このページでは渡辺芳男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。渡辺芳男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○渡辺(芳)委員 去る一日に行政管理庁から第二次の気象行政監察の結果についての勧告がございましたが、この勧告の趣旨、大要というのは四つに分かれていると思います。この勧告の主眼とするところは、防災の立場から、特に最近頻発している集中豪雨や台風などの異常気象時における不適切な面がだいぶある、こういう関係から、中枢機能の強化だとか、あるいは通信網や観測網の整備、あるいは航空気象の拡充ないしは産業気象の関係の不備な面がたくさんあって、設備の強化、拡充、こういうふうなことがうたわれておるのでありますが、特に皮肉に新聞にも出ておるのですけれども、当たらない天気予報、こういう関係から、どこに一体一番欠陥があ……
○渡辺(芳)委員 中央労働災害防止協会の会長なり専務理事さんに、ひとつ順次質問をいたしていきますから、私のほうもまた手元に資料もございませんので、わかるように御説明願いたいと思います。
まず中央労働災害防止協会の定款と規程の設定の年月日、それから建設業をはじめとして五つの防止協会がございますね、これの定款と規程の設定の年月日、それから各防止協会の常駐役職員の構成について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これから御質問するのですが、中央災防協会以外はわからないのですか。それは災防部長のほうでわかりますね。
【次の発言】 いま設立年月日などの説明でしたが、これから活動内容を質問する立場……
○渡辺(芳)委員 まず、事業計画から少しお伺いをいたします。 昭和四十二年度から四十九年度までに総額千百十四億を投じて、まあいわばコンテナ公団をつくる。対米貿易をとにかくいま目標としてこれをつくられることは私が申し上げるまでもありませんが、先日、参考人の米田さんから、ことしはとりあえずわれわれ船会社の関係については、資金関係の二十億円というものについてどうやら調達はできました、しかしまあ将来についても努力をいたしますが、という陳述があったわけであります。これはもういままでも再三うわさされておりましたが、また船主団体などとも打ち合わせしたときに、必ずしも一・一・四・四といろ割り振りの資金計画の……
○渡辺(芳)委員 時間もだいぶたちましたので、重複は避けまして、そのものずばりお伺いをいたします。 自治省の財政課長が御都合があるようでありますから、財政課長に先にお伺いしますが、今回の干ばつについて非常に災害の大きな県について、私も、六月十日ですか、埼玉県に視察に行ってまいりましたが、特に地方交付税の増額、それから地方税の減免、こういう要請が非常に出ておると思うのですが、端的にいって、昭和三十九年が最近における干ばつの一番大きな年であると、先ほど小澤委員の質問にお答えになっておりましたが、ことしもそれに匹敵するかあるいはそれ以上の干ばつになると思うのです。予算措置も、一応当初予算はきめられ……
○渡辺(芳)委員 最近社会問題として大きく取り上げられておりますが、むち打ち症対策について伺います。 先日警察庁が発表したところによりますと、全国の交通事故統計によると、本年の一月から十一月まで五十九万千六百八十人の自動車事故による死傷者が出ている。そのうちの死者が一万二千三百三十三人であるということですが、この内容を検討しますと、この事故のうち五〇%程度が追突なり、あるいは衝突、側面衝突といいますか、のようであります。このむち打ち症は特に追突事故によって発生することが多いのですが、今日まで特に医療機関あるいは補償関係について明確な対応策といいますか、ことができていないような状況にありますの……
○渡辺(芳)委員 まず、開発銀行の関係のほうからお尋ねをいたします。
本年度は開発銀行の関係の資本金の増加があると思いますが、私、ちょっとそれ、他の法案を研究しておりませんが、昨年度の資本金が二千三百三十九億七千百万円である。で、開発銀行が本年予定をしている自己資金とそれから財政資金、合わせて四十三年度はどのくらいの新規貸し付けができますか、まずひとつお伺いします。
【次の発言】 本年度末、四十二年三月三十一日に想定される貸し付け残高は、大体どのくらいになりますか。
それから現在までのおもな貸し付け企業はどんなものがあるか、これをひとつ明らかにしてください。
○渡辺(芳)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されております日本開発銀行に関する外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案について、簡潔に反対の討論を行ないます。 わが国の海運企業は、第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受けました。敗戦の結果、海運企業に限らず、一般国内産業も戦時補償は打ち切られ崩壊に瀕したのであります。そして、占領政策により政治、経済、産業、文化の各般にわたって民主化政策がとられました。海運企業もその例外に漏れず、企業の再建は困難をきわめたのであります。政府は、昭和二十六年第五次計画造船以来外航海運の再建に着手したのでありますが、その再建をめぐり政治家と……
○渡辺(芳)委員 昭和四十年度を初年度として、現行の港湾整備五カ年計画が策定をされましたが、実際の投資関係では、この三カ年間に約五〇%進捗をしているわけですね。この事業量の関係は、物価の値上がりその他もあると思いますが、たとえば主要定期船港湾の外貿岸壁七十八バースとか、あるいは一般港湾の関係での外貿岸壁の七十九バースとか、それから内国貿易港湾の関係の内貿岸壁が百十バースとか、ざっと計画に出ておりますが、この点の関係はどの程度実際には進展をしておりますか。
【次の発言】 そうすると、岸壁関係のバースの建設状況というのは、当初予定計画どおり進んでいるわけですね。進んでおりますね。
○渡辺(芳)委員 まず初めに、法案の中身から質問をしていきたいと思います。
この観光施設財団抵当法案がかりに成立をして施行されていきますと、従来の融資の関係から見て、担保価格がだいぶ上がるわけですね。どの程度に想定をして考えられていますか。
【次の発言】 二条の定義にあるのですが、観光施設の関係について財団をつくるのは、遊園地なり、動物園なり、スキー場その他の遊戯、観賞または運動のための施設である、こういうふうになっておりますが、この観光施設財団を設定をする場合に、一定の範囲と基準というものがあると思うのです。これは政令に委任をされておりますから当然考えられておると思いますが、あまりこまかい……
○渡辺(芳)委員 いろいろ最近頻発する鉄道事故について問題になっておりますが、運輸大臣にお伺いしますけれども、先ほどからの答弁によりますと、不注意ということが盛んに強調されておる。端的にいえば精神主義、ひとつ弛緩しているからたたき直さなければいかぬ、こういうふうなことが非常に強調されておるのですが、事故のそれぞれの本質を究明したら、その中に本人のきわめて不注意な場面の事故もあったり、そして一つには御茶ノ水の電車の追突事故のように、これは本人の不注意だけを責めるというふうなことばかりでは少し酷だと思うような事故もあるわけです。伊豆急の事故がありまして、私も数日後に会社に参りました。国鉄の職場でも……
○渡辺(芳)委員 富士川の砂利採取について、これに関連して伺いますが、初めに現状を少しく私のほうから申し上げて、順次質問をいたしたいと思います。 富士川の下流地域にあたる山梨県との境にある静岡県の芝川町が、現在、四月一日以降特にダンプの通行が激しくて、山間の町でありますが、町全体、極端な表現で言えば、麻痺をしておるような状況にあります。この地域の道路はすべて県道でありますが、幅員も三・八メートルから六メートル程度で、芝川駅の周辺は舗装されていますが、この町の中心から一キロないし一・五キロくらい離れますと、明治三十年代につくられた道路そのままの状態で、ほとんど改良されていないというのが現状です……
○渡辺(芳)委員 私は、静岡県の富士地区の産業公害対策についてお尋ねをいたします。 初めに、現地の実情をごく簡単に申し上げます。 紙パルプ工業の盛んな土地でありますが、最近亜硫酸ガス、硫黄酸化物なりあるいは塩素ガス、芒硝、こういう大気汚染と、工場の騒音なり河川の汚濁、水資源の枯渇、地下水の塩水化など、全く産業公害が激しくなってまいりまして、新聞紙上にも再三報じられておりますが、市民生活が、極端なことを言えば、場所により脅威を感じておるところがあります。これらの産業公害というものが特に激しくなりましたのは、七、八年ぐらい前です。公害の発生源を大ざっぱに申し上げますと、現在富士地区で重油をたい……
○渡辺(芳)委員 いま国鉄の財政再建をめぐっていろいろと問題になっていますが、十一月一日に国鉄財政再建推進会議の意見書が出されております。そしてまた十一月二十一日には大蔵大臣の諮問機関である財政制度審議会から、国鉄財政再建に関する報告書がそれぞれ出されておりますが、この問題をめぐって、いま特にローカル線の廃止についていろいろと全国的に大きな問題を提起いたしております。そこで以前に国鉄の諮問委員会から八十三線区、約二千六百キロの廃止の答申がありましたが、新たに財政制度審議会なりあるいは国鉄財政再建推進会議の意見書では、六千キロにわたる線路の廃止をして自動車輸送などに転換したほうがいいということが……
○渡辺(芳)委員 委員長にひとつお約束をまず質疑に入る前にしていただきたいのですが、この政府提出の国鉄運賃法の一部改正、それから国鉄財政再建促進特別措置法案、この二つの審議の途中で、あるいはわが党の提出の日本国有鉄道の鉄道施設の整備に関する特別措置法案、この審議の途中において、多数をもって強行採決をしないように、まず第一にお約束を願いたい。これは私は、かってない運賃法の問題と、それからこの特別措置法案は、単に国鉄に関する限りでなくして、陸、海、空にわたる今後の交通体系のあり方なり、物価に影響する問題なり、あるいは政府の施策の中心となるべき交通産業に対する援助の問題なり、全般にわたって重要な問題……
○渡辺(芳)委員 三月の二十九日の深夜に、富士川左岸に火力発電所を建設するという問題をめぐって、たいへんな乱闘がありました。若干当時の新聞の全国版にも掲載をされておりますから御存じだと思いますが、たいへんないきさつがありまして、今日小康状態を続けておりますが、また問題の発生が懸念をされますので、私からいままでのいきさつをちょっと簡単に概略申し上げて、質問をしていきたいと思います。 東京電力が昨年の三月、富士川左岸に百五万キロの火力発電所を建設するというのを富士市に申し入れました。それから富士市でも、議会を中心にいろいろ検討してまいりましたが、昨年の十一月に二十項目の申し入れを東電にいたしまし……
○渡辺(芳)委員 提案されております海上保安官に協力援助した者等の災害給付に関する法律の一部改正案については私ども賛成でございますが、この際、これに関連して若干の質問をいたしたいと思います。 海上保安庁の職務は、陸上における警察や消防以上に広範な業務を担当しているわけでありますが、いわばじみな仕事でもあります。特に最近、国連海洋法会議の合意を待たないで領海十二海里への拡大、特に漁業専管水域二百海里の設定がアメリカやソ連で行われておりますので、わが国に大きな影響を与えることは必至となってまいりました。遠洋漁業が大きく制約されますと、必然的に近海漁業に転換をしてごたごたが起きてくる可能性が想定さ……
○渡辺(芳)委員 ただいま議題となりました本案に対し附帯決議を付すべしとの動議につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブを代表し、その趣旨を御説明申し上げます。 附帯決議の案文はお手元に配付してありますので、その朗読は省略させていただきます。 本附帯決議は、現在わが国海運の置かれております国際環境がきわめて厳しいものでありますので、本法の施行に当たり、政府において特に措置すべきところを明らかにし、遺憾なきを期そうとするものであります。 以下、附帯決議の内容につきまして、簡単に申し述べます。 まず、「国旗差別問題の解決には、国際協調を重視して最善の努力……
○渡辺(芳)委員 私は、国鉄の財政危機について心配をしている一人でありますが、まさに事態は容易でないと思っています。しかし、昭和三十九年に東海道新幹線が開業した年に国鉄が初めて赤字決算を出したということは、ある意味では私は歴史的な出来事のような気がいたします。世界に誇る新幹線が開通をした、喜んでいる年に赤字決算になるということは、まさに国鉄の今日あることがどうも予想されるような気が、今日になっていたしておるところであります。しかし、それ以来毎年毎年赤字が累積されまして、五十年度までには、資料によりますと、六兆七千七百九十三億円も借入残高があると言われています。昭和四十四年に国鉄財政再建措置法が……
○渡辺(芳)委員 昨年十月に、駿河湾付近で最大規模の地震が近い将来に起こるであろうという説が発表されまして、静岡県民は大変大きな衝撃を受けました。その後国会でも再三にわたってこれに対する対策なども取り上げられてまいりましたが、この際、その後進んでいる状況などについて、予知なり防災対策について若干質問をさせていただきます。 静岡県は、御案内のとおり過去歴史上にも幾たびか大きな地震に見舞われておりますが、ここ半世紀の間でも昭和五年から七四年五月伊豆半島沖地震まで六回ほどあります。それだけに震災を経験した人々が大変多いわけでありまして、大きな関心が持たれているわけであります。 ところで、日本列島……
○渡辺(芳)委員 まず大臣にお伺いをいたします。 現行の騒防法が昭和四十九年に大改正がありましたが、そのときに参議院の運輸委員会で附帯決議がなされております。提案の趣旨説明の中にも出されておりますが、附帯決議をこういうふうに尊重していくというふうになることは結構だと思うのであります。いままではどうも方々の委員会で附帯決議を全会一致でなさっておっても、無視をされるというか、余りその効力がないというふうな状況がずっとありました。しかし、いままでのいろいろな経験からこの法案を提出することになったと私も思っておりますが、特に特別措置法案を出す中で一番中心的になるのは、現行法では補償を中心にしたことで……
○渡辺(芳)委員 お忙しいところを本日は参考人で御出席いただきまして、まことにありがとうございます。いままで御意見を拝聴いたしておりましたので、逐次具体的にお伺いをさせていただきます。 話が初めから大きくなって恐縮でありますが、この法案は、率直に申し上げまして私権の制限になるわけであります。これだけの私権の制限をしている現行の法律というのはございません。 そこで、憲法二十二条には居住権の保障もされておりますが、特に二十九条の後段で「私有財産は、正當な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。」、こういうことになっている。 そこで、現在の騒音防止法によりますと、一番滑走路の周辺が第……
○渡辺(芳)委員 私は、日本社会党を代表して、国鉄関係法案に対して反対の討論をいたします。 この関係法案は、第八十国会以来審査してまいりましたが、前回の第八十二国会で審議未了となったものであります。われわれは、今日まで長期にわたり国鉄の再建方策について論議を重ねてまいりました。その過程で、政府が従来から堅持してまいりました国鉄財政の再建対策は、財政の均衡に焦点を合わせた、いわゆる三方一両損方式でありました。この対策の中で、大きな比重を持って行われてきましたのが運賃と料金の値上げでありました。 この再建対策について、われわれは、わが党の再建対策を提示して、その政策転換を要求してまいりました。……
○渡辺(芳)委員 私は、日本社会党を代表して、特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法案に対して反対の討論をいたします。 この法案は、第八十二国会以来継続審査してまいりましたが、審議の過程で明らかになりました以下問題の諸点につきまして申し上げます。 まず、私権の制限であります。本法案は、当面新東京国際空港を対象としたものでありますが、空港周辺の航空機騒音障害防止特別地区内における住宅等の建築物の禁止であります。このため、現に居住している住民は強制撤去し移転しなければなりません。 現に、この特別地区内に居住している人々は、宅地や家屋の移転費用についての補償、移転先に対する多くの不満があります。……
○渡辺(芳)委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。 先ほど来大変造船業界が深刻な不況であって、何とかして現在の不況の対策を進めていきたいというふうなお話をるる承りました。また多くの委員の皆さんからもそれぞれお尋ねがありましたので、重複は避けまして御意見を伺いたいと存じます。 造船業界の皆さんから私どもの手元にすでにいろいろと現在の不況対策、切り抜けについて御要望がいろいろ簡単な書面で出されて陳情されておりますが、主として官公庁関係についてもっと発注をふやしてくれぬか、こういうことが結論のように思います。その中では、船舶整備公団の予算を拡大して代替建造を促進してくれ、あるいは保……
○渡辺(芳)委員 昨日来いろいろ新幹線問題について質疑がありましたが、運輸大臣は整備五線の促進論者のようでございますが、この整備五線について、五月十八日の新聞に、これは来年から同時着工する、こういうふうなことが報道されました。 私は、率直に申し上げまして、国鉄のいまの財政の状況などからして、政府がこれを決意するにはいろんなことを検討してやられたと思いますが、どうも時期尚早ではないかというふうな気がいたします。 言うまでもございませんが、いま国鉄財政の再建の準備に取りかかって、国鉄内部では大変な合理化を進めております。あるいは運賃の値上げなども申請をいたしておりますが、どうもこの新幹線のいま……
○渡辺(芳)委員 午前に引き続きまして、去る一月十四日に発生しました伊豆大島近海地震が非常に予想以上の被害がありまして、本委員会でも被災地の現地視察をされて、御承知のことでありますが、私も現地のお見舞いを兼ねて現地参加を含め三回ほど被災地を見ておりますので、本日は被災地の方々の御要望も含めて、重点的に当面の対策についてお伺いをいたします。 伊豆半島は、御承知のように、最近、連続して自然災害を受けておりまして、特に昭和四十九年五月に伊豆半島沖地震、五十年の十月に集中豪雨、この二回の災害はいずれも激甚災害の地域指定を受けて救済措置がとられておりますが、越えて五十一年の八月に河津町の局地地震、同年……
○渡辺(芳)委員 ほんの少しの時間しかございませんので大変恐縮でございますが、御意見をお伺いします。 まず、萩原先生にお伺いしますが、先ほど来言われておりますけれども、地震に関する観測が統一できていないということはたびたび指摘をされておりますし、気象庁、文部省、国土地理院、科学技術庁、地質調査所などに分散して行われておりまして、データを集中して分析することができない。観測機器には短期的なものもあれば長期的なものもございますが、そういうわけで、政府がいま大震災災害対策特別立法を考えられておるようでありますが、効果的に予報なりを出すということになればどうしても統一機関が必要ではないだろうか、専門……
○渡辺(芳)委員 この大規模地震対策特別措置法案というのは世界でも初めてだというお話でございますが、最近地震もあちこちで起きておりまして、特に地震立法について大変な国民の関心もございます。 ただ、この法案が出されてみますると、大規模地震対策という限定された地域に適用されるという法案でございますが、強化指定地域がマグニチュード八前後ということを想定をされておりますけれども、規模に限らず、比較的浅い地震が非常に震度が強い、こういうこともございます。先ほど来いろいろ言われておりますが、たとえば南関東が観測強化地域になっておりますけれども、マグニチュード七ぐらいの地震が来た場合でも、想定されている比較……
○渡辺(芳)委員 参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。時間の関係もございますので、簡単に御意見を伺いたいと存じます。 まず、浅田参考人にお伺いをいたしますが、これは静岡の山本知事さんも強く要望していることでございますが、お話のとおり地震予知の一元化がまず必要だ。短期予知は気象庁を中心にして行われていますが、長期の観測では国土地理院などが重要視されています。今度の法案によりますと、観測体制の一元化ということは、率直に言ってできておりません。ただ、気象庁の任務といいますか、これが非常に重要になっていることは事実であります。いろいろ地震問題で取り組んでいる省庁がございますが、その中で、特に……
○渡辺(芳)委員 自動車局長にお伺いをいたします。 私は、前回の通常国会で、トラック輸送の秩序維持についていろいろと申し上げました。その中で、でき得る限り早い時期になお一層対策を進めていかなければいけないと申し上げたのですが、相変らず同じ状態が続いているということはきわめて残念でありますから、この前の国会で私が大分細かく申し上げましたが、きょうは、どういう対策を練って輸送秩序の改善をやっていくかということを中心にお伺いをいたします。 まず、トラックの過積み問題ですが、前回の通常国会で道交法の一部が改正をされまして、十二月一日から実施になりますが、過積み問題は、この改正によって、事業者と申し……
○渡辺(芳)委員 ただいま議題となりました本案に対し、附帯決議を付すべしとの動議につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブの五党を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。 附帯決議の案文は、お手元に配付してありますので、その朗読は省略させていただきます。 御承知のように、最近における円高状況下において訪日外客数が伸び悩む一方、日本人海外旅行者数は、昭和五十三年には三百五十二万人にも達し、わが国における国際観光の重要性はますます高まりつつあるところであります。 本附帯決議は、このような状況を踏まえ、また当委員会における本法律案の審査において、委員各位から指……
○渡辺(芳)委員 参考人の皆さん御苦労さんです。 造船不況大変深刻でして、再び利子補給法あるいは船舶整備公団法の改正など、不況対策が中心だと思いますが、この国会に出ております。私も二、三の造船所を見させていただきましたが、まことに深刻な状況にあります。 順次お伺いをいたしますが、まず永井参考人にお伺いいたします。 先ほどお話のとおり大変仕組船が多くなりました。これは多くの問題を抱えていると思います。五十三年度で四九%という外国用船でありますが、いま私どもが聞いている範囲では、これら仕組船を中心にした外国用船が大体七百隻ぐらいあるのじゃないだろうか。大変多くなっておりますが、先ほど、日本船……
○渡辺(芳)委員 去る三月二十日九時四十分に発生をした大清水トンネルの火災事故で、いろいろと新聞報道のなにもありますが、実は昨日、現地の本間局長あるいは勝山所長ですかに御案内をいただきまして見てまいりました。後、若干時間がありましていろいろ懇談をいたしましたが、ああいう悲惨な事故が起きてから、あのときにはこうだった、このときにはこうだったというふうなことがいろいろ考えられるわけですが、きわめて単純な事故なんですね。私は、このトンネル工事中の事故というのは、工事自体が水と火との闘いだとつくづく痛感をしました。素人の私が現地を見て、坑内は川のように水が流れている、少しくらいの火気には、日常たとえば……
○渡辺(芳)委員 船特法の一部改正をする法律案ですが、この附則の第二項の期限を昭和五十八年六月三十日までに延長するという御提案ですけれども、離職者法との関係で期限を合わせた、こういうことが提案の理由にありますが、この法律ができましてから一年半になりますが、いままでの求職手帳の発給状況、あるいはこの法律の第三条の就職促進給付金の支給を受けているものがどのくらいありますか、この二つについてとりあえずお伺いをいたします。
【次の発言】 この就職促進手当は、私が言うまでもございませんが、内航海運業など四業種の船員で離職をした人たちが再び船員になる、三十五歳以上の者で、しかも失業保険支給後約一カ年間延長……
○渡辺(芳)委員 初めに、森山運輸大臣の最近の新聞発表などについてお尋ねをいたします。 あなたは大分マスコミ好みのようで、そのマスコミを通じて実は私どもはよく知っておるという状況にあります。私どもは、こうして国会の一員として法案の審議なり運輸行政についていろいろ質問をする機会がありますが、どうも最近の状況を見ておりますと、多少一人芝居をやっているような気がいたしてなりません。具体的に申し上げますが、たとえば先般五月十五日から新聞に数日間にわたって非常な反響を持ちましたものがございます。夜間の列車を全部とめる――これは新聞の表現ですよ。これはもう国鉄の本来の機能というものを完全に否定をするとい……
○渡辺(芳)委員 国土庁長官に伺いますが、五月十二日に専門委員会で地域指定と線引きが行われましたが、先ほど斉藤委員から追加指定についてお話がございました。長官から関係知事の意向を入れて追加指定も考えたいという答弁がありましたので、その点は了解をいたしますが、ただ、この線引きは地面の下で起きる地震でございますから、確かに地質構造などを参酌をしてやられたことになりますか、新都市計画法のように地面の上で線引きをするというわけではございません。また、基本的な考え方として震度、地質、木造建築物などの被害の状況を想定をして指定をした。しかもその震度は六以上だ、こういうことになっておりますが、端的に言えば指……
○渡辺(芳)委員 すでに産業公害対策特別委員会で長い間議論をされてまいり、また、私の手元にも会議録が届いておりますので、でき得る限り重複しない部面で御質問いたしたいと思います。 この法案の早期成立を要求して、去る五月に漁民の全国大会が東京で開催されました。このことはもちろん毎年行なわれておりますが、沿岸漁業の被害が――特に石油産業の急速な発展とともに一面では漁民が犠牲になってきている。この法案で九〇%の油性の被害を防止できると言われておりますが、特に水質二法、あるいはたいへんな議論になると思いますけれども、公害対策基本法など一連の関連がありまして、この際特に海水の汚濁について、油に関する限り……
○渡辺(芳)分科員 第二東海道バイパスの関係について、まずお伺いいたします。 沼津―清水間の国道一号線の交通渋滞が、前々から非常に目に余るものがあって、これはたいへんなことであるから、早くバイパスをつくってくれという要求がございました。大体現在でもそうですか、午前中とそれから午後五時前後、これはのろのろ運転という状況にあるわけです。だから交通事故が発生をしますと、たちまち交通障害になってストップをしてしまう。特に静岡県下の交通事故が非常に多いのですが、その中で国道一号線で発生する事故というものが非常に多いわけです。人身事故にしても、道路事情があまりよくないので、全国的にも五番目の事故が発生を……
○渡辺(芳)分科員 国鉄の関係についてお伺いをいたしますが、国鉄は、昭和三十二年から始めてまいりました第一次五カ年計画の投資面の関係はさておきまして、これに並行して合理化を進めてまいりましたですね。特に第一に手をつけたのは、経営上の赤字路線の合理化を徹底的にやった。そしてまた三十六年から第二次五カ年計画で進められてまいりましたが、この段階になりますと、国鉄の業務の一部請負化といいますか、そういう傾向にまで発展をしてまいったわけですね。これはつまり人件費を減らすといいますか、ダイヤ改正のつど業務量は増大をする、列車を多く動かすようになりますから、当然のことでありますが、そのために一面では人件費を……
○渡辺(芳)分科員 最近問題になっておりますが、昨年の四月一日を期して、厚生省がかねて計画をしておりました国立三島病院を分院に格下げをして、三カ年計画で東静病院といいますか、に統合するという方針で進められておりますが、この最大の原因ですね。統合計画を進めることについて現地では非常な反対をしておりますが、その理由をひとつ明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 あの三島の国立病院は、国鉄の三島駅から大体数分のところにあるのですね。交通の便も非常にいいし、立地条件もいいわけです。いま説明されたガンとか救急医療病院の専門的な病院にする、こういうことについては、現地ではそういうことに別に賛成し……
○渡辺(芳)委員 ただいま先輩の野間さんからも申されましたが、日本社会党が交通安全基本法案を提出してもう二年ばかりになりますが、今国会で政府提案の法案が出ましたが、どうも私は――前の質問者も言われたかもしれませんが、この法案が、現状交通事故防止についてそれぞれの法律がきめられておりますが、その現状を認識した状態においての基本法案であって、この交通安全対策基本法案が通っても、交通安全、事故防止について非常にメリットがあるというふうな国民の期待というものがそこにあまり実際の効果として実効をあげ得ないのじゃないか、こんなふうに原則的に見られるのです。もっとも、海上交通法案を出したい出したいと海上保安……
○渡辺(芳)分科員 国道一号線の沼津バイパスについて伺います。
去年の分科会ですか、私が富士バイパス、沼津バイパスについてお伺いしましたが、まだ富士市の依田橋から沼津市の岡ノ宮ですか、あの間の国道一号線のバイパスが、まだ予定線もきまっておらないし、一体いつルートをきめて道路建設に着手するのか、その計画をひとつ御説明願いたいのです。
【次の発言】 調査を三本完了しているんじゃないですか。要するに、浮島沼の北側、つまり新幹線の南側ですか、あれを通るルートと、国鉄の東海道線の北側を通る二つのルート、このまん中を通るわけにはいきません、浮島沼ですからね。しかし、聞くところによると、どうも最近東海道線……
○渡辺(芳)分科員 昨年の十一月七日に、私が産業公害対策特別委員会で、当時の厚生大臣の園田さんに、富士地区の大気汚染防止対策について、いろいろと当時の現状を質問をしましたが、当時の厚生大臣は、近く富士地区については大気汚染防止法による指定地域にしたい。その時期がいっだと聞きましたら、十一月の中旬だと言われた。現在まだ正式な防止法の指定地域になっておりません。全国的にも追加指定があると思いますが、一体いつ正式に大気汚染防止法の指定地域になりますか、ひとつ厚生大臣からお答えを願いたい。
【次の発言】 今度は間違いないんですね。全国的には、指定地域は一体どのくらい追加するのですか。
○渡辺(芳)分科員 富士海岸の保全対策についてお伺いします。 御承知のように、駿河湾は非常に深くて、最も深いところ、湾の中央部では二千メートルもありまして、富士海岸から五キロも沖へ行きますと、もう千メートルぐらいの深さになっています。 こんな地形ですから、歴史的に見ても、この七百年間に十五回も高潮、大津波に襲われて、そのために、死者が何千人とか、あるいは流出家屋が何千戸というような災害をかつて受けてまいりました。今日、国で建設省が直轄事業として海岸保全対策を行っておるところが全国で十カ所ぐらいあると伺っておりますが、この富士海岸が一番やっかいで危険なところだと思っています。 戦後三十四年の……
○渡辺(芳)委員 この法案を審議することは、非常に私ども気が重いわけであります。産業界の特に不況業種について撤退作戦をやろうというのでありますから、大変な影響が出るわけであります。考えてみれば、かつての高度経済成長時代に設備投資をどんどんやれ、政府も積極的にこれを推進する、ところが、石油ショック以来こういう状態になってしまった。いまさらいままでやってきた責任を追及しても、事態の改善にならぬことは私も承知をいたしておりますが、特にこの法案の中で四業種が指定をされています。 通産省にお伺いをいたしますが、その中でアルミは大企業、平電炉や合成繊維というのは大企業もあり、中小企業もある。そこで、基本……
○渡辺(芳)分科員 河川の改修関係についてお伺いいたします。 中小河川の改修はいままで一般的におくれておりましたけれども、ここ一、二年の間に大分改修事業も各地で急速に進められていることはまことに結構なことであります。本日は、特に静岡県東部の中小河川と申しましてもきわめて河川規模の小さいものについて、二、三の改修関係についてお尋ねいたします。 まず第一に、沼津市の江川、一級河川でありますが、この改修についてであります。この川は、香貫山の下の住宅地を流れている幾つかの小さい川を集めている川でありますが、流域面積が約九百ヘクタールと言っています。環境のいいところでありますから、戦後ほとんど田畑が……
○渡辺(芳)分科員 家庭紙の対策についてお伺いします。 私は、紙産業が非常に盛んな富士市に住んでいますが、最近家庭紙業界ではティッシュ戦争などということが言われておりまして、特に大企業のティッシュペーパー製造の大型マシンの増設が通産省にいろいろと申請されていることが言われておりまして、中小企業の家庭紙関係は大変な脅威を持っているわけでございます。 産業生活局長もあるいは紙業課長も御存じだと思いますが、現在ちり紙、京花、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの家庭紙を製造している中小企業は全国で約二百三十社ほどあると言われております。その中でティッシュペーパーを製造している中小企業という……
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