このページでは広瀬秀吉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。広瀬秀吉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○広瀬(秀)委員 国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律案及び日本開発銀行法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして反対討論を行ないます。 まず、前者についてでありますが、第一に、この法律の前提をなす国際開発協会、いわゆる第二世銀に対して加盟しなければならないという積極的理由が遺憾ながらないのであります。すなわち、第二世銀に加盟し相当巨額の資金を国民の税金から出資する場合に、日本経済に対しいかなる利益をもたらすものであるか、国民の生活向上にいかに役立つかということは重要なポイントであります。しかるに、本委員会における提案理由の説明なり、あるいは政府委員等の答弁の中……
○広瀬(秀)委員 総裁にお尋ねをいたしたいのでありますが、過日十二月十四日の日にたばこ耕作審議会の答申が出されたわけであります。きのう足鹿委員からいろいろ基本的な問題についてお伺いをいたしたわけでありますが、とにかく非常にアブノーマルな形で審議会が答申を出した。しかも、審議会の構成が、学識経験者と、一応耕作農民の代表という形で耕作連合会の地方の代表者によって構成されておるわけでありますが、耕作農民の側に立つ代表が全部反対をしている。学識経験者といわれる人たちだけで意見の一致を見た。こういうものが一体正規の答申として扱われるものであるかどうか。こういう点について非常に疑義を持つのであります。そう……
○広瀬(秀)委員 きょうは時間もないようでありますから、私は大蔵大臣に一つだけ伺っておきたい問題があるのであります。それは、首都圏整備法に基づきまして首都圏市街地開発区域の指定がなされて、私が今とりあえず調査しましたのは、宇都宮の場合でございますが、ここで今工業団地を造成しようということで、市街地開発組合を作って工業団地の造成に懸命になっておるわけでありますが、この計画を推進するにあたりまして、一番問題になっているのが、まわりの農民たちが土地を売りたがらない、こういう難関に直面をいたしまして、計画が非常に行き悩んでおる、こういう実情にあるわけであります。それは、被買収該当者が言うことは、住宅公……
○広瀬(秀)委員 前々会に引き続きまして、主として首都圏整備法に基づく工業団地造成を目的とした土地の売り渡しについての税金の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 前会の質問に対して、主税局長は、この問題については土地収用法の適用に該当するかどうかということが焦点の問題だ、土地収用法にそういう場合なるのだということになれば、この問題は解決するだろうというような、非常に形式的な答弁があったのですが、そのようなことについて、首都圏整備委員会の方から、大蔵省として、また主税局としてどういう措置を講じてくれという要求を受けているか、その点について一つお答えをいただきたいと思います。
○広瀬(秀)委員 通行税の関係についてちょっとお伺いしたいのです。今度の改正案によりまして、二等の寝台が無税ということになりまして、二等関係は旅客運賃あるいは急行料金その他全部無税になって、大へんけっこうなことだと思うわけでありますが、その通行税というのはどういう経過から設けられたものであるか、その点をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 通行税の歴史をちょっと調べたのですが、私が調べたところによりましても、昭和十三年、シナ事変の当時に、戦費調達を主たる目的として作られた、その前は、ずっとかなりの期間なくて、明治三十八年の日露戦争時代に、日露戦争の戦費調達を目的として、やはり通行税が……
○広瀬(秀)委員 一つだけで終わります。 大蔵委員会の一番初めに私伺っておいたことなんですが、首都圏整備の工業団地の取得の場合の租税の特例法の問題ですが、最近新聞で見ますと、政府の方でも、低開発地域振興対策としては、本国会で、建設省から低開発地として指定された場合に工業団地を取得する、あるいは住宅団地を取得する場合の租税の特別措置を行なう、四分の一ということですか、こういうことにするということを閣議で決定されたように承っております。いずれこれは本委員会にも出て参ると思うのでありますが、何しろあとから来たカラスが先になるように、検討を約された首都圏整備に関する問題がそのままになっておって、そう……
○広瀬(秀)委員 ただいま議決されました通行税法の一部を改正する法律案に対して、本委員会として附帯決議を付したいと存じまして、御提案を申し上げる次第でございます。 この附帯決議は、与野党の理事の間でも意見の交換を十分に遂げておりますので、どうか満場一致の御賛成を賜わりたい、かように存ずるのであります。 まず、附帯決議の件名と主文を読み上げたいと思います。 通行税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 汽車の寝台料金に対する税率に関しては政府は間接税体系の一環としてなるべく速かに再検討すべきである。 以上でございます。 この趣旨は、すでに本委員会において通行税に対して質疑等……
○広瀬(秀)委員 総裁にちょっとお伺いしたいのですが、農林漁業金融公庫から造林事業に対して昨年度はどのくらいの融資をされたか。また貸し出しの要請が非常に旺盛だというお話を聞いたのですけれども、どのくらいの要請に対して、どのくらいしか応ぜられないのか。そこらの数字を聞かせていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、大体ワクを設定して、それがたとえば地方の場合、県に委託をしているという形になっているわけですが、そこで需要と資金の供給とは大体とんとんくらいにいっているという見通しでございますか。
【次の発言】 それでは、要請になりますけれども、各県などに照会をされて、資金需要額がどのくら……
○広瀬(秀)委員 中山先生は、だいぶ長時間にわたってお疲れのようでありますので、私は、一つだけと申しますか、関連して、内容的には二つになると思いますが、伺います。 秘税特別措置法の関係で、これは税制調査会でもかなり詳細に分析をされ、検討をなさったことを拝見しておるわけでありますが、特に企業における非課税の準備金引当金あるいは各種免税所得、こういうものが特別措置によって非常に大きな留保金額になって、実質的にはこれを基本として働いてきた。そういうようなことから、資本市場を通ずる正常な資本の調達といいますか、そういうものを非常におくらせる一つの大きな原因をなしはしなかったか。そういうようなことも、……
○広瀬(秀)委員 大臣にお伺いしたいのでありますが、税金は原則として安いことが一つあげられると思います。もちろんこれは安ければ安いほどいいという単純なものではございませんけれども、適正な、しかもその時代その時代における生活費に絶対食い込んではならないという意味に理解してもらっていいわけでありますが、それが一つある。それから特に公平でなければならない。税法というものは非常にわかりやすいものでなければならない。こういうような場合に国民は納得して税金を納めるのだ、かように思うわけでありますが、大臣の御所見はいかがですか。
【次の発言】 そんなことを聞いているのではない。今の原則を認められるかどうかと……
○広瀬(秀)委員 関連で若干質問をいたしたいと思います。
昭和三十三年から今日までのガソリン税の値上げの趨勢を見てみますと、このわずかの間に販売価格の中に占める税額が倍以上になっておる。このような非常に短期間に税金の上げられたものは、ほかに類例がないと思うのですが、その点いかがですか。
【次の発言】 これは明確に出ている数字でありますから、その通りだろうと思いますが、結局ガソリン税の最終の負担は消費者大衆にかかることになるわけであります。その負担割合は非常に低いということを、いろいろ数字をあげられたわけですけれども、しかし、今日の情勢というのは、経済企画庁長官が物価ストップの方針を強硬に出し……
○広瀬(秀)委員 建設大臣に、時間がないようですから、簡単にお伺いしたいと思いますが、三十三年に始まった道路整備五カ年計画は、その進捗率が四五、六%ともいわれ、あるいはまた五〇%をどうにかこえたんじゃないかという見方もあるようでありますが、いずれにしても、かりに五〇%程度になったとしましても、五年計画の三年を終わって五〇%というのは、大体において二〇%程度は予定進捗率を下回るという結果になるのではないかと思うのです。そのおもなる原因はどこにあったのかということをまずお伺いしたい。
【次の発言】 三カ年間で一般道路で五二%できたといたしましても、完遂とは言えないパーセントだと思います。これを一挙……
○広瀬(秀)委員 政務次官にまず第一にお伺いしたいのです。私どもは、前回の選挙の際に、またそれ以降にも、政府が、また自民党が、一千億を下らない減税をやるという約束は確かに聞いたのですが、増税をするというようなこととはただの一度も聞いたことがなかったわけです。このガソリン税はまさにそういう公約に違反をしたものだというように考えるわけですが、その点政治家として政務次官はどのようにお考えですか。公約違反であることをお認めになりますか。
【次の発言】 もっともらしい説明をするのですが、全然納得がいかぬわけであります。私が聞きたいのは、あなた方は増税をやるということを――選挙は十月から十一月にかけて行な……
○広瀬(秀)委員 関連して一つだけお伺いしますが、三十五肥料年度末で赤字が百六十億ないし百六十五億ということですが、それを損金処理にして、その結果、税の減収分としてはどのくらいになると見ておりますか。数字を示していただきたいと思います。
【次の発言】 それだけの減収になるということになりまして、予算との関係はどういうことになりますか。すでにもう第一次の租税特別措置法の減収額ということも、これは法律も通っているわけで、大よそそういうことになっていると思いますが、それは全部予算の中でこの分も盛り込み済みになっておるのですか。それとも、将来歳入の面における補正等を必要とする結果になりますか。予算との……
○広瀬(秀)委員 関連してちょっとお伺いしたいのですか、先ほどの答弁で、これは午前中の最後のころなんですが、まあ三十八肥料年度の最終あたり四十二ドルぐらいまで持っていきたい、その中間の過程において、国内の農民に対して若干合理化の進行過程における負担をしてもらいたいというようなことを言われたわけですが、通産省としてはそういう強い気持をお持ちなんですか、その点ちょっと……。
【次の発言】 三十八肥料年度を目標にしていろいろなコスト・ダウンの方策を盛んに考えておる。特に固体から液体ガス関係に移行するという大きな目標を立てておられるわけですが、やはり一番コストの低いと思われるのは、鉄鋼関係の廃ガスを利……
○広瀬(秀)委員 公共企業体職員等共済組合法の一部改正の問題について、若干の質問をいたしたいと思います。 今回の修正案は昨年通るべきであったのですが、いろいろな関係でおくれておるわけでありまして、この間において別にどうこうはないのですけれども、ただ公共企業体の共済組合法の根本的な問題についていろいろやはり問題点がありますので、それらの点についての政府のお考えについてお伺いをいたしたい、かように考えるわけであります。 まず第一に、三公社が公務員であったとき公社に移る、その移りかわりのときに、恩給納付金というものを職員が大部分――具体的に何人になるか、そういう人数は今調べておりませんけれども、……
○広瀬(秀)委員 前会に引き続きまして、一、二点お伺いいたしたいと思います。 今回の法改正によりましてかなりの前進がなされることはけっこうでございますけれども、さらにまた、ただいま理事会等におきましても附帯決議を付そうではないかというような御意見もあったようでございます。そこで、特に国鉄の場合に、外地鉄道の引揚者の問題がなお非常に切実な問題として残っておるわけでありますが、国有鉄道といたしましても、やはり外地鉄道の数多くの経験というものをそのまま受け入れている。従って新規採用の何にも知らない人たちを受け入れたのとはやはり違う実情にあるわけであります。そういうようなことから、何とかこの人たちも……
○広瀬(秀)委員 先ほど来有馬委員からいろいろ質問があったわけですが、特に生産費の問題、昨年度に比較してたしか六・〇七%と記憶いたしますが、平均六・〇七%の引き上げ率で引き上げられたわけです。三十六年度の予算等に表われた数字を見ますと、製造たばこの売上代金の伸びも一一%、それからたばこ消費税関係でも約一〇%をこえる伸びになっておりますし、またたばこ製造費というようなものが三〇%以上も増加をいたしております。専売公社の職員は、御承知のように公共企業体等中央労働委員会の裁定の通りに一〇%上がったわけであります。ひとり耕作農民の葉たばこ収納代金だけが六・〇七%というようなことで、いろいろな数字をなが……
○広瀬(秀)委員 一つお伺いしたいのですが、国家公務員共済組合法の九十九条に費用負担の原則を定めてございます。この第四項に、国家公務員の組合の専従職員に対しての費用負担の問題ですが、これに職員団体が国にかわって費用を負担する建前に書かれておるわけでありますが、なぜそういうように書かれておるのか、どうして一般と同じように取り扱うことができないのか、このことを一つお伺いを申し上げたい。
【次の発言】 公共企業体の方もやはり同じようになっておるわけでありますが、民間のたとえば厚生年金なり船員保険法なりという場合に、そこにおける労働組合の専従役員というようなものもあるわけであります。そういった場合に、……
○広瀬(秀)委員 堀先生が今だいぶこまかく触れられましたので、ダブらない範囲の問題で二、三伺いたいと思います。
農業近代化という言葉自身の明確なる定義というものをお伺いしたいわけですが、一応法律では資本装備を高めるということが農業近代化の定義に該当するようなことをいっておるわけですが、経済局長、その点について農業近代化とは一体何なのか、定義を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 今のお答えで大体わかりましたが、農業の生活性を向上させ、農民の所得を上げていく、こういう問題に対して合目的的のものであるならば、やはり近代化の概念に入るのだということで、この近代化資金助成法案の中に例示的……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案の質問に入ります前に、一つ聞いておきたいことがあるのです。
昭和三十六年度九月末の租税及び印紙収人の調べの資料が手元に入っておるわけですが、ほとんど軒並みに上半期だけで五〇%を全部突破しております。おそらく年度末になりますと一二〇%くらいまでいくような情勢にあろうかと思いますが、大蔵省として大体ことしのこの上半期だけの実績から年度間を推定いたしまして、どのくらいの自然増収が見込まれるのか、その見通しを一つ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 その問題は本日の主要議題でございませんから、その程度にしておきますが、租税特別措置法で、今度山……
○広瀬(秀)委員 大臣はだいぶお忙しいとのことで、私に与えられた時間も三十分でございますので、質問もできるだけ簡潔にやりたいと思いますが、大臣の方でも一つ明確に、その場のがれということでなしにお答えをいただきたいと思うわけです。 この前の委員会の際に、明年度の予算編成の基礎となる経済見通しの問題については、大体十一月の末ごろまでに確定をしたい、こういう意向で、大蔵省の大体の見通し、経済企画庁の見通し、通産省の見通しというような形で新聞等にもそれぞれ報道されておるわけであります。あるいはまた日銀あたりでもそういう見解を新聞に出しておるわけでありますが、この経済見通しについて、大蔵省としての現在……
○広瀬(秀)委員 今、再度吉村委員が尋ねた問題に対して、副総裁答えられないわけですけれども、二十六日の晩に、国鉄労働組合とさらに引き続き団交をいたしましょう、こういう取りきめをしているわけです。しかもその前に、その他の小さな組合を相手にして当局が妥結しそうだという情報は、全国に流れておる。そしてまた、そういうことで国鉄労働組合が乗らなかった場合には一方支給をするらしいという情報も、これは巷間に流布されておった。そういうようなところから、一部には国電をとめてまで、国鉄当局のそういう一方支給というようなめちゃくちゃなやり方に、反省を求めようじゃないかというような空気が起こっておった。それに対して国……
○広瀬(秀)委員 小林委員の了解も得られましたので、柏村長官に質問をいたしたいのですが、先ほど柏村長官も、長いこと今回の国鉄の三・三一の争議のなぜ起こったかということの各委員の質問を通じて相当詳しく実態についておわかりいただいたんじゃないか、このように思うわけであります。これを要するに整理をいたしまして申し上げますと、団体交渉においてまず第一に当局側がきわめて不誠意な態度を持っておったということ、これが第一点であります。それは今楯委員が数字を求めて立証したところによって明らかであります。それから第二番目は、経営者側が、国鉄当局が、きわめて団交のルールを無視して不信行為をあえてした。約束をしてお……
○広瀬(秀)委員 きょうはたばこ耕作審議会の会長をなさっておる川野先生も一緒にお呼びして、参考人としていろいろ御意見を伺いたかったのですが、またその御意見が非常に重要なものであると考えておったわけでありますが、都合が悪くて来られないようですので、私の方の質問の予定も変更いたしまして、やむなく公社の副総裁にお伺いをしたいと思うわけであります。 まず第一に、公社は葉たばこの増反体制を現在とっているわけでありますが、五カ年計画と称しまして、大体昭和四十年までにどういう具体的な増反計画あるいは増産計画というものをお持ちなのか、これをまず明らかにしてもらいたいと思うわけであります。
○広瀬(秀)委員 時間もだいぶたっていますので、国民金融公庫総裁に一つだけお伺いしたいと思います。 国民金融公庫は零細企業者にとって一番大事な金融機関でありまして、これを利用しようという人たちが今日非常にふえて参っておるわけであります。業務量も逐年増大をいたしておりまして、去年もたしか何人かの職員の増員がございました。しかしながら、今日の業務の取り扱いの状況を見てみますと、私どもがちょっと見ましても、非常にオーバー・ワークになっておるのじゃないかと思います。そうして、そのことは、ひいてはせっかく緊急を要する借り入れの申し込みをいたしましても、調査を開始するまでに一カ月半も二カ月もかかるという……
○広瀬(秀)委員 今まで総論的な問題について質問がありましたので、私は、いわば各論的なこまかい問題について御質問申し上げますので、先生の御意見を聞かせていただきたいと思うわけであります。 最初に、租税特別措置法の問題で、利子課税の問題、国民貯蓄組合の預金の免税の問題、この問題をからめまして、利子課税は、御承知のように一〇%の分離課税になっておるわけでありますが、こういう問題で今度一年延長を認められたわけです。これはやはり現在の経済情勢の中で、金詰まりというようなことや、そういう中から 、どうしても貯蓄増強という政策目的があるということから一年延長されたということが先ほどの御説明でもあったわけ……
○広瀬(秀)委員 私は、きょうは税制全般ということを避けまして、具体的な問題から一つ入っていきたいと思います。
まず利子課税の問題、今日非常に貯蓄増強という政策目的と税の公平の原則という問題とのいわば接点と申しますか、そういうような点から税制の担当者としての主税局長から現行の利子課税の問題について、公平の原則というものを中心にしてどういう考えを持っておられるのか、基本的な考えを一つ承りたい、こう思うわけです。
【次の発言】 現在の制度がそういう状態になっておることはわかるわけですが、この間税制調査会長の中山さんにおいで願ったときにも、私この問題を質問したのでございますが、やはり税制として、利……
○広瀬(秀)委員 きょうはせっかく大臣がおいでになりましたので、この間実は主税局長を中心に国民貯蓄組合の問題について質問をいたしたわけでありますが、その中で去年から――これは三十八通常国会においても大きく取り上げられ、問題にされたわけでありますが、国民貯蓄組合のあっせんにかかる貯蓄の非課税の措置の問題でありますが、三十六年三月現在で調べたところによりまして、組合数が九万四千、組合員数が六千七百七十七万六千人、金額にいたしまして四兆六千六百十五億九千三百万円という膨大な数に上っておるわけであります。これを有業人口と対比いたしまして貯蓄組合の加入者の割合は一五三・数%、有業人口が全部入ったほかにな……
○広瀬(秀)委員 主税局長にお伺いいたしますが、相続税の課税の客体である財産価格、これを種類別に見て、土地あるいは建物その他の有体動産あるいは有価証券というような、いろいろ項目があると思うのですが、そういうものをごく最近の数字でお示しをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 その際に、三十四年度、三十三年度というふうに、前年度、前年度とずっとたどっていきまして、そのウエートの変化の状況を、大ざっぱで、一々パーセンテージを上げなくてけっこうですから――私は、現在の土地の仕上がりブームということが非常に大きく響いて、その点が出ていると思うのですが、そういう傾向についてお伺いいたしたいと思います。
○広瀬(秀)委員 主税局長に租税特別措置法関係の問題について質問をいたしたいと思います。 申すまでもなくこの租税特別措置は、同一経済条件にあるものには同一の負担という、税における最大の原則である公平の原則から見れば、少なくともそういう公平の原則というものを犠牲にして特定の経済政策目標を達成しよう、こういうものであることは先刻御案内の通りでありますが、しかもこれについて臨時税制調査会等も含めまして、数次にわたって税制調査会あるいはそういう機関においてこれをできるだけすみやかに整理改廃の方向というものをとるべきだ、こういう勧告がなされておるわけです。しかもその中で期限を切っておるものが、ほとんど……
○広瀬(秀)委員 最初に大臣はめったにお出にならないから一つ聞いておきたい問題があるわけです。本委員会におきましても原材料を中心にした在庫論争は非常に活発に行なわれ、またただいまも行なわれたわけでありますが、最近、私どもの危惧は、やはりそれと同時に製品在庫の問題がそろそろ問題になってきているんじゃないか。しかも過剰生産、圧迫がそういう形で出てきつつあるんじゃないかという危惧を抱いておるわけです。新聞等においてももうすでに製品在庫を問題にすべき時期が来ているということで、こまかい数字をあげて論評しておるところもあるようであります。この点はやはり輸出の問題とからんで非常に大きな問題になりますし、ま……
○広瀬(秀)委員 通行税について簡単に御質問をいたしたいと思います。 前後二回にわたってやっておりますし、前会の大蔵大臣に対する質問におきましても、ある程度大蔵大臣も私どもが聞きたい点について明確な答えを出しておられますので、きょうは主として国鉄側あるいは運輸省にお聞きしたいと思うのですが、この前、一番最初に質問をいたしましたときに、航空会社との対比において、国鉄の経理というものは相当好転している。去年の運賃値上げの結果そういう状態になっておる。償却不足などもありませんという答えであったわけですが、いろいろ私ども考えてみまして、なるほど今のままでやっていくとすれば、償却不足は現在のところはな……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置法に関連をいたしまして資料要求を一つお願いしたいのですが、きょう堀先生から質問した分とは若干違うのですが、新規重要物産関係の免税は、どういう品目を指定されておるか。そうしてそれについての減税額がどれくらいになっておるか。それからどのくらい長期に――免税が続いた期間が品目によって違うと思うのですが、長期のもの、それから短期のもの、そういうようなものを一応例示した形でお示しをいただきたいと思います。その点、この次の委員会までに一つそれをお出しいただきたいと思います。
以上です。
【次の発言】 今だいぶ通産省との間にも、いわゆる国産というような問題で問題もあるようです……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置法について若干質問をいたしたいと思います。 まず主税局長にお伺いしたいのですが、今度の改正法の中に、国または日本銀行が外資を借り入れる場合、それから民間ベースで借りる場合のいずれについても、前者はその利子について非課税、それから後者の分については一〇%の分離課税を適用する、こういうことになっているわけであります。私ども、これはもちろん租税条約との関係でもあろうと思いますが、それとの関連をまず一つ承っておきたいし、それからもう一つは、今日の外貨危機といいますか、国際収支の危機というような政策上の失敗のしりぬぐいはいつでもこの租税特別措置法が引き受けるというような形……
○広瀬(秀)委員 公企体共済組合法について、一つだけこの前の質問で聞き残したものを聞きたいと思います。 現行法で参りますと、年金受給資格を取得いたしまして、若年停止等によって支給が開始されないうちに死亡するというような事態が起きた場合に、その者に遺族があれば、当然遺族年金が発生しますけれども、遺族の範囲に入らない親族か何かしかないというような場合が起こり得るわけであります。そういう場合に、この者に対して、何らかの配慮が当然必要だろうと思うわけであります。もちろん、これはずっと掛金をかけて、年金受給の資格を取得しておるわけであります。しかし、それが支給が開始されない前に死亡する、しかもたまたま……
○広瀬(秀)委員 時間がありませんので簡単に伺いますが、酒税保全という立場から、原料である酒米の問題について若干の質問をいたしたいと思います。
現在酒米、それから主食の米、業務用の米、こういう三本立になっておりますが、これの販売価格、一つ三本立のものをお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 三本立の状況がそういう状況になっておるわけでありますが、この一万二千五百九十五円という酒米の価格は、いつ決定をされましたか。
【次の発言】 この酒米の価格の決定の問題につきましては、いろいろ疑問があるということで、第三十九国会において堀委員からも相当詳細な問題点をあげて質問があったわけでありますが、……
○広瀬(秀)委員 関連質問を二、三申し上げたい。 先ほど化粧品の問題で、下手に免税点なんかを設けると粗悪品が生まれてはという答弁があったわけでありますが、それはやはり私どもとしては納得できない。免税点を適正にきめればそういうことはまずないわけです。それは消費の性質と担税力に対する照合の関係というもので、化粧品を一律一体に――化粧品の中にもクリームだとか、おしろいだとか、紅だとか、いろいろあるわけでありますが、こういうものをおしなべてということでなくて、その中で若干警務的な要素もある。それからむしろこれははだを保護するという薬剤的な意味を持つものもあるだろう。しかもその消費の性質上非常に広範に……
○広瀬(秀)委員 国税通則法の制定に関して質問をいたしたいと思います。 最近における税制改正の中で、今度の国税通則法の制定ほど、納税者大衆に対して、非常に大きなショックを与えたものはなかったわけであります。この国税通則法の制定に関して、第二次答申が昨年の七月になされまするや、中小企業諸団体は、今まで政治的な発言等もあまりない団体でありましたが、これが猛然と反対の意思表明を、あらゆる団体で行なうというような事態も出て参りました。そのほか、民主団体あるいは労働組合等においても、国税通則法の制定に対して大きな反対の世論が巻き起こったわけであります。これはやはり、現在でも徴税行政をめぐって数多くの権……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました問題につきまして、若干御質問をいたしたいと思います。
本件は皇室財産の問題でございますが、私どもも皇室財産というと、ほとんど今まで大した関心もなくて、あまり勉強もしてない問題でございますので、基礎的な問題についていろいろお伺いをいたしたいと思うわけであります。
今、皇室財産と称せられるものが全体でどのくらいあるわけでございますか。まずその点からお伺いいたしたい。
【次の発言】 大体その額は私どもの資料では二百五十一億四千万、これは三十五年の資料でございますが、そういうことになっておるのですが、それに間違いございませんか。
○広瀬(秀)委員 引き続いて、若干の質問をさしていただきたいと思います。先ほど平岡委員が申し上げましたように、対米債務の返還の問題について、債務性の問題は一応本院においては結論が出たわけでありますが、私どもこの論議の過程を通じまして、議事録によって詳細読んで見ましたが、債務と心得るということについて、どうしても日本語の解釈としても何か釈然としないものが依然として残っておるわけであります。それで池田総理の答弁によりますと、債務と心得るということは、要するに放出物資の中にはグラントの部分もあります、あるいはクレジットの部分もあります、こういうようなことをそのままの言葉を使ってもよかったのだけれども……
○広瀬(秀)委員 旧令による共済組合等からの年金受給者のための云々という大へんフル・ネームの、長い法律案でございますが、要するに今回の法律等の趣旨は年金受給者の年金算定の基礎となる仮定俸給を、たしか昭和三十四年と思いましたが、それ以降上げていなかったものを今回二万五千円ベースから二万円ベースにする、また障害関係の年金では二万四千円ベースにしよう、こういうことでありますが、まず第一に、大体において公務員なりあるいは公共企業体なりの現在の給与ベース、それから仮定俸給表における給与ベースは、私の比較、対照したところでは少なくとも六年以上のおくれがあると見ておるわけでありますが、その点について当局とし……
○広瀬(秀)委員 午前中から当面の金融問題について政府の説明があり、これに対する質疑が行なわれたわけであります。当面の引き締め基調の中で中小企業金融対策が取り上げられておるわけでありますが、三百億の手当をする、金融債を百五十億ばかり買い上げて、これを八十億、七十億を六月、七月に出していく。あとは中小公庫に四十億、国民金融公庫に三十億、商工中金に八十億、こういうように政府資金の融資をしていくという政策が述べられたわけでありますが、最近における企業の倒産状況というようなものを東京商工興信所ですか、ここで発表した数字等を見ましても、相当金融の逼迫からくる倒産というものが和次ぐのではないかというような……
○広瀬(秀)委員 まだ労働基準監督局長がお見えになっておりませんので、鉱山局長に御質問を申し上げたいと思います。 大谷石採掘現場におきまして、去る七月三十日に相当大きな陥没、落盤等の事故がありまして、人命が三名失われました。さらに負傷一という事故が起こりました。この問題につきましては、この種の事故は前からの状況を見ましても相当多数に上っておるわけでありまして、一体これらの原因はどういうところにあるのか、これを再び繰り返さないようにするためにはどうするかという問題と、今までたび重なる事故によりまして、労働者の貴重な生命が失われておる、こういうようなことをどうやって防止するか、こういった角度から……
○広瀬(秀)委員 午前中堀委員が質問をいたしましたものと、あまりダブらないようにしながら、数点にわたって質問をいたしたいと思います。 国際収支の見通しでありますが、十一月ごろには十体均衡を回復するのではないかというようなことがいわれておるわけでありますが、六月の実績を見ましても、まだかなり楽観を許さない諸要素というものがあるやに見受けられるわけであります。六月の貿易収支、通関実績を見ましても、五千万ドルの輸入超過になっておるわけであります。一方、輸出入信用状関係の収支差は好転をいたしまして、一億二千六百万ドルからになっておる、こういうようないい要素というものも出て参っておるわけでありますが、……
○広瀬(秀)委員 葉たばこの収納価格の問題、災害補償の問題等について若干質疑をいたしたいと思います。
昭和三十六年九月八日にたばこ耕作審議会から作付面積の問題について答申がございました。黄色種四万四百四十二ヘクタール、在来種二万二百九ヘクタール、バーレー種二千七百七十二ヘクタール、合わせて六万三千四百二十三ヘクタールという作付面積の答申が出て、決定をいたしたのであります。が、現在この状況がどういうようになっておりますか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 事務当局でもけっこうでございますから、正確な数字を、三十七年度の作付面積を種類別にお示しをいただきたい。
○広瀬(秀)委員 警察庁並びに農林省からただいまも御報告がございましたように、埼玉、群馬、栃木三県にわたりまして、今月の二十二日、突如として強風と豪雨、さらに降ひょうをまじえた異常天候がありまして、これによる、非常に局地的ではあったけれども激甚な災害があったわけであります。 被害状況の概要については、いまそちらで報告があった通りでありますが、私は主として栃木県関係の問題について御質問をいたしたいと思うわけであります。 栃木県の被害状況は、県当局から農林省等にすでに、概算のものでありますが、おそらく報告をした以上の被害がその後の調査によって計されるであろうと予想されるのでありますが、概算のも……
○広瀬(秀)委員 採石法の一部改正法律案について、御質問をいたしたいと思います。 質問に先立ちまして、昨年の八月二十四日に私本委員会に出席させていただいて、特に栃木県の大谷石採石場の現場におきまして、大きな陥没事故がありました。約三千平方メートル、第二次、第三次の陥没を加えますと約四千から五千平米程度の陥没がありました。死者も三名出しました。そのうちたしか二名はまだ発掘をされていないわけでありますが、ちょうどこの七月三十日になりますと、一周忌というような状況にもなるわけでありますが、ここにそれらの悲惨な事故を防止するために、採石法の改正が行なわれるということに対しましては、通産当局の御努力と……
○広瀬(秀)委員 私は当面する金融問題について若干大蔵大臣に質問をいたしたいと思います。 現在、昨年十一月ごろから手を打たれました公定歩合の引き下げによりまして、大体金融引き締め前の基調に金融情勢が戻って、緩和基調というものが支配的な空気であるというようなことを言われております。ことしの経済財政政策というものが来たるべき景気好転への地ならしの態勢を築き上げる、こういうような年だと言われておりまするけれども、その中で金融問題として一番大きな問題に今なりつつある問題は、低金利政策ないしはその低金利政策を可能にするための環境づくりといいますか、金融の正常化、こういうような問題が当面の大きな問題点に……
○広瀬(秀)委員 関連質問を申し上げたいのですが、先ほど理財局長は坪野委員の質問に対しまして、外貨債発行における大体の利率はどれくらいなのか、また道路公団に対する貸付の利子をどのくらいに設定するかという問題に対して、非常に抽象的に不親切な答弁をなさったと思うのですが、これまでも政府保証債として、電電債とかあるいは電力債等を発行した経験もあるわけです。政府として産投外債を今回発行するということは、相当大きな問題点であるわけなんです。その発行条件というようなことも、やはり大体今のアメリカ市場を当てにするというなら、そこにおける金融市場というものを十分つかんで、どのくらいの利率で大体発行できる見通し……
○広瀬(秀)委員 産投会計法の一部改正関係について御質問を申し上げたいわけでございますが、昭和三十八年度の予算によりますと、産投会計から国債整理基金に五十億円を繰り入れることになっておるわけです。これが昭和三十七年度が大体二十五億、三十六年度が十五億というように非常に少なかったわけですが、これを一気に五十億というようなところまできたのはどういうわけですか。
【次の発言】 四十七億しかならぬ。
【次の発言】 それでは現在までの産投外債といわれるものですね、それと、それから減税国債の残額は今幾らになっているか。一番新しい時点でお答えを願います。それと同時に、償還計画の概要を一つ。
○広瀬(秀)委員 総裁にお伺いいたしますが、先ほどのあなたの方の中で、これからの景気の見通しが一部語られたわけでありますが、今の景気局面は不況の底入れという段階だろう、こういうお言葉であります。これが好況に転ずるにはなお相当の時間がかかるだろう、こういう見通しを述べられたわけでありますが、ことしの政府の経済見通し等も、まあ上期は大体横ばいであろう、下期になってかなり急激なカーブで上昇を見るのじゃないか、こういうようなことが一般的にいわれておったわけであります。最近政府筋では非常に強気に転じまして、われわれの予想よりももっと早い時期に、予算の基礎になった経済見通しよりももっともっと早く好況局面に……
○広瀬(秀)委員 今回政府から提案されております産投会計法の一部改正に関連をいたしまして、まず輸銀の総裁が来られておるようでありますから、輸銀の総裁に質問いたしたいと思います。 現在輸銀法によりますと、「金融上の援助を与えることにより本邦の外国との貿易を主とする経済の交流を促進するため、一般の金融機関が行う輸出入及び海外投資に関する金融を補完し、又は奨励することを目的とする。」という大目的のために設置をされておるわけでありますが、現在大企業と中小企業とに分けまして、日本の輸出というものが、大企業の占める輸出のシェアと中小企業の占める輸出のシェアと、これを分類いたしまして、どのように把握されて……
○広瀬(秀)委員 この前予算の分科会でも大臣に質問をしたわけでありますが、一昨日ですか、中山税制調査会長が本委員会にお見えになりまして、税制調査会でことしの減税の答申を出すころの見通しとして自然増収の問題、おそらく二千億ないだろう、こういうようなことで非常につつましやかな減税答申をやった。ところがその後の推移を見てみますと、三千億をはるかにこえているという実態がある。従ってこういうような面においても非常に不満を、表明された。税の自然増収は、なかなか統計的に見込みを立てるということはむずかしい。勢い主税当局にたよらざるを得ない。そういうところで二千億くらいだろうというようなことを出して減税幅を非……
○広瀬(秀)委員 外貨債の質問に入る前に、武藤君の質問に関連しまして、――バナナ問題は今大臣からも答弁がありまして、そういう線で一つ慎重に対処していただきたいと思うのですが、そのあとに続いて、今栃木県あたりの農民が、最近選択的拡大の中で、愛知トマトなどが栃木県の方にも進出をいたしまして、契約栽培をして、相当な農家がトマトをつくり始めました。これが今貿易自由化のあらしをかぶるだろうということで、農民はえらい戦々きょうきょうとしております。私どものところだけにも、もう一千枚からの陳情書が毎日のようにはがきで参って、こんになっておるのです。これも四月には自由化――トマトケチャップであるとかジュースで……
○広瀬(秀)委員 旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の一部を改正する法神案について、若干の質問をいたしたいと思います。 今回のこの件に関する改正法案の主要点といいますのは、恩給法の改正に伴って旧海軍共済組合の戦時災害による給付について存した不均衡を是正する等の必要があるというのが法律案提出の理由になっておるわけでありますが、等という文字はありますが、大体主要点は旧海軍共済組合の戦時災害と旧陸軍の戦時災害による給付上の両者間に存した不均衡を呈正する、このことが主眼点であることはわかるのでありますが、それ以外のところは、どういうところが改正になっているのでありますか。
○広瀬(秀)委員 旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の一部を改正する法律案について、時間がありませんので方針の問題についてだけ大臣に質問いたします。この間、実は政府委員の平井さんのほうにはこまかい諸問題についてやっておりますが、大臣の誠意あるこれからの方針だけを伺って質問を終わりたいと思うわけです。 まず第一点は、公共企業体等の場合に新法適用が三十一年の七月からなされた。それ以前の人たちは昨年においてこの法律と同じ法律において仮定俸給表のベース改定が行なわれまして、いわゆる二万円ベースになったわけであります。これが昭和三十三年度当時の公務員の給与ベースに匹敵するものであ……
○広瀬(秀)委員 金融関係と物価の関係等についてお伺いをする前に、つい最近青色申告を申告者が出して、それに対する更正処分通知を出す場合に、理由を付記しなければならないということは所得税法四十五条一項でありますかに定められておるわけでありますが、その問題をめぐって最高裁から判決が出ておるわけです。これは結局国の言い分が、差益率を検討して、実際と違うからこれこれの金額の申告に対してこれこれを納めろ、こういう通知をすれば足りるという見解で上告をしたわけでありますが、最高裁で敗訴をいたしたわけであります。この問題につきまして、私どもは国税通則法の審議に際しましても、詳細な調べた結果について、ここに脱漏……
○広瀬(秀)委員 公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきまして、三党を代表いたしまして提案の理由を御説明申し上げ、満場一致の御承認をいただきたいと存じます。 まず、提案理由の説明に入る前に、案文を朗読いたします。 公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、本法の所管省が三省にわたり、これがため適切な改正について時宜を失する点があると思われるから、政府は本法の改正についての担当省を一本化するよう改善の措置を検討すべきである。 二、恩給法等の改正と同一問題でありながら、本法の改正が遅延することにより、組合員の不利益をまねく……
○広瀬(秀)委員 国民金融公庫法の一部を改正する法律案が提案をされているわけでありますが、この法案の提出と、昭和三十七年五月二十二日に出されておる農地被買収者問題調査会の答申との関連について、まず大蔵大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この国民金融公庫法の一部を改正する法律案の中には、そういうものは何も入っておらないわけであります。ただ二十億国民金融公庫の出資金を増額する、これだけのことなんであります。しかも提案理由説明の中におきましても、「政府資金のうち二十億円は一般会計からの出資金を予定しておりますので、」とあり、その理由として、「公庫の経営基盤の一そうの強化に資するため」にそう……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となっております国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案について、提案者の安宅議員に御質問をいたしたいと思います。 提案理由の説明を見てみますと、この法律案を提出する理由として、公共企業体等労働関係法との関連において、いわゆる三公社の職員を、国家公務員等退職手当法の適用からはずす必要がある、こう書いてあるわけでありますが、察するところ、公共企業体の職員は、その労働関係におきましては、国家公務員法の適用を全く排除されまして、公労法で設けられておるわけであります。退職金というものも、やはりこれは若干の論議はあるにしても、当然労働条件の一部である。特に退職金という……
○広瀬(秀)委員 まず最初に、たばこの災害の問題に入る前に、収納価格の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 昨年の十二月十三日でございましたか、葉たばこ収納価格について答申があったわけでありますが、その際におきまして、その後の物価の情勢、経済変動等によって生産要素といいますか、生産費等について五%程度の値上がりがある場合には価格の改定をすべきことが同時に答申されておるはずでありますが、昨年の場合におきましても、一昨年の十二月の答申にこたえて、九月のたばこ耕作審議会に、その実情を認めて三十七年度の収納価格の再引き上げを実施されたわけでありますが、今年はむしろ昨年以上に諸物価の値上がりの状……
○広瀬(秀)委員 関連して、ひとつ主税局長にお伺いをいたしたいのですが、税制上は、中小企業を一億円以上の資本金ということで線を引いておるとおっしゃったわけです。中小企業基本法では五千万円という一つの基準があるわけです。現在そういう中小企業というものをどうとらえるかということについて基本法ができているのに、なぜ税制だけ一億円以上にするのか、そういう現在の法体系にそぐわない数字をなぜとるのか。こういう点は、いま広沢議員が追及したように、中小企業に対するメリットが、租税特別措置法で非常に少ないということをカムフラージュするためにそういうことをやっているのじゃないか、それ以外にはとりようがないわけです……
○広瀬(秀)委員 交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案に関連して、地方の税財政の問題について若干質問をいたしたいと思います。 四十二年度の地方財政計画書を見ますと、先ほど阿部委員の質問に対しても、歳入の構成比を見てみますと地方税が四〇・三%になっておる、これは昨年の三八・一%が四〇・三%に変わっておる、こういうことで、漸次地方財政の姿というものが改善をされておるのだ、こういうような趣旨の答弁があったわけでありますが、長い間、地方自治というのは財政面で三割自治だということばが非常に使われてまいったわけですが、いま地方税の割合が四〇・三%になっておるということで、自治省としては……
○広瀬(秀)委員 地方財政が、実質財源が非常に貧弱だ、こういうことで、もっと地方税財源を強化しなければならない、こういうふうに言われておるわけでありますが、ことしの地方財政計画を見ましても、たばこ消費税を上げたという程度のことであって、見るべき改善というようなものもないじゃないか、こういうような状況が一つあると思うのです。 そういう中で、私どもが一つ危惧を抱く問題は、地方財政の中で占める地方債というものが非常にウエートを増してきている。比率をとってみますと必ずしもそうでないように出ておりますけれども、金額的に非常に増大の一途をたどっておる。現在、ことしの場合でも、地方債の総額は六千六百九億円……
○広瀬(秀)委員 石油ガス税法の一部改正に関連をする諸問題について若干質問をいたしたいと思います。 最初に、四日間戦争といわれた今回の中東の戦乱をめぐりまして、今日、産業の発展のために、経済の発展のためにも実に重要な地位を占めている石油の需給関係というものが、やはり三日ないし四日ぐらいで戦争は終わっているけれども、非常に不安をかもしだしたというような事情は先刻御承知のとおりでございます。このような非常に不安定の状況にある日本の石油の供給の確保、石油に対する安全保障の問題、こういうような問題が非常に心配されたわけでありますが、これからの需給の見通しと申しますか、使用量がどういうぐあいにふえてい……
○広瀬(秀)委員 旧令共済組合関係の年金改定の法律案及び公企体の年金改定の両法律案に関連をいたしまして、若干質問をいたしたいと思います。 非常に時間もおそくなっておりますので、きょうは煮詰めた質問ができないと思いますので、不十分なところは次回に譲りたいと思います。 まず最初に、非常に簡単な問題なんですが、現実の取り扱いとしては非常に不合理が出ている短期給付の問題をひとつお伺いしたいと思います。 夫婦共かせぎの場合の被扶養者認定の問題をめぐって、これは実例をあげますと、夫が国家公務員である、それで奥さんがまた働いておって、公共企業体の職員あるいは民間の職員である、あるいは地方公務員である、……
○広瀬(秀)委員 専売公社法の一部改正について御質問をいたしたいと思います。時間がないものですから、公社のほうでも、ひとつ答弁を簡にして要を得てやっていただきたいと思います。 たなおろし資産が最近非常に急速にふえておる、こういうことで今回のような措置も必要になってきたわけであります。当然のことですけれども、ただ、そのたなおろし資産がどういうわけでふえてきたかということについて若干の疑問もあるわけであります。たとえば、昭和三十九年度は国内産葉が歴史始まって以来の豊作だったというにもかかわらず、したがって基準在庫量というようなものがほぼ満ぱい以上に達した、そういう段階で、四十年度に対前年比数量で……
○広瀬(秀)委員 旧令共済、公企体共済の一部改正に関する質問をいたしたいと思います。 最初に、国鉄の厚生局長にお伺いいたします。退職一時金の問題ですが、国家公務員の共済組合法によれば、二十日から五百十五日、こういうことになっているわけです。公企体の場合は二十日から四百八十日、こういうことで、両者の間に最長期の場合三十五日の差があるわけでありますが、これは一体どういう理由であるか。そして、私どもとしては、やはり同一に、少なくとも四百八十日という公企体の退職一時金の限度額を国家公務員共済組合法並みに引き上げるべきである、こういう考えを当然に持っておるわけでありますが、その点に対して、これを直す意……
○広瀬(秀)委員 国家公務員の共済組合法あるいは公企体共済組合法、さらにまた地方公務員共済組合法、健康保険の関係、そういうものの中で、共かせぎの場合の被扶養者の認定、この問題について前回質問をいたしたわけでありますが、それぞれの共済組合法なりあるいは健康保険法なりということで、被扶養者は、主としてその組合員の収入によって生計を維持している者だ、こういうたてまえになっておるから、いわゆる被扶養者が実際にありながら、どちらからも認定を受けないで宙ぶらりんになってしまう、現実にいわゆる共済組合の医療給付を受けられない、こういうような不都合は出ないはずだ、こういう抽象的答弁があったわけであります。そこ……
○広瀬(秀)委員 いま村山委員からも前段で、今日まで行なわれてきました税関貨物取扱人法の兼業の問題と関係をいたしまして、将来の方向をどうするのだという立場でいろいろ質問をいたしたわけでありますが、いずれにいたしましても、貿易が非常に大きな規模になっている、通関輸出入貨物も多様化をしているし、スピードアップが望まれる、あるいはまた、いろいろ技術開発の急テンポに伴って新製品なんかもどんどん輸出の項目に加わってくる、こういうふうなことで、いわゆる税関の伝統といわれるものではとてもさばけない状況にきているだろうと思うのです。そういう状況を反映して、通関業務というものを近代化しよう、あるいはスピードアッ……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣にお伺いをいたしますが、大蔵大臣は、予算委員会の公債に関する質問の中でわが党の委員に対して答えられているのですが、公債発行は、昭和四十一年度からいわゆる建設公債だというようなことで、公共投資、社会資本の充実ということで公債発行政策に踏み切った、公債発行政策に踏み切ったからには、すぐにこれをやめるわけにはいかぬ、大体何年か、四、五年ぐらいは続くだろう、こういうような四、五年という表現も使って答弁をされているわけでありますが、大体、どうしてそういうように四、五年先までこれをずるずると続けなければならないのか。公債発行を打ち切ることのできる四、五年先というのは、一体どういう……
○広瀬(秀)委員 日銀総裁にお伺いいたします。 いま堀委員からいろいろ公定歩合の引き上げの問題をめぐってあったわけでありますが、最後の答えで、今後もう一厘上げるというようなことがあるのかないのかということを伺いたかったわけでありますが、大体いけるという目算だという御返事があったわけであります。総裁はことしの四、五月ごろはこの問題についてはまだ非常に慎重な、いわば中立的な立場をとられた。七月から八月にかけては急激に、特に諸外国の景気の情勢が予想外に悪いぞということで、非常に警戒警報を発せられた。そういうようなことからいえば、おそらく大かたの予想は九月――これは私も大蔵大臣に尋ねたわけであります……
○広瀬(秀)委員 まず最初に、公務員給与関係について大蔵大臣及び関係大臣に質問をいたしたいわけです。 八月十五日に勧告が行なわれましてからもう二カ月余りたっておるわけであります。大蔵省は、財源の見通しが十月中旬以降にならぬと立たない、こういうことで一体この処理をどうするのかということについていまだにめどが立っていない、こういうようなきわめて遺憾な状況にあるわけであります。したがって、公務員諸君も、争議権剥奪の代償として設けられた人事院勧告が尊重されない、完全実施されない、こういうようなことから、ことしは非常に大きな不満を持って、二十六日には職場大会なども開いて、抗議の意思を表明しようというよ……
○広瀬(秀)委員 LPGの保安の確保及び取引の適正化に関する法律案について、若干御質問をいたしたいと思うわけであります。
まず、このLPGが非常に驚異的なスピードで消費が伸びてきた、これはやはりそれだけの理由というものがあったと思うのであります。その伸びた理由というものと、今日どのくらいの家庭がLPGを家庭燃料として使用しているか。この数字を最近のもので明らかにいたしてもらいたいと思うのです。大ざっぱにいえば、大体千三百万戸くらいというようなことも言われておりますが、一番最近において調べた数字を出していただきたいと思います。
【次の発言】 いま四十二年の年の半ばで千三百六十三万戸に普及をして……
○広瀬(秀)委員 まず、次官にお伺いをいたしたいのです。 これは十二月七日の新聞に出たわけでありますが、「たばこ値上げぜひ必要、大蔵省主張」という見出しで日経に出た。ちょうどその前日に昭和四十三年産葉の収納価格問題を審議するたばこ耕作審議会が開かれて、ちょうどその重要な審議が行なわれている最中にこういう記事が出たわけであります。それで、益金率が最近の専売公社は減る一方である、こういうようなことから、来年はひとつたばこを上げたい、こういう論理のようであります。もし益金率の改善が行なわれなければ民営移管も考えている。大ざっぱにいえばこういう記事の内容になっているわけでありますが、一体これは大蔵省……
○広瀬(秀)委員 柏木局長に三点ばかりお伺いしたいのです。 第一点は、ポンド切り下げという事態が、日本の国際収支――五億九千万ドルあるいは六億ドルくらいの赤字が出るだろう、こういう予測がされておるわけでありますが、その中でどのくらい、日本の国際収支の赤字をふやすのに寄与したか、そういうものが数字的にわかっていたら、それをお示しをいただきたい。 それから、ポンド切り下げの当時に、イギリス経済の実勢あるいは国際収支の状況、貿易の状況、そういうようなものからいって、一四・三%というのは低過ぎたんじゃないかというのが当時の全般的な見方であったわけですが、その後イギリス経済は、ほんとにあれだけのこと……
○広瀬(秀)委員 官房長官に伺っておきたいのですが、さっき安宅委員の質問に答えて、政治資金規正法案はなぜおくれたのだということに対して、各方面の意見を聞かなければならないからというようなことを言われたわけでありますが、これは選挙制度審議会の答申を受けた。そこでは、世論を代表する人たちを集めて、世論を聞かれたはずですね。そうして、それを受けて、前にも本院に政府案が出たわけですよ。だから、そういうことをする必要があるだろうかということの疑問があるわけです。各方面の意見を聞くというのは、一体どこなんですか。それは主として党内調整ということのようですが、そのことと、そのほか、各方面というと、財界あたり……
○広瀬(秀)委員 経済援助資金特別会計法、余剰農産物資金融通特別会計法、これを廃止して今度産業投資特別会計、産投会計に引き継ごうというわけであります。 そこで、まず最初に御質問いたしたいのは、この経済、援助資金のほうは、その成り立ちからいって、アメリカの小麦等の農産物を輸入したその等価額を日本銀行に設けたアメリカ合衆国政府の特別勧定に積み立てる、その積み立てられた返納金のうちから、経済的措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定、こういうものに基づいてできているわけでありますが、その中で、「資金は、工業を助成し、その他本邦の経済力の増強に資するため、政令で定めるところにより、運用又は使用……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣がきょうはせっかくお見えですので、法案の質問と関連をしながら、若干当面の問題について大臣にお伺いをいたしたいと思います。 経済援助資金特別会計、余剰農産物資金融通特別会計、こういうものを今度は廃止をして産投会計に繰り入れる、こういう問題、あるいはまた、開銀法の一部改正する法律案等をいま審議をいたしているわけでありますが、産投と非常に密接な関係のある輸銀の問題がきのうから論議をされてきておるわけであります。これは今度の予算編成にあたりましても、通産大臣と大蔵大臣との間に輸銀の金利をどうするかという問題をめぐってたいへん攻防戦があったと報道されておる問題でありますが、き……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣に質問いたしますが、昭和四十三年度の経済見通しで、国際収支関係で約二億五千万ドルないし三億ドルぐらいの赤字という予想が立てられておりますが、輸出、輸入の関係では、輸出が大体百二十四億ドルくらいですか、ある程度の幅を持って今回は予想を立てておられるわけですが、それに対して百一億ドルの輸入、こういうことで見込みを立てておられるわけであります。一体この輸出、特に輸出関係の目標額が、はたして今日のきびしい国際情勢の中で達成されるであろうかどうか、このことをまずお聞かせいただきたいわけであります。 その一つは、アメリカの景気が一体六八年度はどうなるか。大体七%ぐらいは伸びるん……
○広瀬(秀)委員 関連でちょっとお聞きしたいのですが、いま手元に資料を持ってきていないのですが、先週か十日ぐらい前だと思いますが、輸銀の金を借りて日本の企業が、これは民間借款の系列の中でとらえられるのか、あるいは独自の立場で輸銀から借りて、いわゆる企業進出というような形で出たか、その点資料が手元にないものですからわからないのですが、いずれにしても輸銀の金を利用して海外に企業進出をして事業をやって、それでほとんど欠損でどうにもならぬ、輸銀から貸した相当額は全部きれいに負債になってしまった、こういうようなものが二十数社。そうして大蔵省も見るに見かねて、そういう不健全な企業は引き揚げろということを言……
○広瀬(秀)委員 所得税法及び法人税法の一部改正について質問をいたしたいと思います。 まず、昭和四十三年度の自然増収が九千四百七十六億だ。その見通しの根拠になった経済見通しは、総生産が実質で一二・一%、鉱工業生産も実質九%、こういうことであろうと思うのですが、その後、この経済見通しが出された後におけるポンドショック以来の国際経済環境の悪化というようなことから、国際収支の年度末の見通しも、おそらく二億五千万とか三億ドルとかいうような赤字ではなくて、もっと相当な赤字幅が見込まれるようなことになりかねない、こういうきびしい情勢が出てまいったし、最近の金市場の停止あるいはドル防衛、ドルの不安、危機、……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置法の一部改正及び物品税法等の一部改正案について御質問いたしたいと思います。 まず、租税特別措置法の問題ですが、この問題については、もう本委員会においてしばしば論議をされ、論議は尽くされていると思うわけでありますが、その焦点は何といっても、この租税特別措置法が税の公平の原則というものを非常に乱している。そういう面が非常に強いものであるということ。さらに政策減税だといわれるが、その政策効果がきわめてあいまいではないか。これだけはっきり減税してやって、こういう成果があがりましたということが、政策当局自身も説明がどうしてもつかない。こういうあいまいさがある。 さらにもう……
○広瀬(秀)委員 酒税及びたばこ定価法の改正について質問をいたしたいと思います。 まず最初に、酒税の関係について質問をいたしますが、政府提案の原案によりますと、酒税を四百五十億円増税をする、しかもこれを四月一日から実施をするということになっているわけでございますが、審議も今日もうすでに四月に入っておりまして、まだ質問が始まったばかりというようなことでございまして、一体大蔵省として、この酒税法の改正を依然として四月からやられるつもりなのか、どこまで時期を延ばすつもりなのか。そういうことで、官房長官が五月もやむを得ないというような意味にとれる発言を記者会見でしたというようなこともあって、その点で……
○広瀬(秀)委員 一昨日に引き続いて、製造たばこ定価法の値上げに関連をする質問をいたしたいと思います。 それで前回、私は、この定価改正によっていわゆる増税になるものが五百五十億だといわれておるけれども、その増税分がどの階層に、五百五十億のうち少なくとも所得税減税を受け得ない階層にどのくらいかぶるであろうか、こういう資料を要求したわけでありますが、手元に出されてまいりましたものを見ますと、私の要求の趣旨からはたいへんほど遠いものしか得られなかったわけであります。専売公社もだいぶ苦労をされていろいろやられたことは認めるわけでありますが、非常に不十分だと思います。この点について、この表についてでき……
○広瀬(秀)委員 国立病院特別会計法の一部を改正する法律案に関連する諸問題について質問をいたしたいと思います。
最初に、政務次官にお伺いいたしますが、今回、一般会計で処理をしてまいりました国立療養所の会計を特別会計に移行をするわけでありますが、一体その理由は何なのか。一般会計でいままで支障なくやってきたものを国立病院特別会計に移行しなければならない積極的な理由、こういうものをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 一応の説明がなされたわけでありますが、私が伺っているのは、いまおっしゃったようなことの中で弾力条項などというのは若干問題があるにしても、一般会計ではどうしてもできないという……
○広瀬(秀)委員 いわゆる中小企業関係の金融二法に対して若干質問をいたしたいと思います。 まず最初に、中小企業庁おいでになりましたのでお聞きをいたしたいのです。四十二年度中の中小企業の倒産状況でございますが、新聞の報ずるところによりますと、八千二百六十九件くらいだろうということになったわけですが、おそらく三月が入ってない数字じゃなかったかと思うのです。三月を入れますと、約九千件をこえた、こういう数字が東京商工興信所あるいは帝国興信所、両方の調べによりましても――前者の調べでは九千百七十件、後者の調べでは九千二百三十二件、こういうようなたいへんな記録破りの数字が出ておるわけであります。負債金額……
○広瀬(秀)委員 国有林野事業特別会計法の一部改正の問題に関連をして、若干の質問をいたしたいと思います。 昭和四十二年度の林業の動向に関する年次報告書の付表の三ページを見ますと、国民所得総額、第一次産業、第二次産業、第三次産業、こういうようなぐあいにして国民所得の推移が出ておるわけでありますが、この伸び率を見ますと、国民所得総額では三十六年、三十七年、それから四十一年までずっと出ておりますが、一八・五、一一七、一六・一、一三・〇、一〇・八、一六・八とこういうように出ておりますが、林業という欄を見ますと、三十六年はたいへん伸び率がよくて一二三・六、三十七年は九三・七とこれは減少をする。三十八年……
○広瀬(秀)委員 共済関係の二法案について質問をいたしたいと思います。 もうすでに共済組合法の改正案のかかるたびに問題になり、本大蔵委員会においてもしばしば附帯決議等も付しましてその善処を強く要求をしてきた問題は、いわゆる年金のスライドの問題であります。そのことが法律上も、国家公務員共済組合法の第一条の二の改正ということで、いわゆる調整スライド規定と俗にいわれるものが入ったわけでありますが、それにもかかわらず、具体化はされない、一向に制度的な前進がはかられないという現状にあるわけであります。特に昨年のこの委員会におきましては、もうそういうことではいけない、このスライド問題を解決するために責任……
○広瀬(秀)委員 昨日に引き続いて、共済二法案について質問いたしたいわけです。 きのうはちょうど恩給審議会の答申に関連しての質問をいたしたところで、恩給局関係がお見えにならなかった、定足数にも達しないということで、そこで中止になっておるわけでありますが、この恩給審議会の答申でいわゆるスライド――物価値上げあるいは賃金水準の上昇、こういうような中で恩給年金の実質価値を保全するためにどうすべきかというような問題について、その「調整規定の運用に関する意見」という第一の部門で、審議会は「五パーセント以上消費者物価が上昇した場合にはそれに応じて恩給年額を改定すべきものとし、将来におけるその実効性を確保……
○広瀬(秀)委員 前回の委員会で質問をいたしまして、その答弁がなされないままに定足数不足で散会になっているわけですが、その答弁をまず恩給局から伺って、それからだんだんに質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 政務次官にお伺いしたいわけですが、国家公務員の共済組合関係については、やはり主管と申しますか、これは大蔵省だと思います。公共企業体関係は運輸省が便宜担当しておるけれども、つまるところは国家公務員との関係もあるし、また、財源問題等をめぐってもかなり大蔵省のかかわるところが大きい、こういうような点からいいまして、この公務員関係、公企体職員関係の共済組合法におけるス……
○広瀬(秀)委員 大臣にお伺いいたします。 まず最初に、来年度の予算編成に関して、大体今年度よりも一兆一千億ないし一兆二千億くらいの自然増収が税において見込めるのではないか、こういうようなことが新聞等に出ておるわけであります。そして義務的いわゆる当然増といいますか、そういうものが大体七千億程度ある。残ったものの半分は公債の減額、あと半分は大体減税に回したいということになりますと、減税規模というものもおおよそ国民にもわかるような気がするわけでありますが、その問題について明年度の減税規模というのは大体どの程度の額になるのかということを、幅のある何千億から何千億の間というようなことでけっこうですか……
○広瀬(秀)委員 ガス事業法の一部改正の件について若干質問をいたしたいと思います。 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律、いわゆるLPG新法制定の際にも当委員会に出向きまして質問をさしていただいたわけでありますが、通産省から出た資料を拝見いたしましても、四十三年度から実施をされた結果、LPガスの事故件数の推移という数字を見ましても、たいへん事故件数が減っているということで、この法律の効果と申しますかそういうものが出ているということがわかるわけであります。四十二年の百九十三件から四十三年の百二十三件に激減をしたということが出ておるわけでありますが、これと同時に、この新法施行によ……
○広瀬(秀)委員 ただいまの只松委員の質問に対しまして大蔵大臣は、直接税と間接税の比率の問題で、これは戦前とほぼ完全な、数字的にも似通った形でそれがもろに逆転をしておるということを踏まえて、間接税の比率を上げていく方向というようなことも考えられる時期に来ておるんではないか、こういう趣旨の御発言があったわけであります。直接税が非常に、六三・七ですか、というような状況になっておるということで、そういうことがやはり国民大衆の重税感というようなものに結びついている、こういう御趣旨の発言をなさったわけであります。 その際、戦前は大体六五%が間接税で、直接税は三五%ぐらいだった、こういうことでありますが……
○広瀬(秀)委員 最初に、若干IMF体制についてのごく簡単な数字からお聞きしたいのです。
これは大臣でなくてもけっこうです。IMFの加盟国はいま何カ国でしょうか。
【次の発言】 いわゆるソ連圏と申しますか、共産圏といいますか、そういうものに属すと思われる国で入っておるところはありますか。
【次の発言】 SDRが創設されるというにはいろいろ背景があったと思いますが、その中でやはり一番大きい問題は、いわゆる国際流動性不足という問題だろうと思います。これについては流動性ジレンマというようなことばもあったわけでありますが、いわゆるドル、ポンドのキーカレンシーの諸国が国際収支が均衡すると国際流動性が不……
○広瀬(秀)委員 入場税の問題は、本委員会においても毎国会といっていいくらいにずっと取り上げられてきたわけでありますが、どうしても入場税法の一、二、三条あたりのところで、たとえば課税範囲の問題、あるいは主催者あるいは興行場、こういうような定義等、どうも入場税を取られている現実の場面で、こういうものは予定したものと違うではないかというものにまで入場税がかかっているという問題を、私どもどうしても疑問を持たざるを得ない点があるのです。 それは、ある地区の一つの小さな町、人口二万くらいの町で、地区労働組合というのがある。そこで青年労働者、婦人労働者、若い人たちが、地区労の中に青婦人部というものを設け……
○広瀬(秀)委員 国有財産関係の法律案に対して、関連する諸問題について質問いたしたいと思います。 まず最初に、国有財産台帳があるわけですが、この台帳記載の価格は取得価格を原則としておるわけで、それは大体五年ごとに評価を修正していく、再評価をし直していくというたてまえになっておるわけですが、特にその中で、土地の場合に、今日土地の値上がりというものが非常に大きな社会問題にもなり、また経済問題でもある。また、物価問題の中でも非常に重要な問題だといわれているわけです。それで、きょうの読売新聞に、消費者物価が二十一年から十一倍何ぼかに値上がりしている。株の値段ですら、二十四年を基準にしまして大体十八・……
○広瀬(秀)委員 ただいま委員長から言われました議題に関して、前に質問をいたしたわけでありますが、きょうはその中で関連の問題として公務員宿舎関係について質問をいたしたいと思うわけです。
前回の答弁によりますと、大体二十五万ぐらいの公務員宿舎が設置されているという答えがあったわけでありますが、この特別会計設置後における建設の計画というもの、この特別会計あるいはそれ以外の一般会計、そういうようなものを合わせましてこの建設の整備計画というものがどういうようになっているか、この点を数字で明らかにしていただきたいと思うわけです。
【次の発言】 予定どおりの建設が促進されることが必要だろうと思います。
……
○広瀬(秀)委員 参議院の予算委員会で、総理、たいへんお疲れのことと思いますが、大蔵委員会に総理がおいでになるのは、大体一年に一ぺん程度でございますので、この委員会に関係する諸問題について、論争はできませんが、政治の最高の責任者としてそのお考えを聞いておきたい、こういう問題について御質問をいたしたいと思いますので、ひとつ率直にお考えを答弁していただきたいと思います。 まず最初に、中国貿易の問題についてお伺いをいたしますが、四十四年度の世界経済のかげり現象というようなものも、下期あたりにはあらわれるのではないかというようなこともございます。大蔵省は非常に強気で、予算の繰り延べ措置も撤回をされて……
○広瀬(秀)委員 これはまた大臣が来てから議論しなければならない問題ですが、「昭和四十四年度租税特別措置減収額の見積り概要」、これがおくればせながら本委員会に主税局から提出をされたわけです。まあこれであっても、いままでよりは少しは前進したと思うのですが、私は、租税特別措置の問題について、これも税法であるという立場から、去年からこの問題を取り上げて問題にしておるわけですけれども、いつも本委員会に、項目別に大体このくらいの減収見込みである、そういうものは提出される。しかし、はたしてそれがこの法律によって――法律を毎年改正をしておるけれども、この法律によって、はたしてこの減収額というものが見積もりと……
○広瀬(秀)委員 関連して二、三御質問をいたします。
新聞紙上をだいぶ騒がせました重要機械の免税の問題があるわけですが、一体なぜこういうような醜い汚職がこの関税を減免するということを通じて通産省において起きたのか、この原因についてどのようにお考えになり、どう対処をされておるのか。こういうことの発生する余地のないように、やはり制度をきちっとつくっておかなければいけないと思うのですが、そのことについて、通産省、それから関税局長、両方にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 通産省からもたいへん長い答弁があったわけなんですが、これは大蔵省にも通産省にも両方に申し上げておきたいんだけれども、重……
○広瀬(秀)議員 私は、提案者を代表いたしまして、国税審判法案につき、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 戦後二十数年を経た今日、納税者の税金に対する不平と不満は依然として非常に多いのが現状であり、また、その不平不満を内容的に見ましてもきわめて切実なものがあることは、周知のとおりであります。 ところが、このような納税者の不平不満に対処すべき現行の権利救済制度は、その不平不満、すなわち、租税事案を正当に解決するにはあまりにも不備であり、かつ、欠陥の多いものであることは、つとに指摘されてきたところであります。 すなわち、現行の租税事案にかかる権利救済制度のもとにおきましては、……
○広瀬(秀)委員 関連。 ちょっとワンポイントずれた形なんですが、関連して質問をいたしたいのですけれども、先ほど主税局長言われましたように、また午前の答弁でもございましたように、行政不服審査法の規定というものは大体この国税通則法に今度は取り入れた、こういうことであります。これはやはり、いまの罰則の問題をめぐって行政不服審査法には物件の提出要求をすることもできる、あるいは検証、あるいは証拠書類等の提出、参考人の陳述及び鑑定の要求とかいう、こういう条項が全部あるわけであります。そういうものに対して何らの罰則規定も実は不服審査法にはないわけですね。そういうようなもので、取り入れた取り入れたと言って……
○広瀬(秀)議員 ただいま議題となりました国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。 日本国有鉄道、日本専売公社、日本電信電話公社が、いわゆる三公社として発足いたしまして、その職員は、国家公務員法、一般職の公務員の給与に関する法律などの適用を離れ、賃金をはじめとする労働諸条件については労使の団体交渉により決定するという公共企業体等労働関係法の適用を受け、もって企業の民主的、自主的経営の実をあげ、公社の福祉に資することと相なりまして、すでに二十年に及んでいるところであります。 この間、恩給制度につきましてもそれぞれ公共企業体職……
○広瀬(秀)委員 ただいまの租税条約に伴う税法上の特例に関する法律案について、若干質問をいたしたいと思います。 まず最初に、いままで各条約は、相手国との間に締結をされた段階において個別に特例法を出してきたわけであります。それが今度はもう十五の多きに達したというようなことがあり、また、OECDにおいて租税条約に伴うそれぞれの措置等についていわばモデルができた。また、それぞれの特例法が非常に定型化されてきたというようなことで、今回これを一本の特例法にまとめよう、こういうことが税制の簡素化という道にも通ずる。こういう点は私どもも理解ができるし、わかるわけでありますが、そうなりますと、ここでこの問題……
○広瀬(秀)委員 国税通則法の一部改正について若干の質問をいたしたいと思います。 まず最初に、国税庁長官にお伺いしたいのですが、国税庁統計年報書の昭和四十二度版が出ているわけですが、その中で、四十二度の滞納件数が三百五十一万八千九百九十六件、税額にして二千七百七十一億三千三百万、こういう数字になっております。特に昭和四十三年では、これは五月二十二日の新聞にも出ているわけですが、「国税滞納一千億円、大口ばかりふえる傾向」こういう新聞記事も出ておるわけであります。絶対額はかなりふえている、あるいは件数もふえている。しかし、二十九年当時を比較すれば、比率としてはかえって減少しているんだというような……
○広瀬(秀)議員 お答えを申し上げたいと思います。 ただいま渡辺委員からわが社会党の法案に対しまして非常に評価をなさった御意見を承りまして、私ども提案者として非常に喜びにたえないところであります。 そこで、審判請求をどこへ出すかという問題についての御質問でございましたが、私どもは、国税庁長官のした処分に対する審判の請求は中央国税審判庁に対して行なう、国税局長、税務署長、税関長、または登録免許税に関する登記、登録機関のした処分に対する審判の請求は所轄の地方国税審判庁に対して行なう、かようにいたしておるわけであります。ただし、その処分が形式的には税務署長のした処分ではあるけれども、処分書に、そ……
○広瀬(秀)委員 国税庁長官に、最初に税務調査の問題で若干質問をしてみたいと思います。これは東京税理士会でアンケート調査をやった結果なのでありますが、現況調査、事後調査、循環調査、事前調査、こういうように分けまして、事前通知があったかなかったか、それから調査内容はどういうことであったか、それからその結果どういうことになったかというようなことなどを内容とするものです。 いま私が問題にしようとするのは、税理士法第二条におけるいわゆる税務代理人、これと関係をして、こういう調査の段階で代理人である税理士に対する通知というものについてどういうお考えを持っておるのか。このことはやはり税務に非常に暗い、商……
○広瀬(秀)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国税通則法の一部を改正する法律案について、原案反対の討論を行なわんとするものであります。 そもそも今日、民主国家における税法の運用にあたって最も重要なことは、租税正義の実現ということであり、租税法律主義の原則も、租税公平の原則というも、いずれもこの国民の抱く通念をよりよく実現する手段、方法であるということが言えましょう。納税は、国民にとって憲法の定める義務であり、租税は、近代国家における財政をまかなう根幹的財源であります。しかし、他面において、租税は、国民から公権力により、強制的にその富を奪うという側面、国民の財産……
○広瀬(秀)委員 ただいま上程されました共済関係の二法案に対して、関連する諸問題について質問をいたしたいと思います。 まず最初に質問したいことは、共済組合の長期給付、年金制度の問題を論ずる際に最も重要な問題は、今日、高度経済成長下において、特に消費者物価を中心にした諸物価の値上がりというものが毎年続いている、こういう状況。さらに国家公務員あるいは公企体職員等の賃金のベースアップが年々行なわれる。そういう中で、いわゆる給与水準というものがきわめて上昇しておる。さらに生活水準もそれに見合ってかなりの上昇を見つつある。こういう中で年金受給者、いわゆる定額所得者、こういう人たちは、何らかの形で賃金水……
○広瀬(秀)委員 政務次官にお伺いをいたします。
この共済組合における年金制度というのは、社会保障の一環である、こういう御見解を持たれますか。
【次の発言】 そこで、これは間違いなく私どもやはり社会保障制度の一環であるという見解を持つわけであります。そういった場合に、社会保障としての年金の性格があるということになれば、この前の質問でも取り上げましたように、これは税制上単なる所得――第一線を退いて年金で生活をするというような人と、一般の現に現役として賃金を稼得しているというような人と若干違う面があるのではないかという考えが出てきて当然いい問題だと思うのです。年金を国から支給をされてそれで生活を……
○広瀬(秀)委員 自治大臣非常にお忙しくて、この委員会に二十分しかおられないということですので、質問のいわば体系のようなものから考えますと順序が逆になるわけですが、専売制度の関係について自治大臣のお考えを聞きたい何点かがあるわけであります。 それと申しますのは、十年ないし二十年を展望した長期ビジョンに基づいて中期計画を策定された、そういう作業がいま専売で進んでいるわけでありますが、その前提になるものはたばこ消費税制度を一元化して、今日の専売納付金という制度をやがて廃止をして一元化してしまう、こういうようなことが財政制度審議会なりあるいはその他公社の諮問委員会等の答申を受けて、そういうものの方……
○広瀬(秀)委員 関連して一つお伺いいたしますが、公企体共済関係になると思うのですが、過去勤務債務をいろいろ見てまいりますと、いわゆる軍人軍属の期間の通算であるとか、あるいは外国特殊法人、外国政府等に対する在勤期間の通算であるとか、そういうようなものなどが入っておるし、また恩給公務員期間というようなものもそのまま共済組合に引き継がれて債務を負担している。そういうものに対して、この前も問題にいたしました整理資源、こういうものを公務員関係については修正実額交付という形でそのつど計算の上で出している。こういうことになっているわけですけれども、公企体にはそれを出していないわけですね。この点お聞きいたし……
○広瀬(秀)委員 時間が非常に制約されておりますので簡単に質問をいたしますし、また詰めた議論ができるところまでなかなかいかないと思いますので、大臣もひとつ率直な見解を簡単に示していただきたい、このように思うわけであります。 まず最初に、予算の問題についてお伺いをいたしたいのであります。今日、申すまでもなく総合予算主義だ、こういうことでありますが、私どもは、追加補正の要因としてとりあえず公務員賃金の問題を一体どうなさるおつもりか。それから前に米価据え置きをされた段階で稲作対策特別事業費が二百二十五億あるわけであります。さらに災害対策費、これらがことしの予算の予備費九百億ではとうていまかない切れ……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました共済関係両法律案に対しまして附帯決議を提出いたしたいと存じます。 この附帯決議は、自由民主党、日本社会党、民社党、公明党を代表して提案の説明をいたしたいと存じます。 附帯決議の案文は、お手元に配付いたしておりますので、朗読を省略させていただきまして、ごく骨子だけ申し上げたいと思います。 まず第一点は、公的年金のスライド制についての要望の問題でございます。 第二の点は、公的年金の最低保障額をさらに引き上げよという問題であります。 第三の点は、外国政府等の職員期間の通算についての問題点でございます。 第四の点は、共済組合の給付に要する国の費用負……
○広瀬(秀)委員 いま永末委員から沖繩の米国資産買い取り問題の質問がありましたが、私も引き続いてその問題をまず質問をいたしたいと思います。 最初に外務省にお伺いしたいのですが、つい最近、六月十一日から十二日までですか、この問題について日米会談が開かれた、こういうことで買い取るということに合意を見たというように新聞に報ぜられております。しかも、その買い取りの範囲も、電力公社であるとか水道公社であるとか、あるいは道路の一部あるいは通信施設などをも含んでいるというような報道もあるわけでありますが、この問題については国会の審議をずっと調べてみますと、そのようにまことにすんなり買い取り交渉に入ってしま……
○広瀬(秀)委員 この国税通則法の一部政正で、政省令に委任する問題が七十八条、七十九条、九十七条、百条、百十二条、さらに附則の九条ですか、こういうところにあるわけですが、これはもう前回通るだろうというところまでいったわけですから、かなり詳細な原案ができているだろうと思うのです。これをやはり十分委員会でも審議をしたいと思いますので、この資料をすみやかに、明日朝あたりまでに出していただくようにお願いをしたいのです。 それからもう一つ、国税庁長官に、現在国税関係の職員の定員と実員と申しますか、定員が必ずしも充足されていない面が非常に多いようでありますし、あるいは長欠者というような者もかなり多いよう……
○広瀬(秀)委員 国税通則法の一部改正案に関係する諸問題について若干質問をいたします。 まず最初に、昨日資料要求をいたしました国税庁の定員、及び現員、長欠者、こういう問題に関連をして一つだけ聞いておきたいと思います。 この資料によりますと、全体で定員が五万一千三百五人、現員は四万九千八百四人、欠員は千五百一人、長欠者が二百二十二人、こういうことになっておるわけでありまして、いわば九六・六%の充足率だ、こういう数字が出ておるわけであります。 まず、政務次官にお伺いしたいのでありますが、あなたは政治家として、こういう現状にあるということをどうお考えになっておるか、そのことについてお聞きしたい……
○広瀬(秀)委員 関連して。吉國さん、いま阿部委員が、合議制の問題がどうなっておるかということを申し上げておったわけでありますが、審判官、副審判官、これの官庁ベースにおける地位というもの、それとうらはらの関係にある給与というものでも差別がある。当初の出発にあたって民間人をというわけになかなかいかぬ、そういう事情はわれわれわかるのだけれども、合議というものを私どもは党の案の中にも非常に強く入れておきましたし、これはやはりきわめて民主的な形に、何か階級的な差別なしに、審判官、副審判官ということでなしに、むしろ同列の審判官、同格の審判官というような形で合議も行なわれなければ、真実の意味における合議と……
○広瀬(秀)委員 四十五年度税制改正に関する暫定措置法の審議に入るわけでありますが、今回の国会が総選挙後の特別国会であったというようなことで、税法上三月三十一日で期限の切れる諸問題を何とか措置しなければならぬという事態にあることは私どもも理解できるわけであります。そういうことではありまするけれども、この際はっきりさしておきたいことは、所得税関係につきまして、かなり重要な改正案が、しかも、われわれの立場からいうならば、非常に問題の多い所得税法の改正案が予定をされて、今国会にすでに提案もされているわけであります。いわゆる本格的に所得税法を審議をするという前に、この暫定措置法を審議をして、これを通す……
○広瀬(秀)委員 大臣に、時間が非常に制約されておりますので、さっそく質問に入ります。 まず最初にお伺いしたいことは、今回行なわれました長期金利の問題をめぐりまして、金利体系の問題についてお伺いをいたしたいと思いますが、池田内閣以来の高度経済成長政策の中で低金利というものが果たした役割りは非常に大きかったわけでありまして、当然低金利の力によって企業の国際競争力あるいは量的拡大というものが果たされてきたと思います。しかしながら、今日の段階では物価がどんどん上昇をする。そして設備投資もきわめて高度な、異常なまでといっていいほどの増加を来たしている。しかも最近では物価も非常に上昇のテンポを速めてき……
○広瀬(秀)委員 空港整備特会法案について若干質問をいたしたいと思いますが、最初に、日本における将来の交通運輸の総合体系は一体どうあるべきなのか、そしてそれに対して国がどういう責任をもってこの問題を解決をし、その交通運輸を経済情勢の発展に応じた適正なものにしていくか、そういうことについての国の責任の問題、こういうものが非常に問題だと思いますので、その辺のところをまずお伺いをいたしたいと思うわけであります。 現在、国内における交通の大宗といいますか、これは何といっても国鉄が中心であろうと思うわけであります。運輸省の調べたところによりますと、年間延べ七十億人以上の旅客を輸送しておられる。しかも今……
○広瀬(秀)委員 今回の国家公務員の旅費法を改正するために実態の調査をだいぶやられたようでありますが、一体この調査はどの時期からどの時期をとってやられて、そしてこのような改定になったのか。まずこの調査の時期、そしてその調査の集計をした時期、こういうようなものをまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 その後においてタクシー料金の値上げとかあるいはバス料金の値上げとか、こういうようなものが各所にあったと思うのでありますが、そういう点についてはお調べになっておりますか。
【次の発言】 すでにこの法律を出す段階においては実態調査からも一年たっている。いまの御説明では通運料金の改定分は取……
○広瀬(秀)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十五年度の税制改正に関する暫定措置法案に対し、反対の討論を行なうものであります。 この法律案は、四十五年度の各税法改正案の国会上程が遅延したため、一つには所得税減税の効果を四月から及ぼしたいこと、及び本年三月三十一日にその適用期限の到来する租税特別措置法、物品税法の一部を改正する法律、関税暫定措置法に定める課税の特例について、その適用期限を暫定的に延長する措置を講じようとするものでありまして、政府みずからのあまりにも安易左法案提出権の乱用といっても過言ではないと思うのであります。 本法案第一条は、その趣旨として、昭……
○広瀬(秀)委員 今回国際通貨基金及び国際復興開発銀行に出資の増額を行なうこととして、これを外為会計の負担において行なうということになったわけであります。この外為会計に一般会計から一々出すという形ではなしに、外為会計で一元的にこれを処理するという――IMFとの取引も非常にひんぱんになってきた、こういうようなことから見れば、そういう制度に移行するということのメリットはわかるような気がするわけであります。この外為会計の負担において、これからずっと増資なりを行なっていく、あるいはIMFに対して持つ債権を、外為会計を通じて日銀に譲り渡したり譲り受けたりするというようなことにする事務的な処理、こういうよ……
○広瀬(秀)委員 私は、ただいま議題となりました経済及び技術協力のため必要な物品の外国政府等に対する譲与等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案について、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党を代表して、その提案理由の説明をいたします。 案文はお手元に配付してありますので、朗読は省略させていただきます。 わが国の経済は近時著しく発展し、国民総生産はすでに世界第三位に達し、国際収支も順調に推移し、外貨準備の蓄積も近々のうちに四十億ドルになんなんといたしております。このような情勢を背景にして、わが国の発展途上国に対する経済援助は年々増大し、またわが国に対する発展途上国の期待もとみ……
○広瀬(秀)委員 まず最初に銀行局長にお伺いいたしますが、開銀の自己資本比率、現在自己資本は二千三百四十億、こういうことになっておるわけでありますが、これが運用総額に対して占める比率といたしまして、四十年度からの推移を見ましても三四・一%から二九・八%、二九%、二七%、二四・一%。四十四年度は二四・一%まで落ちている。これはずっと資本金に異動がないということで、たいへん低下をいたしておるわけでありますが、このことについて何らの不便も――やはり国内開発、産業開発、補完、奨励というようなところに、ある程度の限界はあるにしても、その課題というものも多様化し、大型化する傾向もあるというような中で、こう……
○広瀬(秀)委員 造幣局特別会計法の一部改正について若干の質問をいたしますが、この特別会計制度において補助貨幣の回収準備金制度というものを設置した理由というものは一体どういうものであるか、まずこの点を明らかにいたしたいと思います。お答えをいただきます。
【次の発言】 そうしますと、いまお答えがありましたように、補助貨幣をいつでも回収できる体制を特別会計にとっておるということが補助貨幣に対する信頼、信認というものを裏づけている、担保しているという性格だと思うわけです。そうしますと、かつて日本でも貨幣、補助貨幣といわず、本位通貨といいますか、そういうものが兌換性をとっておった時期があるわけでありま……
○広瀬(秀)委員 税制改正五法の提案理由の説明を本日聞いたわけであります。 そこで、まず最初にお伺いいたしたいことは、昭和四十五年度のいわゆる税の自然増収、これが一兆三千七百億をこえるといわれておるわけでありますが、この見通しについてどこまで確実な根拠があるのか。四十四年度の税制審議におきましても、税の自然増収に対する減税額のパーセントというようなことで問題になり、その後の推移を見ましても、昨年の秋でしたか、自然増収は、その見通しから見ておそらく二千億をさらに上回るのではないか、そういう質問をしたのでありますが、せいぜい千億ないし千二百億ではないかという主税局長の答弁もあったわけなんですけれ……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題になりました二法について、主として大蔵大臣に御質問をいたしたいと思います。 物品税につきましてまず御質問をいたしたいと思いますが、この委員会でも、今日の物品税の問題について、課税物品の中にも税率のアンバランスというような問題があり、また非課税物品の中にも、かなり今日の時代にそぐわない実情を、どこまでほんとうに大蔵当局が把握しておるのか疑わしいような問題点もあるわけでありまして、当然にこれは非課税物品からはずすべきだというようなものが依然として非課税物品になっておるというような問題などもあって、その相互の矛盾というものが鋭く指摘をされて、大蔵事務当局もかなり、そう……
○広瀬(秀)委員 所得税関係について大臣に若干質問をいたしますが、四十三年の七月に出されました長期税制のあり方についての答申の中で、課税最低限百万円というような目標をきめて税制改正をやるという問題は一区切りにきたのではないか、こういうようなことで、今後の問題についてはある程度若干の見直しをそのつど、経済情勢の変化に対応してやっていけば足りるのだという趣旨のことがいわれておるわけでありますが、大臣は、この所得税減税の問題について、来年以降に対してどういう面を考えて減税を続けられるおつもりであるか。今日なお、夫婦子供三人という標準世帯で百三万円というところまできたというけれども、この百三万円という……
○広瀬(秀)委員 私はただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について、野党各党を代表して反対の討論を行ないます。 そもそも物品税は、昭和十二年北支事変特別税法による宝石、貴金属、写真機等の奢侈的消費抑制を目的とする奢侈的物品に対する課税に始まり、昭和十五年、大東亜戦争前年の戦時色の横溢する時代を背景として物品税として独立し、時代の変遷と経済社会の進展、生活消費の態様の変化を若干ずつ反映しつつ幾たびかの改正を重ねて今日に至っているものであります。 しかしながら、一九六〇年代におけるわが国経済は異常ともいうべき高度成長をなし遂げ、それとともに国民の所得水準……
○広瀬(秀)委員 東畑先生も非常にお忙しい中を御出席いただきましてほんとうにありがとうございます。非常に時間が限られておりますので、率直に一、二点御質問を申し上げますので、率直な御所見をお聞かせいただきたいと思うわけであります。 最初に、地方税、特に住民税の問題でございますが、所得税においては課税最低限も平年度百三万というところまでいきました。初年度、四十五年度で百万一千六百五十円ということなんですが、その間、所得税の課税最低限と地方税、住民税の課税最低限というものの間に約三十万の開き、乖離がある。この問題がどうしても私ども理解ができないわけでございます。もちろん住民税というものが、応益負担……
○広瀬(秀)委員 いま平林委員がこの輸出振興租税特別措置を取り上げられましたので、それに関連をいたしましてまず最初にお伺いをいたしたいと思うわけであります。 この問題につきましては、特にことしの、昭和四十五年度の経済の見通しにおきましても、日本の経済見通し、特に輸出見通しはある程度過小に見積もりをする、輸入はある程度過大に見積もる。これは円切り上げ、外圧というような問題を踏まえて、どうもそういう経済見通しがいつもよく狂うわけでありますが、政策的な意図もあって、特に国際収支が好調であり、外貨準備の蓄積もきわめて順調である。いま総理もおっしゃいましたように、おそらく昭和四十五年度末には五十億をか……
○広瀬(秀)委員 大臣にお伺いしたいのですが、この委員会に所得税法がかかり、審議を始めてから、特に課税最低限の問題をめぐって真剣な論議がかわされてきたわけであります。 そこで私ども、今日の経済情勢、物価の情勢あるいは名目賃金等の上昇の状態、こういうものからいって、課税最低限はまだ低過ぎるという議論を真剣に展開をしてまいりました。さらにその中で未成年者の課税最低限――未成年者に別に課税最低限があるわけじゃないけれども、独身者という形でかなりの部分が未成年であるというのを指摘いたしました。この人たちは文字どおり未成年者であって権利能力のない人たちだ。しかも学校に行かずに、中学、高校を卒業したまま……
○広瀬(秀)委員 私は、ただいま議題となりました所得税法、法人税法、租税特別措置法、各法の一部を改正する法律案について、政府原案反対、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する社会党修正案について賛成の討論を行なうものであります。 まず所得税法でありますが、今回の減税額初年度二千四百六十一億ということでありますが、物価調整減税分を差し引くと大体千七百億程度になるわけでありまして、自然増収から見まして非常に減税額が少ない。物価高騰、生活難に悩む勤労所得者に減税のありがたみをしみじみと味わうようなものになってはいない。こういうことが反対の第一の理由であります。 さらに、課税最低限の問題であり……
○広瀬(秀)委員 関連して質問いたしますが、先ほど堀委員から指摘されましたように、経済社会発展計画では、これから先の六年間の平均賃金は大体年率一二・一%程度くらいで上がっていくであろう、こういうことが閣議でも認められておるわけですね。ところが、国鉄の再建十カ年計画によりますと、これが九%ということが想定をされている。そうしますと、そこに三%の差があるわけですね。これは十カ年の間では、経済社会発展計画は六年間でありますけれども大体その数字で、カーブでいくとすれば、当然これは十年後には一般との上昇幅が四〇%からも差がついてしまうということになるわけでありますが、直接国鉄を監督する立場にある運輸大臣……
○広瀬(秀)議員 ただいま議題となりました国家公務賃共済組合法等の一部を改正する法律案及び公共企業体職員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を一括して御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも最近における医療費の急激な増高は、各種共済組合の短期給付財政の収支を悪化させ、そのため組合員に過重な負担をしいる掛け金の引き上げを余儀なくいたしております。また一方、長期給付におきましても、ここ数年来の異常なまでの消費者物価の上昇のもとで、年金受給者……
○広瀬(秀)委員 恩給局来てませんか。――まだ恩給局が来ませんので、運輸省と大蔵省のほうからお聞きいたします。 恩給あるいは共済年金関係で、いつもこの委員会で法案がかかるたびに最大の問題になりますのは、今日の異常な消費者物価の値上がり、それに伴う名目賃金の向上、そしてさらに生活水準が逐次向上をするという問題の中で、依然として年金水準というものが一般公務員、公企体職員など、現職の給与と年金算定の基礎になる仮定俸給の乖離というものが進行をしていくわけであります。 そういうようなことで、この皆さんから出してもらった資料を見ましても、たとえば昭和四十年、年金算定の基礎になる平均仮定俸給が四十年四万……
○広瀬(秀)委員 専売事業の長期経営計画、あるいはこれに基づく第一次中期計画、これらの問題を中心にして若干御質問をいたしたいと思うわけであります。 まず、総裁にお伺いをいたしたいのでありますが、この長期経営計画の基幹的な部分を見てみますと「たばこ事業の現状認識」「問題の根源」「経営革新の意識」さらに「最高目標」というようなものが最初のところに掲げられておるわけでありますが、この長期経営計画というものが、問題意識を新しい時代に対応して変革をしていこうという、かなり意欲に満ちたものであることは私どもも認めるわけでありますが、そういう中で、しかし現実にこの経営計画を実践に移していくということが、い……
○広瀬(秀)委員 佐々木日銀総裁に若干御質問申し上げたいのでありますが、いま当面の内外経済情勢についてお話があったわけであります。そこで、昨年九月から公定歩合引き締めを行ないましてもう九カ月、十カ月という状況、時期を迎えておるわけでありますが、いまお話がありましたように、この当時の金融引き締めのねらいは、経済の過熱を予防をする、こういうことが中心課題であり、しかもその中で卸売り物価を安定さしていきたい、こういうことがねらいであったろうと思うわけであります。それにもかかわらず、昨年二月以降ずっと卸売り物価は上がりっぱなしで、いまのお話で五月を迎えて幾らか持ち合い状態というようなところまでようやく……
○広瀬(秀)委員 参考人としておいでいただきました富士銀行の岩佐頭取に若干御質問をいたしたいと思います。 先ほど藤井委員も言われましたように、今回の十九億という膨大な不正融資事件、これは金額的にもこの種の不祥事件として未曽有の額であったということ。さらに非常に長期にわたって不正融資が連続して行なわれて、その間に発見することができなかったということ。しかも先ほどのお話にありましたけれども、銀行としてはそれだけの損害があっても何とか黒にはなるのだ、帳じりは黒になっていますというようなことだが、しょせんは善良な預金者の金でこの支払いもなされるということにもなるという問題。しかもそういうところから、……
○広瀬(秀)委員 時間がわずかしかありませんので、せっかく参考人としてビール四社の社長さんおいでいただいておりますので、私は端的にお伺いいたしますから、ひとつ端的にお答えをいただきたいと思うのですが、ビール大びん一本当たりのコストは各社一体どれくらいになっていますか。これを麒麟さんから順にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その程度のお答えはこの委員会ではいただけるのではないかと思ったのでありますが、一番大手の五五%のシェアを占めておられる麒麟がわからないということは、何かやはり特定の意図があるような気もしないではないのですけれども、国税庁では調べておるというのですから、国税庁でわか……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣にまずお伺いいたしたいと思いますが、前回の大蔵委員会にも、酒の値上げの問題またビールの値上げの問題などについていろいろ、ビール四社の代表を呼んだりいたしまして質疑をいたしたところでございます。特に国民の納得のいかない形で、企業の流通経費の上昇というような圧力があってというような説明では全く国民が納得しない、そういう理由で、しかも業績のきわめていい麒麟までが値上げをするというような事態になったわけでありますが、そこでいろいろ問題が出されてまいりました。政府部内においても、特に流通経費の上昇ということで卸業者なり小売り業者からは、非常に困っている、人件費の上昇なども含めて……
○広瀬(秀)委員 私の質問は本会議の関係で午前と午後に分断されることになるわけでありますが、最初に、政府委員の都合も考えまして、アジア開銀債の問題について若干質問をいたしたいと思います。 これは日本における円建て外債ということで初めてのケースである。しかも最近の経済の好調を反映して非常に外貨準備も蓄積され過ぎるという傾向にある。これを国際協力に、しかも二国間援助というような形ではなしに、国際機関を通じての援助というようなことにかなった一つのいいアイデアであることを、私どもそういう点では認めておるわけであります。ただこの問題をめぐりまして、これは十一月二十七日に調印をされたわけでありますが、発……
○広瀬(秀)委員 最初に経済企画庁にお伺いしたいのですが、いま堀委員の質問の中でも最後に触れられました問題、ビール値上げの際に、十月二十四日付で経済企画庁国民生活局長名で国税庁次長あてに出された文書、この中で「卸・小売の別、販売する酒類の制限等の拘束的条件が付せられているものが多く、これが経営の多角化、効率化を妨げていることにかんがみ、これら免許の附款を撤廃すること。」こういうことなのでありますが、いままさに堀委員が取り上げられた問題点を指摘したものと思われます。物価問題をきわめて重点的に扱っております国民生活局長の立場において、いま卸と小売りの役割りの問題で、相互乗り入れをしてはどうかという……
○広瀬(秀)委員 先ほど阿部委員から半期報告書の問題が取り上げられたわけでありますが、商法改正との関連ということでは、本委員会においても大蔵省は、法理論的には別に今度の証取法の改正は関係がありませんと、こう言っているのですが、先ほど鈴木先生からもお話がありましたように、これは深い関係があるということなんでありまして、商法のほうではやはり一年決算に持っていきたい、そういう政策的な誘導をやはり商法改正でやりたい、こういう意向がはっきりしているわけですね。それで、証取法ではいわゆるディスクロージャーを徹底して投資家を保護する、こういう立場で半期決算、ディスクロージャーの機会を投資家により多く提供する……
○広瀬(秀)委員 小原参考人に一つだけお伺いしたいのでありますが、信用金庫では、預金保険の制度が前に信金あるいは信用組合、このようなところを対象としたというような経過がありましたけれども、それがだめになったということで、一種の預金者の保護というようなことと同時に、また比較的当時体質が弱かった信用金庫の場合、そのまま年率二〇%以上の預金が増大するというようなことで、非常に業界も発展をしてきておるわけでありますけれども、何らか相互援助的な制度というものを共済的に、あるいは相互保障的にやってきた、こういうことなのでありますが、振興預金制度というものは三十八年の九月に廃止されたということなんですが、そ……
○広瀬(秀)委員 大臣にお伺いしたいのですが、いま竹本委員からもお話があったわけですが、最初に日銀の公定歩合引き下げが昨年の十月二十八日、ことしの一月二十日と二回にわたって〇・五%引き下げられたわけでありますが、これに対して、十月当時、たとえば都市銀行で平均約定金利が七・四五五%である。それが十二月の現在では、七・六九三%と逆に上がっているのですね。それで、ごく一番最近で見ますと、都市銀行で見れば十月からは〇・〇〇七下がった、こういう結果になっておるわけでありますが、前回の四十三年の金融緩和時期では三カ月後に〇・一二下がっている、こういう状態があるにもかかわらず、今日こういう非常におかしな状態……
○広瀬(秀)委員 まず、農林省に伺いたいのですが、予算委員会でこの問題は国会で最初に私が質問をした経過があるわけでありますが、その際農林省の渡辺政務次官が大臣の代理として出まして、大体最高裁判決を受けて、実際に旧地主に売り渡さなければならない国有農地というものはどのくらいあるのかということで、関係者は一体どのくらいあるのかということを質問したわけでありますが、その際、大体現在高三千三百三十六ヘクタールの中で一割程度ではないか、こういう話があったわけでありますが、それについてもたいへん自信のない答弁であったことは事実なんでありますが、その後これについてどういう調査をなされてきたのか、そして現在あ……
○広瀬(秀)委員 大来先生に二、三お伺いしたいのであります。 海外経済援助の問題につきましては非常にむずかしい問題がたくさんあると思うわけでありますが、その中で、日本では国際的にも、一九七五年四十億ドル、対GNP一%の援助といたしますということを表明をされておるわけで、新しい段階を海外援助の問題について日本では迎えていると思うのであります。 そういう中で、この十年間のいわゆる先進国による低開発国援助ということについて、最大の役割りを果たしてきたと見られるアメリカのニクソン大統領がこういうことを言っているわけですね。ちょっと読んでみます。「開発についての挫折と失望の多くは、計画の失敗からよりも……
○広瀬(秀)委員 入場税法の一部改正法律案、相続税法の一部改正に関する法律案について、若干質問をいたします。あと二十分くらいしかありませんのでこれから質問をいたしたいと思いますが、この入場税というものをなぜ取るのかという問題、いろいろ考え方があると思うのでありますが、課税しなければならない根拠というものをひとつ正確にお示しいただきたい。
【次の発言】 一種の消費税である、いまこういうことが言われました。そういう観点で、消費をできるだけ抑制するという気持ちがその中に働いているのかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 やや、二回の答弁で、それを両方合わせると入場税というものの性格、本質……
○広瀬(秀)委員 前回に引き続いて質問をいたします。 この前具体的に例をあげて、労働組合等がその会員のうち青年部なら青年部、婦人部なら婦人部というものがほとんど会員になって、会員券を購入して、年に一ぺんのダンスパーティーをやるのだ、そしてそこに来るバンドというものも大部分が組合員で、特に音楽の素養のある人たちがバンドを組んで友情的な出演である。それには当然若干の謝礼を出しているけれども、そういう場合にその入場券に相当するパーティー券、会員券というものに対して入場税をかけている。こういうことについては何らかやはり考える余地はあるのではないかということなんでありまして、営業用にあるいは興行場とい……
○広瀬(秀)委員 前回も入場税法で質問をしたわけなんですが、いわゆるなまものということですね、演劇、舞踊、音楽などの場合、消費税体系で大体税率一〇%というのは一般的だということなんですが、物の消費でもこの委員会でもかつて十年近く前にだいぶ問題にした。化粧品の一部などについて、これはもはやぜいたく品である、奢侈品であるというようなことではない、むしろ健康のためにというような面も非常に強いではないかというようなことで、それらを五%という税率も設けたわけですね。それとは理屈で同じだというわけではないけれども、リプリントができて何ぼでも全国至るところの上映館で同じものを上映できるというようなものと、全……
○広瀬(秀)委員 いま農林省のお答えを聞いたわけですが、この干しガキの問題について、日本でどういう地域分布でどれだけ生産量があるのか、この点について明確な資料をひとつ出してもらいたい。これがあるならばここで阿部委員の質問に答えてもらいたいのだけれども、なければこれはしっかりしたものを資料としてやはり出してもらわなければいけない、そういうように考えますし、それから去年なり、ごく最近のところで、大体去年の暮れといっていいと思うのですが、どのくらいの値段が、たとえば東京のデパートあたりでつけられておるか。聞くところによると、一個二百円あるいは二百五十円というところまで相場がついているというような話も……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党の四党共同提案にかかる修正案につきまして、提出者を代表して提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 修正案の案文はお手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略さしていただきます。 すでに御承知のとおり、入場税はそもそも戦費調達の一環として設けられたものでありまして、もの後若干性格が変わってきたと説明されてはおりますが、文化的先進国を自負するわが国において、むしろその助成をはかるべきであるにもかかわらず、大衆負担をもたらしているこのような課税がいまだに存在することは、アメリカやイギリスなどの諸外国の例にま……
○広瀬(秀)委員 原参考人は早くお帰りにならなければならぬ用事があるようでございますので、一つだけお伺いをしたいのですが、今回の関税定率法の改正で、中華人民共和国に対する関税の取り扱い、これは、一番大きい問題はいわゆる差別の問題でありますが、いまおっしゃったように、四十三年から四十五年にかけて、そしてまたことしも引き続いてやったということで、四百二十四品目は解消した、こういうことでありますが、私どもは、なおそれにもかかわらず、ケネディラウンドの段階でもまだ二十三品目差別が残っておる、こういう状況にあることはたいへん残念に思っておるわけなんです。特に今後日本と中国の問題、きょうは政治的な問題は抜……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣に質問をいたします。 いま対中国貿易の問題で御答弁があったわけでありますが、いまの答弁の中でも、国内産業保護ということが、生糸の場合に一五%、七・五%の差別をつけている主たる理由だ。それが本音だということを言われたわけなんですが、なるほど中国のほうがバックグラウンドが大きいので、いわゆる潜在生産力といいますか、そういうものが脅威なんだという農林省の考えをそのまま言われたと思うのでありますが、韓国の場合のほうが現に輸入量としては中国産生糸よりも五割以上も多いわけです。そういうふうに多く日本が輸入している現実、これは生産計画と達成率は七〇%とか六 〇何%とかいうことはあ……
○広瀬(秀)委員 前回、所得税の問題を大蔵大臣に質問いたしたわけでありますが、今後も引き続き減税に努力をする、特に給与所得者、サラリーマン減税、課税最低限を中心にした減税を続ける、こういうことで、しかもいわゆる物価調整減税というようなことではなしに、大幅な減税をやる意向を表明されたわけであります。そういうことをぜひひとつ今後も続けていただきたいということを申し上げておいたわけでありますが、そこできょうは、給与所得者の減税の問題につきましてさらに他の委員もそれぞれの角度から質問がある予定でございますので、私は角度を変えまして、事業所得者の税制について若干御質問をいたしたい、かように考えるわけであ……
○広瀬(秀)委員 いま長者番付というお話が出たのですけれども、長者番付というものをなぜ発表しなければならぬのかということが非常に問題だと思うのですね。これはある程度国民の中に慣習的にそういうものが発表されるというものかもしれないけれども、積極的にこういうものを発表しなければならない理由というものが、これはどこにあったのだろうか。さかのぼって考えれば、これは一体どういうことでできたのか。一説によれば、終戦直後のいわゆる隠匿資産というような問題などが非常にやかましかった当時に、そういうようなものを払拭するような意味で出したというようなことがあったわけなんですね。そういうことも考えて、これはもう一ぺ……
○広瀬(秀)委員 両参考人にお伺いしたいのでございますが、租税特別措置、先ほどから両先生のお話の中にも出てまいったわけでありますが、税制調査会の答申が出るたびに、大体この政策目的の有効性であるとか、あるいはまた既存のものが既得権化し、慢性化している、こういう弊害というものが強く出ている、税の負担公平という問題からいって非常に問題だからということが指摘されておるわけです。 そして四十六年度の税制改正に関する答申の中にも、「新規の措置の創設及び既存の措置の拡充は、既存の措置の整理合理化に伴う増収額の範囲内にとどめるべきである。」という答申が出されて、私どもはもっともな答申だと受け取るわけでありま……
○広瀬(秀)委員 一つは、相続税の改正で生命保険金の控除額が五百万円から百五十万円限度に引き上げられたわけであります。そうなりますと、法定相続人が五人いるということになりますと、七百五十万までは生命保険金は控除される、こういうことになるわけであります。そういう制度が新しくできたということは、やはり生命保険の加入の額がやはりだんだん大型化してくるということを意味すると思うのですね。そういうことに結果的にもだんだんなってくるだろう、そういうことを、ある程度実態がそういうものになってきているということを踏まえてそういう改正も行なわれた、こういうように理解するわけです。そうなりますと、保険の掛け金のほ……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置の関係について、ほかの委員の触れられなかった問題を補充的に質問をしたいのです。 まず最初に、農林業対策としていろいろ出ておるわけですが、その中で植林費の特別控除制度、これについてちょっとお聞きをいたしたいのですが、「一定の樹齢に達した山林を伐採または譲渡した場合に、通常の必要経費のほかに特別の控除を認める」こういうことになっておりまして、四十五年度分については山林一ヘクタール当たり十二万円、こういうものを認めようというわけでありますが、山林の伐採及び、これは植林を容易にする観点から、「大蔵大臣の定める再植林費を特別に控除する制度」だとされておるわけなんですが、山……
○広瀬(秀)委員 きのうやりましたので、一問だけ関連して、きのう残した問題をお伺いしたいのですが、この法案で、第六条で納付金というのがあるわけです。これは「交付金の交付に係る費用の一部をうめるため、」ということが目的になっておるわけでありますが、新しいイオン交換膜製塩企業というのにこれだけ国が環境整備をいわばやってやるというようなことで、総額では百八十億からの金を使う、こういうようなことですから、一部その負担をさせようという趣旨は理解できるわけであります。 そこで一つお伺いしたいのは、「一トンにつき七百円をこえない範囲」という、これが一体どの程度になるのか。これが四十七年以降三年間ということ……
○広瀬(秀)委員 本件の質問に入ります前に理財局長に一つお伺いしたいことは、今日各種の国有財産があるわけでありますが、その中で普通財産の民間に対する払い下げの状況、こういうものを若干数字でお答えいただきたいのです。どのぐらい年間に払い下げをされておるか。これは個人も含めて、どういう払い下げ状況になっておるか。そして払い下げの価格についてはどういうことを基準にして価格を決定をされておるのか。まずこの問題を少し伺ってみたいと思います。
【次の発言】 国有財産の特に普通財産を払い下げる場合に、払い下げの相手について、どういう者に払い下げるのが原則であり、例外的には個人も認めるのだ、こういうものがある……
○広瀬(秀)委員 労働大臣に、時間もございませんので端的にお伺いをするわけでございますが、今次春闘で公労協の各組合の代表者と会われた際、表明をされました。それから四月二十一日の閣議のあと記者会見で発表されたことを確認いたしたいと思うのでありますが、実は公労協は御承知のようにそれぞれの企業体において経営格差が非常にあるわけであります。赤字財政のところもあるし非常に健全な経営もある。こういう中で労働大臣の立場において、その赤字のところであろうとそうでないところであろうと格差をつけるべきではない、こういう意見を少なくとも今年に入ってから二度ないし三度公式に表明をされておるわけでありますが、この委員会……
○広瀬(秀)委員 農林省に資料の提出を要求をいたしたいと思います。 今回の食管特別会計法の一部を改正する法律案は、要するに、今日過剰米といわれているものを処分をしていくために特別会計に所要の改正をしようというものでありますが、その基礎になる数字があるいは七百三十万トンともいわれ、あるいはまた六百五十四万七千トンというようないわゆる過剰米の推計量というものも出ておるというようなことがあり、また新聞等によりますれば、四十六年の十月くらいになるとおそらく八百万トンをこえるのではないかというたいへんな数字になっておるわけなんですが、今回の過剰米処理の対象にしなければならない数量というのが一体どれだけ……
○広瀬(秀)委員 五月六日のヨーロッパの為替市場が閉鎖されるような、一連の、五月の三日あたりから急速に始まりましたいわゆる史上最大のマルク投機といわれる国際通貨不安を象徴した事件があったわけでありますが、これに対して、これは遠く日本にも影響を及ぼして、日銀が三億四千万ドルの買いささえ、買い出動をするというような事態を含み、またEC六カ国だけではなしにその影響はかなり広範に及んでいるようであります。スイスあるいはスペイン、オーストリア、南アフリカあるいはシンガポールというようなところでも、何らかの意味で為替市場が停止をされるというような事態にまでも及びました。これはやはり国際通貨上の非常に大きな……
○広瀬(秀)委員 時間があまりありませんから、しかも大臣もきょうは一人もおられないということでありますから、ほんの序の口の二、三の質問だけをいたしたいと思います。 今度の自動車重量税は、提案理由の説明書にも書いてありまするように、主として道路財源に充てるのだ、そのほか、その他の社会資本の充実に充てたい、こういうことになっておるわけであります。今度の自動車税が受益者負担、応益者負担あるいは原因者負担といいますか、そういうものに根拠を置いている税制、新税になっておると思うわけであります。一体この税金を一般財源としてどこまでもいくのか。それとも明年なりあるいはそれ以降なりにおいて特別会計の中に繰り……
○広瀬(秀)委員 建設省にきょういただいた資料で質問をいたしますが、「道路原単位の推移」がきょう資料で出されておるわけですが、昭和三十六年で一台当たりの道路原単位が百八万円になっている。四十五年度現在で四十九万円というように、この十年間に道路原単位が半分以下に落ちているわけですね。今度の四十九年度最終年次を迎える第六次五カ年計画で、これをどの辺になるという予測のもとに計画がなされているのか。これは原単位がこういうように低下をしているということは、自動車の保有台数が激増をして、道路投資、道路資産というものが追いついていかないということを端的に示しておるわけでありますが、五カ年計画でこれをどういう……
○広瀬(秀)議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案及び公共企業体職員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を一括して御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも最近における医療費の急激な増高は、各種共済組合の短期給付財政の収支を悪化させ、そのため組合員に過重な負担をしいる掛け金の引き上げを余儀なくいたしております。また一方、長期給付におきましても、ここ数年来の異常なまでの消費者物価の上昇のもとで、年金受給者……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題になった公務員共済組合法及び公企体共済組合法の二法案について、数点にわたって御質問いたしたいと思うわけであります。 まず、今回恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置、こういうことで、今回もまた、四十四年本来ならば是正すべきもののいわゆる積み残しといわれる部分と、さらに、その後における物価上昇等を勘案して年金額の引き上げを行なう、こういうことになっておるわけでありますが、私どもは、ここ約十年近くにわたって国会のたびに、この問題が法案として本委員会にかかるたびに附帯決議をつけまして、恩給法にもあるいはまたそれぞれの共済組合法にもいわゆる調整規定が設け……
○広瀬(秀)委員 時間が全くありませんので、堀委員の時間に若干食い込むようなかっこうになるのですが、日銀総裁、福田大蔵大臣、両者お見えでございますので、一問だけ総裁と大臣と両方からお伺いをしたいのですが、マルク投機を契機にいたしまして、非常に日本の円が強いというようなことが世界的にいわれて、最近トレザイス国務次官補がどうのこうのということまでいわれているし、あるいはまたコナリー財務長官あたりも、ある程度は円が強過ぎる、不公正な競争条件になっているというようなことまで指摘をしている。こういうようなことなのですが、そして日本の外貨は急増している。この急増が問題だということは大蔵大臣もすでに指摘され……
○広瀬(秀)委員 私の予定いたしました質問に先立って、昨日の新聞にも一せいに報道されました買収農地の売り渡しの問題について、若干農林大臣あるいは法務大臣、大蔵大臣にお伺いをいたしたいわけであります。 この物価値上げあるいは土地価格の上昇という中であえいでいる庶民大衆にとって、国民全体にとって、今回の三・三平米、一坪当たり買収当時の二円六十銭という価格で払い下げをする方針である、しかもその払い下げは公共の目的に限らないのだ、こういうような措置を農林省が農地法施行令改正によってされる、こういう報道ほど、今日国民大衆をびっくりさせたというようも憤りをすら覚えさせた問題は、最近においてない、だろうと……
○広瀬(秀)委員 二、三点質問をいたしたいと思います。 七月二日に大蔵、日銀定例懇談会で、在庫調整の進展と設備投資の鎮静を主因に経済活動はなお停滞を脱していない、金融は外貨の大幅流入等が急速であったということで緩和を示している、財政面でも財政投融資の増額が決定されたので、景気が今後次第に回復に向かうであろう、こういうことで意見が一致したということが新聞に報道されておる。またその後行なわれました日銀の本・支店長会議でも景気停滞ということがいわれておるわけでありますが、今日の景気の局面というのは若干の停滞がある、しかしいわゆる不況局面ということではない。その辺のところを大蔵大臣としてはどのように……
○広瀬(秀)委員 下村先生にお願いいたします。 この一連の国際通貨問題、そして円の問題に対して、私どもも先生の所論に対して、きわめて明快であるという印象を実は持おってるわけなんですが、少なくとも先生の所論の内容がきわめて明快であるということはいえるのでありますが、例の近代経済学者による為替研究会が小刻み調整、クローリングペッグの提案をなされたときからの先生のお考えもはっきりしておるわけなんです。そこで、最もその中で特徴的なのは、アメリカ自身に基礎的不均衡があるんだ、日本にはそれがないんだ、したがってあの提言はむしろアメリカの政府に対して提言さるべき内容だ、こういう話でございました。アメリカの……
○広瀬(秀)委員 一問だけ。持ち時間があと五分ぐらいしかないので簡単にお答えいただきたいのですが、国際通貨調整の問題で、コナリー米財務長官が十一月五日に来日される、こういうことになっているわけです。この円の切り上げ問題、これはもういずれは切り上げざるを得ない。今日までの大臣の答弁では、これは多国間調整という形でやるのだ、こういうことが終始一貫言われてきたわけですね。そこで、すでに西ドイツのシラー経済相とは、IMF総会のときにコナリー長官が会って、米・西独間においては、大体通貨調整の問題で二国間の話し合いは大よそ煮詰まったということがいわれておるわけです。一部その内容まで報道されているわけですけ……
○広瀬(秀)委員 まず最初にお伺いしますが、今度しばらくぶりに年度当初の減税に対して年内減税をもう一ぺんやる、こういうことになったわけですが、この事の起こりはもちろんドル・ショックによる景気の停滞、これを上げよう、最も早く需要喚起効果といいますか、消費喚起の効果を持つ、そういう意味ではGNPを上げる効果を持つ、そういうものとして即効性のあるものはやはり減税だ、可処分所得をふやすということを通じてそういうことをはかるのだ、こういう御答弁であったろうと思います。しかもこのことは、佐藤総理が五百億とかなんとかいうようなことじゃなしに、少なくとも一千億をかなり大きくこえる減税が必要だという指示があった……
○広瀬(秀)委員 前回若干質問をいたしまして、資料を要求したわけでありますが、この大蔵省から提出をいただいた資料によりまして、なるほど昭和四十三年、四十五年、今回の改正、こういうように見てまいりまして、軽減割合というのを対四十三年からでも五十万円のところで四八%、以下百万、百五十万、二百万、三百万、五百万、七百万、一千万とこういうところが軽減割合として、二九・二、三九・六、四二・九、四四・八、四一・五、三三・七、二四・三、さらに三千万七%、五千万六・四%、八千万六・六%、こういうように順序よく大体並んで、軽減がこのようになっているということになるわけであります。いかにもこのことは、同時にそれを……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣にお伺いいたしますが、今後の税制改正は四十七年度にまたがっているものである、こういうことでお考えのようでありますが、四十七年度は所得減税の法案を出すお考えはないのかどうか、端的に。
【次の発言】 そこで問題なんですが、いま堀委員からも問題が出されましたように、この低額所得のところにきわめて薄い減税を今回やられる、そうして高額所得層に対するもうたいへんな大減税をやられたわけであります。そういうことから見ますると、ただいま堀委員から指摘があった問題も非常に大きな問題だし、また私どもが考えなければならぬことは、ことしの四月から実施された所得税法改正案、前の国会で審議をした千……
○広瀬(秀)委員 最初に、食糧庁にお伺いします。
ことしの米の生産は二百三十万トンの生産調整ということなのでありますが、その点についてもあとで伺いますが、冷害あるいは台風被害、秋の稲作の成熟期における長雨の被害などによって、相当予想収量を下回る状況になっているわけでありますが、まず数字を、正確なところを最も新しい資料でお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 千八十六万トン、それで当初予想よりは七十九万トンの不足、こういうことでありますが、政府の買い上げ予定数量が五百八十万トンでございましたね。この五百八十万トンが予定どおり購入できるかどうか、この見通しはいかがでございますか。
○広瀬(秀)委員 関連して、簡単に数字だけお聞きいたします。
大蔵省にお伺いいたしますが、今度の、特別措置法の改正案を出しておられるこの減収見込み額は、一体幾らあるのかということが一つ。
それからもう一つは、最後に佐藤委員が触れたギャンブル課税の問題ですが、このギャンブルの売り上げ高、馬券、車券等、あるいはその他競艇などもあるわけでありますが、大蔵省としては、ギャンブルとしてはどういう種類があるのか、そうしてその年の売り上げ高は大体どのぐらいあると推定されておるか、この二つだけ。
【次の発言】 競馬だけじゃなく、そのほか全部を合わせて……。
○広瀬(秀)委員 最初に大蔵省にお願いをいたします。 今日、日本の経済が非常に不況の状態を迎えて、このことはもうすでに昨年秋口以降ずっと続いておったわけでありますが、さらに今回のいわゆるドル・ショックといわれる諸問題、輸入課徴金の問題、あるいはまた変動相場制への移行、円の実質切り上げ、こういうような形を通じて、主として貿易関係を通じて経済の不況が深刻になってきたという事態にあるわけであって、しかも今回の不況というのはまさにたいへんな不況だ、かつて戦後類を見ない深刻な不況である。質的にも量的にもそういう状態にあるのではないか。しかも期間もかなり長引く、こういう状況にあるわけであります。過般、経……
○広瀬(秀)委員 今回、本委員会にかかっております租税特別措置法の一部を改正する法律案は、別に商工委員会にかかっております国際経済上の調整措置の実施に伴う中小企業に対する臨時措置に関する法律案を受けたものであるわけでありますが、ここで私ども根本的な問題として、中小企業全体の問題として考えなければならない問題は、中小企業の定義の問題です。今回の特別措置における認定中小法人、こういうものの前に、中小企業全般の問題として、中小企業基本法、あるいは中小企業近代化促進法とかいろいろあります、そういうところの定義と、税制上の定義といいますか、明確に定義を下しておるわけではないけれども、取り扱い上そういう定……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 案文は、印刷してお手元に配付してありますので、朗読は省略させていただきます。 まず第一は、今回の租税特別措置の対象となる中小企業の認定について、効果的かつ弾力的な運営をはかるべきであるというものであります。 先般の米国のドル防衛政策の実施により、対米輸出のウエートがきわめて高いわが国の経済は多大の影響を受け、これまでの景気の沈滞がさらに長期かつ深刻化する様相を見せております。これにより最も被……
○広瀬(秀)委員 時間がありません。いよいよあした出発されて、年内解決の可能性もある、こういう立場で蔵相会議に臨まれるわけですが、そこで、ローマ会議でアメリカがドルの若干の切り下げ、あるいはまた通貨調整ができた段階における課徴金の撤廃、こういうことを示唆をした、そういう気持ちを持っているということを表明されたということは、十六日、十七日の蔵相会議にもこぎつけられた、年内調整の可能性を生み出した最大の問題だといわれておるわけでありますが、この十六、十七日の蔵相会議で、アメリカはこのドルを切り下げるという問題、これを明確に何%というように出すか、あるいは国際通貨調整ができた段階では必ず課徴金を全面……
○広瀬(秀)委員 沖繩振興開発金融公庫法案に関連して、若干御質問をいたしたいと思います。 本法案は、第一条に目的が書かれておりますが、沖繩の産業の開発促進のための長期資金を供給をする、一般の金融機関が行なう金融を補完するものである、こういうぐあいにして、その他大衆の住宅関係の問題、あるいは農林漁業者、中小企業者、病院その他の医療施設などを開設する、あるいは環境衛生関係の営業者等に対する資金、こういうもので一般金融機関が融通することを困難とするものに対して補完的に融通をするということを通じて、沖繩経済の振興発展をはかるのだ、こういうことになっているわけでありますが、一体この沖繩の振興開発という……
○広瀬(秀)委員 議事進行。せっかく重要法案ということでわれわれ長官の出席を求めてやっておるのに、与党の出席が現在のところ六名、わがほうが、野党が九名おるわけですよ。こんなばかな審議はできません。中断します。
○広瀬(秀)委員 これで終わります。ありがとうございました。
○広瀬(秀)委員 三点ばかり質問いたします。いまデノミの問題がせっかく出ましたのでデノミから入りますが、おとといですか、私どもが理事懇談会で、大阪における記者クラブとの懇談会の席上で言われたことが新聞で伝えられて非常に大きな反響を呼んでいる、こういうことだったもんですから、デノミに対する考え方というものをかなりまとめたものをきちんと出してもらいたい、政府がどう考えておるか、大蔵大臣がほんとうにどう考えているかということについてはっきりさしてもらいたい、こういう気持ちで理事懇で実は要求をしたわけでありまして、きょう出たものは、これは実は私どもの意図したところとはあまり関係がない、もう当然この程度……
○広瀬(秀)委員 農林省に関連でお伺いしますが、いまの答弁ですと、馬肉のCIF価格なり、あるいはFOB価格なりが去年の関税定率法の一部改正を通す場合に幾らであって、ちょうどこの関税を下げたくらい、あるいはそれ以上に市況が上がったからだ、この数字を的確に示しなさい。そうすれば、関税を下げたことによって下がるというのは当然だけれども、そういうようにCIF価格なり何なりがかくのごとく国際市況の関係で、供給量の関係で上がったのだ、だから、国内の末端価格にそういう状況が出たのですということを数字でちゃんと示さなければ、答弁になりませんよ。その点をはっきりさしてください。いいかげんなことじゃいけません。
○広瀬(秀)委員 関税定率法等の一部を改正する法律案に関連した諸問題を若干質問したいと思うのですが、いま藤井委員からいろいろ外貨のたまり過ぎの問題について質問があったわけですが、大蔵大臣、現在大体二月末で百六十四億ドルくらい外貨準備がある、こういうことになっておるのですが、これはかなり異常な外貨蓄積である、たまり過ぎである、このように大臣としてはお考えですか、いかがですか、まずその点から……。
【次の発言】 少なくとも現在百六十億からある。ことしの経済見通しによりましても貿易収支は大体七十一億ドルくらいの黒字になるだろう、これは大体はっきりしているわけですね。少なくとも貿易外収支の二十億ドル前……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案について、提案者を代表して私よりその趣旨の説明を申し上げます。 まず、案文でありますが、案文はお手元に配付しておりますので、朗読は省略させていただきます。 この附帯決議の内容につきまして簡単に説明させていただきます。 第一は、今回の改正案におきまして、最も重要な柱として、生活の安定、充実のための生活関連物資の関税引き下げが提案されておりますが、この趣旨達成のためには、関税引き下げの利益が中間の流通段階で吸収されることなく、末端の消費者に十分還元されるよう追跡調査を徹底する等、行政指導を強化すると……
○広瀬(秀)委員 いま利子課税の優遇について数字の問題で緻密な議論が堀委員から行なわれているわけですが、一体こういう問題はどうして起こるかという問題で、この委員会で数年前に私も二年にわたって追及をしたことがあるわけでありますが、特に租税特別措置によって減税をしてやる、あるいは免税をしてやる、軽減をしてやる、こういうことも、やはりこれは税法であることに間違いないということから、どれだけ一体法律をつくって、なるほど試算は出す、しかしその実績がどうであったのかということはかって示されたことがない、こういう角度からこの問題を取り上げてやったのでありますが、どうしても事務的に実績をトレースして、きちんと……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置の質問に入ります前に、若干一般的な当面の問題について質問をいたしたいと思います。 最近、郵政省が郵便貯金を原資として郵便局の窓口で小口、低利の庶民金融というか消費金融というか、そういうものをやりたいということで、これはまた国民的な立場でも非常に要望が強い問題だ。しかも日本の今日までの金融制度の中では、そういう低利の小口庶民金融というものはきわめて不十分な段階である状況であった。こういうようなことも踏まえて、国民的要望も強いし、また国の政策自身も輸出生産第一主義からやはり国民の福祉の増進、こういうような方向に向いてきている。したがって、そういう消費金融面の充実とい……
○広瀬(秀)委員 最初に、主税局長にお伺いしますが、前回もこの租税特別措置をめぐる基本的な問題として、一つはこの租税特別措置全体に通じていえることですが、基本的に税の公平を害するという面がある、しかも政策目標、政策目的というものに対してどれだけ有効性があるかという判定がきわめてむずかしい、そういう中で、一たんつくられたらもう必然的に長期化し、慢性化してしまう、こういう問題があるわけであります。したがって、現在百四十八項目の多数、もちろんその中に交際費の課税の特例というようなものがあるわけですけれども、それは一部経費性を否認していくという、これは本則からいえば増税になる分でありまするけれども、大……
○広瀬(秀)委員 労働保険特別会計法案に関連して若干質問をいたしたいと思います。 ただいま提案理由の説明があったわけですが、去る四十四年十二月の第六十二国会において、労働者災害補償保険法、失業保険法、両法の一部改正があったわけでありますが、そこでこの適用範囲を拡大することがきまったわけです。この改正法は本年の四月一日から施行ざれることになっておるわけでありますが、適用範囲の拡大の問題についてはその間においても政令で措置をすることと、こういうことになっておったわけでありますが、政令でどういうような適用事業の拡大を行なったか、このことをまずひとつ明らかにいたしていただきたいと思います。
○広瀬(秀)委員 労災保険法、失業保険法の沖繩からの引き継ぎの問題について一つだけお伺いしたいのですが、沖繩でも失業保険法、これは一九五八年立法第五号、さらに沖繩労働者災害補償保険法、一九六三年立法第七八号、こういうものがあるわけです。今回の沖繩復帰に伴って、特別措置法がすでに国会を通過成立しておるわけでありますが、その七十一条で特別会計関係の承継の問題が規定をされ、具体的な措置については政令に委任をされておる。さらに特別措置法の百四十二条あるいは百四十四条によって、この承継の関係が規定され、いずれもその承継の具体的な問題は政令に委任をされているわけでありますが、ここできょうお聞きしたいのは、……
○広瀬(秀)委員 労働保険特別会計の問題について、山中委員、また堀委員からいろいろ質問のあった問題ですけれども、労災勘定で十八億、一般会計から繰り入れがある。失保の勘定では一般会計から六百億の繰り入れがある。まあ、これはそれぞれの法体系の基礎的な思想が違うことによる、諸外国の例もそういうことになっておるということで、労災保険の場合は労働者も負担をしていない、そして国もその面では負担しないんだというたてまえ、特に特別脊損障害とかあるいはけい肺とか、こういう問題についてだけ国の補助をしよう、こういう思想的違いはあるけれども、この問題については、労災勘定におきましても基本的に、少なくとも労働力を保全……
○広瀬(秀)委員 石炭対策特別会計法の一部改正法案の質問をいたしたいと思いますが、今回の改正案は、従来までの原重油関税収入を財源とする石炭特会に新たに石油勘定を設けて、石油をめぐる国際情勢がきわめて重大な時期を迎えている、こういうようなところから、石油の安定的な供給、そして低廉な供給、こういう最終目標を確保するために、いわゆる石油資源の自主開発の促進、あるいは備蓄体制、またエネルギー資源の多様化、こういうような問題点を踏まえて、それぞれこの特別会計の中に、名称も石炭・石油特別会計というように発展をさせて、当面の石油政策の増強をはかっていこう、こういうことだと思うのであります。 そこで、きわめ……
○広瀬(秀)委員 前回に引き続いて質問をいたしますが、石油資源の開発体制について、前回田中通産大臣の御出席を求めてお話を聞いたわけですが、なかなかどうもそんなことでいいんだろうかという疑問は、依然としてぬぐい去るわけにはいかないわけなんです。一体石油資源の開発の体制を、日本には日本の特色があるのだ、こういうことでいまのような体制をそのまま引き継いでいこうという考えを一歩も出てないのではないか、こういうふうに思うのですが、この問題について、国営的なものにまで持っていく、ENIあるいはERAPのような形、こういうものが一つある。こういう方向にいってもいいのではないかという見解も私どもとしてはとりた……
○広瀬(秀)委員 いま、大蔵大臣から、そういう場合には有額回答できるように努力をしますという回答がありました。ところが、この同じ公共企業体関係でも、国鉄及び林野庁ですか、これは経営が赤字になっておるというようなことで、先ほど国鉄副総裁も、ほかの公社並みにはいきませんというような答弁があったわけなんです。この点については、そういう場合においても同じ公共企業体等労働関係法の適用を受ける労働者の賃金問題がそういうことでいいのかどうか、やはりこれは歩調をそろえてやれるようにするのが当然であろうと思うわけでありますが、労働大臣のその点における見解をまずお聞きをしておきたいと思います。
○広瀬(秀)委員 日本開発銀行法の一部を改正する法律案について若干質問をしたいと思いますが、今度の改正は、第一は開銀法設置の目的を変更する、第二に開銀の業務の範囲の拡大、さらに第三としては借り入れ金限度額を引き上げる、こういう中身でありますが、すでにもう各委員からずいぶん質問もされ、銀行局長からの回答もあるわけでございますので、したがって私はできるだけ重複を避けて質問をいたしたいと思います。 最初に、借り入れ限度額の問題でございますが、一番新しい数字で、現行法での借り入れ限度額は幾らになっているのか、これをひとつ示していただきたい。
○広瀬(秀)委員 総理とこの委員会でお目にかかるのは、毎回のことながら年に一回ということでございますが、この場しのぎの答弁じゃなしにどうぞ誠意ある答弁をまずお願いしておきたいと思います。 そこで最初にお伺いしたいことは、いま二十七日、二十八日、非常に大規模な労働者の春闘、賃上げの戦いが行なわれるという事態を目前にしておるわけでありますが、その中でも公労協、三公社五現業、さらに全交運というようなところが大きなストライキをかまえるというような状況になって、国民的に憂慮されておる事態であります。ヨーロッパ先進諸国などでは、非常に長期のストで国民生活にほんとうに食料品の確保にまで重大な影響を与えるよ……
○広瀬(秀)委員 大臣に所得税法の一部改正について質問をいたしますが、前回、総理とともに御出席をいただいた際、ことしは所得税の一般減税を見送った、老人扶養控除の新設、寡婦控除の拡充ということで、初年度七十三億の減税しかやらない、こういう問題で、これはたいへんけしからぬことである、こういう質問をいたしました。総理もやや前向きな、年内減税も昨年と同じように補正予算の段階でやるやの答弁をしたと私ども理解をしておるわけでありますが、私どもも今日まだ予算が通って間もなくのことであるから、いろいろ言いにくい問題もあるいは大臣あろうかと思いまするけれども、やはり所得減税、昨年年内減税を十二月の国会で四月にさ……
○広瀬秀吉君 東畑先生に一つ伺いたいのです。が、きのう実はフランスの大蔵省のルビロア財務調査官主税局次長と一時間ばかりお会いする機会を得たのですが、その中で、付加価値税の問題が主として議論になったわけなんですが、私の質問に対しまして、彼が非常に強調しましたのは、実は先ほど竹本先生が言ったハイポリシーという問題と深い関係を持つどういう財政支出が国民大衆のために行なわれるかという問題、特に福祉、社会保障、こういうような問題の進みぐあいとこの税はやはり非常に関係があるということを強調されておるわけです。フランスでは一九三六年人民戦線内閣成立後にこの税制ができた。こういうことはあの高揚した人民戦線、人……
○広瀬(秀)委員 租税三法の政府から提案されている法案の質問に入る前に、税理士関係の問題について若干の質問をいたしたいと思うわけであります。 そこで、昭和四十七年三月二十四日に、内閣総理大臣から、横山利秋君の税理士制度に関する質問に対する答弁書が出されました。この答弁書攻めぐって最初に質問をいたしたいと思いますが、横山利秋君から、三月十七日に、税理士制度に関する質問主意書が出されたわけなんです。これは要するに、わが国の税制は自主申告納税を基本とした租税法律主義による納税制度を採用している。そこで、今日の税制全般を通じて、ある程度の不平等問題、重税の問題、手続がきわめて繁雑である、こういう問題……
○広瀬(秀)委員 関連して質問いたしますが、大臣が来るまでのつなぎみたいなものでありますから……。 この大蔵省からいただいた資料によりますと、通常資金の融資を業種別にいただいたわけですが、この中で金利のところで、セイロンのたとえば製茶工場の近代化というところでは七・五%、韓国のカプロラクタム(ナイロン原料)製造工場建設、これも七・五%、大体七・五%が原則みたいになっているわけですが、中華民国、台湾政府に深海漁業開発(マグロ漁船建造)、それから同じくタイペイ―ヤンメイ間高速道路の建設、この二つのプロジェクトに対して、七・五%の通常と思われる金利に対してこれは六・八七五%の金利を適用している。〇……
○広瀬(秀)委員 アジア開銀法について質問をいたしますが、政府の提案説明によりますと、「同銀行の業務は、昭和四十三年ごろから本格化し、その後、業務の規模は急速に拡大して、域内開発途上国の経済発展に大きな役割りを果たしつつあります。」この「業務の規模が急速に拡大して」ということは、数字を見ればわかるわけでありますが、「域内開発途上国の経済発展に大きな役割りを更たしつつ」ある、これは文章の表現としてはそういうことかもしれませんが、これを数字で示す、裏づけるというきちっとした、このような大きな役割り、経済発展のために役立っているのだという、そういうものがありますか。これをちょっと説明していただきたい……
○広瀬(秀)委員 関連して。私、この前に質問をした最後の結びのところで、今度の改正点には非常に心配がある、非民主的な運営に道を開くような心配があるということを指摘して、それだけでやめた。これは要望のような形になっているのですが、やはり今度の改正で一番問題点はそこなんですよ。それで、大体佐々木さんの御答弁を聞きましても、総代区が大体十名ぐらいだというと、もうその総代があれも忙しそうだなということになって、皆さんの法の趣旨とはまるで逆な運用が必ず行なわれることに違いない。われわれ現地の諸君と接して実情をよく知っている者としては、もう十人まではいいのだ、だから総代区がちょうど十名のところで、あるいは……
○広瀬(秀)委員 共済二法に対して質問をいたしますが、まず、共済組合の年金等いわゆる給付の算定基礎となる俸給の問題について質問をいたしたいと思います。 御承知のように、特に長期給付を例にとりますが、長期給付の算定は、組合員の俸給と勤続年数、組合員年数、こういうものが基礎になって算定をされるわけでありますが、公共企業体職員等共済組合法と国家公務員共済組合法におきまして、非常に重要な格差があるわけであります。公企体共済の場合には、退職時における最終俸給、これが計算の基礎になる。公務員の場合には、あるいは地方公務員等の場合も同じでありますが、退職前三カ年の平均ということになるわけであります。 こ……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣出席されたところで、沖繩の短期給付の掛け金の率の問題について、一問だけ質問をして大蔵大臣のしっかりした御答弁をいただいておきたいと思うわけであります。 現在、琉球政府、もうすでに復帰されましたから、沖繩県になったわけでありますが、五月十五日以前の琉球政府職員の短期給付については健保でまかなわれておりましたが、財源率が千分の三十、これがしたがって掛け金率は千分の十五ということになるわけであります。復帰をいたしますと、地方公務員法あるいは国家公務員法、こういうようなところに分かれますけれども、とたんに千分の十五の掛け金率が千分の三十四にはね上がる、こういうことになるわけ……
○広瀬(秀)委員 通行税法の一部を改正する法律案の質疑に入ります前に、関連した問題についてひとつお伺いをいたしたいと思うのですが、それは今日非常に問題になっております公共企業体の賃金に関する仲裁裁定が去る五月二十七日に出たわけでありまして、御承知のように、この裁定は、公労法の十六条によりまして、予算上資金上支出することが不可能だという場合には政府を拘束するものではない、その場合には、しかし国会にその旨承認を求めなければならない、こういう関係になっておるわけでありますが、いわゆる労働者の春闘といわれるもので、民間労働者の賃金もほとんどもう決定して、春闘もほぼ終わったという段階にきておるわけであり……
○広瀬(秀)委員 経済企画庁長官に最初にお伺いしたいと思うのですが、田中総理が日本列島改造論をひっさげて新総理になられたわけでありますが、一体この日本列島改造論、これはわれわれ野党の側としては、非常に勇壮な大ビジョンを掲げておられるわけです。しかしこれには非常に問題が多いわけでありまして、とりあえず今日の経済情勢の中から生まれた公害を全国的にまき散らすことになるのではないかということがもちろん一つ。それからもう一つは、地価の暴騰ということが今日経済政策にとってもまた財政政策にとってもたいへんな問題点になっておる、これを全国的にまたばらまいていくことになるだろう、こういうように考えられるわけであ……
○広瀬(秀)委員 準備した質問要旨にほとんど堀委員が触れられたので、順序を変更しまして、いまちょうど補正予算の問題に入ったところですから、私も引き続いてその補正予算の問題について少し質問をいたしたいと思うのでありますが、いま日本で一番売れている本は「日本列島改造論」、それと同時に「恍惚の人」である、こういうことであります。これは非常に象徴的だと私は実は理解するわけなんです。一方においては日本列島改造論、威勢のいいものが打ち出されて、日本列島が鉄とセメントで固められて自然は破壊され、公害は充満し拡散され、しかもその上に物と札束が乱れ飛ぶような日本をつくろうという威勢のいい話、その陰にまた老人問題……
○広瀬(秀)委員 対外経済関係を調整するための法案について若干質問をしたいと思いますが、午前中堀委員からも質問がございました。最初に、審議に必要な、今日における日本の外貨事情の数字を正しく教えていただきたいと思うのです。 新聞で報ずるところによれば、もうすでに十月末現在で百七十七億九千万ドル、大体百七十八億ドル、こういう数字が報道されておるわけでありますが、これはもちろん公的準備で公表された部分であります。実質的に、それ以外に、政府からの外貨預託あるいは日銀からの融資など、いわゆるマスコミ界では外貨隠し、こういうようなことをいわれている部分があるわけでありますが、これらで、すでに実質ではもう……
○広瀬(秀)委員 今次の円対策法案について大臣の昨日の答弁は、きわめて安易かつ楽観的立場で、円切り上げを阻止できるかのお考えを表明されました。円の切り上げが、労働者にとっても中小企業者や農民にとっても何らのメリットを与えないばかりか、切り上げ不況が労働者の低賃金からの脱出の障害となり、農民は何らの対策なきまま農産物輸入自由化の脅威にさらされ、中小企業は、直接的被害者たる輸出関連部門はもちろん、それ以外の中小企業も景気後退のしわ寄せと犠牲を強く受けざるを得ない立場にあります。ただ一つ、輸入政策による物価引き下げの効果が期待されたけれども、それすら実現をしない。逆に消費者物価は高騰しつつあります。……
○広瀬(秀)委員 有価証券取引税法の一部改正法案に関連をして若干の質問をいたしたいと思います。
まず最初に、証券局長に、今日の時点における取引市場の状況というものをどのように見ておられるのか、そして当面証券行政としてどういうものが重点的な政策なのか、大蔵当局の今日の事態に対して考えておられる問題点についての見解をまず概略お聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 抽象的にはお答えをいただいたわけですけれども、私どもどうも今日における証券市場、特に株式市場というものが、変動相場制だ、フロートだということは同時にもう実質的に円が切り上げになっている事態でありますけれども、しかもこの円切り上げの……
○広瀬(秀)委員 相続税法の改正問題について若干質問をいたしますが、まず最初に、今度の改正におきまして、そのバックグラウンドといいますか、どのような情勢の変化というものをとらえて改正になったのか、その点まずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 四十一年から基本的な部分について改正をしていなかった。妻の税制上における優遇措置というような角度からの改正に終わっておったということで、課税件数においても、あるいは課税総額においても、いまおっしゃったような、二八一%、四三一%、五四六%というような、非常にたいへんな相続税の負担の重課というようなことが目立ってきたというようなことがこの改正の理由……
○広瀬(秀)委員 有価証券取引税法の一部改正の質問を私は二月二十一日にこの席でやったわけでありますが、それから二日後にこの協同飼料の株価操作の不正行為が検察庁によって摘発をされるという事態を迎えた。こういうことについて、私はどうも合点がいかないわけなんです。あのときにも、もう少し時間があれば、時価発行に関するいろんなそういうものがあり得るのではないかという、そういうものに対する株価操作というようなものがどうもつきもののようであるという問題についてもただそうと思ったわけでありますが、その際、当面何を一番大蔵省として証券行政で重点を置くかということは、抽象的には聞いたわけでありますが、公正な株価の……
○広瀬(秀)委員 今回の法改正に踏み切った大蔵大臣の考え方をまず最初に伺いたいのですが、われわれは資金運用部資金あるいは簡保資金、また産投資金あるいは政保債・借入金というようなものを原資とする財政投融資全体について、一体としての国会議決というものが必要であろうということは、わが党の議員からも再々ここで質問をしたわけでありますが、それは二重議決になるおそれがあるとか、これはまた同時に財政制度審議会でもそういうことをいっておられる。政府の立場としてある程度やむを得ないことがあるという気もしないではないわけであります。しかし、財投の原資全体の中でいうならば、勤労大衆の拠出した金が私の試算によりまして……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました資金運用部資金並びに簡易生命保険及び郵便年金の積立金の長期運用に対する特別措置に関する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、資金運用部資金並びに簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用が、受動的な資金の確実かつ有利な運用という性格に加えて、財政的資金の配分といった性格を兼ね備えるに至ってきているという現状に着目して、これら資金及び積立金のうち期間五年以上にわたる長期の運用予定額について、国会の議決を経るものとする等の措置を講ずることとし、その法的措置として、今回この法律案を提出されました……
○広瀬(秀)委員 まず大蔵省に伺いますが、関税の機能といいますか、政策機能といいますか、いろいろ学問的には、輸入価格に追加をして輸入価格を引き上げるということ、フォワードシフティングということがありますし、また国内産業を保護するという機能があるし、あるいはまた最初に言った問題と関連して輸入を抑制する、こういうことがあるし、あるいはまた財政収入の確保あるいは国際収支の均衡あるいは消費者物価の抑制などいろいろあるわけですけれども、今度の改正において、そういう関税機能というものについて、いまわれわれが関税問題を審議するにあたって大蔵当局として一番関心を置いて、重点を置いて、考慮しているそれらの機能は……
○広瀬(秀)委員 最初に政務次官にお伺いしますが、今日政府みずからも、これからの日本の経済、財政政策の向かうべき道を、活力ある福祉社会への転換ということを大上段に振りかざしておるわけであります。まさにそのとおりであろうと思うわけでありますが、それが必ずしも予算の面で、あるいは予算を裏づける法律案の面で完全には生かされておらない。そういうところが今日日本国民の大きな不満が渦巻いている原因だと思うわけであります。 そこで、税制面で福祉社会というものを税制とのかかわり合いにおいてながめる場合には、一般的に政府のおっしゃることは、高福祉高負担である、これから高福祉社会に持っていくんだ、だから国民は高……
○広瀬(秀)委員 大臣にまずお伺いしたいことは、大臣もなかなかお見えになれませんので、法人税法、租税特別措置法の質疑に入る前に、一つだけお聞きをいたしたいのです。 例の東京外国為替市場を閉鎖せざるを得ないという状況に立ち至った二月の段階で、堀委員と一緒にお伺いをいたしましたが、その際にも、ヨーロッパ市場と東京とが時差の関係がある、さらに向こうではもう土曜は休みだというような状況などもある、こういうようなことで、外為取引関係で週休二日というようなことをやって、やっぱり土曜日を休日にしないと、これから変転きわまりない国際通貨情勢の中で、日本が非常に不利な立場に立たされるような場面が多いのではない……
○広瀬(秀)委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま提案されております法人税法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨と内容を申し上げます。 案文は、すでにお手元に配付してございますので、その朗読は省略させていただきます。 われわれが提案しましたこの修正案は、われわれがかねてから主張してきた法人税率の引き上げを骨子とするものであり、あわせて今日、法人が今日の経済社会の実態において独立した課税主体である、すなわち自然人と並んで法人は実在するものである、こういう見地から配当金の益金不算入制度を廃止しようとするものであります。 まず第一に、税率の改正でありますが、法人企業の……
○広瀬(秀)委員 入場、物品両税について御質問をいたしたいと思います。 まず入場税でございますが、この委員会でもこの問題については多くの議論がなされてきておるわけです。私ども、かつては、入場行為の中で、たとえば純芸術というようなものを見せる、あるいは聞かせる、そういうものについては入場税の対象にすべきでないというような議論を展開したこともありますし、あるいは人格なき社団、労働者が自主的に会費を出し合って音楽や芸術を楽しもう、そういうものに対しては税金を課すべきではないというような、いろいろな形でいろいろな角度から議論をしてきたわけでありますが、私は、そういう個別的な議論ではなしに、日本のこれ……
○広瀬(秀)委員 いま議論になっております、村山委員も質問をした問題について、若干関連をして質問しておきたいのですが、この問題については先ほど大臣の答弁の中にもございましたように、あの占領下において占領政策上必要である食糧の確保というような見地から供与したものについて、本来返さなくてもいいものであるというような国民的な立場で私ども議論もしたことを覚えておるわけでありますが、そういう経緯もある。しかしいずれにしても協定ができてこれをずっと返してきたわけでありますが、今回国際通貨の情勢とさらに日本の外貨事情も非常に好転しておるというような背景の中で、アメリカの要求に従って、言うならば将来またナイロ……
○広瀬(秀)委員 関連して。いま村山委員から質問があったわけですけれども、私もアフリカ開発基金の今度の措置法の審議にあたって、一体協定自身が非常に小型のものであるというようなことで、あの広大な約四十二カ国でございますか、しかもかつて暗国大陸といわれ、一番世界の中でも開発の程度が低位にあるだろう、こういうようなところに、しかもアフリカ開発銀行自身がわずか二億五千四百万ドルですか、この程度の資金のうち、全部もとうてい貸し出されない、その何割かという程度しか融資が行なわれてないという状況の中で、これは条件があまりにもハードであったからということでありますけれども、今度それは緩和しようということで一億……
○広瀬(秀)委員 関連して。いま非常に慎重なお答えをされたわけですけれども、実は私ども考えますのに、いま小原参考人が言われましたように、都市銀行サイドからそういう問題が実は提起されたと思うのです。金融制度調査会等でもこの問題についてはかなり各委員から賛否両論がありました。そのことも承知をしておるわけでありますが、皆さんの立場では、やはりこの中期預金ということになりますれば資金コストがどうしても上がるというようなこと、それから貸し出し金利を安くしたいという要請、そのジレンマに悩んでいるということが、尾川さんのおそらく決しかねている、気持ちを表明する段階に至ってないという表現になったろうと思うので……
○広瀬(秀)議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案及び公共企業体職員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を一括して御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の蔭で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも注目すべきことは、すでに政府の昭和四十七年度経済白書も指摘しておりますとおり、経済規模の拡大につれて成長と福祉の乖離が次第に顕著となり、とりわけインフレを背景として、高齢者世帯、母子世帯等の所得格差が拡大し、他方における資産の偏在と不平等化の進展と相……
○広瀬(秀)委員 ちょっと関連して。 いま愛知大蔵大臣から村山委員の質問に対して御答弁があったわけでありますが、国鉄で今度の改正法による最低保障額以下の者が二千八百人、専売で七十人、電電で三百五十人、こういう数字が示されたわけですけれども、これはほとんどが旧法、旧令等の適用者であろうと思うのですね。そうなりますと、大体七十歳をこえている余命幾ばくもないような人たちなんですよ。そうなりますと、これはもう最低保障額の救済すら適用されないうちになくなる方、一年といえども非常に貴重なものなんですね。そういう深刻な認識を持って、これは来年度必ずやります、そしてことしから最低保障を公務員で実現したならば……
○広瀬(秀)委員 関連質問を許していただきましたので、質問したいと思います。 国有財産法の第六条では「普通財産は、大蔵大臣が、これを管理し、又は処分しなければならない。」七条では「大蔵大臣は、国有財産の総轄をしなければならない。」こういう大臣の、言うならば義務と権限が書いてあるわけです。そして九条の三では、「中央審議会は、大蔵大臣の諮問に応じ、国有財産の管理及び処分に関する基本方針その他国有財産に関する重要事項を調査審議し、並びにこれに関し必要と認める事項を大蔵大臣に建議する。」こうなっておるわけです。そうしますと、この六条の大臣の権限を行使するにあたって、あるいは義務を行使するにあたって、……
○広瀬(秀)委員 国有財産法及び特別措置法の一部改正について、関連して若干質問をいたしたいと思います。非常に時間もおそいし、かなり熱心に各委員が議論をされた問題ですから、私は簡単にやりたいと思います。 そこで、前回関連質問で質問をしたわけでありますが、何か私ども考えますに、今日土地問題、地価の上昇という問題を中心にして、土地問題というのは実に深刻な事態を迎えていると思うわけでありますが、このことについていまいろいろ申し上げるつもりはありません。しかし、いずれにしましても、ささやかなマイホームの夢を実現させようというようなことで、七十坪、八十坪の土地を求めようという庶民大衆のささやかな願い、こ……
○広瀬(秀)委員 両法案について質問をいたしますが、まず最初に、もうずいぶん各委員から質問も重ねられてまいりましたから、きょうは私が最後のようですから、総括的に今日までの議論を踏まえてお伺いをいたしたいと思いますので、ひとつ的確に、いままでの議論は皆さんもうそれぞれ頭の中できちんと整理がついているだろうと思いますから、そういう点、率直にひとつ御答弁をいただきたいと思うのです。 最初にお伺いしたいことは、そういう意味で、国家公務員共済組合及び公共企業体共済組合法のかかえておる当面の課題といいますか、問題点は何なのかという点について、大蔵省と運輸省と両方からひとつ、皆さん事務レベルでこういう点が……
○広瀬(秀)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、銀行法の一部を改正する法律案の提案の理由を説明いたします。 本法律案は、労働時間の短縮と週休二日制の実施について、社会的な条件を整える目的をもって提案したものであることを、まず申し上げておかなければなりません。 ドル・ショック、円切り上げの前後、わが国の労働実態、すなわち低賃金・長時間労働が国際的に見て公正競争にもとるという非難を欧米諸国から受けたことは御承知のとおりであります。その後もわが国の外貨蓄積は増加し、したがってこの非難もますます強められております。 わが国の労働時間が欧米諸国に比べて著しく長いという実態については、改めて申……
○広瀬(秀)委員 専売制度の問題について、全般的に質問をいたしたいわけですが、この国会では、専売問題は、ことしは関係法案が出なかった関係もあって、ほとんど論ぜられたことがないわけでありますが、まあ専売公社では、長期経営計画に従って第一次長期計画がことしで終わる、したがって、引き続いて第二次中期経営計画を策定を急いでおる、そろそろ詰めの段階にきておる、こういう状況にあるわけであります。 そこで、まず最初に専売公社の総裁に伺いたいのですが、このうようにしてよくて安くてうまいたばこを供給する、しかも健康にもできるだけ害のない低ニコ、低タールのものを出そう、こういうことで長期経営計画の基本にそういう……
○広瀬(秀)委員 商法改正三法案につきまして若干質問をいたしたいと思いますが、最初に、法務大臣にお伺いしたいのですが、昨年からことしにかけて非常に、経済事犯といいますか、企業不信というようなことに結びつくいろいろな事件が続発をいたしておると思います。一番大きいのは公害の問題ですけれども、これはもう御承知のとおりでありますが、そればかりではなくて、いわゆる商法の対象である商人、これが非常にいろいろな問題をいろいろなところで起こしているのであります。これは、もうすでに御案内のように、商社のいわゆる買いだめ、売り惜しみという問題、さらにまた、証券取引の面では、協同飼料の問題であるとか、あるいは最近の……
○広瀬(秀)委員 今回、本委員会に提出されてます発電所周辺地域の整備に関する法律案に関連をしまして、若干質問をいたしたいと思います。 石油危機が昨年十月の中東戦争以来たいへんな問題になりました。石油資源はまさに有限だ、こういうことで、エネルギーの大部分を石油にたよってきた時代はそろそろ転換をしなければならないというような背景を持っている。そうして電力の七〇%が大体石油でまかなわれている、こういう時代を迎えておるわけであります。そういうところで、確かに今日、火力であれ、あるいは水力であれ、まして原子力発電というようなことになりますと、たいへんなこれは立地難におちいる。これが住民の生活権を守ると……
○広瀬(秀)委員 私は、インフレ対策というか、インフレ補償という面と、有効需要を総需要抑制の線に沿って調整をしていく、こういう二つの観点から、預金金利の引き上げをやるべきではないか、これは幾つかの条件がありますけれども、そういう方向というものがやはり政策的に非常に有効ではないか、こういう見解をもって、大臣の所信をひとつただしてみたいと思うわけなんです。 まず、三十年代半ばから日本の高度成長経済政策がずっととられてきた。これをささえてきたものは、やはり人為的な低金利政策という問題が根っこに一つあったろうと思うのです。そういうようなことで、GNPも今日世界第二位というような状況にまでなってきたし……
○広瀬(秀)委員 議題となっております租税三法について質問をいたしますが、最初にまず、昭和四十八年度の税制と物価問題との関係について質問をいたしたいと思うわけであります。 四十八年度の税制改正で所得税減税額三千百九十一億、平年度でありますが、そういう状態でございまして、これは消費者物価の上昇率が五・五%ということで、そういうものを前提にし、また給与の伸びというようなものについても一七%というようなことで推定をされたわけでありますが、その後の状況を見てみますと、少なくとも五千五百億ないし六千億くらいの所得税における自然増収というものはあったはずであります。そういう点から見まして、しかも、政府自……
○広瀬(秀)委員 時間がまことに僅少しかございませんので、旧法共済組合、古い法律の適用年金者、この問題について端的に若干質問をいたします。 今度の公務員関係の改正案八十八条の三、それから公企体共済組合法の五十九条で、公企体のほうをちょっと読んでみますと、第五十九条「前条第二項の場合において、遺族年金を受ける者が次の各号の一に該当する場合には、同項の規定により算定した金額に、当該各号に掲げる額を加えた額を当該遺族年金の年額とする。 一 当該遺族年金を受ける者が妻であり、かつ、遺族である子がいる場合 その子一人につき四千八百円(そのうち二人までは、一人につき九千六百円) 二 当該遺族年金を受……
○広瀬(秀)委員 大分大蔵委員会にごぶさたをいたしておりますが、きょうは入場税の問題について若干お伺いしたいわけです。
この入場税は当初地方税でできたんですが、これは何年ですか。
【次の発言】 この入場税の歴史をたどってみますと、昭和十三年に日支事変という言うならば戦時課税として出発をして、国税から地方税に移管される、そしてまた国税に戻ってくる、こういう経過をたどっているわけですけれども、戦時財源を確保するというような見地からこの問題に着目をして、入場行為というものを戦時というようなときにある程度抑える、そしてそれをなおやる者からは支出余力というか負担余力というか担税力というか、そういうもの……
○広瀬(秀)委員 最初に主税局長に伺いたいのですが、相続税を課税するという課税理念は一体何であるか、まずここからお聞きしたいと思います。
【次の発言】 しかもこの相続税は、いまおっしゃったように資産課税である、財産課税である。世帯交代の際に被相続人が財産を持っておって、それが死亡した際にだけかけられる税金である。そこで再配分という問題が、これは前に細見局長時代にもずいぶんそういう点で論争したことがあるのですけれども、世帯が交代するときに、やはり資産なり富なりの再配分機能というもののウエートをかなり相続税は持っておるのだという議論を細見さんも当時なさったわけです。
そこで、今日、相続財産の中で……
○広瀬(秀)委員 所得税法の一部改正について質問をいたしますが、ことしは――ことしというのは昭和五十年度でありますが、五十年度の所得税法改正はまさにミニ減税だ、われわれはそう思っているわけです。先ほど主税局長の答弁によりますと、昨年の昭和四十九年度の効果が及んでおるということで、これはそうミニではございません、こういうことなんでありますが、私どもはやはり所得減税はまさにミニ減税であって、今日の物価がとにかくいま落ちつきを取り戻したと言っているけれども、二けたで、二月の消費者物価指数は対前年比で一三・八%だ。こういうことで、どうも物価の問題についても、政府はもう二けたくらいはへいちゃらになってい……
○広瀬(秀)委員 ただいま提案のありました酒税法の一部改正並びに製造たばこ定価法の一部改正法案に対して、きょうは主として製造たばこ定価法の一部改正案にしぼって質問をしたいと思うわけです。 いま、もう申すまでもありませんが、日本の経済運営の最高目標というのはやはり物価の安定であろう、こういうように思うわけであります。しかも、この二月なり三月なりというところは消費者物価も大分落ちついてきた。前年比二二、四%台におさまるのではないかという状況を迎えている。こういう中で、いまわれわれがいかにも物価値上げに財政主導型においてもう一遍口火を切るというか突破口を開くようなこの法案を審議せざるを得ないという……
○広瀬(秀)委員 両法案について若干の質問をしたいと思います。 最初に、これは大きい政治判断の問題だと思うので、森次官並びに小此木次官の見解を聞きたいのですが、年金が老後の生活を保障するものである、これが国際的通念になりつつある、少なくともそういう方向を目指して設定されている。しかもILO百二号条約というようなものも、これはそういう方向を示しておると私は考えております。しかも、この国会ではずいぶん待たされた百二号条約の批准案件が間もなく衆議院を通過する、これは恐らくこの国会で成立するのではないかと思うわけでありますが、そういう状態の中で、私どもはこの退職老齢年金というものが老後の生活を保障す……
○広瀬(秀)委員 実は本会議で代表質問をいたしました際に、答弁を要求いたしておりました福田経済企画庁長官・副総理がいらっしゃらなかった。大変残念だったのですが、これまた健康の理由ではやむを得なかった、こういうことで、予算委員会の理事会の御配慮をいただきまして、本日改めて、副総理を中心に、土地税制の問題について質問をいたしたいと思うわけであります。 これは、いま今日異常な物価高騰、そういうものの中で、そしてまたその結果、これを抑えようとした総需要抑制、これが長期にわたったために、全く文字どおりスタグフレーション化して、経済の危機が来ているんではないか、こういう状態の中で、政策の失敗、その中でも……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました共済二法に関連して、短い時間でありますが、若干の質問をいたしたいと思います。 そこで、つい最近発表になりました昭和五十年十二月の調査で、日本の社会において老齢化社会への道が急速に進展している、ヨーロッパ諸国、たとえば西ドイツであるとかあるいはスウェーデンであるとか、そういう社会保障にとっては先進国と言われる諸国が百七十五年かかって一二%とか一三%というような老齢人口構成比というところに来たというのが、日本ではわずかに三十年、四十年というような早さで進行している、こういう状況があるわけであります。 そういう中で、老齢化社会に対応する政策、こういうこと……
○広瀬(秀)委員 きょうは五十一年度中に発行する特例公債の法案の審議に当たりましてずいぶんこの大蔵委員会で議論をされてまいりましたが、その中でやはりいろんな心配が――この特例公債の発行、しかも大量発行、年度当初から発行する、こういうもう完全に国債に抱かれた財政になってきた。こういう状況を踏まえて、その心配の一つは、これからの赤字公債の歯どめが一体どこにあるか、これはどこまでも放漫財政を結果することに成り行きとしてなってくるのじゃないかということと同時に、それに対する歯どめはどうかという問題、これが一体本当に返せるのかどうかという償還の問題、そしてまた最も大きな問題の一つとして、これが必ずインフ……
○広瀬説明員 最近の輸出の動向を見ますと、この二月以来、前年同期比で比較して上向きに転じております。通関の数字で申しますと、二月には七・九%、それから三月は一八・二%、また四月は一〇・六%増といわゆる前年同期を上回っているわけでございます。しかし、最近の輸出の増加分の中には、輸入国の景気回復に伴う需要増加のほかに、在庫積み増しと申しますか、在庫調整によるものも含まれているものと判断されるわけでございます。したがって、今後長期にわたって一八%というような高率の伸びが期待できるとは私ども見ていないわけでございます。当面の輸出増加が五十一年度年間を通じて続くとは思いませんけれども、しかし全体としまし……
○広瀬(秀)委員 大体、会期を延長するということについて、会期という問題は、わが国の国会運営にとってはきわめて重大な意味を持っていると思うわけであります。それにもかかわらず、非常に政府・自民党の御都合主義といいますか、そういうことでみだりにこれを、国会法に規定があるからということで出す傾向がありまして、これはやはり国会運営の、特に議会制民主政治にとって非常に重大な基本的、民主的ルールであると思うわけであります。それをいかにも軽々しく扱っておるという印象をぬぐい得ない、そういう立場で、まず第一点、反対の理由といたしたいと思います。 また、前国会からの持ち越しというものを、先ほど亀岡理事も言いま……
○広瀬(秀)委員 私どもは、この健康保険法等の一部を改正する法律案、道路運送車両法等の一部を改正する法律案の取り扱いについて、ただいま提案のあった継続審査に付すべきものという態度に反対でありまして、審議未了、廃案にすべきが当然であろう、このように考えるわけであります。 まず第一に、十二月召集の通常国会においては、これまでの国会のよき慣行として、連休後にはもう法案は提出すべきではない、こういう実例もございます。そういうことで、政府の提案権を否定するものではないけれども、やはり国会の十分な審議を経るというような立場から言うならば、そういうことは政府・与党としてかたく守るべきよき伝統であろうと私は……
○広瀬(秀)委員 私どもは、二十五日の会期延長に反対であります。 なぜならば、国会法第十条に、常会は百五十日ということが厳粛に定められておるわけであります。 この申し出の理由を見ますと、審議状況にかんがみというようなことで、審議がおくれている、そういうことを理由にいたしておりますが、いろいろ地方自治体の統一選挙があったなどということが理由にされておりますが、それはもう既定の事実で、四年ごとに必ず回ってくることなんですから、そういうものに対しては、そういう状況というものが慣習的に、その間ある程度の審議の自然休会的な中断があるということは、もう当然最初から織り込み済みのものでなければならない。……
○広瀬(秀)委員 この委員会で質問をいたしますのが、前はずいぶんここでやったのですけれども、四年ブランクがありまして、帰り新参みたいなもので、ひとつ誠意ある答弁をまずお願いをいたしておきたいと思います。 今回の日本専売公社法等の一部を改正する法律案が出されましたが、今日専売公社、専売制度そのものが非常に厳しい環境の中にあるということは、昨年十二月の総裁の諮問機関として発足しました専売事業調査会の答申でも指摘をされておりますし、専売公社自身のいろんな文献を見ましてもそのようなことが書いてあるわけであります。 一つには、やはり先ほどから議論になっております消費停滞の傾向と、第二は、国内産原料葉た……
○広瀬委員 倉石法務大臣にまずお伺いをいたしますが、あなたは十一月九日大平内閣成立後の初閣議、その直後の記者会見で、法相として進行中のロッキード公判をどう考えているか、公判と法務大臣の権限は一線を画す、そういう関係にあることは当然であるけれども、国民として法相のお考えを聞きたいという記者の質問に対して、事件に関連したと言われる人は私どもと懇意な人々であり、公明正大で青天白日になられることを友人として念願する、以上のとおりお答えになった、こういうようにすでに新聞等で報道されておりますし、また、それに対して第二次の記者会見もやられる、こういうようなことになったわけでありますが、当初の発言はそのとお……
○広瀬委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました航空機輸入に関する調査特別委員会の存続を強く主張する立場において意見を申し述べたいと思います。 いま、与党自民党の方はもう役割りが済んだということを一つの理由に挙げております。そしてまた裁判が進行している、こういうことで、これも結論に近づきつつあるのだからもうそれに任したらどうか、こういう二つが大体自民党の理由になっておると思うのでありますが、その理由に対して私どもは断じて承服できない、そういう立場で意見を申し上げる次第です。 まず第一は、これは五十一年の二月二十三日の本会議においてロッキード問題に関する決議というもの……
○広瀬委員 私は、ただいま議題となりました航空機輸入に関する調査特別委員会の設置の問題について、賛成の立場で、廃止しようという自民党の態度に反論をして、社会党を代表しての意見表明をいたしたいと存じます。 まず第一に、この航空機輸入に関する調査特別委員会は、国会の決議、衆議院の決議こういうものによって設置をされた重大な委員会であるわけであります。当初、五十一年の二月二十三日に本院でもロッキード問題調査特別委員会という形で、そのような国会決議が行われ、その後のこの委員会は、国民のきわめて強い要望に従って、それなりの役割りを果たしてきた、こういうように見ることができるわけであります。 しかしなが……
○広瀬委員 私は、ただいま議題になりました会期延長の件につきまして、社会党を代表して反対の討論をいたします。 本来、わが国の議会制度は会期制度を設けておるわけでありまして、この会期の持つ意味というのは、非常に重大な、議会制民主政治を担保する、言うならば基本的なルールであります。相撲でたとえるならば土俵であります。土俵を御都合主義によって勝手に広げるというようなことは、まさに議会制民主政治を否定する暴挙と言わなければならぬと思います。 第二に、与党の会期延長申し入れの理由は、国会の審議がおくれている、特に参議院の審議がおくれているというようなことを言っておるわけでありますが、これは自民党が国……
○広瀬委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、航空機輸入に関する調査特別委員会の設置を求める立場で意見を申し述べます。 その一つは、かつて昭和五十一年に、航空機輸入に関する調査特別委員会は、当時はロッキード問題に関する調査特別委員会という形で設置をされたわけでありますが、これは国会全体を揺るがすような、当時国民に非常なショックを与えた問題であり、議長あっせんの段階、そして議長裁定というような形において決着が図られ、その結果、国会の決議もあり、そういうものを踏まえた上で設置をされたという、他の特別委員会に例を見ないような重要性を持ったものとして設置されたという、そういう歴史的経過を与党の諸君……
○広瀬委員 ただいま自民党から、二十一日から六月六日に至る十七日間の会期延長の申し入れもございました。私ども社会党は、この会期延長に反対をいたすものであります。 与党から議長あてに申し入れのあった会期延長の理由は、国会の審議状況にかんがみ、こういうことでありますが、その中身は、今日、悪名さくさくたる公務員二法を、どうしてもこの国会において処理をしたい、こういうところにあるということは、今日まで私ども、議運の理事会を通じて議論をしてきたところでありますが、この公務員二法は、今日、国家公務員として、あるいは地方公務員として、労働法なりあるいは公務員法なりあるいは公労法なり、それぞれのところで与え……
○広瀬委員 社会党の広瀬でございます。 国政調査権の問題について御三人の御意見を伺ったわけでありますが、大体国政調査権の運用については、国会の各議院が立法権、予算議決権、行政監督権、議員の懲罰権など、国会または各議院の憲法上の諸権限を実効的に行使するために、みずから必要事項に係る資料を収集して、事実を発見かつ判断、公表をする、このようなものが各議院の固有にして補助的な権限だろう、大体こういう見解が今日多数説になっているように私は思います。その流れでお話があったというように理解をするわけであります。 ただ、私どもとしては、日本における国政調査のあり方、先ほど橋本参考人からも、やや常識を逸脱し……
○広瀬委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま委員長が申されましたとおり、「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ再提出を求めるの動議を提出いたします。 国政の広範多岐にわたる法案を一括して提出したことは、国会の審議権を著しく制約するもので誠に遺憾である。 よつて、政府は「行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案」を撤回のうえ、各法律ごとに原案を作成し再提出すべきである。 右の動議を提出する。以上でございますが、若干、趣旨の説……
○広瀬委員 私は、社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました今臨時会の会期を十一月十八日から二十八日まで十一日間延長するという問題に対して、反対の討論を行いたいと存じます。 そもそも、臨時国会を開く際には、この臨時国会は何のために開かれるか、その性格、目的、そういうものがきわめて重要であります。 ところが、本来、基本的人権にかかわる仲裁裁定の完全実施の問題、人事院勧告の完全実施の問題、こういうようなものは、時間的経緯から考えまして当然この国会で処理をするのだ、しなければならない国会の責務がある。それにもかかわらず与党自民党の皆さんの中には、いわゆる行革国会と言われておりますが、三十……
○広瀬議員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党及び新自由クラブ・民主連合の各党、会派の提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました議員佐藤孝行君の議員辞職勧告に関する決議案について、提案の趣旨説明を行うものであります。 最初に、決議案の主文を朗読いたします。 本院は、議員佐藤孝行君の議員辞職を勧告する。 右決議する。 次に、本決議案を提出した理由について、主文に付した理由を若干敷衍しつつ、その提案の趣旨を申し述べたいと存じます。 今日、わが国をめぐる内外の諸情勢はまさに厳しいものがあり、政治への国民の信頼なくして解決し得ざる重大な問題が山積して……
○広瀬委員 林先生、慶谷先生、本日は御苦労さまでございます。 そこで、先ほど佐藤孝行君の辞職勧告に関する決議について両参考人の御意見を伺いました。私どもがいま問題にしておりますのは、法的な強制力を持つ資格争訟を問題にしているものでもございませんし、さらに、懲罰として除名決議をしようなどといたしておるものでは全くないわけであります。これは全く関係ないわけであります。 そこで、七月六日に私ども野党全部がそろいまして決議案を提出いたしましたゆえんのものは、これはすぐれて政治的な問題だと思うわけであります。その政治的というのも、政治的な駆け引きの問題などという次元の低い問題ではなくして、政治道義の……
○広瀬委員 外国人登録法の一部改正について若干質問をいたしたいと思うのですが、この法案につきましてはもう各委員からかなり突っ込んだ質問も行われておりますので、私は、今度の改正法律案の中で問題点と思われる重要な幾つかの点についてのみ簡潔に質問をいたしたいと思うわけであります。
まず、今度の法改正をやられた基本的立場といいますか、理念というものを伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、わが日本国憲法は世界に冠たる基本的人権の保障ということを三大理念の一つに掲げておるわけでありますが、そういう点で、また国際人権規約等においても、内外人平等の原則というようなものもうたわれておるはずであります。そ……
○広瀬委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、会期延長の問題について反対の意思を表明させていただきます。 そもそもこの臨時国会は、私ども野党は、こぞって早期に開会すべきことを要求したのでありますが、それにこたえない。そういうような結果、前の国会から持ち越されてまいりました仲裁裁定の議決案件の処理なども全部ここへ持ち込まれました。 人事院勧告の実施の問題等についても、何らの手も打たないままこの国会に持ち越された。さらにまた、前国会において非常に努力をしたわけでありますが、政治倫理の問題、議院証言法の問題なりあるいは佐藤孝行君の辞職勧告決議案なり、こういうものの処理についてきわめて……
○広瀬委員 この議員田中角榮君の議員辞職勧告に関する決議案は、野党全党こぞって共同提出をしたものでありまして、ただいまわが党の田辺書記長代行から、提案者を代表して趣旨説明をお聞きをいたしました。 委員会での審議というのは、趣旨説明が行われるならば、その次には質疑等の段階に入るのは当然でありますが、いま聞くところによりますと、質疑の通告もないようであります。そして、ただいま衆議院規則四十五条に基づく意見の表明であるという断りを言いながら、実質上は、私どもは、これは言うならば反対討論である。(「意見、意見」と呼び、その他発言する者あり)賛否の態度を表明すること、これが討論であるけれども、いまの全……
○広瀬委員 きょうは、松本参考人、星野参考人、どうもありがとうございます。 私は、この決議案を提出した提出者の一人であります。そういう立場で松本参考人にちょっと御質問をしたいのであります。 私どもがこの決議案を出しました理由は、先ほど松本先生も一部読み上げられたりいたしまして、よく御存じかと思うのでありますが、まさにこの問題についての政治的道義的責任を国民の前に明らかにさせたい、こういうところにねらいがあるわけであります。先生が、主として刑事法上の有罪が証明されるまで、確定判決で有罪ということにならない間は無罪の推定を受けるのだと言われる。そういうことも私ども、刑事法上の原則として、また被……
○広瀬議員 いま山崎理事から、議員田中角榮君に対する辞職勧告決議について、提出者、これは野党こぞって提出をいたしておりますので、その代表として私に、こういうことでございますから、ただいま御質問のあった点についてお答えをいたしたいと思いますが、なお、私の答弁について、共同提出者の皆さんの中で、私も補足的に答弁をしたいという方がある場合には、その答弁も当然あってしかるべきだろう、こういうことを前提にしながら、私からいま御質問のあった点についてお答えをいたしたいと思います。 さて、いま山崎理事が、この問題について日本は法治国家であるということを言われまして、さらにまた、憲法における議員の身分という……
○広瀬議員 私もできるだけ簡潔に答えようと、先般来努力をいたしておるわけでありますが、非常に長い、精緻な、一応の理論構成をした質問でございますから、私もそれなりのお答えを申し上げたいと思うわけであります。 なお、この決議案は、社会党を初め野党全部が共同提案をいたしております関係で、私の答弁の足らざるところは、他の提案者にも補っていただきたい、こういうようにも思っておる次第であります。 まず、いまの小里理事の質問の要旨は、政治倫理といいますか、政治道義といいますか、そういうものについては全く異論はないのだ、しかし、憲法上非常に疑義があるということを言われる。そしてまた、その具体的な中身として……
○広瀬委員 私は、たばこの定価法及び専売公社法の一部改正にしぼって御質問をいたしたいと思います。
現在の専売公社の経営状況、数字的に大づかみでいいですから、こういうものはどういう状態になっているか、まず、それをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 昭和五十年以降五十一年に定価改定をいたしましたね。それから五十五年には、それぞれ納付金率の法定化、それから、あのときもまた値上げをしたはずですね。二回やっておられる。五十一年から五十五年という、間が四年あったわけですが、今度は五十五年で五十七年にまた、五十八年度からですけれども、間隔が詰まってきているわけですね。この値上げの理由は一体何で……
○広瀬委員 最初に、きのうの新聞の記事が少し気になりましたものですから、大蔵大臣に質問したいのです。 朝日の朝刊でございますが、北海道と福岡の知事選が革新の側が勝利をしたことによって一番ショックを受けたのは大蔵省だというような報道がなされておるわけであります。これは、次に衆参ダブル選挙が恐らくあるだろうと大蔵省は読んでおった、そうすれば五十九年度で大型間接税に踏み切ることができるだろう、こう読んでおったのに、それがどうやらできなくなったらしいというようなことで大変ショックを受けている、こういうような中身の記事であります。これは大蔵大臣、そのような構えでおったのでありましょうか。大型間接税は五……
○広瀬委員 いわゆる共済年金統合法案について、若干質問をいたしたいと思います。 この法案の質問に具体的に入る前に、年金というのは一体何だろうかということについて、基本的な問題といいますか、理念的な問題というか、そういう問題を少し取り上げてお聞きしたいと思うのです。大臣はおりませんが、優秀な副大臣もおられることですから、お答えいただきたいと思います。 先ほど簑輪委員も質問をしておりましたが、かつては年金と言えば恩給ぐらいしか、日本の歴史、もう数十年前になりますか、戦前と申しますか、そういうときには恩給、年金、こういうものが対象であって、その中で旧令共済、旧法共済、こういうようなものが雇用人等……
○広瀬委員 私は、委員外ではございますけれども、きょうは特別お許しをいただきまして、産業廃棄物処理場建設をめぐる問題で、現在、栃木県の塩谷町というところがあるわけですが、この塩谷町の産業廃棄物処理場建設をめぐって、反対をする住民と業者との間に大変な対立、トラブルの状況が起きている問題に関連して、いささか環境庁長官や関係各省庁の見解をただしていきたい、こういうように考えておるわけでございます。 この塩谷町産業廃棄物処理場建設の問題は随分古いところから始まっておるわけであります。大体五十四年ごろから、業者がそこの建設予定地に近接する住民の同意を五十四年に得るというようなことから始まっておるわけで……
○広瀬委員 はなはだ僭越でありますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表し、私から前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 山村前委員長は、昨年十一月に委員長に就任以来一年余、その円満なお人柄と強い信念をもって、終始当委員会の円滑な運営を図り、国会の権威の向上に努力されました。われわれ一同深く敬意を表するとともに、その御労苦に対し深甚なる謝意を表するものであります。 今後の御活躍と御発展を心からお祈りするとともに、当委員会に対しまして格別な御理解をお願い申し上げる次第であります。 また、このたび新たに委員長に御就任されました小沢委員長は、かつて当委員会の理事……
○広瀬委員 ただいま決定されました国会職員法の一部を改正する法律案につきまして、事務当局に対し一、二点確認をしておきたいと思います。 まず第一点は、本法の改正によりまして、定年制につき、昭和六十年三月三十一日から政府職員などと同様の措置を講ずることになるわけであります。 国会職員も国家公務員として六十歳定年制をとることについては、この際やむを得ないとは思いますが、従来国会職員の退職年齢については、政府職員と異なり、独自な方法がとられてきたことを考慮すれば、当局としても十分この点を配慮し、法の範囲内において、将来、勤務延長制度の活用など、弾力的に運用していくべきではないかと考えますが、いかが……
○広瀬委員 私は、たばこ事業法案、たばこ産業株式会社法案等、専売関係五法が大蔵委員会で大分長時間にわたってそれぞれの委員から質疑が行われ、審議が進められてまいったわけでありますが、それらについて極めて重要なポイントだと思われる点を一つ一つ、主として大臣、総裁の御所見を伺って確認をしてまいりたい、こう思うわけであります。 日本のたばこ産業は、御案内のように約八十年を超える長い間専売制度のもとにたばこ事業が営まれてきたわけでありますが、今回専売法がなくなる、専売制度もたばこからなくなっていく、こういう事態を迎えました。それにはそれなりの国際的な理由、これは経済の広域自由化の方向というような外圧も……
○広瀬委員 私は、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・国民連合三党共同提出に係る「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を審査するための特別委員会の設置を本会議において議決すべしとの動議について、提出者を代表し、趣旨弁明を行います。 主文を朗読いたします。 「国の補助金等の整理及び合理化並びに臨時特例等に関する法律案」を審査するための特別委員会の設置を本会議において議決すべしとの動議 国政の広範多岐にわたり、国民生活に著しく影響を及ぼす首題の法案を一常任委員会に付託し、審議をゆだねることは、問題の重要性に鑑み、極めて適正を欠くものである。 よって……
○広瀬委員 私は、ただいま継続か廃案かが問われております国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案は、これを審議未了、廃案にすべきであると日本社会党・護憲共同を代表いたしまして主張をいたすものであります。 まず、この法案の内容を見ますと、日本国憲法の平和主義、民主主義そして基本的人権尊重の三つの理念のいずれにも反する、この点が極めて重大な問題点であります。特に、良心の自由思想の自由あるいは表現の自由がすべて脅かされるという危険な要素を持っておるというのが、第一の反対の理由でございます。 憲法ができてからもう四十年近くをけみするわけでありまして、基本的人権そして各種の自由というものが定着……
○広瀬(秀)小委員 理財局長にちょっとお伺いしたいのですが、最近公社債投信というようなものが認められて、従来の銀行を中心にした間接金融という形から、大衆による直接金融の方向というようなものが非常に強く出て参りまして、金融における分野が、銀行は本来の通り短期金融、証券関係が長期金融を担当するというような、いわば金融界における大きな革命ともいうような傾向というものが出て参ったわけでありますが、そういう状態になって参りまして、この前高橋参考人を大蔵委員会で参考人としてお呼びして、いろいろ御意見を聞いた中でも、大衆投資家を保護するというような立場からも、証券業者が健全であるかどうかということが非常に大……
○広瀬(秀)小委員 この前の税制小委員会の場合にも問題になったわけでありますが、雇用関係と、従って労働関係が成立する場合と、さらに請負関係とどちらともつかないような場合に、そこらのところが割合にあいまいになっておる。そういうような場合に課税の実務に当たられる国税庁として、給与所得あるいは事業所得、どちらの形で課税をするかという判定の基準はどういうところに置かれておりますか。
【次の発言】 民法の雇用契約と請負契約というのが、六法全書の配列なんかも、雇用契約の次にすぐ請負契約が出てくる。しかも条文は今部長がおっしゃったように労務を提供し約束する、片方は仕事の完成を約束する、それに対していずれも報……
○広瀬(秀)小委員 この前東電の集金人に関する、税金の取り方について集金人というものの性格や労使関係が、名目は請負契約にもかかわらず、厳然としてあるのじゃないかというような角度から御質問を申し上げ、御調査をいただくことになっておったわけでありますが、その調査の結果をお答えいただくと同時に、それに対する御回答をこの際いただきたいと存じます。
○広瀬(秀)委員 一、二点お伺いしたいと思いますが、非常に資金需要が旺盛であったことしの一月の現状はそういう状態であったわけですが、その中で、日本の金利を国際水準にさや寄せするのだという議論で公定歩合の引き下げ、その他の利子を引き下げられた。そうして、設備投資が十カ年計画の目標年次を突破するような旺盛な状態になって、大へん国際収支も憂うべき赤字の連続だ、こういうようなことになって、日銀あたりでは、もう相当公定歩合を再引き上げしなければならぬだろうというような空気が非常に強くなっている。大蔵省は比較的慎重だというのですが、今銀行局長のお話によりますと、金利の問題は、基調は通しながらも、国際水準に……
○広瀬(秀)小委員 今いろいろ説明を聞いたわけですが、国際収支の逆調というようなこと、あるいは物価の意外の暴騰、それから高度経済成長のつまづきという点からも、金融の引き締めの情勢に転換をいたしまして、そのしわがおそらく中小企業に二千億近くも寄るのじゃないか、こういう予想がされるわけであります。その中で、とりあえずこれから年末にかけて財政投融資の計画によって三百五十億、さらに買いオペによって二百億、計五百五十億ばかりの資金手出をして中小企業に回されるという計画のようでありますが、この点について今御説明を承りますれば、状況に応じてはこれを増加してよろしいのだ、こういう気持でおるのだということですが……
○広瀬小委員 春日委員から今資料要求があったほかに、この問題についてわれわれとしてもより一そう正確な資料を得て、本問題の問題点をより一そう明らかにして改善の方向をとりたい、こういう気持から、次に申し上げる資料を一つ御提出をいただきたいと思います。 先ほど保証料率の問題で、平均した数字を三十七年で四厘八毛になっておるということが言われたわけでありますが、たとえば栃木県のごときは、県で補助をいたしまして、たしか二厘になっておるはずであります。この保証協会のあるところ、大がい県庁の所在地だと思いますが、それを全部各県の補助があるところは補助をさして、最終的に中小企業の負担になっている保証料は幾らに……
○広瀬(秀)小委員 一つ関連して。今ビールの問題が出たんですが、二級酒の問題、今までの取り扱いの中でも同じ二級酒でも五円なり十円なり、あるいは十五円くらいまで幅があったのですが、若干そういう差があったと思う。しかし一・八リットル、一升当たり大体税率五十円の引き下げ、こう記憶しておりますが、現実に今大体小売四百八十円くらいで売られておる。これは私この間直接買ったばかりですからまぎれもないのですが、それで大体税制改正の前に買ったのは大体四百九十五円あるいは五百円ちょうどという程度だったものなんです。それが四百八十円で依然として今でも売っておる。こういう事態が今日あるわけなんです。そういう状態はどう……
○広瀬(秀)分科員 私は、土地改良の問題について若干御質問をいたし、時間があれば飼料問題について御質問をいたしたいと思います。 農業基本法が昨年通りまして、特に日本の農業の発展のために構造改善をしなければならぬ。その相当大きな要素として、自立経営農家二町五反以上の農家を十カ年計画で大体百万戸作ろうというような計画もあったわけでありますが、そういう工合にして過小経営規模というものを改善していこうということが非常に大きな問題点になるわけでありますが、どうも土地改良事業全般をながめてみますと、ここのところ停滞もしくは後退をしておるのじゃないか、こういうような気がしてならないわけであります。予算に現……
○広瀬(秀)分科員 大蔵大臣も朝からの答弁でだいぶお疲れのようですが、一つあと一時間ばかりがんばっていただきたいと思います。 まず、ことしの財政政策全般の特徴といいますか、そういうものもいろいろありますけれども、私は一つの側面を非常に重大視するわけでございます。それは、財政投融資が非常に規模が大きくなった。しかも、これは国会の議決の範囲ではない。政府が、いわば勝手に運用できる面であります。それが非常に大幅に増額をされてきた。これは、財政資金を政府が自由に融資、出資等をなし得るものであります。従って、そういう面での国家財政全体における政府が独自にやり得る分野というものは、非常に大きいということ……
○広瀬(秀)分科員 農林省がおられるうちに二、三質問を申し上げたいと思います。 農業基本法ができて、選択的拡大ということで、畜産三倍、果樹二倍といううたい文句で農民がだいぶ酪農に精を出して参りました。ようやく市乳が県内で一升六十五円くらいのところまでいったとたんに、二円から七円幅の乳価の大幅な値下げがあった、こういう状態ができたわけでありますが、昨日の農林大臣の国会における答弁で、三月には業者側に値下げ通告を撤回するように命令する、こういうことになりましたので、われわれも胸をなでおろしたようなわけでありますが、この三月にやるというのは、三月のいつごろやるということですか、はっきりしておったら……
○広瀬(秀)分科員 郵政大臣にお伺いをいたしますが、本年に入りましてから、郵便貯金法の改正の問題が新聞にも出て参りました。今大蔵省と郵政省との間にこの問題についての折衝が行なわれておるようでありますが、その後の折衝の模様についてまずお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 議論は並行線をたどっておるということでありますが、そうしますと、大蔵大臣から正式に郵政大臣に対して要請があり、この問題・に対して大臣間の折衝があったというような段階にはまだ全く至っていない、まだ事務当局間における折衝段階だ、こういうように了解してよろしいのでございますか。
○広瀬(秀)分科員 私は、時間もございませんので、国鉄の自動車の関係についてお伺いいたしたいと思います。 国鉄自動車が大正年代にできまして以来、いろいろな困難な条件を克服しながら、今日まで輸送における大きな使命を果たしてきたわけでありますが、この発展の過程というものは、やはり日本における経済力、それにマッチする交通事情といいますか、そういうようなものとの関連において、時代々々の要請、経過をたどって発展してきたと思うのであります。最近高度経済成長政策というようなものとの関連において、道路政策の非常に飛躍的な発展というものが計画されるに至ったわけであります。道路十カ年計画というものが四兆九千億円……
○広瀬(秀)小委員 私は、ことしの予算関係で、財政投融資の問題でありますが、これは予算の付属書として参考程度に国会に示されたわけです。この問題は、予算総額の約半分近い数字が最近では計上されて、これだけ膨大な、しかも国民の零細な資金がこの原資になっておるにもかかわらずこの使用が一切政府にまかされている。こういう問題こそ、今日財政民主主義といいますか、そういう根本原則からいえば国会の議決を要するようにしていかなければ、公債を抱いた財政という形になって、景気調整機能とかなんとかいいますけれども、こういう問題が政府のほしいままにやられているというようなことは、日本の財政制度全般に対する一つの大きな盲点……
○広瀬(秀)小委員 一番最初に、長官から非常に過小申告だというような御発言があったわけですけれども、おふろ屋さんの場合、時代の進展といいますか、サウナぶろだとかトルコぶろだとか、あるいは個人の住宅でやはりふろくらいはつけたいというような、そういう時代の流れ、そういうようなことから、総体的にはむしろ斜陽的な傾向というものもあるし、そういう面も一つあるのじゃないかということ、それから、さっきお客さんの数取り調査を別にやったわけじゃないというお話もあったのですが、では、過小申告であるという基礎はどういうところにあるのか。これは青色申告をきちんとやったような人との同じような条件下における比較というよう……
○広瀬(秀)分科員 農林大臣にお伺いしたいのですが、農業の体質改善、構造改善、こういうものと関連をしながら、各地において土地改良事業が進められておるわけでありまして、ことしも前年度対比で約百億の予算面での増額もあるわけであります。今日まで行なった土地改良事業によってどれだけ農家所得が増大をしたとか、あるいはどれだけ新規の農地が造成されたとか、また、排水の関係やあるいは河川改修というような問題ともからんで農地が減少する場合もあるわけでありますが、そういうようなものの、いわば差し引き勘定といいますか、どういうメリットがどういうぐあいに出ているか、こういうような問題について全般的に、また、全般的にお……
○広瀬(秀)分科員 液化石油ガスの保安問題、取引の適正化問題等について質疑をいたしたいわけでありますが、その前に、開会時間を大臣の都合で三十分以上延ばしたことに対して、一体これはどういうわけなのか、ひとつ大臣の考えをこの際承っておきたいと思うのです。これは国会軽視ではないか。聞くと、記者会見をやっておられたそうでありますが、記者会見はどういう重要な内容か知りませんけれども、国会開会中に、それも三十分も食い込んでおるということを承知しながら、これは昼休みでもやれたのではないか。この点について一体大臣がどうお考えなのか、この点をまず明らかにしてからでないと質問できないと思うのです。
○広瀬(秀)分科員 都市計画区画整理の問題について質問をいたしたいと思いますが、今日、都市計画あるいは土地区画整理事業を実施した個所において、そのあと始末の問題が全国的に非常に停滞をしておくれておる、こういう問題が非常に多いわけでありますが、換地指定の問題あるいは町名地番の変更の問題とか清算金を徴収する面、支払う面あるいは登記の事務、そういうようなものは全くおくれている。こういう問題に対して、建設当局としてどういうように指導をし、どういうように促進をされるか、この点について、まず全般的なお考えをお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 たとえば、私の出身の宇都宮に例をとりますと、昭和二十一年……
○広瀬(秀)小委員 一つだけお伺いしたいのですが、公債をかかえて資金の流れが変わってきたというようなことも、金融再編成の一つの大きなファクターにもなっているというお話があったわけですけれども、いま国債が非常に値下がりをしているわけですね。それで、先ほども市中銀行の引き受けだというお話がありましたが、かなりの高率で市中銀行でシンジケート機関をつくって消化をされておるわけでありますが、四十八銭の手数料をいただいても、なおかつ十二銭台を割れば、これはキャピタルロスが大きく出てくるだろうと思うのですけれども、いまや五銭とか、あるいは九十八円の大台を割るかもしれぬというような情勢まである。もちろん、この……
○広瀬(秀)小委員 職員二十三名増員の経費が四百八十一万円、これは採用の時期と関連があるんだろうと思いますが、平年度でどれくらいになるのですか。
【次の発言】 もう一つ、納入出版物代償交付金、これをちょっと説明してください、大体見当はつきますけれども。
【次の発言】 ちょっと聞きたいのですが、大体休まなくてはならぬ時期のめどは何月ごろということになっておりますか。
【次の発言】 ひとつ要望しておきますが、そういう若干の時期的なズレなんかは工事の関係ですからあると思いますが、図書館を利用する議員にとって非常に大きい問題ですから、大体いつごろの時期になる、それから、どの期間は新聞雑誌の類だとか、い……
○広瀬(秀)分科員 東北自動車道の問題について、建設大臣並びに関係局長にお伺いをいたしたいと思います。
まず最初に、この東北自動車道は、最終的に何年までに完成を目標にされておるか。それからまた、栃木県関係、東京から宇都宮までが第一期工事とされておるようでありますが、これの完成の目標年次というようなものについてちょっとお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 岩槻―宇都宮間はどのくらいですか。
【次の発言】 いま栃木県でも県会が開催中なんですが、この工事が予定よりも非常にずれ込んでいるということがかなり問題になっておるわけでありますが、予定よりどのくらいずれ込んでおるのですか。
○広瀬(秀)分科員 大臣にまずお伺いしますが、三月十二日に物価安定推進会議が公共料金の安定及び牛乳価格の安定について見解をまとめて、総理大臣にたしかきょう正式に中山会長から答申が出されていると思うのでありますが、その中で非常に重要な問題が指摘されておるわけであります。国鉄経営が今日非常な危機的状態にあるということから、運賃値上げの問題ともからんで、経営再建特別委員会の強力なやつを早くつくるべきだ、こういうものが出ておるわけであります。これについて運輸大臣として、国鉄経営を何とかして改善をしなければならないという見地において、この問題をどう受けとめられ、どう対処されようとされますか。
○広瀬(秀)分科員 私は、きょうは東北縦貫道建設に伴って、関連して起こります農業問題等についてお伺いいたしたいわけであります。 最初に農林省にお伺いをいたしますが、縦貫道が非常に大事なものであることには変わりはないわけでありますし、私どもも基本的に東北自動車道に対して賛成の立場をとったわけでありますが、しかしその中で農業が非常に無視されるような形というものが出てくる、あるいはまた農業に生活を依拠している農民の立場というものが比較的軽視をされて押し通るのでないか、私はこういう不安を持つわけであります。まず、その一つの例が、たとえば栃木県に矢板というところがあるわけでありますが、これはたしか四十……
○広瀬(秀)委員 運輸大臣がまだ来ておりませんので、若干数字の問題について聞きたいと思いますが、その前に、今度の国鉄運賃法の改正を、まず閣議決定をしてしまったあとで公聴会をやられて国民の意思を聞いたという、こういうべらぼうなことが行なわれている。これは今度の国鉄運賃の基本的性格を物語るものだと思うのですが、その中でほんとうに家庭の主婦なんかが、これ以上物価が上げられてはたいへんだ、国鉄運賃が上がれば必ず物価に響いてくるということで、家計のやりくりももうつかなくなりますよということを涙ながらに訴えたということが、漏れ伝えられておるわけであります。しかもそういう庶民、国民大衆の気持ちというものを聞……
○広瀬(秀)小委員 いま国会図書館は一般に開放して閲覧させておるわけでしょう。
【次の発言】 これらの利用状況というのは、いまどうなっておるのですか。
○広瀬(秀)分科員 運輸大臣、国鉄総裁に対しまして、主として国鉄の経営問題と赤字線廃止の方針との関係等について御質問をいたしたいと思うわけであります。
国鉄経営が赤字が非常に累積して苦しい状況にあるということは、今日ではもはや全国民の常識になりつつあるわけでありますが、こういう赤字というものが一体どうして急速に――急速にといっても、かなり長い時間かかったわけでありますが、そういう状況に落ち込んだのか、その点についての総裁のお考えと、それから運輸大臣のお考えをまずお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 いま総裁からるる御説明があったわけでありますが、要するに、新しい設備投資をしなければなら……
○広瀬(秀)分科員 私は東北縦貫道建設の問題、さらに八ツ場ダムの建設の問題、河川敷の問題、三つの問題について建設大臣並びに関係局長にお伺いをいたしたいと思うのです。 いま柴田委員から中国地区の縦貫道の問題についていろいろ御質問があったわけでありますが、東北縦貫道も第一期工事分といいますか、岩槻―鹿沼間というようなことで予定されておるわけであります。その後いろいろ地価の値上がり等もあったり、あるいはその他地権者との折衝の問題もあったりした面で、この建設の計画進行の状況、そういうものをもう一ぺん年次計画別に、昭和四十四年度にはどういうところまでやりたい、四十五年度にはどういうところまでやりたいと……
○広瀬(秀)分科員 私は、近く国会に提出を予定されているといわれますガス事業法の改正等をめぐって、関連する諸問題について通産大臣に質問をいたしたいと思うわけであります。 一昨年国会でLPGの保安の確保及び取引の適正化に関する法律が成立したわけでありますが、現在家庭燃料あるいは業務用燃料、こういうようなものでLPGが家庭用燃料だけでも、あるいは業務用のものも含みますが、約千三百万戸の供給をいたしておる。いわゆる百年の歴史を持つ都市ガス事業者のそれらに対する供給は六百五十万程度というようなことだ、そういう数字が出ておるわけであります。そういう事態を踏まえて、通産大臣は、今回のガス事業法の一部改正……
○広瀬(秀)分科員 私は、いわゆる今日の過疎問題と申しますか、経済の高度成長の急速な展開以後、一方において都市化現象が急速な勢いで進む、その反面においては、この過疎現象が非常に深刻な問題になってきた、いわゆる農山漁村というようなところからどんどん人口が流出をしておるわけであります。都市における労働力不足というようなことで、今日非常に問題化されておりますが、三十年から三十四年にかけて年々雇用の増加が七・五%、三十四年から三十八年が三・六%、あるいは三十八年から四十二年は四・六%、こういうように雇用の増加が幾ぶん四十二年度あたりになって下がってきたというのは、このことはやはり労働力不足の一番大きい……
○広瀬(秀)小委員 伊原会長に二、三質問を申し上げたいと思いますが、今日、地方銀行の問題として、横浜とか埼玉のように非常に過密化してきているところ、こういうところは地方銀行でもたいへんどんどん大きな力のある銀行として成長をされてくる。しかし、それとうらはらの関係で、過疎地帯における地方銀行、こういうものがどんどん格差が拡大をしていくというようなことで、人口の過密地帯における地方銀行はどんどんその業績も伸びていく、収益も増大をしていく、こういうことだろうと思いますが、極端に人口が減少し、また見るべき地場産業なども発展をしない、そういうようなところで地域開発というような問題も当然起きてきて、先ほど……
○広瀬(秀)小委員 いまお二人から財政の現況、財政投融資の問題点等について御説明があったわけですが、いまの説明と直接関係のない問題なんですけれども、いま皆さんの説明の中にもいろいろそういう問題の御指摘はあったわけなんですが、国鉄の財政というものをどうしていくかということは非常に大きな問題になる。今度の賃金引き上げの問題等をめぐっても、来年一体国鉄はどういうぐあいにしたら予算が組めるのかというところまで、この問題の深刻性というものがきているというようなことがいわれておるわけなんです。これは原因がどこにあったかというようなことを一々あげていったら切りがないんだけれども、問題の所在はもう皆さんも十分……
○広瀬(秀)小委員 国鉄の財政再建の問題で若干お伺いをいたしたいわけです。 最初にまず国鉄の副総裁にお伺いいたしたいと思いますが、去年の九月、国鉄財政再建基本方針が閣議で決定をされ、それに従ってことしの二月に国鉄財政の再建に関する経営の基本的計画というものが出されたわけでありますが、その後、状況の変化というものがかなりあると思うわけであります。たとえばことしの春闘における賃金の上昇の問題、これなども、その基本計画によりますと財政再建期間のこの十年間、大体九%というような非常に度はずれた計画の内容であったわけでありますが、おそらく一六%をこえた賃上げも現実に、これはやむを得ないけれども、実現を……
○広瀬(秀)小委員 国税執行の問題、税制問題、きょう初めて小委員会をやるわけですが、いま吉國長官から報告された問題について若干質問をいたしたいと思います。 最初に、職員の定員関係の問題点を言われたわけですが、長官としては、大蔵委員会で国税通則法の審議をしているときに欠員の問題で、定員が非常に足りないということを、いまも申されたわけですが、その定員がなおかつ約二千名からの人員が不足をしておる、これはこの年度が変われば採用できる状態になる、こういう答弁があったのですが、それが一体その後、もう新年度になったわけです。二カ月近くもたつわけなんですが、その欠員補充の状況はその後どういうように処置をされ……
○広瀬(秀)小委員 税制調査会長の東畑先生お見えになっておりますので、まず現在までに、来年度の税制改正、また新しい、七〇年代全部ということではないでしょうけれども、かなり長期にわたる税制改正の問題等について税制調査会でかなりの御審議がなされているものと拝察するわけでありますが、現在どの程度に討議が進められており、答申がいつごろ出されるお見通しであるか。それらの点をまずちょっとお伺いをいたしたいと思うわけでございます。
【次の発言】 いまのお話で、長期に基本的な問題の部会として四回やっておられるし、ヨーロッパにも委員を派遣されているという話でございました。そのほかの第二部会、第三部会は一回ずつだ……
○広瀬(秀)分科員 運輸大臣に御質問をいたしますが、四十三年の十一月、国鉄財政再建推進会議が、国鉄の赤字線八十五線区、六千キロに及ぶもののうち、とりあえず八十三線区、二千六百キロはこの十年間に廃止をしなければ国鉄財政の再建はならない、したがってそのとおりやれ、こういうような意見書を出したということから、今日全国各地で該当する線区までちゃんとあげて廃止の方向が打ち出されたわけでありますが、しかもその廃止というのは、線路を取りはずしてしまって営業一切やらない、こういう中身であるはずでございます。ことに最近、二月十九日でございますか、「国鉄財政の再建に関する経営の基本的な計画」、こういうものの中で、……
○広瀬(秀)分科員 東北縦貫道関係について若干の御質問をいたしたいわけですが、東北縦貫道の進行の状況、特に第一期工事といわれる岩槻―宇都宮間、この状況について、そしてこの区間の進行見通し、こういうものについて、この際どういう状況になっているか、これをまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 岩槻―宇都宮間の用地買収は完全に済みましたか。
【次の発言】 その宇都宮―鹿沼間で一つの問題があるわけでありますが、聞くところによると、大体買収に応ずるという判を押したというのが大谷石で有名なあの地区でございます。そこでひとつお伺いしたいのは地下権ということで、あすこに大谷石が埋蔵されている。……
○広瀬(秀)分科員 大臣にまず簡単な問題をお聞きしたいのですが、今日、日本専売公社は、たばこの製造、販売をやっているわけでありますが、さらにその他、塩の専売とかがありますが、事業体としての性格が公共企業体である、法律的には公法上の法人であるということがいわれておるわけであります。公法上の法人でも事業をやらない法人もありますが、そういう立場からすれば、これは公共企業体だ、こういうことが言えるだろうと思うのですが、その点についての大臣の御見解を承りたい。
【次の発言】 そこで、いつでも公共企業体ということになりますと、公共性と企業性というものが混然一体となって運営されるという、そこに妙味もあり、む……
○広瀬(秀)小委員 二点だけ伺います。 いまの瀬川さんのお話を伺いまして、ドル・ショックによって株が短期間におけるかつてない大暴落をいたしたわけですが、現状はそれでもどうにか落ちつきと秩序を取り戻している、こういうような状況なんでありますが、何といいましても株式の動向というものは景気の先行指標だということがずっと言われてきたわけであります。そこで、いまはたいへんな不況におちいっているわけですが、これからの景気の見通し、まあ中期、長期までは求めませんが、短期的な見通しを証券業界としてはどういうふうに見ておられるか。もちろんこれは政府の景気政策などとも関連するわけでありますが、いままでに、どうす……
○広瀬(秀)委員 私は、大蔵関係の、特に当面きわめて重要だと思われる数点について、関係大臣に、また総理にお伺いいたしたいと思うわけであります。 沖繩返還にあたって、いわゆる復帰不安というものが非常に心配をされ、また深刻な問題になっておることは、御承知のとおりでありますが、その中でも特に円とドルの交換の問題、沖繩がいやおうなしにドル経済の中で生活せざるを得なかったこの四分の一世紀をこえる期間、しかも何らの責任なくしてこの最近のいわゆるドル防衛措置、こういうものによって、ドルの減価というものによってたいへんな被害を受けるだろう、これが、まあ円とドルとの関係において、どういう国際通貨調整が行なわれ……
○広瀬(秀)委員 短い時間でございますので、国鉄財政問題一本にしぼって質問をいたしたいと思います。 私ども調べたところによりますと、国鉄の累積赤字が四十六年度見込みで大体八千億になるだろう。さらに四十七年度を経過した場合には九千七百六十六億と見通されている。約一兆円の累積赤字になるという事態になっておるわけであります。一体この赤字はどういう原因で発生したのか。これはいろいろ理由はあるだろうと思うわけでありますが、まずこの赤字の原因について、ちょっと運輸大臣に伺いたいわけなんです。われわれが考えますと、戦前には国鉄職員というのは非常に給料がよかった。各省間でも、商工省の次は鉄道省だということで……
○広瀬(秀)分科員 農林省にまずお伺いしたいのですが、米生産総合改善パイロット事業、これはどのような目的を持つものでありますか。
【次の発言】 抽象的に言えばそういうことになることに間違いはないと思うのです。そこで、総合改善パイロット事業と基盤整備――大型農機具を入れて高能率、高収益ということと、同時に効率のいい農業という意味でそういうことも入っているわけですけれども、そういうことをやるためには、土地基盤整備というものがなされてなければ、これは非常に効果が削減されると思うのですが、土地基盤整備というものと、どこをパイロット事業の指定地とするかということとは密接な関係があるのですが、その点はどの……
○広瀬(秀)分科員 時間が非常にありませんので、簡潔に質問をしますから、的確な御答弁を短くいただきたいと思います。 私の質問の内容は国有財産の払い下げ、特に土地の払い下げ、この問題についての大蔵省の態度なんですが、栃木県の西那須のもと農政局の馬事研究所のあと地十一万坪、これが昭和四十一年の六月六日に全畜連、これは現内閣の現職国務大臣の大石武一さんが会長として契約書に調印をされておるわけです。事は現内閣の大臣の関与しておる問題なんですが、三十九年当時から、当時の河野一郎さんが全畜連の会長理事として運動を始めて、当時の田中大蔵大臣の認可を得て払い下げの契約ができたわけです。 その目的といたしま……
○広瀬(秀)小委員 最初に、銀行局長にお伺いいたしますが、この金利の問題、先ほど村山委員も触れたわけでありますが、公定歩合が三次にわたって引き上げられておるわけでありますが、それに伴いまして、四月には銀行預金の金利がそれぞれ上がりましたし、郵貯もしかりであります。五月段階では、信託配当率、金融債の関係あるいは国債、政保債、地方債等の金利も上昇をいたしました。これがまあ四月、五月で大体金利を上げました。そして中期預金も四月には設定をされて、もう実行に移されておるわけでありますが、この預貯金の金利の引き上げ、これは公定歩合もこういうふうに上がった段階で、先ほどから中期預金の問題で触れておるように、……
○広瀬(秀)分科員 農村総合整備パイロット事業について大臣また事務当局にお伺いしたいわけですが、まず最初に、農村総合整備パイロット事業というものは、根拠法規としては農振法から出発するのだろうと思うのでありますが、四十七年の農地C第二一九号、四十七年六月三十日付の農林次官の通達が出ておるわけであります。そこで事業実施区域を選定する基準らしきものが説明されておるわけでありますが、栃木県の黒羽町川西地区を選んだ理由というものは、この次官通達に該当する、そしてその以前に四十五、四十六年と調査をしてきた結果、適地である、このような判断をされた、こういうことで了解をしてよろしいわけですか。
○広瀬(秀)小委員 関連して二、三御質問をいたしたいのですが、中小企業問題は山田委員も取り上げられたのですが、これ以上倒産するような企業が出てはならない。しかも今日の倒産状況を見てみますと、いわゆるかつてのインフレ型倒産から不況型倒産の状況を呈して、しかも件数は、前回の不況時のピークから見れば、八百とか九百とかという数字で、千をそれほどこすというような異常な状態ではないというようなお話があったわけだけれども、いまの金融引き締め、総需要抑制という旗は当分の間おろせない、こういう状況でいくとすれば、先ほど銀行局長は、健全な中小企業が倒産するというような事態は避けたいということを表明されたわけだけれ……
○広瀬(秀)小委員 金融制度調査会にいろいろ今度諮問をされる、その中に、私はずばり言いますと、労働金庫の問題が入りますか。 いまや雇用労働者の数は三千六百万あるいは四千万に近い状況になっている。就業者の中で一番多い階層だと思うのですね。そういうように非常にウエートが増大している階層、その者に向けての金融機関という形で労働金庫は今日まで発展してきたと思うのですが、今日ようやく一兆円を七百億円ぐらい超したかという資金量というか預金量、そういう状態になってきているわけですね。これからの時代は、経済全体が高成長あるいは産業優先、生産優先というような時代から福祉時代へということである。そういう場合には……
○広瀬(秀)分科員 まず最初に労働大臣にお伺いをしたいのですが、労働金庫関係の問題で、労働大臣は労働金庫が今日果たしつつある役割りというものについてどういう所見を持っておられるか、その点をまず一言伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、かつて労働金庫が出発したのはたしか二十八年だったと思いますが、それ以来ずっと労働金庫はそれなりの役割りを果たしてまいったように思うのです。特に一般の労働者が都市銀行であるとかあるいはその他の金融機関はなかなか利用しにくい。労働者にとって一番敷居の高いのはそういう金融機関だというようなところから、特に消費金融というような形が、やはり発足当初では一番ウエートの強……
○広瀬(秀)分科員 最初に、資源エネルギー庁長官に数字をちょっとお伺いしたいのですが、今日一般ガスあるいは都市ガス、さらにLPGというようなことで、どのくらいの世帯がガスを使っておるわけでありますか。そしてそのシェアはどういう比率になっているか、ちょっと数字をお聞きします。
【次の発言】 LPGはその残りですか。
【次の発言】 千六百五十七万ですね。
全国の数字はそれでわかりましたが、私が住んでいる宇都宮地区で調べてみましたら、ガスの供給を受けている世帯数が約九万五千、都市ガスが一万七千世帯、このうち一万六千というのは東京瓦斯がカバーしております。LPGはこれに対して七万八千世帯、こういうこ……
○広瀬(秀)小委員 いま銀行局長から金融制度調査会における銀行の役割りについての中間取りまとめの御説明がございました。この中間取りまとめの中におきましても、これを貫いている考え方というのは、銀行経営の健全性、あるいはそういうものを図りつつも競争原理の導入であるとか、あるいは市場原理の導入であるとか効率化の達成、これが貫かれておると思うのであります。そういうことは、言葉の上でだれしもそれに対してけしからぬというようなことを言い得る性格のものではない。言葉としては確かにそのとおりである、こう認めざるを得ないような性格の問題だと思うわけであります。特に、大衆の預金を預かって、これを最も効率的に、健全……
○広瀬(秀)小委員 いま、金融制度調査会のその後の進行状況、作業の進みぐあいと労働金庫の全国統合問題をめぐる報告がございました。 最初に、せっかく佐々木参考人においでいただいておりますので……。 先ほどの銀行局長のお話によりますと、これからの日本の経済構造、それに対応する金融構造というテーマについては大体もう審議が終わった、こういう報告でございます。 そこでお伺いしたいのですが、私ども、日本のこれからの経済、これはもうオイルショック以前のようなああいう高度経済成長の時代ではない、したがって、安定成長という言葉が適当なのか、低成長というずばりで言った方がいいのか、これはいろいろ議論があるか……
○広瀬(秀)小委員 予算の伸び率で言うと、どのくらいになりますか。
【次の発言】 ただ、将来の問題で、立法考査局の、特に調査員というか専門員というか、こういうスタッフの拡充の問題は、依然として大きい問題として残っておることをお忘れなく、来年度以降になるかもしれませんけれども、引き続いて努力をされたいことを……。
○広瀬分科員 与えられた時間が三十分でございますから、国鉄経営の基本問題等についてはきょうは触れないことにいたします。それなりに私は私なりの所見を持っているわけでありますが、きょうは足尾線の問題について焦点をしぼって質問をいたします。 国鉄当局が地方線対策として、残す路線を、大体地方線九千キロのうち四千キロを残して五千キロは大体廃線に持っていく、バス転換というようなことで構想を立てられたようであります。そこで、輸送密度一日一キロ二千人という数字を出しておられるようでありますが、足尾線に対して、足尾線を廃止する方の側に入れた理由を簡潔に質問します。まずどういう理由であるか。
○広瀬分科員 私は大蔵大臣及び国税庁に対しまして、主として財政再建問題ということに焦点を合わせながら、もう一つの見地は、大平総理がこの通常国会冒頭の施政方針において政治の倫理を確立するということを言われましたが、その問題に税制の問題が深くかかわり合いを持っている、そういう立場で、税制には今日制度そのものに不公平があるという問題が言われておりますし、それは大きいところに甘く小さいところに重いというようなものやあるいはクロヨン論議に見られるような、水平的公平あるいは垂直的公平などと言われますが、そういうものが侵されて不公平であると同時に、そういう税制の執行面というか運営面というか、そういうものが的……
○広瀬小委員 私は、ただいま議題になっておりますこの裁判官弾劾法の一部を改正する法律案に対して、いま各省庁あるいは衆議院の法制局あるいは訴追委員会、弾劾裁判所、それぞれ御意見を伺いました。 そもそも、この法案が出されるきっかけになりましたのは、安川判事が、皆さん御承知のとおり、あのような破廉恥的な行為を行って、しかも、その裁判官訴追をされておりながら、公選法の九十条に逃げ込んで訴追逃れをする、こういうような事案があって、このことが国民大衆から激しい怒りを買った。これは現行法の盲点をついたというようなことで、国会は一体何をやっているのかというような非難も国会に向けられたと思うわけであります。 ……
○広瀬分科員 きょうは会計検査院法の改正問題をめぐって若干の質問をいたしたいと思うのですが、この問題は、あらゆる機会に非常に議論を尽くされてきておるわけであります。本会議の衆参における決議ないし議決も、前後六回にもわたって院法改正をすべきであるという趣旨の決議がなされておる。決算委員会あるいは予算委員会における質問もかなり数多く行われておる問題でございますが、一向にはかばかしい展開を見せてない、進展を見せてないということについて、私は、まず質問に入る前に、きわめて遺憾なことである、こう言わざるを得ないわけです。 会計検査院では、これはロッキード、グラマン等航空機輸入問題をめぐる問題の調査、会……
○広瀬分科員 まず、高木総裁にお伺いいたしますが、昨年もこの分科会で、国鉄経営再建特借法に関連して、一番焦点である特定地方交通線廃止の問題、なかんずく足尾線の問題について質問をいたしたわけであります。 その際、この法律を見ましても、十条、十一条等において、特定地方交通線を廃止する場合の輸送確保という点では、必要があると認めるときは一般乗合旅客自動車運送事業による輸送を行うべきことの指示その他の措置を講ずることというような第十一条がある。一体貨物はどうしてくれるのですかということを申し上げた。 特に足尾線においては、もう百何十年という歴史を持っている江戸時代から続いた有名な足尾銅山があるとこ……
○広瀬分科員 国鉄財政が政治の舞台において、また国民の目から見ても、非常に重要な政治課題になっておるわけでありますが、その中心は何といいましても国鉄の経営赤字の問題であろうと思うわけです。国鉄の経営の現状について、予算の総括質問でわが党の山田耻目君が運輸大臣にも質問をいたしました。そのときにも、当面の赤字経営の問題に対応する問題点について、運輸大臣も、国鉄の特別な事情による退職金問題それと年金問題、これが当面非常に重要な問題点であるということを指摘されました。そのほかにもございましたけれども。 そういう事情を踏まえまして、きょうは国鉄財政と国鉄の公共企業体職員等共済組合法に関連をして国鉄共済……
○広瀬分科員 国鉄経営再建法を受けまして、いわゆる第二次の廃止基準に該当する路線として足尾線が選ばれたわけでありますが、私はもう三年くらい前からずっとこの予算の分科会でこの問題を連続して取り上げてきておったわけであります。これはなるほど五十二年から五十四年の間における旅客輸送人員あるいは貨物輸送トン数、こういうようなもので一定の廃止基準を設けて、それに該当する、こういう形でやられたんだと思うのでありますが、特に私が強調したのは、足尾線は非常に歴史的に重要な役割りも果たしてきた、しかも日本の経済にとっても、銅の生産、採鉱から精練まで一貫事業をやってきた、そういうところである。しかも、企業城下町な……
○広瀬分科員 きょうは、国鉄の経営改善のためにとられる第二次の地方赤字路線の廃止、第一次がやられ、第二次が発表されておるわけでありますが、その中の一つである足尾線廃止の問題に関連をしまして質問をいたしたいと思うのです。 申すまでもなく、これは国鉄経営再建促進特別措置法で交通量の少ない赤字線区を廃止するという趣旨なんですが、特に、きょう国土庁長官にもおいでいただいて質問をいたしたいということは、まず過疎地域振興特別措置法が五十五年につくられておるわけでありますが、これはそのとき修正されたので、その前からできておったはずだと思うのですが、これは日本全国のいわゆるバランスがとれて、過密と過疎が決定……
○広瀬分科員 私は、労働者災害補償法の適用問題について若干質問をしたいと思うわけであります。 それで、実は四カ月ぐらい、解散の大分前だったのですが、具体的に名前を挙げて、こういう問題での具体例について、労働基準局として、こういう事案について非常にごたごたしているようだからこの辺のところを調査してもらいたいと要請をしておったわけです。課長あたりのところに言っておけば間に合うだろうと思って言ったのですが、ちょうど課長なんかもいないというので、田中君という人に言ったのですが、これが二週間ほど前でしたか、二十日ぐらい前になりますか、この問題は、じん肺法は一級の認定はできておりますが、それは療養の補償……
○広瀬分科員 きょうは、最初、ムーンライト計画の仕事が、最末端の下請、孫請というようなところに、その作業が回されて、それを集中的に仕事をした個人業者が健康を害して仕事ができなくなった。この仕事をやっているとおまえさんは命の保証がないぞ、住居も全部引き払って仕事をやめなさい、そういう医者の診断を受けざるを得ないという。それにもかかわらず、そういう診断をされて、今何も仕事ができなくなって、そして引っ越しもして、無職の状態に陥って生活にも事を欠く、しかも健康はどんどん害されて、今もなお非常に複雑な健康被害を多面的に受けている、そういう状況がありまして、こういう場合に、一体そういう人たちはどういう方法……
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