このページでは津川武一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。津川武一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○津川委員 まず、死亡された方のことでございますが、道路の被害も、農業施設の被害も、農産物の被害も、山くずれの被害も何も、すべて大事でございますが、一番深刻なのは、なくなった方のことかと思います。十六人がなくなっておるのでございますが、災害救助法ではこれに対して、おとなの死体一体の埋葬料七千円ですか、そのくらいより規定されてないのでございます。十六人のうちで一人だけが、学校の生徒であったために学校関係での補償金をもらえるのでございますが、ほかの方たちはこれをもらえないというふうな、非常にかわいそうな状況であります。しかも、なくなった方たちは一家の支柱の方たちでありますので、国としてこれに何らか……
○津川委員 集中豪雨や長雨に対してだいぶ質問が進んだようですから、私ははしょります。 そこで、先ほど総務副長官も話していたようですが、世論が災害に対してわいているときに、また、その気になっているときにすることが非常に必要なので、千葉県の災害に対して、三つだけ問いただしてみたいと思います。 一つは、この間も指摘したのですが、空港などの大資本本位の仕事を進めておって、中小河川の改修をあまりしてなかった。たとえば成田空港の放水路になる根木名川は、十一億五千万円年間使っておる。今回大きな被害を出しておる養老川は、事業費がゼロであったわけであります。そこで、問題の世論があるうちに、また、市町村長も時……
○津川委員 台風九号と十号についてでありますが、九号は、八月十五日夜から十六日朝はもちろん、十六日いっぱい、稲作に対する被害はだれも考えていなかったのであります。十七日になって稲作が、岩崎でいうならば半分だめになっていたことを気づいた、これが実態であります。そうして、雨でも降ったならばこれほどの被害がなかったろうに。いままでの塩害だけではこれほどの被害にならない。フェーン現象で被害が大きくなった。こういうことを指導してくれたならば、消防がフェーン現象に対して待機しておったのであるし、農業も近代化されたので、いまそれに水をかける方法もあっただろうにということが、篤農家のことばでございます。こうい……
○津川委員 豪雪と関係するのですが、きょうは漁船の海難、それと関連いたしまして船の中にいる人の診療洋上診療について四、五点お尋ねしてみます。 漁船の海難件数、海難による死者、行くえ不明者の数はここ数年決して減っているとはいえません。特にイカ、カツオ・マグロ、サケ・マス、タラなどの漁に事故が多く、昭和四十四年では海難件数の五〇%を占めています。管区別に見ますと一番北の第一管区が最も多く、全漁船海難の三〇%にも達しております。管区が十あるのでございます。第一管区のこの海難による死者、行くえ不明者は北海道の炭鉱災害による犠牲者を上回っており、北海道では最大の産業海難となっております。 こういう状……
○津川委員 日本の農業を平和的に、民主的に発展さしていくために、大臣の所信表明のうち、米の過剰や食糧の自給などについてお尋ねいたします。 第一の問題は、米が余ったからといって、農林省は農民のほうにばかり押しかぶさっていって、余った原因を排除する、そういう点では足りないんじゃないか。たとえば盛んに嗜好の変化を申しております。確かに、大臣に対して生産者米価を値上げに来た農民がパンと牛乳を飲んでおったという。あの状態では、忙しくてそれしかできないのです。朝と昼にパンを食べて、夕食には米を食べておる。アンケートをとってみると、朝も昼も食へたいというのです。ところがこれができない理由は、やはりいまの日……
○津川委員 今度の農地法改正の第一の問題は、土地の効率的利用をはかるということでございます。そこで、土地が効率的に利用されてない部分がどこにあるかということでございます。たとえば、都市近郊で、地価が上がり、土地を資産的に所有しているために農地として使われていないのがどのくらいあるか。もう一つは、鉱山や製造工場などの廃液、そうした公害などによって土地が効率的に利用されていない部分がどのくらいあるか、災害のために農道や用排水などがつぶされて、農地として効率的に利用されていない面積がどのくらいあるか、過疎のために農地として使われていない、非効率的になっている部分がどのくらいあるかなどということを聞い……
○津川委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の農地法の一部を改正する法律案に反対する討論を行ないます。 反対理由の第一は、本改正が戦後農地改革の重要な成果である農民的土地所有、耕作権保護の原則を放棄し、政府、自民党の総合農政推進のための零細農民切り捨て、大規模農家の選別的育成を、一そう強化することをねらっていることであります。 総合農政の反農民的性格は、すでに今回の米生産削減の押しつけと食管制度なしくずし、農産物自由化の大幅な推進政策などの中に、端的に示されておりますが、総合農政は今日、日本農業の発展を阻害している原因を、農業経営規模の零細性に押しつけ、零細農を敵視しているのであります……
○津川委員 私は、すべての国民が老後の生活が保障できるような総合的な年金を共産党は主張しているわけですが、その立場から質問してみますが、大臣の都合があるそうですから大臣はなぜ一部の農民を対象にしたか、それから経営移譲年金の二点についてお伺いします。 そこで第一ですが、日本の農業が貿易の自由化で外国農産物に圧迫をされ、その発展がはばまれており、肥料、農薬、農機具など大資本や市場資本の搾取にあえぎ、その上後継者は大資本に安い労働力として吸収されて、農業労働は老人や婦人の肩に重くのしかかっている現状に照らせば、そうした苦役に耐えている老人、婦人を含めてすべての農民に年金を提供し、その老後を保障して……
○津川委員 自民党内閣が基本法農政とそれに続いている総合農政によってやってきて、これからもやっていこうとしております。そうしてそれは農業の近代化であり、機械化であり、資本主義的経営を目ざしており、したがってまた粗放農業でもあります。また一面高度経済成長下の農業政策であるので、若年農業労働者の流出が目立ち、農業者の年齢が老齢化してまいりました。 私たちはかねてから、外国農産物から日本農業を守り、農産物の価格を安定させて農民の生活を保障する、農民に長期低利の資金を支度し、必要な基盤整備を国の責任で実施するなどの政策を掲げ、政府自民党の総合農業を批判してまいりましたが、今日は農民の健康保持という立……
○津川委員 林野庁長官に先ほどの除草剤、二四ジクロールフェノキシ酢酸ブドキシエチル、この除草剤についてお尋ねいたします。 最近宮城県の仙台、古川、青森県の深浦、大間、岩手県の岩手、川尻など、十六営林署管内二千六百二十ヘクタールの山林に三百七十トンの除草薬が空中散布され、至るところで問題が起きております。たとえば問題の大きなものは、山形県でございます。村山農業高等学校で昨年六月この除草剤を散布したところ、一カ月後にゼンマイ、ワラビ、ヨシノユリ、ウバユリ、ウド、こういうものが枯れてしまったのであります。それだけでなく、本来害を及ぼしてはいけない杉にまで被害が出て、たいへんな問題が提起されておる、……
○津川委員 時間がないので、ことばを飾らないでそのまま答えていただきたいと思います。 公害から農地や農業や水産業を守るために、これは農林省の公害関係者の人と水産庁に、それから生産調整とからんだ米の買い入れ制限などについて食糧庁長官から、それから三陸漁場の北のほうの不漁について水産庁に、この三項目で質問してみます。 そこで公害の問題ですが、八月一日から東大の農芸化学の平田煕助手らの調査で、福島県磐梯町で日曹金属会津製錬所付近で、水田の土壌から二一・五PPM、アズキ畑の土壌から二〇・〇PPM、昨年とれた玄米からは一・六一PPM、現在畑からとれた野菜のレタスからは一一・、九PPMのカドミウムが検……
○津川委員 水産庁長官にお尋ねいたします。 先ほど熊谷委員から八戸のイカとサバの関係が出たのでございますが、八戸では昭和二十三年までイワシ、イワシが来なくなってからいまではイカが大宗なんでございます。これに対しまして、昭和三十七、八年ころからサバが参りまして、これは一本釣りなんです。水産庁が認可したときは一本釣りですが、四、五年前からは四、五隻で来る組をつくりまして、千三百メートルばかりの網を深さ四百メートルくらい入れて魚をとってしまうので、いまみたいなたいへんなことが起きているわけであります。そればかりではなく、七十カ統が入るという協定に百カ統以上入って、そうしてイカが二百円、サバが五円と……
○津川委員 大臣に農産物の貿易の自由化について質問したいと思います。 私たちは、日本の農業を民主的に、自主的に、総合的に育てていきたいと考えております。そのために、第一に米に対してみたいな援助と指導があらゆる農産物にされるならば、私たちはこれができると思っております。第二番目には、あらゆる他の農産物の基盤整備を米同様やるならば、これもできると思っております。第三番目には、農薬や肥料の値段を下げていくということ。第四番目には、外国の農産物によって日本の農産物が圧迫を受けないということであります。そして最後に、そうすると、農民が利益と納得に基づいて自主的に米以外へも転換できると思います。 そこ……
○津川委員 日本共産党を代表して、農薬取締法一部改正案について質問します。 農薬の公害で実際に被害を受けるのは農民と消費者が一番であり、その農薬をつくった企業にはあまり責任を問うていないのがいままでの取締法であったし、今回の改正でも企業の責任はあまり問題にされていません。そればかりでなく、問題になった農薬の扱いによっては被害者である農民が懲役に付せられます。一、二の例をあげてみます。ついこの間福島県で生産したキュウリが関西に出荷され、エンドリンが含まれているというので返品され、生産者は泣きましたが、メーカーには何らの被害もありませんでした。この農民はことしはその塩素剤農薬を使用しなかったので……
○津川委員 日本共産党を代表して質問いたします。 池田、佐藤と続いた自民党内閣の高度経済成長のもと、わが国は山河も海も空も公害によごされ、多数の死亡者や健康破壊者が出て、すべての国民にとって住みがたくなっています。 土壌についていえば、カドミウム汚染がこの臨時国会の最中にも新聞をにぎわし、カドミウムで田や畑をよごされ、そこから生産される米や野菜をよごされた農民は、よごされ損になり、政府が汚染を押え、汚染された田や畑をもとに戻すことを汚染源に要求し、よごされた米や野菜の補償を求めていますが、今回提出されたこの法案によっては、問題は解決されそうもありません。 また、たとえば足尾銅山の銅をけじ……
○津川委員 人の健康を維持し、農作物の生育を保障し、環境汚染を防止するために、修正案の大綱を説明申し上げます。 一つは、現在問題になっております特定有害物質を、カドミウム、水銀、鉛、砒素、銅、亜鉛等について法に明らかにすることであります。 二つ目には、環境基準を明らかにして、土壌の汚染を防止すること、排水基準、排気基準について都道府県の上のせは、対策地域内に限らず行なえるようにすることであります。 三つ目には、地方自治体に権限を大幅に移すことでありまして、事業者による土壌汚染施設の設置、変更は都道府県知事の認可を要するというふうにすること。知事は、土壌汚染施設の設置者に対して常時観測、測……
○津川委員 津川ですが、参考人の先生方、御苦労さまです。ありがとうございます。共産党でございますが、河角先生に、時間がないので項目を並べてお尋ねして、重複すれば、そこのところは総合的に答えていただきたいと思う次第でございます。 一つは、いままで火災のことがいろいろ出ましたが、江東デルタの水でございます。地盤が毎年非常に沈下してくる。地盤が低い。地盤がやわらかい。伊勢湾台風でも、やはり水が非常に大きな被害の原因になったのでございまして、ここはどうすればいいのか。私は防災計画で特別計画を立てられることが必要かと思いますし、十年、十五年とお話が出ましたが、それよりは私、少なくともここだけはもっと期……
○津川委員 関東地方に大震災がくるかもしれないというので、防災の問題が大きくなっているとき、耐震性の建物が非常に大きく問題になっていますが、季節労務者を入れておる粗末な可燃性の建物がかなりあり、それが大火災の一つの発生源になるのじゃないかと心配されます。季節労務者の宿舎に投資を惜しんでいる、そういうことも資本の中にございまして、かなりまた労務者が焼死したりしておりますので、その立場から、消防庁中心に、建設省、労働省に若干質問してみます。 この間、一月に練馬と江東で飯場の火事で六人焼死者が出るという事件が起きまして、そのために調べてみたら、昭和四十五年だけで東京消防庁管内で二十六件の飯場が火事……
○津川委員 ちょっと唐突で、何か返事もできないようでございますので、実態を話して、対策の検討をしていただくという程度でもけっこうでございますが、二点ばかり。 一つは、米田委員からも話されました苗しろの被害、予想外に多いのです。青森県の県議会でもすでに問題になっておるのですが、その場合、いますぐ、おくれてまた苗しろをつくる。その場合、田を植えるときに苗不足で困る。しろをかいて水を入れてしまったというときに、苗がないということが出てきまして、その場合、農業災害によってやるか休耕するかというので、もんちゃくが起きることになるのです。これは、しろをかいてしまって、多少植えてもだめだったと、うときに休……
○津川委員 この間の委員会で、天災融資法、激甚のこと、それから今度の災害と生産調整の関係を委員長からも要請されて、生産調整に関しては前向きな答弁をいただいて、非常にけっこうでございますが、そこで天災融資法は、これは発動の見通し、ございますか。各県ごととか地方局ごとにやるのでなくして、全国一本にしてやるわけでございますが、見通し、どうでございますか。
【次の発言】 天災融資法、自創資金、みんなこれは必要だと思うのでございますが、被害を受けた農民にとっていますぐ迫ってきているものは、系統資金の元利払いなんです。災害を受けて、なかなかこれが払えない。こういう状態に対して、系統資金の元利払いの一時延期……
○津川委員 私たちは、戦後の農地改革とそれを規定した農地法が、日本の民主化と社会進歩に非常に役立ったと評価しておるのでございますが、総理のお考えを伺わしていただきます。
【次の発言】 とすれば、この日本の民主化に大きな役割りを果たした農地改革に対して、これを阻止するために、地主勢力が対抗したり利用したりするために使った条文が八十五条の二、私たち、民主化する上において、これはほんとうにてこずりました。今度は八十条でございます。そこで私は、しかもこの八十五条の二も、八十条も雑則です。したがって、総理のいまの評価からいくとすれば、八十条はやめるべきだ、改廃すべきだと思うのでございます。これが一つ。こ……
○津川委員 日本の農業は三年米価据え置きという事態、昨年の百五十万トン生産調整、ことしの二百三十万トンという生産調整のために、いろいろな変化がそれと並行して起きておると思うのでございます。その変化の一つとして兼業農家の増大、それから出かせぎ農民の増加ということが出てまいりましたが、きょうは出かせぎ農民を保護していかなければならぬという立場から少し質問をしてみます。
そこで、こういうふうに出かせぎがかなりふえておる原因を農林大臣はどう考えておりますか、まず答弁してください。
【次の発言】 私たちは出かせぎ者を感傷的にとらえることは絶対にしていません。農政上の問題として、国政上の問題として科学的……
○津川委員 私たちは卸売市場について、次の四つの大きな原則と主張を持っております。 その一つは、卸売市場は消費者及び生産者である農漁業の中小企業者を保護する立場から運営さるべきであること。二つには、市場は民主的に自主的に運営管理されねばならないということです。そのためにそうした自主的、民主的運営管理に逆行する国の監督権限の強化は改め、そうした権限を地方自治体もしくは開設者に移行すべきだと思っております。三つには、市場における公正な取引実現のために、卸売人に対してきびしい規制を行なうべきだと考えております。四つには、市場の民主的運営のために各種審議会、協議会には消費者それから卸売り、仲卸、小売……
○津川委員 修正案は委員各位の手元に届いておりますので、要綱だけを申し上げます。 一つ、政府案は、目的、卸売市場整備基本方針の中で取引の適正化、流通の円滑化を規定しているだけであるが、これに消費者及び生産者である農民、漁民、中小企業の加工業者及び市場関係者、市場労働者の利益を保護することを明記することを第一の項目としております。 第二番目には、中央卸売市場の開設にあたり、農林大臣が地域を指定するのであって、当該地域住民の要求を尊重することはないので、当該地域住民の要求を尊重するよう関係地方公共団体の同意を必要とすることにする。また、中央卸売市場開設運営協議会の設置を任意規定から義務規定に改……
○津川委員 関税の引き下げと果実の自由化についてお尋ねしてみます。 まず関税についてですが、バナナは基本関税率六〇%、四月から九月までの六カ月間が四〇%に、十月から三月までは六〇%の季節関税に、グレープフルーツは自由化に対応して二〇%の基本関税率を六月から十一月までは二〇%、十二月から五月は四〇%の季節関税にするなどを内容とした関税定率法等の一部を改正する法律案がいま政府によって提案されております。これは農民に背を向けることになり、貿易の自由化などを迫るアメリカなどの資本に奉仕することになりますが、こうした政府、自民党のやり方では、日本のくだものは守れないとして私たちは強く反対してきたのです……
○津川委員 時間が非常に迫っておりますので、要点を質問しますから、答弁も要領よくお願いします。
国有林野で、米軍と自衛隊がどのくらい占領しているか。これが一つ。
林野行政上、そのために支障が出てきているか、出てきていないか。これが二つ。
林野行政上、アメリカ軍と自衛隊の使っておる国有林野の返還を求めたことがあるかどうか、これから求めるつもりがあるかどうか。この三つをまず答えていただきます。
【次の発言】 農地法の第三章、未墾地等の買収及び売渡、こういうふうに農地法が規定し、四十四条から七十五条にわたっておりますが、この三章によっていままでに開放した、農地改革した面積はどのくらいになってお……
○津川委員 日ソのカニ交渉、難航でございますが、その原因は大陸だな条約に関連する問題があるとしましても、基本的には資源評価の違いがあるからです。ソ連側は日魯、太洋、日水など漁業独占資本が規制量を上回る漁獲を行ない、そのためカニ資源が絶滅の危機にあるとしております。しかしその科学的根拠は明らかにされておりません。一方、日本政府は、北洋における日本の漁業独占資本の操業について、監督を厳重にするなど有効な規制措置を何ら講じていません。これらが妥結をおくらしている主要な原因と考えております。そこで北洋漁業を将来にわたって安定させ、発展させるために、日ソ両国の総合的科学的な共同調査によって資源の評価を一……
○津川委員 私たちは日本の農業を維持発展させるために、あらゆる農業災害から日本の農業が守られること、発生した災害からは農民の負担が完全に補償されること、そうして災害補償の体制や組織は民主的に運営されなければならない、こう考えておるのですが、今回の改正案はこうした原則に逆行しておりますので、この撤回を求めつつ、二、三質問してみます。 一つは、災害を起こさないための措置でありますが、農業気象でございます。この間の四月二十五日から五月十日までのあの霜や低温の場合、気象庁は三月二十日の向こう三カ月間の予報として、四月の下旬に内陸部で移動性高気圧から来る霜の害があるということを警告しているわけでござい……
○津川委員 時間がないのできわめて要点だけ質問いたします。 今度の四月の下旬と五月の上旬にかけての低温と霜の害で宮城県では長井さんという百姓が苗しろが全滅して自殺しておるほどでもありますので、その被害の状態をあとで文書でわれわれに提示をしていただきたい。これが一つ。 二つ目には、十日前後でわかった被害でも東北農政局だけで四十六億一千万くらいになっておりまして、天災融資法の適用条件に合致してきておると思うのですが、天災融資法の適用が必要と思いますし、いつごろできるか、これをひとつ答弁していただきたいと思うのです。 もう一つは北海道のてん菜、バレイショから青森、岩手、東北全部から、いま三ツ林……
○津川委員 まず、私たちの立場から申し上げてみます。 日本の大資本が、アメリカに従属して、わが国の資源、労働力、国土を、自民党政府を代理者としてわがもの顔に使用し、対外援助を拡大し、軍需産業を強化し、日本を公害列島にしております。独占資本は、またこのように工業に片寄った政策をとりアメリカの言うままに農産物の輸入を増加させ、米の作付制限を押しつけ、食管制度を改悪し、農地をつぶし、農民経営と日本の農業をゆゆしい状態に追い込んでおります。ために、多数の農民は出かせぎを余儀なくされております。こうした状態に対して、私たちは、自民党政府が進めている新全国総合開発計画や高度経済成長政策をやめさせて、産業……
○津川委員 「ばんだい号」が函館の横津岳で遭難したので、現地に行ってみたのですが、ひとつ気象庁にお尋ねしたい。 それは、函館、渡島、檜山地方の気象は差しつかえないのですが、横津岳に登ってみますと、函館はよく晴れておっても、山は荒れてよく歩けない、これが気象の状況でございます。これに対して、気象庁の函館空港の出張所の職員が五人、とてもこれではたえ切れないと言うわけです。 羽田から朝、七時五十分に飛行機が函館に飛び立っても、そのとき気象観測はしてない。だから飛行機は、函館上空の気象が全然わからないで飛び立っている。そして航空局に聞いてみると、途中で聞くからいいと言う。どんなのを聞いているかとい……
○津川委員 今回の千葉県の災害の原因を政府はどう考えているかについてお尋ねしてみたいと思います。地元の森、木原委員が具体的なことを聞かれたので、根本的な問題に触れてみたいと思います。 千葉県はこの百年災害がなかった、こう言って、今度のものをすべて自然災害であるように言う向きもあるわけでございますが、政治経済のゆがみによる人災的な要素を考えなければ対策がほんとうでないと私は思うのであります。 昭和三十年代の後半、特に高度経済成長が始まって東京湾沿いの開発にかなり乗り出し、四十年からは市原から君津にかけてコンビナート、京葉工業地帯、最近では成田空港の建設、こういうことで、そういったコンビナート……
○津川委員 共産党を代表いたしまして、三重県でなくなられた方、貴重な財産を失われた方たちに深甚のお見舞いを申し上げる次第でございます。 そこで、次官も時間の都合があるようで、端的に次官にお伺いいたしますが、千葉での二十三号以来の災害を見て今度の三重県の災害を見た場合に、開発などで山をくずして木を切って、そのあとの手当てをしなかったために災害が起きたり、成田空港の建設でも、やはり山をくずし、木を切って、そのあと始末をしないために、ああいう形で起きておるわけでございます。今度の三重県の場合も、たとえばくずれ谷などという名前がすでについておって繰り返されておるものに対する処置のおくれなどということ……
○津川委員 私たち今度の北海道の冷害減収に対して、必ずしも気象条件だけが原因だとは考えていません。先般も北海道の気象を正確につかまえて、それに必要な農業の試験研究をやり、行政上必要な措置を講ずるならば防ぎ得たということを申したのでございますが、きょうは気象庁に対して、少しまず尋ねてみたいと思います。 そこで、委員会の報告にもありますように、岩見沢、北見、名寄などには観測所よりなくて、測候所がないのでございます。陳情を受けたところによると、何か二百五十キロの距離の中に測候所が一つもない。こういう形なので、私は早急にこれを整備して測候所なんかつくる必要があるかと思うのですが、この点がどうであるか……
○津川委員 きょうは大臣の所信表明に接し、赤城さんならではのところもないわけではないというふうに思っておるわけでございますが、その中で「農業の前途についての不安感を解消し、農家と農村の信頼を得ることが農政の基本的姿勢でなければならない」と申されておりますので、細部のことは後日事務当局に尋ねるとして、きょうは農政の責任と大臣の決意、態度を端的にお伺いしてみます。 グレープフルーツの自由化に対して、きょう農民の決起大会に行ってみたり、党に陳情に来た人と話をしてみたり、私の県の人たち、農民と話をしてみたりしている間に、いろいろな意見が出ました。倉石さんが選挙最後の五、六日前に愛媛に行って、農協の皆……
○津川委員 水産庁にお尋ねします。 大分県の臼杵市の漁民が県を相手どって起こした漁業権確認と、公有水面埋め立て免許取り消しの訴訟に対して、去る七月二十日大分地方裁判所が漁民側の全面勝訴の判決を下したことは御存じのとおりでございます。 この問題は大阪セメント株式会社の臼杵市進出に対する地域住民の公害予防運動として市長のリコールを成立させ、全国の注目を浴びております。公害防止の住民の戦いとして今後に与える影響も大きいものがありますが、私はこの裁判での争点となった漁業権の問題について質問してみたいと思います。 大分合同新聞では「守られた漁民の権利、安直な権力に歯止め」朝日新聞は「私権保護を打出す……
○津川委員 ドルの危機や自由化の問題はあらためて農林大臣に質問するといたしまして、北海道の冷害の緊急対策に対して芳賀委員に続いて質問してみます。 いま何よりも必要なのは、生活必需物資を手に入れること、現金を手に入れること、この二つでございます。私も北見からずっと行って見ましたが、痛切なものがございます。特に北見付近は、米以外にほとんどつくっていない。そこで食糧庁長官が、必要であるならば、北海道知事に米を売り渡す、その条件に対して大蔵省とも相談すると言っていますが、これはことしもらって、来年みんな請求されるのではとてもかなわない。そこでこれは延納が必要と思うのですが、農民の場合どのくらい延納が……
○津川委員 大臣、訪ソされるそうで御苦労さまでございます。いい成果が得られるように私どもも期待しております。 そこで、行かれるについて一つ質問してみたいと思いますが、それは安全操業のためにも歯舞、色丹の返る交渉を始めるということであります。この間日本の共産党とソ連の共産党が会談をいたしまして、私たちは平和条約を結んで歯舞、色丹を返還したらどうだと主張した。向こう側の共産党では歯舞、色丹の問題については当面の外交問題として考えよう、こういう話し合いをしたのでございます。これは政党間のことでございますので、これを国家間の問題に進められないかということでございます。 御承知のとおり、十五年前に鳩……
○津川委員 北海道の被害を受けた農民は、その被害のためにいま生活費、これからの営農資金に事を欠いておる。これが一つ。二つ目には、いままでの固定負債の残高が重なっておって、その元利償還に困っておる。この二つがありますので、この二つについてお尋ねしてみます。 今度の改正によりまして貸し出すほうの金額が上がったり、利子の若干が引き下がりましたけれども、北海道の農家の固定負債中、四十六年度中に償還がめんどうだ、かなり不能と見られるというふうにして、道庁より不能処分にしてくれるように要請しておる額が三十六億円、このうちで三分の二が公庫資金になっております。ほったらかしておくと離農せざるを得ない。この人……
○津川委員 提案されている法案で、国際経済上の調整措置の実施に伴い事業活動に支障を生じている輸出関連の中小企業者に対し、その経営の安定を図るため、純損失または欠損金の繰り戻しによる還付の特例を設けるとともに、その事業の転換を円滑にするため施設の償却の特例を認めようとしておること、これ自身は私たちもよろしいかと思うんです。しかし、よく考えてみると、この中にはかなり片手落ちのものがある、かなり矛盾もありますので、その点を中心にして若干質問をしてみたいと思うんです。 私たちも調べたし、たとえば皆さんの側でこういうふうな「調査月報」としての国民金融公庫調査部の調査などあわせて考えてみますと、今度のい……
○津川委員 時間が限られておりますので、まとめてお尋ねいたします。 一つは、先ほどからだいぶ酒が告発されているようでございますが、宮城先生は社会心理学的に重要だとおっしゃっておりますが、身体的にたばこの作用でいい面があるのかどうか。疫学や病理単の先生方にこういう薬理のことをお尋ねして非常に恐縮ですが、その点、もしおわかりになっておったならば、たばこは全面的に害ばかりでないので、そういう面からも見てみたいという感じがあります。これが一つ。 第二番目の質問は、先ほど宮城先生が話されていたたばこと酒との比較で、酒には急性の中毒、慢性の中毒がある、禁断症状があるなどということでございましたが、たば……
○津川委員 平和で豊かな沖繩県の建設を進めるにあたって農業の振興が重要であることは、山中長官も認めているところですが、この農業の発展にとって一番の障害となっているのが基地であることは明らかです。沖繩県民の総意を集めた建議書でも、基地の存在は総合的、統一的土地利用計画にとっても大きな障害となっており、基地の撤去を前提としない限り、真の意味での恒久的な開発計画の策定は不可能であるといっております。 沖繩本島の平均耕作反別は、戦前でも本土の半分の五十八アールであったのが、米軍占領による不当な土地収奪によって三十五アールとなっており、米軍基地の撤去を差しおいては農業の振興を語ることができなくなってお……
○津川委員 青森県がいま防衛庁関係の銀座街というふうな状態を呈しております。 三沢にはアメリカ軍基地が、八戸には陸上自衛隊のホーク部隊が、大湊には海上自衛隊が、下北には陸上自衛隊の演習場が、そして青森と弘前を中心にして陸上第九師団がございます。これに今度ミサイルの演習場並びに青森・函館の青函区域にナイキの一個大隊を持ってこようとしております。 そこで、防衛庁は、国内には初めてのナイキ、ホークのミサイル訓練射場の設置を青森県車力村に置く計画で、すでに用地買収を行なっています。この問題について、これまでの地元自治体住民に対する交渉などの経過にきわめて不明朗な点があり、さらにこの射場設置は地元の農……
○津川委員 共産党を代表して、本補正予算三案に反対いたします。 この予算案の最大の特徴は、アメリカの戦争と侵略政策によるドル危機の日本への転嫁と、円の大幅切り上げ必至の情勢、わが国経済の不況の一そうの深まりの中で、戦後最大の赤字公債の増発によって大企業本位の景気刺激をはかりながら、他方、国民のために必要な経費を徹底的に圧縮する、きわめて反動的、反人民的なものであるということであります。 まず、七千九百億円にのぼる赤字公債の増発であります。これによって、今年度の赤字公債発行総額は、一般会計で一兆二千二百億円となり、公債の元利償還のための国債費は今後一そうばく大なものとなり、国民の税負担が加速……
○津川委員 被害地の出身の委員、しかもベテランの委員が、地元を代表して質問したので、私は取りやめようかと思っておったのですが、政府側の答弁が必ずしもかみ合ってないので、もう少し補完してみようと思います。 今回の被害で林業関係が非常に目立ってきて、岩手県の気仙郡の住田というところが問題になりましたが、二千町歩、遠野市が一千四百町歩なんというふうになっていますので、林野庁の災害に対する態度、気がまえ、体制などをひとつ聞いてみたいと思うのです。 先ほどから問題になりましたように、林業に対しては天災融資法では実情に合わない、これが非常にはっきりしております。こういう状況に対して、これでいいのか、特……
○津川委員 今度の三月三十日からの低気圧による海難でなくなられた人、財産を失った人たちに心からのお見舞いを申し上げ、再びこういうことを繰り返したくないため、若干の質問をしてみたいと思います。 そこで、先ほど気象庁に言わせると、観測や通報に問題なかったと申しておりますが、死亡、行くえ不明者を出した例で見ますと、一つも暴風警報が出ていない。全部強風警報下の中でこのとおり事故が起きているわけなんですが、いままでかつて見ないほど全国の広範囲にわたった、しかも、台風であるならば、暴風警報が出ているならばまだわかるとして、強風警報しか出ていないところでこれだけの事故が起きた。これに対して気象庁や海上保安……
○津川委員 私は日本共産党を代表し、電信電話設備の拡充のための暫定措置に関する法律等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行ないます。 反対の第一点は、本法案の提出の形式がきわめて不当な点であります。この法案は、本来三つの法案として提出すべきものであり、特に電話加入権質臨時特例法と拡充法には何ら直接的関連がありません。政府は今後このような不当な形式の法案を絶対に提出しないよう強く要求します。 第二に、拡充法の延長についてでありますが、拡充法提出の理由とされている電話の積滞は、住宅電話を中心としたものであります。これは電電公社の設備建設が独占資本の電話、通信の需要に応じて行なわれてきたこと……
○津川委員 農林大臣、私たちは、日本人の主食は、日本の農民の手でつくっていただく、こういう立場をひとつ貫きたいと思っておるわけです。そういう立場からいくと、第一の問題は米ですが、現状からいきますと、ある程度の転作、減反が必要かと思っておりますが、それにはきびしい条件がございます。それは米を生産しておる側からの自主的な、民主的な立場から調整をやり、減反する、農民の利益と納得でこれを行なう、こういう立場が第二の立場でございます。第三には、転作するには、できるような条件を整備する。第一の問題は価格補償でございます。米を生産していたときと同じような収入が農民の手に入る。このことが私は転作のための条件だ……
○津川委員 私たちは、農産物の価格は、農民が都市労働者と同じ生活ができる、都市労働者と同じ額の労働賃金をやるべきだと思っておるわけです。この立場から、加工原料乳保証価格にあたってのことを若干聞いてみますが、飼料作物費の中の家族労働費、これは原案では一時間どのくらいに見ているか。まず局長に答えていただきます。
【次の発言】 その百九十一円を算出した根拠が何であるか、これが一つ。
もう一つには、労働省と建設省と農林省が三省協定でつくりました四十七年度の公共工事設計労務単価表によりますと、単純な普通の作業で、北海道で一これは日雇い日当ですが、三千百五十円、飼料作物をつくるときの農民の労働賃金は、百……
○津川委員 初めに農林政務次官にお尋ねしますが、私たちは、日本の経済を各分野にわたってつり合いのとれたものにしたい、農業についていえば、工業と並んで日本の経済の二大支柱として育てていきたい、こういうふうに考えているわけであります。その立場からいま問題になっている法案について言いますと、農業用水です。必要な農業用水を守り育て開発していく。もう一つは、農業をやっていく上に必要な農地を確保して、規模拡大のために農地を拡大していく、こういうことを考えているわけでございますが、農林省はこの点どう考えておりますか。
【次の発言】 もう一つ農林省にお尋ねしますけれども、いまの日本の農業を非常によくささえて発……
○津川委員 議題となっている法案と関連したり、法案そのものについて若干質問します。
一つは内水面漁業ですが、米の生産調整ともからんで内水面漁業に転換するのがかなり多くなっているし、意欲も出ておると思います。こういう情勢でありますので、内水面漁業を漁業の中でどのように位置づけるか、まずこれを大臣にお伺いします。
【次の発言】 そういう方針であるということですが、米作から転換していく農民はしろうとばかりなので、試験研究を非常に求めている。勉強を求めておるわけです。したがって、そういう状況からいうと、試験研究を拡大する、整備することは非常に大事だと思うのですが、この試験研究に対してどう考えているか……
○津川委員 法案の審議にあたって農林省から繰り返し農林年金の人たちが若くてやめる、四十歳以上で十五年もつとめていく人は七%もない、こういうふうなことを何回か説明を聞いたわけでありますが、なぜ若くてやめるのか、四十歳以上の人が七%より任意継続の資格を持つような状態にならないのかということを問題にしてみたいと思うのです。 私たち年金を考える場合に、大きく言えば二つのことがあるかと思うのです。一つは、その人がもらっておる賃金がどのくらいか、もう一つは、その人が何年継続してつとめるか、こういう形であるのです。どうも農林年金の資格者の人たちは早くやめる、こういうことでございますが、もう一つ、最初に話し……
○津川委員 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案に対する日本共産党の修正案の趣旨説明を行ないます。 年金は、働く人たちの切実な要求と長い戦いによって手にしたものであり、これの後退は許さるべくもありません。しかし、今回は、農村関係労働者の置かれている特殊事情からでき上がっていた任意継続という制度が、新規採用者から奪い取られます。また、公的年金は国と地方の負担ですべきものでありますが、今回は国の負担が足りなく、受給者に犠牲をしいることが大きくなっております。 そこで、文書でお手元にお配りいたしましたように、この二点での修正を提案いたしました。何とぞ皆さんの御賛成をお願いいたします……
○津川委員 私たちはすべての農作物にその受けた損害の全部が補償されるように国庫負担を大幅に引き上げるように考えておりますが、そういう立場から若干の質問をしてみます。
その一つは、沖繩におけるパインのことでございます。いままでの答弁で、これから果振法で適用されるならば、対象作物になるならば、その道も開かれるだろうという答弁でございましたが、政府は三月三十日に果樹農業振興の基本方針を公表しましたが、このときの討議に、果振法の指定にするということが具体的に討議になったのでございましょうか、ひとつ答えていただきます。
【次の発言】 とすれば、三月三十日に公表した基本方針は、五十六年度目標を各くだもの……
○津川委員 政府は、米の需要は今後も減少の傾向をたどるが、昭和五十年代にはその減少の傾向も鈍化して日本型食生活のパターンができ、その状態において今後良質米の供給をふやして完全自給をやるというふうな方針をとっておるようでございます。私たちもこれは異議のないことでございます。 そこで、きょうは青森や北海道の状態を例にして、良質米の供給をふやして完全自給するという問題に対して少し質問してみます。 良質米ということを青森県などではうまい米というふうな形にとって、この間、食糧庁のグルーピングで五つの段階で北海道と青森の米が五等になりました。そういうこともきっかけになって、ここでは盛んにムツニシキなど……
○津川委員 今度の七月災害でなくなられた人、貴重な財産を失われた人たちに、共産党を代表してお見舞い申し上げる次第でございます。 と同時に、人命救助などでたくさん模範的な行動をされた方、あちらこちらで聞かれるわけでございますが、これに国が何らかの形でお礼を申し上げる、表彰するなどということをたくさんやったほうが、後々のことによろしいんじゃないか。今度の天草の場合の上天草病院、あのぜんそくの患者さんをかかえながら病院を守っただけではなく、被災された人たちの医療活動を続けられたああいう例などというものは、表彰されたほうがよろしいんじゃないかと思いますが、ここいらのあたりを国務大臣としてどう考えるか……
○津川委員 きょうは新しい大臣にだけお伺いして、御都合もあるそうですから、御都合に合わせたいと思いますが、非常に大きな事態なので、できるならば約束した時間全部いていただきたいと思うのです。 そこで、今回の七月集中豪雨で、もし気象観測がもう少し完備しておったならば、もし気象庁の機構がもう少しよかったならば、もし人員がもう少しあったならば、四百幾人かなくなられたうちの何人かが救われたのじゃないか、破れた堤防の幾つかは救われたのじゃないか、中小企業の商店が品物も出せたのじゃないかと思う節があります。そこでこういう事態でありますので、気象観測の整備が何よりも先だと思います。そこで大臣の気象観測の整備……
○津川委員 先ほど広島県の三次市の災害について、永山委員から詳しい質問がありましたが、確認の意味で一つだけ聞いておきたいと思うのです。
あそこで、江川、馬洗川、西城川、神野瀬川、それから片岡川、北溝川というふうなかっこうで、一緒にもつれ合ってあの災害になったわけですが、そこで、この復旧は原形復旧でなく改良復旧だ、こう解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そこで北溝川、片岡川ですが、局長、さっき、十二トンのポンプアップをすればよろしい――ところが、あそこに流れてくる水は、北溝川も片岡川も三十トンなんですね。それで、災害のときには、もうあっちの親川が一ぱいになっているから、その分だけ突……
○津川委員 共産党ですが、米価のことで私たちのところにたくさんの手紙、はがきが来ているのです。きょうも八十枚から来ているのですが、この中の一枚だけ読んでみますから、大臣、これにひとつ答えていただきたいと思うのです。「拝啓。今年も又米価運動の時期と成りました。ここ二―三年米価が据置かれ、私達農民は最低生活も出来ず、子供達の教育費にも事欠く有様です。秋に成れば主人は出稼です。三人の子供と年老いた母、それに病弱な私を残して主人もいやいやながら出て行きます。子供達はお父さんと泣いてはなれず、それをふりきって行くのを見て、おばあさんや私もとてもつらい思いです。長男は今四年生です。去年の冬も(出稼に行った……
○津川委員 大臣、リンゴの黒星病でございます。
この間まで北海道と岩手県の一部であったものが、いまでは北海道、東北全部、新潟にまで及んで、長野くらいが残っていはしないか。その中で、主産地のうちで一番大きな青森県が、すでに二万四千ヘクタールのうち一万八千ヘクタールにも及んでしまったわけであります。リンゴ産業にとってみて非常に大きな脅威になっておりますので、この際でありますので、ここで徹底的に駆除する、防除する、撲滅する、これに全力を注ぐべきだと思うのですが、大臣はいかがでございます。
【次の発言】 そこで、基本対策の一つについて伺ってみますが、本体を突き詰めるということであります。いままで外国……
○津川委員 大臣、十分よりないそうですけれども、私、たたみ込んで質問申し上げます。 田中内閣はだいぶ実質より評判がいいようですが、安保条約のああいう円滑な、そして順調な、効果的な運用などということでだいぶ本質をあらわしてきたようだし、ベトナムへのアメリカの攻撃でも全力をあげて支援したりしていて、だんだん箔もはげてきましたが、第二の問題はやはり物価だと思うのです。前に通産大臣としてガス料金を上げて、今度は地下鉄の料金も上げて、今度の米価ですね。このあとに続くものは電話、電力、私鉄、バス、船賃、大学の料金などという十指を越えていますが、まさに値上げの洪水です。そこで、国務大臣としてどうこの値上げ……
○津川委員 三木長官、私この間、長官が現地を見られるちょっと前に現地を見まして、そこに、対策をも含めながら報告を兼ねた小さな所見を書いておきましたので、じっくり読んでいただいて参考にしていただければと思いますが、きょうはその中から若干の問題をとらえてみたいと思います。 一つは人権の問題です。私たち四、五日歩いてみましたが、若い娘さんがいるうちでは水俣病のことがタブーなんです。そこでお医者さんにも見せない、もちろん申請もしない、こういう状態があるわけです。それから、実際にぶつかったのは、高等学校の野球の選手のうちのおとうさんが水俣病の認定申請をした。そのためにむすこさんが学校に行かない。そのう……
○津川委員 経過だけ報告して、対策を簡単に求めます。 四十五年の一月、青森県岩木山ろく鶴田町を中心にマグニチュード四・七の地震が繰り返され、岩木山で樹木が枯死し、小動物が死んでおります。諏訪現地震研究部長、京都大学などが調査したが、そのときまでの資料がなく、判断を下せないまま、地域住民の不安のまま残しました。 四十六年になってから調査して、岩木山を従来のC級からB級にランクした。そのとき政府は、たいしたことはないと発表してしまいましたが、京都大学の研究では、たいしたことになりそうかもしれない。意見が対立したままに終わりました。 四十七年十一月初旬から、岩木山ろく鬼沢、大森、十腰内で地震に……
○津川委員 いま副長官、気象庁長官、いろいろ答えているのを伺っていたわけですが、同じことは繰り返したくないと思いますが、かなり心配なことがあるわけであります。 今度、根室半島沖でああいう地震が起きた。これは指定されている九つの地域の一つで、起こるべくして起こったともいえる情勢であります。とすれば、いろいろな話がいま出ていますね、ERTS衛星がどうだとか南関東に活断層が出たとか、ショルツ博士のいろいろな話が出るとか、小松左京の「日本沈没」が出るとか、いろいろなことが出ているわけですが、私は、これは、いろいろな世論がいたずらに書いたんじゃいけないと思う。私たち、慎重に扱わなければならぬ。必要であ……
○津川委員 結核予防審議会を廃止することについて、少し尋ねてみたいと思います。
大臣、結核検診が必ずしもよく行なわれていない。学童の検診はよくいくけれども、主婦の方、中小企業の労働者の人たち、自由業の人たちの結核検診があまりいっていないようですが、この原因はどこにあり、どうなさるつもりか、まずここから答えていただきます。
【次の発言】 大臣、いま局長の話を聞いたのですが、伝染病の予防接種をやっても、昼間中やると農村では接種率がうんと落ちる、夜やるとうんと上がる。これは局長が言うように、結核検診だけでなく成人病のものもやると言ってもそうはいかない。中小企業の場合、生活が忙しい、検診しているひま……
○津川委員 きょうは中央精神衛生審議会の機能、結核予防審議会の機能を強める意味で若干質問を続けてみたいと思います。
一つは結核患者のことですが、患者がけい肺になっておりまして、いろいろ社会的機能を果たすに困難な面がありますので、どうしてもリハビリテーションというものを結核の治療の中心に取り入れる必要があると思いますので、そういった方針を伺わしていただきます。
【次の発言】 そういう社会復帰が可能である結核患者を収容している国立病院でさえ、リハビリのための医師も訓練士も施設も、したがって運営費もないところがまだかなりございますので、こういう点で、それをいまみたいなかっこうで進めていく方針を厚生……
○津川委員 大臣は砂糖の消費量がこれからどうなっていくと見ておるか、これをまずお伺いします。
【次の発言】 大臣の言われるとおり、かなり消費がふえております。
そこで、このふえておる消費を輸入でまかなうのか、国内生産でまかなうのか。私は砂糖の自給率を上げていかなければいけないと思います。今度の大豆の問題、今度のえさの問題を考えたときに、ふえていく消費量に対して、絶対量だけでなく、国内生産の自給率を上げるべきだと思うのですが、大臣もそのように考えますか。
【次の発言】 絶対量がふえる、自給率も上げるとなってくると、国内生産をもっとふやさなければなりません。
そこで、大臣が言われたとおりですが……
○津川委員 酪農民の腹からの要求である大幅の加工乳の価格要求に対しまして、三円三銭という農民を侮辱し、酪農農業を壊滅させる方向の諮問をしたことに対して、私たちは心からの怒りを表明しつつ、大臣にそのことについてさらに各党で質問することになりましたので、その間の時間を農協短大のことについてお伺いいたします。
そこで、一体農協の短大廃校の正式の理由は何であったかを明らかにしていただきます。
【次の発言】 農協が期待しておる人間像とは何でありますか。
【次の発言】 いま局長の答弁だと、期待する人間像を持った学生が育たなかった、こういうことでありませんか、農協で問題にしたのは。
○津川委員 私たちは、北海道農民のために農民の使う資金、こういう立場から見ると、このマル寒制度は賛成できるし、それだけにこの融資条件をもっとよくしなければならない、それから大規模な集団農業にはかなりいい条件で融資されておるので、中小農民にも差別ないように長期低利の資金を供給されるように、そしてまた、経営が困難な状態になったときに農民に対して特別な措置を講じてみたい、こういう立場から、この資金を皆さんとともにさらにさらに農民の中に持ち込みたいと念じておるわけです。しかし、昨年、一昨年北海道を回ってみまして、農民と実際の経営のことを話し合ってみましたら、マル寒資金を借りておりながら行き詰まり、借金……
○津川委員 全中の松村さんにお尋ねしますけれども、先ほど渡辺委員の質問に、宅地並み課税には依然として反対である態度を続けるということを聞いて、私も心強く思ったわけです。しかし、私たちの反対にもかかわらず、昨日、宅地並み課税は衆議院を通過したわけであります。 そこで私たちは、昨日、土地と緑を守り、大資本の土地買い占めを押えるために、緊急提案を発表したわけであります。その一つには、大企業の土地投機や、都市地主、大土地所有者の地価値上がり待ちを押えるために、地方自治体に民主的に構成される民主的土地委員会を設け、ここで地価を一たん凍結する。二つ目には、大企業の土地買い入れを原則として向こう三年間禁ず……
○津川委員 午前中は農民の預貯金をあまり望ましい方向に使ってない、そういうことを大臣に申し上げて、そういうことがないように要求する質問をしますが、その前に、私たち国会にいる者として、国会が調査する、そういうことに対してひとつ大臣に所信を承りたいのであります。 憲法の四十一条によると、「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」こういうふうに規定されております。とすれば、唯一の立法機関であるとすれば、法律をつくったり、可決したり、修正したり、いろんなことをするとすれば、何よりもその状態をつまびらかにしなければならないと思うのであります。この点が一つ。また、憲法の六十二条には「……
○津川委員 原子力船の実現から運航によって、陸奥湾の漁業などに対する影響をお尋ねしてみたいと思います。 私たちは、原子力を貴重なエネルギー源と考えております。それは、しかし、あくまで平和的利用、民主的運営、公開、国民承認のもとに進めるという原則を貫かなければならないと思っております。それは私たちの意見だけでなく、関係者や国民の意見でもあります。それなのに、わが国でただ一つの原子力船「むつ号」は、この原則を無視し、航行の実験を、関係者の意見を無視し、安全性を公開しないままに強行しようとしております。そこで、この原子力船の航行実験が行なわれようとしておる陸奥湾の現況と、そこでの漁業のことについて……
○津川委員 漁船保険のことですが、百トン未満の船に対して純保険料の一部を国庫が負担しております。これはいいことですが、沿岸漁業、小漁業家では五トンから十九トン未満の船が多く、事故もこうした船に多くなっております。
そこで、私は、こういう保険の重点を注ぐべきところは、弱いところ、そして事故の多いところ、こういうところへ重点を指向して国政を運営すべきだと思うのですが、いかがでございます。
【次の発言】 ところが、実際に小さな船を持っている人に聞いてみたら、かけていかれない、ついていかれないと言うんですね。強く国庫負担の増加を要求しているわけなんですが、水産庁はつくるときにあれで十分だと思ったのか……
○津川委員 本法案が試験的な実施なので、とりあえず私たちこれに賛成してやってみる。途中において変更が必要であるならば、いつでも改正などということを農林省に要求してみたいと思っております。 そこで、非常に雑な質問ですが、大臣、前にいまの果樹共済を皆さんが提案したときには、果樹保険、試験研究。今度は初めから畑作共済、試験実施。果樹保険をやってみて、今度は果樹共済と直した。ここいらのことばの使い方が統一されておるのかどうか。こういう点でちぐはぐなことばを使っていたり、また農林中金みたいにかたかなの法律があったり、いろいろなことがあるので、ここらあたりすっきりさしたほうがいいと思うのですが、これは大……
○津川委員 きのう農林大臣といろいろ質問し合ったのですが、きょう大臣が出席ないので、少し別な方向で進めていきたいと思います。
そこで、きのうの、リンゴの腐乱病予防のためにどのくらい国で援助していますか、これをまず答えていただきます。
【次の発言】 腐乱病に次いで、今度は斑点落葉病、黒星病防除のために、腐乱病防除のために、きのう言われたように、防除暦を改正して、特にトップジンをかけたその地域にかなり斑点落葉病が出てきましたが、この点農林省はつかまえておられるでしょうか。
【次の発言】 これも、共済金額を少なくする意味においても、また予防する意味においても非常に大事だと思うのですが、斑点落葉病予……
○津川委員 公的年金としてわが国の年金制度は貧弱であり、国民は安心して老後を暮らすことができない状態にあります。そこで、わが党は抜本的な年金対策の方針を明らかにしましたが、今回の政府の改正案はその年金を進める上できわめて不十分であります。そこで、年金を一歩でも前進せしめる意味で、私たちは社会党、公明党、民社党、三党と共同で改正案を出しました。今回は、私たち四党の改正案の実現のために努力すると同時に、私たちの改正案をいま少し進めて補完してみるという立場から、若干の質問をしてみたいと思います。 そこで、午前中の柴田委員の質問にも出ましたけれども、新旧法の問題であります。新法の既裁定年金者及び新規……
○津川委員 宮脇会長、池田専務、きょうはほんとうに御苦労さまでございます。貴重な意見を伺わしていただきまして、お二人の意見の中にもありました、農地がつぶされておる、足りない、拡大していきたい、こういうことでございますが、ほんとうに私たちも、日本の農業を機械化するために、耕地を拡大、経営規模を拡大するとすれば農地が必要だと思っておるわけですが、そこで、私たちこのたび第二次土地改革の具体的構想というのを一カ月ほど前につくったわけです。この中のことを少し申し上げて御意見を伺わしていただきたいと思うのです。 農用地の画期的拡大の見通しがある。全国の山林原野のうち、ただいま皆さんが話されたように、国有……
○津川委員 きょう参考人の皆さんほんとうに御苦労さまでございます。たくさんの資料もいただいてほんとうにありがとうございました。 そこで、私、青森にいるのですが、林野庁が独立採算制をとる、どうしても収益をあげなければいけない。材木を切って売った分だけで何とか事を済まさなければならぬ。そこで生産性を高めて経済性をやるとすれば、どうしても大企業に山を売るということになります。私たちのところでは三菱製紙、ここに大量にトラックで持ち込まれています。そこで、そのために弘西林道という林道が設置されて、その結果が去年の七月のあの大洪水とがけくずれ、大災害となったわけであります。その結果がどうなるかというと、……
○津川委員 今度の炎熱、干ばつで農民がかなりの被害を受けております。この被害を救済するために、大臣どんなふうに考えておるか。また、この被害のために、これからの農民の生活、営農の面にかなり支障を来たすと思いますが、これを遺憾なく進めていく点について、どう考えておるか。三つ目には、国民経済に及ぼす影響がかなり強いので、その国民の生活、経済を立て直すために、どんなふうに考えておるか。この三つの点について、まず答えていただきます。
【次の発言】 あとでお伺いしますけれども、野菜が高くなったりして国民経済にもかなり影響が出てまいりましたが、この点の政策、対策を、先ほど三つ目のことが漏れたようですが。
○津川委員 私は、森林法の一部改正に対して私たちの修正してみたい個所なども指摘しながら質問してみたいと思います。これは森林の持つ経済性を高め、森林を振興して、しかも公益性を広めていきたいという立場からであります。森林組合のことに対しては後刻諫山委員から質問してみたいと思います。 そこで、大臣の提案理由の中にこう説明してあります。「わが国の国土の約七割を占める森林につきましては、古来、重要な住宅用資材たる木材の供給を通じ、また、急峻な地形のわが国では国土の保全の重要なにない手等として国民生活と深く結びついてきたことは御承知のとおりでありますが、近年、経済の高度成長、都市化の進展等の社会経済情勢……
○津川委員 ただいまの野坂委員の質問に対する林野庁長官の答弁にかなり気になることがありますので、この点だけ一点触れてみたいと思います。 国有林野の払い下げに対しては、後日中川委員がかなりきびしく民主的な払い下げについて質問いたしますけれども、この間木曽谷の国有林野地帯を地域の人たちと一緒に歩いてみて痛切に感じましたのは、あの地域の国有林野はあの地域の人の生活に密接に結びついて不可分である。あそこの木曽谷十万の住民は、国有林野を抜きにしては仕事が、生活が営まれない、それほど深く結びついているわけであります。したがって、この国有林野の払い下げや活用に対して非常に大きな関心を持ち、命をかけておる。……
○津川委員 参考人の皆さんにはほんとうにきょうは御苦労さまでございます。 そこでまず、彦坂さんにお伺いいたします。 皆さんが一生懸命養鶏をやられてこられて、そして規模を拡大し、一生懸命私たち日本人の主食たん白質源確保のためにがんばり抜いたことを、私たち非常に多としている次第でございますが、いまお話を伺いますと、もう拡大の余地もなくなった生産過剰ぎみになった、生産調整しなければならない。こうなってきますと、思い出すのは、私たち、皆さんの努力が養鶏農家のところに返らずに、二十年価格安定という点でそっくり吸収されてしまって犠牲にされた、こういうふうにまで考えているわけでございます。 そこで、生……
○津川委員 まず、経済企画庁ですが、けさ、私は、企画庁長官を要求しました。ところが自民党を通じて、長官はどうしても出られない事情があるから、そのかわり要求する局長をよこすということであったのですが、その局長もこない。こういうことなので経済企画庁の来ている人に、なぜこういうことになったのか、最初にその説明を願います。
【次の発言】 なぜ長官が来れなかったか。また、長官が来れないから要求する局長をよこすと言っていながら、その局長がなぜ来れないのか。いまのそういう返事ではだめだから、経済企画庁長官から正式な答弁を後刻私のところに持ってきてください。あなたはよろしいです。
○津川委員 私は、日本共産党と革新共同を代表して、円をめぐる今回の事態に対して、総理の責任と事が起きたことの根本的原因について、若干の質問を行なってみたいと思います。
総理は、四十七年十一月九日の参議院の予算委員会で、「そういうことによって、少なくとも円の切り上げは避けるという決意でございます。しかしそう言っても避けられなかった場合どうするか。それは相当な政治責任が生ずる、こう思います。相当なものである、こう思います。」こう言明しております。これはどんな責任でございますか。
【次の発言】 一国の総理として、相当な処置をとらなければならぬ、万全な対策を講ずるのは当然であります。だから相当な責任……
○津川委員 だいぶいま生産農民が、米価の大幅値上げを要求して、全国各地で大会を開いたり、きのうは中央集会などを開いておりますが、私は、日本の農業の中枢的な役割りを果たしておるのが稲作であると思うのであります。したがいまして、稲作の振興、これは何をおいても日本農政の中枢的課題だと思うわけですが、これを育てていくためには、農業資材を安定して長期的に供給することも必要であるし、農機具、機械なども値段を安くして共同で利用させて、利用料を少なくすることも重要な課題であるし、農民が使う資金も長期で低利の資金を支度する。たくさんのことがある中で、それらにも増して重要な課題は、ただいま農林大臣が前委員に答弁し……
○津川委員 精神障害者の治療体制を整備する、それの障害になっているものを排除するという立場から、若干の質問を展開してみます。
一番最初に、患者が治療を受ける環境、外来に通う場合、入院している場合、その患者がいろいろな意味で、心配なく治療を受けられるような治療環境が必要かと思うのですが、こういったことに対して厚生省の方針がありましたら聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 古いことわざを持ち出す必要はないのですが、健全なる精神は健全なる身体に宿るという。精神障害者のいろいろの悩みや治療をおくらせているものに身体的な病気があるので、これはそういう点で総合的立場に立って精神障害者の治療をや……
○津川委員 今度の豪雪で被害を受けた関係者に心からのお見舞いを申し上げると同時に、きょうは、豪雪におけるリンゴの被害を中心に質問を繰り広げてみたいと思います。 秋田県の横手から十文字、青森県の岩木山ろくにかけての、かなりのリンゴ地帯ですが、そこに被害を受けたようです。青森県でいうと、約二万二千ヘクタールあるうち、五千ヘクタールが損害を受けて、リンゴの収穫で減収になるものは百万箱近いもの、金額にして三十億円ぐらいになると想定されておるわけです。そこでこの被害がどのくらいになっておるか、リンゴについて農林省のつかんでいることを報告していただきたい。これが一つ。 時間がないので、続けて質問を重ね……
○津川委員 気象庁にお尋ねしますが、昨年四月、皆さんが「近年の世界の天候について」という見解を発表されましたが、それはかなり大きな問題を含んでおり、私たちも国会でそのことを何回か論議さしていただきました。 そして今度さらに「世界の食料需給の構造変化とその見通しに関する調査」というのを農林省と共同で行なって、今回、ここにあるパンフレット「近年における世界の異常気象の実態調査とその長期見通しについて 昭和四十九年三月 気象庁」というのを発表されましたが、ほんとうにこれは私たちたいへん大きなことを教えていただき、警告していただいて、いまさらここで指摘されるような冷温や少雨などを起こしてはいけない、こ……
○津川委員 農業、漁業、林業のために健闘されておる参考人の皆さん、きょうはほんとうに御苦労さまでございます。たいへん貴重な御意見を伺わしていただきましたが、私たちも、いま国会にかかっておる二法案について、先ほど全中の松村さんが話されたように、立ち入りもできるように、また、及川さんが話されたみたいに、消費者や生産者の団体が、その確保、配給というものに直接参加ができるような、そういう意味の補正をいま野党四党で要求しておるわけでございます。そこで、私たちもがんばりますが、皆さんも元気でがんばっていただくことをお願いする次第でございます。 一番最初に、及川さんにちょっとお伺いしたいんですが、皆さんの……
○津川委員 ただいま議題になっておる二つの法案のうち、国が行なう民有林野の分収造林に関する特別措置法案、これは非常に検討を要する重大な問題を含んでおります。私たちは独自の立場から若干の調査もいたしましたので、きょうは提案者に幾つかの質問をいたし、その結果においてさらにさらに検討を進めてみたいと思っております。 提案理由の説明の中に非常に重大なことが書かれてあります。「昭和四十六年度の木材の総需要量は一億四百万立方メートルであり、供給量の内訳は国産材が四六%の四千八百万立方メートルと輸入外材が五四%の五千六百万立方メートルでありますが、十年後の昭和五十六年度には、総需要量は一億三千五百万立方メ……
○津川委員 いままでの論議でも明らかになったように、農業を進めるとすれば、農地が非常に重要であるのです。私たちは、国有地、公有地、大山林地主の所有地、大企業が買い占めている土地等の中で、農耕地になるところを土地を求めている農民のために農地として開発して、それを農民に開放していこうということで、こういう開放をする予定の土地としては、さらに、アメリカ軍の基地だとか自衛隊の演習地まで含めて考えております。政府は、今回、この法案で農用地開発に乗り出したのですが、政府の農用地開発の基本構想、長期計画というものを最初に明らかにしていただきます。
【次の発言】 農林大臣、この法案の提案理由は大臣からよく説明……
○津川委員 きょうはお二人の参考人にはほんとうに御苦労さまでございます。 労働組合の中央執行委員長にお尋ねいたしますが、とかく世評のよくない公団の中で事業をささえてきた皆さんはほんとうに御苦労さんだと思います。やられたたくさんの仕事を私たちが見てみたときに、農地開発事業、牧場建設事業、草地開発事業、土地改良事業等いろいろだくさんの仕事をやっておいでになったし、これからも皆さんは必要だと思うわけですし、また、その能力もあると思う。そこで、なぜ開発機械公団をそのまま存置しないで、それを廃止して新しい機構に移らなければならないのか、そこらあたり、労働組合としてはどんなに検討されて、どんな御意見を持……
○津川委員 きょうは三人の参考人さん、ほんとうに御苦労さまでございます。 最初に池尻参考人にお伺いしますが、皆さんの「全漁連情報」によりますと、最近の理事会で皆さんが当面次の五つの点をやり抜くというふうな、困っていること、また、やらなければならぬことをきめたようでございます。その一つは、「当面する漁業経営の窮状を打開するため、とりあえず緊急に、融資条件の変更、金利負担の軽減などを内容とする金融対策。」二は、「漁業生産活動に必要な、漁業用石油類の確保と、漁業経営にとって、適正妥当な価格での供給の保証。」三が、「漁業生産活動に、必要な漁網綱、漁業機器などの生産資材を確保し漁業経営にとって、適正妥……
○津川委員 畜産危機が叫ばれている中で、それにも劣らず日本の漁業が重大な局面に面していると思うのですが、政府はいまの漁業をどんなふうに考えておられますか。
【次の発言】 畜産に対する対策をお伺いしまして、ありがとうございました。
私が聞いておるのは、畜産に劣らず水産漁業もたいへんだから、それに対してどう考えておられるか、施策を聞いておるのですから、もう一度ひとつ……。
【次の発言】 沿岸漁業整備はけっこうでございます。魚族の涵養もけっこうでございます。魚族の涵養もけっこうですが、漁業資材が非常に上がったのでは、重油がこんな状況では、そして輸送料が非常に上がるということでは、そういう状況に対し……
○津川委員 参考人の佐々木さん、堀さん、ほんとうに御苦労さまでございます。 きょうは、沿岸漁業、わけても陸奥湾のホタテ漁業を振興する立場から、漁業家の一番の心配になっておる原子力船の問題を中心に質問を展開してみたいと思います。 科学技術庁の伊原原子力局次長が時間がないそうですから、漁業の振興をあと回しにして、まず、伊原さんに先に聞いてみたいと思います。 陸奥湾に原子力船の定係港が設置されたのは昭和四十二年で、そのころ、陸奥湾のホタテガイが百二十四トン、それが四十五年には千三百六十六トン、四十七年には八千八百九十四トン、三十億円という額になって、漁民の生活安定、地域経済の維持発展と、出かせ……
○津川委員 提案されている肥料法案に入っていく前に、田植えどきの最中で、田植えができないような、また植えたものが枯れるような状態が茨城県の一部に発生していましたので、竹内委員に続いてまずそれを質問してみたいと思います。 こういう状態であります。「田植えの終えた鹿島郡鹿島、神栖町、大野村の水田で、塩害による苗の葉枯れ被害が広がっている。十一日、神栖地区農業改良普及所のまとめでは、田植えのすんだ水田のうち約四〇%で、根が成長せず、葉が黄ばむなどの被害が出、とくに神栖町では六〇%にのぼっている。いずれも井戸掘りなどによる農業用水確保ができないまま、塩分濃度の高い北浦、常陸利根川から水田に取水した地……
○津川委員 末吉参考人にお尋ねいたします。
尿素にしても、硫安にしても、材料からいろいろなものが出てくる連産品の一つだと思うのですが、この連産品の原価、価格を決定するのはどうされておるか、明らかにしていただきたいと思うのです。
【次の発言】 回収されたそういうものの価格は七掛け程度に考えている。これには、化学反応をいろいろやる。そういう意味で、科学的な、経済的な、原価計算的な経理上の根拠がおありなんでございましょうか。
【次の発言】 そういう評価の規格というのですか、これは皆さんの協会の中に属しておる企業で、大体統一されているのでしょうか、それとも、各企業によってばらばらに社内の規定でおやり……
○津川委員 日本の農業の情勢がかなりきびしくなり、農業所得だけで生活と生産ができなくなり、農民が農外所得を得るように懸命になっております。昭和四十年で言うならば、農業所得が総所得の四八・〇%を占めておったのですが、四十四年には四二・三%、四十六年には三六・五%、四十七年には三一・五%と、かなりの勢いで農業収入が減り、農外収入にたよらなければならなくなりました。私たちは農民の生活を守るために農外所得を守らなければならぬ、その増加のためにいろいろとくめんしなければならない、と、このように思っておるのでありますが、この農外収入を得るためには兼業があったり、地元の工場で働いたり、ときによると出かせぎに……
○津川委員 この間決算委員会で農林大臣に生産者米価のことを少し質問したので、きょうは農林大臣には消費者米価のこと、それから食糧庁長官には少し技術的なこと、――そして最後に日本の農政をどうするかということ、この三つの点で質問してみます。大臣が何か都合があるそうですから、できるだけ時間を縮めていきます。 先ほどからも質疑になっております四十九年産米の政府買い入れ価格について、政府は生産費及び所得補償方式をとるということになっておるし、そう繰り返しております。そこで食糧庁長官にお尋ねしますが、農林省の農村物価指数のうちで三月のものが出ましたが、その中で米の価格がどのくらいになっているか、農業生産資……
○津川委員 日本の農民は生産意欲をかなり失っておる。これは日本の農業にとってたいへんな事態であります。しかも、日本の農業の中核が稲作農業であり、したがって、稲作農業に日本の農民が生産意欲を失わないようにすることこそが今日の課題だと私は思っております。この立場から、私たちは、お米をつくって、一俵でも政府に売り渡して国民の主食に貢献しようとしておる農民の、その生産費がまかなえるようにして、そして、日本の農民が都市並みの労働者と同じ生活ができるような賃金を保障しなきゃならないと思っております。これを保障するならば、日本の農民が農業に意欲を燃やしていける。こういう立場から、今度の政府の諮問米価一万二千……
○津川委員 第七十一国会の施政方針演説で、田中総理は、「当面の物価対策としては、まず輸入の積極的な拡大をはかることであります。昨年、対外経済政策の一環として関税率の一律引き下げ、輸入割り当てワクの拡大など輸入増大政策を実施しましたが、今後も国民生活と密接な関係のあるものを中心として、関税率をさらに引き下げるとともに、輸入の自由化と輸入割り当てワクの拡大を推進いたします。」これが七十一国会における田中総理の答弁です。 これに対して、今国会、第七十二国会で総理大臣が、次のように施政方針演説をやっております。「石油の供給制限と輸入価格の大幅引き上げを契機として、物価情勢はきわめて憂慮すべき事態を迎……
○津川委員 大臣が遺憾であった、青森県民に済まないと言っているから、それは了承して進めていきます。 私たちの立場ですが、原子力という大きなエネルギー、これは石油や電力などとともに国で管理して平和利用、安全に、国民が犠牲にならないように、国民のしあわせになるように利用しなければならない、このように考えていることが一つ。そしてこの原子力の利用は、どこまでも自主的で、民主的で、公開されなければならない、この立場に立っております。 しかし、原子力船開発事業団法が昭和三十八年に国会に提案されたときは、この三つの原則は守られそうもない、そういう状態で審議されておりましたので、私たちは、他の四党は賛成い……
○津川委員 最初に農林省に、大臣がいないようですから、次官に農林行政の姿勢についてお尋ねいたします。 それはリンゴの腐乱病ですが、私が回ってみましたところ、長野県でかなりリンゴに腐乱病がついておりまして、長野県ではこれに県の助成措置を講じて、農林省もそれに対応して助成措置を講じたそうでございます。この腐乱病は長野県だけでなく、北岩手、秋田、青森、北海道にもかなり濃密に出ておりますが、長野県にだけ国が補助金を出していることに対して、農林大臣が長野県出身だから出したのだろうという話が広まっております。 そこで、これは大臣が出ていればそこに特別にやるのか、同じ条件であれば条件が同じのところに出す……
○津川委員 サトウキビのことと、森林のマツクイムシ、シンクイムシのことと、土地改良のこと、この三つのことについて質問いたしますが、質問は時間がないのでまとめてやりますから、まとめて答えていただきたいと思います。 まず、マツクイムシ、シンクイムシのことをやりますが、日本の国は松の国と言われ、日本の海岸の美しさも松の美しさである。神社、仏閣、城址などの美の一つの重要な要素は松であると思いますし、海岸美もそうだと思います。この間ふとした機会から私は熊本県の天草の最北端の苓北という町に行きまして、富岡城址というところを見せていただきました。松の非常に名所だそうでございますが、行ったときは全部シンクイ……
○津川委員 私たち共産党の国会議員団が十一月二十五日に、「田中総理への公開質問状 金脈問題をめぐる十大疑惑をただす」ということを公表し、田中総理あてに提出しました。この公開質問状の中で、私たちは総理に、この公開質問状に列挙しておる疑惑について国会で責任をもって答えることを要求もしました。 この公開質問状は、その内容として、「一、地位利用の疑いについて 二、利権と政治献金にからむ疑惑について 三、脱税の疑惑について四、ユウレイ企業群をめぐる疑惑について 五、日本電建をめぐる疑惑について 六、宅地建物取引業法、建設業法違反について 七、詐欺、恐かつなどの疑惑について 八、言論抑圧、出版妨害問題に……
○津川委員 委員長のせっかくの申し入れがありますので、質問事項を続けてやりますから、よく聞いていただいて、私も長官の人柄はよくわかっているから、的確に答えていただきたいと思います。 一つの質問。原子力船「むつ」の新しい定係港、政府はあの「むつ」の入港港を六カ月後に、四月十四日までに決めなければならない。これは決めているか、決まるかということ。いろいろな話だと、一斉地方選挙があるから、それが終わってからという話が聞こえてぐる。漁民と相談してみた、漁民は一斉地方選挙は知らないから、関係ない、政府こそ約束を守るべきだと。守るつもりあるだろうか、この点が第一の質問。 第二の質問。新しい定係港の決定……
○津川委員 時間がないので、先に全部の項目を申し上げますから、書いて的確に答えていただきたいと思います。五つでございます。 一つは、いま問題になっておる協定、これは鈴木善幸前自民党総務会長が署名をしておるが、政府の方針として認めて、この実現に当たることが必要だと思うのですが、そのとおりであるかどうか、この協定は、三木総理大臣に話して承諾を得てやっておるのかどうか、これが第一の質問です。 第二の質問。協定をつくったのは、漁民たちが何日も仕事を休んで漁場を守るために闘った。私もあの現場におったけれども、海上保安庁は漁民を検挙しようとしていた。そういう危険まで冒して、やっとのことで協定した。こう……
○津川委員 金丸大臣が先ほど人命を失われたことに対して哀悼の意を表してくれたし、心からお悔やみもお見舞いも申し上げると申されました。これは本当によかったと思いますが、そこで、御迷惑をかけたという言葉が出ておりますけれども、やはり雨、台風、これがなければこんなことは起こらなかったのだけれども、国政上としても、何か大臣として済まなかったというお気持ちはおありの上での発言であったのでございましょうか、最初にお伺いしておきます。
【次の発言】 そこで災害の被害者をどう扱うかという問題ですが、先ほどから前の委員からも出ておりますように、青森県での、特にあの八月五日、六日のときの被害者ですが、農林関係三十……
○津川委員 先般農林大臣が基本施策について演説をいたしましたので、それに対して若干質問してみたいと思います。 まず、第一は、三木総理も安倍農林大臣もそうですが、いままでのいろいろな問題は高度経済成長によってもたらされた、したがって、今後これを安定成長、低成長へ転換していくと繰り返し申しております。ところで、池田内閣以来の高度経済成長は、農業に関して言うならば、農耕地、水、労働力を大企業に集中することだったと言ってもよいと思います。現に、昭和三十五年から四十九年までの間に九十九万四千ヘクタールの農地がつぶされております。一年平均七・一ヘクタール。これが高度経済成長だったと思うのですが、低成長、……
○津川委員 大臣にお尋ねしますが、日本人の食事をどうするかという問題であります。農林省の食料需給表で見ますと、肉類の摂取量は、一人一年当たり、アメリカで百十五キロ、西ドイツで八十八キロ、フランスで九十五キロ、アルゼンチンで百二十二キロ、日本が二十一キロ。これで日本人の体格がいいかどうかという問題です。私たち日本人には独自な生活様式もあるし、体格もありますので、いま直ちにこれを五倍、六倍にふやせとは言いませんけれども、もう少し肉類を食べることが必要だ、積極的に肉類の消費をふやすべきだと思うのですが、この点、大臣はどう考えているか。これが一つ。 二つ目には、食料需給表で見ますと、魚介類は、日本人……
○津川委員 私たちは、畜産農民の生産の増加と、肉をたくさん食べてたん白質をよくするという点で考えておりますが、大臣が来る前に局長に質問します。
それは、いまの牛肉の供給状況はどうなっているか、肉牛の中で和牛がどう動いて、どのくらいになって、どっちにふえているか、減っているか、乳用雄牛がどうなっているか、乳廃牛の状況がどうか、また、子牛、素牛の状況がどうなっているか、答えていただきます。
【次の発言】 そこで、私たちは一つの修正案を出しているわけですが、これの基本的な態度は、昨年の夏に牛肉がこんな状況になっておるので、去勢和牛はとりあえず一頭五十万円、乳用雄牛は三十五万円で買いつける、そして消……
○津川委員 参考人の皆さんには、きょうは御苦労さまでございます。 最初に東畑先生にお願いしますが、先生は先ほど、農地と非農地では、どちらかというと農地の方が受け身であるというふうにおっしゃっていただいたし、また、現実にそういう点で、企業などやレジャー用地などにたくさん農地がつぶされてまいりましたが、今度の交換分合で、かえってこの優良農地がつぶされていくという心配はございませんでしょうか。その点をお伺いしてみたいと思うのです。 農業会議所では、特に優良農地の縮小とならないように、また、全中の方からでも、農用地区域からの除外面積を厳しく制限するようにというふうな注文までついているのですが、両方……
○津川委員 端的に二、三の点を農林大臣に質問してみます。
今度価格の保証の対象になる、政令で決める牛肉の種類ですが、先ほど、局長は、今度の法律は牛肉全体を対象にする、全体の価格安定を期してやる、したがって、農林省が当初考えたよりも著しく変わってくる、乳廃牛その他のものを全体として政令に入れることを考えると、と、こう言っておりますが、この場合、外国種の牛肉も対象になりますか。
【次の発言】 その次に、農林大臣、私はきょう、日本農業新聞の論説を見てびっくりしたのですが、政府は業者の圧力と自動車産業などの外国の圧力によって牛肉輸入の再開をするんじゃないかという心配を書いているのです。私はそういうこ……
○津川委員 いま、いろいろな事情があって、農業だけではなかなか食べていけないという農家がたくさん出てきた。農業を専業的にやりたいがなかなかやれない、いまよりもう少し生産を拡大したい、いまよりもう少し耕地面積を拡大したいという、こういう農民の数がかなりふえてまいりました。他方、また、農業収入だけでは生活していけないので、農業を縮小して農業外収入をふやしたいというようなことから、耕地を少し譲ってもいいみたいな農民が出てきております。 これに対して政府・自民党は適当な手を打たない。そこで、農民の中からいろいろな工夫が出てまいりました。一つには生産集団、二つ目には農業経営の受委託経営、もう一つには請……
○津川委員 今度の家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案については、私たちも賛成して、これの実施に遺憾ないようにしたいと思うわけであります。 そこで、豚の水胞病が一昨年に起きたのですが、そのときの疫学的な状況について、これはどこから来たのか、そしてそれは日本の国内に残っていないのかということ、そこいらあたりをまず説明をしていただきたいと思うわけです。 実は、あのときに、これはどこから来たのかということについて、その原因を徹底的に調べて、それに対する対策が明らかにならなければならなかったのだと私は思うわけですが、何か中途半端になっているようですが、ここいらあたりを説明してほしいと思います。
○津川委員 昨日わが党の中川委員から、飼料原材料の配合割合を表示することを義務づけるようにという質問をし、要求をしたのですが、農林大臣はこれに対しては答えを逃げた。否定した。まことに遺憾でありますので、抗議をしながら、そういうことをするように強く要求する次第でございます。 きょうは、改正案の一番の重点の一つの安全性の問題について、人体の健康を保持するという立場から、添加物の中の抗生物質を中心に質問をしてみます。 一つの問題は、抗生物質全般についてでありますが、私たち日本人の平均寿命はいまかなり伸びました。それの一つの原因としては、抗生物質ができて、ストレプトマイシンなどを使うことができたこ……
○津川委員 畜産物のえさに加える添加物の中の抗生物質のことで、確認の意味も兼ねて次の二つのことをお尋ねいたします。 一つは、人畜共通の伝染病に対して使われる抗生物質で、人間のためにだけ残しておかなければならない抗生物質が幾つかあると思うのであります。これは畜産物に使わないように、除外するようにという態度で答弁もありましたが、確認の意味において、どのような手続でそれを決めるのかお尋ねします。これを決める審議会には人間の健康についての抗生物質の専門家が入らなければならないと思いますが、この点が一つ。 二つ目には、新しく認可する場合、企業が自分で実験する、試験する、研究する、そしてそのデータをつ……
○津川委員 農林漁業団体職員の年金の基本問題については、あした、わが党の諫山委員が農林大臣を相手に質問いたしますから、私は障害年金のことで若干気になっていることがありますので、質問を展開してみたいと思います。 第三節の「障害給付」でございます。第三十九条の別表第二の上欄一級の最低保障額三十九万三千六百円を五十一万七千八百円に――これは昭和五十年八月一日からですが、二級の三十二万一千六百円を四十二万九百六十円に、三級の二十四万円を三十三万九千三百六十円に改める件でございます。まあ前進であって改善でありますが、このことで若干質問してみます。 一級の七、八ですが、「精神に、労働することを不能なら……
○津川委員 いま農民団体が農民の生活と再生産が賄えるような米価を要求して毎日運動を続けておりますが、その農業団体の一つ、農協の中央会、全中の農政を確立する基本要求の中に次のようなことがございます。それは教育であります。農民の心を心とした教育を農業について行うようにという非常に大事な要求が出ておりまして、私もいまさらのように事の重大なのに気づいておる次第でございます。そして、いま国民の子供さんに教育されておる教科書を見て、これにはたくさん農業のことが書いてあって、こんなに農業のことを子供さんに教育されているのにまた感を深くした次第でございます。 そこで、これから農林省と文部省に、きょうの話をき……
○津川委員 建設省にお尋ねいたしますが、この間十月十二日、仮谷建設大臣が青森の自民党主催の県連パーティーに出まして、台風災害復旧に対してこのように述べております。台風五号を中心に高知、青森などで集中的な大雨災害を受けた、先月二十九日には激甚災害の適用を閣議決定したが、補正予算千億円を組み、今年度内に万全の復旧をさせたい、砂防河川対策は今後も重点的に考えていきたい、私のこの答弁は国会の答弁みたいにいいかげんでない、しゃべったならば必ずやる、こういうことでございます。私はこれは仮谷大臣の被害国民に対する非常に大きな愛情だ、こう思うわけであります。 そこで、建設省のいまの話の砂防河川対策、どのくら……
○津川委員 私たち日本人の栄養の中で一番大事なたん白質、これを私たちは半分以上魚介類からとっております。これは非常に大事なことで、これを維持しなければならないのですが、最近海洋法会議などあって、この魚介類の供給にかなり困難が予想されております。それは主として遠洋漁業の規制が心配だからであります。とすれば、沿岸漁業の役割りがいよいよ重要になってきたのですが、最近、北海道南部、八戸沖、岩手沖、銚子沖、伊豆半島の周辺にソ連の漁船団が操業して、漁民に不安と損害を与えております。 そこで、きょうは、沿岸漁業と漁民をソ連漁船団から守るために、この間成立した操業協定、不十分ではあるがこの操業協定を十分守ら……
○津川委員 外務大臣にお尋ねしますが、ソ連の漁船団が北海道の南部に来て操業最中に私現地を見てまいりました。そうしたら、虎杖浜というところで、ソ連船が来る前は毎日二百箱あったのが、ソ連船が来てから二十箱か三十箱に減ってしまった。そのために非常に大きな精神的、財産的な損害を受けている。今度は跡継ぎがいなくなるという。襟裳岬に行ってみました。タコなわ、こちらは七・五トンの船に五人乗っていく。向こうの操業船は三千トン。おっかなくてそばに寄れない。そこで十一月からカレイの刺し網をしていいかどうかわからない。このためにお嫁さんが来なくなってしまったという。三つ目は浦河です。百万円の漁網がやられると、漁がで……
○津川委員 大臣がちょっとおくれるそうですから先に政府委員にお尋ねしておきます。
一つはコドリンガですが、山形や山梨、福島、青森などのサクランボ栽培農家はアメリカからのサクランボの輸入を非常に心配しておりますが、これはやはり輸入してはいけないと思いますが農林省いかがでございますか。
【次の発言】 そこで、アメリカにコドリンガがいる、消毒法が完全になれば入れてもよろしい、こういう意図のようですが、消毒は科学であって万全でない、したがって私は、アメリカにコドリンガがいる限り、はっきりと学的な証明が、植物防疫学上の間違いのない証明がない限り輸入してはいけないと思いますが、この点重ねてお尋ねします。
○津川委員 昨年夏の集中豪雨で、岩木山ろく百沢部落で死者二十二人、重軽傷十三人、人家の全壊十七戸などの被害が出たことは御承知のとおりでございます。政府はこれに対してどのように考えていられましょうか。
【次の発言】 対策は後で聞きます。いま私が聞いているのは、これに対して、国民に対しておわびなどというのをする気があるかどうかということだけなんです。――そういう状態が出ましたが、国土庁長官としてはこの状態に遺憾の意を表して、何か被害者をお見舞いするなどという気持ちがあるのかどうか、端的に伺わしていただきます。
【次の発言】 そこで、昨年の八月十九甘、この委員会で私は事態を起こしたことに対して金丸長……
○津川委員 私は、安倍農林大臣の重点農業施策の一つである水田総合利用、それから担い手農家の育成、これに対してまず質問し、時間があれば食管のことも尋ねてみたいと思います。 そこで水田総合利用政策でありますが、私たちの日本は、過去、戦前、朝鮮や台湾にお米をつくらせてもなお足りなくて、私たちの一部はヒエやアワを食べたことがございます。 それがいま日本農民の懸命な努力と試験研究などのたくましい成果によって、今日食べる以上の米の生産ができるようになりました。本当によかったと私は思っております。われわれがやる気になればそういう農業生産ができるというので、いまの米の生産の状況は日本農業のあしたを非常に明る……
○津川委員 きょうは、まず第一に出かせぎ者対策、特にその事故、それから食管、過剰米、開田など米に関したこと、そうして時間がもしあれば、加藤委員がいまやられたような担い手だとか専業農業をどうするかということをやってみたいと思っております。 そこで、昭和四十四年でしたか、荒川の架橋工事で青森県の出かせぎ者八人が水没して死にましたし、ついこの間、次官の千葉県でゴルフ場建設の土崩れで秋田県の出かせぎ者が七人ばかり死んでおります。二月二十日、栃木県の茂木町の架橋工事で、今度は山形県の出かせぎ者六人が潜函、ケーソンという中に閉じ込められて亡くなっておりますが、農林省はこういう事態を御存じでございましょう……
○津川委員 土地改良法の一部改正、これに賛成し、次に出てくるだろうと思われる附帯決議にも賛成でありますが、いままで非常におくれたことに対して政府の責任も明らかにしつつ、農民の立場に立って土地基盤整備を進める立場から若干の質問をいたします。 一つは工期の問題でございます。昭和三十二年の四月四日のこの委員会で井出農林大臣はこう言っております。特別会計を設けるに当たって、財政当局とも十分に話し合いをして、七カ年で目標を必ず達成する目途のもとに臨んでいる、これが農林大臣の答弁です。同時に、そのとき関係局長はこう言っております。特別会計においては、新規事業も継続事業も、原則として七年で完成することをた……
○津川委員 参考人の皆さん、きょうは本当に御苦労さまでございました。皆さんの切実なる要求は、私たちは政府とも話し合いをしてみますし、政府も鞭撻してみる、要求もしてみる、委員会でも論議していく、そして幾らかでもその実現に邁進してみたいと思っております。 きょうは植田参考人に三つばかりお尋ねいたします。 一つは、価格の安定のことで、調整機構のことを話されましたが、これについてもう少し内容がおありでしたら明らかにしていただきたい、これが一つであります。 二つ目は、間伐について全くそのとおりでございまして、その消費拡大などについて具体的に何かお考えいただければ、後でまた政府との折衝に私たちも非常……
○津川委員 ちょうど水産庁長官がそこに座っておりましたので、最初、水産庁長官に一つだけ、漁業再建整備に関して関連してお伺いいたします。 それは、日本海の漁業でサケ・マスが一万トン漁獲できるならば日本海沿岸の漁業がかなり安定する。日ソの漁業交渉でサケ・マスの漁がかなり厳しく規制される、そういう状況から考えるならば、この際思い切ってサケ・マスの人工ふ化放流をやった方がよろしいと思います。北海道についてはわが党の小笠原貞子議員が参議院で質問されたことなどもあって、四十九年度には五億四千万尾放流したのを、五十年の予算では七億四千万尾と、かなり伸びております。 ところが、いま問題にしました日本海沿岸、……
○津川委員 農業者年金について質問をしますが、その前に構造改善局に、きのう山形県の朝日町で起きた、農林省の事業による災害で、九人亡くなっております。これは大林組の工事、その大林組はことし栃木県で、同じ山形県の農民六人を災害死で亡くならせております。最近では、昨年の暮れに千葉県のゴルフ場建設で、土砂崩れで出かせぎ農民七人が死んでおりますが、非常に重大な事故ばかり起きております。今度の、きのうの山形県朝日町の災害の状況と、その原因についてどう考えておりますか、ひとつ明らかにしてください。
【次の発言】 そこで、これはほうっておけないので一般案件の場合にさらにお尋ねいたすとして、九時に事故が起きて、……
○津川委員 大臣、きのう私は冒頭に、今度の改正で他の年金に見られないような国庫負担の増があったことは、それなりに評価すべきであるということを申し上げました。 と同時に、農地の拡大だとかそういう意味のこと、それから後継者対策というような、本来農政でやるべきものを年金の概念に含ませたのは、年金というものの正しい発展の障害になるから、これはいただけない。第二の問題は、同じ掛金を掛ける人でありながら、受ける給付で差別が出ている。しかも強者が弱者の掛金で老後が保障されているなどという年金の概念に合わない要素が入っておりますので、これもいただけない。こういうものの掛金の増加もありますので、私たちは反対せ……
○津川委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、農業災害補償法及び農業共済基金法を今回の一部改正よりさらによくするために修正案を提案し、その説明を行います。 政府案は、農民の要求とわが党の従来からの主張に押されて、災害による農作物被害に対する補てんの改善、家畜共済の掛金国庫負担割合の引き上げを図るなど、一定の改善措置となっていますが、小規模被害を補てんの対象としない、いわゆる足切りはほとんど改善されず、国庫負担割合の引き上げも不十分であり、また農業共済組合の民主的運営に逆行しかねない内容を含んでおります。 私たちの修正案は、政府案の弱点を改善して、農業災害補償制度を農民の経営の安定と農業生……
○津川委員 このたび山形県の朝日町でトンネル爆発事故が起きましたので、そのことについて、地元山形県の共産党と協議し、調査した結果に基づいて若干の質問をしてみたいと思います。 昨年十一月二十九日、千葉県のゴルフ場建設現場で、土砂崩れのために、秋田県や青森県の出かせぎ者を含めた七人が、ことし二月二十日には、栃木県那珂川架橋工事で山形県朝日町などからの出かせぎ者六人が、さらに今度の五月十日には、山形県朝日町のトンネル爆発事故で、山形県の農民を含めた九人がそれぞれ事故のために亡くなっております。私たちは、こうした犠牲者になった方たちに心からの弔意を表すると同時に、同じ事故を繰り返したくないために若干……
○津川委員 生産者米価についてかなり突っ込んだ質問をしようと思って準備しましたが、時間が非常に少なくなったので非常に残念でございます。そこで、きょうはなたねの価格、米の買い入れ制限、これに対して質問し、そのほか緊急な問題を若干質問してみます。全部並べますから、よく聞いておいてくだすって的確に答えていただきたいと思います。 なたねです。昭和三十五年には二十六万トンも生産して自給率九七%だったのが、五十年にはたったの七千トン、自給率〇・八%まで落ちてしまいました。政府はこのなたねのための交付額を毎年予算に盛っております。しかし使っておりません。四十九年に六億四千万円交付金の予算を計上して、支出し……
○津川委員 ロッキード問題をめぐる大変な疑獄、汚職がはやっている中で、福島県で知事が逮捕される、農協五連の会長が逮捕されるという大変なロッキード疑獄の地方版が起きている。日本列島挙げて何か汚職に包まれておるので、どうしてもこれはきれいにしなければならないと思っております。 そういう意味できょうは若干の質問をしてみます。 福島県における贈賄側は、桑原工務店社長ほか六人の土木建設業者が逮捕されております。その金額は、知事には桑原工務店から五百万円、東亜相互企業から三百万円、この東亜相互企業は児玉譽士夫ファミリー企業の一つで、暴力団が関係している企業であります。受けているのは知事だけでなく、赤井……
○津川委員 私も、今度災害特別委員会の現地調査に参加して、兵庫、岡山を調査してまいりました。東日本の冷害については独自の調査をしてまいりましたので、その二つについて、一つは長島のハンセン氏病施設の復旧について厚生省に、十七号と東日本の冷害について農林省に、今度の十七号被害の特質について国土庁に質問してみたいと思います。第一の、岡山県の長島愛生園でございますが、被害は皆さん存じ上げておりますから繰り返しませんが、余りにもひどいらい予防法で差別扱いをして、邪魔君扱いをして、四百人のベッドのところに千人からを詰め込んで、無理やりにその人たちの生活や人権を無視して詰め込んだ結果が、今度の恐ろしい災害と……
○津川委員 大臣、現状をどう把握しているか、どう見るかという一問をまず第一にやります。その後、うちの党で芋、でん粉、てん菜、サトウキビで副委員長の瀬長国会議員たちが陳情に参りますので抜けていただきたいと思いますが、最初に第一問。 まず、現状をどう見るかという問題です。閣議で五日の日に大臣が九五と発表した。これは九月十五日現在で仕方ないと思う。ところが、これを受けてみて一体被害農民はどう考えるかということです。この間、八月三十一日の閣議で安倍農林大臣が青森県一〇〇と発表したのです。八月三十一日のときにはまだ穂の出てないのがある。それで農民は逆なでされているわけですよ。今度九五。大臣のところは九……
○津川委員 きょうは、台風十七号の農業施設、農産物に対する被害について最初に質問し、最後に少し時間を割いて、今度の冷害による岩手県の畜産の問題について質問いたします。 そこで、第一の質問ですが、農林大臣は冷害についてはかなり発言される、あちらこちらでいろいろなことを申される。ところが、台風十七号の農業被害、農民の被害、農業施設の被害については余りしゃべらない。一部では、大臣が冷害の東北、宮城出身だから選挙運動をやっているんじゃないかという言葉さえ出ております。そこで、十七号の被害に対する農林大臣の態度をまず明らかにしていただきます。
○津川委員 どうも農林大臣御苦労さまでした。大変な難物を相手にしてがんばっていただいて、私も現地のモスクワで農林大臣に会ったり、またその後農水委その他でお会いして、大臣の苦労というのを身にしみて感じておるわけです。まだソ日暫定協定もあるし本協定もありますので、ますます元気でがんばっていただくようにひとつお願いいたします。 ところで、外務大臣、鈴木さんか非常に苦労されて衝に当たられた、そうして漁獲量がかなり減りまして、これに対して不満足である、満足してない意を表明しているわけであります。この状態を外務大臣としてはどう見ているか、まずそこを聞かしてもらいます。
○津川委員 今回の豪雪、寒波によって被害を受けた方たちに対して、日本共産党・革新共同を代表して心からお見舞いを申し上げつつ、被災農民を救済し、農民が営農に立ち上がれるように鼓舞するために若干の質問をしたいと思います。 一つは、皆さんのこの報告にもありますように、西日本では主として果物、お茶において葉の変色、落葉、枝の枯死などの損傷が広範な地域に発生したわけであります。 そこで、この葉でございますが、リンゴの斑点落葉病で、その年に受けた被害も大したものなんですが、それ以上に被害を受けるのは、次の年なんです。そして、次の年と次の年、葉というものは本当に新陳代謝の中心になっております。今度の場合……
○津川委員 農林大臣、どうも大変なイシコフ漁業相との交渉、成果は別問題としてどうも御苦労さまでした。 そこで私たちこの状態、いろいろな点から見ておりますが、発展途上国がその経済権益を守ろうとする動き、これに便乗してアメリカなどの大国が海洋資源の再分割に乗り出したこと、日本ばかりじゃないのですが、日本の大手資本の漁業家がかなり資源を乱獲させた、こんなめんどうな状態が起きて、いまわれわれがここで論議しなければならぬような状態になっております。しかし、私たちはこれに対して、必ず将来非常に正しい公正な海洋資源を国際的に管理する道が開かれると思っております。そのために私たち日本は、持っておる技術、この……
○津川委員 伊藤さんと石原さんにお尋ねいたします。私たちの覚えているところでは、戦後一回、今度一回と大量発生を見たわけでありますが、今回の大量発生の原因について何かお考えございましょうか。
【次の発言】 次は池田さんと石原さんにお尋ねいたします。
先ほどもちょっと問題が出ましたけれども、なぜ森林だけを問題にするのかということ。私は青森県出身ですが、私たちの青森県でリンゴの主産地帯にこんなふうな防御暦があるのです。これに最低スミチオン三回、年五回内散布させて十五年たっているわけなんです。この間のことが余り問題にならないでいまなぜ山のことだけが問題になるようになったのか、そこいらあたりを池田さん……
○津川委員 松は、松の国日本として守らなければならぬ、守りたい、とはいっても自然の生物体系も壊したくない、自然も守りたい、こんな立場から若干の質問を試みてみます。
第一の質問は、近年なぜこんなふうな大流行を見たのか、これの原因、これの考え方がはっきりしないと自後の対策も立たないので、まずこの点をお尋ねいたします。
【次の発言】 大臣、二十五年ごろの大流行のときは、松はいろいろな燃料だとか坑木に使うとか、そのときは労働力もあったので切って切って切りまくってなくした。今度はそれがなくなったからふえた、こういうわけです。つまり、松に対する対策がなくなったわけです。やはり松を育てなければならないと思……
○津川委員 この委員会の質疑を通じて、政府は空中散布によって大したことの被害は出てこない、そういう調査もたくさん出してきたようであります。そこで、空中散布によってどんな被害があったかを確実に調べなければならない、この点はどなたも異論ないと思います。そこで、被害があった生態系にどんな変化があったかということを見きわめる第一の条件は、薬剤散布をする前にそこの状態を、昆虫がどうであった、川の魚がどうであった、どんな植物が生えておったかということが明らかになっていなければ、薬剤散布の後、事後調査をしても検討することができないわけです。 そこで、林野庁、政府にお尋ねしたいのは、これからこういうスミチオ……
○津川委員 昨年の暮れからことしの一、二日にかける豪雪、寒波で、ただいま瀬野委員が話されましたが、その被害の把握になかなか時間がかかるということです。ところで、雪も消えてもう農作業が始まる。たとえば豪雪で言うと、リンゴの枝折れなんか、全部土が出てきてもう対策を講じなければならない。そのときにこれから調査して天災融資法、激甚を発動するというのではまことになまぬるい。昨年のあの冷害のとき、私たち統計情報部の調査の状況を見てみました。人が足りない、できない。これほど被害が野菜や果物に広がったとき、恐らく九州、四国ではミカンの被害の調査なんというのはそう簡単にできるものじゃない。だが皆さんのところには……
○津川委員 すぐれた後継者を育成する、農村青少年に対して農業のいろいろな研修教育を施すための改善でありますので、私たちも賛成の立場から問題を少し進めてみます。 そこで第一の問題は、農業をする人、働く農民をどうするかという立場からの質問であります。いままで基本法農政だとか構造改善だとかいろいろやってまいりました。この中で選択的拡大をやるといって、酪農農家は規模を拡大し、その結果は、いま背負い切れない借金であります。負債整理の立法をせよなどということが農民の心からの要求になっています。 またもう一つには、生産性の向上、このために機械化をする、これをやりました。農民は機械化のために貧乏、その借金……
○津川委員 農業改良助長法について、農林大臣にお尋ねいたします。 大臣、この法律は私たちも賛成なんです。ところが、中学校卒業しただけで後継者になる人たちに対する対策が不足なんです。たとえば青森県で、現在、中卒の人たちに農業技術を授けるための研究センターがある。ここに去年は三十人入っています。ことしは四十人入りました。まだこういう状況なんです。岩手県の浄法寺というところにやはり中卒を指導する、教育する機関があります。ここには高卒の人と中卒の人が入っております。青森県の南の方に近いために三戸郡からこの浄法寺に入っております。つまり、これは広域になっております。秋田県でもこの状態なんです。今度皆さ……
○津川委員 農薬の問題と昨年度の東北、北海道の冷害問題について若干質問してみます。
そこで、たとえばリンゴだとか桑だとかサトウキビにはがんとも言うべき病気がございます。この病気に対して根本的な治療薬が開発されると、非常に農業が明るくなる。そこで、こういう農薬の開発に対して、農林省はどのようになさるのかをまず明らかにしていただきます。
【次の発言】 よくわかりました。
それで、リンゴでございます。私はたびたびこの委員会で、また直接農林省と話し合いで、いま昭和六十年に百二十一万トンの生産を目指しているが、現実には腐乱病のために減りつつあります。もう九十万トンを割って八十五万トン。リンゴをその計……
○津川委員 初めに鈴木農林大臣、二回、三回と交渉御苦労さまです。私たちもソ連を訪ねてみて大変な状態だということがわかってまいりましたので、一層の御奮闘をお願いする次第でございます。 そこで第一の問題は、鈴木・イシコフ第二回会談の中断を余儀なくせしめたものは、あなたからの報告を聞いてもわかるとおり、領土問題、ようやく妥結するかに見えたサケ・マスの二百海里以外の漁獲量の六万二千トンへの出漁、これを間に合わせなくしたのも、向こうが日ソ漁業条約の線でなく、ソ連の閣僚会議決定の二月の線を持ち出した、このようなことがきのう起きております。私たちはこのことに強く抗議するものであります。私たちの党としても問……
○津川委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、漁業水域に関する暫定措置法案に対する修正案の提案理由を説明いたします。修正案の朗読は省略さしていただきます。 日ソ漁業交渉が中断し、北洋漁場で一千隻に上る日本漁船が全く操業できないという異常な事態が続いております。漁業者を初め水産加工業者など、関連業者の経営は重大な困難に立ち至ったのであります。そこで、日ソ漁業交渉の進展に役立たせるために本案が提案されました。 しかしながら、政府案には改善の余地がなお少なからず残されておるのであります。韓国漁船などについては、わが国の漁業水域全般にわたって外国人漁業に対する操業の規制条項が適用除外になるとい……
○津川委員 今度修士課程二カ年を卒業した人を獣医師にするという法改正で、私たちもそれ自身は賛成できると思っておりますが、獣医学を進めるために若干の質問をしてみたいと思います。 昭和四十六年十一月九日に日本学術会議会長が佐藤榮作農林大臣に獣医学修業年限の延長についての申し入れを行っております。それによるまでもなく、国際的にも獣医科大学を持っておる六十二の国のうちで日本の四年というのが一番短い。そんなために日本の獣医学者が国際的な会合に出ても引けをとる、ひがみを感じなきゃならぬ、学術会議がこういうふうに申請しておる。そして、いま、どこでも、獣医学の修業年限を、専門教育四年を含む六年に延長すること……
○津川委員 日ソ漁業が難航し、私も超党派の国会議員団の一人としてソ連に行ってまいりまして、帰ってきてから塩釜から八戸の三陸沿岸、小泊から鯵ケ沢、深浦などの日本海岸の漁業関係者を回って懇談してまいりました。その中で早急に解決しなければならない幾つかの問題にぶつかりましたので、その中からさらに二、三点しぼって質問してみたいと思います。 第一は、資源の問題です。川を上るサケ・マスは遡河性の資源で、ソ連などというものが向こうのものだと言うことに真っ向から対抗して、その点で押し負けないために早急に日本の河川にサケ・マスのふ化放流事業を拡大しなければならぬという事件でございます。農林省のことしの予算で、……
○津川委員 農林大臣、きのうからきょうで十分議論を尽くされて、大臣も十分伺って覚えておると思いますが、やはり農林年金は公的年金制度の中でもほかの制度に比べてよくない。五十年末の比較で言うと、農林年金は平均六十五万八千円、厚生年金六十六万七千円、私学共済七十八万七千円、国家公務員共済百万五千円、こういう形になっているわけです。これらよりも低い。この基礎になる標準給与で言うと、農林年金十一万二千百六十七円、厚生年金十二万二千五百五十二円、私学共済十三万千八百九十五円、地方公務員十五万一千八百九十六円、こんなふうなかっこうになるわけです。最低保障額について、退職年金もらっても月額四万九千円、非稼働老……
○津川委員 今度の法改正で具体的対象になる河北潟について若干質問してみたいと思います。 問題は、計画を民主的に入植する、関係する農民と協議してやるべきだということでございます。この点で言いますと、一九七三年の一斉地方選挙のときに、安倍農林大臣が地元の農協青年部の講演に行きまして次のように話しております。この干拓地で米をつくろうという農民の要求の大きいことは承知している、ここは単作地帯である、全部とは言えないが、そういう事情がありますので幾らかは米作を認めなければなるまいな、こういう発言をしております。 また、今度の営農計画を見ますと、基幹作物に野菜、これにはレンコンも入っている、畜産、こう……
○津川委員 いよいよ米価の季節になりました。そこで、大蔵省は据え置くなどとも言っておりますし、けさの新聞によると、生産者米価五%以下、消費者米価一〇%程度、米の消費が減った、消費者の方には、生産者米価は上げるな、いろいろな議論が出てまいっております。農民もまたいろいろな動きをしなければならなくなりまして、全中は二万円の要求をしておる、近くまた大会もやる、米価審議会も開かれる、政府は政治加算もやるなどということで、毎年同じことを繰り返してまいりました。 そこで、私たち共産党では、いまの日本の農業を日本の経済を支える大事な大事な柱として位置づけて、農業を評価し、援助をしていく、そのために主な農産……
○津川委員 鈴木農林大臣、九十日の交渉本当に御苦労さんでした、心からそう言いたいところですが、協定の全文を見ますと、私は非常に残念でならない。遺憾でならない。どうしてこうなったかということについて、国政を十分検討していただかなければならぬ。したがって、事後処理においても何としても対策を強力に進めなければならないと考えているわけであります。 大臣は、第一条で九〇%、時間的にもいろいろエネルギーを使ったとも言っている。そこで、第一条の線引き、これは余りにもひどい、むちゃくちゃなものだと思います。ソ連の大国主義的な、歴史的な過程を顧みない、そして社会主義国としての理論をも放棄した横やり的なやり方が……
○津川委員 いままでの生産者米価一万六千何がし、これを六十キロで割ってみると、百グラム、御飯で茶わんで二杯、一食分、これが二十七円、コーヒー一杯二百五十円、コカコーラ一杯六十円、七十円、昭和三十五年を一〇〇とすれば、いろいろな値段は、現在、生産者米価は三〇〇、これに対して入浴料は八〇〇、理髪料は一一〇〇、バス代で六〇〇、こういう情勢であります。お米は安いんじゃありませんか。安いと考えていますか。いかがでございますか。
【次の発言】 そこで、政府は米は安いと考えている。今度の諮問した米価二・五%、一万六千九百八十六円、これは農民の要求に恐ろしく反しているものであるし、農業もこれでは続けていけない……
○津川委員 定係港の撤去をめぐる原子力船問題を材料にして、政府の政治的な責任を問題にしてみたいと思います。 原子力船「むつ」について、青森県、むつ市、青森県漁連、政府との四者協定で定係港の撤去完了を決めましたが、その撤去完了の日時がこの四月十四日に迫っております。ところで、政府は青森県知事やむつ市長などを呼んでいろいろ日延べするような動きも露骨に見られております。欠陥原子力船を押しつけられて、国民、わけても青森県民、むつ市民、漁業者などは、はかり知れない不安に陥り、そうした政府の無責任に対して、やっと手に入れた四者協定を政府はほごにするんじゃないか、このまま居座るんじゃないか、こんな心配を次……
○津川委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、その職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 志賀節君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、湯山勇君が委員長に当選いたしました。
委員長湯山勇君に本席を譲ります。
○津川委員 今度の竜ケ水の災害で被災された皆さん、特に亡くなられた方たちに、心からのお見舞いを申し上げます。 現地視察してくださった委員会も、本当に御苦労さまでございました。 そこで、第一の質問は、亡くなられた方に対する弔慰金、これはこの委員会が独自に立法したものでございます。ところが、昨年、一昨年と亡くなられた方の遺族として、兄弟姉妹しか残らなかった例が幾つか出てまいりまして、今度の場合――昨年この竜ケ水の十二、三キロ離れた同じ鹿児島の宇宿で九人亡くなりまして、この中で遺族として弔慰金を受けたのが幸田節子さん、この方はお父さんとお母さんと四人の兄弟姉妹、合計六人亡くしております。お父さん……
○津川委員 共産党と革新共同を代表して、有珠火山、八月五日の津軽集中豪雨、今度の台風九号、被害を受けられた皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。 そこで、私も現地に行ってみましたが、一番最初に問題になったのは、避難されている人たちです。大きな体育館の中に雑居している。見ておれないので、仕切りカーテンをつけたが、それでも雑居です。この中で子供さんが元気に遊ぶ、歌う、叫ぶ、当然であります。そのために眠れない方たちがたくさん出てきております。それから、雑居のために皆さんが見ておりますので、自分たちの私生活、プライバシーがない。ここでまたかなり問題が出てまいります。それから、普通の災害、台風水害で……
○津川委員 二十分という短い時間なので、きょうは水田利用再編成対策を中心に、それと関連して、ことしの余り米をどうするか、もう一つ、リンゴの腐乱病などについてお尋ねしてみたいと思います。 最初に、リンゴの腐乱病ですが、昼食のとき大臣とも話しましたけれども、農民の要求があったり私たちの要請もあったりして、とにかく農林省独自に計画したりして対策を進めてまいりました。五十一年度からは低位生産園再開発計画をやって予算をつけた。昨年度は休眠期に対する薬剤散布に補助を出したりしております。しかし、根本的には根治の薬剤開発でなければならないと思っております。今度、農林省が大蔵省に要求した予算の中に、リンゴ腐……
○津川委員 原子力船の母港をむつに設置するとき、いろいろな放射能が漏れる、放射線が漏れる、危険が完全に解消されていないなどということを県民が心配したら、時の政府は、あなたじゃないのだけれども、原子力を恐れるのは火を見ておののくけだもののようなものだというふうにして、非常に国民を罵倒し無知扱いにして、原子力船をむつに置こうと決めた。そうしたら、果たせるかな、三年前の九月一日に放射線が漏れた。そして三年前の十月に母港を撤去するという四者協定を結んだ。ところが、それから三年たっていまだに問題はちっとも解決されていない。国民、県民の中には、政府は本当に真剣なのだろうか、こういう疑念がかなり出ております……
○津川委員 きょうの理事会の申し合わせの課題からちょっと離れますが、サクランボのことなのです。 九月の三十日に主産地の山形の寒河江でサクランボの輸入解禁反対の大会を開いております。きのうは青森県の三戸郡で同じように農民が大会を開いております。サクランボは稲作転換作物として導入されております。また、非常に手数のかからない、手数がかかるというと六月の下旬から、一時期しかかからないので、畑作物や他の果物と競合しない、地域の農業を支える非常に大事な大事なものでございますが、この輸入禁止を政府は解禁する腹なのか。問題はコドリンガがどうかということだけになったようですが、アメリカではコドリンガの薫蒸をや……
○津川委員 ソ連がこの三月一日から二百海里を実施しまして、それから十月二十四日現在で日本の漁船は百二十数隻、軍服を着ていかめしく乗り込んできたソ連の取締官に点検され、監査を受け、倉庫を探され、こちらはびっくり仰天し、心臓がおののいて、あげくの果てに一億一千万円もの罰金をとられ、そのために家族も眠れない思いをしております。こんな思いはもう御免だ、こんな思いをするなら、いっそのことソ連の二百海里内に行かない方がいいと、規模の小さいイカつり船は二百海里内操業をあきらめて、ムラサキイカに集中しております。 私は、そんな漁民を励まし、漁民の苦情を聞いて、日本の漁業を守るために当委員会の現地調査にも参加……
○津川委員 砂糖は私たち国民にとって非常に大事な食糧、欠かすことのできない食糧であります。カロリーから申しますと、非常に高いカロリー存持っておるし、子供の成長にとっても欠かすことのできない材料でございます。また、非常に水に溶けやすい。百グラムの水に二百も溶けるというので、日本のわれわれの食品、特に調味料のあらゆるところに入っていくことができる大事なものであります。また、そういう調味料として見たときに、水をたくさん含むので、たとえばパンなどの老化を防ぐこともできるし、非常にそういう意味でまた防腐剤の役割りも果たすので、ある程度の砂糖を含んでいるものは、その他の防腐剤は要らないというかっこうの大事……
○津川委員 農林大臣、御苦労さんです。七時間も同じ繰り返しみたいな話をされまして大変ですね。私、できるだけ繰り返さないようにやってみたいと思います。 そこで、四十五年から五十二年までの生産調整と転換対策で一兆千二百九十三億円使っている。四十五年が余り米のために一兆円くらい使っている。そのあげくがことしかなり大規模な百万トン近い余り米。来年から百七十万トンもの生産調整をするという。使った金がまことに痛わしい。これからの百七十万トンをうまくやれるだろうかの疑問が本当に農民の間にみなぎっております。それは昨日の知事会議でも、そう簡単にあなたのことをうんと言ってくれなかったでしょう。 そこで、四十……
○津川委員 参考人の皆さんには、きょうは本当に御苦労さまでございます。皆さんの示唆に富んだお話、業界の非常に容易ならぬ状態、労働界の状況なんかも伺わしていただきまして、ありがとうございました。 私たち、砂糖はカロリーが一番多い食品だと考えております。また、一番いい甘味資源だとも考えております。また、日本の食品、特に加工食品の中で、砂糖を加えることによっていろいろなにおいを取ったり、酸っぱみを取ったり、さらにはまた、パンなどに加えると腐敗や老化を防ぐことができている、そんな大事な国民の食品なので、この需給の関係、これを何とかよくしたい、ここで働く人たちの生活を守りたい、このように考えてきたとこ……
○津川委員 本会議で大臣が大臣席に着かなければならぬので、五十五分までに終わるようにやってみたいと思います。 そこで、最初に質問全部話してみます。 一つは、転換作物でございますが、なたね。なたねは、作付がぐんぐん減っておる。自給率はいまでは〇・八五%。国民の植物性の油として大事な大事な食糧であります。そこで、特定作物に加えて転作の畑作物にした方が、主食を国民の手で生産する上においても、また減反を成功裏にやり抜く上にもどれほどか都合がいいと思いますので、この点まずひとつ答えていただきます。 第二の問題は、先ほど佐藤委員も話をした鳩山外相が昨十一月一日の閣議で、開発途上国への食糧援助に国産の……
○津川委員 提案されている法律の融資条項、いま二百海里問題で苦しんでおる水産加工業者とともに、私たちもこれを使うように努めてみたいと思います。 そこで、行政的な技術的なことを若干質問し、政治的な本質的なものは、後刻大臣に質問させていただきます。 そこで、一つは、業界の要求は設備投資の融資措置だけでなく、いまかなり苦しくなっているので、お金を借りることも結構だけれども、それ以上にやはり根本的に助成、こういうことを求めております。私も今度の法律のことである加工業者に聞いてみたら、三百万や五百万借りていてもどうにもならない状態だから、この際助成ということも考えていただきたい、これを政府に求めてい……
○津川委員 最近、野菜の値下がり、ブルドーザーで野菜を砕く、ミカンもカキも余りよくない、こういう中で、まことに困っておるものの一つにリンゴがございます。九年前にリンゴが売れなくなって、山や川に捨てて山川相場が成り立った、これは私たちはまだ忘れていません。それで、農民は懸命に品種更新に乗り出し、リンゴ産業の振興にがんばりました。政府も県もこの農民に援助してくれました。政府も県も農民の品種更新に、土地基盤整備に、土壌改良に、薬剤散布のスピードスプレヤーの普及拡大に、そしてまた、その防除の組織を確立する上に、矮化栽培、腐乱病対策、黒星病対策、冷蔵庫や選果場の建設にかなりの援助もしたし、農民も農業団体……
○津川委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、その職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 高鳥修君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、湯山勇君が委員長に当選いたしました。
委員長湯山勇君に本席を譲ります。
○津川委員 本論に入る前に、地域的なことを一つお伺いします。 リンゴでございます。安くて売れない。そこで、青森県では農協も出荷しない、移出商の商人も出荷しない、出荷団体も出荷しないで過剰ぎみになる。三月、四月を迎えて余って腐る心配が出てまいりました。県も一万箱、何か加工に回したいなど、いろいろなことをしております。出荷団体ともいろいろ協議しているようですが、なかなかうまくいかないで出荷が思うようにいかない。これをどうするか、この点が一つ。 二つ目には、値段が下がっても売れない。そこで、売れていく方向にやはり消費の拡大に政府は乗り出さなければならないと思います。関係業者だけでは、地元ではもう……
○津川委員 きょうは、原子力船「むつ」のことと、今度の十二日に発生した宮城県沖地震に関連して予知技術の向上について質問しょうと思って通告しておきましたが、地震の予知技術の方が非常に問題がありますので、それだけにさせていただいて、原子力船は次の機会にさせていただきたいと思います。 きのうの政府部内の検討でも、今度の地震の予知はできなかった、そんな意味のことを言われたような記事も拝見いたしました。しかし、私たち振り返ってみますと、この地域にも大変地震があります。東日本における昭和以後の被害地震、マグニチュード七・〇以上のものを見ましても、現在まで二十四回起きております。この中で、一九三三年、昭和……
○津川委員 昨年二百海里問題が起きまして漁業も非常に苦労しましたが、逆に魚隠しが起きて魚価が非常に上がって国民が大変迷惑したわけであります。今度のサケ・マスの沖取りの制限でそういう魚隠しや便乗的な値上げはさせてはいけないと思いますが、政府の決意はいかがでございますか。
【次の発言】 ことしの沖取りのサケ・マスで入漁料を払うことになりましたが、この入漁料分がまた魚価の高騰につながるようなことがあっても好ましくないと思いますので、この点でも上げないように指導すべきだと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 次はサケ・マスの母川国主義についてでありますが、交渉されてみまして、ソ連はどんな態……
○津川委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、その職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 志賀節君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、川崎寛治君が委員長に当選いたしました。
委員長川崎寛治君に本席を譲ります。
○津川委員 大規模地震に対して私たちも何らかしなければならない、大規模地震から国民の生命、財産を救わなければならないということで切に考えております。しかし、今度出されておる大規模地震対策特別措置法案には、国民の間から二つの心配が持たれております。 一つは、予知が大丈夫なのだろうか、こういうことであります。二つ目は、自衛隊が出動して、自衛隊の治安出動というものに道を開くことになるのじゃないかという心配が持たれております。 きょうはこの立場から、二つのことに対して質問してみたいと思います。連絡は建設省にもありましたけれども、二つやりますために、建設省にはいくまいと思いますので、建設省の方おいで……
○津川委員 大規模の地震に対して、このままでいいとは私たちも思っていない、どうにかしなければならないと思っております。この中で、観測、研究、予知、こういう体制が何よりも必要になってまいると思います。今度提出された法案を見てみましても、第三十三条で「(科学技術の振興等)」「国は、地震の発生を予知するため、地震に関する観測及び測量のための施設及び設備の整備に努めるとともに、地震の発生の予知に資する科学技術の振興を図るため、研究体制の整備、研究の推進及びその成果の普及に努めなければならない。」と書いておりますが、この点で、きょうは予知だけにしぼってお伺いいたします。 浅田先生は東京においでになるの……
○津川委員 国民の命、財産、国土を大規模地震、特に大都市地震から救わなければならぬということで、私たちも一生懸命考え、政策も提案してまいりました。今度の立法に当たりまして、総理、この委員会の論議でも明らかになりましたが、東海地方を指定してそれなりに一つのものを集める、それはそれなりにいいとして、南関東、大都市をどうするか、東京をどうするかということなんです。東京を防災都市として整備していく上では、何十年という日数が必要なので、いま計画的に防災都市をつくる。危険なものは東京から去らせる、必要な重要なものは去らせる、避難公園をつくる、いろいろなことがたくさんあると思うのです。これは今度の立法で指定……
○津川委員 けさの委員長の報告にもありましたが、私も日本共産党・革新共同を代表して、この場をおかりいたしまして、今度の災害で亡くなられた方や被災された方たちに心からのお見舞いを申し上げます。 そこで質問に入っていきますが、とりあえずあの災害の後の応急対策でございますが、私も見て、あの土石流の多いのにはびっくりしました。土石流が宅地などにいっぱい詰まっておるし、川も埋めております。これの取り片づけば大変なことでしょうけれども、住宅、河床、ダムなどの土石流を早急に排除する必要があると思いますが、これに対する政府の施策を聞かしていただきたいと思います。 もう一つは、ああいう土というものが国土の建……
○津川委員 私は、最初に、宮城県沖地震で罹災された方々に心からお見舞いを申し上げると同時に、罹災者の救済、災害の復旧に苦労されておられる山本知事、島野市長、両参考人の御意見を伺って、これに感謝を申し上げて質問に入っていきます。 そこで、きょうの質問のやりとりの前提ですが、先ほどから明らかになりましたように、現行法での救助、復旧を一生懸命やっておりますが、それだけではそれからはみ出るものがあったりしますので、きょうは政府も弾力的に現行法規を運用してほしい、そういう立場から答弁していただきたいということを前提として質問に入っていきます。 まず第一は緑ケ丘団地でございます。昨日、私もあそこを見て……
○津川委員 私たちは、日本のエネルギーをできるだけ国内でよけい手に入れる、自給率を増す、こういう意味合いから、石炭の利用に対しては非常に大きなウエートも置いているわけでございます。 ただいまも議論になっておりましたが、その需要の拡大を図ってエネルギーの自給率を高めていくということに国民的な話し合い、合意、それを得て、政府にさらにさらに強く迫っていかなければならないと思っております。 きょうは北炭の再建に対して若干の質問をさせていただきます。 北炭の再建は、もちろん第一義的には会社自身の責任だと思います。計画を立てられるには、それが実行できるように、働く労働者がそこに意欲を燃やしてやっていけ……
○津川委員 二つの点を農林大臣に尋ねてみたいと思っております。 一つは、円高を一つの原因といたしまして、アメリカの農産物の輸入が日本に強く迫られ、日米共同声明などが発表されておりますので、そのことから日本の農業を守ること、そのことの経過、将来のことなど、これが一つ。 もう一つは、これも円高に関係しますが、円高を生んで、日本の工業製品の集中豪雨的な輸出がアメリカに対して行われている原因の一つとして、出かせぎ者を低賃金で、低福祉で使っておりますので、問題の根本解決には出かせぎ者の福祉を進めていかなければならぬ、こういう大きな二点からやってみたいと思います。 最初の問題ですが、きょう農林大臣の……
○津川委員 初めに、漁業の問題。 それは、いま行われておる日本、カナダ、アメリカの漁業交渉で、サケの区域や漁獲量がかなり困難を来しております。さらに、これから始まる日ソのサケ・マスの漁業交渉でも難航が予想されてまいります。 そこで、政府としてもこれに万全の対策をして臨むことをお願いしつつ、当面、とりあえずそういう交渉において有利になるために、日本でのサケ・マスのふ化放流、ここがかなり大事になってきたと思います。資源が減るのに対しても、これを守ることが非常に大事であります。私はかねてから、北海道でのふ化放流を五十億程度にいかないか、内地でのものは十億程度でいかないか、日本の河川のサケ・マスの……
○津川委員 きょうは畜産の中で養鶏、わけても商社的インテグレーションの養鶏がかなりあくどいこともしておるし、生産調整も乱しておるので、瀬野委員も若干やりましたが、さらにそれを継いで問題を深めてみたいと思っております。 採卵鶏の規模、飼養戸数と飼養羽数の推移を見てみますと、昭和四十五年から五十二年の八年の間に、一千羽未満では百三十四万戸が減って、ここで減った羽数は三千百二十三万羽、一千ないし五千羽未満のところでは減少戸数が一万戸、減っている羽数が一千七百万羽、ところが五千を超しますと、五千から一万未満では千二百戸ふえて八百万羽増加になっております。一万羽以上は千六百戸ふえて、四千三百万羽の増に……
○津川委員 提案されている法案に賛成の立場から、若干の質問をしてみたいと思います。 そこで、一つの問題は、森林組合合併助成法が公布されて以来、森林組合の合併は急速に進んだと言われておりますが、専従職員が一人もいない組合も全組合の四分の一程度ございます。こういう形で、森林組合は大きなものになると同時に合併しない小さな方が残るという両極分化の傾向がはっきり出ております。今回改めてこの合併助成法が五年間延長される背景には、森林組合全体の事業活動を進めるということがあると思いますので、賛成したいと思うのです。 そこで、五十年度においても森林組合の主要事業である林産、造林の二つの事業のいずれも実施し……
○津川委員 この間、三月十七日、全国養鶏経営者会議が六党要請を行いました。そのとき全鶏会議から見せていただいた航空写真、これを自民党では羽田委員も見てくださいまして、それが意外に反響を呼びまして、私たちの理事会でも、養鶏を農業として、畜産として扱っていかなければならぬ、育てていかなければならぬということに相なりまして、私は、そういう声もありまして、もう一度質問してみたいと思います。 一つに、私たちは、養鶏を日本の大事な畜産として育てていきたい、日本の農業として育てていきたい、こう考えておりますが、養鶏に対する政府の態度を聞かしていただきます。
○津川委員 畜産物の価格については後刻大臣が出席したとき大臣に質問するとして、いまは畜産の振興について今井政務次官に若干の質問をしてみたいと思います。 肉牛でございますが、産地としては九州、東北、北海道が期待されており、畜産農民はそのためにがんばっております。その肉牛の産地東北では、岩手県も青森県も大体同じですが、青森県で言えば、短角とヘレフォードが中心です。ヘレフォードも導入当時の千二百十五頭から二千三百頭へ伸びて、短角もいま一万四千台に頭を伸ばしてきましたが、なかなか伸び悩みがございます。 これは私が直接見たのではないのですが、私に肉牛のことを教えてくれたある専門家の話ですと、おととし……
○津川委員 リンゴについて若干の質問をいたします。 昨年の十一月後半から十二月、ことしの一月にかけてリンゴの売れ行きが不振になり、しかも安値で、この先どうなるかと心配されました。このとき、私の質問もあって、農林省は現地に出かけていって出荷の促進やいろいろな調整に当たってくれたことを私はよかったと思います。そのときの私の質問で、いままでリンゴ行政は、土地基盤整備、矮化奨励、腐乱病などの病虫害対策などで、どちらかと言えば生産体制に重きを置いた趣もある、したがって今後流通や価格保証の点についてもいままで以上にやらなければならないというふうな答弁があったわけであります。そこで、きょうはリンゴの流通、……
○津川委員 今度森林組合法を独立させる。これは森林組合の強化育成のためだと思います。稲富委員も、いまその育成強化に対して格段の農林省側、政府側の決意を要請したわけでございますが、育成強化のためにせっかく組合法を独立さしたので、これから森林組合の強化育成に対して政府の考えていること、具体的な政策などということを少し最初に聞かしていただきます。
【次の発言】 この間、秋田県の北部の森林組合連合会、木材、製材、木工関係の調査をしてみました。また、青森県の県庁や森林組合の幾つかについても事情を聞いてみまして、そのとき、どうしてもやはり林業に対する意欲がわかない。秋田県に行ってみましたら、苗木を買ってく……
○津川委員 大臣、本当に御苦労さまです。元気を出して行ってきてください。私も先ほど芳賀さんが話したように、去年の二百海里のときソ連に行ってみまして、鈴木前大臣の苦労というものも身にしみて感じ取っておりましたので、大変でございます。 そこで、やはり日本の実情を向こうに正しく伝えていただく、日本の漁民の利益は守っていただく、そして十分調査されて、理にかなった交渉をしていただく、交渉団全部率いてしていただきたいということを心からお願いして、成功を祈る次第でございます。 そこで、時間がないので、四つ、ばかりまとめてお伺いします。 一つは、漁獲量のことでございます。 きのう私はある会合でソ連大使……
○津川委員 森林組合のことについて前回基本的なことをお尋ねしましたので、きょうは森林の関係で働く労働者の待遇改善などで若干質問してみます。 一つは、林業労働者の就労改善についてです。林野庁の「林業労働者就労形態近代化調査結果報告書」を見ますと、事業協同組合、共同請負事業体などの常雇いの比率は、それぞれ五一%、四一%となっております。これらの事業体の半分が国公有林野等の事業を行っており、このうち過半数の事業体は、その年間事業量の七割以上を国、県に依存しております。したがって、労働者の待遇改善に対して国はかなり責任がございます。 ここで問題になるのは、これら事業体が、就業規則や各種手当等の適用……
○津川委員 農業災害対策の基本は災害の予防だと思います。その立場から農林省に一つ、気象庁に二つばかり質問してみます。 まず第は、畑作物の生産技術の前進、指導についてであります。いま麦は共済が赤字になっております。共済の担当者に言わせると、政府は麦の増産といえば奨励金をつけてそのほかは余りしない、もっと生産技術というものの研究、指導をしたならば共済も赤字にならないだろうと言っております。さらに、これからは転作の押し付け、強制で各県で大豆がかなり共済の対象になると思いますが、あれは水があるところだとすぐ減収になって共済の対象になる、こんなことで大変大きな赤字になるんじゃないかという心配がございま……
○津川委員 きょうは、出かせぎ対策、出かせぎ者対策で若干のお尋ねをしてみたいと思います。 私も国会に出てから九年目になりますが、沖繩に出ても、鹿児島などに行きましても、東北に行きましても、かなりの相談を受けるのが出かせぎ者の相談でございます。この点で、私は、ここ九年くらいで、出かせぎ者の賃金不払いの相談を受けたのが一億五千万から二億近くになっていると思います。これは労働省のいろいろな御援助をいただいて、三分の二ぐらい解決していると思います。本当に労働省、お世話になっておりますし、御苦労さんでございます。出かせぎの留守家族にもたくさんの問題がありまして、この点では農林省のお世話にもたくさんなっ……
○津川委員 今度の法律を延期するについて、提案理由の中に、試験実施の延長という形で法案を御提案しております。各国の二百海里漁業水域の設定により、新しい海洋秩序の形成が急激に進展したことにより、漁船の操業形態に変化が生じ、保険設計の基礎データに大きな変動をもたらすおそれがあるので、五カ年間試験研究を継続する、こういうふうに提案されておりますが、そこで、提案されているように、日本の漁業にどんな変化が起きているか、まずお尋ねしてみたいと思うのでございます。
サケ・マスではどういうふうな変化が起きておりますか。
【次の発言】 アメリカとカナダの関係ではどうなっておりますか、日本のサケ・マス漁業は。
○津川委員 三月十七日と三月二十三日に、商社系によるやみ増羽の実態の一部を明らかにして、ヒヨコのイセとタケクマについて実態を調査するよう要求し、対策も要求したわけであります。ちょうどそのころは畜産物価格のことで皆さんが忙しいだろうから、その後どうなったかを聞いてなかったのですが、畜産物の価格も終わって大分、二十日もたっていますので、さぞかしりっぱなすばらしい調査報告があるかと思って期待しながら続けていきますが、その前に、養鶏を日本の農業の基本と考えて育成していく、この点で私も主張した、農林省もそのとおり答えた、これは意見一致したのです。そうかと思って今度農業白書を見ました。第一部の「農業の動向……
○津川委員 大臣、御苦労さまでした。ソ連との交渉をテレビで見たり新聞で読んだりして、大変だったと心から思っております。 しかし、現実は必ずしも満足する状況ではありません。かなり関係者が困ってもおり、不安にもなっており、また落胆もしております。先どうなるかという心配がかなり出ております。漁船の基地である釧路、八戸、塩竈などは大変な状態になっております。これが現実でございます。 このうちの一つ、八戸ですが、八戸港では、昨年、太平洋中型サケ・マス流し網漁船三隻、日本海サケ・マス流し網漁船二隻、母船式独航船二隻、合わせて七隻を減船しております。ことしもまた、いま大臣の言う三割減船で七隻の減船は必至……
○津川委員 私は、いま提案されておる内閣提出、国有林野事業改善特別措置法案、もう一つは、芳賀貢君外十二名提出、国有林野事業再建整備特別措置法案について質問したいと思います。 このうちで、きょうは、内閣提出の法案、あしたは、芳賀貢君外十二名提出の法案について質問しようと思いますが、両法案が提案されておりますので、芳賀貢君外十二名提案の法案について一言だけ触れてみたいと思います。 芳賀貢君提出の法案によりますと、住民福祉の向上に寄与することになるように国有林野を活用し、それに必要な経費を一般会計から出すようにというふうにしてあります。ところが政府案は、いろいろ聞いてみますと、こういう国民福祉の……
○津川委員 きのうに引き続いて、政府提出の法案並びに芳賀貢君外十二名提出の法案の二つについて質問をいたします。 まず第一に、政府提出の法案についてであります。 林野庁と農林省は、この五十三年度で終わった牧野、林野の混牧林の実験農場、これをやってみました。そこで、国有林野を、それが存在する地域の産業振興に利用することが非常に必要であります。それで、政府がやった混牧林の実験農場、林野経営上でも、畜産上でも、非常にぐあいがよかった、成功したと聞いております。私もそれはよかったと思います。 ところで、この国有林野活用、こういうふうに混牧林に使うことは、計画改善の事業の内容として当然含まれると思い……
○津川委員 時間がきわめて逼迫しているので、全部一度に質問しますので、またまとめて答えていただきます。 一つは、今回の法改正で利率が引き下げられる別表二関係の資金は、改正案の施行の日から金利が下がり、他方、法改正が不要な別表一関係の資金の金利引き下げは五月一日から実施され、約一カ月のブランクができます。これは、片一方が不利な扱いを受けることになるのではないでしょうか。もっと早く改正案を提案すべきであったと思います。また、今後の問題として、運用を弾力的に運営して、すべての金融が金利引き下げが公平に行われるようにすべきと思うのですが、いかがでございますか。これが一つ。 二つは、公庫資金のほかに……
○津川委員 今度の種苗法の提案、私は本当によかったと思います。育種のために一生懸命努められた人たちがある程度報いられるようになってよかったと思います。 この間、五月二十四日にこの委員会で参考人の意見をお伺いいたしましたが、その中で、世界に誇れる品種が民間の育種者の手によって数え切れないほどつくられておるということを伺いまして、私も非常に希望を大きくしたわけであります。 そこで、こういった人たち、過去において新品種をつくられた人たちに対して何らかの形で国が敬意を表したり、経済的な報いをしたりする必要があるかと思います。と申しますのは、たとえば青森県の農事試験場の藤坂支所で田中稔先生のグループ……
○津川委員 商社系の養鶏のやみ増羽についていろいろ問題になっておりますので、お尋ねいたします。 そこで、事情はさておくとして、四月二十日のこの委員会で今井政務次官がこう答えております。「しばしばここで御答弁申し上げたように、私どもも社会正義に反するものを見逃すわけにはまいりません。したがいまして、先生おっしゃいますように、四十九年の凍結羽数時点に戻すことについては、当然、当該事業体がその方向で努力するように強力な指導をいたしたいと思いますが、問題は、先生十分御存じだと思いますけれども、善良な農民が実はそこで多数働いておられるわけですね。ものによっては土地を提供された方がそこに雇用契約を結んで……
○津川委員 参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。
一部の参考人からは非常に貴重な御意見を承りました。一部の参考人からは弱肉強食でもいいというような恐ろしい意見も拝聴いたしたわけでございます。
そこで、一番最初に伊勢参考人にお尋ねいたしますが、いまヒヨコのイセの経営はどうでございますか、お願いします。
【次の発言】 経済状態、景気がいいかどうか、順調かどうか。
【次の発言】 昨年までは非常によかった。ところで、五十一年度の法人税滞納、このことで大蔵省に一億五千九百六万円の抵当権設定契約をしていますね。理由を聞きましたら、納税の猶予、換価の猶予にかかる五十一年度法人税一億五千九百六万……
○津川委員 五十三年度の米価を決める米審の時期になりましたので、若干の質問をしてみたいと思います。大事な時期になっておりますので、政府の基本的な考え方をまず伺わせていただきます。
それは食管法どおりに、生産者米価については再生産費が補償されるように、消費者米価については国民の家計を圧迫しないようにというおつもりでお決めになるだろうと思いますが、そこいらをまず聞かせていただきます。
【次の発言】 そこで、生産者の側が、再生産費を補償するような形で、この問から農業団体がそれぞれ要求米価を試算して、それを出しております。私たち、その立場を見たら、なるほどということが、試算した、要求した根拠があるの……
○津川委員 時間もないので、基本的なことを三つばかり大臣に質問して、そのことでまた、問題があれば、お昼過ぎに質問を続けさしていただきます。 生産者麦価のことでございますが、政府は昨年基本麦価に奨励金を繰り入れ、二千三百円も上げた。それはやはり非常によかったと思います。それは生産者麦価に対する基本的な態度としてよかったと思いますが、それでも北海道などでは麦専業の畑作の耕作面積は減っております。依然として、麦の増産体制に対してその点ではまだ問題があります。 一体、生産者麦価がどうしてこんなふうになったかについて、私たちは私たちなりに意見を持っておりますが、それは、昭和二十五、六年、アメリカの占……
○津川委員 参考人の皆さんにはきょうは御苦労さまでございます。貴重な御意見を伺わせていただいて、きょう午後からあしたの一日いっぱいの質問で、さらにまた日本の農政を確立していく上に皆さんの御意見を反映させていただきます。ありがとうございます。 そこで、先ほどから伺っていましたけれども、端的にひとつ伺わせていただきたいのは、どうやら米価を据え置きと決めたらしい。これをどうお考えになってどう対処されるのか。これに対して政治加算をする、この政治加算をどう考えて、どう対応されるのか、四人の参考人から、私、先ほどお伺いしてわかっていたのですが、ひとつ明確にしていただきたいと思いまして、お伺いします。
○津川委員 前の委員たちが激しく質問し、諮問米価を撤回して再諮問するよう求めてきましたが、私もそう思います。これから私がお尋ねすることを含めて、諮問を撤回して再諮問していただくよう最後にお尋ねします。 一つは、生産調整。血の出る思いをして生産調整に協力している、これに報いるのが米価でなければならないと思うのです。今度の米価であの生産調整にがんばった農民にどんな形で報いたのか、これが一つ。 二つ目には、生産調整をあれだけやられたらもう農業はやめた、こういう形で農民の意欲が減退しております。これは日本の農業の危機につながるものだ。この意欲を生産者米価でどのように考えたか。 まず、この二点を簡……
○津川委員 ことしは一月に伊豆沖地震、六月に宮城県沖地震、そして九月、最近は青森県の西海岸に群発地震が起きておりますし、福島沖にも学者の研究では地震があるなどという発表が出ております。地震対策は、ほっておけない、かなり緻密に進めなければならないと思います。 そこで、この間大規模地震対策特別措置法による新たな防災体制整備をすることになったのでございますが、その整備関係はどの程度予定されて、要求されている予算面でこれをやっていく体制の準備などがどうなっているか明らかにしていただきたいと思います。 そこで、私たちはこの間九月一日に、防災の記念の日に党で震災予防の提言をいたしまして、私も内閣への申……
○津川委員 私たちは、この間、川崎委員長を団長として現地を見せていただきまして、亡くなられた方の葬儀にも参加させていただきました。この席をおかりしまして、亡くなった方、行方不明の方、被害を受けた北海道の現地の方たちにお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。
そこで、第一の質問は、もう一人まだ行方不明になっておる小菅雅敬さん、七歳の子供さんですが、この捜索はどうなっているでしょうか。私は、大事な人命のことなので引き続き全力を挙げて捜索を続けなければならないと思います。そこで、現状とこれからの方針を聞かしていただきます。
【次の発言】 そこで丹羽次官、現地から要請があればそれにこたえて捜索に……
○津川委員 大豆の価格と水田利用再編対策下の大豆の営農の実態、これが一つ、二つ目にはてん菜の価格、三つ目にはコーンスターチ用トウモロコシの輸入制限、こういったことに対して質問していきますが、時間も少ないので、きわめて的確に答えていただきたいと思います。 大豆への転作面積、一万二千ヘクタールから六万七千ヘクタールへと五・五倍にふえて、私もびっくりしている次第でございます。これが本当に定着するならばいいんだがというふうな感想もないわけではありません。ところが、実態を見ましたらびっくりしているのでございます。特に湿田、さるけ地帯に植えた大豆、これは大豆だけでなく、ソバもそうです。これはソバについて……
○津川委員 質問の時間が十分間という残酷物語なので、全部続けて質問の項目だけを申し上げます。 一つは、問題になっておる畑作物の価格でございます。これはこの間の九月二十七日のこの委員会で主として大豆を中心としてやりましたが、きょうはてん菜を少し問題にしてみたいと思います。 きょうだけでも、島田委員、芳賀委員、野村委員、そして神田委員、特に島田、芳賀、野村の三委員はビートがつくられておるたった一つの地帯である北海道の出身であります。論議がかなり進みましたが、依然として納得できないのは、奨励金を半額全部を基本価格に入れろということでございます。政務次官が価格を下げないから心配するなと言っているが……
○津川委員 水産庁に、二百海里時代における漁業対策、わけてもイカの対策に対して若干質問してみたいと思います。 オイルショックに続く二百海里時代、日本の漁業には幾つかの困難が起きてきております。 そこで、私たち共産党では、問題解決の一つとして、日本の二百海里内の漁業を重視し、そこで漁業の再建と発展を図ることを昨年早々政府にも申し入れ、提案もしております。 そこで、イカについて言えば、あのオイルショック前のとれれば売れる、とれれば高くなって売れる、装備も改善して大型化した、こうして非常に漁船が多くなったわけでございます。ところが、二百海里時代になって大切な漁場の幾分かから締め出されてしまった……
○津川委員 農林水産大臣にお尋ねしますが、実は十月九日の毎日新聞の夕刊を見てびっくりしてしまったわけであります。それにはこう書いてあります。「五十三年産米が空前の豊作となり、米過剰問題の深刻化に悩む農林水産省は九日までに、米価審議会を来年度は早期に開き、生産者米価の実質引き下げを図るとともに、古米処理を開始するなど、当面の方針を固めた。」「このうち、生産者米価引き下げは北海道、青森の米をねらって行う方針だ。両道県の米は質が他県より劣るうえ、収量は全国平均を一―二割上回る多収穫米だ。」「そこで農林水産省は、こうした品質格差を来年度から生産者米価に反映させることを決め、米価審議会に諮って両道県の米……
○津川委員 私は、きょう森林、国有林や民有林をもう少し何とか守れないかという立場から若干の質問をしてみます。 実は昨年の暮れ、秋田営林局のお世話になって能代から二ツ井の状況を教えていただきました。この間は長野営林局のお世話になって南木曽の国有林野を、また青森営林局のお世話になって弘前、鰺ケ沢、深浦の営林署、下北の川内の営林署、国会の委員会としては大畑の営林署などを見せていただいたわけであります。本当にお世話になりました。ありがとうございました。皆さんよくお世話してくださいまして、よかったと思っております。 そこで、ここを見て、私、日本の一人の国民として非常に心配になってきたことがあります。……
○津川委員 最初に、水俣病について若干の質問をしてみますが、大臣は水俣病の患者、その病状、その苦しんでおられる苦悩、その生活を見られたことがございましょうかしら。
【次の発言】 昭和四十三年からことしは五十四年、大分また病状も変わっているようですが、大臣になられてからはいかがでございますか。
【次の発言】 やはりぜひ行ってみて、またかわいそうな患者さんたちを救う気持ちを強くしていただきたいと思うのですが、この点はいかがでございますか。
それからもう一つ、もとの総理大臣の三木さんが環境庁長官のときに行ってみられまして、ちょうど私その十日ほど前にずっと水俣を視察して回ったのですが、帰ってこられて……
○津川委員 ユーゴスラビアの地震についてお尋ねしてみます。 四月十五日、ユーゴスラビアの南部に強い地震がありまして、死者が百余人で隣国のアルバニアも死者が出ていると言われております。古い石づくりの建物の倒壊で被害が大きくなっているなどと新聞にも報道されております。わが国の震災予防を進める上で、この大地震についてその発生の状況や被害の状況、救済の実情など調べてみることが、わが国にも大地震の心配が出ているときなのでかなり必要だと思います。これでどういう調査をなされているか、どういう教訓を引き出そうとしているのか、これをお伺いします。これは、一つユーゴだけでなく、地震国日本がいままでの外国、これか……
○津川委員 先般のひょう害について最初に若干質問してみます。 七月八日夜青森、秋田、山形、岩手、宮城などでひょうが降り農作物にかなり大きな被害が出ました。ひょうの場合局地的に被害が集中することが多いので、被害を受けた個々の農民が大変苦労しております。県庁から農林省に届いた報告を農林省にまとめてもらったものによりますと、七月十一日現在被害総額三十二億六千八百万円、被害面積青森、秋田、山形三県で三千八百六ヘクタール、うち青森県が十二億六千七百万円でリンゴが十二億六百万円、秋田県が十億二千三百万円で水陸稲が四億五千万円、山形が八億四千二百万円で、うち水陸稲が四億七千万円、岩手ではたばこが中心に被害……
○津川委員 前議員に続いて、米の支出について若干質問してみます。 過剰米は保管経費だけで年間トン一万七千円、さらに評価がえによる損失を考えると、一日も早い処理が財政上からも求められております。また、消費者においしい米を届けるという立場から言うならば、新米を優先的に配給する、古米は食用にしないで工業用や輸出用などで活用する方向も妥当であります。 私たちはこういう意味から昨年にも政策を出しました。それは現在のアメリカの世界戦略に追従した食糧援助の形態を改め、平等互恵の正しい援助の原則に立ち、相手国の農業を圧迫しない形で米を経済援助や延べ払いの対象に加える、こういうことも入れて食糧援助を強める、……
○津川委員 私はきょう、お米の流通、お米の質、食管などについて一つと、いわゆる減反などについて一つと、この二つの柱で大臣の所信を伺ってみたいと思います。 実はぎのりNHKの一〇二で、米のやみ流通、やみ相場、またやみで実際に取引している場面を見せられたわけであります。食糧庁長官もそこへちょっと顔を出してきたりして、しどろもどろのことを話しておるわけでありますが、このやみの米、自由米については後の機会にさらに私も事実に即してもっと尋ねてみたいと思いますが、大臣はやみ米に対してことしの三月の雑誌「地上」でこう言っております。「やみ米が流れるというが、だれが流しているのですか。政府は流していませんか……
○津川委員 畜産と外国農産物の輸入の関係についてお尋ねしてみたいと思います。 どこへ行っても農民は外国農産物の輸入を少し抑制しなければならないと言うし、私たちはその農民の団体である全中からも畜産物輸入の抑制の陳情を受けております。この間、私、全中の国際部担当の落合常務理事と二、三回懇談したことがございましたが、非常に心配しています。減反をやっていても、外国農産物の輸入がかなり自由に入ってくるようでは減反どころでない、減反の前に外国農産物をどうするのかという基本対策を立てなければ減反は大変になる、これが全中の意見でございます。私もそうかと思います。 今度、一方消費者の代表である日本生活協同組……
○津川委員 養豚のインテグレーションについて、最初に質問してみます。 昭和四十年、豚の頭数が三百九十七万頭、五十二年になると、養豚農家の懸命な努力によって八百十三万頭まで上がっております。このふやすに至りた過程で養豚農家の借金が大変ふえまして、五十ないし百頭層では四百六万円の借入金、三百頭以上では九百六十万円の借入金、こうして養豚農家は一生懸命苦しんでやっております。そこへ今度中心価格がダウンになる。えさもまた上がりそうだというので、農家の悩みも非常に大きいのですが、一番心配しているのは、インテグレーションが養豚、肉牛、こういうところに入ってくるんじゃないかという心配なんです。鶏のことで農家……
○津川委員 提案されております林業等振興資金融通暫定措置法案、これをつくらなければならなかった背景に対して若干お尋ねしてみます。 その一つに、外材の輸入、木材自給率の低下している状態がございます。この外材の輸入による国産材の受けている打撃、これは何とか考えなければならないと思います。この間出されました林業白書は「国産材の自給率は前年より更に一・三ポイント低下して三三・六%と過去最低となった。」としております。日本の木材輸入量は世界木材貿易量の五割、日本の輸入品目の中で二位、一兆二千億円にも達しております。林業白書は世界の木材資源の需給見通しについて、わが国がこれまでのように豊富かつ低廉な外材……
○津川委員 最初に、水産庁長官に、日ソサケ・マス交渉についてお尋ねいたします。 今度の議定で、漁業協力費が、五十三年の十七億六千万円から五十四年三十二億五千万円へと倍近くになっております。しかも、この三十二億五千万円という金額は、くしくも日本国内のサケ・マスふ化放流事業への国の投資額と同じになっております。漁業協力費と言っていますが、実質上は入漁料、五十四年度をとってみますと、水揚げ額の九%になっています。国際的な常識では三・五%、高過ぎませんか。少し日本の方が腰が弱かったんじゃないか。議定書をつくる間における皆さんの苦労はよくわかりましたが、この点が国民の間に、漁業関係者の間に多少疑念を持……
○津川委員 日本の林産業が後退しているときに、これを守り立てるためには、造林の面、消費拡大の面、価格の面、流通機構の改善などあらゆる面からなさなければならない中で、芳賀委員ほか社会党の皆さんが、造林の立場から今度、国が行う民有林野の分収造林に関する特別措置法を提案されたことを私たち高く評価するものであります。法案の審議は、政府提案の法案、議員提案の法案同じでありますので、議員提案の法案も本当に真摯に質疑をすべきだと思っているわけであります。そういう立場から質問に参加していきます。 きょうはまた、政府提案の場合は余り出てこない委員の皆さんが、議員提案のときにこんなに出てきて質問を展開されている……
○津川委員 年金制度の将来像について検討を進めていた年金制度基本構想懇談会、この懇談会は、四月十八日に「わが国年金制度の改革の方向 長期的な均衡と安定を求めて」という報告書を橋本厚生大臣に提出しております。報告書はこの中で、早期に着手すべき事項として、支給開始年齢の引き上げ、これを重要な項目のトップに挙げております。日本の年金制度に対する大きな後退、社会福祉に対する非常に大きな攻撃として、私たちはこの報告書に強い抗議をするものでございます。 と同時に、きのうの本会議でもきょうのこの委員会でも、厚生省が支給開始年齢の引き上げを五十五年からでもやるというふうな意味の答弁をしております。報告書がよ……
○津川委員 参考人の皆さんには貴重な御意見を聞かしていただきまして、本当にありがとうございました。 そこで最初に、肥料価格の取り決めについてお尋ねいたしますが、価格のことについて余り芳しくない声が農民の中にあるわけであります。 一つは、国内価格を高くして外国に安く、これはいま御答弁いただきましたから、ここでは触れていきません。 第二の問題は、硫安の原価について、回収硫安が生産量の大部分を占めておる。ここで、廃液となった硫酸とかアンモニアの評価が問題になるわけですが、価格取り決めのときに原価がないといってもいいというふうに農民が言っているこの硫安の硫酸の価格を、全農とそれから硫安工業協会で……
○津川委員 農業を営む上で肥料の占めておる役割りはかなり大きくなっております。農林水産省に教えてもらった資料だけでも、現金支出で昭和五十二年度は農業経費の一四・三%になっております。しかし、これを耕種別に調べてみますとかなり違ってまいります。稲作の単一経営では二二%、露地野菜では二三%、工芸作物では三四%と、経費の中に占める肥料の割合がかなり大きくなっております。 この工芸作物でさらにもう少し調べてみますと、なたね、これは費用の七〇%、お茶五〇%、てん菜五〇%となっております。こうなってきますと、農民の収入を確保する意味においても、消費者に安い作物を提供する意味においても、肥料はかなり重要にな……
○津川委員 きょうは、リンゴのことで二、三質問をしてみたいと思います。
最近のリンゴの生産、それからリンゴの消費、販売はここ数年どうなっているのか、まず明らかにしていただきます。
【次の発言】 そこで、農林水産省が設定している長期見通しではどうなっているか。昭和六十年見当でお知らせいただきます。
【次の発言】 百二十一万トンを六十年目標にして、最近は八十五万トン、九十万トン、九十五万トン、これでは達成されそうもないと思います。現実からかなり離れておりますので、長期見通し、長期計画は変更して着実にやるべきだと思いますが、この長期計画に対する見通し、気持ちをお知らせ願います。
○津川委員 参考人の皆さん、本当にありがとうございました。貴重な御意見を伺わしていただきまして、私たちこれから参考にしていきたいと思います。私も十分なので皆さん全部にわたらないかと思いますが、お許し願いたいと思います。 そこで、最初の質問は、掛金の負担割合でございますが、五十三年十二月三十一日に青森県で百十二組合調査しましたから、五〇%、五〇%というのが八五・七%、経営者の方が六〇%負担しておったのが五・四%、七対三、七〇%負担が七・一%、全額経営者が負担しておる一〇〇%が一%あったわけでございます。私、年金はやはり社会福祉であるので国と経営者で負担するのが本当だと思うわけです。 そこで、……
○津川委員 農協の合併を進めることのあり方について若干質問をします。
いままでは指導と称して天下り的なところ、無理押しつけのようなところもなきにしもあらずだと思うのですが、これからの合併は、農民の中から合併促進の機運を出させる、合併する単協が主導権をとる、このような合併でなければならないと思いますが、政府と参考人から御意見を伺います。
【次の発言】 その次は、合併の規模がどのくらいであれば適正だと思っているのか、望ましいと思っているのか、このことが一つ。
このことと関連して、大規模農協合併をどのように考えるかという問題でございます。全中がことしの二月に出しました「農協合併十七年の成果と残さ……
○津川委員 参考人の皆さんにはきょうは本当に貴重な御意見を伺わせていただきまして、ありがとうございました。皆さんの御意見を一つの宝として、私たち日本の農業を守るために全力を挙げたいと思います。 そこで質問でございますが、お米をどう考えているかということです。政府は、まずい米がある、まずい米は売れない、まずいから消費がふえないんだと言っておりますが、まずい米があるのでしょうか。そのまずいという政府の言葉が正しいのか。たとえば減額I、減額IIのお米を食べている消費者に聞いてみますと、非常においしく食べたと言うのです。ササニシキを食べた人に聞きますと、おかずが要らないほどおいしい。まずい米はない。……
○津川委員 きょう諮問案を拝見してみましたが、まことに遺憾でございます。実はきのう、農協の青年組織協議会、全国農協の婦人組織協議会、消費者団体連絡協議会、消費者の団体をも含めて民間米審を開いておりますが、そういう消費者の意向にも反しております。
そこで、今度の生産者米価を引き上げないということと品質格差を導入するという二つの点を撤回して、せめて農協が要求しておる米価に少しでも近づけていくという方針をとるべきだと思いますが、大臣の所見を伺います。
【次の発言】 生産者米価を上げると消費者米価を上げろということだという大臣の食管法の認識は強く国民から反発されるだろうということを指摘して、もう一つ……
○津川委員 今回の発馬機をめぐる思わしくない、芳しくない状況に対して、私たち心から心配しております。そして、一日でも早くこの状態から抜け出し、さらには再びこういうことのないような状態をつくらなければならないと思っているわけであります。 そこで、私たちなりに勉強したり調べたりした状況でいきますと、おもしろくない状態というのは、日本発馬機が新洋物産から五億二千万の部品を買い上げて五億二千万払っておる。一つ一つの部品の単価を不当に水増ししておる。納めた個数を増して、そして結局四億円だけ新洋物産関係で日本発馬機が不当に手に入れている。それから輸送会社の鈴祐は、橋田商店というものが介在したらしいのです……
○津川委員 初めに農水大臣に二つのことをお尋ねいたします。 一つは、農協だとか森林組合、漁業協同組合などにたくさんの職員が働いております。この人たちもだんだん年齢がふえてきますので、この人たちの老後を心配のないものにしてあげるということが行政にとってきわめて大事なことであります。この農業関係で働く職員の人たちの老後をどのように考えて、どのように心配なくしていくか、このことをひとつ最初にお尋ねします。 二つの問題は、そういう意味で農業関係で働いておる農林年金中央共闘会議の議長、後藤英雄さんの名前で十一月三十日、農林大臣あてに農林年金法改正に関する要請書、これは支給開始年齢六十歳の引き上げに応……
○津川委員 昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対する日本共産党・革新共同提案の修正案につきまして、その内容と理由について説明いたします。 修正案の全文はお手元に配っておるとおりでございますが、修正の第一点は、退職年金及び遺族年金の支給開始年齢の延伸に係る改正規定を削除することにしたことです。これは農林漁業各団体における定年制施行の現状下において、その延長の保障もなく支給開始に新たな空白期間が生ずる等、現行制度の改悪につながるからであります。 修正の第二点は、減額退職年金を選択できる年齢の範囲の制限及びその減額率の引き……
○津川委員 私たちは、この委員会で発馬機の不正経理を取り上げて非常によかったと思います。と申しますのは、馬の生産者から、こうしておられない、こうせいという幾つかの注文が出てきております。発馬機の不正というもの、中央競馬会がその被害を受けたということの行動の逆を言うと、やらなかったこと、やるべきであったことに対する要求が出てきたということであります。したがいまして、私は少し角度を変えて馬の生産の立場から若干の質問をしてみたいと思います。 馬券の収入は毎年増加して、すでに五十二年度から一兆円を超えております。純利益も年間五百億円に達しております。特別積立金も五十二年度はたまりにたまって二千二百億……
○津川委員 四人の参考人の皆さんから貴重な御意見、私午前中に拝聴できないでまことに面目ないと思っております。ちょうどベトナムの副総理が来まして、日本の農業機械のことを見たいという折衝なんかしておりまして失礼してしまったわけであります。しかし、中川さんから皆さんの貴重な御意見を十分聞いておりまして、本当に御苦労さまです。ありがとうございます。 中川さんが農協について聞きましたので、私は漁協のことについてだけお伺いしたいと思います。 今度の合併でございますが、組合員数、出資金額、職員の数、信用の度合い、購買販売事業量、どの面から見ても、農協などに比べるときわめて規模の小さいのが漁業協同組合でご……
○津川委員 農業者年金、百姓、農民に年金をやる、その制度は私は非常に正しいと思いますし、この制度の健やかな発展を願う者の一人でございます。ところが、いま問題になっているのは農業者年金の中で離農給付金。そこで、離農という意味を大臣と一緒に考えてみたいと思っているわけであります。 離農は功成り名を遂げてからの処置、処遇でしょうかという問題なんです。たとえば農水省の職員に例をとってみます。新採用のときは希望と野心を持って農水省に入ってきます。勉強する、一生懸命仕事をする、だんだん仕事もなれてくる、地位も上がっていく、係長、課長補佐、課長、審議官、局長、次官、先が非常に開かれております。希望がござい……
○津川委員 参考人の皆さんには、本日は本当に御苦労さまでございます。 大変貴重な御意見を聞かせていただきましたし、その中には苦干の陳情みたいなもの、要求みたいなものも聞かせていただきました。私も自分のふるさとで酪農農家や養豚農家から呼ばれて、いろいろしかられたり鞭撻されたりしておりましたし、この間、酪農では主産地の十勝、根室、釧路、根釧地域に入ってみました。養豚では茨城県の主産地にこれまたお邪魔してみましたが、その結果を総合しますと、いま皆さんがおっしゃられたことと全く同じ見解に達してまいりました。そこで、これから皆さんの御意見を参考にし、皆さんの要求しておるものに少しでもそこに近づけていき……
○津川委員 いま議題になっている果樹共済、その果樹共済の対象になっておる果物でございます。今度政府は農産物の需要と生産の長期見通しの改定をやっておりますが、ここで対象になっておるミカンとリンゴの需要と生産の長期見通し、どのように見ているでしょうか。特にミカンについては消費の面と外国のオレンジをどのくらい入れて生産と消費を考えておるか、リンゴについては外国リンゴの輸入を考えて需要生産を考えているか、この点を明らかにしていただきます。
【次の発言】 そこで、中間でもいいから報告できるような状態になりましたら、この委員会でもいいし私個人でもいいし、直接報告していただきたいと思います。これはできますか……
○津川委員 きのうの食用肉に対する諮問、きょうの加工乳に対する諮問、畜産をやっておる農民はまことに不満でありますし、農民の組織もこれに怒りを発しております。きょうのように、こんなふうにたくさんの傍聴者がこの委員会に来ることもめったにありません。そこで、大臣はあしたの審議会それから自民党の小委員会、きのうきょうのぼくたちの論議を聞いて適正に決めると言っておりますけれども、要求しておる農民と農民の団体の要求、これが一番基本的な要求であるので、この要求に一歩でも二歩でも近づいていく価格決定をされるように心から求めてやみません。そういう点をまず第一に要求しておきます。 先日来かなり詳しい質問になって……
○津川委員 米の流通のことでございますが、やみ米、自由米がかなり横行しておって、国民の心配は、それを追認する形で食管法の改悪が行われるんじゃないか、そんな心配があるわけです。 そこで、正しい米の流通をしなければならぬという立場から、この間の予算委員会で私、大臣や食糧庁長官にやみの流通をこのままほっておくのか、こういう質問をしたわけであります。そうしたら、政府の方できちんとさせるとこういう話でございました。さらにまた、登録の小売業者が食糧庁長官や大臣のところに行ったときに、三月中に一つの対策を出すというふうな返事でもありましたが、この点どうなったのでございましょう。
○津川委員 私たちは、日本の農業を国の経済の大事な基礎として発展させていきたい、こう念願しております。ここで農業を発展させるに大事なのは、農用地が非常に宝でございます。もう一つには、そこで農業をする人たちが誇りを持って勇んで農業をやれるように、農業する人たちの意識高揚、そこの育成ということにあると思います。この中で土地を欲しい、もっと耕作地を欲しいというのが農民の圧倒的な要求でございます。一方に、正直なところ、兼業が安定して荒らしづくりしている土地もございます。また、農政が行き詰まったために土地を放棄したところもございます。こういうところを借りて農業をやる面積をふやしていきたい、こういう形のも……
○津川委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、農地法の一部改正案に対する修正案の提案理由を説明いたします。 そもそも、歴代自民党政府の農業破壊政策のもとで、穀物自給率が一九六〇年の八三%から七八年には三七%に半減し、さらに、専業農家戸数は二百八万戸から六十二万戸へと三分の一に減ってしまうなど、日本農業は重大な危機に直面しております。 とりわけ、農地は、六〇年以降の十八年間で総面積の二割以上に相当する百三十八万ヘクタールがつぶされ、耕作目的で売買される農地価格も、全国農業会議所の調べでは、中田平均で十八倍にも高騰しているのであります。さらに、麦、大豆などの生産が壊滅状態に追い込まれ、米作……
○津川委員 後刻の大臣の出席する質問で、障害年金の中で精神障害者が実際どのくらい受給されているかお尋ねしてみたいと思うのです。というのは、きのう精神障害者の家族会の全国連合会の大会がありまして、障害年金の対象に精神障害者がほとんど適用されてないのじゃないか、無視されているのじゃないか。したがって、大臣がおいでになるまでにもしそういうことがわかったら、大臣から話してもらいますので、調べておいていただきたいと思います。なければないでまた返事していただければと思います。 そこで、定年制の問題から入ってみたいと思います。 この間、共産党の下田京子参議院議員が、四月二十四日の参議院の農林水産委員会で……
○津川委員 この国会の委員会もこれで終わりかと思いますので、私は、自分たちの一つのまとめとして農業全般を、それも農業白書を取り上げて、政府の指針をただしてみたいと思います。 今度出ました農業白書には、二種兼業農家の分析をやるなど、対策においては別な考え方を後に申し上げますけれども、それなりにやったことがあると思って、私も苦労のほどを十分認めるものでございます。 しかし、いろいろな批判が出ております。たとえばその一つに、「農業白書を一読すると、失望せざるをえない。農業の現状をただ平板に触れただけの記述が多く、分析がほとんどなされていない。また単純な繰り返しがしばしばみられ、説得力に欠ける。し……
○津川委員 私は、食管の予算、食管制度のあり方について質問いたします。 財界などが、食管制度を非効率的だとか、旧時代の遺物であるなどと言って、その解体を主張しておる向きもございます。 しかし、食管制度が存在するために、米の投機を抑えている。また、米の流通経費、売買逆ざやや管理経費などの財政負担分を含めても、消費者価格に対する割合が二五%、他の農産物では平均三七%、こうなっております。非効率どころか、国民経済の立場からしても、きわめて効率的な制度であると思っております。 そこで、農林大臣、この点についてどう考えているか、基本的な態度を明らかにしていただきます。
○津川委員 今度のサケ・マスの交渉で外務省の皆さん、水産庁の皆さんが主観的に一生懸命頑張ったことは私も多といたします。しかし、客観的には強く押されて後退した、この事実を遺憾と思う、これが私であります。しかし、議定書に決まった内容が実施がおくれておる現状からいって私たちもこれに承認を与えるものでございます。 そこで、日ソのサケ・マス交渉の基本的態度は何としても領土問題でございます。歯舞、色丹、国後、択捉は言うまでもなく、千島全島を日本に返還させて日本専管の二百海里領域を広めていくこと、これが根本解決の一つ。第二番目には、北西太平洋や日本海で戦争があっては元も子もなくなってしまいますので、その地……
○津川委員 そこで、スミス・佐野会談で、一部の報道は、スミスが言葉を荒げて、アメリカが牛肉について年間七千五百トン、オレンジ一万一千トンの増枠を求めていると伝えられているが、これは米側の示した数字ではなく、要求数字より低いというふうに言ったというふうな報道がされておりますが、日本側の譲歩なくして交渉の前進は望めないという強い態度で来ているのじゃないかと思います。
そこで質問ですが、政府は、交渉をまとめるために日本側が新たな譲歩をしなければならないという認識に立っているかどうか、この点答えていただきます。
【次の発言】 わかりました。
政府は、既に昨年十月の交渉で、牛肉だけについて言うと毎年……
○津川委員 参考人の皆さんには貴重なお話を聞かしていただきました。本当にありがとうございます。皆さんの御所見を大事に抱き締めて私たちも頑張りたいと思っております。 大分議論も尽きたようですが、せっかくおいでになりましたので、私からも若干お尋ねさしていただきます。 一つは、林野庁の役割でございます。どうしたらいいかということです。 広い土地を持っているし、広い林野も持っているし、この点では日本一の組織だと思います。そして、かなりの組織力を持っているし、かなりの労働力も持っております。かなりの技術も持っております。技術で言えば、技術の集団だろうと思うのです。臨調が林野庁の役割をだんだん狭めて……
○津川委員 山村農水大臣初め局長たちの今回の日米交渉、大変だったでしょう。私もその苦労というのは心から察して、御苦労さまでしたと申し上げたいのですが、結果からいきますと、日本の農業に甚大なる影響も与えましたし、私たちの委員会の決議にまで反してグレープフルーツジュースの自由化をしてきたということに、国民、わけても農民を代表して抗議しなければならないのではないか。山村農林大臣のことは歴史に残るかと思います、それは日本に自由化のことを導入した大臣として。そんなふうに私は考えている次第でございます。 先ほどからの御答弁で、何かあったならば補償措置をとる、総理大臣とも大蔵大臣ともこのことで話し合いがつ……
○津川委員 国有林野、林野庁、この二つが臨調、行革で不当に扱われているというふうに私は考えております。そこで、きょうは、林野庁の国有林野の持っておる大きな林地、林材、組織力、労働力、技術力が守られ、発展していくようなことを願いつつ、その道を模索しながら質問を展開していきたいと思います。同時に、施業計画では若干の注文もつけてみたい、こんなふうに感じております。 ここに臨調の最終答申がございますが、ここでは経営悪化を招いたことを真っ正面から取り上げているのです。しかし、その経営悪化を招いた原因として「昭和三十年代半ばにおける外材輸入の自由化により国内市場の大部分を奪われ、木材価格が低迷する一方、……
○津川委員 きょうは、リンゴについてとりあえず必要なことをお尋ねしたいと思います。リンゴの恒久対策については機会を改めてまた質問させていただきます。 第一の質問は、今度の豪雪でリンゴの樹休にかなりの被害を受けております。わけても矮化リンゴの樹体の損害と、矮化リンゴの根元がネズミに食われて木が全滅するという被害を受けております。救済対策についていろいろやっているようでございますが、樹体保険、共済に加入していないのが非常に多いのでございます。なぜ樹体保険に加入しないかと聞いたら、掛金が高くて仕方がない、掛けても被害を受ける機会が少ない、こういうのが皆さんの気持ちなのでございます。もう一つには、運……
○津川委員 土壌学者の先生にお目にかかれればいつか聞いてみたいと思っておったのですが、私は青森県の西半分、津軽の出身でございます。ただいま参考人の三先生から貴重な御意見を伺わせていただいて、本当にありがとうございました。 先生方の話してくださったことで国政に参加してみたいと思っておりますが、その津軽でリンゴがことしで百十年になります。この百十年間、ボルドー液をかけ続けてまいりました。ボルドー液は硫酸銅でございます。熊澤先生が銅や亜鉛やカドミのことを話してくださいましたので、これ幸いと思って具体的なことをお伺いするわけでございますが、これだけの硫酸銅がたまってしまったら、リンゴ畑としてどういう……
○津川委員 農振法、土地改良法改正案で、改正の目的として豊かな村づくりをするとか活力ある農村社会を形成するといったことを繰り返し聞かされてまいりましたが、これは具体的にどんな農村を描いているのか。よもや小さい農家から土地を取り上げて特定の中核農家を若干つくり、大部分の農家を二種兼業農家に追いやるというようなことではないでしょうが、活力ある農村社会の形成、これを政府はどんなふうに考えて、どんな社会をつくるのか、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 その豊かな村づくりでありますが、ここではっきり指摘しなければならないのは、さきの日米農産物交渉で牛肉、オレンジなどの輸入枠の拡大に続いて……
○津川委員 日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題になった法律案に反対討論を行います。 まず、農振法の改正案。 政府は、構造政策の推進による生産性の高い農業の確立こそが豊かな村づくりを支える基盤だとして、農振地域整備計画で、農地流動化による中核農家の規模拡大など構造政策を総合的に追求できるよう、その内容を拡大しています。 しかし、歴代自民党政府は農産物の市場開放や低価格政策を進め、農業構造改善の推進を押しつけ、零細な兼業農民はもとより、中核農家の経営をも大きく圧迫してきました。結局、構造政策の推進は、日本農業を縮小、衰退に追い込んでいます。 農地の効率的利用や総合利用はあくまでも農……
○津川委員 武田委員は、異常低温、それから流氷、そういうことに対する対策を質問しましたが、私も引き続き北海道、東北地方における異常気象、その中でも海水の異常低温、暖流の動きなどを中心に、被害がかなり出ておりますが、まだ被害の現状も明らかでないので、第一報的な質問をして、さらに事態が進んだならば質問を繰り返してみたいと思っております。 せんだっての五月十一日、青森県主催で、東北、北海道の行政や試験研究機関が一緒になって対策を協議しましたが、そのとき一致して要求されたことは、漁業情報サービスセンターの漁況海況情報サービス事業の拡充という言葉で表現されております。青森県の現地からの報告によりますと……
○津川委員 五十三年産米に問題が出て、韓国からの米の緊急輸入が発表されました。それをめぐって、今、生産者にも消費者にもかなりの混乱、困惑、そして怒りが渦巻いております。きょうも外米輸入阻止・麦作振興全国農協代表者集会が開かれておって、この中で、皆さんの処置に怒りを燃やした農民がこれからお米の出庫を拒否しようじゃないか、このような議論も出ております。韓国から輸入するということでショックを受けた宮城の農家は、減反した水田に稲を植える、そういうことまでして外米の輸入を阻止しようとしております―いいか悪いかの問題もありますけれども、先ほど議論になった山形県の農民の青年部の皆さんが、この韓国米の輸入を阻……
○津川委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、議題になっている法律案に対する反対討論を行います。 年金は老後を不安なく安心して暮らすために不可欠なものであり、その充実は、年金受給者のみならず、農協、漁協等で働く職員全体の切実な要求となっています。今回の改定案では、年金額の引き上げはわずか二%で、昨年の人事院勧告六・四七%、この二年間の物価上昇率に比べても著しく低く、年金の充実を求める声に背いています。 共済年金額の改定は、一昨年までは人事院勧告にスライドして毎年行われており、事実上の制度として人勧スライドが定着していたものです。今回の改定案は、昨年の人勧凍結による共済年金額改定の見送りに……
○津川委員 初めに、農用資材のことで農林大臣と農水省にお尋ねします。 政府は農業の生産性向上によるコストの低下を農政の重点目標の一つに掲げております。しかし、そのための具体的施策として位置づけているのは規模拡大、技術の向上、農業基盤整備などであり、農用資材価格の引き下げは入っていないのではないかと思っております。私は農家経営の安定を図る上でも、コスト引き下げによる国民への食糧供給の確保という点からも、農用資材価格の引き下げは農政の当面している第一義的課題だと思います。今、生産者米価引き上げを求めておる農民の運動が起こっておる中で、農用資材の価格を引き下げることが大きな要求になっております。 ……
○津川委員 私は、とりあえず大臣に政治的な基本姿勢、そして諮問の具体的な内容に対しては後刻事務当局にお尋ねいたします。
政府の諮問案の一・四五%アップというのが全く問題にならないことは、今までの野党同僚議員の質問のとおりでございます。そこで私たちは、この問題にならない諮問案を撤回して農民の要求にこたえるような再諮問を行う必要があると思っております。それを強く主張いたします。大臣の答弁を求めます。
【次の発言】 第二の問題は、この農林水産常任委員会で、そして二十日には本会議で、米の外国からの輸入はやってはいけないと、これは国民的な常識にもなっておりますし、今進行しておる政府の手による韓国米の輸……
○津川委員 最初に地域的な問題を一つ取り上げてみたいと思います。 五月九日のこの委員会で取り上げましたが、青森県の浪岡ダムの問題をめぐって、関係農民が考える会をつくり、次々と集会を開き、事業計画の変更の際の手続を問題にしております。当初の計画が三十二億円の事業費だったのが、ダム工法の変更などで四倍以上の百四十六億円に膨れ上がったにもかかわらず、受益者農民には完成間近の今日までほとんど説明なしできたのは本当に残念で仕方ありません。 前回、事業計画の変更の場合はあらかじめ関係農民の三分の二以上の同意を得なければならないという土地改良法八十七条の三に反するのではないかとただしたのですが、当時の森……
○津川委員 政府は、小麦や菜種などでは既に価格を据え置いております。今度もまた何か据え置きもしくは引き下げを計画しているようでございますが、でん粉の原料であるカンショ、バレイショ及び砂糖の原料であるサトウキビ、てん菜、この中で、てん菜やバレイショは北海道畑作の基幹作物であります。大豆も同じような基幹作物になっております。サトウキビは、沖縄農業の七割近くを占めており、沖縄の農業はサトウキビ抜きには考えられません。 そこで、北海道でも沖縄でも、農家の皆さんが懸命に生産性向上のために努力して一定の成果を上げております。ところが、最近臨調行革の押しつけや、大量の輸入を前提とした過剰問題、食品工業の側……
○津川委員 私は、農業問題の基本について若干質問申し上げます。私との関連で、中川利三郎委員が稻村国土庁長官の資産問題で関連質問いたします。 そこで、農業の基本問題ですが、中曽根総理は施政演説に対する質問への答弁で、予算委員会の答弁で何回か、農業は国の基、生命産業である、農村は民族の苗代であるなどと言ってまいりました。私もそれはそれなりにいいと思いますが、しかし、摩訶不思議なことに、農業を守るとも、新しい成長をかち取るとも言ってないのです。この点、うまく逃げられたのじゃないかと思っているわけであります。その中曽根総理の内閣で、農林水産業の予算がびっくりするほど削られております。牛肉、オレンジの……
○津川委員 下北半島六ケ所村に電気事業連合会が立地しようとしている核燃料サイクル施設とはどんなものでございましょうか。原燃のこういうパンフレットを見ますと、ウラン濃縮施設、低レベル放射性廃棄物貯蔵施設は原燃産業がつくる、使用済み燃料再処理施設は原燃サービスがつくる、こんなふうに出ています。県も三点セットだというふうに言っているし、県民もとうとうその気になって、三点セットと思っているわけでございます。 ところが、昨年十一月の青森県専門家会議の報告の中には、このほか、将来建設予定の転換それから再転換の二つの施設用地が既に確保されていると述べております。このほか、再処理施設をつくるとすれば、当然そ……
○津川分科員 まず大臣、外米の輸入と開発輸入についてでございますが、一九六五年には百七万もの外米を、六八年には二十八万トンも輸入をしている。今回の日米共同声明では、日本の大資本がアジアの経済開発に主役を果たすことを取りきめ、さらに残存輸入制限品の撤廃など、アメリカヘの経済協力をかなり露骨にしてきたので、再び外米の輸入がふえる可能性が出てくるのではないかという心配を持っているわけですが、外米をふやさないという保障がありますか。
【次の発言】 それでは別な面から、開発輸入のことについてお尋ねします。
野菜やくだものの開発輸入ですが、たとえば丸紅飯田が、タイエー、国分商店、日本水産、ヒノマル日水と……
○津川委員 共産党の質問の時間になったとき総理が退席したことは、非常に遺憾に思います。 そこで、福田大蔵大臣にお尋ねいたします。 これは一月末でしたが、主婦の人です。五人家族で、夕食の支度に小学六年の女の子に二百円持たせ、買ってくる野菜のメモをさらに持たして八百屋にやったのですが、値段が高くなっており、母から言いつけられた半分も買うことができないといって、泣いて帰ってきております。 消費者が野菜の高値で泣くのには農政上にも問題がありますので、私たちこの間、タマネギの主産地の一つである淡路島に調査に行ってきましたが、そのとき会った農民は口々に、いまタマネギが高いといって、新聞社や議員さんが……
○津川分科員 国民生活を物価高から守るために、物統令の適用から米をはずすことに対して二、三質問してみます。
大臣に、物統令から米を除外すると、消費者米価は下がると思っていますか、上がると思っていますか。
【次の発言】 最高限度をきめておるのでしょう、物統令で。それをはずしますと、その最高限度から上がっていくかどうか。
【次の発言】 上がらないと考えている理由を教えていただきたいのです。
【次の発言】 簡単でよろしいですから……。私の質問の趣旨はそこじゃないのです。前提として聞いておるのですから……。
【次の発言】 自主流通米制度を導入してから、くず米は上がりましたか、下がりましたか。等外米で……
○津川委員 佐藤総理、これは皮肉でもいやみでもなく、国民がそう思っておるから申し上げますが、あなたの総理期間中一番物価が上がった、上がりぐあいも、上がった品目も一番多い、これが率直な国民の声であります。もう一つ、今度は膨大な赤字国債を発行して、財政インフレでまた物価を上げる。その次には、政府が比較的やりやすい、押えやすい公共料金を軒並みに上げて、また国民を苦しめる。これに対して、あなたはさっきから、私も焦燥を覚えているんだ、申しわけないと思っている、凍結しても、凍結期間中何をすればいいのか、凍結後に何をすればいいのかという答弁なのです。 そこで、あなたは黙って、このまままだ物価を、公共料金を……
○津川分科員 小川委員が新全総の巨大開発、特にむつ小川原を取り上げて質問されしたので、かなり省略さしていただいて、問題点だけ一、二聞いてみます。
そこで、開発の主体は県、経済金画庁は指導援助、そういう意味において、住民に対する責任者は県である。経済企画庁は指導援助するから、そういう点では責任がある、こういうふうに解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 公害は出ないようにすると言っているけれども、きょう山中長官もどこかで演説して、石油は海がよごれるから沖繩に持っていかない。今度むつ小川原の主として計画されておるものは石油、この公害の責任はだれが最終的に負うわけでありますか。
○津川分科員 きょうは出かせぎということと出かせぎ者の対策一本について、初めは具体的な例を二つ、三つ、そのあと基本的な問題を農林大臣にただしてみたいと思うのです。 ちょうど、私、きょう地元の選挙区のところから六人の出かせぎ労働者にたずねられてきていまして、埼玉県で一つの建設会社が二カ所で事業をやって、二カ月にわたって約二百万近い不払いの上、社長が行くえ不明になって、どうするかという相談を受けているわけですが、発注者は、行くえ不明になった社長が来れば、その賃金をとって出かせぎ者に払ってもいいというふうなことを言っているのですが、逃げてしまったわけであります。こういう状態ですが、労働省、これはす……
○津川分科員 長官、この間予算委員会であなたとあとでゆっくり話し合うということで、きょう少し時間をかけてお話ししてみます。 私も大臣の経済演説を聞きました。非常に張り切っておったし、それから演説もあとで読ましていただいて、それで高福祉の社会をつくる、こういうことでありましたし、また今度つくられた経済社会基本計画の中にも、「活力ある福祉社会のために」こういうふうな非常に転換したと思われる要素がたくさん見えるわけです。そこでこの部分だけとってみますと、なるほどいいと思うわけです。そこでこの部分をどうしても皆さんの力で実現させてあげなければならぬ、こう思うわけです。 そこで、皆さんのつくったこの……
○津川分科員 この間、この国会における二月二十四日の予算委員会で、わが党の山原委員の質問に対して、文部大臣が、東京大学の精神神経科病棟、いわゆる赤れんがのことについてこう答えております。その赤れんがを占領している人たちは、「東大のあの騒動、昭和四十四年、あれが静穏になってきた際に、それに対して反対して残った方々、これは御承知のように、過激派集団と申したらよろしいのですか、とにかくそういうグループであることは言うまでもないと思うのでございます。そういう方々が外の方々とも手を組んでがんばっておるわけであります。外の方と手を組まなければがんばり抜けるものではありません、わずかな人数ですから。」こう答……
○津川委員 大臣、きょうは治療というものを本来の医学の立場に立たせる、学問的にさせる、そのことによって窮迫している医療費の赤字を少しでもなくする、そういう立場から若干の質問をしていきます。 この間水俣病を見るために、少し熊本や水俣を訪ねてみました。そして水俣市立病院で水俣病患者を入れるリハビリの病院や施設などを見て回ったのですが、その際、市立病院の分院、リハビリの病院で五百ベッド、これは非常に大きな病院です。この中でケースワーカーがたった一人。手足が麻痺し、ことばが麻痺しておる患者さんたちを入れておるその病院で作業療法、それを担任している人がたった一人。 こういう場合の医療の本質は、たとえ……
○津川分科員 日本原子力船事業団が原子力船「むつ」の定係港のバックグラウンドの調査をするために日本分析化学研究所に調査を依頼しましたが、この調査は科学技術庁が事業団にすすめた調査でございますか。
【次の発言】 科学技術庁は、原子力事業団からどこでどんな調査をすればいいかということを相談受けて、日本分析化学研究所を推薦したのでございますか。
【次の発言】 私も青森県庁を通じて、そのときの分析化学研究所が事業団に出した報告書を持っておりますが、科学技術庁原子力局はこの報告書に目を通しておりますか。
【次の発言】 報告書に目を通してみて問題はありませんでしたか。
○津川分科員 私は、いつでも、どこでも、だれでも安心して医療を受けられるように、いまの物価高、物不足から医療を守る立場から、若干の質問をしてみますが、いていただく方は、一つには医療用ガーゼとか、こういうことをやります。二つ目には医療材料をやります。三つ目には臨床検査の材料なんかをやります。四つ目には入院患者の寝具、これをやります。五つ目には医薬品をやります。六つ目には今度の豪雪地帯における医療の問題、最後に中医協の再開、このことをやりますので、その関係者だけいてくださればよろしいです。
ガーゼの値段は最近どうなっておりますか。
【次の発言】 話を聞いているともっともらしいのだけれども、これは……
○津川分科員 国鉄総裁にお伺いします。 この間、私、五能線の青森県の付近を歩いてみましたが、国道は、拡幅する、舗装する、波に洗われる所は護岸工事をする、至れり尽くせりの工事をしていました。五能線、工事らしいものが目につかないのです。そこで、地元の人に聞いてみたら、どうやら国鉄は、国道だけを整備して、五能線を捨てるんじゃないか、だんだんそういうかっこうにするんじゃないかという疑念が持たれているので、これはぜひ復旧させなければならないし、災害にも強い五能線をつくらなければならないと思うのですが、この点、国鉄の方針をひとつ。 時間がないので、もう一つお伺いします。それは、五能線のダイヤです。三月……
○津川分科員 最初に大蔵省にお伺いしますが、大蔵省には後にアルコール中毒の人にどのくらいお金を出すべきかということもお伺いしますので、これからの論議をずっと聞いていただきたいと思うのです。
最初に、酒税の収入、四十八年、四十九年、どのくらいになっているか、五十年度の見通しがどのくらい入るのか、まず明らかにしていただきます。
【次の発言】 厚生大臣、精神障害者の対策を中心にして大臣に方針を立てていただきたいと思うわけでございますが、精神障害者の発生に対しては、たとえば家庭の不和、職場のいろいろな思わしくない空気、破産、倒産、出かせぎ先で家族から離れて生活しておる、こういう環境の悪化によって、精……
○津川委員 この日韓共同開発区域でとれる魚の実績はどのくらいになっていますか。
【次の発言】 今度開発が始まると、この漁獲高に、漁業にどんな影響が出ると見ていますか。
【次の発言】 石油の出るところはどうやら魚が非常に繁殖するところだというふうな説がかなりありますが、ここのところはそういうところでございますか。
【次の発言】 そこで、外務大臣にお尋ねします。
協定の五条で、日韓の開発権者が結ぶ事業契約に基づいて「漁業上の利益との調整」を規定する、合意議事録の第四では、政府は「漁業上の利益との調整に努めるよう行政指導を行う。」こうなっております。
ところで、二十三日の外務委員会で参考人の意見……
○津川委員 鳩山外務大臣にひとつお尋ねします。 私たち今度の暫定協定に賛成して日本の漁業を守るつもりでございますが、それについてもやはり気になるのは領土の問題です。向こうは決定済み、もう片づかないものは何もない、日本は未解決、こういうことでいままでやってまいりました。この点で、今度の八条でそこのところを解釈できるというので、私たちこれを武器に戦うつもりですが、いままで向こうは決定済み、こっちは未解決、それでやってきた。これで一つの平衡があったわけです。今度は暫定協定の一条で向こうの線引きを認めたわけです。いままではこれで平衡してきたのに、日本が線引きを認めたという新たな事態が加わったわけです……
○津川小委員 きょう、農協の人たちの要求大会がありましたし、すでに私たちもきのう米麦の価格について政府に申し入れしてありますが、私たちきょう出てみまして、農協の要求しておる米麦価は十分支持することができると思いますので、政府においてもあの要求に一〇〇%こたえるようにひとつ要請して、次の問題に入っていきます。お米です。 米は、農民の懸命な努力、政府の指導もありましたりして、生産量は昭和三十七年にそこいらが限界かと思ったら、また生産量は上がっております。それから農業労働の生産性も向上しておる。日本農業の中心が米であって、米を中核にして複合農業経営も展開されているし、また低賃金にあえいでいる労働者……
○津川分科員 きょうは酒などアルコール飲用、それの実態を少し明らかにして、アルコール飲用によって起こるいろいろな障害に対して、精神衛生面から若干の質問をしてみたいと思っております。
そこで、国税庁にお尋ねいたします。酒の税金の額がどのくらいになっていますか。四十八年度、四十九年度、五十年度の実績、五十一年度の見込み額、五十二年度の予算案、これを明らかにしていただきます。
【次の発言】 それだけの酒税を国民が払っておるとすれば、国民の飲んでおる、酒のために使ったお金は総額どのくらいになっていますか。それを国民一人当たりにするとどのくらいになっていますか。四十八年度、四十九年度、五十年度について……
○津川小委員 参考人の皆さん、本当に御苦労さまです。たくさん教わりまして、ありがとうございます。 そこで、片柳さんにお伺いしますが、今度の畜産物の価格、これは五十三年度の農産物の価格全体のトップを切っております。これでこの次に生産者米価がまた大体同じように扱われていく。今度はサトウキビだとかてん菜だとかバレイショだとか、そういうことまで全部影響していきますので、私たち日本の農業を守るために今度の畜産物の価格、非常に大事だと思っておるわけです。 そんなときに、世論というのかマスコミというのか、けさの日本農業新聞も、加工乳で言うと二円くらい諮問が下げる、政治加算して据え置きぐらいになるのじゃな……
○津川分科員 きょうは、全国の河川改修、その例として岩木川の河川改修について若干の質問をしてみたいと思います。 大臣、昭和四十七年、五十年、五十二年の岩木川のはんらん災害では建設省に大変お骨折りいただき、お世話になりまして、地元の人たちが非常に感謝しております。このことをまず大臣に申し上げておきたいと思います。 しかし、建設省の取り組みも、問題解決にはまだまだ遠いという現状でありますので、この岩木川の改修をさらに進める立場から質問してみたいと思います。 そこで、いままでの建設省の皆さんから聞いてみたところによると、岩木川の改修には千億円かかる。毎年十億程度のもので、このままだと百年もかか……
○津川分科員 お酒のことで若干質問してみます。私も飲むことの社会的効用は認める者の一人ですが、酒の飲み過ぎによって、本人、社会、家庭にかなり大きな損害を与えております。私も、酒の害から家庭や社会を守る民間の運動の一翼に参加してやってまいりましたが、どうしても政府に大きく出ていただかなければならない、こんな立場がありますので質問してみたいと思います。
そこで第一に、国税庁にお伺いしますが、酒の税金はどのくらいになっているか、五十一年度の実績、五十二年度の見込み額、五十三年度の予算案でお知らせ願います。
【次の発言】 もう一つお伺いします。
それだけの酒税を払うとすれば、国民の飲んでおる酒、こ……
○津川分科員 アルコール飲酒について若干質問いたします。 昨年のこの分科会で、私はアルコール対策に対して質問して、最後を次のように結んでおります。「来年またこの席できょう質問したのがどのくらい前進しているか、ひとつ激励も含めてお尋ねします」と、こう約束したわけであります。ところが、実際、厚生省やってみているところを見ますと、ことしは精神衛生センターを中核として酒害問題に取り組む方針を決めた。酒害相談所を開設して、医師、保健婦、ソシアルケースワーカーらがスタッフとなって、一週三回程度の酒害相談を受け、アルコール中毒者や酒害に悩む家族、関係者らの相談に応じることになった、こういうふうになったよう……
○津川分科員 きょうは、出かせぎ者に人間らしい生活を保障することを求めて、出かせぎの問題点の若干を明らかにして、具体的な問題でまた二、三質問してみたいと思います。 出かせぎ者の実態に対しては、昭和五十二年六月調査の青森県民生労働部出稼対策室の調査がございますが、それによりますと、出かせぎしておる人で六カ月以上十二カ月以内家族のもとを離れて出ている者が九〇・六%、こういう人たちで六年以上続けている者が六二・一%、これからも続けると言っている人が八八・四%ございます。これから考えてみますと、一体出かせぎ者にとってどこが自分の住みかなのかというと、出かせぎで寝泊まりしているところが自分の生活の根城……
○津川分科員 私は、私たち日本人が酒を飲むこと、そのことによって生じる問題を取り上げてみたいと思います。
そこで委員長、お願いなんですが、警察庁、厚生省、出席の皆さんに一枚の新聞記事のコピーを渡したいと思うのですが、お許し願いたいと思います。
【次の発言】 それからその次、質問の進行中に総理府総務長官に一枚のレントゲンを見せたいと思いますが、これもよろしいですか。
【次の発言】 そこで最初に大蔵省にお尋ねいたします。
一番最近の年で、私たち日本人は価格にしてどのくらいのお酒を、アルコール類を飲んでおられるか、これに対してどのくらいの酒税をかけておるか、これをお知らせ願います。
○津川分科員 私たちは開発に対して次のように考えております。一つは公害のない開発、二つ目には安全な、危険のない開発、三つ目には地元の雇用をふやすような開発、そういうものを求めておるわけです。 そこで、きょう、工業技術院、資源エネルギー庁、消防庁、石油公団から参考人の方が見えておりますが、どなたでもいいですが、これから質問することに皆さんで協議されて、一番答えやすい、物がわかるような方に答えていただきたいと思います。 そこで、石油国家備蓄基地の第一号として注目されておるのがむつ小川原、ここを石油国家備蓄建設予定地として予定をしておりますが、その予定地内に活断層があるかもしれないという、二人の……
○津川委員 昭和五十一年のことでありました。私のふるさと津軽の岩木山麓に公社が出てきまして、たばこの栽培を勧め、そこで農民はこれにこたえて栽培を始めた。ぐんぐん耕作面積がふえていった。公社はそこでたばこ研究センターをつくりたいから協力してくれ、農民はこれにもこたえた。しかし、センターもつくらない。その後、耕作面積もじりじり後退する一方。そうした中で、今回の法改正で、公的性格を帯びていた公社から、たとえ買い入れや栽培で独占的な体制を持っておるかもしらぬけれども株式会社に移されるのでは、この後退はさらに加速されるのではないか、これが正直なところ耕作農民の、そして国民の心配であります。この点が一つの……
○津川分科員 まず、原子力船「むつ」についてお尋ねいたします。
アメリカや西ドイツではすでに原子力船が廃船となっております。現在、原子力商船を走らせている国はございません。ソ連が原子力砕氷船五隻を持っているにすぎない状態でございます。原子力エネルギーを船舶に利用しているのは軍事面だけでないかと思いますが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 この経済変動が激しいときに、二十一世紀の話を聞いているんじゃないのです。現在の時点で軍事面以外に使っているところがあるかということ、さあ具体的に答えてください。
【次の発言】 それは話したでしょう。もう一回、軍事面以外に使っているところがあるかないか……
○津川分科員 政府は、日本の経済運営を重化学工業、機械産業中心に運営してきまして、軽工業がどちらかといえば軽視されてきております。また工業の問題でいえば、地域を大都市に集中し、太平洋沿岸ベルト地帯に集まっております。沖縄や北海道、東北や過疎地帯はそういう工業化からはどちらかというと軽視されております。 そこで、通産大臣にお伺いします。重化学工業も機械工業も、国民生活を豊かにし外貨を稼いでくるので、私たちもそれはそれなりに評価し推進したいと思っていますが、同時に、重化学工業と軽工業が並んで発展できないのか、太平洋沿岸ベルトだけに工業が集中化するのでなく、地域的にも均衡のとれた形で分散させなけれ……
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