このページでは樋上新一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。樋上新一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○樋上委員 時間の関係上簡単にお尋ねいたしたいと思います。 私は日本放送協会四十二年度予算の審議にあたって、最近のテレビ、ラジオが国民生活、特に青少年に与える影響が非常に大きいということを痛感するのでございますが、特に教育の面でどのような配慮がなされているか、それをお聞きしたいと思います。 さらに四十二年度予算の事業計画をみますと、教育テレビは一時間半時間をふやして十八時間に拡充することにしていると聞きますが、その内容はどういうものか、またどんな番組を新設することにしておられるのか、協会の御方針、会長の御方針を伺いたいと思います。
○樋上委員 私は公明党を代表いたしまして、日本放送協会の昭和四十二年度収支予算等に対し、賛成の討論をいたしたいと存じます。 この予算は、NHK第二次六カ年計画の最終年度の諸計画を遂行しようとするものでありまして、当年度の事業計画はテレビジョン放送の全国普及をはかるための積極的な置局の促進、教育テレビジョン放送番組の拡充及び国際放送、ローカル放送番組の充実等をその骨子としております。これらの諸施策はいずれも当を得たもので、国民の寄託にも沿うものでありまして、事業計画に対応する収支予算、資金計画も含めて、本件はおおむね妥当であると判断し、わが党はこれに承認を与えることに賛成するものであります。 ……
○樋上委員 私は、昭和三十九年度NHK決算報告について二、三の質問を申し上げたいと思いましたが、前の二人の先生方の質問でほとんど重複するところがございますので、重複をなるべく避けて、要点のみ申し上げたい。また、ただいま委員長から、会長さんは面会があるので先に会長に質問をせよ、こういうぐあいに言われましたので、順序を変えまして、会長さんに質問したいと思います。 小林郵政大臣がラジオだけ単独の受信料を取らないようにするため放送法の一部改正を国会に提出されて、来年の四月から実施された場合の減収をどの程度見積もっておられるか、そういう点と、もう一つは、受信料の廃止で協会の運営に支障がないかどうか、そ……
○樋上委員 昭和二十二年以前の郵便年金契約に関する特別措置法につきまして、二、三お伺いいたしたいと思います。
この剰余金の分配を定期年金だけにするのはどういうわけですか。その点をひとつお尋ねします。
【次の発言】 では、他の年金契約はそれはないのですね。他の年金契約者その他は犠牲にならないのですか。こういう点をひとつ……。
【次の発言】 では、年金法の第三十一条に抵触することはないのですか。すべてのものに剰余金を与えていかなければならぬということは……。
【次の発言】 それでは特別付加金ですが、この表によりますと二百円刻みに算定されていますね。二百円刻みに算定されたというこの根拠はどこにある……
○樋上委員 十分間ほど……。実はこの前も私が質問をいたしました年金のことにつきまして、私の質問とそれから御答弁をいただいたところに少し食い違いがある。私の質問の要点が徹底しなかった、こう思うものでございますので、ただ一点だけ質問いたしたいと思います。
それは昭和四十一年三月末において契約総数が百十二万件、七二%、すなわち八十万件が実質的価値を失った年金契約だと発表されておりますが、これは間違いありませんね。
【次の発言】 この郵政要覧ですね、これを見ますとこう出ております。「四〇年度末においては件数一一二万件、年金額六二億円である。なお、件数が毎年大幅に減少し、年金額は逆に三?四億円増加する……
○樋上委員 私は放送法の一部改正案についてお尋ねしたいと思うのですが、その前に、私はまず冒頭に、先週の二十九日の委員会での大臣の発言についてお尋ねしたいと思います。 二十九日に郵政大臣は森本委員の質問に答え、放送法、電波法の根本的改正案を次の通常国会に提出したいとお述べになりましたが、当委員会で現在審議を進めている放送法の一部改正案が成案を見た場合、根本的な改正案では三十二条だけ触れないつもりか。三十二条に触れるとすれば、現在審議している一部改正案との関連はどうなるか。根本的改正案を通常国会に提出することがわかっていて、いま来年四月一日施行の一部改正案を審議するのは納得ができないが、これらの……
○樋上委員 NHKのほうにお伺いいたしたいと思いますが、NHKは四十年に日本賞というものを設けたと伺っていますが、その賞の趣旨はどういうものか。また第一回、第二回の実施の状況を説明していただきたい。
【次の発言】 この経費は年度どのくらいになるのですか、どういう面からこれは支出されておるのですか。
【次の発言】 それだけの効果がなければならぬ、こう思うのですが、それに対する番組の審査員のメンバーはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 これは、ずっと日本で行なわれるのか、将来これが各国で持ち回りになって行なわれるのか、こういう見通しはどうなんですか。
○樋上委員 きょうは時間の関係上、簡単にNHKのカラーテレビの問題だけをお伺いしたいと思います。 前田会長にお伺いしたいのですが、私はこの前、小野副会長がおいでになりましたさきの国会のときに、私の質問に対しまして、カラーテレビの特別料金は考えていないというお答えでした。それからまだわずかの期間しかたっていないのに、今度の百五十円のカラーの特別料金というような問題が出てきた。そのときに、もうすでにそういう計画があったのか。計画があって、副会長はそんな問題は考えておらないと答弁されたのか。その期間がわずかしかないのに今度の問題が出てきたのはどういうことか。会長と副会長との間に意見の相違があるのか……
○樋上委員 今回小笠原諸島が復帰されることは、国民の一人としてまことに喜ばしいことであります。そこで、復帰に関連して漁業権の問題について若干の質問をいたしたいと存じます。
まず、昭和十九年、小笠原島民が内地に強制送還された当時、この方面に漁業権が幾つあったのかお教え願いたい。
【次の発言】 共同漁業権が七つじゃないですか。
【次の発言】 これらの漁業権を行使していた漁民の数及び年間の水揚げ量、その金額は幾らくらいあったのでしょうか。
【次の発言】 その漁業権についてお尋ねいたしますが、施政権がアメリカに移ったとき、いわゆる漁業権が停止したと思うのですが、まずこの点をはっきりしておいていただき……
○樋上委員 私は厚生省にお伺いいたしたいと思います。 戦後日本海でとれる魚がめっきり少なくなりましたので、このために東シナ海、インド洋、アフリカ、カナダ沖と、日本の漁船が世界の至るところに足を伸ばすようになりましたが、所変われば品変わるでとれる魚にもこれまでとは違ったものがあって、姿形がグロテスクなものをそのままあちらの名前で出しており、消費者の購買意欲を減退させるようになる。魚はしろうとにはそれと見分けがつかない。それをいいことにして、そしらぬ顔で日本の高級魚の名をつけて小売り店で売られておる。こうしたインチキ商法が横行し始めたが、それが慢性化して、いまや魚はにせものの時代になってきた。さ……
○樋上委員 昨日来から両法案に対して、あらゆる角度から質疑が行なわれ、私が最後になったようなことでございまして、もうほとんど私のお尋ねしたいところも尽きているように思うのであります。少し角度を変えまして、関連した点にも触れたいと思います。ごく簡単に要点のみをお伺いいたしたい。多少重複するところもあるかも存じませんが、その点はどうかひとつ確認の意味で御回答願いたいと思う次第でございます。 南九州の農業については、台風の襲来、特殊土壌の分布などで劣悪な条件のために畑作の経営が低位になっておる。このような条件の中で、南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法案が上程されたことは、おそきに失したと私は思う……
○樋上委員 私は、中国食肉輸入について若干お伺いいたしたいのでございますが、この件につきましては、二回にわたりまして質問が行なわれております。昭和四十二年十二月一日の物価問題特別委員会におきまして、わが公明党の有島議員が質問いたしておりますし、本年の三月十二日に第四分科会におきまして、社会党の石野議員が質問いたしております。ですから、私はこのお二人の質問議事録を何回も読み返しましたのですが、どうも納得のいかない政府側の答弁でございますので、さらに本日質問さしていただくのでありまするが……。
【次の発言】 食糧庁は、時間の関係上もうやれないのです。では岡田畜産局長が来るまで、政務次官の御所見を承……
○樋上委員 私は、中央卸売市場制度の問題につきまして、いろいろたくさんございますけれども、特に大臣にお伺いしたいところを抜粋しまして、与えられた二十分間にまとめたいと思います。
物価安定のために流通機構の合理化、近代化が必要であると政府はいっておりますが、生鮮食料品その他の値上がりの趨勢にある今日、具体的にはどういう対策をお持ちになっておりますか。
【次の発言】 これまでの予算額はほんとうに微々たるものである。補助金が三分の一とか五分の一とか、地方自治体の財政難にもかかわらずきわめて低い補助率であり、これでは自治体としてもやりようがないではないか。たとえば、大阪市の東部市場は着工から完成まで……
○樋上委員 私は、魚価安定基金の解散に関する法律案審議にあたり、若干の質問を行なうものであります。 最近のわが国の水産物の動向を見たときに、特に感ずることは、需要の増大が水産物の供給を大きく上回っていることであります。この水産物の家計費額、外食費の増大などが魚価の上昇、輸入の増大等を促しているのでありますが、これらの問題が、大きく物価問題として社会に影響を及ぼしていることは周知のことであります。特に水産物においては、年々動物性たん白質一人当たりの摂取量がふえている関係上、その価格の増大というものが直接消費者に伝わってくるのでありまして、ここで水産物の消費者価格は、三十五年以降どのように伸びて……
○樋上委員 大臣の施政方針に対する質問でございますが、前二人の方からいろいろな点で質問がありましたので、全部重複を避けまして、私は、生糸の問題についてお伺いいたしたいと思うのでございます。
かつて生糸といえば、輸出産業の花形であった。現在はその立場が大きく変わっている状態でありますが、これにはいろいろと原因はあると思いますが、特に考えられることは、国内生産がここ数年頭打ちになっている反面、内需が急速に伸びていることなどが大きな要因だと思いますが、生糸の需給の推移を、三十六年から今日に至るまで教えていただきたいと思うのです。
【次の発言】 確かに、三十八年以降輸入が増大する反面、輸出が減少して……
○樋上委員 宮澤長官に対する質問は、先ほどからいろいろな角度からなされておりまして、もうそれで尽きていると私は思うのでございます。 重複を避けたいと思うのですが、現在の食管制度が制定されて以来今日まで、食糧を消費する国民が最低必要量を一定の価格で安心して買うことができたのはこの法律のおかげであった。また、この制度が米作農民の米作安定や、所得の水準の向上に果たしてきた役割りは非常に大きい。しかるに政府は、みずからの失政の責任を生産者、消費者に転嫁をはかろうとしている。需給事情を価格に反映させないための統制価格を破壊しようとしているのは、農政無視の最たるものであると私は考えるのでございます。先ほ……
○樋上委員 時間の関係上、重複を避けまして、簡単に要点のみ質問申し上げます。
政府は、わが国の食糧自給度について、将来どの程度堅持しようとしているのか。特に、主要穀物について明確なる計画をお示し願いたい。
また、主要穀物のうちの米作については、完全自給すべきであると考えているのか、それとも輸入すべきと考えているのか、この点、明確なる大臣の見解をお聞かせいただきたい。
【次の発言】 あとの輸入の件については、どうお考えになりますか。
【次の発言】 輸入の件につきまして、東南アジアの米食地帯において、米作の増産率より人口増加の率のほうが多くなってきた。食糧需給事情は今後ますます悪化すると私は考……
○樋上委員 農林大臣にお伺いいたしますが、総理は先日の所信表明演説で、食管制度の根幹は維持すると述べ、また、総合農政についても論及されましたが、食管制度の根幹とは一体どの部分をさすのか、何ら明らかにされておりません。また、政府のいう総合農政のねらいは食管制度の改正の方向に向っている、これは明らかであると私は思うのですが、きょうは時間の関係もありますので、その一部について大臣にお伺いいたしたいと思うのです。
食管制の根本精神は、米の再生産及び家計の安定をはかるという二重価格制にあると思うが、この点は大臣いかがでございますか。
【次の発言】 政府は、今日まで消費者米価を三年連続して値上げを行なっ……
○樋上委員 私は、先日山梨県に視察に行きまして、ブドウと桃の被害状況を見てきましたが、それはひどい状況でした。特にブドウにおいては、昨年の農薬被害に続き今回の被害と、農家においてはほんとうにとほうにくれている状態でございます。また、桃においても、ことしは灰星病の発生が特に多く、ことしの越冬資金はどうしたらよいか、来年の営農資金はどうすればよいか等、予想以上に被害が多く出ておるので、その点についてほんとうにとほうにくれておる。私は、現地において、国からの最大の援助を求める切実な訴えを聞いてまいったので、これについて若干質問を行ないたいと思います。 ブドウと桃の被害でありますが、政府のつかんでい……
○樋上委員 日中漁業協定についてお伺いいたすのですが、その期限切れはいつですか。
【次の発言】 その後の対策はどうなっているのか。その期限切れの対策というものに対して、どういう考えですか。
【次の発言】 協定水域は、そこはいわゆる漁獲物の宝庫だといわれている。ですから漁獲物の実情、そういうものはどうなっておるのですか。つまり、日本よりの出漁船並びにその量。
【次の発言】 いま民間協定で交渉しているけれども、なかなかむずかしいというようなことで、政府もいろいろ考えておるのだろうと思いますが、なかなか向こうも返事をしてこないということは、難航していると思うのですが、もしこの協定が断絶した場合、漁民……
○樋上委員 私は、昨今の新聞紙上をにぎわしており、国民が割り切れない気持ちでこの成り行きを注視している二つの問題、一つは韓国ノリにからむところの不正リベートの件、二つは中国食肉の輸入問題について、大衆のために、こういう二つの問題について、新しく農林大臣になられた長谷川農林大臣に、明快なる御回答をお願いいたしまして、そして国民の疑惑を晴らしていただきたい、そして、今後の農政に明朗な、納得のいく政治を行なっていただきたいということを、まずもってお願いしておく次第であります。 まず最初に、韓国ノリの問題でございまするが、一般新聞紙上に報ぜられており、すでに御承知のことかと思いまするが、その概要を振……
○樋上委員 私は、旅券法の一部を改正する法律案につきましては、公明党を代表して、遺憾ながら反対の意見を表明するものであります。 その理由を申し述べますならば、すでに質疑の経過においても明らかにされましたとおり、まず第一に、当然改正さるべき十三条一項五号がそのまま残されている点であります。しかもこの規定は未承認国への渡航についてのみ発動され、主として朝鮮民主主義人民共和国行きの旅券が国益、公安を害するとして、その対象とされているのであります。このような不当な措置の背景には、韓国の、内政干渉ともいうべき不法なる言動をおそれての措置であることは、政府答弁でも明らかであります。われわれとしては、この……
○樋上委員 総合農政につきましては、もうたくさんの方が述べられましたので、私は重複を避けまして、農業構造改善事業並びに基盤整備についての機械化についてお伺いいたしたいと思うのでございます。 農業構造改善事業を計画したところでも、土地の基盤整備事業の負担が過重のためとか経済的見地から、効果があがらないということから、その指定を返上するようなところもあるように聞いておりますが、この点は私はどうかと思うのです。これは農業のために資本を投下できるような環境が整っていないところに原因があるのではなかろうかと思うのですが、大臣、いかがでしょうか。
○樋上委員 私は、四十年以来くさくて食べられないと消費者からの苦情が相次いで出ている異臭米が、四十三年産の新米からも頻発しているということを聞いておりますが、これに対して、政府はこの実情を掌握していらっしゃるかどうか。また、この被害発生状況等について、年次別具体的に説明を願いたい。異臭米は、ただ単にくさいだけではなく、これを長い間食べ続けていると吐きけや目まいがする。そして、場合によっては精神錯乱も起こすというところまでいきかねないというような、人体の生命にかかわるような問題でございますので、この点をどれだけ掌握されて、どれだけの手を打っておられるか、この点について御説明を願いたいと思います。
○樋上委員 今回提出されました繭糸価格安定法の一部を改正する法律案は、糸価安定特別会計を廃止することとし、この特別会計の機能を日本蚕糸事業団の業務に一元化することになっておりますが、これは蚕糸業界における強い要望でしょうかどうか、いわゆる法案を改正されたところの趣旨を聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 事業団の買い入れ限度が、通常変動の場合年度内に三万俵とし、異常変動の場合の買い入れ限度は設けていない。三万俵をこえてもなお下落する場合は、異常変動の事態が発生しないということで買い入れができない結果となり、中間安定の価格水準の維持が困難となることが予想されますが、政府は将来ともこのよ……
○樋上委員 政府は、今回自主流通米を行なうにあたって、その実施の目的について、消費の増大をはかっていきたいと述べていますが、一人当たりの米の消費量は年々減少している状況にある中にあって、どのようにこの問題に対処されていくのか。
【次の発言】 現在やみ米、自由米の依存率はどのくらいか。また、大都市についてどのくらいあるか。推定でけっこうですから……。
【次の発言】 やみ米は、三十九年、四十年当時百万トンから百二十万トンに達していたが、その後下降線をたどっておるといわれておりますが、四十二年度には八十万トンのやみ米が推定されております。しかも、自主流通米の登場で再びやみ米への依存が高まるのではない……
○樋上委員 農業振興地域の整備に関する法律案において、農業振興地域の指定は、おおむね五年間に行なうことが予定されておるようでありますが、農業振興地域の指定は、全国三千三百市町村の中から都市地域を除いた市町村において、できるだけ多く行ないたいというのが農林省の方針でありますが、指定の見込まれる市町村は、今後の市街化の進行状況等にもよりますが、現段階においてはおおむね二千八百程度と考えられるのです。 しかし、本法案の考え方として、五年間の地域指定によって全国の農業地帯がカバーされた場合には、これら以外の地域については、集中的、総合的な農政の展開を行なわないたてまえとなっている。したがって、農政の……
○樋上委員 土地を生産の基本的手段としている農業並びに農業者にとって、土地税制は常に重大な影響を持っています。特に今日の都市近郊の農業者にとっては死活問題となっていますが、これまで土地問題については、もっぱら都市対策、住宅対策に焦点が置かれ、近郊農業はその土地供給源として把握され、都市近郊農業の占める役割りが軽視されている傾向があるのですが、市街化の条件が成熟した場合、市街化区域内の農地の固定資産税は宅地並みに扱うとの方針が、国会における答弁並びに税制調査会の答申で示されていますが、市街化の条件整備とは具体的に何を意味するのか、お伺いしたいと思います。
○樋上委員 大臣にお伺いするのですが、昭和三十七年における農協法の改正により、農協は組合員の委託により、農地等の貸し付け運用信託及び売り渡し信託ができるようになったわけですが、農地等の貸し付け運用信託制度と、今回の農業経営受託とはどのような目的なり、またその性格の相違があるのか、この点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 農協等が農業経営の受託をするにあたって、受託料等の受託契約の内容、これがどのようなものか。また、この受託行為及び受託料の高低等のいかんによっては、農家等にとって大きな影響を与えることが予想される。そこで、この点はどのような調整及び指導を行なおうとするのか。また、農協が受……
○樋上委員 先日、かん詰めトマトジュースを飲んだ一家三人が食中毒を起こしたという事故がありましたが、その実態を御説明いただきたい。
また、中毒はいかなる症状を来たしておるのかをお伺いいたしたい。
【次の発言】 都立衛生研究所で、この問題のかん詰めトマトジュースと同じ日につくられた製品を調べたところ、五百PPMのすずが検出されたと聞くが、これは事実ですか。もし事実であるならば、食品衛生法で規定されているすずの許容量は百五十PPMなので、この許容量の三倍以上というおそるべき量でありますが、このように多量に含まれたという根本的な原因はどこにあったのか。また、科学的根拠を説明していただきたいと思うので……
○樋上委員 水産庁長官にお伺いするのですが、四月十六日の北朝鮮戦闘機による米軍偵察機の撃墜事件により、米国は艦隊を日本海に集結し、緊迫の度を増してきているようでございますが、水産庁はどの程度現地の状況を掌握しておられるか、また漁船の動向及びその数、艦隊の動向について説明を願いたい。
【次の発言】 それでは、現在漁獲にあたり、支障や事故は起こっていないのかどうか。出漁している漁船は突然の事態で、ほんとうに乗り組み員はもちろんのこと、家族の人たちの心配は非常なものであります。これに対して、現在のところ、支障その他の事故はどういうことになっていますか。
○樋上委員 本日の新聞に報ぜられておりますが、「本土米の供与プラン足踏み 加州米輸入続けよ アメリカ要請に大弱り」というのが出ておるのですが、「本土産米を沖繩へ供与する日本政府の計画が、アメリカ側の強い抵抗で暗礁に乗り上げた。この計画は、ダブついた本土米を沖繩で安く売り、その代金を地元に保留して産業開発に当てるもので、復帰を前に本土政府が打ち出した一体化計画の大きな公約。地元も計画実現を強く望んでいるが、最近「本土米の代わりにアメリカ米を買うように」という要請が直接アメリカ本国から琉球政府へなされ、地元はびっくり。」しておるというような問題について、これは事実はどうなんですか。
○樋上委員 現行法の第一条の規定のうちに、「耕作者の農地の取得を促進し、その権利を保護し、その他土地の農業上の利用関係を調整し、」とある部分を、「耕作者の農地の取得を促進し、及びその権利を保護し、並びに土地の農業上の効率的な利用を図るためその利用関係を調整し、」こう法案を改めております。すなわち、「土地の農業上の効率的な利用を図る」という新しいことばが挿入されているのでありますが、このわずかな一句の挿入は、何でもないように見えて、実は農地法の根本趣旨が大きく変わったことを示す重要な意味を持っていると思いますが、この点はいかがですか。
【次の発言】 前段で自作農主義の原則がうたわれているにもかか……
○樋上委員 いま大臣が答弁になりました中で、作付転換もこうやってやるんだ、こうやっていくんだという計画はありますけれども、現在まで作付転換したものはわずか四割しか出ておらない。そして作付転換しても政府の指導が、どの方面でどうしたらいいかという確実な指導がないもんですから、過去にやったことが全部損をこうむっておる。ですから、政府の言うことと反対のことをやったらもうかるんだろうか、こういうような状態まで不安を持ち、また疑いを持ってきているということは、政府の総合農政に対する信頼感というか、そういうことが非常に欠けている、こう私は思うのでございます。 ですから、過剰米を誇大に宣伝しているが、端境期……
○樋上委員 水産庁長官にお伺いするのですが、いまののり協会のことについてお伺いいたします。
最近、のり協会内部において、生産者側と業者との間に対立が見られるような点があるやに思うのです。昨年の委員会で私が質問しました際に、水産庁長官は、今後のり協会について改善すべき点は調査、改善したいと言っておられたが、調査結果を報告願いたいと思うのでございます。また行なったならば、その改善についてもお伺いしたいと思います。
【次の発言】 のり協会の目的というものは、協会は、「のりの輸入が国内の生産者に悪影響を及ぼすことを防止し、且つ消費者物価及び貿易上の見地を考慮し輸入のりの国内取引の適正化を図るため国内……
○樋上委員 昭和四十三年度の林業白書によれば、四十二年の木材輸入額は三千四百五十一億であって、前年より四〇・一%も増加していますが、同年のわが国の総輸入額の増加率が二二・五%である。これを比較しますと、木材の輸入の伸びがいかに大きいかうかがわれるのです。国民経済の発展に伴って木材の需要が増大し、このため外材の輸入がある程度増加することはわかるのですが、このように著しい増大は、わが国経済上もゆゆしき問題であり、国際収支の面からも問題があるのですが、この点はいかがでしょう。
【次の発言】 非常に努力しているとおっしゃるのですが、最近の国産材生産量の推移を見てみると、用材は四千八百万立方メートルで、……
○樋上委員 真珠養殖業界をめぐる不況の原因は非常に複雑で、その根は深いものがございます。まだ根本的な対策は打ち出しておらない現状でございますが、問題の根本原因について考えるときに、漁業法による漁業権制度、特にその運用に基礎的な問題があるのではなかろうか。昭和二十七年制定以来改正されたことのないこの真珠養殖事業法は、その後における情勢の進展に十分対処できなくなり、改めるべき段階に来ているのではないか。真珠業界の不況の発端は、輸出の不振と過剰生産に求められておりますが、これらに伴う金融事情に問題の核心があり、金融問題を解決して経営の正常化をはかることが当面する緊急の課題であり、まずとらねばならない……
○樋上委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国有林野の活用に関する法律案に対し、反対の討論をいたすものであります。 ここでお断わりしたいのは、わが党は国有林野の活用につきましては、本来賛成であり、むしろ積極的に推進すべきであると考えているのであります。このことは、先日来公表されているわが党の農業近代化政策に明らかにしているところであります。しかしながら、この法案そのものには反対なのであります。 以下、その反対の理由を申し上げます。 まず第一に、国の林業に対する基本方針が明確でない点であります。現在、一応産業経済的側面から林業基本法があり、国土保全的側面から森林法が……
○樋上委員 私は、前回にも当委員会におきまして食品問題についてお尋ねいたしましたが、最近におけるところの店頭で販売されておる食品、これはにせ商品が多い。表示と中身とが違っておるような商品がある。さらに、最近のインスタント食品については、添加物のために非常にからだに害毒を及ぼしておるというようなものも多々見受けるのでございます。過日も質問いたしましたトマトジュースにおけるところの中毒、その他いろいろな面におきまして、食品衛生上、この規制または監督ということについて、厳重なる忠告を私は申し上げたのです。 最近またまた、先般来ウサギの肉を豚肉へまぜたり、または馬肉を牛肉にまぜて店頭で販売しています……
○樋上委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十三年度補正予算二案について、反対の態度を表明するものであります。 政府は、四十三年度より総合予算主義を貫き、補正なし予算に徹すると言明し、人事院勧告、公務員給与改定も完全実施せず、かつまた食管法を無視して、生産者米価五・八%の値上がり分を消費者米価にスライドしたばかりでなく、さらに二・二%も上乗せをして、消費者米価八%の大幅値上げを行なったのであります。このために諸物価の値上がりを誘発し、国民生活を極度に圧迫したのであります。われわれの主張してきたごとく、税の増収二千億円余は当初より予測されたところであり、公務員給与……
○樋上委員 南東大西洋の生物資源保存に関する条約の件につきましてお伺いいたしたいと思いますが、特に八条に関するところに関連してお伺いいたしますが、この水産物の中で世界的に需要の多い国際商品の一つであるマグロ類などについては、外貨獲得などにつながる貴重な資源として、沿岸の諸国は領海の拡張、漁業専管水域の設置などにより、資源の保存とあわせて他国船の締め出し政策をとるなど漁業環境はきびしいものがあるのでございますが、枯渇に瀕していると科学的に立証された魚種について、無制限に過当な漁獲操業が行なわれることは排除さるべきであると思うのですが、マグロ類等の魚種については科学的に枯渇していることが立証されて……
○樋上委員 同僚議員四名のかなり詳しい質問がございまして、なるべく時間の関係上重複を避けたいとこう思うのでございますが、どうしても重複するところがあります。よろしく御答弁を願いたい。まず申し上げておきたいと思います。 最近、国連においてBC兵器に関する諸決議が行なわれ、また昨年沖繩で生じた毒ガス兵器の事故が明るみに出たことも加わって、あらためてBC兵器の危険が広く注目されるようになってまいりました。そこで毒ガス兵器について考えます場合、使用禁止の面と開発、生産、貯蔵も禁止する。すなわちBC兵器の軍縮という二つの面から考察し得ると私は思うのでございます。そこで私は一九二五年議定書の質疑にあたっ……
○樋上委員 先ほどから同僚議員の質問を聞いておりますと、また佐藤総理の国連での演説、訪ソする希望を記者会見で述べたり、非常に政府は北方領土問題解決に積極的な姿勢であるように見受けられたのですが、積極的な姿勢の政府に対して、私は次の質問をいたしたいと思います。 先ほどからの質問にあったごとく、十一日ソ連大使より抗議が申し込まれた。その抗議の中に、北方領土に関する日本側の最近の取り扱いは、公的地位にある人々が人工的に返還運動を盛り上げていると指摘しています。これから申し上げることが人工的盛り上げ運動かどうか、この当否は別といたしまして、実は非常に不愉快な体験をしておる一人でございますが、ことしの……
○樋上委員 持ち時間が三十分でございますので、なるべく簡単にお伺いいたしたいと思いますし、繊維の問題も相当こまかく御質問もあったし、あと同僚岡本議員に繊維の問題は譲りまして、私は宮澤大臣に中小企業の問題についてお伺いしたいのでございます。 中小企業の予算について二、三御質問申し上げたいと思いますが、御承知のとおり、わが国の産業界における中小企業の重要性は、その事業所構成において全事業所数の九九・五%、四百二十一万に及んでおりまするが、また従業員数においても七九・七%、二千五百万人、その家族を含めて全人口の約半数が中小企業関係者であるわけでありまして、わが国産業の土台をなしているのでございます……
○樋上委員 この法案については、前回もいろいろな角度から質問されておりますので、なるべく重複を避けましてお伺いしたいと思います。多少重複のところがあるかと思いますが、よろしくお願いいたしたいと思います。いま聞いておりまして、いろいろなことがございますので、簡単に申し上げたいと思います。
この法案の条文をずっと読ましていただきまして感じましたことは、制限的な要素が多分にあると思われることでございます。まず、十九条について少しく説明をお伺いいたしたいと思うのです。
【次の発言】 その点はわかりました。
それでは、この法案の目的であります、いまおっしゃいました一般用電気工作物の保安の確保について……
○樋上委員 大臣のお時間の都合で、大臣のところだけ先にやらしてもらいます。 重複になることは避けましてお伺いしたいのですけれども、もう一度念のためにお伺いしておきますが、昨日、大臣が参議院でお述べになった、料金体系にでも手をつけなければしようがないだろうとおっしゃったことでございまするが、今度のこの四十六年度の特別会計の概算要求をずっと拝見いたしますと、これは初めから値上げを計画したような概算要求書であるということを私は考えるのです。大臣がきのうおっしゃったことと符合するように思いますけれども、来年度は五百七十二億という赤字が生まれてくる、これに対してどう補てんしていくか、どうあなたは考えて……
○樋上委員 私も引き続きまして、当面の重要課題である郵便料金の問題について、大臣に質問をいたすのでございますが、先ほど来同僚武部委員に対する答弁を聞いておりますと、どうもはっきりしないところがありまして、重複しますけれどもさらに御答弁を願いたいと思うのです。 このあなた自身が諮問されたものに対して、白根私案とほとんど変わらないような答申が出てきておると私は思うのですけれども、郵政省の中では、この答申を見て、これからあらゆることにおいてこれを十分検討されて、そして答えを出すというようにお話を聞いておりますけれども、これはあなた方らが全面的に値上げをせなければならない、料金に手をつけなければなら……
○樋上委員 いまのお話、さっきの阿部さんの質問の第三種郵便物の問題について、省令の問題は、私も同じ質問をしようと思って用意してきたのですけれども、この問題は、いまお話の最中でございますのになかなか納得がいかない。ですから、この点は、私、重ねて第三種郵便物の質問をしようと思うのですけれども、これは保留させてもらって、この次のときにもう一回質問させてもらうということを要求するのですが、どうでしょう。(発言する者あり)ぼくは第三種郵便物は質問をきょうはやめるというのですよ。(発言する者あり)そっちの統一見解が出てから、そのときもう一ぺん伺いたいと思います。 まず、大臣にお伺いしますが、問題の郵便特……
○樋上委員 本日は六人の公述者の方々、たいへん御苦労さまでございます。理論的に、学説的にいろんなお話がございましたけれども、私は角度を変えまして、松山さん並びに岡崎さんお二人にお伺いいたしたい、家庭生活の問題でございますから。 まず、松山さんは、大正時代の物価の問題、いろんな例を引かれて、現在の物価の問題と対比されまして、非常に私も参考になり、また興味多く感じたんでございます。松山さんは、現在のところでは今度の値上げは全面的に賛成だ、岡崎さんは反対だと、同じ家庭のはねっ返りという問題でございますけれども、お二人の意見が対立いたしております。そこで、松山さんは大正時代のいわゆる平面的な指数から……
○樋上委員 昭和四十六年度のNHKの収支予算のうちの事業計画についてお伺いしたいのでございます。
まず、カラーテレビ放送についてお伺いいたしたいと思うのですが、昭和四十六年度末の予想で、契約件数がカラーで千百七十九万五千件、白黒で千百四十二万二千件となっておりますが、過去数年間の契約数及び普及率について、カラーと白黒を対比してどのようなことになっておるかお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 そうすると四十六年度末の予想、そのパーセンテージはどうなんですか。
【次の発言】 カラーテレビの放送時間のここ数年の推移と、その四十六年度末の予想について、時間数とその比率はどうなっているのでしょうか……
○樋上委員 昨日私が質問いたしました中で、大臣の御出席を求めてからというところを、簡単でございますけれども、二、三お伺いいたしたいと思います。
きのうは電波監理局長もお見えになられませんでしたので、もう少し突っ込んでお伺いしたがったのですけれども、実は沖繩にアメリカの放送がある。いわゆる極東放送とVOA放送があるのですが、この内容ですね。VOAの放送は何に利用されておるのか、大臣にお伺いいたしたい。
【次の発言】 特に、VOAの放送は出力はどのくらいあるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 この一千キロの電力は、その付近の
一般民家のテレビその他の放送に非常に妨害になって、地域住民……
○樋上委員 まず第一に、公衆電気通信役務の定義とは何ですか、この点ひとつ……。
【次の発言】 コンピューターが発達して、データ通信の役務に加えようとしているのですが、コンピューターは蓄積の役割りを果たすことになっておるのですが、大幅に状況が変わってきておる。この点はどうなのか、定義はこのままでよいのか。私は変える必要があるんじゃなかろうか、こう思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 この公衆電気通信法の一部を改正する法律案の参考資料を見ますと、五七ページに理由がありますね。この理由は、「電報事業の健全化に資するためその料金を改定し、加入電話の大幅な増設を図るためその設備料を改定し、生活……
○樋上委員 前回保留いたしましたことにつきまして、大臣と総裁に継続してお伺いしたいと思います。
前回、電信電話拡充七カ年計画、これについては新しく印刷をし直し、そしておやりになるということでございましたが、大体いつごろ出るんでしょうか。
【次の発言】 このパンフレット、説明書以外に、電信電話拡充七カ年計画というのがございますね。こういうものは大体どのくらい発行されておるのですか。これ以外にまだほかにもパンフレットの種類があるのですか。
【次の発言】 その他の種類のなにはないのですね、これ以外には。――それからこれの訂正ですが、それだけの部数の訂正も、これと同じようにされるのですか。同時に配付……
○樋上委員 この法案は非常に問題の多い、しかも重要な法案であり、当委員会においても現在まで慎重審議をしてまいりましたので、私は公明党を代表しまして、公衆電気通信法の一部を改正する法律案に対し、問題点をあげ、次の理由により反対の討論を行ないます。 改正の第一は、日本電信電話公社の電信電話拡充七カ年計画遂行に必要かつ不可欠な財源の裏付けとなる電報、電話料金及び設備料金の大改悪であり、第二には、情報化社会の名のもとに、電気通信回線の開放という内容を異にする法案であります。 いまやわが国の物価問題は、郵便料金をはじめとして、米価、タクシー料金の引き上げ等、公共料金の引き上げが大きく注目されているの……
○樋上委員 今回学資保険を創設されたという、その理由をお伺いしたいのですが……。
【次の発言】 高校、大学の進学率は一体どうなっていましょうか。
【次の発言】 こちらにちょっと調査したのがあるのですけれども、これは間違いがあるかないか答弁願いたいのです。
大学は昭和三十二年度が二八・一%、四十四年度は二三・二%になっている。高校の進学率は昭和三十二年度が五一・四%、四十四年度は七九・四%と調査が出ておるのですが、間違いありませんか。
【次の発言】 それじゃ最近の高校または大学の学資等の状況はどうなっていましょうか。
【次の発言】 その学資保険の内容の詳細はわかりますか。
○樋上委員 もう午前中に武部委員から基本的な問題については質問がありましたので、私は事業概況の中から二、三お尋ねいたしたいと思うのでございますが、その前に、ちょっと私聞きのがした点もあるので、もう一ぺん念のためにお聞きするのですけれども、第三回会議まで持ち込まれました問題の中で、インテルサットの恒久協定がなかなか結ばれないという現在までの紛糾しております根本原因は一体何か、これは、今日までこういうぐあいに協定が結ばれないという一番の隘路はどこにあるか、私は、アメリカの横暴が問題になっておるのではないか、こう思うのですが、この点もう一度お伺いしたいと思います。
○樋上委員 郵政大臣就任後初の質問でございますので、二、三質疑いたしたいと思うのですが、その前に、いまNHKのほう待っていただいているので、私も通告してないのですけれども、ちょっとそのほうを先に進めまして、あとでまた大臣に御質問したいと思います。 NHKさん見えていますね。――先ほど武部委員の質問に対しまして、文部省のほうから、私たちとしては初めて聞く民放におけるところの放送大学の問題でございますが、これは私も初めてきょう承ったのでございます。これは非常に事重大だと思いますし、考えてみますと、現下時局におきまして、対外的なドル・ショックの問題などありまして、民放のほうといたしましては、だんだ……
○樋上委員 本日はNHKの決算審議でございますので、限られた時間で相当たくさんの質問者がありますので、特に要点のみを申し上げて御答弁を願いたい、かように思う次第でございます。よろしくお願いします。
NHKの四十四年度の決算によれば、受信料収入は八百三十四億二千八百五十九万一千円、その収入の内訳を見ると、カラー料金の伸び率が著しくなっておると思いますが、四十五年度はどういうお考えですか。また四十五年度の見通しについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今年度はどうでございますか。
【次の発言】 百八十万件を目標に努力されるということでございまして、考えてみますと、ここ数年の決算を見せていた……
○樋上委員 きょうはいろいろお忙しい中を参考人として御出席いただきまして、まことにありがとうございます。 まず私は、国際電電並びに政府に最初にお伺いいたしたいと思います。どちらからでもけっこうでございますからお答えいただきたい、かように思う次第でございます。 中国の歴史的な国連加盟によって、今日わが国としても過去のいろいろないきさつもあったでしょうけれども、それらを捨ててわが党が去る六月に中国に参りまして、中国とわが公明党との五項目の共同声明を発表いたしまして、その後中国の現実に国連加盟が実現された。まことに世界平和の上からいっても喜ばしいことであると喜んでおる一人でございます。ここにおい……
○樋上委員 まず最初に、郵政省のほうにお伺いするのですが、パリで行なわれました先進十カ国による多国間通貨調整問題ですね、このたび一六・八八%という思いがけない大幅なことになりまして、輸出産業に関する影響が非常に大きい、こう思うのでございますが、これに対しまして、思い切った公共投資に国債等を発行するようになっておると聞きますが、この新聞報道によりますと、大蔵省、日銀が、去る十一日に、円切り上げ後に予定している第五次公定歩合の引き上げと同時に預金金利の引き下げのため具体的な作業に入ったようでありますが、これに伴いまして当然郵便貯金の利率を引き下げることになるようでありますが、最近の消費者物価の高騰……
○樋上委員 近年わが国の経済成長は著しく国民生活環境を一変しまして、大量消費生活、また高級消費財の普及、レジャー消費の増大などの反面、新商品の大量出現に対する消費者の識別の困難、販売競争の激化、こういうことに伴いまして、つまり誇大広告、それらの増大など、消費者を取り巻く環境の変化に対して耐え得べく今回消費者保護の目的をもって本法律案を提出された内容を、簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 消費者保護の立場から、今回の改正は賛成であります。ところが、これは当然のことと思うのですが、この法律を実施するにあたりまして若干の問題を提起したいと思うのでありますが、従来公取が有していた権限を各都……
○樋上委員 最近の国際情勢は大きく変化してまいりまして、きのうの毛織物、ポリエステル混における米国の関税評価差しとめ、昨年の政府間協定、発展途上国の追い上げ、国内的に見ても、労働力のコストの上昇、構造改善による導入工事の大型化、導入設備の高額化等、わが国の繊維工業界を取り巻く環境はますます悪化しております。このような状況を考慮するとき、よほど思い切った構造改善資金を投入しなければ、今後二年間において当初の目的を完遂することはできないと思うのですが、この点はどうお考えになっていますか。
【次の発言】 二年間延長されました。またこの計画は何を根拠にして作成されたのか。いわゆる繊維工業審議会あるいは……
○樋上委員 時間の関係上、簡単に二つの問題を参考人からお聞きしたいのですが、河崎参考人、寺田参考人、お二人適当に御答弁願いたい、こう思います。 紡績業界並びに織布業の構造改善は、昭和四十二年度から昭和四十六年度までの五カ年計画で、過剰設備の処理、設備の近代化、企業規模の適正化を三つの柱として行なってまいりましたが、最初に紡績業界におきましての設備の近代化についてお伺いいたしたいと思うのです。 設備近代化進捗状況を企業別に見てみますと、大手紡の七八・五%の達成に比較して、中小紡の達成率は五六%であり、目標の半分しか達成できておらず、この辺の理由はどうなっておるのかということを最初にお伺いいた……
○樋上委員 大臣、たいへんお忙しいということでずっと最後までいてもらえませんので、大臣に質問するところだけちょいちょいとかいつまんで御質問いたします。途中になりまして時間が参りましたら自由に行っていただいてけっこうでございますが、私の質問も前質問者に重複する点が多々ある、こう思いますけれども、その点ひとつよろしく御回答願いたいと思います。
最初に、田中通産大臣はこの法案に対して非常に力を入れておられる。よくわかります。この法案の目的とするところ、大臣が一番ここだというところをちょっと簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 遠大な御構想を承ってまことに賛意を表するのでありますけれども、……
○樋上委員 熱供給事業法案の提案理由の一部をいま見ましたんですが、この中に「地域冷暖房事業等の熱供給事業については、第一に、これが地域全体の生活環境の改善に寄与するのはもとより、エネルギーの有効利用、都市災害の防止、大気汚染の防止等にも大きく貢献する」、なおこの法案は「熱供給事業を新たな公益事業として位置づけ、必要な限度で国が監督を行なうことにより、消費者の保護と保安を確保し、あわせて事業の健全な発達をはかろうとするものであります」、こうあるのですが、この提案理由書で見る限りはいろいろな点で私は非常に有益なものであると思うのでございまするが、ただ新規の法案でもありまするし、利用者の立場から何点……
○樋上委員 本日はお三人の参考人の方々、たいへん御苦労さまでございます。多少重複するところがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 まず前田、湯浅両参考人にお伺いするのでございまするが、現在までわが国において発生した事故の件数、その中でどのような種類の事故が多かったかということが一つ。 それから、タンクローリの事故の場合には局所的な事故に限られると思うのですが、地下埋没管の場合は、大阪ガス爆発事件のように規模が非常に大きくなると思うのです。そこでパイプライン埋没管の事故の典型的なものを一つ説明していただき、その状況から、どういう対策が打たれたか、また打つべきかということをまず御説明……
○樋上委員 私は、ただいまの郵政大臣の所信表明も含めまして、郵政省の四十七年度予算について質問させていただきたいと思います。 この説明資料の三枚目のところに「電波、放送関係について申し上げます。まず、放送番組の質的向上について」と、ここのところいろいろあるのですが、この欄だけ見ますと、電波法、放送法について、今回は提出予定法案の中に含まれておったと思いますが、ただいまの大臣の所信表明の中には明確になっておらないと思うのですが、郵政大臣はこの電波法、放送法はどうなさいますのか。また、改正するしないということであれだけ前に騒がれたのですが、そのいきさつ、経過をお伺いしたいと思うのです。
○樋上委員 最初に電波障害のことについてお伺いしたいのですが、現在のわが国におけるところの電波障害とみなされるものにはどういうものがございましょうか。
【次の発言】 それらの障害について、現在どのくらい掌握していらっしゃるか。また、それをどのように処理せられますか。
【次の発言】 三月十五日に山陽新幹線が開通するのですが、東海道新幹線が開通して以来、かなり多数の地区住民への電波障害があると聞いております。またこれに対する住民運動があったようにも思うのですが、山陽新幹線が開通するにあたり、どのくらいの被害あるいは被害者世帯があったかというその点をひとつお伺いしたい。
○樋上委員 きょうは大臣お忙しいようでございますので、なるべく大臣に質問しますことを先に、順序を変えて御質問したいと思います。適当な時間が参りましたらそのまま引き揚げてもらってもけっこうでございます。あと続けてまいりたいと思います。 今回の簡易生命保険の一部を改正する法律案に対しまして先ほども御質問があったと思いますが、重ねてお伺いするのですけれども、今回の改正は最高限度額を三百万円に引き上げる、その他加入者に対する保障内容の充実をはかるため、いわゆる制度の改善をはかるということでありますが、たいへんおくれておりましたこの制度も、われわれは過去にもその限度額を上げることを要求しておったことが……
○樋上委員 今回のこの電信電話拡充法の一部改正法律案に対しまして、午前中は島本委員から、どうしてこれを三本を一本にしたかという論議は私も考えておりまして、質問しようと思っておったこともほとんど言い尽くされたようでございますし、重ねてただいま申し上げることを省きます、大体わかりましたから。それで、きょうはそういう意味におきまして、私もその三本が一本になったということについては反対しておりますので、きょうは拡充法のみ質問さしていただいて、次の機会に質権、その他特退法をやらしてもらうということにいたしまして、それのみに限定してお伺いしたいと思います。 そこで、今回の時限立法の期間が十年となっておる……
○樋上委員 前回保留いたしておきました質権設定の問題でございますが、それを今回はさらに質問をいたしたいと思います。
公衆法の三十八条で質権設定を禁止しておりますが、その禁止の理由は何かお伺いしたいと思います。
【次の発言】 米澤総裁にお伺いするのでございますが、この法案と拡充法との関連性について述べていただきたいのです。
【次の発言】 電話加入権に質権を設定できる、いわゆる期限を延長する理由として、加入申し込み者が電話の設置に要する費用に充てる資金の調達等に資するため、といっておりますが、その実情は一体どうなっておるのか。二つお伺いするのですが、電話設置と資金金融の件数はどのくらいかというこ……
○樋上委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律等の一部を改正する法律案に対して反対の意を表するものであります。 反対理由の第一は、今回提出の法律案は電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律、電話設備の拡充に係る電話交換方式の自動化の実施に伴い退職する者に対する特別措置に関する法律及び電話加入権質に関する臨時特例法の一部改正を一本の法律案として一括提出されてきたわけですが、何ゆえにそれぞれ性格の異なる法律を一本の改正法案としたのか、その理由が明確でない点であります。わが党といたしましては、特退法、質権法の期限延長には賛成……
○樋上委員 きょう私の質問は郵政大臣にお聞きしたいという質問ばかり持ってきたのですが、郵政大臣は多年の郵便局長としての経験があるのであります。ところが、私の質問になったら大臣がお見えになりませんので、大臣に対する質問はあとに回しまして、ひとつ事務的な点からお伺いいたしていきたいと思うのです。 ただいまも質問がありましたように、昨年の六月二十一日に批准された万国郵便条約はもちろんですが、昭和四十一年一月一日に発効になった万国郵便条約の第十四条「処罰に関する約束」の中においても、加盟国の政府が郵便切手の模造、偽造について必要な処置をとる約束をされているわけですが、なぜいままでこの法案を提議しなか……
○樋上委員 今回のこの継続審議されております有線テレビジョン放送法案でありますが、まず、新法と銘打って出てきたものにしては、未来に対する展望があまりにも乏しいように思います。私自身も時期尚早であるという感じを持っておるわけでありますが、なぜ有線テレビジョン放送だけに限定して提案してきたのか、大臣にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 有線テレビといわれるものが、同軸ケーブルの中に存在する多様なコミュニケーションの可能性に対したときに、ほんの氷山の一角にすぎないということは周知の事実でありますが、一昨日の参考人の方の意見にもありましたように、CATVの発達しておるアメリカでさえ法律制定には……
○樋上委員 通産大臣にお伺いいたします。 去る九月一日、二日、ホノルルで開かれました日米首脳会談ですが、歴史的とも言える田中総理の訪中を目前にして、中国問題と安保条約の再検討、さらには近年悪化を伝えられている日米経済関係など、重大な問題を協議したと新聞等に報道せられておりますが、特に日米経済問題は、かなり時間をかけて突っ込んだ論議がされたようでありますが、共同声明を読んでみますと、当初わが国がこれだけは主張すべきであるといわれていたことが盛り込まれていなかったように思うのでございます。たとえば、去年切り上げになったばかりの円再切り上げの問題については、スミソニアン体制の堅持を政府は主張してい……
○樋上委員 三十分の割り当ての時間の中で簡単にお伺いいたします。 まず大臣にお伺いするのですが、日本列島改造論の具体化の第一弾として通産省が進めている工業再配置の計画は、政府の地方自治体の実情を無視した計画のあり方で、私はかなり難航しているように思います。また、当初十月初めに発表する予定であった移転促進地域、誘導地域の指定、あるいは工業再配置・産炭地域振興公団の発足は、振興公団の発足のみという変則的なスタートになったわけでありますが、一体なぜこの線引きがおくれているのか。その理由はどういう理由か。それからまた、いつごろ発表ができるのか。こういう点、お答えを願いたいと思います。 もう一つ、時……
○樋上委員 田中総理は、日中正常化後のわが国の当面する最重要問題である円の再切り上げはどうしても防ぐというように、あらゆる場所で声明をしております。いま提案理由の説明を聞いたのですが、本案につきましても――また、政府は、十月二十日に対外経済政策推進関係閣僚懇談会を開いて、輸入の拡大、輸出の適正化など五本の柱からなる第三次円対策を決定したようでありますが、円対策に関しましては、昨年六月の八項目からなる第一次円対策、ことしの五月に行なわれた七項目からなる第二次円対策を実施したにもかかわらず、黒字は減少するどころか増大の一途をたどっておるのでありまして、従来の対策は全く効果を発揮していない。私は、こ……
○樋上分科員 いま池田委員がお話しになりましたあて先不明の返ってくるはがきは、私も持っておるのです。今回の統一地方選挙におきまして、事実京都におきましては制限枚数の一割が返ってきておる。あまり返ってくるのがはなはだしいので、そこでもって調査に、そのはがきを持って事実あるかないか全部やったんですよ。それは全部事実あるんですね。こういうことが普通のときだったらやっておって、選挙のときだけに限ってこういう多量に返ってくるということは、私は非常にそこに疑惑を持つ次第でございます。大体いま御質問ありましたように、郵政大臣もそういうことはまことに遺憾であるということを聞くんですけれども、大体普通でしたら、……
○樋上委員 二時までに終わります。
要点のみ御質問したいのでございますが、建設大臣にお伺いいたします。
都市計画法第八条、都市計画には当該都市計画区域について地域、地区、またはその地区に用途地域が定められていますが、農業地域においては何の指定もなされていない。もちろん、農業基盤の強化のための観点からも作成されたと思いますが、この点についてお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 都市計画法の中に調整区域が定められているが、そこにいる農民は、将来のことを思い、真剣に農業投資もできないのではないか。この点はどうするのか。調整区域に対して特別な処置が必要であると思うのですが、この点はいかがでござ……
○樋上分科員 私は、近郊農業問題について大臣にお伺いいたしたいと思うのでございまするが、最後になりましたので重複する点があるかもわかりませんが、その点は確認する意味におきましてお尋ねいたしますので、答弁願いたいと思います。 近年、わが国の都市化は急激に進んで、今世紀に都市の人口は九割以上に達するのではないかとまでいわれておりますが、そして都市化の影響が最も早く、最も集中的にあらわれる近郊農業が日本農業に占める比重はきわめて高いものがありますが、急激な都市化の進展に伴い、近郊農業も大きく変容せざるを得なくなってきました。これに対し、政府においては建設省、通産省、農林省等がそれぞれその対策を考え……
○樋上分科員 関連質問でございますので一問だけ国鉄側にお尋ねしたいと思うのでございますが、京都百四十万市民の十数年来の熱望であり希望であり、かれこれもう二十年を迎えようとする長い間熱望し、再三にわたって国鉄側に陳情もいたし、ようやく具体化いたしてきました国鉄の山陰本線の複線高架の問題でございます。この問題につきまして昨年京都市会の総務委員が参りまして当時の仁杉常務理事にお願いいたしましたところ、昭和四十四年度の予算にはいよいよ計上して着工するというお話を聞いて喜んでおった次第でございますが、本年になりましてもその予算は計上されない。その後の経過は一体どうなっておりますか。大体のところを御説明願……
○樋上分科員 午前中からいろいろ、今度の労働省の機構改革問題について質問が出たのでございますが、私、ただいま参りまして前者の質問を聞いておりまして、ほとんど重複するところが多いので、重ねてくどくどしく質問をする必要もないという点も考えられるのでございまするが、せっかく参りましたのですから、重複するところは復習する意味におきまして、もう一ぺん御答弁をお願いしたい、こう思う次第でございます。 まず、この機構改革につきまして、婦人少年室は現在どのような機能を持って、またどのような事務を現在まで行なってきたか、こういう点についてお聞かせ願いたいと思うのです。
○樋上分科員 大都市に対する人口、産業の過度集中に伴いまして、各種の公害の激化をはじめとし、水道、医療機関、社会福祉事業の問題など、都市住民の生活環境の上で改善すべき点が多々あると思うのでございます。きょうは、時間の関係上、二、三の問題に集中いたしましてお伺いしたいのですが、特に京都市に関する要求なども中に織り込みましてお伺いいたしたいと思うのです。なるべく重複を避けたいと思いますが、けさほど来の中で重複する部分もあるかもわかりませんので、その点御了承願ってお答え願いたいと思うのであります。 まず、国鉄側の方にお伺いいたしたいと思うのです。身体障害者の福祉行政についてお伺いするのですが、現行……
○樋上分科員 私は、前回お尋ねいたしました中国食肉の問題につきまして、口蹄疫のためにまだ政府としては正式に輸入を認めないということでございますが、その後船上加工方式によってという話が出ております。いまこういういろいろな牛肉の問題を考えてみますと、この栄養価の高い牛肉がいかに不足しておるか――不足しておるという反面、また日本内地の牛の生産がおくれておる。いま中国肉以外から不足分を輸入されている肉は、どのくらいあるのでしょうか。
【次の発言】 その豪州、ニュージーランドの肉が日本に参りまして、はたしてその輸入の肉が安く内地で販売されているかどうか、こういう点について一般国民はわからないのであります……
○樋上小委員 参考人のお二方、今日はお忙しい中ありがとうございます。 今度初めてこの逓信委員会の中で番組に関する小委員会というのができまして、きょうが第一回目でございますので、私たちは参考人のお二方からいろいろなことを聞かしてもらおうということで、あまり質問の用意もしておりません、非常に初歩的な幼稚な質問になるかもわかりませんが、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。いま、この資料に基づいてということでございまするが、その前に、これは金山先生にお伺いするのですけれども、日本視聴者会議というものは、番組審査会というものとは別なものでございますか。
○樋上小委員 高田先生、高峰さん、長時間ありがとうございました。もう私とあと一人ですから、十五分くらいで私はもう終わりたいと思います。 もう先ほど来のお話でほとんど尽きたと思うのでございますし、私の尋ねようとしたことはほとんど出てしまった。そこで一つ、二つ、まだ出ておらないものだけ取り上げて、これはお二人のほうからお答えいただきたいと思うのですが、コマーシャルの問題ですね。これについて私、お伺いしたいと思うのですが、高峰さんも映画から離れられて、映画ではお目にかかる機会もなくなり、テレビもあまりお出にならね。ところが、一つだけコマーシャルで、「田辺です」「ハイベストン」というところでお目にか……
○樋上分科員 大臣にお伺いいたしますが、今回の予算編成において、いわゆる河川の水質汚濁の防止の上から、本年より始まる第三次下水道整備五カ年計画、総事業費が二兆五千億円、予備費が一千億、計二兆六千億の事業費が決定したことは、今日までの下水道事業費から見るとまことに頼もしく存じておる次第でございます。この計画達成のためには、総事業費として、本年度国庫補助額六百六十五億三千六百万、残る四十七年、四十八年、四十九年、五十年に毎年平均三六%ずつ事業費を伸ばさなくては達成しないのですが、建設大臣はその御確信がございますか。
【次の発言】 ただいまの御答弁で、第三次下水道計画の建設大臣の確信あるお答えはわか……
○樋上分科員 私は、京都の山陰線、京都―園部間の複線電化、特に京都駅から二条駅における複線高架化の問題で、大臣並びに国鉄総裁にお伺いいたしたいと思うのでございます。
すでにこの問題は、京都府市民二百四十万の二十年来の悲願であります。依然としてこの実現が今日まで延びてきております。この間この実現が可能にならなければならない、こう思うのでございまするが、いままでの経過について大臣はどうお考えになりますか、御意見をお伺いしたいと思います。大臣の前に国鉄総裁でもけっこうでございます。
【次の発言】 いまお話を承っておりましたら、二年前とちっとも進展していないようなお話でございます。二年前に私は分科会……
○樋上分科員 私は、中央卸売り市場の制度の問題につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。 まず大臣にお伺いしたいのですが、自由流通市場における生鮮食料品の集散機能の充実と価格の適正化をはかり、生産者すなわち農林漁業者の所得の確保と一般消費者の生活の安定のためには、現在の卸売り市場の配置、施設、取引方法等にわたって抜本的な改善、近代化が必要であると私は考えるのですが、このことについて、私は昭和四十三年四月の農林水産委員会等で従来から強く要請をしてまいったものでありますが、この卸売り市場の改善につきまして、どのような処置をしていこうとするのか、簡単でよろしゅうございますから、あと順次質問を……
○樋上委員 それでは藤井参考人に簡単に一、二問お伺いいたします。今回の再配置計画はいわばわが国国土の再編成と言ってもいいものではなかろうか、こう思うのでございまして、当然国の国土利用に関する総合計画に基づいて行なわなければならないのですが、特に計画を実施するにおいて最も重要なかぎは、既成都市に比較して社会資本が非常に立ちおくれている農村地域に対してこれをどのように整備していくか。また特に時間的、経済的距離の短縮は工業立地においては必要不可欠な条件と思われるのですが、高速かつ高能率的移送システムをいかにするか。また国土利用の偏在化を改め、地域住民にひとしく快適な生活の場を提供するためには上下水道……
○樋上小委員 参考人の方々、たいへん御苦労さんでございます。長時間ありがとうございます。私も二問ほど質問をいたしたいと思うのでございますが、前お二人の方々から、理論的また基本的な問題についていろいろなお話がありましたので、重複を避けまして、私は特に週刊誌などで問題になっている点を取り上げまして、それに対する御感想をどなたでもけっこうでございますので、ひとつお願いいたしたい、こう思うのでございます。 最近の番組につきましては、いろいろな点において考えられておりますし、また視聴率という点も相当考えておられるのです。いまは情報化時代の最も重要な時期でございます。したがいまして、新しい番組がいろいろ……
○樋上分科員 私は文化財保護につきまして、文部大臣また文化庁、大蔵省に質問をいたしたいと思います。 わが国におけるところのこの数十年の経済成長は目ざましいものがあり、また反面、公害、過疎過密等に大きな弊害をもたらしております。特に、国土開発によりわが国国土は荒廃し、これに伴いまして、歴史的文化財の破壊は目をおおうばかりであります。しかし、本来、開発と保存とは矛盾するものではないのであって、開発と保存との両者が一体となって進められてこそ、真の国土開発の意義があると思います。 しかし、残念なことには、従来においては経済成長のみに力を入れてきたがゆえに、かなり貴重な文化財の喪失をしてきたように思う……
○樋上分科員 建設大臣、私は京都に在住いたしておる者でございますが、琵琶湖の水質問題その他のことにつきましてお伺いしたいのでございます。この琵琶湖の総合開発法案は今月中にでも提出されるようにいわれておったのでございまするが、下流団体の負担または開発公社などの点においてかなり難航しておるんじゃないか、こう思うのですが、その食い違っているところ、いわゆるその進行状態はどうなっているのか、その経過を一応お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その関係団体のいろいろな問題の一番隘路になっておるところはどこなんですか。
【次の発言】 大体そういう関連した問題が話し合いがついて、これは大体見通しとしては何……
○樋上分科員 京都のジフテリア予防接種禍事件についてお伺いいたしたいと思いますが、私は、昭和二十三年十一月京都市において実施されましたジフテリア予防接種についてお伺いいたします。 大臣も御承知だと思いますが、当時はわが国に予防接種法が施行されて間もないころでございまして、その当時の新聞を調べてみましても、京都、島根、栃木、香川、佐賀、三重の各地にジフテリアまた百日ぜき、BCGなどの予防注射による事故が続発しております。当時の総司令部、GHQのサムス公共衛生福祉局長は、こうした状況を見て、日本人に対する予防注射を全部無期限に停止し、注射用のワクチン及び血清などを全部回収して再試験をするよう発表……
○樋上分科員 私は昭和四十七年度の地方財政対策並びに大都市財政問題について二、三の質問を大臣にいたしたい、こう思う次第でございます。 昭和四十七年度の国家予算は、景気浮揚を前提として、国民福祉の向上と社会資本の整備推進を基本とする大型予算が編成された。国家財政と表裏の関係のある地方財政の財源不足に対する措置として、自治大臣の努力により臨時地方財政交付金が一千五十億円、交付税特別会計借り入れが一千六百億円、地方債の増発が三千五百億円、合計いたしまして沖繩特別対策部門を除いて六千百五十億円、この財源の措置がはかられたのですが、しかしながら、これらの財源措置の大部分は、地方の借金として後年にばく大……
○樋上分科員 昨年、中華人民共和国が国連に復帰いたしまして中国を代表する政府と認められておりますが、中国と国交を回復した国は七十余カ国にも及び、さらに多くの国が中国と国交を回復しようとしており、世界の情勢は大きく変化しておりますが、日本国内においても、日中友好と日中国交回復を願う国民の要望は大いに高まりを見せておるのであります。しかしながら、佐藤政府は、このような国民の強い要望とは別に、相変わらず中国との国交回復には消極的な態度をとり続けております。このような内外の情勢を踏まえて、私は中国食肉輸入問題について若干質問申し上げたいと思います。 政府は、過去一貫して中国の食肉輸入に対し、中国にお……
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