このページでは不破哲三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。不破哲三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○不破委員 私も沖繩及び千島の問題について、若干の問題点を伺いたいと思いますけれども、沖繩の問題については、いま永末委員が問題にされた点を、もう少し別な角度から伺ってみたいと思うのです。 といいますのは、先ほど外相が、今度の沖繩返還交渉のバックグラウンドは、アメリカ側が日本に返還することで、基地の機能を低下するのもやむを得ないという判断をした結果だというふうに言われました。ただ私は、この日米共同声明を分析的に見てみますと、アメリカ側が日本にした約束と、それから日本側がアメリカにした約束と、沖繩の返還の問題とも、明らかに二つの部分からなっている。一つは、外相がよく言われる本並土みだという問題で……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、沖繩復帰のための準備委員会への日本国政府代表に関する臨時措置法案に反対の態度を表明するものであります。 ここに提案されている準備委員会は、愛知・マイヤー交換公文にも明らかなように、昨年の佐藤・ニクソン会談での合意に基づき、日米共同声明のワク内で、沖繩復帰のために沖繩において日米両国政府間の協議、調整を行なう、こういうものとされております。 そもそも、戦後二十五年にわたるアメリカの沖繩占領は、国際法上何らの正当な根拠もなしに、カイロ宣言やポツダム宣言、さらには国連憲章の条項にさえ違反しておる全く不法、不当なものであります。この沖繩を日本に返還するにあた……
○不破委員 総理も外相もこの国会で平和外交を非常に強調されましたが、私はアジアの平和における日本の役割りを考える場合に、朝鮮、ベトナム、中国などアジアの社会主義国に対する日本の態度、これが非常に大きな重要な問題になると思います。 それでまず中国に対する態度ですけれども、予算委員会の総括質問の中で、総理は、たしか小坂委員への回答だったと思いますけれども、政経分離ということはもう言わない、それからまた、大使級会談という形で政府間の接触を考えたい、この接触は非常に狭く限られたものにはしたくないというように言われました。それで政府間接触ということをこれからの展望として問題にする場合に、政府は一体これ……
○不破委員 最近の国際情勢に関連をしまして、沖繩の問題について若干伺いたいと思います。 政府は沖繩返還についての構想を示されるにあたって、大体七二年までにはベトナムの問題が解決しているだろうという見通しを何べんも表明されていました。しかし最近の状況を見ますと、ベトナムの問題自体が非常に解決の見通しが明るくない。それからさらに、ラオスとかカンボジアとかいう地域、インドシナ全域に戦火が拡大しており、ラオスの場合にはB52の爆撃とか、カンボジアの場合にもアメリカからの武器の提供であるとか、アメリカからの介入の問題も、ずっと具体的にあらわれてきているという状況にあります。そういう意味で私どもは、沖繩……
○不破委員 簡単に、二、三御質問をいたしたいと思います。 それで、航空機上の犯罪というものは、どうしてもこれは国際的な関係をいろいろ持ってくる。それについて整理をし、権限を明らかにする、これは今度の条約の趣旨だと思います。そして、先ほども御説明ありましたように、ハイジャックの問題というのは、この条約案の主要な対象というよりは、航空機上の犯罪一般を対象にするということであると思いますけれども、そうなりますと、これはかなりケースも多いし、いろいろな面で国際的な関係について考えておかなければいけない問題が多々あると思うのです。それでこの条約によりますと、第三条で、航空機内で行なわれた犯罪及び行為に……
○不破委員 私どももちろん今度のジュネーブの議定書については、細菌兵器、化学兵器の全面禁止をやる、特にその使用禁止をやるという点で、むしろ日本の批准がおそきに失しているという見解を持っているわけですけれども、これをほんとうにそういう非人道的な戦争手段を禁止する、使用を禁止するという方向で有効にその効果を働かせていくためには、やはりこの兵器の範囲の問題、先ほどから議論されておりますこれが非常に大きな問題であると思います。その点で、まず幾つかの質問を初めにいたしたいと思います。 昨日西堀国連局長から御説明があったのを伺いますと、このジュネーブ議定書で禁止をされているガス兵器は、致死性のものだけで……
○不破委員 カンボジア問題及び日米安保条約の問題について政府に質問したいと思います。 まず最初に、カンボジア問題ですけれども、私は、米国がカンボジアに大軍を投入して進攻したことは、一九六四年のトンキン湾事件と、それに続く北爆の開始に匹敵するインドシナにおける戦争拡大行為として、非常に重大な問題である。これに対してどういう態度をとるかということは、いまベトナム和平を口にしている多くの国の政府が、これに対する態度でその真意がただされる、真意が問われる、それぐらいの大きな比重を持つ問題であるというふうに考えます。そういう観点から、このカンボジアでのアメリカの軍事行動に対する政府の評価と態度、これを……
○不破委員 カンボジアの問題について、外相に伺いたいと思うのですけれども、先日開かれましたジャカルタ会議においての共同声明を読んでみますと、すべての外国軍隊がカンボジア領から撤退するということをカンボジア問題解決の一番のかなめといいますか、冒頭にうたってあります。ところが、この会議のあと、ジャカルタ会議に参加をしたいろいろな国の動きを見ますと、たとえば、南ベトナムのサイゴン政権は、あの会議の直後に、二十日でしたか、会議のコミュニケが発表された三日後に、新しい軍隊をカンボジアに投入しておりますし、二十八日には、南ベトナムとカンボジアのロン・ノル政権の間に、共同コミュニケが発表されて、引き続き、サ……
○不破委員 私は、日本共産党を代表しまして、言論・出版の妨害の問題、それに関連する政府の政治姿勢の問題、それからまた日米共同声明の問題点、この二つの問題を中心に総理並びに関係閣僚に御質問をしたいと思います。 まず第一に、出版の妨害の問題でございますけれども、この問題については、国会の外でも、この国会でこの問題がどのような決着をつけられるか、国民の間に非常に関心が高まっております。最近では、新聞の社説などでもこの問題が取り上げられて、国会がどのような取り組みをするか、本格的な審議をせよという声もあげられております。これは決して偶然ではありません。総理が、衆議院及び参議院の本会議でいみじくも言わ……
○不破委員 日本共産党を代表しまして、私は、出版妨害問題について、それからまた時間が許すならば、これから始まる沖繩返還交渉に臨む政府の基本態度について、総理並びに関係閣僚に質問いたしたいと思います。 まず第一に出版妨害の問題でありますけれども、私は総括質問の際に、ちょうどきょうから三週間前でありますけれども、この問題について事実をあげて総理の所信を伺いました。その際総理は、二度まで繰り返して当事者自身の発言ならともかく、第三者がこの問題について取り上げて云云するのは筋違いではないかということを発言されました。私は総理のこの要望にこたえる意味も含めて、当事者である証人をこの予算委員会に喚問され……
○不破委員 私は、日本共産党を代表しまして、沖繩の施政権返還交渉をめぐる幾つかの問題について、総理及び関係閣僚に御質問したいと思います。 まず、外務大臣に伺いたいのですけれども、沖繩の基地の問題であります。昨年の十一月に、私どもの党から、日米共同声明をめぐって質問主意書を政府に提出をいたしました。その中で沖繩基地の問題について質問をいたしましたところ、十二月の二十九日に、沖繩基地の整理統合について、実質的に妥当かつ可能な範囲で現存基地の整理統合を行なう所存であるという趣旨の回答をいただきました。この沖繩基地の整理統合の問題は、返還交渉のきわめて重要な内容の一つをなすというふうに考えますけれど……
○不破委員 私は沖繩協定の問題について総理並びに関係閣僚に質問するものでありますが、それに先立ちまして、昨日川崎においてたいへん不幸な事故がございました。これは、政府みずからが計画したがけくずれ実験によって十五名の犠牲者を生み出すという、まさに人災の典型というものでありますけれども、この問題については、私は本会議その他であらためて質問することにして、ここでは犠牲者に対する追悼の意をつつしんで表明するにとどめたいと思います。 さて、沖繩の問題でありますが、この沖繩協定の最大の問題が米軍基地の問題であることは、言うまでもないところであります。それで、この沖繩の米軍基地は、アメリカが戦後二十六年、……
○不破委員 私は、まず最初に、昨日発表されました政府の日中問題に関する統一見解に関して、総理の御見解を伺いたいと思います。 二月の二十八日に、総理が、台湾は中華人民共和国の領土であるという趣旨の発言をこの予算委員会で行ないました。私はこの発言を聞いていて、これはほんとうに責任ある立場で真剣に行なわれたものであるならばきわめて重大な発言である、当然これは事柄の性質からいって、これまでの政府の対中国政策の変更を前提にしているか、それともそれを予想させる性質のものであるというように考えました。しかし、これがどうもあまり責任ある真剣なものでなかったらしいことは、この発言が問題になって以後、政府のあわ……
○不破委員 私は政府に、わが国の内政及び外交の問題について質問をしたいと思うのでありますが、最初に取り上げたいのはベトナム問題であります。 このベトナム問題といいますのは、先ほどベトナムに関する協定が結ばれまして一つの転機が参りましたが、これはただ国際情勢の一つの事件というようにわれわれ見るわけにはいきません。と申しますのは、この戦争は第二次世界大戦が終わってから世界が経験した最も長く、最も大きな戦争であったと同時に、これに対して私たちの国である日本が、いわば首までつからされた、そういう戦争であるからであります。そしてまた、この戦争の経験を経て私たちは、日米安保条約というもののもとでアメリカ……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、内外政策の一連の問題について、総理並びに関係閣僚に質問をしたいと思います。 まず第一に、当面の物価インフレの問題であります。 いまさら私が申し上げるまでもなく、最近の物価の値上がりというものは、まさに狂乱、非常な事態であります。たとえば昨年の十二月、卸売り物価指数は前年対比二九%、小売り物価指数は同じく前年対比一七%、こういう異常な値上がりは、日本の資本主義の歴史の中でも、第一次世界大戦後の米騒動前後の三年間と、それから第二次世界大戦後の四年間、この二つの時期を除いては、このような異常な事態はいまだかつてなかったことであります。これをインフ……
○不破委員 初めに総理に、ただいま森山長官が読み上げました報告、これがだれの責任で出された報告なのかということを伺いたいと思います。これは、内閣の責任で出された報告なのか、それとも科学技術庁長官の責任において出された報告なのか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 いま伺いました報告について、私はかなり多くの点で重大な疑義を持っております。
まず第一に、先日の予算委員会で私が提起しました日本分析化学研究所のデータの捏造という問題については、機器分析についても化学分析についても、これは事実であったということが報告されております。ですから、私はこれについてあえて詳しく、まだ何があるというこ……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、内外政策の一連の問題に関して、また予算の基本的な方向に関して、三木総理その他の閣僚に伺いたいと思います。 まず、最初に伺いたいのは、国民生活と政府の基本的な政治姿勢の問題であります。 これまで、六〇年代の高度経済成長政策時代以来、その結果が、いま非常に深刻な形で国民生活の上にあらわれております。私ども、この問題を以前から分析をしてまいりまして、この根本には、単に成長率が高過ぎるというだけの問題ではない、つまり、成長率を高めるということで、大企業の資本蓄積、それからまたコンビナートづくり、これを国の経済政策の第一義の目的にする、そのために、国……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、三木総理を初め関係閣僚に、特に経済と国民生活に関する諸問題、それからまた、政府の政治姿勢に関する問題について質問をしたいと思います。 まず最初に、経済と国民生活に関する問題でありますが、この質問に入る前に、総理に一言御要望したいことがあります。 本会議の席上でわが党の議員が質問をいたしますと、総理は、共産党は大企業をつぶす立場に立っているからということで、非常にイデオロギー的な答弁をされます。しかし、私どもは、日本の国の経済の問題について、昨年十二月に決定しました中央委員会総会での政策においても、当面の経済の民主的な再建の構想を発表しており……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、経済の問題、それから安保、防衛の問題、それから大学問題、こういう問題を中心に、政府の内外政策について総理以下関係閣僚に御質問したいと思います。 まず最初に経済の問題ですが、円高問題、これは昨年の年初めの二百九十円台という円レートが、昨年末には二百四十円台にまで下がって、それが数カ月推移している。こういう中で日本の経済や産業には大変な困難が生まれたわけですね。これはもう御承知のとおりですが、そういう状態の中で、日本の特に輸出関連産業、これがまず最初の直接の打撃を受けたわけですが、輸出関連産業、特に中小企業の多い諸産業が、二百四十円レートという現……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国政の上の当面の一連の問題について、大平総理初め関係閣僚に質問したいと思います。 まず最初にグラマンの問題でありますが、グラマン、ダグラスの問題は集中審議も予定されており、また、特別委員会も設けられておりますので、私はここでは特に総理に聞く必要のある幾つかの大事な点だけ、政治姿勢の問題も含めて御質問したいと思います。 まず第一に、ハワイ会談の問題ですね。これは以前から問題になっておりましたが、あのロッキードのトライスターの場合にもこのハワイ会談でニクソン、田中両氏の間で話し合われたと言われ、それからまた今度の早期警戒機E2Cの問題についても……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、八〇年代の展望も踏まえながら、内外政策の幾つかの問題について総理並びに関係閣僚に質問をしたいと思います。 まず最初に、安全保障、外交の問題でありますが、私どもは、日本自体が軍事同盟のない非同盟中立の道に進むことを目指すと同時に、この地球上からあらゆる軍事同盟がなくなる、そういう平和の状態を築くために努力をしております。しかし、残念ながら、八〇年代を迎えた現在、あのイランの問題やアフガニスタンの問題を契機にして、軍事同盟や力の政策を前面に押し出す傾向が、特に日本が組み込まれているアメリカ側の体制の側からも非常に顕著になった。イラン、アフガニスタ……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、総理及び関係閣僚に内外の政策の問題について質問を行いたいと思いますが、外交問題、安全保障の問題、経済と国民生活の問題、そして国民の安全にとって重大な震災問題について、この順序で伺いたいと思います。 まず最初に、外交問題でありますが、政府は二月七日に北方領土の日を設定いたしました。 御承知のように、北方に関する日本の境界が決められたのは幕末から明治にかけてであります。幕末に、一八五五年二月七日、下田で安政条約が結ばれまして、このときには樺太の境界が決められないまま、樺太は日露両国の共同の地とされて、択捉、国後までが日本の領土とされました。つまり日露の境……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、内外政策の幾つかの問題について、鈴木総理並びに関係閣僚に質問をしたいと思います。 まず最初に、政治倫理の問題ですが、この一年の間に政治倫理の上で、あるいは教科書の問題であるとか大学関係の問題であるとか、さまざまな問題が起きました。しかし私は、やはり何といっても一番大きな問題は、国会と政府が一貫して取り上げて問題にしてきたロッキード事件の判決が相次いで下っていること、そこから政府及び国会が過去にやった公約に基づいて何を引き出すかということが最大の問題の一つであろうと思います。 本会議でわが党の金子議員がこの問題について質問したときに、鈴木総理は、過去の……
○不破委員 私は、日本共産党を代表して、政府の内外政策について、中曽根総理及び関係閣僚に質問したいと思います。 まず第一に、今回の首相訪米に関連をした日米安保条約の問題であります。 今回の訪米の結果、そこで総理がアメリカその他に約束をしたこと、これは日本国民の今後の平和と安全にとってきわめて重大な意味を持つものだと私どもは考えております。そういう角度から、総理の特に訪米中の発言の問題についてまずお聞きをしたいわけであります。 総理は、レーガン大統領との会談で日本とアメリカの関係を運命共同体と特徴づけられました。これについていろいろ解説がありましたが、一番わかりよかったのは、帰国後の記者会……
○不破委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、内外の国策上の、国政上の重要問題について、総理及び関係閣僚に質問したいと思います。 まず最初に、田中・ロッキード問題について伺いたいわけですけれども、中曽根総理は、昨年の総選挙の後の総裁声明で、いわゆる田中問題のけじめが明確でなかったことを反省をし、それからまた、いわゆる田中氏の政治的影響を一切排除することを含むいわば公約を声明の中で述べました。一月十七日の党首会談の際に、私から、この総裁声明は党内に向けたものかあるいは一般国民に向けたものかと質問したのに対して、たしか総理は、両方に向けたものだと答えられました。そしてまた、一般国民に対するこ……
○不破委員 今回の日航機乗っ取り事件におきまして一番重要な問題の一つは、赤軍派のような反共暴力学生によるあのような反社会的な野蛮行為が二度と起こらない、こういう体制をつくることであるというふうに考えます。その観点から、荒木国家公安委員長に初めに幾つかの質問をしたいと思うのです。 今回の赤軍派の事件に関していろいろ捜査の過程を伺っておりますと、幾つかの疑問が生まれてまいります。第一の疑問は、荒木公安委員長が、きょうの委員会の場でも、三月三十一日にあのような乗っ取り計画が行なわれるということについては事前に情報をキャッチし得なかった、それは遺憾であったということを答弁されました。しかし、三月三十……
○不破分科員 きょうは、日米共同声明の問題点について、総括質問でも伺いましたけれども、それに続いた形で外務大臣にお伺いしたいと思うのです。
それで、最初は事前協議の問題ですけれども、事前協議については、第六条に関する交換公文で、配置の変更、それから装備の重大な変更、それから戦闘作戦行動への発進の許諾ですね、この三つの点が事前協議にかかるというふうに取りきめられておりますが、日本の領域の中での部隊の移動ですね。これは規模のいかんにかかわらず事前協議の対象にならないかどうか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、日本の領域の中での米軍部隊の移動は、従来は移動された場合、大きな移動……
○不破分科員 私は、きょう、大都市における震災対策の問題について建設大臣に伺いたいと思うのですが、いろいろな災害対策の中でも地震対策ですね。これは、関東地方、それから駿河湾地方、あるいはそのほかの地方で、いろいろ具体的に問題になっておりますが、それが一たん起きた場合の被害の規模、それから人命の損失、こういう点からいってもほかの災害に比べても非常に絶大なものがある。そういう点で、特別にこの問題に対する国の負うべき責任というのは、非常に大きいと思うのですね。 ところが、実際の施策を見ると、いままでの災害対策は、どちらかといいますと、災害対策基本法にしても、伊勢湾の台風の後を受けて風水害問題が具体……
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