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松井誠 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松井誠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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639位
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451位

29期委員会発言TOP100
57位
29期委員会発言(非役職)TOP50
48位
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52位
30期委員会発言(非役職)TOP50
44位

このページでは松井誠衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松井誠衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第38回国会 商工委員会 第9号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は競輪の行政につきまして、主として重工業局長にお尋ねをいたしたいと思います。  私のお尋ねいたしますことは一見ささいな問題であるようでございますけれども、その中にいろいろな問題を含んでおりまして、少なくとも政治の姿勢を正すという意味で、とうてい黙過できない問題を含んでおります。そこで非常に貴重な時間をさいていだだきましたが、与えられた時間が非常に短うございますので、問題を端的にお尋ねいたしますから、お答えの方もそのような御配慮で、一つお願いをいたしたいと思います。  問題は新潟県にある弥彦村という村に、昨年の暮れに競輪の開催の限度外の申請といいますか、そういうものが通産省か……

第38回国会 地方行政委員会 第4号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 ただいまのことに関連をいたしまして、長官にお尋ねをいたしたいと思います。ただいま、その後の警備の状況のことについて、いろいろお伺いをいたしましたが、警備に直接重要な関係のある問題として、右翼団体の資金源の調査ということがあるわけであります。言うまでもございませんけれども、右翼団体が行動を起こすのには何がしかの資金が要る。その資金を情を知りながら供給するということは、いわばその右翼団体の行動なり犯罪なりを直接、間接にこれを幇助し、あるいはまた教唆するという、そういう関係にあるわけであります。従いまして資金源の調査というものは、右翼団体の行動あるいは犯罪の予防ということのためにも……

第38回国会 地方行政委員会 第7号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 法務省の竹内刑事局長にお尋ねいたします。この前の連合審査で右翼の資金源のことにつきまして一部の発表がございました。そのときに残余の分についても早急に調査か捜査かわかりませんけれども、完了をする見込みだという御答弁がありましたけれども、その後、これは具体的には東京地検が持っておった資料についてでございますけれども、その資料についてその後発表のできるような段階になりましたかどうか、その点を一つ。
【次の発言】 そういたしますと、私も今速記録をまだよく見ていないのでありますけれども、私の記憶では、少なくとも大津は、まだ全部の捜査が完了していないから発表できないのだということで当初は……

第38回国会 地方行政委員会 第16号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 地方財政計画としうものについてきわめて初歩的な質問をいたしたいと思います。  最初に地方財政計画とは一体どういうものかということでお尋ねいたしたいわけなんです。そう申しましても、抽象的でお答えしにくい、だろうと思い事のでたとえば本年度の財政計画の策定方針の中で一番最後に、いわゆる規模是正をしたことにからんで「決算に基いてその算定方法を適正化し、地方財政計画の合理化を図る」。ここに書いてあります「地方財政計画の合理化」というのは一体どういう意味なのかということをまず財政局長にお尋ねしたい。
【次の発言】 そうしますと、合理化の一つの点は、実際の財源、実際の現在の地方財政の状態と……

第38回国会 地方行政委員会 第32号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 最初に提案者に簡単にお伺いをしたいと思います。この第三条におきまして、本人の救護をする条件として、公共の場所や乗りものという条件と、それから粗野または乱暴な言動をしておるという条件、そういうものが必要だということになっておりますけれども、こういう公共の場所や乗りものあるいはこういう言動がない場合にも救護の必要があるという場合もありうると思います。  元来救護を必要とする条件と、本人の行為を規制することが必要である条件とは、ほんとうならば全く違うものであるべきであったと思うのですけれども、この法律ではそれが二つとも同じである。公共の場所、乗りもの、それから粗野、乱暴な言動という……

第38回国会 地方行政委員会 第33号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 この改正案自体につきましても、実はいろいろお伺いをしたいことがたくさんございますけれども、きょう私は、この改正案自体についてではなくて、いわばその改正案の前提になるというか、根底になるというか、そういうものについてお伺いをいたしたいと思います。  その前提になる問題もいろいろございますが、私がお尋ねをいたしたいのは警察官の職権乱用――職権乱用といいましても、刑法上のいろいろな犯罪を構成するような行為、あるいはそこまで至らない人権侵犯の行為、とにかくそういうもの一切をひっくるめて職権乱用という言葉でかりに呼ぶといたしますと、そういう職権乱用の危険について主としてお伺いをいたした……

第38回国会 地方行政委員会 第34号(1961/05/25、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 法務省の方にお尋ねをいたしたいのでありますけれども、昨年の六月十五日の警察官のいろいろな職権乱用につきまして、被害者からの告訴なりあるいは第三者からの告発なりいろいろあったと思いますけれども、その状況をまずお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 このアンケートに対してその回答を寄せないという人たちが、取り調べをされた四千百五十名の中には入っていないのですか。
【次の発言】 そうしますと、この告発人に対する取り調べというのは、アンケートによる回答を求めるという方法だけで、直接にお呼びになって調べるという方法はとらなかったのですか。

第38回国会 地方行政委員会 第35号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 昨日に引き続いてお尋ねをいたしたいと思います。一言、わかり切ったことなんですけれども申し上げたいと思いますが、法律の運用の実際の結果というものは、これはもう法律の字づらだけを何べんひっくり返して読んでみましても、それだけではもとよりわかるはずはございません。それがほんとうにどういうように運用されて、どういう結果をもたらすかということは、その法律の運用、執行に当たる、いわば権力者というものの性格がどうなのか、その人がどういうことを考えているのかという、そういうことも考え合わさなければ、ほんとうの姿は出てこないと思います。たとえばあの治安維持法で、国体の変革だとか、あるいは私有財……

第38回国会 地方行政委員会 第36号(1961/05/29、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 非常に長時間になりまして申しわけございませんけれども、二十四条の二につきまして田上参考人に二、三お伺いをいたしたいと思います。今、一般的に申しまして警察の任意処分というものは元来規定がなくてもできるんだ、しかし警察の性質上非常に微妙なものもあるので、一歩使い方を誤れば人権を侵害する。従って、その使い方について明確にする必要があるのでこういうことを書くのだ、というように一般論としておっしゃったと思いますけれども、まずこの点確かめておきたいと思います。
【次の発言】 今のような御議論は、二十四条の二の一項並びに二項全般についてやはり明確にする、任意処分だけれども明確にする必要があ……

第38回国会 地方行政委員会 第37号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 関連して一点だけお尋ねをいたしたいと思います。  それは一十四条の二と憲法との関係でございます。今まで総理大臣もそうでしたけれども、あるいは国務大臣あるいは長官も、憲法三十五条は刑事手続にだけ適用があるので、従って一般の行政手続の場合には関係ないのだという二青で片づけられておったわけです。なぜ一体、憲法三十五条が刑事手続だけに適用があって行政手続には適用がないのかという御説明はなかった。きのう初めて田上教授がああいう説明をされましたけれども、政府としては、憲法三十五条はどういうわけで刑事手続だけに適用があるのか、その点をまずお伺いいたしたい。

第38回国会 農林水産委員会 第7号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、漁業権の行使の方法、特に定置網漁業権の行使の方法を主として水産庁にお尋ねをしたいと思いますが、まず一般的な問題といたしまして、漁協が免許漁業権を持っておるときに、それを完全に自分で自営をしないで、漁協の資本以外の資本を入れて経営をする場合に、漁協が資本の過半数である五割一分、漁協以外の資本が四割九分、つまり過半数を漁協が持っておれば、それで漁業権の自営という範囲は逸脱しないんだ、そういう指導の方法をされておられるかと聞いておりますけれども、その点をお伺いします。
【次の発言】 そうしますと、たとえば漁協が五割一分の資本を出すという、そういう形式的な数字だけではだめなので……

第39回国会 地方行政委員会 第7号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、昨日来赤松委員、阪上委員、あるいは大原委員から御質問がありました公安条例の問題につきまして、引き続き御質問をいたしたいと思います。  われわれがなぜ今この公安条例というものを問題にするかという理由につきましては、昨日来いろいろ各委員から申し上げました。私もさらに一つ加えるならば、今われわれが公安条例を問題にしておる理由の一つとして、少なくとも本年度に入ってから、この公安条例の実際の運用というものが従来に増して非常にきびしくなっているという、そういう新しい事態を招来したわけです。そのために公安条例の存在というものがさらに脚光を浴びてきた、そういう事態になっておるわけであり……

第39回国会 地方行政委員会 第11号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、政府の提出されました地方自治法の一部改正案の中で、地方公共団体の議会の議員、長その他の兼職禁止の規定に該当するかどうかということを決定する手続を整備されたことにつきまして、それに関連をいたしまして、法律的な点一点だけを実はお伺いいたしたいと思うわけでございます。  その前に、この法律の実際の運用ということについて、やはり一言だけお尋ねをしておかなければならないわけですが、これはもう繰り返し質問されておることでもあり、参議院でもやはり同じ観点から質問がありましたので、非常に重複して恐縮ですけれども、この規定のほんとうの生命というものがそこにあると思いますのでお伺いをいたし……

第39回国会 地方行政委員会 第12号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 災害対策基本法案につきましていろいろお伺いをいたしたいと思うのでありますが、大体の私の質問のプログラムと申しますかを最初に申し上げたいと思います。それはこの法律はごらんの通り非常に技術的な、非常に混雑をして込み入った法律でありますので、私は、最初に大臣に具体的な法律案の内容よりもむしろその法律案以前の問題といいますか、基本的な問題として非常に素朴な国民の立場からの疑問というものを二点ばかり実はお伺いをしたいと思います。  一点は、これも言い古された質問なんですけれども、やはり災害の責任は一体どこにあるか。災害というもの、あるいは防災というものに対して、だれが責任を持つべきもの……

第39回国会 地方行政委員会 第13号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 災害対策基本法案につきまして、きのうも申し上げたのでありますけれども、非常に素朴な国民の立場からの疑問を代表しまして、この法案の以前の問題と申しますか、あるいはそこに横たわる基本的な点につきまして、あらかじめ二点ばかりお伺いをいたしたいと思います。  私は、この法案を最初に読みましたときに、もしこの法案をほんとうに災害を受けた国民、災害の基本的な対策というものを要望しておる国民が読んだときに、一体どういう受け取り方をするだろうかということを実は考えたわけです。たとえば被害を受けた農民なら農民がいる。そうして水が出ればはんらんをする、そういう裏の川なら川の堤防が今度は一体どうい……

第39回国会 内閣委員会 第3号(1961/10/05、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は特殊海事損害の賠償の請求に関する特別措置法、この法律案についてお尋ねをいたしたいわけでありますが、この前の国会で飛鳥田委員から基本的な問題を主としていろいろ御質問もございましたので、私はなるべく重複を避けましてお尋ねをいたしたいと思うのです。  そこでまず第一に、この法律案の立法の基礎になりましたいわゆる地位協定の十八条の五項の(g)、これと前国会で問題になりました口上書との相互の関係についてお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、これは外務省の方にお願いをいたしたいのですけれども、この(g)項というのは軍艦もしくは公船、そういう船舶による被害ということでありまして、従……

第40回国会 地方行政委員会 第21号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 簡単に二、三お伺いをいたしたいのでありますが、最初、財政措置の基本としてこの法律は起債という方法をとっておるわけですけれども、当初新聞なんかで伝えられたところによりますと、普通の補助金では、残りのいわば地元負担の分が非常に苦しいので、それを全額国で見るのだ、全額そういうものについては補助をするのだ、そういう構想のように報道されておった。そういう事実、そういう考え方が一時あったのかどうなのかということが一つ。それから、起債という方式をとられまして、五七%という何か非常に中途半端な数字でありますけれども、五七%という数字は一体どこから出た数字なのか、その辺をちょっと伺いたい。

第40回国会 地方行政委員会 第23号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 この法律案は、前国会の提案に一、二の点で修正が加えられておりますけれども、この修正はいわば枝葉末節な修正でありまして、従って、われわれが前国会で反対をした基本的な態度、警察官の現在の、特に日本の状況からいってこの法律案が持っておる危険な性格というものは、依然として変わっておりませんので、われわれの態度も、やはりこの法律案には反対だという基本線にはもとより変更がないわけであります。この法律の改正案のかなめである二十四条の二は、警職法のいわゆる職務質問の規定と実際の運用において非常に密接に密着をした相互関係があるわけでありますけれども、その職務質問の規定そのものが、その運用が現在……

第40回国会 地方行政委員会 第24号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 先ほどの門司委員の御質問にも多少関連があると思うのですけれども、警察官が常時武器を携帯しておる。ところが国民はいわば武装解除されておる。権力を持った人が武器を常時持っておって、権力を持たない国民は武装解除されておる。こういう状態は考えてみれば疑問がないわけではないと私は思う。資料の外国の立法令というところを拝見しますと、イギリスやアメリカの立法令が書いてありますけれども、世界の中で国民に対して武装解除を要求してないというような国は一体あるのかないのか、そういうことを参考までに一つお伺いしておきたいのですが、大体のことでけっこうでございますけれども、おわかりでありましたならば一……

第40回国会 地方行政委員会 第26号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 質屋営業法の改正案について法理的な点、一点だけをお尋ねいたしたいのでありますけれども、その前にちょっとお伺いをいたしますが、今度の改正案は、拝見しますと、質屋営業の取り締まりを多少緩和するという、態勢としてはそういう建前からの改正案であるように思うわけですけれども、これは何か現在の質屋営業の実態というものに即応した改正案かと思いますけれども、そういう点について簡単でよろしゅうございますけれども、このように警察の面からの営業取り締まりというものを、多少緩和をするようになった現在の質屋営業の実態といいますか、そういうものを一つ簡単にお教え願いたいと思います。

第40回国会 地方行政委員会 第29号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 小林参考人に最初にお伺いいたしたいと思います。  私も、この改正案の緊急政令そのものというよりも、むしろこれが一般化されるということに、より大きな関心を持っておるわけなんであります。そういう意味で、現在でも警察法には非常事態の宣言というものがあり、あるいはまた自衛隊の緊急出動というものがあり、従ってそういう治安のための緊急政令というものは、制度的に何か隣に来ておる、そういう姿になっておると思います。従って、ここでこういう緊急政令ということを認めることによって、そういう治安のための緊急政令に門を開いてやる、そういうことになりはしないかという危惧が一番大きいわけであります。そうい……

第40回国会 地方行政委員会 第31号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 簡単に三点ばかりお尋ねをいたしたいと思います。  特にこの緊急政令という制度は、御承知のように、日本国憲法が制定されて初めて導入をせられる制度でありまして、しかも現行憲法の体系との関係で、いろいろな問題があることは御承知の通りであります。従って、こういう制度を導入するについては、どうしてもこれが必要だ、ほんとうに必要やむを得ないという事情がなければならないと思います。そこで、たとえばこういう緊急政令という制度によらないで、ほかの方法で同じような目的を達することができないかどうか。そういうことを御検討になったかどうか。具体的に申しますと、現在災害救助法という法律がございまして、……

第40回国会 法務委員会 第5号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について少しばかりお伺いをいたしたいと思うのです。これは直接予算に関係することでありますので、最初に一点だけ裁判所の予算全体について確かめておきたいと思うのですが、ただいま私の手元に最高裁判所から出しておる裁判所時報の一番新しい号なんですが、それに裁判所予算が昭和二十三年から昭和三十七年まで国の予算に対してどれくらいの割合を占めておるかという、そういう統計が出ておるわけであります。それを見ますと、大体昭和三十、三十一、三十二と、その辺を頂点にいたしまして、裁判所の予算の国の全体の予算の中に占める割合というものはだんだん低下をして参っ……

第40回国会 法務委員会 第11号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私も、簡単に二、三点お伺いをいたしたいと思うのです。  最初に、訴願前置主義の問題について、主として橋本参考人と綿貫参考人にお尋ねをしたいと思います。  先ほど来裁判官の専門的知識の問題が出ておりましたけれども、これもやはり訴願前置主義をとるかとらぬかという問題とうらはらの関係にたるわけでありますが、先ほど訴願前置主義廃止に反対だという理由で、橋本さんと市原さんが、大体行政の能率化その他二点をあげておられたのです。能率化という点からいえば確かにその通りだと思いますけれども、それがやはり国民の権利救済という点からどうかという問題になりますと、実は私自身文字通りわからない。総理大……

第40回国会 法務委員会 第18号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私も、今猪俣委員から御質疑がありました総理大臣の異議権の問題を中心にしてお尋ねをいたしたいと思います。その前に、この改正案の異議権の原形、もとの形である現行法の規定ができたそのいきさつ、これは大体知られておりますけれども、この総理大臣の異議という制度が挿入をされた経過というものについて、まず承りたいと思います。
【次の発言】 当時のGHQが、例の平野力三氏の追放の問題について、執行停止を裁判所が行ないそうになった。そういう形勢にGHQがあわてて、それで日本政府に対して、こういう特例法の十条ですけれども、十条のこの異議権の制度を入れさせた。そういうことを伺っておるのでありますけ……

第40回国会 法務委員会 第19号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 大臣がお見えになっておりますので、最初に大臣に二点ばかりお伺いをいたしたいと思うのです。  一つは、この法律に規定しておるいわゆる総理大臣の異議権の問題についてであります。御承知のように、この異議権は、裁判所が執行停止をしたあとでも、総理大臣の異議があればもう有無を言わさず執行停止の効力がなくなってしまう。そういう意味で、執行停止の問題に関する限りは、総理大臣の異議権というものは裁判権に対して完全に優位な立場に立っておる。従って、少なくとも憲法に規定しておる三権分立の精神からいって、非常に重要な例外をなす制度だと思います。こういう制度をなぜ一体認めなければならなかったか。問題……

第40回国会 法務委員会 第20号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 昨日いただきました執行停止事件の統計を拝見いたしまして、まずそれについて二、三お尋ねをいたしたいと思います。  この第一表と第二表との関係ですけれども、この第一表には、総計が八百六十五件、第二表では八百八件となっておりまして、その数字に食い違いがあるわけです。この違いというものは、この第二表のこういう形の既済でなくて未済になっておるというようなことからくる食い違いなんでしょうか。どういうわけなんでしょう。
【次の発言】 では今の問題に対するお答えは後刻いただくといたしまして、私がこの前、昨日も申し上げましたけれども、知りたいと思っておりました一つの問題は、先般いただいた資料に……

第40回国会 法務委員会 第21号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、行政事件訴訟法案に対する修正案の趣旨説明を行ないたいと思います。修正案の内容につきましては、今委員長が申されましたように配付いたしてございます案文をごらんいただけばおわかりになると思いますので、朗読は省略さしていただきます。  そこでわれわれがなぜこのような修正案を出すかという理由について申し上げたいと思います。今度の法案が、今まで疑問であり、問題であったというような点をいろいろ解決をしたという意味で多くの改善の点があるということ、そしてそれに関連をしてたくさんの関連法律の整理をされたという点、そういう点についての御努力なり、あるいは改善さ……

第40回国会 法務委員会 第22号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、行政事件訴訟法案に対する修正案に賛成をし、原案に反対をいたすものであります。  その理由は、昨日修正案の提案理由で申し上げました通り、われわれの修正案の基本的な考え方は、現在の日本で必要なのは、行政能率を上げるというそういう立場を重んずることではなくて、国民の権利救済により重点を置くということでなければならないと思うのです。権利救済を重んずるということと、行政能率を高めるということとは、形の上では、あるいは現象的には矛盾をいたすわけであります。そのときにどちらに重きを置くかということになりますけれども、われわれは日本の現在の民主主義が未成熟……

第41回国会 社会労働委員会 第6号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、国鉄当局の最近における、国労に対する不当労働行為の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、この国労に対する不当労働行為の問題につきましては、先般公労委の救済命令が発せられまして、それに対して当局の方では行政訴訟を起こしたやに聞いておりますけれども、その事実の有無についてまずお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 その救済命令で公労委が認めた不当労働行為というのは数数ございますから、従って、個別にどういう理由で行政訴訟を起こされたかということはいろいろ理由があると思いますけれども、概して言えば、主としてどういう点が不服でこの行政訴訟を起こされたのか。個……

第41回国会 農林水産委員会 第3号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、政府提案の漁業法の一部を改正する法律案並びに水産業協同組合法の一部を改正する法律案、この二つの改正法案についてお尋ねをいたしたいと思います。  具体的な条文の内容についてお伺いをいたしまする前に、いわばその前提となる基本的な態度について若干お尋ねをいたしたいと思います。  この水産業の問題について、先の農林漁業基本問題調査会で答申案が出されまして、続いて漁業制度調査会でも答申案が出されたわけでありますが、この二つの答申案と今度のこの二つの法律の改正案とのつながりについては、いろいろの見方がございましょうけれども、ともかくつながりはあると思います。そこで、この基本問題調査……

第41回国会 農林水産委員会 第4号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 ただいまの安井委員の質問に関連をしまして、一点だけお尋ねをいたしたいと思います。それは底びきの問題であります。小型あるいは中型の底びき船と沿岸の漁民とはしょっちゅう紛争を起こしておる。これは、以西じゃなくて、以東の方はどこでもそうでございましょうけれども、ことに新潟県の佐渡というようなところは、佐渡のまわり全部がいわば底びき船と沿岸漁民との紛争の場になっておる、多少大げさな言い方をすれば、そのような状況です。そこで底びき船も沿岸漁業もどっちも食べられないという意味で、ほんとうならば底びき船を非難するわけにはいきませんが、しかしとにかく目の前の稚魚をとっていかれるということで、……

第43回国会 地方行政委員会 第3号(1963/02/07、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 警察法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたしたいと思いますが、改正の第二点である麻薬の関係が重点になると思いますけれども、その前に第一点と第三点について最初に簡単にお伺いをしたいと思うのです。  第一点でございますけれども、全国的な幹線道路という言葉がございますけれども、提案理由の説明によりますと国道を一つの例としてあげてありますけれども、国道だけではなくてそれ以外にも全国的な幹線道路というものの中に入るものがあるのでしょうか、その点を最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 どちらにしましても、全国的な府県道というものはあり得ませんけれども、しかし全国的な立場か……

第43回国会 地方行政委員会 第4号(1963/02/08、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 昨日お願いしました資料をいただきましたが、この条約の仮訳を実はまだ拝見するいとまがございませんので、これを、密輸に限らず麻薬犯罪の取り締まりに関係がある点について、一つかいつまんで内容を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今大体条約の内容をお伺いいたしましたけれども、この委員会の性質上詳しいことは遠慮いたしますが、この条約が今度日本で批准をされるということになって、具体的に日本の国内法がどう変わるかということはあとでお伺いしたいと思いますけれども、その前に、この条約と、日本における麻薬犯罪のいわば根源である東南アジアの諸国はどういう関係にあるか、どういう国が入っておるか……

第43回国会 地方行政委員会 第5号(1963/02/12、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 今の選挙違反の取り締まりのことに関連をしまして、私も一つお伺いをいたしたいと思うのですが、これはもう終わった事件ですから、一つ伸び伸びとお答えをいただきたいと思います。  最初に一般的な取り締まりの方針についてお伺いをしたいのですが、選挙違反の中で、文書違反とかその他のいわゆる言論活動を取り締まる、言論活動規制に違反をしたという場合と、それから買収、供応などを犯したという場合と、選挙違反の中における比重というものが私は非常に違うと思うのですけれども、その点をまず一般的に、お伺いをしたいのです。なぜかと言いますと、文書選反も選挙違反、買収、供応も選挙違反だ、つまり選挙違反という……

第43回国会 地方行政委員会 第12号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 関連して。救急業務という点について、簡単に一つだけ疑問の点をはっきりさせておきたいと思います。救急という言葉の内容ですけれども、これは別に政令にゆだねてあるようでもございませんし、常識的には一応わかりますが、救急というのは一体どういうことなんですか。
【次の発言】 消防機関の任務が非常に広くなる。そこで私お伺いしたいのは、警察官職務執行法の第四条にも、やはり同じような災害の場合における人命保護のためにいろいろやり得る処置というものが書いてあるわけですけれども、消防機関が災害の現場で行なう水害予防とか防火とかいうことのほかに、救急というものも一つの業務になりますと、いよいよ警察……

第43回国会 地方行政委員会 第14号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 関連して一、二お伺いをいたしたいと思います。  この交付税法の一部改正の法律案の提出理由の説明の中に、農業構造改善について農業行政費をふやすという形でめんどうを見るということが書いてありますけれども、こういう形式でいわゆるめんどうを見るということのぜひについては、この閘門司委員からいろいろお話がございましたけれども、その問題は別といたしまして、この構造改善の事業は、農業だけでなくて、御承知のように漁業の構造改善というものも今進んでおるわけであります。これはこの提案理由の説明には直接には書いてございませんが、念のためにお伺いをいたしておきたいと思いますけれども、その漁業の構造改……

第43回国会 地方行政委員会 第23号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 先日来太田委員からいろいろ質問がありましたけれども、まだ独立採算制をめぐってふに落ちないところがございますので、骨組みだけをお尋ねしたいと思うのです。  この間、奥野局長の御答弁ですと、この公営企業法の基本原則である経済性の発揮と公共の福祉の増進とは矛盾するものではないのだという御説明であったわけです。常識的に考えると、しょっちゅうそういう矛盾をする二律背反があるというふうに常識的には考えられるのですが、経済性というのはどういうことを意味するのかというところからお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、能率性といいますか効率性といいますか、そういうことをいうのであ……

第43回国会 地方行政委員会 第24号(1963/05/17、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 いまの点に関連をしまして一点だけお伺いをいたしたいと思うのですが、それは今度の改正案がこれからどういう形で実効を確保できるかというその問題につながるわけでありますけれども、いまも川村委員からいろいろ御質問がありまして、その中でも触れられておりますけれども、この現行地方財政法の二十七条の二あるいは三にも同じような趣旨の規定があるわけです。そこで、このような二十七条の二あるいは三の規定の実際の運用の状況というものがどうなっておるのか。私らの目や耳に直接触れる機会の多いのは、いま川村さんからもお話がありましたたとえば学校の給食婦の問題なんかですけれども、やはりこういう規定があるにか……

第43回国会 地方行政委員会 第27号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 今度の改正案で、議会の権限がどうなるかというのが一つの関心の的でございますけれども、その中で、いままで議会の議決事項として認められておりました分担金を徴収する場合の条例を制定するときには公聴会を開かなければならない、その点について、今度の改正案ではどのようになっておるのか、まずその点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いままで公聴会が実際に行なわれなかったというのは、現実にはどういう理由に基づくのか。これは自治省のほうでもおそらくは、実際に開かなければならない公聴会を開いてないというような実例が耳に入っておるだろうと思いますけれども、そういうときの指導のしかたなんか……

第43回国会 地方行政委員会 第28号(1963/05/30、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 最初に、いま門司委員から言われました、この地方開発事業団の職員のことについてお尋ねをいたしたいと思いますけれども、地方公務員の中で、特別に、地方公営企業なんかに働く労働者は、いわば地公労法という法律の適用を受けるわけであります。したがって、労働者としてのいろいろな権利について、地方公務員法の適用を受ける者と、地公労法の適用を受ける者とで、いろいろ違う。そういう者が、たとえば地方団体の中で地方公営企業に働いておる人が、この事業団の中へ出向してくれば、それはやはり地方公営企業に働く職長としての身分を持っているということになるのか。もしそうだとすると、同じ事業団の中で、地公法の適用……

第43回国会 地方行政委員会 第29号(1963/05/31、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 昨日お尋ねをいたしました地方開発事業団の職員の身分、あるいは労使関係の問題についてお尋ねをいたしたいと思いますが、その前に、この地方開発事業団に対して、地方自治法の普通地方公共団体に関する規定の準用といいますか、そういう問題について、たとえば特別の地方公共団体でも、特別区なり一部事務組合というのは、ここに書いてあるもの以外はこれこれの規定を準用するという書き方になっておりますけれども、この開発事業団についてはそういう規定のしかたではなくて、特に普通地方公共団体に関しては準用すべき条文というものを列記してあげてあるわけですけれども、そうしますと、原則としてこの特別地方公共団体は……

第43回国会 地方行政委員会 第32号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 関連して。私も身体検査というものそのものを、少し根本的に検討すべきではないかと思うのです。そのために、法律的な問題としては先ほどの憲法三十五条の解釈をどうするかという問題が一つあると思う。この身体検査をめぐって、しょっちゅう人権問題が起こるということ自体が私は憲法三十五条についての考え方の不備というか、そういうもののいわばあらわれではないかと思います。憲法三十五条が刑事事件にだけ適用があるので、行政手続には適用がないのだという議論が、憲法論としてはあるいは多数説かもしれません。しかしなぜ一体あの規定が刑事手続にだけ適用されるべきものなのかという理論的な根拠については、必ずしも……

第43回国会 地方行政委員会 第34号(1963/06/13、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 この法律案は、府県同士の横の関係といいますか、そういうものと、府県と国の地方行政機関、縦と言うと語弊があるかもしれませんけれども、そういう関係と、二つの要素を含んでいるわけですが、最初に府県同士の広域行政のあり方といいますか、そういうことについてお尋ねをいたしたいと思うのです。  この法律案は、府県をこえて広域行政の必要というものを前提にしながら、府県同士のその処理のしかたというものを、ゆるやかな協議という方式に求めているわけですが、御承知のように、二以上の府県にまたがる行政の機構としては、いろいろ自治法にも規定があるわけですし、それよりも何よりも、府県の合併という形は一つの……

第43回国会 地方行政委員会 第35号(1963/06/14、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 先ほどの山口委員の御質問と同じことを繰り返すようなわけですけれども、この法律案が、九つのブロックに分けたということをほんとうに合理的に解釈をしようとするならば、やはり山口委員のような考え方でないと納得ができないと私は思うのです。このブロックで総合的な行政を計画するということになると、大臣が言われたように、やはり総合開発という問題以外にはほとんどないのじゃないか。そういう問題は国土総合開発法で、いわゆる地方の総合開発計画の立て方というものは一応規定がしてあるわけです。それから先ほどのお話のように各地方地方の特別法があって、それについてもいろいろ規定をしておるわけです。そのために……

第43回国会 地方行政委員会 第38号(1963/07/06、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 端的にお尋ねをいたしたいと思いますが、最近政府は、中央につながる政治というようなことを意識的に言って、陳情政治をあおっておるわけです。それが特にこの新産都市の指定をめぐって、自分のまいた種を刈るのに大汗をかいておるという状況なんです。そのこと自体ももちろん問題で、住民の税金を使ってやる陳情放流ももちろん問題ですけれども、それが最近特にひどくなりましたので、具体的にニュースに基づいて実はお伺いをいたしたいのです。たとえば革新系の首長を持っておるところでは、そういう新産業都市の指定について不利な条件がある、そのようなうわさが流れておるというニュースがあるわけです。  そこで、具体……

第43回国会 農林水産委員会 第13号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、漁港法の改正並びに漁港の整備計画の問題につきまして、二、三お伺いをいたしたいと思います。最近特に沿岸漁業における漁船漁業というものが非常に不振になりまして、いわばそれの影響を受けて漁港の整備がともすればなおざりになるのではないかという懸念を持っておりますので、主としてそういう点から二、三お伺いをいたしたいと思うのです。  そこで、この整備計画の性格といいますか、そういうものにつきまして、提案理由の説明では一応抽象的に書かれておりますけれども、必ずしもはっきりいたしませんし、この前の整備計画がどういう形でなされたか、私は詳しいことは存じませんので、この前の整備計画の選択の……

第43回国会 農林水産委員会 第36号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 沿岸漁業等振興法案につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、この法律案のスタイルといいますか、そのことについてちょっとお伺いをいたしたいと思います。私、実はいままでの質問者の方々の質問を全部お聞きをしたわけではございませんので、あるいは重複するところがあるかもしれませんけれども、ひとつ御了承をいただきたいと思います。水準庁の出しましたこのパンフレットによりますと、言ってみれば、この法律案は漁業基本法ともいうべきものだといううたい文句がございますけれども、もしほんとうに漁業基本法というかまえでやられておったのであるとすれば、当然のことでありますけれども、大資本漁業と……

第43回国会 農林水産委員会 第38号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 時間がございませんので、一まとめにしてお伺いをいたしたいと思いますが、浅野参考人と宮城参考人にお尋ねをいたします。  お二人ともこの政府の法律案が漁船漁業について軽視をしておるのではないかという危惧を表明されたと思うのです。私も同じ危惧を持っておりますので、その点だけお伺いをいたしたいと思います。  この零細な漁船漁業がこれからどうしていくかということについて、一つはやはり漁業制度の問題がございます。この点については、宮城参考人は独占的な資本制漁業の規制というものをはっきり申されましたけれども、浅野参考人は漁業制度というものとも関連があるんだという微妙な言い回しだけで、必ずし……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 外務委員会 第6号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、現在の国際情勢の一つの焦点であるいわゆる南北問題、先進国と後進国との関係、この南北問題について基本的な政府の考え方をお尋ねいたしたいと思います。  御承知のように、来月の下旬から国連の貿易開発会議が開かれる。これは、国連に加盟してない国の参加も含めて約百二十カ国、史上最大の国際会議がこの南北問題の一つの焦点である貿易という問題を中心にして開かれようとしておるわけです。このこと自体が明らかに示しておりますように、いわゆる南北問題というのは最近の非常に大きな一つの問題になりつつあるわけです。一九五九年にあるイギリスの銀行家が言ったといわれる南北問題あるいは南北関係ということ……

第46回国会 外務委員会 第8号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 前回の委員会で貿易開発会議に臨む政府の態度をゆっくりお伺いする時間がございませんでしたので、きょうあらためてお伺いをいたしたいと思います。  ちょうど前回の委員会の同じ日に、新聞の報ずるところによりますと、池田総理が、低開発国援助は日本民族の使命だというような、だいぶ時代がかった表現ですけれども、そういう表現をされておるということを、何かラジオかテレビかの座談会の発言のようですけれども、そういうことを新聞で読んだのであります。池田さんと一心同体である大平さんも同じお考えであろうと思う。つまり、低開発国援助の問題についての基本的の姿勢としては同じだと思いますが、それが日本民族の……

第46回国会 外務委員会 第9号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、OECD条約の締結の承認を求めるの件につきまして、OECD条約の内容についていろいろお伺いする前に、この承認を求めておる範囲について数々の疑問がございますので、その点から先にお尋ねをいたしたいと思います。  これは承認を求める件として提案をされておりますけれども、一体政府のほうでは承認を求める範囲をどこまでとお考えになって出されておるのか、そのことを最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、日本政府とOECDとの了解の覚書あるいは二つの自由化規約、これについては承認をお求めにならない、こういう趣旨でございますか。

第46回国会 外務委員会 第11号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 国際小麦協定について一、二点お尋ねをいたしたいと思います。  これは、私、実はよくわかりませんで、文字どおり質問でありますけれども、具体的にこの小麦協定が果たしておる機能といいますか、そういう面をはっきりお聞きをいたしたいと思うのです。  そこで、最初にお伺いをいたしますのは、世界全体の小麦の貿易取引量の中で、この協定のワクの中で行なわれる取引がおよそ何割くらいを占めておるか、およその数字でけっこうですけれども、お教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、ここにないですけれども、外務省の経済局か何かで出しておるあれでは、四割くらいと書いてあったと思うのですけれども、……

第46回国会 外務委員会 第13号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私もいま行なわれております日韓交渉のことにつきましていろいろなことをお伺いしたいと思いますけれども、その前に、やはり、いま平岡さんや戸叶さんから危惧が表明されました現在の韓国の情勢について、くどいようですけれども一度念を押しておきたいと思うのです。  いま大臣の御答弁では、何か日韓交渉という特定のイシューに対する反対だというように、つとめて軽くごらんになっておるようでありますが、実は、そうでなくて、日韓交渉反対だという形と、日本に対する反感というものとが複雑にからみ合っておるのじゃないか。これは、単なる通常の、外交交渉に朝野の意見が分かれるという、そういうよくある例ではなくて……

第46回国会 外務委員会 第15号(1964/04/03、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 大蔵大臣は時間がないようですので、簡単に一、二点だけお伺いをいたしたいと思うのです。  今度OECDに加盟をすることによって資本取引が自由化される。その結果、この場合技術導入を含めてですけれども、外資導入の将来がどうなるだろうか、こういう問題について簡単に見通しをお尋ねをいたしたいと思うのです。  いま松平委員から技術導入の話がございましたけれども、先ほどの大臣の御答弁ですと、これは私はことばじりをつかまえるのではありませんが、むしろこれからあとはいままでよりも技術導入は少なくするような指導をする、あるいは少なくなるような見通しであるという趣旨に伺ったのでありますけれども、そ……

第46回国会 外務委員会 第16号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、きょうはこのOECDについて主として資本取引の問題についてお尋ねをいたしたいと思ったのですけれども、いまの川上委員の御質問に関連をして、やはり最初に、この機構の文書の取り扱いについてお尋ねをせざるを得ない。  これは、この前私が、委員会が終わるときに、機構の文書の一覧表でははっきりしないので、具体的に私が特に知りたいと思った、それも綿密に検討した結果ではありません、ほんとうに簡単に目を通して、これは一体どういうものだろうかということで、疑問に思われる問題だけを特に資料の提出をお願いをした。それは、一つは漁業政策の問題であり、一つは欧州の原子力機構に関連をする問題。この二……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 OECD条約はこれからの日本の政治や経済に非常に重大な影響があると思いますので、私は、総理に対して、この日本が加盟せんとする直接のきっかけをおつくりになったという意味だけでなくて、国の最高責任者として、このOECDに対処をするお考えを二、三お伺いをいたしたいと思います。  最初に、OECDの基本的な性格は一体何かということからお尋ねをいたしたいと思います。と申しますのは、OECDといえば、自由化、――ガットやIMFに次いで開放経済の最後の仕上げをするのがOECDだというような意味で、その経済的な側面が非常に強調をされております。それはそれなりに私は間違いではないと思いますけれ……

第46回国会 外務委員会 第23号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 この条約の政治的な意義についてはいままで多くの委員からお尋ねがありましたので、私は簡単に、この条約やそれをめぐる軍事的な意義といいますかそういうものについて二、三お伺いをいたしたいと思います。  きょうも永末委員からいろいろと軍事的な観点からの御質問がありましたけれども、私は軍事科学については全くのしろうとでまだよくわからない。  一つは、この条約が地下爆発を除外しておる。そのことによって、ソ連にしてもアメリカにしても、自国の脅威にはならないんだということをいろいろな機会で言っておられる。アメリカは上院の聴聞会でそのことをを主として明らかにしておる。これはあるいは批准を願うと……

第46回国会 外務委員会 第25号(1964/05/20、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は現在の時点における日韓の間の重要な問題の二、三についてお尋ねをいたしたいと思います。  去る四月の六日に日韓交渉が中断をされましてから、韓国においては政治情勢だけでなく経済情勢にもいろいろ大きな変化があったわけであります。去る十日には新しく内閣ができまして、その内閣から先般日韓交渉の再開方を申し入れてきたということが新聞で伝えられております。それは閣僚クラスによる漁業会談の再開をしたいという申し入れがあった。新聞の報ずるところによりますと、それに対して赤城農林大臣は、国会の関係もあって今月一ぱいは無理だ、お会いするなら来月からだという返事をされたやに伝えられておるわけであ……

第46回国会 外務委員会 第30号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 時間がございませんので、日韓の関係の中で経済協力の問題一点だけお伺いをいたしまして、あとはいろいろな資料要求をするにとどめたいと思います。  先般のこの委員会でもお尋ねをいたしましたし、きのうも本会議で黒田先生から御質問がございました。それによると、いわゆる日韓間の経済協力というのは、民間の経済協力、したがって商業ベースによる経済協力ということに限定をする、したがって、当然のことであるけれども、それは商業ベースによる経済協力であって、そういうものであれば、特に韓国だから不利益な差別待遇をしなければならぬという理由はないのではないかというのが、いままでの大臣の御答弁であったと思……

第46回国会 外務委員会 第31号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 関連して一点だけお尋ねをいたします。  この条約の未加盟国とこの条約との関係、先ほども戸叶さんから御質問がございましたけれども、社会主義の国ではこの条約の十二条や十三条の点について留保をしておるわけです。これは具体的にどういうことを意味するのですか。
【次の発言】 そうしますと、具体的に統制委員会というものがあって、私らが問題にしたいのは、先ほどから麻薬の密輸出というあらぬ疑いをかけられておるたとえば中国、そういう国はこれに加入するという可能性を奪われておる国であって、そういう国に対して統制委員会がいろいろなことを要求し要望するときに、この留保をしておる社会主義国が統制委員会……

第46回国会 外務委員会 第37号(1964/09/17、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、いま問題になっておりますアメリカの原子力潜水艦の寄港の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  この問題の本質は、われわれやはり核戦略の基地になるという点にあると思っておりますけれども、こういう問題についてはもう年余にわたって国会で論議が続けられてまいりましたし、これからあとも続けられていくであろうと思いますので、私は、むしろその問題以前、まあ言ってみればサブロック以前の問題をお尋ねをいたしたいと思うのです。それは、この寄港の前提になっておる安保条約のいわゆる事前協議というものの本質は何かということについて、その一点だけにしぼってお尋ねをいたしたいと思います。あらか……

第46回国会 災害対策特別委員会 第13号(1964/07/03、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私も簡単に二、三お伺いをいたしたいと思いますが、最初に、いま石田委員からお尋ねのありました地盤沈下との関係についてであります。  地盤沈下と申しますのは、和達先生が先ほど言われたように、地震前の地下水くみ上げによる広範囲の地盤沈下、それと地震との関係についてでありますけれども、その点について、和達先生は、地盤沈下をしておったために浸水がひどかったという意味で、地震の被害と地盤沈下とは関係があるということをおっしゃいましたけれども、それ以外、地震そのもの、あるいは地震の被害と地盤沈下については、先ほどのおことばでは、それほどの関係はないというおことばをお使いになったと思うのです……

第46回国会 災害対策特別委員会 第14号(1964/07/14、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 最初に、この前の委員会で宿題になっておりました火災保険の支払いのことについて、国税庁からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、配分の方法が具体的に被害の程度に応ずるという形で実質上の給付であるならば、これは経費と見て、言うなれば税金はかけない、こういう趣旨でありますので、了解をいたします。  それから次に、激甚法の適用の問題について防災会議の方にお尋ねをいたしたいわけでありますが、先ほども小沢委員からいろいろ御質問がございましたが、なお適用措置が見送られておる問題の一つに、事業協同組合の受けた損害の補助という、この法律の十四条が適用になっていないようで……

第46回国会 災害対策特別委員会 第15号(1964/07/21、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 最初に防災会議の方にお尋ねをいたしたいのでありますけれども、この前激甚法の改正ないし運用のことについてお尋ねをいたしましたが、それに関連をするわけでありますけれども、今度のこの七月七日から始まった豪雨、これを激甚災害として指定をされるのかどうか、その辺のことを最初にお伺いいたしたい。
【次の発言】 先ほどの御報告にもありましたけれども、このたびの豪雨が七日から始まって、途中ちょっとすき間がありましたけれども、また十九日ごろに最高潮に達した、これを一連の豪雨としてお考えになるのか、あるいは何か途中で切って、一つ一つ分けてお考えになる予定なのか、そのお考えの基本的な方針というもの……

第46回国会 災害対策特別委員会 第16号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、きょうは新潟地震の特異の現象である地盤沈下の問題を中心にお尋ねいたしたいと思いますけれども、その前に、最初に激甚災害の指定のことについて防災本部の方にお尋ねをいたしたいと思います。  近く今度の豪雨を激甚災害と指定するやにお聞きいたしましたけれども、この前私がお尋ねしましたように、その豪雨の範囲というのはどの範囲になるのか。つまり、七日から始まって十九日ですか、そういう一連の豪雨を一つの単位として激甚災害の指定をされるのかどうかという点についてのお考えをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 たとえば冬の間にしょっちゅう雪が降る、その場合に、やはり一つの冬の雪という形で……

第46回国会 災害対策特別委員会 第17号(1964/08/20、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 最初に新潟の地盤沈下のことについてお尋ねをいたしたいと思います。本来なら、きょう実は通産大臣においでを願って、ひとつ政府の決意をお伺いをするという私の心づもりでありましたけれども、残念ながらお見えになりませんので、大臣にお伺いする前にまだ二、三お聞きをいたしておきたいことがございます。そこでその点をお伺いをいたしたいと思います。  先ほど岡本委員から、すでに沈下してしまった地盤についての政府の責任についていろいろとお尋ねがございました。これは確かに新潟の復興計画の中における政府の責任という問題として非常に重要な問題でありますけれども、私がいまお伺いしたいのは、むしろこれからあ……

第46回国会 災害対策特別委員会 第18号(1964/09/10、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、いわゆる激甚法二十五条の失業保険金の問題について最初にお伺いをいたしたいと思うのです。今度の新潟地震の結果、企業の中で失業行が相当大量に出てくる見込みであります。すでに一昨日、北越製紙というところでは、解雇や、休業といいますか帰休というか、家に帰って休んでおれという、そういう者を含めて約二百六、七十名――すでに中小企業にもそういう動きはありますし、ほかに大企業にもまだ波及しそうな状態です。したがって、この本格的な失業対策の問題については、あらためて、災害復旧というよりもむしろ復興の一環としてお伺いをいたしたいと思いますけれども、きょうはそういう問題とは別に、この激甚法の……

第46回国会 災害対策特別委員会 第19号(1964/10/02、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 きょう私は二つの問題に限定してお尋ねをするつもりでありましたけれども、先ほど栗山委員から新潟地震に伴う出火の原因についてお尋ねがありましたので、私もその点について一点だけ最初にお伺いを消防庁にいたしたいと思います。  私も新潟でありますから、その出火の原因については重大な関心を持っておりまして、したがって、地震の終わったあとの、最初でありましたか、二回目でありましたか、委員会で、消防庁や警察庁にお尋ねをしたわけです。そのときにはやはり大体いまと同じような御答弁でありました。何しろいろいろな意味で日本の消防能力をこえたような初めてのケースですから、簡単に結論が出ないのは必ずしも……

第46回国会 社会労働委員会 第62号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 もう時間がございませんから、簡単に、質問というよりもむしろ主として労働大臣に要請をしておきたいと思うのであります。  申し上げたいことは、やはりいま小林委員から問題にされました北越製紙の問題、これもこの一つの企業の首切りをそれだけ切り離してわれわれが問題にしておるわけじゃございません。いま新潟市で例の激甚法による失業保険を受けておる労働者が約千三百名。この千三百名の労働者が、さて、企業がほんとうに再開されるかどうか。そのまま解雇されてしまいやしないかというそういう重要な関心を持っておるわけです。そしてそれのいわばテストケースとしてのはしりがこの北越製紙の問題ですから、この問題……

第46回国会 地方行政委員会 第19号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 端的にお尋ねをいたしたいと思いますが、いま新潟県で信濃川の河口を分水するという計画が進められております。これについて、おそらくもう農林省や自治省も御存じだと思いますけれども、新しく川底に沈む人たちができる。その人たちをいまの市内にある競馬場に移転してもらわなければならぬ。そのためにはその競馬場をどこかへ移転をさせることが必要だということで、ここ二、三年来競馬場の移転先を探して、やっと新潟市と豊栄町の境目に適当な場所を見つけて競馬場の移転がいまはかられつつある。この問題をめぐっていま県の議会ではずいぶん荒れておるわけです。なぜ荒れておるかはあとで申し上げますけれども、この問題は……

第46回国会 地方行政委員会 第31号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は公安条例をめぐる最近の警察行政についていろいろお伺いをいたしたいと思います。  実は私は、もう古くなりますけれども、昭和三十六年の十月にも、一度具体的に東京都の公安条例の運用をめぐっていろいろお伺いをいたしました。ちょうどその前年に出た最高裁の、東京都の公安条例は合憲だという判決を契機にして、あの当時行なわれました政防法のデモに対する規制が非常にきびしくなった、人権問題を至るところで起こしたという具体的な事実がありましたので、そのときにちょうどお尋ねをいたしたわけでありましたが、今度もまた残念ながら、具体的には先月の三十日に行なわれました日韓会談反対を中心スローガンとする……

第46回国会 地方行政委員会 第54号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 二人の同僚委員からいろいろお尋ねがありましたので、私は簡単にお尋ねをいたしておきたいと思いますが、長官に最初お伺いをいたしたいと思います。  私は、率直に言って、この事件が起きたあとの地元の警察なりあるいは県警なりの善後措置というものに、どうも納得がいかない。これは具体的な事実がどうかということよりも、そういう事実の解明をめぐってのやり方というものが納得がいかない。一番大きな点は、この問題ではおそらくは公務執行かどうかということが問題ではなくて、この重大な傷害を起こした原因がどこにあるかということの究明が一番大事だと思う。ところが、県警なんかがとった態度は、もっぱらこれが公務……

第46回国会 法務委員会 第21号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 いま議題になりました下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案及びそれに関連をする事項について、二、三お尋ねをいたしたいと思います。  この法律案の内容についての詳しいことは、またあとでお伺いをいたしますけれども、最初に、その提案理由の説明にありますような、市町村の廃置分合などによって当然必要とされる整理を行なったというのは、市町村の廃置分合で行政区画の変更がある、その行政区画の変更に伴って簡易裁判所の管轄区域も当然変更がされるという趣旨であろうと思いますけれども、念のために、最初にそれからお伺いをいたしたいと思います。

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、在日朝鮮人の現在における法的地位の一つの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  順序としまして、簡単にお尋ねをいたしたいのですが、日本にいる朝鮮人が、以前は日本の国民であった。現在は日本の国籍がないことは間違いないのですが、日本の国籍をいつどういう形式で失ったのか、それから最初にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 日本国籍を平和条約で初めて失ったと考えるか、あるいはそれより前に、終戦とともに失ったと考えるか、一つの問題だと思います。その点は、この前大平外務大臣の日韓交渉の中間報告のときに、平和条約以前は在日朝鮮人は名実ともに日本人として扱われておるというくだ……

第46回国会 法務委員会 第26号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 委員長から資料の提出方のお取り計らいを願いたいと思いますが、今暴力団の犯罪関係の資料なりあるいは暴力事犯の犯罪関係の資料をいただいておりますけれども、暴力団そのものについての資料というものがないわけです。先ほども刑事局長の御答弁の中にありましたけれども、やはり暴力団の実態というものがまず必要だと思う。そこで衆力団の組織状況なりあるいは財源調達の方法なりあるいはその生活の実態なりという、暴力団の実態についての資料をまず第一にお願いをしたいと思います。  それからその暴力団に対する対策として、具体的に、これは治安当局だけのワクをこえるかもしれませんけれども、暴力団対策として国がい……

第46回国会 法務委員会 第28号(1964/04/21、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、この法律案について具体的にお伺いをする点と、もう一つは暴力対策一般についてお尋ねをする点と、二つございます。  その前にひとつ委員長にお願いをいたしたいのでありますけれども、この前私はいろいろな資料の要求をいたしました。そしてそのうちで、一つは外国の暴力団の実情、それに対する法制的な状態というものについても、資料をいただきたいということをお願いをいたしたわけであります。いただいた資料は、つまり団体規制、暴力団を暴力団としてつかまえるということを主にした法制と、それの説明はございます。しかし私は、そのときに申し上げたのは、暴力団を団体として規制をする、これは局長がいままで……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 関連をしてお尋ねをいたしたいと思います。  先日私は銃砲刀剣類による傷害の刑について資料の提出をお願いした。けさ東京地裁管内だけの昭和三十八年中における資料が提出をされたわけであります。私が申し上げるまでもございませんけれども、銃砲刀剣類による傷害の刑を引き上げるというのが今度の改正案の一つのねらいで、その最大の理由というのは、銃砲刀剣類による傷害の刑が軽過ぎる、幾ら行政的な措置をやってもそれには限度がある。具体的に言えば、検事が求刑を引き上げても、引き上げること自体に常識的に限度がある。あるいはそれによって行なわれる判決の刑の引き上げにも限度がある。だから現行法の下限を上げ……

第47回国会 外務委員会 第1号(1964/12/15、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は主として原子力潜水艦の寄港の問題と条約との関係についてお尋ねをいたしたいと思いますけれども、その前に一点だけ日韓の問題についてお聞きをしておきたいと思うのです。  佐藤内閣になりましてから日韓会談が急ピッチで進められております。それと並行をして、例の二千万ドルの緊急援助が、伝えられるところによりますと去る十一日に調印をされた。この点について大臣に最初に一点お伺いをしたいと思いますけれども、この緊急援助というものは、いま進められておる日韓会談というものとは一体どういう関係にあるのか、関係があるのかないのか、その点をひとつ最初にお伺いいたしたいと思います。

第47回国会 災害対策特別委員会 第2号(1964/12/18、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、新潟平野の地盤沈下という問題に限ってお尋ねをいたしたいと思います。  この地盤沈下の問題は、今般の地震を契機にして、さらに再検討が要望をされておりますし、そればかりでなくて、新潟市街地の沈下だけでなしに、いわゆる平野部の農地の広範な範囲にわたる地盤沈下の原因は何かということが検討をされてまいりました。その結果、一昨十五日に資源調査会で新潟平野の地盤沈下についての報告がまとまったわけであります。この機会に、最初にこの報告についてお尋ねをいたしまして、それから、大臣がお見えになりましたら、これからあとの通産省としての対策についてお伺いをいたしたい、かように考えるわけでありま……

第48回国会 外務委員会 第10号(1965/03/27、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私は、いま行なわれておる日韓交渉の中で、漁業問題だけにしぼってお尋ねをいたしたいと思います。この問題は、きのう以来多くの同僚委員からいろいろと質問がございましたけれども、問題は非常に重要でありますし、しかも問題はまだまだたくさん残っておりますので、重複を避けながらお尋ねをいたしたいと思うのです。  具体的なお尋ねをいたします前に、最初にお伺いをいたしますけれども、例の漁業協定は、最初の予定ではきょう仮調印をされる、そういう予定だということを、きのうもたしか大臣はここで言っておられたと思いますけれども、けさの新聞の伝えるところによりますと、いろいろな事情でそれが二、三日延びたと……

第48回国会 災害対策特別委員会 第6号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 いま小沢委員からお尋ねがありました姫津の大火のことで、私も二、三お尋ねをいたしたいと思います。  この大火の直後、社会党では、武内五郎参議院議員を団長にしまして三日に調査団を派遣いたしました。私も、自分の郷里であるという関係もありまして、同行をしてまいったわけでありますが、これは、六十一世帯、損害が一億数千万という、その数字からいえば、全国的な規模から見れば大きいほうではございませんけれども、それにもかかわらず世間の注目を引いたのは、この火事の一つの特異性というものがあったからだと思うのであります。それは一言で言うと、火事に対して非常に無防備な状況にあったということなんです。……

第48回国会 農林水産委員会 第9号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 漁港法の改正案について、具体的な点をお尋ねする前に、最初にお伺いをいたしたいのは、この改正案が出た一つのきっかけは、一昨年漁港法の改正案の審議をされたときに、与野党一致でつけられた附帯決議というものにも基づくものであろうと思うのですが、その附帯決議には、この一種、二種の漁港の補助のほかに、いろいろな点が問題にされているわけですが、その点について、その後水産庁ではどういう検討をされたのか、その点、最初にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この附帯決議の中で、今度実現をしました補助率のアップのほかに、実直的に重要なのは、第一の点及び第四の点であろうと思うのですけれども、い……

第48回国会 農林水産委員会 第11号(1965/03/09、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 いま角屋委員からいろいろお尋ねがございましたので、あまり問題はなくなりましたけれども、補足的に簡単に二、三点お尋ねしておきたいと思います。  一つは、整備計画のことでありますけれども、この整備計画は、御承知のように、中期経済計画ができ、そこでは農林水産関係の公共事業の長期計画を一応立てておるわけですけれども、それとこの整備計画とはどういう関係にあるのか、その中期経済計画に基づいてこの整備計画は再検討をするということになっているのかいないのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この整備計画を中期経済計画は裏づけるものだということですけれども、農林水産関係一兆何がし……

第48回国会 農林水産委員会 第30号(1965/04/23、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 農地管理事業団法についてお尋ねをいたしたいと思いますが、この法律案は、政府として本格的に構造政策というものに取り組んだ最初の法律案だと思うのです。と申しますのは、いわゆる構造改善事業という名前でその事業が行なわれておりますけれども、これは構造政策というよりも、適地通産だとか、あるいは選択的拡大だとかいう生産政策がむしろ中心であって、いわゆる構造政策というものと正面に取り組んだ政策ではなかった。それが今度初めてこういうふうに構造政策という形を正面から取り上げるという、そういうことになったという意味では、これはまさに画期的な意味を持っておると思いますけれども、しかしわれわれはこれ……

第48回国会 農林水産委員会 第31号(1965/04/26、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 大内先生お急ぎのようでございますので、二点だけ先生にお伺いをしたいと思います。  われわれ社会党も、農民の階層分化だとか分解だとかいうのに対して、これが歴史的な必然を持っているとすれば、それをただ大手を広げて阻止するというわけにはいかないだろう、そういう基本的なことはわかりますけれども、しかし、そうだからといって、それが歴史の必然だから、それでは無条件で肯定するというわけにもまいりま、せん。やはりできるだけそれが農民の犠牲でないように、農民がほんとうに自由な選択で、そういう事態が進行するようにしなければならぬというのがわれわれの役割りだと思います。しかし、そういうことは、現実……

第48回国会 農林水産委員会 第39号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 災害関係の法律案を審議をするたびに私は思うのですけれども、個人の災害に対する政治の責任といいますか、そういう問題について、どうもやはり基本的な姿勢がぴしっとしていないのではないかという疑問をいつも持つわけなんです。  そこで、最初に、これは基本的な問題ですから、次官に一点お伺いをしたいのでございますけれども、私は、個人災害というのは、その個人の何か過失によって招いたというものでなければ、やはり政府あるいは政治が最終的には責任を持たなければならぬものだと思う。よく天災か人災かということをいわれますけれども、ほんとうに文字どおり不可抗力の天災であっても、それは個人としてもどうして……

第51回国会 農林水産委員会 第6号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 農業基本法が成立しましてから五年たったわけでありますけれども、その経過の中で、農業基本法が持っておった欠陥なり矛盾なりというものが、いろいろなところへ出てきたと思うのです。私は、この問題の中で、一つだけに限定をしてお尋ねをいたしたいと思うわけであります。  それは米の問題です。米の問題で、特に生産の形態についていろいろ新しい形が出ておりますので、そういうものをどう位置づけてどう考えるかということを中心にお尋ねをいたしたいと思うのです。  最初に、米についての長期的な需給見通しのことを詳しくお尋ねしたいつもりでおりましたけれども、芳賀委員からいろいろお尋ねもございましたので、そ……

第51回国会 農林水産委員会 第9号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 漁船損害補償法の改正案についてお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、事務当局に、今度の改正案は、満期保険についての改正が主でありますので、満期保険の利用状況について、その現況を簡単にお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 その数字は千トン未満ですか。在籍船数から見てどのくらいの比率になりますか。
【次の発言】 大臣にちょっとお伺いをしたいのですが、いまお聞きしましたように、この満期保険の加入状況というのは、一%未満という非常に低い加入率である。これにはいろいろな原因があると思いますけれども、今度の改正の二つの点は、そういう満期保険に伴う不利な点を何がしか改善をし……


各種会議発言一覧

29期(1960/11/20〜)

第43回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会連合審査会 第3号(1963/06/24、29期、日本社会党)

○松井(誠)委員 大臣がお帰りになります前に、二点ばかりお尋ねをいたしておきたいと思います。  私は、やはり地方行政、特に地方自治の立場から、この河川法について根本的な疑問を持っておるわけであります。この点については、先ほど来、各委員から同じような疑問が表明をされたわけでありますが、やはりその点についてもう一度確かめておきたいと思うのです。と申しますのは、先ほど大臣も御答弁になりましたように、現在地方制度調査会あるいは臨時行政調査会で、国と地方との事務配分の問題が根本的に検討されておる、そしてその結論が出るのは必ずしも遠い将来ではないという現在の段階なんです。そしてこの河川法というものの一番大……

第43回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○松井(誠)分科員 私は、主として清掃問題について自治省にお伺いをするつもりでございましたが、今問題になっております選挙違反の問題について最初に実はお伺いをしたいと思うのです。  これは最近どうも選挙違反の犯罪の罪質について、文書違反その他の形式犯と買収、供応などの実質犯との取り扱いにおける区別というものが、だんだんなくなりつつあるのではないかという気がするわけです。文書違反といえども何か組織的な、計画的な違反の場合には、買収、供応と同じように同列祝すべき悪質のものというような考え方が、警察庁あたりにだんだん台頭をしておると思うのです。しかし、申すまでもございませんけれども、選挙法の建前で、買……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会第三分科会 第7号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○松井(誠)分科員 私は離島の振興について基本的な点を二、三お伺いいたしたいと思います。  最近地域開発ということが盛んに言われるようになりました。これは所得倍増計画のひずみの結果でありますけれども、この中で僻地開発ということがいまようやく重要視をされてきておるわけですけれども、この僻地と離島とが、最近はともすれば僻地一般の中に離島が埋没をしてしまうような気配があると思いますので、離島はやはり僻地一般の中に入れてしまわれないような特殊な問題をかかえておるわけです。海に囲まれておる、あるいは土地が狭い、そういうことから、離島の特殊な問題がある。したがって、十年前に離島振興法ができたということも、……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第8号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○松井(誠)分科員 私はきわめて具体的な、一見ささやかなようでありますけれども、しかしやはり大事だと思われる問題一点だけについて、お尋ねをいたしたいと思います。それは失業保険金の受領については、いま各地でずいぶん不便を感じておる問題なんです。御承知のように、最近いわゆる出かせぎというのが非常に多くなっております。そしてその出かせぎというのは、もうほとんど農村や漁村、いわゆる僻地からの出かせぎが非常に多いわけです。仕事ができなくてくにへ帰って、失業の認定を受けて保険金をもらいにいく、これは当然の結果ですけれども、ずいぶん遠いところへ行かなければならぬ。そのことのために、一応法律上の問題として一週……

第48回国会 内閣委員会大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○松井(誠)委員 私はこの法律案の審議で、実はきのうから内閣委員会を傍聴いたしましたし、きょうはこの委員会でずっと聞いておりましたけれども、一体なぜこの法律案を出さなければいけないのか、なぜ旧地主に報償をしなければいけないのか、あるいはまた少し見方を変えて、なぜほかのこれと類似した境遇状態にある人たちに報償をしないのか、してはいけないのか、そういう問題についてさっぱりわかりません。いろいろと政府側が御答弁をされておりますけれども、さっぱりわからない。これはおそらく平均的な国民はみんなわからないだろう。しかし、考えてみれば、この法律案はわけがわからないというのが、この法律案の本質かもしれません。……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○松井(誠)分科員 私は医療行政の問題についてお尋ねしたいと思うのです。医療行政といいますと、今度の国会の花形のテーマのような形になってしまいましたけれども、私は医療の問題の中で、特に僻地の医療の実態というものについて、ひとつお伺いしたいと思うのです。現在の、あるいは現在までの厚生省の僻地の医療対策の実情、その概略を最初にお伺いしたいと思います。これは事務当局でけっこうです。
【次の発言】 三十一年からその対策が始まって、現在大体どの程度まで進捗しておるのですか。
【次の発言】 これからあともその一種の無医村対策というものを継続して進めていかれる。それが僻地医療対策の中心というか、あるいはそれ……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○松井(誠)分科員 私は、離島振興の問題について、所管庁である経済企画庁にお尋ねをいたしたいと思います。離島振興法ができましてから十三年、離島の公共事業は確かに離島振興法のおかげで急速な伸びを見せておりますけれども、しかし、この離島の振興については、もちろん問題がないわけではございません。時間がございませんので、その中で一、二点だけお尋ねをいたしたいと思います。離島の公共事業というのは、離島振興法によって本土の公共事業よりも高率の補助がなされておりますけれども、この高率の補助がなされておる理由、こんな自明なことをお尋ねをしなければなりませんのは、御承知でありましょうけれども、それだけ高率の補助……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○松井(誠)分科員 昨年の六月表面化をしました新潟県の有機水銀中毒事件、いわゆる新潟の水俣病のことにつきまして、国の水汚染対策との関連で何がしかお尋ねをいたしたいと思います。これは管轄が非常に複雑なようでありますから、適宜各省のほうから簡潔に、時間の関係もありますので御答弁をいただきたいと思います。  これは、幸いにして、熊本の水俣病から見れば被害者の数ははるかに少なくて、いま山を越しておりますけれども、しかし、それにしましても死者は五名出ておる。いまこそ山を越しましたけれども、その当時は、この阿賀野川の下流沿岸の住民は非常に恐怖のどん底に落とされた。特に妊娠可能な婦人が約五千人いるという発表……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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