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和田耕作 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

和田耕作[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
694位
委員会発言歴代TOP500(衆)
243位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
229位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
931位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
161位

32期委員会出席TOP50
46位
32期委員会発言TOP50
40位
32期委員会出席(幹部)TOP10
2位
32期委員会発言(非役職)TOP50
31位
33期委員会出席TOP100
66位
33期委員会出席(無役)TOP50
30位
33期委員会発言(非役職)TOP100
82位
34期委員会出席(幹部)TOP100
95位
36期委員会出席(幹部)TOP100
65位
36期委員会発言(非役職)TOP100
94位

このページでは和田耕作衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。和田耕作衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 社会労働委員会 第4号(1967/04/20、31期、民主社会党)

○和田委員 それでは厚生大臣にお伺いをしたいと思います。  きょう私は一時間くらいの時間がいただけると思ったのですけれども、半時間にしてくれということでございますから、私がいま健康保険、医療の問題について最も大事だと思う一点だけを、ひとつお聞きしたいと思います。つまり、厚生大臣、いま緊急対策を出されておられる赤字の問題ですが、この数年間で医療保険の赤字が驚くほどの急増をした、その原因には薬剤費の急騰が最大のものだということはお認めになりますか。
【次の発言】 これは四月六日の予算委員会の一般質問でもお尋ねをしたのですけれども、私は、緊急対策がいろいろ出ているのですけれども、現在の赤字の実態がど……

第55回国会 社会労働委員会 第9号(1967/05/16、31期、民主社会党)

○和田委員 きょう私は労働大臣と官房長官と総務長官に、ぜひともお伺いしたいと思って、これは十日も前から準備をしたんですけれども、この前のときには、十時から十二時半まで待っておりましたけれども、ついに時間がなくなりました。きょうもまた十時からずっと待っておりましたけれども、きょうも時間も大体なくなったようでございまして、小さな政党の悲哀をしみじみ感じているわけでございますけれども、私は労働大臣にぜひともお伺いしたいことを、きょうは一点だけお伺いしてみたいと思います。  これは労働大臣だけでなくて、官房長官が主としてその衝に当たられる問題だと思いますけれども、先ほどからの御質疑を承っているうちで、……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1967/03/24、31期、民主社会党)

○和田委員 一つだけ。最後のところに、「先ごろ策定いたしました経済社会発展計画においては、その上昇率を徐々に引き下げ、計画期間の終わりには、年三%程度にまで低下させることを目標としております。」とございます。非常にけっこうだと思いますけれども、いまの御質問とも関係いたしまして、特に公共料金とか、それに準ずるような重要な物資、こういったようなものが、計画では、一応めどにしてもいいと思いますけれども、今後どのようにこれの値上げを抑えていくかという計画的なめどというものがつくものでしょうか。そういったものがないと、公共料金のウエートというものは、いろいろ議論がありますけれども、何といっても心理的に大……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1967/03/29、31期、民主社会党)

○和田委員 中山先生に三点ほどお伺いしたいと思います。  最初に先生から、物価問題懇談会の提案がどのように政府の施策に反映しておるかということについてのお話がございましたけれども、まだ政府の実施状況という内容を読んでいませんが、新聞などで散見するところによりますと、また、懇談会の提案と今国会の予算の内容を見ますというと、こまかい問題はいろいろ出しておるようですが、物価問題懇談会が提案をした重要な問題を幾つか無視をしておるし、あるいは逆行しておるような面もあるという感じがするのですけれども、その問題をどういうふうにお考えになるのでしょうか。

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1967/07/11、31期、民主社会党)

○和田委員 私に与えられた時間が十分ですから、ただ一つだけ総理大臣にお伺いいたします。  最近、経済企画庁から国民経済白書というものが発表されました。これを私拝見しますと、物価がどんどん上がっておる、生活が苦しくなっておるというけれども、所得のほうはもっと上がっているんだ、そのことを非常に強調されているような感じがいたします。都市の勤労者は七万五千円、農家は七万円というこの中身を見れば、やりくり算段の仕事以外のいろいろな副業でも持って、とにかく七万五千円なり七万円なりの所得を持っているということが強調されているわけであります。これは確かにけっこうなことでございまして、その努力は全く多とするわけ……

第55回国会 予算委員会 第13号(1967/04/06、31期、民主社会党)

○和田委員 きょうはこれから第一に物価の問題、その次が医僚保険等の社会保障関係の問題、最後に労働関係の問題と、この三点を大臣の皆さん方にお伺いを申し上げたいと思います。  最初に、質疑の参考にと思いまして、大蔵大臣に一言お伺いをしたいことがございます。  予算委員会でもっていろいろ質疑をされる、そこでいろいろ修正をしたい問題が出てくる、こういうような問題を大蔵大臣として――まあ大臣としての答弁がしにくいことでございましたら個人でもけっこうですけれども、修正の問題についてどのような考え方ができるのかということでございます。たとえば、現在東京駅で妙な形の爆発事故がある、あるいは今度の都知事選挙で、……

第56回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1967/10/11、31期、民主社会党)

○和田委員 私は、厚生省と建設省とそれから警察庁の三カ所の方々に御質問いたしたいと思います。  質問の内容は、深夜公害という名前で呼ばれておる問題でございますけれども、この問題につきましては、せんだって大阪の府議会が決議をいたしまして、深夜映画館とかボーリングとかプールとか、そういうふうなものを禁止する法改正の要望があるわけでございます。また東京でも、せんだって美濃部知事ともお会いしたのですけれども、そういう問題がむろんございますが、それに加えまして、深夜に特殊な飲食店が無制限、無秩序に広がっていって、文教地区並びに住宅専用地区の住宅の人たちをたいへん脅かしておるという問題があるわけでございま……

第56回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1967/10/11、31期、民主社会党)

○和田委員 私は、厚生省の社会局長にちょっとと御質問申し上げたい。  この間、神戸の物価問題の視察に参ったわけでございますけれども、そのときに、神戸というところは、物価問題について非常に熱心に県も指導しておられますし、市のほうも非常に熱心なところなんです。視察の一番最後に、モニターの人を中心にいたしましてたくさんの人が集りまして、そしていろいろ御意見を承った。そのときに、私非常に耳に残っておることは、数人の人から、物価の問題を一生懸命やっているけれども、やるたびに自分たちの仕事が何かこう意味がないような感じがする、つまりむなしい気持になるのだという発言があったのです。これはいまの物価の問題を考……

第58回国会 建設委員会 第14号(1968/04/11、31期、民主社会党)

○和田委員 一つだけ関連質問させていただきます。  大来参考人と櫛田参考人に御質問したいのです。  私どもは、この法案に対しまして、非常に内容もやらなければならない規定があると思うのですけれども、ただ一つ、疑問――というよりも、心配している点は、やっぱり市街化区域と調整区域との間に、地価が片一方は上がっていく、片一方は停滞ないし下がっていくのじゃないかという問題に対する対策が一つもないということなんですね。そういうことがこの法案に対する私どもの一番根本的な問題なんですけれども、先ほどから御説明を聞いておりますと、そう心配することはないのだというような御意見を述べておられるようなんです。ただ、こ……

第58回国会 社会労働委員会 第2号(1968/03/01、31期、民主社会党)

○和田委員 いままでの質疑で大体の要点がわかりましたけれども、三点につきまして豊川部長さんに御質問申し上げたいと思います。  昨年、東大の卒業資格を持ったような人が三、四人私の部屋に参りまして、インターン制度は反対だ、こういうようなことについてひとつ御理解をいただきたい、いろいろ一時間ぐらいにわたってお話ししてまいりました。私はそのとき、よくわからなかったものですから、あなた方の指導教授ないし学部長あるいは病院長さんに相談をしてのことかと言ったら、そういう相談はしてないが、相談しても話にならないのだというお話を伺いました。私ども普通考えますと、こういう医学の研修、学習等についての問題は、学生の……

第58回国会 社会労働委員会 第20号(1968/04/25、31期、民主社会党)

○和田委員 いま島本委員が御質問になりました点について、私からもなお念を押しておきたいと思うのですけれども、いまの漁船の二十トンというのと商船の五トンという、これに働いておる船員さんは何名くらいでございますか。
【次の発言】 私が質問しておりますのは、二十トンの漁船に乗っている船員は何名か、あるいは五トン以上の商船に乗っておる船員は何名か。一つの船に乗っておる人数であります。
【次の発言】 そうです。大体普通の船の平均でけっこうです。
【次の発言】 そうむずかしいことを言っているわけじゃないのです。失業保険法では、陸上の人は五人以上の事業場ということが一つの目安になっているわけですね。海上の場……

第58回国会 社会労働委員会 第26号(1968/05/16、31期、民主社会党)

○和田委員 私は、この原爆被爆者の問題については、八年ほど前から核禁会議というのをやりまして、そして広島、長崎にもしばしば参っておりますし、被爆者ともよく接触もしておりますけれども、いままでどうしてこういうふうな被爆者に対して政府が具体的な援助の手を伸べられなかったのだろうかということをしみじみ感じておったのです。一般の国民の善意にたよって、そしてカンパ、寄付を募ってささやかなものを援助をするという状態が非常に長く続いたのですね。しかも非常に不十分であったということだと思いますけれども、このたびこういうふうな特別措置法ができまして、私は初めは政府はたいへんなことをやったなと思ったのです。つまり……

第58回国会 社会労働委員会 第27号(1968/05/17、31期、民主社会党)

○和田委員 年金の質疑に入る前にちょっとお伺いしたいのですけれども、年金の支給額はどういうたてまえで額をお選びになっていますか。それでもって生活のできるものということを目安にしているのか、あるいはその他何らかの基準があるのかということをお伺いしたい。
【次の発言】 年金は、たとえばイギリスとかスウェーデンという国は、一般の勤労所得とどのくらいの開きがあるわけですか。それと日本との違いですね。いま厚生年金であれば大体一万円なり二万円という目安がある。国民年金であればそれより少し低いわけですけれども、先進諸国のイギリス、スウェーデンと比較してみると、どういうふうなことになるのか。

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1968/04/04、31期、民主社会党)

○和田委員 突然の御質問で、格別な資料なんかは要らないと思いますが、宮澤長官は、昨年の春に、牛乳価格について農林省の行政指導をはずされて、自由価格にしたわけですね。その後約一年間の状態をごらんになって、大体見通しどおりの満足するような価格の動きをしているとお思いになっておられるかどうか、この問題をまず御質問いたします。
【次の発言】 この一年間の牛乳価格の問題は、価格問題について非常に重大な示唆を持っておるんじゃないかという感じが、私はしてならないのです。つまり行政指導という状態をはずして、そうして自由な競争下における価格形成、こういうふうなことを物価問題懇談会でも宮澤長官はおっしゃっておられ……

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1968/04/15、31期、民主社会党)

○和田委員 きょう、物価問題の特別委員会に消費者保護基本法が初めて正式に上提されたわけでございます。本来、長官のお時間が許せば、午前中の砂田委員の趣旨説明あるいは武部委員の補足説明に次ぎまして、この消費者行政の中心の役割りを持っておられる経済企画庁長官から、この法律についての決意と申しますか、そういうものをひとつぜひとも承っておきたいということだったのですけれども、お時間の都合でこの時間になったわけでございます。  物価問題特別委員会では、昨年の九月以来ちょうど八カ月にわたりまして、この消費者保護基本法の問題について検討してまいりました。特に理事懇談会をひんぱんに開きましてこの問題を検討してま……

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○和田委員 最初に経済企画庁の方にお伺いしたいと思いますが、昨日もちょっと申し上げたのですけれども、この基本法ができますといろいろな重要な仕事が経済企画庁にかかってくるわけです。国民生活局は、現在どういう編成でどういう仕事をしておられるか、ちょっとお伺いいたします。
【次の発言】 この基本法に、国が消費者の保護に関してやるべき事項という項目があるのですけれども、この中に、最初から西までの危害の防止だとか、計量だとか、規格だとか、表示とかいう項目は、各省の関係法律を改正していくということになるわけですが、第五に価格の問題がありますね。公正かつ自由な競争を確保する、あるいは公共料金に対しての気がま……

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1968/04/18、31期、民主社会党)

○和田委員 公取委員長に御質問いたします。  いまの八幡、富士の合併の問題なんですけれども、八幡の稲山社長は有名なミスターカルテルといわれている人で、公正取引委員会の独禁法に対してかなり根本的な批判を持っているのです。この方が今度富士と合併するというので、先ほど武部委員が言ったように、世論に聞きたいというような発言をなさっているわけですね。これは公取委員長がおっしゃったように、形だけの形式的な議論だけでは片づかない段階に来ているのではないかと私は思うのです。したがって、この問題を公取委員長として処理なさる場合の基準を、どこに置かれておるのかということについて御質問したいと思うのです。  先ほど……

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1968/04/25、31期、民主社会党)

○和田委員 総理に御質問申し上げます。  私どもは、生産者中心の政治から国民生活あるいは消費者の立場を重視しなければならない時期に来ているという意味で、消費者保護基本法というものを五年前から主張してきておったのですけれども、今回ようやく消費者保護基本法として成立するようになるだろうということで、たいへん満足しているわけでございます。  この問題につきまして一、二総理に御質問申し上げたいのは、物価問題特別委員会で各党がほんとうに心を合わせて、いろんな見解の相違はありましたけれども、この消費者保護基本法を推進するようになったのは、昨年の九月に神戸に視察に行ったときからのことなんです。そのときに、い……

第58回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1968/05/16、31期、民主社会党)

○和田委員 最初に、経済企画庁に御質問いたします。  いまの日本の価格をきめていくきめ方はたくさんあるわけですけれども、幾つぐらい種類があるのですか。たとえば自由価格だとか、いまの行政指導だとか、再販価格だとか、たくさんありますね。幾つぐらいの価格決定の機構がありますか。
【次の発言】 いま値上げを中心にして価格の問題が非常に混乱していると私は思うのですが、いま日本にある価格としては、相当完全に近い自由価格がありますね。そしてまた、いろいろな法律によってきめられておる公定料金、公共料金のきめ方がありますね。その間に幾つかの種類の価格決定のシステムがあると思うのです。その第一の問題が、つまりいま……

第59回国会 社会労働委員会 第6号(1968/10/30、31期、民主社会党)

○和田委員 厚生大臣にお伺いいたします。  先ほど河野委員からこの問題についていろいろな指摘がありましたので、私は重ねてこの問題について御質問することはいたしません。ただ、午前中の質疑を拝聴しておりましても、この問題についていろんな――私ども調べましても一番ふに落ちぬ点、あるいは将来解決しなければならない点として特に注目しますのは、カネミ倉庫株式会社がつくった米ぬか油というものを、同じ品物を幾つかの権威のあると思われる研究機関で調べまして、その結果がみんな違うということですね。これは衛生試験所その他で各軽便な調べをしたらいろんなこともあるでしょうけれども、たとえば久留米大学、九州大学、国立衛生……

第59回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1968/08/07、31期、民主社会党)

○和田委員 長官に米価の問題をお伺いしたいのですけれども、先ほど御答弁で、中立米審の答申はその内容からいって非常に重要なものであるし、今後政府としても、この方針によって施策をしていくつもりだというような意味の御答弁があったと思いますけれども、中立米審の答申を宮澤長官と同じような程度で総理大臣も評価なさっておられるかどうか、これをひとつ最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先ほど砂田委員からの御質問もありましたけれども、消費者の期待が閣僚の中では宮澤長官の一身に集められておるという表現での御意見がございました。この問題は中立米審の意見が正しいし、これをできるだけ早く推進できるような状態に……

第59回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1968/09/24、31期、民主社会党)

○和田委員 宮澤長官にお伺いいたします。  先ほどから、行政指導の問題と自由価格制の問題が問題になっているわけでございますけれども、この問題は、私は現在の物価政策の問題を考える場合に、思ったよりも重要な問題だというふうに感ずるわけなんです。つまり、政府が一般的にどういう態度をとるかという問題、予想以上に重要な問題ではないかと思うのです。そして行政指導が悪い、自由化がいいという二者択一の態度では、この問題は解決できない問題ではないかとも思うのです。  そういうことでひとつ御質問申し上げたいのですけれども、まず一般論として長官、最近物価はどんどんと上がっております。所得もずいぶんふえております。需……

第59回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1968/11/13、31期、民主社会党)

○和田委員 いま武部委員とのやりとりを聞いておりまして、一つただしたいと思いますのは、先ほど畜産局長は、農林省の行政指導を、価格指導を含めて検討したいという答弁がございました。それから農林大臣は、小売り商のワンサイドのこのような問題提起には問題がある、検討しなければならぬという答弁がございました。  まず、農林大臣のおっしゃるその意味は、畜産業者あるいはメーカーあるいは卸等のいろいろな価格の取り分の均衡の問題もあるわけでございまして、やはり何らかの形の農林省としての行政指導というようなものが必要ではないかという意味のように聞いたのですけれども、その点どうですか。

第60回国会 社会労働委員会 第3号(1968/12/20、31期、民主社会党)

○和田委員 原新労働大臣にかわられました機会に、根本問題につきまして御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、基準局長さんが早くお帰りになるようでございますから、その問題からお答えいただきたいと思いますけれども、御案内のとおり、たいへんな技術革新、経済成長ということでございまして、労働行政の対象になる問題も非常に変化をしておるということでございます。そういう立場から、この労働基準法の問題について、将来というよりも、できるだけ早くこの問題を検討しなければならないという感じを持っておるのですが、たとえば危険な労働、有害な業務という規定が労基法の中にあるのですけれども、この内容にしても、一ころ前……

第60回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1968/12/18、31期、民主社会党)

○和田委員 菅野長官に御質問申し上げます。  宮澤長官から菅野長官へと、日本の経済指導のかじとりのバトンが引き渡されたわけでありますけれども、私どもは菅野長官の腕前にたいへん期待しているわけであります。  そこで、宮澤長官はたいへんユニークな指導をなさってこられた。それについて、私は大部分賛成なんですけれども、二、三の重要な点について問題があると思って、いままでしばしば御質問申し上げていたわけであります。その点を菅野大臣にお導ねしたいのですけれども、まず第一に、公共料金の問題につきまして、先ほど大臣は武部君の質問に答えて、宮澤長官と違った意見ではないのだというお答えがございました。また、公共料……

第61回国会 社会労働委員会 第10号(1969/04/17、31期、民主社会党)

○和田委員 それでは二、三分の時間をいただきまして、この問題に関連して御質問いたします。  実は私は、いまの後藤さんと実本局長さんの御意見を聞いておって、当時昭和九年から十三年まで満鉄におったことがあります。列車の乗務員として軍属になったことはないのですけれども、資源調査員というかっこうで三月ほどの軍属になって、満州とか、北シナの奥地を資源調査に歩いたことがある。当時、軍用列車の同僚諸君とよくあれしたのですが、おっしゃるとおり、軍用列車の乗務員というのは、一月ぶっ通しにやるというのではないのです。一週間あるいは二週間、これを続けていく。私のおりました昭和九年から十三年という年は、満州事変の直後……

第61回国会 社会労働委員会 第14号(1969/05/06、31期、民主社会党)

○和田委員 いま加藤委員からの御質問がございましたけれども、ほとんどその大部分は私も御質問申し上げたいと思ったことでございますので、それについての政府側の答弁がありましたから、できるだけ重複を避けて御質問いたしたいと思います。  まず第一に、今度の訓練制度の一番の中核はどこですか。
【次の発言】 文部省の方、いらっしゃいますか。――それじゃあとでいたしますけれども、いろいろな訓練のタイプがあるのですが、養成訓練というところの専修のコースと高等訓練コースとありますね。この二つの種類に入る資格と申しますか、中学校、高等学校、これは関係ないんですか。なしに入るんですか。

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1969/04/02、31期、民主社会党)

○和田委員 いまの武部委員の御質問の生協の問題についての関連の質問で、通産省にお伺いしておきたいと思います。  いろいろといままでのいきさつをお聞きしたのですけれども、通産省として生協をできるだけ伸ばしたい、育てたいというふうにお考えになっておられるのか、あるいはこれを押えたいとお考えになっておられるのか、その点をひとつ……。
【次の発言】 たとえば灘生協が、地域の問題とかそういうことをやらなくてもああいうふうに大きくなるじゃないかということばは、それであれば私は出ないのじゃないかと思うのだ。現に灘生協自体が、地域の制限は非常に困るということを強く言っているわけでしょう。また、生協というものが……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1969/04/17、31期、民主社会党)

○和田委員 入江教授にお伺いいたします。  あなたが直接お調べに行ったときと、その前に一回、あと一回と視察団が行ったわけであります。先ほどいろいろお伺いしたのですけれども、結局総合的な判断として、だいじょうぶだと思うが、しかし絶対とは言われない、あぶないとも言われないという御判断のようですけれども、失礼ですけれども、これは安全だと思うのが大体八割くらいですか。
【次の発言】 これは、日本も何とかできたら入れたいと思うから三回も調査団を出したと思うのですけれども、それに対して中共側は十分に調査の機会を与えなかった。先ほど入江教授もおっしゃっておられたように、五分の一しか自分たちが調べたいところの……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1969/04/24、31期、民主社会党)

○和田委員 大臣がここにおられる時間は何時までですか。
【次の発言】 その時間は厳守しなければならぬわけでしょうね。
【次の発言】 私に与えられた時間は半時間ということでしたけれども、あとに有島委員もおりますから、それでは十五分間くらいの時間しかないと思います。  先ほど大臣の答弁をお聞きしておりますと、つまり交通料金に例をとりますと、交通料金の問題は、料金あるいは運賃を上げる前に合理化をしなければならぬ、これをやりなさいというお話だったのですけれども、実はこの話が一番当てはまるのが国鉄そのものなんですね。これは詳しくくどくど申し上げませんけれども、国鉄こそ、運賃を上げるよりは国鉄の合理化が先……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1969/06/19、31期、民主社会党)

○和田委員 どうも申し上げようと思ったことを少し忘れたような感じで……。(笑声)  岩尾さんにちょっと御質問いたしますが、私、これは全然質問するつもりはなかったのですけれども、ただいまあなたの論文を武部委員からお借りして拝見し、またいまのお答えを拝聴しておりまして、やはりあの論文の焦点の置き方を少し考えてみる必要があるんじゃないかという感じを持ちました。それは、あなたが言われているところの二八%近いベースアップのあの問題、それを基準にして公務員の人事院の裁定になるということですが、これは確かに労働賃金が一六%近く上がったということが物価を押し上げていくという影響はあると思いますけれども、しかし……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1969/07/31、31期、民主社会党)

○和田委員 関連。先ほど帆足委員からの質問に対して金光局長がお答えになったことで、これはどうもならぬなという点が一つありますので御質問したいと思います。  物価委員会でせんだって国立衛生試験所に参ったときに、私も実はびっくりしたのですが、私は朝、別行動で世田谷の国立衛生試験所に行ったのですが、さがすのに困ったのです。所は大体聞いて地図をもらっておったのですけれども。つまり、私が考えておった国立衛生試験所と現実の試験所とはたいへんな違いがあったということなんです。日本の公衆衛生をつかさどる一番中心の機関だと思っておったので、もっとりっぱなものだと思っておったのですが、たいへんなお粗末なものだとい……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1969/09/10、31期、民主社会党)

○和田委員 環衛局長に御質問いたします。  七月二十九日でしたか、町田の保健所でウサギの肉を混入した豚肉というのがございました。あのときのウサギの肉は中共から二千トン輸入したというのですが、その二千トンのおおよその行くえはわかりますか。
【次の発言】 九月の二日から六日にわたって東京都で食肉業者の検査をやった結果がおととい発表されましたけれども、私もきのう東京都へ参りまして実際に検査をした人からよく事情を聞いてみたのです。あの検査は、十分事前に検査をするということを公表して、そして検査をした結果が、約五千数十軒の中で十件の表示違反ですか、そして一件は無許可の営業をしておった、そしてその他いろい……

第61回国会 予算委員会 第10号(1969/02/13、31期、民主社会党)

○和田委員 最初に、金沢の自衛隊機の墜落事故につきまして、ちょっと防衛庁の見解をただしておきたいと思います。  まあ、自衛隊はだんだんと災害出動なんかをしまして、国民の中にとけ込んできた。たいへん私どもも喜んでおるわけでございますけれども、今度の事件で、不可抗力とは思われないような状況のもとで四人の人が死ぬ、そうして多数の人がけがをなさったという、この事故については、ほんとにたいへん遺憾に思うわけでございますけれども、それにつきまして、自衛隊の監督をしておる防衛庁長官は、真剣にこの問題を反省してみなければならぬと思うんです。これはいままで同僚議員からいろいろ指摘があったわけでございますから、あ……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 内閣委員会 第3号(1970/03/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 貿易会議の今度の提案ですけれども、いままでの輸出会議に対して輸入という問題をふやしたわけです。輸出会議の場合は、総理大臣を議長とする最高の会議があって、それから局長級のレベルの会議があって、幹事会というのがあって、その下にまた課長ベースのいろいろな各省の打ち合わせ会があってという仕組みに実際はなっておりますか。
【次の発言】 輸出の問題でそういうふうな構成があるとすれば、輸入を加えるとなると、今度の貿易会議の構成は、輸入の場合でも同じような各省の連絡会議が持たれると考えていいですか。
【次の発言】 そうすると、かなり具体的なと申しますか、小さいといっては語弊があるけれども、具……

第63回国会 内閣委員会 第9号(1970/04/02、32期、民社党)

○和田(耕)委員 アジア統計研修所の新しい必要な職員の数は何名ですか、日本人の職員は。
【次の発言】 十名ですか。
【次の発言】 これには講師その他を含めて二十名くらいの数字が載っているのだけれども、これは間違いですか。
【次の発言】 これは聞かぬでもよかったのだけれども、このアジア統計研修所には、事務職員十一名日本政府をもってこれに充てる。そのほかに講師六、七名、計画官一名、次長一名、あわせて十九名くらいになりますか。これはそういう規模じゃないのですか。
【次の発言】 この講師六、七名というのは……。
【次の発言】 その数はたいしたことはないのですが、日本側の職員をどういうふうにして補充なさ……

第63回国会 内閣委員会 第10号(1970/04/03、32期、民社党)

○和田(耕)委員 最近、日本の農業あるいは農政というものは、高度成長政策というような大きな動きがありまして、内容的にも非常な変化の中にあるというふうに理解しているわけですけれども、この設置法に出ております三つ、四つの機関、このような機関を設置する場合に、私ども注目したいことは、ここで必要とされる職員の採用を、いままでの庁内におる人たちの配置転換とか、そういうような問題をどのようにこういう機会に活用されておるかということなんですけれども、そういうふうな意味で、草地試験場の要員あるいは熱帯農業研究センターの要員、また農業者大学校の要員、この三つの問題について、どのような方針で必要な職員を配置しよう……

第63回国会 内閣委員会 第14号(1970/04/14、32期、民社党)

○和田(耕)委員 一点につきまして、宮澤大臣の所信をお伺いしたいと思います。  外電によりますと、アメリカはいよいよ繊維輸入の規制の法案を出すことをきめたというふうな報道がございますけれども、大臣、そのことの確認をされておりますか。
【次の発言】 その問題につきまして、どうせこの決着はアメリカ側としても規制の法案を出してくる可能性が多いという感じがするのですけれども、その点の見通しはどうでしょうか。
【次の発言】 そのようないろいろな形があると思いますけれども、何らかの形の規制法案をアメリカが出すという段階になりました場合に、それなら日本も少しは自主規制を考えてみるからそんな法案を出すことはか……

第63回国会 内閣委員会 第16号(1970/04/21、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に御質問いたします。  御案内のとおり、現在日本は世界をまたにかけての経済大国になっておりまして、そういう点で、こういうことを基礎にして日本の国民のしあわせという問題が確保されておる。今後、日本の国民のしあわせという問題を考えても、この道をもっと広く深く開いていくということになろうかと思うのですけれども、こういうふうに考えてまいりますと、平和主義と申しますか、国際平和を何よりも大事に考える、あるいは平和なしには日本は生きていかれないというような状況に置かれておると思います。また、アメリカだけではなくて、ソ連や中共とも仲よくしていかなければならないということにもなるわけでご……

第63回国会 内閣委員会 第17号(1970/04/22、32期、民社党)

○和田(耕)委員 運輸大臣、交通事故というものはなかなかなくならない。次から次へと出てくるわけです。きのうも東武電車でトラックと衝突して大きな事故になった。全般的にこの交通事故をなくするためにどういう措置をしておられるか、あるいは今後しようとしておられるのか聞きたいと思います。
【次の発言】 しろうとから見ましても、道路の問題と自動車の問題、その運行、運用の問題、非常に緊密な関係があると思うのですけれども、何か恒常的に運輸省と建設省で事故防止対策というふうな緊急に措置のできるような制度がありますか、あるいは考えておられますか。
【次の発言】 私、杉並ですけれども、杉並のある地区でこの二、三日前……

第63回国会 内閣委員会 第18号(1970/04/23、32期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に防衛の根本問題について、ちょうどいい機会ですから、総理の御見解をただしておきたいと思います。  この国会の壁頭の代表質問の答弁によりますと、総理は、憲法は改正しないというおことばがありました。私、こういうはっきり割り切ったお答えを聞いたのは初めてのような感じがして、非常に記憶に残っているのですが、当分の間とか現在はしないとかいうのでなくて、とにかく憲法改正はしないというように言い切ったように記憶しておるのです。また今度の日中覚え書きの問題で、周総理のいわれない誹謗に対して、憲法の改正はする気持ちはないし、そうして平和国家になったんだということは、大出君の質問に対しても答……

第63回国会 内閣委員会 第21号(1970/04/28、32期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に部分的な問題で御質問したいのですけれども、三月十九日の毎日新聞に載った記事ですが、バンコクの日本人学校に問題が起こったということなんですけれども、この経過の概要をひとつ簡単に報告願いたいと思います。
【次の発言】 私も数年前にこの学校をたずねたことがありますけれども、私の見た限りでは在外の居留民の学校では大きいほうだという感じがして、いろいろと内容について説明を受けたのですけれども、こういう問題は今後とも各地で起こってくる問題だと思うのです。最近日本人で海外に行くという人がたくさんある。それが家族を連れていく。したがって教育もしなければならない児童の数もふえてくるという……

第63回国会 内閣委員会 第22号(1970/05/06、32期、民社党)

○和田(耕)委員 この前の建設大臣への御質問に続きまして、一つの問題だけをお伺いしてみたいと思います。  今度お米が余り過ぎるということで、相当大量の減反計画が進められておるわけでございますけれども、この減反計画の中には、水田を中心とした減反になるわけでございますが、このような減反をして水田をやめるというような条件の農地と、今度建設省が新都市計画法で市街化地域と調整地域と、こうお分けになった。その市街化地域の中の水田あるいは農地の問題、この二つの問題は、建設省あるいは農林省で計画するときによく話し合っておられるかどうか、この問題からひとつ大臣にお伺いしたいと思います。

第63回国会 内閣委員会 第24号(1970/05/08、32期、民社党)

○和田(耕)委員 関連して。昨日、答弁があったと思いますけれども、私は満鉄社員だったことがあることを非常に名誉に感じておりますが、しかし満鉄社員の現在は非常にみじめな状態でございまして、シベリア抑留の期間を――私、シベリアに五年おったことがあります。この期間を当然恩給の期間に通算していただけるように御配慮いただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 大臣、先ほど私、法務委員会の同僚の報告を受けたのですけれども、金嬉老の事件、一尺以上の出刃ぼうちょうを持ち込んだというあの事件ですね。新聞の報道では、何か看守がやったという自白をしたという記事を読んだような覚えがあ……

第63回国会 内閣委員会 第28号(1970/08/17、32期、民社党)

○和田(耕)委員 本日は同僚の受田新吉議員から質問の通告をしてございました。この予定の時間にどうしても間に合わないようでございますので、私かわりまして、ごく簡単に二、三の問題について、総務長官あるいは人事院総裁に御質問したいと思います。  先ほどから野党の同僚委員の質問を聞いておりましたところが、まあこの問題は、いままでの問題についての質問と違って、全部ではないけれども、九分ぐらいまでは満足しているような感じの質問でございますけれども、総裁、これは責任者として、今度の勧告は一〇〇%満足できるというふうな自信で出されたのでしょうか。
【次の発言】 総務長官、政府もそう困ったような面持ちはないよう……

第63回国会 内閣委員会 第29号(1970/08/18、32期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは一番しんがりになりましたが、長官は先ほどからお茶も飲まないで、水は飲んでおられますけれども、たいへんおくたびれだと思いますけれども、どうしてもお聞きしたい点が二点ほどありますので、御意見をお伺いさせていただきたいと思います。  今度の中曽根長官の訪米は内外からたいへん注目されておると思います。それにつきまして長官のお気持ちをまずお聞きしておきたいのですけれども、長官はいろいろな機会に、安保体制というものは考えられる将来にわたって維持する必要があるけれども、一九七五年ごろには安保条約の改正というものは必要になるんじゃないかということをおっしゃっておられると思いますけれど……

第63回国会 内閣委員会 第31号(1970/10/28、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に二、三お伺いしたいと思います。  この三、四日のうちに長官がもしおやめになるようなことになると、いま質問する心がまえもいろいろ変わってくるわけでございます。それで私は、せんだって北海道方面を回りますと、現地の司令、指揮官あるいは自衛隊員もそうですけれども、長官を非常に高く評価をしている人が多い。特に長官は、よきにつけ悪しきにつけ防衛問題について非常に意欲的な態度で臨んでおられる。今度の四次防の問題でも、いろいろ問題はありますけれども、責任者は長官でございますので、長官の気持ちとして今後引き続いてやる決意を持っておられるか。これは佐藤さんに聞かなければわかりませんが、長官……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1970/03/05、32期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほどから小坂委員、武部委員、有島委員、いろいろと御質問なさっておられるわけですけれども、やはり一点に集中しているわけですね。四・八%という政府の見込みが守れるかどうか、それに対して非常な不安を持って質問しているわけです。ゆうべ東京新聞でしたか、夕刊を見ましても、「物価値上げ目白押し」「食品、衣類、家賃まで」というような記事があるわけです。これを読んでみましても、なるほどという感が深いのですね。単に季節商品だけではないというようなことを、これは大なり小なり、どの新聞も実態調査をしてこういうような記事を出しているわけですけれども、なかなか四・八%というものは、よほどの決意がない……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1970/03/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 きょう私は、アズキの問題を中心にして御質問をしたいと思うのですけれども、最近のアズキ市場、アズキ相場の問題について、いま取引停止の状態と同じような状態のようですけれども、その実情を最初にお聞かせいただきたい。
【次の発言】 これまでこれと似たような相場の動きをしたことがありますか。
【次の発言】 この四十年のときには、おもな輸入国の、中国のアズキという問題がやはりあったのですか。
【次の発言】 この問題で特に私きょう取り上げて御質問したいと思ったのは、私の選挙区、東京四区の中野、杉並、渋谷ですけれども、こういうところにも三件あるいは四件、まあ本人も悪いと思いますけれども、とに……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1970/04/01、32期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほど答弁を拝聴しておりますと、このセンターは税金の相談まであるのですか。
【次の発言】 それは非常にけっこうなことだと思ってお聞きをしたのですけれども、お金を借りたい、そのお金をどこで借りたらいいかということもずいぶんあると思いますが、こういうことも相談に応じますか。
【次の発言】 そうなりますと、政治家の生活相談の非常なライバルみたいになったりすることもあると思いますけれども、たいへんけっこうだと思います。ただ、私はいろいろな質疑を通じて感じますことは、このセンターの仕事が、地方各府県にもあるし、他のいろいろな機関もあるし、そういう機関に対して情報を提供するということが中……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1970/04/02、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官にお伺いしたいのですが、国民生活センターの業務の中で、物価という問題をどのようにお考えになっておられるか。
【次の発言】 きのう局長に御質問したのですけれども、三年間に百六十一人という人員を目標にして拡充していくということなんですけれども、きのう局長も強調されておったし、私もそう思うのですが、職員の人選というのは非常に重要な問題、あるいは生活センターの死命を制するような問題かと思うのですけれども、現在の三十六人を百六十一人にするというわけですから、相当専門的な知識を持っておる者を含めて、なかなか人選がむずかしいと思うのですが、どのようにこの要員を充足しようとしていくお考え……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1970/04/09、32期、民社党)

○和田(耕)委員 この生活センターは、いろんな国民からの苦情を受ける、苦情相談のようなことが実際中心になるという見通しですか。
【次の発言】 一つの心配は、店を開いて、そして、こういう店があるからいろんなことを言うていらっしゃいというような、受け身の仕事のしかたになるおそれがあるんではないかという感じがするんですね。そういうものになりますと、消費者保護基本法の精神に反することであって、たとえば、ひとついい機会ですからお伺いしたいんですが、たばこの問題ですね。たばこをあんまりのんでいると肺ガンになる、私どももそう心配しながら吸っているわけですが、たばこをあまり吸っていると肺ガンになるという問題を……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1970/05/07、32期、民社党)

○和田(耕)委員 武部委員には、御無理願って切り上げてもらったのですけれども、私も十五分の時間しかありませんので、重要問題だけについて、長官あるいは公取委員長に御質問をいたしたいと思います。  物価安定政策会議の提言が出たときに、長官はたしか、これはたいへんにりっぱな答申である、これを全面的に実施するためにひとつ努力してみたいというごあいさつをしておったと思いますけれども、いまでも、その気持ちには変わりございませんか。
【次の発言】 それで、いまの大体の見当でけっこうですけれども、幾つか具体的にあげられました品目について、提言はかなりはっきりした、つまり自由販売、自由営業的な色彩を出しているわ……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1970/06/09、32期、民社党)

○和田(耕)委員 伊東先生に、三点ほどお伺いしたいと思います。  実は私、ぜひ物価の委員会で、この物価安定政策会議の行政介入と物価という問題を立案された方々にお伺いしたいので、ぜひともお呼び願いたいということを申し上げた一人でございますけれども、時間もありませんので端的にお伺い申し上げますので、お許しいただきたいと思います。  第一点は、私、いままで政府にいろいろ質問してまいりましたけれども、行政介入をやめろ、あるいは自由競争条件を強化しろという物懇以来の提案に対して、何か表面上非常にすなおに聞くような顔をしてやっているけれども、実際は行政責任を回避しているのじゃないかという論点から、いろいろ……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1970/07/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官の時間もあるようですから、三つほどかいつまんで御質問申し上げます。  今度金沢、福井、岐阜そして名古屋と、視察をしてまいりましたけれども、私、かねがね思っておったことですが、消費者代表なりその他の方と会って御意見をいろいろ承っておると、物価の問題を議論しておりましても、すぐ話は、食品添加物の問題とかあるいは農薬の問題とか、つまり公害に関連していく問題になるのです。つまり、もう極端に言ってしまうと、私、印象を申し上げると、地方の一般の人は、物価の問題は二の次で、食品添加物とかあるいは農薬とかいうものに対しての政府の措置のまずさというのですか、非常に総合的な施策がない、よりど……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第17号(1970/08/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 公取委員長に二、三お伺いいたします。  八月六日のある新聞に、委員長と経済企画庁長官と、管理価格の問題でお話し合いになって一致点に達したという報道がありますけれども、あの報道ではちょっとわかりにくい点がありますので、ひとつその要点だけをお話し願いたいと思います。
【次の発言】 新聞報道ではこの点を強調しているようですけれども、自由経済の結果、管理価格的な体制ができてきた。この問題は、いまの公取ではチェックできない。したがって、この問題について何らかの――公取委員長は監視機構ということばを使っているようですが、何らかのチェックする機関が必要であるという点について  一致したこと……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1970/10/09、32期、民社党)

○和田(耕)委員 数日前に物価安定政策会議で、野菜の問題につきまして重要な提案があったと思うのですけれども、あれはたしか長官は、たいへんりっぱな提案である、良心的に実施したいというお考えだったようですけれども、その気持ちにお変わりはありませんか。
【次の発言】 あの提案は、つまり、いままでの市場が自由にと申しますか、産地から無計画に集まってきたものをそのまませりにかけて、そうしてその日に全部処理をしていくという、全くいまの自由取引のシンボルみたいなものが市場の問題であった。少なくとも理論的にはそうつかまえてこの問題は運用してきた。これに対して今度は、そういうものでは需給の調整ができないじゃない……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1970/11/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に最初にお伺いしたいのでありますが、せんだっての物価関係の閣僚協議会で、総理が、もっと寡占価格の問題を注意しろという話があったようですけれども、これは、簡単に言ってどういう話でございますか。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 最近の物価の問題の非常に重要な、ますます重要になっている問題は寡占価格の問題だと思うのですけれども、寡占価、格という問題は、単に数社が支配的な一つのシェアを持つということだけではなくして、それを持った会社が卸、小売りと、ずっとこう直営的な影響力を確立をしていくということで、つまり寡占体制というものは確立するわけだと思うのです。したがって、寡占価格の……

第64回国会 内閣委員会 第5号(1970/12/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 昨日来、三島由紀夫さんの事件につきまして、質問あるいは長官の答弁をいろいろ承っておりまして、長官の答弁、ことばであらわされておる限りにおいては大体妥当だという感じをもって聞いておったわけでありますけれども、現在の日本の自衛隊が直面をしておると申しますか、これを取り巻いておる内外の状態というものは非常に重要な転機に来ているという感じがするわけでございます。長官自身が今度五兆八千億という膨大な金を投入して四次防という計画を推進しようとしておられる。また世界のあちらこちらからは日本の軍国主義の復活という問題が議論されておる。また国内では最近の三島事件が象徴しているように、憲法改正と……

第64回国会 内閣委員会 第8号(1970/12/25、32期、民社党)

○和田(耕)委員 与党議員の方から五分で済ましてくれというお話ですけれども、五分では何が何でもかわいそうですから、長官、十分か十五分くらい、四時十五分くらいまで、私が全部やるわけではない、あと共産党の人が残っておりますからお願いしたいと思います。私は大体十分くらいの見当で済ましていきたいと思います。  先ほど、伊藤委員の質問に対して、有事来援ではなくて有事使用だというようなことばを長官はお述べになっておりましたけれども、いまの基地の削減計画の中で有事使用というようなことを具体的に話し合っておられますか。
【次の発言】 いま長官が言われた、有事使用ということばが適当じゃないかという意味はどういう……

第64回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1970/12/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣たいへん忙しいようですから、また、同僚議員から大事な点の御質問があったようですから、私の質問は、ごく簡単に大臣の気持ちをお聞きしたいと思います。  このごろ消費者運動というものが非常に出ておりますけれども、あの問題は、政府はおやりになろうという気持ちはずいぶんあるのですけれども、やるやるといってもなかなかやらないというような実情もあるので、消費者運動というものに対して、政府はどういうふうな態度でこれに臨もうとしておるのか、決意をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 消費者運動を通じていろいろな新しい動きの芽ばえがあると思うのですけれども、とりわけその中で生活協同組合運動……

第64回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1970/12/15、32期、民社党)

○和田(耕)委員 いま武部委員から問題にされました生活協同組合の問題についての関連質問をしたいと思います。  いま武部委員が問題にされました「生活協同組合の指導育成について」という社会局長名の通達ですね、これを私、一見いたしまして、指導育成ということばが逆なような感じを受ける。現に実際やっておる人もそういうふうな感じに受けている。武部委員が言われたように、あちらこちらで、二千人の組合員と五千円ということと、宣伝をやたらに――やたらでなく、ほとんどしてはいかぬととれることばを悪用して、新しい生協あるいは生協の運動の発展をチェックしておるという状況が出ておるわけですね。武部委員からの質問に対して、……

第65回国会 内閣委員会 第5号(1971/02/26、32期、民社党)

○和田(耕)委員 昨日ニクソン大統領が外交教書を発表されまして、きょう日本の新聞でもその詳細が載っておるのでございますけれども、これはいろいろな重要な問題がたくさん中にあります。私ここでお伺いしたいのは、中華人民共和国と中華民国の問題を、二つの政府をまともに取り上げて、アメリカの新しい考え方を明らかにしているわけでございますけれども、この中華人民共和国と中華民国に対するアメリカのこの考え方を、愛知外務大臣はどのようにお考えになっておられるか。
【次の発言】 ニクソン大統領は、つまり中国を国際外交の舞台に呼び込んでくるということには賛成であるということをはっきり申しております。といって、台湾――……

第65回国会 内閣委員会 第7号(1971/03/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 国立の公文書館の問題について長官に二、三お伺いしたいと思います。これは長官、収録する予定の冊数はどのくらいのものになりますか。
【次の発言】 それと、公文書館につとめる人の数はどのくらいでありますか。
【次の発言】 百万冊という予定の冊数は、これは相当膨大な資料があるいはあると思うのですけれども、現にいままであるやつでどのくらいの予定になっておりますか。収録することになっておりますか。
【次の発言】 学術会議関係の専門の人たちの観測によると、百万冊という収容能力というのは非常に狭いのじゃないかという観測が多いようであります。その三、四年のうちにこれが一ぱいになってどうともしよ……

第65回国会 内閣委員会 第11号(1971/03/24、32期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは精薄あるいは情緒障害の人に対する教育の問題につきまして文部大臣にお伺いしたいと思います。  大臣、特殊学級をごらんになったことがありますか。
【次の発言】 特殊学級をごらんになりまして、どういう点を改善しなければならぬかというふうにお気づきになっている点があるでしょうか。
【次の発言】 非常に大事な点を、さすがに国の教育を預かる責任者でございます、はっきりと言い当てておられると思います。ところが大臣、私、選挙区は東京の四区でございまして、特に渋谷と杉並の特殊学級に通っている親御さんたちからよく話を聞くものですから、渋谷あるいは杉並の特殊学級の何カ所かを何回か拝見をした……

第65回国会 内閣委員会 第13号(1971/03/26、32期、民社党)

○和田(耕)委員 せんだっての代執行の途中で、私も党の代表として成田空港に参ったのでございますけれども、友納知事あるいは空港公団の人たち、あるいは地元の反対派の農民の有志の何人か、あるいは子供たちのおる学校長、あるいは警察署長等々、できるだけ関係の方々と面談をしまして、なぜこのような混乱した状態になったかということについていろいろ調べたわけです。そのときはそれなりのいろいろな案を出しておいたのでございますけれども、ごく最近の段階で、成田市議会が超党派でもってこの事態の収拾のために一つの案を示して運輸大臣と懇談をなさった。その中に「従来反対派農民に対し、明確な条件が提示されていないのが今日の緊急……

第65回国会 内閣委員会 第22号(1971/05/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に御質問申し上げたいと思いますが、四次防が完成をしますと、日本の考えられておる防衛計画の七〇%くらいは達成できるというような御答弁だったと思うのですけれども、これは間違いないのですね。
【次の発言】 これが七、八〇%の域に達したあとの二〇%あるいは三〇%の防衛という問題は、どのようにお進めになるおつもりですか。
【次の発言】 四次防ができた段階で、あるいは五次防、六次防と、いままでの三次防、四次防というような性格のものを今後も続けていかれるお気持ちなのか、あるいはあとの二〇%、三〇%の整備という問題は、情勢を見ながら計画を逐次補充していくという感じでやっていったほうがいい……

第65回国会 内閣委員会 第25号(1971/05/14、32期、民社党)

○和田(耕)委員 総理、私どもがいまここで議論をしている問題は、そうにこにこして話し合う問題ではないような感じが私はするのです。というのは、私は代議士になってからもう大体満五年になろうとしておるのですけれども、私は総理の口から憲法を改正するという、そのようなことばを聞いたことがない。むしろだんだんと憲法というものが国民の中に定着をしておる、そういう感じで、憲法改正、部内にいろいろな意見があってもそういうふうな考え方は持たないような、そういうふうなおつもりであるような印象を私は受けてきた。そういうことを前提にして私どもは防衛論議に携わってきた。私ども民社党は、憲法を擁護するということは党の綱領で……

第65回国会 内閣委員会 第27号(1971/05/17、32期、民社党)

○和田(耕)委員 私は格別定数のことを要求しなかったのですけれども、与党の皆さん方が自発的に非常に誠意を示しておりまして、熱心なことがよくわかりました。したがって、きょうの質問はきわめて簡単にいたしたいと思っております。  長官に御質問申し上げます。  長官は、環境保全の問題について格別な熱意を示されておるわけでございまして、これは数々の答弁を通じてよくわかるわけでございますけれども、出てきた法案あるいは長官自身の言明されておる点と、実際に行なっておることとの間に少し距離があり過ぎるんじゃないかという感じがするわけでございます。これはこれからつくろうというわけでございますから無理からぬ点もあり……

第65回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1971/02/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 ごく最近、一線の農事指導員の数人の人と話し合っておりまして、疑問に感ずる二つの点をお伺いしたいと思いますけれども、最初に金井さんにお伺いしたいのですが、暴騰、暴落の中で投機、スペキュレーションが行なわれておるというふうに、一線の農事指導者の人たちは感じておるわけです。しかし、投機といいましても、株の相場の場合は、上がるときも下がるときも投機ができるのですけれども、、この場合は上がるときだけしかできないのじゃないですか、投機がもしあるとすれば。その点どういうふうに……。
【次の発言】 地方の農民あるいは農民の直接の指導者などは、つまりスペキュレーションが、必ずあるに違いない、や……

第65回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1971/02/24、32期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、野菜の問題で、この前の連合審査のときに質問する時間がなかった問題について、農林省の関係の方から基本的な見解をただしておきたいと思います。  今後どうしたらいいかというような問題は、今後、大臣がお見えになったときに質問してみたいと思うのでありますけれども、昭和三十六年から四十年までの野菜のトータルの価格の上昇というのは、かなり異常に高いですね。十何ぼですか、一二・三%。それから、昭和四十年から四十四年の五カ年には乱高下はありますけれども、年率として三・八%。こういう非常に違った傾向が、四十年を境にして、それ以前とそれ以後の五カ年間にあるわけですけれども、これはどういうふ……

第65回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1971/03/25、32期、民社党)

○和田(耕)委員 松隈参考人がお急ぎのようでございますから、松隈さんに一、二御質問さしていただきたいと思います。  朝日新聞の事情を聴取なさった政策会議の席上で、朝日新聞のほうでは賃上げということが、非常に苦しくなる原因なんだという理由の一つになっているのですけれども、朝日新聞の賃金水準と申しますか、現在の状態についてお聞きになりましたか。
【次の発言】 これは世間の評判ですけれども、朝日新聞はとりわけ、新聞業界では賃金の水準が高いということをいわれておるのです。そういう問題を政策会議で問題になさったことはありますか。
【次の発言】 ちょっとこの問題に関連しまして、長官、いまの問題を企画庁とし……

第66回国会 内閣委員会 第1号(1971/07/23、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に、きょうは時間がありませんので、緊急の問題で一つだけ御質問申し上げておきます。  ニクソンさんの訪中という問題は、日本の今後の安全保障という問題について非常に重要な影響があると思うわけですが、この背景と申しますか、日本の安全保障に関連をするようなニクソン訪中のいろいろな問題を、長官はどのようにお考えになっておられるか。
【次の発言】 そのような期待というものは、その裏づけになっている問題は、ベトナム問題がこの訪中によってどのように解決されるであろうかという見通しの問題と、台湾問題を中心とした問題がどのように話し合われるだろうか、この二つの問題について、このニクソン訪中と……

第66回国会 内閣委員会 第2号(1971/07/24、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に伺います。長官は前の内閣から引き継ぎされた数少ない大臣でございまして、たいへん御苦労さまでございます。特に沖繩県民の輿望をになってというような報道もありますので、この際、長官に特にお聞きしたいと思いますのは、今度のニクソン訪中、あのニュースを十五日にお聞きになったときに、長官は率直に考えて、ああよかったなとお思いになったのか、あるいはこれは困った、めんどうだなとお思いになったのか、どのような感想を持っておられたかということです。
【次の発言】 私いま質問申し上げましたのは、この問題がどういう背景を持っておるか、重要な懸案についてアメリカと中国とのどういう話し合いになって……

第66回国会 内閣委員会 第4号(1971/08/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官にお伺いいたします。  今度の事故で、この前の連合審査でいろいろとお伺いをしたのですけれども、全日空機は正常な時間で正常な高度を正常な航空路を飛んでおったということは明らかになったように思うのです。そうなりますと、私はあのとき無謀ということばを使ったのですけれども、やはり航空自衛隊のほうの無謀な演習訓練によって起こされた事故であるというこの事実については、長官お認めになるのでしょうか。
【次の発言】 私は、日本が自衛隊を持つということは必要であるし、持つ限りはりっぱな自衛隊を持たなければならない、この意見を持っておりますけれども、今回の事故によって、自衛隊、特に航空自衛隊……

第66回国会 内閣委員会 第6号(1971/09/30、32期、民社党)

○和田(耕)委員 公明党の伊藤さんの質問の時間ですけれども、お願いをして先に、ごく短時間で長官にお伺いしたいと思います。  長官、七月十六日のニクソン声明、八月十五日のドル防衛、いずれも日本の防衛の基本方針について大きな影響を持つものだと思います。そこでお伺いしたいのですけれども、ニクソンさんが北京に行くということに対して、佐藤総理大臣は、これは極東の緊張緩和だから歓迎すべきことであるという談話を発表しておられましたが、いまでもそのような御判断をしておられますか。
【次の発言】 かりに今度ニクソンさんが北京に行きまして、ちょうど鳩山内閣のときの鳩山さんがソ連に行って日ソ共同宣言を発表されたよう……

第66回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1971/07/23、32期、民社党)

○和田(耕)委員 公取委員長に、いまの御質問の関連で一言お聞きをしておきたいと思います。  公取委員長、たとえばお米屋さんが、お米屋さんの組合で話し合って、そして大企業の従業員にはお米を普通の値段よりも高く売る、高く買えということをきめた場合に、これは独禁法違反の形にはなりませんか。
【次の発言】 つまり、いま有島君が問題にしているのは、それと同じような性格のものではないかと思うのです。お米というのは、お互いの生活にとって命にかかわる主食の問題ですけれども、医療というのは、問題は違いますけれども、それとまさるとも劣らない重要な、われわれの生活にとって一つの大事なことですね。この問題について、お……

第66回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1971/08/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 牛乳の問題から、関連もありますから御質問いたします。  牛乳の問題は、世間からいろいろの目で見られている問題なんですけれども、全体として、どうも農林省の行政というものが大メーカーの利益をはかるという方向に、まあそういうつもりはないと思いますけれども、そういうふうな結果になっているというような印象を私は持つのです。いまの加工乳あるいは脂肪の抜き取り等の問題でも、これをやるのがみな大きいメーカー、まあ五大メーカーといいますか、そういうメーカーの手にかかる問題であるわけです。農林省のほうは基本的な態度として、できるだけ自然のなま乳を国民に広く飲ませたいという方針であるということです……

第66回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1971/09/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 だいぶ時間も迫ってきましたので、三点ほど端的に御質問したいと思いますけれども、今度の円問題、ドルショックの問題なんですが、大蔵省からきょうお見えになっておりますね。
【次の発言】 ゆうべから日米経済会議が開かれておるのですけれども、円の切り上げの問題、現在の変動相場制から円の切り上げへというこの過程は、いま大臣もいらっしゃいませんし、担当の局長さんもいらっしゃらないから、方針のようなことはお伺いしませんけれども、今後の国際的ないろいろな会議の見通しで、どういうふうな段取りでこれが片づいていくのか、このことをちょっとお教え願いたいと思います。

第67回国会 内閣委員会 第4号(1971/11/10、32期、民社党)

○和田委員 大臣にちょっとお伺いしたいのですけれども、実はきょう二時から、中野の区体育館で約五千名の区民が集まりまして、そして区役所が主催する形で中野の刑務所の移転を要望する大会があるのです。この問題につきましては、もう数年前から私も、田中伊三次さんの法務大臣のときに、あのころよりずっと前から区民の熱心な陳情がございまして、何回か立ち会ってお願いをしたことがあるのですけれども、この中野刑務所の移転の問題について、現在この経過はどうなっておるか、このことをひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 法務省としての見通しですけれども、現在のような、かなり異常だと思うのですけれども、こういう状態が……

第67回国会 内閣委員会 第7号(1971/11/17、32期、民社党)

○和田(耕)委員 労働大臣に御質問いたします。  今度のこの監督官分限審議会の廃止の問題ですけれども、この審議会はいままで一回も開かれなかったというわけですけれども、これを廃止してどういうふうな行政機構の整理になるかということです。この点について大臣に御質問したい。
【次の発言】 私が質問しておりますのは、これを廃止して中央労働基準審議会に編入、再編をすることで、人員が減ったり、予算が少なくなったり、そのようなことがあるかということです。
【次の発言】 予算の点でもそうですね。
【次の発言】 行政機関の整理という問題は、不要になったものをなくするとか、あるいはまた再編をして能率を上げるとか下げ……

第67回国会 内閣委員会 第9号(1971/12/02、32期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほど来、大出委員、鬼木委員の御質問に対しまして、総務長官、人事院総裁、そして先ほどお帰りになった労働大臣の御答弁を拝聴いたしておりまして、私はもう質問をする必要がないような感じになっております。ひとつ公制審の全会一致の要望に基づく法案でありますから、先ほど来の御答弁にありますような趣旨を体していただいて、この運用の間違いのないことを要望したいと思います。  この問題につきましては、使用者側と労働者側の対等の原則というものが背後にある問題だと思います。したがって、長年の議論のある問題であることを承知いたしておりますし、また産業別労働組合あるいは企業別労働組合という大出委員が出……

第67回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1971/12/01、32期、民社党)

○和田(耕)委員 いまの住宅の問題ですけれども、持ち家政策というものを建設省としては住宅政策全体の中で重点を置いて考えておると、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 まあ政府の全体の予算があるわけでして、三つの五カ年計画というものがあるんですけれども、私のいまお聞きしたいのは、土地つきの持ち家政策ということです。土地つきの持ち家政策というものを全体の――いまの収入階層、いろいろあります。そうして公社、公団、公営というように、いろいろあります。あるが、その土地つきの持ち家政策というものを全体の資金のワクで一番重視して考えておるかどうかということを、いま御質問申し上げておる……

第67回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1971/12/22、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官が一時までしかいらっしゃらないそうですので、有島先生の大事な御質問の途中をお借りいたしまして、十五分しかありませんけれども、端的にお伺いしてまいりたいと思います。  長官、いよいよ今度の円の切り上げで大規模といいますか本格的に輸入政策を活用する、これは当然のことだと思うのですが、今度の場合は、輸入によって原材料の場でどのような価格の反映が行なわれるのか、あるいは輸入完成品で実際にどういうふうに下がるのか、この問題については全国民が注視しているわけです。だから、今度の場合は、いままでのような抽象的なことばでは――しかもまた、実際の成果としてはあがっていない場合が多いですね。……

第68回国会 内閣委員会 第1号(1972/03/09、32期、民社党)

○和田(耕)委員 長官に最初にお伺いしたいのですけれども、昨日のテレビニュースでこの事件を聞きまして、いよいよこれは反発したなという感じを一貫して受けたのです。防衛庁長官は、予算委員会のあの四次防の二十日間のストップの問題のときに、総理も、自衛隊がこういう問題で士気を落としてはいけないというような配慮をされて、幾つかの手を打ったことは存じておるわけです。私いつもそういう感じを持っておりました。それで、きのうのニュースを聞いたときに、防衛庁あるいは自衛隊はこういう形で反発の感じを出したなという印象を受けたのですけれども、そういう印象なり根拠は全然皆無ですか。

第68回国会 内閣委員会 第3号(1972/03/14、32期、民社党)

○和田(耕)委員 私どもは、御案内のとおり自衛隊を認めておるわけでございます。そして自衛隊はできるだけ最小限度の規模において健全な発展をしてもらいたい、このように願っておるものでございますけれども、こういう立場から考えましても、今回の立川への抜き打ちの移駐については了承できません。したがって、早く一度原状に返していただいて、そしてある冷却期間を置いてできるだけの話し合いをしてもらいたい、このような党としての意見を持っているわけでございます。  そこで総理並びに長官にお伺いしたいのですけれども、三月八日という日をおきめになった理由はどういう理由に基づくものでございますか。  私に与えられた時間が……

第68回国会 内閣委員会 第4号(1972/03/21、32期、民社党)

○和田(耕)委員 一時半に総理がここにお見えになるそうですから、あと十分しかありません。これは同僚議員にも申し上げたいのですけれども、こういうときには、少し時間をかげんして使っていただきたいと思います。私のあとに共産党の東中君がおるわけでございますが、そのことをひとつ申し上げておきます。委員長にも、特にこういう際には時間の配分をちゃんとするようにお願いしておきます。  防衛庁長官にお伺いしたいのですけれども、立川の問題でやはり実質的に一つの焦点になるのは、今度、立川基地の全面返還の時期が大体いつごろになるだろうかということが相当大きく関係してくると思うのです。昨年の六月の段階で日米合同委員会で……

第68回国会 内閣委員会 第8号(1972/04/07、32期、民社党)

○和田(耕)委員 この前の委員会の質疑で、社会党の木原君から、いまたいへん問題になっております明日香村の高松塚の問題でございますけれども、あれは国民の気持ちの中に、ほんとうに大きな、いい意味の反響を呼び起こしておると思うのですね。木原君が主張なさった、御陵を開く、そしてああいうふうな貴重な文化財を見つけ出すというような趣旨の質疑があったのでございますけれども、その問題について宮内庁長官から、いやそういうことは考えてもいないし、皇室典範との関係もあってできないのだというような御答弁があったのですけれども、御答弁は内容的に、私は何か、そういうふうに御陵を開くということが不敬になるのではないか、御陵……

第68回国会 内閣委員会 第9号(1972/04/12、32期、民社党)

○和田(耕)委員 アメリカ局長にちょっと関連の質問をいたしたいと思います。  あした外務大臣もお見えになる機会もあるようですから、ただしたいと思っておりますけれども、せんだって参議院の予算委員会で、事前協議の問題について洗い直して問題点を検討してみたいという趣旨の発言がございましたけれども、これは、アメリカ局長の段階に、その検討をしろというような具体的な措置をやっておりますか。
【次の発言】 いまの大臣の発言ですが、この段階、つまりベトナム戦争がたいへん緊迫した状態に達しておる。もともと沖繩返還を開いてきた最初の佐藤・ニクソン共同声明のときに、ベトナム戦争云々の前提があったように思うのですけれ……

第68回国会 内閣委員会 第14号(1972/04/21、32期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に総理にお伺いいたします。  いよいよ沖繩も五月十五日に返ることになりました。あと三週間ちょっとということでございます。また、本日審議しておりますこの二つの法案が沖繩関連の最終法案でございまして、そのような意味で、大体準備は完了するという段階になっておるわけでございます。  いま総理も御答弁の中で、一番大事なことは沖繩県民が理解をしていただくことだというおことばもございました。この長い沖繩の審議を通じまして、政府、特に総理は、さまざまの重要な問題の約束をしているわけでございます。たとえば沖繩国会の最終の場合に、国会の二つの決議もある。たとえば、核は必ず撤去するとか、あるい……

第68回国会 内閣委員会 第15号(1972/04/25、32期、民社党)

○和田(耕)委員 山中長官、山中長官だからこの問題はにこにこ笑っておられるし、野党のほうもわりあいソフトな感じで追及していると思うのです。これは山中長官でなければ、非常にきびしい論議が出るところだと思う。これは私ども、きょう国対で問題になりましていろいろ発言がありましたけれども、山中さんという人は、憲法の問題についていろいろ言っても、山中さんのふだんから言っておられることは、憲法感覚を身につけた人だと私は判断しているんだ。まさか、人は見かけによらぬものだ、こう言ったわけですけれども、そういう感じで、この問題については単に私見とかなんとかいうのでなくて、長官、こういうことを言ってもらったら困りま……

第68回国会 内閣委員会 第17号(1972/05/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうのある新聞を見ますと、この前の五人の反戦元自衛官の処分の問題について、「刑事責任、問わず 反戦元五隊員 防衛庁が断念」、こういう大きな見出しでの報道がありますけれども、長官、断念をしたというのは事実ですか。
【次の発言】 それでは、このようにしばしば新聞等で、法務省等の方面の判断として、刑事責任を問うのには困難な面があるという趣旨の報道が行なわれております。これは法務省としてはそういうふうな御意見を持っておりますか。あるいはこれを決定しておりますか。そこらあたりの事情をひとつお聞きしたい。
【次の発言】 その法律の適用は非常に困難なように思われるというおもな理由は、どう……

第68回国会 内閣委員会 第19号(1972/05/12、32期、民社党)

○和田(耕)委員 郵政の仕事はますますふえているという状況であることはよくわかるわけですけれども、それにしても定員は変わらないということになりますと、いままでの業務量が増大しておる状況と、それに対して一定の人員で対処しておる対処のしかたと、この実情の問題をお聞きしたいと思いました。
【次の発言】 特に、東京とその他の地域を含めた全関東の郵便の取り扱い量における比率と申しますか、ウエートと申しますか、これはどういう程度になりますか。
【次の発言】 それに見合った人員の比率は、どういうふうな配置になっておりますか。
【次の発言】 この二分割をするという前提には、今後の取り扱いの仕事の量の増加の傾向……

第68回国会 内閣委員会 第20号(1972/05/16、32期、民社党)

○和田(耕)委員 日本の自衛隊というのは、これは非常にむずかしい地位にあると思います。憲法上の制約のある自衛隊というわけですから、非常にむずかしい地位にあると思いますけれども、先ほど来、大出君あるいは伊藤君からいろいろ御質問がありましたが、これは自衛隊として行き過ぎたことをしちゃいけないという趣旨からの質問だと思います。しかし、ここで一問だけ御質問したいのは、自衛隊は非常にむずかしい立場にありますけれども、やはり日本の国を守るという任務を持っているわけです。したがって、このやるべきことはやらなければならないというふうに思います。行き過ぎてもむろんいけないけれども、やるべきことをやらないでおくと……

第68回国会 内閣委員会 第22号(1972/05/18、32期、民社党)

○和田(耕)委員 今度の農林省の機構改正の設置法案は、非常に大規模な全般にわたる改革でございまして、新しい時代に適応しようとする農林省の意欲は高く評価できると思います。しかし、今朝来の木原君のいろいろ質疑を拝聴しておりますと、この機構改革の根本的なねらいというのか、そういうものが若干あいまいになっておる感じがいたします。私は、いままで説明を聞いたところでは、やはりいままでは生産中心と申しますか、生産者保護と申しますか、そういうような農林省の行政の角度を相当修正をして、国民生活とのつながりを持つ流通の問題、あるいは消費者保護の問題のほうに行政の角度を若干変えていくのだ、あるいは相当大きく転換して……

第68回国会 内閣委員会 第26号(1972/05/25、32期、民社党)

○和田(耕)委員 去年の七月の中ごろにニクソンの訪中声明が行なわれてから早くも十カ月を経過しているということでございます。私たちも、あの訪中声明を聞いたときには、これは様子が変わってきたなという感じを持つ中に、やはり二、三割は、こういうことはなかなか一ぺんには解決しない、国際状態に新しい平和の風が吹いてくるとはなかなか思えないという心配もあったのですけれども、その後十カ月の経過を顧みてみまして、その直接の影響と思われる、国連では中華人民共和国が中国の正統政府として承認をされる。そのあとで印パ戦争が起こって、これはどうかと思ったけれども、これも大きな新しい流れを変えるようなものではなくて、逆にこ……

第68回国会 内閣委員会 第28号(1972/05/31、32期、民社党)

○和田(耕)委員 いまの関連で一言長官にお聞きしたいのですが、いまのやりとりを聞いておりますと、新聞の報道を中心にしてやりとりをなさっておる。長官は、いまの海上自衛隊の司令官がこういう意味であったというような話をなさっておる。こういう問題は、長官、せっかくテープがあるならば、全体のやりとりをみなに見せて、これは全部で悪ければ秘密理事会でいいから、全体のやりとりを見せて話をして、そしてこの問題の真相を明らかにするという態度をとってください。そうでないと、新聞の報道したものは、限られた紙面ですから限られた部分しか報道していない。もしそれで誤解を与えておるとすれば、防衛庁として、当然これについての真……

第68回国会 内閣委員会 第30号(1972/06/02、32期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、きょうは特に年配者の問題についてお尋ねしたいと思っております。  人間のしあわせということになりますと、これはいろいろ個人差がありますけれども、平均的に見まして、人間のしあわせというのは年配、つまり老齢になってしあわせであることがしあわせだということは、客観的に見て一つの動かすことのできない標準だと私は思うのです。若いときに何ぼ苦労しても年配になってしあわせであれば、若いときの苦労は全部しあわせに変わってしまう。しかし、若いときに何ぼしあわせであっても年配になって苦労する状態になれば、若いときのしあわせは全部消えてしまうということだと思うのです。したがって、人間のしあわ……

第68回国会 内閣委員会 第32号(1972/06/07、32期、民社党)

○和田(耕)委員 運輸大臣、今度の国会は国鉄運賃法という大ものを片づけられまして――まだ片づいてないわけですけれども、たいへん御苦労さまでございました。ただその問題について、せんだっての連合審査で私はたださなければならない点を実は御質問したのですけれども、私どもが一番心配しているのは、こういう運賃の値上げをしましても、そのあとがうまく――政府あるいは国鉄当局が十カ年計画という形でやろうとしておるけれども、やっていけるかどうかということについて最近また不安に思うわけなんです。あのとき、衆議院の審査の最中でもそうでしたけれども、例の順法闘争という名のサボタージュ、しかも長期のサボタージュを衆議院で……

第68回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1972/03/08、32期、民社党)

○和田(耕)委員 いまの松浦君の発言に対して、通産省の局長さんがおられるところで私からも要望しておきたいと思いますけれども、国民生活中心の政策への転換という問題は、一番大きな問題はここにあるわけだと思うのです。いままでつくっていた鉄とかいろいろなものを、国民生活に密接なものをつくるというふうに業種を変えるという問題もありますけれども、もっと大きな問題は、つまり消費者生活をよくするという方向に政府が指導していくという内容的な問題だと思いますし、いまの問題は、もろにその問題だと思うのです。この問題については、いま御答弁にもありましたように真剣に取り組んで、欠陥のあるというものに対しては納得できるよ……

第68回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1972/03/15、32期、民社党)

○和田(耕)委員 いま武部委員あるいは渡部委員から生協法の問題について御質問がありました。私も消費者保護基本法の制定のときから生協法を、生活協同組合運動を何とかして推進をしていくということについて、熱意のある質問その他を繰り返してきた一人でございます。それでまた、いま与党の中で問題になっておるとおっしゃっておりますけれども、現在の物特の与党の理事の方々がそれぞれ関係のところにもおられるというふうに聞いておりますけれども、その方々も個人的にはかなり好意をもって推進をされておるというふうに聞いております。  こういうふうな状況のもとで、ほんとうに重大な問題、重大な利害関係のまつわる問題だとは判断で……

第68回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1972/04/05、32期、民社党)

○和田(耕)委員 国鉄の運賃の引き上げが今後行なわれるわけでございますけれども、きょうは運賃の引き上げの問題について、特に貨物運賃の引き上げの問題について、運輸省の関係の方々から御答弁をいただきたいと思っております。  国鉄がたいへんな赤字になってきたという大きな原因の一つに、貨物収入が非常に減ったということがあるわけでございます。とりわけこの十年間は、この減り方――減ったというか、ウエートが減ったということになろうと思いますけれども、非常に顕著なものがあるわけでございまして、特に一方ではトラック輸送にとられる、一方では海運、内航船にとられるというような事態が発生しておるわけでございます。この……

第68回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1972/04/19、32期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは、公共料金の問題について長官の基本的な態度をお伺いしたいと思いますけれども、いま運輸委員会に国鉄料金の値上げの問題が出ておるわけでございます。私ども、毎日のように、各地域の人たちにこの値上げの不当ということを訴えておるわけですけれども、一番地域の人たちが考えておることは、国鉄料金も、まあこれは経済のシステムの中にあるわけですから、他のものが上がるから上がることはわかるけれども、国鉄の場合に、政府と国鉄の当局がやるべきことをやっておるかということの質問が非常に多いのです。この問題は、今度の運賃の値上げの問題に関連して、ぜひとも明らかにしなければならない問題の一つだと私は……

第68回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1972/05/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは武部委員の質問が最初でしたけれども、私の個人的な理由で差しかえていただいて、最初に質問をすることになりました。武部委員に感謝いたします。  公取委員長に最初に御質問したいのですけれども、五月八日の日本経済新聞で、いよいよ公取として、通産省、企画庁と連絡をして、問題になっております総代理店問題について検討を始めたという記事があったのですけれども、これは事実であるかどうか、そうしてまた公取として、どういう点が問題になっておるとお思いになっておられるのか、この問題を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 いまの五つの項目について検討なさっておられるということなんですけれど……

第68回国会 法務委員会 第30号(1972/06/07、32期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、きょうは時間もありませんので、中野刑務所の移転問題について、前尾法務大臣に御質問を申し上げたいと思います。  大臣、中野刑務所は、御案内のとおり中野の駅から六、七百メートルあるかなしかというところにあるわけでございまして、もうだいぶ前から、この移転についての陳情をしてきておるわけでございます。また、現在中野区議会あげて、あるいは区民十数万の陳情書をもって、何とかこの移転の問題について、前向きにひとつ御検討いただきたいという陳情をしておるわけでございます。  この問題について、前尾大臣は、たしか三月でしたか、内閣委員会でこの問題を質問したときに、きわめて前向きの姿勢で御答……

第69回国会 内閣委員会 第2号(1972/08/08、32期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほどの大出君、伊藤君の質問で大体わかりましたけれども、民社党を代表しまして、やはり四月実施という点は理論的にいっても正しいことだし、公務員給与を配慮するという点でもやるべきことですから、ぜひともこれは実施していただきたい。そしてまた、実施の勧告がもし出ましたら、これを政府は完全に実施するための心組みを持ってもらいたい、このことを一つ最初に要望したいと思います。先ほど答弁をいただいて聞いておりましたから、答弁は重ねて必要はないと思います。  ただ、一つ御質問したいのは、田中総理は、秋の臨時国会を開かないようにしようじゃないかというような発言があるようですけれども、臨時国会を開……

第69回国会 内閣委員会 第3号(1972/08/17、32期、民社党)

○和田(耕)委員 人事院総裁に。いまの住宅手当の問題なんですけれども、これは民間のいろいろな調査をした場合に、民間ではどういうふうに支払われておるかという集計はできるわけではありませんか。とすれば、それに見合った公務員の住宅手当の問題についての引き上げの目安もつくというふうに考えられるのですけれども、この問題はどうなんでしょうか。
【次の発言】 お話の趣旨はよくわかりますけれども、やはり昨今のような住宅の状況ですから、これらも非常に上がっておるという状況ですから、手当という形の支給でなくても、この問題については、人事院としても相当いろいろな対策を考えて、住宅問題についてのアンバランス、あるいは……

第69回国会 内閣委員会 第4号(1972/09/12、32期、民社党)

○和田(耕)委員 初めに、相模補給廠の問題についてお伺いします。  これはきょうの閣議の決定という形で、今後、あそこの戦車あるいはその他のものを修理するとかという問題を、この一両年の間に修理その他のことをやらないように申し入れるという、そういうことはありましたか、きょうの閣議でですね。――これは防衛庁長官の問題じゃないですね。この二つの政府が約束をしたことで、戦車あるいは兵員輸送車を送れるようになるという明るい見通しになったということですけれども、その問題について若干お伺いしたいんですが、建設省の道路局長さんいらっしゃいますか。この道路の重量制限というものは、あるいは幅の制限というのは、どうい……

第69回国会 内閣委員会 第5号(1972/10/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、きょう官房長官に御質問するつもりじゃなかったのですけれども、先ほどの質疑の中で、防衛委員会というようなものを設けて本格的に審議をするようにありたいものだという御発言がありましたので、それについて、社会党の大出君、あるいは公明党の伊藤君からいろいろ党の立場の話がありましたので、一言御質問申し上げてお答えいただきたいと思うのです。  国防会議のいま出されておる問題、決定されておる問題は、一つの、しかも小さなシビリアンコントロールの問題ですね。一番大事な問題は、やはり国会でどのような形で国防予算を検討するかというところにあるわけです。したがって、国会でこの問題を扱う場合には、……

第69回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1972/09/12、32期、民社党)

○和田(耕)委員 初めに、お米の問題についてお伺いいたします。  企画庁長官、いろいろな政策をおとりになって、苦労なさって米価の問題に当たっていることはよくわかるのですけれども、やはり一番問題は生産者米価の問題だと思うのですね。生産者米価はしばらく上げないので、今度だいぶん上げた。そして政治加算の費用もかけた。消費者米価をそのままにしておけば逆ざやがひどいから、国の財政も持てないから、何とかして少し上げてもらわなければ困るということで、いろいろ苦労なさって、消費者としてはあまり一ぺんに上がったのでは困るから、低所得者には何とか配慮しようという苦労も払っての今度の値上げの政府の決定だと思うのです……

第70回国会 内閣委員会 第1号(1972/11/06、32期、民社党)

○和田(耕)委員 今度の人事院の勧告で、一〇・六八%という勧告が行なわれたのですけれども、私いつも思うのですが、物価というものを、この勧告をつくる場合にどのようにお考えになっておるか。その点はいかがですか。
【次の発言】 そういうたてまえのことはわかりますけれども、物価の問題は、民間のほうの賃金のアップということにはまかせるということになるわけですね。そういうことではなくて、やはり公務員の問題は、今度この給与の場合は、やはり六%近いアップを考えられるわけで、実際それを考えると、一〇・六八%というのは四%くらいの事実上のアップになるわけですね。四%ぐらいの事実上のアップになるということは、これは……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 決算委員会 第6号(1973/04/03、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、きょうは特定郵便局の問題について、郵政大臣と電電公社の責任者の方に御質問したいと思います。  大臣、特定郵便局ということになると、私は高知県の室戸岬のえらいいなかに生まれたものですけれども、小さいときを思い出しますと、小学校の校長さんに郵便局の局長さん、駐在のおまわりさん、この三人をすぐ思い出すほど非常になつかしい存在であるし、日本の郵政事務にとっては非常に重要な役割りを果たしてきたのが特定局だと思うのです。話に聞きますと、特定局というものを次第に廃止あるいは縮小していくというような計画があると承りますけれども、今後の特定局に対する一般的な政策はどのような政策をお持ちに……

第71回国会 社会労働委員会 第2号(1973/02/06、33期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほどから総務長官の答弁を中心にしまして、公務員制度審議会の答申を待っておる、早く出してもらいたいと思っておるという趣旨の答弁だったと思いますけれども、間違いないですか。
【次の発言】 いまおっしゃるとおり、公務員制度審議会では公益委員を含めまして一生懸命審議しているようですけれども、これは仮定の問題ですが、答申に、公務員にスト権を回復しろ――いろいろ条件はつくでしょうが、回復しろという答申が出たとしますと、政府はのみますか。
【次の発言】 それでは聞きますけれども、政府が白紙で審議会に答申を求めるという態度は、どういう態度ですか。

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは、屋外で働く労働者の労働条件と生活環境の改善の問題について御質問を申し上げたいと思います。  初めに数の問題をお聞きしたいのですけれども、いま建設労働者は全体でどれくらいの数があると見当をつけておられますか。
【次の発言】 その中で、出かせぎといわれる人はどれくらいになりますか。
【次の発言】 建設関係の屋外の労働者約二百二十万人、そのほかにたとえば国鉄あるいは私鉄の工事人夫あるいは波止場で働いている人あるいはその他、会社、事業場で働いている人を入れると三百万は優にこしている。それ以上のたくさんの人が屋外の労働に従事しておると見ていいわけだと思います。  そこで、私こ……

第71回国会 社会労働委員会 第9号(1973/03/26、33期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、私、きょうは十三人の犠牲者の補償の問題に限りまして御質問したいと思うのですけれども、先ほどの御答弁を聞いておりますと、済生会病院のほうもできるだけの補償をしたい、補償額については、同じようなケースをいろいろ調べてみてという話をしておりました。それにしても非常に心もとないような口調で、何とか御援助もいただきたいというようなことも申しておりました。大臣は先ほどの答弁で、厚生省としてもできるだけ援助したいというお話をしておったのですけれども、具体的にどういうふうな方法でやるお考えですか。
【次の発言】 大臣への質問の時間がありませんので、あと大蔵省あるいは法務省あるいは関係の……

第71回国会 社会労働委員会 第12号(1973/04/03、33期、民社党)

○和田(耕)委員 駐留軍の労務者の問題については、かねがねの御努力によりまして、この法案の内容としては相当の対策が盛られておると思うのですが、ただこの問題をめぐる二つの大きな問題があると思うのです。  一つは、駐留軍の労務者がいつ整理されるのかという問題についての見通しのようなものがないことが一つだと思います。もう一つは、せっかく相当の措置が講ぜられておりますけれども、離職者に対する就労あっせんといいますか、これが必ずしも十分でない。つまりまだ未就職者が相当たくさんおるという二つの問題だと思うのです。つまり法案の内容よりは、むしろこの法案の前提になっておる処理のしかたというところに、かなり問題……

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/05/31、33期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、いま世間では日本の医療制度を評して、保険あって医療なしということばがあるのですけれども、これはそこにおられる日本共産党・革新共同の田中美智子君も、たしか本会議の代表質問のときに使ったことばだと思うのですけれども、この問題は非常に大事な問題だと私は思うのです。そういうことばがあることが、現状の日本の医療制度に当てはまらないと大臣はお考えになりますか、あるいは若干当てはまる、全く当てはまる、この三つのうちでどういうふうにお考えになっておられますか。
【次の発言】 非常に大切な御意見だと思いますけれども、ぜひともそういう問題について、もっともっと大きな力を注いでいかなければな……

第71回国会 社会労働委員会 第26号(1973/06/12、33期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほど来の各委員との質疑で大体の様子を理解することができました。そしてまた、この法律はいろいろ問題点の多い法律だということもよく理解ができたわけでございますけれども、いままで質疑されなかった二つの問題について御質問をしてみたいと思います。  率直にお伺いしたいのですけれども、この日雇いの港湾労働者の仕事のしぶり、あるいは就労の態度等についていろいろとうわさを聞くのですけれども、この問題、高嶋さんと吉岡さんと、そして労働省の局長さんに率直にお伺いしたいのですけれども、現在までの日雇い港湾労働者の仕事のしぶり、就労の態度をどのようにごらんになっておられるのか、大体良好、あるいはど……

第71回国会 社会労働委員会 第27号(1973/06/14、33期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、年金の問題について御質問をするわけですけれども、総選挙のときの国民の得た印象というのは、やはりこの五万円年金というのが大きくクローズアップされまして、すぐということでもなくも数年のうちには五万円という年金が渡るようになるのじゃないかという印象を持っておったと思うのです。この国民の印象に対して、政府の提出の法案は、これは十数年というタイムラグがあるわけで、ちょっとペテンにかけられたという印象がぬぐい得ないと思うのです。この問題を、政府はどういうふうに考えておられるというのでしょうか。
【次の発言】 つまり、先ほど申し上げた、約束が少し違うという感じを持っておるさ中のことで……

第71回国会 社会労働委員会 第36号(1973/06/28、33期、民社党)

○和田(耕)委員 民社党を代表いたしまして、健康保険法の一部を改正する法律案並びに修正案に対して、反対の討論をいたします。  時間がありませんから、簡単に申し上げますけれども、この法案では、赤字の対策のためのいろいろの条項があるわけですけれども、赤字の根本原因について何ら処置をしていない、またいままで政府はやれることをやっていないということを私はたいへん遺憾に思うわけでございます。  たとえば、現在の健保の赤字というのは、薬が四三%使われておるという、どこの国にも例のない、ここのところが一番問題である。この問題に対して政府は、やるべき処置が十分あったにもかかわらずやらない、また関係の審議会も何……

第71回国会 社会労働委員会 第42号(1973/07/17、33期、民社党)

○和田(耕)委員 日本ぐらい薬の種類の多い国はないと思うのですけれども、局長さん、薬価基準に登載されておる薬の種類は現在どのくらいあるか。十年前からどういうふうな形でふえておるか。そこをちょっと。
【次の発言】 これは外国と比べて非常に多いということを聞くのですけれども、たとえばドイツやイギリス、アメリカに比べてどういうことになりますか。
【次の発言】 特に最近、関係者、特にメーカーその他消費者のほうから、まぎらわしい商標の登録、まぎらわしい薬の商品名というのがよく言われておるのですけれども、これはどうしてそういうまぎらわしい品目がたくさん出てきたのか。私、資料がたくさんありますから、例を幾ら……

第71回国会 社会労働委員会 第45号(1973/08/31、33期、民社党)

○和田(耕)委員 いま大橋君の質問とお答えをお聞きしておりましたところで、私が質問しようとしておった大部分の話し合い、質疑が行なわれたようでございますから、私は二点ほど大臣あるいは総理府の方にお尋ねしてみたいと思います。  いま大橋君の質問の中にもありましたけれども、きょう私のところへ見えた私どもの関係の深い公務員の労働組合の幹部の方で、どうも使用者側の意見、態度を見ると、政府のほうで直接あるいは間接に何か圧力をかけているような印象が深い。いまの奧野さんの場合もそういうふうな一つの例として申しておったのですけれども、これは非常に重大なことでございまして、この際労働大臣としては、労働基本権、基本……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1972/12/26、33期、民社党)

○和田(耕)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの坂村吉正君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山中吾郎君が委員長に御当選になりました。(拍手)  山中吾郎君に本席を譲ります。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1973/03/08、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうはごく短い時間で御質問申し上げてみようと思っております。  長官、過剰流動性という問題がいまあって、現在、物価という面から見ると、これは文字どおりに諸悪の根源だというふうに思うわけですけれども、三つほどお伺いしたいんですが、まず第一に、この一年間、株式――その前に土地へずっと集中して、土地をずっと引き上げて、そして株式のほうへ今度は流れていって、株式を上げた。大体この一年間に、十二月の数字を見ると、一部上場、約倍になっておるという数字もあるのですけれども、しかもこれをつり上げておるのは、これはどこの調査を見ても、個人ではなくて法人、しかも大企業だというような情報が流れて……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1973/03/29、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最近、政府でいろいろ土地対策の法案が論議される、マスコミで土地問題についての議論がいろいろと、盛んになってくる、このような状態で、私のじっこんにしておる宅地建物の業界の人たちからしばしば聞くことですけれども、宅地あるいは建物の取引が少なくなってきたという話を聞くわけです。最近の六カ月ぐらいの宅地建物の取引の実情について数字がおわかりになっておれば、企画庁でも建設省でもいいのですが、お答えを願いたい。
【次の発言】 最近の半年ぐらいの数字はつかんでいらっしゃいませんか。
【次の発言】 経済企画庁のほうはどうでしょう。
【次の発言】 私、これを至急に調べないと、最近非常に流動して……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1973/04/05、33期、民社党)

○和田(耕)委員 和田耕作です。参考人の皆さま方、御苦労さまでございます。  先ほど来の質疑を拝聴いたしておりまして、今回の木材価格の暴騰という問題についての全体的な絵のようなものが私の頭に浮かんでくるのですけれども、これが間違いかどうかを、ひとつ参考人の皆さま方からお答え賜わりたいと思います。  今回の木材の暴騰は、私は何といっても大商社が輸入、日本の木材の六〇%というものを持っておる、大きな力を持っておるわけでございまして、この方々が思惑というか投機というか――あるいは商社の方々は正当な商行為というふうにおっしゃるかもわかりませんけれども、そのような結果、十一月、十二月の木材の高騰が起こっ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1973/04/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 今朝来の各党代表者の質問を聞いておりまして、そしてそれに対する答弁を拝聴いたしておりまして、商社のトップの皆さま方は、社会的な責任という問題について若干誤解があるのではないかという感じを私持っているのです。皆さま方は資本主義社会の鬼のような存在で、いままでの日本の経済成長をささえてきました。そしてここまで日本の経済の発展をする先頭に立ってこられた。したがって、皆さま方御自身は、自分たちは悪いことをしていない、社会には迷惑をかけていないという気持ちを一様に持っておられることは、理解できます。しかし、そのことと社会的な責任という問題は別に考えていただかなければならないのではないか……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1973/04/16、33期、民社党)

○和田(耕)委員 初めにモチ米の問題から御質問をしていきたいと思います。  今回のこのモチ米の買占め売惜しみの問題について、私は政府に責任があると思うのは、二つの点にあると思います。  一つは、昭和四十四年に自主流通米の制度をつくってから四年にわたって、この自主流通米の問題をめぐって、その周辺にあるやみの取引等の問題を黙認してきたこと。当然あるだろうと思って、またこれはあってもしかたがないという態度で黙認してきたことが一つだと思います。  もう一つは、昨年の四月の一日に物統令を廃止したときに、私どもその問題を審議したわけですけれども、政府側の答弁としては、もし投機が行なわれれば、政府は十分な手……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1973/04/19、33期、民社党)

○和田(耕)委員 もう時間がありませんから、端的にひとつ御質問をしたいと思います。  家具の会長さんにお伺いしたいのですが、このいただいた資料の二枚目のところに、ベニヤ業界で全国八ブロックに分かれておるからいろいろな価格の話し合いがしやすいのだということを書いておりますけれども、この前に、ここに木材の輸入協会の会長さんをお招きしましていろいろ御質問をしたときに、各委員の質問に対して、私のほうは買占めとか、そして値段をつり上げたりということはないのだ、末端価格が上がってきたからしようがなしに上がったんだという主張をずっと繰り返しておられましたけれども、その後次第に、ベニヤ業界の実情、きょうお話し……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1973/04/21、33期、民社党)

○和田(耕)委員 法案の審議に入る前に若干お伺いしたいと思いますけれども、今回の買占め及び売惜しみ問題を通じましていろいろ問題が浮き彫りにされてきたわけですけれども、一つの重要な点は、大商社だけでなくて、流通過程にずっと入り込んでいる系列下の商社を使って総合的な働きとして、売惜しみあるいは買占めの悪い弊害が、ずっと国民生活に悪い影響を及ぼしてきたということではないかと思うのですね。  そこでお伺いしたいのですけれども、通産大臣、通産省で六大商社をお調べになった最後のところで、対策として、これは私、十一日の日もごく骨子を申し上げたのですけれども、「問屋、小売店を含む流通段階の実情把握等」という項……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1973/04/26、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、この委員会で六大商社の会長並びに社長の方をお招きしたときに、このようなことを申しました。今度の問題は、皆さん方にも当然責任があるけれども、半分以上は政府に責任があるんだということで、六大商社にいろいろと御質問申し上げました。その政府に責任があるんだということは、そのときは評しく申し上げなかったのですけれども、きょうはちょうど田中総理お見えになって、いい機会でございますから、ひとつお気持ちを聞かしていただきたいと思います。  先ほど問題になりました列島改造論の問題ですけれども、私は、田中総理みずからを個人的にどうのこうのということを申し上げておるわけじゃありません。また田……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1973/05/10、33期、民社党)

○和田(耕)委員 企画庁長官にお伺いしたいのですが、今年の春闘もいよいよ大きく峠を越しておるわけですが、いかにも大幅な賃上げという感じを持つのですけれども、その相場をつくったのは、大体大きなストライキを背景にして、私鉄の一万四千七百円ですか、あの賃金の決定が軸になって、一万三千円から一万六千円ぐらいのところで今度の春闘が終わりつつあるというふうに思うのですけれども、今度の春闘の賃上げというのは二〇%近いものになりはしないかという感じがするのですが、長官、この問題はもう一応見当をつけられておりますか。
【次の発言】 確かに一八%ないし一九%という賃上げになると思うのですけれども、この問題の見方と……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1973/05/31、33期、民社党)

○和田(耕)委員 企画庁長官にお伺いいたしますけれども、最近の日本の状況、特に物価の上昇というのは異常な雰囲気を持ってきたという判断をするのですけれども、長官、いままで政府は、いまの日本の経済はインフレというところまではいかない、その門口だというお話だったのですけれども、いまでもそのような御見解を持っておられますか。
【次の発言】 まあ、それでは、まさに持続的な物価の上昇というものが今後も見通される段階においては容易ならぬインフレの状況を示してきている、それに対して政府は相当思い切った施策をしなければならない、このような判断だと理解してよろしゅうございますか。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第22号(1973/08/30、33期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、最近の物価の全般的な模様は、ますます深刻というよりも新しい段階を迎えつつあるような感じがするわけですけれども、このごろ週刊誌、たとえばいま出ておる週刊朝日でも週刊文春でも、そういうふうな問題を取り上げてきておるわけであります。こういうところの取り上げ方は、かなり政府に対する、だめだだめだという言い方をいままでしておったのですけれども、最近のこの二つの週刊誌の出している問題は、これはほんとうに心配になってきた、ほんとうに心配になってきたのだからこういうこともしなければならないじゃないかというふうな、かなり建設的に見えるような発言もしているというような感じを受けるのです。 ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第24号(1973/09/20、33期、民社党)

○和田(耕)委員 中曽根大臣に御質問申し上げます。  今回の四国電力、関西電力、大阪瓦斯の料金値上げの申請について、いろいろと事務当局からも話を聞きました。各業界の方からも大体の話は聞きました。いろいろと申請の理由もあるだろうし、政府としても非常に厳重な審査をしたと思いますけれども、やはり基本原則は原価主義という考え方に基づいて検討なさったと聞いております。それは事実でしょうか。
【次の発言】 その法の許す範囲において修正をしたという点は、どのような点でございますか。
【次の発言】 主として経過措置ということだと思いますけれども、大臣、私はここらで料金問題の基礎的な問題を再検討してみる必要があ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第26号(1973/11/06、33期、民社党)

○和田(耕)委員 長官、どうもこのごろ田中総理の物価感覚というものが、あちらこちらで問題になっているように思うのですけれども、私も非常に問題だと思うのですね。  まず第一点は、最近の小売り物価にしましても、この四月から一〇%台に乗って、最近では一四%台まで七カ月ずっと上昇をしておる。卸売りにしましても、それよりもっと速いテンポで、ごく最近では七〇%、つまり七カ月上がりっぱなしだ。これは明らかにインフレという状況だと私は思うのですけれども、田中総理の考えの中には下村治君のような考え方を非常に好んで受け入れて、まだインフレじゃないんだというような感覚が一つあると思うんですね。これは私、非常に誤りだ……

第72回国会 社会労働委員会 第6号(1974/02/14、33期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、昨年の国会で年金の問題でたいへん御苦労なすって、不十分ながらも一つの目安、基礎になる案ができたと思うのです。私はあのときから思ったのですが、これは物価がえらいこと上がると物価スライドの問題はどういうふうに運用されるのだろうというふうに思っておったのですけれども、案の定というのは悪いのですが、上がるも上がるもこれはたいへんな上がり方で、卸売り物価は三四%というのですから驚くべきものですが、この調子だと今度の物価は二〇%をはるかにこしていくような状態にもなるかもわかりませんが、これはどのように処理なさいますか、このスライドの問題。

第72回国会 社会労働委員会 第17号(1974/04/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 厚生大臣に二点だけを御質問申し上げたいと思います。  第一点は、いまも問題になっております重度の心身障害児、これは特別手当というものがついているわけですけれども、これもいかにも少ないという感じがするんですが、私がここで問題にしたいのは、この軽度のたとえば精薄なら精薄という人に対しての手当がこの制度の中にはないわけですね。これはいかにもおかしいんじゃないかという感じがするんです。  私のよく親しくしている渋谷の人ですけれども、こういう人が三人くらいおるのですが、特殊学級へ通っているのですね。特殊学級へ通う朝の八時半から四時半ごろまで、おかあさんはずっとつきっきりで学校へ通ってお……

第72回国会 社会労働委員会 第18号(1974/04/12、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私どもは今回のゼネストに対しましては、いろいろ理由はありましても、一方的に国民に犠牲をしいるという結果を生むものでありますので、断じて容認することはできない、このような立場をとっております。これは党声明その他の形でいままで明らかにしてきたことでありますけれども、ここで大臣にお伺いしたいのは、違法のストである、確かにそうだと思う。これをあえて実行したということは、公判審の答申が出て、政府は誠意を持ってその対策を急がなければならなかったのに、その問題についてほとんど見るべき努力をしていない。これはストを容認してない同盟の諸君もそう見ているのです。この点について、今度閣議決定で政府……

第72回国会 社会労働委員会 第20号(1974/04/24、33期、民社党)

○和田(耕)委員 ずいぶん時間もたちまして、私一番最後の御質問を申し上げるわけですけれども、いろいろ問題点につきまして、先生方から率直なお話をいただきまして、たいへん勉強になりました。私自身知らなかったような問題、ずいぶん考えさせられるような問題がたくさんあるということに気がついた点も多うございまして、ほんとうにありがたいと思います。  そこで、簡単に御質問申し上げますけれども、大宮参考人から、この法案ができるいきさつ、つまり、失業保険制度の研究会での有沢先生を中心とした専門家の熱心な討議によって出てきたこと、そしてまた、中央職業安定審議会での御審議の状況、そしてこの法案の持っている問題点とい……

第72回国会 社会労働委員会 第22号(1974/05/07、33期、民社党)

○和田(耕)委員 雇用保険法についての問題点が、今朝来あるいはこの前の委員会以来、各委員からほとんど余すところなしに指摘されておると思います。それに対しての政府のほうの答弁も拝聴しておるわけでございますけれども、私きょうはいろんな方の意見、政府との応答を聞きながら、なおよくわからない点を三、四点御質問申し上げてみたいと思います。  この雇用保険法というのは、現行の失業保険法をかなり抜本的に変えていくというねらいがあるように思うのですけれども、そのような雇用保険法をつくり出してくる必要性として、失業保険法をつくった戦後の事態と現在とは著しく状態が違っておるんだ、そして失業多発の状態から、完全雇用……

第72回国会 社会労働委員会 第23号(1974/05/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は民社党を代表いたしまして、雇用保険法案並びにその修正案に対して賛成の討論をいたします。(拍手)  失業保険法については、戦後の失業者の生活を守るために相当の効果を持ってきたことを評価いたします。と同時に、年を経るに従ってさまざまの矛盾が出、問題点が出たことも多くの識者の指摘するところだと思います。  この法案は、そのような問題について改善をする点が多々あると思いますけれども、私どもが一番問題にしたのは、この改善によって、現在失業者の既得権になっておると思われる面について多くの損害を与える点が多々あるということでございました。それらの問題について、この修正案は一〇〇%とはい……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、民社党)

○和田(耕)委員 法務省の政府委員お見えになっておりますね。――法務省で、最近刑法改正の問題が重要な問題になっているわけですけれども、堕胎罪という問題を、刑法改正ではどういうふうな方向で取り上げておるのですか。
【次の発言】 その堕胎罪を残しておくという議論の根拠は、どういう根拠になっておるのでしょうか。その審議の経過をもしお答えできたらお答えいただきたい。
【次の発言】 堕胎罪をこの際廃止しようという意見もあったといま伺いましたが、廃止しようという意見はどのような根拠で述べられておるのですか。
【次の発言】 この堕胎罪の件数が非常に少ないということですけれども、最近の実情でもしわかりましたら……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1973/12/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、この六月でございましたか、前の経済企画庁長官の小坂さんに、企業の利潤を制限をしなさいということを中心にして質問をしたことがございます。そのときに初めて小坂さんの口から、国民生活安定法案のようなものを考えておるのだというお答えがありました。そういうこともありまして、この法案については非常に深い注意をもって見守っておる一人でございますけれども、いまいろいろ論評しておるものを拝見しておりますと、この法案は書かれておる条文よりも、運用のしかたいかんによって、どうにでもなるというような評価が行なわれておるわけです。  この点は、非常に重要な点だと私は考えておるのですけれども、まず……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1973/12/12、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、民社党の和田耕作でございます。  ゆうべの委員会でも申し上げたのですけれども、田中総理の事態、現状の認識はきわめて楽観的だ、驚くべき楽観的だという感じを私は持って、現状認識について政府はどう考えておるかということをまっ先に御質問申し上げたのですが、きょう長洲先生からその問題について、きびしい深刻な事態、ここの三月、半年が勝負だという御意見を承ったのですけれども、私も同じような感じを持つわけですけれども、参考人の先生方で、いやそれはちょっとひど過ぎる、もうちょっと余裕を見たほうがいいじゃないかというふうにお考えになる先生おられるでしょうか。おられたら、ちょっと御意見言って……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1973/12/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 時間もありませんから端的に御質問申し上げたいと思います。  中林さん、いまの点なんですけれども、まあ問題の性質上きめることは迅速にやる。しかし迅速にやればやるほどいろいろな問題もあるだろうから、それをチェックする機関を置け、それがまあ審議会あるいは委員会というような形の御示唆、私はこれは非常に重要な示唆だと思うわけですからお聞きしたいと思いますけれども、堀越さん、いまの中林さんの、標準価格をきめるきめ方ですね。まあ事前に迅速にきめる場合にどういうふうにするかということはあとにしまして、この手続というものをどうお考えになるでしょうか。

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1973/12/17、33期、民社党)

○和田(耕)委員 企画庁長官に最初に御質問申し上げます。  この第七条に特定標準価格の決定についての条文がありますけれども、これは私最初にお尋ねした件で、そのときは、もし緊急の事態が起これば標準価格の第一段階を経なくてもこれを実施できるという政府委員並びに長官の御返事をいただいた。昨日も、民社党の河村委員からも同様の質問をしたのに対して長官からも同じような御答弁があったわけですけれども、これは法律の専門家等に聞きましても、少しこの意味がまぎらわしい面があるという意見が非常に多いようですけれども、この点をまぎらわしくないように、緊急の事態が起こった場合は第一段階を飛び越して特定の標準価格を直接に……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1973/12/18、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、民社党を代表いたしまして、国民生活安定緊急措置法案並びに修正案に対して賛成の討論をいたします。  現在の日本の状態は、石油危機という思わざる事態によって点火された異常な価格の高揚、悪性インフレという状態になろうとしておる危険な状況だと思います。このような状態に対して、本法案は、政府に誤りない対策を行なわしめるための法案だと思います。しかしこの法案を私どもが審議してくる過程において重視しましたことは、自由なお互いの経済あるいは社会生活というものの自由奔放さということからかもされた面が多いという問題と、これに対処するためには統制、計画というかなり国民の生活権利を脅かすような……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1974/02/01、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは各省の実際にやっておられる方々がお見えになっているわけでございまして、私どもは、これ物価委員会で本格的な調査を始める前に幾つかの重要な法案ができたそれの実施が具体的にどうなっておるのかということを実際やっておられる方から聞いて、そしてこういうふうにやったけれども、こういう点がまずかった、今後はこういうふうにしようというふうな御経験をお聞きしたいと私自身は思っておるのですけれども、そういう点からきょうの報告を聞いておりますと、きわめて形式的だといいますかそういう御報告しか得られないということは非常に遺憾に思っておるわけでございます。皆さん方は最高責任者からいろいろと言わ……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1974/02/14、33期、民社党)

○和田(耕)委員 企画庁長官、石油パニック、物価狂乱という三カ月を経て、事態は新しい段階に入っておる感じがするのです。つまり新しい段階というのは、物はあったんだ、またあるんだ、またある物をどこかへ出せ、そういうふうな段階にきていると思うのですけれども、ここで非常に大事なことは、つまり諸悪の根源といわれるのは、物はあったんだという事実は政府が努力をすればわかるはずであったであろうに、その努力をしなかったという点にありはしないかと思うのです。つまり石油は、高度経済成長という状態からすればそれは減っておるようですけれども、去年に比べてはるかにふえておるという状態、この状態を見誤ったということが今度の……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1974/02/28、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは森下政務次官と竹内政務次官を中心にして、少し気楽にひとつ答えていただきたいと思うのですけれども、予算委員会の物価集中審議というのが一応終わりました。そして大商社、大企業の間違った行動について、相当明らかにされたわけでございますけれども、何だかこれでもって狂乱物価の問題点というものが終わったような感じを受けてもらっちゃ困ると私は思っているわけなんです。そこで、そういうふうな意味で御質問をしたいと思うんですけれども、今回この狂乱物価といわれる事態というのは、たとえてみますと大きいテーブルにごちそうをたくさんそろえた。このごちそうに対して、さあ皆さん、自由だからこれをより取……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1974/03/07、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私、きのうの予算委員会で外務大臣の大平さんに、この前長官にただしました例の国際価格の情報をキャッチすることについて、単に経済だけではなくて政治的な情報もからんで必要であることは石油問題でも明らかなんだから、重要な資源地帯については国際価格を早く正確に知るためのプロジェクトチームを確立しなさいという御質問を申し上げた。大平さんは、全面的に和田委員のあれには賛成です、できるだけそういうような体制をとるようにいたします、という御答弁がございました。  また、きょう予算委員会の分科会で中曽根通産大臣に同じような問題について具体的にいろいろと御質問申し上げました。中曽根さんは、確かにこ……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1974/03/15、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、行政指導の問題についてお伺いしたいのですが、先ほどからいろいろと公取のほうと通産大臣の御答弁を聞いておりますけれども、公取委員長の高橋さん、それからいまの事務局長さんの話もそうですが、価格は企業がきめるもの、法律できめられた以外のものについての行政指導は違法である。――違法であるとまで最近高橋さんは言い切っておると思うのですが、そういう立場と、いま中曽根通産大臣がおっしゃいましたように公権力として国民の福祉、公共の利益にという目標をにらんで必要があれば価格指導をするということは政府の責務である、つまりこういふうな立場を言明されたわけですけれども、この二つの考え方はやは……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1974/03/27、33期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほど来の質疑を通じまして、私のいろいろと疑問に思っておったことについていろいろ理解を深めることができました。ただ、私、あと二つだけ御質問申し上げたいと思うのです。  今度の石油パニックというのは、先ほど情報の問題を加藤先生からもお話がありましたが、やはり諸悪の根源は政府自身が十一月、十二月の段階で石油がどのように入ってくるのかということについてかいもく見当ができなかった、私、何といってもこの問題は一番の根本だと思うのです。この問題について政府の各関係のところにもいろんな質疑を通じて強く要請をしてきたのですけれども、この問題今後とも政府がこういうふうな失態をおかさないように努……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第21号(1974/04/03、33期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほど日銀総裁から総需要の抑制の効果が相当あがっておるというお話がございました。そしてまた全国銀行あるいは地銀、信用金庫のほうでは引き締めの効果はあがっておる、これも相当浸透して倒産等の問題が起こっておるという御指摘がございました。日銀総裁のほうは、かなり効果はあがっておるけれども今後のまだ予断を許さない状態があり、心理的な問題もあるので、引き締めは当分続けていくべきだというお話がありまして、市中銀行その他日銀等のほうからは、政府の要請には協力していくという前提を持ちながらも倒産があっていよいよ不況が進行しておるので、何とか緩和をしてもらいたいというニュアンスを持った発言があ……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第24号(1974/05/09、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは長官が病気でお休みのようでございますから、ひとつ気楽に答えていただきたいと思うのですけれども、お米の値段と国鉄運賃の値上げを半年間延ばしたわけです。去年のいまごろは国鉄運賃の旅客二三%、貨物二四%の値上げで国会がわいておる、たいへん大幅な値上げだということだったわけですけれども、十月の段階で国鉄の運賃のもっと大幅な値上げということが必要な事態になってくるのじゃないかと思うのですけれども、この問題いかがにお考えになっておられますか。
【次の発言】 それは責任のある答弁として聞いていいですか。たとえば国鉄の問題でもいろいろな材料、原料の諸費用の問題は別としても、電力料金が……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第25号(1974/05/16、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に電力の値上げ問題について御質問申し上げたいと思うのですが、長官、端的に申し上げまして、東京電力を一つの例にとりますと、東京電力というのはこの数年間最も堅実な経営をしておる。労使関係もりっぱだ。そして石油パニックの起る前までは、まだしばらく値上げなんかしなくてもだいじょうぶですということを言っておった会社ですね。この会社が半年足らずのうちにたいへん大幅な値上げ、六八%というのですから約七〇%近い値上げをせざるを得ないというのは、何といっても政府の責任だと思うのですが、政府はそういうふうな意味での責任は感じておられますか。

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/08/21、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に自動車の排気ガスの問題についてお伺いしたいのですけれども、昭和四十七年十月三日の中公審の答申、これは大臣、一つの努力目標というふうな意味として環境庁は受け取っておられるのか、あるいはこれが万一できないことがあっても、とにかく八〇%、九〇%はできるものだというふうに受け取っておるのか、つまりその問題をお聞きしないと、いまこの問題について、なかなか考えられない状況にきているという感じがするので、その問題から、ひとつお答えをいただきたい。  努力目標ということであれば、状況はかなり変化する要素が大きいというふうにも受け取られるし、しかし、そういうことがあっても、七〇%あるいは……

第73回国会 社会労働委員会 第3号(1974/09/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 八月の二十二日でございましたか、食品調査会の小林会長の名前で、AF2の使用禁止についての答申がございました。そして政府はそれを受けて、急遽九月一日からAF2の使用を禁止する、そして九月中一カ月でもってその製品を回収するという措置をとって、現在それが進行中であるということでございます。  私は他のこのような関連の薬品の措置について、そのつどどうかなという感じがいつも残っておったのですけれども、今回のこのAF2の問題は、政府としてこういうものを許可して、安全だから国民はそれを安心して食ってもいい、飲んでもいいという太鼓判を押すのは厚生省なわけですね。その厚生省として、今回のAF2……

第73回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1974/07/31、33期、民社党)

○和田(耕)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの橋口隆君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、平林剛君が委員長に御当選になりました。(拍手)  平林剛君に本席をお譲りいたします。

第73回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1974/08/28、33期、民社党)

○和田(耕)委員 通産大臣に御質問いたします。  私の質問の時間は十分なものですから、ひとつ簡明にお願いしたいと思います。  大臣、今回、九月の上旬になれば新しい灯油の標準価格をつくるようなことになるんじゃないかということを示唆されておるのですけれども、その理由はつまり、先ほどからの大臣の御説明によると、大体石油の需給は非常に緩和されてきておる、そしてもう再び石油が量的に非常になくなるというようなことは心配がないんだという一般状況のもとで、確かに値段の是正という問題はありますけれども、それを標準価格という形でやろうというその措置には、何か特別の理由があるのかどうか、あるいはほっておけばまた石油……

第73回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、民社党)

○和田(耕)委員 企画庁長官、ひとつ午前中の質疑のムードでお答えをいただきたいと思うのです。  いまの日本のインフレーションの問題は非常に重要な、危険な段階に来ているというふうに私は思うのですけれども、きょうの午前中、加藤君の質問に対して企画庁長官は、昭和五十年度は勝負の年、つまりいろいろな施策を実行して、そして物価の鎮静をはかる、そして五十一年には日本の経済は正常な発展のムードになって、年率七%の上昇が期待できる、こういう御発言だったと思うのですけれども、いままで政府は、この物価狂乱以後のいろいろな施策を振り返ってみますと、つまり今回のインフレーション、スタグフレーションといわれるところまで……

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、民社党)

○和田(耕)委員 雇用保険法の問題についてお伺いいたします。  この前の国会で、ほんとうに原因不明の理由でこの法案が流れたことを私どもたいへん遺憾に存じておる一人でございます。私は民社党を代表しまして、この雇用保険法については必要な修正を行なった上で賛成をいたしたわけでございます。またこの国会の代表質問の中で塚本書記長がわざわざこの問題を重要な問題として取り上げて、至急にこの問題の策定をはかるようにという質問をしたことも御承知のとおりでございます。私どもは、いままでの失業保険制度というものの中に、よさそうな題名のもとで著しく不公正な面があるということを感じておったわけでございまして、その一番中……

第74回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1974/12/09、33期、民社党)

○和田(耕)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの橋口隆君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、平林剛君が委員長に御当選になりました。(拍手)  平林剛君に本席をお譲りいたします。

第74回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1974/12/24、33期、民社党)

○和田(耕)委員 福田企画庁長官が出現をいたしまして、久しぶりで経済企画庁長官は重量級の大臣が就任されたということだと思いまして、三木内閣として物価問題に大きな力を入れているなということがわかるような気がいたします。また、長官がいまおっしゃいました基本的な姿勢についても、私は大体そういうことでいいのだろうという感じを持っておるわけですけれども、ひとつ大事な点で二、三ただしたいことがあるわけです。  いまの日本の物価、賃金等の問題は、アメリカやドイツなんかの直面している問題と少し性質が違いはしないかという感じがあり、この違いというものを正確につかまえるということが非常に大事な問題じゃないかという……

第75回国会 社会労働委員会 第5号(1975/02/27、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、千鳥ケ淵戦没者墓苑の取り扱い、特に国としてどのような関係を持つべきかというこの問題について御質問をいたしたいと思います。  私も、大東亜戦争には、緒戦ではフィリピンのパターン作戦に野戦分隊長として参加をいたしました。私の部下は十一人おったのですけれども、六名が戦傷病死をするというような状態もございました。終戦のときは満州に転属して、特殊な事情がありまして満州におったのですけれども、ソ連に捕虜の形で四年ほどおりました。ソビエトでもたくさんの戦友の方々が亡くなったわけでございまして、その何人かの人たちの墓穴を私ども自身で掘って、そして戦友たちの遺体が十分寝られるかどうかとい……

第75回国会 社会労働委員会 第16号(1975/05/22、33期、民社党)

○和田(耕)委員 三つほどお伺いをしたいと思います。  最初に、先ほどから委員から御質問がありました点なんですけれども、昭和十一年までは劇薬の扱いであって、その後解除されたということは事実であるかどうか。これは甲野先生と、この問題を提起された杉山さんからお答えいただきます。
【次の発言】 厚生省の局長さんにお伺いしますが、厚生省としてはその事実は確認しておりませんか。
【次の発言】 それを確認しておるとすれば、やはり他の新薬の扱いと違って、キノホルムの扱いについて厚生省としてもこの取り扱いの面から見て欠陥といいますか、いわゆる責任があるというふうに私も思うのですけれども、その点いかがでしょうか……

第75回国会 社会労働委員会 第21号(1975/06/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 現在景気は非常に悪い。そして各職場から真っ先に婦人労働者が整理の対象になるという状況があるわけですけれども、国際婦人年のときに政府が一番考えなければならぬ問題は、いままで長く続いた高度経済成長のもとで婦人の職場への参加というのが非常に積極的に急速に、また大量に行われてきたわけですね。これがマイナス成長、あるいは今後低成長等の状況を見て、この状態はなかなか維持できないだけでなくて、いままで職場に参加してきた普通の雇用婦人労働者、特に数もはっきりしないパートタイマーの形で主婦が職場に参加した、また企業の方もそういう主婦のパートタイムの形で参加するのを積極的に利用してきた、こういう……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1974/12/27、33期、民社党)

○和田(耕)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの橋口隆君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、横山利秋君が委員長に御当選になりました。(拍手)  横山利秋君に本席をお譲りいたします。

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1975/02/20、33期、民社党)

○和田(耕)委員 副総理に御質問いたしたいのですけれども、きのうちょっと質問する時間がなくなった問題につきまして、二月十八日に総理府から、日本の当面している失業の問題について、十二月末には八十三万人、それから一月には百六万人、二月には百十六万人、三月には百二十七万人、つまり百三十万近い完全失業者が出るだろうという推計を発表しておるわけでございます。これは長年の経験に基づいた科学的な推計だと思うのですけれども、その次の日に、労働省は、この数字を批判するようないろいろな言葉も出ているようですけれど七、つまり、一月の失業保険をもらっておる人は九十万五千人、これは三月には百万人に達するだろうという報道……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1975/05/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 マルチ商法というものの定義がはっきりしないという問題が出てきているわけですけれども、エー・ピー・オー・ジャパンとホリディマジックさんの方は、マルチ商法をやっている、しかしいろいろ問題にされる点については今後改善をしていきたいというお話だと思うのですね。ところが、ジェッカーチェーンの山口さんは、自分のところはマルチ商法じゃないのだ、フランチャイズの方法でやっているのだということなんですけれども、ひとつ参考にお伺いしたいのですが、竹内さん、このジェッカーさんの方、これをマルチ商法とみなしていいかどうか、そういう点について。

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1975/05/20、33期、民社党)

○和田(耕)委員 いま金子さんのおっしゃったことは、非常に大事なことだと私、思うのですね。先ほど川口さんもお話しになりましたけれども、この回収資源が資源として、まあ絶対という言葉を使っていいかどうか、必要だということになりますと、やはりそれならそれなりの腹構えをしなければならない。しかし、それにはかなり金がかかる、コストに反映をしてくるということですけれども、そのコストをメーカーだけが持つということは余り適当じゃないと思う。やはり当然国がそれを持っていかなければならない。しかし、国が持つにしても、結局税金その他の財政資金の問題ですから、いろいろと長期的にはコストにはね返ってくるということにもな……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1975/05/29、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きのう中堅の経営者の社長さんと話をしておりましたところが、いまの日本の経営者は非常に苦しい状態にあるということを綿々と話しておりました。特にその人が強調しているのは、消費者の落ち込みという問題が予想以上に長く続いていくのじゃないかということを主張しておりましたけれども、福田さん、今後の消費の見通しを政府はどのようにお立てになっておられるのか。
【次の発言】 それと関連しまして、今度の春闘で、まだまだはっきりはしておりませんけれども、大体一三%前後の平均になりそうだという見方があるのです。この二二%前後の賃上げという問題は、これは率直に言って日本の非常に危機的な経済状態の中での……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1975/06/03、33期、民社党)

○和田(耕)委員 一点だけ御質問したいのですが、私立学校の経営が非常に苦しいということは非常によくわかりました。そしてまた、田村さんの御発言で、逆に家計収入が非常に減っていくということで、教育費の負担が恐るべき状態になってきつつあるということも非常によくわかったわけですけれども、この状態は一年、二年の問題ではなくて、今後少なくとも数年、あるいはそれ以上にわたって、家計収入は減っていく、そして教育費はふえていくという状態が続いてくると思うのです。こうなりますと、結局解決策とすれば、国の補助を高めてほしい、公立をつくってほしいということになるわけです。またそういうような主張を私ども今後したいと思い……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1975/06/26、33期、民社党)

○和田(耕)委員 福田副総理、この六月十六日に、第三次の不況対策を発表されておるわけですが、これは後からもまた御質問しますけれども、物価の問題は、一応、福田副総理が公約したような線で一四%の消費者物価、それで春闘も一三、四%のアップということで推移をしてきていると思うのですけれども、しかし、経済の問題から見れば、必ずしも福田副総理が期待しているような状態にならないのではないか、もっと深刻な心配があるのじゃないかというふうな感じがするのです。  各業界が、この間も土光さんもいろいろ強い御要望をなさっておったのですけれども、いまのこの不況の中で、設備が過剰になる、これが次第にコストに影響してくる等……

第75回国会 予算委員会 第16号(1975/02/19、33期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうの質問の一番の骨子は、政府は、静かな控え目な成長に入っていきたい、昭和五十年はそのための一つの経過的な年になるという御認識を出しているわけでございますけれども、政府のいろいろな決定になっている御方針あるいは予算委員会の答弁などを聞きましても、どのような準備、基本的な条件を整えれば、緩やかな安定成長の新しい時代に移行することができるかという問題について、確たる姿勢がないような感じがして仕方がないわけであります。したがって、昭和五十年の実質の経済成長四.三%という数字も、何だか、そうあってほしいという願望というふうな感じしか受け取れない、そういう感じがするわけでございます。……

第76回国会 社会労働委員会 第5号(1975/12/05、33期、民社党)

○和田(耕)委員 この八日間の、大変国民に迷惑をかけたストライキも終わったわけでございますが、その間、私ども民社党は、三木さんが、いろいろと新聞で報道をされておるわけで、何か筋の通らぬ形で妥協するんじゃないかという心配を持ち続けておりました。しかしながら、十二月一日の政府声明によりまして、ストの圧力には屈しない、そして法をしっかり守るということを前提にしなければならない、こういう御主張をなさったことで、実は私どもはある一面でほっとしたのです。政府のこのスト権等についての見解は、私どもとはっきり違います。違いますけれども、法律を守るという点は、この問題のみならず、政治の根本であるという点では私ど……

第76回国会 社会労働委員会 第7号(1975/12/16、33期、民社党)

○和田(耕)委員 関連して。いま枝村委員が最後に申された点につきまして、私も重ねて労働大臣に注意を喚起しておきたいと思うのですけれども、同盟の方も非常に強い要望がございまして、四党案に具体化されておる重要な問題について、ひとつ何とか政府としても具体的な審議の日程にのせる意味で、たとえば職業安定審議会とか、そういうところで具体的に審議をしてもらうような段取りをぜひともとっていただきたい、このことをひとつお願いしたいと思います。

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1975/11/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 ちょうど二年前のあの石油パニックのときのこのような会合の議論等を思い浮かべまして、非常に状態が変わっておるという感じを持っております。このごろでは、ガラス張りとまではいかないんですけれども、やはり石油をめぐっての各担当業界等の役割りというものが大分はっきりしてまいっておりますので、二年前のような疑い深い、あいつ、よけいもうけているんじゃないかというふうな感じの議論が非常に少なくなっていることは非常にいいことだと考えております。それだけに、通産省の行政指導というものは非常に重要な役割りを演じてくるわけでございまして、また、いま審議されております石油審議会の構成等についても新しい……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1975/11/12、33期、民社党)

○和田(耕)委員 日銀総裁がいらしたから、結構です。
【次の発言】 日銀総裁にちょっとお尋ねしたいと思いますけれども、先ほど来、民間投資が低調である、そしてまた若干銀行の資金がだぶつきぎみであるというお話でございましたけれども、せんだって私、友達のことである信用金庫に借金に行ったのですが、銀行筋の土地に対しての担保力といいますか、評価が非常に厳しいという感じを持ったのです。御案内のように、この十数年の高度成長という状態で、政府の発表によると、昭和十一年に比べて地価は八千倍、所得は大体三千倍、物価は千倍前後という数字があったのですけれども、この地価の異常な高騰というものがまた異常な担保力になって……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1975/11/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 副総理は、この四時半には総理との打ち合わせのために退席をされるそうでございまして、本当にごく短い時間しかないのでございますけれども、平素、私、考えておる二つの問題について副総理の御所信をお聞きいたしたいと思います。  第一は、一昨日でございましたか、日本の経済学者としては最高の一人と思われる人、これは政府のいろんな仕事にも指導的な役割りを演じておる人なんですけれども、その人と会って、いかがでしょう、いまのこの景気回復、第一次、第二次、第三次、第四次とやっておりますけれども、いかにも景気回復が遅々とした感じがする、先生は、端的に言って、どこに一番問題があると思いますかということ……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1975/12/09、33期、民社党)

○和田(耕)委員 もう時間もないようでございまして、また同僚委員からいろいろの質問がありましたので、私も御質問申し上げたい点については、大体理解することができました。  その一つは、皆さんから感想を聞きたいのですけれども、公共事業の経営者、これは国鉄でも同じことなんですが、運賃を上げると今度は労働賃金ということで、運賃の値上げと労働賃金との問題がいつでも関連するような状態がここ二、三年あると思うのですね。労使は非常に厳しく対決をして、今度の八日間の国鉄ストでもそうですか、対決はしておりますけれども、全体からながめると、何か労働賃金と運賃との関連等から見て、まあ、アベックだというふうに見られる面……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1975/12/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 副総理としての御答弁を期待しておるわけでございますけれども、昨年の暮れから今年にかけてのかなり厳しい、つまり物価抑制政策の柱になられた副総理の経済指導、これはいろいろな点から抵抗が、現にあると思いますし、政党の方からも財界の方からもあったと思います。この経済指導については一つのりっぱな見識だという感じを私は持っているのですけれども、きょう私、新聞を見てあらっと思ったのは、日本経済新聞のトップに、来年の三月期の収支予想が載っておるのです。ごく一部鉄鋼とかその他の不況の、つまり赤字の業態は別としても、大部分の業態が、黒字とまではいかないけれども、この九月に比べてかなり大きな収益を……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、民社党)

○和田(耕)委員 もう同僚委員の質疑によりまして、重要な問題点はほとんど質問をされて、答弁も行われておると思います。また早くやれという声も大分出ておりますので、簡潔に御質問申し上げたいと思います。  職業病の範囲という問題を、もうこれは大分古い規定になっておると思いますから、やはり再検討してみるということが必要な時期に来ていると思うのですけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 たとえば過度に精神を集中するとか、また非常な単純作業とか等のことで精神的ないろいろな障害も起こっておる、ノイローゼとかいろいろな原因があるでしょうけれども、こういうふうな場合に、労災というものがどういうふうに現在適用……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 この法律は、いろいろ読んでみますけれども、ちょっと意図するところと施行されたときの結果とが、何か意図する目的が達成できないようなことができるのじゃないかという感じがするのですけれども、中小の建設業を経営している人たちはこの法律にどういう感じを持っておりますか。
【次の発言】 率直に言って、歓迎しているのですか、あるいはそうでもないか、あるいは反対しているか、その三つのうち、どちらですか。
【次の発言】 中小企業の、特に建設業の現場というのは、昔から非常にわからない、迷路のような、労働者の人権が無視されておるというイメージはずっと広くあるわけですね。だから、この問題に対して光を……

第77回国会 社会労働委員会 第10号(1976/05/17、33期、民社党)

○和田(耕)委員 今回の健康保険法の一部の改正法案につきましては、特に入院時の一部負担、初診時の一部負担の増額、これは大変な問題点だと私どもは思っておりました。そうしてまた、この前の国会で決めました弾力条項の適用千分の二の問題とか、高額医療の負担の増というような問題についてもなかなか問題点だと考えておりました。これらの問題について少し厳しく質問をしなければならないと思っておりましたが、どうやら政府の方もその問題であるということを御認識なされたようでございますし、相当良心的な修正等もお考えになっていただけるようにも思いますので、これらの問題についての質疑は一応ここでは省かせていただいて、いままで……

第77回国会 社会労働委員会 第11号(1976/05/18、33期、民社党)

○和田(耕)委員 まず大臣にお伺いをしたいのです。  産業廃棄物の中の特に有害な産業廃棄物が出ておるという場合に――少しやかましいですから、静かに願います。
【次の発言】 産業廃棄物が出た、しかも有害な場合に、それを出した企業の責任とその地方の公共団体の責任と国のやるべきことというこの三つの問題についてどのようにお考えになっておるのか、まずお伺いしたい。
【次の発言】 これからの私の質問の一つの中心は、いままでの産業廃棄物だけではありません、いろいろな公害といわれるものに対しての対策として、それを出した企業主の責任だということに余りとらわれて打つべき施策がおくれたり、不十分だったりするようなこ……

第77回国会 社会労働委員会 第13号(1976/05/20、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、今度のこの法律で雇用を義務づけるというのを強化するという重要な項目があるわけですけれども、これによりまして、法律をつくる場合の予想としてどれくらいの雇用者がふえるかという予想についてお伺いいたします。
【次の発言】 特に、いままで事業所別ということで義務を課しておる、努力義務を課した、これを今度は企業全体の数に対する比率として適用するとなりますと、義務づける雇用者の数がかなりふえると思うのですけれども、その数の見通しは立っていませんか。
【次の発言】 いま八木さんの質問を聞いておりまして、非常に大事な問題だと思うんですね。やはりこの実態調査というのがまだ非常に不十分な……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1976/05/06、33期、民社党)

○和田(耕)委員 一時から本会議のようでございますので、お食事の時間もありますから、早目に終わりたいと思っております。  まず第一にお伺いしたいのですけれども、いわゆる春闘の賃上げの問題なんです。昨年は物価が一四・二でしたかのアップに対して賃上げが一三・一ですか、今年は物価が八・八という三月期のあれに対して、まだはっきりしないようですけれども、大企業はその程度としても、全国平均になれば七%以下になるという見通しもあるわけなんです。つまり、このような賃上げの実情というのは非常に意外な結果なんですね。これは労働組合も相当の力を持っておる。そして相当の賃上げがなければ景気の回復もむずかしい。つまり個……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1976/05/11、33期、民社党)

○和田(耕)委員 公共料金の問題は、特にこれからのこういう審議については、かなり科学的な実際のデータに基づいた判断をしていくという空気をつくっていかなければならぬと思うのですね。これまで公共料金は国民生活に非常に関係が深いわけですから、いろいろな思惑でもって議論をしたというケースが多かったと思うし、それはそれで意味があったと思うのですけれども、この段階になりますと、全般として他の物価に比べて公共料金は低目に抑えられておったということは事実だと私も思います。したがって、この公共料金の問題は今後いろいろな、消費者は消費者として当然の要求、理由をもって反対をされる、経営者は経営者でもって、これまたと……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1976/05/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 電気料金の問題は通産省の行政の決定によってできるという制度になっているわけですね。私鉄の運賃の問題もそのような形で決定ができるということなんです。しかし、国鉄料金の問題の場合は国会の議決が必要だということがあるわけですね。  国会の議決があるという場合に、たとえば今度の労働賃金の問題について仲裁裁定が出た場合には、とにかく国鉄運賃の引き上げ等の条件がなければという条件を政府はおつけになったことがあるのですけれども、これは非常にいまの問題と関係があると思うのですね。つまり、政府は電力料金あるいは私鉄運賃と同じように、国鉄の方も運輸省の行政決定で上げることができるようにするという……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1976/07/13、33期、民社党)

○和田(耕)委員 いま日本の経済も政治もなかなか大変な状態になろうとしておるわけでございますけれども、いまはもう七月の中旬でございますから、待ったなしの十二月九日までということになると、もう四カ月ぐらいしかないわけです。この四カ月の間に、ロッキード問題を徹底的に究明するということと、三つの重要な法案を通すということと、総選挙をやるということがあるわけですね。しかもこの問題は、関連しておることであればいいのですけれども、かなり矛盾している要素を持っておるのじゃないかという感じが私はするのです。  たとえばいま日本の経済は、副総理も大変努力をされて、二年越しの不景気から景気回復の局面をずっと移行し……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1976/08/10、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、きょうの参考人のうち会社以外の参考人の方とそしていま各党委員の質問は、査定が正しく行われておるかどうかということについての疑問なり質疑がほとんど全部だったと思いますね。この問題は電気事業法という法律があり、料金の問題については担当省の認可が必要だということになっておりますので、これは会社の方から電力料金の値上げを申請して査定が始まるというよりは、常時接触という状態だと思いますから、役所と会社の方は料金の問題についてはほとんど年がら年じゅうそういうふうなものを検討しておるというふうに理解できるのじゃないかという感じがするのですね。  そういうような状態のもとで申請がなさ……

第77回国会 予算委員会 第11号(1976/02/12、33期、民社党)

○和田(耕)委員 先ほど櫻田参考人の御答弁にありましたことですけれども、またそれはそのとおりだと思いますが、いまの企業の金利負担と人件費負担というものが企業の経営を非常に苦しくしているというお話がございました。そこで人件費負担ということになると、アメリカ等であればレイオフが行われて一応合理的に解決されるけれども、日本の場合は終身雇用制というものがあるので、なかなかそうはいかないのだという問題がある。そうしてまた金利負担ということになると、自己資本が二〇%を割って一五%前後だという状態から見れば、なかなかこれも解決するわけにはいかない。もしこれを解決しようとすれば、少なくとも一〇%近い成長を維持……

第77回国会 予算委員会 第21号(1976/03/02、33期、民社党)

○和田(耕)委員 総務長官にお願いしたのですけれども、結構でございますから、どうぞひとつお引き取りいただきたいと思います。  ロッキード問題も非常に重要なことでございまして、私どもも一生懸命にやろうと思っておりますが、これと並んで、以下私が申し上げる問題についても副総理以下大蔵大臣もよくひとつ御検討をいただきたいと思っております。  それは、わが国の科学技術の研究の問題について、国立の研究所の果たす役割りが非常に大きいと思うのですけれども、果たして国立の各般の研究機関が国民の期待にこたえておるかどうか、こういう問題について、きょうは総論的なお伺いをしたいと思っております。  まず第一にお伺いし……

第78回国会 社会労働委員会 第3号(1976/10/19、33期、民社党)

○和田(耕)委員 小宮さんの時間をいただきまして、一言だけ労働大臣と厚生省関係の皆さん方に御要望しておきたいと思います。  社会保険の診療報酬支払基金、この機関には、御案内のように大きな大きな組合と小さな小さな組合があるわけでございまして、先ほど石母田委員から、小さな小さな組合を代表して大きな組合を告発する一つの質問があったわけでございます。これは特に今村さんのいままでの経過の中でいろいろ確認をしたり何かしておる文書もありますけれども、これは非常に重要な問題を含んでおると思うのです。労働組合というのは、政府でもなければ会社の当局でもないのです。自由な組合です。脱退もできれば加入もできる。その組……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 社会労働委員会 第2号(1977/03/01、34期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは最初の社会労働委員会でございますので、労働大臣の御所信と申しますか、今後の基本的な幾つかの考えについてお聞きしたいと思います。  昨年のいろいろな経済の経過を拝見しておりますと、福田さんはいまは総理で事実上政策の中心におられるわけですが、昨年は副総理として経済企画庁長官を兼ねるという形で、私も何回も福田さんに御質問申し上げたりしたこともあるんですけれども、四月ごろから五月ごろの福田さんの答弁は非常に確信を持って、秋、つまり去年の暮れには日本の経済は花が開いていく、稼働率にしても九〇%を超していくという、本当に確信を持った答弁をなさっておられたのでございますけれども、八……

第80回国会 社会労働委員会 第5号(1977/03/16、34期、民社党)

○和田(耕)委員 厚生大臣、昨日、十五日に、厚生省もいよいよスモンの裁判について和解のテーブルに着くという趣旨の態度を明らかにしたわけですけれども、これはどういう意味なんでしょう。国の責任と言われておる問題を一応検討して、検討済みになって態度を決めたという意味があるかないか、この点からひとつお答えいただきたい。
【次の発言】 それでは、この和解の問題について国はあっせんをするという、自分は大してお金を出すとか負担をしないであっせんをするという、軽い気持ちの和解のテーブルに着くという意味と理解していいのですか。
【次の発言】 これは、患者の救済をするためには和解をするより方法はないという東京地裁……

第80回国会 社会労働委員会 第9号(1977/04/13、34期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、せんだって社会党、公明党、共産党の三党が共同提案で雇用保険等臨時特例法案というのを議員立法で提出したのでございますけれども、この問題を審議するときにも、私どもも真剣にこの問題の審議に当たったのです。ということは、いま北海道、東北を中心として、昨年の異常な低温等の原因も加わりまして、異常な失業状態あるいは生活不安定な状態があるということでございまして、この問題をカバーするために何とかしなければならないということで、私どももいろいろ真剣に検討したのですけれども、私どもが結局この三党の共同提案に乗らなかった一つの有力な理由は、深刻な失業状態を解決するためには、何とかしなけれ……

第80回国会 社会労働委員会 第13号(1977/04/20、34期、民社党)

○和田(耕)委員 最近、年金問題について国民がかなり異常な関心を持っていることは事実だと思います。これは、やはり低成長の中での雇用不安という問題が出てくる、さて勤労者の将来はどうなるのかということを改めて考えて、高度成長のときには考えもしなかった状態が出てきておるという背景があると思います。  そういうことで、先ほど問題になりました、中山さんが会長をやっておられる社会経済国民会議、あの提案も、長年の懸案で関係者が十分審議した結論のようなものを出しているのです。焦点の一つは、ナショナルミニマム、つまり基礎年金というところ、最後にいわゆる財形的な年金というアイデア、この二つがあの社会経済国民会議の……

第80回国会 社会労働委員会 第15号(1977/04/26、34期、民社党)

○和田(耕)委員 労働安全衛生法及びじん肺法の一部改正というわけでございますけれども、この一部改正の第一条に、化学物質を取り扱うということがはっきり出ているんですけれども、化学物質以外のものについては、どういうふうなお考えを持っておられますか。
【次の発言】 有機物質、化学物質以外のもの、ちりによる、あるいはその他の障害、騒音でもいいのですが、障害があった場合には、それが明らかになってくると、この法律で適用できますか。
【次の発言】 繊維の労働者でいまの綿と同じような症状を起こしてくることを、このごろ非常に問題にしているのですけれども、いまお答えがあったのですけれども、これがはっきり実情が把握……

第80回国会 社会労働委員会 第19号(1977/05/17、34期、民社党)

○和田(耕)委員 今年の春闘も、もうごく一部の企業を除いて大体終わっておると思うのですけれども、今度の春闘のいわゆるベースアップの率の問題は、いま労働省としてどのようにおまとめになっておられるのか。また、まだまとまっていなければ、いろいろな傾向についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 中小企業関係のはどういうふうにお調べになりますか。それは組合の方のレベルからの発表として、もっとたくさんの中小企業サイトの傾向――傾向で結構です。
【次の発言】 理解できますけれども、大体このままでの傾向、これはまあほとんど大企業、しかも非常に強い組合をバックにしておるところだと思うのですけれども、これで……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/03/02、34期、民社党)

○和田(耕)委員 私はきょうは三つの問題を御質問いたしたいと思っております。  第一は、いまの経済状態、非常に矛盾だらけで、しかも長期に不況が続いていく、物価は非常に上がり基調が続くというような状態下で、日本の経済をうまく運営する場合の政、労、使の関係をどのように考えたらいいだろうかという問題が第一点でございます。第二点は、日本の医療制度にしましても、りっぱなお医者さんをつくることが一番中心であるのに、さまざまの問題、特に医科系大学の裏口入学という問題がこの十年ますます出てくる。こういう問題についての政府の御見解をお聞きするのが第二点。そして第三点は、高度経済成長下で日本の社会保障制度、福祉政……

第81回国会 社会労働委員会 第1号(1977/08/01、34期、民社党)

○和田(耕)委員 もうほかの委員の方から大事な問題はいろいろ御質問をされたようだし、そしてまた御答弁もあったようでございますから、私から重ねてそのようなことについて御質問することは避けたいと思いますけれども、御答弁になったことはひとつ効果のあるような形で実行していただきたいということをまとめてお願いを申したいと思います。  二、三補足的な質問をしたいのですけれども、十二人の亡くなった人の出身別がわかっておればお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 東北の人はいないのですか。
【次の発言】 この柳井建設全体で四十九名ですか働いているようですけれども、この人々は日本国籍の人だけですか、ある……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/27、34期、民社党)

○和田(耕)委員 今朝来、大原委員、いまの大橋君まで、いろいろな問題を取り上げられておるのですけれども、老人の保険医療という問題については各委員とも非常に強調しておられる。私も、この問題を一つのポイントに質問したいと思っておったんですけれども、私の判断によりますと、いまの日本の医療制度にはいろいろ重要な問題点がある。その中で医療の供給体制という面から見れば、やはりお医者さんのあり方という問題が最大の問題だと私は思うのです。と同時に、医療を受ける側から見れば、一番大きな問題はお年寄りの医療の問題、こういうように思うのですね。そして共通の問題として薬の問題がある。つまり、この三つの問題に焦点を当て……

第82回国会 社会労働委員会 第3号(1977/11/01、34期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、民社党を代表いたしまして、健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案並びにこれに対する自由民主党の修正案に対しまして反対の討論をいたします。  医療費がだんだんと高くなっていく、この問題を私どもは目をつぶるわけではありません。私どもは、特に政府に対して要望する点は、今後の国民に対する高い医療を供給するために高負担が必要であるということであれば、十分に負担をする準備を持っております。問題なのは、そのような医療制度の現在のゆがみに対して真剣に取り組む姿勢が、政府に、どうしても出てこないということでございます。医療制度をめぐる有力な圧力団体がいろいろありますけれども、多分……

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/22、34期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、当面の失業の現状というのですか、あるいは今後の大臣としての対処の基本姿勢というもの、こういう問題を御質問したいのですが、今年になりまして一月から十月いっぱいで、例の一千万円以上の負債を残して倒産する件数が一万五千二百件に達したということですね。つまり一カ月平均千五百以上というのがずうっと続いてきている。その前からもそうですか、今後も続いていくという非常に暗い情勢が続いておるわけですね。日本の完全失業者という意味は、いろいろととられておりますけれども、これにしても理解できないほど相当高水準で推移している。その他いろんな指標から見て雇用状況については非常に暗い状態からなか……

第84回国会 社会労働委員会 第3号(1978/02/28、34期、民社党)

○和田(耕)委員 いまILO関係の質疑があったんですけれども、この問題について一言お伺いしたいのですが、昨年の七月でしたか九月でしたか、看護職員についてのILOの条約が決まって、そして勧告文が出されたということを聞いておるのですけれども、この問題で日本の政府は棄権をしたということですけれども、理由はどういうふうなところにあったのか。これをお聞かせいただきたい。
【次の発言】 非常に事務的な理由でということだと思うのですけれども、ただ、あの条約並びに勧告の中には、看護職員の給与そして地位の向上という問題を強調していると同時に、週休二日制の問題が強く取り上げられておるようですけれども、こういう問題……

第84回国会 社会労働委員会 第4号(1978/03/02、34期、民社党)

○和田(耕)委員 厚生大臣にお伺いいたします。  昨日、金沢地裁がスモンについての判決を示したわけでございますけれども、前に東京地裁が示した判断と、方向においてはかなり似通った判断を裁判所が二回にわたって示したということになると思います。その一番大事な点は、国と製薬会社あるいはそれを販売した人たちの責任を厳しく追及した点にあると思うのですけれども、この問題について、まだ国の方は、はっきりした法律的な責任はない、道義的な責任はあるというような答弁をしておられると思いますけれども、これはいかがでしょう厚生大臣、このような判断は間違っておるというよりも、いろいろ問題があるというふうに、まだお考えにな……

第84回国会 社会労働委員会 第5号(1978/03/17、34期、民社党)

○和田(耕)委員 いま同僚の委員から満州の開拓民の問題と青年義勇隊の問題についての御質問がございました。ちょうど私も、そのころ満州の新京におりました。今度の敗戦で日本の民族にとってさまざまな悲惨な状態があったのですけれども、あの敗戦のときの満州の開拓団あるいは青年義勇隊その他の人たちの置かれた状態というのは、私は世界の歴史にも残るほど大きな規模の、しかも深刻な内容を持ったものだと思うのですね。ちょうど私も新京で難民の救済の片手間の仕事をしたこともありましたけれども、特に開拓団を中心に地方から新京へ、ハルビンへ、奉天へ、あるいは撫順へと流れてくる人たちの難民救済所というのは全く目を覆うような状態……

第84回国会 社会労働委員会 第8号(1978/03/28、34期、民社党)

○和田(耕)委員 財産形成の法律につきましては、私どもも最初から、これの重要性を認めまして積極的に賛成する態度をとってきたのでございますけれども、この五年以上の実施の期間を見て、七百五十万というたくさんの労働者がこの制度に加入しておるこの問題を、政府としてどのようにごらんになっておるのか。それからお伺いいたします。
【次の発言】 外国から見れば日本人の異常な貯蓄性向ということは、一般の貯蓄にも見られることでありまして、その背景は、やはり将来の安定についての不安があるということが一番大きな理由だ、こう言われておるのですけれども、財形の問題も、やはり有利な貯蓄という意味から見て、勤労者の相当たくさ……

第84回国会 社会労働委員会 第10号(1978/04/06、34期、民社党)

○和田(耕)委員 私ども民社党は、この法案につきましては、非常に不十分な点もありますけれども、一歩前進という意味で賛成をしていきたいと思っております。そしてまた、問題点の重要な点につきましては、今朝来、村山委員あるいは大橋委員、同僚委員からの質疑がありましたので、余りくどくどと重ねて御質問をすることは避けたいと思います。それでも、なお念を押しておかなければならない問題が幾つかありますので、そういう問題を含めて質疑をいたしたいと思います。  まず大臣、昨年の暮れ、十二月の下旬に社会保障制度審議会とか、あなたの諮問機関である基本問題懇談会等から幾つかの年金の将来のあり方あるいは問題点についての重要……

第84回国会 社会労働委員会 第14号(1978/04/18、34期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、公共企業体の今度の有額回答の問題からお伺いしたいのです。  昨日、政府はいろいろの公共企業体に対して有額回答を出したのですが、私どもが予想したよりもはるかに低い感じ、つまり三%台というのは、これは根拠はどういうふうなところを目安にしてお決めになったのでしょうか。
【次の発言】 そのお立場はよくわかるのですけれども、労働行政全体をあずかる立場から見て、そうしていまの賃金の水準というもの、ベースアップの水準というものが日本の経済に大きな影響を及ぼしていくという問題もあるし、そうしてまた、民間の大体の平均、どういうふうに平均をとるか、いろいろむずかしい問題ですけれども、大体……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/04/25、34期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、この法案、労働委員会を増員して拡充するということについては賛成でありますので、質問を差し控えようと思っておりましたけれども、現在の公労協のストの事態に対しまして民社党の考え方を申し上げて、そして労働大臣のお答えをいただきたいと思いまして、五分間の時間をいただきまして御質問申し上げます。  昨夜、民社党は東京、札幌、仙台、大阪、福岡、金沢と、全国各地で公労協の違法ストに対する強い抗議の集会を持ったのでございます。  第一点は、違法のストを一月も前から公然と公表して、そして現に実行に移っているわけですけれども、こういう事態を政府は、現在の成田事件等に見られる重大な違法の事犯……

第84回国会 社会労働委員会 第22号(1978/06/22、34期、民社党)

○和田(耕)委員 私の時間は二十五分でございまして、簡潔にお答えをいただきたいと思います。  労働大臣、この問題は四十八年でしたか、最初の公制審の答伸、あれはスト権そのものを問題にして、そしてストを全部やらすべきだ、それはいけない、あるいは条件つきに付与すべきだという、そういうふうな形で、後の専門懇、そして今回のあれに申し送ってきたということになるわけですね。この前の五十年の例のスト権ストの真っ最中に、専門懇が経営問題を中心に、経営問題の検討から、このスト権の問題を考えようというふうに問題を提起して、それを受けて今度の基本問題会議の答申になったということなんですね。ところが今度の問題の場合は、……

第84回国会 大蔵委員会 第30号(1978/06/14、34期、民社党)

○和田(耕)委員 きょうは、在留韓国人に対しての政府系の金融機関、公的な金融機関の貸し付け等についての問題についての御質問申し上げたいと思います。  大臣、きょうはもう参議院では大陸棚の関連法案がいよいよ通過するという段階でございまして、日本と韓国とはますます友好な関係に入っていく記念すべき日だとも思うのでございますけれども、日本と韓国との関係、これは長い年月を経た関係でございまして、三十数年前には日本の国民であったという関係もあるし、そしてまた、非常に困難な状態のもとで日本に協力をしたという歴史もあるわけでございます。現在独立国家としてりっぱに生々発展しておるわけでございますけれども、日本に……

第85回国会 社会労働委員会 第3号(1978/10/17、34期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣、ひとつこういう問題を考えてもらいたいと思うのです。  せんだってある新聞に、日本の優秀な技術の高い造船労働者、これが余っておるとすれば中国が引き受けたいというような記事が載ったことがありました。私は、これは考えてみれば非常にショッキングな記事だと思うのですね。各企業企業今度は四〇%の設備の廃棄をしようというわけですけれども、優秀な技術者とか労働者はできるだけその社で抱えると思うのですけれども、優秀な労働者や技術者だけで仕事ができるわけではありませんから、どうしても過剰になって失業をするような人も、全体から見れば相当数に達すると思うのですね。日本の世界に冠たる造船業という……

第85回国会 社会労働委員会 第5号(1978/10/20、34期、民社党)

○和田(耕)委員 厚生大臣に御質問をいたしますが、この前の国会で健保の抜本改正の案をお出しになって、いろいろの経過で国民から見るとこの取り扱いがちょっと混迷状態に陥っている感じがあるのですけれども、大臣として、国民の心身の問題から見て最も重要な問題の解決に当たらなければならないのですが、抜本改正という問題を正規の軌道に乗せて関係者の審議が果たして得られるかどうか、そういうことについての確信のようなものをお聞かせをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 先ほど委員会で健保の改正案について継続審議の議がありましたけれども、私どものところもいろいろの議論がありましたが、結局抜本改正をやっていこうと……

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1978/12/22、34期、民社党)

○和田(耕)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 川田正則君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、不肖私が委員長に当選いたしました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を負うことになりました。  沖繩及び北方問題に関しては、まだ数多くの問題が残されております。  すなわち、沖繩県につきましては、新しい時代に即応した振興開発問題、雇用問題、基地問題、交通……

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1979/02/09、34期、民社党)【議会役職】

○和田委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の辞任についてお諮りいたします。  理事村田敬次郎君及び理事安井吉典君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。  ただいまの理事辞任に伴うその補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、       越智 通雄君 及び 美濃 政市君を理事に指名いたします。

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1979/02/15、34期、民社党)【議会役職】

○和田委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件、特に北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。本名武君。
【次の発言】 安井吉典君。
【次の発言】 斎藤実君。
【次の発言】 私は、委員長の場をかわっていただきまして、民社党の代表として、一言二言御質問を申し上げたいと思います。  先ほど来の御答弁を伺っておりますと、国後、択捉にソ連軍が増強を始めたのは昨年の五月、六月の段階、それが次第に増強されて、現在では兵力の規模は数千名、旅団規模という御答弁がございました。旅団規模といいますと、ソビエトの一個師団は一万三千名ぐらいと聞……

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1979/04/27、34期、民社党)【議会役職】

○和田委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。國場幸昌君。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。     午後一時六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続いて会議を開きます。  質疑を続行いたします。上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時四十分散会

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1979/05/25、34期、民社党)【議会役職】

○和田委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  北方問題について、政府より報告を聴取いたします。宮澤欧亜局長。
【次の発言】 これにて政府の報告は終わりました。
【次の発言】 沖繩及び北方問題についての質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安井吉典君。
【次の発言】 斎藤英君。
【次の発言】 國場幸昌君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後零時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。

第87回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1979/06/14、34期、民社党)【議会役職】

○和田委員長 これより会議を開きます。  請願の審査に入ります。  今会期中、本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に掲載してありますとおり一件であります。  本請願を議題といたします。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  本請願の内容につきましては、文書表等ですでに御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきましても慎重に御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等は省略し、直ちに採決を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  これより採決いたします。  本請願は、採択の上、内閣に送付すべ……

第87回国会 社会労働委員会 第3号(1979/02/20、34期、民社党)

○和田(耕)委員 私、きょう問題にしたいのは、公務員あるいは公共企業体の労働者諸君の仕事のしぶりという問題をひとつ真剣に考えてみる時期に来ておるのではないか、この問題をまず考えてみたいと思うのですけれども、戦後あるいは戦前は、日本の労働者の立場は社会的にもあるいは生活的にも非常にまずい状態、また経営者は主人のような顔をして労働者を差別的に使うという状態があった、こういう状態から新憲法ができて労働法の諸立法が確立をした。この過程で公務員の諸君が昔の主従のような関係を打ち破って、勇敢に労使平等の立場を切り開いていく過程で、公務員のあるいは公共企業体の労働者諸君の果たした役割りは非常に大きいと私も思……

第87回国会 社会労働委員会 第4号(1979/02/22、34期、民社党)

○和田(耕)委員 もうこの問題は朝から大臣にいろいろ御質問があったと思いますけれども、大臣の所信表明の演説を拝見いたしまして気のつくことは、抜本改正の時代に昨年あたりからはっきり入っているわけですけれども、その抜本改正に関する前を向いた案が一つもないということですね。つまり、健康保険法の昨年から出しておる法案がその象徴みたいなものですけれども、これ自体はいろいろ問題はありましても、やはり薬づけと言われる日本の医療制度を薬の面から刺激を与えてなくしよう、よくしようという前向きの意図があったと思うのですね。それは私はそれなりに評価を昨年からしておるのですけれども、さてこの問題をいよいよ政府が腹を決……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/03/01、34期、民社党)

○和田(耕)委員 いま古寺委員から最後に御質問のあった中国の孤児問題でございますけれども、私もちょうど終戦当時新京におりまして、開拓団の人たちを中心にして、大都市に集まってくる人たちの状態というのは、いま思い出しても、本当にきのうのことのように思い出す、非常に惨たんたる状態だったのでございます。新京、当時の長春ですけれども、そういう人の集まるところが三カ所くらいありまして、何百人という人が地べたに、むしろも敷かないで、もう十月、十一月というときなのに寝そべっておる。あちらでもこちらでも亡くなっておる人がおる。中国人が通路をうろうろして、そして元気そうな子供を買っていくあるいは連れていくというよ……

第87回国会 社会労働委員会 第13号(1979/04/25、34期、民社党)

○和田(耕)委員 今朝来の委員の御質問に対して厚生大臣が、昨年三月の最高裁の判決、つまり国家補償のような精神でという趣旨の判決とか、あるいは今年一月二十九日の社会保障制度審議会の専門家等を交えての制度の見直し等の答申、そういうような問題にかんがみて、権威のある専門機関をつくりたいということを言明されておるようですけれども、その問題について御所信をお伺いしたい。
【次の発言】 非常に速やかな対応だと評価したいと思いますけれども、もうすでに腹案は決まっておりますか。そして、大体いつごろから発足させて、いつごろまでに結論を期待するというような、そういう腹案は大体決まっていますか。

第87回国会 社会労働委員会 第16号(1979/05/24、34期、民社党)

○和田(耕)委員 同僚委員から、いまほとんど全部の問題についての質疑があったようでございます。私は、いろいろな質疑を聞いておりましてどうしてもわからないのは、被害者の救済基金に国が基金を出す側として参加してないということなんですが、厚生大臣、これはどういう理由ですか。
【次の発言】 この法律案でもたくさんの患者、被害者が出たという場合には国が出ていく、責任をとる、そうでない場合は国は知らぬ顔だということは、厚生大臣はかなり筋を通す人ですけれども、どういうふうに説明したらいいのですか。
【次の発言】 いま大臣のおっしゃる点は、現行法でも、いまの地裁段階の四つの判決では国の責任を認めておるわけです……

第88回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1979/08/30、34期、民社党)

○和田(耕)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 上原康助君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、不肖私が委員長に当選いたしました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 文教委員会 第2号(1979/12/07、35期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 谷垣文部大臣も教育は素人だそうでございますけれども、私も文教委員会は全くの素人でございます。素人ですけれども、大事な教育の問題ですから、ひとつ一生懸命これから努力をしてみたいと思っております。  大臣のごあいさつを承りました。その中で、「学校、家庭、社会を通じて教育の機能を充実し、たくましくかつ創造力のある」という言葉があるのですけれども、現在の日本の特に青少年を見て、大臣は、たくましく、創造力が横溢しているというふうな判断をしておられるのか、あるいはそれとは逆の状態にあるのじゃないかと判断しておられるのか、いずれでしょうか。

第91回国会 文教委員会 第4号(1980/02/22、35期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 まずオリンピック問題なんですけれども、昨日でしたか、アメリカはやはり参加しないという政府の態度を明らかにしたようですが、日本の場合はいままでの基本方針と変わらないということだと聞いておりますけれども、大臣、大臣が日本のオリンピック委員会に対して政府の意向を伝えたときに、マスコミが報道しているように、ソビエトがアフガニスタンに入っておるという事実が続く限りは、日本のオリンピック委員会も参加しない方がいいじゃないかというようなことをそういう形で政府の意向を伝えたわけですか。
【次の発言】 一般のマスコミ、特にアメリカ側も西側諸国も、日本政府は不参加の意向だというふうに受け取ってお……

第91回国会 文教委員会 第7号(1980/03/26、35期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 このたびの行政機構の改革の一環としてオリンピック記念青少年総合センターの解散の問題を取り上げておるのですけれども、現在あるいは将来かなり財政対策として財政的に貢献をするという意味から、この解散はどういう意味を持っていますか。
【次の発言】 私いつも思うのですけれども、これは非常に結構なことで、もともとこの解散というのは、文部省の現在の要員をこれに充てて現在のオリンピック青少年総合センターの機能を強化するという目的を持っているわけですね。強化するという目的を持っていることが特殊法人の場合はそれができなくて、文部省の直轄の仕事にした場合にはいまもお話のあるようなことができるという……

第91回国会 文教委員会 第11号(1980/04/16、35期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私は本当にこういう問題は素人でございまして非常に初歩的な質問だと思いますけれども、ひとつ丁寧に教えていただきたいと思っております。  きょうも私のところは党大会をやっておりまして、地方の代議員から、教育の問題にとても熱心でございまして、今度四十人学級ということがあるけれども、私のところの町では三十人そこそこのところが多いのだがこれはどういうことかという質問がありました。つまり、全体としてはこれは八万人もふえるということだけれども、そんなに先生が要るのですかという趣旨の質問が出まして、そういうふうに考えている人がかなり多いということなんですね。そういうのに対して、文部省としてど……

第91回国会 文教委員会 第13号(1980/04/25、35期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私学の先生も非常に大事な仕事をなさっておられるわけで、わが国の教育の大部分と言ってもいいような分担をしておると思うのですけれども、心配になるのはやはり年金の問題の今後の見通しです。非常に急速に高齢化が進んでおるという状況の中ですから、いまの私学共済の成熟度といいますか、どういう傾向になっておりますか。
【次の発言】 この傾向から見ますと、これは共済組合全体の中から言うとどの程度になりますか。
【次の発言】 今回の改正で、財源の措置はどういうふうにしておりますか。
【次の発言】 この共済制度の五十五歳支給というのを六十歳にするというあれがありましたね。あの問題はどうなっています……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 文教委員会 第2号(1980/10/17、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 大臣、御苦労さまでございます。  一昨日でございましたか、私、よく知っている学者とある雑誌で対談をしたのでありますけれども、その学者は、日本の憲法をしっかりと守って、そして非武装中立という姿勢が日本の生存にとって一番大事なことであるということをかねがね主張しておる、本気に主張しておる人なんですけれども、この人との対談で私はこのように申したのでありました。私は、非武装中立という考え方には賛成ではありません、しかしながら、ある条件のもとでは日本においては有力な意見になり得るということを申しまして、その条件というのは、つまり、日本が侵略されるというときに、日本国民としてそういう侵略……

第93回国会 文教委員会 第5号(1980/10/29、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 初めに若干、きわめて事務的だと感ずることを御質問しますけれども、これは局長さん、放送の時間帯はどういうふうに選ぶのですか。
【次の発言】 これは働きながらこの学校に入る人はかなり不便になると思うのだけれども、何かそれをカバーする方法はありますか。
【次の発言】 日曜日もやるのですね。
【次の発言】 それから、先生を選ぶ方法ですね、どういうふうに先生をお選びになるのですか。
【次の発言】 たとえば経済学の例をとれば、正統派の経済学の先生がおる、あるいはケインジアンの先生がおる、あるいはまたマルキシズムの先生がおる、こういう場合に、どういうふうな選び方をするのでしょう。

第93回国会 文教委員会 第7号(1980/11/07、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 いろいろ審議を重ねておるうちに最終段階に来たわけでありますけれども、この法案について、放送という非常に有力な、全国民が利用できる手段を利用して大学教育をするという、これは非常に大事なことだ、それはいいことだということは、ほとんど関係の人が認めると思うのです。ただ、この放送大学学園法案に盛られておる内容が、果たしてその大きな国民の期待しておることに対して、あるいはまた、そのために千数百億、今後物価の問題を考えれば二千億近くなると思われる多額の国の資金を投入するに値するかどうか、あるいは投入したそれに相応する成果が得られるかどうか、この問題について多くの関係者は疑問あるいは危惧の……

第93回国会 文教委員会 第10号(1980/11/21、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 この問題は、これ自身として給与の率を変えるとかいうようなことがありませんので、この機会に、私立大学あるいは私学に関する一般的な問題の御質問をしてみたいと思います。  私立大学等に対してのいろいろな研究設備等についての援助は大分前からやっておられるようですけれども、経常費に対しての補助を始めたのはどういうふうな意味からであったのか、その後の経過はどうなのか、そのことをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この助成金を決める場合の各学校の割り当てみたいなもの、どういう基準にしてこういう割り当てを決めるか、その基準というようなものがありますか。

第93回国会 文教委員会 第12号(1980/12/12、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 先ほど来政府委員から、とりわけ警察庁の政府委員から、少年のいわゆる学内暴力についての生々しい御報告を受けました。これはいろいろなマスコミの報道によりますと、氷山の一角という言葉がそのままマスコミにも載っておるのでございまして、先ほどの御報告は、特に東京周辺の非常に顕著な例、あるいは三重県の尾鷲の例もありましたけれども、私は思うのですが、文部省としては、この問題を詳細に把握する必要がある。その場合に、こういう非行が多発している学校と、逆にないかあるいは非常に少ない学校についても調べる必要がある。このことを私は強く感ずる次第であります。  というのは、ごく最近、一週間ほど前でござ……

第94回国会 決算委員会 第7号(1981/04/09、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私はこれから、この前判決のありました茅沼裁判ですね、小西航空三書というのですか、昔で言えば伍長の位にある男で、反戦自衛官の一番の親玉と言われている男なんですが、これに対する茅沼裁判についてきょうは御質問を申し上げたいと思っております。  この問題は、きょうは半時間ちょっとでありますから、裁判の経過等については申し上げる時間もありませんけれども、検察庁としてこれを告発した一番の理由は何だったのでしょう。
【次の発言】 それに対してこの茅沼裁判長は、小西の反戦活動の実態は軽微であって、それに同調する隊員が出たわけではない、また言動は、具体的怠業――怠業というのはサボタージュですね……

第94回国会 文教委員会 第2号(1981/02/25、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私も、いま有島委員が問題にされた教科書問題と、そして、この前に集中審議をいたしました校内暴力のその後の問題について、二点の問題について御質問をしたいと思います。  有島委員の御質問を拝聴しておりまして、いろいろ考え方があるものだなと思って感心をして聞いておったのですけれども、私は、有島委員とは全く違った逆の立場で考えておるのです。これが間違いなら間違いだとはっきり申していただきたいと思うのですけれども義務教育なんですから、小学校と中学校、十五歳以下の子供なんです。そしてまた、いまの日本は、世界国じゅうで一番自由な国でありまして、テレビやラジオ、新聞、雑誌では、ありとあらゆるい……

第94回国会 文教委員会 第3号(1981/02/27、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょう三時過ぎに、いままでずいぶんいろいろと問題になりました中野区の教育委員の準公選の結論が出たようであります。投票率は、予想よりもはるかに上回りまして、四三%ちょっと足らずの投票率でありまして、そして最高当選は三万三千五百という、ちょっとこれは衆議院並みの得票でありますけれども、それ以下三人の当選者が確定しまして、三位と四位との間がわずか十八票というきわどい勝負であったようであります。しかも、この三位と四位との差というのが非常に大事な意味を持っておりまして、現在中野区では一人の女の教育委員がおりまして、そしていまの、今度当選をされたのは女の候補者が一人、そしてまた十八票差で……

第94回国会 文教委員会 第7号(1981/03/27、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは選抜野球大会の初めでございまして、まず大臣の投球状況から聞かなければならぬと思っておりますけれども、テレビで拝見すると余り調子はよくなかったようでございますが、若い人たちの激励のためにはきわめて遺憾なことだと考えております。  きょう、大学院の問題について御質問をいたしたいと思います。  昭和五十三年八月に、大学院問題懇談会というのが設置されまして、いろいろ問題をいっぱい抱えておる大学院の制度並びにその運用の状態についていろいろと検討した文書がございます。これは、いろいろと提案をなさっておられるのですが、ここに提案をされた問題あるいは指摘をされた幾つかの問題に対して、……

第94回国会 文教委員会 第10号(1981/04/17、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 議員立法のこのような法律案に同僚の皆さん方のお答えをいただくというのは、いままで余り真剣でなかった場合が多かったのですけれども、今回は非常に真剣にやっておられるので、画期的な委員会の質疑じゃないかと思っております。そういう意味で、ひとつ私も大事な点を御質問したいと思っております。  まず、五十一年の私学への補助を拡充するということを機会にして、話によりますと、かなり唐突にこの抑制の項目が出てきたということを聞いておりますけれども、あのときの私学をつくることを抑制しようという意味は、これ以上つくったら補助金がふえてしようがないということであったのか、あるいはその他の意味があった……

第94回国会 文教委員会 第12号(1981/04/24、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私も、いま問題になっております私学共済の問題につきましては、いろいろと意見がありますけれども、きょうは、この問題と直接関係をした質問ではなくて、私立大学の全般についての問題について若干御質問をしたいと思っております。  たしか昭和四十八年だったと思いますけれども、衆議院の本会議で、私が医科大学の裏口入学の問題を代表質問という形で、総理大臣と当時の文部大臣、奥野さんだったと思いますが、かなり厳しくしたことがありました。それから約八年になりますけれども、事態はほとんど改善されていないだけでなくて、むしろ深刻になってきておるという事実が最近明らかになっておるわけでございます。  そ……

第94回国会 文教委員会 第14号(1981/05/08、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 端的に御質問をしたいと思いますけれども、私は、先日来の早稲田大学の商学部のあの事件にかなり衝撃というのですか、やっぱりなという感じを持っておるのですけれども、こういう状態というのは、人によっては氷山の一角というふうに言う人がおるのですが、氷山の一角というふうに見ていいのかどうか、その点からひとつ先生方皆様に、簡単でよろしゅうございますから、お答えをいただきたい。
【次の発言】 私立大学が戦前のように私的な要素というものが非常に強かった時代、私はそういう時代があったと思いますけれども、そういうときには、こういうふうに特別の入学制度といいますか、あるいは特別な運動選手はフリーでむ……

第94回国会 文教委員会 第17号(1981/05/27、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 本法につきましては、もう私も二回ほど質疑をいたしました。また、関係の参考人の話もよく承りましたので、大体問題の所在というのは明らかになったと私自身も考えております。きょう、一番最後の採決に入ると思いますけれども、その前に二、三の問題をただしておきたいと思います。私に与えられた時間は一時間ありますけれども、一時間をやる気持ちはありませんので、ひとつ簡潔にお答えをいただきたいと思います。  大体、時限立法というものについての考え方なんですけれども、時限立法というものは、ある緊急な問題についてある期限を限って、そして、その間に所期の目的を達成するというはっきりした決意というものがな……

第94回国会 文教委員会 第18号(1981/05/29、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 中西君外の委員の提出されております学校教育法の一部改正の法律案、これは私、考え方、法律のたてまえには大賛成なんです。私自身も、この問題、つまり働きながら高い資格がとれるような階段、学校教育だけでなくて、働きながら、学校教育等で得る階段と同じような資格をとれるようなもう一つの階段をつくっていくという、これは一つのそういうふうな考え方が基礎にあるのじゃないかと思うのですけれども、これは非常に大事なことだと思います。たとえば、これにも若干触れております看護婦、補助看護婦ですか、看護婦さんが十年、十五年と実績を経て、これが、そんなにたくさん経なくても正看護婦になれる道はあるのですけれ……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/03/07、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私は、最初に、いま日本に見えております中国の孤児、四十七人が見えておるのですけれども、いま各党の有志でもって、中国孤児のめんどうを見ようということで議員連盟ができているのです。自民党の根本龍太郎さんとか、社会党の山本政弘さんとか、新自由クラブの代表さんとか、私とか、各党の旧満州関係の者が集まりまして中国孤児の問題をいろいろ相談しているのですけれども、きのう実は四十七人の人が国会に見えまして、私どもも親しくお目にかかりました。本当に打たれる気持ちがいたします。四十七人、大体四十以上の男女ほぼ同数の人たちでありますけれども、本当に子供のように、ひたすら祖国日本に帰りたいという気持……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第7号(1981/10/16、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 もう時間も大分遅くなりました。きょう私は、これから四つの問題について御質問をしてみたいと思います。  第一は、来年度の防衛費七・五%問題にまつわる外交あるいは防衛等の問題。第二の問題は、せんだってお決めになったようですけれども、四百八十四億円の剰余金を減税として五百円にばらして国民に配る問題と、行革に対する姿勢の問題、これは政府だけじゃありません、姿勢の問題について第二に質問をしたいと思います。第三の問題は、仲裁裁定と人事院勧告の今後の取り扱いの問題。そして第四は、文教に関係した若干の問題。この四つの問題について、簡潔に御質問を申し上げたいと思います。  まず第一に、昭和五十……

第95回国会 文教委員会 第2号(1981/10/23、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは私、名古屋オリンピックの問題について御質問をしたいと思っておりますが、その前にちょっと時間をいただきまして、いまの鍛冶委員の御質問になった校内暴力問題について気のついたことが幾つかありますので、その問題を先にただしたいと思います。  いま鍛冶委員も強調しておられたように、校内暴力は無数の原因があるということの中で、それが起こった場合に校長以下の学校の先生方が立場、考え方を越えて一致団結してこれに対処するというふうな状況が非常に少ない、もしそれがあれば警察ざたなんかにしないで解決できるのではないか、こういう趣旨の御意見があったのですけれども、これは私、そのとおりだと思う……

第96回国会 大蔵委員会 第2号(1982/01/30、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは十七分くらいしかありませんので、まとまった質問ができないと思います。  大蔵大臣の見解を伺いたいのですが、大蔵大臣は、いま減税という問題で野党こぞって、各労働組合、諸団体も全部が挙げて一兆円減税という問題を主張されておるのですけれども、減税をすることと景気を浮揚さすということとがどのような関連があるとお考えになっておるのか。現在の日本の条件で減税をすればすぐ景気が浮揚すると思われておるのか、大したことはない、やるにしても少しは大型で何年も続けてやらなければできないとか、いろいろな見解があると思うのですけれども、大蔵大臣は、現在の日本の諸条件から見て減税をすることが日本……

第96回国会 大蔵委員会 第5号(1982/02/24、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私は、大蔵委員会で質問をするのはこれが初めてでございまして、きょうは一時間半の時間をいただいておったのですが、夜遅くなると皆さんに御迷惑をかけると思いまして、一時間に短縮いたしまして質問をすることにいたします。なお、これからの御質問に対して、大臣は率直な方でございますから多分率直にお答えいただけると思いますけれども、もしそういうことになればもっと短縮してやれると思いますから、よろしくお願いをいたします。  きょうの読売新聞の朝刊のトップに「マイナス成長(十−十二月)確実」という大きな記事がございます。この記事を見て、これは昨日のわが党の委員が予算委員会で質問なすったことに対し……

第96回国会 大蔵委員会 第6号(1982/02/26、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは長時間にわたりましていろいろと教えていただきまして、ありがとうございます。  国会というところはなかなか厳しいところでございまして、数が物を言うところで、多数を占めた自民党が政権を独占するということは御案内のとおりですが、こういう審議でも、社会党さんは一時間、私どもは十八分ということで、十八分ではなかなか貴重な御意見が聞かれないということになりまして、要点だけの御質問になると思います。よろしくお願いいたします。  まず、この二つの法律案、これは、今年度の税収が非常に落ち込んだ、この歳入欠陥を何とかカバーしなければならないという政策の目的を持っておるわけなんですね。その……

第96回国会 大蔵委員会 第10号(1982/03/18、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております法人税法の一部改正並びに租税特別措置法の一部改正の法律案に対し、反対の討論を行います。  まず、法人税の一部改正の法律案についてであります。  今回の改正案では、法人税の延納制度について延納割合を現行の二分の一以下から四分の一以下に引き下げるとともに、中間申告による法人税額に係わる延納制度を廃止することになっております。この措置は、税収の面から見れば、本来次年度の税収になるべき千四百四十億円の税収を繰り上げて先取りするというつじつま合わせにすぎないと言わざるを得ません。また、この措置が実施されることによって中小企業……

第96回国会 大蔵委員会 第13号(1982/03/24、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 このごろ、内外政策といいますか、政府の見通しの甘さというのが非常に目立っておると思います。たとえば国内の景気の見通しについても、もう二年間企画庁長官の見通しは狂いっ放しというところでありますし、また、外交政策あるいは対外貿易の問題あるいは外国の景気の問題についても、最もいい条件のもとで見通される予想、こういうようなものが目立っておる感じがいたします。  そういうふうな見通しに立ってのいろいろな対策あるいは予算の編成ということにもなりますから、ことごとく見通しと実績とが狂ってくるという感じがしてならないのでありますけれども、まず第一にお伺いしたいのは、昨日のレーガン・櫻内外相の……

第96回国会 大蔵委員会 第15号(1982/03/31、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは、長時間にわたりましていろいろ教えていただきましてありがとうございます。  まず第一に、先進国のどこにもない膨大な国債がいま発行されておるわけでございます。先ほどもお話がありました、赤字特例の公債が発行されてからまだ六年ぐらいしかならぬのに、見る見るうちに膨大なものになってしまった。今年度、五十六年度には八十兆円をずっと超しておる。五十七年度には九十兆を超していく。五十八年度には百兆を超していく。つまり、大変大きな国債に対する心配も次第にふえてきておるのです。  そこで御質問なんですけれども、先ほど、国債の消化はわりあい順調に進んでおるというお話がございました。そして……

第96回国会 大蔵委員会 第17号(1982/04/06、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 予算もうまく通りまして、大蔵大臣、大変御苦労さまでございました。  最近の景気の見通しの問題についてでありますけれども、最近の景気の見通しの問題について、一番大きなショックを与えたのは、昨年の十月―十二月の経済成長率がマイナスというあの数字が発表された、あれは一月ほど前でしたか、あの発表からがくんと変わってきたみたいな感じがするのですけれども、あの段階での政府の考え方というのは、あれとは全く違った、もっと楽観的に、もっと明るさが来るような予想だったと思うのですけれども、あの十月―十二月のマイナスに変わった問題を、大蔵大臣はどのようにお考えになるのでしょう。

第96回国会 大蔵委員会 第18号(1982/04/07、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは、日韓の経済協力問題から御質問をしたいと思います。  日本と韓国、本当に近い国であります。そしてまた、歴史的に非常に密接な国でありますけれども、精神的には遠く離れておるという感じ、非常に奇妙な関係が現在あると思います。  と申しますのは、日本のいろいろの世論調査の機関で見ましても、日本人が一番嫌いな国はソビエト、これは大体相場が決まっておるのですが、その次が韓国というようになるのですね。ところが、韓国の世論調査でもって見ますと、一番嫌いな国はやはりソビエト、これは非常に共通しているのですが、その次に嫌いな国が日本、これも嫌いなあれで共通をしているというような、非常に奇……

第96回国会 大蔵委員会 第19号(1982/04/09、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょうは、グリーンカードの問題は質問をする予定になかったのですけれども、同僚委員からいろいろ質問がありましたので、これは私どもの立場から黙っておるわけにはまいらない問題でありまして、一言、二言御質問をしたいと思います。  このグリーンカード問題につきまして、前の週からいろいろと与党自民党の内部にこれの見直しの動きがあるわけであります。また、こういうことに対しての総理の所感が新聞等を通じて報道されておるのでありますけれども、いまの渡部委員への答弁のニュアンスが非常に違っているというふうに私は思うわけでございますので、一言御質問をいたしますけれども、この問題について、自民党の中に……

第96回国会 大蔵委員会 第20号(1982/04/16、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 大蔵大臣、きょうの新聞なんかを見ますと、大臣の発言のニュアンス、これは絶対五十九年までに財政再建はやるんだ、しかし、やれないようなこともあるかもわからない、そういうニュアンスのがありますけれども、しかし目標としては絶対おろさないという御主張をなさっておられますね。これは確かですか。
【次の発言】 不可能ではないということで、達成できないことだって、これは生き物だからあり得ると理解していいですか。
【次の発言】 私は、渡辺大蔵大臣が率直に、非は非ということじゃなくて、事実は事実として認める態度は高く評価しておるのです。  ごく最近、五十六年度の予算が二兆円以上の歳入不足になるか……

第96回国会 大蔵委員会 第21号(1982/04/21、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 今回の世界銀行の増資の協力要請に対して、十六億六千万ドルというかなり多額のお金だと思うのですけれども、それについて、これを承知するということについては私どもも大賛成でございます。今後、日本の国際的な立場から見て、このような問題についてはできるだけの積極的な姿勢が必要だと考えております。  それにつきまして、まず御質問したいことは、これは国連でもそうですし、その他の国際機関でもそうですけれども、日本の出資額に応じて、そこで働く日本人の職員の数が比較的少ないという問題があると思います。今後も本格的に日本の国際協力が進展するに従って、日本人の職員というものをかなり計画的に訓練をし、……

第96回国会 大蔵委員会 第23号(1982/07/07、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 大蔵大臣、予算委員会を通じまして、経済成長の見積もり五・二%、これは多分変えなきゃならない、昨年の場合も四・一から二・七まで変わってくる、あるいは今回問題になっております大幅な税収不足、歳入欠陥というものについての見込み違い、この問題についての責任をどうしてくれるみたいな厳しい質問があったようですけれども、これは大田はとても独特のいい人柄を持っておられて、余りきついところまでいかなかったという感じもするのですけれども、これは今後の経済運営の問題を考える場合の大事なポイントの一つだというように私は思うのです。  ちょうど春の通常国会の予算委員会が始まったころに、大蔵大臣が予想に……

第96回国会 大蔵委員会 第24号(1982/07/28、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 このごろは本当に、経済特に財政問題について考える場合に、何か一つ目安になるような、よりどころになるような数字もない、見通しもなかなかつけられないというような状態で、恐らく大蔵省の皆さんが一番困っておられると思うのですけれども、たとえば五十九年までに赤字国債から脱却をするというこの柱も、総理自身がこれは非常にむずかしいようだということを言うほどに見通しができなくなってきている。増税なき財政再建というわけでありますけれども、この問題も、たとえば、この前大蔵大臣が土光さんのところへ行って、大型の増税はしないけれども、少しぐらいの増税は勘弁してもらわなければならぬというような申し入れ……

第97回国会 大蔵委員会 第2号(1982/12/22、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 大蔵大臣、御苦労さまです。大変むずかしい内閣の大蔵大臣ということで、いろいろ同情にたえぬのでありますけれども、大蔵大臣、いまの日本の景気の状態をどのようにごらんになっておられるのか、停滞をしているということはだれでも認めているわけですが、下向きで停滞をしておるのか、あるいは上向きで停滞をしておるのか、中曽根総理の答弁なんかでもちょっとわからない点があるのですけれども、どういう判断をなさっておられるのでしょうか。
【次の発言】 日銀の前川さんは、この一年間、やはりいま大蔵大臣がおっしゃったような緩やかな回復過程ということを言ってきたのですけれども、この数カ月停滞している、そして……

第97回国会 大蔵委員会 第3号(1982/12/23、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 昨夜遅くこの問題についての質問を大臣にいたしましたので、きょうは、一つの問題だけにつきまして大臣の御答弁をいただきたいと思います。  この法律が昭和四十三年から発効をしたことにつきましては、戦前の満州事変からシナ事変へと発展していく中で国債がどんどんと発行をされてきた、それが結局支払われることなしに終わってしまった、この国債に対する大変不安な気持ちを日本の国民の多数の人が持っている。四十三年から、国債、当時は建設国債でありますけれども、これを発行するについては、国民の国債に対して抱いている不安をできるだけなくするために、安心して国債を買ってもらうための重要な一つの決め手になる……

第98回国会 災害対策特別委員会 第4号(1983/05/19、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 私は、民社党の東北地方の山火事の調査団の団長といたしまして、五月の六日から七日、早朝から夜遅くまで、現場、特に岩手と仙台、とりわけ久慈市の周辺については相当細かく状況を拝見してまいりました。そして、いろいろ驚く問題があったのでありますけれども、その問題を七項目にまとめまして、今月の十二日に政府に申し入れをいたしました。後藤田官房長官に対していろいろとお話を申し上げたのでありますけれども、官房長官もよく話を聞いてくだすって、前向きに、一生懸命に努力をするのだという御返事をいただいたわけでありまして、ひとつ政府としても今後ともこのような問題について、とにかく迅速に、かつ対策につい……

第98回国会 社会労働委員会 第2号(1983/02/22、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 社会労働委員会にまた帰ってきましたので、よろしくお願いを申し上げます。  大臣、最近の雇用状態、かなり私も気になっておるのですけれども、完全失業者の百三十六万から百三十七、八万という数字ですね、この数字をどのように考えたらいいのか。これは日本の戦後初めての高い数字だと私は思うのですけれども、いかがでしょう。
【次の発言】 これは、最近の五十七年の数字で見ますとでこぼこしておりますね。しておりますが、今年の上期、たとえば五月ごろまでかけて失業者というのはどういう傾向のものなのですか。そして、この失業数は実質上アメリカとかヨーロッパと比べる場合に問題点がいろいろあると思うのですけ……

第98回国会 社会労働委員会 第6号(1983/03/24、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)委員 きょう私は二つほど御質問を申し上げたいと思うのです。  一つは、千鳥ケ淵墓苑の春秋のお祭りの問題と、もう一つは、いまも同僚委員の質問のありました中国孤児の問題、この二つの御質問を申し上げたいと思います。  私も、この大東亜戦争には陸軍歩兵伍長ということで、本当は幹部候補生で少尉にならなければいけないところだったんですが、精神状態がよくないということで伍長どまりでございまして、そして、野戦分隊長としてバターン半島のあの激戦に参加いたしました。ちょうど分隊の兵隊が十一人のうちの六人が戦死ないし戦病死をする、大変激しい戦闘でございました。それで、事情がありまして関東軍に転属をされる……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1967/04/22、31期、民主社会党)

○和田分科員 企画庁長官にお伺いいたします。  一昨日、物価問題対策特別委員会で四党共同の決議案を出したわけであります。その中にいろいろと要望事項があるわけですけれども、きのう長官が新聞でお話しになっておられる合理化カルテルですね。牛乳の小売り商、この問題をさっそくお取り上げになっておられるわけです。あの決議でいろいろたくさん議論をした問題があるのですが、その問題は、重要な議論の中の一つの問題なんです。  つまり、ああいう小売り商のカルテルというものが現段階で持つ意味というのは二つあるわけです。物価の問題から見ると、プラスになる面とマイナスになる面とがあるという問題があると思うのです。おそらく……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1967/04/24、31期、民主社会党)

○和田分科員 私は、もう時間があまりございませんから、ほんの十分か十五分くらいで質問を済ませたいと思います。先ほどから古井さんといまの堀さんの話をいろいろ承っておりまして、私が申し上げたい点が幾つかよくわかったような感じがしますので、質問を簡単にいたしたいと思います。  先ほど古井さんの御質問で、大臣はこの抜本対策というのを五十三年度にやる決心だというお考えを発表されたわけですけれども、それはこのように理解していいですか。たとえば審議会で今年の九月ごろまでは原案のいろいろ意見を聞く、十二月ごろまでには厚生省としての大体の腹がまえをつくる――大体というよりも原案らしいものをつくるというような腹が……

第57回国会 物価問題等に関する特別委員会消費者問題に関する小委員会 第1号(1967/12/15、31期、民主社会党)

○和田小委員 私ども民社党のほうも、戸叶委員長の御提案になられております消費者の基本的な法律、この構想には基本的に賛成でございます。これは、昭和三十八年ごろからでしたか、私ども、消費者基本法というようなものが必要だということを主張してきておるわけでございますけれども、特に最近の状態を見ると、かなり急いでこのようなものをつくる必要があるのではないかということを強く感じておるわけでございます。  この二月から、物価問題特別委員会で、二回ほど重要な問題についての各党一致の決議をしたのでございますが、この決議を実行できるような形にする一番の当面の責任者は宮澤企画庁長官なんですけれども、宮澤さん自身が、……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○和田分科員 厚生大臣にお伺いしたいのですが、きょうは、いまの御質問と関連をしておる問題なんですけれども、精神薄弱児の問題にしぼりまして、厚生省の今後の方針、あるいは文部省の特殊教育の問題にも関係をして御質問したいと思うのです。  昨年の五月ごろでしたか、私、島根県のある友人から手紙をいただきまして、昭和三十九年に埼玉県の秩父学園に入園を希望した、間もなく入れると思ったがなかなか入れない、それで実情を調べてもらえぬかというようなことで、厚生省に電話で聞き合わせましたら、現在秩父学園、千人待っているうちの五百番だというのですね。つまり昭和三十九年に申し込んだ人が、昭和四十二年にまだ五百人も待たな……

第61回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1969/03/20、31期、民主社会党)

○和田委員 いまの総裁の御答弁で安心のような感じもするのですけれども、最初にお伺いしたいのは、昨年の十一月に発表されましたいまの国鉄財政再建推進会議の意見書、これを総裁、どのように評価されておりますか。
【次の発言】 実は、その意見書の冒頭のことばにあるのですけれども、三ページの上から四行目ですが「爾後、赤字は加速度的に増加し、遠からず破局的な状態に至るものとみられている。」こう書いてあります。最初に、のっけからこういうことばを使っておられます。いまの村山委員とのやりとりで、たいしたことはないのだというような御判断があったようですけれども、このことばは、単なるまくらことばと受け取られますか。

第61回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1969/02/25、31期、民主社会党)

○和田分科員 私は、労働省の今回の職業安定業務あるいは基準、あるいは婦人少年局の地方移管の問題について、労働大臣を中心にして御質問をいたしたいと思います。  今度の改正で地方労働局というものをブロック別に設けるということですけれども、ブロック別というのはどういうところなんでしょうか、大臣。
【次の発言】 これは労働行政だけではないのですけれども、最近の異常な経済の発展ということで、行政全般をもっと広域的な行政に編成がえをしなければならないという強い傾向があると思うのですが、この問題、大臣どのようにお考えになりますか。
【次の発言】 その場合に、職業安定業務あるいは基準業務等の問題、いままで労働……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1969/02/28、31期、民主社会党)

○和田分科員 菅野大臣に御質問いたします。  予算委員会の質問を通じまして、菅野大臣あるいは大蔵大臣、総理大臣と、いろいろな人の答弁をずっと聞いておるのですけれども、八幡・富士の合併等を契機にして出ておる管理価格の問題についての政府の見解が非常にあいまいだという印象を受けるのであります。  きょうで分科会は終わりますから、その問題について大臣のお答えをいただきたいと思うのです。  八幡・富士の合併がいろいろうわさされておるし、どうやらできそうなんですけれども、政府は一貫して、八幡・富士が合併しても、管理価格あるいは独禁法違反というようなおそれはないのだという御答弁だったと思いますが、どうでしょ……


32期(1969/12/27〜)

第65回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1971/05/10、32期、民社党)

○和田(耕)委員 音田公述人に御質問をいたします。  いまの公害の問題は、害が起こったあとであとを追っかけるものではなくて、害が起こらないような環境保全の問題をまともに取り上げなければならぬという御主張には、私どもも非常に賛成でございます。できるだけ早くそういう体制に持っていかなければならぬと思うのですが、ただそういう意味で一歩前進であるということで環境庁の問題を考えて取り組んでおるわけでございますけれども、これは音田さんもあるいは前田さんもお話がありましたとおり、各省の持っている権限との調整ということは実際問題として非常に困難な問題が多いのです。たとえば物価という問題がありまして、経済企画庁……

第65回国会 物価問題等に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1971/02/19、32期、民社党)

○和田(耕)委員 私も、いまの西中君が問題にいたしました中央卸売市場の問題あるいはその他の市場の問題につきまして、質問をしてみたいと思っております。  いま西中君が最後に申し上げましたように、農民が、自分でつくった品物が、小売り商に行けば三倍以上の値段で売られておるというこの事実を率直に見て、どうなっておるのだという感じを持って、そのまん中にある中央卸売市場の操作について疑惑を持っておるということは事実だと思います。いろいろな人からその話は聞きます。せんだっても、私のよくじっこんにしておる鳥取の農事指導員が東京に来ておりまして、それがよく話をしておりましたところが、とにかく自分たちが出した野菜……

第66回国会 運輸委員会内閣委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/08/04、32期、民社党)

○和田(耕)委員 総理大臣は、先ほどからの答弁によりまして事故の起こりました前月の三十日の午後に自衛隊の訓練飛行の中止を命令しておられます。当分の間ということがありますけれども、いつまで中止をされる御予定ですか。
【次の発言】 非常にいち早くとられた措置で、私感心しておったのですけれども、この措置は、つまり自衛隊の無謀な訓練飛行が原因でこの惨事を起こしたという事実をお認めになっての上のことでしょう。
【次の発言】 一つずつ聞いておりますから簡単にお答えいただきたいと思いますけれども、要するに自衛隊の無謀な訓練によってこの事故が起こされたということを総理はいち早く察知されたということですね。

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会内閣委員会地方行政委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1971/12/07、32期、民社党)

○和田(耕)委員 本質問に入る前に、二つほどお聞きしておきたいと思います。  沖繩返還の返還日ですけれども、日本政府は四月一日を希望する、アメリカ政府は強く七月一日を希望する、こういうふう承っておるのですけれども、四月一日ということになりますと、あと三月でございます。七月一日になりましても、あと半年。現在、政府としても予算の編成期であって、予算の編成とは相当関係の深い問題だと思いますので、もうそろそろ政府としても基本的な腹がまえができておるのではないか。そうでないと、予算の編成上のいろいろな問題も困るのではないかと思うのですけれども、この返還日について、アメリカ政府との交渉の段階において、四月……

第68回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/26、32期、民社党)

○和田(耕)委員 この運賃値上げ法案の趣旨説明を拝見しておりまして最初に気がつくことは、昭和三十九年度から赤字に転じということばがあるわけですけれども、それまで数年間、ずっと収益は悪化してきた。つまり高度経済成長が始まったのが三十六年ごろとしまして、始まると同時に国鉄が急速にダウンしてきた。昭和三十九年には赤字に転落してきた。四十四年には十カ年計画を立てるというようなことで赤字対策をやらざるを得なくなった。つまり本来いえば国鉄は忙しくて黒字が当然累積していくということを予想される時期に、このように赤字に転落したということについて、大臣あるいは総裁、簡単でけっこうですけれども、基本的な原因はどこ……

第68回国会 外務委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1972/04/13、32期、民社党)

○和田(耕)委員 いま曽祢委員から三点にわたって御質疑をいたしました。第一点は、今回の問題の発端になった政府の沖繩問題についての答弁の重大なる失態が一つ、もう一つは、外務省における機密の保持についての欠陥、最後に、報道についての基本的な問題の質疑がございましたので、私もそれを受けましていろいろ質問したいと思いましたけれども、時間がありません。  それで、この問題はいかに重要であるかということを最後に指摘申し上げて質問を終わりたいと思うのですけれども、私このごろ毎晩座談会をやっております。一回約三十人ぐらいの人が集まるわけでございますけれども、この問題が出てから約十数回の座談会をしております。私……

第68回国会 社会労働委員会大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1972/05/16、32期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、物価問題の特別委員会の理事をいたしておりまして、この連合審査に、主として物価という点から御質問をしてみたいと思います。  最初に、今度の法案が物価に対してどのような影響を持つかということの認識について、各大臣の御意見をお伺いしたい、長官を含めまして。
【次の発言】 厚生大臣と大蔵大臣に、それぞれ物価との関係で、今回の法案がどのような関連を持つかということについての御所見をお伺いしたい。というのは、物価とあまり関係ないじゃないかという説を事務当局のほうからも聞いたことがありますので、大臣としての御所見を最初にお伺いいたしたい。

第68回国会 物価問題等に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1972/03/11、32期、民社党)

○和田(耕)委員 一昨日、消費者団体の代表の方方と各党の代表でお目にかかったのでございましたが、この方々からの質問というのは、いままでの場合には具体的な質問が多かったのですけれども、この場合の質問では、政府の姿勢、つまり政府がやるといってやらない、約束をしても守らない、こういうことに対しての質問が集中しておりました。その結果、結局物価問題の根本は、政治資金規正法を実行することだとか、あるいは交際費だとかあるいは広告費だとかいうものを課税する以外にないんだというような発言で、つまり、政府が財界その他との結びつきというものを整理しないと、総理がお約束なさった数々の問題が一向できないのじゃないか、こ……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1972/03/18、32期、民社党)

○和田(耕)分科員 きょう、私は、関連のない三つの問題について御質問したいと思います。第一は、たばこの火が原因で火災を起こしているという問題。次は、いよいよ返還の段階に入った沖繩における円・ドルの交換をいつやるかという問題。第三は、最近起こっておる日韓経済会議と、中国の新しい関係に入っていこうとする間に起こっておるトラブルの問題。この三つの問題について、次から次へと質問してまいりたいと思います。おもに事実関係を確かめたいというのがきょうの趣旨でございますので、時間もありませんから簡潔にお答えをいただければありがたいと思います。  第一に、たばこが原因による火災の問題なんですけれども、大蔵大臣、……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会社会労働委員会農林水産委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/06、33期、民社党)

○和田(耕)委員 大臣と国鉄の総裁――企画庁長官はきょうお見えになっていないですね。ひとつよく私の質問をお聞き願いたいと思っておりますけれども、先ほど同僚の委員からロバが目隠しされてしゃにむに運賃値上げ法案を通そうとしているという発言がありましたが、残念ながら私も同じような感じを受けるのです。いまの日本の物価状況というのは非常に危険な状態に入りつつあるわけでございまして、五月と昨年の五月を比べますと一二%という驚くべきアップ、しかもこれも相当長期に続く、こう言われている。消費者物価にしましても一一%強という高い物価の上昇が続いておるという状況の中での国鉄の運賃の値上げというわけでございます。こ……

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1973/06/18、33期、民社党)

○和田(耕)委員 私は、一番小さな政党で時間が二十分しかないわけでございまして、ただ一点だけを専門家の皆さま方にお伺いしたいと思います。  今度の橋本私案というあの提案の中に、弾力条項についての修正の意見がございます。それについて診療報酬を引き上げるとか、あるいは給付の改善をするとか、その他緊急の事態に対して対処するためだという説明がございました。  そこでお伺いしたいのは、診療報酬の引き上げという問題、これは非常にむずかしい問題だと思うのですけれども、この診療報酬の引き上げという問題について、公述人の方々の端的な御意見をお伺いしたいと思うのですが、たとえば診療報酬の引き上げにしても、私はこれ……

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1973/06/19、33期、民社党)

○和田(耕)委員 公述人の方々には長時間にわたりましてありがとうございました。私ももう時間もほとんどありませんので、ただ一点だけをお伺いしたいと思います。  私どもは、いまの値段で五万円相当額をお年寄りに年金として差し上げる、これはもう常識的な点で、こういう主張を持っているわけですけれども、そういう面から見ていまの政府案に盛られている額が、ごく一部の人がそれに近いものをいただけるわけで、大部分の者はいただけないということを非常に遺憾に思っているわけなんです。しかしこの問題は、これで勝負がついたというわけではなくて、二十年、三十年後にもらえるものですから、かりにこの法律案が通りましても、できるだ……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1973/03/03、33期、民社党)

○和田(耕)分科員 どうも大臣、連日御苦労さまでございます。  きょうは私、医薬分業という問題だけをひとつ御質問申し上げたいと思うのですけれども、医薬分業という考え方が日本で確立したのは、たしか昭和二十六年の国会だったと思うのです。それで、その国会で、医薬分業という基本精神がきまりまして、四年後に実施するということで、昭和三十年から実施するということになりました。そしてまた、三十年になる一年前の昭和二十九年にいろいろと問題が出てその一部改正が行なわれて、期限も一年三カ月延ばして昭和三十一年の四月一日から実施するということになったと思うのですけれども、その間、この問題、つまり、薬については薬剤師……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、民社党)

○和田(耕)分科員 中曽根大臣に御質問をいたしたいと思うのですが、きょうは私、初めに例の石油製品の値上げの問題について御質問しようと思っておったのですが、きょうのお昼のニュースを拝聴しますと、自民党のほうも長官の値上げの方針を了承されたという報道がございました。まあ、値上げの方向、やむを得ない問題が多いと思うのですけれども、影響するところが多いわけでございまして、非常に慎重な対策をしていただくようにお願いをいたしておきたいと思います。そして、きょう特に私、お聞きしたいのは三点ぐらいあるのですけれども、時間がありませんので、私のほうからかいつまんで趣旨を申し上げて、長官の御決意をお伺いしたいと思……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/03/06、33期、民社党)

○和田(耕)分科員 大臣、キッシンジャーさんがアメリカの外交の表舞台に出てきてもう数年になるわけですけれども、そして最近アメリカ国務長官になられたわけでございますけれども、このキッシンジャーさんが外交の表舞台に出てきてからのアメリカ外交は、相当はっきりと権力外交といわれるような性格を持ってきた、こういうふうな感じがするのですけれども、大臣、どのように御判断になるでしょうか。
【次の発言】 権力外交といっても非常にいい意味と悪い意味があると思うのですけれども、つまり、アメリカの国家目的を遂行するために、いままでの国務省の持っておった冷戦的な構造といいますか、共産圏に対する一つのはっきりした方式の……

第75回国会 商工委員会、法務委員会、大蔵委員会、物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/19、33期、民社党)

○和田(耕)委員 いま最後の質疑のテーマになりました行政指導と公正取引委員会のカルテル取り締まりの限界というふうな問題について御質問をしたいと思っておりますけれども、わが党の玉置君その他がこの問題についていろいろな機会に質問をしておる速記録等も拝見をいたしましたが、いま一つはっきりしない点があるように思われてならない。したがって、この際にそれらの問題について明らかにしていただきたいと思うのですけれども、植木総務長官は、この独禁法を各産業官庁が忠実に守っていかすという立場の行政指導、つまりいままでとはまるきり変わった行政指導をするように期待しているということですか、あるいはこの法律を提案している……

第75回国会 大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1975/04/22、33期、民社党)

○和田(耕)委員 時間もごく短時間ですから、端的にお伺い申し上げていきたいと思います。  副総理、郵便料金の問題ですね、これは昨年来郵政省もぜひともやってもらわなければいかぬということで一生懸命やろうとかかったのですけれども、これも政府部内でもいろいろ議論があったと思いますけれども、郵便料金は十月まで延ばすということになったのですね。これは政府の誠意を相当示したと私ども理解しておるのですけれども、郵便料金は延ばせて、たばこはどうしてもやらなければならぬというその理由をちょっとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 それは郵便料金の方は国民生活に非常に影響が強い、酒、たばこの方は、強いことは強いけれど……

第75回国会 逓信委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1975/05/06、33期、民社党)

○和田(耕)委員 昨年の十二月七日に郵政審議会の答申があったわけですけれども、大体骨子は三つの重要な項目に分かれておると思います。第一は、この文章にはっきり書いておりますが、今春――今春というのは去年のベースアップのことでしょう。大幅の賃上げが実施され、明年度、これは今年、いま進行しておる賃上げの問題が見込まれるので、料金改正以外の対応策は早急に措置し得ない。したがって、料金値上げの問題を基本的に認める、というのが第一項です。第二項は、しかし、直接間接に国民生活あるいは経済に与える影響が大きいので、政府はできるだけこの運用について慎重な対策を講じなさい、というのが第二項です。そして第三項は、将……

第75回国会 予算委員会公聴会 第1号(1975/02/08、33期、民社党)

○和田(耕)委員 青葉さんに御質問したいのですけれども、日本のGNPが経済成長の結果世界の第二位になったということでございます。これは事実でございますけれども、そういうふうな立場から考えてみて、宮尾さんがるるとして申し述べておられる点ですね、つまり、身体障害者としても人間として同じような生活が保障されるべきだという真剣な御主張があったわけですけれども、現在の日本の状態としては、その問題を真剣に問題にする時期に来ておるし、またその気になればできる問題ではないか。つまりそういうふうな状態を見て、三木総理は、この社会的な不公正を是正するということを大きな課題にされておるのではないかというふうに思うの……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1975/02/27、33期、民社党)

○和田(耕)分科員 いま、小沢さんの大事な時間をいただきまして質問をするわけでございますけれども、昨日二十六日に、私は朝のNHKのニュースを聞いておりまして大変ショックを受けた。これは私がやさしい男だからショックを受けたというわけでもないらしいので、きのうあたりも、聞いておりますと、大部たくさんの人から、それはそうだという話でございますので、これはひとつ農林大臣に御所見を承っておかなければならぬと思って、きょう参ったわけでございます。  大臣、二十二日の日に、福島県のいわき市の勿来の海岸に、群からはぐれたオットセイが――どうも病気になったオットセイらしいので、これが勿来の海岸に漂着した。これを……

第77回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1976/04/07、33期、民社党)

○和田(耕)分科員 きょうは看護婦さんの問題をまずお伺いしたいと思うのですけれども、日本看護協会の人たちは、もう数年前から准看護婦を廃止しろという御主張があるようですけれども、厚生省としてはこの問題に対してどういう御所見を持っておられるのかお伺いしたい。
【次の発言】 大体局長さんの見通しとして、どれぐらいの年月でつまり看護婦の資格を統一していく仕事にかかれるかという問題、いかがでしょう。
【次の発言】 高度経済成長の時代は、そのあおりを受けて看護婦さんだけではなくて、社会福祉の関係の人たちがずっと減っていって、求人難という問題が出ているのですけれども、昨年あたりから非常に不景気になってきた、……

第78回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1976/10/07、33期、民社党)

○和田(耕)委員 この連合審査をやるということの通告を受けたのは昨日の午後で、しかも早い方の午後でございました。私は実際びっくりしたのです。この問題は大問題であって、いろいろと建設的な審議は進めなければならぬと思っておったのですけれども、きのう突然にこの物価との連合審査をやると言ってきた。しかも二時間半だ。まだ運輸の方は二時間半はいいとして、逓信の方は一時間半だと言うのです。どうしてそんなに急ぐのだということをいまここの委員長に私は申し上げたのでございますけれども、話によるとあしたのうちにこの運賃法案を運輸委員会で可決して、そして十二日の本会議で通すということもあるらしいのですけれども、これは……

第78回国会 逓信委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1976/10/07、33期、民社党)

○和田(耕)委員 最初に、この連合審査が行われるまでの問題について私の感じている問題を率直に申し上げたいと思うのです。  昨日のちょうど昼ごろでございました。きょう逓信委員会と物価委員会との連合審査をやるんだ、しかもその時間は一時間半だという知らせを受けまして、物価委員会では特別の理事会を開きまして、そんなことならもう断ったらどうだ、私はそう申し上げたのです。連合審査をやったというだけのことであればそんなことは必要でないんだ、第一この連合審査の時間を一時間半なんということは何事だ、一時間半であれば私どもの時間は十分そこそこになってしまう、なぜそうまで急ぐんだということをきのうも私強く申し上げた……


34期(1976/12/05〜)

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号(1979/02/21、34期、民社党)

○和田(耕)小委員 いまの問題で、たとえば日本に医療制度の研究家がおるでしょう。その人が出した本がある。こういう本を参考として出してもらえるといいと思うのですね、いまの問題は。  それで、各国の制度はみんなずいぶん違うのだけれども、西ドイツと日本の制度は比較的似ていますね。日本の制度は西ドイツを一応念頭に入れてつくった制度ですか。
【次の発言】 この薬剤一つに対して一マルクずつ取るという制度、これも薬剤費の一部負担ですが、こういう制度を西ドイツはやっているわけですね。これは文字どおり一部負担だけれども、日本の今度の場合は半額、五〇%取ろうというわけですが、これはどこから出たアイデアですか。

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号(1979/03/07、34期、民社党)

○和田(耕)小委員 国庫補助の問題についてお伺いしたいのでありますけれども、この前勉強しましたドイツとかフランスの場合には国庫補助という形の経費は非常に少ない、きわめて補足的な意味しか持っていない。日本の場合は、同じ保険制度を基盤にしておりながら、いまのままだと国庫補助の額がどんどんふえていくということになりかねないと思うのですけれども、この問題を将来の問題としてどのようにお考えになっておるのかということですね。たとえば、きょうは給付と負担の問題ですけれども、老人保健制度というのがもう計画の中に入ってきておると思うのですが、こういう問題を考えてみないと、なかなか各制度間の給付等の問題についても……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1979/02/28、34期、民社党)

○和田(耕)分科員 この一週間ほど前でしたか、十日ほど前でしたか、私の郷里の高知県の者で中央官庁に勤めている子供、十九歳になるのですけれども、これが何とか夜学に入りたいということで、お父さんもいらしてたっての願いなものですからいろいろ調べてみたのです。ところが、夜学に入るのはなかなかむずかしいのだそうですね。大臣、夜学というのは、本来ぼくらの頭にあるのは、昼は仕事をしていて、そして将来の自分の運命を開くために夜勉強をする、その働く者にとって勉強する数少ない場所だと理解しておるのだけれども、そういうふうに理解していいのでしょうかね。
【次の発言】 ところが、私、調べてみてびっくりしたのですけれど……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1980/03/07、35期、民社党・国民連合)

○和田(耕)分科員 昨年の六月六日だったと思いますけれども、わが国の国会で国際人権規約が承認されたわけでございます。その中には、つまりA規約として社会、経済、文化に関する規約と、B規約として市民的、政治的権利に関する規約という内容がありまして、基本的な人権を尊重するということについての国際的な一つの申し合わせが条約の形で承認されたわけでございますけれども、これは相当年数を経ての承認でございまして、これが承認されますと、この精神にもとるような国内法規や行政的な措置等については、この精神に従って直していくという趣旨を持っておると思うのですけれども、この問題を扱った外務省の方から、その問題についてお……


36期(1980/06/22〜)

第96回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1982/04/20、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)小委員 この金融の問題は、私は本当に素人でいま勉強の最中でございますけれども、そういう意味でひとつ教えていただきたいのです。  円安の問題で、ごく最近前川日銀総裁が、円安ということに伴う輸出をどんどん刺激していくというメリットはほとんどない、逆に輸入品が上がってくるということでのデメリットが目立ってきている、そういうことで企業の採算にも影響し、景気の足を引っ張っているんだという趣旨の講演をしたようですけれども、この問題について、大蔵省はどういうふうなお考えを持っておられるでしょう。
【次の発言】 円が安くなれば品物を輸出しやすいということは普通考えられることですが、それがそのメリッ……

第96回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1982/04/20、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)小委員 同じようなことを質問をするのでちょっと恐縮ですけれども、窪田さんが一番よく実態を知っておるんじゃないかと思います。数日前も、総理大臣も大蔵大臣も、五十九年までに赤字国債の発行をゼロにするという財政再建の目標を変えない、こう言っておりますけれども、あの実現の旗をおろさないと言っておるけれども、あれは目標というふうに聞いていいんでしょうね。
【次の発言】 努力目標ということで、変わることも大いにあり得るというふうに読んでもいいのですね。
【次の発言】 できるだけ行政経費を節約するという決意はよくわかるし、五十八年度がマイナスシーリングという言葉まで大蔵大臣は言ったことがあるわけ……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1982/02/26、36期、民社党・国民連合)

○和田(耕)分科員 きょう私は、日本の国籍を持っておる在外日本人の子供たちの教育の問題についてお伺いをしたいと思います。  現在外国、世界国じゅうにいる、日本国籍を持っておる在外の日本人の数はどれぐらいになるのでしょう。
【次の発言】 現在完全なといいますか、全日制の日本人小学校のあるところは幾つぐらいあるのでしょう。
【次の発言】 その七十二校の主な国々の名前を挙げてくれませんか。
【次の発言】 私は、二年ほど前にロンドンに参りまして、ロンドンの日本人学校を拝見したのです。また、もっと前ですけれども、タイの学校、シンガポールの学校も拝見をしたのです。このロンドンの学校を拝見したときに、これは……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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