このページでは只松祐治衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。只松祐治衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○只松委員 関連して。初めて出てまいりまして小林先輩の御高見を聞いておりまして、二、三感じました点を質問させてもらいたいと思います。 まず一つは、私は埼玉から出てきたのですが、埼玉のように急速に発展をしておるといいますか、たとえば何々団地、ひばりケ丘団地あるいは緑ケ丘団地、いろいろこういう住宅が密集してきております。しかし、そこに道路もあまりないという状態でありまして、もちろん下水あるいはし尿処理、そういう問題に至ってはほとんど絶無、こういう状態のところが多いわけです。これは主として東京の業者が来て建てて、建ち売りをして、そしてそのあとの始末だけは埼玉県なりあるいは地元の市町村が引き受けなけ……
○只松委員 警察のほうにお聞きしますが、私は当日現場におった議員の一人ですが、そのときも責任者といろいろ話したいと思ったのですが、責任者が出てこないので、滝野川の警察署長か何かが出てこられた。ぼくらがそのとき行ったのは、たとえばいまおっしゃったように、違法行為が生ずるおそれがある、あるいは現に起こった、こういうふうに仮定いたしましても、あの通路を三時過ぎからずっと全部とめてしまう、こういうことで、たとえば都会議員の警務委員でもこれを阻止して中へ入れない、こういう事態があった。これはおそらく都会でも質問があったと思いますけれども、こういうことになりますと、鉄道ですから、極度に皆さん方がそういう注……
○只松委員 関連して。
あとでもお伺いしますが、一番大きな調査は、バックグラウンドの調査、海水汚染の問題というふうな調査になっているわけですが、一次冷却水というのは、御承知のように、出港のときに出すわけですね。これは商船と軍艦、潜水艦との一番大きな違いになっておるわけです。このグラウンドの調査をやるのに、出港日を知らされないで、どうして綿密な、また厳密な調査ができますか。その点お伺いいたします。
【次の発言】 これは関連ですから、詳しくは自分のときにやりますが、常識で考えて、いま潜水艦というのは主力艦ですから、最高の軍機を要するわけですね。これが出ていくのにそう簡単にわかるはずはないし、表で……
○只松委員 初めて出てまいりましたので、ひとつお手やわらかに。
あなたの敬愛されるジョンソン大統領が、重要な施策の一つに貧乏追放ということをうたわれております。池田総理も、かつては麦めしを食らえ、こういうことをおっしゃったことがありますが、たいへん成長されまして、今度の施政方針では、豊かで平和な生活を営むことが究極の政治の目標である、こういうことをおっしゃいました。しかしそうおっしゃいましたが、ジョンソンと同じように、池田さんも貧乏をなくす、こういうことの意思あるいは努力目標がおありかどうか、ひとつお聞かせ願います。
【次の発言】 そういたしますと、政府の発表によっても、高度経済成長のために……
○只松委員 政府は本年度画期的な減税を行なった、こういうことでいろいろ宣伝をされております。しかし本年度の自然増収その他はかってない六千八百億という大規模なものであり、租税負担率というのが二二・三%、あるいは実際上はこれ以上になるというふうに言われておりますが、いまの見通しでも大体そういうことです。はたして大蔵大臣はこれを実際上減税になるというふうにお思いになりますかどうか、この点についてお伺いいたします。
【次の発言】 減税と税の調整ということがいろいろな角度から言われておりますけれども、私たちからすれば、これは減税ではなくて、物価の上昇その他に伴う、経済構造の変動その他に伴う税の調整、こう……
○只松委員 主として法人税関係の徴税問題についてひとつお伺いをいたしたいと思います。 勤労者や零細企業者は働けば働くほど非常に徴税がきびしくて、たいへん苦しい生活に追い詰められておる。しかし大法人というのは決してそういうふうにはなっておりません。法人税はもちろん申告税でございまして、特にほとんどの巨大資本の法人というのは、自分たちの申告したままで査察調査その他の実績等ほとんどない。そういう中で日本の徴税というのはきわめて不公平に行なわれておるということは皆さん方御案内のとおりでございます。全く巨大資本に奉仕する徴税の現在の実情だと思います。 そこでまずお尋ねをいたしますが、国税庁あるいは局……
○只松委員 租税特別措置法について、まずお伺いをいたします。 租税特別措置法が限定的な立法から順次恒久的に、あるいは一時的なものから特権的なものになりつつあることは御承知のとおりであります。今度の税制調査会でもいろいろそのことが指摘されております。そこでまずお伺いをいたしますが、租税特別措置法とは一体どういうものであるか、またどういうふうにお考えになっておいでになりますか。特別措置はあくまで特別なものだとわれわれは解釈いたしておりますが、これを特別なものとお考えになっておりますか、あるいは現在一般化しつつある、特権化しつつある、この状況をお認めになりますか、その点をお伺いいたします。
○只松委員 先輩各位がいろいろな方面から御質問になりましたので、予定いたしておりました質問の重複を避けまして、簡単にお尋ねをいたしたいと思います。 まず阿部さんにお尋ねをいたしますが、医者の生活は、私の回りにもいろいろ医者がいますが、そんなに楽ではございません。きのう埼玉県の医師会のお話を承りましても、埼玉県内でレントゲンの備えつけのある医者が約二五%、それからこれは人手不足その他いろいろな意味もあってでありますが、看護婦がいない病院が七〇%、こういうふうに聞いてまいりましたが、全国的な医者の大まかな生活状況、あるいはいま一、二の例をとりましたように、病院の機械化あるいは人員、こういうものが……
○只松委員 関連してお尋ねしますが、いま中小企業の問題で、武藤委員に対して、絶対にそういうことはない、こういうふうに断言されました。いまも中小企業が倒産を続けておりますけれども、さらに今後もしこれが増大するというようなことが起これば、これは今日の事態が招いたものである、こういうふうにお考えになりますか。 それからさらに、今後絶対にないという具体的な方針を一つでもお示しをいただければ幸いだと思います。
○只松委員 大蔵省あるいは国税庁で電子計算機をお使いになり得る人は何人くらいおいでになりますか、ひとつお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまお聞きしますと、国税庁で十人、男が何人か女が何人かおっしゃいませんでしたが、この十人で一体こういう大きな作業ができるかどうか。おそらくなかなかできないから、こういう重大なミスが起こったと思うのですが、今後こういう国税庁の仕事をやる上において、たった十人で全部できるかどうか、ひとつお伺いをいたします。
【次の発言】 いま、今後の考えである、こういうことで、具体的な答弁はなさいませんでした。しかし、現実に大きな法人関係ではIBM、こういうものを使っ……
○只松委員 開銀総裁にお尋ねをいたしますが、開銀の設立の目的は那辺にあるか、ひとつお聞かせをいただきたい。
【次の発言】 開銀法の十八条に業務の範囲というものが定められておりまして、そのことで今回改正になるわけでございますが、たぶんその制定のときに閣議において了解事項のような形で次のようなことがあるわけでございます。
日本開発銀行の運営については、同行がわが国の経済自立、産業の開発等今後の重要経済施策を推進するため必要な産業資金供給上に占める重要性及び政府金融機関としての使命にかんがみ、政府の産業、交通及び金融に関する総合的政策及びこれに基づく基本計画に順応せしめるものとする。
なお日本開……
○只松委員 関連しまして一、二お伺いをいたしますが、今度の記念の千円硬貨の中身と申しますか、実際の値打ちは幾らくらいになっておりますか。新聞ではいろいろ言っておったり世間でも三百六十八円程度ではないかということを言っておりますが、ひとつこの際にお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、一つには四百円もするということで平林さんからお話がありましたように、先ほどあなたの答弁の中にも圧延の段階では外注をするという御答弁がありましたが、そういう相当高価な資材を外注するということになれば、そういう資材の管理はどういうふうにしておやりになるか、さっき横流しというような話もありましたけ……
○只松委員 一般の質問に入る前にちょっと国税当局のお考えを伺いたいと思いますが、私がいままで二、三回徴税問題その他を中心にお聞きしました。あとで多少お話を申し上げますが、私はその答えが正しい答えだとは決して思っておりません。そういう点を順次きょうなり、その次なり明らかにしてまいりたいと思いますが、国税当局は国会ですべて誤りのない答弁をされた、こういうふうにお思いになっておりますか。また国会というものを国民の最高の立法の場としてお認めになり、それに十分なる敬意を払い、それに対する態度をとっておられるかどうか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 それでは三月三日に私が幾点か御質問をいたしてはお……
○只松委員 まず、いま武藤委員から御質問がありました旧地主に対する農地報償金がいろいろ党側と政府側と折衝されておりまするが、いまお聞きしますとまだ固まっておらないので言えない、こういうお話しでございますが、これはこの国民金融公庫法の一部改正案ときわめて重大な密接不可分の関係を持っておりますので、もう少し具体的にひとつお答えをいただきたいと思います。いまあなたのほうから、なかなか微妙な段階で答弁できない、こういうことでございますけれども、しかしこの法案を審議するためには当然にそのことが重要になってくるわけでありますから、いつもの大蔵大臣の調子でひとつ明快にお答え願いたい。
○只松委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、国民金融公庫法の一部改正案に対し、反対の趣旨を述べます。 まず第一に、この法案はきわめて時代逆行の法案であります。戦後二十年もたちまして、このような法案をあえて政府が強行しようとすることは、全く時代に逆行する、こういう一語に尽きると思います。政府の言うとおり、もし旧地主の方々に生活困窮者やあるいはそういう資金を必要とされる方が多いとするならば、これは他にもそういう類似の、たとえば戦争で家を焼かれた多くの人々、あるいはまだきわめて少ない補償しか受けておらない外地からの引き揚げ者、あるいは戦傷者、そういう戦争でお困りの方々はたくさんあります。したが……
○只松委員 いまも卜部君がずっと質問し、この前から質問して、要求がないとか、あるいはその前提として事務当局が調査困難であるとか、いまの問題について非常に食い違った答弁なり、そらす答弁がずっとされているのですね。だからあとで時間があるときに論議いたしますけれども、僕は農林省の埼玉の調査を預かってきているのですが、農林省でいま調べて、千四百名くらいの中に百二十名くらいそういう臨時職員やそういうことの該当者があるのですね。これはぴちっと年月日から全部調査済みなのです。しかも相当強い要望がいままでなされております。ところが大臣の答弁がそのままとするならば、大蔵省まで行かない段階で農林省なりあるいは恩給……
○只松委員 すでに多くの同僚委員から質問が行なわれておりますから重複する点もあるかと思いますので、できるだけそういう点は避けまして、質問いたしたいと思います。 まず、資金関係についてお伺いをいたします。簡単にお答えをいただいて、でき得ればあとで資料にして御提出をお願いしたいと思います。 現在共済関係の資金は総額幾らになっておるか、それから貸し出し額、おもな貸し出し先、その返済状況、焦げつきその他の回収状況のものがあれば、そういう点についてお答えをいただきたい。それから不動産の取得その他そういうものがあれば、不動産なんか相当値上がりを来たしております。変動を来たしておりますので、そういう関係……
○只松委員 この前から事務当局に私や同僚議員からもいろいろ質問をしております。きょうは大臣がお見えでございますので、ひとつ大臣からお答えをいただきたいと思います。 先日からのお話を聞きますと、郵政関係の延べ四百万人をはじめといたしまして、非常勤の労働者というのが非常に多いわけでございます。近代社会というのは御承知のように人間を大聖にする、したがってそういう働く人々の生活を安定させる、これには勤務状態を非常に安定化させる、不安定のないようにする、こういうことが一番大事になってくる、いわば近代社会は近代的な雇用関係を確立することが大事である、こういうことは当然のことでございますが、実際上いまもっ……
○只松委員 まずついでに火災保険関係の損保の問題をお伺いします。
異常危険準備金というのはどの程度あれば協会として御満足がいく、こういうようにお考えでありますか。
【次の発言】 きょうは政府、与党との論戦ではございませんからあれですが、皆さんのほうはできるだけ多いほうがいいというわけでこれの増大を望んでおられる。そこでお尋ねしたいのですが、戦後この異常危険準備金をお使いになったことはほとんどないわけでしょう。ありますか、もしあればどういうことにお使いになったかひとつお教えいただきたい。
【次の発言】 前に多少あったわけですが、このごろはあまりない。私が調べました範囲内でも近ごろそれほどの危険……
○只松委員 税理士の中正という問題について、まず御意見をお伺いしたいと思います。
大蔵省のほうでお考えになっておる税理士の中正というものはどういうことを意味しておるか。民法でいえば「私権ノ享有ハ出生ニ始マル」ということで、その私権と同じぐらいウエートを占めておる重要な問題ですから、法理論的にも、あるいは実際上からもひとつ詳細に御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 中正というのは、空間にでも物体が存在する、あるいは社会の場合にはある事態が発生する、そのまん中に立つ、こういうことか。中正というのはどういうものが中正であるか。あとで国際的なスイスの中立や弁護士の中正や、いろいろお聞きしょ……
○只松委員 再び大臣になられて所信表明がございました。しかし、その中で明年度予算等には若干触れられましたが、本年度の補正予算等にはほとんど触れられなかったようでございますが、私はその点について若干お伺いをしたいと思うのです。大体あとでお聞きします税調の問題と関係が出てまいりますが、本年度予算三兆二千五百五十四億円、六千八百億円という戦後最大の自然増収の見積もりを組まれた。したがって税の伸びがない、こういうようなことで補正予算を組むのが困難だろうということがいろいろ新聞でも報じられております。本年度新潟の震災であるとか、あるいは水害も起きましたし、あるいはまた公務員のベースアップあるいは消費者米……
○只松委員 野原君がちょうど私が予定しておりました質問をだいぶ質問いたしました。引き続いて給与の問題から入りたいと思います。 本年度の予算編成期のときに、私は六千八百億という自然増収というのは過大な見積りではないかということを再三にわたって質問をいたしました。あるいはいろいろなそういう観点から質問したときに、いや過大ではないし、本年度の予算の組み方というものはきわめてりっぱなものだ、こういうようなことを答弁されたわけです。しかし今日大蔵大臣は口を開けば、補正予算その他財源がない、こういうことをたびたびおっしゃっておるわけなんですが、そういう観点からするならば、特にたとえば公務員労働者がこの予……
○只松委員 ただいままで多くの同僚議員から各方面聞かれましたけれども、これは主として政府の述べられておるようなことに対する追及といいますか、そういう点がほとんど主であったと思います。わが党の委員長が首相官邸にかけ込んでいった、こういうことは前例がないわけですが、こういうことは何を意味しておるかというならば、汚染とかそういう問題だけではなくて、国民が最も危惧をしておる主として軍事的な面からの問題がこの問題ではきわめて大きいわけです。したがって、私はいままでの方と多少角度を変えた質問をたくさん用意をしてきておるわけですが、いま委員長が冒頭に言われましたので、そこまで質問ができるかどうか存じませんが……
○只松委員 ちょっとお尋ねしますが、こういう前例があるかどうか、どういうことで国会議員を逮捕したか、公安委員長にお尋ねします。
【次の発言】 帝国議会始まって以来、いろいろ軍閥のばっこその他ずっとあったわけですが、そういう過去のいろいろな暗い経験の中にも、一つも国会議員の逮捕というものがなかった。しかも、こうやって民主主義社会になったときに、軽々しく――さっきなぐったとかなぐらないとか、いろいろなことを言っておるけれども、そういうささいな問題じゃない。こういう民主主義社会になって、国会議員が軽々しく逮捕されるということをどういうふうにお考えになっておりますか、お考えを聞きたい。
○只松委員 先ほどからお伺しておりますと、だいぶ角度が違うと思うのです。国家公安委員長なり長官でもいいのですが、お答え願います。立法、司法、行政と、三権分立の行なわれておるというのが近代民主主義国家の原則だと思いますが、そういたしますと、憲法五十条にしたところで、いま国会議員の不逮捕特権ということがいわれておるのは、国会議員なるがゆえに特別の人間として不逮捕特権がある、こういう形の論議がどうも強いような傾向を私は見受けるのですが、そうでなくして、その三権分立の中から、行政機構というものは、これまた民主主義社会では与党と野党が権力争いを常に行なう。権力争いを行なう場合に、特に与党側では、いまの佐……
○只松委員 まず最初に、前回有馬委員のほうからもお尋ねがあったと思いますが、今年度の補正予算を通すにあたって、大蔵委員会を一回も開かないで予算を通す、こういうことは、私も昔のことはあまり知りませんが、ほとんど前例がないだろうと思います。これは一言にして言うならば、たいへんけしからぬことでありまして、大蔵大臣だけの責任というわけでございませんけれども、委員会全体としても責任があるわけでございますが、今後こういうふうに、自民党内部の問題であるとはいえ、国民の代表として存在する大蔵委員会が財源を一つも審議しない、こういう形で予算を通すということはきわめて悪い慣行をつくる。私は絶対に今後そういうことが……
○只松委員 関連してお尋ねしますが、いまいろいろお話しになっておりますが、帰するところは財源のようでございます。いま神宮、外苑、それぞれ予算総額は幾らくらいになっておるのか、それからいまの話も今後幾らか増収したいということで話が出ておるわけですが、当初フジテレビその他で予定されたときの増収予定は幾らで――それが一応くずれたわけですが、現在構想されておる増収額というのはどのくらいに見込まれておるか、参考までに聞いておきたいと思います。
【次の発言】 神宮それから外苑全体の使用料、運営費をお伺いしたいと思います。それからさっき言いましたように、あなたたちの希望どおりになればどの程度増収になるか、そ……
○只松委員 きょうは皆さんから繰り返しお話がありましたように、主として神宮外苑の財政事情によってこういう問題が生起いたしました。したがって本委員会でも非常に熱心に討議が行なわれておるわけでございます。したがって私はほかの委員の方と違いまして主として財政問題についてひとつお尋ねをしたい、こういうことで、実はいろいろな角度から勉強をしてきておったわけでございますが、いま委員長からもお話がありましたように時間もおそくなっております、あるいは参考人各位もたいへんお疲れのようでございますし、問題のポイントだけをお尋ねいたしまして、もしまた時間があればいずれ日を改めまして、財政問題等も少しお聞きをいたした……
○只松委員 さっき曾野さんからきょうの委員会の趣旨がわからないというお話がありましたが、そういうお方もあるかと思えば、たいへんにわかり過ぎて、私たちがお聞きすることから見れば、ピントはずれとは申しませんが、多少話が違うのではないかというようなお話をいただいている向きもあるわけです。きょう私たちが皆さん方においでいただいたり、私たちが論議しておるのは、いわゆる野球論議ではないのです。体育振興の論議をしておるわけです。体育振興の論議の中で、たまたま明治神宮外苑にプロ野球が入ってくるようになって学生野球が圧迫されておる、そういうことから、アマかプロかという一つの具体的な例証の問題としてこの問題が論議……
○只松委員 本国会初めての委員会でございますので、多少多岐にわたりますが、問題点だけお尋ねしておきたいと思います。 まず最初に、大蔵省は現在予算とそれから収入の面と両方把握しておるわけでございます。いわばいまの国家権力の中で最高絶大の力を持っておる、こう言っても過言ではないかと思うのでございます。しかし予算委員会のほうはそういうことで非常なウエートが置かれておりますが、なかなか大蔵委員会のほうはそういう大蔵省の管轄事項にかかわらず必ずしもそれほどのものが、私は一年間の大蔵委員会のこの審議を通じて重んじられておらない、こういうふうに感ずるわけでございますが、そういうこともあってか、きょうは、予……
○只松委員 証券問題について若干お尋ねしたいと思います。 今日証券界はいろんな意味で非常に重大な時期に遭遇をしておる。したがって、政府も非常な力の入れ方であるわけであります。したがいまして、本来ならばこれを根本的な問題からいろいろ御質疑をいたし、論議をしなければなかなかこの問題の本質をえぐり出す、こういうことはできないわけでございます。きょうはもう時間も十二時を過ぎておりまして、たいへんおそくなっております。具体的な問題を二、三お尋ねをいたしまして、いずれ日を改めまして、証券問題の本質的な問題を討議いたしたい。そういう意味から問題点だけ聞いてまいりますから、御返事のほうもひとつそういうふうに……
○只松委員 ただいま平林議員から質問いたしました問題に関連いたしまして、若干御質問をいたしたいと存じます。
先ほどの質問の中にもございましたたばこの耕作者関係について団体交付金が八千万円から出ておりますが、これはどういう基準でこういう金額がはじき出されておるか。あるいはその使用方法はどういうふうになっておるか。また使用された後に専売局のほうでどういう監査をされておるか。ひとつ要領よくお知らせをいただきたい。
【次の発言】 全く抽象的な話ですが、それじゃ具体的にどういう事例に対してどういう基準でこういう金を出し、どういう監査をしておるか、こういうふうにひとつお答えをいただきたいと思います。いま……
○只松委員 まず最初に、福田さんにお尋ねをいたします。 税制上の問題については、すでに特に当面の分離課税の問題を中心にしていろいろ聞かれたわけであります。これと関連いたしまして、福田さんがそうたびたびお見えになるわけでございませんので、お聞きをしておきたいことの一つは、手数料が高いのではないかということです。高い安いといったって、それを判定する基準というのもなかなかむずかしいわけですが、たとえば五十円以下で一円三十銭、百円で一円七十銭、百五十円で一円九十銭、二百円で二円、こういうふうにずっと見てまいりますと、五十円額面で一割といたしましても――一割なんかあまりないわけですが、年間五円、半期ご……
○只松委員 あとで大臣がお見えになれば、時間があれば大臣にもお聞きしたいのですが、大蔵大臣は近ごろ間接税を重要視したい、こういう発言をときどきなさっておるわけです。直接税か間接税かというのは、いろいろその論議が分かれておりますけれども、大蔵省、特に主税局関係では将来、大臣の発言のように、間接税にウエートを置いた税制を考えていく、こういうふうなことをお考えでございますか。
【次の発言】 大臣が言っておるのと事務当局のあなたたちが考えておることは無関係である、こういうふうに言っていいわけですか。
【次の発言】 一般的に言って、いま言われたように、どちらを重くするかということにはそれぞれ論議がありま……
○只松委員 国税庁長官がおくれるようでございますので、前回私がお尋ねいたしておりました国税関係の質問を予定しておりましたが、それをあと回しにいたしまして、お見えになる前に二、三ほかの問題をお聞きしたい。 まず、酒やビール等の小売り店の新規開設についてお伺いをいたします。 この新規開店の基準と申しますか、たばこの場合でもいろいろ、都会地においてはおおよそ二百メートルとかあるいは村部においては五百メートルとか、あるいは販売価格がそういう新設した場合におおよその目安があるわけでごいざます。何かそういうものの都会地、農村地、そういうもので基準がございましたら、ひとつお教えできる範囲においてお答えを……
○只松委員 きょうは四十年度の所得税、法人税、租税特別措置法の改正案、並びに所得税法、法人税法の施行に伴う整備法等、膨大な、また国民にとって最も密接な問題を審議するわけでございます。そこでまず、大臣がきょうはお見えでございませんので、ひとつ政務次官にお尋ねをいたしますが、こういう膨大な案を、お聞きしますところによると大体三日くらいで上げたい、こういう御意向のようでございます。どの法案一つとりましても、国民にきわめて重大な関係を持つものでございます。こういう膨大な六つからの法案をたった三日くらいで上げる、こういうことがはたして正しい国会の審議であるかどうか、私は、もっとこういう重要な法案の審議に……
○只松委員 きのう質問の途中で本会議になりまして若干残したものがありますので、続いて質問をいたしてまいりたいと思います。 なおその前に、昨日通達の問題につきましていろいろ質疑をいたしたわけでありますが、きょう理事会でその取り扱いその他について御討議をいただくという委員長の取り計らいでございましたけれども、きょうはほかの議事もあったと見えて、論議の対象にならなかったようでございます。この通達というのは、きのうも繰り返して申しましたように税務行政においては一般の税法とともに、あるいは実際の国民においてはそれ以上に非常に大きなウエートを持っておるものでございますから、ぜひこの通達の問題については、……
○只松委員 直接関連はしておらないのですが、大臣お帰りになるようですから、一つだけ伺います。 新聞なんかにもちょいちょいそういうことを書かれておるわけですが、さっきからのお話もありますように税務署に対してはとにかく六十億ですか大幅な赤字だ、こういう申告が過去数年間なされておるわけです。一方たこ配、粉飾決算が行なわれて、黒字だ、こういう形でやられておる。これは機構上は大きく異なっておりますけれども大蔵省という管轄下において、片一方は黒字片一方は赤字、こういう形が――しかも税務署に申告するなり何なりで、多少の違いがあることは社会常識上やむを得ないということもありましょうが、非常に大幅にこういうよ……
○只松委員 液化石油ガス、すなわちLPガスその他の問題について、質疑を行なっていきたいと思います。
このLPガスが今日こうやって非常に多岐な面にわたって活用されるようになったわけでございますが、まず、現在まで通産省のほうで、いかなる開発と申しますか、助成措置その他研究措置をおとりになりましたかどうか、ひとつ経過の概要をお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 あとの一五%はどういうことですか。
【次の発言】 こういうふうに使われるようになったのに、通産省としてはどういう助成措置、その他いわゆる国としてどういう指導をなされましたか、こういうことを聞いておる。
○只松委員 本日はLPGの問題について前回に引き続いてする予定でございましたが、さっきの理事会のようなことでございまして、なお本委員会と非常に関係のある若干の問題がございますので、資料要求をいたしたいと思います。 その内容と申しますのは、吹原産業株式会社社長吹原弘宣とおっしゃる方でございます。まず国有財産局長にお願いをいたしますが、この吹原産業株式会社、あるいは北海道では北海林産興業株式会社という名前も使われておるようでございますが、この吹原さんが関係しておる会社で現在まで――ずっと古くは北海道の洞爺丸が沈没いたしましたときにたくさんの倒木があったわけでございますが、これをはじめといたしまし……
○只松委員 過日私が吹原産業の問題に関しましていろいろ資料をお願い申し上げておりました。なかなか的確な資料が今日まで得られないようでございますけれども、今日までわかっておる資料がございましたら、ひとつこの機会にお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そのほかに正規の金融機関で扱われた手形関係のものがおわかりになりますかどうか。これが第一点。それから、正規の金融機関ではございませんが、いろいろ巷間伝えられておりますように、正規の金融機関が関係していわゆる手形が動いておる、こういうことが言われておるわけでございますけれども、そういう点について大蔵省で手形その他でおわかりになって、あるいは……
○只松委員 関連して……。大和銀行の場合には、いま武藤委員からいろいろ質問がありましたいわゆる融資のルーズさ、膨大な融資、これが一点と、それから三十億円の自己あて小切手という問題と、大きく分けて二つに分かれると思うが、ここでちょっとお尋ねしておきたいのは、この吹原問題の一つの中心がやはり三十億円のおたくの自己あて小切手が問題点になって、あとの、いまから質問に入られるだろう三菱銀行との関連が出てくる。いわばこの小切手のたらい回し、この問題が本吹原事件の一つの問題点になると思う。したがってここいらに多くの疑惑点、政治的な圧力があったのではないかというようないろいろな問題点とも関連してくるわけであり……
○只松委員 引き続いて金融問題について若干お尋ねいたしたいと思います。すでに総裁のほうからも大要の御説明があり、また有馬委員からも問題点の指摘はあったわけであります。多少そういう点で重複いたしますが、お尋ねをいたしたいと思います。 まず第一は企業間信用の問題ですが、俗なことばでは売り掛け代金というようなことが使われますが、これが二十二兆あるいは二十三兆円にのぼると、推計でありましょうが言われております。これが今日まできた原因には、日銀当局の発表あるいは大蔵省当局の発表等、多少見解の相違がございますが、いろいろ一定の理由がある、こういうことを申しておりますが、ここで総裁のほうからあらためて、こ……
○只松委員 国会と縁切り法案といわれておりますが、たばこを民主的に専売公社できめたい、こういうことを中心とした法案が出されておるわけです。こういう傾向については、行政府としては、できるだけ議会からの制約を免れていきたい、こうお考えになるのはやむを得ない面がなきにしもあらずでありますけれども、立法府の席にあるわれわれとしては、できるだけこういう行政の面を国民を代表しておるものがそれにタッチをしていく、こういうことが重要な任務になってくるわけでございます。そういう観点から私たちはこの法案に反対をいたしておるわけでございます。まあ表面上は必ずしもそういう趣旨説明なり、あるいはお答えにはなっておりませ……
○只松委員 関連して。 いろいろ有馬委員から御質問がありましたが、近ごろ何か知ったようなお話でございます。私は実は本問題は、証券取引法の改正案のときにいろいろ勉強をしておりましたら、こういうお話をいろいろお伺いいたしまして、その当時から大体この大網というのは知っておるわけです。したがってそのときに現に四社の市場占有率とかあるいは四社の税務申告状況とか、そういうものを資料で私はいただいておるわけです。 ほうとんは時間があれば、その当時いただいた、証券局当局から出された資料と現状とをいろいろ対比して質問をいたしますと、さらに問題点というのが明らかになると思うのですが、何か近ごろ知ったようなお話……
○只松委員 きょうは大臣がおいでになるという当初の予定で、米価問題を中心にお聞きしようと思ったのですが、お見えにならないし、担当官も何かお疲れで来れないということですが、いま国民が一番注目をいたしておりますのは米価の問題でございます。したがいまして、きょう大蔵委員会が開かれてこれに一つも触れないというわけにまいらないと思いますので、一言だけひとつ政務次官でもお答えをいただいておきたいと思います。 一万六千三百七十五円にきまったようでございますけれども、これは農民の要求からは遠くかけ離れておることは申すまでもないと思います。こういう決定の結果、本年度食管赤字が六百四十五億円くらいふえて一千七百……
○只松委員 アメリカからお帰りになって初めての委員会でございますけれども、まず最初に、たいへん日本の経済と関連を持っており、したがって、そういう会議があったわけでありますが、アメリカの経済情勢をどういうふうにごらんになったか、ひとつお聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 まあ称賛とまでいかなくても、たいへんアメリカ経済に対していい見方をお持ちのようでございます。それにしてはアメリカの対日態度というものはきわめてきびしいと思うのです。また日本が、私たちから見るならば、ドル防衛の政策に追随をされておる、こういうことも私たちとしては二、画いたいわけでございます。
それはそれといたしまして、……
○只松委員 いま委員長のほうからお話がありました地方公務員の懲戒問題についてお聞きしたいと思います。 まず最初に、法律、条例、規則、規程あるいは訓令、いろいろ行政を行なう上において定めがございます。どれが重い、どれが軽い、これを論ずることはなかなか容易でありませんが、おのずから法律が一番勢力があり、末端の訓令というものが弱くなっていくということは常識のしからしめるところだと思います。自治省のほうにおいて、こういう地方行政を行なう上においていろいろなものがあるが、どれが一番重い、あるいはどれが拘束力が弱いというふうにお考えでございますか、まず所信をお聞きしたい。
○只松委員 厚生省関係から御質問をいたそうと思っておりましたが、担当官がお見えでないようでございますから、あとにする予定の農林省関係の予算について若干お伺いしたいと思います。
本年度の予算は三兆六千億に及んでおりますが、その中で農林省の予算は幾らになっておりますか。直接は三千三百億、総合いたしましても三千六百億、こういうことになっておりまして、いわゆる一〇%内外、こういうことであるわけでございますが、まあ間違いはございませんかといえば、そのとおりだと思いますが、間違いございませんか。
【次の発言】 そういたしますと、いままでほとんどの委員がそういう面について御質問があったわけでございますが、……
○只松委員 私はきょうは質問を遠慮しようかと思ったのですが、どうもお話を聞いておりますと、きょうお見えの方は直接刑事事件の被告人でないからのうのうとされておるのかもしれませんけれども、これだけの事件を起こせば、多少はいつもの答弁よりも相済まない、こういう形のものが出てしかるべきだろうと思います。しゃあしゃあとした答弁といっては失礼だけれども……。それで、資料要求をはじめとして若干御質問をしておきたいと思うのです。 まず最初資料要求をいたしますが、たばこ耕作組合やたばこの販売協同組合等、これは前から私が二回質問をしたのですが、こういうところにいっておる報償費その他の具体的な使途の内容、これはこ……
○只松委員 時間があまりございませんので、問題点だけお尋ねしたいと思います。 公債の問題についてお尋ねしたいのですが、政府なり日銀のほうでも、あるいはさっきからの御答弁を聞いても、公債についてまだ全般的な、あるいは最終的な検討が終わっていない、固まっていないようでございます。ただ、いま当面の問題とそれから長期的な面からの公債の問題が御説明ありまして、論議もそういう形でおよそ行なわれておるわけであります。私たちは、こういう面とともに、一番国民が懸念しておるのは経済の動向だろうと思います。政府は政治をやっておるから特にそうでしょうが、景気が間もなく上向く、あるいは福田さんのことばを借りれば、つま……
○只松委員 最初に、前回から関連します事項について、二、三お尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、酒類の小売り販売店の新設許可、こういう問題について、私並びにほかの委員からもいろいろ質問なり御意見が出されておったわけですが、そのときに、いろいろ調査し、検討いたしますというようなお答えもあった。そのときに私が引例を出しましたのは、旧市街地のような問題もあるけれども、新しい東京近郊の地帯、こういうところには非常に人口が急増をいたしておりますが、こういうところには必ずしもいままでの基準に適合するような形での小売り店開店希望者というのは少ないわけです。にもかかわらず、住民というのは非常に急増をい……
○只松委員 まず最初に、本法案は、本年度の予算、財政の問題、それから今後問題になってくる公債発行の問題、それからこういうもろもろのものと関連いたしました地方財政の問題、こういういわば三本の問題を一本にして法案の提出をなさっておる。本来ならば、少なくともこの法案提出は三つに分ける、少なくとも本年度財政の問題と地方財政の問題と二つに分けて出すのがほんとうではないかと思うのです。俗な言い方をすれば、地方財政という子役の芝居でへたな芝居をひとつ見せよう、こういう言い方をすれば、さほどではないようでございますけれども、この地方財政の問題をひっからめて、いま法案審議の促進その他の状況に見られますように、こ……
○只松委員 いま小林さんからも、産業界だけでなく、今日このようになったのは金融界も大いに反省しなければならぬ、こういうことばがございました。これは財政制度審議会の報告書のほうにもそういうことが述べられております。皆さん方のほうにもそういうものが出ておりますけれども、今日のこういう経済情勢に立ち至ったということに対して、どういう御反省といってはあれですが、お考えをお持ちになっておりますか。
【次の発言】 そういう観点から、今後も――本年度は特別措置でありますけれども、明年度以降の公債発行という問題がきょうの参考人の意見を徴する中にも含まれておるわけであります。公債発行については、こういう事態を再……
○只松委員 この前、私の質疑の途中で終わりホしたので、また初めから繰り返すのもどうかと思いますが、多少中途はんぱになりますが、前段を抜きにして、この前のことから質問を続けてまいりたいと思います。 前回は、いわゆる現在出されておるこの財特法二千五百九十億円というものに関する限り、税収不足から出てきたものであるからこれは赤字でおる、こういうお答えまでいただいた。しかし、明年度以降出てくる――七千億とか八千億とかいろいろ言われておりますが、この公債については建設公債だ、こういうふうにお答えになりました。そこで、私は、本年の公債が赤字でありながら、明年度以降のものは建設公債である、こういうふうに画然……
○只松委員 ただいま山中委員からも詳細な御要望等がございましたが、税の新設でございますから、これには幾多の問題を含んでおります。したがいまして、国会は三国会非常に長きにわたりましたけれども、この本文の討議その他はいわばほとんど行なわれておりません。したがって、山中委員のいまの詳細な御要望、御説明等にあったと思いますが、それでもなおかつ幾多の問題を残しておることは事実でございます。したがいまして、今後の税の執行にあたりましては、ひとつそういう点を十分顧慮いたしまして、いろいろな面において留意し、御配慮をいただきたい。ただ、いま山中委員のおっしゃいました中に、いわば物価の値上がり要因になるような発……
○只松委員 きょうも財政方針のもとに所信表明があったのでありまして、いろいろなことを大臣おっしゃっておりますが、私たち大蔵関係で国民に最も関係のある、あるいは大事なことがたくさんございます。その中の一つ、先ほどから佐藤さんも論じましたけれども、いまの段階が経済のどういう段階に当たるんだというようなお話がございました。ほんとうは、時間があれば、いまの自民党の佐藤内閣がとっておる中期経済計画が途中で変更になったり、あるいはいろいろな計画が立てられたり、そういうことをしておる不定見な経済政策についてまずお伺いしたいと思いますが、それはやめます。 ただ、国民が一番関心の深い物価の問題、インフレの問題……
○只松委員 物価の急上昇をしておる中で公務員等の旅費関係が上がらなかったのは、むしろふしぎなくらいでございまして、こういうふうに上がるということは、私たち社会党も原則として賛成でございます。しかし、まだこれが必ずしも十分ではございませんので、若干御質疑をいたしたいと思います。 まず、この旅費のうち、日当、宿泊料の問題でございますけれども、聞くところによりますと、昨年度あたり一定期間を限って抽出調査をなさって、こういうところでほぼ妥当ではないか、こういうことでおきめになったということでございますけれども、民間のほうでは大体実費支給が原則のようになっているというふうに聞いておりますが、官公吏の場……
○只松委員 本論に入る前に、一、二点お尋ねをしたいと思うのですが、新聞で御案内のように、韓国の警備艇に日本の漁船が拿捕されております。これはいろいろな関連がございまして、詰めれば大蔵委員会でも非常に関連が出てくるわけですが、そういうことではなくて、簡単にお尋ねをしておきたいと思う。 こういうことはたいへん遺憾だと思いますし、大臣も遺憾だとお思いだと思いますが、私が多少関連があるというのは、いわゆるこういうことがたび重なってまいれば、当然に、私たちは、賠償の支払い、あるいはそういう関係等も日本政府においても考慮をしていかなければならぬだろう、こういうことが考えられるわけであります。そういう点か……
○只松委員 租税特別措置法はたいへんな悪法だと私たちは思っております。しかし、これが一たん法律になりますと、法は国民を拘束するわけでございまして、これがいいとか悪いとかいう論議がなかなかできなくなるわけでございます。したがいまして、せっかく大臣がお見えになっておりますので、若干この租税特別措置法の本質について、ひとつお伺いをいたしたいと思うのであります。 その道のベテランでございますから、こういうことは幼稚園みたいな問答になるかと思いますが、租税の原則に、応能、公平あるいは法定等々の幾つかの基本的な問題があるわけでございます。租税特別措置法はこういう租税体系の基本的なものを根本からくずしてし……
○只松委員 時間の関係もありまして、ひとつ簡単に要点だけ問題を御質問をいたしたいと思います。
まず最初は、この法案の目的でございますが、いろいろ書いてあります。しかし、十五億円ではたいした仕事はできないと思うのですよ。一体十五億円ぐらいでどういう仕事をおやりになるか。まあ、初めての法案ですから、ほんとうは法案の目的等から入らなければならないわけですが、具体的に、ずばり金の問題と関連いたしまして、目的をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そういうことは法律に大体書いてありますからわかるのです。いなかのほうなら十五億円で多少は買えるかもしれませんが、大都市のどまん中を十五億円くらいで何が……
○只松委員 大臣が退出されますので、時間もございませんから、簡潔に二点だけまず大臣にお尋ねをいたしておきたい。 一つは、いま平岡さんからお尋ねがありましたことと関連して、あとで事務当局に多少聞きますが、たとえば、平岡さんも埼玉でございまして、同じような悩みを持っておるわけでございます。今回の人口調査によりまして、私の埼玉の草加、朝霞あるいは門間という三市町村が前回の人口調査より倍になったわけです。いま草加でいえば、前回四万のものが八万一千になった。これだけ一挙に人口が急増して、これは単なるベッドタウンということばではなくて、国なり東京都の都市圏としての大きな問題がからんできている。しかし、そ……
○只松委員 せっかく御両名がお見えでございますので、地震保険の問題をお尋ねする前に、二、三保険一般の問題についてもひとつ御高見を賜わりたいと思っております。 保険と一口に言いましてもいろいろございますが、しかし、たくさんあるこの保険でも、これを要約いたしますと、お互い人間同士が、火事なりけがなり何なりいろいろ不幸な事態が起こったときに相互に助け合おうというのが保険のできた趣旨だし、今日ある趣旨だと思うのですが、そういうことで相互保険、相互という字がたくさんに使われておるのではないか、そういう意味で、私は、保険は、いわゆる支配者とか被支配者とか、あるいは権力者とか権力者でないとか、こういう関係……
○只松委員 ちょっと関連。 過日、参考人がお見えになったときも、今度の地震保険ができれば百五十万円で打ち切りになりますね。そうすると、五百万円、一千万円という保険を火災保険でつけておる場合に、たとえば、松代のように地震が起きた。きのうの新聞では停電が起こった。停電が起きたからろうそくを立てた。そのろうそくがたまたま倒れて火事になった。一軒や二軒のときはこれは火災ということで処置するかもしれません。しかし、三十軒、五十軒、百軒と多数焼けた場合には、保険会社としては、当然地震保険を適用してもらいたい。(「それは一軒や二軒でもわからぬぞ」と呼ぶ者あり)こういうことになると思うのです。いま声がありま……
○只松委員 経済界の公正妥当な運営、あるいは民主化、いろいろことばはありましょうが、近代化にとって公認会計士というものがたいへん重要な位置を占めておるわけです。しかし、まだ、公認会計士制度ができてから日が浅いこと等々のためにその目的を達成する段階に至っておりません。したがって、そういう趣旨を含んで今回の公認会計士法の改正が行なわれるようになってきたと思います。したがって、法律案についてはきょう若干御質問をいたしますが、証券局、あとで国税庁、主税局長お見えになりますが、実際上、この公認会計士が被監査団体に対してどの程度真実の監査をしておるか。別の面で言うならば、力を持ち、権限を持っておるか、こう……
○只松委員 大臣がお見えになる予定がおくれておりますので、先に長官のほうに具体的な問題からお尋ねをいたしたいと思います。
過日、一応資料はいただきましたが、本委員会の席で、現在の国税の調査状況、それを具体的に税務署管内、局管内、そういうふうにおおよそ分類をして、それぞれ更正決定なり重加算税の適用状況、そういうものを含んでひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 まず、いまの御説明の中から若干お伺いをいたしたいと思うのですが、私はほかのところまでそうたびたび行けませんので他府県のことはつまびらかに存じませんが、埼玉県管内では私は多少税務署等に行って調査をいままでしておるわけです。……
○只松委員 大臣がお帰りになりましたので政務次官でけっこうでございますが、保険審議会の構成、運用等について、ひとつ御感想なり、あるいはこれで十分かどうかお聞かせいただきたい。
【次の発言】 いや、それではない。――では、いま当該の責任者がお見えでないようでございますので、突っ込んだことをまた他日お聞きすることにして、直接これとは関係ないわけですが、ただ、類似保険というようなものを社会保障制度という見地から整理、統合し、一本化していくということは私たちもあれですが、大蔵省も非常に努力しているわけです。そういう中で、労災保険とか、あるいは住宅のいろいろなそういう関係の保険みたいなものを一本化しよう……
○只松委員 この増淵さん御本人は、居住が私の住んでおります同じ浦和でございますので、関連して若干お聞きしたいと思います。 私の印象として――印象ですから言い過ぎの場合もあるかもしれませんが、来たるべきものが来た、起こるべきものが起こった、こういう感じを持っているわけです。関東信越国税局長の谷川さんは、前から総務課長をおやりになっておりましたから、どういう人かは大蔵委員の各位は御存じだと思う。なかなかの人です。私がいろいろお話を申し上げても、馬耳東風かなにか知りませんが、なかなか剛のお方でございまして、こういう豪勇のもとには強い兵卒がおるから、当然にこれは何かしでかすだろう――こういうことが起……
○只松委員 関連。 藤田君がいま質問というより、若干意見を申し上げましたけれども、大蔵委員会がずっと他の委員会に比べてうまくいっておると申しますか、さしたる混乱もなくてきておるということは御承知のとおりだと思います。そういう事態の中でいまの発言が出ておるわけなんですから、たいへんに混乱をしたり、たとえばこの法案を絶対に野党が阻止するとかなんとか、そういう状況のもとではないわけです。したがって、そういうことを勘案されるならば、たとえば、理事間でどういう話し合いがあったか私たちには知らないわけです。そういう点をちゃんと私たちも存じて、そうして、協力といいますか、とにかく夜おそくまで大蔵委員会だけ……
○只松委員 租税特別措置の法案に関連しまして、まず最初に、若干税調の進捗状況をお尋ねしたいと思います。 と申しますのは、いま税調で明年度のものと長期のものと審議に入っておるようでございます。私たちはいろいろ税の問題についてわが党の立場を申しておりますけれども、特にその中で租税特別措置というのは、日本ではあまりにも広範囲にかつ多額のものが適用されて、それをすみやかに廃止するように、あるいは軽減するように、こういう意見をたびたび私たちは国会で述べております。本日、それに関連する法案が出ておるわけであります。ひとつ、明年度あるいは長期税制に対する大蔵省のそういう方針に関連いたしまして、税調の進捗状……
○只松委員 時間もございませんので、明日大蔵委員会で問題点その他お聞きすることにしたいと思います。 私が関連質問でお尋ねしたいと思いますことは、予算が政治の中でどんな枢要な位置を占めるかということは申すまでもないわけであります。予算の裏づけをなすものは、これは税金でございます。税金というのは、税法に基づいて取るわけですけれども、税法とともに問題になってくるのは税の調査、それから課税、徴収、いわゆる実際的に税金を取る、この段階が非常に大切なんです。ところが、この予算委員会におきまして、いろいろな法律上や、あるいは税金が重いとか安いとか、いろいろな話はありますけれども、具体的にこの徴税の問題につ……
○只松委員 質問に入る前に、新総裁に御感想を承りたい。 新総裁におなりになった。すなわち、前総裁がおやめになったのは、小林章参議院議員の選挙違反にからんでいろいろな問題が専売内部に発生いたしました。その責任をとっておやめになった。一応そういうことで、この問題は一段落ついたと申しますか、専売公社内部あるいは表面においては一応おさまった事件として、本来ならば私たちもこの委員会でさらに皆さん方の古傷にさわるような意味でのことをたびたび質問するのはいかがかと思います。しかし、前国会直後に、二日あとでしたか、自民党に復党ということが行なわれた。私たち野党としてこういうことを黙って見のがすわけにはまいり……
○只松委員 時間が短うございますので、おわかりにくい点があるかと思いますが、要点で御質問いたしますから、御了解をいただきたいと思います。 わが国には多くの良識の士がおいでになりますが、東畑さんもその一人として国民から信頼をされておる人でございますから、したがって、税調の会長におなりになっておると思います。平林君からもいろいろあるいは御質問があったかと思います。私たち国民のそういう常識的願望をぜひお聞き取りいただきたい、こういうふうに思います。 まず最初にお尋ねをいたしますが、わが国の税制は、いわばサラリーマンと申しますか、中間階層と申しますか、中間労働者と申しますか、こういう人々あるいは中……
○只松委員 全く久しぶりの大臣のおいででございますので、聞きたいことがたくさんあります。しかし、時間があまりございませんので、いろいろの問題を簡明にお尋ねしますから、できるだけ要点をついたお答えをいただきたい。 まず最初に、何と申しましても、当面の経済問題の一番重大な問題は物価の問題であろうかと思います。これもほかのところではたいへん論議されておりますが、本委員会としてはこういう問題をフリートーキングしたことはほとんどございませんので、ひとつ大臣から、現在まで物価問題に対してどのような対策を行なってきたか、当初四・五彩程度の予測のもとに諸般の施策を進められましたけれども、現在はそういうふうに……
○只松委員 いま委員長からお話がありましたように、すでに前国会でたいへん多くの質問がなされている。ある点においては重複する点もあるかと思います。わが党は反対でございますから、私は主としていままで反対の立場からの質疑、意見を述べておったのであります。きょうは、若干これが施行後の問題等についてお尋ねをいたしたい。 その前に、何と申しましても私たちが理解がいかないのは、アジ銀の問題についていままでいろいろ書かれたり述べられたものをひもといてみましても、当初、日本とアメリカは、ほとんどこのアジ銀の問題について関心が薄いと申しますか、冷淡と申しますか、消極的であったわけです。したがって、それを当初構想……
○只松委員 お尋ねしますが、本年度の税収はどの程度現在まで伸びておるか。私が調べたところ、去年が二〇・九%といたしますと、二三%と二・一%伸びておる、こういう数字がありますけれども、このとおりであるかどうか。
【次の発言】 これは必ずしも景気の回復、したがって法人税の伸びだけではなくて、まあ所得税や何かの関係で、たとえばそば屋が東京、千葉、神奈川等で三十億円の修正申告を求められたりいろいろされております。それの嘆願なんか私のところにも来ておりますけれども、そういうこともうらはらになって伸びてきておる。それでは今後年度内に大体どの程度この調子でいけば伸びるだろうか。まあ九月期決算等の関係もあるだ……
○只松委員 前回若干質問をいたしましたが、時間がなくてしり切れトンボになりました税制の問題等を中心にして、若干質問をいたします。 まず第一点は、所得税があまりにも高いし不公平だ、こういうことで、どこかの大学の先生が訴訟を起こしたようですけれども、事ほどさように税金は高いのですが、国税庁ににらまれたらということでなかなかそういう勇気のある人が少なかった。今度勇気のある人が出てきてそういうことをした。 そこで、前回私はそういうものの一環として課税最低限というものの家族構成について大臣にお聞きをして、いわゆる政治的な答弁だったのですが、きわめて事務的に事を運んでおられる事務当局として、独身者ある……
○只松委員 私の持ち時間が一時間あったわけですが、同僚議員の熱心な御質問で、すでに三十分超過いたしました。あとの藤山長官の予定等もあるそうでございますから、私の質問が途中であるいは中断されて中途はんぱになるかと思いますが、基本問題を中心とした問題について質問を行ないたいと思います。 まず最初に、大蔵大臣にお尋ねいたしますが、現今の世相というのは、政治の俗にいう黒い霧ということでマスコミでたたかれておりますように、こういう上層部から、末端の連続殺人事件等等に至るまできわめて険悪な世相の状態です。これはもちろん私たち国政に携わる者に責任があることは当然でございますけれども、わけても私は現在の経済……
○只松委員 大臣は本会議並びに本委員会におきましていろいろ所信をお述べになりました。前回福田さんが大臣になっておったわけですが、福田さんのときは、おとといいろいろ同僚が質問をいたしましたように、終始、いわゆる低圧型の経済情勢である、それはここ二、三年くらい続きますということをお述べになっている。いまその大蔵大臣は自民党、与党の幹事長であります。おそらく福田さんの心境あるいは経済に対する見通しというのは、幹事長をおやりになっておっても変わっておらないと思います。ところが、大臣の本委員会並びに本会議における演説の要旨を見ますと、これは福田さんと違って、たいへん強気でございます。 たとえば、本委員……
○只松委員 通産省の方、お願いいたします。
租税特別措置法の中にガス関係の減免税のことがありますので、きょうは関連いたしまして、多少方角が違いますが、ガスの問題について少しお尋ねしたいと思います。
ガス事業というのは、たいへんに公共性を持つものでございます。そこで、こういう特別措置を税法上も講じる、こういう形になっておるのだと思います。ガス事業の公共性と申しますか、あるいは事業目的と申しますか、ガスとはどういうものであるか、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そういうことで、ガス会社にはいろいろな特権があると思います。たとえば、土地収用法に準じてとか、あるいはまた一定区……
○只松委員 私は、常日ごろ税制の近代化、民主化、これはイコール政治、行政への信頼、こういうものと一体をなすものである、したがって、税務行政というのは、強圧的であったりあるいは秘密的であったり不公平であったり、そういういろいろなことがあってはならないということを繰り返し申し上げてきております。それでもなおかつ現在の税務行政というのは、まだまだ非近代的なものあるいは非民主的なものが多い。したがって、強制的、命令的に傾いておる傾向が非常に強いと思う。長官は、いまの税務行政に満足しておられますか、それとも、まだまだいろいろ問題点がある、こういうふうにお思いになっておられますか。
○只松委員 まず最初に、所得税について若干お伺いいたします。
本年度の所得税の税収総額、その中における本年度の金額の伸び、人員の伸び、そういうものをひとつ簡単にお示し願いたい。
【次の発言】 現状では、人員が若干減っておりますが、税額は御指摘のとおり、今年度も伸びます。さらに、これがいま春闘で四千円前後の賃上げが一斉に行なわれつつありますが、四千円として、手当てその他を入れて十六カ月と概算し、六万四千円、まあ六、七万円平均給与が上がっていく、こういうことになりますと、さらに税収の総額の伸びあるいは人員の増大、こういうものが予見されると思いますが、およそどういう推定をなさっておりますか。給与所……
○只松委員 私たちは租税特別措置法に対して非常に強い反対の意見をたびたび申し上げてきておりますけれども、なかなかおやめになりません。これは全く一、二の例外を除いて、ほとんど大企業なりあるいは特定の人々、特に、俗にいう金持ちの人々を擁護する法案が中心になって、この全部を論ずることはなかなか容易でございません。私はその中でもこの前ちょっと質問いたしましたから関連をいたしますが、交際費の問題を中心にこれを論議してみたいと思います。 そこで、まずひとつ、これは泉さんでもどちらでもけっこうですが、交際費とは一体何か。交際費の税法上における厳密な定義を聞かしていただきたい。
○只松委員 関連して。 いまの問題については、前回私もちょっとお尋ねをいたしまして、いわゆる国の機関において審査したり登録したりする、こういう人だけ上がって、地方の人は上がらない。一級建築士で二万円に上がっている。二級建築士は県庁でやる。これは上がるか上がらぬか、いろいろな面で非常に格差ができる。これは自治省とも話し合った上でする、こういうことが当然だろうと思う。いまたまたま来まして、その質問で、自治省は来てもおりませんし、準備があれば別ですけれども、そのときに私も質問しておりますので、関連して、あすでも自治省を呼び出して、自治省側の態度を明確にお示しいただきたいと思います。
○只松委員 関連いたしまして若干御質問をいたしますが、国関係のこういう登録あるいは免許の手数料その他が改正になりますと、これに準じて地方でも当然に改正されると思いますが、その改正はどういうふうなことをお考えになっておりますか、まず、方向についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 そんな抽象的なことを聞いているのじゃないよ。そんなことぐらいなら聞かぬだってわかっているよ。まじめに答えなさい。
【次の発言】 それでは、国税に準じて地方税において当然引き上げその他考慮さるべき職種の種類を言ってください。
【次の発言】 大体何種類ぐらいございますか。
○只松委員 賛成法案でございますから、与党の議員が少ないけれども、いたし方なく質問をいたしますが、前回この法案が審議される際には、私たちはまっこうから反対をしたわけです。私たちの強い反対の結果、初年度五千円、二年度一万円、三年度一万七千五百円、三段階の課税がなされる、こういうことになりました。本年度は第二年目になり、現在一万円になっておる。そこで今度の法案は、これをあと二年間続けよう、こういう趣旨の法案であるわけでございます。私たちは賛成ということを言いましたけれども、本来は、これを廃止すべきだ、こういう立場をとっておったわけですから、これはもろ手をあげての賛成ではなくて、これもいたし方なくの……
○只松委員 専売局でも公社でも毎年いろいろな計画を検討されておりますが、四十二年度以降のいわゆる長期計画と専売公社内でいわれておりす計画について、詳細にわたっては時間を要しますので、ひとつ概要を御説明していただきたい。
【次の発言】 順次お聞きいたしますが、その中のまず一点として、そういうふうに設備の改良等が行なわれますと、当然に人事の異動あるいは人員の減少等がはかられると思います。人員の減少等の計画はいかがでございますか。
【次の発言】 しかし、あなたのほうの計画を見ましても、あるいは現実に郡山で新しい機械が導入された、そういうことの実施状況等を聞きましても、たとえば、いま郡山で五百人くらい……
○只松委員 いま平林委員が追及されておるような問題は、私どものところにも三通くらい投書が来ております。いずれ私も聞こうと思っておったんですが、平林君の質問に関連して一点だけ聞いておきます。 一つは、政治家が介在して相当多額の顧問料を取っておる、こういう声が外部から出ております。それからいま一つは、経理が乱脈をきわめておる。いま一つ問題になっておりますのは、同族で前のおやじさんがなくなって、優秀な専務理事が理事長になる、こういう段取りになっておったら、そのむすこがちょっとぐれたようなむすこだったらしいんですが、策を弄しましてその専務理事の権限を奪って、本店ではなくて支店のほうに全部判こや何か一……
○只松委員 投資信託の問題について若干御質問をいたします。
まず最初に、数字的な面を聞きますと、現在投資信託を設定しておる数、法人は大、中、小いろいろありますからなかなかわからぬでしょうが、個人中心でけっこうです。個々人を中心にいまから議論をいたします。現在の設定者数は幾らか、お教え願いたい。
【次の発言】 一番多いときは幾らですか。
【次の発言】 大蔵省でその数さえもわからぬというようでは、これはなかなか困ったことで、対策が打てないのは当然だと思うのです。私が聞いたところでは、一番多かったのは昭和三十七年度で五百三十五万人、それは個人ですが、全体の中で個人の率が九三・三%というのが最大だっ……
○只松委員 最初に、関税問題で若干お聞きをいたします。
今朝来の日経等を見まけと、大蔵省で特恵関税の問題についていろいろ討議がなされておる、ある新聞では、ほぼ固まっておる、こういうふうな報道がなされております。これはわが国の一般的な産業に影響を与えるだけでなく、特に中小企業その他、あるいは労働運動の面にもいろいろな問題を生じてまいる非常に重要な問題でありますので、お聞きしておきたいと思うのです。
その前に、現在韓国等で委託加工が行なわれておりますけれども、その状況について、ひとつお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 いましぼりのお話がありましたけれども、そのほかにどういう業種で……
○只松委員 本年度の経済見通しにつきまして、これも同僚議員からすでにいろいろ論議があったと思いますが、当初の大蔵省の見積もりよりも上回ってきております。概略調査されたいろいろな報告が出ておりますが、二一%をこす投資意欲がある、こういうことが報告されております。事務当局でいろいろ御調査になっておるわけですが、皆さん方からごらんになっても大体そういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 それは、皆さん方が厳密にといいますか、科学的にといいますか、計算されるには、本年度はいろいろ選挙等がありまして六月一日からの本格的な経済諸活動の開始ですから、まだあまり時間がたっておりません。そういうお答えにな……
○只松委員 ただいま政務次官から異例の御報告がございました。本来ならば、そのような問題を中心に大臣と論議をいたす予定ですが、大臣の時間がきわめて少ないようで、きょうは、大臣がお見えになるまで、私は税制の問題について質疑をいたしたい。 私は、きょうは土地の税制の問題についていろいろお尋ねをいたしたいと思って、準備をいたしてきました。その前に、一般的な税制として、これはあとで大臣に質問する関係もありますので、現在の税収状況、自然増収というものが大幅に見込まれておりますが、そういう点について、おわかりになるところをお答えいただきたいと思います。
○只松委員 大蔵省のほうではすでに来年度予算に取りかかっておりまして、国の明年度予算あるいは本年度の補正予算についてのことがいろいろ論議をされておりますけれども、ほとんどそれと同規模を持つ地方財政につきましては、あまりはでなといいますか、表面立った論議が少ないのであります。民主政治の確立ということは地方政治の確立にもつながり、また前提ともなるわけであります。ここで若干地方財政の問題についてお聞きをしたいと思います。 国の補正予算に相当する地方の追加予算が、各級議会が開かれたり終わったりして組まれておりますけれども、自治省のほうでこの各級自治体における補正予算と申しますか、この状況をどういうふ……
○只松委員 質疑に入る前に、さきほど来本委員会において、わが党、民社党、公明党等が申し上げた意見について若干申し上げたいと思います。 野党の一致した強い要請で松隈さんお見えになりましたけれども、こうやってお見えになれば来れるわけですけれども、そういう態度を表明するまでお見えにならなかった。これはやはり税調の基本的な態度に関連する問題ではないか。悪く言えば、大蔵省という強い権力機構の隠れみのに隠れて国会を軽視しておる。国会に出てこないで自分のほうできめてしまって、これを政府に出して法案化をしてしまう。すれば、ひとつ国会でかってに論議をしろ、こういう形で事前に国民の代表者である国会の意見を聞こう……
○只松委員 先に武藤委員が本年度末の外貨準備の問題についてお尋ねして、いろいろ微妙な影響があるから答えられないという答弁がありました。よく私は言うのですが、大蔵省当局発表とか談話とかなんとかかんとか、そういうものはぽんぽん出るわけですね。ところが、肝心の国会の論議において、のらりくらりとなかなかお答えにならない。こういうところにも一つは政治への不信なり何なりというものの一端があるのではないか。まさか秘密会というまでは要求いたしませんけれども、ここで言えないけれども何らかの機会に示すというなら別ですけれども、微妙だからこの国会の場において論議できない、言えないということは、私はいささかおかしいの……
○只松委員 重要なあれならば、委員長が理事を招集されたり何かしなければならぬけれども、この程度の簡単なものは、事務当局が出せるか出せないか、事務当局が出せないと言えば、それは理事会で懇談ということになりますけれども、そうでない限り、事務当局が出すというならば、特別理事会を開かなくてもいいと思う。一々この程度の資料要求を理事会にはかるということになったらたいへんなことになりますから、この程度なら、事務当局が出せるか出せないか、出せないなら、どういうことかということで理事間でやればいいと思います。
○只松委員 関連。五三%持っておるということは過半数ですから、過半数ということは、それに対して株主権を絶対に行使できるわけでしょう。違いますか。
【次の発言】 そうすると、いまの法律上からは承認とかなんとかいうことですけれども、過半数の力を持っておれば、国の意思によって役員その他を選出することができる、あるいはあとの業務の監査その他も国の意思が全部通る、こういうことになるのじゃないですか。監理、承認ではなくて、実質上国が全部の意思を決定することができる、こういうことでしょう。
【次の発言】 過半数持っておって国が自由にできるということならば、そういう会社に対する株主権の行使というのは、国のどこ……
○只松委員 さっきから委員長も努力され、いま国対まで行かれたようですが、それにもかかわらず与党の出席がきわめて悪いわけです。きわめて重要な本院の運命を決するような法案が山積しておるにもかかわらず、こういう状態では審議を続行するわけにはいきませんので、いろいろな意味からも本日はこれで散会をしていただきたい。
○只松委員 米国のドル防衛政策は、わが国にもいろいろな問題を投げかけております。 したがって、いろいろな問題を起こしつつあります。このことは、予算委員会では激しく、いわゆる核のかさとして日米の防衛、安保問題等が論議されてまいったわけでございますけれども、別な面から見るならば、これはいわゆるドルのかさ、こう言っても私は言い過ぎではないと思うのでありますけれども、日本はこのアメリカのドルのかさの中に抱かれておるといいますか、かさの中にあって経済的な行為を行なっておるわけであります。大蔵大臣は、このアメリカのドルに対して絶対的な信頼と申しますか、一つも不安を感じない、そして今後もその信頼のもとにわが……
○只松委員 昨日に引き続きまして、関税定率関係をお尋ねいたします。 大蔵省の局長さん連中は、非常に頭がいいか何か、自信がたいへん強いわけです。自分たちのきめたことは絶対だ、こういう考えが非常に強いようですね。きのうの答弁や何か見ても、これは明らかでございます。そこで、質問に入る前にお尋ねしますが、この関税定率法については、私たち野党はもちろんですが、与党にもいろいろ問題があります。しかし、こうやって一ぺん出した法案というのは、自分たちの考え方が絶対に正しいんだ、大所、高所、あらゆるところから検討してきたのだから絶対だ、一字もこれを動かしてはならない、こういう考え方が強いようです。この関税定率……
○只松委員 いま御要望がありましたように、本委員会でも重要法案が山積をいたしておる。こめ問題をまだ論議したいわけですが、あなたたちのそういう要請もありまして、本来に戻して議案審議をしなければならぬ。そこで私たちはこういう重要な問題を、しかしほうっておくわけにいきませんので、月曜日でも金融小委員会を開いてひとつ審議したいと思っているのです。ひとつ大蔵大臣にもぜひ時間をさいて御出席をいただきたいと思います。 それから、さっき十六日に国際会議がある、各国の中央銀行の総裁が集まるというようなお話でございましたが、宇佐美日銀総裁においでいただきたいと思っているわけですが、日本から日銀総裁がおいでになる……
○只松委員 また私のときにもお尋ねをいたしますが、いま資本金別の調査日数や何かお話しになっているわけですが、これは証券局のほうでも関連会社の決算表というものをいまつくるようにいろいろ準備し、努力していますね。私は、税制面から見ても、あるいはそういう税の徴収、課税面から見ても、そういうことをよほど重視する、いままではほとんどそういう観念はなかった、こう思うのです。たとえば日通なら日通がいて、日通の富士見ランドとかなんかあって摘発された場合に初めて関連調査をされる、こういうことがあるわけですが、税の調査としてはそういうことはほとんどなかったんじゃないかと思うのです。私のときにはそういう形でずっと質……
○只松委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党を代表いたしまして、ただいまの法案に対する附帯決議について御説明申し上げます。 案文を朗読いたします。 関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一、今日の憂慮すべき異常なる国際経済状勢を充分認識し、米国の輸入課徴金を含む一連の輸入制限措置問題に対しては断固たる態度をもつて対処し、また、ケネデイ・ラウンド関税一括引き下げが実施されることによつて協定税率が適用されない国との間の貿易が阻害されるようた結果にならないよう貿易の振興のため万全の措置を講ずべきである。 二、国内産いも及びでん粉の取扱いについては関税割当の基……
○只松委員 同僚委員からすでに大かたの問題は論議し尽くされているので、私はきょうは国税庁や税務当局の皆さん方が多少お喜びになるような問題を中心に質問をしたいと思います。 まず第一点といたしまして、前回も少しばかりお聞きして、泉さんがお答えになったと思って、私は議事録をいろいろ調べてみたんですが、塩崎さんが大体中心にお答えになっておったわけです。不動産関係の所得についてお尋ねをいたしまして、そのときに私は、近代社会の構造の変化、経済の変化に伴って税制もそれに対応した取り方をしていかなければならない、こういうことを私はいろいろお話を申し上げた。そういうものの一つの例として、土地というのは一つの大……
○只松委員 重要な審議の最中、この委員会にごらんのとおり四人の与党委員しかお見えになっておりませんので、暫時休憩をお願いしたい。この調子じゃ、とても重要な審議を続行するわけにはまいりません。
○只松委員 本大蔵委員会は、御承知のように歳入委員会としてきわめて大事な委員会であります。特に今期におきましては、十六年来の増税法案をかかえまして、国民の代表として私たちは慎重な審議をいたしてまいってきております。ただ、本委員会の責任ではなくて国会全体、政府のいろいろな発言の中から、いわゆる倉石バカンス等が出てまいりまして、審議が多少おくれておるのは私たちも遺憾に思っております。そういうさなかに、私たちが国民の負託を受けて一生懸命審議をしておる。これは与野党とも非常にいろいろな意味で配慮をしながらやってきておる。そしていよいよ本委員会の期限切れ法案の大詰めにきつつあるときに、官房長官がその一つ……
○只松委員 きょうは総裁がお忙しいようでございまして、日銀の副総裁に来ていただきまして、金融のあり方について、若干お尋ねをいたしたいと思います。
金融というのは、日銀法はじめ銀行法その他見ましても、きわめて国家と関係の深い、あるいは社会全体の基本をなすもので、公共性の強いものであります。ひとつここであらためて副総裁のほうから、金融機関の任務についてお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 金融機関には、日本銀行を頂点といたしまして、都市銀行、地方銀行あるいは相互銀行、信用金庫等々、それから生保、損保、それから証券業界、いろいろございます。しかし、いまお話にもありましたし、この日銀法の第……
○只松委員 いまの発言はきわめて私は重要だと思います。国民が今度の国会のある意味の最大の焦点として増税法案を注目しているときに、ただいまみたいな、私は全部いまは詳細に、多少興奮して暗記しておりませんけれども、あとで速記録を見てみますけれども、そういうばかな答弁をして本委員会を通過させようと思ったら通過させてけっこうです。われわれはあらゆる力をもってこれを阻止する、このことだけをいま言って関連質問を終わっておきます。
○只松委員 ただいま政務次官のほうから釈明がございましたが、当日、私がこのことに関して発言を求めた関係上、ちょっと私のほうからも申し上げでおきます。 御承知のようないきさつで、当日は委員長に一任を全部しまして、理事会等も開かないで委員長の裁断にゆだねたわけです。本来ならば、こういう重要なというか、あるいは国民怨嗟というか、増税法案のさ中におけるこういう不謹慎な発言というものは、一回の登院停止や釈明によって処理さるべき性質の問題ではない。政務次官あるいは大臣等ならば、これは当然にその職を辞してもらわなければならぬ問題だと思う。しかし、いかに高級官僚といえども、一応雇用の身でありますから、これ以……
○只松委員 公取にお尋ねいたします。 昨年の十二月二十日の当委員会において、公取の事務局長においでをいただきまして、酒のおけ買いの問題等についてお尋ねをいたしました。私は、酒のおけ買いが不当景品類及び不当表示防止法の第四条に抵触するものではないか、こういうことをお話ししたわけです。私のところにお見えになった担当事務官の人は、明らかに抵触をいたします、こういうお話がありました。当委員会でお聞きいたしましたところ、まあ何とかかんとかごまかして、引っかかるような引っかからないようなところは、具体的な事実があったら調査いたします、こういうことでお逃げになった。そこでひとつ、こういう具体的な事実がある……
○只松委員 本問題につきましては、すでに多くの同僚議員から、具体的な問題について質疑あるいは意見の開陳が行なわれました。 したがいまして、私はそういう諸点の中から出てきた問題について、足らないところを若干ただし、また、そういう中から出てまいりました皆さん方のお答えをさらに確認をし前進をする、そういう形からひとつ質問をしてみたいと思います。 まず、すべての委員から言われ、また私の年来の主張であります、政治というものは弱い人の立場を、特に私たち野党の場合は、こういうものをどうやって守っていくか、そういう人に不安を与えないかということが一つの政治の大きな基本的な問題だと思います。そういう主張を……
○只松委員 まず大臣にお尋ねをいたします。 日本では社会保障制度がきわめて立ちおくれております。こういうことを要因といたしまして、日本の貯蓄というものが非常に高いわけです。二、三日前に公表されておりましたが、一八・四%ですか、世界で一番高い、こういう貯蓄傾向を持っております。これは別な角度から見れば、十万円月給を取っておる人が一万八千四百円貯金をするわけですから、いわば社会保障制度が低いために実質的な生活の切り下げをしておる、こういうことになるのだと私は思います。将来の安全性やいろいろなことを考えれば別ですけれども、しかし本来入学や病気やいろいろな、なぜ貯蓄をするかという貯蓄の調査にあらわれ……
○只松委員 現在、申告が終わりまして、ぼつぼつ申告に基づく調査といいますか、そういうものが各税務署で行なわれてきて、こういう問題をめぐりましていろいろトラブルが起こっております。昨年度はまあまあですが、一昨年あたり、公債が発行されなければならない、こういうことで、財政が苦しくなってまいりました。そういうことで、国税庁における徴税面というのがだいぶきびしくなってきたわけです。そういうことと関連して、私たちがたびたび指摘をしてまいりました国税庁職員の態度というのが再びきびしくなってきたように――私たちも年じゅう税務署に行っておるわけではありませんが、いろいろな態度から見て、徴税態度が相当きびしくな……
○只松委員 理事会では、本日はとりあえず開会し、数がそろわない場合には委員長独断で処理をする、こういうことで委員長にまかした。委員長はちょっといま外に出ているからあれだけれども、委員長代行の委員長がその約束を守って、野党の半数しかいないのだから、それでこれは当然散会……。
○只松委員 関連して。また私のときにも時間があれば質問したいと思いますが、いまの運営の問題は広沢君の質問に対してきわめて詳細な答弁がなされております。およそいまの社会に被用者の立場を認めない、こういうことはないわけですね、近代国家にないでしょう。ありますか。ところが、この共済の連合会の場合には、あなたはいろいろなことを言っておるけれども、事実上被用者の立場というものを認めてないわけです。発言する機会というものは連合会にない。これはきわめて封建的なものというか非近代的なものというか、言いようはいろいろあるでしょうが、とにかく単位組合からの実態も反映しない。そういう個々のことはいいけれども、とにか……
○只松委員 時間がありませんので、問題点だけ御質問をいたしますから、答弁のほうもできるだけ実質的なお答えをいただきたいと思います。
まず最初に、公的年金のスライド制について、私たちは長い間、また常にいろいろ意見を申し述べてまいりました。したがいまして、私たちは、これを少なくとも本年度内に実質的な検討をし、具体的な措置を講じてもらいたい、こういうことを結論的に申し上げてきておるわけでございますけれども、本年度内に具体的な結論が出ますかどうか、出たならば直ちにその方向に向かって善処されるかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 今年度中に出るのですか、どうですか。
○只松委員 先に気象庁のほうにお尋ねをいたしますが、概要はいまの中にも御説明がありましたけれども、日本におけるおもな地震の発生状況、それから、これはなかなか別な意味の専門的なことになって、いま聞くのは地震保険と地震の発生状況、こういうことになるわけですけれども、いま言われたように、全損でないと支払えない。これはどの程度が全損になるか、そういう面では私ども経験がないのですけれども、家が全部倒壊をする、こういういわば激震といいますか、こういうものが日本ではどういうふうに発生しておるのかということ。それから次に、四十一年の五月からこの保険法が施行されたわけです。その四十一年以後におけるこの二年間の地……
○只松委員 さっそく、おいでになったようでございますから、お尋ねをいたしたいと思います。
今回行なわれました答申、特にその中で「長期税制のあり方についての答申」これの要点と申しますか、あるいはさらに、その中の基本的な立場と申しますか、それについてひとつ御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 これは、大臣がお見えになれば、私は、先に大臣に、この答申案をどういう形で尊重するかということをひとつお聞きし、確約をしたかったわけですが、大臣がなかなか出てこないので、ひとつ次官なり主税局長のほうから、この答申案に対してどう思うか、どう取り組んでいくか、心がまえをひとつお聞きしたい。
○只松委員 前回お尋ねをした中で、大臣答弁を必要としたものだけ残しておったのですが、そういう点について二、三お尋ねをいたしますから、ひとつ簡明にお答えをいただきたいと思います。 その一つは、先ごろ税調が答申をいたしました。その中で、五人家族百二万幾らまで昭和四十五年度を目途として課税最低限を引き上げるように、こういうものが一つあります。それといま一つ、私たちの見方からするならば、インフレーションが進んでいっていわゆる名目賃金というものが上昇をいたしております。それにつれて税率というものが上昇をしてまいります。したがって、税率の緩和、税率を改正するように、多少の逃げ道はありますが、同時に並行し……
○只松委員 基本的な問題については、すでに渡辺君、阿部君等から御質問がありました。関連して具体的な問題を一、二お伺いをいたします。
その一つは、さっき食管法の改正という問題もちょっと口に出たわけでございますが、そういうものの最も具体的なものとして、たとえば酒造米、こういうものに対する自由米を考えられておるかどうか。いやそういうことは全然ない、こういうことであるかどうか。ひとつ自由米の問題についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 いま、検討したことがある、しているというようなことでございますが、この問題も慎重に扱わないと――私はおけ買いの問題を通じて、中小零細酒造業者の問題を提……
○只松委員 米価の御質問をする前に、ちょっと税制問題について一、二お尋ねをしておきます。 けさの朝日新聞等を見ましても、だいぶ一面トップに載っておりますが、いままでもたびたび新聞に出てまいりました。前回私がお尋ねしたときも、大体そういう趣旨で努力するというようなお話があったわけでございますが、たいへん重くなっておる所得税の課税最低限を百二万円まで引き上げると同時に税率の引き下げを行なえ、こういう税調の答申があったわけでございます。概算要求が大体出そろったようでございますから、おおよその方向というものはぼつぼつ出さなければならないのじゃないか、こういうふうに思います。まあせっかく大臣から前回の……
○只松委員 きょうは大臣がお見えになっておりませんので、ほんの事務的な問題だけ一、二お伺いをたします。 まず最初は、事務的に申しましても、これは自民党の総裁争い選挙のスローガンにもなっておるようでございますが、所得税の税率の緩和を来年度から行なうかどうか、前から私がただしまして、大臣は努力する、こういうことをお答えになった。その後の大臣の発言等見ておりましても、大体そのようでございますけれども。しかし。自民党の中にはこれをめぐって、税率の緩和をしないで国債発行を減額せよ、こういう意見も出ております。なかなか国民が望んでおるようにいくことは予断を許さないようであります。 そこで大臣がお見えに……
○只松委員 まず、建設省の関係の方にこの前から私がお聞きをしております河川敷の問題についてお尋ねをいたします。 これは本年度にも、春ごろだったかと思いますが、私が一ぺんお聞きをいたしました。それからずっと前に体育振興特別委員会が設置されたときに、委員会では非常に熱心に取り上げた問題であります。その当時、河川敷を開放する、こういうことでまず多摩川、多摩川がある程度緒についたならば続いて荒川、こういうことで、当時の新聞の切り抜き記事までありますけれども、ちゃんと開放計画が立てられて、当時の瀬戸山建設大臣の談話さえも、開放計画を具体的に進める、こういうことで発表されることになったわけです。その後の……
○只松委員 ただいま村山委員からいろいろ述べられ、あるいはお答えになりましたわが国の経済状態あるいは来年度の予算編成方針、そういう中で、前から私がいろいろ質問をし、水田大蔵大臣が九月四日の本委員会においても明確にお答えになった事項がございますので、新大臣の就任にあたって確認の意味を含めてお尋ねしたいと思います。 すなわち、いろいろ税の問題全般聞きたいのですが、一点だけ所得税の問題について聞きたい。所得税は納税人員あるいはその金額ともにたいへんに重くなっていることは、もう私がここで申し上げる必要もないわけであります。そういう中で課税最低限の引き上げとともに税率の引き下げも行なう、こういうことを……
○只松委員 先に大蔵関係のほうにお尋ねいたしますが、前の国会におきまして、ケネディラウンドをめぐる関税の適用につきましていろいろ論議をいたしました。そのときに私が各党を代表いたしまして、附帯決議を読み上げたわけでございます。時間がありませんから詳細は読み上げませんけれども、その中の一つに、対共産圏貿易、特にその中で中国貿易に対して差別をなくするように努力をしてもらいたい、こういう附帯決議がついておるわけです。政府関係者もそのように努力をいたします、こういうこととともに、質疑やいろいろな過程を通じて、そういう差別をできるだけ今秋までに撤廃をいたします、そういう努力をいたします、こういうことを大蔵……
○只松委員 私は、予算委員会における質問をもうちょっと掘り下げて質問したいし、お答えをいただきたいと思います。 まあ予算委員会ですから概括的にやりまして多少十分でなかったし、誤解を招いたような点もなきにしもあらず、とはいいながらまたきょうも時間が非常に短いわけでございますから、ひとつまず最初の問題は簡単に要点だけのお答えをいただきたいと思います。 一つは、当初皆さんのほうでお出しになっておる本年度の税制改正の要綱等を見ましても、すでに直接税が六二・七%、間接税が三七・三%で、この前言いました六、四よりもすでに大きく割り込んできている。これを昨年度の自然増収の中から伸びる直接税の伸び、間接税……
○只松委員 政府は物価を上げないと言っておりますが、ことし国鉄運賃を上げる予定であります。そこで、一つだけちょっと聞いておきたいのです。 四月一日から国鉄運賃が一五%上がるといたしますれば、すぐ庶民の足に影響してまいります。当然これは、運輸大臣も言っているように、私鉄関係も上がるだろう。そうしますと、現在通勤費の非課税というのは三千六百円まででございます。いつもこれが問題になるのですが、特にことしはこうやって運賃が値上げになりますと、庶民には大きな問題になってまいります。通常この三千六百円に一五%上がるわけですから、近距離の場合には実際上定期なんかもっと上がってくるわけであります。ところが、……
○只松委員 関連。この問題は昨年も私が聞いたことがあるのです。それから四十年の三月三十一日には、なくなりましたけれども体育振興特別委員会というのがあって、このときは荒川、多摩川を相当広範囲に実地調査をしたのですね。関係者の皆さん方も全部おいでになって、説明したりいろいろやった。その上で多摩川は四十二年度以内に、荒川は四十三年度以内に完全開放いたします、こういう答弁をいただいた。あるいは決議もついた。長くなりますから読みませんが、決議もついてそのことを明言されております。いま田村委員に対する答弁と、その当時の答弁、建設省の方針とはだいぶ食い違っておりますね。特に全国的な一般論としては、あなたがい……
○只松委員 本委員会に総理がお見えになっている時間がたいへん限られております上に、関連でございますので、簡単に御質問をいたします。 その一番重点は、やはり何と申しましても当面の税制の中では源泉所得減税を、いわゆるサラリーマン減税ですが、いかに軽減をしていくかということにあるわけです。しかし、この問題とうらはらをなす問題に、いま広瀬君がちょっと質問をいたしました租税特別措置というのがあるわけです。来年度国税で三千二百二十六億、地方税のはね返りが一千八十九億、地方税独自で一千百三十二億、計五千四百四十七億円にこれがのぼるわけです。こういう状態が続けば、――本年度もだいぶん税金問題が騒がしくなりま……
○只松委員 私は、個々の問題については多くの意見がすでに出ておりますので、多少違った角度から税法その他の問題についての取り組み方について、御意見を特に事務当局に伺っておきたいと思います。ほんとうはこの前、税調の方がお見えになるようでございましたから、そちらのほうにいろいろ質問しようと思っておったわけですが、それはまた別の機会に譲りたいと思います。 そこで、まず第一にお伺いいたしますのは、こうやってこれで四日目ですか、連日所得税を中心に質疑をいたしてまいりました。こういうふうに国会で私たちがいろいろ論議をいたしておるのは、別に法案を引き延ばす、あるいはもちろん単なる論争のための論争、こういうこ……
○只松委員 火曜の午前中で大臣が出席しておる。しかも所得税に次ぐ重要な租税特別措置法案、こういうときに定足数が不足しておる。全員とは言わぬが半分くらい出してください、暫時休憩をして。
【次の発言】 関連して。せっかく大臣がお見えですし、まだちょっと時間もあるようでございますから、一、二関連してお伺いしたいと思います。
いまの税調との関係ですが、阿部君がいま言いましたように、大体そう差しさわりがないといいますか、あるいは大蔵省側に都合のいいものは今度税調がこう答申をしたからと、こういう形で採用をし、ある意味ではそれよりももっと前に進んだ形の実施をなさいます。しかし、租税特別措置なんかは長期税制……
○只松委員 時間が限られておりますから……。 税調は非常な力をお持ちになっております。税調で答申したものは、大体大蔵省の税制に採用されて、それが実行されている。こういうことでございますから、ほんとうは具体的にいろいろお尋ねをいたしたいわけですが、時間がありませんから、きょうは大綱といいますか、そういう面についてお尋ねを進めていきたいと思います。 まず最初に、あなた税調の会長でございますから、といってあなたが任命したわけではございませんが、責任者としてお尋ねをいたします。税調の機構といいますか、組織といいます、これは現在の状況で十分であるといいますか、完ぺきであるといいますか、国民の声が十分……
○只松委員 租税特別措置に入る前に、ちょっと一点だけ聞いておきたいと思います。 それは、やはり税体系の中の問題ですが、酒税の中の問題として果実酒、いわゆるくだものや何かをしょうちゅうに加える、こういう形の果実酒が現在非常に広範に行なわれつつある。一番大衆的なのは梅酒というようなものがあるわけです。この愛用者が四百万家庭とも五百万家庭ともいわれておるわけですが、非常に広範。しかもこれは近年いろいろ、生活の向上やくだものが豊富になったというようなことで一種の家庭のレジャーの中に含まれる、こういうことになっておる。ところが、大蔵省、国税庁当局はこの問題についてはなかなかきびしい態度をとっておりまし……
○只松委員 関連して。申すまでもなく、きょうは二時から本会議だというので早くやめろというから――ぼくらはたくさんの質問を出している。ぼくはそういうものに対しては逆の意見を持っているわけですよ。それをぼくは質問をおりてやっているわけでしょう。与党が質問に立って一方的にそういう発言をやって裏づけをとっていくなんてけしからぬですよ。そういうことならぼくは幾らでもぼくの質問をやりますよ。 中身に入る関連はやめますけれども、そういうことを言うなら、ぼくはその逆に、いま場外発言をしたように、昨年の秋あたりに、ほんとうは中共や台湾のものを差別するのを撤廃するように努力しますということを、ぼくらにはあなたた……
○只松委員 本年度予算案が成立をいたしまして、四十四年度の新たな会計年度が出発するわけです。これに関連いたしまして、きょうは若干大蔵大臣への質疑を行ない、それと日銀総裁への質疑をあわせて行ないたいと思います。参議院のいろいろな状況等で、大臣のほうは来られないので、したがって、逆な意味では、思い切り総裁は発言できると思いますから、日銀総裁独自のお考えをひとつお聞きしたい。時間が限られておりますから、私のほうの述べる意見はできるだけ差し控えまして、総裁の御意見を承りたいと思います。 本年度の予算案は、警戒中立型と福田さんはたいへんに自画自賛をしておられますけれども、一般にこれは景気刺激型だ、こう……
○只松委員 ちょっと関連。 いまの次官の説明ですと大体まあまあですよね。だから、そういうふうに答えられないかという。いま阿部さんに対してそっちで答弁しているのは、木で鼻をくくったような答弁ばかりしておる。次官の答弁みたいな、まともな答弁を君はしてないだろう。だから、阿部君がしつこく聞くのはあたりまえだ。そのことが一つ。だから、純理論的に、純法理論的にいうならば、先にこの法案を通して、そして予算を通すのが、これが本来です。しかし、一国会、一会期中の問題だから、いまの次官みたいな答弁でそれはいいことになる。 いま一つは、これは阿部君も言いましたように、中央政府の問題だけならそれでいい。しかし、……
○只松委員 大蔵委員会は、たいへん法案が多くて一般的な質問がなかなかできないわけでありますが、通例、日切れの法案が終わりまして、四月に入って二、三回は一般質問をやっておるわけであります。大臣があっちこっちにおいでになりまして、したがいまして大蔵関係全般についていろいろ尋ねたい気持ちはやまやまですが、なかなかそのチャンスがない。きょうは、あれこれ飛びますが、たまった問題を、全部はできませんが、多少法案とはかけ離れますが、二、三お尋をするわけです。一番ポピュラーな、法案とは無関係な問題から順次質問をしてまいりたいと思います。 その一つは、果実酒の問題でございます。現在十三品目というものが許可にな……
○只松委員 委員長、ひとつ委員会に出してください。
○只松委員 すでに本問題につきましては、多くの方々から各方面にわたって質疑が行なわれております。したがって、私は若干問題を異にした方面から質問をしてみたいと思います。 国鉄が今回の運賃値上げを行なおうとしておる、それに対するこの通行税法、こういうものをいろいろ考えてみますと、基本の高度経済成長というもとに行なわれておるいろいろな経済構造の変革、そういう中における運輸、国鉄部門の変化、これに対処するに、一つは労働者の首切りを中心とする合理化問題、それからいま一つはこうやって出てきております運賃の値上げ、ほかにも多少計画をされておりますけれども、主としてこれを二本の柱として国鉄の合理化あるいは別……
○只松委員 関連して。いま阿部君が質問をいたしました中で、すでにできておるあるいは間もなくできるものがあるかもしれない政令、省令があれば、ひとつできるだけすみやかに御提出をいただきたいと思います、資料として。
それと、さっき言った中で、不服申し立て等の取り扱いの数、さっきも述べられましたけれども、数字をみんな控えられませんから、ひとつ資料として提出していただきたい。
【次の発言】 時間がないようでございますから、前置きはやめましてずばりお聞きをいたしたいと思います。
御承知のように、前々から国際的な通貨危機の問題は表面上鎮静したような形に見えておるけれども、これは本質的なものではないという……
○只松委員 今回、こうやって特例法が一本化されて、これから順次諸国家間とも条約が締結され、その場合もこうやって単純化といいますか、一本化が行なわれる、こういうことになるだろうと思います。こういうような場合に、外務委員会には当然条約案件がかかっていくでしょうが、この大蔵委員会には今後法案がかからない、こういうことになるんじゃないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 しかし、条約そのものは単に形式的に締結するだけで、実質上はやはり税制関係ですから、大蔵委員会が審議しなければならない。国際的な問題ですから、一応締結されたものについて、われわれ社会党も大体賛成をしている法案ですから、問題はある……
○只松委員 いま広瀬委員が質問を行なっておる問題点は、きわめて税制上重要な問題であります。これはこの場だけで――言ってはなんですが、論議していても、国税当局もすんなりした答弁がないようであります。税制の小委員会も開かれましょうし、小委員会なりあるいは理事会でもう少し別な角度からこの問題を進めていってはいかがか、こういうふうにも思います。私自身としてもこの問題で、たとえば一例をあげますと、青色申告、青色申告で逃げの一手を打っておりますが、二、三年前までは青色申告をもう少しふやすべきではないかということを私は盛んに言った張本人ですけれども、なかなかそのころは青色申告をふやすことに泉前長官なんかはち……
○只松委員 せっかくおいでをいただいた参考人の方々でございますから、御意見をここで論争しようという場ではございませんが、お帰りになりましたが茂木さん等が、社会党の案はいいけれども、理想案である、こういうことをおっしゃいました。私はたいへん心外でございました。理想案はもっと高いところに社会党の案はあるのです。しかし、これならば現実にできる、こういうことで法制局その他といろいろ相談をしてつくったのがこの案でございます。当然に税法学会や皆さん方、関係者の御意見も十分に聴取したはずです。決して理想案ではございません。それこそあまりお考え違いないように、まず御要望申し上げます。 そういう中から一、二だ……
○只松委員 この通則法につきましては、すでに長時間各委員から大局的にあるいは部分的にこまかい質疑がなされてきました。しかし、国民にとってきわめて重要な法案でありますから、まだ時間が許せば質疑の時間というものは必要ですし、こまかい論議もまだ幾らでもできると思うのです。しかし私は、きょうはいままで大体なされましたようなことは一応避けまして、まだ詰める必要のある問題だけは、若干重ねての問題になりますが、お聞きいたしたいと思います。 この論議を通じて久しぶりに税制の問題について本格的な論議が当委員会で行なわれたわけであります。帰するところ、この税制の問題は、そのときどきの権力のあり方というものときわ……
○只松委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党を代表いたしまして、ただいま議決されました本案に対する附帯決議の趣旨説明を行ないます。 本法案は、国民の権利救済に関するきわめて重要な法案であります。五月七日上程以来、約五十日有余に及びまして、与野党全員の熱心な質問を行なってまいりました。社会党は、これに対しまして対案を出して、並行審議等を行なってまいりました。 本日、ここに質疑を終了いたしまして採決を行なったわけでございますけれども、なおかつ、必ずしも十分な質疑が行なわれたり、あるいは与野党の完全な意見の一致がなされたわけではありません。したがいまして、この法案の施行にあたりましては……
○只松委員 やっと法案の審議が終わりまして、ほんとうは法案の審議の過程でもいま少し金融あるいは保険、あるいは証券、いろいろな問題を審議を進めていきたかったわけですが、ことしは御承知のように、法案はそれほどでなかったが、いろいろなハプニングが起こりまして、当委員会でそういう論議をすることがほとんどできませんでした。たいへん残念です。きょうもそういうことで証券と保険と二つほど材料をそろえまして、こういう行政のあり方についてひとつ大臣に所見をただしたい、こう思っております。大臣が二時にお帰りになるということでございますので、どうしても三十分しかない。ここで二つじゃない、一つも満足に論議ができなくなっ……
○只松委員 まず、来年度予算について若干お伺いいたしたいと思います。
すでにいろいろ新聞や何かで取りざたされております。おそらく大蔵省側としてはまだ固まっておらないというお答えになろうかと思いますが、現在固まっておる範囲内の、大蔵省の来年度に対する予算編成方針についてお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 まあ確かに原則的にはそういうことではないかと私も思っておる。ただ明年は、一九七〇年の日米安保を控える政治的な大きな課題を持っております。いずれにいたしましても、正月早々になりますか、あるいは秋になりますか、とにかく選挙というものが行なわれる。どうしてもこれは、政党政治ですし、皆さん……
○只松委員 関連……。いま大蔵大臣からお話がありましたことはたいへん重要ですが、時間がありませんからちょっと一つ……。 七%の基調にこだわるものではないというようなお話ですが、そうすると六%、五%に下がるということは、いまの自民党を支持しておる財界の圧力、動向等からとうてい考えられません。したがって、これが八%なり一〇%、一二、三%なりに上がることはあっても下がることはないだろう。日本のいまの経済成長が、ある程度蔵相が考えているように順調に伸びたとするならば、明年度なりそれ以降に、財界が強く要望しておるように、一九七〇年代の課題というものがそういうことにあるように、防衛費の予算の中に占める負……
○只松委員 まず、金融問題について二、三お尋ねをいたします。
先ほど広沢君が質問しましたことに関連してお尋ねいたしますが、円は大体実情に合っているのではないかというようなお答えがあったと思います。しかし一部には先物買いが行なわれたり、あるいは西独で円市場を開場したり、いろいろ動きが出てきておりますね。こういう情勢に対してどういうお考えをお持ちでございますか。感触でけっこうです。
【次の発言】 西ドイツと違って、連立ではなくて自民党一本の単独内閣ですから、内閣の中に、円の切り上げだ、いや切り上げしないというような対立が生まれるわけはありません。福田さんのお考えが中心になって運営されることだと思……
○只松委員 本予算委員会では一般論議が行なわれることは当然でございますが、とかく防衛とか、あるいは外交とか、はでといってはなにですが、こういう問題に非常に目が注がれる。いまの出席を見ましても、おそらくそういう問題や何かですとハッスルするとか、こういうことになろうかと思うのです。とかく税制の問題とか金融、こういう問題になりますと、じみでございまして、そういう面が少ない。しかし私は、政治というのは国民の中のどういう階層から税金をいただいて、その税金をどのように使うか、執行するか、これが私は政治の基本だろう、こういうふうに思います。もっと私は、本委員会においても、したがってそういう面から税制の問題が……
○只松委員 大変な財政危機のときに九百七十億程度の印紙税法改正案、これが皆さん方としては一番大きい目玉といいますか増税案ですね。私はこういうのをずっと見ておりまして、確かに総選挙を終わって直後だからいろいろ困難だったという面もあるかもしれない。しかし、大蔵当局というのは大蔵当局で厳然とあるわけだ。これ一つ見ても行き当たりばったりと言ってはちょっと言い過ぎかもしれませんが、きわめて恣意的な、これだけの財政危機の中における大蔵当局のきわめて恣意的な安易な法案だ、こういうふうに私は思っております。したがって私は、いま与党議員からも質問がありましたから、皆さん方が増税をされようとしておるこの印紙税法の……
○只松委員 大臣、けさの新聞ごらんになりましたか。
【次の発言】 「減税どころか大幅増税」「増税色さらに濃く」とか、全紙に載っておりますね。七段、十段。これはどういうものであるかと言えば、一昨日の夜、私が大臣にお聞きをした問題でございます。
私は、そのときに、税制にきわめて重要な問題であるからということで、若干の経済問題あるいは経済の成長率、そういうことともにこういうことをお聞きしましたが、大臣は一向に核心をついた答弁がない。私はそういう中で、ひとつ腹づもりだけでもお聞かせになったらいかがですか、こういうことを言っても、いや、腹づもりも何もありません、ことしの税制はこういうふうに一生懸命私が……
○只松委員 時間がありませんので、いま小倉さんの答弁についてだけちょっとお伺いいたしますが、税制調査会というのは政府の重要な諮問機関でありまして、ここでいろいろと討論をいたしますと、いや、税制調査会に委嘱をいたして調査中です、結論が出るまで、これはもう政府側が決まって使う言葉ですね。そういう重要な責任を負われるあなたが、いま答弁をなさって、速記録を見ておりませんからよくは……、あるいは必要があれば今後見るかもしれません。大変になめたといいますか、失礼なというか、不勉強というか、言葉がなされておる。国民がこれだけ一生懸命でやって、そしてその一つの問題として大島訴訟が行われておるわけでございますか……
○只松委員 私はこの前から大蔵当委員会の運営、あり方についていろいろ申し上げました。この前、大臣からも率直なお言葉があったわけでございますが、さっきも始まる前に見せましたように、これは記者の取材方法もあるのでしょうが、参議院ではずばりとした答弁が出ておる、当衆議院の大蔵委員会においてはどうも抽象的な言葉で、前向きの答弁が出ない、こういう傾向が私は見受けられると思います。きょうはそういう点については深く触れませんが、ぜひひとつ率直な答弁、抽象的、形式的な答弁は結構でございますから、率直な答弁、しかも、お互いここまで与野党伯仲した段階でございますから、腹を割った具体的な前向きな答弁をひとつお願いし……
○只松委員 総理は、カーター大統領に会われました。カーター大統領はモラルリーダーシップというものを強く訴え、新たな無知と不正に対する戦争にいどみ、他国における個人の自由と人権の問題については無関心ではない、こう言われた。しかしあなたは訪米第一声で、福田内閣は働こう内閣である、こういうことをおっしゃった。働こう内閣が福田内閣のモットーである、こういうふうにおっしゃったと日本のマスコミは報じておるわけであります。大変な違いだと私は思うのですけれども、しかしそういう過程を通じまして、アメリカの経済の動向をどういうふうにごらんになったか、お聞かせいただきたいと思います。
○只松委員 きょうはどうも御苦労さまでございます。 公債は、いまいろいろ形式、内容について諸先生方からお話がありましたが、帰するところ国民の借金であります。こういうふうに借金がどんどん多くなって、本年で三十兆円を超す、食糧証券その他を合わせますと本年で四十四兆円になります。五十五年度には、大蔵省試案のA案によっても五十四兆七千億、こういう膨大なものになってまいるわけでございます。 まず最初にお話しになりました中村さんにお尋ねしたいと思いますが、こういう膨大な累積赤字を抱えまして、公債を抱えまして、いまからの日本はとてもじゃないが大変なことになると思いますが、そういう点についてどういう御所感……
○只松委員 戦後、インフレ政策がずっととられまして、連日審議をいたしておりますように、公債は今年度で三十一兆円も発行される、また生活に追われ、不安に陥っておる国民は三百兆円近い預貯金をしておる、こういう状態の中で、日本は資本主義でありますから、特に日本の資本主義を担っておる大法人、このいろいろな状態をながめますと、私は残念、あるいはその会社が不健全、あるいは見方によっては不可思議、こういういろいろな面を見出すわけでございます。そういうものの一つに、公債問題とも関連いたしますので、物価変動会計について私はきょうはお伺いいたしたいと思うのです。 物価変動会計は、昭和二十五年と二十八年から九年にわ……
○只松委員 質疑に入る前に、委員会のあり方について一言申しておきたいと思います。
きょう私は、証券の取引に関する問題で六人の社長さん、社長さんがおいでにならなければ副社長でもいい、こう言って参考人の要請をいたしました。全員拒否をいたしました。こういうことは私の知る限りにおいて大蔵委員会で前例がありません。これは国会を侮辱するものであるし、当委員会をないがしろにするものである。これに対してどういうお考えをお持ちでありますか、委員長。
【次の発言】 その全員を私は言っているんじゃないのです。その中からお一人でも関係者出ていただきたい。社長さんがいなければ副社長さんでと、社長のいないところで副社長……
○只松委員 いままで法案中心の議題がほとんどでございました。 大きな法案も終わりまして、若干一般問題について討議をいたしたいと思います。 坊大臣もそうですか、今朝来の新聞を見ますと、福田総理も、経済は順調に上向いておる、こういうふうに何か述べられております。しかし私は、必ずしもそうは思わない。確かに赤字公債をたくさん組んだ大型予算の早期執行あるいは公定歩合の引き下げあるいは金融緩和措置、いわば旧来行ってこられたとり得る範囲の財政金融政策というのは手を打たれた。まあそういうことで皆さん方は安心され、あるいはよくなった、こういうふうにお思いでございましょうが、私は必ずしもそうは思わないが、大蔵大……
○只松委員 私は、きょう主として税制についてお尋ねをいたしますが、税制は当然に景気というものが一つの大きな要因になります。したがって、日銀副総裁もお見えになっておりますので、景気の動向について一、二お聞きをしておきたいと思います。 景気を回復させるというのは福田さんの一枚看板ですし、また国民も要望いたしておりますから、そのこと自体においては誤りではない。ところが、実際上はなかなかそうではない。たとえば皆さん方が銀行、都市銀行、地方銀行、信用金庫、こういうところへおいでになってごらんなさい。とにかく金の借り手がない。何かいい金の借り手がないだろうか、どこもこぼしておりますね。都市銀行や地方銀行……
○只松委員 どうもたびたび来ていただきまして、それだけにきわめて新税創設をめぐりまして影響、したがって本委員会も重要な段階を迎えておるわけでございます。前回も税調の進捗状況を御説明いただきましたが、大蔵省からいただきました日程によりましても、秒刻みとまでは申しませんが、日刻みでいろいろ御論議になって、その後大分進んでおるようでございます。今朝来の新聞にもいろいろ出ておりますので、ひとつさらに国民の前に明らかにその後の税調の進捗状況をお知らせいただきたい。
【次の発言】 この前も所得税、法人税、それから新たにするとするならばということで若干の消費税を中心に御説明をいただきました。けさの各新聞を読……
○只松委員 質疑に入ります前に、委員長に御要望申し上げたいと思いますが、いま提案理由の説明にもありましたように、これは予算案と表裏一体のもの、その一部をなすものであります。予算案は予算委員会だけで審議すべきものではなくて、こういう予算案にかかわる重要な問題は、いままでも慣例として総理が出席しておることが多いわけであります。これを議了する前には当然に総理が出席すべきだと私は考えるわけです。ところが、きょうお見えになりませんので、少なくとも今国会期中に総理が当委員会に出席をされることを私は強く御要望を申し上げておきたいと思います。 私は、いまも意見を申し上げましたように、きょうは当然に総理がお見……
○只松委員 税小が年内に開かれない、こういうことでございますので、関連いたしまして質問でございます。したがって、簡単にイエスかノーかで大蔵大臣にひとつお答えいただきたいと思います。
何かというと、先ほどから言われた税調、税調と、こう逃げる、ずっと逃げるのですね。しかし私は、税調はあくまで政府の税の諮問機関で、国民の税の諮問機関や国民のものではない。国民の税制を論議するのはあくまで国会であるし本委員会だと思うのですが、そうお思いになりますか、どうですか。
【次の発言】 そういうことならば、ひとつずばりと以下聞くことにお答えをいただきたいと思います。
所得税は、来年度一銭も一円も減税をしない。……
○只松委員 予算委員会ではいろいろ問題になっておりますが、大蔵省は中期財政試算をお出しになりました。これは当然問題になるように、試算の基礎になるファクターがいろいろ違う。A案、B案なんかは、特例公債を出す、出さないとで、根本的に違う。また、増税する、しない、そういうものが違う。違うのが同じ経済成長をするはずがないわけです。だから試算だ、あくまでも試みだ、こういういわばへ理屈と言えば言えないことはありませんが、こういうファクターの違うものでああいうものを出すというのは、私は不見識だと思うんですね。これは当然のことだと思う。 そこで、それは重なりますから、私はそれ以上の追及はいたしません。これが……
○只松委員 きょうはしんがりを承りまして、時間がありませんので、問題点だけを述べます。また、時間の足りないところは資料要求だけにとどめますので、後日また本格的な討議を行いたいと思います。 証券問題というのは、資本主義社会における中心課題、証券市場というのはメッカと言ってもいいわけでございます。昨年度取引所なんかを調査見学に参りました。あの内容を見ましても、これが一事が万事、旧態依然たるものがあることは御承知のとおりでございます。したがって、これが売買形態あるいは外務員を使っての販売形態、こういうものまで全部ひっくるめますと、まだ非常に封建的といいますか、昔のままのしきたりがたくさん残っており……
○只松委員 本年は残念ながら、所得税法に関して一銭の減税も、あるいは税法の改正もなされません。きょうは租税特別措置法に対する議題でございますが、私はしたがいまして、主として所得税を中心とした問題について質疑、討論を行ってみたいと思います。 まず最初に、そういう観点から去年私が、男性の社会と言われておりますけれども、その中においてなおかつ男性が差別された税法があるということで、男やもめという問題を取り上げました。本年からできるだけ実施をするというお答えをいただきましたが、そういうことで税法に一つも手をつけない、こういうことで実施がされませんでした。なぜしなかったか、それから、ことししなければ来……
○只松委員 質疑をいたしますが、前回私が質疑をいたしましたときに大蔵大臣は、後ろ向きか横向きか何かわからないがというようなお話がありました。本来ならば、その席上私はこれを問題にいたしまして、当然にこれは議事の中断等を行って、問題を明らかにするというのが公平なる議事の進行であると思います。後ろ向きということは、これは改悪するということですから、いまでも審議をしてくれ、こういうことで前向きの審議をいたしておるときに、後ろ向きに改悪するか、また、横向きというのはそのままだとということで、これは審議する必要はないということです。答弁としては、近来にないでたらめな、ある意味では恥ずべき答弁である。したが……
○只松委員 きょうはどうも御苦労さまでございました。 当面する証券業界の問題、さすがにそれぞれの責任者でございますから、ポイントは一応お述べになったわけでございます。その内容等について順次お伺いをしてまいりたいと思います。 いまお述べになった中で、両方ともいろんな点で共通して述べられた点もあり、あるいは共通した点は省略された面もあろうかと思います。そういうものの基本になるものは、株式市場というのは、いまお述べになったように、産業資金の調達を目的として、その資金を出しました人を株主と言う。ところが、個人株主がきわめて減ってきておるとかいろんなことを言われたわけですが、あたりまえのことだと思う……
○只松委員 当委員会はなかなか法案が立て込んでおりまして、一般質問がなかなかできないわけであります。久しぶりに一般質問がありますので、あちこちいろいろひとつお聞きをいたしたい。 まず、今朝来の新聞を見ますと、福田内閣の一枚看板といいますか一中心をなす景気の浮揚、これに水を差すような記事が各紙に出ております。四月の鉱工業生産が六カ月ぶりに落ち込んだ、こういうことが出ております。私たちが常々膨大な公債、これにも反対してまいりましたが、それを押し切って、公共投資中心の施策をなさっている。それにもかかわらず、私たちはそういう公共投資のものよりも、減税なりあるいは春闘でもっと労働者の賃金を引き上げるな……
○只松委員 時間がございませんので、ひとつ簡単明瞭にお答えをいただきたいと思います。 当面する経済の問題で大事な問題は、国際的には円高、いわゆるドル過剰の問題であります。国内的には不況克服の問題であろうかと思います。そういう中で臨時国会を迎えようとしておるわけでございます。 先ほど同僚の佐藤君も補正予算の問題について触れたわけでございますけれども、どうもさっきの大臣の答弁ではあいまいもこといいますか、はっきりしないわけです。当初福田さんは、いや九月初旬だ、中旬だということで、いまでも下旬ということをおっしゃっておらないわけでございます。そういたしますと、二十日前後しか日程がない。大蔵当局と……
○只松委員 東洋には古来、矛と盾という話がありまして、これを矛盾と言うわけであります。近来の防衛論争を見ておりますと、どうもそういう感なきにしもあらずといいますか、そういうことできわめて無限の防衛力というものが想定され、あるいは論争をされつつあるのではないか。きのうの防衛庁の見解によりましても、相対性あるいは相対的という言葉が使われております。この問題はきわめて重要な意義を持つと私は思います。 きょうは、私はそういう点が本来ではございませんので、この問題を掘り下げては論議いたしませんけれども、防衛力の限界、相対的である、相手の力に呼応して防衛力を漸増さしていくということになれば、一口に言えば……
○只松委員 前回の質問のときに、防衛庁の装備局長から出されました通達に「徴収」という項があるのは、これはきわめて恣意的なものであって、一省庁がこういうことをすべきではない、厳密に言うならば違法行為である。それに対して、違約金というような解釈もなされましたけれども、根本的には違約金と違う、こういうことで理事会扱いということになりました。これに対するお答えをいただきたいと思います。
私はそのときに、「徴収」という言葉を取るべきだ、こういうことを前提として御論議を申し上げておりますので、ひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 民事上の問題でありましても、これは金銭を伴うものであるわけ……
○只松委員 後で一般消費税のことを午後から小倉会長にもお尋ねいたしますが、大臣がお見えになりませんけれども、大臣の財政演説の中で税制の問題について触れられまして、「今後、一般的な税負担の引き上げを求めることを真剣に検討」する、こういうふうに述べておりますけれども、このことは一般的なことだけを指すのか、ここで特に強調してありますので、一般消費税のことを念頭に置き、その実施を要望しつつ御発言になっておるか、まずその辺をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 私が申し上げるまでもなく、いまわが国の財政、税制問題は大変重大な段階に差しかかっております。そういうことでございますから、与党である自……
○只松委員 ちょっと関連して。 いまのことは、確かに法改正を伴うものは研究しなければならないけれども、できる範囲というものが一つあるのです。それから、法改正には前向きでするということ。こうやってたくさん起こっているわけですね。それから社会的に、いわゆる社長なりなんなりというのは監査を受ける人ですから、受ける人が監査をしてもらう人と契約をするということは、ある意味では法律、立法論上誤りですから、やはり資本というのはあくまであって、その資本を代表する利益が幾ら出ているか、どうなっているかということをこの株主総会と監査法人が主体になって、監査法人と会計士と契約をするというのは法理論上あたりまえじゃ……
○只松委員 きょうは、大蔵委員会としては恐らく今年最後の委員会と思います。短い時間でございますが、まとめてお聞きいたしますので、ひとつ要領のいい御答弁をお願いをしたいと思います。 まず来年度の予算案についてでございますが、この前の税小で中身は多少論議をいたしました。要するに、税収がなかなか伸びません。しかし不況ですから、何とか予算はふやしていかなきゃならない。こういうことになると、一体その財源をどこに求めるかということになるわけでございますが、大臣の近ごろの発言を聞いておりますと、大阪の造幣局においでになったときには、新聞ですから、大臣に確かめたわけでございませんから、そこで確かめるわけです……
○只松委員 時間もありませんし初めてでございますので、大変表面的な問題だけに終わりますが、簡単なお答えをひとついただきたいと思います。 まず最初に、かつて田中さんや福田さんのときは、総理にもなられたわけですが、当委員会におきましても明快なお答えがいただけました。その後、新大蔵大臣もこの座席においでになりましたからいろいろお気づきだろうと思います。単に歯切れが悪いということだけではなくて、どうも的確な答弁がない。ということは、単に大蔵事務当局が困る、こういうことだけではなくて、本委員会の権威をやはり低からしめたと思うのです。そういう意味におきまして、今度もややともすると、大変大臣には失礼ですが……
○只松委員 私は一昨年、こういう日本の経済の海外進出、いわば貿易の増大、経済の複雑化、これだけではありませんが、そういういろいろなことを考慮して、税制が経済に追いついていっておらない、その一つの問題として、海外における商社の脱税という問題をこの委員会で論議をいたしました。これは昨年一歩前進いたしまして、タックスヘーブン地域における課税の強化というようなことを実施していただきました。私も大変喜んでおるわけですが、その後、これによりまして具体的にどういう対策をおとりになりましたか、また実効が上がっておるかどうか。海外でこれこれ幾ら取れ税収が上がったというようなことはなかなか容易でないだろうと思いま……
○只松委員 地方選挙などがあっておりまして、委員会の審議時間も少なく、一般問題がほとんど討議されておりません。専売の問題でありますが、無関係ではございませんので、若干国債問題、税制問題等についてお尋ねをし、討議を進めたいと思います。 国債といい、後で示す税制問題といい、これはたばこ値上げを中心とする本法案と無関係ではない、きわめて密接な関係があると思うわけでございます。これは高度経済の失敗、それからそのときに放漫財政をしいておった、それを全然、直さないといいますか訂正されないままの予算の仕組みが踏襲されておって、収入だけはどうすることもできないということで去年、税制の前倒しあるいは専売益金も……
○只松委員 関連して。 大光相互は日銀の取引銀行だとも聞いております。そうすると当然に、日銀も大蔵省と同じような考査、調査等を行っておるはずでございます。したがいまして、日銀の行った報告についてどの程度か、それはまた理事会等のお話し合いで結構でございますが、調査報告書を求めたいと思います。ひとつ委員長の方にお取り計らいを願いたいと思います。
○只松委員 久しぶりの一般質問でございます。東京サミットも開かれますが、なかなか機会もありませんでしたので、この機会に一言だけ日米共同声明に関しまして、大臣に関する面のお答えを聞きたいと思います。 その中に「内需の拡大」という言葉がある。したがって、国内の民需を開発するということがうたわれているわけですが、これは結局、貿易を増大いたします上からも、私が申し上げる必要もないわけですが、当然に国民の生活の向上、それから後でまた第三次産業問題を論じますけれども、いわゆる産業構造の変革あるいは国民生活の変革、またもっと言えばその意識の変革、そういうことまでも伴っていかなければ、日米共同声明に盛り上げ……
○只松委員 大臣と言いたいのですが、大臣不在でございます。(林(義)政府委員「申しわけございません」と呼ぶ)これだけの重要法案を私たちが大臣不在で、大蔵委員会の慣例を破って審議をしておるということは、われわれお互い同士は那辺にあるかということはわかっていますけれども、国民各位あるいは関係の皆さん方には余りおわかりでないと思う。一口で言うなら、前向きに本法案に取り組んでおることが、いわばこれだけの重要法案に対して大臣がおいでにならなくても審議をしておる、こういうことの意義というものを私はまず強調をしておきたいし、したがって、御答弁をなさる皆さん方も、そういうことを十分ひとつ理解した上で――ずっと……
○只松分科員 まず最初に、厚生省の方にお尋ねをいたしますが、お見えでなければ人事院でもけっこうです。
現在、医薬や医学の進歩によりまして、非常に私たちの、いわゆる平均寿命というのが長くなってまいりました。男子で六十六歳、女子で七十一歳、こういうふうに発表されておりますけれども、日本の平均寿命は幾つになりましたか、ひとつお教えいただきたい。
【次の発言】 たいへん怠慢な話ですが、人事院でもわかっているでしょう、日本の平均寿命ぐらい。
【次の発言】 日本人の平均寿命もたいへんこういうふうに延びてきておりますが、諸外国の主要な先進資本主義国でけっこうでございますが、平均寿命がどの程度ですか、お教え……
○只松分科員 交通戦争ということばが用いられておりますように、現在交通機関による被害はきわめて大きいわけでございます。特に自動車による被害は非常に大きいのですが、経済構造の変化あるいは地域開発の状況、こういうことに伴いまして、この被害というのが、地域――端的に各県、あるいは県内でも市町村、そういうものによって非常に異なってきております。たとえば、私の埼玉県というところの状況を見ますと、東京を除いて、この交通の被害は、関東第一でございます。この交通事故の発生件数は、埼玉県内で昨年度一万七千九百五十七件、負傷が一万一千六百八十五人、死亡が五百五十八人、被害総額が八億二千万円、毎日一人半が死亡し、百……
○只松小委員 平林さんからもお話がありましたように、たびたび要求しましたけれども、税制小は初めてでございます。長官も、もうぼつぼつなれられたと思いますが、あまりいままで出てこられなかったので、きょうは聞きたいことは山ほどあるのですが、時間もありませんから、資料要求を中心にひとつ私はやりたいと思うのです。したがって、ここでお答えできない分は資料としてお出しいただけたらと思うのです。 そこで、まず最初に三十九年度の税収の実態、すなわち当初の税収の見積もり額と、それからもう出たのですか、実際の徴収額、実際上取れた税額というものは幾らか、その見積もりの誤りその他、たとえば法人税が二百億くらい少なかっ……
○只松委員 ちょっと関連して。 佐藤さんにお尋ねしますが、きょうは代々木の選手村の問題ですが、ほかにもこういう関係でたくさんそういう処理について紛争、混乱が起きておることは御承知だと思うのです。たとえば狭山のライフルをやったあとをどうするか、戸田のボート場のあとをどうするか、そういういろいろなことを聞いております。こういうもののできれば管理状況といいますか、処理状況の一覧表のようなものを、これを、いま体育振興特別委員会の委員長が委員長席にお着きになりましたから、体振でやってもいいのですが、ちょうどあなたがお見えでございますので、その処理状況の一覧表を体振、文教委の全員にでもけっこうです、私は……
○只松分科員 短い時間でございますので、首都圏の関係の交通対策についてお伺いいたしたいと思います。総裁がおいでになりませんので、まず大臣のほうに予算案その他からお聞きしたいと思います。 交通は、私たち国民にとって何よりも大切なものであることは論をまちませんが、これに対して国家財政というのはほとんど投入をされておらないわけです。したがいまして、独立採算というような形で資金調達が、縁故債であるとかあるいは借り入れ金であるとか、そういういわば変則的な面でまかなわれておるわけでございますが、もっとこういうものには独自に国家財政を投入すべきものではないか、こういうふうに思いますが、ひとつ大臣の御所見を……
○只松分科員 近来医学や薬学がたいへん進歩しまして、あるいは生活環境もおいおいとよくなっておって、わが国の平均余命というのが非常に長くなっている。そこで戦前の平均余命と現在の平均余命率とをひとつ対比して伺いたい。
【次の発言】 大臣、いまお聞きのとおり、明治以来わが国の平均余命というものは非常に延びております。いま最後にお話がありましたように、ゼロ歳の平均余命がこんなに長いわけですから、まして常識的にいって命というものは、まだ七十以上生きておる人がたくさん多くなってきておる、こういうことです。ところがわが国の定年というのは、明治以来依然として五十五歳でございます。そこで昔、日本の一番残酷な挿話……
○只松小委員 私も横山さんと同じようにゆっくりいろいろとお聞きしようと思ったのですが、あと二、三十分しか時間がないようでございまして、二、三点、この次の臨時国会で論議を進めていく上に必要な問題点だけお尋ねいたしますので、ひとつ要領よくお答えをいただきたいと思います。 まず最初に、本年度の税収見込みがたいへんに違って、二千五百億であるとかあるいは三千億であるとか四千億であるとかいわれておりますけれども、税収が少ない、こういうふうにいわれております。しかし、去年の予算あるいは補正予算の状況等を見ますと、確かに法人税、特に大法人税は少ないけれども、事業所得あるいは一般の勤労所得というものは伸びない……
○只松小委員 いま共同証券の分については全然お答えになりませんでしたが……。(「保有組合のほうだから」と呼ぶ者あり)しかし、まあ全然無関係だというわけでもないですね。答えられないということなら別ですが。
【次の発言】 当時この問題を論議したときは、大蔵大臣は、稲田さんじゃなくて田中さんだったのですが、そのときは一年間たな上げしておけば何とかなる、それが多少期限が延びましたけれども、当初は一年間一年間ということを非常に強く言われたわけです。ところが、いま一年半を過ぎまして保有組合のほうだけ何とか――共同証券のほうは時期的には何にもお答えになりませんでしたけれども、当委員会において論議をされたとき……
○只松小委員 五分ということでございますので、前文後文を省略いたしまして、率直な御質問になるかと思いますが、御了解をいただきたいと思います。 私たちは、このたな上げのときに、当時は田中大蔵大臣でございましたが、いろいろ御論議をし、御忠告をしたり注文を出したりしたわけであります。そのときに、一つの問題として、こういうふうに徐々に放出がされてきておる、必ず利益が出るだろう、金は日証金を通じて事実上日銀から借り入れる、それで、高くなって売る。安いとき売るのじゃないわけですから、必ず利益が出てくる。その利益は、てまえがってとまでは申しませんけれども、いわば自分たちの都合がいいように配分していく、こう……
○只松小委員 いまの問題に関連して、若干御質問をしたいと思うのです。 私は小さい問題をお尋ねしたいと思うのですが、これは昨年の十一月二十一日に出されたわけですけれども、泉さんはたぶんそのころ長官におなりになった。そういたしますと、前の長官がおやめになるそのどさくさといいますか、そのときに出されたので、泉さんは主税局長ですか、全然知らなかったかどうかは別にいたしまして、直接はあまり関与しなかった。まあ、前の長官の問題だと思うのです。しかし前の長官が――こういう問題ですから長官が目を通したと思いますけれども、長官がやめるまぎわあたりにこういうことをやるのはいかがであろうか。最期っぺということはな……
○只松委員 今回の商法の一部改正は、表面上は株主の保護という名前がつけられて、そういうふうなことが言われておるわけですが、実質上は現在一般のいわゆる資本家と申しますか、株主というものではなくて、経営権というものが過大な力を持ってきております。その経営に参加しておる、いわば大株主の保護をますます強める、こういう結果をもたらすのではないか、こういうふうに思われるわけです。個々の条文は法務委員各位の御審議にゆだねることにいたしまして、私は大蔵委員会のほうの立場から、いかに現在でもなおかつ経営権が過大で、零細株主というものがひどい目にあっておるか、いわば粉飾決算の問題をも兼ねまして、そういう面から御質……
○只松分科員 具体的な二、三の問題をお尋ねしたいと思います。
まず、東京都近郊で約二千万の人口をいま擁しておる。近い将来三千万の人口を擁するといわれておるわけです。この東京近郊の交通、いろいろありますけれども、特にお尋ねするのは、鉄道やあるいはこういう関係でございまするが、この促進の状況あるいは整備状況というものはどのようになっておるか、お尋ねしたい。
【次の発言】 話を聞きますと、こういうふうにしておるという話で、してないという話はないわけですけれども、にもかかわらず、通勤されると――まあ石田さんもたまにどこかに行って見学されていることもあると思うのですけれども、混雑が増すばかり、特に私の……
○只松分科員 現在のわが国の社会には、たくさんの矛盾欠陥等々を内包いたしております。 そういう中で、ある面では、最大の欠陥と申しますか、一番大きな欠陥といっても過言ではないものがあります。ある意味では、あまりにも大き過ぎるがゆえに問題化されない問題に定年制という問題があるわけであります。今度地方自治体関係で多少政治の舞台にクローズアップされてきましたけれども、これは一地方公務員のそういう問題ではなくて、日本のこれは資本主義たると社会主義たるとを問わない、単なる社会制度の問題ではない重大な問題でございます。そこで、こういう日本の定年制を論ずるにあたって、労働省のほうでもいろいろ御研究だと思います……
○只松分科員 外務省はこの前から、日本が核戦略体制と申しますか、いわゆる核のかさのもとにおける軍事体制には入らない、こういう近来としてはたいへんなヒット的な発言をなさった。そのことをこの場でも確認してよろしゅうございますか。それとともに、今後とも核のかさには入らない、こういうことをかたく大臣としても約束することができますか。まずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 私は、今日その問題を論じようと思ってお聞きしておるわけではございませんが、せっかくでございますからもう一点聞いておきたい。
いまのお答えを聞きますと、まあ防衛庁長官じゃありませんが、日本独自には自衛隊は核を持たない、あるい……
○只松分科員 たびたび繰り返されただろうと思うのですけれども、話の糸口として、防衛庁当局でお考えになっている防衛とは一体どういうことを意味するのか。いわば攻撃は最良の防御なり、これは昔からことわざがございますし、現代もそういう観念は変わっていない。そういうことから、昔からのいわゆる日本を守るために朝鮮、いや、満州だ、何だ、こういうことが行なわれたという、大東亜戦争のような歴史的な反省が行なわれておるわけでございます。現時点における防衛庁が指向されている防衛とはどういうものか、お伺いいたします。
【次の発言】 それでは、いまのおことばに従って、あとでそういう点をお聞きしたいと思うのですが、さっき……
○只松小委員 関連してお伺いをいたしますけれども、いま横山さんの言った中の標準率、税務署側からの査定の基準ですね。これは法定主義といわれておるように、法律によって税金を取るわけですね。肝心の実際上の法の運営、法律を適用する面は、国税庁の、まあ極端にいえば恣意にまかされておるわけですね。国民も知らなければ、国民の代表たる国会議員のわれわれも知らない。どこにも発表しない。どこが知っているかというと、これは国税庁しか知らないのです。これは、ぼくは厳密な意味の法定主義ではないと思うのです。これは法定主義でなくて、国税庁定主義か、何というか、国税庁がきめたものだ。国税庁がかってにやっている。
○只松小委員 私もちょうど税小のときたまたま戸田市長選挙の告示があって、そういう私用もありましたけれども、大体税小が三回開かれたけれども、発言する機会がまだないわけです。そのくらい税小の時間が少なかったのですが、委員長、どこか海外に出張されるという話でありますけれども、その間代行でも置いて、休会中でもいいですけれども、税小を開く機会をつくっていただきたいということか一つ。 それからいま一つは、昨日泉さんに質問いたしました件で、借地の総坪数、延べ坪数、それから件数、そういうので、建設省が住宅白書か何か出していますね。ああいうのにも出てきているんじゃないか、完全なものじゃないけれども、推計になっ……
○只松分科員 ただいまから定年制問題について若干お尋ねをしたいと思います。
私は、ことしで四年間引き続いて定年制問題を本分科会あるいはほかのところでやっておるわけです。だいぶんこの問題も前進をし始めておるようで、たいへん喜びにたえないところであります。
まず最初に、厚生省の方に、わが国の現在の平均余命、それから世界各国の平均余命についてひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 簡易のほうでいいですが、十歳と二十歳のわが国のものがわかりましたら……。
【次の発言】 このようにわが国の平均余命というのは延びてまいりました。昔、人生五十年といわれたが、時代変わって七十年。ところが、わ……
○只松小委員 私はきょう税調のどなたかにひとつお教えをいただいて、いまの税調の進行状況についてお尋ねをしたいと思ったのです。いつも委員会において、われわれは出てきた法案だけ審議をさせられて、立案段階における問題については、少し尋ねたり意見を言うと、進行中でございますからということで、お答えができません、あるいはまた何とも申し上げられませんということで、立法過程なり立案の過程におけるわれわれの意見というものはなかなか重んじられないわけです。しかし、むしろ立法過程におけるそういう意見が私たちは大事だと思います。昨年度あたりから、大蔵委員会における討議経過その他が税調に出されておりますから、これは十……
○只松小委員 いま宇佐美さんからも、その前に柏木局長からもお話を聞いたのですが、それほど心配をしておらない、楽観的なお話のように承るわけです。腹の中はそうじゃないだろうと思いますが、ことばは大体そういうこと。それはアメリカに対しても、あるいは日本国内に対しても、あまり心配をかけないというおもんぱかりもあるかと思いますが、私はとてもいまのような説明で済むとは思わない。特に私たちは大蔵委員会においても、そのものずばりは取り上げませんでしたけれども、これに関連してたびたびこういう問題を取り上げ、論議して、今日にこういう事態に立ち至るだろうことを警告をしてきておった。そのつど、やはり大蔵大臣や当局は、……
○只松分科員 大臣は博学の方でございますから、昔うば捨て山という話があったのを御存じだと思います。昭和四十三年の現在にも、そういうきわめて悲惨な悲しい状態なり話があるということを御存じですか。
【次の発言】 定年制の問題というよりも、あとで順次お聞きしますが、平均余命がきわめて長くなっておる。しかし依然として五十五歳の若年定年制というのが施行されておるわけです。
そこでまず最初に、現在の日本の平均余命というのは幾つになっておりますか。
【次の発言】 新しく出ておりますのは、男子六八・三五、女子七三・一三、こうなっておりませんか。
【次の発言】 いま答弁の誤りからも明らかになりましたように、一……
○只松分科員 まず最初に青色申告の問題についてお尋ねをいたします。 本年から事業所得の人々の中で青色申告をしている人は、国税においては完全給与制が実施されることになっており、地方税においても、業者からも私たち社会党も、同じように完全実施してもらいたい、あるいはすべきだ、こういう意見が強いわけであります。それに基づいて自治省でも、ことしはかってない大幅五万円の控除引き上げがあった。この御努力は多といたします。しかし、国税において完全給与制に踏み切ったわけでございますから、昨年度松高さんに、国税に準じてそういう努力をいたしますというお答えをいただいたわけでございますが、その後、国税が本年いよいよ……
○只松分科員 多くの都民、国民の要望にかかわらず、米軍も強行しようといたし、防衛庁の施設関係も返還にそれほど熱を入れない、しかし王子のキャンプ、米軍の病院に予定されておったところが無期延期になった、こういうことを増田長官お知りでございますか。
【次の発言】 これはお確かめいただけばいいですが、先ほど無期延期にしたというような何か、米軍側は発表したようであります。ひとつお確かめをいただきたいと思います。
そこで、なったということを前提にして話を進めますが、私も砂川闘争や何か多くの闘争、基地の問題に参加をしてきたわけですけれども、これは基本的な日米安保条約その他から発しますから、そういうものを論……
○只松小委員 与党の大蔵大臣さえも顔負けするようなきわめて楽観的な万々歳のようなお話がありまして、もう何をか言わんやであります。まあそういうことなら、あまり金融機関等に政府や何かの指導、援助は要らないのじゃないかと思いますが、そういうことでもなさそうでございます。 若干質問をいたしてまいりますが、ただきょうは、前段にだいぶわが国の経済や何かをお話しになりましたけれども、主として現在――一時間半ぐらいの短い間に、いま金融制度調査会で行なっておるわが国の金融の今後の問題、これについて皆さん方の御高説を拝聴しよう、こういうことで参考人としておいでをいただいたわけであります。したがって、私たちの質問……
○只松委員 本法案につきましては、運輸委員会においてそれぞれ専門的な立場から論議がかわされております。本日は合同委員会でございますので、私は若干角度を変えまして、財政問題あるいは首都圏の交通対策、そういう面から討議を深めていきたいと思います。 人口の増大あるいは年間実質一〇%前後の日本経済の急速な拡大、いわゆる経済の成長、こういういろいろなことによりまして、わが国の通信あるいは輸送業務もまた急速に整備、拡大を迫られております。そういう中におきまして、この運輸行政あるいは運輸関係のいろいろな資金需要もきわめて旺盛になってきております。 そこで、いま申すまでもなく資本主義社会でありまして、若干……
○只松小委員 いろいろお聞きしたいことがたくさんありますが、時間の制約もございますので、できるだけ取りまとめた質問をしたいと思いますので、ひとつお答えもそういうふうにしていただきたいと思います。
まず最初に、現在の証券市場について、東証の方から、現況についてひとつ御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま概要をお話しいただきましたが、特に近ごろの証券市場の状況を私たちしろうとが見ておりますと、ほんとうの意味の産業の資金調達の場ではなくて、むしろ投機市場化していく傾向というものが非常に強いのではないか。例をあげればこれは切りがありませんけれども、外人投資を見ましても、これもこの前福田……
○只松小委員 私、時間がありませんから、二、三要望だけしておきたいと思います。 まず一つは、村山君からもお話がありましたが、来年度はきわめて重要な租税特別措置関係をはじめとして、法律の改正時期が来ておりますね。したがって、税調と大蔵省とだけは接触があるわけですが、私たちが常に言っているように、大蔵委員会で論議したことをそのまま伝えてくれ、伝えております、こういう話ですけれども、正式の懇談会といってはなんでしょうが、何らかの形で――大蔵省だけは意思が通ずるのですが、大蔵委員会なりあるいは特にわれわれ野党側とこういう人と、非公式な話でも何でも意思が通ずるような会合が持てないものだろうか、こういう……
○只松小委員 まだ与党の出席がないので本来は開会するわけにいかないんですけれども、東畑先生の御都合があるようでございますから、議事を進めていきたいと思います。
私から大体大綱的なことをお聞きしますので、ひとつできるだけ前向きな形でお答えをいただきたいと思います。
まず最初に、現在の税調の作業の進捗状況と申しますか、順次ほかの方にいろいろ聞いていきますが、その概況だけをひとつお教えをいただきたい。
【次の発言】 それでは、本年度のそういう作業の中から出てまいっております――国民としては一番減税を念願しているわけですが、しかし単に減税だけでなくて、利子配当のような、今度は別の角度から重要な問題……
○只松分科員 いま資本主義日本の中ではたくさんの欠陥、矛盾がございます。そういう中で、ある面から見れば一番大きな社会矛盾ともいうべき問題すなわちわが国の若年定年制、定年が非常に早いという問題があります。しかし、この問題はあまりにも問題が大き過ぎ、あるいは多岐にわたり過ぎるということもあるかと思いますが、なかなか国会においてもまっ正面からこれが取り上げられているということが少ない。私はそういう中で、あらゆる角度からこの問題に取り組んできておる一人であります。あとでおいおい話しますけれども、たとえば、悪い面の高級官僚の天下り問題にしろ、あるいは公社、公団等の増設の問題にしろ、あらゆるどの面をとって……
○只松分科員 防衛問題は、非常に多岐にわたる角度から論議が尽くされております。そこで、私は、きょうは時間も短いわけですから、自衛権と武器という問題について、若干お尋ねしてみたいと思います。
これも本国会でもたびたび、交戦権はないけれども、自衛権はある、こういうことが政府側によって述べられておりますが、その言われておる自衛権とは一体何ぞや、自衛権についてひとつあらためてお答えをいただきたい。
【次の発言】 順次聞いていきます。
【次の発言】 抽象的にはそういうお答えがいままでなされております。そういうことだろう。解釈は、私、社会党として多少異論はありますけれども、きょうはそういう論争をする時間……
○只松小委員 どうも御苦労さまでございます。 私たちが、この大蔵委員会でいろいろ税の問題について論議をいたします場合に、政府当局は、二言目には税調で審議をいたしました、あるいは税調でお諮りをいたしました、こういう言葉を使われたり、逃げの言葉にも使われておるのですが、それほど当委員会にとって税調の存在というのは大きいし、また実質上、国民にとりましても重要な存在になっておるわけでございます。 そこで、今度税制小は初めてでございますので、若干税調のあり方についてひとつ会長の小倉さんに、あるいは直接あなたの責任ではないかと思いますけれども、一応会を代表された方でございますので、あり方等についてまず……
○只松委員 法案の直接審議については法務委員会で大体おやりになっておることと思いますので、私は、金融税制の面からこの問題について若干質疑を行ってみたいと思います。 大蔵大臣がお見えになっておりませんから、なかなか適当な答弁者がないのですが、福田さんは、繰り返し資源有限時代、こういうことをおっしゃっております。いわば低成長、いまから余り経済の成長を図る必要はない。事実、設備投資はあり余って、いまの経済は多少のことをやっても冷え切ってしまっておる。設備投資によっては日本の経済は浮揚はしてこないわけなんですけれども、そういうときにあえて社債枠を倍にする、あるいは商社や何かは無担保で、いわば無制限に……
○只松分科員 高度経済が失敗して、日本国じゅう大変な問題がいろいろ起こって、国民が非常に不安に駆られております。そういう中で最も不安に思っておるのは、インフレと高物価の問題が一つ。いま一つは平均余命が長くなりまして、依然として五十五歳で首になる、こういういわゆる定年制の問題だと私は思います。大臣はそういうふうに御認識になりますかどうですか。
【次の発言】 世界の平均余命は幾らになっており、その中で日本は第何位ですか。
【次の発言】 いまお話がありましたように、世界で大体二位、しかも一位と余り変わらないくらい平均余命が長くなってきた。そこで労働省のどなたか、世界の先進資本主義国における定年制の状……
○只松分科員 高度経済がいろいろなひずみを引き起こして、現在後遺症を残しておりますが、そういうものの一つにいわゆる過疎と過密という問題があります。東京都の周辺のような大都市周辺では過密状態が起こり、私の住んでおる埼玉県などというのは典型的な過密状況を起こしておる。過密と言えば、当然にそこに交通問題が生じてくるわけでございます。ところが、交通問題というのは、それに対応してそんなに大きな進捗の跡がなかなか見られません。ひとつ大都市近郊における、特に埼玉を中心とした交通問題について現状を御説明いただきたい。
【次の発言】 きわめて抽象的なお答えです。端的には、これは埼玉の東北、京浜東北その他、後でデ……
○只松小委員 税制についての久しぶりの小委員会でございます。したがって、本当は税制に関する論議に入る前に、当然その前提をなす経済情勢について論議を尽くさなければならない。しかし、きょうは参考人の時間等いろいろな都合がありまして限られておりますので、簡単に一問だけ御質問しておきます。
当面の経済情勢、当面の見通し、それから来年度以降、いわゆる中期税制をいま策定をされておりますので、それに関連する経済情勢をどういうふうに把握されておるか、ひとつ責任者である経済企画庁の方からお答えをいただきたい。
【次の発言】 歯切れが大変悪いわけで、要するに六・七%も容易じゃない、こういうことだろうと思うのです……
○只松小委員 私は最初に、税制の大きな変動期といいますか、あるいは一般財政の危機と申しますか、こういうときには、もっと本委員会においても大臣あるいは総理出席のもとに、こういう問題を論議すべきであるということを申しておるわけでございますが、残念ながら本委員会等も余り開かれないし、さきに総理を要求したけれども、お見えにならないという状況でございます。残念ながら小委員会でございます。したがって、もっと財政や予算等の問題と関連して税の問題を論議したいと思いますが、きょうはそういう点はまたの機会に譲りまして、前回に引き続きまして、そういうものの一つの節目になっておりますいわゆる不公平税制、そういう問題を……
○只松小委員 小倉会長さん、御苦労さまでございます。 昨年もおいでをいただきましていろいろ御高見を承ったわけでございますが、そのときに私は、税調のあり方をもう少し御検討いただけないだろうか、たとえば事務局を設けるとか、あるいはもっと調査機能くらいは確立するとか、いろいろな例を挙げまして御努力なさってはいかがですか、こういうお話をいたしましたところ、考えとしては基本的に同感であるという御発言があったわけでございます。 外から見ておりますと、その後余りそういうことを、税調としてもそうですか、それを所管しておる主税局でも努力したように見受けないわけでございます。しかもいま税調はきわめて重大な時期……
○只松分科員 きょうは厚生省の人を呼んでいませんが、しかし、労働省でもおわかりだと思いますが、いま日本人の平均余命、男女それぞれ幾らになっているか、ひとつお答えをいただきたい。
【次の発言】 大体そういうことですね。これは、平均寿命と言うより平均余命と言うのです。
それで、これは聞くより教えてあげる。世界でも大体二番あるいは下がっているときは三番くらいに位しているわけです。それだけ日本は、医学なりいろいろな進歩によって平均余命が長くなりました。
そういう中で、定年制は何歳でございますか。
【次の発言】 公務員は大体何歳なんですか。
○只松小委員 きょうは大臣がお見えになりませんので、総論的なこと、結論的なことはまた次回の本委員会にお聞きしたいと思います。きょうは、個々の問題を若干予算に関連して聞いておきたいと思うのです。
本年度の税収もなかなかいままで伸びないし、今後もなかなか容易じゃない。したがいまして現在の税収の状況、見通し、当然それは、もう間もなく予算編成期に入っていきますから、来年度の税収見積もりにも関連してくるわけでございますけれども、来年度の税収はどういうふうに予想されておるか、お聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 私も現在の経済情勢から見て、本年度中もそんなに大幅な伸び、余剰分が出るだろう、こ……
○只松小委員 きょうは私は、前から続けて問題にいたしておりました公益法人問題を中心にして討議を進めたいと思います。 申し上げるまでもなく、私たちは野党でございますから、この前の為替差益の問題といいきょうの問題といい、いわば正義といえども国民にとっては増税になるわけでございます。時の政府・与党に税金を取ってあげるという責務はさらさらないわけでございます。しかし国会議員として、余りにも顕著な脱税あるいは不公平な税制が行われておる、そういうものをずっと追及をしてまいっておるわけでございます。そういうものの一端として、いま申します公益法人の問題をきょうは多少論議したいと思います。だからぜひひとつ誤解……
○只松小委員 質問に先立ちまして、いまから日本の財政を左右するきわめて重要な税制問題の小委員会、したがって、閉会中でも開会を要請したわけでございますが、与党側が出席がない、あるいは小渕さんだけ、こういう状態で大変残念でございます。国政はあるいは民主主義は堂々と論戦し論じ合うところから国民の信頼を得、民主政治というのは確立されるわけですから、今後こういうことがないように冒頭お願いを申し上げておきたいと思います。 私は昨年二回、ことしも一回、円高によりまして中小零細企業者や地場産業等が非常な困難に陥りまして、新潟県の燕市のような零細な輸出業者あるいはおもちゃ業者のようなところが多くの倒産を見まし……
○只松分科員 定年制延長の問題について若干論議をいたしたいと思います。 実は、私はこの問題は昭和三十九年以来本分科会においてほとんど毎年論議を続けてまいりました。中身においては、高年齢者の雇用調査であるとかあるいはいろいろな問題が実質上労働省において取り組まれてまいりまして、幾分かの前進は見ておりました。しかし、ようやく今国会が始まりまして、後で申しますが、わが党からも間もなく定年制延長法案を出します。あるいは公明党や他党からも出るようでございます。政府においても、何らかの討議がなされておるようでございます。私も十何年ぶりにしてようやく日の目を見るかなという感を深くしておるわけでございます。……
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