このページでは長谷川正三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。長谷川正三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○長谷川(正)委員 前会、三木委員から、やはり文教施策の全般にわたっての御質疑がありまして、特にその際、いま非常に国民に衝動を与えましたあの高校生のきわめて残虐な殺人事件、あるいは連続強盗事件等々、青少年の問題にからみまして、かなり掘り下げた御質疑があったわけであります。文部省側から、その他関係者からもそれぞれ貴重な御答弁もあったわけでありますが、もとよりこの青少年の問題は非常に根が深く、その背景も複雑かつ広いわけでありまして、先般もお話が出ましたように、学校教育の問題、ことにただいま大学の問題も出ましたけれども、いま全国の青少年及び父母を苦しめておる深刻な進学難の問題や、あるいは最近の社会情……
○長谷川(正)議員 ただいま議題となりました高等学校の建物の建築等に要する経費についての国の補助に関する臨時措置法案につきまして、その提案理由と内容の概略を、御説明申し上げます。 昨年末、高等学校生徒の急増期を迎え、第二年目に当たる本年も、高校進学難をめぐって種々の問題が、全国各地に起こり、当該の子供たちはもとより、父母国民の深い憂いとなっていることは、御承知のとおりであります。 この事態に対処するための、高等学校急増対策につきましては、政府もさきに昭和三十六年から四十年にわたる五カ年計画を立てたのであります。しかし、その内容は、産業教育振興法に基づく、工業高校の施設、設備に対する国庫補助……
○長谷川(正)委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案について先般提案の御説明がありましたが、これは原則的に賛成いたすものでありますけれども、しかしこの機会に、将来の展望も含めて二、三の点をただし、かつ部分的には当該学校の教職員の身分、待遇等に関して大きな疑義を感ずる面もありますので、御質問を申し上げたいと思います。 第一に、先般、文部大臣の文教行政に関する所信の表明があられましたが、その中で大学教育に触れまして、特に大学進学希望者の急増に対しても適切な処置を講じてまいりたいと存じますというおことばがございます。このお考えと今回のこの設置法との関連はいかがなものか、この点をお尋ねいたします……
○長谷川(正)委員 前々回の本委員会におきまして、文化財保護に関しまして、特に現在憂慮されておる点に関し、特に私の地元に起きている具体的問題につきまして、すなわち国立町にある国分寺史跡がいつの間にか宅地に分譲され、すでに分譲住宅には人が住んでしまっている。こういう事実が発生したことについて、経過の概要を質問いたしまして、一応御報告をいただいたわけであります。しかし文化財保護の万全を期す立場から、さらに質問をいたしたいと思います。 さきの御答弁によりますと、昨年暮れ、現地からの情報によって調査したところが、いま申し上げたとおり国分寺史跡に分譲住宅がすでに建っていた。一部は昭和三十四年から三十五……
○長谷川(正)委員 関連して。念には念を入れて確かめておきたいのですが、贈与という形でも軽々に行なうことは将来他の国に対して非常に大きな禍根を残すおそれがあるという指摘は、山中委員のおっしゃったとおりで、私も全く同感なんです。それはそれとして、なお念のためにお聞きしておきたいのは、日本側の立場は返還の義務はない、これは国交正常化についての一つの親善友好を深めるものとして贈与したい、そういう考えはわかります。しかし韓国側はあくまで請求する権利があるとして、これを受け取るという態度をまだ改めていない。これの解釈はそれぞれがかってに解釈するのだ、なおこちらはこういう解釈だということで一方的に返還をし……
○長谷川(正)委員 三木委員のほうからだいぶ詳細な御質問があって、かなり明らかになったようですが、二、三逐条的に御質問申し上げます。
評議員会の権能と申しますか、扱う事項として、定款の変更ということがございます。最初に定款をつくるのは、あとの附則のほうを見ますと、設立委員を任命して、それにつくらせるということになっております。これについていままですでにお答えがあったかもわかりませんが、私聞き落としましたので、設立委員の任命についてはどのような構想を持っておられるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますとますます疑問が出てくるのですが、もちろん教育会館そのものにつきましては、この会館……
○長谷川(正)委員 最初に、ただいま川崎委員から僻地教育問題についてずっと質問がありましたので、それに関連して一つだけ文部省の態度をお伺いしたいのですが、先ほど福田局長の御答弁の中で、僻地教育の振興のために、特に優秀な教員確保のために岩手、秋田の例あるいは宮崎等の例、鹿児島の例として幾つかあげられました中に、特別昇給あるいは特別な増俸、僻地に赴任しておる者は一号上げるとか二号上げるとか、そういう措置をとっているところもある。それからもう一つは、僻地教育の経験者でなければ将来教頭、校長等にはしない、そういう人事方針を打ち出して、僻地教育の振興に努力をしているところが出ておる、そういうこと、これは……
○長谷川(正)委員 私はきょうの委員会で長谷川峻委員の質問、床次、ただいまの三木、各委員のお話を伺っておりまして、私もついおとといも、東京のある高校の女生徒が自殺をして、そのおとうさんから泣いて訴えられました。いま審議された問題につきましては、私自身も長い間教壇を汚してまいった者の一人としてたくさんの意見もありますし、また文部省の御意向をただしたい、また善処をお願いしたい点もありますけれども、いま三木委員もおっしゃったように、時間がきょうは二時から本会議ということになりまして、終日審議をするという予定が途中で切られることになりますし、またすでにお昼を相当回っておりますからこの問題については次に……
○長谷川(正)委員 一昨日開かれました前回の本委員会で、文化財保護、特に埋蔵文化財の問題について御質問申し上げましたが、非常に時間がありませんで質問が残っておりますので、特にお許しをいただきまして引き続いて質問をさせていただきます。 まず最初に、前回時間がないにかかわらずどうしても緊急を要するとして質問させていただきました東京都下町田市の鶴川地区を中心にいたします日本住宅公団の宅地造成並びに建設に関連して、この地域にある文化財がいま発掘中でありますが、当初の計画が不十分であったために非常に危殆に瀕しておる、こういう点について御質問を申し上げたわけであります。特に予算の足りない点、また建設計画……
○長谷川(正)委員 今朝の新聞、テレビ等の報ずるところによりますと、政府が妥結を目ざして鋭意進めておられます日韓会談において、特に在日韓国人の法的地位について昨夜も徹宵折衝が続けられたというふうに伝えられております。私、先般この問題につきまして法務委員会でも一応御質問を申し上げましたけれども、いよいよこの全く煮詰まったと見られる段階に立ちまして、これから特に法的地位問題を中心に質問申し上げたいと思います。この問題は、在日朝鮮人の方々はもとより、日朝の友好親善を願う日本国民といたしましてもきわめて重大な関心を持って注視し、また非常な憂慮を持っておるところでありますので、この重要な段階において開か……
○長谷川(正)委員 第四十八国会の最初の文教委員会でありました二月十日の委員会のおりに、愛知文部大臣から本年度の施策について所信の表明がございました。これに関連して、私はこの際、全般にわたりまして、文教施策についての御熱意なり、その具体的な方策の概要を明らかにしていただきたいと思うわけであります。また、ちょうどその日であったかと思いますが、御所信の表明とうらはらの関係で、昭和四十年度の文部省所管予算案の概要の説明の中に、ある程度これは明らかになった面もあるかと思いますけれども、この際、さらに念を押す意味でお伺いを申し上げたいと思うわけであります。特に文部大臣にお伺いする面もございますけれども、……
○長谷川(正)議員 ただいま議題となりました、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律(以下標準法という。)の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 今日、世界の科学、産業、文化の進展は目まぐるしいものがあり、国際社会における、わが国の地位の向上をはかるためには、その基礎となる教育の振興について格別の努力がはかられなければならないことは論をまたないところであります。 しかるに現状を見ますと、教育条件の整備は決して十分とはいえず、施設設備の貧困にも増して、学級編制基準並びに教職員の配置基準について劣悪な状態にあるといわねばなり……
○長谷川(正)委員 ただいま上村委員からもいろいろ御質問がございまして、また、その中のお話にもございましたけれども、アジアにおきまして初めて開かれました昨年の秋のオリンピック東京大会を記念いたしまして、全世界の各国各民族の若人たちがつどい、また、いこい交歓の場所となったあの代々木選手村の施設が、今後、長く青少年のための宿泊、研修施設として活用されることを目的とするこの法案につきましては、これを原則的には非常に私も喜び、賛意を表したいと思うわけでありますけれども、それだけに、このオリンピック記念青少年総合センター設立の趣旨が将来にわたって十分に生かされ、青少年をはじめ、国民の大きな期待に十分こた……
○長谷川(正)委員 だいぶ前から質問の通告を申し上げて、宮地局長にはそのたびにから振りでたいへん御迷惑をかけました。ようやくきょう機会を得ましたので、具体的なことを局長のほうに伺い、あとで総括的なことは大臣がお見えになってから質問したいと思います。 第一は、昨年やはりこの委員会で私が御質問を申し上げた都下国分寺市の国分寺遺跡の問題でございますが、御承知のようにこの問題は史跡に指定されている地域が、いつの間にか業者によって転売、転売されて、そこに建て売り住宅等が建ち、すでに人が住み始めておる。一体この事態をどうするのかということに端を発して質問を申し上げ、文化財保護委員会としましても直ちに調査……
○長谷川(正)委員 私は、現在政府によって進められております日韓会談に関連いたしまして、在日朝鮮人の方々の法的地位について、法務大臣並びに関係各位に御質問を申し上げたいと思います。 御承知のように、日韓会談は始められましてからすでに十年以上を経過いたしておりまして、日本の国内におきましてもこれについて始終議論があり、韓国の内部におきましてもいろいろ議論があると聞いておりますし、朝鮮全体から見ますと、なお一そういろいろ問題があるわけでございますが、本日はこの法務委員会におきまして、これらの進行と関連しまして、特に法的地位の問題について伺いたいと思うわけであります。 長い経過がございますので、……
○長谷川(正)委員 ただいま横山委員からも御発言がございましたが、私は十六日の本委員会の質問におきまして、冒頭に法律の専門家でないという点をお断わりして、しかし、いま非常に重大なこの日韓会談につきましては、国民が非常な関心を持っておりますから、国民の素朴な感情に立ち、またきわめて平明な常識的な立場に立っても、どうしても明らかにしていただけるところはしていただかなければならぬ、こういう観点に立って御質問を申し上げ、横山委員からもいまおっしゃいましたが、私としても再三の委員長の御注意等もありまして、本委員会の運営としては、若干行き過ぎた委員長の質問に対する干渉と思われる節もあったのでございますけれ……
○長谷川(正)委員 文化財保護の問題について、従来いろいろお尋ねをし、また御善処を願ってきておりますけれども、その後の状況についてごく簡単に数点にわたってお尋ねを申し上げたいと思います。 第一は、過般新聞でたびたび報道されております登呂遺跡の問題ですが、最近、発掘調査の結果、学問的にも非常に貴重な幾多の新しい発見がなされているように新聞報道等で拝見しておりますけれども、これにつきまして、ごく要点だけでけっこうですから、その新しい成果並びに新しい発見と申しますか、発掘に伴って、この貴重な文化財の保存に対して今後どのように配慮をされようとしておるのか、その点についてお伺いします。
○長谷川(正)委員 私が御質問申し上げたいと思ったことの大半は、ただいま横山委員の御質問でかなり明らかになりましたので、あと一、二点つけ加えて御質問申し上げたいと思います。 いま横山委員が、最後に大臣に念を押された点でございますが、在日朝鮮人の方の中に、韓国籍を名のりたい者、あるいは北朝鮮のほうの国籍を名のりたい者、あるいはできれば日本に帰化してしまいたいという者、大体この三つに大別できると思うわけでありますが、ただいまの横山委員の御質問にあったように、この協定が成立することによって、韓国籍を名のる者だけが特別の保護を受け、他の方が、これに同趣旨で待遇するとしても若干おくれるというようなこと……
○長谷川(正)委員 外郭環状線に関する問題につきまして、すでにだいぶ長時間にわたりまして、小山委員、帆足委員から御質疑がございまして、私が御質問申し上げたい点についても相当触れられておりますので、時間も経過いたしておりますし、あと神近、中村両委員も御質問の御予定がございますそうですから、ごく簡潔に二、三の点について御質問申し上げたいと思うわけです。 前二人の委員の御質問にいろいろ御答弁がありまして、大体事態がどうなっておるかという点についてはわかりましたが、しかし、小山委員の質問に対して、最後に瀬戸山建設大臣が、都市計画法につきまして抜本的な改正の御意向を漏らされた点については胸に落ち、大い……
○長谷川(正)委員 私は、ただいままで西田、江橋両参考人のお話や、その後同僚委員のいろいろな貴重な御意見を含めての御質問、さらにその御答弁を通しまして、国民体育の振興に関しまして多くの共鳴を覚え、あるいは新たに啓発をされるところがありまして、たいへん感謝にたえませんが、この機会に、二点にわたってなおお尋ねをして御見解を承りたいと思います。 第一は、今日国民の体育を振興する上に、何と申しても施設について全国的にその普及充実をはからなければならない、ことに、恵まれない勤労青少年や一般国民大衆の身近に利用できるそういう施設の充実が必要である、こういう御意見でございました。そうしてこれに関連しまして……
○長谷川(正)委員 私は、議題となっております国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案に関連いたしまして二、三この際文部省の見解をただし、なお今後について御要望申し上げたい、こういうように考えます。 学校教育法によりますと、小中学校に養護教諭を置くということはもう原則でありまして、その必要は何人もこれを認めておるところでありますが、附則百三条によりまして、養護教諭について置かないこともできることになっているために、また一つには今日学校の教職員定数というものが、現在の学校の教育並びにその他の仕事に比較いたしまして十分でないために、一般教諭としての資格ある方を一人でも多くほしいというような……
○長谷川(正)委員 ただいま議題となっております義務教育諸学校施設費の国庫負担法につきまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。 まず第一に、今回の改正は公立小学校、中学校の屋内運動場の経費を国庫負担する場合の算定基礎を児童生徒一人当たりの方法から、学級当たりの方法に改めるというのが骨子だと思いますが、そこで前回、三月十一日の委員会でも上村委員からいろいろ御質問がありまして、それぞれ御答弁があったわけで、それらを伺った中で、なおもう少し明らかにしていただきたいと思いますので、お尋ねをしたいと思います。 まず前回の質問と答弁の中で、ある一つのケースについて御答弁、御報告がありましたが、私は、……
○長谷川(正)委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案について若干質問を申し上げまして、政府のお考えをただしたいと思いますが、すでにこの法案については何人かの方が御質疑をなすっているわけで、その中でいろいろ明らかになってきたわけですけれども、特に私はきょうは、学校名ないし学部名の変更、学芸学部を教育学部に直した提案に対しまして二、三質問を申し上げたいと思います。 先般どなたかの御質問の際に、杉江局長の御答弁の中で、学芸学部を教育学部に変更する件について、それぞれの該当大学と十分相談をした上で合意に達したものを提案をしておって、そういう点でまだ合意に達してないものは残してある、こういうような……
○長谷川(正)議員 ただいま議題となりました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律(以下標準法という)の一部改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 今日、世界の科学、産業、文化の進展はめまぐるしいものがあり、国際社会におけるわが国の地位の向上をはかるためには、その基礎となる教育の振興について格別の努力がはかられなければならないことは論をまたないところであります。 しかるに現状を見ますと教育条件の整備は決して十分とはいえず、施設設備の貧困にも増して学級編制基準並びに教職員の配置基準については劣悪な状態にあると言わねばなりません。 ……
○長谷川(正)委員 ただいま委員長からもごあいさつがありましたが、本日は、たいへんお暑いところを、日本住宅公団の林総裁、日本道路公団の宮内理事、日本鉄道建設公団の篠原副総裁はじめ関係の皆さんにおいでいただきまして、また大臣はじめ文部省関係、大蔵省、建設省、自治省等の関係係官の方をわずらわしまして御質問を申し上けるわけですが、御出席いただきましたことを心から感謝いたしております。 この暑いのに特においでをいただき、これから御質問申し上げようと思いますのは、私が本委員会におきまして何回か御質問を申し上げ、いろいろ御要望申し上げてまいりました文化財の保護に関しまして、やはりまだまだ政府として総合的……
○長谷川(正)委員 私は、ただいま川崎委員から、当面の公務員給与の問題に関連いたしまして、理路整然、かつ条理を尽くした質問がなされましたけれども、文部大臣をはじめ各関係当局の責任者の御答弁の中に、十分私どもが納得できる、また了解できる御答弁がなかったことをまことに遺憾とするものであります。私は、実はこの問題でなしに、他の質問を用意しておりましたけれども、ただいまの質疑を伺っておりまして、ごく平凡な一市民でもわかる条理から一言だけこの問題について申し添えさせていただきたいと思います。 いまも川崎委員からるるお話がございましたが、十八年間にわたって、公務員の労働基本権を制限した代償としてできた人……
○長谷川(正)委員 私は、先般、有田文相から、文相就任にあたっての所信表明があり、それについて、前回の委員会でその内容についていろいろ御質疑を申し上げることをあらかじめ項目的に予告を申し上げたのでございますが、実は、本日、その内容についてこれから御質問を申し上げたかったのでありますけれども、その前にさらに別の件について、もっと基本的な問題についてここで御質問を申し上げなければならないことをたいへん残念に思っておるのであります。 ここのところ、もう何年か、特に昨年あたりから政府・与党関係にいろいろと不祥事が起こり、これが明らかにされまして、国民の政治不信というものがもう日ごとに高まっておるとい……
○長谷川(正)委員 私は、文部大臣にきょうは一点にしぼってお尋ねしたいと思いますが、日教組と文部省とのいわゆる中央交渉の問題についてお尋ねしたいと思います。 たしか一昨年、ドライヤー勧告のあとを受けまして、総評と政府の定期会合が持たれるようになり、それをまた受けまして、一昨年八月であったと思いますが、当時の中村文部大臣と日教組との間で久しぶりに、五年ぶりというふうに伺っておるのですが、いわゆる中央交渉が持たれ、その後も引き続いて、一、二度持たれたように記憶しておりますが、たいへん率直に申し上げて、教育の仕事を直接しておる現場教師の最も大きな有力な団体である日教組と、日本の文教行政をつかさどっ……
○長谷川(正)委員 ただいま斉藤委員からのいろいろな御質問に対します大臣の答弁の中で、特に日教組との話し合いの問題につきましての御答弁の中に、日教組の倫理綱領に関して、これが唯物史観に立つものであるというような非常に重大な御発言がありました。この点と、さらに、やはりこれも三条件の一つになっておる実力行使の問題に関連しての一〇・二一問題については、単に地公法なり教育公務員特例法なりの関係だけでいくというお話でありましたが、より高次な労働基本権を国民に保障しておる憲法の規定との関連、あるいは国際的な視野に立ち、いま国連中心主義を標榜しておられる政府として、当然教師の地位に関するユネスコの勧告等との……
○長谷川(正)委員 過去三回ほどの本委員会におきまして、四月四日に私から文部大臣に対しまして日教組と文部省との話し合い、中央交渉ということばを私が使ったのに対しまして、そのことばについてたいへん文部大臣はこだわっておられたようでありますが、名前は中央交渉であろうと話し合いであろうと、どちらでもいいのですけれども、この問題につきまして質問を申し上げました。その後参議院の議事録を見ますと、四月十八日にも小林武委員、鈴木力委員からそれぞれ御質問があったようでございます。さらに、四月の十九日にまた本委員会におきまして、再度斉藤正男委員から質問がございました。さらに、五月の九日に参議院で鈴木力委員がさら……
○長谷川(正)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表して、修正案について御説明申し上げます。 案文につきましては、すでにお手元に配付されておりますので、朗読を省略させていただきます。 本修正案は、附則におきまして学校教育法の一部を改正しようとするものでありまして、高等専門学校に工業に関する学科のほか商船に関する学科を置くことができるものとし、その修業年限を五年六カ月とするものであります。 何とぞ委員各位の御賛成をお願いいたします。(拍手)
○長谷川(正)議員 ただいま議題となりました公立高等学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 後期中等教育の拡充、整備の問題は、世界各国におきまして最も重要な教育課題であり、修業年限の延長とともに、完全なる後期中等教育を目ざして、質的な充実発展につとめていることは御承知のとおりであります。 わが国におきましても、今日、急速な社会進歩の中で、高校教育に対する国民的要求は年々高まり、ごく近い将来、わが国の高等学校進学率は八〇%を突破しようとしておりまして、後期中等教育の拡充、整備は緊急の課題となっているところであります。この……
○長谷川(正)委員 時間がありませんので、ほんの一、二だけ質問さしていただきます。 本日はありがとうございました。先ほど来お話を伺いまして、日本の脳研究は世界ではトップレベルに立っているという、たいへん心強いお話を承ったわけですが、これに対しての御努力に敬意を表しますとともに、ただ、いまもお話が出ましたが、にもかかわらず交通災害等で、脳外科の専門医が少ないために、当然助かるものが助からなかったというような話を所々で聞くわけです。先ほども、質的にはアメリカの水準にもちっともひけをとらない、量的にはまだ相当見劣りがするというように裏返すとうかがえますので、そういう点で、全国的にも付置研究施設等は……
○長谷川(正)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政府提案の公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論をいたしたいと存じます。 今日、科学の進歩、文化の進展に伴いまして、後期中等教育の重要性というものは、非常に世界各国ともこれを重要視しておることは御承知のとおりであります。わが国におきましても、今日、国民の高等学校に対する要求というものは日増しに高まりまして、すでにその進学率も八〇%をこえようとし、遠からず準義務制あるいは義務制にしてもしかるべき段階が来ておると思います。しかしながら、……
○長谷川(正)委員 本日から日本学術振興会法案の審議に入ったわけでありますが、この機会に文部当局に資料の提出を要求したいと思います。 ただいま西岡委員からもいろいろ御質問がありましたが、この法案は、今後の日本の学術研究上にきわめて重大な影響のある法案であることが、ただいまの質問からも大いにうかがわれるわけでありまして、この法案がただ簡単に成立すればいいというようなものであってはならないと思います。非常にそういう重大な意味がありますので、本委員会においては、十分今後の日本の学術振興の上に誤りのない、しかも非常な将来の発展を望み得る審議をしなければならないと思いますので、そういう意味では、ただい……
○長谷川(正)委員 前回の委員会で同僚の西岡委員から本法案に対しましていろいろ御質問がありまして、かなりその法案の内容が明らかになってまいりましたが、私は西岡委員の質疑を承り、また、さらに関係資料等をいろいろ短い時間でありますが調べてみまして、この法案は、これはなかなかたいへんな内容を持った法案であり、日本の今後の学術研究体制あるいは学術振興に対しまして、まことに重大な影響のある法案であるということを一そう感じておるのであります。すでに日本学術会議におきましても、先般の西岡委員の質疑にも出ておりますが、強い要望と申しますか、意見が述べられておるようでありますし、また学術会議自体では、すでに数年……
○長谷川(正)委員 前回に引続いて御質問を申し上げたいと思います。 前回、日本の学術を全般的に振興する上にどういう方策が一番大切と考えておられるかという質問を申し上げ、いろいろ天城大学学術局長から御答弁がありまして、特に学術奨励審議会を学術審議会に改組して、行政の体制といいますか、そういうものを整える、こういうお話がございましたが、その中で、分科会の四つにつきましては、従来あるものを必要と認めて残していく、あと特別委員会を五つつくるというお話がありました。その内容についてお話がなかったのですが、その具体的構想をひとつお示しいただきたいと思います。
○長谷川(正)委員 日本学術振興会法案の審議にあたりまして、本法案が今後の日本の学術振興上きわめて重要な影響を持つ法案でありますときに、学界の最高の権威であられます朝永先生、江上先生、野村先生御三方の貴重な、しかも率直な御意見を聞かせていただきまして、私は、心から感銘をいたし、また非常に有益であったと思って感謝いたしておるのでありますが、なお二、三の点につきまして御質問を申し上げたいと存じます。 まず第一に、御三方からもそれぞれあったと思いますが、本法案の生まれてくる過程につきまして伺っておりますと、何としても日本の学術振興に関する財政しの困難というものを解決するために、少しでも国費が多く学……
○長谷川(正)委員 私は、ただいま議題となりました札幌オリンピック冬季大会の準備等のために必要な特別措置に関する法律案につきまして、この大会準備が十分その使命にこたえられるように進められることを念願いたしまして、御質問を二、三申し上げたいと思います。なお、たいへん御多忙のところを関係の参考人の方々においでをいただいておりますことを、心からお礼を申し上げます。 実は、昨年世界のIOCのローマ総会で、非常な支持を得ましてこの札幌冬季オリンピック大会場が決定をされたわけでございますが、当時本院には体育振興に関する特別委員会がございまして、私もその末席を汚しておりましたので、さっそく現地札幌に閉会中……
○長谷川(正)委員 私は、現在文部省が指導されております学習指導要領並びにこれに基づく具体的な教育の実施につきまして、質問を申し上げたいと思います。まず、時間がありませんので項目的に質問いたしますので、答弁も簡明にお願いしたいと思います。 現在実施されている学習指導要領が、今日まで何回ぐらい、どういう時期に改定を行なってきたか、その個々の改定の内容を――これを説明せよと申しましてもこれは非常に膨大なことになりますので、その途中で性格的に大きな変化があったとすれば、それはいつの時期で、どういうふうに変えたのか、こういう点について御質問を申し上げます。
○長谷川(正)委員 私は、現在非常に高まっております総評、中立労連その他日本の主要な労働組合の春闘の問題に関連いたしまして、以下、時間の許す範囲で二、三の点について政府の御見解をただしたいと存じます。 まず最初に、最低賃金制の問題につきまして御質問を申し上げたいと思います。 この最低賃金制につきましては、私は当然全国、全産業一律の賃金制度を確立するということが正しい姿であり、望ましい姿であり、その一日も早い実現、確立に向かって努力すべきであると思いますが、政府の御見解はいかがでありますか。この点につきまして、労働大臣に御所見を承りたいと思います。
○長谷川(正)委員 私は、前回の委員会のあとの理事会で本日の議題はあらかじめきめられておりましたけれども、その後教育上の大きな問題として起こりました事案につきまして、特にお許しを得まして質問をさせていただきます。できるだけ簡潔に質問申し上げたいと思いますので、主として大臣からひとつ率直、明快なお答えを願いたいと思います。 それは、東京都下小平市にございます朝鮮大学校の認可問題についてでございます。現行の法律、規則、規定に基づきまして、正当な手続を踏んで学校法人の朝鮮学園が朝鮮大学校の認可申請はつとにいたしておるところでありますが、この申請に対しまして、東京都の美濃部知事がきわめて常識的に、当……
○長谷川(正)委員 本日、人事院勧告をめぐります国家公務員、またこれに準ずる地方公務員、特に教育関係の給与問題について御質問を申し上げたいと思って用意しておりましたが、ただいま山田委員からも御質問のありました羽田の問題について、なお若干冒頭に御質問申し上げたいと思います。 理由のいかんを問わず、ともかく前途有為な青年の命が失われたという事実につきしては、心から哀悼の意を表しますとともに、まことに残念なことだと存ずるわけであります。これにつきまして、私も新聞、テレビ等の報道を伺った程度の事実認識しかございませんので、確信のある意見等をまだ述べる段階には至っておりませんけれども、この際、先ほど来……
○長谷川(正)委員 私は、来年度の国家予算の中で文教予算の問題について、本委員会としても文部省の総括的な予算要求の態度等をまだ伺う機会に恵まれておりませんので、これらを伺ってやりたいわけですが、時間的な制約がありますので、本日はそのうち当面非常に心配しておる問題、教職員なり国民なりが非常な関心を持って見詰めておる問題にしぼって質問を申し上げたいと思います。 その第一点は、教職員の超過勤務手当の問題でございます。このことにつきましては、すでにもう何年も前から問題になっておるわけでありまして、昨年度はこれについて基本的な調査を予算化いたしまして、その調査もすでに実施済みで結果も明らかになっており……
○長谷川(正)委員 政府は、ただいま明年度の予算原案の編成を急がれておりまして、年内にもそれを取りまとめるという御方針であるようでありまして、文部大臣はじめ文部当局も、文教予算の編成には非常に御努力をいただいていると思いますが、その中で一点だけ本日御質問を申し上げたいと思います。 それは、新聞、テレビ等で伝えられるところによりますと、問題になっております教職員の超過勤務手当につきましては、これは超勤ということでなしに、号俸をアップするという考え方や、あるいは号俸アップに相当する額を、手当としてつけるのだという考え方や、あるいは従来文部省が慎重な全国調査等も積み重ねてまいりまして、また組合のい……
○長谷川(正)委員 ただいま臼井委員から、全学連三派の最近の行動に関連して御質問がありましたが、特に最後に日教組の倫理綱領に触れて御質問がありまして、私はどうもこれはちょっと聞き捨てならないことばであります。文部大臣の御答弁は慎重を期すということであり、また、たいへんそつのない御答弁で、あまり言うところないわけなんで、私はきょうはこの問題は触れまいと思ったのですが、最後に臼井委員からそういうことばがありましたので、私は、いま日教組の倫理綱領が革命の戦士を養うことを考えておるというようなことばは、これはたいへんな誤解をなさっているのではないか、これはよくひとつ御勉強いただきたいということを申し上……
○長谷川(正)委員 ちょっと議事進行……。この席を見ますと、野党が非常に熱心に審議に参加し、また協力もし、また委員長の御方針にも極力合わせてやっておりますけれども、肝心の与党の諸君がこういう不熱心な状態では、文教委員会の権威にかけてこのまま進めるべきでないと思いますから、至急休憩を宣して整えていただきたいと思います。
○長谷川(正)委員 たいへんお疲れのようですが、なお時間をいただきまして質問をさしていただきます。 昨年度の定例国会以来、各国会におきましても、文化財保護に関する小委員会が設置されて、その対策をいろいろ検討してまいりました。本国会におきましても、去る三月六日に、本委員会において文化財保護に関する小委員会が設置されまして、中村庸一郎先生が小委員長に指名をされたわけでありますが、残念ながら、その後今日まで一度も委員会を開くに至っておりません。伺いますと、中村小委員長には最近御子息がなくなられたという御不幸がありましたそうで、心から哀悼の意を表しますが、しかし委員会が開かれなかったことは小委員長の……
○長谷川(正)委員 関連して。ただいま唐橋、川村両委員から質問がありました中で、ちょっと念のために伺っておきたいのですが、唐橋委員の質問のように、とかくこれがまた地方財政を圧迫し、特に市町村の負担にかぶさるということの心配の御指摘がありましたが、いま管理局長の御答弁によって、公立学校につきましては、激甚災害の指定のいかんにかかわらず災害復旧費国庫負担法によって三分の二の補助が行なわれる、こういう御答弁でございましたが、その執行上の問題なんですが、たとえばこの表で出していただきました公立の高校――商業高校あるいは中・小、被害の規模が相当大きな全壊のようなものと、ほんの一教室ぐらいの被害じゃないか……
○長谷川(正)委員 私は今日、文教問題を中心に政府の所信をただしたいと思いますが、御承知のように、文教問題はきわめて重要な問題が山積しておると思います。そこで、わずかの時間ではその全般をただすことはできませんが、特に緊急を要すると思われる問題のうち二、三点、さらに今日の佐藤内閣の非常に右寄りな政治姿勢に対して国民が不安を持っておりますが、これとの関連において、教育の問題にもその影がさしておるのではないか、こういう点について非常に国民が不安を高めておりますので、これらにつきましても、二、三の点についてただしたいと思う次第であります。 そこで、最初に緊急の問題といたしまして、本委員会におきまして……
○長谷川(正)委員 去る八月十六日に人事院の公務員の給与に関する勧告が出ておりますが、本日実はこの内容について人事院総裁以下関係の方々にいろいろお尋ねをしたいと思っておりましたけれども、連絡上のそごがあってきょうは出席をいただけないということでありますので、ごくしぼった二点について文部大臣の御所見をこの際伺っておきたいと思います。 人事院勧告全体について、私どもは、今日の民間の水準や物価の問題と照らして、これは不当に低いというふうに思っておりますが、その内容については本日は申し上げないことにいたします。ただ一つ、どなたも指摘しているところでありますが、教職員の給料表につきまして、かつて教職員……
○長谷川(正)委員 ちょっと関連して。大臣御退席の時間でございますが一言だけ、いまの斉藤委員の質問に関連いたしまして御質問申し上げます。 大臣が非常に人事院勧告尊重の線で努力されたことは多といたしますが、きょう特にこの文教委員会を開きましたのは、一つには十月八日という日が、すでに前々から公務員共闘でこの人事院勧告の問題、給与改定の問題をめぐってかまえられておりますので、われわれ文教委員会としても大きい責任を感じまして、これを何とか解決の方向に努力をする責任があるのではないか、そういう意味でわれわれはいま真剣に討議をしておるわけであります。いまのお話でありますと、総合予算主義のたてまえもあるが……
○長谷川(正)委員 今日日本の文教問題で、大学紛争の問題は最大の課題となって国民がひとしく心配をしているところであります。われわれ文教委員会に列しておる者としても、非常な責任を感じながら日夜この問題について考えておるところであります。 本日はその本質的な問題について深く究明をする余裕はございませんので、緊急に起こった事態、大学問題がいまこういう状態になっているときに、非常に好ましからざる方向にさらに問題がこじれていくような原因になると思われる事件が起こっておりますので、この問題に限りまして短い時間をいただいてこの際政府の見解をただし、すみやかに善処をしていただきたいと思うわけです。 今朝の……
○長谷川(正)委員 特にきょう冒頭緊急質問をお許しいただいたことを感謝いたします。 そこで私の緊急質問は、本日公務員共闘を中心に、当然その中に含まれておる日教組あるいは日高教等の組織も含めて大幅賃上げを中心とする要求についての統一行動が行なわれておりますので、その件に関して緊急に質問をお許しいただいているわけですが、質問に入る前に一つだけさらに緊急なことについて資料要求をいたしたいと思いますので、それを申し上げます。 それは、御承知のように九州方面を中心にして非常な水害が出ておるわけですが、これについて学校関係の被害も非常に続出していると思いますので、緊急にその実情を調査されまして、資料並……
○長谷川(正)委員 本日はせっかく閉会中審査のために委員会が開かれましたので、山積している文教問題について実は十分御質問申し上げたいのですけれども、御承知のような状況で成立がどこまでもつかわからないし、あとの質問者もございますので、残念ですが、ごく項目的にごく緊急の問題二、三について質問申し上げたいと思います。 第一は、去る八月十五日に人事院が公務員の給与につきまして、給与、諸手当を含め平均一〇・二%の引き上げるするように勧告を出されておるわけであります。これについて、政府は当然誠意をもって検討を進めておられると思いますし、特にその影響を直接、間接にまともにかぶる全国の教職員の問題を扱う文部……
○長谷川(正)委員 ただいま議題となっております義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案につきましては、すでにるるお話がありましたとおり、今回屋内運動場の国の負担割合を三分の一から二分の一に引き上げる、児童生徒急増地域の小中学校校舎の新築または増築にあたっての国の負担を、二分の一から三分の二に引き上げるというものでありまして、これは私ども社会党といたしましても年来強く主張してまいりましたし、特に児童生徒急増地域の問題については、ほとんど毎国会このための特別措置法を提案をしてまいったところでありますが、今回政府提案の形で、一歩前進した今回の一部改正法案が出てまいりましたことは、前進と……
○長谷川(正)委員 昨四月十二日の衆議院本会議におきまして、政府提案の学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法案について、奥野文部大臣より提案説明がございまして、これに対して日本社会党の馬場昇君から質問がございました。その際の文部大臣の御答弁の内容及び御態度に対して、私はきわめて重大な異議を持ちますので、あのような態度、姿勢で国会に臨まれる、これでは私どもは大臣としては認めがたい、こういう気持ちで一ぱいであります。 その理由を申し上げます。たとえば、馬場君の質問に対して、おとなの判断をせよというようなことばをお使いになっています。そうすると、馬場君……
○長谷川(正)委員 文部大臣に簡単に質問いたします。 さっき山原委員の質問の中で、今回、日教組が賃金の引き上げ等の問題をめぐりましてストライキの方針を出したのに対して、大臣が閣議で発言して、きびしく取り締まるというようなことを言ったこと、あるいは日教組と話し合うという道をまだ開かないことに関連して質問申し上げたようでありますが、その際、私の名前が出ました。だからではありませんけれども、一言だけ聞いておきたいのは、私の出た問題は、昭和三十三年四月二十三日に、勤務評定の強行に反対をいたしまして、完全一日のストライキを東京都教職員組合が、当時一斉休暇闘争という名前でございましたけれども、まあ完全な……
○長谷川(正)委員 教育職員免許法等の一部を改正する法律案に対して、各委員からかなりいろいろ御質疑がありました。教育関係の法律でも、この免許法というのはなかなかむずかしい、めんどうくさい、大切な法律ではありますが、特に一般の国民の皆さんなどから見ると、なじみにくい法律だと思います。私も一生懸命勉強しましたけれども、これはなかなかむずかしい問題が伏在していると思いますし、いままでの御審議を伺っておりましても、いろいろな疑問が、だんだん氷解するというよりも、どっちかというと深まっていくというような感じさえあります。そこで、私の不勉強で誤解がありましたら、それはぜひ解いていただきたいと思うのですが、……
○長谷川(正)委員 文部大臣に質問をいたします。 現在、御承知のように、春闘共闘会議に結集されたたいへん広範な日本の各労働組合が、今日の激しい物価高の中でその生活を守るために大幅な賃金の引き上げを求め、あるいはまた公務員関係におきましては、労働基本権がまだ十分に保障されてないような現状の中で、完全な労働基本権確立を目標にし、あるいはまた従来そうした情勢の中で幾多の処分を受けてきた、こういうものの撤回を求め、あるいはまたいま国民的な大きな課題になっております年金の問題、老後の保障の問題、こうしたきわめて切実な要求を掲げて春の戦いを進めておりまして、いまこれが戦後最大の規模に盛り上がっていること……
○長谷川(正)委員 ちょっと関連。一番新しいという、「筑波大学の理解のために」というこれの中に、これはPR資料ですから取捨選択したというならそれなりにわかりますが、関係団体の意見とか関係者の意見というところがありますね。これはおそらくPRだから比較的これに都合のいい意見だけを出したように思うのです。しかし、われわれが審議する場合は、文部省にはいろんなこういう関係団体、全部とは言いませんけれども、有力な関係団体がたくさんあるわけで、そういう意見を全部きちっと資料として整えて提出するのが当然の親切な審議のしかただと思うのであります。それが文部省としての責任だと思うので、これもあわせて、こんなもので……
○長谷川(正)委員 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表して、動議を提出いたします。 国立学校設置法等の一部を改正する法律案については、政府においてこれを撤回の上、第一条関係と第二条関係以下とを分離して再提出すべきである。 以上であります。 その趣旨を申し上げますと、政府が本国会に提出している国立学校設置法等の一部を改正する法律案は、本来、性質の異なる二つの内容を混在させているものであり、従来の国立学校設置法の改正案でこのような構成形態をとったものは皆無なのであります。 その内容を見ると、第一条は旭川医科大学、山形、愛媛両大学の医学部をはじめ、大学院、付置研究……
○長谷川(正)委員 去る六月十一日の夕刻、国電新宿駅と小田急の新宿駅で、また翌日の六月十二日の同じく夕刻に国電高田馬場駅で国士舘大学生及び同高校生による東京朝鮮高校生に対する集団暴行事件が発生いたしまして、たいへんな衝動を与えました。 この問題につきましては、実は十三日、前回の文教委員会の日に、緊急の問題として、学校の生徒の起こした問題でありますから、当文教委員会がまっ先に取り上げて事態の真相を究明し、正しい解決への方途を探るというのが私は当然の責任であったと思いますが、一方、筑波大学法案のような重要法案の審議のさなかでもあり、委員長の強い要請もありまして、当日この問題を取り上げることができ……
○長谷川(正)委員 文部大臣に御質問を申し上げる前に、大学学術局長に一つだけお聞きしたいと思います。 一昨日九月十二日の新聞、テレビで、福岡歯科大学の問題がいろいろ報道されておりましたが、この件について質問いたしたいと思います。 この大学は、設立にからんで増収賄事件が起こったというのが過日報道されております。その後九月十一日、大学設置審議会の常任委員会で、来年度の学生募集は抑制し、行なわないことが望ましいという異例な勧告を含めた指導方針をきめたというようなことが報道されております。 このことにつきまして、設立の経緯とその黒い霧の実体が何であったのか、これについて現在それはどういう状態にな……
○長谷川(正)委員 今日、日本の文教問題の当面している課題はたいへん多いと思います。幼児教育の問題から義務教育、後期中等教育から大学、さらには社会教育の問題、文化財保護の問題から文化振興の問題、あらゆる部面にわたって非常に問題が山積しております。こういう中で奥野文部大臣が就任されまして、率直に申し上げまして、いわゆる文教畑でない大臣の御就任で、そこに、ある意味では新鮮な期待、ある意味では文教行政を誤ってもらっては困るという不安、こういうものを私どもは率直に感じております。特に先般、文教委員会における奥野文部大臣の所信表明と、その後のこれをめぐる質疑、さらに本予算委員会における共産党の山原委員の……
○長谷川(正)委員 関連質問の機会をお与えいただきまして、質問をさしていただきます。 アメリカでも、ここのところたいへん大旋風が起こりまして、近来ない大惨事が起こっておりますが、日本でも、昨日、寒冷前線に関連して突風が吹きまして、実は東京都下の日野市におきまして、一歩誤るとたいへん人命にかかわるような事態が起こりましたので、この問題について一つだけ質問させていただきます。 今朝の新聞の伝えるところによりますと、都下日野市東平山二丁目の東京電力高圧送電線の鉄塔工事現場で、架線工事中の高さ七十メートルの鉄塔が昨日の突風で根元から折れまして、これが工事現場にありました小型トラック三台とブルドーザ……
○長谷川(正)委員 私は、特に本委員会のお許しをいただきまして、ただいまから、東京都下多摩市を中心に周辺数市にまたがる多摩ニュータウンのまん中を通っています東京電力の高圧送電線につきまして、住民の生命、安全を守り、子供たちの通園、通学路の安全を確保し、また騒音、静電気障害、電波障害その他の不安をなくするために、関係各機関、環境庁、建設省、通産省あるいは日本住宅公団等の皆さんに質問申し上げまして、適切な措置、万全の対策をすみやかにとられますように求めたいと存じます。 そこで、まず建設省にお尋ねいたしますが、多摩ニュータウン計画は将来人口三十一万都市であるとか、さらには四十一万都市であるとかいう……
○長谷川(正)委員 私は、いま議題となっております二つの法律案のうち、初めに昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案について若干の質問を申し上げたいと思います。 本法は私立学校教職員の福利厚生をはかるために設けられたものでありますけれども、それはさらに広く私学振興の国の施策の一環をなすものであるというふうに考えますので、具体的なこの法案の質疑に入る前に、一点だけ文部大臣に質問を申し上げたいと思います。 それは、私学振興のための国の援助施策についての根本の御方針、根本の考え方としてどういう点をお考えであるか、この点につきまして大……
○長谷川(正)委員 私、去る二月二十六日の予算分科会で文部大臣に質問をいたしました海外からの引き揚げ帰国者の日本語教育の問題につきまして、本委員会で再度お尋ねをいたしたいと思います。 戦後三十年、朝鮮、中国を初め、ソ連その他外地で幾多の辛酸をなめてようやくなつかしい祖国に帰ってきた方々が、すぐにはたと困るのは言葉が通じないということでございます。学齢期の子供たちはもとより、四十未満の方々は多く日本語を使うことができません。これらの方々に対して、何よりも社会生活に必須なこの日本語の教育について文部省は大きい責任を持たなければならない、こういうふうに考えるわけであります。引き揚げ者全体の援護の問……
○長谷川(正)委員 沖繩の本土復帰に伴いまして行政全般にわたって、県民の生活に支障を来さないように、そしてまた祖国に復帰して本当によかったというような実際の生活が行われるように、当時政府としても関係各機関それぞれ非常に努力をされたと思うわけでありますが、きょうは沖繩の学校の問題を御質問申し上げたいので、その前提として、そういう施策の中で特に教育行政上沖繩の本土復帰に関してどういう配慮をされたか、主な項目について簡潔で結構でございますからお伺いをしたいと思います。御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま、復帰に当たって幾つか教育上の行政上の処置がとられたお話しがございましたが、私学に……
○長谷川国務大臣 先ほどから政府委員が答弁しましたように、興人の破産というものは、非常に社会的な大ショックでございました。私は、政府委員から答弁があったように、経営者を労働省に呼んで、先ほど申し上げたような条項について申し入れをする、あるいは私がまた会社の三つの組合の諸君にも会って模様を聞いたりいたしました。そうして役所の方では、各現場機関がそれぞれ歩いて実情を把握したことであります。 そこで、私が非常に印象的であったことは、経営者も組合の皆さん方も、何とかこの会社をやっていこう、こういう意欲があったのに私は非常に感心しました。そうしてお話のように、私の方から通産省を通じて、会社更生法が今度……
○長谷川国務大臣 村山先生おっしゃるように、雇用問題については同様に非常に心配しているわけであります。けさも経済対策閣僚会議を開きまして、いろいろ数字について当たったわけでありますが、おっしゃるように、十月では百三万という数字が出ております。さらにまた、第四次の不況対策もなかなか効果をあらわすに至っていないということも認識しておりまして、第四・四半期、一−三月に集中して出てくるのじゃなかろうかという期待感を持ち、さらにまた、建設省その他のそういう役所に向かっても、公共事業をさらに推進するようにともどもに話をしたわけでありまして、明年度予算などにおいても、私は、景気対策、それがすなわち雇用好転に……
○長谷川(正)委員 わが国の教育の上で、私立学校の占めている位置はまことに大きいものがあると思います。ことに幼児教育、高校、大学等の教育につきましては、国の法律に基づいてきわめて大きな社会的機能を果たしていると思います。こういう中で私学の振興助成の問題が近年非常に高まり、昨年の第五十五通常国会では、各党が一斉に私学の振興助成に関する法案を用意するというような機運にまで高まりまして、その中で自民党の提案される法律が一応成立したわけであります。この内容はまだまだきわめて不十分であって、今後われわれは努力して、この中身を十分私学の本当の意味の助成振興の実の上がるように整備しなければいけないと考えてお……
○長谷川(正)委員 ただいまの中村委員の質問に関連しまして、木島委員からちょっと質問があるというので、私の質問時間を若干割いてちょっとそれをお許しいただきたいと思います。
【次の発言】 大事な御質疑、私もその続きをやりたいような気がしますが、きょうはちょっとテーマを変えまして、いま依然として人口急増あるいは児童生徒急増を抱えて非常に苦労している大都市周辺都市の問題につきまして、文部省初め、これは自治省、大蔵省にも関連ございますので、関係機関の一層の御努力をお願いするためにこれから若干質問を申し上げたいと思います。
まず人口急増の問題は、すでにここ十年来の大きな課題で、その後臨時の立法措置等も……
○長谷川(正)委員 ただいま議題となりました文部省設置法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、この際、文部大臣、文化庁長官その他政府委員に御質問申し上げたいのですが、あらかじめ、私きょうは三十分しかいただいておりませんで、残余のものは後にさらに質問を続行させていただくことを御了承いただきたいと思います。 そこで、早速本題に入りますが、今回の文部省設置法につきまして中身を見ますと、国立婦人教育会館を文部省の付属機関として設置すること、国立国際美術館を文化庁の付属機関として設置すること、この二つが中心であると存じますが、文部大臣の提案理由の説明の中に、まず国立婦人教育会館につきまして「昭和四……
○長谷川(正)委員 私は、先般来、本委員会において今回の防衛二法の御提案をめぐっての質疑をずっと伺っていながら、非常に重要な問題が一つ伏在していると思いますので、その点についてお尋ねしたいと思います。 防衛庁は、現在行っている来年度予算に対する概算要求の中で、主要装備の一つとしてF15の導入を考えているようでございますが、このF15の装備をめぐりまして、公明党の鈴切委員の御質問に始まりまして、各党から質疑が行われました。本来F15の導入問題は、来年度予算が審議される次の通常国会における案件であり、その際、わが党としては本格的な論議をし、追及すべきものは追及するつもりでございますけれども、ここ……
○長谷川(正)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、その内容及び提案理由の御説明を申し上げます。 まず第一は、第十九条の五第二項の改正規定を削除することであります。これは、人確法に基づく教員第三次給与改善を実施せず、さきに文部省が省令化した学校の主任制度を受けての主任に対する手当支給を行わせないためであります。 現在、それぞれの学校において教職員が教育活動を推進するのに必要な校務を分担するため、実情に即して各種の主任、係などが工夫され、互選あるいは公選によって形づくられ、民主的に運営されているの……
○長谷川(正)委員 私は、東京都下田無市にあります東京大学の原子核研究所でごく最近起きました汚染の事件に関連いたしまして、非常に緊急な事態でもありますので、冒頭その点について御質問を申し上げたいと思います。 御承知のように、広島、長崎の被爆の経験、その後長くこの放射能汚染により健康をむしばまれている国民の多くがいまだに非常に悩んでいるわけでありますし、さらに例のビキニの灰をかぶった事件、こういうようなことを通して放射能に対する国民の心配というものは非常に大きく、かつこれが取り除かれてはいないというのが現状ではないかと思います。したがって、原子力発電所の問題にいたしましても、そうでない放射能そ……
○長谷川(正)議員 ただいま議題となりました法律案について、その提案理由と内容の概要を御説明申し上げます。 いま、東京、大阪等人口急増地域では、人口の社会増と自然増に押され、交通戦争、住宅不足と狭隘化、公害の多発、自然の喪失等、環境条件は著しく劣悪化しており、生活、労働、文化のあらゆる面で問題を引き起こしています。 特に、学校では児童、生徒の急激な増加に伴って、学級、学校の新増設計画が、その実勢に追いつけないため、運動場をつぶしてのプレハブ教室の建築や特別教室の普通教室への転用、あるいは四十六名以上の学級編制等によって急場をしのいでいる学校等が目立っています。 こうした状況の中で、過大学……
○長谷川(正)委員 先般、本委員会におきまして、田中文部大臣から所信の表明がございました。きょうはその点につきまして、当面する諸問題のうち時間の許す範囲で数点お尋ねをいたしたいと思います。 先般のお話の中で文部大臣は、第一は学校教育の改善充実について、第二は学術の振興と教育、学術、文化の国際交流の推進について、第三に社会教育、体育、スポーツ及び文化の振興について、この三点を中心にお話がございまして、これは現下の教育の、あるいは日本の文化振興の上にすべて及んでいるお話でありますから、お聞きしたいことは数限りなくあるわけでありますが、きょうはそのうちから特に五点ほどにしぼりましてお尋ねをし、また……
○長谷川(正)議員 鍛冶委員の御質問にお答えいたします。 いまあなたのおっしゃるとおり、本来は、義務教育諸学校施設費国庫負担法そのものを抜本的に改正いたしまして、全国どの地域も全く同様に施設整備の改善が進むということが理想でありまして、御趣旨は全く同感でございます。しかしながら、それ以上に東京や大阪その他人口が非常に急激にふえており、児童生徒の急増している地域の、極端な言葉をもってすれば惨状と私は言いたいぐらいでありますが、これは一刻も放置できない、こういう切迫した事態になっております。 そういう意味におきまして、当面時限立法、臨時措置的な性格ではありましても、こうした児童生徒急増地域に対……
○長谷川(正)委員 ただいま議題となりました公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、若干の質問を申し上げたいと思います。 最初にかなり細かいことを伺いますので、大臣でなく関係の局長なり担当者の御答弁で結構でございまして、特に大臣に伺うときには大臣に御質問を申し上げますので、あらかじめお含みおきをいただきたいと思います。なお、質疑をお聞きになっていて大臣が、これはこの際一言言っておきたいというおぼしめしがあれば、ひとつ御遠慮なく御発言いただいて結構でございます。まず、そのことを冒頭申し上げておきたいと思います。 最初に、この法律……
○長谷川(正)委員 今朝来、中西委員の御提案に成ります幼稚園の定数に関するこの法律案の御提案があり、また鍛冶委員、山原委員、そしてただいまは佐藤委員から、それぞれこの法案を中心に現在のわが国の幼児の保育の現状等、あるいはその教育体制のあるべき姿に照らしてどうこれを見るかというような点について、生々しい現場の報告、お話等も交えながら論議が進んでまいりまして、私は文教委員を長くやっておりますが、衆議院の文教委員会で、この幼児の教育問題、保育問題がきょうのように集中的に深い討議をされたことは大変画期的であった思いまして、非常に深い感銘を受けているところであります。 文部大臣を初め文部当局の御答弁を……
○長谷川(正)委員 今九十六国会が今年に入って再開されまして、そして去る二月二十四日に文教委員会が開かれ、この席で大臣から所信の表明があり、予算の説明等があったわけでありますが、それ以降大臣に対し、また文部省全体に対しまして各党各委員から御質問があり、多くの点での貴重な質疑が展開されているわけでありますが、私いまだその機会を持たせていただけませんでしたので、きょうは文部大臣にお聞きすることをまず冒頭に一言申し上げまして、後、衆議院文教委員会の過去数年の歩んだ道を振り返って少しく意見を申しながら見解をただしてみたい、こういうふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず大臣があのご……
○長谷川(正)委員 ただいま湯山委員から非常に精緻な御質疑がありまして、実は私、御質問を申し上げようと思っておったことがほとんど尽くされておるのですけれども、もう一回国民にわかりやすく大ざっぱに整理をしていただけたらと思いますので、多少重複する点があるかと思いますけれども、簡潔にお答えいただきたいと思います。
まず最初に、提案者にお聞きします。本法案を提出した最大の目的は何ですか、わかりやすく簡明におっしゃっていただきたい。
【次の発言】 学問研究の問題について、特に国際化が非常に要請されている時代を迎えているという観点に立って本法案を提出した、こういうふうな御答弁と理解いたします。
いま……
○長谷川(正)委員 今回議題になっております法律案に関連いたしまして、私ども社会党の方からはすでに高等学校を含む同様児童生徒急増地域の法案を提案しており、すでに本委員会でも慎重な御審議もいただき、かつ継続審議になっておるところでございます。このことに関しましては、理想を申しますと、私どもの提案したものでも非常に控え目なものでありまして、それと比較いたしまして今回出されておりますこの法案は、理想といいますか、完全を期するという点からいいますと不満がまだたくさん残っております。しかし一方、政府の非常に厳しい財政事情の中で、各省に対する強い御指示もある模様はよく承知しておりますが、そういう中で児童生……
○長谷川(正)小委員 学校警備員の問題につきまして、文部当局にいろいろ御質問を申し上げ、いま提出されております法案審議の資にしたいと思うのですが、私も戦前戦後にわたって十数年教育の現場にありまして、宿日直をやった経験もございます。また戦後東京都の教職員組合の委員長を十年余にわたってつとめました際に、この警備員制度を東京都として全般的に実施をするようになりました経過については、直接その運動をした者の一人としていろいろ経験しておるわけでございますが、今回この問題が国全体としての一つの制度として立法化されるという方向で小委員会が設けられましたことを非常に喜んでおるわけです。率直に申し上げて、私かつて……
○長谷川(正)小委員 本日は文教委員会で審議を進められております警備員法の小委員会で、非常にはるばる広島あるいは福島からおいでいただきまして、切実なお話を伺いまして、私は警備員制度の一刻も早く何とかこれは法制化しなければいけないという感じを一そう深めたわけでございまして、その点で深く感謝を申し上げておきます。 そこで、きょうのお話を伺っておりますと、遠藤先生のお話では、今日の現場教師がいかに教育の仕事をはじめ、学校教育が社会的に占める位置の重要性ということも関連があると思いますが、同時にまたそれに対する十分な手だてができていないために、非常に繁忙の中にあるということをまざまざと浮き彫りしてい……
○長谷川(正)委員 去る二十六日の文教委員会におきまして、委員会開会に先立ちまして、オリンピック記念青少年総合センター法案の審議のために、まず現地を見ようということで、現地にも行ってまいったわけであります。その後委員会を開きまして、上村委員からもいろいろ御質疑なり、御意見があり、私からもいろいろ御質問申し上げたところでありますが、この法案を提案したその趣旨目的につきましては、私どもも何ら反対をいたしておるわけでもありませんし、大いに同感の意を表しておるわけでありますが、その高通な目的、趣旨に照らしまして、この法案の具体的内容、特に現地の状況を見ますと、まことにその高通な精神が没却され、踏みにじ……
○長谷川(正)分科員 私、四十年度の文部省予算について、数点の質問を用意いたしましたが、議事進行に協力しまして、そのうちの一点に集中して御質問を申し上げたいと思うのですが、どうしてもこの予算委員会でもう一点だけ簡単に触れておきたいと思いますので、合わせて二点についてだけ、ごく簡単に質問申し上げたいと思います。 第一は、今回の予算の重点施策の中に、幼稚園教育の振興ということがあげてあると思うのであります。今日、教育科学の進歩は、幼児期におきます教育の重要性というものをますます明らかにいたしておりますし、また、国民の幼児教育に対する熱意なり要求というものも、非常に高まり、大きくなっておるわけであ……
○長谷川(正)小委員 最初委員長にお尋ねしますが、きょう時間は何時まで……。
【次の発言】 それでは、もう時間が来ておるようですから、内容についての御質問は避けまして、この機会に、私もたいへん不勉強でございますので、お教えいただきたい点を二、三だけ質問して終わりたいと思います。
一つは、古都における歴史的風土保存に関する特別措置法によりまして、橿原市のただいま問題になっている部分は指定されているのかどうか、その点をどなたからでもけっこうでございますが、お教えをいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、ここは古都保存法上はまだ何ら保護の指定の範囲に入っていないと解釈してよろしいんですか。
○長谷川(正)小委員 今日、日本の文北財保護の問題は、国土の開発が非常な早さで進んでいるという現実の中で、多くの問題を包蔵しているわけでございますが、これに対処して国家の将来に対しましても万遺憾ない文化財保護の体制をつくるという意味で、本委員会が文教委員会の中に小委員会として設置されたと思いますので、その角度から当面緊急を要すると思う問題について二、三御質問を申し上げますとともに、私は今度の小委員会の運営等について若干の意見を述べさせていただきたいと思います。 そこで、先般国会が閉会となりましてから、閉会中審査の一環といたしまして、文教委員会は関西方面の国政調査に出かけまして、その際、奈良、……
○長谷川(正)小委員 私は、文化財保護行政の対象となる案件が、今日全国方々に問題が起こっておると思いますが、そのうち自分で実地に見てまいった範囲に限りまして、いずれも非常に憂慮すべき事態にあると判断される問題につきまして御質問を申し上げまして、文化財保護委員会の責任ある御答弁をいただき、また適切な処置をお進めいただくように要望したいと思います。 大臣が参議院の予算委員会の関係でおいでになれませんので、本日は文化財保護委員会関係の皆さんだけに御質問申し上げたいと思います。 第一は、これは三年ほど前に、私が本委員会あるいは文教委員会におきまして取り上げた問題でございますが、東京都下国分寺市の国……
○長谷川(正)小委員 先般、文教委員会におきまして、公明党の有島委員から、一局削減の法案が今国会で成立の見通しになってくると、文化庁がいよいよ発足をするということになるのではないか、それにあたりまして、文部大臣の文化政策の構想を述べてほしいという御質問がありまして、灘尾文部大臣から御答弁がありました。私はこれに関連しまして、いよいよこれから文化庁というふうに切りかえられていくようでありますので、先般も一度簡単に質問申し上げたことがあるように記憶いたしておりますが、これはざっくばらんに申し上げると、文化庁ということで何かたいへん機構が整備されるような感じもしますが、もともと政府全体としては、簡素……
○長谷川(正)分科員 私は、今日、国民生活で最も切実な問題の一つである住宅問題のうち、特に公団住宅の運営等に関しまして御質問を申し上げたいと思います。 私の地元は東京の三多摩でございますが、最近そちらへ参りますと、各種の住宅がどんどん建っております。公団住宅もたくさんございます。ところがそこの居住者からいろいろな不満を聞くわけであります。そこで、短い時間でありますので、特に私は建設大臣の監督下にあり、日本住宅公団法に基づいて運営されております日本住宅公団の問題について、特にそこで家賃のほかに居住者が公団に納めている共益金の問題について質問いたしたいと思います。 その前に、私、全般的な公団の……
○長谷川(正)小委員 一昨日文教委員会の席で、文化庁が発足いたしまして初めて今長官のごあいさつをいただいたわけであります。私、非常な期待をもってお伺いをし、同感、感銘をいたしたところも多々ございますけれども、その中で二、三の点についてこの際長官に御所見を伺いたいと思います。 長官のお話、いろいろございましたけれども、一つは、文化庁が発足して、もちろんいままでの文化財保護委員会のしてきた仕事は踏襲するけれども、さらに大きい抱負を持たれてこれに取り組まれるという立場から、特に中央、地方の文化的格差というものをこの際ぜひ埋める努力をしたい、特に地方文化には非常にすぐれた特質があるにかかわらず、自信……
○長谷川(正)分科員 午前中、本分科会で同僚の米田、安宅両委員から在日朝鮮人の帰国問題についていろいろ質疑がございました。私はこの件についてなお若干お尋ねをしたいと思います。 実は私、昨年の十月下旬から十一月の下旬にかけまして約一カ月、朝鮮民主主義人民共和国の対外文化連絡協会の御招待をいただきまして、日本と朝鮮の親善友好をはかる団体であります日朝協会の代表として朝鮮を訪問いたしました。私の訪朝の目的は当然日朝の親善を深めるということにあるわけで、各地で朝鮮公民の皆さんと友好を深めてまいりましたが、しかし午前中に議題になりましたこの帰国事業再開の問題は、当面の重要な問題として、私は向こうで副首……
○長谷川(正)分科員 冒頭、昨日、本委員会におきまして岡澤委員が質問いたしましたのに対しまして、荒木国家公安委員長が御答弁をいたしましたが、そのことについてまずただしたいと思います。 荒木国家公安委員長は、昨日岡澤委員の質問に先立って午前中の大原亨委員の質問の際にも、大原委員から、荒木さんが東京都の美濃部知事に対しまして五十点であるというようなことを放言されておるが、まことに不謹慎であるという指摘がありましたのに対して、十分今後気をつける旨の御答弁があったばかりでありますが、その舌の根もかわかないうちに、午後の岡澤委員の質問に対しまして、九州大学の井上法学部長について
○長谷川(正)分科員 私は、実はいま文教委員をつとめておりまして、文化財保護の問題に関心を持っております。いま全国でいろいろ建設事業が進められておりますが、これと文化財保護とが至るところでぶつかり合って問題を起こしております。しかし、文化財保護の問題は、直接文化財保護法に関する限りは文化庁の所管でありますが、きょう私が特にこの分科会に出席させていただいて建設大臣に御質問申し上げるのは、いわゆる一般の文化財保護法による文化財の保護ときわめて密接な関係にある歴史的風土と申しますか、あるいは文化財の当然切り離せない自然環境と申しますか、そういうものが非常に破壊をされておりますので、この点について主と……
○長谷川(正)分科員 防衛庁長官にお尋ねをいたします。
去る二月六日の予算委員会の総括質問のおりに、麻生委員から、防衛施設庁予算の中に特別会計として十億円計上されているのは何か、こういう質問がありまして、これに対して有田防衛庁長官は、それは王子野戦病院を他に移転するための経費の一部であります。また続きまして、王子野戦病院あとを処分する、その処分した財源を当てにいたしまして十億円の歳出をする、そうお答えになっておられますが、そのとおりですか。
【次の発言】 あの議事録を拝見しますと、通常の日本語の読み方からしますと、四十四年度分の中にこの収支が組まれておるので、いまのお話ですと、ことし処分して……
○長谷川(正)委員 私は、山本委員の質問に関連いたしまして、地方行政の重要な部分を占めています教育行政の現在当面しておる緊急諸問題につきまして、ただいま審議中の石油需給適正化法案並びに国民生活安定緊急措置法案にどのような配慮がなされているかということをただしたいと思います。 その前に、国民生活安定緊急措置法案につきましては、先ほど来多くの方々から、その重要な中身をなす部分がほとんど政令にまかされている点はまことに重大であるという御指摘がありました。私も全く同感でありますが、これは後に理事会で適切な処理をされるということに一応なったようでありますから、この点についてはあえて触れません。その中身……
○長谷川(正)分科員 私は、町村自治大臣並びに関係政府委員の皆さんに御質問と要望を申し上げたいと思います。 ただいま大阪御出身の近江委員が御質問をなさっているのを伺っておりまして、私は、東京の出身でありまして、東京、大阪等の大都市周辺の市町村のかかえている深刻な悩みがまことに共通しているということを痛感した次第でございます。国の行政、都道府県の行政、そして区、市町村の行政、こうした中で国民は生活をしておるわけでありますが、何と申しましても国民に直結した日常の生活は、末端の地方自治体に凝集されておると思います。したがって、政治全体のひずみあるいは経済の変動、こういったものが、常に最も端的に国民……
○長谷川(正)分科員 私はきょうは、人口急増地帯の各自治体がいま一番苦しんでいる問題の、最も大きい問題であります義務教育諸学校の用地取得問題それからこれに付随して、義務教育にはなっておりませんが、幼稚園、あるいは、今日高校進学率が御承知のように一〇〇%に近づいている状態の中での高校用地も含めまして、こうした用地取得についての問題、非常に困難を来たしておりますので、これをどう打開するかという点、さらに、今日の狂乱物価の中で学校給食費等の値上がりが避けられないような状況になってきているのに対して、物価問題の解決はいまの最大の緊急政治課題という立場から、この学校給食費についてどう対処されるか、こうい……
○長谷川(正)小委員 時間がございませんので、簡単に四人の先生方にそれぞれお答えをいただければありがたいと思います。 一つは、いまの山本参考人のお話、小林先生の御意見等にも出ていましたが、私は、文化財保護法を改正し、行政を進めるということで一つ非常に大事なのは、ただ手さえつければいいというのではなくて、それを行う体制づくりというのがないと、これはかえって破壊を促進することにもなりかねないんじゃないか。私もごく乏しい経験ですけれども、何カ所か埋蔵文化が破壊されているとか、いま発掘調査が行われているという現場へ伺って拝見をしたことがございますが、まず夏休みであるとか春休みでないと手がそろわない。……
○長谷川(正)小委員 昭和二十五年に議員立法で文化財保護法が成立をいたしましてからすでに二十五年たっておりますが、このたび、国土の開発も非常に進みますし、各種の文化の様相も変わってくる中で、当面、対応する保護法の整備充実の必要ということから小委員会が設けられ、河野小委員長を中心に、特に各党代表によって今日まで御努力が続けられ、本日その成案がここに審議されることになりました。この間の努力に対しまして、小委員の一人として心から敬意を表したいと思います。 ただ、私、党内でもいろいろ報告を受けておりますが、まず、きょうの議事の進め方として、一応小委員長のごあいさつはございましたけれども、最終的に練り……
○長谷川(正)分科員 私は、海外から引き揚げ帰国をなさった方々の日本語の教育について現状をただし、そしてこれらの方に行き届いた方策が確立されまして、速やかにそれが実施されますように政府に要望し、文部大臣並びに関係の方々から明確な御答弁を賜りまして、日本における社会生活に日本語というものは欠くことができないわけでありますから、その教育を血の出るような思いで待ち望んでいるこれの人々に対しまして、ひとつこたえていただきたい、こういうふうに思います。 戦後三十年たちました今日も、引き揚げ帰国者が続いております。特に日中国交が回復され、また航空協定ができましてから、中国からの帰国者がふえております。今……
○長谷川(正)分科員 五十三年度の予算に関連し、特に文部省所管問題について、分科会の短い時間でございますが、御質問申し上げたいと思います。 私、自分の住んでおります地元の三鷹市を初め近くの自治体各所を幾つか回りまして、特に文教関係の予算に関連する問題で調べてまいりました。たくさんの問題がありまして、ここでそれを全部扱うことはとうていできませんので、残余はまた文教委員会の方でたださせていただきますが、時間の許す範囲で数点について文部大臣、そのほか担当者の御所見を伺いたいと思います。 第一は、人口急増、児童生徒急増市町村に対する特別の援助の措置がすでに数年前に立法化され、時限立法でことし終わる……
○長谷川(正)分科員 限られた時間でございますので、私きょうは、文部大臣及び関係政府委員、さらに大蔵省、外務省の関係の方に対し、できれば三つの問題について御質問申し上げたいと思います。 その第一は、義務教育諸学校の用地提供に対する課税緩和の措置がとれないものかという問題であります。 第二の問題は、御承知のように、心身障害児の義務教育制実施に当たって、いろいろ関係当局は御苦心をして準備されてきたと思いますが、現実にはいろいろな問題が全国各所で起こっておるようでありますので、それらに対してどのように対処されているかをこの際ただしたいと思います。 それから三番目には、最近日本に対する諸外国の研……
○長谷川(正)分科員 一番先に、大臣にごく基本的なことをお尋ねしたいのですが、全国の自治体は、都道府県に始まって小さな村まで、それぞれの形態別に幾つあるのか、これをお聞きします。大臣でなくとも関係者でいいですが、一番原則的なおさらいで恐縮ですが、私も不勉強なので、こういう機会にひとつ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そのうちで、アメリカ軍基地が何カ所あって、それを提供している自治体は幾つありますか。
【次の発言】 では、基地以外に、これに準ずる施設といいますか、そういう施設が全国に幾つあって、これを提供している自治体は幾つありますか。軍事基地でない、国の使用している、準ずるも……
○長谷川(正)分科員 谷垣文部大臣御苦労さまです。 私、昭和三十八年の秋の総選挙で初めて衆議院に当選させていただきまして、最初から大部分の期間を文教委員を務めさせていただいております。 当時文化財保護の問題が全国に起こっておりまして、開発の進捗によって各地で文化財破壊の危機に瀕する事態が起こっております。私の地元の国分寺市でも、武蔵国分寺の史跡指定になっているところに、すでに法律の規制を越えて住宅が建ち始めておることがきっかけになりまして、文化財保護問題に大変関心を持つようになり、いろいろと御質疑を申し上げたこともございますが、最近また文化財保護問題についていろいろの事象を方々で伺いますの……
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