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永末英一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

永末英一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
715位
委員会発言歴代TOP500(衆)
183位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
819位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
653位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
120位

30期委員会発言TOP100
91位
30期委員会出席(無役)TOP100
89位
30期委員会発言(非役職)TOP100
73位
31期委員会発言TOP100
91位
31期委員会発言(非役職)TOP100
71位
33期委員会発言TOP100
69位
33期委員会出席(無役)TOP100
69位
33期委員会発言(非役職)TOP100
57位
35期委員会発言(非役職)TOP100
94位
38期委員会発言TOP100
64位
38期委員会発言(非役職)TOP100
51位

このページでは永末英一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。永末英一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

30期(1963/11/21〜)

第45回国会 予算委員会 第2号(1963/12/12、30期、民主社会党)

○永末委員 最初に総理にお伺いしたいのでありますが、総選挙は国民が主権者としてその主権に基づく行為をする重要な機会であります。したがって、この総選挙によって国の歩みを決定する非常に重要な機会であります。したがって、国民の多数の者はこの総選挙に参加をするようにするということは、これは解散する首相の責任だと私は思うのです。総選挙の結果投薬率が意外に低かったといわれておりますが、総選挙の投票率が低いということについて、総理が総選挙に臨む態度について欠けるところがあったのではないかと思いますが、総理はどのようにお考えですか。
【次の発言】 総選挙のときに国の新しい歩みがきまるのであって、人心一新という……

第46回国会 外務委員会 第2号(1964/02/12、30期、民主社会党)

○永末委員 きのうの参議院の外務委員会で、大平外務大臣から、一つの中国、一つの台湾という考えはしぼんでしまったというような御発言があったと聞いておるのですが、それはどういう内容のものであったか、お聞かせを願いたい。
【次の発言】 いまのお話を承りますと、フランス政府がそう考えておったかどうかは別として、日本の外務大臣がフランス政府が中共政権と国交回復をするといった事実をとらえた時点において、そういう御解釈をなすった、こういうぐあいに聞えるわけです。ところが、われわれの疑問とするところは、なぜ日本の外務大臣がそういう考えを持ち、そして、きのう国民政府がフランス政府に対して外交関係を断絶する言った……

第46回国会 外務委員会 第5号(1964/02/21、30期、民主社会党)

○永末委員 民社党といたしましては、今回のOECD条約にわが国が加盟をすることを非常に重大に考えております。それは、一つには、わが国が戦後、いわゆる籠城経済、たてこもって保護を加えてきた経済から、開放経済、開いた経済に移るということの意味で重大でもありますけれども、考えてみれば、このごろ池田内閣の総理大臣は何か世界の三本柱の一つだというように言っておりますけれども、ことしの初めソビエトのフルシチョフ首相が領土の平和的な処理等の件に関する方針の伝達を政府に対してしてきたときにも、まだ日本は旧交戦国の一つだという感覚で見られているような趣もございます。また、日本国の周辺を見ましても、決して戦後の政……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/08、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております経済協力開発機構条約の締結については、これを承認すべきものと考えます。  私どもは、国際経済を包括的たらしめ、また、わが国の経済がこれ以上長く孤立的な経済に跼蹐すべきものではないという観点から、この機構に積極的に参加すべきものと考えるものでございまして、ただいままでの籠城経済から開放経済に立ち至る場合、それがあたかも先進工業国のクラブに入るのだというような政府の感覚で、この中で他国への追随外交をやっていこうというのであってはならぬとわれわれは考えます。もちろん、このOECD機構におきます理事会決定は全会一致制でございま……

第46回国会 外務委員会 第22号(1964/05/08、30期、民主社会党)

○永末委員 資料を要求したいと思います。  その内容は、核爆発、核実験の各国別、地上、地中、水中のそれぞれの区域別の回数を、現在までわかっているところを資料として御提出願いたい。

第46回国会 外務委員会 第23号(1964/05/13、30期、民主社会党)

○永末委員 防衛庁長官の出席を要求しておりましたが、非常に時間が短いので、もし十分に御回答がなければ、もう一度ひとつ出席要請をしたいと思います。  私どもは、この部分的核実験停止条約について、いままで政府の説明はこの条約の前文にあらわれている目的あるいは決意というところに重点を置いておられますが、現実の世界が核戦略時代になっている場合に、どういう意味合いでこの条約を締結するに至ったかについての特に原締約三カ国についてはっきりとした防衛上の方針を明確にしておかなければ、まぼろしを追って非常に不分明なままでこれを認めることになる、このことを心配いたします。そこで、そういう観点から、特に防衛庁長官に……

第46回国会 外務委員会 第33号(1964/06/26、30期、民主社会党)

○永末委員 私ども民社党は、ただいま松本委員から出ました要望の点について全面的に賛成であります。池田内閣は、中国に対する姿勢については、まず初めは前向きのようでございました。たとえば政経分離ということばを使うにあたりましても、実際にそれなら経済の面については大いに前進させようとしておるのかと思うと、そのやっているいろいろなことは、はなはだどうも前進させるようにやっていない。たとえばこの北九州の見本市の問題におきましても、見本市そのものについて許可をするかどうかということは法律上の権限ではないと私は思う。いま外務大臣が申しましたように、入国の期間とかあるいは警備の問題等について、主催者である民間……

第46回国会 外務委員会 第34号(1964/08/10、30期、民主社会党)

○永末委員 民社党といたしましても、今回のこの事件について非常に重大な関心を持っておりますが、ただいままでの大臣の御答弁を聞いておりまして。少し事態を正確にしたいと思うのです。  第一点は、ライシャワー大使が池田首相に会われたあの行為は、安保条約第四条にかかわる随時協議だとわれわれは思いますが、大臣はそう解釈しておられますか。
【次の発言】 同時に第六条でうたわれております事前協議の対象として行なわれたかどうかの問題につきましては、大臣はどうもそれに該当しないようなお話でございましたが、第六条に関する行為だとは解釈しておられませんか。

第46回国会 外務委員会 第38号(1964/10/07、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、ラオスの安定基金の問題と平和部隊の問題二点についてお尋ねしたいと思います。  先ほどの新聞紙上の発表によりますと、ラオスの安定基金の問題について、大蔵省が反対するからやめたんだ、こういう記事が載っておりましたが、この間の事情を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 外務省としては、方針は一応持っておられますか。
【次の発言】 何ぶんのということですが、その規模等もおおよそ御計画になっておられますか。
【次の発言】 その必要性の判断については、どの程度必要だと判断をしておられますか。ほかの省の反対があればやめてもいいんだという、こんな程度の態度か、それとも、ぜひこれを実現した……

第46回国会 内閣委員会 第49号(1964/06/25、30期、民主社会党)

○永末委員 防衛庁長官は、六月九日の閣議が終わったあとで記者会見を行なって、F104Jの継続生産を防衛庁としては決定をして、その措置について大蔵大臣と協議をしてほぼ合意を得た、このように伝えられておりますが、この間の経緯を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、今回のこの大蔵大臣との話し合いは、防衛庁としては省議として決定をして、そうして申し出た、こういうことに了解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 二月十四日の予算委員会で私がこれらの点について長官にただしましたときに、ちょうどそのときには、アメリカが日本から撤退する予定になっておりますF102の購入の件につ……

第46回国会 予算委員会 第12号(1964/02/11、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和三十八年度予算第三次補正の三案について反対の意を明らかにいたします。  前回の補正は、主として、公務員給与の引き上げ、食管会計と農業共済会計への繰り入れ、災害復旧費の追加並びに国鉄と電電公社に対する追加融資等、政策的な歳出補正でありましたが、今回の補正は、義務的経費や既定経費の不足補てん、政策的補正としては産投会計へ三百六十億円の繰り入れ並びに国鉄に対する融資を行なっております。  わが党は、政府案の一般会計予算補正のうち、義務的経費十二項目、既定経費の不足補てん並びに不用額の削減  一項目については、これを是とするものであります。……

第46回国会 予算委員会 第13号(1964/02/14、30期、民主社会党)

○永末委員 昨年の総選挙後の特別国会で私は、世界の戦略情勢の変化に伴う日本の防衛方針について内閣が国民に明らかにする必要があろうという質問をいたしましたところ、総理大臣は、大体その私の言っていることを了とされ、近い機会にそれを明らかにする、検討しようというお話がございました。私は今度の施政方針演説でおそらくは国民に対して池田内閣が、これに対して何らかの指針を明示するのではないかと期待をいたしておりましたが、ついに一言も日本の平和と安全に関して、特に防衛の問題について触れるところがございませんでした。防衛をあずかる防衛庁長官は、池田総理のあの施政方針演説について御満足ですかどうですか、伺いたい。

第46回国会 予算委員会 第18号(1964/03/02、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、昭和三十九年度一般会計予算、昭和三十九年度特別会計予算及び昭和三十九年度政府関係機関予算については、政府はこれを撤回し、すみやかに組み替えをいたしまして再提出することを要求する動議を提出するものであります。その要綱は別途お手元に配付いたしました別紙のとおりでありますが、その趣旨を簡単に説明いたしたいと存じます。  予算は政府の政治方針を現実化するものであります。政治方針がいかに美辞麗句で飾られておりましょうとも、予算がそれに伴わなければ、から念仏にすぎません。われわれは、政府の所得倍増という名の経済成長政策と、「かつてない福祉国家の建設」という二……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/10/06、30期、民主社会党)

○永末委員 昨日の当予算一委員会で官房長官から、当面首相は入院しておるけれども、政務には差しつかえない。しかし国会法第九条はあるけれども、臨時首相代理を置く考えはないということを承りました。私どもも、池田首相が一日も早く療養の結果御全快されて、当国会にも臨み、また十分意を尽くした国政の運用に当たられんことを心から期待をし、またお祈りをしております。しかしながら、国政は渋滞していないと言われるけれども、やはり病院におられたらおられるだけ、池田首相の気性からいたしましても、なかなか意に沿わないところもあろうかと思うのです。そこでこの際官房長官に二、三点をただしておきたいと思うのですが、きのう、十一……

第47回国会 外務委員会 第1号(1964/12/15、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、過般の国連総会で外務大臣が演説をされて、日本の国連を中心とした外交方針を全世界の人々に明確にされたという点について、非常に不分明な点、重要な点が、私の見るところでは四点ほどあると思いますので、これをひとつ伺いたいと思います。  ところで、大臣がここにおられるのは四時十五分までと伺っておりますが、すでにあと七分。理事会の申し合わせによれば約三十分ほど時間をいただけると伺っておりますが、委員長、もし大臣が四時十五分に御退席されるとするならば、あとの二十三分次の機会にひとつ質問を許されるかどうか、まず委員長に伺いたい。
【次の発言】 外務大臣は、総会の演説で、中共が核戦力を保持する……

第47回国会 外務委員会 第2号(1964/12/16、30期、民主社会党)

○永末委員 この条約を批准することによってわが国が持つべき権利と義務とをこの際明らかにしていただきたい。
【次の発言】 利点と権利とは違うと思うのですね。条約によれば、わが国が締約国になることによって博覧会事務局の理事会に理事を派遣し、そうして博覧会事務局で決定すべきことについて発言権を持つというようなことは考えられると思います。  義務としては、先ほど問題になりました分担金を払わなくちゃならない等々の問題があると思いますが、その他何かありますか。
【次の発言】 先ほど、第八条の著作権の保護を保障するための指貫を博覧会に登録する場合につけなくちゃならないというような意味の質問がございましたが、……

第47回国会 外務委員会 第3号(1964/12/17、30期、民主社会党)

○永末委員 中国の代表権問題で伺いたいと思いますが、先日のこの委員会で外務大臣は、重要事項指定自体は何ら目的を持つものではない。こういうことを申された。われわれもそのように聞いております。総理大臣は自主外交ということを言われるのでありますが、自主外交というのは日本国政府に方針があって初めてでき得るものだと思います。そこで、重要事項指定自体は何ら目的を持つものではないという、こういうことでございますから、一体外務大臣は北京政府の中国代表権問題に対してイエスという立場でこの国連総会にお臨みになるのか、ノーという立場でお臨みになるのか、お答えを願います。

第47回国会 予算委員会 第8号(1964/12/07、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表し、政府提案の昭和三十九年度一般会計補正予算、特別会計補正予算、政府関係機関補正予算三案に対し反対いたします。以下、その理由を申し述べたいと存じます。  今回の補正予算は、例年とは異なり、佐藤新内閣成立後第一回の予算であるというところに最も大きな特色を持っております。したがって、われわれは、この予算案の審議を通して佐藤新内閣の性格と方針が何であるかについて慎重に検討いたしてまいりました。ところが、佐藤新首相は、その就任にあたって、池田路線の踏襲というくつわをかまされたとかで、本年七月の自民党総裁選に際して佐藤氏が立候補した際の公約の重要な諸点をみずから否定ない……

第48回国会 外務委員会 第7号(1965/03/19、30期、民主社会党)

○永末委員 私は日韓問題について御質問申し上げますが、時間がきわめて限られてありますので、大臣はひとつ簡単に御答弁を願いたいと思います。  第一は、政府はいま韓国政府との間にはなはだ事務的、法律的に交渉を進められておるようです。しかし、私どもの見るところでは、日本と韓国との国交正常化は、単に政府対政府の間においてある合意が成立したからといって国交の正常化ができ上がるものとは思いません。すなわち、日本と韓国との間の長い歴史的な背景がございますから、少なくとも、両国政府の合意に達するものは、それぞれの国民の大多数が共感をもって同意を得る内容、その内容が一義的に明確に同じものが両国民に知らされておる……

第48回国会 外務委員会 第12号(1965/04/02、30期、民主社会党)

○永末委員 議事進行。ただいま外務大臣は合意議事録について、農村大臣が過般この外務委員会で李ラインの撤廃は合意議事録において明記をするとわれわれに答弁をいたしましたが、その点について、努力する目標だ、こういう話でありますが、先ほどからの総理大臣の答弁は、合意議事録というものは大体本条約に新たな何ものかを付加するようなことはしないのだ、こういう程度のはなはだ軽く扱われた答弁をされた。条約局長は、最初、合意議事録なんていうものはつくるかどうかまだきまっておらぬ、こういう答弁をされた。問い詰めていくと、最終的には、外務大臣のいまの答弁のように、農林大臣の答弁と関連をしてそういうことをいま折衝中でござ……

第48回国会 外務委員会 第13号(1965/04/07、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、外務大臣に、現在行なわれておりますアメリカの北ベトナムの爆撃に対する見解をこの際明らかにしていただきたいと存じます。  このごろ連日のようにアメリカが北ベトナムの爆撃をやっておりますが、その中で第七艦隊所属の航空機が爆撃を行なっておる。このたびごとに外務省はアメリカから協議を受けておりますか、お答え願いたい。
【次の発言】 昨年のトンキン湾の事件のあとには大使がやってきて協議を行なったと、外務大臣は当院で報告いたしました。この二月にはちょっと下がりまして公使がやってきて外務省と協議を行なったと予算委員会に報告いたしました。いまアメリカが連日のようにやっておるのにかかわらず、な……

第48回国会 外務委員会 第16号(1965/04/21、30期、民主社会党)

○永末委員 今月の十四日に釜山、二十日にソウルにおいて日本の国の国旗である日の丸が焼かれた、こういう記事がございましたが、この状況について外務省はどう把握しておられるか、お答えを願いたい。
【次の発言】 外務大臣は、屈辱外交反対という韓国側の名目で行なわれる事件において日本側の国旗が焼却されるこの原因はどこにあるとお考えですか。
【次の発言】 日本政府としては、そういう感情が韓国民の中に存在しておるという事実をお認めになる。どうすれば韓国民の中にある日本に対するそのような不信感をなくすることができるとお考えか、承りたい。
【次の発言】 あなたは、国交正常化してから、こう言われるが、問題は、その……

第48回国会 予算委員会 第11号(1965/02/12、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、過般の日米共同宣言、予算にあらわれました税制改正、さらにまた医療費の問題等を通じて、佐藤内閣の政治に対するかまえを国民の前に明らかにしていただきたいと存じます。  第一は、佐藤さんは今度内閣を組織されたのでありますが、それぞれの内閣は日本の政治に対してある一定の役割りを果たしてきておるとわれわれは考えております。したがって、いま国際情勢が非常に変動しておる中で内閣を組織せられた佐藤総理としては、この佐藤内閣の使命の一番重点がどこにあるかということをお考えだと私どもは思います。内閣は十年も二十年も続くものではございませんし、いまの時点における最重点をど……

第48回国会 予算委員会 第18号(1965/03/03、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、今澄勇君等提出にかかる昭和四十年度予算三案の編成替えを求めるの動議に賛成をいたし、政府提案の予算三案に対して反対、社会党提案のこれら予算案の編成替えを求めるの動議に対して反対をいたします。  われわれは、この予算委員会を通じまして、佐藤内閣がどういう政治姿勢に立っているかということをきわめたいと存じてやってまいりました。佐藤総理は、ジョンソン・アメリカ大統領との会談の結果、自主平和外交をもってモットーとする、こういう姿勢で臨まれたのでありますが、われわれの考えるところによりますと、自主外交とは、アメリカのとっておる外交方針に対して、われわれがもっと多……

第49回国会 予算委員会 第4号(1965/08/06、30期、民主社会党)

○永末委員 佐藤内閣は自主外交というのでありますが、その自主外交の自主の意味は、アメリカのやり方に対して日本が自由な手を持っておる、こういうことを実証するところにあると考えます。そこで、その一つの手がかりとして、私は二つの点についてただしたいと思います。  一つは日米航空交渉について、一つは、過般起こりました。わが日本の明興丸とアメリカの貨物船のアリゾナ丸、この衝突事件に関する問題であります。  第一の日米航空協定の交渉につきましては、過般の日米貿易経済合同会議で閣僚の皆さまが一致団結して御努力になって、やっと八月十日から日本でこの交渉を開くということになりました。そこで運輸大臣に伺いたいのは……

第51回国会 大蔵委員会 第14号(1966/02/25、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております通行税法の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行なわんとするものであります。  もともとわが党は、通行税は廃止をすべしという意見を持っております。なぜかならば、この通行税の設置目的はすでに終わったものでございまして、戦費調達などというような時代ではございません。終わった目的を持っておるものをなお存続せしめておるということは、全くけしからぬ話でございます。  第二に、その内容をつぶさに検討いたしましても、この課税対象、課税標準、税率ともに矛盾に満ち満ちたものでございまして、これは課税公平の原則に適合しておるものとは、……

第51回国会 大蔵委員会 第19号(1966/03/09、30期、民主社会党)

○永末委員 開発銀行の目的は、産業の開発を促進することが一番大きな問題でありますが、産業の中には生産部門と流通部門とありまして、その流通部門ないし流通施設に対する開銀の融資の方針、基準について伺いたい。
【次の発言】 私は、その大都市開発、再開発と申しますか、その点について伺いたいのでありますが、大都市のいま一番大きな問題は交通の困難ということであります。したがって、交通の困難というのは、ことに流通部門につきましては、道路の問題もございますし、自分たちの立地条件もございます。大都市の中で自分たちのそういう条件を変えるために融資するのか、それとも、それがその大都市の周辺に移って、そうして新しくそ……

第51回国会 大蔵委員会 第21号(1966/03/16、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、協同組合法が施行せられてもう十七年になるのでありますが、この間、企業組合に対する課税の取り扱いについては、いろいろな変遷等がございましたが、しかし、この機会に、一体どういうような基本的な観念でこれに臨んでおるかということを明らかにしつつ、企業組合に対する課税の内容について見解を明らかにいたしたいと存じます。  第一は、私どもは、企業組合は、協同組合法によって設置されたものであるから、その本質は協同組合であると考えておりますが、大蔵省はどうお考えか、お答えを願いたい。
【次の発言】 いま協同組合の本質を述べられて、それで、その企業組合は、第一に、それぞれの事業主が自分の固有の事……

第51回国会 大蔵委員会 第33号(1966/04/19、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行ないたいと思います。  もともと、憲法に地方自治がうたわれておりますのは、それぞれの地方団体の自主性、実情に合わしてその地方住民の暮らしの水準が確保できる、こういう目的であったはずであります。しかし、この目的を達するためには、国の政府の責任においてこれらの自治体がそれぞれ十分な財源を与えられ、その財源の使途について、公選によって選ばれる地方団体の首長と地方議会議員とがその地方の実情に即した解決を与える、これが国の政府の責任であります。昭和二十五年に勧……

第51回国会 大蔵委員会 第35号(1966/04/22、30期、民主社会党)

○永末委員 公認会計士の数を先ほど承ったのですが、これが監査をしております相手方の会社の数は幾らぐらいですか。
【次の発言】 会計士の数と会社の数とが、数だけ見ると合っておりますが、内容は、一人の公認会計士で最大限何社持っておるのがおるか。そういうことはどの程度わかっておりますか。
【次の発言】 まあ、アシスタントを持って四十ないし四十五、六社持っておる。そうすると、公認会計士というものは、一人当たりにして大体どの程度の監査能力があるとお見込みですか。幾らでもできるのか。個人であるならば、大体人間の能力には限界があるはずですから……。

第51回国会 大蔵委員会 第41号(1966/05/13、30期、民主社会党)

○永末委員 今回の法案に関連いたしまして、いま、平林委員から廃止される税務署の話が出ましたが、廃止される税務署は当然統合される、そのそれぞれの距離はどれくらいありますか。
【次の発言】 先ほど廃止される税務署に分室を置いて、というお話でございますが、この中で分室が置かれるのはどれだけですか。
【次の発言】 検討中ですけれども、いまお話を伺ったところでは、一番大きなもので百十分かかる、百五分、九十分、八十分という相当長い距離――これはスムーズに乗り継いでいっての計算であって、待ち時間を加えますと、はなはだしきは二時間半もかかり得る場合がある。往復しなくちゃならぬといいますと、一ぺん税務署へ行くの……

第51回国会 大蔵委員会 第51号(1966/06/21、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党の立場に立ちまして、今回のアジア開銀の問題を考えました場合に、日本政府がアジアのいわゆる新興諸国の援助に対し、あるいは経済協力に対しどういう基本的立場に立っておるかということについて、きわめてあいまいな点があるというこの一点を解明するのが本委員会の任務であると思いますので、この点に焦点を置いて御質問を申し上げたいと思います。  第一点は、自民党政府は、アジアにおける新興諸国の経済協力ないしは経済援助に対して、どういうかまえで、どういう機関をつくり、そしてどういう手術を通じつつこれに接近しようとしておるか、その中でアジア開銀において果たそうとしている寄与はどの程度のもので……

第51回国会 大蔵委員会 第52号(1966/06/22、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております二法案に対して、賛成の討論を行なおうとするものであります。  現在、核戦略下の世界におきまして、核兵器を使用する全面戦争の脅威は一応遠のいているように見えます。しかし、その間、現在の世界における平和撹乱の一番大きな原因は、いわゆる新興諸国における経済不安がそれぞれの国内における政治不安と結びつき、これに対して対立する二つの政治圏から力が加わっている、これが世界平和を乱す原因になるということであります。したがって、私どもは、この新興国の経済安定をはかることが世界平和を保障するきわめて重大な問題だと考えます。  全世界の民主社会……

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/24、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提案による昭和四十年度補正予算案三案に対して反対をいたします。  今回の補正予算案の特徴は、追加財政需要に対しては税外収入や経費節減をもって充てようとするものであります。また、租税等の収入減に対しては、公債で埋めよう、これが今回の補正予算案の特徴であります。  追加財政需要につきましては、わが党は公務員給与の改善や、あるいはまた地方財源不足額の補てん、さらにはまた災害対策費等については、ぜひとも政府・与党の責任において本年度中に成立せしむべきものだと考えてまいりました。もっとも公務員給与について人事院勧告を値切ったり、また消費者米価値上げを前……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、民主社会党)

○永末委員 私は、最初に、この十二日に京都で起こりました精神異常少年の殺人傷害事件についてお伺いいたしたいと存じます。  この事件は、十三日の午後六時半、精神異常の少年が警官を刺傷いたしましてピストルを奪い、奪ったピストルで一名を殺し、一名に傷をつけた事件でございまして、一昨年ライシャワー大使に対する同様の事件がございまして、精神異常者につきます措置については、精神衛生法の改正等、いろいろの措置が行なわれました。しかしながら、現状におきましては、いまだに、入院加療を必要とする者について、十一万余も、厚生省の調査によりましてもなおこれを入院せしめることができない、このような状態に放置をされており……

第52回国会 大蔵委員会 第1号(1966/07/15、30期、民主社会党)

○永末委員 本日は、時間が非常におそくなりましたので、酒の生産についてとみりんの税金について、二点だけ御質問申し上げます。  私は、酒のように大衆消費の最前線に出ていく商品、これらにつきましては、大衆の消費嗜好というものに合わさっていくわけでございますから、本質的にこれは大衆の選択の自由を認めるというわれわれ民主社会主義者の立場からいたしますと、統制すべきものではない、自由にすべきものであると考えております。  そういう観点で現在の酒造米の割り当てを見ていきますと、先ほどからやりとりがございましたように、希望加配というものが一つの軸になって、言うならば、よい酒を安く売る、こういう政策をとられて……

第52回国会 大蔵委員会 第2号(1966/07/19、30期、民主社会党)

○永末委員 三点ばかり伺いたいと思います。  申告課税制度がとられてだいぶ月日がたっております。ところが、この申告課税は、納税者である国民が自分で申告できるかといいますと、自分で申告納付書にちゃんと記入をして税務署に持っていってやる人間というのは、私はきわめて少ないのではないかと推測をいたしております。この三月に当大蔵委員会で、ある税務署を見に行きました。いろいろ聞いてみました。そこにすわっておる人に、あなたこれ一人で書けるか、そんなもの書けるものですかという話です。一体、この申告納税制度というのは、国民の自発的な意思に基づいて納税をさせる、いわば国家構造とそれをつくっておる国民が一体化するこ……

第52回国会 大蔵委員会 第4号(1966/07/25、30期、民主社会党)

○永末委員 経済企画庁長官に対してお伺いをいたしますが、中期経済計画はいま御破算になってない、こういうことですが、中期経済計画には、海外経済協力に対する規模が一応組み入れられて計画を立てられておったと拝聴しております。ところで、いま中期経済計画はございませんから、新しい長期経済計画を策定中であると伝えられておりますが、この新しい経済計画は、いつからいつまでを目途としていま策定中であるか、伺いたい。
【次の発言】 この新しい経済計画には、海外経済協力に対する考え方を盛って立てられる、こういう御方針であるかどうか、伺いたい。
【次の発言】 政府は、大体一九六四年以来、海外経済協力に対しては国民所得……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1967/04/26、31期、民主社会党)

○永末委員 最初に、先ほどちょっと出ました沖繩船舶に日の丸を掲揚する問題ですが、本日掲揚されておりますか。
【次の発言】 諸手続とは、どういうことがひっかかっているのですか。
【次の発言】 布令の改正というのは、三月一日に日米協議委員会でこのことが合意を見ておって、すでに五十日以上もたっておる。布令の改正というのは、アメリカ側における議会とかなんとかというようないろいろな諸機関を経由することなくできる行為ではないか。しかるにかかわらず、五十日たってそれができぬというのは、何か原因があるのじゃないですか。
【次の発言】 世間では、協議委員会で合意を見た以上は、一番早い機会にこれが実現できるものだ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1967/05/02、31期、民主社会党)

○永末委員 この前の総務長官に対する経済に関する質疑がしり切れトンボでございましたから、まとめます。  この前申し上げましたのは、援助の目的をはっきりさせて、その性格を明確にして日本政府としては援助をすべきである、これに関連しつつ質問をしてまいりましたが、いまのやり方は、アメリカ側から提出されました項目について援助費をつけておる、こういう形になっている。しかし、沖繩としましては、たとえば戦後処理の問題については、日本政府は全然タッチをせずに今日まで立ち至っていると考えております。したがって、アメリカ側が提示する項目の中で、日本政府が日本の本土内でやってきた戦後処理と同様のものを一体組み入れられ……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第7号(1967/05/16、31期、民主社会党)

○永末委員 外務省の方がおられますのでちょっと承りたいのでありますが、過般のこの委員会で沖繩船籍の船舶に日の丸を掲げる件について外務省としてアメリカ側と折衝するところがあり、大体において結論に達しておると伺っておりますから、この委員会においてその結果をひとつ御報告願いたい。
【次の発言】 この法案について質問いたしますが、この法律によって権利を持つもの、すなわち、第一条によりますと、内地において受給資格を持っておる者が沖繩地域において失業した場合、こういうことが一つの場合ですね。そうしますと、沖繩地域における個人がこの法律によって権利を持っておる、このように解釈いたしますが、いかがでありますか……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第8号(1967/05/30、31期、民主社会党)

○永末委員 一九六五年一月十三日の佐藤・ジョンソン共同声明の中に、アメリカの大統領は「極東における自由世界の安全保障上の利益がこの願望」、すなわち施政権返還でありますが、「この願望の実現を許す日を待望していると述べた。」と書き上げられております。それから一九五七年六月二十二日の岸総理とアイゼンハワー大統領の共同声明に、「大統領は、脅威と緊張の状態が極東に存在する限り、合衆国はその現在の状態を維持する必要を認めるであろうところを指摘した。」ということが書き上げられております。 防衛庁長官は、この二つの声明は同じことだと思いますか、違うと思いますか、御見解を承っておきたい。

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第10号(1967/06/06、31期、民主社会党)

○永末委員 お二方の沖繩問題に対するいろいろなごあっせん、御熱意、まことに敬意を表します。  そこで、私は二つ伺いたいのですが、第一点は、いまアメリカが沖繩にいる根拠について、みずからどういう得心をさしておるかということなんです。先ほど一九六二年のケネディ大統領声明の話が出ましたが、われわれが聞いておりますと、一つには平和条約三条を公式には言っておる。ところが、昨日沖繩立法院の方々が来られましたときにも、すでに現地でも平和条約三条だけでは貫き得ない、そこで新しく、たとえば一昨年の佐藤・ジョンソン共同声明、これが根拠なんだ、アメリカがあそこにいることを日本が別途認めているのだということを根拠にし……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第14号(1967/06/27、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております法案に対し賛成をいたします。  世界の平和は、それぞれ各国の国民がお互いの状態に対して共通の認識を持ち合うということが基本的な条件であります。いまや通信衛生を通じ同時刻に各国の国民が各国の状況を知り得るという状況に達しました。わが沖繩も、この先島地方におきましては、そういうことが世界的規模で行なわれているにかかわらず、いまだそのいわば余沢に浴し得ないというようなことは、まことに残念なことでございます。しかし、世界の範囲までいく前に、日本の本土と沖繩の人々とが相互の状態をテレビを通じて知り合うということがまだ実現されてい……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第15号(1967/06/28、31期、民主社会党)

○永末委員 外務大臣に伺います。  佐藤・ジョンソン会談以来、沖繩の施政権返還について日本政府はアメリカ国政府と交渉されたことがございますか、伺いたい。
【次の発言】 外務大臣のお話をもう一ぺん確かめますが、いろいろな沖繩県民の要望する問題について外交折衝をされるということは、施政権返還を一途にしていなければおかしな話だと思うのです。目標がない。そこで、そういう問題をあなたはやはり施政権返還交渉の一部だと考えてその折衝を続けられましたか、伺います。
【次の発言】 わが国でアメリカ政府と折衝し得る能力を持っているのは、内閣総理大臣とあなたなんです。ところが、いまのあなたのお話を聞いておりますと、……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第16号(1967/07/04、31期、民主社会党)

○永末委員 寺嶋さんにお伺いしたいのですが、特別調査委員会では六つの部会に分けられておる。五つまでお話を伺ったのですが、第六番目の、法的地位ないしは統治機構、そういうことで調査になりまして御意見がまとまっておりますれば、ひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 ひとつぜひ法律的にその面からの御解明をいただくようお願いしたいと思います。  もう一つは、立法院というものができて、そこで法律をつくっておるわけですが、もし立法院を主体にして沖繩住民の行動を法律的に規制しようとすれば、それを主たる軸として沖繩の行政が行なわれねばならぬとわれわれ思うわけですけれども、布令、布告という、占領中につくったもの……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第19号(1967/07/21、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されております沖繩問題等に関する決議案に賛成をいたします。  初めて衆議院に沖繩問題等に関する特別委員会が設けられ、その委員会の一応の終了時にあたってこの決議案を決定することは、まことに時宜を得たものとわれわれは考えます。この機会に、この問題に対するわが民社党の見解を披瀝して、われわれの賛成の意のあるところを申し述べたいと存じます。  第一は、沖繩に関する施政権の返還の時期はすでに来ておるという点であります。申すまでもなく、われわれの同胞百万という人々が、二十二年にわたっていまだに非合理な異民族の支配下に置かれておる。このことは、当然一刻……

第55回国会 大蔵委員会 第5号(1967/03/28、31期、民主社会党)

○永末委員 今回の総選挙は、何か政界に黒い霧がただよっておったというようなことが国民の頭にあって選挙が行なわれたようであります。その黒い霧の一つは、政治家の収入というものがまことに正規のものではないのではないかというような点が一つ、もう一つは、その収入した政治家が正当に税金を払っていないのではないか、分ければこういう二点について黒い霧というようなものがうたわれたように思います。それかあらぬか、今回の総選挙では百三十名以上の新人代議士が出てくるというような、何か、それまでの国会を構成しておりました者にそういう黒い霧がかかっておったかのような予断を与えるような雰囲気、これが総選挙の前にただよってお……

第55回国会 大蔵委員会 第6号(1967/03/29、31期、民主社会党)

○永末委員 昨日、利子、配当の分離課税関係につきまして資料の要求をしておきました。その資料が出てまいったようでございます。それで、その資料に関連させながら、留保いたしておきましたもののみ質問をいたしておきたいと思います。  一つは、貯蓄と特別措置との関係を判断し得る表をお願いいたしましたところ、全国銀行一般預金の残高、十二月末におけるものが三十七年から四十一年まで出てまいっておりますが、あとございませんから、おそらくこれで判断をしろということではないかと思います。ところが、これで判断をいたしますと、三十九年、四十年、四十一年と一般預金残高は増大をいたしておりますけれども、別段特に増大したという……

第55回国会 大蔵委員会 第14号(1967/05/18、31期、民主社会党)

○永末委員 大蔵大臣が来られましたので、大蔵大臣に御質問申し上げたいと思います。  今度の所得税法等の改正にあたってもいろいろ御苦労なすっておられると思うのです。しかし、この法案を提出されるについての大蔵大臣の基本的な考え方をこの際伺っておきたいと思います。  それは、このごろの日本の国は都市化現象が進んでまいりまして、家族が細分化されてまいる。すなわち、一人一人の人間が自分の暮らしを自分の収入に見合って立てなくてはならぬ、こういう形になっておると思います。社会学者はこれを大衆社会と呼んでおりますが、そういう社会になっておるときに、税金をとられるということと、そのとられた税金が自分の暮らしにど……

第55回国会 大蔵委員会 第18号(1967/05/25、31期、民主社会党)

○永末委員 租税特別措置法関係について質問申し上げます。  租税特別措置法ができましてからたくさんの租税特別措置がございますが、主税局長、その項目は何項目くらいあるのですか。
【次の発言】 三十九といたしまして、その中で期限の定めのないもの、期限の定めのあるもの、分けてください。
【次の発言】 当分の間というのは、二、三年も当分だし、十年も当分だし、あるいは二十年も当分だということになりますと、これは大問題でございますから伺っておるのでありまして、三十九項目のうち十八が期限のないものといたしますと、あと幾らですか、大体半々になりますか、二十一が延長したもの、延長を重ねてきたもの。その延長を重ね……

第55回国会 大蔵委員会 第19号(1967/05/26、31期、民主社会党)

○永末委員 印紙を売りさばいている売りさばき所というものがありますが、この売りさばき所の性格ですね。売りさばき所というのは、小売り店みたいな感じですが、印紙、つまり税を表示した紙を売っておるわけでありますから、小売り店ではないと思うのですが、一体どういう性格だとお考えですか。
【次の発言】 売っているところはそうだと思うのですが、納税するのはいつ納税するのですか。
【次の発言】 そうしますと、普通の納税でありますと、国税を収納するところに持っていって、現金なら現金、その他のものを税額相当分を納めて、それがはっきりわかったときに義務が消滅するわけですね。この場合は、印紙を買ったときにも関係はない……

第55回国会 大蔵委員会 第22号(1967/06/02、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、本案に対して賛成をいたします。その賛成の趣旨をこれから申し上げたいと存じます。  わが国の社会構造は、一路都市化の方向へ向けて進んでおります。都市化というのは、人口の都市集中、それに伴って減少してまいります住宅、生活環境、交通あるいはまた公害、いろいろな問題が集中してまいるわけでございまして、地方公共団体は、言うなれば第一義的にそれらの問題に対して対処しなければならぬ、こういう責務を負うておるのであります。すなわち、地方公共団体の事務量は爆発的に増加しつつある。したがって、国は、この地方公共団体の事務の増大に伴う国の制度、そうしてまた財政措置に対……

第55回国会 大蔵委員会 第33号(1967/07/18、31期、民主社会党)

○永末委員 大蔵大臣にお伺いいたしますが、今度国債整理基金特別会計法の一部を改正するにあたって、久しぶりに百分の一・六という定率積み立てをやるということをきめられました。いままでの御説明を伺っておりますと、何か六十年という期間を目ざしておるというのでありますが、これは一体、その説明のしかたは、いまこの基金が対象にしておる国債、すなわち一兆一千億円程度のものは六十年間は政府はくずさない、――徐々にくずしていくでしょうけれども、くずさない、こういうことを国会に、法律的ではございませんが、承認をしてほしい、こういうお気持ちですか。
【次の発言】 私の伺っておるのは、そういう借りかえとか、いろいろなこ……

第55回国会 大蔵委員会 第34号(1967/07/19、31期、民主社会党)

○永末委員 私は酒の価格の問題でお伺いをしたいと思うのですが、二級酒の価格、これに問題をしぼってお伺いをしたいと思います。  現在の酒の価格は統制価格ではございませんけれども、二級酒の価格にA価格とB価格というものをきめて、それで指導しておられる。そのA価格とB価格というのはどういう根拠できめておられるのですか、お伺いします。
【次の発言】 いま間税部長のお話で、銘柄の強弱というものが一つのA、B価格を区別する基準だ、こう言われましたが、実際は、ある地域、つまり酒の主産地に対してA価格、B価格というような指導を強くしておられるように思います。地域別にやる例はございますか。

第55回国会 内閣委員会 第26号(1967/06/30、31期、民主社会党)

○永末委員 防衛二法案というのは、四十八回国会以来出て通過していない。防衛庁長官、なぜ通過していないとお考えか、御意見を伺いたい。
【次の発言】 いま長官のお話の中で、他に重要法案もこれあり、何か防衛二法はあまり重要でないような御感覚で言っておられるような気がしますが、防衛庁長官の努力が不足で通過しなかったというような御意見です。私から、一体どっちを向いて努力しているのかと言いたい。それはもし国民がこの法案が重要であるということを強く認識しておるならば、これは通せという世論が出てくるでしょう。ところが、いままで長年かかってこれが通過しなかったというのは、これに対する重要度が一つもわかっていない……

第55回国会 予算委員会 第7号(1967/03/27、31期、民主社会党)

○永末委員 私は民社党を代表いたしまして、春日一幸、曽祢益両委員のあとに続きまして、防衛問題を中心に政府の考え方をただしたいと存じます。  今回政府は第三次防を決定をいたしました。同時にまた、核をめぐる国際的な再編成の機に遭遇いたしております。さらに、第三次防は、その年度内に安保条約の一応の期限切れを迎える、こういうことでございますので、この際、私は特に佐藤内閣の防衛問題の基本的な考え方、これをただしたいと存じます。  われわれ民社党は、防衛問題の取り組み方といたしましては、何よりも政府が国民生活を安定発展せしめる政策を実施すること、これが先決だと考えますと同時に、その外交方針は、わが国を敵視……

第55回国会 予算委員会 第16号(1967/04/28、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、民主社会党を代表し、政府提出の昭和四十二年度予算三案について、政府はこれを撤回し、お手元に配付されております民社党の動議によりましてすみやかに組み替えを行ない、再提出するよう要求する動議を提出いたします。  本年度予算案は、佐藤内閣が総選挙の洗礼を受けた後の最初のものとして、佐藤政治の性格を判断する上に、きわめて重要な意味を持つものであります。経済を安定成長の路線に間違いなく乗せたか、社会開発や人間尊重を文字どおり実現しているか、佐藤内閣結成以来繰り返されてまいりましたこれらのスローガンが、予算によって実行され、政府がその責任を果たす二とは、黒い霧の続発によって国民の心の底に……

第56回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第3号(1967/11/10、31期、民主社会党)

○永末委員 御指名がございましたので、去る八月二十八日より九月一日の五日間にわたる衆議院沖繩派遣議員団の沖繩視察に関する報告を申し上げます。  本衆議院沖繩等対策特別委員会は、去る八月二十八日より九月一日の五日間にわたって、衆議院沖繩派遣議員団を結成し、初めて衆議院より公式に沖繩に派遣されました。  団長自由民主党臼井莊一君、日本社会党穗積七郎君、同じく自由民主党竹下登君、鯨岡兵輔君、小難恵三君、山田久就君、大村襄治君、日本社会党西風勲君及び民主社会党の私、永末英一の九名が、沖繩本島をはじめ、宮古島、八重山群島を視察して、現地において琉球政府、立法院議員その他各界代表と、沖繩の祖国復帰、施政権……

第56回国会 大蔵委員会 第4号(1967/11/14、31期、民主社会党)

○永末委員 先ほど大蔵大臣は、財政は硬直化しておる、何とかこの辺で正さなくてはならぬと思っておる、こういうことを言われました。その正す方向の内容をひとつお知らせ願いたい。
【次の発言】 窮屈になったのだから、とるものはたくさんとりたい、出すものは少なくしたい、こういうことが基本的な考えのように思いますが、そんなことを考えておるのですか。硬直化ということは、やりたいこととやれる量とを比べた場合に、その差がなくなっておる、窮屈になっておる。したがって、大蔵大臣としては来年度予算を組むにあたって、国民からもっととりたい、それから出すものは減らしたい、こういうことを考えておられるかどうか。

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第3号(1967/12/16、31期、民主社会党)

○永末委員 その問題ですが、いま諮問委員会の権限で御答弁がございましたが、共同声明では、経済上の障壁という問題の前に制度の一体化ということばを使っているが、この制度の一体化ということは、総理府はどういう解釈であるかお答え願いたい。

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1967/12/22、31期、民主社会党)

○永末委員 佐藤総理は、沖繩返還を最大の目標として訪米されたと思います。したがって、沖繩返還後の沖繩の防衛についての構想を持ってアメリカと交渉されたと私どもは思っておりますが、はたしてあなたは沖繩返還後の沖繩防衛の構想を持ってアメリカと交渉されましたか、伺いたい。
【次の発言】 私が申し上げておるのは、アメリカ側のことを聞いているのではございません。沖繩が返還されればわが国の施政権が及ぶわけであるから、わが国の本土をわれわれが守る、日本政府が責任を持って守るごとく沖繩を守らなくてはならない。それに対するはっきりした方針なしに返してくれるということは、あなたは返してもらう交渉に行ったのではなくて……

第57回国会 大蔵委員会 第4号(1967/12/20、31期、民主社会党)

○永末委員 松隈さんに伺いたいのですが、先ほどたばこの問題のときに、あなたは最初、希望意見を申し述べる立場で、あとからはたたき台とか仮案だとか言われたが、一体あなたの税調の小委員会というのは直接税や酒税等の間接税と同じ比重でたばこのことを審議されておるのですか。その辺ちょっと伺いたい。
【次の発言】 税調というのは、ある場合にははなはだ便利な政府の隠れみのになるわけですね。しかし、税調が答申したことを政府は必ずしも一〇〇%行なっていない。こういうことですから、政府の都合のいいときは隠れみの、 つまり税調がやったからこうします、都合の悪いことは政府は独自で研究しておる。一番のいまの問題点は、いま……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第7号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○永末委員 この諮問委員会ができまするもとは、佐藤総理とジョンソン大統領との共同コミュニケにあるといわれておりますが、最初、外務省はあの共同コミュニケを訳して、「高等弁務官の諮問委員会」、一カ月ほどたって、これがほんとうの訳でございますというので、いま使われているように、「高等弁務官に対する諮問委員会」、こう変えられた。英文は変わっておりません。なぜ訳を変えたか、まず伺いたい。
【次の発言】 他意があったと思うのですね。「高等弁務官の諮問委員会」といいますと、日本語では高等弁務官の下のという感じがしますね。「に対する」というと、何かあたかも高等弁務官と対等の資格を持つ諮問委員会のごとき感がする……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第9号(1968/04/19、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております暫定措置法案に対しまして、反対の意向を申し上げたいと存じます。  昨年十一月の佐藤総理とジョンソン大統領の声明において、あたかも両三年のうちに沖繩の祖国復帰がめどがつくような表現がとられておりました。しかし、アメリカ側がはたして同様の認識を持っているかどうか。私はきわめてこの点について疑問に思いましたので、最近アメリカに参りまして、二週目にわたって沖繩問題に関するそれぞれの担当者あるいは関係者に、この辺の調査をいたしてまいりました。残念ながら、その結論は、わが日本国内においていわれているように、はっきりと目標の期日を設定して……

第58回国会 内閣委員会 第5号(1968/03/12、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、予算委員会でわが党の委員が質疑をいたしましたアメリカ海軍軍人の妻がわが海上自衛隊の隊員を自動車の無暴な運転によって殺害、傷害せしめた事件について、法務省当局の法律的な見解をこの際承っておきたいと存じます。  第一点は、この犯人は他の一般の外国人あるいは内国人と同じ地位としていまお取り扱いになっておるかどうか、伺いたい。
【次の発言】 昨日の予算委員会では、外務省からは、この犯人を釈放したことについて、安保六条による地位協定、それに関係する合意議事録はこの釈放を義務づけたものではないという旨の答弁があったと聞いております。しかしそのことは、この合意議事録に記載されておるアメリカ……

第58回国会 内閣委員会 第12号(1968/04/12、31期、民主社会党)

○永末委員 今度、南方連絡事務所を沖繩事務所に変えて、そうして従来連絡事務所をやっておったものの上に協議事務をやる、このように御改正をなさろうとするわけですが、協議というのはどういうことですか。
【次の発言】 提案されておる法律は、アメリカ政府の管轄に属するアメリカ政府機関と協議するということでしょう。琉球政府ですか、どっちですか。
【次の発言】 それで総務長官、先ほどあなたが琉球政府など、うそですね。協議というのは、アメリカ政府の沖繩における機関、すなわち高等弁務官と民政府、この二つでしょう、協議の相手方は。はっきりしておいてください。

第59回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1968/08/09、31期、民主社会党)

○永末委員 三月二十五日にスナイダー日本部長がアメリカの下院で証言をいたしました。その三日後の三月二十八日に、私はワシントン国務省でスナイダー日本部長と時間をかけて沖繩の問題について討議をいたしました。その結果の印象は、佐藤・ジョンソン会談は沖繩の返還について、時期については何らアメリカ側はコミットしていない、こういう印象を受けました。その印象のもとでもう一度日米共同声明を読んでみますと、沖繩の返還に関する日本国民の要望については、アメリカ大統領は十分に理解しておる。これは声明文にございます。わが佐藤総理大臣は両三年内に返還のめどをつけてほしいがごときことを強調したということだけであって、その……

第59回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1968/10/11、31期、民主社会党)

○永末委員 十月九日に日米協議委員会で国政参加、沖繩県民に関するものが一応の合意を見たというのですが、われわれは、沖繩県民の国政参加というのは、日本国民として沖繩県民に対し不当に制限せられておる権利を回復する、これが問題だと思うのです。ところが、この発表せられたものを見ますと、「一体化関係施策を含む日本本土の沖繩施策に沖繩住民の民意を反映させるため」というぐあいに、きわめて目的を制限した形で国政参加を認めたい、こういうような趣旨のようでございますが、一体その制限されている権利を回復する一つの手段として考えられておるのは何か。いまのような、いま政府がとっておる施策にのみ限ってものをいわそう、こう……

第59回国会 内閣委員会 第4号(1968/08/23、31期、民主社会党)

○永末委員 今回ソ連軍が他の四カ国とともにチェコへ侵入いたしました。日本におりますアメリカ軍の警戒配備は変わりましたか、変わりませんか。お答えを願いたい。
【次の発言】 確たる情報は入りませんが、変わっていないという程度ですか。防衛庁長官は米軍の警戒の態様が変わるかどうかを、あなたはわが国の安全の責任者として知る必要がある、こう思って、それを探索しようとはされませんか。
【次の発言】 わが自衛隊も何ら事前事後変化はございませんね。
【次の発言】 それは承っておきます。  さて、ソ連軍等は、チェコに武力占領いたしておる状況のようでございますが、チェコ自体はいまだ二つに分かれたような情勢はない。し……

第60回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1968/12/18、31期、民主社会党)

○永末委員 愛知さんは、この前ジョンソン駐日大使と会われたときに、B肥の嘉手納飛行場からの撤去を申し入れられましたか。
【次の発言】 嘉手納飛行場の近所に嘉手納中学がございますが、その中学の一年生の島袋さんというお嬢さんが作文を書きました。その作文の中で、あの十一月十九日の墜落爆発事故のときに、私はもう死ぬんではないかと思った、こういう思い詰めたことを書いておられます。そしてその作文の最後に、私たちも同じ人間です、それなのになぜ沖繩の人たちだけ苦しまなければならないのですか、これを全国の人たちに言いたいのです。これほど思い詰めてお嬢さんが書いておられる。このお嬢さん一人が言っておられるのではご……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号(1969/04/24、31期、民主社会党)

○永末委員 今回の沖繩における免許試験及び免許資格の特例に関する暫定措置法案という法律で、沖繩県民に対して、日本本土で成立していくこの法律が直接に一定の権利を与えることになりますね。
【次の発言】 いままでのいろいろな援助法みたいなものは、それができたときの立て方は、こちらで法律をつくると琉球政府側あるいは琉球立法院でそれに受け答えをする法律をつくる。わがほうの政府は琉球政府に見合って金を出す、こういうクッションが何かあって、そうして最終的に沖繩県民に、もとをたずねれば本土からの金が渡る、こういう立て方になっておる。この法律は、この法律によって直接に沖繩県民に属人的な権利を与える、こういう種類……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第15号(1969/06/17、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、愛知外務大臣と時期を前後しながら、アメリカ、ワシントンを中心にしながら各界の意見を聞いてまいりました。われわれ民社党は、特に議会筋の沖繩返還問題に対する感触を尋ねたわけでございますが、そういう角度から、ひとつこの際愛知外務大臣に明らかにしておいていただきたい諸点について、質問いたしたいと存じます。  一つは、六月三日、すなわち愛知外務大臣がニクソン大統領と会談された次の日、ニューヨーク・タイムズを読みますと、沖繩における核基地の撤去をすでにアメリカ政府がきめたというような報道がなされておりました。愛知さん、よくやったなという感じでよく見ますと、これは別に愛知さんとの会談でどう……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第16号(1969/06/19、31期、民主社会党)

○永末委員 関連。いま中谷君から意見がございましたが、これは沖繩の現在の状態というものは、サンフランシスコ平和条約の三条の問題はございますけれども、結局占領の状態が明確に続いておる。施政権者というけれども、われわれが依頼をしてそこに軍事施設やその他の施設をつくってもらったわけではない。これはアメリカが、たとえばフランスとの間で地位協定を結び、いろいろな施設を設置し、そしてアメリカ軍がフランスから撤退する場合にいわゆる賠償の問題が起こり、それをフランス政府とアメリカ政府との間で処置をしてきたというものとは全然違った形である。そこで、ぼおっと検討するのではなくて――結局きのうの外務委員会での外務大……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第19号(1969/07/03、31期、民主社会党)

○永末委員 沖繩における米軍基地の取得の原因別に法律上の根拠――法律がない場合もありますけれども、そういうことをこの際一応明らかにしていただきたいと思うのです。  そこで第一に、平和条約第三条で沖繩は米国の施政権下にあるといっておりますが、施政権下にあるいまの沖繩は、それ以前における占領状態とは法律上完全に変わっている状態だと思いますが、まずそれからお答え願いたい。
【次の発言】 占領中には個人の所有権、つまり個人の権利ですね、これは占領中のゆえをもってあたかも当然かのごとく、占領軍がこれをじゅうりんしておった。いまおっしゃったように、違うところというのは、特にその個人所有権、個人の権利と関連……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第20号(1969/07/08、31期、民主社会党)

○永末委員 第一に、沖繩における米の現在の流通のあり方というのをひとつ説明してください。その焦点は、わが本土との違いがどこにあるかということに焦点を置きつつ、ひとつ簡単に説明してください。
【次の発言】 第一に、その米の流れの面で、わが本土では食管会計をつくって、そして生産者から消費者に渡る一連のことをやっておりますが、それと見合って沖繩には違った形がとられていると思います。その違った点を指摘して説明してください。
【次の発言】 本土におきましては、最終の米を売るところは配給所という感覚がまだ残っているわけですね。ところが、沖繩では配給所という感賞はないと思うのです。その点をひとつ御説明願いた……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第21号(1969/07/10、31期、民主社会党)

○永末委員 先ほど伸栄丸事件について御報告がございましたが、防衛庁にちょっと伺いたいのですが、この精度はどのくらいと見ておられますか。きわめて精度の高いものと見ておられますか。
【次の発言】 その考えられる艦対艦ミサイルを発射する場合には、目標をちゃんと設定して撃っておると思うのです。したがって、その目標に関して精度が問題になりますけれども、しかし、相当な長い距離ではございますけれども、目標からとんでもないところに行くという場合は――とんでもないと言うのは語弊がございますが、核弾頭なら相当はずれても有効である。核弾頭でなければ、まさに命中しなければあまり意味がないわけですね。したがって、射程が……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第22号(1969/07/22、31期、民主社会党)

○永末委員 外務大臣に伺いたいのであります。  沖繩における毒ガスの事件は、お話によりますと、アメリカの公使から、外務省のお伺いに対して一応の答弁があった。それで終わったようですが、それだと問題の物質が沖繩に現在存在していることは、外務省は認めておられるのですか。
【次の発言】 返還のときの話は別として、現在の問題なんです。したがって、あなたは、この問題の物質が何であるかということを、どういう手段で、いつまでに明らかにしなければならぬとお考えになるか。
【次の発言】 だといたますと、現時点においても、あなたはこの問題の物質の撤去を要求する決意がある、こういうことですか。

第61回国会 内閣委員会 第17号(1969/04/18、31期、民主社会党)

○永末委員 いま航空局長は淡谷議員の質問に対する答弁中で、厚木とか横田とかという飛行場は接収飛行場である、こういうことばを使われました。それは運輸省の、いま米軍基地となっておる飛行場に対する公定のことばですか。
【次の発言】 あなた方のほうは接収――接収というのは、普通は占領されたときに接収される。安保条約ができてからは、安保条約上の一応権利義務関係として使用を許しているわけですね。しかるにかかわらず、いまなお接収という観念で運輸省がおられるということは重要問題なんです。一体、通常はどう呼ばれておるのか、それでどういう観念でおるのか、もう一ぺんはっきり答えてください。

第61回国会 内閣委員会 第19号(1969/04/24、31期、民主社会党)

○永末委員 昨日東京地裁で松川事件に関する国家賠償訴訟についての判決が下りまして、その判決は、結局公訴遂行のしかたについて検察官の側に真実義務にそむく点がある、違法か少なくとも過失があるものであったことは明らかである、こういうような判決をいたしまして、賠償を支払えということになりました。松川事件の内容あるいはその真実につきましては、一般の国民は裁判所の判決以外に知るところはないわけでございますが、ただその裁判所の判決が二転、三転しつつ最終的には無罪になり、そしてそれに関係づけて国家賠償の請求があり、そのことが一応地裁段階では判決が下りました。  さて法務大臣、これが始まってから最初の無罪になる……

第61回国会 内閣委員会 第20号(1969/04/25、31期、民主社会党)

○永末委員 関連。ただいま外務大臣がこの地位協定の五条に関する見解を申し述べられたのでありますが、五条は、一項、二項、三項ともに、重点は、アメリカの艦船並びに航空機がわがほうの港湾並びに飛行場を使用する場合に、どういうものを払わなくていいのだ、こういうことが書かれてあるわけですね。したがって、そういう観点からいいますと、第五条の読み方は、最初外務大臣が言われたように、この一項によってわが国におけるいかなる飛行場、いかなる港湾にも、アメリカの公の艦船並びに航空機が入れるのだということを書いてあるのではなくて、入る場合には着陸料や入港料は取りませんということを書いてある。これが地位協定の趣旨ではな……

第61回国会 内閣委員会 第33号(1969/06/19、31期、民主社会党)

○永末委員 お許しを得て、若干関連質問をさしていただきたいと思います。  沖繩返還の問題は、日本人全体がかからねばならない重要な問題であるとわが民社党は考えまして、そこで今回の愛知外相の訪米の交渉に際して、佐藤総理大臣は予算委員会では、返還後の沖繩の米軍基地の態様は白紙だというはなはだあいまいな態度でございましたが、これが一転して本土並み返還論を出された努力に対しては、われわれ民社党としてはそれなりに評価をいたします。しかし、今回の愛知訪米は、いうならば沖繩返還に対する門戸を開かしめたというのであって、いよいよこれからが問題だ。われわれもこの愛知訪米に前後して、民社党使節団を送りました。この使……

第61回国会 内閣委員会 第35号(1969/06/24、31期、民主社会党)

○永末委員 今回の防衛二法は、主として増員また新編成の問題でございますが、御説明を伺っておりますと、日米安保体制を前提としてものを考えておられる。伺いたいポイントは、その日米安保体制というものに対して、防衛庁は一体何を考えておられるかというその考え方の問題と、それからこの提案の中に盛られている量の問題と、その関係がしっくり国民にわかっているという段階まで説明が行き届いていないと思うのですね。それをひとつこの際明らかにしておきたいと思います。  第一番に、大体これは三次防の経過中でございますから、三次防は日米安全保障体制を基調としてつくられておるということでございました。だといたしますと、今回の……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1969/05/08、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、牛肉と米について伺いたいと思います。  菅野長官は関西の方でございますからこういうことを御存じだと思いますが、関西でカツレツといいますと、これは普通は牛肉のことですね。豚は特に豚カツと称する。ところが関東へ参りましてカツどんぶりを食べようと、こういいますと、その中に入っているものは牛肉ではなくて豚肉なんですね。だから関東、東京のほうはきわめて豚が多いということかもしれません。しかし別の角度からこの流れを見ますと、牛肉がこのごろ少なくなっておる。ここ四年来きわめて少なくなっておる。価格は非常に上がっておる。したがって、国民生活を見ておられる担当の大臣である菅野さんとしては、牛肉……

第61回国会 予算委員会 第17号(1969/03/03、31期、民主社会党)

○永末委員 私は、わが党の基本的政策である沖繩の本土並み返還、並びに安保改定に伴う地位協定改定の問題、さらにわが党の主張する自主防衛、すなわち専守防御の観点に立って、政府の防衛構想をただしたいと存じます。  政府はひとつ簡単に明瞭にお答え願いたい。違うことをお答えになりますと、ひとつ委員長、あれは時間超過ですから削ってください。
【次の発言】 防衛庁長官に伺います。沖繩におきますアメリカ軍の基地の性格を伺います。  第一、第四九八戦術ミサイルグループ基地、これはメースB基地でございますが、これは攻撃基地であるかどうか、伺いたい。
【次の発言】 第二、現在B52隊が沖繩の嘉手納基地に駐留をいたし……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、民主社会党)

○永末委員 総理は、本予算委員会におきまして、沖繩基地について、これは攻撃基地ではない、防御的な基地、戦争抑止力、その一つだ、かように考える、こういう見解を披瀝されました。ところが、昨日の本委員会において、あなたの内閣の防衛庁長官は、私があげました例示としての七つの種類の基地、これらについて、攻撃基地であるということをお認めになりました。これでは佐藤内閣の見解が二手に分かれておる。国民は、一体総理大臣がどのような御認識を持っておられるかについて、深い疑惑の念を持たざるを得ないと思います。したがって、この機会に、総理のこの点に対する御見解を国民の前に明らかにしていただきたいと存じます。


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1970/03/06、32期、民社党)

○永末委員 外務大臣は、沖繩の返還が行なわれたあとの沖繩における米軍基地の機能と現在米軍が沖繩において持っている米軍基地の機能は変わると思いますか、変わらないと思いますか。
【次の発言】 佐藤・ニクソン会談の一つのポイントは、われわれ日本側は沖繩が返ってくれば、それは当然わが本土における米軍基地が取り扱われていると同じように取り扱われるべしというような考えであったと思うのです。少なくともわが民社党はそうです。アメリカ側は現在彼らが沖繩において軍事基地を保有し、これを使用している、そしてある機能を果たしておる。その機能が沖繩の日本復帰後もなお同様の機能を持つべしというのが彼らの立場であった。その……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第16号(1970/06/18、32期、民社党)

○永末委員 防衛庁長官にお伺いいたします。  一九七二年に沖繩の返還が行なわれる時点を境にして、それ以前とそれ以後では沖繩における米軍基地の性格、役割りは変わると防衛庁長官はお考えですかどうですか。
【次の発言】 基地の状況が変わるということは、アメリカのこの地域における戦略もまた変わると判断されておりますか。
【次の発言】 その場合に当初基地の性格が変わるということは、ただ単に条約上の関係で変わると判断されておられるのか、それとも実態的に変わると判断されますか、いずれですか。
【次の発言】 もちろん、ある一つの状態は条約も含んでの状態でありますから、条約なしの状態は考えられません。私がお伺い……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第17号(1970/07/09、32期、民社党)

○永末委員 防衛庁長官に伺います。  沖繩返還後の沖繩防衛に関して、日米間で事務折衝が五月二十六日以来続けられておりますが、この経過の御報告を願います。
【次の発言】 わがほうがわがほうの沖繩防衛構想を立てるにあたっては、アメリカの、返還後の沖繩における彼らの防衛構想を聞かなければ、ばらばらでは成り立たぬ話であると思いますが、したがってアメリカがどうする、どうしたいと思っておるかというようなことはお聞きになりましたか。
【次の発言】 この前の当委員会で、返還後のアメリカが沖繩の軍事基地を使う使い方は、現在とは変わってくるというぐあいに防衛庁長官の御見解が表明されました。そこで、いままでの二回に……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第18号(1970/07/27、32期、民社党)

○永末委員 外務大臣は、韓国からアメリカ軍が何ほどか撤退していくという判断に立っておられますか。
【次の発言】 昨年の佐藤・ニクソン共同声明で、朝鮮半島の安全がわが国の安全にきわめて緊要である、こういう表現をされたからには――アメリカ側は韓国から撤退するということを何べんも発表いたしている。先ほどのあなたのお話を伺っても、韓国の朴大統領から、減軍のことで頭が痛いのだ、こういう話をあなたは承っているわけです。であるならば、このことがきわめて現実の問題として、両国すなわちアメリカと韓国の間で問題になっていることは承知しておられると思います。だといたしますと、きまってから判断するという立場なんですか……

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第19号(1970/09/12、32期、民社党)

○永末委員 最初に尖閣列島問題を伺います。  先ほど、九月二日に国府の新聞記者団が魚釣島へ入ってきて、蒋総統万歳というようなことを岸壁に書いたという事件を取り上げられました。これは調査は完了したのですか。
【次の発言】 岸壁に蒋総統万歳という字の書いてあることは確認されておりますか。
【次の発言】 日本国民は新聞に載っている写真をみな見ているわけです。ところが政府はまだ確認してない。国府に尋ねて確認されるおつもりですか、それともその他の手段で確認をされるおつもりか伺いたい。
【次の発言】 尖閣列島は現在アメリカが施政権を持っておる区域である。アメリカに一体どうなっているか伺ったことがありますか……

第63回国会 外務委員会 第15号(1970/05/08、32期、民社党)

○永末委員 昨日の本会議で、わが党の曽祢議員に対して、総理は相当長期にわたって安保条約を堅持したい旨の意向の表明がございました。その理由とするところは、過去二十年間安保条約があったので、わが国は平和であったというようなことが一番大きな理由のようでございました。私はここで時間を五十分いただいておりますから、ゆっくりと一九七〇年代に安保条約は変わるんだ、変わらざるを得ないのだということを、アメリカ側の要因、またわが国を取り巻いている周辺国からの要因、それぞれあやなして、ゆっくりと御意見を伺ってみたいと思います。  さて第一は、昨年の七月にニクソン・アメリカ大統領がグアムへ参りまして、いわゆるグアム……

第63回国会 大蔵委員会 第2号(1970/02/19、32期、民社党)

○永末委員 二十七分間で福田大臣の税制に関する基本観念をひとつ伺っておきたいと思います。  私は、一九七〇年代には日本の国は相当な変化の中に入らなくてはならぬと思います。したがって、その相当な変化の中で日本国家が国家の統一性を保って生き抜いていくためには、国民一人一人の国家観念というものがしっかりと把握されていなければならぬ、このように考えます。  さて、国家観念と申しても、一九六〇年代にケネディが申しましたように、国家が国民に何をしてくれるかを考えるよりは、国民が国家に何をするかを考えろというような、上から落ちてくるようなものの言い方で、七〇年代のわが国の若い世代の国民が国家を考えるとは私に……

第63回国会 大蔵委員会 第5号(1970/02/25、32期、民社党)

○永末委員 私は、国税通則法にあらわれた国家と国民の関係について質問いたします。  この前の大蔵大臣に対する質問で、税制上国家と国民との関係をどう見ているかということを質問申し上げましたが、きょうは、この国税通則法につきまして見ますと、延滞税が少し変わる形になっております。この辺に中心を置きつつ少し質問をいたしたいと思いますので、大蔵大臣おりませんから、主税局長が答弁の衝に当たるのではないかと思われますので、ひとつお答えを願いたい。  延滞税の項で、七十六条で国税犯則取締法というものを受けて、この国税通則法がつくられておるわけですね。ところで、最初伺いたいのは、国税犯則という明治三十三年につく……

第63回国会 大蔵委員会 第26号(1970/04/15、32期、民社党)

○永末委員 四つほど伺います。最初申し上げておきますから簡単にお答えください。  第一は、未成年者に対する課税をどう考えておるか。第二点は、給与所得者に対する定額控除の性格をどう考えておるか。第三点は、保険控除をどう思うか。第四点は、今回の同族会社の定義に関する改正、この四つ聞きますから簡単にお答えください。  第一でございますけれども、未成年者に現在課税をしております。それは年齢に対する考慮を現在の税制は全然払っていないというところに原因があるのでございますが、先日沖繩に参りまして、石垣島へ行きました。石垣島の南西に西表島という島がございます。そこには明治に入って沖繩県になりましてからもなお……

第63回国会 大蔵委員会 第28号(1970/04/24、32期、民社党)

○永末委員 期間はよくわからないけれども、長期には均衡する予定でやっておる、こういうふうなお話ですが、私の会社であるとやはり資本金を持って――かなり考えますね。掛け金だけで全部長期均衡を予定するというのはあまり聞いたことないのですが、一体資本金なしでもいいという話ですか。
【次の発言】 やはりこの制度に対する漁民の信頼感といいますか、そういうものがなければならぬと思うのです。もし掛け金だけでやっていくとしますと、それぞれの定めはございましょうが、保険金をもらう場合の査定のしかたとかなんとかいうものが渋くなりはしないかということにもなろうし、また今度は必ず掛け金が保険金として当て込まれるんだとい……

第63回国会 大蔵委員会 第33号(1970/06/12、32期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣はいま、来年度間接税を増徴したいということを税制調査会に言ったというお話ですが、何べんもこの委員会でも言われたことであります。間接税を来年度増徴したいという理由をひとつ明確にお述べ願いたいと思います。
【次の発言】 わが国は経済大国だといわれておるわけですね。ところが、その経済大国で暮らしている国民の生活の実感と、そんなにわが国ほどGNPが大きくないよその国の国民生活の実感と比べますと、わが国は必ずしも経済大国の国民である生活をやっていない、そういう実感があると思う。たとえば昼めしを食べますね。ヨーロッパの国々では、いとのんびりと昼めしを食う習慣がある。わが国では自分の机の……

第63回国会 大蔵委員会 第34号(1970/08/06、32期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣、ただいまたばこをおのみでございますが、大蔵大臣にとってたばこはどういう意味を持っておりますか、伺いたい。
【次の発言】 私は、個人福田赳夫さんに聞いているのじゃなくて、日本国の大蔵大臣というものが、この専売公社のたばこというものを手に持った場合にどういうことをお考えになるか、これを伺いたい。
【次の発言】 きょうは夏場でございますが、趣味の話をしているのではございません。大蔵大臣は憲法二十五条の第二項の、「國は、すべての生活部面について、社會福祉、社會保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」こういう規定は特に御存じだと思います。これは大蔵大臣は尊重されます……

第63回国会 大蔵委員会 第37号(1970/10/27、32期、民社党)

○永末委員 経済企画庁に伺います。  現在の法律のもとでは、あなたのほうは、ビール価格の値上げをビール四社がやろうと企てた場合には、全然これを押える力はないということを確認なさいますか。
【次の発言】 先ほど国税庁は、このビール価格の値上げについては力はないということを告白された。  そこで、政治家として、政務次官おられますが、現在の佐藤内閣というのは、ビールに関する限り、物価引き下げの能力はないとわれわれは判断します。あなたはどう判断しますか。
【次の発言】 指導とか勧告とか、いろいろことばはございますが、ひとり言というのがございまして、ぶつぶつ言っているというのもあるわけです。  そこで、……

第64回国会 大蔵委員会 第2号(1970/12/09、32期、民社党)

○永末委員 五分ほど時間をいただきましたので、簡単にお伺いいたします。  國分さんに最初伺いたいのですが、卸業者とメーカーとの契約は、現在委託販売契約ですか売買契約ですか。
【次の発言】 小売り業者と卸売り業者との契約はどういう形式ですか。
【次の発言】 売買契約になったのはいつからでしょうか。
【次の発言】 私どもは一番この前の値上げで心配しましたのは、だれが一体最終的な小売り価格の決定に大きな影響を持つかという点でございました。そうなりますと、なるほど従来長く委託販売契約だということになると、これはやはりメーカーの影響力が非常に強くなってくる。売買契約ですと、卸売り、小売り、それぞれが価格……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、民社党)

○永末委員 私は、佐藤内閣は六年たって、あと相当期間あなたが政権を担当せられるということを考えつつ、六年前にあなたが政権を担当せられたときと、これからいよいよ四選佐藤内閣を運営せられるときと、その情勢の違いを念頭に置きつつ、特に外交、防衛に関する基本的なあなたの御方針を伺いたいと思います。  六年前にあなたの政権が最初成立いたしましたときには、まだまだ国際情勢は、アメリカ、ソ連の二つの巨大国による二極構造でございました。しかもアメリカは、まだ自信満々といたしておりました。しかしそれ以後、アメリカはベトナム戦争の挫折、さらにまたソ連の核兵力がアメリカのそれを上回るというようになりました。この間ア……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 外務委員会 第2号(1973/02/23、33期、民社党)

○永末委員 一月十九日に大平外務大臣はインガソル駐日米大使と会談されて安保条約運用協議会というものを設置されまして、二十三日の安全保障協議委員会で、これは設置を歓迎されたということになっていますが、この安保運用協議会というものと安全保障協議委員会との関係はどうなっているのですか。
【次の発言】 四条も六条も含めて、あなたがいま最初に言われた安全保障協議委員会でやるということが一九六〇年にきめられて、十四回もやられたと思うのです。ところで、この運用協議会というものはその下部機関なのですか。それだけで何事かを決定し得る機関なのですか。
【次の発言】 そうしますと、地位協定で書かれておるところの合同……

第71回国会 外務委員会 第4号(1973/03/07、33期、民社党)

○永末委員 田中総理はソ連政府に向けてまた親書を出されたようでございますが、先ほどの外務大臣の御答弁によりますと、ことし第二回目の日ソ平和条約締結に関するわが国とソ連政府間の交渉を開きたい、こういうお話でございます。そのときに、中ソ間における友好条約というのが現存しているんでございますが、あれは廃棄をしてくれといわれるおつもりですか。
【次の発言】 あなたのほうの政府では、そういう意味合いでは日ソ平和条約締結にあたっては日米安保条約は無関係、こういう立場ですね。
【次の発言】 日ソ間にこれから締結しようというのは平和条約です。平和条約というのは、戦争状態があって、これを終結せしめて、これから新……

第71回国会 外務委員会 第6号(1973/03/27、33期、民社党)

○永末委員 田中法務大臣の参議院予算委員会で発言がございましたその日に二階堂官房長官の発言がございました。その間、外務大臣ないしは外務省と官房長官との間にはその件で御協議がございましたか。
【次の発言】 入国の問題は主管省は法務省、しかし外務省はこの問題について拒否権を持っていますね。持っておりますね。
【次の発言】 だといたしますと、その同じ政府の国務大臣である、また内閣のスポークスマンとみなされておる官房長官が、いままでの内閣の慣例上入国問題については、外務省が所管省である法務省から協議を受けるのを例としておるということを知っておりながら、外務省とは無関係に発言をするという、そのことはいか……

第71回国会 外務委員会 第7号(1973/03/28、33期、民社党)

○永末委員 ワシントンにおります愛知大蔵大臣がニクソン大統領と会われたようでございますが、そのときに田中総理に対して、ニクソン大統領から訪米の招請がございましたか。
【次の発言】 これは正式に、アメリカ政府から日本政府に対して、わがほうの田中総理に対する招聘要請だと受け取ってよろしいですね。
【次の発言】 時期のことはそのときに触れられましたか。
【次の発言】 片一方の国が片一方の国の責任者を招聘すれば、国際儀礼上、受けたほうがまた相手方の責任者を招聘するということは通常ある姿でございますね。そうしますと愛知大蔵大臣は、一応そういう形で時期が明示をされて自分のほうの田中総理が米国に招請を受けた……

第71回国会 外務委員会 第9号(1973/04/04、33期、民社党)

○永末委員 アメリカの国防長官のリチャードソンが議会に対して米国の国防報告をいたしました。それに基づいて大平さんのお考えをひとつ伺っておきたい。  結局、ニクソン大統領は第二期でございまして、アメリカの国防も新たな時代に入ったといっているのですが、われわれアジアにおきましては短期的には米国が抑止力として一定の兵力を維持する、そしてその抑止状態がくずれた場合には、反撃力としてやはり一定の兵力を保有する、こういっているわけですね。われわれ日本の国に米軍が米兵力を保持しておりますが、どういう力として保持しようとしているとお考えになりますか。

第71回国会 外務委員会 第10号(1973/04/06、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣に伺いますが、わが国の発展途上国に対する経済協力の理念とでもいうものは、どういうぐあいに考えておりますか。
【次の発言】 世界平和を保つためにという目標、それからわが国は別に具体的な見返りの利益を追及しない、はなはだ高道なおことばでございますが、その平和を保つと申しましても、全地球にはいろいろな国がございますけれども、それは一律一体に考えておられるのですか。それとも地域的にわが国とのかかわり合いを考えながら実施せられるおつもりなんですか、いずれですか。
【次の発言】 いまのお話ですと、経済協力ですから、相手方との話はまとまらなければできませんが、相手方から申し入れがあっ……

第71回国会 外務委員会 第11号(1973/04/12、33期、民社党)

○永末委員 青年海外協力隊に関して資料を要求しておきましたところいただきました。その資料に基づいて質問いたしますが、過去に派遣された隊員中に退職した者公務員九十三名、民間五百十七名ということでありまして、全体に照らし合わせますと比率が非常に多いのでありますが、退職した者はこの二年の間の勤務かち帰ってきましたあと、どういうようにアフターケアをしておりますか伺いたい。
【次の発言】 いまの御答弁の語尾がはなはだ不明確ですがね。大体において希望をかなえてやったのではないかと思う。それじゃあまり責任とっている態度じゃありませんね。きちっと数字はわかっていないのですか。

第71回国会 外務委員会 第16号(1973/05/09、33期、民社党)

○永末委員 私は民社党を代表いたしまして、アフリカ開発基金を設立する協定の締結について、承認すべきものと考えます。  その理由を御説明申し上げます。  われわれは社会主義者といたしまして、一国内においてそれぞれの国民が経済力の点におきまして均分化すべしということを基本にものを考えてまいりました。それは国際的に考えますと、それぞれ国際社会を形成している国家の経済力に、きわめて不公平な配分が行なわれるとするならば、そしてまた、それが発展途上国の発展に対してきわめて有害な原因になっているとするならば、経済的余力のある国は、それら発展途上国の経済発展のために経済的協力をすべきが、社会主義者の精神におい……

第71回国会 外務委員会 第17号(1973/05/11、33期、民社党)

○永末委員 塩路参考人に伺いたいのですが、先ほど吉村参考人は、ILOでわが日本はきわめて重要なるリーディングメンバーの一つであるかのように言われました。  ところで塩路参考人は、先ほどの御発言の中で、一体われわれ日本はこのILOの条約づくりに対しても積極的に参加したのではなかったのではなかろうか、こういう疑念を表明されたように伺いました。なるほど見かけはわが国は二次産業、三次産業が非常に大きくて、そうして労働者と称せられる人々の持つ問題も多種多様でございます。ILOでは常任理事国になっておる。しかしこのILOに対して、すでにつくられた条約に対しましても未批准のものもきわめて多いという形。塩路さ……

第71回国会 外務委員会 第18号(1973/05/30、33期、民社党)

○永末委員 きのう、きょうと第八回安全保障に関する事務レベル会議というのが開かれているようですが、日本側はどういうことをこれで主張されておられますか。
【次の発言】 いま大平大臣はたびたびと言われましたが、三年ぶりというぐあいに聞いております。いろいろの日米間のこの種の連絡ないしは協議の機関がございますが、この機関を三年ぶりに開かれたには何か特別の意味があるのではなかろうかと思います。ただ何となく会うのではなくて、やはり三年ぶりに開いてやるというからには、わがほうにわがほうとしての主張点があってしかるべきではないか。すなわち、アメリカのほうも、レアード国防長官がリチャードソン国防長官にかわり、……

第71回国会 外務委員会 第19号(1973/06/01、33期、民社党)

○永末委員 労働大臣に伺います。  四月二十七日の政府と総評春闘委との間の七項目合意文書の第三項に次のようにうたわれております。「ILOの勧告、結社の自由委員会等の報告については理解し、慎重に対処する。」というのですが、「理解し」というのはどういうことですか。
【次の発言】 国語学を聞いてはおりません。あなたは政府の一方の代表でございますし、ILOという機関に関係した項目でございますから。政府としては、なぜこんなところにILOを出したのでしょうか。その趣旨を聞きたい。
【次の発言】 新聞の報道を伺っているのじゃございません。政府の見解を伺っているのでございます。いま妙なことを言われましたが、あ……

第71回国会 外務委員会 第20号(1973/06/06、33期、民社党)

○永末委員 私たち民社党はあすから四日間にわたりまして沖繩の現地調査に参ります。それを念頭に入れつつ、ベトナム戦争停戦後のアメリカのアジア戦略について、大平外務大臣はどう考えておられるかということを伺っておきたいと存じます。  この前、先週のこの委員会で、リチャードソン新アメリカ国防長官は同盟国との約束を守る新しい方式としてタンデム方式、すなわち二頭立て縦引き馬車方式なるものを提案をいたしました。これについては外務省、はなはだあいまいな御答弁でございましたが、一週間たっておりますので、そういう方式でアメリカがアジア戦略に臨んでおるんだということは、大臣、本日現在は御確認いただけますか。

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/06/13、33期、民社党)

○永末委員 大蔵省から人がお見えでございますので伺います。通関の話でございますが、ピカソという芸術家が最近死にました。ピカソの版画の輸入につきまして問題がございますので伺うのでございますが、ピカソの描いたものの中でわいせつなものがございますか。
【次の発言】 税関を通じて入ってくるもの、いろいろなものがございます。ポルノ映画と称するもの、ポルノ雑誌と称するもの、そういうものについて、あなたいまおっしゃったように日本の現在の道徳水準ですか、社会水準ですか、どういうことばを言われたかいまぼやっと聞いておりましたが、そういうものが輸入されている現在、ピカソの絵のそれぞれについて、どの絵ならよくてどの……

第71回国会 外務委員会 第23号(1973/06/20、33期、民社党)

○永末委員 レイモン・アロンという人が、外交というのは他国にあることを行なわせ、または行なわせないテクニックである、こういうことをいっておりますが、外務大臣、この見解に御賛成ですか。
【次の発言】 フランス人というのはきわめて明晰な論理をとうとぶ癖がございますから、外交というのは、あるいはもっとふんわかとした言い方があるのかもしれませんが、自国と他国との関係というところに突き詰めると、そういう表現も出てくるのではないかと私思うのです。  もう一つ、このごろ抑止戦略ということばがいわれております。しかし、抑止というのは、これは戦争の話ではないのであって、きわめて外交の分野に属することである、こう……

第71回国会 外務委員会 第24号(1973/06/22、33期、民社党)

○永末委員 宮崎参考人に伺いたいのですが、先ほど核防条約の批准をおくらしていると、われわれの真意を疑われるという旨の御発言がございましたが、どういうぐあいに疑われるとお考えでしょうか。
【次の発言】 いま議題になっておりますこの協定でも、国際原子力機関の査察があるわけでございまして、その査察の意味は、平和的利用の道にたがってはならぬ、こういう意味の査察がございます。したがって宮崎参考人は、現在行なわれている査察が平和的利用の道を国際的に確保するためのものだということになりますと、別段NPTの査察をいやがっているように思われるからということではないかと思いますが、いかがでございましょうか。

第71回国会 外務委員会 第26号(1973/06/29、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣に伺いたいのですが、先ほど遺憾の意を表明されましたが、どこを遺憾の意を表明されておるのかきわめてあいまいでございますので、その点をひとつ伺います。  いまの石野委員の質問に対してお答えになっているところでは、どうもこういうことが遺憾の意ではなかろうかと思われますので、あなたの御趣旨ですよ、つまり本委員会でいま新しい協定が審議をされておる。ところで古い協定は国会の承認を受けておる。その後その古い協定に基づく政府側の見解ですが、交換公文を取りかわして国会としては知らない内容によって運営されておる。さてこの新しい協定の審議にあたって審議の参考にする資料として、その中間項である……

第71回国会 外務委員会 第27号(1973/07/02、33期、民社党)

○永末委員 原子力船むつの出力試験について、だいぶもたもたしておりましたが、現状はどうなっておりますか。
【次の発言】 先行き全く五里霧中ですか。
【次の発言】 沖合い二百キロといいますと公海ですね。その公海には主としてソ連の原子力潜水艦がうろうろしていることは天下周知の事実であります。太平洋のほうもアメリカの原子力潜水艦がうろうろしておるし、ソ連の原子力潜水艦もうろうろしておる。したがって、すでに完成された原子力核燃料のエンジンが作動しているわけだけれども、それで日本の漁業に非常に影響があったという報告がございましたか。
【次の発言】 この出力上昇試験というものについて、それだけ問題があって……

第71回国会 外務委員会 第29号(1973/07/11、33期、民社党)

○永末委員 先週アメリカの国会議員が訪日をいたしまして、私もその人々と会談をする機会を持ったのでございますが、その会談を通じて印象を受けましたことは、アメリカの外国に対する態度、外交方針というかたいことばを使わずとも、やはりワンセットになって考えておる。わが国に対して経済の問題を論じておりますけれども、絶えずその裏に安全保障の問題があるという感じを強くいたしました。せんだっての本外務委員会で大平さんもまたそういう見方をとっておられたと思うのです。そうでございますね。経済問題防衛問題すべてワンセットになって国と国との関係は考えられる。わがほうもまたそう考えておる。こう了解してよろしゅうございます……

第71回国会 外務委員会 第30号(1973/07/13、33期、民社党)

○永末委員 先日内閣委員会で、元海軍の沈没いたしました艦船の問題で質問をいたして、留保をしておいたものがございました。時間がございませんので、簡明に御答弁願いたいと思いますが、軍艦「那智」に関する措置はその後いかがになりましたか。
【次の発言】 「那智」の件につきましては、報道されましたものがはっきりとした確認に基づくものではないということでございますので、フィリピン政府に対しましてはそういうことで連絡をしておいていただきたいと思いますが、那智に限らずたくさんの艦船が沈没いたしておるのでございまして、その沈没いたしました艦船の場所というのは確認をされておりますか。

第71回国会 外務委員会 第31号(1973/07/20、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣は、先ほど来ココア協定事件に対しまして、外務委員会に対して不行き届きであった、国会の承認事項であるかいなか、あるいは行政権の範囲、立法権の範囲はいかがかという形式的な面にこだわることなく十分外務委員会、すなわち立法権側の審議には十分の資料を出すのがあたりまえだと思っておった、こういう旨のお考えを披瀝していただいておるわけでございます。しかし私は、あなたのお気持ちよくわかるのでございますが、もう少しそのお気持ちの中身を聞いておきたいと思います。  この協定は、われわれの持っております憲法に従って国会の承認事項であると思っております。ところが、国会の承認という憲法並びに日本……

第71回国会 外務委員会 第32号(1973/08/24、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣に伺いたいんですが、過般大平外務大臣も田中総理と一緒に訪米をされました。そしてニクソン大統領と総理との間にはいろいろな会談がございまして、共同声明の形でこんなことをやったという発表がございました。あの訪米の前に私は、あなたはこの席にお見えになり、田中総理もお見えになったときに、特に注文をつけましたのは、ニクソン・ブレジネフ会談で、わが日本を含んでおる極東アジアのことについて何を語られたかは明らかでなかった、ぜひ、田中総理が訪米されニクソン大統領と会談される場合には、中国を含め、日本を含めているこの辺の地域のことでひとつ話を、彼らの見解を聞いておいてほしいと申しておきまし……

第71回国会 外務委員会 第36号(1973/09/19、33期、民社党)

○永末委員 外交というのは未来を築くものでございますが、同時にまたわが国の信用が外国において高まってくるということがなければ未来もちゃんと築けない。その意味ではやはり過去のことも整理をしておいていただかなくちゃならぬ、こう思うわけでございまして、そこで過般の外務委員会で、戦争中に沈没をいたしましたわが国所属の艦船が他国の領海内にある問題がもし外交問題になった場合の措置について伺ったことがございました。その中で、特にパプア・ニューギニア地域、これはニューギニアの東半分とニューブリテン、ニューアイルランド、ブーゲンビルの地域でございますが、その辺について、この大部分は国連の信託統治地域でございまし……

第71回国会 外務委員会 第38号(1973/10/19、33期、民社党)

○永末委員 私は、ここ十日間、中国を訪れておりました節、いろいろと問答いたしましたことを頭に置きつつ、二つの点について御質問したいと思います。  一つは日ソ共同宣言、日ソ共同宣言の第一項で、「双方は、第二次大戦の時からの未解決の諸問題を解決して平和条約を締結することが、両国間の」関係にいいことだ、そういうふうに確認をしているわけですね。この「第二次大戦の時からの未解決の諸問題を解決して」という内容について、日本側がおそらくは歯舞、色丹に加えて国後、択捉等四つの島に言及されたと思いますが、大平さんは、相手方、ソ連側もまたそのことをはっきりと了解をしてこの文字が使われたと解釈してよろしいか。

第71回国会 外務委員会 第39号(1973/11/08、33期、民社党)

○永末委員 金大中事件と日豪閣僚会議、二点お伺いいたします。  先ほど大平さんは、金鍾泌国務総理がやってきて三つのことをやった。一つに陳謝をいたしたという話がございましたが、何をどういうぐあいに陳謝したのですか。
【次の発言】 金鍾泌さんは韓国の政府の代表者です。それは韓国政府が、日本政府並びに日本政府が代表している日本国民に対して責任があるということを表明したのですか。
【次の発言】 そう言うと言うところがわからぬのでありますが、陳謝というのは、責任を感じておるから陳謝するのでしょう。もし韓国政府がこの事件について責任がなければ、何も他国の総理大臣に陳謝する必要はない。遺憾の意を表したという……

第71回国会 内閣委員会 第31号(1973/06/19、33期、民社党)

○永末委員 質問に先立ちまして、ひとつきのう耳にいたしました問題を伺いたいと思います。  昨日、ある新聞の夕刊に次のような記事がございました。旧日本海軍の重巡「那智」、これはマニラ湾で沈んでおるのでありますが、これをアメリカのスクラップ業者が引き揚げる、その引き揚げ方は爆破をして処分をするプランを立てておる、こういうのでございますが、大蔵省の方見えておると思いますが、これはなお国有財産に残っておるのかどうか。残っておるとするならば、どういう手続でこのアメリカの業者がこれを引き揚げることになったのか、お伺いします。
【次の発言】 それでは、大蔵省が参りましたらその点伺うことといたしまして、厚生省……

第71回国会 予算委員会 第23号(1973/03/13、33期、民社党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、四十八年度予算案に対する締めくくり総括質問を行ないたいと思います。  田中総理、民主政治というのは、総理と国民との間に信頼感がちゃんと結ばれているというのが、私は一番の要諦だと思います。ところが昨今、国鉄における混乱は目をおおうものがあります。通学の小学生が乗りおくれてみたり、あるいはまた、通勤の人々が乗ろうとすればけがをしてみたり、とんでもない混乱が起こっております。これに対してどう対処するお考えか伺いたい。
【次の発言】 ただいま総理の御答弁中に、順法闘争といっているが違法行為であると言われました。違法ですね。

第72回国会 外務委員会 第3号(1973/12/18、33期、民社党)

○永末委員 中東問題について伺います。  十月二十四日から二十五日にかけて、アメリカ側は全世界のアメリカ軍に対して警戒態勢をとらせました。日本の自衛隊は何かしましたか。
【次の発言】 いま航空自衛隊だけを申されましたが、一切何もしなかったということですね。
【次の発言】 アメリカはこの警戒態勢をとるについて、事前に日本政府に通告ないしは協議がございましたか。
【次の発言】 これをとられたあとでフランスの外務省は、事前通告なしにアメリカがこういう警戒態勢をとったことに対して強くアメリカ側に抗議をいたしました。大平さんは、そういう態勢をアメリカがとったことについて、その後何かされましたか。

第72回国会 外務委員会 第4号(1974/02/14、33期、民社党)

○永末委員 私は、日本の外交というのは、外務大臣がかわりましてもその底にやはり一筋の道がちゃんと敷かれており、それを日本政府が歩んでおるということを、相手方の国がそれに信頼をしておるということでなくてはならぬと思うのです。今回の中東戦争に関係して、いわゆる日本の中東政策が変わったといわれました。きょうお見えいただいております三木さんと小坂さんは、ともにかって外務大臣の経験者でございまして、このお二方が、いわば変わったといわれる中東政策を背後にになって、アラブ諸国を御歴訪になった。そのことが、よく新聞でいわれるように油ごいのために行ったというのであってはならぬのである。もっとも小坂さんは油が出な……

第72回国会 外務委員会 第5号(1974/02/20、33期、民社党)

○永末委員 天皇訪米問題についてお伺いいたします。  法制局長官、あなたは天皇の外国訪問というのは、憲法上どういう行為だとお考えになりますか。
【次の発言】 憲法は、天皇のなし得る行為の中で、国事行為というものについては、明らかに第四条できめてございますが、その公的行為なるものは、憲法はどこかで何か触れておりますか。
【次の発言】 私が伺っておるのは、この日本国憲法というのは、天皇のなされる行為のうちで、法制局長官が公的行為だと考えているものについて何らか触れておるかどうかということを聞いておる。天皇が人間としての生理的な御要求に基づいてやられる私的行為など一つも聞いておりません。

第72回国会 外務委員会 第7号(1974/02/27、33期、民社党)

○永末委員 昨年十月十九日の本委員会で私は大平さんに、日中航空協定は、日中間の実務協定を結ぶ順序でいえば第一番にくるべき重要な性質のものであるから慎重に検討して結論を急いでほしいという注文をつけておきました。その大平さんは一月に訪中されてこの問題についていろいろと先方と協議をされたようでございますが、さて二月九日の自民党総務会に「日台路線の取り扱いについて」と称するものが示され、この基本を自民党の総務会は了承されたと新聞は伝えております。この外務、運輸両省案という日台路線の取り扱いというものは一体どういう性格のものであるか、外務大臣からお示しを願いたい。

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、民社党)

○永末委員 いままでの話は、要するに政府が外国と何か約束ごとをして、それが一体国会の審議にかかるかかからぬかというお話でございました。私はそういう観点ではなくて、政府はすでに外国との間に、国会の審議事項として、条約なり何なりを結んで、それで一応国会を通っておる。その内容について、重大な変更をするようなことをやった場合に、知らん顔でいいのかどうかということについて、両参考人の意見を求めておきたいと思います。  一つの問題は、いま問題になりましたが、共同声明、これはあらゆる共同声明が国会にかけなくちゃならぬということはないと思うのです。過般の日ソ共同声明のように領土問題は継続だし、安全操業も継続だ……

第72回国会 外務委員会 第10号(1974/03/08、33期、民社党)

○永末委員 渡り鳥条約、日本とオーストラリアとの間の条約がいまかかっておるのでございますが、この条約はパプア・ニューギニア地域にも施行せられる旨の交換公文が取りかわされているようでございまして、この機会にパプア・ニューギニアについて政府はどういう姿勢で対処しておるかということをお伺いしておきたいと思います。  パプア・ニューギニアは第二次世界大戦後その四分の三が国連の信託統治地域としてオーストラリア政府に委託されてまいりました。それがことし独立すると聞いておりますが、いかがですか。
【次の発言】 現地の議会では憲法起草委員会が設置をされて、そうして大体この春先にその憲法の草案をまとめようと努力……

第72回国会 外務委員会 第20号(1974/04/24、33期、民社党)

○永末委員 労働大臣にお伺いいたします。  この案件がもし批准をされるといたしますと、ILO条約の日本の条約批准数は三十二にのぼると思うのです。加盟百二十四の国がございますけれども、批准した数の順番は何番目ぐらいですか。
【次の発言】 だいぶ上がってまいりましたが、わが国は貿易国、すなわち労働行為を通じて世界経済に接触しているわけでございますから、よその国から見ますと先進工業国、こう見えますね。そうしますと、ILOで論議され、ILOの段階ではやろうじゃないかといったものについて五十四番目ということは誇るべきことと思われますか、それともそうではないと思われますか。

第72回国会 外務委員会 第21号(1974/04/27、33期、民社党)

○永末委員 私どもは、わが国と中華人民共和国との間の航空運送協定が日中国交回復後、できるだけすみやかに締結せらるべきことを主張してまいりました。しかしこの協定が締結せられるにあたっては、わが国がその他の国々との間にすでに行なってきた航空運送業務というものが著しく阻害をされたり、したがってまたわが国民の利益が阻害されないように政府当局は万般の用意をされ、準備をされて、その仕事を全うせらるべきであると考えてまいりました。  さて、政府は、この締結ができましたが、台湾との間にはいまや運航がないのでございまして、その点について、一体政府は十分な用意があったかどうか、われわれ疑っております。この辺のいき……

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、民社党)

○永末委員 四月の初めに韓国で日本の学生の早川、太刀川二君が逮捕されましたが、外務大臣、なぜああいうことが韓国で起こるのでしょうか。
【次の発言】 韓国の政権が通常の政権と申しますか、わが国のような状態を通常といった場合に通常と申し上げておきますが、そうでございましたら、逮捕という行為があってから一月以上たっておりますのに、隣国の政府にその実情をつまびらかに知らせないということはないと思うのですが、どう思われますか。これで正常な日韓関係だとお感じになりますか。
【次の発言】 努力をいたしておるという大臣の言明は、そのまま受け取らざるを得ませんけれども、ともかく大統領緊急措置というような、言うな……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、民社党)

○永末委員 大平外務大臣がまだ出席でございませんので、大臣の答弁を要求する以外のところから伺います。  過般パプア・ニューギニア開発・輸入促進調査団なるものがパプア・ニューギニアを訪問いたしまして、調査を実施いたしました。これはおそらく通産省関係だと思いますが、どういう目的で、どういう規模で参ったか、御報告を願います。
【次の発言】 団長は伺いましたが、団員の構成を伺いたいと思います。
【次の発言】 調査した地域は、どことどこですか。
【次の発言】 この調査団派遣にあたって、事前に現地政府と完全な打ち合わせを遂げて行かれましたか。
【次の発言】 伝えられるところによりますと、この調査団の目的が……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、民社党)

○永末委員 防衛庁長官はおられませんが、防衛庁から人がお見えになっておると思いますから、お伺いしたいのですが、過般の委員会で、防空識別圏を沖繩の与那国島の西方へ広げるということを防衛庁長官が申しておりましたが、その後どういう措置をされましたか。
【次の発言】 そうしますと、与那国島の真上から西は、もしその辺のわがほうの領海内にわけのわからぬ飛行機があるということを那覇のレーダーがつかまえても何もせぬ、こういうことですな。
【次の発言】 これは異なことを承るのでございまして、いままではアメリカとの間の関係があったために、言うならばそういうわが国の領土であるにかかわらずぼんやりしておった状態が続い……

第72回国会 外務委員会 第27号(1974/05/21、33期、民社党)

○永末委員 私は図案の著作権に関する問題について質問いたします。  このベルヌ条約第二条第一項の中に、フランス語ではデッサン、英語ではドローイング、日本語では素描と書いてある概念がございます。同時に第二条第五項にフランス語ではレ・デッサン・エ・モデル・アンデュストリと書いてあるもの、英語ではインダストリアル・デザインズ・アンド・モデルズと書いてあり、日本語では意匠と訳しておる。この二つのものは一緒ですか、違いますか。
【次の発言】 どう違うのか御説明願いたい。
【次の発言】 この第一項で、フランス語ではデッサンと書いてある。フランス語だけ読みますと、第五項ではデッサンと出ておる。英語のほうはド……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、民社党)

○永末委員 私は、朝鮮民主主義人民共和国における日本人妻の問題についてお伺いいたします。  一九五九年八月十三日のカルカッタ協定によりまして、在日朝鮮人の方々が朝鮮民主主義人民共和国――これ以後北朝鮮と呼ばさしていただきますが、北朝鮮に帰還をいたしまして、その中で日本人であった妻、この人数は何名が北朝鮮に参りましたか。
【次の発言】 その日本人妻と称せられる者の数が、なぜ概算しか言えないのですか。はっきりと確定をして北朝鮮へ送ったのではないですか。
【次の発言】 日本人妻とはっきりわかっている者は概算でなくて何名ですか。概算というのはぼやっとしたところがあるから概算でしょうが、二千名程度の中で……

第72回国会 内閣委員会 第32号(1974/05/21、33期、民社党)

○永末委員 私は、今回提案されております恩給法改正附則第四十七条に関連いたしまして、昭和二十年十月十六日判決されました、横須賀鎮守府臨時軍法会議における小園安名海軍大佐事件を回顧しつつ、御質問申し上げます。  その前に、個人的なことでございますが、私と小園大佐とは、小園大佐がラバウルの航空隊で歴戦しておりました当時、私もその地で戦い、また、厚木航空隊の所在地に隣接いたしました第二相模航空隊に勤務いたしたことがございます。そういう角度から、今回の改正は、そのこと限りにおいては歓迎いたすものでございますが、この際、軍人の名誉に関しまして、政府の見解を明らかにいたしておきたいというのが質問の趣旨であ……

第72回国会 予算委員会 第22号(1974/02/25、33期、民社党)

○永末委員 本日は、参考人の方々、御出席御苦労さまです。  去年に引き続いて、ことしもまた御出席されるということは、きわめて異常なことでございまして、なぜ異常なことが行なわれておるか。
【次の発言】 それはインフレが原因であります。もともとインフレは、政府が、経済成長政策なんといっておりますけれども、信用膨張を野方図に許しておるところに原因があるとわれわれは考えます。その第一の責任者は政府であります。しかし、同時にまた、きょう御出席の銀行、商社の皆さま方にもその責任の大きな原因があるとわれわれは判断をいたしておりますので、そこに焦点を置きながらこれからお伺いいたしますので、簡潔にお答えを願いた……

第72回国会 予算委員会 第23号(1974/02/26、33期、民社党)

○永末委員 昨年の十一月六日、元売り会社仕切り価格が四十五円から五十五円に上がりまして以来、十一月二十一日には五十六円ということで、大体特約店におきましての値段はその水準を保っておるようでございます。ところが、あなた方の業界には業転玉というガソリンがございまして、これの値段は一定ではなくて、おそらくは需給関係できまっておるのだろうと思いますけれども、十一月六日四十二円、十一月二十日五十九円、十一月二十一日五十九円、十一月二十四日六十九円、十二月二十五日六十二円五十銭、一月十四日六十二円五十銭、一月二十一日、二十二、二十三日、以上同じでございますが、二月に入りましてから五十五円と下がって、少し規……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、民社党)

○永末委員 私は、新しい外務大臣に、日中問題と日韓問題についてお伺いいたします。  最初は、日中平和友好条約の問題でございますが、先ほど、いま進行しております二つの実務協定の交渉と関連をさせつつお答えがございましたが、もともと日中平和友好条約というのは実務協定とは性格の異なるものでございまして、もちろん二年前の共同声明が発せられたときは、何らのその他の関係はございませんから、あるいは実務協定先行論があったかもしれませんが、いまそれから二年間たってまいりますと、質的に異なるものはやっぱり質的に異なるものとしてお進めになるのが当然ではなかろうか、こう思いますが、大臣はどうお考えですか。

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、民社党)

○永末委員 本日の質疑を聞いておりますと、国民はラロック証言ではしなくもアメリカの核戦略の実態について触れた。ところがわが政府は、いままでどおりアメリカ政府が一応原則として言っていることを繰り返しているにすぎない。言うならば、将棋の駒の動かし方についてもっと詳しく知りたいと国民は思っておりますのに、政府のほうは囲碁の話ばかりしておる。非常に食い違っておると思います。しかし私は、アメリカがわが国の領土内においてあるいは領土内へ持ってくるいろいろな兵器、あるいはまたそれらの武器等について、政府はやはりもっと現状を知る必要があろうと思いますが、外務大臣はどう思われますか。

第73回国会 外務委員会 第5号(1974/12/04、33期、民社党)

○永末委員 アメリカ・フォード大統領は、日本、韓国さらにソ連、三カ国の訪問を終えて帰国いたし、十二月二日、ワシントンにおきまして記者会見をいたしました。そのときに、日本に対する訪問に関しての評価を次のように申しました。自分はこの訪問によって日米両国関係に新時代を築くことに成功した。新時代ということばを使っておるのでありますが、外務大臣は、この新時代というのはどのように解釈をされますか。
【次の発言】 日米共同声明の四項、五項、六項等にそういう考えがあるように思われるのでありますが、たとえばエネルギー問題にいたしましても、食糧問題にいたしましても、日本の立場とアメリカの立場とは明らかに一〇〇%同……

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、民社党)

○永末委員 ベルヌ条約に関して若干の質疑をいたします。  前通常国会で、図案家の創作する図案は現行法上どういう法律によって保護せられるかということについて質疑を申し上げました。それにつきましては、政府委員から将来の大きな検討課題にしようという答弁をいただいておるのであります。さて、どういう検討をされたかということに着目しながら質問いたしますので、お答えを願いたいと思います。  その質問をいたしましたあとで、具体的には次のような事件が起こりました。それは、ことしの三月十二日「週刊平凡」におきまして、都はるみという歌手が舞台衣装をつけた写真が載りました。ところがその衣装のデザイン、すなわち図案は、……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、33期、民社党)

○永末委員 中東に関する外務大臣の御意向をただしておきたいと思います。  十二月十六日のある新聞、資源に関する座談会で、外務大臣は、資源ナショナリズムというのはとことん考えてみると結局価格の問題になってしまうのではないかという御意見を述べられました。中東における油の問題もそのようにお考えですか。
【次の発言】 いまおっしゃったのは、いわゆる植民地的な扱いを受けてきた後発国の人々の気持ちが、いわば先発国に対して持っておるそういう感情をおとらえになったようでございますが、私、伺いたいのは、油の価格の問題というのは具体的には、やはりこの前の中東戦争ではっきりと産油国側が油を武器として使うという政策を……

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は現在わが国と中国との間の関係が条約上の平和状態にあるとお考えだと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 それは一九七二年の日中共同声明で両国の不正常な状態が終了した、それが根拠ですか。
【次の発言】 同時に、逆に日本とソ連との間の条約上の関係は平和ではない、こういう御見解を予算委員会で外務大臣は表明されておいでですが、そうですか。
【次の発言】 日ソ共同宣言は最初に両国の戦争状態は終了した、いま外務大臣は領土の問題が残っておる、こう言われたが、戦争状態が終了した、そのせしめたものが共同宣言という両国の共同行為であるとするならば、条約上の平和状態と見られると思います。もっ……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/21、33期、民社党)

○永末委員 今回の日中海運協定の第二条で、お互いの了解として、締約国のどっちか一方の国旗を掲げる船舶でその国の発給した船舶の国籍証明の書類を備えているものはその国籍を有する船舶と認める、こういう条項があるのでございますけれども、これは何も日本と中国との間に限らず、日本国はどこの国とも、海運協定なり通商航海条約なり結んでおる場合には、こういう考え方でございますか。
【次の発言】 青天白日旗と呼ばれている旗がございますが、この旗を掲げた船はどこの国籍を持つ船でございますか。
【次の発言】 青天白日の旗を掲げた船がわが国の港へ入港している実績をひとつ知らせてください。

第75回国会 外務委員会 第6号(1975/02/26、33期、民社党)

○永末委員 三月にジュネーブで海洋法に関する会議が行われますが、この機会に、政府のこれに対する考え方をただしておきたいと思います。  昨年行われましたカラカスの海洋法会議において、わが政府はどういう点を重要点だと考え、それぞれに対してどういう態度をとったかをこの際報告を願いたいと思います。
【次の発言】 いま問題点の指摘がございましたが、それぞれについてどういう方針で臨んだかということをお答え願いたい。
【次の発言】 この海洋法会議につきましては、特に発展途上国は重大な関心を持ち、海洋法会議とは別に、それぞれの国々が会合をして方針を固めて臨んでおったと思いまして、これが終わりましても、三月の会……

第75回国会 外務委員会 第7号(1975/02/28、33期、民社党)

○永末委員 前回、私が台湾人である旧日本兵に関する問題について質問いたしましたところ、外務大臣から答弁の留保がございましたので、重ねて本日この件に関して質問をいたしたいと思います。  さて、御検討いただいた外務大臣の御意見を伺います前に、一応この問題に対する問題点を明らかにしてから外務大臣の御見解を承りたいと思いますので、そのように運ばしていただくことをお許し願いたいと思います。  第一の問題は、現在台湾人の国籍というものはどうなっておりますか、お答えを願いたい。
【次の発言】 はなはだ奇妙な話でございまして、なるほど平和条約二条(b)によって、わが国はこれらのいわゆる台湾と称せられる地域に関……

第75回国会 外務委員会 第8号(1975/03/07、33期、民社党)

○永末委員 ただいま世界食糧会議に関する質疑と応答とを聞いておりましたけれども、政府の方は、この世界食糧会議に対する認識、きわめてあいまいでございまして、真剣にやはりこの種の会議の持っている意味というものを考えるべきだと思います。  昨年は世界食糧会議、また人口会議あるいは海洋法会議、言うならば、資源無限時代から資源有限時代に移ったということを示す意味では重要な国際会議が持たれたのであります。世界食糧会議はそのうちの一つでありまして、伝えられるところによりますと、世界食糧会議の本会議の席上、開発途上国の大臣が立って、いわゆる工業的には発展いたしました国々の代表を指さして、あなた方は人食い人種だ……

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/03/14、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は就任された直後、わが国がいま当面しているきわめて困難な経済問題であるインフレは、もし外交的な処理がうまくいけば、その大部分は解消せらるるだろうという旨の御発言がございました。これはそんたくしますに、ガットが考え、また所期しているような方策がうまくいくならば、いまわが国が当面しておるインフレというものの原因の多くは取り除かれはしまいか、こういうようなことをお考えになったのでしょうか。
【次の発言】 ガットはもともと買い手市場、すなわち供給がたくさんあって、そして買い手の方がこれに対してどうするか、同時にその買い手である各国の国内産業を見合いつつ関税をどうするか、こういう問題……

第75回国会 外務委員会 第13号(1975/04/16、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣の今回の訪米を多といたしますとともに、その意味合いを少しく詳しく伺ってみたいと思います。  もともと、外務大臣が就任されて、一度アメリカの国務長官と隔意なく話をしたいということから始まって、特に自民党内部で核防条約を批准案件とするについて、日本の安全保障に関し、アメリカは一体どうしてくれるかということを確かめたいという一つの要望、アメリカ側にしますと、東南アジアにおけるアメリカの意図の瓦壊、それに関して起こるであろうアジア諸国、特に一番大きな日本側が、アメリカとの同盟関係に信頼感を一体どのようにつないでくれるかということに関して、日本側に話をしたいというその時期が重なったわ……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/04/18、33期、民社党)

○永末委員 オーストラリアの領域の一部にパプア・ニューギニア地域が含まれておりますが、これまでこの地域とわが国との間に文化的な関係がございますか、ございましたら御報告を願いたい。
【次の発言】 昨年の日豪閣僚会議のときにも、パプア・ニューギニアの外務大臣がその後半には参加をされて、そして当該地域の独立が間近いということは日本国政府もわかっているわけであります。ことしの一月にはわが国の総領事館がパプア・ニューギニア地域の首都と目されておるポートモレスビーに開設された、そこまでやっておるにかかわらず、文化関係はわからぬですか。
【次の発言】 申しわけないと言われたらそれで終わりでございますが、やは……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/05/07、33期、民社党)

○永末委員 五月一日の夜、アメリカ国防長官シュレジンジャー氏が予告なしの記者会見を行いまして、ベトナム後のアメリカの戦略について話をいたしました。そのことについて、外務大臣の御認識をひとつ伺っておきたいと思います。  その中で、前進防衛地域ないしは前方防衛地域という言葉を使いまして、その地域に該当する場所として西欧、ウエスタンヨーロッパと韓国この二つを挙げました。そしてわれわれ日本の国は間接的に前進防衛地域である、こう言う。この表現を聞かれた場合、あなたは一体、アメリカの国防の責任者が前進防衛地域という名前で何を考えているとお受け取りになりましたか。

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/05/23、33期、民社党)

○永末委員 今回の関税率の引き上げというのは、スキーぐつ業界の保護ということが目的だと思いますが、通産省の方来ておられると思いますけれども、一体どういう業界振興策をお持ちですか。
【次の発言】 一体成形装置を導入して新しい生産方法をとるとともに、零細業者を集めてやるというのですが、一応関税がこれだけ、二七%に上がるのでありますけれども、今後それで十分戦い得るというお見通しですか。
【次の発言】 グループ化するというお話でございましたが、それは協同組合をつくらすのですか、それともどういう方法を使われるのですか。
【次の発言】 もともとそれぞれの零細業者が自分の方の売れ行きが下がったということが発……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣にお伺いいたします。  六月二日にガイラー太平洋軍司令官が外務大臣を訪問いたしましたときに、あなたの質問に答えて、核についての支援部隊は日本には配置されていないと答えたという報道でございますが、あなたはそのときにどういう質問をされたのでしょうか。
【次の発言】 外務大臣はそのガイラー軍司令官の話を聞いておられて核の作戦をサポートするための軍隊、それはどういうものだと概念されましたか。
【次の発言】 この核の作戦をサポートするための軍隊自体が核を持っていると、このように受け取られましたか。しかし、そのサポートするための軍隊は核は持っていない、このように受け取られましたか。いず……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、民社党)

○永末委員 核防条約は、今後二十年にわたってわが国の安全保障に対して重要な意味を持つ条約であります。この条約が計画されました約十年近く前と現在ではアジア情勢は一変いたしております。国際情勢がネコの目のように変わるときに二十年、果たしてわが手を縛ることがわが国の安全保障上役に立つかどうかということについて、いろいろな考え方が現在存在をいたしております。政府は一九七〇年にこの条約に署名をし、そしてようやく五年たって、この条約の批准を国会に求めてまいりました。  私は民社党を代表いたしまして、この機会に、政府が一体、日本の国の安全保障を念頭に置きつつ、この核防条約によって何を求めようとしておるか。ま……

第75回国会 外務委員会 第23号(1975/06/17、33期、民社党)

○永末委員 先ほど前田参考人からNPTの有効性も保障措置の有効性もそう長くないというお話がございまして、大体何でも変化するものでございますが、これらの点に関して、われわれがこの条約に入りますと、一応二十年拘束されるわけでございますが、その間にはいろいろな変化がございましょう。久住参考人は、変化への対応というのは久住参考人が考えておられる日本の安全措置の原則の重要な一つであると申されました。したがって、そこに着目をして、この核という問題に焦点を合わしてどういう変化があり、どういう対応を考えねばならぬかということを、久住参考人の考えておられる点をお教え願いたいことと、この点に関してどういう変化があ……

第75回国会 外務委員会 第24号(1975/06/18、33期、民社党)

○永末委員 防衛庁長官に伺いますが、最近ソ連が二回目のオケアン演習というものを行いました。これの規模、特に日本近海における行動について、この際御報告を願いたい。
【次の発言】 特に日本近海での演習の状況を御報告願いたい。
【次の発言】 四カ所にわたりましてそれぞれ護送、上陸作戦、そして護送に対しては襲撃訓練、さらにまたそれは空中から海中からそれぞれやっておると判定できますね。
【次の発言】 ソ連の原子力潜水艦は使われましたか。
【次の発言】 潜水艦の行動がはっきりわかったのでは潜水艦の効用がございませんからね。ただ、原子力潜水艦わが方の海上自衛隊が捕捉をし、そうしてこれを無能力ならしめるために……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、民社党)

○永末委員 最初に、日ソ漁業協定について質問をいたしたいと思います。  三月十二日でしたか、わが外務委員会は、YS11に搭乗いたしまして、折しも外房州に押しかけておりましたソ連漁船団が何をしておるかということを実地に視察をいたしました。  さて、この協定が結ばれますとああいう事態も起こらぬのですか。
【次の発言】 現在までソ連漁船団がわが方の領海近所まで出かけてまいって、いろいろわが方の漁船、漁具等に損害を与えた場合には、その損害の補償を申し入れておるという報告は当委員会にもございましたが、当然この漁業協定を結ぶに当たってはそういう種類の問題も話し合われたと思うのですが、いかがですか。

第75回国会 外務委員会 第27号(1975/07/02、33期、民社党)

○永末委員 万国郵便条約の到着料の支払いに関しまして、わが国と外国との発送郵便物の発着状況をお知らせを願います。
【次の発言】 これは各国別にどれぐらいの郵便物が行って、またどれぐらいの郵便物が到着しているかおわかりですか。
【次の発言】 郵便物というものは到着が正確、確実でなければならぬと思いますが、到着しておらぬということで大体一年にどのぐらい国民から苦情が出てまいりますか。
【次の発言】 国内郵便で普通郵便につきまして苦情を言われた件数はわかりますか。
【次の発言】 その約十一万件というのは何年から何年までの、平均件数なんですか。

第75回国会 外務委員会 第28号(1975/07/04、33期、民社党)

○永末委員 日韓大陸棚協定に関する民社党の意見を開陳いたします。  もともとこの条約案は、二つの種類の異なったものを一本にいたしておるところに大きな疑義がございました。われわれは、日本と韓国との間での北部におけるいわゆる境界画定の問題は、これは日韓両国双方が合意を見るならば、それはそれなりでまとまるべき問題だと考えます。しかしながら、同時に条約の内容をなしております南部の共同開発に関する件につきましては、わが国が建国以来初めてやろうとすることでございまして、それにしてはきわめて準備が不十分であり、配慮の足らないところがある。これは出直してやるべき問題ではなかろうかとわれわれは考えております。 ……

第75回国会 外務委員会 第30号(1975/08/22、33期、民社党)

○永末委員 日米会談の結果発表されました共同新聞発表の第三項の韓国、朝鮮半島の安全に触れた個所で、いままでも問題になっておりましたが、「かかる平和を維持するために」という目的を挙げて「現行の安全保障上の諸取極がもつ重要性に留意した。」こういうふうになりますと一現行の安全保障上の取り決めというのは、ラフな言い方で申しますと、軍事的な取り決めをやっているわけでございまして、そうしますとわが国はその軍事的な取り決めで発動せられる問題についてのみ留意をしたのである、ほかのことはやらぬ。日本独自のいろいろな朝鮮半島の平和を維持するための努力、そこに重点があるのではなくて、いま米韓条約とかなんとかある、そ……

第76回国会 外務委員会 第1号(1975/10/18、33期、民社党)

○永末委員 ソ連の海軍総司令官として二十年近く務めましたゴルシコフ元帥は、ソ連海軍機関誌「モルスコイズボルニク」、一九七二年の二月から七三年の二月にわたって、ソ連の海軍についての記事を載せました。その中でゴルシコフ元帥は、ソ連は海洋が伝統的な西側のシーパワーの支配下に長い間置かれることに満足するであろうか、もちろんそんなことはできないということを書きまして、そしてソ連がシーパワーについて全力を挙げてその獲得のために努力をしていることを述べております。その中でシーパワーの重要な要素として、第一には海軍、そして第二には商船隊、そして第三には漁船隊を挙げて、みずから世界最強の漁船隊としてこれがソ連の……

第76回国会 外務委員会 第2号(1975/11/12、33期、民社党)

○永末委員 十月の初め、宮澤外務大臣は国連に臨まれまして、中国、ソ連の外交の責任者とともに会談をされました。これらの会談を通じて、日中平和友好条約の進め方についていろいろな御方針を固めておられると思いますので、この件につきましてお伺いをいたしておきたいと思います。  第一点は、中国が平和友好条約にどうしても盛り上げなければならない、中に入れなければならぬという点を明確にどう受け取っておられるかをお伺いします。
【次の発言】 最後に、いま述べられました両国が摩擦、確執を起こさずにこれがまとまることが双方にとって望ましい、摩擦、確執があるという認識があったのですか。

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/19、33期、民社党)

○永末委員 私は、松生丸事件について、ひとつ詳しく政府の御見解を伺っておきたいと思います。  けさ十一時に海上保安庁から発表せられました一漁船松生丸被銃撃・だ捕事件の概要」と称するものは、この内容はそのまま、海上保安庁も政府の一部でございますので、外務省の見解だと承知してよろしいものでございましょうか。
【次の発言】 この事件が発生いたしました後で北朝鮮側が発表いたしましたのは、領海侵犯だということでございました。そのときに発表いたしましたあちら側の松生丸の位置と、それから今回海上保安庁が事情聴取をして発表した位置とは異なっております。さて、外務省、日本政府は、その船長等の事情聴取による位置と……

第76回国会 外務委員会 第4号(1975/12/05、33期、民社党)

○永末委員 今回の日中漁業協定第一条1に関する書簡で、中国側は国防上の安全のため軍事警戒区として定めてある区域のラインを明示しております。わが方の書簡はそれに対して留保しております。この軍事警戒区を表示するラインをもし軍事警戒ラインと呼称いたしますと、軍事警戒ラインとはどういうものであると日本政府は了解しておられますか。
【次の発言】 そのいわゆる軍事警戒ラインというのは、中国の領土の警戒線から一番遠いところで何海里、一番近いところで何海里ぐらいあるのですか。
【次の発言】 中国側の書簡によりますと、日本国の漁船は、この区域に中国政府の関係当局の許可なしに入域してはならない、こういうことになっ……

第76回国会 外務委員会 第5号(1975/12/10、33期、民社党)

○永末委員 八月の三木・フォード会談で、日米安保条約に基づく安全保障協議委員会の枠内で、新しい有事の際における日米の協力を相談し合う機関をつくるような話がございました。現在、それに基づいて作業が行われているようでございますが、昨日の内閣委員会で防衛庁側の意見は聞きました。外務省側の意見をこの際聞いておきたいのですが、この新しい協議機関というのは、第六条における日米の権利義務関係もその協議の内容に含めてやるというものと了解していいのでありますか。
【次の発言】 重要な点でありますので、外務大臣の見解を伺っておきたいのですが、いまのアメリカ局長の説明によりますと、極東の安全のため、アメリカ軍は日本……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、民社党)

○永末委員 ILO百二号条約につきましては、前国会で質問を十分にいたしておきましたので、今回は省略いたします。  小麦協定に関する議案について御質問いたします。  このもとになる小麦貿易規約というのは、一つは小麦に関する国際貿易ができる限り自由な流れが確保できるようにという目的のようでございますが、最近、三年前の米ソ二国間協定によって、米国の小麦が多量にソ連に輸出をされまして、それによってわが国の穀物関係の需要もきわめて激変をして、いわば大きな被害をこうむったことがございます。またことしも米ソ二国間で協定が結ばれて、米国の小麦が多量にソ連に移動をしていくということのようでございました。だといた……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/17、33期、民社党)

○永末委員 私は、三木さんに核防条約についてのあなたのお考えのほどをこの際明らかにしておきたいと思います。  先ほどの質疑を通じて、次期通常国会には核防条約の批准をぜひお願いしたい、こういうお言葉がございました。もともとことしの通常国会であなたはその意思を表明されたのでございますが、六月段階で通常国会における核防条約の批准を断念された。あのとき、あなたはどういうお考えでございましたか。
【次の発言】 あなたの期待の言葉は伺うのでありますけれども、最終的な段階であなたが決断をされる場合に、一体どっちに旗を振るか、われわれにとりましても国民にとりましてもきわめて疑念を抱かざるを得ない事件が起こって……

第76回国会 内閣委員会 第8号(1975/12/09、33期、民社党)

○永末委員 私は、最近防衛庁長官が新しく四次防以後に整備すべきわが防衛力の性格として、基盤防衛力を備えるべきだということを言い出されました。これらに関連をいたしまして本日は御質問を申し上げておきたいと存じます。  さて、本日のこの委員会で、防衛庁長官がシュレジンジャー前アメリカ国防長官との話し合いのもとで、八月に行われました三木・フォード会談に基づき安全保障協議委員会の枠内で新しい日米間の安全保障条約の運用に関する新協議機関をつくる、この機関の性格について述べられましたが、それはこれから質問申し上げようと思います基盤防衛力構想と無関係ではございませんので、この性格を少しく明確にしておいていただ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/05/24、33期、民社党)

○永末委員 司法共助によりまして事情聴取を行ったりないしは嘱託尋問を行わなくても、本件に関する検察の仕事は終結させ得るとお考えですか。
【次の発言】 わが方の検察当局がわが方の法令に基づく権限を持ってやっておられることだから全責任を持ってやれる。ところが、外国人については、外国政府の協力ないしはその外国人の同意がなくてはできない。いわばわが方の法律体系における権限外のことですね。したがって、責任を持って検察の仕事を終結せしめる以外のところが条件であると、これはそれが成就し得ない限り終結しない、こういうことになるわけですね。したがって、私はここを聞いておるのであって、その辺のお考えをもう一度、今……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/27、33期、民社党)

○永末委員 私はPXL関係について質問をいたします。  防衛庁長官は国務大臣でございますけれども、PXL関係の問題は、特に防衛庁がこの件についていかなるかかわり合いがあるかということが一番のポイントでございますので、政府全体の立場を代表するよりは、防衛庁は一体どうであったかというところをはっきりと国民にお答え願いたい。まずもって注文を申しておきます。  さて、防衛庁はPXLにつきまして国産を決められたことはございますか。
【次の発言】 私は、いろいろ調べてみますと、そういう御方針をもっていろいろ仕事をやってこられた、このように推察せざるを得ないと思います。たとえば昭和四十五年十月三十一日に防衛……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/06/02、33期、民社党)

○永末委員 先ほど片山さんはエリオット氏からの宣誓供述書をもらい、それを本委員会に提出されることを約束されました。その宣誓供述書を取りに行かれたときにエリオット氏が、日本へ行ったら大久保利春さんの新しい家を見ていらっしゃいと言われたと伝えられておりますが、真実ですか。
【次の発言】 それはどういう意味だとお受け取りになりましたか。
【次の発言】 その意味についてエリオット氏にた、だしましたか。
【次の発言】 エリオットはその意味についてあなたにどう説明をいたしましたか。
【次の発言】 それ以上のことは何も申さなかったのですか。
【次の発言】 それほど、二、三回もエリオット氏が繰り返したのでござ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/06/10、33期、民社党)

○永末委員 昭和四十一年五月二十日、閣議了解として「航空企業の経営基盤の強化について」が決められました。これを見ますと「各企業における保有機数の増加を抑制する」というように、言うならば、それぞれの企業を強くするというところに焦点があるのであって、その基調は、どんどん乗客がふえて需要がふえてくるので拡大してやれということではなくて、むしろ乱立する企業を統合するとかあるいはまた吸収合併させるとか、引き締めてやれ、こういう基調の方針が出ているように思いますが、そうですか。
【次の発言】 そういう考え方で昭和四十一年五月二十日以来どれだけの期間やられたのですか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/06/16、33期、民社党)

○永末委員 あなたの方が会社側に全然この融資問題の報告をしておられませんのに、どうして四十四年の十月二十三日には会社側から運輸省へこの融資問題の報告が行ったんでしょう。
【次の発言】 全然理由はわかりませんか。
【次の発言】 では、社長とあなたしか知らないこと相手側は知っていますね。会社側というものが知り得ることがあるとしますと、相手側から会社側が知った、こういうことになりますね。
【次の発言】 念書等、申込書等の回収が終わったにかかわらず、昭和四十五年になりまして、この融資問題が大庭社長の命取りになるということを心配されてあなたが退任の決意をされた。なぜ全部回収されているのに命取りになると判……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第9号(1976/06/17、33期、民社党)

○永末委員 大庭さんは先ほど、三月一日の証言で原田代議士と大石代議士の紹介状を鈴木明良が持って来たという証言をされ、そのことについて夜の証言では否定をされるということがございましたが、築地署の調書にその二名のことが記載してあったはずであるからそう言ったんだが、これをお調べ願いたいと山村代議士に言ったと申されました。その築地署の調書というのは、あなたはどういう機会にごらんになったのですか。
【次の発言】 それは長谷村氏からの言葉での報告ですね。
【次の発言】 あなたは現実に四十四年の八月の二十五、六日ごろ、鈴木明良から紹介状を示されてお会いになったはずですね。したがって本委員会におけるあなたの証……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第11号(1976/06/24、33期、民社党)

○永末委員 あなたは、昭和四十三年の七月、全日空の調達施設部長に就任され、いつまでこの職におられましたか。
【次の発言】 したがって、この期間あなたは勤められて、それから転任されて本日に至るわけでございますが、調達施設部長として一番いま強く心に残っておる問題は何ですか。
【次の発言】 当時、あなたは調達施設部長として大庭社長並びに若狭社長の下に仕えるわけでございますが、大庭社長当時の社内の事情からして、あなたは特に大庭さんから信任を受けていたと考えておられましたね。
【次の発言】 先ほどDC10を進めるについては、社内の世論が許さなかったとあなたは判断されて、そういう証言をされた。なぜそれを進……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第12号(1976/06/30、33期、民社党)

○永末委員 四十四年の十月二十八日のことですが、警察の方に伺いたいのです。警視庁の捜査二課で、当時全日空の長谷村顧問とアイデアル工業の錦織会長等が参りまして、いわゆる香港融資事件についての話し合いをやったということが、本委員会における証言で出ておりますが、そのときの経過をひとつ御報告願いたい。
【次の発言】 そのいわゆるM資金問題に関連してでございますが、十月の下旬に香港から融資の道がついたという電話が全日空にございまして、その件について長谷村顧問は警視庁の捜査二課でその電話をかけた相手方であるアイデアル工業の会長等と話し合って、一応いわゆる香港資金問題はあなた方の立ち会いでちょんになった、こ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第15号(1976/07/15、33期、民社党)

○永末委員 三木総理は先ほど捜査が核心に入ったと言われました。捜査が核心に入るということはどういうことですか。
【次の発言】 いま総理は、金が入ってきた、その金がどう使われたかということがいよいよ捜査の中心になる段階だと言われた。別の言葉で申しますと、贈賄側の逮捕は大体山を越した、これから収賄側と目される人々の捜査に移る段階だ、こう言えるのではないかと思いますが、そう理解してよろしいですか。
【次の発言】 金の流れには違いございませんが、その中にはいわゆる収賄に該当するものもあり得るということは見てよろしいですね。
【次の発言】 総理は、この当委員会にこれから証人喚問で出てくる人は、いまあなた……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、民社党)

○永末委員 昨日田中総理が逮捕されましたが、三木総理は、この田中前総理の逮捕をいつ御存じでございましたか。
【次の発言】 報道によりますと、あなたは二十四日ごろから知っておったのではないかという説がございますが、そうではございませんね。
【次の発言】 あなたはこのことを知られて、来るべきものが来たとお感じになりましたか、きわめて意外でショックを感じられましたか。
【次の発言】 いきなりということで驚いたというのですが、いきなりでなければ驚かなかったという御心境でしょうか。
【次の発言】 あなたは昨日の記者会見で、現総裁として不名誉な事件に対し責任を感じている、こういう御発言がございました。当委……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第19号(1976/07/29、33期、民社党)

○永末委員 最高裁は、ロサンゼルスの連邦地裁のファーガソン裁定を受けて、七月二十四日の午前中に裁判官会議を開かれて、判事会議ですか開かれて、これに対する意見をまとめられた。それはどういう内容で、どういう性質のものですか。
【次の発言】 その決められましたものは一体どういうぐあいに呼ぶのですか、法律上ですね。たとえば相手方から要求のありましたものはルールとかオーダーとかいう言葉を使いましたね。この最高裁の裁判官会議で決めたものというのはどういうものなんですか。
【次の発言】 それはこのロッキード事件にのみ関係ある、すなわちロッキード事件でロサンゼルスの連邦地裁に対する東京地方裁判所からのコーチャ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第21号(1976/08/11、33期、民社党)

○永末委員 八月九日に田中前総理の秘書官榎本敏夫が起訴されました。これは外為法違反で五億円を受領した、こういうことだと思いますが、相違ございませんね。
【次の発言】 逮捕の被疑事実によりますと、この榎本敏夫は田中前総理と共謀しておる。もし犯罪ありといたしますと、これは共同正犯関係になるのではないかと思います。榎本敏夫にいまのような起訴するに足る構成要件が充足しておるとしますと、田中前総理についても同様のことが同様の条件にあると見てよろしいか。
【次の発言】 榎本敏夫について起訴し得る状況、その同じ状況は田中前総理についてもある、こう判断してよろしいでしょうか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号(1976/08/12、33期、民社党)

○永末委員 稻葉法務大臣に伺います。  あなたは昨日本委員会で、法務大臣としては検察に対し、自分が政治介入の防波堤に立つから自由にやれ、こういう立場で臨んでいると言われました。この場合、政治介入ということは、どんなことを予想して言われたのですか。
【次の発言】 指揮をするといっても、直接に指揮をされるのはあなたであって、あなたを指揮しておるのは総理大臣ですね。この場合、あなたの言葉は、政治介入の防波堤に立つ、あなたが防波堤になるのであって、あなたが政治的介入を検察にされる意味ではない。すなわち、あなたに対して外から力、政治的介入が行われる、こういう言葉だと私は判断いたしました。そうなりますと、……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第25号(1976/08/25、33期、民社党)

○永末委員 福田副総理、大平大蔵大臣がお見えでございますので、この際、政局等に関することをロッキード事件問題解明に関連しつつお伺いしておきたいと思います。  福田副総理は、昨日の午後開かれました自民党の両院議員総会は、党規約にのっとった正規のものとお考えですか。
【次の発言】 昨日のNHKのテレビを通じて三木総理は、この両院議員総会は認めないと執行部は言っておったということを表明しておるのですね。これはあなたはどう思いますか。
【次の発言】 三木総理の発言は、三木総理自身の判断ではなくて、執行部が言っておったと言っておられるが、三木総理自体は、執行部の一人である。最高責任者であるならば、他の口……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第26号(1976/08/26、33期、民社党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま野党四党共同提案になる中曽根康弘君を九月一日、田中角榮君を九月二日、本委員会に証人として喚問する動議に賛成をいたします。  ロッキード事件は、わが国の政治の中枢部に腐敗が生じたのではないかと深い疑惑を国民に与える重大なる事件であります。したがって、この事件解明のためには、一つにはその刑事的責任を明らかにするとともに、二つには政治的責任もまた解明されなくてはならぬ問題であります。  本委員会は、開設以来、ロッキード事件の真相を解明するとともに、もし国会議員にしてロッキード事件に関与する者があれば、その政治的道義的責任を明らかにする任務を持って活……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、民社党)

○永末委員 先ほど安原刑事局長は、田中前総理の起訴状に関して、五億円がトライスター購入に関し田中前総理に贈られ、これが収賄されたということについては有罪にする確信を検察当局は持っておるのでそうだと信じておる、こういう表現をされました。伺いたいのは、この五億円というのはピーナツ、ピーシズ領収証に該当する部分であって、この点については捜査は完了したと御判断ですか。
【次の発言】 そうしますと、ピーナツ、ピーシズ領収証、合計金五億円に対する関係者は、丸紅側で檜山、大久保、伊藤の三名であり、そしてそれの収賄側に関係ある者は田中前総理と榎本秘書官である、これで終わりである、こういうことですね。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第30号(1976/09/09、33期、民社党)

○永末委員 先ほど同僚大出議員からミグ25に関する質問がございました。私も緊急のことでございますので、ロッキードに関する質問に先駆けて二、三点ただしておきたいと思います。  外務大臣の出席を求めておりましたが、お見えではございませんが、外務省の方、来ておられますね。来ておられませんか。
【次の発言】 ミグ25に搭乗いたしましてわが国に入ってまいったベレンコ中尉はきょうアメリカへ亡命をするということのようでございますが、そのように決定いたしましたか。
【次の発言】 では、外務省は後回しにいたしまして防衛庁長官に伺います。  防衛庁は現在ミグ25の調査をいたしておると伝えられておりますが、それはど……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/05、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は御退出の時間が迫っているようでございますが、いずれまた本委員会で委員長から十分に外務大臣の時間はいただけると確信をいたしておりますけれども、外務大臣に少しく質問申し上げます。  外務大臣は、アメリカとわが国とが外交上パートナーだとお思いですか。
【次の発言】 それはどういう種類のパートナーでしょう。全く対等の立場でやっていくパートナーだとお考えですか。
【次の発言】 ラムズフェルド国防長官が本年度の報告を出しました。その中で次のようなことを言っているわけです。軍事力は国際紛争の基本的調停役である、この言葉を宮澤外務大臣は承認されますか。

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣に伺います。  先ほど外務大臣が設定せられた状況を前提にしてでございますが、海洋法会議で領海が十二海里になる体制ができた、しかしながら、いわゆる国際海峡における自由航行は、関係国の意見が合わずにとうてい成文化もできず、実体的にも合意がなかった、こういう状況のもとで外務大臣は、わが国としてはそういう状況のもとであっても領海十二海里は宣言すべき時点に立ち至っているとお考えですか。
【次の発言】 十二海里問題は、海洋法会議におきますいわゆる国際海峡自由航行問題が日本政府として判断すべき一つの大きなポイントであると伝えられておりますが、いま国益全般の立場からと、こういうことでござい……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/04/27、33期、民社党)

○永末委員 私は民社党を代表して、核兵器不拡散条約に対し賛成の討論をいたします。  本条約は、今後二十年間、しかも核時代に突入することが確実なこの期間、わが国が核兵器を持たないことを各国に対して約束する重要な、しかも歴史的な条約であります。  この条約は、アメリカ、ソ連、イギリス三国の核兵器保有独占を認め、他国に核非保有を義務づける不平等な性格を持っております。それだけに、後発核保有国であるフランス、中国、また国際紛争のるつぼにある諸国やウラン原料国などからも批判されているものであります。とりわけ、核兵器開発能力を持ちながら、非核保有国としてこの条約に加盟しようとしている国々においては、多くの……

第77回国会 外務委員会 第6号(1976/05/07、33期、民社党)

○永末委員 イギリスの周辺、北海油田の開発につきまして、イギリスとヨーロッパ諸国とがその開発区域についての協定を結んでおりますが、これらの境界線は、先ほどから問答がございましたが、それぞれの中間線をとるという原則で貫かれておると承知してよろしいか。
【次の発言】 ここには共同開発は一つもありませんね。
【次の発言】 今回の条約で、いわゆる南部共同開発地域について共同開発を認めている前提には、わが国の政府は他国の大陸だなに対する自然延長説を承認をした、このように見てよろしいか。
【次の発言】 承認をしていなければ、わが国の近所まで韓国の開発をやることが当然の条約上の事項としてこないわけでしょう。……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、民社党)

○永末委員 第三次海洋法会議、ニューヨーク会議が終わりまして、先ほど一般的な見通し等については外務大臣並びに外務省の見解を承ったのでありますが、日本政府としては、このニューヨーク会議に臨むに際し、どれとどれはまとめ上げたいという目的を立て、それに対する成果をどう判断しておられるか、お答え願いたい。
【次の発言】 その全体、パッケージとしてまとまることを期待しておるというのですが、わが国はわが国として、それぞれの点において目的があったと思うんですね。たとえば全体という方に重点を置かれますと、カラカス会議において最初三海里なら三海里と考えておったけれども、全体が十二海里になってみたり、あるいは経済……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/14、33期、民社党)

○永末委員 一九七三年のオイルショック以来、いわゆる石油の代金がきわめて上昇いたしまして、産油国はオイルマネーと称するものを多額に入手することになりました。このオイルマネーというのは国際金融上どういう害悪を持っておると政府は判断しておられますか。
【次の発言】 オイルマネーにつきましてしばらく政府の見解をただしておきたいと思います。  第一に、産油国の収入はいまどうなっているか。急激にふえたと言いますけれども、石油の値上がり前と値上がり後と暦年どういう変化を示してきたかをお知らせを願いたい。
【次の発言】 その産油国の収入の中で、いわゆる先進国と称せられるものから得た収入は幾らで、発展途上国か……

第77回国会 外務委員会 第9号(1976/05/18、33期、民社党)

○永末委員 国際通貨体制が一九四五年のブレトン・ウッズ体制から約四分の一世紀続きましたが、一九七一年十二月、いわゆるスミソニアンの合意が見られましてから新しい体制ができたと言われました。しかし、これは十四カ月で崩れてしまいました。今度ジャマイカのキングストンで相談があったものが第二次の国際通貨基金協定の改正案として出ておるのでございますけれども、この中で日本政府は、過渡的なものと続きそうなものと分けて、どれが一体過渡的であって、どれが続きそうだとお考えですか。
【次の発言】 世の中のことすべて、長い時間から考えれば短い時間で、恒久的と思うものが過渡的になるものでありましょうが、その中で一つ、い……

第77回国会 外務委員会 第10号(1976/05/19、33期、民社党)

○永末委員 本月十二日、ナイロビにおきますUNCTADの会議へ出席しておりましたわが木村代表が北朝鮮の代表をレセプションに招聘をいたしました。これは外務大臣も事前に御承知でございましたね。
【次の発言】 昨年外務大臣が国連へ行かれましたときには、あなたの主催のレセプションには北朝鮮の代表を招聘しなかったのですね。
【次の発言】 しかしあなたの御見解では、昨年の十二月十日の本院における私の質問に答えて「北朝鮮を国として考えるかどうかということについては」と言って、非常にその点について微妙な発言をしておられるわけですね。しかしUNCTADに関する限りは国家だ、こういう意味で北朝鮮国の代表を招聘され……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、民社党)

○永末委員 ココア協定について質問をいたします。  パプア・ニューギニアからわが国のココアの輸入は、年間どれぐらいですか。
【次の発言】 わが国の使用しておりますファイン、フレーバーカカオというのは総量は何トンぐらいですか。
【次の発言】 三万トンの豆のうちで、その一割がファイン、フレーバーだといたしますと、パプア・ニューギニアからは十五トンとか二トンとかと、一割といたしますと三千トンでございますが、その中のシェアというのはきわめてあるかないかの状態でございますが、その少ない理由は何でしょうか。
【次の発言】 検査体制というのはわが国の方に問題があるのですか、相手方の方に問題がありますか。

第77回国会 外務委員会 第12号(1976/07/13、33期、民社党)

○永末委員 外務大臣は昨日アメリカ上院のマンスフィールド議員と米中国交回復に関して話をされました。マンスフィールド議員は民主党の上院院内総務でございまして、折しも共和党の上院院内総務であるスコット議員が中国で恐らく似たような主題について中国側の感触を探っていると伝えられております。アメリカはそういう意味合いでは米中国交回復ということに真剣に取り組んでいると私どもは見ております。その場合に、いわゆる日本型国交回復というものが日本に対してどういう影響を持つかということに対する日本側の感触を知りたいと考えていると私は思います。私自身につきましても似たような質問を受けたことがございました。その意味で外……

第77回国会 外務委員会 第13号(1976/07/28、33期、民社党)

○永末委員 田中前総理時代に日中国交正常化が行われましたので、田中角榮という政治家についての中国の評価が非常に高かった雰囲気がございました。その政治家が昨日逮捕されたということは、今後の日中関係について影響があるのではないかという心配をされる向きもあります。総理はどのようにお考えですか。
【次の発言】 こういう疑獄問題等々の取り扱いにつきましては、外国から見ればなかなかわからぬことがたくさんあると思うのですね。したがって、政治家のこれらに関するかかわり合いの度合いにつきましても、やはりいろいろな評価があるのではないかと思われます。  先ほど外国に対しては別段説明することはないという話がございま……

第77回国会 予算委員会 第14号(1976/02/16、33期、民社党)

○永末委員 先ほど証人は、コーチャン氏と会ったときに機会があったら話してみよう、という証言をされました。だれに話してみようとそのときにお考えになりましたか。
【次の発言】 コーチャン氏と最初面談される場合には、あなたの立場からすれば、しかるべき人の紹介がなければお会いになるはずはないと思います。児玉氏から紹介されましたか。
【次の発言】 児玉先生でなければどなたですか。
【次の発言】 小佐野さん、手のひらがあって、こちらは明確に知っておるが、こちらはわからぬということはないでしょう。児玉さんを除くことだけはしっかりしておるが、あとはわからぬということがあるでしょうか。児玉さんがなければ、その他……

第77回国会 予算委員会 第15号(1976/02/17、33期、民社党)

○永末委員 民社党の永末英一です。  昭和四十四年三月六日付、ロッキードのクラッター氏からあなたの方の豊田取締役に書簡が発せられ、これに対して三月十二日、その内容を承認するサインが行われております。この内容は日本におけるL一〇一一販売についてでございますが、これは契約LAIL四〇一一についてその修正第四号、これに基づく手数料の支払いがロッキードからあなたの方に行われる、これについて規定したものだというのが書き出しでございまして、このLAIL四〇一一という契約はいつ締結されましたか。
【次の発言】 これはあなたが先ほど本委員会で述べられました昭和三十三年以来丸紅とロッキードとが契約関係に入ってい……

第77回国会 予算委員会 第20号(1976/03/01、33期、民社党)

○永末委員 三井物産にダグラスの代理店になってくれというのは、大庭証人が行かれてお頼みになりましたね。
【次の発言】 この鈴木何がし等が持ってきました融資並びに念書を書かれた件に関して、四十四年の十月ごろあなたの方の鈴木専務、渡辺専務にもこの間の問題を鈴木何がしが持っていったという話がありますが、あなたは御存じですか。
【次の発言】 同じく四十四年十一月ごろ一つの念書について、これは三井物産の水上社長が立ち会わなければ渡さない、こう言われて、そういう場面ができてその念書が返却された、こう伝えられておりますが、事実でしょうか。
【次の発言】 あなたと三井物産との間を引き裂く陰謀がこの件に絡んで行……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、民社党)

○永末委員 今回の中間報告は、言うならば検事総長が法務大臣に報告をしたようなものを、三木さんはあなたの責任で報告をされた。いわゆるロッキード資金の縦割りの流れについて解明してございますが、それら相互の相関関係についてはほとんど触れるところがない。いわゆる構造汚職と言われておるにかかわらず、それが欠けているわけであります。あなたは、したがって、その欠陥をお認めになりますか。
【次の発言】 児玉の捜査というのは、来るべき総選挙には間に合わぬというのが一般の判断である。であるとするならば、あなたは総選挙前に、それまでに入手したる資料をもって国民に報告をしなければならぬとお考えですか。

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/10/27、33期、民社党)

○永末委員 委員長にちょっと伺いたいのですが、きょうあなた総理に会われたときに、総理から、選挙が早くなると思うので、ひとつこの委員会で与野党の間で、いまのいわゆる灰色高官についての妥協はできないかという話があったという、選挙が早くなると思うと言われたのですか。
【次の発言】 先ほどの言葉ですと大分問題が違いますから。  さて、法務大臣に伺いたいのでありますが、この中間報告に関する説明で、いわゆる三十ユニットで起訴された者以外の不起訴になった者、これが五名である。そして九十ユニット関係者が十三名である。その間三名のダブりがあるという報告がございました。この三名の中には起訴者は含まれますか。

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/06、33期、民社党)

○永末委員 ミグ25事件について伺います。  ベレンコ中尉がわが国を出国するまでは、ミグ25に関する調査に対する防衛庁の立場は、言うならば、いろいろな罪名があったようでございますが、ベレンコ中尉の不法な入国に関する証拠物件として検察庁の依頼を受けて調査に従事しておった、こういうことでございました。さて、ベレンコ中尉がアメリカに向けて出国をいたしました後で、防衛庁が主体になって調査をされてきたのでありますが、それはどういう法律根拠に基づき、どういう機関でそれが決められたか、御報告を願いたい。
【次の発言】 それに、飛行機が最初から勝手に飛んでくることはないんで、必ず人が乗ってくる。防衛庁はいまそ……

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/22、33期、民社党)

○永末委員 小坂外務大臣に伺いたいのでありますが、領海の問題については、あなたは海洋法会議の結論待ちという態度をお持ちのようでございますが、海洋法会議は年々開かれておりますが、どんどんこれが延びておる。ことしの会議も来年に延びました。歴代の外務大臣は、この領海問題について、もうそこに海洋法会議があるからその結論を待ってと、こういう答弁を繰り返されておった。あたかも外務省自体の方針が、領海の範囲を決める問題については海洋法会議待ちというのでございますが、現在のあなたの御心境はいかがですか。
【次の発言】 あなたの参加しておられる内閣では、運輸大臣も農林大臣もすでに、自分らの省の方針としてはいまで……

第78回国会 外務委員会 第7号(1976/10/27、33期、民社党)

○永末委員 二月ほど前から、インドネシアのLNGをわが国に輸入するに関して、またいかがわしい話が報道されております。アメリカ、インドネシア、日本に関係する問題でございますが、外務大臣はこの事件についての事実関係を確かめられましたか。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 ちょっと外務大臣、発言中でございますが、そういう事実関係ではなくて、九億円の賄賂を贈ったと報道された、そこのところを答えてください、時間が余りありませんから。
【次の発言】 私の伺っておりますのは、LNGがわが国に輸入される事実関係ではなくて、報道は、これに関して九億円の賄賂がアメリカのバーマ石油会社からわが国の海運当局高官に……

第78回国会 外務委員会 第8号(1976/10/29、33期、民社党)

○永末委員 韓国の年間石油使用状況を御報告願います。
【次の発言】 韓国はいまどこから石油を輸入しておるのですか。
【次の発言】 この共同開発地域で予想せられている埋蔵量というのはどのぐらいなんですか。
【次の発言】 全く海のものとも山のものともわからぬ――ここは海底でございますので山ではないかもしれませんが、そういう状況ですか。
【次の発言】 北朝鮮の石油の使用状況はわかりますか。
【次の発言】 北朝鮮がどこから石油を輸入しておるかわかりますか。
【次の発言】 この石油に関して北朝鮮の、これは輸入でございますから当然支払いをしなければなりませんが、支払い状況はどういう状況かわかりますか。

第78回国会 外務委員会 第9号(1976/11/04、33期、民社党)

○永末委員 コーヒー協定について伺いますが、わが国におけるコーヒーの各国別輸入の主なものをひとつ知らしてください。
【次の発言】 そのシェアはどういう比率でございますか。
【次の発言】 パプア・ニューギニアはどのぐらいですか。
【次の発言】 外務大臣のお話によりますと、発展途上国が輸出いたす第一次産品の中でコーヒーは非常に重い比重を占めておる、こういうことでございますが、わが国は発展途上国に対する経済協力をそれぞれの姿で行ってまいっておりますが、コーヒーについて何か特に経済協力的な関係を結んでいる例がございますか。
【次の発言】 外務大臣、この二つを結びつけたらどう考えられますか。わが国が発展……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 社会労働委員会 第18号(1977/05/12、34期、民社党)

○永末委員 私は、歯科の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  一昨年、いわゆる差額問題が非常に問題になりましたときに、歯科医師に対しまして苦情が続出をいたしました。これは現在どういう程度になっておりますか、まずお伺いいたします。
【次の発言】 先ほど、最初のころと比べるとやや鎮静したというのですが、ややというのは、八百二十三から一年たって九十七、もう一年たちまして五十七件となった。ややですか、非常にですか、どっちですか。
【次の発言】 この差額問題に関しまして、全国の歯科治療を受けている人々からいろいろな批判が当初出ました。それが苦情ということになって出ておるわけでございますけれども、……

第80回国会 大蔵委員会 第6号(1977/03/02、34期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣、印紙税というのはどういう場合に増税する御方針でございますか。
【次の発言】 いま大蔵大臣がお答えになりましたのは、印紙税を課する理由をお述べになった。私が伺ったのは、どういう場合に増税をされる御方針か。いま増税法案がかかっておるわけですから、印紙税を課するその理由を聞いているのではないので、どういう場合に坊大蔵大臣は増税するのだろうか、これをお伺いしているわけです。
【次の発言】 あなたが提案理由説明で言われましたのは「最近における財政・経済事情等に顧み、」こう言っているわけです。いまも財政事情ということを理由に挙げられた。つまり金が足らぬから印紙税で補う、こういうことで……

第80回国会 大蔵委員会 第8号(1977/03/11、34期、民社党)

○永末委員 きょうは登録免許税の増税法案の質問をいたすのでありますが、大蔵大臣、先日印紙税の増税の理由をお聞きいたしました。印紙税の存在理由ではなくて増税の理由です。一義的に明確には理解できなかったのでございますが、今回の登録免許税は三倍に引き上げるもの、二倍に引き上げるもの等でございまして、今回こういう増税をせられた増税の理由をひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 この登録免許税はまた印紙をもって納付をいたすことになるわけでございますが、印紙税は四十九年に引き上げられた。この登録免許税はこの前の改定が十年前だと承っておりますが、四十九年に登録免許税に手を触れずして印紙税だけ手を触れられた理……

第80回国会 大蔵委員会 第10号(1977/03/16、34期、民社党)

○永末委員 私は、本日は企業組合についての大蔵省の認識を伺っておきたいと思います。  昭和二十四年に中小企業等協同組合法が制定をされましてすでに四分の一世紀以上たっておるわけであります。この中小企業等協同組合法に企業組合というのが取り上げられまして、それ以後わが国には企業組合という全く経験しなかった経済単位が生まれたわけであります。もちろん、昭和二十四年と申しますと、戦後の経済の混乱期でございます。したがって、税金というものに対する中小企業者の考え方はいろいろまちまちでございまして、したがって、大蔵省のこの企業組合に対する対処の仕方もいろいろな変遷があったと思います。  しかし、いまや四分の一……

第80回国会 大蔵委員会 第11号(1977/03/18、34期、民社党)

○永末委員 本日は、参考人には御多忙のところいらしていただきまして、民社党を代表いたしまして厚くお礼を申し上げます。  さて、二、三の問題をお聞きしたいのでございますが、先ほど小寺参考人は、勤労者の負担を軽減するためには所得控除より税額控除、課税控除の方がよろしいという旨のお話がございましたが、その辺をひとつ詳しく御説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 小倉参考人、いま小寺参考人からそういう意見が出ましたが、税調はこの辺の問題をどういう角度から論議しておられますか。
【次の発言】 この税額控除の場合は、いわゆるストレートに担税力と見合っている考え方ではないかと思うのですがね。ところ……

第80回国会 大蔵委員会 第20号(1977/04/13、34期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣にお伺いいたします。  過般の施政方針に関する質疑の中で福田総理は昨年の経済は順調であったという御発言をしておられる。大蔵大臣も同じ御見解でしょうか。
【次の発言】 これは景気のカーブともう一つは物価に関連した質疑であったと思うのです。ところで昨年の経済というのは、財政上から申しますと膨大な国債を抱えた財政でやっておった。そういうところから感じますと、どうも福田さんの頭の中に、赤字財政で国債を多額に抱えているやり方、そのことに対しての顧慮は余りないんじゃないかというぐあいに伺ったわけです。ちょうど三月三日に大蔵省が予算委員会に提出いたしました資料でも、昭和五十年から五十五年……

第80回国会 大蔵委員会 第21号(1977/04/19、34期、民社党)

○永末委員 福田総理は五十二年度の予算案が成立をいたしましたその直後に、公定歩合の引き下げをやりまして、今回の公定歩合の引き下げについては、長期金利もまた連動させる、こういう政治方針を貫かれようとしておる。福田総理の言葉をかりますと、不況乗り切りということが福田内閣の一番大きないまの仕事ですから、これらをもってこれに対処されようとしておると思うのです。また、よく自分は日本丸の――私は船長ではなくて艦長と言いたいですね、海軍の経験者でございますから。日本丸をこれから操縦していかれようとすると、やはり目的地とそれからどれだけ時間をかけていくかというようなことが一番問題になりやしないか。行き方も問題……

第80回国会 大蔵委員会 第22号(1977/04/20、34期、民社党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程いたしております昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  もともとこの法律は、昭和五十一年分所得税納税者に対し、五十二年度所得より特別減税をするためのものでございます。しかしながら、この内閣提出の法案作成に当たる政府の態度はまことに不適切でございまして、政治の動きに対してまことに鈍感である。いや、鈍感を装って自己の作成いたしました政策並びに予算にすがりつこうとしている態度でございまして、それは、この元法でございます特別減税のための臨時措置法案がただいま大蔵委員長の発議にな……

第80回国会 大蔵委員会 第23号(1977/04/22、34期、民社党)

○永末委員 現在羽田を中心とする航空貨物の個数は職員一人当たり、いろいろの職員の勘定があるかもしれませんが、どれくらいになっておるのか。成田が開港されました暁にはどういうぐあいに推移していくのか、その辺のお見込みのほどをひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、電算化のために上がる能率は大体三割程度、こういうことですか。
【次の発言】 この前現場を見せていただいたのでございますが、電算化にかわるのは、荷物の現実の個数ではなくて、形ではなくて、書類の方だと思いますが、書類の枚数というのはどういうことになっているのですか。つまり、現在どれくらいの書類が乱れ飛び、そして将来電算……

第80回国会 大蔵委員会 第24号(1977/04/26、34期、民社党)

○永末委員 IDAに対して共産主義国が参加しておられるのでございますが、どういう政策を共産主義国はこのIDAに持っておるとわが日本国政府は判断しておりますか。
【次の発言】 ユーゴは共産国には違いございませんが、他の共産国とは違った性格の共産国でございまして、ベトナムの方は援助を与える側ではなくて、むしろ援助をもらう方である。問題は、援助を与える側の大きな共産主義国はなぜ加盟しないのでしょうね。どう思いますか。
【次の発言】 それなら留保条項をつくればまたやれるわけでございますから、何もそれだけが重要な非参加の理由であるとは私思いませんが、IDAという国際的な組織は発展途上国に対して国際的な立……

第80回国会 大蔵委員会 第26号(1977/05/13、34期、民社党)

○永末委員 きょうは共済年金に関する質疑でございますが、坊大蔵大臣が七カ国首脳会議に出席をされましたので、その帰国直後でございますから、いささかその御感触を伺っておきたいと思います。  七カ国首脳会議は、これに出発前、福田総理は経済だけの問題だ、こう言っておられました。この委員会でそういう発言がございました。しかしこの七カ国首脳会議が終わりますと、翌九日にはベルリン関係諸国会議が四カ国で行われました。十日からはNATOの首脳会議が行われる。これらはすべて彼ら西側諸国の安全保障にかかわる問題である。七カ国首脳会議は、ことに経済がテーマであったと言われるのでありますけれども、この後で出ました宣言の……

第80回国会 大蔵委員会 第27号(1977/05/25、34期、民社党)

○永末委員 私はきょうは、取引相場のない株式の相続税法上の評価に関して、特に同族会社に重点を置きながらひとつ質問をしていきたいと思います。  わが国の株式会社中、同族会社というのはどれぐらいの数を占めて、一体どういう経済上の力を持っているか、ひとつ御報告を願います。
【次の発言】 同族会社で質問すると言うておいたのですが、調べてこなかった、持ってこなかったのですか。
【次の発言】 評価と言ったって、評価を位置づけるためにはやはり同族会社がわが国でどういうことをしているかということがないと、評価だけが宙に浮いて出てくるのではないですか。ございませんか。なかったらいい。  大蔵大臣、ポイントは同族……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、民社党)

○永末委員 今回、日韓大陸棚協定が議会に提出をされました。この大陸棚協定は昭和四十九年一月三十日に調印が行われましたが、それ以来、国会にすでに四十九年五月十八日にかかりまして審議は行われました。しかしながら継続審議、廃案を繰り返してやってきた歴史を持つものであります。  われわれ民社党は、わが国のエネルギー資源の現状にかんがみ、われわれの力でもって新しいエネルギー源の開発ができるならばやるべしという立場に立っております。しかしながらこの協定の区域につきましては、将来もし国際紛争が起こっては、これは最初の目的と相反するのでございまして、これを進めるに当たっては、国際紛争の起こることなく、慎重に身……

第82回国会 大蔵委員会 第3号(1977/10/26、34期、民社党)

○永末委員 過般、バングラデシュのダッカで日本赤軍派なるものが日航機のハイジャックをいたしました。これに対しまして福田内閣は、彼らの要求どおり犯罪人を釈放し、身のしろ金を払いました。大蔵大臣は、この身のしろ金を払う方にはかかわり合っておられますね。どういう気持ちで身のしろ金を出すという御決定をなされましたか。
【次の発言】 閣議決定の場合には、大蔵大臣はその場には座っていなかったということは事実でございますが、よく内容はわかりませんが、超実定法的措置を閣議がやられた場合に座っておった法務大臣は、理由は定かではありませんが、要するに辞職をされましたね。あなたはそのとき座っておられませんですけれど……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/26、34期、民社党)

○永末委員 わが方の漁業は沖取り漁業をやっておりますが、大臣、沖取りをやるわが方の理論的根拠は何ですか。
【次の発言】 いまのような大臣の考え方によれば、父祖伝来開発した漁場であるというのでわが方が沖取り漁業をやるのでございますが、これに対して、今回日米加漁業条約を見ますと、アメリカは一体わが方のやっている沖取り漁業に対してどう考えているのですか。
【次の発言】 昔はわが国の川にもサケ・マスが上ってきましたね。そしてまた太平洋を回遊しておった。中川さんのところの川もそういうことがかってはあったと思いますが、一体わが国の河川に遡河してくるサケ・マスはどれぐらいあるというお考えで算定をしておられる……

第84回国会 大蔵委員会 第3号(1978/02/08、34期、民社党)

○永末委員 決算調整資金法案がこの一月の補正予算と同時に出されたわけでございますが、この一月にこういう財政制度の変更を内容とする法案を出された理由を第一に伺いたい。
【次の発言】 きょうある研究団体がアンケートを持ってきまして、その中で、政府の審議会というのはどういう役割りをしておるか、公正妥当なる研究をしておるかどうか、いろいろ聞いているわけですね。私は、これは政府の、行政府の隠れみのやと言っておきましたがね。  いま財政制度審議会にもかねてより審議をお願いしておってと言うのですけれども、そもそも五十二年度予算を組まれた当初こういう制度が必要だと思っておられたのかどうか、第一次補正予算のとき……

第84回国会 大蔵委員会 第11号(1978/03/07、34期、民社党)

○永末委員 民社党の永末英一です。  民社党は、割り当て時間が二十分でございまして、もう一人高橋君が御質問申し上げますので、私の割り当ては十分でございますから、参考人の皆さんすべてに御質問いたすわけにまいりません。お呼びをしておいて質問をせぬのは非礼でございます。昼食時間もつぶしてやっていただいてまことにありがたいことだと思いますが、河合さんと牧野さん、お二方にお伺いしたいと思います。  河合さんには、円高等で輸出を主とする業界には非常にこれは困るのだ、円の安定化という話がございました。大蔵大臣は、現在の円は浮動しておる相場であるから見ているのだというのが原則であるというのでございまして、政府……

第84回国会 大蔵委員会 第12号(1978/03/08、34期、民社党)

○永末委員 租税特別措置法は、本則に対しましていろいろな政策的配慮から主として減免をやるのでございますが、大蔵省の税務行政の多くの部分が、もちろん法律には典拠はございますが、通達等によって実務を処理されている部分が非常に多いのでございます。その面で私はきょうは、取引相場のない株式の評価の問題について少しく、その通達の適不適を念頭に置きながら質問を申し上げたいと思います。  第一に伺いたいのは、この取引相場のない株式の評価は、相続税の問題が起こった場合あるいは譲渡が行われた場合等で起こっておるようでございますけれども、一体この相続に関して該当株式の評価が行われた件数、譲渡に関して似たような評価が……

第84回国会 大蔵委員会 第13号(1978/03/15、34期、民社党)

○永末委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております租税特別措置法及び国税収納金整理資金法改正案に対し、反対をいたします。  臨時異例という口実でつくられました本年度予算は、わが党の反対にもかかわらず成立をいたそうといたしているのでありますが、もともと赤字国債の膨大な量を抱えた財政というのは、中期目標を立てて正常化しなければならないのが当然であります。  しかし、一体その中期目標と申しましても、いつごろをめどに置くかということにつきましてはいろいろな問題がございます。私どもは、この赤字国債解消の目途を昭和六十年代の初めに置くべきではなかろうかと考えます。  その理由は、第一に……

第84回国会 大蔵委員会 第19号(1978/03/31、34期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣に伺いますが、この酒税法における酒というのは、十種類十二品目書いてございます。あなたはこの中で、嗜好飲料でございますから、どれを一番好まれますか。
【次の発言】 私は清酒というのは、日本人の生活に非常に関係が深いと思うのですが、あなたも何回も当選されておられますが、当選祝いというのは何を持ってきますか。
【次の発言】 そういうぐあいに日本酒というものは、各種のお祝い、いろいろなところで使われておる、いわばこれは国民酒、民族酒でございますね。  天皇を訪問される外国賓客がございまして、その歓迎のための宴会なるものが宮中で行われる。最初に乾杯というのがございますね。あのお酒は何……

第84回国会 大蔵委員会 第21号(1978/04/05、34期、民社党)

○永末委員 森永日銀総裁に伺いたいのでありますが、昨日日本銀行では、二千億円に上る売り出し手形の発行を四月にやりたい、こういうことを御決定になったようでございますが、その正確なところをひとつ御報告願いたい。
【次の発言】 いまの総裁の御説明は、この四月におきます日本銀行を中心とする出入りの調節であり、いわば出ていくものの調節である、こういうお話でございますが、最後に触れられました四十六年、四十七年は、まさしく四十六年のニクソン・ショックによって日本にはドルが入ってき、その見返りに円資金が散布をされた、その円資金の吸収のために、まさに四十六年八月からこの制度が開始され、一年有半にわたってこれが運……

第84回国会 大蔵委員会 第23号(1978/04/11、34期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣は、この手数料というものはどういう性格のものであると御認識をされておられますか。
【次の発言】 その性格に基づいていろいろな法律で手数料が算定されておるのでございますが、いまもお話がございましたが、手数料算定の基準というものは大蔵省としてはお持ちなんでしょうか。
【次の発言】 このコスト、いまも、コストを償いたい、こういう趣旨なんだけれども、全部を償う趣旨ではない、こうなりますと、基準としては使えませんね。全部償うとして考えるのか、いやいろんなことを考えて全部償わなくてもいいんだ、こういうことで決めるのか、こうなりますと、それは全然違うことですね。そうしますと、どういうもの……

第84回国会 大蔵委員会 第26号(1978/04/19、34期、民社党)

○永末委員 円相場が二百三十円でとまるか、二百二十円でとまるかという、台が変わろうというときには非常な話題になるわけですね。そして、いまや二百二十円を上下している状態で少し続いております。輸出業者は、一体円相場というのはどうなるんだろう、これがどんどん円高になってくると、まさしく輸出に非常に困難を来す、つまり相場というのは安定をしてほしいと考える。しかし、為替相場というのは、要するに円に焦点を当てれば、円の売り買いで決まる、結果的に出てくるものであります。政府は、この円相場の安定のために何をなし得るのだろうか、何かしてくれないのだろうかという期待が、輸出業者の中にはあるわけであります。  そこ……

第84回国会 大蔵委員会 第27号(1978/04/26、34期、民社党)

○永末委員 大蔵大臣に伺いたいのでありますが、発展途上国に対する経済協力、この世界経済的意義をどのように大蔵大臣としては把握しておられましょうか。すなわち、われわれの原料国だとか、つまり機械工業国に対する原料資源国であるというようなことではなくて、共産圏というものがある意味で封鎖経済をやっている場合には、自由圏の経済全体として発展途上国の経済をどう位置づけるかがわれわれは重要な問題と考えております。そういう観点から、途上国に対する経済協力の世界経済的意義、これをひとつ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 国内の問題としていわゆる福祉国家論というものが言われまして、歴史は浅いのでございますが……

第84回国会 大蔵委員会 第31号(1978/08/22、34期、民社党)

○永末委員 税制調査会長にお伺いしますが、先ほどからの御答弁聞いておりますと、来年度と定めたわけではないが、一般消費税を早く導入したいというので検討をしている、こういうお話でございました。なるほど例年の例によりますと、最終的に予算案がつくられるときに税制調査会が、ことしはこれやれという次年度の税制に対する答申を出される、それでスタートとこうなるのですが、納税者の方からいいますと、いつかわからないという問題は、何か遠い先の未来のことのようで、余りに被害感を感じないような気がする。しかし、実際は来年度からやるんだ、いまごろやっていると、いまからかあっとなりますから、それをそらして、そうして実際やる……

第84回国会 予算委員会 第21号(1978/03/06、34期、民社党)

○永末委員 まず、総理にお伺いをいたしたいと思います。  本日、ロッキード公判で丸紅の副島証人が、その当時の四人の自民党代議士に場所と金額を明示して金銭を渡したという証言をいたしました。これらの件につきましては、本院に設置せられておるロッキード委員会やあるいはまたこの予算委員会において、それぞれの質疑を通じて事態を明らかにしようとしてまいりましたが、一人の方を除いては金銭の授受すら明らかになっておりません。  そこで、きょうの証言という新しい事実をもとにして、総理は同時に自民党総裁でございますから、裁判の中では事実が明らかになっていくが、国会では全くそういう事実の認否すら明らかでないということ……

第85回国会 大蔵委員会 第1号(1978/09/22、34期、民社党)

○永末委員 きょうは、一般消費税のことについて主としてお伺いいたすのでありますが、昨日のNHKのニュースセンターで関西相銀と住友銀行との合併問題が報道されておりました。すなわち、この問題がきわめてニュース性があるという受け取り方を一般の国民がしているからだと思います。ちょうど一月前の八月二十二日に本委員会でこの問題についての大蔵当局の考え方を聞きました。それから一月たっておるわけでございますが、この一月の推移を見て、一体その合併が可能な方向に推移しつつあるとお考えか、不可能な方向に推移しつつあるとお考えか、お答えを願いたい。
【次の発言】 まあ問題が起こりましてから三月近くたっておるわけでござ……

第87回国会 地方行政委員会 第8号(1979/04/10、34期、民社党)

○永末委員 深谷先生にまずお伺いしたいのですが、先ほど地方財政の問題点で、景気調整能力とでも申すものをもっと持たせるようにしたらどうかというような御意見があったと思うのですが、私はその地方団体が、いろいろ地方団体もございますけれども、その自分の区域内における景気調整能力があるだろうか、つまり、ないところに、きわめてむずかしい、地方住民がその地方団体に期待している能力と、それから地方団体が地方住民に与え得るものとの離れがありまして、何ともならぬ。景気対策、景気調整能力というのはひっくり返しますとまた物価対策ともなりますが、その二つにおいて現在の制度上地方団体はほとんど無能力に近い。ただ、不況にな……

第87回国会 地方行政委員会 第9号(1979/04/24、34期、民社党)

○永末委員 地方財政は、地方団体で上げます税収、交付税率が一定でございますと、金が足らぬ場合はこれは地方債で賄う、こういうことになりますが、その他法律に基づきます交付金等ございまして、一番動くのが税収と地方債、こういうことになります。しかし、借金で賄うというのは限界が当然ございますが、親元の国も似たようなことをやっておるわけでございまして、ここ数年来、国も非常に多くの国債を発行して財政を賄っております。  さて、地方債のことを伺いたいのでございますが、大蔵大臣がお見えでございますから、この公共団体の借金で賄うやり方ということについて、大蔵大臣は一体どういう気構えでおられるかということを明らかに……

第87回国会 地方行政委員会 第10号(1979/04/25、34期、民社党)

○永末委員 ことしは地方選挙が一斉に行われました。地方選挙の国政選挙に対する特色は、それぞれの地方自治体の首長が選挙をされるということと、地方議会の議員選挙がある。この点は、国政選挙は議員選挙でございますから非常に異なっているところでございます。  ところで、その公選によって選ばれた者、すなわち地方団体の首長と地方議員との身分上の取り扱いで非常に目立つものが一つございました。それは、首長の場合に何年かの、あるいは何期かの任期を満了して退職する、あるいは任期を満了しなくても退職する場合がございますと、退職金という問題がございます。議員の場合には、地方議会の場合そういうものはないはずでございまして……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 決算委員会 第1号(1979/12/07、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 いわゆるKDD事件が始まりましてから二カ月近くたっておるのでございますが、郵政省はこの事件について、この期間にどの点を調査をし、どういう点の報告を徴せられましたか、伺います。
【次の発言】 お話を伺っておりますと、密輸事件が起こったのでというのですが、後はどういう点を郵政省は調査しているのか一つもわからぬ。KDDが刷新委員会をつくった、それは新聞に書いてあります。KDD事件というのは何なんですか。何だと心得て郵政省は――あなたのところは監督しなければならないことが法律に書いてあるわけでありますから、何を調査しなければいかぬと思っておるのですか。

第91回国会 安全保障特別委員会 第2号(1980/04/26、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 衆議院の歴史上初めて安全保障特別委員会が開会されまして、わが国の安全保障につき自衛権の行使、保有すべき自衛力の質ないし量等について国民の前で論議ができるということは、民社党といたしまして非常にうれしいことであります。われわれは十五年前以来、国会に防衛に関する委員会を設置せよと主張してまいりましたが、やっと実現した。われわれの国を取り巻くいろいろな情勢もございましょうが、この委員会として実のある成果を生まねばならぬと思います。  そこで、委員長、ひとつ最初にあなたの御決意を伺っておきたいのでございます。この委員会ではなるほど条約、法律等の解釈、いまも自衛権や武力の行使といったものはど……

第91回国会 決算委員会 第1号(1979/12/21、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 五十二年度の郵政省に関する決算でございますが、NHK関係についてひとつ伺います。  放送法の第九条によりますと、NHKというのは「標準放送と超短波放送とのいずれか及びテレビジョン放送がそれぞれあまねく全国において受信できるように措置をしなければならない。」こう書いてございますが、郵政省は、このあまねくという意味はどういう意味であるとお考えですか。
【次の発言】 日本全国の人間ということですな。土地じゃないですね、人間ですな。
【次の発言】 「措置をしなければならない」、こういうことでございますが、その「しなければならない」というのは、しないときはどうなるのですか。

第91回国会 決算委員会 第2号(1980/01/22、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 武藤農林水産大臣は、かつて自民党の商工部会長とされまして、生糸を使用して生産をしている人の心をよく御存じであったと思います。いまこの生糸の所管大臣として、生糸をつくっておる日本の養蚕家の立場も、よく御存じでございますので、一見この利害相反する、養蚕家とそれから生糸を使って生産をいたします業者、この利害の調和、統一の秘策をお持ちでしょうか、伺います。
【次の発言】 ひとつお互いに協力いたしまして秘策を考えねばならぬと思いますが、さて、生糸の国内相場というのは、最近のことを申し上げますと、昨年の九月をピークにいたしましてどんどん下がってきておる。基準糸価の近辺まで昨年は下がってきておる……

第91回国会 決算委員会 第3号(1980/01/24、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 大蔵大臣は、現在のわが国の経済動向はなお引き締め政策を続けなければならぬような状態だとお考えですか、それとも、景気はだんだん上向いてきて大いに資金の需要が起こってきて、これらに大いに資金を手当てせねばならぬというような望ましい状態にあるとお考えですか、御判断をお願いいたします。
【次の発言】 私は、国債についてきょうお伺いしたいのでございますが、金融が緩んでおりまして金利が非常に下がっておるときは、政府が発行しております国債の時価もまた高い水準を保っておったと思うのです。ところが、昨年から引き締め政策が金融に対してとられて、公定歩合も上がってくる、こういうような状況の中で、一つには……

第91回国会 決算委員会 第4号(1980/02/13、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 会計検査院はことしで百年の歴史をけみせられた。一世紀続いておるということは、ある意味で折り目節目、めでたいことだと思います。  さて、百年前に会計検査院が出発をいたしました当時は、何人ぐらいの規模でどれぐらいを検査の対象としておられたのでしょうか。
【次の発言】 百年前に興味があるのではございませんので、百年後の今日に関心を持っておるから伺ったのでございますが、毎年会計検査院の検査の結果が発表されますと、不当事項の摘出数が表明せられて、そしてこれは氷山の一角であると毎年書くわけですね。氷山というのは上の方にちょびっと出て下の方にたくさんある。下の方は一体どうなっているのだろうか、会……

第91回国会 決算委員会 第7号(1980/03/04、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 本日の決算委員会は大分アヤメの花が咲いたようでございますが、私もひとつ「あやめ二号」について質問をいたしたいと思います。  NIロケットがいままで数個衛星を打ち上げておりますが、その重さはそれぞれ幾らですか。
【次の発言】 いままで打ち上げた衛星の種類と、それが持っておるそれぞれの目的に従って中身があるわけですが、中身の重さと、その中身を包んでいる構造材料との重さ、それをひとつお知らせを願います。
【次の発言】 私の伺っているのは衛星の全体の重さではなくて、衛星にはたとえば技術試験というのは何か知りませんけれども何を試験する、電離層観測なら電離層観測の機器が入っているはずでございま……

第91回国会 決算委員会 第12号(1980/04/02、35期、民社党・国民連合)

○永末委員 厚生大臣、経済は毎日動いていますね。行政というのは、限られた法律と予算でやるものですから、非常に硬直しがちになるわけです。したがって、政治家である大臣は、この動いている経済を基軸とする社会情勢の動きに対して行政がぴしゃっとうまくミートするようにやっていく、そのために政治家である人が大臣になっておると思うのですが、行政の指導方針はそういうことでしょうな。お伺いいたします。
【次の発言】 さて、そういう基本的なお考えを伺いまして、健康保険法に関する問題の中で、歯科材料基準というのはいつからつくられましたか。
【次の発言】 四十二年の十二月における金価格、銀価格、パラジウム価格、それはど……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 安全保障特別委員会 第4号(1980/11/05、36期、民社党・国民連合)

○永末委員 国会の役割りというのは、日本国民がつくる経済童の中で、どの程度防衛力にそれを使えばわれわれの安全が保たれると国民が判断するか、このことを判断することが重要な仕事だと私は思うのです。だが、これはいまのところ残念ながらどの程度かよくわからない。  そこで、先ほどの猪木先生のお話で、基盤的防衛力ということが考えられたのはその当時では意味があったと言うわけでありまして、「その当時では」と言われたのに私はきわめて意味があると思うのですが、その点に関してまず猪木先生に聞きたいと思うのです。  その基盤的防衛力というのに基づきまして「防衛計画の大綱」ができたのですが、それによりますと、防衛力を保……

第93回国会 安全保障特別委員会 第5号(1980/11/10、36期、民社党・国民連合)

○永末委員 総理は、奇襲対処の必要性をお認めになりますか。
【次の発言】 総理、急迫不正っていうのは何ですか。いままでそういう言葉をよく使われておりますが、よその国がわれわれに奇襲をかけてくるときに、急迫正当な攻撃があり得ると思われますか。急迫不正という言葉は、私は別の意味で使い出したと思いますが、不正に決まってますよ、わが国にしかけてくるやつは。急迫不正の攻撃と急迫正当な攻撃があり得ると思われますか。全部不正だと思われますか。
【次の発言】 さて、この奇襲対処の問題につきましては、五十三年の九月二十一日に防衛庁が、これに対する基本的見解を明らかにいたしまして、いろいろなことを言うておりますが……

第94回国会 安全保障特別委員会 第9号(1981/07/15、36期、民社党・国民連合)

○永末委員 鈴木内閣になりましてから、鈴木内閣の防衛力整備の方針として、五十一年に制定されました「防衛計画の大綱」の水準に達していないから、そこへ達することが目標だ、こういうような話が出まして、きょうの質疑によりましても、大村長官は、「防衛計画の大綱」の水準にまず達することが目標だと言われた。その「防衛計画の大綱」の水準というのは全くよくわからぬので、それをひとつきょうは明らかにしていただきたいという目的を持ってここへ立ったわけでございます。  それへ入る前に少し伺っておきたいのでありますが、この「防衛計画の大綱」は、わが国に直接侵略があった場合にはこれを排除する、しかしその直接侵略というのは……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 科学技術委員会 第14号(1984/05/10、37期、民社党・国民連合)

○永末委員 今のに関連したような話でございますが、ことしの四月、アメリカのランド・コーポレーションに行った人が、一体レーザーを使って核ミサイルを無能力ならしめることをアメリカとしてはやっていくつもりなのか、こういう質問をいたしましたところ、それが可能になるためには十年以上の歳月を要し、莫大な開発費用を要する、したがって現在のところやはりこちら側が発射して相手方を破壊する核ミサイルの抑止力に依存する、それを使用するということの方が費用が安い、したがってそれと見合いつつ問題を考えているという話があったようでございました。  さてそこで、理論的に地上からレーザーを発射しあるいはそれを空中で鏡に反射さ……


各種会議発言一覧

30期(1963/11/21〜)

第48回国会 予算委員会公聴会 第1号(1965/02/17、30期、民主社会党)

○永末委員 私は和田公述人に、二、三の質問をいたしたいと存じます。  資本主義社会におきましては富の分配が不平等になる、これはもう資本主義社会の論理上決定的な問題であると思います。しかし、その資本主義社会における政治の役割りは、富の不平等がそれぞれの個人の社会行動の不平等を当然結果するもの、こういうような形になってはならぬというところに政治の役割りがある、私どもはそのように考えております。そういう考えからいたしますと、政治の役割りによっていわば富の不平等を埋める、こういうところが一番の眼目ではないか、福祉国家と称するものもいわばそこをねらっておるものであると思うのでありますが、そういう目標を立……

第48回国会 予算委員会公聴会 第2号(1965/02/18、30期、民主社会党)

○永末委員 三点、中村公述人に伺いたいと思います。  第一は、政府保証債の性格をどのように判断しておられるか。私どもは、政府が公社、公団を乱設しまして、それに政府保証債を発行する、あなた方のほうの銀行は、シンジケートでこれをお受けになる、しかも、その最終的な結末が、もし銀行が保有しているこの政府保証債を担保にして日銀が貸し出しをする、こういうぐあいになるといたしますと、名前は公債ではございませんが、いまやられている政府保証債の経済的機能は、まさしく公債そのものだとわれわれは判断するのでございますが、銀行とされましてはどういうぐあいにこの性格を御判断になっておるか、御意見を伺いたいと存じます。

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第1号(1965/02/24、30期、民主社会党)

○永末小委員 私ども、まあこの小委員会が図上演習等に関する小委員会と承知をしておりますその意味合いは、われわれの解釈するところによれば、単に予算委員会で問題となりましたいわゆる三矢研究のみに限ることなく、この小委員会を通じて、国の防衛に関する問題、これをやはり明らかにしていく小委員会は義務を持っていると、われわれは考えております。この問題が明らかになりまして以来、世の中にはいろいろ各種各様の報道がされておる。国民はこれに対して、そのいずれが真であり、いずれが創作であるか、その判断に苦しんでいるのが実情だと思います。したがって、小委員長におかせられては、そういう運営をひとつしていただきたい。  ……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第4号(1965/03/19、30期、民主社会党)

○永末小委員 ただいま西村さんの動議で賛成という声がかかりました。いま高田議員から意見が述べられました。私どもこのように考えます。  つまり、本院の議員がある資料を提出する、その入手経路を一体だれが説明するか。むしろ問題は、防衛庁がつくったということは防衛庁自体がお認めになっているのであって、それがどういう形か知らぬが、防衛庁の極秘と判を打ったものが外へ流れておる。これは、一ぺん防衛庁としてどうなったのか、私どもの党としては聞きたいと思うのです。入手経路そのものは、資料であるとして提出をした議員側においてこれを答えるべき問題でないと私は思う。むしろ問題があるというのなら、防衛庁側がそれらの経緯……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第8号(1965/04/15、30期、民主社会党)

○永末小委員 私ども民社党は、現行憲法のもとでわが国が不当な侵略にさらされるような場合に備えて自衛措置を行なうべきであるということを党是といたしております。しかし、その備えは、第一に、日本国民が防衛の必要を感じ、日本国民がわが国の秩序を守る、こういう意向が先に大きく生まれてくることが地盤であろうと思います。政府としては、したがって、第一に防衛問題のありか、また日本の平和と安全に関する問題の所在を国民に知らせる、これが政府の義務であろうかと思います。そういう政府の努力の上に、われわれは、民主主義国としてはいわゆる文民優位、シビリアンコントロールの制度は、ただ単に防衛庁長官が守るつもりだったという……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第9号(1965/04/22、30期、民主社会党)

○永末小委員 前回の質問におきまして不分明なところをただしながらひとつ入っていきたいと存じます。  第一は、三矢研究は統幕会議の業務計画の中の一事項として行なわれた、しかし、それは三十七年度の業務計画に最初載せられてある、しかも、それを訂正して三十八年度の業務計画にも載せていた、このように私どもは承知をいたしております。そこで、この前は、これらの件について長官の指示は行なわれなかったというのでありますが、変更するような場合に、長官が知らぬでも変更できるのか、伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、その業務計画を変更して次年度に延長して行なうというのは、長官が知らずしてしょっちゅう行なわれる、そ……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、民主社会党)

○永末分科員 私は社会保険診療問題の中で、特に歯科医療に重点を置いて質問をいたしたいと存じます。  昨年の十月に東畑中医協会長が五十九号諮問案に対する答申案を出しました際、それに付して建議をいたしました。その建議の中で、特に歯科医療の特殊性を配慮して問題を解決するよう努力する、こういうことを申しました。これを受けて、厚生大臣は、この点を取り上げて、よく尊重いたして今後最善を尽くすように考えております、こういう意見を発表されたと伺っておりますが、大臣、相違ございませんか。
【次の発言】 いまの御答弁を伺いますと、今後という話ですが、現在まで四カ月たっておりますが、その間やられたことはございますか……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1966/03/02、30期、民主社会党)

○永末分科員 政府はただいま三次防の作成をやっている最中だと承っております。三次防の基本的性格につきましては、わが民社党の考えることを過般の予算委員会で申し上げました。本日はこの内容に触れて、わが民社党が防衛問題に対して考えている基本的な見解を明らかにしつつ、政府の所信を伺いたいと思います。したがって、政府は簡単明瞭にお答えを願いたい。  第一は、過般の予算委員会で、長官は、いわゆる経済の中期計画は廃止されている現在、この日本経済全体の見通しがはっきりしておらぬ段階で、三次防の全体の財政ワクというものがどうなるかはわからぬ、こういう御答弁をされました。そこで長官は、日本経済の見通しが、政府の有……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第3号(1967/07/13、31期、民主社会党)

○永末小委員 宗教法人の収入の課税について伺いたいのですが、まず文部省の方、来ておられますので、宗教法人というのは、どういう収入でやっておるのですか、実態をひとつ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 対象がたくさんでありますから、ぼけるといけませんのでしぼりまして、包括法人でないほうで、ある神社、ある社寺というようなものにしぼって伺いたいと思いますが、そういうある神社なり社寺なりが、昔建てましてもだんだんつぶれてくる、そうすると修繕しなければならない。その場合に、社寺なら檀家、神社ならいろいろな団体をつくって寄付を集めてやるわけでありますけれども、昔建てたときにはたくさんの金が集まったが、……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1967/04/25、31期、民主社会党)

○永末分科員 昨年の三月一日に、健康保険問題の中で特に歯科診療の保険問題について、厚生省の意向をただしたのでございますが、それぞれの問題点について検討する、努力をする、善処をする、こういう答弁がございました。しかし、これらの問題点は急に起こった問題ではなくて、実にあるものは十年以前の長い歴史を持った問題で、これは早急に解決をしなければならぬ問題だ、こういうことでございましたが、一体この一年間、これらの問題点について措置されたことが厚生省としてあるとお考えなら、それをひとつ承りたい。
【次の発言】 中医協にかかる問題はいろいろございまして、中医協の会長の御方針が、一括まとまったところでひとつ厚生……

第56回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1967/10/11、31期、民主社会党)

○永末小委員 私は酒造用米のことを伺いたいのですが、本年度の酒造用米の値上げが決定いたしましたが、その経過をちょっと簡単に報告願いたいと思います。
【次の発言】 コスト主義と言いますが、生産者米価を上げる、米審にかけておる、消費者米価を上げる、米審にかけておる。酒造用米についてはそういうものはないですね。
【次の発言】 そうしますと、まあ酒造家にとっては原料が上がるというのは重大な問題だ、しかしそれは一方的で、酒造家の知らぬところできまる、そういう手続ですね。
【次の発言】 酒造業界に対する第一の行政官庁は国税庁ですわね。しかし米については、これは食糧庁長官が食管会計を持っていますからね、いろ……

第56回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1967/11/11、31期、民主社会党)

○永末小委員 このごろ京都の町々に物品税新設反対というステッカーが山ほど張られているのです。それはどういうことかというと、どうも繊維品を対象にした新しい物品税ができるらしいというので、京都は繊維の中小企業が多いですから、非常に戦々恐々としている。物品税新設を企てているかどうか、お答え願いたい。
【次の発言】 物品税と売り上げ税と、二つあるのですけれども、売り上げ税も新設は考えておりませんか。
【次の発言】 そうしますと、来年度は問題が多過ぎるが、それは長期的に考えていこうというのですか、どうですか。
【次の発言】 そうしますと、現時点では、次の通常国会に出す用意はないと了解してよろしいか。


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第2号(1970/10/13、32期、民社党)

○永末小委員 日本道路公団が昨年の七月十八日、業第一一〇号をもって高速道路通行料金別納規則第二条に規定する別納の取り扱いを受ける対象者を、それまで個人または会社を主体にして扱ってきたのでありますけれども、これに中小企業等協同組合を新たな対象者として取り上げた、こういう通達を出しました。これに関連して私はひとつ関係各省の意見を伺っておきたいと思います。  第一に中小企業庁に伺いたいのでありますが、中小企業等協同組合法第三条第一号にございます事業協同組合、その三号にございます協同組合連合会、この二つは、法律の性格上、質的に異なっているものであるかどうか、御見解を承りたい。


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1973/03/01、33期、民社党)

○永末委員 私は、おとといときのう沖繩へ参りまして、現地でいろいろな意見を聞いてまいりました。  第一にお伺いしたいのは、この海洋博というのは、日本政府がともかく沖繩でやらなければならぬというので決心をして、そして沖繩で開催をきめたのか、沖繩県から何とか海洋博を沖繩でやってほしいというのを受けて考えたのか、どっちですか。
【次の発言】 あることは両面から接近していくわけですから、二つの見方があるかもしれません。しかしながら問題は、現在の沖繩で海洋博というものが一体どういう規模になってどうなるかという全貌がその当時わからなかった。しかしだんだんやってきて規模もわかってみると、それによって受ける沖……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1973/03/05、33期、民社党)

○永末分科員 きょうは二つばかりの問題で伺いたいのですが、第一は間接税のうちで酒の問題です。  酒税というのは、どういう根拠で税金を取っておられますか。
【次の発言】 古来酒は、どうも権力者にとっては財源の対象になりやすいものですから、したがって酒ををつくることに制限を加える、すなわち免許制にしてそれから税金を取るというようなことを各国ともやっております。わが国でもやつておったようでございますが、そうしますと、そういうことはもうあまり考えられないわけですね。
【次の発言】 税金を取るほうからは財源としてきわめて好適であるということはもうあまり考えられないかということです。

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、民社党)

○永末委員 核防条約につきましては、われわれは、この核爆発というものが大量殺戮ないしは破壊兵器である、したがって、そんなものの拡散ということについて、人類の未来のためにいかがかというのでこれを審議をしているわけですが、六月十三日にモスクワにおきましてブレジネフ共産党書記長が選挙演説をいたしました。この選挙演説の中で、国際軍備制限条約でカバーされていない新しい大量破壊兵器システムについて言及をいたしまして、自分としては諸国、特に大国がこういう種類の兵器の開発を禁止する協定を結ぶべきだと演説したと伝えられております。防衛庁長官は、どんな兵器のことをブレジネフ書記長が言ったとお考えですか。

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、民社党)

○永末分科員 最近歯科医師が行っております診療で、差額徴収という名目で患者から料金を取っている問題がきわめて社会的問題としてにぎやかになっております。歯者医師というものは差額徴収の名前で正当を欠く費用を取っているのではないかと疑っている人もございますし、また大多数の歯科医は正当な診療行為をしておるのに、そういう一般的な雰囲気の中に置かれておることをきわめて苦々しく思っているのが実情だろうと思います。  まず第一に、厚生省、厚生大臣とされましては、医療というのは医師と患者との相互信頼がなければ成り立たぬのでございまして、現在の保険診療というのはその支払い方がきわめて特異な形になっておりますが、さ……

第77回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○永末分科員 防衛庁長官、ロッキード問題でP3Cが一つの焦点になっておることは御承知のとおりでございます。P3Cにつきましては、公式には白紙という態度で防衛庁はおられるわけでございますけれども、今後持つべき対潜哨戒機とP3Cとの関連について、あなたはいまどういうことをお考えですか。
【次の発言】 P2J現有機は五十七年度でかえなければならぬとおっしゃったのですが、五十六年度は最後の一機を予算で生産をしようとしている機種でございまして、したがって、このP2Jの現有機数が寿命が参りましてなくなっていく過程と合わせて、次期対潜哨戒機をつくらなければならぬ。しかし、次期対潜哨戒機をつくると言いましても……

第77回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○永末分科員 ロッキード事件を初めとして、外国が日本の政治に対してきわめて汚い姿勢で臨んできたということによって、日本の政治がきわめて混濁しているように印象づけられ、また、そういうことが政治問題になっている例がこのごろ頻々と起こりつつあります。  最近、アメリカ国務省元国務次官補でございましたヒルズマン氏が、一九五四年ごろ、CIAの援助資金が日本の政党、これは複数でございますが、それに与えられたということを自分が国務次官補に就任したときにCIAの職員から聞いたということを報道に載せまして、これまたゆゆしき重大事でございまして、外務省は、この報道に接してどのような措置をとられましたか。


34期(1976/12/05〜)

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/02/28、34期、民社党)

○永末分科員 昭和四十九年に生糸の一元化輸入が実施をされましたが、それ以前とそれ以後とのわが国におきます生糸の価格、それからリヨンの相場で見られるいわゆる国際価格に顕著な変化が出ておりますが、この変化をどのように見ておられますか。
【次の発言】 大分長いこと答弁をいただきましたが、要するに一元化輸入実施の前は国際価格も国内価格も大体似たようなことで価格差はなかった、ところが、一元輸入を実施してから価格差が始まり、その格差はますます拡大しつつある、私はこう見ておりますが、それでよろしいか。
【次の発言】 大臣、こういう状態をずっと続けていっていいと思われますか。


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1981/03/02、36期、民社党・国民連合)

○永末分科員 文部大臣は昔満鉄にお勤めでございましたですね。
【次の発言】 そのときに御子息はおられましたですか。
【次の発言】 私も満鉄の後輩でございますが、東京に就職しただけでございまして、満州へ行ったことはございません。文部大臣は満州へ単身赴任で行かれました。そうしますと、そのころの満州におる日本人の子供たちの教育については見聞されたことはございますか。
【次の発言】 そうしますと、文部大臣は海外における日本人子女の教育については経験者でございますな。  そういう意味合いで、教育基本法の第三条は「すべて国民は、ひとしく」真ん中は抜かしますが「教育上差別されない。」と書いてございます。教育……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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