このページでは有島重武衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。有島重武衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○有島委員 中小企業の分野調整の問題ですけれども、この問題についての今後の方向、それから差し迫っての処置、そういったことについて伺いたいのでございます。
【次の発言】 貿易の問題でございますけれども、後進国との貿易について、その見通しはどういうことになりますか。
【次の発言】 ただいまの問題でございますけれども、物を出すということと、それからもう一つは、技術そのものをここに出していくこととは相関連することじゃないかと思いますが、そういった点についてはどうお考えでしょうか。
【次の発言】 先ほど動的変化を一切取り入れることはできない、そういうようなお話がございましたけれども、どの程度取り入れて考……
○有島委員 ただいま小峯、武藤両委員ほかの委員から、私の伺いたかったところを大部分聞いていただきましたので、当面のことをひとつ伺います。 牛乳の需要がふえているというお話でございます。一方、まだまだこれからPRもしなければいけない、サービスもしていかなければならない、そういう面もあるようでございます。ここでかりに店頭売りを主体にいたしまして、家庭用には大型びんを主体とする、こういうような方向に向かいました場合に、業者、小売り、需要家、それぞれ立場がどうなっていくか、この御意見を聞かしていただきたい。田部さん、大野さん、それから春野さん、三巻さん、四人の方から伺いたいと思います。
○有島委員 先日、四月五日の当委員会におきまして牛乳の容器の問題が出ておりました。大野参考人のほうからこの容器について、ポリエチレンの袋を使うことの是非について答弁があったわけであります。一つは、ポリエチレンはいまのびんよりもかえって高くなる、第二番目は、消費者がこれを喜ばない、三番目には、うっかりすると漏れてしまう、したがって、世界的にはいかなる国でも実際の経済上の話にはなっておらない。こういうような大野参考人の話がございまして、これをすぐに裏づけまして、舘林政府委員のほうから、「ポリエチレンの容器の御質問がございましたが、今日でもポリエチレンの容器は許しておるわけでございますが、これは強度……
○有島委員 先般当委員会におきまして、四党共同決議いたしました乳価安定に関する件についてでありますけれども、これについて宮澤経企長官は、政府部内の連携をとりつつ、決議の趣旨を実現するよう極力努力する、このように言われたわけでございます。この問題につきまして、農林省としてはどのような措置をとられたか、それをまずお聞きいたします。
【次の発言】 先日の新聞に、農林省に牛乳流通改善研究会というものを発足させる、そういうような記事が出ておりましたけれども……。
【次の発言】 この研究会の構成人員とか中心者とか、そういう具体的なことについてはまだきまっておらないのでしょうか。
○有島委員 牛乳の問題について先に聞きます。
先日来、公取のほうでもってコーヒー牛乳、フルーツ牛乳につきまして不当表示のおそれがあるというような、そういうような訓育があるようでございますけれども、東京都の衛生研究所に依頼して分析した結果では、明らかに成分から見てこれは牛乳と表示するのはおかしいという結果が出ている、そのような報道がございました。これにつきまして農林省の見解を伺いたい。
【次の発言】 牛乳と乳製品との、区別が消費者側といたしましても非常につけにくい状態なわけです。学習院の初等科でも、これを牛乳だと思って使っていたという話がございますけれども、そういうことについて、これは公取のほ……
○有島委員 私もただいまの問題につきまして、この規制強化の法案が今度の国会に出なかったわけでございますけれども、これについて公取委としては、たとえ法案が出なかったとしても、再販の制度をきびしく監視してくださるというようなお話でございました。それで具体的にこの監視を強化するといいますと、どういったことになるのでしょうか、この点を委員長から……。
【次の発言】 指定品目の再検討をする、もう一つはやみ再販行為の監視を強化する、その二点でございますね。
宮澤長官が先にお時間があるらしいので、指定品目の問題はあと回しにしまして、このやみのことでございますけれども、プラザー工業のやみ再販の事件の説明を先……
○有島委員 ややこまかい問題でございますけれども、佐藤内閣の物価政策の基本的なことにつながると思いますので伺います。
いま大阪でタクシーの冷房料金の値上げのことについて大問題になっています。これは読売でございますけれども、新聞にも大きく書き立てられておるわけでございます。大阪ナンバーに乗らないで、みんな神戸のナンバーを選んで一生懸命乗るような、そういうような事態まで起こしておるといっておるのですけれども、この冷房料金の認可が妥当だと思っておられるのかどうか、そのことをまず第一番に伺いたいと思います。
【次の発言】 いま職員の問題、それからお客さんの問題もありましたけれども、この値上げには、事……
○有島委員 ただいまお話を伺いまして、新時代に即応する新しい指導者をつくっていこうという、人間性に深く根ざして、しかも広い世界的な視野に立って、そうしてまた科学的な技術を駆使していく、そういったようなエリートをおつくりになるという、その趣旨は十分わかりました。これは一種の英才教育の形になると思いますけれども、私は、特に芸術大学なんかに関しましては、本質から考えまして、大学というものが高等学校を卒業してから採るというよりも、むしろ中学卒を採って七年制にしていくべきだ、そのように考えております。この大学について、先ほど四年の年限ではこれはおそらく短いであろう、大学院設置を将来しなければならない、そ……
○有島委員 わが国の学術振興の強化ということにつきましては、これは緊急のことでもあり、また非常に国家の必要事である。このたびの特殊法人にいたしますことが、ほんとうにこれが学術の振興強化にそのままつながるものであれば、私どもはここに賛意を惜しまぬものでございます。いままで数々の質問がございまして、ほぼ問題点が尽くされておるようでありますけれども、多少重複すると思いますけれども、ここで少しく質問させていただきます。 いままで問題になりました点、一つにはこれが官僚統制にそのままつながっていくのじゃないか、そういうような疑いが幾つかございまして、いま文部大臣は責任体制を強化するのだと申されましたけれ……
○有島委員 私は、公明党を代表して、日本学術振興会法案に反対の意を表明するものであります。 以下、反対理由について申し上げます。 わが国の学術振興は、多年にわたる大きな課題であり、重大かつ緊急の問題であります。したがって、今日これを強化拡充することはきわめて当然のことであり、国民のひとしく期待するところであります。 しかしながら、このたび政府より提出されました日本学術振興会法案の条文を検討いたしますと、事学術振興に関する法案としては納得しかねる点があまりにも多過ぎます。 その第一は、役員、評議員等の任命、解任、また業務計画の作成、変更等、要所要所についてはすべて文部大臣の権力のもとに一……
○有島委員 今期国会におきまして文教委員会でもって取り上らげれた諸問題の中で、その進渉状況につきまして二、三質問いたしたいと思います。 初めに基本理念につきまして、教育基本法の第一条の見解、また期待される人間像の中の「生命の根源」という一句につきまして、これは教育のあらゆる施策の出発点でもありますし、その一つの目標となるわけであります。これが非常に主観的な見解の交え得る問題でございますので、これについて広く文部当局、また学識経験者、教職員、また父兄、それから学生、生徒、児童、各層のアンケートをおつくりになるというふうなお話がございました。これは来年度になさるというお話でございましたけれども、……
○有島委員 私も初めて物価問題の委員に入れていただきまして、いろいろ勉強させていただいておるわけでありますけれども、物価問題は物懇や安定推進会議ができましてから、国民的認識がたいへん深くなってきた。また、政府間の内部でも認識が高くなってきたといわれておりますけれども、私どもこれはしろうと的な実感なんでございますけれども、経済全体の中で物価というものは非常に身近な感じがいたしますけれども、経済全体の非常に表面的な現象じゃないかというような感じがするわけであります。それを承知の上で、経済全体における物価問題の重要性ということについてはっきりしたお考えを伺いたいと思います。
○有島委員 私は米価につきまして、ややこまかい問題になりますけれども、米の卸売り業者と小売り業者、それから販売マージンの問題、それから登録制の問題であるとか、そういった問題を食糧庁にいろいろ伺った上で企画庁長官の御意見なんかを伺いたいと思っております。いま食糧庁がおくれておりますようなので、先に長官にいろいろ御意見を伺っておきたいと思っております。 米価の問題については、大筋にいろいろ大きな問題があると思いますけれども、自由化するかどうかについてしばしば論議がかわされて、そのたびに慎重にこれは考えていることだということが前々からございましたが、それはどのような検討をされて、いまどのような方向……
○有島委員 運輸大臣、きょうは時間をお急ぎのようなので、要点だけ私もタクシー行政についてお伺いしたいと思います。 六月二十七日に臨時物価対策閣僚協議会できまりましたタクシー行政に関する改善事項についての運輸省での実施状態について、二、三伺いたいわけなんです。こまかいことはあとでもってまた蜂須賀さんのほうから伺いたいと思いますけれども、最近の報道によりますと、新潟地区、苫小牧地区において地区一括の値上げが行なわれたように聞いております。これは六月二十七日の協議会の決定によりますと、一定地区においては一律には上げない、そういうようなお話でありましたが、それが最近になって上がっておる。これについて……
○有島委員 食肉の問題でございます。牛肉はもちろんのこと、豚肉につきましても、これは価格が上昇いたしまして家計に脅威を与えている。需給調整のためには、これは食肉の輸入政策が適切かどうかということが問題ではなかろうかと思うわけです。食肉の輸入は牛肉のように外貨割り当て制になっているものがありますけれども、その割り当て量というものがどのような算出基準になっておるか、まずそのことを伺いたいと思います。
【次の発言】 いまのお答えでございますが、需要ににらみ合わせてきめておるというのですけれども、具体的に数字を出すためにはどういう計算要素を入れるのか、そういったことを聞きたい。
○有島委員 私は、本日は一局削減問題をめぐりまして文化行政について、また私学振興の問題などについて伺いたい。もう一つは、羽田事件等の暴力事件をめぐりまして、教育の民主化ということについて、この二点について文部大臣に伺いたいと思います。 昨日の新聞によりますと、「佐藤首相が訪米直前の閣議で全閣僚に指示した一省庁一局削減についての各省庁回答が二十日までにほぼ出そろった。政府は二十一日の閣議で、この回答について大筋を決め、さらに行政管理庁に各省庁回答が適当かどうかを検討させたうえ、十二月初旬に予定されている臨時国会召集前に第三回の臨時行政改革閣僚協議会を開き、最終的な裁断を下す方針である。」こうい……
○有島委員 先般、中共の牛肉を輸入する件につきまして、岡田畜産局長にいろいろ伺いました。それで、これは一つには物価安定の一助となるのじゃないか、そういったような立場から伺いましたところが、結論といたしましては、食肉の中共からの輸入については、これは積極的に検討していくというようなお答えをいただけましたけれども、一つだけ問題があって、それは口蹄疫の問題である。それで、その口蹄疫の問題につきまして幾つかのお答えをいただいたわけでありますけれども、これがどうしても決定的な輸入を阻害する一つの条件であるかどうか。先日も本会議におきまして、公明党の竹入委員長の質問に対しまして佐藤内閣総理大臣も、中共との……
○有島委員 ただいま木原委員より宣伝費につきましてのお話がございましたけれども、それとごく関連した問題で交際費の問題を取り上げたいと存じます。 きょうは時間もそれほどございませんので、問題提起にとどまるようなことになりそうなんですけれども、販売費と交際費については一ただいまの宣伝ということにつきましては、これはかなり公共性がある。それに対しまして、交際費のほうは個人的な関係のものが強い。それで、テレビの話なんかも出ておりましたけれども、宣伝のほうは何か明るい、ぱっとした感じでございまして、それに対して交際費のほうは、暗い、しめったような印象を受ける。販売費の中の交際費と、それから宣伝費の割合……
○有島委員 ただいまの文化財の問題、また文化行政について関連質問をさせていただきたいと思います。 文化財保護委員会のほうと、それから文化局と、これが一緒になって、そういうお話が出ておるようであります。したがいまして、教育行政ということと文化行政ということが、将来分離していくんじゃないか、その方向にあるように思うわけであります。そこでもって、現在の文部省設置法の文化局の所掌事務の中で一つだけ伺っておきたい。 文化の振興に関して企画し、援助と助言を与える、そのようにいわれておりますけれども、文化の振興に対して企画をしていく、これはどの程度のけたでもって、規模でもって考えておられるか、その点につ……
○有島委員 私も、ただいまの武部委員の質疑にやや重なると思いますけれども、独禁法の第六章、特に二十四条の二をめぐりまして少し質問さしていただきたいと思います。
本法が二十二年の四月に制定された。これが二十八年に大幅な変更をされました。このことにつきまして、その改定の背景となりました情勢の変化と申しますか、改定の根拠となるもの、またその改定の目的、それらについてお伺いをしたい。これは先ほど有賀さんからそれについてお話があったようなので、有賀さんからひとつお話を伺いたいと思います。
【次の発言】 質問のしかたがちょっと悪かったかと思いますけれども、その独禁法そのものが、成立以来いままで経緯をたど……
○有島委員 ただいま物価の話が理論的に、またはやや具体的に出ておりますけれども、初めに非常にラフな聞き方で恐縮でございますけれども、最近野菜についてはやや安定してきたけれども魚が非常に高い。これは主婦の嘆きになっております。これは非常に実感としての話でございまして、いろいろなふうに考えられと思いますけれども、この魚の値の見通しは今後一体どうなるのか、これは主婦がいま非常に聞きたがっておる点でありまして、きょうの私の質問とはやや本質をはずれますけれども、長官に一言伺っておきたいと思います。
【次の発言】 それでは本筋に戻りまして、独禁法、特に再販売価格の問題について伺いたいのでございますが、去年……
○有島委員 先般来、独占禁止法並びにその中の再販売価格維持契約制度についてのことを伺いましたが、その中で、初めに、ことばの定義の上でもってちょっとわかりにくいところがございますので、いろいろきょうは教えていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
最初に、再販売価格維持契約ということについて、これは客観的に定義づけがあるのだと思うのでございますけれども、それについて教えていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いまのおことばで、この二十四条の二に書いてありますのには、「これを維持するためにする正当な行為」というふうに書いてありますので、これは非常にわかりにくく思った……
○有島委員 昨年の秋以来、提案者四党のそれぞれの意見を反映いたしまして、ここに一つの形をとることになりましたこの消費者保護基本法が本日本委員会に提案されまして、質疑に入ることになったわけでございますが、今後本法案が関係各省庁また地方公共団体の積極的な協力を得て実効をあらわしてまいりたい、同時にまた国民各層の理解と共感を呼び起こして、これは官民を通じての一つの国民的な連帯感のくさびになっていくようになりたい、そのように願っておる次第でございます。 国の内外の各層に繰り広げられておりますいろいろな段階、いろいろな分野において、対立とか不信感の中でもって不毛な論議がいたずらに空転するような、そうい……
○有島委員 関連して。ただいまの武部委員の質問に関連いたしまして、私も二、三質問をしたいと思います。
ただいまお話しのありましたように、正式に届け出があれば応ずるというようなこと、これは確かに形式上はそうであろうと思いますけれども、実質的な取り調べということは、すでにそれ以前に始まっているわけであると思うのです。これは早々にお始めになるかどうか、そのことについてお聞かせ願いたい。
【次の発言】 これは実質的に競争制限になるということは明らかなわけでございますね。いままでよりも競争の制限は、実質的には強化されてしまうということは明らかなことでございますね。それで、山田委員長が就任になりましたと……
○有島委員 消費者保護基本法の提出によりまして、従来の行政一般が、新しい消費者保護という立場から見直されているわけでございますが、本日私の質問によってその細目の質問は一応終了することになりますが、ただいまも砂田委員のほうから、法の運用ないしはその事後のことなどにつきましてお尋ねがあったようでございます。私も、厚生省関係の行政の態度について、特にきょうは全般的には言いませんが、薬事法だとか環営法を取り上げまして、その運用のしかたがやや厳密さを欠いている点があるのじゃないか、それから、事後の処置で消極的な点があるのじゃないか、こういった点について少しお尋ねしたいと思うのです。 厚生省といいますか……
○有島委員 ただいま砂田委員のほうから、本消費者保護基本法のアフターケアのことについて御質問ございましたけれども、私は同じような観点でございますが、一けただけ視野を広げまして、今後こうした問題を検討していかなければならないのではないかと思われる点につきまして、提起を兼ねて御質問いたすわけであります。 最近、製鉄にしろ製紙にしろ、重工業の各部門におきまして大企業の合併が相次いで行なわれております。これらが独占禁止法の違反の疑いがあるということが言われておりますけれども、またその一面、これは国際経済、自由化に対処して企業の強化をしていかなければならないわけでありますから、不可避的な事態であるとも……
○有島委員 長官お急ぎのようですが、初めに一つだけ、これは新聞報道に出ておりましたが、宮澤長官は大企業の合併について、場合によってはあとからでもこれは分割命令が出せるというようなことをおっしゃっておった。もう一つ、以前に物懇の提案の中で、「わが国でも最近、生産の大規模化を要請する声が高い。また、販売面での系列化が進む傾向にある。それらは、技術進歩への順応または国際競争力の強化を意図するものとしても、あるいは、流通の面からみて合理的なものがあるとしても、産業の寡占化が管理的価格の採用につながり、消費者の利益を損なうという危険に対しては、それに対処する有効な手段を整備しておく必要がある。これはむし……
○有島委員 近く法案の審議に入ると思いますけれども、その前に、先日大臣よりの今五十八国会におきます所信表明につきまして少し伺っておきたいと思います。 これを拝見いたしますと、初めに明治百年の問題がございまして、あと当面する諸問題というふうになっておるようでございますけれども、明治百年につきまして、これは先般来予算委員会なんかでもいろいろ議論があったようでございます。それで明治百年といっても、終戦までの八十年とそれ以後の二十年と分けて考えなければならないのではないかというような議論もあったようでございます。それで、いまの時点が非常に重大な時点であるというように大臣も認識していらっしゃる。そうい……
○有島委員 大臣お急ぎのようなので、簡単にいたします。
国立学校設置法の一部を改正する法律案についてでございますが、これは大学の改組についての問題でございますので、現在の大学が、学校教育法の五十二条に、大学は学術の中心である、広く知識を授ける、深く専門の学芸を教授し研究する、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的としているとありますが、現在の大学がこのような目的を果たしておるかどうか、その点について大臣の御所見を承っておきたい。
【次の発言】 いまの大臣のお答え、そこの目的に向かって努力をしていくというお答えでございますけれども、このたびのこの法改正もそうした一環として受け取ってい……
○有島委員 新学期が始まりまして、いま新聞紙上には文教問題について非常に雑多な、また困難な問題が続々と掲載されております。その中の一つといたしまして、新学期からの小学校教科書についての記事がたくさんございまして、それでだいぶこれが右寄りになっておるというような批評がたくさん出ております。こういう問題につきまして、先般灘尾文部大臣が発言されました国防教育云々、このことについて少しお話をし合ってみたい、そう思うわけでございます。 灘尾文部大臣が昨年末の記者会見におきまして、国防を考えない国民はあり得ない、子供のときから国を守るとか自国の安全保障について自覚と認識を養うことが必要だと思う、いつまで……
○有島委員 前回、昨年末の国防教育に関する灘尾文部大臣の発言につきまして、世間では、これは非常に前時代的な、いわば富国強兵的な軍備に通じていくような考え方であるというふうに理解している。これに対しまして大臣のお考えをさらにわかりやすく誤解のないように説明して公表なされるようにと申し上げましたところ、これは釈明の必要はない、一度言ったことはどう解釈されようともかまわないというのではなしに、父兄や教員たちの戸惑いをなくすためには積極的に努力すると申されまして、ごく近い将来において国防について大臣のお考え方を公表されるという約束をいただいたわけでございます。質疑の中で幾つか重要な点がございましたので……
○有島委員 ただいまの理事会で貴重なお時間を御承認いただきまして、資料要求とそれから緊急質問をさしていただきます。 資料要求の第一番は、現在審議しております教特法につきまして、これは数年来超過勤務手当の是非につきまして数々裁判がありました、その裁判の判決資料をいただきたい。それが第一番でございます。第二番目は、先日大臣にいろいろ質疑をいたしました中でもって、文部省と日教組と話し合いをしよう、それがなかなか実現できないその大きな理由といたしまして、日教組側の倫理綱領についてのお話がございました。それで、この倫理綱領につきまして文部省側がどのような点についてこれを非常に不適当なものであると断定さ……
○有島委員 お忙しいところをたいへん御苦労さまでございます。私も四人の先生方に質問さしていただきます。
ただいま衆議院で問題になっております点は、おもに法律の上での問題、形式的な問題が多いわけでございますが、教員の質を向上して教育そのものを充実していくんだという、そういったことが一番の目的であると思うのでございます。それでそういった立場から、いま質の向上について一番応急に考えなければならないのは何であるか、それらを校長先生の立場からどういうふうに考えていらっしゃるか、そのことを伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、限られた予算の中で今度こういった措置をとろうという場合、定員数をふやして……
○有島委員 本法案につきましては、ただいままで二十数時間にわたりまして数々の審議がなされてまいりました。その問題点の中でかなり重要なことがございまして、これ以上さらにまた審議を続けることにさえ疑義を持たれるような状態になりました。その問題はさておきまして、きょうは法務大臣がたいへんお急ぎだそうでございますので、まず質問に入ってまいりたいと思います。 法務大臣に伺いたい点でございますが、憲法に規定されております国会調査権ということと司法権ということ、この関係につきまして、司法権の独立の原則、一般的な御見解を、初めに聞かしていただきたいと思います。
○有島委員 ただいま各委員から御質問ございましたけれども、私どもの公明党といたしましても、当日災害が起こりまして数時間の後に調査団を派遣いたしましたので、その調査その他をもとにいたしまして質問させていただきます。 私どもとしても一番心配しております点は、地方財政あるいは父兄負担にかなり大きなしわ寄せがかかってくるんじゃないかという点でございます。この点については、ただいままでいろいろな質問がございましてお答えがございましたので省略いたします。そしていまもっぱら問題になっておりますのは、復旧という点が一番当面の問題として、これは当然論議されておりますけれども、将来に向かってこれがいつどこで起こ……
○有島委員 日本学校安全会法の一部を改正する法律案の審査にあたりまして、二つほど承っておきたいと思います。
一つは法案の中から、一つは運用の面からなんですが、今度の改正の十一条におきまして、役員となる人の資格について規定されております。この役員となる人の条件を変えた理由について承っておきたいと思います。
【次の発言】 このようなスタイルに変更していくと、これが一つの慣例になっておられるようなんですけれども、これを旧の法に定められたその根拠はどうであったのですか。特に国務大臣、国会議員というものを役員の中から除くというところですね。前はそういうふうにしてあったわけですけれども、それがどういう根……
○有島委員 昨日、八月六日に消費者保護会議をなさったという、その御報告を承ったわけでございますが、やや抽象的ではありますけれども、やはり重要な決定をも含んでおる、そう思いたいと思います。そこで、いままでもお話がたくさん出ましたので、私はただ一点だけ、第六番目の苦情処理体制の整備のことにつきまして長官にお尋ねいたします。 ほかの項目を見ますと、みんな「検討をすすめる。」「検討をすすめる。」と、こう書いてありますけれども、ここだけは「体制整備をすすめる。」というふうな書き方なんで、ここはやや具体的なものが示され、また施行されるように期待いたします。ここでもって経済企画庁、通商産業省、農林省、厚生……
○有島委員 先ほどから古米の話が出ておりましたけれども、卸売り業者のほうからの申し入れによりますと、政府の目標量を処理することができない、これは九月二日でございましたか、そのように言っておるようでございますけれども、今後古米の処理についてどのようにお考えになっておるか、このことを伺いたい。
【次の発言】 私が伺っておりますのは、いまの二度つゆを越さないようにするとか、配給計画を少しきめこまかくするとか、そういうようなことではいままでと何にも変わりはない、そういうお答えになりますね。何かここでもって一つの考えを具体化するかどうか、具体化するという計画はいま何一つないのか、無策であるのか、そのこと……
○有島委員 前々回の八月七日の当委員会におきまして、コーラ飲料の酸度につきましていろいろと質問いたしました。消費者保護という立場でもってずっといろいろな質疑をしているわけでございますが、コーラ飲料のあるものは胃酸よりもさらに強い酸性を持っているというような話を私は聞いた。そのことについて金光環衛局長さんに伺ったのだと思いましたけれども、これについて資料を出していただけるとかあるいは調査してくださるというふうなお話しがあったと思うのですが、その後の御報告を伺いたい。
【次の発言】 胃液との比較はどういうことになりますか。
【次の発言】 一つの物質として、これはいまのPHが二・四程度の高さもあると……
○有島委員 前回の委員会でもってお尋ねした点で御回答の漏れがございましたので、きょうはそのほうだけ簡単に伺っておきたいと思います。
それは、自動車のメーカーがコストダウンを宣伝しておりますけれども、その車種にわたりまして製作を中止して、そうでないものをまたつくっていこう、そういうような動きがあったように私聞いたのでございますけれども、その辺の事情を初めに伺いたいと思います。
【次の発言】 消費者といいますか、ユーザーといまおっしゃいましたけれども、その側から見ますと、安くなったと喜んでおったら、それは今度生産がストップになるようなことになりますね。その点についていまお答えがなかったものですか……
○有島委員 たいへん時間がおそくなりましたので、私は荒筋だけ伺いまして、あとこまかいお話はまたの機会に譲ろうと思います。 きょうは、初めに論議されました人事院勧告の実施について一つだけ聞いておきたいと思うのですが、八月三十日の閣議決定については、世論のいろんな批判がございましたね。特に八月一日からの適用のくだりについては、これをさらにさかのぼって適用し得る、そういうことはわれわれも考えるのですけれども、この閣議決定をそのまま固執していることが賢明なことなのかどうなのか、閣議決定を再考することが不可能であるというような根拠なり理由なりがあるのかどうか、そういったことについて大臣から伺いたいと思……
○有島委員 ここ数年来問題になっております中国の肉の問題でございますけれども、これが最近、今度は輸入を促進していく方向に変わるというような新聞記事が出ておりますが、この経過についてちょっとお話しをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は田中さんとも前にお目にかかりましたし、大体五項目が相当、ひどくいえば難くせをつけたような、答えようもないような形であるという認識に立っております。それで今度その態度を改められるという方針にしっかりと変わったのかどうか、その点だけはよく確かめておきたい。それじゃ、これを前向きに検討し直すということは、この前の五項目があまりにも、表面上は論理的かもしれませんけれ……
○有島委員 たいへん時間が経過して御苦労さまでございます。 いろいろございますけれども、一つは、高坂先生と柴田さんのお二人からイデオロギーということばが出まして、このことばについての一つの問題提起をしておきたい。それからもう一つは質問でございます。 受験生のおかあさんの窪田さんのほうからのお話は、入学試験をやめたからといって問題が解決するわけではないのだから試験をやってもらいたい、問題は別なところにあって、教育理念の問題でものの考え方が何かピントが狂っているんじゃないかというようなお考えがあったのですが、これも私は、はからずもおかあさまの口からこういうふうな問題が出たということは全く重要な……
○有島委員 初めに私は、いま証拠になっておりました消費者保護基本法について、同じ立場から一言御質問しておきたいと思います。 いま戸叶さんからだいぶお話が出ましたけれども、食品衛生法を今国会に出したいということは、いままでのお話の経過を聞いてみると、これは無理じゃないかと思います。少なくともことし中には目鼻をつけるとか、そういった期間的なことはしっかりしておかないと、私どももこれは議員立法しなければならぬじゃないか、そういうことは考えているわけなんです。それで、手をつけてみれば非常に膨大で、むずかしいことは痛感するわけでございますけれども、大体のもう少しのめど、それを伺っておきたいと思うのです……
○有島委員 朝からずっと、だいぶ時間がたってお疲れのようでございますので、私も一般的なことをいろいろ伺いたいと思いましたけれども、いままでの御質問の中でお考えが大体わかるようなところは全部省略いたしまして、二点ほどに限って伺いたいと思うのでございます。 このたびの政府の物価安定政策の中で一番の特徴は、公共料金を鉄道以外は全部押える、そういうふうにおっしゃったわけでございますけれども、公共料金を押えるというには、やはりそこにはくふうが必要である。そのくふうは、一つには内部の合理化ということもあるでしょうけれども、どうしてもこれは財政でもって補充していかなければならない、そういうことが起こるわけ……
○有島委員 参考人の方々、たいへん長い間御苦労さんでございますが、私でおしまいでございますから……。 いままででほとんど質問が出尽くしたような感じがいたしますけれども、大体まとめて考えてみますと、私どもこうやって中国の食肉の輸入のことについて興味を持ちますことも、これは物価問題から始まったわけでございまして、私も去年、一昨年あたりから、この問題について興味を持って研究もいたしましたし、この席でもっていろいろ伺いました。それから田中良男先生からも直接いろいろなお話も伺っておりました。ここでもって問題になっておりますのは、農政の問題、それから医学の問題。ここでもってまだ国際的な関係の問題というこ……
○有島委員 前に質問されました委員の方となるべく重複を避けたいと思いますが、菅野大臣は数年前から消費行政について深い関心を示されて、しかもそれを実行に移されたというようなことをいわれておりました。今度は先に向かって、あと十年後にどのような物価安定の状態にすべきか、そういうような観点に立って考えますと、この八年間というもの、大体平均五%以上の上昇をずっと続けてきたわけであります。それで、これはもう危険信号がぶつ続けているわけであります。これに政府としてはいつも真剣に取っ組んでおるということを言い続けてきた。それでひとつ、いつかこれを三%以下にしなければならない、その転換の時点をどの辺に持っていこ……
○有島委員 夏になってまいりますと、清涼飲料をずいぶん飲むわけでありますけれどれ、粉末ジュースというのが相当出回っておりますね。それで粉末ジュースというものの成分なのでございますけれども、これはきょうは農林省がいまちょっといないので、ジュースの正しい定義ということはあとにしますけれども、公取に伺いたいのですけれども、粉末のジュースという表示そのものに問題があるんじゃないか、そういうふうに思うのですけれども、御見解はいかがですか。
【次の発言】 その作業は夏までに間に合いますね。もうそろそろ夏だけれども。
【次の発言】 それは急いでいただきたいと思います。
それから、今度は厚生省に伺いたいので……
○有島委員 時間が全くなくなってしまいましたので、一つだけ競争と生産性の向上という点でございますが、自由な競争の方向に持っていけば生産性の向上はほとんど無限である、競争を奨励すべきである、それが原則であるとおっしゃった。ところがアメリカはいま日本に自主規制を押しつけていますね。そういったことも一つあるかと思うのです。 もう一つは、品質の向上という中に、さっき歯ブラシのお話がございましたけれども、実用性の向上ということ以上に宣伝の部分に非常にコストがかかっているとか、かっこうをよくするということ、美的要素ですね、これは一つの向上であると思うのですが、そういった面が今後非常に多くなってくるのじゃ……
○有島委員 本日は文部大臣の所信に対して質問さしていただきますけれども、その前に、きょう東京教育大学に機動隊が導入された、そういう話を先ほど聞きました。それで掲示板に、本学は当分の間教職員、一般学生の立ち入りを禁止します。許可された者以外の人で無断に入った者は処罰されます。というような要旨の掲示が出ておるそうであります。それで、学校側の要請でもって五百人前後の機動隊が導入されたというような話なんですけれども、これについて文部省側にも情報が入っていると思いますので、詳細を伺いたい。
【次の発言】 いまの御報告の中でもって抜けた点があると思うのです。掲示の中で、無断で入った者は処罰されるということ……
○有島委員 私は、ただいま御提案になりました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案、これにつきまして若干の質問をさしていただきます。
初めに文部大臣に、この改正のねらいは何であるか、このことを簡単に伺っておきたい。
【次の発言】 いまの大臣のお話、一人一人の能力を適正に開発していくといいますか、そういったことが一番のねらいであるというふうに考えました。
この問題は、教師の質ということと、それからもう一つは体制を改正していくということの二点に分かれると思うのですけれども、ここで扱われておりますのは、大体受け入れ体制と申しますか、そういう改正に限られ……
○有島委員 議題となりました案件につきまして、私は公明党を代表して反対意見の討論をいたします。 政府案につきましては、学級編制標準及び教職員定員の標準ともに従前よりは一歩の前進を認められますが、本来学級編制は、教育効果の上から見て四十名以下を理想とし、標準とすべきものであり、教職員定数の標準は、教職員の質の向上及びその養成と兼ね合わせてきめるべき問題であると考えられます。 社会党案につきましては、その大要に賛意を表しますが、若干の意見の相違がありますので、三案ともに反対の態度を表明するものであります。 以上であります。
○有島委員 初めに予算について伺いますけれども、この前の東京の場合には、先ほどのお話では二百億かかっておる。それで当初予算とそれから実際にかかったものとの差がどのくらいになっておったのか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 これは専門家がやられることでございますから、心配があるかないかわかりませんけれども、東京の場合にはいろいろな条件でもって、建設、設備、道路、そういったことは非常に有利であったに違いない。このたびの札幌は、特に季節的にも影響を受けるし、東京なんかとはまるっきり条件の違ったところでもってやるわけでございますから、そういった誤算がかなり見込まれるのじゃないかと思います。そ……
○有島委員 著作権法案の審議を開始するにあたって、大体大ざっぱな概念的なことについて、まずここで各党の方々から質問があったわけでございます。私も、質問そのものは多少の重複があると思いますけれども、基本的なことについて二、三しっかりとお伺いしておきたい、そう思います。 最初に、この法案提出の経緯につきまして、何べんかお話ございましたけれども、特にこれが六十余年間そのままになっていて、今度新しくできたというお話でございましたけれども、これがここに六十余年間放置されていた、どうしてこんなに長い間放置されていたんだろうというふうに私は思うわけであります。そういうような角度からこの法案提出の経緯につい……
○有島委員 貴重な御意見をいろいろ伺わせていただきましたが、時間もかなりたちましたから、ただ一つだけ中川先生にお伺いしたいのですが、アメリカのCの行き方でございますが、これに対しての評価をどのようにしていらっしゃるか、そのことを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 重ねて伺いますが、著作権の審議の段階におきまして、Cのこの行き方について特に御審議がありましたでしょうか。こういった行き方を日本の田がとったならば、どういう利点がある、またどういう弱点が生ずるか、そういうような審議はありましたか。
【次の発言】 わかりました。
○有島委員 私は、大体簡単に三つぐらいの点をお尋ねすることにとどめたいと思いますが、最初に、社会保障制度審議会の報告でございますけれども、この報告について、文部省側としてはどのようにこれを受けていらっしゃるのか、その御感想を伺いたいと思います。
【次の発言】 いま三つの点をあげられましたけれども、最初に、「今日とりあげることは時期的に適当とはいい難い。」そういうような一項目がございますね。この点についてはどういうふうに思っていらっしゃいますか。
【次の発言】 そうすると、時期的には適当ではないと言われるけれども、適当である、そういうふうに言われるわけですね。
○有島委員 議事進行。昨日から当文教委員会け正常な審議に入っておるわけでございますが、けさの新聞を見ますと一斉に「きょう強行採決か」、そういった報道が出ております。一例を申し上げますと、「衆議院は文教委員会が定、例日以外の二十四日、与野党の話し合いで、大学運営臨時措置法案の審議を続行するが、自民党としては同日中に、同法案の採決を強行、二十五日の衆議院本会議に上程する意向を固めている。」、これは一例でございますが、このように各紙に伝えられております。私どもとしては、こういうことがあってはならない、当然そう思うわけでございます。そういうことがもしあるならば、きょうの審議は非常に不安定なものになり、……
○有島委員 私はおもに水質につきまして、具体的な問題を取り上げていきたいと思います。 初めに経済企画庁長官に。わが国の代表的な都市河川の水質の低下は非常にはなはだしいものがあるわけでございますが、これは最近徐々に回復されつつあるところもある。これは喜ばしいことでございますけれども、非常にわずかなことなんで、たとえば東京都の隅田川、荒川、あるいは大阪の淀川などについてでございますけれども、この水質を一体どの程度まできれいにするかまえがあるのか。いつまでかかるのか。それからその金額をどう見積もるのか。そうしてその財政措置は、民間それから国あるいは地方公共団体、おのおのにどう配分されるのか、そうい……
○有島委員 先般当委員会におきまして佐藤経済企画庁長官のあいさつといたしまして、政府の物価対策の基本的な考えを拝聴させていただいたのでございますが、物価安定は国民の切なる願いであるにもかかわらず、年々の物価上昇はおそるべきもので、国民は政府のいま示されておりますいいお話を毎度毎度聞くだけでございますけれども、これは聞きあきている。だけれども、やはり強大な権力を集中している政府に期待せざるを得ない。特にごたんのうなる佐藤長官に対する期待は非常に大きいものであると思います。そこで本日は、たいへん短い時間でございますけれども、御真意のほどを確認させていただきたいと思うわけなんです。 ごあいさつの中……
○有島委員 関連。いまパーマのお話が出ておりますので、私、関連質問させてもらいます。
私も四十三年の四月ごろにこうした問題について質問いたしました。その後に厚生省告示二百八十号というのが出まして、それで三十五年八月告示二百三十三号が変更になった、そういうことになっております。それで、三十五年八月の告示二百三十三号というのが大体どういう内容であったのか、簡単にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 では、二百八十号のほうですね、二百三十三号を廃止して次のような内容にするということになっているんですけれども、「次のよう」というのを省略してあるわけなんですよ。その「次のよう」というのを説明して……
○有島委員 関連いたしまして……。
センターがテスト機関を持つ、持たない、これはいま局長のおっしゃったとおりで、必ずしも本質的な問題じゃないと思います。
それで、いま全国にいろいろなテスト機関があるが、さしあたって大体幾つくらいの、どういうテスト機関と関連をお持ちになる予定なのであるか。そのリストはできておりますでしょうか。
【次の発言】 ただいまの局長のお話で、どのくらいテスト機関があって、それがどういうものが得意であるのか、それは各大学にもみな試験所がございますし、そういうものを、センターが発足し始めてから情報を徴し出すのか。あるいは経済企画庁としても、もう現在までそういったことは、当……
○有島委員 物価安定の政策の中でもって、消費者の啓発ということが今後とも大きい比重を持ってくると思います。この消費者の啓発について、これはいま当委員会でもって審議されております国民生活センターも、一つの消費者啓発に役立つものであると思いますけれども、従来なされておりました一般的なPR、あるいは学校における教育、それから社会教育でございますね、こういったものがどういうふうに行なわれていたのか、それから、今後それをどういうふうに強化していこうとしていらっしゃるのか、そういったことについて、長官の御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 学校においてはどのようにやっていらっしゃるか。
○有島委員 伊東先生にきょうは来ていただいて、いろいろと行政の過剰介入の排除ということについてじかに伺いまして、われわれも、この行政の過剰介入の排除ということについては、その趣旨は非常に賛同しているものでございます。 それで、先ほど武部委員のほうからお話がございましたけれども、行政介入を排除していくことによってどのような効果があがっていくのかというのが、実は私どもも、国民にとっても最大の関心事になると思います。先ほど、計量的にはこれは確答できないというようなことがございましたけれども、計量的とまではいかなくても、これがはたして物価のダウンにつながっていくものなのか、安定のほうにきちんとつなが……
○有島委員 私も後ほど所管庁に対して質問さしていただきたいと思いますが、いまは簡単に長官に対して伺いたいと思います。 先ほどから長官も、四・八%じゃおさまらないというようなお話でございましたし、それからもう一つ、総需要の話が出ておりました。総需要と申しますと、非常にマクロな見方でございますけれども、こうしたいまの日本経済の新しい次元ですか、こういった報告がございますが、この報告全体についての批判はまた別といたしまして、こうしたものの中で消費者の保護の行政というものは、一体これはどのように位置づけられていくのか。総需要といっても、非常にミクロ的な言い方で言えば、消費者というものがあって、そうい……
○有島委員 時間があまりないようですから、一般論のほうははしょりまして、ただいまも話題に出ておりましたビールの話について少しお伺いします。 朝日麦酒を皮切りにいたしましてビールが値上がりして、国民はたいへん動揺しているわけです。公正取引委員会あるいは企画庁、国税庁がなぜこれを阻止しないのか、そういうように非常に不満に思っております。先ほど佐藤長官は三点あげたのですけれども、消費者意識を回復しなければいけない、国税庁の習慣を改めなければいけない、公取がもっときびしくする、そういうふうなお話ですけれども、第一番に、事業成績がふるわない一社が大幅に値上げを宣言する。これは、他の三社が必ず追従するは……
○有島委員 前々回の六十一国会で審査いたしましたとき、問題点となってそのままあまり答えがはっきりしなかった問題がございますので、それから入っていきたいと思います。あれから一年たっているわけでございますから、そちらでもたいへん検討してくださったんじゃないかと思っております。 いま質問を聞いておりましても、第一条のこの法律の姿勢そのものが非常にあいまいなものを含んでおるんじゃないかということであると思いますが、第一条の書き方そのものがもう少し整理されないものかということを、この前申し上げました。それは非常に望ましいことなんだけれどもというようなお話でございましたけれども、そういった点で検討してく……
○有島委員 昭和四十四年度における私立学校教職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案、これにつきまして二、三質問をしておきたいと思います。
初めに官房長にお願いしますけれども、この改定に要する費用の話が出ておりましたが、この調達について、これは、掛け金にどのくらい関係してくるか。当分の間ということも、あまり影響はないであろうというようなお話がいまあったように思いますけれども、経済変動に対してどのようにこれから対処していかれるのか、そのことを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 ですから、当分はだいじょうぶだということでございますけれども、これから物価はど……
○有島委員 私は、公害の問題に限ってきょうは若干の質問をさせていただきたいと思います。 七〇年代の課題は公害だといわれておりますけれども、もうすでに数年前に、ユネスコのほうでもってこの問題に警告を発したように私は覚えておりますが、産業廃棄物あるいは生活廃棄物のたれ流しの被害排除について、私どもも早くから、地方議会ではいろいろな活動を積み重ねて警告も発し続けてきたわけでございますけれども、現在国をあげて最悪の事態になってしまった。いまほとんど後手後手で、あと始末みたいなことでもって発生源の追及だとか責任の所在だとか、あるいは被害の救済だとか軽減だとか、そういうことにつとめておるわけでございます……
○有島委員 文部大臣にいまのことに関連して伺いたいのでございますけれども、先ほど初中局長から最初にお答えになったときのように、四日市のような特別なところでは特別な措置がとられておる。その中には特別の指導要領のようなものが出ておるということで、そのままで聞いてしまいますと、なるほどそうかと思うのですけれども、実際に行ってみて、また指導しているものを見てみますと、これはまるっきりやってないのと同じような、言ってしまえばほとんど効果があがっているとは考えられないような、そういった実情をよく認識していただきたいと思うのでございます。 それからその指導の姿勢ですけれども、先ほどから指導要領のこと、それ……
○有島委員 昨年、沖繩の本土返還につきまして日米の見解が合意に達して、ことしは国会議員の選挙がございまして、この席にも国場さんと安里さん、上原さんもお見えになっております。多年沖繩の返還について主張してまいりました私どもにとって、ほんとうに喜びにたえないところでございます。 それで、沖繩が正式に日本の帰属になったというのは、これは近々江戸時代の末期ないしは明治時代であったというふうになっておりますけれども、民族的な親近感というもの、これはもう疑いのないところであります。そうして私の狭いおつき合いでございますけれども、教育関係の方、学生さんたちなんかと話し合っておりますと、ある場合には本土のわ……
○有島委員 先日いただきました「わが国の教育水準」という教育白書でございますか、これを拝見いたしまして、国家予算における文教予算の割合が年々降下しておるというような問題なんでございますが、これにつきまして大臣の御所見だけ承っておきたいと思うのですけれども、「国民所得に占める教育費の配分比率をどの程度とするかは、一国の政策全体の課題であり、一概にはいえないが、近年、主要国の比率は全般的に上昇しているのに対し、わが国のそれは昭和三十年ごろを境として下降を示し」ておる。それで、これを見ますと、大体五八年ごろまでは日本は世界一番であったわけですが、いま最下位になってしまった。これに比較いたしまして、ア……
○有島委員 貴重な時間をいただきまして本日私は、国民生活に非常に密接な関係があると思われますし、また健保の赤字にも関係ございます医薬の価格について若干の質問をさせていただきたいと思います。 私は去る二月二十五日、予算委員会の第三分科会におきまして、医家向けの医薬品のやみ市場をやっております現金問屋の問題、この存在について質疑を行ないました。御記憶かと思いますけれども、その現金問屋での価格というのが医薬品の実勢価格であり、こうしたことから考えると、薬価基準は大幅に引き下げられるのじゃないかという見解を述べさせていただいた。そちらからは、二月、三月にもっと十分に調べて、そして薬価基準は検討なさる……
○有島委員 きょうは、アフラトキシンにつきまして、厚生省に対して若干の説明を求めたいと思っております。 バターピーナツから、発ガン性物質であるアフラトキシンが発見されて、マスコミにも大きく扱われました。国民としては、これは大きなショックを受けているわけでございます。日常に食べているものが、去年、一時有害食品というのが騒がれましたけれども、ことしは冒頭からこうしたことが起こって、ちょっとあ然としている状態であります。 このアフラトキシンがどのような発ガン性があるのか、このことについて、具体的なことをまずお聞きしておきたいと思います。
○有島委員 問題になっております一連のカラーテレビ問題、二重価格の問題につきまして、いまお話を聞いております範囲でも、かえって下ざさえが強固になっておる、そういった傾向が見えておる、ほんとうの二重価格の問題解決というのは今後の問題ではないか、そういうふうに私は思います。 もう一つ、消費者運動といたしましても、いままでは価格の問題を一番中心に考えておるわけでございますけれども、価格と品質とのかね合い、そうしたことによってほんとうによい買いものができていくのだということが、これが消費者の願いであります。それからまた、これが産業の健全な発達であると思うわけでございます。 いまたくさん質問がござい……
○有島委員 いままでの各委員からの質問と私も重複する部分が、なお詰めたい部分がありますけれども、なるべく避けます。 一つ気になる点だけ先に申し上げます。 先ほど上子さんからのお答えだったと思いますけれども、 国民の大多数がこの値上げには反対しておると、われわれは認識をしておるわけなのです。ところが上子さんのおっしゃるには、集金に行ってどんどん集金できるのだから、だから反対しているのではないのだ、そのように認識していらっしゃるというお話でございました、これはお改めになったほうがいいのじゃないかと思います。 これは、一つには新聞というものが、三大紙、五大紙となりますと非常に権威を持っておりま……
○有島委員 再販の問題については、いままで相当論議がかわされて、私も非常に時間が少ないらしいので、この問題はまた次のチャンスに譲ることにいたしまして、私は、具体的な牛乳の価格形成の問題を少し触れておきたいのです。 牛乳と一般的に申しますけれども、いわゆる市乳といっている、普通売っている牛乳でございますね。これは直接飲むために売っておる牛の乳である、こういうことになっておるようでございますけれども、加工乳と合成乳、こういうのがあるわけです。これは加工、合成して、牛乳と、見たところではほとんどわからない、飲んでもわからない、科学的に分折してもよくわからないというような乳製品が出回っておるようでご……
○有島委員 先ほど来、一国の運命を左右するのは教育である、そういったお話が出ておりましたけれども、教育の運命を左右するのは教員に人を得るかいなかである、そして先ほど文部大臣はおっしゃいましたけれども、思い切った待遇改善をと言い続けてきた、そういうようなお話があったわけでございます。 先般、人事院から教職調整額の支給等に関する法律の制定についての御意見を出されました。そのお出しになった目的について少しお聞きしておきたいと思います。内容につきましては、今後文部省のほうから法案が提出されてからいろいろ論議したいと思いますけれども、この前、昭和四十三年、五十八国会のときでございましたか、教特法の審査……
○有島委員 議題になっております文化功労者年金法の一部を改正する法律案、この審査にあたりまして、基本的なことを少しお聞きいたしたいと思います。大体、いままでの御質問たくさんございましたので、同趣旨のものはもうなるべく避けたいと思います。 最初に、先ほどもお話が出ておりましたけれども、文化勲章とそれから文化功労者の関係でございますけれども、文化勲章令が昭和十二年に、「文化勲章ハ文化ノ発達ニ関シ勲績卓絶ナル者ニ之ヲ賜フ」、こういっております。それから文化功労者年金法のほうは、第一条に「この法律は、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者に年金を支給し、これを顕彰することを目的とする。」とあります。戦……
○有島委員 私は、先日文化功労者年金法についてしばらく質問をさせていただきましたので、その続きと申しますか、大臣の見解を少しお伺いいたしたいと思います。
文化功労者の性格というものでございますけれども、これは時代により変遷すべきものであるのじゃないかと私は思っております。そうではなくてこれは伝統を保っていく方向にすべきなのか、時代とともにどんどん変わっていくべきものなのか、そういったことについての基本的なことを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、現代というものは非常に変遷の激しいときであります。いままでの文化功労者の選び方ですね、それの基準になっていた概念をこの辺でもってまたお……
○有島委員 私は、先日来都内の高等学校の定通校を幾つか見てまいりました。そうした現況の上から、初めに二、三の質問をさせていただきたいと思います。 初めに、入学志望者の問題でございますけれども、定時制の入学志望者が年々少なくなっておる。周知のことでございますけれども、都内の学校の場合、四谷商業では募集人員八十名のところ六名、井草高校四十名のところ一名、武蔵丘高校四十名のところ五名、こういう志望状況でございました。これは第二次、第三次の募集があるかもしれませんけれども、こういうような定時制の減少傾向について、先ほど大臣は、定通の問題を基本的に考えなければならない時期に来ていると言われましたけれど……
○有島委員 先ほど文部大臣から一連の医学教育の問題についての御報告を承りましたけれども、大阪市大の医学部の不正入学の事件が発端となって、こういった医学教育の全般にわたっての御報告となったと思いますけれども、もう時間もございませんけれども、私簡単に医学教育の問題、それから私学の振興の問題、試験制度の改革の問題、こういった三点くらいの視角からそのことを質問させていただきたいと思います。
最初に、先ほど構想について特別の立法措置の検討を進められておるように聞きましたが、これはいつごろまでに立法措置をなさるのか。
【次の発言】 立法のお考えはおありになるわけでございますか。
○有島委員 本法の審査の初めに、振り出しに戻りまして、出発点に戻りまして第一条に「(趣旨)」というふうに書いてございます。ここから始めてまいりたいと思うのでございますが、法律はたいがい第一条目的、こう書かれておるのが多いように思います。施行規則その他付随的な法律には趣旨という場合もございますが、この法律のほんとうの目的は一体どこにあるのか。趣旨はここに明記してございますが、この目的について一番最初に文部大臣から承っておきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの大臣のお話、前段は経過をお話しになったと思います。私が伺っているのは目的なんです。どういう目的でもってこの法律を提出されたのか、それを……
○有島委員 石井会長に伺いたいことは、この建議をお出しになりましたまでのいろいろな経緯があると思うのです。それで、特にこの第二項に「関係労働者の意向が反映されるよう適切な措置がとられるよう努められたい。」とございますね。その適切な措置ということの中身について、さまざまな論議が出たのではないかと私は推察するのでございますが、その辺の経緯をお話しいただきたい。
【次の発言】 もう少し具体的に。
【次の発言】 それは原則論でございまして、そういうことはいままでも文部省側もよく承知していらっしゃるはずでございますし、それから教員側も承知していらっしゃるはずなんです。それがなかなかうまくいかない。そうい……
○有島委員 ただいま話題になっておりました公共料金の問題でございますが、特にこの点だけご質問さしていただきたいと思います。 ここで長官おっしゃいましたのは、今後ともその引き上げを極力抑制する、あるいは合理的な公共料金のあり方について検討を加えるとおっしゃいますけれども、こういったことは、私どもたびたび伺っておることなので、特に六十五国会におきましては、佐藤総理の施政方針の演説の中でもって「主要な公共料金を据え置く」「きめのこまかい消費者行政を行なって、一段と国民生活の安定、向上に努力いたします。」こんなふうにたびたび述べていらっしゃるわけですね。 いま武部先生からもお話がありましたように、……
○有島委員 戦後わが国の食生活はだいぶ変化いたしまして、乳製品、牛乳というものが非常に大きな比重を持っているように私も考えております。先日新聞報道で、ヤシ油や魚の油が牛乳の中から検出された、こういうことがございまして、これは公正取引委員会のほうから、東京で市販されております牛乳の成分分析を国立衛生試験所のほうに依頼をした、これは去年の九月であったというような報道でありましたね。その結果はすでに三月には判明しておったということも伺いました。それがどうして八月になってこういうふうに報道されたのか、その点ちょっと理解に苦しむところでございますが、こうした一流メーカーのうち四つまで、牛乳から異種の脂肪……
○有島委員 きょういただきました四十六年度の国民生活白書、第二部の「国民生活行政の進展」という中に「健康の確保と増進」というような項目も出ております。それから医療関係の問題も出ておりますけれども、私は、国民生活上非常に大切な問題である薬の問題について触れていきたいと思いますが、もう時間もあまりございませんので、要点だけどんどんやってまいりますので、お答えのほうも要領よくやっていただきたいと思います。 最初に、薬価基準の改正のために調査が行なわれておるようでございますけれども、この調査方法の抜本改正につきまして、現在の調査方法は客体調査でございまして、売り手と買い手ともに、これを高く書きさえす……
○有島委員 大臣の御就任お祝いします。 いまの山田委員の質問に関連いたしまして、中教審から答申が出た、答申は出たけれどもこの答申の範囲内でさらに検討をすべきなのかどうかというのが問題じゃないかと思うのです。ですから中教審にさらにこの答申についての事後処理の問題がまだ残っておるのか、あるいはもう答申したのだから中教審に関しては全く事後処理がなくて、これは文部大臣のもとに戻っておる、こういうことにぴしっとなっておるようなんだけれども、その点ちょっと歯切れが悪いところがあるのです。そういたしますと、文部大臣の手に渡されたのだからあとは実現あるのみという前提の上に、それを具体化する上で御相談をしてい……
○有島委員 ただいま委員長から申されました題名に基づきまして私質問さしていただきます。 本日は、福田先生にはたいへん御多忙のところおいでいただきましてありがとうございます。 大学の問題、たいへんいま国家にとっても世界じゅうにとっても重要なまた注目されている問題だと存じます。その中でもって新しい大学をつくっていくのだという非常に精力的なお仕事をお続けになり、そして、その後またさらにマスタープランの推進をなさってきた先生にきょうおいでいただいて、たいへん喜ばしいことであると存じております。 昭和四十六年六月十日に「筑波新大学に関する基本計画案」というのを発表なさいました。この中で、単刀直入に……
○有島委員 七〇年代に入りまして、あらゆる問題について意識転換をしなければならない、そういうことがいわれておるわけでございますが、その中でもわが国の経済の方向が、いままでの成長一点ばりの経済の行き方でもってよろしいかどうかということが、きびしく問われているんだと思います。 そして、このたびのドル・ショックをめぐって、これがまた、どうしても何か具体的な踏み出しをしなければならない、そういう状態に追い詰められていると思うわけであります。 この中でも、日本の基幹産業であります鉄について、最近鉄鋼の不況カルテルという問題が騒がれております。それで、いままで大体毎年一五%アップしておったのが、ことし初……
○有島委員 私も、いま武部委員からお話のございました灯油の問題について、二、三の質問をさせていただきたいと思っております。 先ほどもお話に出ておりましたけれども、九月三十日に田中通産大臣が消費者代表に対して、私の責任で灯油価格は絶対に値上げをさせない、こういうふうに言われ、次いで本年十月七日の参議院の物価等対策特別委員会におきまして、わが党の田代議員の質問に答えて木村企画庁長官が、灯油についてはこれを引き上げないということは通産大臣との間に約束ができております、こういうふうに言われたというふうに議事録で承知しているわけであります。 この灯油価格の推移を見ますと、これは総理府の小売り物価統計……
○有島委員 ただいま松浦委員のほうから詳細にわたっての御質問がありましたので、私、だいぶ重なる点がございますので、簡単に結論だけをしっかりと聞いておきたいと思うのでございます。 まず、新しく定められました物価指数の問題です。私も、これは新旧対照表をぜひともつくっていただきたい、そう思います。 それから、この新しい表によって見ますと、昨年の物価上昇は一体どういうことになるのか。昭和四十五年の指標が四・八%でございましたが、実際には七・三%の物価上昇があった、そういうことになっておりますね。これは新表であると一体何%の上昇であったということになるんでしょうか。
○有島委員 初めに企画庁長官に伺います。
公共料金の値上がりが国鉄、バス、タクシー、また大学授業料のことも問題になっておるようでありますが、こうした不況下の値上げに国民はおびえているわけですね。公共料金をどうしても押えることができないのか、ここでもって特段の努力をしていただきたいのですけれども、その点を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 その基本方針に変わりないという話は、繰り返し繰り返しいままでも言われているわけでございますけれども、その点基本方針は変わらなくても上がっていく、どうにかして押えることができないのか、そういうことです。
○有島委員 私は、きょうは都市の緑化をめぐっての二、三の質問をやりたいのですが、その前に、報道によりますと、この十六日に高見文部大臣が、与党の教育費等に関する小委員会において、国立大学の授業料の値上げを受諾された、そして新年度からこれを適用するというようにおきめになったというふうに伺っておりますが、このことについてただしておきたいと思います。 私どもとしては、この値上げ問題につきましてまず第一番に、大学のあり方そのものについての基本問題、これがはっきりしない前に、単に便宜的な、安易な授業料の変更ということは非常に不見識ではないか、そのように思っておるわけです。基本問題と申しますのは、国公私立……
○有島委員 報道によりますと、昨五月二十三日の定例閣議のあとで関係閣僚がお集まりになって、そして郵便貯金の金利引き下げを郵政省のほうで了承なさった。新聞には、正式に了承した、そして今後郵政審議会を開いて、その金利の引き下げ幅とそれから引き下げの時期をきめる、そういうことでございました。 私たちとしては、これは非常にショッキングな話でございまして、昨年来郵政省のほうでは、再三にわたりまして、郵便貯金の利子は引き下げない、引き下げには絶対反対だというような表明をしておいでになったわけでございましたが、このたびこういうことになってしまった。国民としては非常に期待を裏切られているわけであります。 ……
○有島委員 だいぶお疲れのようで御苦労でございますが、私短くやります。 この間の所信表明の問題につきましては、これはまた別にチャンスをあらためてやらしていただきたいと思いますけれども、きょうは赤軍派の問題が出ておりましたので、先ほどの答弁を伺っておりましてもう少し詰めさしていただきたいと思います。 赤軍派のこうしたリンチ殺人、これはもう言語に絶する悲惨な事件でございまして、こうしたような事件は再び起こしては絶対ならない、このように思いますけれども、しかし、この種の凶悪な事件が起こり得る可能性というものはいまなおあるのではないか、その点はどうお考えになりますか。
○有島委員 前回、赤軍派の問題につきまして大臣に二、三の御質問を申し上げまして、それは保留の形になっておりました。きょうはもう朝から同僚議員のたいへん熱心な論議の展開がございまして、こうした問題を通じて文教行政が少しでも前進をし改革もされていけばこれにこしたことはないと思うわけでございますが、前回、大臣がこのような問題を再び起こしてはならないという御決意をしてくだすった。それから認識として、いまも問題になっておりましたけれども、この種の事件というものはまだまだ起こり得る可能性が残っておる、そういった認識に立とう、そういうことでございました。それから今度は、御反省としては、そのときには、知育偏重……
○有島委員 先日、文部大臣から所信の表明がございまして、それにつきましての質問が先日来ずっと続行されておるわけでございますけれども、なお二、三の質問をさせていただきたいと思います。 大臣の所信表明の中で最初に出てまいりますのは、学制制定百年という問題が出てまいりました。これをどのように認識するかという問題、これもたいへん大切な問題だと思いますけれども、これもまた後日に譲ることにいたしまして、「今日の時代は急速な発展と変貌を遂げつつあり、」これに準じて教育もまた考え直していかなければならないというような御趣旨であったかと思うのですけれども、「変貌」と申しますと姿が変わった、まあたとえば一人の人……
○有島委員 議題となっております国立学校設置法の一部改正案について先日来同僚委員により質問がずっとございました。私、なるべくそれと重複しないように、大体総括的なことがございましたので、その中の重点的な問題を二、三質問さしていただきたいと思います。 先日文部大臣が、私立医科大学の新設にあたっては審査を二年間がっちりやっていくんだ、そういうふうな方針を言われました。これにつきまして、一般の大学ですね、この前は私立医科大学の話がおもでございましたけれども、一般の大学、また学部の設置――いま議題になっておりますのは学部の設置でありますが、この新設についてはどうなのか、これが一つ。 それから、大体こ……
○有島委員 新しい内閣になりまして、有田経済企画庁長官から先ほど御就任のあいさつがあったわけでございますけれども、私は、二、三基本的なことを、きょうはあまり時間もございませんからお話を伺っておいて、また今後この委員会でもっていろいろ展開させていただきたいと思います。 先ほど武部委員からお話がありました件と多少重複しますけれども、まず公共料金についてのお考え、あり方、これを伺っておきたいのです。 先ほどおっしゃったように、世論調査によりますと、物価問題はほんとうに国民の一番の関心事になっておりまして、この物価高騰の中でもって公共料金値上げについては、国民が非常に納得しない部分が多いんじゃない……
○有島委員 日本の国内におきましても、世界的にも、非常にいま価値観の混乱といいますか、新しい価値観が成立しなければ切り抜けていかれないであろうといわれるこのたいへんむずかしい時代に大臣御就任なさいまして、たいへん御苦労さまであると思います。 ただいま基本的な姿勢についての御質問があったようでございますが、私どももまだ正式な所信の表明を承っておりませんから、報道あるいは非公式にお考えの一端を漏れ承っておるという状態でございます。 最初に基本的なことを一言だけ伺って、あと具体的なことをいろいろ承っておきたいと思います。 大臣の特に言われたいと思いますことを私たちはこのように考えております。人……
○有島委員 貴重なお時間をいただきまして、若干の質問をさせていただきます。 田中総理の日本列島改造論によりますと、「これまでの道路整備は延長を伸ばすことに重点がおかれていた。これからは質の時代である。騒音や排気ガス、ホコリなどの〃道路公害〃を解消しなければならない。そのためには道路と沿道の土地利用を一体的にとらえ、幹線道路には植樹帯をたっぷりとって、緑のベルトを日本じゅうにめぐらすことが必要である。」まあ列島改造論、いろいろ批判はありますけれども、こうした部分は私も心から賛同したいと思うわけであります。そこで、昭和四十八年度から昭和五十二年度にかけまして第七次道路整備五カ年計画が実施されよう……
○有島委員 私は、数年来、都市の緑化を推進してまいりましたが、最近に至りまして、緑化への関心が国民全般に高まってまいりましたことは、喜びにたえないところであります。コンクリートと鉄とガラスに閉じ込められている日本の大都市を、緑と水と太陽の町へつくり変える大事業でありますが、これを実現するために調査しております中で、私は、わが国の林野行政の重要性についてあらためて考え直さなければならないのじゃないか、このように思っております。 国土の七〇%を占める山林原野が、いま新しい文明論的な意味合いの中で位置づけせられなければならないときがきているのじゃないか。ばく大な太陽のエネルギーと豊かな水と土壌、こ……
○有島委員 文部省設置法の一部改正、その中身は、大学局と学術国際局の新設だということになっておるわけでございますけれども、文部行政がこうした法改正によって飛躍的に充実されるかどうか。あまり変わりばえがないというのじゃ困るわけでございまして、これは飛躍的に充実されなければならない。その御覚悟は十分おありになると思うのですけれども、その際に、いままでの文部行政が、とかく教育そのものに、特に大学、学術、そういったものに介入してくる、手を突っ込んでくる、そういったことがいままでも心配されていたわけであります。そういった方向に充実されては困る、充実されるのはほんとうに民主的な学問が進む方向に充実していた……
○有島委員 きょうは消費者保護基本法、四十三年の五月に成立して、当物価特別委員会の所管になっておるわけでございますけれども、その中の特に第七条、危害の防止、それから第十四条、試験、検査等の結果を公表するという条項がございますが、これにかかわる質問をいたします。 きょうは、コールドパーマ液というものについての質問でございますけれども、日本で広く愛用されておりまして、全女性の約八五%までがこれを使用しているんじゃなかろうか、そういう調べも出ておるようであります。私は、昭和四十三年の四月にこの物特の委員会におきまして、現在市販されているコールドパーマ液、これは二浴式というんだそうですけれども、その……
○有島委員 商社の方々は行動基準を考える、そのように言っておられるようでありますけれども、先ほど石田委員から発言がありましたとおり、商社の系列化ということが今後の重大な課題であろうと思います。特に子会社、関連会社に対する人的支配、資本の、資金の支配によって、アイデアの規制から製造過程の規制、そういったところまで行なっておる。一例をあげますと、商社と末端小売店までが直結で、たとえば大型スーパーの販売政策の一環といたしまして、婦人服だとか子供服だとか、この基本的な構成材料である原反の織り方をまずスーパーが決定して、この決定に基づいて商社と談合する。それで原反を製作して第二次製品メーカー、洋服をつく……
○有島委員 前回、大手六商社の代表を参考人として当委員会に招きましたおりに、私は大豆の問題を取り上げました。その補足的な質疑をさしてもらいます。 製油業界で手当てしておりました製油用の大豆を五万トンを放出する、そういうことになりました。そのうち二万トンが、一俵六十キログラム当たり五千四百円、そういうことで放出されたわけです。これがとうふ屋に渡ります値段が七千四百三十円、こういうふうになっておりまして、これは、とうふ屋に実際聞いてみますと、七千四百円台で入手しておるようであります。 ところが、ここで問題が二つ三つございまして、一つは、いま大豆の値段がだんだん下がってまいりまして、とうふ用のホ……
○有島委員 昨二十日の参議院本会議で、わが党の柏原ヤス議員の質問に答えまして、公正取引委員長が次のような答弁をしているわけです。「輸出入取り引き、国内取り引きでも、一部、行きすぎとも見られる行動が認められる。いま、すぐ、営業面で独禁法に違反している点がある、とは考えていないが、系列支配が進んでいたり、好ましくない点もないとはいえない。複雑、巨大になりすぎた総合商社の実態の解明につとめ、これに対処する」と答えた、こういう報道が出ているわけであります。この報道を読みまして国民がどういうふうな印象を受けるか。公正取引委員会というのは一体何をしているのだろうか。独禁法の中には四十六条で、「調査のための……
○有島委員 生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案というのが出されているわけでありますけれども、およそ法律の運用は人にあるわけであります。この種の法律につきましては、特に厳格な運用ということが、これは大前提とならなければならないと思います。ところが、この法案につきまして、ちまたでは、まだ、ざる法じゃなかろうかというようなことがささやかれておる。また私どもも、ある商社の関係者が、この法案を見まして、こんなものはおそろしくはないというようなことを豪語しておるのも聞きました。こういうことがあっては非常に残念だと思うのです。この法律案の説明の中に、本法は、商品取引所法あるいは独……
○有島委員 私、去る四月二十一日の土曜日に当物価特別委員会で、買占め売措しみ法案審査に関連いたしまして、商品取引所法に言及したわけでございます。不公正な取引所のやり方につきまして、具体例をあげまして質疑を行ないましたところ、中曽根通産大臣とそれから櫻内農林大臣から、今後厳格な取り締まりをするというような答弁がございました。私は、被害者には全額を弁償しなさい、そういった提言をそのときにしたわけです。ところが、その後依然として、さらに悪質な取引所の、ほとんど恐喝にも似たような行為があった情報もございましたので、四月二十六日木曜日、やはり当委員会でもって総理に対して質疑を行ないまして、善処をする、そ……
○有島委員 ことしの三月二十九日に私は、コールドパーマネントの現場操作過程においてシアンが発生する事実があるのじゃないかという質問をいたしました。それは消費者保護基本法の第七条の危害の防止、それから第十四条の試験、検査結果の公表等の条項に関して私は質問を起こしたわけなんですけれども、最近、この質問に対しての中間報告の用意ができているというようなことが厚生省のほうからお話がありましたので、きょう再びこれに触れます。 質問を提起いたしました資料は、すでに経済企画庁のほうにも、また厚生省のほうにもそのおりに渡っておりまして、これはよく御承知のはずでありますけれども、これを再確認し、また再評価するこ……
○有島委員 私は、おもに灯油の問題につきましてきょうは質問をしたいと思っておりますけれども、その前に、小坂経済企画庁長官の政治姿勢につきまして、先ほど来お話がございましたけれども、私も一言だけ触れさせていただきたいと思います。 去る五日、消費者米価をめぐる政府・与党の首脳会議に、総理と倉石政調会長とそして肝心の小坂経済企画庁長官が欠席なすって、ゴルフをなすったということでありますけれども、それにつきまして、小坂さん先ほど来謝意を言われ、また恐縮しておられるということでございますけれども、私はちょっと心配になりますのは、一体何を恐縮していらっしゃるかという点なんでございまして、私どもほんとうに……
○有島委員 いま高橋委員から所信表明について質問ございまして、私それに関連いたしまして、何といっても教育のかなめは教職員の問題であろうかと思います。そして、いまのお話を聞いておりますと、優秀な教職員をつくりたい、また現場からの声を十分に聞いていきたい、そのためのルートを持っておる、そういうようなお話がございましたけれども、きょう一点だけ、沖繩大学の現状について、これは沖繩の復帰に伴いまして、私立沖繩大学とそれから私立国際大学、これは合同するということになっておりましたけれども、実際の現場のほうからは必ずしも合同することを喜んでおらない。しかも、沖繩大学は単独でもってやっていきたいというような強……
○有島委員 本日は、大臣の基本姿勢に関する質疑の時間を与えられまして、たいへん喜ばしいと思っております。これから法案の審議または一般的な質問するわけでございますけれども、同じことばであっても、それが使う人によってさまざまになる場合がございますので、ほんとうの基本的なことについて忌憚なく、あまりかたいことじゃなくて、腹を割ったお話をし合っていただけばたいへんありがたいと思っております。 それで、基本的な問題といいますと、教育そのものがたいへん基本的なことでございますので、まず、教育ということについて、いろんな人たちがいろんなことを言っているわけです。大臣は、多種多様な人材をどんどん育てていきた……
○有島委員 義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、まずこの法律の目的でございますけれども、これは、施設を整備するため、これを国が負担することによって義務教育諸学校における教育の円滑な実施を確保するのが目的である、こうございます。そこで、この法第一条のこの目的を達するためには、学校施設につきましていまどれだけの不足があるのか、どれだけの施設を充足すれば、この義務教育が円滑な実施を確保することができるか、こうした目標をまずしっかりと設定してから審議をさせていただきたいと思うわけであります。お願いいたします。
○有島委員 先日に引き続いて質問さしていただきます。 大都市市街地域の人口過密における文教施設というのが、過疎の問題もさることながら、今後の大きな課題であると存じます。この間、急増地帯についての指定をこの委員会でもって大体示していただきまして、あとから資料もいただきましたが、私は、この中の横浜市の学校なんかも見てまいりました。これはある小学校の分校なんですけれども、団地内に建っているわけなんです。子供たちが、六百七十一世帯というまわりの団地から来るわけなんですけれども、団地がコンクリートでできています。それで、学校に行くと、またコンクリートなわけです。団地から見おろすようなところにあるわけな……
○有島委員 本国会における文部大臣の所信についての質疑を、やや日数がたちましたけれどもここでさしていただくわけでございます。 この第一ページのところに、「特に国際化社会において、わが国が世界の進運に伍し、限りない未来にわたって発展を続けるとともに、世界の平和と繁栄に寄与していく」というようなことを書いてございます。言われたわけでございますけれども、この世界の進運というのが、進んでいる、おくれているということにつきまして、いまは経済力、軍事力ということでもってだけ判定するような世界ではないと私は思っているわけです。それから、この進む方向なんですけれども、これはいわゆる国家主義といいますか、力に……
○有島委員 本日までずっと各委員から御質疑があったわけでございますけれども、いままでの審査はどちらかと申しますと学校教育充実という視点、そのために免許法の一部改正が妥当であるかどうか、そういうことに限られておったと思うのでございますけれども、一つ残されました重要問題は教育全般の中に占める学校教育の位置づけの問題ということがあろうかと思うわけなんです。提案理由の中に、「今日、わが国の学校教育は、国際的にも高い水準の成果を見つつありますが、今後、さらにその充実向上をはかっていくためには」、そして教員の問題が出てくるわけでございますね。このいまの文章の中で、「その充実向上をはかっていくためには、」と……
○有島委員 私は再三にわたりまして、大臣に、教員の代表と話し合われるようにということを申し上げてまいったわけでございますけれども、その際に、大臣は、私はやらないけれども文部省としては各段階でもってやっておるということを言われた。じゃ、どの段階でもって、いつ、どういうことを話し合ったのか、そのことを御報告いただきたいのです。
【次の発言】 いろいろという話じゃないのです。たとえば事務次官は会った、で、こういうような内容を話し合った。そういうしっかりしたお話をしてください、何を話し合ったのか。
【次の発言】 御自分でもってお話し合いになるということの前段としてそういうふうにさしていらっしゃるんだと……
○有島委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいまの国立学校設置法等の一部改正案につきまして、政府においてこれを撤回の上、第一条関係と第二条関係以下を分離して再提出すべきことを趣旨とする動議に対しまして、賛成の討論をいたします。 第一に、提案者の指摘されましたとおり、この国立学校設置法等の一部を改正する法律案には、大別して二種類の異質の内容を盛り込んでおります。 わが党は、国民の要望にこたえまして、国立学校の新設、増設には積極的に提言もいたしましたし、またこれを有効適切にその実施を可能ならしむるために賛成の立場から討議を重ねてまいりました。したがって、本法案の第一条にあります旭川医科大学……
○有島委員 国士舘大学とそれから朝鮮人民共和国の学生さん方との事件をめぐって、いまさまざまな指摘がございました。私は、重複しないようなごく二、三のことを伺っておきたいと思います。 最初に、大臣が、これは非常に重大な問題である、それは一つには国際的な問題である、早く解決したい、こういうことをおっしゃいました。国際的だと言われた意味合い、それをもうひとつよく承っておきたい。 もう一つは、早く解決したいということが、直接暴力の挙に出た学生を処分することによって何か解決するんだというような、そういうニュアンスに聞こえたわけでございますけれども、いまさまざまな指摘がございました。そのほんとうの解決と……
○有島委員 公明党の有島でございます。加藤先生に一つだけお願いいたします。 先ほど、一つの方向に進みやすく、他の方向に進むことがやりにくいようになるようなことがあってはならない、それを注意したいということを申されました。具体的にもう少し砕いてお話しいただけるとありがたいと思います。 それから、そうした傾向をチェックする方途は一体どういうふうにしたらいいのだろうかというようなことも、あわせてお願いできればよろしいと思います。 さっき高柳先生からのお話でしたけれども、気に入るものはやらせる、気に入らないものはやらせないという傾向というようなことがありましたが、現在でも日本の大学に、こうした新……
○有島委員 昨日の全国の国立大学学長会議での大臣の発言、また、その後の記者会見における木田局長の発言について、非常にこれは不信の念をいだかざるを得ないわけでございまして、まず第一番目に、奥野文部大臣がほんとうにこんなことをおっしゃったのか。若干の学部、教授会から出ている反対というのを読んだが、他大学のことにけちをつけるなら、もう少し勉強をしてほしい、――けちをつけるというような表現をほんとうにお使いになったのかどうか、このことについてお聞きしておきたい。
【次の発言】 ことばがわからなかったのですけれども、けちをつけるというようなことをおっしゃったのですか、おっしゃらなかったのですか。
○有島委員 去る二十二日、突然の審議打ち切りに続いて強行採決があった。当法案に関しては、審議拒否のような形になったわけでありまして、国会に対して国民が大きな疑惑を持ちましたでしょうし、たいへんこれは遺憾な残念な暴挙であったと思います。いま議長の裁定に従いまして審査を進めるわけですけれども、非常に制限されたわずかな時間で膨大な重要法案を質疑しなければならない立場に置かれているわけでありまして、はなはだ不本意なんですけれども、なるべく私、細目を避けまして、論点をごく基本的な問題にしぼって御質問いたしますので、率直なお答えをいただきたいと思います。 最初に大学局長に伺いたいのですけれども、大学教授……
○有島委員 いわゆる人材確保に関する特別措置法案、この法案についての質疑をさせていただくわけでありますが、その前にちょっと、先日文部大臣が日教組の槙枝委員長と会談なさった。そのことについての御報告、簡単に承っておきたいと思います。 この委員会でも再三にわたりまして、行政担当の責任者である大臣と、そして現場の教職員の方々、その代表といいますか、あるいはその教職員組合の中では一番大きいものである日教組の委員長が、会談なさるべきではなかろうかということを御提案も申し上げておりましたが、それが実現されたわけで、その成果を一通り御報告いただければ幸いと思います。
○有島委員 去る八月三十日の全国教育委員長・教育長会議におきます文部大臣の発言につきましては、いまその内容についての議論に入りますと、もう時間も経過しておりますし、きょうは不足でございますので、いままで触れられてまいりましたいろいろな点、私も同僚の委員とほぼ同じような意見であるということを表明しておきます。 それで、全体的なことを整理しておきたいと思うのですけれども、この三十日の発言につきまして、その後文部大臣はみずから不穏当であったことを認められたというふうに承っているのですけれども、訂正されたのか、取り消しされたのか、その経緯を最初に正確に聞いておきたい。
○有島委員 私は、国営開拓パイロット事業のことについて御質問いたします。
農林大臣が途中で少し中座されるというお話を承りましたので、一番最初に農林大臣から、昭和三十六年度から四十八年度までの国営開拓パイロット事業の趣旨、概要、この辺のことを先に承って、それからあとこまかい点について局長に承っていきたい。先に農林大臣から、大ざっぱな内容でけっこうですからおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 農林大臣から、この事業の趣旨、それからまた抱負、こういったことについて一番最初に承っておきたい。
【次の発言】 それでは、きょうは特にこの国営パイロット事業についてなんですけれども、これは昨年も国会で実……
○有島委員 私は、まさに東京の江東に住んでおりまして、先般も本特別委員会でもって江東デルタ地帯の御指察をなさいました。ただいま白鬚地区にわたってのたいへんきめのこまかい論議がかわされておったようでございますけれども、私もこの江東防災に限って、またこれを中心としてしばらく時間をいただきたいと思います。 初めに建設省に伺いたいわけでございますけれども、建設省は、きょうは四人の方が来ていらっしゃるようでございますが、実は、この前予算委員会の分科会におきまして、亀岡建設大臣といろいろこのお話について意見をかわしたといいますか、亀岡大臣の御覚悟のほどを聞いたわけでございます。その結論といたしまして、す……
○有島委員 時間ももうだいぶ過ぎておりますので、私、要点だけ伺いますので、簡単に答えていただきたいと思います。 竹内参考人に伺いますけれども、竹内参考人の陳述されました、いまの国民生活安定法については反対である、これは統制への足がかりをつくってしまう、そのほかに実効がない、そういうような御意見、これは一面、非常にもっともであると思います。それで、それについて独禁法を強化する、破れがさを張りかえるのだというようなお話がございましたけれども、現在は、この独禁法ができたときとだいぶ世界的に経済の状況は変わっているのじゃないだろうかと私は思うわけなんです。たとえば石油だとか鉄鋼だとか農産物資につきま……
○有島委員 本法案の第一条にはこの法律の目的がうたってあるわけでございますが、その中で「物価の高騰その他の我が国経済の異常な事態に対処するため、」そのように書いてあるわけでございます。この点についてこの前経済企画庁長官にはこれを問い尋ね、いまその時期にあるのだということを承りましたけれども、きょうは通産大臣が来ていらっしゃいますから、このことについてちょっと突っ込んで伺ってみたいわけであります。 「我が国経済の異常な事態」ということについて、これはどのくらいの大きいレンジで考えるかということによってこの法の運用というものがずいぶん違ってくるのではないかと私は思います。「我が国経済の異常な事態……
○有島委員 時間を省略する都合から、前置きを抜きにいたしまして具体的なことを聞いていきます。
初めに、公共料金につきまして経済企画庁長官に伺いたいのですけれども、政府は、国鉄、消費者米価の値上げを半年間据え置くことになりました。半年たちまして、物価の情勢いかんにかかわらず財政的な理由から上げるんだ、そういうことになりますか。
【次の発言】 伺っているのは、物価がもし鎮静しない場合に、これをなお据え置く余地があるのか全然ないのか、どちらですか。
【次の発言】 これは公共料金というものについての考え方でございますけれども、物価が鎮静しない、情勢によって左右されるということではなしに、むしろ物価の……
○有島委員 初めに、カルテルの一般的なことについて伺います。
昭和四十七年から四十八年にかけまして、石油化学をはじめステンレス、ガラス繊維等十三件にのぼる不況カルテルがありました。これは結果的に考えますと失敗であった。こうしたカルテルの許可ということが不適当であった。これがたいへんな後遺症を残して、いま狂乱物価といわれるこの異常な状態の価格の下ざさえとなっている、このように思われますけれども、公正取引委員長としての御所見を最初に承っておきたい。
【次の発言】 不況カルテルについて、いろいろな事情はあったけれども、不適当な一面もあった、そういうようなお答えに受け取ってよろしいですか。そうして、……
○有島委員 ほんの一点だけ……。 これは物価の高騰のしわ寄せが教育にまで及ぶ、子供にまで及ぶということでもって、きょうはこの問題だと思うのでございますけれども、これは、先ほども言いましたように、もう現場におきましては質的低下ということが起こっておりまして、それがお子さん方、いままででも食べないでいたということもあるわけなんです。そういった現象が非常に多くなっているということは、これは給食本来の趣旨を結局物価の高騰によって破壊されていくというようなこういった現象は非常に望ましくないことであろうと私たちも非常に憂えていたわけでございます。これは、本来ならば文部省がやってくださるような調査なんだと……
○有島委員 消費者米価特に標準価格米についてお伺いいたします。
食糧庁の、東京都における四十八米穀年度における需給計画というのが、供給総量が七十八万トン、それは自主流通米と銘柄米合わせて五九%、標準価格米が三七%、徳用上米が四%というふうに承知していますけれども、これについて間違いございませんね。
【次の発言】 竹内政務次官に伺いたいんだけれども、五月七日付でもって主婦連合会が都内の主婦千人を対象にしてアンケートをとったというわけですね。どんな米を食べているか。その結果は、自主流通米、銘柄米合わせて、これが六九%である。標準価格米が二三%である。それからやみ米といわれるもの、これが五%、それ……
○有島委員 北海道が四八%、中部が七七%、平均六二・八九%という値上げの申請が行なわれておる。これはあまりにひど過ぎるというのが偽らざる国民感情であります。
では、いままで各委員からいろいろなお話があったわけでありますが、率直に申しまして、ここに通産政務次官いらっしゃいますが、森下政務次官どうでしょうか、この六二・八九%の値上げ申請というものを圧縮することはできましょうな。これをひとつ聞いておきたい。
【次の発言】 では、圧縮はできるというお話であります。ところで、これ申請されました当初に、すでにこれは大体一〇%ぐらい圧縮されるというサバを読んで申請したんじゃなかろうかという、そういった話も……
○有島委員 国立学校設置法の一部改正法律案審議に、一番最初に医学の問題を少し伺ってまいりたいと思います。
最初に、国立学校におきます医学部、歯学部の教官の定員、それから実際にはどのくらいになっておるか、その実員といいますか、及び不足状況、全国にわたって御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 全国にわたっての正確な数字はわかりませんか。
【次の発言】 私、伺っておりますのは、定員が全国で何名になるのか、現在は何名になるのか、欠員は何名になるのか、そういうことを伺っていたわけであります。このことについては、いまわかっていらっしゃらないらしい。四十七年度のパーセンテージだけしかわからない。し……
○有島委員 前回に引き続いて国立学校設置法の一部改正案についての審査を続けさせていただきます。 きょうは文部大臣お見えにならなくてたいへん残念でございますけれども、前回ほぼ大臣とお話しし合った趣旨は、国立の学校を設置していくということはたいへんけっこうなことである、私は大筋はそう考えるものでございますけれども、それがあまりにも不用意に水増し的につくられていくことは、これは問題ではないかという趣旨でございました。 それで、きょう初めに、やはりこの前の国立学校設置法の一部を改正する法案でもってたいへん問題になりました筑波大学に関連して、これもやや拙速的なことがあったのじゃないかということを、厳……
○有島委員 この前の質疑のときに、大臣がおいでになっていた夕方の質疑でございますけれども、途中で切れておりましたので、つなぎます。
看護婦の問題に入ろうと思っていたところだったのでございますけれども、国立大学の附属病院のベッドの数が二万二千四百七十六といわれている。このうちで看護婦が不足で稼働していないベッドはどのくらいあるのか。そこから入ってまいりたいと思います。
【次の発言】 そうすると、遊んでいるベッドの数は幾つですか。
【次の発言】 大臣、いま局長のお話ですと、あるベッドは全部動ける状態になっておるのだ。私が聞いたのは、看護婦が不足のために稼働できなくなっているベッドはどのくらいかと……
○有島委員 本日の緊急質問の最初に、私は基本的に大臣に一つ承っておきたいことがあるわけなんです。
教育の目的というのは、教育基本法の第一条にあるわけでございますけれども、その中で、教育の目的は、人格の完成を目ざして行なわれなければならない、もう一つは、心身ともに健康な国民の育成を期して行なわれなければいけない、そういうふうになっておる。この個人的な人格の完成という問題とそれから国民の育成という問題、これはどちらが主でどちらが従になるのか、あるいは並行なのであるのか、どのようにお考えになっていらっしゃるか、このことを聞いておきたい。
【次の発言】 そういうお考えのなり方は、この法文の文脈をもう……
○有島委員 土曜日午後、もうだいぶおそくなりましたけれども、もう私一人でありますので、どうかよくお聞き届けいただき、簡明にお答えをいただきたいと思います。 私は、物価の問題と文教の問題、二つ取り上げてまいりたいと思いますが、先に物価の問題から入っていきます。 昨年十一月以来のいわゆる石油危機から、これは実は虚構の上に立った宣伝である、業界が国民の不安に便乗して暴利をむさぼったこの実態、また石油業界が、従来違法のカルテル行為をたびたび指摘されながら違法行為を恥ずるところなく反復してきた犯罪性、こうしたことが、すでに本委員会におきまして、わが党の矢野、近江以下の各委員からの質問によって明らかに……
○有島委員 参考人の方々にはたいへん御苦労さまでございます。 日本企業のチャンピオンである電業界、そして電業界のリーダーでいらっしゃる松下電器のお立場は、業界のみならず、これは国民的な重要性があると言っても過言ではないと存じます。ここで私は、まず松下電器を主導としている電業メーカーの反社会的な企業姿勢をここに問題にしたいと存ずるわけであります。 初めに、ここに一つの抗議文書があるのです。この抗議文書は、去る四十九年の二月六日に赤坂の電業協会会館において、社団法人東京電業協会、社団法人日本電設工業協会関東支部、それから全日本電気工事業工業組合連合会、それから全国電業協会連絡協議会、それから全……
○有島委員 通産大臣がお昼までであるというので、もう時間が限られていると思います。 私も灯油のことについて少し触れたいと思っておりましたけれども、いままで同僚の委員からいろいろな質問がございまして、量の問題とコストの問題もう少し詳しくやりたかったわけですけれども、まず、私の手元には日本生活協同組合連合会あるいは岩手県消費者団体連絡協議会、こうしたところからの陳情書が参っておりまして、いままでの質問も大体こうした現場の声を吸い上げての質問であったと思いますが、こうした陳情については通産大臣はよく検討していただいておると思いますけれども、それを一ぺん確かめたいと思います。
○有島委員 私も、先般調査団の一員として沖繩に参りました。きょうは、ただいま松浦、野間両委員から詳細に御質問があり、私も向こうに行って感じてきたことと大体同じような線なので、特にいまございました輸送費の補助の問題、それから生産基盤、自給率、こうした問題について質問をしたいと思います。ただ、もういま質問がありましたので重複を避けて、なるべく簡単に結論だけ伺っておきたい。 第一番目に、この生産基盤の問題ですけれども、その代表的なこととして野菜の供給団地をおつくりになるということでございます。それで、野菜はただいまお話がありましたように大体八〇%の自給率である。この団地が大体いつできて、そのことに……
○有島委員 今年度の物価の情勢について、もう先ほど来たくさん議論が繰り返されてしまいましたので、これ以上ないようにも思うのですけれども、消費者物価の見通しが一五%あるいは十数%というような話も出ました。それで、これに対して一つの目標を掲げて努力していらっしゃるのであろうかと私も思いたいわけなんですね。
そこで、先ほどからのお話でなお一つだけ確認しておきたいのは、やはりその物価、来年三月を一つの目標値として、そこに努力をしていらっしゃるというそういう姿勢があるかどうかということを、まず最初にもう一ぺん確認したい。
【次の発言】 そうすると、一五%を目標に努力していくということでございますね。
……
○有島委員 最初に、年末年始における物価安定につきまして、さきに経済企画庁に対して申し入れ等を行なってまいりましたけれども、特に生鮮食品の流通、その中における価格の操作であるとか輸送の問題であるとか、それからもう一つは、年末年始の消費の拡大に伴っての不公正、不当な取引といいますか、あるいはうそつき食品などが出回るとかというようなことが例年発生しやすいわけでございますけれども、こういうことに対して経済企画庁としてどのように対処していかれるか、その概要について承っておきたいと思います。
【次の発言】 そうした手をいろいろ打っていく、これがほんとうに実を結んでいくか、あるいはいろいろやったけれども、……
○有島委員 参考人には長時間お疲れのことであろうと思います。私で終わりであります。しかも、私がお聞きしたいと思っておりましたことは、大部分、同僚の委員からの御質問がありましたので、なるべく重ならないようにと思ってやります。 最初に、労働衛生研究所の坂部先生に、先ほどのお答えでございますと、こういうことがあったのです。昔からクロムの害というものが知られていたにもかかわらず、なかなかこれが行政措置に上ってこなかった。その主な理由はというのは、がんなどの場合には離職後に発病することが多かった。それで、そういった行政措置にまでなるということが遅かったのではないかというようなお答えであったと思いますけ……
○有島委員 もう私の持ち時間も大分、詰まってまいりましたので、簡単にいたします。
いまの厚生大臣の法改正の問題でございますが、御意向のあるのはわかりました。それで、いまのお答えをもう一遍、確認さしていただきたいのですけれども、臨時国会はどうなんですか。通常国会にお出しになるのか。そのことだけ。
【次の発言】 わかりました。そうすると二段階のようにやっていく、まず最小必要なものは早く決めていく、その後の長期的なことも、なおずっと考えていく、そういうお話ですね。
この六価クロムの被害につきましては、もう早くから知られていたにもかかわらず、行政措置が非常におくれた、手ぬるいというようないろいろな……
○有島委員 一五%の問題でございます。三月末の消費者物価上昇率を対前年同月比一五%以内に抑える、この可能性が見えてきたということでございますね。
ところで、この一五%以内の政策目標設定の真意はどこら辺にあるのか、それをまず聞いておきたい。
【次の発言】 そうすると、いま二つおっしゃった。国民生活の安定だ、それから産業の振興である、こうおっしゃった。それで、一五%以内に抑えますと、これによって国民生活が安定するのかどうか。実際上、国民生活の立場から申しますと、物価上昇による実害といいますか、これは大体どのくらいになるのか、年間何%の上昇になるのですか。
○有島委員 公取の方、来ていらっしゃいますね。――きのうの新聞によりますと、公正取引委員会が中部読売新聞の事件について緊急停止命令を出したと報ぜられていますけれども、現段階でこの事件の立ち入った内容については恐らく言えないんじゃないかと思いますけれども、事件の概要について説明していただきたい。
【次の発言】 企画庁長官、副総理に伺いますけれども、消費者の立場から申しますと、商品が安いということはいいことなのであるというふうに単純には受け取られますけれども、この点についてはどのようにお考えになっていますか。
【次の発言】 じゃ、公取の方にもう一遍伺いますけれども、「不公正な取引方法」の五に当たる……
○有島委員 最初に、国税庁に、ビールの値上げにつきまして伺います。
先月、朝日麦酒が値上げをいたしまして、また今月になりますと、サッポロビールが値上げをした。それで、先月の朝日の値上げの際に、国税庁は、ビール各社に追随値上げを自制するよう言っている。にもかかわらず、一カ月足らずでもってこのようなことになったわけですけれども、このことについて国税庁はどう思っているか。
【次の発言】 余り要領を得ないお話で、石油ショックだとさえ言えば何でもまかり通るような風習は大変よくないと私は思います。
それから、国税庁が卸だとか小売だとかに対して、買い占めや売り惜しみをしてはならぬということを通達したとい……
○有島委員 最初に、川口さんに伺いたいのですけれども、回収率のお話がございましたが、日本は四〇%でなかなかいいのだというようなお話がございましたけれども、ソ連ではかなり一生懸命やっているというような話を私は聞いております。
それから、こういったことはやはり心がけによるのか、うまくいっているところとうまくいかないところは、どういうところでこういった回収率の差が出てくるのだとお考えになるのか、そこら辺のところを伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つだけでおしまいにしますから、私もそれではとば口と結論だけにいたします。
林先生の御高説をいま承ったわけですけれども、ポジティブな技術と、それか……
○有島委員 最初に、村井参考人にお願いしたいのですけれども、先ほどお示しいただきました資料の中で、学生納付金、また寄付金というのがございましたが、学生納付金に受験料というものが含まれておると思うのですね。
【次の発言】 じゃ受験料というのはどの辺に入っているのか。
それから、寄付金というのがございますね。この中には、入学できなかった人の分というのが大分含まれてくるのではないかと思うわけでございます。そうなりますと、受験の倍率が高い方が学校にとっては好ましいというようなことも極端に申せば出てくる。これが受験競争をあおるという妙な悪循環というものを呼ぶのではないか、この辺についてはどういうふうに……
○有島委員 きょうは福田副総理がお見えになるかと思って、いろいろ御意見を承りたい、質問もしたいと思っておりましたけれども、安田政務次官にいろいろ御意見を承っておきたいと思っております。時間もありませんけれども、主に食べものの問題を少し承りたい。 最初に、レトルト食品というのを御存じであろうかと思うのですけれども、お料理をしてしまって調理済みの食品と申しますか、これが大変出回っております。これは日本缶詰協会の調べによりますと、昭和四十八年の推計でございますけれども、カレーだけでもって三万九千百十一トン、これは約二億二千万食であると言われております。それからシチューが千九百八十トン、ハヤシ千六百……
○有島委員 けさほど本物特委員会におきまして、政府が「マルチレベル商法等に関する対策」というものを御発表になりました。これは、マルチ商法が商売に関する知識経験の乏しい一般個人を対象としているとか、それから欺瞞的な勧誘とか、不当な表示等が発生しやすいとか、こういったことでもって国民、消費者に与える影響は憂慮すべきであるというようなことがあって、政府としては、関係各省庁が連絡をとり合いながら、法の運用は厳格にしていく、それから必要があれば新規の法律をつくるとか、それから広報活動を消費者に対してやっていくとか、あるいは指導をやっていく、あるいは苦情相談をもっと親切にするとか、被害者の救済とか、そうい……
○有島委員 大臣の所信表明にもございましたように、医学教育、医師の養成ということは社会的な要請が非常に強い。したがいまして、この趣旨に沿ったこのたびの国立学校設置法一部改正の法案につきましては、大体賛成の方向で考えてまいりたいと存じておりますけれども、これが法律となりまして運用されたときのことを考えますと、やはりいささか危惧がございますので、二、三の質問をさしていただきます。 こうした提案をなされました大臣は、医学教育、医師の養成ということについての実際上のむずかしさといいますか、隘路がどの辺にあるのか、そういうところについて一番最初に承っておきたい。 「委員長退席、三塚委員長代理着……
○有島委員 去る三月十七日に発表されました教員給与の第二次改善に関する人事院勧告の案件につきまして、先日来各党集中審議をしてきたわけでございますが、きょうも私この質疑をさせていただきたいと存じております。 その前に、人事院総裁はもうじきいらっしゃるそうですけれども、ちょっと問題ははずれますけれども、文部大臣に二、三の質問をさせていただきたいと思います。 これは、毎日新聞の五月二十四日付の朝刊に、松下幸之助さんと梅根悟さんとの対談――対談というよりも、高校増設に対する提案が出ておった。それに対してきょう付で、永井文部大臣の「教育改革の構図」ということで出ておりましたので、そのことを、質問に入……
○有島委員 学校教育法の一部を改正する法律案、大学院の制度についての改革も含んだ法律が提出されておるわけでございますけれども、これに先立ちまして先月の末に文部大臣が、大学のいままでいろいろ累積している問題を片づける一つの端緒という意味であろうかと思いますが、東京大学、京都大学の偏重を是正するということについて御構想をお持ちになり、これをかなり詰めてひとつ具体的な措置をなさるというようなお話が報道されておりましたけれども、その点についての御真意のほどを最初に承っておきたいと存じます。
【次の発言】 いま明治以来のお話が出たわけでございますけれども、東京大学その他国立大学、戦前の大学でございますね……
○有島委員 三先生にそれぞれ伺いたいと存じますが、最初に大学院と研究所、あるいは科学院というようなお話がいま出ておりましたけれども、大学院の大学院たるゆえんは一体何であるのかということについて、三先生に初めに承っておきたいと思うのです。 どうも大学院に行けば資格がもらえるということ、これはかなり重要なことなんじゃなかろうかという気がするわけでございます。それから財政上の問題もあるかもしれない。あるいは研究に重きを置くのか、教育に重きを置くのかというようなこともあるのかもしれないけれども、研究所あるいは共同利用の研究所あるいは連合研究所、あるいは科学院というようなものが今度の改正によって大学院……
○有島委員 先日の質問に続けてまた質問させていただくわけでございます。その間に一日、参考人の方々に来ていただいて私たちもいろいろな愚見を聞いたわけでございます。そのことにつきましては、また後でもってその参考人の意見に基づいた質疑は各党からもおありになるのじゃないかと思います。 私は、先日、この大学院制度についての改正を含む学校教育法の一部改正案、この法律改正をしないとどんなデメリットがあるのでしょうかということをお尋ねいたしました。そのときのお答えの中に非常に尽くせぬことがあるように思うわけでありまして、これは大学局長の方から、大学院に対する多様な要請が昔と違って出ておる、こんなことがござい……
○有島委員 ただいまの話題に出ておりましたけれども、高校の問題について私も少し御質問させていただきたい。 全国知事会の調査によりますと、今後三年間でもって公立高校四百四十一校の、新増設が必要である、その財源は総額五千億円に上るであろうと言われている。この点につきまして、文部大臣の御認識はどうなっておるのか、またどうなさるおつもりか、このことについて伺いたいわけでございますけれども、文部大臣、最初に伺いたいのですが、高校の進学率というものが全国的に大体九〇%を超えた、そして都市部ではもう九九%になっておるということがございますけれども、希望者全入というお考えがおありになるのかどうか、この辺はい……
○有島委員 いままでのお話の中で、第四次不況対策ではしようがない、第五次不況対策をむしろ望んでいらっしゃるというニュアンスに私は受け取ったわけです。 そういたしますと、お話の中にございましたように、国債の与える影響というものがいろいろ響いてくる。もう一つは、お話の中にございました、いまの卸売物価がやや安定してきたというのは、これは大企業の犠牲の上に成り立っているのだということですね。そういうことを総合して、今後新価格体系の方に早くスムーズに移行していかなければならないというような御結論であったと思いますけれども、もっと平たく言いますと、物価の値上がりということはむしろ避けられないというような……
○有島委員 来年度の消費者物価の見通しにつきましては、先ほどからたびたびお話が出ておって、大体七%ないし七%以下を目標となさるというふうに承っておりますけれども、もう一遍確認さしていただきたいと思います。
【次の発言】 四十八年、九年はいわゆる石油危機、それから狂乱物価、それ以後の日本経済の失調状態と申しますか、そういうような状態を克服するのには、副総理は、大体三年間かかるのだ、これをたびたびおっしゃいますけれども、三年かけた後には、どのような状態をもって一応の安定になった状態と想定していらっしゃるのか。それはどのようなところを目安にしていまの経済失調状態をおさめていくというふうにお考えになっ……
○有島委員 この前の物価の特別委員会の質問のときに、来年度の消費者物価の値上がり七%から八%の間にしたいというようにお答えになったわけでございますが、物価と金利との関係について、ことしの二月でございましたか、この委員会で預金金利以下にしたいというようなことをはっきりと言われた。今度七%から八%と言われますけれども、一年物の銀行定期預金金利が六・七五%ということになりますと、物価高による目減り、これは国民生活に及ぼす影響というものがやはり重大なことになろうかと思うわけです。 四十九年の国民生活白書を見ますと、四十八年度において家計の貯蓄の目減り、減価が非常に大きかった。大体二十一万九千百十七円と……
○有島委員 最初に、高校の増設の問題について承りたいと思います。
この前の国会でございましたか、やはり高校の問題でもっていろいろ御質問申し上げた。そうして、いま予算編成がもう近づいているわけでございますけれども、この高校増設につきましては、いまこの段階でもってどのように考えていらっしゃるか、その大筋を承っておきたいと思います。
【次の発言】 先般、十二月九日でございましたか、報道によりますと、自民党の文教部会でもって、国庫補助は七十億円、ほかの新聞だと六十億円なんというのもございましたけれども、こうしたようなことが書いてあるので、大分いろいろと波紋を呼んで、心配している向きがあります。こうし……
○有島委員 澤田公取委員長の御就任早々、先ほどから話題になっております独占禁止法の改正の問題、私もこれについて少し御所見を伺っておきたいわけです。
いま、今国会で提出されようとしておりますこの独占禁止法の改正案について、澤田公取委員長は、前回七十五国会において衆議院で全会一致でもって修正可決されました案との比較において、はっきりとこれは後退であるというふうに評価していらっしゃるのかどうか、簡明にお答えいただきたい。
【次の発言】 構造規制のことにつきましては、この前の七十五国会の審議でもいろいろな議論があったのは御承知だろうと思いますけれども、現行法でも企業分割ということは十分することができ……
○有島委員 最初に、今度の値上げが行われますと先進国の中で世界一の高値になってしまうということでありますけれども、火力発電の燃料については、これは世界情勢に従って不安定なわけでございます。それから原発ということになると、これはさらに不安定要素が加わって、将来の燃料費に異常があれば、さらにどこまでどうなってしまうのか、非常に不安定要素が多過ぎるのではないかというふうに思います。こうしたことはわが国にとっては、避けられないことなのか、それとも、そんな宿命的なものではなしに、将来は本当にこれを安定させていくという見通しの上に立たれておるのか、そんなところまではとても考えていないというようなことなのか……
○有島委員 物価指数につきまして、五十年度の消費者物価は八・八に抑え込んだ、ところが生活実感としては大体二〇%以上の物価の値上がりであったということが、これは総理府統計局から「消費生活の意識と実態について」という調査が発表されまして、これについて消費者の方々は本当にそうだというふうに言っていらっしゃるわけです。 それで、それに対して、先ほどもいろいろな論議があったようでございますけれども、総理府の統計局からは新聞広告が出まして「生活実感とのズレは、なぜおきるのでしょう」その一つは、消費者物価指数は物価全体の動きを平均したものであるということを認識いただきたい。消費者物価指数はこんなふうに計算……
○有島委員 本日が七十七国会の最後の質疑になると思いますけれども、今国会が閉会後に恐らく現三木内閣が大変揺すぶられるといいますか、これは自由民主党内のことでございますけれども、政権争いが行われるであろうと伝えられてきて、そのために、現にこの会期末にも活発な動きが報道されているわけであります。 それで、国民としてはこうした動きがいわゆるロッキード隠しにつながっておるのではないか、ロッキード隠しの意図が含まれておるのではないかというような疑惑を持っておるのは事実でございまして、これに対して、先ほど伺っておりましたらば、福田副総理は、そのロッキード問題はすでに司直の手に渡っているから政権のいかんに……
○有島委員 米価等の物価問題に入ります前に、最近の福田副総理の御心境につきまして二、三承っておきたいと思います。
去る九日午後に、東京でもってライオンズクラブ主催の講演会で、福田副総理がこういうことをおっしゃっているんだそうです。ロッキード事件は「高度経済成長が生んだ金とエゴの社会風潮によるものだ。」云々、それで、この事件は徹底的に解明しなければいけないというふうに言われたと報道されておりますけれども、私はちょっとこれは不審に思うのですけれども、事実こんなことをおっしゃったのかどうか、ちょっと先に承っておきます。
【次の発言】 高度経済成長というのは、私ども知るのは、大体昭和三十六年以降のこ……
○有島委員 関連して二、三お伺いをさせていただきます。 いろいろな教育機関が並び存しているということ、これは社会の進展の上で当然のことでもございますし、教育の機会を拡大するということから大変結構なことであると思います。 さきの国会で、学校教育法の一部改正で、独立の大学院という考え方、これが、衆議院では可決しておるわけでございますけれども、先ほどからのお話をずっと聞いておりましても、従来の大学院は大学に上部構造が付属している、そういうような形になっておりました。それで、いままだ参議院で決定しておりませんから決定的なことは申せませんけれども、時代の趨勢として独立した大学院ということもこれは可能……
○有島委員 第七十七回通常国会における文部大臣の所信に対する質問をさせていただきます。 これはすでに、本年二月の十三日に大臣からもお話があったわけでございまして、これを文教各般の審議をする前にさしていただくのが順当であったと思うのですけれども、きょう五月の半ばになりました。これは申すまでもなく、ロッキード問題が国会を揺るがすような問題になってしまって、それの取り扱いについて意見がいろいろ対立したというような事情があったと思うのです。ですから、ロッキード問題についての文部大臣のお考えについて最初にちょっと承っておくのが順当であろうかと思いますので、二、三伺います。 このロッキード問題が単なる……
○有島委員 大学局長に伺いたいのですけれども、四十七年に大学設置基準の第三十一条の二というのが追加されまして、なおこれは大学院設置基準の方も大学院設置基準第十五条によって、これがこのまま準用されている。と申しますのは、大学間、大学院間の交流の問題です。これが現在どの程度進捗しているかということについて承りたい。
【次の発言】 国内におきまして国立と私立との間の互換ということは進められておりますか。
【次の発言】 大臣の御所見を承っておきたいのですけれども、こうした大学の単位互換ということは将来の大学のあり方ということについて非常に深いかかわりを持っていて、これは大いに進めていくべきである、積極……
○有島委員 お時間をいただきまして、きょうは六価クロムの問題について少し質問をさしていただきます。 御承知のように昨年七月に日本化学工業の六価クロム鉱滓が大量に投棄されておった。そうして、これに伴いまして江戸川区から江東区で環境汚染がありまして地元住民の訴えがございました。これは全国的に波及いたしまして社会問題となった。国会におきましても本委員会におきまして集中的に取り上げられた。これは長官もよく御承知のことであると思うのですね。それで、このときに問題になりましたのが、クロムの製錬工場で従事しておる方々が肺がんでもって死亡されたということが明らかになった。それから産業廃棄物の処理の体制が非常……
○有島委員 先ほどからのお話にいろいろ出ておりますけれども、所得減税ということについて私たちはかなり執念を持っておりまして、国会のたびごとに予算委員会でもって主張し続けてまいりました。七十七国会の予算委員会のときも問題にいたしましたし、今度も十月一日にうちの方の正木政審会長が申し上げたはずなんだけれども、大筋を申しまして、福田副総理はこの所得減税については非常に否定的である、こういうような結論になりますでしょうか。いままでのお話を聞いておると、非常に否定的であるというふうに思いますが。
【次の発言】 そういたしますと、財政の好転次第によっては所得減税もあり得る、そういうようなお考えですか。そう……
○有島委員 次期自由民主党の総裁候補といいますか、と目されていらっしゃる福田副総理の政治姿勢については、国民が大変関心を持っております。また先ほど御自身からも福田赳夫研究を進めてもらいたいというようなお話がございましたけれども、大変素朴な疑問なんですけれども、幾つか伺っておきたい。 第一番に、ロッキード問題の解決、徹底究明というふうに言われておりますけれども、三木総理については、当初おっしゃっていたのからは大変後退しておるというふうに世間では見ております。福田副総理はどういうふうに見ていらっしゃるか。それから、今後福田さんとしては、三木さんとはまた違う態度であるというようなことがおありになる……
○有島委員 お許しをいただきまして、きょうはせっかく安全会の理事長さんお見えになりましたので、また再度お呼び立てするのは恐縮だと思いまして、一つだけ伺っておきたいと思います。 最初に文部大臣に大体の方向を、どんなお考えであるか承っておきたいのですけれども、遊び場の少ない地域におきましては校庭開放ということが促進されておりますね。それからもう一つは、運動場の狭い学校というようなこともある。これはプールなども含めまして、ほかの学校ないしは公園に行って運動をさせるというようなことがありますね。これは条件が悪いからこういうふうになっていくというようなこともありますけれども、図書館などの場合には、学校……
○有島委員 初めに幼稚園のことについて伺いたいと思います。 明治九年の十一月に東京女子師範学校の付属の幼稚園がわが国で初めて開設された、ことしが百年である。それで就園率も五十年五月現在で六三・五%に達しておるということでございます。 そこで、百年目を迎えた幼稚園ですけれども、いろいろな問題があって、ここでもう一遍考え直されなければならないのではないかということになっていると思うのです。 一つには、これは場所的なばらつきがございますけれども、定員オーバーになってしまっていること、それから公立、私立の間でもって教育費がずいぶん違う、父母の負担の格差が大き過ぎるというようなこともございますし、……
○有島委員 お時間をいただきまして、一般質問をさせていただきます。
大臣に承りたいのですけれども、カーター・アメリカ大統領は御承知のように非核を旗印に掲げて、それで大統領に就任したわけであります。原子力に多大な成果を期待しているわが科学技術庁は、カーター大統領の非核主義と申しますか、こうした態度についてどのように分析をしていらっしゃるのか、これを最初に承っておきたい。
【次の発言】 わが国で東海村の核燃料再処理工場の完成が本年五月ということになっております。その稼働につきまして、アメリカの方の同意ないしは許可が必要である。恐らくカーター米大統領はこれを軽々には許可しないであろう。今後これはど……
○有島委員 ただいま鍛冶議員から総論的な御質問を申し上げたわけでございますけれども、その趣旨にのっとりまして、私は、少し突っ込んでといいますか、各論的にと申しますか、質問をさせていただきます。 そこで、大臣が御就任になったときに、前の永井文部大臣とお話し合いをなさって、そしてそのお話し合いの内容は、大学入試制度の改善というものは、これは大学改革の一環であるというふうに私は承っているわけなんで、それを確認しておきたいわけです。 第一番は、学歴偏重の社会風潮の是正ということであったはずです。第二番目が、高等学校以下の教育課程の改善、第三番目が、これらの大学改革にあやかりまして、地方の国立大学を……
○有島委員 公明党の有島重武でございます。 委員長からの御指示どおりに私は与えられた時間、岡本参考人に質問させていただきますが、先ほど天野助教授の方からの御指摘がございましたように、国大協が一つの画期的な試みをなさった、そして数ある国立大学の意見を一つにまとめられて一つの仕事をしようとしておられる、このことについて私は大変希望を持ち、また敬意を表したいと思うわけであります。それだけに、この画期的な最初の試みが事志と反して挫折するようなことがあれば、これは将来のために大きな禍根を残すのではないか。それですから、そのためにもこれは大変慎重にと申しますか、めどをちゃんと定めなければいけないのではな……
○有島委員 前回に続きまして、なお続行さしていただきます。
それで、大学入試の一次テスト、二次テスト、この前は大体このテストをひっくるめまして、一次も二次もひっくるめまして、大学改革ということが前提にならなければ、本当の入試の改革はないであろう、そういうお話をしたわけです。それから、第一次テストについては、さまざまな問題点があるのではないか、そういったお話から、政府の方でこの第一次テストのデメリットといいますか、留意すべき点をおまとめいただくようにお願いしておいたわけであります。それをまず報告していただきたいと思います。
【次の発言】 文書にしていただいたようですから、それをできれば皆さんに……
○有島委員 国語あるいは日本語の問題につきまして文部大臣、文化庁長官に質疑あるいは問題提起をさせていただきます。 国語の問題と申しますと、これはまさに文教施策の基本にかかわる大問題でありますし、あるいは日本文化の根本問題にかかわってくるような大きな問題ですから、わずかの時間で片がつくとは思っておりませんけれども、この種の問題、本格的な論議というのが久しく本院においてはなされていなかったのではないかと思います。いま明治から百年、戦後三十年、後二士三年で二十一世紀というような大きな時代の転換期のように思いますので、こうしたときにいまから手をつけていかなければならない、ねらいを定めて手がけていかな……
○有島委員 教育、それからエネルギー、日本語、そういった諸問題について質問さしていただきたいと思っておりますけれども、その前に、外務大臣きょう来ていただいておりますので、二、三質問さしていただきたいと思います。 鳩山外相が、昨日の本委員会におきまして、日中平和友好条約の締結交渉につきまして、締結を妨げる大きな障害は解消されておる、両国が満足できるように仕上げの段階に来ている、双方が決意して取り組むことになるであろうということをおっしゃったわけでございまして、そうなりますと、日中平和友好条約の早期締結について、政府は、特に鳩山外相は並み並みならない決意をお持ちであろう、こう推察するわけでありま……
○有島委員 第八十四回国会の文部大臣の所信につきまして、時間の許します限り質問をさせていただきます。いろいろと問題は多いわけでございますけれども、大ざっぱな基本的なことだけを確認申し上げておいて、自余のことは、これからもいろいろチャンスがあると思いますのでそのときにまたさせていただくことにします。 まず冒頭に、大臣が言っていらっしゃいますことの中で、教育、学術、文化は国政の基本であるということから始まっているわけなんです。この教育、学術、文化を国政の基本として位置づけられますことは、これは私も異論ございませんし、こうした前提のもとに文教行政を展開してくださることは、これは敬意を表するわけでご……
○有島委員 公明党・国民会議の有島でございます。 きょうは諸先生方に大変貴重なお話、大変ありがとうございました。時間が限られておりますので、諸先生に項目だけかためて御質問申し上げて、順番に答えていただければよろしいと存じます。 当然のことでございますけれども、私たちの立場としても、既存の教員養成における制度的欠陥を明らかにして、これをどう改定していくかということ、それから財政的な欠如をどのくらい充足していくかということ、こういったことがこの法案の審議を契機としてひとつ明確にならない限り、軽々に賛成はできかねるというように私たちは思っているわけでございます。もう一つは、新しい教員大学の構想の……
○有島委員 私どもも基本的には、さまざまな形の高等教育機関が存するということは望ましいことであるというふうに思っております。そして、併存している高等教育機関の中で相互の関連ができるようにする、単位の互換ができるようにする、それにおいては少人数教育が行われるようになる、また生涯教育という立場から見て、年齢にかかわりなく、あるいは卒業年限というもの、資格を与える年限というものに余りかかわりなく継ぎ足しの教育もできていく、単位の累積加算によって資格が取れていくというような方向、これは私たち、大変望ましい、そっちの方向に持っていきたい、こう思っているわけでございます。 ただし、いま審議さしていただい……
○有島委員 いま伏屋委員からのお話を私も聞いておりまして、いまの提起された問題について、文部省としてできる部分と、文部省では手の及ばぬ部分とあろうかと思うのです。いま諸澤局長がお答えになって、そのような方向に進んでまいりたい、努力してまいりたいとは言うけれども、いまの伏屋委員の御指摘の一番重点的なことは、校長が自己研修していこう、あるいは自分のテーマを持ってひとつ研究もし、大きく教育界に貢献していこうというような場合、それから教師の方々、おのおのがいろいろな御自分たちの資質能力の向上を目指していかれる場合、押しつぶすようにいま上から上意を下達していく、伝達していく、そういうことが阻害要因として……
○有島委員 関連いたしまして二、三の質問をさせていただきます。
ただいまも話題になっておったことですけれども、通信教育との関係は一体どうなっていくのだろうかという点です。それで、いまの大学局長のお答えですと、通信教育の一種である、そうお答えになったようなんですけれども、それでよろしいのでしょうか。
【次の発言】 御承知のように、通信教育というのは現在では大学に属して、それで大学の一学部の扱いでやっているわけですね。一つの態様であるというのは微妙な含みがあるようなんだけれども、これは別に理屈で言おうと思っているのじゃないのでして、いま通信教育が非常な努力をなさっているのですけれどもなかなかはか……
○有島委員 いまの質疑応答、やや同じ問題を少しぐるぐる回って押し問答のような感じがいたしますので、関連の質問をさせていただきます。 この法律の審議について、私どもは資料不足である。そちらの構想があるならあるでもって、国会の審議にたえるような資料を提出していただきたい、こう申し上げているわけです。そちら側からの御答弁は、確定的な完全な構想というものは、予算の折衝が終わり、そして運営委員会を経て、それでなければ出すことはできないでしょう、こうおっしゃるわけですね。われわれは確定的なものとまでは申し上げてないわけですよ。少なくともこの委員会の審議にたえ得るようないままで以上のものをひとつまとめて、……
○有島委員 本日、オリンピック記念青少年総合センターについての構想、文部省の試案をいただいたわけでありますけれども、これについて二、三質問をさしていただきたい。 この中に、目的、事業、機構、定員、施設、こうございますけれども、この中の特に事業の面でいろいろと述べられた。ところが、これは現特殊法人オリンピック記念青少年総合センターにおいてすでにもう行われている、その痕跡が少なくともある、そういうような項目であろうかと思うのです。これはその認識に間違いないでしょうか。私の調べたところでは、大体この項目については現在もすでに始めておられる、そう私は思うのですけれども、いかがですか。
○有島委員 私は、きょうは二つの点を質疑したいと思います。 一つは国際教育という問題、それからもう一つは防災教育、ちょっと聞きなれないかもしれませんけれども、震災対策というようなことに絡めて今後大切ではないかと思われますので、防災教育、この二つについて時間の許す限り質問をしたいと思います。 初めに、国際教育の方の問題ですけれども、申すまでもなく、今臨時国会は、日中平和友好条約、この批准、承認というのがメーンテーマであったわけでございますけれども、これについて、大きく分けて二つの問題が起こっていると思うのです。それは、日中間におけるおつき合いの仕方をますます深めていきましょうという方向が一つ……
○有島委員 観光の問題と国鉄の方の問題、この二つ質問をさせていただきたいと存じております。 大臣御承知のように、二十五日、一昨日ワシントンで行われました東郷駐米大使とストラウス米大統領通商交渉特別代表の会談がうまくいかなかった、交渉が決裂したということがありまして、これについて田中官房長官が、日本の立場がアメリカによく理解してもらえなかった、残念なことであるというような御感想を漏らしておられました。 そこで、国際協調の重要性、それと相関連して国際観光事業というものが新しく見直されなくてはならないのじゃないかというような問題意識を持って承りたい。大臣は、外務省におられたことでもございますし、……
○有島委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責を担うことに相なりました。 本特別委員会の使命の重要性にかんがみまして、その職責の重大なることを痛感しております。委員各位の御指導、また、御協力を賜りまして、円満な委員会の運営に努める所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時五十二分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの北川石松君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
左藤 恵君 佐藤 守良君
中村 弘海君 前田治一郎君
太田 一夫君 後藤 茂君
宮井 泰良君 青山 丘君を指名いたします。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、交通安全対策の基本施策について、関係大臣より、それぞれ所信を聴取いたします。総理府総務長官三原朝雄君。
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。野中英二君。
【次の発言】 この際、運輸大臣より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 次に、太田一夫君。
【次の発言】 次に、宮井泰良君。
【次の発言】 次に、青山丘君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、伊藤公介君。
【次の発言】 次回は、公報でお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十八分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川要三君。
【次の発言】 次に、沢田広君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次に、青山丘君。
【次の発言】 次回は、明二十六日午前九時五十分理事会、十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時二分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。後藤茂君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、伊藤公介君。
【次の発言】 この際、海上保安庁長官より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。太田一夫君。
【次の発言】 次に、前田治一郎君。
【次の発言】 次回は、五月九日水曜日午後一零時五十分理事会、一時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十九分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。沢田広君。
【次の発言】 次に、石田幸四郎君。
【次の発言】 次に、青山丘君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、伊藤公介君。
【次の発言】 次に、太田一夫君。
【次の発言】 次回は、明十日木曜日午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時二十三分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、昭和五十三年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況並びに昭和五十四年度において実施すべき交通安全施策に関する計画について説明を聴取いたします。住総理府総務副長官。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。野坂浩賢君。
【次の発言】 次に、前田治一郎君。
【次の発言】 次回は、明二十四日木曜日午前十時理事会、十時十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後三時四十四分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員になっておりますので、その補欠選任を行うのでありますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に広沢直樹君を指名いたします。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として日本道路公団理事持田三郎君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。左藤恵君。
【次の発言】 次に、青山丘君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 次に、伊藤公介君。
【次の発言】 この際、DC10の安全対策に関する問題について発言を求められておりますので、これを許します。松本航空局長。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。後藤茂君。
【次の発言】 次回は、六月七日木曜日午前十時理事会、十時十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時五十三分散会
○有島委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。
交通安全対策に関する件につきまして、閉会中もなお審査を行いたい旨、議長に申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
次に、閉会中審査のため委員派遣の必要が生じました場合、派遣委員、派遣地及び期間並びに議長に対する承認申請の手続等につきましては、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
本日は、これにて散会いたします。
午後十時五十四分散……
○有島委員長 これより会議を開きます。
交通安全対策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として日本道路公団総裁高橋国一郎君、理事森田松仁君及び理事持田三郎君の出席を求め、意見を聴取することといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、参考人からの意見聴取は、委員の質疑により行います。
【次の発言】 次に、東名高速道路日本坂トンネル内における交通事故等の実情調査のため、去る七月十七日に、現地に委員を派遣いたしましたので、派遣委員か……
○有島委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、再度、私が本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。
委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの石橋一弥君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
左藤 恵君 佐藤 守良君
中村 弘海君 前田治一郎君
太田 一夫君 後藤 茂君
広沢 直樹君 青山 丘君
を指名いたします。
本日は、これにて散……
○有島委員 昭和四十五年以来いわゆる七〇年代交通安全対策につきましては、交通事故死傷者数を半減するという一つの成果を得られた。これは日ごろから当局の方々または民間の諸団体の方々が大変御苦労をされあるいは技術関係の方々がいろいろ工夫をこらされた、これは大いに評価すべきことであろうかと思うわけでございます。そこで来年から八〇年代になるわけでございますけれども、次の目標として、さらにまた半減というようなことを掲げて五年なり十年なりの目標を立ててやっていらっしゃろうと考えていらっしゃるか、それは量にかかわることですね。あるいはもう一つ、質的に何か七〇年代と八〇年代には交通安全対策について一つの目標をつ……
○有島委員 槌屋参考人から、ソフトパスのことについて水力の話がございましたし、それから地熱の話もございましたけれども、水力は将来一倍半か二倍くらい日本の国土でもってまだ使える可能性があるだろうというようなお話でございました。これはいままでの概念でございますと、ダムが一つの限界に来ている、ダムが年々浅くなっているという状況もあるわけでございますけれども、槌屋先生がおっしゃった意味は、そういういままでの概念とちょっと違う話なのか。たとえば小さな小川に水車を動かすというようなこともずっとやって、トータルしてみると現在の二倍くらいのことができるのじゃないかという意味で言っていらっしゃったのかどうか、そ……
○有島委員 御承知のように、ただいま交通安全週間の期間中でございます。
国家公安委員長に承っておきたいと思うのですけれども、一九八〇年代、時代のかわり目と言われておりますけれども、ことしの交通安全週間に、例年と特に違うというか、何か著しい一つの成果が期待できるでしょうか、いかがですか。
【次の発言】 公安委員長に承りたい。
学童のお話がありました。歩行者の話もありました。何か特に文部省とよく話し合っているとか、そういうようなことをやっていらっしゃるのか。具体的な成果というものを御発表になる御所存がおありなのかどうか。
【次の発言】 昨年の十二月でございましたか、本委員会におきまして、私はシ……
○有島委員長代理 次に、草野威君。
○有島委員 大臣の所信表明に対する質問をさせていただきます。 その前に、今国会で一番問題になっております行政改革に絡みまして二、三承っておきたいのでお願いいたします。 一つは、せんだっで二月六日の予算委員会におきまして、わが党の草川昭三さんの質問の中で、国立大学病院の職員が兼務をしておったという問題がございました。全国三十二の大学病院にそれぞれ協済会であるとか、あるいは東京大学の好仁会のような財団法人があって、そこの役員を大学病院の多数の職員が兼任しておった、こうした例が他にもある、こういう指摘でございます。 これにつきまして谷垣文部大臣は、財団法人として病院の関係の役職員の兼務などの状……
○有島委員 第九十三国会における文部大臣の所信表明に対しまして、いささか質問をさせていただきます。いろいろありまして、愛国心の問題を含んでの基本問題それから、財政再建といいますか行政改革にどのように貢献していくのか、その中で教科書無償制度をどのように存続させていくのかというような問題、それから青少年の非行の問題国際交流の問題、また日本語の問題、体育の問題などと多少羅列的になりますけれども、簡潔に議論を進めていきたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 最初に所信表明を伺いましたので、後からこのプリントをもう一遍読み直してみたのですけれども、歴代の文部大臣のおっしゃっている……
○有島委員 議題になっております放送大学学園法案につきましては、すでに過去数次にわたりましてさまざまな審議が行われたわけでございます。私ども公明党の同僚の鍛冶清君、また池田克也君なども、いろいろな形で審査をさせていただきました。その報告も受けております。またただいまは、この件に関しまして、かつて小委員会をつくりましたときの小委員長の嶋崎譲委員より、さまざまな質問または問題提起があったようでございます。 公明党といたしましては、この放送大学を一つの構想として十数年来私たちも考えてまいったわけでございます。それは国民の生涯学習ないしは生涯教育と申しますか、そういった立場に立ちまして、いまの学校制……
○有島委員 去る十月三十一日の金曜日に、文教委員会と逓信委員会で本放送大学学園法案に関する連合審査をいたしましたが、そのときの質問で保留の課題の問題がございますので、それをまずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 「桃栗三年柿八年」という言葉がございますけれども、この放送大学学園によって設置される大学機関、これがその真価を発揮いたしますのは、二期計画が終わる七十一年、というと大体十年、十五年後でございますね、そのころに、本当に電波を使った放送による教育がよかった、こういうふうになってもらいたいということでございますか。
【次の発言】 十年、十五年先の日本の状況というのが一体どうなってお……
○有島委員 放送大学学園法案によって設置される大学、いわゆる放送大学でございますけれども、正確に言うと、これは電波を教育手段の一部として採用する大学というふうに理解してよろしいかと思います。これが電波というものの一つの特性、そのメディアの持つ真価を発揮して、日本全国津々浦々をカバーして、その機能を十分に発揮するのは大体十年から十五年後である。「桃栗三年柿八年、放送大学十五年」、こういうことになろうかと思います。長いといえば長いけれども、国家百年の大計の上から考えれば、わずかの時間と言えないこともない。願わくはりっぱなよい実がなって大いに裨益してもらいたい、こう思うのです。これが大きな実はなった……
○有島委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいまの法律案に対し、附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 放送大学学園法案に対する附帯決議(案) 一 本法にいう「大学」は、学校教育法第一条の大学であるが、その機能するところは、従来の概念を超えて、いわゆる「新しい高等教育システム」の中核的機関として位置づけられる。したがって、本法第一条の「大学教育の機会」は、「大学教育その他の高等教育の機会」として、より広く解釈すべきである。 二 放送法と学校教育法を前提とする放送大学は、 (1) この二つの法にもとづく整合性をもった大学であること。そのた……
○有島委員 先ほど来、いろいろな御議論が出ておりまして、私は、補足的にちょっとだけ時間をいただいているのですが、どうも結論的に私、考えておりますのは、いろいろな諸施策がとられております、教育でございますから、特に学校教育でございますから、学校の先生が一番御苦労なさっておられる、親御さんも大変苦労しておられる、そういうことでございますけれども、その中でもって行政というものは一体何ができるかということでございますね。その坊や、これは文部省だけの坊やではございませんが、その坊やに行政という立場で一体何ができるのだろうか、そういうことでいまいろいろなお話をしておるわけですね。 それで、文部省のなされ……
○有島委員 初めに、週休二日制についてお尋ねをしておきたいと思います。
人事院がこの週休二日制につきまして、検討なさり、報告をなさり、そして勧告をなすったわけですが、どうしてこの週休二日制という問題と人事院が取り組まなければならなかったか、一番もとに戻りましてのこの勧告の趣旨を承っておきたいと思います。
【次の発言】 私が質問したいのは、どうして民間企業が週休二日の方向に進んでいくのか、その辺の分析もいろいろおやりになったと思うのですが、これはどんなふうな分析をしていらっしゃるのか。
【次の発言】 もう少し詳しくお話を進めていきたいのです。
昭和四十年代に高度成長がなされた、その間にこうい……
○有島委員 昭和五十六年の国立学校設置法の一部を改正する法律案、これについての審査をさせていただきます。 幾つか項目がございますけれども、要点をしぼって、最初に教育大学の問題、それから体育大学の問題、三番目は国立歴史民俗博物館をめぐっての問題、こんなふうに問題をしぼりたいと存じます。 そこで、最初に教育大学につきましてですけれども、先ほど来同僚委員の質問がございまして、大臣も、これを聞いておいでになって、以前からの経過、経緯というものをほぼ御承知であろうと思うのでございますけれども、私ども八十四回国会でもって審議をいたしました、いわゆる新構想の教員養成のための教育大学、このときに、新しい構……
○有島委員 大学共同利用機関としての国立歴史民俗博物館を新設することにつきましては、先般大臣から御説明がございましたし、私も、井上準備室長からかなり詳細な御説明を受けました。そして、その成果を期待しておる一人でございます。
そこで、大臣に確認をしておきたいのですけれども、こうして新しい企画をしてやっていく、これはいいことなんだけれども、この際に現存のいろいろな関連の機関をさらに充実し改革をしていく、こうしたことが大切なのじゃないだろうかということを私は痛感するわけでございますけれども、基本的に大臣いかがでございますか。
【次の発言】 そこで、関連いたしまして、大学共同利用機関ではございません……
○有島委員 法案の質疑に入るわけでございますけれども、その前にちょっと伺いたいことがございます。 最近、試験問題が転用されたといいますか、山口大学の医学部の教授の方が国家試験に御自分の方の試験問題を転用されたという事件がございました。また、ごく最近、国立滋賀医科大学の教官が受験生のところを訪ねたとかいうことで問題になっておるようでございます。ゆがめられたといいますか、エスカレートしているといいますか、こうしたような受験地獄の一つの現象、これは非常に憂うべきことであると思うわけでございます。 この際、大臣のお考えになっておりますこと、あるいはこれに対して今後どのような措置をおとりになっていく……
○有島委員 毎年の例のようになっております私立共済の年金の額の改定でございまして、問題はもう大体出尽くしておるというような感じでございますけれども、二、三の質問をさせていただき、なお時間がありましたならば、私学の問題について少しまた聞きます。
初めに、私学に勤めていた人が国公立の教職員になられる、あるいは国公立の教職員の方が私学の方に移られる、そうしたときに、この年金の扱いでもって何か不利益をこうむる、そういうような場合はありませんか。
【次の発言】 これからの社会というのは、一つの職業にずっとかかわっている人もいるでしょうが、相当いろいろと職業を動く人もいるかもしれない。いまのは同じ教職員……
○有島委員 公明党の有島でございます。 参考人の先生方には、大変きょうはまたお忙しいところ、ありがとうございます。 ただいま議題としております私立学校法及び国立学校設置法の一部を改正する法律、こういうことでありますけれども、高等学校、とりわけ大学・大学院につきまして量的に抑制をする、こういった消極的な表現になっておりますけれども、その気持ちとしては、質的な充実をやっていきたい、こういうことでございまして、私たちも、精力的にこれを審査しておる最中でございます。 私は、いままでもいろいろお話がございましたけれども、現状におきまして高等教育の質的な充実といいますか、向上といいますか、こういうこ……
○有島委員 ただいま議題となっております日本学校健康会法案に対する修正案につきまして、提出者を代表して御説明申し上げます。 本法律案が行政改革の一環として立案されたものであることは、当委員会における審査の中で明らかにされたところでございます。 しかるに、行政改革の立場から見れば、その効果はきわめて不十分であり、公明党・国民会議、民社党・国民連合、新自由クラブ及び社会民主連合の四党におきましては、むしろ日本学校給食会は廃止すべきであるとの見解に立って検討を行ってきたところでございます。 一方、本法律案を教育的立場から見た場合、現行の日本学校給食会の業務を直ちに廃止することは、学校給食制度の……
○有島委員 最初に、大臣に御確認を申し上げたい。
新規改訂にいたしましても、部分改訂にいたしましても、その改訂ということになりますと、そのためのはっきりとした根拠といいますか、何か切実な理由があるべきだ、当然のことであると思うのですけれども、大臣にまずお確かめをさしてもらいます。
【次の発言】 私がいま申し上げておりますのは一般論でありまして、このたびの問題とは別としても、いやしくも改訂をするというならば、それには相当な理由がある、それは当然でございますね。
【次の発言】 そうすると、文部大臣としては、いまのところ改訂の根拠を持ち合わせておらない、その必要は認めておらない、こういうことでござ……
○有島委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいまの法律案に対する附帯決議案について御説明を申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 私立学校法及び国立学校設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、高等教育に対する国民や社会の要請にかんがみ、次の措置を講ずべきである。 一 本法に定める抑制期間中に大学の質的充実等を図る措置を講じ、今後更にその期間を延長ずることがないようにすること。 二 抑制期間中に、高等教育全体の計画的な整備のあり方を検討すること。 三 高等教育に寄せる新しい時代の要請に応じ、とくに学習者への柔軟な対応措置等の具体化を図ること。 四……
○有島委員 ただいま議題となりました中西積介君外四名提出の学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、与えられました時間の許す限り質問をさしていただきます。 最初に、本改正案の御提案とかかわりまして、現在、高等学校における実習助手についてお尋ねをいたします。 昭和五十四年版の学校基本調査というのによりますと、全国の国立及び公立の高等学校、さらには盲・聾・養護学校などの実習助手が配置されておるその数が一万五千二百八十七名となっております。これらの実習助手の業務につきまして、学校教育法第五十条の三項によりますと「実習助手は、実験又は実習について、教諭の職……
○有島委員 放送大学学園法案並びに社会党より提出されました放送大学を設置するための国立学校設置法及び放送法の一部を改正する法律案を一括提案されたわけでございます。放送大学学園法、内閣提出の法案につきましてはいままでずいぶん長い時間をかけて審査をしてまいりましたし、一応の審議も終わったわけでございます。しかし、この法案は未知数の部分が大変多くございまして、幾ら論じ合ってもいろいろな問題は残ろうかと思います。 そこで最初に文部省の方にもう一遍確認だけしておきたいのですけれども、放送大学は生涯教育の中核的な機関である、こういうような定義づけ、これは社会党さんの方の案もこういった点では一致していくの……
○有島委員 本特別委員会の審査も延々と慎重に進められてまいったわけでございますが、御承知のように、私どももこれに対しての最終的な結論といいますか、要求をまとめなければならぬという段階が来ているわけであります。
そこで、行政管理庁長官、ずっと主管大臣としてこの審議をお聞きになっておいでになったわけでございますけれども、どうでしょうか、この法案について修正の可能性というのですか、修正についての御所感を承っておきたいと思います。
【次の発言】 そうなりますと、ここで審査を一生懸命やっているわけです。この審査の成果は一体どうなるのかということですね。これはもうお考えをいただきたい。余りがんこな態度で……
○有島委員 議題となっております国立学校設置法の一部改正法案の審査に当たりまして、私は、高等教育全般の整備あるいは改革というような観点から時間の許します限り二、三の質問をさせていただきたい。 高等教育の計画的整備の見直しにつきまして、後期計画の見直しをしておるという話が先ほども出ておったようでございます。この後期計画が始まってからまだそれほど時間もたっていないのに見直しをしなければならないという状況でございます。これについては従来の考え方あるいは予測が狂っていたというか、不足であったというか、こういうことにかかわろうかと思うのですけれども、聞くところでは、大学と短大の進学率の伸び悩みの問題あ……
○有島委員 きょうは大臣に対して一般質問の機会を得さしていただいてありがたく思っております。 それに入ります前に、先日法案の審議のときに高等教育の問題全般にわたって触れたのでございますが、その際に、一番最後でやや時間切れでもってペンディングになったような問題がございますので、最初にそれを聞いておきたい。 高等教育の問題で、放送大学の母体である学園だけはもうできたということは一つあります。あるいは共通一次試験が第四年目を経て定着してきたというふうに私は感じております。そういった問題がありますけれども、この二つのことについても、私どもは、大学も含む高等教育全般的な弾力性というか、あるいはもっと……
○有島委員 参考人には御多忙なところ、おいでをいただきまして、本当に御苦労さまでございます。この際、日ごろ大切な幼児教育に従事していらっしゃる全国の大ぜいの方々もいらっしゃるかと思います、心から敬意を表したいと思います。 時間が私十分なものですから一つくらいしか質問できないのじゃないかと思いますけれども、それで、いまここで問題になっておりますのは、三年間の延長をするかしないかということでございますけれども、私は、その前提になっている、もうちょっと大きい、時間を長くとって考えて、お聞きしたいと思いますので、御質問させていただきます。 先ほど日名子先生から、人口の予測の誤りが行政側にあったとい……
○有島委員 私学共済の年金の問題につきまして例年ここでもって審査するわけでございますけれども、ことしのことにつきまして年金の支給一カ月おくれで五月にした、このことについて、ただいま湯山委員の方から大変詳細な御質問がございまして、私もほぼ同趣旨になるので詳細は省略いたしますけれども、私もほかの年金とのバランスということもあろうかと思いますけれども、事教育に関する、特に私立学校に関しての問題でございますから、これはなお別建てに考えてみる余地があるのじゃないだろうかということを指摘をしておきたいと思います。 そこで、これは関連をしているかとも思うのですが、去年ここでもって審査の折に、私は、私立大学……
○有島委員 健全な国民の育成ということにつきまして責任と権限とを与えられております教育行政ということは、より明朗なものであってもらいたい、これが国民の一致した考えであろうと思う。大臣、どうですか。
【次の発言】 従来教科書検定というものは非公開で密室でやってまいったわけであります。この検定の非公開ということについて、国民は非常に暗い印象を持っておるという点について、大臣の認識はどうですか。
【次の発言】 私が聞きたいのは、国民は暗い印象を持っておる、このことについて大臣はどのように認識していらっしゃいますかということです。
【次の発言】 公開できない理由を一点だけ挙げられました。私どもは公開せ……
○有島委員 きょうはこの席をかりて、小川文部大臣に対しまして、一つには、内閣を代表なさる閣僚のお一人として、一つには、国内の教育に責任をお持ちになる文部大臣として、第三番目には、憲法のもとにこうして生きております日本人の一人あるいは国民を代表する練達の政治家のお一人として、そうした三つの立場でもっての話し合いをしたいし、質疑を申し上げたい。よろしゅうございましょうか。
【次の発言】 きょう、八月六日で広島被爆三十七年ということでございます。被爆者の方々ないしはその家族の方々、心から追悼と、これを保護し、そうして日本の平和ということを超えた人類の平和を誓い合う、そういう日に、たまたまアメリカの方……
○有島委員 初めに、大崎局長、来ていらっしゃいますか。――大崎学術国際局長さん、中国訪問、大変御苦労さまでございました。先ほど帰国の御報告があったわけでございますけれども、その御報告の中でもって、中国側の話を聞いた、中国側の言うことは確かにもっともである、そういったことがございました。では、全く同意をしていらっしゃったのかどうか、あるいは多少の誤解がある、そういう認識でお帰りになったのか。
【次の発言】 そうすると、私の伺ったことは、多少の誤解があった、しかもその誤解がいまなお残っておる、そういう印象でお帰りになったのでしょうか。
【次の発言】 大臣にお確かめしておきたい。報道されるところによ……
○有島委員 七月二十六日に中国政府から抗議の申し入れがあった。昨日政府の態度が官房長官の談話でもって出されたわけでございます。これに対して私ども、遅きに失したということと同時にまだまだこれから先に非常に大きな危惧が残されておる、こう言わざるを得ないと思っております。 そこで、第一番目に、どうも話が外交上の問題あるいは政府部内の問題ということに限定されがちでございますけれども、国民という立場でこの問題がどういうふうに影響をされておるかという点です。この一カ月の間に、関係諸国、中国、韓国はもとより東南アジアの諸国に対しいろいろな報道もなされ、そしてそれが結果として非常に反日感情というか反発という……
○有島委員 第九十八回国会の環境庁長官の所信につきまして、せんだって拝聴をいたしました。国民の健康と生活を守って、そして自然を保護して、よりよい環境をつくり出していくということにつきましては、すべての国民が本当に期待をしておるところでございまして、長官を初め、責任を持ってひとつ取り組んでいただきたいと心から願うものでございます。つきましては、時間の許す限り二、三の質問をしてまいります。 初めに、環境保全と環境の利用ということについての調整といいますか、こういうことについてしばしば議論が繰り返されてきたことと思いますし、それから、特に昭和四十五年に、経済との調和条項というのを削除したというよう……
○有島委員 参考人の先生方、それぞれ貴重なお話を承りまして、大変感謝をいたしております。 早速質問をさせていただきますけれども、まず大村参考人から、体験に基づいての大変生々しいお話で、非常に感銘を深くいたしたわけでありますが、同じ環境の中におりながら、全く影響を受けなかった方々というのもいらっしゃるわけでございますね。いわば耐性が強いという方々がいらっしゃるものなのか、そういったことをどんなふうに感じていらっしゃるか。これは感覚的な問題であろうかと思います。 それから、公害患者認定に当たりまして、認定漏れと申しますか、すれすれの線の方々がいらっしゃることと思うのですね。そういった方々が、こ……
○有島委員 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案、先ほどからの審査をあらあらと聞いておりまして、どうも環境庁当局がやや頼りないような印象を払拭できない、そういった印象をいま受けております。
まず、公害健康被害の究明ということについては、これは環境庁が責任を持っていらっしゃる。いろいろなところでそれはやっているのだろうけれども、それの主責任は環境庁である、そのように考えてよろしゅうございますか。大臣、ひとつお答えをいただきたい。
【次の発言】 私が聞いているのは、公害による健康被害、このことについて、いま法案を審議しているこの主管庁は環境庁である、それで公害被害の究明ということについては環……
○有島委員 参考人の方々には、大変貴重な御意見をいただいて、ありがとうございました。 最初に、金沢参考人と青山参考人のお二人に伺いたいのですけれども、私どもは、基本的に環境管理の推進といった立場で政策を進めているわけなんですが、いまのお話を伺っておりますと、金沢参考人も、産業の開発が進むといろいろな弊害が出てくる、公害が出てくる、それで回復が困難である、だから公害の未然防止ということが一番発想のもとである、こういうことを言われたわけであります。確かにそのとおりでございますけれども、もう少し積極的に、環境もこういうふうに利用していったらいいのだという、ほかの参考人からの御意見がございましたが、……
○有島委員 先日、三月四日の当委員会で、私はスパイクタイヤの問題で質問をさせていただきました。そのときに、健康に与える影響について、そこのところは何か非常にあいまいなようでありましたので、どんな調査をいましていらっしゃるのか、環境庁の方でも把握をしていらっしゃるのかどうか、その点をまず承りたい。
【次の発言】 厚生省の方、来ていらっしゃいますか。――いまの問題についてどういったことをやっていらっしゃるのか、厚生省の方からもお願いしましょうか。
【次の発言】 どうしてやらないのですか。
【次の発言】 健康問題じゃなくて環境問題だ、こうおっしゃるのですか。
○有島委員 第九十八回国会における文部大臣の所信につきまして、公明党を代表して質問をさせていただきます。当委員会で理事を務めております鍛冶清委員が今度予算の方でまた御質問をするということになっておりますので、代表として私がいたすことになりました。 第一番に承っておきたいのですけれども、大臣、先ほども議論が多少交わされたようでございますけれども、憲法の問題につきまして、伝えられるところ、瀬戸山文部大臣は自民党内においても名だたる改憲論者でいらっしゃるというふうに世間一般が承知しておるわけであります。この点について、この認識は誤りがないかどうか。
○有島委員 時間が余りございませんから、すぐに個別問題でございますけれども、大分報道をにぎわしました東京都町田市の忠生中学のことでございますけれども、あそこは千人を超えているわけでございますね。それで、文部大臣に、これは事務的な話じゃないから、伺うけれども、政府としては、この校内暴力の問題について大変いろいろとこの解決に苦慮をしていらっしゃるし、できることなら何でもしたい、そういうお気持ちであろうと思うのです。それで、忠生中学においては教員の方々も一つの教員室におさまらないで、二ヵ所でやって、連絡がつかぬ、そういうような状況である、そういうような報告も受けていらっしゃると思うのです。こういうよ……
○有島委員 学校制度の改革につきまして文部大臣に確認をさしていただきたいと存じますけれども、今国会の冒頭に、本年一月二十八日、公明党の竹入委員長の質疑の中で、「いまや六・三制は、中等教育を中心に多くの問題が明らかとなり、改革を具体的に進めなければならない段階に至ったと判断するもの」である、どうだ、こういう質問がございました。これに対して中曽根総理大臣が、「御指摘のように、確かに検討の必要がある」、そして「確かにそういう段階に来ている」、改革を具体的に進めなければならない段階、こういった段階に来ている、これを「検討してまいりたい」、こういう答えがこれは本会議でなされたわけでありますけれども、これ……
○有島委員 私は、私学助成の問題、それから学制改革の問題、この二点について尋ねをしたいと思います。また、時間があればその他二、三聞きたいこともあるわけですけれども、最初に私学助成の問題です。 私立大学につきましてはこのところ打ち続いて不祥事が報道されておりまして、先ほど来集中的にそれがここで論議をされてきたわけでございますが、文部大臣としては、はなはだ遺憾なことである、申しわけない、国民の関心が集まっておる、英知を集めて対処をしたい、しかしこれは一つの限度もある、こういったなかなか苦しい御答弁のようでございました。しかし、こうした問題を通じて私が心配をいたしますのは、これでもって私学助成を全……
○有島委員 百一国会における文部大臣の所信に対しまして、質問をさせていただきます。 愛野委員長のもとに私たち文教委員会、実質的にはきょうが初めてでございます。文部大臣にはもう二月以来、衆参の予算委員会を初め、今教育改革という問題で大きな風が吹いておるというふうに言えましょうか、連日、大変御奮闘であり、お疲れだと思いますけれども、私も時間の許す限り、重要な焦点と思われますことを簡潔に申し上げますので、簡潔にお答えいただき、かつ、それが後々の教育改革にまた何か一つの実りある結果を招来するような、そういう質疑ができればと念じております。よろしくお願いいたします。 それで、大臣の所信の第一ページ目……
○有島委員 けさの朝刊を見ますと、各紙とも一面のトップに真っ黒なすごい見出しが出ておりまして、戦争でも始まるんじゃないかというショッキングな表現でございました。ソ連がロサンゼルスのオリンピックをボイコットするという報道でございました。既に官房長官なんかがちょっとコメントもしておられたようでございますけれども、文部大臣としてどんなふうにお感じになっておるか、御感想を承っておきたいと思います。
【次の発言】 オリンピックの問題に国家としての何か力が加わる、コメントをする、これは望ましくないことであると思うのですね。若者の純粋な、国際的な平和への活動の場にしたい。それは一般論でございますけれども、日……
○有島委員 日程の都合上で、とかく内閣提出の法案の審査に偏りがちな国会の中で、こうして議員立法の審査をいたしますことは大変欣快にたえないところであろうと思っております。提案者に対し、またこうして大幅に時間をとっていただいております委員長に対して、敬意を表したいと思います。また、与党の自民党の諸君も、質問をなさるのが至当ではなかろうかというふうにも思うわけであります。 私どもは、教育をする側といいますか先生の側、あるいはお役所の立場、行政の立場からではなしに、むしろ学習者側、生涯教育者としての立場ということから、教育問題全般を見ていくというような立場にいるわけでございますが、そうした立場できよ……
○有島委員 百一国会の予算委員会に総括質問の時間をいただきまして、喜んでおります。閣僚の皆様方には、きょうは特別にまた早朝からお集まりをいただきまして、本当に御苦労さまでございます。 きょうは教育のことについて大体お尋ねをいたしたいと思っております。その前に二、三ちょっとこの席でお尋ねしたいこともございますので、先に質問をいたします。 一つは、石油のやみカルテルの問題でございまして、昨日、最高裁の第二小法廷におきまして石油やみカルテル事件の上告審判決が言い渡されました。これは思い起こしますと、ちょうど昭和四十八年、九年のときに、中曽根総理は通産大臣をしていらっしゃったころで、私は物価特別委……
○有島分科員 私は、文教関係予算審議の根拠となりますべき問題、また、少し大きく申しますと、国政運営上、一度は考えておかねばならないと思われますきわめて基本的な事柄につきまして、本日は二、三質問いたしたいと思います。 今期国会の冒頭に、内閣総理大臣の施政方針演説の中で佐藤総理は、「われわれ日本国民はすでに戦後の目標を達成し、いまや新たな歴史の創造に取り組む時期にまいりました。国家と民族の発展の基礎は、人にあります。」と述べられました。新しい時代をつくっていくべき人の育成につきましては、私ども国民すべてに課せられた重大な課題でありますが、とりわけて、文部当局がその主たる責任を負わなければならない……
○有島小委員 文化局と文化財とが合同する、町方ともいま不十分なものが合同して、これからどうしようとしているか、これは国民全部が心配しておるところでございますが、いまのお話で、これをさらに充実していく方向である、そのように受け取っております。 私ども、およそ文化といいますと、これは特定のすぐれた知恵の働きを形式化して、あるいは組織化して、より多くの人々がともどもにこれを使っていくことができるようにする、これを文化というんじゃないか、かように考えているわけでありますが、わが国の文化政策としては、今後ますます複雑化していく文化現象――いまここではもっぱら文化財、過去のものに限っておりますが、現在の……
○有島小委員 戸叶委員長から消費者保護のための基本法を御提示いただきまして、たいへん時宜に適したものであると、私どもはその趣旨について基本的に賛成いたしました。党内でもってさっそく種々検討いたしました結果、一つの案を作成いたしまして先日提出いたした次第であります。とは申しましても、個々の問題にわたっては、これは内容としては、消費者を保護するという立場からは、それほどかわったところはないのではないか。ただ、それに至る、現在の消費者に対する行政が、そこにどのように有効に働きかけていくことができるかということが相当たいへんな問題ではないか。そのためにその基本法をせっかくつくられるのであるならば、また……
○有島分科員 政府から示されました昭和四十三年度の文部省関係の予算案につきまして、きょうは私学の振興の問題についてお聞きしたいと思っておりますが、ただいま主査から念を押されまして、時間がたいへんシビアーでありますので、前段をきょうは省略いたします。最初に大臣に、わが国の教育において占める私学の役割りの重要性ということについていろいろ承りたいと思っておりましたけれども、これは省略いたしまして、具体論に入ります。 それで一番具体的な問題といたしまして、今度「新たに私立大学の教育研究の充実向上をはかるとともに、経営の健全化に寄与するため経常的研究費の助成を行なうこととし、三十億円を計上した」これに……
○有島委員 国鉄の再建計画をめぐる諸問題を質疑するにあたりまして、いままでいろいろな議論が重ねられてまいりました。きょうはたいへん時間が経過いたしまして、関係者一同がお疲れであると思いますし、私は、特にきょうは国民生活に密着している物価の問題、この一面に限ってここでお尋ねしていきたいと思います。 それで、いま経済企画庁長官からお話が出たので、私もきょう行なわれました物価対策閣僚協議会のこの記事を見ましたけれども、非常にこれは問題である。 第一番には、国鉄運賃に続く私鉄運賃の値上げ問題が表面化しておる、そういう認識の上にこの閣僚会議がやられたわけですね。そういうことになっておりますけれども、……
○有島委員 だいぶ時間が延びてしまいましたので、私、問題を二つにしぼりまして、二点だけ問題にしたいと思います。 初めに、こうしてここでもって公述人に来ていただきまして、公聴会を開いております。これは大学紛争の基本的な認識について、若い世代の人たちが何を感じて何を訴えておるのか、こういったことについてやはりピントを合わせて、それで、それじゃ一体われわれは何をしていったらいいのか、そういう問題に発展していくべき一つのかなめにするためにきょうはやっているのじゃないかと思います。それで、そういった問題が明らかになった上で、今度は政治の立場からはどうするか、教育の立場からはどうするか、また、社会一般的……
○有島分科員 先日の予算委員会の総括質問で、わが党の伏木和雄委員からいろいろな質問がございまして、そのときに、厚生大臣のお答えでございますが、児童手当制度を四十五年度から実施する、そのようにお答えをいただきました。それで審議会を設置してこれが検討をするようなお話でございましたけれども、ここら辺ちょっと疑問がございますので、きょうはそのことを伺っておきたいと思います。 いままで児童手当懇談会があって、そこに一つの経過報告が出ておるわけでございますけれども、もう一ぺん審議会をつくらなければならないというのは少し解せないわけなんですが、この懇談会の設置の趣旨がどういうことであったのか、その辺から伺……
○有島分科員 私は、予算委員会の分科会の席をおかりいたしまして、都市再開発の問題特に防災計画について伺っておきたいと思います。
初めに建設省に伺いますけれども、全国の主要な都市計画の進捗の状態、特に再開発、防災計画の進捗状態の概略を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 都市再開発の中でも、やはり東京、大阪が一番主要なことになるのじゃないかと私は思いますけれども、初めに、非常に成功している例といいますか、幾つもやっておるけれども一番特徴的な成功の例、こういうのをお教えいただきたい。
【次の発言】 今度は逆に、非常にやりにくい場所、いまデッドロックに乗っかっているような場所がありましたら…………
○有島委員 私は、先日来、何軒かの家電の小売り店をたずねまして、いろいろ話をしてきたのでございますけれども、店主の方々が異口同音に言われますことは、どうも最近の消費者運動や政府のやり方というのは小売り店いじめばかりやっているのじゃないか。カラーテレビの不買運動以後、リベートはカットされて、荒利益が非常に少なくなっている。メーカーのほうからは、値引きすると公取からにらまれるというようなニュアンスのことを言われる。お客さんはもっと値引きしないかと言う。全くやりにくくて、店をたたみたいくらいだというようなことを、何人かの店主さんが言っておられました。 それから一方、一般の消費者の方々とお話をするチ……
○有島分科員 先日、九日でございますか、現地時間で六時一分、ロサンゼルスにおいて大地震がございました。六・三から七マグニチュードですか、この大きい地震のわりあいには被害が少なかったという報道でございますけれども、このことについて、一月二十八日にはカリフォルニア州の海洋大気局が報告書をもって警告した直後であった、そのようにこれも新聞の報道で私は見ました。日本でも昨年の秋に、地震予知連絡会の会長である萩原東大名誉教授がまとめた日本列島の「地震カルテ」、こういうのを読みますと、関東、東海など九地区に注意信号が出ておる。これによりますと、過去の地殻の動きなどのデータから、もうそろそろ大型地震が発生して……
○有島分科員 今国会の審査の中でもって薬価の問題がクローズアップされまして、国民の注目を集めました。厚生省の定めております薬価基準は不当に高い、これが健保の赤字の大きな要因となっているという指摘は久しくされておりましたけれども、その解決はまだされていない。私は薬業界の実情ということに照らしてみて薬価基準の引き下げは可能である、薬価基準の引き下げをしなければならぬ、そういった観点からきょうの御質問をしたいと思います。こうした国民生活にいま重大な影響を持つ医薬品の価格をめぐって、時間もわずかでございますから基本的な最も重要と思われる二、三の点だけはっきりとさせておきたいと思うのでございますけれども……
○有島分科員 地盤沈下につきましては、自然的なものと人為的なものとありまして、この対策につきましても各省にわたっておりましてたいへんむずかしい問題でございます。きょうはおもに通産省関係を中心といたしまして、この問題を少し質問させていただきたいと思っております。ここに資料といたしましては「地盤沈下の現況」四十四年三月、経済企画庁の総合開発局、これを大体参考にさせていただきましたが、宮澤大臣は前に経済企画庁長官をずっとやっていらっしゃいましたし、さらに大きい立場からお答えがいただけるんじゃないかと期待しております。 私の住んでおります江東地域でございますけれども、これは複合災害、水に対しても火に……
○有島委員 私は、おもに文化と教育の問題について質問さしていただきますが、最初に、人口の見通しについて伺っておきたいわけなんです。 すべての内政の基礎になる人口の問題につきまして、琉球政府で出しました長期経済開発計画、この中には、一九七〇年が九十八万二千人、県外十八万人、十年たつと、一九八〇年には百九万一千人、県外に二十六万人、これが十年後の望ましい県民生活である、こういうことに予測されておるわけであります。 この見通しをどのように評価されておるのか。政府としては、過疎化現象をどう見込んで諸施策を講じようとしておられるのか、そういうことをまず最初に伺っておきたいと思います。
○有島委員 私はおもに物価の立場から今回の値上げに反対をいたすものでございますけれども、大体物価と他の交通料金に非常に影響を与えるということ。消費者物価に与えるウエートが一・五四%といわれておりますけれども、この指数の上昇は〇・五%だと言っておりますけれども、この前もそうでございましたけれども、国鉄が上がると他の交通の機関、みんなそれが上がっていく、関連していく。そしてあらゆる物資が上がっていく。こういった波及効果は、私がここで言うまでもなく、これはたいへんな国民生活を圧迫するものでございます。この上に、国鉄が上がれば、以前のときもそうでございましたけれども、ますますモーターリゼーションを促進……
○有島分科員 三月二十一日に国際地球の日というのがございまして、アメリカの各地ではさまざまなキャンペーンが大きく行なわれたという報道がございました。わが国は一体何をやったか。それからまた、来年はどういうふうにしようとするお考えか。その辺のところを先に聞いておきたいのです。新聞の報道によりますと、国連のほうでは、ワルトハイム事務総長が世界公害闘争宣言を読み上げた。その際に平和の鐘を打った。その鐘は日本の鐘であった。それから日本側がいろいろ取材をされたけれども、非常にそっけない答えしか出なかった。そのあとでもって水俣病などの報道を向こうのほうからされた。そんなような報道がございました。これは大臣御……
○有島委員 運賃値上げの国民生活に及ぼす影響につきましての概論的なことは、時間がたいへん限られておりますので省略いたしまして、直ちに赤字解消の関連の問題に入りたいと思います。 国鉄の赤字問題は、すでに昭和三十七年に当時の国鉄総裁の十河氏が、国鉄赤字の元凶は青函トンネルと地方の赤字線である、そうおっしゃっておりました。昭和四十四年の九月十二日に日本国有鉄道の財政再建に関する基本方針が閣議決定されておりますけれども、この中で特に「合理的輸送体系の形成」という項目の中で、地方閑散線についての決定をなさっております。すなわち、地方閑散線について再検討を加えて、道路輸送への転換を推進する、こうあるわけ……
○有島分科員 ただいまお魚の話があったようでございますが、私は野菜と米とについての話になります。 農用地の土壌の汚染防止等に関する法律第三条に基づいて「農用地土壌汚染対策地域として指定された地域のカドミウムによる汚染状況」こういう調査を私、農林省からいただきました。それから、私たち独自の調査を加えまして御質問申し上げるわけでございますが、この指定されました地域におきましてお米などはすでにこれはつくらないことになっておりますけれども、これは磐梯地域において野菜類のカドミウムの含量というのを福島県の農業試験場でもって調査したわけであります。現地で栽培されております野菜類を任意に採取してカドミウム……
○有島分科員 学校環境の緑化促進につきまして、二、三の質問をいたします。
昭和四十八年度の予算の中に学校環境緑化促進事業、この補助金が計上をされております。わずかと言っていいのか、一番最初ですから、二億円という大きい金額と言ってよろしいのかわかりませんけれども、これはたいへん大切な問題でもあり、今後これは大きく発展すべき一つの、植物で言えば種というか芽というか、そのように私は認識いたしますので、その趣旨、それからこれは二億円でありますけれども、どのように使われていくのか、その点について御質問申し上げたい。
【次の発言】 私どもはこれは学園緑化、そのように呼んでまいりたいと思っておりますけれど……
○有島分科員 私で最後のようでございますから、よろしくお願いいたします。
私は、災害対策、特に大都市の災害対策町題について触れてまいりたいと存じます。特に東京、大阪の主たる災害対策、その規模、それからその進捗状況、こうしたことについて最初にアウトラインを承っておきたいのです。
【次の発言】 いま御説明ございましたけれども、私も大体御報告は伺っております。東京に関しては七百五十億、それから西のほうが三百七十億、これは東のほうは六五%済んでおる、西のほうはまだ一八%、そういうことでございますね。そして、それが一千百二十億円、そのほかに内部河川といいますか、耐震対策河川事業というものが五百億ある。……
○有島委員 全国の消費者がこの独占禁止法改正について注目もし、期待もしているわけでございまして、これがどのように改正されるかという点と、それから改正されてみたらそれが本当に実効があるかどうか、そのことを非常に注目していると思うのです。 それで、最初に公正取引委員会委員長に伺いますけれども、今年の予算書を見ますと十五億五千七百四十九万一千二百円、人員の点では三百九十七名、こういうふうに出ておりますけれども、これはどこの官庁でも理想を言えば切りがないし、また現在で十分というようなことはないとは思いますけれども、特に公正取引委員会が今後とも十分に仕事をしていく上にはどのような規模、どのような体制が……
○有島委員 酒税法の一部を改正する法律案、それから製造たばこ定価法の一部を改正する法律案、この二法案につきまして、私は物価安定、そして国民生活の安定を確保する、そうした立場から少し質問してまいります。 これらの法改正の理由は、大体五十年度の予算の財源を確保するということだということですけれども、申すまでもないようなことだけれども、私たちはこの予算自体に非常な疑義を持ちました。そうして、この本予算の修正を主張してまいったわけであります。 その要点は、政府は、これは福祉予算であると大変御自慢であるのだけれども、その内容を見ていきますと、これは物価安定であるとか、福祉であるとかいうことに名前をか……
○有島分科員 私は、問題を二つにしぼりまして、主に東京都内の公害問題について御質問します。 一つは、去る二月十一日に東京都内で環状七号線の道路公害、これの被害者の総決起大会が行われました。そして翌日、二月十二日に決議書が総理府や環境庁及び関係当局に提出されたわけでございます。これについては環境庁長官もよく御存じであるはずですけれども、決議の内容が、自動車の排ガスの問題それから第二番目は振動の問題、三番目は騒音の問題、それから健康の問題それから五番は移転をすることについての問題それから六番は緑地帯などをつくって、さらに積極的に環境をよくしていきたいというようなこと等々の各点にわたっておるわけで……
○有島分科員 きょうは食中毒の問題と、それから国民の体力、なかんずく視力と、それから目と歯の問題そういうことについて伺いたいと思いますし 初めに集団中毒の予防ということについて御質問します。 去る二月二日に日本航空の旅客機でもって事故を起こしまして、百四十四名のうち一名は職員であったというのですけれども、機内食によります食中毒の被害を受けました。この原因につきましては、デンマーク製のハムである、これはアンカレジでもって搭載した朝食なんですけれども、これは機内給食をやっております会社IICC、ここの製品でありまして、機内でもって、搭載したものを三百度に熱して、熱処理の後給食したのだ。IICC……
○有島分科員 私は、体力といいますか、体育について少し質問をしたいと思います。 命あっての物だねだということもございまして、いろいろと勉強をするにもやはり体力が大切であると思うのですけれども、そのうち、初めに視力について。 大臣、これは御承知であろうと思いますけれども、わが国におきましては小学生の一六・八二%が近視眼である。中学生は二六・七九%である。これは高校になりますと四二・八〇%が近視眼である。特に高校生も十七歳が四四・四四だそうであります。そしてこれは夜間学生、昼間学生と分けますと、昼間学生の方が高いんですね。そして男女別に分けますと、女子の方が四六・八一%、こういうような実態にな……
○有島委員 御苦労さまでございます。 全国銀行協会連合会の板倉譲治会長さんに伺っておきたいのですけれども、一つには、いまさらさかのぼって成長経済政策の功罪を論ずるというようなことではないのですけれども、高度経済成長政策が、これはそろそろいかぬなと、何か行き詰まりをお感じになったというのはいつの時点であったかということを伺わさしていただければありがたい。 それから、いわゆる狂乱物価の状況がありましたときに土地が非常に高騰して、いまのような状況が起こったんだけれども、それを積極的に演出なさったのはむしろ金融機関ではなかったかというようなことを私たちも考えておりますし、世間でもそう言われました。……
○有島委員 物価特別委員会と逓信委員会の連合ということで、経済企画庁長官の福田副総理がお見えになっていると大変いいわけなんですけれども、おかぜでもって残念ながら御出席がない。 そこで、郵政大臣に私は一般的な御認識を承っておきたいのだけれども、今後の一般的な物価の状況がこれからどんなふうになっていくだろうか、これは消費者としては非常に心配しているわけですね。その中でもって国鉄を初め公共料金の値上げが行われようとしている、そういうことでございますけれども、郵政大臣として、今後の消費者物価の値上げを含んでどんなふうに御認識になっていらっしゃるのか、これは経済企画庁からじゃないですよ。郵政大臣として……
○有島分科員 虫歯の問題を取り上げます。 お手元に表を差し上げたのですけれども、これは社会問題として新聞等にももう取り上げられているわけでございますが、昭和二十年代には大体小中学校のお子さん方の四〇%が虫歯であった。ところが昭和四十八年をピークといたしまして九〇%を超えて九五%になろうとしておる。これは、小学校の学童は五十年の調べですと一千三十六万四千八百五十五人いらっしゃるそうです。中学校の方は四百八十一万、高校が四百四十万ということで、約千九百万を超える方々の九五%、これは大変なことであります。 そこで、もう一つの図の右の方を見ていただきまして、これは農林省からいただいた砂糖の消費量で……
○有島分科員 厚生省所管に係りますわが国の薬の生産量につきましては、昭和四十九年が一兆七千億円、五十年が一兆八千億円、五十一年二兆一千六百億、そして五十二年の見込みは二兆四千億円とされておりますけれども、間違いないでしょうか。確認だけ先にしておきます。
【次の発言】 二月一日から医療費が九・六%上がったわけでございまして、五十三年度の国民の負担する医療費は大体十兆四千億円と見込まれておる、この数字はいかがですか。
【次の発言】 なお、この医療費の中の大体四〇%が薬剤費である、こういったことが言われておりますけれども、この見当はいかがですか。
○有島分科員 今国会の冒頭に園田外務大臣の外交演説の中で、わが国が世界に役立つ日本となるための基本方向を述べられたわけでございます。これはただいま承りました五十三年度の外務省予算概要説明でもうたっていらっしゃるわけでございます。 さて、この基本方向を具体化するためには、二国間の外交ということもさることながら、国連機構を軽視してはならぬということは、これは当然のことであろうかと思うのです。それで国連の問題でございますけれども、国連に非常な影響力を持ちながら、やや国連を、率直に申しますと見限ると言いますか、手を引いていこうというような国もその都度出てまいるという場面があります。そういった場面のと……
○有島分科員 初めに、東京都の財政の問題について自治大臣にお伺いいたします。
東京都政には三つの問題が大切である。すなわち、一つには、地方税制の制度改革。二番目には、東京が首都であるという特別な行政需要がある、これに対して財政措置が必要である。三番目には、東京都自身の徹底した内部の努力が必要であろう。こういうふうに言われておるようでございますが、大臣の御所見を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 東京都の特別区の議長会というのがございまして、ここから、交付税法第二十一条の都と区の合算制度というものを廃止してもらいたい、そして特別区の二十三区を一括して一つの市としての計算上の取り扱い……
○有島分科員 昭和五十五年度予算四十二兆五千八百八十八億円ということになっておりますけれども、この中でエネルギーの対策費が四千二百四十一億円、構成比がちょうど一・〇%、この伸び率は三一・九%であるというふうに聞いておりますけれども、このほかに特別会計の分があろうかと思います。
そこで、総枠でもってどのくらいの国費が動くのか、それから国費がこれだけ動くということは、国の中ではこのエネルギーに関して大体どのくらいの金が動くのであるか、そのことをまず最初に聞いておきましょう。
【次の発言】 それから国費がそれだけ動くと、国全体としてはどのくらいエネルギーでもってお金が動くのでしょうか。
○有島委員 本法案につきましての逓信とそれから文教の方の連合審査ということでございますけれども、先ほど来各委員からさまざまな御質問がございましたけれども、そこでみんな指摘されておりますように、相当長い期間やってきた、そこでもって全然法案は変わらない姿で出てきておる、それで、この前の連合審査のときに、前任者であられた文部大臣が、その点は十分検討するというようなお答えがあったような事項もある、それがそのままになって、また持ち越されておるというようなことがあるようであります。 そこで、文部大臣にひとつここでお約束をいただきたいのですけれども、そのような事項につきましてチェックしていただいて、それで……
○有島分科員 都市交通、特に東京の下町方面の問題でございます。
東京の地下鉄は世界一である、こういうことになっております。そこで、今後の首都圏の地下鉄の整備につきまして、十一号線は現在蛎殻町、箱崎のエアターミナルまで工事の認可が出ている、こう聞いております。昭和四十七年の三月の都市交通審議会の答申では、深川の扇橋まで十一号線を延ばすということになっておるようでございますけれども、この免許申請はいつごろなさるのか、早くやっていただきたい、こういうことでございます。
【次の発言】 そういたしますと、この審議会の答申についてはどのような評価をしていらっしゃるのか。
○有島分科員 初めに、雪害と森林行政のあり方についてということですが、今回の山林の雪害につきましてさまざまな報道がなされております。昭和三十八年度の雪害の場合と対比の上で、今回の雪害の特徴と申しますか、概要を御説明いただきたい。
【次の発言】 やはり三十八年のときになかったような何か新しい雪害の現象というか、そういうことになりますか。
【次の発言】 この被害の後の処理でございますが、これは相当きめの細かい処置をお願いしておきます。
そこで、いまの二十年生級の、これは杉、ヒノキの建築用材ということになりますかね、これを一生懸命植えたころの造林意識と申しますか、そういうものと、現在の造林の考え方……
○有島分科員 私は、新エネルギーの開発につきまして、特に波浪のエネルギー、海の波のエネルギーですが、それからソーラーシステムの開発等について質問をさせていただきたいと思っておりますが、その前に、中小企業庁長官がいらっしゃるので一つだけ、婚礼写真の問題を伺っておきます。 一生に一度の婚礼写真はだれでも大切に残しておきたいということになっておりまして、この方面の特殊性に応じましてこの業界の協会ができておるそうであります。 この写真技術というのは個人の技術でありまして、大きな業者あるいは中小零細業者に属しておろうとも技術に変わりはない、差はないということになるはずでございまして、最近は労働省それか……
○有島分科員 私は、行政区画の変更の条件は何かということと、災害の予防ということ、二点について質問をいたします。
戦後三十七年を経て、全国各県、各自治体、その居住人口もずいぶん変化をいたしておるわけです。それから、道路の整備等によって交通事情もずいぶん変わってまいりました。それから、河川工事というようなもので昔の区域が昔の川に隔てられておったのがいまでは大分事情が変わっておるというようなことがずいぶんあろうかと思うのです。行政サービスの上で行政区の区割りのあり方につきまして検討を加えていくお考えがないかどうか。
【次の発言】 全国で年間どのくらいそういったような問題、話があるのか。また、都内……
○有島分科員 私は伝統的工芸の振興対策についてということで質問をさせてもらいます。 私は東京の下町に住んでおりまして、いままだ江戸時代からずっと続いている職人さんたちというのが相当いらっしゃるわけであります。 それから、質問の前にこれを大臣にプレゼントしたいんだけれども、これは「墨田の職人達」というパンフレットです。これは私の友人の大木田守君という方が沖縄の民芸について非常に造詣が深くてこんな本をつくったものですから差し上げます。文化庁の方も来ていらっしゃいますか。――文化庁にもこれをひとつ差し上げましょう。 第二臨調の第一部会がまとめた行政改革の理念の原案というのが、これは正式発表は六……
○有島分科員 私は、自治会というか町会というのがありまして、町会の会館というのをつくる、それの所有権の問題、税制の問題など、これについて。それからあとは、グリンカードを実施する、それに伴って円が海外の方に動いていくという問題があると思うのですけれども、この二点について質問をさせていただきます。 最初に、町会の問題です。 これは、東京都内なんかですと、特別区というのがございまして、そこに町がたくさんあります。それで、そこに会館があるわけですね。会館があるというか、会館が必要になってくる。ところが、町会の会館を購入した場合に、その土地、建物はもっぱら公的使用に供されているのですけれども、その所……
○有島分科員 時間の許す限り二、三質問をさせていただきます。 初めに、東京に荒川区南千住というところがございまして、そこに貨物の隅田川駅があるわけです。これにつきまして一つの投書が朝日新聞の二月十四日付に載りました。これについて質問をいたします。 初めに、その投書を読んでみます。「国鉄常磐線の隅田川貨物駅構内の踏切は「魔の大踏切」といわれ、交通の難所でした。十数年の悲願が実って、昨年三月、自動車専用の地下道が開通、やれやれと思っていましたが、昨年十二月、線路をまたぐ歩道橋の工事が終わると、踏切を閉鎖するではありませんか。人も自転車も歩道橋を渡れということですが、自転車を引きずりながら歩道橋……
○有島分科員 私はきょうは歩積み両建ての問題について質問をさせていただくというつもりでおりますけれども、その前に、こうして大蔵大臣とお目にかかってお話のできるチャンスはなかなかございませんので、一つだけお聞きしておきたい。 と申しますのは、例の減税の問題でございますけれども、二階堂幹事長が景気浮揚に役立つ相当規模の大幅減税を実施をするというようなことを言われまして、その後御承知のとおり福田衆議院議長からの御発言があって、政府の方でもこれは前向きに取り組むというふうに聞いておるわけでございまして、国民はこれに大きな期待を寄せておるわけでございますし、大蔵大臣におかれましてもこれは大いに努力をし……
○有島委員 連合審査に当たりまして、この審査を申し込みました文教委員会の委員の一人といたしまして、こうした委員会が成立するのに協力いただいた内閣委員会の委員の方々に感謝を申し上げたいと思います。 これまでも内閣委員会のいろんな審査を踏まえて、自公民三党の共同提案が沙汰をされております。ここまで進めてこられた方々、いろいろ御苦労がおありになったと思います。その御苦労を多とするとともに、これはますますしっかりした実のある審議会ができるようにと、私たちも本当に見守っていかなければならぬと思っているところでございます。 それからこの席で、担当大臣である森文部大臣は文教委員会にいつも御出席なさり、ま……
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