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阿部助哉 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

阿部助哉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
280位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
191位

31期委員会発言TOP100
82位
31期委員会出席(無役)TOP100
79位
31期委員会発言(非役職)TOP100
72位
32期委員会発言TOP50
47位
32期委員会出席(無役)TOP100
69位
32期委員会発言(非役職)TOP50
35位
33期委員会発言(非役職)TOP100
88位
35期各種会議出席TOP10
7位
35期各種会議出席(無役)TOP10
6位

このページでは阿部助哉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。阿部助哉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 大蔵委員会 第5号(1967/03/28、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私、この総選挙で初めて出てまいりまして、大蔵委員会へ所属をいたしました。とりあえず三十九年からの速記録に一応目を通してみました。租税特別措置法に関しまして論議された速記録に対しては、特に注意をして目を通してまいったわけでありますが、私が日常活動をいたしておりましても、また選挙においても、国民の大多数は、この物価の問題と同時に、重税の問題に一番大きな悩みを持っておるのであります。財政は、国の政治の物質的な裏づけでありますだけに重大な問題であり、これが狂ってまいりますと国の政治も狂ってまいるわけであります。幸いにこの委員会は、租税を一つの中心といたしまして論議されておる委員会でご……

第55回国会 大蔵委員会 第10号(1967/05/10、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 交付税法の問題について御質問をいたしますが、その前段として、大臣がおられませんので、大蔵省を代表して次官にお伺いしたいのでありますが、いま大蔵省は予算のたびにいろいろな査定で非常な苦心をされておると私は思います。各省からいろいろな要求が出てまいります。しかも、そのいろいろな要求が重複をしないように、そうして、つまるところ、最少の経費で最大の効果を発揮しようということで査定をされることであろうとは思いますが、それにしても、その査定の場合には、この政府の基本的な考え方、政策、そういうものを勘案しつつやられることだろうと私は思うのでありますが、それはそのとおりやっておられますか。

第55回国会 大蔵委員会 第15号(1967/05/19、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いままで所得の課税最低限七十四万円の問題をめぐっていろいろと論議もされてまいりました。また、その速記録もいろいろ調べてみるのですが、かえってわからなくなってくる。国民は、減税されたというけれども、さっぱり楽になったというような気がしないわけであります。そうすれば、何か国民全部が、いまこういう段階だからこういうふうでがまんせいというならば、それなりの理論的な根拠があれば、それなりにまた納得するだろうと思う。しかし、そういうものもさっぱり示されていない。たとえば、参議院の大蔵委員会でわが党の田中さんが質問しておりますけれども、生活基準というか、いわゆる大蔵省メモなどというものも、……

第55回国会 大蔵委員会 第17号(1967/05/24、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法案のうち、相続税法の一部を改正する法律案に対しては賛成、所得税法の一部を改正する法律案並びに法人税法の一部を改正する法律案に対しては反対の討論を行なわんとするものであります。  所得税法は、何と申しましても近代税法の中心でありまして、国民生活に与える影響もまた大きいのであります。したがって、応能の原則、公平の原則とともに、生計費には課税せずという原則が貫かれていなければなりません。ところが、このたびの改正案を見ますと、この原則に照らして幾つかの欠陥があります。  その一つ一つを申し述べる余裕がありませんので、その……

第55回国会 大蔵委員会 第33号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いま議題となっております国債整理基金の場合、私がまず第一にお伺いしたいのは、本法と財政法との関連でありますが、これはやはり財政法が一般法、この法律が特別法という関係になると思うのですが、これはいかがでしょうか。これはどなたでもいいですが……。
【次の発言】 そういたしますと、この法律は明治三十九年に制定されておる、そして一般法である財政法は、日本国憲法が制定され、そうして戦後に制定されておるわけですね。そうしますと、この財政法に抵触すると思われるようなもの、また、そういうようなものはやはり改正されるか、これが無効であるというようなことになると思うのです。まあ、原則的なお伺いな……

第55回国会 大蔵委員会 第35号(1967/07/20、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 銀行局長にお伺いするのですが、実は全国的にあっちこっちで問題になっておるようでありますが、中小企業協同組合法に基づいて信用組合を設立をしておる。これは、御承知のように、これを認証するというか、許可する権限は県知事にあるわけなんですね。したがって、直接的には局長のほうには関係がないのかもわかりませんが、しかし、これが金融業務を扱うとすれば、何といっても、そういう金融関係の一番指導的な役割りをしておる大蔵省がこれに全然無関心であるというわけにはまいるまい、こう思うのであります。  時間が制約されておりますから、簡単にお伺いしますけれども、実は新潟でこれに基づいて朝鮮の人たちが朝銀……

第56回国会 災害対策特別委員会 第3号(1967/09/08、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 最後でありますので、なるたけ端的にお伺いいたします。道行きを抜きにいたしますので、そのようにまた御答弁をお願いしたいと思います。  まず、政府が発表しております公共事業の繰り延べでございますが、少なくともこの被災三県についてはそのことのないように要望いたしますが、政府のお考えはいかがですか。
【次の発言】 先ほど話がありましたけれども、災害救助法のいろいろな単価は非常に低いということはもう皆さん御承知のとおりであります。それで、一日百円というのは、大体どういう根拠で百円という計算をされたのか。たとえば大蔵省が課税最低限で百二十六円、これもいろいろな物議をかもしたわけであります……

第56回国会 災害対策特別委員会 第4号(1967/10/06、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣がお急ぎですから、簡潔にお伺いします。  新潟へ明日おいでになるそうですか、自作農維持資金の問題はどのような形で方針を出されたのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう災害以来四十日になんなんとしておるわけですし、現地の人たちは、この問題に非常に大きな関心を持って期待しておるわけです。そういう点で、統計調査部の問題はいつごろまとまるのか、その見当はどうですか。
【次の発言】 県のほうから大体出ておるわけですね。市町村段階での要求は三十七億であるとか、あるいはそれを共済あるいは天災融資である程度カバーして、十六億はぜひほしい、こういう形で出ておるわけです。それでもう……

第56回国会 大蔵委員会 第4号(1967/11/14、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 たいへん時間が制約されておりますので、簡潔にお伺いいたしたいと存じます。  まず、さきの国会が終わると国債消化の不良化が表面化したり、また、国会中はなかなかお話しにならないことが、国会が終わるといろいろな問題が出てまいります。  とりあえず、まず質問の前提として、いまいろいろ財政硬直化ということで問題になっておるようでありますが、大臣にこの財政硬直化の原因というか、まあいろいろありましょうが、一番おもなものをお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 いまのお話だとわかるのでありますが、宮澤構想が出された、あるいはまた、最近のマスコミといいますか、そういう新聞等のあれを見てお……

第57回国会 大蔵委員会 第4号(1967/12/20、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、一ころは何かアメリカがくしゃみをすれば、ヨーロッパはどうだとか、日本は肺炎になるとかいう話がありましたが、情勢は多少変わってきたにしても、日本の経済はやはり貿易の問題、国際的なつながりというものが非常に密接で、経済が動いていると思いますが、その点はどうでございましょうか。
【次の発言】 先日も武藤委員からお話がありましたけれども、この大臣の所信表明で、「もとより、円の価値は、わが国経済のゆるぎない力にささえられて」云々と非常に強気な表現をしております。ところがまた、きょうの新聞で見ますと、局長は自民党の政調会の役員会に、いろいろと今日のきびしい海外環境について説明をされ……

第58回国会 大蔵委員会 第4号(1968/03/01、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 おそくなりましたし、大臣もお疲れだと思うので、簡潔に御答弁を願います。  まず第一に、このたびの予算は総合予算主義ということでだいぶ宣伝をしておられますが、総合予算主義とは一体どういうことなのか、簡単にひとつ御答弁願います。
【次の発言】 いままでも自然増が見込めれば、見込める時点においてはそれを見込んで年間の予算を立てるというのが当然だと思いますし、いまの大臣のおことばもそういうことだと思うのですが、いままでそれをやっておらなかったというところに問題があると思います。いま自然増があるからないから総合予算を立てる立てないんじゃないんだ、本来、これがほんとうの姿だ、こういうこと……

第58回国会 大蔵委員会 第6号(1968/03/06、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 開銀の総裁おいでになっておりますので、まず最初に聞きますけれども、開銀には基本金利というのと特利というのがございますけれども、基本金利で貸し付けてある総額はどれくらいで、特利ではまたいろいろパーセンテージがあるようでありますが、電力、外航船であるとか、あるいは電子計算機であるとかいうふうに、いろいろ種類によって特利が違うようでありますが、その違う種類によっての金額をちょっと示していただきたい。
【次の発言】 そうしますと、基準金利というのが大体二〇%でございますね。基準でないほうが多いようでございますが、この基準というのは、金利がこれくらいでいいというのは、何をもとにしてきめ……

第58回国会 大蔵委員会 第7号(1968/03/08、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、アジ銀が発足をいたしましてから新しく加盟した国はどことどこですか。
【次の発言】 このアジ銀の中で、域内ということで「アジア及び極東の地域」というふうに書いてありますが、これはどの辺まで入るのですか。中東まで入るのですか。
【次の発言】 そうすると、エカフェへ入っておるということになれば、国連に加盟しなくともいいわけでね。それは全部国連に加盟しているわけではないですね。
【次の発言】 そうすると、韓国なんかどうなるのですか。
【次の発言】 これは出資の状況は、これを見ると大体順調に入っておると思うのですが、これは順調に入っておるのでございましょうね。

第58回国会 大蔵委員会 第10号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣、たいへんお忙しいようでございますが、何か、けさロンドンでは金市場、証券市場が閉鎖したというお話でありますが、それはほんとうでございますか。
【次の発言】 いまのこの国会で大臣の財政演説、それでは、円はゆるぎないということを非常に強調しておられました。私は、そうではないだろうということで聞きましたし、またつい三、四日前に、わが党の武藤委員からは、いまのドル問題あるいは金問題についていろいろ質問がありましたけれども、全く政府は楽観的なお話をしておられた。三日、四日たった今日、もうこのような事態になっておるが、大体政府はそれに対する対策というようなものを検討しておられたのでし……

第58回国会 大蔵委員会 第11号(1968/03/19、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 四十二年度の予算を可決するときに附帯決議がございましたね。それの第一項には「所得税の課税最低限の引上げについては標準五人世帯百万円を目標として、可及的速やかにその実現に努めること。」こういうふうに決議がなされているわけであります。ところが、この前佐藤総理がこの委員会においでになりまして、これはいつ実現をするのか、こういう質問に対して、総理はたしか四十五年度に実施をするのが公約ですと、こう答弁をされたと私記憶をしておるのですが、四十五年ということになったときには、その百万円というのは名目所得で百万円をさしておられるのか、あるいは四十二年の百万円、その実質でお考えになっておるのか……

第58回国会 大蔵委員会 第15号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、国債の別ワクの非課税の点でお伺いをしたいのでありますが、また新しくこうやって特別措置をつくられるというこの目的をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、いま国債がなかなか消化されないからやる、こう言っておるのですが、その問題はまたあとで聞くことにしまして、まずこの発行条件を変えられた。その上で今度のような措置をとりますと、新聞等で報道されるのは、実質利回りが六・九〇二%、こうなっておるわけすが、政府保証債あるいは利付債、貸付信託あるいは一流の事業債というようなものの利回りを出してもらって、それと検討してみたいと思うのですが、それをまず出してもらいたいと……

第58回国会 大蔵委員会 第20号(1968/04/05、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、一番最初に専売公社の総裁にお伺いをしますが、公社は国民のために、たばこを国民の需要にこたえてできるだけ安く、またその供給を確保するという大きな使命を持っておると思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 そうしますと、この供給を確保するということが大事であるが、それが、いままでの論議の中でもありましたが、財源確保のために吸ってない人たちにもたばこを吸わせるとか、吸っている人にさらによけい吸わせるというような宣伝はいまはやっておらないと思うのですが、いかがですか。
【次の発言】 公社は、年間今度は大体二千五十億本ですか、という大きな見込みを立て、販売金額も七千億をこえると……

第58回国会 大蔵委員会 第22号(1968/04/10、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いままでいろいろ同僚委員から質問がありましたが、何といっても予算と関連する法律であります。ところが、予算のほうはもう参議院で、十六日には自然成立、場合によれば十五日に通るかもわからぬという段階に来ておる。ところが、この法律はそれと関連があるから急がなければいかぬということになってくるわけです。  いまこの法律をめぐっていろいろな人たちが、将来に対する不安をお持ちになっておる。五十万からの反対の署名が集まっておるというような問題であります。それをなぜこういうふうに予算と関連だということで急ぐようなやり方をするのか、そこにまず私は不満があるわけであります。できるならば、こういう大……

第58回国会 大蔵委員会 第27号(1968/04/23、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 今度の法律で、一般会計を通して行っておる金が直接公団に行くということで森林の開発をやろうということでありますが、それに関連しまして、まず、ここの委員会でも、いままで物価問題等がいろいろ論議されてまいりましたが、いま物価の中でも一番値上がりの激しいものの一つとして木材があるわけでありますが、なぜこのように木材が足らないのか。また、外材の輸入が非常に多い。あとでお伺いしますけれども、そういうことは、どうも何か林野行政そのものに問題があるのじゃないか。たとえば皆さんの白書で言っておりますように、六八%に及ぶ山地帯を持っておる。しかも日本は御承知のように、どっちかといえば高温多湿、木……

第58回国会 大蔵委員会 第29号(1968/05/07、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております国有林野事業特別会計法の一部改正案並びにこの修正案について反対の討論を行ないます。  ただいま議題となっております国有林野事業特別会計法の一部改正案は、国有林野事業特別会計に属する特別積立金引当資金は従来一般会計に繰り入れていたが、当分の間、森林開発公団に対する出資に優先的に使用することができるものとしたのでありますが、森林開発公団は二十五年に熊野並びに剣山の開発のためにつくられたものでありまして、その使命はおおむね終了しておると思うのであります。  ただ、一度公団をつくりますと、何らかの理由をつけて温存すること……

第59回国会 大蔵委員会 第2号(1968/08/08、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣にまずお尋ねしますが、大臣、辞表を書いたという話があるのですが、これはほんとうですか。
【次の発言】 無理してお答えにならなくてもいいんですが、この段階で、先ほど渡辺委員からお話がありましたように、これがこういう形で米価問題に大蔵省が圧力をかけておる、こういう感を強くいたしますので、お伺いしたまでであります。お答えがなければそれでよろしゅうございます。  いま米価の問題が非常におくれておりますが、これはいつおきめになるのですか。
【次の発言】 すぐというのは、十日の日に終わりますから十一日にきめるということですか。

第59回国会 大蔵委員会 第5号(1968/11/06、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 本日は、租税特別措置に関していろいろと質疑を行なうつもりでおったのでありますが、何といっても時間が限られておりまして、二十分ということでありますので、詳細な質疑はまた別の機会に譲りまして、ほんとうに原則的な問題だけを大臣にお伺いしたいと思います。  新聞の伝えますところによりますと、大蔵省は租税特別措置に関して実態調査を行ない、検討を進めているということでありますが、大臣そのとおりでありますか。
【次の発言】 期限切れのものだけ検討しておられる、全体の問題はしておられないということでございますか。
【次の発言】 私は、新聞等で拝見するところでは、特別措置全体を検討しておるとい……

第61回国会 外務委員会 第8号(1969/03/25、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず第一に、新田先生に教えていただきたいのでありますが、この問題で、最終的には一応認めたとしても、フランスからは相当強いSDR創設についてのいろいろな意見、ある意味では抵抗と言って差しつかえないんじゃないかと思われる意見が出たようでありますが、なぜフランスはそのように抵抗したのかということを少しくお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 私も必ずしも国際協力というものを否定するものではありませんけれども、堀江先生の先ほどのお話で、アメリカにもいろいろな間違いといいますか、いろいろなことがあって、いまドルが不振になっておる、こういうお話でありますが、もう一つ、確かにいろいろ……

第61回国会 大蔵委員会 第2号(1969/02/17、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣、所信表明演説を聞いておりまして、まあいろいろおっしゃっておるけれども、私は、大臣の所信表明は、財政金融あげて経済の持続的成長、そのためにささげたと言っても過言ではないんではないかという感じがするわけであります。 私たちのことばでいえば、高度成長ということばは資本の強蓄積だ、そして利潤の持続的拡大だというふうに私は考えるわけでありますが、それにしても、その他の問題に対して重要な問題が幾つか落ちておるんじゃないか。  一つは、たとえば物価上昇の原因というのは、その一番急所は突きとめられておっていいんではないかというのがはっきりしてないということや、あるいは軍事費、対外援助と……

第61回国会 大蔵委員会 第5号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いままでのお話で、国際流動性が云々、貿易の量がふえる、したがって国際通貨もよけい要る、こういうようなお話でありますが、それほど貿易の量の増大と通貨量の増大というものは相関関係があるのですか。
【次の発言】 それはあるといえばあるのだが、輸出、輸入のあれが均衡しておれば、それほどその問題は関係ないわけでしょう。必ずしもそれは関係がないと私は思うのですが、きょうは時間がないから議論はやめて、問題が多いのでお伺いするだけにしたいと思います。  日本の外貨の保有の状況とその運用の状況をちょっとお伺いをしたいのです。どうも発表されないのは、一つは金の所在、外国銀行への預金のあり方等であ……

第61回国会 大蔵委員会 第12号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣おいでになっておるので、ちょっと大臣のためにも、この前、本会議で、私、租税特別措置の質問をいたしましたが、大臣、これはメモの読み違いじゃなかったのですか。私、地方税の最低限の問題なんというのは聞いていない。特別措置の問題を聞いておるのですがね。大臣は地方税と所得税の最低限の問題なんということを御答弁されたのは、これはメモを取り違えてお読みになったのじゃないか。本会議は、私に御答弁なさるのじゃなしに、むしろ国民に対して御答弁なさるとすると、次期総理、総裁というふうに目される大臣の答弁としては、これは少しピントがはずれておるのじゃないだろうかという感じがするのですが、これ大臣……

第61回国会 大蔵委員会 第19号(1969/04/11、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 自治省にお伺いしますが、皆さんと大蔵省でいろいろと折衝されたやに新聞は報道しておるのですが、それは第十三次地方制度調査会の中間答申等にも出ておるのですが、地方交付税、これは地方の固有の財源だというふうに、これにも載っており、皆さんもそうおっしゃっているようです。その点では私もそう思うわけですが、自治省のほうではどうお考えですか。
【次の発言】 固有の財源だということになりますと、これはかってに貸すとかくれるとかいうことができるわけですか。
【次の発言】 いま法律を出した問題は、先ほど村山委員から質疑がありましたが、私はその前にまず、固有の財源だ、こうおっしゃると、これは皆さん……

第61回国会 大蔵委員会 第20号(1969/04/15、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 さっきから定足数を言っているのですが、委員長は何もおっしゃらない。われわれは審議に協力するために本会議後こうやってやっておるわけです。大臣もお疲れでだいぶ眠そうなお顔をしてつとめておられる。自民党の方々はもう少し定足数をそろえて――これはわれわれの国対の決定でもありますので、ほかの委員会も全部定足数の足らぬところは、内閣委員会等ももう休みにしておるわけです。もしおやりになるならば、われわれも協力するから定足数をそろえてやっていただきたい。

第61回国会 大蔵委員会 第21号(1969/04/16、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この法律が実施をされますと、通行税というのは二十四、五億入るわけですか。
【次の発言】 この法律は、皆さんの提案理由の説明にありますように、昭和十五年に戦費調達の一環として発足した、こうおっしゃっているわけですが、戦費調達の一環として戦時立法でやられたものは、もう大体考え直してもいい段階ではないか、こう思うのですが、大臣いかがですか。
【次の発言】 いま年数はどうでもいいのですが、大蔵省のこの書類では昭和十五年となっているわけです。それはどうでもいいことですが、やはり理屈に合わないものは、なるべく早く整理したほうがいいのではないか。これは、いろいろな理屈はあるでしょうけれども……

第61回国会 大蔵委員会 第27号(1969/05/09、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いま議題になっておりますこの国税通則法の一部を改正する法律案は、検討すればするほど問題の多い法律でありまして、私、きょうは一番最初の質問者でもありますので、できるだけ一般的な質問をいたします。しかし、非常に問題が多いし、私のところにまでいろいろな事例を送ってきておることを考えますと、できれば委員長並びに理事の皆さんにお願いをして、一般的な質問が終わったら逐条の御審議をしていただきたいということを冒頭にひとつお願いを申し上げまして、質問に入りたいと思います。  第一に、最近異議の申し立て等が年々増加する傾向にあるやに聞いておりますが、ここ数年間の申し立て件数、並びにそれの税務署……

第61回国会 大蔵委員会 第42号(1969/06/27、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この一般質問もだいぶ前に予定されておりましたのが、一カ月ばかり延び延びになりましてあれでありますが、時間の制約もありますので、いろいろお伺いしたいのでありますけれども、簡潔にお伺いをいたします。  いま第一にお伺いしたいのは、韓国に対する米穀の貸与についてであります。主管は農林省ということになっているようでありますが、本件は、外国に対して国有財産を貸し付ける、しかも今度の場合には非常に長期で無利子で現物返済といった、全く新たな前例を開いておるのでありまして、農林当局の措置だけではこれは片づけられない問題だ、こう思います。そこで、きょうは大臣がお見えでありますので、大蔵大臣に主……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1969/04/02、31期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)委員長代理 和田耕作君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後零時十二分散会

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1969/04/03、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 きょうは大臣が一番最初のごあいさつ以来初めて御出席いただきましたので、国民の物価に対する要求やら不満やらは数限りなくあるわけでありますけれども、その個別の問題はまたに譲りまして、せっかく大臣お見えでありますから、できるだけ基本的な問題でお伺いをしたいと思います。  先ほども武藤委員からのお話がありましたし、大臣の当初のごあいさつにもございますけれども、政府は、国民生活の安定と経済の持続的発展のため、物価の安定を最重点施策とし、総力をあげてこの問題に取り組む、こうおっしゃっておられる。これはいま始まった問題じゃなしに、物価問題がやかましくなりました三十五、六年ごろから、この御報……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1969/04/17、31期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)委員長代理 武部文君。
【次の発言】 帆足計君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。    午後二時七分散会

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1969/04/24、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いま武藤委員からいろいろお話がありましたが、時間がたいへん制約されておりますので、全般を聞くわけにまいりませんが、長官、どうでしょう、物価担当の大臣として、物価安定推進会議が最後の提案ということでこれを出されたわけですが、これに対するお考え、これをお認めになるのか、こういう形でいこうというのか、それともそこには幾つか違った意見があるというのか、そこをまずお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま武藤委員の質問に対して、ドイツでもアメリカでもイギリスでも、物価問題に対しては非常に真剣に取り組んでおるという御答弁がありましたが、日本の場合にはことし五%という見通しを立て……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1969/06/12、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 米価のことでお伺いしますが、自主流通米という制度がことしから取り入れられるという画期的な年でありますので、消費者米価がどのようになるかという点をお伺いしたいのでありますが、その前段として、まずことしの生産者米価の問題から入ってまいりたいと思います。  端的に、ことしの米価は据え置きだ、こういわれておるのでありますが、次長、これはやはり据え置きだというふうにお考えになっておるわけですか。
【次の発言】 これの算定の内容等は私こまかく触れようとは思いません。いろいろな物価の値上がり、または平均反収をとろうとした、二分の一シグマを見たというような問題はおそらく農水でやられることであ……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1969/07/24、31期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)委員長代理 物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。武部文君。
【次の発言】 木原実君。

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1969/07/31、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 非常にお忙しいところをおいでいただきまして、中山先生にいまいろいろと物価の原因、対策、そしていままでやっておいでになったいろいろなことをお伺いし、教えていただいたわけであります。私たちも物価委員会として国民の負託に沿うためにいろいろとやってまいりましたが、現実の日本の物価は、先生がいまお話しのありましたように、この八年間大体五・七%という、まあ異常といっていいほどの上昇を続けておるわけでありまして、これまた先生の御指摘のように、国民の中には、爆発こそはしなかったけれども、非常な不満というか、そういうものが起きておるわけであります。それで、この六年、物懇以来ずっとこの会議あるい……

第61回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1969/09/10、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いま物価問題は国民の最大の関心事で、この前東京都で発表した都政白書等を見ましても、一に物価、二に住宅という形であるわけでありますが、先日閣僚協議会をお開きになった。それで幾つかのものが新聞に対策が出ているわけでありますが、どうもしかし、いままでの実績があまりにもひど過ぎて、あがらなさ過ぎて、国民はこの程度の抽象的なことでは、何か政府の物価対策に信を置けないというのがほんとうではないか、こう思いますが、担当大臣の菅野先生、もう少し国民に、なるほどこれで物価がほんとうに押えられるというようなものを出してもらいたいと思う。  それで、まず第一に、この物価問題はきのうきょう問題になっ……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 大蔵委員会 第2号(1970/02/19、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣の十四日の本会議で行なわれた財政演説、まあ総理大臣心得の気分でたいへん調子高く打ち上げられたようでありますが、これをお伺いしており、いまのお話を聞いておりまして一番強く感じますのは、高度成長を高く謳歌しておられる、そして大企業の高度成長を高く謳歌しておられるけれども、その陰に苦しんでおる労働者、農民、中小企業というものは全く眼中にないのではないかという感じを受けるわけであります。また予算編成にあたりまして、政府が最優先的に扱ったと伝えられております防衛費に関して、これは一言も触れておられない。全くふしぎな財政演説であるという奇異な感じを受けるのは私だけではなかろうと思うの……

第63回国会 大蔵委員会 第6号(1970/02/27、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 通則法の質問をいたしますが、その前に一つお伺いしたいことがあるのです。  地目が田畑で、そうしてまわりに宅地やら工場ができてきて農耕に不適格になったので、ここは耕していない、そういうところにもやはり標準税率で、耕作しておるものとみなして税金をかけておるという例があるわけでありますが、税務署のほうでは農業委員会の証明を持っていらっしゃい、こう言うわけですね。ところが農業委員会のほうでは、地目変換をしていない限り証明書は出せませんと、こう言う。そういたしますと、所得税は御承知のように実質課税が原則でありまして、明らかに耕していない、農業収穫はないというのがわかっておる、そういうと……

第63回国会 大蔵委員会 第14号(1970/03/20、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 一番最初に、いままで一般会計でIMFへ金を出しておりましたね。これを外為から出すように変更するわけでありますが、やはり一般会計で出していくべきじゃないかという考えを私は持つのですが、なぜここへ移さなければいかぬのか、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 しかしこれは第十条の七に、「国債整理基金特別会計法第二条第二項の規定の適用については、国債とみなさない。」というけれども、この規定については適用がないといえども、やはりIMFへ出したものは、これは国債には違いないんじゃないですか。どうですか。皆さんがみなそうとみなすまいと、やはりこれは国債には違いないんじゃないですか。

第63回国会 大蔵委員会 第17号(1970/03/27、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 開発銀行の総裁にお伺いしますが、開発銀行の設立の趣旨といいますか、目的というものはどういうことですか。
【次の発言】 皆さんのこの業務報告書によりますと、「経済の再建及び産業の開発を促進する」とありますが、経済の再建というのはいつまでかかるのですか。
【次の発言】 日本の国民総生産が資本主義国では第二位になったというようなときに、なおかつ「経済の再建及び」云々ということで、これだけ大きな金を大資本のほうへ融資しておる。一体、この開発銀行の目的はもうすでに達して終わっておるのじゃないか。なおかつ、これをこうやっていつまでも大資本のほうに奉仕するような形で続けなければいかぬという……

第63回国会 大蔵委員会 第24号(1970/04/10、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず第一に、一昨日でありますか、わが党の堀委員からの質問で、所得税の課税最低限等を来年以降もまた検討し、引き上げるような話があったように私聞いておるのでありますが、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 何か前には、当局のほうでは、所得税の課税最低限はヨーロッパ並みになった、まあ大体ヨーロッパの所得水準を抜いたので、来年以降あまり引き上げないような話があったように、私新聞等で拝見した記憶があるのですが、そうじゃなかったでしょうか。
【次の発言】 そういたしますと、来年度以降は所得水準であるとかあるいは物価の動向といったような観点から、これはまた考慮する、検討する、こういうこと……

第63回国会 大蔵委員会 第33号(1970/06/12、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣、この前税調が始まりましてごあいさつなすったようでございますね、その要点をごくかいつまんで、そのポイントだけお聞かせ願いたいのです。
【次の発言】 わかりましたが、いまのお話で第一点は、物価がこう上がっていけば、所得税の場合に何がしかの物価調整はせにゃいかぬだろう、一面またいろいろな財政需要はかさんでくる。また、いますぐではございませんけれども、四十七年になりますれば、第四次防の発足であるとか、あるいはまた国債の償還やら、いろいろな問題でメジロ押しに財政需要が重なってやってくるだろうということを考えると、大臣が前からおっしゃっておられるように間接税の問題がどうしても浮かん……

第63回国会 大蔵委員会 第35号(1970/09/04、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 本日は、金融機関の相次ぐ不正不祥事件についてお伺いしたいのでありますが、与えられた時間がたいへん短い。私はまず、順序からいけば事務当局に一応お伺いをし、そうして大臣に、最高責任者から総括的な御意見を賜わりたい、こう思ったのでありますが、もう大臣がお帰りになる時間が迫っておるということでありますので、たいへん私もやりにくいし不本意でありますが、大臣にまずお伺いをして、あとでまた事務当局にお伺いをする、こういうことにいたしたいと思います。  端的にお伺いをいたしますが、先ほど堀委員のほうから質問があり、私の質問の通告もございます。これについて当然大臣としては事務当局の調査を聞いて……

第64回国会 大蔵委員会 第1号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 このあと、わが党の委員から税金問題を中心に質問が展開されるそうでありますので、私は、その前提になります物価問題にしぼってお伺いをしたいと思います。  政府はいよいよ四十六年度の予算編成に入るわけでありますし、この予算問題ももちろんでありますが、また国民の生活にとりましても、総理が施政演説のたびごとにおっしゃるように、これは当面する重大問題であることには間違いございません。しかし、政府が物価安定に努力するとか、これはたいへんな心配ごとだとおっしゃるたびに、国民の期待に反して物価は大幅に上がっていっておるわけであります。私のところに恩給をもらっておる人たちから手紙が来ておりますけ……

第65回国会 大蔵委員会 第1号(1971/01/28、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この前は本会議で財政演説、またただいまは所信表明をお伺いいたしまして、大臣はたいへんに、日本経済の今日までの運営、そのことについて誇らしげにお話をされたのでありますが、確かに大企業の側から見れば私はそのとおりだと思うのであります。しかしまた、勤労者の立場から見ればここに幾つかの問題があろうと思うのであります。  その点、時間の制約もあって数多く触れることはできませんが、まず、今度の予算は機動的中立型予算だ、また機動的に運営するのだ、こうおっしゃるのでありますが、私は、これは別な面から見ればたいへんおそろしいことだと思うのであります。機動的だ。そうして今度は国会にはかることなく……

第65回国会 大蔵委員会 第3号(1971/02/05、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、政務次官にお伺いしたいのでありますが、大蔵省は、法案はなるべく、国会は、委員会審議は簡単にしてさらっと通したいということなんですか。それとも、国民のためにここで十分審議をしてもらいたい、こういうことなんですか。一体どっちなんです。
【次の発言】 限度というのはどういうことなのかお伺いしたいのですが、実は、こういう法律案が出された、しかもこの法案は、皆さん方としては審議会にはかって審議会の意見を尊重しました、こうおっしゃるようでありますけれども、大体この答申なんというものはいつ委員に配ったのですか。
【次の発言】 私は、大体審議会の委員というものの任命のあり方、選び方、そ……

第65回国会 大蔵委員会 第4号(1971/02/09、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、尾澤先生に御教示願いたいのでありますが、先ほど陳述で、商法改正に密接な関連がある、こういうお話がございましたけれども、それならどういうところが一番関連があるかをひとつ御教示願いたいのであります。
【次の発言】 鈴木先生からもやはり商法とは深い関連がある、こういうお話、お伺いしたのですが、やはり同様なこと――いまのにつけ加えることございませんでしょうか。
【次の発言】 澁谷先生にお伺いいたしますが、一年決算にだんだん切りかえる、こういういまのお話でありますし、答申を見ましても八ページにこう書いてあるのですね。「しかしながら、別途、商法の改正が」云々ときて、「一年決算への移……

第65回国会 大蔵委員会 第6号(1971/02/12、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 ただいま参考人の方々から非常に高邁な御意見を承りました。しかし、預金者大衆は今日インフレーションのもとで非常に不利な貯蓄をしいられておるのであります。そしてこの金融機関の利用の増大――いまお話がありましたように非常に増大しておる。またそれが国家の過保護のもとで実現されておるという事実に、これまた非常な怒りを覚えておるのであります。こういう状況のもとで、最近は銀行事故というものが続発をいたしております。ほんとうに血と汗の結晶を預金した預金者の人たち、この人たちが、この預金の安全性を脅かされておるといっても過言ではないと思うのであります。こういった問題を明確にしないまま、委員会で……

第65回国会 大蔵委員会 第7号(1971/02/16、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この預金保険法案についてお伺いしますが、これは第一条の目的並びに提案の理由のところにありますように、これは預金者の保護という点を最重点にして、それに徹するということで理解をしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 この第一条に「預金者等」という、「等」という字がありますが、これはどういうのをさしておられるわけですか。
【次の発言】 いま預金者が一番不満に思っておる点、また保護しなければならないという点は、政府のほうではどういう問題だというふうにお考えなんですか。
【次の発言】 私もいま当面一番預金者の不満は、預金金利をこえる物価の上昇、すなわち預金をしながらだんだん自分の資……

第65回国会 大蔵委員会 第12号(1971/02/26、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いままでこの援助の問題につきましてここまで論議が進んでまいりました。いままでお話がありましたように、これから日本の対外援助はだんだん大きくなる。七五年にはGNPの一%までいこうという、こういう国民にとってもたいへんこれは重大な問題であります。ところが私は先日新聞を見ましてがく然としたわけであります。それは、わが国の対外援助額がだんだん大きくなってくる、国民の多くがほとんど実態を知らされない、密室状態の中で、理念のない援助がふえ続けていいものだろうか、こういうような文句を見まして、実際この対外援助というものが一体国民に十分理解されておるんだろうか、内容はわかるんだろうかというこ……

第65回国会 大蔵委員会 第14号(1971/03/03、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 先般来、入場税の問題、たいへん評判が悪いのですが、今度三十円を百円にするということで三上六%、こうおっしゃるのですが、これは学校の生徒の団体の入場については免税するという。これを除いたら一体幾らなんです。
【次の発言】 文化庁のほうにお伺いしたいのですが、いま映画館、演劇の劇場の数は、一応先進国と呼ばれる国の中では多いほうですか、少ないほうなんですか。
【次の発言】 先ほど映画館への入場者の数が減っておるという答弁でありますが、演劇等の場合にはこれはどんなふうになっておるのですか。
【次の発言】 最近は歌舞伎とか劇場等にはいわゆるテレビ会社の招待というような形でのお客さんは相……

第65回国会 大蔵委員会 第15号(1971/03/05、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、先般北京で日中覚書貿易の協定が行なわれまして、たしか委員会等でも、佐藤総理は、この貿易協定の成立ということについては好ましい、こうおっしゃったと私新聞で拝見しておるわけですが、その点は確認してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、これからも日中の間の貿易はより伸ばしていきたい、こういう政府の考え方だ、こら受け取ってよろしゅうございますか。
【次の発言】 今度提案されておる一番大きな問題は特恵関税の問題であろう、こう思うのでありますが、この特恵関税を行なうということは、幾たびかの国際会議あるいは閣議の決定というものが行なわれております。これが当然日本の中小……

第65回国会 大蔵委員会 第17号(1971/03/10、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がございませんので、ごく筒単に二、三お伺いしたいと思います。  先ほど岡先生のお話で、中国産品に対しては前向きで格差の拡大をないようにしろ、これは形式的な規定だ、やり方があるのではないか、こういうお話がございました。いままた中田先生からは、関税自主権に基づいてこれは格差をなくすべきだという強い御意見がございました。  そこで、岡先生にお伺いしたいのでありますが、この関税自主権を発揮してやるという方法があるのかどうか、もう少し具体的にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 中田先生にお伺いしたいのでありますが、いまいろいろとお話を拝聴いたしましたが、韓国、台湾に特恵を実施さ……

第65回国会 大蔵委員会 第20号(1971/03/16、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣が入るまで時間がないそうですから、きょうは所得、法人をやりたいのですが、まず法人のほうから入らせていただきます。  まず第一に、法人税は二十七年に四二%の税率であったものが逐次引き下げをしてまいりました。四十五年に少し上げましたが、その引き下げをやったたびにそれぞれ理由があっただろうと思うのです。まず、その理由を一つ一つ述べてもらいたいのです。簡単でようございます。
【次の発言】 三十年は資本の蓄積とおっしゃったのですが、これも私は当時のあれを見ると不況対策という面が強く打ち出されておったと思うのであります。三十三年も、所得税との見合いとおっしゃったが、このときもまた不況……

第65回国会 大蔵委員会 第22号(1971/03/19、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 総理にお伺いをしたいのでありますが、私、先日も当委員会で企業の引当金あるいは準備金、この問題についてこの委員会でただしたのでありますが、いま貸倒引当金、退職給与引当金、賞与引当金、価格変動準備金、海外市場開拓準備金、海外投資損失準備金、この六つを合わせますと、これは財政投融資の総額よりも大きな金額になるのです。たとえば四十四年に例をとりますと、この六つの引当金、準備金の合計が三兆八千七百十一億であります。その年の財政投融資が三兆七百七十億でありますから、はるかにこれは上回る大きな金額が社内留保ということになっておる。そこで、私昨年の本会議で総理にお尋ねをいたしました。特に銀行……

第65回国会 大蔵委員会 第24号(1971/03/24、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 通産省の方にまずお伺いしますけれども、いま電力の発電量は、火力、水力はどれくらいの比率になっておりますか。
【次の発言】 ここにたしか四十五年度上期と四十四年下期の決算が出ておりますけれども、昨年一年間で九電力はどれぐらいの利益をあげておるのですか。
【次の発言】 そうしますと、これだけ利益をあげておって、まだ渇水準備金なんというものがなければならないと通産省のほうではお考えになっておるのですか。
【次の発言】 配当や準備金に相当金が回っておると言うけれども、それならば、電力のこの準備金というもの自体が、ある意味で毎年毎年留保されているので、各種の準備金、引当金というのは九電……

第65回国会 大蔵委員会 第28号(1971/04/28、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣を要求してあるのですが……。大臣でなければ質問したって意味をなさないので、大臣が来るまでちょっと待ちます。

第65回国会 大蔵委員会 第29号(1971/05/07、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣たいへんお忙しいのでしょうから、新聞をごらんになっているかどうかわかりませんのでこれをちょっと読みますが、これは四月二十一日の新聞です。北海道で柏樹さんという方が自殺をされたわけです。この遺書の中には「長期的な望展もなしにクルクル変わる〃ネコの目農政〃への怨(おん)念がびっしりつづられていた。」そうして「もう百姓はいや。でも、ほかに生きる道はありません。小学生の末っ子が高校を出るまでは百姓を……。」こういっておるのであります。  それで、いまも貝沼委員からいろいろと話があありましたように一体日本の農業をどうしようとするのか、農民を一体どうしようとするのか、これがさっぱりわ……

第65回国会 大蔵委員会 第33号(1971/05/14、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず冒頭に細見局長にお伺いしたいのでありますが、細見さんはある雑誌で、この自動車新税についてジャーナリズムや野党まで増税に賛成するというのは、それも考えものですね、反対は当然のことだと思う、こう言っておるのですが、ひとつその当然のことだという理由を御教示願いたいと思うのでございます。
【次の発言】 私は、この当然だというところに何かもっと大きな理由、理論的なものがあるのだろうと思ったのであります。  それはさておいて、ひとつこの自動車重量税が提案されるに至った経過について一応確かめておきたいと思うのでありますが、これはあの田中構想というのが出発点になった。そして政府の経済発展……

第65回国会 大蔵委員会 第34号(1971/05/18、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 今日までだいぶ長い時間かかりましてこの新税の討論をやってきたわけでありますが、私もまた委員長から、二時間半質問したじゃないか、こう言われておる。そしてまた連合審査でもあれだけいろいろな方々が立って質問しておるけれども、実際言うて、この新税に対して抱く疑惑といい疑問点というものが、私は一つも解明をされていないと思うのであります。もう一ぺんそういう点でお伺いをするのでありますけれども、この新税は、道路と社会資本を充実するという目的でその財源が必要だ、こういうことで新税を創設されたことには間違いございませんね。
【次の発言】 一般財源に入れる入れないは次の問題といたしまして、はっき……

第65回国会 大蔵委員会 第36号(1971/05/20、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 局長、一番最初楢崎さんが、合併を指導される態度ということでお伺いしたときには、自主的にこれをやるのだ、そして職員の身分に対して不利がないように、あるいはまた取引先に迷惑がないように、そうしてこの問題については調査を進めた、こうおっしゃるのですね。こう一番最初に前提を置いておるわけです。ところがあとで、そこへつとめておる労働組合の方々は全員反対であるとか、あるいはまた取引先の人たちは、八千三百一件の取引先の中で、七千九百三十三件の人たちが合併反対の署名をしておるということについては、皆さんのほうはただ経営者という、正金の社長ですか頭取ですか、そこからは意見を聞いておるかもわから……

第66回国会 大蔵委員会 第3号(1971/09/17、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 きょうはたいへん貴重な御意見を聞かしてもらって、ありがとうございました。  下村先生に一点だけお伺いをしたいと思うのでありますが、先ほど下村先生は、今後日本の黒字幅がたいへん過大になるだろう、そのためには総合勘定で黒字を出さないようにすべきだ、そのためには自由化や関税の引き下げ、福祉に重点を置いた政策を積極的に行なって行くべきだ、こういうふうにおっしゃったと思うのでありますが、日本の円がなぜこのように国際的に強い黒字を出す、過大な黒字を出そうとするかという点で私お伺いをしたいのであります。  お答えがよく私の的を射ていただくためにちょっと私の意見を申し上げますと、日本の円は国……

第67回国会 運輸委員会 第4号(1971/12/17、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 新潟の海で起きました船の油の被害で、住民はいま年の瀬を迎えてたいへん困っているときであります。そういう点でこの委員会で時間を与えていただきました点、委員長はじめ委員の方々に敬意を表する次第であります。  まずこの問題が起きまして、付近の沿岸住民はたいへん困っておるのでありますけれども、政府は現状をどのように把握しておられるのか。窓口が一体どこなのか。これがなかなかわからぬわけであります。原油と中和剤によって死の海となりましたが、ジュリアナ号に残っておる原油の処理、また生業を奪われた漁民や多くの関係者の状況を、いま政府はどのように把握しておられるのか。まず現在までの政府の総括を……

第67回国会 大蔵委員会 第5号(1971/11/02、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 政府は、ドル・ショックだということで景気対策をやる、こういうことで、減税、公共投資の増額をおやりになるわけですが、国民はいま物価の猛烈な値上がりで非常に困難をしておるわけであります。また減税の問題についても、これと関連をしながら聞いてまいりたいのでありますが、何といっても、これは経済政策の基礎であります。ことに低額の所得層には減税の効果もない、そして物価の値上がりで苦しくなる、こういうようなところへきておるのであります。いま物価問題は国民の最大な関心事でありますし、また政府は、いままで施政演説あるいは財政演説で、常にこの物価問題は最大の政治課題であって、これに対して努力をする……

第67回国会 大蔵委員会 第8号(1971/11/10、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いまかかっておりますこの法律案、これは四十九億四千二百十二万円を一般会計から共済再保険会計に繰り入れる。これは北海道、東北の冷害あるいはまた九州の災害ということで金の不足を来たしたということだと思うのでありますが、これの保険金の支払いの大きなほうから五つ、六つの県名と金額を並べてもらいたいのです。
【次の発言】 そうしますと、北海道で百八十億というと、これはたいへんな大きな金額になるわけでありますが、北海道で農民の方々が米をつくれば、何年かに一ぺんぐらいは冷害になるだろうぐらいのことは承知しておると思うのです。御承知のように、皆さんの専門でありますが、何といってもこれは南方作……

第67回国会 大蔵委員会 第10号(1971/11/16、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 議事進行。委員長、少し法案を審議する熱意が足りないのじゃないですか。さっきから言っているのだけれども、あなたになってからだけですよ、こんなに少ないのは。大蔵委員会はいままでだって一応数をそろえてやっているのがたてまえなんだ。この委員長になってからしょっちゅうこういうことがあるのです。私はいままでがまんしておったんだけれども、これじゃしようがないので、もう少し数をそろえて下さい。

第67回国会 大蔵委員会 第18号(1971/12/21、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私、この沖繩振興開発公庫の審議にあたって、まあいままでも何がしかの審議があったと思いますけれども、もう一度確認をしておきたいことがあるわけであります。  この法律の立法の趣旨を見ましても、経済の発展、社会の開発の促進等云々というふうに抽象的に出ておりますが、私は、まずやはり沖繩の今日までの歴史的な立場、そして第二に経済社会発展というが、その一番基本的な考えは何なのかという問題をひとつ担当大臣に確認しておきたいと思うのであります。と申しますのは、沖繩は、御承知のように、戦前、戦中、戦後と、これは本土と違う非常に苦しい立場に置かれてまいりました。 そういうことを考えると、政府自体……

第67回国会 大蔵委員会 第19号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 たいへん時間が制約されておりますので、私も準備したのをはしょって端的に聞きますから、なるたけ簡明にお願いしたいと思います。  このたび一ドル三百八円に決定をしましたが、皆さんの声明やら談話を読んでみますると、これは三百二十円にきめようと、三百円にこれをきめようと、皆さんの声明は同じものが出たんじゃないか。問題は、皆さんは、踏み石というか、ステッピングストーンをきめさえすれば、また国家はその機能全力をあげて勤労人民を収奪する、国債等で景気浮揚策と言うけれども、利潤の高度成長を果たしていくということで、佐藤総理をはじめ涼しい顔をしておるというのが実態じゃなかったですか。どうですか……

第67回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣がおいでになったら、その順序から聞こうと思っておりますけれども、少しおくれるようでありますので、物価指数の問題に入って、大臣が来たら一ぺんそっちに切りかえて、また続行したいと思いますので、あらかじめ御了承願いたいと思うのであります。  今度物価指数を改定しましたが、皆さんたいへん苦労してこの指数をおとりになっておるようでありますけれども、もう一ぺん確認したいのでありますが、この物価指数をとるのは、一体何の目的でおとりになるのですか。
【次の発言】 私も、貨幣価値を調べる、皆さんよく名目と実質というような形で測定する、それによって国の計画あるいはまた国民それぞれの生活のめど……

第68回国会 大蔵委員会 第8号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 せっかく大臣がおいでになっておりますので、いろいろ準備した問題に入る前に、ひとつ医師の診療報酬、この問題について大蔵省の見解をお伺いしたいのでありますが、租税特別措置の中で社会的に非常に関心の高いのに、医師の診療報酬に対する所得控除がございます。いずれ機会を見て詳しくお伺いをしたいのでありますけれども、この特別措置は、まあ厚生省あたりの医療行政の怠慢というか、不手ぎわというか、それを税制でしりぬぐいしているようなかっこうになっておるわけであります。税負担の公平を害しておるということは言うまでもないことであります。しかし問題は、わが国の医療政策にかかわる内容を持っておる。それだ……

第68回国会 大蔵委員会 第21号(1972/04/21、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 このたび開銀法の改正を提案されておるわけですが、この法案の改正は、一昨日わが党の委員の質問にお答えになっておるわけですけれども、今度の改正は戦術的な改正でなしに戦略的な改正であるということをたしかおっしゃったように私記憶しておるんであります。私もまたこれはたいへん大きな改正であって、戦略的な改正だ、こう思うのでありますが、これをもう一度確認をしたいと思うのですけれども、いかがです。簡単でいいです。
【次の発言】 戦略的な改正だ、こう言うならば、これほど大きな問題を金融制度調査会等の議を経ないでお出しになったというのは、これはどういうことなんですか。一体どこで論議をし、どのよう……

第68回国会 大蔵委員会 第24号(1972/05/09、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 ことしは青色の準備金をやめまして、それを控除に変えましたけれども、これはどういうことで変えられたんです。
【次の発言】 昨年は細見さんが局長でございまして、それでこれには大体三つの要点を準備金の場合にあげたと思うのです。一つは記帳の奨励、一つはいまおっしゃったように不況のとき取りくずす、そしてこれはまたそのときに課税するのだというようなことで、三番目にはやはり老後の保障といいますか、そういう三つの点をあげられたのだけれども、今度これを控除にした場合には、性格は全然違ってきておると思うのですが、その点はお認めになりますか。

第68回国会 大蔵委員会 第25号(1972/05/10、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 わずかな時間でありますので、ごく簡単に一点だけお伺いしたいのであります。  まず大臣、新全総といわれる新全国総合開発計画を見ますと、私はどうも日本の農業というものは大きく変貌するんだ、こう思うのであります。その点は大臣も御異存はないだろうと思うのでありますが、いかがですか。
【次の発言】 実はこれを見ますと、穀物生産農家は大体八十町歩から百二十町歩の経営規模、これが適正農家なんです。農業基本法のときには、一・五ヘクタールあたりが自立農家ということで発足したわけです。もちろんこの自立農家の基準は、年々逐次規模拡大するだろう、こういうのが、あの制定のときの小倉さんの話でありました……

第68回国会 大蔵委員会 第30号(1972/05/23、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 アジア開発銀行の出資の御提案でございますので、その点についてわが国の対外援助の問題、その問題でお伺いしたいのでありますが、わが国の外交姿勢が今日ほど内外の注目を集めておるときはなかろうと思うのであります。エコノミックアニマルなどといったような、半ば軽べつ的な評価から、あるいはまた今日では経済侵略、軍国主義といった認識のもとに、特にアジア諸国からはある意味では恐怖の目をもって見られておる。アジア開発銀行にかかる法案の審議にあたりまして、私は、きょうは、五月十四日のインドネシア大統領と佐藤首相の会談に関する共同発表についてまずお伺いをしたいと思うのであります。  新聞の伝えるとこ……

第68回国会 大蔵委員会 第37号(1972/06/09、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まずお伺いしますが、皆さんからもらった「物品税の改正問題について」という印刷物は、これは大蔵省の基本的な考え方、方針なんですか。
【次の発言】 自動車の税金を引き下げるという点が物品税体系に影響するというお話でありますが、私もそう思うのでありますけれども、どういう点で一番影響を及ぼすというふうに当局は考えておるのですか。
【次の発言】 いまお話のありましたのは、やっぱり物品税も担税力を考慮してきめる、そういう原則からいって影響を持つこういうお話だろうと思うのでありますが、最近の大蔵省の物品税に対する考え方がいろいろ動いてきておるのじゃないだろうか。それは三十九年でありますか、……

第68回国会 予算委員会 第13号(1972/03/09、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 きょうは、できれば総理にもお伺いしたいと思っておったのでありますが、総理がおいでにならぬので、主として大蔵大臣にお伺いをいたしたいと思うのであります。  まず第一に、国際通貨をめぐるさまざまな行動が行なわれておりました中で、国民一般にはなかなかわからない納得のできないことの一つは、わが国がなぜ金保有をこんなに怠ってきたのかということであります。外貨保有がいまや百六十億ドルをこした今日、まだ金の保有がわずかに六億七千万ドル、まことに少ないのであります。このことはまさに異常だ、国際的に見ても異常だ、こう言うほかはないのでありますが、政府は金保有をふやす努力をなぜ怠ってきたのかとい……

第70回国会 大蔵委員会 第2号(1972/11/07、32期、日本社会党)

○阿部(助)委員 これは政務次官にまずお伺いしたいのでございますけれども、これは政府のほうではこの臨時国会では重要法案、こうみなしておるわけですか。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのですが、この円対策というのは、昨年の政府の円対策が出、それから通常国会でもずっと審議をしてきたわけでありますが、まあ佐藤内閣から田中内閣にかわった、だけれども、やはり自民党政府ということで私は引き続きその関連において質問したいと思うのでありますが、やはり政府、自民党の責任でお答え願えるでしょうな。
【次の発言】 ただいまの広瀬委員の質問あるいはまた貝沼委員の質問を聞いておりますと、円の問題、総選挙の問題は、選挙……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 決算委員会 第26号(1973/09/20、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、非常に限られた時間でありますので、端的にお伺いしたいと思いますが、経済援助の問題についてお伺いしたいのであります。その前提として、私は、政府がいろいろな国に援助をなさるその基本的な問題をまずお伺いしておきたいと思うのであります。  政府は、発展途上国に対する援助の額は、その目標としてGNPの一%とか、こう各国に国際的に約束しておられるようでありますが、韓国に対する援助はそのワクの中にあるのですか、それとも別ワクになっておるのか、まずそれをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 対外経済援助、この目的は相手国の民生の安定、経済自立を進めるということが大体いわれておると思う……

第71回国会 大蔵委員会 第2号(1973/02/02、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は大蔵大臣の演説について御質問いたしますが、時間も迫っておることでありますので、端的にお伺いをしたいと思います。  このたび大蔵大臣は、また新しいキャッチフレーズをお出しになりました。すなわちトリレンマ、つまり、福祉、物価、円問題の解決。しかし、私は思い起こすのでありますが、昭和四十一年に当局は財政硬直化というキャンペーンを展開したのでありますけれども、問題は、このキャンペーンに食管の赤字、国鉄、健保、公務員給与などを財政硬直化の犯人だとしてやり玉に上げたのでありますけれども、結局、この財政硬直化の問題は、ほんとうの犯人でありますところの防衛計画であるとかあるいはまた公共事……

第71回国会 大蔵委員会 第4号(1973/02/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がありませんので、一点だけ聞いておきますけれども、日本の場合にはいろいろと円建てが少なくてドル建てが多いという関係もありますし、いつまでも閉鎖をしておくわけにはいかぬと思うのであります。これは非常に早い時期だと思うのですが、その時期はいつなのか、そして再開されれば、これは当然変動制をとらざるを得ないと思うのだけれども、変動制をとるかとらないのか、その辺をお伺いしたいのであります。  ただ、私たちこのたびのこの閉鎖はたいへん手ぎわよくやったように思うけれども、この新聞に見るように、「珍しく自主的な断、と思わせた市場閉鎖も、隠密ボルカーの投繩が首に、だった。」というふうにいわ……

第71回国会 大蔵委員会 第5号(1973/02/20、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 関連して……。さっきの直税のほうの御答弁ですね、困難だからできない、こういうことですか、もう一ぺんそこを……。非常に人員がよけい要るから、困難だからできない、こういうことですか。
【次の発言】 困難だというのは、陣容が少ないから困難だ、こういうことですか。
【次の発言】 証券局長は、仮名の問題はだんだんなくするように指導し、そうなっておる、こう言うじゃないですか。効率が悪いから取らないというのは、話はまた別なんですがね。零細企業のところは重箱のすみをほじくるようにしてやっているのでしょう。法律でこの税の不公平をあえて見のがすつもりなのかどうか。もし陣容が整えば、膨大な資料を整……

第71回国会 大蔵委員会 第6号(1973/02/21、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 議事進行。きょうは大蔵委員会だけやっておるのだから、定足数とかなんとか言わずに、大体自民党は九割くらい出てこなければ、もう委員会やらぬほうがいいですよ。もう少し出席をちゃんとして、きょうは予算委員会とこの委員会だけでしょう、おそらく。それでこんな出席でやれなんというのは……。この委員会だけなんだから、もうやめたほうがいい。どうですか。

第71回国会 大蔵委員会 第8号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いままでいろいろと論議が行なわれのでありますが、私、まず第一に、たいへん初歩的な、原則的な質問でありますが、相続税を課税するというのはどういう理由なんですか。
【次の発言】 そうすると、簡単にいえば、一つは富の再配分、もう一つは、相続人の立場からいえば、担税力があるという点で課税をされる、こういうことですね。ところが私たち、よく大会社の社長あるいはまた有名な政治家がなくなられた場合なんかには、当然あるだろうと思います相続されたものが、たいへんに相続税というものは少ないということを幾つか経験をしてきたわけであります。私は個人の名前はあげませんけれども、某私鉄会社の社長がなくなら……

第71回国会 大蔵委員会 第12号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず第一に、今度の関税定率法の一部改正で、皆さんのほうでは最近の内外の経済情勢の変化に対応するためにこの提案をした、こうおっしゃっているんですが、もう少し具体的にお話を願いたいと思います。
【次の発言】 よくわからぬのですがね、おっしゃることが。内外の経済情勢というのは、私がお伺いしておるのは、円対策の一環として一部やるということなのか、それとも国内の物価対策としてやろうとしておられるのか、あるいはまたその両方なのかという点を私聞いておるわけです。
【次の発言】 もう一つ前提でお伺いしておきたいのは、ことしの十月にガットの会議がありますね。これに対して日本はどういう方針で臨ま……

第71回国会 大蔵委員会 第16号(1973/03/26、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 東畑先生たいへんお疲れのところを御出席いただいたそうでございまして、たいへん御苦労さんでございます。  まず、東畑先生にお伺いをしたいのでありますが、四十八年度の税制改正にあたって、一般税制についても土地税制についても、税制調査会の答申は、何か自民党の税制改正案の公表よりそれぞれ大体一日おくれて発表なすったようでありますが、大体予算編成方針は一月の六日、それで八日には大蔵原案、十五日には政府案、そして十八日に土地税制について答申という形を見ますと、税制調査会がより先に案ができるのが普通であるのに、どうもその辺が自民党に押しまくられたというか、税制調査会が従属した、こういう印象……

第71回国会 大蔵委員会 第20号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私のところで――これは私のところだけじゃないと思うのですけれども、船乗りの家族というのはたいへん苦労しておるわけです。主人が船に乗っておる、たまに港へ入るというと、連絡があると神戸なら神戸へ自分のほうから出かけていく。荷をおろして次は横浜へ行くということになると、横浜へ汽車でまた追っかけていく。そういうことで、たいへんな苦労と経費がかかるわけであります。しかし、そういうことをやらなければ労働者としての家庭生活というものが成り立たぬわけです。ところが、この家族は、いなかにいればひまだからいいだろうといえば、そうではない。かりにつとめてみても、いつ船が入るかわからぬから、すぐに首……

第71回国会 大蔵委員会 第23号(1973/04/05、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この問題に関連しまして一言お伺いをしたいのでありますが、先般の予算委員会で、この商社の為替の差損、税制の処理の問題を取り上げました。これについては、一片の通達で処理するのではなく、法令の形で、国民の審査を経た上で処理すべきものであるということを強く主張し、大蔵大臣もこれについては前向きに検討する旨を答弁されましたが、重ねてその所信をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、一応暫定的にはいま処理するけれども、検討の結果、適当ならば法令を出す、こういう結論でございますか。
【次の発言】 そうすると、当面の処理についても、予算委員会及び当大蔵委員会の審議の趣旨を下部……

第71回国会 大蔵委員会 第24号(1973/04/06、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がたいへん限られているようでありますから、私、質問の順序を変えまして、まず大臣にお伺いして、それも結論から大体はしょって御質問をいたしたいと思うのであります。  政府は預金準備率の引き上げだ、日銀の貸し出し窓口の規制だ等で金融政策を通じて過剰流動性の吸収をはかる、こういっておられる。過剰流動性ということばが少し過剰になっておるぐらいこの国会で出てくる問題でありますし、総理もそれを認めておられるわけでありますが、しかし日銀券は三月末で前年同期の二七・三%も増発されておる。商品投機も激化しておる。消費者物価もこれはたいへんなことで、何か企画庁長官も政府の物価見通しが狂ったとい……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 ただいま議題となりました日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の四党共同提案にかかる修正案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。  修正案の案文は、お手元にお配りいたしておりますので、朗読は省略させていただきます。  御承知のとおり、入場税は、映画、演劇などをはじめ、競馬、競輪等のギャンブルに至るまで、各種の幅の広い課税対象を持っておりますが、事実上その負担は、今日、われわれが、ますます大衆のものにしていかねばならない映画や演劇、あるいは音楽、スポーツといった分野にかけられており、課税人員、税額ともに全体の八〇%から九〇%を占……

第71回国会 大蔵委員会 第27号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 提案理由の説明の中に、最近における国際収支の状況にかんがみ、対外経済関係の調整に資するため、こういっておるのですが、もう少し具体的に説明してくれませんか。
【次の発言】 三次にわたる円対策の一環でこれをやる、こういうことですか。
【次の発言】 そうすると、一括して払いたいというのは日本側から提案をされたわけですか。
【次の発言】 そうすると、アメリカ側から話が出た、日本も円対策の一環としてこれをやる、こういうことですが、これはどうなんですか、これを一括処理するというのはどっちかにプラスが出て、どっちかにマイナスが出ると思うのですけれども、どうなんですか。

第71回国会 大蔵委員会 第28号(1973/04/18、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となっております農産物に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定に基づいて借り入れた外貨資金等の償還に関する特別措置法案につきまして、反対の意見を述べるものであります。  御承知のようにガリオア・エロアによる援助は、アメリカ側から見ればわが国の資本市場の獲得とそこから生ずる超過利得の収集という一石二鳥的な効果を持っていたのであります。また、援助物資に至っては、アメリカにおいて生産過剰ぎみの物資を敗戦国へ放出したものであって、放出によってアメリカ側における物資需給のアンバランスを回避するという意義を持っていたのであります。  このような援助……

第71回国会 大蔵委員会 第36号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 議事進行……。

第71回国会 大蔵委員会 第37号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 初めに、横田参考人にお伺いをいたしますが、先ほど陳述されましたときに、一番最後のほうで、銀行経営のあり方でありますか、貯蓄心を涵養していくとか、地価、物価の安定に協力するとか、あるいはまた公共的使命というものでこうやるというようなお話、私、たいへん賛成なんでございますけれども、しかしいままでのあり方についてはいささか問題があるのではないだろうか。  と申しますのは、土地関係の融資について、通達ですか指示事項でおりますかわかりませんが、大蔵省からたびたび銀行に対して出ておるわけであります。これはたいへんたびたび出ておる。一ぺんや二へんではないんですね。そうすると、その間銀行は先……

第71回国会 大蔵委員会 第49号(1973/09/18、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣は、この国会の冒頭の財政演説で、トリレンマの解決、こういうことでお話しになった。国際収支の改善、円の切り上げの回避あるいは物価の安定、社会福祉の実現を公約されたわけでありますし、私もこの大蔵委員会の冒頭にこの問題を質問をしたわけでありますけれども、半年たってみて今日、どれ一つとってみても、何か大臣の御意図とは反対の方向へいっておるのじゃないだろうか。すなわち、円は変動制になって実質的には切り上げられた。物価は御承知のように天井知らずで上昇しておるわけであります。私は、社会保障、特にお年寄りの問題の最大の問題は、消費者物価の安定、貨幣価値の安定、これが最大のものだと思うので……

第71回国会 法務委員会 第31号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 このたびの商法改正案は当初の粉飾決算をなくするため監査制度の強化を目的として出発したと思うのでありますが、本改正案は監査役の権限強化は当初の案に比べてだいぶ骨抜きにされた反面、いわゆる逆粉飾の合法化をはかった、こう思うのであります。その影響はまた税制の面にも大きく響いてくるだろうと私思います。私は本改正案の計算規定のうち、特に法人税制との関係の深いもの、これを中心にして質問をいたします。まずその質問の前提に二、三非常に技術的な問題を確かめておきたい、こう思うのであります。  まず第一に、商法改正案は第三十二条、第三十三条で従来作成を義務づけられていた財産目録を削除して損益計算……

第71回国会 予算委員会 第21号(1973/03/10、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私、まず総理にお尋ねをいたしますが、たいへん時間が限られておりますので、簡潔にお答え願いたいのであります。  いま国際通貨の問題、円問題に関して、総理大臣は外圧論、そういうことでもっぱら国際会議にゆだねておるようでありますが、私は、この際、総理の目を国内情勢に向けてもらいたいと思うのであります。  今日の日本列島はきわめて異常な事態だ、こう私は思う。庶民大衆は物価の騰貴におびえております。物価の上昇は、政府見通しをだれ一人信ずる者はいないのではないか、おそらく総理もこの物価見通しを信じておらないのではないか、こう思うのであります。皆さんがGNP世界第二位だといって誇っておるこ……

第71回国会 予算委員会 第22号(1973/03/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣にお伺いしますが、一昨日要求いたしまして資料をいただいたのでありますけれども、この資料は、私の要求した資料とはこれは全然問題にならない。期間内で欠損したものは、それは損金として認める、それは当然であります。問題は、長期にわたって不確定な、まだ現実に欠損の出ていないものは幾らあるのか。そうして、皆さんは減税とはおっしゃらないようでありますが、もしそれなかりせば、当然納めなければならない税金、いわゆる私にいわせれば免税額、これが幾らになるのかというのが、私と並びに関連質問に立った辻原委員の要求だったわけでありますが、資料としてこんな程度では、これはたいへん不満足な資料だと……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 時間がたいへんございませんので、皆さんにお伺いするというよりも、少し私の調べたところを申し上げて善処を願いたいのであります。  皆さんのいままでの御答弁は、いま楢崎委員のお話しのとおりいろいろと変わってきました。なぜ変わったのかといえば、ベトナム戦争に協力をしておるというこれをのがれるために、ときには、これは本人の意思で行ったのであって私たちは関知しないということで、これは地位協定とは関係ないと言ってみたり、そうしておいてこの人たちは全く無権利状態になった。なくなられた、戦死された人はアメリカ軍人と同じように、アメリカ国旗に包まれて、そうして飛行機で送られてくる。全く軍人と同……

第72回国会 大蔵委員会 第5号(1974/02/08、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 総裁にはたいへんお忙しいところお越し願いまして、ありがとうございます。  政策問題、私もお伺いしたいことは多々あるのでありますが、それはまた私のあとに続きます武藤委員のほうからお伺いすると思います。  私、きょうは、日銀のあり方について少しお伺いしたいのでありますが、まずその第一点は、日本銀行からは、たいへん大ぜいの方々がやめられてから金融機関に行かれる。いわゆる天下りというのがたいへん多いように思うのでありますが、いま大体どれぐらいの人数が地方金融機関に行っておられるのですか。
【次の発言】 私がいただいたのも大体五十人ぐらいなんですが、これは五十五名ですが、これは地方銀行……

第72回国会 大蔵委員会 第6号(1974/02/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この割増金付貯蓄に関する臨時措置法に対してお伺いをいたしますけれども、私は、政府部内でこの割増金付の預金を思いついたという報道を新聞で拝見したときに、どうもこれはおもしろくない法案だという気がしておったわけであります。まあ、ある意味では実にいやらしい発想だ、そして貯蓄をする人たちに対してはたいへん不利なことになるのではないかという感じがしたわけであります。  そこで、政府がこの法案をどういう理屈をつけて提案してくるのか、現下の時局に対する政府の認識がどのように証明されるのかと、こう注目をしておったわけであります。おそらく、いろいろ問題はございますけれども、当面貯蓄をふやしたい……

第72回国会 大蔵委員会 第8号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 この印紙税の引き上げでありますけれども、これは税調の答申にありますが、この方針に沿って行なうものでありますか。
【次の発言】 そうしますと、この答申では、「中期的な視野に立って、税体系のバランスを保ちつつ、今後の税負担水準のなだらかな増加に対処していくためには、引続き所得税の負担の軽減を図るとともに、一方では、法人税負担の適正化、間接税の整備を図るよう配慮すべきである」こう述べておるわけですね。そうしますと、ここに書いてある「中期的な視野」というのは、一体何年くらいのことをこれは言っておるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、ここにありますように所得税の負担の軽減、これを……

第72回国会 大蔵委員会 第13号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 何か午後から大臣の来る予定もあるようですし、お昼の時間の関係もありますので、私の質問の順序を変えまして、本論に入るのはあとにしまして、まず税務行政についてお伺いをしたいと思います。  税務行政の執行にあたっては、たとえ大企業でありましょうとも、また名もない庶民であろうとも、平等に取り扱うというのが法のもとの平等をうたった憲法上の要請であろう、こう思うのでありますが、この点はお認めになるのでしょうね。
【次の発言】 さきに予算委員会で、大商社の脱税が問題になりました。これらの会社の社長も、大体その事実を国会で認めたところであります。これほどの事実がありながら、国税庁は青色申告の……

第72回国会 大蔵委員会 第17号(1974/03/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私、基本的な立場で、局長、あなたのあげ足をとるわけじゃないのですけれども、私はやはり国会侮辱だと思うのだな。あなたは去年心にもないことをここで答弁したんだというなら、委員長、この委員会をとめて理事会を開いてもらいたい。  ここは国民のためにお互いに真剣に討論をする、そしてそれを転換するなら転換することはあり得る。あなた、転換をしたことを説明する場は、いままでこの委員会で幾らでもあったんです。それを、前の速記録と比較して小林委員がやって、初めてここでそういう答弁をされておる。それは、うまくいけばごまかして通してしまおうという考えだと見ても無理ではない。そういう答弁をされるならば……

第72回国会 大蔵委員会 第18号(1974/03/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 税調会長には、お忙しいところ、たいへん御苦労さまでございます。いまお触れになった問題もありますけれども、三点ばかりお伺いをしたいと思います。  まず第一に、いまも検討されたと、こうおっしゃるのでありますが、利子、配当の分離課税等は、これはもう長年のこの委員会における問題点であります。特にことしは、資産性課税、土地も検討されたとおっしゃっておりますけれども、土地、利子、配当、こういう分離課税というものが、累進制をこわし、むしろ逆進的とさえなっておる現状、これを踏まえてどのように検討されたかを、ほんとうはお伺いしたかったわけであります。ところが、いま検討はされたと、こういうのです……

第72回国会 大蔵委員会 第19号(1974/03/15、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 ちょっと関連しますが、この問題は、この前予算委員会で私は大臣に聞いておるわけですよ。実際言うと、私はあのときも言ったけれども、これは買い占め、売り惜しみの奨励金ですよ、在庫がふえればふえるほど税金が少なくなるなんというのは。ことばをかえて言えば、いまのような買い占め、売り惜しみを防がなければならぬという時代に、在庫がふえればふえるほど税金がまけてもらえるなんという制度は、私はどうかと思う。ましてや国民の生活に一番関連があり、一番問題になっておった品目が、一般よりもあれは百分の二ですか三ですか、積み増しになるんでしょう。たとえば冷凍マグロだとか石油だとか木材だとか合板だとかいう……

第72回国会 大蔵委員会 第25号(1974/04/03、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 先ほど佐藤委員の質問で、経済援助の基本的な理念について何か御答弁なすったけれども、どうもあまり明確じゃないようなんで、もう一ぺん、経済援助の基本的な理念を簡単明瞭にひとつ御説明願いたいのです。というのは、皆さんの提案理由の説明も読みましたけれども、毎年出てくることだから省略をなすったのかもわかりませんので、この際もう一ぺん確認する意味で明快な説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いまのお話からいきますと、日本の国民にはどうしてもわからぬ問題がある。援助だ、協力だ、人道的な立場でやらなければいかぬ、こういって国民の血税を投入して、それで日本の代表である総理が行って、デモをか……

第72回国会 大蔵委員会 第30号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 これは新税の創設であります。それにもかかわらず、この出席状態でやるなんというのは、大蔵委員会の権威に関する問題だ。私は与党だけとは言わぬけれども、与野党ともども、特に与党の方々はもう少し熱意を持ってくれなければ審議をするということにならぬのじゃないか。まず、私は不満の意を表明しておきたいと思います。  この委員会に付託されました電源開発促進税法案、電源開発促進対策特別会計法案というのは、商工委員会に付託されておる発電用施設周辺地域整備法案の財源支出の方法を定めるものでありまして、本来ならば、発電用施設法案が審議され、もう少し内容が詰められてから、それのための手段であります金の……

第72回国会 大蔵委員会 第32号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 関連でお伺いしますけれども、次官のさっきの御答弁は、私はたいへん重大だと思うのです。  一つは、国会を何とお考えになっておるのか。政府が自信を持って出せば、もう国会は通過しようとしまいと政府の意のままに何をやってもいい、こういうふうに受け取れるのです。自信を持って出したのだから、法案は審議中だけれども織り込んで税金を取るという。こんなことをやったら、私は野党だけの問題じゃない、国会議員全体として、政府にあらゆる白紙委任を与えたということになるのです。政府が自信を持たないで出した法案というのはあるのですか。政府が法案さえ出せば、それは通過しようとしまいともう政府は何をやってもい……

第72回国会 大蔵委員会 第33号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 委員長や自民党の理事さんはこの法案を上げるためにたいへん熱心なようでありますけれども、この委員会のていたらくで、一体大蔵委員会は成立をして審議を進めるということになるのですかな。それをひとつ成立さしてから質問したいと思いますが。
【次の発言】 審議は私は進めますけれども、十分以内に来なければとめますから。  森山長官、せっかくおいでになったのだから、長官に質問しようと思いますけれども、その前に、通産省はどうも私は困ると思うのです。私は、これは委員長から御注意をしていただかないと。というのは、私が資料をいただけば、通産省のものじゃない、民間団体の資料をそのまま持っておいでになる……

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/02/20、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 官房長官は何か御都合で退席されるそうですから、まずその問題から入りたいと思うのであります。  去る二月の四日に、総理以下全閣僚が出席をされまして、経済界の代表八十五人ですか、これを集めて物価問題に対する会談を行なった。新聞、テレビはこれをたいへん大きく報道をされておるわけでありますけれども、その席で田中総理が行なったお話の中で、異常な事態が続けば産業界への公権力の介入が不可避となると述べ、国税職員による一斉調査も辞さないというような趣旨の発言をされておるように各新聞は報道しているわけであります。  そこで、総理おられないから官房長官にお伺いしたいのでありますけれども、国税職員……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 たいへん時間の制約がありますので、私、二つの問題を保留してあるのでありますが、場合によれば一点だけでとどめたいと思います。  私は、ただいま審議中の四十九年度予算案の性格を明らかにするために、先般、本委員会において福田大蔵大臣に御質問をいたしました。しかし信念には変わりはない、こうおっしゃるけれどもまだ明確でない点が多い。さらにまた国民大衆も、この予算案の性格がどういうものなのか、これからどう生活設計を立てるのかという点で不明確であります。最近、あなたの行なった言説を引いて質問したが、もう少しその点を明確にするために、私は次の三点について、まず福田大蔵大臣に御答弁を願いたいの……

第73回国会 大蔵委員会 第2号(1974/09/03、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 だいぶ時間がたちましたから、なるたけはしょってお伺いをしたいと思うのであります。  大体いま当面する問題これは物価問題ということで、それぞれその問題に触れるわけでありますが、いまも竹本さんからお話がありましたインフレの問題、インフレは最悪の大衆課税だ、こう言われておるけれども、その点は大臣もやはりお認めになるんでしょうな。それならば答弁は要らぬのですがね。  そこで、今日の事態で先ほど来の質問、答弁を聞いておりまして、どうも大臣のおっしゃることはさっぱり私には理解できないのであります。と申しますのは、あなたの所信表明一つ見ましても、物価問題、これが第一の政策目標として重大関心……

第75回国会 予算委員会 第9号(1975/02/07、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、まず三木総理に、高度成長政策を転換して安定成長政策を行う、こうおっしゃるのだけれども、高度成長政策と安定成長政策との違いはどこなのか、これをまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 なぜこれを聞いたかと申しますと、十五年前に池田内閣は、所得倍増、月給二倍というスローガンで高度成長政策を出発いたしました。この池田内閣の高度成長政策に対する国民の批判、これに便乗して佐藤内閣は安定成長を唱えて登場したわけであります。しかし、実際は池田内閣以上の超高度成長政策をやってのけた。これはもう御承知のとおりであります。田中内閣は論外であります。列島改造などという大変なウルトラ高度成……

第75回国会 予算委員会 第10号(1975/02/12、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣にお伺いをいたします。  先日の総括質問において利子・配当税について私、質問いたしましたが、どうも明快な御答弁を得られなかったようでございますが、これは利子課税もまたやはり総合課税が原則でございます。私は、この原則にのっとって税法を整備すべきである、こう思うのでありますが、大臣から、もう一度明確な答弁をお願いいたします。
【次の発言】 それでは次に、福田長官にお伺いをいたします。これは景気の動向というものについてお伺いをしたいと思うのであります。  御承知のように、いま西欧諸国は、いろいろな経過はあっても、昨年末から景気の浮揚策に転じておるように思われます。アメリカも……

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/09、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大蔵大臣は四月十五日、財政危機宣言ともいうべきこれを発表いたしました。五十年度予算が国会を通過したわずか十日ばかりたって、五十年度の歳入、税収面で欠落のおそれがある、こう強調しておられるわけですね。そうしてその対策として、公務員給与の問題であるとか米価の問題など、国民生活にきわめて影響の大きい歳出に枠をはめ、利用者負担がどうのこうのと、予算の本質にかかわる問題にあなたは言及しておられるわけであります。 このような問題は、本当ならば予算案の審議中に提示すべき問題であって、予算が通過するのを待ちかねたように、わずか十日ばかりたってこれを提示、PRをするということは、私は、国会無視……

第76回国会 予算委員会 第4号(1975/10/23、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、これから、不況対策、現在の不況の本質、物価問題、国債問題、大体この四点について御質問をいたします。  三木総理、あなたの本会議における所信表明、またこの委員会における政府答弁、これをお伺いいたしまして、賃金を抑え込まれた労働者あるいは失業者、生業の基盤まで破壊された農民であるとか、あるいはまた倒産寸前の中小企業、不況のもとで家計のやりくりをする家庭の主婦であるとか、これらの国民の圧倒的な多数の人々がどのような感じでお聞きになったかというと、私は、皆さん大変腹を立てておると思うのであります。  皆さんは、二月に第一次不況対策、自来今度九月の第四次不況対策と、こうおやりにな……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は先日、償還計画についてお伺いをしたわけでありますけれども、いま大蔵省の方から出されておるのは、この予算書にあります償還計画、それときょういただいたのでありますが、「特例公債の減債について」というごく簡単なもの、要点は、百分の一・六を定率に繰り入れる、この予算の余った金を繰り入れるという程度のものしかいただいていないわけです。これだけがいわゆる償還計画の全部ですか。
【次の発言】 私の質問を聞いてないで答えられてもピントは外れるのですよ。皆さんの償還計画はこれだけか、こう聞いておるのですから、これだけならこれだけだと言えばいいし、まだあるならばお出しいただけばいいし、そうい……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 これは私の要求した償還計画とは違います。不満足であります。しかし、私の質問時間の持ち時間がありませんので、私の質問の真意を述べて、終わりたいと思います。  赤字公債の発行は、禁止されております。わが国の財政法は、日本国憲法の平和主義、財政民主主義の厳格な規定を受けて、赤字公債の発行を一点の疑いもなく明白に禁止をしております。したがって、政府が特例法などというまやかしの表題を付して、あたかもこれが財政法の適用であるかのごとく装っているが、これは財政法また日本国憲法の関係規定を覆すものであります。だから、赤字公債を出そうとしても、準用する規定が全くない。たった三条の法案をつくって……

第77回国会 農林水産委員会 第16号(1976/08/10、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、いま農民と国、県との間に激しく問題化しております福島潟の問題にしぼって御質問をいたします。  この問題は福島潟だけの問題ではなしに、日本の農政の根幹に触れる問題でありまするけれども、それをやる時間がございませんので、これにしぼりたいと思います。  まず冒頭に、お聞きの皆さんにもなかなか理解ができないと思いますので二、三分間で概略を申し上げますと、新潟県はまず米産県だと言われておる。その米産県の中で最も米をよけい産出するのが、十六郡のうちのこの北蒲原郡であります。その米産地帯の中央に福島潟は位置をしております。東側には越後山脈、西側の海岸地帯は砂丘地帯、そうして阿賀野川と……

第77回国会 予算委員会 第2号(1976/01/29、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 三木総理、社会的不公正の是正、対話と協調、政治浄化などといった大変耳ざわりのいいプラカードをかついであなたは登場されました。高度経済成長から安定成長への転換を図ることを目指して、これは第二年目であります。実態は三木総理の正面の公約と異なるけれども、三木内閣が発足以来わが国の政治は急激に近来の歴史を画する大転換を遂げつつあります。  そこで、本日はきわめて限られた時間でありますので、私に割り当てられた財政の分野、第一には当面の不況対策、第二に不公正是正と五十一年度税制について、第三に社会保障政策について、そして最後に赤字公債に関して、それぞれ私は動かしがたい事実を挙げて、三木総……

第77回国会 予算委員会 第12号(1976/02/13、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず最初に、地方銀行会長の伊原さんにお伺いしたいのであります。  御承知のように、いま地方財政もまた大変な赤字財政でございます。 地方債も大変よけい出るようでありますが、私の聞くところでは、何とかいまのところは処理をしておるようだけれども、なかなか銀行の方も簡単には応じてくれそうにないという話、交渉に非常に手間取っておるという話も聞くわけでありますが、これからまた地方債は大変大量に出るわけであります。その上に皆さんのところは、国債もやはり引き受けさせられておるわけであります。そういう点からいって、地方債の引き受けの見通しというものをちょっとお伺いしたいと思うのであります。

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、積み残しの質問に入る前に一点だけお伺いをしておきたいのは、ロッキード事件の捜査について、やはり国民は、真相を究明するのではなくて、結局何かもやもやとした中で消えてしまうのじゃないかという危惧の念を持っております。丸紅の税務調査についてやはり同じような疑いを私自身も持つわけであります。ユニットであるとかピーナツであるとか、ああいうたぐいの領収証を出したその見返りとして金の流れがあった。金の流れがあったと見たから外為法違反で皆さんは捜査されたわけでしょう。そうでしょう。金の流れがあったという疑いがあるから捜査された。その金の流れがあったという疑いがあるとすれば、伊藤や大久保……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/01、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 明後日の三日から十カ国蔵相会議が行われます。それで、次の四日からはIMF総会が行われるわけであります。  最近、円に対する批判というか圧力というものはいろいろ相当強いようであります。私が最近の経済指標を見てまいりましても、外貨準備高は百六十三億ドルとなりまして、石油ショック以前の水準に達しておるわけであります。私は、このようなことになったのは、ここに日本の皆さんの経済政策が少し狂っておるのじゃないだろうかという感じがするわけであります。それは、卸売物価は十四ヵ月連続上昇を続けております。大企業は値上げ効果で企業収益を急速に回復しつつあるのであります。ところが一方、労働者の生活……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会 第3号(1980/02/01、35期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、財政危機と財政再建にかかわる問題を主として総理にお伺いしたいと思います。しかし、財政が一国の政治の具体的なお金による表現でありますので、財政問題に入る前にまず、総理の政治理念と政治姿勢についてお伺いしたいと思います。  総理は八〇年代はわが国が興亡の岐路にある、「一歩その対応を誤まれば破局を招来しかねない」こう危機を訴えておられるのであります。国民に意識革命を求めておられるのであります。しかし、精神革命が必要なのは何よりも総理、あなた自身じゃないでしょうか。そして政治に携わる私たち自身じゃないでしょうか。私はここを指針としなければ国民に協力を求める道はないと思うのであり……

第91回国会 予算委員会 第10号(1980/02/12、35期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました五十四年度補正三案について反対の討論を行います。  わが国経済は、原油価格など海外要因もあって卸売物価の持続的上昇の中で、国内景気は回復し、とりわけ大企業は好況に推移し、政府統計によれば昭和五十三年度以来七期連続の上昇をたどっております。すなわち、営業利益は四二・四%増、経常利益も三六・二%増と目覚ましく、史上空前の利益を上げております。一方、中小企業は、やっと五十一年度水準を回復したにとどまっています。このような大企業主導の経済を背景に、五十四年度補正予算が編成されたのであります。  総選挙に示された国民の要求は、政府の意図……

第91回国会 予算委員会 第16号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○阿部(助)委員 厚生大臣を中心に質問する予定でございますが、参議院から十分ぐらいかかるそうでありますから、それまで大蔵大臣にお伺いをいたします。  大蔵大臣、この本会議の「財政再建に関する決議」というところでも、よく読むと大変うまいことをおっしゃっておるのですね。それで、この委員会における御答弁でも、一般に税の体系の中に消費に着目した税体系そのものが未来永劫に姿を消すのはどうだこうだとこう言っている。それで、いわゆる一般消費税(仮称)なんて、これは専門家の皆さんはおわかりになるのかわからぬけれども、国民にはさっぱりわかりませんよね、いわゆる一般消費税(仮称)なんてばかり言っておったのでは。問……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 予算委員会 第2号(1980/10/11、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は総理の施政演説を承りまして、多くの同僚議員がそうだったと思うのでありますが、私もいたく失望をした一人であります。たとえば重要政策の一つ、これにかかわりました財政再建につきましても、何のために財政再建を必要とするのか、どういう方法でこれを実現しようとするのか、私にはどうもその理念も哲学もうかがえないのであります。私の記憶する限り総理は、日本の戦後史の中で、総理になろうと思っておらないで総理になられたただ一人の方だと私は思います。したがって、当然のことでありまするけれども、一国の宰相としての重任を修業したことのないただ一人の総理だ、こう私は見るわけであります。大変な激動の時代……

第94回国会 予算委員会 第8号(1981/02/14、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 先ほど御質問で、川上知事がやめられたということでございますが、大変長いこともたついてまいりました。この委員会で、中学生の非行問題、暴力問題等が取り上げられ、やれ先生が悪いだとか、日教組がよくないだとか、教科書が偏向しておるなどというお話もたくさん出ました。ところで、いま千葉県知事がやめられたとはいうけれども、これだけ長いこともたついた。しかも、業者との利権に協力するなどという念書を書いて五千万円も受け取った。後で返したという話でありますけれども、県政を利権のえさにしようとした事実には間違いがないのであります。ところが、今日まで居座りを決めてみたり、自民党の県議団は不信任案を否……

第94回国会 予算委員会 第15号(1981/02/23、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず冒頭に、国税庁は、今度この豪雪で雪おろしに当たってこの費用を雑損控除にされるということでありますけれども、納税者にとってみると、もう一つ何かすっきりしない。私の田舎の人たちに言わせると、何か今度の新しく五万円を超えた分がすぐこの三月十五日の確定申告に雑損控除として認めてもらえるんじゃないかというような錯覚も持っておるようであります。そういう点でこの人たちにもっとはっきりわかるように指導し、税務署で十五日を目指してトラブルの起きないようにもう少し指導してもらいたいと思うのであります。そういう点で、私たちの田舎におきましては、日当を払い、その上で晩酌をつけて夕食をごちそうする……

第96回国会 予算委員会 第4号(1982/02/03、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 関連して。いまの討論を聞いておりましても、来年の税の見積もりにしても、いままでの例が大体一・二またはそれ以下です。それを来年度は何で一・四七ですか、それだけの弾性値が見れるのです。内需がどれだけ盛り上がるかといったところで、いまの見通しは最大限皆さんの希望意見を入れて五・二、それだってどなたが見たって私は無理だと思うのです。  そういう中で、特別に弾性値だけが飛び抜けた弾性値をつくっておるような、数字合わせだけであって、一つもわれわれには納得ができない。その辺をちゃんとしてくれなければ、この予算を責任を持って国民のために審議するなどというわけにいかない。もう一遍政府の方で出直……

第96回国会 予算委員会 第13号(1982/02/19、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 総理、きょうは余り時間がございませんので、非常に基本的な点だけお伺いをいたします。  総理が財政再建を最重要な政治課題にした、このことに対しては私も同感であります。そこで、総理がいままでたびたびお話しなすったことをもう一遍確認をさせていただきたいと思います。  第一に、特例公債は五十九年度までにゼロにする。第二に、そのための増税は行わない。第三に、特例公債、まあ赤字公債、これは借りかえをしない。すなわち、現金償還をするというこの三点は、たびたびここでお話しなすったことでございますが、これは間違いございませんね。
【次の発言】 重ねてお伺いをいたしますけれども、本当に五十年度以……

第96回国会 予算委員会 第17号(1982/02/24、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 今日、中小企業とサラリーマンは、不況の中で、電力料金の高さに泣いております。この前も資材産業の話が出ましたけれども、電力料の値上げというのは大変な大きな負担になっております。物が売れなくとも電気料金は払わなければならないのです。電気料金を払うために商売しているという人もいるほどであります。ところが、電力会社の方は、政府公認の大幅値上げで、昨年三月期には一兆円以上という史上最高の大もうけをして笑いがとまらない。その上に合法的な税金逃れをしておる。この明暗を通産大臣はどうお考えになりますか。
【次の発言】 この電気料金を決定するときも、この委員会にはいろいろと、高過ぎるのではない……

第96回国会 予算委員会 第20号(1982/06/23、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 初めに、本日、日立製作所、三菱電機の社員が、IBMの企業秘密を盗み出して、FBIのおとり捜査で逮捕されるという事件が報道されております。  この事件は、日米経済戦争をさらに大きく大火事にするおそれのある大変大きな問題だと私は思うのですが、その問題について、政府に対して、アメリカから何らかの連絡を受けておると思うのですが、その内容を明らかにされたい。  もう一つは、日本政府は、アメリカから犯罪捜査について協力を求められた場合に、どのような態度をとるのか。これだけをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大変不幸な問題であります。しかし、まだ詳細がわかりませんので、本論の質問……

第97回国会 予算委員会 第4号(1982/12/16、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、この国会は、国民の国会に期待する問題が大変多いわけであります。しかし、残念ながらいろいろな御都合で会期が非常に短い。しかも、この短い中で、私は、この委員会でこれほど政治倫理の問題が論議をされた予算委員会はかつてなかったと思うのです。それだけに今日最大の政治課題は、私は政治倫理の確立である、こう考える。 ところが、総理の御答弁をこの委員会で聞けば聞くほど何か不熱心だという感じを受ける。そして、むしろこの政治腐敗の問題を守っておるような感じを受けるのは私だけじゃないんだ、こう私は考えるのであります。大変残念であります。まあ、上が行うところ下これにならうというたとえがあります……

第98回国会 大蔵委員会 第5号(1983/03/02、36期、日本社会党・護憲共同)

○阿部(助)委員 初めに、大変初歩的な質問でございますが、財政法十三条で「国の会計を分つて一般会計及び特別会計とする。」こう定めておるのでありますけれども、その理由はどういうことなのですか。
【次の発言】 財政は統一的な会計の原則ということで、できるだけ一般会計で、特別会計というものは設けない方がいい、こういうことなのでしょう。
【次の発言】 それはそうだと思うのですよ。だから、特別会計というものも例外的というか認めておるのだろうということであって、私の意見と違うわけではないのでしょう。一般会計でなるべく統一的に明快に国民にわかりやすいようにした方がいい、特別にやらなければいかぬし、やった方が……

第98回国会 大蔵委員会 第9号(1983/03/16、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 大臣、大変御苦労さんです。  まず、大臣にお伺いいたしますが、課税の公平が税制の根本原則だ、公正なる社会実現の保障であるというふうにいままでおっしゃってきたと思うのですが、この立場から租税特別措置の整理を進めるという、こういう考えには変わりないのでしょうね。
【次の発言】 主税局長にお伺いしますけれども、大蔵省は行政当局として、今日なお、利子所得、配当所得の総合課税を行うべきとお考えになっておられるのかどうか、お伺いします。
【次の発言】 国税庁長官にお伺いしますけれども、国税庁では、五十七年の八月に預貯金をお調べになったというのが新聞に出ておるのですが、そのときに調査した件……

第98回国会 大蔵委員会 第15号(1983/04/13、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず初めに、この国会に財確法なんというものを提出された理由を私はお伺いしたい。当たるを幸い金集めをする措置は臨時的に行ったのか、また恒常的にお考えになっておるのか、まずお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 この後期待できないからやらないということなのですか。それとも、こういうやり方は本当の一時的な緊急避難としてやったのであって、これからはそういうことはやらないという方針なのか、それを聞いておるのです。
【次の発言】 私は後で述べようと思ったのですけれども、歴史の教訓に学んでいくと、これは皆さんの大蔵省の編さんされた資料ですよ、これを見ますと、いまこういう形で特別会計と一般……

第98回国会 大蔵委員会 第17号(1983/04/27、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、電源開発促進税の増税を行う改正案の質疑を行うに当たりまして、まず、この税がエネルギー対策の財源として聖域化され、財政規律を乱し、税金を浪費し、さらに住民の人心を破壊して民主主義を買収によって死滅させておる事実を指摘したいのであります。電源開発促進税とこれに関係する法律、制度は速やかに廃止をして、一般会計のエネルギー対策費に吸収すべきであると思うのですが、政府の御見解をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 この前質問をしたときも、私は財政法のコンメンタールを出して皆さんに言ったのですが、それは何をやるにも、泥棒にも三分の理屈があるのですよ。何がしかの理由があることはわ……

第100回国会 大蔵委員会 第3号(1983/09/30、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 委員長にお伺いしたいのですが、尊敬する森委員長にして、これだけの大きな問題を二時間や三時間で片づけてしまおうというお考えはどこにあるんだろうか。私はちょっと不思議でしょうがない。アメリカでも両院でまだ協議が調わないとか、いろいろな意見があることは先ほど指摘したとおりでありますが、こういう問題を三時間やそこらで片づけようというのですか。私はちょっと委員長の気持ちをはかりかねておるのですが、どうなんです。
【次の発言】 先ほども委員長権限でちゃんと開会されるのです。国会法を見たって、理事会の理の字も出てこない。委員長権限なんです。大委員長ともあろう者がそれぐらいな見識を持ってくれ……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第61回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1969/03/20、31期、日本社会党)

○阿部(助)委員 まず、企画庁長官にお伺いしたいのですが、大臣、どうされたのですか。―企画庁長官にお伺いしたいのでありますが、政府は、国鉄運賃の値上げをすると、たしか物価には〇・二%響く、 こうおっしゃっておられるわけですね。それでは、この〇・二%というのは、これは全国の平均だろうと思うのですが、そうでございますね。
【次の発言】 そうすると、これは全国一般でありますから、国鉄の利用度によってこれはたいへん違ってくると思う。たとえば東京周辺の人であるとか、国鉄をお使いになる度合いの多い人、あるいは、いなかのほうにおって、あまりそういう旅行をなさらない方、また、生活上それほど必要のない方、こうい……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第5号(1970/09/16、32期、日本社会党)

○阿部(助)小委員 まず委員長にお伺いしたいのですが、岩佐さんは急においでにならなくなったということでありますが、いつ委員長はそれを御承知なすったのか。もし、もっと前に承知をしておるならばひとつ連絡をいただきたかったわけであります。実は私、たいへん皮肉な言い方でありますが、おそらくはおいでにならぬだろうという気持ちを持ちながらも、急遽いなかから出てきたわけでありますが、委員長はいつそれをお知りになったのか。そして岩佐さんの御病気はどういう病気でどの病院においでになっているのかお伺いしただろう、御承知になっているだろうと思いますが、その点ちょっとお伺いしたいのであります。

第65回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○阿部(助)分科員 大臣、いま住宅、物価、公害というものは国民の重大関心事でありまして、この問題を書けば大体国見はだれでも読む、こういわれておる、わけでありますが、特に住宅問題は、それにこたえたのでありましょうけれども、今度五カ年計画をお立てになった。総戸数九百五十万戸を政府施策で建てられる。そして来年度は六十四万四千戸でございますね、これを建てられる、こういうことでありますが、内訳を簡単に説明してください。
【次の発言】 来年度六十四万四千戸の内訳は、公営で十二万五百でありますか、公庫で二十六万二千、公団で八万四千ですか、その他十七万八千、こう私聞き及んでおるのでありますけれども、公的資金に……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1973/07/18、33期、日本社会党)

○阿部(助)小委員 さっき次官が答弁なさったのですけれども、政府のほうは財政民主主義というのをどうお考えになっているのです。この予算は当初から予算委員会で、物価の値上がりはもっと激しいのじゃないか、そうすればこの予算はずさんではないかという指摘を受けながら皆さんのほうは強行してきたわけです。しかもいま国会は開会中なんですよ。皆さん、一ぺん予算をきめてしまえば、あとはどんぶり勘定で適当に縮めたり、繰り越しをやってみたり、繰り延べをやってみたり、自由かってなんだということには財政法はなっていないと思う。しかもいま国会開会中なんです。その中でもう予算の執行が、そのままきめられた予算のとおりできない。……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/12/15、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 私は、民主主義を守る政治家の一人として、本法案にたいへん重大な不安を持たざるを得ないのであります。  本法案は、石油危機に便乗して経済政策の基本であります物資に関する全権を田中内閣の手に掌握しようとするものであります。本法案は、きわめて場当たり的に突如として提案され、当面国民が望んでいる物価凍結に無力であるばかりでなく、やみがやみを呼び、大企業と官僚による統制の支配が強まるだけでなく、歴史的に見れば政治体制にまで影響する問題であります。本法案の形式はかつての国家総動員法と同じでありまして、かつてここで齋藤隆夫氏は、勅令への委任、議会無視に激しく反対をいたしました。鳩山一郎氏は……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、日本社会党)

○阿部(助)委員 いまお読みになったこの点については、私はこまごまといま反論する時間がございませんが、簡単に言えば、これは不満足であります。  私の質問は、五十七分という時間の制約がありましたので、この一点にしぼってお伺いしただけでありますが、この安定法の法形式は、私が指摘したように、国家総動員法と同じような大幅な委任立法であります。したがって、実体はすべて政令、省令に委任しておることがけしからぬのだ、もし物資に関するこれだけのものを委任したならば、国会は形骸化するであろう、そうしたら議会制民主主義が滅んでしまうのではないか、こういう点を指摘したのでありまして、皆さんが出せないものはとにかくと……

第73回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1974/10/17、33期、日本社会党)

○阿部(助)小委員 いま執行状況の御説明がありましたけれども、いま国民の大きな関心は、来年度予算は大体どんなお考えで編成されるだろうかということだと思うのであります。五十年度予算の本格的な編成作業もいま開始されておるわけでありますが、言うまでもなく、来年度予算はこれまでになく国民生活に重大な影響を与えるだけでなく、わが国の将来にも大きく関係してくると思いますので、私は五十年度予算の編成をめぐる諸問題について質問をしたいと思うのであります。  まず第一に、予算編成をめぐる経済情勢の判断について私はお伺いをしたいと思います。  その一つは、国際収支の見通しであります。今年の八月、わが国は西ドイツに……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○阿部(助)分科員 時間が大変少ないので、要領よくお答え願いたいのでありますが、わが国経済の対外進出に伴って、進出地域の環境汚染が問題になっております。内外の批判が高まっております。汚染防止に関し、政府はどのような機関が担当しておるのかを、まずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 三木内閣は、少なくとも看板は前の内閣とは違いまして安定成長だ、社会的不公正の是正というものを高々と掲げておられるわけであります。総理は、施政演説の冒頭にも「世界各国の相互依存性はますます深まり、地球はますます小さくなりつつあります。全人類は、地球船という同じボートに乗った運命共有者であります。」こう言っておられる……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)

○阿部(助)分科員 通産大臣、私通産省に、総括質問をやるために資料の要求をいたしました。ところが、当初は私のところの政審の手違いもございまして、実際の連絡は私は早くやったのだけれども、通産省が私の資料要求を正式に受けたのは一月の末であります。しかし、一月の末から私が七日に総括質問をするまでには、私はある意味では資料は十分間に合わせることができるだろうと思った。しかし、それにも間に合わない。だから私は総括質問の私の問題を急遽変更しまして、別の問題をやった、こういう経過を持っているわけであります。  それで私は、企業の特別措置の問題で通産省のお考えを聞いたのでありますけれども、私の見るところ、新し……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて上原君の質疑は終わりました。  次に岡本富夫君。
【次の発言】 これにて岡本君の質疑は終わりました。  この際、午後一時まで休憩いたします。     午後零時二十四分休憩
【次の発言】 これにて村山喜一君の質疑は終わりました。  次に、加藤清政君。

第75回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて山中吾郎君の質疑は終わりました。  次に、有島重武君。
【次の発言】 これにて有島重武君の質疑は終わりました。  次に、馬場昇君。
【次の発言】 これにて馬場昇君の質疑は終わりました。  次に、河上民雄君。
【次の発言】 これにて河上民雄君の質疑は終わりました。  次に、斉藤正男君。
【次の発言】 これにて斉藤正男君の質疑は終わりました。  次回は、明二十七日午前十時より開会し、引き続き文部省所管を審査し、午後は大蔵省所管について審査を行います。  本日は、これにて散会いたします。     午後七時三十三分散会

第75回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて武藤山治君の質疑は終わりました。  次に、栗田翠君。
【次の発言】 栗田さん、私、時計の番人じゃないから、余り時間のことを言いたくないけれども、時間を過ぎてから二番目の質問を発しておりますので、なるたけ結論を急いでください。
【次の発言】 これにて栗田翠君の質疑は終わりました。  次に、梅田勝君。
【次の発言】 これにて山口鶴男君の質疑は終わりました。  次に、井上普方君。


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会公聴会 第1号(1980/02/13、35期、日本社会党)

○阿部(助)委員 どうも御苦労さまでございます。  佐藤先生にひとつお願いしたいのでありますが、いま税の計画を立てる。政府の方は、財政の出る方のあれは出すけれども、まあ税調でやっておると言うけれども、税調で何ぼやったってよくならぬのですよね。たとえば租税特別措置は絶えず見直すなんと言ってみたって、これは実際は見直していない。私は問題は政治家の勇気だと思うのです。どんな計画を出してみたって、このサラ金財政という――財政再建ということはもうだれしもが希望するところだ。それだけれども、問題は、それをインフレでやるのでないと政府が言うならば、税金でやる以外にない。そうすると、税金はどの層からよりよけい……

第91回国会 予算委員会公聴会 第2号(1980/02/14、35期、日本社会党)

○阿部(助)委員 先生方御苦労さまでございます。大変失礼な質問になるかもわかりませんが、二、三お伺いしたいと思います。  まず、水野先生にお伺いしたいのでありますが、いまも法人税の問題が出ましたけれども、財政再建という立場に立てば、予算の中で公債費の占める割合がこれだけもう大きくなって、それが財政を硬直化しておる、新しい事態に対応できないというので財政再建という話が出てきたんだろうと思うのです。そういう点からいきますと、公債はできるときに減らすべきなんじゃないだろうか。ことしあたり、法人の好況なときに法人からいただいて公債を減らす。不況のときには、これに何らかの景気浮揚策もやはりとらざるを得な……

第91回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1980/03/04、35期、日本社会党)

○阿部(助)分科員 いま春闘を目前にしておるわけでございますけれども、そういう中で、労働組合の二、三から私のところに、どうも警察の方、少し労働組合への介入じゃないかみたいな話があるのでございますけれども、その中の一つ、時間の制約もございますので、昨年十二月八日未明に金沢で起きた問題を中心にしてお伺いをしたいと思います。  この金沢市の粟ケ崎にあります羽衣荘というアパートにおいて殺人事件が起きました。浅田順三という人が殺されたのでありますけれども、この事件は御承知ですね。
【次の発言】 この事件の状況、皆さん捜査の御都合もあるのでございましょうけれども、捜査ということで、聞き込みということだと思……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて中島武敏君の質疑は終了いたしました。  次に、井上一成君。
【次の発言】 これにて井上一成君の質疑は終了いたしました。  次に、寺前巖君。
【次の発言】 これにて中川利三郎君の質疑は終了いたしました。  次に、玉城栄一君。
【次の発言】 これにて玉城栄一君の質疑は終了いたしました。  次に、瀬崎博義君。
【次の発言】 これにて瀬崎博義君の質疑は終了いたしました。  次回は、明六日午前十時より開会し、農林水産省所管について審査を行うこととし、本日は、これにて散会いたします。     午後八時三十五分散会


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会公聴会 第2号(1981/02/13、36期、日本社会党)

○阿部(助)委員 社会党の阿部助哉でございます。皆さん、大変御苦労さまでございます。  まず、暉峻先生にお伺いをしたいのでありますが、大変に私たちも参考になります資料をおつくりいただき、御説明いただきまして、大変感謝をいたしております。  いま政府は、九日に景気対策の閣僚会議か何か開いて、何かわかるのは公定歩合の引き下げというようなことだけがわかる、あとはさっぱりわからぬのであります。ところが、いま先生のお話にございましたように、大企業の方は、一番大きな会社で一兆八千億も借入金がありますから、公定歩合を仮に一%下げると百八十億も負担が楽になる。そうすれば、二%ぐらいの法人税が上がってみたって九……

第94回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1981/02/27、36期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて池端清一君の質疑は終了いたしました。  次に、瀬長亀次郎君。     〔岡部(勘)主査代理退席、愛野主査代理     着席〕

第94回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1981/02/28、36期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 これにて田中昭二君の質疑は終了いたしました。  次に、伊藤公介君。
【次の発言】 これにて伊藤公介君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして、昭和五十六年度一般会計予算、昭和五十六年度特別会計予算及び昭和五十六年度政府関係機関予算中大蔵省所管についての質疑は終了いたしました。  次回は、来る三月二日午前九時三十分より開会し、文部省所管について審査を行うこととし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時二十八分散会

第94回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 藤原君、時間ですから……。
【次の発言】 藤原君に申し上げます。時間が終わっておりますので、結論を急いでください。
【次の発言】 これにて藤原ひろ子君の質疑は終了いたしました。  次に、石原健太郎君。
【次の発言】 これにて石原健太郎君の質疑は終わりました。  次回は、明三日午前九時三十分より開会し、引き続き文部省所管について審査を行うこととし、本日は、これにて散会いたします。     午後八時十四分散会

第94回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本社会党)【議会役職】

○阿部(助)主査代理 時間ですから簡単にお願いします。
【次の発言】 これにて土井たか子君の質疑は終わりました。  次に、辻第一君。


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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