このページでは中村重光衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中村重光衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中村(重)委員 電気料金の問題に対して簡単に要点だけをお尋ねいたします。 池田内閣が所得倍増の計画を発表いたしますと、むしろこれに先行するように物価が値上がり傾向を強めてきたのであります。特に公益事業であるところの電気料金、九州電力の料金の申請が行なわれて、また新聞の報ずるところによると、東京電力も値上げ計画を持っておるようであります。また本日の新聞を見ますと、国鉄の運賃引当上げをやる、こうした計画が次から次へ発表されておるのでありまして、私どもはこれに対しても強い関心を持っておるわけであります。三十五年の十月十四日付で九州電力から料金の改宗申請が出ておるようでありますが、これに対しては、……
○中村(重)委員 通産大臣に御質問いたします。
大臣は、わが国経済の高度成長の過程において、中小企業者の地位を向上せしめ、大企業との間の格差是正をはかることが必要である云々ということを述べられ、画期的な増額をはかるとして、中小企業対策費を前年度よりも二十億増しの四十四億計上しておられるのであります。通産大臣の意は了とするのでありますけれども、この程度の予算並びに施策をもって、中小企業と大企業との格差を縮めることができると考えておられるかどうか、この点に対してお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいまの大臣の答弁のようなことは、先日の御方針の中にも盛られておるのであります。ところが、貿易自由化……
○中村(重)委員 今大臣から、九州電力の値上げに対して、そういつまでもじんぜん日を送っていてもしようがない、こういう御答弁でありますが、あげ足をとるわけではありませんけれども、この認可に対して政府は慎重な態度をもって臨んでおる、このように私どもは考えておったのであります。御承知の通りに、先日も九州各県の議長会あるいは知事会その他関係方面の代表が参りまして、値上げの適当でないこと、また最低限度の値上げをするとしても政府としていろいろな措置があるのではないか、そういったことで具体的な項目をあげて政府に慎重な態度を要請しておった。その結果、九州各県の国会議員は与野党一緒に政府に対してこれが見合わせ方……
○中村(重)委員 ただいま上程されております四法案に対して、法案の内容に対しては反対の意思は持っておりません。その運用のよろしきを得るならば、中小企業の振興に役立つこと大である、このように考えております。しかしながらその内容にいろいろ疑点がありますので、一応御質問申し上げてみたいと思うのであります。 ただいま小林委員から理事の増員の件については質疑をしたのでありますが、端的に申し上げて、支店を二、三カ所作る、出張所をふやす、そういうことが理事二名を増員する積極的な理由になっておる、このように考えるのです。長官よりいろいろ業務の内容に対しての御説明もあったようでありますが、まずそうした高給取り……
○中村(重)委員 時間がありませんから要点だけ簡単に質問いたします。今の代理貸しの問題につきまして、直貸しは時間的にひまが要る。従って、代理貸しを利用するが、建前としては直貸しでやる、こういう御答弁でありますが、現実には直貸しよりもやはり代理貸しを奨励しているという感じがあります。最近の統計は直貸しが上昇しておるではないか、こういったような議論も出てくると思います。しかし、代理貸しの区域内、そういうところでは代理貸しでないとなかなかうまくいかない。こういうことで、直貸しの申し入れをしましても、あそこには代理店があるのだ、従って代理貸しの方が適当だ、こういうことで実際受け付けていない、そういうの……
○中村(重)委員 では簡単に質問いたします。
今、田中委員から触れられたのですが、今度二十億円の出資をするわけですが、これの運用ということを、私どもは非常に重視するわけです。二十億円の出資にあたって、通産省はどのような指導監督をされるか、またこの二十億は保証協会の自主制によって運用していくのかどうか、その点、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 保険公庫が保証協会に貸付をするわけになるのですが、そうなりますと、ただいま御答弁になりました金融機関に定期預金等をするんだ、それを裏づけとしてそれに数倍する融資というものがある、こういうことであります。その定期預金等は、保証協会が自主制……
○中村(重)委員 調査団長の長谷川委員が差しつかえがございますので、かわりまして私から御報告申し上げます。この調査団は、商工委員会といたしましては長谷川委員と不肖中村が、社会労働委員会から派遣されました三名の調査委員と一緒になりまして合同調査団を組織いたしまして、長谷川委員が調査団長として現地の調査に当ったのでありますが、ただいまから御報告申し上げます調査報告は、調査団が意思統一をいたしましたのを、同行いたしました藤沼調査員が取りまとめておりますので、お手元のパンフレットを配付いたしておりませんのはまことに申しわけありませんが、以上取りまとめましたものを私が朗読いたしまして、調査報告にかえさせ……
○中村(重)委員 割賦法案について質問いたしますが、昨日笹本、田中両委員の質問に対しまして、大臣は、割賦法は取引秩序をよくするということにとどまるのであって、この法によって割賦販売の助長を考えていない、そのような答弁であったのでありますが、私どもは、現在の割賦販売の伸びということから考えてみましても、本法の制定によって、御説明がございましたように、消費者の保護ということが行なわれ、かつまた販売者側の保護政策がとられるということになって参りますならば、必然的に割賦販売の助長というものは行なわれてくる、このように考えるわけであります。その結果が、昨日の質問にもございましたように、消費者の信用膨張と……
○中村(重)委員 それでは、大臣が見えぬようでありますから、政務次官並びに松尾局長にお尋ねをいたしますが、割賦販売法案について先日来の質疑に対する大臣並びに松尾局長の答弁を聞いておりますと、この割賦販売法案の法制定に伴って割賦販売が伸びてくる、この事実に対して特に耳をおおうというような感じがしてなりません。健全な発展を期待するんだ、しかし特に成長というものをこの法律によって求めようとは考えていないんだ、こういうことであります。なるほど、現在の割賦販売というものによりまして、いろいろ販売者側と購入者側との間にトラブルが起こっておる。その取引の秩序を公正にするということ自体は私どもも否定はいたしま……
○中村(重)委員 大臣がおいでですから、昨日の始関政務次官の答弁に関連をしてお尋ねをしておきたいと思うのです。
割賦販売法の第九条と第十条には、指定商品ごとに割賦販売価格に対する賦払金の標準であるとか、あるいは頭金の問題であるとか、こうしたことを告示をするというようなことになっておるのであります。これは大臣より、取引秩序を健全にしていくということが本法案の立法の趣旨である、このような答弁であったのでありますが、この第九条、第十条ともにそのような考え方から制定されているのか、その点を伺います。
【次の発言】 私どもは割賦販売法が制定された結果として、先般来よりいろいろ大臣に質疑をいたしましたよ……
○中村(重)委員 割賦販売法案は小委員会で詳細に審議することになるわけでありますが、幸い大臣がおられますので、大臣におもな点を二、三御質問いたしておきたいと思います。 一番問題点となりますのは、先ほど機械割賦の信用保険の問題で所有権の移転の問題、所有権の留保の問題ということが、一応問題になってきたわけであります。私どもも小委員会でこれを審議します場合に、この点が相当重要な点であると考えておるのであります。なおまた前払い式割賦販売が運用いかんによりましては、割賦法案の冒頭にいろいろ質疑をいたしましたように、大企業が中小企業を圧迫するという形が露骨に出てくるのではなかろうか、このように考えておる……
○中村(重)委員 関連して。小林委員から詳細に質問が行なわれたわけですが、どうも答弁を聞いておりますと、何というのか、非常に毒舌をふるうようでありますが、おざなりの答弁であります。何か商工会の発展をはかるということに脈々とした気魄というものが通産省にはないというふうな感じが持たれて仕方ありません。私どもは割賦法案の際にもいろいろと質問をいたしましたが、中小企業の発展というような面については、割賦法の場合はそういう法律ではなしに、その他の方面からやるのだ、こういうような答弁を受けておるわけであります。この商工会というものが、非常に零細な事業者、小規模の事業者から大きな期待があったことは間違いない……
○中村(重)委員 割賦販売法案に対しまして慎重審議の結果、ただいま修正議決となったのでありますが、なおこの法案の内容よりいたしまして割賦販売業者並びに消費者、中小企業者に及ぼす影響は相当大きいかと思うのであります。従いまして割賦法案に対する附帯決議が必要となって参るかと存じますので、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして附帯決議案の趣旨の御説明を申し上げます。 割賦販売法案に対する附帯決議案 政府は、本法施行にあたり、一般小売商業者ならびに消費者の利益擁護の立場から、次の事項につき、特別の考慮をはらうべきである。 一、割賦販売審議会の委員のなかに、一般小売商業者なら……
○中村(重)委員 予定の時間がずいぶん過ぎておりますので、私も関連でありますから簡単に御査問を申し上げたいと思います。 広島、長崎と二つの原爆の被爆地の一つ、広島から灘尾厚生大臣が就任されたわけであります。従いまして被爆社が厚生大臣に対する期待、力というものは非常に大きいものがあろうかと思うのであります。私も長崎の被爆者の一人であります。そうした立場からいたしましても実は非常な期待を持っているわけであります。先ほど大原委員の質問に大臣はお答えになりましたが、同じく広島の者として原爆援護に対する考え方、その思いは同じだ、こういった御答弁があったわけであります。この被爆地が広島と長崎でありますだ……
○中村(重)委員 中小企業の労働力不足の問題、さらには中小企業の金融、あるいは大企業と中小企業との二重較差をなくするために産業分野の確保をどうするかといった問題等々通産大臣に質問をいたしたかったのでありますけれども、きょうはお見えでございませんが、幸い政務次官もおられることでございますので、政務次官にお尋ねしたい点も出て参りますが、一応金融問題から御質問いたしまして、基本的な中小企業対策の問題は後日に譲りたいと考えております。 最初に信用保険公庫の山本理事長さんにお尋ねをいたしますが、さきの通常国会で融資保険制度というのがなくなりまして、包括保険制度ということになったわけでありますが、いろい……
○中村(重)委員 通産大臣に質問をする予定にいたしておりましたが、大臣がまだ見えていないようですので、中小企業庁長官に、主として現下の中小企業の労働問題、金融問題について質問を進めて参ります。 池田内閣の高度経済成長政策は、健全な方向へ進むのではなくして、むしろ大企業と中小企業との格差が非常に広がっておるわけです。そういうことから、中小企業は当面労働力の不足というものによって非常に困っておるというような現況です。三十五年に引き続いて三十六年もなお一そう強まっておるというような統計が出ておるわけであります。三十五年を見てみますと、十五人以上九十九人の規模の企業にいたしますと、中学卒業者の充足率……
○中村(重)委員 数日来各委員の大田との質疑応答で、非常に重要な石炭問題の焦点が一応浮き彫りにされてきたという感じもする、また、問題の解決の一つの路線が見出されてきたというような感じもするわけでありますが、しかし、そうした質疑応答の中で非常に疑問な点があるわけであります。それをずっと一応メモしてみたのであります。いろいろ具体的な問題は、法案審議という形におきまして後日質問することにいたします。その疑問点を、原則的な質問になりますが、一応お尋ねしてみたいと思うのであります。 石炭の生産というものを、三十八年度までに五千五百万トンにするのだ、こういうことであります。ところが、中川委員も指摘されま……
○中村(重)委員 時間がずいぶん過ぎておるようですから、意見を避けまして、そのものずばり質問をしたと思いますので、御答弁も一つ簡潔にお願いいたします。
現在の九つの電力会社を四つか五つに再々編成するといったような意見があるように聞くのでありますが、このことが事実であるとしますと、コストを下げる、さらには電力、電灯料金のプール計算ということが非常に望ましいと思うのでありますが、その点に対してはそういったことが事実かどうか、検討されておるかどうか、伺っておきます。
【次の発言】 その点には反論もありますけれども、次の質問をします。
問題の石炭産業ですが、御承知の通り、石炭産業というものは国の基……
○中村(重)委員 私は、ただいま議題となっている石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を行なわんとするものであります。 この改正案は、一年前の情勢の中において立案されたのでありますが、今日の情勢の中におきましては、大きく変化いたしておると思います。まず第一に、貿易為替の自由化が行なわれております。第二は、経済の危機が招来いたしております。御承知の通りに、国際収支は非常に悪化いたしております。池田内閣の経済成長政策は、この失敗を調整をしなければならぬという段階に立ち至っておるのであります。第三には、欧州エネルギー調査団の報告によりまして、ヨーロッパ諸国の石炭政策……
○中村(重)委員 ただいまの木原委員の質問に関連しましてお尋ねしてみたいと思うのであります。 ただいま木原委員からるる実情を指摘して、米軍の演習場を設置することの適当でないということを強調したわけです。それに対しまして、長崎県の実情であるとかあるいはまた寺島水道の演習場を設定することにおいての影響ということから、できるだけ迷惑のかからないようなことで考えていかなければならぬ、こういうことを大臣は御答弁になったのであります。このことに対しましては長崎県当局並びに県議会あるいは関係市町村、あるいは漁業組合、それらの諸団体からも反対の陳情が出ておることだと思いますし、また福岡調達局が七月以来調査を……
○中村(重)委員 私は期間を延長することにはもちろん賛成であります。ただ提案理由の説明の中で、意欲的な離島振興ということは述べられたのでありますけれども、三十七年度までの経過がわかりませんので、これがすでに何パーセント達成しているのか、当初の計画の通り進行していないんじゃないかと思うのですが、そこで当初の計画の通り進行していないからこれを延長するんだということに重点があるとするならば、私は問題があると思う。計画の通り進んだ、だがしかしながら離島の後進性から考えてさらに十カ年の新たな計画を樹立していくということに重点が置かれなければならないんじゃないか、こう考えるのであります。これらの点について……
○中村(重)委員 私は、先日の委員会で、提案者に対して、期間を延長するということに対しては賛成の意のあることを申し上げておったのでありますが、政府側に対して少しお尋ねしてみたいと思うのであります。 先日の委員会では、田中委員からも、時限立法でなくして、恒久立法にする必要があるのではないか、こういった質疑が行なわれたのでありますが、私も確かにそれが妥当ではないかという感じがするのであります。ということは、国土総合開発の特別事業あるいは後進地域開発の事業というものに対しては、離島に関する限り、この方の適用をやっていない。ただ離島振興法一本によって離島の事業の推進をはかっておると思うのです。そうい……
○中村(重)委員 両案に対して質問をいたしたいと思います。幸い大臣がおいでになりますから、一言お尋ねいたしますが、先日予算委員会で永井委員の質問に対して池田総理から、中小企業は大企業ほど金詰まりではないんだ、こういった御答弁がありました。比較のことで申されたといたしましても、私意外な感を持って聞いたのでございます。ただいま大臣もお聞きの通り、中央会の常任理事の意見あるいは各説明員の意見を聞いてみましても、中小企業の金詰まりというものは非常に深刻である。通産大臣としてこの中小企業の金融の実態というものをどうお考えになっておられるか、その点に対してお考えを聞かしていただきたいと思います。
○中村(重)委員 ただいま議題となっております商工組合中央金庫法等の一部を改正する法律案と中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、この件につきましては、法の体裁の面からいっても、あるいはまた異質のものであるのを同一の一本の法律によって提案することは適当でないということを先日の委員会におきまして指摘をいたしたのであります。官房長官が出席されて、今後十分注意をするという意思表明があったようでありますが、十分今後は注意をされて、今回のようなずさんなことをおやりになると審議の上に非常に混乱を来たしますし、むだな時間ともなりますので、注意をしておきます。 私は先日商工組合中央金印法等の一部を改正する……
○中村(重)委員 大体板川委員の詳細な質問で考え方はわかりましたし、私が疑問としておった点が、さらに今の政務次官の答弁によっても明らかになったのですが、政府の出資が一億、政府以外の出資が一億、こういうことになっておるようです。また、先ほどの中野局長の答弁は、純粋の政府機関であるということは好ましくない、むしろ政府は応援という立場に立って出資をする、こういうような答弁であったように記憶いたします。そうなりますと、やはり社団法人の国民生活研究所というものでは、資金的な問題、その他によってうまくいかぬ。そういうことから、財界が政府出資を働きかけ、それに大きく期待をしておるというように私は受け取ってお……
○中村(重)委員 ただいま議題となりました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案に対して、公取委員長に質問をいたします。 この法律案は、親企業と下請企業との取引関係を、下請に一方的にしわ寄せされている現状を打開して下請を守っていこう、こういろ考え方でありますので、その点に対しては異議はないわけでありますが、ただ、改正点がここで若干出されておりますけれども、この程度の改正で下請代金の支払い遅延が防止されるかどうかということに対して、実は疑問を持つわけであります。さらに現行の法律でもっていたしましても、遅延を防止するための勧告といったような点が実はあるわけでありますが、第七条によるところ……
○中村(重)委員 海外経済協力基金法の改正案について長官にお尋ねいたします。
この基金に対しては、当初五十四億で、五十億追加して、あと六十五億、こういったような形で百六十九億かと思うのですが、これに対しては、まだいろいろ調査が十分でない、こういったようなことで、協力の実がまだ上がっていないというように聞くわけでございますが、まずこの概要について伺ってみたいと思います。
【次の発言】 そうすると、当初五十四億だったわけですね。次に五十億追加して、三十七年六十五億、計百六十九億になるわけですが、今この予算が消化されたのは融資、出資という形であると思いますが、十五億、ただいまのお答えのように約一割……
○中村(重)委員 ただいま首藤委員、田中委員から、政府金融機関、特に中小企業金融公庫の問題に対して、きびしく指摘があったのであります。このことは、今指摘されましたように、金融問題で論議をします場合に、いつも中小企業金融公庫の貸し出しが非常に、いわゆる調査期間が長過ぎるという点と、さらには調査が非常にきびしい。今、首藤委員が述べられた通りのことがいつも繰り返されておるということを、私今答弁を伺って感じております。そこで私どもは、中小企業金融公庫に資金をふやす、政府金融機関にもっと金をふやさなければならぬ、それでなければ中小企業の金融は緩和できないのではないかということを強く主張し、要求して参った……
○中村(重)委員 七月一日から八日にかけまして、集中豪雨があったわけであります。この点すでに御調査になっておられると思いますが、雨量は千ミリ、時間量としては一時間百ミリをこえたような非常に集中度の高い豪雨であったわけであります。その結果、福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県には甚大な被害にあっておるわけであります。その集中豪雨のために倒壊あるいは半壊または床上浸水ということで、商工関係にも非常な大きい被害にあっておるわけでございます。この被害に対しましては、通産当局としても非常な関心を持って、現地の調査等をやられたことと思うのでありますが、この集中豪雨による被害の人員がどの程度、またその被害額はどの……
○中村(重)委員 保安局長に伺います。お聞きの通り、保安問題というのが非常に軽視されておるという感じがするのであります。保安要員に対しては賃金を払わぬ、保安協定もできておらぬ、こういったことは、保安上ゆゆしき問題じゃないかと感ずるわけです。保安局長としてはおそらく今初めてお聞きになったのじゃなしに、そうした状況は前もって御存じになっておられたのじゃないか。これに対して保安局長としては注意を与える、あるいは警告するとか、あっせんするとかいうようないろいろな方法があったのじゃないか、こう思いますが、それに対してはどのような措置を今までおとりになったのか、その点を伺ってみたいと思います。
○中村(重)委員 昨日は政務次官がおられなかったと思うのですが、石炭局長に対しての質問ということもどうかと思うのですが、きのうは大正鉱業の問題で参考人の陳述を聞き、さらに各委員から相当経営の内容に立ち至った質問が行なわれたわけです。私どもが受けた感じとしては、ますます泥沼に陥っていくのじゃないかといった印象を深くしたわけです。これに対しては佐藤通産大臣も、大正鉱業の問題については特に積極的なあっせんというのか、問題の解決に努力されたということは、きのうの福島参考人の陳述なり答弁を聞いてもわかるわけです。しかし、それに対しても一歩も前進していない、ますます不信感は高まってきておる、こういった印象……
○中村(重)委員 きょうは幸い大臣が見えておりますし、合理化法の一部改正法案を中心にして、今議論された千二百円のコスト・ダウンの問題をいろいろ質疑をしてみたいのですけれども、時間がだいぶたちました。そこでそのことは他日に譲りまして、きょうは産炭地振興事業団法のことについて、先日政務次官並びに局長に質疑をいたしましたが、納得がいかないので、それから疑問の点を一つ大臣にただしてみたいと思います。 御承知の通りに、さきに三十九国会において、画期的な決議といわれた石炭危機打開の決議がなされたわけです。三党提案、満場一致の決議ということになりますと、えてして最大公約数の妥協の産物といったような、そうい……
○中村(重)委員 鉱山保案法の一部改正の法律案について御質問いたします。 相次ぐ炭鉱災害によりまして、かねて通産大臣並びに鉱山保安局長より保安法の抜本的改正を行なうということが言明されてきたわけであります。ようやく保安法の一部改正案が出されたわけでありますが、その改正案の内容を見てみますと、中央保安協議会の中間報告である、その中間報告に基づいて改正案を提案した、こういうことでありますけれども、中間報告であるといたしましても、きわめて簡単な法律案になっておるわけです。私どもといたしましては、保安の非常な重要性ということから考えてみまして、保安局長が今日までこの協議会に対してどのような態度をもっ……
○中村(重)委員 前会に引き続いて保安の問題で質問しますが、今度の保安法の改正は抜本的な改正であるというような局長の答弁に対して、政務次官は抜本的な改正じゃないんだということをはっきり言い切ったわけです。そのことに対していろいろと政務次官に質問をしてみたいと思います。 前回の委員会で保安局長は、今議題となっている保安法の改正について、私の質問に対してほ、中央鉱山保安協議会の中間答申に基づいての改正であるけれども、これは抜本的なものだ、こういうことで答弁をなさっておられたわけです。それに対して田中委員の質問によって、この程度のものは抜本的な改正と言えるか、こういう追及にあって、御承知の通り政務……
○中村(重)委員 麻生参考人にお尋ねしますが、まずあなたの御意見を伺って率直に感じたままを申し上げてみたいと思うのです。 きょうは、労使の代表の方々がおいでになって、それぞれの立場で、経験の上に立っての貴重な御意見を伺ったのですが、石炭産業の安定の問題は、経営者、労働者という立場の上に立って議論が分かれていくというような段階ではもうないんじゃないか。麻生参考人の御意見がございましたが、確かに今推し進められている合理化政策、千二百円のコスト・ダウンというものは、当時と現在とは条件が非常に異なってきておる。従って、この合理化をそのままの形で推し進めていくということは不可能だ、こういうことに実は感……
○中村(重)委員 私は、ただいま議題となっております保安法の内容に対しまして質疑を続けて参っておりますが、前会の委員会でも申し上げましたように、十九条の二項による保安委員会に対する鉱業権者の通知の義務というのは、保安法二十四条ないし二十五条の処分の内容だけを通知するということでは不十分である、従って、鉱山保安監督部長の勧告並びに通達事項も、当然保安委員会に通知する義務を鉱業権者に負わせなければならない、このことを申し上げたわけであります。これに対しては、監督部長の勧告あるいは通達の義務を負わせることになってくると、聴聞会をひんぱんに開かなければならない、現在ですら二千件くらいに及んでおるから、……
○中村(重)委員 今の北松江迎の被害は直接的にはボタ山に限られておる、こういうことですが、非常に雨が多くて坑内の浸水等が起こって参りますと、必然的にガスが多量になって、ガス爆発の危険性が考えられる。そろいうことに対して、保安当局としてはどのような措置をとっておられるか。特に派遣班の増強、あるいは警戒班、そういったような万全の措置を講じておられるかどうか、そういう点を一つ。
【次の発言】 今局長は重々警戒をする、こういうことですが、私どもが炭鉱をずっと視察をして参りまして、また、北海道に参りましても感じたことですが、教育訓練という点についてまだまだ、何といったらいいのか、きわめて不徹底である、む……
○中村(重)委員 時間がありませんから簡単に質問いたします。外務大臣は答弁のベテランだから、どうも聞いておるとわかったようなわからぬようになってしまうのですが、素朴に質問しますから、一つ素朴に答弁してもらいたい。 先ほど戸叶委員が質問されたのですが、むし返しになりますけれども、非常に問題が重要でありますから、重ねて一つ伺っておきたいのです。 八月二十一日の予算委員会において、野原委員の質問に対して、韓国に拿捕された漁船の損害賠償を要求するかということに対しては、池田総理は、漁業資源の確保あるいは共同利用というようなことができるならば、過去のそういうことに対しては請求をしない、そういった答弁……
○中村(重)委員 時間の制約がありますから、端的に質問をいたします。ただいま井手委員から、いろいろ災害の問題に対してつっ込んだ質問があったわけであります。御承知の通りに、災害は相次いで発生いたしております。昭和二十一年から三十五年まで、人命を失ったもの並びに財貨を失ったもの、その面からいたしますと、人命で三万近い、財貨にして三兆以上を失っておると推定されるわけです。まことに大きな損失であり犠牲であるわけであります。この災害に伴って、当然災害救助のために多くの国費を使わなければならないといったようなことになるわけであります。従いまして、人命を尊重する、さらにまた、相次いで災害が発生をいたして参り……
○中村(重)委員 私は、江迎のボタ山の崩壊のことにつきまして、先回の委員会におきまして質疑をしたのであります。実は一昨日現地へ参りまして、ただいま帰って参りました。ところが、先回の私の質問に対して、大蔵省その他関係各省の意見が統一されていない、こういうことで、非常に現地は不安の念を持っておるようであります。目下のところは、あのような異常な災害でありますので、これを放置するわけにはもちろんいかない、しかし、国鉄は国鉄の責任において復旧工事をやっておる、県は県の責任において復旧工事をやっておるといったような現状であるようであります。先回井手委員の質問に答えられたように、通産、農林、建設各省は、これ……
○中村(重)委員 災害救助法あるいは一般災害の問題に対して、厚生大臣に質問いたしたいと思います。 その前に、事務的なことで局長にお尋ねいたしますが、災害救助法の生業資金の貸付、あるいはまだ仮設建築、さらには修理費等についての金額はどういうことになっておるのか、その点ちょっと承っておきたい。 いま一つは、災害救助法は、前国会におきまして三条の改正を見たと思っておりますが、施行令の九条の二、これが命令事項になっております。これは政令ということにする必要をお考えにならなかったのか、あるいは政令という形で改正しなかった意味、そのことを一応承っておきたい。
○中村(重)委員 消防庁の方にお尋ねします。この福江の災害に対しましては、先ほど来、地元市長並びに議長の状況の報告がございましたし、また警察庁から先ほど御説明があったわけであります。三百九十二戸、七百九十七世帯という、全く福江の町村合併前の、いわゆる旧町の八割をなめ尽くすといったような大火であったわけであります。ところが、その原因はたばこの火からというわけであります。大火になったのは、非常に道路の幅員が狭かった、さらに、出火現場の道路一つ隔てたすぐ前にガソリンスタンドがあった、そのガソリンスタンドに火が燃え移った――私どもがこの委員会で説明を受けたよりもっと詳しい事情を現地に参りまして聞いたわ……
○中村(重)委員 総務長官にお尋ねしますが、その前に高柳主計官にちょっと、今田口委員から御質問になりました江迎のボタ山の災害でお尋ねをしますが、先ほど総務長官の御答弁の中の、江迎のボタ山は含まれておるといった御答弁を、メモで、江迎のボタ山は含まれていないといった連絡を受けたのですが、民間災害はこれはわかるのですが、ボタ山が崩壊したことによって農地が埋没をする、あるいは道路が災害を受けた、こういった場合は、基準財政収入額といったような基準によって当然激甚災害の指定を受ける、こういうことになろうかと思うのですが、特に江迎のボタ山を含まないということは、災害の額によって地方団体の負担額が政令なりある……
○中村(重)委員 時間の関係もありますから、簡単に御質問いたします。 ほとんど先ほど田中委員が質問しましたので、それに関連することになりますが、先ほど、両公庫の総裁から、年末金融に対する見通しというか状況について伺ったのでありますが、言葉の表現というのか、そういうことを取り上げて申し上げるのではないのでありますが、金融調整、金融引き締めによって相当金詰まりが生じておることは御承知の通りであります。そのことが結局中小企業というものに相当しわ寄せされておるということは事実であります。大企業が金詰まりということになって参りますと、これは下請の場合に明らかになっておりますように、手形の期間を長くする……
○中村(重)委員 予定の質問は明日に譲りますが、今滝井委員から、終閉山に伴っての住宅の問題について質問があったわけです。このことに対してはいつかの委員会でも質問をいたしましたし、また長崎県から陳情に上京して参りました県の石炭対策委員会その他の関係者の皆さんからも、何とか一つ処置してもらいたいという強い陳情がされておったわけです。終閉山に伴って金融業者等が、人が住んでいる炭住をじゃんじゃん解いていく。そういうことで追い立てられて、どうすることもできない。労働省に行ってみると、これは労働省の所管じゃないという。通産省では、今あなたが答弁されたようなことで、これは対策というものがない。こういった深刻……
○中村(重)委員 昨日樽川内災害のことをお尋ねしておきましたれけども、状況を一つ御説明下さい。あまり長くならないように。
【次の発言】 そうしますと、地すべりが三十四年二月に起こりましたね。その後調査を始めておる、こういうことですね。
【次の発言】 野口教授の調査は、通産省が委嘱したのではなしに、鉱業所がやったわけですか。
【次の発言】 通産省がおやりになった手続といったようなことについては別に手落ちがあるというふうには思わないのですが、昨日もいろいろ井出先生からの指摘がありましたように、これは前から鉱害という問題に対しては、非常に困難な問題で、複雑でトラブルが起こっております。この樽川内の場……
○中村(重)委員 今のボタ山のことについて、私もお尋ねします。 先ほど委員長の報告の中にもありましたし、ただいま井手委員の質問で明らかになったわけでありますが、実は私も一緒に参りまして、伊万里湾から福島のボタ山の集積を見まして、いろいろ問題になった。もちろん私といたしましても、長崎県選出の議員であるだけに、その問題に対しましては深い関心を持ちまして、翌日、長崎県が視察地でありましたが、副知事ともお会いをしまして、いろいろと対策に関しましてお伺いをしたわけです。 そこでお尋ねをいたしますが、三十八年の十一月まで、こういうことになっておる。申請は、御承知の通りに、中興鉱業が工業用地の造成をする……
○中村(重)委員 有澤先生外調査団の諸先生、長い間の御苦労に感謝いたします。エネルギーの事情は、まだまだ先生たちもなかなか釈放されるような情勢でないと思いますから、一つよろしく御協力をお願いいたしたいと思います。 二日間にわたって、石炭事情に非常に詳しい同僚委員から詳細に質問がありましたので、私お尋ねする面はほとんどないと思います。ただ具体的な問題で少しくお尋ねしたいと思いますが、その前に基本的な点で一、二お伺いしてみたいと思います。 御承知の通りに、四月五日、池田総理は炭労の代表に回答したわけであります。その回答の内容としては、まず雇用安定を第一義にする、さらに国際収支、第三には安全保障……
○中村(重)委員 簡単に、具体的な対策を伺ってみたいと思います。 ただいま通商産業省関係の被害の状況ということに対しましては、御報告を伺ったわけであります。そこで、今特別の金融措置ということを考えておるんだということですが、具体的な面に対しては御報告はございませんでした。今度のこの被害というのは、中小企業関係になって参りますと、間接被害ということになるわけであります。そこで激甚災害の指定ということが、大ワクとしては私は行なわれるだろうと思っております。しかし、具体的な指定があり得るかどうかということに対しましては、中小企業関係におきましては困難であるというように思います。北陸関係は、新聞の様……
○中村(重)委員 中小企業の金融全般にわたってお尋ねをしたいのですが、時間の関係がありますので、きょうは、ただいま議題になっております中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案を中心といたしまして、お尋ねしたいと思います。 まず、政務次官にお伺いをしますが、御承知の通り、高度経済成長政策によって、設備投資が大企業中心に行なわれておるわけであります。しかし、日本経済の安定的な発展をはかっていくこういうことになって参りますと、大きな役割を日本経済の中に占めておる中小企業の設備投資を行ない、従って、これを合理化、近代化していくということが、きわめて重要な問題点にあることは議論の余地はありません。……
○中村(重)委員 時間の関係もありますので、簡潔に質問いたしますので、答弁も一つ簡潔にお願いします。 まず、保証協会の組織ですが、いろいろ議論があるようであります。組織に対して、現在の組織でよろしいとお考えになっておられるか。特にこの組織をこのようにされた方がいいというような御意見があるかどうか。 もう一つは、保証協会の審議会の構成であります。御承知の通りに、出捐金が銀行であるとか地方公共団体から出されておるという関係がありまして、出損金を出しておる銀行の代表であるとか、地方公共団体の議会その他の代表は当然でありまして、金融機関の代表が保証協会のいわゆる審議会の構成メンバーであるということ……
○中村(重)委員 時間がありませんから、今議題となっております公庫法の一部改正案に対して、二、三点大臣にお尋ねしますが、御承知の通り、高度成長政策によりまして、中小企業の設備投資、あるいは中小企業に対する一般の融資というのは、非常に増額されつつあるわけであります。従いまして、これに伴っての信用補完の制度というものは、非常な重要性を帯びて参りました。今度三十八年度予算の中におきまして、保険公庫に対して三十億の融資基金の出資が行なわれることになっております。私は、ただいま申し上げましたような点からいたしまして、三十億は少額に過ぎるのではないか。もっと信用補完の重要性というものを考えるならば、少なく……
○中村(重)委員 それでは、質問の準備もありませんが、中小企業の問題に対して、政務次官並びに長官に質問をいたします。 中小企業基本法案を今度お出しになりましたが、この中小企業の範囲というものを、従来の一千万円以下、従業員三百人以下というのを、五千万円以下、こういうことに範囲を拡大されたわけですが、中小企業の範疇に入るものがどの程度あるかということは、産業別、業種別にいろいろ統計は出ておりますが、統計によってまちまちな点がありますので、ここで一つ、長官から、中小企業の範疇に入るいわゆる事業所というものがどの程度あるか、それをまず、できれば産業別、事業別に伺っておきたいと思います。
○中村(重)委員 昨十六日の国会討論会におきまして、田中伊三次議員の発言に伴いまして、中小企業庁が関連法案を六十木準備しておる。このことに対しまして質問をいたしましたが、どうも明らかでありません。そういうことで、私は繰り返しませんが、少なくとも官房長官が出席し、自民党を代表して出席された議員が、国会討論会の場において、国民に六十本の関連法案を出すのだ。今までの政府自民党がやってきた中小企業政策というものを痛烈に批判されたあとで、従来のようなことがあってはならない、こういうことで基本法を出し、関連法案を六十本出すと、こう明言された以上は、そのことに対して、政府並びに自民党として、この委員会におい……
○中村(重)委員 私、その問題で質問しましたから、関連して申します。 いろいろむずかしい考え方を持っているようですが、やるという考え方があるかどうかということです。今の填補率の問題も、これは法律事項だから、行政措置という形ではできない。ところが、行政措置でできる方法もある。石炭が現にやっているように、保険を現につけなかった場合、代理貸しでやる場合、これは国民公庫は、一般貸付の場合は五〇%を二〇%の弁済、あるいはその他の地方銀行が八〇%を五〇%の弁済、そういう方法は、閣議決定等の方法をもってやれる。だから、現在の鉄鋼不況に対してどうするか。現にあなたの方では、地元の下請中小企業に優先的にやらせ……
○中村(重)委員 大臣に本日は簡単にこの問題に対して質問してみますが、昨日松平委員から相当長時間にわたっての質問があったらしいのでありますが、できるだけ重複を避けて御質問を申し上げたいと思います。
その内容は、昨日他の関係で出ておりませんでしたので、重複しておる面もあるかと思いますが、まず、この投資育成会社が東京と大阪、名古屋、三つの会社をつくろうということでありますが、これはどうして三つの会社にされたのか、まずその点に対しての考え方をひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 地元に密着する、それから地元の財界から資金の導入がやりやすい、こういうことですが、従来、東京に一社を設け……
○中村(重)委員 この前答弁が明確でなかったので質問を留保した例の第八条の株式引き受けをする場合において、「産業構造の高度化又は産業の国際競争力の強化の促進に寄与する企業」ということですが、具体的な事例としては、長期の設備計画がある、しかしながら、これに対して銀行の融資が期待できないもの、そういったようなことで、非常にきれいな言葉でもって表現をしようというところに問題があるのではないでしょうか。私は、この前も指摘したように、そういうものに対しては、非常に優良な企業であれば、発展性というものも十分期待できることだから、そういう企業に対しては、融資は当然できるわけなのだ。そういう銀行の融資が期待で……
○中村(重)委員 そこで、樋詰長官に私はお尋ねするのだけれども、今の質疑の中から疑問が出るのは、私が、先日の委員会で、中小企業金融公庫が優先株だ、これについては注文できわめて明確に保障があるわけですね、ところが、地方公共団体の出資分に対してはその保障がなくて、第二義的な扱いです、これでいいのかという質問に対しては、今まで、東京、大阪、名古屋、そういう関係の財界の人たちと話し合いをしたところが、自分の県の中小企業者の振興、育成に役立つのだから、これに対しては差しつかえないというような意見だということだった。 ところが、いま議論されたのは、この投資育成会社に出資をしない、その株を引き受けない他の……
○中村(重)議員 末松先生と田中委員その他でいろいろ意見が取りかわされました。そういった政策目標のことについて末松先生にお尋ねしたいのですけれども、もうずいぶんこれで時間をとりましたから、そこで渡邊さんと山田さんに、この点については一言なかるべからず、こういうことではないかと思いますのでお尋ねいたします。 私は、率直に、政府提案の政策目標というものに対しては、現在の日本の経済の中にあるところの格差、まあ二重構造というようなことに対しまするいろいろ議論があったわけですけれども、この政府案の政策目標というものは第一条に出ておるわけですが、これはあまりにも現象的に問題をとえらておると思う。どうして……
○中村(重)委員 政府並びに田中議員提出の基本法案に対しまして質問いたしますが、本法案に対しましては、与党の三委員、並びにわが党の横山、永井両委員から、全般にわたっての質疑が行なわれておりますし、かつまた東京、大阪、名古屋の三地区における公聴会におきまする各公述人から、問題の核心に触れた公述が行なわれておるわけであります。これに対しまして、大臣並びに樋詰長官から答弁が行なわれておるのでありますが、問題の中心である政策目標ということに対しまして、一番論議が活発に展開されておりますが、これに対しまして、大臣は、大企業と中小企業との間に格差があることは率直に認められ、この基本法を提案するに至った趣旨……
○中村(重)委員 いま、田中、板川両委員からタクシーのプロパン事故について質疑があったのですが、聞いておりまして、運輸省は非常に緊張した気持ちで、できるだけ早くそういう事故がないような取り締まりをしなければならぬ、そういう気持ちが働いているようにも受け取れます。さらにまた、そう急いでやらなければならぬというようにも考えていないようです。何か考え方がわからないですね。ほんとうにそうした事故のないように取り締まりをやらなければならぬと真剣に取り組もうとすれば、第一には、これは全国にそれがありましても、それぞれの機関を通じてそういう表示をしているかどうかということを調べようとすれば、私はできると思う……
○中村(重)委員 簡単に質問いたしますが、石炭の問題は非常に重要な、かつまた深刻な問題であるわけです。先ほど大蔵大臣が、この問題は与野党を問わず、日本人として真剣に取り組んでいかなくちゃならぬ問題だ。全くその通りだと私も考えるわけであります。ところが、午前中から各同僚委員から、この問題に対しましていろいろ質疑が行なわれ、総理を初め、それぞれ関係大臣から御答弁がありましたが、非常に問題のポイントというような点に対しては、検討する、研究中とか、あるいは御趣旨はごもっともであるといったような、全くつかみどころがない、という言葉は言い過ぎになるかもしれませんが、臨時国会、続いてはこの通常国会において、……
○中村(重)委員 私は石炭政策の全般にわたりましてお尋ねをしたいと思います。同僚委員から前に質問があった点重複もあろうかと思いますけれども、非常に重要な問題でございますから記憶の薄れている点もありますし、再度質問したいと思います。 昨日審議会が開かれたわけでありますが、けさの新聞で、雇用計画であるるとか、あるいは生産計画というものが出ておるわけであります。それを見ますと、三十六年度からの繰り越しが一万六千三百人であった。ところが三十八年度に繰り越すのは一万八千四百人、こういうことになっております。雇用対策が非常に重要性が深まってきておる。特に次から次に合理化、閉山が行なわれておる、こういう現……
○中村(重)委員長代理 午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時十七分休憩
【次の発言】 午前中に第二会社の問題で滝井委員からいろいろ質疑が行なわれたわけですが、どうも不安を若干感じております。ということは、政府の石炭対策大綱にも、「石炭鉱業の第二会社は原則として認めないこととする。」この点はっきりするわけですが、質疑応答の中から受ける感じは、どうもただし書きが中心になってくるような感じを強く受けるわけです。ということは「雇用対策上真にやむを得ない場合において、労使双方が必要と認めるときは、このかぎりでない。」ということですね。これは雇用計画が楽にできるということにな……
○中村(重)委員 きのう岡田委員との間に質疑がかわされたわけですが、石炭鉱山保安臨時措置法を一年延長しようというわけですが、このことに対して、昨日保安局長の答弁を聞いておったわけでございますけれども、岡田委員も指摘しましたように、合理化法との関連、その他保安の状況、いろいろな面から見まして、これの一年間の延長が適当であるという積極的な根拠に乏しいと私は思うのです。いろいろ御答弁があったわけですけれども、もう少し、適当であるというその根拠をこの際明らかにしていただきたいと思います。
〔委員長退席、始関委員長代理着
席〕
【次の発言】 この臨時措置法を制定した際は二年の時限立法、少なくとも……
○中村(重)委員 稻葉先生に二、三点お伺いします。 稻葉先生には、石炭の調査団としてずいぶん長い間御苦労願ったわけであります。その後も審議会の中で重要な役割りをしていただいておるわけでありますが、その調査団の答申大綱に基づいて、政府ではこれまた石炭政策の大綱を立てたわけで、それによって通産省が具体的な施策を進めておるわけです。ところが最近の情勢というものは、非常に需要がうまくいかないというので混乱が起こっておる状況だと思うのです。そうした情勢は、当時石炭の需給状況というのは非常に困難だった、しかし何としても国の貴重な資源である石炭の施策を進めていかなければならぬ、また雇用問題を真剣にお考えに……
○中村(重)委員 石炭対策大綱に基づいて産炭地関係についてのいろいろの措置が行なわれておると思うのでありますが、産炭地関係の中小企業の融資関係に対しての法案の内容をお尋ねする前に、従来とってこられた措置に対しての経過、融資の助成に対しましていろいろな措置が行なわれておるようでありますが、その状況について簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いま御説明のありました融資額は、大体申し込み額の何%くらいになっておりますか。
【次の発言】 私どもが漏れ承るところによりますと、ただいま御説明がありましたような手続の簡素化であるとか、あるいは貸し付け申し込みから貸し付け実行まで、日数の問題その他……
○中村(重)委員 あとで大臣が参りましてから大臣にはあらためて質問いたしますが、ただいま金子委員の質問に対する御答弁に関連してお尋ねをしたいことがあります。 先ほど局長は、あとでごたごたが起こらないように慎重にすることが大切である、こういうことであります。また当該団体で決定をしたことを県において異なった議決をすることもあり得る、こういうことです。確かにそういうこともあると思うのです。しかし要は形式の問題ではありません。住民の意向がどうだということを根本として考えていかなければなりません。その考え方の上に立ってあなた方が地方自治体を指導しないということになってくると、あとのごたごたはそういうと……
○中村(重)委員 三池の三川鉱の炭じん爆発事件に続いて、田川の糒炭鉱の事故が発生しておりますが、こういうことでとうとい人命が次から次に奪われていくといったような、まことに悲しむべき事件が発生をしておるわけです。政府当局といたしましても、これらの問題に対しまして、きわめて深刻な衝撃を受けて、鋭意これが対策に努力をしておるということはよくわかるわけでありますけれども、私どもがこの石炭対策特別委員会をつくりまして、合理化に伴うところのいろいろな事態が発生をする、石炭産業が不況産業である、斜陽産業であるということから、ともすると生産第一主義という形になって、保安を軽視してくる、こういうことになるのでは……
○中村(重)委員 往復二十分の時間制限では、とても基本的な災害対策をお尋ねすることはできませんが、端的に、今度の長雨災害にあって農民が困っておりますので、それに対して農林当局はどう対処するのか、そのことについてお尋ねしてみたいと思います。 昨年も御承知のとおり長雨でたいへんな被害を農民はこうむったわけです。また引き続いてことし、これでは、最近の農民生活は非常に苦しくなっておるだけに、たいへんなことだと思うわけです。ことしは非常に天候に恵まれた、麦も豊作だというような期待があったわけですけれども、四月の初めから雨が非常に多くなった、そういうことで出穂期、開花期にちょうど直面したというので、また……
○中村(重)委員 故大野先生のお葬式が迫ったようですから、簡単に承りますから、ひとつ明快にお答えを願います。
東北地方を襲いました凍霜害に対する農林省の方針なり対策というものは、天野委員の質問によって大体明らかになったのですけれども、九州地区における長雨災害に対しての対策は明らかでありませんので、その点に対してお尋ねいたします。
まず、農林省において現在集計しておる長雨災害による各県の被害状況はどういうことになっておるか、数字だけでけっこうでありますから、お答えを願います。
【次の発言】 私どもの手元に配付されております九州各県の被害額、それは中国、四国を若干含んでおるようでありますけれど……
○中村(重)委員 先月の十四日の委員会で、相次ぐ災害について農林省なりその他関係団体の指導上の問題についてお尋ねしたわけですが、その際、官房長もいろいろ指導的欠陥のあることを認められたのでありますが、今度の長雨あるいは凍霜害の災害に対してまだ集約ができておるとは思いませんけれども、各地に派遣されたそれぞれの派遣委員からいろいろと災害の問題点についての報告もあったようであります。今度の災害に対して指導上反省をしなければならない点があるのじゃないかと思うのですが、問題点として集約されていないにいたしましても、一応上がっておる点について明らかにしていただければけっこうだと思います。
○中村(重)委員 最近、通産省の所管事項でいろいろな事件が発生いたしております。大阪の加藤ビル会社社長加藤尚、この人物が百貨店の申請をやった、この許可にからんで、若林現在の炭政課長が逮捕された、こういうことが報道されたのであります。百貨店の問題は、御承知のとおり中小企業の問題に対しまして非常に重要な関係を持ちますために、許可基準に対しての規制というものがそれぞれあるわけであります。それらとの関連等も出てまいりますので、私どもこれを重視しておるわけであります。
まず、この事件の内容に対して御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 問題は、大臣がただいま、事件はさほど重大なことではないではない……
○中村(重)委員 提案者にお尋ねをしますが、先般の委員会でいろいろ質疑がかわされたわけですが、伺ってみまして、どうも議員立法という形で改正案をお出しになった積極的な理由が薄弱だと思うわけです。提案者としては、運営面に関係する理事増員ということを、議員立法で出すことの適否というものについて、どうお考えになっているか。基本的な考え方、積極的な理由、その点をひとつ伺ってみたいと思います。
【次の発言】 お尋ねしていることは、いまの提案者の答弁がどうも明瞭でない、明確でないということを言っておるのです。議員立法であるからといって、内容が薄弱というか、あいまいであってもよろしいということにはなりません。……
○中村(重)委員 電発法の改正について大臣にお伺いをしますが、この法律案の改正の内容は、現在の理事五名を三名増員をして八名にする、そういう内容になっておるようでありますが、本委員会におきまして数回にわたって質疑が行われ、特に問題となっておる点は、理事を増員するということは運営の問題である、したがってこれは政府提案が適当ではないか、こういうことであります。この点に対する通産大臣の考え方を伺ってみたいと思う。
【次の発言】 議員立法の法律である、だからして改正案は議員提案ということが望ましいのである、そういうことになってまいりますと、あとでこの法律案の改正が政府提案として用意されておる。理事の増員……
○中村(重)委員 渡邊公取委員長にお尋ねをいたしますが、昨日の委員会で三菱三重工の合併の経緯、またこれを認可するにあたっての公取の考え方というものは一応伺ったわけです。ところが、どうも最近の状況を見てみますと、大企業の集中合併というのが相次いでおる、こういう現状であります。特に三菱三重工の合併は、そうした寡占、独占的な大企業の合併にせきを切っていくというような、そういう形になるような感じがいたすわけであります。それらの点に対しても相当留意をされたとは思うのでありますけれども、いま一度公取委員会において、特に問題点になった点はどういうことであったのか、さらにまた、ただいま私が指摘いたしましたよう……
○中村(重)委員 私は、ただいま議題となっております電源開発促進法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表した反対の意を表するものであります。 第一は、本法案提出のあり方でございまして、私といたしましては、簡単な本法案が、何ゆえに政府提案という形をとらなかったのか、しかも今国会には電気事業法案、さらには電源開発促進法の一部を改正する法律案が政府提案として用意されておることも御承知のとおりでございます。これらの点から考えましても、本案が議員提出という形で提案されたことは、どうしても納得できないところであります。 次に、理事増員の理由でございますが、どうもその理由が薄弱であると存ず……
○中村(重)委員 関連して。永野さんにちょっとお聞きしたいのですが、協同組合の役員の個人保証を依然としてとっておりますか。
【次の発言】 ケース・バイ・ケースといったら、どういう場合ですか。
【次の発言】 そうすると、協同組合の理事の個人保証をさせないことを原則にしておる、そういうふうに理解してよろしいですか。
【次の発言】 個人保証をやらせた場合、協同組合が役員改選をやった。そこで個人保証をしておった理事がやめるわけですね。そしてあとの理事が出る。その場合、差しかえをやらしていますか。
【次の発言】 事情によってやらしてないというのはどういうことですか。日にちははっきり記憶いたしませんが、北……
○中村(重)委員 昨年の総選挙で、総理は、非常に成長性のおそい中小企業あるいは農業、これに対しては革命的な政策を行なうんだ、こういうことで、これらの関係の業者に非常な期待を与えた。ところが、三十九年度の予算の中において明らかにされておる予算の伸び率にいたしましても、あるいはまたいま当委員会に提案されておる中小企業関係の法律案を見ましても、革命的だということは感ぜられない。総選挙の際に、総理の念頭にあったものは、いま提案されているような形のものでなくて、何かもっと画期的な、いわゆる総理のことばで言えば革命でありますが、そういうものがあったのではないか。だとするならば、この際その点を明らかにしてい……
○中村(重)委員 委員長、ちょっとその前に資料を要求いたします。 固定資産の耐用年数を一五%短縮しますね。それによって減税額を規模別、機械別に出していただきたい。それからもう一つは、中小企業近代化資金の貸し付け、企業件別、規模別件数と業種、それから申し込み件数も同時に出していただきたい。次には、中小企業の分野であったところに大企業が相当いま進出をいたしておりますから、その進出の状況。いま一つは、中小企業金融公庫の都市銀行との協調融資の実績。次には、信用保険公庫の各保証協会に対する融資の実績、それから同時に貸し付けの利子。次には、資本金五千万円を範囲を拡大したわけですから、その対象業種がどうい……
○中村(重)委員 政策的な問題は大臣出席の際に質問いたすことにいたしますが、御承知のとおりに中小企業が倒産の一途をたどっておる、きわめて深刻な状態にいまあるわけでございます。これに対しましては、政府の見解も統一した見解でありませんでしょうが、大体見通しは立っていることと思います。先般の委員会におきましても、中小企業庁長官からいろいろその原因について御説明があったわけであります。しかし、いずれにいたしましても、中小企業がこのように倒産が激増の一途をたどるということは、何としてもこれは回避していかなければならない、このように考えるわけであります。政府といたしましては、年度末の対策として先般財投から……
○中村(重)委員 資料要求をいたします。事業者にしてすべての金融機関より借り入れをしていないものの数、いま一つは、取引先及び町の金融業者より借り入れをしていないものの数。これは事業別、規模別に出していただきたい。できますか。これは中小企業基本調査資料というものがたしか出ておる……。
【次の発言】 ぜひとも出してもらいたい。できないはずはありません。
【次の発言】 あまりおそく出されると、質問をするための参考資料だから、早く出してもらいたい。
【次の発言】 あれば出すと言っても、出そうと思って調査をしてもらわなければできないんだ。ぜひ出してもらいたい。
○中村(重)委員 厚生年金住宅のことにつきまして、さっき御説明願いまして大体わかったわけですけれども、各都道府県に対する配分の状況、それから業種及び事業規模別の状況、この点を伺いたいのです。業種とか規模別状況ということになりますと、詳しく御説明願うのも時間がかかり過ぎると思いますので、大体概略をお答え願えれば幸いだと思います。その点ひとつ。
【次の発言】 アンバランスがないように配分をしておると言われる。そうすると配分の基準は、そうした各県のアンバランスがないように配分をするということがたてまえになっておるわけでありますか。
【次の発言】 それでは御答弁と関連をしてまいりますから、基準を具体的……
○中村(重)委員 それでは三法案について詰めてみたいと思います。 まず第一に、中小企業信用保険法及び中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案の問題点について、お尋ねしてみたいと思うのであります。 この法律案は、手形割り引き保証範囲を拡大をするとか、さらにまた出資を増額するといった前向きの内容になっておるわけでありますけれども、運用のよろしきを得なければ、悪法に転ずる可能性が実はあると思います。 まず第一に、問題点としてお尋ねしたいのでありますけれども、手形を割り引きをするその保証範囲を拡大をするということになってくると、有価証券の乱発を誘発する危険性が出てくるのではないかと思います。……
○中村(重)委員 政務次官にお伺いします。 中小企業対策としていつも質疑をし、議論をされておりますが、金融上の問題、税制の問題、労働問題が――もちろん構造的な問題が根本にはなりますが、当面の対策としてはいま申し上げました三つがきわめて重要な、問題になるわけでございます。 そこで、金融問題等はずいぶん議論されたのでありますけれども、中小企業に対する租税措置の問題、これの質疑がまだ十分行なわれていない。中小企業庁長官は、中小企業のために六百億の減税をやった。ずいぶん税金は軽減されるという期待感を中小企業者は持っているわけであります。これは期待はずれになってもいけないことでありますので、この中小……
○中村(重)委員 委員長に一言要望いたしておきます。通産大臣がやむを得ない事情で退席されたことは了承したわけですが、この中小六法を相当期間慎重審議を続けてまいりましたけれども、大臣が出席しての審議というものはきわめて短かった。まだ、公定歩合引き上げに関連する問題、企業倒産あるいは企業間信用の問題等、大臣に質疑をしなければならぬ問題が非常に多いわけですけれども、適当な機会に理事会等におきまして要求いたしたいと思いますので、そうした機会をつくるよう委員長においてもお取り計らいいただきたいということをお願いいたしておきます。
【次の発言】 時間の関係がありますので、簡単に法案について詰めてみたいと思……
○中村(重)委員 きょうは主として参考人にお尋ねをしたいと思いますけれども、その前に大臣にお尋ねしたいと思います。 国連の貿易会議の問題ですが、実は先日の本会議で武藤議員から質問いたしましたけれども、大臣のお答えが明らかでございませんでした。御承知のとおり、この会議はいままでなかったような、画期的な会議であるわけでございます。この会議に臨む日本府政の態度というものは、開放経済下に置かれておる今日きわめて重要な意味があると思います。この会議に臨む態度として、通産大臣は、私は新聞か週刊誌かで見たと思うのですが、ハムレットの心境だ、こういうようなことのようでありました。前向きで取り組むのだけれども……
○中村(重)委員 時間がございませんから簡単に、関連して参考人にお尋ねいたしますが、新鉱床探査に鉱業権者が年間投資している費用はどのくらいありますか。
【次の発言】 中小です。
【次の発言】 審議促進で急に来ていただいて、たいへん御迷惑をかけました。むずかしいお尋ねになりますが、生産費に占める探鉱費は大体どの程度になっておりますか。
【次の発言】 金融機関が、探鉱をおやりになる場合どういう反応を示すのですか。たとえば危険であるということであまり金を貸したがらない、そういうような実情にあるのじゃありませんか。
【次の発言】 そこで探鉱はやりたい、金はない、こういうことで実際足踏みしておるのが現状……
○中村(重)委員 質問をする前に委員長にお尋ねしますが、この前の委員会で福田通産大臣が出席せられて、質問が終わらないうちに福田通産大臣は退席された。大蔵大臣、労働大臣あるいは法務大臣、こうした各大臣の出席を要求したのですが、前回も来ていなかった、きょうもまた出席をしておりません。どういう事情でこれらの関係大臣は出席をしなかったのか、その点について事情をひとつ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、福田通産大臣は何時ごろ出席になりますか。
【次の発言】 それでは、できるだけ早く出席するよう委員長から要請をしていただきたい。
○中村(重)委員 関連して、井上さんにちょっとお尋ねいたしますが、その後の連鎖倒産の状況、これはどういうことになっているか。それから、会社更生法の適用見通し。もう一点は、富士電機と下請がいろいろと折衝しておったけれども、そういう関係はどうなっておるか。
それから、国税庁のほうにお尋ねするのは、関連下請のほうからあなたのほうに具体的な陳情、そういうことをやっているのか、こういう点について……。
【次の発言】 さっき通産大臣と非公式に話をしたのですけれども、いまあなたから御報告があったように、一応調査できたわけですね。ところが、それじゃこれから取り組むんだということだろうと思うのです。一方、今度……
○中村(重)委員 大臣が参議院に行かれるそうですから、関連して二点だけお尋ねしておきます。
この保険金は、保険事由が発生したらすぐ支払いをずる、こういうことをやっていますか。
【次の発言】 できるだけ保険金を早く支払ってやる、こういうことをやらなければ、どうも時間がかかり過ぎるという批判もあります。
それからもう一点は海外広告費、この広告費が回収されていないという確認はどういう方法でやっているか。そういうことが事実上できますか。
【次の発言】 なかなかそれはむずかしいだろうと思うのですけれども、十分調査をおやりにならなければいけないと思います。
それからもう一つ、中小企業というのは海外駐……
○中村(重)委員 時間の関係で、簡単にお伺いいたします。 まず滝田参考人にお尋ねしますが、あなたは審議会の委員をしておられるわけです。この繊維新法が実施された場合に労働者に与える影響という点、審議会の答申に、この答申の実施に際しては労務者、消費者及び関連事業者等に対する影響について十分の配慮を希望する、こういうようになっているわけですが、法案を見てみますと、なるほど十八条の共同行為の期間及び内容の中に「当該共同行為の指示を受けた者の従業員の地位を不当に害するものでないこと。」こういうことは入っておるわけです。ところが十七条におきまして、特に「一般消費者及び関連事業者に対する影響その他の事情を……
○中村(重)委員 時間の関係で、要点だけ簡単に質問いたします。
本法案は既存体制の維持ではなくて脱却である、こういうことに理解いたしておりますが、ところが、先日の参考人の意見陳述の中にもございましたけれども、法運営のいかんによりましては現行体制を維持していくと少しも変わらないという形になる。これに対しまして、対策としてどのようにお考えになるか、まずそこらあたりの確信のある考え方を伺いたい。
【次の発言】 それはわかるわけです。わかるのだけれども、参考人の意見では、いろいろあなたもお聞きのとおり、各条文を取り上げて、従来と変わらない形になる、要はかかってこの法の運用いかんにある、こういうことで……
○中村(重)委員 先ほど来参考人の皆さんからいろいろ御意見を伺ったわけですが、そうした御意見の中で感じたことその他についてお伺いしたいと思います。 ミシンであるとか双眼鏡は、中小企業として輸出の花形といわれてきたのであります。またいろいろ御意見の中でも、輸出は相当伸びておる、そういうことで、確かに非常に日本の輸出産業に寄与しているということはうかがえるわけです。そのことは、いま審議をいたしておりますこの軽機械輸出の振興に関する法律が、御承知のとおりに登録制を実施する、それから事業協会をつくるということが柱になっております。その二つの柱に守られて輸出が伸びたのかどうか、花形としての地位を確保し……
○中村(重)委員 アジアの経済開発の問題について、せっかくの機会ですから東畑先生にいろいろお伺いしたいのですけれども、残念ながら時間がありません。二日間にわたってアジア経済研究所の運営の問題にしぼって若干お尋ねしてみたいと思います。 先日の委員会で東畑先生は、アジ研も高度成長をしたのだ、こういうことでございますが、せっかく御労苦を願っておりまして、確かにアジ研がアジア経済の振興の問題等について積極的に取り組んでいただいておるということについては敬意を表しておるわけです。ところがいろいろ予算の問題その他運営の問題等において、東畑先生をはじめとする幹部の皆さん方の意に反する面も多々あるのではない……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねをいたします。 アジ研の運営の問題に対しましては、昨日来東畑先生にいろいろ問題点を指摘してお尋ねをいたしてまいりました。御承知のとおりに、アジア、アフリカ、中近東、低開発地域の問題は、わが国だけではなくて、国連の場において重要な問題として取り上げられておるわけです。わが国の経済依存度も非常に高い。しかしながら、アジア地域の地域統合の問題、あるいはアフリカ、中近東の政情不安により、経済統合の問題もなかなかうまく進まない、農業は不振であるし、他の産業の開発も遅々としてなかなか進行しない、こういう状態にあるわけでありまして、そうした中において、わが国のこれら地域に……
○中村(重)委員 電気事業法案に対しましては同僚委員から数日にわたって質疑が行なわれ、私は災害対策特別委員会等におきまして質疑をしていて、その内容を承知いたしておりません。そういう関係上、重複する点があろうかと思いますけれども、御了承を願いたいと思います。 電気事業法を抜本的に改正をしなければならない、そのことは、現行法の内容自体にもいろいろな矛盾があるということと、いま一つはエネルギーの重要度が非常に高まってきた、そういう点から、この際エネルギーの総合調整等が必要になってくるのではないか、その中に占める電気の位置がきわめて重要であるという点にあろうかと思うわけであります。私どもも、審議会の……
○中村(重)委員 木川田参考人にお尋ねいたします。 中央電力協議会で電力長期計画をまとめられておったと思うのです。新聞の報道するところによりますれば、初の単一プランとして需用を十年後二・五倍と想定する、こういうことでありますが、これはどのように具体化しておるのか。それからこの十年で初年度、それから中間でも十年後でもけっこうでありますが、総エネルギーの供給量に占める電気の比率はどういうことになるのか、その点に対してひとつ伺ってみたいと思います。 それから、関連がありますからお尋ねしておきますが、御承知のようにエネルギーの需要供給というものは拡大の一途をたどっておるわけです。ところがエネルギー……
○中村(重)委員 ただいま田中六助委員とわが党提案者との間に、わが党提案の中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の質疑応答があったわけですが、きわめてわが党提案が現実に適した、真に中小企業を守るための法律案であるということは、与党の諸君も理解されたわけで、必ずや賛成されるであろうことを私は期待をいたします。 そこで、政府の一部改正案に対して若干お尋ねをいたしますが、この中小企業団体の組織に関する法律の一部を改正する法律案を提案するにあたって、わが党提案の事業分野の確保に関する法律案を検討されたかどうか。これを参考にされてこの提案をするというような――もちろんこれは団体法の一部改正ではあるけ……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねいたしますが、電源開発促進法の一部を改正する法律案は、内容は簡単なようであって、必ずしもそうでないと思います。電発が世銀より借り入れをすることに関しての政府の義務がここで内容とされておりますだけに、ある意味におきましては重要な法案であるとも考えられる。ところがこの法律案が会期延長の前、会期が終了するぎりぎりのところで提案されたということであります。私は大臣がおとりになりました態度としては、その点は問題があると思うのであります。国会は原則的に五カ月間、百五十日ときまっておる。その百五十日の間に法律案をできるだけ早く準備をし、国会に提案をする、そういう態度が国会を……
○中村委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、各位の御推挙により、再び委員長の重責をになうことになりましたが、身にあまる光栄と存じておる次第でございます。
今国会は炭鉱保安をはじめとし、もろもろの石炭関係法案の提出が予想されますので、委員各位の一そうの御支援と御協力によりまして円満なる委員会の運営をはかり、もって石炭産業の長期安定化のために微力をささげてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。簡単ではございますが、一言ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。理事の員数及び互選の方法についておはかりいたしま……
○中村委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
石炭対策の基本施策について、質疑の通告がありますので、これを許します。多賀谷真稔君。
【次の発言】 滝井義高君。
【次の発言】 滝井君におはかりいたします。きょうは時間がだいぶ過ぎましたので、この次にひとつしていただきたいと思いますが……。
【次の発言】 次会は、明二十七日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後五時十四分散会
○中村委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。石炭対策の基本施策について質疑の通告がありますので、これを許します。滝井義高君。
【次の発言】 次会は来たる三月四日水曜日、午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、
本日はこれにて散会いたします。
午後零時三十一分散会
○中村(重)委員 鉱山保安法の改正問題についてお尋ねをするわけですが、その前に、三池の三川坑の火災の問題、あるいはさきに発生いたしました炭じん爆発の問題、そうした問題についてお尋ねしてみたいと思います。商工委員会の関係上石炭委員会に欠席をしたことがあったので、同僚議員の質問をいたしておる点と重複する面があるのではないかと思いますが、一応お尋ねします。 三川坑の火災が発生をいたしておるわけですが、幸いに死傷という面はなかったといわれておりますけれども、もしこれが爆発の原因というものがあったならばたいへんなことになったのではないか、こう考えます。まず原因であるとか、あるいはその他いろいろ御調査に……
○中村(重)委員長代理 次会は来たる五月十一日月曜日、午前十時より理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後一時二十四分散会
○中村(重)委員 国会で、鉱山保安法に対する質疑が行なわれ、きょうは法案が委員会を通過したあとで、また炭鉱災害に対する質問をしなければならないとは全く皮肉な状態でありますけれども、現実に災害が発生いたしておるのでございますから、まことに遺憾ではございますが質問いたします。 長崎県西彼杵郡の伊王島炭鉱で、マイト事故で坑内で七人の重軽傷を出しております。操作のミスで至近距離で爆発をしたという記事が載っておるのでありまして、私はさっそく保安当局に実情調査の上報告をしてもらいたいという連絡をいたしたわけであります。昨日報告書が手に入ったのでありますが、新聞に報道されていることと大体変わりはないようで……
○中村(重)委員 産炭地振興の問題について、大蔵、自治、労働三大臣に一応お尋ねいたしますが、さらにまた、産炭地の教育問題に対して文部大臣にお伺いしてみたいと思います。 石炭の不況に付随しまして、各大臣御承知のとおり、産炭地にはいろいろな問題が生じておるわけであります。中小企業は経営不振におちいっているし、農業は兼業化の状態にある、さらにまた、地方自治体の財政は全く破壊してしまっているという実情でございます。さらにまた、産炭地が不況になってまいりますと、これに伴って、貧困に付随して起こってくるわけでありますけれども、青少年が非常に不良化している、そういう実に深刻な社会問題が発生をしつつあるわけ……
○中村(重)委員 農林大臣にお尋ねしますが、私は、かねて農林大臣個人に対しては好感が持てる人として敬意を表しているのです。この漁業問題に対して農林大臣だけは筋を通しておる、こういった感じで、比較的好感を持たれてきた、こう思うのです。ところが、昨日来の大臣の答弁を聞いてみると、どうも実情を全く無視した公式論的な答弁というものがあるように感じられるわけです。昨日も大臣が同僚委員に答えられたように、この漁業問題というのは日本の漁民にとって重大な関係を持つ問題であるだけに、実情を十分尊重した形において対処してもらわなければならぬ、こう思うわけです。ところが、昨日仮調印が行なわれるであろうと一般的に予想……
○中村(重)委員 岡崎さんに伺いますが、吉田さんの書簡が日本の政府を拘束するというようなとんでもない話になってきた。中国は、この吉田書簡なるものが今度問題になる前に、この書簡が台湾に送られていたことを知っておったのでしょうか。その点どうなんでしょうか。
【次の発言】 いまの書簡の内容ですが、あなたが触れられたのですが、御承知のとおり、橋本官房長官は吉田さんの書簡に対しては関知しないと言った。総理は拘束されるんだと言う。その後予算委員会あるいは商工委員会においての外務大臣、通産大臣の答弁にあたってニュアンスがだいぶ違う。どういったような答弁がなされたかといいますと、輸銀を使わせないのは当分の間と……
○中村(重)委員 警察庁は見えていますか。
【次の発言】 それじゃ、局長にお尋ねします。
あなたのほうは、タンクローリーの運転手の教育指導、そういうことに対しても、もちろん関心を持っていると思うのですが、運輸省であるとか、あるいは警察庁と連絡をとってそういうことに対していろいろ注文をつける、そういうことをやっていますか。
【次の発言】 このタンクローリーの構造基準といったようなものは運輸省でやる、あるいはタンクローリーの運転手あるいはLPGを使うタクシーあるいはトラック、そういう車両を運転する運転手は警察庁ということになっているとは思うのです。しかし、いずれにしても教育が不徹底である。そうい……
○中村(重)委員 十日くらい前から、何かにおいがしておったということが伝えられている。その点の調査の結果はどうなんですか。
【次の発言】 だれか現場に行っていますか。新聞に伝えられていることがまだあなたのほうではわからないという、それでは新聞の報道は誤報なのかどうか。どうもあまり緊張してないようだ。
【次の発言】 軽工業局はどうしているのですか。
【次の発言】 いまから一週間か十日くらい前だったと思いますが、岩手県で船の中でアセチレンが漏れて爆発して二人が死亡したか、けがをしたという事件がありましたね。その点の調査はできておりますか。
○中村(重)委員 長官に尋ねますけれども、これはどうなんです。あなたのほうの原案は当初からこういうこと、だったんですか。原案は三年なんというような、そういうむずかしい条件はついてなかったのでしょう。
【次の発言】 そうするとあなたのほうは三年という条件、それはあなたのほうの当初からの原案ですか。
【次の発言】 それは、そうだと言えば、そうじゃなかったのだろうと言ってもしょうがない。あらためて明日お尋ねします。
大蔵省の方に、さっき島口委員の質問に対して、あなたがいろいろ答えられておったのですけれども、従来やっておる個人保証、それによる貸し付けの制度は残されておる、こういうことですね。そういう……
○中村(重)委員 それでは中小企業庁長官にお尋ねいたします。
まず、信用保険法の一部改正案に企業組合が加えられておりますが、この企業組合を加えた趣旨についてお伺いいたします。
【次の発言】 適切な考え方だと思うのです。そうなってくると、企業組合自体の事業所得という点、これは税の問題でございますから大蔵省の関係になるわけですが、当然あなたのほうでもこの企業組合に対する関心を持っている。個々の業者が集まって事業を営む、こういうことになってまいりますから、そこで個々の企業者というのは、その所得に応じて税金を納めておるわけです。それにもかかわらず、この企業組合自体がさらにまた事業所得を取られるという……
○中村(重)委員 大臣にお尋ねしますが、先般の委員会で、大臣が参議院の分科会に出席のため退席されたあと、中小企業庁長官に対しましてお尋ねをしたのでありますけれども、いま少しくはっきり大臣の考え方を明らかにしていただかなければならない点が数点あるわけです。 まず、この特別小口保険の限度額でございますが、従業員五人以下の小企業に対して三十万までということになっておるのでありますけれども、各企業におきましては、資本金が相当大きくなりつつあるわけでありますし、現在の経済情勢の中におきましては、やはり五十万程度までこれを引き上げる必要があるのではないかと思うわけであります。五十万ということになりまして……
○中村(重)委員 昨日の加賀田委員の質問で内容は明らかになってきたのですが、きょうは参考人も見えていますから、一年有半にわたる投資育成株式会社の運営の状況はどういう状況であったか、それらを中心にいたしまして一応伺ってみたいと思います。 政府から配付されております資料によりますと、引き受け企業は三十八企業になっているようであります。ところが相談件数が六百四十六件でございますが、この六百四十六件は、中小企業庁長官の加賀田委員に対する答弁によりますと、問い合わせというようなものも入っておるので、実際は三百四十四件程度だということであったわけですが、それにいたしましても、一割程度実行されているという……
○中村(重)委員 時間がないようですから、一点だけ伺っておきたいと思います。 岡崎さん、日中貿易促進のために御努力を願っておることについて深く敬意を払っております。先日当委員会に御出席をいただきました際に、いまいろいろ御意見を伺ったようなことを伺った。そのときも吉田書簡によって、端的に申し上げますと、台湾の介入によって輸銀が使えなくなった、そのことが取り除かれない限りは、中国はとうてい仮契約を履行するということは考えられないのではないかというような御意見であったと思うのです。ところが今度政府が統一見解を出したわけですね。その内容は御承知のとおり、国内金融問題は別途考慮する、そういうことで、き……
○中村(重)委員 いろいろ尋ねてみたいことがあるのだけれども、時間の関係で金曜日にやります。
今度事業団をつくって、理事並びに監事、こういうことで進めていくことになろうと思うのですが、理事、監事にはどういう層の人を任命しようとお考えになっておるのか。それから報酬の関係ですが、そういった点も大体案があるのじゃないかと思います。その点をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 特殊法人というのを盛んにおつくりになるのだけれども、必要な特殊法人は私ども反対するわけではないのです。ところが、どうも性格があいまいなもの、こういうものが必要であるだろうかというような、積極的な必要性が認められないものをど……
○中村(重)委員 離島振興に関係いたしましていろいろお尋ねをしたいと思うのですが、経済企画庁長官が来ていないので、どうも質問の順序がちぐはぐになるような形になってくるわけでございます。いま警察庁からお見えでございますが、文部省からも見えておりますか。大蔵省は……。いま来ておる人をちょっと知らしてください。 それでは浜中警察庁官房長に。離島は、御承知のとおりに非常に物価は高い。それに住宅にいたしましても、警察官が異動なんかありますと、官舎か公舎がありますれば非常にいいわけなんですけれども、すべての警察官に対しましてそうした官公舎の設備というものがない。そういったことでいろいろ不便をかこっておる……
○中村(重)委員 この法律案はきわめて不満ですが、きょう上げたいということであります。そこで、公取委員長の心がまえをひとつ伺ってみたいと思います。 あなたは独禁法をあくまで守り抜いて、そして経済の正常化をはかる、こう言うのですけれども、大衆の生活を守っていかなければならない、そうした考え方で取り組んでいただいておると思うのですが、開放経済体制のもとで国際競争力を強化する、そうした至上命令といいますか、それにどうも押されておる感じがしてならない。あなたは公取委員長としてあくまで公正な取引を確保していく、その目的に沿うて自分は強い信念のもとに取り組んでおるのだということをいつも言われるのですけれ……
○中村(重)委員 私は、三党を代表いたしまして、ただいま議題となりました附帯決議案について、その趣旨を説明いたします。 まず、案文を朗読いたします。 下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、公正取引委員会の機構の抜本的拡充強化につき画期的な予算措置を講じ、もつて下請代金支払遅延防止の実効を期するとともに、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 親事業者の範囲について、引き続き検討を加え、資本の額または出資の総額が一千万円以下の法人たる事業者をもその実態に即し親事業者として規制しうるよう、速やかな措置を講ずること。 ……
○中村(重)委員 きょうは保安対策で労使の皆さんに来ていただきまして、各参考人からいろいろ貴重な御意見を伺ったわけですが、伺っておりますと、当然そういうことが守られていなければならぬ、常識的な御意見ばかり、何もむずかしいことではないわけなんです。そういうことが実施されていないということ自体が、私どもはふしぎに思うわけです。人間の生命を守らなければならぬということは、これは労働組合が幾つありましても共通の願いでありましょうし、また経営者にいたしましても、先ほどお話がございましたように、災害が発生をすると、これは大切な人間の生命を奪われるし、企業も確かに大きな負担をしょい込むことになる。だからして……
○中村(重)委員 関連して質問いたしますが、いま総理は、人命尊重という立場から災害を再び起こさないように万全の措置を講ずるとはっきり言われた。ところが、重大災害が発生するたびにいつもそうした意見を発表され、また答弁をされるのです。夕張においてもそうでした。伊王島のときもそうであった。ところがそれでは具体的にどういうことをやったかということになってくると、総理はいまいろいろおっしゃったが、特別な措置が講ぜられたという事実はない。今度の山野の災害にいたしましても、これは端的に申し上げると、きわめて不都合なやり方をやっておる。保安というものを重視していこうという考え方の上に全然立っていないと私は申し……
○中村(重)委員 きょうは長崎県の長崎市の渇水の問題を中心にいたしまして、水道行政についてお尋ねいたしてみたいと思います。 御承知のとおり上水道の施設は非常に普及をしてきたわけでありますけれども、給水人口とのアンバランスが非常に大きくなってきた、そういうことが感じられるわけでありますが、その結果として断水または断水寸前の状態というものが、全国各地、なかんずく西日本に非常にひどくなってきておるわけであります。なかんずく長崎におきましては、ただいま政府委員にお示ししましたように、全く断水状態にあるといったような状況でございます。きわめて深刻な状況にあるわけでありますが、そうした水道施設を普及をす……
○中村(重)委員 関連。山本長官に尋ねますけれども、いまの大村委員の質問に対して、東発の問題に対しても、山陽特殊鋼の問題に対しても、同じような答弁をされるのだろうと思いますけれども、東発に対しては、特にそれが終わったということではないのでありまして、そういうことで特別の留意というものを目下やっておるという意味合いの答弁があったのですね。ところが、先ほど原参考人からお答えがあったように、こうした席上においては特別の配慮を行なうというような、きわめて前向きの答弁があるのだけれども、窓口に行ってみると、必ずしもそうではない、そうして非常に失望するのだというような御答弁があった。これはあなたもお聞きの……
○中村(重)委員 さっき吉田委員が触れた、例の身障者の職業訓練ですね。その訓練の結果の就職率、これは自家営業もあるだろうし、就職する者もあると思いますが、どういう状況ですか。
【次の発言】 現在の身障者の数と、それから就職していない者の比率、それはどういうことになっておりますか。
【次の発言】 就職していない者です。
【次の発言】 私が調査をしておるのがあるのだけれども、きょうは資料を持ってきていないので、私の調査をしているのと違うのだけれども、また別の機会に説明いたします。安定所のほうに登録をしていない身障者、並びにその就職していない者の数は膨大な数にのぼっております。それで、さっきの答弁で……
○中村(重)委員 緒方さんにちょっと尋ねますが、この奨学生の採用の基準、推薦の基準というのはあるわけですか。これはどうなんでしょうか。採用決定をいたしますね。そこでその途中において事情が変わってきた、優秀な学生が優秀でなくなった、そうすると、家庭生活あるいは本人のいろいろな事情の変化というものがあろうと思うのです。そういう場合はどういう扱い方なんですか。
【次の発言】 取り消し、停止、それから本人からの辞退、比率はどういうことになっておりますか。大体でけっこうです。
【次の発言】 本人からの辞退というのは、なかなかないでしょう。また辞退を特に強く要求するという、実質的には停止、取り消しと同じよ……
○中村(重)委員 関連して、総務長官に伺いますが、性病の感染が青少年に多いわけです。そこで、この青少年対策としての性病問題を、特に何か検討しておりますか。その点どうですか。
【次の発言】 先ほど吉田委員が、青少年問題、なかんずく非行少年の問題を取り上げました。青少年問題が非常に重要である、なかんずく非行少年の問題は申し上げるまでもない。これに対して総理府としても、積極的な対策を今日まで講じてこられたと思う。しかしなおかつそれで足りない、こういうことで、青少年局をつくって、総合的な施策を講じていこう、こういうことだと思う。いままで総理府自体が取り組んできた青少年対策、各省ばらばらにやっておる、そ……
○中村(重)委員 質問を進めるのに、大臣、政務次官あるいは政府委員の出席について、ちょっと委員長にお尋ねしますが、大臣がきょう出席できないことは了解しておったのですが、政務次官とか各局長の出席を求めておったのですけれども、農地局長、農政局長、出席してない。また、政務次官の出席もないようです。主として会計検査院の報告によって質問を進めてまいりますから、いま出席をしておられる方々によって質問を進めてもよろしいわけですから、その点はそういうことで進めてまいりますけれども、あとで、やはり現在行なわれておる干拓の問題とか、あるいは信用事業の問題等について質問をする点になってまいりますと、どうしても、大臣……
○中村(重)委員 時間がないようでありますから、要点をお尋ねいたしますが、先般の委員会で基本的な問題についてお尋ねをしようと思ったのですが、政府委員の出席がない、こういうことで中止しました。きょうは各政府委員出席のようですから、お尋ねいたしますが、会計検査院から農林省の不当事項として指摘を受けている件数が、工事にしてもあるいは国有財産等物件にしても、あるいは補助にしても、非常に多いわけです。私は、どうして農林省が毎年毎年会計検査院から鋭い指摘を受けておるのにかかわらず、そうしたことが是正されないのか。端的に申し上げて、農林省がたるんでおるのではないかという感じすら受けます。工事にいたしましても……
○中村(重)委員 会計検査院の指摘事項によって質疑をしてみたいと思ったのですが、時間の関係がありますから、簡単に申し上げます。 会計検査院から、工事あるいは補助金等々の不当事項としての指摘があるのです。たとえば災害復旧事業の査定額の減額の問題にしても、一府三県で三十二の工事ですか、千六百九十四万七千円の減額が適当であるというような指摘を受けている。これはあまりにも大きな減額に相当する金額である、こう思うわけですが、運輸省の扱いとしては非常にずさんだと私は思うのです。さらにまた、名古屋の空港の北側の進入灯の整備、あるいは大阪の国際空港の滑走路の整備、これも別に会計検査院からの指摘はないのですけ……
○中村(重)委員 高圧ガスの保安関係と特許庁の問題についてお尋ねしますが、簡単に、いま会計検査院からの指摘がありましたことに対してお尋ねをしますが、高度化資金とか近代化資金の貸し付けについて、不当事項としての指摘があったのですが、その中で、事業の効果があがらないものに貸し付けが行なわれておるという指摘がありました。このことは、実質的には都道府県が、通産局も当たるわけでありますけれども、主として当たっている。 そこで、計画が出て、その計画に基づいて貸し付けを行なう、こういうことになろうと思うのですが、計画そのものが書類上整備されておるということであると、事前貸し付けですから、それを、申請を信用……
○中村(重)委員 総理に伺っておきたいと思います。 きょうは、三十八年度決算の締めくくり質問をいたします。決算報告というのは、政府は提出義務があるだけであります。この国民の税金がどう使われたかということについて、いろいろ議論がされるわけであります。肯定できない面も非常に多いわけです。したがいまして、これは単なる提出義務というものではなくて、国会の承認を要するということに改める必要があるのではないか、このように私は考えるわけであります。もちろんその意思決定は、国会自体がやるところではありますけれども、総裁として、また総理としてのお考え方をひとつ伺わせていただきたいと思います。
○中村(重)委員 今村さんにお尋ねしますけれども、さっきサービスの問題が取り上げられた。その際、あなたが、国鉄の運賃の値上げに対して、食堂の例を引かれて、サービスをよくすることが乗客にお返しすることになるのだ、そういう答弁をなさった。今度大きく国鉄運賃の値上げをされたわけです。それに対して、特に国鉄として、サービスの改善に留意されて、具体的に何か実施された事例があるのか。船賃の場合にしてもあるいはバスその他、もちろん値上げをやって、直ちに目につくようなサービスの改善がすべて行なわれたということはなかった。特に私企業の場合は、そういう点に留意をしているということがうかがわれるわけですが、国鉄とし……
○中村(重)委員 それでは、厚生省の舘林環境衛生局長並びに自治省にお尋ねします。きょうは地方公営企業、特に上水道の問題に対して、いわゆる資金区分の問題、それから特別交付金の交付に対して、どうも明瞭でないという点があります。それらの問題と、さらに長崎で起こっておるくさい水の問題、これはたいへん社会問題に発展をいたしております。それに対して厚生当局がどのような措置をおとりになったのか。それらの問題を中心にして、お尋ねをしてまいりたいと思います。 まず厚生省にお尋ねをしますが、今度地方公営企業法の改正案が、わが党の修正を、与党も相当程度受け入れをいたしまして、いま参議院にあるわけですが、衆議院を修……
○中村(重)委員 関連。厚生大臣が、被爆した長崎医大四百六十七名の犠牲者に対して、何とか措置しなければならぬということで、熱意を持って取り組んでおるということはよくわかるわけなんです。歴代の大臣が、被爆対策としてもっと積極的な措置をやってもらいたいという要求に対しては、なかなか前進がなかった。衆参両院における被爆者援護強化に対する決議を受けて、特に鈴木厚生大臣がそうした取り組みをやっておるということに対しては敬意を表するわけです。 そこで、いま厚生大臣から、戦時教育令を適用して何とか特別の援護の措置を考えてみなければならない、こういうことで文部大臣とお話しになったということは、新聞紙上等を通……
○中村(重)委員 ただいま議決されました法律案に対する附帯決議案について、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その提案の趣旨を御説明申し上げます。 簡単でございますから、案文を朗読いたします。 戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 一、政府は、わが国が世界唯一の原爆被爆国である事実にかんがみ、原爆被爆地において、旧防空法等による国家要請により、防空等の業務に従事中死亡又は身体に障害をこうむった者に対し、昭和四十二年度を目途として具体的な援護措置を講ずること。なお、被爆地以外の地域についても必要な措置につき検討すること。 二、政府は戦傷病者が……
○中村(重)委員 関連して。いまの答弁は答弁になっていないんだ。十七日というのを設定をした。十七日まで遡及をするというんだな。ところが、いま島口君の質問のとおりですよ。法律が通らなければ、これは適用できないわけなんだな。だから準備だけだったら十七日とかなんとかいうのじゃなくて、あなた方のほうの見通しで準備をさせておけばいいわけなんだ。そうでしょう。だから遡及するというのがてん補率の問題だとか、あるいは保証率の問題であるとか、中身の問題でできるだけ早くしてやることのほうが中小企業者のほうの負担が軽くなるから、だからそうしたいんだというならばわかるのですよ。そうでなくて、準備だけだ、こういうことで……
○中村(重)委員 二十二日の二十二時三十分のNHKのテレビを実は見ておりました。ところが、通理大臣が登場されて、中小企業対策についていろいろと考え方を述べておられたし、さらに北九州であるとか、あるいはそうした方々の深刻な実情も大臣は十分に認識されたと思いますが、私も、相当長い時間でございましたが、テレビを見ておりまして、かつまた大臣の考え方もテレビを通じて知ることができたわけです。私が一番心を打たれたのは、こういう訴え方があったようでした。去年のほうがよかった、ことしはにっちもさっちもいかないんだ、来年のえびすさんは泣いた顔が出るかもしれないということを言っておりましたが、お互いに誠心政治に携……
○中村(重)委員 ただいま議決されました両法案に対するそれぞれの附帯決議案につきまして、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、左記事項につき所要の措置を講ずべきである。 一、特別小口保険の付保限度額については、経済情勢の推移に対応してこれを百万円程度に引上げるよう努力すること。 二、特別小口保険と他種保険との関係については、併用が可能となるような方向で改善措置を検討すること。 三、特別小口保険の対象となる小企業者の具備すべ……
○中村(重)委員 きょうは日中貿易を中心にして貿易問題の質問をいたしたいと思っておりますが、事務当局が見えておらないようですから、金融問題に対して大臣の考え方をひとつお聞かせを願いたいと思います。 御承知のとおりに、中小企業の金融というのは、何と言ったらいいのか、対策を何ぼ立ててみてもこれで十分だというような状態にない。倒産も最近また非常に激増してきたという状態にあるようでありますが、大臣もこの中小企業の問題に対して非常に真剣に取り組んでおられるということはよく承知いたしております。ですけれども、せっかく大臣のそうした積極的なかまえというものが、実績の上にあらわれてきているというようには私は……
○中村(重)委員 公取委員長の御見解をただしたいと思いますが、御承知のとおり、ことしは合併の年だといわれております。昨年は不況カルテルというものがきわめて活発に行なわれたということばが適当かどうかわかりませんが、相当な不況カルテルが行なわれた。ことしはそういうことで合併、集中の年であるといわれております。 そこで考えてみなければならないことは、企業の動向というものはどういう方向にあるかというと、生産調整の域を越えて、そこで企業の合併であるとか、あるいは企業の提携あるいはグループ化、それから企業の自主的判断というものもありましょうけれども、主として政府が積極的な指導を行なって、そうした合併ある……
○中村(重)委員 昨日は時間がなくて上すべりで質問したのだけれども、いま論議された協同組合の価格調整ができるということになってくると、非常に環衛団体、あらゆる団体にも波及してくるだろう。いま環衛法によって環衛団体が価格の協定をやると、あなたのほうは、これは独禁法違反として取り締まっているのですね。ところが今度、協同組合が価格協定ができることになってくると、環衛団体が今度協同組合を組織することになる。そこで価格協定が行なわれることになる。 そうすると、独禁法というものは、中小企業に関する限りは働かない、そういう形になるだろう。それは間違いですか。委員長、解釈はどうなるのですか。
○中村(重)委員 中座をしておったので前の委員の質問と重複するかもしれませんが、この指定機械類の指定基準ですか、この基準が「中小企業の設備の近代化に資し、かつ、機械工業の振興上特に生産の合理化を促進する必要があると認められる機械類であって、」こういうことになって、二つの目的があるわけですが、二つの目的があるのだから二つだということになるのだけれども、重点がそのいずれかにあると思うのですが、中小企業の設備の近代化ということに重点を置いてこの制度を運用していくのか、そうでなくて機械工業の振興、この点に重点を置いて運用していくかということにおいてだいぶ性格が変わってきますね。ですから、現在の運用はい……
○中村(重)委員 それでは前回に引き続いて二、三質問をいたします。 大臣のこの法律案の提案理由の説明を伺ったわけですが、この提案理由の説明の中にも、「本保険制度は、中小企業の設備の近代化に役立つ重要な機械設備について、その割賦販売取引の健全な発展をはからんとするものでありますが、資金力に乏しい中小企業にとって、今後割賦販売が果たす役割りはますます重要化するものと考えられ、」云云、また先には中小企業の設備の需要が非常に拡大してくるんだ、こういうようなことで、この制度の目的が中小企業の近代化に重点を置いておる、こういうことがうかがわれるわけです。ところが、私はこの法律案の目的は、いずれにウエート……
○中村(重)委員 中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の提案説明をいたします。 ただいま議題となりました中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の提案理由を御説明いたします。 今日、中小企業の経営がきわめて困難な状態に置かれている原因の主たるものは、対大企業との関係であります。大企業がその資本力にものをいわせて、従来の中小企業の分野にまで、どんどん進出し、弱小中小企業を駆逐しつつあるのが、今日の実情であります。大企業が中小企業分野に進出するやり方には、大企業自身が直接行なうもののほか、既存の中小企業に資本や役員を投入して、実質上の支配権を確立する方法があります。このような傾向を放置しま……
○中村(重)委員 当委員会において中小三法の質疑を行なってきた、それに関連いたします諸問題につきましても質疑を続けてまいりましたが、その中で、大臣が他の委員会あるいは参議院に出席をしておられまして、大臣の見解を伺っていない点がありますので、二、三点大臣の見解をひとつ伺っておきたいと思います。 まず、中小企業の近代化を促進していくという立場から、工場あるいは商業の団地をやっているわけですが、都市の中心に存在しておった工場が非常に喧騒をきわめるとか、あるいは公害が発生をするとか、あるいは交通上の問題等もある。そこで、できるだけ郊外に団地をつくって、工場の集団化をはかっていくということが政府の方針……
○中村(重)委員 いま田中委員、板川委員と質疑が行なわれた大工さんとの関係ですが、施行法十三条に基づいて従来登記しておった、それは尺貫法そのままでよろしい、今度は、増改築が行なわれた場合はメートル法によらなければならぬ。こういうことになりますね。それは同じ物件なんですね。だから以前のものは尺貫法によってそのままな登記が有効である、新たに増築されたものはメートル法によるということになってくると、尺貫法とメートル法が一つの物件に対して混在することになる、非常に混乱するのではないかと思うのだけれども、いまの質疑応答の中ではそういったように解釈されたのだが、その点どうなのですか。
○中村(重)委員 いま参考人の方からお話を伺って感じましたことでお尋ねしてみたいと思いますが、板川委員からお話がありましたように、この機械工業振興臨時措置法は業界からも非常に歓迎をされ、比較的によく働いている法律だろう、こう思っております。参考人の方もその点強調された。ところが、期間の延長それ自体が必要であるということはよくわかります。私たちもこれは延長を認めていこうという考え方を実は持っております。伺いたいのは、この内容についてもっと積極的な御意見を聞かしていただきたいものだと思うのです。期間の延長ということだけでよろしいのか、五年、そして一回延長して十年の歴史の法律を持ったわけですが、先ほ……
○中村(重)委員 昨日参考人にいろいろ意見を聞いたわけであります。そこで大臣にお伺いするのですが、この提案理由の説明でも、「内需の拡大もさることながら、輸出について従来以上に積極的な努力を傾注しなければならないと考えられます。」ということを言っておられる。そのとおりだと思うのです。そこで昨日の参考人の意見を聞いてみましても、アメリカに対して相当な伸びを示している。しかもそのアメリカが輸入をしている諸国の中で、欧州を圧倒的に押えている、こういうことなんですね。しかしアメリカの生産量から比較すると、輸出は伸びておると言いながらも、わずかに一・五%だと思うのです。これはネジの問題を中心としての意見を……
○中村(重)委員 長官でけっこうですが、予決令が変わりましたね。その内容はあなたのほうから資料として提出された官公需確保対策関係資料の中に書いてあるとおりですか。
【次の発言】 従来六十万円であったものが百万円、百万円が百五十万円という形に引き上げられておるようですが、そうすると、各官庁において物件等を調達する場合に競争参加音の資格基準というものがきめられてくることになる。ところがその基準というのは各省ごとに、同じこともありましょうけれども、異なってくることになろうと思うのですが、その資格基準というのはあなたのほうでわかっておりませんか。
○中村(重)委員 影山長官にお伺いしたいんだが、この受注の機会の増大の努力――第三条に「予算の公正かつ効率的な使用に留意しつつ、中小企業者の受注の機会の増大を図るように努めなければならない。」ということに対しては、これはどうも適当な文章ではないのであって、こういった文章だと、受注の機会をつくっても、受注の確保ということになってくると期待が持てないし、扱い方によってはむしろ妨げになるという可能性もあるのではないか、そういうことで、予算の適正な使用に留意するというように改むべきであるという考え方が委員会にあるということはあなたは御承知であろうと思うのですが、その点御承知になっていらっしゃるのかどう……
○中村(重)議員 提出者を代表いたしまして、ただいまお手元にお配りいたしております離島振興法の一部改正法案の提案理由の説明をさしていただきます。 現行の離島振興法は、本土から隔絶した離島の後進性を取り除き、基礎条件の改善並びに産業を振興して島民の生活安定と福祉の向上をはかることを目的として、昭和二十八年に制定され、その後数回にわたり一部改正を行ない、今日に至っております。この間、公共事業を中心とした離島振興対策事業の進展に伴い、多年にわたる後進性の除去にはなおかなりの歳月を要するとはいえ、徐々に離島の面目を改善しつつあることは喜びとするところであります。 しかしながら、住民の生活安定と福祉……
○中村(重)委員 きょうは時間がありませんから、大臣に基本的な問題についてお尋ねをしまして、それで私の質問は保留をいたしたいと思います。 第五十一国会も、当商工委員会といたしましては、きょうこれで終わるわけであります。そこで、長期間にわたった国会の中で貿易上の問題、具体的には先ほど加藤委員から東南アジアその他の貿易の問題につきましても質疑がかわされ、中国貿易の問題あるいは北鮮の貿易振興に伴う技術者の入国の問題、韓国の貿易の問題等々質疑が行なわれたのでありますが、そうした質疑を通じて通産大臣の考え方が必ずしも明確でない点がありますので、ただ一問私はお尋ねをいたしまして大臣のお答えを願っておきた……
○中村(重)委員 産炭地振興について大臣に基本的な問題でいろいろお尋ねしたいことがあるのですが、午後の時間の関係で、産炭地振興の問題を尋ねる前に、水産庁からも見えておりますから、石炭局長にお尋ねをしたいのですが、この原料炭の開発調査を長崎県の高島北部地域を実施する計画があるようですが、まだ最終的な決定がなされていない。ですから、その計画の内容、それから長崎県当局並びに関係の漁業団体との調整というものがどの程度まで進んでおるか、概要をひとつお話し願いたい。
【次の発言】 探査の方法だとか、それから、いつから実施するか。これは、私が聞いているところによると、漁業者に対する被害が非常に大きというので……
○中村(重)議員 提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました中小企業省設置法案の提案理由を御説明いたします。 中小企業省を設置し、中小企業大臣のもとに、抜本的、強力な政策が実施されることは、全国中小企業者が、長年にわたり切実に待望してまいったところであります。 現在の中小企業庁は、その機構がきわめて貧弱であるだけでなく、大企業の代弁機関と化した通商産業省に完全に隷属しておるのであります。このため、従来、中小企業庁が、中小企業者の与望をになって、せっかくよい施策を立案し、あるいは適切妥当な予算を要求いたしましても、大企業の立場から、あるいは通産省全体のワク内において、事前に葬られてき……
○中村(重)委員 官房長は、上林山長官のお国入りを選挙運動とは何も関係はないんだと強弁している。また、従来からの慣例であると盛んにさっきから答弁している。そのパレードの計画は長官自身が要請をしたか、あるいは、あなたが自発的にそういう計画をお立てになったか、それをひとつ……。
【次の発言】 先ほど長谷川政務次官の説明によると、横須賀その他の基地を上林山長官は視察をした、こう言っている。だから、自衛隊の広報活動といったような点から、音楽隊というものはいつも行動しているんだ、そういう説明を官房長はされたのでありますが、上林山長官が各基地を視察した際、音楽隊の行動といったようなもの、そういうパレードと……
○中村(重)委員 大臣が、ペーパー業者の問題、ダミー業者の問題等について、ともかくこれはおもしろくない、この改善について検討しておる、こういうことだから、それに関連して二、三お尋ねしてみたい。 先ほど大臣は、バナナ、バナナというが、重要な問題があるのだ、こればかりやっているというのはどうもおもしろくない。そのおり私どもとしてもおもしろくないと思う。だがしかし、いわゆるバノコンなるもの、バナナ、ノリ、コンニャク、こういうものの輸入をめぐって、いわゆる黒い霧が政界をおおっているということは、これは事実なんです。あなたのほうで断固としてこれを改めさえするならば、われわれはしいて問題を起こそうとは考……
○中村(重)委員 先ほど、大臣への質問が終わったら理事会を開くということになっておったのだし、いま華山理事のほうから発言があったように、委員長からきわめて重大な提案がなされている。こういう問題を理事会にもはからないで、一挙に委員長が委員会にこれを提案するということは、全く私はけしからぬと思う。さっそく休憩をして、理事会を開いていただきたい。
【次の発言】 ですから、そういうのは理事会で一応はかって、それからやるべきなので、こういう重大なものをここへ出しておいて、こういうことばを使ったのだというようなことは、これは詭弁ですよ。
【次の発言】 いつも、委員長がこういう問題を提起をする場合には、理事……
○中村(重)委員 関連。委員長が、またこの前の理事会でやったことを蒸し返すような形になったので、いまあなたが配付した委員会運営方針なるものを撤収する意思はない、こう言われた。あのとき、私の発言によって理事会を開いた。そこでいろいろと話をして、吉川理事が、それじゃひとつこれは回収するようにしたらどうなんだ、こういう発言をされたんです。提案をされたのです。そこであなたも一緒だったのです。そういうことで、みんな了承したわけです。それをいままた、いや、それは回収することはわれわれもしたけれども、そういう意思は毛頭ないなんということはおかしいじゃないか。あなたはこの前の理事会を軽視している。こういうこと……
○中村(重)委員 私は、警察庁並びに科学技術庁のただいまの報告に基づいて質問をするわけですが、時間の制約がありますので、問題点をしぼって、簡略に質問をいたしたいと思います。 まず、警察庁に対する私の質問は、警察の捜査方針、基本的な点になるわけでありますが、また具体的には、今次行なわれた衆議院総選挙において、警察庁当局がどういう態度で臨んだかという点についてお尋ねをいたしたい。またもう一点は、近年増加の一途をたどっておる交通事故の問題についてお尋ねいたしたいと思うのであります。 まず最初に、交通事故の問題についてお尋ねをするわけですが、御承知のとおりに、文明の利器であるところのあらゆる交通機……
○中村(重)委員 それでは、長官に二、三お尋ねします。何か内閣委員会のほうから呼ばれているそうですから、簡単にお尋ねしますが、昨日来、各委員から公社公団等特殊法人の整理統合の問題と申しますか、いろいろ質疑がかわされております。大臣としても臨調の答申を尊重して、できるだけその答申の実行をしなければならないという考え方はよくわかったんですが、どうも私どもが見てみると、まあ百八の中で十八の公団あるいは事業団を整理統合しなければならないという強い指摘がなされている。ところが相当な期間が経過しているにかかわらず、実効はあがっていない。にもかかわらず、今度また政府は七つの公団であるとか事業団を新設しようと……
○中村(重)委員 ちょっと関連。この文書は、いわゆる外交上の公式な文書ではない、そういう外務省側の答弁でしたね。そうすると、この契約を締結をした責任者は地理院長ということになりますか。
【次の発言】 そうすると、あなたの責任によって、単に作業上のいろいろな取りきめをこの契約にしたためにすぎない、単なる事務的なものである、そういうものを秘密文書という認識の上に、あなたはおつくりになったんですか。
【次の発言】 慣例というのはどういう慣例です。そういうことをあなたは、米軍との間に幾つものいわゆる文書の作成をおやりになったんですか。慣例というのは何です。
○中村(重)委員 十分ではどうもしようがないのですが、そのものずばり綾部総裁にお尋ねいたしますが、いまの建設公団と国鉄との関係で、建設公団の出資は、国鉄が九二%、そういうことで、公団が建設したものを国鉄に有償で貸し付ける、これは二重投資じゃないかという批判が非常に強いのですが、総裁はこの批判に対してどのようにお考えになります。
【次の発言】 国鉄が公団に対して、資本金の九二%を出資しておるわけでしょう。それででき上がった鉄道を国鉄に有償で貸し付ける、あるいは譲渡をする。譲渡は、当然それだけかかった金で譲渡するんだったら同じなんですが、やはり国鉄の負担というものが過重になるということだけは否定で……
○中村(重)委員 安田総裁にお尋ねしたいことがあるのですが、日赤の田辺副社長の時間の関係があるようでございますから、しばらくお待ちを願います。 田辺参考人にお尋ねをいたします。この献血に対して、現行法が御承知のとおりあるわけですけれども、この法律は、どちらかといいますと、業者に関する取り締まり法的なものになっているわけですね。したがって、いまは献血が中心である、献血によって血液はまかなわなければならぬというような方向にあるわけですから、この献血のビジョンというものを基礎にした新しい法律をつくる必要がある。でなければ、あなたのほうで献血の運動を展開をしていかれる、そのために、いろいろ関係の機関……
○中村(重)委員 時間がないから、まことに残念ですけれども、そこで単刀直入に大蔵大臣に見解を伺いまするが、問題の、公社公団に対しましては、世論の批判が非常に強くなっておる。いま環衛公庫の問題であるとか、あるいはその他のことについて、佐藤委員からいろいろ指摘があったのですが、大臣は、これはそれなりに妙味があるのだとおっしゃった。私は、商工委員会で、今度つくろうとする振興事業団の問題――私は、党の中で環境衛生特別委員会の委員長をしておるので、そういう内容について詳細に検討してみた。いままで積極的に取り組んできた私ですけれども、何のためにつくったのかさっぱりわからないですね。なるほど前向きになった点……
○中村(重)委員 いま丹羽委員から質疑が行なわれました交通事故対策の問題ですが、それは、総理府が交通事故対策の総本部的な役割りを果たす形に今度なりますか。それから、先ほど、相談室を設けていろいろ補償の問題等の相談にあずかるということを言っておられましたが、国鉄は国鉄で、独自の相談所みたいなものがあります。ところが警察とは関係がないというように、ばらばらであったわけですね。したがって、私どもとしても、これは統一された強力な対策というものを打ち立てていく必要があるということを痛感をし、また指摘もしてきたわけでありますが、その役割りといったような点はどういうことになるのか、これは先ほどの、総本部的な……
○中村(重)委員 いま政務次官から御報告がございました中で、予備費の使用額で、拠出金及びベトナム共和国難民救援費に要した経費三億百二十七万五千円ということが説明されたのですが、これは具体的にどういう内容になっておりますか。
【次の発言】 具体的にとお尋ねをしたのは、そういう数字だけではなくて、これに書いてあるとおりにベトナム共和国の難民救援費に使ったのだと言えばそれまでなんだけれども、難民救済といってもいろいろな救済の方法があるわけです。南と北ということもあるわけだから、どういう具体的な救済をやってそういう経費を使ったのかということを尋ねておる。
○中村(重)委員 いま佐藤委員から質疑がありました、東大の宇宙ロケット研究の契約の問題ですが、この問題については、当委員会において、前に私どもも質疑をしたことがあるのですけれども、いまお答えを聞いておりましても、確定契約方式あるいは概算契約、いろいろお答えがあったのですが、どうも納得いかないですね。これは予決令のいわゆる契約方式というものがあるわけです。法的に概算契約というようなことが認められるのかどうか。これは何十億というばく大な額に達する契約ですが、肝心の会計検査院も、どうもこの点に対してはあいまいな態度をとっておる。指摘事項も、留意事項という形であるわけですけれども、それを読んでみまして……
○中村(重)委員 ただいま大臣は、少年法の改正問題について明確な考え方を明らかにされた。非常に関心を持ちますのは、少年法の改正の場合に念頭に流かんでくるのは、非行少年の定義が必ずしも明確ではない、そういうことが一点あると私は思う。それから現行の保護教育主義は当然のたてまえになるが、現在、非行少年に対する扱いというものがどうも甘やかし過ぎるから、これを若干きびしくする必要があるのではないかというような議論も展開されておることは、大臣御承知のとおりであります。そうなってまいりますと、現在の審判に付するということとその前の段階との間の中間的なものが考えられなければならないのじゃないだろうかという点も……
○中村(重)委員 目安が三十分あてということなんですが、一時間あてで……。厚生行政というのは、福祉行政という非常に重要な問題であるから、これはやむを得ないと思います。これは大臣も来ていないから、できるだけ早い機会に、また厚生省関係の質疑の機会をつくってもらいたいと思います。 いろいろお尋ねをしたいこともありますが、特にきょう、私が掘り下げて質問したいと考えておりましたのは、献血の行政と原爆の問題である。時間もありませんのと、それから大臣がきょうはお見えでもありませんから、その点はまた別の機会に譲りまして、ほかの問題についてお尋ねをしてみたいと思います。 いろいろな問題点が広範にあるわけです……
○中村(重)委員 長官にお尋ねしますけれども、予算執行のあり方というのが臨調の職務範囲に入るのかどうかわからないのですが、これはやはりいま問題になっておりますところの公社公団の問題であるとか、あるいは審議会の問題その他、臨調答申の趣旨を生かしていかなければならぬと思います。そういうことと関連をいたしまして、予算執行のあり方ということについても重大な関心を持っていらっしゃると私は思う。所管の事項であるかどうかは別として、国務大臣としての松平長官は、特に各大臣よりもその点はやはり関心事として対処しておられると私は思うわけです。予算執行の状態を見てみますと、私どもはいまは四十年度の決算を審査いたして……
○中村(重)委員 時間がないようでありますから、答弁もひとつ簡潔に願います。 政務次官、この血液の問題については、たいへん関心を持って勉強しておられるように見受けます。ところが、いま吉田委員からの御指摘があったのですが、業務局の細菌製剤課ですか、ワクチンを扱う課ですね。そこで血液の問題を扱う係一名――こういう重大な問題をそうした貧弱な機構でもって、体制でもって、本気で血液問題を解決しようとお考えになっておるか。しかも厚生省設置法を見ると、献血に関する表示はないですね、政務次官。先ほどあなたは、大体血液は献血によって足りるようになった――とんでもないことです。それでは厚生省は、実際に血液がどの……
○中村(重)委員 先ほど、華山委員から、問題のインドネシアの在外公館の建物を商社に使わしているということについて質疑が行なわれた。私、商工委員会で、麻生委員の質問を通じて、内容は大体伺うことができたわけですが、その際に、ジェトロが貸してもらいたいという申し込みをやった。ところが断わられた。外務省のほうでは、そういうことを聞いていないので、調査をしてみたいからというお答えであったが、調査なさいましたか。
【次の発言】 あなたはわからないとおっしゃる。問題は、十一社ですかの両社に、大使館の建物を貸しておるわけでしょう。四億の寄付を求めたという特殊な関係はあるのだけれどもね。ジェトロということになっ……
○中村(重)委員 今度の再延長には反対をしない。だがしかし、四年間期間延長をやったのだけれども、当初の四年間と比較すると、それは確かに十一件になったのだから伸びてはいる。しかしないよりましだという雨降り用心的な感じがしてならぬ。やはりこれは機構上にも問題があるのではないか。やはり貿易振興という立場からすると、担当局は貿易振興局である。あなたの重工業局のほうは、まあこの補償契約というのが担当である。どうしても焦げつきを出さないようにしようという安全第一主義というのが先行するのじゃないかという気がするのです。私は事故が起こることを別に希望はしない。だがしかし、輸出振興という立場からは、ある程度の出……
○中村(重)委員 関連。通産省にお尋ねするのだけれども、いま田中委員から資料要求がありましたね。その点は通産省は調査をしているのじゃありませんか、どうですか。
【次の発言】 先般の深川の事故にしても、今度の事故にしても、特に今度の事故は導管の腐食から起こってきていると思うのです。いま田中委員から資料要求のあったような、明治年間に埋設したもの、あるいは大正年間に埋設したもの、そういうものの調査は十分やっておかなければならぬ。それから保安規程の検討も十分やっているという御答弁があったのだけれども、少なくとも表に出ているボンベなんかの定期検査も絶えずやっている、地下に埋設している導管の検査なんという……
○中村(重)委員 関連。万博に対して、アメリカが参加の要請に応じておった。ところが何か外務省の事務処理ではそれが明らかになっていなかったということが報道されておった。その経緯はどういうことです。
【次の発言】 そうすると、そのことはわかっておったということですか。だからアメリカはもう正式に参加をするのだという態度である、それはアメリカに要請に行ってわかったのだというんですね。ところが、そのことが伝えられると、今度は外務省の事務処理というのがまずかったのでそれがわからないでおった、外国に対してまことに失礼だというような新聞報道があったんですね。あなたのおっしゃられるとおりであるならば、それはそう……
○中村(重)委員 近代化促進法改正案を中心にしまして、通商政策全般にわたって質問いたしたいと思いますが、あらためてまた機会をいただくことにいたしまして、本日緊急上程を本会議にされるという関係から、改正案にしぼって質問したいと思います。 長官に伺いますが、この改正案の「第八条第一項中「(企業組合にあっては、出資の総額が五千万円をこえ、かつ、その事業に従事する組合員の数が三百人をこえるものを除く。以下この条及び次条において同じ。)」を削る。」ということになるわけですが、企業組合に限っては、出資の総額が五千万円をこえて一億になろうと、あるいは二億であっても、さらには組合員の数が三百人をこえて五百人……
○中村(重)委員 総務長官はあと何分くらいで来ますか。
【次の発言】 公取委員長にお尋ねしますが、今度二十九名定員がふえることになりますね。そうすると、全国的のブロックとしては、一応今度の地方事務所が設置されることで、全部通産局のある地区は各地方事務所ができる、こういうことになりますか。
【次の発言】 そうすると、地方事務所はできるわけですが、何といっても人員がいままでは三百七名ですね。二十九名ふえて三百三十六名、これは地方事務所を含めての定員になるわけですから、これではどうにも、最近の公取の業務というものは非常にふえてまいりましたから、人員不足だろうというように思うのですが、地方事務所では平……
○中村(重)委員 まず当委員会において、政務次官御承知のとおり、バナナの問題を取り上げてきたわけであります。新聞の報道するところによりますと、六百八十九社でありますか、これを集中合併をして二百数十社に統合したということが伝えられておるわけです。そのことについてお尋ねをしたいと思いますが、その前に、一応これは大蔵委員会で関税の問題に対しては質疑が行なわれたものだと承知をしておるのであります。この関税の問題も、通産省にとってもやはり関係があるわけでありますから、この二カ年にわたって五%ずつ一〇%の関税の引き下げになる、このことが小売り価格にどのようにはね返ってくるのであるか、これは当委員会といたし……
○中村(重)委員 それでは金融関係でお尋ねをしたいと思いますが、大臣が見えましてから質問することにいたしまして、中小企業信用保険法の改正案についてお尋ねをいたします。 まず長官に伺いますが、この特別小口保険の問題につきましては、先般の委員会におきましてもお尋ねをしたわけですけれども、まず保険の資格要件について、この前私の質問に対しまして、そういう線で検討を進めてまいりたいという前向きの答弁があったわけであります。その点につきましてお尋ねをしたいと思いますけれども、一応きょうは参考人も見えておることでございますから、特別小口保険の利用の状況について参考人からお伺いをしてみたいと思います。
○中村(重)委員 あらかじめお断わりいたしておきますが、実はできるだけ政府に協力をするつもりでこの法律案を早く上げたいと考えておるわけです。ですけれども、質問に対する答弁があまりにもとてつもないような答弁になったりいたしますと、そうもまいらないわけです。ですから、簡潔にして、あまり一つの問題について私もいろいろとお尋ねしなくていいように明快にひとつお答えを願いたいと思います。 前の質問者と重複する点も私はあるのじゃないかと思うのですが、そういう場合は、前の質問者にお答えしたということでおっしゃっていただけば大体納得すると思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、大臣にお尋ねをしますが……
○中村(重)委員 きょうは政界の大先輩である清瀬先生のお葬式があるわけですし、また大臣も最近は非常に精勤しておるようでありますので、できるだけ簡潔に質問を終わりたいと思います。 それから答弁が、少し離れているためか聞き取りにくいですから、ひとつ大きい声でお答え願いたいと思います。また非常に懇切にお答え願いますのはけっこうでございますが、できるだけ早くきょうはあげたいと思っていますので、簡潔にお答えを願いたいと思います。 各委員の質疑、それに対する答弁を伺っておりますと、国策会社であるところの日本航空機製造株式会社の存在そのものにどうも積極的な意義を私は感じない。なるほど民間航空、日本の航空……
○中村(重)委員 各新聞の報ずるところによりますと、一昨二日関西電力和知発電所ダムの第三水門が吹き飛んだということが報道されておるわけです。新聞の報道によりましても、ダムの流域の住民が非常に驚愕して、消防団その他役所等が総動員して住民に対して警告をして回って、たいへんな騒ぎになったということが伝えられておるのでありますが、私どもも、ダムの決壊であるとか、その一部にいたしましても水門等が吹き飛ぶというようなことは、全く想像できないところであります。わが国でも初めてのことであるといわれておるのでありますが、私はこれは重大な問題であると思うのであります。したがいまして、この点に対してひとつ状況を御報……
○中村(重)委員 それでは鉱山局長にお尋ねいたします。 危険物の取り扱いの規制に関する問題です。給油車及びガソリンスタンド、そうしたところにおける火器あるいは器具等の取り扱いに関しては、危険物の規制に関する政令が制定されておるわけですが、ところが私どもがスタンドに行ってみますと、タイヤの修理を、危険物との間に障壁を設けていないところでやっておるというところを目撃をするわけです。非常な危険を感じるわけです。だから、そうした政令はあるわけですが、取り締まりの面においてどのようにやっていらっしゃるのであるか。法の不備という点も私はあるのではないかと思いますし、行政指導が不徹底であるというような面も……
○中村(重)委員 ただいま田中委員からも触れられたのですが、私ども今次の集中豪雨の被害の見舞い並びに調査で、実は私は九州三県を回ったのです。中小企業庁の指導よろしきを得て、通産局並びに関係の政府関係金融機関あるいは保証協会が現地にさっそく出向いて、調査をする、相談を受ける、あるいはいろいろと対策を講ずる、従来の災害の場合に全くなかったような手回しのよい措置をとっておられたということに対しては、深く敬意を表しておきます。しかし、あとどうこれを実らせるかというところに問題があるわけですから、その点は大いに期待をいたします。 一応お尋ねをしておきますが、商工業関係の被害の状況はどういうことになって……
○中村(重)委員 いわゆる問題になっている中小企業貿易商社、その数がどの程度で、またこの貿易専門家を養成をする研修機関に入り得る対象となる商社マンはどの程度あるというふうに調査していらっしゃるのか。
【次の発言】 それから、通産省であるとか政府関係機関ということになると、特殊法人のジェトロであるとか、そうした貿易に関係を持つ職員、そういうものもこの対象になるのではないかと思うのですが、そうなのかどうか。それからその対象人員はどの程度になるのか。
【次の発言】 貿易商社の場合は、研修を受けます場合のいわゆる授業料というのはその商社が出すだろうと思う。ところが政府関係機関になりますと、そうはまいら……
○中村(重)委員 関連。業者のいわゆる自主保安体制を強めていくというか、持つということは、私は、それはそれなりに必要であるし、またそうでなければならぬと思います。ところが、いまあなたがお答えになっている保安協会のあり方がまず問題になるのではないかと思う。御承知のとおりに、特殊法人の保安協会に対して、保安の指導であるとか、あるいはその他保安上のいろいろな業務をやらせる。その際に、非常に重要な保安業務というものをこの保安協会に持たせるならば、国が保安協会に対して助成するということもやはり必要である、そういう中から監督指導というものを強めることができるのだという意見を、私どもは強く出してきたわけです……
○中村(重)議員 ただいま議題となりました中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の提案理由を御説明いたします。 今日、中小企業の経営がきわめて困難な状態に置かれている原因の主たるものは、対大企業との関係であります。大企業がその資本力にものをいわせて、従来の中小企業の分野にまで、どんどん進出し、弱小中小企業を駆逐しつつあるのが、今日の実情であります。大企業が中小企業分野に進出するやり方には、大企業自身が直接行なうもののほか、既存の中小企業に資本や役員を投入して、実質上の支配権を確立する方法があります。このような傾向は、資本取引の自由化が進む中で外国巨大企業の進出と相まって、ますます強まってく……
○中村(重)委員 きょうは大臣は午後もだめなんですか。
【次の発言】 基本問題について大臣に質問したかったのですが、十八日にまた予定されておるようでありますので、その際に基本問題についてはお尋ねすることにいたします。
石炭局長にお尋ねをしますが、石炭局長は石炭の井上といわれるくらい石炭鉱業の再建について、きわめて精力的に取り組んでこられたわけであります。その点敬意を表しているわけですが、今度の再建整備の臨時措置は井上局長の野心的な施策とも言えるんじゃないか。この施策によって石炭鉱業が再建し得るという確信を井上局長は持っておられるか、まずその点をあなたにもひとつ基本的な問題について一応お尋ねを……
○中村(重)議員 ただいま議題となりました中小企業省設置法案の提案理由を御説明いたします。 中小企業省を設置し、中小企業大臣のもとに、抜本的、強力な政策が実施されることは、全国中小企業者が、長年にわたり切実に待望してまいったところであります。 現在の中小企業庁は、その機構がきわめて貧弱であるだけでなく、大企業の代弁機関と化した通商産業省に完全に隷属しておるのであります。このため、従来、中小企業庁が、中小企業者の輿望をになって、せっかくよい施策を立案し、あるいは適切妥当な予算を要求いたしましても、大企業の立場から、あるいは通商省全体のワク内において、事前に葬られてきたのであります。これでは、……
○中村(重)委員 ただいま昭和四十年度に実施してこられた諸施策について、その概要を政務次官から御説明を願ったわけです。続いて、会計検査院から、政務次官お聞きのとおりの決算上についての、これまた概要の説明を伺った。若干改善の方向は見受けられるけれども、依然として留意事項、不当事項、改善事項というものが多く指摘されておる。もちろん農林行政は非常に広範であり、複雑多岐でありますから、全然そうした事項について指摘を受けないということは私もあり得ないと思う。その点は理解できるわけでありますけれども、いま会計検査院からの報告を聞いておりまして、内容的にきわめて重大な指摘があるということ、たとえば農業近代化……
○中村(重)委員 二、三質問しますから、答弁は簡明にお願いいたします。
自転車等公営競技を廃止する場合は、廃止届けを出すことになっておりますね。
【次の発言】 長崎競輪は、御承知だろうと思いますが、いま廃止されております。それはどういうことになっておるか。移転開始するということまでいわれておるけれども、あなたのほうへそういった申請等が出ておるのかどうか。
【次の発言】 現在休止中というのだけれども、長崎市の駒場町にある従来の自転車競技場というものは、完全に別の設備をやっている。したがって、休止という形にはならないんじゃないですか。実態調査をしておりますか。
○中村(重)委員 山田新委員長にいろいろお尋ねしたいと思いましたが、きょうは時間の関係がありますから省略いたします。ただ激励というのか、要望というのか、申し上げておきたいのですが、北島前委員長が御承知のとおり名委員長として情熱を傾けてがんばっておられた。もちろんあなたも委員の一人として十分努力されたということを多としております。 御承知のとおり、いま中谷君からいろいろ質問いたしましたナショナルの問題でございますが、赤新聞は北島委員長が松下電器から打ち取られたというようなことを盛んに書き立てたことは御承知のとおりと思います。主婦連等は北島委員長が辞任をするということに対して非常に不可解な不満を……
○中村(重)委員 きょうは、国鉄石田総裁に合理化問題について詳細に質問をする予定にいたしておりましたが、けさの国対で、予算委員会に国鉄総裁に出てもらって、そこで横山委員からいろいろな角度から質問するという方針が決定をいたしました。したがって、昨日の同僚委員の質問に関連をいたしまして総裁の見解を伺ってみたいと思うのです。 昨日、国鉄労働組合が順法闘争を行なっておるようであります。そしてたいへんな混乱が起こっておるということでございます。昨日、国鉄総裁の答弁を聞いておりましたが、労働組合が合理化に反対することはおかしいと強い語調でこれを批判いたしておったようであります。その詳細にわたりましては総……
○中村(重)委員 それでは、簡単な問題について大臣の見解を伺いたいと思います。
まず第一に、大臣御承知のとおり、郵便募金管理会の廃止の答申を臨時行政調査会から受けたわけですね。それに対していろいろと抵抗もあったようですが、大臣はこれを廃止する腹を固めたということが伝えられておるのであります。そのとおりであるのかどうか。それから、これを廃止いたしますと、他に統合するという方向なのかあるいはその業務を郵政省に移管する、こういう御方針なのか伺ってみたいと思います。
【次の発言】 いまから具体的なこととしてその方針をきめておるわけではないと思うのですが、これが業務移管という形になってまいりますと、役……
○中村(重)委員 宇宙開発については各委員からいろいろ質疑が行なわれ、一元化についていろいろお答えがなされておったのですが、御承知のとおり、この春以来、国会においても、またこの宇宙開発に関係をしておる人たち、もっと大きく申し上げると、宇宙開発に大きな期待を寄せておる国民の間に、一元化についてどうしてこうもたもたするのだろうか、もっとすっきりした形で総力をあげて取り組むべきではないかというような声が高いということは御承知のとおりであります。だがしかし、東大においてもこの一元化ということについては抵抗しておるというような状態でございますが、いま総理府に宇宙開発審議会ができた。ここで一元化、総合開発……
○中村(重)委員 政府側に質問する前に委員会の運営のあり方について委員長の所信をひとつただしたいと思います。 鍛冶委員長は法律にもきわめて豊かであるし、国会の運営についても経験豊かであると高く実は評癒して、あなたの委員長就任を歓迎したわけです。ところが委員長に就任されるやその運営のあり方にずいぶん物議をかもした。私どもの質問の持ち時間というものが三十分程度と制限される。質問中にレポがどんどん飛んでくる。落ちついて質問もできない。そういう運営のあり方というものは好ましくないのじゃないか。もう少し時間を延ばす、あるいは週二日間というのじゃなくて三日間というような、十分決算審査ができるような運営の……
○中村(重)委員 増田長官にお伺いしますが、先ほど華山君からお尋ねをした点ですが、アメリカから、ドル防衛の立場から、日本に武器を購入してもらいたいという要請があったようです。大臣はこれは購入する意思を持っておられるか。
【次の発言】 この四十二年から四十六年までの第三次防衛計画、二兆三千四百億円というばく大な費用を投じることになるわけですが、これは長官どうなんですか、日本の防衛という観点から第三次防衛をやる、そういう考え方であろうと思うのですが、そこで、その大半を国産化するという方針をお立てになったわけですね。そのことは、防衛の問題もあるけれども、国産化することによって日本の防衛産業が発展をし……
○中村(重)委員 昨日、自衛隊員の自殺と精神病の問題についてお尋ねをしたのですが、担当者がいなくてお答えがなかったのですが、その詳細について御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 お答えは、いかに自衛隊の自殺があっても精神病があっても、全国の自殺率と比較して低いからということを強調しようという意味のお答えだった。そういうようなことで私はお尋ねしているのじゃない。また自衛隊員と一般の国民の中で自殺する者と、同じような環境の中にない。そうした比率によって云々するのではなくて、あなたのほうで自衛隊を募集されて、そうしていろいろな適格検査をして集まってきた自衛隊員がどうして自殺をするのかという……
○中村(重)委員 それでは、液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律案についてお尋ねするのでありますが、この法律案の議論の中心になるのは、何といってもこの第二条だろうと思うのです。一番重要な点について先にお尋ねしたいと思いますが、きょうは大蔵省、消防庁あるいは自治省等から出席をしていただいておりますから、それらに関係するものを先にひとつお尋ねをしてみたい。 その前に、何といっても重要な問題は、これは事故をなくするための保安の確保ということが一番大切であると思います。最近新聞を見てみると、毎日毎日プロパンの事故というものが、きょうはあっちにあすはこっちにというぐあいに出ている。この……
○中村(重)委員 ただいま大臣から、提案理由についての補足説明が行なわれたわけでございます。この補足説明が行なわれなければならないところに、私はこの法律案のきわめて不明確ないうのか不十分な点があると考えておるわけであります。LPG業者が現実に導管によって供給をしておる。だがしかし、導管によってLPG業者がガスを供給するということはいわゆるガス事業法に触れるというような点から、都市ガス事業者を中心にいたしまして、都市ガス事業法違反であるというような反発というのかそうした指摘が起こっておるということもこれまた事実であります。そこでこの法律案は妥協の産物というような形において「現に引き渡し」というこ……
○中村(重)委員 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、提案の趣旨を御説明申し上げます。 修正案の案文は、お手元に配付したとおりでございまして、その内容は、「容器に充てんされている液化石油ガスを一般消費者等に現に引き渡し、その消費された液化石油ガスのみについて代金を受領する販売事業」すなわち、いわゆるメーター販売の事業がカッコによって液化石油ガス販売事業の定義に含まれることになっている原案に対しまして、これをカッコでなく、「及び」によって同列に規定しようとするものであります。 原案の表現は、メ……
○中村(重)委員 いま、配付されている決算の概要説明を読んだんですが、教育振興助成費で三百三十八億六千八百六十五万円余、それから青少年対策費で二十五億九千二百三十五万円余というふうに、翌年度繰り越しだとか、不用額というものがここに出ているわけですが、この青少年対策費が、この前の決算委員会でも、青少年の対策というのが、縦割り行政のために総合的な青少年計策ができないのではないか、費用を相当つぎ込みながらも効果的な対策ができないという点を指摘したわけですが、不用額であるとか、あるいは繰り越しという形になっている。青少年対策についての、私がさきの決算委員会において指摘した総合対策ということを、その後強……
○中村(重)委員 大臣に原爆のことで、援護審議会の問題についてお尋ねをいたしますが、去る三月十三日の予算委員会第三分科会で、援護審議会をすみやかにつくれということについて大臣の見解を伺ったわけでございます。申し上げるまでもなく、昭和三十九年の四月三日に、原爆被爆者援護強化に関する決議が衆議院でなされておるわけです。それと前後いたしまして、同様趣旨の決議が参議院においてもなされたわけであります。これを受けて政府といたしましても、被爆者の援護強化に対するところの取り組みを続けてまいったと思うわけです。その具体的なあらわれといたしましては、いま提案されておるところの援護法であるということになろうかと……
○中村(重)委員 時間に制約がありますので、簡潔にお尋ねをしますが、御承知のとおり、中小企業に対する融資というのは、なかなか好況、不況の場合ともゆるまない。特に最近のような金融引き締めというような形になってまいりますと、中小企業に対する融資というものは非常にむずかしくなってきておるように思う。最近の倒産の傾向というものもその一端を私はあらわしておるのではないかというように思うのですが、先般来中小企業庁長官はずいぶん熱心に中小企業の金融の緩和のために取り組んでおられるようであります。 そこで、日銀として中小企業金融緩和のためにできるだけ配慮するようにという特別の指示がされておるのかどうかという……
○中村(重)委員 いま地域開発の点について質疑がかわされたわけであります。長官が、計画と実際の行政はなかなかうまくいくものじゃないと言われた、そのとおりだとは思うのです。ところが、どうも計画は立てるのだけれども、行政は必ずしもそれに伴ってうまくやれるものでないというあとの考え方に非常に強く支配されてきているという感じがしてならない。私は、宮澤長官に対しては、与野党を越えて、宮澤さんは何かやるだろう、そうした期待というものがあるように思う。だから企画庁というのが何かビジョンづくりをする官庁ということから一歩出て、もっと総合的な強力な計画を立て、そして各省に対して、あるいはまた地方自治体に対しても……
○中村(重)委員 法案の審議に入る前に、通産大臣に覚書貿易の問題について、一言お尋ねをしておきたいと思うのですが、代表団が帰られて佐藤総理もお会いになったようですが、通産大臣ももちろんお会いになって、調印に至るまでの経過、その間の事情についていろいろとお聞きになったことだと思うのです。きのう外務大臣も分科会における穂積委員ほかの委員の質問に対して答えておりますが、政治三原則、政経不可分の関係、これは当然なことだというような、妥結の内容を非常に評価する答弁をしておられる。また吉田書簡、輸銀資金を使っての延べ払い輸出の問題についても、大臣も私の質問に対して、あとはまあ台湾政府の意向というようなもの……
○中村(重)委員 乙竹長官には私と一緒に昼抜きで取り組んでいただきたいと思いますが、委員長、昼食の時間の関係もありましょうから、ひとつ適宜昼食されるようにお取り計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 いろいろお尋ねしたいことがあるのですが、週三回の委員会開催の中で一日は一般質問という形に理事会の了解がなっておりますから、その際にお尋ねをすることにいたします。ですが、せっかく各局長お入りになっているそうでございますから、簡単にひとつ触れてみたいと思います。
先ほど佐野君の質問に対して藤井政務次官がお答えになっておりましたケネディラウンドの問題この繰り上げ実施については、アメリカが課徴金を実……
○中村(重)委員 同僚委員からそれぞれ質問がされて、政府の答弁がなされておるようですが、どうですか、この投資育成会社、これは政務次官に言うのは若干無理だと思うが、乙竹長官、これはいい制度だと思いますか。実はこの投資育成会社が設立されるときにも、あまりどうも、いい制度だといって積極的に賛成をするほどのものじゃないのじゃないかということが全般的の空気だった。だけれども、中小企業基本法が出た、その関連法としてこれは出てきたもので、特別にこれがうしろ向きだということで否決をするということもどんなものだろうか、きわめて消極的賛成という形で、問題点としては地方財政法の問題等若干の疑義もなきにしもあらず、だ……
○中村(重)委員 両法案に対しては、数日来同僚委員からいろいろ質疑が行なわれておるようでございますので、重複をできるだけ避けましてお尋ねをしてみたいと思うのです。 政府のほうからいろいろな統計資料等が出されておるわけですが、実は私がこうしたような資料を見まして感じることは、金属並びに非金属、鉱物等の生産を増強し、かつ経営の安定をはかっていかなければならぬということは、貴重な地下資源でありますから、きわめて重要な問題であろうと思う。ところが、政府の生産計画と経営安定に対する考え方にどうも場当たり的なものがあるような感じがしてならない。もっと計画的な政策を打ち立てていく必要があるのではないかとい……
○中村(重)委員 参考人お三方のきわめて率直な御意見を伺いまして、激動する日本経済の中に非常に真剣に取り組んでいらっしゃるという感じを受けまして、非常な力強さを実は感じたわけです。 そこで、同じ問題をそれぞれお三方にお伺いしたいと思いますけれども、時間の関係もございますから、もし私の質問で、前の参考人の方にお尋ねをしたことで関連したことがお答えを願えれば、なお幸いだと思います。 最初に武藤参考人にお尋ねをいたしますが、御承知のとおり繊維、雑貨等を中心としましての中小企業の輸出の規模というものが例年低下をしてきている。五〇%程度からいま四五%を割るといったような程度になってきております。かて……
○中村(重)委員 まず政務次官にお尋ねをいたしますが、御承知のとおり万国博覧会は、政府代表であるとか、その他の人事問題で、やめるだとか、また人事がこじれてくるとか、専任で入っている人たちに対する不信の声が非常に高まってくる、何というのですか、だらだら、もたもたといったようなことで、非常に計画もおくれがちということになったのではないかと思うのです。具体的には協会のほうにお答えを願うわけですが、いまの進捗状態というのは計画のとおりいっておるのかどうか。それから、若干おくれておったとしても、間に合うのか、見通しをどうお考えになっておられるのか。政務次官には、発足当時からたいへん申し上げたように明朗で……
○中村(重)委員 まず先に通産大臣にお尋ねいたします。 合併旋風と申し上げたほうがいいと思うのですが、産業再編成、合併が相次いでおる。そこで八幡と富士の大型合併構想というのが明らかにされた。まあ新聞を通じて通産省の考え方というのが実は出ておるわけです。端的に申し上げると、通産大臣も山本通産次官も手放しで歓迎をしておる。経済企画庁長官も、管理価格を若干警戒しながらも、この合併に対しては、まあ賛意を表するというような意向のようでございます。堀委員の質問に対しては、慎重な態度をもって弊害がないように対処したい、そういう結論的なお答えが実はありましたが、その弊害、これは合併をしても弊害をなくするよう……
○中村(重)委員 橘参考人にお尋ねいたしますが、先般、欧州の割賦信用金融の問題を中心にいたしまして、たしか調査団をお送りになったと思うのですが、会長自身がおいでになったのか、よく承知しておりませんが、おいでにならなかったにいたしましても、詳細な報告もあったのでございましょうし、欧米の割賦販売の状況をいろいろ私どももそれなりの調査研究はいたしておりますが、何といっても、ただいま御意見がございましたように、割賦販売法というのは俗にいう交通整理的な形で発足したわけでして、それではいけないのであって、やはり助長法としてのこの割賦販売法の役割りというものが期待される。そうなってまいりますと、流通部会等で……
○中村(重)委員 割賦法の改正案の問題については、同僚委員から詳細にわたって質問がなされたわけです。なお若干の疑問点がありますのでお尋ねをいたしたいと思うのですが、その前に通産大臣に御所見を伺いたいと思うのです。 本法の制定のときはやはりあなたが通産大臣であられたわけです。私も本法案の審議の主査を実は野党の中でいたしまして、あなたの割賦販売についての御見識というものを十分伺っておるわけです。当時、法の制定の際は、御承知のとおり池田通産大臣のときに一応提案をされて、遂にこれが日の目を見ることにならなかった、こういうことで、あなたのほうであらためてまた御提案になったわけですが、あの際、私どもはい……
○中村(重)委員 関係省の出席が、砂利のほうが多いようでございますから、簡単に二、三の問題点をお尋ねをしてみたいと思います。 同僚委員から二日間にわたって詳細に質問がなされたわけですけれども、私はこの法律案を見まして、条文そのものは、十分と言えるかどうかは別として、相当検討された条文であるということはわかるのですけれども、はたしてこれが実行可能かどうかということに対して、質疑応答を通じて感じておる点があるわけです。 そこで、この砂利採取法案はさきの特別国会で提出をされるということを伝えられておったわけですが、それが特別国会において提案の運びに至らなかった、その点はどういうことであったのか、……
○中村(重)委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党共同提出にかかる附帯決議案について、四党を代表して、その提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 北海道地下資源開発株式会社を廃止する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、今後特殊法人の整理統廃合にあたつ て職員の人員整理及び労働条件の切り下げを行なわないこととし、北海道地下資源開発株式会社法の廃止にあたつては職員の処置を次の通り 実現するよう責任をもつて努力すること。 一、再就職斡旋にあたつては、本人の希望を尊重し全職員の再就職確定を六月末までとする。 二、再就職先の労働条件は現行の労……
○中村(重)委員 私は、この海外経済協力基金の改正案を審議をする中でいつも感じるのですが、海外経済協力基金の運営は、むしろ外務省であるとか、あるいは通産省であるとか、大蔵省、そうした省が実施省という形になると思うのです。これが生まれるときに外務省は、国際経済の立場から外務省が当然所管すべきであるという主張をされた。一方、今度は通産省は、貿易為替管理のほうの立場から、これは通産省が所管すべきであるという主張であった。大蔵省は、これまた金融上の関係があるわけですから、それなりに大蔵省の所管が妥当であるというような意向が非常に強かったようであります。結局、俗なことばで言うとなわ張り争いというような形……
○中村(重)委員 きょうは八幡、富士の社長としてのお二人ということで日本の経済界に大きな影響力を持っておる御両氏に御意見を伺うわけであります。どうかひとつ、合併の当事者から、一面から見ると何か被告みたいな形になりますけれども、そうでなくて、経済界の両大御所として高邁な御意見を伺いたい。 時間の関係もありますから、私は率直に伺いますが、今度両社が合併をなさいますと、鉄鋼におけるシェアというのは、国有になりました英国を除きまして、全く世界一という、またいろいろな面からの、角度の違った面では英国をもはるかに凌駕するといったような大きな勢力を占めることになるわけですね。そこで、どうでございますか、こ……
○中村(重)委員 保安局長に重大事故の発生の状況についてお尋ねしたいと思います。坑内火災だとか、あるいはガス爆発といったような重大災害というのは新聞等にも報道され、また保安局のほうからそうした事故報告を当委員会にされるのでわかるのだけれども、一人であるとか二人であるとかいうような死亡事故等が発生した際、そうした報告もないし、また新聞等の報道というものも全国紙には報道されないということでわからない。そうした死亡事故というものが最近どういう状態にあるのか。実は、昨夜長崎県西彼杵郡の高島炭鉱で転石、石が飛んで来て死亡するという、異常な死亡事故が発生をしておる。どうしてそうした転石によって死亡するとい……
○中村(重)委員 きょうは時間があまりないようでありますから、厚生省から薬務局長その他防衛庁からも来ていただいたと思いますが、予算委員会あるいは他の委員会においてお尋ねをすることにいたしますから、警察庁以外の方は私の質問に対してはお引き取り願ってけっこうでございます。 先ほど来、長官のお答えを伺っておったわけですが、警備のあり方として、基本的には考え方を改めようとはしておられないようでございますけれども、非常にすなおな答弁も感じられるわけです。ただ、長官が、警察は防御的な立場に立って警備をやっているのだ。そこで全学連の諸君に対して、暴力的な団体であるというような考え方をとっておられるようであ……
○中村(重)委員 関連して。局長は当日現場に行っておりますか。
【次の発言】 私は、学生諸君の行動というものを肯定をしているわけじゃない。また、いたずらにそれを弁護しようという考え方でもない。だがしかし、答弁は正確にお答えにならなければいけません。先ほどから中谷委員の質問に対する答弁を聞いていると、全くあなたの答弁はでたらめなんです。事実と相違する。いまお答えになった、全員が角材を持ってとか、全員が石を持ってとか、あるいはガスを使うにも、十分に警告を発してガスを使ったとか、全然うそなんだ。私は地元だから、事実を知っている。全員が角材を持っておったわけでもない。全員がそれぞれ石を持って投げておる……
○中村(重)委員 先ほど来広沢委員から再販の問題について質問をいたしておりましたが、公取委員長以下各大臣の答弁を聞いていると、全く説得力がない。むしろ、この制度というのは、弊害があるのだということを認めておる。ただ、最小限度におとり販売ということを、委員長、宮澤長官、通産大臣申し合わせをしたように、そのことを盛んに強調しておられる。あなた方もよくお考えになってみなければならぬことは、この再販というものが非常に物価引き上げの温床になっている。大企業の利益を守るための制度だという強い国民的な批判があるわけです。それに対して、先ほどの答弁によって国民が納得するだろうか。あなた方は何とかして大企業の利……
○中村(重)委員 昼食抜きの質疑でございますから簡単にお尋ねしてみたいと思います。きょうは、いま同僚委員からお尋ねをしました「今後の中小企業政策のあり方について」という問題に簡単に触れてみたいと思います。それから四十四年の予算編成を前にいたしましていま概算要求をまとめる段階であろうと思います。したがいまして、中小企業の予算要求をどういうかまえでやろうとしておられるのか、きょうは大蔵省からも自治省からも見えておられると思いますので、お尋ねしてみたいと思います。 ただいま同僚の佐野委員から質問いたしておりました今後の中小企業政策のあり方ですが、長官は、勉強しなくちゃならない、そういうことで篠原委……
○中村(重)委員 時間がだいぶおそくなりましたから、そのものずばり尋ねてまいりますから、答弁も簡明でけっこうです。 公益事業局長には、先般御就任になりました際に、九州電力の料金の値下げを中小企業団体並びに消費者団体が強く要求をしておる、そのことについて十分検討していただきたいということを御要請申し上げておったわけです。 そこで、九つの電力会社の中で九州電力の料金が全国一高いということは御承知のとおりだと思います。中小企業団体あるいはまた消費者団体が料金を下げてもらいたいという、そうした強い数年来の要求に対してどのようにお考えになっておられるか、まずそれを伺ってみたいと思います。
○中村(重)委員 公取委員長、問題の再販制度ですが、あなたが洗い直しをやるということを言明なさって相当期間、あれから約四カ月以上になりますが――事務局案はあの当時に実はできておって、それで事務局の案をもとにして委員会で最終決定がなされ、スケジュールまできまっておった。しかしおとり販売の問題だとか、私どもも専門家の意見を聞くことでいろいろと参考になった点もあった。そのことは公取も同じようなことだと私ども善意に実は判断をしておる。それにしても四カ月、五カ月というようなことで、公取が態度を決定しないということもまたいろいろと疑惑を招くことになるだろうと思います。必ずしも拙速をたっとぶものではない。あ……
○中村(重)委員 重要閣僚に就任された大平通産大臣に敬意を表して、御健闘を期待いたしたいと思います。
時間の制約がありますので、端的にお尋ねをいたしまして、大臣の率直な御回答をいただきたいと思います。
通産大臣は、就任と同時に非常に重要な自由化の問題に対しましても触れられたのであります。また日本経済新聞の黒川経済部長と対談をされまして、自由化を思い切って推進する意向を表明されたわけでありますが、具体的な構想があると思いますが、この際、ひとつ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 いま大臣がお答えになりましたように、今朝の閣議において、愛知外務大臣から、自由化のスケジュールという……
○中村(重)委員 経企長官にいろいろお尋ねしたいことがあるのですが、その前に、水産庁の森沢次長がお見えのようでございますからお尋ねをしておきたいことがあるのです。 十八日の委員会だったと思うのですが、塚本委員が韓国ノリの輸入問題について質問をしたわけです。その際、各新聞に報道された小浅商事株式会社、この会社に対して、韓国輸入ノリの第二次の分だと思うのですが、六千六百万円のリベートが出されたという問題、これをただしたのに対して、水産庁長官はなかなかその真相を明らかにしなかったのですけれども、再三再四にわたっての質疑に対して、これはリベートではない、ノリ代金に対する上積みという意味の答弁がなされ……
○中村(重)委員 大臣に援護審議会の設置の問題でお尋ねをいたしますが、昨年の三月十三日の予算委員会の第三分科会で、現在の医療審議会を改組するのか、あるいはまた新たに援護審議会をつくるか、それはいずれでもよろしいのだけれども、衆参両院における被爆者の援護強化に関する決議が行なわれた。それを受けて被爆者対策というものが前進をしてきたわけですね。私どもの見方からすると、まだ援護の段階には入っていないというふうに思っているのだけれども、厚生省としては、医療の段階から援護の段階に入ってきたというような考え方を持っておられるようですが、しかし、いずれにいたしましても、被爆者としては、援護強化の決議というも……
○中村(重)委員 関連で二、三質問いたします。 いまの堀委員と通産、経企両大臣並びに公取委員長との質疑応答を聞いておりまして、どうも理解に苦しむような点が多々あるわけであります。 公取委員長にお尋ねをするわけですが、八幡、富士の合併について、公取が事前審査の中でどのような態度をおきめになるだろうか、実はかたずをのんで見守っていたわけであります。私どもは新聞を通じて知る以外にはない。確かにいま委員長が言われたように、新聞の報道がずっと変わってまいりました。想像記事だというようなことを実は感じておったわけです。ところが、私がどうも理解に苦しんでおりましたのは、こうした大きい合併の問題を事前審査……
○中村(重)委員 八幡、富士の合併の問題で公取の各委員にお尋ねをいたします。
全員の委員の方々にお尋ねをしたいのですが、まず菊池委員と亀岡委員にお尋ねをいたします。
十カ月間事前審査をおやりになったようでございますが、その間八幡、富士との交渉というものはなかったのかどうか、ひとつお答えを願います。
【次の発言】 菊池委員、あなたは通産省の御出身だと思うのですが、この通産省との交渉というのか、そういうことを菊池委員が主として担当しておったということが伝えられている。そういう事実がなかったかどうか、その点ひとつ菊池さんからお答え願います。
○中村(重)委員 いま加藤委員からの発言はごもっともであると思います。この際、委員長から理事会の経過について報告願いたいと思います。 理事懇談会におきましては、大蔵省の説明を受けました。ところが、その説明が不十分であるということで、一応理事懇談会を打ち切るという形をとりましたが、あとで委員長からの再度の理事懇談会を開催するという連絡をいただきまして、私どもは再度の理事懇談会に臨んだ。その結果、大蔵省の再度の説明によって、解釈論としては一応法律上いわゆる国有財産の処分に対する違反ということにならないのではないか、このように説明があったわけです。したがいまして、委員長が委員会を開催してその中で再……
○中村(重)委員 委員長にお尋ねします。新聞の報ずるところによりますと、対応策は明日あたり出るのではないかといわれますが、見通しとしてはどうですか。
【次の発言】 内示をなさって、対応策を出す前に両社側から相談があれば、内相談には応ずると委員長は記者会見で語っておられた。いままで内示後何回かそういう内相談がありましたか。
【次の発言】 委員長が内相談まであったら受けよう、そうした意向を表明なさった。いままで内相談もなくて、あすは自信たっぷりで百点満点というような自信のほどを示しておるようでありますが、このことに対して委員長はどのようにお考えになりますか。私どもは公取の事前審査が実は筒抜けだとい……
○中村(重)委員 参考人にお尋ねをする前に菊池公取委員にお尋ねいたします。 経過については、時間の関係もありますからきょうは申し上げませんが、事前審査、そこで問題点を指摘する、対応策、また内相談、そこで正式の届け出、合併承認、こういうコースをたどっていくということは、これは条件つき承認であり、独禁政策に公取自身が風穴をあけることになるのだということで非常に心配をいたしてまいりましたし、また、そうした観点から質疑を続けてまいったわけであります。だがしかし、けさの新聞等を通じまして、対応策は問題点の解消になっていない、事前相談にはこの後応じない、そうした態度を決定されたようでありまして、公取に対……
○中村(重)委員 通産大臣の見解と申しますか考え方をお尋ねをしたいと思います。 この法律案の審議の中で私どもが感じ取ったことは、通産省にしてもあるいは大蔵省にしても非常に不勉強だという感じを強く受けたということであります。その詳細にわたりましては、局長その他関係者から御報告あっておると思いますから、深くは申し上げませんが、この百万株、金額にして額面十億円になるのですが、そのような、私どもはあえて巨額と申し上げますが、株式の処分にあたって慎重を欠いたうらみがあると思うのです。株式の処分の方法にいたしましても、あるいは価格の問題にいたしましてもそうでございます。さらに附帯決議がこの法律案の制定に……
○中村(重)委員 二十日未明に起こった板橋のガス爆発事件についてお尋ねをいたします。詳細は適当な機会に東京瓦斯の責任者を本委員会に出てもらって質問をいたしたいと思いますが、新聞で報道されておるとおりに、まことに悲惨な惨事が引き起こされた、一家五人焼死なんという、たいへんな事故であります。いつごろこの原因が明らかになるのか、またどうしてこうした事故が起こってきたのか、その点について御説明を願いたいと存じます。
【次の発言】 新聞の報道するところによりますと、東京瓦斯は、これまでたびたび起こったいわゆるガス漏れとは違うのだ、この通報のあった直前に中圧管が折れたので、何カ月もかかって割れたものではな……
○中村(重)委員 公取委員長にお尋ねをいたしますが、公取としましては正式に審査をすることを決定をされて、いま作業を進めておられるところだろうと思うのですが、新聞紙の伝うるところによりますと、正式審査と公聴会と並行してやるというように伝えられておるのですが、そうだといたしますと、第八章の一節と二節を同時にやるということになるのではないかと思うのです。正式審査を行なうことになった、そのことに対して手続をおとりになった理由について伺いたいということと、それからいま私が申し上げました手続上の問題、一節と、二節は実質的な面と、この二つになろうと思うのですが、それを同時に行なうことになった理由についてひと……
○中村(重)委員 宮崎参考人にお尋ねいたします。 このアメリカの自主規制に対する反対の積極的な活動を展開されておるようですが、先般韓国とかあるいは台湾をお回りになったのだと思うのですが、その際台湾であるとかあるいは韓国であるとか、こうした開発途上国のアメリカの輸入制限に対する反応はどういうことであったのか。御承知のとおりに韓国、台湾から相当繊維製品が先進国にも入ってきている。制限をされることは影響がもちろん大きいわけだから、これは反対であろうとは思いますけれども、特恵関税の問題等々があるわけですが、日本あるいはヨーロッパ諸国と共同でもって反対運動を積極的に展開していこうという意図があるのかど……
○中村(重)委員 関連で私は質問するのだけれども、三社が入ってサービスをやっているといまあなたがお答えになった。ところが、食堂に行って交代のときあるのですね。こちらはまだ食事中なんだ。食事中に、私たちは交代をいたしますからお金を払いなさい。いいですか。今度はまたその食堂に入って、何か注文すると、しばらくいたしましたら、交代をいたしますから、交代が来てから注文はしてください、こう言うのであります。それがサービスをしているということになるのだろうか。どういう指導をしているのですか。
【次の発言】 そういう事実がございますればと言うが、あなた方でも列車に乗っている人がたくさんあるのだろう。ぼくはいつ……
○中村(重)議員 ただいま議題となりました中小企業者の事業分野の確保に関する法律案の提案理由を御説明いたします。 今日、中小企業の経営がきわめて困難な状態に置かれている原因のおもなるものは、対大企業との関係であります。大企業がその資本力にものをいわせて、従来の中小企業の分野にまで、どんどん進出し、弱小中小企業を駆逐しつつあるのが、今日の実情であります。大企業が中小企業分野に進出するやり方には、大企業自身が直接行なうもののほか、既存の中小企業に資本や役員を投入して、実質上の支配権を確立する方法があります。このような傾向は、資本取引の自由化が進む中で外国巨大企業の進出、また特恵関税供与による開発……
○中村(重)委員 質問に入る前に委員長に注意を喚起しておきますが、定足数をそろえて質問に入りますが、何分か後にすっかり姿を消す、そうしたことでは質問を継続するわけにはまいりません。したがいまして、いまも定足数が若干欠けておるようであります。生理的現象のために外に出ているのだろうと思いますが、十分程度以内には定足数をそろえるように、ひとつ委員長から与党理事に注意を喚起をしていただきたいということを要望しておきます。
【次の発言】 通産大臣に見解をただしてみたいと思いますが、御承知のとおり、高度経済成長政策の中で産業構造は大きな変革をもたらしておりますし、また流通革命ということがいえると思います。……
○中村(重)委員 長官にお尋ねしますけれども、国際競争力を強化するためと限定をしているようですが、具体的な考え方というものはどういうことになりますか。国際競争力を強化するというこになっていると、自由化がこれからどんどん進められていって、第三次、第四次と、目玉業種が今度は自由化の対象になると思うのですね。それから残存輸入制限の問題も、アメリカもなかなかやかましく言ってきて、これもほおかぶりでは過ごせないという形に追い込まれつつある。 それから特恵関税も七〇年あるいは七一年から実施される。それから大企業の国際競争力を強化するその補完的な役割りに対して、そのための優等生教育というような形のものも現に……
○中村(重)委員 安西参考人に一問だけお尋ねをいたしますが、現場に参りますと、先ほど他の委員からも指摘がございましたように、古材であるとか、コンクリートあるいはアスファルト等をこわしたかたまりというものが、おそらく現場から掘り出されたものだろうと思うのですけれども、そういうものが山積みされておったという事実、それらの点から見てみまして、埋め戻しの際にトラックに一緒に積み込んできたものがそのまま埋められておったのではないか。それが故意であったかどうか、鹿島社長がそれを知っておったかどうかわかりませんが、いずれにしてもそういうことが考えられる。それらの点等から考えてみまして、やぐら工法にも問題があ……
○中村(重)委員 きょうは公取の山田委員長がお見えじゃございませんから、内容にわたって質問をすることは適当な機会にいたしたい。ただ、この際、事務局長からぜひ山田委員長ほか公取の皆さん、委員の方々にお伝えを願いたい。今回、公取の委員会において、さらにまた事務当局において、たいへん御苦労をされたことに対しましては、衷心より敬意を表するとともに、労をねぎらいたいと思うのであります。ただ、九品目すべてが黒であると私どもは考えておった。それが四品目に限ったということに対しては、問題を感じております。また新聞あるいはテレビ等報道機関を通じまして伝えられるところによると、結局はこの合併が実現をするのではない……
○中村(重)委員 山田公取委員長にお尋ねいたします。先ほど堀委員の質問に対しお答えになった点ですが、昨日の記者会見の内容が報告されて、これを必ずしも正確ではないというお答えであったわけです。しかし八幡、富士両社の合併に対して独禁法上当然のことを委員長はお話しになっておられる。さらにまた事態が非常に進展をしてまいりましたから、記者会見等あるいはまた当委員会においての質問に対するお答えを、事態の進展に伴って若干具体的にお話しになったにすぎないのではないかというように思うわけですが、また数紙を私が読んでみまして、実は同じような内容でございますから間違いないと思いますのでお尋ねするのですが、「勧告書の……
○中村(重)委員 関連をして二、三お尋ねをいたしますが、公益事業局から報告書をいただいておるわけですし、またいまの佐野委員の質問に対してそれぞれお答えを願ったんですが、今回の事故というのは監督体制の不備とか、これから事故が起こらないように保安体制を強化していくという、そうした対策上の問題ということよりも、あまりにも常識的なことから今回の事故が引き起こされた、だから私は重大な過失だと思っている。社会的な責任というものではなくて、むしろ私は刑事罰を関係者は受けなければならないことが、今回の事故の原因として指摘できると思うんですよ。この報告書を見ると、一部は完了をして、支管というんですか、横の管です……
○中村(重)議員 私は、ただいま議題となりました小規模企業振興法案につきまして、提案者を代表し提案理由を御説明いたします。 今日、小企模企業は、その実態から見て施策において特段の配慮がなされなければならないことが明らかであるにもかかわらず、その施策は中小企業施策全体の中に包含されているため、小規模企業は施策の重点からはずされ、不安定な状態に置かれております。ことに、三十年以降の高度経済成長過程では、製造業においては大企業による系列化が進み、中小企業の再編成が進展したため、小規模企業は取り残されております。また、商業、サービス業におきましても、需要構造の変化と大衆宣伝を媒介にした販売合戦は、国……
○中村(重)委員 実は通産大臣に、特許法の目的が変化しておるのではないかというような点についてただしてみたいと思っております。また特許行政と国際経済との関連等について、基本的な問題についてお尋ねをいたしたかったわけでございます。 実はきょうは大蔵大臣あるいは行管庁長官や人事院総裁等に御出席を願う、そういった関係から時間の制約があるわけなんです。三十分ずれ込みましたので、そうした基本的な問題についてきょうお尋ねできないことをたいへん残念に思います。しかし、いずれまた適当な機会におきまして、そうした基本的な問題についてはお尋ねをすることにいたしまして、今回の改正に関連をいたしまして、これからお尋……
○中村(重)委員 本法律案は五月六日から審議に入りまして、月数にいたしまして二カ月間、十二回の審議を行なってまいったのでありますが、その間与野党の協定に基づきまして、審議を尽くす、定足数を守る、さらに公聴会あるいは参考人の招致等、十分に審議を尽くすために与野党ともに誠意を持って対処する、そうした申し合わせに基づきまして、今日まで与党もそうした努力を続けてまいったことは率直に認めたいと思います。だがしかし、その十二回に及ぶ私どもの質疑に対しまして、残念ながら政府の答弁は不明確でございます。さらに昨日の堀委員の質問あるいは私の質問、本日の田中委員の質問に対しましても、基本的な問題である憲法に違反す……
○中村(重)委員 与党の皆さんはずいぶんきょうおそろいになったのだけれども、これからしばらく質問します。同僚各委員から問題点についてそれぞれ指摘されたわけですが、まだ解明されていない点等もありますので、しばらくの間質疑をいたしたいと思います。 まず通産大臣に基本的な考え方についてお尋ねをしてみたいのですが、御承知のとおり都市化現象、エネルギー革命の中でエネルギーの供給体制も多様化しているわけですね。そうした情勢の中において、御承知のとおりに、都市ガスにしても大きな事故が続発しておる。特に導管の事故というものが起こってきたということについては重大な関心を払わなければならないのではなかろうか。い……
○中村(重)委員 先ほど来質疑応答を伺っておりまして、疑問に感ずる点等多々ありますので、提案者並びに政府側に質問いたしたいと思います。 質疑応答を伺っておって、質問をいたしますメモをしておりましたので、系統的な形の質問にならないわけですが、非常に重要だと私が感じますのは、いま一人より二人、二人より三人というのがよりベターである。そこで一人以上というので登録することになったんだが、複数でない関係上三年でもって歯どめをした、そのようなお答えが提案者からあったわけです。私は、その点は提案者のせっかくのお答えですけれども、理解に苦しむのです。私が、いままで長い間この法律案を提案しようという動きに対し……
○中村(重)委員 きょうは日米貿易経済合同委員会の問題で簡単に質問をしたいのですが、いま近江君から大阪の公害防止事業団の汚職のことについて質疑が行なわれたのですが、通産省は最近汚職がないということでわれわれもほっとしたというか、汚職防止のための対策を十分講じているのであろう、こう期待をしておったのであります。もちろんこの公害防止事業団は通産省の専管ではなくて、厚生省と通産省の共管、どちらかといったらむしろ厚生省寄りの事業団であるということになるわけですが、これが公害防止事業団の汚職であっただけに特に、ショックを与えたということになろうと思うわけです。大臣から決意のほどが表明されましたので、きょ……
○中村(重)委員 堀委員の質問に関連をして質問いたします。
公取委員長にお尋ねしたいのは、八幡、富士の合併の問題についてきわめて重要な段階でございますから、簡潔に、しかも手控えて質問をいたすつもりでございます。
八幡、富士の合併がいよいよ大詰めにきたようでございます。日程としてはどのようにお考えになっていらっしゃいましょうか。
【次の発言】 両社のほうから四品目について対応策がそれぞれ出ておるようでございますが、その中で有力な牽制力がある競争者があるのかということを言っておるようでございますが、その牽制力のある競争者という点でございますが、独禁法十五条の解釈の問題になりますが、競争者という……
○中村(重)委員 植村会長に対しまして、企業経営体制と労務対策の二点についてお尋ねしてみたいと思います。 植村会長は、いわゆる植村構想において、管理会社というものが、今後の日本の石炭鉱業の最も適切なものであるという考え方の上に立って提起されたのだと思うのであります。ところが、答申ではきわめてあいまいな形でたな上げされるということになっておる。ところが、この答申に対しまして、御承知のとおり、各方面から痛烈な批判がなされている。石炭鉱業の将来に対するビジョンがないではないか、あるいはまた、総合エネルギーの中におけるところの位置づけがなされていない、労働者不在の答申である、大手を中心とするところの……
○中村(重)委員 経理規制臨時措置法の問題についてお尋ねをいたしますが、今度は指定会社の追加、さらに法律の廃止期限の延長ということが改正の内容になっておるようでございますが、再建整備法が制定されて、特に経理規制法の対象になっておった業種が――二社だけを除いて再建整備の対象になったわけですね。
そこで四十一年以降の大手並びに中小の出炭状況とか経理状況というのは、一体どういうことになっているか、一応その状況についてお聞かせ願いたい。
【次の発言】 いまの御説明を伺いましても、過去三回にわたって石炭に対する手厚い措置を講じてまいりましたが、経理状況は少しも好転しない。この点に対しては通産大臣から先……
○中村(重)委員 大臣に二、三点お尋ねしますが、私は九州だけれども、大臣のどんな答弁があっても大ばかものとは言いません。だけれども率直にひとつお答え願いたい。あとで警備局長に具体的な問題でお尋ねします。
一般論としてお尋ねしますが、警察の人事ですね、これはまあ最高幹部の――最高というか幹部の人事ですが、それは、七〇年対策という形でいまやっておりますか。
【次の発言】 長崎の警備部長になって来た郡、これは先般川島局長に御連絡したが、私は七〇年対策として長崎にやられましたと言うのです。しかもそのことばだけではなくて、もうわれわれに対する態度というのは実にけしからぬ。これこそ私は公務員の資格はない……
○中村(重)委員 私は、八幡・富士の合併の問題について公取を中心にしてお尋ねしてまいりたいと思いますが、その前に、愛知外務大臣、その他大蔵大臣、通産大臣に三、四点お尋ねしてみたいと思います。 昨日の午前零時ごろだったと思うのですが、日米ソの三元討論会「アジアの安定と繁栄を求めて」、こういうことで、愛知外務大臣も御出席になっておられて、アメリカ側の考え方あるいはソ連側の考え方、当のインドネシアであるとかあるいはその他関係国のアジアの援助に対する要請というのか、そうしたいろいろな意見が出ておったようであります。そうしたアジア諸国の日米ソに対するところの援助のあり方ということに対して、貿易を中心に……
○中村(重)委員 提案者に質問しますが、この法律によって需要者はどのようなメリットがあるとお考えですか。
【次の発言】 第一の、保安の確保がこの法律において確保できるのだとおっしゃる根拠は、どの条文によってこの法律で保安の確保が可能になるのだ、強化されてくるのだというようにお考えですか。
【次の発言】 いまのお答えは、電気工事士法、電気用品取締法、先ほど言った労働安全に関する法律、そういったことで、大体十分であるのか不十分であるかは別として、これに規制されておるわけですね。ですから、電気工事士でなければ電気工事はできないことははっきりしておる。したがって、この法律によって保安が確保されるのだと……
○中村(重)委員 両参考人の御意見を伺ったわけですが、委員会、本会議の決議をいたしました私どもとしては、見解は全く同じことで、内容についてお尋ねすることもないわけですが、ただ、いまの武藤君その他の質問に対するお答えの中で谷口参考人が、最近の政府の動きに対しては、お察しできないこともないが業界としては理解できないというお話であったわけです。さらにまた宮崎参考人が、政府が十品目を被害検討品目として明示をしたということについて、全く知らなかったというようなお話を伺って、奇異な感じを受けるわけですよ。特に財界に対して、植村甲午郎さんほか数氏に対して、十八日、昨日ですか、宮澤通産大臣が繊維業界の説得に対……
○中村(重)委員 自治省の降矢税務局長にお尋ねいたします。 この前の六十一通常国会で、今度この法律によって改正される簡易ガス事業に対するところの施設、これは当然ガス事業法の中に入るのだから、これは固定資産税の割増し償却というものは可能である、当然これを一般都市ガスの施設と同様に扱うべきであるという点については、明確な答弁がこの前なされて、今度提案されておる改正案の中にはそれを織り込んでいるわけです。ところが、同じように答弁を求めておりましたLP業者の導管供給も、ただ規模の違いだけで、質的にはちっとも変わらないのだから、したがって、これに対しても固定資産税の割増し償却をすべきだという私の指摘に……
○中村(重)委員 先般大臣に御質問いたしましたが、時間の関係がありまして、大臣の考え方を伺うことができなかったわけですが、この際私が大臣に注意を喚起しておきたいと思います点は、先般の委員会でも申し上げましたように、今回の改正案は、簡易ガス事業、新たにこの制度を設けるということが柱に実はなっている。ところが肝心の簡易ガス事業に対する計画というものがないということです。私はこれはきわめて不満に思っておるわけです。やはり保安の確保、取引の適正化ということをはかってまいりますのには、どうしても導管供給というものを普及していくということでなければならぬと思います。そのことから私どもは、ガス事業法の改正を……
○中村(重)委員 私、別に新しい問題ではないわけですが、同僚議員の質疑に対して御答弁が局長、からあっているわけですけれども、不徹底な点もありますので、それらの点についてさらにお尋ねをしてみたいと思います。 この機械貸与公社が二十三カ所で、四十五年には二十八カ所になるということですが、非常にテンポがのろいわけですね。これは三木通産大臣のときに実はこの制度ができたわけですが、その際に、新しい中小企業政策というので、工場アパートその他いろんな制度がつくられたわけです。この工場アパートは、あなたのほうの担当になっていないのだろうと思いますが、長官見えておりますから、工場アパートはどの程度普及をしてい……
○中村(重)委員 いま横山委員から、商品取引所の問題できわめて専門的に重要な点の質疑が行なわれたわけですが、私は専門的なことはさっぱりわからないのです。横山質問で事の重大さというものを認識をしたということですし、また、マスコミがこの問題を非常に取り上げておりまして、大きな社会問題になっておるというように実は思うわけです。同時に、いま横山委員がいろいろ通産、農林両省に対して質疑を展開をいたしておりましたが、その答弁を伺っておって率直に私が感じることですが、何かいまの商品取引の実態というのは、経済行為として取引所が必要であろうか、実は必要がなくなっているのではないかという感じがしてならないのですが……
○中村(重)委員 きょうは、質疑応答でもって三十分ということになっていますから、いろいろ意見を申し上げたいのでございますけれども、時間の関係から意見を申し上げることを差し控えて、端的にお尋ねをすることにいたします。御答弁もひとつ簡潔にお願いをしたいと思います。 先ほど、全商連の会長をしておられる鈴木参考人から、全商運の会長という立場に立って、大きな社会問題になっている取引所の実態について遺憾の意を表明されたわけです。私どもが通産、農林両省から出してもらいました取引所の実態、紛議の件数、金額等を見ると、金額におきましても、あるいは件数におきましても、非常に大きいわけです。さらに私どもが注目をい……
○中村(重)委員 いまの横山委員から質疑がなされました輸出映画の問題については、十日の一般質問の際に質問の通告をいたしておりますので、必要な資料を後刻要求をいたしたいと思います。したがいまして、御協力を願いたいと思いますが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 議題外でございますけれども、緊急な問題として通産大臣の見解を伺いますが、輸出金利の引き上げの問題であります。
御承知のとおりに、国際収支の好調、また国際金利が異常高という状況の中で、日銀がこれを背景にして輸出金利を引き上げるという態度を本日決定すると伝えられているわけであります。これに対しましては、まあ当然だというこれを支持する意見……
○中村(重)委員 議事進行。先ほどからもう少し与党を集めるように言っているのですが、いま三名。与党がこんな定足数を無視するようなことでは、委員会の審議は進めない。あと十五分程度で相当数集まらなければ、委員会の審議はストップしたい。
○中村(重)委員 大災害においてとうとい生命を失われた方々に、あるいはまた負傷せられた方々、家屋を倒壊という不幸な事態に直面された皆さん方に対しまして、心から御冥福をお祈り申し上げるとともに、一日も早く全快されることをお祈りをいたしたいと思います。 大臣は、さっそく現場におもむかれて、お見舞いなりあるいは調査をされたことに対しまして、心から敬意を表する次第であります。だが、お帰りになりまして、総理に報告をされるのは、これは当然でありましょうけれども、その後引き続いて本委員会に御出席になって、ただいまのような事情説明をされるとか、あるいは質問を受けられるという態度をおとりにならなかったことに対……
○中村(重)委員 きょうは輸出映画の問題を中心に質問をするわけですが、その前に各省からおいでになっていただいておりますので、離島振興の問題について若干お尋ねをしてみたいと思います。
第一に、離島に対してフェリボートが就航をする場合、自動車損害賠償保険料が本土と同率に適用されるというのが四十四年の大蔵省告示第九十九号で出されているわけですが、この考え方についてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 いまの可能か不可能かという問題になってくるとなかなかむずかしいのですね。具体的な例で申し上げたほうがわかりやすいと思いますが、私は長崎県ですが、壱岐、対馬というところがございますね。壱岐、対馬に……
○中村(重)委員 総理の時間が少ないようでございますから、簡潔にお尋ねをいたします。 御承知のとおりに、情報化時代といわれておりますように、わが国の産業、経済、文化の発展に情報の果たす役割りは非常に大きいと思うわけです。特に情報はコンピューターによるものが絶対でございます。ところが、これを指導する政府の取り組みというものは、私は非常におくれておると思います。したがいまして、情報化政策を強力に推進をしていくということになってまいりますと、政府全体の統一政策を確立をする、そこで総合的な計画を策定をしなければならないと思うわけであります。そのためには、行政措置といたしましては、やはり閣僚会議の設置……
○中村(重)委員 通産大臣に簡単にお尋ねをしますが、いまの横山委員との質疑応答の中で、中国側の考え方に対する批判があると思うのですが、思想が非常に硬直化しているということなんですが、妥結をいたしました貿易交渉そのものに対して、通産大臣としてはいただきかねる、そういったようなことなのかどうか。コミュニケの内容に対しての批判なのか、交渉が妥結したことに対しては歓迎をしておられるということなのか、その点いかがでしょう。
【次の発言】 コミュニケとその貿易交渉、いわゆる覚書貿易ですね、それは不可分の関係にあると私は思うのです。ですから、この覚書貿易の性格というものを政府はどのように受け取っておられるの……
○中村(重)委員 大災害によって不幸にして被災された方々に対しましては、まことにお気の毒に思っておる次第であります。さらにまた、関係の参考人の方々、これまたたいへん苦労されたことだと、心からお見舞いを申し上げます。 だがしかし、先ほど来、同僚委員の質問に対しましてそれぞれお答えがあったわけですが、私の不安というものはさらに増してきたのでございます。あとでまた順次お尋ねをしてまいりますが、その前に、負傷者の方々の回復の状況は最近どういうことになっているのか、さらにまた焼け出された方々は現在どういう状態の中にあるのか、黒田参考人からひとつお答えを願いたいと思います。
○中村(重)委員 きょうは実は私は質問の予定日でなくて、明日やるようになっているのですけれども、時間があるようですから、いま同僚委員が質問を申したお答えをメモをいたしておりましたので、そのメモに基づいてちょっとお尋ねをしてみたいと思うのです。 いま宮崎局長のお答えを聞いておりますと、いままでの土地利用計画というものがうまくいっていなかった、今度の総合開発計画、十カ年計画のもとでこれからはひとつ有効利用が行なわれるようにやっていきたいというようなお答えであったわけですが、気持ちはわかりますけれども、うまくいっていなかったということは、熱意の問題もさることながら、この総合開発計画を樹立する経済企……
○中村(重)委員 きょうの本会議の関係もありますので、こまかい質問は省略をいたします。実施の面において、この後十分政府に対して意見を申し上げたり、あるいはまた政府の考え方を聞かしていただく、そういうことで対処してまいりたいと思います。 ただ、この際大臣に、私が昨日も申し上げたことではございますが、現行の十カ年計画というものが非常におくれてきた、非常に進捗していないというその原因が何か、まず、そういったあらゆる角度から検討されて、年度途中でありますけれども、新たな十カ年計画を今度は推進していこうということでございます。だがしかし、それではどのような構想でこれから進めていこうかということについて……
○中村(重)委員 中国貿易の問題については、閉会中に統一テーマとして大臣にいろいろお伺いをいたしたいと思っておりますが、大臣も御承知のとおり、最近、周四原則に基づいて、いわゆる大手業者のダミー業者と称する業者が、台湾との貿易を打ち切って中国貿易一本に変えていこうとする動きが出ておるようであります。これに対して政府は、もちろん圧力をかけることではなくて、業者の自主性にまかせるべきであると私は考えるのでございますが、この際、大臣の明確なお考えをひとつお聞かせ願っておきたいと思います。
【次の発言】 軽工業品輸出の大宗は言うまでもなくアメリカであるわけです。ところが、最近はアメリカの輸入制限の動きと……
○中村(重)委員 各同僚委員の質疑を聞いて、大臣の考え方というものがわかったような感じもするのですが、私は大臣が非常に悲壮感に浸っているような感じがしてならないのです。おっしゃるように、自由貿易を守っていくということは日本の国益にも通ずることでありましょうし、またこれは、少なくともアメリカを中心にいたしまして、すべての自由貿易を進めておる国がこれに協力をしていかなければならぬことは当然なんですが、その当のアメリカが、自由貿易の宗家でありながら、みずからこれをくずすようなことをやっている。それに対してなぜ日本だけが、そんな悲壮感に浸るような感じでもって、無理に妥結をはかっていかなければならないの……
○中村(重)委員 私は、時間の関係がありますので、繊維問題と独禁政策については来月の委員会でお尋ねをすることにして、きょうは公害問題にしぼってお尋ねをいたしたいと思います。 通産政務次官にお尋ねをいたしますが、御承知のとおり、公害問題はいまや大きな社会問題であり、政治問題に発展をしておる。新聞等の報ずるところによりますと、通産、厚生、経済企画庁その他の省において、公害対策といったようなものを検討しているやに伝えられておりますが、現在政府で考えている、さらにまた次期国会において提案等の準備を進めておる公害対策についてのお考え方等を、この際明らかにしていただきたいと思います。それから、いまのは政……
○中村(重)委員 通産大臣は四時からの御予定があるようですから、そこで二十分後にはお引き取り願ってけっこうでございます。私の質問は続けてまいります。 ただ、この際大臣に要望いたしておきますが、委員会は一カ月前からきょうだということがわかっておったわけです。四時ということになりますと、相当おそい時間でもあるわけです。また、十二人という各委員ともにたいへん熱心に勉強し、質問をいたしておるようでありますから、大臣が四時に引き揚げることはまあまあ非常識だということにはならぬと思います。しかし、まず一カ月前に予定をされている以上は、できるだけ委員会が終わりますまで、所管大臣ですから委員会に詰めていただ……
○中村(重)委員 大臣にしぼってお尋ねをいたしますが、先ほど公害問題について同僚中谷委員と大臣と質疑応答が行なわれた。聞いておったのですが、どうも私は、政府の公害に対する取り組みというものは、非常に積極的な取り組みをやっておるということで高く評価をしておったのですけれど、若干失望を実はしておるわけです。 いま聞いておってメモをしてみたのですが、たとえば公害防止のいろいろ施策をこれから講じていく、施設をやらなければならぬ、それに当然金が伴ってくるわけですね。それに対して必要な予算の算定といったようなものも、まだ手をつけてないというようなことだった。そこで公害対策本部というのをつくって、総理が本……
○中村(重)委員 きょうは再販問題と、それからカラーテレビ輸出の問題と、公害問題河川や港湾等の汚染の問題等々について質問をいたしたいと思いまして、関係各省に御出席をいただいておりますけれども、時間の制約がございます。したがいまして、きょう多く質問をする時間がないと思いますから、あるいは明日またおいでを願うことになろうかと思いますので、その点あしからず御了承を願っておきたいと思います。 新聞を広げてみますと、公害の問題が連日報道されておるわけであります。また国会は言うまでもありませんが、地方議会におきましても、それぞれの地域の公害問題に没頭しておるということで、これは都道府県あるいは市町村は言……
○中村(重)委員 昨日、時間の関係がありまして質問も一十分できなかったわけですが、答弁の点も明確な答弁がなされておりません。したがいまして、昨日質問をいたしましたことについて、あらためてまたお尋ねをしてみたいと思います。 小宮山政務次官は、きのう、諫早のカドミウムの調査について、有明海全海域にわたっているということ、また具体的には四県それぞれノリからカドミウムが検出をされていること、また今後そうしたことがさらに強まってくるというような可能性もある、これは強力な調査をやる必要があるのではないか。そこで、各県にまかせるというのではなくて、広域調査であるから国の責任によって調査をすべきであるという……
○中村(重)委員 いま最後に八木委員から質問をした点についてお答えがないわけです。なくなられた人の遺族に対し、あるいは負傷者に対し、あるいはまわりの住家が相当程度被害を受けているわけですね。特に、お聞きになっていらっしゃると思うのだけれども、現場から五百メートルくらい離れたところの建物にローターの鉄魂が飛んで落ちた。屋根を破って、それから二階の畳を切って下に落ちて、そしてほかの工場――三菱重工ではないのですが、製鋼所に働いておる労働者、その人は夜勤だった。そして夜勤だから朝帰って寝ていた。その人の頭をくだいて死なした。そしてなお畳、マットを切って下に落ちたのです。たいへんなことなんだ。そういっ……
○中村(重)委員 小宮山政務次官にお尋ねします。 昨日はからだが不調であったというわけで御出席でなかったわけですが、私、理事会で決定のとおり五時までやったわけです。ところが、答弁に当たった通産省は、通商局の次長が出席をしただけです。委員側の出席もまことに悪かったわけですが、政府側の熱意のなさにも驚いたようなことです。しかし、あなたが病気だったんで出席できなかったことは、あまり言うとこれは人権じゅうりんになるから、これはやむを得ないと思うのです。 そこで、あなたに前に、諫早のノリのカドミウム汚染の問題で、消費者が非常に不安に思っている、したがって、どの程度まで食べたらいわゆる人体に有害でない……
○中村(重)委員 政府は、繊維交渉が手詰まりになっておる、これを打開しなければならないということから、業界が反対をしている――いままた海部委員も指摘をいたしておりましたが、委員会の決議、本会議の決議があるわけであります。また、先般の委員会では商工委員長から、現在進めている方向はどうも決議の趣旨に沿っていない、十分それらの点を考え、委員会の決議の趣旨を尊重する、そういう方向で努力をしろという注意喚起もあったわけですが、それにもかかわらず、そうした点を無視して最終案という新しい提案をされたようでございますが、それはどういうことからそうなされたのか、その点を伺ってみたいと思います。
○中村(重)委員 若干お尋ねをしてみたいと思うのですが、ちょうどいまこの法律案の取り扱いと申しますか、修正点について野党の間で打ち合わせ会をやっておりました。したがって、いま行なわれました質疑を実は伺っていなかったわけですので、多分に重複するような点もあろうかと思いますけれども、まず経済企画庁長官にお尋ねをいたします。 この水質汚濁防止法の「目的」、第一条、これは工場とか事業場から公共用水域に排出される水の規制にとどまっている。そこで、国民の健康保護、それから生活環境の保全というのも「目的」の中にあるわけですから、その場合、工場排出水だけではなく、自然の浄化能力と申しますか、そうしたおそれの……
○中村(重)委員 同僚委員からそれぞれお尋ねがありましたので、時間の関係もありますし、問題点にしぼって通産大臣にお伺いをいたしたいと思います。 下請中小企業の振興基準の作成、さらには振興計画等々、中小企業庁としては画期的な法律案である、中小企業の振興のために、下請の自主性をはかるために、この法律案をよりどころとしてこれから取り組んでいきたい、そうした決意を明らかにしているわけであります。 ところが、六十三通常国会以来、私どもはこの法律案について検討してまいりました。問題点を指摘をし、中小企業庁としても、足らざるところに対しては修正に応じることにやぶさかでないことの態度を示してまいっておるわ……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねをいたしますが、かつて、道路財源確保という面から自動車新税構想というのが田中幹事長から出されまして、各方面から相当賛否両論が戦わされたようであります。また、予算編成が大詰めに近づいてまいるに伴いまして、この財源確保ということで、最近非常に公式にこの問題が議論され、自民党もそれぞれの機関において検討をする、そういったことが報道されているわけでありますが、通産大臣は自動車関係所管大臣として、この自動車新税というものに対してどのような考え方を持っておられるのか、この際ひとつお聞かせいただけば参考になると思います。
○中村(重)議員 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律及び原子爆弾被爆者の医療等に関する法律案の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日午前八時十五分、人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして、広島の人たち、続く九日は長崎の人たちと、三十万の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。幸いにして一命を取りとめた人たちも、この世のものとは思われない焦熱地獄を身をもって体験し、原爆の被爆という一生ぬぐい去ることのできない宿命を背負わされ、あるいは原爆熱線による痛ましい傷痕のゆえに悲嘆にくれ、あるいは放射能の影響による造血……
○中村(重)委員 大臣にお尋ねします。 歴代厚生大臣がいままで前向きの答弁をいつもやってきた。特に内田厚生大臣は、被爆者の対策ということについては力点を置いてやらなければいけないのだというような考え方をいまお示しになったわけです。また私どもも、いま大原委員から指摘いたしましたように、三十九年の衆参両院の本会議における被爆者援護強化に関する特別決議をいたしました。それに前後いたしまして、数回にわたってこれまた衆参両院の社会労働委員会を中心にして附帯決議をつけてまいりました。 ところが被爆者の問題については、予算の面においては若干の伸びを示しております。また、特別措置法の制定によって一歩前進と……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねいたします。
新聞の報ずるところによりますと、繊維交渉早急に再開、ミルズ案を軸にアメリカから正式な申し入れがあったというように伝えられておりますが、これは事実でございますか。
【次の発言】 それでは、この新聞報道にありますこと、「アメリカ政府は、昨年末から中断している日米繊維交渉を早急に再開したいと日本政府に申し入れてきた。これは十九日、牛場駐米大使から政府にはいった公電によって明らかにされたものである」ということで、佐藤首相の側近筋はこれを歓迎、交渉をできるだけ早く再開して四月までに解決したいとしており、また業界の一部にもこれに同調する動きがあるんだ、こう……
○中村(重)委員 赤澤局長にお尋ねいたしますが、御承知のとおりに、従来機械工業振興臨時措置法、それから電子工業振興臨時措置法、この二つの法律によって、金融、税制上の特別措置が講ぜられてきたわけです。そこで、機振法のほうは、三回目ですから十五年間、電子工業振興臨時措置法のほうは十四年、こうなるわけです。相当長期にわたって、手厚い措置であったかどうかは別といたしまして、一般の中小企業あるいはその他の産業振興の面と比較をいたしますと、確かに手厚い措置が講ぜられたということは言えると思うわけです。さらに、今回この二つの法律を一本にまとめたという形で新法をお出しになっておるわけですが、私は、その必要がほ……
○中村(重)委員 大臣にお尋ねする前に、赤澤局長に御答弁をお願いいたしますが、三月二日の委員会であったと思います。中谷委員の第十条第一号の「相当の比率」の解釈に関する質問に対しまして、赤澤局長は答弁を留保したままになっております。きょうは中谷委員が病気で休んでおります。この点について、明確にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは時間もございませんから、いままで私どもが質疑をしてまいりまして明確でない点も、ございますので、大臣にお尋ねをしてみたいと思います。
四十五年の七月であると思いますが、産業構造審議会が「今後の機械産業政策に関する答申」を政府に出しておるのであります。第……
○中村(重)委員 きょうはわが党の同僚諸君の意向を体しまして、全員を代表した形でお尋ねをいたしたいと思います。中小企業に関連をいたします問題について、多岐にわたって質疑をいたしますので、若干若干時間が長くなろうかと思いますが、ひとつあしからず御了承をいただきたいと思います。 信用保険法の改正案につきましては、同僚の委員諸公からいろいろと質問がなされておるようでございます。重複をできるだけ避けてまいりたいと思っております。 まず私は、中小企業庁長官にお尋ねをいたしますが、この公害保険の二千万円の付保険限度の算定基礎というものはどういうことなのか。率直に申し上げれば、私は若干、付保険限度が低い……
○中村(重)委員 出光参考人にまずお尋ねします。 御承知のとおり、全国的に灯油あるいはガソリンの小売り価格の値上げが始まっているわけです。通産省は、先取り値上げであるとしてきびしい態度で臨もうと、業界に警告をしておる。公正取引委員会は、これは協定値上げの疑いがあると、調査を始めようとしているわけです。ところが、先ほど出光参考人の御意見の中で、昨年十一月に十セントの値上げがあったんだ、二月十四日から二十八セントの値上げ通告、さらに六月はインフレ対策という形で七セントの値上げ、合計四十五セントの値上げになるんだという御意見であったように伺った。いま全国的の値上げが進められておるそのことは、昨年十……
○中村(重)委員 影山参考人、先ほどいろいろお伺いをしたのですが、御意見の中で大体四つにお分けになったのですね。第一グループと第二グルーというのは転換がない。非常に高級品をつくっていくというために、技術の開発なんということはもちろん必要になってくるのでしょうけれども、自己努力、そうした政府の協力、指導ということにおいて競争力を維持していくことが可能だと理解をしてよろしいのかどうか。 それから第三グループと第四グループですが、これは第三グループは、台湾、韓国との賃金差が三〇%、特に香港の影響が大きいということで、これに対する配慮を望まれたわけです。第四グループは、方策については模索中だ。この第……
○中村(重)委員 原田通商局長にお尋ねしますが、いまあなたは、香港に対する特恵供与に対して、まだきまっていない、また供与する場合もその他の低開発国と同様な扱いができないというお答えがあったわけです。香港に特恵を供与する場合の影響というものが非常に大きい、できるならば香港に対する特恵供与を回避したいということが、お答えの中ににじみ出ているわけです。私は、業界の香港に対する特恵供与に対する反対、ということより非常な反発があるわけですから、いま局長のお答えになりましたことから感じ取れるものはよくわかるわけです。しかし、実際問題として、通産大臣が、当委員会におきましても、あるいはその他の委員会におきま……
○中村(重)委員 いまの石川委員の質問に関連して私もずっときょうは質問をする予定でしたけれども、経企庁長官が物価対策特別委員会の関係があるようでありますから、ただ一言申し上げておきますが、いま石川委員から、中部電力の原子力発電所の問題について指摘があったわけですが、私は端的に申し上げて、どうも最近通産省はたるんでいると思うのです。この前の化粧品の公正取引の問題で、通産省のほうから公正取引委員会に、課長命令ですけれども、クレームをつけているのですね。それは、そういう事実はないのだ、これは単にメモだと言っている。ところが正式に、日付が二月二十五日、そして公正取引委員会が三月六日で受付をしている。公……
○中村(重)委員 公取委員長に再販の問題でお尋ねします。
四十五年十二月十五日付で「再販行為の弊害規制について」というパンフレットをお出しになったのですが、これは基本的な考え方ということであろうと思うのですが、それについて、具体的な運用基準というのか、ガイドラインを近く決定をするのだ、そういう御方針を伺っているわけですが、その後、作業は完了したやに新聞報道等なされているわけですが、その点どうなっているのか、一応伺ってみたいと思います。
【次の発言】 物価対策特別委員会との連合審査がございましたね。あの際にも、再販行為の弊害規制というのを中心に質問もし、議論もしてきたわけです。近く具体的な弊害……
○中村(重)委員 大臣に中国問題について簡単にお尋ねをしたいのです。 中国問題が国際的にも大きく動き出してきているということは御承知のとおりですが、米中関係も大きな動きを示そうとしておるわけです。そこで、いまの中国に対する輸銀使用の延べ払い輸出の問題について、私は本委員会で総理大臣にも、どう考えているのかということでお尋ねをしたわけでした。ケース・バイ・ケースで考えていくのだ。いま近江君の質問に対しましても、通産大臣、同様のお答えがあったわけです。 ところが、ケース・バイ・ケースというのは、これは吉田書簡により輸銀使用というものが禁止されたわけですが、それ以来、歴代の通産大臣が、ケース・バ……
○中村(重)委員 通産大臣にちょっとお伺いしますが、十日の衆議院大蔵委員会で福田大蔵大臣が、通貨不安、円対策ということで輸出振興策の再検討、輸入制限の撤廃など、経常収支対策を強力に進める方針を明らかにされたようです。対処の方法としては、輸入制限の撤廃、資本交流の自由化、関税の引き下げ、国際経済協力の推進、輸出マナーの確立など、税制面の輸出優遇措置も来年度の税制改正の中で検討したいという答弁になっているわけです。これは通産行政に重要な関係を持ちます問題でありますだけに、通産大臣も関心を持っておられるでありましょうし、また通産省自体としても、これらの諸問題に対する対策はお立てになっておられるのだろ……
○中村(重)委員 公益事業局長にちょっと尋ねまますが、東京瓦斯のメタン・ストレート計画というのがあるわけですね。それと、幹線パイプラインの計画についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま御説明があったのは、消費先が電力用と都市ガス用ということになるわけです。ところが、このメタン・ストレート計画によると、これは超高圧輸送ということになろうと思うのですが、この天然ガスを消費する場合、現在の五千キロカロリーが約一万一千キロカロリーのガスになるんだ、こう言われているのです。非常に高圧ガスですから、家庭用として不必要な高カロリーということになるのですが、これはどういったような形で家庭用と……
○中村(重)委員 大蔵大臣にお尋ねします。
先般の委員会で田中委員から、インドネシア援助の問題で資料の要求があったように伺っております。それとの関連もあろうと思うのですが、スカルノ時代に貸し付けをしました額が、御承知のとおり膨大な額になっているわけですが、その内容について伺ってみたいと思うのです。
貸し付けの総額は大体どの程度であったか。それから、回収もいたしておろうと思いますから、回収額、それから、これは現実にこげつきになっておろうと思います。そのこげつき額は大体どの程度になっておるか。
【次の発言】 いまの答弁では、ただこげつきになっておる額だけを言われたのではないかと思うわけです。そ……
○中村(重)委員 藤尾政務次官、時間の関係があるようですから、先に伺います。今回の集中豪雨では、政務次官はさっそく現地に飛ばれ積極的な見舞いやら事情を調査され、現地では非常に感謝をしているようです。その積極的なかまえを今度は災害復旧のほうでひとつ大いに発揮していただきたいということを冒頭にお願いしておきたいと思います。 そこで、政務次官も現地においでになって感ぜられたと思うのですが、今回の集中豪雨は降雨量が非常に多かったわけですね。そのためだとも思うのですが、二級河川とか中小河川のはんらんというものが非常に多い。そのために橋が流失をする。土砂が流れ込んだために、これは当然川に堆積をするから、……
○中村(重)委員 もう時間がずいぶんおそくなりましたから、私の意見は申し上げることをできるだけ避けて、端的に質問をしますから、答弁もひとつ簡潔にお願いをいたします。 先ほど砂田副長官が、共済制度のことについて考え方を明らかにされたのですが、相当長期にわたって検討しておられるので、相当具体的な検討がなされておるように感じられるのです。そこで、私どもが副長官の答弁を聞いておって感じることは、物的共済それから人的共済はどうするかという問題等々、いろいろな意見があるんだけれども、大体まとまるんではないかというようなお答えであったわけですね。してみると、各省とも、災害関係の省はある程度具体的な検討がな……
○中村(重)委員 きょうは、鴨田委員長初の委員長席においての委員会ですが、きょうは日程に従って時間はみんな厳守しておるわけです。ところが、各党を問わず委員の出席率の悪いこと、これではもうどうにもならぬと思うのです。けさも理事会で、委員長にそのことを強く要請をしたわけですが、明日からこういったことがないように、私ども理事も注意をしてまいります。委員長もその点強くひとつ委員各位に要請をしていただきたい、そのことを要望しておきたいと思います。
【次の発言】 田中通産大臣就任されまして、実力大臣らしく通商政策の重要な点について諸施策を発表しておられるわけです。きょうは、入閣されまして以来六年目の入閣で……
○中村(重)委員 経済協力関係で通産大臣にお尋ねしたいと思うのです。 昨年の五月だったと思うのですが、OECDの閣僚理事会で、一九七五年までにGNPの一%の援助の意向を政府は表明しているわけです。一九七五年ということになりますと、そのGNPは、新経済社会発展計画によると約四千億ドル、その一%は四十億ドルということになりますから、約一兆四千億円になると思うのです。非常な巨額に達するわけですが、そうした熱意はわかるといたしましても、この量的拡充というものはなかなか容易ではないと思うわけです。政府が、去る六月四日であったと思うのですが、「総合的対外経済政策の推進について」そこで八項目を実はおあげに……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねをいたしますが、御承知のとおりにわが国の経済に深刻な打撃を与え、またIMF、さらにガットの崩壊の危機に直面するという重大なアメリカの新経済政策を中心にしまして、さきに日米経済合同委員会が開かれたわけであります。その中で事の重大性にかんがみまして、日米双方とも相当突っ込んだ活発な論議が展開をされたようであります。私どもは日本の経済協力の実態を調査するため実は中南米を回っておりまして、昨日帰ってきたわけであります。ちょうど経済委員会が開かれておりますときはまだ南米のほうにおりまして、非常に関心を持って私どもも現地の新聞の報道を実は見守っておったということであったわ……
○中村(重)委員 先ほど来の大臣の答弁を聞いていると、率直に言って私は非常な憤りを感じるのですよ。もう少し私は、権威のある田中通産大臣らしい、まじめな答弁をしてもらいたいと思うのです。欺瞞に満ちた、きわめて無責任な答弁だと私はもう端的に申し上げたい。少なくとも、いままで私はこの繊維問題について大平大臣から宮澤大臣、あるいは佐藤総理大臣も出て質疑を展開をしてきたんです。もう少しまじめに真剣にこの問題に答弁をしてもらいたい。あなたも、福田外務大臣が、まあ政府間交渉をしなければならぬ、そうした態度を明らかにしたときに、それはだめなんだ、自主規制というものが最善だ、そういったことをあなたはきっぱりと言……
○中村(重)委員 鉄鋼の問題について谷村委員長にお尋ねをしたいのですが、きょうは何ぶん時間がありませんから、あらためてまたお尋ねをすることになろうと思うのですが、新聞報道をずっと注意深く実は鉄鋼の操短の問題を見ているわけですが、どの程度この報道が正確であるのかわかりませんけれども、ずっと日にちを追って見てみますと、公取の態度がちょっと変わってきているように思うわけですね。十月の二十日当時は、「鉄鋼の操短勧告を業界、通産省に申入れ」、公取はこれに対して難色を示しているし、通産省も慎重であるという見出しでもって報道されているわけですが、今度十一月三日ごろになると、はっきり公取は粗鋼の勧告操短に反対……
○中村(重)委員 それでは長官に昨日に続いてお尋ねします。
きのう申し上げたとおり、三機関に対して千五百億の特別ワクを考える、こういうことですが、この積算の根拠というのか、それはどういうことなのですか。千五百億を適当であると認めたのは…。
【次の発言】 それじゃ、いまの輸出の減退あるいは滞貨、そうした三つのドル・ショックによる影響ですね、それは大体具体的にはどういうことなのですか。たとえば、輸出の減退はどのくらいである、滞貨はどの程度であるというように。そうしなければ千五百億を相当とした――まあ三つの要素をあげられたんだけれども、輸出の減退がこの程度であるから、したがって金融措置というものあ……
○中村(重)委員 鴨田委員長にお尋ねをしたいわけですが、御承知のとおり今六十七回国会は、沖繩返還協定の締結について承認を求める条約、さらには沖繩振興開発特別措置法案あるいは沖繩振興開発金融公庫法案等、本委員会にきわめて関係の深い条約、法案等が沖繩返還協定特別委員会、沖繩及び北方問題に関する特別委員会及び大蔵委員会においてそれぞれ付託され、審議されておるところでございます。したがいまして、関係の深い当委員会といたしましては、以上の三委員会に対して連合審査を申し入れする必要があるということを、十月二十九日と記憶いたしますが、常任委員長室におけるところの理事懇談会で私から御提案を申し上げて、そういう……
○中村(重)委員 法案の中身に入る前に通産大臣に――これは通産大臣というよりか国務大臣にお尋ねすることになろうと思うのですが、もちろんこれは法案との関連性がきわめて強いだけにお尋ねするのですが、平価の調整というのは、年内妥結の見通しというのはいかがですか。
【次の発言】 政府の従来とってきた態度ですね、円の切り上げ幅を小幅にするために輸入自由化等日米案件というものと一緒にやるのだ、そういう態度をおとりになってこられた。ところが、この間コナリー財務長官が来られた、そのあと帰られてからその記者会見等々新聞報道を見ると、そういう日米案件というものはたな上げにしてしまって、そこで平価調整だけ切り離して……
○中村(重)委員 離島振興の問題に関連いたしまして岡部総合開発局長にお尋ねをいたしますが、昨日、離島振興の期間延長の総決起大会が実は御承知のとおりあったわけです。私が党代表でごあいさつをいたします際、局長はまだ御出席になっておられなかったわけですけれども、この離島振興予算というのが経企庁のほうに一括計上しているのが、御承知のとおり四十六年度が二百五十億程度、四十七年の概算要求が三百三十億程度の要求をしておられるようです。その中には新規なものもあるわけですが、一括計上分では別に新規なものというのも入っていない。むしろ新規の関係といいますと、医療確保の面から、僻地医療の財団法人としての医師派遣の機……
○中村(重)委員 私どももこの法律案の重要性にかんがみまして、審議を尽くしてまいりました。大臣は沖繩関係の委員会にほとんど出席でして、大臣の御意見を十分伺うことができないことはたいへん残念でありますけれども、この後、機会を見ましてさらに内容的に――法律案の内容ということも、運用の問題も、私は非常に大事だと思います。したがいまして、法律案の運用の問題とあわせて、後日大臣の御意見もひとつ伺ってみたい。きょう十二時五十分ぐらいには、この法律案を採決までに持っていくように協力をいたしたい、実はこう考えておるわけです。 私どもも、配付いただきました「資源問題の展望」ということを中心にしまして、これとの……
○中村(重)委員 きょう政府委員の出席を求めていたのですが、まだ実はそろっておりませんで、質問がそういった関係で飛び飛びになりますので、御了承願いたいと思うのです。 公益事業局長にお尋ねをいたしますが、先般の委員会で私が、簡易ガス協会の加入金というのが非常に高い、また手数料というのか会費というのか、それも高い、そのことが、簡易ガス協会に入りにくい。入らなければ差別的な扱いを受けるという形になる。また一方、高い加入金、高い会費ということになってまいりますと、それが消費者にはね返ってくるということ。それから、簡易ガスの設置に対してのいろいろ紛議というような問題等が起こった場合、また重要な問題につ……
○中村(重)委員 「商品取引所の制度と運用に関する意見」、これを読ませていただいたわけですが、非常に前進した意見の具申もあるわけでして、要はこれをどう運用するかということにかかっていくであろう、そのように思います。 御指摘の中にありますように、商品取引の運営が商品の公正な価格形成と流通の円滑化をはかるという取引所本来の運営からはずれて過度の投機と大衆資金吸収の場と化しつつある。そこでいろいろと紛議が起こってきて、通産、農林両省の行政指導が行なわれてきた。また、業界の自粛措置もいろいろと講じられてきた。しかし、仲買い人から取引員として格づけされたあとも、御意見の中に出ましたように、紛議は確かに……
○中村(重)議員 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律及び原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、社会、公明及び民社三党を代表し、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして、広島の人たち、続く九日は長崎の人たちと、三十万の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。幸いにして一命を取りとめた人たちも、この世のものとは思われない焦熱地獄を身をもって体験し、原爆の被爆という一生ぬぐい去ることのできない宿命を背負わされ、あるいは原爆熱線による痛ましい傷痕のゆえに悲歎にくれ、あるいは放射能……
○中村(重)委員 私ども社会、公明及び民社三党から、御承知のとおり、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律及び原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案、これを提案をいたしておりますが、このことに対しての見解を伺ってみたいと思っております。 まず第一に、障害年令の支給の点ですが、御承知のとおりに、政府は認定被爆者に対して一万円、それから健康管理手当を支給をしているわけですが、ところがこの支給は、いわゆる認定被爆者に対する手当にいたしましても、むしろこれを拡大をしていく方向ではなくて縮小していく方向ですね。金額は据え置きですけれども、対象となる認定被爆者というものは減っている……
○中村(重)委員 ただいま議題になりました、私どもが提案をいたしております法律案に関連をいたしまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。きょうは文部省の初中局長に出席を求めておりましたが、何か個人のやむを得ない事情で、地方課長かわって出席しておられるようですから、地方課長にお答えをいただきます。 被爆者に対して全般的な手厚い援護措置が講じられていない、そういったことから、非常に健康を阻害をされておる被爆者が、援護措置を強く求めるという立場に立ちまして、各地域は言うまでもなく、各職場等においても被爆者の会というのを組織をしておるという現状に実はあるわけです。「被爆教師の会」というのが全国的に組……
○中村(重)委員 きょうは大臣が予算委員会の総括でこの委員会へ出られないと思ったので、いろいろと資料でもってお尋ねしようと思ったのだけれども何も持ってきていません。そこで調査室から出していただいております資料を見ましてお尋ねするのですが、沖繩海洋博の参加国が見通しとしてどうなるだろうかということは私どもも関心事であるわけです。国際博覧会条約でもって日本が三十二番目の締約国になっておるわけですね。現在何カ国が加盟しているのかわかりませんが、万国博覧会では、国際博覧会条約の加盟国はたしか三十四カ国であった。それに対して全体の参加国は七十六九国であって、国際機関が四つであったわけですが、そうなってま……
○中村(重)委員 久良知公害保安局長にお尋ねしますが、佐世保市に海上自衛隊針尾弾薬庫が設置をされておると思うのですが、その設置の経過と、それから付近の状況等について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 承認の申請があったのが四十六年三月四日ということでしたね。もし違っておればまたお答えのときでけっこうです。
そこで、弾薬庫設置について付近の採石場からの反対があったのではないかと思うのですが、その点いかがですか。
【次の発言】 申請があったのが四十六年三月二十四日、その前一月十八日に福岡通産局に、採石場というのはおそらく麻生組のことであろうと思うのですが、それが通産局へ来訪、円満解決……
○中村(重)委員 大臣は、参議院の予算委員会等かけ足で各委員会を回っておられる。着席早々でたいへん恐縮なんですけれども……。 新聞紙上で、OPECと包括協力協定、原油直接取引を行なうメージャーの支配体制を目ざすためにそうしたことを考える、あるいは石油資源政策を転換をして産油国と共同開発を行なう、また資源外交に乗り出す、秩序ある調整、保有国と協定を結ぶ、各紙を私は切り抜いているわけですが、同僚委員の質問に対してそこまではまだ固まっていないのだというお答えがあったようでありますけれども、これは通産省としては、資源問題を重視しておられる、海外開発を強力に推進をしていかなければならないというような観……
○中村(重)委員 企業局長にお尋ねいたしますが、本改正案が、消費者保護の観点から割賦販売業者の義務を拡大する、そのためにローンつき販売業者にもこの義務を課する、さらにまた互助会等もこの法の対象にしようというようなことになっているようでありますが、従来は罰則がなくて訓示規定にすぎなかったわけですね。今度は違反行為に対する罰則を新設するということになっていますが、これはどうなんですか。従来違反行為が非常に多くて、そこで消費者が保護されないという点から、消費者保護を重視するという観点から罰則を新設することにされたのか。いま一つは、対象拡大をしたということから罰則規定が必要であるという考え方に到達をさ……
○中村(重)委員 田中参考人にちょっとお尋ねをいたしますが、実はこの割賦法案を昭和三十六年に制定をいたします際に、第七条の「所有権に関する推定」「割賦販売の方法により販売された指定商品の所有権は、賦払金の全部の支払の義務が履行される時までは、割賦販売業者に留保されたものと推定する。」支払いをしてしまわなければ所有権というものは購入者側に移らない。もちろん占有権はあるわけです。それから途中で売り手がその商品を引き揚げようとする場合に、売り主は二十日以上の催告期間を置かなければ契約解除ができないとか、契約解除の場合、売り主が買い主に請求する損害賠償の額を制限するとかという制限規定はあることはあるの……
○中村(重)委員 参議院の予算委員会が開かれておりまして、政府委員の出席の時間的な関係がありますから、まず自治省の佐々木税務局長にお尋ねをいたします。
私どもは悪税として個人事業税を撤廃すべきであるということをかねがね主張いたしておるわけであります。なかなか自治省もそこまで踏み切らないで今日に至っておりますが、この個人事業税の撤廃についてどのような考え方をお持ちなのか、まずその点を伺ってみたいと思います。
【次の発言】 お答えのように、三十六万円の事業主控除が六十万円に四十七年度から実施されるということは承知をいたしておるわけですが、御承知のとおり、退去には農林漁業関係も事業税が賦課されてお……
○中村(重)委員 矢島局長にお尋ねいたしますが、日米繊維協定で、メートル法ではなくて――御承知のとおりメートル法は世界的に普遍性を持っている。このメートル法を計算単位に使わないで、ヤードということでやったのはどういうことなんですか。
【次の発言】 専門家の加藤先生がおられるので、まあこれは肯定しておられるようですから、いろいろまだお尋ねしたいことがありますけれども、きょうは時間がありませんから、この計量法の問題についてお尋ねをしてまいりたいと思います。
この公害測定器の精度、性能、これは他の測定器と比較をしてみると、進歩が非常におくれているように感じるんですがね。原因はどこらあたりにあるので……
○中村(重)委員 経済企画庁長官にお尋ねをいたしますが、離島の医療の問題に対しましていまお答えがあったわけですが、抽象的にはいまのお答えというようなことはいつも繰り返されてきたわけですね。ところがもう離島の医療問題というのは抽象的な問題で解決することはできないのですよ。それでは解決しない。今回白浜離島振興審議会会長が代表となりまして、私ども提案者となって一部改正案を提案をいたしております。正直申し上げてどうにもならぬということです、政府の重い腰が上がらないから。だから法律を改正をして、ここでひとつ積極的に政府を突き上げる、これ以外には離島の医療問題の解決はあり得ないのだという考え方なんです。で……
○中村(重)委員 谷村委員長にお尋ねをしたいのですが、いま岡本君から具体的な商品を持ち込んでいろいろと問題指摘があった。あなたの答弁をずっと伺っていたんですが、どうも谷村委員長は、文学的表現であるとか、まだそこまでは法的な問題としては干渉し過ぎるとか、それから景表法の第四条第三号の指定の問題であるとか、非常に遠慮をしておるような感じがしてならないですね。慎重であるということは私は非常に大切なことだとは思うんです。だがしかし、その慎重さというものが、ともするとメーカーサイドで事を運ぶという結果になり、消費者がその犠牲になるということを非常に恐れるわけです。ですから、谷村委員長としては、独禁法並び……
○中村(重)委員 一時からの本会議の関係で、参考人の皆さんには十分お答えをいただくことができないこと、たいへん申しわけなく思っておるわけですが、先ほど来近藤参考人あるいはその他の参考人からもお触れになりましたように、何としても私どもも政府間協定を阻止しなければならぬと一緒にがんばってまいりましたが、国会決議というのが歯どめにならなかった、これを無視されてしまったということについては、非常に憤りを持っております。しかしこれで自信を失うことなく、廃棄を目ざしてがんばっていく決意でありますから、お答えがございましたように、どうかひとつ業界もそういうことで努力をしていただきたい。冒頭にひとつ要請をいた……
○中村(重)委員 いま岡本君から台湾条項等についていろいろ質疑がありましたが、大臣のいまのお答えは、中国の関係が正常化すると自然にこれが解決をしていくのだというお答えでありましたけれども、同時に中国との関係も非常に前向きに進んでおるというようなことでございますが、この間から中国の繊維調査団が来日されましていろいろと日本の繊維の実態、実情を調査して帰ったようでありますが、中国の繊維調査団の調査の結果、その後どのような動きがなされておるのか、その点についてひとつお考え方を、考え方ということよりもその状況をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 日米繊維協定等の影響で深刻な打撃を繊維業界は受……
○中村(重)委員 田中通産大臣に、対外経済緊急対策推進について、昭和四十七年五月二十日に対外経済政策推進関係閣僚懇談会で、財政金融政策の機動的展開であるとか、輸入促進対策、輸出取引秩序の確立、資本輸出対策、外貨の活用対策、経済協力の推進、緊急立法措置、こういったような決定をされたようでございますが、この中から外貨活用の問題について、決定の内容、それから具体的にこれをどう推し進めようとなさるのか、それら点についてひとつ考え方をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 詳細にお答えいただいたわけですが、そこで、外貨は大体どのくらいあるのですか。
○中村(重)委員 きょうは、これから先の運営の問題についてはまたあらためてお尋ねをすることにいたしますが、自治大臣が十二時四十分ごろ見えられるそうでありますから、きょうは田中大臣の答弁はあまり制限をいたしませんから、どうぞひとつ十分に抱負を述べていただきたい。 まず大臣に、同僚諸君への答弁をずっとお聞きしておりますと、本法案は全国的な開発計画である、その他の首都圏整備であるとか、あるいは近畿圏であるとか、あるいは産炭地であるとか、農村工業導入であるとか、その他諸計画は、これは地域開発で、たいへん違うところだというようなお答えに実はなっているわけですが、なるほど本計画は、小さい一都道府県である……
○中村(重)委員 官房長いますね。――官房長にお尋ねする前に特許庁長官にお尋ねをしますが、特許庁の庁舎ですね。これは私がいまさら説明申し上げる必要もありませんが、たしか庁舎の新築は四十七年度という説明であったと思うんです。おそくとも四十八年度くらいには新しい庁舎を建設する。それにまたいろいろ機械設備等の説明もあったのですが、その計画はどういうことになっておるのか、一応その点をお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 第二期工事というのは、いまの通産省のところに建設をしている庁舎のことですか。
【次の発言】 官房長にお尋ねしますが、いまの旧庁舎を取りこわして、新しい庁舎をつくるための調査費が……
○中村(重)委員 技術上の問題については石川委員からお尋ねをいたしたようでありますから、出光参考人に、この附則の第六条で、土地収用法の一部を改正する、パイプライン事業を土地収用法の対象にするんだ。ところが、このパイプラインは、近隣の住民に対しては便益を与えるということが全くないわけですね。それだけではなくて、私は、安全性という問題について地域住民が非常な不安を持っているということは、新しい事業でありますだけに、想像以上なものがあるであろう。そのことは、計画の予定地域になっておりますたとえば千葉県であるとか、あるいは神奈川県であるとか、相当強い反対が行なわれておるということでも明らかであると私は……
○中村(重)委員 大臣に先日も同僚議員から若干お尋ねをしたのでしたが、東京瓦斯から三二・二%の大幅料金値上げの申請がなされて、その後公聴会等も開かれておるようでございますが、この点に対して値上げの理由が何なのか、また通産省はこれに対してどのような方針でお臨みになろうとお考えになっておられるのか、その点について考え方をひとつお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 大臣がいまお答えになりましたように、十二年間料金が値上げされていない。さらに、新しい設備を――引き込むというのは設備であろうと私は思うわけです。さらにパイプライン事業というのを東京瓦斯がいまやっている。そういったことが設備の高騰と……
○中村(重)委員 きょうは限られた時間であります。二、三十分の時間しかないわけですから、具体的な問題は後日お伺いをいたしたいと思っておりますが、いま加藤委員から環境破壊、公害の問題についていろいろ指摘なり質疑があったわけですが、いまストックホルムで開催をされております国連環境会議に大石環境庁長官が日本代表として出席をしているわけですが、会議において演説をされ、その内容も報道されておるわけで、その前に長官の記者会見等も行なわれておるわけでして、日本の道は歩むな、日本の公害のあり方、企業優先ということについて相当痛烈な指摘をみずから行ないながら、これは反省であろうと思うのでありますが、日本政府とし……
○中村(重)委員 大臣のいろいろ時間的な都合があるようでございますので、 私がきょうお尋ねしたいと思っておりますのは、自動車損害賠償保障法の運用の問題、それから通産大臣と経済企画庁長官の所信表明がございましたので、そのことについてお尋ねをしたいということと、さらに中小企業に対する財政金融上の問題、さらに経済の見通しの問題等々についてお尋ねをしたいわけですが、先に自動車損害賠償保障法の運用の問題でお尋ねをいたします。 運輸大臣は、自動車損害賠償保障法の目的は、これは第一条にあるわけですからおわかりでございましょうが、この法の運用が目的に沿って行なわれておるという理解、認識といいますか、そういう……
○中村(重)委員 中曽根大臣にお尋ねしますが、いま大臣がお入りになったときに、日ソ経済委員会石油委員会の訪ソ専門家代表団の報告がなされて、それに対して簡単な質問が行なわれたわけでありますが、通産大臣としては、チュメニ石油計画の推進についてどのような態度を持ってお臨みになろうとしておられるのか、簡単でけっこうでありますから考え方をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 各般にわたってお尋ねをしてまいりたいと思うのですけれども、両大臣の時間の関係から、十分な時間がとれないわけであります。したがいまして、簡潔にお尋ねをしてまいりたいと思うのですが、ただいま有田経済企画庁長官のごあいさつの中で、……
○中村(重)委員 議事進行。いままで委員から質問に関連して参考人を呼んでもらいたいという申し出があった場合は、所属する党の理事にあらかじめ相談をして、その取り扱いについて話し合いをしたはずです。松平委員からそのような申し出があったとするならば、当然私に相談をしてしかるべきであった。しかし、いま松平委員から質問があるまで、けさの理事会にも何らそのことについては触れておられない。委員長としては怠慢じゃないか。
【次の発言】 諸案件にわたって質問申し上げます。
その前に、経済企画庁長官の時間の関係もありますから、私があとで質問をいたしますガス料金等の値上げに関連をいたしますので――公共料金の値上げ……
○中村(重)委員 それでは液卵輸入の問題で大蔵省と農林省にお尋ねをいたしますが、中国との国交正常化によって、中国からの農作物の輸入が増大することが予想されるわけですが、特に、生産が増大をして、品質も非常によくなってきました液卵の輸入、これは卵の生産農家にしましても非常な脅威を実は感じているわけですが、この点に対する見通し、それから、四十六年度の実績とか、あるいは四十七年度の計画、それらの点について一応の御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 もう少し親切に答弁してくださいね。質問は、四十六年度の実績がどうであったか、四十七年度の計画がどうなのか、それから、非常に品質もよくなっているので、今……
○中村(重)委員 もうすぐ十二時ですから、午前中簡単に質問をしまして、午後に引き続いて質問いたします。
基本的な問題について質問しますが、一九六〇年代と七〇年代とでは援助計画は異なると私は思うのだけれども、その点について考え方をお示しいただきたい。
【次の発言】 いまお答えのように、量的には、国際機関における愛知あるいは福田演説によってGNPの一%ということが明らかにされているのだし、それから政府援助というようなものもこれはもっと高めていかなければならぬ、これはしばしば政府が明らかにしてきているところです。それはわかるのです。いまお答えになりましたことも私の質問に全く触れていないのではないの……
○中村(重)委員 増田貿振局長にお尋ねしますが、貿管令による輸出の抑制は、業界の納得がなければその実行は不可能ではないかと思うんですが、まあ協力をしている業界もあるようではありますけれども、全般的に見て業界の感触はいかがですか。
【次の発言】 十八品目を考えているようですけれども、これを拡大することもあり得ますか。
【次の発言】 いま答弁を伺っていますと、貿管令に対する期待感というものが相当あるように感じられたのですけれども、具体的効果というものをどの程度評価というのか分析をしていますか。
【次の発言】 田中総理は、ハワイにおける日米首脳会談から帰ってきて、両三年の間にGNPの一%程度に貿易収……
○中村(重)議員 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律及び原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、人類史上初の原爆投下は、一瞬にして、広島の人たちを、続く九日は長崎の人たちをと、合計約三十万の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。幸いにして一命を取りとめた人たちも、この世のものとは思われない焦熱地獄を身をもって体験し、あるいは原爆熱線による生涯消えることのない傷痕に悩み、あるいは造血機能障害、その他の原爆後遺症に苦しむなど、病苦、貧困、孤独の苦痛にあえぎながら、かろうじ……
○中村(重)委員 私も、日防空法に基づいて犠牲になった方が援護法の対象にならないで積み残されておったことに対して数年来――大臣が社労委員会の主というようなことで一番御存じでございますが、これを援護法の対象として遇すべきであるということを主張してまいりました。その結果、警防団員に対しまして七万円の特別支給金が交付される。それから長崎医大の学生、看護学校の生徒に対しまして、これまた警防団員に先んじて七万円の特別交付金が支給をされているわけです。 しかしながら七万円の一時金だけではなくてこの援護法の対象として、遺族に対しては遺族扶助料を支給をしていくということが当然ではないかということに対しまして……
○中村(重)委員 高橋公取委員長に、最近の生活必需物資の高騰に関連をいたしましてお尋ねをいたしますが、御承知のとおりに、木材であるとかあるいは土地であるとか、また生活必需物資といたしましては大豆、小豆、最近は食管制度の中にありますところの米の投機すら伝えられているわけです。こうした商社の買い占め、売り惜しみ、このような生活必需品の投機というものは国民生活を破壊するきわめて重大な問題であると私は思うわけです。こうした情勢の中で、日本の法律というものはほんとうに国民を守るためになければならないのだけれども、国民を守るために適当な法律はないのかということを考えてみますと、不十分でありましょうけれども……
○中村(重)委員 局長に二、三点お尋ねをいたしておきます。 この機械類信用保険法の一部改正でもってリースを保険の対象にする。私は、単純に、リースといったようなことがアメリカから導入をされて、そして相当これが成長発展の方向にある、だからいろいろと事故も起こってくる、だから保険の対象にするのだということだけでなくて、現在の産業構造というものが重化学工業から知識集約型の方向へ進んでいくということと無縁であってはならないと思います。そうした観点から中小企業の近代化ということにウエートが相当置かれているように思うのですが、単に文字の上で中小企業の近代化ということを強調するにとどまることなく、具体的に中……
○中村(重)委員 この第三条の役員の増加なんだけれども、事業団の常任理事、いま何名いるんでしたか、これを二名増加するという必要性はどういうことですか。それだけ答弁してもらって、大臣にあと……。
【次の発言】 大臣がいまお見えになりましたが、むずかしい問題ではございませんので、常識的な点から大臣に要望しておきたい。
いまこの事業団法の改正ということで、金属鉱物探鉱促進事業団が、金属鉱業事業団ということに名称を改める。しかも、非常に重要な鉱害防止という役割りを果たす。そうした業務の拡大に伴って、現在の四名の理事を二名増員をして六名にする、いま局長からお答えがございましたように、その役割りと申しま……
○中村(重)委員 吾妻先生にお伺いいたします。 先ほど来、森参考人からも、また原口、森嶋両参考人からも、この国内鉱物資源はきわめて安定した供給源である、また、海外の鉱物開発の母体であるという点から、その重要な位置づけということについての御意見があったわけであります。ところが、いま政府が進めていこうとする知識集約型ということは、やはり産業の転換あるいはまた国際分業化というようなことが要求されているわけであります。 鉱物は、先ほど来御意見もございましたように、また私どもがいろいろなデータを見ましても、なるほど銅は二〇%を割っている、だけれども、亜鉛にいたしましても鉛にいたしましても、三四%ない……
○中村(重)委員 きょうは大臣も御出席ですから、鉱業政策全般にわたってお尋ねをいたしたいと存じておりましたけれども、時間もおそくなってまいりました。したがいまして、鉱業政策が直接この鉱害防止二法との関連性もございませんから、いずれあらためて鉱業政策の問題につきましてはお尋ねをいたしたい、かように思っております。 ただ、私どもがこの鉱害二法を数日間にわたりまして慎重に審議をしてまいりまして、鉱害対策が十分にその機能を発揮していくためには、鉱害源の処理と同時に土壌の汚染あるいは健康被害、農作物に対する被害の処理、補償、これらのことが計画的かつまた総合的に実施されていくのでなければ、私は鉱害問題の……
○中村(重)委員 先ほどから質疑応答を聞いておりますと、各政府委員の答弁、なかんずく齋藤化学工業局長の答弁は、現在のセメント不足というのは不可抗力だ、また将来の見通しについても、韓国からの緊急輸入だとか、あるいはセメントの不需要期に入るとか、これは私はたいへん甘いと思っております。そうしたことでは問題の解決にならない。このメーカーの売り惜しみといったことがないと確信を持っているのかどうか。それから建設会社の大手が困ってない、相当ストックをしているという事実をお調べになったのかどうか。 それから、この間、通産省に各大会社をお呼びになっていろいろ注意を与えたり、あるいはいろいろと考え方を聞かれた……
○中村(重)委員 各参考人とも、消費者保護の第一線に立っておられるだけに、たいへん参考になる御意見を聞かしていただいて、敬意を表したいと思います。まず第一に、消費財安全対策小委員会の委員でいらっしゃる大友参考人にお尋ねをいたします。
この審議の過程で相当突っ込んだ御審議になったのだろうと思うのでありますが、この製品の安全確保について、国と民間の役割りがそれぞれあるわけでありますが、国の役割りというのはこの程度でいいというようにお考えになっておられるかどうか、いろいろ御議論があったことだと思いますから、一応伺ってみたいと思います。
【次の発言】 時間の制約がございますので簡潔にお尋ねをいたしま……
○中村(重)委員 十七分間という時間的制約の中で質問しますから、まとめて質問いたします。答弁は簡潔にお願いいたします。 まず公取委員長にお尋ねをいたしますが、商品の投機ですね、とりわけ商社の買い占めに対しまして、公取は独禁法第四十条を発動して強力な調査活動を展開し、これを処分すべきであるということで質問いたしましたが、公取委員長はそれに対しまして、初めはやれないということでしたが、私が具体的な条文をあげての質問に対しまして、やれる、これからやりますという答弁がなされたのであります。その後四月七日の新聞であったと思うのでありますけれども、「独禁法抵触の疑い」「売惜しみ協定の可能性」「物価抑制へ……
○中村(重)委員 公取委員長にお尋ねをいたしますが、前回の質問の際、何しろ十七分間の質問でございましたから、往復十七分間では全く質疑にもならなかったわけですが、最近の商品投機の問題に伴って、大きく浮かび上がってきたのは、大商社、特に六大商社が支配力を強めるために、関連企業の株式を取得するという傾向が非常に強まった。これは大きな弊害をかもし出してきているところの要因の非常に重要な問題点であろう、私はそのように思います。公取はこれらの点に対しましてはもちろん関心を持っていらっしゃると思いますが、独禁法の観点から、どの程度これに関心を持ち、この実態を把握し、また、これに対処しようとお考えになっていら……
○中村(重)委員 さきに通産省並びに中小企業庁が全国の主要輸出産地九十八についての影響の調査結果を発表したわけですが、その後さらに影響の度合いが深まるのではないかという見通し等も立てておったようでございますから、その後の影響がどのように出ているのか、具体的にひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 中小企業庁のほうで影響の度合いについて資料を出されているわけですが、それによると、「前回のショック前の水準と横ばいないし低下している産地が六割を占め、今後も四割の産地は一そうの低下」をすると予想される。「休廃業、倒産もすでに延べ六十一産地九百六十一企業で発生、今後も当面六十九産地で約九……
○中村(重)委員 ただいま提案いたしました附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、次の事項について適切な措置を講ずべきである。 一 中小企業金融の円滑化を図るため、無担保保険の付保限度額の引上げを検討すること。 二 各種保険の保険料率の引下げについてさらに検討するとともに、特に公害防止保険の保険料率の引下げを図ること。 三 信用保証協会の保証料率の引下げについて指導すること。 以上であります。 本決議案の各項目の詳細につき……
○中村(重)委員 通産大臣が資源外交の第一歩として中東に行かれたことは評価をしたい。現地の反応についてはいまお話を伺ったわけですが、大臣は現地で受けた感覚、これを今後どう生かしていこうとお考えになっておるのか。たいへん時間の制約がございますのできょうはじっくりお伺いすることができませんが、いろいろ新聞報道等もございますので大臣の今後これを生かしていくことについての考え方をお示しいただきたい。
【次の発言】 いま大臣がお答えになりましたことは、産油国が日本に迫った資源外交の原則というように理解をしてよろしいわけですか。
【次の発言】 大臣は、イランで石油消費国連盟に不参加の方針を明らかにされたわ……
○中村(重)委員 本法案の質疑が同僚諸君から展開されてまいりましたが、私が感じることは、研究開発の課題であるとか、あるいは機構の財政規模、業務運営の方法、人的構成、こうした点に政府は必ずしも明確な答弁をしておられないですね。政府自体が自信がないような法律というものはそう拙速主義でやるべきではないのであって、むしろもっと慎重に検討して、政府に確信がついた段階で提案されるということがいいのではないかと私は思うのですが、その点大臣は、この総合研究開発機構について今後どのような確信を持って進めていこうとお考えにたっていらっしゃるのか、伺ってみたいと思います。
○中村(重)委員 いつも理事会で申し上げておりますが、与党の出席は、先ほど野間君の指摘もありましたが、委員長、何人ですか。こういう状態で委員会の運営ができるのかどうか。委員長の答弁はあえて求めませんが、明日からの審議には、こういう状態では委員会の審議は行なえないということをはっきり申し上げておきたいと思います。 経済企画庁にお尋ねをいたしますが、離島振興法を制定いたしまして二十年でございます。離島の振興に際しましては、公共事業を中心として高率補助で事業を行なってきている、それだけではなくて、文教、厚生関係に対しても、離島の振興のために高率助成を行なうべきであるという方向で私どもは法律の改正等……
○中村(重)委員 森口次長にお尋ねいたします。 本法案と、小規模企業事業対策の中の小企業経営改善資金融資制度――今度新たに創設をされたわけですが、これと直接の関係はないように思うのだけれども、この点についてお尋ねをするわけです。 あなたのほうの大蔵省に対するところの概算要求というのは骨格らしいものがあったのだけれども、予算査定の段階においては、おつき合い程度で大蔵省が中小企業庁の顔を立てたというので骨格らしいものはなくなってしまった。この点に対してどのようにお考えになっておられるのか。これは、大蔵省から禿河主計官もお見えでございますから、それぞれお答えをいただきたいと思います。
○中村(重)委員 いろいろ同僚諸君の質問に対する答弁で運用の面についてもわかってまいりましたが、なおだめ押しをする意味で質問をいたしておきます。 たとえば、いま宮田委員の質問に対して三十店舗程度が必要である、こうお答えになったわけです。三十店舗でもって組合を組織するということだろうと思うのですが、うち三分の二が中小小売商業ということになりますね。三十店舗というのは、必ずしも三十店舗軒を並べて中小企業があることはない。その中には大きな会社もあるだろう、あるいは個人の住宅だってないとは言えないですね。ですから、実際運用の問題のときに小売商業者が期待をしておることとはそぐわないような面が出てくるの……
○中村(重)委員 板川質問に関連をしまして、武藤自治政務次官並びに橋口経済企画政務次官にそれぞれお尋ねをいたします。 御承知のとおり、政府は従来生産第一、産業優先の施策をとってまいりました。これに対しまして、現在政府が進めていこうとする方針は、国民福祉、生活優先に切りかえていこうという方針を明らかにしておるわけでありますが、そうした考え方でまいります場合に、電気ガス税のあり方というものが、その政府の切りかえていこうとする方針に沿っているのかどうかという点であります。電気ガス税の非課税範囲というのは第四百八十九条に明記してあるわけでありますが、現在電気ガス税の税収は一千五百億、この四百八十九条……
○中村(重)委員 本改正法案と日本列島改造論に伴う国土総合開発及び工業再配置法との関連はどういうことになっているわけですか。
【次の発言】 田中総理が通産大臣であらわれたときに工業再配置促進法、この過密、過疎の状態、これは大臣も御承知のとおりで、田中さんが声を大にして言われることは、工場が過密地帯に集積をしているということ自体公害が起こるのは当然じゃないか、したがって、公害をなくするためにも工場の再配置をやらなければならないということであったわけです。私どもは、むしろそれであるならば工業再配置基本法をつくる必要があるのではないかということを主張してきたわけです。当時の田中通産大臣としましても、……
○中村(重)委員 時間の関係がありますから、法律案にしぼってお尋ねをいたしますが、最後に公正取引委員会に百貨店の特殊性の問題について、同僚委員から質問した問題を避けて質問をいたします。
まず端的に伺いますが、大臣、百貨店法の改正の必要性はどういうことですか。
【次の発言】 この法律案の成立によりまして、いま大臣お答えになりましたように消費者利益というものがどう守られていくのか、また前進をしていくのか、並びに小売店の立場を考えたとおっしゃいますが、小売店の利益というものがこの改正によって守られるというのか、前進をするということになるのか、その点をひとつ詳しく具体的にお聞かせをいただきたいと思い……
○中村(重)委員 井狩、中内両参考人にお尋ねをいたします。 先ほど井狩参考人から、本法案について積極的に賛成の意を表せられたわけであります。問題は、今回のこの改正法案が、外からは資本の自由化攻勢である、内からはスーパーの攻勢から百貨店を守る、これが百貨店法案を改正する主たる理由であるということを言われてまいりました。私どもは、そのねらいがどうあろうとも、春野参考人からもお話がございましたように、消費者の利益が守られ、さらに井狩参考人が、中小小売商との共存共栄をはかってまいりたいという主張でございましたから、そのことが中身として満たされておるならば、これに賛成をすることにやぶさかではないわけで……
○中村(重)委員 理事会の申し合わせもございますので、二、三点にしぼって緊急な問題ですから大臣に見解を伺っておきたいと思います。 御承知のとおりに、水銀やPCBによる海の汚染ですね。人体に影響がないという、その許容量を越え、魚が汚染されるという事態が起こってまいりまして、そして熊大の武内教授の第二水俣病、第三水俣病というのが発生する。追っかけるように厚生省は、基準量というのを大臣御承知のとおり、たとえばアジの場合は十二匹以下はいいのだと発表したのですね。ところが、大臣は魚がお好きかどうかわかりませんが、私は魚がたいへん好きでしてしょっちゅう、一日一回魚を食べなければならぬぐらい好きなんです。……
○中村(重)議員 私から補足してお答えいたします。
十一月一日にこの規則が施行されております。したがいまして、この時点において稼働しておるところの織機、それを基本にいたします。したがいまして、この法律案が成立をいたしました直後に告示をする、そのように考えておるわけであります。
【次の発言】 私からお答えいたします。
先ほど野間委員、いままた荒木委員からいろいろ御指摘がございますが、提案者である私どもの考え方と全く逆である。私どもは零細企業者の救済をどうするか、このまま放置したならばいまのような通産省の繊維行政のだらしなさ、これを放置したならば、もっと零細企業者は困るであろう、ここで歯どめを……
○中村(重)委員 大臣の、私の質問に対する統一見解に基づいて質問を進めてまいりたいと思いますが、与党のこのような出席の状態では審議を進めるわけにはまいらない。五名の理事の中で一名はやむを得ない事情で退席をされたようでありますけれども、ほかはわからないのですね。委員長は常任委員長会議に行っているようでありますからやむを得ないといたしましても、このような出席状態で野党に協力を求めるということ自体、あまりにも与党の誠意がなさ過ぎると私は思う。きょうの理事会でも、この法案の採決が行なわれたあとに、中小企業基本法の改正について審議してほしいということであった。私どもはそれに協力をすることにやぶさかではな……
○中村(重)委員 出席が非常に悪いようですので、もっと委員の出席に委員長の特段の配慮をひとつ要請いたします。 法案に入ります前に通産大臣にお尋ねをいたしますが、昨日、一昨日の二日間、日米の経済合同会議が持たれたわけでありますが、今回の会議は、伝えられたように通商政策の第二ラウンドの問題が中心であったと思うわけであります。また、流通産業の一〇〇%資本の自由化という問題が小売業の自由化という形になってまいりますので、中小企業に及ぼす影響というものも非常に大きいわけであります。いろいろな問題が議論されたようでありますし、なかんずく通商問題が中心であっただけに通産大臣の舞台がほとんど中心ではなかった……
○中村(重)委員 ただいま提案いたしました附帯決議につきまして、私からその趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 中小企業者の範囲の改定等のための中小企業基本法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、中小企業基本法制定後十年の経過と最近の中小企業をとりまく内外情勢の変化にかんがみ、長期的視野に立脚した中小企業政策を積極的に推進するため、さらに一層の努力を傾注するとともに、特に本法施行にあたり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一、中小企業関係予算及び財政投融資の大幅な拡充強化を図るとともに、特に小規模企業に対する施策を格段に充実し、中……
○中村(重)委員 屋内用の電線が不足しているという問題について、各委員からこの問題を取り上げられ、政府の考え方も一応わかったわけですが、質疑応答を伺っておりましても、また、大臣が、例の電気工事業者の三千名大会に出席をされてのあいさつ、あるいはその他いろいろな機会に大臣から通産当局としての電線不足に対してたいへん迷惑をかけたということについての遺憾の意の表明、また、今後積極的に取り組みをして、できるだけ早い機会にいまのような深刻な状態をなくすようにしたいというように、誠意のある態度を示しておられると私は思っているわけですが、ただ、どうも明確な需給に対する見通しであるとか、あるいは方針が示されてい……
○中村(重)委員 この法律案の目的並びに定義を読んでみますと、「人の健康をそこなうおそれがある化学物質による環境の汚染を防止するため、」それから定義の二項のロに、「継続的に摂取される場合には、人の健康をそこなうおそれがあるもの」ということにしぼりがかけられているわけです。したがって、本法案は、人の健康のみに限定をしているということになりますが、これをもっと広く環境全般にわたって規制をするという措置をおとりにならなかった理由について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、いまお答えのようには理解をしていないわけですが、あとでその点についてお尋ねをしてみたいと思います。
アメリカで……
○中村(重)委員 三十分以内に質問を終わりたいと思いますから、簡潔にお尋ねをいたしますので、答弁もそういうことでお願いいたします。
通産大臣は、物価対策特別委員会に御出席になりまして、四国、関西電力、また大阪瓦斯の料金値上げの問題について質疑を受けられた際、原価主義のあり方について検討しなければならないと、電気事業法等の改正を示唆する答弁をしておられるようであります。次期の通常国会等において法改正に踏み切る決意をお持ちなのかどうか、ひとつお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 それに関連いたしましていろいろお尋ねしたいこともありますけれども、またの機会にいたしておきます。
飯塚基礎産……
○中村(重)委員 現在の情勢について通産省並びに経済企画に対していろいろお尋ねしたいこともありますが、私の県で軍艦島といわれる炭鉱の閉山がありまして、就職の問題その他きわめて深刻な問題がありますので、その点を一応お尋ねいたしたいと思います。 伝統的に非常に古い山でありました長崎県の高島町軍艦島といわれる端島の山が閉山をするということになってまいりました。ところが、閉山ということになってまいりますと、あとは全く人一人も住めない島であるわけです。 そこで、いま就職先について調査をいたしておりますが、離職者の約七〇%は長崎市周辺で就職を希望しているようであります。また、この炭鉱の閉山に関連をいた……
○中村(重)委員 大臣にお尋ねをしてみたいのですが、先般石油問題が非常に緊迫をしてきたということから中近東諸国に行ってきたわけですが、アメリカに対する不信感というよりもむしろ対立感ですね、対決感、それから日本に対してもアメリカの政策に追随する姿勢、またイスラエルとアラブとの関係については、中立であるとか等距離であるとかというようなことに対して感情として私どもが受け取ったのは、日本の今日の高度経済成長、そのことは安い油を使って、そのことが日本の経済発展に大きくつながっている、にもかかわらず、アラブに対する理解を示さない日本の態度というのは、納得できないというよりも、むしろけしからぬといったような……
○中村(重)委員 時間の関係もありますので、意見をできるだけ避けまして、簡潔にお尋ねをいたしたいと思います。 最近の雑誌であるとかあるいは新聞報道等、ドル引き下げの問題に関連をいたしまして感じることは、アメリカがほんとうにドルを防衛しようとする意思があるのかどうかと実は疑わしく思うわけです。あとでお尋ねしてみたいと思いますけれども、ニクソン大統領の経済報告だとか、あるいはまたシュルツ財務長官の談話、いろいろなものを読んでみましてもそう感じるわけですが、今度のドル一〇%引き下げ、これによってアメリカの国際収支というのが改善されるというように日本政府は見ておられるのかどうか、そこらあたりの考え方……
○中村(重)委員 いま森井委員の質問に対して大臣はお答えになっておられたのですが、被爆者に対する対策については手帳の一本化と制度的な問題を含めまして、歴代大臣が進めてきた施策と比較をいたしまして、確かに私は齋藤邦吉大臣の被爆者に対する取り組みは前進的なものがあるということを率直に評価をいたしたいと思うのです。ですけれども、被爆者援護という問題については、大臣、原理的な上に立った対策をやはり考えていくのでなければ、根本的な被爆者対策ということにならないのじゃないでしょうか。戦傷病者戦没者遺族等援護法が国家補償の原理に立っているわけですね。それにもかかわらず、被爆者援護というものが社会保障の上に立……
○中村(重)委員 まず内田参考人に申し上げたいわけです。 それぞれ各参考人から貴重な御意見を伺ったわけですが、十一条の「割当て又は配給等」について、いわゆる企業整備という形に発展していくのではないかという御意見であったわけです。もちろん私どもも参考人の皆さん方の御意見を聴取いたしまして、その後に政府に対する質疑を展開をしてまいります。しかし私どもは、企業整備ということがあってはならないと考えております。その点に対しましては御意見のとおりに対処してまいりたいということを申し上げておきたいと思います。 さらに、時間の関係がございますので各参考人から御意見をお伺いすることができないわけでございま……
○中村(重)委員 力石先生にお尋ねをいたしたいのですが、先ほどの御意見は、日本の産業政策はどうあるべきかという点から、まことに傾聴に値する御意見であると拝聴したわけです。ですが、現在石油に依存をしているというこの現実は否定をすることはできない。してみますと、急激な混乱を避けていくという点から、私どもといたしましては、いま政府が提案をいたしております法律案を修正いたしまして、これを成立させなければいけないのではないかという考え方の上に立っているわけであります。 その点からいたしまして、この法律案は前段と後段の二つに分かれている。前段は、現在行なっておる行政措置という域を出ない。問題は、法案の第……
○中村(重)委員 三十八時間三十七分という長い精力的な審議をやってまいりましたが、私が締めくくりの形の質問をやることになるわけであります。 ずいぶん同僚諸君が質疑をいたしましたけれども、私は修正作業と並行いたしておりましたので、同僚諸君の質疑を実は聞いていない点が非常に多いわけであります。したがいまして、重複する点も多々あるであろうと思いますが、短い時間でございますので、簡潔に質問いたしますが、御答弁もひとつ簡潔にお願いいたしたい。 時間の関係もございますから自治大臣にお尋ねをいたしますが、その前に、通産大臣、もうこの石油の問題は十一条の割り当て、配給というような、まあ何と申しましょうか、……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねをいたしますが、予算委員会で私が関連質問で石油製品は、新聞報道によると五〇%ないし六〇%値上げをするということが報道されている。また、その後の新聞でも大体六五%程度の値上げをしなければならないのではないか、通産省としては、その値上げが固まったような報道であるわけです。私は、予算委員会の関連質問でも申し上げたように、便乗値上げでずいぶんもうかっているんだから、これをまだ相当長い期間にわたって吐き出させる必要がある、また、それだけの余裕があるんだという考え方の上に立っていますから、この際、通産大臣から考え方をひとつ明らかにしておいていただきたいと思います。
○中村(重)委員 通産大臣にお伺いいたしますが、いま板川委員から指摘されたように、昨日の私の質問にも出た問題ですが、指導価格といったようなことですね。これを通産省設置法の三条二号、四条の二十六号でできるのだという解釈ですが、私もこれは無理だと思っております。やはり国民生活安定緊急措置法あるいは石油需給適正化法をつくったということは、いま大臣がお答えになりましたような、三条二号とか、あるいは四条二十六号といったようなことでやることができない、法律をつくって初めてそれができるのだというような解釈をすべきだというように私は思います。まあこの点はもう少し掘り下げて、時間をとって検討いたしたいと思います……
○中村(重)委員 通産大臣にお伺いいたしますが、私は本委員会におきましても大臣にお尋ねをしたのでしたが、例の四十六年の公取の価格カルテルに対するところの問題に対して、密田石連会長が予算委員会に参考人として出席をした際に、通産省の指導でやったということについてお尋ねをいたしました。ところが大臣は、みずからお答えにならないで、山形エネルギー庁長官をして答弁をさせたわけです。大臣も御承知のとおりに、密田会長がその後予算委員会においての発言は間違いであった、通産省の指導によってやったのではないということでこれを取り消しをいたしております。私自身も、密田会長の予算委員会における発言のときは、先般の委員会……
○中村(重)委員 関係各省の見解をただしますが、対馬の東邦亜鉛のカドミウム汚染問題は、御承知のとおりに企業側が隠蔽工作をやったという事実が明らかになってまいりました。これに対して関係各省はその責任をどのように感じておられるのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 隠蔽工作はいつからいつまで続けられたんですか。
【次の発言】 神出福吉氏は上流に対して汚染された土砂を散布したことはない、こう言っているといういまのあなたの答弁ですね。通産省は神出元所長を呼んで事情聴取をやっていないのでしょう。そうすると、神出元所長が上流に対して汚染された土砂を散布したとは言っていないということは、何を根拠にそう……
○中村(重)委員 外山中小企業庁長官に、中小小売商業振興法による特定高度化資金の融資ワクはどの程度になっていますか、それから四十八年度、本年度の実績がどうなっているのか、その点伺います。
【次の発言】 それでは外山長官、あとでけっこうです。
金融引き締め、あるいは石油ショック等々から一般中小企業は非常に苦境におちいっているわけです。なかんずく、下請企業が支払い手形は、前回の委員会でも申し上げたと思いますが、非常に短くなって、それから受け取り手形というのはこれもまたたいへん期間を縮めるというので、非常に苦しい、しかも深刻な状態におちいっていると思うのですが、いま下請が置かれている現状認識という……
○中村(重)委員 中小企業信用保険法の一部を改正する法律案は、大臣はきょう初めて御出席になったわけです。外山長官は十分勉強されて大いに奮闘された。まず理解はできたわけであります。私どもこれを賛成の方向でいきたいと考えております。ですけれども、質疑応答の中で将来に期待する問題が非常に多いわけです。その点から意見を申し上げまして大臣の見解を伺ってみたいと思っているのですが、普通保険を今度は三千五百万から五千万に引き上げる、無担保保険を三百万から五百万に引き上げるということになったわけですが、現在のところの平均額が非常に低いわけなんです。普通保険の場合に五百万に達しないですね。無担保の場合におきまし……
○中村(重)委員 時間の制約がありますので、意見を申し上げないで、端的に大臣にお尋ねをしてまいります。 石油製品の値上げに政府は踏み切ったわけですが、キロリットル平均価格が八千九百四十六円ということになりまして、きょうの本会議でも大臣は述べられたのでありますし、当委員会におきましても、大臣が石油製品の値上げについての姿勢と申しましょうか、考え方を明らかにしてこられましたのは、便乗値上げでもうけたものをみんな吐き出させるんだ、また物価の問題等々を考えて値上げを慎重にやっていくということであったわけです。従来の大臣のそうした考え方というものからいたしますと、今回の石油製品の値上げというのは、便乗……
○中村(重)委員 通産大臣に、昨日、電力料金の値上げの問題に関係をいたしまして質問をしたわけです。その前に、参議院の商工委員会で、同じく電気料金の問題について質問がなされて、それに対して答弁をしておられるわけであります。参議院では、電力料金の値上げの問題に対しましては、質問者が社名をあげて値上げの問題について質問をしたようでございます。それに対しまして通産大臣は、電気事業法に基づいて会社の経理内容を調べた結果を明らかにされて、さらに順序は会社別に、経営が苦しい東京電力、続いて中部、中国、関西、九州、四国、こういう順序になるということを明らかにされて、それからは記者の推測記事になるわけであります……
○中村(重)委員 岸田部長おられますね。
先般私は、当委員会において電気工事の保安に関する問題について質疑をいたしまして、十分検討するように申し上げておいたわけですが、その後、電気事業法の改正の問題、保安協会の強化の問題、電気工事業者に対して保安義務を負わせる問題等々いろいろ調査研究に当たられたと思いますが、結果がおわかりでしたら、結果というのか、考え方ですね、それをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま検討している中身ですね、私が冒頭申し上げました電気事業者がかつては保安検査をし、その検査に基づいての保安責任というものを持っておった。ところが、電気事業法の改正に基づいて、屋内……
○中村(重)委員 通産大臣にお伺いしますが、国連の資源総会に対するわが国の考え方――資源国のほうでは資源の恒久主権を主張している、また資源に対する国有化あるいは所有権の移転をする権利を主張しているといったこと、また国際石油資本に対する、国際石油資本のあり方というものはどうあるべきか、今回の石油の値上げに対しても、日本に対する支配権を持っているという立場から相当圧力をかけてきたということも事実であるわけです。それらの点から大臣の忌憚のない考え方というものをお示しいただきたい、こう思うわけです。
【次の発言】 この前の石油消費国会議でも、アメリカはイニシアチブをとるといったような点が露骨にあらわれ……
○中村(重)委員 齋藤局長に考え方をただしますが、同僚諸君の質疑に対する答弁等を伺っておりまして、私が率直に感じることは、消費者保護ということで何かやらなければならない、そういうことで審議会に諮問をして答申がきた、それで今回の改正案になったということのようですが、この法律改正案の内容そのものは問題はないと思います。しかし、この改正案に基づいて行政運営が十分やれるのかどうかということになってくると非常な不安が私はあるように感じるわけです。ただいまの近江委員の指摘、全く私もそのとおり感じているわけです。 そこで、この改正に基づいて国や地方公共団体が監視体制をどう強化をしていくのかということですね……
○中村(重)委員 通産大臣に伺いますが、新聞の報道によりますと、大口三十社のC重油値上げの値上げ幅が非常に不足をしておるという理由によって供給削減をしておるという事実が明らかになったと伝えられているわけですが、それについては事実なのかどうか、また、対策について検討することも伝えられているわけですが、どのような対策をもってこれに対応しようとしておられるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 政府は、民族糸の会社については若干、先般の石油製品の値上げについて無理もあるのではないか、公式の席上ではありませんが、非公式にはそのようなことも伝えられてはいるわけです。これも新聞報道でございますが、山形エ……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねをしますが、この電気料金の値上げは、通産大臣は五月の中旬から下旬にかけて認可をする方針であるということを明らかにされたこともあるわけですが、また新聞の報道によりますと来月だというようにも伝えられている等々で明らかではないわけですが、もう経済企画庁に持ち込んでおるというようなことも間違いないようでありますから、大体何日ごろ認可をしようという御方針なのか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 値上げ幅ですが、申請の一〇%カットということが常識みたいにいわれていたわけですが、通産省としては五五%から五六%平均で値上げ幅は考えている。ところが、けさの新聞の……
○中村(重)委員 大堀参考人にお尋ねいたしますが、あなたのほうは当然とは申しながら、石炭の使用に創意くふうをこらして努力をしておられるということについては敬意を表するものであります。 先般新聞で読んだのですが、長崎県の松島に火力発電所の建設を行なうということで現地におもむかれる、あるいはまた地元の長崎県知事と話し合いをするといったようなことがなされております。環境調査をしなければはっきりしたことはわからないでしょうが、地質、地形といったような点から、その可能性についてはどのようにお考えになっておられるか、またどの程度の石炭をお使いになるのか、地元との話し合いを進めておる内容を含めてお聞かせを……
○中村(重)委員 公取委員長と通産大臣にお尋ねをいたしますが、いまの公取の告発に関係いたしまして、楢崎委員からの指摘があったように、非常に不明朗な点があるわけであります。さらに石連が、生産調整については通産省がヒヤリングをやった、通産省の指導によってこれはやったのであって、石連が窓口になって、生産規制とか生産調整をやったのではない、そういうことを言っている。こうしたときに、例の問題となった通産省と公取との間に取りかわした覚書なんというものに、ものをいわせようというような形になりかねない。しかし、公取委員長は委員会においても言明をしたように、覚書というものは、カルテルを一切これを認めないのだとい……
○中村(重)委員 矢野基礎産業局長にお尋ねいたしますが、通産省の指導で三菱製鋼長崎工場の合理化が進められてきたわけです。第一次合理化、第二次合理化、また第三次合理化が計画されておるというふうに伺っているわけですが、通産省に対して調査方を要請をいたしておきましたが、その経過についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 その第三次計画によると、長崎工場のほうに残る従業員の数はどの程度になりますか。
【次の発言】 第一次計画の際に、長崎工場に従業員は千三百名を確保する将来展望を与えて、労働者の納得を会社側は得たわけです。ところが、その後、第二次計画等によって、第一次計画の際、労使の間に協……
○中村(重)委員 熊谷次長にお尋ねをしますが、液化石油ガスの産気率の問題でたいへん混乱をしているようですが、この産気率は確定しておったのではないかと思うのですが、そこのあたりの事情はいかがですか。
【次の発言】 私の記憶するところだと、昭和四十八年二月一日からLPガスをメーター販売をするようになったとき、当然のことでありますけれども、産気率を想定をしてメーター料金を定めた、そして取引をしておったと思うのです。その産気率はLPガス十キログラムに対して四・二ないし四・五立方メートルとして全国的に実施されていたのではないかと思うのですが、いま次長からお答えになった最近の産気率の問題で混乱――全国を四……
○中村(重)委員 大臣にお尋ねいたしますが、自動車排気ガス五十一年度規制について賛否両論、たいへん問題化しているわけですが、中公審の部会答申に対する総会においての検討経過、それから結論の見通しと申しますか、それらの点について一応伺ってみたい。
時間の関係がありますので、簡潔にお尋ねをいたしますから、答弁も簡潔でけっこうです。
【次の発言】 大都市の調査団の報告というのを新聞紙上等を通じまして私ども知ることができるわけですが、それによりますと、五十一年度規制は可能という結論を出しているようですね。ところが、通産省は、森口局長が環境庁に申し入れをやるとかあるいは通産省自体でのいろいろなこれに反す……
○中村(重)委員 先国会で当委員会の附帯決議がつけられたわけですが、御承知のとおり「政府は、被爆者が現在もなお置かれている特別の状態と被爆者の援護対策充実強化の要望に配慮し、今後被爆者の援護措置全般にわたる制度改善を図ること。更に政府は本法の施行に当たり、次の事項についてその実現に努めること。」こうあるわけですが、これを生かすためにどのような措置をおとりになったのか。いま提案されております改正法案では附帯決議の趣旨が生かされたというようには必ずしも理解できないわけでございますが、この点について基本的な問題ですから一応大臣からお答えをいただきまして、具体的な点については局長からお答えをいただきま……
○中村(重)委員 河本大臣に考え方を明らかにしていただきたいと思いますのは、中小企業省の設置の問題であります。同僚委員から当委員会においてあるいは本会議におきましても各党からその設置の必要性について強調されているところですが、どうも政府の態度というのは反対なのか賛成なのか、消極的な答弁が最近は非常に強いようです。河本大臣も、田中前総理の考え方を本会議においてお聞きになっておられると思うのでありますけれども、田中前総理からは、中小企業省の設置について期待が持てる答弁がなされているわけです。これは議事録を見ませんとはっきりいたしませんけれども、設置するとはっきり言い切ったとも考えますが、設置をする……
○中村(重)委員 立地公害局長にお尋ねをしますが、四十九年三月、対州鉱山の鉱害隠し事件が発覚をいたしましてから通産省はどのような措置をとってきたのか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの答弁でも明らかにされたわけですが、先般、新聞の報道によりますと、福岡鉱山保安監督局は司法捜査に踏み切ったということでございますが、その経緯はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 いまのお答えで事件の概要は大体わかったわけですけれども、もう少し内容を詳しく御説明できたらひとつお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 四十九年三月八日にいまお答えになりましたような事件が発覚をしたこと……
○中村(重)委員 高圧ガスの取り締まりを強化していくということは必要なことなんだ。ところが、同僚委員からもいろいろ質疑が行われて、政府としても制度的に改める点は改めていく、保安強化のために万全を期していくという答弁があったわけですが、願望ではだめなんで、いままでどの点がよくなかったのか。今後、たとえば関係官庁との連絡調整というものをどう進めていくのか、それから地方自治体に多くの仕事を担当してもらうことになるわけですから、地方自治体との関係はどうするか、制度の面、機構の面、予算の面、人の配置の問題等々具体的な方針が明らかにされなければ、私どもといたしましても単に願望にすぎないということで納得がで……
○中村(重)委員 島田参考人にお尋ねいたしますが、直接利権を持っていないために不利益というのか、あなたの方が業務の遂行がうまくいかないという具体的な事実としては、どういうことがあるのですか。
【次の発言】 そうすると、その相手国というのか、資源保有国ですね、それは、公団が直接利権を持つということをむしろ歓迎するというようにお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 あなたの方が民間と一緒に行って話をするということはよろしいのだし、信頼感というものも持つだろう。しかし、民間はコマーシャルでやりますね。公団即国なんだから、そこで国がこの権利を持つということは、恒久主権という点からある種の圧力……
○中村(重)委員 増田長官にお尋ねをいたしますが、「海外における石油等の探鉱をする権利その他これに類する権利の取得」というようにありますね。「その他これに類する権利の取得」とあるのは、開発の権利と、開発は当然探鉱に伴って出てくるわけだけれども、「これに類する権利」というのはどういうことでしょうか。
【次の発言】 探鉱と開発が一緒になっているということだと、探鉱をする権利というのに入るんだろうと思う。そうすると、「その他これに類する権利の取得」というのは何か、「これに類する」ということは何かということになる。
【次の発言】 この法律案の審議を通じて同僚委員から特に強調されたのは、資源保有国の恒久……
○中村(重)委員 長官にお尋ねしますが、最近の倒産の状況、それから見通し、その他倒産に関連して、倒産の推移と申しますか、原因、そういったことについて、簡潔でけっこうですからお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 この不況対策として、中小企業庁の方でも、民間金融機関に対する融資の要請あるいは政府関係金融機関に対する不況対策融資ということをやっていらっしゃるのだけれども、窓口で、特に倒産防止のために特別の融資のやり方と申しますか、そういった配慮というものがなされておるということを具体的に把握しておられますか。
【次の発言】 私はあえておざなり対策だということは言わないのだけれども、いまあなたがお触……
○中村(重)委員 わが党の同僚諸君から相当長時間にわたって質疑をいたしておりますから、私は二、三点についてお尋ねをしたいのです。
同僚諸君からも触れられたことですが、分類について伺うのですけれども、御承知のとおり現在公開並びに公告の分類表示をしているわけですが、これがどうも不正確だという批判が非常に強いわけですね。あるものは非常に詳しく表示している、あるものは非常に不十分だということなんですが、それらの点に対して長官としての見解はいかがですか。
【次の発言】 齋藤さん、私の耳にいろいろな批判が入ってくるんだから、いま技術的な問題だからと言ってそれは担当者の答弁があったんだけれども、長官だから……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねをいたします。
新聞報道等によりますと、灯油の指導価格を撤廃するということが伝えられているわけです。ところが、これに対しまして、灯油の価格の上昇につながるという反対運動も活発であるようであります。私もそれは当然なことだと思うのでありますが、なぜに撤廃をしなければならないのか、その理由等について、また具体的な方針についてお聞かせいただきたいと存じます。
【次の発言】 いまのお答えもわからないではないのでありますけれども、いま不需要期に入った、また秋になりますと需要期に入ってくる、それまでの間に積み上げをしていなければならないのだ、そうしなければ需要期になってか……
○中村(重)委員 通産大臣にお伺いしますが、この造船業の不況というのは全く深刻なんですが、この不況の対策について、大臣に、どうお考えになるかということでお尋ねしたことがあるのですが、それに対して大臣は、いろいろ考えておられる対策についてお答えがあったわけですが、そのお答えの中では具体的な対策についてお話があったのですけれども、どうも大臣の答弁にもかかわらず、そうした対策が講じられているようには見受けられないわけですね。大臣は特に海運関係の専門家でいらっしゃるんで、その実態はよくおわかりになっていらっしゃるわけですから、実態について申し上げることは、時間の関係もありますから省略をいたします。 ……
○中村(重)委員 時間の制約がありますから、総理に率直にお尋ねをいたしますが、通産省が今日まで実施してきた産業政策は、行政指導を中心にして、独禁政策に優先をしてきた姿が一貫した姿であると私は言えようかと思うのであります。
そこで総理は、独禁政策の位置づけ、特に行政指導と独禁法との関係についてどう考え、今後どう対処しようとしておられるのか、率直な所見をひとつ伺ってみたいと思います。
【次の発言】 今回の改正案は、戦後初めて独禁法の強化を図るものであるという点については評価をいたしますが、しかしその内容はまことに不十分なものだと言わなければなりません。したがって、総理は、次期改正を目指して引き続……
○中村(重)委員 公取委員長にお尋ねをいたしますが、昨日板川委員の質問に対して高橋公取委員長は、通産省設置法で価格や生産調整をやることは間違いだと明確にお答えになったわけです。しかし、御承知のとおり業界は、通産省の行政指導でナフサとかC重油の値上げを実施しているわけです。この扱いをどうするのか、不当カルテルとして排除措置を命ずる御意思があるのかどうか、その点お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 通産省が行政指導をやった。通産省が行政指導をやったことが、これは役所相手の独禁法違反ということがないことは明らかなんです。しかし、それに基づいて業界が話し合いをして、参考価格というのか誘導価格……
○中村(重)委員 齋藤長官に見解をお尋ねしたいのだけれども、いま、信用保険法の改正について特別小口保険を百五十万から二百五十万に引き上げたのは不況対策であるというお答えがあったのだけれども、そのとおりなのかどうか。
【次の発言】 不況対策として特別小口保険を百万円引き上げるということだとするならば、無担保保険であるとか、あるいはは普通保険であるとか、近代化保険といったものも同時に引き上げていくということが私は当然ではないかと思うのだけれども、その点に対する見解はいかがですか。
【次の発言】 現在の平均の付保額が非常に低いのだ、したがって、現在のところ引き上げる必要はないじゃないか、そういうこと……
○中村(重)委員 通産大臣に考え方をお聞きいたしますが、先般の委員会でも私は申し上げたのでございますが、第四次不況対策の中で中小企業に対する財投が四千八百億ということに決定をしたわけですけれども、しかしこれは年末融資ということになっているようですね。四十九年度の年末融資も四千五百億であったわけです。わずかに三百億積み上げておるにすぎない。これは不況対策といっても、いまのような深刻な不況の中における対策ということではなくて、そういう状況の中でなかったにいたしましても、三百億や五百億は貨幣価値が低下をしておるという実態の中で当然積み上げをしなければならないと考えるのです。ましてや、いまのような深刻……
○中村(重)委員 通産大臣に考え方を伺いますが、石炭とか重油の値上げを理由にして、北海道電力であるとかあるいはその他の電力会社、さらにはガスも西部瓦斯が値上げをやりたいということをそれぞれ表明しているようですが、大臣としては、申請があったらこれを受理する方針なのかどうかという点について、考え方をひとつお聞かせいただきたい。
【次の発言】 小松次官が、いま大臣がお答えになったように、年度内は認めないということを、新聞であったと思うのでありますけれども、意向を表面しておったようであります。いま大臣が、年度内は申請はないのではないかということは、通産省としては、石炭とか油の値上がりのために経営も非常……
○中村(重)委員 産炭地振興金の不正融資の問題について参考人にお尋ねをしたいのですけれども、エネルギー庁長官がまだ見えませんから、しばらくいたしましてからこの点に触れてまいりたいと思います。 いま中小企業庁長官との間に、年末融資の問題あるいは中小企業の事業分野の問題について質疑が展開をされておりましたが、長官に端的にお尋ねをするのですけれども、年末融資の問題について、四千八百億手当てをしたのだ、また民間金融機関も二兆五千億ぐらい手当てをしておるようだから、三兆円ぐらいになる、設備投資等が余り活発ではない、資金的にもそう大して困っていないように思われるというような印象を受ける答弁があったわけで……
○中村(重)委員 通産大臣に御見解を伺いたいのですが、先般の総合エネルギー調査会の「昭和五〇年代エネルギー安定化政策−安定供給のための選択−」と題する答申で、エネルギー政策の新理念を安定供給の確保に置いて、具体的にはエネルギーの安全保障、エネルギーの長期安定確保を図るということになっているようでございます。問題は、この理念に基づくエネルギー政策の各分野における具体的施策が十分に展開されているかどうかという点にあると私は思うわけですが、まず、この総合エネルギー調査会の答申を今後どう生かしていく方針かということについて、総括的に大臣の所信をひとつ伺ってみたいと思います。
○中村委員長 これより会議を開きます。
まず、理事辞任の件についてお諮りいたします。
竹中修一君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決定いたしました。
次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの竹中修一君の理事辞任に伴う欠員のほか、去る一月二十二日、伊藤宗一郎君及び粟山ひで君が委員を辞任されましたので、現在理事が三名欠員になっております。この補欠選任を行いたいと思いますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
最初に、佐々木国務大臣より科学技術行政に関する所信を聴取いたします。佐々木国務大臣。
【次の発言】 次に、昭和五十一年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。小山官房長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
質疑は後日に譲ることといたします。
次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十時五十分散会
○中村委員長 これより会議を開きます。
この際、小沢科学技術政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。小沢政務次官。
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
科学技術振興の基本施策について質疑の申し出がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 次回は、来る十二日水曜日、午後一時理事会、午後一時十五分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時二十九分散会
○中村委員長 これより会議を開きます。
去る五月六日本委員会に付託になりました日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、提案理由の説明を聴取いたします。佐々木国務大臣。
【次の発言】 以上で提案理由の説明聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
科学技術振興の基本施策について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。小宮武喜君。
【次の発言】 次に、小宮山重四郎君。
【次の発言】 次に参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。原子力船「むつ」……
○中村委員長 これより会議を開きます。 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。 原子力船「むつ」に関する問題調査のため、本日は、佐世保市長辻一三君、原子力船「むつ」問題を考える長崎県民会議代表鎌田定夫君、長崎県婦人団体連絡協議会会長小林ヒロ君、原子力船「むつ」活用国民運動推進協議会企画委員長佐藤経雄君、佐世保商工会議所専務理事志方清高君、長崎県漁業協同組合連合会会長住江正三君、原子力船「むつ」入港反対佐世保現地闘争本部長速見魁君及び長崎造船大学教授山川新二郎君、以上八名の方々に参考人として御出席を願っております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、……
○中村委員長 これより会議を開きます。
日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。宮崎茂一君。
【次の発言】 次は小宮武喜君。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次は上坂昇君。
【次の発言】 次は嶋崎譲君。質問者の持ち時間の関係がありますから、政府側は明快、簡潔に御答弁願います。
【次の発言】 午後二時四十分より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時五十六分休憩
○中村委員長 これより会議を開きます。
まず、請願の審査に入ります。
今国会、本委員会に付託になりました請願は、請願日程第一の「北海道における国立試験研究機関の暖房費等増額に関する請願」外同趣旨請願二件、合計三件であります。
本日の請願日程全部を一括して議題といたします。
すでに理事会でその取り扱いについて協議いたしたのでありますが、各請願の趣旨につきましては、すでに配付されております文書表によって御承知のことと存じますので、紹介議員の趣旨説明を省略し、直ちに採否の決定をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
……
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
宇宙開発に関する問題調査のため、本日、宇宙開発事業団理事長島秀雄君に参考人として御出席を願っております。
質疑の申し出がありますので、これを許します。前田正男君。
【次の発言】 次は石野久男君。
【次の発言】 よろしいですか。
【次の発言】 午後一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。村山喜一君。
【次の発言】 次に、小宮武喜君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は……
○中村委員長 これより会議を開きます。 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。 宇宙開発に関する問題調査のため、本日、宇宙開発事業団理事長島秀雄君、同システム計画部長山口弘一君及び参事平井正一君、以上三名の方々に参考人として御出席を願っております。 また、原子力船「むつ」に関する問題調査のため、日本原子力船開発事業団理事長島居辰次郎君及び同専務理事倉本昌昭君、並びに使用済み核燃料の再処理に関する問題調査のため、動力炉・核燃料開発事業団副理事長瀬川正男君に、それぞれ参考人として後ほど御出席を願うことになっております。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。前田正男君……
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 午後一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時一分休憩
【次の発言】 次は瀬崎君。
【次の発言】 有住気象庁長官が出席しているのだから、具体的な問題で課長でなければならないのだったら課長が答弁する、そういうことで、せっかく長官も来ているのだから長官で答弁できるところは長官がやってもらう、そういうことにしていただきたい。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後四時七分散会
○中村(重)委員 いまの森井委員の質問に対して、現地に行って被爆者と懇談をするというのは、広島、長崎ともにおやりになるという御方針ですか。
【次の発言】 認定患者の問題について、認定患者の申請に対する改善についてお尋ねをするのですが、最近、認定申請が却下される例が非常に多いわけですね。当初は認定申請をいたしますと、ほとんど認定をされておったわけですが、最近の状況ですと、四十八年が申請に対して六〇一五%、四十九年が四二・五〇%、五十年が三〇・五五%、十人の申請に対して三人程度しか認められない、こういうことなんですが、この認定の状況はどうなっているのか、まず、その点についてお聞かせ願いたいと思いま……
○中村(重)委員 齋藤中小企業庁長官にお尋ねをしますが、分野調整の問題について、河本通産大臣は、三十日の参議院予算委員会で中小企業と大企業の分野調整の問題に触れて、分野調整は必要である、しかし、当面行政指導でやるつもりで、立法化すべきではないといった答弁をしておるようでございますが、中小企業庁としての考え方はいかがですか。
【次の発言】 通産大臣は、分野調整が必要であるということはお認めになっている。いまあなたも、内容によるのだということを言われた。したがって、内容によってはいいということになる。だから、通産大臣が分野調整は必要であるということを答弁した、その真意はどういうことなのかということ……
○中村委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意、円満なる委員会の運営に努めたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。
はなはだ簡単でございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま宮崎茂一君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
委員長は、理事に
梶山 静六君 佐々木義武君
……
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 次に山原健二郎君。
【次の発言】 次は、近江巳記夫君。
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 次は瀬崎博義君。
【次の発言】 午後二時十分より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後一時十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。近江巳記夫君。
【次の発言】 承知しました。
【次の発言】 理事会でお諮りいたしまして、そうした趣旨が生かされるように努力したいと思います。
【次の発言】 次は小宮武喜君。
○中村委員長 これより会議を開きます。
第七十七回国会、内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
ただいま議題といたしました本案につきましては、先国会におきましてすでに趣旨説明を聴取いたしておりますので、これを省略いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。佐々木義武君。
【次の発言】 次に坂本恭一君。
【次の発言】 御静粛に願います。
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次に山原健二郎君。
【次の発言】 次に近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来る二十七日水曜日、午後一時理事会、一時十五分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時五分散会
○中村委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。勝澤芳雄君。
【次の発言】 それでは、私から四点にわたって大臣にお尋ねをします。
当初は青森大湊湾にそのまま定係港として置いてもらいたいというので、鈴木善幸さんが代表として交渉に当たられた。それで来年四月までということで大湊港から出港する、こういうことに決まったわけです。御承知のとおり大湊港にはドックがない、修理設備がないわけです。にもかかわらず、大湊港に相当固執される。その次に長崎県対馬の三浦湾を選定なさった。三浦湾にももちろんドックもないし、修理施設……
○中村委員長 これより会議を開きます。
まず、閉会中審査申し出に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、閉会中もなお科学技術振興対策に関する件について調査を行うため、議長に閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に、第七十七回国会内閣提出、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案につき、議長に対し閉会中審査の申し出をするかどうかの取り扱いについてでありますが、これについて各党より発言の申し出がありますので、順次これを許します。宮崎茂一君。
○中村(重)委員 通産大臣に見解をお伺いしますが、この事業転換は現在の造船不況を中心とするもろもろの不況業種があるのだからこれはやらなければいけないと思っているのだけれども、転換をしましても、新しい事業の方へ移っていくので、なまやさしいことじゃないだろうと思っているのです。したがって、不況対策というのを強力に推進をして、そして多少の縮小をやるということがあっても、企業の合併であるとか、その他近代化あるいは管理部門の合理化であるとか、ありとあらゆる対策を講じていく必要が優先されなければならないと思っているのですが、それらの点についての考え方、具体的な不況対策として講じておられる事項、また講じてい……
○中村(重)委員 法案審議に入る前に、通産大臣に伺います。
OPECが近く原油の価格を引き上げるということが伝えられているのですが、見通しとしてはどうなんですか。
【次の発言】 好ましいことかどうか別として、石油輸入国がそうした原油価格の引き上げに対してそれぞれ対応策といったものを講ずることもあり得るわけなんですが、各国のそうした値上げの動きに対する対応はどういうことなんですか。
【次の発言】 そうした産油国の政治的な価格引き上げということもあり得るかもしれないという段階で、メジャーがどういう動きを示しているのかという点と、それから、製油メーカーであるとかあるいは元売の中で価格の引き上げとい……
○中村(重)委員 時間の関係がありますらか率直に大臣にお尋ねをいたしますが、主任制度に関連をいたしまして発生した長崎県対馬美津島町の今里中学校で行われた教職員組合と校長との交渉が刑事処分や行政処分の事件へと発展をしたわけです。いわゆるこの対馬事件について県教育委員会から報告も来ておりましょうし、また主任制度の問題と関連をいたしまして、一番最初に発生をいたしましたそうした事件であるわけでありますから、文部省も重大な関心を持ってこれに対する調査、また対処の方法等いろいろと講じられたと思うのでありますが、そのことについて把握しておられる内容についてお答えをいただきたいと思います。
○中村(重)委員 長官と、それから会計検査院の第一局長に見解をただしますが、「むつ」の問題も、青森が四月十四日撤退の日にちが迫る。それから原子力船「むつ」の安全性に関する研究委員会の答申が明日二十三日、これを受けて長崎県知事、佐世保市長の態度決定という日が迫ってきたというので、長崎県は、まさに騒然たるものが実はあるわけであります。 それと関連をして、まず第一にお尋ねをしたいことは、事業団が現地でPR活動を活発にやっているわけですね。その活動の内容ということになってまいりますと、原子力船「むつ」は安全なんだ、心配要らない、さらに、「むつ」が入ってくることは佐世保市の繁栄にもつながるのだといった……
○中村(重)委員 大臣の住宅政策に関しての考え方を聞かせていただきますが、具体的な問題は各局長からお答えをしていただいて結構ですが、基本的な問題は大臣からお答えをいただきます。 プレハブ住宅というのは非常に評判が悪い。苦情続出だ。雨漏りがする、すき間から太陽の光が入ってくる。手直しをしてくれと言っても、金のかかるような手直しはやらない。どこにそういうことの原因があるんだろうか。これはメーカーがみずから建設をするわけじゃないのです。下請に出す。下請に対するピンはねが多過ぎるということが一つ。もう一つは過当宣伝だと思うのです。宣伝費にいま物すごく金がかかっているのですね。そうしたことから肝心の住……
○中村(重)委員 国土庁にお尋ねするんだけれども、この四十九年度歳出決算に関する概要説明の中で、翌年度への繰越額が四十八億四千八百四万円、その中身として離島振興事業費に二十二億一千七百九十九万円余と、こうあるんだけれども、この中身ですね、これは事業費であることは間違いないのだろうけれども、道路あるいは港湾、漁港、そういったものが中心ではなかろうかと思うのですが、この繰り越しをした理由というものは、どんなものですか。
【次の発言】 離島の悪条件といったことが、そうなるのだろうと思うのだけれども、計画のとおりにいかないんですね。約六割程度くらいですよ。ところが、離島の場合は、道路にしても生活道路な……
○中村(重)委員 午前中から大原、森井委員の質疑と答弁を伺っていたわけですが、それを伺いながら実はお尋ねをしたいことをここでまとめてみたわけです。 その前に、長崎の放影研に対して理事の常駐制度をとってほしいという、これは県当局を初めとして被爆者各団体からの強い要請があり、厚生省もそういう方向で大蔵折衝をやったようですが、何しろアメリカ側の関係等もいろいろあって、五十二年度は実現を見なかったようでございますが、その点に対して改めてまた理由と、五十三年度の見通し――見通しということよりも、これはやはり広島に余り比重がかかり過ぎているということですね。四人広島にいるわけでしょう。それが長崎に一名も……
○中村(重)委員 時間の制約があるそうですから端的に質問をしますから、お答えもまた端的に願います。 中小企業分野法の提出というものは、中小企業業界は言うまでもなく、各方面からこの提出が強く求められてまいりましたし、われわれ各野党といたしましても、早くから分野法の法律案を提案していたわけです。ところが、何ゆえか中小企業庁が、中小企業に最も理解を示し、中小企業の育成強化を図っていかなければならない庁であるにもかかわらず、腰が重くてなかなか立ち上がらなかった。これは大企業の圧迫といったようなことがあったということは否定できないわけなんですが、それらの点を勘案して、大臣はどうすべきかということについ……
○中村(重)委員 総理の出席要求をしておりましたが、きょうは総理が来なくて官房長官が出席をするということですが、基本的な問題は官房長官が出席をしてからお尋ねをすることにいたします。 今日まで同僚委員が質問を続けてまいりましたが、その点について必ずしも政府の答弁が一貫していない、質問者によって答弁が食い違っているという点が若干ありますので、その点をただしてみたいと思うのです。 七条の改正なんですが、私どもは第七条第二項を削除の修正を行う方針です。現行法第七条の規定は、修正することによってこれまでの公取の解釈をいささかも損なうものではないというように考えているわけですが、この点に対しての総務長……
○中村(重)委員 不況対策あるいは貿易政策の問題についてお尋ねをいたしますが、通産大臣並びに経企庁長官は、それぞれの所管によってお答えをいただきたいというように思います。 わが国の貿易政策というものは自由貿易を基本にしておると思うのですが、現在の世界情勢からいたしまして、自由貿易というものが漸次崩れつつあるというように見られるわけなのです。その自由貿易が崩れるということの原因はいろいろありましょうけれども、日本の売らんかなの貿易態度、輸出姿勢といったようなものがそれに拍車をかけているのではないかというように考えるわけであります。 そこで、通産大臣といたしましては、現在の世界情勢からして、自……
○中村(重)委員 どうも不況の中に大変御苦労さまでございます。 宮崎参考人にお尋ねをするのですが、先ほど化合繊の競争力といった問題についてのお話も伺って、ある種の期待感というものも持つことができるわけですが、その化合繊産業というのは従来とも出血輸出というのが相当あったわけですね。ですけれども、何といっても装置産業ですから、減産をするということになってくると、先ほど御意見の中にもございましたが、コストが高くなる。それから、過剰労働力をどうするかといった問題等も起こる。そういったことから、減産をすることよりも出血輸出の方がむしろましなんだといったようなことで、相当無理な輸出もしてこられたと思うの……
○中村(重)委員 時間の関係がありますから、具体的な質問は来週金曜にひとつ通産大臣にも長官にもお越しいただいて質問することにいたします。 基本的な問題について数点お尋ねをするのですが、いま経企長官が佐野委員の質問に対してお答えになった。こうした公開の席上で、国際的な関係もありますから、また日銀の分野でもあるし、なかなか答弁しにくいという面もあることは理解するのです。それにしても他人事のように聞こえてしようがないのですね。いま、円高の利点というものをプラスに転じさせるために最大限努力をするんだ。まあ、そうしてもらわなければならないのだけれども、経企長官の願望にかかわらずなかなかそうは動いてない……
○中村(重)委員 法案の審議は、相当時間をかけて慎重に審議を重ねてきたわけでございます。その間、同僚諸君の質疑に対します政府の答弁を伺ってきたわけですが、本来的にこの石油の共同開発の区域設定に無理かあった。その無理を無理と認めないで、強引にこれを押し通していこうという政府の姿勢というものが私は露骨に出ているという感じがしてならないのです。国際関係もあることですから、それらの点を十分配慮した形において、誠意をもって政府は対処していく姿勢というものが私は必要だろうと思うのです。さすかに名前のとおり、鳩山外務大臣はハト派的な答弁というもの、言葉をかえれば誠意のある答弁というものも見受けるのですけれど……
○中村(重)委員 通産大臣に、この法律案と関連をするわけですから、不況業種の問題についてお尋ねをするのですが、不況業種の対策としてカルテル等をやっているのだけれども、こういうつけ焼き刃的なことは根本的な解決にはならないと思うのです。 〔中島(源)委員長代理退席、林(義)委員長 代理着席〕 この不況業種の過剰設備の廃棄というようなことは、これはもう低成長時代においては積極的に推進をしていくということでないといけないのだろうと思うのだけれども、不況業種の中で設備廃棄をしなければならないとお考えになっている業種はどういう業種なのか。
○中村(重)委員 経企庁長官にお尋ねをしますが、円高の問題は日銀が積極的な介入という形で二百四十円というのを一応維持した。しかし、この円高の問題というのがきわめて深刻な状態であることは、これは私からいまさら申し上げるまでもありませんが、先般日米通商会議が行われて、日本側としては七項目の対応策をお出しになり、具体的な詰めをこれから進められるんだろうと思うのでありますが、その日程的なものは合意をしているわけなんですか。
【次の発言】 合意点があれば何とかまとめるようにしたいということなんですが、最大限の努力をして合意をしなければならぬと思いますけれども、いかがですか、その可能性については。
○中村(重)委員 地田先生に御意見を伺うのですが、先ほど非常に高邁な御意見を聞かしていただいて非常に参考になったのですが、その中で国内船に比重をかけなければならないといった点と、それから造船と海運とは密接な関係にある、したがって、両者の整合性が必要だということ、これは考え方としても言葉としてもよくわかるのですけれども、さて現実の問題になってきますと、国内船にどのように比重をかけられるのか、その可能性というものについて、何かこういうことがいいじゃないかという御提言でもあれば聞かしていただきたい。 それから、整合性の問題ですが、そのとおりでなければならないのだけれども、さて現実問題として、これを……
○中村(重)委員 私は、「むつ」の修理の問題についてお尋ねをするのですが、その前に、伊方の原発判決がなされたわけですが、この判決を科学技術庁長官としてはどう評価をしておられるのか、伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いまお答えのように、おおむね政府が考えていたことが取り入れられたということが言えるわけですが、しかし、これは伊方の判決であって全体ではないということですね。いまお答えになったように、安全性の追及ということはいささかも緩めることなく、積極的に取り組んでいくということがやはり原発に対する理解と認識を強めていくことになるわけですから、問題は非常に多いわけですから、十分ひとつそのお答……
○中村(重)委員 前の通常国会で、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案の審議、これが当委員会においての採決に当たって附帯決議がつけられたわけですが、その前文に「国家補償の精神に基づく被爆者の援護対策についてその制度の改善に対する要望は、ますます強いものがある。よって政府は、このような事情を配慮して、今後慎重に検討する」こうした決議が全会一致でなされているわけですが、これに対して政府は、附帯決議の趣旨を体して十分被爆者対策に対して努力をするという趣旨の発言がなされているわけです。大臣は、具体的に、この附帯決議をどう尊重し、施策を講じていくのかということについて考え方を……
○中村(重)委員 福田内閣のエース登場ということになると両大臣ということになるので、経済界、産業界の期待も非常に大きいわけです。両大臣がそうした期待を意識をしてということではないのでしょうが、そうした職責ですから当然発言が多くなるのはあたりまえなんですが、発言が、ある場合は両大臣の意見が必ずしも一致しない、食い違うといったようなことが見通しの点において実はあるわけです。 そこで、両大臣の経済見通し、景気回復という点について伺うのですが、いろいろな委員会における答弁あるいは団体等に出席しての発言あるいは記者会見といったようなことを通じて感じることは、これは楽観的な考え方を述べているときもあるし……
○中村(重)委員 具体的な問題は午後に質問をいたしますが、わずかな時間、両大臣にお尋ねをしたいと思うのです。 政府、日銀が公定歩合の引き下げあるいは為替の規制措置等、あらゆる手を打っているようですが、円高はなかなか鎮静しない。むしろ円高傾向が非常に高まってきているという大変な事態のようですが、円高はどこまで上がるのか、なかなかむずかしいことでお答えもしにくいのではないかと思いますけれども、その見通しをどうお考えになっていらっしゃるのか。それと、手を打つだけ打った、もう打つ手なしといったことなのか、まだ政府としての施策をいろいろ講じようとお考えになっていらっしゃるのか。一応それらの点について考……
○中村(重)委員 大蔵省にお尋ねをしますが、公定歩合が引き下げられて三・五%ということになるんだけれども、今回引き下げられた〇・七五%、これが当然貸し付けの利下げにつながっていかないといけないんだけれども、いつごろからどの程度貸付利息が下がるというように判断をしておられるのか、その点、いかがですか。
【次の発言】 貸出金利が引き下げられているかどうかということを、追跡調査をおやりになるのだろうと思っていますが、それはいつごろおやりになりますか。
【次の発言】 従来の実績なんだけれども、毎月そういうことでおやりになっていらっしゃって、大企業と中小企業との貸出金利の差はどの程度になっていますか。
○中村(重)委員 貴重な意見をお聞かせいただいて、これからの審議に非常に役立ったわけです。歯に衣を着せないでお尋ねをしたい、こう思っていたのですが、宮崎参考人、私がこの法律案の問題点であると考えた点の指摘をいただいたわけですが、端的に申し上げて、この法律が、意見を申し上げる時間的余裕がないのですけれども、特定不況産業安定臨時措置法、名前は安定なんだけれども、設備を廃棄して、そしてそのことは労働者や関連中小企業というものが出血をする、特に造船業のごときは地域経済に重大影響を及ぼすといったような、きわめて後ろ向きの内容になっている。一番大切なことは、各参考人の皆さんからお述べいただいた産業政策、そ……
○中村(重)委員 運輸大臣が時間の関係でお急ぎになるようですから、先にお尋ねをすることにします。
造船業の不況回復の見通しというのはどうなるんだろうか。この間、真藤造船工業会会長に委員会に参考人としておいでいただいてお尋ねをしたのですが、五〇%の設備廃棄だ、それにしてもいま三百万トンぐらいの受注量しかない、きわめて深刻な意見を聞かしてもらった。もちろんそれは陸上部門もありますから、造船だけということではないわけでしょうけれども、それにしても問題なんだというように思うのですが、見通しをどう立てていらっしゃいますか。
【次の発言】 たしか日経新聞で対談をしている。そのときも真藤さんはただいま私が……
○中村(重)委員 一時からの再開予定に対してもうすでに一時四十分、与党の理事が、いま山崎理事が見えられたけれども、一人だにいままで三、四十分出席をしない。このような不見識な態度というものは許されないと思う。この委員会が終了した後で委員長は理事会を開いて、なぜに与党の理事がこのように委員会をボイコットする態度をとったのか、そのことの釈明を求めて、釈明をされて、そして今後の措置について理事会において協議をされることを要求いたします。お答えをいただきます。
【次の発言】 特許庁長官に質問をいたしますが、この法律案に対しては、PCTによる新しい国際的な条約に基づく関連の国内法であるわけでありますから、……
○中村(重)委員 関連して。 通産大臣、いまあなたの答弁は、一般論としてならば理解できるのです。しかし、具体的に日韓共同開発の問題で中国からこれに対して抗議が行われている。これは明らかに紛争の状態であるという考え方の上に立って、新たに具体的にこの地域には紛争地域という受けとめ方をして石油開発公団の投融資は行うべきではないということで議事録をあなたはお読みになってお答えをいただかなければ困るのだけれども、そういう具体的な問題として議論をしたのであって、それであなたはそうだということで私の指摘を肯定されて、投融資をしないということをお答えになっているのだから、いまのあなたの、一般論でもって、これ……
○中村(重)委員 きわめて初歩的なことを長官にお尋ねするのですが、経済危機という認識の問題ですね。御承知のとおりに輸出は大幅に伸びている。輸入は政府のせっかくの努力にもかかわらず余り伸びない。黒字は百億ドル以上というような数字を示している。そうしたことがマイナス面あるいはプラス面といろいろ出て、また混乱があることもよくわかっているわけですが、さて、経済危機とは何か、そのことに対して宮澤長官の認識を伺ってみたいと思います。
【次の発言】 経済危機とはということになってくると、私なりに、まず円高、為替不安ということを挙げることができるのでしょうし、国際的な保護主義というものが台頭してくるのではない……
○中村(重)委員 長官にお伺いをしたいのですが、また率直な長官の感想と申しましょうか、それを伺ってみたいというのが私の本当の気持ちでございます。 ということは、御承知のとおり七八春闘は非常な不況、円高の中に厳しい労使の交渉が行われ、昨日金属労協が回答をなされたのですけれども、昨年の半分なんです。物価上昇分にも追いつかないといったような低賃金の回答がなされた。このことは労働界にとっても大きなショックだったでしょうし、またそのことが反発につながって、苛烈な労使の闘いというのが展開されるだろうというように私は予想をしているわけです。物価担当大臣として、また経済の中心的な役割りを果たしていらっしゃる……
○中村(重)委員 商工調査室の資料によると、プロパン事故というのは、保安と安全が強調されているのに、減少するのではなくてむしろ増加をしている傾向にある。しかも液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律が昭和四十二年に制定された当時と比較をすると、約三倍に増加しておる。しかもその事故の原因を究明すると、ガス漏れ、それから結局爆発、火災、こういう形で発展をしておる。消費者の不注意が非常に多いので、消費者が注意をしたらば防止し得た事故の比率が五十一年度には七五%に増加をしているという全く驚くような、何と言ったらいいのか、無責任と言ったらいいのか、消費者の不注意ということは、これは消費者も責……
○中村(重)委員 これから四十分程度質問するわけですが、実は申し上げたような時間的な制約があります。したがって、端的にお尋ねをいたしますから、お答えもそういうつもりで、詳細にわたってはまた改めてお尋ねをいたしますから、端的にお答えをいただきたいと存じます。 大蔵省が時間的な関係があるようでございますからお伺いするのですが、長崎県の西彼杵郡の西海町横瀬という米軍基地があるのですが、その横瀬基地の返還を求めて横瀬石油備蓄基地として払い下げを受けたい、それは西海石油共同備蓄会社ということで、もちろんこれは土地代は石油開発公団が半額を出資をする、建設費は八〇%公団が融資をするというようなことで、国策……
○中村(重)委員 大島参考人にお尋ねをいたしますが、業種ごとの高度化計画の策定に当たって、その基本となるマクロ的なビジョンの設定が必要であるというふうに考えるのですが、政府に的確な計画策定ビジョン、そのような能力があるとお考えになられるかどうか、もう率直に私もお尋ねしますから、率直にひとつお答えをいただきたい。森山局長は、聞きたくなければ耳をこう詰めておっていただいて結構なんで……。
【次の発言】 きょうは、情報産業だけではなくて、日本のこれからの産業政策の展開に当たって非常な見識を持っていらっしゃる学界、実業界、労働界の権威者の方々の御意見を伺って、非常に参考になったわけであります。したがっ……
○中村(重)委員 米国における日本製テレビのダンピング問題の経過と、政府や業界の対応がどうなされているのか、これからの見通しを含めてひとつお答えをいただきます。
【次の発言】 通産省としては、担当官というのが何か機情局の電電課の課長補佐が行ったんですね。これからどうするんですか。業界だけではなくて、昨日当委員会の参考人として出られた竪山電機労連委員長も出向いて、恐らく労働団体等に対する働きかけをやるんだろうと思います。そのようなことも伝えられているわけですが、全くけしからぬことだということだから、けしからぬことならけしからぬことのように、やはり政府がもっと積極的な取り組みをする必要があるんだろ……
○中村(重)委員 宮澤長官に、実は在庫調整の問題と現状における経済の動向についてお尋ねをしたかったのですが、十二時に叙勲のために退席ですね。ですから、また適当な機会にお尋ねしなければ時間的に無理であろうと思います。そこで、簡単な問題で二、三お尋ねをしてみたいと思うのです。 外貨貸しの問題ですが、宮澤長官は、外貨貸しの問題について、この制度の運用は上期に集中させる、そこでこの制度の運用によって年間四十億ドル程度の黒字減らしができるんだということであったわけですが、現状はどうなっているのだろうかということです。河本通産大臣は、この点もっと積極的というのか、見通しの点について、やり方次第では年間百……
○中村(重)委員 円の対ドル相場はとどまるところを知らないというぐらいに、ついに二百円台になったわけですが、どこまで円高になるのか、通産大臣も把握できないというぐらいの上昇のようですが、この原因をどう見ておられますか。
【次の発言】 おっしゃることが主たる要因だろう、こう見ているのですが、そうしてみると、日米間の貿易収支の不均衡といいますかいわゆるインフレ格差、それから日本の黒字がなかなか減らない、そうした根本的な不均衡が是正されない限り、円高はさらに上昇を続けて二百円台を割り込むということだってあり得るのではないかというように思われるのですが、その点、見通しはいかがですか。
○中村(重)委員 経企庁長官にお尋ねをするのですが、経済成長率が七%を達成できるかどうかということは、政府としては七%成長は可能である、達成できるという自信のほどを持っていらっしゃるようですが、国際的な環境であるとかあるいは公共事業の前倒しその他いろいろな状況から見ましても、大変無理だろう。財界としても、この間新聞で、百人のアンケートをお読みになっただろうと思うのですが、私も読んでみたのですが、そうした経済を現実に事業として取り組んでいる人たちは、政府の見通しは非常に楽観的であるということで、七%成長に対しては悲観的な考え方を明らかにしているわけですが、宮津長官としては自信をお持ちなのかどうか……
○中村(重)委員 私は、午前中しばらく別の委員会の方へ行っておりまして、こちらへおくれましたから、同僚委員の質問と若干重複するところが出てくるであろうと思いますが、その点はあしからず御了承いただきます。 五百平米までを調整の対象とした理由については、審議会の答申がそうであったからといったようなお答えであったようでありますけれども、その提案者である通産省としては、積極的な理由というものがなければいけないと私は思う。だから、あなたの方で全く諮問がないのに審議会が独自の考え方で答申を出したということには考えられない。 やはり第三次産業というのが不況の関係もありまして非常にふえてきている。雇用も同……
○中村(重)委員 第一条の「目的」で、「特定の地域において、中小企業者の経営が著しく不安定になり、かつ、雇用事情が著しく悪化している状況にかんがみ、」云々、こうあるわけです。だから、中小企業者の経営が著しく不安定になって、かつ、雇用事情が著しく悪化している状況なのだけれども、この二つのことが地域の指定であるとか企業の認定ということになるということなんですか。いずれか一方ということだってあり得るわけですね。 この「中小企業者の経営が著しく」の「著しく」というのは、あなた方が法律用語としていつもお使いになるので、このごろは「相当」というのが大分出てきたのだけれども、いままでは「著しく」。ここにも……
○中村(重)委員 それでは、天谷長官にお尋ねをしますが、イランの政情不安が原油の輸入にあるいは価格の問題に影響が相当あるのじゃないかと考えられるのだけれども、分析はどうですか。
【次の発言】 メジャーから一〇%削減の通告というのか、連絡が入っているのじゃありませんか。
【次の発言】 新聞報道では一〇%削減の通告があったというように伝えられているわけなんで、何%といったことの情報は入ってないというのだけれども、やはり新聞報道というものは長官もお読みになっていらっしゃるのだろうし、それなりにその真偽をやはり調査をされる必要があるのではないか。調査をされた上でのいまのお答えであれば別なんです。
来……
○中村(重)委員 大臣にちょっとお伺いをするのですが、現在政府は、新経済社会七カ年計画の策定を進めているわけですね。そこで、ことしの一月に基本構想は閣議了解ができたと伺っているわけです。近く、五月ごろか、答申もあるということなんですが、その中で、繊維産業というのは、御承知のとおり先進工業国あるいは発展途上国、これとの絡みというのが強いわけですが、国内でも産地の形成ということによって、地域に密着して、地域経済に重要な役割りを果たしているわけなんですが、特に繊維産業は歴史的な産業である。国際的な関係というのが非常に強い。 そこで、通産省も一九八〇年代の通商政策のビジョンの策定に取り組んでいるよう……
○中村(重)委員 経企庁長官に初めてお尋ねをすることになりますが、たしか二月八日、予算委員会での長官の答弁であります。それだけでなくて、記者会見あるいはその他の会合等において、長官がお述べになったことなんですが、国際収支を経常収支だけで均衡させるということについては、適当なわが国の態度ではない、いままで貿易収支が黒字であるとか、そういった議論だけがなされておるということについては非常に不満だ、わが国の経済構造が原材料を輸入をして加工輸出をする、五千五百万の就業人口、そうしたものを抱えている特殊性ということから考えてみると、何でも輸入をする、向こうさんの言うとおり輸入をやるわけにはまいらないとい……
○中村(重)委員 基金法が改正されると業務量が増大をしてくるし、機構だとか、その他内容の強化といった方向に進むだろうと思うのですが、その点に対する考え方はどうなんですか。
【次の発言】 基金は経済企画庁の所管にはなっているんだが、実はこの法律を制定をするとき、私はわが方の主査をやって、ずいぶん各省から要請を強く受けた。こんなことでは実際動けないんじゃないかということで、将来の運営ということをずいぶん問題視してきたのですが、これに対しては、経企庁が窓口であるのだけれども、どこまでの権限を経企庁は持っておるのですか。長官は経企庁においでになって、頭を突っ込んでみて、これじゃいけないな、改めなければ……
○中村(重)委員 公正取引委員会が、三越を中心とする百貨店の押しつけ販売であるとかその他の点についてきわめて適切な調査をし、さらにこれに勧告を行ったということですが、これに対しては三越が応じないということのようです。しかし、これは同僚板川委員から午前中に質問が行われましたから、私はこれを省略をいたしますが、百貨店だけではなくて、メーカーであるとか問屋であるとか、こうした力の強い企業というのが優越的な地位を利用して、系列店に対して強引に押しつけ販売をするといったようなことが、随所に行われておるような感じがするのです。たとえば家電メーカーの場合も同じようなことがあるのじゃないか、あるいは化粧品の場……
○中村(重)委員 時間の関係もありますから、法案の条文の順序を追って質問をしていきたいと思います。
まず、冒頭に大臣に、この「目的」に、「中小企業者が円相場の高騰その他の最近における経済的事情の著しい変化に対処して」云々と、こうあるわけですが、現在の円相場に対する大臣の認識、これは高騰と見るのですか、いわゆる円高と見るのですか、あるいは円安と見ているのですか。この条文からいたしますと、円高、円の高騰という認識の中に御提案になっていらっしゃるわけですが、いかがですか。
【次の発言】 大臣の経過をたどってのいまのお答え、私もその認識に変わりはないのです。問題は、円安によって、御承知のとおり、これ……
○中村(重)委員 公取委員長はきょうは時間の関係でお急ぎのようですから、簡単に一、二点お尋ねをしますから、終わりましたら御退席をいただいて結構でございます。 最近の産油国の石油の値上げあるいはスポット価格というものも天井知らずという感じですが、その影響もあるのだろうとは思うのですが、ガソリンあるいは灯油その他石油製品の値上がりはどこまで行くのだろうかという国民の不安感、これは大変なものであるわけです。そこに公取が着目をされて一番に調査をされたということは、私は当を得たことだと思っているわけです。新聞報道によりますと、十五地区の調査をおやりになって、大分県を中心にしてやみカルテルの疑いがある地……
○中村(重)委員 いまの日野委員の質疑に対する答弁を聞いていると、科学技術庁はずいぶん金がだぶついているなと思って驚いているのですが、いまの係船料関係、あなたの方で予想していたことと佐世保重工が考えておったこととは違っていた、しかし、いずれにしても必要な経費は出さなければならぬ。どこかの予算に組んでいるのだろうが、係船料千百万ぐらい月間考えておったのが四千万。ずいぶん奮発したものだが、これは会計検査院は通るの、こういうことで。事前に相談でも)してみましたか。
【次の発言】 会計検査院からこれは文句がつくというようには考えていないのですか。
○中村(重)委員 それでは経企長官に先に質問しましよう。
公定歩合が引き上げられたんだけれども、経企長官としては、要するに経済見通しを立てていたわけだから、それに対して経済見通しが狂ったということだって言えるわけだけれども、その及ぼす影響というものは相当大きいものがある。その点に対しては、これはむしろ通産大臣の方がその影響をもろに感じておられるわけだろうから、お二人から、経企長官は経済見通しの点から、通産大臣は産業政策の面から、そのことによってどのような影響を及ぼすと見ているのか、それぞれお答えをいただきましょう。
【次の発言】 消費者物価は、いまのところスタグフレーションというところまでぼ……
○中村(重)委員 それでは、大臣がおくれているようですから、新エネルギーの問題について最初お尋ねしましょう。
この新エネルギーの開発計画というのは遅々として進まない、さらにまた、計画倒れというものが非常にあるわけなんですが、私はこれからの新エネルギーとしては地域開発、地域産業の振興といったような面から、ローカルエネルギーというものに相当重点を置いて進めていかなければならないと思うのですが、その点に対する基本的かつ具体的な考え方についてお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 ローカルエネルギーの開発を促進するということになってくると、これは地方自治体が開発を進めていく、あるいは小規模の……
○中村(重)委員 通産大臣にお尋ねするんだけれども、アメリカの商務省の発表によると貿易収支は三十一億五千八百万ドル、前月が五十七億七千三百万ドルというように発表していたんだから大幅改善ですね。アメリカの場合はいま申し上げたような大幅改善の状態だけれども、特に対日赤字は七億二千九百万ドルと、全くいままでの状態とすると予想だにしなかったような状態ということに実はなっているんだろう。これに引きかえて日本の場合の経常収支は、五十四年は百三十九億三千百万ドルの赤字、五十三年度は百十八億ドルの黒字であったんだから、まさにさま変わりだ。こういうことを通産大臣は予想していましたか。
○中村(重)委員 通産大臣どうですか、イランの制裁の問題で貿管令を発動するといったことがもう相当固まってきたように報道されているわけです。しかもあなたの判断ということのようですが、どうして制裁の音だけが大きく聞こえてくるのだろうか。問題の円満な解決ということに何とか最大の努力を傾けていくというようなことは、おやりになっているのかやっておられないのか知らないけれども、そういうことについての情報というものが余り伝わってこない。通産大臣、ひとつそこらの動きをお聞かせいただけませんか。そして、貿管令の発動というのは私は無理だと思う。国民経済の健全な発展といったようなことが、どうしてこのイランの制裁をす……
○中村(重)委員 同僚委員から質疑がなされていますし、他の委員会に出ていました関係から重複する点があろうと思うのですが、率直にお尋ねしますので、時間の関係もありますから、きわめて簡潔に、明快にひとつお答えをいただきたい。
石渡局長で結構ですが、改修工事はいま何%ぐらい進んでいるのですか。
【次の発言】 金額的には、それは当初の本体工事が中心になるから大きくなるんだけれども、パーセンテージとしては二八ないし三〇%の進捗率であると言われている。また、これからいろいろ手の込んだ改修工事に入る、さらにまた三十億をかけて新たな改修工事を行う、こういう形になるわけですから、それを含めると恐らく二〇%も進……
○中村(重)委員 いま野党六党の共同提案に対して今井委員が質疑をされた。野党の提案に対してはなかなか与党の方では質疑がなされなかった。私はきょう今井委員が質疑をされたということ、私どもの考え方に対して意見を異にはしましたけれども、敬意を表したいというように思います。そうした真剣な論議に対してこそ私は被爆者の方々、国民の皆さん方が国会というものの意義を高く評価をしてこられるだろうというように考えるわけでございます。 厚生大臣、私は端的にあなたの見解をお伺いしたわけですが、基本懇が意見を述べられた後におきましても、厚生大臣の答弁というのは本会議においても委員会においても実態というものを踏まえて相……
○中村(重)委員 エネルギー全般に対してお尋ねをしたいのだけれども、時間の関係もありましょうから、問題のLPガスの備蓄に関係する法案についてお尋ねをいたします。
まず最初に、長期エネルギーの需給暫定見通し、これに対しては、大分石油事情というものも変わってきているし、他のエネルギーの緊急体制も前進をしておるという理解でお尋ねをするのですが、どうですか、見通しは。
【次の発言】 私が予算委員会でお尋ねをした、日米独の液化プロジェクトの問題等影響もあるのだろうと思いますが、その後の推移はいかがですか。
【次の発言】 現在の段階では、そのような慎重な答弁以上は出ないのだろうと思うのだけれども、アメリ……
○中村(重)委員 これから、御出席いただいたそれぞれの大臣並びに政府委員に質問をいたしますが、六十分という限られた時間ですから、簡潔に質問をいたしますけれども、お答えもそういうことで簡潔にお願いをしたいと思います。 最初に、河本経企長官に見解をお尋ねをするのですが、大臣はいままで、物価も大体落ちついた、景気も底離れをしているということを談話として述べておられたのですが、きのう参議院の物特に御出席になって、事実上の景気底離れ宣言というのか回復宣言というのか、そういう宣言という言葉をお使いになったのじゃないでしょうけれども、そうした報道を新聞もしているようですが、事実だといたしますと、私は非常に……
○中村(重)委員 いまの中西君の質疑、通産大臣が答弁をされているのを聞いておったんだけれども、ちょっと気になるのは、寝たきり老人の例で、いままで進めてきた政策が自立心を失わせた、そうした反省の上に立ってこれからの政策を進めていかなければならない。これからの政策というのは言葉にも出たようだけれども産業政策、広域的ないろいろな施策を講じていくというようなことも含まれておったように思うのです。言葉じりをとらえるわけではないのですが、産炭地に対して寝たきり老人的な後ろ向き政策とはどういうものだというように認識しておられますか。 もう一つは、自立心を失わせる云々ということを言われたんだけれども、大体坑……
○中村(重)委員 総理に見解というのか、考え方をお尋ねしたいのですが、ここ数日来の国会の審議の混乱、空転、これに対して自民党の総裁、総理としてどのようにお考えになっていらっしゃるのか、責任をお感じになっておられないかどうか、その点ひとつ伺いたい。
【次の発言】 総理も、委員会における質疑、答弁等をずっとお聞きになっていらっしゃいますね。たとえば防衛庁の竹田発言に対して、政府側の答弁は質問者によって二転、三転する。また、閣僚の談話、いろんな点を聞いたり読んだりいたしましても、同様の感じを私は受ける。
ましてや、武器輸出の問題に対しては、時間の関係もありますから私は経過は申し上げませんけれども、……
○中村(重)委員 外務大臣、バチカンの元首でありローマの法王ヨハネ・パウロ二世がいよいよ二十三日に来日されるわけですが、国内はもちろん、海外にも非常な反響を呼んでいるようであります。――御承知のとおりに、現法王の前のパウロ法王は、国連にも出席をされて平和に対する訴えを強くされた。現法王は、年がお若いという関係もあるのでしょうが、各国を訪問されて意欲的な平和に対する訴えをしておられる。それから、大衆の中に飛び込んで、これまた非常に好感を持たれているわけであります。 御承知のとおりの日本が唯一の被爆国であるという関係もありまして、広島において世界に向けての平和アピールをされるということであるわけ……
○中村(重)委員 私は本会議でも質疑を行いましたが、きょうは四十分という時間の制約があるわけでございますけれども、若干具体的に政府の見解をただしてまいりたいと思います。 その前に、二十三日夜半からの集中豪雨は、きわめて短時間でありましたが、御承知のとおりの大災害ということになりました。いち早く現地の見舞い、調査に足を運ばれた松野国土庁長官ほか政府の調査団、さらに当災害対策特別委員会の川俣委員長ほか調査団の皆さん方に、その労をねぎらい、心から敬意を表したいと思います。 時間の制約がありますから端的にお尋ねをするのですが、これは新聞の記事ですけれども、ここで「七・二三大水害を振り返る」というこ……
○中村(重)委員 きょうは午前中から同僚委員の質疑を聞いていたわけですが、森下厚生大臣が非常に被爆者対策について情熱を持って対処していこうとする熱意は、率直に私は評価をするわけです。人柄も、私は商工委員会その他の委員会で長い間一緒に国会活動を続けてまいりましたから、その人柄がにじみ出ておるような感じがするわけであります。 ただ私は、森下厚生大臣も不本意だろうと思うのですが、原爆被爆者対策が、その性格からいって特別の措置が講じられなければならないという認識はお持ちになっていらっしゃるのだろうけれども、いわゆるゼロシーリングという形で被爆者の各種手当というものが一カ月ダウンしてきたということです……
○中村(重)委員 また商工委員会に戻ってまいりましたからよろしく。 きょうは時間をたっぷりいただけると思って質問通告をして、二十何名か省から御出席をいただいておるようですが、通産大臣は最後まで御出席のようですが、経企長官が何か十五分ということでどうにもしょうがないのですけれども、長官、昨日清水委員外同僚諸君の質問に対してお答えになっておられることを、私なりに考え方がどうなのか理解できない点がありますから、ちょっとお尋ねしますが、予算委員会に対する質問も答弁も注意深く実は期待を持って私は伺っているわけですが、昨日は、経済成長が三・八%と試算をしていたのだけれども、設備投資や雇用、住宅建設に影響……
○中村(重)委員 機情局長にいまの件で申し上げておきますが、答弁を聞いていると誠意を持って対処していこうという姿勢は非常に感じられるのですが、この問題は、長い間働いている労働者の人たちも不安の中に毎日を過ごしておるということは御承知のとおりです。 私もこの問題では質疑もしましたし、また直接いろいろと考え方も御説明をいただいてきたわけです。あなたの方では、同種の航空機会社、さらには特殊法人あるいは新しくYXXの製作ということになったならば、そこへまた復帰をしてもらうといったようなことで、不利益な扱いをすることがないように責任を持って対処していくというのがいままでの説明でもあったし、いま清水委員の……
○中村(重)委員 両改正法案については同僚委員から問題点、疑問点についてただしておられるようですから、私はこの問題にも触れますけれども、低成長下における中小企業の役割り、これに関連する問題に焦点を当てて、主として通産大臣にお答えをいただくことにいたします。若干はみ出る点もあろうかと思います。
五十六年度の経済成長見通しは、下方修正をしたわけですが、なおかつ景気の落ち込みは非常に厳しい。そういうことで修正の四・一%をさらに大幅に下回るということは確実になったようです。通産大臣の見通しとしてはどの程度におさまりそうですか。
【次の発言】 若干甘いんじゃないか。三%前後じゃなくて恐らく三%を割るだ……
○中村(重)委員 午前中に商取法の八条の逆転解釈の問題について同僚委員から質疑が行われているわけですが、私はどうも理解できないのです。当時は金のブラックの問題で大きな社会問題化していたことは法制局も御承知のとおりだと思います。長い間類似のそうした行為というものは容認されていなかった。にもかかわらず、これが差し支えないといいますか、そういうような従来の考え方を、また法制局がとってきた考え方を逆転させた解釈というものはどういうところにあったのであろうか。従来の解釈が間違いであったという判断の上に立っているとするならば、その点をひとつ明らかにしてもらいたいと思うのが一点。 それからもう一つは、今後……
○中村(重)委員 すでに通告をいたしておりますが、私がこれから質問をいたしますのは、集中豪雨による災害対策、中心は商業関係になります。 さらに、災害と都市再開発ですが、これはそれ自体は建設省所管になりますけれども、経済の活性化、振興という観点から両大臣の見解をただしていきたいと思います。 次に、石油精製設備の休廃止、通産大臣の独禁法見直し発言、行革と景気対策、アメリカの金利と円安との関係、これは両大臣と公取委員長にお尋ねをしてまいりたいと思います。 時間の制約がありますから、災害関係は、きわめて詳細に質問の項目を申し上げ、内容にも触れておりますし、それから大臣と長官の答弁をそれぞれ区別を……
○中村(重)委員 最初に、通産大臣にお尋ねをしたいのだけれども、事務的な関係になりますから担当局長からお答えを下さい。
現行法の措置によって成功、不成功の事例を簡潔にお答えください。
【次の発言】 いま局長からお答えがあったように、評価というのはなかなかむずかしいわけです。とはいっても、この法律を制定当時、私どもも慎重に審議をし、修正もし、相当期待を持っていたわけですから、やはり評価基準というものはある程度つかむべきであっただろうし、また、つかんでもいるのではないかと思うのですけれども、その基準というのは大体どこらに置いていたのですか。各業種について何か、こうあるべきだということを基準として……
○中村(重)委員 議題外の問題について簡単に一問だけ質問しますので、あしからず御了承願います。 昨日も御連絡をいたしておきましたが、例のボゴダ丸、昭和二十四年の一月九日に、これは引揚船に使っておった船だと思うのですが、このボゴダ丸が、米軍より引き渡された四千八百二十二体、うち遺骨三百七柱を積み込んで、マニラから佐世保の針尾に陸揚げをして火葬をしたわけですね。当時の佐世保引揚援護局というそこで保管をして、それから、後日復員局の方に移送したわけです。復員局の方ではどこかに保管をしておったのだろうと思うのですね。三十四年に例の千鳥ヶ淵戦没者墓苑が設立されたとき、そこへ納骨をしたという問題がある。 ……
○中村(重)委員 なかなか質問の機会がないわけですが、きょうは一時間いただいたのだけれども、一時間では両大臣に対する質問もほとんどできません。さらにまた、きょうは河本経企庁長官、時間の制約もおありのようでございますから、簡単にお尋ねをいたします。 昨日長官は、労働大臣の私的諮問機関である産業労働懇話会に御出席になって、経済運営や経済見通しについて意見を交換されたということを昨夜の夕刊の報道によって承知したわけです。長官は、当面する経済運営の課題として、物価の安定、財政金融政策の機動的運用、対外経済摩擦の解消をお挙げになって、物価を二・八%以内に抑えるため、必要なら予備費をつぎ込んででも対策を……
○中村(重)委員 総理、十数年ぶりに総理に質疑をするわけですが、かつて一週間に五時間、七時間と質問をしてきたわけですが、なかなか縁がありません。時間が三十分と限られておりますから、あれこれ欲張ってお尋ねしたいなと思うのですけれども、かないません。端的にお尋ねしますから、総理からもそういうことで端的にお答えをいただきたい。 今井上委員から、横浜の銀行の元巡査部長強盗事件ですね、これは警察官に対しても国民に対しても大きな衝撃を与えたということで、総理から今お答えがあったのですけれども、これは最近もう七件目でしょう。しかも、グリコ・森永事件が発生をしている兵庫県、大阪府、ああいった地域に特にそうい……
○中村(重)委員 それじゃ、運輸大臣にお尋ねをします。 大臣も御承知のとおりですが、例の軽タク、これは時間の制約があるようですから意見は申し上げません。どうも我々としても、法治国家においてでたらめなことは見逃せない、いら立ちもあって、当然と言えば当然だけれども、議員立法でもって、道路運送法の改正で軽タクの違法行為を取り締まるべきである、そういうことで法律案は成立をし、公布されるわけですが、今後の取り締まりの方針、これは警察庁もお見えですから、一応大臣のお答えをまとめてやっていただく意味で、続いてお尋ねをするのです。 陸だけではなくて、海も同じなんです。貨物船で旅客運送をやっているのです、こ……
○中村(重)委員 経企庁長官、先ほど来、井上委員あるいは午前中は新村委員から経済見通し、内需の拡大についての質疑がなされたようです。今も伺っていたわけですが、この経済見通しの四・六%の前提になっているものがあるわけですね。例えば個人消費は四・一%であるとか、その四・一%の前提は、また給与所得が五%以上でなければならぬとかということになっていると私は思うのですが、そうした前提になっていることと経済見通し、それらの点についてあなたの感触をひとつ伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 私が申し上げたように、四・六%には前提があるのだから、あなたは春闘もまあまあというようなことですが、この経済成長……
○中村(重)委員 きょうは労働大臣、国土庁長官にいろいろじっくり時間をかけて質問をいたしたい予定でありましたが、二十八分間だという時間の制約を受けております。そこで、私の質問したいことについて御連絡を申し上げておきましたから、したがって一括して質問いたします。それで一通りのお答えをいただいて、また折を見ていろいろ一問一答という形で質問をいたしたい。ただ、できますならば、二十八分でございますから、あるいは再質問が必要になるかもしれませんから、少し時間を残して答弁を終わっていただきたいと思います。 労働大臣も、最も若い大臣としてエネルギッシュに活躍しておられる、敬意を表しているわけですが、どうか……
○中村(重)委員 時間の関係がありますので、できるだけ意見を避けて端的にお尋ねをすることにいたします。政府の答弁もそういうことでお願いをいたしておきたいと思います。
今、政府は地方行革を推進しておられます。先般来七つの重点項目というのを御決定になったようであります。地方行革の基本的な目標というものは何か、まずその点についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 かつて、大平元総理大臣がまだ総理になる前に、地方の分権が確立せずして地方産業の発展もなければ文化の発展もないということを強調された、そのころからいわゆる地方の時代という言葉が生まれてまいったわけであります。ところが、亡くなら……
○中村(重)委員 通産、運輸両省に対していろいろお尋ねをしたいことがあるのですが、今井上委員から豊田商事の問題について質疑が行われて、それに対して答弁があったわけですが、それを聞いていると、私は政府のなまぬるさというのに非常な憤りを実は感じるのです。今ごろ通産、大蔵、経企の三省の連絡会議を開いて対応策を考えようなんということは、何をしているんだと言いたいのですね。 豊田商事の悪徳ぶりというのは、金のブラックマーケット、あの当時にさかのぼるのですよ。あの当時かられつきの商社であった。それを知らないはずはないですね。それから、今の金を見せてこれを買いなさい、現物は渡さない、預かり証だけを渡す、こ……
○中村(重)委員 大臣、今井上委員から身障児の教育の問題について意見を含めて質疑がなされたのですが、私は、大臣が先ほど答弁をされたあの考え方は正しいと思うのです。局長の考え方も、子供の幸せ、子供の立場に立っていずれの学校で教育をすることが一番ベターかということについて、お答えそのものは間違ってはいないのですよ。 ところが、質問者の意見なり考え方を伺っていると、どうもかみ合わないですね。イデオロギーの問題じゃないのに、どうしてかみ合わないのだろうか。だから、局長がおっしゃった、子供の幸せのために、基本的には子供の立場に立ってということをお話しになっておられたのですけれども、保護者が考える子供の……
○中村(重)委員 まず冒頭に大臣に要請をいたしておきます。
広島八月六日、長崎八月九日、また原爆の日がめぐり来るわけです。昨年は中曽根総理が長崎にお越しになりました。その前は広島でした。今度は被爆四十周年ですから、地元長崎市からも総理の出席要請をしているようであります。そのことは別にいたしまして、厚生大臣に対して、被爆県の出身の大臣であるということで長崎の期待も大きいわけです。総理の出席のいかんにかかわらず厚生大臣は広島、長崎ともに出席をしていただきたい、これが地元の願望でございます、この際、大臣の決意を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 先ほど森井、大原両委員の質疑を伺っておりました……
○中村(重)小委員 この前の委員会で疑問点をただしたわけですが、なお疑問に思う点が相当ありますのでお尋ねします。 第五条に、「契約の解除等の制限」というのがあるわけですが、この中に、十五日以上の支払い催告に応じなかった、こういう場合は、割賦支払いのいわゆる期限の利益を失うのだ、こういうことで、前回私は、病気であるとかあるいは農村地帯は現金が毎月きまって入るわけではない、そうしたこと、あるいはまた寒冷地の関係、そのような点をどう考えているのか、なおまた十五日というのは、期間としてはあまり短過ぎるのではないか、こういうような点をただしたのですが、民法上は三日ということになっているので、十五日が相……
○中村(重)小委員 弟七条の所有権の留保に関する推定でお尋ねします。先般の委員会でもこの問題に対しては触れたのですが、所有権の留保の推定というのは、これも訓示規定になっておるようでありますから、特約というものが販売者側と購入者側の間に推定をしないというようなことが行なわれるということになりますれば、もちろんこの留保の推定というものは効果がない、こういうことになると思うのですが、 この留保の推定ということは法的根処というものにもいささか疑問があるわけです。これは合法であり、合法でないというようないろいろな学説もあるということでありますし、また実際問題としても効果というのはきわめて薄いのじゃなかろ……
○中村(重)小委員 今の三十条の問題、日本信販が信用組合と両方の営業をやっている。初めは局長が御説明のようなことをやっている。ところが信販としては一応チケットを渡すわけです。ところがその購入者が別にお金がほしいという場合、非常に支払いが過重になってくるわけですね。そうしてそのチケットを信販の方に返すわけです。今度は信用組合が別の角度から、全然チケット信販とは関係のないような形で金を貸すのです。そこで信用組合は融資をするときに、営業が別だという形をとっていますから、チケットを預かったことにならない。ところが実質的にはそういうことをやる。これは今あなたが言うように、どうもこの法には触れないような脱……
○中村(重)小委員 第五条に「購入者のために商行為となる契約を除く。」とありますが、これはどういうことなんですか。
【次の発言】 商人自体の卸売とか小売、そういう関係ですね。そういう関係は適用除外になっているんですね。ですから「購入者のために商行為となる契約を除く。」ということは、この購入した品物を利用して何か果実を生んでいく、そういうことになるのではないですか。
【次の発言】 それはいかないというわけですね。それは除くのだ。
【次の発言】 それでは、この割賦販売によって売買をされた物件からは、果実を生んでくるということは考えられないのですね。
○中村(重)委員 時間がありませんから簡単に要点だけお尋ねをしたいと思います。 ただいま松平委員から指摘されましたように、この事業団の所管をめぐって、外務、通産両省においてはずいぶん長い間いろいろと問題であったということを伺っておるわけですが、このことは、松平委員も指摘しましたようにセクショナリズムということも言えるでございましょうし、あるいはまた、両省の事務当局が一つの熱意をもって技術協力をやらなければならない、そういった考え方というものがそういう問題の形に持ち込んでいったというようにも解されるわけでございますが、外務大臣としては、これは通産省の所管でなくてやはり外務省の専管としてこれを推……
○中村(重)分科員 被爆者の問題、さらには学徒あるいは女子挺身隊の援護、それらに関連いたしまして、時間の制約もございますので要点だけ、できるだけ意見を省いて御質問いたしたいと思います。 全被爆者から特別の制限をはずし、すべての被爆者に無料で医療が適用されるようにということが長い間の念願であったわけでありますが、今度、従来の二キロの制限を三キロに拡大をする。これに対して大臣が格段の努力をされたことに対しましては敬意を表する次第であります。この三キロに拡大ということをどういう方法をもってすべての被爆者に周知徹底させるかということに対して伺ってみたいと思います。ということは、私は被爆地である長崎県……
○中村(重)委員 総務長官にまずお聞きいたしますが、ただいま岡本委員からいろいろ指摘がございましたように、この法律は前向きの法律であると言えるわけでございます。しかし、どうも全般を見通してみますと、政令にゆだねておる事項が非常に多い。しかも激甚災害の指定の基準であるとか、あるいは市町村の負担額に対する算定の方法、これは都道府県に準ずるという形で政令にゆだねておる。そういった問題を中心といたしまして、相当重要な点を政令にゆだねておるのは適当でないと思います。やはりもっとはっきり法の上に明文化していく必要があるのじゃないか、こう思うわけです。特に政令にゆだねた思想的な考えといいますか、その点を一つ……
○中村(重)分科員 大蔵大臣に中小企業の金融問題を中心としまして、時間の関係もありますので、できるだけ意見を避けまして端的に一つお尋ねしたいと思うのであります。 大臣は、先日の本会議でも、零細企業者の金融問題については無担保、無保証、こういった方針でやらなければならぬという必要性を強調しておられたわけであります。きょうの加藤委員その他同僚委員の質問に対しましても、中小企業の問題は、これは自分の経験からしても観念論じゃないんだ、こういうことで中小企業の方向に対して前向きの態度をもって終始しておったわけであります。ただ私は、大臣のそうした態度自体におきましては好ましいことである、またそうでなけれ……
○中村(重)分科員 大臣が見えておられますから、一点だけ火災地区の都市計画の問題についてお尋ねいたします。 具体的な事例として申し上げなければ御理解が十分いただけないかと思いますが、長崎県の福江市に火災があったのであります。そしてこの地区が激甚地帯としての指定を受けたわけです。ところが非常に狭い地区に人家が密集しております。そういった関係で、実は火災を繰り返している状況であるわけです。今から十年前でございましたが、火災がございましたが、そのときに都市計画を行なわないまま、住宅が従前通りまた建設された。また道路が非常に狭隘であるために、消防車が入れない、消防の破壊作業というものもなかなかむずか……
○中村(重)分科員 時間がきびしく制限されておりますから、それでは端的に一つ問題点をお尋ねします。 水道その他に関連をして上水道の問題をお尋ねしますが、御承知の通り東京都水飢饉、また全国各都市に飲む水がなくてどうにもならぬという状態に追い込まれておるわけであります。ところが、この上水道の何と申しますか給水料というのが、非常に価格にアンバランスがある。完全統一とは私は申しませんけれども、非常に差があるわけであります。もし自治省において、東京都が幾ら、その他いわゆる六大都市が幾ら、その他の中小都市が大体幾らだということを――全部でなくてけっこうであります。時間がありませんから、大体においておわか……
○中村(重)分科員 時間がたっぷりないようでございますから、問題点を二、三お尋ねいたします。 ただいま倉成委員から上下水道のことに関して質問がありまして、大臣から社会資本の中に下水道が入ってきた、これはきわめて好ましい現象である、こういった御答弁がございました。私はこれは当然なことであって、環境整備であるとか社会資本ということは、道路港湾というよりも、当然上下水道という面に重点が向けられていかなくてはならぬと思います。いろいろ上下水道の問題等に対しましてもお尋ねをしたいのでありますが、上水道のことに対しまして、ただいまの大臣の答弁では、どうも水危機というものが打開されるのかどうか、全くわから……
○中村(重)小委員 今度の凍霜害、特に九州各地を襲うた長雨の災害に対して、連年災の災害として特別の法案を提案する、そうしたことについて農林当局が非常に努力されたことを多としたいと思います。しかしながら、せっかく議会の意思を尊重するという形において、また被害を受けた農民の実情を十分考慮を払ってそうした特例を出すにいたしましても、その運用という点が非常に問題となると思うのであります。ただいま大久保委員から言われた、被害額が若干低かった地域についてどう扱うかということと同様に、特例法を適用される地域におきましても、個々の農家にその収穫に対して非常にきびしい取り扱いをするということになってまいりますれ……
○中村委員長 これより商工委員会石炭対策特別委員会連合審査会を開会いたします。 商工委員長との協議により、私が委員長の職務を行ないます。 内閣提出、鉱業法の一部を改正する法律案を議題として、前会に引き続き質疑を行ないます。 質疑の通告がありますので、これを許します。井手以誠君。
○中村(重)分科員 中小企業の金融問題に対して大蔵大臣に具体的な質問をいたしたいと思いますが、その前に予算審議に応ずる姿勢について大臣の考え方をお伺いしてみたいと思います。 いろいろと政府・与党折衝されて予算案を提案しておるわけであります。そして総括質問、一般質問、こうして分科会と、熱心に質疑が続けられるわけでありますけれども、結局終着駅は政府原案をそのまま通すということが慣例として行なわれております。私は、こうした審議がそれなりに効果があるということはもちろん理解をいたしておりますけれども、やはりこうしたいろいろな質疑の中に、大臣として確かに社会党の議員の質問が当三十九年度の予算の中に生か……
○中村(重)分科員 具体的な問題を数点端的にお尋ねしますが、いまの帆足委員の質問を伺って気づくのでありますけれども、土木建築関係の指名入札の方法の問題であります。国にしましてもあるいは都道府県、市町村にしましても――市町村は別でありますけれども、業者をABCといったように分けて、指名入札をしておるのであります。それはそれなりに事業の規模という面からいたしまして、企業自体の能力という点で、これを分けるということは当然でありますけれども、これがあまりマンネリ化していきますと、いつも同じ業者で変わらない。それでは勢い弊害がかもし出されてくることがあるわけです。いつか大臣はそれらのことについて新しい構……
○中村(重)分科員 たいへん残念な時間の制限で不満ですが、申し合わせの原則をひとつできるだけ尊重して発言したいと思います。時間の制約がありますので、意見を申し述べることを省略して、問題点をそのままずばり質問をしますから、大尉もひとつ適切な、責任ある御答弁を願いたいと思います。 問題の原爆訟訴で東京地裁が判決を出したわけですが、原爆の投下は国際法違反である、賠償請求権は、平和条約によって権利を放棄しているんだから、これは違反ではない、まあ、こういうことですけれども、問題は、裁判長があとで意見として言っていることが、これは重要であります。原爆投下は違法との画期的な判決が出されたことに対して、裁判……
○中村(重)分科員 簡潔にお尋ねをいたします。 労働省が最近保安関係等に対しまして勧告を発する等熱意を示しておられることに敬意を表しておるわけであります。そういう面からいろいろお尋ねしたいことがありますけれども、三十分の時間でございますので、いずれまた石炭対策等におきましてお尋ねしたいと思っております。ここで労働省の直接の所管事項ではないといいますけれども、当然関心を払っていらっしゃいますことだろうと思うのでありますが、例の産炭地振興でボタ山整備の事業をやっていることは、御承知のとおりであります。この事業は中高年層の炭鉱離職者を吸収するということが主眼になっておるわけであります。したがいまし……
○中村(重)分科員 原爆の問題でお尋ねします。原爆の問題は、毎国会取り上げて、質疑応答の中では、歴代の大臣が非常に前向きの答弁をしておられます。ところがいざ予算編成のときになってみると、ぱっとしない。ところが厚生大臣御承知のとおり、昨年三十九年四月三日、四十六国会で、被爆者援護に関する決議案が衆参両院で行なわれたわけであります。特に、あなたはかって医療法を制定した当時の担当大臣である。今度こそは、これは画期的な原爆対策が講ぜられるであろうと期待をしておったわけであります。ところがふたをあけてみると、どうも変わりばえがしないというように感じておるわけであります。予算的には、昨年よりも二億数千万円……
○中村(重)分科員 質疑が若干重複すると思うのですが、いま大きな政治問題になっておるプラント輸出の問題について私お尋ねしてみたいと思います。 長崎の国旗事件以来、中国貿易が御承知のとおり停滞をしておった。それが近年ずっと順調に進んでおったわけでありますが、今度のニチボーのプラント輸出の問題で、またああいう状態が再現されることが予想されるわけでございます。大臣としても、まじめな人柄であり、また担当大臣としてこの問題に対しては頭を悩ましておられるのではないかと思うわけです。日中友好、中国貿易促進という点から、何としてもこの問題の早期解決をはかってもらわなければならぬと思う。ところが、吉田書簡とい……
○中村(重)分科員 時間がないので端的にお尋ねします。
離島、僻地の教育振興に関してですが、離島、僻地の教職員に対しては特別昇給制度が昨年から実施されておる。県の条例できめるという関係等がありまして、一律にはいかないと思うのですけれども、大体においてその状況はどうなっておるのか、まずその点を伺います。
【次の発言】 財源措置をするから確実にやれと指導した、それはいつごろですか。
【次の発言】 具体的には離島に三年間勤務した、その場合に一号俸増給する、そういうことなんですね。
【次の発言】 そうすると、文部省が指導しておるような方針で実施していない、そういう府県がある場合はどのように措置いたし……
○中村(重)分科員 いろいろお尋ねをしたいことがあるのだけれども、三十分の時間じゃどうにもしようがないですから、端的に伺いますが、交通取り締まりに関する経費というものがどの程度になっているか、これは数字ですから事務当局からでけっこうです。 申し上げるまでもなく、交通事故というものが激増の一途をたどっている、そういった点から、国民も交通取り締まりというものを相当期待をし、警察庁としても大いに力こぶを入れておるということはわかる。そこでいろいろお尋ねしてまいりますけれども、まず予算関係につきまして、交通取り締まりに関する経費がどの程度になっておるかということを伺っておきたい。
○中村(重)分科員 いろいろお尋ねしたいことばかりですが、時間の関係で省略しますけれども、結核患者の医療対策について伺ってみたいのです。 専門語は私よくわからないが、結核菌をまだ保持している排菌患者というのですか、これの命令入所というのをやっているようです。ところが、なかなか審査がむずかしい、入れない、そういった実情があるようです。たまたま県庁のほうに連絡をし、それからそれぞれの保健所に連絡をして調査が行なわれる、そういう場合に、同一家庭の中でかりに排菌患者が二人おりますと、二人とも入るということがなかなかできない、そういったふうなことが事実あるようでございますが、私はこれはたいへんなことだ……
○中村(重)分科員 大臣、時間が三十分だそうですから、問題点を簡潔に質問します。あなたも簡潔な答弁をお願いいたします。
まず第一に、政府からいえば、国債発行というのは正統派的なものだろうと思う。そこで、従来からやってきました政保債に対してどうお考えになりますか。これを中止する考え方であるかどうか、まずその点をお伺いしたい。
【次の発言】 その点はあとでまた時間を見まして……。
そこで、政保債を続いて発行するということになってまいりますと、国債は、日銀の考え方では、一年間を縮めて六カ月くらいにして買いオペの対象にする、大臣は一年以内に買いオペの対象にするということは適当ではないという考え方、……
○中村(重)分科員 国会図書館の問題についてお尋ねをしたいのですが、きょうは時間の関係がありますので、ただいま広沢分科員から質問保留の意見もありましたから、またあらためてその点に対しては質問をしたいと思います。 まず、会計検査院の検査の方法等についてお尋ねをしたいのですが、四十二年度の定員増はどのくらいになっているのか、さらに会計検査に対して前向きて検査をやるべきである、あるいは技術面が非常に薄いじゃないか、もろもろの意見とか批判があるわけですが、これらの点に対して会計検査院としてはどのようにお考えになっているのか、ちょっと伺ってみたい。
○中村(重)分科員 貿易の問題についてお尋ねをしたいのですが、その前に、最近新聞報道で、国際問題化するような事件であると思われるのですが、亡命米兵がキューバ大使館に亡命を求めた事件、これについて外務省は「わが国はいかなる国の在外公知も政治亡命者について保護権をもたないという国際法上の原則をとっている」こういうことで引き渡しを要求しておるようです。ところが、キューバ側はこれを正式に拒否する、こういうことで非常に国際問題化しておるようであります。この点に対する考え方を外務省から明らかにしていただきたい。
【次の発言】 ちょっと前段聞き漏らしたのですが、新聞報道によると、私が読み上げたところは「政治……
○中村(重)分科員 長官にお尋ねしますが、最近汚職が続発しているわけですね。運輸省の関係、最近また通産省に汚職事件が出ているわけです。その他郵政省関係も、どの省というのでなくて、その大小の差はありますが、全般的にどうも汚職があるわけです。これは機構上に問題があるのか、運営上の問題か。これは汚職をやる人の心がまえだという形で済まされないものがあるような気がするわけです。許認可事項のあるところ汚職はつきものだといわれています。確かにそういった傾向があらわれているように思われます。そうかというと、今度は郵政省関係の汚職を見てみると、小さい特定郵便局なんかに抜き取り事件なんというのが非常に多いわけです……
○中村(重)分科員 原爆映画の問題について、文部省の御方針を伺いたいのですが、アメリカから返ってまいりました原爆映画に対しては、公開するという御方針であったように伝えられておりましたが、まあそうでもない、やはりこれは非公開が好ましいのではないか、しかし公開せよという、広島、長崎を中心とするそうした声が非常に高まってきておるので、ですから、学術的な効果というか、意義から、これを公開することがいいじゃないかというようにも変わったようにも伝えられておる。必ずしもどうもはっきりしていないようですが、御方針はどういうとこでございましょう。
【次の発言】 営利的、商業的にこれを利用されないということになっ……
○中村(重)分科員 時間が食い込んでおるようですが……。分科会の質問は多分に質問がダブってくるだろうと思うのでございますが、環境整備の問題について大臣にお尋ねしたい。 まず第一に環境整備といいますと、下水道事業が一番関心の的になるわけですが、御承知のとおりかつて厚生省と建設省がこの問題で、いま厚生省が持っているところの終末処理施設の管理について、計画面あるいは認可を受けるという場合に同じようなことを両省でやる、こういうことではいけないじゃないかということで、行管が勧告をして、建設省にこれはまとめたといういきさつがあるわけです。ところが、この下水道事業というのは伸び悩みの状態であるということが……
○中村(重)分科員 きょうは時間が許しますれば、原爆の問題、あるいは当面重要な身障者、保育所、諸問題についてお尋ねをしたいのですが、三十分ではどうすることもできませんから、社会労働委員会でどうせ法案が出るわけでございますから、原爆問題はその際お尋ねをしたいと思います。 この際、大臣にひとつきっぱりお答えを願いたいのです。先般もちょっとお話をいたしましたが、今度出されておる特別措置法に、原爆の援護審議会の制度を考えていない。御承知のとおり現行医療法の中には医療審議会がある。国会の決議によって被爆者援護の方向に進む、ある意味においては、二十数年間被爆者が援護強化を叫び続けてまいったその足がかりを……
○中村(重)分科員 大臣はおられませんが、有能な政務次官がおられるわけですから……。 私はいつも、いまから申し上げる問題に対して関係大臣に進言を実はしておるのです。地域開発の総合性というものは全く計画性がない。したがって、財政がきわめて非効率である、こういうことを言っている。地方自治体の関係で見ましても、大蔵省と地方自治体と予算折衝を進める。たとえば、土地造成をやるために港湾の埋め立てをやってみたり、あるいは河川の暗渠をつくったりいろいろなことをやっている。その目的は何かというと、工場誘致をやりたいということが主たるものですね。それから産炭地振興、これは国の事業ではあるけれども、やはり地方自……
○中村(重)分科員 大臣に日中貿易の問題で少しくお尋ねをしてみたいことがあるのです。この問題は、昨日の大蔵委員会でも総理も出席されて質疑が行なわれ、私も予算委員会でいろいろとお尋ねをしましたし、商工委員会でも通産大臣から考え方を伺ってきたわけですが、どうも各大臣のお答えになっていることにニュアンスの違いがあるように感じられる面があるわけです。たしか三、四日前、土曜日の朝日新聞であったかと思うのですが、輸銀資金を日中貿易に使うことはいいのではないかという意味の大蔵大臣の談話が、記者会見で出ておるのです。また各大臣も、具体的な問題が出てきた場合にそれによって対処するとか、あるいはケース・バイ・ケー……
○中村(重)分科員 厚生大臣にお尋ねします。
宮城県、群馬県、長崎県の三県のそれぞれの地区でカドミウム汚染の調査をおやりになったと思うのでございますが、その調査結果はどういうことになっておりますか、簡潔にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 長崎県の場合に、問題の対馬のイタイイタイ病の調査は、地元で障害調査委員会が設けられて、四十四名の患者に対して検査を行なった。骨の変化を調べた結果、三十八名の者がカドミウムにおかされているというような疑いがある。いまの三月末ぐらいに大体結論が出るであろう、こういわれているのであります。ところが、けさの新聞でありますが、カドミウム汚染があることは決定的、……
○中村(重)分科員 大臣にまず農業政策に対する基本的な考え方を伺ってみたいと思います。 御承知のとおりに、食管問題というものは、いまや農政上の重大問題として国民の関心事になっております。政府も食管問題についてずいぶんPRをしてきているわけです。ところが、そういうPRの中から、食管制度そのものが何か悪いのだといったような印象を植えつけることに懸命になっておるような感じがするわけです。もちろん農林大臣は、食管制度はあくまで守っていくのだという姿勢を堅持しておられるようでありますけれども、全体の政府の姿勢としては、必ずしもそういう方向ではないというように私は感じるのです。食糧政策が行き詰まっておる……
○中村(重)小委員 それぞれ御説明をいただいたのですが、考え方はよくわかるわけです。問題は、どうしてこれを具体化するかということではないでしょうか。これを具体化するための問題点は何か。それをどうして克服するか。それから、いまいろいろおあげになりました問題を具体化していくための目標年次といったようなものも必要ではないか。いわゆる何カ年計画というようなことも当然考えてみなければならぬであろう。また政府資金を相当投入していかなければならないであろう。一般会計の出資あるいは財投といった、相当大幅の政府出資が必要になっていくであろう、こう思うのです。それらの点に対しては、大体どのような試算をしているのか……
○中村(重)委員 ただいま原油の値上げの問題について質疑が行なわれたわけですが、聞いておりまして、楽観に過ぎるのではないかという点を感ずることと、それから、非常に不安を感ずるのです。 ということは、大蔵大臣その他各大臣がお答えになりましたように、関税の引き下げであるとか、それから電力料金であるとか、あるいはまたタクシー料金、そういったものの引き下げ、あるいは引き上げを認めない――これはわかるのです。タクシー料金にいたしましても、いつまで上げさせないかわかりませんけれども、この原油の値上がりとは関連なく、タクシー料金の値上げは当分認めないのだという方針を政府は明らかにしてきたのです。電力料金に……
○中村(重)分科員 大臣にお伺いする前に、厚生省の所管だと思うのですが、都道府県では保健所が担当している米飯提供登録制度というのが実はあるわけです。――担当者はお見えですか。これがどのようになっているのか。私は、これをやめるべきであるとかあるいはそのままの形で継続すべきであるというような意味で結論を持ってお尋ねをすることではないのですが、これが非常に形式的に流れているということなのです。手数料を四百五十円取るわけですね。全国で百万店舗くらいありましょうから、約四億ぐらいの手数料が実はあがる。実際それでは切りかえのときにそうした衛生上の調査なんかやるのか。やらないのですね。ただ書類を出さして、判……
○中村(重)分科員 どうもわずかな時間ですが、日本のいまの政治を動かしている重要な存在である福田大蔵大臣に対して基本的な点で見解を伺ってみたいと思うのです。 予算編成の時期となりますと、大臣御承知のとおり各都道府県、市町村その他諸団体がわんさわんさと陳情に上京をしてくるわけですね。そして大臣にも、それから編成のまっただ中にある各部局の方々に対しても、応接にいとまがないといったようなことで、たいへんな苦労であろうし、また仕事にも支障があるのじゃないか。何とかしてこれをやめさせられないものか。陳情のために使う費用というものは、人によっては三十億だとか五十億だとか、百億くらい使われているのじゃない……
○中村(重)小委員 どうも参考人の方、おそくまで恐縮です。 荘局長のほうで資源問題の検討というものをまとめてもらいました。滝口石連会長にお尋ねしたいのですけれども、三つの方式をあげているわけですね。単純輸入方式と融資買鉱、経営参加。この単純輸入方式は、先ほどあなたからお話がありましたように、メージャー本位で、量にしても価格にしても向こうさんまかせだという形になる。融資買鉱ということになってくると、相手側企業に融資をして、それに伴うところの量を引き取るということになりましょうが、この量のふえた分というのはこれはまた相手側の意向によってきまるでしょうし、価格もそのとおりなんですね。そうなってくる……
○中村(重)委員 わずかな時間でありますし、また松平委員のほうからの質問もありますので、できるだけ時間を短くいたしましてお尋ねしたいと思います。 なお、藤井参考人はただいま委員長が申されましたように時間の関係があるようでありますから、私が藤井参考人にお尋ねをいたしまして、次に樋上、伊藤両委員の質問を続けていただきたい、そういうようにお取り計らいを願いたいと思います。 藤井参考人に、お尋ねというよりも、実は御意見を伺いたいわけですが、先ほど、一番問題点である、本計画を推進をしてまいりますと起こってくる土地の値上がりということ、この問題が私どもも一番重大な関心を持っているところであります。土地……
○中村(重)分科員 私は健康を害して湿布しておりますから、カッカとならぬようにしたいと思います。 いま小林君から指定券の話が出ていましたが、これは議論の分かれるところだと思いますけれども、まだやっているのじゃないかと思うけれども、あの発駅着席券というやつは改めてないですね。時間がないからそれは答弁は要りません。私はこれは違法だと思うのです。発駅着席券というのは、大臣、運賃以外の料金です。これは法律のどこを見ても、それを取ってよろしいというのはないのです。それを取っているのです。これはけしからぬ話だ。 実は私は総裁に質問したことはないのだけれども、そんなことはいかぬです。整理券はいいのです。と……
○中村(重)分科員 簡潔にひとつお答え願いたいと思います。
七十歳以上の老人に対して医療の無料化、これは社会福祉の前進という立場から、私はそれなりに評価をしたいと思います。ただ残念なことは、所得制限をつけたということ、それから寝たきり老人等はやはり年齢を引き下げるべきじゃなかったのか、こう思うのですが、この点はどうしてこういうふうな措置がとられなかったのか、いかがですか。
【次の発言】 将来の検討問題ということよりも、大臣、これはもう当然おやりになるべきだったと思うのですよ。それから非常に高額な――それなりにわかるような気がするのだけれども、今日の核家族化、意識の変化というのも、非常にあるわ……
○中村(重)分科員 自治大臣の御決意のほどを伺ってみたいと思うのですが、四十七年度の国の予算並びに地方財政計画というものを明らかにされているわけですね。国の国債発行が一兆九千五百億、それに政保債が四千億でしょう。地方債が一兆七千億、さらにその中でも政府資金というのが五四%で例年よりも低いわけですね。それで短期で非常に金利の高い公募債、縁故債というようなものが、非常に金額が大きい。交付税の伸びは例年二二%ぐらいでしょう。ところが四十七年度の見通しでは六・九%、こうなっておりますね。地方自治体の公共事業に対するところの負担というものは非常に大きい。かてて加えて借金財政ということになってまいりますか……
○中村(重)分科員 大臣に……。最近大臣も御承知のとおり、公共企業体等でマル生運動というのがたいへん物議をかもして問題化しております。国鉄等はその責任者が処分をされるといったような事態にまで発展をしたわけです。全逓マル生、これも私どもの党のほうでは調査をいたしました。具体的な不当労働行為という問題が実は出てまいっております。 私も先般税関版マル生ともいわれるような不当労働行為の問題について調査をしてみたのです。一昨日でしたか、予算委員会の大蔵省所管の分科会で水田大蔵大臣また担当局長にその事実を指摘をしてまいりました。時間の関係もありますから詳しくは申し上げませんが、二つの組合があるわけです。……
○中村(重)分科員 大臣、ひとつ簡潔に歯切れよくお答えをいただきたいのですが、この前、予算委員会の一般質問で、歩積み・両建ての問題を指摘してきたんですが、大臣から御答弁をいただく時間がなかったので、大臣もうお聞きでしょうか。内容については省略します。 歩積み・両建ての問題は、大蔵省がいろいろとすでに指導をやっていらっしゃるが、銀行というところは、大蔵省の指導をわれ関せずえんでもないのだろうけれども、なかなか頑迷で、指導に従わぬ。これではいけないと思うのです。金融も非常にゆるんでいることだし、いまこそ私はこれをやらなければいかぬと思うのですが、いかがですか。
○中村(重)小委員 いまいろいろお話を伺ったのだけれども、それぞれの立場があるので、それなりの主張というものは理解ができるわけですけれどもね。この百貨店法の改正案が国会に出てまいりますと、皆さんに来ていただくかどうかは別として、関係者はまた参考人として来ていただきますから、その際に詳しく御意見を伺いたいと思っております。 ただ一、二点お尋ねをしておきたいのですけれども、先ほど山木さんの御意見の中で、百貨店法にこだわらず流通近代化促進法という商業立法の実現を指向する云々、こういったような御意見があったわけですね。これはどういう意味なのか。百貨店法の改正よりも全体を一つの法の中に含めて立法したほ……
○中村(重)分科員 先日、大臣に電気ガス税の問題についてお尋ねいたしまして、前向きの答弁はあったのですけれども、どう考えても私は矛盾であると思います。抵抗を感じているのです。税収が千五百億、これに対して軽減額は五百三十億、しかも、その軽減額というのが、特定産業に対する減免措置ということになりますね。一般家庭用に対しての減免ということであるならば、私は電気ガス税の性格上わかるわけですけれども、依然として産業優先の減免、なかんずく名称は変えているのですが、内容としては輸出振興といったような形のものが私の精査する限り十五億程度入っているのではないか。これはきわめてうしろ向きであり、国の方針というよう……
○中村(重)分科員 大蔵大臣にお聞きしますが、流通産業の一〇〇%自由化という問題はたいへん重要な懸案事項となっておりますが、大蔵大臣としては、この点についてはどのようにお考えになっていますか。
【次の発言】 事実、流通産業の一〇〇%自由化等の配慮というものも私はあるのじゃないかと思うのですけれども、大企業だとか金融機関に株式が集中しているわけですね。個人持ちの株式がいま三分の一程度でしょう。法人持ちが三分の二。この原因はどこにあるのだろうか。あまり株式が大企業や金融機関に集中いたしますと、勢い系列化されてくるのですね。企業民主化を阻害するような弊害が生まれてまいります。その点について大臣はどの……
○中村(重)小委員 近藤参考人にお尋ねしますが、その答申の「第一に、固定化している現在の上場商品に関し、経済の実態に即応させるため、上場商品の法定主義を改める等上場及び廃止手続を簡素化すること。」というのがあるのですが、書いていることはわかるのですけれども、こうした答申をされるにあたっては、諸外国の例等を十分御検討されて、こういうものはやはり上場さすべきじゃないか、これは有名無実になっているのだからむしろこれを廃止すべきではないかという具体的な検討をおやりになったのだろうと思うのであります。その点についてひとつ伺ってみたいと思います。
○中村(重)分科員 私は、身体障害者の問題等をお尋ねをしたい点があるのですが、その前に大臣、最近厚生行政の中で非常に混乱をしている問題が二、三ありますから、それを関係局長のほうへひとつ指示していただきたいというように思います。 それというのは、これは環境衛生局長の所管なんですが、最近理美容の関係で、だいぶん風俗が変わったというのか、男がものすごく髪を長くする、それでコールドウエーブをやる、女は逆に刈り上げをやるというようなことになりまして、御承知のとおり、前は理容師法と美容師法が一本であったのが今度は別々になっているわけですね。それで、コールドパーマというのは男がやる場合、これは美容の部門か……
○中村(重)分科員 大臣、十八委員室と違って、ここは距離が短くて大臣と身近に話ができるように思うのです。いま上坂君の質問に対して、大臣はただ一間だけ答弁をしたが、基本的な問題は、わずか三十分で、議論をすることができないのだから、やはり大臣から答えていただく。具体的なことは大臣に答えてもらいたいとは言いません。そういうことで、ひとつ答弁を願っておきたいと思います。 いま上坂君からも指摘がありましたように、わが国の石炭政策は、スクラップ・アンド・ビルドということではなくて、スクラップにはスクラップ、こういうことで撤退作戦がとられてきた。計画にむしろ先行して、縮小の方向をたどったということが私は言……
○中村(重)分科員 大臣の見解をお伺いしたい。 石油ショックを受けて漁業者が、あるいは肥料値上がり等で農民がいまたいへん困っているようですが、御承知のとおり、石油ももうけを吐き出させるという通産大臣の態度表明というものがなされている。ところが石油の値段を上げてやらなければメジャーから供給規制をされるのだというので、まだもうけも吐き出さないうちに値上げをしようというような方針が決定された。私はたいへん不可解に思っているわけですが、時間の関係もありますから、中身について多く申し上げることを避けますけれども、メーカーもたいへんまだもうかっている。実際吐き出していない。卸もあるいは小売り段階において……
○中村(重)分科員 三十分という時間の制約ですから、端的に大臣にお尋ねをしてまいります。 伸び率二〇%を割るという、大臣もたいへん苦労された予算の編成である。その予算の編成の中に、どうも首をかしげざるを得ない、大企業を不当に擁護しているという感じの予算が計上されているのを見出すのです。通産省の予算になるわけですが、電子計算機産業振興対策費として百九十六億五千万円を計上しているわけです。この予算の中身を調べてみますと、高性能の新機種を開発するのだという理由でもって、富士通・日立グループ、日本電気・東芝グループ、三菱・沖電気グループの三グループに対する補助金ということになっている。実はこの二グル……
○中村(重)小委員 農林省にお尋ねしますけれども、卵価が不安定で値動きが非常にひどい。そのことは生産者にとってもたいへんなことだろうと思うのですが、同時にそれは消費者も困るということになるわけであります。この原因は、飼料の値上がりその他いろいろな面もあると思うのですが、同時にこの流通上の問題も多分にあるのではないかと考えるわけです。卵価の市況、ただいま私が申し上げましたような点について、農林省としての対策はいかがなものか、その点についてお尋ねします。
【次の発言】 卵価安定の方法として、いまお答えの点は私も承知をしているわけですが、この調整保管というものをもっと積極的にやったらどうか。それから……
○中村(重)分科員 質問したいことがたくさんありまして、一問一答する時間的余裕がありませんから、一応問題点を指摘いたしまして、後で一括してお答えをいただきたいと思います。 厚生大臣、言語障害の口蓋裂という、くちびるが割れている三つ口症というのがあるのですが、この障害者の口の中は変形をしておりまして、歯はあちこちにある、奥の方にも歯が生えているというようなことでして、この歯列矯正をやらなければならないということになるわけですが、しかし歯列矯正はおしゃれ行為として医療行為に入っていない。国保の適用もなければ育成医療の対象にもなっていないわけです。したがって、全額自己負担でやらなければならない。五……
○中村(重)分科員 消防白書によると、消防団員は減少の一途をたどっているようですが、これに対する対策をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 消防団員は消防精神によって国民の生命、財産を保護しているわけですが、それかといって団員も働かなければ生活できない。いまお答えになりましたように、常勤消防団員は、これはまだ当然常勤としての給与があるわけです。非常勤の消防団員に対しましても若干の手当はあるわけですが、いまの程度の手当ではとうてい生活を維持していくことができないんではないかと私は思っておるわけです。五十年度の予算の内容を見ましても、若干の増額はいたしておりますが、これでは不十分であるというように……
○中村(重)分科員 大臣にお伺いします。
世界的な食糧不足で、国内の食糧の自給度を高めるという方針は審議会の答申等を通じて、一応大臣の意向等もしばしば表明されておるので、考え方はわかるわけでありますけれども、ところが農業用地の造成たとえば干拓であるとかあるいは開墾であるとか、そうした積極面においての計画は必ずしも明確ではないわけですが、その点に対する御方針はいかがですか。
【次の発言】 その農業用地の、お答えになりましたような数字を達成をするために開墾と開拓、その両面で、いずれが適切だ、また現実性があるというようにお考えになっていらっしゃいますか。
○中村(重)分科員 いまエネルギーの問題が議論をされておった。非常に重要な問題であるし、宇野長官もかつて商工委員会で一緒にこうした問題については取り組んできた仲間であるわけですが、私はきのう小宮山郵政大臣にも提起したんだけれども、省エネルギー、省資源の時代、政府も大いにこれをPRしているんだけれども、やはり政府が身をもってエネルギー問題について、また省エネルギーということについて取り組んでいるんだということを実感として知らしめるということが必要だろうと思う。特にエネルギーの開発ということになってくると、クリーンエネルギーに全力を尽くさなければならぬ。しかし、そのクリーンエネルギーといっても、大……
○中村(重)分科員 郵政大臣とはお互いに商工委員会に所属をして、エネルギー問題に大臣は非常に造詣が深い方で、豊富な見識を持っておられるわけであります。 そこで、クリーンエネルギーの問題に力を入れていかなければならない。ところが、クリーンエネルギーの開発も、大型化するとバランスが崩れますね。いろいろな公害、あるいはその他のいろいろな弊害が生じてまいります。 そこで、政府はいま省資源ということを盛んに言っているのですが、身をもってこれを示すとか、省資源というものに政府が本気に取り組んでいるんだということを知らしめるために、PRも含めて、全国の各郵便局の屋上に天然のいわゆる太陽熱の利用の設備をや……
○中村(重)分科員 大臣にお伺いしたいのですけれども、付加価値税の問題はもう予算委員会その他の委員会で考え方を明らかにされたことであろうと思うのですが、大蔵省は付加価値税の創設について検討をずっと進めてきている。近い将来踏み切るのではないかというようにも考えられる。それだけに中小企業者、消費者はこれは悪税であるということで非常に警戒の念を強めてきているわけですが、赤字国債、その他建設国債等を多く発行しているわけですが、それの償還のための新しい財源にいま大蔵省としては血眼になっていらっしゃるわけですが、それで避けられないというようにいまは大臣はお考えになっていらっしゃるのかどうか。どこまで検討は……
○中村(重)分科員 文部大臣に質問を二、三してみたいと思います。 お互いに一緒に国会に出てきておるけれども、長い間最も親しい友人としてのおつき合いをしてきました。私は、文部大臣は最重要閣僚と評価をしておる。その重要閣僚にあなたが就任をされるということは、あなたの手腕、力量からいっても、感覚からいっても当然である、そのように考えて、喜びと同時に大きな期待を持っているわけです。この前の日曜も、槇枝さんとあなたが対談をしておったのですが、忙しい時間にもこれだけは聞かなければいかぬと思って、実は私はしばらく聞いていた。あなたの教育に対する熱意、考え方ということを評価できる点もあるわけです。 ただ、……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私が流通問題小委員長に選任されました。小委員各位の格別の御協力をお願い申し上げます。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、特に大島つむぎ問題について、参考人として鹿児島県織物工業協同組合理事長嘉野長夫君、本場奄美大島紬協同組合理事長中江実孝君、本場奄美大島紬協同組合専務理事田畑敏光君に御出席を願っております。 参考人各位には、御多用のところ本小委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。 なお、議事の順序でございますが、まず、各……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。
流通問題に関する件、特に大島つむぎ問題について調査を進めます。
この際、政府当局から発言の申し出がありますので、これを許します。栗原生活産業局長。
【次の発言】 次に、小林審議官。
【次の発言】 以上で発言を終わりました。
特に質疑の通告があっておりませんので、ただいまから懇談に入ることといたしまして、小委員会をこれにて散会いたします。
午後零時十二分散会
○中村(重)分科員 大臣に「むつ」の問題でお尋ねします。 就任されてから、いろいろとどうするかということでずいぶん苦労されているんだろうとは思うのです。ところが、何というのか、ずいぶん静かに構えていらっしゃるように思うのです。それで、四者協定というのが青森との間にはあるわけですが、ここからもまた積極的に迫っておるような感じも新聞報道等では感じないのです。むしろ長崎の方が核つきであるとか核抜きであるとか、佐世保の辻市長が返上したとかあるいは撤回をしたとか、さまざまな報道が伝えられている。それには、あなたがどうしても佐世保に持っていくつもりだから返上なんてしないでくれと説得にこれ努めたという報道……
○中村(重)分科員 櫻内長官は、離島振興については非常に熱意を持って今日まで取り組んでこられたわけです。 二十八年に制定された離振法はたしか二回延長になったと思いますが、これが五十七年に期限が来るということになる。議員立法の中で離振法ぐらい有効に働いている法律はないと私は思っております。むしろ恒久立法にする必要があるのじゃないだろうか。ところが、一方、本土と離島の格差が、生活水準の上で、あるいはその他の条件の中でいつまでも続くということは適当ではない。そのことから考えてみると、そういったような法律が恒久立法であるということは、一面から言えば決して正常ではないと考えるわけです。しかし、離島振興……
○中村(重)分科員 時間がないから端的にお尋ねし、端的にお答えをいただきます。 本会議の代表質問で触れたんだけれども、原爆被爆地域の指定の問題ですね。大臣が大変前向きの姿勢で予算編成に臨んだと思うのだけれども、残念ながら五十三年度もまた見送り。安倍官房長官にも会ったのです。官房長官も、前の園田官房長官当時に胸をたたいてやりましょう、こう言ったもので、そのことも説明をし、ぜひ地域是正をやるべきだという主張に対して、与党の中が、自民党の中がまとまればぜひそうしたいという、安倍官房長官も前向きの私に対する答えであったわけです。最終的に自民党内が、広島、長崎でなかなか話がつかない。ついに政府も踏み切……
○中村(重)分科員 有明干拓と言われる長崎県南部総合開発の問題を中心にして三、四点質問をするのですが、大臣は当初のいきさつは御存じにならないと思うのだけれども、もう十数年、この干拓問題は、情勢の変化もあって、一町三年間ぐらいは予算をつけて、水田さんが大蔵大臣をしておられたときにストップして、今度は多目的、こういう形によってまた申請をする。それを言い出してから四、五年たつ。なかなかこれは片づかないのです。そこで、時間の関係がありますから、それぞれお答えをいただく方が違っておると思いますから、まとめて一、二お尋ねをしてみます。 五十二年度も、これは調査予算ではなくて、調査予算を含め実施予算を組ん……
○中村(重)分科員 時間の関係がありますので、端的にお尋ねをし、また端的なお答えをいただきます。 有明干拓とも言われる長崎県南部の総合開発の問題ですが、ずいぶん歴史の古い話なのです。漁民の反対があって、かつて三年間予算を計上して、水田大蔵大臣のときに、三年間も事業執行ができないものを予算計上しておくことは適当ではないということで一時これは打ち切りになったわけです。それからまた多目的という形で出直しまして、大変長い期間にわたっているのですが、なかなか進捗しない。当初反対しておった当該埋め立て地区の漁協、十二漁協あるのですが、この方は反対から逆に賛成に回った。とは言いながら専業者というのはやはり……
○中村(重)分科員 この間、分科会でしたか予算委員会の本委員会であったか、教研集会の問題について文部大臣が、評価するというお答えといいますか、そういう表明をしていらした。私は、砂田文部大臣を非常によく、長く存じ上げている。お人柄も承知をしているわけですが、まさしく文部大臣にふさわしい発言であるというように感じました。正直に言って、イデオロギーということではなくて、敬意を表したわけです。やはり何と言っても、最近の教育の荒廃、先ほどもここで議論がなされておりましたが、原因はいろいろあるだろうと思うのです。だがしかし、やはり国と教師集団の不信感といったことが、学校の教育環境を悪くしたり、あるいはその……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、大島つむぎに関する問題について、参考人として本場奄美大島紬協同組合理事長中江実孝君に御出席を願っております。 この際、参考人に一言あいさつを申し上げます。 参考人には、御多用のところ本小委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。 参考人には、本問題について忌憚のない御意見をお述べいただき、今後の調査の参考にいたしたいと存じます。 なお、議事の順序でございますが、最初に御意見を十分程度取りまとめてお述べいただき、次に、小委員の質疑に対してお答えをいた……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。
流通問題に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
【次の発言】 天谷長官にお尋ねをいたしますが、東京サミットによる石油の輸入目標値が、一九七九年が五百四十万バレル、一九八〇年同じく五百四十万バレル、一九八五年、これは下限が六百三十万、上限が六百九十万バレルといったような数字が合意をされたようであります。今年の五百四十万バレルということは、年率にして二億八千万キロリットルという数字になるのだろうと思うのでありますが、この輸入の見通しはいかがですか。
○中村(重)分科員 質問をする予定で通告をしていなかった点を、もう大臣がよくわかっていらっしゃることですから、大臣に先にお尋ねします。 長崎空港の国際空港化ということです。これは知事も非常に積極的なんですが、この可能性ということですが、大臣はどうお考えになっていらっしゃいますか。知事も中国に定期便を飛ばしたいとか、えらい熱心にやっております。コンコルドの考えもあるようですが、あれはいただけないのですが、国際空港化というのは非常にいいことだと思っているのです。考え方とあわせて可能性を。 それから、新幹線は五線一緒にやる、こういうことですが、いろいろ条件がついたようですけれども、条件が整ったと……
○中村(重)分科員 厚生大臣、薬価基準の問題でお尋ねしたいんだけれども、どうも私は、薬価基準の決め方が不適切であるというだけではなくて、きわめて不明朗な形で決められておるように感じるのです。問題点は、バルクラインのとり方もいかがなものであろうか。安いものから九〇%とっていって薬価が決まっている。大臣も問題点の一つだとお考えになるだろうと思うんだけれども、日本の総医療費の中に占める薬剤費が四〇%以上である。最近若干下がっているようですけれども、ヨーロッパの国々、いわゆる欧米諸国と比較をすると日本の場合の薬剤費というものは極端に大きいわけですね。このことが保険会計に対する大きな負担増という形になっ……
○中村(重)分科員 大臣、今後七年間の中期的な地方財政の姿というものを描いた地方財政収支の試算というのですか、これが衆議院に提出されたようですが、あれは一般消費税の導入を前提としているということなんですか。
【次の発言】 そういった答弁しかできないのでしょうが、いずれにしても一五・七%の増税ということになってくるのでしょう。これはほかの税収というものは考えられない。やはり一般消費税ということが前提でしょう。しかも、これは五十五年から実施という想定の中でやっているように思うのです。これはそう簡単にいくものではないですね。
それと、新聞に国と地方とが折半であるというようなこととかいろいろ書かれて……
○中村(重)分科員 農水の委員会等で質疑をする機会というものが、全くとまではいかないにしても、なかなかないわけなので、盛りだくさん伺ってみたいと思うのですが、時間の関係がありますから、また、事前にきょうお尋ねすることは十分説明をしておきましたから、本会議の方式でお尋ねをし、後でまとめてお答えをいただきたいと思います。 この間、農林大臣は財界との懇談会で、自給率の向上というので強く主張をされたと。私は大変農林大臣の態度を評価したいと思うのです。何といっても農は国の基本なんだから、やはり自分で食べるものは自分でつくるというような原則の上に立って対処していくというのでないと、英国がかつて貿易立国と……
○中村(重)分科員 内藤文部大臣が御就任になると、日教組との間のみぞが深まるのじゃないかという懸念というのがあったのだけれども、必ずしもそうではなくて、教育経験者としてのよさというようなものは、それなりに生かすような努力をしているのだろうと思うのです。なかなか有効にやっている面もあるようです。 そこで、この間愼枝委員長が教研集会で、子供の健やかな成長であるとかあるいは教育条件の整備、こういうことに反することに対しては抵抗する。そして、いい教育が行われるというようなことの要求よりも、安易な塾通いということを肯定しているような風潮というものに対して、教職員であるとか家庭に対して反省を求めるという……
○中村(重)分科員 大臣、土地の値上がりが最近ずいぶん激しくなったという感じですね。いまのように値上がりが続くと、土地の思惑というのがまた再燃してくるのではないかというように考えるのですが、いつでしたか、一月三十日付で国土庁が五十四年の公示価格速報というのを発表した。それによっても全国平均が五・一%ですね。それから住宅地はその中で六・三%の値上がり、三大都市でもって平均八%、東京都の住宅地が九・八%というような値上がりだというのですが、私どもが実態をつかんでいる限り、そんなものじゃないと思うのですよ。もっと値上がりは激しい。いまから三カ月ぐらい前でしたかね、私のところの長崎市の、不動産業者に聞……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私が流通問題小委員長に選任されました。小委員各位の格別の御協力をお願い申し上げます。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、特に著作物の再販売価格維持契約制度について、参考人として日本書籍出版協会理事長下中邦彦君、日本出版取次協会会長石川度治君、日本書店組合連合会会長松信泰輔君、日本雑誌協会常務理事相賀徹夫君、以上四人の方々に御出席を願っております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 参考人各位には、御多用中のところ本小委員会に御出……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 前回に引き続き、私が流通問題小委員長に選任されました。小委員各位の格別の御協力をお願い申し上げます。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、最初に輸入大豆の国内流通問題について調査を行うことになっておりますが、本件について、参考人として丸紅株式会社運輸第二部長稲井丸人君及び富士商事株式会社社員河瀬研君の御出席を願っております。 参考人各位には御多用中のところ、本小委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。 参考人の御意見は質疑応答の形式でお聞……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 流通問題に関する件について調査を進めます。 御承知のとおり、わが国の流通機構は今日著しい発展を遂げておりますが、それぞれの部門において、複雑多岐にわたる多くの問題を抱えております。今後、内外経済環境の変化に対応して、わが国経済の効率化と国民生活の向上を図っていくためには、流通部門の近代化、合理化は欠くことのできない重要な政策課題であります。とりわけ小売商業、サービス業の分野は国民生活に密着するものであり、消費者の多様なニーズに応じた対応が必要でありますが、一面、小売商業、サービス業の分野においては、中小企業者、零細事業者……
○中村(重)分科員 長崎県の対馬を中心して、もちろん対馬だけではなくて、韓国の底びき漁船の領海侵犯、あるいは公海上において、何しろ底びきは夜の操業なもので、わが方は昼だということで、シイラづけというのが対馬では中心的な漁業になっております。イカがつれる。それが浮きを切られるんですね。その損害というのが大変大きいのですが、漁具の被害だけでもって二千三百万円ぐらいいかれる。それで漁業ができないんですよ。年間一億六千万ぐらいやられる。ところが、これに対する補償措置というのは、韓国との交渉をやるのですけれども、政府同士の交渉ではなくて、大日本水産会、向こうは大韓民国漁業協同組合中央会。もうさっぱりわか……
○中村(重)分科員 大臣、地方時代という言葉が、ある新聞では流行語、こう言っているのだけれども、ぼくは流行語という言葉は使わないが、この地方時代という言葉に対しては、政府も与野党もまさに何の抵抗もなく定着したということが言えると思うのです。問題は、その言葉は定着したのだけれども、言葉の意味に対する理解の仕方は違うんだろうと私は思っている。 そこで、大臣は、八〇年代地方時代ということになると私は思うのだけれども、この言葉の意味をどう理解しておられるか、きわめて大切な問題であると思うので、大臣は能弁だからとうとうと大臣から答弁の時間をとられたのでは三十分すぐたってしまうので、簡潔に要領よくお答え……
○中村(重)分科員 私は、問題の五段階相対評価、それから三段階絶対評価を何回か委員会で取り上げてきたのですが、今度到達度評価を導入することになったから一歩前進だということで評価をしたいのだけれども、問題は、これまでの五段階相対評価はそのまま残って、これに加えて新しく到達度評価を取り入れるということ、それから、小学一、二年生は三段階評価だけれども、三年生以上は依然として五段階相対評価をそのまま残すということになってくると、ねらいはどこにあるのか、その点が明らかでないということが一点です。 時間の関係から申し上げるが、プラスとかマイナスとかあるいは空欄というやり方をやるのですね。そうなってくると……
○中村(重)分科員 銀行局長にお尋ねするのですが、生命保険会社と契約者との間のトラブルが非常に多くなっているのです。前置きは抜きますけれども、入院疾病特約とか、傷害特約とか、手術給付金特約とか、いろいろあるのですが、主として第三分野のトラブルですね。 トラブルの一例を申し上げると、手術給付金の特約では、開頭術とか、あるいは開胸術とか開腹術とか、四肢切断術とか、眼球摘出術とかということでいろいろあるでしょう。これらの手術に伴って給付金を支払うという規定がある。御承知のとおり、最近医学が非常に進歩してきた関係もあるのだと思うのですが、背中を切開して腎臓を出すということ、あるいは放射線を照射して病……
○中村(重)委員 三公述人の方から、いまの予算にずばりメスを入れていただく貴重な御意見を伺ったわけです。 時間がありません。したがいまして、暉峻公述人に見解を伺いたいのですが、高速化する現代社会でせかせか度あるいはいらいら度というのが非常に高まってきて、社会の病理現象を誘発しているというように私は思うのです。人間というのは、有用の用だけでは存在できない。空気も欲しい。自然の空気も欲しいし、緑も欲しいということになる。つまり、技術者あるいは科学者が無用と言うものであっても、これは必要であるというように考えるわけなんですが、これを財政再建であるとかあるいは予算の支出の面から見てみますと、狭い日本……
○中村(重)分科員 大臣、この間の総括質問の際に、時間の関係があったので身体障害者の運賃割引の問題等について一問一答でできなかった。きょうも盛りだくさんあるんで、できるだけ簡潔にお尋ねをしますし、お答えもそのつもりでお願いしたいのです。 この運賃の割引は、身障者の一種と二種が割引の対象になっているんだね。一種の場合は介護者がついたらば距離制限なし、介護者がつかなければ百一キロ以上、こうなっているんだね。ところが、その身障者の置かれている家庭環境で、介護者がついていかなければならないんだけれども、やはりついていけないような、そういう環境もあるだろう。だから、同じ一種を、介護人がつく、つかぬとい……
○中村(重)分科員 バチカン元首、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世は、四日間の日程を無事に終わりまして、昨夜十時、長崎空港から帰路につかれました。帰路につかれるに当たってのあいさつで、関係方面の方々に対して非常に感謝をしておりましたが、なかんずく、警備の行き届いた協力に対して心からの謝意を表しておったということを御連絡を申し上げたいと思います。長崎はかつて経験したことのない猛吹雪でございましたが、その中で警察当局、特に国家公安委員長が私の一般質問の際にお答えいただいたように、過剰警備にならない実質的な行き届いた警備というものを私はしみじみと感じて、公安委員長を初め警察当局に対して心から敬意を表した……
○中村(重)分科員 公衆衛生局長にお尋ねするのだけれども、長崎市の西山地区は、爆心地から直線で三キロ以上あるのですが、残留プルトニウムが周辺の六地点の八倍です。これは第二十三回放射線影響学会で、岡島長崎大学教授が調査をして、野菜などに影響が懸念される、三十五年たってこんな状態ですね。これは特に調査をしましたか。
【次の発言】 そうすると、その際の調査では、こちらの方が遅いのだけれども、こういう状態はなかったのですか。あなたがしたと言うのは、例の二キロ置きにずっと土表の調査をした、その調査だろうと思う。そのときに、あの西山に非常に高濃度の放射能があったということは明らかになっているのだけれども、……
○中村(重)分科員 大臣、減反政策でも、減反をしても減反をしても米の生産がむしろ伸びてきている。それはやはり狭くなるから手入れがうまくいくという点もあると思うのです。したがって、減反政策一本やりというのはもう限界に来たんだと私は認識している。農林省でも十二分に検討もしているのだろうし、農水の委員会でもいろいろ質疑も行われているのだろうけれども、この際、少々無理があっても食管法でも改正をして、そして転作に魅力を持たせるために、酪農であるとか、その他を食管法の対象にするということも考えてみなければならないだろうし、えさ米についても総括質問等で大臣のお答えを聞いているわけですが、やはり日本農民という……
○中村(重)分科員 大臣は二十七日の文教委員会で、中野区の準公選については準公選拒否の態度に終始する、いわゆるたてまえ論をおとりになったようだけれども、私は、教育の民主化、さらに住民の自治参加、八〇年代の地方の時代といった点からして、弾力的に考えていく必要があるのではないかという気持ちがするのですよ。文教委員会でも、かつての公選のときのように投票率は非常に高かったという点も指摘があったのだろうと思うのですが、恐らく、住民の直接請求というのはどんどん拡大していくのではないだろうか。だから、とめようとしてもとまらない、大きな歴史の流れと受けとめていく必要があるのだろう、また八〇年代はそうあることが……
○中村小委員長 これにより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 先般、私が流通問題小委員長に選任されました。小委員各位の格別の御協力をお願い申し上げます。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、大島つむぎに関する問題について調査を進めてまいりたいと存じます。 参考人として、鹿児島県織物工業協同組合理事長内田正恭君及び本場奄美大島紬協同組合理事長中江実孝君に御出席を願っております。 この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。 参考人各位には、御多用中のところ本小委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございました……
○中村(重)分科員 限られた時間で欲張り過ぎた質問をしたいと思いますので、大臣は国政全般に豊富な知識をお持ちだから、簡潔に質問しますから、ひとつ簡潔にお答えをいただきたい。 まずお尋ねしたいことは、平和教育について、それから昇給延伸の扱い、学力テスト、それから主任手当の問題、義務教育について、もう少しありますけれども、余り欲張っても時間がありませんから……。 まず第一の平和教育についてですが、これはかつて砂田元大臣のときも質疑をして、私と意見が一致したというのか、かみ合ったのですね。原爆を教育の基本に据えろという主張を私はやっているわけです。申し上げたように、文部省は必ずしもそのことに否定……
○中村(重)分科員 農林大臣、例の南総事業でお尋ねをいたします。
南総事業を転換して防災事業ということで進めることになっています。この事業費であるとか締め切り地点、その他施行の方法について煮詰まったんですか。
【次の発言】 締め切り地点にもよるのだけれども、例のヘドロ対策とそれから塩害対策なんというのは防災事業です。ということになってくると、私は相当締め切り地点というのが狭められてくると思うのですね。そうすると、ヘドロ地帯になるのだから、どうしても締め切りのところは浮いてくるわけですね、いまの防災事業はみんなそうなっておるわけだから。そういうことだと思うのだけれども、防災事業に切りかえた場合……
○中村(重)分科員 被爆者対策で厚生大臣にお尋ねをするのですが、この前、世界の放射線に関する権威者が集まられて、放射線問題の検討がなされたようですが、あれの結論は大体いつごろ出ることになるんですか。
【次の発言】 私も、そういうように理解はしているのだけれども、この見直しによって、例の二キロのという問題に当然及んでくるだろうというように思っているのです。しかし、これは時間が限られておりますから、改めてお尋ねをいたします。
そこで、この二法の改正法案が国会に提案されなかったのは今回が初めてなんです。結局、手当等の引き上げがなされなかったという点にあるのだろうと思う。所得制限は政令で決めるという……
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