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松本善明 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松本善明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP100(衆)
63位
委員会発言歴代TOP100(衆)
79位
委員会出席(無役)歴代TOP50
15位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
50位
各種会議発言歴代TOP250
156位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
126位

31期委員会発言TOP100
63位
31期委員会出席(無役)TOP100
61位
31期委員会発言(非役職)TOP50
49位
32期委員会出席TOP50
24位
32期委員会発言TOP100
62位
32期委員会出席(無役)TOP50
11位
32期委員会発言(非役職)TOP50
47位
33期委員会出席(幹部)TOP100
79位
38期委員会発言TOP100
56位
38期委員会出席(無役)TOP100
91位
38期委員会発言(非役職)TOP50
46位
38期各種会議発言(非役職)TOP25
23位
40期委員会出席TOP50
28位
40期委員会発言TOP10
9位
40期委員会出席(無役)TOP50
20位
40期委員会発言(非役職)TOP10
3位
40期各種会議出席TOP10
8位
40期各種会議出席(無役)TOP10
6位
41期委員会発言TOP50
35位
41期委員会発言(非役職)TOP50
22位
42期委員会発言TOP50
25位
42期委員会出席(無役)TOP100
72位
42期委員会発言(非役職)TOP50
14位

このページでは松本善明衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松本善明衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 法務委員会 第2号(1967/03/24、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 いまの岡沢委員が発言をされたことでありますけれども、法務大臣のはがきの問題にいたしましても、共和製糖の問題にいたしましても、汚職あるいは腐敗政治の一掃という問題は非常に大きな課題になっている。この問題はやはりできるだけ早く質疑をして、国会の審議の中で明らかにしなければいかぬと思います。  それから、当委員会が扱います人権擁護に関する問題、国政の根本に触れる重要な問題等、予算委員会が開かれているときではありますけれども、万障繰り合わせて、できるだけ早い機会にこの質疑を法務大臣に十分できるような機会をつくらなければならないと思いますので、そのようにされたいと思います。

第55回国会 法務委員会 第4号(1967/04/18、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、質問のために必要な材料としてお聞きしたいというようなつもりできよう聞きたいのですけれども、あとでまた本格的に聞きたいと思います。  裁判所のほうで要求した人員ですね。四十年度から四十一年度、四十二年度ぐらいにかけまして、裁判所のほうとして本来の司法権の独立を守って、裁判所の仕事をほんとうに適正に、憲法を守るという任務を遂行していくのに必要な人員として、どういう程度のものを要求されたのかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 そうすると、当初要求したものは、全体としてはほとんど認められてない、こういうことになるわけですね。

第55回国会 法務委員会 第5号(1967/04/21、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 いま法務大臣は、横山委員の質問に対して、この打ち切りは去年きめておることなんだ、だからいま打ち切る理由というのは、結局去年きめておるからだということを答えられたわけでありますけれども、これについては、法務大臣御存じのように、いろいろな反対運動がずっと前からやられておる。これは延ばしてほしい、私は朝鮮に帰りたいんだという人がたくさんいるわけです。その人たちの意見を退けて、いま打ち切らなければならないということの説明としてはきわめて不十分である。本来ならば、そういう場合は、政府はその人たちの意見を十分聞いて、もう一回いま横山委員が言われましたように交渉をして、この問題について友好……

第55回国会 法務委員会 第6号(1967/05/09、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 この法律案の提案理由にもありましたが、まず最初に、裁判がいま非常におくれている原因をちょっとお聞きしたいのですけれども、一番たくさんの事件ですね、大まかでけっこうですけれども、一番多い事件は何か、答えていただきたいと思います。
【次の発言】 一番裁判官の負担になっているといいますか、そういうものは借地借家の事件ではないか。どうでしょうか。
【次の発言】 事件の難易ということではなく、事件の件数が普通借地借家事件が六割近く、あるいはもっとあるかもわかりませんが、裁判所の事務量を圧迫しておるのではないかというふうに思うのですが、どうでしょうか。

第55回国会 法務委員会 第7号(1967/05/11、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 この問題は、司法行政上、飯守所長の執筆している内容が妥当かどうかという問題として出てきているわけで、いまもそういうこととして問題になっているわけです。先ほどの事務総長の答弁の中ではちょっとあいまいなことがあるように思う。疑いを持たせるようなことはよくないということを言われたけれども、これは司法行政上妥当なものであったという結論ですか、妥当でなかったという結論になっているのですか。その点をちょっとはっきり……。
【次の発言】 そこなんです。先ほども言うように、受け取り方によってはということで、しかし内容的にはいい、基本的にはいいけれども、受け取る人によってはよくない、これだけで……

第55回国会 法務委員会 第8号(1967/05/12、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 東京都公安条例について、その運用のしかたが憲法違反であるという東京地裁の判決が出たわけであります。この運用について警察庁としていまどう考えているか、あとこまかく聞きますが、一言まず聞きたい。
【次の発言】 運用について憲法違反という判断が出たということは、いままで警視庁のやっていること、あるいは警察庁のやっていること、これが憲法に違反をしておるということで、直接の責任が警察庁にあるわけであります。かなり真剣に考えてもらわなければならない点ではないかと思います。  それでちょっと聞きますが、実際上、いま東京都では非常にたくさんの条件をつげている。たとえば縦断幕を持ってはいけない……

第55回国会 法務委員会 第10号(1967/05/18、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 この法律は裁判所の職員の定員をふやすということでありますが、裁判所の人手不足の原因は政治にあるというふうに考えなければならないと思います。中小企業が倒産すれば手形の事件がふえますし、それから住宅難が激しければ激しいほど、借地借家の事件がふえる、それから――よろしいですか、法務大臣に聞こうと思っているのです。――住宅難が激しければ激しいほど借地借家の事件はふえるし、その解決が困難だということは、法務大臣御存じのとおりと思います。それから最近のように交通災害が激増すれば、民事、刑事の訴訟事件がふえてくる。これも当然でございます。それから税金が重いということが税金事件をふやしている……

第55回国会 法務委員会 第16号(1967/06/02、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 三鷹事件の竹内景助氏が本年の一月十八日の午前八時に獄中で死亡されました。この問題につきまして、すでに四月二十日の衆議院予算委員会で一度問題になっております。再審の申し立てをしながら、無実を訴えている人が獄中で十分な治療を受けることがなくて死亡したということは、単に個人の問題ではなくて、人権擁護という観点から見ましても、拘置所の処遇という点から見ましても、非常に重大な問題だと思います。きょうは遺族の方も傍聴に見えております。法務大臣から厳粛にしかも慎重に答弁をしていただきたいと思います。  竹内さんの死体検案書によりますと、脳腫瘍でなくなられたということでありますが、この腫瘍は……

第55回国会 法務委員会 第22号(1967/06/16、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 いままでいろいろ質問がありましたが、できるだけ重複しないように、しかし重要点をお聞きしたいと思います。  まず、国家公安委員長にお聞きしたいのですが、大学教授であります星野安三郎氏を代表とする今回の示威行進を、平穏でない、そして一瞬にして暴徒に化す集団というふうに判断をしたのかどうか、このことをお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、いまの答えでは、結局、今度の示威行進を一瞬にして暴徒に化す集団と判断したのではない、だけれどもこういう措置をとったのだというふうに受け取りますが、もしそうだといたしますと、これは平穏な示威行進を抑圧したということになるのじゃないか。なぜ私はこの……

第55回国会 法務委員会 第25号(1967/06/23、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 ちょっと古い話ですけれども、昭和三十七年の六月二十日の午後八時二十分ごろ、全自交の労働組合の、三光自動車労働組合の委員長であった丸山良夫さんという人が刺殺されました。そしてこの二十日で五周年になる。これは共産党や社会党あるいは総評など、労働組合などが一緒になって、大々的に現地調査もまた毎年やられておるわけですけれども、人の命に関する犯罪という、特にこの事件では右翼のテロだというふうにいわれているわけですけれども、こういう人命に対する犯罪というのは、犯罪の中でも最も悪質なわけであります。こういう、事件について、五年もたってもいまだに犯人をあげられない、この責任ですね、この問題に……

第55回国会 法務委員会 第27号(1967/06/29、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 交通事故をなくすということについては、私たちもその熱意においては人後に落ちるものでないし、これはいま問題になっている一番大きな問題であるというふうに思いますけれども、この総合的な交通事故をなくすという中で、この刑法の改正案がどういう役割りを果たすかということ、これまた非常に重要だと思いますが、この提案理由によりますと、「質的に見て高度の社会的非難に値する悪質重大事犯が続出」している、こういうことが言われております。昭和四十二年二月二日に法務省刑事局がつくりました「自動車運転による重大な人身事故の具体的事例」ということであげられたものを見ますと、これはほとんどがめいてい運転とい……

第55回国会 法務委員会 第29号(1967/07/04、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣にもお聞きしたいのですが、法務大臣の出席はどうなっておりましょうか。
【次の発言】 それでは、法務大臣に対する質問以外のことを聞いておきますが、この法律案がかけられた法制審議会の会社更生法部会の委員の中には、これは民事局長に伺いたいのですが、経団連の常務理事、あるいは経団連の法規委員、あるいは関経連の副会長、あるいは東京商工会議所の常任理事、大阪商工会議所の常任理事、あるいは富士銀行の副頭取、全国銀行協会連合会法規部委員とか商工中央金庫監事とか、こういうようないわゆる財界、言いかえますならば独占資本の代表者というふうに言ってもいいかと思いますが、そういうふうな人たちの……

第55回国会 法務委員会 第30号(1967/07/06、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 前会に引き続いて質問をいたしますが、法務省はこの法律は悪質なものの処罰だということを再々言っております。法務大臣の刑事局長もそういうふうに言っておられますが、私も悪質なものの処罰を否定をするということはないのでありますけれども、現行法でも相当できるんじゃないかと思います。法務省刑事局のつくりました資料によりますと、禁錮三年に処せられた六例が出ておりますが、この四例は、めいていの上業務上過失致死傷事件を起こしている。しかも逃走した、こういう事例であります。これは道交法の百十七条違反、いわゆるひき逃げとそれから刑法二百十一条違反との併合罪、併合罪加重をするならば四年六月以下の処罰……

第55回国会 法務委員会 第33号(1967/07/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 廣岡さんに伺いたいのですが、今年度の委託費は二億九百万ということですが、昨年度委託費として受け取られたのはどのくらいですか。
【次の発言】 この一億八千万がどういうような調査に使われたかということの内訳は、明らかにすることができますか。
【次の発言】 どういう調査に、どういうところに、幾らで出したかということを明らかにできるかということを聞いているのです。
【次の発言】 そうすると、いま資料がないけれども、調査内訳、調査項目と、調査を委嘱した人と、調査金額、政経調査会から出された金額については、あとから報告することができる、こういう答弁に伺っていいですか。

第55回国会 法務委員会 第35号(1967/07/20、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、この刑法の一部を改正する法律案の取り扱いについて一言発言をしておきます。  刑法の一部を改正する法律案の提案理由は、結局のところ酔っぱらい運転でありますとか、あるいは無免許運転であるとか、特に悪質な業務上過失致死傷罪の宣告刑が、法定刑の上限に達している。したがって、法定刑の上限を引き上げなければならないということであり、提出された資料もほとんどそのすべてがこのような酒酔い運転、あるいは無免許運転に関するものであります。しかし、審議の過程で、これが航空機でありますとか、あるいは国鉄、あるいは私鉄、タクシー、トラック等の交通労働者だけでなく、医師……

第55回国会 法務委員会 第36号(1967/07/21、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣に所見を伺いたいと思います。法務大臣には人権の擁護について重要な職責があることは言うまでもありませんけれども、この点についての一般的な所信をちょっと伺いたいわけです。  法務大臣はもうお忘れになっているかどうかわかりませんが、昭和二十七年ころに「憲法の心」という本を書かれた中で、いまの憲法を非常にほめておられます。それから人権の保障について非常に多くのページをさいて、日本国憲法の人権保障は、他国の憲法には類例を見ないほど詳細であるというふうにたたえておられる。きょう私、法務大臣に聞こうと思いますのは、思想や良心の自由、言論、集会、結社の自由というものについての問題です……

第56回国会 法務委員会 第2号(1967/08/18、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 関連して。いま入管局長が答えられた中で、これからのは出国証明で手続をするということを言っておりますが、この出国について配船証明を持ってこいというようなことを言っている事実がありますか。
【次の発言】 いま言われた告示というのは、八月十二日の法務省の千四百六十七号の告示ですね。
【次の発言】 そうすると、いま在日朝鮮人が、朝鮮民主主義人民共和国に行く船のどの船に乗るかという、いわゆる乗船見込みをとるということは、ほとんど不可能なことです。北の民主共和国の船がいつ入るか、どういう船が来るかというようなことについても、まだ協定だとかそういうことができてないというと、事実上この告示に……

第56回国会 法務委員会 第3号(1967/11/01、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 時間がないようですので、簡単に質問します。  リボン闘争のことが問題になりましたけれども、根本問題は職員の給与の問題なんです。公務員の中には、生活保護の申請をしている者があるということまで出てきているわけです。そういう状態については、第五十五特別国会でも、裁判所の職員が内職をしているということについて、私は詳細な質問をしたわけです。人事院勧告も完全に実施されない、職員は非常に低い生活水準で困っているということを根本的に解決しなければならない裁判所とすれば、いま中谷委員も言いましたけれども、二重予算の権利もあるわけで、この職員の給与水準を根本的に早く何とかするという考えがあるの……

第57回国会 法務委員会 第2号(1967/12/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 関連して、裁判官の報酬に関して聞いておきたいと思います。五十五特別国会で、裁判所の職員の中に賃金だけでは食えないというので内職をしている、あるいはビルの清掃なんかもしているというようなことがあるということを、裁判所に質問いたしました。矢崎人事局長は、そういうひどい状況にあるということを組合から聞いているということも答えたし、それから最高裁判所が全責任を負っていることであるから、人事当局としても一生懸命それをやらなければならぬということを答弁しました。それから事務総長は、職員の生活の実態を立ち入って調査をして参考資料をつくる。それはやらなくちゃいかぬ。組合からも資料ができるだろ……

第57回国会 法務委員会 第3号(1967/12/15、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務省に聞きたいのですけれども、法務省の職員の実態ですね。昨日、裁判所については少しお聞きしたのですけれども、いま公務員の賃金が非常に低いということで、生活保護基準以下の公務員の賃金があるということで問題になっておりますけれども、法務省では、そういう生活保護基準以下の職員があるかどうかということについて調べたことがありましょうか。
【次の発言】 そうすると、そういうことについては、法務省としてはいままであまり関心がなかったわけですか。
【次の発言】 これはそうむずかしいことではないのです。法務省の中の職員の俸給について全部調べ上げるということは、そうむずかしいことではないと思……

第57回国会 法務委員会 第4号(1967/12/19、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、日本共産党を代表して、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案に反対するものであります。  現在、一般公務員労働者は、激しい物価上昇の中で生活に非常に苦しみ、一律八千円の賃金の引き上げ住宅手当などを要求しております。ところが、人事院勧告はこの要求を踏みにじったものであり、しかも政府はこの人事院勧告すら完全実施しない。そして一方では、この法案でもわかりますように、総理大臣最高裁長官などは一挙に十五万円、大臣、最高裁裁判官、検事総長などは一挙に十万円、国会議員や高裁長官、高検検事長はそれぞれ一挙に二万円以上の給与の引……

第57回国会 法務委員会 第5号(1967/12/22、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、人権擁護の問題について法務大臣に所見を伺いたいのですが、日本においては労働者は就業人口の六割を占めております。この人たちの人権を守るということは、人権擁護の仕事の中でも非常に大事なものであると考えておりますけれども、法務大臣の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 現状において労働者の人権は守れているというふうに考えておられるかどうか、御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 最近、裁判所で労働者が勝訴をしたり、労働委員会で不当労働行為の救済命令が出たにもかかわらず、その結論に従わないで労働者の人権を侵害をしておるという事例が、非常に多いわけであります。例をあげます……

第58回国会 外務委員会 第11号(1968/04/16、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に若干ベトナム問題でお聞きしたいと思いますが、時間の関係もありますので、要領よくお聞きしますから、外務大臣も聞いたことにお答えいただきたいと思います。  ベトナム問題に入ります前に、一つ確かめておきたいことがありますのは、四月二日の参議院の予算委員会で、私の党の春日議員の質問のときに、安保条約の事前協議条項のいわゆるゼントルマンズアグリーメントの中身を文書にして出してほしいということを申し上げて、外務大臣はこれを整理をするということを承知されて、さらに議員各位に配ったほうがいいかもしれないということを言われたわけですが、相当時日がたっておりますので、用意ができていまし……

第58回国会 外務委員会 第13号(1968/04/19、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に若干お伺いしたいと思います。  この関税一括引き下げをなぜアメリカが提唱したとお考えになっておられるか、外務大臣の見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま外務大臣はEECのことを言われましたけれども、EECの中にアメリカが進出をしていくという考えはあったのではないでしょうか。
【次の発言】 あの当時、アメリカは非常に妥結を急いだのでありますが、その妥結を急いだ理由、それはどういうところにあるというふうにお考えになっておりましょうか。
【次の発言】 外務大臣に伺いたいのですが、アメリカの国際収支あるいはドル危機の問題とこれは関係なかったのか、この点については……

第58回国会 外務委員会 第14号(1968/04/23、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 経済企画庁長官が御用がおありのようでありますので、先に、長官がおられる間、質問をしたいと思います。  先日、この委員会で、関税の一括引き下げが日本農業にたいした影響がないという答弁を政府がされました。長官もいま、ほんとうに困るものは譲許されていないんだという御答弁をされたわけであります。しかし、たとえば大豆、羊肉、牛脂というようなものの関税が引き下げられておるわけであります。そうすると、アメリカ大豆あるいはニュージーランドの羊肉などの輸入増によって、大豆であるとかなたね作農民、養豚農民が相当打撃を受けるんじゃないかというふうに考えられます。この点についての経済企画庁長官のお考……

第58回国会 外務委員会 第19号(1968/05/08、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣にお聞きいたしますが、すでにこの委員会で、この協定がわが国の原子力エネルギーについてアメリカに従属をすることになるのではないかという点が、各野党の委員からそれぞれ懸念が表明をされました。条約上は別に引き取り義務がないということを理由に、従属ではないということを言うのが政府の答弁の趣旨だと思います。しかし、この計画に従って発電用原子炉が十三基もできていく。非常に多い部分が原子力発電に依存をしていくということになった場合に、アメリカのほうでこの濃縮ウランの供給をしないということになった場合には、日本はたいへんな影響を受けるのではないか。そういう点ではアメリカにしっかり握ら……

第58回国会 外務委員会 第20号(1968/05/10、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 小笠原に入ります前にちょっとお聞きしておきたいのは、前に安保条約の事前協議条項についてのゼントルマン・アグリーメントの中身を文書にして出してくださいと要求しまして、外務省では四月二十五日付で「日米安保条約上の事前協議について」という文書をいただきました。その内容は、   日本政府は、次のような場合に日米安保条約上の事前協議が行なわれるものと了解している。  一、「配置における重要な変更」の場合    陸上部隊の場合は一個師団程度、空軍の易合はこれに相当するもの、海軍の場合は一機動部隊程度の配置  二、「装備における重要な変更」の場合    核弾頭及び中・長距離ミサイルの持込み……

第58回国会 外務委員会 第21号(1968/05/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣、先日の委員会でロランCが軍事目的のためにつくられたということを認められました。しかし、現在ロランCが軍用以外にも使われているかのような答弁もされました。ロランCが軍用以外の一般の航空機や船舶に使われているという事実があるのかどうか。また、四月の二十四日に参議院の本会議で、佐藤首相が「ただいまの状態では軍用のみにこれが使われる」と言った答弁を取り消すつもりですか、この点ひとつはっきりお答え願いたいと思います。
【次の発言】 防衛庁長官に伺いたいのですが、小笠原のロランCは、いま外務大臣が認められたように、軍事目的のためにつくられたものであり、ポラリス潜水艦も使用してお……

第58回国会 議院運営委員会 第11号(1968/03/22、31期、日本共産党)

○松本(善)議員 結論は、反対であります。この問題については、単に個人の問題だけではなくて、院の運営についての将来の問題をやはり考えなければならない。それは、議会というものは言うまでもなく言論の府である。その議員の言論が圧迫されるというようなことがないように、この内容を論議するという懲罰委員会のみならず、どこの委員会においても、どこでも議員の発言が自由にできるように最大限の努力を払うというのが本来のたてまえであるというふうに考えます。そういうことから考えますと、この件については、すでにその経過の中で遺憾の意を表するというようなことについてはやってもいいということが言われております。それでもう十……

第58回国会 法務委員会 第8号(1968/03/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 予算の話が出ましたので、そこから話をしたいと思いますが、事務総長に伺いたのですが、裁判所の国家予算の中に占める比率が年々減ってきている。あまり時間がありませんから数字で申しますと、ことしは〇・六五%、それから去年は〇・七〇%、三十一年、三十二年ごろは九%以上です。そのころをピークにして、ずっとどんどん減ってきている。この事態を事務総長どう考えておられますか。そういうことは、最高裁の裁判官会議で問題になっているのかどうか。それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 事務総長の話を聞いておると、満ち足りたようなお話で、政府が答弁をしておるような感じですけれども、中身が満足してい……

第58回国会 法務委員会 第13号(1968/03/26、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣にお伺いしたいと思うのですが、この刑法の二百十一条を変えるという問題につきましては、交通関係の労働組合をはじめとして、相当広い範囲の反対があります。私のところにも、毎日のように電報でこれはどうしても困るという要請がきております。そういう状態でありますが、法務大臣としては、この反対運動が起こっている理由ですね、なぜ反対をされているというふうにお考えになっておるか、どういう認識を持っておられるか、それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私のお聞きしておりますのは、法務省の提案理由や大まかな考え方というものは、存じておるつもりなんです。いま法務大臣言われたように、……

第58回国会 法務委員会 第14号(1968/03/28、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 時間がありませんので、賛成の代表的な意見であります瀧川参考人だけにお聞きしたいと思いますけれども、一つは古西参考人も一億総犯罪者ということばを使われました。それから玉井参考人も、この道交法過失致死傷事件というものが、刑法犯の大半を占める時期がきているというようなことです。この委員会の審議では、法務省はすでにこれが刑法犯の半分以上になるということを報告しております。そういうふうになっておりますことは、刑の威嚇的効果がなくなってきているということの一つの証明ではないかと私は思いますけれども、こういうふうに事件そのものは多くなっておりますけれども、一台当たりの事故数といいますのは、……

第58回国会 法務委員会 第15号(1968/03/29、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 いままでの質疑に引き続いてお聞きしますが、前の委員会で刑事局長にお尋ねした結果、法務省の出しました資料でも、業務上過失致死傷の単純一罪の場合には二年半に達する者がないということをお認めいただきましたけれども、きょうお聞きしたいのは、法務省が言っておりますいわゆる悪質なものという酒酔いの事件あるいはひき逃げ、スピード違反、こういうような事件はそれぞれ併合罪加重をされますので、そういう点では普通の業務上過失致死傷よりも重く処罰をされるという結果になっているということをお認めになるかどうかということを刑事局長に伺いたいと思います。当然のことであるけれども、いかがでしょう。

第58回国会 法務委員会 第21号(1968/04/16、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 刑事補償法の改正について、法務大臣に若干質問したいと思います。  本来、この刑事補償というような、起訴された者が無罪になって、そのために損害を受ける、こういうようなことがあってはならない。本来、起訴というものは、疑わしい者は起訴しないということで、いやしくも無実の者が長く裁判を受けるというようなことがないようにしなければならない。本来刑事補償というのは、もちろん法律としては必要ですけれども、こういうようなことが起こらないようにしなければならないものではないかと思いますが、法務大臣の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 最近十五年間も問題になっておりました青梅事件が、無罪に……

第58回国会 予算委員会 第11号(1968/03/02、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、佐藤総理並びに若干の閣僚に質問をしたいと思います。  質問に入る前に、一言総理に申し上げておきたい。ということは、私と総理とは、人世観もそれから世界観も根本的に異なっております。しかし、この異なった者同士の問で質疑を行なうというのが議会のたてまえであろうと思います。そういうことでありますので、私の質問を、国民に対する答弁として、誠実、率直に問うたことにお答えをいただきたいと思います。この意見を表明して質問に入りたいと思います。  私の最初の質問は、国政の基本である憲法に対する佐藤内閣の態度の問題、とりわけ、いわゆる倉石問題についてであります。……

第59回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1968/10/11、31期、日本共産党)

○松本(善)議員 沖繩の返還の問題が問題になってきまして、私たちの党にいたしましても、国政参加の問題あるいは災害の問題等でいろいろ事情を視察したりしなければならないことがたくさんあるわけです。いままで、この四十二年の六月以来八回にわたってわが党の国会議員の渡航申請が拒否されまして、四十二年十二月二十二日の参議院の沖繩問題に関する特別委員会で佐藤総理大臣はわが党の春日正一議員の質問に答えまして、「参議院議員の方が渡航される、公用でお出かけになる、それがいまだに行かれない、これについて私たちも善処すべき問題だと、かように思っております。」こういうふうに言われ、総務長官も、その後の参議院の特別委員会……

第59回国会 法務委員会 第2号(1968/08/09、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 いま同僚議員がいろいろ質問をしたわけですけれども、この朝鮮の帰還の問題がおくれておりますために、帰国の申請をした人々の生活が非常な困った状態になっておるということについて、日赤及び法務大臣は、政府のほうでは把握しておるのかどうか。たとえば各新聞紙がこの問題について報道をしておりますけれども、たとえば朝日新聞から東京新開、いろいろな新聞が報道をしております。その中では、六畳ほどの一間に五人くらい住んでおって、もう帰国の申請をしたけれども、どういうふうに食べつないでいくかわからないという状態になっておる者もある。金になるものは全部質に入れてしまって、どうにもならない状態になってお……

第59回国会 法務委員会 第3号(1968/10/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 この日通事件に関連して先ほど来問題になっております福田幹事長と池田正之輔氏と井本検事総長が会ったという問題は、検察のあり方の問題として非常に重大な問題だと思います。私は冒頭に言っておきたいことは、この問題について井本検事総長が九月の二日に記者会見をしておる。その後今日まで一カ月以上もたたなければ、この事態が国民の前に正式に明らかにならないという、これはきわめて遺憾なことであると思います。先ほど同僚委員が申しましたけれども、井本検事総長、それから河井最高検検事あるいは池田正之輔氏、福田幹事長、やはりこの重大な疑惑を晴らすために、責任をもって、あるいは進んでこの委員会に出てきて明……

第59回国会 法務委員会 第4号(1968/10/31、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 新宿事件につきましては、数々の疑問があるわけでありますけれども、これは大臣時間がないようでありますので、具体的な事実については、あとから警察庁の警備局長かに伺いたいと思います。しかし、これについてどうしても大臣に伺っておかなければならない幾つかの点がありますので、お聞きしておきます。  この新宿事件に関係をして騒擾予備罪の新設が問題になっておりますが、これは法務省ではいまどういう段階にきておるかお話しいただきたい。
【次の発言】 私たちは破防法については、これは憲法違反の法律だということで反対をしておるわけで、これを認めているものではないわけですけれども、この破防法の四十条に……

第59回国会 予算委員会 第1号(1968/08/09、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 議事進行について発言を求めます。

第60回国会 法務委員会 第1号(1968/12/17、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判官の報酬並びに検察官の俸給等に関する法律が問題になっておりますけれども、これは言うまでもなく公職員全体の給与体系の一部でありますので、一般的なことをまず法務大臣とそれから裁判所に伺っておきたいと思います。  公務員は、いま非常に物価が上がっている中で、人事院勧告のとおり五月から実施してほしい、それから月三千五百円の底上げをしてほしい、それでなければ生活ができないということを訴えております。この公務員の要望について、法務大臣はどうお考えになりますか、また、裁判所はどう考えているかということをお聞きしたいと思います。

第60回国会 法務委員会 第3号(1968/12/19、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 在日朝鮮人の帰国問題につきましては、本委員会でもたびたび問題になったわけでありますが、過ぐる九月に、わが党の宮本書記長を団長とする代表団が朝鮮民主主義人民共和国を訪問いたしました。私もその一員としてこれに参加をしたわけでありますが、この帰国問題について朝鮮赤十字会の意向を確かめてまいりました。その後、日本赤十字社が朝鮮赤十字会に対して手紙を出されたことによりまして、一歩前進の方向に進んでいるというのは、たいへんけっこうなことだと思うわけであります。現在、その後どういうふうになっておるかということについて、御説明できる範囲で御説明いただきたいと思います。

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、日本共産党を代表いたしまして、佐藤総理に若干質問したいと思います。  沖繩問題は安保条約再検討の問題と関連いたしまして、国の政治の基本路線にかかわるものとして国民の重大な関心事になっております。先般行なわれました沖繩の主席選挙で屋良朝苗氏が当選をされましたが、この屋良さんの掲げて戦われた野党の統一綱領は、サンフランシスコ条約第三条撤廃、日米共同声明に基づく一体化反対、即時無条件全面返還、基地反対、安保反対を中心に書いてあります。これと、沖繩自民党の西銘候補が本土並み、すなわち核抜き返還を掲げて争ってさえ大きく破れたこととあわせて考えますと、佐藤総理がいままで進めてこられ……

第61回国会 法務委員会 第6号(1969/03/11、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判所職員の定員に関する法律について、きょうは一部質問をしておきたいと思います。  いま二人庁の話が出ましたので、そこからお聞きしておきたいのですが、いま現在二人庁は、尾鷲のほかに幾つありましょうか。
【次の発言】 二人庁という方針をとっているのではないということは、予算委員会でも述べておるのを私は知っておるわけですが、現実に二人庁になっておる。これがいま幾つあるか。いまどうも把握しておられないようですが、次回の委員会までに、現在実際上二人庁になっておるところが幾つあるか、調べて御報告いただけますか。
【次の発言】 どのくらいあれば調査できるのですか。

第61回国会 法務委員会 第7号(1969/03/14、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 国家公安委員長に一言。いわゆるけんか両成敗論ということを国家公安委員長がたびたび言われることについて、お尋ねしたいのです。公安委員長は、ことばが適当でないということで最近国会でいろいろことばを取り消されたりなどすることもありますので、私は厳密に聞きますので、正確にお答えをいただきたい、こう思います。  いわゆる正当防衛論の根拠となっております刑法の三十六条でありますが、申し上げるまでもなく「急迫不正ノ侵害ニ対シ自己又ハ他人ノ権利ヲ防衛スル為メ已ムコトヲ得サルニ出テタル行為ハ之ヲ罰セス」ということになっております。いわゆるトロツキスト暴力集団というものが、自治会の決議も何にもな……

第61回国会 法務委員会 第8号(1969/03/18、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 公安調査庁の長官に伺いたいのですが、本国会が始まりましてから、予算委員会で長官は、共産党系の学生団体が大学の人民管理をしようとしているという趣旨の発言をしました。そのことに関係して、ちょっとお聞きしたいわけです。  きょうは、長官の到着が十五分近くおくれたために、委員会を開けなかったわけです。公安調査庁は、これは単に時間がおくれたということではなくて、自分の権限がやはり国会に基づいて民主的に法に従って運営をされなければならないということについての軽視ではないかと思うのです。公安調査庁は、そういう点、ほんとうに民主的に憲法に従った権利を尊重するということで動いているかどうか。最……

第61回国会 法務委員会 第9号(1969/03/19、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 前回でも多少この法律案について聞いておりますので、続いて聞いていきますが、いま問題になりました二人庁については、どの程度あるかということをお調べいただきたいということを前回言ったわけですが、その調査はできましたでしょうか。
【次の発言】 それをおっしゃっていただきたいと思います。
【次の発言】 その資料をあとでお渡しいただきたいと思います。  それからもう一つ前回お聞きしておいたのは、労働事件が非常に遅滞しておる、地位保全の仮処分が、ひどいのは八年もかかっておる、裁判の結果が尊重されていない、こういう問題を指摘をし、この労働事件の結果がどういうふうに実現されているかという追跡……

第61回国会 法務委員会 第11号(1969/04/04、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 文部省に、関連してお聞きしておきたいと思うのですが、自衛官の入学拒否問題といいますのは、自衛隊が憲法違反ということを問題にして起こっておるのではないかと思いますが、実情について、なぜそういう自衛隊の自衛官の入学拒否問題というのが起こっておるのか、ということをお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話しのように、この問題については、自衛隊が憲法違反かどうかということについては、最高裁のみならず、裁判所の判決は、一つも出ていない。それから大多数の憲法学者は、すべて自衛隊は憲法違反であるというふうに言っておる。いわば憲法学界の通説になっておるわけであります。その大学の中……

第61回国会 法務委員会 第12号(1969/04/11、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 副長官来られる前に、ちょっと法務大臣にお聞きしておきます。  松川事件についての国家賠償の裁判が、この四月二十三日に東京地裁で判決が行なわれるわけであります。これにつきましては、赤間前法務大臣が、なるべく早く損害賠償のほうも片づくことを希望しておる、それからなるべく早くこの訴訟が完了するよう私希望しておる、こういう趣旨を言っておられたわけでありますが、この松川事件につきましては、もう二十年になるわけです。そしてこの刑事事件では、被告であった人、そしてこの国家賠償の裁判では原告であった人が、三人ももうすでに死亡しておる、こういうことで、これはもう人権の尊重という観点から見まして……

第61回国会 法務委員会 第13号(1969/04/15、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 きょうは公安調査庁の調査活動について聞きたいと思うのですが、先日やはりこの委員会で、全学連の方針について公安調査庁長官に私質問いたしましたが、そのときに長官は、二月一日の衆議院の予算委員会で説明をした、日共系全学連は究極的には人民管理を目的としているということを言ったわけですが、このことを訂正しませんでしたけれども、この人民管理を目的としておるということは、あなた個人の見解であるか、それとも公安調査庁としての判断なのか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 了承願いますというわけにはいきません。というのは、はっきりと全学連は人民管理の方針を持っておる団体を批判をしておるわ……

第61回国会 法務委員会 第15号(1969/04/22、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 この問題についていろいろ聞くことがあるのですけれども、さっき防衛庁の話が出ましたので聞きたいと思うのですが、こういう場合は届け出をすればいいんだという話ですが、これは学校へ行くときは、隊務を離れるということになるわけですか。
【次の発言】 そうすると、一たん届けをすれば、だれであろうと行ける、こういうたてまえになっておるわけですか。
【次の発言】 自衛隊法の五十六条には、上官の許可を受けなくては職務を離れることはできないとありますが、そうすると、勤務時間以外はもう職務を離れている、こういう考えになっておるわけですね。

第61回国会 法務委員会 第17号(1969/05/16、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 まず、法務大臣にお伺いしておきたいと思うのでありますが、この在日朝鮮人の帰国の問題に関しましては、人道上の問題ということで取り上げられておるわけでありまして、前の委員会におきましても、法務大臣非常な熱意を持って推進をしたいということも言われ、勇断を持って事に当たりたいということも言われたわけであります。特に、いま在日朝鮮人の帰国の問題は、朝鮮赤十字会の代表の入国手続の問題が一つの大きな問題になってきておるだけに、法務大臣がこれについて当たる態度というものは、たいへん重要な関係が出てくるかと思います。そういう点で、この問題が問題になりました委員会以後、どういう方向で努力をされた……

第61回国会 法務委員会 第21号(1969/06/13、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 それでは伺いますが、最近自民党の司法制度調査会の発足でありますとか、あるいは先ほどもこの委員会で問題になりました広島地裁の裁判官の人事の問題でありますとか、裁判官の人事、あるいは司法の独立、あるいは裁判官の独立、こういうような問題が非常に大きな問題になってきておりますので、いろいろお聞きしたいのでありますが、最初に裁判所に、司法の独立あるいは裁判官の人事の保障こういうものは一体何のために考えられておるのかということについての裁判所のお考えをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは司法の独立ということ、あるいは裁判官の人事ということは、正しい裁判が行なわれるということにつ……

第61回国会 法務委員会 第24号(1969/06/27、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 関連して。法務大臣に一問伺っておきますが、この種の事件といいますのは、被害者が監獄の中におる。それで看守が相手でありますので、被害者の立場は非常に弱いわけであります。へたをすると押えつけられてしまうという危険が、きわめて大きいわけであります。こういうことを弁護士に話をし、こういうふうな問題にしてもらうということだけでも、内部ではたいへんな心理的ないろいろな圧迫を受ける性質のものであると思う。そういうことについては相当慎重な配慮を払わなければならないと思いますけれども、この点について、法務省としてどういうふうに考えておやりになっておるか、この点だけお伺いしたいと思います。

第61回国会 法務委員会 第26号(1969/07/04、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 まず、いま東京都議会の選挙が行なわれておりますが、この選挙違反の取り締まりの問題について、少し伺いたいと思います。  選挙が公明に、公正に行なわれるということは議会制民主主義の基礎であるということは、これは言うまでもないことであります。正々堂々と選挙戦が行なわれ、そしてその政策宣伝が周知して、選挙民が各政党の政策でありますとかあるいは候補者の識見だとか経歴、そういうものを十分知って判断することができるような、そういう状態をつくることがどうしても必要なんではないかというふうに考えます。これについて、まず第一に政務次官に御意見をお聞きしたいと思います。

第61回国会 法務委員会 第30号(1969/09/09、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 大臣に下山事件の記録の問題についてお聞きしたいと思うのですが、その前に一言お聞きしておきたいのは、国務大臣の国会への出席というのは、憲法六十三条に基づく義務であります。どのような仕事にも優先をして国会での答弁のために出席をしてやっていくというのは、当然のことではないか。国会を国権の最高の機関として、憲法で定めているとおりの実質を備えさせるためには、そういう心がまえでなければならぬと思いますけれども、これについての大臣の見解を聞きたいです。
【次の発言】 そういうふうにきょうもやっていただきたいと思いますが、私が本年の七月二十八日に「下山事件捜査記録等の公表に関する質問主意書」……

第61回国会 法務委員会 第31号(1969/10/09、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 平賀書簡問題と、それに引き続く飯守裁判官の問題は、裁判の独立という問題に非常に重大な疑問を投げかけて、法曹界のみならず、広く社会の関心事になりました。この問題について、法曹界で言われていることを少し御紹介した上で、最高裁のお考えをお聞きしたいと思います。  東京弁護士会は司法制度臨時措置委員会で、こういう行為は「憲法が保障する裁判官の独立を裁判所の内部から破壊する違憲、不当な裁判干渉行為であって、司法権の独立を守る立場から絶対に許すことができない」という決議をし、そしてこれは最高裁が平賀裁判官を訴追すべきだということまできめて、そしてその決議に基づいて日弁連に善処を求めており……

第62回国会 法務委員会 第1号(1969/12/01、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 この人事院勧告、公務員給与の問題といいますのは、国民の生活水準にも直接影響していくという重大な問題であります。それが質疑を五分というようなことで、こういう国会で審議をするというようなことは、これは議会をほんとうに形だけのものにしているものだということで根本的に反対であります。そういう制約の中でも質問をしたいと思います。  まず、大臣とそれから裁判所にお聞きしたいが、いま十八歳の独身で、人事院勧告でさえも期末手当を除いて月二万一千七百四円です。それから三十歳で家族三人で四万六百四十七円です。東京では部屋代がどんなに安くても七千円ぐらいかかる。二万一千円で七千円の住居費を払って一……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第19号(1970/09/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、大臣は十五日に福田大蔵大臣とともにアメリカにおいでになるようでありますが、訪米される目的について最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いわゆるサイミントン委員会でのジョンソン国務次官の証言が発表されまして、幾つかの問題が非常に疑惑を持たれたわけですが、その一つは、いわゆる七二年返還ということが非常に不確定のものではないかということでございます。これについての外務大臣の答弁の趣旨は、七二年中のできるだけ早い時期に実行ができるようにやっている、その作業は順調に進んでいるということでございました。ところが、こうなってきますと、重要なのは、この沖繩返還……

第63回国会 外務委員会 第18号(1970/07/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に委員長に御要望を申し上げておきたいのでありますが、憲法六十三条では大臣は答弁、説明を求められたときには議院に出席をしなければならないということになっておる。そうなっておるにもかかわらず、一カ月に一回という委員会で一時間しか出席をされない、各党の質問にも全部は応じられない、こういうような事態というのは、国会と憲法の権威のためにきわめて遺憾であると私は思いますので、今後こういうことのないようにしていただきたいというふうに思うわけです。このことを要望した上で、事務当局に御質問をしたいと思います。  まず第一に伺いたいのは、カンボジアにいる在留邦人の引き揚げの問題について力石大……

第63回国会 外務委員会 第19号(1970/09/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に手ぎわよく聞くつもりでありますので、簡潔にお答え願いたいと思います。  昨年の暮れに日米共同声明が発表されましたときに、私たちの党ではすぐに幹部会の声明を出しまして、これは沖繩の返還をてこに日本全土を朝鮮、ベトナムへの侵略基地に仕上げる新しい取りきめだという趣旨の声明を出したわけであります。ところが今度の、サイミントン委員会でのジョンソン国務次官などの証言が発表されてみますと、当時伝えられましたジョンソン国務次官の背景説明、これが公のものになっておる。政府のほうからいただきました資料によりますれば、一一五九ページあたりでありますが、日米共同声明の内容を説明するには背……

第63回国会 外務委員会 第20号(1970/11/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は沖繩の問題と中国の問題について質問しようと思います。  最初に沖繩の問題で、一昨日に行なわれました沖繩の国政参加選挙、先ほど同僚委員からその結果についての意見を外務大臣に求められておりましたけれども、これはどの論調を見ましても、衆参両院において革新が勝利をしておるということであるし、それから日米共同声明路線を沖繩県民が歓迎をしていないということを証明をしておるというふうに思うわけです。その結果について、外務大臣、これからの日本の外交においては非常に重要な沖繩返還協定の問題、この結果を考慮に入れて、日米共同声明路線について、反省をして進まれるかどうかという点について、お答え……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1970/03/05、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 経済企画庁長官に、時間もそうたくさんはありませんので、政治姿勢に関係をして、幾つかの点をお聞きしたいというふうに思います。  長官が、当委員会におけるあいさつの中で「物価安定を経済運営の最重点課題とし、一切の安易な態度を捨てて、その実行に取り組んでまいる所存」であるという趣旨のことを述べられました。また、本日の委員会でも、他の委員から、三年くらいの見通しを立てて、しっかりやらなくちゃいかぬとか、あるいは長官自身も、ちょっと手をつけて手放すというようなのではだめだ、しんぼう強くやらなくちゃいかぬ、こういう趣旨のことも言われましたけれども、そこで私、最初にお聞きしたいのは、最近、……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1970/04/01、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 国民生活センター法案について、大臣に聞く以外のものを少し基礎的に聞いておきたいと思います。  この国民生活センターの前身といわれる国民生活研究所法が第四十国会で論議された。そのときの提案理由説明では、「国民生活に関する基礎的かつ総合的な調査研究を行なうとともに、その成果を普及することによって、国民生活の安定と向上に寄与すること」というふうになっております。また「国民生活の実情や今後の動向に関して基礎的かつ総合的な調査研究を行なうことが研究所の中心業務」であるというふうにいっておる。ところが、今回の生活センター法案というのは、基礎的、総合的研究ということばがなくなって、おもな業……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1970/04/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 長官にお伺いしたいと思います。  昨日来、国民生活局長にもいろいろ聞いてきたのでありますけれども、そして同僚の委員もいろいろ申しましたが、国民生活センターについては、一体何をやるのか、これはへの役にも立たぬということが週刊誌に書いてある。盛んにここでも論議されたわけであります。一体具体的に何をやるんだろうか、また、ほんとうに役に立つんだろうかということについては、みんな疑問を持っておると思うのです。いまの和田さんの質問でも出ましたけれども、これは国民の生活に対する不安の最大のものであることは、もう言うまでもないと思いますが、この物価の問題についていうならば、どうしてもやはり政……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1970/04/09、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この国民生活センターについて、これがほんとうに国民の生活に役に立つようになるかどうかというのは運営によるわけだと思いますけれども、生活研究所のときからの経験として聞きたいわけですが、この運営について、国民の広い層からの意見が反映するように、何らかの努力をしてきたかどうか、その点について答えていただきたいと思います。
【次の発言】 この研究所にしても、センターにしましても、つくっただけで、何か政府が、この問題について非常に関心がある姿勢を示すだけだ、こういう機関もあるわけであります。そういう点からするならば、いままで研究所ではあまりやっていなかったのではないかと思いますけれども……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1970/04/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 環境衛生局長にお聞きしたいのですが、まずチクロ入り食品についての問題をお聞きしたいと思います。  昨年の十月二十九日に、食品衛生調査会と中央薬事審議会でチクロ入り食品の有害性を指摘をして、食品添加物として使用をすみやかに禁止する措置をとるようという答申をしておるわけですけれども、これは申すまでもないことですけれども、この禁止の措置をとるようという答申について現在厚生省はどう考えておるのか、この点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、延期については、日本の学者の意見、専門家の意見はどういうふうに聞きましたか。閣議できめます前でありますか、あとでありますか。その経過を……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1970/05/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 経済企画庁長官に伺いたいのでありますが、物価の値上がりについて、いまの国民の中での政府に対する非難というのは非常に強いものがある。佐藤首相が首相になられてから五年間たっていますけれども、その間、物価について努力するということを言われなかったことはない。にもかかわらず、実際問題としてはどんどん上がっているという状態であります。この点について、経済企画庁長官としては、担当大臣として非常に重要な責任があると思うのですけれども、全般にわたって伺いたいのであります。  まず最初に、何といっても一つは、やはり公共料金の問題があると思うのです。公共料金について、私鉄の大手十四社の運賃値上げ……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1970/06/09、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に行政管理庁長官にお伺いしておきたいと思うのですが、この物価安定政策会議の出しました「行政介入と物価について」という提言、それから、それを全面的に支持し、場合によっては拡大しているところもありますが、行政監理委員会が、物価行政の改革に対する意見というのを出しました。この内容の実行についてといいますか、この内容についての評価といいますか、そういうことについての長官としての、行政上の責任者としての御意見を、まず伺っておきたいというふうに思います。
【次の発言】 それから、もう一つ伺いたいのは、きょう物価対策閣僚協議会が開かれて、おそらく行政管理庁長官もお出になったと思うのであ……

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1970/07/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に、私鉄の運賃の値上げの問題について、少しお聞きしておきたいと思います。  先ほど、同僚の委員の質問に対しては、できるだけ抑制をしたいという話であります。いま国民がこの私鉄の運賃問題について企画庁長官に聞きたいのは、むしろそういう一般方針ではなくて、いま具体的になってきているその問題について、企画庁長官というのは物価上昇を抑制するところの大臣だと思っておるわけですが、その大臣が、これは許さないのだ、こういうふうに一体言ってくれるのかどうかということを見ておるわけです。できるだけ抑制をするということであるならば、これは認めるということも含めているのではないかというふうに思う……

第63回国会 法務委員会 第7号(1970/03/18、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣に伺いたいのであります。昨日の予算委員会の第一分科会でもこの問題で法務大臣に伺ったのでありますが、出版妨害問題に関する検察行政、人機擁護行政のあり方について、この委員会でもお聞きしたいと思います。  この問題につきましては、公明党の竹入委員長は、事実無根だということを言われ、その後、矢野書記長の談話でも、妨害はしていないということを言っておられる。そして疑惑を抱かせて御心配をかけたことはまことに遺憾に思うということは言っておられるけれども、公明党の立場では、いままでやったことが悪かったということは一言も言っていないわけであります。したがって、出版妨害の事実が悪いことで……

第63回国会 法務委員会 第8号(1970/03/20、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判所職員の定員の増加について、部内でもいろいろ論議があったことと思いますけれども、まずこの人員増加については、労働組合のほうからはどれだけの要求がされたかということについて、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 最高裁は、この人員については、原案では幾ら要求されたのでありますか。
【次の発言】 七百九十八人ではありませんか。
【次の発言】 それが百八十名増員ということになったわけであり、そのうち百名が法廷警備員ということになりますと、実質は八十名ということになろうかと思いますが、これは裁判所の要望したものからするならば、約一割、こういうことになるのではないかと思いま……

第63回国会 法務委員会 第12号(1970/03/31、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 関連して。いま選考のことで詳しく答えられたので、その点ちょっと確かめておきたい点があります。  選考を二回やるということですけれども、これは一回の選考で落ちた人はもう一度受けられる、こういう趣旨ですか。
【次の発言】 結局、沖繩で弁護士の資格を持っていた人が、引き続き本土の資格も得られるようにできるだけ配慮をしたい、こういう趣旨で選考全体は行なわれる、こういうふうに考えていいわけですか。
【次の発言】 その選考は大体いつごろ予定――もちろんわかりませんでしょうが、予定としてはどのくらいにやるのでしょうか。
【次の発言】 それから、いま御質問したことについてちょっとお答えがなか……

第63回国会 法務委員会 第13号(1970/04/01、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 警察にお聞きしたいのですが、同僚委員が最後に聞いたことにも関係するのですが、いわゆる赤軍派というものについての情報をかなりとっていたということが新聞には報道されております。たとえば三月五日の読売新聞によれば、一月に行なわれた政治集会で秋に武装闘争をやる。それから一月の十六日の「神田の全電通会館で行なわれた集会でも「キューバに武装闘争訓練基地を作り、ここに軍事要員を送りこんで養成、秋の武装ほう起の際には、これらのものが中心となって戦う」」ということがきめられておるということが報道されておりますし、それから昨日の夕刊ですね、毎日新聞の夕刊では「「飛行機乗っ取り説」については昨年秋……

第63回国会 法務委員会 第14号(1970/04/03、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 先ほど三年未満の当たらない人は、弁護士では五人ということをちょっと言われた。それはいつの時点でいってそうなるのですか。
【次の発言】 そして判検事の場合はゼロになっているわけですね。五人の人を救済するといいますか、それが選考を受けられるようにするには、いつに時点をきめればいいことになりますか。
【次の発言】 法務大臣にお伺いしたいと思いますが、この沖繩で、米軍の軍政下で二十年もいろいろ苦労して、人権擁護その他法曹の仕事に携わってきた人たち、これは可能な限り、やはり少なくも選考を受けられる状態にするということが必要なのではないかというふうに考えるわけですけれども、そういう点につ……

第63回国会 法務委員会 第15号(1970/04/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 いま畑委員の御質疑に刑事局長答えられたのですが、その中でもくつを持っていったとか、十七、八日のアリバイをいろいろ聞いたというようなことで、被疑者として扱っていたのではないかというふうに思われる節がずいぶんあるわけですけれども、それだけではなく、私どもが直接稲垣氏に当たって聞いたところでは、やはりこれは被疑者としての調べをしておるようです。  たとえば、終わってから稲垣さんが、参考人として呼び出したのだから日当をよこせと言ったところが、これは被疑者なんだから日当をやるわけにはいかぬ、こういうふうに言われたということだし、それからこの調べの中で警視庁の捜査一課の磧谷警部補、この磧……

第63回国会 法務委員会 第16号(1970/04/08、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 このハイジャックの問題を今後起こさせないようにするためにいろいろな点から問題を論じなければならないと思いますが、まず入管局長にお聞きしておきたいのでありますが、この時日経過の中で、「よど号」が金浦に着陸したことを、韓国政府は乗っ取り機は不法着陸とみなし、今後同機の呼び方を不法着陸機と呼ぶという公式発表を行なったわけであります。これについては、日本政府はどういうふうに考えているのですか。
【次の発言】 その前提としてでありますが、私ども聞いておる範囲では、韓国側の誘導によって「よど号」が金浦に着陸したということであります。それでそういう質問をしたわけでありますが、その事実関係は……

第63回国会 法務委員会 第17号(1970/04/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣、この法案につきましては単なる物価とか経済状況の問題ではなくて、簡易裁判所のあり方の問題、ひいてはわが国司法の将来に関する重要な問題であると思うのでありますが、法務大臣はこのことの結果がそういうような問題になるのだということを御認識していらっしゃいましょうか。
【次の発言】 法務大臣は、いま弁護士会でもやってくれというようなことを言ってくる人があるということでございますが、私もごく最近に日本弁護士会の幹部の方々とお会いいたしましてお聞きいたしましたところでは、この法案そのものに反対であるということについては変わりはない、これは全部一致しているということであります。これ……

第63回国会 法務委員会 第18号(1970/04/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に経過のことを少しお聞きしておきますが、現在の日弁連の正式機関、理事会として、この法案がそのまま国会を通過するということに反対である、このことは伺ったわけでありますが、もう少し正確にしておきたい。  和島参考人に伺いたいのでありますが、前期の理事者の中でも、この法案に賛成だということをきめたことは一度もないということは、そういうふうに伺ってよろしいですか。これは確かめるだけでけっこうでございます。
【次の発言】 伊藤参考人にいまのことに関係して確かめておきたいのでありますが、前期の理事者の中で、この法案が通過してよろしいというような趣旨の、いわゆる折衷案というものが対外的……

第63回国会 法務委員会 第19号(1970/04/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣にお伺いしたいのでありますが、この言論・出版妨害事件問題というのは、総理大臣も国会で言われましたが、民主主義の基本をなすもの、国政の上で最大の配慮を払わなければならないものである。また実際にその仕事をどこでやるかといえば、国会でいえば法務委員会でありますし、政府でいえば法務省が一番深い関心――もちろんすべての分野でやらなければなりませんけれども、法務省が一番の中心的な課題を果たさなければならないというふうに思うわけであります。私が、前にこの委員会で、三月の十八日に法務大臣に質問をいたしました。言論・出版妨害事件についていやしくも人権侵犯事件があるとか、あるいは犯罪があ……

第63回国会 法務委員会 第20号(1970/04/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 裁判所にお伺いしたいと思いますが、この法案がもし成立いたしましたときに、簡易裁判所に非常に事務量がふえて、これが一応戦前の区裁判所としての性格を持つようにさらになっていくということを、法曹関係者一様に心配しておるわけでありますが、この点について民事訴訟法第三十条の二項や三十一条ノ二を活用すればこの問題は解決をするかのような意見もあります。しかし、この点については実際は、この管轄の問題というのは訴訟当事者にとっては切実な利害にも結びつくわけであります。一方の当事者が移送を求めた場合に、片方の当事者が反対というようなことが非常に多くあるわけであります。この三十条の二項あるいは三十……

第63回国会 法務委員会 第22号(1970/04/28、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この法案の国外犯の問題が先ほど来論じられておりますけれども、「犯人の国籍、犯行の場所、被害航空機の所属国のいかんにかかわらず、これを処罰する」ということになりますと、たとえば例をあげますならば、アメリカからキューバへ、あるいは逆の場合、あるいはカンボジアとベトナム、こういうような全く日本と関係がなくて、しかも場合によっては交戦状態である、場合によっては内戦状態である、こういうようなところのものについてまで処罰をするということにならざるを得ないと思いますが、それでよろしいですか。
【次の発言】 そうすると、これは先ほど来論じられておるわけですけれども、刑法二条が大体保護主義で日……

第63回国会 法務委員会 第23号(1970/05/06、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 金嬉老事件については同僚委員もいろいろこまかくやりましたし、この点についての綱紀を正しくしなければならないということについては、言うまでもないことでありますが、この事件は当然のことであるけれども、矯正行政全体についてのあり方あるいは今後のやり方ということに発展をせざるを得ないというふうに思うわけです。  私は法務大臣に、他の委員とちょっと違った観点からごく簡単に大きな点をお聞きしておきたいと思うのですけれども、刑務所の中にいる既決囚あるいは未決囚がこういう問題を外に出すということは非常にむずかしいことである。刑務所の中で行なわれておることが一般世間には非常に出にくい。おそらく……

第63回国会 法務委員会 第24号(1970/05/08、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 法務大臣は、この問題は検討されるということでありますが、やはり恥の上塗りということにならぬようにしなければならぬと思います。といいますのは、国が裁判官を忌避するというようなことは、日本ではもちろん前例はないし、私の聞く範囲では、国際的にも前例がないのではないかと思います。もちろんすべての国のすべての例まで調べることはできませんから、あるいはあるのかもしれませんが、ないのではないかと思います。それは国が任命をした、政府が任命をした裁判官ですね。それに対して、国が当事者として忌避をするということは、これは法律上もできるかできないかということについて議論もあります。できるというふう……

第63回国会 法務委員会 第25号(1970/05/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 今国会におきましては、創価学会、公明党の言論妨害問題が非常に大きな問題になっております。国会も終わりに近づいておりますので、総括的に法務省に若干の質問をしたいと思います。  五月の三日に、創価学会の池田会長が、この問題については言論妨害という意図は全くなかったけれども、結果として言論妨害と受け取られ、関係者の方々に圧力と感じさせ、世間に迷惑をかけたことはまことに申しわけないという趣旨の講演をされました。私どもは、しかしこれですべての問題が解決をしてしまったというふうには考えていないわけであります。いま塚本委員の御質問にもありましたように、その後においても問題が起こっております……

第63回国会 法務委員会 第26号(1970/05/13、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この種の犯罪を防ごうということで、いきなりこういう事件については射殺とか発砲というようなことで解決していくのが原則であるということになっていくのは非常に危険であるわけです。これはどのような犯罪者でありましても、公正な裁判をして処罰をするという方向にいくのが当然のことであろうかと思います。  それから問題は、立法という話も出ておるわけでありますけれども、今度の事件についての状況などを見ますと、犯人が刑の重さを考えてやっているというふうにももちろん考えられない。この犯罪の予防についてはいま岡沢委員も聞かれましたけれども、海上保安庁はこの種海上犯罪の予防策について現状においてはどう……

第63回国会 法務委員会 第27号(1970/06/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 赤松委員からいろいろ聞かれましたので、ごく簡単に幾つかの点についてお聞きしたいと思います。  この沖繩の女子高校生の刺傷事件につきましては、屋良主席も、裁判の公開とか裁判権の移譲について動いておられますが、琉球政府立法院が、御存じのとおりと思いますが、全会一致でこの問題について抗議の決議をしております。「一、軍事裁判を公開し、犯人の氏名を公表し、厳重に処罰すること。二、沖繩県民に対する米軍人、軍属による犯罪の裁判および捜査の管轄権を琉球政府に委譲すること。三、沖繩県民に対するいっさいの米軍人、軍属の犯罪について、裁判の結果および執行状況を県民に明らかにすること。四、米軍の責任……

第63回国会 法務委員会 第28号(1970/07/13、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 いま長沼事件の忌避の問題が最後に出ましたので、そこから伺っておこうと思うのであります。  いまお聞きいたしますと、法律上特別抗告はできないからやめるということでありますが、法務大臣のお話では非常な不満を持っておる。私は、いまほかの委員も問題にいたしました裁判官、検察官になる人が少ないという問題とこの問題も関係をしておるのだ、こういうことについての法務省の態度、そういうことが影響する。忌避の問題については、法曹の中ではほとんどの人が、これは法務省のめちゃである、通るわけがない、みなそういうふうに言っておりました。それが強行され、そして一審、二審で負けても、いまなお不満である。法……

第64回国会 外務委員会 第1号(1970/12/04、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、中国問題についてお聞きするつもりでありますが、その前に、先ほど上原委員にお答えになりました点について二、三確かめておきたい点がありますので、それを先にお聞きしたいと思います。  外務大臣は先ほど、アメリカに対する請求権の問題につきまして、本土として日本が独立したときに請求権を放棄している、この考え方は踏襲しなければならないのだ、こういうことを言われました。これはサンフランシスコ条約のことを言っておられると思いますけれども、サンフランシスコ条約の発効前の請求権は放棄をするのだ、きわめて不当でありますが、これはかって政府がいったことがあります。きょうおっしゃったことは、サン……

第64回国会 外務委員会 第2号(1970/12/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、最初にベトナムの侵略戦争の拡大の問題についてお聞きしたいと思います。  十一月の二十一日北爆が行なわれ、そしてまた最近ニクソン大統領が北爆の全面再開があり得るということを言いました。この問題は決して軽視すべからざる問題であります。ベトナムの侵略戦争が拡大の方向にいくということであります。私は、これはきわめて遺憾なことであろうと思います。この点について、かつて参議院の代表質問で、この十一月二十一日の問題についてわが党の春日議員がお聞きしましたところ、コメントする立場にないということを総理は答えられました。政府はこのベトナム侵略戦争の拡大に反対をするという考えはないの……

第64回国会 議院運営委員会 第4号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私が日本共産党を代表して、公職選挙法改正案について、その趣旨の説明と質疑を本会議において行なうよう要求しましたのに、これを行なわず、委員会付託が行なわれましたことは、きわめて遺憾であります。  わが党がこのことを要求しましたのは、選挙は、主権者である国民の意思を聞くものとして、議会制民主主義の基礎をなしており、その方法は、民主主義の根本に触れるきわめて重大なものであるからであります。この点については、総理大臣も今国会冒頭の本会議において認めざるを得なかったものであります。  しかも、この改正は、約一年半前に全会一致で可決されたものの改正であって、朝令暮改の典型であります。この……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、総理大臣に、中国問題について伺いたいわけでありますが、これは申すまでもなく、カナダ、イタリアの中国との国交回復あるいはいわゆるアルバニア決議案の過半数獲得というようなことで国際政治の重要な問題になっておりますし、また日本がどういう態度をとるかということが内外の注目を浴びているというふうに思います。そこでこの問題は、外交技術上の問題ではなくて、国の政治の基本方向に関するものだというふうに私は思います。そういう意味で、総理にその基本的方向をお聞きしたい。総理がまさにきめらるべき性質のものであるというふうに思いますので、総理に一切お聞きしたいというふうに思うわけでございます。……

第65回国会 外務委員会 第1号(1971/02/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に、今朝来問題になっておりますラオスの問題、それから沖繩からのアメリカ海兵隊の出撃の問題、こういう問題について伺いたいと思いますが、今朝来の論議を私ずっと十分聞いた上での質問でございますので、重複することのないように端的にお答えいただきたいというふうに思うわけでございます。  ラオスに対する南ベトナム軍と米軍の進攻、これはインドシナ侵略戦争の拡大だ、こういうようなことをやってはならぬということをアメリカ政府にはっきり抗議をすべきだ、またはそれに対する協力というようなことは一切なすべきでないいうふうに私どもは思います。今朝来の論議を聞いておりますと、外務大臣はラオスの政……

第65回国会 外務委員会 第5号(1971/03/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に案件についての御答弁をいただく前提として、一つ伺っておきたいことがございます。  それは、二月二十七日のある新聞で、外務大臣が国会で愚問愚答をしておるという趣旨のことを言われたということであります。これは聞き流すにはやはりかなり大事な問題だというふうに私は思うわけです。国会での大臣の答弁というのは憲法でも規定をされているようなことであり、そして今国会では小林前法務大臣の放言問題もございましたし、やはり私は、大臣の国会答弁というのは大臣の仕事の中で最も大事なものの一つではないかというふうに思うわけであります。この事実があったかどうか、それから国会での審議について外務大……

第65回国会 外務委員会 第7号(1971/03/11、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私はきょうは外務大臣に、日本の軍国主義の復活の問題について多少伺いたいと思います。  日中覚書貿易のコミュニケでも触れられておりますし、一自由民主党の中でもこの問題を論議をされているということが報道されております。国の内外でこの論議が行なわれておりますけれども、これについて日本の外務大臣がどういうような考えで政務に携わっているかということは、この日本軍国主義の復活問題についての判断の重要な指標になるというふうに私は考えますので、外務大臣のお考えをいろいろな角度から伺いたいというふうに思うわけでございます。  外務大臣は憲法調査会の委員をしておられました。当時憲法問題についての……

第65回国会 外務委員会 第10号(1971/03/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 TIR条約の四条によりますと、例外的な場合や違法の疑いのある場合には税関の検査をしますけれども、その他の場合には税関の検査を免除するということになっております。  このことに関連して若干お伺いしたいのですが、これはどういう場合が具体的には予想されるのか、どういう場合に行なうということになるのか、その点を説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 武器の輸出入、そういうことに関しては、この検査についてはどういうふうにお考えになっていますか。
【次の発言】 そうすると、このコンテナの中に武器が入っているというような疑いがある場合にはどうなるのですか。

第65回国会 外務委員会 第11号(1971/03/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 先ほど来この条約の批准が、特に二十六号がおくれているということに関係をして、どういう方針でいるのかということがいろいろ聞かれておりますが、私はこの点について、ちょうど外務大臣も労働大臣もおいでになりますので、根本問題をひとつお聞きしておきたいと思います。  それは国際労働機関憲章の十九条の五項によりますと、このILO条約の批准の問題がはっきり書かれておるわけです。多少条約論にもなりますけれども、お聞きしたいのでありますが、この五項の(b)ないし(e)に書いてあります「権限のある機関」というのは一体どこなのか。特に(b)項には、各加盟国は立法または他の措置のために一定の期間内に……

第65回国会 外務委員会 第12号(1971/03/25、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に先ほど来の議論の中で、日本の最低賃金のことについて、労働基準局長に一言だけ聞いておこうと思うのですが、日本の最低賃金の国際比較の際に、中位数を盛んに出されて、千五円ということを言われていた。これは、労働省の出しました資料によりましても、千円未満というのが適用者数の七九・六%という、本来中位数で比較をすることが間違っておる。全国一律最賃制というものができていなければ、それは一番下の最低賃金ということは、六百円未満というのがあるわけです。やはり国際的な比較をする場合には中位数でやるのは正しくないのじゃないか、このことだけ念を押しておきたいと思うのですが、 いかがですか。

第65回国会 外務委員会 第13号(1971/04/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理大臣の御答弁を、先ほどからずっと伺っていたのでありますが、中国政策については、目ぼしい前進があったというふうにはとても考えられない状態であります。それからまた、総理御自身も困ったということをいろいろ言われる。しかしこの問題につきましては、国内外の矛盾に直面をしている。佐藤内閣の政策では解決できないということが国内外で明らかになってきているのじゃないかと私は思うわけです。これは私、平和条約を蒋介石政権と結んだということが政治的に誤りであったということが、この期間の間に歴史的に実証されてきているということではないかと思うわけです。総理大臣は、これは間違いでなかったということを……

第65回国会 外務委員会 第14号(1971/05/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、沖繩の核兵器の問題を中心に、核のことについて外務大臣にお伺いしたいというふうに思うわけであります。  まず最初に、B52三機が今月の初めに沖繩にやってまいりました。米軍当局はかつてB52再配備の可能性があるということを言っておりましたし、現地ではこれが居すわるのではないかという心配が非常になされております。これは何のために来たのか、いつ帰るのか、そういう点について外務大臣のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 このB52の問題についても非常に関心が多いのは、特に四月二十五日付のニューヨークタイムズで、日米間に核秘密協定があるということが報道をされております。原子力……

第65回国会 外務委員会 第15号(1971/05/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 チューインガムの自由化に関して関税が問題になっているわけでありますが、自由化そのものについて少し外務大臣の御意見を伺っておきたいというふうに思います。  先ほど同僚委員の質問の中で、ことしの四月に六十品目、九月に四十品目という予定で進んでいるということでありますが、一昨年十月の自由化促進関係閣僚協議会では、残存輸入制限の百二十品目のうち、一九七一年末までに半減するという方針であったというふうに思います。これが非常に早められてきておるように思うわけですが、どういうわけでこういうふうに早められてきておるのか、その点について伺いたいと思います。

第65回国会 外務委員会 第20号(1971/05/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に中国問題で少し伺いたいと思います。  この国会では中国問題でいろいろ論議はされましたけれども、きょうもそうでありますように政府はほとんど何も案を持たない、何も新しいことを言わないというのが特徴であります。唯一に、きょうも言われましたけれども何らかの動きと見られるものは野田訪中団でございます。  この点について私は外務大臣にお聞きしたいと思うのでありますが、これは政府と無関係なのか。政府とはどういう関係で、首相が訪中を依頼されたのか。この点をお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは沖繩の問題で伺いたいと思いますが、五月七日の委員会やあるいは連合審査でも私ども……

第65回国会 議院運営委員会 第10号(1971/02/26、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 いろいろ御質疑がございましたので、簡単に二点ばかりお聞きしたいと思いますが、一つは、こういう事態になってきまして、やはり根本問題にさかのぼらなければならないと思います。  運輸大臣に伺いたいのは、この空港建設計画そのもの、あるいはこの計画の遂行について、この時点で再検討をされる御意思がないかどうか。ただ弾力的にやっていくというだけではなくて、計画そのもの、あるいはその遂行計画というものを検討しなければならないのではないか。その点についての運輸大臣の御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 それからガードマンの問題でありますが、これもこの時点だけの問題ではなくて、一般私人が武……

第65回国会 議院運営委員会 第12号(1971/03/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、日本共産党を代表して、この点について意見を述べます。  私は、表彰の対象となっている議員のうち、池田正之輔君の表彰はいま行なうべきでないと考えます。  その理由は、同君が、議員の職務に関する収賄事件で公訴を提起されており、一審判決さえなされていない段階だからであります。これは、他の刑事事件と異なり、国会議員の職務遂行について疑惑が持たれているということであって、国会議員の表彰にまことにふさわしくない状態であります。このような状態にもかかわらず院が表彰することは、国会の権威をそこない、国会に対する国民の信頼を裏切るものであると考えます。同君が、その後の総選挙で当選したから……

第65回国会 予算委員会 第8号(1971/02/05、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私の本日の質疑は、沖繩問題、中国問題、その他外交、防衛問題が中心でありますが、その前にひとつ総理の政治姿勢について伺っておきたいと思います。  それは、秦野章氏の都政改革についてのいわゆる四兆円ビジョンについてであります。総理はこの「東京緊急開発行動五カ年計画」というのをお読みになりましたですか。――けっこうです。これによれば、御本人は新しい東京を創造する第一歩であるというふうに言われておりますが、その資金計画を見ますと、新東京開発公団というのを設立をして、そしてその公団の資金計画は、政府出資が一兆五千億ということになっております。  私はここに大蔵省の編集いたしました財政金……

第66回国会 外務委員会 第1号(1971/07/20、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 本日の委員会で、木村外務大臣代理は、いままでとはかなり違った新しいことを言われたと思います。中国が国際社会に復帰する条件はすでにできている。それからできるだけ早い機会に中国が国連に復帰することを希望するということに始まりまして、いま言われたように、国連社会に中国が復帰するということは世界の大勢である、国際社会に中国を迎えることに賛成せざるを得ない、こういうところまで言われるということになった。  私は、そこで外務大臣代理に伺いたいのは、こういう方向で事を進めていきます場合に、手探り外交というわけにもいかないわけであります。やはり見通しを持って進まなければならないと思いますが、……

第66回国会 外務委員会 第3号(1971/08/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 高野参考人に伺いたいと思います。  日華平和条約についての参考人の御意見は、基本的にはわかったわけでありますが、この条約のこれからの効力の問題、参考人は中華人民共和国と国交回復をして条約を結ぶというときには有効なものとはできないという趣旨のことをいろいろ述べられたわけでありますが、私が伺いたいのは、蒋介石政権と結びましたいわゆる日華条約、日華平和条約の廃棄ということについての法律上の諸問題について、高野参考人の御所見を伺いたいというふうに思います。
【次の発言】 終わります。
【次の発言】 岡部参考人に伺います。  先ほど、国連での問題についてお答えになっておられましたが、逆……

第66回国会 外務委員会 第4号(1971/09/01、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に幾つか伺いたいと思いますが、時間の制約もあることでありましょうから、的確に、簡潔にお答えいただきたいと思います。  最初に中国の国連代表権問題でまず伺いたいのでありますが、これはいままでの政府の答弁でもたびたび言われたので、当然のことではありますが、あらためて福田外務大臣にお聞きしたいのでありますが、中国を国連に迎え入れるのは当然であるということを先ほどから言われましたけれども、これは国連での中国の代表権の問題というふうにお考えになっておるか、中華人民共和国の国連への加盟の問題と考えておられるか、この点についての外務大臣のお考えを伺いたい。これはきわめて初歩的の問題……

第66回国会 議院運営委員会 第4号(1971/07/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 現在、国際的に日本外交を転換し、日中友好を促進すべき重大な時期であり、日本の国会としても、この意思表示を明確にすべき時期だと考えます。  この日中国交回復決議案について私たちは、中華人民共和国を唯一の代表とし、日華条約を破棄すべきであるということを決議案に明記すべきであると考えておりましたが、日中議連を背景として、党派を越えて共同でやることの意義から、本決議案に対して一定の評価をして賛成してきたものであります。  ところが、自由民主党が本決議案を本会議に上程することに反対をするということになりました。これは国際情勢に逆行するものだし、それから国民の期待する自主外交の道に反する……

第67回国会 外務委員会 第1号(1971/10/22、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に中国問題について伺いたいと思います。  外務大臣が永田委員にお答えになったときに、国連の表決と二国間の関係は別であるということをお答えになりました。これは国連の表決がいわゆる逆重要事項指定外計二提案が否決になろうとあるいは可決になろうと、いまの蒋介石政権との関係は変わらないんだ、そのことによっては影響されないんだ、こういう意味に受け取ってよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 それからもう一つ伺いたいのは、経過的措置についていろいろ御質問がありましたが、客観情勢が非常に大きく変わるまでの措置ということで、そのポイントが両政府間の話し合い、こういうことでありますが、こ……

第67回国会 外務委員会 第3号(1971/12/23、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 日中国交の回復は現在重要な外交課題でありますので、いろいろな立場から請願が出るのはきわめて当然であります。私は、現在この国交回復にあたっては相互の自主性を尊重し、平等互恵、平和共存という平和五原則に基づいた国交関係の樹立、また日華条約なるものの廃棄ということがこのためにきわめて重要であるというふうに考えております。この案件の中にはそういう立場から見れば不十分なものもありますけれども、それを含めてすべて採択すべきであるという意見を述べたいと思います。

第67回国会 議院運営委員会 第3号(1971/10/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 通産大臣に簡潔にお聞きしたいのですが、通産大臣の先ほどの答弁であれば、院の決議を取り消してもらってからやればよかった、しかし、時間もなかったし、一方的規制をされるよりはいいから踏み切ったという趣旨に伺います。私どもは、これは院の決議の無視であるというふうに考えておりますが、通産大臣は、少なくもこれは院の決議の趣旨には違反をしておる、こういう判断をされたからこそ、いまのような発言があったのではないか、その点についてはいかがお考えでございますか。
【次の発言】 通産大臣が決議違反だということをお認めにならないことはよくわかっておりますが、少なくもいままでの発言では、趣旨に反すると……

第67回国会 議院運営委員会 第22号(1971/12/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 日本共産党を代表して、私は会期延長に反対の意見を述べます。  いま会期延長をしようとするのは、参議院の沖繩及び北方問題に関する特別委員会で審議中の沖繩協定関連法案を、この国会でどうしても成立させようとする意図から出たものであります。沖繩協定は、衆議院での強行採決がきびしい非難を浴びたことでもわかりますように、審議は全く不十分でありました。関連法案につきましても、すべての法律の分野にわたるような大案件でありますので、いまだ審議は十分でありません。しかも政府の答弁は、国民の疑惑に誠意をもって答えようとするものでは全くなくして、このようなやり方で、少し審議の時間をとったからといって……

第67回国会 予算委員会 第5号(1971/10/29、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、沖繩問題、中国問題についておもにお聞きしたいのでありますが、まず最初に、中国問題からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 二十六日の国連総会で、中華人民共和国の国連議席、安保理事会の常任理事国の議席回復、蒋介石政権追放の決議の成立は、土十二年前に中国人民から追放されました蒋介石かいらい政権が、中国を代表しているというきわめてばかばかしい虚構がくずれ去って、中国を代表する唯一の正統政府は中華人民共和国であるという、当然の真実が全世界の前に明らかになったものであります。これ以後、本会議や本委員会におきましていろいろの論議がかわされましたが、私は、その論議の上に立って総理に……

第68回国会 外務委員会 第2号(1972/03/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に中国問題についての見解を若干伺いたいと思います。  まず最初に、予算委員会や本会議でいろいろの見解が出ましたけれども、一日の参議院本会議で総理大臣が答えました中国との国交、将来日中間の国交正常化が実現した暁は台湾が中華人民共和国の領土であると認めることになるというのが私の基本的な態度であるということは、このまま政府の見解になっているのかどうか、その点をまずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、もちろん六日に外務大臣が説明をされた政府の統一見解も頭に置いての質問でありますけれども、いまの御答弁では、一日の参議院本会議の答弁は取り消していないというこ……

第68回国会 外務委員会 第4号(1972/03/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は最初に、沖繩の那覇空港にありますP3の移駐問題をお聞きしたいと思います。  この問題については、外務大臣は昨日、沖繩北方特別委員会でまだ正式の申し入ればないという趣旨の答弁をされたということでありますけれども、このP3の移駐問題は、政府としてはこれについてどういう態度をとろうとしておるのか、この点について総括的にまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 このP3を移駐するということについては費用を新年度予算に組んでいるのではありませんか。その予算関係の御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その三十八億円は普天間への移駐ですね。そうすると日本政府の方針と……

第68回国会 外務委員会 第6号(1972/04/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 時間の関係もありますのでごく簡潔に基本点だけお聞きしておきたいと思います。  まず小麦のほうでありますが、いま日本の農業は非常に困難な状況に置かれ、減反その他で農民の不満は非常に強まっております。私は農業の保護政策をむしろとるべきである、この小麦協定などはそういう方向とは違った方向にいくのではないかと思います。この小麦協定の締結ということによる日本の国内の農業への諸影響、そういうものについて政府はどういうふうに考えているか、お話しをいただきたいと思います。
【次の発言】 この規定が、いま説明された八条の規定にもかかわらず農業の保護政策と違った方向のものであるということは言うま……

第68回国会 外務委員会 第7号(1972/04/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この国際交流基金法案につきまして、外務大臣が今国会冒頭の外交演説で、わが国の対外活動が経済的利益の追求に偏するとの批判や、さらには日本軍国主義の復活を懸念する声すら聞かれる状況であります、こういうときにあたり、誤った認識の払拭につとめるのがわが外交の急務であるということで、このために新たに国際交流基金を設立するということを述べておられるわけであります。私はこの国際交流基金法案が、わが国の対外経済活動や日本の軍国主義復活という誤った認識、それを払拭するということが一つの動機になっておるということでありますので、この点についていろいろお聞きしたいと思います。  日本の対外活動に対……

第68回国会 外務委員会 第8号(1972/04/14、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 鈴木参考人と山崎参考人にまずお聞きしたいのでありますが、この法案は、福田外務大省が軍国主義の復活でありますとかあるいは日本の海外での経済活動がいろいろ非難をされているということに関して、そういう問題を払拭するためにやりたいということがいわれたわけであります。それは山田参考人もちょっと触れられましたけれども、私どもは問題は軍国主義の復活というようなことの実態をなくす、あるいは経済侵略といわれるような、そういう海外での経済活動というものをなくすことが中心である。そして、その実態をそのままにしておいて、ただ宣伝活動をしていくというようなことでは困るんではないか、こういうふうに考えて……

第68回国会 外務委員会 第11号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に若干伺いたいのですが、ハノイ、ハイフォンの爆撃後、日本が実際上アメリカ軍の基地になっておりますので、この点に関するいろいろの疑惑があります。この点について若干伺いたいと思います。  事前協議の対象となる場合について外務大臣は、米軍が日本を戦闘作戦行動の基地として使うという場合は、戦闘作戦命令を受けていたかどうかということだけでなくて、わが国が戦闘作戦行動の基地として使われたかどうかという実体から判断をするということを言われました。ところで、その実体の有無というものはどのようにして判断をするのでありましょうか、外務大臣の見解を伺いたいと思います。

第68回国会 外務委員会 第12号(1972/04/28、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 三木さんのお考え、いろいろ伺って大体わかったわけですけれども、そういう考えでやっていかれますと、私どものように日華平和条約、日台条約にずっと反対という態度できている場合には矛盾はありませんけれども、いままでの自由民主党の政策等を考えますと、全く変わるというような、そういう性質のものであろうかと思います。三木さんのお考えとしては、過去の自由民主党の政策についてはどういうふうに考えるのか、あるいは場合によってはその責任というような問題もあるかもしれません。  それから、先ほどちょっと国会との関係の問題ということを言われましたけれども、日華平和条約、日台条約をどうするかという問題は……

第68回国会 外務委員会 第13号(1972/05/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 昨日発表されましたニクソン大統領のベトナムに関する発表と措置、これは世界の平和に対する重大なきわめて狂暴な挑戦だというふうに私は思います。  で、この事態について私はきょうこまかくいろいろお聞きしたいと思います。  まず第一に、封鎖をするということを言っておりますが、この封鎖というのは、タス通信も、あるいは国内の各紙も国際法に違反をしておるのではないかという論評をしておりますけれども、日本政府は、これは国際法に違反をしておるというふうに考えないのかどうか、この点を外務大臣に伺いたいと思います。
【次の発言】 この発表の前にアメリカ政府は日本政府に対して、NATO諸国と同じよう……

第68回国会 外務委員会 第14号(1972/05/12、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣にまず伺いますが、鳥類の保護は非常に大事な問題だと私どもも思うわけですけれども、この条約を締結をして、一番大臣なことというものは一体何だというふうに大臣はお考えになっておられるか、ちょっと伺いたいと思うのです。
【次の発言】 私どもはこれの実効をあげるにはやはり国内の措置――いま外務大臣の言われたようなこともありますが、国内の措置が非常に大事なのではないかというふうに思うわけです。たとえばこの条約にきめております百八十九の鳥類にいたしましても、取り締まりにあたる人たちが一体これを十分に知っておるかどうかというような問題もあるわけです。そういうようなことによって事実上条……

第68回国会 外務委員会 第15号(1972/05/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 日本の海上自衛隊がアメリカの原子力潜水艦とたびたび合同訓練をやっていますね。原子力潜水艦が行動する場合、当然核攻撃ということがいろいろ考えられると思うのです。対潜水艦作戦にしてもこれが考えられる。そういう合同訓練で一体アメリカの核はどういうことに使い、その中で日本の自衛隊はどういうふうな役割りを果たすのか。この合同作戦ではどういうことになっておるか、これをちょっと。

第68回国会 外務委員会 第16号(1972/05/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は租税条約について若干伺いたいと思います。  課税権というのは、私どもは主権国家の主権の非常に重要な内容であるので、原則としてやはり外国の資本に対してはその国の税法に基づいて課税をするというのが正しいのではないか、こういうふうに考えているわけです。  まず伺いたいのは、二重課税委の排除ということであるならば、それだけが目的であるならば、所得者の居住地で所得源泉国である相手方のその所得者に対する課税額を自国の課税額から控除する。外国での課税額を自国の課税額から控除するというような方法を国内措置でとることによって十分可能なわけである。これはもう言うまでもないと思いますけれども、……

第68回国会 外務委員会 第18号(1972/05/24、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理に伺いたいのでありますが、沖繩協定が発効してから十日目になります。沖繩協定審議にあたっては、当時から問題になっておりました核部隊でありますとかあるいは謀略部隊について、十五日以降は変わるんだということを再々言われてきた。そのことを確かめるということはいま非常に大事な問題であろうというふうに思います。総理には核の問題に限って私はお聞きしたいというふうに思っておるわけです。  私たちの党の不破議員が今国会で、実際に核爆弾を扱っておる第四〇〇弾薬整備部隊のウエポンズブランチの問題を問題にし、それから伊江島の核攻撃訓練の問題なども問題にいたしました。これに対して総理は、第四〇〇M……

第68回国会 外務委員会 第20号(1972/06/02、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 私は、まずベトナムの問題について外務大臣に伺いたいと思うのであります。  ニクソン大統領がソビエトへ行って、テレビの演説で、ターニャを忘れない、一人の子供たりともターニャのような生活を送らせないように可能なことのすべてをしようという演説をしたことは覚えておられると思う。このターニャのことは、御存じのように、第二次世界大戦のレニングラード戦で、九百日、ヒトラーの軍隊が包囲をして、その中で飢死をする人約百万の犠牲が出た。十二歳のターニャは、食べるものがなくなっておかあさんが死に、おとうさんが死に、きょうだいもみな死んでいく、そういう中で自分もとうとう命がなくなるわけです。その日記……

第68回国会 外務委員会 第21号(1972/06/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、あるいはこれが今国会最終の質問になるかもしれませんけれども、今国会で一番大きな問題として問題になりましたことの一つに事前協議の問題があります。これについてはいろいろ洗い直しをするとかいろいろの答弁がありましたけれども、いままでの運用でありますとか答弁を見ておりますと、これが日本が戦争に巻き込まれない歯どめとしての役割りというものはとても期待できないかということが明らかになってきたのではないか、これを指摘する、いろいろ世論も非常にあります。問題の中心はむしろ事前協議といいますよりは安保条約にあるのだということが、この国会で論議をされた結果の結論でなかろうか……

第68回国会 予算委員会 第20号(1972/03/28、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この横路委員が明らかにした資料の存在を政府が認めたということは、これは非常に重大な問題であります。沖繩国会のときに論議をされたこと、国会議員も国民も知っておりますけれども、思いもかけないことが起こったということであります。しかもこのいきさつがあったということも認められた。これは、密約があることについての疑いを決して晴らすことはできない。いかに口で言われようとも、晴らすことはできないと思います。  私は総理と外務大臣にお開きしておきたいのでありますが、外務大臣は、経過はいろいろあるけれども結論はこうなったのだ、こういうふうに言われました。しかし、それでは国民は納得いたしません。……

第68回国会 予算委員会 第22号(1972/04/03、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 この沖繩の問題についての答弁、先ほど来福田外務大臣の答弁をお聞きしておりますと、外務大臣はじょうずに答弁をしておられるつもりであるかもしれませんけれども、あちら立てればこちら立たずで、いま外務大臣が言われておる基本の立場は、三億二千万ドルというのはこれは高度の政治判断で初めにきまったものである、こういうことで一貫して答弁をされています。ところが外務大臣が沖繩国会以来答弁されておることは、そうではないのであります。外務大臣は、こういうふうにそのときに二回にわたって答弁をしておられる。六十五国会のときから、この金については「政治的配慮のもとに総額をきめて中身を理由づけをするという……

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1972/10/19、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 最初に、官房副長官に伺いたいのでありますが、九日の国防会議で通産、科学技術、国家公安、内閣官房の四閣僚を国防会議のメンバーにするという方針をきめたということでありますが、その四閣僚を加えるということになりました理由、経緯、これを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 通産、科学技術、国家公安についての関係が深いというのは、どういうことで関係が深いのか、この点を一つ一つについて御説明をいただきたい。
【次の発言】 その理由は公式のものでありますか。
【次の発言】 通産、国家公安についても問題がありますけれども、科学技術の問題についてだけここでは論じたいと思います。  長官……

第69回国会 外務委員会 第2号(1972/08/10、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 田中内閣が発足して一カ月余でありますが、私は、外務大臣に外交の基本方針と政治姿勢、あるいはベトナム、日中問題について少し聞きたいと思うのです。  最初にお聞きしたいのは、内閣発足以来いまだに所信表明もないし、この外務委員会が初めての外交問題についての論議でありましたけれども、にもかかわらず、すでにハワイでの田中・ニクソン会談が予定をされておる、首相の訪中も取りざたされる、こういう事態になっておるわけです。この外務委員会でのいままでの質疑を聞きましても、たいへん外務大臣の御答弁は率直でありません。先ほど、ハワイへ行っては率直に自分のほうの考え方も述べたいとも言われました。そうい……

第70回国会 外務委員会 第1号(1972/11/06、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いますが、中国との国交回復その他の問題については、いずれ予算委員会でも伺おうと思うのですが、きょうはベトナム民主共和国の偽造紙幣を沖繩の第七心理作戦部隊が使っているという問題をお聞きしようと思います。これは十一月四日の琉球新報にも出ておりましたが、すでに九月までに千五百万枚も使っておる。第七心理作戦部隊の当局は札を印刷をしていることは知っておるけれども、沖繩にはそれを印刷するだけの施設がないのでやってない、こういうことなのですが、これがあることは否定をしなかった。私は、沖繩から手に入れました実際の偽造紙幣をここに持っております。三種類で一ドン、二ドン、五ドンですね……

第70回国会 予算委員会 第4号(1972/11/07、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 総理にまず、中国問題で若干の質問をしたいと思います。  中国との国交回復にあたりまして、一つの中国という立場に立って、かつ、平和五原則に基づいて国交回復がなされましたことは、中華人民共和国が成立して以来、一貫して中国との国交回復を主張してまいりましたわが党として、これを歓迎するものであります。  ところで、中国との国交回復にあたりまして、日中共同声明の中で総理は、「過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する。」ということが述べられております。わが党は、戦前から中国に対する侵略戦争に反対をしてまいりましたただ一つの党であ……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 商工委員会 第30号(1973/06/15、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 私は、通産大臣のいわゆる王制発言というのが国務大臣としての政治姿勢の問題としてたいへん重要な問題だと思いますので、また、だからこそ通産大臣は遺憾の意を表されたのだと思いますので、その点について若干お聞きをしたいと思います。  イランは、イラン憲法によりますと、国務大臣の任免を含む行政権は国王が行使をし、法律の制定には国王の署名が条件となっております。また、陸海空軍の最高指揮権は国王に属し、宣戦、講和も国王の権限となっております。国王は絶対的な権限を持っておって、明治憲法のもとでの天皇が統治権の総攬者として立法、司法、行政の権限を掌握をし、陸海軍の統帥権、宣戦、講和の権限を持っ……

第71回国会 予算委員会 第5号(1973/02/03、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 昨日、わが党の不破議員の質問に対して、ベトナム問題についての政府の考え方が、アメリカのいうことをうのみにしておる、あるいはそれすらも十分研究してないということがずいぶん明らかになりましたけれども、この際私は、ベトナムの問題について若干さらにお聞きをしておきたいと思います。  昨日の答弁の中で政府は、アメリカのベトナム民主共和国に対する武力攻撃を正当化するものとして、トンキン湾事件の例を持ち出しました。しかし、このトンキン湾事件につきましては、アメリカの上院外交委員会が七〇年の四月十日に全会一致で、いわゆるトンキン湾決議、一九六四年にニクソン大統領に武装勢力の使用を含めた一切の……

第72回国会 外務委員会 第4号(1974/02/14、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 三木副総理にいろいろ伺いたいのでありますが、中東へ行かれましてこれからの石油のいろいろな事情についても考えてこられたと思いますが、私はまず最初に、中東での国有化問題についての副総理のお考えをお聞きしておきたいと思うのです。  二月の十一日にもリビアはアメリカ系の三社を国有化いたしましたし、それから一月の三十一日にはクウェートがブリティッシュペトロリアムとガルフォイル、これの六〇%の資本参加協定に調印をするというようなことで、いまでも国有化の波というものはどんどん進んでいるというふうに私は思うわけです。これは現在だけでなくて、ずっと前からのことであると思いますけれども、ますます……

第72回国会 外務委員会 第5号(1974/02/20、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 最初に、天皇訪米問題について、先ほど外務大臣が言われた点について少しお聞きしておきたいと思います。  天皇訪米問題については部内で検討して慎重に処理したい、この訪米時期は白紙である、希望するという以外には具体的な申し合わせばないという趣旨のことは答えられましたけれども、私はここではっきりお聞きしておきたいのは、天皇訪米問題についてはアメリカのほうから訪問をしてほしいという希望が表明されたという段階ですか、それとも訪米計画というものはすでにあるのか、受諾をしているのか、その点をはっきりしておいていただきたい。
【次の発言】 私の問いに明確にお答えいただきたいのですが、天皇の訪米……

第72回国会 外務委員会 第6号(1974/02/22、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 外務大臣に若干伺いたいのでありますが、天然資源に関する国連総会の問題でいまも議論がありましたが、私は前回の議論からずっと聞いておりまして、外務省の態度が非常に場当たりといいますか、しっかりした考え方が出ていないのじゃないかということを感ずるわけです。私は、前々回ですか、国連資源総会について見通しを、三木外務大臣代理が出られましたときに聞きましたときには、はっきり見通しを言われなかった。にもかかわらずその日に日本政府は、これに賛成をするということをそのあとで発表しておる。ここで議論になっているときには何も言えなくて、そのあとできまったのか、あるいはそのときどきでここで問題になっ……

第72回国会 外務委員会 第7号(1974/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 ベトナム民主共和国との国交が昨年樹立されて以来の大使館設置問題について、外務大臣に外務省当局のお話を伺いたいと思っております。  これは国交が樹立をされたので、当然早急に大使館を設置して、外交関係が密接にいくようにすべきだと思いますが、この基本方針について、まず外務大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現在ベトナム民主共和国への大使館の設置については、いつごろまでにどのくらいの規模のものをつくるという考えでおられるか、お話しいただきたいと思います。
【次の発言】 その法案は今国会にはどうするつもりですか。
【次の発言】 それでは、もう一つお聞きしたいのは、ベトナムから……

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 両参考人に簡単に、若干お伺いしたいと思うのでありますが、この外交案件につきましては、一般論よりも一つ一つの案件が国会にかけられるかどうか、そのときに妥当であるかどうかということがかなり論じられるものではないかというふうに思いますが、私は外交の基本路線が一致をしておる場合には、そういう案件の場合には外交上の、外交事務の機動性というようなことを理由にある程度国会にかけることが省かれるということもあり得ると思うのですけれども、外交の基本路線に基本的な対立が国内にあるような性質のもの、そういうものは原則としてやはり国会にかけていくというふうにするのが外交の民主化のために必要ではないか……

第72回国会 外務委員会 第9号(1974/03/06、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 この条約締結がされても、国の保護、政策がちゃんとなされていなければならないということはいままでも論じられているわけですけれども、鳥類保護についての現状を日本政府としてはどういうふうに考えているのか、それをまず初めに伺いたいと思います。それからついでに、それについてどういう対策をとろうとしているかということを伺いたいと思います。
【次の発言】 いま自然環境保全法についての話もありましたが、その話もしますが、まず私が伺いたいのは、鳥類の保護がうまくいっているのかどうかということについて聞きたいと思うのです。
【次の発言】 いまも干がたの話が出ましたけれども、海辺の千がたの開発、埋……

第72回国会 外務委員会 第10号(1974/03/08、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 外務大臣に渡り鳥条約についてお聞きする前に、一言環境庁に聞いておきたいのですが、それは鳥獣保護に必要なことは干がたの保護だということについてはもう言うまでもないわけですが、前回も少しお聞きしましたけれども、その保護について具体的にやっておることがあるのかどうか。地域を指定したりして保護している点があるかどうか、それを聞きたいと思います。
【次の発言】 その四カ所というのはどことどこであるかということ。  それからもう一つは、それは開発区域などが近くにないかどうか、それもついでに。
【次の発言】 大臣に伺いますが、いま聞きましたが、干がたの保護についてなされている地域もごく限ら……

第72回国会 外務委員会 第12号(1974/03/20、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 二重課税の回避に関する条約は、わが党はずっと一貫して反対をしてきたのですが、いまの時点に来ますとさらに重要性を加えているように思います。これは突っ込んだ政策論争がやはり必要なんで、外務大臣出席の機会にあらためてやりたいと思いますが、きょうは事務当局に、そのための下準備というような質問を少ししていこうと思います。  条約そのものについて伺う前に、いまの時点で、企業の海外活動というのが非常に盛んになってきておる、こういう状況のもとで、企業が海外での活動を利用して税金を免れるといいますか、そういうことがいろいろな形でやられる。タックスヘブン、税金天国ということばも生まれておるわけで……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 最初に、チリの債権国会議のことについて若干伺いたいと思います。  三月末にパリクラブといわれる債権国会議が開かれることになっているということでありますが、いまチリの軍事独裁政権の非人道的な態度というのは、国連でも非常に重要な問題になっておるし、方々から非難が出ております。チリのキリスト教民主党も非民主的行為と政党活動の弾圧をしたということについての抗議の声明を発表をしておりますし、それからイギリスの労働党政権は、イギリスの軍艦がチリを親善訪問をすることを取りやめることにしたということでありますし、このチリの債権国会議でも、返済条件をゆるめる問題についてはチリの軍事政権が人権を……

第72回国会 外務委員会 第14号(1974/03/27、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 相模補給廠で戦車その他の戦闘車両の修理が行なわれ、そしてそれが深夜荷台にほろをかけて搬出をされる、そして横浜港のノースピアからさらに海外に搬出をされている、こういうことがたびたびいまでも報道をされております。この問題について、外務省に若干の質問をしたいと思うのでありますが、ことしになってからの戦闘車両の相模補給廠での修理台数、それから搬出入の状況、それから横浜港からの搬出状況、こういうことについて御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 この戦闘車両がどこへ行っておるかという問題でありますが、この戦闘車両がどういう船によって搬出され、どこに行っておるかということは外務省……

第72回国会 外務委員会 第15号(1974/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 日中貿易協定について、若干質問をしたいと思います。  中国との国交回復が行なわれて以来の実務的な諸協定、貿易協定のみならず、全体が大体どういうふうに進んでおり、それから見通しとしてはどうなっていくのか、この点についてまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 海運協定、漁業協定それ自身での問題点があれば御説明をいただきたい、こういう点が問題になるんじゃないかというようなことがあれば。といいますのは、航空協定が結ばれればとんとんといくという見通しであるのかということです。
【次の発言】 海運協定、漁業協定以外で、いままでやった取りきめあるいはこれからやるという予定のもの……

第72回国会 外務委員会 第21号(1974/04/27、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 日中航空協定の締結は、わが党もこれを歓迎するものであります。いま同僚委員が質問をいたしましたけれども、今後の日中関係についてもう少しお聞きしておきたいと思います。  平和条約の締結について、外務大臣はまだ時期は見当がつかないということを言われましたけれども、漁業協定は五月中旬からということでありますし、それから海運協定も締結が近いということであります。当然に平和条約締結の日程にならざるを得ないというふうに思うわけであります。これについてはどのくらいのことを時期的なめどとして考えておやりになろうと思っているか、その点について伺いたいと思います。

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 国際協力事業団法案に関係して、まず対外援助についての根本的な考え方を外務大臣に少し伺っておきたいと思うわけであります。  第一に私が伺いたいのは、わが国の対外援助の基本方針とアメリカの対外政策との関係であります。これを一般的に外務大臣はどのようにお考えになっておられるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 少し古くなりますが、一九六九年の佐藤・ニクソン共同声明で「日本経済の成長に応じて、そのアジアに対する援助計画の拡大と改善を図る意向である」ということを総理が述べて、それから「総理大臣と大統領は、ヴェトナム戦後におけるヴェトナムその他の東南アジアの地域の復興を大規模に進める必……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 外務大臣に若干確認の質問ですが、海外移住事業団や海外技術協力事業団で働いている人たちの問題、先ほども御質問があったわけですけれども、これについては労働条件その他は引き継ぐというのが外務省としての方針だ、こういうふうにお聞きしていいわけですか。―聞いていましたから、先ほどの答弁の繰り返しというよりは、外務省としての方針を聞かしてほしいわけです。
【次の発言】 労働条件を含めて考えている、こういうことですね。労働条件が全部引き継ぐということを考えているということですね。
【次の発言】 だから、それでお聞きしたいわけですが、公正、妥当ということは、労働条件その他については引き継いで……

第72回国会 外務委員会 第25号(1974/05/15、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 まず、ECの代表部を設置するということになりました経過をお話し願いたいと思います。
【次の発言】 EC代表部の仕事とEC加盟諸国の外交代表部の仕事との違いはどういうことになるか、その点を説明願いたいと思います。
【次の発言】 わが党としては、ECがヨーロッパの帝国主義諸国の同盟であるという点では批判的な見解を持っているわけですけれども、代表部を設置をするということ、そしてそれが日本で活動するということについては賛成だということを言って私の質問を終わります。
【次の発言】 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました二つの租税条約の締結に反対の態度を表明いたし……

第72回国会 外務委員会 第27号(1974/05/21、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 ベルヌ条約について伺いますが、この条約の七条の一項には「条約によって許与される保護期間は、著作者の生存の間及びその死後五十年とする。」ということが規定されております。ところが、写真の著作物については、国内の著作権法五十五条によりますと、その著作物の公表後五十年となっておるわけです。それから映画についても公表後五十年ということになっておる。  これはどういうわけで写真と映画についてだけこういう差別がなされているのか。これはやはり条約がいっているように、死後五十年というふうに変えるのが妥当ではないかというふうに考えるわけですけれども、この点については文化庁はどう考えているか、伺い……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 この事件は、学生運動の幹部と会った、デモの計画を聞いた、デモの写真をとったというのは、これは客観的に見ればまさに取材活動であって、本人の取材目的であったということをまさに裏づけることであると思うのです。そういう取材活動が、こういう形で死刑を含む大統領緊急措置四号によって弾圧をされておるということは、単にいま逮捕されておる二人の学生諸君の――学生といわれていますけれども、実際はフリーのジャーナリストだと思うのですが、その二人の学生だけでなく、韓国で活動しておる日本人の記者諸君すべての運命にかかわる重大な問題だというふうに考えています。  外務大臣、この問題が在韓日本人の記者諸君……

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/07、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 政府は、いまの見解のように、いまの状態をインフレと認めることをどうしてもやりません。しかし、国民のほとんどが悪性インフレの状態になっている、ほんとうに切実な状態になっていると感じております。  ある乳児院の話でありますけれども、昨年までは、二十度以上、二十四時間暖房をやっていた。ところが、ことしになりますと、十度以下になっても暖房を入れられない、あるいは、先月までは授乳時に牛乳を朝晩やっていたけれども、いまは一本に減らしている、あるいは、おやつのプリンを、牛乳で固めるのじゃなくて、水で固めている、こういう事態が起こっておるわけです。それはもうあらゆる階層です。いまの例は一つの……

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/02/01、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 午前中、総理の本会議での発言の問題で若干の質疑が行なわれましたけれども、これについて、私はもうちょっとはっきりしておかなければならぬ点があるかと思うので、若干聞きたいと思います。  総理の言われた趣旨は、朝鮮や台湾の問題を引用したのは、心と心の触れ合いが大切であり、そういうことを今後の国際活動でやらなければならぬ、こういうふうな趣旨で言われたのかというふうに思いますけれども、総理は、そうすると、朝鮮で戦前に行なわれました小学校教育はよかったのだ、こういうふうに考えておられるということでありますか。
【次の発言】 しかし、先ほどの発言では、小学校の先生が心から尊敬と愛情を受けて……

第72回国会 予算委員会 第14号(1974/02/07、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 前回、私が質問をいたしました自衛隊の精神教育の問題について、防衛庁長官は、点検をして、予算委員会に報告をするということを述べられましたけれども、結果はどうでありますか。
【次の発言】 いま次官通達と言われましたけれども、私がこの文書について、事前に説明を受けましたときには、口頭で伝達をしたということで伺っておりますが、これはどのように伝達をされたか、お話をいただきたい。
【次の発言】 そうすると、結局口頭で伝えたということでありますか。
【次の発言】 いま防衛庁長官が言われましたその通達についての点検期間ですね。この点検の期間をきめて、そして実施結果を報告するということになっ……

第73回国会 外務委員会 第2号(1974/08/02、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 OTHについてまとめて伺いますが、まず第一に、四十二年に通報があったということについての通報内容、アメリカ軍からどういうものとして通報があったかということが第一点。  それからOTHをどういうものとして政府は認識をしているか。またそれの指揮系統について伺いたいのでありますが、簡明にするために伺いますが、OTHを扱っております第十四通信中隊というものは、アメリカ空軍航空宇宙防衛空軍、ADCといっておりますが、その空軍の所属の通信隊で、言うならばアメリカ本土の防衛軍の一部であると思います。そのとおりであるかどうか。  それからOTHは一CBMを早期に探知してABMを発射するための……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 外務大臣に、先ほどからの質疑で朝鮮外交の根本問題がいろいろな立場から論議をされておりますが、そういう時期にいま当面をしていると思いますので、私もこの点について若干の質疑をこの際行ないたいと思います。  まず第一に、一九六九年の日米共同声明につきまして田中議員や石原議員が再々にわたって質問をされましたけれども、それについて外務大臣は、国際情勢が一九六九年から変わっているということを述べられて、この解釈が変わってくるということを答弁されたというふうに思います。  ところで、一九五〇年の国連決議、いわゆる朝鮮非難決議からは二十年たっているわけです。あの当時と比べますと、国際情勢はた……

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 外務大臣に質問いたしますが、いままでのこの委員会での討議を聞いておりますと、外務大臣はインガソル国務長官代理の見解を唯一のよりどころにして答弁をされましたけれども、これはラロック氏の名前すらあげていない。ラロック氏が私人の立場で答えているということについては、これはわざわざ聞かなくてもあたりまえです。政府の代表でないということも、これもあたりまえです。これはラロック氏の証言の信憑性を何ら傷つけるものではありません。  しかもいま問題になっておりますのは、日本に戦術核が置かれているという問題です。七二年のレアード国防報告以来、戦域核戦争というものが強調され、戦術核が非常に重視さ……

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 著作権の保護に関するベルヌ条約について質問いたしますが、条約によりますと、著作権の保護期間については制作のときから二十五年よりも短くてはならないというふうになっているわけですが、わが国の著作権法では、公表後五十年とされているわけです。条約の保護期間は十分ではないというふうに思いますが、政府は写真の著作物の保護期間についてどういう態度で臨んでいくのか、この点についての政府の考え方をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、国際的にそれを長くしていくという方向に働きかけていくという考えはありませんか。
【次の発言】 映画の著作物の著作権の帰属の問題でございますけれども、……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 私は韓国問題について若干伺いたいと思うのですが、外務大臣が就任以来いろいろ新聞で語っておられますが、十二月二十一日の朝日新聞によりますと、日韓問題について金大中事件以後、木村前外務大臣が言われた二との反対をやる。「木村さんが積極的なことをいってくれたから、私は逆のことがやれるわけだ。」というふうに言われているということが報道をされております。この真意を聞きたいわけでありますが、木村前外務大臣がやられた積極的なことというのは一体どういうことなのか、そしてその逆のことをやられるというのは一体どういうことなのかということを御説明いただきたいと思います。

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 核防条約について若干の質疑をしたいと思いますが、外務大臣にまず伺いますが、この条約は今後二十年にわたって日本の国民を拘束をすることになるわけでありますが、現在のことだけではなくて、そういう将来にわたっての日本の国民の利益を慎重に考えて締結をされたのかどうか、その点についてどういうような考え方でおやりになったか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 外務大臣がキッシンジャー国務長官との会談で合意された中にもありますし、自民党の六項目の要求の中にもありますが、安保の長期堅持ということがあります。この安保条約の長期堅持ということと、この核防条約との関係についてキッシンジャー国務長……

第75回国会 外務委員会 第24号(1975/06/18、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 この核防条約といいますのは、日本をアメリカの核のかさにますます深く縛りつけていくということにもなりますし、それから、いま御存じのように、国際情勢がインドシナの完全解放ということを迎えまして非常に大きく変わっている。こういう中で安保条約の運用がどういうふうになされるかということは、日本の国民にとっては重大な関心事でありますし、核防条約については不可欠の審議事項であります。そういうことで、私は若干この安保条約の運用その他について伺いたいと思います。  いま同僚委員との質疑の中で出ました、安保条約五条の場合に公海、公空上に自衛隊が出ていくという問題でありますが、これは岸総理大臣が答……

第75回国会 外務委員会 第30号(1975/08/22、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 今回の三木首相の訪米と共同声明、共同新聞発表について引き続いて質問したいと思います。  韓国条項の問題について、いままでの質疑を前提としてお聞きしたいと思うわけですが、これは、六九年の共同声明と比べるならば、明らかに拡大である。その点では、韓国の安全が東アジアの安全にかかわるように日本政府も認めるということになっている点で、この点は明白だと思いますし、この東アジアの範囲が、先ほどのアメリカ局長のお話で言うなれば、極東の範囲よりもはるかに広いということになるわけです。これは、この共同新聞発表の機会に、アメリカのアジアにおける諸条約、米韓条約にとどまらず、米台条約あるいは米比条約……

第75回国会 予算委員会 第20号(1975/03/01、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 きょうこの委員会では、核問題についてのいろいろの議論がありましたが、午後の冒頭の質疑での最後に委員長が発言されたことは、大変興味のあることであります。それは予算委員長自身が、政府の言うことを聞いていてもわからぬ、しかもこういう事態をこのまま続けるわけにはいかないのだということを、立法府の予算委員長として発言をされたわけであります。これは、いまわが国の核論議というものが、ラロック証言後新たな段階に達しているということの事態の反映であります。  いままで政府は、安保条約があって事前協議がかかるから、日本に核を持ち込まれることはないとか、アメリカを信頼する以外にないとか、きょうも三……

第76回国会 外務委員会 第2号(1975/11/12、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 首脳会議に明日出席をされますので、私もこの問題についてお聞きしたいわけですが、事柄の性質上、若干重複するところもあるかもしれませんけれども、お答えをいだきたいと思います。  まず最初に私が伺いたいのは、このような会議が開かれるようになったことについて、世界の経済情勢を宮澤外務大臣はどうお考えかという点であります。それは、キッシンジャー国務長官も昨年の十一月に、アメリカを中心とする資本主義体制の危機を認めております。エネルギー支配の危機でありますとかあるいはは通貨体制の危機、こういうものが起こってきて、各国ともいまインフレと不況で悩んでいる。日本はもっと非常に激しい状態にある。……

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/19、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 六カ国首脳会議については、私どもは帝国主義諸国の世界支配が大きな脅威に立たされているという中でのこれに対処するものであるということを指摘をしてまいりました。この会議が行われた結果はやはり私たちの主張どおりだと思っているわけですが、この政治的なねらいの問題をちょっと伺いたいと思うわけです。  私どもは、これは各国の革新勢力あるいは発展途上国、社会主義国に対して、共同して対処するという方向のものであるというふうに考え、それを指摘をしてきましたけれども、この宣言の中で経済的な問題だけではなくて政治的な――終わりの方でありますけれども、経済的な関係だけではなくて、これを基礎にする協力……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/17、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 三木外務大臣代理に伺いますが、外務大臣代理は同時に総理を兼ねてもおられますから、日米安保条約の運用、特に軍事協議の問題についての大きな観点からの、どういうふうにしていくつもりなのかということを少し伺いたいと思うわけであります。  このフォード大統領が発表しました新太平洋ドクトリンでも、日本との協力関係というのがアメリカの戦略の柱に位置づけられておりますし、それから三木・フォード会談でも、安保条約の効果的な運用ということを非常に強調し、日米軍事協議機関ができてきた。この日米共同作戦ということが公然と語られるようになったということは、いまの時点の新しいことであり、国民は非常に不安……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 この十月十一日の日本共産党の本部襲撃事件といいますのは、政党の本部に対する襲撃であります。そうしてしかも、私がきょう取り上げますのは、いま私たちの党の機関紙であります赤旗が、小佐野賢治氏、田中前首相の盟友というふうに言われておる、この人の、「日本の黒幕」ということでキャンペーンをやっておりますが、それとの関係で暴力事件が起こっているという有力な疑いが出てきております。その点についてお聞きしようと思うわけでありますが、もう一度総理にお聞きしたいのは、こういう政党本部が襲撃をされるということは、政党政治、議会制民主主義の根幹にかかわりますし、それから、政党の機関紙がキャンペーンを……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第12号(1976/06/30、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 捜査当局に若干聞いた上で、運輸大臣その他に聞きたいと思います。  児玉の強制捜査の問題がいま論議をされておりますが、法務省に伺いたいのは、いまのままで、任意捜査で児玉自身について効果を上げるという自信があるのかどうか、逃亡、罪証隠滅のおそれの問題についてどう考えているのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと、罪証隠滅のおそれがあるかどうか、それから任意捜査で効果が上げられると思っておるかどうか、この点について端的にお答え願いたい。
【次の発言】 この児玉譽士夫はこのロッキード事件では中心的な役割りを果たしている、これはもう明らかであります。これは少なくも周囲と隔離を……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 総理に伺いますが、昨日田中角榮が逮捕されました。この総理までやったという政治家がいまは賄賂の代名詞ということで子供までが知っている。このピーナツを食べていた、これが明らかになって、しかも逮捕をされるまで国民をだましていたということになるわけであります。これは重大な問題だと思います。この責任はきわめて大きくて、私は日本の国民の顔にどろを塗ったような、そういう問題であろうかと思います。総理の所属する自民党の前総裁でありました。  私は、総理は、こういう場合でありますから、いかなる私情にもとらわれないで、断固としてこの刑事責任を徹底的に追及するというのが国民から負託をされた使命であ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第21号(1976/08/11、33期、日本共産党・革新共同)【政府役職】

○松本説明員 当時の八月二十二日の新聞に、いまおっしゃいましたように、閣議後の記者会見の談として、当時の運輸大臣が、四十七年度契約として、大型機は未定であるが、これらを含む新型機、在来機の計十六機約二億ドル云々と、こういう発言をいたしております。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第26号(1976/08/26、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、野党四党提案の動議に賛成の討論を行います。  中曽根康弘証人につきましては、昭和四十七年七月から九月、いわゆる箱根会談からハワイ会談にかけて問題になったいわゆる緊急輸入品目に民間航空機を入れた経緯に通産大臣としてどうかかわっていたか、またはPXL国産化白紙還元についての疑惑もあり、コーチャン回想録の発表などによっても疑惑はますます深まっております。  またロッキード事件の解明の残された重要部分であります児玉、小佐野ルートの解明のためにも、この証人喚問は不可欠であります。  また、田中角榮証人につきましては、このロッキード事件の中心人物であ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 いま東中委員の質問でありました小佐野の偽証の捜査について、午後の冒頭に調べた上で法務省から報告をしていただきたい。これを委員長から御指示をいただきたい、こう思います。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第29号(1976/09/08、33期、日本共産党・革新共同)【政府役職】

○松本説明員 航空法上の手続といたしましては、定款の変更について逐一承知をしなければならぬ立場にございませんが、先生おっしゃったその時期と内容とが合っているのかどうか、ちょっと私ははっきり現在記憶はございませんけれども、確かにそういう変更があった事実はございます。たしか航空機のリース業みたいなものを入れたのが、おっしゃるのであるとすれば、そういう事実はございます。

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 核防条約についての審議でありますが、この核問題についての論議はわが国の国会ではほとんど核持ち込みの問題に集中をしている。いま宮澤外務大臣や三木総理大臣は、非核三原則と事前協議の制度があるから国民は心配してないというような主張を得々と述べられましたけれども、いままでの国会論議はすべてこの問題に集中をしております。核部隊の存在でありますとか、あるいは核の持ち込みについての証拠を挙げての質問でありますとか、あるいはラロック証言後の事態でありますとか、あるいはその中では、宮澤外務大臣は米軍は核と共存をしているということも言われる。こういう中で論議が進められてきて、約七〇%の国民は核の……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/04/27、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、核兵器の不拡散に関する条約に反対の討論を行います。  本条約に反対する第一の理由は、この条約が現在の核保有国の核軍備を何ら制限、縮小しようとせず、アメリカを初めとする核保有国による核独占体制を合理化するものとなっている点にあります。  本条約第六条において、核保有国の核軍備拡大の制限について締約国の交渉がうたわれていますが、条約発効後五年の間に、米ソの核ミサイル弾頭が約三倍になっていることで明らかなように、米ソを中心とした核軍拡競争の際限ない拡大が行われており、第六条が全くの空約束であることを証明をしております。  第二の理由は、アメリカ……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 外務大臣に伺いたいと思いますが、三月十七日にアメリカの国務省の前韓国部長でありますドナルド・レイナード氏が、アメリカの下院の外交委員会の国際機関小委員会の聴聞会で、金大中氏の誘拐はKCIAによってなされたんだという証言をいたしました。この証言は方々で出ておりますが、外務大臣はこれをお読みになったことがありましょうか。
【次の発言】 これは、七〇年の初期から七四年の末まで国務省で韓国部長をしていた人が、アメリカと韓国の両国内における韓国の諜報活動を綿密に調査をして証言していることであります。そしてこの中身は、外務大臣もお読みになったということでありますが、KCIAのいろいろの不……

第77回国会 予算委員会 第7号(1976/02/04、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 私は外交、防衛問題について質問をします。  まず総理に伺いますが、ベトナムでアメリカがアメリカの史上初めてという敗北をしてからアメリカのアジア政策は新しい展開をしております。フォード大統領の新太平洋ドクトリンでも、それからラムズフェルド国防長官の国防報告でも、日本の位置づけは非常に高くて、国防報告では日米安保はアメリカの戦略の柱とまで言われております。朝鮮に焦点を当てた日米軍事同盟が強化をされ、米日韓軍事一体化が進められておりまして、安保の問題は朝鮮問題と結びつきまして現在日本の国民の平和と安全に関しては最も重大な問題になっていると思います。この問題について三木総理初め関係大……

第77回国会 予算委員会 第17号(1976/02/26、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 このロッキード疑獄の問題というのは、先ほどから論じられておりますように、戦後のどの黒い霧と比べても上回るような深刻な疑獄事件でございます。そして、この問題の徹底的な解明ということを三木総理は言っておられますが、三木総理のその姿勢が、自民党総裁としてまた総理大臣としての三木総理の姿勢がこの徹底解明には重大な影響を及ぼすというふうに私は考えますので、その三木総理に特に伺いたいと思うのであります。  最初に、まず総理は、この証人喚問が本委員会で二日間行われましたけれども、この二日間の証人喚問の結果を聞かれて、疑惑が解明されるという方向に行ったのか、それとも疑惑が深まったという方向に……

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 二月の四日の本委員会で、航空自衛隊のレーダーを米軍が使って攻撃的な空対空訓練計画をやっているという問題を問題にいたしました。このバーナム中佐のガリガン米第五空軍司令官に対する報告については、防衛庁ないし外務省で調査をされたか。どういう事情であったか。まず御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 航空自衛隊の要撃管制サイトのレーダーの能力を伺いたいのですが、航空性能で一体どのあたりまで届くのか、御答弁をいただきたい。
【次の発言】 そうすると、航空性能では朝鮮上空はもちろん覆うということになりますね。
【次の発言】 航空自衛隊のレーダーは沖繩も使うし、それから対馬も使うと……

第77回国会 予算委員会 第29号(1976/06/25、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 第一に、この国会での証人が偽証をするということは、これは国権の最高機関での証言の権威を傷つけるし、国会の権威を傷つけるものであります。これについては、やはり国会へ出てきては絶対にうそを言うことはできないというふうにすることが必要であるというふうに私たちは考えるわけであります。この国会での偽証についての捜査当局、法務省、検察当局の考え方、根本的な考え方についてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この国会での偽証につきましては、国会で証言がされた場合にそれが偽証の疑いがあるかどうかということについては、告発の有無にかかわらずやはり厳重にこの問題については見ていく、……

第77回国会 予算委員会 第30号(1976/07/06、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 最初に、この国会における証言についての偽証ということによる逮捕の問題でありますが、国会での証言というものが絶対にうそを言ってはならぬものだということを国民にはっきりさせるという点では、私は、これはやはり厳重に捜査がなさるべきものであるというふうに考えますが、同時に、この国会の証人喚問というものが、ロッキード事件の真相解明、刑事責任の追及やそれから政治的、道義的責任の追及という点での真相解明に非常に役立っているというふうに、私も今度のことで思うわけです。この国政調査、国会における証人喚問とそれから捜査権の問題についての基本的な考え方を、改めてでありますが、法務大臣から伺いたいと……

第77回国会 予算委員会 第31号(1976/07/16、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 この偽証の捜査と当委員会における告発の問題は、国会で証言をする場合に一切うそを言わせないという点を確立をするという点で、ロッキード事件の真相解明と同時に、非常に重要なことであるというふうに私は思っております。それについて、きょうは檜山証人の問題をまずやりましたけれども、当委員会としては、ここで証言をした証人の偽証問題についても当然考えなければならないわけであります。この点につきましては、捜査当局が、この当委員会の判断のためには全面的に協力をさるべきであると思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そこで伺いますが、先ほど刑事課長の答弁にありましたが、確認のためでありますが……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/10/15、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 法務大臣に、私はまず、この中間報告は三木内閣の後退姿勢、ロッキード事件の幕引きということを顕著に示したものであると思います。先ほどの質疑の中でもそれが指摘をされましたが、たとえばこの中で、国会決議で、政府高官名を含む一切の未公開資料の提供を求める、これは国会決議に決まっていることであります。行政当局にしても、それから国会におきましてもこの趣旨を貫徹するということが義務であるにもかかわらず、これには一言も触れていないし、それから、この中間報告の目的については「公開された委員会において法務当局が開示できる最大限のものである。」読みましても、新しいことを発見をして、ああこうだったの……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/10/27、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 鬼頭判事補のにせ電話事件も、これはロッキード事件の真相究明のために非常に重大な関係があると思いますが、きょうは時間も短いので、これは改めての機会にしたいと思います。  全日空の中間報告に関する簿外資金の問題から聞きたいのでありますが、先ほども質疑がありまして、簿外資金の内容について言わないということでありました。しかし、これは中間報告では簿外資金に順次二億五千三百万円を繰り入れたということになっております。この中で使途が明白になったのは五千七百五十万円ということでありますと、簿外資金に組み入れる前に幾らあって、そして現在幾らになっておるかということが明らかにならないと、果たし……


34期(1976/12/05〜)

第84回国会 内閣委員会 第27号(1978/08/16、34期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)委員 有事立法の問題がいま大変大きな問題になっておりますが、先ほど伊藤防衛局長、有事立法の問題を日米防衛協力小委員会で、直接は関係がないけれども、出てくることもあるという趣旨の答弁をされました。これはまさに、日米防衛協力小委員会はこの有事の問題を二年前から詰めているわけですから、そういうことも当然出てくるのではないかと思いますが、先ほどの説明でいきますと、もうガイドラインの原案をまとめている段階ということであります。この関係ではもうすでに出てきておるのではないか。出てくることもあり得るということは、もう出てきたということの趣旨を話されたのかどうか。出てきたとすれば、どういうことが出……


36期(1980/06/22〜)

第100回国会 予算委員会 第2号(1983/09/20、36期、日本共産党)

○松本(善)委員 大韓航空機事件について質問をいたしますが、まず、この事件の犠牲になられた方々、御遺族の方々に心からの弔意を謹んで申し上げて、質問に入りたいと思います。  大韓航空機の領空侵犯が国際法上違法行為であることは言うまでもありませんが、民間機の撃墜は明らかに過剰防衛で、正当化できるものではもちろんありません。  わが党は、事件発生後直ちに書記局長談話を発表し、人道上も国際法上も全く許されない蛮行であるとして、どの党にも先駆けてソ連政府に対し、速やかにこの事件の真相を明らかにし、責任ある態度をとるよう申し入れを行いました。これに対してソ連側の回答が九月十二日に行われました。わが党は近く……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本共産党)

○松本(善)分科員 いま自衛隊が一体軍隊なのかどうか、自衛隊のやっていることが憲法違反ではないかという議論が方々で起こっているわけです。あらためてこの際にはっきりと防衛庁長官にお聞きしておきたいと思います。  憲法九条は、明文で陸海空軍その他の戦力は一切これを保持しないというふうに規定をしております。政府もかつて統一見解で、憲法九条二項は、侵略の目的たると自衛の目的たるとを問わず、戦力の保持を禁止をしている、こういう見解を発表したわけであります。いまでもこのとおりであるか、まずそれをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ところが最近の政府の答弁では、平気で戦力とか、自衛隊は戦力であるとか、あ……

第58回国会 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1968/05/15、31期、日本共産党)

○松本(善)委員 知事の構想もお伺いしましたし、時間のこともありますので、大きな考え方について二つお聞きしたいと思います。  一つは、この小笠原が二十三年間日本から離れておって返ることになったのはきわめて当然のことでありますが、大きくいえば、これはやはり戦争の結果である。これは日本民族にとっても、そういう意味で再び同じようなあやまちをおかさないという点で、そういう点ではっきり心にとめておかなければならない問題だと思います。知事は施策の中にもそういう点を生かされるお考えがあるかどうかということが一つ。  それからもう一つは、これから帰る三千人ないし五千人の人たち、これはもちろんそういう意味での戦……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本共産党)

○松本(善)分科員 私の外務大臣に対します質問の第一は、まず沖繩に在駐しておりますアメリカのB52に関する問題でございます。  B52は連日ベトナム爆撃に出撃し、沖繩県民はじめ全国民に大きな不安を与えております。わが党と社会党、公明党は、三党共同して、沖繩を含む日本国民の強い要望にこたえて、アメリカ空軍B52の沖繩からの撤去を要求する決議案を提案いたしました。外務大臣はこの決議案に賛成であるか反対であるかをお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 昨年の日米共同声明は、沖繩の米軍基地が日本及び極東の安全に重要な役割りを果たしておるということを認め、今国会でも政府は一貫してこういう答弁をされ……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本共産党)

○松本(善)分科員 外務大臣にお伺いしますが、私たちは日米安保条約を認めませんし、たとえ事前協議条項がありましょうとも、安保条約が違憲の条約であるという本質は少しも変わるものではない、こう考えておるのでありますけれども、しかし、最近の政府の答弁では、事前協議の問題について、従来の答弁のワクをさらに拡大をして、日本への核持ち込み、日本からの米軍出撃を合法化しようとしているというふうにも考えられる点がありますので、政府の考え方をただすために、若干お聞きしたいというふうに思うわけであります。  最初に伺いたいのは、アメリカの軍事行動と国連憲章との関係であります。  外務大臣が、二月十日の予算委員会で……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 法務大臣に出版妨害問題について伺いたいというふうに思います。  公明党、創価学会の出版妨害事件は、今国会冒頭から重要問題として論議をされておりますので、法務大臣も重大な関心を払っておられるとは思いますが、総理大臣も答弁で、言論、出版の自由は民主主義の基本をなすものであり、政府としても言論、出版が不当に抑圧されることがないように十分配慮をしなければならないというふうに答えておられるわけであります。この民主主義の根本にかかわる重大な問題でありますが、憲法二十一条でもこれを保障しているだけではなくて、特に法務大臣に注意を喚起しておきたいと思いますのは、憲法八十二条で出版に関する裁……

第65回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/15、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 先ほど外務大臣が中間報告をされたわけでありますが、この中で国民の知りたいと思っている重要な点がほとんど触れられていない。いままでの国会答弁の繰り返しであります。私は、こういう態度は国民に対するきわめて不誠実な遺憾な態度だというふうに思うのです。きょうは時間の関係で核の問題だけをお聞きしようと思います。  この報告の中でも核抜きを確信するというようなことをいわれておりますけれども、実際に国民が知りたいのは一体核があるのかどうか、それから核の撤去をどういうふうにして確かめるのか、こういう具体的なことが知りたいのであります。そういう点については全く触れられていない。先ほども総理大臣……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1971/02/19、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 自治大臣にお伺いしたいのでありますが、御存じのように、沖繩返還についての協定締結が目の前に来ております。この準備作業がいろいろ進んでおるわけでありますが、沖繩県として本土と同じような状態になるという場合に、憲法九十五条との関係の問題が起こるかと思います。この点についてまずお伺いしたいと思うのであります。  この返還協定並びに復帰に伴う法律について、憲法九十五条との関係で自治省はどのようにお考えになっておるか、大臣のお考えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この協定とそれから沖繩返還に伴う法律があるわけでありますが、この二つについて、これは別個の問題であろうかと思います……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1971/02/20、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 労働大臣にお伺いしたいのでありますが、私は職場の労働者と接する機会が非常に多いわけでありますが、その中で、いろいろ労働者の権利が侵害をされ、裁判や労働委員会に持ち出しましても、非常に長くかかったり、いろいろその点についての中身を話されたことがございます。一体労働省は労働者の権利をほんとうに守ってくれるのかどうかということを素朴に聞かれることもございます。そういうことで、きょうは労働大臣のお考えも含めまして、労働省が労働者の権利の擁護のためにどういう態度でおられるかということについて伺いたいというふうに思っておるわけであります。  労働省設置法によれば、言うまでもなく、労働条……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 外務大臣に沖繩返還協定の問題その他について伺いたいと思います。  最初にB52が沖繩に最近やってきた。十七日の午後に嘉手納基地へ一機飛来をして、約二十分で飛び去ったということであります。このことは、かつて米軍からは再配備をする可能性があることがいわれておりましたけれども、この撤去が発表された当時、臨時外相代理でありました保利官房長官は、再び沖繩に戻ることはないと確信をしている、それを裏づける十分な証拠があるというような趣旨のことを言われたわけでありますが、その期待は裏切られ、また来たわけであります。このB52の沖繩への再配備の可能性ということについて外務大臣はどういうふうに……

第68回国会 外務委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1972/04/17、32期、日本共産党)

○松本(善)委員 時間がないようでありますので、簡潔に、質問をまとめてしたいと思います。  いま大出委員が言っておりましたあのグリーンの著書の問題は、これは、福田外務大臣が言われるような、そんな一学者のものでは決してない。これは私もそう思います。全くそうだ。これはアメリカの公式の立場、国務省の情報調査局のアジア太平洋部長ですから、これは一学者のものだということで済ますわけにいかない。しかも、総理大臣も言われるように、これがほんとうであるならば内閣が総辞職をしなければならぬというような大問題である。それについてアメリカの公式の立場の人が発言をしているならば、これについては日本政府としても、それに……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1972/03/25、32期、日本共産党)

○松本(善)分科員 私は事前協議の問題についていろいろ伺いたいのでありますが、その前にいま問題になっております沖繩の全軍労のストについて、私も一問だけお聞きしておこうと思うのです。これは沖繩協定発効ということを前にして、沖繩へ自衛隊を配備するよりも何よりも先に、最も先に解決をしなければならない沖繩県民の生活に根ざした要求、そういうことが沖繩に関してはまずなさなければならない緊急の問題だというふうに私は考えますが、その点についての外務大臣の御見解を一言伺っておきたいと思います。
【次の発言】 全軍労の要求を満足できるような解決を緊急にされることを要望して、本題に入りたいと思います。  沖繩協定の……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 法務大臣に伺いますが、刑務所の移転問題というのが各地に起こっております。これは刑務所が設置をされましたが、やはり明治のことでありますとか、かなり古くからの時代であるから、いまあのころと時代が非常に変わっておるために、当然のことであろうと思いますが、移転問題が問題になっておる刑務所というのは、一体全国でいまどのくらいあるか、法務省の事務当局のほうからお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 法務大臣に伺いたいのですが、三十庁も移転要求が出ておるということになりますと、これは国として、政府の政策として、刑務所の再配置というものをやはり全国的に考えなければならぬ時点にきておる……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 自衛隊二十六万六千がどういう精神教育を受けているかということは、きわめて重大な問題であります。 国民の関心も非常に強い問題でありますので、私は予算委員会の総括質問で二度にわたって質問をしたわけでありますが、あらためて御質問をするについて、経過を簡単に言いながら質問をしたいと思うのです。  二月一日には私は精神教育について長官にこう聞きました。「過去の侵略戦争を肯定するような教育、明治憲法を賛美したり、教育勅語を教育理念とするような教育、あるいは現行憲法を否定し、現憲法を擁護する者を敵視するような教育、右翼テロだとか右翼団体を擁護するような教育、野党、持に自衛隊を違憲とすると……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 環境庁長官、窒素酸化物の規制問題はこの国会でもたびたび取り上げられているわけですが、この問題について長官や関係者の考え方を伺いたいと思うわけです。  環境庁が三年前にNO2についての環境基準を決めて、五年後、五十三年の五月までに五年地域については環境基準の達成、それから高濃度汚染の八年地域については中間目標値を達成すべきもの、こういうふうにしたわけです。もう目の前に切迫をしておるわけですが、このNO2の汚染の問題というのはまだなかなか解決をしていない、こういう状況であります。この問題については従来から、規制対象の業界であります鉄鋼業界とか電力業界とか化学工業界などが猛烈に抵……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 長官に伺いますが、公害健康被害補償法でいまだに窒素酸化物が地域指定の要件になっておりません。このことによって東京の世田谷、杉並、中野、練馬のいわゆる除外四区を初め、全国で指定地域が制限されて多くの公害病患者が放置されております。東京では七環ぜんそくとか大原ぜんそくとかいう言葉もありますし、その周辺では店をたたんでいるというような商店も出てきております。この点では、私は再々質問主意書を出したりあるいは去年も分科会で質問をしたりいたしましたが、ほとんど進展がない。場合によっては後退しているとさえ言える状況ではないかと思います。昨年の九月にはいわゆる除外四区の区長が環境庁長官に要……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 きょうは、国立機関の移転跡地の利用に関する問題を大臣に質問したいと思っているわけです。  国有財産中央審議会の筑波跡地利用小委員会は昨年の十一月に跡地利用の大綱について原案を提出するよう大蔵省に要請をして、大蔵省はすでに作業に入っているというふうに聞いているのですが、どういう方針でこれに対処しておられるか、作業の進行状況などお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、大蔵省で小委員会なり審議会に出す原案というようなものをやはりつくっているという状況ですか。
【次の発言】 大蔵大臣のこの問題についての考え方をそれでは伺いたいと思うのですが、主査にお願いしたいのですが、……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 私はきょうは、国鉄が国鉄の所有地や高架下を利用してビルをつくってそれを貸す、いわば駅ビルを相当つくり始めた、全国で三十八カ所になっているというふうに言われておりますが、この問題と、駅ビルと中小零細商店との関係、これについて運輸大臣初め運輸省当局はどういう指導をされるのかということを伺いたいと思うわけであります。  申し上げるまでもありませんが、昨年、大店法や商調法が提案をされました。そのときの提案理由を河本通産大臣がこういうふうに述べておられます。「わが国の小売商業は、事業所数で約百六十万、就業者数で約五百六十万人とわが国経済の中で大きな比重を占めておりますが、その大部分は……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1979/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○松本(善)分科員 私は大都市の震災対策と国有地の活用問題で若干の質疑をしたいと思います。  昨年一月の伊豆の大島の近海地震でありますとか、六月の宮城県沖地震で死傷者一万、十七万二千戸の家屋損害というような事態が起こりまして、この震災対策の重要性が改めて再認識させられるということになったわけですが、昨年五月に東京都の防災会議は、一九二三年の関東大震災と同じ程度の地震が起きた場合の東京における被害を想定した調査結果を発表いたしました。それによりますと、死傷者九万九千名、火災による焼失家屋四十七万棟、罹災者三百五十万人に及ぶ、こういうような被害を予想しておるわけです。建物の不燃化でありますとか、オ……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本共産党・革新共同)

○松本分科員 トマホークの第七艦隊への配備問題などが起こってきまして、この日本への核持ち込みの問題、事前協議の問題、これは新たな重大な問題になってきておると思います。今国会でもいろいろ議論をされましたし、今までも無数にと言っていいぐらいこの問題は議論をされておりますが、私はこの際、今までの議論を全部、過去のものも含めまして整理をして、政府が考えていることがどういうことなのかということを国民の前に明らかにしたい、こういうふうに思うわけです。  そういうことで質問するわけでありますが、かなりたくさんのことをお聞きしたいと思っておりますので、一時間ございますけれども、簡明に率直にお答えをいただきたい……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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