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曽祢益 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

曽祢益[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
685位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
852位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
487位

31期委員会発言TOP100
73位
31期委員会出席(幹部)TOP100
96位
31期委員会発言(非役職)TOP100
57位
32期委員会発言TOP100
83位
32期委員会出席(幹部)TOP100
83位
32期委員会発言(非役職)TOP100
64位

このページでは曽祢益衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。曽祢益衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 外務委員会 第4号(1967/05/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、きょうまず第一に比較的地味な問題ですけれども、重要な問題であるいわゆるケネディラウンドの一応の成功の問題をとらえて、政府に所信をただしたいと思います。外務大臣を中心にしながら、しかし同時に非常に関係の深い通産大臣並びに農林大臣の同時出席を求めたのですけれども、きょうは不幸にして衆参両院における各委員会の活動が非常に盛んで、ついにいまになってもとうてい通産、農林両大臣は出られないということで、これはしかしだからといって全部ストップしてしまうのも本意でありませんから、両大臣に対する質問については、これは留保しておきます。  まず、外務大臣に質問申し上げたいと思います。最初に、ケネ……

第55回国会 外務委員会 第7号(1967/05/26、31期、民主社会党)

○曽祢委員 関連して。ちょっと私聞き違えたのかもしれないのですけれども、堂森委員の御質問に対する答弁の中で、マレーシアとの協定の違いの一つとして、マレーシアのほうは批准条項つきになっておる。こちらは批准ということばを使わずに、国内法的には同じようなことだろうけれども、署名の後に憲法上の承認を得て、批准書の交換によらずして外交的な公文の交換ということになっておる。その点を質問されたわけです。それに対する当局側の答弁として、そこから先、電話をかけている人があってよく聞こえなかったのだけれども、シンガポールの公館が日本にないいしたがって批准書交換でなくて公文交換によった、こういうふうなお返事だったと……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/07、31期、民主社会党)

○曽祢委員 外務大臣、あんまり気持ちよくハッスルされて、時間のほうはどんどん進行してあまり時間がたくさんないようでございますから、なるべく簡潔に御質問申し上げますから、大臣もハッスルしながらなるべく簡潔にお答え願いたいと思います。  まず第一に、同僚堂森委員からも御質問のあった中東の危機の問題でありますが、これは私は率直に申し上げまして、議院運営委員会の任務ですけれども、できるならばあしたの本会議あたりで外務大臣から議会に対して報告があって、その上で与野党からの質問というようなことになろうかと存じます。それを予定しながら、緊急な問題でありますから、若干の点を質問させていただきます。  第一には……

第55回国会 外務委員会 第12号(1967/06/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 先ほど同僚の戸叶委員から触れられた中東問題のこれからの解決、つまり戦後処理の問題に関連してでございますが、若干重複することもあると思うのですけれども、まず第一に、国連の関与の問題であります。  現在の監視班といいますか、停戦そのものが現実に行なわれていることの監視、これは私は監視チームくらいなものでもいいのじゃないかと思います。しかし、それよりも根本的に今度の事件の発端あるいは拡大、急速に悪化した一つの原因として、この前の委員会の席上でも出ました国連事務総長のアラブ連合の撤兵要求の受け取り方があまりにも早過ぎたということ、そのことがやはり結果的には危機を深めているきらいがあるのじゃ……

第55回国会 外務委員会 第13号(1967/06/16、31期、民主社会党)

○曽祢委員 だいぶ同僚委員がお急ぎのようでありますから、なるべく簡略にやります。しかし、このマグロのほうについては、特にわが国の漁業の将来について非常に重要だと私は思いますので、真剣にお答えいただきたいと思います。  戸叶委員の御質問にもありましたけれども、今度の大西洋のマグロに関する条約は、おきれいなことを別とすれば、最近日本の漁獲が非常に進歩して、日本のマグロ漁船が大西洋に進出した。そして、言うなれば、よその領分に進出するような形に、いままでその方面に進出しておった諸国から見られたわけで、そこで、これをいい機会に、必ずしも日本だけをとっちめるというわけにもいかぬでしょうけれども、こういった……

第55回国会 外務委員会 第17号(1967/07/12、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私どもがこの旅券法の特例法案に特に重大な意義を感ずるのは、むろんこれは沖繩の人たちの外国における活動、その中には移民の活動もあるでしょうが、そういうものに対して便宜を供与するという意味以外に、わが国に沖繩の施政権を何とかして早く返還させたい、これはもう沖繩の住民ばかりではない、日本国民全体の念願ですが、その観点から見て、従来からも部分的にはやっておったけれども、沖繩の住民が日本の旅券で渡航ができる。言うならば外国、第三国といいますか、における外交保護権、これは外交保護権という以外に、移民の保護みたいな、従来の外交保護権以上のものもあるかもしれませんが、対外活動に対する保護権という日……

第55回国会 外務委員会 第18号(1967/07/13、31期、民主社会党)

○曽祢委員 外務大臣にきわめて短い時間に来ていただいたので、この制約上関連いたしましての簡単な質問をいたします。  私はこの条約はいろいろ重要だと思いますけれども、この条約の一番重要な意味は何といっても天体を非軍事化する。残念ながら宇宙全体を非核武装化するということはできなかったけれども、しかし少なくとも地球のまわりを回る軌道に核兵器その他の大量殺戮兵器を載せて、そこから地球に向かっての攻撃をさせない、こういう限定された目的ではあるけれども、その意味で宇宙の一部の非核武装化ということについての第一歩になるというこのこと、しかもこれが、何といっても部分的核停条約に続いて米、ソの雪どけの産物として……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 関連して。戸叶委員の御質問の中で、この条約がお互いに承認し合わない国が入っているから、したがってこの条約に入ったからといって直ちに承認の効果は生じないということは、戸叶委員も認められているし、これは常識論だと思うのであります。ただこの条約の条項がそういったような未承認国との間にどういう法律関係を持つかということは、きわめて適切な御質問であったと思う。たとえば五条、六条という具体的な例を引用されて、東独の宇宙士に対しては、法律上日本国においては東独の宇宙士だけ救わなくともいいのかという、こういうきわめてポイントを突いた御質問だと思うのですが、それに対する御答弁がちょっと納得いたしかね……

第55回国会 予算委員会 第6号(1967/03/26、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、先日の本院本会議におきまするわが党西尾委員長の質問の際に、わが国の外交政策あるいは政府の外交姿勢について三つ足らざるところがある。第一は、自主性と使命感といいますか、ビジョンが足らない、第二は、いわゆるナショナル・コンセンサス、国民の合意といいますか、これを求める努力が足りない、第三は、積極的行動性に欠くる、このことを明らかにした質問が展開されたのでありますが、私は、今日その同じ観点に立ちまして、以下二、三の大きな外交問題を例にとりながら御質問を申し上げ、同時に、従来とかく外交に関する質疑応答が単なるすれ違いであった感がなきにしもあらずでございまするが、そうではなくて、本院に……

第56回国会 外務委員会 第2号(1967/09/04、31期、民主社会党)

○曽祢委員 だいぶ私の前の二人の同僚委員が熱心に質疑をされたので、片方は十五分、片方も十五分、両君とも十五分ずつ超過していますから、私並びに渡部委員の質問の時間は妥当に許していただきたいと思います。  そこで、最初にまず日ソ問題について伺います。  要点だけに集中していきたいのですけれども、この間のモスクワにおけるコスイギン会談で、とにもかくにも、言うならば、タブーであった平和条約問題について何らか話し合いを始めてもいいような弾力的な姿勢を示した。その内容が何であるか、領土問題について実質的にソ連が血の出るような歯舞、色丹以外の南並びに北千島に触れて、条件つきでも返還の意図ありや等についてはい……

第58回国会 外務委員会 第2号(1968/03/06、31期、民主社会党)

○曽祢委員 二月六日の予算委員会において特に総理に対して質問した種々の外交問題について、ごく重要な点だけ限って外務大臣の御意見を伺いたい。  第一には、ベトナム戦争並びに逆にいえば和平の見込みについてであります。いまのベトナムの軍事情勢を見ると、非常に軍事的な面がはなばなしくなっております。そのいずれが勝ちつつあるのやら等についてはいろいろ見方があろうと思いますけれども、少なくとも一年前のあの当時と比べるならば、とても和平に対しては逆なような方向に動いているやに見えます。しかし、同時に、私は、そう簡単にばかり言えないのではないか。 軍事行動が七分で、政治解決が三分なのか、あるいは軍事行動が三分……

第58回国会 外務委員会 第3号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、きょうは、特にいわゆる領海内における無害航行権の問題に関連して――これは全般的な質問としては、この金曜日に行なわれます領海及び接続水域に関する条約のときに、いうならば本格的な質問を同僚委員とともにやりたいと思うのですけれども、帆足君が提起された問題の関連質問という形で、ちょっと伺いたいと思うのです。  と申しますのは、最近、本委員会における外交の審議のほかに、他の委員会、特に予算委員会において、外交あるいは条約上の質問が行なわれておりますが、特にこの間予算委員会において、たとえばアメリカ軍人の家族が犯した交通違反に関する重大なる過失の問題の裁判権あるいは警察権等に関連する問題……

第58回国会 外務委員会 第4号(1968/03/15、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、けさの理事会で決定されたように、本日の委員会は万博を上げる、それから公海に関する条約、領海及び接続水域に関する条約の審議に入るということでありますので、しかも時間が経過しておりまして、早く二つの条約に入るのが大体の委員会の総意であるかに思いますので、私は、自分の意見にも触れるかもしれませんけれども、きわめて簡単に万博に関する法律について御質問いたします。すでに戸叶、穂積両委員からの質問の中にありましたが、私は、政府の準備に非常な不備な点があった、それからもう一つは、何といってもお役所のなわ張り根性、もう少しきれいなことばで言えばセクショナリズムにだいぶ悩まされてきた、これが実……

第58回国会 外務委員会 第5号(1968/03/22、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私、先般の当委員会におきまして、これはまだこの領海及び接続水域に関する条約の審議の際ではなかったのですけれども、一般の国際状勢に関する質問の中で、この条約に触れております。いわゆる領海における外国軍艦の無害通航権の問題と、日米安全保障条約に基づく事前通告の問題等に関連して御質問いたしました。また、そのあとで、前委員会において、同僚戸叶委員から、この条約の審議の際に、同じ問題をとらえての御質問がございました。  これらの質問の中で、たとえばポラリス潜水艦が領海を通過する問題について、当初、予算委員会等における総理大臣並びに外務大臣の答弁の中には、領海における無害通航権というものをあま……

第58回国会 外務委員会 第8号(1968/04/05、31期、民主社会党)

○曾祢委員 二つの協定について、一点だけ伺っておきたいと思うのですが、それは二つの協定の中で一番重要な相違点と認められるのは、第二条の点であります。シンガポールのほうは、御承知のように、「第二次世界大戦の存在から生ずる問題が完全かつ最終的に解決されたことを確認し、かつ、同国及びその国民がこの問題に関していかなる請求をも日本国に対して提起しないことを約束する。」こうなっておりまするのに、一方、マレーシアとの協定の第二条は、このことに関して、「第二次世界大戦の間の不幸な事件から生ずるすべての問題がここに完全かつ最終的に解決されたことに同意する。」確認する、同意するは実質的には同じといたしましても、……

第58回国会 外務委員会 第11号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○曽祢委員 ベトナム戦争を終結する方向で、部分的であっても、北爆を一方的に停止するというジョンソン声明があり、また、これに応じて北ベトナム側が、むしろソ連に対しても中共に対しても相当思いきった独自性を発揮したような形で、アメリカの北爆の全面的一方的停止を確かめる目的という注釈つきではあるにせよ、とにかく予備会談に応ずるということになった。そこで、当時、外務省の情報文化局長の談話が出ておりましたが、わが国としては、アメリカ及びベトナム側の措置を歓迎するとともに、日本としては、できる限り側面的援助を惜しまない、こういう基本的な態度を表明しておったと思うのです。そしてまた、これに基づいて、アメリカに……

第58回国会 外務委員会 第12号(1968/04/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 すでに前回、前々回の本委員会におきまして、領海及び接続水域に関する条約の中で、軍艦の領海の無害通航権の問題に関しまして、同僚戸叶委員並びに私からこの問題を取り上げまして、政府の所信をただしたことがあったわけであります。本日はこの点に関連いたしまして、最終的の政府の見解を伺って、その上で、私自身もこの条約に対する態度をはっきりいたしたいと思うわけであります。  問題の点は、私の了解するところでは、従来の国際法の一番正しい解釈と認められるところ並びに本条約の成立の経緯、わが国の従来の態度等から考えまして、少なくとも外国の軍艦の領海無害通航については、あまり過大な権利というふうに確定する……

第58回国会 外務委員会 第17号(1968/05/06、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、ほんとうは参考人の方々にそれぞれお伺いしたいのでありますけれども、本委員会の開会にあたりまして、大体きょうの審議については、われわれ委員側もなるべく協力して、一人十五分くらいでやろうではないかというような申し合わせがありましたが、熱心のあまり、相当すでに各委員が時間をお使いになり、あわせて私のあとにさらに二名の有力な委員が待っておられますので、残念でありますけれども、私は理事の一人として審議に協力促進、こういう意味で、私の発言の時間を非常にカットいたしまして、主として青木参考人に対して、ごく一、二点について伺いたいと思います。  青木参考人の御意見を伺っておりましたが、原電並……

第58回国会 外務委員会 第19号(1968/05/08、31期、民主社会党)

○曽祢委員 協定の問題に入る前に、一つだけ、先ほど三木委員から御質問のありました、佐世保港におけるアメリカの原子力潜水艦の寄港に際しての安全性の問題、放射能の検出の問題等について、科学技術庁長官から、この間からのやり方を反省していくというお話がございました。私は、もう少し具体的な御返答が得られれば望ましいと思うのです。  第一には、こういったような放射能から安全を守る問題、原子力潜水艦その他アメリカの軍艦の寄港に際する安全性の問題ですね。放射能からの安全性の問題、これについては海上保安庁に委託しているとか、あるいは市町村にまかせているというような態度ではいけない。これは当然科学技術庁が中央官庁……

第58回国会 外務委員会 第20号(1968/05/10、31期、民主社会党)

○曽祢委員 本件の質問に入る前に、一昨日の本委員で私が質問いたしました、アメリカの原子力潜水艦の佐世保寄港にあたっての異常放射能の検出されたことに関連いたしまして、私ばかりではございませんが、各委員から、原潜あるいはアメリカの原子力艦艇の日本寄港に対する賛否の問題は別として、当面来ておる以上は、やはり異常放射能の問題等、こういったような安全問題については、もっと政府の体制をぴっちりして、臨機応変の体制をやる必要があるし、科学技術庁が中心になってしっかりやれということを、これは特に単なる国民の安全の問題ばかりでなく、実害があるなしにかかわらず、いろいろ人心に対する影響からいっても非常に大きな外交……

第58回国会 外務委員会 第21号(1968/05/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 本協定に関する最後の防衛庁長官に対する質問の前に、当面この委員会において私も二回にわたって取り上げました佐世保港におけるアメリカ潜水艦の放射能汚染の問題については、私は初めから、これは単に科学的な問題だけでなく、高度に政治的な問題であることを指摘いたしまして、外務大臣に対し、内閣全体の責任においてすみやかに対処することを要請しておきました。いろいろ政府の発表が二転三転する等の関係から、いま一番に緊急に最大の大きな問題は、まず第一に、放射能の汚染の問題については、わが国がアメリカの協力を要請することはいいですけれども、あくまで自主的に原因を徹底的に究明すること、そうしてその結果をまた……

第58回国会 外務委員会 第22号(1968/05/15、31期、民主社会党)

○曾祢委員 外務大臣お急ぎのようで、きわめて短時間に伺いたいのですが、何しろ一九五八年並びに六〇年の国際海洋法会議で、遺憾ながら公海における漁業の自由だけが認められ、接続水城についても、日本としては従来の主張はありながら、領海六海里、ただし接続水域六海里、そうして、その場合に従来の漁業の実績を認めるというならば、それでもよかろうというところまで妥協に応じるという態度をとったけれども、それすらできなかった。したがって、現状における外務省の基本的主張は、領海三海里、また接続水域については条約に基づく、漁業専管水域等については、実際上は二国間の条約ができればそれによるということを言っておられることは……

第58回国会 外務委員会 第23号(1968/05/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 ベトナム戦争終結を目ざしたパリ会談が開かれ、すでに約一週間にならんとしておりますが、一方においては双方が表面的には相当かたい態度、特に北側は相当宣伝的な態度はとっておりますものの、現実にはかなりやわらかい線もあるやに見受けられて、必ずしも原則論だけでいかずに、アメリカの北に対する全面的な攻撃停止がすべてのスタートであるという基本的立場をとりながらも、むしろ北ベトナムが、この会談を、予備会談というよりも正式会談、公式会談ということばすら使っている。非常にその点にわれわれは希望を持つわけです。いまからだれも困難ではあるけれども、外務大臣はこのパリ会談にどういう見通しを持っておられるのか……

第58回国会 外務委員会 第25号(1968/05/24、31期、民主社会党)

○曽祢委員 せっかく重要な海外移住問題の途中でたいへん恐縮でありますけれども、三宅、田原両委員の特別な御協力と御了解を得まして、ちょっと外務大臣に、きわめて簡単に一つ別の問題で質問させていただきます。  それは、本日の朝の一有力新聞紙の伝うるところによると――藏内外務政務次官は来ておられませんか。呼んでいただきたいのですが、とにかく時間がございませんから始めさせていただきます。藏内政務次官が六月十二日モロッコのラバトにおける中近東大使会議、これは日本の在外大使の会議のようでありますが、これに出席をする機会に、アフリカ並びにヨーロッパにおきましていま暗礁に乗り上げている日本と中国、すなわちこの場……

第58回国会 懲罰委員会 第7号(1968/04/09、31期、民主社会党)

○曾祢委員 私は、本件はこれを懲罰事犯として、国会法第百二十二条第二号により、公開議場における陳謝を命ずべしとの動議を提出いたします。  以下、詳細は討論の際に譲りまして、きわめて簡単にその理由を申し上げます。  本件、穗積君の外務委員会における発言は、議院の品位並びに議会の権威から見て不適当である。したがって、法規に照らしまして、いま申し上げましたようなこの事犯の性質からいって、本人の遺憾の意を表す陳謝、それから取り消し、この取り扱いが最も妥当である、かように考えましたので、以上のような動議を提出する次第であります。
【次の発言】 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました、議員穗積七……

第58回国会 予算委員会 第2号(1968/02/06、31期、民主社会党)

○曽祢委員 ただいまの総理の御発言に関しては、私の質問の中で触れてさらに御質問したいと思います。  私は、民社党を代表いたしまして、政府の政策、なかんずく外交、防衛を中心としながら、しかし国際経済の問題並びに政治姿勢の問題についても、十分ではございませんが、第二陣、第三陣の同僚委員に多くを譲りますが、若干触れてみたいと存じます。  最初に経済問題でございますが、どうも私どもの考えでは、政府の四十三年度予算編成の前提となっております経済成長率を名目一二・一%、実質七・六%に見込んで、国際収支については四十三年度の総合が赤字三億五千万ドル程度と見込んでおられるようでございますが、しかしこれはどう考……

第59回国会 外務委員会 第1号(1968/08/07、31期、民主社会党)

○曾祢委員 ちょっと赤十字並びに中川局長に、私の質問に入る前にと言ったらいいのか、私の質問の順序を変えまして、同僚の帆足委員が触れられた北鮮帰還問題に関連して、きわめて簡単に、私の意見を申し上げながら、さらにこの問題の処理についての質問等を申し上げたいと思うのです。  御承知のように、私は日韓両国の国交調整に賛成した立場で、これは私は正しいと思う。また、北鮮側の諸君のすべての言い分に必ずしも賛成しているような態度でなく、きわめて自主的な態度で、そのつどイエス、ノーをはっきり言っている立場です。しかし、この帰還問題については、私は前から、とにかく、言うならば、これはことばはいい悪いは別として、一……

第60回国会 外務委員会 第1号(1968/12/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 愛知新外相をここにお迎えして、お喜びを申し上げるとともに、苦言と言っては言い過ぎかもしれませんが、一言御注文をしておきたいと思います。  愛知さんが就任されましたときに、自分の任務というものは、総理の外交を言うならば補佐し、その土台をつくったり、そういうような仕事をするんだ、こういうような趣旨のことをおっしゃいました。それはそれなりに謙虚なお気持ちとしてわかります。また、内閣は一体制であり、連帯制であり、日本の政治の中心は総理大臣にありますから、まあ総理大臣と外務大臣が、総裁選挙に出るときになると論争するというようなことは、まことにこれは異例なことではないかと思うのでありますが、こ……

第61回国会 外務委員会 第2号(1969/02/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、外務大臣に根本政策の問題で御質問いたします前に、時事問題といいますか、一つは、横須賀港におきまするアメリカの原潜の入港にあたっての異常放射能の問題、もう一つは、ソ連の漁船隊が日本の沿海、領海付近の公海でやっておる漁業のことについて、簡単に御質問申し上げたいと思います。  御承知のように、昨年の十二月、日米間の原子力潜水艦の佐世保港汚染以来のいろいろな交渉がございましたが、横須賀港に再び入港が開始されたのであります。その際からも、私どもは、原潜あるいは原子力推進のアメリカの軍艦の寄港については、あくまで放射能の汚染問題について十分なる対策がとれているかいないか、これに対する日本……

第61回国会 外務委員会 第4号(1969/03/05、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、この問題について、オーストラリアとの漁業協定に関連して、実はこの前の外務委員会で外務大臣に質問いたしました。ソ連の漁船が日本の近海でサバ漁業に従事している。この問題に関連いたしまして、当時、私としては、これは一応日本から見れば公海でやっているようだが、その意味は、むろん日本が領海三海里説をとっているからですが、一応公海でやっているようだが、しかし、公海だからといって、何もこちらから文句が言えないはずではなくて、公海であっても、やはり関係国の協議によって、最大限の持続的な生産性を確保する意味では、関係国の合意によって規制をすることができる。漁獲あるいは漁法、こういうこともあるの……

第61回国会 外務委員会 第5号(1969/03/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 この前の当委員会において、外務大臣に対して、もうそろそろ沖繩の基地の問題については白紙でなくて、基本的な交渉の方針をおきめになる必要がありはせぬかということを申し上げたのですが、その間だいぶ舞台が回ってまいりまして、私はいいほうに回ったと思うのですけれども、三月十日の参議院における予算委員会の答弁以来、少なくとも総理大臣は、どういう理由があったか、そこは存じませんけれども、あるいは自民党の党内からも、沖繩に対する交渉の基本的態度について、やはり本土並みということを入れるべきではないかという御意見もあったようですし、その間、アメリカの議員さん十三名が日本に来まして、相当やはり沖繩問題……

第61回国会 外務委員会 第6号(1969/03/17、31期、民主社会党)

○曽祢委員 直接文化協定に関係は薄いかもしれませんが、外務大臣に伺いたいのですけれども、この間、ユーゴの共産党の大会が開かれまして、多分十六日付で終わったのではないかと思いますが、この大会はかなり重要な党の大会でありますけれども、政治的な意味合いもあるのではないかと思います。第一、参加者から見ると、東ヨーロッパの共産国からはルーマニアだけが来ている。初め東欧諸国はかなり参加のほうに傾いておったようでありますが、何ぶんにも親分のソ連のほうが不参加ということをきめたために、東ヨーロッパ各国の共産党が結局ボイコットせざるを得なくなったようであります。同時にまた、西欧並びにわが国のような諸国から、これ……

第61回国会 外務委員会 第7号(1969/03/19、31期、民主社会党)

○曽祢委員 この十日ぐらい前だったと思いますけれども、中国とソ連との国境のウスリー川の中州の、ソ連側からいえばダマンスキン、中国側からいえば珍宝島といわれる島において、ソ連と中国の軍隊の武力衝突が起こった。この事件は国際的にも非常に大きく衝動的な事件であることは当然ですけれども、わが国にとってもこれはなかなか重大な問題だと思うのです。そこで、この問題についてどういう見方をしておられるのか、その発展の可能性あるいは限界、これらについて、外務省としてはソ連、中国問題についての相当な研究もされておるし、むろん中国については情報はなかなか直接困難と思いますけれども、ソ連については在外公館も持っておられ……

第61回国会 外務委員会 第9号(1969/04/02、31期、民主社会党)

○曽祢委員 国際通貨事情というものは、やはり非常に流動的だと思います。昨年の二月六日に、私自身が、本院の予算委員会で、ちょうど国際通貨不安とわが国の国際収支がどうなるかというようなことについて質問したのですが、そのときに、政府の国際収支の見通しとしては、昨四十三年度の見通しとしては、まあまあ三億五千万ドルくらいの赤字になるのではないか。私どもは、国際通貨不安の状況から見て、ドルのポジション、アメリカの引き締め政策等々から見て、とても赤字が三億五千万ドルどころじゃ足り危いだろう、五億ドルくらいの赤字になるのではないかと言っておりましたが、少し恥ずかしいような、また日本の国のためにはうれしいような……

第61回国会 外務委員会 第12号(1969/04/11、31期、民主社会党)

○曽祢委員 総理にまず沖繩問題で御質問いたしますが、総理の沖繩問題に対する最近の発言、特に三月十日、十一日ごろからの発言は、私は大体において額面どおり受け取っていいと思うのです。というのは、核兵器は困る、それからむろん本土にも基地がある状態で返るのでありましょうから、基地は残るであろうけれども、その基地はやはり本土の基地と何ら分け隔てをしないのだ、条約的にいえば、安全保障条約の適用を受け、すなわち事前協議制に置かれる、自由使用ではない、以上のような意味で、核抜き、本土並みということが、これは国民の大体の強い希望である、加えて同時に、早期返還も国民の希望である、総理、政府としてはその希望に沿うよ……

第61回国会 外務委員会 第13号(1969/04/16、31期、民主社会党)

○曽祢委員 最初に、アメリカ偵察機の撃墜というか、墜落事件について伺いますが、私は、まだ事実が明らかになっておりませんけれども、どうもその後のアメリカの行動、ソ連に外交的に頼んでいる報道、あるいは人命救助を先にやっている報道等から見ましても、またプエブロの問題と違って、少なくともアメリカの軍艦が拿捕され、これに乗っている乗り組み員が逮捕されたという事態と、ちょっと事態が違うようでありますので、この事件の拡大というものはプエブロ事件ほどではないような感じがいたします。現状において、少なくともこういう事件が冷静に処理されることは望ましいわけでありまして、その意味で、現時点において、外務大臣は、この……

第61回国会 外務委員会 第15号(1969/04/23、31期、民主社会党)

○曽祢委員 どうも約束の二十五分が怪しくなって、まあ昼めしをひとつお互いにやめて国務に尽瘁いたしましょう。  私は、この前の外務委員会におきましても、今回の不幸なアメリカ偵察機の撃墜事件は、やはりアメリカ及び北朝鮮双方に過剰防衛的なことがあったと思われるのであります。現実の事態はなかなか正確にはわかりませんが、しかし、もしアメリカ側が、意図的にもせよ、あるいは意図に反してでもせよ、アメリカの偵察機が領空を侵しておったといたしましても、これをいきなり撃ち落とすということが過剰防衛であることは、これは国際法の通念から明らかだと思うのです。しかし、同時に、アメリカ側の偵察も、実際上領空すれすれでやっ……

第61回国会 外務委員会 第17号(1969/05/07、31期、民主社会党)

○曽祢委員 最初に、外務大臣にお伺いしたいのは、沖繩返還についての東郷局長の言うならば事前の地ならし的な使命が終わって、一応帰ってきたわけですが、いろいろ見方があると思いますけれども、先ほど戸叶委員が、いまごろになってまだアメリカが核兵器を置くとか、あるいは基地の自由使用というようなことを強く望んでいるらしいことに対して、怒りを感じると表現をされたのですが、私は、客観的に見れば、むしろもどかしさを感ずると言ったほうがいいのではないか。つまり、アメリカから見れば、理状になるべく固執したいのは人情としてあたりまえです。そこで問題は、アメリカのほうはきついんだということはわかっていることなんです。し……

第61回国会 外務委員会 第19号(1969/05/14、31期、民主社会党)

○曽祢委員 きょうは、坂本委員、川崎委員の与党の委員諸君からも、非常に建設的な意見を含めての有益な委員会の審議が行なわれたと思うのでありますが、私は非常に関心を深くしております。  大体同じような問題になるかもしれませんが、まず沖繩問題であります。この前から私は外務大臣に伺っておりますように、もう外務大臣の御出発も近づいているのであります。本日の段階において、自民党の党議もまだ交渉原案がきまってないようにうかがわれるのであります。これは他党のことについて内政干渉するつもりじゃありませんが、自民党の与党の党議もきまり、政府の交渉に対する基本的な方針の中に弾力性があってもいいと思うのです。しかし、……

第61回国会 外務委員会 第29号(1969/07/02、31期、民主社会党)

○曽祢委員 外務大臣に三点について御質問申し上げたい。  第一にはソ連との外交、第二は軍縮会議に臨む日本の態度及び姿勢、第三は、いま同僚委員からもお話がありましたが、核拡散防止条約に関する問題であります。  まず第一に、ソ連についてでありまするが、新聞の伝うるところによれば、きょう午後にもトロヤノフスキー在日ソ連大使が大臣をたずねることになっておるそうでありまして、何かそのときに、おみやげか何か知らないけれども、二、三おもしろい話を持ってくるやに伝えられておりますけれども、それはそれといたしまして、新聞の伝えるところはわりあい正確だと思うのですが、外務大臣も非常に意欲的であられて、ソ連にひとつ……

第61回国会 外務委員会 第30号(1969/07/03、31期、民主社会党)

○曽祢委員 帆足委員のきわめて博学なお話のあとで、私は簡単に質問をしたいと思います。  まず第一に、この法律全体は、旅券の近代化と、それから外国旅行が非常にふえた現状から見まして、実務から見てもけっこうな改正だと思います。  ただ問題は、政治的な面が確かにあります。その一つの点は、いま帆足君が御自分の体験から述べられたような未承認国に対する旅券の発給については、やはり制限があり得る、こういう点であろうと思います。私は、その点は個々の判断に恣意的なことがあってはならないと思いますけれども、未承認国に対する旅行に対して制限があるということは、これは必ずしも合理性のないことでないので、少なくとも改悪……

第61回国会 外務委員会 第32号(1969/07/09、31期、民主社会党)

○曽祢委員 私は、この法案の骨子が、世界の大勢であり、また日本の旅券発給事務の簡素化からいっても必要なものであり、進歩的なものである、こういうことが第一の理由で、この法案に賛成するものであります。  また、これに関連いたしまして、国益、公安条項が残っているからいかぬという議論もありますけれども、私は、現在の世界の大勢が、必ずしもすべての国において渡航の自由が行なわれていない、あるいは分裂国家等の実情を踏まえるならば、このような条項が現に存するのは、各国にある事例から見て、これはやむを得ない。問題はそれが恣意的な判断によって行なわれてはならない。こういうことに尽きるのであって、これは本案に反対す……

第61回国会 外務委員会 第34号(1969/08/01、31期、民主社会党)

○曽祢委員 今国会の終わりに臨んで、重要な質疑をやろうと思っていたのですけれども、非常に間時がないので残念です。  まず第一に、沖繩問題について伺いますが、東京におけるロジャーズ国務長官との会談等を通じて、新聞等にも外務大臣が言われているように、いままではいろいろ日本の意見を述べ、アメリカの意見を述べ合った、これからは詰めの段階に入る、九月の中旬にアメリカに行って、そのときできるだけひとつ詰めたい、したがって、これからいままで言ったことをひとつ文章で書いてみる、鉛筆で書く、なかなかむずかしい段階だということを言っておられますね。そこで、その点はよくわかるような気がするのですが、どういう点が一番……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 外務委員会 第2号(1970/03/06、32期、民社党)

○曽祢委員 核拡散防止条約が昨日からけさにかけて核保有国、イギリス、アメリカ、ソ連を含めた三国の批准書寄託と四十カ国以上の他の国の批准書寄託が終わっていよいよ効力を発生したわけでありますが、これからの一番大きな課題の一つであるいわゆる国際原子力機関と各国あるいは数カ国との間の保障措置に関する協定、簡単にいえば査察に関する協定といってもいいんでしょうが、こういうものもありまして、これからわが国がどういうタイムテーブルで核拡散防止条約に取り組んでいくのか。条約の規定等によってこれを簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 簡単でいいですから、大臣から。

第63回国会 外務委員会 第3号(1970/03/18、32期、民社党)

○曽祢委員 まず日米繊維自主規制問題について伺います。  私はこの交渉を見ておりますと、どうも初めから日本とアメリカの間の態度あるいは思惑が非常に食い違っているような気がいたします。まずアメリカは非常に政治的に取り上げた。ニクソン大統領の選挙公約という非常に政治的な観点から取り上げる。ところが日本ではあくまでビジネスライク、ある意味では合理的に条約的にガットの精神を尊重しながら――そういうところに日米のかま見の基本的相違があった。しかもそれをさらにこんがらからせたのは、何といってもはっきり言って十一月の総理の渡米の際のこの問題のとらえ方の結果が、アメリカに対してはやはり総理大臣としてすみやかに……

第63回国会 外務委員会 第5号(1970/04/03、32期、民社党)

○曽祢委員 この旅券法の改正の問題の焦点の一つ。おそらくこれが最大の焦点と思われる北鮮に対する邦人の渡航に関する問題があるわけでありますが、こういう問題は、いま外務大臣から報告がありました、日航機乗っ取り事件もすべての旅客並びにスチュワーデスまでが幸いに釈放されるに至った、この喜ばしい報道と非常に関係が深いと思うのです。  そこで私従来からこの問題については――この問題というのは日航機乗っ取り事件については政府が非常に苦心をして交渉されている途中において、もし万が一にもわれわれの質疑等がその努力に妨げになってはいけないという見地から、少なくともわが党においては、昨日も国会対策委員長会議において……

第63回国会 外務委員会 第7号(1970/04/08、32期、民社党)

○曽祢委員 ちょっと伺いますが、従来の慣例からいえば反対、賛成、反対、賛成という順序でやるのじゃないですか。私は賛成ですよ。釈明を求めます。前国会からわが党は賛成にきまっているじゃないですか。
【次の発言】 私は民社党を代表いたしまして、この旅券法に対しまして賛成の討論をいたしたいと存じます。  賛成の第一の基本的な理由は、わが国の国民の海外渡航が非常にふえました。そのこと自身は非常にいいことだと思うのでありまして、その手続をなるべく簡易化、簡素化し、そして海外渡航主なるべく自由にするという意味で、いままでは一回限りの旅券であったものを数次往復ができる五カ年の期限の旅券にするのを原則とする、こ……

第63回国会 外務委員会 第11号(1970/04/24、32期、民社党)

○曽祢委員 議事進行について。こういったような各条約適用区域における日本の漁獲の実績、そのぐらいのものは、要求しなくたって当然出しておくべきだと思う。この条約地域の略図もきょうになって出しておりますね。これはもう出したのだからいいけれども、そんなことは、水産庁のほうで、当然審議のときに、日本の実績はどのくらいだ、第何位だなんというぐらいなことは、ここでいま戸叶委員の御質問に関連して、そこで相談するなんて、これは全くなっていないと思うのですね。水産庁、たるんでおると思う。続けてすぐに戸叶先生のあれに答えるのは当然だけれども、各地域の一覧表を早く出しなさい。その審議をやっておるうちに出しなさい。こ……

第63回国会 外務委員会 第12号(1970/04/27、32期、民社党)

○曽祢委員 昨日、中国が人工衛星を打ち上げるのに成功したわけでございますが、私ども本年二月のアメリカのレアード国防長官の議会に対する報告、これは相当信頼できる情報に基づくものと思うのでありますが、それによりますると、中国は大体一千マイルの射程距離を持つ二十キロトン程度の準中距離弾道兵器を七〇年中には配備を始める。そして七〇年中までには八十ないし百基くらいの配備を終わるであろう。また一方大陸間弾道弾すなわち六千マイルの射程距離を持ち、三メガトン級の本格的大陸間弾道弾につきましては七〇年代に発射実験が可能だろう。ことしじゅうにそれから七三年くらいまでには配備ができるようになるのではないか。七五年に……

第63回国会 外務委員会 第13号(1970/05/06、32期、民社党)

○曽祢委員 初めに外務大臣に伺いますが、この東京条約を今日まで批准しなかった理由でありますが、一つ考えられることは、日本側がこれをやっても、あとでも御質問申し上げたいと思うのですが、いろいろ政治犯罪人の庇護権の問題等も出てくるし、また前に質問された委員諸君から御指摘があったように、こういう条約加盟国が必ずしも日本の付近の社会体制の異なった国にないというような実際上の問題もあったらしい。それからもう一つ考えられるのは、日本側の国内法がまだ整備されてなかった。いろいろな理由が考えられるのですけれども、外務省、外務大臣としては、なぜ今日まで東京条約の批准を見送ってこられたのか、この点を伺いたいと思い……

第63回国会 外務委員会 第14号(1970/05/07、32期、民社党)

○曽祢委員 私は、私自身が当外務委員会を通じまして、かねてから、日本の国際軍縮への熱意の一環として、いわゆるBC兵器を、単に戦時の使用だけでなくて、完全に、実験、製造、保有及び使用、こういうものを全般的に禁止するための一里づかとして、古い条約であるけれども、一九二五年のこのジュネーブ議定書をすみやかに批准することを強く要請しておった一員でありますから、まるで討論みたいになっておかしいのですけれども、この議定書の持っている効用、役に立つ限界、したがってそれは非常に制限されたものだということを十分に承知しつつ、実はちょっとだけ伺いたいと思ったわけです。  私の見るところでは、本日の委員会の審議を通……

第63回国会 外務委員会 第17号(1970/06/10、32期、民社党)

○曽祢委員 最初に、外務大臣に安保問題について伺いたいと思います。  戸叶委員が御指摘になったように、二十二日にはいよいよ安保条約の固定期限が一応切れるわけで、以後はいわゆる一年間の予告で、これがやめようと思えばやめられる時代になるわけでございます。この問題について、実は本日ももう少し本格的ながっちりした論議が行なわれなければならなかったと思うのですけれども、もう時間がございません。  私は、この間、先般終わりました国会のちょうど終わりのころ、五月七日の本会議における総理大臣に対する私の質問の中でこういうことを申し上げたわけであります。どうもこの日米安保に対する評価については国論が必ずしも一致……

第63回国会 外務委員会 第18号(1970/07/15、32期、民社党)

○曽祢委員 非常に短い時間しかないのは非常に遺憾ですけれども、外務大臣にぜひ、一月に一ぺんくらいしかできない外務委員会でありまするから、時間を差し繰っていただいて、少なくとも重要案件山積のときに一時間しか出られないということでは、これは結局議会軽視になると思いますね、結果的に。そういうことのないように、ひとつこの次からぜひ三時間ぐらいの時間を繰り合わしていただきたい。外務委員のほうでも繰り合わしたいと思いますから。このことを最初に要望しておきます。  いささか前のことでありますけれども、重要な問題として、日米繊維交渉が決裂した。このことは、わが国の将来に非常に大きな問題を投げかけていると思いま……

第63回国会 外務委員会 第19号(1970/09/10、32期、民社党)

○曽祢委員 今度のアメリカ上院の外交委員会小委員会の記録をきのう午後、だいぶおそくなってからもらったので、一夜づけでもなるべく勉強して、日本の共同通信が報道した重要な点については一応見たつもりであります。  私がこの問題を重視する理由は、むろんこの共同声明そのものの解釈について、基本的に両国に食い違いがあったらたいへんですけれども、やはりアメリカ国務省としては、タカ派の議員さんにも、沖繩の返還が大体日本の言っているような条件でできるということについては、ほかの条件は決して損じゃないという、タカ派を満足させるような説明をなるべくするという点もありましょう。逆に、わが外務大臣、総理大臣をはじめとし……

第63回国会 外務委員会 第20号(1970/11/17、32期、民社党)

○曽祢委員 議事進行に協力する意味で、本日の質問は取りやめます。
【次の発言】 私は主として中国問題について外務大臣に御質問申し上げたいと思います。  いまさら言うまでもないことでありまするけれども、一国の外交政策は第三国がどういう態度をとったからというようなことによって左右されるべきではない。非常な情報時代ですから、カナダあるいはイタリアが国民政府から承認を北京政府に変えた、あるいは今度の国連総会におけるいわゆる中国代表権問題の議決が非常に変わってくるのではないか。場合によったらアルバニア決議案が通るかもしれない。また、重要事項指定方式――われわれはその提案国になるべきでないという強い政治的……

第64回国会 外務委員会 第1号(1970/12/04、32期、民社党)

○曽祢委員 去る十一月十七日の本委員会におきまして、もう迫り来る国連総会における中国代表権問題の表決等のことも踏まえながら私の意見も申し上げ、また外務大臣の御見解を伺ったのでありますが、きょうまず最初に伺いたいのは、とにもかくにも今国連総会におきまして、初めてアルバニア決議案が過半数をもって、つまり有効投票の過半数をもって通過した、政府が非常に力を入れておった重要事項指定方式も通ったけれども。こういう事態を的確に予想した人はおそらくなかったと思いますけれども、アルバニア決議案はあるいは通るかもしれないという予想は当時からもうわかっておったわけでありますが、これに関連いたしまして外務大臣はいかに……

第64回国会 外務委員会 第2号(1970/12/17、32期、民社党)

○曽祢委員 きょうは実は日米繊維交渉についてお伺いするつもりでしたけれども、先ほど戸叶、大久保両委員が触れられた日中問題についても、ごく重要な二、三のポイントだけを外務大臣から伺いたいと思います。  私は、この十一月十七日、十二月四日の本委員会における質問で申し上げましたように、政府の政策転換は必至である、必要である。ただその間この国会を通じて政府の今後の施策の大綱というものが出ていないことは非常に残念である。残念であるけれども、ただまだ検討中というだけなら私はまだいいと思いますけれども、本国会中における特に総理大臣の質疑応答の、応答の態度といいますかにおいて、どうもたよりないという感じがして……

第64回国会 外務委員会 第3号(1970/12/24、32期、民社党)

○曽祢委員 私は去る十六日の本委員会における質問の問題である米軍の大量削減の問題について御質問申し上げるつもりでございますが、その前に、ただいま同僚委員から御質問がありましたコザ問題について、二点だけ伺います。  第一は、今度の事件の背景はいろいろお話がありましたように、沖繩県民のうっせきした対米感情のあらわれであり、それは必ずしも軍事裁判だけでない。そのことは、はしなくもランパート高等弁務官が不用意にも言及したように、毒ガス問題のごときは、アメリカ本国もしくは付近に来てもらっては困るのだ、こういうアメリカ人の感情があるのに、何ゆえにそんな危険なものを沖繩にいつまでも置いておかなければならない……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1971/03/24、32期、民社党)

○曽祢委員 六九年度のベストセラーの一つであったドラッガーのいわゆる「断絶の時代」と訳されておる本に書いてありますように、ドラッガーは、産業革命以来産業の体系なり技術が最近に至るまで本質的には変わってない。しかし、これからの時代は不連続の年代である。これからは非常に前時代とは隔絶した新しい産業技術が発達するのだろう、そういうふうに予言しながら、その中で、現在も水平線上に見えている全然新しい産業として、情報産業、海洋産業、材料産業、それからメガロポリスに関する産業ということをあげているわけでございますが、その当否は別といたしまして、確かに海洋産業を技術的に開発していくことの必要は、日本のような場……

第65回国会 外務委員会 第1号(1971/02/15、32期、民社党)

○曽祢委員 私は、沖繩返還協定並びに中国問題について御質問したいんですけれども、その前にちょっとけさの神奈川県におけるローカル問題ですけれども、非常に重大な問題が起こっておるので、それは、旧臘の日米合同委員会においてきまりました米軍の駐留軍の減少に伴いまして、基地従業員が大量解雇されたという問題がございました。本委員会においても、前国会においても、私が取りあげた問題です。ところが、実は最近になりまして、三月五日づけで整理の個人通告をすでに受けた五百五十人の横須賀基地の従業員の問題でございますが、その約半数がこの二月十三、十四日の両日になりまして解雇撤回の通知を米海軍から受けた。それは一体どうい……

第65回国会 外務委員会 第2号(1971/02/19、32期、民社党)

○曽祢委員 私も同僚委員に続いて国際原子力機関の憲章改正に関連いたしまして外務大臣にお尋ねいたしたいのですけれども、政府の説明書によりますと、今度の改正の一番大きなねらいの一つが、要するに理事国の数をふやす、特に主たる原子力の技術の高い国を五カ国から九カ国にふやす、従来わが国が地域的なレベルにおいて原子力の技術が発達していた国として取り扱われておったのが、今度は世界的規模における九カ国の一つに入るのだろう、こういうふうに予想されておるようですけれども、これは単なる予想なのか、それとも文章には出てこないけれども、外務省のほうの付表にあるように、実際上話は、ヨーロッパでは今度加わるのは西ドイツとイ……

第65回国会 外務委員会 第3号(1971/02/24、32期、民社党)

○曽祢委員 先ほど戸叶委員が触れられた台湾の帰属に関連して、ちょっと外務大臣に伺っておきたいと思うのですけれども、先ほどの御答弁によりますと、台湾の帰属はまだ最終的にはきまっておらないが、わが国はサンフランシスコ平和条約及び日華平和条約で、台湾及び澎湖島に関する主権を放棄しておる。そこから先どういうことになるかはわが国としては発言権がなくなっているのだ。したがって、わが国としてはむしろ外国等から聞かれてもその点についてはどうも言えない。何といいますか、先ほどもちょっとお話がありましたが、テークノートするとかあるいは挑戦もせず反論もせずというような御意向であるやに伺ったのですけれども、私はその点……

第65回国会 外務委員会 第4号(1971/02/26、32期、民社党)

○曽祢委員 最初に、先回の委員会で外務大臣に御質問いたしました国際原子力機関に関連して、いわゆる平和的施設の査察の問題で、国際原子力機関の会議における日本の主張がかなり通った、こういうお話でございました。具体的に、案文といいますか、大体できていると思うのですけれども、どんなものであるか、ちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 いま伺ったところによると、査察にあたっては、常時立ち入りということでなくて、査察の密度、頻度、期間、これをマン・デー、人と日にちということを加味した数量的に最大の業務量をきめる、こういうことで、そのまた最大の業務量はユーフトムにも適用される、こういうことのように……

第65回国会 外務委員会 第6号(1971/03/05、32期、民社党)

○曽祢委員 去る二月十五日の本委員会におきまして、私、外務大臣に対しまして、アメリカ軍の在日兵力の縮小に伴い十二月二十一日の日米安保協議委員会におきまして合意いたしました駐留軍の従業員の解雇等の問題について御質問いたします。  その趣旨は、一たん解雇を通告したにかかわらず、横須賀地方において、どうも一部の解雇通告された人に対して、それを撤回するような動きがある、あるいは第七艦隊の旗艦であるオクラホマシティー号が佐世保に移駐するようなことも延びるのではないか、いろいろ現地ではうわさが飛んでおりますので、真相を外務大臣に伺ったわけであります。それに対しまして外務大臣から、府中のアメリカ軍司令部また……

第65回国会 外務委員会 第7号(1971/03/11、32期、民社党)

○曽祢委員 まず最初に、外務大臣に先般の三月五日の当委員会におきまして御質問申し上げました駐留軍の解雇の問題、特に横須賀における解雇の予告のあった者が、その予告の期限到来の三月五日の二日前になりまして、前からいろいろなそういううわさがあったのでございますが、言うならばうわさどおりに約二百八十名ぐらいの従業員に対しまして一カ月解雇を延期するという通告がございました。こういうことでは現地における人心は非常に不安であるし、日本側の当局並びにアメリカの意図那辺にありやと非常に不安、動揺を起こしておる。このことについては、これよりさき二月十五日の当外務委員会におきまして外務大臣にそういううわさがあるがど……

第65回国会 外務委員会 第8号(1971/03/12、32期、民社党)

○曽祢委員 この条約に関連して最初にお伺いしたいのですけれども、よど号事件以来東京条約並びに航空機の強取等の処罰に関する法律の制定等によって、自後少なくとも国内的にいろいろなハイジャック防止に関する警備措置と申しますか、防止の措置といいますかやってきていると思うのです。そこで、これは関係は法務省、警察庁、運輸省それぞれあると思いますが、簡単にいって飛行場での乗客の飛行機に乗る前の防止等についてのいろいろ警備等をやっておられるようですが、その点、それから飛行中の警戒等に対しては、あるいは必要に応じてのガードマンだとかあるいは正式の警察官の搭乗の問題等々について、現状とそれからこれからの問題点を簡……

第65回国会 外務委員会 第9号(1971/03/18、32期、民社党)

○曽祢委員 最初に日米繊維交渉に関連いたしまして、大臣に伺いたいと思います。  実は繊維交渉が最終段階に至りまして、日本の繊維産業連盟、業界の決意と、またアメリカの下院の歳出委員長のミルズ氏のサゼスチョン等がありまして、急転直下的に業界自主規制という形で一つの転換を見た。これはたいへんけっこうなことだと思っておったのでありますが、ところがニクソン大統領が異例の声明を発しまして、この自主規制を拒否するというこういう事態が起こったわけであります。その自主規制を拒否するのには内容的にこれでは自分の考えている必要と思われる米国の繊維産業保護に足りないという内容的の意見もございますけれども、それもそうで……

第65回国会 外務委員会 第10号(1971/03/19、32期、民社党)

○曽祢委員 最初に二つの条約の関係といいますか、違いといいますか、これをひとつお伺いしたいのです。  私の見るところでは、コンテナ条約のほうは、陸送ばかりでなくて海の輸送と両方含んでいる条約だ。それから国際道路輸送手帳による云々、こちらの条約は、これはもう当然に国際的な道路、陸上の輸送だけに関連した問題、そういう違いがあるんじゃないかと思うのですけれども、その点はどうなんでしょうか。
【次の発言】 むろんこのコンテナー条約のほうはコンテナそのものの、要するにいわゆる通関行為の便宜に資する一時無税輸入または無税輸出を認めるということにあるし、第二のTIR条約のほうはコンテナに含まれあるいはその他……

第65回国会 外務委員会 第11号(1971/03/24、32期、民社党)

○曽祢委員 私は、このILO関係三条約について、明日の本委員会でわが党の専門家である西田八郎君が私にかわって詳しく御質問することになっておりますので、細目は西田君の質問にゆだねまして、いま主として労働大臣並びに外務大臣に対しまして、ごく一、二の、私から見て重要と思われる点を御質問いたしたいと思います。  第一の点は、すでに各同僚委員から御質問になっておった点でありまして、いまさら言ってもしようがないようでありますけれども、何ゆえに四十三年もたなざらし、といっては語弊があるかもしれませんが、ILOの条約の最も基本の一つである二十六号条約をこの際、延ばしたことは別として、なぜこの時点になって国会に……

第65回国会 外務委員会 第13号(1971/04/14、32期、民社党)

○曽祢委員 まず中国問題について総理大臣に伺います。  先ほど来の青木委員の御発言等に関連いたしまして、この四月五日の福岡談話等によって、北京政府との接触についても何か打開の道を探ろうというお気持ちはあるようでございます。しかしそれが必ずしもまだ積極的ではないように思います。また、この秋の国連総会における中国の代表権問題についても、まだ確たる成案はないようです。私は、総理が日本の結んだ国民政府との平和条約を破棄する考えのないということを述べられたことは理解します。また国連代表権問題につきましても、中国の場合はほかの、たとえばドイツのような分裂国家とちょっと違う点もありまして、北京と台湾の双方に……

第65回国会 外務委員会 第14号(1971/05/07、32期、民社党)

○曽祢委員 私は、よくいわれるアメリカと中国との関係が非常に雪解けが速くて、日本がむしろあっと言わされるように米中関係が非常に改善のスピードが速くて、日本のほうがむしろおくれている、一般的にそれほど現時点において日米関係が日中関係よりも進んでいるとは考えておりません。ですけれども、最近のいろいろな現象の中に、確かにアメリカも政府として中国関係の打開といいますか改善といいますか、これに相当、従来より以上に本腰だなという感じがする事態が若干あると思うのです。なかんずく、四月二十八日に、国務省のスポークスマンが新聞記者会見におきまして述べました内容が――実はこれは正確なコピーを外務省にけさお願いした……

第65回国会 外務委員会 第15号(1971/05/10、32期、民社党)

○曽祢委員 まずチューインガムの輸入自由化とこれに伴う輸入税の増徴と、それからこれに関連いたしまして、代償としての他の数品目に対する輸入税の軽減の問題について、御質問をいたします。  原則としては、日本の自由化を既定の方針で進めることが適当だ、私はこういうふうに考えておりますので、長年の懸案であったチューインガムの自由化ということも、これはやむを得ない、原則としていいというふうに考えるわけでありますが、その場合に、まず第一に、自由化はけっこうであるけれども、いままでの論議にもいろいろ出ておりましたように、日本の当該産業に与える影響、打撃をなるべく少なくして、そうしてその影響が非常に大きな打撃で……

第65回国会 外務委員会 第16号(1971/05/12、32期、民社党)

○曽祢委員 最初に、けさの委員会におきまして大久保委員の御質問に対する御答弁で、大体条約が成立するといいますか、締結されるまでのいろいろな経緯について概要のお話があったので、それは大体それで了承いたしたのですけれども、それと、一貫して日本の政府の態度、つまりこの海底の軍縮といいますか、海底の軍事利用反対あるいは核兵器、大量破壊兵器に限っても、要するにこういった問題に対するいろいろな米ソの案が出るあるいは総会並びに軍縮委員会等における各国の意見等がございまして、そういうものに一々どう対処したというこまかいことは要りませんが、一貫してこういう主張であったが、残念ながら、おそらく理想的から見ればかな……

第65回国会 外務委員会 第18号(1971/05/19、32期、民社党)

○曽祢委員 去る五月十二日の本委員会におきまして、私は、本条約において締約国が禁止される内容というものが、核兵器及びその他の大量破壊兵器を距岸十二海里以内に置かない、並びにそれらの兵器を貯蔵し、実験しまたは使用することを目的とした構築物、発射設備その他の施設を同様に据えつけたり、置いたりしない、この約束の適用される範囲が解釈上、法文によりますと、原文である英語、フランス語、スペイン語、中国語等に比べてややあいまいではないか。つまり海底というものが、この条約の重要な項においてははっきり海底及びその地下に及ぶように、英語でいえば「サブソイル」ということばになっておるわけでありますけれども、それは確……

第65回国会 外務委員会 第20号(1971/05/24、32期、民社党)

○曽祢委員 きょうは本国会の終わりの外務委員会ですから、私は外務委員会で、だいぶきょうもそれに触れられておるような中国問題について、ひとつ御見解をお聞きしたいと思うのです。  先ほど来本委員会における発言を聞いておりましても、坂本委員の御発言等については、私は非常に深く感銘を受けた点があります。それはやはり、少なくとも日本と中国、それは二つの政府がありますが、これを今後とも考えていく場合に、何といってもわれわれがサンフランシスコ平和条約なりあるいは日本と国民政府との間に結んだいわゆる平和条約、こういう問題を無視した議論というのはいささかどうか。そこで、この日華平和条約というものが生まれたいろい……

第66回国会 外務委員会 第1号(1971/07/20、32期、民社党)

○曽祢委員 去る前国会のちょうど末期の五月二十四日の当委員会で、私は、前外務大臣にこういう趣旨の御質問をしたのです。それは、日華平和条約の、われわれから見て正しい解釈は、やはりだいぶ前ですけれども、十九年前に私自身が二十七年六月二十六日の参議院外務委員会で吉田総理に質問いたしまして御答弁がございましたその趣旨にはっきり返るべきではないか。つまり、その趣旨というのは、この日華平和条約がいろいろな経緯でできたけれども、その原点は、これより先、二十六年の十二月二十四日付の吉田首相のダレス国務長官に対する書簡である。その趣旨の重要な点は、わが国はやがて中国全体の政府と全面的な国交を結びたい、その趣旨を……

第66回国会 外務委員会 第3号(1971/08/10、32期、民社党)

○曽祢委員 お三人の方にそれぞれ伺いたいのですが、最初に高野教授については、二つに分けて、初め中国代表権の問題、それから第二に日華平和条約について述べられたわけですね。その第一の中国代表権の問題の最後の項といいますか、いま各同僚委員との質疑応答の中にも出ておったところに関連すると思うのですけれども、特にそれの読まれ方が少し早くてよくわからなかったのですが、要するに台湾については、大体放棄する方向で、中国というネーションステート、民族国家のほうに放棄する方向で、まだ完全になっていないけれどもやっているのだ、そういうような意味で、中国へ向けての放棄は確定的だというふうに言われたと思うのですが、その……

第66回国会 外務委員会 第4号(1971/09/01、32期、民社党)

○曽祢委員 外務大臣に三つばかり御質問したいと思います。  第一は、ワシントンに行かれまして、国務長官あるいは場合によっては大統領にお会いになるであろう、そういう場合に、最近の国際情勢の変化等から、沖繩協定の内容に触れて相当考え直さなければならぬ点があるのじゃないかという点についてであります。第二の問題は、これも新聞の伝うるところのニクソン訪日の問題についての外務大臣のお考え。第三の問題は、多くの同僚委員が触れられました外相の中国政策。この三つについて、時間の制約がありますけれども伺いたいと思います。  第一の問題ですけれども、言うまでもなく、今度外務大臣がこの臨時国会に提案されようとしている……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第3号(1971/11/11、32期、民社党)

○曽祢委員 けさ早く、アメリカの上院におきまして沖繩返還協定が通過いたしました。これで百万の県民、一億の同胞の悲願であった沖繩復帰実現に関するアメリカ側の障害がなくなったようであります。  三年以前から、いまはなき西村君の提唱によりまして、当時まだベトナム戦争が続いているのに早期返還は困難ではないか、あるいは、早期返還ということになれば、やはり基地の自由使用とか核兵器が残るというようなこともあるのじゃないかという懸念もあったし、また、他方においては、基地なき沖繩の返還でなければ絶対にいけない、安保破棄、こういうような全面即時無条件返還という声もありましたさなかに、ベトナム戦争継続中といえども、……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/11/22、32期、民社党)

○曽祢委員 総理に伺いますが、きょうの河村委員に対する御答弁で、第一に朝鮮の問題ですね、これについては、はっきりと、いわゆる前向き、つまりイエスですね、ポジティブリー――事前協議の場合にイエスと言うという印象を与えたナショナル・プレスクラブの「前向き」というのは、はっきり取り消した。つまり、それは国連の動きとか、世界の世論の動向だとか、武力攻撃の規模とか、そういういろいろな情勢を考えて、慎重に、むしろなかなかイエスと言うのではなしに、局地紛争みたいなときに、かりに朝鮮半島の事態でも、それなら前向きというような感じを与えた自動的の包括的の承認だというようなことは、はっきり否定されたと思うのです。……

第67回国会 外務委員会 第1号(1971/10/22、32期、民社党)

○曽祢委員 去る九月一日の当委員会におきまして、外務大臣がアメリカに行かれる際に、特にニクソン大統領との会見も予想されるのであるから三つばかりの問題について御質問をいたしました。  その中で、一つは、言うならばニクソン大統領の日本の頭越しの米中接近、この問題等もあったので、アメリカのほうでもその点について、日本に対する態度がこれじゃいかぬじゃないかという反省も起こっている。有力な意見として、民間の意見ですけれども、ニクソン大統領の訪中の前に、むしろまず日本に行って十分にその理解を得、それから訪中すべきだという意見もある。したがって私はその問題をとらえて、これはやはり両国の親善のためにも、よりよ……

第68回国会 外務委員会 第2号(1972/03/10、32期、民社党)

○曽祢委員 仮定の議論みたいなことで恐縮ですけれども、これはやはり政府の態度を明確にする意味で、ぜひその点を聞きたかったわけです。そこで当然に領土の問題は、領土の主張のほかに、日本の立場としてはアメリカも言っているように、これは当然の期待として平和的解決、円満なる解決という、こういうことの主張をお持ちなわけですね。そうですか。
【次の発言】 いわゆる統一見解に私はこだわるつもりはございませんが、統一見解は領土権の問題だけをあれしているんでして、それとうらはらの関係にあるのが特に日本の場合は日華平和条約の位置づけの問題になるわけですね。ですからもし統一見解と同じ立場から言うならば、日華平和条約を……

第68回国会 外務委員会 第3号(1972/03/15、32期、民社党)

○曽祢委員 質問の最初に、同僚議員が質問せられた点ですから、イギリスと中国の共同声明ですかそれについて一点だけ伺いたいのですが、ちょうどこの前の外務委員会で私が米中共同コミュニケについて、その訳文について伺いました。つまり、海峡の両側の中国人がすべて、中国が一つであり、台湾は中国の一部分であると主張していることをアクノレジする。そのアクノレジというのは、ぼくらの知っている限りにおいて、英語においては非常に幅広いことばである。承認に近い、あるいは承認といってもいいくらいの場合があるし、ほとんどテークノートに近い、ただ事実の認識程度の場合もある。これはやっぱり非常に重要な問題だというので、その中国……

第68回国会 外務委員会 第4号(1972/03/17、32期、民社党)

○曽祢委員 最初に、この間の当委員会で私が質問いたしました中英共同声明ですか、あの中に、これは同僚委員からもきょうもあげられた点ですけれども、英語で見ると、中華人民共和国の台湾は一省であるというその立場に対して、これはアクノレジするとなっているけれども、同じアクノレジが、今度は中国文はまだ手にしていないからわからないけれども、中国側から得た日本訳によると、承認というふうになっているようだ。これは米中共同コミュニケの場合に、特に私がアクノレジということばは非常に幅が広いので、いろいろな意味があるが、政府の仮訳によると、中国語の認識、レンシーということばを使っているけれども、これはちょっと適当でな……

第68回国会 外務委員会 第6号(1972/04/07、32期、民社党)

○曽祢委員 税関における物品の評価に関する条約、これに関連してちょっと伺いたいと思います。  税関に関してこういう条約ができ、あるいは関税協力理事会にわが国が加わっている、このメリットというのはいろいろあると思うのですけれども、日本の輸出品目が各国においてフェアに取り扱われるということが何といっても非常に大きなメリットだと思うのです。そういう意味で、今回の税関における物品の評価に関する条約で、わが国の最大輸出先であるアメリカが、これに北米、合衆国が入っていないわけですね。これはどういう理由で入っていないのだろうか。これは外務省のほうかと思いますけれども、お知らせ願いたいと思います。

第68回国会 外務委員会 第7号(1972/04/12、32期、民社党)

○曽祢委員 私は明日の連合審査会におきまして、外務省の機密漏洩問題について、言うならば本格的な論議、質疑を行ないたいと思いますので、きょうはその問題に深く触れるつもりはございませんが、ただ昨日の参議院の段階でございましょうけれども、漏洩した電報、これは現状においては少なくとも三本というふうに承っておるのですが、そのうち二本は秘密を解除した、こういうふうに伝えられております。はたしてそうなのか。なぜ二本は解除され、三本目は解除されないのか。解除した基準はどうなのか。それから解除された以上は少なくとも直ちに国会、本院においてはこの委員会に解除したそのものをお出し願いたいと思うのですが、その御用意が……

第68回国会 外務委員会 第11号(1972/04/26、32期、民社党)

○曽祢委員 きょうは国際情勢に関する質問を申し上げるつもりだったのですけれども、はからずも青木さんから海軍長官あての電報並びにその返事、アメリカのいわゆる極秘電報に関する問題が提起され、また楢崎委員からもそれに対する質問といいますか、所見が述べられたので、私も、これは非常に重大な問題でございますから、この点について意見を開陳しながら政府に質問をしたいと思います。  最初に申し上げたいのは、実は四月十三日の外務、内閣両委員会の連合審査の際に私はっきり申し上げましたように、問題は二つあるのではないか。一つは楢崎君から提起された電報、それが本物かそうでないのか。この問題と、もう一つは、アメリカの核政……

第68回国会 外務委員会 第12号(1972/04/28、32期、民社党)

○曽祢委員 実は秘密会であったらむしろ御質問しなくてゆっくり伺っているだけにしようと思ったのですけれども、公開のあれで、三木さんが重要な使命を果たして帰ってこられて、われわれ外務委員の、人としては、御質問しないほうがおかしいし、むしろそれがかえって失礼にあたるのじゃないかと思うので、ごく簡単にほとんど一点にしぼって御質問申し上げたいと思います。  前提として私は、三木さんが言っておられる、いまや中華人民共和国政府、が中国におけるただ一つの正統政府、つまりほんとうのあと継ぎだという意味で、唯一の正統政府である。それから台湾はかつては中華民国の領土であったけれども、いまやこれは中華人民共和国の領土……

第68回国会 外務委員会 第13号(1972/05/10、32期、民社党)

○曽祢委員 前回のこの委員会における、いわゆるアメリカ海軍長官から来たといわれる電報の事件について私の見解を申し上げながら政府に質問したわけですが、それをきわめて簡単に要約いたしますると、少なくとも一九六七年以降、特に六八年の核防条約に関して米ソのはっきりした共同戦線かできて――核拡散防止条約と言ったほうがいいと思いますが、核拡散防止条約ができて以来、アメリカが現時点において特に中国とのいろいろな接近をしているし、またソ連との間にも、歴史的なニクソンの訪ソを前にして、しかも現にフィンランドのヘルシンキにおいてSALTすなわち戦略兵器制限の交渉がかなり有望に進行しているさなかに、どうも傍証として……

第68回国会 外務委員会 第14号(1972/05/12、32期、民社党)

○曽祢委員 科学の進歩とまた二面では人類というか人間の欲望が無制限だというようなことから、もはや環境保全は全地球的なレベルでこれは人類共通の生存の問題だという意味から取り上げなければならない、こういうことで、六月の初めから初めて人間環境保全に関する国際会議が開かれる、こういうときに、人間の環境の一つでもある鳥類を保護しようじゃないかという条約が日米間に結ばれる、確かにそういう意味ではほほえましいというかすがすがしいといいますか、一つの画期的な条約だと思って賛成するわけです。この条約の説明書を見ますと、昭和四十三年ぐらいからすでに二回にわたって日米専門家間の話し合いがあったんだということなんです……

第68回国会 外務委員会 第15号(1972/05/17、32期、民社党)

○曽祢委員 それもいいですけれども、きょうの議論を伺っていると、何ゆえに秘密会なのか全然わからない。私はしろうとだから、戦略見積もりということばは何かえらい、どういう兵器がどれだけ要るかということかと思ったら、そうじゃなくて、戦略的のエバリュエーションということならば、そんな資料をなぜ特別に秘密にしなければならないのか、これはやはり考え直してほしい。特定の資料、これはある種のものは秘密にするということもあり得るかもしれません。戦略的なエバリュエーションをそうおそれる必要はないので、出してもらいたい。ところが、それ以外の、きょうお話聞いていると、これはこの間二十六日の本委員会に楢崎委員が指摘され……

第68回国会 外務委員会 第18号(1972/05/24、32期、民社党)

○曽祢委員 きょうはおそらく総理と国会の当委員会における少なくとも最後の質疑応答になるのではないかと思います。そこで、時間が非常に短いので残念ですけれども、日本の当面する外交、この外交はどなたが衝に当たられるにいたしましても非常に重大な問題がいま山積していると思いますので、その幾つかをあげまして総理と私との間の意見の交換ということになりますか、簡潔に私も意見を交えて御質問し、総理からもはなはだ恐縮ですけれども簡潔にお答えを率直にお願いしたいと思います。  まず最初に、何といっても今後とも日米関係が日本にとってまたアメリカにとっても非常に重要な外交課題であろうと思います。そこで、いろいろな観点か……

第68回国会 外務委員会 第19号(1972/05/31、32期、民社党)

○曽祢委員 私は、この原子力の平和利用における、日仏、日本・オーストラリア各国とのそれぞれの協定に関連いたしまして、若干の質問をいたしたいと思います。  大綱において外務大臣からお答え願えればいいんじゃないかと思うのですが、必要があれば原子力局、あるいは通産のほうからも、補足があれば御答弁願ってもけっこうです。  まず第一に、この二つの協定の実際上のメリットということを考えてみますと、特にオーストラリアのほうは、はっきり言えば、結局豊富なオーストラリアのウラン鉱を探鉱し、また将来開発するというところに日本側のメリットがあるんではないかと思います。  それからフランスのほうは、フランスが持ってい……

第68回国会 外務委員会 第20号(1972/06/02、32期、民社党)

○曽祢委員 私、きょうは安保条約それから基地の問題、自衛力の問題等にも触れた御質問をする予定でございますが、高見文部大臣に非常に無理をして御出席いただいたので、先に御質問申し上げます。  テルアビブにおける例のパレスチナ解放人民戦線と関連を持った、不幸なことであるけれども、わが国の若い者三人がやりました暴挙について質問申し上げたいと思います。  先刻外務大臣からも当面の措置、その中には日本側としてのイスラエル政府に対する陳謝、そのための特使の派遣その他の当面の措置についてお話がありました。また、このような事故の再発防止についてのことも考えているように伺いました。これらのことについても、外務省の……

第68回国会 外務委員会 第21号(1972/06/07、32期、民社党)

○曽祢委員 私はかねて本委員会あるいは予算委員会で、私が問題にいたしました横須賀における米軍の基地の日本に返還の問題、なかんずく艦船修理部門の日本返還の問題について、この際外務大臣並びに防衛庁長官及び運輸大臣のかわりとしての船舶局長に御質問いたしたいと思います。  簡単に経過を申しますと、四十五年の十二月二十一日の日米安保協議委員会において、多くの日本の基地の整理縮小が発表された。その中にいわゆる通称SRFの返還については、第六号ドックを除いて翌年の六月三十日までに日本側に返還する、こういうことで、アメリカの修理の要求を充足することが条件になっておりますけれども、日本に返還する。ところが四十六……

第69回国会 外務委員会 第2号(1972/08/10、32期、民社党)

○曽祢委員 田中内閣ができてから、日中問題が非常なスピードで、中国側のきわめて弾力的な態度も出てまいりまして進行している。私は、これは歴史的に非常に重要でかつ好ましい傾向だと思うのです。ただ問題は、田中内閣でも特に総理自身が、外交問題は大平外務大臣に一任だ、私はこれは非常にいい名人事、名コンビだというふうに思います。コンピューターつきブルドーザーもけっこうだけれども、決断と実行もけっこうだけれども、やはり外交の詰めは慎重でなければならないということを、総理も踏まえておるのではないかと思います。  そこで、まあ御承知のように、これは自民党の中のコンセンサスをつくるのも重要です。これはしかし党内の……

第70回国会 外務委員会 第1号(1972/11/06、32期、民社党)

○曽祢委員 まず最初に、同僚委員からも御質問がありましたソ連関係について伺いたいと思います。  私も福田使節団の一員としてソ連に参りまして、ソ連のいわゆる最高会議外務委員のメンバーと、特にこの問題でも相当思い切った率直な意見を交換したつもりであります。そのときにソ連側の考えているように、日本側は決してこれは報復主義者とか一部の右翼というものが領土問題を言っているんじゃないのだ、これは日本国民の総意として、平和条約を締結する場合に領土問題は避けて通れない問題なんだ、その場合に、やはり歯舞、色丹は向こうさんも日本領土だと認めているのだから、問題はとどのつまりは国後、択捉だけの問題に詰まっている。樺……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 文教委員会 第3号(1977/03/02、34期、民社党)

○曽祢委員 最初に、文教政策の基本目標について御質問いたします。  わが国が世界の進歩、発展に寄与するためには、国民が優秀な知能と徳性を備え、かつ、すぐれた文化の継承者として国際社会に立ち向かうことが必須条件であります。これがため、わが党といたしましては、日本はすぐれて文教国家である、また、なければならないというたてまえに立ち、具体的には、国家予算における文教費につきましても、総予算に対する割合は二五%、国民所得に対する割合は七%ぐらいを当然に目途としていかなければいかぬのではないか。数字は非常にラフでありますけれども、基本姿勢の一つとして文教に重点を置いた国家づくり、こういう点についての文相……

第80回国会 文教委員会 第6号(1977/03/16、34期、民社党)

○曽祢委員 民社党の曽祢でございます。  非常に時間が短いので残念ですけれども、岡本参考人に伺いたいと思います。  基本的に私は、よく言うのですけれども、諸悪の根源は大学の入試にある、それについて国大協が取り組んでこられた姿、それに基づきとにかく第一次テストを近くさらに試験をやりながら五十四年までに間に合わせよう、この積極的な努力とコンセンサスを国大協のみならず事実上公立もこれに加わわった形で大体できる、そこでとにかく早く入試センターをつくろう、この積極的な方向に賛成の一員でございます。ただ私は、この一次試験と二次試験と合わせてみないとどれほどの効果があるのか、やはり一次試験をやって、それにダ……

第80回国会 文教委員会 第7号(1977/03/23、34期、民社党)

○曽祢委員 私は民社党を代表いたしまして、本法案に対する賛成の意思を表明させていただきます。  本法案の中で、実質的に本委員会において問題になりましたのは、大学入試センターだけであると言っても過言でないと思います。私、これに賛成するゆえんのものは、先般の一般質問の際にも言及いたしましたように、現在の受験地獄の悲しむべき世相の中において、その諸悪の根源が大学入試のゆがんだ姿にある、大学入試が現実から見まして難問奇問、とうていこれでは普通の高校の教育の履修した課程だけでは突破できないようなものに偏向している。それが大学入試そのものをどうしても予備校とかあるいは進学塾に行かなければならないようにし、……

第80回国会 文教委員会 第11号(1977/04/27、34期、民社党)

○曽祢委員 去る三月二日の私の文部大臣に対します一般質問の中で、最後の項目として、私は、実は、文化的価値のある建造物の保存についてどうもフランス等の実例から見てわが国において非常に欠くるところがあるのではないかということを申し上げました。その詳細は略しますが、このことに対しまして、委細は文化庁長官以下に譲られましたけれども、大臣は、何でも古くなって役に立たなくなったものを壊してどんどん合理的につくりかえるというだけでは、民族の伝統を守り、心の豊かさを残していくためにはいけない、これを保存するように努めてまいりたい、こう基本方針としてはそういう御意見を述べられたわけであります。私はその御意見を非……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/28、34期、民社党)

○曽祢委員 まず、尖閣諸島に関して御質問したいと思います。  政府は、四月十二日の中国漁船団による尖閣諸島付近の日本領海侵犯事件に対して、どういうふうな解決を必要とされておるのか、これをまず伺いたいと思います。  その趣旨は、私は、後でもさらに詳しく申し上げますけれども、中国側の領有権に関する主張、これと今度の明白な領海侵犯の事件とは、これはむろん関連ありますけれども、一応切り離して、いまの、この間起こった漁船による領海侵犯事件のこの解決、処理ですね、これについてどういうことを必要としておられるのか、まず伺いたいのです。  と申しますのは、これは片言の引用になるかもしれませんが、先ほど同僚の土……

第84回国会 文教委員会 第11号(1978/04/05、34期、民社党)

○曽祢委員 私、今回の国立学校設置法の改正に当たりまして、教員大学設置並びに教員養成あるいは教員の免許といいますか、資格の付与、こういう問題についてだけ、ひとつ文部大臣に御意見を伺いたいと思います。もとより細目等については局長その他の御答弁でも結構なことであると思いますが、大体私は大筋の議論でございますので、原則として大臣においてお答えを願いたいと存じます。  最初に、初等教育教員の養成を行う学部をつくる、そして全体としては大学院に重点を置いた国立大学を新設する今回のこの行き方については、原則として私は賛成であります。ただ、まず第一に、けさも大変にエキスパートとしてのいい意見も拝聴いたしたわけ……

第84回国会 文教委員会 第12号(1978/04/07、34期、民社党)

○曽祢委員 本日は諸先生、本当にお忙しいところ、貴重なお話をいただきましてありがとうございます。若干、自分の見解を交えながらさらに伺いたいと思います。  私は一昨日の文教委員会の本法案の質疑の際に文部大臣にも申し上げたのですが、今回の法律改正による上越並びに兵庫の教員大学並びに教育の修士課程の大学院設置に、私は一概に反対ではない、いろいろなアプローチがありますから。日本の戦後三十年の学校、そこには開放的ないい点もあるし、まだ整理が十分にできていない点もあるので、したがって私は、一つの先導的試行みたいなものかもしれませんので、こういうものをやってみるのに一概に反対はできないような気がいたします。……

第84回国会 文教委員会 第15号(1978/04/19、34期、民社党)

○曽祢委員 私は、民社党を代表いたしまして、いま提案されておりまする国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案並びに右に対する自民党修正案に賛成、これに関する社会党並びに共産党の修正案に反対の討論を行うものでございます。  すでに本員並びに中野委員の質疑等におきまして明らかにいたしましたように、私どもは、今回の一番大きな問題になった教員大学並びに大学院の設置に当たりましては、これは一つの先導的試行と考えまして、これに賛意を表するのにやぶさかでございません。  ただ、この機会に特に強調しておきたいことは、これは質疑のときにも申し上げましたが、とかく文部省が、新しい構想につい……

第84回国会 文教委員会 第16号(1978/04/21、34期、民社党)

○曽祢委員 私は本日、英語教育の問題、並びに大正以降の建築物、その保存の問題を中心に据えまして大臣に御質問申し上げたいと存じます。  第一の英語教育の問題については、けさほど同僚小島委員の方から大変に貴重な御意見を交えての御質問がございましたが、私もこの問題をとらえて御質問させていただきたいと存じます。  英語教育は、わが国の中学、高校におきましては、形式的に申しますれば選択科目になってはおりますけれども、その実態におきましては、これはもう必修科目あるいはそれ以上の重要性を持っていることは皆様御承知のとおりでございます。授業時間については、中学で週に三時間以上、高校では五、六時間以上になってお……

第85回国会 外務委員会 第1号(1978/10/13、34期、民社党)

○曽祢委員 最初に、外務大臣にちょっとお断り申し上げたいのですけれども、実は突然ですけれども、文部大臣に留学生問題等について御質問申し上げたいと思いまして、ちょっと文部大臣の御都合があるので先に文部大臣への質問をさしていただきたい。御了承願います。  いま中川さん並びに渡部さんから提起された中国の留学生の受け入れ、これは大量に来てもらえるので大変にいいことであるし、積極的にこれに取り組むことに全く賛成でございます。現実にはそういきなりというわけにはいかないでしょうから、いろいろなことを考えて、それぞれ抜かりのない措置をとっていただくことが特に必要である。スタートが大切である。  またもう一つは……

第85回国会 外務委員会 第3号(1978/10/16、34期、民社党)

○曽祢委員 私は、総理に対しまして、条約の問題についてはもう大体内容的にも満足しておりますので、これは討論の際に意見を申し上げますが、三つの点について同僚委員とダブるところがあるかもしれませんが、一つは尖閣諸島の問題、第二は中ソ友好同盟条約の問題、第三がいわゆる全方位外交、その中にソ連を含めて、その三点について簡単に御所見を伺いたいと思います。  まず尖閣諸島の問題ですが、これは園田外務大臣がある週刊誌の中でしゃべっておられることにも関連するのですが、どうも外相の方は尖閣諸島の領有権の問題に触れることを非常に心配をされたようであります。尖閣諸島の問題を日中のトップ会談の俎上にのせることすらかな……

第87回国会 懲罰委員会 第1号(1979/03/07、34期、民社党)【議会役職】

○曽祢委員長 これより会議を開きます。  去る十二月二十二日の本会議におきまして、不肖私、はからずも懲罰委員長に選任せられました。まことに光栄に存ずる次第でございます。  委員各位の御理解ある御支援と御協力を得まして誠心誠意相努めたいと存じます。  何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、理事が一名欠員となっております。この補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、齋藤邦吉君を理事に指名いたし……


各種会議発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第65回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1971/05/15、32期、民社党)

○曽祢委員 すべての交渉は詰めの段階が一番むずかしくもあるし、重要だと思うのですけれども、戦後処理の最大の案件の沖繩の返還が早期、核抜き本土並みという、われわれ並びに国民の多くの主張の線に沿うて、いよいよ詰めの段階に入ったわけでございます。何とかこういう問題については、多くの国民が同意を得られるような内容でそして煮詰まってほしいと思う一人であります。  そういう意味から、最近詰めの段階に入った交渉を、国民の立場から見ておりますと、どうもやっぱり非常に不安な点が、きょう一日の審議の中にも、主として野党側、あるいはそういうことばは、表現はお用いにならなくとも、沖繩の声を代表する方からも多くの不安が……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1971/02/20、32期、民社党)

○曽祢分科員 防衛庁長官に伺いたいのですけれども、しばらく前のことで、新聞記事で承知した程度でありますけれども、防衛庁で中国問題の研究をするということが出ておりましたが、これは日本の防衛計画を立案する場合に、お隣の中国、特に核大国になりつつある中国問題を、防衛の見地からいろいろな観点で検討されるのは非常にけっこうなことだと思うのですけれども、ただ外交政策を純粋に防衛の見地からもし研究するというようなことにでもなると、これは私はかつてわが国が歩んだ非常に危険な道で、海軍の南進論、これは石油資源をとろうという南進論、陸軍は対ソ防衛という、目的は必要であったかもしれないけれども、しかし過剰防衛、満州……

第68回国会 外務委員会内閣委員会地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1972/04/13、32期、民社党)

○曽祢委員 私は、今回の沖繩協定に際する、特に米軍の軍用地の復元補償に関します政府の秘密取りきめと議会に対する食言並びにこれに関連して発生いたしました外務省の機密漏洩事件と新聞記者の逮捕、このような三つの重大な問題について、これを分けて要点だけを御質問申し上げたいと思います。  すなわち第一は、秘密裏取引と食言に対する首相、外相の政治責任の問題、第二は秘密漏洩に示された外務省の綱紀のゆるみに関する問題、第三は国の機密と国民の知る権利に関する政府、国会、報道機関それぞれの権利と責任の問題、このように一応分けまして御質問をいたしたいと存じます。  まず第一の問題ですが、これは衆議院の予算委員会にお……

第68回国会 外務委員会内閣委員会連合審査会 第1号(1972/04/17、32期、民社党)

○曽祢委員 本日ここで審議しております連合審査の課題である日米核合同戦力の問題、この電報によって提起された問題については、確かに楢崎委員が言われたように二つの問題があると思うのです。一つは、こういったような構想、これが政策的、理論的に可能性があるのかということと、それからかりに政策的、理論的に可能性があっても、この電報そのものははたして真実なのかどうか、二つの問題がわれわれの、また国民の前に提起されたわけです。私は第二の電報そのものの信憑性の問題に、今日の段階で深くしかも断定的に入ることは非常に困難だ、これがほんとうでないというならやはり証拠をはっきり示して、そしてほんとうでないということを言……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1972/03/23、32期、民社党)

○曽祢分科員 私は、四十五年の十二月二十一日に日米安保協議委員会が決定いたしまして、在日米軍施設等の集約、撤収等に関する日米共同声明において取り上げました横須賀軍港における艦船修理部門、通称SRFの返還問題について、防衛庁長官、外務省及び運輸省に質問をしたいと思います。  この問題は、発端が四十五年の十二月二十一日の日米共同声明で、このSRFは、第六号の一番大きなドックを除いて、一号から五号までば日本に四十六年の六月末までに返還するということが決定、発表されたのでありますが、はなはだふしぎなことには、その返還後の日本側の艦船修理施設運営の問題についての政府の態度がなかなかきまらない。現地の横須……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 文教委員会入試問題に関する小委員会 第4号(1977/04/06、34期、民社党)

○曽祢小委員 これは詳しくは第二次試験のときにお尋ねすることかもしれませんが、基本的な問題ですから。  第一次と第二次とを分けている意味が、先ほどから特に加藤参考人のお話ですが、なるべく必要にして十分なデータを集めて選抜したいということから言って、第一次試験のあれで大体総合的に高校卒の学力をテストするのに必要にして十分だと仮にしても、やはり学校によっては特殊のたとえば体育とか音楽とかいう場合には特にそうでしょう、特殊の能力テストが要る、そういう意味での第二次試験というものをどうしても合理化しなければならぬという面があるように考えられます。それとともに、しかし第一次試験をどんなにあれしてみてもや……

第80回国会 文教委員会入試問題に関する小委員会 第5号(1977/04/22、34期、民社党)

○曽祢小委員 私、御質問ではなくて、この際ちょっと意見をもう一遍申し上げさせていただきたいと思います。  きょう、御承知のように参議院に送付された法案が、公布の日から発効するという修正案となって衆議院に回付され、本日これがいよいよ通過し、法律ができると思うのですが、その重大な段階でございまして、私は前々から言っておりましたように、とにかく大学の入試というものがもう社会的にほうっておけないような、いわゆる受験地獄の頂点にある。これをやはり直していかないと、各高等学校以下の入試のあり方にもむしろ悪いパターンを示す、いわゆる難問奇問、何かこれをパスするためにだけ小学校の生徒からみがく、そのために進学……

第80回国会 文教委員会文教行政の諸施策に関する小委員会 第2号(1977/04/14、34期、民社党)

○曽祢小委員 養護学校以外のことに移ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 この問題について一つだけ要望を……。  皆さんから出されている意見の中にもあるのですけれども、重症の子供に対する養護学校をふやすこと、これは当然必要なのですが、やはり子供の気持ちと親御さんの気持ちから言って、普通の義務教育学校に置いて、クラスだけは特殊学級を設ける、あるいは先生方大変だと思うけれども、普通の学級の中に置いておいてほしいという気持ち、これは重度、軽度の違いがあるかもしれませんけれども、そこら辺のことを十分に考えてやらないと、教育の効果としてかえって逆の効果を来す。こういう点は非常にむずかしいと思うので……

第80回国会 文教委員会文教行政の諸施策に関する小委員会 第4号(1977/05/25、34期、民社党)

○曽祢小委員 参考人には後からそれぞれ私の申し上げることについてお答え願えれば結構だと思うのです。  いわゆる低俗ポルノ雑誌の自動販売機は各府県でも条例で取り締まりに入っておられます。私はこれは常識的に当然だという考えがあるのですが、ただこの問題を取り上げるときに、果たして低俗雑誌の自動販売機のところだけを考えていいのかどうか。どうもわが国の現状から見ると、視聴覚いろいろな面においてほうっておいては非常に社会的に問題があるようなものが多い。特に最近はこういったような雑誌の低俗化の問題、さらにそれを自動販売機で売るというところまで来ているのですけれども、そのほかに、たとえば最近ぼくもびっくりした……

第80回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1977/03/11、34期、民社党)

○曽祢分科員 質問に入ります前に、私、本日のこの分科会に出席を求めておりました政府関係及び関連関係の人々が来ておるかどうか。郵政大臣及び郵政省の方は来ておられますけれども、労働省、文部省並びに日本放送協会、NHKの代表が来ておるかどうかをお確かめ願いたいと存じます。
【次の発言】 お言葉を返すようで大変に失礼でございますが、けさの新聞によりますと、きのう、当院の逓信委員会におきまして、NHKの会長並びに代表が出ておられることを伝えております。その題目は何でありましょう。一つはNETがモスクワ・オリンピックの放送を独占したことも一つの議題だったようでありますが、はっきりと国会に出ておられることが……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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