このページでは武藤山治衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。武藤山治衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○武藤委員 総裁に、引き続いてたばこの収納価格の問題について、要望と質問をかねて二、三点伺いたいと存ずるのであります。時間も非常に過ぎておりますから、簡単に御質問いたしますので、明快なる御答弁を要求いたします。 昨日も、同志の足鹿委員から、収納価格は党派を超越して決定すべきものであるし、すみやかに農民の代表の意思を参考に入れた価格をきめろ、こういう強い要望がありましたが、そのときに、大臣は、総裁の申請があればそのまま決定をしたい、こういう答弁を昨日行なったのであります。そこで、私は総裁にはっきり伺いたいのでありますが、五%の引き上げという総裁が発表した意見は、どういう事情が発生しても、これ以……
○武藤委員 関連して。
ただいま有馬先輩の質問をめぐって一、二点関連をしてお尋ねいたしたいのですが、農家の所得税を納めておる数が十三万戸程度になってきたということで、あなた方は減ったと思っているのかもしれませんけれども、昭和九年、昭和十年ごろの農業者で所得税を納めておる計数というのは一体どのくらいありますか、それを最初に伺いたい。
【次の発言】 そこで問題になるのは、昭和九年、十年を基準にして、日本の経済がこれこれこれだけ伸びた、あるいは生活水準がこれだけ伸びた、そういう比較をなされておる今日、農民の課税対象になっておる件数が十三万になったから減ったなどという考え方がもしあるとすれば、これは……
○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま採決に付されんといたしておりまする産業投資特別会計法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を試みんとするものであります。 すでに、この問題につきましては、予算委員会あるいは本会議におきまして、わが党代表から、鋭く政府の猛省を促し、財政法違反であるという点は明白に指摘をいたしたところであります。従って、私は、あまりこまかい点に及ばずにおおまかに、現在政府の提案したこの取り扱いの仕方というものが、非常に法の精神をじゅうりんしておるという点を指摘し、今後の行政官並びに政府当局の反省をぜひ求めるという意味からも反対いたしたいと思うのであります。 ……
○武藤委員 最初に政務次官にお尋ねしようと思ったのですが、いないようであります。今回上程されておりまする補助金等の臨時特例等に関する法律の問題でありますが、昭和二十九年に特例法ができて、その後、年々、一年一年延長しておる、こういう取り扱いをしておるわけであります。今回の提案の趣旨説明を読んでみますと、その処理につき結論を至急得たい、こういうようなことを政務次官はおっしゃっておるわけでありますが、今まで六年有半の間なぜこれを特例法という形で処理されてきたか。もっと実体法の中へ個々のものを入れるなり、あるいは停止してしまうものは半永久的に停止してしまうかという態度が、なぜ六年有半も期間があったのに……
○武藤委員 関連して。
最初に、国民金融公庫の出張所の増設のことですが、ただいま四カ所くらい年々ふやすような希望でおる、こういう御説でございます。そのふやす場合の基準でございますが、どんな基準で――たとえば地理的な、県庁所在地と他の大きな都市との距離が離れておるとか、あるいは産業構造が非常に中小零細企業が多い都市があるにもかかわらず、県庁の所在地に遠いとか、いろいろの考慮が必要だと思うのですが、とりあえずそういう出張所を設ける場合の基準というのはどんなものを考えておるか、この点一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 自分の県のことで恐縮でございますが、たとえば栃木県などは、宇都宮にはあります……
○武藤委員 揮発油税の税率引き上げについて質問いたしたいと存じますが、今回提案されております揮発油税の中で、非常に各方面に影響があり得る改正が行なわれておりますので、きょう質問のしきれない場合には、後刻また追加質問をいたしたいと存じます。
まず最初にお尋ねいたしますが、三十二年度、さらに三十四年度と引き上げを行なってき、さらに今回再び一五%という非常に大きな引き上げをする最大の理由、それをお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁では、諸般の事情によって一兆八千億円の当初の五カ年計画を二兆一千億円にした。その諸般の事情というのが非常に私は問題だと思うのです。当初、大蔵省は、……
○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、揮発油税法の一部を改正する法律案及び地方道路税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論をいたしたいと思います。 私どもが本案に対して反対をする理由は大体五つございます。第一は、池田内閣の公的無視という点であります。第二に、税負担の公平化が侵害をされておるという点であります。第三は、目的税の範囲を逸脱した無謀な引き上げであること。第四は、道路整備五カ年計画の内容が非常にずさんであること。第五に、物価引き上げを一そう促進して大衆負担の増大をもたらすという点であります。以上の諸点について具体的にこれから申し述べ、ガソリン税引き上げに反対をするものであります……
○武藤委員 やはり加藤委員の質問に関連して、二、三通産当局の方へ伺っておきたいのでありますが、一つは、イギリスとの取りきめをする場合に、取引する場合に、おそらく六カ月前か一年前くらいに商社は契約をしておる。そういうときに急に関税がばんと引き上げられると、その損害は一切日本の問屋が引き受ける、こういう契約条項になっておると聞いておるのであるが、その点は事実はどうなっておるかを、まず第一点としてお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、問屋は一銭も損害を受けない。それはもうはっきり確認して間違いないわけですね。
それから、先ほど報復的な措置は何も心配はない、こういうことを申しておりますが、念のた……
○武藤委員 ただいまの答弁は、予算の関係の中には、本年は十五億円しか該当しないから当然収入見込み額の中に勘案してある、こういうことですが、もしそうだとしたら、これは予算編成当時からこういう措置法を提出するのだということはさまっておったわけですね。きまっておったとすれば、なぜ十七日の本会議で議決された特別措置法の一部改正案の中にこれを出してこなかったのか。今になって、同じ国会中にもかかわらず、わずかの期間のズレをもってこういうものを出してくるという処理の仕方ですよ、問題は。このおくれてきた理由は一体何ですか。この前の特別措置法と一緒に出せなかった最大の理由を一つ伺いたい。
○武藤委員 関連して。
三十七年産の収納価格はバルクライン方式でいくか従来のパリティ計算でいくか、その点簡単に伺いたいと思います。生産費及び所得補償方式という計算方法でいくのか、それとも従来のパリティ指数を主にした収納価格でいくか、その考え方をちょっと聞きたいのです。
【次の発言】 そこで、要望として申し上げたいのでありますが、今政府は選択的拡大ということを農民に指導しておる。特に本年から大麦、裸麦を一年間に十二万町歩やめなさい、やめたものには補助金を上げますよ、こういう形で採算のとれない農産物はやめる傾向にあるわけです。そのかわり果樹とか酪農そういうものに非常に力を注いでおるわけであります……
○武藤委員 大へん時間がおそいようでありますから、要点だけをかいつまんで質疑をしてみたいと存じます。
最初に、大臣がお見えになる間に大臣にお尋ねしておきたいと思います。実は私どもの栃木県、群馬県、埼玉県の青年会議所の諸君が、第二国際空港の誘致運動と申しますか、アイデアを打ち出しまして、過般九月の十二日の日だと思いますが、斎藤運輸大臣と小平総務長官に面会をして、その青年の構想なるものを文書をもって手渡したと聞いておりますが、そういう事実があるのかどうか、大臣に一つお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 今の大臣の答弁を聞きますと、大臣と防衛庁なり、他の管轄の庁との間の連絡が不十分のために、……
○武藤委員 ただいま本委員会に上程されておりまする会計法の一部を改正する法律案について、以下常識的な点かもしれませんがお尋ねをして参考にしたいと思うわけであります。 以前、大蔵省からいただきました契約実績調という資料によりますと、一般競争契約、さらに指名競争、随意契約の三つの部類に分けて、その入札金額やパーセンテージなどを調べてみますると、今日本全体の一年間の契約金額が大体三千三百九十三億円ございますが、そのうち法律に原則として定められておる一般競争に付しておるのはわずか十億円程度でございます。あまりにも一般競争に付しておる額が少な過ぎる。パーセンテージにしては一%も出てこない、こういう実態……
○武藤委員 最初に総裁に、たばこの専売事業とさらにショウノウの問題についてお尋ねしたいわけでありますが、最初にたばこの問題から一つお答えいただきたいと思います。 御承知のように、今たばこの耕作が年々減っておりまして、昭和二十九年から三十五年までのわずか六年間に十万戸の耕作者が減っております。さらに面積にいたしましても一万ヘクタールからの減反になっております。その原因にはいろいろあるわけでありますが、私ども農民から率直に聞いておる点では、収納価格が低過ぎるということが、かなり大きな減反の原因になっておると思います。そこで公社も今年の九月八日、審議会で異例ともいうべき再度引き上げをやりまして、そ……
○武藤委員 会計法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案を上程いたします。 案文の朗読をいたします。 会計法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 一、国の行なう売買・貸借、請負その他の契約等本法の運用に当っては、各省各庁は、中小企業者の不利益にならないよう資格要件策定その他について十分に配意すべきである。 二、指名競争入札及び随意契約が拡大される傾向にあるが、これに伴なう談合や不断行為のないよう業者と担当官の関係を十分規制するよう配意すべきである。 以下、簡単に本決議案を上程する趣旨を申し上げたいと存じます。 御承知のように、従来国の契約金額を検討してみますと、約九九%が随……
○武藤委員 関連。大臣に参考までにちょっとお尋ねしておきたいのですが、今日の国際収支の悪化を招いたのは設備投資の増大であることは常識なんですね。そこで、今日本に会社と名のつくものが大体四十三万あるそうですが、一億円以上の資本金を持つ会社の設備投資をした金額、大体どのくらいになりますか。あるいは本年度の計画でもよろしゅうございます。
【次の発言】 私どもがいろいろ資料を調べてみると、一億以上の会社が日本全国で千七百五ある。そのうち大体二十億以上の資本金の会社は、今日の設備投資が非常に大きな部分を占めておる。会社総資産、そういう面から見てもそういうでかい企業は大体七割を占めておる。そういうところの……
○武藤委員 しかし、これにはアメリカとかソ連とか、そういうことは中身については述べていないわけだから、アメリカ、ソ連両側の合意に達せられるような「有効な国際管理」というのだから、これから大いに話し合いを早く促進せいという意味でしょう。査察は含まないと考えているのです。
○武藤委員 ちょっと関連して。 阪上先生がおっしゃったことに対するお答えとして、政治的な判断で、できちゃったことはしようがない、今後できるだけ慎む、そういう委員長の御意見はわかりますが、ゆうべの状況を見ておると、政治的な信義というものも全く破れておるのです。というのは、僕も傍聴しておったのですが、委員長は、質問者の岡田さんに対して、あとに質問者もあることですから簡潔に御質問願います、こう言って、ものの十分とたたぬうちに、同一人が質問している最中に、ぱっと打ち切られた。これは四者会談で、公党の立場で信義を約しても、一人の人が質問の最中にぱっと切るというようなことは、どうも信義に反する行為だと思……
○武藤委員 もう時すでに十二時半になんなんとしておりまして、十二時から一つ会合を予定しておりますので、意を尽した質問はできませんから、資料提出の要求をいたしておいて、後ほど親切な具体的な資料を提出願いたいと存じます。 そこで簡単に尋ねておきますが、今谷川参事官やさらに生産部長はたばこの価格はやや妥当な収納価格だというようなことをしきりに弁解これ努めておるようでありますが、私どもの調査によると、大へん不満足な、非常に欠陥の多い算定ではなかろうかと思うのであります。 そこで一つ資料として提出願いたいのは、過般の審議会に提出されたたばこ耕作審議会資料の最後から二枚目のページに、昭和三十五年度の農……
○武藤委員 私はまだ新米議員でございますから、日銀総裁というと大へん頭の緻密な、しかも確信にあふれた、日本の金融界を担当する大物のつもりで質問をいたしますので、一つ具体的に、わかりやすく御説明願いたいと存じます。 今、総裁の最初のお話を承ったり、同僚の質問を聞いておりますと、どうも全体的に非常に確信がない、総裁自身が全く行き当たりばったりの答弁をしておるという感じを受けるのです。たとえば金融の問題の法律できめられた権能だけは、日銀としてどこからも束縛を受けずにやるが、常に政府や財界、経済界などとも相談をして日本の金融を担当していくんだ、こういうようなことを言っておりますが、そういう観点からい……
○武藤委員 簡単に総裁並びに担当官にお尋ねいたします。時間の予定がございますので、簡単にお尋ねいたしますが、要点だけお聞かせを願いたいと思います。
しよう脳専売法を廃止する法律案についてでございますが、法律施行後六カ月間大臣の諮問機関として審議会を設けるということになっておりますが、この審議会の人選はどんな基準で人選をするのか、どういう方面から審議委員を選ぶのか、この点を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今の第一加工業者それから第二加工会社、両方の代表あるいは協同組合の代表、そういう者から選ぶという受け取り方で間違いございませんか。
○武藤委員 大臣がせっかくお見えになったところですから、大臣にお尋ねする点だけ一、二お尋ねをしておきたいと思うわけです。
来年度の所得の伸びの問題でございますが、経済指標の伸びと税金の方の伸びの関係について、どういう指数に基づいてどういう算定をしたか。経済の成長の伸びと税金の伸びの間にどうも大へん食い違いがあるような気がするのですが、そういう点について大臣の見解を聞かしてもらいたいと思う。
【次の発言】 時間がありませんから、大臣に重要な点だけ聞いておいて、今の経済の成長率と税金の成長率との食い違いは、本会議後、数字に基づいて具体的にお尋ねをしていきたいと存じます。
大臣に一つお尋ねをいた……
○武藤委員 主税局長に少し勉強する意味でお答えをいただきたいと思いますが、税制調査会の資料によりますと、資本金別の会社数なども調査対象として二千百七十社を調査しておられますが、まず最初に、今日日本にどれくらいの法人数があるかをお尋ねいたしたいと存じます。それからその法人と名のつくもので、さらに課税対象に入っておる法人がどのくらいあるか、まずその点からお尋ねをいたします。
【次の発言】 課税法人が四十三万三千と仮定をして、資本金百億以上の会社はどれくらいございますか。
【次の発言】 五十億以上はわかったのですが、今度は十億から四十九億まではどのくらいございますか。もし十億がわからなかったら、その……
○武藤委員 物品税について少しお尋ねしてみたいと思いますが、今主税局長から佐藤先輩に対していろいろ御答弁がございましたので、それほど尋ねる点もないのでございますが、主税局長の御答弁を聞いていると、財源確保が非常にねらいのような答弁をしておりますので、最初に税収の増減についてお尋ねをしてみたいと思います。 本来なら、政令が規定されるこまかい内容についても、審議の前にわれわれに配付をしてもらえると、非常に親切な態度であり、われわれの審議もやりやすいのでありますが、こまかい内容についての表が出ておりませんから、少しお尋ねをいたしますが、十六品目の廃止による減収額は何んぼになりますか。
○武藤委員 ただいま財政法の一部を改正する法律案についての質疑の時間をいただきましたので、あとで堀委員の方から詳しく御質問がある予定でございますから、簡単にアウト・ラインだけでもお尋ねしておきたい。
まず第一は、今回の提案理由の説明を見ますと「国の財政の合理的な運営に資するため、」改正をする、こういうことが第一点に改正の目的として書かれておりますが、今度の改正によって合理的な運営がどういう面に具体的に現われるのか、合理的ということは一体どういうことをさしておるのか、そういう点を一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 「国の財政の合理的な運営」と言えば、もっと広範にわたる財政法の改正、も……
○武藤委員 銀行局長に質問する予定になっておったのでありますが、きょうも何か都合でお見えにならないというので、まことに残念でございますが、前回もヨーロッパに飛び立つ前の日に、銀行局長時間をだいぶおくれて来て、今回はまた一週間も前に通告をしておいたにもかかわらず出席をしないということは、まことに残念でございます。今後そういうことのないように十分委員長の方からもお伝えを願いたいと思います。 最初に原則的なことから佐竹財務調査官にお尋ねしておきたいと思いますが、主としてこれからお尋ねしようとする点は、預金者保護の問題でありますが、現在の銀行法あるいはその他の政令、規則、そういうようなものの中に預金……
○武藤委員 ただいま総理は私の処理の仕方が正しいということをおっしゃっておりましたが、どうも総理はあまりにもえこじなので、少しく関連質問で――総理の、自分の処理の仕方が正しいという論拠が明らかでないので、ただ言葉だけで私の処理の仕方が正しいなどと言っても国民は納得せぬと思うのです。正しいならば正しいという論拠を明らかにしたいと思うので、私は一つお尋ねしておきたいのですが、時間がありませんから、二点にしぼって今のに関連してちょっとお尋ねしておきたいと思います。 その一つは、産業投資特別会計の運用益は平年度百五十八億円ということを理財局長は答弁をしております。そうしますと、ガリオア・エロアの返済……
○武藤委員 ただいま社会党委員十二名より提案をいたしました動議に対しまして、賛成の意を表したいと存じます。ただいま自由民主党の代表の方は、ガリ・エロ返済は当然であり、しかも産投会計から出すことは正しい方法であるというがごとき、まことに国民を欺瞞する討論をいたしておりますので、以下私は幾つかの具体的な、私たちが債務でないと心得る理由を申し述べ、さらに、財政法に違反する疑いの点を指摘して、本動議に賛成の意を表したいと思うのであります。 第一は、アメリカの占領地救済支出予算、一九四七年五月にアメリカ議会で議決をされましたその内容を見てみますると、米国の責任と義務に応ずるために占領地に経費を支出する……
○武藤委員 先ほど先輩の横山さんから、質問の窓口だけあけるということで質問を閉じたようでありますから、少しく窓口から入って上がりはなにすわる程度までの質問をしておいて、後ほどまた、先輩がたくさん控えておりますから御質問を紡げることと思います。
まず最初に大臣にお尋ねいたしますが、今回提案されております国民金融公庫法の一部を改正する政府提案の二十億円の増資については、その目的は一体何であるか、それを明らかにしておきたいと思いますから、二十億円を増資する目的を一つお知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 公庫の貸付対象もだんだん広まってくるし、運営も円滑にしなければならぬという、この二つの理……
○武藤委員 私は主として昭和三十七年度の予算の執行状況を中心に、特に今日日本の経済で一番大きな問題になっております貿易の振興という立場から、二、三の大きな問題を取り上げてお尋ねしてみたいと思うのであります。まだ通産省の輸出振興部長がお見えになっておらないようでありますから、お見えになるまで主として海外経済協力基金の問題について、現在までの執行状況、それの効果などについてお尋ねをしてみたいと思います。 御承知のように、政府は今日の国際収支の改善策として一番力を入れたのは、貿易振興及び経済協力費の問題があろうと思います。特に本年度の予算では百三十九億円という前年に比して三十億円の増額をはかるとい……
○武藤委員 大臣、非常にお忙しい時間のようですし、十分間という割り当てですから、就任したばかりの大臣で、まだ知らぬ知らぬということで、おそらく確答が得られないのではないかと心配をしておるわけですが、まず最初に、渡良瀬川遊水池を米軍演習地にしようという政府側の動きに対して、反対の陳情を受けた、その事実を覚えておりますか。その点いかがですか。
【次の発言】 現存群馬県太田の大泉というところに、米軍の演習地があることを大臣は承知しておりますか。
【次の発言】 それは現在の時点で、はっきりアメリカの演習地ということで、従来の関係はそのまま存続されておりますか、その点いかがですか。
○武藤委員 いまのに関連して。さっきも柳田理事から、議長は何ら誠意をもって正常化の努力をしなかったと言われたが、私も同感なんです。きのうも議長のところへ社会党からいろいろ申し入れに行ったはずです。そのときに議長は、委員会のことは委員会にまかせてあって、これは自主性なんだ。――議長として、正常化のために、委員会の理事なり委員長なりを集めて、こういう政治的の混乱が起こったらどうすべきかというようなことについて、もっと早い機会に手を打つべきだったと私は思うのです。ところが、十九日の日にも社会党から申し入れに行ったにもかかわらず、議長は何ら手を打たないで、傍観をしておる。翌日はまた内閣委員会で混乱が起……
○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、特に今回提案されております財政投融資関係の点について大臣並びに企画庁その他担当事務官にお尋ねしたいと思います。 本年の財政投融資総額は、御承知のように、昨年より二千四十五億円という大規模な財政投融資計画を出されておりますが、この一兆一千九十七億円という財政投融資の詳細について尋ねますると、大へんな時間がかかりますので、まず大蔵大臣に先に要点だけをお尋ねしておきたいと存じます。 第一は、大臣の財政演説の中で、財政投融資計画は、時代の要請と現下の経済情勢に即応して、規模の拡大に努力したという演説がなされたわけでありますが、この「時代の要請と現下の経済情勢……
○武藤委員 きょうは前回財政投融資の御質問をいたしたときに質問残りにしておきました一、二の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、まず最初に具体的な処置について御回答いただきたいと思います。 租税特別措置法の中で、特に機械の耐用年数に関する問題でありますが、非常にこまかい部面に入りますので、ちょっと法令の条文を申し上げますると、租税特別措置法施行令第六条第二項の規定による特別措置でありますが、その中で、特に大蔵省が昭和三十六年七月二十二日に告示をいたしました機械の中で、番号は三十九、さらに百四十六というナンバーがついておりまして、メリヤス製造機械の機械償却でありますが、その告示の中で、「働き……
○武藤委員 ただいま議題になっております産業投資特別会計法の一部を改正する法律案について、すでに坪野議員から御質問がございましてあるいは重複するかもしれませんが、できるだけ重複を避けてお尋ねしてみたいと思います。
まず最初にお尋ねしたいのは、きょうは大臣おりませんから政務次官からでもけっこうだと思いますが、この法律を改正しなければならないという積極的な理由を最初にまずお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 今までは法律の議決事項として附則として挿入しておったのが、今度はそういう必要はない、予算に計上すれば自動的に法律としての議決事項でなくなるという必要性ですね、どういうところからそうい……
○武藤委員 今日これから法案を採決するようですから、採決をされる前に一言お尋ねをしておきたいと思います。
今回の印紙税法の改正で減収額は幾らぐらいになりますか。
【次の発言】 今回の予算書を見ますと、印紙収入が五十九億一千四百万円減収になるわけでございますが、昨年と比較して減収になるおもな理由はどういうところにあるのか、一つお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 たとえば設備投資が縮小されるとか、あるいは工場拡張が趨勢として大へん落ちるから五十九億の減収というものを見込んだ、大体こういう説明のようでありますが、どういう積算の基礎で五十九億の減収になるのですか。できたらちょっと数字で御説明……
○武藤委員 最初に時間の関係で地方税の問題について少しくお尋ねをしてみたいと思います。
三十八年度の地方財政計画を見ますると、二兆六千三百三十六億円、前年比三千四百八十六億円の増計画でありますが、その中で普通税の増一千二百億円のおもな伸びる税種は何でございますか。
【次の発言】 一千二百億増収になる今のうち住民税、事業税、固定資産税がおもだということはわかるのでありますが、パーセンテージで出すとどんな比率になりますか。
【次の発言】 この固定資産税の二百七十二億の伸びというのは、新築家屋あるいは新設機械そういうものですか、それとも何か評価がえをしたために伸びるのですか、主とした原因は何でしょ……
○武藤委員 私も今回提案されております関税定率法の一部を改正する法律案に関連して、特に関税率の問題でお尋ねをしたいと思うわけでございます。 冒頭に、御承知のように二月六日のIMF理事会の判定あるいは二月二十六日のガット理事会できめられました輸入制限に関する十二条を援用しないという日本のこれからの立場、そういうものを中心にして、貿易自由化ということが日本の経済に非常に大きな影響を与えるわけでありますから、今後の日本経済の問題点としてお尋ねをしておきたいわけであります。 最初にこの四月一日からの自由化率は一体幾らになるのか、さらに品目にして自由化されない品目は何品目あるのか、まず四月一日を基準……
○武藤委員 ただいま議題になりました関税定率法の一部を改正する法律案に対して、社会党を代表して反対の討論をいたしたいと思います。 御承知のように、政府・自民党は、貿易自由化を基本方針に定めて、今日までやや九〇%近い貿易自由化に踏み切って参ったのでありますが、この自由化に対処する明確な見通しや目標、計画というようなものも示さず、行き当たりばったりの自由化であるという私たちは印象を持つのであります。 私どもが本法案に反対する大前提となる反対の理由は、一つは特に地理的環境がアジアに位し、中国、ソ連、朝鮮、これらの社会主義の国々とも当然貿易の振興をはかり、ただ単に自由主義陣営とのみ密着をし、目を向……
○武藤委員 たいへん時間が経過しておりますので、割り当ての時間が数分しかございませんから、要点だけを大臣にお尋ねしたいと思うのです。
先ほどから大臣の再三の答弁の中で、今回の公定歩合の引き下げは国際金利にさや寄せをするためだ、そういう答弁をなされておるわけですが、一体今日の主要国家間の公定歩合率と日本の歩合というものと比較すると、まだたいへん高いわけですが、一体大臣のお考えで国際金利にさや寄せをする場合には、どの程度まで日本の公定歩合を下げようと考えておるのか、そのおおよその御答弁をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 戦前の昭和九年―十一年のころは、日本の公定歩合も非常に低く、しかも金融正常化……
○武藤委員 弘世さんがお昼でお帰りになるようでございますから、簡単に、堀先輩の質問をした点に重複しないように二、三点お尋ねしたいと思います。
一つは死率の問題でございますが、死亡率の第一級生命表ですか、現在使っておるのは、これは何年に定めたもので、今後いつごろ変えるような検討をするのか、それを最初にちょっとお尋ねしたい。
【次の発言】 現在使っておるのは第一級生命表という生命表を使っているようですが、これは聞くところによると、昭和二十五年ごろ定めたもののように聞いておりますが、間違いでしょうか。その後さらに検討してもっと新しい生命表を年々変えておるのですか。これはどうでしょう。
○武藤委員 総裁のいまの広瀬委員の質問に対するお答えの中で、収納価格についてこれから結論を出したい、こういう立場から新たに調査会をつくった、こういうお話でありますが、いつから調査会をおつくりになって、どういう規則でこれをやっていくか。それから、メンバーは大体どういうメンバーで構成をされるか。さらに、いつごろを大体めどに何年ぐらい存置してどういうことを結論として出そうとしているのか、この点を明らかにしてもらいたいのです。それにつけ加えて、いままでの耕作審議会から答申をされた付随書類の中に建議と要望書がございますが、この調査会は生産費調査についてその整備拡充をはかれ、こういう要望書の第二項目目を具……
○武藤委員 まずきょうの質問では、減税を中心にお尋ねをしようと思っておるわけでありますが、大蔵大臣の都合もございますので、冒頭に企画庁長官に二、三お尋ねをしておきたいと思うわけであります。 企画庁長官も御承知のように、本年度の予算を見ますと、貿易振興及び経済協力費という非常に輸出に力をかけた予算を議決をいたしておるわけであります。その中で特に海外経済協力基金の問題でございますが、この海外経済協力基金が日本の貿易振興あるいは低開発国、特に東南アジアとの交流を促進する役割をどのように果たしておるか、また現実に果たしたかという過去の実績について、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。
○武藤委員 総裁に少しくたばこ専売についての御質問をしてみたいと思いますが、公社は本年九月ごろですか、長期合理化五カ年計画というものを策定したようでありますが、この長期合理化五カ年計画のねらいは何であるか、大きな柱ともいうべき点をお示しを願いたい。
【次の発言】 その合理化五カ年計画によると、たばこ専売益金というものはどんなぐあいに上昇カーブをたどっていくか、金額、金額があったら、その見通しの金額を示していただきたい。
【次の発言】 そうしますと、最終年度の昭和四十三年度に四千百七十四億円の益金を出すという計画は全然なされていないのですか。
○武藤委員 午前中の質疑応答で大へん状況も把握できるようになったのでありますが、通告をしておりますので、しばらく質問をいたしたいと思います。
まず一月十一日にアメリカの衛生局が発表いたしまして以来、日本のたばこの販売状況に何か変化が起こったかどうか、具体的にはたとえば一月の二十日から三十日までとか、例年の同じ期間における売り上げ高とか、何かそういう点で、一月の初めから十日間とか、一区切りをつけて比較をした場合に、この発表は何ら販売高に関係がないのかあるのか、その点を一つ最初に承りたいと思います。
【次の発言】 通常のカーブをたどるならば、当然需要が拡大されているという数字になるわけでしょうが……
○武藤委員 関連……。
いま農林大臣の御答弁を聞いておったのですが、農林大臣も御承知のように、税制調査会では、米の予約減税というものは政策的効果が薄いから廃止が好ましい、こういうように答申の中に入っておるのでありますが、廃止することが好ましいという税調の答申に対して、農林大臣としてどういうお考えを持っていますか。
【次の発言】 もう一点。
先ほど佐藤さんの御質問に対していろいろ答弁しておりますが、いま日本の農業の最大の問題点は、格差解消あるいは選択的拡大で農業所得をふやす、こういう方針をとっておるわけですね。そうなりますと、生産者米価をきめる際に、現在の五人規模以上の労賃を基礎にして計算を……
○武藤委員 いま小松先輩の質問で不可解に思うのは、ボリビアの銅開発の失敗の話ですが、そういう場合に前回私が羽柴説明員からお伺いしたときに、三菱系とか住友あるいは三井系というかなり大きな会社がこういう事業をやっておるので、ほとんど優秀な株式を担保としてとっている、こういう答弁が議事録にはっきり書いてあるわけですが、ボリビアの場合にはその会社が確実なそういう債務保証をする担保として、株式はどの程度のものを基金としてはとっておるのですか。
【次の発言】 ただいまのは、どういう保証形式になっておるか、それをひとつ後ほど資料としていただきたいと思います。
それからもう一つ、あなたも御承知だと思いますが……
○武藤委員 関連して。いま松平先輩がいろいろ心配をして、政府に反省を求めている理由は、海外経済協力基金をいろいろ検討していくと、ボリビアとかチリに対する融資が、銅山開発がほとんど失敗しているわけです。これははっきりこの間企画庁の係官を呼んで尋ねたわけです。せっかく貸した金が五億なり六億なりが何ら効果をあげなかったというような問題が出ているわけです。国の税金ですから、そういうような非常な無計画な、見通しのないそういう投資が行なわれておる、その欠陥は何かといえば、やはり総合的な調査能力あるいは現地の状況、そういうものを把握していないで、めくらめっぽうに投資をするから、そういうことになるのです。 ……
○武藤委員 大臣がお見えになっておりませんので、主税局長を中心にお尋ねしたいと思います。したがって、政策論議はなるべく避けて、具体的な技術的な問題等についてお尋ねしてみたいと思います。 けさの日本経済新聞に歳入状況が報道されておりますが、当初予算と比較して八八・四%の伸び率になっておる。当初見積もったよりもかなり好調に、自然増収は少々ふえるような情勢であることが報道されております。 そこで従来の歳入状況と比較をして、この新聞発表の一月末の租税印紙収入の状況を、できれば税目別に、特に従来と変わった状況にある税目について二、三報告を願いたいと思います。
○武藤委員 関連して伺いますが、百八あるいは百二十三の十億以上の欠損会社というものがどういう内容であるかという個々の会社の名誉に関するようなことはここでは遠慮したいと思いますが、それにしても、現在国税庁で査察以外の調査班がありますね。調査課というのが。これは、大体所得五百万以上ですか、それとも資本金がこれは調査課の対象、これは税務署の対象と、所得でやっているのですか、資本金でやっているのですか。
【次の発言】 そういたしますと、局の調査課でやっておるとすれば、大体資本金一億円以上の会社数はそうはないのですから、大体どの程度調査課で更正決定をしたのか、これはわかりますね。その更正決定をした件数と……
○武藤委員 中山先生から冒頭に税調の御苦心をいろいろ承りましたので、参考人の先生にそうこまかい点をお尋ねいたしましても御無理かと思いますが、特に給与所得が非常に高くなり、国民負担率も上昇の傾向にある。こういうときでありますから、私は三、四点について先生の御見解を承っておきたいと思うのであります。 その一つは、先ほども有馬委員からお尋ねがございましたが、税負担率が昨年よりも高まり、三十五年当時先生のおっしゃった二〇%前後が一つの歯どめとしていいのではないだろうか、そう固定したものではないが、まあ歯どめ程度のものがなければ、これが上昇傾向にあるということは好ましくない、こういう見解を私も以前に承……
○武藤委員 ただいま突然大蔵大臣からたいへん重大な公定歩合二厘引き上げという日銀の申し出を了としたという申し出が披露されました。これは日本経済全体にとって大きなできごとでありますし、私どもはこういう事態に直面しなければならなくなった責任の一半は政府にあると考えます。そこで大蔵大臣に、公定歩合引き上げについて二、三質問をしてみたいと思うわけでありますが、一つは、私どもは、今日の鉱工業生産あるいは三十八年度中の輸入の増勢、諸般の経済指標から見ても、田中さんがおっしゃっておる低金利政策、あるいは公定歩合は引き上げないほうがいいという再三にわたる国会での答弁、こういうものを聞いておりまして、どうも、日……
○武藤委員 河野建設大臣のおいでをいただいて――大蔵委員会で建設大臣をお呼びして質問をすることは珍しいのでありますが、特に今回は揮発油税の増税の問題、あるいは新五カ年計画の財源の問題などで、大蔵省との関係が非常に深い措置でありまするから、ひとつ大臣に委員長が出席を要求した時間までごしんぼう願って、ぜひ御答弁をいただきたいと思います。 最初に、専用家でありませんので、道路整備の新五カ年計画を策定するに至った大臣の所見を承りたいのであります。というのは、従来の五カ年計画が三十六年度から新たに実施をされて三年目に入った年に、あらためて五カ年計画をつくるというには、それ相当の理由がなければならぬと思……
○武藤委員 関連。ただいまの御説明の中で牛肉、さらにブロイラーの若鶏の税率でありますが、これに関連してちょっとお尋ねいしたいのでありますが、牛肉の場合は、年末から値がたいへん上がったので、今回価格調整という意味で二〇%にするような意向のようでありますが、一体牛肉の国内生産量とさらに輸入の量をどの程度でバランスをとろうと考えているのか、そういう量のほうはどういう状況になっておりますか。
【次の発言】 私の聞いておるのは、そればかりではなしに、結局国内産の牛肉がたいへん高くなった、それは量が足りないから高くなったのだ、そこで輸入しよう、しかし安いまま輸入されたのでは日本の農民がたまったものではない……
○武藤委員 いよいよ日韓会談もたいへん進捗をしてまいりましたので、特にさいふのほうを預かる大蔵省にいろいろな角度からお尋ねをしてみたいと思うわけであります。
最初に大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、韓国に対する無償三億ドル、有償二億ドルということは、すでに政府部内では確定をした数字なのか、その点を明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 そこでその三億ドルのほうの内容でありますが、どういう積算の基礎で無償三億ドルという計算が出てきたのか、それを明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 私が尋ねておるのは、そういう高度の政治的判断で三億ドルがきまったということはすでに前国会における予算委員会でも耳に……
○武藤委員 いよいよ本日採決をするというので、自動車検査登録特別会計法案について、少しく内容をお尋ねしておきたいと存じます。
三十八年度の自動車検査手数料の歳入と歳出は一体幾らになっておりますか。三十八年度の印紙収入がどれくらいあって、さらに、今度特別会計に新たに編成がえしたものに対応する三十八年度の印紙収入と、それの歳出、これをお尋ねしておきます。
【次の発言】 そういたしますと、三十八年度はここへ一億円余り繰り入れになるわけでありますか。
【次の発言】 そこで、今回の特別会計設置によって四億ばかり印紙収入がふえるわけでありますが、それを普通車、小型車、小型二輪車、さらに継続検査の場合、構……
○武藤委員 大蔵大臣に最初お尋ねをいたしたいと思いますが、いよいよ明日から八条国移行、さらにOECD加盟等による完全開放体制に入るということで、いろいろ私ども野党の立場からも、日本の今日の経済情勢とそういう体勢とのからみ合いなども非常に心配いたしておるわけでありますが、まず、科学的に、大臣に、主観を交えないで、八条国移行ということは一体日本資本主義にどういう得失があるのか、利益になる面とマイナスになる面、この両面を、特に財政をあずかる大蔵大臣という立場から、ひとつ明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 マイナスの面は、中小企業、農業というおくれた産業、こういうものに対する、圧迫、ある……
○武藤委員 本日採決をする公庫の予算及び決算に関する法律に、せっかく答弁のために出席をされておりますから、少しく公庫、公団関係のことについてお尋ねをしておきたいと思います。
現在、公庫さらに公団、事業団の賃金ベースを見ますると、一般公務員職よりもたいへんベースが高いようであります。大体一五%から二〇%賃金ベースが高いわけでありますが、その高い理由をひとつ簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 大臣もお見えになりましたからもう一問だけで大臣のほうに質問をかわりたいと思いますが、しからば一割五分から二割公団のほうが給与ベースがよろしいという場合に、片方は国家公務員共済組合法が適用されてい……
○武藤委員 国有財産法の改正をめぐりまして、昨日から、いろいろな角度から御質問がなされておりますので、私はあまり重複しないように心がけて二、三点お尋ねをしておきたいと思うわけであります。 いま国有財産をめぐるいろいろな問題というと、きわ立った問題でどういうことがあるかというと、私どもがじかに住民からいろいろ陳情され要望されておる問題の中には、大蔵省の処理が非常にスローである、四年も五年も前に登記がえをしてもらうべき土地改良のあととかあるいは河川改修のあととか、そういうような登記がなかなかできない、あるいは交換ができない、払い下げも四、五年かかっても進んでおらない、こういう苦情が地元住民からか……
○武藤委員 ただいま修正案が提出されましたので、それに関連をして確認をしておきたいと思うのであります。一つは、用途指定契約をした場合に、その指定の有効期間、これは一体どういうことになっているのか、それを今回のこの修正に基づいて年限を変える意思があるのかどうか、ひとつ管財局のほうから答弁を伺いたい。
【次の発言】 従来の規定に抜け穴があった場合、時価売買の場合に、五年というのは少し短過ぎるのではないか。これをもう少し延長するほうが、中間にブローカーを介在する余地を除いたり、あるいは適正な指定が遂行される。そういうような見地からこの五年というのをもっと延ばすことの検討に対してはどのようなお考えを持……
○武藤委員 ただいま議題になっております国民金融公庫法の一部を改正する法律案に関連をして、大臣の所見を承っておきたいと思います。 田中さんも御承知のように、旧地主に対する二十億円の特別融資を考えて、この法案が提案をされて、昭和三十七年の三月十五日に衆議院に当初提案をされたわけでありますが、すでに二年の歳月が流れ、しかもその間、参議院の審議状況をも入れるならば、四回の国会においてこれが成立を見なかった法案であります。四回も国会を経過しても成立をしないような法案を、今回もぜひとも、どうしても成立をさせなければならないと大臣は考えておりますか。現在はどのように考えておりますか。
○武藤委員 きょうは大臣もお見えにならない委員会でありますから、事務的な問題を特に給与課長にお尋ねをいたしたいと思います。最初に参考までに伺っておきたいのでありますが、三十九年度の給与総額というのは一般会計と特別会計に分けてどのくらいになっておるのですか。もしパーセントまでわかったらひとつ同時にお教えを願いたいと思います。
【次の発言】 総予算に対するパーセントは大体わかっていますか。それも資料に基づいてですか。
【次の発言】 給与課長も御存じのように、いま仲裁裁定が下されようとしておるわけであります。二十日前後に裁定案が出るであろうという新聞報道でありますが、この裁定が下った場合に大蔵省当局……
○武藤委員 関連して。国税庁長官も御存じだと思うのですが、いま飯米用の米がたいへん逼迫をいたしておりまして、酒造用の米の割り当てやこれからの見通しというものは、当初計画を立てたものを変更しないでも遂行できるのかどうか、その辺の酒造米の需給状況をひとつお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 従来準内地米を酒造用に使った経験というのはあるのですか。酒の品質が落ちたり、味が落ちたりという心配はないのですか。それはいかがですか。
○武藤委員 前回の委員会におきまして、長期給付の不合理を是正しなければならぬという観点から政府の見解をいろいろただしたわけでありますが、その際に、たいへん答弁があいまいで正確な数字が把握できなかったために保留にしておきました点がございますので、きょうはそれらの点を少々明らかにしてみたいと考えますので、答弁側のほうでは、そのつもりでひとつ御回答願いたいと思います。 最初に、本日配付されました資料の第一ページに、「農林省における非常勤職員在職状況調」というのがございますが、これによりますと、イとロと分けて、イは比較的常勤職員に似通った勤務状況で二十二日以上勤務をし、引き続き六カ月以上職員として働……
○武藤委員 今国会に共済組合に関係する法案が二つ出ておりますので、非常に微に入り細にわたって、従来かつて見られなかったほど共済組合法に関係する慎重審議が行なわれましたことは、非常に喜ばしいことだと思います。そこで私は、いよいよ終盤を迎え、本日両法案を上げるという理事会の取りきめに基づきまして、できるだけ時間を有効に質疑をいたしたいと考えまするから、答弁側でもひとつ端的に明快に御答弁をいただきたいと存じます。 まず最初に、恩給局の担当官にお尋ねをいたしますが、過般当委員会において審議をされました長期給付に関する施行法の内容でありますが、そのときの質疑の際に、恩給局は、今回適用する上海共同租界工……
○武藤委員 ちょっと関連して。いま政治献金の問題に対する局長の答弁は不満足でありますから、ひとつこれからの決意のほどを承っておきたいのですが、実は二十社のうち五万とか十万というこまかい政治献金ならばそれほど問題にしなくてもいいと思うのです。いまの法人税法第九条によって、寄付というのはこれだけやれるという規定があるのですから、その法律の範囲内においてやることはいいということをかりに是認いたしましても、半期六ヵ月間に一千二百万からの政治献金をこういう会社が出すということです。しかも生保という会社はどういう性格の会社であるかということを検討した際に、非常に公共性が強くて、しかも相互組織になっておるか……
○武藤委員 時間が限られておりまして、二十分間しか私の持ち時間がありませんので、三、四点簡単にお尋ねいたしますから、答弁も簡潔にお願いをしたいと思います。
まず第一は、保険会社の準備金をいろいろ効率的に使用する際に、病院とかあるいは住宅、そういうものの取得は現在どんな状況になっておるか。特に、相互的な会社の場合は契約者にできるだけサービスを与える、あるいは恩恵を与える、そういう立場から病院などは大いにつくるべきではないだろうか、こういう考え方からお尋ねするわけでありますが、現況はどんな状況になっておりますか。
【次の発言】 現在、保険会社で持っておる病院は全国で幾つあるのですか。それから不動……
○武藤委員 議事進行について。委員長、定数が欠けておりますから、私ども定数の欠けておる委員会は出席できませんから、このままで暫時休憩にしてもらいたい。しからずんばわれわれは退場いたしますから。
【次の発言】 私もたいへん時間が詰まっておりますので、一、二点簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。
実は私どもは、今回の税理士法あるいは公認会計士の特例試験の問題、こういうような問題が国会審議の段階に入る以前に、すでに各団体の意見が利害対立をしておる。それぞれの団体が陳情請願をいたして、これはまあ容易ならぬ法律だ、こういう認識のもとに政府に党として正式に河上委員長名で申し入れをいたしたわけです。関係の……
○武藤委員 納税貯蓄組合法の一部を改正する法律案に基づいて、今回この連合会が法制化をされる、こういう措置がとられるわけでありますが、この連合会の性格、任務、そういうものをまず明らかにしていただきたい。また、大体連合会というのは、行政区域単位にあるのか、それとも、何個くらいを大体妥当な基準というか、単位組合何個くらいを連合会の組織下に入れるいう、何か指導要領というようなものがあるのですか。大体どの程度の規模のものを好ましい連合会として一応指導しようとするのか。これをひとつ……。
【次の発言】 第十条の二の挿入によって、会員の指導守及び育成をやるというけれども、パンフレットやリーフレットというのは……
○武藤委員 けさの朝日新聞の報道を見ましてもいよいよ明日から映画、テレビのフィルムが全面的に自由化される、こういう情勢でありますので、きょうの委員会においては映画界の状況あるいは自由化後におけるこれからの映画あるいはテレビ界の状況などをひとつつまびらかにしてもらいたい、こういう考え方から御質問をいたしたいと存じます。 すでに映画自由化の問題については昨年の予算委員会あるいは商工委員会等において、かなり突っ込んだ質疑応答がなされております。議事録を通読してみましたら特に加藤清二代議士から非常に詳細にわたる部門まで政府にいろいろ態度をただしておったわけでありますが、そのとき大蔵大臣やあるいは担当……
○武藤委員 午後から大蔵大臣も出席をする予定になっておりますので、それまでの間事務当局に主として金融情勢と明年度の税制をめぐって数点にわたってひとつお尋ねをいたしたいと思います。 最初に主税局長にお尋ねいたしますが、大蔵大臣あるいは大蔵省は、再三新聞を通じて予算の硬直性ということをたいへん心配をなされ、来年度の税収はそう思うようにいかぬのではないか、新規事業なども相当圧縮しなければならぬ、そういう記事が再三報道されておりますが、三十八年度の税収もすでに明らかになりまして、百八十一億円ですか、余剰が出た程度である、こういう三十八年度の実績からどういうことが教えられ、明年度はどういう態度で予算編……
○武藤委員 本日は主として昭和三十九年産米に関する酒造用原料米について、冒頭にひとつ食糧庁のほうの御見解を承りたいと思っておるわけでありますが、まず最初に、昨年度中よりたいへん米の需給関係がアンバランスになってきて、食糧庁は大わらわになり、輸入の手当てをしたりあるいは国内のやみ米が高騰するのではないかという議論、国会におきましても、たいへん貯蔵米が不足してきた、ほとんど古米を繰り越すことができないような状態ではないだろうかという、非常な心配の種になったわけでありますが、今日の需給の状況、さらにこれからのごく近い年次の見通し、食糧庁としての今後の方針、そういうようなものについてまず冒頭にひとつ、……
○武藤委員 ただいま政務次官から提案趣旨が説明されましたが、三十九年度に限り交付税及び譲与税配付金特別会計法の中で、今度大蔵省預金部から百五十億円の金を借りる。そういう措置で地方公務員の給与改善をしようというのでありますが、なぜ従来やらなかったこういう借り入れ金の措置をしなければならなくなったのか。その理由をまず最初に明らかにしてほしいのであります。
【次の発言】 ちょっと要望があります。私はけさ突然通告をして質問に立っておるのでありまして、実は大臣が十一時半から入ってくるというのですが、他の通告者との関係上、次官が大臣を代理して答弁をするという気持ちで私は尋ねておりまして、したがって非常に常……
○武藤委員 大臣がお見えになっておりませんから、その前に私たちの検討する資料として、そういう立場からひとつ通産省のほうにお尋ねをいたしますが、ここ三十九年度の輸出輸入の実績、できれば地域別に、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアあるいは共産圏、そういうような数字をまず明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そこで特にいま政治的な問題になっておるのは、金融緩和の方向と輸出の動向あるいは輸入の動向、もちろん国内の生産指数やあるいは原材料輸入、在庫等の調整というようなものも、金融政策を立てる上で非常に大きなファクターになるわけでありますが、特に私がいまお尋ねしたいのは、これらの各地域別の輸出の……
○武藤委員 きょうは佐藤さんが時間の都合で、冒頭に私が三十分、そのあと川崎議員が一時間という。佐藤さんの時間をそのように都合いたしましたので、答弁はひとつ端的に、明快にお願いをいたしたいと思います。 まず最初に、私は、本会議の総理の施政方針演説や本院における委員会の質疑応答を聞いておりますると、どうも中国の問題に関する総理の見解は非常に時代錯誤のような気がするし、実情認識が誤っているような気がするわけです。 まず第一は、総理は、中国は敵視しない、中国封じ込め政策には加わらない、あるいは中国封じ込めはしない、こういうことを発言をいたしておるのでありますが、総理の考えておる中国封じ込めというこ……
○武藤委員 災害対策委員になって初めて質問をするので、事務的な詳細な内容を知らない者が質問するのでありますから、そのおつもりでひとつ御答弁を親切にわかりやすく願いたいと思います。
まず最初に大蔵省にお尋ねいたします。
年々災害のない年はないと言われるような日本でありますが、災害を処理する支出として過去三年間くらいどういう予算支出になっておるか、まず三年間の、さかのぼって実際に支出した金額を、農業関係あるいは建設省関係、そういう形に区分をしてちょっと発表願いたいと思います。
【次の発言】 本日資料をお持ちになっておらぬと申しますから、確実にひとつ本委員会にそういう資料を配付するように委員長に……
○武藤委員 私はきょうは、まず政府がわれわれの手元に配付した予算書に基づいて、参考資料を見ながらひとつ勉強のつもりで質問をしてみたいと思うのであります。
そこでまずこの予算書の第一ページ第二条債務負担行為の項でありますが、「「丁号債務負担行為」に掲げるとおりとする。」丁号を見ますと、七十億円金額にして債務負担行為をしよう、こういうことのようであります。その理由、内容、またいずれの国から輸入するための資金であるのか、またその七十億円は何カ年ぐらいで使用をしようとしておるのかその計画、これをひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、七十億円はそう長い期間繰り越すわけではない、翌……
○武藤委員 前会に引き続いて、専売事業に関する諸般の実情を調査するという意味で御質問をしたいと思います。
まず最初に専売公社の納付金の推移でございますが、四十年度は前年度より六十億円の納付金額の増になっておりますが、本年度の納付金の算出基礎というか、それから前年より六十億円納付金がふやせるという根拠、それをまず最初にお尋ねをしておきたいと思います。
【次の発言】 三十九年度の補正予算で二十億でしたか、納付金額を増加させたわけですが、これは結局いま監理官の説明の葉たばこの輸出が伸びたので、その財源が見込めたのか、それとも当初の予算見積もりが実際よりも低目に査定をして予算計上をしたのか、どちらに……
○武藤委員 まず冒頭に、私は、昨年四月二十二日の大蔵委員会で国有財産に関する質疑をいたしたことがあります。それに対して局長はお答えをした覚えを今日まだ記憶しておりますか。
【次の発言】 さらに同年の二月、決算委員会でかなり詳しい質問をされ、あなたがたいへん苦しい答弁をし、その中で資料を提出するという約束をいたしておりますが、私の要求した資料提出と決算委員会における資料はことごとく提出をいたしましたか、その点をどうぞ……。
【次の発言】 私が本日尋ねようとしておる問題は、東海財務局の管轄にある東洋プライウッド株式会社なるものに、たくさんな国有地を払い下げした問題です。この問題については、当時大蔵……
○武藤委員 いまの二千円の出資証券の保有者の数でございますが、何人くらいおるか。それからもう一つ、私はいま銀行局長が言うように、日銀の出資証券なんというのは表彰状みたいなもので、永久に孫子の代まで額にでも入れてしまっておくような記念物で、このような処理を保有者がしてくれれば別に問題は起こりませんが、保有者の中で、権利があるのだ、いまの時価評価にしたらこれはたいへんな額面になるのだ、こういう主張をして、訴訟でも起こされた場合にも心配は起こらないかどうか。そこらの法律上の規定がどうなっていて、そういう心配はない、完全に話し合いで了解がつく、こう見通しておるかどうか。
○武藤委員 関連して。 いまの藤田委員の質問を聞いておって、私どうも理論的にもおかしい。この際明らかにしておかなければいかぬ。その点を端的に聞きますから、端的にひとつ率直に答えてもらいたい。 一体これは貯蓄なのか、貸し金なのかということです。いま労働省の説明では、労使間の契約に基づいて行なわれるのだから、その面を強く見ると貸し金ですな。組合員が会社側に貸している金だと解釈が立つ。今度は銀行局のほうから、これは銀行業務のような金融機関と見れば、監督をして、さっき大臣が言うように、利子の制限をしなければならぬ。貯蓄ならば、こういう問題が出てくる。これは貸し金なのか貯蓄なのか、それをまず明らかに……
○武藤委員 たいへん同僚各位から御質問がありまして、予定をしておりました項目のかなりの部分はもう質疑が終わりましたので、要点だけ個条的にお尋ねいたしますから、総裁のほうでも率直に簡潔に御答弁を願いたいと思います。総裁の御都合でおそくも一時十分にはここを出なければならぬということのようでありますから、約十五分間でございますので、要点をひとつお願いいたします。 まず最初に、日本の金融政策の上で大きなガンになっておるオーバーローンの解消の問題でありますが、先ほど総裁は三十八年末と三十九年末の貸し出し残高は減少したとおっしゃった。確かに四百五十億ばかり減ったのであります。これはいい傾向だと思います。……
○武藤議員 ただいま委員長より提案になります二法案の説明をいたしたいと思います。 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準の相変わらず低い状態に置かれております。特に物価高を背景として、社会保障の飛躍的な拡充が望まれるところであります。さらに、最近における医療費の急激な増加は、各種共済組合の財政収支を悪化させ、組合員に過重な負担をしいる掛け金引き上げを余儀なくさせており、このまま放置するならば医療保険は崩……
○武藤委員 通告してある共済関係の担当官の給与課長が、いま参議院のほうへ行っておりまして、この時間に質問できませんので、せっかく名政務次官がお見えになっておりますから、郵政省関係のことで少々政治的なまだ判断の段階だと思いますので、ちょっとお尋ねをしておきたい点がありますので、お許しをいただきたいと思います。 御承知のように、特定郵便局の転貸債の問題が去年まで続いておりまして、昨年大蔵大臣と労組側あるいは郵政大臣等も交えて、転貸債のやり方が好ましくないというので中止をしたわけであります。そこで本年、いま別な形で特定局舎の建てかえを郵政省は考えているようなお話であります。四十年度の予算の中にも、……
○武藤委員 きょうは、ただいま議題となりました法案につきまして、種々の角度から数点の質問をいたしたいと思います。
まず最初に、外資導入の状況をお尋ねしたいのでありますが、昭和三十九年の外資導入状況はすでに新聞等で発表になっておりますが、四十年度の見通し、計画、そういうものをひとつできるだけ具体的にこまかい点まで数字を明らかにしてもらいたいと思うわけであります。御承知のように、株式取得の企業経営分やあるいは経営参加.分、それから受益証券、社債、貸し付け金債権、外貨債、技術援助、こういう細目に分けて計画を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 まず貸し付け金債権、三十九年は五億九千五百六十万ド……
○武藤委員 いまの医療費の問題ですが、所得の何%のうちのまた何%という限度がありますね。あの限度が私の判断では少々高いランクにあり過ぎるような気がするのですよ。そこであの限度は何を基準にどういう算定できめたのか。あれをいじらぬことには、所得の少々多い人は少し医者にかかっても全然控除されないのです。引っかからないのです。何を基準にああいう算定をしたのか、聞かしてもらいたいのです。
【次の発言】 もう一点。そうしますと、五%という限度はその所得の階層によって実情に合わない、こういう点があるような気が私はするのです。私なども家族がかなり医者にかかってもひっかからないのですよ。一年に二十五万以上になら……
○武藤委員 いまの次長の説明のしかたが説得力がないのです。只松君の質問しているのはこういう点だと思います。酒と違って、ビールは二、三カ月でつくれるから、常に監督に行っていないと脱税されるおそれがあるじゃないか。たとえばホップを何キロ使って、もろみを幾ら使ったら、幾らのビールができるという大体の基準があるわけでしょう。したがって国税局が、その基準できちんと立ち会っているのかいないのかという問題になるわけです。人数がなくてやっていないということになれば、仕込みのときの数量もきちんと計算していないという推量も、聞いているほうでは出てくる。そんなばかなことはやっていないと思うのです。そこでまず蔵出しさ……
○武藤委員 私はまず、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、数点伺っておきたいと存じます。
最初は自治省の担当にお尋ねをいたしますが、今回〇・六%の交付税率の引き上げが行なわれるわけでありますが、地方自治団体の現状にかんがみてこの引き上げをやるというのでありますけれども、府県、市町村と大きく自治体を分けて、現在自治体の現状がどのようになっておるか。特に財政面における状況、これを冒頭にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 府県と市町村と分けたときに、今日赤字団体になっておる団体は県が幾つ、市町村が幾つ、三十九年のベースでわかればそれを明らかにしていただきたい。
○武藤委員 関連して。泉さんは国会運営や議事手続のことは全然しろうとです。あなたは要するにともかくもとの法律が根本的にだあっと変わるのだからそれに右へならえをして、いまかかっておる法律が自動的に直るような改正をしても、審議権の侵害あるいは一事不再議の原則、そういう議事手続には何も抵触しないのだという解釈をあなたはしておる。ところが今度は審議するほうの立場になってみると、いま審議の過程に入っておる税理士法という法律については、この法律が一たん通ってから、四月になったら直ちにいま参議院にかかっている法案の中身を、整備法が通ったことによってこういう点がこう変わりますという修正案というものを追加しなけ……
○武藤委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本社会党提出の租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成し、政府四案に批判を加え、政府並びに与党自民党に猛省を促し、反対の意見を表明し、討論をいたすものであります。 反対理由の第一は、政府は今回減税幅を非常に縮小いたし、佐藤総理が過般十月に公表した三千億減税の公約を踏みにじり、国民の期待を裏切ったという点で、政府」案に賛成ができないのであります。 第二の理由は、税制調査会の答申を無視し、答申を逆にねじ曲げ、いまだかつて歴代の大蔵大臣が慎んできた総合累進課税の原則を、今回はまさにずたずたに踏みにじろうとする実質分離……
○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、反対の意見を明らかにいたしたいと思います。 御承知のように、現下地方自治団体は非常に窮状を呈しております。赤字の県が五県、赤字の市町村に至りましては、三百九十七市町村に及んでおります。その金額も二百七十二億円、市町村分でも二百二十一億円の赤字という非常に苦しい実情にあります。このことは、同じ日本国内に住む住民が、赤字の市町村に住んでおる者と、黒字の市町村に住んでおる者との非常なアンバランスを来たしておることは言うまでもありません。したがって、私どもはかかる赤字をすみ……
○武藤委員 時間がありませんから、論争する気持ちはさらさらありません。事実を認識する上からの御回答をいただきたいと思います。 最初に河野さんにお尋ねいたしますが、証券取引審議会では報告の中で、「引受業務を行なう証券業者については、その業務の性質に照らし、免許制の採用に際して最低資本金の額の引上げが必要である。」こういう報告をいたしておるわけですが、いま武井さんのお話と審議会の報告との間で、私たちが心配になる点があるような気がいたすわけであります。そこでお尋ねをいたすわけでありますが、審議会としては一体どういうねらいで、何を目的として資本金の引き上げということを報告されたのか。さらにでき得るな……
○武藤委員 大臣に質問しようと思って、少し政治的な大きな問題点だけ考えておったのですが、いなくなっちゃったので、急にここで九十度かじを変更してひとつお尋ねをしたいと思います。
松井局長に、証券取引法の一部を改正する法律案を逐条的に明らかにしてもらいたいと思いますが、まず最初は、第二十九条の「公益又は投資者保護のため必要な最少限度のものでなければならない。」、この「必要な最少限度のもの」というのは、大体どういう程度のものを想定しているか、これをまず明らかにしてください。
【次の発言】 この間参考人も述べておりましたが、引き受け業務とは一体何かということも非常に定義がむずかしいという証言をしてお……
○武藤委員 きょうは三菱銀行、大和銀行、三和銀行の首脳部の方々に、皆さんの取り扱っておる銀行の貸し付け業務の形態あるいは事実、そういう問題について少しく質問をさせていただきたいと思います。御三人いらっしゃいますから、順次お尋ねをしたいと思いますが、最初に大和銀行の責任ある方にお尋ねをいたします。 あなたの銀行では、普通銀行振り出しの小切手を振り出すときにはどういう方法、決済はだれが行ない、金額には支店の場合限度があるのかないのか、そういう通常の場合の銀行の振り出す小切手はどういう形態で行なわれておりますか。その点をまず最初にお伺いいたします。
○武藤委員 先ほど大臣は取得時効問題は別に考えるべきだと言われたが、これは時効の問題ですね。そうすると実際にいま平林委員が質問している問題は、ほとんど時効にかかっている当然農民の所有に帰すべき問題だ。それから二線引きの畦畔の中の問題も二線引きとは全然別な道路があったであろう、あるいは山道があったであろうというけれども、農地になっておるたんぼのまん中に道路があったことになっておる。図面上にそれが残っているのです。しかしそれは五十年も六十年も昔からそういう実情にある。当然の時効ですよ。これを政府は時効だといって、政府側から農民に裁判なんかやらなくとも取得できる方法というようなものを検討しているのか……
○武藤委員 主として職員部長に尋ねたいのでありますが、過般の専売従業員と公社側との賃上げの紛争について、公社が処分をいたしたようでありますが、その処分の内容、人員、程度、これをまず職員部長から明らかにしていただきたい。
【次の発言】 百五十二名の人たちを処分をした内容が、解雇三名を筆頭にして非常にその処分の軽重があるわけであります。その軽重をきめた基準は一体何であるか、明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 私が聞いておるのは、たとえば停職一ヵ月、停職二ヵ月、四ヵ月、六ヵ月、首切り、こういういろいろな軽重があるわけですね。どういう基準でそういう差がつけてあるのか、これを明らかにしてほしいという……
○武藤委員 関連。大蔵大臣は二十一日に新聞記者会見をやって、関係金融機関の足並みは完全にそろっておる、これが第一項目に出ておる。ところがきょうの新聞を見ると、「十三銀行“全額”に不満」、こういう見出しででかでかと、興銀、富士、三菱以外の銀行はつんぼさじきに置かれてつくられた再建案のような印象で不満である、こういう意思をきのうあたりの会議でほのめかしておる。一体金融機関は完全にこの再建案を守ってやってくれるという自信はあるのかどうか。
【次の発言】 銀行が協力しないようなことはないという大臣の期待をする気持ちはわかる。しかし、この十三銀行のきのうの頭取クラスの会議によると、最終的には日銀が救済融……
○武藤委員 きょうは大臣がおりませんし、銀行局長あるいは理財局長もかわったばかり、政務次官もかわったばかりで、経済全般の問題についてお尋ねをしたい予定でおったわけでありますが、総括的な観点からの答弁はなかなかむずかしい段階だと思いますので、きょうはできるだけ個別に突っ込んだ事務当局の具体的な態度と申しますか、方策と申しますか、そういうものをひとつ承りたいと思うわけであります。 最初に経済見通しの問題でありますが、現在国民が一番不安に思っておるのは、一体いまの景気がいつごろ好転をするのか、一体このままいつごろまで続いていくのか、こういう点はどこへ行っても尋ねられる問題であるし、おそらく大蔵当局……
○武藤委員 時間が非常に制限されておりますから簡単に質問をいたします。端的にお答えを願いたいと思います。 最初は景気の不況状況の認識でありますが、私たちは、日本経済の状況を把握するには、企画庁の発表やあるいは日銀、あるいは経営者の見通し、こういうものにたよって一応日本経済の状況というものを認識をしているわけでありますが、本年、企画庁は、当初においては、六月ころから景気は上昇するという見通しを月例報告で立てておった。五月になると、七、八月ころには景気は回復するだろうといっておった。ところが、今度は六月の月例報告を見ると、国内需要の増大は予想できない状況にあるといい出している。とうとう七月からは……
○武藤委員 答弁側にお願いをいたしますが、十分間という時間の制約がございますので、答弁のほうも簡潔にお願いします。 ただいま高田委員から指摘のありました九月四日のひょう害の問題でありますが、栃木県においてもたいへんな被害で、すでに関係当局も御存じだと思いますが、通常の災害と違いまして、ひょう害の場合には収穫皆無になってしまう。特に今度の場合には卵大の大きさのひょうでありまして、いま刈り入れを寸前に控えて水稲がたいへんな被害を受けたわけであります。栃木県の例を申し上げますと、水稲の被害面積が八千二百四十ヘクタール、そのうち、皆無、全く米が落ちてしまって、拾おうにも拾う方法がない、そういう面積が……
○武藤委員 大蔵大臣のただいまの答弁を聞いており、さらに昨日の演説を聞いて、いまの不況を乗り切るのがとにかく当面の最大課題だと言われる。私が心配しているのは、当面、いま不況を乗り切ろうとして真剣にあの手この手で需要の喚起をやる、ところが、本来なら外債の発行でもできるなら、外国からの資金を導入して需要を喚起する方法もあるでしょう。しかしいまの資本収支の状況を見ると、どうも資本の導入はどんどん減る傾向にある、したがって思うように外債発行はできないという環境に置かれている。もう一つの心配は、世界の貿易の伸びは大体七%程度だろうと予想されてきている、一〇%台からもうことしの下期から来年はずっと七%台に……
○武藤委員 関連して。絶対に金でなければならぬという論拠を明らかにしないじゃないか、条約できまっているのじゃないでしょう。金で出さなければならぬという理由が明らかでない。
【次の発言】 それじゃ二五%金で出さなかった場合、IMFは除名するのか、それとも何か罰則があるのか。金で二五%出せないという国の場合、私のところはどうしても自国通貨で出したいのだ、そう言ってエゴで拒否した場合に、じゃ法的に何か制裁があるのですか、国際的に。それとも資格がなくなるのですか、それはどうですか。
【次の発言】 そういたしますと、どうしても金保有がなく、あるいは外国からも買えないという場合を想定した場合に、その二五%……
○武藤委員 福田大蔵大臣、いまの公債を発行した場合どこが引き受けるかということが、これからの日本の経済にどういう影響を与えるかという重大な問題点であります。平林さんは、いま産業界をこういう景気にしてしまった最大の原因、責任が産業界にあるんだ、したがって、産業界にもこの際そういう公債発行をされた場合には、それを引き受けるとかなんとかしてもらいたい、しかし重病人でそれができない、こういう認識を大蔵大臣がしている。 そこで、ひとつ提案でありますが、銀行はもうかっていますね。企業家はみんなもう重病人になって、いまや倒れんばかりの状態にあるのに、銀行だけは相変わらず利益率は非常にいいですね。銀行の純利……
○武藤委員 関連して。総裁、席をはずしておいて質問するのはちょっと失礼でございますが、けさの新聞を見ると、あちらこちらの局でだいぶ幹部が起訴されておるので、高崎局、それから札幌ですか、これらについての人事補充をいたしたように新聞に報道されておりますが、何人くらい、どういう基準で一応補充をやっておりますか。
【次の発言】 事務代理の者というのは、だれをどういう形で……。
【次の発言】 本社の厚生課長を兼務で札幌にやっておるわけですね。そうすると、本社のほうが支障を来たすのじゃないですか、厚生課長ともあろうものを札幌にやってしまったら。そうしたら、本社の厚生課長は次長が一切責任を持ってやっているの……
○武藤委員 佐藤委員並びに平岡委員より多方面にわたる角度から御質問がありましたので、なるべく重複を避けて、大臣の見解をひとつ確認をいたしたいと思います。 御承知のように、前回の委員会でもここですでに論じられたのでありまするが、高度経済成長の矛盾の激化があらゆる面に明らかになってまいりました。そこできょうは、政府のとった高度経済成長政策の矛盾の激化というものが、どういう点に、どの程度あらわれているかということを具体的に各方面にわたってお尋ねをしたいと思うわけであります。 第一には、景気の問題について少しく尋ね、第二に、補正財源について、ただいま平岡さんから質問がありましたが、もう少々具体的に……
○武藤委員 私は、大蔵大臣に財政特例法に関しまして、社会党を代表してます御質問をいたしたいと思いますが、その前に、大臣に要望しておきたいのであります。 今回の法案は、戦後二十年間にわたる日本の均衡財政主義というものを大転換をする公債発行という、重大な転機を迎えた財政の転換でありまするから、大臣の出席を十分求めて、大臣から答弁を求めるという基本的な態度を私たち社会党は立てましたので、ひとつ大臣にはできる限り大蔵委員会の審議に協力を願いたい、こうお願いを申し上げておきます。 まず最初に、今回二千五百九十億円の財源不足を公債でまかなう、これも国民の目から見るならば、国債を発行する突破口にこの現実……
○武藤委員 ただいまの三党共同提案になる中小企業に対する年末金融及び徴税に関する決議は、例年行なわれておりますけれども、特に本年は、年の初め以来、中小企業の倒産は連続して記録を更新するような、非常に深刻な事態に見舞われております。こういう事態でありますから、例年の国税庁の通達が本年こそさらに実効あるような特段の配慮をすべきことを強く私たちは要望いたしたいと思うのであります。 さらに、中小企業の金融についても、本年の年初以来、中小企業はたいへんな事態に見舞われているのでありまして、徴税とともに金融の要望は、一そう強くなっておるのが現下の諸情勢であります。したがって、大蔵省銀行局はもちろん、民間……
○武藤委員 舟山さんに二、三、非常に限られた時間でございますから、簡単にお尋ねをいたしたい。 今回の財源不足二千五百九十億円を補うために赤字公債を発行するわけでありますが、これの具体的引き受けについて、すでに新聞等では都銀、長銀が五一・五%、地方銀行が二六・五%ですか、残りを相互銀行、信金、生保、農林中金などが引き受ける、こういう率で今回のものは引き受けさせるが、明年度予定される七千億円程度の国債についてもこの比率を適用するのか。この比率を適用された場合に一番困るのは、何といっても雑金融機関、信金、相互銀行がたいへん困るのじゃないかと私は思うのですが、その辺の見通しについての議論はどの程度行……
○武藤委員 本日は農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案について、さらにこれに付随をする農業共済制度全般にわたっての政府側の見解あるいは現状、対策、そういうものについてお尋ねをしてみたいと存じます。 まず最初に、今回繰り入れ金をせざるを得なくなった最大の原因は、低温、台風等による被害に対する補償金の支払い、これが原因だと思いますが、特に今年の水陸稲の被害状況の結論的数字が出たと思いますので、どの程度の被害を受けたか、さらに、でき得るならば、それをブロック別に大きく分けた地帯別に御発表願えればありがたいと思います。
○武藤委員 関連して。これはどなたに意見を伺ったらいいかわからぬけれども、もし適当な答弁者が来ておらなければ政務次官に……。 これは、私は非常に政治的な大きな問題だと思いますが、いま貿易振興、輸出を大いに盛んにするという質問の最中でありましたからお尋ねをするのでありますが、実はメキシコへ行ってびっくりしたのは、日本とメキシコの貿易関係というのは、過去かなり長い間、年々一億ドル日本が入超なんですよ。これを政府は全然改善しようとしておらぬ。メキシコと日本は通商条約も結んでおらない。それが南アフリカあたりでは、日本のほうがちょっと輸出超過になれば大騒ぎされて、日本品を買わぬぞと言われるとすぐ特使を……
○武藤委員 私は、きょうは公取の委員長を中心に質問をする予定でありましたが、大臣がせっかく出席でありますから、交互に織りまぜてひとつお尋ねをいたしたいと思います。 いま国民が非常な大きな関心を寄せておる問題は、何といっても、生活がしやすいように物価の上昇を押えてくれ、こんなに物価が上がったのではとてもたまらぬ、こういう空気が国内に充満しています。したがって、最近の県会議員の補欠選挙や市長選挙を見ていますと、かなり政府与党に対する批判的投票が投じられている趨勢がこれらの選挙を通じても見られております。私は、この物価問題について、一体内閣は消費者の立場に立つ物価対策――こういう方法で、こういう角……
○武藤委員 関連。
いま、大臣、国鉄の通行税収入が二十六億三千三百万円ある。これを山田委員は、国鉄の今日の経営実態から見て、これを国鉄の収入になるように、目的税的にこれを変更したらどうか。――大前提は廃止ですよ。しかし、主税局長は廃止は、と言って、いろいろ逃げておるから、廃止できるのなら、これを目的税として国鉄収入に入れたらどうか、こういういい意見を述べておる。近い将来に検討するといま申されましたが、国鉄当局、その案はどう思いますか、あなたいまうしろで聞いておって。
【次の発言】 関連ですからこれでやめますが、大臣も御承知のように、今回の予算書を見ると、国鉄の借金だけでも、短期、長期合わせて……
○武藤委員 関連。 いまの農林省の肉牛のことですが、大体二年間はいまの肉の需給関係というものの状況は変わらぬ、こう見ていいでしょうね。というのは、農林省はまことに怠慢であるし、計画がずさんであるし、この問題は大失敗をした。なぜなら、豚の場合なら、豚は足らぬといって大騒ぎをして、大体半年たてばどんどん豚は肉になってくるのですよ。腹の中に入っている時間は、豚は三・五カ月でしょう。そして、八頭も十頭も豚はできるのです。しかも、六カ月たてばもう肉になる。ところが、牛の場合はそうはいかぬですね。牛の場合はどういうことになりますか。腹の中へ入っている月数から、出て、育って食えるまでの期間、どういう認識を……
○武藤議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は相変わらず低い状態に置かれております。さらに物価高を背景として、社会保障の飛躍的な拡充が望まれるところであります。 特に、最近における医療費の急激な増加は、各種共済組合の財政収支を悪化させ、組合員に過重な負担をしいる掛け金引き上げを余儀なくさせており、このまま放置するならば医療保険は崩壊の危機に追い込まれるのであります。また、老後の生活安定のための年……
○武藤委員 ちょっと関連して。時間がないので簡単に総裁にお尋ねしますが、ことしの開銀債の発行は見合わしたわけでありますか。
【次の発言】 去年の利回りよりことしは発行利回りもかなり上げないと、アメリカの市場で消化できないのじゃないだろうか、そういう心配もあるのでありますが、すでに昨年予定したもの、政府は五千七百万ドルばかり発行できなかった事実もあるわけでございますから、そこらはどうなんですか、去年よりもずっと利回りはよくして発行するという計画でございますか。
【次の発言】 最後に、これは非常に大ざっぱですが、総裁、現在開発銀行が借りている金は、いまちょっと表を見たら利息だけで一年間に四百九十七……
○武藤委員 資料要求をしておきます。
例年いただいておるのですが、資本金の一番大きいランクから、たとえば五十億円以上、五十億円から十億円、十億円から一億円まで、それの資本金別の所得金額、それから、その中の赤字決算会社、公表は黒、税務申告は赤、こういうのがたくさんあるが、これをひとつ表にして提出を願いたい。
【次の発言】 いままでの主税局長は名主税局長だから、全部わかっておって出したのであるから、あなたも出せるはずだと思います。
○武藤委員 関連して。 主税局長の答弁が質問者と歯車が合っていないと思うのですよ。だから、いまの減税は、基礎控除、扶養家族、そういうものは一千万円の人も五百万円の人も十万円の人もみな同じに及ぶのですよと、その前提から話してやらぬから、小林さんのほうへの答えに対して、いまは累進度を強化しなければならないという受け取り方をするわけです。主税局長の答弁が歯車が合うようにしていないから、質問者がのみ込めないのですよ。もう少し私は歯車が合うようにやってもらいたいと思う。主税局長がそう答えていけば、だんだんわかって、先へ進んでいけるのですよ。
○武藤委員 きょうは、民社党との時間の割り振りで、三十分以内でやめろという一応約束でありますので、大臣を中心に、大きな政治的判断を必要とする問題だけに限ってお尋ねをし、残余は二十二日の質問に譲りたいと存じます。 まず最初に、日本は、御承知のように貿易立国で、貿易を中心に国を立てていかなければならないという宿命的な国の状態に置かれております。そういう国柄でありますから、貿易関係というものは、国民所得に比してどの程度まで貿易に依存しなければならないか、そういう際に、今日の日本の輸出、輸入の関係から見て、これをどの程度まで引き上げていくべきか。そういう政府の大きな方針について、まず大臣にお尋ねした……
○武藤委員 関税関係の四法案に対しまして前回質疑に入ったわけでありますが、途中で切れたので、きょうはひとつ法案の具体的中身についてお尋ねしてみたいと思います。 最初に、暫定措置法の問題について、今回上程されておる条文の内容についてお尋ねをしたいと思います。 第一は、重要機械類の免税の期限延長でありますが、現下の日本の経済状態は、かなり合理化も進み、近代化が行なわれて、設備投資は、どちらかといえば過剰になっている。これをもうこの辺で抑制をしていくという経済情勢にあると思うのであります。ところが、今回の改正によると、重要機械類の免税をさらに一カ年間延長するというのでありますが、その積極的な理由……
○武藤委員 突然のピンチヒッターで、大臣に、あれもこれもと行ったり来たり、飛び飛びに質問をいたしたいと思います。
まず最初に、主税局ですか、国税庁ですか、四十年度の税収がやや見込みがつくようになってきたと思うのですが、三月十五日の個人申告などもかなり様子はわかってきておると思いますが、税収の状況はどうなりそうであるか、お聞きしたい。
【次の発言】 まだ確定数字はわかりませんか。国税庁のほうが一足先に全国の税務署の状況というのはわかるのですか。わかれば刻々主税局長に報告しておるのですか。いまの答弁が最新の状況だ。私は一月末のは配付されたからわかるのでありますが、二月末もすでに国税庁当局ではもう……
○武藤委員 私は、ただいま議題になりました災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、いささか質疑をいたしたいと存じます。 最初に、本法案による従来からの適用状況でございますが、昭和三十九年あるいは三十八年、これらの数字を見ますと、本法案を適用された状況と雑損控除を適用した状況とを比較すると、雑損のほうが圧倒的に多い、本制度の適用というものの金額は非常に少ない、こういう状況が明らかに出ております。この法案のねらいは、雑損控除がある今日の法体系の中で、一体何をねらいとしてまずこの特別な立法をしようとしているか、そこらをひとつ明らかにしてもらいたい。
○武藤委員 ちょっと関連して。 今井さんのただいまの新協議会、どういう名称か、仮称のものを考えておる、これは二、三年、うまくいくかいかぬか、ためしてみたい。ためしてみたいという発言の意味は、二、三年やってみて、どうもこれよりも評議員の中に労働組合員代表を入れたほうがいいという、そういう情勢になれば検討し直すという意味が含まれていると思うのですが、二、三年の検討期間を私たちも十分注視したいと思います。そこで、もしそういうものを定款の中に新たにつくって、法改正はしないが、定款できちっと位置づけをする。その際にその協議会なるものがなす業務内容、あるいは審議内容――いままではあなたのほうは、労働組合……
○武藤委員 関連。
いまの説明を聞いておると、これはいろいろ調べなければ、ちょっとこの法案は採決に応じられないような問題がたくさん出てきたような気がするのです。そこで、ちょっとお尋ねしますが、一つは、業務方法書の新しく追加すべきものはすでにできておるかどうか。できておるとしたら、業務方法書の変更の内容をひとつ明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 いまの業務方法書では、第一条のただし書きの場合は、原則として五年以内とする。ただし、必要と認めるときはこれを越えることができる。今回のは七年と十年ものの超長期のものがあるわけですね。こういう長期金融を国民金融公庫がやるべき筋合いのものではない。大体……
○武藤委員 先輩の平岡さんから非常に詳しく地方財政についての質問がありましたので、できるだけ重複しないようにお尋をしたいと思います。短時間ですから端的にお答えを願いたいと思います。 最初に、自治省のお考えを尋ねたいのでありますが、昭和三十八年度の一般会計の地方貞治体の赤字、これは二百七十二億円、赤字市町村団体が三百九十七団体であるということを過般の本委員会において私の質問に答えたのでありますが、三十九年度の一般会計の赤字はどのくらいになるか。同時に、一般会計だけでなくて、国民健康保険会計、さらに公営企業の赤字、こういうものを区別して、一体どのくらい赤字があるのか。そこいらからひとつ明らかにし……
○武藤委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、反対の意思を表明し、討論をいたしたいと思います。 ただいまの質疑状況を見ましても、今日の地方自治体が非常な窮状にあることは、私が重ねて申し上げるまでもありません。昭和三十九年度の自治省の決算内容を見ましても、三十九年度の起債残額は、普通財政において一兆六百億円、企業会計において一兆一千億円の借金を地方自治体はかかえております。この返済を思い、さらに金利負担を考えるならば、地方自治体の将来に私たちは非常な心配をいたすのであります。自治省の答弁によると、金利負担も年平均……
○武藤委員 ただいま泊谷委員もちょっと触れた問題でありますが、冒頭に確認をしておきたいと思うのであります。 それは、今回の改正の第二点であります最低保障の問題で前回私ちょっと質問をして、これはやはり修正しなければいかぬなと感じた点がございます。それは、今回の改正で、退職年金、さらに廃疾年金の最低保障額を六万円にする、ただし、それは無条件で六万円になるのではない、実在職年が、恩給のほうは十七年、共済年金のほうは二十年、これだけつとめた年数がある方で、すでに廃疾年金をもらうような人は最低保障六万円、これはやはり退職年金の場合と廃疾年金の場合とはおのずから実態が違うということを分けて考えないといか……
○武藤委員 いま山田委員の発言された原爆の患者に対する負担は当然国庫が出すべきである、これは理事会において煮詰めることにいたします。
それにやや似たような問題でございますが、北海道のような寒い地帯では暖房料というのが医療費の中に付加されて取られる。これを共済で払っておる金額が相当の金額になりますが、給与課長は実態を知っておりますか。
【次の発言】 いまはっきり最後の語尾がわからなかったのですが、共済だけは負担しているわけですね。
まず一つ聞きますが、国鉄、専売、電電が現在暖房料として共済組合のほうから給付金の中で払っておる金額はどのくらいになりますか。
○武藤委員 関連。 福田大臣、いま、なかなか関連があってむずかしいという大臣のお答えがあったのでありますが、一体、大臣はその実情を知らないから、そう簡単にむずかしいとおっしゃるのです。いろいろこれを私どもも考えて検討してみると、具体的に申しますと、たとえば、昭和十二年から十四年まで二年間つとめた、ところが一年間今度は休みができて、十五年から十七年までつとめた、十七年にまた一時そこで首になって、半年後からまた二年間働いた、そういう期間が全部年金給付の期間に――昭和三十六年六月十九日以後にやめた者はその断絶期間が全部年金の計算に入るのです。ところが、その施行令がつくられた以前の二カ年間にやめた者……
○武藤委員 関連して。 そういたしますと給与課長、今回の最低保障の分からは脱退一時金は控除しないけれども、これからやめていく現在の者は、支給額の中から脱退一時金は引くのだ。この原則はずっと変わらず続けていくのかどうか、また続けるとしたら、その趣旨は一体何なのか。脱退一時金でせっかくもらったものを、十五年後あるいは五年後に、その支給のつどまた取られていくというのはどういうことなのか。大体脱退一時金というのは、給与のあと払いみたいな、そういう性格も退職金と同じように持っていると思うのです。それを今度は年金額から差し引いていくという思想は一体どういうことなのか、そこらをわかりやすく説明してもらいた……
○武藤委員 ただいま議決されました共済組合関係法に対しまして、三党一致の附帯決議をつけたいと存じます。 文案につきましては、すでにお手元に配付されておりますので、読み上げることを省略いたします。 今回ほど本委員会において共済組合法に関連した質疑がなされたことはございません。延々三週間以上に及ぶ慎重審議をいたしました。その結果、政府側の方々も御了承と思いますが、われわれが改善をしなければならないと思う点が多々発見をされ、また、前向きの姿勢をもって改善をしなければならぬ点が数多く見受けられるのであります。しかしながら、国会の限られた会期の中で直ちにこれを全面的に改善する方途は、時間的に制約を受……
○武藤委員 ただいまの事件に関連して、大臣に誠意ある回答を求めたいのでありますが、いままで税務調査の途中で自殺をしたという例はありますか、国税庁長官。
【次の発言】 特に、今度の場合は自殺した人が社長とか専務とかいう責任者じゃないのですね。私はそこに非常に重大なウエートを置いているわけです。そこで、おそらく増淵君なる者は妻もあり、子もあるだろうと思う。国税庁として、大蔵大臣としては、見舞い金を出すとか、香典を包むとか、そういう思いやりのある措置は考えておるのですか、それはいかがですか。
【次の発言】 深甚な弔意を贈る気持ちがある。しかし、弔電は打ちましたか。国税庁長官なり大臣の名前で家族に対す……
○武藤委員 外務大臣が退席されるので、質問が前後しますが、一、二点大臣の認識のほどを伺っておきたいのであります。
今度アジア開発銀行に加盟する国で、ソ連圏から援助を受けている国はどことどこだと大臣は知っておりますか。
【次の発言】 まだインドネシアが落ちておるでしょう。
【次の発言】 時間がないので詰めた質問をできませんが、ソ連の援助、あるいは融資、いろいろな種類の援助がありますが、条件は日本、あるいは他の資本主義自由国家群と比較した場合にどうですか。
【次の発言】 低利ばかりではない。贈与が非常に多いのであります。
大臣、贈与が多いという一般的趨勢については、その認識は間違いありませんか……
○武藤委員 関連。 銀行局長、いま小林議員の質問は、これは信用金庫として支払う義務があるかないか、また、支払わせるように大蔵省は行政指導すべきである、こういう気持ちからの質問なんです。それについてはまだ的確な答弁をしておりませんから、はっきりこれは信用金庫として当然責任を持って返済、支払いをすべきである、私はそう考える。というのは、この大八木なる男は、本人が支店長代理という肩書きを冠して、名刺で領収書などもたくさん出している。したがって、善意の第三者は当然信用金庫の業務の一部と認識して金を出しておる。この善意の第三者までここで弁償しないという処置をとるのは不当である、こう考えるのであります。……
○武藤委員 私は、きょうは主として金融問題を中心にした昭和四十一年度の国の方針がはたして計画どおり貫けるかどうかということを確認をいたしたいと思うわけであります。 最初に、貿易関係の指導に当たっておる通産省の行政指導について伺いたいのでありますが、大臣も御承知のように、昨年十一月ごろから日本の輸出をめぐって関税法違反の疑いがある、そういうアメリカからの指摘がありまして、そのインボイス不正申告による額がだんだん明るみに出てきたようであります。報ずるところによりますと、この関税法違反によるインボイス不正申告による課徴金、まあ言うならば過料のようなものでありましょう、これが七千万ドル程度になりそう……
○武藤委員 きょうは、専売公社の新総裁に御出席いただきまして、就任して初めての大蔵委員会でありますから、私は東海林新総裁にたいへん期待をかけておるものでありますので、民間の企業から公社に移られた総裁の、公社に対する次点や長所や、改善しなければならぬという点なども、いろいろな抱負をお持ちだろうと私は思いますので、まず冒頭に、公社運営についての総裁の抱負をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 新総裁がこれから専売事業をどういう方向に指導なされるかということは、みなが非常な関心を持っておるところであります。いまのお話の中では、機械を合理化する、あるいはあらゆる専売事業に関係しておる者が一体とな……
○武藤委員 ついでに、いませっかく資料が配られたから販売部長にお尋ねいたしますが、きょう専売公社から配付された「たばこ小売人指定申請処理状況」を見ますと、実際に指定を受けている割合というのは、昭和四十年で三割、それ以前は二六・九、二六・二、七割の人たちは全部不許可、こういう状況ですね。これは数字だけ見ると、どうも少しきつい。いろいろな理由はあると思いますが、私はこれを見てけしからぬと思うのは、翌年度に繰り越しの数が非常に多いということです。昭和四十年の場合は七千四百三十六件、その前の年は四千百二十六件、しかもその中で「不指定処分にかかる審査請求処理状況」を見ると、三十八年は翌年へ百件、三十九年……
○武藤委員 まず、大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、昨日も歩積み・両建て問題について、各銀行の協会長をお呼びして、第二ラウンドを今後どう展開するかという点について、大臣も再三、第二ラウンドはやるんだ、こういう意気込みをもって言明されておりましたので、いろいろ意見を聴取したわけであります。 そこで、歩積み・両建て問題が現在どういう状況になっているかということは、国民の大きな関心事でございます。大蔵省は、その後苦情処理機関なども増設をして、大いに業者の苦情を吸い上げよう、そして適切な処置を講じていこうというかまえを見せておるわけでありますが、まず、その苦情処理機関に苦情がどのくらい申し出られたか、……
○武藤委員 アジア開発銀行加盟に関する一切の法案が本日大蔵委員会で上がるという運びになっておりますが、このアジア開発銀行と直接関接今日のアジアの情勢というものは非常に関係が深いわけであります。 そこで私は、特にいま只松君からも御質問がありましたが、ベトナム戦争が今日世界情勢の軸となっている、そういう中で、すでに百万をこえる軍隊がお互いしのぎを削って戦闘をベトナムで行なっている、しかもその背後には、南政府にはアメリカ、韓国、台湾、フィリピン、豪州などが軍事援助をして、これを支援をしている。また北側を見ると、北側も、中国、北朝鮮、ソ連、これらが支援をしている、こういう事実からいろいろ判断をいたし……
○武藤委員 福田さんが大蔵大臣になられてすでに一年を経過いたしまして、福田財政というものをあなた自身がたいへん手放しで自画自賛をしているような印象を、実は新聞で、ときどきの談話やあなたの意見発表から感じておるわけであります。しかし、あなたの新聞発表などでときどき聞くのは、自分は不況を切り抜けると同時に、物価問題もうまくコントロールをしている、あるいは福田財政の画期的といわれる国債発行を通じて、財政の指導により日本経済というものをリードしておるとか、貯蓄の伸びが期待できるとか、国民が、なるほど福田さんというのはそうやっておるのかなというふうに新聞を読んだときには感ずるのでありますが、現状の日本の……
○武藤委員 私は、佐藤内閣の政治姿勢について、これに関連をした具体的事実を一、二指摘をしながら質問をいたしたいと思います。
第一に、午前中小林議員からいろいろ指摘をされたのでありますが、過般、参議院において国税庁から各大臣で五百万円以上の年間所得のある者を発表されたわけであります。佐藤さんの一年間の所得が六百三十四万九千四百八十一円ということに発表されました。愛知さんも当時文部大臣をおやりになっておった関係で、当時も閣僚であり、いまも閣僚でありますが、あなたの税務署に申告をした所得はお幾らになると記憶をしておりますか。
【次の発言】 官房長官の所得は六百三万一千二百二十二円ですから、約六百万……
○武藤委員 前回の十月十九日の日に、当委員会におきまして、佐藤榮作氏の二千万円の自民党への献金をめぐっていろいろうわさ、黒い霧や疑惑というものをとにかく明白にする、こういう約束を実はいたしたわけであります。その約束の中には、泉国税庁長官がはっきり答弁の中で約束をした問題、あるいは大蔵大臣として約束をした問題、いろいろございます。 そこできょう私は、理事会において、佐藤総理大臣自身をもぜひ大蔵委員会に出席を願って、本人からもはっきりひとつ聞きたいと実はお願いをいたしております。まだ総理はお見えになっておりませんから、まず最初に、泉長官に、あなたはきょうの委員会までに調査をして報告ができるように……
○武藤(山)委員 きょうは私は県内の石灰石あるいはドロマイト採取工場の問題に関連していろいろ労働者、厚生省、通産省、これらの各省に実態を把握していただき、適切な処置を講じてもらうということがねらいで、以下質問をいたしたいと思います。
冒頭にちょっと確認をしておきたいと思いますが、全国で石灰石あるいはドロマイトを産出している県別にもし比較をした場合、どういう県が最も多く産出しており、栃木県はどういう順位になっているか、ちょっとその辺を最初に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 日本の国内でも栃木県の葛生町、さらに栃木市の鍋山地域、この二つの石灰石、ドロマイト産出量というものは全国……
○武藤(山)委員 関連して。
いま大蔵大臣はなかなか重大な発言にさしかかったと思うのでありますが、国債の残額に対して本年度から償還できる財源として積み立てようとする。パーセント、大体いま予定しているのはどういう積算で積み立てをしようとしているのか。近いうちに閣議で決定されるわけでしょう。ちょっとわからなかったら理財局長でもいいです。
【次の発言】 理財局長、そうなりますと、けさほどの大蔵委員会理事会で大蔵省の担当官は、大体公債残高の一・六%を定率で積み立てをする、こういう法案ですという説明をきょうやっておるんですよ。それは、理財局ではやや固まって、閣議の承認を受けるだけのところにいっているか……
○武藤(山)委員 資料要求しておきますが、大体広沢議員の知りたいと思う点は、いまの質疑応答で主税局長はわかったと思う。 そこで、従来出しておいたこの一覧表と同じような項目別に、広沢さんがいまおっしゃったように、従来これができてから今日までの総計も一応入れてもらう。何年からできて、年々減収になった額を積算すると幾らになるかということを二番目に入れてもらう。同時に、一億円以上しかわからぬということになると、一億円上と一億円下の恩恵の階層の大体の金額を出してもらう。それから、広沢さんがもう一つ言っておる効果ですね。効果については、判定がむずかしいものは率直に判定ができない、できるものはこういう効果……
○武藤(山)委員 関連。 それでは泉さん、ちょっとあなたの見解をお尋ねしますが、あなたの発した一月十日のこの通達によると、前段のほうはしごくごもっともな、正しい判断が書かれている。ちょっと読んでみましょうか。新聞記者の方もみな初めてで、ちょっとややこしい問題だから通達を読んでみます。大臣、大きい声で読んでみますからね。「少額配当所得の支払調書の取扱いについて」。「現行の租税特別措置法第八条の四(総所得金額に算入しない配当所得)の規定は、昭和四十一年十二月三十一日までに支払の確定した配当所得について適用されることになっており、したがって、本年一月一日以降に支払の確定する配当所縁については、所得……
○武藤(山)委員 各委員からいろいろ質疑が行なわれまして、租税特別措置法の不当性、好ましからざる点、効果の是非が明らかにできない点、これらの問題については過般各党の委員から指摘をされたとおりであります。私はここで主税局長と並行線の議論をしようとは考えておりません。しかし、あまり好ましい税法のあり方ではないという点については、過般予算委員会においても大蔵大臣が北山愛郎氏の質問に対して答えております。特に配当所得などの優遇措置というものは好ましいとは思わない、しかし、諸般の情勢からやむを得ないんだということで答弁がありました。私はそれを了解するわけにはいきませんけれども、そういう前提に立って、きょ……
○武藤(山)委員 いまのにちょっと関連して。
実施時期はいろいろ輸入の情勢を見てというけれども、この法案の発効するのは、四十三年三月三十一日までにおいて政令で定める日までに輸入されるものは七〇%という意味は、来年の三月三十一日までは現在の税率でいくわけですね。そうでしょう。
それで、もう一つ、四十三年四月一日以降一年間は六五%、その以後四十四年三月三十一日までに輸入されるものは六〇%。だから、一年間に五%ずつ率を下げていく、一番最初の年度はこの六月一日から来年の三月三十一日まで、こういうことになるわけですね。
【次の発言】 今回の関税定率法の一部改正は、いろいろ広範な問題を含んでおりますが……
○武藤(山)委員 そうすると、局長、四月六日の予算委員会で、私は大蔵大臣と自治大臣を並べて地方税減税の必要を説いたわけです。先ほどの阿部君に対するあなたの答弁は、今後減税に努力するという点だけを……。ところが、そのときの自治大臣はもっと具体的に、その次の質問をだんだんやっていく中で答弁をしているわけです。というのは、地方税の減税は全体として見直す時期が来た。時期が来たということは来年度からやるのかということで詰めたわけですが、全体を見直す時期が来たと自治大臣が答弁しているのは、いま広瀬委員がおっしゃるような、常識的に金額を見ても、どうもいじらざるを得ない段階に来ているという意味だと私は思うので……
○武藤(山)委員 昨日の連合審査から、石炭問題についてもかなり詳細に質疑応答がなされておりますので、約束の短い時間の範囲内で、特に通産省にお尋ねをしてみたいと思います。 今回の法案が出るまでの間にはかなり長い経過があって、石炭に対する合理化、安定化、雇用の安定等、多くの目標を達成するために、三回にわたって審議会や調査団の答申がなされたわけでありますが、私、全く石炭のない県の出身なものですから、石炭のことはよくわかりません。ただ、国民経済的な大きな視野に立って、石炭に対して、通産省は大きな青写真は一体どういうものを持っておって、何年後にはどういう姿に石炭が置かれるのか。同時に、石炭と重油との競……
○武藤(山)委員 まず、大臣が出席する前に事務当局に一、二お尋ねをしておきたいと思いますが、きょうは所得税、法人税、相続税を中心にした法案審査でありますから、できる限りその範囲内から逸脱しないように質問をいたしたいと思います。 まず、国税庁長官、たいへんお忙しいようですから、次長もいないのでたいへん疲労こんぱいのように風のたよりで聞いておりますので、最初に簡単に国税庁長官にお尋ねをいたしますが、過般の新聞を見ますと、国会議員で確定申告を出さない者がたいへんおるような報道で、私などは大蔵委員ですからまじめに申告したら、五百万円以上で載っておるのはそうはおらぬので、たいへん地方でも目について、一……
○武藤(山)委員 ちょっと関連。 総理大臣の個人の所得について、あるいは財産について、十二月の末日ごろまでには調査を完了したい、こういう国税庁長官の御答弁が出たのは、私の質問に対してでありますから、私もいま大臣の答弁は聞き捨てなりませんので、ちょっと当時の経過を申し上げておきたいと思うのであります。 それは、二千万円の政治献金問題をめぐって質問をした際に、新聞や週刊誌や世論は、政治家の姿勢というものについていろいろな非難があったわけであります。その際に私は、アメリカのニクソン副大統領がかつてそういう疑惑を受けたときに全財産を公表した、自分の所得も国民の前にテレビを通じて明らかにして、このよ……
○武藤(山)委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案には、非常にたくさんな特別措置が盛られておるわけでありますが、今回新たにたいへんまた特別措置が設けられますので、きょうは個々の項目にわたって各省のそれぞれの担当官から、特別措置の効用や設置をする理由や、これによって受ける効果などについて、ひとつ常識的な問題でございますので、通告をしないで失礼でありますが、いろいろ適切な御答弁をいただきたいと思うわけでございます。 まず最初に、技術開発の促進という項の中で、特に国内の技術を大いに開発するという目的で、従来よりもさらに拡大をした試験研究費に対する控除制度を認めよう、こういう趣旨のようであります……
○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の改正に対し、見解を述べ、政府の反省を促し、反対の討論をいたすものであります。 今回の法案の中でわれわれが最も強く反対するものは、政策効果を疑う高額預金者の利子分離課税、株式の配当所得の優遇措置を三カ年間延長するという点であります。 不労所得がべらぼうに優遇されている株式を売買して、たらふく利益を得ても所得税は取られない実情にある。株の売買利益は年間五十回以上売買をしない限り一銭も所得税がかからないのであります。年間五回、十回の株の売買で相当な利益をあげても税金がかからない現行制度は、べらぼうな不労所得者優……
○武藤(山)委員 関連。 主税局長、たいへんこだわっているようですが、売りさばき人にそう影響はない、軒数が五百三十軒ですから、それは全国民の世帯数から見たら、五百三十軒の登記所や裁判所で売りさばいている数は微々たるものです。しかし、その人たちにとってみると、なぜ一万円という限度を設けたのか、というのは、今回の改正で、たとえば酒類の卸売り業、ガス事業、こういうものは三万円に軒並み上げて、登記などの場合も、有限会社、株式会社以外は登記の登録税も上げた、そう上げておきながら売りさばき人には一万円以上は取り扱いができないようにした。片方は登録税をがくっと引き上げておきながら、売りさばき人の取り扱いは……
○武藤(山)委員 関連して。
そうすると、いまの登録税と手数料というものは、性格的に違うのだ。自治省としてはそういう認識で、登録税がどう手直しされ、上がろうと、地方公共団体のは手数料なんだ、だから片方の流通税という意味とは性格が全然違うのだ、こういう認識に立って、手数料はいじりません、いまも検討はしておりません、こういう答弁が出ますか。どういう解釈ですか。手数料と登録税の違いをまず明らかにしてもらわぬと、その辺がぼやっとしていますね。
【次の発言】 国の行なう免許、許可の場合には、きのう主税局長が、支払い能力に着目し、特権的な地位に対する流通税だ、こういう性格規定をしましたね。ところが、同じ……
○武藤(山)委員 大蔵大臣が見えるまで、ほんのわずかの時間ですが、お尋ねをいたしたいと思います。 最初に、自治省の政務次官に、政治的な判断でありますが、今回の四十二年度における地方財政の特別措置に関する法律案を出すにあたって、全国知事会あるいは市長会では、四十一年度の特別事業債の償還財源としてこういう特例措置はできるんだろう、したがってこれは、今後も昨年の特別事業債が償還し切れるまでこの制度は続くんではないか、続けてもらえるのではないか、そういう希望が知事会や市長会では強かったのではないか、そう私は感ずるのでありますが、当局の次官としては、知事会や市長会の空気はどのように受け取っておりますか……
○武藤(山)委員 関連して。 しかし、いまの議論は、理論としては一応成り立っても、現実に共済にはいま入ってない、それで厚生年金のほうへ全部移ってしまっている、国家公務員ではない、そういう人のことですね。したがって、それを共済のたてまえは共済で救済すべきだといっても、もう共済では救うひもが全然ついていないわけでしょう、本人とのつながりが。だから、どうしてもそういう場合には厚生年金で是正する以外にない。 その場合、厚生年金法を、そういう人を救済するために変えると、どういう支障があるのですか。特例で変えたっていいのじゃないですか。法律さえ直せば救済できるのじゃないですか。どうですか。いまある法律……
○武藤(山)委員 政務次官はけさ理事会にいらっしゃらなかったから、その経過や実情をのみ込んでいないから、昔の厚生省の感覚でばちっと答えが出てきたのですが、いまの給与課長の答弁はちょっとニュアンスの違った答弁があったのです。それは中身についてはこれからよく大蔵省とも具体的に――広瀬さんがおっしゃる退職後五年もし本人だけかかれるようにする、そして、それが他にあまり波及をして収拾のつかぬようなことのないようにするには、掛け金を本人分として取るのがいいか、その場合には五年間本人がかければ、本人だけはかかれるようにして、家族は無効とか、いろいろな案をひとつ大蔵省とも折衝をして、私ども議員のほうは、ひとつ……
○武藤(山)委員 関連。 総裁にちょっと詰めてみたいのでありますが、いまの質問を聞いておって、過失にあらざるそういう火災というのはあるのですよ。そういうものが全部ことごとく、火災のものはもう補償せぬのだといって、三百三軒のものが泣いているという事実は、ほんとうに耕作農民にしたら気の毒です。一年ばかり前にこの質問をされたときにも、総裁は、検討させます、こういう答弁をしていますよ。議事録にありますよ。火事の場合にも、過失の場合、それから全く他の原因で延焼してきた場合、いろいろな場合があるわけです。あるいは子供が留守居をしておったときの失火??ひとつ、公社はそういう例を具体的に幾つかあげて、この程……
○武藤(山)委員 関連。 いまの給与課長の答弁で、今後検討し、数字も抽出して、十分前向きの姿勢を明らかにしたような気はいたすわけです。給与課長は新たに課長になられたわけですから、共済のことも前向きに改正していこうとか、改善をしようとかいう意識に乏しいと思うのですよ。いままでの経過をずっと反省してもらうならば、この段階ならとうに、いま広瀬さんが質問されておるような問題については数字をもって答えられるだけの大蔵省は時間的余裕があったはずなんですよ、これは二年も前からずっと議論が続いているわけですから。 そこで、ちょっと給与課長の頭に入れてもらいたいのは、いまは、物価騰貴がない時勢、あるいは給与……
○武藤(山)委員 関連。 大臣は、五月十八日の参議院内閣委員会におきまして、公務員は他の公企体や民間と比較して不利になっている、そこで、不利にならないようにやり方を考えようと思う、こういう答弁をしておるのですよ。議事録もここにあります。 そこで、人事院総裁、いま公務員は、民間と比較してどういう格差がついているか。それから、公共企業体と比較してどのくらい賃金の格差があるのか。常に皆さんのほうでは五月実施を勧告しているにもかかわらず、九月あるいは十月からしか政府はやらない。こういうことで公務員が損害を受けておると思うのですよ。不利に扱われておると思うのです。おそらく、そのことを水田さんも承知の……
○武藤(山)委員 いま村山君から質問された厚生費の問題について、もう少しはっきり詰めておきたいと思うのでありますが、現在厚生費として千円ずつ出しているその目的、性格は一体どういうものですか。ねらいは何であるか、はっきり最初に明らかにしておいていただきたい。
【次の発言】 従来の中身は、定期健康診断が三百円、レクリェーションが六百五十円、さらに表彰式典五十円、こうなっておるようでありますが、一体、この程度の金で健康診断というのは年間何回ぐらいやるのか、三百円で一体完全な健康管理ができるものかどうか、あるいは、レクリェーションは六百五十円でどの程度のことを基準にしているのか、その辺の積算の基礎は一……
○武藤(山)委員 ただいま議題となりました附帯決議につきまして、各党を代表して、提案の趣旨説明をいたしたいと存じます。 今回附帯決議をつけました理由は、すでに関係当局、政府自身も質疑応答を通じてよく認識されておることだと思いますが、共済組合法については、年々抜本的改正あるいは部分的な多くの要求項目を質疑の中で明らかにしてまいりましたが、大蔵省は、財源の都合その他、共済組合制度の体系上から抜本的なすべての改正をすることができない実情にあるとして、今日附帯決議を付して今後の検討にまつという態度を院は決定せざるを得ないという情勢でございますので、各党と話し合いの結果、次に申し上げる、お手元に配付さ……
○武藤(山)委員 まず最初に、メーカー側の森永の社長さんにお尋ねをいたしますが、森永の例で考えた場合、現在、一年間の売り上げの本数は何本ぐらいございますか。
【次の発言】 新聞では森永が二十八億九千七百万本、これだけの販売がある。今回の値上げ分でかりに一本三十銭森永が取るとした場合、従来もかなり利益が出ておるわけでありますが、これは大体どのくらい業績に寄与いたしますか。三十銭の値上げというのは、社長としての判断はどうですか。
【次の発言】 社長、その計算はおかしいのじゃないですか。従来一銭も上がらない場合でも、あなたのほうはこれからも工場を申請する、投資をすると新聞に出ておるのですね。そういう……
○武藤(山)委員 私はきょうは、選挙中のことでこれという材料を仕入れておるわけではないのでありますが、企画庁長官に物価問題の基本的知識と申しますか、現状の科学的認識をまず伺って、非常に複雑多岐にわたる物価問題について、政府はどのように具体的に国民の期待にこたえようとしておるか、そういう点を少々明らかにしたいと思うわけであります。 第一に、宮澤さんの非常に見識高い物価問題に対する認識でありますが、物価がなぜ上がるか、物価の上がる最大の原因は何と認識されておるか、まずこういう原因から物価が上がるのだという順序を、寄与率の多いもの、ウエートの高いものから幾つか、五つばかりをあげてみてもらいたい。こ……
○武藤(山)委員 物価対策委員会ができた経緯については、出席の皆さん全部御存じのとおりだと思います。 近年、物価の上昇がとまらぬということで、政府の大きな目標の一つが物価安定にある。ところが、議論はいろいろされますが、なかなか物価は下がらない。国民からいわしめるなら、物価を上げる真犯人を早くつかまえろ、つかまえて早く治療しろ。ところが、物価の上がる最大の真犯人はだれなのだろうか。流通機関に原因があるのだろうか、農業というその性格に原因があるのだろうか、あるいは八百屋さんのような商店の性格に原因があるのだろうか、それとも、政府自体のもっと大きい貨幣のほうの流通の問題に真犯人がいるのだろうか、い……
○武藤(山)委員 参考人の方に、質疑と答弁の時間を入れて一人十五分間ですから、簡潔に、明瞭な御意見をお聞かせ願いたいと思います。 まず最初に、いま流通段階でいろいろロスがあって消費者価格が高いのではないか、特に野菜と魚の関係では、そういう改善をしなければならぬ面があるのではないか、こういう一般の意見がかなりあります。そこで、当事者として、青果商さらに水産物商の立場から、いまのマージンは適正なマージンなんだ、価格が上がっているのは決してわれわれのせいではないのだ、そういう場合の論拠を、簡単にひとつお聞かせ願って、同時に、そうではないにしても、こういう点をこう改善すれば、ある程度安定化に役立つ改……
○武藤(山)委員 前の委員会において、なぜ物価が上がるかという真犯人を追及してきたのでございますが、なかなか逮捕できないで、だれが犯人であるかがわからぬという状態でございましたが、その間いろいろ説明を聞いて、また、きょう配付された資料を見ると、どうも皆さんの答弁している数字ときょうもらった資料とでは、たいへん食い違いがあるような気がするのでありますが、少しくお尋ねをしてみたいのであります。 まず、きょう配付された資料の二ページに卸売り価格の推移が出ております。この数字を見ると、いろいろなことを感ずるわけでありますが、たとえば、二ページの卸売り価格と三ページの小売り価格と比較をしてみた場合に、……
○武藤(山)委員 きょうは三点ばかりにわたってお尋ねをしてみたいと存じますが、最初に自治大臣と大蔵大臣に、地方税の減税の問題を中心にお尋ねをしてみたいと思います。 いま、日本の財政は国債発行をしている段階で、減税よりも財政自体を健全にするほうがいいというような意見も耳にするのでありますが、いずれにいたしましても、物価がどんどん上がって、実質生活水準というものが維持できない、向上しない、こういう面から年々所得税あるいは所得を基礎にした税金の減税をしなければならない、こういう要請にこたえるために、政府は減税をしてきていると思うのであります。 そこで、まず最初に自治大臣にお尋ねいたしますが、本年……
○武藤(山)委員 きょうは経済全般あるいは景気、財政転換、非常に多くの問題点が現時点で論議を尽くされなければならぬわけでありますが、時間の都合で大臣の出席がありませんから、私は特に消費者の立場から、あるいは日本の大企業の姿勢の問題、さらに公取の今後とるべき態度の問題、そういう点を日本の経済全体という見地に立って少しくお尋ねをいたしたいと思うわけであります。 私は実にふしぎに思っておるのは、公取が不公正取引だと指摘をして審判をいたしました事案が幾つもあります。その事案がなかなか解決をしないで、かなりの時日を費やしている。そこで現在審判がなされておる事案はどのくらいあって、まだ未解決の、審判の出……
○武藤(山)委員 議事進行について。 いま聞いておってまことに奇怪に感じるのですよ。権威のないものであっても、聞かれたらそのものさしを明らかにするのが私は政府の義務だと思うのですよ。そこで大臣、いまその数字を持ち合わせていないから竹本君の質問に答えられないのだというのが真相なのか、数字は持っているけれども、何らかの政治的配慮のために発表できないのだというのであるか、どちらであるか明らかにしてくださいよ。もし大臣が率直に、ここに数字を持っていないので、たまたまここでは答えられないというのであれば、われわれもわかりますが、それでなかったら、私どもも引き下がれませんよ。ちょっと委員長、議事進行で………
○武藤(山)委員 ちょっと関連して。 局長、これは認識の問題だけれども、農家の場合、イチゴをつくる、トマトをつくるといってビニールハウス、簡単な軽金属のビニールをかける小屋をつくると、これは全部いまは村によっては固定資産税の対象になる。それからたばこの乾燥も、鉄骨の簡単なものでも乾燥室をつくると固定資産税の対象として調べられている、片方は庭園に一個百万、五百万円の石を並べ芝をはやしてぜいたくざんまいをしておっても、いまの法律では税金の取りようがない。こういうアンバランスは自治省としてはもう少し真剣に、ぜいたくなものに対する庭園税なんか考えてもいいのですけれども、そういうものを検討する御意思は……
○武藤(山)委員 冒頭に中西国民生活局長から、九月、十月に値上げになった品目、必ずしも的確に把握されていないものでこれは上がったらしいというものも含めて、品目をざっとあげてみてください。
【次の発言】 みそ、しょうゆ、灯油はいかがですか。
【次の発言】 ふろ代、さらにハム、ソーセージ、それから外食、この三つについても、もうすでに十月に入って引き上げられているようですが、あなたの認識が少し乏しいのじゃありませんか、どうですか。
【次の発言】 一律に全国全部に一斉に上がるなんということは、ちょっと私企業の場合考えられませんから、国民生活局長の耳に入った情報で、地帯によっては上げているなと思われる品……
○武藤(山)委員 大蔵大臣たいへんお疲れで、連日の委員会、本会議、察するに余りますが、御承知のように大蔵委員会は、長い間歳入委員会としての重要な使命を認識して、常に大蔵大臣の所信表明を冒頭に伺うことが慣例になっておりますので、時間はたいへんおそうございますが、そういう大蔵委員会の慣例に基づいて、所信表明に関連して二、三点お伺いをいたしたいと思います。 まず第一に、再び大蔵大臣に就任されて、たいへんな事態にいま直面をしている、難問題が山積をしている、どこからどう手をつけて、何をなすべきか、何を期待するかという、大蔵大臣の頭の中は、まさにこもごも、たくさん構想があろうと思うのであります。そこでま……
○武藤(山)委員 ちょっと関連、副総裁がおる間に……。副総裁はたばこ耕作組合中央会の建物に行ったことがございますか。
【次の発言】 たばこ耕作組合中央会の補助金は公社からどのくらい出てますか、大ざっぱに。
【次の発言】 たばこ耕作組合中央会の事務所に行ってみたら、日高広為のポスターがだあっとどの部屋にも張ってあるのを見ましたか。
【次の発言】 二億円も補助金をもらっている団体が、どの部屋に行っても日高広為のポスターがだあっと張ってあるのですよ。だれが行ったって選挙事務所という感じだ。こういう金をもらっておる団体が、こういうポスターを大っぴらにおっ張っておくような行為が許されるかどうか、また、こ……
○武藤(山)委員 ちょっと関連。主税局長、かつて大蔵大臣が、各省の連絡不十分のためにこういう手違いをしたというけれども、どういう不十分さがあったのですか。本来ならこの前の法律のときに附則に載せるつもりだったというのが落ちた、その一番の原因は何ですか。
【次の発言】 これはまあ大蔵省のミスということで、かつて大臣が一応釈明しましたから、われわれは了承するという前提でこの法律案には賛成をいたすわけでありますが、昭和四十年に十四万四千円の脱税捕捉ですが、四十一年は二百四十四万円になっておりますね。一挙に十四万から二百四十四万円になったということは、のみ行為が横行し出したのか、それとも大蔵省の捕捉の調……
○武藤(山)委員 ちょっとその前に。実は理事会で申し込んだ税制調査会の代表者もしくは代表者が事故ある場合はそれに次ぐ者、こういうことで、理事会は一応招請を決議しておったわけであります。しかるに、税調は、今日出席しないということはまことに遺憾であります。どういう理由で、どういう申し立てによって出席できないということになったか、委員長から明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 私も大蔵委員会に席を置くこと七年になりますが、いまだかつて、税調が審議中だという理由で出席を拒否されたのは今回が初めてです。その理由が那辺にあるかということがよく私には理解ができない。委員長自体の権威が今回のでき……
○武藤(山)委員 答弁側に要望いたしておきますが、持ち時間が三十分しかなくなりましたので、ひとつ結論を明快にお答えをいただきたいと思うわけであります。
最初に、いま日赤の病院の建てかえあるいは優秀な機械の買い入れ、こういうときに年金福祉事業団から融資を受けられるわけでありますが、この借り入れの条件が非常にきびしい、こういう感じがするわけであります。そこで、現在の年金福祉事業団から日赤に融資する場合に、機械は何年間で利子は年何分だ、建物の場合は期限何カ年で利子は幾らだ、まず実態をちょっと報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 この金利や期限をきめるのは厚生省ですか、大蔵省ですか。大蔵……
○武藤(山)委員 主税局来ておられますか。来ておりますね。われわれ社会党は、従前から、過当広告税というのを取ってある程度過当の広告を抑制すべきである、こういう議論をずっとここ三、四年主張し続けてきたわけです。この過当広告税を課して、ある程度セーブするということをこの段階で考えるべきではないか、こう思うのです。これの主税局の見解をひとつ聞かせてもらいたい。 同時に、生活局長に聞いておきたいのは、消費抑制論なるものがたいへんこのごろにぎやかに宣伝をされてきている。総理大臣みずからが、消費が行き過ぎであるからこれを抑制すべきだというようなことを閣議で発言をしたという報道もある。個人の収入の非常に少……
○武藤(山)委員 ただいま大蔵大臣から財政演説が行なわれたわけでありますが、なかなか政府の都合の悪い点は数字などを隠して、都合のいい点だけは減税の数字を入れたり、まことにこまかい配慮をなされた説明であります。大臣はその中でで、本年の財政金融政策の課題を大きく二つに分けておられます。景気の調整がその一つだ、調整という耳ざわりのいいことばを使っておりますが、これは調整にあらずして、国民にはたいへんな犠牲をしいる本年の予算案であるとわれわれは断定をいたしたいのであります。私は、この四十三年並びに四十三年度を通じて特徴的にいえる点が四、五点あると思うのであります。私は、その点をちょっと指摘をして、大臣……
○武藤(山)委員 私は、割り当て時間約三十分程度というのでありますから、答弁はひとつ簡潔に要点だけをお答え願いたいと思います。
まず第一に、食糧庁長官に、世界の食糧需給見通しと申しますか、長期的なもの、短期的なもの、現状から触れて、食糧というものと人口増というものがどういう形に発展していくだろうか、どういう関係になっていくだろうか、こういう点からまず世界の食糧の需給状況をちょっと御説明願いたいと思うのであります。
【次の発言】 世界の食糧と人口というものを検討した際には楽観を許さぬ。したがって、日本の食糧関係を担当する食糧庁としては、日本の主食は自給体制という観点からこれを推進すべきであるか……
○武藤(山)委員 けさから同僚がたいへん詳しく質問をなされましたので、ほんの約束の三十分間、二、三点を質問して終わりたいと思います。 最初に、理財局のほうから、予算書について、昭和四十二年度予算の中で、経済援助資金特別会計資金受払額総計表というのが提出されておりますね。昭和二十九年から四十一年までの資金がどういうぐあいに、累積がどうなったという数字があるわけです。これをちょっと見ると、よく意味がわからないのは、経済援助資金歳入外受入高累計百億六千百三十四万一千円、この経済援助資金歳入外受入というのはどういう意味ですか。歳入外という意味がよくわからぬ。これをちょっと説明してください。
○武藤(山)委員 関連して。いまの予算は単年度主義をとっている方針には間違いありませんね。原則的に、いまの予算というものは単年度主義の性格をずっとそのまま持ち続けてきている、これは変更になっていないでしょう。どうですか、大臣。
【次の発言】 単年度主義だという原則があるならば、国債というものは、どういう事情で三月にとにかく金を取り上げなければならぬかという事態が起こったかということを考えるならば、引き受けたシンジケート団がとにかくできるだけ減らしてくれということで、政府も押せ押せでずってきたわけですよね。そういう事情があるわけですよ。したがって、予測できないものではなくて、すでに三月段階でどう……
○武藤(山)委員 予算委員会のほうがもし十分間ばかりお許しいただけるならば、非常に重大な問題があるので、ひとつ大臣に意見を承りたいのです。
というのは、アジア開発銀行に本年出資は幾らし拠出は幾らするか。幾らになりますか。
【次の発言】 それは特別基金のほうでございますね。出資のほうは幾ら出しますか。
【次の発言】 三十六億円の出資は予算書に明らかに記載をされております。予算書の三一ページに三十六億円、さらに添付書類のほうにも明らかになっておりまして、三十六億円ということになっておる。ところが、特別基金のほうについては、拠出をするのでありますが、一銭も予算書に計上されてない。計上されております……
○武藤(山)委員 きょうはせっかく大臣もお見えになっておる席でありますから、質問の順序を変更して大臣にお答えいただけるような問題を取り上げてひとつ質問をしてみたいと思います。 冒頭に、柏木国際金融局長がIMFの蔵相代理会議に出席されて、つい最近帰ってきたばかりでございますが、世界の金融担当のベテランの集まる会議で、現在の金ラッシュの問題、アメリカのドル防衛の問題、いろいろ話題が出たのではなかろうかと推察をいたします。まず専門担当官として代理会議に出てどんなことが話されたか、秘密でない話の範囲内で、また、日本として今後こういう情勢に対処するにこういう点にひとつ力を入れなければならぬなと感ぜられ……
○武藤(山)委員 総理大臣に答弁できそうな問題だけを質問いたしますから、必ずひとつ明確な御答弁をいただきたいと思います。 いままで大蔵省は年々減税を進めてまいりまして、三十六年度以降毎年自然増収の一定部分を減税に配分するという方式をとってまいりました。こういう方式は最近の日本財政に定着した財政運営方針だったと私は思います。すなわち、名目所得が上昇するに従って負担率の急速な増大がもたらされます。そこで、そういう名目所得に対して、急速に税額が増大するということを調整をしなければならぬ。すなわち、調整減税という意味を含めて、年々減税を行なってきたわけであります。ところが、佐藤内閣は、こういう長い間……
○武藤(山)委員 関税定率法の質疑に入るわけでありますが、先ほど同僚の阿部委員から大蔵大臣に質問をされた際に、大蔵大臣はアメリカが金の交換を停止することはあり得ない、こう答えました。これは重大な発言だと思うのであります。アメリカが金の交換を停止することはあり得ないか。いつまであり得ないか。先ほど大蔵大臣は、国内の法定金準備率を今度廃止する法案も通ったし、また、公定歩合の引き上げ措置をやり、国内の引き締め政策が徹底をする。さらに、アメリカは一オンスになるまでドルの価値を守ると声明をしているからと答えたわけであります。すなわち、前段の、アメリカが金の交換を停止することはあり得ないということでありま……
○武藤(山)委員 大蔵大臣も御承知のように、この国会で、特に関税定率法の審議にあたって、中国との貿易政策をこの際大いに再検討の要がある、こういう立場から、それぞれの質疑者から大臣も耳にたこが張るほど聞いたと思うのであります。 そこでいま、国際収支の面からも、また隣国という面からも、また日本の物価上昇という面からも、中国から買うべき品物はかなりある。われわれはそういう立場に立って、政府のこれからの施策に大いに転換を要求して質問をしてきたわけです。いま石野さんからも、いろいろな角度から中国貿易の拡大をぜひ政府としてこの際考え直すべきだ、こういう質問がされました。しかし結論は、便益関税はやれない。……
○武藤(山)委員 まず最初に、事務当局のお考えをただしたいのでありますが、なぜ本年千五十億ぽっちの減税をしたのか、それがまず第一。減税の精神というか、趣旨というか、目的というか……。
【次の発言】 従来、昭和三十五年を除いた各年度とも、大体自然増収の二〇%くらいをめどに減税をしたい、こういう方針で、政府はかなりの減税を進めてきたわけですね。ところが、ことしは九千五百億だから一〇%ちょっとですか、二〇%にはほど遠い。これは従来の財政運営の方式を大きく転換した。特に国民に対する、自然増収をできるだけ減税に回そうという方針を転換した画期的な年である、こう理解してよろしゅうございますか。
○武藤(山)議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも最近における医療費の急激な増高は、各種共済組合の短期給付財政の収支を悪化させ、そのため組合員に過重な負担をしいる掛け金の引き上げを余儀なくいたしております。また一方、長期給付におきましても、ここ数年来の異常なまでの消費者物価の上昇のもとで、年金受給者の生活は、極度に逼迫しているのが実……
○武藤(山)委員 租税特別措置法並びに物品税法の質疑もいよいよ最後に近づいたわけでありますが、あまり重複をしないという考慮をしながら二、三点伺いたいと思います。
今度の租税特別措置法の改正の中で、新たに民間外貨債の利子について所得税を免除する、こういう特別措置を行なわんとしておりますが、この政策的ねらいは何か、これをまず最初にお尋ねをいたしたい。
【次の発言】 国際収支の赤字を改善するためにこういう政策的な租税特別措置をやるのだ、こうおっしゃいますなら、国際収支の赤字基調というのを大体二年間と一応見越した理由は何ですか。日銀総裁などの判断は、来年の年度末には収支は均衡するだろうと言っておる。……
○武藤(山)委員 きょうは、企画庁長官にお忙しいところおいでいただきましたので、冒頭に簡単に一、二点伺ってみたいと思います。
冒頭に、国税庁長官来ておりますね。――国税庁は今回酒税法の改正を行なって酒の税率を引き上げようということにいまなっております、特級酒、一級酒、ビール、ウイスキー。特級酒は五十九円九十四銭今度増税になる。一級酒は三十九円九十六銭一・八リットル当たり引き上げになる。この特級酒、一級酒については増税分以外に小売り価格は引き上げをしないという方針かどうか、国税庁長官に伺います。
【次の発言】 その要請は、特級酒については業界は幾らくらい上げたいと希望しているか、一級酒について……
○武藤(山)委員 あとわが党委員から詳細にわたって質問がありますから、すべてを網羅して聞きただすことを差し控えて、何点かにわたって大蔵省、さらに厚生省、自治省等の見解をただしたいと思います。
最初に、現在全国で登録をされておる結核患者数はどのくらいおるのか。しかもその中で入院治療を必要とする要医療数というのはどのくらいおるのか。まずその数字を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 八十八万六千の患者のうち、入院しておるのが十九万、在宅療養というのがとにかく五十四万もおる。こういう姿は望ましい姿なのか、それとも在宅というのはずっと減って、本来ならば入院すべき者がもっとウエートが高く……
○武藤(山)委員 まず最初に舟山会長から、現在の金融制度調査会の審議の進め方と申しますか、これからのめどと申しますか、どういうような問題に視点を当てていつごろこういうものを答申したい、こういう順序、制度調査会でやっている順序があると思うのです。それを大ざっぱにちょっとお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今回の金融再編成の答申というものは、さらに都市銀行や長期銀行あるいは信託銀行、そういうものの再編成の方途というようなもの、こういうものも金利と合わせて当然答申をなされると思うのでありますが、それは大体昭和四十四年の暮れごろを目途にやりたい、こういうことでございますか。
○武藤(山)委員 いま、われわれがたいへんうかつで、大蔵省の立場だけを認めておって、主計局長を全然呼ばなかったというのは、野党としても少々反省しなければならぬと、しみじみ感じさせられたわけであります。田村委員長の勇断をわれわれは非常に高く評価し、これから主計局管轄の法案の際には、ぜひ主計局長もときたま出席を求めたいと思いますから、どうか政務次官もまた次長も、きょうの田村委員長の決意のほどを十分肝に銘じて、今後われわれの期待に沿えるように、強くまず冒頭に期待をして質問に入りたいと思います。 まず第一に、税外負担の状況でございますが、地方に行きますと、非常に税金を納めておるのに次から次へと寄付が……
○武藤(山)委員 関連。
給与課長のいまの答弁で経過は大体わかったのでありますが、まず給与課長に認識をどの程度しておるか確認しておきたいのですが、一部負担を払い戻したら、還元をしたら、年間大体どのぐらいの金額になりますか、国家公務員関係で。
【次の発言】 いま広瀬議員がなぜこの問題を取り上げているかという真意は、組合員の立場から見るならば、健保のほうは一部負担について還元してよろしいと厚生省が局長の名前でちゃんと通達を出しているのですよ。四回の通達が出ておる。健保のほうでそういう通達が出ているのに、なぜ大蔵省はどっちにでもとれるような解釈で、しかも個々の組合が還元をしたいと言っていけば、いや……
○武藤(山)委員 割り当て時間が四十分しかありませんから、答弁者側はひとつ簡明率直にお答えいただきたいと存じます。 最初に、連合会の理事長である中尾さんにお尋ねをいたしたいと思います。 御承知のように、従来共済連合会は、今井一男さんが、二十年間にわたり理事長としてそれぞれ運営の任に当たってきたわけでありますから、この二十年間に、一つの慣例というか、運営のビジョンというものが何か定着していたような気がするわけであります。中尾さんになってから、この連合会の運営がどういう方向に指導されていくのだろうか、また、中尾理事長の共済に対する考え方、ビジョンはどういうものであろうか、こういう点をまず明らか……
○武藤(山)委員 私は通告していなかったのですが、ただいまの只松君の質問を聞いていて、私も一、二点関連してお尋ねしておきたいと思います。 凍結株を放出する量は、確かに本年に入ってからふえてまいり、かなり進んできていることは認めます。しかし、これだけ大量の株を凍結したままで、しかも株価が千五百円台をこえた、こういう事態ならば、もう少々凍結株を解消するテンポを早めてしかるべきではないか。大蔵省はなぜそういう点積極的に行政指導に乗り出さないのか。そしてその裏には、いまの株価はほんとうの実勢をあらわしていないのだろう、ゴールドラッシュや金の価格の高騰ということに対応して、それが株に転化して、ドルの値……
○武藤(山)委員 きょうは、金融機関の正常なあり方について、大臣並びに関係当局にお尋ねをいたしたいと思います。
最初に、これから質問を進めるにあたって認識をしっかり持っていただきたいために、常識的なことですが、銀行局長にちょっとお尋ねいたしますが、いまの都市銀行の一位から順位を、ちょっと銀行局長発表してください。
【次の発言】 その都市銀行のランク五位の三井銀行が、きょうの新聞報道によりますと、特別検査を受ける、こういうことがけさ報道されているわけで、これはいつから特別検査を始めるわけですか。
【次の発言】 この新聞報道によると、三井銀行外数行について、不正融資の疑いもあるとして特別検査を始……
○武藤(山)委員 本日は、銀行の首脳の方に御参集いただいて、すでに御存じだと思いますが、京阪神土地会社に皆さんの銀行が融資をした問題について、過般の大蔵委員会でいろいろ質問いたしたわけであります。どうも銀行の姿勢として納得のいかぬ問題点が数々ございまして、特に日本の代表的な都市銀行である三井銀行や、あるいは第一銀行が、こういう融資態度で一体いいのだろうかどうだろうか、たいへん私は疑問を感じましたので、きょうはその最高責任者である頭取並びに社長においでをいただいて、これから限られた時間の中でありますから、できるだけ要点を端的にお答えをいただければ幸いだと存じます。 最初に、三井銀行の社長にお尋……
○武藤(山)委員 大臣に質問する予定で準備しておったのですが、突然陳情の問題で大臣がおりませんから、銀行局長に二、三点お尋ねをします。二十分間の持ち時間でございますので、ひとつ答えは簡明率直に要点だけ答えていただきたいと思います。 金融制度調査会がたいへん作業を進めておりますが、この間の中間報告と申しますか、ああいう形で出されたわけでありますが、あの報告の中で、金融行政的見地から行政的に直ちに処置がなされるもの、また、銀行局でなそうと思っているものは、あの報告の中のどういう部門ですか。そういうものはまだ全くないのか。これからの部会の結果が出なければ行政的な措置を何もとらぬという態度なのか。ま……
○武藤(山)委員 福田さんがまた大蔵大臣に戻られて、今度は大所信表明をやるかと思って実は期待しておったのでありますが、どうもこの所信表明を見ると、第三者的、評論家的現状分析にとどまって、大蔵大臣として何をなすかということが、残念ながら表明されていないのです。私、ちょっとがっかりいたしたのでありますが、そこで、この所信表明に基づいて二、三点現下の情勢を加味しながら、明年度予算あるいは明年度の経済の見通し、そういうような問題についてもちょっと触れてみたいと思うのであります。四十分の持ち時間でありますから、論争する時間はないと思います。事実関係をできるだけ端的にお答えをいただくようにいたしたいと思い……
○武藤(山)委員 大蔵省にちょっと原則的なことでお尋ねをいたしますが、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律というのがありますね。この法律に基づいて、国が交付した補助金というものが正しく使われているかどうかということを、常に検証しなければならぬ責任は大蔵省にもございますね。いかがですか。
【次の発言】 この法律に規定されている趣旨は、第二条にも各省各庁の長は「補助金等が法令及び予算で定めるところに従って公正かつ効率的に使用されるように努めなければならない。」とあります。
それで、いま私がここで伺わんとする問題は、栃木県佐野市の都市下水路工事の問題であります。いま主計局にもちょっとごらん……
○武藤(山)委員 いま毎日、新聞に出ないことはないほど国民的関心が寄せられている八幡、富士の合併をめぐる諸問題について、通産省あるいは公取それぞれの担当局にお尋ねをしたいと思います。 最初に、今度の取り扱いをめぐって、どうも私たち理解に苦しむ点がございます。昨日も社会党は正式に公取委員長に政審会長を通じて申し入れをして、委員長のお答えも新聞にけさ出ております。 まず最初に梅田さん、法律の専門家のようでありますから、あなたにお尋ねをいたしますが、合併しようとする場合には公正取引委員会に届け出なければならぬということが十五条二項に書いてある。今回の合併をめぐって八幡、富士から公取に届け出があっ……
○武藤(山)委員 私は内田教授にちょっとお尋ねをいたしますが、先ほどたいへん明快なお答えをいただきまして、私ども聞いておりましてやや満足の感じを持っているのであります。 そこで、いま与党の藤井君からも指摘されましたが、両社が合併に踏み切った大きな動機の一つに、やはり国際競争力をつけるんだ、アメリカと競争しても負けない企業をつくるんだ、そういう大義名分を掲げて、大型化すればあたかもそういう問題が解消するのだという錯覚のもとに合併が提起されたのではないかと私は思うのであります。 そこで、一体いまの世界の鉄鋼業の状態、国際競争の中における日本の鉄鋼生産の価格の問題、こういうような点を総合的に判断……
○武藤(山)委員 きょうは大臣出席のもとで質問ができるわけでありますから、あまりこまかいことを言っても大平大臣にお答えできないんじゃないかと思いますから、総論をやるという気持ちで少しく尋ねてみたいと思います。一時半ごろには大臣のからだをあけないと本会議に間に合わないということでありますから、一時間くらいの間……。 たいへん国民経済の立場から見るなら重要な繊維産業全体にわたる問題でありますから、かなり大臣も法の趣旨や性格はのみ込んでおることと思います。 まず最初にお尋ねいたしますが、特定繊維工業構造改善臨時措置法というこの法律のねらいと申しますか、性質といいますか、そういうものは、競争原理が……
○武藤(山)委員 すでに佐野さんから御質問がありましたし、一人往復で二十五分の持ち時間でございますから、ほんのわずかしかお尋ねができません。そういう点を御配慮の上、お答えをいただきたいと思います。 何といっても、構造改善事業がうまく進むかどうかというのは、今度の法律の精神は業界の自主的な調整、申請、そういう計画に基づいて通産省はできるだけの指導援助をしよう、こういうたてまえになっておるのでありますから、業界自身がどういう計画とビジョン、また業界内の調整が可能であるか、これがやはり私はこの法律が生きるか死ぬかという分かれ道になると思うのであります。 そこで、まず最初にお尋ねをいたしたいのは、……
○武藤(山)委員 ただいま議決されました特定繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 特定繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、わが国経済に占める繊維産業の重要性にかんがみ、構造改善五カ年計画を達成するため、次の諸点につき適切な措置を講ずべきである。 一、染色業及びメリヤス製造業の構造改善を円滑ならしめるため、組織化の推進を図るとともに、中小企業振興事業団並びに政……
○武藤(山)委員 参考人の方々に、二十分の割り当て時間でございますから、質疑と答弁を入れて二十分ということはほとんどこれという質問もできませんが、二、三お伺いいたしたいと思います。 四人の方とも、宮崎さんは、日本の外交姿勢はたいへん弱いという御不満を述べられ、また武内さんは、ガットの場でいかなる工作をされても断固反対の態度を貫け、また市川さんは、これはもう経済問題ではないんだ、純粋な政治問題になっているのだ、また猪崎さんは、いかなることがあっても断固拒否という姿勢を貫け、こういう強い姿勢を四人とも示されたわけであります。私も常々アメリカの輸入制限についてはそういう気持ちを持ってきた一人として……
○武藤(山)委員 近代化促進法は中小企業全般の問題にも関係がありますので、きょうは冒頭に、中小企業に景気の変動がどういう影響を与えるのか、そういう点を中小企業は非常に心配をしておりますから、景気動向と中小企業について少しくお尋ねをしておきたいと思うのであります。 中小企業は大企業に先行して景気動向の局面を表現する傾向がある、そういわれております。そこで、日本の外貨準備が三十二億ドルとなって、かつて見られなかった外貨の積み増しができたわけでありますが、そういう中における経済のこれからの進み方というのは、従来経験しなかった政策が必要になってくる段階だと思うのであります。景気はとにかく四十三カ月間……
○武藤(山)委員 関連。いま大蔵省の発表では、改善された面だけがざっと述べられたのですが、公取が去年の五月末現在で、前回と比較すると改善をされていない、かえって悪くなっているという答えが、率でいくと倍なんですよ、公取の調査は。だからこれはなかなか重大だという感じがするわけなんです。公取が中小企業から個々に回答を得て集計した数字は、悪くなったと感ずる業者が率にして前回よりも倍になったということは、一体全くそういう傾向がないと言い切れるかどうか。もし公取の回答の数字を事実と考えるならば、なぜそうなりつつあるのか、これは金融引き締めの関係なのか。去年の五月は、景気が悪いというので銀行が特に引き締め基……
○武藤(山)委員 与野党の話がついて、緊急上程をするということで急遽短時間の質問でありますから、大臣にもひとつ簡潔に答弁を願いたいと思うのであります。 大臣の今回の促進法一部改正に関する提案理由の中で、外的な要因と内的要因二つをあげて、特に国際競争力の点を第一に強化する、こういう立場から今回の改正をやるというのでありますが、貿易自由化、資本自由化品目との関連はどうとらえて特定業種を選ぼうとしておるのか。たとえばいま自動車の部品の下請工場、自動車関係ですね、これは近代化促進法の指定にも入っていないのですよ。ところが自動車はまだ資本自由化ができない、まだ先だということでやっているのに、体質を強化……
○武藤(山)委員 最初に大臣にちょとお尋ねいたします。
公害対策基本法が制定されて、第八条で環境基準を策定する、あるいは十八条で指定地域をきめる、こういうことになっておりますが、現時点で八条に基づく環境基準を地域別に、あるいわ地帯別と申しますか、どういうところを八条該当地域としたか、それから十八条の指定地域は大体どういうところを指定したか、大ざっぱな問題ですから、大臣の認識のほどをちょと伺っておきたいのでありますが、どうでございますか。
【次の発言】 今回指定されているもの、また指定されようとしているものは非常に広範囲な人口を擁する地域、そういうところをねらいとしたのか、それとも、特に人体に……
○武藤(山)委員 関連。長官の答弁を聞いていると、どうも詭弁を弄しているという感じなんですよ。非常に肝心なところを佐野委員はきょうはしょっぱなから聞いておるのですが、さっぱり納得できるような答弁をしていない。たとえばこの法案が絶対ではないと答えてみたり、あるいは三位一体となった処理を今後したいと言ったり、いままで昭和三十五年ごろから滞貨がどんどんふえてきているという傾向はいまに始まったことではないでしょう。ずっと以前にわかっているのですよ。わかっているものをなぜもっと抜本的にやれなかったか、その壁は何か、それをいま佐野さんは聞いているのだけれども、志願者が少ないからとか、点数の悪い者までとれば……
○武藤(山)委員 参考人の皆さんに十分間の質問でございますから、ほんの項目だけを端的にお答えいただきたいと思います。 最初に、伊藤先生と杉林先生の結論は、やはり新規性の調査が迅速にできるような手だてをしない限り、こういう改正をやっても効果はあがらないという結論だと思うのであります。私もそういう気がいたすのでありますが、御参考のためにドイツを御見学なさった際の、すばらしいドイツの機構というものはどのくらい金をかけて建設をされたものか、これが第一点。それからもう一つは、審査官に対する待遇ドイツあたりではどういう待遇をしているのか。審査官自身の労働に刺激を与える何か対策を立てない限り、制度をちょっ……
○武藤(山)委員 せっかく大臣おいでの席でございますから、冒頭にひとつ要望申し上げておきたいのですが、それは、国民金融公庫の融資限度が今度三百万円から五百万円に七月一日から引き上げられます。それから中小企業金融公庫も五千万円限度に引き上げになります。これは私どもも長い間要望してきたことでありますから、非常にけっこうな、好ましいことであります。問題は、貸し出し限度額を引き上げたが、絶対額は動かない。予算はすでにきまってしまった。そうなりますと、比較的零細な人が借りようとしたときに、資金額がもうない。おそらく第四・四半期ごろになると、たいへんな選別融資みたいな形になるのではないかという心配が持たれ……
○武藤(山)委員 特許法の改正案をめぐって、参考人の意見を聞いたり、公聴会を開いたり、その大方の発言を聞いていますと、全く好ましいという積極的な、これを支持するという意見は、私の判断では少数であります。そこで、こういう議論があり、しかも非常に見通しの明るくない法律案をどうしても制定しなければならないのかどうか、私は一国会議員としてたいへん疑問を持つのであります。 そこで、与党の諸君は、この法案をめぐって自由民主党は、どういうことがあっても、これはしゃにむに通過をさせなければならぬという考えなのか。それとも委員長の良識をもって、これは庁舎の問題、事務能率の上がるような体制、人員の確保、予算編成……
○武藤(山)委員 まず企画庁長官にお尋ねいたしますが、現在の景気の情勢を何と判断されるか。いろいろ企画庁の判断、大蔵省、日銀の判断、通産省の判断みなニュアンスが違うようでありますが、企画庁としては景気の動向をどのように判断されているか、長官からひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 長官、好況が持続するという明るい判断でありまするが、大蔵省などは非常に慎重に悲観的に、大蔵大臣はこの間、第四・四半期になると国際収支は赤字になるおそれがあるかもしらぬとたいへん先行きを心配されておりますね。通産省のほうは経済は成熟段階だ、こう言っているわけですね。成熟段階というのはピークに達したことを意味……
○武藤(山)委員 ちょっと関連してお尋ねしますが、大臣、判決の結果、ココムというものが、法律を制定しないで管理令でこういう規制をするのは法律違反だ、こういう趣旨のことを述べられている。やはりいまの外国為替管理法という法律の目的は第一条にぴたっと書いてあるわけですね。この第一条の目的の精神をそのまま生かすならば、ココム制限をすることは全く邪道なんですね。読まなくても、大臣、わかりますように、さらに管理法の四十七条には「最小限度」ということばを使っている。「貨物の輸出は、この法律目的に合致する限り、最少限度の制限の下に、許容されるものとする。」その「最少限度」という範囲ですね。ココムの制限をするこ……
○武藤(山)委員 私は一時間の持ち時間でお尋ねをしますから、できるだけしろうとの私どもにもわかるような明快な御回答をいただきたいと思います。
最初に、まず現状を少し認識する必要がありますので、小規模導管事業の現状がどうなっているか、これをまず最初にお答え願いたいのであります。たとえば五十戸以上のランクで何カ所ぐらい小規模導管個所があるのか、それから五十戸未満でボンベ一本売りでなくて、十戸とか二十戸とか三十戸とかで導管事業をやっている地点がどのくらいあるのか、その数字をひとつ明らかにしてみてください。
【次の発言】 四十九点以下――これは戸とは言えないのでしょうね。四十九戸と必ずしも限定はでき……
○武藤(山)委員 通産関係の、特に今日緊急課題になっている幾つかの問題がございます。その一つは、アメリカの繊維の輸入制限的動き、すなわち自主規制の要請、さらに残存輸入制限の撤廃あるいは資本自由化の問題、これは大平通産大臣の双肩にかかった重大な問題であると思うのであります。このいずれをとってみても、大平さんがどういう姿勢でどういう処理をするかということを、国民あげて注視をいたしているわけであります。特に繊維輸入制限の問題については、きょうあたりから全国各地で業者大会が開かれ、通産省の姿勢に非常な関心を示していることは、大臣も御承知のとおりでございます。 私は特に感じますことは、繊維の輸入自主規……
○武藤(山)委員 大臣、関連してちょっといまのを詰めたいのでありますが、商品取引所の現物取引といった、先物信用取引を認めているというところにガンがあるのですよ。いまは証券ですら、株の売買ですら大蔵省の監督は非常にシビアに網をかけておる。ところが、現物商品取引所においては、そういう投機的な傾向で価格が非常に動く。これをやはり閣僚の一員である大蔵大臣は、特に経済見通しで、あなたのほうは年間五・五%の消費者物価の上昇でとめるのだ、それを国民に公言しているのですから、やはり抽象的な答弁ではなくて、大蔵大臣としてはこのように閣議で主張して、物価安定のためにこういたします、いつごろまでにきちっとその結論を……
○武藤(山)委員 大蔵大臣に法案について簡単に、二十分間の割り当て時間でありますから、要点だけをひとづかいつまんで質疑をしたいと思います。
第一は、過般、大蔵省が証券界にたいへん介入をする発言をして、特に四証券会社を特別検査する、こういう新聞記事が、きのうですか、出ておりますが、それらの証券会社が好ましからざる何か具体的なそういう事実があるので特別検査をすることに踏み切ったのか、その辺の経過をまず最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大臣のお答えでは、具体的に何か大口の買い手に片寄らせた株の取引があるというようなこと、そういう何か具体的事実があるので特別検査に踏み切ったというのが新聞……
○武藤(山)委員 関連して。直税部長、ちょっと数字のことで恐縮ですが、いま阿部委員の質問の田畑の問題ですが、大蔵省の資料を見ると昭和四十一年から四十六年のわずか五年間で、相続財産価額がたんぼの場合、人員にして約四倍にふえておる。それから畑が約三倍強。そしてたんぼの場合の評価額、財産価額が一千二百六十四億円、畑が一千二百五十九億七千六百万円、宅地が三千九百七十七億。これに対してたんぼの税金は幾らか。これは大体田畑どのくらいの相続税がかかっていますか。人員と金額わかりますか。これには税額が出ていない。財産価額だけしか出ていない。実際に田畑の所有について相続税がかかっているのは、人数がどのくらいで税……
○武藤(山)委員 ただいま議題となりました日本社会党提案にかかる有価証券取引税法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 修正案の案文は、お手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 有価証券取引税は、昭和二十八年に有価証券の譲渡所得課税が税務執行上の理由等で廃止された際に、この課税廃止に伴う代替課税の趣旨で設けられたものでありますが、以来今日まで株式等の譲渡に対する税率は据え置かれており、今回、政府はこれを二倍に引き上げる提案をいたしているわけであります。この間、売買取引は昭和二十八年では約一兆円……
○武藤(山)委員 理財局長、あなた専門家ですから別にそう支障はないと感じているかもしれませんが、われわれしろうとは、財投関係を少し調べようという場合にまことに不便ですね。たとえば二十八条による参考資料を一つ持ってきて見なければならぬ、今度は特別会計予算書を並べなければならぬ、政府関係予算書も持ってくる。ちょっと勉強しようとすると全部予算書をひざの前へずらっと並べないと調べがつかないのですね。これを国会の議決事項にしてくれという要求は、国民にわかりやすい方法で内容というものが掌握できるようにしよう、これがねらいですね。三つも四つもみんな持ってきて、予算書、参考書類を見なければ内容がつまびらかに把……
○武藤(山)委員 委員長、ちょっと関連で。
輸入課長が、いまほとんど先進国は自由化していると言われた。そうすると、国産の機械のシェアがどんどん減っている、西ドイツ、フランス、イタリア、イギリスを見ても。その数をわかっておったらちょっと明らかにしてくれますか、国産のパーセント。
【次の発言】 でありますから、特にひどいのはヨーロッパで大体国産品が一〇%くらいしかない国、西ドイツだったかフランスだったかどっちか、あとは全部アメリカものですね、九〇%は。そういう状態になると、産業の頭脳ともいわれる電算機関係を九〇%アメリカに依存するということになってくると、頭脳の問題だから、これはやはり将来の国の……
○武藤(山)委員 ピンチヒッターで突然質問をすることになりましたので、通告がたいへん不親切で、答弁側のほう、通産、農林、企画等の担当者はあるいはいないのではないかと思いますが、いないところは保留にして、たいへん気の毒だと思いますがひとつ質問を続けたいと思います。 最初に、政務次官に、大所高所からながめた今日の経済動向と関税に関連のある問題点をお尋ねしてみたいと思います。 提案理由の説明の中にも、今回の関税率の改正については三つの大きな柱、一つは、経済情勢の推移に対応して対外経済関係の調整をはかるのだ、これが第一にある。第二は、国民生活の安定に資する等の見地から、特に物価関係、生活関連物資を……
○武藤(山)委員 関連して。いまの公表できない、それは個々の会社の名前を発表し、どこの会社が何ぼ脱税、大体このくらい脱税という、会社名を出せないにしても、現在調査した結果、豚肉関係で関税をごまかした金額はこのくらい、件数はこうだ、そういう中身ぐらいは直ちにここで発表できないですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。関税局長、前にここで議論された中国からの肉輸入の問題、口蹄疫の問題、これはまだ解決しないのか。それからもう一つは、中国から入ってくる内臓、ホルモン剤、ホルモン焼きの材料ですね、これは煮沸したものでなければいけない、こういう措置はまだ続いているのかどうか。もうすでに七、八年前に大蔵省は……
○武藤(山)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提案者を代表して、私よりその趣旨を簡単に御説明申し上げます。 まず、案文ですが、案文はお手元に配付してありますので、朗読は省略いたします。 第一に、今回の改正案におきましては、特恵関税制度の改善、生活関連物資を中心とする関税率の引き下げ等を行なおうとするものでありますが、現下の内外の経済を取り巻く環境は、円の変動相場制への移行、ECの共同変動制実施という新たな国際経済の局面を迎えるに至ったのであります。したがいまして、本法の運用にあたっては、国内関連産業、ことに中小企業等への影響を十分に配慮して適切な措置をとるべきであります……
○武藤(山)委員 ちょっと関連。 いまの年金課税の問題ですが、今度農業年金を所得とみなすという改正が出ておるわけですね。農業年金というものはほんのわずかで、しかも農業というものは所得水準が低い、したがって、何とかしてやらなければ後継者も残らぬ、こういうことで与野党の諸君がたいへん運動してようやくできた年金制度なんです。そのわずか一カ月一万かそこらの年金を所得とみなして農業所得に合算するということは、これは法の趣旨からいっても、私はやはりいま佐藤君が言うように非課税にすべきだと思うのですよ。 しかしそれは体系上、思想上できないというのがいまの主税局長の答弁のようでありますが、現在の年金は六十……
○武藤(山)委員 田中総理はいま日本一の権力者でございます。世界の全体の中では四番目ぐらいの権力を握った座についている総理大臣であります。したがって、あなたがこれをやろうと決断をすればたいていのことはできる地位と力を持つ、日本における最高の人であります。そういう角度から私はあなたの決断をお尋ねし、いかに実行するかということを、これから大きな問題点だけ――時間が限られておりますから、あまり詳細を質問する時間がございません。 去年、田中さんが総理になるころ、一兆円の減税をするぞ、一兆円減税ということがかなりにぎやかに報道されたわけであります。そのときに、なぜそういうことを言っているのかなと私なり……
○武藤(山)委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま提案されております所得税法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨と内容を申し上げます。 案文は、すでにお手元に配付してございますので、その朗読は省略させていただきます。 われわれは、当面、夫婦子二人の給与所得者の課税最低限を百五十万円に引き上げることを主張し、今回それを内容とした修正案を提出する予定でありましたが、これを行なうと、簡易税額表の全部の手直しが必要であり、これには日時を要し、すぐにも実施しなければならない勤労者の源泉徴収に間に合わないため、やむなくそれにかわる修正案を準備した次第であります。 この修正案……
○武藤(山)委員 大蔵大臣に、大かたもう質問が出尽くしたと思うのでありますが、基本的な認識からひとつお尋ねをいたしたいと思います。
先ほど阿部委員からも質疑がございましたが、いま過剰流動性ということばがまさに流行語になっております。ちょうど国際通貨ではユーロダラーがお化けだといわれるように、どうも国内の過剰流動性の問題も何かつかみどころのないお化けのような存在で、一体過剰流動性とは何か、それを最初に、何を基準にして過剰なのか、この過剰流動性についての大臣の見解をひとつ聞かしていただきたい。
【次の発言】 そういたしますと、大臣、外為から散超になった六兆円ぐらいが、通常のあるべき姿よりも資金量……
○武藤(山)委員 大臣御存じのように、今回出されておる法案は、第一条に趣旨と書いてありますね。普通法律は第一条に目的、こう書いてあるのですが、この法律は趣旨と書いてあるいわれは大臣何だと思いますか。
【次の発言】 その次に、この法律の第一条に、「最近における国際収支の状況にかんがみ、対外経済関係の調整に資するため、」この最近の国際収支の状況にかんがみというのはどんな状況であるか、ひとつ大臣から認識のほどをまず発表してもらいたいと思います。
【次の発言】 対外経済の姿というものはどこかの国が黒字になればどこかの国が赤字になる、全部の国が黒字になるということはあり得ないわけですね。よほど超均衡経済……
○武藤(山)委員 ただいま政務次官から提案理由 の説明がございました。私は、いままで政務次官 にあまり質問したことがないのでありますが、きょうは、政務次官もうたいへん副大臣としてなれたようでありますので、少々副大臣と議論をしてみたいと思うわけでありますが、まず冒頭に、昭和四十三年に基本的な改正が行なわれた。その当時、私も法案審議に携わったのでありますが、その後の、金融合併転換法ができた以後における実績と申しますか、効果と申しますか、それをまず冒頭に、副大臣の認識のほどを伺っておきたいと思うのでありますが、四十三年以後の特に目立った状況、変化、そういうものをちょっと御説明願いたいと思うのであ……
○武藤(山)委員 議事進行について、緊急動議を提案したいと思います。 いま国対のほうから、内容はあまりよくまだわかっておりませんが、特に江崎自治大臣が憲法で認められないような分離提案をするという発言をいたして、選挙法に関する発言をめぐっての四党の国対委員長会談の結果、直ちに各委員会とも一切の審議を中止をして本部に帰れ、こういう指令が参りましたので、ひとつ動議として提案をいたしますから、よろしくお取り計らい願いたいと思います。
○武藤(山)委員 ちょっと関連……。 大臣、もう一考できないものかという意見なんです。労働組合というのは、法律的に完全に定着をした正規の機関として何人も認めるという、そういう時代になっているわけですね。しかも、その労働組合は、共済組合員であると同時に国家公務員である組織の人たち全体をいろいろ世話をやく組織なんですね。でありますから、労働組合の仕事をやらなくなってしまった場合なら、これはもう完全に籍を除かれてもやむを得ないけれども、労働組合の専従的仕事をやっている人を、従来ずっと共済組合に入れておったのでありますから、それを共済組合を――間接的には組合員のお世話をする労働組合なんですから、そこ……
○武藤(山)委員 今回提案をされている国有財産法及び特別措置法の一部を改正するにあたって、本案並びに関連する諸事項について、それぞれの担当の大蔵省、林野庁、農林省等に事実関係をいろいろお尋ねをいたしたいと存じます。
まず最初に、大臣に所見を伺いたいのでありますが、今回の改正は、最近における社会的要請に基づいて行なわれるのだということですが、具体的に現在の全国的な無償貸し付けの要望、そういう状況がどういう姿になっているのか、その辺の大体のアウトラインを、ちょっと状況報告を願いたいと思います。
【次の発言】 理財局長、現在、無償でぜひ貸し付けを願いたいという件数はどのくらい大蔵省に出ているのです……
○武藤(山)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨と内容を簡単に御説明申し上げます。 案文は、お手元に配付してございますので、朗読は省略させていただきます。 本附帯決議案の趣旨は、政府に対して、国有財産の管理及び処分について、一そうその適正な措置を講ずるよう要望するものでありまして、その内容は次のとおりであります。 まず第一に、行政財産の処分等の制限に対する特例について歯どめを行なうことであります。 御承知のとおり、行政財産は、国の直接行政目的である事務、事業等の用に供されているものであり、その管理運用については、きびしく規制されているところで……
○武藤(山)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。 案文は、お手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 御承知のとおり、最近におけるわが国経済社会の動きの中で、国民生活に大きな影響を与えているものに、人口の老齢化の進行と老齢者の立場の変化並びに賃金、物価の著しい上昇があります。これらの現象を背景として、医療保険及び老齢者の生活保障の充実が強く要請されるに至っており、特に年金制度に対する期待と関心が一段と高まりつつあります。 国家公務員及び公共企業体職員の共済組合制度につきましても、これまで幾多の……
○武藤(山)委員 関連して。
ちょっとおかしいよ。それは銀行局長、決算書に当然載ることでしょう。決算書というのは貸借対照表にしても損益計算書にしてもみな新聞で公告をしなければならぬことになっている。そういう程度の事項の問題を、この最高機関である国会の場所で、しかもそういう信用金庫の設立の許可を与えている大蔵大臣のところでなぜ発表できないのですか。発表できない何か法的根拠があるのですか。
【次の発言】 大蔵大臣、各局長に申し上げますが、質問は一人四十分の時間の割り当てでありますので、簡潔にわかりやすく結論を答えていただく、そういう約束で、ひとつ時間を大切に進めたいと思います。
まず最初に、こ……
○武藤(山)委員 通行税法の審議にあたりまして一、二点お尋ねをしておきたいと思います。政務次官、現在先進国で通行税を課税している国はどういう状況になっていますか、ちょっと明らかにしてください。
【次の発言】 それ以外の先進国は課税してないのですか。たとえばイタリア、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、こういう国はどうなんですか。都合のいい、課税をしている国だけをピックアップしておるのじゃないのかな。
【次の発言】 政務次官、通行税というのはどうしても取らなければならぬという積極的な理由は何ですか。
【次の発言】 通行税が娯楽や飲食と同列に考えるべき性質のものであるかどうか、これはなか……
○武藤(山)委員 大蔵大臣、最近の物価動向はいかがに推移されているか、ちょっとお尋ねをいたしますが、卸売り物価の五月までの状況は、手元にございますが、昨年の十一月ごろから、前月対比ではたいへんな卸売り物価の上昇であります。時間がたいへん短うございますから、こちらの数字を全部申し上げることはできませんが、二月が前月比一・六、三月が一・九、四月が少々下がって〇・五、五月また反騰して〇・九。六月はどの状況になっておりますか。
【次の発言】 いまあなたがおっしゃったのは総平均の話で、私が先ほど申し上げたのは前月比の卸売りの状況をちょっと聞いてみたわけです。六月はどのようになっているか。四月は一たん落ち……
○武藤(山)委員 けさの各新聞は、昨日発表したばかりの公定歩合の引き上げをめぐって、景気の過熱を抑制することや、物価上昇を鎮静するためのねらいで行なわれた今次の公定歩合の引き上げをめぐって、一斉にこの問題を取り上げ、論評を加え、あるいは日銀総裁や大蔵大臣との対談なども交えた記事が掲載をされております。国民は物価の問題については、政府が近い将来必ず国民の期待するような結果をもたらすに違いないだろうという期待を実はいたしていたところ、三たびにわたる公定歩合の引き上げや預金準備率の引き上げ、窓口規制等々行なっても、今回またまた一%の公定歩合の引き上げをせざるを得ない。この様子を見て、国民はかなりショ……
○武藤(山)委員 関連して。私のところは関係があるからちょっとお尋ねしたいのです。 私のところの選挙区にある茂木工場が宇都宮に統合されるわけですね。その場合、かりに夏、朝六時半から出勤する場合約四十分はかかるのですね。公社はバスで出迎えするそうですが、かりにバスで往復出迎えされたところで、六時半から作業にかかるとなったら少なくも五時四十分か五十分には茂木の町を出発しなければならない。女の人で子供をかかえている、こういう人たちが、こういう朝の早い時間に長いことこの勤務にずっとたえられると思うかね。それはとてもたえられないからやめることになりますよ。自然的に女の人はみなやめざるを得なくなるという……
○武藤(山)委員 政務次官、いま村山委員が質問をした、物価上昇による単価の上昇で請負工事ができないというような状況である。その事実関係は大蔵省も十分認識をしているようでありますが、その問題について、もうちょっとこまかい点で確認をしておきたいと思うのであります。 先ほど長岡さんは、わずかであるが補正をする、四十八年分についてはすでに二度単価の見直しを命じた、ただし、事業量自体はふやしていない、いまの事業量の中で単価だけ補正をすれば、結局学校などの場合にはそれは不可能である、したがって、公立の学校については別に考えている、こういう話でありますね。 実は私どもの地元で小学校四校、本年度着工して工……
○武藤(山)委員 きょうは、新大蔵大臣――新ではありません、かつてやったことがありますが、初めて大蔵委員会で蔵相の御答弁を聞けるわけでありますから、財政、経済、物価、国際収支、自民党の政治姿勢等々について、時間の許される範囲でお伺いしたいと思っておるのでありますが、ひとつ大臣には簡明にお答、えをいただきたい。 現在、物価は狂乱状態で、天井知らずの高騰で、二十年間分の物価上昇を一年でやってしまったというのが卸売り物価の情勢であり、また石油危機、外国為替相場の混乱、先進国にいま見られ始めた景気の後退の徴候、外貨減少による輸出入政策の根本的な転換、保護貿易主義の台頭、通貨切り下げ競争への可能性等々……
○武藤(山)委員 午前中も銀行協会長や相銀、信金の会長にもお出かけをいただきまして、いろいろ金融情勢万般にわたって各委員から質問がありました。私はその午前中の質疑をも考え合わせてみますと、どうも理解に苦しむのは、一月二十三日に外為銀行で七億四千二百万ドルのドルの買いがあった。突然日本銀行は、新聞報道によれば、東京銀行、住友銀行、第一勧銀、この三行に対しておのおの二百億円ずつ、合わせて六、百億円の日銀貸し付け金を回収する。突然こういう措置をとられたという報道でもあり、さらにまた雑誌などにも出ておるのでありますが、これは一体なぜ六百億円を返させたのか、その理由。 それから、どういう契約で貸し出した……
○武藤(山)委員 きょうは、割増金付貯蓄に関する臨時措置法案、政府のお出しになっている法案を中心にして、大臣の見解を伺いたいのであります。 第一は、大臣の提案理由の説明の中に、「最近の経済情勢に即応し、国民の堅実な消費生活の実現をはかるため」、目的はこれですね。「国民の堅実な消費生活」、大臣が期待をする具体的な消費生活水準あるいは金の使い方、そういうようなものに何か今日は異常なものがあるのでこういうものをつくるんだという意味だと思うのでありますが、大臣のお考えになる国民の堅実な消費生活の実現とはどういうことをねらいとしておるのか、それの全貌を明らかにしてください。
○武藤(山)委員 たいへん時間がわずかしかありませんから、最初に個別のこまかい問題を一、二点、他の省にわたる問題でありますが、同時に国の会計にもかかわり合いがありますので、大蔵委員会は森羅万象ことごとくこれ関連があるという立場からお尋ねをいたしたいと思います。 最初に、県立高等学校の建設問題でありますが、各県とも県立高校をもっとふやさなければならぬという希望はたいへん多いと思うのであります。そこで、文部省は、県立高等学校の新規建設の際には国は全くかまわぬ、県に一切一〇〇%まかせ切りだ、こういう現状ですか、それとも文部省はどんな指導をなさっているのですか。
○武藤(山)委員 税調会長にお尋ねをいたしますが、会長も御存じのように、いま政府の施策の失敗から物価が異常に上昇して、卸売り物価は二月末で前年比三六・七%、消費者物価も二四%という異常な物価上昇で、労働省の試算による発表でも、実質所得水準は四%減少した、こういう事態ですね。こういうときに、四十八年度の減税を考慮し、さらに四十九年度の今回の減税案を参酌しても、この減税は思い切った大幅な減税に値する減税ではない、物価の上昇があまりにもひどいので。そういう問題点について、答申の中でこう書いておりますね。 最近の物価動向のもとでは、物価騰貴に伴い分配所得の不均衡、税負担の不公平化が進行するおそれが強……
○武藤(山)委員 福田さんが大蔵大臣に就任する前に、当委員会で、昨年の三月二十八日でございましたか、田中総理大臣の出席を求めて、財政金融政策のあり方について、実は私が質問をしたことをいま思い出したのであります。その時に、たまたま西ドイツのブラント政権は、インフレを起こさせないために財政金融政策において思い切ったことを展開しようということが報ぜられ、大蔵省を通じてその西ドイツの考え方を取り寄せて実は質問したわけであります。 一つは、西ドイツは物価上昇を押えるために、まず一億マルク以上の資本金の法人に対して一〇%の法人税付加税をかけたのですね。それから、個人で二千マルク以上の年間所得者に一〇%の……
○武藤(山)委員 関連して。政務次官、あなたはきのうおらなかったから、大臣がどういう答弁をここでな、されたか知らぬのですね。きのう、いまと全く同じ趣旨の質問を私はここでやったわけです。そのとき、あなたの上司である大臣は、四十九年中のいつかの時期に、日は言わぬわけですが、いつかの時期には検討せざるを得ない場合があるかもしれない。そこで私は、いつかというのは、いま予算を審議し、あるいは税法三法を審議しているこの時期に、大臣に時期を言えというのは酷かもしらぬ、しかし六月になるか七月になるか、物価の情勢というものの推移を見て検討するという意味だと私は受け取るがと、そういう質疑応答がきのうあったわけです……
○武藤(山)委員 ちょっと関連で。いま山中先生の、返済ができないような事態の場合にはどうするのかという質問に関連して、私も一点だけ心配しておるのはインドのことでございます。インドはすでに二十四億二千万ドルも累積融資を受けておりますね。これが一九七二年度の場合も返済ができないで、再融資を受けて、返済を猶予するというような形をとっている。 そこで、インドは人口が多いから他の国より四倍も五倍も融資を受けざるを得ないのか。それとも国際機関を通じて、インドが完全に立ち直り、返済も可能になり、こういうプロジェクトをこう実現していけばインドのGNPも何年ごろにはこうなるのだ、そういうようなインド全体の開発……
○武藤(山)議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案及び公共企業体職員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、提案の理由とその内容の概要を御説明いたします。 最近の異常な物価上昇は、狂乱物価、投機物価といわれ、卸売物価、消費者物価ともに二〇%をこえる状態となっており、勤労国民の生活はますます圧迫されております。勤労者の賃金は実質的に切り下げられ、賃金の引き上げも物価のあと追いにすらならないのが現状であります。このようなインフレ物価高のもとで、とりわけ被害の大きい、いわゆるインフレ弱者といわれるのが各種年金生活者であり、福祉関係者で……
○武藤(山)委員 富士銀行の頭取でいらっしゃる佐々木さんが全銀協の会長になられて、たいへん戦闘的で発想もユニークでこれからの都市銀行のあり方にいろいろ大きな影響を与えるだろうという、実は新聞報道などでもたいへん期待がかかっているように思うのであります。そこで、きょうは、社会党を代表して一時間ばかり佐々木さんに、いろいろ小さな問題から大きな将来の見通しから、あれやこれやと御意見、見解を伺って、今後の委員会における金融問題の討議の参考になればたいへんしあわせだと思っております。そんな気持ちでひとつ率直な見解をいろいろお聞かせを願いたいと思います。 第一にお尋ねをいたしたいのは、つい最近までは銀行……
○武藤(山)委員 まず最初に、通産省にちょっとお尋ねいたしますが、電力料金、電灯料はいつごろ値上げを承認するのですか。
【次の発言】 大体今月中になりますか、来月へ入りますか。
【次の発言】 特に、東京電力の場合の電灯料金に三段階制をつけて、百キロワットアワー以下は引き上げ率を低くする、これは社会福祉型電気料金だというようなことを盛んに宣伝しておりますが、通産省としての行政指導はやはり百キロワットアワーラインで押えようというのか、百五十までこれを引き上げさせようとするのか、その辺の通産省内部の議論はどうなっているのですか。
【次の発言】 そういたしますと、百キロよりは高いランクになる、百五十キ……
○武藤(山)委員 大平さんが新しく大蔵大臣になられて初めての大蔵委員会でありますから、きょうは日本の財政、金融、経済の最高頭脳である大蔵大臣に抱負経綸を伺って、国民に日本の経済のかじとりを誤らないという確信のほどを示していただきたい、こういう期待を込めて、大臣の所信表明に対する質問から入りたいと思います。 大臣の所信表明の中で、世界経済がたいへん困難かつ複雑な問題をかかえ、同時にそれが吹き出してまいった、「かくて世界経済はいよいよ混迷の度を深め、世界的規模を持つインフレの高進と相まって、事態はますます深刻になって」いる。すなわち、混迷の度を深め、事態はますます深刻になっているという認識であり……
○武藤(山)委員 大蔵大臣の先ほどの山田耻目議員に対する質疑応答の中で、大臣、大変重要なことをおっしゃっておりますが、とにかく物価安定がもう最重点で、しばらく御不自由を忍んでもらいたい、まだ不況の対策について財界や政府各省からも声を聞いていない、こう言いましたよ、私、メモをとっているのですが。財界や政府各省の中でもいまの経済情勢というのは不況だと見ていないのか、まだこの程度ならば物価問題に重点をすべて注いでいていい段階だ、こうお思いになっているのか。 私はまず、五十年度予算のことは後にして、この二月、三月というのは政策手段を講ずる上で大変重要な段階だと思うのです。私個人の見解で言うならば、二……
○武藤(山)委員 割り当ての時間が四十分ぐらいでありますから、答えは私の聞きたい結論だけ言ってくだされば、決して舌足らずだとか揚げ足を取るようなことはしませんから、結論だけひとつお聞かせを願いたいと思います。 何といっても日本の金融機関の大黒柱は、全国銀行協会加盟の都市銀行と地方銀行であることは申すまでもありません。昨年十一月末の預金の残高を見ても、都銀は四十一兆円、地銀は二十七兆円。この数字を見れば、もう圧倒的な力を持っている金融機関である、こういうことは言えると思います。昔のことわざに「大樹は風に当たる」という言葉がありますが、そういうところにはどうしても風当たりが強いのは事の当然だろう……
○武藤(山)委員 ただいま上程をされております昭和四十八年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案、大変長い名前でありますが、簡単に言えば、財政法第六条に対して特例をを設けるという法案であります。特に、国債償還に充てる財源を減らすという効果があるわけでありますから、必然的に国債の問題について私は議論を深めたいと思うわけであります。 最初に、大蔵大臣の常識のほどをちょっと伺いたいのでありますが、御承知のように、国債発行というのは昭和四十一年度から始まったわけでありますが、私ども昭和三十五年から大蔵委員会でいろいろ議論を続けてきたわけでありますけれども、池田総理のときには、健全財政主……
○武藤(山)委員 最初に、入場税の今度の改正をめぐって税収がどのように推移するかという具体的な金額を、ちょっとお尋ねいたしたいと思います。 政府の今回の改正案によりますと、前年度の百十億円の入場税の税収見込みから、今度は三十億円程度に減収になる。約八十億円の減収ということに相なるわけでありますから、このこと自体には私どもも大賛成であります。長年当委員会において、入場税の抜本的減税をやりなさい、映画や演劇、芸術、文化、スポーツ、こういう入場については税金がかからないようにすきべだという主張をわが党も続けてきたわけであります。そういう視点に立つならば、今回の改正は大変結構な改正であると賛意を表明……
○武藤(山)委員 きょうは相続税法の一部を改正する法律案について、なおそれに関連する諸問題について、行政当局の見解を承りたいと思います。 冒頭に、今回相続税法の改正を行うに至った積極的理由、提案理由の説明によりますと「負担の状況にかえりみ」これが一つ。もう一つは「配偶者を中心として負担の軽減を図る」、三番目が「整備合理化を図る」、こう書かれておりますが、「負担の状況にかえりみ」という内容であります。 これを何の指数を比較してどの程度までに改善しようとするのか、その根拠、それから今回の改正をしなければならぬ積極的な意図、これは政務次官ですか、それを明らかにしてください。
○武藤(山)委員 ちょっと関連で。主税局長、この委員会で、パートタイマーあるいは内職収入、こういうものには課税をするなという議論がずっと続いてきて、今度の改正案では、ようやくことしの一月からはパートタイマーは七十万円まで税金がかからなくなりますね。そういうことが出先の税務署へは、国税庁からはさっぱり通達も親切な指導方針も流れていないようですね。ここでこれだけパートタイマーの収入についての議論をしているのに、税務署では、七十万までは課税されませんよなんていうことを全然指導しておらぬと思う。これは国税庁はどんな通達か指導要綱を流しておるのですか。
○武藤(山)委員 きょうは所得税の問題についてお伺いをいたしたいのでありますが、冒頭に、大蔵委員会は長い間ずっと連続をして質疑が生きていると思うわけでありますが、そういう意味で、新しい主税局長になって初めての通常国会でございます。いままでの主税局長がどういうことをどう答弁したかということも、主税局長はかなりの部分は承知しているのだろうと思います。それは、昨年高木主税局長が、明年は前向きで検討したい、勉強したい、十分討議を尽くしたい等々の答弁をした項目については、具体的に後刻質問をしてみたいと思います。 まず最初に、昨年六月、主税局長に、就任されて以来、五十年度予算の中の歳入を見積もる上におい……
○武藤(山)委員 ちょっといまのに関連して。主計局がいないのでわかるかどうかですが、自然増収がかなりあるという前提でなければ、公務員の人事院勧告に対して補正は組めないのか組めるのか。国家公務員は、いま賃上げをどのくらい予算上見積っているのですか。それと三公社五現業はどういう見積もりになっていますか。この春闘の見込みを予算上どのように見積っているか。
【次の発言】 そうすると、仮に五、六%しか当初予算に見込んでいないとなれば、八月の人事院勧告が来れば、当然法律的な義務として政府はまた補正予算を組まなければならぬのですね。
いま財界が言っているのは、物価が仮に一五%に三月末現在でおさまっても、物……
○武藤(山)委員 私はまず総理大臣にお尋ねいたしたいのは、総理は施政方針演説の中で「社会的公正を期することに特に配慮いたしました。」こう述べて、「私の目指す新しい政治のあり方について申し述べたいと存じます。」その中で三木さんはこう言っております。「高度成長から安定成長へ、量から質へと経済体質を変革するためには、高度成長時代の制度、慣行の見直しが必要であります。制度、慣行は、一たん打ち立てられますと、なかなかそれを変革することは困難ではありますが、困難だといってほうっておくわけにはいきません。」 なかなかいいことを言っています。制度、慣行というのは一たびできてしまうと、なかなか変革がむずかしい……
○武藤(山)議員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま提案されております昭和五十年分の所得税の臨時特例に関する法律案、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につき、提案理由及びその概要を御説明いたします。 政府は社会的不公正の是正を政策目標に掲げていますが、その主要な手段である今回の税制改正案の内容は、勤労国民には依然として重い税負担を求め、資産所得者を優遇し、法人の税負担強化には触れないといった不公平税制を温存しているのであります。四十九年度のいわゆる二兆円減税を盾に五十年度所得税減税を物価調整減税のミニ減税に抑えようとす……
○武藤(山)委員 関税暫定措置法の改正案に関連して、直接関税率に関係する問題は後刻にいたしまして、最初に、大倉国際金融局長がおいででございますから、国際収支の見通しなどについて簡単にお伺いをしてみたいと思います。 昭和四十八年度、四十九年度、さらに五十年度の見通し等を基礎収支などで見ますると、四十八年度は百三十億ドルの赤字、四十九年度の見通しが五十五億ドルぐらいの赤字と、赤字幅はだんだん縮小されるような傾向にあるようでありますが、五十年度の見通しが三十九億ドルという基礎収支の赤字見通しでありますが、週刊誌やあるいはエコノミストなどの論評などを総合してみますと、五十年度の後半からは国際収支問題……
○武藤(山)委員 大蔵大臣、いよいよたばこ、酒の審議も大詰めに参ったようでありまして、きょうは最後に大臣の率直な見解を聞かしていただきたい。
野党の皆さんが大変詳しくたばこ、酒の値上げの意図は何であるか、原価がどうであるか、いろいろな角度から追及をしてまいりました。百円のたばこを百五十円にする、あるいは八十円のたばこを百二十円にする。この上げ幅は、大臣、ずいぶん高くなるものだな、余り感心せぬ、国民に喜ばれないな、そういう感じを持ちませんか。
【次の発言】 大臣は、この程度の、五割の値上げは許されてしかるべきだと言うが、庶民は許していいかということになると、ちまたで聞くと、五割も一挙に上げると……
○武藤(山)委員 きょうは国家公務員共済組合等からの年金額の改定に関する法律案及び公共企業体職員等の共済組合法に関連した三、四点の問題につい三それぞれの担当諸官庁からの見解を聞きたいと思います。 最初に、私は素人でありますから、なぜそうなっているのかという具体的内容についてはつまびらかでないのでありますが、先ほども答弁の中で、昭和四十九年、昨年九月末の新規裁定の公的年金額の数字が明らかにされました。ちょっとメモしたのでありますが、それを上位ランクからちょっと金額を申し上げてみますと、電電公社の一カ月当たりの年金額が八万八千三百円、公立学校が八万八百円、国鉄が七万五千円、専売が七万一千三百円、……
○武藤(山)委員 大変長い懸案で、インフレ下における預金者の保護、預金の目減り、そういう問題について政府当局は適切な措置を講ずべきであるという議論は、もうかなり長い、一年半以上前から、買い占め売り惜しみ問題で騒がれた四十八年の後半から議論が重ねられてきたところであります。そういう長い経緯があったにもかかわらず、一年半もこれが実現しなかったということは政府の怠慢である、大蔵省の不熱意であると言わざるを得ない感じがいたすわけであります。銀行局長はその辺についてどう弁解なさるか、まず見解を聞きたい。
【次の発言】 私も長く大蔵委員会で議論しておりますから、そう乱暴な素人議論をするつもりはありません。……
○武藤(山)委員 大蔵大臣に先にちょっとお尋ねいたします。
いまの経済情勢、動向の問題についてはきょうは質疑する時間がありませんので、個別問題でございますが、大蔵大臣、引揚者団体全国連合会というのを御存じだと思います。会長は自民党の中野四郎さん、事務局長は外山貞次という糸山英太郎の選挙違反で逮捕された人です。そういう引揚者団体全国連合会というものと、もう一つ全国在外預送金者連盟、外地から預金と送金をした人たちの引揚者の連盟、この二つあるのでありますが、二つあるということをいままで認識しておりましたか、どうですか。
【次の発言】 この二つの引揚者団体が、いま政府やあるいは不動産銀行や日本貿易信……
○武藤(山)委員 最近の日本の経済の動向あるいは財政の窮乏等々、大変問題が山積をしております。国の財政を預かる大蔵大臣として、こういう事態になったことについて責任をどう痛感されておるか、それをひとつ所信を伺いたいのであります。
【次の発言】 現在の経済動向は、先ほど吉野調査企画課長の答弁では、鉱工業生産が上向いておる。確かに企画庁の月例報告を見ても、四カ月間鉱工業生産は連続して上向いております。この上向いている数字、動向というものは満足すべきものと認識をするのか。これではまだまだ足りぬ、足りぬとするならば、どの辺までの増加傾向というものが好ましいと大蔵大臣は判断されているのか。
先ほどの吉野……
○武藤(山)委員 関連で。 大臣、いま松浦さんがなぜここの問題にかなり時間がかかっているかというと、国民が一番心配しているのは、ことし赤字国債を発行した。来年も発行する。いまの大臣の答弁では再来年も、率は違うだろうがやはり赤字国債にいかざるを得ないような感じですわね。仮に三年間赤字国債を発行したとする。国民が知りたいのは、その合計が幾らになるだろうか、大体五兆円か六兆円ぐらいになるだろう、その六兆円ぐらいの赤字国債を十年間で返すとすれば、どういう方法で返せるのだろうかと、国民はだれもそれを聞きたいですよ。だれも心配していますよ、それを。十年間のサイトというと、たとえば六十年には返すのだとなる……
○武藤(山)委員 私は、きょうは余り大きな問題ではないのでありますが、それぞれの町村にとっては大変重要な問題だと思うのでありますが、鉱産税の問題と木材引取税の現況について少しくつまびらかにしてみたい、こう考えるわけであります。
最初に鉱産税でございますが、現在一番近い時点で、鉱産税の徴収税額というのはどのくらいになっておりますか。最近時の年次別の税額をちょっと明らかにしてみてください。
【次の発言】 ただいま御説明がありましたように、税額としては非常に小さい税目でありますが、しかし、これは全国どの市町村にも該当する税目ではないために、該当町村にとってはかなりウエートの高い市町村もあるわけであ……
○武藤(山)委員 先ほど国税庁長官の山田委員に対する答弁の中で、児玉譽士夫の脱税の疑いについては、アメリカ側に渡した仮領収額からいままでの所得金額を差し引いた残りを一応脱税額として認定したと、こう私聞いたのですが、誤りですか。
【次の発言】 そうすると、児玉譽士夫の申告は昭和四十五年四千五百万、四十六年四千六百万、四十七年四千三百万というように申告されておりますが、この中にはロッキードからの契約手数料というか契約金というか、そういう収入は全く申告されていなかったと理解していいんですね。
【次の発言】 それはわかりましたが、公示所得金額として一千万円以上の所得者は全部公表しているのですから、私は……
○武藤(山)委員 私の割り当て時間は三十分でございますから、二、三点、端的に大臣の見解を伺ってみたいと思います。 まず最初に、昭和五十年度の不況克服のために第四次不況対策を政府は実施いたしました。その中心的課題は公共事業費をふやして早期に実施をするというのが目玉でありますが、公共事業費の支出の状況はどのような結末になりましたか。昭和五十年度の進捗状況。――答える人かおらぬようでありますから、大臣にちょっと答えろと言っても無理でありますが、大臣どうですか。大体の感触として五十年度の公共事業費予算というのは完全に執行できたと、三月末で大体期待するようなパーセンテージで実行されたと認識しているか、……
○武藤(山)委員 きょうは通告の順序は横路代議士になっていたのでありますが、突然きょうは北海道の方でどうしても上京できぬというので、ピンチヒッターで私が質問することになりました。準備不用意でありまして、きょうは大平大蔵大臣と少し大臣に答えていただける程度の政治論を展開してみたい、かように考えております。 すでに予算委員会でも論議され、また午前中佐藤委員や山中先生からいまお話がありまして、この財政法に反する特別の法律をつくって、多数の政治力で、条文さえ整えば財政法の精神なんか踏みにじってもいいんだという考え方にどうしても私たちはそう簡単に耳を傾けるわけにいかないのであります。私たちは、日本の財……
○武藤(山)議員 私は提出者を代表いたしまして、ただいま提案されております昭和五十一年分の所得税の臨時特例に関する法律案、所得税法の一部を改正する法律案、有価証券取引税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につき、提案理由及びその概要を御説明いたします。 政府が今回実施した税制改正の内容は、インフレと不況の下で拡大している社会的不公正の是正という緊急課題に取り組むことなく、従来の高度成長型税制を温存し、かえって巨額の税収不足を理由に所得税減税を見送り、勤労者に対して実質増税をもたらすきわめて反動的性格の強いものであります。しかも、増税……
○武藤(山)委員 大臣、いよいよ会期をわずかにして、きょうから審議に入った四法案が批准完了するかどうか、大臣の見通しいかがでございますか。
【次の発言】 これは幾ら理解を示しても、恐らくもう参議院で審議の時間がなくて時間切れになる公算大だと思うのです。その際に大蔵省の説明によると、OECD関係法案は五月末までに批准しないと、また米州開発銀行の場合は六月末までには批准しないと大変なことになるんだ。大変なことになるんだという中身は、何か国益を相当損なうのかどうか、この辺、大臣いかがですか。大臣、知りませんか。知らなかったら、知らないからだれに答えなさいと言ってください。
○武藤(山)委員 時間が四十五分しかありませんから端的にお尋ねをいたしたいと思います。
まず最初に大蔵大臣の一般的な感じを御説明いただきたいのでありますが、一―三月の実質経済成長率を見ると約三・一%くらいの上昇、年率にこれを直すと一四・八%の風速である。かなり速いテンポで経済回復が上昇に転じた、こう見ていいのではないかと思います。いまの経済状態全体を経済、財政を預かる大蔵大臣として何が問題であり、何も問題はないと認識しているか、その辺、ひとつ経済動向についての見解をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 大臣、いまの景気上昇の原因、要因は、大臣のいまおっしゃる民間の住宅投資さらに輸出の伸び……
○武藤(山)委員 理財局長、いまの話、非常にこんがらかってきたのですが、大蔵省はいつまでに三分割のなわ入れをして、三分の一ずつをきちっとなわ入れして、ABCとして、じゃ、Aは自治体、Bは大蔵省、Cは保留地、そういうようなABCの線引きというか、境界線というか、そういうのをいつまでに決めようというのですか、何年閥ぐらいの間に。それともそういうものはもともと決めないで、自治体からいろんな要望が出てきて、ここは学校にしたい、ここは病院にしたい、こういう形で出てくる。しかし、それは全体の三分の一までしか認めないぞという前提で出させてくる。それから線引きをするのか。三分割の境界というのはいつつくるのです……
○武藤(山)委員 関連。大臣、いまの質疑応答を聞いておりますと、どうも臨時国会にその補正の付属書類を出さないと、実際問題としては来年の三月か四月以降でないと発行できないですね、個人消化の中期債を。というのは、国会承認できませんよ、時期的にも物理的に。 そこで、私ちょっと手続的に法の体制を聞きたいのでありますが、これは加藤さん、いまの十年償還というのを、たとえばいままで出ているものを十年以内とくっつければ五年ものもできる、七年ものもできる、三年ものもできるという解釈になるのか。一々五年ものが何千億円、三年ものだったら三年もの何千億円と金額まで入れなければ償還計画表の体裁は整わないものなのか。一……
○武藤(山)委員 福田総理大臣誕生以来まだ日が浅うございますから、評価をしたり点数をつけるのはまだむずかしいだろうと思います。野球ならまだ二回の表ぐらいのところですから、お互いまだ点の入らぬという状態だろうと思います。しかし、国民は福田内閣にいろいろな期待も寄せておりますし、福田さんのかつての手腕、力量から見て、日本の経済の名医として誤らないことを国民は望んでいると思うのであります。 福田さんの施政方針演説やその後の政治姿勢は、協調と連帯、こういう言葉を何度も使っておりますが、一体その協調と連帯というのは行動の原理、行動の規範とも言うべきものなのか。そのもの自体が目的ではないと思うのでありま……
○武藤(山)委員 きょうは三つの大きなテーマに分けて一、二関係大臣に御意見を伺いたいと思いますが、最初に、政府の「昭和五十二年度予算編成方針」という一月十一日閣議決定の文書の中に「国家公務員の定員については、新たに策定された計画により定員削減を行う」ということが書いてありますね、後段は省略いたしますが。そこで、この新たに策定された計画により定員を削減するというのでありますが、どの程度、どういう省庁に、どんな内容で削減をするのか、行管庁にまずその計画を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 昭和五十二年度、本年度から五十五年度までに三・二%定員を削減する、いま国家公務員関係並びに政府……
○武藤(山)委員 二日間ばかりの間に与野党の政治折衝が進められ、すでに報道機関を通じて全国民が承知のように、政府は、ただいま政府見解のありましたように、三千億円の追加減税を実施する、こういう声明がなされました。私は、政党政治の立場から、いまだかつてない政党間の話し合いによって実効あるこういう措置がとられたということは大変好ましいことであり、総理は、協調と連帯を強く行動の規範として訴えてきた立場からも、私はこの政党政治の実が上がったことを喜んでいるのではないかと思いますが、総理のまず心境をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの大蔵大臣の見解表明によりますと、三千億円の減税の方式は税……
○武藤(山)委員 きょうは、昭和四十八年一月二十六日の日米合同委員会で合意を見た「関東平野における合衆国軍施設の整理統合計画」、いわゆる関東プランなるもののその後の状況あるいは処理の方針、一口に言う米軍基地跡地の処分問題についてお尋ねをしたいと思います。初めは事務当局からいろいろ事実関係や実態を少し浮き彫りにしていただいて、最後に総理大臣としての御見解をお聞かせを願う、そういう順序で質問をしてみたいと思うわけでございます。 大蔵省、この関東プランに基づく米軍基地の返還土地面積、すべてでどのくらいになるのか。諮問した文書の中には二千ヘクタール、六百万坪ですか、二千ヘクタールと書いてあるのであり……
○武藤(山)委員 最初に、通告はしてないのでありますが、農林大臣にお伺いをいたします。
ソ連との漁業協定の締結ができないで、長引きそうである、そのために水産庁は、出漁している漁船はあすじゅうに母港に戻るように、こういう指令を出したと報道しておりますね。こういう状態になって、水産業界及び加工業界は大変な損害を受けておると思うのです。現に、三十日に母港に戻ってきたときに船の魚の量はがくんと減るのだろうと思うのです。一体損害はどのくらいになると見込めますか。
【次の発言】 そうすると、農林大臣、このソ連の二百海里の設定や、そこから締め出しを食っても、一年を計算すると、漁獲量は協定がやがて結ばれるか……
○武藤(山)委員 私は、通告をしております各項目にわたって、総理を中心に、時間の許す限り質問をしてみたいと思います。 最初に、総理もお読みになったと思いますが、日経新聞や朝日新聞が今回の国会のいろいろ論評をして、社説で評価をしております。 その中で特に印象に残るのは、総理の答弁が大変もどかしさを残した。これは日経でありますが、いろいろ世界経済の中では日本は優等生だと盛んに強調しても、「それにもかかわらず、不況がいつまで続くのか、それとも現状を常態とみるべきなのか」、六・七%ならもういまの状態がやむを得ないんですよという「常態」なのか、そういう点をさっぱり総理は明らかにしていない。国民が聞き……
○武藤(山)委員 先ほども為替差益の問題で与党議員から質問がありましたが、きのうあたりもまた円高ドル安で二百五十五円台と大変な事態になってきたように思います。ことしになってから、この年の初めが二百九十二円程度だったのが二百五十五円というと一三・七%以上円高になったわけですね、一三%以上。商社は大変輸入の金額が多いわけでありますから、この差益は大変なものになると思うのですね。おたくの会社のことで恐縮ですが、ことしのこの一三・七%も円高になったことによって、かなりの利益がふえそうだという感じですか。
【次の発言】 そうすると、三菱さんの証券報告総覧を読んでみると、輸入と輸出をちょっと調べてみると、……
○武藤(山)委員 総理大臣、きょうは補正予算の内容について具体的に伺いたいと思っておりますが、冒頭に、円高が予想以上早く、しかも二百五十三円という予想もしなかった大変な円高になりました。これは補正予算を組んだ当時の情勢判断とまるで変わってしまってきた。特にこの円高によって中小企業、輸出産業、そういうところの影響というのは甚大だと思うのであります。総理はこの事態に対して、きのうですか、おとといですか、閣僚会議でいろいろ対策を立てたようでありますが、具体的に七億ドルの輸入をふやすというようなことが報ぜられておりますが、具体的には速やかにどのくらい輸入をふやすんだ、そういう金額的な目安、それはどの辺……
○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和五十二年度一般会計補正予算の編成替えを求める動議につきまして、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 動議の案文につきましては、すでにお手元に配付いたしてありますので、御参照いただきたいと思います。 まず、動議の主文を朗読いたします。 昭和五十二年度一般会計補正予算、昭和五十 二年度特別会計補正予算及び昭和五十二年度政 府関係機関補正予算については、政府はこれを 撤回し、別記要綱により速やかに組替えをな し、再提出することを要求する。 右の動議を提出する。 まず、その理由を申し上げます……
○武藤(山)委員 まず最初に総理に確認をしておきたいと思います。
今月二日に総理大臣と河本政調会長との会談で、総理は、思い切って緊急輸入の規模を拡大する、最低でも三十億ドルは必要だと発言した旨新聞報道がなされております。数字を明示して、緊急輸入三十億ドルは必要だということは、確かに総理がそういうお話をしたのでございますか、それをまず確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 できれば三十億ドルの緊急輸入をしたい。いつごろまでの時期に三十億ドルの緊急輸入をふやしたい、時期はいつごろまでを大体めどとしてお考えになっていらっしゃるのですか。
○武藤(山)委員 私は、日本社会党提案者を代表して、ただいま議題となりました予算三案について動議を提出し、その理由及び概要を御説明いたします。 まず、動議の主文を朗読いたします。 昭和五十三年度一般会計予算、昭和五十三年度特別会計予算及び昭和五十三年度政府関係機関予算については、政府はこれを撤回し、左記要綱によりすみやかに組替えをなし、再提出することを要求する。 右の動議を提出する。 まず第一に、編成替えを求める理由について申し述べます。 経済の福田を任ずる福田首相は、就任一年にして経済見通しの大幅な狂いを招く結果となり、不況は長期化する情勢にあります。福田内閣にはこれらの厳しい経済……
○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表して、トップバッターを引き受けましたので、きょうは、福田総理大臣を中心にして閣僚の連帯責任という立場に立って、的確な、明確な答弁をいただきたいと思います。 総理も御承知のように、この臨時国会で総理の所信表明演説を聞いて、どの新聞も、ほめている新聞が一つもありません。「意欲だけが先行した首相演説」「説得力乏しい政府演説」「国民の胸に響かぬ首相演説」「あすの具体策欠く首相演説」「当面の施策を親切に答えない首相演説」、これは各新聞の社説であります。 さらに、衆参両院の十名に及ぶ質問がありました。その結果についてまた新聞が報道しておりますが、協調と連帯を口に……
○武藤(山)委員 文部大臣が次の委員会に出席をする都合がありますので、冒頭、文部大臣所管の問題について、ちょっとお尋ねをいたしたいと思います。
大臣も御承知のように、永井文相、海部文相当時から、入社試験の指定校制度というものを廃止したい、こういう方針を決められたようでありますが、その後、内藤文相の時代になって、この方針はどのように引き継がれているのか、それとも指定校制度の問題についてはもう手をつけないという段階なのか、その辺をちょっと御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、内藤文相時代も、従来のような指定校制度問題を検討するプロジェクトというのは、文部省内に現在も存置……
○武藤(山)委員 最初に下田コミッショナーに伺いますが、ドラフト問題が国会で議論されたのは昭和四十二年の七月が最初で、当時、松前重義さん、東海大学の学長でありますが、この方が一番最初に国会で取り上げて、その後七回、法務委員会、文教委員会などで取り上げられ、きょうが八回目であります。 すべての議事録に目を通す時間はなかったと思いますが、この間、昨年の参議院の法務委員会で二月十六日と三月二日に各党がすべて意見を開陳し、ドラフト制度のあるべき姿、中には廃止論もありますが、大部分は廃止論じゃありません。改善点は何であるかという観点からの質問でありますが、さらに、いま横山先輩がおっしゃった選手の待遇改……
○武藤(山)委員 きょうは、新大平内閣が誕生して初めての予算委員会であります。いろいろ五十四年度予算全般にわたって、私の持ち時間を、総理を中心にお尋ねをいたしたいと思っておりますが、いま全国民が最も疑惑を持ち、政治に不信感と嫌悪感を感じている問題が、連日のように新聞で報道されていることは、総理も御承知のとおりであります。アメリカの証券取引委員会におけるグラマン、ダグラス社の不正支払い問題をめぐって、日本の財界のみならず、政界にも深くかかわり合いがあるであろうという報道を中心にしてであります。特に、日商岩井と自衛隊の使う飛行機の購入問題をめぐっての疑惑、国民の大変不安と不信が全国にみなぎるような……
○武藤(山)委員 ただいま政府から報告のありました諸案件につきましては、今後同僚の委員から、グラマン問題を中心にした質疑の中でさらに取り上げていきたいと思います。 きょう私は、経済問題を中心にして、大平内閣の姿勢を政治、経済、外交にわたってお尋ねをいたしたいと思っておりますが、時間が一時間十分しかありませんから、通告いたしました諸項目についてすべて質疑をすることは不可能だと思いますので、通告をしておいた大臣諸公には大変申しわけありませんが、冒頭に御了承いただきたいと存じます。 まず最初に、大平さんが総理大臣になって、日本の五十四年度の経済はどうなるだろうか、国民の暮らしは一体どういう状態に……
○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表して、鈴木内閣の政治姿勢あるいは外交、防衛、軍事、憲法問題あるいは税制、多くの問題について、これから三時間時間をいただきまして、総理大臣と一問一答を続けたいと思います。
鈴木総理、総理大臣になられてちょうど七カ月になりますね。もうかなり落ちついたと思いますし、いままでの厚生大臣や農林大臣、官房長官の経験と総理大臣とはかくも違うものであるか、いろいろ御感想があると思うのです。
まず、総理になられた七カ月間を振り返ってみて、感想のほどを先にお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 後でもっと突っ込んだ御意見を聞きたいのでありますが、今度の総理大臣の施政……
○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表して、鈴木総理大臣並びに連帯責任を持つ各大臣とこれから討論をしてみたいと思います。 鈴木総理とちょうど一年前、去年の二月二日、この場所でいろいろ外交、防衛、経済全般にわたって大いに論争してみたわけでありますが、その後一年間経過して、一体鈴木内閣はいかなる施策を国民に実行したか、一体その功績はあったのかなかったのか、功罪はどうか、そういう点を一回反省してみる機会だと思うのであります。 総理は、一年半もう総理大臣をおやりになったわけでありますから、去年の予算委員会と今回では重みが違うと思うのであります。去年はわれわれも、まだ就任したばかりの総理大臣ですか……
○武藤委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙をいただきまして、はからずも私が委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。 申し上げるまでもなく、わが国石炭鉱業あるいは産炭地域を取り巻く環境は、依然として非常に厳しい状況下にあると存じております。 私は、石炭皆無の県の選出議員でありまして、石炭のことはほとんど承知しておりませんが、十五年間大蔵委員会に所属をし、また予算委員会に所属したりして、石炭の問題についても、特にエネルギーの観点から大変重要な部門であると認識をいたしております。 その重要な石炭政策の遂行に当たり、第七次石炭政策の着実な……
○武藤委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
石炭対策の基本施策について、山中通商産業大臣及び大野労働大臣から、それぞれ発言の申し出がありますので、順次これを許します。山中通商産業大臣。
【次の発言】 大野労働大臣。
【次の発言】 次に、昭和五十八年度通商産業省所管及び労働省所管中、石炭関係予算の概要について、政府からそれぞれ説明を聴取いたします。資源エネルギー庁弓削田石炭部長。
【次の発言】 次に、労働省増田高齢者対策部長。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時二十八分散会
○武藤委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。北村義和君。
【次の発言】 岡田利春君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後二時五十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。斎藤実君。
【次の発言】 小渕正義君。
【次の発言】 小沢和秋君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時四十五分散会
○武藤委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
本日は、北炭夕張炭鉱株式会社の再建問題について調査を進めてまいりたいと存じます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本問題について、本日、参考人として日本石炭協会会長有吉新吾君、日本炭鉱労働組合中央執行委員長野呂潔君、夕張市長中田鉄治君及び東京大学名誉教授伊木正二君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多……
○武藤委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
前回に引き続き、北炭夕張炭鉱株式会社の再建問題について調査を進めてまいりたいと存じます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。三枝三郎君。
【次の発言】 岡田利春君。
【次の発言】 次に、斎藤実君。
【次の発言】 小渕正義君。
【次の発言】 次に、三浦久君。
【次の発言】 この際、委員長から一言発言させていただきたいと思います。
通産大臣、政治家として情熱と誠意ある発言をこの委員会でしていただいて大変感銘を受けました。大臣の苦悩と新しい道を開かんとする努力に満腔の敬意を表したいと存じます。
……
○武藤委員長 これより会議を開きます。 石炭対策に関する件について調査を進めます。 本日は、北炭夕張炭鉱株式会社の再建問題について調査を進めてまいりたいと存じます。 参考人として、北海道知事横路孝弘さん、日本石炭協会会長有吉新吾さんの御出席をいただいております。 この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。 参考人におかれましては、本問題につきましてそれぞれのお立場から忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。 次に、議事の順序について申し上げます。 まず、参考人各位からそれぞれ十分程度御……
○武藤(山)委員 大蔵委員会に四年ぶりで戻りまして、税の方の問題は大変勝手が違って、質問するのに何からどう展開するか、ちょっと迷っているのでありますが、きょうは参考人に対する質疑でございますから、非礼にわたらないように丁重な質問をしたいと思っております。 まず最初に、小倉会長に御意見を伺いたいのでありますが、税制調査会というのは、本当に国家、国民のために機能しているのだろうか。いまも両先生から、もっと先にやるべき問題がたくさんあるということを指摘をされたのであります。私も、そういう感じがしてならないのであります。優先順位を誤らずに、もっと国民的要望や期待というものにメスを入れる、そういうこと……
○武藤(山)委員 竹下大蔵大臣、二度目の大蔵大臣に就任されて、前回昭和五十四年十一月九日ですか大蔵大臣になられて、今回は二度目であります。したがって、国家財政の状況なりあるいは経済の変貌なり、いろいろ感じたことは多いのだと思うのであります。しかし、二度目の大蔵大臣でありますから、今度大蔵大臣に就任したらこれだけはぜひやってみよう、大臣になるのがすばらしいことではなくて、大臣になったら何を国家国民のために残すか、何をやったか、これが竹下蔵相が後世の史家に評価される最大の問題点だと私は思うのであります。 そこで、二度目の大蔵大臣に就任をしたあなたが、何をここで手がけて、後世に竹下大蔵大臣はすばら……
○武藤(山)委員 けさは、TKC全国会会長、公認会計士でしかも五千数百人の税理士を傘下に持つ全国でも大変大きい組織を運営されている飯塚先生においでをいただきましたのは、特に先生の論文あるいは文芸春秋の昨年七月号の税に関する提言、こういうのをずっと読んでみて、国家国民のために本気でいい意見を提言しているな、こう私は感じて、いま日本の国家財政、地方財政とも大変な窮乏状態で、すでに国の借金が累積九十七兆円、五十八年度末は百十兆円、地方財政も五十兆円ぐらいの累積債務であります。したがって、これは党派の問題、主義主張の問題にかかわらず、国民的一大難問題を抱えたと言っていいと思うのであります。この課題を解……
○武藤委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。
申し上げるまでもなく、北炭夕張炭鉱に見られますように、わが国の石炭鉱業、産炭地域を取り巻く環境は非常に厳しい状況下にあります。
このような重要な時期に当たり、幸い石炭政策に明るい委員各位の御協力を得まして、本委員会に課せられた使命達成に微力を尽くしてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの愛野興一郎君の動議に御異議ありませんか。
○武藤委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。
石炭対策に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じた場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請を行うこととし、派遣委員の人選、派遣期間等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。……
○武藤委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。三枝三郎君。
【次の発言】 岡田利春君。
【次の発言】 斎藤実君。
【次の発言】 小渕正義君。
【次の発言】 小沢和秋君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後四時三十二分散会
○武藤委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。 先般、本院から派遣されて、オーストラリア、ニュージーランド及びインドネシアのエネルギー事情について、また引き続き北海道に委員派遣を行い、石炭鉱山等の実情について、それぞれ調査をいたしてまいりました。 これらの実情調査を通じ、わが国の石炭鉱業の置かれている立場及び産炭地域を取り巻く状況について一層認識を深めるとともに、北炭夕張炭鉱の閉山に伴う諸対策等、関係者がわれわれに寄せている期待の大きさを身をもって感じてまいりました。 幸い石……
○武藤委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
先般、本委員会の委員が団員となり、大洋州並びにインドネシアのエネルギー事情調査議員団として本院から派遣され、関係各国における石炭を中心とするエネルギー事情について調査をしてまいりました。
この際、本委員会における調査の参考に資するため、議員団を代表して三枝三郎君から、調査の概要について説明を聴取いたします。三枝三郎君。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 次に、石炭対策に関する件について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。三枝三郎君。
○武藤(山)委員 いま伊藤茂君から、国鉄救援のために各共済組合の組合員が大いに協力をして負担をしようではないか、そういう合意が得られたということは、共済制度の存続について大変重要な意味があると思います。組合員は、利害が相反する部門もたくさんあるわけであります。しかしこの際、国鉄共済の救援をやらねばならない、こういうことで、お金を出すことについてはそれぞれの労働組合の方々も了解がつき合ったわけであります。 そこで私は、大蔵省にぜひ考慮していただきたいなと思う点は、いまの保田次長の木ではなをかむようなかたい答弁ではなくて、もっと温かみのある配慮、細かな配慮というものが必要じゃないのか。というのは……
○武藤(山)委員 私は、日本社会党を代表して中曽根総理大臣と初めてここで政治の論争ができることを大変光栄に思っております。民主政治はディスカッションの政治でありますから、大いに議論を通じて日本のために世界のためにいささかなりとも貢献をしたい、そんな気持ちでいまここに立ったわけであります。
まず最初に、政治とは何か、総理大臣の考えている政治とは何かという認識をまず先に伺いたいのであります。
【次の発言】 政治とは何かということについて、いろんな学者や過去の哲学者や思想家がいろんなことを申し上げておりますが、私は、やはり政治というのは国民統合の力、国民包摂の力、これが政治だと思うのですね。いかに……
○武藤(山)委員 私とクラスメート、同級生、一番前で机に並んで勉強した親友が大臣に就任されて、よもやこういう場面で同級生と論議をするとは夢想だにしなかったのでありますが、大臣就任を心からお祝いを申し上げたいと思います。そういう立場で奥田大臣との一問一答をやることは、私の人生にとっても大きなメモリーになると、大変うれしく思います。 まず最初に、電電公社の経営形態問題が昨今新聞にも連日のように報道されておりますが、電電公社は、より安く、より便利で、より豊富な電気通信サービスを国民に行う、そういう立場から独占体として長い間国民のための事業として行われてまいりました。ところが、今回この電電公社を株式……
○武藤委員 トップ・バッターを引き受けまして、大蔵委員の立場から、ただいま議題になっておりまする農業近代化資金の設置に関する法律案、さらにそれに関連する諸問題について、いささか質問してみたいと思うわけであります。 政府が、農業の近代化をはかる、さらに資本装備の高度化をはかるという建前から今回出されましたこの法律を見ますと、非常に多くの問題点をはらんでおると思うのであります。 そこで、順次簡単な点からお尋ねいたしますが、まず第一に、今回提案になりました際に、日本の農業を高度に資本装備をさせるのだ、こううたっておるが、一体、資本装備を高度化するというのは、どの程度を目標に日本の農業の構造を改善……
○武藤分科員 少しうかつでおりまして、まだ資料等を取り寄せないうちにトップ・バッターで質問せよということでございますから、資料が届くまで簡単な問題から大臣の見解をただしたいと存じます。 最初に、首都圏整備委員会に所属する法律問題かと存じますが、市街地開発整備法というのがございますが、この中で特に市街地開発組合というのが各地区にできております。特に関東周辺の中都市におきましてはこの市街地開発に非常に力を入れておりまして、自治体が出資をいたしまして、かなり大々的な工場適地、住宅適地、そういうようなものを造成しておるわけであります。それに対して、農地、山林等を買い上げる場合に譲渡所得が大へんかかる……
○武藤分科員 私は実は理事を通じて農林大臣に御質問をいたそうと思っておったわけでありますが、きょう農相は出席しない予定のようでありますので、せっかく予定を立てていただきましたので、企画庁長官に少しくお尋ねしてみたいと思うわけであります。 今、国民すべてが日本の経済は非常な困難に直面しておるという感じを抱いておると思うのです。私の方は経済危機という言葉を使って、この政策の失敗を批判しておるわけでありますが、経済危機というわれわれの主張の中で、特に企画庁長官は、どういう点に具体的に矛盾が現われてきておるか、たとえば国際収支の逆調の問題あるいは物価騰貴、さらに所得格差、階層別格差、そういうような問……
○武藤分科員 きょうは五、六点の問題について大臣の見解、さらに事務当局の見解をお尋ねしたいと思うわけでありますが、最初に、昨日、本分科会におきまして、大臣は綱島正興氏の質問に答えております。その真偽のほどは、新聞報道でありますから、大臣があるいは違うとおっしゃるかもわかりませんので、確認をしておきたいのでありますが、その中で、戦後の農地改革には法の運用で適切さを欠いた面があった――この適切さを欠いた面とは一体具体的に大臣はどういうことをさしておるのか。法の運用で適切さを欠いておった面があった、これが一点。このため政府は何らかの報償措置を実施する必要があるとして、すなわち何らかの報償を実施する必……
○武藤分科員 きょうは二、三点につきまして通産大臣に少しお尋ねをしてみたいと思いますが、第一分科会でこのあと質問を予定しておりますので、できるだけ短かい簡潔な答弁をお願いしたいと思います。 最初に、中小企業育成という立場からの税制問題でございますが、現在租税特別措置法による減収額というものがどのくらいあるかということは、大臣もよく認識だろうと思いますが、国税、地方税合わせて三十八年度の租税特別措置法による減収額というものは、大体どのくらいあるとお考えですか。大体でけっこうですが、大臣の認識をまず聞きたいのです。――通産大臣は直接の管轄ではございませんから、あるいは御無理かと思いますが、私が大……
○武藤小委員 関連して。いま銀行局長のおっしゃった支店増設の実数の過去三年間くらいの数字をちょっと教えてくれませんか。大銀行、地方銀行、相互銀行の……。
○武藤分科員 私は大蔵大臣に、さらに直接監督をいたしておる銀行局にもお尋ねをしたいと思いますが、一月の十四日の朝日新聞でございましたか、他の新聞にも出ておりますが、新宿四谷にある不動信用金庫が支払いできなくなって、その背後関係を当局が不正貸し付けと断定をしてメスを入れる、こういう見出しでかなり詳しく信用金虚の倒産についての記事が報道されておるわけであります。 そこで、信用金庫は協同組織として、しかも国の法律で厳重に規定をされて誕生した金融機関であります。そういう金融機関がつぶれて預金者に多大の迷惑を与えるということは好ましくありませんし、また社会的な影響というものも甚大であろうと思います。そ……
○武藤分科員 たいへんだそがれも迫まりまして、皆さんいろいろ御予定もあろうと思いますし、何か大臣は御予定がございまして早く帰りたいというので、これ以上長い時間質問するのも人権問題に関しますから、できるだけ結論を先に大臣に尋ねて、その後繊維局長に許される時間の範囲内でお尋ねしてみたいと思います。 私が尋ねたいと考えておりますことは、中小企業団体の組織に関する法律の第十七条に基づいて、織物織機の調整をいたしております。そこでその調整の台数が、一体科学的に現実を把握してなされておるのか、実体とはたいへんかけ離れた調整が行なわれておるのではないか。そういう疑いがありますので、特に私の選出地域である足……
○武藤小委員 ちょっと関連。いま吉國さん、あなたの平年度ベースで減収額だけは当初見積もりで出せる、しかし実績は全くわからぬという言い方もちょっと理解に苦しむんですね。そうすると、平年度、当初あげた減収見込み額というものと実績というものは、そう違わぬと大蔵省当局は考えておるのですか、それとも調査ができないからわからぬ、ほんとうの推算で出した当初の減収額以外に、大蔵省としては年々あとから結果はこう踏んでおらぬ、そういうことなんですか。
【次の発言】 それじゃ、平林さんの三月の要求に対して資料を出さなかったという点は、出せない理由というものを本人に通告するなり、理事会に報告しなかったということは手落……
○武藤分科員 大臣がおりませんので、各担当局長にお尋ねいたしたいと思いますが、私きょうは三十分という持ち時間でありますから、深く広く質問することができないと思います。最初に養鶏問題についてお尋ねをし、それから、農地局長おられましたらいまから検討しておいていただきたいのでありますが、農耕地の中に国有地がたくさんございます。青地というやつですね。明治時代に地租改正のころ国有地に編入してしまってあるような青地、これの問題について少々最後にお尋ねをしておきたいと思いますから、もし御用意がなかったら、これから用意しておいていただきたいと思います。 まず最初に、現在卵価が非常に低下して養鶏農家が非常に困……
○武藤小委員 ちょっと関連で。岩佐さん、無記名預金が現状ではどうしても必要だという積極的な理由が、どうもいまのお話では理解できない。というのは、私らの考えでは、無記名とか偽名とかで積んでおくというのは、結局それは自己資本にも利用できないし、企業の資金にもそれは利用できないのですね。大体無記名とか匿名のやつは、みな逋脱されないために積んでいるのですね。だから、それを表に出すと脱税でパクられるものだから、裏の担保なんです。正式な担保にも利用できない。金であって金でないのですね。そういうものをいま制度的に認めているという必要性、いま資本の蓄積ということであなた表現しておったけれども、私は逆じゃないか……
○武藤小委員 五時という約束ですから、一点だけお尋ねします。 いまのような順序で放出していくと、機関投資家に当てはめようとしてもなかなか当てはまらない、いわゆる業績不振会社の株、これを最終的に処理する名案というものは何か考えておられますか。それをひとつ。
○武藤分科員 私は、特に身体障害者の乗車割引の件について、大臣並びに総裁にお尋ねをいたしたいわけであります。
まず冒頭に、大臣、現在身体障害者に対して国鉄の運賃はどういう措置をとっているか、あなたの認識のほどをまず最初に伺っておきたいと思います。――大臣、わからなければわからぬでよろしいですから……。
【次の発言】 国鉄総裁、身体障害者に対する国鉄の割引ですね。どういう趣旨で、いつからおやりになったかわかりますか。
【次の発言】 それでは今村常務理事にお尋ねいたしますが、身体障害者に対して、百キロ以上になった場合は、片道百キロ以上乗車する場合には五割の割引をする、この趣旨、目的は何ですか。
○武藤分科員 本会議が始まる寸前で、大臣もたいへん時間を気にされる時刻で恐縮であります。 私は、きょうは結核患者の問題について、大臣の所見を特に中心に承りたいと考えておるわけでありますが、最近死亡率がたいへん変動して、結核の死亡率が減ったということで、何か結核の患者に対する対策がたいへん後退をしているのではないか。政府みずからが結核対策をおろそかにし始めたのではないかという傾向を非常に心配するわけであります。特に、結核の場合には、まだ労働力として働ける若い人が多い、三十前後の人が非常にかかりやすくなっている、そういう点から考えるならば、結核の問題については、政府はもっと十分力を入れなきゃいか……
○武藤分科員 私、最初に、きょうは時間が非常に少のうございますから、端的に中南米並びに南アメリカ関係の貿易振興について、特にこれに関連した外務省の担当問題を中心にお尋ねをしてみたいと思います。
今日、外務省は、メキシコをはじめ、中南米に対する通商関係にどのような姿勢で対処しておるのか。まず大ざっぱに、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカと分類をした場合に、中南米や南アメリカに対しては、外務省としてどの程度ウエートを置いているのか、その辺からまず大ざっぱな姿勢をお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 大体姿勢はいまの説明でややわかりますが、メキシコとそれから南アメリカと分けてお尋ねいたします……
○武藤小委員 私たちは、銀行が自主的に歩積み・両建てを少しでも減らしていこう、こういう前向きの姿勢をふだん期待しているわけであります。それで、皆さんのほうが自主的にき然とした態度で今後どうしようかということを本日は聞けると思って実は期待しておったわけであります。ところが、やはりこういう委員会をつくってお互いが知恵を出し、切磋琢磨し、議論をしなければ、前向きに進まない過去の経過があるわけです。 いまの参考人の御意見を聞いておりますと、都市銀行は絶無を期して今後自粛をする、過当なものは徹底的に処理する努力をいたします、こういう答弁をしている。地銀は企業別にいろいろな実情があるだろうから、実情を十……
○武藤(山)小委員 澄田さん、いま堀さんから全体のあるべき姿を描いてから法改正に取りかかることが望ましいという意見が出されたわけですが、いま、秋までにこの答申を出すめどとしては、来年の通常国会あたりには法律として出そうという作業準備を考えて進めているのか、それとも、いま堀さんの提言があったようなことを参考にして、法案提出はもっと先に延ばして、それまでに全体の都市銀行、地方銀行、長銀すべてのものをきちっと答申を出されてから法改正に着手するのか、そこらの作業というものはどんなぐあいに考えておるのですか。
【次の発言】 堀さんから資料を要求されましたから、どうせあとでわかるのですが、参考に、ほんのい……
○武藤(山)小委員 大体堀委員から八点にわたって詳細な質問がなされましたので、大半の問題点については指摘されておりますから、重複を避けて二、三点お尋ねをしてみたいと思います。 一つは、金融制度調査会がいま中小金融のあり方についていろいろ検討されているわけでありますが、先ほど地銀の平野さんから、再編成は原則的には賛成だけれども、長いいろいろな歴史的な経過、背景があるので、これは当事者のそれぞれの事情や意見を十分聞いてやってもらわぬと困るという意思表明もあったわけですね。そこで、金融制度調査会は、この秋までにいろいろ検討の結果を答申するといっておりますが、現在末松さん、川口さん、滝口さんなどの試……
○武藤(山)小委員 一、二点、現状の経済情勢、特に金融機関の内部の問題が中心でありますが、お尋ねをいたしたいと思います。 一つは、いまコールレートが二銭をこえた。日銀総裁は、去年あたり国会の答弁で一銭八厘ぐらいから上げないような金融操作をうまくやるから、コールは上がる心配はない、そういう言明を再三していたのでありますが、最近またこの二十四日には一厘上がるというようなことで、ついに二銭五毛ぐらいにコールレートが上がってきた反面、金利のほうは低金利政策だということもからんで、金利はだいぶ下がってきた。どうもしろうとから見ると、コールが上がる、貸し出し金利は下がるという矛盾現象をどう説明したらいい……
○武藤(山)小委員 私も一、二点にしぼってお伺いいたしたいと思いますが、私非常にふしぎに思っているのは、昭和三十八年金融制度調査会が、オーバーローンの是正についていろいろな角度から公社債市場の問題、金融政策の問題金利の問題と、いろいろ答申をしたのでありますが、その後ほとんどストップ状態で、都銀の日銀借り入れというのはさっぱり減っていない、こういう状態のままで、金融政策をいろいろやるのにやはり非常な障害になっている。投資が鎮静をした三十九年、四十年ごろ、あるいは四十一年の上期、こういうときにもつと都銀から返済さしていいんじゃないだろうか、そういう点の努力を少々日銀は怠っていたのではないか、こうい……
○武藤(山)小委員 大体言い尽くしたと思うのでございますが、一、二点。 先ほど長谷川さんの発言の中で、具体的なコストダウン策を三つ掲げられました。一つは、取引先等の担当者がかつては七%程度だったのが、現在は三〇%に達している、こういう過当競争の状態を、お互い金融機関同士で自粛して、そういう人員を別に振り向けたり、そういう形の節減は可能だろう。機械化によってお互いに節約して効率化をはかる。三番目に、手数料をいただいていない国庫受け入れ金やあるいは地方自治団体、これが三番目にあがったのでありますが、この手数料をもし徴収するようになると、大体どのくらいの金額に概算なろうとするのか。かりにこれを徴収……
○武藤(山)小委員 時間がありませんから簡単にお尋ねいたしたいのでありますが、損保のほうの村瀬さんを中心にちょっとお尋ねいたします。 先ほど堀さんから御質問のあった約款の加入者保護の欠除の問題、同時に、具体的に一千万入っておって七万しか保険金を出さぬという保険会社の態度、これは私の県にも全く同じ事例があって、懲役に行った人があるという、まことに保険会社として血も涙もないというので非常に不満があるわけであります。したがって、重複するようでありますがちょっとお尋ねいたしますが、最近の保険会社の資産状況あるいは収入支出の状況を見ますと、四十一年度で正味収入保険料が二千九百七十二億円、それに対して支……
○武藤(山)小委員 総裁、いまおっしゃったように、これからどうするかということが大切なんだ、そういう視点から二、三点お尋ねいたします。 総裁は過般予算委員会で、日本の国際収支は四十三年度内に均衡するだろう、そういう答弁をしたことが議事録に載っております。そこで、その後つい最近、アメリカ、カナダが公定歩合の引き上げをやり、さらにアメリカが増税をやり、総需要の抑制をやる、こういう事態が新たに生まれてまいりましたね。そこで、国際収支は年度内に均衡をしようという見通しはいまでも変える必要がないかどうかという点が一点。 それから第二は、日銀としての対策としては、この四月から六月が調整策の行くえをきめ……
○武藤(山)分科員 法務大臣並びに民事局長に簡単に一問だけお尋ねをいたすわけでありますが、これは具体的な事実の問題でありますので、部下からの報告に基づいて具体的に詳しく御回答いただきたいと存じます。 私は、登記の事務や登記の問題については全くしろうとでありまして、門外漢の立場からお尋ねいたしますので、できるだけひとつわかりやすい御回答をいただきたいと思います。 最初に、大臣、登記所の登記簿に記載されている所有権者なり、登記簿というものに記載されている権利者というものは、どの程度まで保護されることになっているのか。もし登記簿に記載されている土地が、正式に登記になっているのに、いやそれは国有地……
○武藤(山)分科員 大臣もたいへんお疲れのようでございますから、私はごく簡単に要望を申し上げて、大臣の決意と今後の御努力を願いたいと思うのであります。 大臣に認識を持っていただくために概略を申し上げますと、県境にまたがる市町村の境界変更の問題が栃木県と群馬県にあるわけであります。栃木県側では、入飛駒という場所を群馬県桐生市に合併し、境界を変更してくれという住民の強い意思があり、県は今月の六日に県会で議決いたしまして、栃木県側は、四月一日から栃木県の一部を群馬県にあげますということになったわけであります。ところで群馬県側の太田市の一角の高瀬地区の住民は、昔から足利市に合併したい、県境の変更をし……
○武藤(山)分科員 まず最初に林野庁にお尋ねをいたします。林野庁長官御存じだと思いますが、これから私が取り上げようとする問題は、昭和三十六年十二月に、茨城県笠間営林署管内に起こった、民有地だと信じて登記謄本や登記簿、土地台帳に基づいて買ったと思って伐採しようとした。ところが、林野庁が待ったをかけて逮捕者が七人出たという事件であります。 一体、この民有地がなぜ国有地になったのか。そこらの争いがいま行なわれているわけであります。どうも該事件を振り返ってみますと、林野庁のやり方に非常にふに落ちない点が数々ある、こう私は思うのであります。そこできょうは、まず林野庁官のほうに届け出した該事件の概要を先……
○武藤小委員長 これより会議を開きます。
私、このたび産業金融に関する小委員長に選任をされました。各位の格別の御協力をお願い申し上げる次第でございます。
産業金融に関する件につきまして調査を進めます。
この際、産業金融に関する諸施策等について、政府の説明を求めます。大慈彌企業局長。
【次の発言】 引き続いて、中小企業庁長官にお願いします。
【次の発言】 時間がありますから、どうぞ。
【次の発言】 引き続いて大蔵省から、田代審議官にお願いします。
【次の発言】 どうもありがとうございました。
委員の皆さんで何かこの資料についての御質疑ございますでしょうか。
○武藤小委員長 これより会議を開きます。
産業金融に関する件につきまして調査を進めますが、企業局長のほうより資料に基づいての説明をお願いいたします。
【次の発言】 それでは次に、大蔵省田代審議官より、配付資料に基づきましての説明を聴取いたします。
【次の発言】 この際、質疑の申し出がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 岡本富夫君。
【次の発言】 本日の議事はこの程度にとどめまして、次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時十五分散会
○武藤(山)小委員 ちょっと関連して。せっかく国際金融局の次長がおいでですから、非常に常識的なことをちょっと二、三点。
一つはニューギニア、これは一体アジア開発銀行の対象地域に入っているのですか。ニューギニアといっても東パプア民族と西パプア民族と二つありますが、これは入るのですか、入らぬのですか。
【次の発言】 実はニューギニアはいまパプア民族が独立運動をやっておりまして、独立評議会の議長、その人が日本に亡命してきているわけです。特に日本のかつての軍隊に非常に好感を持ったというので、日本の技術と、日本の国との提携によって開発をしたい、こういうことを彼らみずから文書にしてわれわれのところへ陳情……
○武藤(山)分科員 新大臣に就任をされた原田先生にひとつ明快にお答えをいただきたいのであります。 私は、非常に具体的な真岡線の問題でありますが、その決断を聞く前に、私、国鉄関係は全くしろうとでありますけれども、ただ、借金がたくさんあって、たいへんだなということは非常に理解をし、大蔵大臣にも暮れの国会で、国鉄には思い切って一千億円くらいこの際政府資金を国債で発行したらどうじゃとまで実は主張して、国鉄の財政に何らかの抜本策を立てるべきだということの提言をいたした一人でありますが、今度の国会で運賃法の改正と国鉄財政再建促進特別措置法が上程されました。内容について云々申しませんが、この二つの法案がで……
○武藤(山)分科員 最初に、自治省の行政局長に実態をちょっとお尋ねをいたしたいと思いますが、現在各市町村に、町内会とか自治会とかいう、そういう町内の自治組織、これはいま名称は全国大体統一されておるのですか、どうですか。
【次の発言】 いまでも何々町内会と呼んでおる場所と、自治会という名称と、大体二通りあるわけですが、どちらが大体数が多いようですか。
【次の発言】 私、きょうここで大臣にちょっとお考えいただきたいと思って質問をするのでありますが、町内会とか自治会が、それぞれ研修所とか、青少年ホームとか、あるいは自治会館、そういう町内所有の建物が、最近非常にあちこちで建てられておるわけですね。全国……
○武藤(山)分科員 まず農林大臣に心境やら、決意やら、名農林大臣ぶりをひとつお聞かせいただきたいと思うのでありますが、隣の町の親しい代議士でありますから、あまりきつい話もしにくいのでありますが、最近農林大臣、政府買い入れ米の量も七百五十万トンであとは買わぬ、米の買い入れ制限、それから転換作物をつくれ、二万円くれるぞ、しかし価格の不安があり農民はなかなか飛びつけない。また自主流通米だというが、一体農協は無制限に買ってくれるのかという不安、小作料の統制を撤廃をして零細農民が苦しめられる、泣かされる傾向、また小作契約の解除も容易にできるように法改正をしようといまたくらんでおる。予約米減税もたいへんい……
○武藤(山)委員 いまの水道の補助金の問題ですが、私は補助対象に改善すべき点があるのじゃないかと思うのですよ。いま補助金をおろす場合にどういう対象に、たとえば配管の場合だったら何インチ以上だとか、そういう補助対象の中身をちょっと明らかにしてください。
【次の発言】 補助の対象が四百ミリといったら、かなり大きいものだな。ところが、実際にその水道工事をやる市当局となると、配管の小さい部分の金額が非常に大きくなるわけですね。方々で枝管をつくるのに、それが全然対象になっていないわけですよ。そこに非常な不満があるわけです。したがって、いまの四百ミリという対象をもっと小さい単位までおろしていかないことには……
○武藤(山)小委員 主税局長は先ほど、税制調査会に諮問をしておるのは昭和四十六年八月の答申の線に沿うて、基本線はそのままで実は税調で審議を願っているのだという意味の話ですね。ずいぶん古い話ですね、四十六年。一体税調にかけなければ処理できない税法上の修正、廃止、改正、そういうようなものは主税局当局ではこれは手はつけられない限界、ここからこれ以上は税調にかけて答申を受けなければいけないという、何か不文律のお互いの領域というものはきまっているのですか。
【次の発言】 そこで主税局、社会経済のいろいろな諸情勢に応じた税制というのだけれども、昭和四十六年のときと四十八年の社会情勢では、まるで違ってきてい……
○武藤(山)委員 先ほど企画庁長官は、売惜しみ、買いだめが行なわれている現状をそのように認識されたようでありますが、商社の六社の代表は、売惜しみ、買いだめやっておらぬという答弁を、新聞を通じての報道ではされているようであります。真実は一つしかないと思うのですが、大臣、現状は売惜しみ、買いだめが行なわれている、こう判断をされておりますか。
【次の発言】 商社であるかメーカーであるかわからぬが、確実に行なわれている。しからば、その買いだめ、売惜しみがどういうところで行なわれているという御判断ですか。
【次の発言】 そういたしますと、この法律案では中小企業の売惜しみ、買いだめというようなものは対象で……
○武藤(山)分科員 大臣、就任日が浅くて、まだあまり全国の実情あるいは御存じないかもわかりませんが、私は栃木県出身でございまして、私の地元に渡良瀬川遊水池という、群馬、栃木、茨城、埼玉四県の県境に三十三平方キロメートルの広大な遊水池があるわけであります。この遊水池は、かつて田中正造翁が国会議員当時、足尾の鉱毒問題を解決せよと迫った歴史的な、県民にとっては忘れることのできない、一村そっくり、谷中村というのを北海道に強制立ちのきをさせた、そして遊水池をつくった、言うならば栃木県民は、この遊水池を利益追求のためや特定の法人や個人の利益のために使わせるようなことは断じて相ならぬ、そういう県民感情がこび……
○武藤(山)分科員 二点ばかり大臣にお尋ねをいたします。 その一つは老人医療の無料化を本年の一月一日から実施したわけでありますが、患者の負担部分を一時立てかえて医者に払っておいて、それから市役所にもらいに行く、あるいは保険に請求をする、こういう姿で、実は各県ばらばらで行なわれていたのが、ことしの一月一日から国の施策として七十歳以上の無料化が実現したわけであります。しかし、やはり前の惰性で、県によっては相変わらず、老人に一時負担させておいて、あとからもらいに行くという立てかえ払いの制度がまだ行なわれている県があるのでありますが、大臣、御存じでございましょうか。
○武藤(山)分科員 私、中学校の統合問題をめぐって、全国的な趨勢や個別の問題に及んで大臣の見解や文部省の今後の御努力を期待をして質問をしたいと思いますが、第一に、現在、中学校で分校というのは、全国でどのくらいございますか。
【次の発言】 たいへんな数の分校があるわけでありますが、この二百九十四の分校というのは今後文部省の方針で統合をしようという対象の学校なのか、それとも山間地でこれ以上統合することは無理である、かような判定のつく対象なのか、これをまず明らかにしてください。
【次の発言】 そこで二百九十四の分校のうち十二学級の編成が行なわれないいわゆる標準学級が持てないような、たぶん僻地の、ある……
○武藤(山)小委員 銀行局長、いま広沢委員が言ったことは、これからの事を運ぶ上で非常に重要なんですよ。だから、銀行局長なりあるいはそれを補佐する諸君が本気で国会の議論に耳を傾け、総理大臣も私は週休二日制論者であると言い、大平大臣ももう世界の大勢でもあるから日本もここまでいかざるを得ないという情勢を十分認識してくれたわけですね、国会のこの討議の場で。ですから、それを素直に大蔵省側が受ければ、諮問のときに当然銀行法及び銀行法関連法規、そういうもの全般を包括的に同時に検討せいというやり方ばかりでなくて、同時に銀行法十八条の問題は差し迫った国会における論議の問題でありますから、委員各位は十分その辺を勘……
○武藤(山)小委員 銀行局長、銀行局で考えている銀行の社会的責任というものの中には、たとえば具体的にどういうものが項目として考えられるか。専門家の皆さんが検討している社会的責任の内容として、たとえばこんなものが考えられるというものをちょっと列記してみてください。
【次の発言】 いまのに関連して、一回銀行局で調査をしたらどうかと思う提案なんですけれども、現在元気で生きている企業は歩積み両建て問題もなかなか苦情を申し込まないのですよ。私のところに来た二つの問題も、いま竹本さんの言ったのと全く同じケースなんですよ。
この間、三正製作所というのが会社更生法の適用になったときは両課長に大変動いてもらっ……
○武藤(山)小委員 役所側も座ったまま気楽に答えるようにしてください。 いま主計局次長からお話がありましたが、いま国民が一番心配しているのは、四十九年度の税収不足もかなりあった、五十年は恐らくもっと出るだろう、新聞報道によると、一兆円あるいは一兆五千億円、米価と給与の財源を合計すると一兆五千億円をまだ上回るのではないかという歳入欠陥があるやに新聞などでは報道されている。政府はこれをどういう方法で埋め合わせしようと考えているのか。いま次長は、安易な国債発行は厳に慎まねばならぬというお話をされたのでありますが、国債に依存しないでこの危機を財政当局はどう乗り切ろうとしているのか、これが一番聞きたい……
○武藤(山)小委員 主税局長、けさ財政小委員会において、午前中いろいろ当面の税の歳入不足の見込みあるいは今後の対応策などについて議論をいたし五わけでありますが、他の委員から恐らくそれらの問題も出ると思いますので、私はきょうは個別問題二点について、主税局長と国税庁長官に見解を賜りたいと思います。 まず第一の問題は、国会が終わりますと、いつも税金を安くするかあるいは高くするかの政令、通達がよく出るわけであります。前にも大蔵委員会で、税の増減に関係するような政令、通達というようなものは理事会に報告せよ、こういう慣行があったのでありますが、最近はそれがとだえているような感じがいたします。 たとえば……
○武藤(山)分科員 私は文部大臣の良識ある御回答をいただきたいと思いますが、実は私の手元に一父兄から、こういう手紙が届いております。 その中の一部分をちょっと読んでみますと、「私の長男がことし大学入試のために目下勉強中ですが、」――いろいろありまして、「私が問題を提起するのは、入学金の額はもちろんですが、入学納入金を入学しない場合全額払い戻ししないということです。もちろん入学要領にも、いかなる場合も返還しないと記されているので、法的には問題ないと思いますが、一般常識として、商契約上でも、違約した場合に全額を取るというようなことはない。損害を補償するといっても、たかだか一割か二割ぐらいが商契約……
○武藤(山)小委員 ちょっと関連。 いまの銀行局長の答弁は全く事実認識が欠けておるし、不満ですよ。去年の四月二十三日に大蔵大臣はこう答えておるのですよ。「一両年の間に鋭意努力して、実現の方向で最大限の努力をいたすわけでございますので、」「誠実にこれにこたえて段取りを考えてまいるつもりでございますので、御信頼をちょうだいいたしたいと思います。」こう答えているんだよ。ところが銀行局長のいまの答弁は、一両年どころではない。日本の企業の半数以上が週休二日になったときが初めてコンセンサスが得られた時点だと思わせる発言。銀行局長は制度審議会へ諮問するころに局長でなかったからこういう経過を知らぬと言えばそ……
○武藤(山)小委員 先に審議官の方からまず先制攻撃を加えて、それから質問ということで、大蔵省の見解を聞かされたわけでありますが、大体予想どおり全く失望したという状況であります。 私はまず最初に、中村全銀協会長にお尋ねいたします。 当初五十一年の下期、まあ十月ごろ、われわれの感じでは九月か十月ごろから週休二日制に踏み切るというニュアンスの約束を当時職員団体などとも取り交わした。本来ならもういまごろは二日制が実施されていていいはずなのであります。それが今日いまだ前進をしない、その障害は何であるか。大蔵省のいまの説明では国民的合意、コンセンサスが得られない、そこに最大のウエートを置いて逃げている……
○武藤(山)小委員 長官に通告はしてないのでありますが、せっかく銀行局長から国税庁長官におなりになった最初の小委員会における質疑だと思いますので、いままでは銀行行政全般を担当していた田辺長官が、今度は税の方でいかに脱税を巧みにやるかということ、郵便貯金や銀行の架空、偽名、無記名、それらの預金で逃避をしているかということを痛感をしているのじゃなかろうか、こう実はお察しをするわけであります。長官に就任して、そういう銀行の預金の無記名や架空というようなものを存置することが一体やむを得ないことなのか、この辺でもう徴税当局としては一区切りつけてほしいものだと思うのか、その辺の感想をちょっとお聞かせ願いた……
○武藤(山)委員 初めに稲川さんにちょっとお尋ねいたしますが、稲川さんのいまのお話を聞くと、中小企業は大して心配するほどの状態ではないという印象を受ける。ちょっと楽観的な見方に受け取りました。しかし、倒産件数を見ると、銀行取引停止処分を受けている企業数というのは五十年度ですでに六万件、五十一年度は六万六千件ぐらいになりますね、日銀統計全部調べてみると。そういうものに対して実際の当事者の皆さんは、いまのような状態で、まあ間引きされるものはやむを得ぬ、独占がどんどん強化され、拡大されていく反面、中小企業はばたばたつぶれていく、これはもう自己責任だ、つぶれるものはやむを得ぬのだ、こういう姿勢で一体い……
○武藤(山)委員 最初に証券業協会の渡辺会長にちょっと御意見を承っておきたいと思います。 一つは、自己資本比率が日本は大変低い。銀行借り入れに依存している率が高い。しかし、いまの大企業の資産保有の内容を見ると、特に土地でございますが、国土庁の表示価格と現実の簿価の間には大変な乖離がある。この間もここで指摘したのですが、坪十円あるいは坪六百六十六円、そういう安い製鉄所の土地などを三百万坪ずつも保有している。そういうのが自己資本比率を高める上で再評価をすると、これはかなり改善をされるわけですね。だから、まず自己資本比率を直すためには、そういう固定資産の再評価というのが必要なのではないだろうか。日……
○武藤(山)主査代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
主査は都合によりおくれますので、その指名により、私が主査の職務を行います。
労働省所管について質疑を続行いたします。小宮君。
【次の発言】 次に、玉城栄一君。
【次の発言】 次に、只松祐治君。
【次の発言】 次に、田邊誠君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。
【次の発言】 次に、細谷治嘉君。
○武藤(山)主査代理 これより予算委員会第二分科会を開きます。
主査は都合によりおくれますので、その指名により、私が主査の職務を行います。
昭和五十二年度一般会計予算中大蔵省所管、昭和五十二年度特別会計予算中大蔵省所管、昭和五十二年度政府関係機関予算中大蔵省所管について質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。古寺宏君。
【次の発言】 資料要求ですが、よろしいですね。後刻資料で出せますね。天下り。
【次の発言】 次に、森井忠良君。
【次の発言】 次に、栗林三郎君。
【次の発言】 時間ですから短く願います。
○武藤(山)主査代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
主査は都合によりおくれますので、その指名により私が主査の職務を行います。
外務省所管について質疑を続行いたします。小林進君。
【次の発言】 外務省、いまの資料提出、よろしゅうございますね。
【次の発言】 時間です。
【次の発言】 持ち時間が終了しましたから、結論を……。
【次の発言】 ありがとうございました。
次に、寺前厳君。
【次の発言】 次に、石野久男君。
【次の発言】 たとえばこういうことがあるという案を出しなさい。総理が行くのはもう少しですよ。
【次の発言】 次に、上田卓三君。
○武藤(山)委員 公述人のお話を聞いて、大変感銘を受けた点が多いのであります。結局、水野先生と飯塚先生の話を聞いて特に感じたのは、水野さんは歳出削減には結局限度がある、したがって、歳出を徹底的に切り込むことは必要だが、結局は歳入増を図る必要がある、こうおっしゃって、そして税制答申の課税ベースの広い税制を考えるということに落ちつく。結局一般消費税の導入ということを考えているような発言でありました。いずれにしても、水野さんも何らかの歳入増を図らなければもう財政はどうにもならぬところに来つつある、こういう認識、飯塚先生も同じだと思うのですね。ただ、飯塚先生の場合は、課税ベースの広い一般消費税にいかな……
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