各鉄綱会社も原料炭は米炭に依存しなければならない、おそらく将来は、わが国と同じように米炭に依存をするという傾向を深めるものと判断をするわけです。きのうも数字が出ましたけれども、四十一年度では、米炭依存度が四〇%、豪州炭依存度が四二%、カナダは四・四%、ソ連が七・四%、中国が三・五%、その他二・八%で、一千七百八十七万トンの原料炭が輸入をされてお……
○岡田(利)委員 ちょっと関連いたしますけれども、およそ石炭鉱業の再編成問題がどうしても審議会の諮問事項になってくると思うのですが、その生産ベースについて全然触れない。問題は、そういうものごとの考え方でこの長期安定策が諮問できるのかどうか。この点は非常に私は問題だと思うわけです。すでにエネ調では五千万トン出炭規模、昭和六十年度、これはもう当然必要である、こういう形で答申をしているわけです。あるいはまた過般の参議院の予算委員会では、大矢委員の質問に対して総理は、たとえば三千万トンなどということは、わが国の国際収支からいって、あるいは原料炭確保からいって、そういうことは考えていない――むしろ積極的……
○岡田(利)委員 初めに端的に山本参考人にお聞きいたします。実は私七日の日に帰ってまいりまして、八日釧路地区に参りまして、釧路地区の炭鉱の労働組合の幹部の諸君とお会いをしたわけです。このときにすでに四月の十五日労働賃金の問題については中労委の調停を申請をしておる。もちろん連休もございましたけれども、ずいぶん時間がかかっているということに対する非常な不信といいますか、そういうような意見が述べられておりましたし、また同時並行的に進めると言われているいわゆる遺族補償と退職手当の問題、この問題については自主的な交渉が実質上何ら行なわれていない、こういうものに対する不信というものが非常に述べられたわけで……
○岡田(利)委員 時間がありませんから二問だけ質問いたします。 第一点の質問は、山はね現象と推定をされるが、しかし、今度の災害は山はねそのもので死亡したのではない、山はね現象が起きて、おそらくケーブルが燃焼したことによって炭壁あるいは坑木に着火をした。この火災現象によっていわば十三名の方々が生命を――行方不明もございますけれども、そういう原因であったと思われます。そういたしますと、二月に山はねがあり、今回山はね現象と推定されることによってこういう災害が起きたとすれば、こういう事態に対するいわゆる保安器具、特に火源となる電気施設、こういうものの装置について考えなければいかぬのではないか。私は炭……
○岡田(利)委員 三菱美唄の炭鉱の災害については、当委員会から調査団を派遣する予定でございましたけれども、地震の関係で調査に行くことができなかったわけです。私、社会党の党派遣調査団として、美唄炭鉱の状況についていろいろ現地でも報告を受けてまいりました。 災害発生以来、特に保安監督局の対策は、私なりで判断いたしますと、きわめて厳正な態度で、しかも沈着にその状況判断をし、行動しておったということは評価されてよいのではないか、こう実は考えております。局長以下陣頭指揮に立って、まず救出作業をいかに完了するか、これに第一の重点を置いて、二次災害を起こさないように、そういう体制のもとで進められてきた、こ……
○岡田(利)委員 ただいま各炭鉱の災害並びに前回当委員会で決議をしたその後の内容実施について報告を受けたのです。また報告されない点では漆生災害が発生いたしておりますから、別途あらためて委員会でこれら保安問題については総括的に質疑を行なうということで、本日は質問を保留いたしたいと存じます。 それと同時に一方、石炭鉱業のあり方について、すでに審議会でも審議がなされておるわけですから、その間の特に保安問題については監督当局として万遺漏のないように措置をされるよう特に要望いたして、本日は質問を留保いたしたい、かように存ずる次第です。
○岡田(利)委員 時間の関係で公取に質問いたしたいと思います。
端的に伺いますけれども、日本歯科用品商業協同組合という組合がございますけれども、この組合については御存じですか。
【次の発言】 去る六月の四日に札幌の公取に対して、服部鴻一、上山昭三という二名が四十五条に基づいて違反事実の報告といいますか、その結果、札幌公取を通じて中央公取委員会のほうにこの問題は審査案件として上がっておる、こう私は承っておるのでありますが、審査の今日の状況について、できる限り内容をひとつお話し願いたいと思うのです。
【次の発言】 特にこの二名のうち一名は、北海道の釧路市に居住いたしておるわけですが、現在人口二十……
○岡田(利)委員 石炭産業の現状にかんがみて、この石炭産業の長期安定対策のために、通産大臣は四月の末に石炭鉱業審議会にその対策について諮問されたわけです。しかもこの答申は、今日の石炭産業の現状にかんがみて八月一ぱいに答申をしてほしい、こういう形で諮問されたわけですが、その後審議会は六回にわたって開催をされておるわけです。しかし、今日の審議状況から判断をして、通産大臣が諮問いたしました八月中の答申というのは、事実上不可能ではないか、このように私どもは判断をいたしておるわけです。しかし、この答申がおくれるということは、今後の石炭のあり方について討議がおくれるという意味でありますから、そういう意味で……
○岡田(利)委員 いま鹿野委員からも非常にきびしい御意見がありましたけれども、いまわが国の石炭産業は、まさしく長期的な安定策を樹立をする過程にあるわけです。こういう時期にあたって、炭鉱災害が続発することは、われわれ炭鉱に特に関係のある議員として非常に遺憾に感じておりますし、むしろこういう災害が続発することは、石炭産業を残すよりも、むしろ石炭産業というものは国民の生命を守るために思い切ってなくしてはどうか、こういう意見が国民の中からむしろ出てくるのではないか、こういうことを私は深刻に実は考え、心配をいたしているわけです。 私はそういう前提に立って考えてみますと、昔から貧すれば鈍するということば……
○岡田(利)委員 いま多賀谷委員が質問いたしました石炭鉱業審議会に対して、私も同様審議会に対して非常に不審を抱いておるわけです。 特に六月の十九日に小委員会が持たれておりますが、この小委員会に先立って、態谷通産事務次官が石炭政策のあり方について発言をし、これが報道されているわけです。そしてこの内容は、私企業の跡始末を国がするということは食管会計と同じ結果になる。だから管理会社及び第二会社の設立はやるべきではない。こういう見解を表明いたしておるわけです。少なくとも大臣が審議会に対して石炭政策のあり方を諮問した。大臣を補佐する事務次官は、これに対して一定の見解をすでに六月の中旬に述べている。こう……
○岡田(利)委員 初めに、ただいま平和並びに夕張の炭鉱災害についての報告がありましたので、これに関連して一点だけまず質問いたしておきたいと思います。
それは、去る八月の九日に、衆議院並びに参議院で当面の炭鉱保安を確保するための決議が行なわれておるわけです。また、これに先立ってすでに保安調査団が一応の調査結果をまとめておるようにも伺っておりますので、この決議の具体化のために、一体どういう努力をされておるか、さらにまたその状況について、この際説明を承りたいと思うわけです。
【次の発言】 聞くところによりますと、この保安決議に基づいて、石炭協会においても、保安委員会といいますか、保安専門の会議を持……
○岡田(利)委員 通産大臣、出張どうも御苦労さんでした。あなたが帰国をされてから植村石炭鉱業審議会会長とお会いになりましたか。
【次の発言】 会っていなければ会っていないでけっこうですが、通産大臣は、私の質問に対して、会っていないということをこの際確認をいたしておきます。
近く会う予定がございますか。
【次の発言】 通産大臣は、去る七月の末に石炭鉱業審議会に対して、石炭の長期安定策について諮問されたわけです。とのときの諮問の趣旨についてもう一度この機会にあらためて承っておきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、当時すでに石炭産業のあり方について各界の意見がそれぞれ出ておったわけで……
○岡田(利)委員 石炭答申が延びておるわけですが、これからの日程では、小委員会で結論を出し、さらに総合部会を開き、総会を開き、答申を出される、大体このめどはどのように立てられておりますか。
【次の発言】 いままでの報道関係をつぶさに私どもが検討いたしますと、審議会といわゆる通産原局、大蔵、通産の関係、何かこういう点で非常に対立といいますか、意見の相違というものが表面化されている。審議会に期待をしている一般の国民の側からすれば、これに対する不信感というものが増大しているんではなかろうか、あるいはまた、この過程で議論されておる内容が非常に多岐にわたっている、こういう点で、関係者の動揺あるいは産炭地……
○岡田(利)委員 去る七日の日に当委員会で、石炭鉱業審議会の植村会長を参考人に出席願いましていろいろ見解を承ったわけです。そこで、その後小委員会の作業はどのように進んでいるか。さらにまた植村会長が当委員会で述べられた、大体小委員会の結論は今月一ぱいくらいでまとめたい、しかる後に総合部会及び総会を経て本格答申は十二月に若干入るのではなかろうか、こういう見解が実は述べられておるわけです。したがって、それ以来約二週間近く経過をいたしておりますので、その後の審議の情勢と見通しについてこの機会に承っておきたいと思います。
【次の発言】 通産大臣にお伺いいたしますが、先般植村会長が出席された場合、大臣も当……
○岡田(利)委員 大臣、鉱山局長がまだ参議院のほうから見えませんから、その前に予備的な質問をいたしておきたいと思います。
私は、本日わが国の硫黄政策についてお尋ねをいたしたいのでありますが、特にいま国内硫黄鉱山の中で最大の規模を誇る松尾鉱業の現状はきわめて憂慮すべき状態にある、かように存ずるわけです。
そこで、私は、まず通産当局として今日の松尾鉱業の現状を一体どう把握されているのか、その点についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 松尾鉱業における合理化の推移をながめてみますと、昭和二十八年に二百八名の共かせぎ婦人の人員整理を行なった。また昭和三十三年には三百二十名の希望退職を募……
○岡田(利)委員 私は、いま進められております小委員会の取りまとめに対するいわば基本的な問題の質問の前に、若干事務的な質問を行ないたいと思います。 その第一点は、当初審議過程においていわば窓口整理をする、こういうことが議論されてまいりましたけれども、この窓口整理ということばは、確かに今度の取りまとめの報告された内容にはしるされていないわけです。しかし、閉山交付金をトン当たり二千四百円から平均トン当たり三千三百円に上げる、ただし臨時の措置としてここに書かれておりますのは、企業ぐるみの閉山を行なうときにはそれぞれの債務、労働債務、一般債務、金融債務、鉱害債務、これらに対してはその見合いでこれに対……
○岡田(利)委員 本委員会から派遣されました九州班の調査について御報告を申し上げます。 当調査に参加いたしました派遣委員は委員長堂森芳夫君、大坪保夫君、田畑金光君及び私、岡田利春の四名でありますが、このほか現地におきまして、三原朝雄委員及び田中昭二議員が参加されました。 今回の調査の目的は、石炭産業再建に対する最後の抜本策といわれております石炭鉱業審議会の第四次答申につきましての同審議会政策懇談会小委員会の答申骨子が出され、間もなく同審議会の答申が出されるという時期にあたり、今後当委員会がその具体化のための予算措置並びにその立法措置に直面しての審査の万全を期するため、現地における関係者の率……
○岡田(利)委員 本法案の提案理由の説明がすでに行なわれているわけでありますが、この提案理由の説明の中で、北方領土とは歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島、このように提案なされておられます。この北方領土の提案の見解をまとめたのはいつであるか、戦後一貫してこの方針をとってきたといわれるのか、この点の見解を承りたい。
【次の発言】 そういたしますと、わが国の固有の領土について政府が統一的な見解をまとめたというのが、いまの答弁では昭和三十一年の、いわゆる日ソ共同宣言の交渉に当たるに際して政府はそういう見解を統一をした、こういう理解でよろしゅうございますか。
○岡田(利)議員 私は、ただいま議題となりました硫黄業安定法案について、提案者を代表し、その提案の趣旨説明を申し上げます。 わが国の硫黄の需給状況は、国内の需要を鉱山硫黄がほほ供給するという形で需給バランスがとられてきました。しかし、近年公害防止の社会的な要請が強まり、昭和四十二年には、両害基本法が成立し、大気汚染の亜硫酸ガス対策として石油製品の脱硫が強い要請となり、そのために必要な脱硫設備が設置され、これに伴い回収硫黄が大量に生産され年々増加の一途をたどることは明らかであります。 製品なかんずく重油の硫黄分を回収する脱硫装置は、昭和四十五年末までに全国の石油精製工場に建設されることになっ……
○岡田(利)委員 いま同僚千葉委員から質問もありましたし、なお人事院の関係が、時間の都合があるそうですから、初めに関連して質問いたしたいと存じます。 審査官の確保の問題、また部門別の審査官の養成、また審査官の待遇問題は、どのように制度を改正しても、非常に重要なポイントであると私は考えるわけです。今度の法律改正は、オランダ特許法の改正をも大きく参考にしたように見受けるわけですが、オランダでは審査官の待遇は非常に注意深く、しかもその待遇を引き上げることに努力をいたしておるわけです。オランダの場合、審査官はその勤務時間は七時間で、昼食時間は一時間四十五分、また昇進、待遇等についても特別な配慮を払っ……
○岡田(利)委員 二点だけ御質問します。 いままで植村さんの御意見を聞き、今度の答申を見まして、非常に実は失望をいたしておるわけであります。いわゆる自主的自主的と言われますけれども、事実これを具体的に進める場合には、むしろ官僚統制になるのじゃないか、いわゆる植村構想であって、受けざらというものがない、自主的にそういうものをつくるべきだというサゼスチョンもない、まことに柱が抜けた答申ではないのか、との点が第一点でありまして、これで、はたして石炭が安定できるという自信がおありなのか、ひとつ明確に見解を承りたいと思います。 それから第二点の問題は、この構想でいけば、答申でいけば、むしろ石炭鉱業自……
○岡田(利)委員 本日は委員会の開会もおそい時間でありますので、短い時間で当面見解を承っておかなければならない問題点、また特に問題点として政府が検討しなければならぬ事項について質問いたしたいと存じます。 その第一点は、過般明治鉱業の安川社長が大平通産大臣を訪れて、明治鉱業としては企業ぐるみ新しい政策のもとで閉山をいたしたい、こういう安川社長の見解が通産大臣に披瀝されたと伝えられておるわけであります。これを受けた大平通産大臣は、この明治鉱業の場合には九州三山、北海道二山、合計五山があるので、地域経済の影響等も考え、現行の政策の中で弾力的にこれを消化できるように検討を事務局に命じた、このように私……
○岡田(利)委員 一、二点御質問申し上げますが、初めに橘内参考人にお伺いします。 今度北海道では、明治二山が企業ぐるみ閉山ということで、いま閉山提案が行なわれておるわけです。また、いま述べられたように、本年明治を除いて中小十山、大体五十万トンの山が北海道では閉山になる。したがって、明治二山をプラスいたしますと、ほぼ百万トンの山が北海道では閉山になるということはもう大体明らかになっておるわけであります。ただ、明治の問題はしばしば新聞紙上うわさをされておりましたけれども、明治鉱業自身が労働者に対して、組合に対して閉山をする意思表示をいたしたわけですが、私の聞いておる範囲では、その明治鉱業は正式に……
○岡田(利)委員 昭和四十四年度の予算の中にある十億円の産炭地地方自治体に対する交付金について、予算も四月二日には成立するわけですから、具体的な構想が当然固まっておるのではないか、こう思いますので、この際明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 今日産炭地振興事業団において産炭地域のために各種の企業に対する貸し付けが行なわれているわけですが、その中で北海道の産炭地私鉄に対する貸し付けも一部行なわれておるわけですが、この点については現在大体どういう実績になっておるか、概略でけっこうです。
それと同時に、産炭地鉄道は産炭地域にあるわけですから、炭鉱が終閉山になっていく、輸送量が減ってくる……
○岡田(利)委員 今回の茂尻の災害の質問に入る前に、最近の、昭和四十四年一月から以降でけっこうですが、炭鉱の災害の傾向についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 災害発生個所の七片上層第三立て入れ十一番層払いは、三十一日から操業いたしておりますから、いわば操業開始三日目に災害が発生したということになるわけです。特に、この偽傾斜の採炭現場は、ハッパ採炭であるということでありますが、北空知各炭鉱とも非常にガスの多い地帯で、過去においても赤平のガス突出爆発とか、あるいはまた茂尻でもいま述べられたような爆発が起きておるわけです。したがって、当然このハッパ採炭に対しては、何らかの規制をとっておるもの……
○岡田(利)委員 第四次答申が去る十二月の二十五日に出されて、政府はこれを受けて一月の十日閣議決定をし、本委員会に石炭関係法案それぞれが提出をされておるわけです。しかも今日までの議論を通じて、石炭問題というのはいわば体制問題である、そういう問題意識の上に立ってこれからの石炭対策を進めなければならぬ、こういう基本的な考え方については政府と私どもはほぼその認識が一致いたしておるものと考えるわけです。したがって、その認識を今後体制問題としてどのように具体化していくつもりなのか、こういう点についてよりその認識を具体的にこの際お聞かせ願いたいと思うわけです。
○岡田(利)委員 私は実は今回の政府の石炭新政策に反対の立場にあるものです。それはもちろん非常にきめこまやかな政策ではありますけれども、はたしてこれでわが国の石炭産業というものが、長期的な視点に立つ場合に産業として安定するかどうか、こういう点について数多くの疑問を持っておるわけです。しかしながら、今日の石炭の置かれておる実態を直視いたしますと、現実的に問題の処理をしなければならぬと考えざるを得ないわけです。私どもはそういう立場に立って過般来本委員会を通じて政府の所信をただしてまいりました。この中で明らかになってまいりましたので、一応政策については基本的には反対でありますけれども、この現実の中で……
○岡田(利)委員 初めに、企業ぐるみ閉山企業の特別交付金交付のため、特に債権者の場合それぞれ申し出をするように措置されておるわけですが、この場合、当委員会で問題になりました公租公課については一般債務として取り扱っておるのかどうか。それとも一般債務に優先して別な方法でこの公租公課に対して補てんをしておられるのかどうか。この点がペンディングであったわけですが、この取り扱いについて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、二分の一交付という意味は、一般債務と同様の取り扱い、こういう理解でよろしいわけですか。
【次の発言】 その場合、二分の一もしくは基準の定めるトン当たり幾らか、いず……
○岡田(利)委員 石炭対策特別委員会が最近あまり開かれぬものですから、参考人の方に御出席を願って質問が逆になりましたが、私は参考人の方だけに御質問いたしますので、時間がございませんから、ひとつ端的に意見をお聞かせ願いたいと思います。 初めに田口参考人にお聞きいたしますが、私も当委員会で、炭鉱の機械化の趨勢にかんがみて機械センターの設立という問題をいままで強く主張してまいりました。この点についてはいま事業団がそれぞれの支所に機械センターを設けて機械の効率的な利用、こういう方向で努力をされておるということに敬意を表しておるわけです。しかし、私は最近の炭鉱の機械化の動向並びに新しい石炭政策に対応す……
○岡田(利)委員 たいへん貴重な御意見ありがとうございました。原料炭の関係についてはいろいろ御意見がございましたけれども、確かに今日の原料炭の供給事情はいま述べられたとおりである、同感でございます。そこで、今日の国際的な原料炭の不足に対応して、わが国の原料炭の確保をどうするかという点について、私は四つのポイントがあるのではなかろうか、こう実は考えるのであります。その第一点は、海外の関係においては、何といっても長期契約の安定化並びに供給先の分散化という問題があると思います。特に、最近の長期契約の動向を見ますと、憂慮すべき状態にあると存じます。 第二は、結局資源産業でありますから、ベースメタルと……
○岡田(利)委員 ただいま六人の参考人の方々から御意見を拝聴いたしたわけですが、私の今日の炭鉱保安確保に関する諸問題に対する認識と、きょう述べられた意見がまさしく一致していると実は拝聴いたしたわけです。したがって、あまり質問はございませんけれども、二、三点についてこの際重ねて御意見を承りたいと思います。 その第一点は、総じて述べられておりますことは、炭鉱の生産構造というものが非常に不安定な状態に今日ある、こういう認識は労使ともに率直にいたしておるのではないかと思うわけです。 私は、この生産構造の不安定の原因というのは、長い鋭角的な合理化の連続、こういう中から特に今日の石炭企業の体質というも……
○岡田(利)委員 私は、石炭問題に入る前に、ただいま報告のありました金沢におけるF104ジェット戦闘機の墜落事故に関連して御質問いたしたいと存じます。 まず、私は社会党を代表いたしまして、今回のなくなられた犠牲者に対して心から哀悼の意を表するとともに、また被災者の方々に心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。 特に今回の事故は、いま報告にありましたように、おとついの予算委員会での発生当時の報告よりも、予想以上に上回った大事故となりまして、しかもこの金沢周辺における事故は、単に今回だけの事故ではありません。すでに報道されておりますように、一昨年十二月に同じ機種のF104ジェット機が落雷の……
○岡田委員 松本さんにちょっとお伺いいたしたいのでございますけれども、サンフランシスコ平和条約を締結する講和会議での第二回総会で、当時アメリカ合衆国の代表であったダレスが演説をいたしておるわけですが、この議事録の内容をずっと拝見いたしますと、当時のアメリカのいわば北方領土に対する認識というものがうかがい知れるのではないか、こう思うわけです。この議事録の内容を調べてまいりますと、南千島、北千島あるいは中部千島といわれておる千島について、演説の内容としては、当時のビルマその他の諸国から、あまり日本を四つの島に押し込めてしまうということは、人口が過密な日本として非常に多くの問題を残す、こういう点につ……
○岡田委員 昨年の通常国会の本委員会で、私は硫黄鉱業安定法を提案いたしたのでありますが、その後、鉱業政策の小委員会が設置されて、この委員会で各党間の意見の一致を見て硫黄鉱業安定に関する決議を実は行なったわけです。 当時の需給見通しによりますと、単体硫黄の面で昭和四十四年度二十九万二千トンの硫黄が過剰になる。したがって、すでにこの輸出をするために輸出株式会社が設置をされておるわけです。しかも昭和四十五年度の見通しでは、四十九万一千トンの硫黄が過剰になるという見通しでございます。しかし、最近ユーザー側から、供給の不足を理由にして二万トン程度の硫黄の緊急輸入をいたしたい、こういう要望が出されておる……
○岡田委員 機械類賦払い信用保険制度ができましてから、ちょうど八カ年間経過をいたしておるわけです。今回ローン保険を取り入れてこの法律案の改正が出されているわけですが、この割賦保険の実施以来の運用の動向、この総括についてまずお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 いま局長の説明のとおりに、発足当時はトラクターが大体九〇%以上を占めているわけです。昭和三十九年では大体トラクターが約五〇%近く占めている。四十三年度のこれまでの実績を見ましても、大体トラクターは二五%程度を占めておるわけであります。この傾向は、いま局長が説明されたように、確かにそのウエートはこの八年間に改善をされておりますけれども……
○岡田委員 特許法の改正について質問いたしますが、第六十一通常国会で本法の改正が出されて、長時間の本委員会においての審議が行なわれておるわけです。したがって私は、その後の経過を含めて、若干御質問いたしたいと存じます。 今度出されました改正案は、前回の改正点にさらに二点の修正を加えて提出をされておるわけです。しかし、わが国の特許制度のあり方をめぐって、前通常国会また今度の六十三特別国会において、やはり依然として関係各層からいろいろな意見が実は出されておるわけです。この意見の動向というものは前通常国会と私はほぼ変わらない状況にある、こう判断をいたしています。前国会でも、少なくとも関係各層の合意を……
○岡田委員 きょうは時間がありませんから、私は、公害関係について、若干問題提起の形で御質問いたしたいと存じます。
政府は、先般、昨今の公害のゆゆしき社会問題、政治問題に対処して、総理を本部長として公害対策本部を発足させたわけです。しかも産業行政を担当しておる通産大臣として、特に公害対策に対する決意と基本方針について、まだ正式に本委員会としては承っていないわけです。したがって、まず冒頭、産業行政の責任者である通産大臣としての公害防止に対する決意とその基本的な方針についてお伺いいたしたいと存じます。
【次の発言】 いま通産大臣が、公害対策とわが国の経済成長というものをいわば両立させて問題の解決を……
○岡田委員 ただいま夕張炭鉱、清水沢炭鉱の災害の報告がございました。夕張炭鉱の災害については、その後委員会をつくられて、大体今後の対策がいま述べられたわけです。私は、確かにこの対策は一応こういう災害の場合常識的な対策だと思うのですが、ただ一点気がかりなことは、今日の採炭現場の設計構造自体がこれでいいのかどうか、こういう問題がやはり残されておるのではなかろうか。もちろんすでに坑道骨格ができておるわけですから、いますぐ当面の対策としては述べられておる対策がとられることは当然だと思いますけれども、長期的な展望に立った場合に、やはり採炭の切り羽の設計の問題について研究を加えていく必要がある、この研究を……
○岡田委員 ただいま相沢同僚委員の質問に対して答弁されたことをお聞きいたしておりますと、昭和四十四年度の閉山はいわばなだれ閉山でない、そういう実は印象を持たれておるように私は拝聴いたしたわけです。何を一体基準にして政府はなだれ閉山ではないとおっしゃるのか、私は非常に疑問に思うわけです。相沢委員は六百万トンと言われておりますけれども、今年度末までの閉山はほぼ八百万トンに達するわけです。すでに北夕及び飯野炭鉱が企業ぐるみ閉山をいたしている。こういう情勢は明らかになだれ閉山である。この認識を欠くと今後の石炭政策に大きな問題点を残すと私は考えるわけです。昭和四十年度は従来の最大の閉山規模の年であります……
○岡田委員 先般の当委員会で大臣に、当面の石炭政策の課題についていろいろ御質問をいたしたわけです。私はその答弁を聞いておりまして、実はいたく失望を感じたわけです。しかし、その時点で議論しても議論の前進というものがないのではないか、こういう感じを前委員会では持ちました。 そこで本日は、まず今日の石炭鉱業に対する大臣の認識についてお伺いいたしたいのでありますが、いま田中委員に対して、今日までの石炭政策のあり方は、撤退では、きわめてゆるやかな撤退をしてきた、こう述べられておるわけです。しかし昭和三十七年の石炭政策転換以来今日まで四千万トンの山が閉山されているわけです。また第四次政策の初年度では八百……
○岡田委員 さきに実施をされました石炭対策特別委員会現地調査常磐班の概要を御報告申し上げます。 まず、日程は、七月七日より九日に至る間、福島県及び茨城県の産炭地域におもむき、石炭鉱業の現状について調査を行なうとともに、各関係者より要望等を承ってまいったのであります。 参加委員は、鬼木委員長をはじめ、現地参加を含め六名であります。 次に、常磐地区の石炭の需給について申し上げます。 当地区の石炭の炭質は、非粘結性の一般炭に属し、精炭カロリーで平均五千三百九十カロリーとなっております。 炭鉱数は、昭和三十年当時は九十八炭鉱であったのが、昭和四十四年度末ではわずか六炭鉱となり、それらのほとん……
○岡田委員 法案に入る前に、これに関連して二、三御質問いたしたいと思います。 政府は今日の公害問題について、いわばこれは高度経済成長のひずみである、こういうようなことがしばしば公式的にも発表されておるわけです。私の記憶では、池田内閣当時、所得倍増計画が定められて、十年前、昭和四十五年のGNPについては二十七兆円ということが想定されたと思うわけです。しかし今年度の見込みは、大体七十三兆円に到達するのではなかろうか。優に二・七倍、猛烈経済成長、こう申し上げなければならないと思うわけです。したがって今日の公害は、企業優先、いわゆる目的と手段のはき違え、経済政策にやはり欠けるところがあった、誤りがあ……
○岡田委員 本法の採決にあたって、二、三点だけ質問をいたしておきたいと思います。 第五条の「特定施設の設置の届出」について。いわば届け出制度と許可制度という二つの制度があるわけですが、工場立地の調査等に関する法律を見ますと、工場自体が届け出制度になっているわけです。しかも、通産大臣の要件を満たす場合の勧告も第九条に定められておるわけです。しかし本法は、届け出制度ではありますけれども、修正案のすでに合意に達している五条二項については、七号へ追加されると、排出水の汚濁の状態及び量についても当然届け出をしなければならないようになるわけです。しかも、これに関連する第八条の計画変更命令がございまして、……
○岡田委員 初めに、稲葉参考人にお尋ねいたしたいと思います。 第四次政策が実施されましてから、昨年は八百四十万トン、今年度もおそらく、へたをすると七百万トンに達するのではなかろうか、こう私は情勢認識をいたしております。といたしますと、大体、昭和四十八年度想定しました出炭規模が、ほぼ二年間で達成をされる、こういう実情にあると私は思うわけです。もちろん答申には、企業の当初計画と実情のかなりの食い違い、落ち込みという点が指摘をされておりますけれども、内外の情勢いろいろございますけれども、私どものことばで言えば、なだれ閉山の現象を続けた、こういう率直な認識をしてよろしいのではないか、実は私はこう思う……
○岡田委員 時間がありませんから、簡単に御質問いたします。 大体、私の言いたいこと、聞きたいことは、先ほど石川委員から質問もございましたので、ごく簡潔に申し上げたいと思います。 初めに出光参考人にお伺いいたしますけれども、第一次の石油製品の値上がりの場合には、原油の値上がりの場合は、これはストレートで需要者に転嫁をされた。第二次の値上がりに対処をしては、ひとつ会社としても徹底的な合理化をする、あるいはまた共同施設等を積極的につくっていくとか、そういう協力関係などで合理化をしていく。あるいはまた、ある意味では集約という問題についても業界自体は検討しなければならない、こういう姿勢でずっと来られ……
○岡田委員 私は、本法の具体的な内容の質問の前に、特恵に関連する若干の問題についてまず御質問いたしたいと思います。 いろいろ長い間経過がございましたけれども、結果的に、先進国が後進国に対して一方的に特恵を供与する、こういう段階になってまいりまして、いわゆる七〇年代は、特恵により低開発国の開発をより促進をさせる時代であるという受けとめ方が今日国際的になされているわけです。したがって、いままでの会議の中でもいろいろ議論されてまいったと思いますけれども、わが国としてこの特恵を供与するにあたって、一体、国際的にどういう効果が期待できると受けとめておるのか、そういう点について政府の見解をまず私は明らか……
○岡田委員 私は、S源対策、なかんずく硫黄問題を中心にして、若干質問を行ないたいと存じます。初めに事務的な点から質問をいたしますので、事務的な面は事務当局からお答え願いたいと思うわけです。 硫黄対策は、硫黄需給懇談会が設けられて、三カ月ごとに需給の見通しをする、こういう方向で進められてまいりましたけれども、ここ二年の需給見通しは、いずれも懇談会で一応策定したものとずれておる。いわば需給の見通しについて非常に甘さがあったのではないかと私は思うわけです。しかし、四十五年度の総括はすでに出ておると思いますし、また、今年、昭和四十六年度の単体硫黄で見た場合の需給動向については、一体どのように政府は見……
○岡田委員 関連して若干御質問したいと思うのです。 一つは、すでに対ソ経済協力の関係で、シベリア、サハリン、北海道をガスパイプラインで結ぶ天然ガスの供給について、もう長い間折衝を続けられておるわけです。最近の報道によりますと、アメリカがこのパイプラインによるガス供給に対して参加をしたいという企業の申し出も報道されておるわけですが、このシベリアから北海道を結ぶガスパイプラインの具体的な日程は、政府としてどう承知をしておるのか。これはあくまでも経済協力、民間ベースにまかしておるという点で、政府のほうではこの具体的な計画に関与していないのかどうか。北海道の第三期開発計画の中には、一応、本件について……
○岡田委員 大臣の時間がないようでありますから、与えられた時間で、きょうは問題点をしぼって質問いたしたいと存じます。 昨年の二月は、御承知のように雄別炭礦の企業ぐるみ閉山が話題になって、閉山の方向に進んでいったわけです。ことしの二月は、御承知のように、日炭高松が三月末で閉山をしたいと公式に対外的にもきょうあたり発表するように承っております。 一方において、常磐炭礦の磐城礦業所東部坑及び西部坑の一部を閉山をする。いずれも大型閉山であるわけであります。昨年の閉山は、御承知のように八百四十万トンの閉山、今年常磐を含めれば、昨年とほぼ同規模の閉山が行なわれるというのが、私は今日の石炭鉱業の現状であ……
○岡田委員 時間がありませんから、端的に御質問したいと思います。 初めに徳永参考人と倉持参考人にお尋ねをしますが、今度の答申を見ますと、何といっても、法律を十カ年延長するというのが画期的な目玉商品といいますか、そういう内容でなかろうかと思います。あと、内容をずっと検討してまいりますと、代替する産業として、農業のウエートや新しく水産養殖業が含まれたという点、さらにまた、広域的にものごとを一そう考えていこうという考え方、こういう点が今度の答申の中で目立つ点ではないか。あとは大体いままでの考え方が延長されているように、私は拝見いたしているわけです。 そこで、最近の動向から考えて思うのでありますけ……
○岡田委員 時間もありませんから、重複を避けて重点的に質問をいたします。あと残ったところは、質問を留保しておきたいと思うのです。 まず第一点は、電炭会社法の単純期限延長という法律案が出されておるわけですね。実は、おととい参考人からの意見も聞いたわけですけれども、いわば委託されて運用調整をしておる。マル近船の最近の動向は原料炭のウエートが非常に高まってきておる。もちろん産炭構造としても、近い将来は一般炭と原料炭が逆転するであろう。このことは想像することができるわけです。ですから、この法律は単純延長ではなくして、いわゆる電力用炭販売株式会社法ではなくして、もうこの時点では、石炭販売株式会社法にす……
○岡田委員 いま細谷委員から、六条指定並びに十一条の問題で質問がありましたので、それと初めの質問は関連さして御質問いたしたいと思います。 一つは、いま十一条のかさ上げの問題についての矛盾というものが明確になっておるわけですが、それと同時に、たとえば過疎地帯の場合には、僻地については辺地債の制度を認められているわけです。したがって、僻地振興のために地方債を発行して、これが基準財政需要額の中に含まれていて、元利ともに償還されるという制度が実は存在をいたしているわけです。先ほど来、過疎地帯、僻地と産炭地の関係については議論がありまして、その認識については伺ったわけです。そういたしますと、他の立法と……
○岡田委員 先ほど局長から、今後の石炭政策について、六月に体制委員会を再開をする、そうして問題点を整理しながら、この体制委員会で問題点を議論をしていく、こういう答弁がなされているわけです。もちろん、体制委員会が六月に再開をされて、問題点を整理をされて、その問題について討議をし結論を出していくわけですが、その結論を出した答申の目途は、一体今年じゅうを考えているのか、今年度じゅうを考えているのか、再開する以上その目途があってしかるべきだ、こう思うのですが、この面についてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 できるだけ早くということは、いままでのわれわれの常識からいえば六カ月ぐらい、大体半年内……
○岡田委員 田中通産大臣は、大臣に就任されて、来年度の予算に向けて、特にこれからの通産行政の重点施策としてエネルギー問題を取り上げて、特にその大宗を占めておる石油政策を具体的に強力に展開をする、こういう方針をきめられたことを報道関係を通じて承知いたしておるわけです。まさしく、七〇年代のわが国の経済を考える場合に、このエネルギーの問題を具体的に長期的に安定の方向を、いまからその視点を定める、緊急かつきわめて重大な施策であると私は思うわけです。しかし、今日、エネルギーはその供給源を多様化すると同時に、供給地域の分散化、各国ともそういう面で有効なエネルギー政策を私は展開していると判断をいたしておるわ……
○岡田委員 輸出保険法の質問に当初関連しまして、今回の法律案の提出理由の中にも融資買鉱に対する保険制度の拡充がうたわれておるわけです。非常に資源の少ないわが国として、経済の成長発展のためには安定的な資源の確保ということが近年特に強く叫ばれて、その長期的な対策を立てることが内外から強く要請されておるところであります。ところが、ベースメタルで見ますと、特に銅の場合にはトン六十一万円程度しておったものが、今日の国際価格では三十二、三万円まで大きく落ち込んでおるわけです。しかも、わが国はすでに変動相場制に移行いたしておりますし、加えて昨今の円・ドル問題の解決は、ドルの若干の切り下げ、円の大幅な引き上げ……
○岡田委員 先ほど来からお話がありますように、まさしくわが国の石炭鉱業は重大な危機にあると私は思うわけです。最近の動向を見ますと、いわば閉山ラッシュという表現がぴったりと当てはまるのではなかろうか、実はこういう受けとめ方をしておるわけです。なかんずく金属の中でも銅価格の動向というのが、特に大宗的にわが国の金属鉱業に重大な影響を及ぼしているわけです。 そこで、今度新しい為替レートもきまりましたけれども、現在の銅価格は、一ポンド八百円とすれば大体三十二万程度になるわけですが、このなべ底の価格動向が一体どこまで続いていくか、この見方が政策を立てる上に非常に大事ではないか、私はこう思うわけです。業界……
○岡田委員 過般十二月十日、石炭鉱業審議会体制委員会で「新長期石炭対策実施までの間における緊急対策について」の決議がなされておるわけです。初めに、これに関してお伺いいたしたいと思うのでありますが、まず、この決議の内容をずっと読んでまいりますと、当面緊急に措置しなければならないこと、及び来年度予算に向けての体制委員会としての意見というものに尽きておるのではないか、かように私は考えるわけです。 そこで、問題は、内容に入る前に私がお伺いいたしたいのは、石炭特別会計の期限は昭和四十九年三月三十一日までに一応なっているわけです。したがって、この石炭特別会計については別にこの決議は触れていないわけです。……
○岡田委員 私は、北方問題並びに北方領土問題対策協会の運用内容等について質問いたしたいと思います。
外務大臣が来る前に、北方対策協会関係を中心にして御質問いたしますが、まず第一点は、今度新しく改組されて、北方地域については、北方対策本部が構成されるわけです。この際、その本部の構成及び人員の配置についてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 今回、北方領土に居住する者あるいは漁業を営んでおる者に対しては、政府は十億円の国債を交付してまいったわけですが、これが十年たって正式に交付されたわけです。この十年間、いわゆる北方協会及び領土対策協会にかわった十年間のこの協会の業務については、一体どのよ……
○岡田委員 私は、初めに国内石油資源開発の問題にまず触れて御質問いたしたいと思います。 すでに、第四次五カ年計画が昭和四十五年度を初年度として、今年度は三年目を迎えておるわけです。しかし、国内の石油開発政策は従来の政策と比べて、そう画期的なまた前進的な政策というものは出されていないわけです。いわゆる基礎ボーリング及び試掘ボーリングに対する補助金、この二点を軸にして国内石油開発に処しておるわけでありますが、しかし、私の調べたところによりますと、基礎ボーリングはこれは国庫において負担をし実施をするボーリングであるわけです。もちろん一〇〇%これを見るということになっているわけですが、実際しかし、今……
○岡田委員 ただいま中村委員との間の大臣の答弁を聞いておりまして、いわば公団法の改正は非常に不十分である、なおさらその感を非常に強くいたしておるわけです。そこで当然大臣の答弁を発展させてまいりますと、石油開発公団というのはわが国の石油開発の中核的組織である、そしてこれはさらに強化をしなければならぬ、という思想に立っているのではないかと思うわけです。したがって、中間答申にあるように当然公団が利権の取得をする、そういう機能をやはり公団にどうしても付与しなければならない国際環境に今日開発事業が置かれているのではないか。さらにまた、最近のOPECとの交渉、接触等を反映いたしますと、大体OPEC諸国の場……
○岡田委員 法案の質問に先立って、通産大臣に承っておきたいのでありますが、円切り上げ要請にこたえてこれに対するわが国の対策は、本委員会でもしばしば大臣から答弁があったところであります。伝えられるところによると、新しく円再切り上げに対するわが国の措置として五項目の方針を一応きめられて、十九日に政府としては最終的にこれを決定する、このように実は伝えられておるわけです。金利の引き下げ、関税の引き下げ、外貨の利用あるいは輸出の規制等五項目をあげておるわけです。しかし従来の政府の施策は、それぞれ対策項目をきめるのでありますけれども、これを具体的に実効あがる措置をとるまでには相当の時間を経過して、タイミン……
○岡田委員 本日は、同僚議員の質問がありますので、時間が限られておりますから、端的に御質問いたしますので、答弁も簡潔明瞭にひとつお願いいたしたいと思います。 今日までの工業立地政策を見てまいりますと、新産法あるいは工業整備特別地域整備促進法あるいは低工法あるいは農村地域工業導入促進法、そして今度工業再配置促進法が出されておるわけです。いままでの法律は、いずれも促進法という名前がついておるわけですが、促進という名前がついた法律で、これが実効面で促進されたことがないというのがきわめて常識的に語り伝えられておるわけです。したがって、今回の工業再配置促進法につきましては、特に田中通産大臣が先般来当委……
○岡田委員 通産大臣は、きょう午前中、北海道知事はじめ、超党派、総地域ぐるみの陳情を受けられたと思うわけです。いま体制委員会で第五次政策についてせっかく審議が進められておるわけですが、先般事務当局の説明によれば、当初、三月末に答申を出すということで作業を進めておるが、しかし、現在の審議状況では、相当ずれる、おそらく五月末もしくは六月に入る可能性すらもある、こういう説明を私どもは受けておるわけです。来年度予算を一応策定しながら、なぜ一体三月末に答申を私どもが期待したかというのは、新しい政策に基づいて四十七年度の展望というものを、その政策を基礎にしながら確立をしていく、そういう上に立って新政策が実……
○岡田委員 私は、今日のわが国石炭産業の現状は、いわば公害、環境破壊、こういうことがいま経済社会で起きているわけですが、全くそういう状態であるのだと思うわけであります。したがって、基本的には、なりふりかまわず高度経済成長政策、さらにまた、腰がふらついているわが国のエネルギー政策、こういうところに大きな原因があることをわれわれは見落としてはならないと思います。しかし、今日までの石炭政策を振り返ってみると、きわめて不正確であり、また不徹底であった、いわば虚構の上に石炭対策が立てられてきたという結果が、今日の石炭危機を招いている、このように申し上げなければならないと思うわけです。 そこで、いま参考……
○岡田委員 いまの相沢委員の質問に関連して初めに伺っておきたいと思うのですが、三十一日、石炭鉱業審議会が昭和五十年度における石炭需要量について決議をしたわけです。昨年の暮れに緊急対策について同様決議をいたしておりますが、大臣が諮問されておるいわば第五次政策、この石炭政策について答申せよと、こう諮問しておるのに、なぜ一体需要に限って中間的に決議をしなければならないのか。私の記憶では、第四次政策まで、部分的な決議が行なわれたという例はないわけです。今回こういう需要だけを決議する、こういうことは、体制委員会あるいは鉱業審議会の審議のしかたとして問題があると思うわけです。もちろん、委員はそれぞれ意見が……
○岡田委員 関連して、若干いまの問題をお伺いしたいと思うのですが、問題は、エネルギーをどう比較をするのかという点が非常に基本の問題だと思うのです。一応原則的には、カロリー当たり幾らするかという比較論になるのではないか。これを、たとえば油であれば一基百万キロの発電所ができるのだということになりますと、これは石炭では百万キロの火力というのはむずかしいと思うわけです。ですから、その比較を一体何でするのかというところをまず定めてエネルギー政策を考えなければならぬのではないか、私はこう考えるのでありますけれども、現在では、北電の火力で油と石炭を比較したら、カロリー当たりどうなっていますか。
○岡田委員 初めに大臣に御質問いたしたいのは、先般来、体制委員会で、第五次政策について、特に需要の問題をめぐり各般のいろいろな反響を呼んでいることは、御承知のとおりであります。そこで、当委員会で宮澤通産大臣から、第五次政策について正式に諮問をしなければならない、こういう角度で答弁であり、正式に諮問がなされ、その後田中通産大臣からも、第五次政策は、今後石炭の長期安定の見通しを持った答申を期待したい、また、そういう政策を、答申を受けて立てなければならない、こういう決意が述べられたわけです。しかるに、先般、体制委員会で、昭和五十年度の規模を二千万トンを下回らないようということが決議されたことは、御承……
○岡田委員 時間がありませんので、端的にお聞きいたしたいと思います。 今度の答申は二千万トン体制でありますから、まあ大体九州、常磐含めて九百万トン程度、北海道が千百万トンというのが、昭和五十年の一応の落ちつきではなかろうかと私は判断をいたしておるわけです。まだ地域別に出炭規模が発表になっておりませんけれども、そう分析を実はいたしておるわけです。そうなってまいりますと、いわば、いま鬼木委員からも出ましたけれども、九州の中小炭鉱の閉山は前半非常に加速的に進む。北海道は中小並びに大型がございますから、五十年までにセットされる、こういう傾向で閉山が進んでいくと判断されるわけです。そこで田村大臣はかつ……
○岡田委員 初めに、田中前通産大臣は、工業再配置促進法の審議にあたって、公団が発足をして過密地帯から工場を配置する場合には北海道の美唄を第一号にします、私が委員会で聞いているだけで六回お伺いいたしております。すでに公団が発足をし、今年度百五十億の予算でこれから進められてまいるわけですが、この点については中曽根通産大臣としても同じ気持ちを持っておられるかどうか。公団がすでに発足をいたしておるのでありますから、もう具体的なめどがあってしかるべきではないか、私はこう考えるのでありますけれども、大臣の御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 今日、具体的なめどがあるんでしょうか。結局十月から発足……
○岡田委員 中村委員の質問を聞いておりまして、答弁と提案理由の説明というのがずいぶん食い違いがあるのじゃなかろうかという感じがするわけです。大臣の提案理由の説明には、「当面の対外経済関係の調整に資するとともに国際的な要請にも対応しわが国の経済協力政策の」と述べられておるわけです。ところが、いまの質問の答弁では、そういう対外的な経済協力政策の一環としての要請に基づくのだという面が主であるがごとき答弁が行なわれておるのですが、そういたしますと、大臣の提案理由の説明の認識といまの答弁とには大きな相違があると思うわけです。それが事実であるとするならば、大臣の提案理由の説明をもう一度訂正をしてやり直しを……
○岡田(利)議員 ただいま議題になりました石炭資源活用法案の提案理由の御説明を行います。 なお、お手元に配っております提案理由の説明は若干ミスプリントがありますので、私の方から読み上げた形で提案理由とさせていただきたいと思います。 昭和四十八年秋の中東紛争を契機とする石油危機は、世界のエネルギー情勢に大きな影響を与え、諸外国に比べエネルギーの海外依存度の高いわが国においてはその影響はきわめて深刻なものでありました。このような情勢の中でこれに対応した新しいエネルギー政策の確立が急がれ、長期的かつ安定的なエネルギーの供給確保を目指し、国産エネルギーの積極的な活用と、エネルギーの多様化及び備蓄体……
○岡田(利)委員 二時十分までの短い質問時間ですから、それぞれ問題提起を含めて御質問いたしたいと思います。 ただいま細谷委員に対する大臣の答弁もあったわけですが、政府は去る五日の日に総合エネルギー対策推進閣僚会議を開催をして、一昨年策定されたエネルギー計画というものを今度は六十五年度を目標にして改定をする、いわば二年足らずして総合政策は改定の憂き目を実は見たわけです。私はしかし、この閣僚会議で計画の見直しをするというに当たって政府の反省がどうも見られないのではないか。総括と反省がない上に新しく総合エネルギー政策を策定しても、また短期間で改正をしなければならない、こういう事態に追い込まれるので……
○岡田(利)委員 石炭政策の第一次から第五次政策、そして今度の新政策と、合理化法制定以来二十年以上にわたって政策を展開してまいったわけです。私はこの総括として、日本の炭鉱というのは、非常に激動する中で、しかもエネルギーの流体化の激しい状況の中でも、現在残っている炭鉱は、一言で言えばよくやっている、こう私は思っておるわけです。 といいますのは、ともすれば石炭産業を平面的に比較をする癖があるわけですが、政策的に見ますと、ヨーロッパのイギリス、フランスあるいは西ドイツ、それと日本の比較というものがよくなされるわけであります。しかし、わが国の石炭の賦存の地質条件というのは新生代第三紀層の一番新しい地……
○岡田(利)委員 初めに有吉参考人に承りたいと思うのですが、私ども石炭政策を進める場合に、率直な感じとして、どうも石炭協会の場合には石炭企業としての連帯性といいますか、そういう面については非常に欠けているのではないか、こういう率直な感じがあるわけです。二千万トンを維持する、そして石炭の位置づけをして、これに政府のいわゆる支える助成が必要である、ここはぴんと一致するわけですね。しかし、各論になってくると、どうも石炭協会の場合には同床異夢で、布団は同じだけれども夢が各社違うのではないか、こういう率直な感じをわれわれは受けておって、政策を決定する場合にそういう感じを非常に強くいたしておるわけです。 ……
○岡田(利)委員 私は三点について、この際、大臣に質問を申し上げておきたいと思います。 第一点は、大臣もすでに報告を受けておられると思いますけれども、松島炭鉱の池島鉱業所において去る四月一日に、排気立て坑の開削現場においてガス爆発が発生をし、三名が死亡、重傷が一名、軽傷二名という災害が発生をいたしております。 そしてまた昨日、十三時五十分ごろに、三菱の高島炭鉱において一卸二片の胡麻払いのロングウォールの現場で五名が崩落のために埋没をして、不幸中の幸いといいましょうか、四名が救出をされ、一名が死亡するという、事故が相次いでおるわけです。 特に池島炭鉱の場合には、従来の常識ではこの開削立て坑……
○岡田(利)委員 三井石炭鉱業株式会社芦別炭鉱の災害現地調査の結果を御報告申し上げます。 日程は、五月十三日、十四日の二日間でありまして、現地では、まず病院に負傷者を御見舞いし、坑口において黙祷をささげ、犠牲者の御冥福を御祈りいたした後、札幌鉱山保安監督局、北海道労働基準局、三井石炭鉱業株式会社並びに労働組合、職員組合から、それぞれ説明、要望等を聴取してまいりました。 派遣委員は、岡田利春君、西中清君、西田八郎君、川田正則君、安田純治君、大成正雄君の六名であり、このほか、岡田春夫委員長、篠田弘作君、野村光雄君、池端清一君、小平忠君が現地参加されました。 まず、三井芦別炭鉱の概要について簡……
○岡田(利)委員 まず初めに、今回鈴木農林大臣が訪ソをされて、漁業交渉、大変御苦労さんでありました。 私は主として今回の日ソ関係の漁業交渉と若干の水産問題に限って、大臣の所信をお尋ねいたしたいと思う次第です。 私は、今回の鈴木農相の訪ソは、日ソ間の漁業交渉においては、さきに昭和三十一年河野農林大臣が訪ソをされて日ソ漁業条約を締結された、まさしくこの歴史的な訪ソに匹敵する意義を持つものではないか、こういう実は理解をいたしておるわけです。しかし、昨年の四月のアメリカ議会におけるアメリカの二百海里漁業専管水域の法律の可決、それ以来の一連の流れをずっと見てまいりますと、日本としては当面対米交渉に重……
○岡田(利)委員 漁港関係二件についての質問に先立って、農林大臣に二、三の問題について御質問いたしたいと思います。
すでに十五日から日ソ漁業交渉が行われて、その状況はそれぞれ報道関係を通じて知らされておるわけですが、この機会に今日の日ソ漁業交渉の中間的な報告をぜひ大臣からいただきたい、こう思う次第です。
【次の発言】 交渉の推移は予想以上に非常に厳しい状況の中で進められておる、こうわれわれも受け取っておるわけです。しかし過般、衆議院の本会議ではこの交渉に関する院の特別決議が行われておることは大臣も御承知のとおりであります。しかも、これはかつての日米繊維交渉以来の衆議院での決議であるという意味……
○岡田(利)委員 いまの船員保険法の問題ですが、船員保険法というのは、わが国で、官公庁の恩給以外、民間の保険法としてはたしか昭和十四年にこれが制定をされて、いわば先進的な役割りを私は果たしてきたものだと思うのです。 御承知のように、厚生年金は昭和十七年の一月から実施をされておるわけです。しかし最近、保険体系から見ればその先進的な役割りを果たしてきた船員保険法が、いわゆる労働省所管のそれぞれの保険関係と比較をして、いま提起をされておるように、失業保険等については非常におくれている。そういう意味では、中央審議会で議論をするということも大事でありますけれども、今日の情勢から言えば、早急にこれは抜本……
○岡田(利)委員 農用地開発公団が旧農地開発機械公団の二十年間続いた業務を継承して四十九年に発足をいたしたわけですが、特に旧機械公団業務として今年度四十億に上る受託業務が今日も継続されておるわけです。これは三カ年間で解消する、こういう一応の方針でまいったわけでありますから、この受託業務の解消の見通しは一体どのようになっておるのか、大体これからどの程度の年月でこの受託業務を解消できるのか、こういう見通しについてまず第一点伺っておきたいと思うわけです。 同時にまた、旧公団を引き継ぐ場合に準職員が百三十六名、このうち退職者が二十二名、そして今日なお未定員化の三十五名が残っておるわけです。当然今年こ……
○岡田(利)委員 当面の石炭諸政策の問題について、若干質問いたしたいと思います。 今年度から来年度を見通して、来年度の石炭政策の課題は、石炭の需給の安定をどうするかというのが第一であり、第二は、炭価政策をどのように来年度は展開をしていくかというのが第二の問題である。第三の問題は、いわゆるエネルギー政策下において、今日、石炭エネルギーの位置づけが一応策定をされておるわけです。したがって、この総合的なエネルギー政策の中ですでに進められておるサンシャイン計画、あるいは、すでに概算要求をいたしております石炭の利用技術の開発の問題、あるいは海外炭の開発の問題これに関連するコールセンターの設置、こういう……
○岡田(利)委員 いま野村委員から北海道の産炭地振興について御質問があったわけですが、北海道全体を考えてみますと、北海道の石炭産業の安定、閉山跡地の再開発、これが両々相またなければ、北海道の産炭地振興とは言えないと私は思うわけです。幸い、特に石炭需要の面では苫東が石炭火力が着工した、半年ぐらいずれて、五十四年末からは石炭の搬入が行われる、こういう意味で、空知炭田のいわば内陸発電所と相まった需要の安定に一歩大きく前進をする、こういう体制ができたことを私は非常に喜んでおるわけです。 しかし、また一方、釧路の開発並びに天北の開発という問題が先ほどから述べられ、副知事もこれに賛意を表されておるわけで……
○岡田(利)委員 初めに農林大臣にお伺いいたしたいと思うのですが、実はきのう、日本時間ではゆうべになりますけれども、ソ連のノーボスチ通信のカチューラ評議員が論文を発表した。この論文によりますと、来年度の漁獲の割り当ての量につきましても今年度と全く同じである。したがって、この論文の示すところによれば、来年度の漁獲量は八十万トン台、まあ八十四万トン程度、漁場の規制についても当然ことしと同じ方向で行く、こういうような論文が実は発表されておるわけです。前回大臣は、大体通年百万トンベースを確保した、こういう報告を国会になされたわけですが、こういう状況をどう一体判断をされておるのか。 あるいはまたサケ・……
○岡田(利)委員 本法の提案理由の説明の中で、いま最後に大臣が声を強められて――去る十八日に本法は閣議決定をされて、あと二日間残した国会で審議をすることになったわけです。延長国会でありますので、こういう法案の審議は私もきわめて遺憾であることをまず申し上げておかなければならないと思います。 そこで、このように延長国会に本法案を提出せざるを得なかった、今国会が召集される以前から、この対策は、新しい立法として提出予定の法案であったことも私は承知をいたしておるわけです。したがって、このような時期に提案せざるを得なかった諸般の事情について、まずお伺いをいたしたいのであります。
○岡田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。
委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの楢橋進君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
それでは、委員長は、理事に
田中 六助君 楢橋 進君
野田 毅君 山下 徳夫君
岡田 利春君 多賀谷真稔君
西中 清君 西田 八郎君
を指名いた……
○岡田(利)委員 日ソのサケ・マス漁業交渉についてせっかくの努力をなさった農林大臣、御苦労さんでした。
同僚議員が質問いたしておりますので、できるだけ重複しないで端的に質問いたしたい、かように思います。
まず第一点として、ソ連は一千万トンの水揚げがあって、他の外国の二百海里以内から六百万トン程度の水揚げがある、こう公式に発表されておったわけです。今日、ソ連では、他の外国の二百海里以内からの六百万トンのうち、一体どの程度昨年一年間漁獲が減ったのか、そういう情報については農林省としては承知ですか。
【次の発言】 先ほど大臣が言われておったように、EC海域では六十万トン、ソ連海域ではECは六万ト……
○岡田(利)委員 参考人の皆さんには、時間が遅くなって大変恐縮です。 私ども、ケミカルの方はなかなか理解できないところもあるわけですが、端的に御質問いたしたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 初めに、伊木先生にお伺いしたいのですが、いま承っておりますと、石炭の利用というのは結局液化とガス化である。そうしますと、かつて戦前、ソ連あたりで石炭の地下ガス化ということが若干研究されたことがあると承知をいたしておるわけです。しかし、わが国でも諸外国でも、もはや石炭の地下ガス化という問題については全然手を染めないで、これはもう問題にならないというような感じすらあるわけですが、国際的に石炭……
○岡田(利)委員 初めに、わが国のエネルギー政策について若干承っておきたいと思います。
すでに政府は、昭和六十五年度を目標年次にして、エネルギーの本格答申をいま得ようといたしておるわけですが、中間答申がすでに出されておるわけです。当初の目途は今年の夏ごろにいわゆる本格答申を受ける、こういう政府の説明でありましたけれども、今年の夏、七、八月には本格答申がなされるのかどうか、その見通しについて承っておきたいと思うわけです。
【次の発言】 その場合、さきに中間答申で昭和六十五年を目途にしてエネルギーの需給見通しをすでに発表されておるわけです。この中間答申を中心にして各党はそれぞれ、それぞれの政党独……
○岡田(利)委員 参考人の皆さん、どうもありがとうございました。 伊木参考人には、私、他の参考人に聞いた後、所見をひとつ承りたい、こういう形で参考人の皆さんにお尋ねをしたいと思います。 保安法ができてことしがちょうど三十年目になるわけであります。特に、炭鉱の保安を守る上において、保安法は五十八条から成っておるし、また、石炭鉱山保安規則は四百条から成っておるわけです。これに基づいて各山に保安規程がある、このくらい管理あるいは規制、あるいはまた機械器具の指定が微に入り細にわたっておる法律体系というものは他に類例を見ないのではないか、こう思っておるわけです。しかし、依然として炭鉱の災害は減らない……
○岡田(利)委員 北炭の本来の災害の復旧が、水没炭鉱としては世界に類例のない復旧が行われた、これも一つには二千万トン体制を維持をしていく、さらにまた、地域経済を十分配慮する、こういう中でとられた措置であったと私は思うわけであります。しかし、一年足らずして、今日再び北炭の再建問題が重大な局面になっておる、これはやはり、いま部長からも説明がありましたけれども、新鉱の五千トン体制が、当時四千トン体制をすでに割っている、ようやく四千三百トン体制になってきた、この企業の責任はきわめて私は重大である、こう思うわけであります。しかし、企業の責任を厳しく追及するとともに、今日、地域の不安、動揺を一体どう解決を……
○岡田(利)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の昭和五十二年度一般会計補正予算(第2号)、昭和五十二年度特別会計補正予算(特第2号)、昭和五十二年度政府関係機関補正予算(機第2号)の三案に対し、反対の意思を表明し、討論を行うものであります。 私は、以下簡潔に、第二次補正予算案の問題点について指摘をしてみたいと思います。 まず第一に指摘をしなければならないことは、今年度予算の第一次補正予算に引き続き、第二次補正予算案の提出となったことであります。 政府は、第一次補正の理由を六・七%の実質成長の達成のためと、もっともらしいことを言っておりましたが、今次第二次補……
○岡田(利)委員 私は、いままでの質問にできるだけ重複を避けまして、端的に四、五点にわたって政府の見解を承りたいと思う次第です。 まず初めに、私は予算の反対討論でも申し上げたのでありますが、昭和五十一年から五十二年にかけての輸出、輸入の動向は、当初予想した以上に輸出増になって、貿易収支の大幅な黒字を記録してまいったわけであります。五十一年で見ますと百十一億ドル、前年対比輸出で二四%の伸びになっておるわけです。今後、昨年一年間の円高の急騰の傾向から考えて、五十二年の輸出、輸入の落ちつき見込みは一体どうなるのか。これを受けて五十三年度の輸出、輸入は、経済見通しでその金額を予想いたしておりますけれ……
○岡田(利)委員 私は、質問に入る前に一点この際伺っておきたいのでありますが、きのう北京において、日中の貿易協定が調印をされたわけであります。しかも往復二百億ドル、八年間の長期にわたって、わが国からはプラントあるいは建設用の機材を輸出をする、中国側からは石油、原料炭、一般炭のいわばエネルギーが輸入をされる、こういうバーター取引の協定が結ばれたことは高く評価をされなければならない、私はこう考えておるわけです。そういう意味で、福田総理は日中の平和条約の交渉は機が熟した、こう本委員会でも述べられておりますけれども、まさしく、この貿易協定の締結と同時に日中平和条約の交渉はせきを切って水が流れた、いわば……
○岡田(利)委員 私は、主として労働団体の参考人の皆さん、また、関連して政府関係者に質問いたしたいと思います。 特に、中小企業関係については、後から同僚の上坂君から質問がありますので、この点ひとつ御理解をまず願っておきたいと思います。 まず、質問に入る前に、おととい永大産業が、関連四社とともに会社更生法の適用申請を行った。戦後最大の倒産であります。特に、この永大産業の関連中小企業の連鎖倒産の防止対策あるいはまた顧客対策、さらにはまた雇用対策が、今日注目をされておるわけです。永大産業労組は、総評の全国一般に加盟いたしておると承知をいたしておるわけです。したがって、この機会に富塚参考人から、こ……
○岡田(利)委員 石炭政策は今日新政策として二千万トン体制の維持、こういう一つの位置づけがなされておるわけです。過般、エネルギー答申の中間報告の中でも、国内炭は二千万トンということが位置づけられておりますし、恐らく今月の二十日以降に出されるであろう本格答申の位置づけについても、中間答申と変わらないのではないかと私は実は考えておるわけです。しかし、最近の国内石炭の需給の動向を見ますと、果たして二千万トンの体制が維持できるかどうか、こういう点について非常に危機感を感ぜざるを得ない要素が日増しに強まってきておると私は思うわけです。そういう意味で、政府はこの二千万トン体制の維持という基本方針については……
○岡田(利)委員 私は、今回議題になりました日ソ及びソ日漁業協定に関連しまして、きのうの参議院の決算委員会において、園田外務大臣は、わが党の小野参議院議員の質問に対して、今日ソ連の提案している善隣協力条約は受け入れられないが、北方領土問題が含まれれば、善隣協力条約と平和条約の交渉を、同時運行したり一本化したりしていろいろな方法があると考えられるという趣旨の説明が実は行われておるわけです。この見解は、従来の政府の見解と違って、日中条約後の対ソ外交の一つの姿勢を示したもの、こう私は受けとめておるわけです。したがって、この面についてもう一歩突っ込んだその真意について、この機会に説明願いたいと思うわけ……
○岡田(利)委員 前の質問者と重複をしないように、ひとつ御質問をいたしたいと思います。 今年度予算一千二百九十三億の予算が決まったわけですが、これを分析をしますと、石炭鉱業にかかわるものは四四%、ボタ山を除くとまだ比率が下がるわけです。それ以外の鉱害対策、産炭地振興対策、炭鉱離職者の関係、合計五四%、その他二%という数字になります。従来、石特会計は、石炭鉱業と、いわば石炭鉱業の閉山に伴う後始末、大体フィフティー・フィフティーの原則でずっときたわけですが、今年石炭関係で政策が終わったという関係もございましてこういう比率になっておるわけです。今後の石炭特別会計の伸びは、今日の石油情勢等を考えると……
○岡田(利)委員 新しい石油情勢の危機、いろいろいままでそれぞれ受けとめ方がございましたけれども、大体八〇年代の前半には第二の石油危機が来るだろうというのがきわめてシビアな見方であったろうと思うのです。それがイランの革命によってきわめて急速に新しい危機が訪れたという認識に立って、非常に厳しく受けとめておかなければならないだろう、私はこんな感じを持っておるわけです。 そういう前提に立って、これからのエネルギー政策を考える場合に、もちろんエネ調では答申を出しておりますけれども、これを実行する面を含めて、全般的にもう一度わが国のエネルギー政策というものを洗い直してみる必要があるのではないかなと私は……
○岡田(利)委員 きょうは大変お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございました。いま山下委員の方から総括的な質問がありましたので、各論に触れて端的に御意見を承りたい、こう思いますので、よろしくお願い申し上げます。 初めに長橋参考人にお尋ねいたしますけれども、すでに昭和五十四年度の電力の需要の見通しについては方々で発表になっておるわけです。しかも、IEA対策として電力業界は三百万キロリットルの油の節約をする。その節約は五十三年末から五十四年の夏にかけて原発が六基完成をする。さらにまた原料の一部をLNGに転換をする、余裕としては石炭のたき増しもできる、こういう一応の方針であろうかと思うわけで……
○岡田(利)委員 今回の災害現場である一卸六片の下層第二ガス抜き卸。問題は、この坑道で、すでに一号から八号までのガス抜き座が設けられて、ガス抜きが行われておるわけです。
そこで私お聞きいたしたいのは、一号から六号までのガス抜き量について把握をされておるかどうか。この点、おわかりであれば御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 私がここで注目をするのは、一番先端の八号のガス抜きは、穴が十一本掘られておるわけです。七号は十九本掘られて九万立米、八号は二万六千立米。そうしますと、もちろん七号より八号が先端でありますから、時間的な経過から見れば、量が少ないということはわかるわけです。それにしても、一……
○岡田(利)委員 昨年ボンにおいて七カ国の首脳会議が行われて、今年は六月の末に東京サミットがすでに予定をされておるわけです。ボン会議の後、東京サミットの議題は、前回の会議と同じように通貨、金融あるいは通商、貿易、景気と成長、エネルギー、南北問題の五つの議題が取り上げられることが決まっておると思います。しかし、初めてアジアにおいてこの首脳会議が開かれる、そしてまたアジアの情勢は、日中条約さらに米中の国交回復が行われて、新しいアジアの情勢が今日生まれておるわけであります。 聞くところによりますと、ジスカール・デスタン・フランス大統領はこの後北京を訪問する、あるいはまたカーター米大統領はソウルを訪……
○岡田(利)委員 日韓の漁業問題に関する水産庁の次長会談が十五、十六日に行われたと伺っております。この結果、韓国漁船の操業問題について何らか進展があったのかどうか、進展がないとすれば、今後政府間レベルでこれらの問題の解決についてはどのように対処するのか承りたいと思います。
【次の発言】 いずれにしましても、聞くところによりますと三月には長官会談が予定をされて、いわゆる政府間レベルで問題を解決するように強力な交渉をするように、この機会にさらに重ねて強く要望いたしておきたいと思います。
同時にまた、サケ・マス漁業の交渉が来月行われるわけですが、特に私はこの機会に、小型サケ・マスの四分の一減船が今……
○岡田(利)委員 藤田委員の質問に引き続いて、若干関連して御質問申し上げたいと思います。 今国会は雇用国会とも言われて、各党とも熱心に雇用問題について議論を進めてまいったわけです。また過般来の各党首会談においても、もちろん雇用問題のみではございませんけれども、雇用問題をも含んでそれぞれ今後の政府の施策について強い要望をしてまいったところであります。そしてそういう過程を経ながら、政府・自民党としてもこの問題について特に重点的に今後検討していく姿勢を示されたことは、私は国民の期待からいってきわめて当然であろうかと思います。そこで、特に雇用対策の問題について、すでに政府・自民党が各党に一応の考え方……
○岡田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、このたび委員長の重責を担うことになりましたことは、まことに光栄に存ずる次第でございます。 本委員会は、昭和三十六年に設置されて以来、石炭対策の推進に努めてまいりましたが、石油危機を契機として、石炭は、エネルギーの多様化の見地から世界的に見直されつつあり、わが国においても、その生産の長期的維持及び石油代替エネルギー源としての石炭資源の活用が強く要請されております。 これにこたえて総合エネルギー政策の一環として第六次石炭政策が実施されておりますが、わが国の石炭鉱業を取り巻く諸情勢は、需給問題の例に見ら……
○岡田委員長 これより会議を開きます。
これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの山崎拓君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、委員長は、理事に
大坪健一郎君 山崎 拓君
山崎平八郎君 山下 徳夫君
中西 積介君 細谷 治嘉君
権藤 恒夫君 多田 光雄君
稲富 稜人君
を指名いたします。
【次の発言】 この際、佐々木通商産業大臣及び藤波労働大臣から発言を求められておりますので、これを許します。佐々木通商産業大臣。
○岡田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。
委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの山崎平八郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは委員長は、理事に
田中 六助君 山崎 拓君
山崎平八郎君 山下 徳夫君
中西 績介君 細谷 治嘉君
権藤 恒夫君 多田 光雄君
稲富 稜人君
を指名いたしま……
○岡田(利)議員 ただいま議題となりました北方地域旧漁業権者等に対する特別交付金の支給に関する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして、その提案理由並びに主な内容について御説明申し上げます。 御承知のように、北方地域は、わが国固有の領土であるにもかかわらず、昭和二十年八月にソ連軍により占領されて以来、事実上同国の支配下にあり、戦後三十五年を経た今日においても、小笠原、沖繩など、第二次世界大戦の結果他国の統治下に置かれていた地域がすべて返還されたにもかかわらず、いまなお返還の見通しすら立っていないことは周知の事実であります。 このため、北方地域の地先の漁場で漁業を営んでいた漁業権者、その……
○岡田(利)委員 いわゆる日ソ、ソ日の漁業協定の交渉、大変御苦労さんであります。 私は、本件に入る前に一つ政府に伺っておきたいのでありますが、すでに新しい海洋新秩序については、過般来海洋法会議で継続的に審議をされておるわけです。特にその中でエコノミックゾーン、すなわち経済水域については、各国ともこの案件についてはすでに合意をしておるものと承知をいたしているわけです。したがって、いずれ草案が全面的に各国の合意を得れば、経済水域に関してはわが国としても賛成の態度をとっておりますから、水産物資源のみならず専管水域内のいわゆる地下資源についても管轄権が及ぶ。しかも隣国の場合には中間線とすることがこれ……
○岡田(利)委員 今日、日ソ関係は、アフガン問題を中心にして微妙な情勢にもあるわけです。こういう情勢の中で、従来にない十二日間の交渉で、今回のサケ・マス漁業協定が締結できたわけであります。
私は、この条約締結に当たって、外交の責任者であります外務大臣の所感をまずお聞きいたし^いと思うわけです。
【次の発言】 農林大臣はどういう所感をお待ちですか。
【次の発言】 今次交渉に臨むに当たって、日本側としては北洋のサケ・マス資源についてはどういう評価をされて臨まれたか。また今度の交渉の場合には資源論については、前年突っ込んでやっておりますから、そう議題にはなっていないわけですけれども、この交渉を通じ……
○岡田(利)委員 私は、ラムサール条約と南極のあざらしの保存に関する条約関係について質問をいたしたいと思います。
ラムサール条約については、特に水鳥の生息地として、そして国際的に重要な湿地に関する条約、水鳥は湿地帯に生息するという生態系を持っておるわけですが、本条約は「特に」というきわめて異例な表現が使われておりますし、かつまた「国際的に重要な湿地」、国際的かつ重要な、こういう条約の表現になっているわけですが、この背景について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ラムサール条約の批准国はでに二十三カ国に及んでいると言われているわけです。したがって、条約第二条第4項の定めによって、この場合……
○岡田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの山崎平八郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、委員長は、理事に
田中 六助君 山崎 拓君
山崎平八郎君 山下 徳夫君
中西 積介君 細谷 治嘉君
権藤 恒夫君 多田 光雄君
稲富 稜人君
を指名いたします……
○岡田委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
石炭対策の基本施策について、佐々木通商産業大臣及び藤波労働大臣より、それぞれ発言の申し出がありますので、これを許します。通商産業大臣佐々木義武君。
【次の発言】 次に、労働大臣藤波孝生君。
【次の発言】 次に、昭和五十五年度通商産業省所管石炭関係予算の概要について、政府から説明を聴取いたします。資源エネルギー庁高瀬石炭部長。
【次の発言】 次に、昭和五十五年度労働省所管石炭関係予算の概要について、政府から説明を聴取いたします。労働省加藤失業対策部長。
○岡田委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中六助君。
【次の発言】 次に、中西績介君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 北炭の分は幾らですか。
【次の発言】 これにて中西績介君の質問は終わりました。
次に、鍛冶清君。
【次の発言】 これにて鍛冶清君の質疑は終了いたしました。
次に、多田光雄君。
【次の発言】 これにて多田光雄君の質問は終了いたしました。
次に、稲富稜人君。
【次の発言】 これにて本日の質疑は終了いたしました。
次回は、公報をもってお知らせす……
○岡田委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中六助君。
【次の発言】 これにて田中六助君の質疑は終了いたしました。
続いて、細谷治嘉君。
【次の発言】 これにて細谷治嘉君の質問は終了いたしました。
次に、鍛冶清君。
【次の発言】 これにて鍛冶清君の質疑は終了いたしました。
次に、小渕正義君。
【次の発言】 これにて小渕正義君の質疑は終了いたしました。
次に、三浦久君。
【次の発言】 これにて三浦久君の質疑は終了いたしました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会しま……
○岡田委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。麻生太郎君。
【次の発言】 これにて麻生太郎君の質疑は終了いたしました。
続いて中西績介君。
【次の発言】 本会議散会後直ちに再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時二十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。中西績介君。
【次の発言】 これにて中西績介君の質問は終了いたしました。
次に、吉井光照君。
【次の発言】 以上で吉井光照君の質疑は終了いたしました。
次に、多田光雄君。
○岡田委員長 これより会議を開きます。 石炭対策に関する件について調査を進めます。 本日は、参考人として、東京電力株式会社常務取締役田尻正實君、日本鉄鋼連盟副会長奥村虎雄君、日本セメント株式会社専務取締役橋本重輔君、日本石炭協会会長有吉新吾君の御出席をいただいております。 この際、委員会を代表して参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 参考人各位には、御多用中のところ当委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。 わが国は第一次エネルギーの大方を海外の石油に依存しておりますが、中東の政治、軍事情勢の不安定性や、OPECの資源温存政策、高価格政策の強化などを考え合わ……
○岡田委員長 これより会議を開きます。 石炭対策に関する件について調査を進めます。 本日は、炭鉱の現状とその問題点等について、政府当局と協議、懇談いたしたいと存じます。 この際、暫時休憩いたします。 午前十時八分休憩
○岡田委員長 これより会議を開きます。 石炭対策に関する件について調査を進めます。 本日は、今後の石炭政策について、協議、懇談をいたしたいと存じます。 この際、暫時休憩いたします。 午前十時十三分休憩
○岡田委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
まず、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
今後の石炭政策及び産炭地域振興等について、本日、参考人として産炭地域道県知事連絡協議会から福岡県知事亀井光君、石炭対策全国道県議会連絡協議会から北海道議会石炭対策特別委員長工藤万砂美君、全国鉱業市町村連合会から福岡県大牟田市長黒田穣一君、日本大学生産工学部教授笹生仁君の御出席を求め、御意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
○岡田(利)委員 提案者を代表いたしまして、決議案の趣旨の御説明を申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 石炭政策に関する件(案) 最近、石炭は、石油を中心とした国際エネルギー情勢の進展に伴い、石油代替エネルギーの主要な一翼を担うものとして一層その重要性を増しているが、国内石炭鉱業の現状は、採掘箇所の深部移行に伴う生産コストの上昇、内外炭価格差、労働力確保等の問題をかかえており、鉱害の復旧及び産炭地域の振興もその目的を達成するには至っていない。このような状況において石炭関係諸法律の期限の到来を迎えようとしている。 よって政府は、新たな石炭政策を早急に確立し、石炭関係諸法……
○岡田(利)委員 田中通産大臣は長い間石炭問題に関係しておりますし、先ほど麻生議長からもお話がありましたが、ちょうど石炭六法が期限が切れ、新しい石炭政策を構築をしなければならぬ、こういう時期に通産大臣に就任をされましたので、私どもはこの政策の立案について実は大きな期待を併せているわけです。そういう意味で、せっかくこの期待にこたえるように御努力をまずお願いをいたしたいと思います。 そこで、石炭は石油の代替である、また次の新しいエネルギーへのつなぎである、いろいろな認識の仕方があるわけであります。先般、代替エネルギー法案を審議したときには、石油代替元年であるという言葉が佐々木通産大臣のあいさつの……
○岡田(利)委員 林参考人に前段二、三お聞きいたしたいと思う点があります。
一つは、北炭三社分離をして、それぞれ分離された会社の負債というものは、明確に分離した炭鉱に整理をされておるはずであります。そこで現在、夕張炭鉱株式会社の負債はどの程度になっておるか、できれば、そのうち政府資金、市中銀行、その他、大まかに分けてこういう分類になるんではないかと思うのですが、この内容についてお知らせ願えれば幸いだと思うのです。
【次の発言】 幌内炭鉱の生産状況も今日停滞をいたしておるわけですが、私は幌内の現地の諸君に生産の見通しについて若干意見を聞いたわけです。現在断層に逢着いたしておりますから出炭が落ち……
○岡田(利)委員 今回の答申をずっと読みますと、やはり産炭地の特性として、鋭角的なスクラップが進んで、現在残存鉱害が多く残されているわけです。しかもその鉱害は、無資力のものもございますし、また有資力のものもある。有資力の場合には、なかなか順調に鉱害復旧が進まない。産炭地振興の面から言うと、鉱害の復旧なくして産炭地の振興は終わらない、こう理解をしなければならないと思うわけです。残存鉱害量は五千億とも七千億とも言われておるわけですから、優に十年以上鉱害復旧にはかかるのではないか。しかし、鉱害復旧と産炭地振興というものはこれからはある程度連関性を持って考えていってはどうか。 たとえば私どもが視察を……
○岡田(利)委員 いま通産大臣は新しい石炭政策を諮問しているのですが、事務局として、石鉱審の審議の状況は年内どの程度まで一体審議ができるのか、事務的に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 今年度の石炭の需給見通し、すでにこれは策定をされておるわけですが、この見通しからいって、五十五年度の落ちつき見込みは、国内石炭の生産供給、さらにまた輸入炭の供給、こういう点を含めて一体どういう落ちつき見込みになると判断をされているか、伺いたいと思います。
【次の発言】 問題は、三月末の貯炭の内容が問題なんですね。従来、三百四十五万トンの在庫が今年三月末にあって、大体百四十万トン強ぐらいの貯炭になるだろうと……
○岡田(利)議員 ただいま議題となりました北方地域旧漁業権者等に対する特別交付金の支給に関する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして、その提案理由並びに主な内容について御説明申し上げます。 御承知のように北方地域は、わが国固有の領土であるにもかかわらず、昭和二十年八月にソ連軍により占領されて以来、事実上同国の支配下にあり、戦後三十五年を経た今日においても、小笠原、沖繩など第二次世界大戦の結果、他国の統治下に置かれていた地域がすべて返還されたにもかかわらず、いまなお返還の見通しすら立っていないことは、周知の事実であります。 このため、北方地域の地先の漁場で漁業を営んでいた漁業権者そのほ……
○岡田(利)委員 ただいま議題になりました日ソ、ソ日暫定協定の内容に入る前に、外務大臣に二、三の問題についてまずお尋ねいたしたいと思います。 その第一点は、今日の日ソ関係は、アフガン問題以来、いわば冷たい関係にある、こう言われておるわけです。しかしながら、日ソの関係において、その日ソ関係の基本的な基盤というものは一体どこにあるのか、しばしば問題にもなっておるわけです。しかし、私は私なりで、いずれにしても外交関係を持っている日ソの基本的な関係の基盤というものは、過去の歴史的な経過の中で双方確認したそれぞれの条約やあるいはまたそれぞれの声明等の中にあるのではないか、こう思うわけです。したがって、……
○岡田(利)委員 日米の首脳会談の日程が迫ってまいっておるわけです。今国会でも対ソ政策についていろいろ外務省の見解も承ってまいったわけですが、今日の時点でわが国の対ソ外交、経済政策、いわばこの基本方針については、従来国会で述べられた基本方針と変わりがないのかどうか、この点が第一点であります。 同時にまた、対ソ関係の打開のために、いまソ連側が提案しているアメリカとソ連の首脳会談の開催、これらについてはそれぞれ西欧諸国の首脳はそれなりにその立場からいろいろ見解が述べられておるわけです。したがって、ソ連の隣国であるわが国としては、デタントについて米ソの首脳会談が望ましい、そういう見解をとっておるの……
○岡田(利)委員 私は、委員長のお許しを得て、議事進行の立場から、産炭地域における地方交通線の問題について、これまでの当委員会の審議の経過を踏まえて申し上げたいと存じます。 現在、政府は、さきに成立した日本国有鉄道経営再建促進特別措置法に基づきまして、地方交通線の選定基準を定める政令の作成作業を進めておりますが、その内容いかんによりましては、産炭地域における地方交通線もきわめて重大な影響を受けることは明らかであります。 改めて申すまでもなく、現有炭鉱の安定並びにいまなお疲弊の著しい産炭地域の総合的な振興を図ることは、石炭対策の重要な問題であり、その推進のためには、交通体系の整備が不可欠な課……
○岡田(利)委員 冒頭に、今年度特別会計の石炭勘定、特に原重油の関税の関係では、一千二百七十三億予算が計上されて、前年度対比十六億の伸びになっています。次の前年度剰余金受け入れ、前年は五十一億一千二百万円、今年度は百十三億九千五百万円、これは昭和五十四年度の剰余金が計上されておるわけです。こう見ますと、やはり先ほど森山長官も答弁されましたけれども、原重油関税では十六億しか伸びていないわけですから、そういう意味で、今年度恐らく剰余金は、こんなに百億もないと思うんですね。したがって、来年度予算編成は考えなければならぬということは、私は、きわめて当然であろうかと思うわけです。 そこで、一つだけ、な……
○岡田(利)委員 私の時間は十分よりございませんので、一問ずつ御質問申し上げたいと思います。 初めに西村参考人にお伺いいたしますけれども、昭和三十六年という年は、考えてみますと、ちょうどわが国のエネルギーの石炭と油が全くフィフティー・フィフティーになったのが昭和三十六年であります。その後石炭調査団が出て、しかも一時は生産をむしろふやす、こういう方向もその時点ではたどっておったわけであります。そして杵島、明治、麻生の企業ぐるみ閉山が行われたのは、いまからまだ十二年前なわけですね。雄別閉山が行われてようやく十一年目に入ろうといたしておるわけです。 何か産炭地振興二十年間と言いますけれども、私は……
○岡田(利)委員 私は、ちょっと午前中の質問から角度を変えて若干質問をいたしたいと思います。 先ほど来も産炭地振興、いわば産炭地と旧産炭地がこの概念の中には含まれておるわけです。また、答申の中にも鉱工業の振興ということが書かれておるわけです。そういたしますと、産炭地振興政策そのものは、石炭政策、特にいま検討されておる第七次政策と密接不可分の関係にあるのではないか、こう私は言わざるを得ないわけであります。したがって、そういう意味では、既存の炭鉱の安定あるいはまた新しい地域の開発、こういうことが産炭地振興に積極的に寄与することになる、こう言わざるを得ないと思うのですが、そういう認識について大臣は……
○岡田(利)委員 私は、いままでの石炭政策を振り返ってみて、第五次政策まではスクラップ・アンド・ビルド政策がその基調であったと思うわけです。そして第四次、第五次政策は原料炭重点主義、そして良質一般炭を一応意識しながら原料炭重点に移った。第六次政策はいわゆるオイルショックもございましたから、そういう意味で原料炭、一般炭同時並行的な視点というものが顕著に出ていると思うのです。だが、残念ながらこの第六次政策は、政策の教本であって政策そのものではなかった。だから、このことによって制度を改正したり法律改正をしたというのは真新しいものは何もないわけです。当時幌内炭鉱が水没した関係上、この部面が追加され、海……
○岡田(利)委員 参考人の皆さんには、お忙しいところ大変ありがとうございます。 初めに大垣さんと奥村さんにお尋ねいたしたいと思いますが、先ほど第七次政策の財源の問題について触れられておるわけです。財源の問題については、政策の発想としては、第一次答申のときに、油と石炭の競合関係、したがって、油の消費税千円という答申がなされているのですね。それが最終的に政策としては一〇%の関税という形で財源が決まったのが第一次政策の出発であります。ところが、最近は油の方がぐんと高くなって石炭と石炭、内外の石炭の価格が問題になっておるわけです。そうしますと、第七次政策のこれからの財源のあり方として、油の関税、しか……
○岡田(利)委員 私は、第七次政策に関連して、政策に関する提言を含めながら質問をいたしたい、かように思います。 まず第一点は、第七次政策に取り組む姿勢の問題でありますが、先般の向坂さんの参考人としての意見の中で、石油価格が高騰している、また中長期的には石油の需給ギャップがある、したがって、代替エネルギーの確保をしなければならない、したがって、石油から割り安な石炭、原子力への転換が考えられる、競合燃料としては石油から海外炭へ変化をしてきている、こういう状況認識の中で第七次政策に取り組む、こう述べられておるわけです。 しかし、もちろんこういう要因もございますけれども、第七次政策に取り組む姿勢は……
○岡田(利)委員 九州地区の現地調査につきまして、派遣委員を代表して御報告申し上げます。 派遣委員は、三原朝雄君、渡辺省一君、小渕正義君、塚田庄平君、石原健太郎君と私、岡田利春の六名で、私が団長を務めさせていただきました。 他に現地参加として、森中委員長を初め、中西積介君、田中昭二君、麻生太郎君、北口博君、古賀誠君、八木昇君、稲富稜人君、小沢和秋君、木下敬之助君が参加されました。 日程は、去る七月二十一日から二十三日までの三日間であり、この間、荒尾市役所において関係団体から要望聴取、三池炭鉱の概況、工業団地、鉱害地等の視察、筑豊ハイツにおける関係団体との懇談、また、時間の関係で、関係機関……
○岡田(利)委員 本予算委員会が憲法問題に関連する竹田発言、また武器輸出に関連する問題で中断されまして、途中、補正予算及び公聴会が入りましたから、ちょうど八日目で総括質問が再開をされたわけであります。私は、この際、端的に素直に御質問いたしますので、政府もきわめて明快な御答弁をお願い申し上げたいと思います。そこで、本委員会で問題になりました憲法と武器輸出に関して、去る二月の九日、全国紙のある新聞社の世論調査が発表されましたことは御承知かと存じます。 この世論調査の内容では、憲法第九条の改正については反対である、七一・二%であります。賛成は一三・五%、この賛成のうち女性の賛成はわずかに八・八%で……
○岡田(利)委員 きょうの午前十一時に米レーガン大統領の一般教書、今後四年間のアメリカの経済政策を織り込んだ教書が発表になっておるわけです。すでにその骨子については実はいろいろ報道もされておるわけであります。ちょうど昨年七月の米国の共和党大会では、選挙に臨む政策綱領を決めて、その締めくくりとして、レーガン政権が誕生いたした場合には、初めの百日間はルーズベルトのごとく、次の百日間はアイゼンハワーのごとくと述べておるわけであります。したがって、レーガン大統領の就任後初めてのテレビ放送についても、いわば故ルーズベルト大統領の炉辺談話にならって、経済協力に関する米国国民の協力を呼びかけておる。まさしく……
○岡田(利)委員 今次の災害は、私自身としては、一言で言えば残念至極であり、断腸の思いだ、こういう気持ちでいっぱいであります。大臣が、災害が起きた翌日現地を視察されたということについて、私は敬意を表したいと思います。 ただ、ここで、当時この地域には百六十人、直轄が九十四人、請負が六十六人配番になっていたわけです。だが、災害直後この地域の入坑者、配番人員の確認が非常に不明確で、しかも最終確認が手間取ったという点が実は明らかになっておるわけです。 第二点は、いまも質問がございましたけれども、十七日の未明、坑内の火災発生後直ちに、社長は坑内に注水の決断をして遺族に呼びかけた。しかし、その直前には……
○岡田(利)委員 北炭夕張炭鉱株式会社のガス突出災害の実情調査につきまして、便宜私から御報告を申し上げます。 派遣委員は、森中守義委員長を団長として、愛野興一郎君、田中昭二君、小渕正義君、北村義和君、小沢和秋君、伊藤公介君に私、岡田利春の八名であり、他に渡辺省一君、池端清一君が現地参加されました。 日程は十月二十二日から二十三日までの二日間であり、二十二日は、札幌通商産業局、札幌鉱山保安監督局及び北海道労働基準局から、災害の概況等について説明を聴取し、翌二十三日は、夕張新炭鉱に参り、負傷者の見舞い、鉱務監督官及び救護隊員の激励、炭鉱繰込所及び集中監視装置室を視察した後、夕張市民研修センター……
○岡田(利)委員 実はきょうの私の質問は、きのう理事会で決定いただきまして、本法案の審議に関連して政府委員の出席を要求いたしたわけです。特に北方対策本部長である総理府長官の出席を要求したのでありますけれども、きょう委員部から私のところへの返事では、長官は出席ができない、あとの関係については、それぞれ各省と調整しまして、きょう出席できない人はかわって出席をするということで、私は了解をいたしたわけです。なぜ本委員会の所管でもある総理府の長官が出席できないのでしょうか。
【次の発言】 人事院勧告は一カ月前からきょう行われることがわかっておった事実であります。ただ、理事会の決定ではきょうどうしても採決……
○岡田(利)委員 いまも日ソ関係の問題について質問がありましたけれども、冒頭に、これからの日ソの関係についてお伺いをいたしたいと思います。 日ソ国交回復以来、ちょうど二十五周年を経過いたしたわけであります。七九年のアフガン侵攻以来、非常にジグザグとした冷たい状況にありましたけれども、今年の六月十日に南ヤクート原料炭開発、また第三次の極東森林資源の開発、いずれも二千百億円に上るバンクローンがソ連側に供与されて契約ができたわけであります。また八月には、民間の貝殻島のコンブ漁業協定の妥結がありましたし、九月二十二日には、西シベリア天然ガスパイプライン計画に対する日本の輸銀の融資の契約がなされておる……
○岡田(利)委員 初めに向坂参考人にお伺いしますけれども、いまの政府のエネルギーの暫定見通し、需給見通しの改定作業が進められておるわけです。大体三月末くらいを目途にして答申をする、こう言われておるわけですが、先般エネルギー研究所の一つの需給見通しというものが出されておるわけです。 この中でやはり一番問題点は、政府の成長率とエネ研で見ている経済成長率、エネ研の場合には四・三%の成長を見ているんですね。そうして、それぞれのエネルギーの需給の関係を算出をされておるわけですが、私は、ここ十年間というのはエネルギー研究所のこの需給見通しというものは大体的を射ているんではないかな、こういう感じをするわけ……
○岡田(利)委員 労働省関係の若干の質問からお伺いをいたしたい、こう思います。 今回の炭鉱離職者臨時措置法がさらに五年間延長されることになっておるわけであります。そこで、私はこの五年間の延長と他の法案との関連を考えてまいりますと、前回すでに産炭地域振興臨時措置法が十年間延長されておるわけです。午前中も議論になりましたけれども、今度の方針の中では、財政力指数が〇・六四に六条指定自治体が達した場合には、これが過半数を超えた場合卒業させるということに実はなっておるわけであります。この〇・六四の財政力指数を超えてそれぞれの県が産炭地振興法から卒業するという意味は、全国平均以上の財政力指数を持ったとい……
○岡田(利)委員 堂垣内参考人にまずお伺いをしたいと存じます。 先ほど御意見を拝聴いたしておったわけですが、特に北海道の一つの柱の産業として石炭産業があるわけですけれども、その中で特に石炭の果たしている役割りという意味では、北海道の電力料金にも私は大きな貢献を果たしておるのではないかなと思うのです。先般、奈井江の三十五万キロの火力発電所が石狩川のはんらんで水害を受けて、大体半年間休止をしなければならぬということになったわけであります。ちょうどまだ電力料金の認可前でありましたから、通産省は、これを油で代替をする場合の燃料費のマイナスとして五十億円を実はこの認可の場合に含めて認めたわけであります……
○岡田(利)委員 限られた時間でありますので、ひとつ端的に質問いたしますから、できればどんぴしゃりお答え願いたい、こう思うわけでございます。
まず初めに、私は北炭問題についてお伺いをいたしたいと思います。
第一点は、いまの労働者の三月の賃金は確実に支払いができる、あるいはまたすでに発表、約束をいたしております遺族補償の二千万、すでに内払い金があるわけでありますが、三月中に支払いができる、そういう確信を政府は持っておるかどうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 先般再建計画の骨子も通産省に提出したわけですし、かねがね当委員会で問題になっておる点でありますから、当然その機会に通産省とし……
○岡田(利)委員 若干関連質問を申し上げたいと思います。 去る十一日の当委員会において、ちょうど大臣が出席できなかったわけですが、北炭問題についてるる御質問申し上げたわけであります。そこで、きょうせっかく大臣もお見えでありますし、その後の状況の進行等もあろうと判断をいたしますので、二、三点御質問申し上げたいと思うわけです。 まずその第一点は、弔慰金について一体三月中に支払いが本当にできるかどうか。答弁はそういう感触を得ておるということで終わったわけであります。伝えられるところによりますと、三井銀行初め金融機関が十億程度の融資をして、三月中に弔慰金は支払いが完了できるとも実は言われておるわけ……
○岡田(利)委員 初めに、先ほど北炭の問題について御報告がありましたから、二点ほどお尋ねいたしたいと思います。
当初見込みよりも罹災者の救出が早まって、三十一日に完了いたしたわけですが、この状況からまいりますと、これからの原因究明、恒久対策の確立について時期も早まるのではないか、こう私どもは期待をいたしておるわけです。したがって、本委員会で初夏のころまでかかるであろうと言われておったわけですが、これより早まるのではないか、こう思うのですが、今後の見通しについて承っておきたいと思います。
【次の発言】 合同慰霊祭が十日ごろに持たれるようにわれわれも聞いておるわけでありますけれども、前に安倍通産……
○岡田(利)委員 後から大臣に対する質問がありますので、いまの与えられた時間は、きわめて事務的な問題に限って御質問いたしたい、こう思います。
まず第一点、北炭は、関係炭鉱で従来まで十一山、炭鉱閉山をいたしておるわけです。そして、第三次肩がわり以降閉山された炭鉱は、この中でも概して大型の炭鉱であって、四山閉山をされておるわけです。この四山のトータルした生産規模、そしてまた従業員のトータルした数、それから閉山収支について、この四つの閉山に当たってどういう結果になっておるか、この機会に承っておきたいと思います。
【次の発言】 これは大手炭鉱で、私がかねて指摘しておりますように、北炭に限ってこの四山……
○岡田(利)委員 夕張新炭鉱の事故調査委員会の報告書をずっと拝読しまして、非常によくまとまっている報告書である、私はこう実は評価をいたしておるわけです。これだけの大災害があって、現場の直接担当者が死亡しているという状況の中で、このような報告書が出された。従来の大災害の場合にも報告書の提出がなかなか遅いわけでございますけれども、そういう意味でも大変な努力をされたなという感じを私は持っておるわけであります。その任に当たられた伊木先生初め皆さんの御努力に感謝を申し上げたいと思います。 そこで、今次災害の「原因についての考察」、この中の「地域特性について」、その中で、さらに「地質特性」の問題あるいは……
○岡田(利)委員 私は、初めに当面問題になっております北炭夕張新鉱の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
大沢管財人はきのう記者会見をして、二十一日にも正式な提案をする。そして、その骨子について大体説明になっておるわけであります。私は当然、管財人の選任の経過からいって、大沢管財人は正式提案する前に安倍通産大臣に必ず会って、いままで検討した事項について報告、了承を求めるものと判断したわけですが、そういう日程はすでに決まっているかどうか、通産大臣にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 大沢管財人が、いわゆる旧労務債について三井観光を含む北炭グループに協力要請を続けてまいりましたことは……
○岡田(利)委員 本日議題になっている北炭夕張炭鉱の問題は、私に言わせると、いままで一貫した石炭政策の個別企業対策の矛盾のあらわれである、こう指摘せざるを得ないと思うのです。したがって、このまま推移すれば、今後も第二、第三の夕張炭鉱問題が起きる、こう私は率直に指摘をしなければなりません。そういう認識の上に立って、私は各参考人に対する質問を行いたい、かように思います。 そこで、まず第一点は大澤参考人に。今回提案された内容に労務債は百十五億と書かれておるわけです。これは恐らく社内預金を百二十三億から引くと大体百十五億になるわけです。という意味は、管財人として社内預金については支払いすることができ……
○岡田(利)委員 つい先ほどのニュースで、八時四十分ごろ、福岡発の羽田行きの日航DC8が、百六十人乗りでありますけれども、着陸に失敗して海に突っ込んで死者も出た模様であるということを、実はテレビで聞いたわけであります。現時点で、この状況についておわかりであれば、運輸大臣の方から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 つい先ほどの事故でありますから、まだ状況は確認できないと思います。もし運輸大臣が希望であれば、きょうこの委員会から退席されて、その対策に当たられても結構だと私は思います。同時に、午後冒頭に稲葉質問が予定されておりますので、そのときに、その時点でおわかりの点を報告されれば結構である……
○岡田(利)委員 昨年の十月十六日に北炭夕張で災害がございまして、九十三名の方々が亡くなっておるわけです。そして、年を越えて一月六日、ベーリング海において第二十八あけぼの丸の転覆事故がございまして、一名だけが奇跡的に生還をして三十二名が亡くなられておるわけです。そして、二月九日には日航機の事故があって、二十四名の方々が生命を奪われておるわけです。いわば大変ショッキングな事故が続いておるわけであります。特に北洋海域における海難事故は、ここ数年来重大な災害が続いておるわけでありますが、最近になっても北洋における災害は依然として続いておるわけであります。 私は、まず初めに、北洋海域におけるここ一年……
○岡田(利)委員 ただいま議題になっております日ソ、日米の漁業条約は、いわゆるわが国の北洋漁業に関する協定であるわけです。二百海里時代を迎えて、わが国の北洋漁業も大変困難な事態に直面をいたしてまいったわけでありますが、今日時点で、わが国の北洋漁業の位置はどのように政府として理解をされておるか、この点御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 十一月の五日に第二十九回北太平洋漁業国際委員会、日米加漁業委員会が終わっておるわけであります。ここで幾つかのわが国の漁業に対する問題点が提起をされておるはずであります。そのうち重要な問題点についてこの機会に御説明願いたいと思います。
○岡田(利)委員 サケ・マス漁業協定の質問に入る前に、二、三日ソ関係についてお伺いをいたしたいと思います。 先般、第三回の日ソ事務レベル協議が行われたわけであります。この双方の主張点を冷静に読んで判断をいたしますと、いわば日ソ相互不信感というものが非常に浮き彫りにされた、こういう点をまず第一に強く感ずるわけであります。 第二点としては、冷却化した関係の改善の糸口を見つけることが双方できないまま終わった。言うなれば、米ソ対決の構図の縮図版のようなやりとりに終始した、こういう感じが非常に強いのであります。このやりとりを見ておりますと、結局は、日ソの関係というのは、米ソの関係改善がない限り日ソ外……
○岡田(利)委員 初めに国際石油の動向の予測についてお尋ねしたい、こう思っておりましたけれども、いま大臣から一応の見解を述べられたわけであります。 そこで、日本の権威あるエネルギー機関が実は今後の動向について予測をいたしておるわけです。これによりますと、大体ここ一、二年は原油価格の乱高下が続くのではないか、したがって基準原油であるアラビアンライトは二十六ドルないし二十七ドルに下がるのではないのか、スポット物は一時的に二十ドルに近づくこともあり得るであろう。八三年の七月から九月後半あるいは十月から十二月にかけて、今年の下期でありますけれども、加盟国から価格、生産量の協定が守られない、こういう状……
○岡田(利)委員 参考人の皆さん、大変御苦労さまです。限られた時間でありますので端的に参考への皆さんに御質問をいたしたいと思います。 まず初めに有吉参考人にお尋ねをいたしますけれども、先ほど大沢構想と石炭協会の答申のいわば比較について触れられたわけであります。炭量にしても、協会の答申は七十万トンふえている。骨格構造については同じである。採炭についても年間の出炭で五万トン違う。開発工程については大体一年間短縮された。これは向かい掘りによる工法をとって短縮されたものと判断します。保安対策についてはそう違いはないのではないか、こう思います。 そうしますと、問題は経理の問題と、それから技術職員の問……
○岡田(利)委員 夕張再建問題がいままでいろいろ議論されてまいりましたけれども、いままでの間、夕張再建の方向を示したのは、第一には大沢構想であると思います。これは明確に再建の方向を示唆をいたしておるわけです。そして今日、山中通産大臣の再建の方向の示唆といいますか、この二つだけで、それ以外に再建の方策を示した具体的な提案はないと私は承知をいたしているわけです。それだけに非常に私どもとしても、きのう参考人も呼んで質疑を行っておりますから、山中提案に対する注目と期待とを込めて、通産大臣の今日この問題を解決しようとする姿勢に実は敬意を表しておるわけです。そういう立場から具体的に私は質問をさせていただき……
○岡田(利)委員 両参考人、大変御苦労さまです。 初めに有吉参考人にお尋ねいたしたいと思うのですが、いわば石炭産業、炭鉱の特殊性から考えて、しかも夕張の場合には非常に深部の、ガスの湧出量の多い鉱区である。露頭とか、きわめて浅部の炭鉱をやる場合には、その開発主体は石炭業者でなくてもできると思うわけです。しかし、この山の炭鉱を開発するという場合には石炭業界以外に開発主体になり得るものはない、これはきわめて常識的だと私は思うのです。したがって、専門家の有吉会長に、この山を開発する場合に他に経営主体になり得るものがあるとお考えになっておるかどうか、承りたいと思うのです。
○岡田(利)委員 私は、主として外交問題を中心にして質疑を行いたいと思うわけです。きわめて素直に私は質問いたしたいと思いますので、総理の率直な御答弁をまず心からお願いを申し上げておきたいと思います。 まず、本論に入る前に、一、二点について総理の見解をただしておきたい、こう思うわけであります。 その第一点は、総理はこういう文章に恐らく御記憶があるのではないか、こう思います。一つは、「増税の問題は、行財政整理と景気維持による自然増収で片付け、特に一般消費税や二?三百万所得層への課税、優制度の廃止には反対です。」第二には、「国が滅びるのは外の敵よりも内が分裂し、腐敗した時です。いまこそ保守陣営を……
○岡田(利)委員 エネルギー問題に関連して質問をいたしたいと思っておりますが、まだ通産大臣が参りませんから、その前に運輸大臣に、関係する問題について御質問いたしたいと思います。 特にいま問題になっておりますのは、ことしの一月三十一日に国鉄当局から、来年の二月を目途にして貨物量の十万トン以下の駅及び第二次の廃止ローカル線に決まっている路線については貨物の取り扱いをやめる、実はこういう伝達がそれぞれ行われておるわけであります。もちろん北海道の産炭地において、幌内線あるいはまた歌志内線、これはいずれも第二次の廃止線の対象になっておりますけれども、ここには百万トンの山がそれぞれ現存いたしておるのであ……
○岡田(利)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、日本社会党・護憲共同提出の昭和五十八年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算を撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成し、政府提出の予算三案に反対する討論を行うものであります。 予算は、時の政府の顔であり、その政府の性格を語るものと言われています。昨年末、中曽根内閣は、かつての内閣には見られないような異例の速さで予算案を編成されました。しかし、その内容は、国民の要望と国際的に課せられている諸課題にこたえるどころか、逆に、問題の解決を困難にするものと言わざるを得ません。 私は、以下、その理由について率直に申し述べたいと思いま……
○岡田(利)委員 質問に入る前に一つお伺いいたしておきたいと思うのですが、去る七月十三日の産炭地域振興関係各省庁等連絡会、ここで配付された資料の中に、「大臣、石炭協会に対して、道が中心となって再開発する場合に協力するよう要請」、こういう文書の記載が含まれておるわけです。また、通産省石炭部の内部の意思統一がどうなっているか知りませんけれども、ある局面で通産省石炭部の若手事務官の発言、いわば今回の閉山は北海道庁が公営企業として経営主体にならなかったことが再開発を困難にした、こういうことが述べられているのですね。これは事実と違うのではないかと私は思うのですよ。しかも、通産大臣とのやりとりの中でも、道……
○岡田(利)委員 北炭夕張炭鉱の問題で、閉山が決定して以来、大野労働大臣は非常に繁忙の中、現地を訪れて、現地の実態調査また生の声を聞かれたわけですが、この現地訪問について私も心から敬意を表したいと思う次第であります。
そこで、労働大臣が現地でいろいろ現地の人々の生の声も聞いた上に立って、労働大臣としてこの夕張の雇用政策をどう進めていくか、いわばその基本的な姿勢、方針といいますか、基本的な考え方に基づく一つの雇用政策のポイントといいますか、そういう点についてきょうは率直に大臣のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 現在の北海道の雇用状況は非常に困難な状況にあると思うわけです。北海道の最近……
○岡田(利)委員 私は土井委員の質問に先立って、主として今次漁業協定の具体的な内容について御質問いたしたいと思います。 その前提として、今次交渉が昨年に比べて非常に難航したということであります。交渉期間に三十四日間も要している。しかも交渉は三十五回にわたって、トップ交渉も十二回にわたって行われておるということは、最近の日ソ漁業交渉にはなかったことではなかろうかと私は思うのであります。したがって、この交渉の背景をわれわれは考えてみなければならないのではないかと思うのです。 その一つは、アフガン以来今次大韓航空事件に及ぶ対ソ経済措置というものがわが国としてとられた。いわば日ソ関係が冷たい関係に……
○岡田(利)委員 サケ・マス問題の質問に入る前に、二、三外務省にお伺いいたしたいと思います。 去る四月二十五日の参議院の外交・総合安保特別委員会における議員の質問に対する岡崎調査企画部長の発言が報道されておるわけであります。まだ参議院の方は議事録ができ上がっていないのでありますけれども、仄聞するところによりますと、この委員会において岡崎部長が外務省の見解として述べた点について非常に重要な問題が含まれておるのではないかと私は思うわけです。 概略申し上げますと、アメリカの国防総省も日本だけを目標にするソ連の攻撃はあり得ないという証言があるということに対しては、日米安保体制が堅持されておる限り、……
○岡田(利)委員 先般の大臣の所信表明に関連して若干お尋ねをいたしたいと存じます。 所信表明に盛られておることは具体的に今年度の予算で示しておるもの、こう思うのであります。そういう意味で、今年度の石炭政策の顔はいわば特別会計の石炭勘定の予算にある、こう理解をいたしております。しかし、今年度エネルギー関係の予算は、特に油の価格の低下に伴って石油税を三・五から四・七%にアップをする、あるいはまたLNG、LPGについても一・二%を課する、こういう新しい方針を打ち出しておるわけであります。一方石炭関係は、これは従量税でありますからキロリッター当たり六百四十円、そして百十円の暫定措置がそのまま延長され……
○岡田(利)委員 鉱害問題で今いろいろ議論されておるわけです。 去る五月九日、石炭対策特別委員会が開かれて、この委員会が終了後、朝日新聞がキャンペーンをしておった鉱害問題に警察当局が動いた、こういう経過をたどって、今日事件の解明が進められておるわけです。 問題は、鉱害は今後十年間で復旧を完了しようではないか、こういうことで二年前に鉱害二法の十年間の延長が行われたわけであります力そして今年度予算でも、石炭予算の四五・五%に匹敵する五百八十三億が組まれておるわけであります。これ以外に産炭地振興あるいはまた労働省関係等の予算を含めると、実に六六・三%のウエートになるわけです。この予算のうち八〇%……
○岡田(利)委員 時間の関係がありまして、運輸省の方に先に質問をいたします。 今回の第二次地方交通線の問題をめぐって、貨物取扱いの場合、四線は貨物の取扱駅廃止について特段の措置をとるということで、歌志内線、幌内線、それに足尾線と二俣線の四線が除外をされておるわけであります。前に第一次線に指定をされておったのが第二次線になり、しかも二月の貨物取扱駅廃止についてはこれが除外をされるという経過をたどってまいったわけですが、最終的にまたこれは第二次地方交通線の廃止対象線となっておるわけであります。 今、日本には十一炭鉱あるわけですが、そのうち八炭鉱は北海道にあるわけであります。八炭鉱のうちそれぞれ……
○岡田(利)委員 きょうは、与えられた時間が余り長くありませんので、四、五点、端的に御質問いたしたいと思います。 実は、中曽根総理大臣は内遊の第一号として北海道の釧路を訪れまして、釧路の漁業環境を視察すると同時に、太平洋炭鉱の坑内に入って炭鉱の実情について視察をされたわけであります。私の記憶するところでは、総理大臣として炭鉱の坑内に入ったのは中曽根さんが初めてではないかと思います。通産大臣としては、かつて中曽根さんは三池炭鉱に入り、あるいはまた佐藤通産大臣が夕張の炭鉱に入るとか、随分今まであったのであります。 先ほど通産大臣のごあいさつを承っておりまして、中曽根内閣の通産大臣として、いわゆ……
○岡田(利)委員 私は、政府に対して、政治姿勢、また主として外交問題を中心にして、見解をお尋ねいたしたいと存じます。
特に、私の持ち時間の中で関議員が三十分間関連質問をする予定になっておりますので、委員長の方でしかるべくお取り計らいのほどをまずお願いを申し上げておきたいと存じます。
【次の発言】 今国会は、昨年十二月に行われた衆議院の解散、総選挙を受けての特別国会であるわけであります。私は、そういう意味で、この総選挙の国民の審判というものを我々政治家は一体どう総括をするのか、このことが今国会に課せられている一つの大きな課題ではなかろうか、かように存ずるのであります。
しかも、中曽根内閣は、……
○岡田(利)委員 本予算委員会で対ソ外交について多面的な角度から質問が行われて、外務大臣からは積極的な対ソ外交の展開、いわば日ソ関係の改善についてそれぞれ答弁がなされておるわけであります。 それに関連しまして初めに二、三お聞きいたしたいと思うわけですが、外務大臣の日ソ関係の改善への政策の展開というものを別な角度から分析をしますと、やはり西側陣営の一員としての対ソ外交の展開、いわば東西問題の新しい展望を切り開く、こういう中に位置づけられることは当然ではなかろうかと思うわけであります。そういたしますと、やはりレーガン大統領が既に演説でも明らかにしておりますように、一月十六日に積極的な米ソ首脳会談……
○岡田(利)委員 予定の質問に入る前に一、二点承っておきたいと思います。 きのう、去る一月十八日に三井三池炭鉱で発生しました八十三名の死亡者を出した坑内火災の事故調査委員会の中間報告がなされたわけであります。 この内容を拝見いたしますと、火災の原因は、当初の予想どおり、ナンバー一〇ベルトコンベヤーの相互接触摩擦により可燃物が蓄熱をして発火したもの、いわば災害は極めて単純な原因であったということが言えるだろうと思うのです。だがしかし、この単純な災害が八十三名の死亡者を出した内容として、火災の発生防止の対策、早期の発見、通報、連絡指令体制の問題、あるいは消火作業の関係、あるいはまた、退避訓練そ……
○岡田(利)委員 日ソ漁業経済協力協定の経過並びに今後の政府の姿勢についてお伺いいたしたいと思います。 昨年以来、日ソ間におけるいわゆる地先沖合の日ソ漁業協定、その後の実態交渉、そしてまた日ソ間の漁業協力協定、いずれも相当な時間を要して難航をきわめておるわけです。私はそういう意味で、今日的な国際漁業に対する情勢の分析あるいはまた日ソ間の漁業の関係についての政府の判断は少し甘かったのではないか、こういう一応の見方もいたしておるのであります。 昨年、ソ連邦が最高幹部会令で、海洋法条約に基づいて三条、五条でそれぞれ地先沖合の漁業協定の根拠法律あるいはまた経済協力の根拠法律を決めたわけであります。……
○岡田(利)委員 内閣総理大臣が来るまで、主として技術的な問題についていろいろお伺いしたいと思うわけです。 今まで各炭鉱で重大な災害が、ここ数年来頻発をしているわけですが、いずれの災害についてもその直接原因はこういう原因である、こういうことで明確に解明された例はないと言っても過言ではないと私は思うわけです。しかしながら直接原因が解明されなければ、これに伴う将来に対する対策、こういうものもなかなか具体的に出てこない。そういうことがやはり保安対策の面で非常にそごを来たしておる傾向があるのではなかろうか、このように考えるわけです。特に今回の上清炭鉱並びに大辻炭鉱の直接原因は、いずれにしてもコンプレ……
○岡田(利)委員 大臣がおりませんし、時間もありませんから、ごく要点を御質問申し上げたいと思うわけです。 私は、まず、今回政府から提案された石油業法を出すに至ったその背景といいますか、そういう問題についてまずお伺いしたいと思うわけです。私は、やはりこの石油業法を出す背景として、石油は、これはもう世界の商品でありますから、そういう国際的な関係を十分考慮して、この石油業法というものをやはり考えられたと思うわけです。そこで、まず基本的に最も大事なのは、そういう国際的な石油資本、こういう動向なり現状の認識は、政府あるいは通産省として一体どういう認識をしているかということも、やはり基本的に問題ではない……
○岡田(利)分科員 私は、防衛庁の演習場新設の問題についてお伺いいたしたいと思います。 北海道の根室の第三矢日別周辺の演習場の設置を、防衛庁としては希望しておるわけであります。昨年長官は北海道に来道されて、開発庁長官、あるいはまた農林大臣と本件について協議を行なっております。また、今年一月に長官は来道されて、この問題について新聞記者会見で発言をされておるわけであります。そこで第一点として、この矢臼別地区を演習地に使用するという問題については、地元から強い反対の陳情が行なわれた事実もあるわけなんですが、この地区を演習場としてあくまでも設置するという防衛庁の方針は、今日も変わっていないのかどうか……
○岡田(利)分科員 私は、主として安全操業とその問題点について御質問いたしたいと思うのです。また大臣並びに海上保安庁の方から人が見えておりませんから、水産庁に関係する若干の事務的な問題から御質問いたしたいと思うわけです。 最近の安全操業の実情を見ますと、一昨年は例年に比べて、漁船拿捕あるいは追撃の事件等が非常に減少いたしたのでありますが、昨年の傾向を見ますと、この傘捕の件数も、一昨年より約三割程度増加をいたしておるわけです。このように依然として漁船の傘捕の事件が絶えない。安全操業の問題は、単に漁民が関心を持っているだけではなくして、これは全国民のきわめて重大な関心を持っている問題点であります……
○岡田(利)分科員 きのうの残りの時間をもって主として農山漁村電気導入関係について御質問いたしたいと思うわけです。 実は、農山漁村電気導入促進法が制定されて、未点灯部落の解消に実効をあげておるわけであります。ところが、最近の傾向として、せっかく未点灯部落が解消されて電気が導入されておるわけなんですが、その後非常に長い期間を経過をして、導入した電気の施設が老朽化をしておる。しかも、一般電力会社に移管ができませんから、どうしてもその施設の更新をはからなければならぬ、こういう時期に来ておるようであります。そこで、この施設の更新の場合には、これはそれぞれの組合もしくは受益者負担によってこの施設の更新……
○岡田(利)分科員 与えられた時間が三十分でありますから、ごく詰めて簡単に御質問いたしたいと思います。私は、輸出検査並びに輸出デザインに関連する問題について御質問いたしたいわけです。 この両法案は、検査法の方は三十二年の五月二日に施行されておりますし、さらにまた、輸出デザイン法は昭和三十四年の四月六日に施行されておるわけです。いずれも、その目的とするところは、輸出貿易の健全な発展をはかるという、こういう前提に立ってこの法案が施行されておるわけでありますけれども、しかし、アメリカ並びにヨーロッパ諸国の場合を検討して参りますと、アメリカの場合でも、大体農産物あるいはまた食料品あるいは医療品等に限……
○岡田(利)小委員 関連して。今のカフジ原油の引き取りの問題ですが、これはもう相当長い間議論されてきて、しかも一千万トンになるであろうということは一年前から予想されておったわけですね。そこで私は、現在の政府のやり方なんですが、何か責任を回避して、いわゆる植村私案ということでごまかしておる。政府の方は一体、その植村さんの構想を推進してそれでできれば引き取りをしたいということがほんとうの腹なのか、それともこれは石油業法が通過する際に附帯決議をつけられた、あるいはエネ懇から答申された一手買取機関を最終的にはやはりつくらねばならぬ、こういう腹を固めておられるのか。私は、やはりそういうあいまいな態度が今……
○岡田(利)小委員 今の板川委員の質問に関連してお伺いしますが、重油のなまだき発電の問題なのです。これは昭和三十八年度に一応行なうということがきまったという話ですが、これはいつどこできまったのですか。
【次の発言】 今の局長の説明ですと、容量が三十万キロワットの発電所であるということになりますと、一応試験的にある段階を重ねて、今度三十万キロワットの容量の発電所をつくる、こういうことだと思います。そうすると、これは電源開発計画と当然関連があるのではないか、私はこう考えるわけです。ですから、きまったというのは、一応内部的に、いわゆる通産省の方針、あるいは業者間、こういう中で一応きまったということで……
○岡田(利)小委員 私は、初めにお聞きしたいのは、石油業法に基づいてガソリン並びに重油の標準価格が告示をされたわけでありますが、伝え聞くところによりますと、この経過は、通産大臣は特に石油業法に基づいて、標準価格については適確にやっていく、こういう態度の中から、標準価格については各業者にこれを順守をさせるのだということで、各社長名で誓約書まで取る、こういう経過をたどって参ったわけです。ところが、標準価格を順守するという立場にありながら、その後、ハイヤー、タクシー向けのガソリン価格について、特に価格問題を通産大臣が政治的に解決をする、いわゆる標準価格とハイヤー、タクシー業者の主張する価格、これを足……
○岡田(利)分科員 私は、北海道の根釧原野の矢臼別演習場の問題でお伺いしたいわけです。
この問題は前にも質問いたしておるわけですが、昨年度三千五百万の予算がついて、本年予算を繰り越して使う、こういう状態になっていると考えるわけです。そこで私は、まず第一に、矢臼別の演習場の使用の目的は、一体どういう火器を使うのか、それと、一体演習の期間は、この演習場の場合どう想定をしておるのか、この点お伺いをしたいと思うわけです。
【次の発言】 私が昨年の当分科会で質問いたしました場合に、防衛庁から答弁されておりますのは、目的については今述べられた通りでありますが、演習の期間については、六月から十一月の五カ月……
○岡田(利)分科員 私は、主として北方漁業の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、同僚委員から日ソ漁業条約交渉についての質問もありますので、重複を避けて御質問いたしたいと思います。 御存じのように昭和三十四年の日ソ漁業交渉によってオホーツク海におけるサケ、マスの全面禁漁が実は決定されたわけです。それ以来すでに三ヵ年を経過しておるわけでありますが、昨昭和三十七年、政府は、オホーツク海のサケ、マス資源の調査のために政府の調査船三隻で試験操業をしておるという実績を聞いておるわけでありますが、この政府調査船の試験操業の結果、その結論というものは一体どういうことなのか、資源の状態は他に比……
○岡田(利)委員 ただいまの三原委員の質問にも 関連するわけですが、この特別会計法は昭和四十 五年度までと期限が定められておるわけです。も ちろん、これを廃止する場合には廃止に関する法 律案を提案されると思いますけれども、しかし、 今度の石炭政策の柱になっております異常負債一 千億、この元利均等償還は、市中銀行の場合には 十年間、政府関係機関の場合については十二年間 で償還をするという計画が定められて、今年百二 十五億一千万円が計上されたわけです。もちろ ん、この程度の財源でございますから、これが廃 止されれば当然一般石炭政策の中で、一般予算の 中で計上されるということになると思いますけれ ど……
○岡田(利)分科員 十七日の日に日ソ漁業交渉が一応まとまったわけですが、私は、国際漁業の面からいって、これと関連する日米漁業交渉が久しぶりで再開をされて、聞くところによりますと、今月の二十二日ごろまでにこの交渉は一応今回は終了する、こういうぐあいに伝えられておるわけです。したがって、この日米漁業交渉は今回のこの十日間の日程の中で交渉が進められておるわけですが、もう三日後には一応交渉の期限のめどが実は来るわけです。私は、日米漁業交渉の推移というものは、将来の日ソ漁業交渉にも大きな関連と影響を持つもの、かように考えるわけです。そういう立場から、この交渉の経過はいまどういうところまで進展をしておるの……
○岡田(利)小委員 金山は、私の認識ではわが国の鉱山開発技術の温床である、そういう理解に実は私は立っているわけです。また戦前の鴻之舞、轟鉱山、また近く串木野鉱山等を見せていただいたわけですが、率直に申し上げまして、参考人から述べられた意見で、多少食い違いといいますか、ニュアンスの違いがあるのではないか。また河上参考人、及び有田参考人の場合には、いわばわが国の代表的な金山を経営されておる、こういう立場でありますが、四十二鉱山の場合には、相当零細規模の金山もあるわけです。そういう面もある程度含めてお聞きいたしたいと思いますけれども、河上参考人の場合には、いわゆる構造的な調査、新地域の開発、さらにま……
○岡田(利)小委員 いま新鉱床探査補助金制度が唯一の補助成策でありますけれども、一応基準によれば、この補助金は五〇%補助をしてやる、こういわれておるわけですが、その基準は一体何なのか、示していただきたいと思うのです。
【次の発言】 その基準はいつ定められたのですか。
【次の発言】 今年度六千円の補助を七千円にするという予算要求が行なわれておるわけです。六千円の補助金を七千円に引き上げる、こういう予算要求が行なわれているわけです。しかし、四年間の推移を見れば、労働賃金から見てすでにその基準というものが実情に合わないのではないか。さらにまたいま千円のアップを要求しておるけれども、七千円自体でも実質……
○岡田(利)小委員 堀部参考人にお伺いしますが、わが国の石炭の埋蔵量というのは一応二百億トン、こういわれておるわけですね。亜炭の場合には大体この中に含まれておるのではなかろうか、こう思うのですが、東北が主力でございますけれども、わが国のいわゆる亜炭の埋蔵量についてはどの程度賦存いたしておるのですか。
【次の発言】 仙台通産局の統計を見ますと、東北関係の確定埋蔵量が約一億トンですね。私のところに数字があるのは一億トン、推定で四千八百十八万トンですか、予想を含めて大体五億九千万トン、こういわれておるわけです。
そこで、亜炭の山の診断を――先生歩かれておるのですけれども、規模別に見ますと、Aランク……
○岡田(利)分科員 私の質問の本題に入る前に、一つだけ総理府総務長官に見解を承っておきたいと思うわけです。 それは昭和四十年の十月五日に北海道の訓路の新富士海岸で旧海軍の爆雷が漂流をいたしておりまして、これを炊事遠足をした児童が誤って火に入れまして、この爆発によって四名の児童が死に、二十三名の児童が負傷いたしたわけです。当時佐藤総理から死亡者に対して二十万円のポケットマネーがお見舞いであるという形で出ておるわけですが、これを救済する法律が実はないわけです。しかし何とか救済をしなければならぬのではないかということで、昭和四十一年の十一月の解散国会前に、連合国占領軍等の行為等による被害者等に対す……
○岡田(利)分科員 私は、人口問題の基本的な点と優生保護法について、若干の質問をいたしたいと存じます。 政府は、昨年、人口問題審議会を発足をさせて、しかもその総会の席上で委員から、政府は一体どういう基本的な立場でこの人口問題審議会にはかったのか。この質問に対しては、きわめて中立的な態度であって、政府としては特段基本的な意見というものは持っていない、自由にひとつ審議をして答申をしていただきたい、こういう態度を示したように聞いておるわけです。その審議会が回を重ねておるわけですが、伝えられるところによれば、今年十月ごろには答申がなされるのではないか、こう承っておるわけですが、この答申は一体いつごろ……
○岡田(利)分科員 私は、今年度の予算分科会の席上において、日ソ漁業条約交渉の総括と、ことしの交渉に対する展望について実はお尋ねをいたしたいと思います。 去る一日より日ソ漁業条約の交渉が、昨年に引き続いて、いわば、条約の自動延長下における第二回目の交渉、こういう態勢で交渉が開始をされたわけです。しかし、モスクワ放送や最近の一連のソ連のこの交渉に対する動き等から判断いたしますと、交渉は非常に難行が予想されるのではないか。こういう点で、この交渉に対して国民は非常に注目と期待をいたしておる、かように考えるわけです。そこで、この第十二回の漁業交渉の結果というのは、将来の日ソ漁業のあり方をきめる、いわ……
○岡田(利)小委員 私は、小委員長の出された試案について、この案文については賛成であります。ただ、この案文に賛成するにあたって、政府から明確な答弁を三、四点について明らかにしていただきたいと思いますので、そういう立場から御質問いたしたいと存じます。 第一の問題は、この案文にもありますように、いわば「硫黄鉱山の安定を図るため、回収硫黄を中心とした輸出を積極的に推進する」とあるわけです。しかし、今日国内硫黄の需要が大体三十一万トン前後、国内硫黄鉱山の産出量は二十五、六万トン前後、こういう趨勢にございますから、もちろん今後合理化努力がなされて増産されるなら別でありますけれども、一応二十五万トンと仮……
○岡田(利)分科員 私は北方関係の問題について御質問いたしたいと思います。
初めに、政府は北方領土問題対策協議会を今度新たに設置をする、こういう角度で法案の作成を急いでおるようでありますが、この法案はどういう形で、いつ国会にまず提案をされるのか、この見通しについて伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いま長官が答弁をされたいわゆる北方協会でありますが、これは北方地域旧漁業権者等に対する特別措置に関する法律という中に規定をされておるわけです。しかし、この北方協会が設立されましてから今年は八年目を迎えているわけです。私はこの法律案の審議に当たったわけですが、このときに一体十億の国債というのは……
○岡田(利)分科員 私は、日ソ漁業交渉並びに関連する問題についてお尋ねいたしたいと思います。
第十三回の日ソ漁業交渉が当初三月一日が大体四日ごろから開催されると伝えられておるわけでありますが、この日ソ漁業交渉のここ数年の経過にかんがみて、この十三回交渉に臨む政府としては、すでに基本的な方針をきめられておると思うわけです。この際、この日ソ漁業交渉に臨むわが国の基本的な考え方について、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 私はわが国の国際漁業交渉というのは、どうも外交主導型ではないのではないか、特に日ソ間の漁業関係の問題でも、どうも外務省と農林省の意見が対立をする、いわばこういう状態という……
○岡田分科員 第十四回の日ソ漁業交渉が、三月の二日からサケ・マスの漁業委員会が開始されておるわけです。さきにカニ交渉が二月の九日から進められて、今日は同時並行的にこの交渉を進めていく。こういう情勢の中で、ソ連側の本交渉に対する姿勢というものについても大体ほぼ明らかになりつつあるんじゃないか、かように私は考えるわけです。したがって、第十四回交渉の情勢を一体どのように政府は把握をされておるのか。またその情勢の中で、これからの交渉にどういう方針で臨まれておるのか。この点政府の考え方を承りたいと思うわけです。
【次の発言】 カニ交渉については従来の長期協定の精神をあくまでも堅持していく考えかどうか。そ……
○岡田分科員 私は、北方海域の安全操業の問題について、政府の見解をただしたいと存じます。 北方海域における安全操業の要望というのは、サンフランシスコ平和条約が発効する昭和二十七年の年に、現地から政府に対して、特に安全操業に関する条約発効に伴っての措置を実は要望されているわけです。以来、この北方海域における安全操業の問題がしばしば要望されてまいったのでありますけれども、北方領土自体に対する政府の統一的な見解は、昭和三十年ごろに出されておりますから、いわば長い間問題が放置をされてきた。今日依然として安全操業の体制が確立できないということは、私は非常に遺憾であると思うわけであります。特に昨年末まで……
○岡田小委員 エネルギー調査会の第一次答申に引き続いて、四十五年七月にいま説明された見通しを立てているわけですが、これはまだ一年たたないわけです。十カ月ほど経ているわけですが、このの見通しについては、さらに新たな見通しを立てる考えがあるのか、この点初めに伺っておきたいと思います。
【次の発言】 第二点は、石油の値上がりでいま交渉をやっておるわけでございますが、特に最も大口である電力と石油精製側では、けさあたり伝えられるところでは、大体二%前後、重油については千円アップ、ほぼその線できまるのではないか、こう伝えられておるわけです。当初千五百円の値上がりを要望したわけですが、大体落ちつく見込みはそ……
○岡田小委員 大臣の時間がないそうですから、一問だけお伺いしたいのですが、実は十三日の小委員会でエネ調の事務当局から、昨年もすでに七月にエネルギー政策については見直しをしたのでありますが、当面エネルギーの見通しについてはこれを検討する意思はない、そういう予定はない、そういう答弁が実はあったわけであります。ところが、大臣が先ほど答弁されたように、またきょう新聞にも出ておりますように、大体六月に正式に、エネルギーの見直しについて、また基本的な問題について調査会に諮問をする、こう報道されておるわけです。事務当局の感度と大臣の感度が、大体一週間しか立っていないのに違うはずがないと思うのですけれども、事……
○岡田分科員 私は漁業問題について若干お尋ねをいたしたいと存じます。 初めに、北洋漁業の問題でありますけれども、すでに日米加漁業条約は期限満了に伴ってこの改定交渉を三回にわたって行なっておるわけであります。一方において日ソの漁業条約につきましては、今年自動延長が五年目を迎えようといたしております。最近の日ソ関係、経済交流の増進、発展から考えまして、日ソの漁業条約の改定は、期限満了後一度も双方で意思表示がされていないわけです。自動延長下にそのまま据え置かれているわけです。政府としてこの日ソ漁業条約は満足であるから改定の意思を表示しないで、今日まで自動延長下に置いておるのか、あるいはまたこの条約……
○岡田分科員 私は、過般来交渉が行なわれております北方水域の安全操業の問題について御質問をしたいと思います。 去る一月十一日から十五日まで日ソ間で北方の水域の安全操業に関して交渉が行なわれたわけですが、その後の報道関係の報ずるところでは、ソ連政府筋のいろいろな情報が流れておりますけれども、公式的にこの交渉について政府が発表されたことはないように私は受けとめておるわけです。 そこで政府にお尋ねいたしたいのは、この交渉に臨むにあたって、日本は愛知提案というものがいわれておるわけですが、どういう具体的な内容をもってこの交渉に臨んだのか。それと同時に、この交渉を通じてソ連側からどういう提案が行なわ……
○岡田委員 私は、沖繩問題の質問に入る前に、一点だけこの際総理にお尋ねいたしたいと思うわけです。 御承知のように、今日アジアでは、依然としてベトナム戦争が継続されております。これはアジア人の平和に対する願いにかかわらず、まだ終息段階とはわれわれは思えないのであります。しかもインド、パキスタンの両国の紛争状態は、今日全面的な宣戦布告なき戦いに突入して、これまたアジア人にとって不幸なできごとと申し上げなければならないと思います。政府は先般来印パ両大使を呼んで、在留邦人の身分の安全保障、あるいはまた国連においてはアメリカの決議案に同調する等の態度をすでに見せておるわけです。私はこの際、印パ戦争に対……
○岡田小委員 総合エネルギー調査会の石油部会で、去る十二月六日に、今後十年間の政策についてその基本方針を出しておりますが、大体これを読んで、私は、石油業法並びに石油公団法の審議の際に私どもが述べてきた方向に一歩近づいてきた、こういう意味では一応評価をいたしておるわけです。しかし国際的な、特に、日本の場合には、同じく資源を多量に消費しているヨーロッパのエネルギー政策というものは日増しに年々やはり前進をしている。このことに注目をする場合にまだまだ不十分な面が非常に多いのではないか。特に、ヨーロッパのエネルギー政策は相当な天然ガスの発見等もあってその構成比が変わっているのにかかわらず、石油であれば七……
○岡田分科員 私は、漁業関係について若干質問いたしたいと思います。 昨年、赤城農林大臣は、第十五回の日ソ漁業交渉の最終まとめにモスクワを訪れて、たいへん御苦労なさったわけです。いよいよ日ソ間の漁業交渉も本格化してまいるわけですが、昨年と違って不漁年であるというような面で、非常なきびしさもすでに予想されておるわけです。これから交渉が進められるわけですから、あまり立ち入った話は避けたいと思いますが、すでに資源状況については双方相当な理解に達しておる――内容の受け取り方は別にして、そうも伝えられておるわけです。したがって、昨年の経緯からかんがみて、特にこの面で最も詳しい農林大臣の今次漁業交渉に臨む……
○岡田分科員 私は日ソ問題について、引き続き若干御質問いたしたいと存じます。 きのう福田大臣は記者会見をいたしまして、今後の日ソ間の交渉について言及されておるわけです。伝えられるところによりますと、日ソ平和条約の交渉は、ことしの秋に外務大臣がモスクワに訪れてまず初めの交渉を開始する、引き続きこの交渉は行なわれて、その場合のわが国の代表は新関大使になるかどうか、との点は今後きめていく、こういう趣旨の発言をきのうの記者会見でなされたと報じられておるわけです。 そこで私がお伺いいたしたいのは、日ソ共同コミュニケを発表されて、大体この秋という目途についてある程度の具体的な目途があるのかどうか。大体……
○岡田(利)委員 日韓大陸棚協定に関連して若干御質問いたしたいと思います。
まず初めに、今日の国会における日韓大陸棚協定の審議の状況にかんがみて、新聞報道によれば、韓国側は、この協定の批准を早急に行わなければ、韓国としては報復措置をとらざるを得ない、したがって鉱区の単独設定あるいはまた漁業専管水域の二百海里の早期設定を図るという態度が伝えられておるわけです。外務省としてはこれらをどう把握をされ、この報道についてどういう見解を持たれておるか、まず伺っておきたいと思います。
【次の発言】 ただいま野坂委員から海洋法会議並びに非公式単一草案等に関連して質問がありましたけれども、今度行われる海洋法会……
○岡田(利)委員 鈴木農林大臣には長い間の交渉、大変御苦労さまでした。 私は主として漁業に関連して御質問いたしたいと思うのですが、その前段に一つだけ外務大臣にお尋ねをいたしますけれども、今度この二百海里の交渉経過を踏まえて、領土問題の厳しさというのはきわめて強く受けとめられたものと思うのです。しかし、日ソの外相会議もありますし、領土問題、懸案事項の解決に大臣も意見を述べられておるわけです。かつて福田総理大臣が外務大臣の時代に、この懸案事項、領土問題の解決に当たって、歯舞、色丹あるいはまた国後、択捉、これらが返還をされる場合には、いわば非武装地帯にすべきではないか、いわば安保条約の適用除外、わ……
○岡田(利)分科員 ラストでまことに恐縮ですけれども、しばらくでありますのでおつき合い願いたいと思います。
私は、古くてなお現代の問題である僻地医療の問題について若干お尋ねをいたしたいと思うわけです。
私はまず冒頭に、厚生省で言う僻地医療の僻地とは一体どういう定義づけをしておるのか、お伺いをいたしたいと思うわけです。
【次の発言】 高度経済成長時代に過密過疎が物すごく急速に進んでおりますから、それだけに、昭和二十年代あるいは昭和三十年代の前半の時代と今日の地域の状況というものは私は極端な変化があるだろうと思うわけです。しかも今日、農林漁業の問題については、食糧や資源の立場から、民生の安定は……
○岡田(利)分科員 質問に入る前に主査にお願いいたしておきますが、私、円高、ドル安の問題で二、三の質問をしたいと思っておるわけです。なお、これに関連して、引き続き横山議員が質問いたしますので、さよう取り計らいをくださいますようにお願い申し上げておきます。 五カ国蔵相会議が終了後、特にスイス・フラン、またマルクが今日高騰し始めておるわけですが、これに引きずられるように円高の傾向が再燃をしてきた。そして一時的でありますけれども、二百三十六円台を記録する。いま景気回復の政策を進めるわが国にとって再び円高の傾向はきわめて注目をすべきだし、また憂慮されるべき状況ではなかろうか、こういう心配を実はいたし……
○岡田(利)主査代理 西宮弘君。
【次の発言】 太田一夫君。
○岡田(利)分科員 予算委員会に引き続いて、若干国内航空関係についての質問を申し上げたいと思います。
初めに、昨年来円高で、航空会社もジェット燃料等の円高差益というものは当然生まれたものと考えられるわけです。もちろん、昭和五十四年度は二五%の空港整備のいわば財源として税金を上げる、こういう問題もございますけれども、今日、航空三社の経営状況というものは一体どういう状態にあるのか、この機会に承っておきたいと思います。
【次の発言】 今日、日本航空では、スチュワーデスを中心にして合理化問題で労使が話し合いをしておると承っておるわけです。特にスチュワーデスの減員、そして退職をしたスチュワーデスをいわ……
○岡田(利)主査代理 これにて中野寛成君の質疑は終了いたしました。
次に、貝沼次郎君。
【次の発言】 これにて貝沼次郎君の質疑は終了いたしました。
次に、津川武一君。
【次の発言】 これにて津川武一君の質疑は終了いたしました。
次に、土井たか子君。
【次の発言】 これにて土井たか子君の質疑は終了いたしました。
次に、権藤恒夫君。
【次の発言】 これにて権藤恒夫君の質疑は終了いたしました。
次に、安藤巖君。
○岡田(利)主査代理 これにて川俣健二郎君の質疑は終了いたしました。
次に、寺前現巖君。
【次の発言】 これにて寺前巖君の質疑は終了いたしました。
次に、薮仲義彦君。
【次の発言】 これにて薮仲義彦君の質疑は終了いたしました。
次に、村山喜一君。
【次の発言】 これにて村山喜一君の質疑は終了いたしました。
次に、三谷秀治君。
〔岡田(利)主査代理退席、玉沢主査代理
着席〕
○岡田(利)主査代理 これにて田口一男君の質疑は終了いたしました。
次に、井上普方君。
〔岡田(利)主査代理退席、玉沢主査代理
着席〕
【次の発言】 私は、職業訓練関係について質問をいたしたいと思います。
昨年の四月十八日に職業訓練法の一部改正の法律案が成立をいたしておるわけですが、この職業訓練法の改正に基づいてすでに労働省としては作業を進めておる、こう思うわけであります。したがって、訓練校のこれからの目指す将来像といいますか、そういう点について一体どういう青写真を今日つくられておるのか、御説明願いたいと思います。
○岡田(利)委員 今回提案されております法律案の内容をずっと読んでまいりますと、私は何か非常に抵抗を感ずるわけです。もちろんエネルギーの歴史の変遷というものは、かつてわが国では石炭がその大宗を占めていて、そして一九六一年に初めて石油と石炭がフィフティー・フィフティーの段階に入った。今日ではエネルギーの流体化が進んで、石油が昭和五十二年で七五%を占めている。しかし、八〇年代のエネルギー戦略というのは、いわばわが国のエネルギーをいかにして安定的に確保するか、ここにあるのだと私は思うのです。そういう判断からまいりますと、石油エネルギーに代替をするという立場ではなくして、石油も一つの柱であるけれども他……
○岡田委員長 これより商工委員会石炭対策特別委員会連合審査会を開会いたします。
商工委員長と協議の上、本日は私が委員長の職務を行います。
内閣提出、石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律案の審査を行います。
昨日に引き続き質疑を行います。中西績介君。
【次の発言】 これにて中西績介君の質疑は終了いたしました。
次に鍛冶清君。
【次の発言】 質疑の途中でありますが、ただいまスウェーデン王国オラ・ウルスチン外務大臣外三名の方々が参観に見えられましたので、御紹介申し上げます。
【次の発言】 鍛冶君。
【次の発言】 これにて鍛冶清君の質疑は終了いたしました。
次に、多田光雄君。
○岡田委員長 次に、木内良明君。
【次の発言】 上坂昇君。
○岡田(利)分科員 私は、北方関係の問題について御質問いたしたいと思います。
初めに、日本とソ連、すなわち日ソ関係は、最近アフガンの問題等を中心にしてさらに問題点が複雑になってきておるわけです。しかし現在の日ソの関係は、一体どういう関係にあるかということを考えてみなければならないと思うのです。そこで、今日の日ソ関係というものは、日ソ共同宣言及び田中・ブレジネフ共同声明、この上にあると政府は考えられておるか、そうでないと考えられておるか、見解を承りたいと思うのです。
【次の発言】 そういたしますと、わが国のソ連に対する基本的な姿勢は、この日ソ共同宣言及び田中・ブレジネフ共同声明にある、これに示……
○岡田(利)分科員 私が最後ですからよろしくお願いをいたしたいと思います。 私、この三月に実施されました国内航空運賃関係について質問をいたしたいと思います。 昨年も予算委員会及び分科会において国内航空運賃の問題点について指摘をいたしたわけです。今回の改定の値上げ率は別にして、一応前向きで運賃改定に取り組まれた、こういう点について私は認めておるわけであります。しかしながら、依然として問題点が残っておりますし、さらにまた、八〇年代のわが国の国内航空行政のあり方あるいはまた省エネルギー時代の航空行政のあり方という点について、新しい問題がまた今日提起をされておるのではないか、こう考えるわけでありま……
○岡田(利)分科員 農林水産省は、今年度サケ・マス漁業交渉開始について、すでにソ連側に交渉開始の時期また場所について日本側の希望を表明している、こう報道関係は伝えておるわけです。
大体、例年三月中旬になればサケ・マスの漁業交渉が始まるわけですが、ことしのサケ・マスの交渉は一体いつから始まるのか、また場所は一体どこで行うのか。その後の対ソ関係を通じて、すでにこれらの問題については双方の意思が合意されているか。今後の状況について御説明願いたいと思うわけです。
【次の発言】 ことしの春早々アフガン問題が起きて、わが国は対ソ関係に対するアメリカの要請に基づいて制裁措置といいますか、これらについて踏み出……
○岡田(利)分科員 私は、医科大学関係について若干質問をいたしたい、かように思います。
まず初めに、最近の、昨年のデータでも結構でありますけれども、医科大学を卒業して、そして医師の国家試験を受けた者の合格率というものは一体どういう傾向になっているか。同時にまた、国家試験に合格した医師は、義務的ではありませんけれども、二年間の研修期間というものが設けられているわけですね。したがって、この二年間の研修を受けられるのは合格者のうち一体何%程度なのか、この傾向は最近はどうなっているでしょうか。
【次の発言】 このうち、義務規定ではないですけれども、研修医として残られる医師は何彩ぐらいですか。
○岡田(利)主査代理 次に、竹内猛君。
【次の発言】 以上で竹内猛君の質疑は終了いたしました。
次に、中村茂君。
【次の発言】 以上で中村茂君の質疑は終了いたしました。
次に、有島重武君。
【次の発言】 以上で有島重武君の質疑は終了いたしました。
次回は、明二十八日午前九時三十分から開会し、引き続き運輸省所管について審査をいたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後六時四十二分散会
○岡田(利)主査代理 以上で堀昌雄君の質疑は終了いたしました。
次に、青山丘君。
【次の発言】 以上で青山丘君の質疑は終了いたしました。
次に、長田武士君。
【次の発言】 以上で長田武士君の質疑は終了いたしました。
次に、沢田広君。
【次の発言】 以上で沢田広君の質疑は終了いたしました。
次に、土井たか子君。
【次の発言】 以上で土井たか子君の質疑は終了いたしました。
次に、渡辺貢君。
○岡田(利)主査代理 速記をとめておいてください。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 以上で小林政子君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして、昭和五十六年度一般会計予算、昭和五十六年度特別会計予算及び昭和五十六年度政府関係機関予算中建設省所管についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、昭和五十六年度一般会計予算、昭和五十六年度特別会計予算及び昭和五十六年度政府関係機関予算中国土庁所管について、説明を聴取いたします。原国土庁長官。
【次の発言】 以上をもちまして国土庁所管についての説明は終わりました。
【次の発言】 なお、政府当局に申し上げますが、質疑時間が限られ……
○岡田(利)分科員 私は、対ソ関係について若干質問をいたしたいと思います。
アフガン問題が起きて、日本がアメリカ、西欧とともに対ソ経済措置をとっておるわけですが、もしこの経済措置がなかりせば、一体日ソの貿易はどうなったのだろうか、いろいろ説があるわけです。ある報道関係によりますと四十億ないし五十億ドル、また日本の新聞によればというソ連側の要人の発表もあるわけですが、しかし、私は内容を分析しますと、日本が得べかりし大型商談は大体十五億ドル程度ではなかったろうか、こういう認識を持っているのですが、どういう見解でしょうか。
【次の発言】 一九八〇年は日ソ関係は四十五億ドル、したがって私の判断では、……
○岡田(利)分科員 きょうは、俗に言うウタリ対策の問題についてお尋ねいたしたいと思うのです。自治省の分科会の審議でこの問題を提起することはどうかと思うのですけれども、現在まで、ウタリ対策の問題は各省全般にまたがっておる問題であり、また、地方住民の問題でありますので、そういう意味できょう、自治省の分科会で御質問をさしていただくわけです。 まず冒頭に、わが国は単一大和民族によって構成をされている、こう言われておるわけであります。しかし、日本における先住民の問題としては古くからアイヌ人の問題が取り上げられて、かつては旧土人法によって保護もされてきたという経過があるわけです。ですから、現在、日本列島……
○岡田(利)分科員 私は、過般の本会議の代表質問でも触れたわけですが、僻地医療の問題について若干御質問申し上げたいと思うわけです。
そこで、冒頭に、厚生大臣の出身県は徳島県でありますけれども、徳島県には無医地区はございましょうか。
【次の発言】 無医地区の解消は、確かにテンポは遅いけれども進んでおると思います。しかし、私はたびたび国会でこの問題を取り上げてはおるのですけれども、医師の充足の環境がよくなってきても、なかなか無医地区の解消というものは実はできないわけであります。
そういう意味で、まず、厚生省として無医地区の解消について一体どういうテンポで進んでおるという御認識か、承っておきたい……
○岡田(利)主査代理 これにて土井たか子君の質疑は終了いたしました。
次に、木下敬之助君。
【次の発言】 これにて木下敬之助君の質疑は終了いたしました。
次に、野間友一君。
【次の発言】 これにて野間友一君の質疑は終了いたしました。
次に、田中恒利君。
○岡田(利)主査代理 これにて上原康助君の質疑は終了いたしました。 次に、山原健二郎君。
○岡田(利)分科員 私は、日ソ経済関係、エネルギー、石炭関係についてお伺いをいたしたい、こう思います。 日ソ関係を振り返ってみますと、サンフランシスコ平和条約で、多数講和でこの条約が成立をして、そして昭和三十一年に、鳩山総理時代に日ソ共同宣言が締結をされて、日ソのいわば国交が回復をされたわけです。私は、やはり鳩山さんという方は改憲論者であり、いわば反共主義者である、これはもう疑う余地がない、こう思うのであります。そして、当時中曽根総理大臣は鳩山さんに対して、世界史的な立場から、いわば日ソの国交回復は行うべきだ、こういう書簡を出されたことも予算委員会で明らかになっているわけです。私も予算委員会……
○岡田(利)分科員 大臣、先ほどの夕刊の報道によれば、昨年金子農林大臣がカメンツェフ・ソ連漁業大臣を招待をして、そのときに金子農林大臣に対してカメンツェフ漁業大臣から改めてソ連側に招待があった。選挙が終わって山村農林水産大臣に改めてソ連側から招待があって、伝えられるところによればこの招待に応ずる、こう報道されておるのですが、大体、訪問されるとすればいつころ訪問されるのか、また正式にソ連側にそういう回答を与えたのか、その点ちょっとお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 今やはり日ソ関係の、特に水産関係の問題は、今年は非常に重要な年だと思うわけです。そういう意味でも親善友好、しかも相互理解をお……
○岡田(利)分科員 もうお疲れで御苦労さんです。私は三点ぐらいに絞って、この質問が終われば、もう時間が来なくてもやめたいと思いますから、ひとつ簡明率直にお答え願いたいと思います。 初めに第一点は、東京と北海道の民間飛行路線の問題についてお伺いいたしたいと思います。御承知のように北の方の空域は、自衛隊の訓練空域として、北海道の北の方はA、日本海の方はC、太平洋側はB、そして常磐の近くはDと、いわば民間ジェット機の流れの中でABCDの四つの訓練空域で制限をされておる、こういう環境にあることは御承知のとおりであります。 そういう状況の中で最近、千歳−羽田の航空路は、私に言わせると恐らく世界最大の……
○岡田(利)分科員 若干、経済関係について御質問いたしたいと思います。 初めに、政府の経済見通し、今までも随分議論されてまいったわけですが、いわば政府の経済見通しは我が国の財政金融政策にとってより望ましい経済を実現する一つの目標だ、こうかねがね言われてまいっておるわけです。しかし、最近の我が国の経済の見通しについては、年々民間の機関の公表が目立っておるわけです。最近はもう二十九機関ぐらいに達しておる。そういう意味では、それがそれぞれ報道関係を通じて発表されて、しかもどの機関が一番適中度が高かったかなんということが大変論議をされる、こういう新しい状況を迎えておると私は思うのです。いわば、経済の……
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