このページでは山口鶴男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山口鶴男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○山口(鶴)委員 関連して。ただいま政務次官と官房長のお答えを聞いておりますと、非常に奇異に感ずる点がありますのでお尋ねをいたしたいと思うのですが、政務次官がお答えされました点では、この契約については、とにかく買い手は日本であり、売り手はアメリカである、向こうは商法があるけれども、こちらとしては日本国の財政法もある、そういう中で奇妙に思っていろいろ調べたところが、何しろ、こちらは原子力の問題に関してはまだ幼稚園の段階であって、強いことが言えないというような点で、やむを得なかったというようなお答えをせられました。ところが、先ほど官房長からお答えがありました点では、こういうことを述べておられます。……
○山口(鶴)委員 時間もだいぶおそくなって参りましたので、重複する点はできるだけ避けましてお尋ねをいたしたいと思います。 三県の知事さんにお伺いしたいと思います。いずれの知事さんも口をそろえて、いわゆる上流県の水源涵養の問題について、今回の促進法並びに公団法については配慮がなされておらない、こういうことをおっしゃっておられるわけでありますが、河川法の規定は、都道府県知事に河川の管理権がございます。その上に立ちまして、地方自治法におきましても、都道府県の任務というものが、河川の管理をしておる都道府県の重要な権限といたしまして、河川を涵養するためのいわゆる治山治水、またこれに関連をする林産資源、……
○山口(鶴)委員 地方財政計画の問題に関しまして、最初に総括的な問題について数点お尋ねをいたしまして、そのあと具体的な問題について若干質問を行ないたいと思います。 地方財政計画が二月の二十四日国会に提出をせられまして、われわれその報告を受けたわけでございますが、われわれの感じといたしまして、いかにもこの地方財政計画を提出される時期がおそきに失するのではないか、かような感を持たざるを得ないのであります。地方財政計画の提出の時期等の問題につきましては、過ぐる地方行政委員会でも問題になりましたし、また過日行なわれました予算委員会におきましてもわが党の川村委員等からいろいろと御指摘があったわけでござ……
○山口(鶴)委員 一昨日に引き続いて若干お尋ねをいたしたいと思うのですが、一昨日給与費の単価の問題につきまして公務員課長でしたかにお伺いをいたしましたら、後日計算をいたしましてお答えをするという点がございましたので、その点をまずお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 今のお答えは非常におかしいと私は思うのです。三十六年度は宿日直両方二百六十円ですか。三十五年度は日直が二百五十円ですね。宿直が二百円でしょう。三十六年度は幾らですか。
【次の発言】 労働省の見解でいきますと、宿日直ともに三分の一を下回ってはいけないことになっているわけでしょう。個々の地方自治団体について云々と言われており……
○山口(鶴)委員 関連して一つだけお伺いしたいと思うのですが、事業費支弁の臨事職員の問題です。都道府県がいたしておりまする仕事にいたしましても、具体的にたとえば土木費におきまして、橋梁あるいは道路の改修、あるいは災害の復旧、そういった国庫補助金が参りますと、その中で六%ですか七%であったかと思いますが、いわゆる指導監督に支出していい経費というものがありますね。この中から現実に支払われている職員というものは相当おります。河川の場合もそうであるし、それからまた林野行政の場合も、たとえば治山治水の工事、こういうものにも同じような事業費から支払われている職員が非常に多い。それから土地改良事業にいたしま……
○山口(鶴)委員 地方税法の一部を改正する法律案に対しまして、主として基本的な問題に関しまして質問をいたしたいと思います。従いまして主として大臣にお尋ねをいたしますので、大臣から責任ある御答弁をまずお願いいたします。 今回地方税法の一部を改正する法律案が提案をされまして、池田内閣が公約の三本の柱の一つとしてかねがね宣伝して参りましたいわゆる減税、さきには国税の改正が提案をせられまして、今回また地方税の改正が提案をされることになったのでありますが、今回の地方税の改正もそうでありますし、さきに問題となりました国税の改正もそうでありますが、いわゆる池田内閣の重要な柱として非常に宣伝をしたのに比較を……
○山口(鶴)委員 この問題に関連してお尋ねいたします。 行政局長にお尋ねしたいのですけれども、先ほど御答弁を聞きましたが、問題は現在この義務制諸学校の宿直の、いわゆる条件の許可権者は、地方公務員法並びに教育委員会の法律によりまして市町村長になっておるのでしょう。県立学校の職員は人事委員会、あるいは県庁の職員の許可権者は人事委員会、ですから労働基準監督署が行なうべき許可権を人事委員会なりあるいは市町村長が代行しているという形になるわけですね。そこで私は行政局長にお尋ねしたいと思うのですけれども、局長も労働次官通達が出ておるということは承知をしておる。そうして現にその義務制諸学校の教職員の給与の……
○山口(鶴)委員 ただいまの問題に関連してお尋ねいたしますが、東京都における水道事業が、経常が相当困難な状態に立ち至りまして、水道料金の値上げを一応考慮せられた。こういうことを聞いておるわけでありますが、結局今回無期限、無利息の出資ができるようになったのです。この場合、東京都の水道事業が相当困難になって、料金を上げなければどうしても収支相償わないという状態に立ち至ったという場合を考慮して、今回の――そればかりではないと思いますが、当然そういうような場合には出資の制度が適用せられる、こういうことをお考えでございますか。東京都の場合は、たしか料金値上げを申請したところが、政府のいわば公共料金の値上……
○山口(鶴)委員 時間もお忙しいようでありますので、きわめて簡潔にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 まず、この銃砲刀剣数等所持取締法の一部を改正する法律案がよって出て参りましたところは、大臣の御説明によりましても、政府で決定をいたしました暴力犯罪防止対策要綱、これを一応もとといいますか、これを具体化するものとして出て参ったようであります。そこでこの対策要綱に関しまして大臣に幾つかお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、まずこの要綱を拝見いたしますと、「最近における暴力の横行は、民主主義の根底をも危うくするおそれがあり、まことに憂うべき傾向である。」よって、この対策として行政上の措置及び……
○山口(鶴)委員 科学技術基本法の考え方につきまして、科学技術会議の梶井先生からいろいろお話があり、また、和達先生の方からは、学術会議の勧告に沿いまして、学術会議の考え方をいろいろと表明いただいたわけでございますが、先ほど齋藤委員も御指摘されましたように、私ども拝聴いたしておりまして、科学技術会議の梶井先生のいろいろ論議をしておられます考え方と申しますか、そういうものと、和達先生が学術会議を代表されまして、勧告にのっとって表明されました御意見というものが、若干食い違っておると申しますか、ニュアンスが違っておると申しますか、そういう点を感じた次第でございます。 そこで、お尋ねをいたしたいと思う……
○山口(鶴)委員 すでに先輩のお二人の方々から原子力行政全般の基本的な問題につきまして広範な御指摘がございましたが、菊池原研理事長さんがお見えでございますので、具体的な問題に対しまして簡単にお尋ねいたしたいと思います。 先ほど菊池先生の放射線禍に対する御見解の表明がございましたが、一号炉から二号炉と、次第に放射線のレベルも高まっておるので、ある程度の放射線というものについてはやむを得ない。従って、現在国際的な水準においてきめられておるいわゆる許容量までは、予防補償というものについては一切考えないというようなお話がございました。そこで、私しろうとでありますのでよくわかりませんが。許容量というも……
○山口(鶴)委員 それでは、昭和三十六年度分の地方交付税の単位費用の特例に関する法律案につきまして、幾つかお尋ねをいたしたいと存じます。 大臣の提案理由の説明を拝見いたしますと、今回の法律案を提案いたしました理由といたしまして、いわゆる人事院勧告を十月一日から実施をするに必要な財源を保証することが第一、また第二としましては、生活保護基準について十月一日から引き上げを行なうことになりましたので、これに必要ないわゆる財源措置、この二つの理由からこの法律案を提案せられた、かように述べておられるようでございます。 そこでお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、大臣がおられませんので政務次官にお尋ね……
○山口(鶴)委員 社会党を代表いたしまして、提案をせられました昭和三十六年度分の地方交付税の単位費用の特例に関する法律案に対しまして、反対の討論を行ないたいと存じます。 今回提出をせられました地方交付税の単位費用の特例に関する法律案は、国家公務員の給与改定に準ずる地方公務員の給与改定に必要な財源の措置及び生活保護基準の若干の引き上げに伴うところの地方負担分の財源措置、この二つに限定いたしておりまして、二百十億円を地方自治団体に交付するための単位費用の改定でございまするけれども、現在の地方自治団体の財政状況を考えてみまするに、池田内閣のいわゆる所得倍増計画、経済の高度成長という名の経済政策の失……
○山口(鶴)委員 気象庁長官がお見えになってないようですから、それまで自治省関係の方々に幾つかの点をお尋ねをしてみたいと思います。 まず最初に、第二条の定義というところに災害とは何ぞやということがずっと並べられております。これを見て疑問に感ずる点を二つお尋ねしたいと思うのです。 まず第一は、「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波」こう並べてありまして、「その他の異常な自然現象」とあるわけであります。災害としてこれだけ並べてあるわけでありますが、わが日本には常襲的に襲ってくる災害というものがもっとこれらのほかにもあると思うのです。見てみますと、あとで政令で定めるようなことが書いてあるよう……
○山口(鶴)委員 関連して一つお尋ねいたします。 ただいまの航空機を気象庁が持つ問題については、運輸大臣、自治大臣の見解は非常に消極的のようです。ところが、この法律の第八条の二項七号を見てみますと、非常に雄大な計画を政府お考えになっておるようで、台風に対して人為的調節をするというのです。台風のエネルギーたるや、どのくらいであるか御存じですか。何メガトンというような原爆のエネルギーよりも、台風のエネルギーの方が大きいんですよ。そういうような膨大なエネルギーを持つ台風に対して、人為的な調節をお考えになる。これはエネルギーの量からいうと莫大なもので、金額についても非常な額だと思います。一方では、そ……
○山口(鶴)委員 二、三の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、先ほど齋藤委員からお尋ねのございました日米科学委員会の性格に関する問題であります。 お答えによりますと、六月における池田・ケネディ会談の結果による、いわゆる共同声明の結果として、両国政府の勧告機関としてこれが持たれた、こういうお話でございます。しかし、私どもといたしますと、ほかの国々と同じような形で科学協力なりあるいは科学の合同委員会なり、こういうものが持たれておるという状況でありますならば、必ずしも問題ないと思うのでありますが、各国との間にそういった機関はいまだ設置をされておりません。そうして日本とアメリカとの間……
○山口(鶴)委員 過日わが党の河野委員から基本的な問題についてお尋ねがございましたので、幾つか具体的の問題について大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初の問題は、アメリカのケネディ大統領が二月七日、イギリスのクリスマス島で大気圏内の核実験を再開する、こういう声明を発せられました。また、これに対して英国のマクミラン首相もそれを許可する声明を出されておるわけであります。長官は、昨年設置せられました放射能対策本部を主宰いたしておる立場もございますが、このアメリカの大気圏内の核実験再開に対していかにお考えであり、また政府としていかなる態度をおとりになろうとしておりますか、お聞かせいただきたい……
○山口(鶴)委員 ただいま齋藤委員からいろいろな質問があり、政府の所信も述べられたのでありますが、このような南極の観測事業が中止になりましたことにつきましては、われわれといたしまして心から遺憾に思う次第でございます。従いまして、各位の御賛同を得まして、南極地域における科学調査に関する件を決議として御提案申し上げますので、各位の御賛同をいただきたいと思う次第であります。 南極地域における科学調査に関する件(案) 政府は、国際地球観測年の一翼として連年継続実施して来た南極観測事業を来年度をもつて一応中止することとしたが、本件について当委員会はかかる結果にいたることのないよう数次に亘り政府当……
○山口(鶴)委員 時間もだいぶおそくなりましたので、一つだけお尋ねしたいと思います。 ただいま、海外技術協力事業団の趣旨といいますか、目的といいますか、その問題について松前委員からお尋ねがありまして、外務当局からお答えがございました。いろいろ答弁については訂正をせられたりされておりますが、全体として感じられる点は、たった二億の海外技術協力事業団でもって、あわよくば輸出を伸ばし、輸出振興に役立たせ、所得倍増計画を達成する一環にしていきたいというような、何か非常に見えすいたといいますか、ちゃちなといいますか、そういうお考えでこれをお始めになったような感が私どもいたすのであります。 この低開発地……
○山口(鶴)委員 大臣が来られましてからお尋ねした方がいいかと思いますが、大臣お見えでございません。とりあえず次官おいででございますから、次官にお尋ねいたしたいと思います。 過日、ある新聞に、原子力委員会が原子力基本法の運用に関して、特にインドにおいて今問題になっておりますコールダーホールの原子力発電、その建設に関連をいたしまして、その部品の輸出に関して――これはかって当委員会でも中曽根委員あるいは岡委員から質問がありまして、大臣がお答えになっているところであります。三月一日の委員会におきまして、岡委員が、この問題に関してはやはり統一見解を示すべきだということを要求せられておるわけでございま……
○山口(鶴)委員 時間も大へんおそくなりましたので、きわめて簡単に一、二お尋ねをいたしたいと思います。 先回当委員会で決定をいたしました決議の内容は、すみやかに再開をせられたいということもございましたが、問題は、現在の南極観測の推進本部が文部省の中にありまして、そしていろいろ問題点として出ました飛行機の問題でありますとか、あるいは船の問題でありますとか、いずれもこれは海上保安庁なり、あるいは防衛庁のお話も出ましたが、そういう形で各省にまたがっておる。そういう状態の中で、文部省の中にある推進本部では、これはもちろん各行から代表の方もおいでになっておるとはいうものの、実際強力な推進ということにな……
○山口(鶴)委員 ただいま齋藤委員がお尋をいたしました薬事法にも該当しないし、食品衛生法の添加物にも該当しない。毒物取締法にも該当しない。こういうことを先ほど局長から言われたのです。私も非常に不思議に思いまして、お尋ねをいたそうと思ったのです。公衆衛生局長さんでございまして薬務局長さんでございませんから、お尋ねするのは控えたいと思いますが、私の感想を申し上げますと、かつて私の所属しております地方行政委員会で、農薬のチップ剤をブドウ酒に入れて飲まして死亡させたという殺人事件がございました。そのことを問題にいたしました際にも、確かに薄ければ問題ないですよ、しかし濃いものを飲ませれば当然有毒である。……
○山口(鶴)委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党三党の御賛成を得まして、附帯決議を御提案申し上げたいと思います。 最初に、案文を朗読いたします。 原子力委員会設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、放射能対策を実施するにあたり、左の各項の実施を要望する。 一、放射能対策は、終局的には米・英・ソ等の核実験を停止せしめ、更に他の国が核実験を行なうことを防止することにあるをもって、原子力委員会も進んで適切な方針を樹立し、その措置につき遺憾なきを期すべきである。 二、放射能で汚染された水あるいは食品等が人体に及ぼす影響の調査並びに必要と認められる場合における対策……
○山口(鶴)委員 本日は科学技術週間のまん中の日でございまして、十六日から始まる一週間の科学技術週間の中心である本日、こうして民間におかれまして発明の仕事に尽力されておられる方々の御意見をお伺いできましたことを非常にうれしく思う次第であります。先ほど山田さんからお話もあったのでありますが、これから幾つか政府関係の方々及び参考人の方々にお尋ねをいたしたいと思うのであります。四月一日は普通うそを言ってもいいというふうにいわれておりますが、科学技術週間の中心の日でありますから、政府あるいは他の官庁等に若干差しつかえがありましても、思っておりますことを率直に言っていただいても本日は差しつかえないだろう……
○山口(鶴)委員 時間もあれですから、一言だけお聞きしたいと思います。 今、永田さんから南極観測の意義につきましていろいろ御説明をいただきまして、大へんありがとうございました。私も、過日南極観測の意義について当委員会で議論がありました際にも、やはりアメリカやソビエトというような、人工衛星を飛ばして宇宙観測に熱意のある国の方がむしろ南極における観測にも力を入れておる。やはり科学というものは、人工衛星を飛ばして直接いろいろのデータを集めることも必要であるけれども、同時に、南極というような特殊な地域において精密ないろいろな観測を地上においてやる、それが両々相待ってこの地球物理というものも進歩するの……
○山口(鶴)委員 原子力産業の赤字の問題に関連をいたしまして、また先ほどのことを蒸し返すようでございますが、お尋ねをいたしたいと思います。 原子力産業会議の事務局次長さんは、今赤字の原因といいますか、それについていろいろお話をされました。私どもも新聞でもって、原子力産業会議が出しました白書を読みまして、原子力産業が経済的に非常に苦境に立っているということを知ったわけです。一方でそういう原子力産業が赤字だという宣伝をいたしている中で、経済同友会の代表幹事でもあり、また三井物産の社長でもあり、また原子力産業グループの有力な責任的立場にあるお方でもある水上さんが、二十八日にわざわざ記者会見をされて……
○山口(鶴)委員 今回提案されました地方税法の改正について、おもな問題点を一、二お尋ねをいたしたいと思います。 まず第一番目といたしましては、税制調査会の答申を当局としてはどの程度尊重されたのか、この点をお尋ねいたしたいと思うのです。今回税制調査会は中央、地方の財源配分について、より抜本的な答申を出すのではないかと私ども期待をいたしておったのでありますが、その期待は非常に裏切られまして、この問題についてはきわめて不完全な答申しか出しておりません。われわれといたしましては、この問題については非常に遺憾に思うわけでありますが、ただ、今回の税制調査会の答申で、全国民に非常に歓迎をもって迎えられた事……
○山口(鶴)委員 引き続きまして、地方税の問題について幾つかお尋ねをいたしたいと思います。 今回入場譲与税が廃止になるわけでございますが、この点につきましては、過日も、門司委員から、入場税というものは、本来、地方の税金である、それを今回たばこ消費税の二%引き上げと所得税の道府県税への移譲、この二つの措置によって廃止をするということは全く筋が通らない、こういう御指摘があったわけでございます。その際、政府といたしましては、いや、この入場税というものは、これは斜陽税であって、将来伸びが乏しいのだ、これに対して所得税ないしたばこ消費税は、これは成長的な傾向があるのであって、かえってその方をとった方が……
○山口(鶴)委員 大蔵大臣がお見えでございますので、地方財政計画のうち特に都道府県が国庫補助金を受け入れることなく行なうところの単独事業の問題についてお尋ねいたしたいと思うのです。 今度の財政計画を拝見いたしますと、国のいわゆる投資的経費である公共事業費が二六%もはね上がりまして、その結果自治体が国庫補助金を受け入れまして行なうところのいわゆる公共事業費は約一千億円ふえたわけでありますが、自治体の単独事業は六百八十三億円しかふえておりません。そこで、公共事業費は相当ふえておりますけれども、現実に建設省なりその他の省が補助金として自治団体に流してくる場合のいわゆる単価というものが私は非常に問題……
○山口(鶴)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております地方税法の一部を改正する法律案につきまして、政府提出法案に反対をいたし、わが日本社会党提出にかかるところの地方税法の一部を改正する法律案に賛成の討論を行ないたいと思います。 まず、政府提出法案について指摘をいたさなければならない第一の点は、国税、地方税を通ずる国民税負担の割合の問題でございます。昭和三十七年度の税負担率は、実に二二・三%に達しておるわけでございまして、昭和三十五年度当初の二〇・五%、昭和三十六年度当初の二〇・七%をはるかに上回っておりまして、戦前の平均でありました一二・九%程度の税負担に比較をい……
○山口(鶴)委員 昭和三十七年度の地方財政計画について幾つかお尋ねをいたしたいと思います。 地方財政計画の策定方針を拝見をいたしたのでありますが、これを見ますると、昭和三十七年度においては、地方財政の自主性及び健全性を強化することにより、地方財政の基盤の充実をはかり、国と同一の基調により財政の弾力的運用に配意しつつ、立ちおくれた地方行政水準のすみやかな向上をはかり、地域格差の是正を行なうということを定めておるのでございまして、確かにこの策定方針は文章として拝見をいたしますと非常にりっぱに見えるのでありますが、はたして私は今回の昭和三十七年度の地方財政計画が、地方財政の自主性及び健全性を強化し……
○山口(鶴)委員 時間もだいぶ経過をいたしておりますので、手短かに要点だけをお尋ねいたしたいと思います。 まず前回の委員会におきまして、国が二七%ばかり公共投資をふやしていく、この公共投資が二七%もふえておるわけでありますが、はたして国が公共投資において補助金として見込んでおるこの見込みといいますか、単価、あるいはその算定の根拠、こういったものが妥当でないんじゃないか。もしそれが妥当でないといたしますならば、三分の二補助、三分の一当該自治体のいわば経費で資金を充当して、事業を進めるという形に形式はなっておっても、現実には地方自治団体では、二分の一以上のものは、純県費なり市町村費を充当しなけれ……
○山口(鶴)委員 社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました地方交付税法の一部を改正する等の法律案に反対の意見を申し上げたいと思います。 今回、〇・三%の臨時地方特別交付金を廃止をし、二八・九%の交付税率といたしたわけでございますが、しかしこれによって交付税が地方自治団体に幾ら配分せられるかと申しますと、国税三税の二八・九%に加え精算分百七十三億円、繰越分八十九億円を合計いたしましても、四千五百八十一億円にすぎないわけでございます。そしてこの四千五百八十一億円を地方自治団体に交付いたしますために、単位費用につきまして若干の引き上げを行なっているわけでございます。 内容といたしまして……
○山口(鶴)委員 きわめて簡単に二、三の問題につきましてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、まず第一は、公社等に対する地方公共団体の規制に関する改正の問題でありますが、今回の改正によりまして、地方自治団体が出資をし、債務の保証をなし、損失の補償を行なっている法人で政令で定めるものについては、当該地方公共団体が報告を徴し、調査を行ない、監査をさせ、必要な措置を講ずるように求めることができるというような点が主たる改正のようでありますが、調査室からいただきました資料によりますと、地方公共団体が、たとえば観光公社でありますとか、いろいろな形において公社をたくさん作る、これに該当いたしますような団体……
○山口(鶴)委員 伊藤委員がお尋ねいたしました点は私もお尋ねしてみたいと思っていた点でありますが、自治省並びに大蔵省におきましても責任者の方がお見えでございませんので、お尋ねをいたすのに非常に差しつかえるわけでありますが、基本的な最終的なお答えというものはあとに保留いたしまして、主として事務的な面をそれではお尋ねしてみたいと思います。 まず第一は、今回従来の恩給制度あるいはその他の制度を廃止いたしまして、共済組合一本によって、もちろんこの共済組合は七つの種類に分かれていたわけでありますが、とにもかくにも地方公務員共済組合法案という一つの法律によってこの性格を規定をして、そして退職年金の制度を……
○山口(鶴)委員 参考人の方々に、二、三簡単にお尋ねをいたしてみたいと思うのであります。 まず社会福祉審議会委員をなされております大野木さんにお尋ねをいたしたいと思います。先ほどのお話をお伺いいたしたのでありますが、その中で次のようなことをお述べになっておられますね。それは、今回の給付内容については従前よりよくなっており、一応既得権、期待権も配慮いたしておる。私どもとしては十分に期待権、既得権が確保されておるとは思っておりませんけれども、しかし一応はそういうことは配慮しておる。従って問題はその掛金に問題があるのだけれども、これは保険数理上の計算で出たものであって、ある程度増額されることはやむ……
○山口(鶴)委員 時間がなくなっておりますので、まくら言葉は一切抜きにいたしまして、質問だけを申し上げますので、一つ明確にお答えをいただきたいと思います。 大屋さん、石原さんから、いろいろそれぞれのお立場でのお考え方が述べられたのでありますが、先ほど石川委員からこの安全性の問題についてお話しがありました。これについて、将来はいろいろ検討されておるようですが、今のところは明確なものはございません。大屋さんのお話でございましたか、現在の国家賠償法を改正して民間の責任限度をきめてもらいたいという御希望がございました。この点は、現在の法律では青天井の賠償が規定をされておるわけで、これに対して、民間企……
○山口(鶴)委員 二つばかり簡単にお尋ねしたいと思うのです。 まず第一は、原研の当事者が中労委のあっせん案とか、あるいは理事長の諮問機関としておつくりになられました予防補償委員会ですか、そういったいろいろな機関をどうお考えになっておりますか、この点お尋ねいたしたいのであります。理事長さんの先ほどのお話では、とにかく原子力関係の労使問題というのは、前例がなくて、これから新しい問題として一々判断をしていかなければならぬ問題だ、こういうことを言われました。確かに私はその通りだと思うのです。そういった前例のない新しい問題を解決していくということになりますならば、私は、当然原子力関係の知識、学識を十分……
○山口(鶴)委員 阪神の広域都市並びに岡山県の県南地域を視察をいたしまして、ただいま高田委員さんの方から全般的な御報告がありましたけれども、それと関連をいたしまして一、二お尋ねをいたしてみたいと思うわけです。 まず第一は、水島の、いわゆる岡山の県南地域の問題でありますが、私あちらへ参りまして、岡山県の三木知事が非常に苦心をせられましていろいろな構想をお立てになり、百万都市建設に向かっていろいろ努力をいたしておる姿を拝見いたして参りました。そこで私といたしましては、新産業都市建設法を受け入れ、そうしてこの地域に対する開発計画を促進するという場合に、現在の二十幾つに分かれた市町村ばらばらの姿では……
○山口(鶴)委員 給与改定に伴う基準財政需要額算定の基礎資料の御答弁が明確にならないことは、非常に残念だと思いますから、これは一つ早急に出していただくことにしまして、二、三の点をお尋ねいたしたいと思います。 この法律案提案の説明を拝見いたしますと、次のようなことが述べられているわけであります。それは、「なお、本年十月から実施を予定いたしておりました地方公務員の退職年金制度は、関係法律の成立時期の関係でこの十二月から発足いたしましたため、財源計算に若干の異動を生じて参りましたので、今回の単位費用の改定に当っては、この点をも勘案いたしております。この結果、基準財政需要額はすでに決定した額よりも総……
○山口(鶴)委員 ただいま答弁を聞いておりますと、外務省の安全保障課長は、全くものの見方が楽天的でありまして、すべてアメリカに対して信頼をする、こういう立場で答弁をなさっておられます。 そこで、私は、岡先生が質問された点に重複をしては恐縮でありますから、違った角度からお尋ねをしたいと思うのであります。ただいまの御答弁を聞いておりますと、核兵器の問題は別として、少なくとも原子力潜水艦の寄港に関する限りは、これは絶対に安全である、こういう立場を言い切っておられるわけであります。ところが、課長さんも御存じだろうと思いますけれども、あなた方の同じ外務省の、しかも駐英大使という責任ある方が、原子力潜水……
○山口(鶴)委員 お忙しそうですから、関連してお尋ねいたします。 結局問題は、寄港するのはノーテラスとは限っていないんですね、新聞に発表されたものを見ましても。結局スレッシヤー型も含むポラリス以外の原子力潜水艦の寄港問題が、一九六一年のラスク・小坂会談でも問題になり、今回もポラリス以外の原子力潜水艦の寄港が問題になっているわけです。ということになれば、当然スレッシャー型が入るわけですね。そういたしますと、このスレッシャー型に、岡委員が再三お尋ねをいたしましたサブロックがつけられて、しかも、実際に発射実験をされたのが一九六二年の春でございます。そういたしますと、すでに一年近くも時間が経過をいた……
○山口(鶴)委員 防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。予算委員会の分科会におきましてお尋ねいたした問題でございますけれども、かつて防衛庁長官は記者会見におきまして、中国が近く核実験を行なうであろう、これに関連をいたしまして、日本の科学が中国よりもはるかにすぐれている、中国の核実験により日本国民が心理的にも圧迫をされることのないように、日本政府が原子力船の建設に踏み切ったことは非常に好ましい、こういう言明をいたしたことを取り上げまして、長官の真意をお尋ねいたしたのであります。長官は、私としては中国の核実験という事態に対して原子力商船の開発は好ましいことだ、こういう見解を持っておる、こういう……
○山口(鶴)委員 岡委員のほうから全般的なお話があったかと思いますので、具体的な問題につきまして一、二お尋ねをいたしたいと思います。 この大気汚染の問題は、一つは既成都市のいわゆる過大都市といいますか、そこの問題であり、さらに最近は、その対策として打ち出されております新産業都市、ここにおいてすら問題になっているというところに、私は一つの注目すべき問題があろうかと思うのであります。過大都市の分散等の問題につきましては、たぶん岡委員のほうからお話があったかと思いますので、最初に、現在新たに建設されつつある新産業都市においてすら大気汚染の問題が非常に住民に被害を与えている、このことについて一、二お……
○山口(鶴)委員 ただいま佐々木委員から説明のございました三党共同提案にかかわるところの公害防止の促進に関する決議案につきまして、賛成の討論を申し上げたいと思います。 最近の科学技術の進歩、さらには産業経済の非常な伸展によりまして、従来四大工業地帯といわれました既成の工業地帯はもちろん、現在新しく新産業都市として発展の途上にありますところの四日市あるいは水島その他のコンビナート地帯におきましても、公害の状況というものが非常に顕著になってまいっておるのが現状だと思います。 内容といたしましては、スモッグもございます。あるいは地下水のくみ上げによる地盤沈下の問題もございます。さらには工場等が排……
○山口(鶴)委員 関連してお尋ねをいたしたいと思います。 二十二日の降ひょうの被害は、農林水産委員会なり、あるいは当委員会等でいろいろ御指摘があったわけですか、このひょうの被害というのは、本年の天候が非常に異常であった一つのあらわれだと思うのですが、同じような天候の不順の現象によりまして、五月の二十六日の早朝でありますが、群馬県あるいは栃木県、ちょうど降ひょうのございましたほぼ同じような地域でございますが、その山間地におきまして相当の霜がおりたわけであります。群馬県におきまして県当局が調査いたしたところによりますと、山間地でありますから、春蚕の掃き立て前あるいは直後という時期でありましたため……
○山口(鶴)委員 関連して長官にお尋ねをしたいと思うのですが、実は私も先週宮城県に参りまして、仙台の町に汽車からおりたのでありますが、県庁まで参りますと、県庁に公明選挙をいたしましょうというような幕が張ってあります。公明選挙についてはそういう幕が張ってあるだけでありまして、現実には特定候補の名前を書いたものが、無慮十万近く県下にばらまかれておる状況を拝見をいたしまして、常識を持った一人の人間として、非常に奇異に感じたわけであります。 そこでお尋ねをいたしたいと思うのですが、今太田委員と宮地さんの問答をいろいろ聞いておりますと、要は四百七十万に近い公費を使って名前入りの手ぬぐい、タオルあるいは……
○山口(鶴)委員 十二月の臨時国会におきまして、第一次補正予算に伴いますところの交付税交付金の第一次補正がございました。このときにいろいろとお尋ねをしたのでありますが、当時は、給与改定に伴うところの基準財政需要の伸びに対して充当する経費が提案せられたわけでありますが、たしかあのときの交付税額の伸びでは、給与改定を完全に実施するに足るところの財源には非常に不足をしておったと記憶をいたすのでありますが、その際、奧野財政局長にお尋ねをいたしましたら、これは第二次補正に期待をされるのだというお答えでございました。で、第二次補正においては、毎年とったような、明年度へ繰り越すようなことはしないのかと聞いた……
○山口(鶴)委員 ちょっと、今お話を聞いておったのですが、通産省には工業技術院もございましょう。ですから何か会社からデータを出させて、それでもって学者の方々なんかを網羅した、技術団か何か知りませんが、御意見を聞いてどうこうするというのじゃなしに、車両の重要部分については、通産省でも運輸省でもいいかと思うのですけれども、やはり官庁として独自の強度試験をきちっとやるくらいの考えを持ってもいいと私は思うのですけれども、そういうことは考えていないのですか。
【次の発言】 先ほどは何かデータを出させて以ているというようなお話だったのですが、そうすると、現実に車両の主要な部分については、張力の試験もやる、……
○山口(鶴)委員 関連して。今のお話は、公営企業に対して、税金である一般会計がどの程度公益性という面から出資なり補助金を出していくか、その限界は一体どういうことかということが問題ではないかと思いますが、私は角度をかえて、一つ別のことを聞いていきたい。工業用水、これも地方公営企業の対象になっていますね。ところが工業用水につきましては、通産省の方から補助金が出ます。ところがこれに対して、いわば企業の採算性というようなことから、通産省が自治省の方とは関係なしに、というとしかられましょうが、自治省の立場をある程度無視いたしまして、トン当りの価格を安く抑える必要がある。それを抑えるところまで自治体が補助……
○山口(鶴)委員 今回、地方財政法の一部を改正する法律案を提案せられまして、特に、財政秩序を乱す、または住民に負担を転嫁する、こういう問題につきまして、一番非難の多かった県立高等学校の問題について、一応禁止規定を提案せられましたことにつきましては、時期的におそかったというきらいはありますけれども、まあ、けっこうなことだと思います。私ども社会党としましても、税外負担解消の問題、住民負担の軽減の問題は、かねがね主張いたしておったところでございまして、この観点からいたしますと、一歩前進であることはけっこうであると思います。ただ問題は、いまお二人の方から質疑等もございましたが、本来であれば当然地方財政……
○山口(鶴)委員 一点お尋ねしたいと思うのですが、先ほどの川村委員の質問に対するところのお二人の次官の御答弁でございますけれども、行政管理庁の勧告、報告について、文部政務次官が全然それは知らぬ、見たこともない。そういうきわめて人ごとのような言い方をされておるのでございますが、私非常に遺憾だと思うのであります。次官といたしまして、詳細に目を通すいとまがなかったということは、これはもちろん事情としてあろうと思いますけれども、しかし少なくとも税外負掛の問題がいま大きな問題になり、しかも国会に地方財政法の一部改正というものを提案しようという時期、しかも国立高専の問題については、国会でも幾たびか議論にな……
○山口(鶴)委員 ただいま御提案をいただきました地方自治法の一部を改正する法律案につきまして、おもな考え方の点だけ簡単に御質問をいたしてみたいと思います。 まず第一に、この財務会計制度の問題でありますが、確かに従来の地方自治団体の財務会計制度におきまして改善をすべき問題が幾多ありますることは、私もかつて地方議会におりました経験に徴しましていろいろ感ずるところがあるわけでありますけれども、今回の法律案改正の趣旨といたしましては、さきに答申をせられました地方財務会計制度調査会の答申、これをもとにいたしまして今回の改正案をおつくりになっておられると思うわけでありますが、その中で、特に答申に触れてお……
○山口(鶴)委員 どうもいまの御答弁を聞いておりますと、いままですら軽視されておりました公聴会の制度が、いわば議会の意思によって決定されるといいましても、いままで守られておらなかったのですから、しなければいかぬという規定をはずせば、ますます公聴会というものが持たれにくくなり、現実的に有名無実になっていくということは十分懸念されると思うわけであります。それと関連いたしましてお伺いいたしたいと思うのですが、何か今回の改正が議会のコントロールというものを非常に少なくしていくという点に懸念があるわけでありますが、同じ意味で前回もお伺いをいたしたのでありますが、地方自治法の九十六条及び二百四十二条の規定……
○山口(鶴)委員 幾つかの問題をきわめて手短に御質問いたしますから、歯切れのいい御答弁を佐久間さんにお願いいたしたいと思います。
まず第一は、この前お尋ねをいたしました金融機関の問題でありますが、これにつきましては、従来は法律に定めがございませんで、施行令でもっていろいろ規定をいたしておったようであります。そこでお尋ねをいたしますが、施行令の百六十四条、これの行政実例を見ますと、金庫は二カ所以上設置することができない、こうあるのですが、数学の常識から言いますと、二カ所はいいと思うのですが、これはどういうことですか。
【次の発言】 それでしたら、一に限ると、こう実例で書いておいていただけば間違……
○山口(鶴)委員 関連して。一部事務組合でもそういうところがあるというわけですね。今度の事業団の二百九十九条、規約を見ますと、「事業団の職員の身分取扱いに関する事項」というのがあるわけです。それを受けまして三百四条では「理事長は、事業団を代表し、その事務を総理する。」理事は云々、とこうあるわけですから、当然その事業団の理事あるいは理事長というものは、その事業団に送致されるところの職員の身分取り扱いについて権限を持っておるわけでしょう。とすれば、事業団に所属しておる人たちは、当然本給等はいままでの出向される前のものを継続することはけっこうだと思うのでありますが、現実的には新しい事業団という職場に……
○山口(鶴)委員 地方行政連絡会議法案について二、三お尋ねをいたしたいと思うのですが、すでにこの法案につきましては、自民党、社会党、各党の委員の方から、いろいろな観点から御質問があったわけでございまして、あまりこまかなことを重複してお尋ねいたすことも恐縮だと思いますから、きわめて簡単に、幾つかの問題をお尋ねしてみたいと思います。 まず、この法律案の提案理由を拝見をいたしますと、今日、社会経済の進展に伴う地域社会の広域化に相応し、地方行政においても、都道府県の区域を越えて広域的に処理すべき問題が増加をしておる。したがって、広域にわたる行政が総合的にかつ、円滑に実施されるようにこのような連絡協調……
○山口(鶴)委員 関連。野本法務政務次官と刑事局長のお二人に聞いてみたいと思うのですが、先ほど阪上委員、ただいまは松井委員から国政調査権の問題と司法権との関係に触れましていろいろお尋ねがございました。私はこういう方面についてはしろうとでございますが、しかし私ども考えまして、確かに国会議員の問題についてお尋ねをする問題が、司法権の問題を微妙な関係にあるということはわかります。しかし、それではなぜ私どもがこのような問題を問題にするのかということを、私はお二人に静かに考えていただきたいと思う。それはかってこの問題が問題になりました際は、嶋中事件あるいは浅沼事件に関連いたしました右翼テロに関する問題で……
○山口(鶴)委員 ただいまお二人からいろいろ質問がありまして、大臣のお答えがございましたが、地方にいる一般の父兄の気持というものを大臣はどうもわかっていないような気がするのです。先ほど村山さんが数字をあげましたけれども、公立高校の全日制の募集人員が九十万ですね。これに対して、報道機関等の調査したところによりますと、全日制高校の希望者の数が百三十万ないしは百三十五万人くらいに達している。それだけを計算いたしますと、競争率でいえば当然一・四倍ないしは一・五倍に近づいているわけです。私も最近宮城県その他の県へいろいろ行って参りました。宮城県のごときはちょうどこれと同じようなわけで、公立高校の全日制に……
○山口(鶴)委員 宗教法人の関係につきまして簡単にお尋ねいたしたいと思うのですが、宗教につきましては、それぞれ宗教法人法に基づきまして所定の手続をいたしまして、文部省のいわば認可を得るわけだと思いますけれども、たとえば仏教に各宗派がございますね、曹洞宗とか黄檗宗とか真言宗とかありますが、そういった各宗派のいわゆる本山といいますか、教団という格好になるのですか、これの宗則というようなものは、宗教法人法にのっとりまして、文部省の認可を受けるという形になっておるわけでございますか。
【次の発言】 宗教法人につきましては、国なりあるいは都道府県というような行政庁がその内容にあまり立ち入ることはよろしく……
○山口(鶴)委員 ただいま阿部委員のほうから、土地収用法をめぐりまして公権力が強化されるのじゃないかという点につきまして、いろいろと議論があったわけであります。 大臣も言われたのでありますが、ごね得をなくする、しかし私は、たとえばダムが設置をされる、そうして数多くの水没者が出る。これらの人たちは決してごねようと思って反対をしているのじゃないと思うのです。要は今度の改正法ないしは土地収用法、公共用地の取得に関する特別措置法を通じて、欠陥であると思われる、いわば生活補償なり生活再建対策なりこういったものがないところに、結局水没をするなりあるいはその起業によって土地が収用される人たちの反対運動の起……
○山口(鶴)委員 提出者の方々が非常な御苦労をいたしまして、今回のこの法律案を提案されましたことに対しまして、心から敬意を表したいと思います。 たまたま私の所属しております地方行政委員会におきましては、道交法の一部改正に対して審議をいたしておるわけであります。今回、道交法の改正にあたりまして、運転者の処罰等に対して相当きびしい改正案が提案をされておるわけでありますが、現在の交通地獄を解消するために、一方において、運転者の方々に対して強い規制を加えることも、あるいはやむを得ない点もあろうかと思いますけれども、運転者の人たちに規制を加えるだけでは問題は解決しないと思います。要は、交通安全施設、車……
○山口(鶴)委員 地方税について幾つか御質問をいたしたいと思います。 第十一次地方制度調査会が、地方税に対して二項目にわたりまして答申を出しております文書を拝見いたしました。第一は、道路整備に関連いたしまして、道路財源をもっと地方に充実すべきであるということをうたっているわけであります。そこで、第五次道路整備五カ年計画、当初七兆三千億ぐらいの要求だったそうですが、現実に策定されたのは六兆六千億、しかし、その中で、どういうわけか知りませんが、地方の単独事業費だけは、当初の要求が一兆九百億円だったのが一兆一千億に伸びている。当初要求よりも策定された単独事業の経費が上回っているのですから、当然それ……
○山口(鶴)委員 本日は蓑輪道路局長がお見えのようでありますから、まずお尋ねをいたしたいと思います。道路整備五カ年計画でありますが、当初の要求は七兆三千億でございましたが、計画策定の数字は六兆六千億というようなことで固まったようであります。その中で地方の単独事業だけは、当初の要求額が一兆九百億円であったのに、六兆六千億に総ワクが減った中で、地方単独事業費のみは一兆一千億という形で、いわば上積みされた形でワクがきまったということをお伺いしているんですが、その間の事情は一体どういうことなんでしょうか。常識的に考えますと、全体の大ワクが一割以上小さくなったわけですから、当然地方単独事業費についても減……
○山口(鶴)委員 地方自治に対する考え方並びに地方財政に対する考え方等、大臣の所信表明があったわけでありまするが、残念ながら本日大臣がお見えでありません。したがいまして、政務次官あるいは政府委員の方々に幾つかの問題をお尋ねしたいと思います。 お尋ねをする前に、昨日委員会の論議を拝聴いたしておったわけでありますが、特に政務次官の御答弁に対しては非常に敬意を表しました。たとえば、地方税の均等割りは将来廃止をしたい、こういうきわめて大胆勇敢で、しかもまたきわめて進歩的な御意見をお述べになったわけであります。ところが、そのあとが悪かったわけでありまして、税務局長がことしは上げないが、将来は上げたいと……
○山口(鶴)委員 過日当委員会におきまして参考人の方々に来ていただきまして、全国知事会、市長会、町村会、さらには学識経験者の方々から非常に貴重な御意見を拝聴する機会を得ました。現在日本の地方財政はいろいろな面で困難に直面しているわけでありますが、参考人の方々が一致して強調せられました点は、今年度の措置もそうでありますが、臨時的措置の繰り返しが今日のような地方財政の危機を招いているのではないかという点、さらにはシャウプ勧告以来、さらには神戸委員会等を設置いたしまして、国と地方との事務配分、さらには財源配分の問題について、当時、非常に画期的な意見を出したにかかわらず、その後の推移というものは、当初……
○山口(鶴)委員 きょうは大臣お見えになりませんから、事務的な問題を二、三お尋ねしたいと思います。 先日の当委員会におきまして、この標準団体が府県の場合は人口百七十万、市町村の場合は人口十万、この二つのものさしで単位費用の測定等をやっておりますことについては、実情から非常に離れるのじゃないか、こういう点をお尋ねいたしたのであります。ところで、標準団体におきましても、職員の定数につきましては実態と非常にかけ離れているのではないか、そういう感じを強くいたすわけであります。たとえば府県におきまして、標準団体におけるこの職員実態が四千四百二十二人でありますのに、交付税でもって見ております人員は三千八……
○山口(鶴)委員 大臣も政務次官もお見えでないようでありますが、そのうち次官のほうはお見えだそうでありますから、まず短期給付についてお尋ねをいたしたいと思います。 行政局長にお尋ねをしたいと思うのですが、共済組合の短期給付に関連をいたします制度というのは、他に幾つかあると思います。比較的類似をしておりますものとしては、組合管掌の健康保険、さらには政府管掌の健康保険、そのほか国民健康保険とかあるいは船員保険等ありますが、この公務員共済組合の短期給付というものは、一体他のいずれの保険に制度上類似をしているとお考えでありますか、その点をまずひとつお伺いしたいと思います。
○山口(鶴)委員 昨日に引き続きまして、幾つかの点につきましてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、財源率の問題でありますが、昨日、今回の提案されております法律改正に基づきまして、追加費用で本来見るべきものに対して見ないことに関連をいたしまして、共済組合の長期給付の会計に穴があくのではないかという点を指摘をいたしました。また、給与改定に伴う給与の変動についても、今回の財源率にはその要素は含まれていないわけでありまして、こういう点に対する措置を行なわない、国庫負担の導入というものを行なわなければ、これまた長期給付の会計に大きな穴があくという点を指摘をいたしたわけであります。 そこで今度は、違……
○山口(鶴)議員 私は、提案者を代表し、ただいま議題となりました地方財政法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 御承知のように、地方財政は、昭和四十年度以降の公債発行政策によって、従来の国と地方間の財源比率がくずれ、地方財政はより深刻な危機に直面しております。また、国と地方間の行政や財政の乱れはひどく、国は不十分な財源措置で事業計画を地方に押しつけ、補助金、助成金も単価が低く、当然国が行なうものまで、負担を地方に強制しているありさまであります。したがって、それに伴い、都道府県と市町村間、または地方公共団体と住民間の財政秩序は法令に基づかない寄付金、負担金あるいはい……
○山口(鶴)委員 すでに道公法につきましては、同僚の各委員の方々から各面にわたりまして質疑が行なわれたわけでございまして、私は重複を避けまして数点につきましてお尋ねをいたしたいと存じます。 昭和三十五年道交法が制定をせられました際の当委員会の附帯決議を拝見いたしたわけでありますが、総合的な道路交通行政の実現を期するために、関連する行政の調整のため内閣に強力な機関を設置することがうたわれておるわけであります。それによりまして政府は、昭和三十年に交通事故防止対策本部を設置いたしておりましたが、この附帯決議を受けまして交通対策本部を昭和三十五年の十二月に設置をいたしまして、さらにその後臨時交通関係……
○山口(鶴)委員 まずお伺いをいたしますが、地方公務員災害補償法案でありますが、従来まではこの法律がございませんので、地方公務員の災害補償につきましては労働基準法、労働者災害補償保険法、この二つの法律、さらには地方公務員法、地方公営企業法に基づきますところの交渉なり、あるいは条例なり、こういうもので解決をしてきたと、かように存ずるわけであります。そのような従来の経過からまいりますと、この地方公務員災害補償法は、当然労働基準法並びに労働者災害補償保険法の趣旨にのっとって規定されるべきもの、かように考えるわけでありますが、この点はいかがでございましょうか。行政局長にお尋ねいたします。
○山口(鶴)委員 たいへん時間も経過しましたので、簡単にお尋ねをいたしますから、簡単明瞭にお答えを願いたいと思います。 最初に、この住民基本台帳と自衛隊の適格者名簿、これの関係についていろいろお尋ねがありました。まず、防衛庁のほうにお尋ねしようと思うのですが、地方財政法の十二条というのがございました。この防衛庁に関する経費は、一切これは国が持つということが規定されているわけですね。で、この地方自治法の別表によりまして、都道府県や市町村に対して自衛官募集に関する事務の一部を委任するということが規定されておりますが、その委任されております一部、それについては、全部防衛庁が持たねばならぬという地方……
○山口(鶴)委員 時間があれですから、自席から質問させていただきます。 大臣、いま給与改定の問題について、一歩前進、二歩前進というふうなことを言われましたか、昨年はこの給与改定の閣議決定の段階で、自治大臣が地方財源を苦にいたしまして一番渋い態度を示されたと私ども聞いておるわけでありまして、ことしは、先ほどのお答えがございましたから、昨年のようなことはないものと信じました上で、二つばかりお尋ねをいたしたいと思うのです。 昨年、六・九%の給与改定がございました。しかし、現実には実施の時期がずらされましたので、これは年間に引き直しますと、せいぜい四%くらいにしかなっておりませんね。ところが昨年は……
○山口(鶴)委員 いま群馬で問題になっております。宝酒造がビール部門を廃止いたしましたことに関連いたしまして、群馬県内でホップを栽培しておりました農民の人たちに対して、従来契約栽培の契約をやっておりました宝酒造が契約を破棄するというような事態が起きたわけでありますが、これに関連をいたしまして、大蔵並びに農林省当局のほうに若干のお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。 まず最初に、国税庁の間税部長がお見えでございますので、お尋ねいたしたいと思います。 本年の四月八日、宝酒造がビール部門の製造を中止いたしまして、京都の本社並びにビール工場を麒麟麦酒側に譲渡をする、この場合、群馬県内にございま……
○山口(鶴)委員 すでに同僚の中谷委員から、具体的な問題に触れて質問がございましたので、私はきわめて簡単に、一、二の問題について事実を明らかにすると同時に、質問をいたしたいと思うのです。 まず第一の問題は、先ほど与党の委員からいろいろな面からの御指摘がございました。拝聴いたしておったわけでありますが、やや誤解があるやに見える点がありますので、その点を私ども社会党として明らかにしておきたいと思うのであります。 それは、新聞記事を例に引かれたのではないかと思いますが、ある党はかかる学生諸君の行き過ぎに対して、さらに一言も批判をしていないではないかというような御指摘がございました。もしかりにその……
○山口(鶴)委員 国家公安委員長の報告に関連して、この問題に限定して一、二お尋ねをいたしたいと思います。 実は、当地方行政委員会は、過般の羽田事件に関連いたしまして、この問題について議論をいたしました。その際、私も国家公安委員長に要請いたしたのであります。また、同僚の門司委員もこの点について質問をいたしました。問題は、あの南ベトナム訪問、国民大多数が反対をいたしている南ベトナム訪問に対して、佐藤総理がこれを強行したというところにこの事件の背景があるんじゃないか。これに対して国家公安委員長はどう思うかという門司委員の質問に対して、国家公安委員長は、この点についてはもっとやり方があったのではない……
○山口(鶴)委員 最近の新聞あるいは週刊誌、テレビ等を拝見をいたしますと、財政硬直化の問題が非常にしばしば報道されているわけであります。これと関連をいたしまして、何か財政硬直化の主たる原因が、地方財政、特に地方交付税交付金が非常にふえることがその財政硬直化の主たる原因であるかのごとき報道がなされておることについて、私は非常に残念に思う次第であります。九月には大蔵省の主計当局が試算をいたしました数字というのを出したようでありますが、これによりますと、明年度の交付税交付金が二千四百億円ほど増加をする、この見込まれます税収の率から申しますと、三・一%ほどこれが食われてしまう、こういうことがいわれてお……
○山口(鶴)委員 まず細田政務次官にお尋ねしたいと思うのですが、地方財政法第七条、これをどうお考えでありますか。まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 ここにはいわゆる地方財政計画、その歳入の見込み額、それから使用料、手数料、起債額、国庫支出金、雑収入、こういうものが一体どう変わるか。それからまた、歳出についても、種目ごとにどのように変動があるかという計画を作成して、これを国会に提出すると書いてあるでしょう。といたしますと、確かに私どもは、昭和四十二年度当初のこの見込み額、こういうものは提出をいただきまして拝見をいたしました。今回補正予算を組んで、いま古屋委員のお尋ねにもありましたように、当然……
○山口(鶴)委員 一昨日の委員会で資料の要求をいたしておいたわけでありますが、本日参りましたら、手元に一応お願いいたしました関係の資料が参っておりますが、ただ、私は、これでは不備ではないかと思うのであります。いただきました「昭和四十二年度地方財政措置」を見ますと、交付税の増七百四十九億に対して給与改定に必要な経費、それから交通安全対策に必要な経費、調整もどし、それからマイナスの要因としまして、基準財政収入の増、それから節減等、こういうものが一応表となっていただいたわけでありますが、これだけでは、当初いただきました昭和四十二年度の地方財政計画の補正と申しますか、そういった資料としてはたいへん不備……
○山口(鶴)委員 いまむち打ち症対策の問題につきましては国民の関心もきわめて重大であります。この問題に関連をいたしまして時間もありませんからごく簡単にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、交通対策本部のほうで作成をした資料だと思いますが、交通安全対策あるいは損害賠償等の国の援助等に対する資料をいただきました。この昭和三十八年、三十九年、四十年の統計資料を見ますと、交通事故件数に対しまして、いわば損害賠償に対する司法手続、訴訟事件件数というものが、非常に少ない。昭和四十年の資料によりますと、〇・七九%しか訴訟事件に持ち込まれていない。したがって、大部分がいわゆる示談という形で処理されている、か……
○山口(鶴)委員 当社会労働委員会は、社会保障全般に関する議論を大いに展開をいただいている委員会でありますから、この社会労働委員会に参りまして、社会保障制度審議会、この問題に関連いたしましてお尋ねをいたしたいと思うわけであります。 田中総務長官がお見えでありますからお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、私は、去る四月二十五日、本会議におきまして、政府提出の地方公務員法の一部改正案、世にいうところの地方公務員の定年制法案に関しまして質疑をいたしました。その際、田中総務長官に社会保障制度審議会の答申に関連いたしましてお尋ねをいたしたのでありますが、その際、田中総務長官は次のように答えておられる……
○山口(鶴)議員 私は、提案者を代表し、ただいま議題となりました地方財政法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 御承知のように、地方財政は、昭和四十年度以降の公債発行政策によって、従来の国と地方間の財源比率がくずれ、地方財政はより深刻な危機に直面しております。また、国と地方間の行政や財政の乱れはひどく、国は不十分な財源措置で事業計画を地方に押しつけ、補助金、助成金も単価が低く、当然国が行なうものまで負担を地方に強制しているありさまであります。したがって、それに伴い、都道府県と市町村間、または地方公共団体と住民間の財政秩序は法令に基づかない寄付金、負担金あるいはいわ……
○山口(鶴)委員 過般当委員会で自治大臣兼国家公安委員長が所信の表明をされました。私も当日拝聴いたしました。また、文書でその所信表明をよく読ましていただきました。各般の問題についてお触れになっておられるわけでありますが、その所信表明でお述べになりました自治大臣並びに国家公安委員長の考え方につきまして、幾つかの問題をお尋ねをいたしておきたいと思います。 まず、地方自治に対する自治大臣としてのお考えでありますが、「地方自治の伸展と国民福祉の向上に万全を期してまいる所存であります。」と述べておられます。きわめて簡単なおことばでありますが、憲法にも、地方自治の本旨にのっとって地方自治が行なわれるとい……
○山口(鶴)委員 ただいま太田委員から中小企業に対する配慮が足りないじゃないかという自動車取得税に関連しての議論がございました。 そこで私は、まずその点からお尋ねしたいと思うのですが、今回の税制の簡素化を拝見いたしますと、十五条の四の二ですか、分割法人が法人税の更正に伴い住民税または事業税の修正申告を提出した場合において、その修正申告により納付する税額が一定金額以下の額であるときは、次の納付期限までその徴収を猶予するものとするという規定がございます。ところが、分割法人というのは、いわゆる大法人です。したがって、大法人に対してこういう特例を認めておいて、一般の小規模な県内法人に対しては一カ月以……
○山口(鶴)委員 簡潔にお尋ねしますから、御答弁のほうもひとつ要点をついて簡潔にいただきたいと思います。
前回の委員会でお尋ねをいたした問題ですが、地方税法の三百五十条の改正、わざわざ自治省設置法まで改正する内容を含んでいるわけでありますが、これはどうでしょうか。先般の委員会で二十七団体の状況について資料をお求めしておいたのですが、ございますか。
【次の発言】 少なくとも、この固定資産税については、制限税率が二二%というのがあるわけですね。ですから税の税率がございますものに対して、わざわざ一・七%という線を引いて、そして自治大臣が指示をする必要は、私はないのじゃないかと思うのですが、いかがで……
○山口(鶴)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、内閣提出地方税法の一部を改正する法律案並びに自民党提出による修正案に反対をいたすものであります。以下私どもの態度について申し上げます。 まず、昭和四十三年度の税制改正の特徴は、財政の硬直化を口実とし、実質減税ゼロであるどころか、大衆、特に低所得者層への増税であることは明らかであります。すなわち、国税の減税一千五十億円を酒、たばこ、物品税の増税に求め、地方税では第五十五特別国会での附帯決議に基づき、やっと五人世帯給与所得者の課税最低限を五十三万円に引き上げたものの、他方、自動車取得税の創設をはかるなど大衆課税の増税を行なっておるのであります。……
○山口(鶴)委員 関連ですから簡単にお尋ねしたいと思います。 まず、岡山県知事さんにお尋ねしたいと思うのですが、ただいま山本委員のお尋ねの中で、地方事務官の問題をちょっと触れられましたが、私は、少なくとも知事会の代表でおいでいただきます方に一番期待いたしましたのは、五%人員云々というようなこともありましたが、そういうことではなしに、二十二年間、長い間懸案になっております地方事務官の制度に対して、知事会としても相当長い間運動もしてこられたでしょうし、はっきりした見解をお持ちだと思うのです。もう少し冒頭からこのお話はあってしかるべきだったのではないかと思うのでありますが、この地方事務官制度に対す……
○山口(鶴)委員 まず、大臣がおられますから、大臣の都合もあるでしょうから大臣にお尋ねいたします。
今回恩給法の改正がございまして、いわゆる満州から日本に参りました人たちに対して、恩給の期間通算をするという修正がなされました。地方公務員等共済組合につきましても、当然この措置は恩給法の改正に準じて行なわれるべきものと思いますが、大臣の御所見をまず承りたいと思います。
【次の発言】 大臣の明快な答弁をいただきましたから、その点は了承いたします。
現在地方公務員等共済組合法の審議が行なわれておりますから、いまの大臣の御意見はわかりました。当然その御意見を反映して、今国会においてこの問題は処理すべ……
○山口(鶴)委員 私は、このことは非常に重大だと思うのです。先ほど細谷委員も指摘されましたが、今村という文部省の前地方課長、当時は文部省の審議官だったそうでありますが、これが文部省が関係しております教育委員会月報の予定原稿を抜き書きいたしまして、これを六千部ばかり全国にばらまいた。その中に、教育公務員特例法に反対する者は、通常な読書力を欠くとか、あるいは精神鑑定医に回す必要があるというような文章を書きまして、そしてこれが文教委員会で問題になり、文教委員会はこのために約一週間審議がストップをいたしまして、当人であります今村審議官は頭をすって坊主になって、そうして大臣が、それでもいかぬ、委員会で正……
○山口(鶴)委員 十勝沖地震が発生をいたしまして、われわれに対していろいろな教訓が与えられたわけでありますが、その中で私は大きく分けて二つあると思いました。その一つは、火災の発生の原因が薬局あるいは学校等の薬品から発生したものが多いということです。二番目は、函館大学あるいは八戸の学校等いわゆる公共建物、しかも建築間もない四年ないし五年程度しか経過していない公共建物の倒壊が多かったということ、しかも救急はしご等が倒壊をして非常に危険な状態が起きたということは、私ども教訓として十分考えなければいかぬだろうと思うのであります。 しかも、先ほど小濱委員もお尋ねをいたしておりましたが、東京を中心とする……
○山口(鶴)委員 しぼってお尋ねをしたいと思いますが、第四次五カ年計画の大綱というのを拝見いたしました。これを見ますと、いろいろ数字を並べておるようでありますが、現在までの電話ないしは拡充計画というものを拝見しますと、どうも住宅用の電話というものが軽視をされておるんじゃないかという感じがいたすわけであります。 そこで、私ども各地へ参りましていろいろ実情を聞きますと、現在各地域におきまして住宅団地というものが建設をされています。東京周辺の首都圏におきましては非常な人口急増地帯というものがあります。また、大阪周辺でもそうでしょうし、名古屋周辺でも同様であります。また、そういった著しい人口急増地帯……
○山口(鶴)委員 ただいま岡沢委員さんの質問を聞いておりまして、交通事故を防止するのには罰則強化だけが特効薬であり、万能薬ではないという御趣旨の御発言もあったようであります。私も全く同感であります。そこで、まず警察の交通局、来ておりますか。――私は、罰則を強化すれば、交通事故がなくなるということがもしかりに一つの道であるとするならば、日本にも今度反則金の制度を道交法の改正でおとりになりましたですね。今年の七月一日から反則金の制度が実施せられるわけですが、諸外国の反則金の金額と日本の反則金の金額では、一体どちらが重たいのですか。
【次の発言】 昨年の五十五特別国会で道交法の審議をいたしました際に……
○山口(鶴)委員 最初に佐藤人事官にお尋ねしたいと思いますが、今度人事院勧告を国会並びに政府に対してお出しになったわけでありますが、これは国家公務員法の規定によって、俸給表に定める給与を百分の五以上増減する必要が生じたからお出しになったと思いますが、その場合に法律では「給与を決定する諸条件の変化により、」 と、こう書いてあるわけですが、人事院としては、この給与決定の諸条件、これは一体何をお考えになっておりますか。まずお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、官民格差のみに注目をして、その調査をやった上で勧告されているということですね。
○山口(鶴)委員 大臣がまだお見えになっておりませんので、ちょっと聞きにくいのですが、政務次官おられますからお尋ねしましょう。
実は、昨年の八月十八日、当地方行政委員会におきまして、当時問題になっておりましたいわゆる公務員部の設置、これに伴います公務員部の性格について、当時の藤枝自治大臣並びに細谷委員との間に議論がかわされたのであります。その間の事情につきましては、政務次官、御案内でありますか。
【次の発言】 公務員部の性格につきまして、四点ほど議論がされまして、いわば統一見解といいますか、というものが、大臣と私ども地方行政委員との間に合意がなされておるわけであります。
一つは、公務員部を……
○山口(鶴)委員 今回、野田自治大臣、荒木国家公安委員長、砂田政務次官の御就任に対しましてお祝いを申し上げたいと思います。ただ残念に思いましたのは、たいへんに法と秩序を強調されます荒木国家公安委員長がだいぶ時間をおくれて御到着になりまして、法と秩序を守る委員長が時間を守るということも必要ではないかと存じますので、この点は一応御注意を申し上げておきたいと思う次第でございます。 お尋ねいたしたいと思いますが、まず国家公安委員長に先にお尋ねいたしたいと思います。荒木国家公安委員長が就任直後の記者会見で、次のようなことを発言されたということを新聞で拝見をいたしました。私の立場は、行管長官、国家公安委……
○山口(鶴)委員 時間もありませんから、また関連ですから、ごく簡単にお尋ねしたいと思います。 先ほど秋吉主計官の御答弁を聞いておりましたが、教科書無償給付費の半額地方負担をお考えになっているようであります。そのほか、新聞等で伝えられるところによりますと、昭和四十三年度ベースでおよそ六百六十一億円、四十四年度ベースでは七百六十億の補助金の整理というものを考えておられるようであります。しかし、いまの財政局長のお話で、自治省のほうとすれば国、県、市町村の事務というものを明確にする、そしてそれに対する財源というものを完全に見る、こういうお考えもいま出ておったわけであります。 そこでお尋ねしたいのは……
○山口(鶴)委員 いまの委員長のこちらの質疑者に対する答弁を聞いておりますと、私、非常に奇異な感じがするわけです。その一つは、委員長は昨年の暮れの就任のごあいさつに、先ほどお話がございましたように、確かに円満な委員会運営ということを強調せられました。ところが、いまの御答弁は一つはしょっているわけでございまして、動議が出ます前に、質疑者の数、自民一、社会三、民社一、公明一、共産一、並びに持ち時間に対しまして、自民並びに社会党の第一順位の質問者四十分、それから社会党の残りの二人の質疑者並びに民社、公明の質疑者は持ち時間三十分、それから共産党の持ち時間十五分、これを委員長はおはかりになって、冒頭採決……
○山口(鶴)委員 お触れにならなかった点について簡単にお尋ねをしたいと思います。 と申しますのは、中央官庁から地方公共団体への天下りの点を強調されましたが、特に私は問題だと思いますのは、中央官庁から土木部長とか総務部長へ移る。この場合はまだ一般職同士の交流でありますから、問題といえば、もちろん問題でありますけれども、ざらにはなはだ遺憾だと思いますのは、中央官庁から一たん特別職である副知事に転出をする。そうしてまた中央官庁に帰るというケースもあるわけです。そうすると、特別職の場合は、一般職と違って政治活動も自由なわけです。一般職から地方公共団体の特別職にいって、政治活動もやって、それがまた中央……
○山口(鶴)委員 私は、主として、先ほどわが党の河上議員からお尋ねのございました群馬県の安中東邦亜鉛におけるカドミウムの公害につきましてお尋ねをいたしたいと思いますが、その前に一点だけ、基本的な問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 それは、公害紛争処理に関する法律案が問題になるわけでありますが、先ほど民社党の折小野議員からもお話がありましたけれども、この紛争処理から基地公害を除くという政府の方針であるようであります。そこで問題になりますのは、公害基本法の中には、特に基地公害を除くという規定はないわけであります。また、すでに騒音規制法が制定をされまして、騒音に対する公害につきましても、そ……
○山口(鶴)委員 大臣もおられますが、厚生省におきましては、三月二十七日にカドミウムによる環境汚染に関する厚生省の見解と今後の対策を発表せられまして、二十八日に大臣のほうから閣議にも御報告になったそうでございます。わが党といたしましても、この厚生省見解を直ちに政策審議会におきまして検討いたしまして、二十八日に、私厚生省の記者クラブにも参りまして、党としての厚生省見解に対する考え方を発表いたした次第であります。そういう立場から、今回厚生省が発表されました厚生省見解の問題点につきましてお尋ねをいたしたいと思う次第であります。 まず第一にお尋ねをいたしたい点は、この報告の最後の総合的評価におきまし……
○山口(鶴)委員 時間が四十分ということでございますから、そのうちの二十分は、いままで議論がございました木曽川の問題、あとの二十分は、安中の東邦亜鉛に対しまするところの行政不服審査法に基づく審査請求の問題、三つに分けましてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に木曽川の問題でございますが、ただいま佐藤委員それから公明党の委員の方からいろいろとお尋ねがありました。また御答弁では、工場排水等の規制に関する法律、さらには公共用水域の水質の保全に関する法律、こちらの面からいろいろ対策を講じておられる御答弁がございました。私は、この木曽川の問題は、次に述べるところが本質ではないかと思うのです。木曽川……
○山口(鶴)委員 本年以来東邦亜鉛のカドミウム公害のことをお尋ねをいたしてまいりました。私が過般質問いたしましたあと、東京鉱山保安監督部長の鶴田さんが自殺するという不祥事もございまして、非常に残念に思った次第でございます。 そこで、私は同じく東邦亜鉛の問題についてお尋ねをしたいと思うのですが、昭和三十八年に制定されました金属鉱業等安定臨時措置法という法律がございますね。この法律は昭和四十三年の三月三十一日まで生きておった法律だそうでございますが、この法律は、私、制定当時のことをいろいろお伺いしましたら、銅、亜鉛の自由化に伴いまして、国内の銅、亜鉛の鉱山をいわば保護すると申しますか、そういう立……
○山口(鶴)委員 簡単にお尋ねをいたしますが、ただいまの大臣の御発言を聞きまして非常に異様に感ずるわけです。安全性のない拳銃というのが、現在警察が使用している拳銃全体の中で一体何丁、何割あるのか、お答えをいただきたいことと、それから、昭和三十七年五月十日、警察庁訓令第九号、拳銃操法というのがありますね。この拳銃操法を見ますと、第三条の(四)、「たまのそうてんおよび抜き出し」という項がございまして、この中には「右手の親指で安全せんを掛けて、元の姿勢にもどる」という文章がありますし、それからさらに同じ四号のイの中には、「右手の親指で安全せんをはずし、遊底すべり止めを左手の親指と人さし指で逆につまむ……
○山口(鶴)委員 大臣、ただいま地方財政計画の問題について細谷委員からいろいろお尋ねがありましたが、大臣のお答えを聞いておりましたら、決して政治的配慮その他で地方財政計画をおくらしているのではない、そういうようなことは一切いたさない、こういうお話でございました。
それならそれでお尋ねしたいのでありますが、奄美群島振興法を閣議決定いたしたのは幾日だったですか。
【次の発言】 ついでに聞きますが、国会に提出をされたのはいつですか。
【次の発言】 閣議決定が二月の七日でしょう。それから国会に提出されたのが二月の十八日、約十日間かかってますね。奄美群島振興法というのは、どれほど膨大な、一メートルも厚……
○山口(鶴)委員 お尋ねいたしたいことはたくさんあるわけでありますが、ただいま保岡さんからお尋ねのございました点からひとつお尋ねをいたしましょう。
このガリオア、エロアの資金が問題になっておるようでありますが、この約五億一千六百万円程度にのぼりますガリオア、エロアの資金がこの奄美群島振興信用基金に繰り入れられました経過は一体どういうことでありますか、まずお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 結局ガリオアの物資を売り払いまして、食糧品等が多かったと思うのでありますが、その物資を、米軍が当時大島食糧株式会社、あるいは大島農業協同組合連合会、大島漁業協同組合連合会、大島紬組合、大島工業協会……
○山口(鶴)委員 大臣お見えでありますから、前回大臣に対して保留いたしました問題を数点、簡明にお尋ねをいたしますから、大臣のほうもひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。 いままで大島つむぎをめぐりましていろいろ議論がございましたが、問題は、自治省はしばしは総合開発計画の推進等に対しまして、新産都市でもそうですし、低開発地域の問題もそうでありますが、結局通産でありますとか建設でありますとか農林でありますとか、そういった、いわば縦割り行政の弊というものが開発計画の推進を妨げている、こういうことを主張されるわけであります。そうして、やはり真の開発計画を進めるためには、都道府県なり市町村という……
○山口(鶴)委員 水上の火災、さらには有馬温泉の火災、最近における磐光ホテルの火災等の経験に基づきまして、消防庁におきましても施行令の改正を準備いたしておりますことはたいへんけっこうだと思います。 そこで一、二お尋ねをいたしたいと思うのでありますが、この共同防火管理に関する事項をお定めになる、さらに防炎防火対象物の指定等に対して必要な事項をお定めになるようでありますが、最近の火災の特徴としまして、いわゆる新建材によるいわば有毒ガスを発生するということによる被害が非常に多いのではないかという感じを持つわけであります。有馬温泉の満月城の火災でもそうであったようであります。また、磐光ホテルの火災に……
○山口(鶴)委員 関連して。ちょうど観光部長ですか、それから税務局長もおられますから伺いたいと思うのですが、外人客誘致に関係しまして、運輸省では政府登録の国際観光旅館というものを指定をやっておられますね。
【次の発言】 今度火災がありました磐光ホテル並びに満月城、これは政府登録の国際観光旅館でしたか、いかがでしたか。
【次の発言】 そこでお尋ねしたいと思うのですが、政府登録の国際観光旅館に対しましては、外人客誘致という観点から、税法上の恩典についてたしかあるんじゃないかと思います。たしか固定資産税について軽減をしていただきたいという通達を当該旅館の所在する市町村に出しているというふうに承知をい……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました地方公営企業法の一部を改正する法律案及び公営企業金融公庫法の一部を改正する法律案の二法案に関し、提出者を代表いたしまして、提案理由の概要を御説明申し上げます。 まず、私どもがこの二法案を提出いたしました趣旨について申し上げます。 地方公営企業の経営については、特に昭和三十六年以降その赤字は増大の一途をたどり、昭和四十一年度及び四十二年度における政府の再建施策にもかかわらず、その赤字額は現在なお増大いたしている現状にあります。 昭和四十三年度末における地方公営企業の不良債務額を推計いたしますと、財政再建債を除いても、昭和四十二年度の一千二十億に、さ……
○山口(鶴)委員 本日地方財政白書をめぐる論議が本会議でございました。特に二十年、終始一貫地方行政委員会に籍を置きまして、まさに地方行財政確立のために献身的な御努力をされてこられました門司議員が、どうも総理大臣並びに大蔵大臣は当地方行政委員会への出席が少な過ぎるのではないか、こういうお尋ねをいたしたのであります。大蔵大臣は、直ちに本日出席をする予定ですと、こうお答えになりましたが、ともかく国の予算が六兆七千億、それから地方財政計画も六兆六千億、まさに国の一般会計の予算規模と地方財政の規模とは同じわけです。それだけ地方財政の公経済の中に占める位置というものは大きいと思うのですね。したがいまして、……
○山口(鶴)委員 関連。自治省のお役人の方がお書きになっているこの「地方財政」、原稿料をどのくらいおかせぎになっているか知りませんが、指導課でつくられたと称する「地方団体における公共施設水準の現状」を見ますと、八八ページに「道路の現況」とございまして、昭和四十二年度末現在の市町村道延長は九十五万三千七百四十九キロである。そして改良済み延長は十一万五千五百八十八キロメートル、改良率は一二・一%、舗装済み延長はわずか四万三千五十七キロメートル、舗装率四・五%にとどまり云々と書いてあるじゃないですか。自治省の出しておられる数字ですよ、この九十五万三千七百四十九キロというのは。こういう基礎的な数字が十……
○山口(鶴)委員 ちょっと関連して。そうしますと、はっきりお尋ねしたいと思いますが、この地方財政計画の一四ページ「第四 歳出の概要」の中におきまして、一般行政経費がございます。この中に給与と災害を含めて五百億円計上してある。これとは別個に「給与関係経費」「(オ)給与改善措置に必要な経費の増」、ここに総額として七百二十三億、地方費として五百九十七億ございますが、この五百九十七億プラス先ほど申し上げた五百億の中から三百五十三億を引き当てにすれば合計九百五十億円ということになるわけです。そしてこの九百五十億円は昨年同様と申しますから、八%の人事院勧告が出ました場合に七月から実施するに必要な経費である……
○山口(鶴)委員 御案内のように、わが日本社会党の本部のございます社会文化会館が、一昨日の十二時五分、それから約一時間半程度の間に及びまして、新聞に報道されましたような、いわば右翼青年思想研究会と称する団体だそうでありますが、の襲撃を受けたわけであります。 聞くところによりますと、国家公安委員長は、これはけんかである、けんかは両成敗であるというような趣旨の御発言をなされたそうでありますが、私はこれはたいへん遺憾だと思うのであります。戦前はいざ知らず、戦後、政党の本部にこのような暴力団が乱入をいたしまして――新聞によっては乱入事件と書いておるわけであります。乱入をいたしまして、その党本部が血ぬ……
○山口(鶴)委員 先ほど大臣から、六日の当地方行政委員会で問題になりました地方公務員月報十二月号、一月号、二月号の問題に関しまして、大臣としての真意を訂正記事として地方公務員月報にお載せになる、そしてさらに、この論文を執筆いたしました森前公務員第一課長、現在行政課長でありますが、これの問題につきましては、任命権者として善処せられる、こういう御発言でありますので、その点に対しましては、大臣の真意はわかりました。 ただ、ここで念のために申し上げたいことは、この種の問題につきましては、実は昨年の十月十一日の地方行政委員会におきまして、私が地方公務員月報九月号のことを問題にいたしました。たまたま御本……
○山口(鶴)委員 関連して。安井委員と大臣との間でいろいろやりとりがありましたが、わが党が確認しております土屋君の行動と警察のほうで把握しておられます状況につきましては、大きな食い違いがございます。したがいまして、この点を明らかにする必要が今後あろうかと思います。そういう意味におきまして、私たちは前々から秦警視総監並びに鈴木麹町署長の出席をお願いをいたしておるわけでありますが、今後この点につきましては国対のレベルで御検討いただいて、この事実が相違いたしております、認識が相違いたしております点につきましては、ぜひとも明確にいたしたい、かように考えておりますことを申し上げまして、委員長においても十……
○山口(鶴)委員 関連。文部省にお尋ねしますが、できるだけ再雇用できるようにしたいというようなお話ですから、では現実にいま全国の学芸学部のいわゆる教員免許状を取得されて卒業する人たちが、四十六都道府県それぞれありますね、年間何人、それからまた四十六都道府県、それぞれたとえば各地域での教員の定数が減っているというような県もあると得うのです。定数が減少せざるを得ないというような県もあると思うのです。そうした場合の今後五年間くらいの職員採用の見通し、こういうものと比較をして、それでは再雇用の機会が一体四十六都道府県それぞれ具体的にどのくらいあるのか、こういった見通しはどうなんですか。そういう需給の見……
○山口(鶴)委員 最初に山内参考人にお尋ねをしたいと思うのです。 憲法の問題に触れられまして、特に地方自治の本旨とのかね合いで、この地方公務員法の一部を改正する法律案、いわゆる地方公務員の定年法案について、むしろ自治体が定年制の道を開くことのほうが憲法の趣旨に沿うものである、こういう趣旨のお話があったわけであります。当地方行政委員会でも、この憲法とのかかわり合いにつきましては、種々議論がなされたわけであります。特に御指摘もございましたが、憲法第十四条の平等の権利ですね。国家公務員に定年制度がないのに、地方公務員に対して定年制をしくことは、この平等の原則に反するのではないかという問題もありまし……
○山口(鶴)委員 いまの長野局長のやむを得ないという答弁は、私は、非常に遺憾だと思うのです。五月十五日に太田委員、十六日に細谷委員、ともに質問をいたしました。そして太田委員の質問に関連いたしまして、私は、文部省関係の再雇用の道が一体どれくらいあるのか、具体的な需給のバランスを資料として出すべきことを要求いたしました。また、太田委員もこれに関連いたしまして、自治省としてもこの再雇用の道が一体どれくらい保障できるのか、具体的な資料を要求いたしました。また、翌日の十六日には、細谷委員が再びこの問題について要求をいたしておるのであります。少なくともこの地方公務員法の一部改正案を審議する過程で、その資料……
○山口(鶴)委員 関連して。暫定法の第十二条に基づく告示をおやりになったといいますが、それに対して防衛庁とすれば、具体的に必要な計画があってそういったものの告示をいたしたのだろうと思いますから、告示をいたしました地域を必要とする具体的な理由並びに地図の上で私どもが明確にわかりますように、小笠原の地図の中で、この地域が防衛庁が暫定法の十二条で告示した地域であるということを明確にいたしました資料、この二つを当委員会に提出いただくようにお願いをいたしておきます。
○山口(鶴)委員 今井総裁がお見えでありますからまずお尋ねしたいと思うのです。
空港敷地内の民有地の中に相当田畑があると思うのでありますが、空港敷地内の民有地のうちたんぼが一体どのくらいございますか。それからまた、代替地として買収をする予定の民有地の田が
一体どれくらいございますか。まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 代替地内は幾らですか。
【次の発言】 そうしますと、敷地内の田が四十七ヘクタール、約十四万坪、代替地として買収いたしますのは県がやっているので現在はわからぬが、相当面積たんぼの買収の予定があるだろうと思います。
そこで、お尋ねをしたいと思うのですが、昭和四十四年度の米価……
○山口(鶴)委員 きわめて簡単にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、副知事さんにお尋ねしたいと思うのですが、先ほど自民党の伊能委員からお話がありましたが、決して伊能委員が言われておるような状況ではないのでありまして、当地方行政委員会で、羽田国際空港が軍用目的にどの程度使われているかということを議論をいたしました。それによりますと、昭和四十二年、国際線の離着陸の回数が四万三千五百十四回、これに対してアメリカのMACのチャーター機が四千四百五十二回離着陸をいたしております。昭和四十三年は三千八百四十二回。したがいまして、昭和四十二年は毎月平均三百五十回ないし三百六十回、四十三年におきましては月……
○山口(鶴)委員 南部調査官にお尋ねしたいのですが、実は昨日わが党の小川委員から、空港公団以外に他の官庁あるいは公団等がこれらの地域に土地を買うためにいろいろ努力をしておる、ところが、それぞれの各官庁なり公団なりによって交渉する値段が非常に違う、こういうものについてはある程度統一的な形をとらなければいかぬのじゃないかという趣旨の質問がございました。砂田自治政務次官からもこれに対するお答えがあったわけですが、その際、たしか東関東自動車道を建設しようとする道路公団は、まだ土地を一坪も買ってない、したがってその価格は明確にできないという御答弁があったのです。いまの南部さんの御答弁を聞いておりますと、……
○山口(鶴)委員 非常に、ごく簡単に三点お尋ねをいたします。 昨年の六月二十六日に、父島につきましては約四十九万平米防衛庁が告示をいたしました。また南鳥島あるいは硫黄島においても同様でありますが、これにつきましてはどういう形で都に連絡があり、都としてはどういう意思表示をされましたか、お尋ねをいたします。 それから次の問題は、この復興法の中で指揮監督という条項がございまして、関係地方公共団体の長またはその機関を自治大臣が指揮監督するという条項がございます。これは自治法のたてまえからいいますとたいへん異例な規定でありますが、こういうことに対するお考え方はいかがか。 次は、奄美の場合は補助対象……
○山口(鶴)委員 いまいろいろとロランの基地をめぐって質疑がありましたが、このロランのA、Cですね、電波の波長が違うわけですな。特に水中に対して透過力の強いのはどちらですか。
【次の発言】 電波の波長によって空中の透過能力あるいは水中の透過能力というのは違いますね。それがどう違うかと聞いているんですよ。
【次の発言】 それはあとで資料を出してください。
要は、そういった水中の透過能力の強い電波を出しているということは、林さんの懸念されるように、特に原子力潜水艦向けの、位置を確かめるということは、いわば誘導することとイコールなんでありますから、そういった懸念がわれわれ社会党としてもあるんだとい……
○山口(鶴)委員 ただいまの細谷さんの質問に関連してですけれども、SSTについてはこの前資料でいただきましたが、その燃料の搭載量すら明確な数字が出ていなかったわけですね。したがいまして、結局そういう燃料の搭載量すら明確でない新しい機種の飛行機が一体どの程度の具体的な騒音を出すのかということは、これは何ホンであるかということは明確じゃないのじゃないですか。この前、小川委員が提起をいたしまして、資料を出しましたね。あそこに三つばかりの飛行機の資料が出ておったと思いますが、そのうちに、たしか一つの機種については燃料の搭載量はまだはっきりしていないというのもあったわけでありまして、したがって、現在就航……
○山口(鶴)委員 現在私どもは新東京国際空港周辺整備に関する法律案を審議いたしているわけでありますが、この法律のもとは成田地区に新東京国際空港をつくるということが基本になりまして、私どもがいま審議いたしている周辺整備に関する法律が問題になるわけであります。 ところで、当委員会で原田運輸大臣あるいは航空局長、こういう人たちの出席を求めまして、新東京国際空港の性格について議論をいたしたわけでありますが、特にこの点は安保条約第六条並びにこれに伴う岸・ハーター交換公文、さらには地位協定、こういうものと関係をいたす問題でありますので、特に外務大臣の御出席をお願いをいたしたわけでありますが、本日外務省百……
○山口(鶴)委員 ただいま小川委員から具体的な問題について質問があったわけでありますが、率直に聞いておりまして、前回の委員会の答弁と、本日の委員会の答弁が、建設省の調査官の方はたいへん違っておるわけでありまして、そういった不明確なままでその場しのぎの御答弁ということは、私ども非常に遺憾に存じます。ただ問題が具体的な実施に関する問題でありますので、今後十分検討いただかなければならぬ点もあるかと思います。特に推進本部は、本部長は運輸大臣でありますが、この法律に基づきまして策定する空港周辺地域整備計画は、市町村長の意見を千葉県知事が聞いて、その上で自治大臣が決定をする、こういう形になっております。し……
○山口(鶴)委員 大臣、お昼までということだそうですから、大臣に対する関連質問をいたしたいと思います。 いまお話しのありました点ですね、たとえば長期給付の公的負担の割合を百分の十五から二十に引き上げる、あるいはスライド制を実現するということは、自治省だけで独走しょうと思ってもこれはできる問題ではない。当然大蔵省のほうを自治大臣が動かすなりいたしまして、国全体として解決していかなければならぬ。ところが問題は、短期給付の最高限度の問題ですが、国家公務員の共済組合における短期給付の状況を見ますと、たとえば外務省の場合におきましては掛金率が千分の二十四、そして負担金率が千分の二十四、合計で千分の四十……
○山口(鶴)委員 時間も制約されておりますから、まとめて三人の参考人の方にお尋ねしたいと思います。 まずお尋ねしたいのは、過疎とは何かということだと思うのですが、私は単に人口の流出それ自体が過疎ということじゃないと思います。もちろん人口流出というのは大きな要素であり、人口流出によって要するに従来の地域社会のパターンが維持できなくなる、いわばコミュニティーが崩壊する、共同社会生活というものが崩壊をしていく、これがいわゆる過疎現象ではないかと私は思います。 そういう意味で、今朝来東日本の過疎のパターンと西日本のパターンの相違がいろいろ議論されました。具体的に言えば、人口減少率一〇%かあるいは七……
○山口(鶴)委員 いま秋吉さんは年率二%ということを言われましたね。年率二%で五年間減少したら人口は一体幾らになりますか。
【次の発言】 ばかなことを言いなさい。一〇%ずつ人口が五年間減少したとしますね、そうしますと一体幾らになりますか。一〇%ですよ。〇・九掛ける〇・九掛ける〇・九掛ける〇・九掛ける〇・九――〇・九の五乗ですよね。一体幾らになりますか。
【次の発言】 違いますよ。あなたは年率二%減ということを、ちゃんと初めに言ったじゃないですか。議事録にちゃんと残っていますよ。年率二%減じたら一体人口は幾ら減るのか。これははっきりしなければだめじゃないですか。一〇%ずつ五年間減少した場合には〇……
○山口(鶴)委員 ただいま保利官房長官から、集落再編成についてきわめて意欲的な御答弁がございました。私ども非常に意を強うしておるわけでございますが、実は山中さんの御努力によりますこの立法に対しまして、野党で話し合いをいたしまして、できれば集落再編成並びに民間の交通事業に対する援助、これにつきましては補助の道を開き得る法律改正をやったらどうかという話が進んでおるわけであります。現状の集落再編成につきましては、経済企画庁におきまして毎年一カ所ずつモデル地区として指定をいたしまして、六千万円の予算でこれをやっておりますが、現実の補助は二カ年間で、一年一千万、次の年一千万ですから、合計二千万円を補助と……
○山口(鶴)委員 人事院勧告と、この人事院勧告に対します政府の態度につきまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に人事院総裁にお尋ねいたしたいと思うのですが、ことしの勧告の内容についてでありますが、ただいま大石委員の御質問に答えまして野田自治大臣が、大型の勧告であったというようなことを言われておりますが、しかし私はこの官民格差を解消する、そういう立場から人事院勧告がなされるということを考えました場合に、今回の勧告がはたして完全に官民の格差というものを解消しているかどうかということにつきましては、若干の疑念を持たざるを得ないのであります。 まず第一にお尋ねしたいと思いますが、昭和……
○山口(鶴)委員 ただいま就任のあいさつをされました後藤田長官に、警察問題につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思います。 その前に、就任に際しまして心からおめでとうを申し上げておきます。 まず最初に、警察庁が昭和四十五年度予算に対しまして予算要求をせられたことを新聞で拝見をいたしました。七〇年対策をからめまして再び警察官の増員を要請いたしておるようであります。 そこでお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、後藤田長官は前の新井長官とは異なりまして、自治省の税務局長として、自治省の幹部も経験をされました。そういう意味ではきわめて広い視野をお持ちの長官であると考えております。特に自治省の税……
○山口(鶴)委員 官房副長官がお見えでありますので、官房副長官にお尋ねいたしたいと思います。 八月二十七日、当地方行政委員会は官房長官の御出席をいただきまして、人事院勧告をめぐる諸問題につきまして質疑を行ないました。その際、官房長官から次のような見解が述べられたわけであります。 その第一は、人事院勧告については、本年一月二十八日の給与関係七人委員会で、昭和四十五年には人事院勧告を完全実施するという旨を決定した、また第六十一回通常国会におきましても、その趣旨を政府側から答弁をいたしておる、ところで、昭和四十四年、本年の人事院勧告に対する態度はどうかといえば、これについては完全実施を目ざして最……
○山口(鶴)委員 私は黒部市のカドミウム公害、正確に言えば日鉱三日市製錬所によるカドミウム汚染といったほうが正確かと思いますが、この場合犯人はもうきまっておるのでありますから、公害ということばは適切でないと思いますが、この問題にしぼってお尋ねをいたします。 最初に、通産省にお尋ねをいたしたいと思います。大臣がいないのでたいへん遺憾でありますが、私は昨年以来群馬県の安中市東邦亜鉛のカドミウム汚染の問題を取り上げてまいりました。私が特に強調したのは、神通川のカドミウム公害と安中の公害とは非常に違う。その理由は神通川の場合は、カドミウムが汚水によって流れていって、いわば水からこのカドミウムが田畑に……
○山口(鶴)委員 限られた時間でもありますので、主としてカドミウム汚染米の取り扱いにつきまして、幾つか問題点を明らかにしたいと思いますが、その前に公害保安局長さんおられますから、最初にひとつ伺っておきたいと思いますが、前回私は黒部の日鉱三日市製錬所の鉱山保安法適用のことを問題にいたしました。御案内のように、日本は国内で鉱石を採掘して製錬するというところもありますが、これは少ないわけで、外国から鉱石を輸入をいたしましてこの製錬をする。独立製錬所というものが非常に多いわけであります。したがいまして、重金属汚染のことが問題になっておりますが、現行法のような鉱業法並びに鉱山保安法では、独立製錬所を十分……
○山口(鶴)委員 米の関係のこのような金の支出というのは、従来から非常にいいかげんだったですね。かつて米価の上に上積みをいたしましたのは三十数億ですね。この支出もいわば市町村を通じて予算補助というような形でやって、会計検査等の指摘がありまして、この支出が非常に不明朗であるということが問題になりました。当地方行政委員会でも問題になったと思います。それから昨年の場合は、二百二十五億の上積みに対して、農林省からも来てもらいまして、この支出はどうするのだ、この事務は一体市町村の固有事務なのかあるいは国の委任事務なのかということが問題になりまして、聞くところによれば、たしか二百二十五億選挙前に配られたよ……
○山口(鶴)委員 一、二お尋ねいたしたいと思います。 まず地域の調整の関係でありますが、北陸地帯には北陸地方開発促進法というものがあって、これがまた中部圏整備法の区域の中にすぽっと入っている。隣のほうには首都圏整備法がありまして、これは中部圏のほうと重複しないようですが、いま一つの隣のほうには近畿圏整備法がある。福井、滋賀、三重、これらの地域は近畿圏整備法の区域にも入っていますし、また、この中部圏整備法の区域の範囲にも入っている。片や北陸地方開発促進法あり、片や重複する近畿圏整備法あり、こういうことはおかしいと思うのですが、なぜ同じ地区を二重にも三重にも塗らなければならぬのか、この点は自治大……
○山口(鶴)委員 私どもは新東京国際空港、いうところの成田空港、これに対していろいろな疑点を持っているわけでありますが、これについて明確にいたしますためには、どうしてもやはり本部長であります運輸大臣の御出席をいただかなければならぬと思います。本日は運輸大臣の予定で来られぬようでありまして、その点はたいへん残念でありますが、少なくともこの法案の審議中に運輸大臣が当委員会に出席をして事態を明らかにしていただきますように、これはまずもって委員長のほうに要望いたしておきます。 それから軍事目的には使わない、こういうことを私と同郷であります中曽根元運輸大臣が胸を張って堂々と発言をされたのでありますが、……
○山口(鶴)委員 丸居飛行場部長さんおられますね。まず、資料をこの前お願いしておったのがあると思うのですが、一つは、成田と羽田の両国際空港の使用区分は一体どうなっておるのかということを、資料として提出をいただきたいとお願いをいたしておきました。二番目は騒音の問題でありまして、ジャンボですね、ボーイング747型機、これの騒音と、従来就航しておりますジェット機との騒音の比較表、これもあわせて資料として要求しておきましたが、それはどうなっておりますか。
【次の発言】 騒音のほうは、これはまだ一回の測定では正確ではありませんし、今後さらに精密な調査をいただきまして、またあらためて委員会で議論するときが……
○山口(鶴)委員 日本社会党を代表いたしまして、新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案に対しまして、反対の意見を申し上げます。 まず、なぜこの成田の地に新東京国際空港が設定せられたのかということが問題であります。先ほど、山村政務次官も、富里にきまり、一夜にしてこの成田地域にきまって、地元の国会議員としても非常に驚いたというお話を率直にされましたが、問題は、この横田、立川等の米軍基地の進入路を確保するためのブルー14の存在というものが、この成田空港を設置いたしました、また設置せざるを得なかった最大の理由であると、われわれは考えておる次第であります。ブルー14があります……
○山口(鶴)委員 きわめて簡単にいたします。 去る五十五国会で道交法の改正が審議されまして、その際衆議院といたしましては、約七点にわたる附帯決議を付したわけであります。そのうちの第一は、交通の指導取り締まり、特に反則金制度の運営にあたって警察官の資質の向上、それから警察官の教育の徹底、こういうものを十分にしなければならぬ、こういう趣旨の附帯決議をつけたのであります。その後この点については御努力をいただいていると思いますが、昨日ある方から質問のありましたような遺憾な点もないでもないわけであります。私、IPUの会議でヨーロッパに行ってまいりまして、各国の警察官の態度をいろいろ見てまいりましたが、……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも最近における医療費の急激な増高は、各種共済組合の短期給付財政の収支を悪化させ、そのため組合員に過重な負担をしいる掛け金の引き上げを余儀なくいたしております。また一方、長期給付におきましても、ここ数年来の異常なまでの消費者物価の上昇のもとで、年金受給者の生活は極度に逼迫しているのが実情でございます。 このとき……
○山口(鶴)委員 山中総務長官お見えでありますから、スライド制の問題についてお尋ねをしたいと思います。 長官、もうすでにヨーロッパ各国いずれも年金制度のスライド制を実現している。方式にはいろいろありましょう。消費者物価の上昇によってスライドをする、あるいは公務員賃金の上昇によってスライドをする、あるいは足して二で割った形のスライドをする。方式はいろいろありますが、すでにヨーロッパにおいてはスライド制というのは確立をしている。またわが国の制度におきましても、訓示規定のような形ではありますけれども、スライド制の規定がありますことも、これまた御案内のとおり。当地方行政委員会におきましては、昭和四十……
○山口(鶴)委員 私、きわめて簡単にお尋ねしたいと思います。 いまのお話を聞いておって、私は地方自治法の第二条第三項第一号というものを当該の奈義町の方々は、特に町長さんは知らぬのではないかという感じを受けます。地方自治体が一体何をしなければならぬかということが地方自治法第二条に載っております。その第三項第一号に、だから自治体として一番しなければならぬことは何かということの中に、「地方公共の秩序を維持し、住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持すること。」これが自治体の第一番の責務なんですよ。こういった地方自治法の規定に基づいて行なわれている地方自治体が、いまお話しのように、住民の生命、安全と……
○山口(鶴)委員 だいぶ小澤委員の質問も長かったし、またわが党の阪上先生が詳細お尋ねをいたしましたから、私はきわめて簡単に済ませたいと思います。 まず警察庁長官にお尋ねしたいと思うのですが、今回のこの事件に際しまして、いわゆる犯人が射殺をされた。それではこれを命令したのはだれかと申しますと、須藤県警本部長である。射撃をいたしたのは加川巡査部長だ。そして警察庁の刑事局長は当時現地におもむいておりましたが、これは助言をしたんだ、こういうお話でございました。 そこでお尋ねしたいと思うのですが、そういたしますと、警察法第五条二項に警察庁長官の権限が規定をしてございます。警察庁長官はその所掌事務につ……
○山口(鶴)委員 去る五月十二日開かれました地方行政委員会で、岡山県奈義町の自治体運営、議会運営のことが問題になりました。その後調査をして実情を報告していただきたいということになっておったと思います。自治省のほうから、この件に関して、その後の調査の結果を御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 この点は、わが党の同僚議員が岡山に調査に参りまして、町長その他からあるいは地元民から当時の状況についていろいろお話を聞いておるわけでございまして、ただいまの報告と事実認定の相違の問題もあるようでありますが、その点はまた井岡委員のほうから具体的にお尋ねがあると思いますので、私のほうからはその件について……
○山口(鶴)委員 本日は、警察の問題につきまして若干のお尋ねをいたしたいと思います。 最近、相次ぐ朝鮮高校生への集団暴行がいろいろ問題になっております。新聞等でもしばしば取り上げられておりますし、また、週刊雑誌として国民の人たちに広く読まれております「週刊読売」あるいは週刊朝日、そういった雑誌類にも特集として報道されたこともございます。また、最近の「世界」の八月号でありますが、この中にも「日本の潮」の中に「相つぐ朝鮮高校生への集団暴行」というのが取り上げられております。 そこで、お尋ねをいたしたいと思うのですが、私の入手いたしました資料によりますと、本年の四月八日から六月二十四日に至るわず……
○山口(鶴)委員 限られた時間ですから、端的に幾つかの問題をお尋ねしたいと思います。 きょう自治省がお出しになりました「公害防止対策の積極的な展開」、公害防止の権限を地方自治体にもっと譲渡すべきである、また、それに対する財源措置も見るべきだという点で、いろいろまとめてまいりました。この中に「公害防止協定の積極的活用」という項がございます。最近神奈川県、川崎、横浜、この三自治体と日本鋼管との間に〇・〇一二PPMというきびしい着地濃度の協定が締結されたことは、非常に喜ばしいと思います。千葉県でも同様な動きがあるわけでありますが、こういう面で自治体が非常に努力をしております。同時に、ここにも書いて……
○山口(鶴)委員 過般、牛乳のポリエチレン容器の問題につきまして、山中公害担当大臣に若干の質問をいたしました。その続きをお伺いいたしたいと思います。 まず最初に、過般の地方行政委員会におきまして山中公害担当大臣は、牛乳のポリエチレン容器の問題については、公害対策本部、農林省、厚生省、自治省、この四者で処理の問題も十分念頭に置いて検討するということを約束されたわけであります。閣僚会議の席でも、その後このことが話題になったと聞いておるわけでありますが、自治大臣にお尋ねいたしますけれども、その後この公害対策本部、農林省、厚生省、自治省の四者の検討はどのような形で進んでおりますのか、また閣僚会議の席……
○山口(鶴)委員 カドミウム汚染米の問題につきまして、若干のお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初にお尋ねをしたいと思いますが、七月二十五日に食糧庁としての各都道府県知事あての通牒をお出しになったようであります。また八月十二日に同じくカドミウム含有米の買い入れ上の取り扱いについてという文書をお出しになったようであります。現在これによって要観察地域で凍結といいますか、この文章でいけば消費者感情を考慮して配給しない、いわば凍結ですね。この凍結しております米は、各地域別に現在それぞれどのくらいの数量がありますか、お尋ねをいたします。あわせまして要観察地域でカドミウム一PPM以上の、いわば汚染米で……
○山口(鶴)委員 最初に大蔵大臣にお尋ねしたいと思いますが、実は過日、当予算委員会の総括質問の際に、わが党の細谷委員が地方行財政について非常にきめのこまかい具体的な質問を展開されました。そのあと、たまたま道州制の質問に移られましたときに、佐藤総理が――大臣も聞いておられたと思いますが、━━━━━━━━━━━━━━━━━と、こういうことを言われました。私は非常に遺憾に存じました。かねがね佐藤総理は一九七〇年は内政の年である、七〇年代は内政に力を入れる時代である、こういうことを言っておられるわけですね。では内政を実際にになうものはだれか、こう考えれば、私は地方公共団体、自治体がその大きな役割りをに……
○山口(鶴)委員 産業廃棄物の処理法案につきまして、主として高分子物質、プラスチックの問題を中心にして、具体的な点を幾つかお尋ねをいたしたいと思います。 まず、合成高分子物質、いわゆるプラスチックにつきましては、この法律で規定しております一般廃棄物、産業廃棄物、この区別は私はきわめてむずかしいんではないかと思います。御案内のように、プラスチックの種類は非常に多うございます。たとえばユリア樹脂は食器類に使われています。ポリエステル樹脂は建築用材、釣りざお、その他ふろ等の材料に使われておる。塩化ビニールはフィルムあるいは建築用材あるいは水道管等に使われている。スチレン樹脂、これは贈答品等のパッキ……
○山口(鶴)委員 幾つか簡単な御質問をいたしたいと思います。 まずこの法律ですが、第二条の定義を改正される予定で案を示されておるわけですが、「交通公害 道路の交通に起因して生ずる大気の汚染、騒音及び振動のうち総理府令・厚生省令で定めるものによって、」云々と、こうなっておるわけでして、一体どのような状態になったら、以下改正いたします各条項が発動するかということは、この総理府令なり厚生省令が明確でなければわからぬわけであります。まだ厚生省はお見えでないそうでありますから、総理府、警察庁のほうにお尋ねしたいと思うのですが、この総理府令はどういうものをどのような時期にどういう形におきめになる予定でご……
○山口(鶴)委員 人事院総裁が内閣委員会の審議の関係でお忙しいようですから、最初に人事院総裁に幾つかの問題をお尋ねをいたしたいと思います。 いわば毎年繰り返して論議されている点が多いわけでありますが、今回一二・六七%、八千二十二円でありますが、勧告をお出しになった。この勧告をお出しになります根拠であります。人事院の民間企業の調査、これが対象企業の規模が百人以上、五十人以上の事業所ということになっておるわけですが、現実に国家公務員との比較を行なう対象企業としては、実情に即さないのではないか。少なくとも五百人程度の企業を対象として調査をするということでなければ、公務員との比較ということになりまし……
○山口(鶴)委員 まず大蔵省の主計局次長さんにお尋ねしたいと思うのですが、大蔵省で政府委員として国会が承認をいたしました方々は多数あります。官房長、主計局長、主計局次長が三人、あと主税局長、関税局長、理財局長、証券局長、銀行局長、国際金融局長、国税庁長官と、こうおるわけであります。国会法を御存じだろうと思うのでありますが、国会法の第七十一条によりますと、「委員会は、議長を経由して国務大臣及び政府委員の出席を求めることができる。」かようになっております。ところがどういうわけか知りませんが、当委員会当初、鳩山主計局長に来ていただきたいというのが委員全体の希望だったわけであります。しかるに大蔵省とい……
○山口(鶴)委員 三島事件に関連いたしまして、幾つかの点をお尋ねいたします。 新聞その他で当時の状況をいろいろ調べてみました。十一月二十五日、警視庁に第一報が入りましたのが午前十一時十三分、第二報が十一時十七分、第三報が十一時二十分に入った。自衛隊からの一一〇番で連絡があったということですが、これによりまして、日ごろ公安委員長が言っておられますように、一一〇番に連絡をいただけばすぐさま警察はかけつけるというわけでありますが、第一報から十二分後には警視庁の第四機動隊の一個中隊、うち一個小隊は防弾チョッキを着用して総監室に到着をされたそうです。ただ、そこで聞いておりますのは、最初赤軍派ないしRG……
○山口(鶴)委員 他の委員からすでに御質問のありましたことはできるだけ重複を避けるようにいたしまして、具体的な問題について二、三の問題をお尋ねいたしたいと思います。 お尋ねする前に、農林大臣お見えになりましたから一言御礼を申し上げたいと思います。安中のカドミウム汚染米――安中ばかりではありません。現在富山の黒部あるいは福島県の磐梯町等におきまして、カドミウム汚染米が大量に出まして、特に農家の保有米につきましてはいままで対策がなかった。これについて農家の保有米を交換いたしまして、農家の人たちに対してカドミウムに汚染されていない米を食べさせることができるようにぜひ農林省の配慮をお願いしたいという……
○山口(鶴)委員 戸叶先生がすでにお聞きになったことかと思うのですが、最低賃金決定制度の創設に関する条約、ILO第二十六号条約ですが、これが採択されましたのは一九二八年、四十三年前ですね。ILOが創設されましたのが一九一九年。ILO創設直後に採択されましたこの条約が四十数年間ずっと今日まで批准されずに至ったということにつきまして、私どもはたいへん遺憾に思うわけであります。四十三年間も経過したこの時点に立ちまして、外務大臣としての御感想をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 あまり押し問答してもしかたがありませんから次の問題に移りますが、ILOの第一号条約は、「工業的企業に於ける労働時間を一……
○山口(鶴)委員 具体的なことを一、二点お伺いしたいと思いますが、実は私、今国会の予算委員会でガードマンのことを問題にいたしました。そういう点からちょっとお尋ねしたいと思うのですが、ガードマンの方々が持っておられます警棒は、警察官が持っておられます警棒と全く同じだと聞いておるのですが、その長さ、重さ、材質等どうでございますか。たてについてもどのような状態でありますか、ひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 あとで、現に持っております警棒がどういうものであるか、具体的にひとつ御報告をいただきたいと思います。
総裁、御案内だと思いますけれども、警察官が警棒を使います場合、警棒、けん……
○山口(鶴)委員 時間がありませんからきわめて簡単にお尋ねをいたしたいと思います。 臨床の権威であられる高瀬先生でありますから、私ども学問的なことはわかりませんが、そこで、お尋ねいたしたいことは、結局尿たん白が、九回はかってみたがマイナスである。そのうち検査方法は七回がズルフォサリチル酸法であったということであります。そこで、この中村登子さんを解剖されました国鉄新鶴見鉄道診療所の久保田所長の言によりますと、十二指腸かいようはなかったというのですね。で、カルテを受理しておられるようでありますが、佐藤病院その他のカルテでは、結局尿たん白がマイナスであり、病名としては十二指腸かいようだ、こう言って……
○山口(鶴)委員 一言だけ聞きます。
私は、麦のカドミウムに対する安全基準というものをつくりませんと、土壌汚染防止法あるいは地方行政で議論しております公害の防止に関する事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律というものが、具体的に土壌汚染防止法においてやります場合に、畑地だけが除外されるという非常な差別が生じるわけです。当然私は、したがって、これを解決するために、麦の基準をきめるべきだと思います。これに対するお答えだけいただきましょう。
【次の発言】 法律に伴うこの政令が六月の中旬ごろには出るわけですね。したがいまして、それに間に合わないと、先ほど私が申しましたような差別が起きる。これはい……
○山口(鶴)委員 関連して。 長野財政局長は、地方六団体に正式に意見を聞いた、こう言っておられるわけです。そのあとの関係もありますから、正式に聞いて六団体としてはどういう回答があったかということを、ひとつ文書で委員会に提示をいただきたいと思います。 それから、自治省令の案についても文書で出していただきたいという公明党さんからの御要望がありますから、出していただきたい。お願いします。
○山口(鶴)委員 大臣にお尋ねしたいと思います。
本年度の自治省関係の予算の御説明をいただきましたが、大臣としては、本年度自治省関係予算につきましては、何を最重点として取り上げられ、何を確保するために一番力を尽くされましたか、その点をまず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 それぞれに御努力をいただいたことを御報告いただきました。
従来、国と地方との財源の貸し借りが問題になっておりましたが、本年はそういう遺憾なことがなかった。この点は私ども非常に高く評価をいたしたいと思っております。
予算委員会でまたいろいろお尋ねしたいと思いますので、ごく簡単にいたしたいと思いますが、いま大臣が……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案について、提案者を代表して、その提案の理由と内容の大要を御説明申し上げます。 地方税源とりわけ市町村の税源の充実強化ということは、シャウプ税制以来の課題でありますが、残念ながら今日においては、この問題の解決どころか逆の方向にあるといっても過言ではありません。 すなわち、市町村税について見ますと、市町村歳入中に占める税収入の割合は、昭和二十六年度の四六%から四十三年度には三五・四%に低下している状況にあります。これは主として、市町村税制が税収入の安定に重点が置かれたため、今日の都市化現象に伴う動態的な財政需要に対応し得な……
○山口(鶴)委員 私の質問はあとに残すといたしまして、御協力申し上げる意味で資料要求をいたしたいと思うのです。 まず第一は、宅地開発税の問題ですが、いただきました資料を拝見いたしますと、昭和四十五年度の税収見込みはゼロ、四十六年度の収入見込みが七千万円、こうなっております。四十四年度の地方税法改正で宅地開発税を創設したはずだと記憶いたしておりますが、現状どのように実施をされておりますか。すでに実施されております市町村はどのくらいあって、どのような状況であるか、ひとつ資料として委員会に御提出をいただきたいと思います。それが第一です。 それから第二は、農地の固定資産税の扱いにつきまして、実はず……
○山口(鶴)委員 時間の関係もありますから、簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。 今度の固定資産税、市街化区域内の農地の宅地並み課税の問題は、政府与党の土地対策の貧困というものがやはり問題ではないか。土地利用計画も立てていない。それからさらに、土地の値上がりというのは、そこに道路ができた、あるいは鉄道ができたというような、土地所有者とは関係ない、いわば公共投資によって地価の値上がりが起きているわけでございまして、そういった開発利益をたまたま当該地域に土地を持っておった人間が私するところに、問題があるわけでございまして、これらの問題をやはり基本的に解決をしていかなければならない。しかるに、この……
○山口(鶴)委員 地方税法の審議をいたしてまいりまして、特に都市計画法に基づく市街化区域内の農地の固定資産税の扱いにつきましては、非常に問題がございます。昨日も、参考人の方々が参りまして、特に全日農あるいは農協中央会など実際に農業を営んでおります方々の代表の参考人は、この問題につきましていろいろと疑問点を出しておったわけであります。その点を整理いたしまして、以下数点大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 まず第一は、市街化区域内でありましても引き続き営農を希望する方々が所有している農地につきましては農地並みの課税をなすべきである、かように参考人の各位も申しておりますし、私も同意見であります。 ……
○山口(鶴)委員 関連して。――そうしますと、この過疎対策と都市対策について、この費目はたとえば甲地、乙地、丙地でやるのだ、都市対策の面は土地開発基金の対象地区を充てるんだ、この費目は……という表は、つくろうとすればつくれますね。
【次の発言】 ひとつ、山本先生のせっかく御質問でもありますししますから、この都市対策と過疎対策につきまして、適用市町村は一体どういう市町村であるのかということを、ひとつ表にして資料として提出をしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでけっこうです。わかるだけでけっこうです。
○山口(鶴)委員 最初に自治省にお尋ねしたいと思います。 今度地方交付税法の一部を改正する法律案を提案されましたが、その内容を拝見いたしますと、ひらがなで「ろう学校」とありましたのを漢字の「聾学校」に改めるとか、それから「前条」を「第十四条」に改めるとか、昨日も話題になりましたが、「対し、」を「対し」に改めるとか、いろいろこまかな改正案を提案されておるようであります。 そこで、私、この交付税法というのを拝見しまして思うのは、たとえば交付税法第十四条「基準財政収入額の算定方法」これは非常に長い文章ですね。これを見ると、数学の式でも使えばずいぶん簡単に整理できる条文だろうと私は思うのですよ。ま……
○山口(鶴)委員 地方交付税法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表いたしまして、反対の討論を行ないます。 昭和四十六年度の交付税の配分の基礎をなしております昭和四十六年度地方財政計画は総額九兆七千百七十二億円、昭和四十六年度国の一般会計予算九兆四千百四十三億円に比して一見して大型に見えるわけでありますが、これは規模是正二千七百二億円を算入した結果でありまして、いわゆる上げ底計画であり、佐藤総理の言う内政の年ということばは全く看板にしかすぎないのであります。 昭和四十六年度の交付税の総額は二兆四百六十四億円でありますが、わが党が常に批判し続けてまいりました昭和四十三年以来の悪例であ……
○山口(鶴)委員 門司先生から冒頭にお尋ねのあった件でありますが、 この法律によりますと、公害対策基本法第十九条二項による公害防止計画に基づいて実施をする公害防止対策事業にかかわる経費について財政上の特例を講じようというのが、本法案の趣旨のようでございます。そこでお尋ねをしたいと思うのですが、大臣がお見えになっていないわけでありますが、財政局長は、昨年の暮れの公害国会の参議院の連合審査会で、わが党の加瀬委員が提起をいたしまして、それに対して政府が再三答弁をいたしまして、これがくるくる変わりまして、最終的に統一見解を出されたわけでありますが、その統一見解の件につきましては十分御存じだと思いますが……
○山口(鶴)委員 社会党、公明党、民社党、野党三党を代表して、公害の防止に関する事業に係る――国の財政上の特別措置に関する法律案に反対の討論を行ないます。 われわれ野党三党は、昨年十二月、第六十四臨時国会、いわゆる公害国会におきまして、公害防止の諸施策はほとんど地方自治体が主体となって実施する実情にかんがみ、地方自治体が実施する公害防止事業に対する国の財政上の責任を明らかにすべきことを強く要求してまいったのであります。と同時に、これにこたえ得る法律案の提出を行ない得なかった政府の怠慢を指摘し、野党三党共同による公害防止事業の実施を促進するための地方公共団体に対する財政上の特別措置に関する法律……
○山口(鶴)委員 最初に林野庁にお尋ねしたいと思うのですが、わが国に生息する動物で、ライフルを用いなければ狩猟ができないという動物は、どのような動物がおりますか、お伺いをします。
【次の発言】 そうしますと、クマが一万、ヒグマが二千五百ですから、クマのたぐいが一万二千五百、それからイノシシがそのほかに約十万ですね。ライフルがいまどのくらいあるかを拝見しますと、三万四千三百四十三丁。イノシシの中には最近イノブタと称するものもおるようでありまして、どうもう性の少ないものもあるようですが、そうしますと、特にどうもうだというクマが一万二千五百に対してライフルは二倍以上あるということになりますね。どうで……
○山口(鶴)委員 まずお尋ねしたいと思いますが、酒酔い運転につきましては、いただきましたこの資料を拝見いたしましても、昭和四十五年、前年に比しまして六・六%減少いたしております。過労に基づく居眠り運転、これは一体どうでしょうか。
【次の発言】 酒酔い運転のほうは、本人が酒を飲まないようにすれば防止できるわけです。ところが、居眠り運転というのは、自分が眠るまいと思いましても、これはなかなか自分で規制することは困難である。
そこで、この問題につきまして幾つかお尋ねをいたしたいと思うのですが、労働省では昭和四十二年の二月九日ですか、いわゆる二・九通達というのを出しておられるようでありますが、現在タ……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました地方財政法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 御承知のように、近年、わが国の高度経済成長は著しいものがありますが、その発展のもとで、地域社会の一方の極に過密を他の極に過疎現象を突出させており、これに伴う地域環境の整備、公害対策、住民福祉の増進など、社会資本充実のための地方行財政施策による諸措置は、今日、緊急課題となっています。 しかしながら、これらの需要に対する国の財政措置はきわめて不十分であり、かつ、国の事業計画の多くが地方公共団体に転嫁されるなど、国と地方間の財政秩序の改善が必要となっています。同時に、都道府県と市……
○山口(鶴)委員 最初これは宮澤さんに聞くほうがいいだろうと思いますが、第二百八十五条の改正ですが、地方自治法の第二百八十五条組合の法人格、「前条第一項乃至第四項の規定による地方共団体の組合は、法人とする。」、こう書いてあります。今度の第二百八十五条を見ますと、たいへん長くなっておるわけですが、「前条第一項乃至第四項の規定による地方公共団体の組合は、法人とする。」という字句はなくなっているのですね。何でこういう修正をされたのですか。
【次の発言】 それはわかっているのです。わかっているのに何でそういう規定をいままで置いておく必要があったのですか。削るわけですか、必要ないわけですか。地方自治法改……
○山口(鶴)委員 最初に、大臣がおられますのでまずお尋ねをいたしたいと思うのですが、わが党が提出をいたし、過般私のほうから提案理由の説明を申し上げました地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案、大臣もお聞きをいただいたわけでありますが、この法律案の内容は、大きく分けまして二点にわたっておるわけであります。このうちには大臣としても、ぜひとも実現をしたいと思って努力をしてきた、しかし大蔵省等ものわかりの悪い官庁もあるわけでございまして、なかなか自治省の言い分が通らない、よくぞ社会党さん提案をしてくれた、こう賛意を表する事項が多々あるのではないか、かように考えるわけでありまして、十二点の項目の……
○山口(鶴)委員 高橋税制第二課長さん、お忙しいようでありますから、先にお尋ねをいたしましょう。 まずこの自動車重量税がどうも公平を失しているんじゃないかという議論がずいぶんございます。実は過般の連合審査でも私は申し上げたわけですが、先ほど課長さんお答えでしたが、この税をつくったのは、一つは車を持つことによる利益の創設というもの、これに着目して税を課する、それからさらに検討の過程では道路の損傷率というものを考えたということであります。実は連合審査会で問題になったんですが、大型特殊自動車ですね。道路運送車両法施行規則、この別表第一の中に、大型特殊自動車とは一体いかなるものをさすのかということが……
○山口(鶴)委員 ただいま門司委員も言われたわけでありますが、現在の社会情勢の発展の中で生じました、まさに公害列島と同じような危険物列島であるわが日本に対しまして、そういった時代の進展に即応した消防対策、さらには災害基本法もあるわけでありますが、地震等予想された場合の大災害対策等の問題につきましては、大臣がお見えになりましてからお尋ねすることにいたしまして、その点は保留をいたしておきたいと思います。 それ以外の問題につきまして若干のお尋ねをいたしたいと思います。特にお尋ねしたいのは林野火災の問題であります。昭和三十六年五月でありますか、戦後最大といわれた三陸一帯の山林火災がございました。それ……
○山口(鶴)委員 最初に自治省の遠藤行政課長にお尋ねしたいと思うのですが、本員、第六十五通常国会に提出をされました陳情書を拝見いたしました。 陳情書につきましては、請願と異なりまして委員会で採択するかせぬかという審議はいたさぬわけでありますが、せっかく各方面から寄せられた陳情でありますから、私ども、国民各位の声として十分に拝見をいたした次第であります。 その中に「区長公選制の実現等について」という陳情が出ております。陳情者は二十三特別区議会議長会会長の鈴木徳之助さんであります。したがって、東京都内にございます二十三特別区区議会全員の意思によるところの陳情ということでありますから、陳情に重い……
○山口(鶴)委員 通告いたしました質問をいたします前に、若干お尋ねをいたしたいと思います。 当予算委員会におきましては、健康保険法の改正は予算関係法案であるから当然すみやかに出すべきだ、また提出の手続につきましては両審議会の答申を得て出すべきである、ということで論議が集中をいたしました。 さて、そこでお尋ねをいたしたいと思うのですが、共済組合は健康保険とたいへん関係が深うございます。当然秋田自治大臣はこのことについては御関心をお持ちだろうと思うのでありますが、社会保障制度審議会の答申というのはどういう内容であったか、当然御存じだと思いますが、まずお尋ねをいたしたいと思います。
○山口(鶴)委員 まずもって渡海さんの自治大臣就任それから小山さんの政務次官就任に心からお祝いを申し上げたいと思います。 限られた時間でありますから、きわめて簡単に幾つかの問題をお尋ねいたしたいと思います。 塩川さんも言われましたが、七〇年代は内政の年だ。内政を担当するのは一体だれか。これはもう自治体であることは言うまでもありません。自治体が社会資本の充実あるいは社会福祉の充実といった問題に取り組むためには、当然地方自治体の財政というものが充実されなければならぬ。また自治大臣も所信表明で言われておりますように、地方税の充実と申しますか地方の自主財源の充実と申しますか、そういうものがはかられ……
○山口(鶴)委員 渡海自治大臣がまだお見えでありませんので、人事院総裁に人事院勧告をめぐりまして若干のお尋ねをいたしたいと思います。 今度の勧告は一一・七四%という勧告でございますが、私どもとしますと、人事院もお認めになっておりますが、民間の企業におきまして、春闘の賃上げの幅は定昇を含めまして一六・六%、したがいまして、今回の勧告は、いわゆる民間の賃金の状況というものを正当に反映していないのではないかということをまず考えざるを得ないわけであります。 先ほど上村さんのほうから、景気の現状をめぐりまして、公務員賃金に関連していろいろお尋ねがありましたが、私の考え方をずばり申し上げますならば、こ……
○山口(鶴)委員 そういたしますと、まず、地方交付税の減につきましては、今回の一千六百五十億の国税減税に伴う五百二十八億、並びに法人税一等の減収二千三百三十億に伴うところの七百四十六億、合計千二百七十四億は完全に交付税特別会計が借り入れて交付税として配分するからこれはよろしい。地方税の減収に伴いますものについては、三百三十四億を各都道府県の積み立て金を取りくずす、一千億を地方債で見て、うち四百億円は政府資金だ、こういうお話であります。この場合の一千億の地方債、これはどうなんですか。昭和四十一年には特別地方債というのを千二百億出しまして、これについては元利償還を見たという例もあるわけなんでありま……
○山口(鶴)委員 要求大臣が一人お見えにならぬ方がありますし、また歴史的な沖繩返還に伴うところの国内法の審議、きわめて重要な審議であるというのにかかわらず、与党席が過半数を割っておる、こういう状況で質問しろといっても無理じゃありませんか。
【次の発言】 要求大臣がおそろいにならない、また与党側の退席が非常に多いということで貴重な時間を空費いたしたことを非常に残念に思います。わが党の理事からの御指示もありますから質問をいたします。
私も、数回沖繩に参りまして、沖繩現地の方々といろいろ話し合いをする機会を持ちました。そこで、琉球処分ということばをしばしば聞いたのであります。ちょうど衆議院の沖繩返……
○山口(鶴)委員 さきの委員会で私は、地方公務員の公平審理に関する件、小笠原における施設庁の告示問題、自衛隊の治安出動、治安警察の問題、三点について留保いたしておりますので、若干時間が、三つありますからかかりますことを、ひとつ委員長、御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 それでは直ちにお尋ねいたします。
まず、自治大臣にお尋ねいたします。沖繩の市町村公務員の諸君は労働三権を持っているわけです。今回の法律によりますと、それが本土並みになる、きわめて危惧を持っています。しかも本土におきまして、たとえば一斉休暇の行動をとる。そういたしますと、地公法三十七条二項によって、公平審査を受ける権利……
○山口(鶴)委員 私は、日本社会党を代表し、沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律案(以下特別措置法案という)、沖繩の復帰に伴う関係法令の改廃に関する法律案(以下改廃法案という)、沖繩振興開発特別措置法案(以下沖繩振興法案という)、及び自民党提出の修正案、沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律案、以下軍公用地使用法案という、及び人事院の地方事務所設置に関し承認を求めるの件、以上四法案並びに一承認案件に対し、絶対反対である立場から討論を行ないます。 私は、討論を行なうにあたり、本委員会に付託された四法案の根拠をなしている琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定、いわゆる……
○山口(鶴)委員 七十日間の会期を与党の都合で一方的に延長するということは、当初の国会において設定された七十日間という土俵を、与党の都合で一方的に変えようということであって、われわれ絶対に承服できません。 私も沖繩及び北方問題に関する特別委員の一人でありまして、与党が何が何でも今国会を通そうと企図している沖繩関係国内四法案、この質疑の模様については十分承知をしているつもりです。日がないというわけでありますが、これはそもそも、政府が出した四法案自体に問題があったわけでありまして、特に審議の過程でも、核兵器の問題とか、あるいは毒ガスの問題とか、あるいは西村前防衛庁長官の国連無視の発言とか、そうい……
○山口(鶴)委員 ただいまわが党の島本委員と環境庁長官の御議論を拝聴しておりまして、現在佐藤内閣は国民の支持率が二三%というふうにたいへん下がっておるわけでありますが、その二三%のうちの相当部分を大石環境庁長官がかせいでおられるんじゃないかと、私は日ごろから敬意を表しているわけであります。 群馬県の尾瀬ケ原の環境保全につきまして、環境庁長官に非常な御努力をいただいたことを感謝いたしております。たまたま群馬県知事が少しものわかりが悪くて、長官にも若干御迷惑をかけたんじゃないかと思いまして、この点群馬県民の一人といたしまして、たいへん恐縮に存じております。そのほか、奈良県でございますか、吉野川に……
○山口(鶴)委員 最初に、昭和四十六年度の今回の財源措置の問題について若干お尋ねしたいと思います。 その前に委員長に申し上げておきますが、沖繩返還協定特別委員会あるいは沖繩及び北方問題に関する特別委員会の審議がありますので、自治大臣のお忙しいことはわかりますけれども、しかし、先ほど来門司先生が言われたように、いまだかつてない地方財政の危機、これに対してどう措置をするかという議論をいたしますときに、自治大臣がさっぱり姿を見せぬということは私は遺憾だと思います。したがって、これはやはり大臣の時間をいずれかの機会にとっていただきまして、ひとつ大臣に対してお尋ねできる機会をぜひともつくっていただきた……
○山口(鶴)委員 渡海自治大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、年金制度施行前における吏員及び雇用人として在職した期間で、地方公務員共済制度の施行日に引き続いていないものについては、退職年金の受給資格を与えるための資格期間として取り扱われているにすぎないのでありますが、年金額の算定の基礎となる職員期間として組合員期間に通算すべきではないかと考えます。これに関しましては、前国会でも附帯決議がなされているわけでありますが、自治大臣は、次の通常国会に提出する法案において、これを実現できるように最大限の努力をし、必ず措置することをお約束をいただきたいと思います。 なお、これに関連して一言申し上げます……
○山口(鶴)委員 最近、新聞を朝見るたびに、またきょうは何か載っていないかというようなことが、私も地方行政の委員をいたしております立場から、実は、気になる昨今であります。新聞等も持ってまいりましたけれども、一々私が事例を申し上げることは、時間の関係で避けたいと思います。 実は、わが党の国会対策委員会でも、あまりにも警察官の事件が多過ぎる、したがって、これは本会議における緊急質問を党として要求したらどうかという意見もずいぶんあったのであります。しかし、そういうところで取り上げることばかりが能ではない、要は、今後の対策をしっかりやっていただけるかどうかが問題ではないかということで、実は、わが党と……
○山口(鶴)委員 最初、事務当局からでもけっこうでありますが、御説明をいただきたいと思います。 昭和四十七年度の地方財政につきまして、自治省が大蔵省に提出をしております要求の数字については承知をいたしておりますが、いま、予算編成期に当たりまして、予想以上の景気の落ち込みがある中で、約一兆円にのぼる地方財政の財源不足ということが、いわば折衝の焦点になっているわけでありますが、私どもの見るところ、一兆円の財源不足ということは少な過ぎるのではないか、現実はもっと一兆円をこえる財源不足が見込まれるのではないかというふうに思います。 自治省が一兆円の財源不足と言っておりまする根拠、数字をまずお示しを……
○山口(鶴)委員 わが党の広瀬委員からすでに各面にわたってお尋ねがあったと思いますので、若干重複する点があるかと思いますが、幾つかの点をお尋ねをいたしてみたいと思います。 たぶん広瀬委員もお触れになったと思うのですが、わが党としては民社、公明両党の御賛同をいただきまして、三党共同で、公的年金の年金額等の臨時特例に関する法律案というものを提案いたしました。本会議における趣旨説明も行ないまして、それぞれ各党の皆さまにもその内容については御了解をいただいているところだろうと思います。問題は、現行の各公的年金制度の間に非常な格差がある。この格差を是正するということは一日も早くなすべき課題だと考えます……
○山口(鶴)委員 一連の連合赤軍事件に関係いたしまして、特に、殉職をきれました内田警視長、高見警視正、それから、これに関連いたしましておなくなりになりましたお二人の方々の御冥福を、心からお祈りをいたしたいと思います。 また、今回の事件に関連いたしまして、長野県警察本部、警視庁、また、群馬県警本部、埼玉県警本部等の御努力に対しましても、心から感謝をいたしたいと思います。 また、後藤田長官はじめ、富田警備局長等、最高責任の位置にあります方々の御努力に対しましても、心から敬意を表したいと思います。 さて、今回の行動でありますが、後藤田長官は、日ごろから、いわゆる警察の任務と軍隊の任務というもの……
○山口(鶴)委員 地方行政委員会における自治大臣所信表明、拝見をさせていただきました。これから、地方税法改正案あるいは昭和四十七年度における地方交付税の特例に関する法律案等々、各種法案の審議がございます。したがって、ここでは、大臣が所信表明でお述べになりました事項のうち、今後法律案として審議をいたします事項については割愛をいたしまして、お述べになりました事項のうち、これに関連をいたしまして、あるいは今国会に法案として御提案をされない問題、したがって、法案審議では直接議論の対象とならない問題、それからさらに、緊急措置をしなければならぬと思われる事項、これに限定いたしまして、若干の問題をお尋ねいた……
○山口(鶴)委員 地方税につきまして幾つかお尋ねをいたしたいと思いますが、ただいま、自治大臣が、村田委員の質問に答えまして、市町村こそが基礎的自治体であり、これの力を強めることに全力を尽くさなければならないという趣旨の御答弁をされました。私どもも同様に考えておるわけであります。問題は、大臣がせっかくそのようなお考えをお持ちであり、先ほどのような御答弁をなされたわけでありますから、私は、国税、地方税、わけでも地方税の中の都道府県税、市町村税、こういった配分の中にそのお考え方が明瞭にあらわれてこなければ、これはことばだけの遊戯でありまして、基礎的自治体である市町村を強化する、力を強めるということに……
○山口(鶴)委員 今回提案されました航空機燃料譲与税法案の内容を拝見いたしましたが、本年度は九億円ということで出発をするようでありますが、これが明年度並びに四十九年度、それぞれこの譲与税として配分されます額は幾らになる見通しであり、また、一応見通しは伺っておるわけでありますが、念のためにお伺いしておきたいと思いますが、将来どのように推移をする見通しであるか。この点をまずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 四十九年度、平年度になって二十二億円ということはお伺いしているわけですが、将来、航空機の伸びその他を考えて、それ以降の収入の見通しについては、おおよそどの程度見込んでおられるわけです……
○山口(鶴)委員 まず大臣にお尋ねしようと思うのでありますが、大臣がお見えでありませんから、やむなく後藤田警察庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。 御案内のように、現在、国会は、沖繩返還交渉にからむ外交機密文書の問題が問題となり、特に、この文書が明らかにしております内容は、去る昨年暮れの沖繩国会におきまして、佐藤総理並びに福田外務大臣が答弁をいたしました事柄が全くうそ偽りであったということを裏づけているわけでありまして、そういう意味では、この国権の最高機関たる国会に対して、行政権を持っておりまする内閣が全くうそ偽りの答弁を行なったということでは、まさに、国権の最高機関たる国会に対して連帯責……
○山口(鶴)委員 ちょっと関連して。 いま和田委員が御指摘になりましたが、昭和四十五年度の決算をもとにした地方財政白書、分厚い資料をいただきましたが、地方財政白書をつくるときには、やはり超過負担というものは一つの柱として立てて、そして、地方財政の状況がどうであるかという場合には、自治体の参考にするということが必要じゃないかと私は思うのですよ。それは、かつて、自治省と大蔵省が一緒になりまして調査をいたしたことも承知をしておりますし、また、本年度自治省と大蔵省とが共同調査をしようということも聞いておるわけでありますけれども、毎年度地方財政白書をせっかくおつくりになるわけでありますから、超過負担と……
○山口(鶴)委員 最初に、これはどなたにお伺いしましょうか。この表紙を見ますと、昭和四十七年度分の地方交付税の特例等に関する法律案と書いてありますね。従来は、地方交付税法の一部を改正する法律案という形で提案をされるのが通例だったわけですね。なぜ特例に関する法律案になったかということは承知をいたしておりますけれども、私は、これは好ましくないと思うのですね。なぜ地方交付税法の一部を改正する法律案という形にならなかったのですか。やはり、従来のような交付税法の一部を改正する法律案というのを提案をするのが私は筋だと思いますし、地方財政のことを考えましても、そうあるべきだと思うのであります。特例等に関する……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました地方公営企業法の一部を改正する法律案及び公営企業金融公庫法の一部を改正する法律案の二法案に関し、提出者を代表いたしまして、提案理由の概要を御説明申し上げます。 地方公営企業の経えい状態については、特に昭和三十六年以降その赤字は増大の一途をたどり、累積欠損金は、昭和四十五年度末決算で二千三百六十三億円にも達しております。 これらを内容別に分析いたしますと、財政再建対象事業に指定された水道、交通、ガス及び病院の四事業の昭和四十六年度末における推計不良債務額は、財政再建債を除いても、総額一千六百六十二億もの多額にのぼり、このことが企業の再建を困難にしてい……
○山口(鶴)委員 最初に鹿児島県知事さんにお尋ねしたいと思いますが、各参考人から御指摘がありましたように、昭和四十七年度の基準財政需要額及び収入額の増加見込み額によりますと、都道府県におきましては、標準経費として約一千億、事業費補正として約千六百億、合計二千六百億円を、本来ならば投資的経費の基準財政需要額に算入をいたしまして、当然その分交付税でめんどうを見なければならぬはずであります。ところが、各参考人から御指摘がありましたように、これをすべて起債でもって肩がわりしているということは、本年度の地方財政計画の一番の欠陥であることを私どもも主張いたしておるわけであります。したがいまして、この点につ……
○山口(鶴)委員 最初に国家公安委員長と警察庁、長官にお尋ねいたしたいのでありますが、最近の国会は、国民の知る権利の問題を中心にいたしまして、衆参両院を通じまして、いろいろな角度からの質疑、論戦が行なわれております。私は、この問題をあらためてここで蒸し返そうというつもりはございませんが、ただ、国民の一人として、各種の報道の中から、若干疑問に思っておる点がありますので、その点だけをお尋ねをいたしたいと思います。 それは、西山記者並びに蓮見事務官の逮捕に関連をいたしまして、新聞等を拝見いたしますと、逮捕されました翌日、五日でありますが、佐藤総理は、逮捕に関して事前に相談を受けたかという記者団の質……
○山口(鶴)委員 公有地拡大推進法案につきまして、各委員の方々からだいぶ御質問がございまして、若干重複する点もあるかと思いますが、お尋ねをいたしたいと思います。 まず、その前に大蔵省にお尋ねをいたしたいと思うのですが、連休中の新聞に全国の長者番付が発表になりました。それを見ますと、第一位が関兵馬さんという方で、三十八億九千万円の所得をあげておられる。ところが、現在の譲渡所得に対する特例措置によりまして、所得税の場合は分離課税でございまして、税率が一〇%、それから住民税が、これまた分離課税で、四%という形で課税がなされます。そういたしますと、関さんの場合が、所得税が三億九千万、住民税が一億六千……
○山口(鶴)委員 今回提案されました公営企業金融公庫法の一部を改正する法律案について若干のお尋ねをいたしたいと思いますが、まず、第一は、公営企業金融公庫といえば、地方公共団体が経営しております公営企業、水道、病院、公営交通あるいは電気事業等、非常に種類があるわけですね。これに対する唯一の金融機関です。ところが、政府は一体何ぼ出資をしておるかと申しますと、昨年まで三十九億、今回、渡海自治大臣の御努力もあったと思うのでございますが、二億ふえまして、四十一億という状態です。このほか、政府関係の公社、公団が数々ございますが、そういうものの出資金に比べて、この公営企業金融公庫の政府の出資金はあまりにも少……
○山口(鶴)委員 警備業法案について若干の点をお尋ねしたいと思います。 一番最初にお尋ねいたしたいのは、昨日の新聞に大きく報道されておりました保谷市の民間委託の問題であります。「おかしな民間委託」というので報道されておりましたが、これを見ますと、保谷市と、それから警備業者でありますリンレイサービス会社、これは本社は東京中央区銀座だそうでありますが、この警備員が出生届けを十八件、婚姻届け十六件、死亡届け二十九件、計六十三件を受け付けたという事実があったそうであります。そして、どういう状態であるかと申しますと、保谷市は、昨年の八月末、宿日直の補助業務として、戸籍事務などの業務委託契約をリンレイサ……
○山口(鶴)委員 まず最初に法律についてお尋ねしたいと思いますが、「モーテル営業の規制」第四条の六、これを拝見しますと、「モーテル営業が営まれることにより清浄な風俗環境が害されることを防止する必要のあるものとして都道府県の条例で定める地域においては、営むことができない。」となっていますね。この場合、「都道府県の条例で定める」となっているのですが、この場合の都道府県の定める条例というものについて、おおむねこういう形の条例を制定せよというようなことを御指導するつもりがありますか。あるとすれば、一体どのような条例を想定しておられますか。これをまずお伺いしたいと思います。
○山口(鶴)委員 地方公務員等共済組合法につきまして、幾つかの点をお尋ねをいたしたいと思います。 山中総務、長官と渡海自治大臣がまだお見えでありませんから、政治的な議論のほうはあとにいたしまして、事務的な問題を最初にお尋ねをいたしたいと思いますが、まず第一は、今回の改正案によりまして、昭和四十四年四月一日から昭和四十五年三月二十一日まで、いわゆる昭和四十四年度に退職された方については、年金の額を一〇・一%改善をするということが提案をされておるわけであります。この問題につきましては、与党の塩川委員もお尋ねになっておったわけでありますが、昭和四十五年度の消費者物価の上昇が七・三%、そしてまたその……
○山口(鶴)委員 大臣が就任されましてからいままでお尋ねをする機会がございませんでしたので、あまりこまかいことをお尋ねするつもりはございませんが、地方財政に立ち向かう大臣の基本のお考え方を若干お尋ねをいたしておきたいと思います。 まず第一にお尋ねいたしたいのは、今年度の地方財政が一体どうなるだろうかという問題であります。昭和四十七年度の地方財政の編成にあたりましては、私どもは、四十年不況の経験にかんがみまして、当時、地方交付税率を、二九・五%から現行の三二%へと二・五%引き上げたわけでありまして、交付税率の引き上げを中心といたしまして、この財源の手当てをいたしました。昨年のニクソンのドル・シ……
○山口(鶴)委員 自治省の官房長、財政局長を歴任された大村さんが今度大蔵政務次官になられたようでありますから、たいへんけっこうだと思いまして、大村政務次官に大いに質問をいたそうと思いましたが、まだお見えでありませんので、参りましてから大蔵政務次官にはお尋ねをすることにいたしまして、若干その前にお尋ねをいたしたいと思います。 今度の、「昭和四七年度地方財政補正措置の概要」を拝見をいたしたわけでありますが、給与改定財源に対する措置といたしまして、交付団体所要額が六百二十億、不交付団体の所要額が二百億、計八百二十億円でございますが、このうち法人関係税の増、交付団体分百二十億、不交付団体分二百十億、……
○山口(鶴)委員 わが党は以前から、国会の運営については十分話し合いで行なうことが望ましい、それを形にあらわす意味で、常任委員長は比例配分すべきであるということを強く要求してまいりました。また、当議運委員会内に設けられております国会法改正等に関する小委員会等の論議の際にも、そのことは強く主張いたしまして、与党側におきましても、精神的な意味ではだいぶ御理解も進んでおったと私どもは判断をいたしておりました。 今回の総選挙におきまして、先国会におきましては与野党の差が約百二十ございましたのが、今国会は与野党の差わずか七十七であります。そういった新しい国会の分野等を考えましたときに、わが党は、かねが……
○山口(鶴)委員 私ども社会党としては、本会議の決議案は各党全会一致をたてまえとするという今日までの慣例は大切にしたいと思っております。それは、国会の決議がきわめて権威あるものとして今日まで扱ってきた国会の歴史を大切にしたいからという気持ちであります。ただ、その場合、決議案をつくるにあたりまして、各党ともそれれ考え方が違うわけでありますから、一〇〇%自分の党の主張が通らなければ決議案に賛成しない、こういう態度をとっておったのでは、私は全会一致をたてまえとする国会決議案というものはできないと思うのです。そういう立場から、私どもは共産党の核兵器全面禁止を求める決議案にうたっておりますところの核兵器……
○山口(鶴)委員 大蔵政務次官がお忙しいそうですから一番先にお尋ねをいたしましょう。 今度の水源地域対策特別措置法、私ども、きわめて不備であり、不満であり、反対であります。それは、ダムを指定をする、そしてダムの指定は、三十戸水没とか、三十ヘクタール農地が水没するとか、小規模の直轄ダム、補助ダムについても指定をするわけですが、問題は、この法律によりまして水源地域整備計画を立てる、そしてその仕事をする場合においては国が補助のかさ上げをする、ただしその場合の対象は水没戸数二百戸以上あるいは農地の水没二百ヘクタール以上のいずれか、あるいは利水地域が水源県になくてという場合においてはこれを百ヘクタール……
○山口(鶴)委員 今月の三日でありますが、本会議におきまして、いま全国民的な関心の的になっております商社の買い占めを規制する法律案を政府も提案いたしました。また、社会党、共産党、公明党、民社党の野党四党も、商品買い占めを規制する法律案を、野党四党共同提案として提案をいたしました。本日、議運の理事会で、この法案は物特に付託をいたしまして議論を進めることになったわけでございます。それほど、この商社の買い占めの問題は、国民の大きな関心の的になっております。 ところが、本日のテレビニュースあるいは新聞等を拝見いたしますと、モチ米の買い占めに関係いたしまして、食管法違反の容疑をもって、丸紅の東京本社を……
○山口(鶴)委員 いわゆる農地の宅地並み課税の問題につきましては、古くは昭和四十三年の新都市計画法の審議以来、また、当地方行政委員会といたしましては、昭和四十六年の地方税法審議以来、幾多の国会を通じ、また当地方行政委員会の論議を通じて問題になった課題でございます。そういう中で私どもこの審議に参加をいたしてきたわけでありますが、特に、本案の経過につきましては、くどくは申しませんが、私、非常に憤激にたえないといいますか、遺憾にたえない問題が非常に多いわけであります。 その間の経過はまた十分議論をいたしたいと思いますが、建設大臣が時間的にお忙しいということでありますから、若干論議の道筋をはずしまし……
○山口(鶴)委員 大臣がおられますので、ごく基本的な問題を一つだけお尋ねしたいと思っております。 それは、本日の新聞、一面に大きく、「首相、大幅減税を指示」という記事が載っております。昨日もわが党の細谷委員から同じような質問があったということを承知をいたしておりますが、たまたま本日の各紙に大きく報道されましたので、若干お尋ねをしておきたいと思います。 これを拝見いたしますと、「田中首相は三十一日昼すぎ、首相官邸に愛知蔵相、吉國大蔵事務次官ら大蔵省幹部を呼び、来年度税制改正について話合った。その中で首相は、1夫婦子二人、四人家族の標準サラリーマンで、今年度百十二万円の課税最低限を百五十万円に……
○山口(鶴)委員 まず、警察にお尋ねをしたいと思うのですが、連合赤軍等に象徴される極左の活動が目立った時期もございましたが、最近は、右翼暴力団、過激な右翼の活動が非常に顕著になっている季節に入ったのではないか、かように私は思います。極左の季節から極右の季節、こういうふうに言えるのではないかと思います。その理由はいろいろありますが、一つは、やはり、日中国交回復に象徴されるように、わが国が社会主義国との友好親善を深めるという問題に対して極右の諸君が反対をする、過激な行動に出る、こういう傾向が一つは目立っていると思います。北朝鮮が最近WHOにも加盟をいたしましたが、このような新しい情勢に対してもまた……
○山口(鶴)委員 過般ノーカーデーがございました。新聞で拝見いたしましたが、たしか、大臣も徒歩で登院をされたようであります。各大臣が、ノーカーデーで、あるいは国電、地下鉄、徒歩でもって登院をいたしました感想が新聞にいろいろと書いてございました。私もたいへん興味深くそれを拝見いたしたのでありますが、ある方はパリの裏町と同じような感じがしたとか、あるいは省線以来初めてこういう電車に乗ってみたとか、混雑がたいへんひどかったとか、一般庶民とはちょっと縁遠いと申しますか、そういう御感想をいろいろと漏らしておられた閣僚の方が多かったようであります。私は、そういうところに、今日の都市交通、さらにはこれから私……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党の各党提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも注目すべきことは、すでに政府の昭和四十七年度経済白書も指摘しておりますとおり、経済規模の拡大につれて成長と福祉の乖離が次第に顕著となり、とりわけインフレを背景として、高齢者世帯、母子世帯等の所得格差が拡大し、社会的施設の偏在と不平等化の進展と相まって所得と……
○山口(鶴)委員 私も国会に何年かおりますが、文化のかおり豊かなこの文教委員会で質問させていただくのは生まれて初めてでございまして、たいへん光栄に思っております。たまたま文部大臣は、かつて自治省の財政局長御在任時代、地方行政委員会でいろいろ議論をいたしたことがあるわけでありまして、そういう意味で今度地方行財政、わけても地方財政に最も詳しい奥野さんが文部大臣になりました機会に、教育財政についてひとつ抜本的な施策を打ち立てていただくことを、心から私期待いたしたいと思います。 振り返ってみますと、六・三制が発足をいたしましたころ、戦後の窮乏の中で、当時は全国一万有余あった市町村が、非常な苦労をして……
○山口(鶴)委員 昨日の衆議院本会議が午後八時から始まるというような、たいへん夜おそく開会をされまして、従来の国会の慣例からすれば、上程されるはずのない決議案が急遽上程されることになり、討論にも立つというようなことがありましたので、たいへん準備が不足でございまして、あまり十分な質問はできないと思いますが、若干のことをひとつお尋ねをしたいと思います。 私学共済の質問に入ります前に、ちょうど奥野文部大臣、それから管理局長さんもお見えですからお尋ねしておきたいと思うのですが、それは過般当委員会におきまして、義務教育諸学校の施設費国庫負担法について私若干のお尋ねをいたしました。その際、幾つかの宿題を……
○山口(鶴)委員 人事院総裁が、八月の初旬に予定されております人事院勧告を控えまして、たいへん多忙だというお話を聞きました。したがいまして、最初に人事院総裁にお尋ねを集中をいたしたいと思います。私は、この教職員の給与を決定するにあたりまして、他の公務員と違って、教職員の給与のきめ方の歴史を拝見いたしますと、どうも異常だったんではないだろうかという感じがいたすのであります。国家公務員法また一般職の給与に関する法律を拝見いたしますと、人事院の権限が書いてございます。人事院の問題につきましては、ここで私が申し上げる必要もないと思うのですが、マッカーサー書簡に基づく公務員の労働基本権が一部制限をされま……
○山口(鶴)委員 はなはだ僭越でございますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表し、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 海部前委員長は、委員長就任以来、その円満なるお人柄と強い信念をもって、終始当委員会の円滑なる運営と国会の正常な運営に努力されましたことは、われわれ一同深く敬意を表するとともに、その御苦労に対し深甚なる謝意を表するものであります。 今後もなお当委員会の理事として国会運営に当たられるとのことでありますが、従前に変わらぬお力添えを賜わるようお願い申し上げる次第でございます。 また、このたび新たに委員長に就任されました佐々木委員長は、かつて長……
○山口(鶴)委員 代表質問と通例言っておりますが、正式に言えば、国務大臣の演説に対する質疑であります。この国務大臣の演説に対する質疑につきましては、従来とも発言順位表に従いまして処理をいたしてまいりました。かつてわが党が九十名の時代には、発言順位表に従いますと、社、公、社という順序になったわけでございまして、そういった発言順位表の状況から、当時の公明党さん、民社党さんの党首を先にするということをいたした例もございますが、これはやはり発言順位表をもとにした順序であった。それからさらに、国会解散が予想された臨時国会におきまして、特別な事情から、社会党一人で、各党の党首がそれぞれ各党の主張をお述べに……
○山口(鶴)委員 政務次官をもってかえられるわけですね。
○山口(鶴)委員 日程第十六、学校教育法の一部を改正する法律案につきましては、私たちは、日程にのせるべきでない、委員会に差し戻すべきであるという主張を続けてまいりました。 それは、二回にわたる国対委員長会談の経過からいきましても、まさに国対委員長会談の経過を無視し、不当な採決であるといわなければなりません。したがいまして、このような日程を認めることは、わが党としては断じてできません。 さらに、本日、見ますと、十六も案件があるわけでございまして、参議院の総括質問の休憩中にこれが処理できるかどうかも、物理的に危ぶまれるわけであります。その場合におきましては、当然、時間内に処理すべき日程を処理し……
○山口(鶴)委員 ただいまの委員長の発言は、私ども絶対に反対であります。 今回の会社臨時特別税、わが党は付加税方式でかねてから提案をいたしました。野党の中には利得税方式で提案をされたところもございましたが、経過はすでに御案内のように、自民党側がわが党の付加税方式が妥当であるということを認めて、共同提案しようというようなお話し合いもありましたが、自民党内の御都合で突如これがまた変更された、いろいろな経過をたどりました。したがいまして、私どもとしては、この会社臨時特別税、内容的にはきわめて不満でありますが、しかし、国民世論の意向を考えて、この際、内容は不満であるけれども、これを成立させることが国……
○山口(鶴)委員 昭和四十年、四十五年、四十六年にかけまして、当公害対策特別委員会にしばしばおじゃまいたしまして、カドミウム公害の問題につきましては何回も議論をいたしました。しばらく公害の委員会におじゃまする機会がなかったわけでありますが、今回の問題につきまして、若干お尋ねをいたしたいと思うのです。 重松さんが時間の御都合があるようですから、まずお尋ねをいたしたいと思います。 国会では、与野党で国会を運営しております。国会の俗なことばでは、だましたほうが悪いかだまされたほうが悪いかということばがあります。今回のこの事件を見ますと、確かに公害隠しと申しますか、データのもとになります試料を改ざ……
○山口(鶴)委員 政府提出の定数標準法はあまりよくない内容でありまして、木島喜兵衞君提出の定数標準法のほうがはるかにすぐれておりまして、私ども、政府案のほうは賛成しがたい、木島喜兵衞君提出の法律案のほうがたいへんけっこうでよろしい、こういう考え方を持っておりますが、若干幾つかの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 法案のお尋ねを申し上げる前に、文部大臣がおられますから、今後の国会審議の見通しにも関連する問題でありますので、若干お尋ねをいたしたいと思います。 実は今度の国会に政府が提出予定されました法律案は八十八件であります。このうちすでに八十六件が提出をされておりまして、二件が未提出……
○山口(鶴)委員 社会党を代表いたしまして、八日間の会期について反対の意思表明を行ないたいと思います。 今度の参議院選挙では、国民の関心が非常に高く、七三%というような投票率が現実のものとなりました。いま国民の目は、との物価高の問題、さらには金権選挙、企業ぐるみ選挙等の批判もあるわけでありますから、金のかからない選挙を実現するために国会がどう取り組むか、あるいは災害の問題、食糧危機の問題、あるいは朝鮮問題等、当面する緊急課題にどう国会が取り組むかを注視していると思うのです。 したがって、私どもは、今度の国会は、反インフレ生活防衛国会として、所信表明演説はもちろんのこと、予算委員会、関係委員……
○山口(鶴)委員 僭越でありますが、委員各位のお許しを得て、一同を代表し、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 佐々木前委員長は、委員長就任以来、その温厚なお人柄と強い信念をもって、かつ、豊富な御経験を発揮せられ、終始当委員会の円滑なる運営をはかり、国会の権威の向上に努力されましたことは、われわれ一同深く敬意を表するとともに、その御心労に対し深甚なる謝意を表するものであります。 今般、委員長を辞任されましたことは、まことに残念でありますが、今後とも相変わらず御厚誼を賜わりますようお願い申し上げる次第でございます。 また、このたび新たに委員長に就任されました田……
○山口(鶴)委員 今回、石油コンビナート等災害防止法案が国会に提案されまして、地方行政委員会で審議が始められたわけでありますが、実はこの法律案の提案は大変異例であります。と申しますのは、政府が法案を国会に出します場合には、予算関係法案につきましては二月の中旬、予算関係法案以外の法案につきましては三月の中旬というのが慣例になっております。今国会が始まりました際におきましても、内閣官房長官が参りまして、予算関係法案につきましては二月の中旬、予算関係法案以外のものにつきましては三月の中旬までに出すように努力をいたします、このようなお約束をされたのであります。石油コンビナート等災害防止法案は、もとより……
○山口(鶴)委員 今回、議運の委員会に総理の出席を求めて、国会の答弁に関しましてこのような質疑を交わすことはきわめて残念であり、遺憾なことであると思います。 私ども議運の理事会に各党を代表して出ております。少なくとも議運の理事会で党を代表して発言し、約束したことについては、これはお互い守っていく、少なくともそういう決意をもって私どもも議運の委員としての職責を務めております。そういう中で国会答弁はいいかげんなものだというような発言が閣僚からなされ、それからさらに、各委員から三木内閣の基本姿勢に関して、また三木内閣が国会にお約束をいたしました数々の法律案あるいはその他の問題について、これがきわめ……
○山口(鶴)委員 その問題は、委員会で議論する問題にはなじまないと思います。改めて議運の理事会において、共産党さんからの御要請があれば、それに基づいて相談するということにさせていただきたいと思います。
○山口(鶴)委員 社会党としましては、共産党において釈明ないしは遺憾の意を表して、提出されました公明党並びに民社党からお取り下げをいただくことが最もよい解決の方法だと提案してまいりましたが、残念ながら、共産党の御同意を得ることができませんでした。 しかし、事、不規則発言の問題でもあり、議事録にも載っていない問題でございますので、あえてこの動議によって懲罰委員会に付託するということについては、私ども反対でございます。
○山口(鶴)委員 過般の本会議におきまして、紺野与次郎君を懲罰委員会に付するの動議が可決になりまして、このような形で懲罰委員会が開かれておりますこと自体について、私ども残念に思っております。 私ども、今度の第七十八臨時国会の主要な任務は、一つは、この構造汚職と言われたロッキード疑獄、これを徹底的に解明、究明することが何よりも重要である、このことを徹底的に解明、究明することによって国民の皆様方の御期待に沿いたい、これが私どもの第一の願いであります。第二は、西日本を中心とする水害、東日本を中心とする冷害、さらには倒産の憂きめ目に遭っている中小企業の皆さん、さらには、いまなお仲裁裁定の完全実施がな……
○山口(鶴)委員 はなはだ僣越でありますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表し、私から新委員長に対し、一言ごあいさつを申し上げます。 金丸新委員長は、皆様御承知のとおり、かつて長年当委員会の理事として活躍され、また、建設委員長や自民党の国会対策委員長等を歴任され、国会運営については豊富な経験と高い見識をお持ちの方でございます。 今回、衆望を担い、国会運営の中心であります当委員会の委員長に就任されましたことを、われわれ心からお喜び申し上げるとともに、また、心強く存じておるものでございます。 ここに、委員長の一層の御指導と御鞭撻をお願い申し上げまして、はなはだ簡単でございますが、お祝い……
○山口(鶴)委員 発言順位の問題につきましては、従来から議員総数に対する十分比を尊重いたしまして発言の順位を決定してきたのが例だと記憶をいたしております。もちろん、それをそのまま何が何でもしゃくし定規に当てはめるということではございません。私どもといたしましても、発言順位十番目に三番目の社会党が出てまいるわけでございますが、話し合いを尊重いたしましてこれについては遠慮を申し上げておるわけでございます。 そのような点を十分お含みをいただきまして、発言順位につきましては、社、自、社、公、民、共、新自由クラブという順序でされますことが、従来の慣例によってよろしいのではないか、かように存じます。
○山口(鶴)委員 ただいまの山田委員のお尋ねを聞いておったわけですが、今度の地方税法が国会に提案されましたのが二月十六日ですね。普通でしたらそれ以前に出ております大陸棚協定とかいろいろあったわけでありますが、私どもとしては山田委員から御指摘のありましたような地方自治体のことも考えまして、それ以前に出しております法律案を飛ばしまして、三月一日に本会議で地方税法と地方交付税法の提案理由の説明を大臣からしていただきまして、各党質疑をいたしまして地方行政委員会に付託をした。このようにいわば特急列車のように大サービスをしても、山田さん御指摘のように地方自治団体が改正された地方税法に基づいて条例を審議する……
○山口(鶴)委員 私ども、今度の臨時国会におきましては、当面する不況対策の問題あるいはエネルギー対策、さらには日韓癒着の問題等緊急課題について実質審議のできる会期が必要であるということを主張し続けてまいりました。 八月三日までの八日間の会期では、このような実質審議を予算委員会等において行うことは物理的に不可能であります。このような実質審議を物理的に不可能とするような会期につきましては、社会党といたしまして断固反対であります。
○山口(鶴)委員 社会党としましては、今度の臨時国会は、不況、インフレを克服して国民生活を防衛するとともに、現在の状況から考えまして、現在の自民党内閣の外交政策については転換をすべきである、こういうことを主張し、この問題を十分議論することが今国会の重要な課題だと思っております。 したがいまして、そのような議論をいたしますためには、三十日程度の日数があれば足りる、かように考えているわけでございまして、今国会の会期は三十日程度とすべきである、かように主張いたします。
○山口(鶴)委員 はなはだ僭越でございますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表して、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 金丸前委員長は、昨年暮れの総選挙直後の、いわゆる与野党伯仲という大変むずかしい政治状況の中で議院運営委員長に就任されたのでありますが、以来約一年間にわたり、温厚篤実なるお人柄をもって、またかつて国対委員長という豊富な経験を生かされ、終始われわれを御指導いただきました。 また、当委員会の運営につきましては、誠心誠意徹底した話し合いというよき慣行を定着させる等、その功績は大なるものがあります。 また、御在任中、これほど与野党の委員から信……
○山口(鶴)委員 今臨時国会の召集の目的が一体どこにあるのか、どういう審議を国民のためにやろうとしているのか、エネルギー危機あるいは経済問題あるいは明年度の財政再建の問題等々、議論すべき課題は山積をしております。 さらにまた、ダグラス、グラマンの疑惑に対して、国民の側から、これが徹底的究明の要望はたくさん寄せられているわけでございまして、このような国民の期待にこたえて堂々議論をすべきだと思うのですが、自民党側からは、一体今臨時国会をどういう目的で召集し、そしてさらにどのような審議をやっていくかということについて、何ら誠意ある考え方が示されておりません。何をやっていいのかわからぬものが会期幾日……
○山口(鶴)委員 はなはだ僣越でありますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表し、私から新委員長に対し、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、委員長に就任されました亀岡委員長は、皆様御承知のとおり、かつて当委員会の理事として活躍され、また、建設大臣等を歴任され、国会運営と行政に豊富な経験と高い見識をお持ちの方でございます。 今回、衆望を担い、国会運営の中心であります議院運営委員長に就任されましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。 国会の正常なる運営を通じて、議会制民主主義の確立に一段と努力をしなければならない当委員会といたしましては、亀岡委員長のような練達有能な方を……
○山口(鶴)委員 ただいま公明党さんその他から、検察官会同での法務大臣の訓示についてお尋ねがありました。これは委員長にお願いいたしますが、後で資料として議運に御提示いただくようにお願いをいたします。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますが、まず伊東さんにお尋ねします。
伊東さんは総理臨時代理ですが、本日の議運委に出席するに当たって、北京におられる大平総理と連絡をとり、打ち合わせをいたしましたか、そのことをお尋ねいたします。
【次の発言】 大変遺憾だと思います。私は、臨時代理である以上、このような重要な委員会に総理の臨時代理として出席される以上、事前にきちっと打ち合わせをしてあるのならともかく……
○山口(鶴)委員 日本社会党は、昭和五十二年以来、議会制度協議会並びに議院運営委員会理事会において、いわゆる防衛特別委員会は、国政調査権に基づき、日米安保条約、自衛隊の調査を行うものとし、法律案の審議は行わないものとすることを確認すべきである、この点を明確にした上で、名称並びに設置目的に関しては、各党間の話し合いによるべきであると一貫して主張してきたのであります。 今回の安全保障特別委員会の設置並びに設置目的に関する提案は、日本社会党のこの一貫した主張にこたえるものであります。 また、わが党の基本的態度を保障するための安全保障特別委員会設置に関する申し合わせが、議院運営委員会理事会において……
○山口(鶴)委員 はなはだ僣越でありますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表して、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 亀岡前委員長は、昨年秋の総選挙直後の大変むずかしい政治状況の中で議院運営委員長に就任されたのでありますが、その温厚なお人柄と強い信念をもって、誠心誠意徹底した話し合いによる国会の正常な運営に努力されました。 御在任中には、長年の懸案でありました常任委員会の増設、安全保障特別委員会の設置問題の解決に全力を傾け、その成果を見たのであります。 短い期間の御在職ではございましたが、りっぱな実績を残された委員長でございました。 われわれ一同深……
○山口(鶴)委員 私も広瀬さんの発言を十分拝聴しておったわけでありますが、一つの例として━━━━━━━ということもあるではないかという趣旨のことを言ったのであって、何も特定の政党に対してそうである、こうきめつけたわけではないわけでありまして、その辺は、まして不穏当な発言とは絶対思いません。せっかくの加藤君の発言ですが、その発言は私ども了解できません。そういうことではないということを明確に申し上げておきます。
○山口(鶴)委員 人事院にお尋ねしたいと思うのですが、人事院は、昨年八月週休二日いわゆる四週五休を勧告をされました。今回おくればせながら給与法の改正が提案をせられたわけでございます。このような経過から考えて、人事院としては可能な限りすべての職員にこれを適用する方針だと考えておりますが、いかがですか。 そして、直接は国立大学の付属の小中学校の先生方に、やがては当然公立の小中学校の先生方、高等学校の先生方も同様ですが、こういうものにこの四週五休が適用されていく、そのことが望ましい、当然そうすべきだというふうに考えておると思いますが、この点はいかがですか。 特に、この際触れておきたいのは、昭和四……
○山口(鶴)議員 ただいま議題となりました国会議員及び内閣総理大臣その他の国務大臣の資産の公開等に関する法律案について、提案の理由を御説明いたします。 航空機に関する疑惑が国会の重大問題となって久しいものがあり、真相を究明するとともに、今後かかる問題の再発を防止する措置を徹底的に講ずる必要があります。 すでに社会党は、国家公務員法、刑法、会計検査院法等の改正案を国会に上程いたしましたが、ここに国会議員及び閣僚の資産の公開及び職業、会社その他の団体における地位等の公表の措置を講ずる法案を提出する次第であります。 社会党は、航空機等の汚職防止に関する総合的な政策要綱をすでに発表しておりますが……
○山口(鶴)委員 ただいまの小沢一郎君の動議には反対です。そのことをまず明確に申し上げておきます。 それから委員長に申し上げたいと思うのですが、ただいま小沢委員から固有名詞を挙げて御質疑がございました。理事会の申し合わせ、理事会決定は、議長から諮問された純粋に国政調査権行使にかかわる基本問題について、本日の委員会で論議をしようということを確認をいたしております。したがいまして、固有名詞を挙げての議論につきましては、まさに議題外であると言わなければなりません。したがいまして、この部分につきましては議事録からの訂正を要求いたします。具体的には、ひとつ理事会で相談をいただきたいと思います。その点、……
○山口(鶴)委員 後藤田さん、片岡さん、どうも御苦労さまです。こうして質問をする側とお答えになる側とで後藤田さんとお会いするのは、もう十数年ぶりでありまして、大変なつかしく感ずる次第であります。 そこで、まずお尋ねしたいと思うのですが、最近よく金のかからぬ選挙を実現しなければならない、こういうお話があるのですが、金のかからぬ選挙というと、何か自然現象のような感じがするわけでありまして、これはどうも少し間違っているのではないか。金をかける選挙をやめなければならない。自然現象で金がかかっていく、それを少しやめなければいかぬというのではなくて、本質的には金をかける人がいる、その金をかける選挙をやめ……
○山口(鶴)委員 関連。 いまのお話を聞いておって、私は非常に無責任だと思うのですね。たとえば地域特例に関する問題については、これは自治大臣と大蔵大臣との間で合意文書があるでしょう。起債でもってめんどうを見る、そしてその二分の一以上は特例交付金でもってきちっと返済をします、こういう合意文書が地域特例ですらあるわけですよ。これだけ重要な問題で、三年たったらどういう計画で返済するか、その計画なり、厚生省、大蔵省、両省の間で少なくとも合意文書ぐらいなくて、われわれ審議できないと思うのですね。少なくとも地域特例ですら合意文書があるのですから、厚生省、大蔵省の両大臣の間で、三年たったらどういう計画で返……
○山口(鶴)委員 村山さん、あなたは本会議で、すでに国会に提案をしている老人保健法を、これから提出しますというような全くすっとんきょうなお答えをされましたですね。国会にすでに所管大臣で法案を出していることを忘れて、これから出すというようなお答えをされることは全く不見識もはなはだしい、私はこう言わざるを得ないと思うのです。 それで、ただいまの国保の問題ですけれども、財政的な問題だから云々だ、こう言いましたね。しかし、違うでしょう、厚生省は。ちゃんと「国が制度の健全な運営を確保すべき責務を負っていることは法制上明らかであり、その財政的裏付けとして国庫負担が制度化されているものである。したがって国……
○山口(鶴)委員 いまのは問題が違う。結局、法律を国対で、立法府で決めてくれ、そこで判断すればいい、こう言っているのですが、そうではない問題、政府の責任、政府の姿勢を中西さんは追及しているわけです。 ということは、政府としては国対委員長会談という公党間の約束を尊重するのか、そうではなくて、総理大臣の諮問機関である第二臨調の答申を尊重するのか。第二臨調の答申を尊重するか、いわば公党間の約束を尊重するか、政府の姿勢としては一体どっちをとるのですか、こう聞いているわけです。 ですから、われわれとしては、議会制民主主義の立場からいって、総理大臣の諮問機関の方を重視して、国会を構成している各党間の公……
○山口(鶴)委員 六名の方々、お忙しいところお出かけをいただきまして貴重な御意見をお聞かせいただきましたことに対しまして、まずもって心から感謝を申し上げたいと思います。 今回、第二臨調が第一次答申を出しまして、それを受けまして、鈴木内閣としては行政改革推進に関して閣議決定を行い、そして今回、三十六本の法律案を一本にいたしまして行政改革臨時措置法という形で法律を提案してまいったわけです。 私たちは、行革というものはやはり八〇年代のわが国あるいは二十一世紀のわが国を展望して、ビジョンを持った行政改革でなければならないし、そしてまた、その基本は平和と福祉と分権を進める行政改革でなければならない、……
○山口(鶴)委員 はなはだ僣越でございますが、委員各位のお許しを得まして、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 山下前委員長は、昨年七月委員長に御就任以来、約一年有半、その円満なるお人柄と強い信念とをもって終始当委員会の円滑なる運営に当たられ、国会の正常な運営を通じてその権威の向上にりっぱな実績を残されました。 その御労苦に対し、われわれ一同深く敬意を表するとともに、深甚なる謝意を表するものであります。 このたび、委員長を辞任されましたが、今後の御活躍と御発展を心からお祈りをするとともに、今後とも当委員会に対し格別な御理解と御協力をお願い申し上げる次第でござ……
○山口(鶴)委員 委員長にちょっとお尋ねしたいのですが、質疑はもうないわけですね。――そうしましたら、討論そして採決というのが、衆議院規則五十条の手続から言っても当然だと思うのですが、委員長のお考えはいかがですか。
○山口(鶴)委員 文教委員会で久しぶりに質問させていただいて感謝をいたしております。 この法律を拝見しましたら、ごく簡単でありまして、文部省の方にお聞きしましたら、学部を新たに設置しない国立学校設置法の改正というのは大変珍しくて久しぶりだ、こういうお話を聞いたわけですが、それは、第二臨調の昨年七月十日の第一次答申に「大学、学部等の新増設を原則として見送るとともに、」、こう書いてありますが、その趣旨に沿ってこうなった。本当だったら文部省は学部の新設をもっとやりたいとか、先ほど嶋崎さんが質問しておりましたが、五十六年から六十一年の高等学校教育の後期計画でもっとつくりたいものがあったがやむなく自粛……
○山口(鶴)委員 大臣にまずお伺いしますが、きょうは閣議の日ですね。閣議で大臣何かおっしゃいましたか。
【次の発言】 ほかの御発言はありませんでしたか。
【次の発言】 お答えになりました発言の部分につきましては、また後でお尋ねしたいと思うのですが、それ以外に御発言がなかったというのは私、残念な気がするのです。と申しますのは、運輸審議会が運賃の値上げについて答申をされました。そうして本日、運輸省は物価問題関係閣僚会議で了承を得た上でこの認可をするということが報道されておるわけです。
今回、国鉄運賃の値上げにつきましては、改定率が六・一%、増収率が五・三%です。ところが、通学定期旅客運賃につきま……
○山口(鶴)委員 そうしますと、いまの御答弁を拝聴しておりましたら、山原さんが、「原判決破棄というのは、それでは第一審も第二審もすべて破棄されたと思っておられるのですか。」、こう聞かれたのに対し、そのとおりでありますというようにお答えになっておる、こういう部分は間違っておるという趣旨のことをお認めになったような御答弁をされたわけですね。 委員長にお伺いしますが、私、議運で長く本会議の議事録をどう扱うかということは議論してまいりました。明確に違った御答弁をされた場合は、総理大臣の答弁であろうと大蔵大臣の答弁であろうと、あるいは文部大臣の答弁であろうと、これは全部削除するわけなんです。誤った答弁……
○山口(鶴)委員 私、文教委員になりましてまだ日が浅いのでありますが、質問するたびに面食らうことの一つは、きょうは第三委員会室だと思うと、きょうは第十六委員会室だとか、質問するたびに実は委員会室が渡り鳥みたいに変わっているわけでありまして、せっかく委員会室もたくさんあるのですから、第三なら第三に居を定めるとか、場所をきちっとした方がお互い便利ではないか、こう思うのです。何で質問するたびに委員会室が変わるのか、その点をまずお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 ひとつ第三委員会室に固定するように御努力をお願いしておきます。
提案者の西岡さんがちょっと御都合だそうですから、大臣にお尋ね……
○山口(鶴)委員 はなはだ僣越でございますが、委員各位のお許しを得まして、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 内海前委員長は、昨年十二月委員長に就任以来約一年間、その円満なるお人柄と強い信念をもって終始当委員会の円滑なる運営に努められました。 われわれ一同深く敬意を表するとともに、その御労苦に対し深甚なる謝意を表するものであります。 今般、委員長を辞任せられ、建設大臣に御就任されましたことに対し、われわれ一同心からお喜びを申し上げます。 今後の御活躍と御発展を心からお祈りいたします。 また、このたび新たに委員長に御就任されました山村委員長は、かつて当委……
○山口(鶴)委員 関連して。管理局長さんにお尋ねいたしますが、ただいま管理局長さんが山中委員にお答えになりました御答弁の中には、私は非常に問題があると思うのです。現在のここへ提案されました制度、それに基づいて計算をいたしました保険数理の上からいうと、若年停止の制度を採用した場合に二十億からの財源が必要であり、また掛金についても千分の四十四が千分の四十八になる。それに対して公的負担を考えるならば千分の八の負担増になるというようなお話をせられまして、いかにも保険数理上制度が無理だというようなことを言っておるようでありますが、私はそれならば文部省にお尋ねをいたしたいと思うのです。 文部省は公立学校……
○山口(鶴)委員 ただいま川村委員も指摘されましたように、処分については非常に不均衡であるし、非常に誤っており、非常に矛盾した問題があることは大臣もお聞きになったと思う。 そこで、私のお尋ねしたいのは、そういった不当処分がなされる、しかもその処分の根拠である地公法三十七条の違反の問題については、これが違反であるかないかということは今後十分検討さるべき問題であり、それぞれの意見のあることは大臣御存じの通りだと思う。そこで、だれも、国民としては、行政処分に対しては不服がある場合は行政事件訴訟特例法に持ち込むという権利もあるし、また、このような処分に対しては人事委員会に対して審査請求をする権利がご……
○山口(鶴)分科員 地方税の関係について一、二お尋ねしたいと思いますが、まず最初に、最近各自治体におきまして、第一次産業から第二次産業に発展をしたい、自治体の税収をふやしたい、こういうようなことから、工場の誘致ということに非常に努力をいたしておるようでございます。その結果、自治体におきましては、工場誘致条例――名前はいろいろありますが、そういった形の条例を作りまして、たとえば都道府県においては、事業税を減免するとか、あるいは不動産取得税を減免するとか、市町村においては、固定資産税を減免する、あるいは住民税を軽減する、こういうことをやっておるようでございます。大体こういう形で、工場誘致のために、……
○山口(鶴)分科員 引き続きましてハンゼン氏病、らい対策の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのですが、まず最初に、国立らい療養所の目的について大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 従来ややもいたしますと、ハンゼン氏病については、不治の病だ、しかも人に非常にきらわれる病だ、だからハンゼン氏病については強制入所を命じて、一般の社会から隔離をしておくのだ、こういうふうに一般では受け取られております。しかし私はらい療養所の使命というものはそうではないと思います。最近の科学技術の進歩に基づきまして、特にプロミンの登場等によりまして、ハンゼン氏病は決して不治の病ではない。初期に治療をいたすならば、完全……
○山口(鶴)委員 ただいまの保科委員のお話にございましたサブロックに関連をいたしまして、防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。 かつて、二月末でございましたか、科学技術特別委員会におきまして、私がサブロックの問題につきまして大平外相にお尋ねをいたしました。これに対する外務大臣の答弁は、要はアメリカを信頼する以外にないのだ、こういうきわめて簡単な御答弁であり、時あたかも大平外務大臣が韓国政府をたいへん信頼し過ぎましていろいろふがいないこともあった時期ですから、私もその点を指摘申し上げておいたわけです。 防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと思うのですが、サブロックが開発中である、こういうことを……
○山口(鶴)委員 地方行政農林建設委員会の合同審査でありますので、私は、主といたしまして今回の新河川法がいわゆる地方公共団体、具体的には都道府県等の地方団体の権限と非常に関係をいたしてまいる場合が多いわけでございまして、そういう観点から幾つかの点につきましてお尋ねをいたしてみたいと存じます。 その前に、私は、ただいまの宇野委員の御質問とも関連をいたしましてお尋ねをいたしてみたいと思うのですが、従来水であるとか空気というようなものは、無限であり、要するに必要に応じて利用する、そういう観念が確かにあったと思うのです。特に日本におきましては、他の文明の進歩いたしましたヨーロッパ各国とは違いまして、……
○山口(鶴)分科員 主として科学技術庁関係の予算についてお尋ねをいたしたいと思うのですが、その前に志賀防衛庁長官がおられますので、科学技術関係に関連をいたしまして、志賀防衛庁長官の御見解をまずもってお伺いしたいと思うのです。 それは、一月の十九日であったかと思いますが、志賀防衛庁長官が次のような談話を発表されておるわけであります。それは、中国はすでに原爆二個を完成し、今年中にはおそらく第一回の実験を行なうであろう、こう述べております。さらにこれに関連をいたしまして、日本の科学は中国よりはるかにすぐれている、中国の核実験により日本国民が心理的に圧迫されるような事態にならないためにも、日本政府が……
○山口(鶴)分科員 時間厳守のお話もございましたし、予算関係以外の問題につきましては地方行政委員会でいろいろお尋ねする機会がありますので、予算に関連する問題だけお尋ねしたいと思います。 まず第一は、義務制小学校の教職員の定数の問題について大臣にお尋ねしたいと思うのでありますが、地方財政計画の策定をいたします場合に、国庫補助金との関連の事業がたくさんございます。文部省との関連、あるいは先ほどお話のございました清掃の場合におきましては厚生省との関連、あるいは公共事業につきましては建設省あるいは農林省等との関連、いろいろあろうかと思いますが、このように他の省が補助金をつけております費目につきまして……
○山口(鶴)分科員 時間がだいぶ経過しておりますから、科学研究開発費に関する、質問はあと回しにいたしまして、義務制の諸学校の教職員定数と、これに関連する地方財政との問題について、一、二お尋ねをいたしたいと思います。
まず大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、本年、小中学校の児童生徒が九十三万人ほど減少するといわれておるわけでありますが、これに伴って、義務制の小中学校の先生に対して首切りというような事態は起きないか、その見通しと大臣の確信について一つお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 御答弁としては大へんけっこうであると思います。ただ私は、そのような御答弁をされております中の、た……
○山口(鶴)分科員 私はハンセン氏病対策と清掃問題につきまして、若干お尋ねいたしたいと思います。 最初に、ハンセン氏病対策についてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、特に西村厚生大臣は科学技術にはきわめて豊富な識見をお持ちの方でございまして、厚生省行政に当たりましても、十分科学的な面での対策に力を入れているんじゃないかと思いまして、ひそかに尊敬をいたしているわけであります。特にハンセン氏病対策でありますが、大臣も御存じの通り、今や西欧諸国におきましてはハンセン氏病患者はほとんどおらないわけであります。いわゆる文明国といわれている国の中では、日本ほどらい患者、いわゆるハンセン氏病患者の多い……
○山口(鶴)小委員 三人の先生にお尋ねをしたいと思います。 固定資産税のお話の中で、土地と家屋についてお話がありましたが、償却資産についてはお触れになる点が少なかったわけですが、私ども、償却資産の課税について非常な不均衡があるのじゃないか。御案内のように、大幅な減免税等がございましたが、私どもの考え方からすれば、償却資産に対する政策的な減免税というものは、もしかりにそれをやるとするならば、むしろ国がそういう面では政策的な減免税というものはやるべきであって、現在でも貧弱な市町村に対して固定資産、特に償却資産の減免税の形で地方財政に影響を与えることは非常に問題ではないのかという感じがいたします。……
○山口(鶴)委員 委員長の御注意でありますから、きわめて簡潔にお尋ねしたいと思います。 藤田参考人にお尋ねしたいと思いますが、ただいま参考人がお述べになりました小笠原村一ヵ村の設置では実情に合わないのではないかという御意見には、私どももきわめて同感であります。以前五ヵ村でございましたが、私どもといたしますれば、少なくとも父島、母島、硫黄島、この三つぐらいの村を設置することが、地方自治の本旨にのっとり、住民の福祉を達成する道ではないかという感じを持っているわけでありますが、そこでお尋ねをいたしたいことは、今回の法律によりますと、まず小笠原村を設置をする。それからとりあえず村長の職務執行者を任命……
○山口(鶴)小委員 それに関連して、細谷委員のほうから三点について要望がございましたので、私のほうからも二つ、あわせて資料の要求をいたしておきたいと思います。 その一つは、昭和二十八年であったと思いますが、人事院が退職年金制度に対して勧告をいたしましたね。この勧告の全文は要りませんが、その中で当地方行政委員会の共済の審議の過程で問題になりました短期給付あるいは長期給付の公的負担等に対する勧告の内容、さらには給付の具体的内容等に対して、わかる程度でけっこうでございますから、少し古い話で恐縮でありますが、人事院が勧告をいたしました退職年金制度の勧告案というものをやはり尊重せらるべきものだと思いま……
○山口(鶴)小委員 関連。実は小委員会が開かれましたのが昨年の十一月二十八日でございましたが、その前に十一月十三日に当時の藤枝自治大臣に対して、長期給付の掛け金率引き上げに伴う混乱が予想されたことに対して私が質問しておるのです。議事録を見ますと、私が鎌田公務員部長に対しまして、法律上とるべき措置というのは一体何かとまず聞きました。それに対して鎌田さんお答えになっておるのですが、「専決処分なり、あるいはその他あまり先走ったことを申し上げてはなんでございますけれども、法律の定めておる指示、こういったことも考えられるだろう、そのほかの措置も考えられるだろうということを申し上げておるわけでございます。……
○山口(鶴)分科員 私は、主として、公立文教施設整備に関する経費についてお尋ねをいたしたいと存じます。 自治省の調べによりますと、国が地方公共団体に支出をいたします補助金の基準ないしは単価の不備でありますために、約一千億円にのぼる超過負担というものが地方公共団体の財政を圧迫している、こういうことになっているわけであります。私どもは、国会におきましてしばしばこの点を指摘をいたしまして、昨年、昭和四十二年でありますが、初めて、大蔵省と自治省と共同いたしまして、超過負担の原因と思われる六項目について共同の調査をいたしました。この中には、文部省が所管をされております公立文教施設整備の補助金について、……
○山口(鶴)分科員 まず、大臣にお尋ねをしたいのですが、大臣が就任をされました直後、十二月二十五日の記者会見で、群馬県で問題になっておる沼田ダムの問題でありますが、沼田ダムの建設は、首都圏の長期的な水の確保の面から、困難があっても地元の協力を得て建設する必要がある。この建設には犠牲も多少伴うが、将来の展望から見れば日本の経済の発展の基盤になるのでぜひやりたい。こういう趣旨の発言をされたことを新聞で拝見をいたしました。 大臣も御案内だと思いますが、この沼田ダムは、八億トンもの水をためるという非常に大きな構想でございまして、群馬県の議会はこれに反対決議をいたしておりますし、また、地元の沼田市にお……
○山口(鶴)分科員 私は、特に社会の底辺と申しますか、一番恵まれない立場にありますハンセン氏病患者の対策の問題につきまして、幾つか大臣にお尋ねいたしたいと思うのです。 園田厚生大臣は御出身が熊本でありますが、熊本には菊池恵楓園もございまして、ハンセン氏病患者の実情なりあるいは国立療養所の実情につきましては、十分御存じだと思います。園田厚生大臣の任期のうちにぜひとも画期的なハンセン氏病対策を進めていただくことを冒頭特にお願いいたしておきたいと思うのです。 それで、質問に移りたいと思いますが、結核患者に対して支給されますところの日用品費につきましては、かの朝日裁判で憲法論議を巻き起こした重大な……
○山口(鶴)分科員 ことしは明治百年といわれていますが、群馬県の足尾銅山の鉱毒は明治十一年から問題になりました。今日まで約九十年、百年近い長い月日がたっているわけであります。この渡良瀬川の鉱毒につきましては、故田中正三が全生命をなげうって、この問題解決のために努力をしたことは私ども忘れることができません。この長い間の紛争でございました足尾の鉱毒につきまして、去る三月の七日、水質審議会は、この渡良瀬川鉱毒問題について審議をいたしまして、渡良瀬川における銅の水質基準を〇・〇六PPMということを決定いたしました。その水質規制を昭和四十四年十二月一日から実施するということに決定されたようでございます。……
○山口(鶴)小委員 政府のほうで、昭和四十四年度に例のギャンブルの一%、九十億円を引き揚げて、これを公営企業金融公庫に資金として繰り入れまして、七分三厘の公営企業債は六分八厘、それから七分の企業債につきましては六分五厘という利率の引き下げをはかって、そうして公営企業の改善をはかっていきたいというお考えだつたわけでありますが、現実にはこの法案は政府としては今年度はあきらめておる。したがってこれに関係して、当初として、これを実施した場合に公営企業の収支にこの程度の改善が見られるのではないかという一応の見通しもあったんじゃないかと思いますが、それがとりやめになったために、当初計画いたしました事柄とそ……
○山口(鶴)小委員 きわめて簡単にお尋ねをしたいと思います。 自動車局長さんと業務部長さんがお見えだそうでありますから、過疎バス対策についてお尋ねをいたしたいと思いますが、実は、六十一通常国会に自民党の山中貞則さん提案の過疎法が議題となりまして、いろいろと議論をいたして与野党ほぼ一致の方向までいったのでありますが、諸般の関係から成立することになりませんで、私どももその点残念に思っております。ただその中で、先ほど財政局長さんが言われたような行政バス構想も法律案の中に規定がございます。いわゆる民間のバス事業等がとても採算に合わぬというので手をつけぬというところにつきましては、自治体がいわば行政バ……
○山口(鶴)分科員 まず、公安委員長にお尋ねしたいと思います。 ただいまも、学生には強いが他にはいかがか、こういうお話もありましたが、確かに私ども、東大の問題、さらには神田を中心といたしますああいった事態に対しまして遺憾に思っておりますが、ただ、ああいった事態の中で地域の住民が非常に御迷惑しているという面は、これは私ども十分考慮しなければならぬのじゃないかと思います。 本日もある新聞に出ておりましたが、美濃部都知事が、これは一つ社会公害である、したがって、本来、直接の加害者が明確な場合は、たとえば警察官が事実を誤認して一般住民に対して危害を加えたとかいう場合には、国家賠償法がありまして、明……
○山口(鶴)分科員 ただいま栃木県のダムの実施調査の予算に関連しまして、大臣が、これはあくまでも納得の上でやるわけであって、実施調査の予算をつけたからといって強行するものではない、こういう大臣としての所信をお述べになりました。私もダムの問題を聞くわけでありますが、先ほどの大臣の御答弁たいへん意を強くした次第であります。 実は、いま分科会の委員長さんをしておられます仮谷さんは、かつて建設政務次官をしておられました。その際、私はこの沼田ダム、八ツ場ダムの質問をいたしたのでありますが、その際、建設省を代表されまして仮谷政務次官は次のような御答弁をされたのであります。「調査の結果、あくまでも地元が反……
○山口(鶴)分科員 私は、一億国民の中でも一番みじめな状態と申しますか、日の当たらない状態にありますらい患者、正しくはハンセン氏病患者と申すべきでしょうが、ハンセン氏病患者の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 佐藤内閣は、以前から、社会開発と並んで、人間尊重ということを言っておられるわけであります。ハンセン氏病患者も人間であります。したがいまして、人間尊重ということをたてまえにいたしますならば、ほんとうに日の当たらぬところにありますハンセン氏病患者の切実な問題を一つ一つ解決をしていくということは、政治の最も重要な課題でなければならぬ、かように考える次第であります。 さてそこで、いた……
○山口(鶴)分科員 大臣にお尋ねしたいと思いますが、現在、経済企画庁におきまして、新全国総合開発計画を立案しておられます。すでに第三次案、また四次案という形で案がまとまってきつつありまして、三月末には一応閣議決定をする予定だと聞いております。実は私は、地方行政委員会が私の所属委員会でありますが、過疎過密の問題と取り組んでおります。そして前の経済企画庁長官でありました宮澤さんに委員会にも来ていただきまして、過密、わけても過疎の問題についていろいろ論議をいたしたわけであります。過疎対策はたいへん困難な、しかも総合的な問題であると思っておりますけれども、まず一つは、生活環境を整備していくということが……
○山口(鶴)分科員 過般、一般質問で同和問題についてお尋ねをいたしましたが、時間の関係で意を尽くすことができませんでした。同和問題にしぼりまして、幾つかの問題をお尋ねをいたしたいと思います。
まず最初に、昭和四十五年度予算におきまして、同和関係の予算、補助金並びに起債を含めまして一体幾ら措置をいたしておりますか。事務当局でけっこうですから、具体的な数字をあげてまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、補助金として約四十二億、それから住宅関係の補助金として八十四億、それから起債、これは国庫補助事業に対する起債、それから単独起債合わせまして七十億、そういうお答えであります……
○山口(鶴)分科員 大臣も私も日本人でありますが、日本には昔からいろいろな行事、習慣というものがございます。その中でも祖先を祭るお盆というものは、日本人としてこれは重要な行事ではないかと思いますが、大臣いかがお考えですか。
【次の発言】 日本には日本として古来からの民俗的な習慣というものがあり、行事というものがございます。そういうものは大切にしなければならぬというお考えを大臣もお述べになりました。実は私の郷土は群馬県でありますが、群馬県は利根の上流地域でございまして、利根川の治水を考えます場合最も重要な地点であることは言うまでもありません。また、工業用水なりあるいは上水道なり、水資源を求めよう……
○山口(鶴)分科員 私は、全国に約九千名おります、私立の施設もありますから約一万人弱ということになりますが、全国に一万人弱おられますハンセン氏病患者、いわゆるらい病患者の方々の問題につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思います。 お尋ねをする前にまず申し上げたいのですが、実は、去る四十二年の総選挙が終わりましたあと、全国に十一のハンセン氏病の国立療養所がございますが、その国立療養所所在の衆参両院の国会議員、これらの方々を結集をいたしまして、ハンセン氏病議員懇談会というのをつくりました。もちろん自民、社会、公明、民社各党の国会議員それぞれお入りをいただいております。そうして、今度の総選挙が終わ……
○山口(鶴)分科員 最近東京におきまして、社会科学者による公害問題の国際的なシンポジウムが行なわれました。わが国のみならず世界各国で、公害防止のために自然科学者のみならず社会科学者も含めまして、これがための世論喚起ないしは対策等が論議されておりますことは非常にけっこうなことだと考えておる次第であります。特にわが国は国土も非常に狭く、そういう中で経済の高度成長を続けていくという場合におきましては、この公害問題が頻発することは当然と考えられるのでございまして、そういう意味で、公害防止に対して政府がき然たる態度をとっていただくことが非常に必要ではないかと思っております。そういう観点から考えました場合……
○山口(鶴)委員 きわめて短い時間でありますから、具体的な問題につきまして一、二お尋ねをいたしたいと思います。 地方団体が行なう公害防止事業、地方財政に対する特別措置、地方に対する権限委譲、これらの問題を中心にお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、山中長官にお尋ねしたいと思うのですが、今回出ました公害関係法案は、重要な部分はいずれも政令に委任をいたしております。すべての法律がそうです。従来、これらの政令にゆだねる法律案、こういうものの審議に際しましては、少なくとも法案審議中に政令の案を示してもらいたい、これは立法府としての当然の要求だと私は思うのです。この点に対する見解をまずお伺いを……
○山口(鶴)委員 今度の自動車重量税につきまして、初めは自動車トン税という名前を考えておられたようでありますが、そうすると、とんとわからぬトン税じゃというようなことを言われては困るということで、急遽自動車重量税という名前になったというような話も聞いておるわけであります。私どももこの税を見まして、一体この税はどのような性格を持つ税なのだろうかと、たいへん理解しがたい面があるわけであります。現在これに関連する税といたしましては、いずれも地方税でありますが自動車税がございます。この自動車税につきましては固定資産税見合いの税として考えることができるかと思います。もちろんこれは府県の普通税であります。さ……
○山口(鶴)委員 昨年の公害国会で産業公害との連合審査会で、山中公害担当大臣にお尋ねしたまず第一の問題は、公害関係法案の内容の大部分が政令にゆだねられている。今回出ましたこのかさ上げ法案も重要な部分は政令にゆだねられているわけですが、したがって、この法案だけ審議いたしましても、内容が全くつまびらかにならない。したがって、少なくとも公害関係の昨年提出をされました十四法案、すでに成立をいたしておりますが、この政令の内容については一体いつ明らかにするのかということをお尋ねいたしました。山中担当大臣はこの点明確にお答えになっているわけでありまして、次の通常国会において明確に答弁できるような作業を進めて……
○山口(鶴)分科員 日本時間で二月の九日午後十一時五分、現地時間では二月九日の午前六時五分だったそうですが、ロサンゼルス、またロサンゼルスの西北にありますサンフェルナンド、この地域でマグニチュード六・五という大きな地震が起こりました。この地震のために、サンフェルナンドにバンノーマン・ダムというダムがありますが、このダムに亀裂が走り、水が流れ出した。ロサンゼルス市長は、決壊のおそれがあるということで、当該地域の何千という民家の人たちに避難命令を出したということが伝えられました。これは、ダムのみならず、都会が地震に対してどれだけの強さを持っているかということで、今後真剣に検討しなければならない大き……
○山口(鶴)分科員 地方財政に対する不況対策並びに同和対策の問題にしぼりましてお尋ねをいたしたいと思います。 最初に不況対策の問題でありますが、本年はかつての昭和四十年の不況のような事態が起きるのではないかということが巷間伝えられております。もちろん私どもといたしましては、国の財政政策、経済政策等を通じまして深刻な不況の到来を防ぐように全力をあげていただくことを強く期待をいたしておりますが、しかし、あるいはそういう事態が起きるかもしれない。 本年度の国の一般会計予算を見ますと、予算総則におきまして、道路公団あるいは高速道路公団、住宅公団、鉄道建設公団等に対する政府保証債に対しましては、景気……
○山口(鶴)分科員 与野党の議員超党派でつくっておりますハンセン氏病議員懇談会の私事務局長をいたしておりまして、毎年度の予算編成に際しましては、ハンセン氏病の患者の諸君の処遇を改善したり、また国立療養所の施設充実のために、微力でありますが、努力してまいった次第であります。そういう立場から本年度のハンセン氏病関係予算につきまして、二、三の点についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、今年度の国立らい療養所関係の予算を拝見いたしますと、昭和四十五年に比較をいたしまして、昨年の五十三億から約六十億円、一一・三%ほど予算が伸びております。しかし一般会計の増加率は、御案内のように一八・四%、財投の伸……
○山口(鶴)委員 大浜先生にお尋ねしたいと思うのです。 先ほどのお話で、昭和三十九年以降、沖繩の返還につきまして、アメリカにも参りましていろいろ御努力をされたお話をお伺いしたわけでありますが、今度の国会、予算委員会におきまして、南方同胞援護会が総理府に提出をいたしました文書が実は問題になったのであります。わが党の楢崎議員が指摘をいたしたのでありますが、大浜先生が会長をしておられる南方同胞援護会が、昭和三十九年十二月、「佐藤総理訪米資料」という文書を提出された。その中に、沖繩返還にわたっては基地の機能をそこなわない方向で交渉をする、米軍の行動を拘束しない方向で交渉を進める、さらに、沖繩の主席公……
○山口(鶴)委員 私、まず委員長は郷土の先輩でもありますからお尋ねしたいと思うのです。私も議運の委員をやっておりますが、本会議の定足数は三分の一、委員会の定足数は二分の一ですね。本日は運輸、地行、大蔵、社労、農水、物価、この六つの委員会の連合審査、しかも今国会最重要法案として国民が注目しているのは、一に国鉄、二に健保といわれていますね。それほど国民の注目しているこの委員会、これが与党の数を見ると四人でしょう。定足数も割っているじゃありませんか。私はこういうことでは委員会の会議規則からいったって違反だと思うのです。即刻委員会をおやめになったほうがいいと思うのですけれども、どうですか委員長。
○山口(鶴)委員 主として地方財政、住民の受益者負担という立場から若干のお尋ねをいたしたいと思います。 今回の法律によりまして総合開発計画を立てる、総事業費が約四千三百億。今回の補助金のかさ上げによりまして、地方負担が千五百億のところ約千三百五十億、百五十億円減少する。さらに下流県の負担、法律の第十一条ですけれども、この負担が約百五十億、したがってこの分がダウンをする。したがって地方負担が千二百億、こういうふうにお伺いをいたしておるわけであります。どこにお尋ねしていいかわかりませんが、近畿圏整備本部にお尋ねしますが、このうち県の負担が幾らで、七市四十町村あるそうでございますが、関係市町村の数……
○山口(鶴)委員 石油パイプライン事業法案を拝見いたしました。これを見ますと、基本計画は通産、運輸、建設が主務大臣。事業の認可につきましてはこれまた通産、運輸、建設。第四章の工事の計画及び検査、これにつきましては通産、運輸、建設、自治。業務の監督につきましては通産、運輸。保安につきましては通産、運輸、自治。それぞれ四省または三省、二省共管になっておるわけです。ここに主務大臣ということばがありますが、むしろこれは主務大臣側とでもしたほうがいいような、たいへんヤマタノオロチ的な法案のようであります。 そこで、特に商工委員会でこれを審議いたしておるわけでありますから、通産省にお尋ねいたしたいと思い……
○山口(鶴)分科員 農用地の土壌の汚染防止等に関する法律が去る公害国会で成立をいたしまして、群馬県におきましても、東邦亜鉛のカドミウム鉱害による安中・高崎地区がすでに要観察地域に指定され、土壌汚染の濃度も高く、またあそこで生産されます米につきましても相当高濃度のカドミウム汚染米が検出をされまして、いま群馬県では、この土染法に基づく農用地土壌汚染対策地域の決定についていろいろ作業を進めておるわけであります。 そのことに関連をして若干お尋ねしたいと思うのですが、まず事務当局にこの法律に関係する政令についてお尋ねをいたしたいと思うのですが、政令では特定有害物質としてカドミウム及びその化合物を指定い……
○山口(鶴)分科員 最初に建設大臣にお尋ねしたいんですが、実は当委員会にもおいでの足立さんの御意見等もいろいろ聞きまして、農地の宅地並み課税の問題については、衆議院の地方行政委員会でいろいろ努力をいたしておるわけですが、そこで、実はある新聞に、農地の宅地並み課税に関する地方税法の一部改正は共産党のみの反対で可決をされた云々ということが報道されました。事実に反しますから、私どもさっそく当該の新聞に訂正の申し入れをいたしました。直ちに訂正をいただいたわけでありますが、その際当該新聞の編集局長さんの私に対するお話では、実は建設省の役人の方に聞いたらそういうお話だったのでそう書いたと、こう言っておられ……
○山口(鶴)分科員 私、毎年の予算分科会でハンセン氏病対策のことをお伺いするのを例にしておるわけでありますが、ことしも超党派で組織をいたしておりますハンセン氏病議員懇談会、厚生大臣あるいは医務局長あるいは関係課長の方々にも、また大蔵省にも要請をいたしまして、ある程度本年度予算におきましてハンセン氏病対策が前進を見ましたことを、非常に喜んでいるものであります。国立らい療養所の予算の伸び率を拝見いたしますと、二五・二%の伸びでありまして、一般会計予算の二一・八%を若干ではありますが上回っております。ただ、問題は、本年度は、沖繩の愛楽園並びに南静園二園が本土復帰によりましてこの予算に含まれるというこ……
○山口(鶴)分科員 きょうは主として同和問題で大臣にお尋ねしたいと思ったのですが、その前に一つだけ聞いておきたいことがあります。 それは今度の予算の成立が約一カ月おくれることが確実になり、一カ月間の暫定予算を国会でも審議をする、こういう段階になりました。この結果、例の大学の入学金の値上げ、それから大学授業料の値上げにつきましては、入学金は本年度は値上げを見送る、それから授業料については前期据え置きということで、暫定予算編成ということになりましたために、一応政府もそのような態度をきめられたということが報道されております。 そこで、これに関連してお尋ねいたしたいと思うのですが、都道府県立あるい……
○山口(鶴)分科員 ただいま、党は違いますが、同じ国会の大先輩として尊敬をしております川崎先生が、日本と中国との数千年の歴史的な関係を踏まえまして、日中国交回復に臨むきわめて次元の高い御質問をされておりますのを拝聴いたしておりました。 私が取り上げようと思いますのは、これも歴史的には古い問題であります。いまわが国が産業公害に悩まされ、わが国の環境をいかに保全をするか。われわれの子孫に対していかにすぐれた環境を譲り渡すことができるのかという意味では、公害の問題は当面する大きな課題でありますが、その中でも、これからお尋ねしようといたします渡良瀬川の公害は、公害の原点といわれ、戸年公害といわれた問……
○山口(鶴)小委員 簡単に一言だけ申し上げます。 先ほどの庶務小委員会で申し上げたことと同じ趣旨ですが、行(二)職員をすみやかに行(一)に移行させること、行(二)を撤廃することは、かねがねわが党の主張でありまして、すみやかにその実施をいただくようにに要請をいたします。 また、職員の給与の頭打ち是正等の問題につきましても、あわせて努力をいただくように要請をいたしておきます。
○山口(鶴)分科員 今度の国会に国立学校設置法等の一部を改正する法律案がすでに提案をされております。また、近く地方自治法の一部改正案という法律案が提案をされる予定であると聞いております。 私、ここで問題にしたいのは、法律案の具体的な内容ではありません。法律案を提出する政府の姿勢についてであります。二階堂官房長官は沖繩国会の際に、沖繩関係国内法を審議いたします委員会の理事として非常に精励されたことを私もよく承知しているのですが、あのときの法律を振り返って考えますと、関係する法律が六百本もある。この法律を一まとめにいたしまして国会に提案をされた。中には、私どもとして長い間要求してまいった内容のも……
○山口(鶴)分科員 私、歴代の建設大臣に対しまして群馬県内に建設省が建設を考えておりますダムの問題についてお尋ねをいたしてまいりました。 先ほどは、わが党の同じ群馬県出身の田邊君のほうから沼田ダムについての質問があり、この問題については、私も昨年木村建設大臣に対しまして、あなたは沼田ダムをつくると言ったりやめると言ったり、全く相反することばかり言っておって、地域住民の人たちを非常に惑わしておる、そういうことでは困るではないかということでお尋ねをしたことがありまして、この問題につきましては、金丸建設大臣は、そういった膨大な何千戸というような人たちを犠牲にするダムはやろうと思っても無理だという趣……
○山口(鶴)分科員 私、毎年、予算委員会の分科会におきましてハンセン氏病の問題をお尋ねすることを例としております。実は、大臣も御存じだとは思いますが、また、予算編成の過程で大臣わざわざハンセン氏病患者の代表の方々とお会いもいただきまして、非常に感謝をいたしているわけでありますが、全国に、沖繩を含めまして十三のハンセン氏病の国立療養所がございまして、約一万人の患者の皆さんがここで療養しておられるわけでありますが、こういったハンセン氏病患者の方々のお手伝いを少しでもやりたい、こういう気持ちから、超党派で国会の中にハンセン氏病議員懇談会というのがありまして、私がいま事務局長をいたしております。そうい……
○山口(鶴)分科員 最初に事務的なことをお尋ねしたいと思うのですが、経済企画庁からいただきました利根水系における水資源開発基本計画を拝見いたしましたが、昭和四十五年から五十年までの需要の想定がございまして、これが百三十四トン・パー・セカンドということになっておるわけでありまして、これに対しまして、利根川河口せき、草木ダム、これは群馬県ですが、そのほか各地域の開発計画が載っておりまして、小計で九十三・九トン・パー・セカンド、したがいまして四十・一トン・パー・セカンド足らないわけでして、これはその他と書いてありますが、このその他は、一体どのような地域、どのような御計画が進められておるのでありますか……
○山口(鶴)委員 生産緑地法案について若干お尋ねしたいと思うのですが、各委員からいろいろお尋ねがありましたが、この生産緑地法によりまして生産緑地の指定を受けた場合のメリットは、要は農地の宅地並み課税が除外されるということなんですね。したがいまして、この法案を議論いたします場合、どうしても農地の宅地並み課税の問題について議論をしておかなければならないと存じます。そういう観点から自治大臣にも御出席をいただきました。 実は私は、昭和四十六年、地方税法の改正がございまして、地方税法の中に農地の宅地並み課税の制度がしかれたそのときから、国会でこの問題を議論をいたしてまいりました。昭和四十六年、自民党さ……
○山口(鶴)分科員 本年の十月、IPU、列国議会同盟の総会がわが国で行なわれ、この国会を会場として世界各国の国会議員の方々がここに集まりまして、各面からの議論を行なうことになっておりますことは、たいへんけっこうなことではないかと思います。 そこでお尋ねをいたしたいのですが、従来、IPUの公用語は、英語、フランス語が公用語になっておることは承知しておるわけですが、これと並行いたしまして、ロシア語と日本語とが同時通訳の対象になっていることを私は承知いたしております。この際、私どもは、わが国で列国議会同盟の総会が行なわれますに際しまして、特に最近石油危機を迎えまして、アラブの国々との友好親善という……
○山口(鶴)分科員 きわめて限られた時間ですから簡単にお尋ねをいたしたいと思いますが、建設省の河川局で昭和四十八年の八月おつくりになりました「広域利水調査第二次報告書 昭和六十年における水需給」、この問題につきまして若干お尋ねをいたしたいと思います。 これを拝見をいたしますと、昭和六十年におけるわが国の人口は一億二千百万人、工業出荷額は昭和四十五年価格で二百四十一兆円ということを設定をいたしまして、昭和六十年の水需要というものを想定をいたしておるようであります。そうして昭和四十五年から年間約八百億立方メートルの新規水源開発を行なうためには約千百カ所のダム、河口せき、湖沼開発、流況調整河川等の……
○山口(鶴)分科員 齋藤厚生大臣に、長い間の懸案であります地方事務官の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。もう長い間の懸案でありまして、要は内閣の決意いかんにかかわる問題でありますので、私は主として大臣にのみお尋ねをいたしたいと思います。こまかい技葉末節の議論はしようとは思いません。そういう点でお尋ねいたしますので、ひとつよろしくお願いいたします。 それから質問に入ります前に、ただいま同僚の柴田君から、たぶんハンセン氏の問題について大臣にお尋ねあったと思います。実は私、長い間超党派のハンセン氏病議員懇談会の事務局長をいたしてまいりました。今回、ハンセン氏病の問題に非常に熱意をお持ちの柴……
○山口(鶴)分科員 文部大臣にお尋ねしたいと思うのです。 まさに最近のわが国の経済は、狂乱物価というようなことばに象徴されますように、きわめて異常な状態であります。特に、昨年問題となりました石油危機が、わが国の経済に非常な大きな影響を与えたことは、御存じのとおりです。 私は、ここでこの問題について議論をするつもりはございません。ただ私は、文部大臣として、あの石油危機、わが国の経済危機、これにあたって、一体どういうお考えを持たれたのか。一国の文教行政の責任者といたしまして、あのような異常な経済危機にわが国がおちいった、そういう中で、わが国の文教行政のあり方は一体どうしたらいいかという観点で、……
○山口(鶴)分科員 大臣に、まず最初にお尋ねしたいと思うのですが、本年の十月、IPU、列国議会同盟の総会が日本で開催をされます。当国会がその会場になって東京会議が開催されるわけでありますが、すでに御案内のように、このIPU、列国議会同盟には九十一カ国が加盟をいたしておりまして、そのうち活動を停止しております国が十三でございまして、現にIPUに加盟をいたしまして積極的な活動をいたしております国が七十八カ国であります。 この七十八カ国の中に、大臣も御存じだと思いますが、わが国と国交が樹立していない国も含まれておるのであります。具体的に言えば、朝鮮民主主義人民共和国であります。しかし、IPUを通じ……
○山口(鶴)分科員 国会関係予算について幾つかのお尋ねをいたしたいと思います。 昨年の参議院選挙の結果、特に参議院におきましては、文字どおり保革伯仲、常任委員会の中にも四つほど、委員長を除けば野党委員が一名多い、こういう院の構成にもなったわけであります。 そういう意味では、かつてこの委員会でも問題になったわけですが、ある大臣が、国会というのはところてんみたいなものだ、すうっと突けば自然に法案も予算も成立をするんだ、こういうような暴言も当委員会で問題になったわけでありますが、まさにそういった時代ではなくなった、文字どおり国会は、保革伯仲という新しい時代に突入をした、私はかように考えております……
○山口(鶴)分科員 実は金丸さんが建設大臣をなさっておられますときから群馬県八ツ場ダムの問題はお尋ねをしてまいりました。そういう意味では大変長い問題であります。この水源地域対策特別措置法が提案をされましたときには、建設省から提案をされましたが、その後国土庁が発足をいたしまして、国土庁の所管になっておると伺っております。したがって、まずこの法律のことからお尋ねをいたしたいと思うのでございますが、第二条に「定義」とございまして、「この法律において「指定ダム等」とは、」という定義がございまして、ダム建設により「相当数の住宅又は相当の面積の農地が水没するダムで政令で指定するものをいう。」とございます。……
○山口(鶴)分科員 きょうは、公営ギャンブルのことにつきまして若干のお尋ねをいたしたいと思います。 手元に少し古い統計しかございませんが、昭和四十七年における公営ギャンブルの売上高の総計は、一兆九千二百九十三億七千三百万円という巨額に達しております。その年の対前年度伸び率が二二・八%でありますので、この率で伸びたと仮定いたしますと、昭和四十八年には売上高の総計が二兆一千億円、昭和四十九年には二兆四千億円、本年は二兆六千億あるいは二兆七千億にも達するという、きわめて巨額な額に達するものと推察をされるわけであります。 そこで若干のお尋ねをいたしたいと思いますが、公営競技には四種類ございますが、……
○山口(鶴)分科員 宮内庁がお見えでないそうですから、お見えになる前に、若干自治大臣にお尋ねしたいと思うのです。 その一つは、いま中央地方を通じて財政硬直化ということが言われております。私どもは、財政硬直化ということ自体にいろいろ問題があると思っております。また仮に財政硬直化ということを地方財政に対して認めるとすれば、そのよって来る原因は一体どこにあるのかということも当然考えなければならない、かように思います。しかし、政府におかれては、地方財政硬直化に対してどう対応したらいいかということを地方制度調査会に諮問をされて、できれば七月中までに一応答申のおまとめをいただきたい、こういうお話をされて……
○山口(鶴)分科員 実は群馬県に昭和四十五年十二月四日、知事認可によります社団法人群馬県くみあい開発協会というのが設立されたのであります。 ここに定款がございますが、目的を読んでみますと、「この協会は、農業区と住区が調和的に形成される地域社会(以下「農住都市」という。)の建設を促進することにより、良好な環境の住宅地および住宅の供給・都市農業の開発・農業経営の合理化を図り、もって社会公共の福祉に貢献するとともに、農民生活の安定・向上に寄与することを目的とする。」こう書かれております。いわゆる農住構想、この趣旨は、私、大変結構だと思います。しかしその後、この群馬県くみあい開発協会が群馬県のみなら……
○山口(鶴)分科員 本日の新聞を拝見しましたら、昨日、日教組の代表と大臣お会いになったそうでございまして、大変結構だと思います。ただ私は、新聞を見て思うのですが、何か日教組と文部大臣がお会いになると、新聞も必ず写真入りで報道する、それからテレビも入りまして七時のニュースで報道される。私はああいうことは余り好ましくないのじゃないかと思っております。 結局、今日まで、一年に一遍ぐらいしか会わない、あるいは数年会わなかったという事例もございますが、そういう不幸な歴史がありましたために、何か日教組の代表と文部大臣がお会いになると、新聞にも写真入りで報道される、テレビも報道する。そうではなくて私は、こ……
○山口(鶴)分科員 議運、国対の大先輩の長谷川建設大臣や、前の議運の委員長の田澤さんや、また、委員長席には議運の同僚でございました藤田さんと、三人座っておられるわけで、大変なつかしい思いがいたします。 国土庁が昭和五十一年四月十六日に閣議決定した、いわゆる利根川、荒川フルプランですね。「利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画」を決定になりました。建設省もこれには深くかかわっておると思うのですが、これを拝見いたしますと、初めて八ツ場ダムがフルプランに組み込まれたわけですが、三百十二戸に上る水没が予想される、また地元の人たちの八割が結束をして反対をしておられる、こういうような経過もござ……
○山口(鶴)分科員 今度の国会関係の予算を拝見いたしました。昨年度とどのくらい伸びているかを調べてみたのですが、衆議院の場合は事務別館とか宿舎等のいわば投資的経費もありますから一一・八%伸びている。参議院はそういった投資的経費の関係でしょうか、八・二%。国会図書館は一二・二%。国会予算全体として一〇・七%の伸びですね。しかるに、国の一般会計は一体どうか。全体で二〇・三%の伸びだと承知をいたしておりますが、そのうち経常経費と投資的経費を分けてみますと、経常経費は一七・四%、それから公共投資を通じて景気浮揚を図るということなんでしょう、公共事業費は三四・五%伸びたというような関係もあって、投資的経……
○山口(鶴)分科員 私は、大臣に水資源開発に関する基本的な姿勢についてお尋ねをしたいと思うのです。 日本の水資源開発、方々にダムをたくさんつくりましたが、大体アメリカのTVAのまねをしたと言われております。ところが、アメリカのTVAは、それでは下流の工業地帯に水を持っていくだけの仕事をやったのかと言えば、決してそうではないわけですね。あのテネシー川流域のすべての住民に対して、たとえば公衆衛生の面から、あるいは農業開発の面から、あるいは電力の面から、すべてにおいて恩恵を与える、こういう形であの計画が立案され、またそのようにほぼ実行されたと聞いております。 ところが、わが国の水資源開発を見ます……
○山口(鶴)分科員 どうも砂田さん御苦労さまです。
最近、群馬県高崎市日高というところに、登呂遺跡にもまさる水田跡、及びそこで共同生活をいたしました人たちの集落の跡、また墓地というものが発見をされたということを大臣御存じだと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 そこで、お尋ねをしたいと思うのですが、群馬県と長野県の境に浅間山という活火山がございます。天仁元年ではないかと言われているそうですか、浅間山の大噴火があった。そのために大量の火山灰がこの地域に降り注いだわけでございまして、そこに住んでおられた方々にとっては大変不幸な出来事だったと思いますが、しかし、それが登呂遺跡以上に――約千七百……
○山口(鶴)分科員 三原総務長官にお尋ねしたいと思うのですが、昨日、灘尾議長の御努力もございまして、E2C問題に関する議長見解が出されました。一応この問題については決着がついたわけでございます。三原総務長官は、かつて防衛庁長官も歴任され、また自由民主党の国会対策委員長さんも経験されたわけでございますが、そういう中で今回の問題につきましてはいろいろ御感想があったのではないかと思います。しかし、私どもそのことをここで長官にお尋ねしようとは思いません。ただ、問題は、私ども議会を通じていろいろ仕事をさせていただいているわけでございますが、やはり議会というものは話し合いの場である。特に現在のように与野党……
○山口(鶴)分科員 主計局次長の禿河さんがおられるのですから、まずお尋ねしたいと思うのです。 きょうの新聞を拝見いたしますと、予算修正に関する記事が散見されます。そこでお尋ねをしたいのでありますが、一昨年は与野党書記長・幹事長会談で話し合いをいたしまして予算書の修正を行いました。昨年も与野党間で話し合いをいたしまして、私ども社会党はあくまでも予算の形式修正をすべきであるということで強く主張いたしたわけでございますが、当時長岡主計局長は、予算修正をいたします場合、特に政府修正をいたします場合は、修正案の作成の作業、それからさらに、参議院の事務総長もおられますが、参議院の審議のことを考えれば全部……
○山口(鶴)分科員 昭和二十二年、だったと思いますが、カスリン台風あるいはその後アイオン台風が関東を襲いまして非常な被害を出しました。やはり利根の治水が重要であるということで、群馬県地内に八斗島というところがありますが、そこで少なくとも毎秒三千トンのカットをしなければ首都東京を守ることができないということで、建設省は群馬県にその協力を要請いたしました。群馬県としましても、やはり首都東京を守るということはこれは重要なことでございますから、できる限り協力をしようということで、たとえば矢木沢ダムあるいは薗原ダム、藤原ダムあるいは下久保ダムあるいは相俣ダムという形で、県内に国の直轄あるいはは県営のダム……
○山口(鶴)分科員 大蔵省の禿河さんお見えでございますから、まずお尋ねしたいと思うのですが、財政法の十八条、十九条を拝見いたしますと、他の各省庁の予算の編成と、国会あるいは最高裁判所、会計検査院等の予算の編成については、違った規定をいたしておるわけです。十八条では、歳出の概算は決定前に、国会でございましたら衆参両院議長の意見を求める必要がありますし、また、減額をいたしました場合は、その詳細を付記しなければいけない、こうなっておるわけであります。ですから、そういった財政法の規定があるのだから、大蔵省が他の省庁と同じように予算の査定なんということはすべきでない。国会が、あるいは国会図書館が要求いた……
○山口(鶴)分科員 藤田さんも熊本でございますし、名大臣の園田さんも熊本だと承知いたしております。これから私はダムのことを聞くのですが、熊本はかの有名な下筌ダムですか、蜂之巣城というようなことで全国に名前を知られておりますダムの建設で大変御苦労した地域だと存じます。それだけに大臣も、ダムをつくるということがなかなか容易なことではないということはよく御存じだろうと思います。 私の住んでおりますところは群馬県でございますが、群馬県というのは北関東の屋根と言われておりまして、東京並びに首都圏に対する水のいわば供給地と申しますか水源県と申しますか、そういう地理にございますので、今日までも国の治水対策……
○山口(鶴)分科員 きょうは、国民が持っております素朴な疑問についてお尋ねをいたしたいと思います。幸い、主査も前の大蔵大臣の村山さんでございますので、ひとつ一緒になって考えていただきたい、こう思うのです。 お尋ねしたいことは、予算編成の問題であります。昭和五十五年度国の予算の決定までの手続を日を追ってみたのでございますが、昨年の十二月二十日に政府が予算編成方針を決定された。二十二日に五十五年度予算について大蔵省原案を決定して各省に内示をされた。二十三日からいわゆる復活折衝が始まりまして、局長折衝、次官折衝、大臣折衝等を積み上げまして、最後は竹下さんを中心にして与党の三役との三役折衝が行われて……
○山口(鶴)分科員 衆議院事務総長と参議院事務総長にお尋ねいたします。
五十六年度の衆議院関係予算五億六千八百六十三万円程度の増。増加率何%ですか。参議院も同様、予算の伸び率は何%ですか。
【次の発言】 衆参両院を足しまして伸び率を平均しても三%程度の伸びですね。衆議院の場合は一・四九%、非常に少ないわけでありまして、一般会計の伸び率九・九%と言っていますが、一般歳出の伸びは四・三%ですから、それから見れば国会予算の伸び率は大変少ないということになるかと思います。
私は、かねがね思っているのですが、国会は少なくとも国権の最高機関、一般歳出の伸び率より国会の伸び率が少ないということは、行政府……
○山口(鶴)分科員 第二臨調も、昨日の参議院の本会議でしたか、国会承認を終わりまして、発足をするようでありますが、行政改革が今日の重大な課題であるということを否定する者はだれもいないと思います。ただ、この場合、国の機構を論議することも必要だと思いますが、同時にこれに準ずると申しますか、従来から言われておりますいわゆる公社、公団というものを一体どうするかということも一つの論議の対象だろうと思います。同時に、さらにこれに準ずると申しますか、認可法人及び公益法人、こういうものの中に、国費が出資金あるいは補助金、補給金等々の名前でずいぶんたくさん出ているわけでございまして、こういった機構に対してもメス……
○山口(鶴)分科員 ダム問題について一、二お尋ねをいたしたいと思います。 昭和五十六年度の特別会計予算を拝見いたしますと、八ツ場ダム建設費八億五千万円計上いたしております。五十五年度予算におきましては八億三千万円だったようですが、今回二千万月ほどふえておるようです。 そもそもこの八ツ場ダムの予算については、調査費が計上されましたのが昭和四十二年度予算、特別会計の建設費が計上されましたのが四十五年度予算から、したがいまして、この建設費が計上されましてからすでに十年以上の月日がたっているわけです。この間、建設省は現地に八ツ場ダム工事事務所を設置いたしましていろいろ仕事をやってこられたようですが……
○山口(鶴)委員 公述人の皆さん御苦労さまでございます。 国民各層の皆さんが、今回の行政改革は、住本公述人にいたしましても小関公述人にいたしましても、どうも本来の行革ではないのじゃないかということをおっしゃっておられました。私もそうではないかと思っておるわけです。 今回の行革は、いわば五十七年度予算編成を目指してゼロシーリングを大蔵省が打ち出した、このゼロシーリングにあわせて第二臨調が、いやいやながらと言っては恐縮ですが、一種の財政のつじつま合わせという形で答申をしたいわゆる第一次答申、それに基づく行革ですから、今回の鈴木行革というのは、本来の意味での行革ではない。その行革に対して国民の皆……
○山口(鶴)分科員 特別会計の予算書を拝見しました。治水特別会計特定多目的ダム建設工事勘定を拝見いたしますと、今年度は一千九百六十一億、昨年に比べまして九億六千万円減額となっております。この多目的ダム建設工事勘定に対する一般会計は一千十三億ほどでございます。結局治水特別会計における多目的ダムの関係は予算が少なくなっておる。私は当然ではないかと思うのですが、昭和五十一年四月に閣議決定いたしました水資源開発基本計画、利根川水系及び荒川水系ですが、これを見ますと昭和四十五年度から昭和六十年度に至る間の水の用途別の新規需要の見通し及び供給の目標を定めているのですが、これだけの水需要がなければ、水道につ……
○山口(鶴)分科員 ただいま先輩の小林先生の、国権の最高機関たる国会の権威を高めるべきだという趣旨からの御議論を拝聴しておりました。大変含蓄ある立派な御議論だと思います。 そこで、総理府おりますか。――衆参の事務総長さんにお伺いしましょう。私ども社会党としては、人によりまして勲章をおもらいになる方もある、おもらいにならない方もありますので、これは御本人の自由だと思いますので、いずれでも差し支えないと思いますが、ただ国権の最高機関たる衆参両院議長をおやりになった方の叙勲と内閣総理大臣の叙勲とに大きな差があるというのは私は非常に問題だと思うのです。一番最高の勲章は大勲位菊花章頸飾ですか、これは佐……
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