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小坂徳三郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小坂徳三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
788位
委員会発言(政府)歴代TOP500
133位
各種会議発言(政府)歴代TOP250
178位

33期委員会発言(政府)TOP25
24位

このページでは小坂徳三郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小坂徳三郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第63回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1970/03/05、32期、自由民主党)

○小坂(徳)委員 長官のこの前の本会議の経済演説及びこの委員会におきましての所信表明等を伺いましたのですが、物価問題について、非常になみなみならぬ決意でこの難局に当たろうというお考え、まことに同感です。しかし、あなたの非常な熱意はよくわかるのですが、今年度の予算案の性格とこの物価問題との位置づけがどうなるのかということについて、政府内にも若干意見の相違があるように私は思うのです。その点について四点ばかりお尋ねしたいと思います。時間が非常に限られておりますので、簡明直截にひとつお答えをいただきたい。  まず第一は、今年度の予算の総額が名目の成長率を大幅に上回っておる。これはあなたが物価の安定を大……

第64回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1970/12/10、32期、自由民主党)

○小坂(徳)委員 いまの公共料金の問題、原因は賃金の問題等いろいろあると思います。先ごろ企画庁で、これから物価と賃金の問題を遮断するという意思があるのかないのか、ガイドポストを導入すべきだというような概論を出されたと思うのですが、これは私は現時点では非常に重要な問題だと思うので、できれば長官から、あなたの考えていらっしゃるガイドラインといいますかガイドポストというか――前回にも私は質問をしたことがありますが、当面そんなことは考えてないというお話であったが、六カ月たった今日、急にそれが企画庁から出されているというその変化、そしてまた内容について、われわれは新聞紙上でしか知らないものですから、あな……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1973/04/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 商社というものは、これは日本だけにある制度というふうにいわれておるのでございますが、日本が貿易によって立つ国といたしまして、海外の物資を入れ、またこれに付加価値をつけて海外に輸出するということから発生的に出てきているものでありまして、これはあくまでも貿易商社というのが、われわれが商社を考える場合の気持ちであっていいと思っているわけであります。  しかし、日本の貿易額が非常に大きなものになって、それに従いまして貿易商社もまた、日本経済の中に占める位置づけというのは非常に大きなものになってきているわけでございます。それと同時に、最近は、国内の流通経済というものにつきましてもいろいろ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1973/04/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 通産大臣が言われたことと大体同じでございますが、やはり貿易商社として初心に返る。水ぎわから水ぎわまでの物資の扱いによって、資源の乏しい、貿易によって立国する日本の発展にふさわしいものになるということで考え直してもらいたいと思います。やはり商社のモラル、それを各社それぞれに全社員に徹底してもらいまして、いやしくも国民の指弾を受けてもうけるというようなことがいかに意味のないものであるかということを、よく骨身に徹してもらいたいと思うのであります。ことに投機などによってもうけるというのは、これはあまり高等なことではない。ことにから売りですね、そういうものによってもうけるのは知的にすぐれ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1973/06/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 まず、私の出張につきまして御理解いただきまして、深く感謝をいたします。  ただいまの御設問でございまするが、OECDの閣僚理事会、昨年度は、経済成長ということがおもな問題であったわけでございますが、今年は、加盟国に共通する問題としまして、インフレーションの問題が大きな問題となりました。これに対する討議というのが主要な議題であったということができると思います。  そのほかに経済成長の質的側面の問題、この中で私も特に、活力ある福祉社会のためにというわれわれの中期計画を示しまして、いわゆるクォリティー・オブ・ライフ、生活の量の増大よりも質の増大が今後の問題であるという点を指摘いたしま……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第22号(1973/08/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 最近における物価の動向については私も衷心から心を痛めておりまして、何とかこの燃え上がる騰勢を静めなければならぬということで苦慮いたしておるわけでございます。  御承知のように、日銀の公定歩合を一%という、いままでにない大幅な引き上げをすることを決定したわけでございますが、あわせて預金準備率の引き上げもいたしたということは、この問題に対する政府のなみなみならぬ決意を反映したものと思うのでございます。また、予算面におきましても、公共投資の繰り延べということにふん切りました。こうした全力投球の決意というものが必ず物価にあらわれてくるだろう、私はかように考えておるわけでございます。  ……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第24号(1973/09/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 物価調査官は、仰せのように例の買占め売惜しみ防止法の目玉のようなものでございまして、この活動によりまして同法の所期の効果があがるかどうかが決せられるといっても過言ではないと存じます。  ただいまのところ、経済企画庁から十一名、農林省から百三十八名、通産省から九十九名、厚生省から三名、二百五十一名の調査官が働いておるわけでございまして、この調査官は、本来その役所において仕事を持っている者が、特にその本務のほかに調査官を拝命しているということでございます。  対象物資は、これも御承知のことと存じますが、念のため申し上げますと、大豆、大豆油、大豆油かす、丸太、製材、合板、綿糸、綿織物……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第26号(1973/11/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 御承知のように、食管制度の中におきまして生産者米価が非常に上がりました場合には、ある程度消費者米価を上げざるを得ないということは、従来やってきたことでございまして、今度の生産者米価は御承知のように一六・一%上がっておりますので、それに対応するものといたしまして、末端逆ざやで一九・五%上げたいということを、農林、大蔵両省がいっておりましたわけでございます。私どものほうは現在物価の情勢が非常に微妙な段階で、いかに食管に七千二百億円の赤字が出るといっても、それはあまりに高いじゃないかということで、実は非常に激しく樽爼折衝をやっておりましたわけでございまして、実は先週の終わりの段階でど……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1973/12/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 今般、内閣改造に際しまして、総理府総務長官並びに沖繩開発庁長官を拝命いたしました小坂徳三郎でございます。  特に、沖繩の問題に関しましては、現在非常にいろいろな問題が累積をしておりますし、私といたしましては、特に本土との格差是正ということに全力を傾けて今後努力してまいりたいと考えております。どうか、委員長並びに委員各位の皆様方から忌憚のない御指導を賜わりたいと考えております。よろしくお願いいたします。(拍手)  なお、北方問題につきましては、御承知のように、先般の田中首相の訪ソに関連いたしまして、これまたきわめて困難な事態であると思います。しかし、問題は打ち切られたわけではない……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1974/02/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 沖繩及び北方問題について所信の一端を申し述べさせていただきます。  初めに沖繩の振興開発について申し上げます。  沖繩は、本土に復帰してから第三年目を迎えました。この間、復帰直後の混乱の時期を経て、沖繩振興開発計画の策定、それに基づく諸事業の実施など新しい県づくりへの歩みが進められております。政府としては、今後とも、沖繩振興開発計画の基本方針である沖繩の各方面にわたる本土との格差を早急に是正し、すぐれた地域特性を生かすことによって自立的発展の基礎条件の整備をはかり、平和で明るい豊かな沖繩県をつくることに最大限の努力を払ってまいります。  昨年来の石油問題に端を発して、現在わが国……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1974/02/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました沖繩振興開発特別措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昭和四十九年度予算案において、下水道整備事業についての国の補助の割合を引き上げることとし、流域下水道にあっては、終末処理場について四分の三、その他の施設について三分の二とすることとして、御審議をいただいているところであります。  沖繩振興開発特別措置法においては、流域下水道の設置または改築に要する費用に係る国の補助の割合について、従来本土一般が二分の一であるのに対し、三分の二以内とする特例を設けておりますが、今回の予算案成立後、本土一般についての国の……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1974/03/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまの沖繩の不発弾の調査でございますが、これをいままで本格的にやらなかったということは非常にまずかったと私は思うのです。もう爆発しちゃってからでありまして、なかなか言っても取り返しがつきませんけれども、しかし、この爆発をきっかけにいたしまして、沖繩に対するわれわれの姿勢というものをまたこれを機会に大きく直したい。それには、こうした不幸な事件でございましたが、ちょうどこれをきっかけに、わがほうの出先と県と、あるいは市との十分な連絡もとれるようになりますし、また同時に、そうしたことで日本政府が沖繩開発庁を中心に積極的に動いていくという体制ができれば、沖繩の方々に多少でも安心して……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1974/03/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 やはり当時は軍が埋めたのではないかという推定でございますが、なおそれがはっきり明確にその後も引き続いて前に埋めたと同じ位置に今度もあったということはまだ証明されておりませんが、われわれといたしましては、戦争中のできごととして、やはり国はある程度そうした問題について責任を負うべきであるというふうに私は考えております。
【次の発言】 前回の爆発はまことに不幸なことでございまして、これは取り返しがつきませんが、今後は二度とこうしたことのないようにわれわれとしては努力をしたいと思っております。同時に、あの地区に他にまだ残っておれば、これは当然撤去しなければならない。これはいま沖繩開発庁……

第72回国会 決算委員会 第3号(1974/02/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 昭和四十六年度における総理府所管の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管の昭和四十六年度歳出予算現額は一兆三千八百八十七億九千五十三万円余でありまして、支出済歳出額は一兆三千六百三十六億二百八十六万円余であります。この支出済歳出額を歳出予算現額に比べますと、二百五十一億八千七百六十六万円余の差額を生じます。この差額のうち翌年度繰越額は百九十七億五百八十三万円余であり、不用額は五十四億八千百八十三万円余であります。  総理府所管の歳出決算のうち、警察庁、行政管理庁、北海道開発庁、防衛庁、経済企画庁、科学技術庁及び環境庁については、各担当の大臣から御説明……

第72回国会 建設委員会 第3号(1973/12/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 このたび総理府総務長官を拝命いたしました小坂徳三郎でございます。  この建設委員会には、何かといろいろな面でたいへんにお世話をお願い申し上げたり、あるいはまた御指導を賜わらなければならぬ点が多々あると存じますが、どうかひとつ今後よろしくお願いいたしたいと思います。また、私も非才な者でございますが、総務長官といたしまして、全力を傾けて問題に取り組んでまいりたいと考えております。今後よろしくお願い申し上げたいと存じます。  ありがとうございました。(拍手)

第72回国会 建設委員会 第6号(1974/03/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいま渡辺委員の御指摘のとおり、私は最近は少し事故が多過ぎるように考えております。これが直接に沖繩の海洋博関係の工事の影響とにわかに私は即断できかねると思いますけれども、やはりこれは、あの狭い地域にいろいろな工事が錯綜している、そうしたようなことから十分な事前の措置がとられなかった点もあるのではないかと考えておりまして、たいへん残念なことだと考えております。
【次の発言】 お答え申し上げます。  月曜日に、これは内閣の審議室中心でございますが、われわれから発議をいたしまして、各省の担当官に全員集まってもらって、この事件が非常に人身にも大きな影響を与えて……

第72回国会 建設委員会 第16号(1974/05/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  今度御提案申し上げておるものがまた名称が変わっておるということは、すでに委員も御承知のとおりの経過の中で、国土利用計画法という新しい法律ができ上がっておるわけでございます。しかし、この国土利用計画法の骨子となるものは、現在の地価の問題、あるいは都市の過密、過疎の問題等について、新しい角度から国民の生活の安定をはかろうという御趣旨であることは、私はまことにそのとおりだと考えておりますが、同時に、前回提案申し上げたときもすでに日本の全国土をおおっておること、都市の過密状態、そしてまた一方における過疎の状態という、この日本の国土全体が非常なアンバランスになって……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1973/12/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 このたび総理府総務長官を拝命いたしました小坂徳三郎でございます。  総合交通安全推進のたいへん重要なお役目をお引き受け申し上げたわけでございますが、たいへん非才なものでございますので、今後本委員会の委員長をはじめ委員の皆さま方の特に強い御指導を心からお願い申し上げます。私も全力を傾けてこの大任に当たってまいりたいと考えております。今後よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 私、交通安全に関しまして非常に重大なことだと考えておる者の一人でございます。十二月十六日までですでに死者が一万四千名に達しておりますし、負傷者は何と八十万人になっておるわけでございます。これは異常……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1974/02/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 今国会における交通安全対策特別委員会の審議が開始されるにあたり、交通安全対策に関する政府の方針を申し述べます。  昨年中の道路交通事故による死者数は一万四千五百七十四人、負傷者数は七十八万九千九百四十八人であり、前年の昭和四十七年中に比べ、死者数において千三百四十四人、八・四%の減、負傷者において九万九千二百五十人、一一・二%の減と大幅な減少を示しております。  政府といたしましては、昭和四十五年に制定された交通安全対策基本法に基づき、昭和四十六年度から昭和五十年度までの五カ年間を対象として、交通安全基本計画を決定し、関係行政機関、地方公共団体及び国民の協力のもとに、諸般の施策……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1974/03/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまの御指摘のように、交通安全に対する対策そのものは、非常に高度の近代社会における問題だと考えております。そうした意味において、総理府がその調整をやるということは行政的に見ても私は当然の対応策ではないかと思いますが、やはり御指摘のような面から見て、また、実際に交通事故による死者あるいは負傷者の数が今日のような状態になったり、また一方からいいますと、交通公害というものが非常に市民の生活を脅かしているというような現状は、日々の新聞にも出ておるところでございます。こうした社会現象を見るにつけましても、やはりここでもう一段ほんとうに努力をしなければいかぬ、た……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1974/03/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました公害紛争処理法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  公害紛争処理法は、公害紛争を迅速、簡易かつ適正に解決することを目的として制定されたものであり、この目的を達成するために現在では和解の仲介、調停、仲裁及び裁定の制度が設けられ、いずれも紛争当事者の申請に基づいて、中央においては公害等調整委員会、地方においては都道府県公害審査会等がその処理に当たっておりますことは、御承知のとおりであります。本法が施行されましてから昨年末まで約三年の間において、公害等調整委員会及び都道府県公害審査会等に係属した事件は、百二十……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1974/04/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまお尋ねの問題でございますが、私はこの公害問題というのは現在の非常に重要な社会的な問題であるという認識を強く持っております。同時にまた、公害による目に見えないような生活に対する脅威ということは、これは原因が何であれ、やはり政治としては被害者の立場に立つ人を守るということが、きわめて重要なことだと認識しておるわけでございます。  今回も、この法改正をお願い申し上げているときに、あっせんという形をやるということは私は当然のことだ、むしろおそきに失したのではないかという考えを自分では持っておりまして、ぜひこれは国会の御審議の場にお願いをして、あっせんを早くやって、そして被害者を……

第72回国会 災害対策特別委員会 第2号(1973/12/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 今回、はからずも総理府総務長官を拝命いたしました。また中央防災会議の所管をいたすことになりました。今後また委員長はじめ皆さま方委員各位の御指導を賜わりたいと存じます。  特に、昨年は当委員会の非常な御熱意によりまして、風水害対策はもとよりでございますが、集団移住対策や災害融資、個人災害救済制度あるいは火山対策等について非常な進展をみましたことは、たいへんにありがたいことだと存じております。  政府といたしましては、今後この災害問題は、やはり人間問題、人間を大切にするという問題から私は非常に重要なものだと考えております。また、国民や市民の一人一人の生活の安全を守っていくということ……

第72回国会 災害対策特別委員会 第4号(1974/02/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 昭和四十九年度における防災関係予算の概要について御説明申し上げます。  政府といたしましては、各種災害に対処するため、防災基本計画に基づき、防災に関する科学技術の研究の推進、災害予防の強化、国土保全の促進並びに災害応急対策及び災害復興の迅速適切化の諸点に重点を置いて防災に関する施策を推進することといたしておりますが、昭和四十九年度におきましては、この基本方針に基づき、お手元に配付しております資料にありますような予算措置を講ずることといたしております。  まず、科学技術の研究につきましては、各省庁防災担当研究機関の強化充実をはかるとともに、風水害、震災、雪害、火災、危険物災害、農……

第72回国会 災害対策特別委員会 第5号(1974/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 金丸委員にお答え申し上げます。  この防災問題は、もう御指摘のとおり国民全部の問題でございまして、もしも事故が起こり、災害が発生したということになりますと、私なども実はそういった予測を考えるだけでも非常に心配でかなわない点でございます。特に委員会におかれましても、防災について非常な御関心を持っていただいて御検討いただいておることは、政府といたしましても非常にありがたいことだと思っております。  御指摘のように、まず最初のことはやはりこうした複雑な社会構造になり、また特に私らが心配をしておりますことは、都市に非常に巨大な人口が密集してきてしまっておる。先般の委員会でもございました……

第72回国会 災害対策特別委員会 第14号(1974/05/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  急速に都市化している地域及びその周辺におきまして、いわゆる小河川のはんらんということは非常に多く見ます。特に集中豪雨等がございますと、その影響は非常に大きくあらわれておりまして、基本的に申し上げれば、やはりこうした問題は、ただいまも建設省が特に力を入れて小河川の対策を進めておると申しておりますが、さらに私はこの都市化の現状の激しい現在の日本の情勢から見ますと、さらに一段とこうした問題に政治は力を注ぐべきである、そのような基本的な考え方を持っております。
【次の発言】 南伊豆町は被害が非常に大きいというわれわれの大体の考えでございまして、南伊豆町については……

第72回国会 内閣委員会 第2号(1973/12/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 御説明に入る前に、一言ごあいさつ申し上げます。  今度、総理府総務長官に任命されました。今後よろしくお願い申し上げます。  それでは、ただいま議題となりました昭和四十八年度おける期末手当の割合等の特例に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本年十二月六日、一般職の職員に支給する期末手当について、昭和四十八年度に限り、昭和四十九年三月に支給する期末手当の一部を本年十二月に繰り上げて支給することを内容とする人事院の意見の申出が行なわれたのでありますが、政府といたしましては、その内容を検討した結果、人事院の意見の申出どおり、これを実施することとし……

第72回国会 内閣委員会 第4号(1974/02/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました皇室経済法施行法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  改正点は、内廷費及び皇族費の定額を改定することであります。内廷費及び皇族費の定額は、皇室経済法施行法第七条及び第八条の規定により、現在、それぞれ一億千二百万円及び千万円となっております。これらは、昭和四十七年四月に改定されたものでありますが、その後の経済情勢、なかんずく物価の趨勢及び二回にわたる国家公務員給与の引き上げ等にかんがみ、内廷費の定額を一億三千四百万円、皇族費算出の基礎となる定額を千二百十万円にいたしたいと存じます。  以上が、この法律案の提案理……

第72回国会 内閣委員会 第5号(1974/02/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答えを申し上げますが、知は、率直に申し上げて、現在の天皇は憲法にいうところの象徴であってほしい、また、そのような形で、民主的な社会における象徴としていていただきたいという考えでおります。
【次の発言】 お答え申し上げます。  吉田委員のただいまの御心配は、私は現時点ではないものと考えております。また、同僚である防衛庁長官も、前回の予算委員会におきまして、非常に明確に、そうした懸念のある御質問に対して、教育その他も十分注意して努力しているということを答えておられます。たまたま、ただいま御指摘になりました二名の方々の御発言は、いささかどうかと思うなという点もございますが、一つの気……

第72回国会 内閣委員会 第6号(1974/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  前回は、いま大出委員がおっしゃったとおり、たいへんお世話になってありがとうございました。いろいろ教えていただきました。その点は、あまりはっきり言えないのが非常に困るわけでございますが、いま大出委員の言われたことの意味もよくわかります。私、先ほど来、人事院総裁の御答弁をいろいろ伺っておりまして、自分たちは何も見ないようにしているんじゃないんだ、つんぼやおしでいるつもりはないんだということをおっしゃいましたので、そうしたお考えで人事院でもいろいろ考えていらっしゃるのではないかというふうに思います。私は、そうしたお考えの末の結論が出れば、もちろん政府としては、……

第72回国会 内閣委員会 第8号(1974/02/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  この迎賓館につきましては、昭和三十八年五月と昭和四七二年七月の閣議決定に基づきまして、国賓とそれに準ずる賓客を接遇するために、赤坂離宮を改修して、国の施設として迎賓館を建設するということが定められたわけでございます。  四十二年八月にその基本方針がきまりまして、そして四十三年から着工いたしまして、本年の三月末に完成する予定になっております。  この赤坂離宮を改修して迎賓館にするということは、諸外国でも同じでございますが、歴史的また文化的な価値の商い建造物を、迎賓館として利用しているところが非常に多いわけでございます。  また同時に、当時決定の基本的な考え……

第72回国会 内閣委員会 第11号(1974/03/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 吉田委員も、すでに御承知のことだと思いますが、このいきさつにつきましては、三十七年の十月に、池田総理の時代に、迎賓館をつくる、そうしてまた、ちょっといまの御質問とはピンぼけになりますけれども、白金迎賓館が適当か不適当かということについて、当時の池田総理から、次官会議で検討をするように発意があったようであります。そしてまた、新しくつくる場合の敷地あるいは規模等について、宮内庁の試案を求めたようでありますし、そうしたいきさつから、三十八年の五月に、赤坂御用地の西南すみに新しくつくるということを閣議で決定をしております。  そうしたところから、この赤坂離宮を――さらにその後に、いろい……

第72回国会 内閣委員会 第15号(1974/03/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員災害補償法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本年二月二十日、人事院から国家公務員法第二十三条の規定に基づき国会及び内閣に対して、最近における社会経済情勢等の実情にかんがみ、国家公務員災害補償制度における障害補償年金、障害補償一時金及び遺族補償年金の給付水準の改善をはかる等の必要がある旨の意見の申し出がありました。  政府としましては、その内容を検討した結果、この意見の申し出どおり国家公務員災害補償法等の一部を改正する必要を認め、この法律案を提出した次第であります。  次に、改正の内容について、……

第72回国会 内閣委員会 第24号(1974/04/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本年三月二十六日、一般職の職員である看護婦等の給与について、その俸給月額の改定を内容とする人事院勧告が行なわれました。また、本年四月四日、昭和四十九年度に支給される期末手当を〇・三月分増額し、これを、この法律の施行の日に在職する一般職の職員に支給することを内容とする人事院勧告が行なわれました。これは、本年の民間給与実態に基づいて支給されることとなる期末、勤勉手当の一部について、本年度に限り、早期に支払いを行なうことができるよう特別の措置を講ず……

第72回国会 内閣委員会 第27号(1974/05/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 昨日、国土利用計画法案が委員会を通過いたしまして、本日、本会議で了承されるというふうに聞いておりますが、その利用計画法が決定されましたら、われわれは、それにもちろん十分沿っていきたい。したがいまして、国土総合開発庁という原案で御審議を賜わるようにお願い申し上げておりますが、私らといたしましては、十分、国土利用計画法の精神を踏まえまして、この精神が、国土総合開発庁において十分生かされるような方向で仕組みを考えております。  しかし、まだきまったばかりと申しますか、委員会の御審議が昨夜終わったばかりのところでございますので十分なるあれはできませんが、しかし、心がまえといたしましては……

第72回国会 内閣委員会 第29号(1974/05/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま和田委員の御指摘の点は、われわれ十分踏まえておるわけでございまして、特に国土利用計画法が決定されまして以後は、このわれわれの提案しております国土総合開発庁そのものも、当然、土地の問題を中心にする総合的な行政官庁としての国土総合開発庁に変貌していく必要がある、われわれはそのように考えております。  もう一つは、先ほど来御議論が出ておりました、いわゆる開発ということでございますが、先ほども企画庁長官が御答弁申し上げたとおり、過疎過密の問題は、これもやはり一つ重大な問題でございますし、その過疎過密に取り組む姿勢としましては、国土利用計画法ができましたのですから、この精神にのっ……

第72回国会 内閣委員会 第31号(1974/05/17、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまの国土総合開発庁という名前は、この際、私は委員会の御意思で変更していただいてけっこうだと思います。  いま鈴切委員の言われたような国土利用計画法、これは非常に時宜に適した基本法であると私は考えます。また、従来言われております開発ということは、地価の騰貴その他をむしろたいへんに促進したという批判が多いわけでございます。したがいまして、地価が高騰すれば、なかなか思ったような地方開発も、また都市の再開発もできないわけであります。むしろわれわれは、今後新しくできる役所は、利用計画法を主軸にいたしまして、地価の安定ということをまず実現する方向に努力し、あわ……

第72回国会 内閣委員会 第32号(1974/05/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 大出委員のただいまの御指摘は、最低保障の問題でございますが、たてまえとして、やはり退職時の俸給に勤務年限をかけて恩給を計算していくというたてまえでございますので、最終退職時の俸給が低い、しかも勤務年限が非常に少ないという場合には、計算的に見るとどうしても低くならざるを得ない。私は、そういうようなことから、現在の恩給がややもいたしますと、一般物価の上昇の中で取り残されつつあるという現実が起こってきたものだとも考えられるわけでございまして、私も、前国会の御審議の内容につきましては、議事録等においてよく拝見いたしておりますが、今回のただいま御審議をいただいております法改正の大きな目玉……

第72回国会 内閣委員会 第33号(1974/05/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま御決議になりました附帯決議につきましては、御趣旨を尊重して検討してまいりたいと存じます。

第72回国会 内閣委員会 第34号(1974/05/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 政府といたしましては、ただいまの御決議の趣旨を踏まえて十分検討してまいりたいと存じます。

第72回国会 内閣委員会 第35号(1974/06/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昭和四十九年度における公務員給与の改定については、さきに、衆議院内閣委員会及び参議院内閣委員会で、それぞれ御決議をいただいているところでありますが、さらに、去る五月三十日、人事院は、一般職の職員の俸給月額について、昭和四十九年度に限り、暫定的に一〇%増額することを内容とする勧告を行ないました。  政府としては、勧告の内容を検討した結果、この際、一般職の職員の給与について、勧告どおり本年四月一日からこれを改定するとともに、特別職の職員について……

第72回国会 予算委員会 第2号(1973/12/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  本年の四月から九月までの上半期の結果を申し上げますが、名目の伸び率は、実収入が一七・四%、消費支出が二八・三%の増加でございます。また、この間におきます物価上昇分の影響を総理府統計局で作成している消費者物価指数によって除去した実質伸び率は、実収入が五・一%、消費支出が四・一%となっております。

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/02/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまの同和地区調査につきましては、御指摘のように、四十六年の調査の際には、三十二県が協力をして十二県が未報告になっております。これらにつきまして、総理府といたしましても、未報告の十二の県に対して、これをさらに推進してもらいたいということをいろいろな形で推進をしておりますが、この中で、一県だけが昨今の補完調査に協力をしてくれるようになっております。他の十一県につきましては、なおまだ積極的な姿勢をとってもらっておりません。  この点につきましては、八木先生御指摘のような点で不十分であったというふうに私も考えておりますが、いずれにいたしましても、この四十六……

第72回国会 予算委員会 第11号(1974/02/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまの消費者物価指数は、四十五年度を基準にいたしまして、御承知のように四百二十八品目をやっておりますが、これがやはり、消費者自体の個人の生活から見ますと、ある場合には非常にずれた感じを持つのはやむを得ないかとも思います。それで、この四十五年のパターンをそのまま現在延長しておりますので、五十年には一応さらにこのやり方等については検討する機会がございますので、そうした時点において十分考えなければならないというふうに考えております。  もう一つは、ただいま御指摘の食品であるとか、住居、光熱、被服あるいは雑費という大きな品目につきましては、すでに統計局のほう……

第72回国会 予算委員会 第14号(1974/02/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  昨年の五月にこの問題が国会で取り上げられましたときには百三十六人、それが昨年末の十一月で百二十九人になり、本年の一月末で百十九人になり、そして現状は百十九人でございます。お答えいたします。
【次の発言】 御指摘のとおり、人事院、行政管理庁、総理府人事局でこの問題について協議をいたしまして、その結論といたしましては、いわゆる無給の非常勤職員をやめるということをきめ、そしてまた勤務、服務等につきましては、公務員並みの規律に服させるということをきめて、その旨を各省に連絡して、現在その方向で整理を進めておると考えております。

第72回国会 予算委員会 第15号(1974/02/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 第一回会合は十月二日に開かれております。  なお、この連絡会議の下部に、局長クラスの会議と課長クラスの会議を持っておりまして、それは、お尋ねございませんが、あわせて申し上げますと、局長会が一回、課長会が今日まで十三回開かれております。
【次の発言】 お答えします。  私は基本的には、今度の公制審の答申というものは、非常な御苦労の末できたものだし、また公労使三位一体の答申でございますので、これは従来どおり、政府としては大いに尊重していくということは変わりございませんが、 私は、いまのいろいろな現状を見ますると、この中でできること、やれることがあるように思います。私は、最近はこの連……

第72回国会 予算委員会 第19号(1974/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 この前、沖特で御質問いただきまして、そのとき、私も知らないでたいへん失礼いたしました。  その後調査をしてもらいまして、御報告をいたしておりますが、その後、遺憾ながら、インド側が非常にスローモーションであって、理由が何であるのか、どういう状態になっておるのかということについては、まだ私の手元にも正確な情報が参っておりません。そして、外務省の関係筋のほうでは、重大な問題であるという認識のもとに調査を進めておるという報告が入っただけであります。
【次の発言】 お答え申し上げます。  九月三日の公制審の答申を受けまして、九月二十一日に総務長官を中心といたします関係各省次官をもって構成……

第72回国会 予算委員会 第31号(1974/03/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答えします。  政府における窓口というものは、一応私が主宰いたしております連絡協議会、各省次官をもって構成する連絡協議会を受けざらにしたいと考えております。なお必要があるならば、関係閣僚協議会を開いて対処していくという方向で進みたいと思っております。

第73回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1974/09/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 まことに不幸なことでございまして、特に私も開発庁長官といたしまして沖繩の方々にも多くお目にかかっておりますし、また沖繩タイムス社にも数度訪問もしておる関係もございますので、あの墜落事故そのものが真実であれば、心から弔意を表したいと思います。また、その後の情報につきましては、まだ的確なことを入手しておりません。
【次の発言】 お答え申し上げます。  私が先般那覇に参りましたときに、静かな沖繩ということを県民の皆さんに申し上げたことは事実でございますが、私はこの静かな沖繩ということばを、ただいまございます十カ年計画とそんなに内容がそごしているものとは考えておりません。  ただ、私が……

第73回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1974/11/14、33期、会派情報なし)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  われわれがただいま五十年度予算として要求している総額は一千九億三千五百万円でございまして、前年に比べて伸び率三二%というわけでございます。  特に、今回の要求の具体的な諸点につきましては、担当局長からお答え申し上げますが、予算編成の大きなねらいといたしましては、海洋博後の沖繩の民生の安定ということ、したがいまして、農業基盤をはじめ港湾あるいは教育面等々にも、今回は思い切った予算の配分をして民生の安定をはかる、そうして静かな沖繩を実現するという方向で予算の要求をただいまいたしておるところでございます。

第73回国会 内閣委員会 第2号(1974/08/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 大出委員のいま仰せられたこと、私も十分記憶しております。また、あの時点、そしてまた今日も、一般公務員の給与の改善は、やはり人事院勧告が出されたならば、それに対して誠意をもって対処していくという考え方は、少しも変わっておりません。しかし今回の場合、二十六日に提出を受けまして、そして七月の三十日の閣議で報告いたしまして、同日に給与関係閣僚会議もいたしたわけでありますが、そのとき、国会のいろいろな状態が、この給与関係閣僚会議で、もちろん内容は、つまびらかには申し上げることはできませんけれども、先ほど来大蔵大臣から御答弁申し上げたような諸点、また大出委員が質問されたような諸点含めまして……

第73回国会 内閣委員会 第3号(1974/09/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 一時までにお願いしたいと思います。
【次の発言】 お答え申し上げます。  人事院勧告を尊重するという基本的な考えは少しも変わっておりませんが、七月三十日と八月二十五日だったと記憶いたしますが、関係閣僚会議を開きました際にも、今回の人事院勧告の実施につきましては、その引き上げ幅であるとかいうような財源的な問題が当然いろいろと議論をされました。同時にまた、公務員のと申しますか、行政の能率化という問題も、同時に現在のような非常に物価の騰貴がはげしい時代には、もっといろいろと経費も節減したり、あるいは能率を向上すべきではないかというようないろいろな意見が出されました。それが今回の人事院……

第73回国会 内閣委員会 第4号(1974/12/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいま大出委員の仰せられましたとおり、七月の時点においての人事院勧告を受けまして、われわれといたしましては、これがきわめて巨額であるということは十分踏まえて、閣議においてもいろいろと論議をいたしましたが、当時やはり人件費の問題が今後の予算編成等にも大きな影響を持つというような主張もございました。また同時に、こうした大幅の勧告をきっかけにして、公務員の勤務状態全体をもっと能率化したらどうか等々のいろいろの議論が出まして、関係閣僚会議を開きましたが、そうしたような宿題の提案にとどまって、ようやく十月二十二日の閣議で方針が決定されるまで、見方によりますれば、……

第73回国会 法務委員会 第4号(1974/11/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまの憲法の条項、まことに私らはそのとおり守っていかなければならないというふうに考えております。また、行政面におきましてもその点につきましては常に十分留意して、間違うことのないように努力していきたいと考えておるつもりでございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。  実は私も週刊新潮にあのような記事が出されたことを非常に遺憾に思っておりまして、ただいま御質問いただきましたことで、私自身が文春に参ったこと等につきまして率直に真実を申し上げたいと思うわけでございます。  私は総務長官といたしましては、いろいろと各報道機関の首脳部とおりに触れて、世間のこ……


34期(1976/12/05〜)

第86回国会 商工委員会 第1号(1978/12/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 このたび経済企画庁長官を拝命いたしました小坂徳三郎でございます。大変非才な者でございまして、また一面、現在の経済情勢は容易ならぬ点が多々ございます。全力を尽くして努力をいたしますが、至らぬ点は多々あると思いますので、委員各位の広い高い立場よりの御指導を心からお願い申し上げたいと存じます。ありがとうございます。(拍手)

第86回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1978/12/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 今回、大変非才な者でございますが、経済企画庁長官を拝命いたしました。  御承知のように、現在の情勢はきわめてむずかしい事態でございますが、全力を挙げて運営に誤りのなきよう努力いたしたいと存じておりますが、非才な者でございますので、何とぞまた委員各位の御鞭撻と御指導を心からお願い申し上げたいと存じます。  現在の問題は、経済の成長並びに雇用の問題、あるいはまた円高による種々の困難、あるいはまたそれの消費者物価あるいはその他原料へのはね返り等、非常に複雑多岐に絡み合った問題がございますので、こうした問題を処理することの困難さはきわめて深刻なものがあると私は考えておりますが、まじめに……

第87回国会 決算委員会 第8号(1979/04/19、34期、会派情報なし)【政府役職】

○小坂国務大臣 昭和五十一年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  経済企画庁の歳出予算現額は八十六億九千八百九十三万円余でありまして、支出済歳出額は七十八億五百六十七万円余であります。  この支出済歳出額を歳出予算現額に比べますと、八億九千三百二十六万円余の差額を生じますが、これは不用となった額であります。  歳出予算現額につきましては、当初予算額が百十四億八千八百六十九万円余でありましたが、関係各省所管へ移しかえた額十七億七千六百万円と予算補正減少額十億二千七百一万円を差し引き、関係各省所管から移しかえられた額六百四十二万円余と予算補正追加額百六十五万……

第87回国会 商工委員会 第2号(1979/02/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 おはようございます。ごあいさつを申し上げます。  わが国経済運営の基本的なあり方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  最近の経済情勢を見ますと、物価が安定的に推移する中で、官公需が引き続き順調に拡大し、また、個人消費や設備投資等も増加を続けるなど、内需は全体として堅調な動きを示しております。こうした動きを反映して、生産出荷は着実に増加しております。  また、企業収益もかなりの改善を示しております。  しかしながら、雇用情勢は依然厳しい状態が続いておりますし、国際収支……

第87回国会 商工委員会 第3号(1979/02/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  いま清水委員の御指摘のとおりだと私は思います。特に円高によるメリット・デメリットは、デメリットはやはり不況の立ち直りに時間がかかる。また、メリットの方はいわゆる物価に対する引き下げ効果、これが非常に大きかった。私は、その両々相まって、なかなか景気が回復しないといういら立ちを国民に与えたと思いますが、物価面では、委員の仰せられたような効果のあったものと私も推定いたします。
【次の発言】 委員のお考えが間違いであるというほど私も自信がございません。ただ、もしもこれで円高というものがないと、一方五十三年度は猛烈な公共投資をやっておりますし、大変な勢いで公債を出……

第87回国会 商工委員会 第6号(1979/03/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 海外経済協力基金法の一部を改正する法律案について、提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今日、開発途上国に対する経済協力は、ますますその重要性を増してきており、さきの主要国首脳会議等におきましても、経済協力の積極的な推進を図ることが、先進諸国にとっても不可欠であるという、共通の認識が明らかにされました。わが国といたしましても、昭和五十二年の政府開発援助実績を、三年間で倍増することを目標とする等、その積極的な拡充を図る旨を表明したところであります。  海外経済協力基金は、海外経済協力を促進することを目的として、開発途上国の産業の開発または経済の安定に寄与するため、必要な……

第87回国会 商工委員会 第7号(1979/03/23、34期、会派情報なし)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  私は、日本の現在の産業構造から考えますと、依然として日本は原料がない、資源のない国でございますから、多量の原料を輸入して、それを加工していくという製造工業の部面においては、そうした形が根強く定着しておりますし、また従来、日本の貿易政策と申しますか、産業構造ということから考えますと、そうした方向をさらに強化していくことが、日本の経済社会の安全につながるという考え方で来たわけであります。したがいまして、昨今のように日本の製造工業が非常な技術開発をし、しかもコストが安く、しかも良質の製品を生産するようになりまして、これは私は日本国民の非常な英知だと考えるのであ……

第87回国会 商工委員会 第8号(1979/04/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  私は、国民の真摯な努力にこたえるということの具体的な目標としまして、当面考えられることは、やはり失業の可及的速やかな解消だと考えます。現在は働こうという意思を持つ方、これは地域によって大変違いがございますが、三月時点における状態を見ますと、大体有効求人倍率で見ますと〇・六五くらいでございます。私は、本来まじめに働こうとして職を求める人が就職できるという情勢、有効求人倍率にしますと一倍というところだと思います。やはりそうしたような、まず働く意思のある方が、働く場所が得られるというそうした社会が一つの問題で、もう一つは、日本で現在職を持って、俸給生活をする人……

第87回国会 商工委員会 第9号(1979/04/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 日本が戦後異常な、疲弊したどん底から経済回復を行いまして、今年度大体二百三十兆円ぐらいの規模になると思うのでありますが、こうした大きな経済機構を動かしていく場合に、特に日本は資源のない国でございますし、また同時に、日本の産業構造自体が原料を輸入して加工していくという形のものに定着をしつつあるわけでありまして、そうしたような日本自体の問題から見ましても、世界との関係が平和でありかつ良好な状態でなければならない。同時に、世界全体の経済が常に拡大する方向に行かなければ困るわけでありまして、そうした意味において、特に経済協力ということは、日本自体にとりましてきわめて意味深いことであると……

第87回国会 商工委員会 第18号(1979/06/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 現在の国内の経済状態は非常に内需も拡大しておりますし、そのうちの個人消費とかあるいは設備投資等もこのところ大分動意が出ておりまして、前向きに進んでおると私は考えておるわけでございまして、その面から申しますと、日本経済はようやくこれで着実な回復基調に入ったという判断をいたしているわけであります。しかし現時点におきまして特に物価の問題が、卸売物価が昨年末から四月くらいにかけまして相当な上昇カーブを描いてきておるということで、卸売物価については、いまわれわれはきわめて警戒的な態度をとっておる。しかし消費者物価の方は、四月時点におきましても前年比で二%台であるわけでございまして、こうし……

第87回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1979/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 おはようございます。小坂徳三郎でございます。  ごあいさつを申し上げたいと存じます。  わが国経済運営の基本的なあり方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  最近の経済情勢を見ますと、物価が安定的に推移する中で、官公需が引き続き順調に拡大し、また、個人消費や設備投資等も増加を続けるなど、内需は全体として堅調な動きを示しております。こうした動きを反映して、生産、出荷は着実に増加しております。  また、企業収益もかなりの改善を示しております。  しかしながら、雇用情勢は、……

第87回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1979/02/27、34期、会派情報なし)【政府役職】

○小坂国務大臣 本委員会の開催に当たりまして一言申し上げたいと思います。  先日の本委員会における私の所信で触れましたように、最近の物価をめぐる情勢には種々の変化が生じております。  政府といたしましては、早目早目に対処し、総合的機動的に物価対策を推進することが物価の安定基調を維持するために肝要であると考え、関係省庁間で協議を行ったところでありますが、昨日、物価担当官会議を開催し、「物価対策の総合的推進について」八項目からなる申し合わせを行いました。  具体的内容はお手元に配付いたしました資料のとおりでございますが、概略を申し述べますと、  第一に、生活関連物資及び国民経済上重要な物資について……

第87回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1979/05/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 この法律の精神を生かすという意味のみならず、社会的ないろいろな害悪が現実に過去においても出ておったわけでございまして、こうしたことに対する啓蒙活動はきわめて重要なことであると思います。関係省庁とも十分連絡をいたしまして積極的に当たってまいりたいと思います。
【次の発言】 草川委員の仰せられるとおりに、牛乳は国民の健康維持のためには非常に重要な資源であると考えておりまして、この最近の動向は着実な消費の伸びを示しておると思いますけれども、まだ欧米に比しては非常に少ないということも現状であると思います。まあ私らもよく牛乳の小売店等に参りまして話を聞きますが、やはり非常な重労働であると……

第87回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1979/05/29、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいま武部委員のおっしゃられましたような状況であることは、われわれも確認をいたしております。したがいまして、現在の卸売物価の情勢はきわめて警戒すべきものであるという基本的な認識を持ちまして、そうした認識のもとに立ちましての対策には現在全力を挙げて努力をいたしておるところでございます。また、幸いなことにまだ消費者物価はきわめて安定的に推移しておりますので、われわれといたしましては、消費者物価への卸売物価の上昇のはね返りというものを極力防ぐということ、同時にまた、この卸売物価の上昇の原因が、委員も御承知のように、円安傾向であるとか、あるいはまたOPECの石……

第87回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1979/05/31、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 最近の経済情勢は、御指摘のように相当大幅な変化が各面に見られておるわけであります。その中で特に顕著なのは、日本の経済そのものが内需拡大の中で進行していることでありますが、これは確かに物価の押し上げへの一つのインセンティブを持つものであるというふうに解しております。しかし、昨今のような卸売物価の急激な上昇につきましてはきわめて警戒すべきものがあると考えておりまして、またその要因が、御指摘のような円安であるとかOPECの値上げであるとか、あるいは中国とベトナムとの間の紛争によって起こりました一次産品の急騰、こうした海外要因の影響が大体半分ぐらいはあると考えておるわけであります。問題……

第87回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1979/08/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまの武部委員の御主張につきましては、いま私自身といたしましては、そうした法律的なものを出してまでしなくても、現状において油の量そのものもそれほど不足はしておらない、またストック等を見ましても決してそんな心配するほどのことはない。要するに、先ほど来御指摘のような末端における品がすれということに対して、やはり行政官庁、政府が力を合わせまして、そうした事態の起こったことに対しての解決に努力をするということ、そうした面で前前から申し上げておりますように物価担当官会議を二月以来発足をさせ、先般のOPECの決定以後さらに重ねて第三回目の会合を開きまして、われわれといたしましては末端に……

第87回国会 予算委員会 第3号(1979/02/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  後半の問題につきましては、だんだんといまようやく経済が暖まりかけております。もちろん御指摘のように失業の問題も深刻でございますし、また一方、多少の物価に対する懸念も国民が表示しているところでございます。このような問題を前広に、また手際よく処理したいということの中で、経済が前進するエネルギーを失わないようにしていくということが大事ではないか。私は、やはり今年度はスロー・バット・ステディで、徐々に徐々に上げていく。でありますから、非常に目立った華々しい成長とか何かはないと思います。同時にまた、申し上げましたような失業の問題、就職の問題あるいは物価の問題につき……

第87回国会 予算委員会 第4号(1979/02/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答えいたします。  いまの物価の問題でありますけれども、われわれ決して楽観してはおりません。いまあなたが御指摘になった諸点は、非常にそれぞれ物価を引き上げる要因であることを十分踏まえております。同時に、しかしいまわれわれが直面しておりますことは、物価の安定をともかく続けていきたい、そのことが一番日本の国民にとっては幸せになるということを考えて、今年度は大変円高その他の影響で順調に推移しておりますけれども、来年度の予算の編成のときに一番心を砕いたのは、この物価の安定基調を崩してはならぬ、しかし、いま御指摘のような諸点をいろいろ考えまして、それを最小限度の影響に食いとめたいという……

第87回国会 予算委員会 第5号(1979/02/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  円高差益の還元ということは、非常に多岐にわたった現在の流通工程その他を通ってまいりますし、また生産工程も通ってまいりますので、これを全額どの程度という把握もなかなか困難でございますが、できる限りの円高メリットの還元ということを政策の基本に置いて努力したことは事実でございます。
【次の発言】 この計算もなかなか厄介だと思いますが、きわめて単純に申し上げますと、当該年度のドル建て輸入額にその当該年度の円レートの上昇と申しますか、その額を掛けて試算をいたしましたが、五十二年度においては約二兆四千億円程度、五十三年度におきましては四兆六千億円程度と計算をしており……

第87回国会 予算委員会 第6号(1979/02/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  五十四年度の内容につきましては、いままでのしきたりといたしまして、予算が大体概定されましてから後に個々の国との関係、それらが外務省を通じあるいは通産省を通じ、その他からだんだんと出てまいるものを集積していくようなシステムに今日までなっております。したがいまして、委員からの御要望に対しまして総額だけが記入されているということでございまして、この点につきましては先ほど来の委員のいろいろな御主張も、われわれとして深く同感の意を表する点もたくさんございますので、このシステムを一体どう変えるかということについてはさらに検討させていただきたいと思っております。

第87回国会 予算委員会 第7号(1979/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 総理のお答えの前に、そのナショナルミニマムについて一言申し上げておきたいと思うのです。  われわれもナショナルミニマムというものをどの線に引くべきかということは種々検討いたしております。しかし、これはなかなか凡百の問題について設定をしなければならないし、あるいはその平均値をとるということも非常にむずかしいことだと私は思うのです。もちろん皆様が御主張になっていらっしゃるナショナルミニマムというものを、われわれが提案いたしましたこの基本構想の中で、これから本作業に入るわけでありますが、その御主張も取り入れながら計画をひとつ練ってみたい、そのような考えであります。

第87回国会 予算委員会 第8号(1979/02/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまのOECDの世界経済の見通しでございますが、われわれはやはり非常に権威のある調査であるというふうに考えまして、これを十分踏まえてまいりたい。ただ、問題は、アメリカの経済が後半において少し成長が鈍化するという指摘でございまして、そのあたりを非常に注視をしてまいりたいと思っております。  同時に、また、もう一つは、中国が近代化を急いでおりまして、中国がこれから世界貿易市場に相当な勢いで登場するということもあり得るのではないか等々もいろいろ考えておりますが、私といたしましては、大体こうした方向の中で日本は善処をいたしていく、しかしまたわれわれとしては、先ほども総理からお話のご……

第87回国会 予算委員会 第12号(1979/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまの海外投資、直接投資による日本の雇用情勢に対する影響につきましては、いろいろとお調べいただいて、われわれも大いに参考にしたいと思います。  ただ、私は、七カ年計画の場合に、この海外投資が即日本の雇用情勢に直接的な影響を強烈に持つということとともに、むしろ日本の国内の景気、経済が上昇することによって、現在過剰になっていると思われる労働力、また過剰の設備をどんどんと動かすことによって吸収していくということが第一義ではないかと思います。  同時にまた、現在の労働需要そのものがだんだんと教育とかあるいは文化的な方面、福祉的な方面にシフトしていくということも私は好ましい日本の産業……

第87回国会 予算委員会 第14号(1979/02/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 われわれも土地のいまの趨勢につきまして、実は十二月以来やや危惧の念を持ち始めたわけでございます。しかし、それまでの過去二、三年来は非常に安定的な動きをしておりますし、われわれがやや危険だと思うような事態でも、全国的に見ますと五・一%程度の上昇であったわけですが、私はその数字を見ながらも、特に東京、大阪等の三大都市における住宅地の値上がり幅が前年比に対して八%程度に達してきたということを、われわれは非常に懸念をいたしたわけであります。したがいまして、それに対応する応急的な注意喚起ということをスタートしておりますが、しかし国全体の中に一種のインフレマインドみたいなものが広がりました……

第87回国会 予算委員会 第17号(1979/02/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 牛場、安川両代表から現地の模様を聞きました。しかし、私からは、現在アメリカが一体何を要求しているのか、われわれの得た情報に基づいて、第一点は、日米両国の間の貿易の日本側の黒字というものは構造的な問題であるということは、先方は認識をしてきている、しかし、現実の問題としてやはり相当大幅な黒字になるということに関連して、議会筋では、第一点は輸入を輸出よりもふやせ、つまり日本の黒字の解消を積極的にやれ、そのためにはできる限り大幅な経済成長をやったらどうだということ。第二点としては、それがもし達成できないならば、日本の市場をもっと大幅に自由化して開放しろということ。また、そのいずれもがで……

第87回国会 予算委員会 第18号(1979/03/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 御指摘のように、第三次産業といいますと、もうみそもくそも一緒にかたまってしまうので、これはある場合には政策対象としては非常にとらえにくいわけであります。同時にまた、日本の経済構造そのものが非常に高度化しておりますし、非常に高付加価値へ動いていっているわけですから、そうしたような場合に、単純な製造あるいは非製造というような分け方でなしに、もう少しきめ細かく分けて見るという試みをやってみたいという考えを持っておりまして、経済企画庁では多少そうした方向について勉強を始めておるわけでございます。
【次の発言】 浜田委員の御質問に的確なお答えになるかどうか、ちょっと私自身も自信がございま……

第87回国会 予算委員会 第20号(1979/03/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 いまわれわれが、これからの卸売物価の上昇一・六%程度というふうに見込んでおります中に、OPECの年間平均一割の値上げを入れて計算をいたしております。私らは、現在起こっておりまする最近の情勢につきまして、決して楽観をしているわけではございません。また、いま委員御指摘のような値上げの方向が徐々に動きつつあることは十分承知しておりますが、われわれの物価の政策の中で、こうした値上げが一挙に消費者物価の方に波及しないように、先般来政府挙げての総合的な政策推進を決定いたして、きめ細かくそのフォローをこれからやっていくわけであります。  もう一つには、やはり円高の影響が、今年度の前半にはなお……

第87回国会 予算委員会 第21号(1979/03/07、34期、会派情報なし)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  いま総理からお答えになりました日本の経済のこれからの方向というものは、私らはぜひこれを実現しなければならぬ。しかしいま、卸売物価が非常に勢いよくなってきておりますが、これはやはり経済が少し回復過程に入りますと、当然起こることであるわけであります。  それと同時に、私がいま一番心配しておりますことは、こうした卸売物価の上昇が海外要因によって非常にいま刺激されているということであります。この海外要因というのは、イラン初め石油の問題あるいは節約問題が世界で討議されているというような事態、もう一つは、やはり昨今の世界情勢のややきな臭いにおい、それによる戦略物資の……


36期(1980/06/22〜)

第96回国会 運輸委員会 第1号(1981/12/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ごあいさつを申し上げます。  このたび運輸大臣を拝命いたしました小坂徳三郎でございます。  運輸行政は、陸海空にわたる輸送活動を初めといたしまして、観光、海上保安、気象に至るまで、きわめて広範な分野を担当しております。しかも、その行政の一つ一つが国民生活に直接関連をする性格のものでございます。したがいまして、私といたしましては、運輸行政の基本ともいうべき安全の確保に十分留意をしてまいりますとともに、広く国民の要望に耳を傾け、国民に対するサービスの向上に努めたいと考えておる次第でございます。  現在、運輸行政には、国鉄再建問題を初めとしまして数々の重要課題がございますが、そのいず……

第96回国会 運輸委員会 第2号(1982/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 所信表明に先立ちまして、けさの日本航空の事故現場へ行ってまいりましたが、大変に関係方面の御協力をいただいておりまして、十時四十分ごろには機内におられる方の救出を全部一応終了いたしたようでございますが、なお操縦室の前が泥の中にめり込んでいるそうでありまして、そのあおりで、まだ未確認と申しますか、十名くらいの方々がまだ中におられるかもしれないということで、いまその捜索をやっているのが現状でございます。  なお、救出された方が運ばれてまいりましたのを見たのでありますが、やはり泥だらけでありまして、また人工呼吸をやらなければいけないような状態でございまして、非常に悲惨なことでございます……

第96回国会 運輸委員会 第3号(1982/02/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 このたびの日航墜落事故によりまして多数の方々が亡くなり、また傷を負われたということに対しまして、心から亡くなられた方々に対しては弔意を表したいと思いますし、またけがをされた方々の一日も早い御全快を祈っておるところでございます。  ただいまの御質問でございますが、私は、運輸行政は最近はますます高速化し、かつスピードの上がる大量な輸送を担当しておりますので、何よりも重要なことは安全の確保であると考えております。運輸行政のすべての最も重点的な問題は、安全の確保をいかにして達成させるように行政を運営するかということであると言っても過言ではないと考えるものでございまして、私、就任いたしま……

第96回国会 運輸委員会 第4号(1982/03/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました旅行業法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  近年、所得水準の向上等により、国民の旅行に対する意欲は年々着実に高まってきており、旅行はいまや国民生活にとって不可欠のものとなっております。国民が旅行するに当たっては、旅行業者を利用することが広く普及しており、特に旅行業者が企画・募集する主催旅行が大いに利用されておりますが、これとともに旅行業者の活動をめぐってしばしば紛議を生ずるに至っております。  このような状況に対処して、旅行に関する取引の公正を維持し、旅行者の保護を図っていくため、旅行業者の適正な業務運営を確保していく必要……

第96回国会 運輸委員会 第5号(1982/03/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま委員が御指摘になりましたのもその大きな原因の一つでございますが、国民が非常に旅行に対しての大きな期待を持つ現代でございます。したがいまして、旅行を楽しいものにするとか有益なものにするためには、これを扱うところの旅行業者に対しても、国民はそれなりの期待感を持っておると思うのであります。  しかし、いま御指摘のような点、あるいは先般起こりましたような、旅行業者が倒産することによって、集めた数億の金が返済できない、これは全部、旅行しようとする人たちの負担になってしまっている、こうしたことがございます。また、相手国の法に違反したようなことをやって、そうした面から日本との関係が非……

第96回国会 運輸委員会 第6号(1982/03/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 国際観光の持つ意味は、委員御指摘のように、きわめて多面的ではございますけれども、重要なものだと私は思うのでございます。こうしたことを通じて国際交流も、また各国間の国民の間の交流も、また認識も大いに高まることでございまして一私の個人的な感覚でございますが、特に日本のような国際環境にある国の人人は、できるだけ多くの機会を得て海外の実態に触れるということは非常に大事なことではなかろうかと考えております。
【次の発言】 ただいま観光部長が申したことと同じでございますが、ひとつの観光政策と申しますか、それ以上に、日本と諸外国の他の人々との間の交流を積み上げていくというような面を特に重視い……

第96回国会 運輸委員会 第7号(1982/03/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 関委員のただいままでの、むつ小川原の一点係留ブイバースについての御指摘、非常に拝聴すべき多くの問題を提示されたと私は思います。  もちろん、行政的に見れば一応適法であり、かつ、これを推進することに問題はないということでございますけれども、われわれもまだその現場を見ておりませんし、特に太平洋のうねり、また海流のぶつかり合う地点であるという御指摘は、現地をよく知っていらっしゃる方でなければわからない点ではないかと思うのでございます。  さらにまた、もしも油が漏れたということになりますと、御指摘のような大災害を起こす可能性もあるわけでございまして、私は、県の申請そのものは適法であると……

第96回国会 運輸委員会 第8号(1982/03/30、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 日本の船費と申しますか運賃その他の面におきまして、特に最近アジアの国々あるいはまた中東の国々に対しまして日本の運賃が非常に割り高にならざるを得ない事情がございます。そうしたようなことでありますので、わが方としましては極力その合理化を技術的な面から図って、無理のないところで落ちつげていくということが現在の一貫した政策でございますが、そうした意味においても、今回の条約批准並びに法改正がきわめて重要であるというふうに考えておるのでございます。  特に相手国の名前を私、つまびらかにいま全部を挙げるわけにもまいりませんので、詳細につきましては局長からお答えさせます。

第96回国会 運輸委員会 第9号(1982/04/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 関委員からのいろいろの御提案でございますけれども、非常にばらばらであるのでなかなか一括してこれを決めていくということは困難な実態にあるようでございます。  しかし、われわれといたしましては、ただいま委員の仰せられた諸点は、やはり船員諸君に対しましても大変大事な点であると思いますので、十分その点について配慮をしながら行政の運営をしてまいりたいと思います。
【次の発言】 旗国主義をとるということは、御承知のように、やはり日本の商船隊と申しますか、日本の動脈ともなるべき輸送力をわれわれの手で確実に維持していきたいということでございまして、しかしまた一方においては、多少の経済性というも……

第96回国会 運輸委員会 第10号(1982/04/06、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまお話しのように、、臨調からの申し出がございました。その申し出に対しまして、われわれはすでに十分対応していると思っておるのでありますが、事柄がございますので、今後この問題は国会における御審議にお任せを申し上げたいというふうに考えているところであります。
【次の発言】 今回の改正法案の最も重要な点は、もちろんユーザーの負担軽減ということが大きな柱でございますけれども、それを実現する過程の中で、現在われわれが最も配慮しなければならぬことは、年々増大する自動車の増加、これによって引き起こされている、いわゆる安全面あるいはまた公害面が拡大するということは、そうした意味から見ても大……

第96回国会 運輸委員会 第11号(1982/04/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま委員御指摘の問題は、国鉄全般に対しての厳しい御批判と受けとめなくてはならぬと思います。  今度の運賃改定でございますが、五年連続値上げという事態は、これはまことに今日までの国鉄の経営の中で何ら改善するべきものがなかったことの結果ではないかと思うのであります。事実、国鉄の実損は、推計でございますが二兆円に及ぶ赤字が出ておるわけであります。こうしたものを国家財政の中から約七千八百億円の助成をいたしておるわけであります。しかし、国といたしましても、ただこの赤字補てんのために貴重なる国民の税金を使っていくということだけではどうにもやりくりがつかないわけで、結局全体としてのバラン……

第96回国会 運輸委員会 第13号(1982/04/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいままで委員から、種々の面から見ての今回の車両法改正についての御意見を承りました。いずれも伺うておりますと、きわめて適切な御意見だったと思うのであります。  特に、この過料制度等についての御意見も十分拝聴いたしたわけでありますが、一言だけ申し上げたいことは、やはりいまの車社会、こうした中において自動車に乗っている人、これは便利でこの上なく快適であろうと思うのでありますが、道を歩く者あるいはその近所に住んでいる者、特に東京なんかで申しますならば環八とか環七、この交差点の状態というものは、私はやはりこの点検、整備というものが技術的に見ても相当厳格になされ……

第96回国会 運輸委員会 第15号(1982/04/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいままでの御議論は前々からいろいろと伺っておりまして、このたびの保安庁のいろんな諸対策において、いろいろと地元の方や関係者に御迷惑をかけたことを大変遺憾に存じております。  ただ、われわれといたしましては、ああした海難事故が起こって非常に不運であったのは、あの船が強風にあおられて、よもや岸に向かって流されるということを予測し得なかったこと、あるいはそこまで配慮が至らなかったことは、私は大変残念なことだと思っておりまして、また、いまおっしゃいましたように、一つだけいかりを入れれば、さらに連続してきた台風的な風雨の中で海が荒れて亀裂がさらに大きくなるということについても、海難に……

第96回国会 運輸委員会 第16号(1982/05/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 仲裁裁定につきましては尊重いたしていきたいということはもちろんでありますが、国鉄につきましては、委員も十分御承知のとおり、非常に経営状態がよくないということも事実でございます。しかし、こうした給与の問題につきましては、他の公企体と同等に扱ってほしいということを累次、私も会議において主張しておるところでございます。今後もそうした方向で努力をいたしてまいりたいと思っております。
【次の発言】 けさほども八時半から関係閣僚会議をいたしまして、そうした中においていろいろな議論がございました。また、きょう昼から引き続いての関係閣僚会議をいたしますが、われわれといたしましては別に、従来決め……

第96回国会 決算委員会 第2号(1982/04/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 総点検は、職場が約五千ありますので少し手間取っております。ただし、中間報告は一応受けておりますが、それに対応したいろんな施策、対応策等含めての報告は、今月の末までには私のところに提出されると聞いております。
【次の発言】 小委員会のレポートはきわめて貴重なものだと考えております。
【次の発言】 経営改善計画は一応決まったものでありますが、われわれといたしましては、現在の国鉄の状態、あるいはまた日本の財政状態から影響をされるもろもろの問題を考えますときに、やはりこの経営改善計画はなるべく深く、早くやっていかなければいけないというような考え方で、現在いろいろと具体案をつくっておると……

第96回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1982/02/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 運輸省における交通安全対策について、所信を申し述べます前に、先日の日本航空機墜落事故に関し、一言申し上げます。  去る二月九日、羽田沖に日本航空のDC8型機が墜落し、二十四名のとうとい人命が失われ、百五十名に上る多数の方々が負傷されました。私は、運輸行政の最大の使命は安全輸送の確保にあると確信しており、今回の事故はまことに遺憾に存ずる次第であります。現在、事故原因の究明に全力を挙げるとともに、日本航空に対し立入検査を実施しており、これに基づき必要な対策を進めてまいる所存であります。  今後、かかる事故の絶滅を期するため、各交通機関の関係者に対して重ねて安全総点検を実施するよう指……

第96回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1982/04/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 十三日は私鉄ストがなくなりました。前々からもそのような雰囲気で推移しておりましたので、十三日のストは国鉄労働組合は敢行しなかったわけであります。さらに、十五、十六日のストはもしもやるとすればこれは違法ストでございますので、先般来、国鉄総裁に対しても、この違法ストは絶対にやらしてはならぬ、またわれわれも、各方面に対して、違法ストに対しては絶対にこれを行ってはならないという警告を発しておるところであります。いまの時点において十五、十六日のストが中止されるということはまだ聞いておりませんが、今後最大の努力をふるってこの両日のストを行わせないよういたしたいと思っております。

第96回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1982/05/12、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 けさほども関係閣僚会議でいろいろ議論いたしましたが、議がまとまりませんで、あさってまた開いて考えようということになっております。  ただ、国鉄の現状が国民から見てなかなか厳しい状況にあることはやはり認識せざるを得ないのでありますけれども、私といたしましては、いま委員の仰せられたように、第一線に働く方々の生活の問題でもあるし、他との格差のつくような形では困るということをきょうは発言したところでございます。いずれにいたしましても、関係閣僚会議の議の中でこの問題についての基本的な方針が決まったら、それに従って行動していくというふうに考えております。

第96回国会 大蔵委員会 第21号(1982/04/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  この法律案は、公共企業体の共済組合が支給しております退職年金等につきまして、別途、本国会で御審議いただいております恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の改善措置にならい年金額を引き上げるとともに、最低保障額の引き上げ等の措置を講じようとするものであります。  次に、この法律案の概要につきまして御説明申し上げます。  第一に、公共企業体の共済組合が支給……

第96回国会 予算委員会 第3号(1982/02/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 塚本委員のただいまのいろいろな御指摘は、私も十二月初めから運輸大臣になって国鉄問題をいろいろ検討しておりますが、最もそれは重大なことだと考えます。また、一般の労働組合運動の中で、今日の国鉄ほどこうした形で事が運ばれているところはいまだかつて私は見ないのでございまして、当然これはいまおっしゃったような方向で改善をするなり、あるいはまた労使交渉をさらに練り直すなり、私は、やはり国鉄当局のこれからの努力を強く要請したい。したがって、先般も、国鉄問題はまず最初に労使問題であるということから、国鉄本社を訪問いたしまして、幹部の諸君に会って、ひとつ元気を出してこの難局を乗り切ってくれという……

第96回国会 予算委員会 第6号(1982/02/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 基本的な方向については変わっておりません。全く変わっておりません。
【次の発言】 航空審議会で二年十カ月かけて決定された地域でありますので、われわれはそれを尊重していくという方向は、そのとおり進めてまいりたいというわけであります。(正木委員「泉州沖ですか」と呼ぶ)泉州沖を航空審議会から答申を受けておりますから、尊重してまいります。
【次の発言】 昨年末に就任いたしましてから、特に大阪府中心の非常な積極的な動きとともに、昨今におきましては、兵庫あるいは和歌山両県とも今年の正月以来積極的な動きに転じていただいておると私は見ておりまして、こうした地域の自治体並びに住民の方々の熱意とい……

第96回国会 予算委員会 第7号(1982/02/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいまの岡田委員の御指摘になりました数字は、遺憾ながら本当のようであります。したがいまして、私もこうしたやみ手当、そうした一般的な問題があたりまえのことのようになっておるという現状は実に困ったことであるし、この基本的な姿勢を正すことが何よりも国鉄再建には重要なことであると考えておりまして、ただいま御指摘になりましたやみ給与に対して、手当に対して、断固としてこれは返済をするように国鉄当局に強く申し出をいたしておるところであります。
【次の発言】 ただいま国鉄総裁からの答弁がありました。  私は、労使関係が信頼関係に基づかなければだめだということを考えまして、こうしたただいま御指……

第96回国会 予算委員会 第8号(1982/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 本日の午前八時四十五分ごろでございますが、福岡発日航DC8、三五〇便、定時到着八時五十五分の予定の飛行機でありますが、八時四十五分ごろ東京国際空港着陸のために進入中、滑走路の手前百五十メーターないし二百メーターの海上に着水をいたしたわけであります。  現在、原因をというよりも、乗客その他の救助に全力を挙げておりまして、海上保安庁といたしましては、直ちにヘリコプター六機、巡視船、巡視艇含めて四十六隻、この救助に向かっておるところでございますが、なお現在の乗客、乗員の被害状況につきましては、なかなか確認ができておりません。大変これは申しわけないことであります。未確認情報としまして、……

第96回国会 予算委員会 第9号(1982/02/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 昨日の日本航空の墜落事故、まことに遺憾でございます。また、亡くなられた方々に対して心から弔意を表する次第でございます。  こうした突発的な事故が起こる可能性は大量高速輸送にはつきものであると考えまして、私、昨年の十二月二十六日に全運輸関係の第一線の安全担当者に参集を求めまして、安全について、また乗客の安全を守るということについて、特段の配慮と注意と不断の緊張を求めたところでございますが、はからずも今回このような事故が起こったことは、まことに遺憾に存ずる次第でございます。  ただいまの御質問の調査でございますが、昨日直ちに航空事故調査委員会から委員を含む調査官十二名を現地に投入い……

第96回国会 予算委員会 第12号(1982/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 国鉄再建問題でありますが、ただいまお話に出ました特別措置法に基づいて昨年の五月に決定されました再建計画、経営改善計画、これを当面は着実に実施していくということが一番適当であると考えております。私はこうした一つの計画の、昭和六十年度まずさしあたりは約一万二千キロに及ぶ基幹的な部門の幹線の収支のバランスをとること、これが一つの具体的な方策と考えておりますが、同時にまた、これを達成するためにも相当な国鉄内部の合理化と申しますか、一種の現在立っております非常な危機感、こうしたものをこの再建計画のために十分に精力的に投入していく必要があるというふうに思うております。  なお、国鉄の赤字の……

第96回国会 予算委員会 第14号(1982/02/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 いま国鉄総裁からお答え申し上げたのが実態であると思います。  ただ、われわれといたしましては、昭和六十年を一つのめどにしておりますけれども、現状のまま進みますとその時点での長期の債務残高は、来年度で十八兆円でありますが、二十四兆円ぐらいにふくれ上がるだろう、こういうことであります。これが先ほど来の御設問のように大体が赤字をかぶった長期債務でありまして、こうした事態を改善するということは容易なことではございません。同時にまた、現実の累積赤字も六十年には十三兆に達するであろうという予測も出ておるわけでございます。  しかし、こうした大きな問題をいますぐ解決するということも、今日まで……

第96回国会 予算委員会 第15号(1982/02/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます前に、岡田委員に、実は先般の二月九日の日航機墜落のときには、お許しをいただきまして、羽田空港まで出向かせていただきましたことを厚く御礼申し上げます。  ただいまの御質問でございますが、このところ北洋における操業によって相当の犠牲が出ていることは事実でございますが、特に今回の問題になっております船の設計その他については、十分転覆の可能性は防げるんだというような構造的な結論を皆持っておるようでございますけれども、同時にまた、いま御指摘のように、大変無理な操業があったんではないかというようなお話もございましたが、われわれとしましては、先ほども船員局長から御答弁申し上……

第96回国会 予算委員会 第16号(1982/02/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 ただいま市川委員の御指摘の点は、きわめて重要な日本の経済安全保障の問題点であることはよく認識をいたしております。したがいまして、具体的には、貿易物資の輸送経路に当たる重要海峡を初めとするわが国への海上輸送ルートの船舶航行の確保対策、わが国商船隊の維持整備、日本人船員対策等、諸対策が必要であると考えておるところであります。また、こうした問題に関連しまして、現在、運輸政策審議会においても運輸政策上の見地からの総合安全保障の確保のあり方というものも審議をしてもらっておるところでございますが、その結果を踏まえながら関係行政機関と連携して所要の措置を講じたいというのが運輸省の態度でありま……

第96回国会 予算委員会 第17号(1982/02/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  関西新空港につきましては、われわれの立場から申しますと、これは一刻も早く完成をしたい、非常に熱意を持っておるわけでございます。また、今回御審議をいただいている予算が通りますれば、先ほど航空局次長が御答弁を申し上げたように、基本的な調査はあらまし済むであろう。われわれはこの間並行的に地元との折衝、そしてまた現在は大蔵事務当局と運輸事務当局の間で採算性その他の問題についての話し合いをいたしておりますが、私はこうした話し合いがある程度進み、さらに地元の各町村が運輸省から提示いたしました条件、こうしたものに対して同意をし、さらに積極的な協力をするというような雰囲……

第96回国会 予算委員会 第18号(1982/02/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 先ほどの、最初の国鉄に対する考え方で、ちょうどあなたがおっしゃいましたように、公共性と企業性と申しますか、その二つの論点が過去十年間続いてきて、やはり公共性にウエートが置かれた対策がずっととられてきたわけでありますが、いま財政再建という問題のみならず、日本の全体の問題から見ての企業性というものをもう少し色濃く出そうという観点からの国鉄再建問題が非常に議論されていることと私は認識しております。  しかし、この公共性と私企業的な企業性というもののどこに線を引くかということが、やはり先ほど申し上げましたように、過去何年にもわたって公共性主体の施策が打たれてきたわけでありまして、そこに……

第96回国会 予算委員会 第19号(1982/03/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 国鉄を担当いたしております運輸大臣といたしましては、いまの竹本委員の御意見、率直にお答えを申し上げれば、経営になっておらぬと言わざるを得ません。しかし、一面におきまして、いまわれわれが努力いたしておりますことは、これでもなおこの国鉄の中に新しい労使慣行ができ、そして相協力するという意欲が失われないならば、現在非常に無理をして国からいただいておる助成金、補助金、こうしたものを必ず生かすことが可能であるではないか、まずその可能であるようにすることがいま一番国鉄再建の重要な課題であると考えております。  時間もないところでございますので長々と御説明することは省きたいと思いますが、たと……

第96回国会 予算委員会 第22号(1982/06/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 裁判所の見解が表明されたわけですが、これに対しては意見を申し述べることは差し控えたいと思います。ただ、航空行政は非常に公共性の強いものであるということ、したがって、これの運営につきましては、従来にも増して公正かつ厳正に行うべきであるというふうに考えております。
【次の発言】 ああした事件があったということはよくわかりますけれども、そのことによって運輸行政自身が非常にねじ曲げられたというふうに私は思っておらないのでございまして、したがって、先ほど申し上げたように、公共性に立って今後ますます厳正、公正にやるということをわれわれは強く決意をしているということをお答えしたわけであります……

第96回国会 予算委員会 第23号(1982/06/26、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 第四部会の答申は拝見いたしております。(三浦(久)委員「答申じゃない、報告ですね」と呼ぶ)しかし、ただいま総理から御答弁ありましたように、臨調に対しての政府の全体の構えというものは先ほど総理の御答弁どおりでありまして、具体的に民営分割というようなお話でございますけれども、こうした問題につきましても現在臨調において精力的に検討が重ねられているところでございますので、私といたしましては、それに対して現在私の運輸省としての意見を申し述べることは差し控えておきたい。また、その臨調の答申が正式に政府に出されました場合に、先ほど総理の言われましたように、十分それを吟味し、そしてまた尊重して……


各種会議発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第65回国会 物価問題等に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第2号(1971/02/20、32期、自由民主党)

○小坂(徳)委員 関連質問の要求があるので、その問題を先に取り上げたいと思いますが、いま非常にまじめに生活している人が一番絶望的に感じておるのは土地の値上がり、これはもう長いこといわれていることなんですが、政府は最近、昨年の八月に地価対策の統一的な見解を発表して、今年度の予算でも、それの一部を逐次実施していると思いますけれども、私はもっと政策的なことで、これは総理にも伺いたいと思うのですけれども、土地の借り上げであるとか、あるいは公有地をもっと確保する、こういうことをやはり全面的に打ち出す姿勢が政府に積極的にないということが、またこの土地の値上がりというものに、市民、特に大都市周辺に住む人々の……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1974/03/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 昭和四十九年度歳出予算要求額を御説明申し上げます。  内閣所管の昭和四十九年度における歳出予算要求額は、六十一億三千百九十一万二千円でありまして、これを前年度歳出予算額五十二億一千七百九十三万四千円に比較いたしますと、九億一千三百九十七万八千円の増額となっております。  次に、総理府所管の昭和四十九年度における歳出予算要求額は、二兆三千九百六十五億二千二百六十二万一千円でありまして、これを前年度歳出予算額二兆一千百五十三億四千五百九十九万七千円に比較いたしますと、二千八百十一億七千六百六十二万四千円の増額となっております。  このうち、経済企画庁に関する歳出予算要求額については……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1974/03/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 お答え申し上げます。  ただいまの余丁町小学校の実情等につきましては、私どもよく承知しております。総理府のあの土地につきましては、やはりこれを十分、利用方法等につきまして、現在の機動隊の問題等を含めまして検討いたしまして、余地が残りましたらそれはひとつ大蔵省に一応返そうかと、そのときに私の気持ちといたしましては、やはり大蔵省に引き継ぐ場合に、そのあと地を余丁町の小学校の移転先として確保してほしいということを申し伝えるつもりでおるわけでございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。  むしろ利用の方法が明確になりましたら、私は機動隊に関する部分は警視庁にひとつ移管といいますか、……


34期(1976/12/05〜)

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/02/28、34期、会派情報なし)【政府役職】

○小坂国務大臣 昭和五十四年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算額は、百二十二億一千四百万円となっており、これは前年度予算額に比べて六億七千九百万円の増額であります。  また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として二千三百一億円を予定しております。  以下、重点事項につきまして、その内容を御説明申し上げます。  まず第一は、経済政策の総合的推進に必要な経費でありまして、三十二億一千万円を計上しております。  この内訳の主なものとしては、景気の回復、雇用の安定、特に物価の安……


36期(1980/06/22〜)

第96回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1982/02/26、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 昭和五十七年度の運輸省関係の予算について御説明申し上げます。  まず一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は二十二億八千五百四十七万一千円であり、歳出予算総額は、他省所管計上分一千百七十九億二千六百四万四千円を含め一兆五千五百五十三億八千九百六万二千円でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、比率で〇・二%の増加になっております。  次に、特別会計について申し上げます。  自動車損害賠償責任再保険特別会計につきましては、歳入歳出予算額一兆六千八百八十四億三千六百万円余、港湾整備特別会計につきましては、歳入歳出予算額三千二百九十七億円余、自動車検査登録特別会計につ……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1982/02/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○小坂国務大臣 おっしゃるとおりの方向で進んでおります。
【次の発言】 御指摘のように、零細な整備業界は大きな打撃を受けるとわれわれも予測しておりまして、したがって、今度の臨調の答申に対して、われわれもこれを実施するということをするわけでありますが、一面において、やはり零細企業対策をきめ細かく、そしてまた大きな不安を与えないように、いろいろいま関係各省とも連絡をとりながら考えておるところでございます。運輸省といたしましては、整備業界が打撃を受けることを見て見ないふりをするつもりは全くございません。
【次の発言】 実は、東京都の整備業界の指導者がたくさん来られまして、私もこの話をいたしております……


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ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

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