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小林政子 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小林政子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
380位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
262位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
244位

32期委員会出席(無役)TOP100
95位
32期委員会発言(非役職)TOP100
94位
33期委員会発言TOP100
86位
33期委員会発言(非役職)TOP100
70位
34期委員会発言(非役職)TOP100
99位

このページでは小林政子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小林政子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第63回国会 大蔵委員会 第2号(1970/02/19、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 八分間というきわめて短い時間でございますけれども、私はこの際大臣に、経済の高度成長のもとでいま深刻な状態に置かれております老人の医療費無料がなぜできなかったのか、そしてこの実施の問題について、ぜひこの機会にお伺いをいたしたいと思います。  まず最初に、昭和四十四年度の税の自然増収は幾らございましたか。また四十五年度はどのくらいのお見込みをお持ちですか。その点についてまず最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 たいへん膨大なものでございますが、そこでぜひ大臣にお願いをいたしたいのでございますが、それは、老人で生活機能を失っている方々の医療費について、現在の医療保険制……

第63回国会 大蔵委員会 第6号(1970/02/27、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は国会に参りまして、前回、六十一国会で審議が行なわれておりました国税通則法の一部改正法案の委員会の速記録を熟読いたしました。そして多くの問題点が質疑の中で明らかにされておりますが、納税者の権利救済ということでその手続の改正を行なうという趣旨のものでございますが、行政不服審査法の手続規定第二章の第一節から第三節までをはずして、国税通則法に不服審査の手続規定をあらためて規定したのは、ここに政府に深いねらいがあるのではないだろうかということを感じました。私はこの点を中心に質疑を行ないたいと思います。質問の時間等も限られておりますので、その手続規定の中でも、納税者にとってきわめて重……

第63回国会 大蔵委員会 第8号(1970/03/04、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました国税通則法の一部を改正する法律案に対し、反対の態度を表明するものであります。  政府は、本法律案の提案理由の中で、納税者の権利救済制度の改善をはかり、審議手続を合理的にしたなどと称していますが、本法律案は納税者の権利救済制度の改善などというものではなく、逆に税務署等の一方的な違法、不当な更正決定を合理化し、納税者に対する税務署等の過酷な徴税をますます強めようとするものであります。このことは納税者の組織である全国商工団体連合会が、今国会になってからだけでも、約七十三万名の反対署名をもって国会に反対の請願をしていることを見ても明……

第63回国会 大蔵委員会 第20号(1970/04/03、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 最初に関税定率法の問題からお伺いをいたしたいと思います。  今回重油の脱硫減税を新設をいたしておりますけれども、最初に石油開発の現状の問題等に関連して、私は石油開発の問題、特に石油の消費見通しの問題についてお伺いをいたしたいと思います。  石油の消費量は年々増大をいたしておりますし、四十二年の総合エネルギー調査会が答申いたしました第一次エネルギーの供給見通しによりますと、四十五年度は一億七千二百万キロリットル、六十年度は四億七千六百二十万キロリットルに達するということが予想されております。去る三月に石油供給計画が発表されましたけれども、その資料によりますと、四十五年度の供給量……

第63回国会 大蔵委員会 第22号(1970/04/08、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、上程されております税法の改正法案の中で、所得税についての課税最低限及び給与所得控除に関して二、三の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  すでに課税最低限の問題はいろいろといま言われておりましたし、また時間の関係等もございますので、この課税最低限の問題については後日具体的に質問をするということにして、ごく簡単に一点だけ触れたいと思います。  まず第一にお伺いをいたしたいことは、昭和四十五年度の税制改正要綱によりますと、夫婦子三人、五人世帯の給与所得者の課税最低限が百二万八千六百七十四円、それから事業所得者の課税最低限は七十三万九千三百八十円となっておりますけれども……

第63回国会 大蔵委員会 第24号(1970/04/10、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 短い時間でございますので、簡単に二点ばかり正木先生にお伺いをいたしたいと思います。  私お伺いしたいのは、租税特別措置の整備合理化ということの中で、新たに租税特別措置を新設したりあるいはまたその延長を行なったりあるいは範囲の拡大を行なったというようなことがございますけれども、特にこの中で、企業体質の強化ということで今回の改正案の条文等を見てみますと、特定合併がその中身のおもなものであるように思われます。しかもこの特定合併というのは政令で定めるということになっておりますので、私も実はその内容について、政令がまだ出されていないという中ではっきりいたしておりませんけれども、主として……

第63回国会 大蔵委員会 第26号(1970/04/15、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 まず最初に課税最低限の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  事業所得者の課税最低限は、独身者の場合には十八万三千九百二十九円、また四人世帯では六十一万六千四百六十六円、五人世帯の場合には七十三万九千三百八十円、きわめて低く押えています。給与所得者の課税最低限についてもこの前質問いたしましたけれども、必要経費の概算控除等、いわゆる給与所得控除というものを取り除けば、事業所得者の課税最低限とほぼ同額になるわけでございますけれども、これで生活費に食い込む課税となるのじゃないか、この点についてまずお伺いをいたしたいと思います。

第63回国会 大蔵委員会 第27号(1970/04/17、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本共産党を代表して、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して、反対をいたします。  以下、順次反対の理由を申し述べます。  所得税法の改正法案は、所得税負担の軽減をはかるため、所得税の減税を行なうものとされておりますが、その内容は、自然増収という名の大増税をはかってのことであり、しかもそれは部課長減税、高額所得者と大資本家への減税であるということについてであります。  その第一は、所得税減税額は初年度二千四百六十一億円でありますが、これは国税の自然増収一兆三千七百七十億円の一八%、所得税の自然増収六千……

第63回国会 大蔵委員会 第31号(1970/05/07、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 きわめて限られた時間でございますので、単刀直入に二、三の問題をお伺いしたいと思いますけれども、いま広瀬委員からも国家公務員共済組合連合会の問題等について、いろいろとここで問題点の指摘がございました。  いま共済組合連合会の経理が非常に乱脈で、その腐敗ぶりというものについては非常にいろいろといま問題になっておるところでございますし、特にいわゆる連合運審の席上などでも非常に大きな問題として取り上げられていると同時に、各単位組合の機関紙等でも、この内容についてはこれは明らかにされて報道されております。この連合会の、特に共済組合においての業務の執行というものは共済組合法第百十六条に基……

第63回国会 大蔵委員会 第33号(1970/06/12、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は中小企業金融についてお伺いいたしたいと思います。  先ほど大臣の御答弁では、中小企業の体質等も強化をされ蓄積もされてきているので、今回の引き締め下の状況の中でも比較的その被害は少ないというお話でございましたけれども、私、中小企業が当面している現状というのは予想以上に深刻な状況であることがわかりました。私自身いろいろと地元の業者の方々等のお話なども伺ったわけでございますけれども、特に売り上げ代金などの現金割合の低下、あるいは受け取り手形サイトの長期化が相当進んでおりますし、頼みの金融機関等の貸し出しが最近非常にきびしくなってきておりますし、現金支出の多い原材料支出等の高騰、……

第63回国会 大蔵委員会 第34号(1970/08/06、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、政府の韓国に対する経済援助の問題についての、時間がありませんので、基本的な態度、そうして一、二の問題点について伺いたいと思います。  御承知のとおり、韓国経済は財政借款によって成長してきたというふうにいわれております。しかも現在の状態というものは、その財政借款の総額は、承認借款を含めて約二十四億ドルというふうにいわれておりますし、しかもその元利償還がことしから始まる。そして特に七〇年度の、第一年度であることしは一億七千万ドルの元利償還、あるいはさらに米国の無償援助というものもことし一ぱいでこれが打ち切られる。あるいはまた在韓米軍が来年の六月までに二万人の削減を決定し、こ……

第63回国会 大蔵委員会 第36号(1970/10/21、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 沖繩県におけるアメリカの支出金及び管理資産の処理の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  沖繩県にある米国資産の処理については、去る六月の十日から十二日までの三日間東京で、大蔵省と米財務省の第一回交渉が行なわれまして、その際、米国所有の民生用資産については、引き継ぎ対象に上ったものの中から三つの公社及び行政構造物、道路など、アメリカ側と合意に達したものにつきまして、大蔵省はその資産調査を行ない、評価作業を現在進めておるということでございますけれども、現在その実態はどうなっているのか。まずその点をお伺いをいたしたいと思います。

第63回国会 大蔵委員会 第37号(1970/10/27、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 お伺いをいたします。  メーカー出しの価格が百二十一円八十銭に今回値上げが決定いたしまして、この価格が即小売り商の仕入れ価格になっておりますけれども、メーカーの出し値価格の中に卸の手数料等が含まれておりますが、卸には御承知のとおり、いままでの論議の中でも明らかなとおり、免許制度がございますし、明らかにメーカーとこれは独立した企業でございます。したがって、卸の段階での自主性というようなものは全くなく、メーカーが卸に対して百二十一円八十銭で小売りに売れというようなことを、これは強制をされておるわけでございますか。麒麟麦酒さんにお伺いをいたしたいと思います。

第64回国会 大蔵委員会 第1号(1970/12/08、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 今回の国会は公害国会ということで、ただいま公明党の貝沼委員からもいろいろと御質問がございましたけれども、私は、公害防止対策というものは公害を発生させてきた企業の責任、そして企業の責任によって防止をするということが原則であろうというふうに考えます。したがって、公害防止のための費用負担というものは、原因者である企業が負担をするということが当然であろうかというふうに考えますが、大蔵大臣は、公害防止の費用負担、この問題について原則的にどのような見解をお持ちなのか、まずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 私は、公害を起こしている現在の大きな原因、主要な原因と申しますか、これは……

第64回国会 大蔵委員会 第2号(1970/12/09、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 短い時間でございますので、二、三の問題について直接お伺いをしたいと思います。  ビールの値上げの問題につきまして、先般メーカー側の方に委員会に参考人として出ていただきまして、その際の質疑の中で、ビールの価格は自由価格である。したがって百四十円で売ることを小売りにメーカ/側は指示したことはない。幾らで売るかは小売り店の自由だということを述べました。百四十円に値段をきめたということの、この責任はむしろ小売り店にあるというふうに、その答弁の中では受け取れました。さらにまた政府も、今回の値上げのおもな理由は流通機構に問題があるというふうにもいっております。小売り業者の側といたしまして……

第65回国会 大蔵委員会 第1号(1971/01/28、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 経済の高度成長という名の資本の急速な蓄積が進行しております中で、現在国民は公害問題あるいは物価問題、交通災害問題と、それこそ生活と自分の生命にかかわる緊急な問題等に直面していることはさきの代表質問等におきまして各党から鋭く追及のあったところでございます。経済の繁栄が国民生活を向上させてきた、こういうことはしばしばいわれておるわけでございますが、はたしてそうであったかどうか。私は、繁栄の中での新たな貧困というような問題についてあらためてここで考えてみなければならないのではないか、このように考えるわけでございます。  御承知のとおり、賃金一つの問題を取り上げてみましても、確かに名……

第65回国会 大蔵委員会 第4号(1971/02/09、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私もいま広瀬委員から出されました静岡県知事選での小林法務大臣の暴言問題については、委員会としてもきわめて遺憾であるというふうに考えますが、時間の関係もございますので直ちに質疑に入りたいと思います。  今回の法改正は、一つには企業内容の開示制度の改正の問題、また公開買い付け制度の新設の問題、大きな柱に分ければこれが二つ提案をされているわけでございます。私は証券取引審議会の答申の内容等も検討をしてみましたけれども、企業内容の開示制度の改善といわれておりますが、これは投資家保護という基本的な立場から行なわれたというふうにいわれております。有価証券の届け出制度の改正の内容を見てみまし……

第65回国会 大蔵委員会 第6号(1971/02/12、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 預金者保護とは、本来金融機関が自主的にその支払い準備等の体質を強化いたしまして、金融機関自身の責任で行なうことが原則であろう、私はこのように考えます。しかし、現在金融機構の中でも不祥事件が起こったりあるいはまた倒産が事実出ておりますし、このような中で預金者の保護というものが顧みられていない現状を思いますときに、預金保険制度の創設されるということについては、これはけっこうなことだというふうに考えておりますが、私は、このいわゆる金融保険制度というものがこの時期に設置されたということについて、その政策の力点と申しますか、一体金融再編成あるいは金融の効率化、こういった政策を推し進める……

第65回国会 大蔵委員会 第9号(1971/02/19、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 法制局長官にまずお伺いをいたしたいと思いますけれども、今回の国有農地売り払いの問題につきまして、政令改正の根拠というものが、最高裁判所の判決が根拠になっているというふうに聞いておりますが、私は法律の専門家ではございませんけれども、法とは、私は少なくとも社会正義の立場に立ち、万人が納得をするというものでなければならないのではないだろうか、このように考えております。最高裁の判決が具体的に社会にそれが適用された場合に、多数の国民の納得を得るというようなことどころか、今回の場合は、全く国民は、ばかげた改正である、こういう立場から非常に批判を強めているわけでございます。私は、特にこのよ……

第65回国会 大蔵委員会 第11号(1971/02/24、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私はインドネシアに対する債務救済措置について二点ほど質問いたします。  インドネシアに対しての今回の債務救済の措置は、一九六六年までの政府並びに民間の延べ払いの債権で、その支払い期日がすでに到来しているものに対して、元本、利子についてその償還、債務の支払いについては輸出入銀行が再融資をいままで行なってきたわけでございますけれども、今回の債権国会議でその債務救済の問題を処理する、そういうたてまえからいろいろなことがきめられ、特に三十年間の年賦払いあるいは繰り延べ、利子の無利子等がきめられているわけでございますけれども、日本の債務残高は九千三百二十万ドルというふうにいわれておりま……

第65回国会 大蔵委員会 第14号(1971/03/03、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 入場税の問題について質問をしたいと思います。  入場税の改正法案、この提案理由の説明の中でもって、今回の改正は「最近における入場税負担の現状に顧み、」云々ということが述べられているわけでございますけれども、「入場税負担の現状に顧み、」ということはどういうことなのか、この点についてまず具体的にお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 そのことが「入場税負担の現状に顧み、」、この入場税の負担の現状をどう具体的に実情に合わせて分析をし、あるいはまた考え方の基礎に置いたのか、その結果いまのような御説明が出てくるのか、その点をまず私はお伺いをしたいと思うわけです。

第65回国会 大蔵委員会 第18号(1971/03/11、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 今回の関税の改正は、ケネディラウンドの繰り上げ実施と、そして輸入の自由化、公害あるいはまた物価対策、非常に多目的な政策課題を関税機能が活用して行なっておるものでございますけれども、私はまず最初に公害問題について対策についてお伺いをいたしたいと思います。  大気汚染の主要な原因は、これはもう明らかになっておりますとおり、重油に含まれている硫黄によるものだということがその主要な原因になっておりますけれども、この重油の脱硫については、四十五年の七月から一応減税制度というものを設けて、そして脱硫重油の関税負担というものを四十五年には一キロリットル当たり三百円軽減をはかり、今回二百円を……

第65回国会 大蔵委員会 第21号(1971/03/17、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 まず最初に、私は所得税の課税最低限の問題について伺いたいと思います。  二月十日の衆議院予算委員会の公聴会で林助教授が、所得税の基礎的な控除である基礎控除、配偶者控除、扶養者控除のこの引き上げは物価の上昇をカバーするものではなければならない。そのことを含めて減税を行なうべきだということを述べております。たとえば独身者の白色の事業所得者の課税最低限というものを私は昨年の委員会でもだいぶ問題にいたしたわけでございますけれども、それをことし比べてみますと、四十五年度独身の課税最低限は十八万五千五十一円、四十六年度は十九万五千三百六十円、引き上げ額はしわがって一万三百九円、引き上げ率……

第65回国会 大蔵委員会 第23号(1971/03/23、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 時間もあまりございませんので、私は、先般の委員会で調査の上回答すると言われました標準率効率表の例の問題につきましてまず質問をしたいと思いますが、その前に私、実はきょう大臣お見えになるのでしたらぜひお聞きをしたいと思っていることがございましたが、大臣お帰りになってしまいまして、今回のこの税制問題を審議する委員会で、残念ながら共産党、少数党ということで一度も大臣に質問の機会を与えられなかったことはきわめて遺憾だというふうに考えます。前回のときは、税法の問題等につきましても何回かにわたって大臣に質問をいたしたわけでございますけれども、今回はいつもはずされているような、こういう結果に……

第65回国会 大蔵委員会 第24号(1971/03/24、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本共産党を代表して、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して反対を表明し、討論を行ないます。  所得税法の改正につきましては、政府は提案理由の中で所得税の負担軽減をはかるためと述べておりますが、今回の減税は、その内容、規模において減税というに値しないものであるにとどまらず、実質的には増税になるといわなければなりません。  政府は、経済の停滞が予想されている中で、一兆四千九百六十五億円という大幅な自然増を見込み、所得税の自然増の六千九百四十七億は自然増総額の四六・四%を占め、法人税の自然増が占める割合……

第65回国会 大蔵委員会 第26号(1971/04/22、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 コンテナ関係条約に関連して、私は簡潔に二、三の問題について質問をしたいと思います。  いろいろと具体的な問題等についてもすでに質問が行なわれているわけでございますけれども、コンテナ輸送の発達というものが流通の合理化、あるいはまた輸送経費の節減、こういうことをはかって、現在専用船の相次ぐ就航が行なわれているというのが現状だと思います。このような中で、ただいまも御説明がございましたけれども、船舶の大型化による輸送量の増大の問題、あるいはまた荷役時間等もコンテナにすれば在来船の大体十分の一くらいでもってこれが済む。いわゆる荷役日数の短縮の問題だとか、あるいは相当の船舶の速さと申しま……

第65回国会 大蔵委員会 第29号(1971/05/07、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 四十五年度までの過剰在庫米の計画的な処分ということにつきまして、予算措置を明らかにするために食糧管理特別会計を改正する、この自体につきましてはさておきまして、今回の特別会計の改正には、たてまえとして四十六年以降は過剰米を発生させない、こういうことが明らかになっているわけでございます。この問題につきましては、昨年も減反の実施が行なわれましたけれども、しかし昨年の場合には、減反を行なうということは食管制度のたてまえを守っていくのだ、こういったようなことが一応口実になっていわれておりました。しかし今回の減反の問題につきましては、二百三十万トンの減反を実施する、それと同時に政令やある……

第65回国会 大蔵委員会 第34号(1971/05/18、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 自動車重量税法案の問題につきましては、新税である、こういうことから、各委員の皆さんから長時間にわたってたいへん熱心な御審議等が行なわれまして、この中で多くの問題点が指摘をされております。私はこれらの問題点の重複ということについてはできるだけ避けながらも、しかしますます矛盾を感ずるという問題等もございますので、これらの点等も含めて質問をいたしたいというふうに考えます。  自動車の重量税というものは、その発想からあるいはまたいままでの質疑の経過から見ましても明らかなように、道路財源、それと交通関連の社会資本、その二つに支出目的というものを特定している、こういう財源である、こういう……

第65回国会 大蔵委員会 第35号(1971/05/19、32期、日本共産党)

○小林政委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました自動車重量税法案に対して、反対の討論を行ないます。  反対の第一の理由は、新税が国民にきわめて大きな影響を及ぼすものであり、大衆課税であると同時に、重税であるということについてであります。  自動車が現在、勤労者にとって住宅難などの悪条件のもとで、さらにまた中小企業者の営業活動にとって、きわめて必需品化してきている現状から見て、さらに、自動車に対しましてはすでに八種類にわたる課税がされており、所有者に重い負担がかけられている現実から見ても、明らかに今回の新税は大衆課税であり、重税であるといわなければなりません。  さらにまた、自……

第65回国会 大蔵委員会 第36号(1971/05/20、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私も、ただいま楢崎委員からるる具体的な事例をあげての御質問がございましたけれども、正金相互銀行と福岡相互銀行の合併の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  いままですでに述べられておりますとおり、この正金相互銀行の今度の合併の問題につきましては、一部の重役を除いてほとんど支店長以下この事実については全く知らされていなかった。しかも突然に合併ということが発表された。こういう具体的な事例がすでに述べられておると同時に、また銀行を利用されております顧客の方々の圧倒的多数もこれに対して反対の署名運動をされている。その署名数ももう相当数にのぼっているというふうにいまお話がございま……

第66回国会 大蔵委員会 第1号(1971/07/23、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 十分間というきわめて短い時間ですので、適切な答弁を、しかも簡潔にお願いをしたいと思います。  すでに各委員からもずっとお話が出ておりますとおり、最近の経済情勢というものが、国民にとってきわめて重大な岐路に立たされているというふうに私どもも考えております。政府が経済政策の重点を日米関係の改善、ここに焦点を置いて、アメリカの強い圧力のもとで、円の切り上げ回避のための貿易・資本の自由化などの八項目の早期実施というようなものを急いでこれを実施していく、その推進策をはかっているわけでございますけれども、この円対策の八項目の及ぼします国民生活、とりわけ中小企業だとか農民への影響というもの……

第66回国会 大蔵委員会 第2号(1971/09/01、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 ニクソン米大統領が新経済政策を発表してから、政府が二十七日の夜、円の変動相場制採用決定までの二週間、この間に政府は米国に対して輸入課徴金の撤廃を強く要求すべきであったというふうに考えます。また、ドル・金の交換停止などの米国の不当な一方的な措置について抗議すべきであったというふうに考えますが、欧州諸国の為替市場が閉鎖をしているときに、わが国だけがばく大なドルを買いささえ続けてまいりました。このことは国民からの強い非難となって現在あらわれてきておりますけれども、アメリカ大統領が発表以来、この間、日銀が買いささえた額というのは具体的にどのくらいになるのか、お伺いをいたしたいと思いま……

第66回国会 大蔵委員会 第3号(1971/09/17、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 端的にお伺いしたいと思いますけれども、先ほど、不況のもとでのドル・ショックが重なって、特に中小業者の実態というものがたいへん深刻である、これについては何らかの救済策を至急とる必要があるというお話でございました。私もその問題については一刻も早く対策をとらなければならないというふうに考えますけれども、この際私は、永野会頭さんにお考え方について伺いたいのですけれども、たとえばドル・ショック対策というようなことで、最近いろいろと業界全体おしなべて、大きな企業も小さな企業もおしなべてというような、こういう一律的な取り扱いといいますか、こういうものがずっと出てきておるように思いますけれど……

第67回国会 大蔵委員会 第3号(1971/10/28、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 国債の大量発行がインフレと現在の物価高騰を一そう促進する結果を招くと考えます。私は、この点について若干質問をいたしたいと思います。  消費者物価の値上がりで苦しんでおります国民にとっては、大型国債の発行によってインフレが進み、物価が一そう上がるかどうかということは、大問題であります。赤字国債の増発により財政が膨張することは、インフレの要因を大きくはらむものであります。今回補正予算で七千九百億円の国債の増発、これは当初予算の四千三百億円を合わせて一兆二千二百億円、これまでの最高の膨大な発行規模であります。さらに本年六月、第一次から第四次までの公共事業費としての財投追加は、その支……

第67回国会 大蔵委員会 第7号(1971/11/09、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 今回の減税の目的は景気対策の一環といわれておりますが、景気浮揚というならば消費支出の拡大というものをはからなければならないと思うけれども、どうお考えになっていらっしゃるのか、まずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 税率を改正して、三百万から七百万の高額所得者を対象にした減税は景気の即効性に直接どのような効果があるのか、お伺いをいたします。
【次の発言】 低い所得層に対する大幅な減税でなければ消費支出の拡大というものにつながらないということは、これはいままでの各委員からの質疑の中でも明確にされているわけです。勤労世帯の可処分所得に占める消費支出の割合というものを総理府……

第68回国会 大蔵委員会 第1号(1972/02/03、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 水田大蔵大臣は財政演説の中で、今後の財政金融政策の基本を、内にあってはわが国の充実した経済力を活用して福祉社会の建設をはかる。福祉社会の実現を強調されたわけでございますけれども、今年度の社会保障関連費は、前年に比べてどの程度の増額になっておりますか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 額についてもこれは私の調査した数字でも二千九百七十三億九千百万円という数字でございますけれども、私は、大蔵大臣がこの社会保障関係というものについて、ことしは特に力を入れて強調されていらした。そういう点から、予算編成という立場から数字を見てみますと、四十六年度と全く構成比を同じくする一四・三%……

第68回国会 大蔵委員会 第4号(1972/03/10、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 物価引き下げの対策として、昨年三十八品目の生活関連物資、これの関税の引き下げが行なわれ、百二十億の減税が実施をされたわけでございます。今回も七十三品目の生活関連物資の引き下げが行なわれますが、これによる減税額はどのくらいになるか、まずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 一体この関税の引き下げ効果いうものがどういうものかということは、非常に大きな問題になってきておりますし、一体消費者物価にこれがどう反映されているのだろうか。この問題については、企画庁等の調査でも明らかにされておりますけれども、企画庁は一体今後の物価引き下げのための具体的な基本的な対策に対してどうしよう……

第68回国会 大蔵委員会 第7号(1972/03/17、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 今回般空機燃料税を新設をいたしまして、揮発油税の税率については一キロリットル当たり一万三千円にしたのは、政府の説明によりますと、二十九年の道路整備緊急措置法当時の揮発油税の税率を適用したのだということでございますけれども、同一課税品目の税率が、その使用目的によって変わるということは税法上どのような根拠によるものなのか、私はこの点についてまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 やはり航空機が燃料として使用するガソリンも、あるいはバスだとかタクシーだとか自動車が使用するガソリンも同じガソリンであって、税率に差別があるということは、具体的に今回の課税措置というものは実質的……

第68回国会 大蔵委員会 第10号(1972/03/24、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、八月のいわゆる変動相場制に移行以前、非常に膨大な為替投機が行なわれたわけですけれども、特にこの十二月二十日以前の為替差益の問題等について、当然これは課税の対象にすべきである、こういう立場から質問をいたしたいと思います。  大蔵省当局は、この差益の捕捉というものはきわめて困難であって、なかなかつかみにくいのだ。確かにこの問題については、長期外貨建て債権あるいは債務の問題については、企業会計処理について、昨年の十二月二十四日の企業会計審議会の意見第四でもって、長期外貨建ての債権債務等についての取り扱いについては、その取得時または発生時の為替相場で円の換算をするという、こうい……

第68回国会 大蔵委員会 第11号(1972/03/28、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 法人税率三五%に五%の付加税率の適用期限を二年間特別措置で延期をはかったわけですけれども、付加税率の一・七五は二年後に一体これは法人税本則に組み込むという考え方のもとにこのような措置が今回とられたのか、それとも二年後に廃止という方向をもって、とりあえず二年間の特別措置ということで延期を認められたのか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 二年後にどうするかという点については、税制調査会の中でも意見がまとまらなかったというお話ですけれども、しかし長期税制のあり方についての調査会の答申を読んでみますと、わが国の法人税は今後もっとこれから引き上げていくべきであ……

第68回国会 大蔵委員会 第13号(1972/04/03、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案、同修正案に反対の討論を行ないます。  租税特別措置は、特定産業の育成をはかるための政策目的の遂行を柱とする、大企業に対する優遇措置を講じるものであって、税制の根本原則である租税負担の公平を著しくゆがめるものであります。今回の改正案による特別措置の減収額は四千七百三十億円であって、四十六年度より約三百四十億円の増加であり、その対象も依然として大企業の優遇措置が中心になっているのであります。  反対理由の第一は、輸出振興税制の縮小をはかる見返りとして、技術開発、企業体質の改善等で、初年度九十……

第68回国会 大蔵委員会 第17号(1972/04/12、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 空港の騒音対策及び空港との関連で成田新幹線の建設について質問をいたしたいと思います。  空港整備事業計画の遂行にあたって、最も重要な緊急の課題は、何といっても保安対策と、そしてまたそれと同時に騒音対策であろうというように考えます。第二次五カ年計画の総事業費五千六百億円のうち騒音対策費は四百十億円で、予算に占める割合はわずか七・三%にすぎません。しかもこのうち八十億円は成田空港に予定をされておりますので、東京、大阪国際空港を含む一般空港分は三百三十億円、これだけの予算で国民生活の環境を保持するというようなことが責任を持ってほんとうにできるのかどうなのか、この点について明確にお答……

第68回国会 大蔵委員会 第18号(1972/04/14、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 沖繩振興開発金融公庫は、琉球開発金融公社並びに大衆金融公庫、あるいはまた琉球政府の特別会計の権利義務を引き継いで、そうしてその純資産額を政府が出資したというふうにみなす、こういうふうにうたわれているわけですけれども、いわゆる県引き継ぎ分が二百十二億円、そうしてこれに対して政府の出資金というのは三十億円でございます。わずか七分の一にしか当たりません。この金融公庫の資本金の圧倒的な部分というのは、私はやはり長年の県民のそれこそ努力と、そして苦労のにじんでいるような、こういう財産権であろう、こういうふうに考えますけれども、沖繩県民の貴重なこの財産に対して、大臣は一体どのように認識を……

第68回国会 大蔵委員会 第19号(1972/04/18、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 わが国における第一次エネルギーの石油消費量は二億キロリットルをこえるというふうにいわれておりますけれども、世界の消費量の中でも、日本の消費量は一割を占める。こういうような大量消費国であると同時に、また世界最大の輸入国でもあるわけです。で、日本の輸入原油については、いま御質問ありましたけれども、約九九・七%が海外からの輸入であるというふうにいわれておりますけれども、日本の輸入原油の七〇%が、アメリカの石油会社を中心とする、いわゆるメジャーを含めて、お金を借りているという代償として、原油の輸入面では一〇〇%の買い取りが義務づけられている、こういうような、いわゆるひもつき原油が圧倒……

第68回国会 大蔵委員会 第22号(1972/04/25、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 今回の開発銀行法の一部を改正する法律案の中身というのは、一つには目的の改正であり、そして二つ目には業務範囲の拡充ということで、具体的には市街地の再開発、こういう事業の場合には、分譲施設の建設資金も貸し付けの対象にする。それと同時に、大規模工業基地の建設事業については、出資をすることができるようになった。そしてさらに借り入れ金の限度額を、従来自己資金の六倍であったものを二十倍にする。大きくいえば業務範囲の拡充と目的の改正という二つの問題でございます。 私は、この中で、特に目的の改正ということで先般来いろいろとこの問題については各委員からも意見を含めての質問が出ておるわけでござい……

第68回国会 大蔵委員会 第23号(1972/04/26、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 大蔵省は物品税について全面的な再検討を必要として、現在改定の作業に入っているというふうに伝えられておりますけれども、物品税の洗い直しは一般消費税を前提とするものなのかどうなのか。それからその洗い直しの作業は、どのような構想と方針に基づいて現在進められているのか。さらにまた、物品税の洗い直しで、どの程度の財源確保というものを目標にして検討がされているのか。この点についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 単なる税制上の改正であって、いわゆるアンバランスの解消、こういったようなことが中心であるということをいま言われたわけですけれども、それでは一体、この洗い直しによって増税……

第68回国会 大蔵委員会 第26号(1972/05/12、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 東畑先生にお伺いいたしますけれども、納税人口の推移というものをずっとこのところ見てみますと、非常にふえてきているわけです。特に四十七年度の給与所得者の中に占める納税人口の割合というものは、四十六年度の七七・四%、これが一挙に今回は八二%ということで、上昇しておるわけでございますし、また納税人員も二百五十七万人の増、非常に急激な増加が見込まれるわけでございますけれども、私は、やはりこの問題は、何といっても物価上昇のもとでの一つの名目所得の増ということと、同時にことしの減税が見送られた、それと同時に課税最低限というものが非常に低い、こういう結果納税人口の増というものが出てきている……

第69回国会 大蔵委員会 第2号(1972/08/03、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 さきに行なわれました日米会議では、日米貿易の不均衡の是正ということが最大の焦点となりましたけれども、日米貿易においてわが国の大幅な輸出超過が続いている。また、これについての根本原因がどこにあるかということは、私は一つの大きな問題であろうというふうに考えます。いまお話もございましたけれども、ドル危機の問題について自国の責任でこれを解決しようとアメリカはしておりませんで、黒字国の責任で解決をさせようとしている。こういう態度はきわめて不当だというふうにいわなければならないと思いますし、また同時に、この原因はわが国が長年とり続けてまいりました大企業本位といいますか、輸出第一主義、産業……

第69回国会 大蔵委員会 第3号(1972/09/13、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、さきに行なわれましたハワイでの日米首脳会談、ここでの一つの重要な問題になりました日米経済調整の問題について、いわゆる貿易収支の不均衡を是正するということと、これを合理的な期間内に改善をしたい、あるいはまた十一億ドルにのぼる緊急輸入を約束をしたということが発表されております。そして、その後行なわれました記者会見などでも、田中総理は、今後ともドルの力を維持するということがきわめて重要である、こういう意味の記者会談を行なったというふうに発表されておりますけれども、私はこのような一連の措置というものは、アメリカのドル防衛政策に日本が積極的に協力をすることではないか、このように考……

第69回国会 大蔵委員会 第4号(1972/10/17、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、補正予算の問題について伺いたいと思いますけれども、補正の大型化あるいはまた国債の追加発行がインフレを促進するのではないか、あるいはまた公共投資がはたして国民福祉につながる生活環境整備、こういったようなものに投資をされるのであるかどうか、この点を中心にして質問をいたしたいと思います。  補正の規模は一般会計で六千五百億円ということでございました。いわゆる支出規模では約八千億円くらいになるのではないかというふうに考えられますけれども、そのうちで、いわゆる人件費だとか災害復旧の問題だとか、あるいはまた生産者米価の問題あるいは義務的経費、こういったようなものが、いわゆる当然増と……

第70回国会 大蔵委員会 第2号(1972/11/07、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、海外経済調整ということで今回の輸出の適正化をはかっていく、そういうことで海外市場の開拓準備金の一部を廃止する、こういうことになっているわけでございますけれども、この点に関連をして、最近の輸出の動向というものをまずお伺いしたいと思います。特に七二年の上期の輸出というものの実態、前年同期と比べまして伸びた品目だとかあるいは減少した品目、あるいはその割合等についてまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 輸出の伸びが対前年比で一五・九%ということですけれども、特に私は、その中でも減少した品目とかあるいはまた比較的伸びた品目、こういったものを二、三あげていただきたいと思いま……

第70回国会 大蔵委員会 第3号(1972/11/08、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 円再切り上げを防ぐためと称して今回政府が提案している対策は、全く問題にならないものでございます。これは、政府が第三次円対策を決定した直後からドル売りが急増している、このこと一つ見ても明らかでございます。円再切り上げを防ぐためには、大企業の成長第一主義、輸出第一主義の政策を、国民生活優先に思い切って大転換をすべきだというふうに考えます。大臣は、この立場に立って思い切ってこれを根本的に転換をしていく用意があるかどうか、お伺いをいたしたいと思います。


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 大蔵委員会 第18号(1973/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、所得税法の問題について、特にその中でも昨日来から問題になっております課税最低限の問題について、まずお伺いをいたしたいと思います。  政府は、わが国の課税最低限はすでに先進諸国の水準に達しているから、したがって今後は大幅な手直しをする必要がないであろう、こういう立場に立っておりますけれども、円の事実上の切り上げが実施をされ、そして従来の産業優先、企業第一主義の税制というものを切りかえて、そしてほんとうに国民の生活を向上させていく、あるいはまた生活を優先するという立場に立って税制がこの問題を取り上げるということは、私は非常に重要な問題であろうというふうに考えます。  このよ……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/04/13、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、持ち時間きわめて短い時間ですので、端的に子ども劇場の問題に関連をして伺いたいと思いますけれども、子供を俗悪な文化から守り、そしてバレエ、音楽、演劇などすぐれた文化を子供たちに観賞させ、それを通して子供の創造性を育てる、また文化の水準を高めるというような非常に社会的な活動を続けてきているのが子ども劇場でございますし、この点については、すでにいろいろとわが党からも質問をいたしているところでありますけれども、いわゆる子ども劇場を課税対象と見ているこの基本的な考え方、いわゆる奢侈的趣味娯楽消費というようにこれを見て、そこに担税力を求める、こういう見方を大臣はされて課税対象として……

第71回国会 懲罰委員会 第4号(1973/05/31、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)議員 私の一身上の弁明は、去る十日本会議において述べましたとおりですが、その要旨を申し述べます。  去る四月二十六日、私が物価問題特別委員会で行なった田中総理に対する質問の趣旨は、上越新幹線上毛高原駅の決定並びにその周辺の土地買収をめぐって起きている疑惑を取り上げ、このような疑惑を持たれていては商社の不当な投機の規制をすることができないのではないかと、田中総理の政治姿勢を国民の前に明らかにするよう求めたものであります。  自民党の動議提出者は、その趣旨説明で、この私の質問が推測に基づいた事実に反するものだとし、個人の名誉、院の品位を傷つけたなどの理由をあげています。  私の質問は推……

第71回国会 懲罰委員会 第7号(1973/06/20、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)議員 あの地域の土地が買収されているということは、登記簿等によって私どもは調査をいたして、そして相当の土地が買われているという点については明らかである、こういうことを言ったんです。
【次の発言】 もちろん現地の調査も行ないましたし、それから私のほうで人を出して調査もし、必要な調査はすべていたしております。
【次の発言】 私ども、相当な土地ということで、駒沢並びに岩竹日影、この近辺の土地をさして相当の土地ということを言っておるわけです。
【次の発言】 石倉地区というのは私は最初から出しておりますけれども、石倉地域ということを含めて言っているわけでございます。

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1973/03/08、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 企画庁長官の所信表明の中でも、今回のいわゆる消費者物価の問題あるいはまた卸売物価の問題、この問題について抑制をはかっていくということは非常に重要だという意味のことが述べられておりますけれども、過去数年来五%も消費者物価が上昇をし続けてき、しかも最近の商社の買い占めあるいは投機の問題等を通じまして、国民生活に関連の深い木材だとかあるいは大豆だとか、そしてまたお米だとか繊維、羊毛、こういった生活物資が非常な暴騰を来たしているわけでございますけれども、この物価の問題の解決ということは、いま政治に課せられている緊急の課題であろうというふうに私は考えます。この問題を真に解決しようとする……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1973/03/29、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 大豆の価格が、昨年の暮れから本年の二月にかけて急騰したわけでございますし、木材、いまお話の出ておりました綿糸、生糸、そして最近に至ってはお米まで、生活必需品に次々と飛び火をしている現在の状態というものは、ほんとうにゆゆしい問題であろうというふうに考えておりますけれども、政府は、これらの問題について具体的な実態調査を、すでに個々の品物について始めているというふうに私ども聞いておりますので、その結果何が実は問題であったのか、そしてまた、この事態に対しては具体的にどう認識をされているのか、また、どのような決意を持ってこの問題の解決に対処しようとされているのか、これらの点を明確にして……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1973/04/05、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 参考人の方にお伺いをしたいと思いますけれども、特に最初に郡司参考人にお伺いしたいと思います。  今度の木材価格の急騰の問題については、先ほどの御説明の中でも、いわゆる住宅事情というもので非常に需要が高まってきた、ここに価格が高騰してきた一つの大きな原因があるのだという意味のお話がございましたけれども、その反面また、今度は品不足ということではなくて、輸入量は対前年比でも伸びている、そして大体平均二カ月は在庫量としてもこれを確保してあった、こういう意味の御説明がございましたけれども、こういった中で価格が非常に急騰したということは、これはどう考えても、私どもいまいろいろお話を伺って……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1973/04/11、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 檜山参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  あなたの会社で取り扱っておりますモチ米の数量は、昭和四十五年度産米について一万三千トン、金額に直して二十一億円、また四十七年度産米については四十億円と新聞に報道されておりますけれども、これは事実でございますか。
【次の発言】 四十億円は、一俵一万円ということで計算してみますと四十万俵になるわけです。したがってこれは二万四千トンということになるわけですけれども、農林省が報告をいたしておりますあなたの会社の四十七年度産のモチ米の実需者の代行買い付けのこの数量は、七千八百トンなんです。 この二万四千トンから七千八百トンを差し引いた一万六……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1973/04/16、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する法案の問題について、まず第一にお伺いしたいと思います。  この買占め及び売惜しみに対する政府の緊急措置法案、これの第二条の特定物資、すなわち、現在どのようなものを対象として特定物資というふうに政府は考えていられるのか、この点をまず第一にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 法案を出す以上、この指定物資、いわゆる特定物資というものは、どのようなものを現時点では対象として考えなければならないのかということを、これは政令できめる問題でしょうけれども、この中で考え方としては当然持ってしかるべきではないでしょうか。何の考えもなく、た……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1973/04/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 本日は、たいへん貴重な御意見を聞かせていただきまして、いろいろありがとうございました。時間がございませんので、ただいま、私どものほうの野間議員からいろいろと御質問がございましたので、各参考人の皆さんに一問だけお伺いをいたしたいと思います。  特に福田参考人には、家計簿のお話などから、最近の物価高の中で消費者がどんなにいま苦しんでいるかという実情等も、つぶさに私どもお伺いをすることができましたし、非常に参考になったと思います。また、それぞれ業界の参考人の方々からも具体的なお話出ておりますので、私は、現在のこのような状態の中で皆さんが当面している問題、そしてその問題をほんどうに政……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1973/04/26、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最近の異常なまでの諸物価の上昇に対しましては、国民生活はもう耐えられないというところにまで多くの方々の不満の声が強まってきております。しかも今回の価格上昇は、すべての生活関連物資にわたって特徴的なことが一つあると思います。それは何かといえば、いわゆる在庫量あるいはまた輸入量、そういうものが例年に比べて特別にそう大きな変化はない。また需給関係についても特別の変化はない。価格についても、国際価格は若干上がりましても国内で三倍、四倍にはね上がるというようなことは説明ができない。こういう事態の中で、生活関連物資について異常な価格の上昇が起こったわけでございます。一体、このような状況を……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1973/06/07、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 質問に入ります前に、昭和四十八年四月二十六日、私の本委員会における発言中、上毛高原駅からわずか一・五キロメートル以内の山林、原野、これが具体的に昭和四十三年から四十四年にかけて、群馬県利根郡のいわゆる月夜野町の字石倉地区という地域が相当買われている、との発言がありました。この石倉地区での土地が相当買われているという発言内容は変わりませんが、一・五キロメートルと言いましたのは一・五里の言い間違いでありますので、この機会に字句上の訂正をさせていただきます。  それでは質問に入りたいと思います。  最近の卸売物価、消費者物価は異常な高騰を続けておりますけれども、戦後の混乱期の一時期……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1973/06/21、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、まず最初にビールの値上げ問題についてお伺いをいたしたいと思います。  ビールの値上げにつきましては、すでに新聞などでも、麒麟麦酒、朝日あるいはサッポロなどの各企業の社長が、最需要期を過ぎたころに大体四十五年と同程度値上げをしたい、というようなことが報道をされているわけでございますけれども、まず最初に、麒麟麦酒の年間税引き後の利益は、値上げを実施した四十五年当時約七十四億円でございました。四十七年の二月からことしの一月決算における年間の税引き後の利益は百十一億三千四百万円。値上げを実施した四十五年当初に比較いたしますと三十六億九千五百万円、約四九・七%、これは五〇%という……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第21号(1973/07/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、水銀、そしてまたPCBなどによる魚の汚染問題についてお伺いをいたしたいと思います。  いまもう魚の汚染の問題は、非常に大問題になってきております。特に有明海での第三水俣病の発見、そしてまた徳山湾などでの第四、第五の水俣病の危険、こういったものがあらわれてきておりますし、水銀やPCBなどの有害物質によって魚介類全体が全国的な規模での汚染の実態ということが、非常に大問題として憂慮されているところでございますし、このような深刻な不安、この危機感を国民に与えている今日のこの現状の中でもって、魚の汚染をはじめ公害問題の解決について、これは私は民族の将来にもかかわるような重要な問題……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第22号(1973/08/30、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 公取委員長にお伺いをしたいと思います。  公正取引委員会は、昨日発表されましたとおり、現在いわゆる再販指定商品として残っておりました五商品に対して、そのうちメーカー段階における寡占の程度がはなはだしいという家庭用浴用石けんあるいは合成洗剤、練り歯みがきについて指定を取り消されたわけですけれども、化粧品と医薬品については、値幅再販として条件つきで残すということを発表いたしたわけですね。指定品目の取り消しとそして存続として決定するもの、これは何を基準にされて実施をされたのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 五つの商品とも非常に寡占化の強い商品でございますし、それから……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第24号(1973/09/20、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、物価担当の主務大臣としての経済企画庁長官に伺いたいと思います。  最近の物価の急騰というのは、私が申すまでもなく、十九カ月連続上昇のしっぱなしというような状況です。しかもこの八月、東京二十三区部の卸売物価は、前月比でもって二・一%、前年同月比では一七・四%と、引き続き卸売物価が消費者物価の上昇を上回るというような、まさに異常な事態を迎えているわけです。しかも、このような状況のもとで、すでにいろいろとお話の出ておりますように、政府が抑制をすることができる公共料金、たとえば国鉄、健康保険あるいはガス料金というように、次々とこれが値上げをされている。しかも引き続いて近々私鉄も……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会 第25号(1973/09/27、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 前回の、長官に御質問をいたしました点に関連をいたしまして、若干お伺いをいたしたいというふうに思います。  財政執行の繰り延べの問題ですけれども、この財政執行繰り延べ問題は、物価騰貴の抑制をはかっていくために、民間の設備投資の伸長をある程度抑制していく、そしてまた総需要抑制という立場から、総合的な施策の一環として財政の面でも一応執行の繰り延べを行なって総需要の抑制をはかっていくんだ、こういう立場から、今回の措置が閣議で決定をされてとられたわけでございますけれども、すでに何点かにわたっては前回質問をいたしておりますので、特にその中で、公共事業の施行を繰り延べるという財政措置ですね……

第72回国会 大蔵委員会 第6号(1974/02/13、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 割増金付預金の創設の目的というものは、先ほど来午前中の論議でもいろいろ言われておりましたけれども、あらためてこの時期に割増金付預金を創設するというその目的は那辺にあるのか、この点を明確にお答えをいただきたいと思います。  また、これもすでに質問の中で午前中取り上げられてはおりましたけれども、募金額についてひとつ各行ごとに、都銀、地銀、相銀、信金など、これはできれば資料によって、大体どの程度かを行別に出していただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明ですと、貯蓄の一つの手段、いわゆる多様化していく貯蓄の一つの手段としてこういうものを創設をしたんだということですけれども、……

第72回国会 大蔵委員会 第8号(1974/02/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は日本共産党・革新共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました割増金付貯蓄に関する臨博措置法案について反対の討論を行ないます。  反対理由の第一は、本法案についての政府の提案理由でも明らかなように、物価対策としての総需要抑制を国民の消費支出に求め、個人の零細な資金の吸収を射幸心を利用してはかろうとしている点であります。  すなわち、物価抑制のために国民の消費支出を押え、個人の手元資金の吸収をはかろうとすることは、今日の異常な物価高の原因を国民の責任に転嫁することであって、本末転倒といわなければなりません。インフレ下のもとで国民生活は圧迫され、消費支出は増加しても、実質的……

第72回国会 大蔵委員会 第17号(1974/03/12、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 所得税二兆円減税などということで早くから大幅な減税が言われておりましたけれども、四十九年度の所得税額は、自然増収一兆九千九百八十一億円のうち一兆四千五百億円という最近にない大幅な減税額でございますけれども、この内容は、人的控除の引き上げ分として四千六十億円、給与所得控除の引き上げ分として八千四百二十億円、税率の緩和分として二千二十億円、合計一兆四千五百億円ということになっておりますけれども、しかし、今回の改正の内容を調査いたしてみますと、勤労者、国民の減税のあり方という観点から見て、相当大きな問題があるということを指摘しないわけにはまいりません。以下、私は何点かにわたって質問……

第72回国会 大蔵委員会 第18号(1974/03/13、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 参考人の皆さんにはきょうはほんとうにありがとうございました。どうぞよろしくお願いをいたします。  まず最初に、私は、所得税の今回の改正に見られます税率の緩和、この問題が所得税法本来の高度累進に反しているというふうに思わざるを得ないわけでございますけれども、この点について御意見をお伺いをいたしたいと思います。この点につきましては、谷山先生にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 今回の税制の改正は、税率の緩和と、もう一つには給与所得控除の拡大ということが大きな、国会で取り上げている問題点でもございました。この給与所得控除の限度額が今回廃止をされまして、従来、六百十六万円、……

第72回国会 大蔵委員会 第20号(1974/03/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 ただいまの趣旨説明につきましては、これが初めの提案理由の中で非常に不十分であった、あるいは舌足らずでその説明の詳細を欠いていたということで、今回ここであらためて説明をすれば、それでこと足りるのだというような性格のものでは私はないと思います。事はいわゆる税制の根本にもかかわるような内容を持つ重要な問題ではなかろうか、このように考えるわけです。  この問題について、先般来いろいろと質疑を行なってきたところでございますけれども、必要経費の考え方については、いわゆる客観的な条件というものは変わってはいないけれども、しかし、その中で、全く従来とってきた考え方と相反する考え方を今回とった……

第72回国会 大蔵委員会 第22号(1974/03/22、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提案の所得税法、法人税法、租税特別措置法三法の各一部改正案につき反対、日本社会党、公明党、民社党共同提案の法人税法の一部修正案に賛成の態度を表明し、討論を行ないます。  政府が広範な国民の要望を無視して石油製品再値上げを実施した今日、国民の前には米騒動時にも匹敵する未曽有の物価値上げによる生活の危機が迫っているのであります。このような現在の緊急政治課題の一つは、未曽有な物価上昇を押えること、そして生活破壊にさらされている国民、とりわけ経済的弱者を救済することにあることは全く明白であります。このようなときに、経済政策の重要な柱の一つであ……

第72回国会 大蔵委員会 第29号(1974/05/08、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最近の異常な物価の高騰、そしてインフレによる経済の破綻、こういう中で国民生活がまさに危機に直面をいたしておりますけれども、その国民生活とともに、中小零細業者あるいはまた自営の商工業者の生活と経営というものがますます脅かされてきている。こういう現状の中で、国民金融公庫並びに中小企業金融公庫、また商工中金が現在の企業のこの実態について具体的に調査を行なっておりますけれども、私はこの調査の内容についてもつぶさにその報告を提出していただきまして中身を検討いたしたわけでございますけれども、この調査報告書の中にも、いかに現在企業金融が窮迫をしているかというその内容が盛られております。  ……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1974/02/01、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 いま国民生活安定緊急措置法並びに石油需給適正化法、買占め売惜しみ防止法の施行の状況について説明があったわけですけれども、私は、いま国民が最も、この物価値上げの中でもって品不足ということで非常に大きな問題になってきております洗剤だとか砂糖だとかトイレットペーパーだとか、その他もございますけれども、生活に密着しているこれらの問題が、具体的に指定をされた日時を見てみますと、特に買占め防止法、この中で、洗剤は一月の十四日、砂糖は二月の一日、トイレットペーパーは十一月の十二日ともうすでにパニック状態が起きて、値段がどんどん上がっている、こういう中で、どっかにこの品物があるのではないか、……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1974/02/14、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最近の物価高騰はほとんどもう狂乱状態、このようにいわれております。 事実また私ども毎日の生活を見てみましてもがまんできない、そこまできているのが現状だと思います。特に最近の消費者物価の異常な急上昇、一月の消費者物価を見てみましても、ほとんどその中身は毎日の暮らしに欠かすことのできないもの、ぜいたく品であれば買わなければ済むわけですけれども、これだけはどうしても買わなければ生活できないというような物価が特に消費者物価の中でも上昇しているわけです。たとえば野菜も、これは二七・二%、特にまた子供たちのための文房具、こういつたようなものも対前年比一七・八%、あるいは乳卵なども一一・四……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1974/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 小売り薬業者が取り扱っております大衆薬の価格がここのところ一斉に値上げをされておりますが、厚生省の薬務局が調査をいたしましたこの資料を見てみましても、二〇%以上値上げをした容量数は三百八十一、三〇%以上が二百三十六、五〇%以上値上げをしたものが六十八容量、こういうことが調査の結果発表されております。特に、五〇%以上も値上げをいたしましたものの中には、エスエス製薬のいわゆる薬ガーゼなど六品目をはじめ相当数のものが含まれております。浣腸薬などは六六・七%の値上げでございますし、また田辺製薬のエントラという抗ヒスタミン剤なども九二・三%という非常に驚くべき大幅な値上げが行なわれてい……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1974/03/28、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 先ほど来参考人の皆さんから物価抑制に協力するというお話を承っておりました。各品目について二カ月あるいは三カ月というような期限なども出しながらのお話でございましたけれども、この問題は、メーカーあるいは卸の価格についての引き上げの動きというようなものは現在は出ていない、そのために二カ月ないし三カ月、このようなお答えになられたのかどうかという点について、まず第一にお伺いをいたしたいと思います。これは、チェーンストア協会の岡田参考人、また新木参考人、百貨店の藤田参考人、生協の参考人の方にもお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 政府の物価抑制策につきましては、一応末端の小売り価……

第72回国会 物価問題等に関する特別委員会 第22号(1974/04/25、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 未曽有のインフレ物価高といわれているこの時期に、九電力が一斉に大幅な値上げの申請をいたしました。これは国民生活を一そう破壊するものだ、私はこのように考えます。  ところで、事もあろうにこの申請の内容を福祉型である、こういうことが宣伝をされておりますけれども、政府は今回の料金改正について福祉型であるというふうに考えているのかどうなのか、この点についてまず大臣からお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 たとえば一般国民が家庭でもって使う従量電灯乙、これを見てみますと、一キロワットアワー三円七十八銭も上がっているわけです。しかもその上げ率というのは、これは東電の例ですけれども……

第72回国会 予算委員会 第24号(1974/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 松下さんにお伺いをいたしたいと思いますけれども、いまから私が、新聞でも報道されました一つの文書の一部分を読みますから、聞いていただきたいと思います。途中からですけれども、「このような緊急事態に直面し、われわれ経済界としては、当面インフレ風潮を阻止することの急務にかんがみ、公害防除用を除く新規の産業設備投資を自粛するほか、特に次の諸点に全力を傾け、物価の安定と国際収支の悪化防止につとめ、緊急事態を乗り切るために全力を集中する決意である。この際、製造業界並びに流通業界等を含めて各企業は、燃料、原材料等の値上がりを経営面におけるあらゆる合理化によって吸収し、商品価格へのはね返りを極……

第73回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1974/08/28、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私も、ただいま松浦委員から質問がございました灯油の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  特に、先ほど、最近の物価の情勢は三月来からいわゆる鎮静化してきている、そして今後、経企庁の長官は、物価一本やりというような形でものを運んでいくということよりも、いろいろと検討していきたい、こういう御発言もございましたけれども、私は、やはり最近の物価の値上げというものが国民生活をどれほど圧迫をしているか。特に、田中総理も参議院選挙のあのさなかに、最近の物価問題は雨漏り程度のものだ、こういうことを発言されまして、物価高騰のもとで苦しんでいる多くの国民からきびしい批判を受けているわけでご……

第73回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 午前中も問題になりましたけれども、私もそれに引き続きまして、経企庁の消費者行政の姿勢についてまずお伺いをいたしたいと思います。  この「明日の暮しを考える消費者集会」というテキストの問題でございますけれども、これは新聞などでも取り上げて報道をいたしておりましたけれども、去る十月の二十日、二十一日の二日間にわたって経企庁が物価高騰の問題を明らかにするとともに、国民的な関心の高揚のためということで、その目的で「消費者モニター全国大会」なるものを開いたわけでございますけれども、ここで使用されたこの問題といわれているテキスト、これを経企庁長官は事前に知っていらしたのかどうなのか、まず……

第73回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1974/11/26、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、今回物価担当大臣として就任をされました倉成経済企画庁長官に、物価抑制の基本姿勢といいますか、特に公共料金の値上げと政治献金、こういう関係の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  狂乱物価といわれてきた中で、政府はことしに入ってから十月までの間に、公共料金を十七種類も立て続けに引き上げてまいりました。さらに、今回郵便料金あるいはまた電報料金、電話料金など、直接諸物価値上がりに大きな影響を持ちます、国民生活のかなめとなるようなこれらの公共料金引き上げというものが、すでに準備されているということを聞いておりますが、物価抑制の主要な柱であります公共料金という問題について、……

第74回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1974/12/24、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 福田経済企画庁長官のごあいさつをただいまお伺いいたしたわけでございますけれども、今日の異常な物価高、そしてまた経済危機、こういうものに直面をした原因について、いま、海外の石油その他の資源問題なども含めて、海外要因に一つの主要な原因がある、そしてまた、物価問題を真に解決をしていくという点でも、低成長下においては賃金の抑制というものを極力はかりていくことが非常に大切である、こういう意味のごあいさつを伺いましたけれども、私は、今日の異常な経済危機を招いた主要な原因というものは、やはり何といっても、いわゆる大企業本位の経済政策、これを長い間一貫してとり続けてきたところに今日の経済の破……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1975/09/09、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 日本化学工業の棚橋参考人にお伺いをいたします。  時間がございませんので、端的にお答えをいただきたいと思いますけれども、日本化学工業小松川工場に関係するクロムの職業病は、八月二十三日に労働省が中間発表したのを見てみますと、肺がんで死亡した人十一名、鼻中隔せん孔五十七名となっています。その後も次々と発見されていますし、今後も発見されて、その数ももっと増加するものというふうに考えられますけれども、このような職業病が大量に発生をしたのは、一体なぜだろうとお考えでございましょうか。
【次の発言】 これもすでに先ほど来から、お話しも出ておりますけれども、昭和三十二年の国立公衆衛生院の報……

第75回国会 大蔵委員会 第1号(1975/01/29、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 インフレ、不況の同時進行という日本経済の深刻な危機に直面をいたしておりますけれども、これは私は、歴代政府の高度経済成長政策の破綻によって引き起こされたものであり、政府はやはり反省をすべきであるというふうに考えます。従来の高度成長を支えてきた既定の政策あるいはまた制度についても、国民生活を安定させるという立場からこれを改め、社会的不公正の是正を図ると同時に、従来の大企業を優遇してきた税制、財政、金融について、この仕組みに根本的に思い切ってメスを入れるときではないか、それなくして問題の解決ということは実際には図れないのではないか、こう思うわけでございます。  この問題、また当面し……

第75回国会 大蔵委員会 第6号(1975/02/14、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 日銀総裁にお伺いをいたしたいと思いますけれども、今後の景気の見通しやその対策などについて、まず冒頭にお伺いをいたしたいと思います。  もうすでにいろいろと議論もされておりますとおり、インフレと不況が同時に進行するというまさに異常な、非常に深刻な経済の事態のもとに私たちは立たされてまいりましたけれども、実際に国民生活は、本当に破壊的なと言っても言い過ぎでないほどの危機に直面しているということが言えると思います。こういう中で、いままでいつの時代もそうでしたけれども、景気がよくなるときは、中小企業者あるいはまた一般の庶民というのは一番後にその恩恵を受ける、景気が悪くなりますと、もう……

第75回国会 大蔵委員会 第8号(1975/02/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 まず最初に、入場税の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  今回、入場税法の改正によって一応映画、演劇など免税点を引き上げる、こういう措置がとられたわけですけれども、このことは、文化、芸術等に対してさまざまな団体が多年にわたって非常に熱心に運動を続けてこられたことが一応ある程度一歩前進をしたというふうに言えると思いますし、私どもも何回かこの入場税問題については委員会の中でも、本来文化、芸術等に対して課税の対象とすべきではないのではないか、こういう角度からいろいろとこの廃止ということについても取り組みを強めてまいりましたけれども、今回の措置は一歩前進をしたということが言え……

第75回国会 大蔵委員会 第11号(1975/02/26、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は前回も問題にしてまいりましたけれども、いわゆる夫婦間における贈与税の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  最近、夫婦がそれぞれ職業も持ち、そして社会的にもいろいろな役割りを果たしているという家庭が大変ふえてきております。私は本来、このような夫婦共かせぎあるいはまた婚姻中に形成をされた財産については、これは全く夫婦がお互いに協力をしてそして得られた財産でありますので、この夫婦間における財産の贈与という問題については、私は課税をすべきではないというふうに考えております。  共かせぎ夫婦の場合、土地を購入しようあるいはマイホームをつくろうというような場合に、夫婦共同名義……

第75回国会 大蔵委員会 第12号(1975/02/28、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は所得税法の法案審査に入る前に、いまちょうど三月十五日の確定申告の期日も目前に迫っておりますし、きょうは国税庁の方にもおいでいただいておりますので、その点で一つお伺いをいたしたいと思います。  御承知のとおり、最近の深刻な不況の波をもろにかぶっております中小零細の業者の場合ですけれども、政府の方から出しておりますいろいろな資料を見てみましても、不渡り手形の内容を見てみましても、その不渡りの発行枚数あるいはまた金額、この数字も、私ども調べたのでも四十七年に比して三千九十九億増という、やはり非常に不渡りの金額がふえているわけですし、それからまた滞納の状況を見てみましても、所得税……

第75回国会 大蔵委員会 第14号(1975/03/11、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 所得税の納税人員がずっとここのところ一貫して伸びてきておりますし、特にその中でも給与所得者の納税人員の伸びが顕著にずっとここ一貫して続いてきています。たとえば三十年に給与所得者の場合は五百十三万八千人であったものが、それが三十五年には八百八十二万六千人、さらにその五年後の四十年には千四百五十九万九千人、四十五年には二千二百三十九万四千人、引き続きまして四十九年度には二千五百七十四万人、五十年度には二千七百五十一万人という形で、ずっと納税人口が伸びてきているわけですけれども、特に四十九年、五十年のこの伸びの状況を見てみますと百七十七万人の増、これは四十九年度若干訂正もされたよう……

第75回国会 大蔵委員会 第19号(1975/03/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 三木総理にお伺いをいたします。  今回、農地に対する相続税については納税猶予制度を創設いたしまして、そして相続人が農業を続ける場合には、その農地については農業投資価格というものを決定する、そしてそれを超える農地価格に対応する相続税についてはその納税を猶予する、こういう制度をいま審議しているところでございます。  この制度にも私どもいろいろ問題点があると存じますけれども、しかし、農地を農地として見るということ、あるいはまた宅地期待価格、開発期待価格というものを含まないものとされていますし、今回のこの措置は――高度経済成長のもとでインフレーションの異常な進行が地価の暴騰を呼び起こ……

第75回国会 大蔵委員会 第29号(1975/04/24、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 きょうは、本当に参考人の皆さんにはありがとうございます。私はいまお話を伺っておりまして、特にたばこと酒税の今回の値上げの問題につきまして、税負担のあり方、特に間接税のあり方は不公正であるというお話がお三人の参考人の方からも出たわけでございますけれども、政府は、税収の非常な伸び悩みということで、五十年度についても財政欠陥が生ずるということを見込まれている。したがって、益金率を高め、そしてその納付金を歳入財源に充てていくということがきわめて重要なのだという意味のことを強調いたしているわけでございますけれども、私は、このような形で間接税のいわゆる負担をふやしていく、酒、たばこという……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1975/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最近、食品衛生上の問題をめぐって、非常にいろいろな問題が社会問題として発展をしてきております。特に加工食品、あるいはまた着色食品、AF2のような食品添加物などによる遺伝性の問題、あるいはまた突然変異が起こったというような、食品衛生上きわめて危険な状態というものが現在起こってきておりますけれども、食卓の安全確保ということに対して、消費者はきわめて強い関心を示しています。私は、このような中で、プラスチック、ことに塩化ビニールの可塑剤としてフタル酸エステルというものが使用されていますけれども、この食品、あるいはまた包装用容器の安全性という問題につきましてフタル酸エステルの毒性という……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1975/03/14、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最近、物価は一時の狂乱状態ということは脱しましたけれども、依然として高水準を続けている。四十八年から五十年の一月までの二年間を見ても、約四五%近く物価は上がっているわけです。こういうことを考えますと、対前年比、三月段階で一五%に抑えようということで努力をしているということですけれども、私は、その数字自体、非常に高い物価の上昇を示すものだと思います。  こういう中で、最近の特徴としては、特に経企庁の月例報告などでも、需給は緩和してきている中で、コスト要因が物価を押し上げていくといいますか、企業の値上げ意欲というものが非常に強く出ていることが指摘されております。経企庁として、転換……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1975/03/26、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 まず、経企庁にお伺いをいたしたいと思います。  今回、政府は、酒税の改定を行うということで、酒税の大幅引き上げを法案として提出いたしております。これは清酒、あるいはまたビール、ウイスキーなど、平均二二%の税の増収を図るという内容でございますけれども、物価はようやく鎮静化の兆しを見せているとは言いながらも、国民生活の必需品は、依然としてやはり物によっては非常に値上がりを続けている。しかも勤労者の実質収入というものは、これは政府の統計によってもマイナスという発表もされておりますし、あるいはまた、国民の消費支出も非常に伸び悩む。その上、失業者がすでに百万を超えるというような、こうい……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1975/04/17、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 長官にお伺いをいたします。  日銀は四月十五日に公定歩合を〇・五%引き下げましたが、それに先立って、すでに昨年末からマネーサプライの傾向というものが非常にふえ続けてきているという状態が出ております。特に伸び率は、昨年十二月の場合は対前年比でもって一一・七%、ことしに入ってからも一月、二月を見てみますと一一・九%というぐあいに、増勢をずっと徐々に続けているというのが現状なわけです。しかし、他方、今度は鉱工業生産の伸びというものはどうなっているかということで見てみますと、昨年の中ごろから対前年比でマイナスになっているのですね。そして、ことしに入ってからでも、一月は一八・二%のマイ……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1975/05/13、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、ホリデイマジック社の参考人の方にお伺いをいたしたいと思いますけれども、ホリデイマジックの場合には、商品の流通経路がいままでゼネラル、あるいはまたマスター、オーガナイザー、ホリデイガールというような四段階に分かれていて、そして各段階の商品の割引率は、ここにちょうだいした資料を見ますと、ゼネラルの場合は、六五%、マスターは五五%、オーガナイザーの場合には売上高によって三五%から四八%、そしてまたホリデイガールの場合には三〇%から三五%、こういうことになっております。また、リクルートの面を見てみますと、いわゆるマスターになるには九十万円ですか、投資が必要である、あるいはまた、……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1975/05/20、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 岩本参考人と金子参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど古紙再生促進センターの設立の目的が述べられましたけれども、その中で、特に緊急備蓄の問題については、三十億円の経費をかけて十五万トンの備蓄が行われているという御報告があったわけですが、この備蓄につきまして、現在末端の買い出し人あるいはまた集荷業界等の備蓄というものが具体的にどのようになっているのか、救済保障的な措置も含まれているのかどうなのか、この点についてまずお二人から御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先ほどから、現在業界すべてが大変不況の中にあるけれども、買い出し人の方、また立て場の人たちが一番苦しい立場と……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1975/05/29、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 まず、長官にお伺いをいたしたいと思いますけれども、去る五月二十二日に、中曽根幹事長あるいは自民党の三役、そして財界の首脳との懇談会が行われたという報道を私も読んだわけでございますが、この懇談会の中で、一けた台にことしの物価は抑えていきたい、こういうことを共通の目標として実現を目指すということと同時に、経済界としてもいろいろな要望がそこでも出されたというふうに報道されております。  この中で、コスト割れのため今後ある程度の値上げはやむを得ないけれども、その場合であっても、消費者物価等には影響がはね返らないようにしたい、あるいは政府側としても公共料金の値上げはある程度はもうやむを……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1975/06/03、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 これは佐藤先生と、それから棚橋先生並びに村井先生にお伺いをいたしたいと思いますけれども、いまお話を伺っておりまして、日本の教育の中で私学の占める割合というものが非常に高いという現状、日本の教育は私学を抜きにしてはいま考えられないという中で、いろいろな格差、授業料の問題、入学金の問題、こういう経済問題も含めて、あるいは教育条件、環境、そういった問題をお述べになられたわけでございますけれども、私はこの中でまず一つお伺いをしたいのは、昔は私学といいますと、それぞれ学校には歴史的な伝統もあり、それを選択するということで、比較的生活条件の高いといいますか、水準の高い家庭の子供さんが入学……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1975/06/10、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 馬場先生にお伺いをいたしたいと思います。  先ほど、最近企業の値上げムードも大変高まってきている、こういう中で、特に操業度が下がっているところに一つ大きな問題があるのだ、こういうお話しがございましたけれども、特に基礎物資と言われているような鉄鋼だとか石油だとか、こういうものが上がれば、これは公共料金と同じように、すべての物価への波及効果は相当大きい、こういう問題が出てくるわけでございますし、こういう中で、現状の物価を抑えていくという観点から、単なるお互いに自粛しましょうということだけではなくて、これに対する具体的な規制措置をとる必要などもいまの時点では当然あるのではないかとい……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第19号(1975/06/26、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 経企庁長官にお伺いをいたします。  インフレと不況の同時進行という、かってない深刻な危機に経済が直面している。こういう中で、いま物価の問題は、依然として各企業が値上げ期待というものをますます強め、値上げの時期をねらっているといいますか、そういう動きも顕著にずっと出てきております。一つには、景気浮揚策等の効果がある程度出てきた時期、この時期を目指してというようなことも言われておりますし、あるいはまた、国会が終了した時期あたりから一斉に値上げを行うというようなことも、いろいろと報道もされておりますし、依然として物価問題は、値上げムードというものが今後秋に向かって非常に強まっていく……

第75回国会 物価問題等に関する特別委員会 第20号(1975/07/01、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 まず最初に、食糧庁にお伺いをいたしたいと思いますけれども、物価高のもとで、最近、国民の米の消費量が大変ふえていると言われております。特に低所得層の場合には、比較的経費がかかると言われております。ハン食などから、米食への切りかえがここのところ非常に高まっているというふうに言われておりまずけれども、最近の需給状況についてはどうなっているのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 しかし、政府が出しております総需要量、これの対前年比で見てみますと、四十九年には需要量は千百八十五万トンということですけれども、五十年度には千二百万トンを見込んでいる。あるいはまた、いまいただいた……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1975/11/06、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は灯油の問題についてお伺いをしたいと思いますけれども、本年六月以降、灯油の元売り指導価格が廃止をされたわけでございます。その際、ただいまもいろいろと値上げの問題等について御意見がございましたけれども、これを廃止することによって相当価格が上がるのではないか、これは私どもの、北海道から出ております多田議員も、具体的な数字を挙げて、恐らく需要期を迎えて価格が相当上がるのではないかということを質問いたしていたわけでございますが、元売りの仕切り価格は現在幾らになっているのか、この点をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 当初、六月段階では二万五千三百円ということになっており……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1975/11/11、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 まず最初に、石連の石田参考人にお伺いをいたしますけれども、先ほど来赤字の内容について、OPECで原油の価格が四倍に上がったとか、あるいはまた、石油は連産品であって、したがって灯油の価格を抑えると他の油種にこれが影響していくとか、あるいはまた、ナフサなどを上げれば結局都市ガスその他のこういったものなどに値上げを来たすとか、いろいろな理由を述べられておりますけれども、一体赤字の原因を石連として本当にどう具体的に分析をしているのかということ、これをやはりはっきりさせていかなければいけないのじゃないか。私どもいろいろと調べてみますと、政府の方から提出をされました資料などを見ても、五十……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1975/11/12、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 安居参考人にお伺いいたします。  第一次から第四次までの不況対策がいままでとられてきたわけですけれども、ただいまの最初のお話を聞きますと、これが景気対策として、まだまだ十分景気を回復させていくというところにまで至っていない、こういうことですけれども、全く何らの効果もなかったということではなかったと思いますし、具体的にどの程度の効果というものがいままでの不況対策の中で出てきていたのか、こういう点をひとつお伺いしたいことと、それからもう一つは、先ほどのお話の中でも、第四次の不況対策はこれから取り組むということですけれども、その中で、効果的な取り組みの中でも、消費がいままだ沈滞して……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1975/11/20、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、最初に医学書の値上げの問題についてお伺いをいたしたいと思います。  最近、書籍、ことに医学書が非常に値上がりが激しいということが新聞などにも報道されておりますし、この結果、学生生活に与える影響はきわめて大きいというふうに私どもも考えます。全国医学生自治会連絡会などからの調査あるいはまた私どもが話を聞いた内容等によりますと、医学生の年間の医学書の購入額は十万円程度、あるいはまた、多いものになると十五万円以上もこれに費やしているということが調査の結果でも明らかでございますけれども、そのために学生は結局アルバイトをやったり食費を切り詰めたりしているという実態調査も報告をされて……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1975/12/11、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 残された時間が十分ということでございますので、二点にわたって長官にお伺いをいたしたいと思います。  まず第一にお伺いいたしたい問題は、これは後日改めて時間を十分とって御質問しなければというふうに考えておりますけれども、御承知のとおり、公正取引委員会が高炉メーカーの鋼材値上げについて、昨日、同調値上げの問題、これはやみカルテルの疑いが非常に強いという内容の発表を公表いたしたわけでございます。この内容は、たとえば新日本製鉄が七月七日、また日本鋼管が七月八日と、それぞれの各製鉄メーカーが全く同額の値上げを実施いたしているという数字がここにずっと書かれております。それと同時に、またこ……

第77回国会 大蔵委員会 第5号(1976/04/23、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 全日空に対する一〇一一トライスター購入融資の問題につきまして、私は、輸銀法の改正とトライスター導入にかかわる問題点についてお伺いをいたしたいと思います。  輸銀は、全日空のトライスター購入資金を何年から何年にわたって、幾ら貸し付けていたのか、それは航空機何機分の購入融資であったのか、輸銀総裁にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、具体的にロッキードに対しての貸し付けば十機であって、しかもいま外貨と円建てと両方で述べられましたけれども、これは総額で円建てでは幾らになりますか、ロッキード社の関係は。

第77回国会 大蔵委員会 第7号(1976/04/28、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 時間がないということなので、できるだけ簡潔に四点ばかり伺いたいと思います。  今回の共済年金の改正は恩給法の改定に基づくものでございますけれども、従来の一律方式といいますかこういう方式から一応上薄下厚方式に改善をされているとか、また、いろいろ問題点はありますけれども遺族年金に寡婦年金制度が創設されたとか、これはまだまだ十分なものではございませんけれども、こういう点については私ども一定の改善も行われているというふうに見ているわけです。  しかし、いまも問題になっておりました年金財政の問題は、これは今後相当重大な問題になっていくのではないか。特に総収入に対する給付の割合というもの……

第77回国会 大蔵委員会 第11号(1976/05/11、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 五十一年度の予算の中で今回、財政特例法ということで、ここでまた新たに七兆二千七百五十億円の国債の発行、しかもその中には三兆七千五百億円の赤字国債が含まれている、こういうことがいま審議をされているわけです。  私は、まず大平大蔵大臣に伺いたいのですけれども、現在、国民がこの不況とインフレのもとで、国民生活の安定と、そして今日のこのような危機を迎えております経済の復興という問題について、真剣に政治にその打開を求めている、こういう状況の中で、先日もいろいろ新聞などでも世論調査が行われましたけれども、このような中で圧倒的多数は、景気対策も必要ではあるけれども、いま国民が非常に不安を感……

第77回国会 大蔵委員会 第14号(1976/05/21、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 今回の輸銀法の改正は、借入限度額の拡大、あるいは外債の発行、あるいは協調融資を行う銀行の融資範囲の拡大、大きく分けてこの三本の柱から改正が行われようとしているわけでございますけれども、私は特に短い時間で大臣に三つの問題についてお伺いをいたしたいと思います。  まず第一の問題は、借入金の限度額を今回自己資本の四倍から十倍にする、また貸付限度額及び保証限度額についても、これを自己資金の五倍から十一倍にする、こういうことが改正の内容でございますけれども、輸銀の原資はこれはもういまさら言うまでもなく産投会計あるいは資金運用部資金、そして自己資金、こういうものから成っているわけでありま……

第77回国会 大蔵委員会 第15号(1976/07/05、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 大変短い時間でございますので、私は、福島信用金庫の深夜残業の問題、女子職員二名を含む五名の死亡事件について、二点にわたって簡潔に質問をいたしたいと思います。  この問題は、女子行員に深夜作業を行わせていたということで、単なる労働基準法違反、労働行政だ、こういう角度からだけでは考えられない。当然金融行政の立場からもその背景あるいは原因についてどのように政府当局が考えているのか、大蔵当局がこの問題をどう改善しようとされているのか、この問題について、私自身六月二十八、二十九日の両日、現地調査を行ってまいりました。そして、事故現場を初め、遺族の方々にも弔意を表しながら、その娘さんが常……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1976/04/27、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 新しく公取委員長に就任をされました澤田さんに、私はきょう具体的な内容についてお伺いをするということよりも、今後の政治姿勢と申しますか基本姿勢といいますか、この点を中心にお伺いをしたいというふうに思います。  まずお伺いしたい点は、最近、経済活動に占める大企業の比重というものがきわめて増大をいたしております。したがって、大企業の生産、販売などが大変大きな部分を占めている、こういうことが一つの市場支配の力ということにもなりまして、企業の巨大化だとかあるいはまた最近では一層集団化の傾向というものも強まってきています。こういう独占的な力を行使する企業が価格を決めますと、それに同調して……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1976/05/06、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最近の物価の動向については、いまいろいろと論議がございましたけれども、警戒をすべき動きが非常に強まってきている。私どももいろいろと数字等を調べてみますと、卸売物価指数の動き一つを見ましても、これは対前年伸び率でもって昨年末には〇・八%と一%を割るというような状況もあったわけですけれども、特にことしに入りましてから、一月には二・四%、二月には三・七%、三月には四・五%と、再び上昇の動きがずっと強まってきている。こういう状況の中で、これを対前月比で見てみましても、昨年の十二月〇・六%だったものが、ことしに入って一月では〇・八、二月は〇・七、三月〇・七と、連続四カ月〇・六ないし〇・……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1976/05/18、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 きょうは長官が出席をしておりませんので、政務次官にまずお答えをいただきたいと思います。  まず最初に伺いたい問題は、総理府統計局がこの四日に発表いたしました「物価についての消費者意識の実態に関する調査」につきまして、これを読ませてもらいまして、いま政府が発表している消費者物価指数というものがいかに国民生活の実感からかけ離れたものであるかということが、このアンケート調査によってもはっきりと示されていると思うのです。私も多くの家庭の人たちと物価の問題についていろいろと話し合いますけれども、いまや切り詰めるものがないと言われるほど深刻なところに来ているということを私は痛感しています……

第77回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1976/07/13、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 経企庁長官にお伺いをいたしたいと思いますけれども、先ほど午前中の討議の中でもすでに質問が出ておりますように、今年度物価の見通しを八%で何とか抑えたい、こういうことでございますけれども、六月の消費者物価の上昇率は前年同月に比べまして九・七%の上昇、卸売物価もここのところ連続上昇しているという中で、引き続いて国鉄だ、電信電話だあるいはまたガスだ、電力だという形で消費者米価も含めて値上げがずっとここでもって準備をされているわけでございますけれども、消費者米価が実際にいまこのままの状況の中で引き上げられるということで、果たして今年度の八%というお約束を守っていくということがはっきりと……

第78回国会 大蔵委員会 第2号(1976/10/15、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、昭和五十一年度の公債の発行の特例に関する法律案に反対の討論を行います。  まず、本法案の審議は、参議院大蔵委員会において、わが党の再三にわたる要求にもかかわらず、公聴会も開かないなど、十分な審議も行わず、自民党が一方的に採決を強行し、本日、衆議院においてもわずか数時間の質疑で採決しようとしたものであります。  本法案は、大企業が強く要望している財界本位の景気回復の財源の調達を図ろうとするものであって、他方、不況とインフレで苦しむ国民に対して、重税と福祉切り捨てを強要する悪法であります。このような反国民的法案に対して、十分審議を尽くさず、採……

第78回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1976/10/14、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 長官にお伺いをいたしたいと思います。  先ほど来からお話が出ておりますけれども、このところ卸売物価が昨年の七月から十四カ月連続上昇を続けている、こういう状況のもとで、この卸売物価は、本来であれば、景気の回復過程においては、いままでの例などを見てみますと、一定期間上がるということがありましても、初期には上がってもその後落ちついてくる、そして生産が回復され、需給ギャップが解消していくに従って物価の上昇率も落ちつくといいますか、下がっていくというような傾向がございましたけれども、今回の、一年以上にわたって卸売物価がずっと高騰をしているという状態というのは、一体どこに根本的な原因があ……

第78回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1976/10/28、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 副総理にお伺いをいたしますけれども、いまも松浦先生お取り上げになりましたが、国民生活審議会の消費者保護部会が中間報告を出され、またそれは大変画期的なことでもあり評価すべき内容のものであるということでございます。これはいろいろ複雑で大変な法改正の作業なども伴うものもございますでしょうし、それからすぐにでも実施できるものもあるということでございます。すぐ実施できるというようなものについて、この問題は非常に大きな波紋を呼んでおりますし、一刻も早くこの実施方というようなことの要望も私どもも聞いておりますが、大体いつごろをめどに具体化していくか、こういう点についての見通しも含めてお伺い……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 運輸委員会 第4号(1977/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 運輸行政に対する大臣の基本的な姿勢についてお伺いをいたしたいというふうに思います。  いま、すでに大臣御承知のとおり、運輸省を巻き込んだと言われますか、大きな問題になりましたロッキード事件ですね。この問題について、いま全日空ルートの公判がすでに始められているわけです。そして、検察側からの冒頭陳述で新たな事実が指摘をされてきている。本当に運輸行政に対して責任も持つ運輸大臣として、このような事態をどのように受けとめられて、そして対処をされようとしているのか、この点についてまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 この問題について姿勢を正して、行政のあり方はかくあるべきとい……

第80回国会 運輸委員会 第6号(1977/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 海上保安官に協力援助した者等の災害給付の状況を見てみますと、先ほど来からすでに何人かの方からも御質問が出ておりますけれども、四十七年から五十一年までの間に七人というのは非常に少ないという感じを強く受けるわけでございますけれども、この制度のいわゆる手続上の問題ですね、こういった問題が起こった場合に、その手続は具体的にどのようにしてやられるのか、この点をまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 二つの場合ということで、前者の場合は余り問題がないのだと私は思います。ただ後者の場合ですね。海難が発生してそれをみずから救助しようということで自発的に救助に当たって災害を受けた、し……

第80回国会 運輸委員会 第9号(1977/04/06、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、まず最初に国鉄の安全問題とその対策についてお伺いをいたしたいと思います。  三月八日の上越線での「佐渡」三号列車の脱線落石事故に関連いたしまして、現在当局としては応急措置をとられると同時に、また落石どめの擁壁の継ぎ足しなど、あるいは警報装置などの復旧措置をとっておりますけれども、実際に今回のこのような事故に対しましてこれを具体的に当局側としてはどのように受けとめていられるのか、この点をまず最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 具体的にいま事実関係についてのお話がございましたけれども、このような事故に対して具体的にどのようにこの事故を受けとめていらっしゃるか……

第80回国会 運輸委員会 第11号(1977/04/12、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 近年、開発途上国の海運への進出が大変活発になって、従来先進海運国が主張をしておりました海運自由の原則ということも、国際的にはなかなか通用しない、こういう情勢を迎えているわけでございますけれども、開発途上国が自国の海運を育成し、そしてまたそれを強化発展させていくということに大変力を入れ、貨物輸送の取り扱いをめぐって自国船優先主義というようなことが起こり、一部自国の貨物を留保するというような動きも顕著に出てきている。こういう中で、自国船優先政策がとられておりますけれども、そういったことの結果、結局わが国の外航船舶、船会社が不利益な取り扱いを受け、著しく利益を害するおそれがある、こ……

第80回国会 運輸委員会 第16号(1977/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、法定制緩和問題について最初にお伺いをいたしたいと思います。  法定制緩和が財政法第三条に違反しないという政府の主張の唯一の論拠は、厳重な要件がつけられているというものでございます。ところが、その厳重な要件というものは、実際には全く歯どめの役割りを果たさないざる規定であるということを私はまず冒頭に言わなければならないと思います。  第一に、認可だけでやれる値上げの限度ですが、単年度赤字の場合は物価等上昇率プラス一五%となっていますが、物価の方は、いまの自民党政府のやり方では、実際、まさに歯どめがないわけです。将来、かつてのような、あの石油ショックのような狂乱物価の状態があ……

第80回国会 運輸委員会 第17号(1977/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 大島参考人にお伺いをいたしたいと思いますけれども、国鉄は公共交通機関の根幹であると私ども考えております。したがって、それにふさわしい財政、経営にしなければならないというふうに思っておりますけれども、その中でも国鉄の線路とか駅舎というものは、その修理とか改善あるいはこれを本当にきちっとやっていけば半永久的に利用できるというものでございますし、結局国民の財産でもございますので、国鉄の再建を図っていくという上でこの建設や改良費は当然国が出資するべきではないか、このように考えておりますけれども、御意見をお聞かせいただきたいというふうに思います。  それからもう一つ、先ほど来御意見を述……

第80回国会 運輸委員会 第18号(1977/05/13、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 最初に吉田芳子さんにお伺いを申し上げたいと思います。  私ども昨日から、丸森線の視察を初め、また本日もいろいろと貴重な御意見をお伺いをいたしておりますし、その中で本当に国鉄というものが、公共事業として果たしていかなければならない大きな役割りを担っているんだということを、改めて大変痛感をいたしたわけでございます。  特に私はその中で、今回の弾力条項という、法定制緩和の問題つきまして、一つには、この弾力化法は「当分の間」という期限がついているんだ、また一定の上限も定めてある、こういうことで法定制そのものに触れるのではない、政府はこういう解釈をしているわけでございますけれども、しか……

第80回国会 運輸委員会 第21号(1977/05/25、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私はまず運輸大臣にお伺いをいたしたいと思いますけれども、領海十二海里そして漁業水域二百海里の拡張という適用海域の広がりなど、海洋新時代に対応いたします海上保安庁の警備の体制あるいは海上保安の体制というものを考えますときに、先ほど来からいろいろと御意見が出ておりましたし、質問に対するお答えもあったわけでございますけれども、現状というものを踏まえて、将来この対応策を具体的にどのように検討を深めていこうとされているのか、この点まずお伺いをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 ただいま大臣の非常に前向きな積極的な御答弁でございますけれども、聞くところによりますと、政府部内か……

第82回国会 運輸委員会 第1号(1977/10/28、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 国有鉄道運賃法の修正案につきまして、提案者に質問をいたしたいと思います。  先ほど来、委員会の中で石田委員の、質問に対して政府は、五十二年度値上げをしない場合、五十三年度値上げは実収で二五%、名目で約三七%と答弁をされましたが、私たちの計算では二五%ではなく三〇%になると思います。しかし、それはさておいて、実収二五%の増収を得るためには、値上げ率は三七%ではこれはとうてい済みません。昨年五〇%の大幅値上げが行われましたけれども、実質増収が現状では三〇%程度というふうにとどまっています。このことから見ても、三分の五倍、すなわち、四〇%以上の値上げをしなければ実収二五%の増収はと……

第82回国会 運輸委員会 第4号(1977/11/16、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 今回の特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法案は成田空港の開港を対象としている、このように御答弁がされているわけでございますけれども、この法案は空港設置者が十年後を見越して空港周辺に宅地化が進み、騒音被害の影響が広範囲にわたると予測される空港を特定空港と指定をし、航空機騒音による障害の防止のために周辺の土地規制をも含め都市計画事業によってこれを行おうとする、こういう法案の内容でございますけれども、本来騒音防止の基本的な考え方につきましては、騒音を振りまく発生源そのものの原因と責任を明確にして、その上で発生源に対して規制を行い、その被害を最小限にとどめて騒音防止を図り、その防止対……

第82回国会 運輸委員会 第5号(1977/11/18、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 参考人の皆さんには、きょうは長時間にわたって貴重な御意見をいただき本当にありがとうございます。私、まず最初に木村参考人にお伺いいたしたいと思います。  私ども従来、空港周辺の騒音防止対策は、先ほど先生もおっしゃっておられましたけれども、発生源でこれを規制していくことが一番重要な問題だというふうに考えております。そして周辺住民の被害を最小限に抑えるとともに、この生活環境保全のための防止対策は原因者負担ということでやっていくべきが基本的に当然のことである、このように考えております。  ところがこの法案、委員会で審議を続けてまいりましたけれども、一つ一つ質疑の中で明らかになりました……

第83回国会 運輸委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に反対する立場から討論をするものであります。  私は、まず当委員会における本法案の取り扱いが、議会制民主主義の基本に反する国民への許しがたい挑戦であることを厳重に指摘するものであります。  各党間で一致していない大きな問題点のある悪法を、ごく短期間の臨時国会で強行成立させようとすることは、さきの臨時国会の会期再延長と事実上同じことであり、国会を政府の提出法案承認登録機関にかえることにほかなりません。憲法は会期制を明確に規定し、一つ一つの会期ごとに独立した国会の意思を決めるたてまえのもと……

第84回国会 運輸委員会 第2号(1978/02/15、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 新東京国際空港の開港に伴う公団の管理規程をめぐる問題について、何点か大臣にお伺いをいたしたいと思います。  政府は、三月三十日を目途に成田空港の開港を決定いたしておりますが、開港以前にまだまだ解決をしなければならない騒音問題やあるいはアクセス問題、成田から羽田への移転の問題など諸問題が山積をいたしているわけでございます。  私のまず第一に伺いたいのは、この中で、羽田空港から成田に移る空港関係者、下請関係なども含めてこの数は大体どのぐらいになるのか、この点をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 相当の関係者が移ってくるわけでございますけれども、この新しい空港、新東京国……

第84回国会 運輸委員会 第3号(1978/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法案並びに同修正案について反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が実施しようとしている飛行場周辺における建築規制などの私権の制限措置がきわめて不当なもので、航空機騒音による被害者に対して一方的にこれを強制していることであります。  その一つは、航空機騒音を防止するための基本である発生源の規制、すなわち飛行回数、飛行経路、早期・夜間飛行などに対する規制や制限は何ら法的に整備しないままに、被害者である周辺住民には建築規制など私権の制限を行おうとしていることであります。  現……

第84回国会 運輸委員会 第4号(1978/03/10、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 参考人の皆さん、大変長時間にわたって御苦労さまでございます。各委員の方からそれぞれ御質疑がございまして、私、できるだけ重複を避けまして二、三お伺いをいたしたいというふうに思っております。  いままでのお話を聞いておりますと、つまるところが、この深刻な不況のもとでどう仕事を確保していくか、そしてまた当面する倒産防止という観点からもどのような対策をとっていかなければならないか、大きく分けましてこのように承ったわけでございます。  御承知のとおり、中小造船の倒産がここのところ一段と相次いでおりますけれども、造船所が倒産をするということは、経営者はもちろんのことでございますけれども、……

第84回国会 運輸委員会 第5号(1978/03/17、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 どうも皆さん御苦労さまでございます。私、ごく簡単に二、三の点についてお伺いをいたしたいと思います。  先ほど来、労働組合の立場から、設備廃棄だけが先行して雇用の問題が置き去りにされるという御主張がございました。この雇用確保の問題というのは、不況の中で、しかも船腹過剰という状況の中で、これは切り離して考えられるものではございませんし、重視をしていかなければならないきわめて大切な問題だというふうに私は考えます。  今回の造船不況と一般に言われておりますのは、何と言っても大型タンカーが船腹の大きな過剰を来している、設備の拡大に拡大を重ねてまいりまして、世界第一位の建造量などと言われ……

第84回国会 運輸委員会 第6号(1978/04/07、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、質問に入ります前にまず最初に指摘しておかなければならないと脅えておりますことは、去る三月三十六日、成田空港の管制塔破壊を中心とする空港周辺で組織的、計画的な暴挙を行った暴力集団に対して、あたかも彼らが社会主義あるいは共産主義を目指す集団であるかのごとく発言し、考えている同僚議員の問題について、一言触れておきたいと考えます。  国会決議にあるように、彼らの行動は法治国家への挑戦であり、平和と民主主義の名において許しがたい暴挙であって、社会の進歩と変革には全く無縁の暴力破壊集団であることは別口であります。にもかかわらず、彼らに対してあのような発言を国会という公式の場であえて……

第84回国会 運輸委員会 第7号(1978/04/19、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 造船不況はいま深刻な事態を迎えておりますけれども、新たな発想に立ってこの不況対策、そしてまた需要の創出、雇用の安定を図ることが緊急に必要なことだと思います。深刻なこの事態が起こったその責任と申しますか、それを国際的な傾向ということにその責任を求めるということだけでは当を得ないのではないか。いままで国内的に政府がとってまいりました政策上の責任、こういう立場からこの原因を、あるいはいままでの政策上の問題等をこの際明確にした上でこそ本当に正しい対策、解決策を打ち出すことができるのだと思います。  そういう立場に立って、このような深刻な事態を招いた現状について、政府はどのような認識の……

第84回国会 運輸委員会 第8号(1978/04/28、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法案の質疑に入ります前に、この法案は、成田の開港が目前に迫っているということでできるだけ早く審議を済ませてほしい、こういう意見が理事会で出まして、私どもは、連合審査もする必要があるし、また現地調査も行う必要がある、こういうことの意見を述べましたけれども、結局、何か急ぐ必要があるのだということで、この問題については、また後ほどの協議になるのかもしれませんけれども、そういう事態が理事会でございました。  いま、いろいろと審議の中でもございましたように、この法案の審議については、あくまで現状把握ということが大事ですが、いままで私が何回も……

第84回国会 運輸委員会 第10号(1978/06/07、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、まず、国鉄のこのたびの運賃値上げの問題についてお伺いをいたしたいと思います。  今回、国鉄側から申請が出されました運賃改定は、いわゆる取れるところから取ろうという、きわめて意図的なものだと一般でも言われております。中でも通学定期は四〇・八%という大幅な値上げというもので、まさにこれはねらい撃ちされたのではないかという感すら持つものでございます。先ほど国鉄総裁は、今回の運賃値上げは、上げたくはないけれどもやむを得ない、追い込まれるというような思いでございますという御答弁がございましたけれども、通学定期の四〇・八%という大幅値上げ、これは一体どういうことなんだろうか。  も……

第85回国会 運輸委員会 第1号(1978/10/13、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 福永運輸大臣に、まずお伺いをいたしたいと思います。  造船不況の問題は地域経済と密接なつながりを持っておりますだけに、造船の不況とかあるいは倒産という事態については、地域の中で関連下請企業並びにそこで働いている労働者また地方自治体あるいは町の商店に至るまで、地域経済に関連を持って大きな打撃を受けているというのが、いまの現状でございます。  本来、この問題に対しての不況対策、これについては、何と言っても雇用の安定であり、そしてまた需要の創出をどう図っていくか、このことを抜きにしては不況対策というものはあり得ないと私は考えております。  政府も地域不況対策ということをとってはきて……

第85回国会 運輸委員会 第2号(1978/10/18、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 先ほどからの論議を聞いておりまして、まず提案者に確認をいたしておきたいと思います点は、運賃というのは乗車した距離に応じて支払うということが原則である、このように考えますけれども、まず提案者の方のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ところが、私ども調べた数字によりますと、いまとっております新幹線の営業キロと実測キロ、これは先ほど来国鉄総裁も、営業線基準規程の第七条で、営業キロ程の設定は「起点から停車場中心までの実測キロメートル」によって定める、こういうことを言われましたけれども、私自身も、やはりいまの運賃の決め方というのは、当然、実測キロというものを一つの土……

第85回国会 運輸委員会 第3号(1978/10/20、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 大手私鉄の運賃値上げ申請が出されておりまして、わが党では、すでに参議院の方でも運輸委員会でこの問題を取り上げ、今回の値上げがどんなに不当なものであるか、そしてまた値上げの理由となっております収入不足がつくられたものではないか、運輸省が通達まで出して私鉄の鉄道部門の会計操作を指示していた、その結果の赤字でははいか、これらの点を参議院の運輸委員会で指摘をし、追及を行ったところでございますけれども、今回の私鉄運賃の値上げは、黒字の近鉄まで値上げを申請しておりますし、また定期の割引率の引き下げも、これは率は違うにしても、各社一斉に行っている、この中には数々の問題点がございます。  こ……

第85回国会 大蔵委員会 第1号(1978/09/22、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 一般消費税の特別部会の報告が出されておりますけれども、私この問題について主税局長にお尋ねをいたしたいと思います。  時間の関係で大変どうも簡潔になりますけれども、この試案の一般消費税が導入された場合、標準世帯で税負担というものが具体的にどのようになるのかということについてぜひひとつお示しをいただきたい。いま国民が一番関心を持っている問題は、一般消費税というものが導入された場合に、自分たちの税負担というのはどうなるんだろうか、このことと、もちろん物価騰貴の問題とか、逆進性の問題とか、中小企業への影響の問題とか、さまざまな問題点を含んでおりますけれども、まず私はこの点について試算……

第87回国会 運輸委員会 第3号(1979/02/15、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、最初に運輸大臣の基本姿勢についてお伺いをいたしたいと思います。  今日の運輸行政の使命というのは、大臣も表明をされておりますように「やはり陸上交通、そして空の交通、また海上交通全般にわたっての安全性と、そしてまた輸送のサービスを行うということ、これに行政が非常な対応を求められている」、このように述べられておりますけれども、私は、まず最初に、その中でも空の問題、航空機の購入をめぐるこの問題についてお伺いをいたしたいと思います。  御承知のとおり、ロッキード事件に続いてグラマン、ダグラス社の軍用機、民間機及びガルフストリームあるいはまた政府が出資をいたしております日本航空、……

第87回国会 運輸委員会 第4号(1979/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 今日の国際観光振興会法の一部改正は、国際観光振興会が従来行っておりました業務、特に外国人旅客に限定されていたものを今回日本人観光旅客を含めて行おう、こういうことでの改正でございます。現在すでに各委員からもいろいろと角度を変えての質問が行われておりますので、したがって、私は、できるだけ重複を避けて御質問をいたしたいと考えております。  とりわけ日本人の海外旅行者が増大をしている、しかもその中でいろいろとトラブルが起こっている、また事故が起きている、あるいは不健全性云々と言われるような社会的な問題にまで発展しているという事態も起こっている、したがって、旅行業者に対して今回事前に情……

第87回国会 運輸委員会 第5号(1979/03/16、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 今回の船舶整備公団法の改正によって、いままで立ちおくれていた中小の内航船対策として、いろいろと午前中からの論議を聞いておりまして、やはり一歩前進であるというふうに思います。しかし、内航海運業界というのは、きわめて重要な役割りを果たしていると同時に、また約一万を超える事業者、しかも個人とか中小企業とか、こういう層が九七%を占めている、こういう状況から考えますと、今回の改正はきわめて不十分なものではないか、このようにも思うわけでございます。  私は、昨年四月十九日、当運輸委員会で内航船対策、とりわけ船舶整備公団の共有船の建造問題ということで質問をいたしましたし、また、その予算の拡……

第87回国会 運輸委員会 第6号(1979/03/20、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 参考人にお伺いをいたします。  まず最初に、日本船主協会の会長さんにお伺いをいたしたいと思いますけれども、現在提出をされております船舶の利子補給法案は、その運用に当たって乗員定数を減らしていくといういわゆる超合理化船、一つはこれに対象をしぼっておりますし、それからまた、船主協会としても、利子補給に伴う新船の建造については、一方的に船腹をふやすこともできないという立場から、海運不況の船腹過剰という現状のもとでいろいろとお考えを持っていらっしゃると思います。どちらにしても大規模なスクラップを必要とする、こういうことも言われておりますけれども、超合理化船にしてもあるいはまたスクラッ……

第87回国会 運輸委員会 第7号(1979/04/10、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 三月二十日午後九時四十分に発生をいたしました上越新幹線大清水トンネル火災事故は、十六名の死亡者を出すという大惨事になりまして、この問題についてはすでにいろいろと政府の答弁、また質問も行われておりますけれども、火災発生を未然に防止していくそういう措置、あるいはまた聞いておりまして、初歩的な安全対策、こういった問題がやはり明らかに欠けていたというふうに私はいま委員会の中で痛感をいたしております。  したがって、この事故は何と言っても災害というよりも人災ではないのか、このような感を深くしておりますが、この問題についてまず御意見を伺いたいと思いますけれども、警察あるいは消防への通報体……

第87回国会 運輸委員会 第8号(1979/04/25、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部改正法案について、今回の法律の改正は一つには、計画造船の利子補給というものを三年ぶりで復活する、しかも、その利子補給率の引き上げも行っているわけでございます。さらにまた、財政融資の比率も五%アップをいたしておりますし、償還の返済期間の条件についても、これまでの八年間半年賦均等償還から、今後は三年据え置きで十年の半年賦均等償還ということでいま法律がかかっているわけでございますけれども、私は、この中で何点かについてお伺いをいたしたいと思います。  一つは、この計画を達成することによって、雇用の問題というのが具体的に果たして解決をしていくもの……

第87回国会 運輸委員会 第9号(1979/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私はきょうは、時間の関係もありますので、身体障害者の割引問題ということについてのみ御質問をいたしたいというふうに思います。  昨年の十二月に、障害者の団体でございます障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会、ここから運輸省に対しまして、いろいろと運輸関係に関連する要請行動がございました。内容を見てみますと、いずれも非常に切実な問題で運輸省交渉が行われているわけでございますけれども、私はきょう、その中で身障者の割引乗車券の購入についての簡素化の問題と料金割引の適用の問題、この二つの問題について質問をいたしたいと思います。  まず最初に、身体障害者が国鉄を利用しようとする場合に、そ……

第87回国会 運輸委員会 第10号(1979/05/08、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 船員の雇用の促進に関する特別措置法の一部改正法案は、ここにも書かれておりますとおり、近海海運業等にかかわる事業規模の縮小に伴い離職船員の発生が今後においても引き続き予想される、こういう状況にかんがみ、就職促進給付金の支給に関する特別措置の対象となる者の離職の日に関する期限が法律の施行の日から起算して二年といままでなっておりましたものを、今回、昭和五十八年六月三十日まで延長しよう、こういう内容でございます。  この問題に関連をいたしまして、私は、最近の深刻な船員の失業状況、そして雇用不安が一層増している、こういう状況の中で、現在、職安業務の内容、また失業保険等の支払い業務の急増……

第87回国会 運輸委員会 第11号(1979/05/25、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 大臣の記者会見の発言をめぐってきょうはいろいろと各委員からもすでに問題が提起されております。大臣は、この中で、やはり国鉄再建の基本方向を進めていくためには、この立場というのは正しいのだと受け取れる発言をされているわけでございますけれども、また大臣自身、国鉄再建の基本方針については、それこそ野党の皆さんの御協力も云々、こういう御発言もございましたけれども、私どもは、この内容については国鉄の再建にはこれではつながらない、こういう立場を鮮明にいたしてまいったものでございます。  何と言っても国鉄財政破綻の最大の要因であります借金依存の政策、これをどう改めていくのか、そしてまた、国鉄……

第87回国会 運輸委員会 第16号(1979/08/15、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 参考人の皆さん、御苦労さまです。大分各委員の方々からそれぞれの角度で質問が行われておりますので、私は、若干ダブるところもあるかと存じますけれども、それはお許しをいただきたい、このように思います。  最初に、まずトラック協会の方にお伺いをいたしたいというふうに思いますけれども、先ほど来お話を伺っておりますと、軽油の供給については対前年比二〇%あるいは三〇%の削減が行われている、こういうお話でございました。私も、地元を調査いたしましたその実績から申しますと、運送業者の方、これは複数のガソリンスタンドで給油を受けている方でございますけれども、やはり七月の段階で対前年比二六%の供給の……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 商工委員会 第3号(1980/02/20、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、電気料金の問題とガス料金の値上げ問題を中心にして何点かにわたって質問をいたしたいと思います。  初めにお伺いをいたしたいことは、政府通産省が二月一日に認可をいたしました北海道電力の値上げの申請に対する査定に伴っての件でございます。  平均三八・八三%の値上げでございますけれども、これに対して査定では三四・二三%、こういう認可でございましたけれども、特に減価償却とかあるいはまた一部減価償却に対しても、定率法の申請に対して全部定額法で査定をするとか、あるいはまた配当などについても一〇%の申請ではあったけれどもこれを八%に抑えるというような、こういう内容だというふうに聞いてお……

第91回国会 商工委員会 第4号(1980/02/22、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、前回に引き続きまして電気料金の値上げ問題と、それから大規模小売店舗法の運用上の問題についてきょうはお伺いをいたしたいと思います。  初めに、まず、先日の商工委員会でも東京電力の核燃料問題についてお伺いをいたしましたけれども、東京電力の七九年三月の有価証券報告書、これによりますと、核燃料の資産残高は装荷中、加工中を合わせて四千百六十億円となっており、これは電気事業営業費用明細書の核燃料減損額百三十一億円の三十二倍になると思いますが、この点をまず確認をいたして次の質問に入りたいというふうに思っております。  特にきょうお伺いをいたしたいと思いますのは、内部留保の中で最大の部……

第91回国会 商工委員会 第8号(1980/03/19、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 中小企業金融公庫法が今回改正をされます。その主とした内容は、中小企業金融公庫が貸し付けに必要とする資金の確保を図るということで、債券の発行限度額を資本金の二十倍から三十倍に引き上げるとともに、今後予算措置のみで追加出資ができる、こういう規定の整備を行おうとするものでございますし、さらにまた五十五年度予算では二十億円の出資を行い、公庫の経営基盤の強化を図りますと同時に、あわせて効力を喪失した規定の整備を行う、こういう改正である、このように思いますけれども、いま中小企業をめぐる環境は大変厳しくなってきているのではないか。公定歩合の引き上げも行われ、そしてまた金融引き締め政策という……

第91回国会 商工委員会 第9号(1980/03/25、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 中小企業金融公庫、これの経営安定とそれから機能を高めるということは、民間金融機関から十分融資を受けるということがきわめて困難な立場にあります中小企業が必要としている長期そして低利の融資を行うという上からも、ますます重要になってきていると言うことができると思います。したがって、公庫の経営を縮小するようなあるいは圧迫するようなこういう要因については、その都度国が適切な措置をとるなどして手当てを行い、いやしくも政府系金融機関としての運用を保証するということは当然のことではないか、このように思いますが、以上の点から二、三質問をいたしたいと思います。  まず第一にお伺いをいたしたいこと……

第91回国会 商工委員会 第18号(1980/04/23、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。  修正案はお手元に配付いたしておりますように、その内容の第一は、わが国の今日のエネルギー危機を招くに至った過去の経緯にかんがみ、国民生活の民主的、平和的発展を保障するため、国内エネルギー資源を特に重視する必要があるとの立場から、本法案の「目的」に国内エネルギー資源の積極的活用を明記させ、代替エネルギー供給目標にも、他と区分してわが国における自給率を明確にすることとしております。また、国内炭開発を推進するため、石炭鉱業合理化事業団はこれを存続させ……

第91回国会 商工委員会 第19号(1980/05/06、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 今回改正しようといたしております中小企業倒産防止共済法の内容につきましては、その一つは、共済掛金の最高限度額を従来の百二十万円から二百十万円に引き上げる、共済の貸付限度額を、これまでの千二百万円を二千百万円に引き上げるということであり、さらにまた、第二には掛金月額の最高額を二万円から五万円に引き上げ、積み立て期間を六十カ月から四十二カ月に短縮を図ろうとするものでもございます。そしてまた、第三には、現行では共済金を借りて完済しても、借りた額の十分の一相当額が掛金手数料として金庫というか、共済の手数料として納められる、こういう点を改めて、長期にわたる収支の均衡が保たれ、なお余裕財……

第91回国会 商工委員会 第22号(1980/05/14、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、大規模小売店舗法に関する小売商業調整運用の問題について、若干の具体例も挙げながらお伺いをいたしたいと思います。  昭和四十九年、大店法が施行されてから第一種の大規模小売店、この届け出の状況というのは、いただいた資料によって見ますと、四十九年から五十三年千五百四件、それから五十四年四月から、これは現在までと言いたいところですけれども、いただいた資料は十二月まででございますので、四百六十一件、両方合わせて届け出数というのは千九百六十五件ということになっておりますけれども、その中から、大店法に基づく勧告だとか命令だとか、こういった措置がされた件数あるいはその内容、こういうもの……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 商工委員会 第3号(1980/10/24、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 河本経済企画庁長官は、さきの所信表明の中で、わが国経済は第二次石油危機を乗り越え国際的にも良好な成果を上げたと高い評価を得ている、このように述べておられます。ところが国民経済の現状を私ども見てみますときに、実際には大きな企業は高収益を上げておりますけれども、中小企業は倒産件数がそれこそ史上最高と言われるような深刻な事態になっております。九月の中小企業倒産は負債額一千万円以上で千六百八件にも達し、危機ラインを突破したと言われておりますけれども、その特徴は建設業や小売業など、いわゆる国民生活と密着したこうしたところが一番大きな影響を受けているわけでございます。したがって、現在のこ……

第93回国会 商工委員会 第5号(1980/11/07、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 中小企業事業機会の確保法が五十二年に成立いたしましてから今日まで三年になりますし、最近の厳しい経済情勢のもとで、大企業の中小企業分野への進出が著しく、特に最近の特徴はサービス業や卸売業や小売業などの第三次産業と言われる分野に進出が非常に進んでいるということが言われております。こうした情勢のもとで、中小企業の事業機会を確保する上で、地域や業種の実態に即した調整が敏速に行われるということが非常に大事であり、法律の見直しも含めて体制の整備をやってほしいという声が非常に強まってきています。私はこういう立場から、以下何点かにわたって質問を行いたいと思います。  まず第一にお伺いいたした……

第94回国会 商工委員会 第3号(1981/02/27、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 田中通産大臣にまずお伺いをいたしたいと思います。  最近、レーガン政権が、日本、アメリカ、西独の三国間による石炭液化共同事業、この問題について、いわゆるSRCIIの計画について、アメリカが政府の出資を中止するという方針を打ち出されましたけれども、これについて具体的に、経費についてまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、その問題については正式な提案というものが具体的に出ているものでしょうか。  それからまた、通産大臣は予算委員会の中で、これはまあ何とか継続をしたい、そのためにも交渉したい、こういう意味のことをおっしゃっていますけれども、具体的な内容につい……

第94回国会 商工委員会 第7号(1981/03/24、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 今回の石油備蓄法の一部改正という法律案の中には、まず第一に、石油備蓄法の備蓄対象にLPガスを加える、さらに備蓄義務者はLPガス輸入業者とする、そしてまた基準備蓄量は、その前の年の輸入量の十日から五十日分程度として、達成目標を六十三年末に置く、このように書かれておりますし、第二に、石油の貯蔵施設の設置に対して、日本開発銀行が石油の貯蔵施設に必要な資金を貸し付けたときは政府から日本開発銀行に対して利子補給を支給することができる、そのために附則である石炭並びに石油及び石油代替エネルギー対策特別会計法の一部を改正を行う、このようなことでございます。  私は、まず第一に、法律案の内容に……

第94回国会 商工委員会 第9号(1981/04/08、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本共産党を代表して、輸出保険法の一部改正案について反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、今回の改正点は中小企業者の要求を反映したものになっておらず、大企業本位の改正になっている点であります。  中小企業の場合、輸出保険料は輸出金額の一%であり、大企業は〇・八%未満となっています。資本力や経営力がまさる商社や大企業の方が保険料が低いという事態を改めることこそ中小企業者の切実な要求であります。今回の改正案は、こうした要求にこたえ得るものになっていないのであります。  第二の反対理由は、今回の改正案は、大手商社やプラント類の海外投資や輸出の危険防止を一層手厚く担保す……

第94回国会 商工委員会 第11号(1981/04/17、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本原子力発電敦賀一号炉の第四給水加熱器の故障事故問題についてお伺いをいたします。  ここに去る四月十日、資源エネルギー庁が電気事業法百七条に基づいて立入調査を行ったその結果が公表をされております。  この内容を見てみますと、昭和五十六年一月に二回にわたって第四給水加熱器B系統の部分に蒸気漏れが発生し、約三カ月間もこの事実が隠されていた、しかもそのままで保修工事が実施されていたということが明らかに記載されております。  この報告書の経緯から見て、日本原電と修理工事を実施した東芝とが、私は、明らかに事故を隠すためにしめし合わせていたものだとしか思えない、このような印象を非……

第94回国会 商工委員会 第12号(1981/04/22、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、今回の商工組合中央金庫の改正法案、これは商工中金の債券の発行限度額、これを自己資本の二十倍から三十倍に引き上げて資金の調達の強化を図る、こういうことで、組合に対する金融の円滑化を図る、こういう立場から改正が行われているということを承知しております。  商工中金のところで、貸付資金の現状とその構成というものはどうなっているのか、まずそこからお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、貸付資金のうち債券の割合というのは約七〇%以上ということで、全体の資金の四分の三を占めている、こういうことですね。
【次の発言】 次に、債券の中で利付債と割引債との比率というの……

第94回国会 商工委員会 第13号(1981/04/24、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本原電の社長にまず伺いたいと思います。  日本原電は、去る一月十日、二十四日、二回にわたって給水加熱器のひび割れの事故を放置し、さらにまた三月八日の放射性廃液の流出事故につきましても、法律で報告義務がありながらこれを報告もせず隠してきました。また一般排水路が廃棄物処理建屋の地下を通っている、及びこの割れをハンマーでたたいて直すなど、本当に安全性と技術基準を欠く処理をしてきたということが言えると思います。こうした中で、この問題の解決は、一部の幹部の更送あるいはまた若干の手直しで解決ができる問題だとは思いません。  私は、今回のこうした事故は電気事業者の資格に値しない、日……

第94回国会 商工委員会 第16号(1981/06/02、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、日本共産党を代表しまして、ただいま議題となりました渡部恒三委員外五名の発議による揮発油販売業法の一部を改正する法律案につきまして、反対の意見を述べるものであります。  反対理由の第一は、今回の改正が石油元売り十三社の系列支配強化となり、アウトサイダーの締め出し、揮発油の安売り規制など高値安定をより一層進めるものであり、元売りの供給証明の提出を揮発油販売業者の登録要件とすることについては、わが党の強い反対により削除されましたが、しかし、帳簿の記載に関する規定を新たに設け、省令によって元売りまでさかのぼって購入先を届けさせようとすることは、供給証明と同じ効果を持たせ、石油独……

第95回国会 商工委員会 第1号(1981/10/23、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 まず最初に、夕張新鉱の事故の問題について、二十一日に会社側が注水の方針を決めたと伝えられておりますが、被災者の家族の方々のお気持ちを思うときに、私は本当にお気の毒だと思っております。  十九日の行特委で共産党の三谷委員の質問に通産大臣は、人命尊重の立場から生存の可能性を追求していくという態度であるということをおっしゃっておりましたけれども、前回十七日にも会社は注水の方針というのを決めたわけです。人命軽視もはなはだしいという批判が起こりまして、これは撤回をいたしましたけれども、その時点で通産省はこれに同意を与えていたのかどうなのか、まずその点をお伺いいたします。

第96回国会 商工委員会 第5号(1982/03/19、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 五十七年の一月二十九日、大型店問題懇談会が報告書を出しました。これに基づいて、昨年十月以来大型店の届け出制あるいは抑制をしてきたということが四カ月ぶりで具体的な対策を打ち出すことになりました。その内容については、大店法そのものには何ら手をつけることをせず、当面の紛争抑制策として、通産省の行政指導で大型店の出店を抑制し、これを実現するという内容でございます。  まず、地元小売商と大型店との間の紛争の多発について、この原因とその背景をどのように受けとめていらっしゃるのか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 いま御答弁ございましたように、今回の事態を招いたの……

第96回国会 商工委員会 第8号(1982/03/30、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 アルコール専売の事業形態につきましては、すでに戦後の行政改革との関係の中でいろいろと論議が続けられてまいりました。その論議の焦点の一つは、何といっても専売制度の維持の必要性、あるいはまた税制への移行化、第二には、製造部門について国営か民営かというようなことをめぐってでございましたけれども、ところで、五十四年十二月二十九日の閣議決定において、当面専売制度を維持することとして、製造部門については、二年以内に新エネルギー機構に移す、こういう決定が行われたわけでございます。この閣議の決定に基づいて、五十六年十二月二十八日に閣議了解が行われております。その一つは、アルコールの「製造部門……

第96回国会 商工委員会 第10号(1982/04/06、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 小規模企業共済制度は、小規模業者を対象にして、事実上の営業の廃止あるいは死亡あるいは老齢あるいは退職事由が生じたときに備えて一定の掛金をしておくという制度で、昭和四十年につくられたわけでございますけれども、これに加入できる対象者は約四百五十万から四百七十万人と言われております。現在の加入者は百三万人、約二五%と言われていますけれども、制度ができてから今日まで十七年たっております。それにしては加入者の数が非常に少ない、このように思われます。多くの業者の人たちから期待をされているにもかかわらず、どうしてこういう事態になってしまったのか。それからまたさらに、中小企業政策審議会の答申……

第96回国会 商工委員会 第15号(1982/04/28、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 皆さん、きょうは本当に御苦労さまでございます。  私は、最初に、久保田参考人にお伺いをいたしたいと思います。  四月十三日の商取審の答申を見てみますと、「今後、商品先物取引の国際化が進展をした場合には、海外商品市場における先物取引の受託等の事業活動を流通経済の観点から位置づけた体系を検討することが望ましい。」という意味のことが書かれておりますが、これは具体的にどのようなことを期待されて書かれたものなのでございましょうか。
【次の発言】 再度お尋ねをいたしたいと思いますけれども、その場合には、たとえば八条の逆転解釈の問題をも含めてということになるのでございましょうか。

第96回国会 商工委員会 第16号(1982/05/14、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、革製履物産業の自由化問題について政府の見解を伺いたいと思います。  皮革履物産業は、東京の台東区、足立区、葛飾区、荒川区を初め埼玉、千葉など広範に広がっておりますし、歴史の古い伝統的な産業でございます。五十四年版の工業統計によりますと、革製履物製造業は全国で二千二百七事業所、従業員では三万八百四十三人となっておりますが、製靴業界のその分布状況を見てみますと、全国の業者の四五・三%に相当する千四十三事業所が東京に集中をしておりますし、その生産額を見てみても、四六・七%を占めております。このことは、東京が一大産地を形成していると言うことができるのだと思います。  また、全国……

第96回国会 商工委員会 第18号(1982/08/06、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 経企庁長官の姿がちょっとお見えにならないので、ちょっと順序を変えまして、ミニスーパーの問題についてお伺いをいたしたいと思います。  大店法の規制対象以下の小型小売店が大変進出をしてまいりました。そして大変目立ってきている。しかも、五百平米以下の小型店、これはミニスーパーを対象としていますが、各自治体の条例、あるいはまた要綱、大綱の制定など実態はどうなっているのか、こういう点についてまず事務的にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この問題については、後ほどきちっとした資料をつくってもらいたいというふうに思います。  それから、五百平米以下のいわゆるミニスーパーについ……

第98回国会 商工委員会 第3号(1983/02/23、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 エネルギー庁長官にまずお伺いをいたしたいと思いますけれども、今回、鉱業事業団法の一部を改正する法律案の目的は、ここにも書かれておりますように、ニッケルだとかクロム、タングステン、コバルトといったようないわゆる希少金属、これを七種類対象として、民間備蓄、共同備蓄、国家備蓄、こういったことをあわせて五十八年度から毎年十二日分の備蓄を行い、六十二年度には六十日分の備蓄をしようとしているものでございますし、また御説明の中には、希少金属というものは鉄鋼あるいはまた機械工具、そして電子製品など幅広い製品に使われておりますと述べています。したがって、わが国の産業活動、国民生活にとってこれは……

第98回国会 商工委員会 第8号(1983/03/23、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、通産大臣と公取の委員長に最初、一問ずつお伺いをいたしたいと思います。  いただきました資料を見ますと、私的独占の禁止及び公正取引確保の法律第一条の目的というところに、私的独占、不当な取引制限を禁止し、事業活動の過度の支配を防止し、結合、協定などの方法による生産、販売、価格、技術等の不当な制限その他一切の事業活動の不当な拘束を排除する、このように書かれておりますし、そのことを通じて、一般消費者の利益を確保するとともに、国民経済の民主的で健全な発展を促進する、このように書かれているわけでございます。  ところで通産省は、競争制限にわたる設備処理等の指示カルテルあるいはまた事……

第98回国会 商工委員会 第13号(1983/04/27、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 外国事業者による型式承認等の取得の円滑化のための関係法律の一部改正、いわゆる基準・認証制度、これが今国会に上程をされているわけでございますが、大臣の御説明によりますと、これは一つの理由は、自由貿易、市場開放といった問題を通して内外無差別の制度を打ち立てていくのだということでございます。わが国に対する欧米諸国の市場開放要求が非常に風当たりが強いことも事実でございますけれども、わが国は、関税率あるいはまた残存輸入制限品目といった点などは他の欧米諸国に比べて進んでいる方ではないか、私はこのように思っておりますけれども、この点について、まず基本的なお考えをお伺いいたしたいと思います。

第98回国会 商工委員会 第16号(1983/05/20、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 まず、通産大臣にお伺いをいたしたいと思います。  大臣は、衆参両院の商工委員会で、電気料金の値下げ指導を検討したいという旨の発言をされておられます。私は大変結構なことだというふうに喜んでおります。  ところで、本日午前、閣議後の記者会見で山中通産大臣はテレビを通じて、料金引き下げについては総理と話し合っていないので総理が誤解をしているようだ、会って話し合いたい、公益的性格を持つ電気料金については原油が下がった以上、料金を下げないとおかしい、今後スライド制にしたらどうかという旨の発言をおやりになっておりました。私は、このスライド制という意味がはっきりいたしませんけれども、現行電……

第98回国会 予算委員会 第15号(1983/03/02、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、国民経済の中で自動車と並んで大きな比重を占めている家電産業、今日重大な社会問題となっております家電製品の流通と中小家電小売店の経営危機、転廃業問題について政府の対応をただしたいと思います。  御承知のとおり、家電業界は生産、流通に至るまで寡占化が進み、その流通の系列化による大手メーカーの系列支配はさまざまな社会問題を引き起こしております。全国で七万軒の電気屋さん、家族を含めて五十万人が働いております。最近、倒産、転廃業、深刻な危機が目立ちますが、東京電器小売商組合では、ことしは三分の一がやっていけなくなるのではないだろうか、来年は半分になってしまうのではないか、いま死ぬ……


各種会議発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第63回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1970/05/13、32期、日本共産党)

○小林(政)小委員 一点だけちょっとお伺いしたいと思いますけれども、いまも、社会資本の立ちおくれということは今後克服していかなければならない問題だというお話がずっと出ておりまして、特にその中でも生活環境の整備の問題というものが一番おくれているのじゃないだろうか、私はこのように感じております。いまも下水の問題あるいはまた水の問題等が論議されておりましたけれども、私はその中でも特に生活環境の整備の中で、都市公園といいますか、公園整備というものがきわめて立ちおくれの中でも著しいのじゃないだろうか、こういうふうに考えております。特に都市公園法の中では人口一人当たり六平米ということが法律で規定されていな……

第63回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第2号(1970/10/13、32期、日本共産党)

○小林(政)小委員 児童手当の実施の問題について、財政的な観点から二、三お伺いをいたしたいと思います。  わが国の社会保障給付費は、西欧諸国の資本主義国に比べてもきわめてその水準が低いということがいわれております。たとえば社会保障給付費のGNPに占めます比率は、イギリスやフランスや西ドイツなどがもうすでに一九五〇年代に一〇%台に達しているというふうにいわれているにもかかわらず、わが国の場合には、一九六六年の統計資料を見ましても五・八%と、その水準の低さは極端に目立っているわけでございます。私は、その主要な原因の一つは、社会保障の大きな側面であります所得保障というものが、たとえば児童手当をまだい……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本共産党)

○小林(政)分科員 私は、勤労者の家族が普通の生活を続け、安心して子供を養育することができる家族手当制度の確立がいま何よりも緊急に必要だというふうに考えます。  そこで、厚生大臣にお伺いをいたしますが、たとえば子供に対する国の施策を見ましても、学童の給食費の一部負担、あるいはまた低額所得者、生活保護者に対するわずかな手当の支給などに限られるもので、全く粗末なものといわなければならないと思います。子供の養育費につきましては、四十二年度厚生省の調査資料によれば、義務教育終了前の子供が二人いる四人家族で月収六万円以下の勤労家庭では、その養育費の割合は家計の二九・六%となっております。子供の養育費が ……

第65回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1971/05/10、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 時間がございませんので、三点の問題について端的に今野先生と清水先生と井手先生のお三方に御質問をいたしたいというふうに考えております。  私は道路建設の問題等考えてみますときに、社会資本の中でこれが非常に立ちおくれているということがいわれている中で、道路の公共投資というようなものは、第一次から第六次五カ年計画といわれるものに至るまで相当膨大な投資が行なわれてまいったわけでございます。しかし一面、自動車の保育台数というものも年々これが増大をいたしてまいりまして、今後の生産台数というものの見通し等見てみましても、この状態をそのままにしておいて、そしてはたして第六次五カ年計画というよ……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本共産党)

○小林(政)分科員 私は政府の経済援助について、特にインドシナ半島諸国に対する援助のあり方についてお伺いをいたしたいと思います。  まず最初に、インドシナ援助の問題に入ります前に大臣にお伺いをいたしたいと思いますけれども、ここのところ政府は、国連の総会などでも総理大臣が、あるいはまた東南アジアの開発閣僚会議などでも外務大臣の発言あるいは福田大蔵大臣もIMFの総会で、今後わが国は七五年までにGNPの一%を経済援助に振り向けるような努力を続ける、こういうことをお約束されてきたわけでございます。六〇年代をずっと調べてみますと、政府の開発援助あるいは政府資金、あるいはまた民間の資金等含めて、六〇年代は……

第68回国会 社会労働委員会大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1972/05/16、32期、日本共産党)

○小林(政)委員 医療保険制度の抜本改正といわれるものが、本日、国会に提出をされたわけでございますけれども、被保険者の家族給付を五割から六割にするなど一定の改善は見られるわけですけれども、初診料についても現行二百円を四百円にするとか、あるいはまた入院時六十円を百二十円にするとか、あるいはまた投薬の一種類三十円の負担を増す、このような内容が盛り込まれているわけでございますけれども、保険の本来のあり方というものは、病気になったときに、ほんとうに安心してお医者さまに見てもらうことができる、ここにこそ保険制度の根本があるだろう。今回のこの抜本改正といわれるものが、このような状態の中で、病気になったとき……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本共産党)

○小林(政)分科員 私は、税の執行に関して若干の問題と、それから交際費課税の問題について、大臣に質問をいたしたいと思います。  昭和四十七年度の租税及び印紙収入予算の税収見積もりによりますと、法人所得は昭和四十六年度より二・三%減に対して営業所得の場合には一〇%の増となっていますが、現在不況の深刻化といいますか、この影響の問題については、法人、個人を問わず相当深刻な状況に立ち至っておりますけれども、むしろ私は、この中でも中小零細企業ほどそのしわ寄せを受けているのが実態ではないか、このように考えます。それにもかかわらずこのような税収見積もりを大蔵省が立てたということは、私はやはり、営業所得者の申……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は政府の生活保護行政について若干の質問をいたしたいと思います。  生活保護法が定めている生活保障とは、健康で文化的な最低生活を保障するという憲法の第二十五条に基づいてやられているものであろうと思いますが、大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 特に大臣御承知のとおり、最近のこのインフレあるいは物価の急騰、特にその中でも生活必需品が異常な物価高を示していることは御承知のとおりでございます。したがって、国民生活全般に対して、この問題はまさに生活を脅かしているというふうにいわれておりますけれども、この中でも生活保護世帯、特に生活保護世帯の中には老人あるいはまた傷病者あるいはまた……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は、運輸省が、民間鉄道の免許、認可の際に地域の住民の意向というものを尊重するというたてまえから、地域の同意を取りつけるという条件を取り入れるべきではないか、こういう立場に立って質問をいたしたいと思います。  御承知のとおり、京成電鉄の関係会社であります北緯開発鉄道株式会社が、昨年の十月四日、葛飾区の京成高砂から千葉県の船橋の小室間十九・七キロのニュータウン線の免許の取得をいたしております。また引き続いて十一月十日には、第一期工事として小室―北初富間の八・三キロの工事施行認可を得て、現在工事に着手をいたしておるわけでございます。この路線の決定は、聞くところによりますと、千葉……

第73回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1974/10/17、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)小委員 私は個別問題についてお伺いをいたしたいと思います。  特に国の施策住宅と財政負担の問題につきましてお伺いをいたしますけれども、建設省住宅局が四十八年の十二月に、住宅の需要についての実態調査を全国的な規模で行なったわけです。東京、大阪、中京というような三大都市に重点を置いて調査を行なわれたその結果を私も見せてもらいましたけれども、その中での特徴は、住宅困窮世帯の実態というものは全国で一千三万世帯ある、こういう数字が発表をされているわけでございますし、また住宅困窮の理由ということでは、家族との生活のわりに住宅が狭いということが第一位を占めておりまして、次が住宅の老朽化、あるいは……

第75回国会 商工委員会、法務委員会、大蔵委員会、物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/19、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 私は、今回の独占禁止法強化への改正が強く望まれ、そしてその契機となったのは、一つには経済の寡占化あるいは独占化が進行し、自由な物価形成が抑圧をされる、管理価格や独占価格が支配的になってきて、一昨年のあの狂乱物価、このような中で結局経済の支配力を持つに至った大企業が石油危機、これをきっかけとしての便乗値上げを行い、その結果、結局は独占企業あるいはまた企業集団による市場支配あるいは価格形成という、こういう力が強く加わり、物価情勢を背景として異常な高利潤を大企業が得たということに対して、国民からの非常に強い批判が集中をしたことだと思うのです。もちろん、物価対策というのは非常に総合的……

第75回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1975/06/25、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)小委員 歳入面で非常にいろいろと各委員からも、これでは見通しが立たないではないかという御意見もございましたけれども、これに対していま確たる試算その他がここで御報告できないということですけれども、これは税制調査会等、その他いろいろ諮られてということですが、それでは具体的にどの程度の見通しになるのかということがいつごろはっきりするのか、この点をまず第一にお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、税収の見通しが秋の補正のころということですと、歳入欠陥が見通しとして大体九千億なのか、あるいは一兆円を超えるのか、こういう見通しというものは、具体的にはやはり秋にならなければ皆……

第75回国会 逓信委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1975/05/06、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 経済企画庁長官にまずお伺いをいたしたいと思います。  政府の物価対策並びに物価に対する政治姿勢についてお伺いをいたしたいと思いますけれども、政府は物価の安定を最大の課題にするということを言い、また来年度の物価上昇については、一けた台でこれを抑えたいということをいろいろと宣伝もされておりますけれども、実際に四月の東京都の二十三区部の消費者物価指数、この前月比の上昇率等見て、大幅上昇を示しているこの事実に照らして、一体具体的に一けた台ということが実現できるというふうに目標を見きわめているのかどうか。まずその点をお伺いいたしたいと思います。

第75回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1975/02/25、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は、一つは、児童福祉法と厚生省令によって国が定めている措置並びに保育施設の最低基準、この問題を一つの問題とし、また保母さんの職業病の認定の問題この二点についてお伺いをいたしたいというふうに思っております。  私、途中から参りましたけれども、保育所の最低基準の問題等については、すでにいろいろと論議がされていたようでございますけれども、四十九年十一月二十八日に中央児童福祉審議会の答申が出されておりますけれども、婦人労働者と乳幼児保育の保障という二つの社会的な機能を果たすために、保育所の施設あるいは保育内容という問題を、この答申に基づいて、基本的な姿勢はどこに重点を置いてどのよ……

第78回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1976/10/07、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部改正に当たりまして、私は大臣に質問をいたしたいと思います。  まず、最初に、物価との関係について経済企画庁からお伺いをしたいと思いますけれども、御承知のとおり九月より消費者米価、電力料金が大幅に上がり、公共料金がここのところ次々と引き上げられています。このような中で、総理府の調査を見ましても、逆に全国の勤労者世帯の実質収入はここ四カ月連続昨年よりも低下しているという数字が明らかになっています。たとえば四月から七月まで対前年同月比で比べますと、四月にはマイナス一・六、五月にはマイナス〇・五、六月にはマイナス二・八、七月にはマイナス二・二と、……

第78回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1976/10/27、33期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)小委員 来年度予算編成の問題について、過日、五十一年七月二十八日、財政制度審議会の建議が出されておりますが、この中で、特例公債発行の依存度が非常に高いので、これを脱却していくという立場から、歳出歳入両面にわたってあらゆる方策を講じていかなければならない、こういう立場から何点かここで論じられているわけでございます。こういった赤字公債の依存度を低めていく、これを脱却していくといういまの状態に置かれております財政というものは、結局、その財政が機能するあるいは財政が果たすべき役割り、先ほど来から財政には景気調整機能それから配分機能があるというお話がございましたけれども、このようないまの置か……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1977/04/21、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 まず最初に、福田さんと滝野さんにお伺いをいたしたいと思います。  政府は、物価安定を重点課題ということを言っており、五十一年度では消費者物価の上昇を八・二%と約束をしておきながら、途中でこれを八・六%に変更し、実際には九・二%上昇するということで約束が守られませんでした。ことしは国鉄の値上げ分を含めて七・六%に抑えると言っていますが、政府のこのような発言に対しましてどのようにこれを受けとめていらっしゃるのか。  また政府は、国鉄運賃の値上げについて九月から一九%上げても、消費者物価に与える影響はわずか〇・二五%程度であろう、ごくわずかである、こういうことを言っておりますけれど……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は、ただいまも問題になっておりました高校新増設の補助制度の拡充と改善の問題につきまして、お伺いをいたしたいというふうに思います。  全国知事会議でも、御承知のとおり、今回の高校新増設の補助制度について、この高校生の受験地獄を解消していくためには、五十五年度までに公立高校の新設四百十六校、既存の二百七十一校に千三十五学級の増設が必要であるということで、総額一兆一千億円の経費がそれには必要だということを、調査した結果を発表いたしました。そして国の補助制度の拡充ということを大変強く要求をされていることは、文部大臣もよく御承知のところであると思います。希望するすべての子供たちに行……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は、身体障害児の進路と今後の対策という問題について、厚生大臣にお伺いをいたしたいと思います。  現在の深刻な雇用、失業者が多発をしておりますこういう情勢のもとで、障害者の就労の機会というものはとりわけ困難になっておりますけれども、この三月の卒業期を目前にして、養護学校の教師はいま、高等部を卒業する生徒の進路に必死でございます。卒業後一般の企業や官庁に就職のできない、非常に障害の程度が重くて、そして通常と同じ仕事をやることが困難である、こういう障害児に対しまして、やはり一定の仕事と集団の中で生活が――生きがいというものを持たせてやりたい、こういう施設が非常に不足をしていると……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は、養護学校の義務化がことしの四月から実施をされますけれども、このことはすべての障害児に教育の保障を、そしてまた長年にわたって父母を初め教職員やあるいはまた国民的にもこの運動は盛り上がっておりましたし、このような努力が実を結び、そしてその切実な願いが入れられて今日義務化が行われるということは、大変私は喜ばしいことであるというふうに感じております。  障害を持つ子供に、その障害に見合った教育を行うということは、これは私はぜひこの際本当に完全なものとして実施をすると同時に、効果を上げるという、こういう点について今後の大臣の方針と、そしてまた基本的なお考えについてまずお伺いをい……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 商工委員会石炭対策特別委員会連合審査会 第3号(1980/04/22、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)委員 本日は参考人の皆様、本当にいろいろとありがとうございます。私、共産党の小林政子と申します。  まず生田さんにお伺いをいたしたいと思いますけれども、総合エネルギー調査会が昨年の八月、長期エネルギーの需給についての暫定見通しを発表いたしました。これは言うまでもなく本委員会でただいま審議中の代替エネルギーの開発促進法の見通しの下敷きになるのではないか、先ほどそのようにおっしゃられましたけれども、私はこの見通しについて、どの程度これは現実的なものなのだろうか、専門家でいらっしゃる生田さんの目から見てどのようにこれをごらんになっていらっしゃるのか、こういうことをひとつお伺いしたいと思い……

第91回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1980/03/04、35期、日本共産党・革新共同)

○小林(政)分科員 私は、きょう留守家庭児童の対策についてお伺いをいたしたいというふうに思います。  最近、働く婦人の数が年々増加をいたしております。とりわけその中でも、既婚者の共働き、この人たちがきわめてふえてきている。その一方で、子供を取り巻く環境というのは私はまさに劣悪の一途をたどっているということが言えるのではないかと思いますが、こうした中で、子供たちが学校が終わりてからのいわゆる放課後をどう過ごしているか、どう送っているか、こういう問題がやはり重大な社会問題になってきております。  そこで、厚生省にまずお尋ねをいたしたいと思いますけれども、留守家庭児童というのはどのくらいいると見てい……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 商工委員会流通問題小委員会 第2号(1980/11/19、36期、日本共産党)

○小林(政)委員 私は、先般の委員会でも大企業の中小企業分野への進出の問題について質問をいたしてまいりましたけれども、分野法制定の際、小売業の場合には大企業者の小売分野への進出については商調法の対象とするということになりました。  そこで具体的にお伺いをいたしますけれども、この法律の改正後、商調法第十四条の二及び十六条の二、この調整の申し出のあった件数は具体的には何件になりますか。
【次の発言】 そういたしますと、相当数のものが行政指導というか、それで解決をされているのであろうというふうに思われますけれども、その相当数というものは結局紛争か生じて、そしてそれが、商調法の十五条もそうですが、知事……

第94回国会 商工委員会流通問題小委員会 第1号(1981/05/12、36期、日本共産党)

○小林(政)小委員 参考人の皆様には大変御苦労さまでございます。  私は、最初に悪徳商法被害者対策委員会の堺会長にお伺いをいたしたいと思います。  最近、金のブラックマーケットによる被害が続出をいたしておることは、先ほど来ずっとお話が出ておるところでございますけれども、その一つの背景といいますか、それは政府が、商品取引所法八条一項に規定されている「何人も、先物取引をする商品市場に類似する施設を開設してはならない。」、この解釈をめぐっていままでもいろいろと論議をされてきたような問題があるわけでございます。私は、このあいまいな態度といいますか、政府がこういう態度をとったことが一つの大きな原因ではな……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本共産党)

○小林(政)分科員 私は、きょう国籍法の改正問題と沖繩の無国籍児の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  昨年七月十四日から三十日までデンマークのコペンハーゲンで開催されました婦人の十年世界会議で、採択をされました婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃条約、これに日本政府は署名をいたしているわけでございます。この条約は、御承知のとおり、あらゆる分野において婦人の性に基づく差別、これを排除し、男女平等の基礎として婦人の地位の向上を図っていこう、こういう中身でございますし、この実現を目指すことを締約国は義務づけられたわけでございます。日本政府もこの責務を負ったわけでございますけれども、きょう外……

第94回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本共産党)

○小林(政)分科員 私は、江戸川区の西瑞江駅周辺の土地区画整理問題について、相当問題を持っているというふうに思われますので、これらの点について具体的に大臣の、あるいはまた関係者の御意見をはっきりとさせていただきたい、こういう立場からきょう質問をいたすわけでございます。  御承知のとおり、西瑞江駅付近の土地区画整理事業は、これはもう御存じだと存じますけれども、土地区画整理法に基づいて東京都が現在施行をいたしているところでございます。都は、この土地区画整理事業で、地下鉄十号線に伴う西瑞江駅広場を初め、都市計画道路などを造成を図ろうとするものでございますけれども、この地域は全体で二十九ヘクタールの区……

第95回国会 商工委員会流通問題小委員会 第1号(1981/11/18、36期、日本共産党)

○小林(政)小委員 参考人の皆様、大変お忙しい中御苦労さまでございます。  私は、まず日弁連の参考人である大深先生にお尋ねをいたしたいと思います。  御承知のとおり、この九月の十一日に商品取引所法に基づいて金の政令指定が行われ、九月の二十四日に施行され、金の私設先物市場が禁止をされるということになりました。  聞くところによりますと、現在東京に独立した取引所を開設する準備が進められている。年内にも市場の開設がされようとしている。このままで市場開設しても、結局一般投資家に対する悪質な被害というものはなくならないのではないか、このように思いますし、また日弁連の皆さんも、市場の開設は時期尚早である、……

第96回国会 商工委員会流通問題小委員会 第1号(1982/08/05、36期、日本共産党)

○小林(政)小委員 参考人の皆様には、本当にきょうは遠路御苦労さまでございます。私、日本共産党の小林政子でございます。  大島つむぎの問題につきましては、けさ方からすでにいろいろとお話が出ておりまして、日本の代表的な織物の一つ、伝統産業であるというところから、その着物の美しさというようなものも非常に高く評価をされておりますし、これはやはり人間が織りなした、本当に貴重な生活の中で育てられたものだというふうに受けとめております。この大島つむぎを今後も発展させていかなければならないであろう、このように考えますし、それこそが伝統文化を守っていく上でも非常に貴重なものになるというふうに思います。  先ほ……

第96回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1982/02/26、36期、日本共産党)

○小林(政)分科員 私は、まず労働大臣に確認をいたしたいというふうに思っておりますけれども、大臣に伺いたいと思っておりますのは、労働組合法第一条の目的に「この法律は、労働者が使用者との交渉において対等の立場に立つことを促進する」ため、労働者の地位の向上あるいはまた  「労働者がその労働条件について交渉するために自ら代表者を選出することその他の団体行動を行うために自主的に労働組合を組織し、団結することを擁護すること」などが明記されているわけでございます。つまりこのことは、労働組合法第二条、第五条二項で定められた労働組合が使用者と対等の立場で交渉をやり、労働条件あるいは地位の向上を図る手続規定を定……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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