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米内山義一郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

米内山義一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(非役職)歴代TOP1000
709位

31期委員会出席(無役)TOP100
90位

このページでは米内山義一郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。米内山義一郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

30期(1963/11/21〜)

第48回国会 災害対策特別委員会 第10号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○米内山委員 本年度の気象というものは非常に異常であります。いつもならば、冷害と申しますと、東北、北海道というようなことでありますが、いまの陳情にありましたとおり、特に関東にまですでに大きな被害が及んでおるのでございます。私がきょうお聞きしたいことは、すでに起きたことに対して融資をするとか、そういうことじゃなしに、今後予想される事態に対してどういうふうに国としては対処なされるかという点であります。たとえば、主として稲のことであります。いままでは苗立ちが悪いとか、いろいろな問題が起きておるのですが、今後予想される一番大きなものは、いもちの発生に対する処置であろうと思います。特にこういう低温であり……

第48回国会 内閣委員会 第44号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○米内山委員 まず、官房長官にお伺いします。  この化けものみたいな法律案が出まして、聞けば聞くほどわからなくなるわけです。なぜかと申しますと、この法律には根拠が不明なわけです。足がない。さらにこの法律の効果というものが一向明らかじゃない。いわば幽霊みたいなものを中心に論議するから、あなた方が答弁すればするほど欠陥が出てくる。そこで、まともなことを答えるには、むずかしいことばを必要としない。いいかげんなことをごまかそうとするから、くどいことばで長々と言わなければならぬ。ですから、この法律の目的を、国民がわかるように一口に言ってください。

第48回国会 内閣委員会 第49号(1965/07/10、30期、日本社会党)

○米内山委員 お伺いいたしますが、去る六月二十八日の昼ちょっと前ですが、青森県の三沢米軍基地に付帯する天ケ森射爆場で毒性のきわめて強いガスが爆発をいたしました。それが当時南東の風、風速四メートルくらいのものに送られまして平沼という地区に侵入してまいったわけであります。およそ二十ヘクタールの水田、野菜その他の畑作物に甚大な被害を与えた事実がございます。ちょうどこの時期に、前日あるいは前々日ごろに、三沢基地にこれまで普通見受けられなかった飛行機が飛んでおる、これはF105だ、こういうふうな状態があったわけであります。そういう時期に、日本人としては原子爆弾や焼夷弾の経験はあるが、ガスの洗礼を受けた者……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○米内山委員 いま参考人の諸先生から水銀農薬のおそるべきことを承りまして、いまさらにはだえにアワの立つ思いがいたします。この問題はいま先生のお話にもありましたが、さわらぬ神にたたりなしではもう済まされない問題じゃなかろうか、むしろ積極的にまっ正面からこの問題と取り組まない限りたたりがあり、災いを全国民に及ぼすものではなかろうかという気がしてなりません。そこでこの問題は、いいかげんに取り上げることはかえって悪い影響を及ぼすのじゃないか、こういう点もあります。私は政府側の御見解を聞きたいのでありますが、その前に参考人の先生方からお聞きしておきたいことは、いまのお話の中に、研究室で水銀の取り扱いをさ……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○米内山委員 私は、まず最初に農林省のほうからお聞きしたいと思いますが、和田農政局長の先ほどからの御答弁を聞いておりますと、一番われわれの見解とかみ合わない点が多いと思います。別に、われわれは、農林省を、水銀農薬を許可した、それによって国民の健康を害した、よって農林省は犯罪人だというような意味で追及しているわけじゃないのであります。にもかかわらず、自分は犯人であるかのごとく、絶えずあとずさりするような答弁の姿勢でばかりわれわれにお答えになるので、まず、見解をあわせてお聞きしておきたいと思います。ものの考え方の基本です。私は、こう思う。農業の任務というものは、国民にいい食糧、栄養の豊富なおいしい……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○米内山委員 ちょっと参考人の先生方にお伺いをしたいのです。最初に癌研の吉田先生にお伺いしたいと思います。  お断わりしておきますが、私は全然のしろうとでございます。科学者と土俵の上に私が思い上がってのぼって、先生方と科学的な論争をしようという意味で申し上げるのではございません。ただ、ガンの問題は、先生方も直接研究に携わっておられるのでありますが、たいへんに犠牲者が多くなってきております。患者が一人出ると、その家の家計というものは傾くような状態である。金をかけてもなおる見込みがあればいいけれども、死ぬ公算が非常に多い。いろいろな面で国力にまで影響する。これをなくすることができたとすれば、戦争が……

第51回国会 大蔵委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○米内山委員 昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案について大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。  実は、財政と申しますと、国民も非常にむずかしい難解なものとして考えております。われわれから見ましてもそうです。特に私はそういう財政などの専門的な知識を持たないものであります。それにしましても、この財政上の大転換について、政府はもっと国民に対して親切に、積極的に、この事情を解説的に知らせる必要があると思います。私はそういう観点で質問しますから、きょうはひとつ大臣は地方の一日国会というようなものにでも出られたような気持ちでお答え願いたいと思うのであります。  実は、われわれ国民から見……

第51回国会 内閣委員会 第18号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○米内山委員 私はまず最初に、生活保護に関する具体的な問題を、厚生大臣からあるいは厚生省の局長さんからお聞きしたいと思います。  所得倍増政策の結果、国全体の経済は大きく伸びたといわれますが、非常に所得の格差が拡大してまいりましたし、地域の格差も大きく開いてきております。特に私の出身地である青森県の東海岸、これは特に厚生大臣の御出身の岩手県の北部とはくっついておる地域で、日本のチベットなど・といわれるような、日本でも珍しいような未開発地域、したがって住民の所得が著しく低い地域には、いまの時代においてまさかそんなことはあるまいと思われるような事態があるわけであります。ですから、私がいま申し上げた……

第51回国会 内閣委員会 第20号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○米内山委員 先般の委員会で大臣に対する質問が残っていましたから、残りを簡潔にお伺いしたいと思います。  まず第一点は、国立病院の医師の充足状態の問題でございますが、おそらくは全国的にこういうことだろうとは思いますが、あまりにも驚くべき状態が解決されないでおりますことを申し上げたいと思います。おそらく大臣はこういう実態は御存じないと思います。大臣が知っておれば、もうとうに解決なさっていると思いますし、いまもし知っておるとすれば、ついこのごろ聞いたということになると思うが、青森県に大湊療養所という国立療養所がありますが、ここに医者が何人いるか、患者が何人ぐらいいるか、いまの実情はどうかということ……

第51回国会 内閣委員会 第28号(1966/04/21、30期、日本社会党)

○米内山委員 この法案の趣旨説明にあたりまして、政府は、この法律によりまして防衛施設周辺の整備を積極的に実施する、こういうことを言っておられるのでありますが、積極的という意味は、文字どおり解すれば、徹底的にとも解されるが、どの程度までのことを言われるのか。 それは基地周辺にありますもろもろの問題というもの、対策というものをこの法律によってことごとく解消して、そういう地域の住民の民生の安定をはかる、こういう意味にまで解していいのかどうかをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、気分だけは積極的ということであって、仕事の分量とかそういうものについては消極的にやる、たとえばこの法案……

第51回国会 内閣委員会 第39号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○米内山委員 時間もたってきましたから、八郎潟干拓につきまして簡潔に御質問申し上げたいと思います。  まず最初に、これは土俵に塩をまくつもりで一問だけ農林大臣にお尋ねしたいことがあります。それはわれわれが農家に接しますと、一体これからわれわれ農民は何をやればもうかるのか、何をやればいいかということをよく聞かれるわけです。その中身というのは何かというと、鶏を飼ってもすぐ卵は安くなる。豚を飼ってもそうだ。牛を飼って酪農をやろうとすれば転落するような状態だ。しいて牛を飼うならば、乳牛を飼うよりも、博労になって乳牛を買って牛肉にして売ればもうかるのだという話を聞くわけです。そこで、こういう農家の諸君に……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 内閣委員会 第14号(1967/06/01、31期、日本社会党)

○米内山委員 私は、いま青森、岩手、秋田、北東北におきまして重大な問題になっておりますビート栽培のことについてお尋ねしたいと思うのであります。このことはすでに農林省も十分御承知のことであり、大臣も非常に心配なさっておることと思いますけれども、この際この問題についての経過を明らかにし、その責任の所在を明確にしておきたいと思うのであります。責任の所在を明らかにするには、やはりなぜこのビート栽培が興り、こういう経過を経て今日のような破局的な段階に入ったかということをつまびらかにせざるを得ないわけであります。したがいまして、国が立法措置を講じまして奨励にとりかかったこの仕事が、どういう経過を経て今日の……

第55回国会 内閣委員会 第26号(1967/06/30、31期、日本社会党)

○米内山委員 私は、この質問をするにあたりまして、増田さんに防衛問題を中心とした国民に対する対話を求めたいと思います。  きのう質問にお答えになった増田さんの御答弁の中に、日本のいまの高度成長は、膨大な原料を輸入しなければならぬし、たくさんの工業生産物を輸出していく、そのためには長大な海路を船で運んでいく、その安全はアメリカ海軍力の保護のもとにある、このいうふうなお話をちょっと聞いたような気がします。詳しいことは速記録をあとで読んでみないとわかりませんが、もし私の聞き違いの場合は訂正申し上げます。こうなりますと、私ら子供のとき、小学校のときに、林子平という人のことを先生から聞いたのですが、日本……

第56回国会 内閣委員会 第4号(1967/10/06、31期、日本社会党)

○米内山委員 最近むつ市に政府がきめたという原子力船の母港問題について、技術庁の長官からお伺いしておきたいと思います。  まず最初に、横浜に予定しておったこの母港が、なぜ青森県のむつ市に決定になったかという、その事情をお聞きしておきたい。
【次の発言】 それだけの御答弁であれば、横浜に断わられたからむつ市へ持っていくんだということにしかとれませんが、横浜市とむつ市とは非常な条件の相違があるわけです。たとえば横浜は、いろいろな有力な造船所や機械産業という関連した施設が完備しているわけですが、青森県のむつ市には、そういう近代工業的な要素はみじんもない。そうしますと、横浜市からむつ市に移った理由とい……

第56回国会 農林水産委員会 第6号(1967/11/10、31期、日本社会党)

○米内山委員 私は、北東北におけるビート栽培の中止に伴う事後処理並びに今後の転換方針について、政府のお考えまた具体的にどういうことをやろうとしておるかをお伺いしたいわけであります。  その前に若干意見を申し上げたいと思うのでありますが、これは単に農業政策の中のビート砂糖の問題だけではなくて、国の政策の基本問題でもあると考えられるのであります。けさの新聞を見ますと、砂糖の相場は数年来の最高の高値を示しているということが報道されておるのであります。ところが、この四月におきましては、フジ製糖事業中止に伴いまして、あの地域において砂糖原料のビート生産を中止せざるを得ないその理由として、農林大臣が本院に……

第58回国会 災害対策特別委員会 第10号(1968/05/27、31期、日本社会党)

○米内山委員 農林大臣にまず最初に御質問します。  今度のいろいろな災害につきまして、水路とか、そういう農業の施設災害が多いのですが、特に大きくいっているのは、国直轄で建設した部分に大きい影響を及ぼす災害が多い。今後復旧につきましては二度とこの災害のないような、たとえばいままでは鉄筋の入っていない水路には鉄筋を入れるような徹底的な改良を加えた復旧をしてもらいたいというのが地元の要望でもあるし、それが当然だと思いますので、農業災害に対しては全面的に基本施設については改良復旧を取り入れる御意思があるかどうか。  第二点は、先ほど田澤委員も質問しておりましたが、農業、特に水稲の減収に大きい影響がある……

第58回国会 内閣委員会 第23号(1968/05/14、31期、日本社会党)

○米内山委員 農林大臣にお尋ねしたいのでありますが、過般、政府は酒やビールの税金を上げましたところ、酒のメーカー、ビールのメーカー、直ちにそのものの値段を上げるようになりました。政府はこれを押えようとしたが、押えようがなくてお手あげというようなぐあいなんです。こういうふうなときに、米の問題でありますが、米は昨年一千四百万トンとれまして、ずいぶん長い間古米を食わなければならないというような事情にありながら、ことしはいままでにないほど米の問題が重大な政治問題化する可能性がある。なぜかと申しますと、物価値上げの先頭を切っているのが政府なわけです。そして酒やビール、これに限らず、一切の物価を押えるとい……

第61回国会 社会労働委員会 第8号(1969/04/08、31期、日本社会党)

○米内山委員 私も新四ツ木橋の労働災害事故について、特に責任の所在を明らかにしたいという観点から質問したいと思います。  最初に、建設省のほうからお尋ねしたいと思うのですが、リングビーム工法を採用するにあたって、注文主である建設省が、設計書ないしは仕様書に、この工法を用いることを、明らかにうたっておったのかどうかということをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 しかし、普通の小さな川の締め切り工事ならば、土俵を使おうと矢板を使おうと任意であろうが、少なくとも潜函工法を用いるか、あるいはこのリングビーム工法を用いるかによって、工事費に数千万の違いがあるはずです。その際、それを明示しないというこ……

第61回国会 農林水産委員会 第5号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○米内山委員 農林大臣の所信表明に対して質問申し上げたいと思います。  長谷川大臣が就任最初の新聞記者会見で、大蔵大臣は福田さんで、私は政府と党の間を取り持つ走り使いだ、こういうことを言われたと新聞に出ております。これは事実かどうか。まあおそらくは事実だろうと思いますが、これは非常に重大な問題だと思うのであります。特に、近ごろ農林省というものは、国民の中にきわめて不信を受けている。  どういうことかというと、近ごろの農林省というのは大蔵省の農務部に成り下がっている。あるいは食糧庁、水産庁というようなものも、大蔵省の中の衛生課、漁政課くらいのものだ、こういうふうにもいわれている。その内容もまたそ……

第61回国会 農林水産委員会 第11号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○米内山委員 まず、最初に農林大臣にお聞きしたいのですが、政府・自民党は、食管法の根幹はくずさないとしばしば言われるが、食管制度の根幹とはどういうことをさしておられるのか。
【次の発言】 そうしますと、この法律が制定された昭和十七年ということを想定してみると、その根幹というものにかなりな解釈の変化が起きていると思うのです。そのころは全量供出といいますか、種もみと飯米を除いたほかは全量巻き上げというような性格を持った法律であったはずなんです。そういう命令によって今日までやってきたわけなんだが、その当時の根幹というものといまの根幹というものの解釈の違いは、どういう点から出てくるのですか。

第61回国会 農林水産委員会 第12号(1969/03/19、31期、日本社会党)

○米内山委員 四十一年度の漁業白書は、十年あと、つまり五十一年には水産物の需要は一千万トンにも及ぶであろう、こう書いてあったのであります。これに対しまして、四十年以降生産はやや上昇しているのでありますが、これを充足するにはまだきわめてむずかしい問題が横たわっているものと考えるのであります。いまの段階で生産増に最も大きく寄与しているのは、北洋底びきによるスケソウダラあるいはスルメイカであるということも白書に書かれているとおりであります。  だが、これまでの漁港整備計画を見ますると、必ずしもこのような生産の動向と合致したものとはいいがたい点があったと思われるのであります。私は、全国的な漁港の現場の……

第61回国会 農林水産委員会 第18号(1969/04/08、31期、日本社会党)

○米内山委員 農協に対して、いまの農協というものはマル通とあまり違わぬという批判があるわけです。違うところはトラックの色だけが違う。というのは、農民が苦労してできたものを、かますへ詰めさせて検査してどこかへ運ぶ仕事、肥料でもいろいろな農業資材でも、どこかでできたものを運んでマージンを取って配給する、もうけるためには乗用車の中古まで売り込むというようなことなんです。農業の一番苦しいところにはタッチせずに、安直な道だけを歩いている。農林省は農協をこういうふうにいままで育成してきたわけなんです。  今度法律改正で、その中の一番苦しい農業経営を農協にやらせようというのですから、これはかなり画期的な立法……

第61回国会 農林水産委員会 第21号(1969/04/16、31期、日本社会党)

○米内山委員 農林大臣にお伺いいたします。  先般の質問の際、大臣おられませんでしたので、少しばかり大臣の御所信を伺わなければ納得がいなかい点があってきょうに延ばしておるわけでありますが、これは端的に申し上げますと、今度の農協法の一部改正法律案の提案理由の説明の中にこう書いてあるのです。「近年における経済の高度成長を背景として、農業生産の選択的拡大や機械化の進展など農業近代化の動きが見られる反面、兼業化が進み、経営規模はなお零細であり、農業の生産面の一部には楽観を許さないきざしもあらわれております。」こうしてみると、零細でありかつ兼業化が進むということは、わが国の農業の現状から見て単に一部楽観……

第61回国会 農林水産委員会 第25号(1969/04/24、31期、日本社会党)

○米内山委員 近代化資金の需要状態についてお伺いしたいと思います。  百億というワクで、今度初めて制度が始まるわけです。しかし農業においては、すでに八、九年も前に似たような制度があるわけでして、その分だけでも水産に対する金融の問題が立ちおくれておるわけです。これは非常に沿岸漁民関係者が長らく望んでおったところでありますし、同時に、この法案が成立することを期待して、すでに各都道府県においては、これに対応する金利の補給分を当初予算に組んでおるのであります。これは集計するならば、おそらく国がいま予定しておる百億をかなり上回る金額になっていると思います。  したがいまして、現実に要求ある分量に対しては……

第61回国会 農林水産委員会 第37号(1969/06/17、31期、日本社会党)

○米内山委員 農地法の一部を改正する法律案の提案説明にあたりまして、農林大臣は、農地改革の成果を維持しながらと、こういう意味のことをおっしゃっておりますが、これは出発点になるわけであります。  農地改革についての評価の問題でありますが、この農地改革がわが国の農業に一体どういうふうな成果をもたらしたか、この点をまず大臣からお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それは結果から見て、そういう効果のあったことはそのとおりでありますが、農地改革の意図したものは何であったか、その主要な問題点について、官房長からお聞きしたい。
【次の発言】 そうしますと、当初意図した耕作権の安定、確立ないしは農地法の原則……

第61回国会 農林水産委員会 第44号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○米内山委員 わが国の独特といいますか、独自の産業ともいえる真珠が、いま重大な、破局的な段階に入っているわけでありまして、それに対して、いまの世の中では例を見ないような不況カルテルというような方式で法律制度を整えて、これを再生させようというのでありますが、どうも私はこの程度の対策で、わが国の真珠というものの体質か直りそうな気がしないのであります。そういう観点から、若干御質問を申し上げます。  わが国の養殖真珠の開発者と申しますか、創始者である初代の御木本さんは、これからいい真珠をたくさんつくって外国に輸出し、欧米の貴婦人の首にぶら下げて、欧米の貴婦人の首をぎゅうぎゅう締めるんだ、こういう勇まし……

第61回国会 農林水産委員会 第49号(1969/07/22、31期、日本社会党)

○米内山委員 私は、農林大臣並びに林野庁長官にお尋ねしたいと思います。  いま、日本の山というものは荒れに荒れていると思うのであります。このままで経過するならば、日本の山林というものは全く荒廃に帰するのではないか、こういう見解を持っておるのであります。  と申しますのは、林業白書を見ますと、カナダあるいはアメリカ、西ドイツその他の国々と、一人当たりの蓄積あるいは一ヘクタール当たりの生産量というもので比較しておるのでありますが、日本の今日の高度に発達した経済社会におきましては、たったこれだけのことを対象にして日本の林業を考えるべきではないと思うのであります。すでに木材の需給関係は問題にならない。……

第61回国会 農林水産委員会 第54号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○米内山委員 政務次官はちょっと退席のようですから、まず食糧庁長官からお尋ねしたいと思います。  四十四年産米の買い付けに対していろいろな制限が行なわれるのじゃないか、こういう感じがするわけなんです。と申しますのは、北海道は作況指数八〇という不作だそうでありますが、東北の青森県のようなところは、おそらく史上最大の豊作だと思うのです。反収も上がっているし、開田もふえています。   〔湊委員長代理退席、三ツ林委員長代理着   席〕  そこで、もう政府は買い上げをしなければならない、農民は売り渡ししなければならないという期間だが、倉庫にはかなり大量の古米が在庫している。いつもならこんなたくさんはない……

第61回国会 農林水産委員会 第55号(1969/11/10、31期、日本社会党)

○米内山委員 総合農政あるいは水田の三十五万町歩休耕、転換というような重大な問題を国民の前に投げかけておきながら、大臣が出ないのはこれは一体どういうわけですか。政務次官も事務次官もおられない。おまけに両党の理事諸君も見えない。政府で私の質問を聞く人はだれですか。国民の了解のもとに、農民の了解のもとに三十五万町歩の作付転換をはかりたい、こうは言っておるものの――こういう機会にこそ、われわれに聞かれなくても、進んで国民の疑問なり農民の不安にこたえなきゃならぬはずです。全く農林省の態度はけしからぬ。よってきょうは、いずれ臨時国会等で詳しく追及する腹なんだけれども、農林省も近ごろラインアップをかえたし……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 農林水産委員会 第8号(1973/03/23、33期、日本社会党)

○米内山委員 私は、日本じゅうの漁港整備の実態とか実情というものは資料以外に知る方法もないから、今度の整備計画はどういう考えの上に成り立っているかということをお尋ねしたいと思います。  全国のことは皆さんよりは知らないけれども、青森県の漁港の実態、実情は皆さんより幾らか明るいつもりです。そういうことでお尋ねするわけです。  焦点は、今度の整備計画に初めて顔を出した三沢漁港の問題ですが、それをお尋ねする前に、今度一種として小舟渡漁港が整備計画に入っている。三種として大畑港、四種として白糠港が入っているわけですが、それらの漁港は、経済効果といいますか、その漁村の実情から見ますと、もう十年も前に片づ……

第71回国会 農林水産委員会 第14号(1973/04/05、33期、日本社会党)

○米内山委員 私はむつ小川原開発に関する農地取得の状態と申しますか、農地法にかかわることを中心に農林大臣、農林省から聞くのがきょうの質問の中心でありますが、その前に、この開発の前提になっている、あるいは現在の農地問題の背景をなしていることを最初にお尋ねしたいと思います。  まず、昭和四十七年九月十四日ですか、むつ小川原開発について閣議口頭了解というものがなされているわけです。これをよりどころにして現地では農地の買収行為が現実に行なわれている。この閣議口頭了解というもの意味です。何を了解したのであるか。文面を見ると、青森県の出したむつ小川原第一次基本計画に基づいて各省庁が申し合わせしたことを了解……

第71回国会 農林水産委員会 第18号(1973/04/19、33期、日本社会党)

○米内山委員 きょうはこの法律案について関連して質問するつもりでありますが、その前に、四月五日の委員会に大臣がお見えにならなかったので、質問を残しておいた問題があります。それについてきょうはまず最初に大臣の御見解をお尋ねしておきたいと思います。  それは昭和四十六年の六月二十三日まで、農林省農地局長として在職しておった岩本という方が、四十六年七月二十日、つまり退職後一カ月たたないうちにむつ小川原開発株式会社の参与に就職しました。その後間もなく常務取締役になっているわけです。このことは国家公務員法の百三条並びに人事院規則一四―四に抵触するのではないかという疑いを実は私、持ったわけです。なぜ、これ……

第71回国会 農林水産委員会 第33号(1973/06/19、33期、日本社会党)

○米内山委員 質問に入る前に資料を要求したいと思います。それはこの法案の審議のためにも緊急を要するものでありますので、すみやかにお願いしたい。根室沖地震の漁業被害の状況について資料を求めたいと思います。  次に、質問を申し上げます。  大臣が御出席のようでありますが、けさの新聞を見ますと、「参院大阪補選敗北自民しみじみ反省」という小見出しの記事がありまして、その中で政府首脳がいろいろなことを言われておる。二階堂官房長官は、「思い切った政策によって国民のくらしといのちを守る政党に脱皮したい」、それから鈴木総務会長は、「今や弁明している時ではない。原点に立ち返って一歩から党を築かねばならない」、こ……

第71回国会 農林水産委員会 第35号(1973/06/21、33期、日本社会党)

○米内山委員 私はこれまでむつ小川原開発について、予算委員会の段階で五回、この委員会で二回ほど政府に質問してきたわけです。その後、速記録をいろいろ点検し、かつ青森県において農地法がどのように正しく適用されているかという現実、あわせて点検しますと、ますます疑いが強くなってきております。言うなれば、前二回のこの委員会での私の質問に対しまして、農林省は重大な問題について重大な虚構の答弁をしている、こう私は断定せざるを得ない実情にあります。農林当局もその後調査もされているであろうが、もしいままでの答弁に間違いがあったならば、この際釈明してもらいたい。うそでないというなら問題は別ですが、もし間違いがあっ……

第71回国会 農林水産委員会 第42号(1973/07/10、33期、日本社会党)

○米内山委員 私は、これまで継続して質問してきましたむつ小川原開発地域の農地法違反についての質問をさらに続けてみたいと思います。  大体、第五条の許可関係に対する農林省の見解というものは明確になりました。というのは、事前審査内示の段階で土地を実際的に買収しているのじゃないかというのが私の主張なんです。ところが、農林省は、買収じゃない、金を全部支払っていない、引き渡しを受けていない、仮登記をしておっても本登記はしていない、だからこれは違法ではない、こういう見解を繰り返しておるのであります。しかし、これはたいへんな問題であります。  まず第一に、よその地域でこういうことが行なわれればどうかというこ……

第72回国会 農林水産委員会 第7号(1974/02/13、33期、日本社会党)

○米内山委員 倉石さんとは、この委員会でお目にかかるのは四、五年ぶりなわけです。たしか、この前は、青森県のわれわれの地域で、ビートの栽培を農林省が奨励しまして、やりつけないものを七、八年やったときに、今度は外国から買ったほうがいいというのでやめたわけですがちょうどそのときに倉石さんが農林大臣だったと思うが、私のお願いに対して、安いものを外国から買ったほうが国益なんだと、確かにそのときそうおっしゃった。私は、そのとき、実に残念というか情けない、恨みというようなものを実はあなたに感じておったわけです。今度は広範な畑地を開田ということで、われわれも努力をしたし、ばく大な金をかけたし、国も大きな金をか……

第72回国会 農林水産委員会 第13号(1974/02/26、33期、日本社会党)

○米内山委員 この法案について後段に若干の質問をしますが、その前に、この法案を見ましても、これは言うなれば乱開発からどういうふうにして森林を防衛するかという趣旨もありますが、青森県はむつ小川原開発というものを進めておるわけです。この内容は、簡単に申し上げると、あそこに二百万バーレルの石油精製工場をつくる。二百万バーレルというのは、いまさら私から申し上げるまでもなく、年に直すと一億キロリットルということですから、昭和四十五年ごろの日本の総石油輸入量の半分、四日市の五倍半というような規模です。さらには、石油化学を年四百万トン、これは日本の総生産高が三百八十五万トンぐらいですから、これ以上のもの。さ……

第72回国会 農林水産委員会 第15号(1974/02/28、33期、日本社会党)

○米内山委員 きょうは大臣がお見えになりませんが、実は、去る十三日に、大臣の所信表明に対して私は質問したわけです。前段の大部分は私の所信を申し上げ、大臣の所見を伺ったわけですが、後段におきまして、具体的な問題を四つ質問いたしました。そのうちの三つは農地局にかかわる問題、それから四つ目は水産庁にかかわる北洋の漁業資源の問題に関することでありますが、この資源の問題については、大臣は、まだ海上保安庁から詳しいことを聞いていないということでした。ただ、農地局にかかわる三つの問題は、第一は、青森県の東通村に、東京電力と東北電力が二千万キロワットの、世界にも例を見ない、現在のアメリカの原子力生産量とほぼ同……

第72回国会 農林水産委員会 第44号(1974/07/11、33期、日本社会党)

○米内山委員 開発問題について、まず最初にお尋ねします。  先般の参議院選挙に際して、田中総理は日本じゅうをヘリコプターに乗って吹きまくって歩いたわけです。その中で、若干評価に値する発言が仙台でありました。それは、むつ小川原開発について、日本列島改造の中の目玉商品と言われる開発の現地では、一言も総理はむつ小川原開発に触れなかった。ところが、仙台に来て、いまむつ小川原開発は反対運動のためにがたがたしている、したがって、今後は、計画を立てる前に住民と話し合いの上に計画を立てて進めたいと、こういうことを言っておる。これは、言うならば、いままでの開発のやり方ないしは考え方についての一つの反省だと思われ……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○米内山委員 先ほど竹中委員のお話を聞きながら、実は私は昔の奴隷船を思い出したんです。「むつ」という船は聞けば聞くほどおかしい。まだ正規の船でない。正規の船でないとすれば、非常にあぶないものを中に積んだ浮遊物です。機雷みたいなものじゃないか。それに大事な、原子炉よりも大事な人間が乗っている。しかも、いつ帰ってくるか日にちもはっきりしない。どこへ帰るかもはっきりしない。おまけに食いものまでお粗末です。テレビも見れない。出た人間の気持ちになってごらんなさい。奴隷船でもどこかへ行く港がある。帰る港がある。一体この問題をどうするつもりか。それともいま理事長が言うように、出港前の状態で帰ってきたらいいじ……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1974/10/15、33期、日本社会党)

○米内山委員 この定係港があそこに設定されてから、陸奥湾の漁民は、ホタテ産業がどうなるだろうかという不安に非常に長い間悩んできたわけです。それが今度の協定によって、このことが確実に政府によって実行されるならば、いままでの混乱や不安から解放されることになると思うのです。  そこで、いま石野委員も言われましたが、当初、鈴木総務会長が三カ月以内に母港を撤去する。撤去というものは、漁民の理解からいうと、あとかたもなく撤去するというようなことに当初は理解されておったわけです。今度これが実行されますと、主要なるピットとかクレーンとかキャスクというものはすみやかに撤去されるが、その後、現在でき上がっておると……

第73回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1974/10/22、33期、日本社会党)

○米内山委員 大臣にお尋ねします。  今度の「むつ」の問題を、青森県では陸奥湾海戦、こう言うておる。この海戦も、鈴木さんが行って、あれは政府の代表だか自民党の代表だかはっきりしない点もあるが、とにかく降伏使節というような形で、事態が一応終息しています。だが、残っているのは、まだ不安と不信だけが残っています。  第一のあれは、鈴木特使が約束したことが、政府の責任において閣議ででも決定されて、確実に期限もその内容も実行されるかどうかということに対して、不信感は少しもぬぐわれていない。  そこで、いまのところ政府として、いつ閣議にかけて、あれをそのまま実行するという方針であるかをまず伺っておきたい。

第73回国会 農林水産委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○米内山委員 むつ小川原の農地転用の問題で、繰り返し質問します。  農林省でもおわかりのとおり、私は、代議士に今度当選してから、もうあきるほどこの質問をしておりますが、知らないから聞いているのじゃないのです。私がなぜこの質問をしておるか、あなた方は十分わかっていると思う。  そこで聞きたいのだが、これはむしろ再確認の意味でお尋ねしておきますが、農林省が、むつ小川原開発会社の事前審査の申請に対して内示という、行政処分であるか、行政行為であるかをしましたね。これに対する私の最初の質問は、これは人がかわりましたが、小沼君のときですが、内示というのはどういう意味かと聞いたら、買ってもいいという意味じゃ……

第73回国会 農林水産委員会 第3号(1974/10/14、33期、日本社会党)

○米内山委員 まず、国土庁にお尋ねしたいと思います。  むつ小川原開発の問題なんですが、石油二百万バーレル、石油化学年四百万トンというような、実に、世界にも例のないようなことを内容とした開発計画がつくられまして、これに対して政府が関係省庁会議を開いて、そして、これが妥当だということで、これの閣議口頭了解をなされたのであります。それに基づいて五千五百ヘクタールという地域に線引きをして、農地買収が違法を含みながら強行に進行されつつある。これは元来虚構だったのです。こういうものはできるわけがないのです。端的に言うならば、下河辺局長が、あんなものができれば、公害どころか、あの村に人が住めなくなるとまで……

第73回国会 農林水産委員会 第4号(1974/11/12、33期、日本社会党)

○米内山委員 むつ小川原開発の農地転用の件について質問します。  むつ小川原開発会社から新住区の農地転用の申請がなされ、農林省がこれを受理して目下審査中だと思うのですが、この申請の目的、計画、その内容はどういうものか。これを審査するにあたって、東北農政局が現地で詳しく調査したという話を聞いておりますが、農林省の受けとめている現地の状況は大体どういうものか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 その申請内容によると学校等も含むわけだが、資金計画はどうなっているのでしょうか。特に、造成費は会社が出すでしょうが、学校はだれが持つのか。屎尿処理施設はだれが持つのか。それから、住宅を建てるのは、そこへ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1975/05/29、33期、日本社会党)

○米内山委員 私は、いま行き場を失っていると思われるような原子力船「むつ」の問題に関連して、大臣からお尋ねしたいと思います。  あの「むつ」の事件が起きてから、いわゆる政府と四者協定をしまして、ある一定の時期に次の母港を決めるという約束があるわけであります。ところが、この約束はまだ果たされていない。いろいろな情勢を見ると、何だか新しい母港の設定というものはきわめて困難なような感じがします。  それで、仮りにこのまま進めば、何だかんだと言って、「むつ」が青森県に居座る可能性が出てくるじゃないか。こういうふうなことになると、ますます行政に対する不信感が加重されてくるだけだと思うので、この点の見通し……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1975/06/11、33期、日本社会党)

○米内山委員 時間も短いですから、きわめて簡潔にお尋ねしたいと思います。  まず第一に、「むつ」問題についての大山さんの報告書に、原子力発電は実用化の段階に入っている、こういう表現があるわけです。ところが、世界的に見ましても稼働率というものは六〇%以下だということも聞いておりますし、さらにトラブル、故障の回数とかあるいは性質等から考えてみましても、こういう状態で実用化の段階に入ったということはどういう意味だろうか。たとえばジェット機でも、一定の故障率があり一定の稼働率があるし、危険性もないわけじゃない。すべてのものにそういうことがあるわけですが、原子力発電の場合に実用化の段階に入ったと言える実……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1975/06/18、33期、日本社会党)

○米内山委員 実は私、青森県の者なんですが、「むつ」の問題が出るまでは、原子力の問題というのを直接に深く感じたことがないのですが、あれができてからいろいろ、これは容易なものじゃないという感じがしました。特に今回も、諸先生方からいろいろ貴重な御意見を承りまして、私どもも素人ながらも、何とかこれからの原子力開発というものをまともなものに発展させる必要があるのじゃないか、こういう感じを持つわけです。  そこで、私は大山先生に感想というような程度でお伺いしたいと思うのですが、いままでの報告書を見ますと、原子力開発体制、特に行政の問題には非常に問題がある、要すれば原子炉の欠陥と同じ程度の欠陥があるのじゃ……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1975/06/25、33期、日本社会党)

○米内山委員 原子力船「むつ」のことにつきましては、先般来のいろいろな審議の速記録を見た上でいろいろ質問申し上げる予定ですので、きょうはたった一問だけお尋ねしておきます。  ある意味で、これからあの原子力船「むつ」はどうなるかということよりも、何に役立てるのか。いままでずいぶん時間と金をかけたのだからやめられないというだけでは、これをやっていく意義がまだ半分しかない。本当に原子力船というものを産業的に開発するためには、下手なものにひっかかっているとかえって損をするということも考えられないわけでもないわけですから、この点で、今後あの原子力船を所期の目的に沿うてどう利用して、活用するかということを……

第75回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1975/08/11、33期、日本社会党)

○米内山委員 原子力船「むつ」を佐世保に修理のために移すとかあるいは定係港にするというようなことですが、これはもうすでに政府の方針として決まったことなんですか。
【次の発言】 原子力船「むつ」の失敗といいますか、醜態と申しますか、政府としても非常な教訓を受けたわけでしょう。しかも、あれは炉に欠陥がある。放射線が漏れたというのは、出航後だったわけです。しかし、陸奥湾における、青森県における地元の反対というのは、出航前にすでに反対があったわけです。なぜそうかというと、あれは行政の問題がお粗末だったからです。単に「むつ」の問題じゃなしに、青森県には石油が足りないんだから、二百万バレルという世界にも例……

第75回国会 農林水産委員会 第5号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○米内山委員 新しい大臣に初めて所見をお尋ねするわけです。だが、もうかなりお疲れだろうと思いますので、こういう条件に即応して、私も軌道修正をしまして、きょうは大臣にリラックスして聞いてもらいたいが、主として考え方の問題をお尋ねしたいと思うのです。  特に、まず、農業政策の軌道修正の問題なんですが、すでにこの高度成長路線というものは修正されているということを大臣もおっしゃっていますけれども、これに伴いまして、わが国の農業政策というものはこれでいいのか。こういうことは農民だけじゃないので、国民全体がこの食糧の需給問題やら価格問題につきましていろいろな不安もあるし、要求も不満もあるわけです。  そこ……

第75回国会 農林水産委員会 第32号(1975/07/02、33期、日本社会党)

○米内山委員 きょうは大臣がおれば大臣から質問を始めるつもりだったが、構造改善局長にお尋ねします。  農林大臣は二月十二日のこの委員会で、「今後は農地法を厳正に適用して、転用につきましては、これを厳しく規正をしていく」と竹内委員の質問に言明されたわけです。これはきわめて当然のことだが、核の問題について聞きたい。  青森県の東通村に東京電力及び東北電力の両者がそれぞれ一千万キロワット、合計二千万キロワットという世界にも例を見ない巨大な原子力発電の基地をつくるのだという理由で農地法上の転用許可申請をして、農林大臣はこれに許可の行政処分をしたが、そのときの許可の条件というものは付されておりますか。付……

第75回国会 農林水産委員会 第35号(1975/09/10、33期、日本社会党)

○米内山委員 新全総あるいは日本列島改造論が熱を持っていたころ、企業が買い占めた土地というものが七十一万ヘクタールあるという資料を見ていますが、そのうちの六十万ヘクタールというのは資本金一億以上の四千社余りのものが買っておる、こういう資料があるのですが、農林省はこの資料を確認しておりますか。まあ構造改善局長御就任間もないことで、まだ御勉強不足の点もあると思うから、後で御答弁を願っても差し支えありませんけれども……。  いずれにしましても、七十一万ヘクタールというような土地が、この狭い国土の中で農業のサイドから、企業の金もうけのために、開発ということは名目だけで、土地を転がして利潤を得ようとする……

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1975/11/12、33期、日本社会党)

○米内山委員 きわめて簡単に申し上げますが、こういう性質の仕事というものは粗末に扱ったら後が恐ろしいということは、原子力船で十分御体験のことだと思うのです。いまの報告を聞くと、問題にするに足りないようなトラブルだ、まあその性質上きわめて初歩的なものかもしれません。しかし、こういうことがなぜ起きたかということがぼくは一番重要じゃないか。設備の問題なのか、設備と人の接点である技術の問題あるいは訓練、教育の不十分なのか、あるいは外国から輸入した設備であるから、それに対する、いわゆる機械構造に対する物の考え方の相違、こういうふうないろいろなところからこれは考えてみなければならぬと思います。いずれ明日は……

第76回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1975/11/13、33期、日本社会党)

○米内山委員 この原子力問題を議論するときには立場の問題がありまして、たとえば原子力船のあの「むつ」の騒動の場合に、いま質問なさった竹中先生はまるで東郷大将みたいにあの船の上に乗っていらっしゃった。私はいかり綱の下に漁民と一緒にいたのです。そういうふうなことで、この問題を単に労使の問題とか科学技術の問題だけでは議論が不十分だと思う。  きのう原子力局長の報告を聞きますと、安全検査の上で安全と確信を持ったから許可した、こう言うのです。起きた事故というものは不注意のようなものだ、たとえば手袋をかけてさえおれば問題がなかったという答えもありました。試料の採集びんのふたを改善すればいい、こういうふうな……

第76回国会 農林水産委員会 第2号(1975/11/05、33期、日本社会党)

○米内山委員 いまの豊年米というか超過米というか、余り米とも言われているが、この問題について三木内閣の考え方をまずお尋ねしたいと思います。  農民は、政府が、三木内閣が、この農家の心配に対してどういう心配をして対応しようとしているかみんな聞きたいと思っているわけです。近ごろ非常に三木内閣の信用が落ちている上に、余り米の処理をいいかげんにするならば、三木内閣はもちろん自民党も没落せざるを得ないと思うのだが、そういう意味で、近く選挙もあるだろうし、あなたも政治家だろうから、政府としての、自民党としての考え方をまず明白にしていただきたい。
【次の発言】 あなたは農林政務次官だから、農林省を代表して農……

第76回国会 農林水産委員会 第6号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○米内山委員 青森県の脇野沢という村でニホンカモシカというけだものと人間が生存権の争いをやっております。その際に、けだものの方は法律的に十分な過保護の状態に保護されているが、被害を受けている農民側は政治や行政の保護を全く受けていない。受けている損害というのは単に物的問題だけじゃなしに、精神的にも非常ないろいろな屈辱を感じているような事態があります。というのは、法律によって特別天然記念物というものが指定されるわけです。その中にニホンカモシカというものがあるわけですが、カモシカを保護するということ、それは一つの目的のあることだが、法律の不備あるいは行政の行き届かない点があるために、農民が非常な被害……

第77回国会 農林水産委員会 第4号(1976/03/04、33期、日本社会党)

○米内山委員 政務次官はいないのですか。いなければいなくてもいいです。  前の国会の農林大臣の所信表明に対して竹内委員が農地法の問題について質問したところ、農林大臣は、農地法の趣旨と、優良農地をつぶさないというたてまえで農地法をかたく守っていく、こういう答弁があったのですが、農林省はいまもあの大臣の言明どおり農地法の適用について厳格にやっていますか。
【次の発言】 それでは、この一年間に、事務要領あるいは転用基準、そういうものについて厳格に改めるような通達あるいは要綱等の改正がありましたか。
【次の発言】 それでは農林大臣はただこの委員会でしゃべったにすぎない。これはなくなった建設大臣が青森で……

第77回国会 農林水産委員会 第11号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○米内山委員 防衛庁の方からお尋ねしたいと思います。  まず、むつ小川原開発に関係することですが、あの開発区域の非常に重要な場所に三沢の対地射爆場がある。同時に、掘り込み港湾の予定地にすぐくっついた北側には高射砲の射撃演習場がある。二つの重要な防衛施設が現在あるわけです。おととしの予算委員会の分科会で、防衛庁長官にこの問題について将来どういうふうに処理するか、こう質問しましたが、この問題はなかなかむずかしい、行ってくれというところはあっても、来てくれという場所はないものだ、まあ、ピッチャーがいてもキャッチャーのいない野球のようなものだ、こういうふうな答弁を聞いたことがありますが、それからまる二……

第77回国会 農林水産委員会 第14号(1976/06/22、33期、日本社会党)

○米内山委員 構造改善局長にお聞きしたいのですが、八郎潟干拓地とかあるいは新潟県のどこかで、国営でできた干拓地に米をつくることが悪いことなんだ。あれ自体は局部的に見れば非常に深刻な問題だ。しかも全国の農民に対して与えている影響は非常に重要な問題だ。米をつくるのは悪事かという印象で受けとめられています。  そこで、米をつくることは百姓にとって権利なのか義務なのか、これは大臣から聞きますが、あなた方がああいうことをやるための法律的な根拠は何ですか。
【次の発言】 八郎干拓のことは、私も十四、五遍も行っていますから、その入植方式とか営農方式はわかっています。ただ、小さい方の場合は問題があると思うので……

第77回国会 農林水産委員会 第16号(1976/08/10、33期、日本社会党)

○米内山委員 きょうはたくさんの省庁からおいでを願っていますが、まず第一にむつ小川原にかかわる農地法上の問題からお尋ねします。本当は大臣にも聞いてもらいたい点もあるが、これは後でもいいことにしまして、きわめて初歩的な質問から、復習の意味でお尋ねします。  御存じのとおり、この問題を本委員会で取り上げてから四年になるわけです。その間の速記録をよく読んでみますと、政府の答弁には非常な矛盾があるのです。いままでもこの問題を指摘しようと思ったが、今度はどうしてもはっきりさせておきたいと思います。解散がなくてももう任期だし、落選すれば聞く機会がないから、一番最初のところからお聞きしますから、法律、規則に……

第78回国会 農林水産委員会 第2号(1976/10/07、33期、日本社会党)

○米内山委員 芳賀委員とセットで質問いたします。  委員派遣として青森、岩手、秋田の三県を調査してまいりましたが、これにつきましては先ほどわれわれの団長から委員会に報告がありましたとおりです。三県を回りましてよく言われたことは、先般大臣がわざわざこっちへ来て、必要なことは何でもやる、こうおっしゃってくれたから、国会としては政府が、少なくとも大臣が言明したことだけは全部やってもらいたい。われわれの団長もわれわれ団員一同も、それは国会議員としての責任でもあるし任務だから、必ずやらせるようにするということをそれぞれの場所で公約してきたわけです。ただ、こういう政策というものは、やりたい、やりますだけで……

第78回国会 農林水産委員会 第4号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○米内山委員 大石農林大臣が就任早々の記者会見で非常に重要な発言をしているわけです。私はここに読売新聞の記事を中心に大臣の真意をただしておきたい。少し記事を引用します。「生産者米価は他の物価水準に比べて低く、農民の生活水準もそれだけ低い。農林行政は農民の暮らしと命を守ってやることだ。その意味で、まず米の値段を他の物価水準並みに妥当なものにしてやりたいということだ」この部分は非常に耳ざわりがいいわけです。その次には「生産者米価を上げれば消費者米価も上がる。それはある程度仕方がないということか。」こういう問いに対して「現在の食管制度に基づく一重米価制度をなくす、つまり米の統制は外すべきだと考えてい……

第78回国会 農林水産委員会 第5号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○米内山委員 大臣にまずお尋ねします。  冷害地の状況というものは一日ごとに深刻になっている状態です。というのは、近ごろになりまして、平年よりも二週間ないし二十日おくれの稲刈りが始まる。これを調製してみますと意外に品質が悪いし、収量も落ちているわけです。仮にその町村の作況指数が七〇と出た場合には、品質の低下その他くず米が多いというようなことから見まして、農家の手取りが大体半分まで下がるのじゃないかという不安なんです。去年あたり十四、五万俵も政府に売り渡した町村でも、五等米が辛うじて五万俵売れるだろうかというような地帯もかなり広くあるわけです。  冷害というものは、非常に広い地域に及ぶわけです。……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○米内山分科員 私は、北東北のビートの問題について、大臣及び政府側の見解をただしたいと思います。この問題は、すでに三月三十日の参議院の農林水産委員会で渡辺委員が大臣に質問をし、一応の答弁もあったことですから、それと重複を避けましてお尋ねをしたいと思います。  政府の考え方は、この間の参議院の委員会における大臣のお答えでも、ことしぎりの問題、しかもことしぎりの値段については農民に迷惑をかけないけどということなんでありますが、しかし、この問題はその程度で済まされる問題ではないと思います。三月十日の時点では農林省に対してフジ製糖会社が休止したいという申し出がありましたが、四月の十四日になりまして、社……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)

○米内山分科員 実はきょうは、三沢基地におけるいろいろな防衛施設庁の所管の事項についてお尋ねしたいと思ったんですが、いまここで聞いておりますと、久保委員の質問に対する防衛庁長官の御答弁に、われわれとしては黙っておれない問題が出てまいりました。というのは、水戸射爆場をやめるか、演習を休むとすれば、それを三沢に変更するように米軍に交渉なさったというのですが、あらためて確保したいのですが、そういうことでありますか。
【次の発言】 実はきょう、質問の中に予定したのは、三沢の射爆場の安全性の問題について質問する予定でいました。これを繰り上げて長官のおられるところでお尋ねします。  一体、防衛庁から見ると……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○米内山分科員 私は、昨年の九月に閣議口頭了解ということになっております青森県のむつ小川原開発、これにかかわる環境問題について長官にお尋ねと申しますか、それよりはむしろお訴えするという気持ちで、きょう御説明申し上げたいと思っております。  すでに閣議で口頭了解ということでありまして、一部開発が、土地買収という部分だけが目下進んでおるわけであります。しかし、いまのような考え方で開発というものが進められると、重大な結果を来たすと実は私ども考えているわけです。そういうわけで、私自身は住民の皆さんとともに、この開発は一応白紙撤回を求めよう、こういうふうな戦いを通して今度の総選挙もやりましたし、その結果……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○米内山分科員 大臣が御退席のようですが、私はきょうは議論にわたることはお尋ねするつもりはありませんので、御答弁は防衛施設庁長官からいただきたいと思います。  まず第一にお尋ねしたいことは、私は青森県出身の代議士ですが、三沢にある対地射爆場と申しますか、われわれが天ケ森射爆場と言っているものを、政府としてはことし、来年、再来年、まあ両三年のうちに手放す方針でございますか。
【次の発言】 まあ手放すというと、ちょっとこういうところで言うことばじゃないようですが、あれを廃止するとか移転するとかという意味なんですが、手放す方針がない。それが困難な理由はどういうところにございますか。

第71回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1973/03/02、33期、日本社会党)

○米内山分科員 お尋ねします。  九月の十四日閣議口頭了解事項ということに文書の上ではなっていますが、むつ小川原開発についての運輸省港湾局にかかわることをお尋ねいたしたいと思います。  きょうは、この開発に賛成するとか反対だというようなことを抜きに、純粋な技術的な問題をお尋ねしたいと思います。  閣議了解は何を根拠になされたかというと、政府がこれを青森県に押しつけたものではないということはわれわれも理解しております。そうしますと、文書や手続の上からいって、閣議了解の根拠になったものは、青森県のむつ小川原開発第一次基本計画案なるものが根拠だと思っています。その点に間違いございませんか。

第71回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○米内山分科員 この予算案審議に際しまして、私は本分科会に、党として質問通告をいたしておりました。ところが、その後、私の質問の時間は三月六日十時三十分より十一時と、こういうふうに通知を受けまして、本分科会に出席いたしましたところ、私は発言を拒否いたされました。その理由は、私の通告がなかったという理由であったのであります。  私の質問通告の内容というものは、むつ小川原開発における工業用水対策と河川維持についてという、きわめて簡易なものでありまして、しかも、要求した答弁者は、大臣ではなくて局長さんであったのであります。しかし、この問題はきわめて簡単なものでありますが、われわれの地域の住民にとりまし……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○米内山分科員 私は、昨年の九月十四日ですか、閣議の口頭了解事項になりましたむつ小川原開発の問題に関連して、通産当局からお尋ねしたいと思います。  大臣からは最後に意見を聞くことにして、最初はまず通産省の中の資源関係の責任者と申しましょうか、そういうふうなほうからお聞きしたい。  あの開発の内容というものは、石油精製二百万バーレル、つまり年一億キロリットルということであります。これは日本の去年あたりの原油輸入量のおよそ半分になるわけですね。それから石油化学、エチレン・ベースで年四百万トン。これはいまの一年間の生産量を上回るわけです。火力発電一千万キロ。どれを見ましても、世界に比較するもののない……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○米内山分科員 科学技術庁にお伺いしますが、東墓電力と東北電力の両社が、青森県の東通村というところに、それぞれ一千万キロワット、合わせて二千万キロワットの原子力発電を計画して、すでに一千ヘクタール近い用地を買収しております。その内容は、百万キロワットの原子炉を二十個建設するというのであります。これは私どもから考えると、現代における世界の常識を越えたものだと思うんです。そこで、こういうふうな原子力の乱開発とでもいうべき計画が、国の原子力長期計画に沿うているものか。こんな非常識なことが、国の政策とどういうふうな関係を持って進められているのかということに非常な疑問を持つのであります。この点をお尋ねし……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○米内山分科員 私は建設省所管事項のうち、いま青森県で進められているところのむつ小川原開発水域における用水開発計画についてお尋ねしたいと思います。  数年前から建設省がいろいろな角度からこの調査をなさっていると思います。調査には一定の想定なり目標がなければならぬはずでありますので、小川原湖の用水開発計画の目標、これは一日何百万トンの工業用水を取水するということを目標として想定してこの調査をなさっているか、まずこの点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それで実はお尋ねしたいのですが、私はあの土地で、あの湖のほとりで生まれて育った者でして、さらに二十数年間あの小川原湖の漁業組合長をやってきて……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○米内山分科員 運輸省の港湾局の関係にお尋ねします。  青森県のむつ小川原地域に大型の工業港湾をつくるということになっております。すでに運輸省ではその調査を進められておると存じております。そこで、調査のあらましと申しますか、大体どういう規模の港湾で、いつごろ着工していつごろ完成するのか、そのことを、まずあらましでけっこうです。今後調査というものはまだ続けられなければならないはずだと思いますが、現在の段階で、その調査の量を一〇〇とするならば、どの程度の段階まで調査が進められておるかということをお聞きしたい。
【次の発言】 私、なぜこういうわかり切ったことを御質問申し上げたかというと、実は港湾にあ……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○米内山分科員 長官にお尋ねします。  いま砂糖の問題が出ましたが、物価の問題では狂乱物価という新熟語といいますか、これは近松の造語かもしれない。この狂乱をあおるのが企画庁の仕事か、押えようとするのが企画庁の仕事ですか。まずこの一問を……。
【次の発言】 実はきょう、物価の問題じゃない、開発の問題をお尋ねするのが趣旨です。物価の場合は、あるいは気違いが乱暴しておるというようなことかもしれない。だからばかは死ななきゃ直らぬという程度のことかもしれないが、いま正面からぶつかっているむつ小川原開発というようなものは一種の狂乱開発だと私はきめてかかっておる。 しかもこれは女性的なものじゃなくて、乱暴者……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○米内山分科員 現在小牧にある第三航空団が三沢基地に移駐するという話を聞いておりますが、これはすでに決定されたことでございますか。
【次の発言】 そういうことで、今日に至るもなおかつ地元の市役所などに正式の連絡がないのだと思いますが、しかし、現地の状況というものは、これ以上騒音に耐えかねるというような事情にありまして、現在住民は、特に騒音の激しい滑走路の進入面の直下にある多数の人々が一大恐怖を起こしているわけです。そしてこの移駐は拒否しなければならないという反対の意思表示をしているわけです。もう長い間あの地域の住民は、私もその一人でありますけれども、耐えがたいような航空騒音に悩み続けてきておる……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○米内山分科員 私は新長官に、開発というものに対する基本的なお考えをまずお尋ねしておきたいと思います。  三木さんが総理になった際に、「信なくんば立たず」ということをおっしゃっているわけです。これは非常に国民の共感を得ている言葉であります。これからの開発を進めるに当たっても、地域住民の信を得るということが根本的な問題だと考えるのであります。たとえば、青森県における原子力船「むつ」というもののいわゆる国家的開発に対するああいう住民の反発というものを見ましても、これは国の開発姿勢に対する重大な不信と不安の上から発生した事柄でありますので、特にこの開発に当たりまして、住民の十分にして完全な合意を得る……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○米内山分科員 近ごろ季節出かせぎ者に対する賃金不払いというトラブルのケースが非常に多くなっておりますが、労働省の方ではこの実態についてどのような把握をなさっているかをお伺いいたします。
【次の発言】 これはきわめて重大な問題だと思うのです。オリンピック前のあの不況のときには非常に多かったのです。それが一ころ減りまして、去年の下半期から特に多くなってきた。  私はこのことを特に感じますことは、わが国のこの出かせぎ者の出身地というもの、その七〇%近いのは東北六県の雪の降る地帯の農民なんです。それの大半は建設業の単純な土工作業なわけです。近ごろ非常にそれを感じますのは、以前の池田内閣のころの不況の……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○米内山分科員 通産大臣にお尋ねします。  近ごろエネルギー産業と申しますか、石油精製あるいは大火力発電所さらには原子力発電所というようなものが非常に立地が困難になってきている、こういう事情があるわけです。なぜ立地困難になっているのかということと、どういう考え方でこれを処理していこうと考えておられるか、その考え方をまずお尋ねしたい。
【次の発言】 そこで、公害というのは、そういう大きな設備が立地した後に生ずるものであります。その前に、開発の進め方に重大な問題のあることを、私は指摘しておきたいと思います。  そこで、事務当局からお伺いしたいのですが、現在のわが国の石油の場合ですが、精製設備という……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○米内山分科員 大臣の御答弁は最終にお願いすることにしまして、まず最初には政府委員からお尋ねしたい。北海道東北開発公庫の監督官庁はどこになっておりますか。
【次の発言】 直接これを管理する役所といいますか、管理官というのはどこにいらっしゃるんですか。
【次の発言】 この北東公庫がむつ小川原開発株式会社というものに出資しておるわけですが、この出資の目的というものはどういうことでありますか。
【次の発言】 どういう事業に北東公庫が出資すべきかということは、法律にも明文化してあるところでありますが、むつ小川原開発の場合は、この北東公庫というのは、みずから電力を起こす企業でもないし、石油化学工場を経営……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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