国会議員白書トップ衆議院議員土井たか子>委員会発言一覧(全期間)

土井たか子 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

土井たか子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
539位
委員会発言歴代TOP50(衆)
35位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
201位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
997位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
551位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
24位
各種会議出席歴代TOP50
50位
各種会議発言歴代TOP10
10位
各種会議出席(無役)歴代TOP50
26位
各種会議発言(非役職)歴代TOP10
9位

32期委員会発言TOP100
73位
32期委員会発言(非役職)TOP100
56位
33期委員会出席TOP100
57位
33期委員会発言TOP50
17位
33期委員会発言(議会)TOP50
33位
33期委員会発言(非役職)TOP10
10位
33期各種会議発言TOP25
24位
33期各種会議発言(非役職)TOP25
19位
34期委員会出席TOP100
62位
34期委員会発言TOP10
2位
34期委員会出席(幹部)TOP50
21位
34期委員会発言(非役職)TOP10
2位
34期各種会議出席TOP25
15位
34期各種会議発言TOP5
2位
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13位
34期各種会議発言(非役職)TOP5
2位
35期委員会出席TOP100
70位
35期委員会発言TOP10
3位
35期委員会出席(幹部)TOP50
46位
35期委員会発言(非役職)TOP10
1位
35期各種会議発言TOP10
10位
35期各種会議発言(非役職)TOP10
6位
36期委員会発言TOP10
3位
36期委員会出席(幹部)TOP50
38位
36期委員会発言(非役職)TOP10
2位
36期各種会議出席TOP10
10位
36期各種会議発言TOP5
2位
36期各種会議出席(無役)TOP10
8位
36期各種会議発言(非役職)TOP5
2位
37期委員会発言TOP10
7位
37期委員会出席(幹部)TOP100
83位
37期委員会発言(非役職)TOP10
3位
43期各種会議出席TOP5
2位
43期各種会議発言TOP5
1位
43期各種会議出席(無役)TOP5
2位
43期各種会議発言(非役職)TOP5
1位

このページでは土井たか子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。土井たか子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/03/20、32期、日本社会党)

○土井委員 先ほどからの質疑応答で、公害紛争処理法案をめぐる主要な問題点はほぼ明らかにされたわけでございますが、私は、国民の命と暮らしを守るために公害をいかに追放するかという問題が、いまや国民の重大関心事になっておりますおりから、国民の期待にこたえるだけの法案内容にこの公害紛争処理法案をしたいという意欲を持っているわけでございます。そういう点から、公害防止のための効果をも、この公害紛争処理法案を通じてあげることができるなら幸いでございますし、少なくとも、すでに引き起こされてしまっております公害の除去とその救済について十分効果を発揮するものでなければ意味がないと存じます。特に公害被害者を救済する……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第14号(1970/06/09、32期、日本社会党)

○土井委員 特に大臣の御出席をお願いしてお尋ねしたい内容の質問がございますので、厚生大臣、通産大臣、御出席をお待ち申し上げたいと私自身は考えております。
【次の発言】 承知いたしました。そのつもりでそれでは質問をさせていただきます。
【次の発言】 私は、最近新聞紙上で毎日のごとくに騒がれております自動車の排気ガス中にございます例の鉛害の問題、四エチル鉛の問題について順を追ってお尋ねを申し上げたいと思います。  実は周知のとおり、東京新宿牛込の柳町交差点かいわいだけの問題ではなくて、これは全国、特に過密都市におそらくは続々と頻発するであろうという予期をしておいて私は過ぎたことではないと存じますけ……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1970/06/10、32期、日本社会党)

○土井委員 私は、特にガソリンの鉛害の問題について、石油連盟の会長と、きょうここにお越しをいただきました自動車工業会の会長に御意見をお伺いいたしたいと思います。  これだけ世間で注目をされ、現に騒がれておりますいろいろな公害問題につきまして、特に私は今日における企業責任というのは非常に大きいというふうに考えているわけでございます。特に企業責任というのは、ほかから追及することより、より以上に企業自身の自主的な、公害はこれを許さないというふうな気持ちと同時に、それに対処するとき、どうしても人間としての自覚というものが私は最大限に要求されると思うわけでございますから、きょうここにお出ましいただきまし……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1970/06/11、32期、日本社会党)

○土井委員 一昨日よりきょうまで三日間、当委員会で公害対策に対してるる質問と答弁が繰り返されて、そうしていままでのところ私は私なりに、お疲れでもございましょうけれども、せんじ詰めてこれだけはぜひとも確認しておきたいという事柄をいまから申し上げてお聞きいただきたいと思います。十五分ばかり時間をお許しいただきたいと思うのです。  まず一つは、一昨日私が伺いました限りでは、通産省の例のガソリンの無鉛化に対する五年以内で実現するという計画を昨日おそらく話し合われて、そうして討議された内容が青写真になっているはずでございますが、その内容について、大綱でけっこうですからひとつお聞かせをいただきたいと思うの……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1970/07/10、32期、日本社会党)

○土井委員 きょう私の質問を申し上げたい問題は二つございます。  一つは、六月九日、十日、十一日のかの公害対策委員会におきまして、問題として取り上げました自動車ガソリンのもたらす鉛害、アンチノック剤として現在使用されております例の四アルキル鉛に関する問題でございます。  他の一つは、大気汚染、特にその大気汚染の中でも硫黄酸化物による汚染の問題が、実は緊急を要する問題だと考えておりますので、この二つの問題にしぼってきょうは質問をしたいと考えております。  いずれの問題点につきましても、実は通産大臣から御見解を承りたくて、先ほどからおいでを心待ちにいたしておりました。しかし、残念なことに通産大臣が……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1970/08/11、32期、日本社会党)

○土井委員 御就任早々の長官に二、三にわたるお尋ねと、それからお願いを申し上げたいと思います。  いままで、とかく公害対策に対してはばらばら行政であるという批判を受けて、このたびばらばら行政を一本化するということで中央にも公害対策本部が設けられました。また、後手後手にいつも被害が起きてしまってからあとを追っかけるような始末だと非難をされておりました点にも、実情に即応してスピーディーに事に処するという、そういう機能的な意味における存在意味を発揮しようというので、たいへん今度副本部長をはじめとしてやる気十分で事が始まったやに私たちは考えておりますが、しかし、この中央公害対策本部というのは行政機構の……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第19号(1970/09/08、32期、日本社会党)

○土井委員 それでは、私はきょうこれから、おもに昨今新聞紙上でも取りざたをされております自治体に対します公害対策における権限委譲の問題について、御質問をさせていただきたいと思います。  最近新聞では、世論調査などの結果がしきりと発表されておりますが、私は、世論に耳を傾けて、世論によってこの公害対策はどういうふうなぐあいに講じられていかなければならないかを忘れてはならないと思うのです。いまこの世論の内容で最も要求の多いのは、発生源の規制をきびしくするという問題と、やはり地方自治体に対して期待を大きくかけているということで、きびしい公害の条例をつくるということに対する要求が、非常に強く表面に出てき……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第21号(1970/10/06、32期、日本社会党)

○土井委員 私の地元の一つに、亜硫酸ガスで大気が汚染されております、日本一といわれる尼崎市がございます。尼崎の状況は皆さんもよく御承知のとおりに、汚染度が厚生省の基準を大きく上回っておりまして、地域によりましては、慢性気管支炎あるいはぜんそくのような症状の多発地帯が現にもうございます。この尼崎の亜硫酸ガスによる大気汚染源を見てまいりますと、いろいろあると思いますが、わけても液体燃料使用量の多い関西電力がその発生源であるということは周知の事実でございますので、きょうはこれから、けさほど来いろいろと御努力や御決意のほどを承ってまいりましたけれども、切実なこの問題について、一つ二つお伺いをいたしたい……

第63回国会 地方行政委員会 第8号(1970/03/19、32期、日本社会党)

○土井委員 続きまして、私は基本的な問題について少々お尋ねいたしたいと思います。いままでにもすでに触れられました問題につきましても、重複する向きがあるかと存じますが、その点は御了承をお願い申し上げたいと思うのです。  まず新東京国際空港周辺整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案、この法律案を見てまいりますと、附則の2に「この法律は、昭和五十四年三月三十一日限り、その効力を失う。」とございます。いわゆる時限法でございますね。この十年間という期限を限られました理由と申しますか、根拠と申しますか、それをまずお尋ね申し上げたいと思います。

第63回国会 地方行政委員会 第11号(1970/03/27、32期、日本社会党)

○土井委員 いままでしばしば触れられました点もございますが、特にこの際なお確かめておきたいという意味も込めまして、私、ただいまより四点ばかりお尋ねをしたいと思います。  いま家庭の主婦が最も大きな悩みを持っておりますのは、御承知のとおりに物価の異常な値上がりなんでございますが、同時に、この物価の値上かりの中で少しくらいのベースアップじゃ家計はちっとも楽にならないのに、税金はウナギ登りにふくれ上がっていくことにたいへん悩みを持っております。四十五年度の予算編成にあたりまして、政府は所得税と住民税の減税を行なうということを三大政策の一つとなすっているわけでございますが、どうも考えてみますと、減税と……

第63回国会 地方行政委員会 第13号(1970/04/02、32期、日本社会党)

○土井委員 私は、公営企業金融公庫法の改正案の中に盛られております均てん化の問額について、続きまして簡単に質問をしたいと思います。  私の住んでおりますのが兵庫県の西宮でございまして、西宮と申しますと、兵庫県下で三大ギャンブル都市として有名なところでございます。ほかに尼崎があり、伊丹があるわけでございますが、この西宮の競輪場開催地あたりに参りますと、主婦のギャンブル廃止の声は非常に強うございます。御承知のとおりに、周辺住民への公害といたしましては、自動車の排気ガス、騒音、いたずら、けんか、交通麻痺、たかり等々があるわけでございますが、特に主婦の方々が強くギャンブル廃止を訴えられます理由には、子……

第63回国会 地方行政委員会 第30号(1970/09/11、32期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は、これから三点ほどにわたって御質問をしたいと思います。  第一点は、先ごろ勧告されました公務員給与の改定に関する財源の問題でございます。もう周知のとおりに、八月十四日に公務員給与が史上空前の改定というふうな表書きで発表されましたけれども、新聞紙上で私たちこれを読みまして、まずとたんに考えましたことは、今年度の一般会計当初予算で五%引き上げの給与改定費しか組まれていなかったのに対しまして、国家公務員は言うに及ばず、地方公務員についてもはたしてこれだけの給与引き上げに対する財源確保ができるのかどうかという心配でございます。せっかく史上空前の引き上げであるというふうな表向きの内……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1970/12/08、32期、日本社会党)

○土井委員 先ほどからるる法律論についてはお伺いをいたしました。ならば申し上げたいと思います。  実際問題、私の住んでおります近辺に引き起こっている事例なのでございますが、尼崎というところは、御承知のとおりに大気汚染で有名な場所にただいまなっております。この尼崎の大気汚染の中で、最も大気汚染の公害発生源と目される一企業、関西電力の問題に例をとってみたいと思うのです。関西電力では現在のこの大気汚染防止法のただいま問題になりました十七条に従いまして、兵庫県尼崎市と関西電力相互間に契約を結んで、年次計画を具体的に取りきめております。内容は使用する原油に対する硫黄の含有量が本年は一・五、来年は一・一、……

第64回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○土井委員 きょうは私は、数限りなくございます公害の中でも、もはや極限にまで達してあとに引けないような事例を一つ申し上げて、大気汚染防止法についての疑問をひとつお尋ねしたいと思います。  御承知のとおりに、兵庫県にございます尼崎と大阪の特に西部地区は、大気汚染で有名な場所になっております。大体、尼崎の例をとりますと、亜硫酸ガスによるところの汚染度は、厚生省の基準を大きく上回っておりまして、大体亜硫酸ガス平均濃度〇・〇八四PPM、南部の汚染された地域で〇・一二PPMという数値が出ているわけでございます。これは言うまでもなく、厚生省の基準を、限界をはるかに上回っているといわなければならないわけでご……

第64回国会 地方行政委員会 第2号(1970/12/04、32期、日本社会党)

○土井委員 この道路交通法の一部を改正する法律案の提案理由説明の内容を見ますと、一にこの法案が提案されました目的は、「人の健康または生活環境に係る被害の実情にかんがみ」というところにあるようでございますから、したがって何といっても人の健康、生活環境の保全が優先的に考えられているということでなければ、この立法趣旨は生きてこないと思うわけでございます。  その辺に対して、先ほど山本委員からすでに御質問がございましたけれども、続けて私はまず厚生省のほうにお伺いをしてみたいと思うのですが、特に法案によって考えてまいりますと、第二条の部分に当たりますが、「交通公害」とは、「道路の交通に起因して生ずる大気……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1971/03/03、32期、日本社会党)

○土井委員 きょう私がこれからお尋ねいたします質問は、世にいわゆる公害企業といわれる企業の中に働く人たちの人権にかかわる問題でございますから、公害行政を考えた場合、非常に大事な問題をここに提起していると思われますので、関係当局の皆さま方にあらかじめお願い申し上げたいことは、ひとつしっかりと御答弁をいただきたいということでございます。  まず初めに、私、大まかなところからお尋ねしたいと思いますが、厚生省、通産省、労働省、各省のきょうここにおいでをいただきました担当の方々からひとつお答えをいただきたいと思います。  公害問題を取り上げまして労働組合が活動いたします。さらに従業員が公害問題を取り上げ……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1971/03/09、32期、日本社会党)

○土井委員 私は引き続きまして、臼杵市に誘致されます大阪セメントの公有水域埋め立て工事についての質問を続行したいと思います。  まず、お尋ねいたしたいのは、セメント製造という業務は、じん肺法の対象になると思うのですが、セメント製造の結果がもたらす環境汚染についてお尋ねしたいと思います。通産省の山下化学工業局長からお願いしましょうか。
【次の発言】 どうもいまのお答えは抽象論でございまして、私の申し上げているところにぴったりと当てはまる御答弁ではないようなんです。再度申し上げますが、セメント製造の結果がもたらす環境汚染について、具体的に、操業地点からどれくらいの距離のところにどういう具体的な環境……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第17号(1971/05/18、32期、日本社会党)

○土井委員 本日は、参考人の皆さま方、それぞれお忙しい中をほんとうにありがとうございました。時間の制約がございますから、ごくはしょってひとつ質問をさせていただきたいと思います。  まず、田中セメント協会専務理事さんにお願いいたします。  いままで、環境保全であるとか、立地条件であるとか、その他の理由によりまして、工場建設が予定されているにもかかわらず、後にその事情が変わったということのために、工場の立地を取りやめるとか、あるいは工場をよそに移転さすというふうな事例が業界でございましたでしょうか、どうですか。
【次の発言】 大阪セメントが実は臼杵に建設予定される以前に、徳島県の小松島あたりで、ひ……

第65回国会 産業公害対策特別委員会 第18号(1971/05/21、32期、日本社会党)

○土井委員 それではただいまから質問を開始したいと思います。  まず最初に、無過失損害賠償責任の、かの問題の法案についてお尋ねをいたしたいと存じます。 中央公害対策審議会に諮問をいたしまして答申を受けながら、無過失損害賠償責任の立法をこの国会でついに見送ることになってしまったということは、国民の立場から考えますとまことに承服できないことでございます。その不当性は、与党の議員の方々もひとしくお認めになるところであろうと私は確信をするのであります。  と申しますのは、いきさつから申し上げますと、昨年の九月に佐藤首相が宇都宮で開かれました一日内閣で、この無過失損害賠償責任の問題は早急に検討したいとい……

第65回国会 地方行政委員会 第20号(1971/04/13、32期、日本社会党)

○土井委員 まず警察庁の片岡交通局長にお尋ねいたします。  交通事故の発生件数を年齢別に見ていった場合に、どの年齢に一番発生率が高いかということをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまお答えになりましたような通行者について、特に発生率の高い年齢などを意識して、このたびの法改正の中ではどのような配慮がございましたでしょうか。ひとつその点からお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御趣旨はよくわかるのですが、ならば、その裏通りの通行については警察署長の許可がなければ通行できないと一応原則的には考えることができるわけでございますね。そうしますと、その場合の警察署長の権限、つま……

第65回国会 地方行政委員会 第26号(1971/05/12、32期、日本社会党)

○土井委員 地方自治法の一部改正に関しまして、基本的な問題を一つお尋ねしたいと思うのです。  改正案における連合を見ますと、これはあくまで一部事務組合を手直ししたものであるというふうに考えられておりますし、それから一部事務組合の一種であるということが前提になっているということらしいのでございますが、どうも中身を見ますと、その点がはっきりしないのは、片や総合的な広域行政機構としての機能を強く持たせようということも打ち出していらっしゃるわけなんです。県と市町村との中間にこういう強力な連合がつくられるということでございますから、住民サイドから考えてまいりますと、この際行政の重複というものがあるのじゃ……

第66回国会 公害対策特別委員会 第3号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○土井委員 一問のみ関連質問させていただきたいと思います。  先ほど阿部委員のほうからの質問の中にもございましたが、水産庁のほうから許可がございまして、三カ月以内に着工しない場合は許可自身が取り消しになるということでございますね。もう一度、その辺から確認をさせていただきたいと思います。
【次の発言】 臼杵の一例のみにこれはこだわるわけではありません。全国にもこういう例はこれからあるということを想定いたしましてお伺いするわけでございますが、この臼杵の事件については、御承知のとおりに裁判所に訴えましたのには三つの訴因がありました。ただその中にも、とりわけこの節この原告側の勝訴になった主なる原因は、……

第66回国会 公害対策特別委員会 第5号(1971/10/08、32期、日本社会党)

○土井委員 きょうはひとつ三つくらいの点について質問さしていただきたいと存じます。  最初に、まだ建設省のほうの道路局有料道路課長さんがお見えにならないようでございますから、先に航空機の、特に騒音問題についてお尋ねを申し上げたいと存じます。  環境庁長官、最近、暫定環境基準ということですが、中央公害対策審議会のほうに、航空機の騒音についての環境基準を設定するための諮問をなすっておると伺っておりますが、そのとおりでございますか。
【次の発言】 そうしていつごろまでにその答申を得るということを一つの目標になすっておりますでしょうか。
【次の発言】 そういう基準ということと同時に、中身についておおよ……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/03/15、32期、日本社会党)

○土井委員 先日、三月十日の日の当委員会で、すでに兵庫県の朝来郡にございます生野町の三菱金属鉱業所など三鉱山の排水流域のカドミウム汚染の問題につきまして各党から御質問がございました。その席で大石環境庁長官は、――やがてお見えになるはずでございますが、長官が御答弁をなすったことを総括して申しますと、兵庫県側とそれから住民側が、それぞれ実際の検診調査をいたしました結果が食い違っております中身について、兵庫県側のイタイイタイ病とは認定できないという調査について、これを信用するという向きの御答弁があったわけでございます。ところがその後、明けて十一日の日になりまして、兵庫県側が第三次十三人検診結果の健康……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1972/05/17、32期、日本社会党)

○土井委員 川崎の公害病友の会の会長の斉藤さんは、ぜんそくでお苦しいところをきょうはお運びいただきまして、たいへんに感謝いたしておりますが、一言でけっこうですからひとつ御返答を承りたいと思います。  実は、第六十四臨時国会がいわゆる公害国会だったわけですが、あの節、いま斉藤さんなんかもお考えになって、一番密接な法律、大気汚染防止法というこの法律が取り扱われまして、その節、この大気汚染防止法とともに、水質汚濁防止法につきましても私たちは審議していたわけですが、特にこの大気汚染防止法と水質汚濁防止法の中身が今度は一部改正という形で出ているわけなんですね。そこで大気汚染防止法を私たち問題にしたときに……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1972/05/24、32期、日本社会党)

○土井委員 それでは、まず大石環境庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。  今回の改正法案も含めまして、長官御自身公害に臨む政治の態度と申しますか、姿勢といいますか、それは被害の救済そのものを考えておればよいとお考えになっていらっしゃるのか。それとも被害が発生することを予防していかなければならない、その被害の発生の予防にむしろ重点を置いて考えるべきだとお考えになっていらっしゃるのか。まあこんなことはもはや明々白々のことであるかもしれませんけれども、しかし、一応このことをまず前置きとして確認しておきたいのです。
【次の発言】 そういう基本姿勢で臨まれているわけですから、現にもう不幸にして引き起こ……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1972/05/25、32期、日本社会党)

○土井委員 きょうわざわざ参考人として足をお運びいただいて貴重な御意見をそれぞれお聞かせいただいたのは、言うまでもございません、全国のカドミウム汚染によるところの人体の影響ということでありますが、特に今回は兵庫県の生野鉱山周辺のカドミウム汚染と人体との関係、ここはその問題を具体的に考える場所だと私は思って質問させていただくわけです。  さて、先ほどから医学者としての御見解をるる承ったわけでございますが、具体的に申しまして、この兵庫県の生野鉱山周辺のカドミウム汚染にタッチなすった、またその人体への影響あるいは検診に対して調査研究をなすったお二方の先生がここにいらっしゃるわけでございますから、特に……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1972/06/07、32期、日本社会党)

○土井委員 時間のかげんがございますから、東京都の公害局長さんと衛生局予防部長さんに端的にお尋ねをすることにいたします。  一つは、先日石神井南中学校のほうのあの被害状況を視察に参りまして、そして現地でお伺いをして帰った結果、どうも被害が起こりましたのは午前十時三十分から十一時にかけてということでありました。いままでの例に従ってなすったことだと思いますが、体育責任者の方は朝のうちに体操するようにという指導をなすっていたようです。これはやはり緊急事態というふうなことでもあり、予報がなかったからということでもあるかもしれませんけれども、この辺は、教育指導ということと公害局との関係を、あの事例を通じ……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1972/06/08、32期、日本社会党)

○土井委員 古館参事官、先ほどからるる判例の中で因果関係が推定された事例についての御説明を承ったわけです。それはそれとしてやはり事実としてあるわけなんです。  そこでお伺いしますが、公訴事実に対して法律と判例とでは拘束性がどのように違いますか。
【次の発言】 いま聞いていらっしゃいましたか。これは大学の一年生にでも聞くような質問なんですが、まことに失礼ですけれども、もう一度申しましょう。  公訴事実に対して法律が持っている拘束性と判例が持っている拘束性が違うのですが、どういうふうに違うとお考えかというところをひとつお伺いしたいわけです。法律と判例の持つ拘束性ということでお聞きしております。

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第28号(1972/06/16、32期、日本社会党)

○土井委員 豊田参事官もお見えになっていらっしゃいますか。―公正取引委員会のほうは。  最近、夏の季節というと、蚊やハエや、さらにはイエダニなどが出回る虫の季節として、私たちは大いにその駆除に悩まされる季節でもありますが、新聞紙上に連続して出ましたのは、ニュータウンにダニの大量発生がある、これの駆除をどうするかというふうな問題であります。このことについてはずいぶん悩みの種になるのが、実は薬剤散布というのが必ずしもそれだけでよいということじゃない。幼児に害があるというふうな学者の警告があるところから見ても、安易にいろいろな虫を駆除する薬を使って、それで虫の駆除についての方法はこと足りるといえない……

第68回国会 社会労働委員会 第26号(1972/05/16、32期、日本社会党)

○土井委員 まず塚原労働大臣にお尋ねしますけれども、国民生活、特に勤労者を含めて、政治の場において国民生活を考えます場合の基本法は何であるとお考えでいらっしゃいますか。
【次の発言】 ならば、きょうこれから私が質問をさせていただきますこの勤労婦人福祉法案の中身を吟味いたします場合にも、ひとつ憲法を基本に置いてお尋ねするということについて、基盤は大臣と同じであるということをただいま確認させていただいたわけです。  そこで、まずお尋ねしたいのは、この憲法の中にあります勤労者の問題と、いまこの勤労婦人福祉法で問題にしております勤労婦人の問題、さらには勤労権ということを具体的にきめております法律の基本……

第68回国会 法務委員会 第5号(1972/03/10、32期、日本社会党)

○土井委員 それでは、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案、これにつきまして少々お尋ねしたいことがございますので、順を追いまして御質問させていただくことにいたします。  検察審査会法という法律の立法趣旨について、まず検察審査会そのものの性格をからみ合わせてひとつお聞かせいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いまのは非常に形式論でございましたが、おっしゃるとおりその中身で考えていくと、やはり民意を反映するという点が非常に重要な問題ではなかろうかと私は思うのです。特に、憲法で保障されております裁判を受ける権利が国民にある。裁判の適正、迅速というふうな問題を考えていきます場合にも、やはり検察審……

第68回国会 法務委員会 第22号(1972/05/12、32期、日本社会党)

○土井委員 それでは、罰金等臨時措置法の一部を改正する法律案について質問を始めたいと思います。  まず、今回のこの改正によりまして、刑法の各条にございます罰金刑の額の中身が変わるということになるわけですが、そこで、まずお尋ねしたいのは、刑法改正それ自身の問題をどういうふうにお考えになっていらっしゃるか。現に、刑法の改正草案についてはいろいろな作業が進みつつあるわけでありますから、その間の経過も含めてひとつお聞かせをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 その法制審議会の作業の中で、罰金に関係のある部分が、いままでのところどういうふうに取り扱われて、改正の必要があるかなしかというふうなことにつ……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1972/08/10、32期、日本社会党)

○土井委員 ただいま赤潮対策の問題が取り上げられて、質疑応答がございましたが、御承知のとおりに、ここ二、三日新聞紙上をにぎわしております問題に瀬戸内海の赤潮の猛威によりまして空前の被害が出ているという事実がございます。これは姫路、高松、洲本、鳴門、この瀬戸内海一円に起こっている事件でございますが、特に養殖ハマチによって生計を立てていらっしゃる家島かいわいにつきましては、この全滅によってこれからの生活自身が漁民の方々は非常に危ぶまれるというようなたいへん悲惨な状況を迎えているわけであります。そこで関連質問といたしましては、早急にこういう被害に対する対策をどのようにおとりになるおつもりであるかとい……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1972/09/12、32期、日本社会党)

○土井委員 先日の委員派遣のいろいろな調査の中に、長官も御承知のとおりに瀬戸内海の汚染についての調査がございました。その中で特に、先ほど林委員のほうからも御質問の中に出てまいりましたが、家島周辺のごく最近起こりました赤潮被害についての調査というのがあったわけであります。  私たち派遣されました委員は、家島の役場の二階でこのたびの被害を受けられた漁業者の方々から切実な御意見なりそれから被害の実情を聞かされまして、みんなひとしくこのことに対しては沈痛な気持ちになったわけであります。  長官も御承知のとおりに、あの瀬戸内海という内海は海洋資源にたいへんに恵まれておりまして、本来あの瀬戸内海近辺で沿岸……

第69回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1972/10/11、32期、日本社会党)

○土井委員 まず荘村参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  ただいま北海道の伊達町のいわゆる環境権訴訟というのがもうすでに提起されているわけでございますが、私はこれを非常に重視いたしております。と申しますのは、従来のいわゆる公害訴訟というのは事後差しとめ請求であるとか、事後に対する救済措置という意味での訴訟でございました。しかし、今回提起されております訴訟は、事前の予防をねらうというところに非常に重要な意味があると私は注目をしているわけでございます。  そういう点からお尋ねをするわけでございますが、電気事業、電気事業開発というものは需要に従って考えられるというのが一般でありまして、需要が伸び……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 建設委員会 第20号(1973/06/15、33期、日本社会党)

○土井委員 公有水面埋立法は大正十年に制定されまして、その後改正を経てきたわけですけれども、埋め立て免許の手続法としての性格を相変わらず今日に至るまで踏襲してきているわけであります。  ところで、まず最初にお尋ねしたいのは、今回のこの改正によりまして、公有水面埋立法の基本的な性格でございますが、免許法というふうに理解してよろしいか、それとも事業法というふうに理解してよろしいか、その辺の大まかな説明からひとつ聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、端的にいって免許法なんですね。免許法の範疇に入れて考えなければならないということなんですね。どうですか。それをまず確認してください……

第71回国会 建設委員会 第23号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○土井委員 前回の質問に続きまして、順を追ってきょうもお尋ねをするわけでありますが、先ごろから特に汚染物質の中で、わけても水銀とPCBが問題にはされておりますけれども、それ以外の化学物質も含めまして、いま海洋汚染というものがたいへん深刻化しているということは事実であります。そういう点から、海洋汚染の特にはなはだしい地域、わけても最近はいろいろ魚介類に対しての水銀とPCBによってもたらされました問題が取り上げられまして、最近政府のほうでも九水域を指定をして、そしてその水域に対して調査を進める。そして、その調査の結果、基準値をこえるような魚介類がそこからとれているような事実が判明してくるということ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1973/02/23、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、この数日来たいへん注目を集めております石油たん白の問題について質問をさせていただきたいと思います。  いままで各省庁が石油たん白の安全性の確保、さらに石油たん白の企業化についてどういう姿勢をとってきたかという問題であります。実は石油たん白と申しましても、今回の場合は特にこれを飼料で使用するのについていかがかという問題が発端になったわけでありますから、その飼料の安全性ということについて探究を進めてまいりますと、行政的には、安全性を確認する調査から始まって、それを企業で製造する過程、さらに販売されるところまで一体どの程度のチェックがなされているか、たいへん問題だと私は実は思うので……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1973/04/11、33期、日本社会党)

○土井委員 関連質問で、ひとつチッソの島田社長さんにいまの問題についてお尋ねを続けたいと思うのですが、実は週刊現代の名前が出てまいりましたから、私、きょう手元にたまたま週刊現代のいまお話の部分が載っかっている三月二十九日号を持ってまいりました。その部分のところはひとつ間違いがないように、はっきりとまず読み上げてみたいと思うのです。ようございますか。問題の個所です。四十六ページ。「大森 四十三年に政府が水俣病に認定したころの前後に、ある高名な閣僚経験もある政治家が、チッソに対して、二億か三億円かの政治献金をしたら、公害病認定からはずしてやるというアプローチがありましたですか。島田 具体的には、そ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは私は、これから成田空港の航空燃料パイプライン、石油パイプラインについてお尋ねするわけでありますが、実はこの質問に先立って運輸政務次官の御出席を求めていたわけであります。ただいま、参議院の運輸委員会の御都合で御出席がかなわないということが知らされましたので、運輸政務次官抜きで実は質問を開始するということになりました。  なぜ運輸政務次官の御出席を私要求したかということを冒頭に申し上げてから、質問に入ります。  政務次官は、御就任になった当初から、この成田空港の整備については、ただならぬ決意を込めてやってみせるという御趣旨のごあいさつがあったわけであります。特にパイプラインの問……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1973/04/20、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、四月十七日の前回のこの特別委員会での質問に引き続きまして、環境保全、公害予防対策、安全対策という観点から、新東京国際空港整備関連事業、特に石油パイプライン事業について質問をさらに続行したいと思います。きょうは、前回御出席を要望いたしておりました佐藤運輸政務次官もこの席に御出席のようでありますから、運輸省の立場からもしかとしたお答えが聞けると思います。  そういう意味で、最初に基本的なことからお尋ねしたいと思いますが、予定どおり進められますと、石油パイプラインの本格ラインは四十四キロ、この本格ラインについてはパイプライン事業法の適用があるはずであります。ところで、いまいわゆる暫……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうはビフェニールによります食品汚染の問題について、公害対策の観点から質問をさせていただきたいと存じます。  まず最初に、現に熱媒体として使用されておりますビフェニール、これはビフェニールを含む熱媒体ということのほうが正確だと思うのですが、商品名はダウサムAということになっております。この物質に対して、これは当初、御承知のとおりに、例のカネミ・ライスオイル事件以後PCBについての使用禁止ということになった、この代替品として使われ始めたわけでありますね。  ところで、あのカネミのライスオイルのカネミ油症の原因究明に当たりました九大の油症治療研究班が、すでにもう三年も前に、このビフェ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1973/05/08、33期、日本社会党)

○土井委員 当委員会におきまして、すでに二回にわたり、私は、新東京国際空港のパイプライン並びにパイプライン事業の安全性という問題について、環境保全の立場から、さらに公害予防という立場から質問を続けてまいりましたが、今回も引き続きこの問題について、特に地盤の沈下、それからさらには水資源の確保、それから水質保全という問題から、さらに質問を続けたいと思います。  さて、その質問に入る前に、二つばかり実ははっきり確かめておきたい問題がございますので、これは前回の質問についてさらに続行する問題でありますから、まずお答えをいただきたいと思うのです。  永瀬消防庁予防課長さん、どうぞお願いしたいと思うのです……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○土井委員 遠路はるばる、しかもたいへんお忙しい中を、武内先生をはじめ参考人の先生方、きょうはほんとうにありがとうございました。  時間が十分ということでございますから、武内先生に端的に四問続けてお尋ねをいたします。  一つは、今回の報告書によりますと、世上いわゆる第三水俣病の発見といわれておりますが、八人の水俣病と区別できない方というのがございます。少なくとも今日ただいまの段階で先生は、この八人の方々については、もうすでに水俣病としての認定を申請する段階であるとお考えであるかどうか。そのことが一つであります。  二問目は、世上いわゆる第三の水俣といわれておるわけでありますが、同じような現象、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第33号(1973/06/28、33期、日本社会党)

○土井委員 先ほどから隔膜法への切りかえを五十年までに極力進めたいという御答弁が続いているわけでありますが、当初私たちが聞かされたところによりますと、五十年までには一応三割程度隔膜法に切りかえていくという方針であったらしいのが、五割、つまり五割五割の割合にしたいというふうに変わってきたわけであります。先ほどから極力極力とおっしゃいますけれども、その中身については、やはりいま考えられております五割五割の割合で隔膜法への切りかえを考えられていらっしゃるのか、それとも五割五割というあの中身に対しては再検討して、極力の中身は五割ではありません、できたら七割である八割である、あるいは先ほど島本委員の質問……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第37号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○土井委員 まず長時間貴重なお時間をさいていろいろな御意見を賜わりました参考人の皆さんに御礼を申し上げて、さて、まず東京薬科大学の金谷助教授にお尋ねをしたいわけでございます。  特にPCBについて慢性毒性の問題などについての御説明を賜わったわけでございますが、私たち、PCBを現に使用しております工場について、数カ所問題になりまして以後も足を運んで実際の調査をいたしております。現にPCBについては使用を禁止いたしておりますといわれる工場に、それならばいまどうなすっていますかと聞きますと、すでに代替品を使っておりますということなんです。具体的に申しますと、山口県の東洋曹達では、KSKを当社では使っ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第41号(1973/07/19、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうはなるべく簡潔に御質問をさせていただくつもりでおりますが、中には重復する面もあるやもしれません。それはひとつお許しをいただいてできる限り簡潔に質問を始めたいと思います。  まず、地域指定の問題なんですが、これは現行法でございます公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、あの法律が制定される以前に、すでに全国各地で地方自治体が独自の医療救済措置を施していたという場所がございます。たとえば高岡市、新南陽市などはこの問題になる地域だと存じますが、あの法律が制定されてから以後被害地域に政令指定が行なわれずに、相変わらず地方自治体が単独で医療給付を行なっていかなければならないという例……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第47号(1973/09/11、33期、日本社会党)

○土井委員 お三人の先生方からまた市長さんからお聞かせいただいた御意見は、それぞれ貴重な御意見として私たちこの法案の審議にあたりまして生かしていきたいということでありますが、特にお伺いしたい点をそれぞれ二、三点質問させていただきたいと思います。  先ほど林委員のほうからのここでの御意見の中でももう出たわけでありますが、きょう村上先生のほうからたいへんに貴重な意見が出されたわけです。それは昭和四十七年現在の汚濁負荷量の二分の一ということの中身がこのままでよいかどうかということについての再検討を迫られる中身であったわけですが、端的に申し上げまして、先生のお考えからしますと、四十七年九月現在というこ……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第52号(1973/10/09、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは簡単に二問ほどお尋ねしたいと思います。  一つは、現にたいへん問題になっておりますPCBなんですが、これは水質汚濁防止法にいうところの施行令でまだ有害物質の中には入れられてないわけですけれども、一体いつPCBを水質汚濁防止法にいう有害物質というふうに認識されるかどうか、これをまずお尋ねしておきたいと思いますが、どうですか。
【次の発言】 最近、PCBにしろ水銀にしろ、世上たいへんこれが問題になって以後、やっぱり監督行政を先行させなければならないという姿勢が政府の中にも出てきたのは、たいへんな特徴であるわけですね。そういう点からいいますと、水質汚濁防止法というのは相も変わらず……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第53号(1973/11/13、33期、日本社会党)

○土井委員 まだ自民党席のほうにはどなたもお見えにならないようですが、道路公団の御出席の方がお急ぎのようでありますから、取り急いで質問を開始したいと思います。  さて、中国縦貫道建設工事現場の中で、兵庫県西宮市にございます青葉台地区の問題が、いまたいへんに注目を沿びているところでありますが、この問題について、まず道路公団側にお尋ねしたいのは、青葉台の現状で一体一番の問題点はどこにあるとお考えでいらっしゃるのか、その点をまずお尋ねいたしましょう。
【次の発言】 いまの御答弁を聞いておりますと、どうもこの問題、どこまで行ったって平行線しかないという感じがするわけであります。片や住民の方からいたしま……

第72回国会 運輸委員会 第8号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○土井委員 たいへん長時間お気疲れでいらっしゃると存じますが、いましばらくお許しをいただいて、時間を節約するという上から一括してまず御質問を申し上げますから、したがって順を追ってひとつ御返答をお聞かせいただければ幸いに存じます。  まず、伊東参考人にお尋ねをしたいのですが、受忍限度という問題があります。騒音について受忍限度というこの問題は、一般的に言い得ること  であるかどうかをひとつお答えいただきたいのです。  環境基準ということが先ほどからもたいへん問題になりまして、昨年の十二月に中公審から出された中身を、十年かかってやれと言われてもなかなかむずかしかろうというふうな御趣旨の御発言も秋山参……

第72回国会 運輸委員会 第11号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○土井委員 運輸大臣も十分に御承知のとおりで、二月二十七日に大阪地方裁判所で大阪国際空港のあの騒音の訴訟に対する判決が出されまして、それからあと引き起こった問題についてまずお尋ねをしたいわけでございます。  被害者、原告の方々が東京の日航、全日空の本社に来られまして、そしていろいろ社長と面談をされました結果、そこで具体的にきまったことが実はございます。これはもう御承知だと思いますが、大阪空港を発着する便のうち、あの裁判の過程でも原告が請求をいたしてまいりました夜九時から十時までの時間帯について、これを考慮して九時以降の発着便を取りやめるという日本航空の社長の発言でございます。中身は、飛行スケジ……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○土井委員 わが国の海外に向けての経済発展は、不可避的に海外における子弟の教育問題というものを非常に重視するという傾向になっていくわけでありますが、御承知のとおりに昨年八月二十九日に当外務委員会において、海外子女教育についての決議がなされております。この決議の中身からいたしまして、そこから発展させていって、二、三の問題をまずお伺いしてみたいと思います。  一つは、これは海外における子弟教育に、最近経済界が、海外子女教育振興財団を通じてたいへんに力を入れておられるわけですが、その海外子女教育振興財団から発行されております「海外子女教育」という月刊誌がございます。これは大臣も御承知だと思うのですが……

第72回国会 外務委員会 第23号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○土井委員 先ほどから河上委員の御質問の中にも出てまいりましたが、太刀川さん、早川さんという二人の日本人学生が韓国において逮捕されたということは、韓国の大統領緊急措置が内外人の区別なく韓国においては適用されるということを実証しているということになると思うのであります。  ところが、いまおそらくこの二人の日本人学生に対して問題にされているとおぼしき大統領緊急措置第四号について外国人も例外ではないというふうな具体的な規定というのは、私は外務省に要求をして手にいたしました大統領緊急措置の中身を読んでも出てまいりません。それからもう一つ、ここではっきりさせられなければならないことは、そればかりではなく……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、わかりきったようなことであって、実はもう一つはっきりしないことからお尋ねしたいと思うのですが、今回のこの国際協力事業団法案の第一条を見ますと、「開発途上にある海外の地域(以下「開発途上地域」という。)」というふうに明記をしてあるわけでありますが、この地域に対しては、国民所得が幾らくらい以下であるとか具体的なある基準が設けられているのでありますか、どうですか。それから具体的に、この地域というのはこういう地域をさすというふうなことが何らかの裏づけとして外務省としては御用意なすっているのかどうか、お伺いしたいと思うのです。

第72回国会 外務委員会 第25号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、国際連合の特権及び免除に関する条約というのがございますね。これは昭和三十八年に採択されているわけでありますが、それと今回のやはり問題になっておりますウィーン条約等々において、外交官の特権及び免除に関しては具体的な明記の規定があるわけでありますが、これは国際条約上外交官に対して特権あるいは免除については具体的な規定を設けるということは、いわゆる慣習的な問題として確認されているというふうに考えてようございますか。
【次の発言】 ただ、いまおっしゃったことは経過としてはあったかと思いますが、ウィーン条約そのものは慣習法じゃないですね。明記の条約なんです。したがいまして、ウィーン条約……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、航空業務に関する日本国とギリシャ王国との間の協定についてお尋ねをいたしますが、外務省は現在ギリシャ王国という国が存在しているというふうに認識していらっしゃいますか。
【次の発言】 そうしますと、端的に申し上げて、存在していない国と日本政府は協定を結んだということになるわけでありますか。
【次の発言】 この問題は単にタイトルだけの問題じゃないと思うのです。王国であるか共和国であるか、これは国の政治政体そのものが基本的にかわることでありまして、表題が変わる、変わらないという問題じゃないと思うのですね。  そういう点からしますと、交換公文がございますが、この交換公文の中にも訳文で「……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、まず問題になっておりますインドの核実験について一つお尋ねをしたいわけでございます。  昨日、衆議院の本会議場でインドの核実験に対しまして抗議をいたします決議を全会一致で議決したのでありますが、ただいま全世界の各国ともインドの核実験に不満の意を続々と表明しているわけでございます。  そこでまず外務大臣、インドと申しますと御承知のとおり五億七千万人という人口のうちで大体概算二億数千万人がぼろをまとって、たいへんな貧困な最低生活をしておる。年間大体、これも概算ですが、三百六十万トンぐらいの食糧輸入や経済援助でやっと飢えをしのいでいるというのがかの国の実情であるはずであります。ネール……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1974/02/28、33期、日本社会党)

○土井委員 国を相手どって四年有半にわたります大阪国際空港夜間飛行禁止等請求事件についての第一審の判決が、昨日、大阪地方裁判所において下されました。この第一審の判決をめぐって、きょうは環境庁長官並びに運輸省、そうして郵政省のここに御出席の政府委員の方々にお尋ねをしたいと思います。  まず、お尋ねしたいのは、健康被害にかかる問題なんですが、昨日判決が出ましてあと、現地にテレビ、報道の方々がたずねられまして感想をいろいろ聞かれております。私も現地でそのありさまをまざまざと見たわけでありますが、それまでぐっとこらえておられた気持ちを質問を受けた瞬間に、これでよいのでしょうかと一言言われて、それからあ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいま移動発生源の問題を取り上げて、るる島本委員のほうから公害健康被害補償についての御質問が展開されているさなかでありますが、実はこれは釈迦に説法のたぐいになるかと思いますけれども、公害による健康被害というのは、まず被害が出てからの対策よりも予防が肝心だと思うわけであります。そういう点からしますと、これはまあ言い古されたことばでございますけれども、いまさらながらイギリスの先ごろの選挙で勝ちました労働党が、一ペンスの予防は一ポンドの治療にまさるということをいっていることばの中身というものは、たいへんに身にしみるわけであります。  そこで、先ほど航空機自身がまき散らす排ガスの問題、そ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1974/03/12、33期、日本社会党)

○土井委員 私は一つだけはっきりさせておきたいことがございます。  きょうここに参考人として御出席の東邦亜鉛の小西社長は、先ほど来カドミウム汚染についての試料の擬装をお認めになりました。そういう点からいたしますと、実はいままで東邦亜鉛の会社とされては、対州鉱山周辺においてイタイイタイ病が発生しているとは全然考えていらっしゃらないという態度で問題に臨まれ、そうして、厚生省がどういうふうに考えるかという結論待ちで、結論に従って会社としても何とか対処をしてよいのではないかというふうな御態度であったようにお見受けするわけですが、その辺について社長はいかがお考えでいらっしゃるかを、まず一言お伺いしたいと……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○土井委員 長官もお疲れでしょうが、大事なことをお伺いしますので、一問だけですからお答えをぜひお願いしたいと思います。  昨年、たいへん苦心の末、瀬戸内海環境保全臨時措置法が議員立法で成立をいたしまして、そして長官も御承知のとおり、十一月二日に全面施行されたわけです。ところで、十一月十三日になりまして、石油審議会が昭和四十八年度の石油特定設備の申請に対する許可を出しております。全体は十四社、十六製油所、百十三万三千バーレル。ところがこの中に、実はこの法律にばっちりとひっかかる場所につくられる施設が四カ所あることを御存じだろうと思うのです。瀬戸内海関係府県にそれは設置される。中身はもう言うまでも……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○土井委員 今回の公害健康被害補償法の一部改正の中身は二年の時限立法でありまして、暫定措置として、自動車の重量税の収入見込みの一部に相当する額を公害健康被害補償協会に交付するということになっているわけですが、まずお伺いしたいのは、公害健康被害補償協会なるものであります。これはいつごろ発足の予定であって、大体陣容については、どういうお考えが現に環境庁としておありになるか、そのあたりについて素案がございましたら、御提示いただきたいのです。
【次の発言】 いまの御答弁は、協会自身がどういう機能を持つかという権限内容の問題でありまして、陣容について何らかの構想をお持ちであるかどうか、その辺はいかがなん……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○土井委員 この法案の審議に関係のあることでありますが、まず本題に入る前に、ひとつ確認をしたいことがございますので、それからお伺いすることにいたします。  それは憲法の第七十三条、内閣の職権について規定をしているわけでありますが、この七十三条の一項に「法律を誠實に執行し、」と、こうございます。この場合、法律という認識はどういうふうにすべきかという問題。この場合、法律というのは法案が作成された段階をさしていっているのか、法案が国会に提案された段階をさしているのか、その法案が審議される委員会で可決成立した段階をさしているのか、本会議で可決成立した段階をさしているのか、それともその法律が施行されると……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○土井委員 環境庁が昨年の十二月の十日に、関係十一省庁連絡会議で環境影響評価報告書をお認めになって、そして運輸省に対して港湾計画決定の同意を、北海道の苫小牧東部開発計画に対してお出しになりました。  この苫小牧東部計画の環境影響の事前評価報告書をめぐって最大の問題点というのは、こういうところにあると思うのです。それは一つは環境影響評価の際に、勇払地区のSO2測定データが欠落していたこと、二つ目にその測定データが短期的評価で環境基準をこえているという事実があること、実はこの二つの問題点というのがたいへんに私は大きいというふうに思うのです。先ほど島本虎三議員のほうから御質問がございましたその御答弁……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1974/04/24、33期、日本社会党)

○土井委員 一問だけ、四分ということでありますから、山梨県知事さんにお尋ねしたい問題がございます。  実は、これは順を追って経過説明をするまでもない話でございまして、端的にそのものずばりをひとつお尋ねするわけでありますが、昨年の四月三日に本協定を締結されるにあたりまして、「北富士演習場の使用に関する覚書」と「富士地域環境保全整備特別措置法に関する覚書」という、この二つの覚書を二階堂官房長官との間に締結されているわけであります。それは確認させていただいてようございますね。――ところで、いま私は手元に写しを持っておりますが、四月の三日に結んでいらっしゃいますこの「富士地域環境保全整備特別措置法に関……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1974/05/21、33期、日本社会党)

○土井委員 今回の大気汚染防止法の一部改正案というのは、大気汚染物質の総量規制ということに足を踏み込みました法改正でございまして、従来、法規制の上から欠落をいたしておりました総量規制をようやく法制度化するということになるわけでありまして、これは考えてみますと、環境行政の一つの前進として評価を、まず、私はしたいと思うのです。  しかし問題は、――しかしから始まるのですが、しかし問題は、この大気汚染防止法の改正案、つまり総量規制案の内容にかかってくるのじゃないかと思われます。今回の総量規制の基準は、条文に即応して申しますと、第五条の二の4で申しておりますように、「すべてのばい煙発生施設において発生……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、日本社会党)

○土井委員 人命の尊重、それから人口対策、そういうふうな観点から、今日の人口問題というのは一国規模でなく、地球的な規模において考えられなければならないというのがいわば常識化しております。これは常識だと思うのですね。世界の人口はいまや三十七億をこえて、やがて二十一世紀に入りますと、七十億をこえる時代を迎えることになるというふうにいわれております。はたしてその人口を養えるだけの食糧と資源は心配ないのかどうか、今後いろいろな会議で重要な課題となるに違いございません。  ここで、外務省、御出席をいただいていると思いますが、国連もことしを世界人口年というふうに定めまして、来たる八月に第三回世界人口会議が……

第72回国会 商工委員会 第8号(1973/12/17、33期、日本社会党)

○土井委員 運輸大臣と環境庁の政務次官の御都合によりまして、先にお二方に関係のある質問をさせていただいて、あと問題のほうに移っていきたいと存じます。  すでにこれは再三再四にわたって問題にされてきたところでありますが、十一月十三日に通産省の石油審議会が、いま石油危機のあらしが吹きまくるさなかに、昭和五十二年度完成予定の石油精製設備新増設計画、これはもう一つ完全を期していうと、昭和五十一年度、五十二年度完成予定というふうに申し上げなければいけませんが、御承知のとおり十四社、十六製油所、日産百十三万三千バーレルを許可したわけであります。その中に、見てまいりますと、実は瀬戸内海に関係が直接ある場所が……

第73回国会 外務委員会 第2号(1974/08/02、33期、日本社会党)

○土井委員 新大臣御就任の初質問に、ひとつ端的にお伺いしたいことがございます。  それは、ただいまベネズエラの首都カラカスで開かれております国連第三次海洋法会議で問題になっております領海十二海里が設定されるということになりますならば、わが国の場合、国際海峡と称される海峡が領海内に一体幾つ、それはいずれの個所にあることになるのか、これは御確認なすっていると思いますが、ひとつそれからお答えいただきたいのです。
【次の発言】 いま日本においてもたいへんに指摘をされている個所が問題になりつつある国際海峡について、この自由航行というのが今回の海洋法会議の焦点の一つになっているようであります。先般来、外務……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、日本社会党)

○土井委員 私はきょう、日韓問題に限って質問をさせていただきたいと存じます。  まず第一に、ただいま石野委員のほうからの最後のほうの御質問にもございましたが、先日、八月二十九日、参議院の外務委員会の席上、外務大臣は武力による北からの脅威は韓国においてないという御趣旨の御発言がございました。ただいまその中身について補足的な御説明がさらにあったわけでありますが、一つそれについてお伺いをしたいことがございます。  外務大臣は、国連軍が韓国にいることを理由に北からの軍事的な脅威はないということをお述べになっていらっしゃる。お尋ねしたいのは、国連憲章の中に侵略があるかもしれないということを予想した予防措……

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、日本社会党)

○土井委員 安保条約の問題や、事前協議に関する問題や、核に対して事前協議のあり方に対する問題、いままでの国会論議というものは膨大なものであります。その国会論議の中で詰められてきた事柄を、一々何月何日の答弁でどうのこうのということを取り上げて、ここで言ういとまがありません。むしろ、そういうことを踏まえながら、きょうはひとつ積極的に、基本問題もこの節はっきりさせながら、外務大臣としてはどういうふうにこういう問題をこれからもお考えになるかということを、しっかり責任ある答弁をお聞かせ願いたいのであります。  まず、問題となっておりますラロック証言の、ラロック氏がかつて艦長であったプロビデンス号、先ほど……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/08/21、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、まず新関西国際空港問題についてお尋ねをしたいと存じます。  去る十三日に審議会のほうから答申が出たわけでございますが、あの航空審議会に対して諮問をなすったのは昭和四十六年十月十三日付で、当時の運輸大臣は丹羽喬四郎大臣であります。ところが、今回答申されました中身は、当時のこの諮問書の諮問理由の一にございます「関西地区における航空輸送需要の増加に伴い、大阪国際空港における航空機の離着陸回数は年々増加し、就航機材の大型化等の対策を講じても、昭和五十年代初めには、その限界に達するもの」というふうな予想のもとに「現在の大阪国際空港は、その立地条件からみて拡張により能力を増加させることは……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは各社の皆さまから一斉に五十一年規制のNOxの目標値を達成することは、たいへんにむずかしいという趣旨の御発言ございましたが、御発言の中に、それならば五十年規制だいじょうぶ、責任をもって守りますという趣旨の御発言があまりなかったようでございます。  そこで、まずお伺いしたいのは、各社の方にひとつ、五十年規制はだいじょうぶなのかどうなのか、端的にそこのところをお答え願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁をいただきましたことは、逐一ひとつ銘記をしておきたいと思うわけであります。できますとおっしゃったところは、ひとつそのつもりでこちらも見ておりますし、あいまいなところは……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本社会党)

○土井委員 運輸省の方は御出席いただいていますか。それから厚生省……。
【次の発言】 関西新空港の問題について、さる八月十三日に航空審議会から泉州沖という答申が出まして、以後当委員会におきましては八月二十一日にこの問題を私は取り上げて質問をさせていただいたわけであります。その後、先日当委員会から現地に視察もいたしまして、事情について少し、その後の進展とさらに今後の見通しについてお伺いをぜひしておかなければならない基本的な問題がございますので、きょうはそのことについて二、三お尋ねをしたいと思います。  八月十三日のあの答申のときに、この前の委員会でも私はお尋ねをしたわけでありますが、環境庁として……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○土井委員 まず核兵器問題についてお尋ねをしたいと思います。  去る九月十日に、アメリカの上下両院の原子力合同委員会軍事利用小委員会におきまして、周知のとおりラロック氏の証言がございまして、これが日本国内においては十月七日に公表されて以来、いままで核問題につきましていろいろな角度から国民に疑惑を投げかけております。当委員会におきましても、幾たびかこの問題について質問を展開しているわけでございますが、これに対して政府はいまだ十分国民に対して答えていないというのが現状であります。それは核兵器があるかないかということ。核兵器の存否については肯定も否定もしないというアメリカの基本原則、つまり核の存否は……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/12/18、33期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、八田参考人と伊東参考人、このお二人にお伺いをしたいと存じます。  これはもう周知のことでございますが、昨日中央公害対策審議会の総会がございまして、最終結論がそこで出て、おそらく答申も出されるであろうという予想が違ってきたわけであります。これには大きな理由として、大気部会ですでに出されている答申案は尊重はするけれども、しかし、総合部会では昨日の総会で出た意見を十分に盛り込んだ答申をつくるというふうに中公審の会長みずからが語られているとおり、昨日実は総会で出ました意見でおおよそ注目すべき中身にございますのは、もう御承知のとおりに、審議の過程においての公開性が十分に行なわれてい……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○土井委員 小沢環境庁長官から環境行政についての異常な決意のほどを披瀝されて、環境保全、公害対策の鬼になるということでありますが、環境行政の生命というのは、小沢長官が鬼になってがんばっておられるかどうかということがガラス張りであって明らかにされないと、それはよくわからないことであります。したがいまして、環境基準を定めるについても、あるいはいまこれから環境庁として手がけられるたいへん大事な問題である環境影響評価についての中身をどのように考えられるかということについても、公開制を本則としてガラス張りで国民の目にあざやかに映るようにするのが私は当然だと考えるのです。いわば環境行政の公開の原則は生命線……

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、日本社会党)

○土井委員 昨年の十二月十四日に韓国政府から強制退去命令を受けられましたジョージ・オーグル牧師について、私はけさほどから実はジョージ・オーグル牧師にいろいろと事情を承ったわけであります。きょうこの外務委員会があるということで、先ほどから傍聴席の方にもオーグル牧師がお見えになっているわけでありますが、大変貴重な時間を割いてこの席で聞かれているオーグル牧師の前で、まず私お尋ねしたいことは、一体どの関係省庁がお取り扱いになっていらっしゃるのかわかりませんが、ひとつ、大韓航空機が十四日夜羽田に寄港した際の事情について、またそのときの取り扱いについて、少し事情説明をまず求めたいと思います。

第75回国会 外務委員会 第8号(1975/03/07、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは、私は、小麦貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の延長に関する議定書について主にお尋ねをするわけでありますが、日本国憲法の七十三条に言う「条約」の中に議定書は入りますかどうですか。
【次の発言】 おっしゃるとおり、これは法の体裁からいいますと、形式的な面と実質的な面と両面から考えなければならないということだろうと思うのですが、一応憲法で言うところの条約からすれば、形式的には典型的ないわゆる条約、それから協定、宣言、取り決め、議定書、決定書、覚書、交換通牒等々、全部を一応ひっくるめまして、形式的には条約と呼んでよろしいというのが、いわゆる通則であります。有力説というのはそういう……

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○土井委員 まずお尋ねをしたいのは、千九百七十一年の国際小麦協定の有効期間の延長に関する議定書の問題について、わが国は締約国とみなされていますかどうか。
【次の発言】 この議定書を国際会議の場で採択をされて、そして後に日本はどのような手続をいままでにとっていらっしゃいましたか。まず、ひとつ順を追って日時を明確にしながら経過説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 その暫定的適用宣言は、根拠をどこに置いてなすったわけでありますか。
【次の発言】 伊達参事官に申し上げたいと思います。要らない御発言は結構です。私がお伺いしていることに対して的確にお答えください。  この議定書の第八条の条文に根拠……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/03/19、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、これから外交上の問題というよりもむしろ人道問題にかかわることについてまずお尋ねをしたいと思うのです。  私たちは、昨夜は冷えましたねと何の気なしにお互い朝あいさつを、けさも取り交わすわけでありますが、そのゆうべ少し冷える数寄屋橋のところで、中学校一年生のお嬢さんを頭に、五人のかわいい子供たちとそのお母さんが、お父さんあるいは夫の無実をハンストで訴え続けておられるわけであります。  これは崔哲教さんの家族でありますが、崔哲教さんの家族と申しますともう新聞にも一部報道がされておりますので、外務大臣も恐らくは内容についてあらましはご存じでいらっしゃると思います。皆様にもかわいらしい……

第75回国会 外務委員会 第11号(1975/03/26、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、私は、質問に先立ちまして、サウジアラビア、ファイサル国王の御逝去を悼み、哀悼の意を表したいと存じます。  外務大臣、この国王の死は日本に対してどのような影響があるというふうにお考えでいらっしゃるかを、まずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 宮澤外務大臣はアメリカを訪問されるという御予定がおありになるわけでありますが、先ほどの御答弁の中にも、日本の安全保障について、訪米の上で何らかの話し合いがあるという御趣旨の御答弁がございました。話し合いをするだけでなしに、何らかの約束をその席でなさるという御予定がおありになるかどうか、つまり、わが国の安全保障について日米間である……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/05/07、33期、日本社会党)

○土井委員 簡明に御質問いたしますから、簡単に明確にお答えをいただきたいと思います。  まず、この十日に国際海洋法会議が終わるわけでありますが、今回のこの国際海洋法会議では何も決まらないで閉会するというふうに政府自身はごらんになっていらっしゃるのかどうか。また、何かの取り決めができるというふうにお考えになっていらっしゃるのかどうか。  実は、これは言うまでもございませんが、宮澤外務大臣、安倍農林大臣は、従来領海十二海里については決断せざるを得ないというふうに見ておられたことを私たちは承知いたしております。したがいまして、その問題は現在ではどうなさるおつもりでいらっしゃるかということもあわせてお……

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/05/23、33期、日本社会党)

○土井委員 今回問題になっておりますプラスチック製のスキーぐつ、このプラスチック製のスキーぐつ以外にも、たとえば繊維関係の品目であるとか、それからグローブであるとかミットであるとか等々、多くの譲許税率の引き上げを要する品目がほかにもあろうと思うのでございますが、今回、特にこのプラスチック製のスキーぐつについてこれを選択された政策理由をまず御説明賜りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、特にスキーぐつに対して、わが国の国内で生産をいたしております企業を守るということ、とりわけ皮でつくられるスキーぐつの生産をいたしております国内の企業を守るというところに主眼があるというふうに考えてよう……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、ILO条約の内容それ自身、つまり本題に入ります前に少しただしておきたいことがございますので、この事柄から取り上げていきたいと存じます。ILO条約はILO憲章によりまして採択されて後、一年以内に国会に提出されるということになっております。ILOの百二号条約についても、わが国の場合は条約について日本語の訳文を作成をして、そうして国会に提出をされているわけでありますが、今回、このILO百二号条約の批准承認を求めるために、新たに国会へ提出されました条約の条文の日本語訳文と比較をいたしました場合に、二十三年間、いままでこの訳文に従って取り扱いを進めてこられましたその本来の訳文との間で差……

第75回国会 外務委員会 第20号(1975/06/06、33期、日本社会党)

○土井委員 いよいよ懸案のと申し上げてもよい核兵器の不拡散に関する条約についての質問を開始するわけでありますが、まずこの条約を政府が署名される際に出されております日本政府の声明がございますね。あの声明の内容と、それからそれとは別に、ことしの四月二十二日に自由民主党の方から政府に対する要望事項として「核防条約の批准に関する件」という、内容は六項目にわたる、本条約提出に先んじての要望事項がございますね。それらの内容はただいますべて現実的には満足されているというふうにお考えになっていらっしゃるのかどうかをまずお尋ねいたします。
【次の発言】 まずまずと、まずという表現をおとりになりましたが、それなら……

第75回国会 外務委員会 第21号(1975/06/11、33期、日本社会党)

○土井委員 まず参考人の諸先生方に、本日はお忙しい中を当委員会のために御出席をいただきましたことを、御礼申し上げたいと存じます。  さて、このILO百二号条約の中身は、社会保障ということを具体的に問題にしている条約なんですが、私たち日本では、御承知のとおりに日本国憲法の第二十五条という条文がございまして、すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活が保障されていなければならないわけでございます。きょうも参考人の先生からそういう趣旨の御発言がございましたが、すでにこのILO百二号条約が採択されて二十三年という長い月日がたってしまっている。その間、一体何をしていたのかという問題も一つございます。それか……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党を代表して、ただいま議題となりました動議についてその趣旨の御説明をいたします。  案文の朗読をもって趣旨の説明にかえさせていただきます。  案文を朗読いたします。    婦人関係ILO条約の批准促進に関する件一、国際婦人年の意義に照らして、政府は、未枇准の婦人関係ILO条約をすみやかに批准するよう努力すべきである。一、政府は、一〇二号条約に関し今回受諾しない部門、特に、母性給付及び遺族給付について、本条約の趣旨をふまえてその改善をはかるとともに、すみやかに条約第四条1の規定に基づぐ義務受諾の通告を行うよう努力すべき……

第75回国会 外務委員会 第23号(1975/06/17、33期、日本社会党)

○土井委員 質問を申し上げるに先立ちまして、本日、大変お忙しい中を当委員会に御出席の諸先生にまず御礼を申し上げたいと存じます。  さて、きょう実は御発言を伺いました今井参考人はかつてジュリストに論文を掲載をなすっている。私それを拝読をいたしまして、種々その中からも問題点がございますが、まずきょうの御発言とも触れる部分で「核防の体制の中で米ソに対して核軍縮の実行を迫る主導権を取るほうがはるかに有利な外交方針であろう。」というふうに論文の中でも今井参考人はお述べになっていらっしゃるわけです。ただ、日本といたしましては、御承知のとおりに、アメリカと安保条約を締結をいたしまして、核のかさの下にある国で……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、日本社会党)

○土井委員 今回、日ソ漁業協定が調印されたわけでありますが、この協定の第一条で規定をされておりますように、この協定の適用海域というのは「公海水域」ということになっているわけです。これはあくまで漁業操業に関しての取り決めでございまして、水産業の安定を図っていくという協定からすると、これは基本的には一番大事な点がどの程度これで解決をされていくかという面も含めまして、本来的に解決をされていない問題をはらみながら、漁民の願いからするとほど遠い課題を背負っての協定だということを言わざるを得ないわけです。記してありますとおり、単に日本の沿岸漁民が耐えられない急激な環境変化を避けようという応急対策ということ……

第75回国会 外務委員会 第26号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○土井委員 去る十人目に、ニューヨークの日米協会で、アメリカのキッシンジャー長官の演説があり、また次いで二十三日に、アトランタにおいてキッシンジャー長官が同盟国の防衛努力について演説をされているわけでありますが、これは外務大臣もよく御承知のところであります。この二つの演説に対してどのように現在評価をなすっていらっしゃるかをまずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま概括的にお答えになったわけですが、十八日の日米協会の演説の中でキッシンジャー長官は、従来日本の外交筋との間で外相レベルの接触というのは何回か行われてきた。ところが、今回年二回定期協議というものをしてはどうかという提案がご……

第75回国会 外務委員会 第27号(1975/07/02、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいまより万国郵便条約についての質疑を開始するわけでありますが、まず、一般的に申しまして、日本と国交のある国との間での郵便物の交流については、これは常識的に判断いたしまして安心できるところなんですが、日本と国交のない国との間での郵便物の交換というのは一体どういうことになるか。たとえばアルバニアに対しての取り扱いについてお尋ねをしたいと思うのですが、アルバニアに郵便物を送る場合にはどのような取り扱いになっておりますか、まずその点をお尋ねいたします。
【次の発言】 年間どれぐらいの件数がそれについてございますか。
【次の発言】 それは年々増加していくという傾向にございますか。減ってい……

第75回国会 外務委員会 第29号(1975/07/31、33期、日本社会党)

○土井委員 実は、けさ日本社会党の金大中氏事件調査特別委員会の方から公表いたしました文書がございます。この文書は七月の中旬に入手いたしました資料でございまして、全文非常に短い文章ですが、ハングル文字で書かれております。発信者は韓国の野党の一議員でございます。ただ、この情報を海外に伝えたということが暴露されますと、御承知のとおり身辺が危険になるおそれもございますので、名前は一切私はここで申し上げるわけにはまいりません。ただし、金大中氏自身ではないということだけを一つ明らかにしておきたいと存じます。  この短文のハングル文字を日本語に訳しますと、表題は「金大中氏事件真相」と書かれてございまして、金……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/01/23、33期、日本社会党)

○土井委員 今回のC重油が海に流れ出た事件というのは天変地変じゃないので、やはり人のなしたわざであります。人のなしたわざであるけれども、廃棄物という概念には当てはまらない。事故ということでありましょうから、港則法の対象にはならない。海に流出をしている油については消防法や災害対策基本法が対象にはしていない。そこで、海に流れ出た重油に対しての防除ということに対しては、第一義的にだれがなすべきなんでしょう。海上保安庁長官お見えですが、企業なんですか、海上保安庁なんですか、消防署なんですか、自治体なんですか、いかがです。
【次の発言】 ちょっといまの御発言は現行法から推して怪しげな発言です。本当にそう……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○土井委員 けさほどから、お三人の参考人の方々にいろいろ質問が展開されまして、その中で出た問題は、やはり先ほどの御質問、答弁の中にも出ましたけれども、審議会のあり方、中公審そのもののあり方という問題であります。いま長官が御答弁になったのは、これからの審議会について人選をどうするか、運営をどうするかという問題に中心が置かれた御答弁でありましたが、私これから承りたいことは、当面のこの自動車の排出ガス規制について、すでになされた答申に対する取り扱いの問題なんです。  この答申が出されるまでに、公開性が認められていなかったことのために、種々思わしくない問題が出てまいりました。これは単に誤解じゃない。先……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○土井委員 関連して。  先ほど環境庁長官の御答弁を承っておりますと、どうも瀬戸内海環境保全臨時措置法に対しての御認識を十分にお持ちでないかのごとくに拝察をするわけであります。  それは、条文をただして申しますと、おっしゃっている条文の根拠は、恐らく、第四条の(排出水の排出の規制の強化)という項目がございまして、その中身でおっしゃっていると思うのでありますが、よくそこをごらんいただきますと、そこに規定をされております中身は、こうであります。「化学的酸素要求量で表示した汚濁負荷量を昭和四十七年当時の二分の一程度に減少させることを目途として、関係府県ごとの当該汚濁負荷量の限度を定めなければならない……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、本日大変お忙しい中を御出席いただきました参考人の皆様に御礼申し上げて、質問に移りたいと思います。  まず最初に、倉敷市の消防本部の岡野消防長さんにお尋ねしたいと思うのですが、例の昨年十二月十九日の水島に起こりました三菱石油の油流出事故について、公害対策でなしに、災害対策基本法というのが発動されたかどうか、それをひとつお聞かせくださいませんか。
【次の発言】 その発動がなかったということについては、消防長さんはどの辺に理由があるというふうにお考えですか。また、そういう発動は必要性なしというふうに御認識なすっているのですか。いかがでございますか。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1975/05/16、33期、日本社会党)

○土井委員 本日、お忙しい中を、各参考人の皆様御出席をいただきまして、まず、質問に入る前に、御礼を心から申し上げたいと存じます。ありがとうございます。  楠本参考人にまずお尋ねをいたしたいのですが、この新幹線鉄道騒音に係る環境基準が、もし実施できないのならば、スピードダウンもやむを得ないであろうという御趣旨の御意見を、先ほど拝聴したわけですね。スピードダウンとおっしゃいますが、いまお考えの中に、どの程度のスピードダウンならば、何とか住民の方々の被害を最小限度に食いとめることができるのではあるまいかというお考えがおありになるならば、お聞かせいただきたいと思います。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、本日はお忙しい中を、お三人の参考人の皆さんが、遠いところを本委員会に御出席いただきましたことに、御礼を申し上げたいと存じます。  さて、時間が限られておりまして、わずか三十分の間に二人質問をするわけですから、もう前置きも一切省きまして、率直にお尋ねをしたいと思うのです。  徳島の近藤さん、国と自治体を相手取っての訴訟に踏み切られたわけなのですね。先ほどの御発言の中には、NHKの朝のテレビドラマの「鳩子の海」に出てくる「日本よ日本」から始まる「ドドンガドン」に大変感激をして、提訴に踏み切ったといういきさつのお話がございましたが、それ以外、何かどうしても裁判に訴えて出なければなら……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1975/06/24、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいま江田三郎委員の方から、水島の三菱石油の流出事故についての御質問があり、そうして三菱石油が操業再開について非常に強い要望のもとに、ただいま各自治体についての説得なり申し入れなりを非常に強くされているという事情について、それを私も伺って知っているわけでありますが、先日、石油コンビナート等災害防止法案を連合審査で審議する席上、水島の三菱石油の油が流出したあの事件について考えていった場合に、水質汚濁防止法という法律から考えて、これは排出口から出ている油があるわけでありますから、これをどう取り扱われるかということについての質問を、私はしたわけでありますが、この質問の仕方がもう一つ不適……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1975/07/04、33期、日本社会党)

○土井委員 それでは、後もう一つの問題もございますが、先に大阪国際空港の航空機騒音問題の方から質問をさせていただくことにいたします。  先ほど来、エアバス乗り入れについての質疑が続いておりましたが、飛行場部長、お尋ねいたしますが、エアバスと申しますと、騒音がエアバス乗り入れによって低くなるので、騒音対策になるという点も、一つは運輸省としては問題にされておるやに私はお伺いしておりますが、エアバス、エアバスとよく言われますが、いまお考えになっていらっしゃる機種は、一体どういう機種をお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 ロッキードL一〇一一というのはわかりますが、ジャンボという機種は聞い……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1975/08/08、33期、日本社会党)

○土井委員 きょう、私は自動車の公害問題について、特に具体的には国道四十三号線における自動車公害問題についてお尋ねをするわけですが、まず基本的なことで一つ確かめておきたいのは、ただいま自動車の騒音の許容限度というのが、どのように考えられているかということをあらまし御説明賜りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁で、ただいま、そのことに対して検討中というふうなことでございますが、橋本局長、現状は一体どういうふうに基準が決められているかということ、ひとつ御説明賜りたいのですが。
【次の発言】 許容限度について、いま御説明賜ったわけですが、いわゆる環境基準というのがございますね。自動車の騒……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1975/09/09、33期、日本社会党)

○土井委員 本日は、お忙しい中を参考人の皆様には大変、御苦労さまに存じます。  まず私は、日本化学工業株式会社の社長でいらっしゃる棚橋参考人にお伺いをしたいのですが、これは端的にお答え願いたいのです。社長は、当初、六価クロムを無害とおっしゃった。ところが、それが後になって、昭和四十六年以前は有害とは思っていなかったという趣旨の御発言に変わってきています。その理由はどの辺にございますか。
【次の発言】 先ほどの御発言からすると、またこれは変わってきたような調子です。先ほどは、工場内については職業病ということをお認めになりながら、地域については余り大きな問題ではないがごとき御発言があったのです。い……

第75回国会 社会労働委員会 第21号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○土井委員 ことしは国際婦人年という言葉があらゆるところで聞こえるわけでありますが、本日のこの審議も、おそらく、ことしは国際婦人年ということで設定をされた委員会での審議の場所だと存じます。  ところで、私がお伺いしたいのは、一体何のためにことしは全世界を挙げて国際婦人年という運動に取り組むことになったのかという、政府がこの問題に対してどういう御認識を持っていらっしゃるかということであります。まずお伺いしたいのは、この国際婦人年ということについてどういうふうに御理解をなすっていらっしゃいますか、いかがです。政府はどなたでも結構ですから、お答えなさる方どなたでも結構でございますから……。

第75回国会 予算委員会 第17号(1975/02/20、33期、日本社会党)

○土井委員 まず質問に先立ちまして、本日お忙しい中を御出席いただきました三参考人の皆様に御礼を申し上げてから質問に入りたいと思います。  私の質問を申し上げたいことは、自動車排ガスの五十一年度規制に関する問題でございまして、この五十一年度規制については、御承知のとおり、去る十二月二十七日に中央公害対策審議会の方から答申が出ております。ところが、それに先立ちまして十二月の十日の日に、これもまた御承知のとおり、自動車排ガスの五十一年度規制問題で、下部機関である自動車公害専門委員会の報告書をもとに大気部会が開かれまして、そうしてそこで出された報告書どおりの答申が当初は出されるやに世上は伝えられていた……

第75回国会 予算委員会 第24号(1975/06/10、33期、日本社会党)

○土井委員 二年前に、当時の環境庁長官でいらした三木総理も、そうして私も、瀬戸内海がもう汚れるだけ汚れてしまっている、これをこのまま放置すると取り返しがつかないことになるという危機感と、そうして私たちの責任でもって、御承知のとおり瀬戸内海環境保全臨時措置法を制定したわけです。これは議員立法でございますが、この法律を制定したに当たっては、本当にそれなりの苦労を当時の環境庁長官の三木総理もされたし、また、私たちも与野党こぞって、これについては大変な力を傾けてやったわけであります。これが四十八年の十一月の二日に施行されて一年たちますうちに、部分的ではございますけれども、海がきれいになってきたという声……

第76回国会 外務委員会 第5号(1975/12/10、33期、日本社会党)

○土井委員 本日の当委員会におきまして、大臣は、領海を十二海里にするということについての立法化の用意がある旨を御答弁されました。そのいきさつについては、御答弁の中でおっしゃったとおり、全国の漁民の方々の切迫した要請にこたえるということを考えると、海洋法会議の結論を待つということはどうも時間がかかりそうだ、したがって、ということでございました。ところが、従来から安倍農林大臣は、十二海里の宣言が必要であるということをしばしば委員会の席でもお述べになっていらっしゃいますし、また五日の当委員会におきましては、外務大臣みずからがこの問題については宣言と法制化の二様があることも述べられております。本日はそ……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、日本社会党)

○土井委員 私は社会保障の最低基準に関する条約、つまりILO百二号条約について、第七十五国会においてもこれについての審議がございましたが、その中身を引き続き確認をする部分、あるいは一部その中身について、そのうちどういうふうな対応が持たれてきたかということについてお尋ねをしておきたいと存じます。  七十五国会の節、このILO百二号条約の審議に当たりまして、時まさに国際婦人年ということであり、また中身からいたしますと母性給付であるとか家族給付、遺族給付等々につきましては特に全国の女性にかかわり合いの深い部門でもございますので、各党から婦人議員が出ましてこれに対しての質問を展開したわけであります。 ……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、本題に入ります前に、大変、残念なことではありますが、環境庁長官にひとつ環境行政の姿勢についてお尋ねをしてから、本題に入りたいと思うわけです。  御承知のとおり、思わしくないことでありまして、大気保全局から、問題が地方自治体に波及し、東京都の公害局あるいは川崎市の公害局等々に、端的に申しますと汚職の問題が波及をしていっているわけでありますが、これから先、全国の地方自治体の中に、環境庁の大気保全局を中心に、こういう問題が続々出ないという保証はどこにもないのです。環境行政のあり方について、やはりこれは考えさせられるわけでありまして、こういうふうになった原因を、環境庁長官としては……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/11/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 次に、木下元二君。

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1975/11/20、33期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、大阪国際空港における航空機公害の問題について、お尋ねをしたいと思います。  まず運輸省から、きょうは梶原飛行場部長さんがお見えですから、お尋ねをしたいのは、よくエアバスと言われるわけですが、このエアバスと言われる飛行機の中には、どのような機種を、いま問題にされているか、それをひとつお答え願いたいのです。
【次の発言】 私の質問をよく聞いていただいて、御答弁いただきたいのですが、当面、導入したいなんというふうなことについて、私は問題にしていないのです。いわゆるエアバスと言われる機種は、どういうものを問題になさるか、どういうことが問題になるかということを私は聞いているのです。……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1975/12/05、33期、日本社会党)

○土井委員 去る十一月二十七日に大阪高等裁判所で出されました大阪国際空港騒音訴訟についての判決の中にも、これははっきり書いてあるところであります。「現在午後十時以後の飛行は事実上規制されているが、これに加えて原告らは当初午後八時以後の差し止めを求める動きもあったが、最終的には午後九時以後一時間の最小限の請求に止めたというのであって、本件における原告らのすべての訴訟活動を通じて、この一時間にかける願いは極めて切実なものがある。」というふうに述べられているわけております。実は午後九時から十時の、この一時間の間というのは、大阪空港の騒音直下に住んでいる住民の方々には、私たちがあの一時間どういうふうな……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/12/09、33期、日本社会党)

○土井委員 大阪国際空港の騒音訴訟について、国が去る十二月二日の日に上告に踏み切られたわけでありますが、その上告に当たっての運輸省見解というのが公にされております。その中に「国際線については、外交問題すら惹起しかねない惧れがある。」ということで、この国際線については、依然として九時以降の便について、これを禁止するわけにはいかないという趣旨のことをここに述べられ、そして、前回の当委員会において、私が運輸省航空局にこの点をただしたところ、御答弁には、やはり国際線については相手国並びに相手の民間航空会社に対して何ら折衝の用意がないという旨の御答弁があったわけであります。  きょうは、その問題について……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1975/12/12、33期、日本社会党)

○土井委員 昨夜テレビのニュースを見ておりましたら、大阪国際空港を東京に向けて出発する本当に最後の日航機が画面に映ったわけであります。現地の方々も、いよいよ本日の夜八時台をもって九時以降の飛行機は飛ばない、やっとのことで九時以後、静かな夜を私たちは迎えることができると胸ふくるる思いで言われた。私はそれを画面を通じて見ておりまして、胸が熱くなって涙がこぼれたわけでありますが、きょう一つだけ、私はここで確認をしておきたい問題がございます。それは、やはり八日の大阪高裁での決定を受けまして、地元の住民の方々からすれば、何としても目下、気にかかるのはエアバスの導入の問題だと私は思うのです。  そこで、お……

第77回国会 外務委員会 第2号(1976/03/03、33期、日本社会党)

○土井委員 国税庁にまずお尋ねします。  わが国企業の海外進出に伴っていろいろな不正所得というのがあると思うのですが、四十五年あたりからこちらに、この不正所得の金額と、どれくらいの件数があるかというのを年次別にずっとおっしゃっていただき、その節、一番大口の金額はどれくらいかということもひとつはっきりここでお示しいただけませんか。
【次の発言】 社名まで言えとは言っていないのですが、一番大口の額は一体どれくらいかというのも守秘義務なんですか。それはおかしいと思うのです。それくらいは公表なすってもしかるべきだと思うのですが、一番大口の額だけを私はお尋ねしている。いかがですか。

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、日本社会党)

○土井委員 申し上げるまでもなく、この核兵器の不拡散に関する条約を批准するかしないかという問題は、わが国の主権をいかように発動するかというふうな問題のみならず、わが国の憲法の中にございます第九条を中心とした平和条項を国際間において具体的に発揮していくというふうなことを考えてまいりますと、非常に大きな意味合いを持っているわけであります。これはもう言うまでもないところであります。  そこで、まず最初にお伺いをしたいのは、昨年の四月二十二日に自由民主党が政府に対して核防条約の批准に関しての要望事項を申し入れていられるわけでありますが、この自由民主党の核防条約の批准に関する政府に対する要望事項全六項目……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○土井委員 私は、米州開発銀行の協定について質問をいたしますが、先ほど与党の側からも、一つの不安を持ちながら、この協定自身に対して政治的に疑義なしとしないという質問を展開されたようであります。非常に問題の大きい協定内容だと私は思います。それは、大きい問題を政治的に抱えているということももちろんでありますけれども、協定の中で定めておりますそれぞれの規定の中での取り扱い、それは機構であるとか、委員会の構成であるとか、あるいは融資をどのように具体的に決定していくかというふうな問題について考えていっても、なかなかこれは疑義なしとしない大きな問題をはらんでいる協定だと思うわけですが、以下少し順を追って質……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいまより審議をされます三つの協定のうち、まず第五次国際すず協定について質問を始めたいと思います。  お尋ねをいたしますが、今回の第五次協定と前回の第四次協定との主な相違点についてまず御説明を賜りたいと思います。
【次の発言】 そのほか細かいことを言いますといろいろあると思いますが、いまおっしゃった点は第四次と第五次の協定の一番大きな相違点ということになりますね。そこで、条文でも二十二条あたりを確かめてまいりますといまおっしゃったとおりで、この規定によると消費国の供与は義務とはなっていないわけですが、やはり本来は供与しなきゃならないと私自身は考えるわけですが、消費国においてこれを……

第77回国会 外務委員会 第13号(1976/07/28、33期、日本社会党)

○土井委員 昭和四十七年ころの日米間は、黒字国家であるわが国の責任をアメリカ側から問われるような経済環境の中にあったわけですが、そうした環境の中で、わが国のとるべき対応策というのは、国際経済ルールを踏まえた対応策を考慮すべきである、そういうふうに考えられるのにもかかわらず、緊急輸入という人為的な措置でこれを解決しようとしたのが、いわゆる四十七年のハワイ会談、鶴見・インガソル会談であったというふうに認識ができるわけです。当時の新聞は、おみやげ十億ドルの緊急輸入は一体その性格も意義も不明確であるというふうに論じていたわけでありますが、いまにして思いますと、このハワイ会談も、鶴見・インガソル会談も、……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1976/03/02、33期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は、自動車公害に悩む道路周辺の住民の生活を保全するという立場で質問をしたいと存じますが、本日、配付されました環境庁長官の所信表明の中を拝見いたしましても「環境問題の推移に対応して、環境行政に対する要請も、単に汚染物質の排出規制の強化にとどまらず、環境破壊の未然防止の徹底、さらにはよりすぐれた人間環境の積極的な創出へと拡大してきております。」というふうな認識をお持ちになりながら、「騒音振動対策の拡充強化」という問題、自動車の特に「騒音について、その許容限度の長期的な低減方策や交通騒音防止のための総合的な対策の検討」に力を入れたいという趣旨のことがございます。  そこで私、きょ……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/03/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 岡本富夫君。

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1976/05/07、33期、日本社会党)

○土井委員 本日お忙しいところを御出席の参考人の皆様に、まず御礼を申し上げて質問に入りたいと存じますが、まず亘理参考人にお聞かせをいただきたいのですが、専門委員の中には国鉄の方もいらっしゃるようであります。また、騒音振動部会にも国鉄の方がいらっしゃるようでございます。ところが、きょう西宮や尼崎の方から出されました意見の中には、新幹線について地元と国鉄側との間で回答書あるいは覚書というふうなものがあって、具体的にどうしたいという意思表示を、国鉄側は、その文書によってなされているという事実が、ここに述べられているわけでありますが、かつて審議の場所で、そういうふうな意見が国鉄側から述べられたことはご……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○土井委員 振動規制法案について具体的な問題に入ります前に、一つ基本的なことで、まずお尋ねをしておきたいと思うのです。  この法案を、ずっと通して見てまいりますと基本的には、定義は「特定施設」とはどういうものを指して言うか、「著しい振動を発生する施設」である。しかしながら、その中身は政令でこれを定めるというふうに政令に委任されている政令委任事項となっております。つまり、定義については政令の定めるところによるというかっこうになっております。続いて、規制基準を具体的に問題にしていく地点ということになりますと、これはやはり地域の指定が都道府県知事に預けられるというかっこうになります。したがって今回の……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1976/05/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 ちょっと待ってください。その前に、さっきの資料提出の件はいいですか。
【次の発言】 きょう私は、いわゆる本四架橋の中でも、この五月の十二日に環境庁長官が同意をされました大鳴門橋の建設問題を中心に、少しの時間、質問をしたいと思います。  この大鳴門橋の問題に入る前に、ひとつ長官に確認をさせていただきたいのですが、この大鳴門橋という橋自身は、単独橋として認識をされているのか、それとも一部橋として認識をされているのか、いかがでありますか。
【次の発言】 地域開発という意味においても、また一部の橋と考えていないとおっしゃる点においても、同じ意味を持っていたのが例の大三島橋であります。……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1976/07/16、33期、日本社会党)

○土井委員 現に川や海が汚されている、大気が汚染されている。その中で公害患者がふえていくという地域は典型的な地域でありますが、開発計画が進むというふうな地域においては、そういう前例を見ながら大変そこにお住まいの住民の方々が不安を持たれるというのは至極、私はこれは当然なことだろうと思うのです。  そこで起こってくるのは、いわゆる住民運動だということになるわけでありますが、最近、一般的に公害地帯というふうに呼んでいい臨海工業地帯なんかについて大変、見受けられる特徴が一つあるのです。それは何かというと、工場が密集している、そういう臨海工業地帯あたりでは、その地域の住民の方々に対して企業側が積極的にサ……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○土井委員 本日、私は、ロッキード問題についてこれから質問をいたしますが、まず最初に、P3Cが必要であるかどうかということは、防衛庁からいたしますと日本の防衛にとって重大な問題であるはずであります。そこで、防衛庁長官にお伺いしたいのですが、日本海の制海権はソ連の手中にあるという意見が御承知のとおりにございますが、防衛庁はこの事柄が日本にとって脅威であるというふうにお考えになっておられるのかどうか。脅威であるということでございますならば、日米安全保障条約第四条が関係すると思うわけでありますが、いかがでございましょうか。
【次の発言】 それでは脅威であるというふうには考えていらっしゃらないというこ……

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/22、33期、日本社会党)

○土井委員 いわゆる日韓大陸棚協定についての審議に臨むに当たりまして、ひとつそれに先立って外務大臣に対してお伺いをしたいことがございます。  それは、もう申し上げるまでもなく南北朝鮮がいまのままであるということは、日本、ひいてはアジアにとってまことに不安定な状況をもたらしているわけでありますから、そのためにキッシンジャー長官の国連提案もございますし、わが国においてはさきの本会議における三木総理の演説で、南北同時加盟を所信表明として明らかにされたといういきさつもございます。  そこでまずお伺いしたいのは、三木内閣の外務大臣として、外務大臣御自身のこの問題に対する御所信はいかがであるかということを……

第78回国会 外務委員会 第7号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○土井委員 まず、ソビエトで二十五日開かれましたソ連共産党の中央委員会の総会で、ブレジネフ書記長の演説が行われたわけですが、その演説の中で対日関係を取り上げた部分がございます。そこの中に先ごろソ連機の日本着陸事件に当たって、日本当局のとった行動というのが問題にされておりまして、ソ連政府の声明や、小坂外務大臣とグロムイコ外相との会談で、この日本の行動に対して意見はすでに明確に表明してはいるんだけれども、しかし、このことに対して日本当局の振る舞いが日ソ関係の全般的な空気を著しく陰うつなものにしたということを強調しておきたいというくだりがあるわけです。このブレジネフ発言について、どのように外務大臣と……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1976/10/12、33期、日本社会党)

○土井委員 本日は、まず冒頭に長官と政務次官、お二方から御就任のごあいさつを承ったわけですが、そのごあいさつの中には並々ならぬ意欲のほどを、私どもはまずお伺いをすることができたわけです。  そこで、その中に長官がお述べになった「環境行政は、国民の健康の保護と」というので始まる部分、これは長官御自身がお医者さんであるというお立場も、われわれはやはり期待をかける一つのよりどころになるわけでございますが、最近、公害健康被害補償不服審査会の委員の方の中に、任期が満了いたしまして、また新たに、これは補償法の規定に従いまして議院の同意事項になりますから、議院で、この新しい委員の方々に対しての同意が求められ……

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/10/19、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは私は、大きく分けまして二つのことについて質問を、ただいまからさせていただきます。  まず、あたりで開発事業が進んでまいります。そうしますと必ず環境保全の立場から住民運動が全国津々浦々で起こるのは、ただいま通常であります。かつて私は、このことについて七月十六日の当委員会においても質問をいたしましたが、ひっきょう住民運動というのは、ある一党一派に属しての運動ではなくて、純粋に自分たちの命や、いまの生活を守っていくという立場から、また環境保全という立場から展開される大衆運動だというふうに考えなければならない、そういうふうに思うわけですね。  ところが、きょう私ここに一つの文書を持……

第78回国会 文教委員会 第4号(1976/10/27、33期、日本社会党)

○土井委員 それでは、関連ということで質問をさせていただきますが、先ほど来木島委員がここで質問をされておりました主任制ということに対して、いまの文部省が考えておられる文部行政の姿勢そのものと基本的にはやはり同じ機軸から出ている問題でありますから、したがって、一見違うがごとくに見えて、これは関連質問という意味では意味をなすと私は十分に考えております。  このごろ、人口急増地域でしきりに問題になるのは、小学校、中学校の新設ももちろんでありますけれども、何といってもやはり高校の新設問題というのは非常に深刻になってきていることは、大臣も御承知のとおりでございます。中には人口が急増いたしまして、その地域……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会 第8号(1977/04/06、34期、日本社会党)

○土井委員 大臣を初め御列席の政府委員の方々が、このところ連日不眠不休のようなかっこうで日ソ交渉に当たって身命を賭して御努力を払っておることにまず敬意を表したいと思います。  まずお尋ねをいたしたいのは、目下問題の日ソ漁業協定でございます。国民注視のもとに、この協定の行方というのは政治の基本問題に迫る大変重要な課題として、外務当局も悲壮な決意でいま臨んでおられることと思いますけれども、この協定の締結に当たりまして、日ソ間の、取り決めは、日米間の漁業暫定取り決めのような民間取り決めを内容とする方式をお考えになる余地というのは、現時点においてはお考えの中に全くないのかどうかということをひとつお聞か……

第80回国会 外務委員会 第10号(1977/04/13、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま委員長より、去る八日の当委員会の運営につきましての御発言がございましたけれども、あの八日の日の外務委員会についての運営の取り扱いが、再びあのような状態で繰り返されないようにきつく私は申し上げまして、質問に入りたいと思うのです。  まず、日ソ関係の問題を取り上げたいと思うのですが、これは日ソ漁業交渉のさなかでもございましてお答えにくい点もあろうかと思います。しかし、政府の基本的な態度についてわからない点が二、三点ございますので、ぜひこの点についてはお尋ねをしたいと思うのです。  去る三月三日の交換書簡以来、日ソ間で三月三十一日までに暫定取り決めをという問題が目下目の前のことに……

第80回国会 外務委員会 第12号(1977/04/20、34期、日本社会党)

○土井委員 まず、質問をするに先立ちまして、本日私ども外務委員の手元に配られました口上書なるものについて少し申し上げたき点がございます。  本日いただいた口上書を見ますと「(日本側口上書)」という括弧書きの横に「E―一三三」と書いてございます。またさらに「(韓国側口上書)」という括弧書きの表題の横に「OAT―二八六」という数字が記載されております。しかも、この口上書の本文の部分について見ました場合、先日私ども外務委員に配付されました口上書と比較いたしますと、いま申し上げた点が相違しておりますと同時に、本文の点についても韓国側口上書の内容が変わっております。一体、先日私どもに配付されました口上書……

第80回国会 外務委員会 第14号(1977/04/23、34期、日本社会党)

○土井委員 本日はせっかくの土曜日にもかかわりませずお三人の先生方に参考人として御出席をいただきましたことをまず御礼申し上げたいと思います。本当に御苦労さまでございます。  まずお三人の先生それぞれにお尋ねをしたいと思いますが、ただいまの協定がそのままの形で、また現状がそのままの状態においていま韓国との共同開発をしてしまうということは、わが国の子孫に対して取り返しのつかないことになるのかどうかということをひとつお三方からそれぞれお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 共同開発という問題は、お互いの国がお互い政府同士だけではなくて、国民相互間においても信頼し合うという状況があって初めてう……

第80回国会 外務委員会 第18号(1977/05/18、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま外務大臣より、日ソ漁業交渉について昨日一応の決着を見たということについてあらましの御報告を受けたわけでございますが、この間、政府、さらには野党も含めまして全議員の代表、さらに労働者四団体等々が訪ソいたしまして多大の努力を払ったということに対しては、その成果だと一応考えなければならないと思っております。ただしかし、いろいろまだまだ不確定要素もあるようでありまして、われわれが見聞いたします新聞紙上の記事を通じての情報によりましても、もう一つはっきりわからない点も、まだ基本的な問題においてあるようでありますので、少しその不確定要素がまだ動いているということも念頭に置きながら外務大……

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/05/25、34期、日本社会党)

○土井委員 アメリカのカーター大統領が、在韓米軍の撤退計画に反対を表明いたしましたシングローブ参謀長を二十一日解任したわけであります。もはやアメリカ軍は韓国から地上軍を撤退するということは、単なる机上の論ではなくなりまして、二十四日からソウルで米韓の公式交渉が始まることになりました。現にその交渉が進行しつつあるわけであります。  かねてより福田・カーター共同声明で、その第五項の中に、米国は韓国とまた日本とも協議の後朝鮮半島の平和を損なわないような仕方でこれを進めていくことになろうというふうな趣旨のことが述べられております。こういう点から考えてまいりますと、もう撤退の問題がプログラム化されて具体……

第80回国会 外務委員会 第22号(1977/06/03、34期、日本社会党)

○土井委員 馬場委員に続きまして私も、長日月大変な日ソ交渉の中で御苦労されました農林大臣並びに関係の方々に対しまして感謝を申し上げたいと思います。  先ほどの本会議場におきまして、外務大臣は、近く訪ソをされるに当たりまして領土問題について非常な決意でもってこれに臨まれるだろうと思うのですが、つまり領土問題についての解決の糸口をこの訪ソでつかみ取りたいという意味も込めての御答弁をいただいたわけであります。お尋ねをしたいのですが、外務大臣はやはりこの四島一括主張という立場で領土問題に対しては対ソ交渉を進めるということを確認させていただいてよろしゅうございますか。

第80回国会 外務委員会 第25号(1977/06/06、34期、日本社会党)

○土井委員 福田総理は、先日の本会議におきまして、日ソ間においては領土問題を解決して平和条約を結ぶということで、対ソ関係の総仕上げをしたいという趣旨の御答弁をされました。総理とされては、領土問題は未解決というふうな御認識でいらっしゃるわけでございますか。
【次の発言】 そこで、このたび石田労働大臣が訪ソをされるに当たりまして、一体総理は何を御指示なすったのか、この点が一つはお伺いしたい点であります。  かねてより石田労働大臣につきましては、当初、歯舞、色丹、この二島の返還という問題に臨んで、あとの国後、択捉という二島については共同管理方式あるいはまた今世紀は凍結させるというふうな方式を考えてい……

第80回国会 外務委員会 第27号(1977/07/13、34期、日本社会党)

○土井委員 去る六月二十二日のアメリカ下院国際関係委員会国際機構小委員会、通称フレーザー委員会での公聴会で、もうすでに先ほど来御質問が展開をされております金炯旭氏の証言に対しまして、外務省とされましては、資料を取り寄せてそして具体的にその内容に対して吟味をしてみなければ事の信憑性がよくわからないし、事情についてもそれをつかむことができないというふうないままでの対応で今日まで事を運ばれてきたというふうにわれわれは理解をいたしております。  ところで、御承知のとおりに米議会においては宣誓をしての証言でございますし、フレーザー委員長自身が、金氏が述べた情報のいずれを見てもフレーザー小委員会での他のい……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1977/03/10、34期、日本社会党)

○土井委員 これは運輸省と環境庁、両方にお尋ねしたいと思うのですが、どれだけ運輸省側がいままで音源対策に対してこれしか打つ手はないということを言葉をきわめて説明をされても、エアバスの導入に対して大阪国際空港周辺の住民の方々がこれを納得なさらなかった、こういういきさつがあったわけであります。現にそうであります。こういう状況について原因は那辺にあるとお考えでいらっしゃるか、それをまずお伺いしたいと思うわけです。  先日、環境庁長官も国道四十三号線や大阪国際空港の騒音の問題などについて、現地にわざわざ足を運んで現地の住民の声もお聞きになっていらっしゃるわけですから、その辺もこの認識の中に置いて一つは……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1977/04/07、34期、日本社会党)

○土井委員 いよいよあす八日から大阪国際空港においてエアバスのテストフライトが実施されるわけでありますが、運輸省がいま持っておられるテストフライトについてのスケジュールを、環境庁としてはもちろん御承知だと思いますが、御承知でしょうね。いかがですか。
【次の発言】 それに環境庁としても立ち会われるのでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 かつて橋本局長は、図上作戦であってはならないという御発言を当委員会の御答弁の中で述べられているわけでありますが、できる限り実情に即応してその周辺の住民の方々の健康や生活というものを、その意見を通じて受け入れながらテストフライトをやっていこうとすると、おっしゃ……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1977/04/21、34期、日本社会党)

○土井委員 いま、水田委員の方から最後の質問として環境アセスメント法案の問題が取り上げられて、長官の決意のほどを聞かれるという内容になったわけですが、これは長官に申し上げるまでもなく、膨大な資料が役所側から出て、各省庁の間での詰めがとうてい間に合わないままに、昨年も、必ずこの国会には提出をしますという長官の言葉どおりにはいかなかったという経緯があるわけです。長官は、今国会ではその法案の作成を急いで、そして必ず上程するという約束を予算委員会でされたということは、国民の耳や目にもう触れてしまって、そして必ずそうなるのだという期待を持った国民がどれほど多いかということも考えてみると、私は、これは余り……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1977/04/26、34期、日本社会党)

○土井委員 本日は、大阪国際空港のエアバスのテストフライトについての当委員会の集中審議を行うということを理事会で決定し、開催をされた日でございます。しかし、本日開いてみますと、もうすでに午前中から午後にかけての各党の委員を通じての質問の中身でも明らかなように、運輸省側も実はテストフライトの結果に対しての分析をすべて終了されているというわけではない、環境庁の方におきましてはただいま鋭意検討中という段階でございまして、両者のこの問題に対しての分析結果というものを踏まえての審議にはならなかったわけであります。したがいまして、このテストフライトの結果についての分析に対する審議というのは、当委員会の理事……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1977/05/13、34期、日本社会党)

○土井委員 運輸省の方からも御出席をいただいていますが、大阪国際空港にエアバスを導入するということを前提に先日、五日間にわたるテストフライトが実施されたわけですが、一昨日ですか、十一市協に対して運輸省の方から、あのテストフライトの結果に対しての説明と、さらに導入計画に対する説明がなされたやに報道されておりますが、その内容について、あらましの御説明をまず賜りたいと思います。
【次の発言】 ちょっと梶原さん待ってくださいよ。十一市協の方がどういうふうなそれに対しての反応なり返答なりをなさったかという問題については、私はさらに聞きたいと思いますが、それをお伺いする前に、いまの御返答の中でちょっと確か……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号(1977/05/17、34期、日本社会党)

○土井議員 ただいま議題となりました環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。  われわれ人間は、自然の生態系の一部であり、自然環境との調和なくして生存できないのであります。この厳然たる自然の法則に逆らい、目先の繁栄と便利さを追うならば、いずれは手痛い報復を受けること必定であります。  ところが、わが国におきましては、人間の生存と自然環境との調和を忘れて、自然の浄化能力を無視した高度経済成長政策の遂行を急いだため、不可逆的な自然の破壊と汚染が進行し、日本は世界に類を見ない公害実験国と言われているのであります。  今日の公害……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1977/05/19、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいまの御質問につきまして、二、三関連の質問をさせていただくことにいたします。  すでに予算委員会の席で、工特地域での実施状況が思わしくないということを、環境影響事前評価の問題を取り上げた節、通産省に対しては私は御質問をしたところでありますが、きょうもこの公害対策並びに環境保全の特別委員会の席で、岡本委員の方から、新産都市や工特地域についての事前の評価ということが予防対策としてどうしても大切であるという趣旨の御質問がございました。ただ、すでに設置をされてしまっている新産都市や工特地域について、現在ある法律の改正がなければ、具体的な大気汚染や水質汚濁に伴う健康被害に対する対処がなか……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1977/05/24、34期、日本社会党)

○土井委員 わが国の大気汚染の状況を見てまいりますと、硫黄酸化物であるとか粉じんによる汚染の改善というものがだんだん進んでまいっておりますが、そういう中で、二酸化窒素の環境濃度というのが依然として横ばいの傾向である。月別に見ていきますと、大変に高い月も実はあるわけでありますが、現在その対策というのが非常に強く地域の住民の方々から求められているところです。五十年度の窒素酸化物の現況というのを見ましても、全国の中で有効測定局数が三百四十四都市、六百六十六局の中で、長期的な評価によって見てまいりました場合には、二酸化窒素の環境基準を達成している測定局というのはわずか五十四局でしかない。その中に占める……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1977/06/09、34期、日本社会党)

○土井委員 大気汚染や騒音や振動や水質汚濁など、すでにございます公害の特に激甚地域に対しまして、新たな発生源となる可能性のある問題を持ち込むことに対しましては、本来これは好ましくないということがまず言えますと同時に、十分なる事前環境影響評価ということをしなければならない。これはもはや鉄則だと言うことができるかと思います。  御存じのとおりに、兵庫県の尼崎市という場所は、川崎市と並びまして全国でも大気汚染で有名な場所であります。特に尼崎は全国でも有数の過密都市の一つでございまして、その尼崎の中の特に過密地帯にただいま、ある百貨店の誘致が考えられつつあります。具体的に申し上げますと西武百貨店なので……

第80回国会 社会労働委員会 第19号(1977/05/17、34期、日本社会党)

○土井委員 労災法にいう白ろう病として認定をされております、現在適用対象になっている人員、それから職種、作業場、それぞれについて大体簡略にまずお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 職種、作業場ということになりますと、それはどのようなぐあいになっておりますか。
【次の発言】 かなりその範囲は広範に及んでいるという中で、いままで船内荷役の会社に働いている作業員の方々が、チェーンソーを使用しているというために白ろう病症状になったという例を聞いていらっしゃいますか、どうですか。
【次の発言】 実は神戸港で、船内荷役のチェーンソー作業員の方の中から白ろう病とおぼしき方が出てまいっております。……

第80回国会 予算委員会 第18号(1977/03/03、34期、日本社会党)

○土井委員 先日、わが社会党の野田哲参議院議員がアメリカに参りまして、かの地で、元在米韓国大使館員である李在鉱元公報館長に直接会いまして、そうしてその席で聞いてきたとろによりますと、日本では、KCIAは政界においては岸さんであるとか椎名さんであるとか、また民間においては矢次さんとか児玉誉士夫夫氏とか、さらに在日大韓民国居留民団、略して民団ですが、民団がいたのでKCIAの活動は非常にやりやすかった、アメリカでは、そのようなロビイストがいない、民団のような組織もないので、在米韓国大使館員までKCIAの工作の手先に使われるようになってきたので、いや気が差してやめたのだというふうな発言がその席であった……

第80回国会 予算委員会 第24号(1977/03/17、34期、日本社会党)

○土井委員 福田総理は、衆議院の本会議で環境影響評価制度、一般的にはアセスメント法の立法化というふうにも言われておりますが、この問題についてすでに触れて言われております。それは「環境対策といたしまして、環境影響の事前評価法を早期に制定すべしというお話でございます。これは、世論もそういう高まりを見せておるわけでございますが、やはり私も、いろいろな開発行為が行われる、その開発行為が行われる前に効果的な環境影響評価をしておく必要がある、こういうふうに思います。それを実行するための制度、体制、ただいまどういうふうにするかにつきまして、政府におきましては検討中であります。」、このように福田総理はお述べに……

第81回国会 外務委員会 第1号(1977/08/02、34期、日本社会党)

○土井委員 朝鮮民主主義人民共和国は、二百海里経済水域をこの八月の一日から設定実施するわけでありますが、当面の問題は、漁業に関することだと考えます。  いま政府とされては、民間団体で漁業協定をつくることが必要だと一般には考えられているわけでありますが、こういう考え方に対してどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 一つの可能性ということでありますから、そのほかにもいろいろな方法なり手段なりがお考えの中にあるかとも思いますけれども、一つは、いま民間団体で漁業協定をつくることができればということだろうと思うのです。具体的には、漁民の方々のお立場からいたしますと、やはり安全操業、こ……

第81回国会 外務委員会 第3号(1977/09/16、34期、日本社会党)

○土井委員 まず外務大臣にお尋ねを申し上げたいのですが、八月四日の日にアメリカのホルブルック次官補と東郷駐米大使との会談で、ベトナム難民問題につきまして日本も経済大国としての責任を果たすべきだというふうな意見が伝えられたようでありますけれども、あの会談の内容についてどういうものであったかということをひとつお聞かせいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 それじゃ、いまの御答弁の中で、アメリカ側にあった誤解の点、そして、そのことに対して後にわが国とされて善処されるという中身、これは一体どういう問題だったんですか。
【次の発言】 アメリカ側の誤解の問題についていま局長はお触れになったわけです……

第81回国会 決算委員会 第3号(1977/08/24、34期、日本社会党)

○土井委員 去る六月二十二日のアメリカの下院国際関係委員会国際機構小委員会、通称フレーザー委員会における公聴会で公にされました金炯旭氏の証言に対しまして、すでに七月の十三日に外務委員会の席で私は質問させていただいております。  その節、鳩山外務大臣の御答弁の中に、どうも、この金炯旭氏自身の発言の中には伝聞のところが多い、こういうふうな御認識でもって、その中で、金在権氏からいろいろ聞いておる、こういうことが述べられておりますので、この金在権氏について、いろいろ証拠のあるようなことが入手できるのではないか、このように考えて、金在権氏の所在あるいは接触の可否について、アメリカの国務省等に折衝しておる……

第81回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/09/12、34期、日本社会党)

○土井委員 公害対策並びに環境保全状況の実情を調査するため、議長の承認を得て、去る九月五日から八日まで四日間、北海道及び青森県に派遣されました派遣委員を代表して、その概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、委員長島本虎三君、染谷誠君、向山一人君、水田稔君、中井洽君、竹内勝彦君及び私、土井たか子の七名でありまして、ほかに現地参加として地元選出議員の参加を得ております。  調査団は、九月五日、まず北海道に入り、北海道庁において道当局から北海道における環境保全対策の概要について説明を聴取した後、石狩湾新港開発計画地域に赴き、この地域の環境保全の概要について北海道当局から説明を聴取するとともに、港湾……

第82回国会 外務委員会 第1号(1977/10/14、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいまから私は二つの案件、すなわちブラジル合衆国との租税条約修正補足議定書とルーマニア社会主義共和国との租税条約について質問をさせていただくことにいたします。  まず、ブラジルとの租税条約修正補足議定書についてお尋ねをしたいと存じますが、昭和四十二年の一月に署名されましたこのブラジルとの租税条約を今回改正をいたします必要性、言葉をかえて言うとその理由でございますね、それはどういうことになるか、簡単にひとつ御説明を賜りたいと思います。
【次の発言】 そうすると、つづめて言うと、ブラジル側の課税権の増大の要求に基づいて改正されることになったという経緯だと理解をしていいわけですね。端的……

第82回国会 外務委員会 第2号(1977/10/21、34期、日本社会党)

○土井委員 まず、端的にお尋ねいたします。  この核兵器不拡散に関する条約にまず加盟をいたしまして、今回の保障措置協定に加盟をするのが、わが国ではなくて、少なくとも全世界各国のそれぞれの国がこれに加盟をするという状況になってまいりましたら、核の拡散防止は徹底してできるという確信をお持ちになっていらっしゃるかどうか、ひとつお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 効果はなくはないけれども、これで万全だというわけにもいかない、そういうニュアンスがただいまの御答弁の中にはあると私は思うのです。ただしかし、少なくともNPTに加盟をする、したがってこの保障措置協定にも加盟をするということをより多くの国がや……

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○土井委員 国連におきまして非核武装地帯はただいまのところ一体幾つ採択をされておりますか。そして、それに対しまして、わが国としてはどのような態度でこの問題にいままで対応されてこられているかというところをまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいま条約は一つとおっしゃいましたが、決議案については幾つ採決されておりますか。いわゆる非核兵器地帯設置とか非核武装地帯設置という意味での決議です。
【次の発言】 毎年のように出てきたその数は、いまのところ要約幾つくらいですか。国連で採択された決議案は一体幾つあるのですか。
【次の発言】 一度それを正確に、非核地帯に対しての決議はどういうものがあるか……

第82回国会 外務委員会 第6号(1977/11/11、34期、日本社会党)

○土井委員 それでは、まず日本国と中華人民共和国との間の商標の保護に関する協定の締結についてお尋ねをしたいと思います。  中国の商標管理条例というのを見ますと、外国人が中国において商標登録の出願をするためには、その商標が本国ですでに登録されているということが必要であるということになっております。たとえば日本においてすでに出願されてはおりますけれども登録がまだであるというふうな場合ですね、出願はしているけれども未登録の商標を中国で出願することができるのかどうか、この点が少しひっかかってくると思いますので、まずこの点からお尋ねをしたいと思います。いかがでございますか。

第82回国会 外務委員会 第7号(1977/11/16、34期、日本社会党)

○土井委員 さきに政府はルーマニアとの間において租税条約を締結されようとし、今回またチェコスロバキアとの租税条約を締結されようとしているわけでございますが、政府が東欧諸国との間に租税条約の締結を、ただいまこのように積極的に推進されようといたしておりますその理由をまずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 大まかに申し上げますといまの御答弁のとおりだろうと思うのです。  ところで、チェコスロバキアに限らないで、東欧諸国が西側諸国とこのように経済交流を積極的に進めようといたしておりますが、東欧諸国側がただいま西側諸国とそういう経済交流を積極的に進めようといたしております理由というのを、一体……

第82回国会 外務委員会 第9号(1977/11/25、34期、日本社会党)

○土井委員 本日は、当臨時国会最終の日に当たりまして、当外務委員会におきましては臨時国会最終の質問ということになるわけでございます。 内閣改造を初め、まことに政局あわただしい折から、いろいろ諸般の事情を勘案して、外務大臣におかれましても答弁がしづらいとお思いになる点もあるかもしれませんが、しかし諸般の事情から考えれば、きょうこそ外務大臣としては意のあるところをはっきり御見解を表示なさることが私は最も大事な問題ではないかというふうに考えます。したがってきょうは外務大臣に対しまして、目下これからの行方が大変注目をされております最重要な問題と申し上げてよいと思いますが、国際収支の問題等を含めまして御……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1977/10/25、34期、日本社会党)

○土井委員 一問だけ私は実はお尋ねをしたいと思うのですが、きょうの午前中の質疑の中で林議員の御質問にお答えになって、石原長官が例の公害対策基本法にある、かつて昭和四十二年にあった経済との調和条項というのが四十五年の改正のときに削除されたという問題に触れて、調和条項の魔女狩りという発言自身が不適切な発言であるならばこれは撤回しよう、ただしかし、この調和条項というものが削られたことで新しい誤解が生じたということはこれは否めないという趣旨の御答弁をされております。  そこで、私お伺いしたいのですが、これはむしろ環境行政にいままで長らく携わってこられた中で、橋本局長やそれから信澤局長にお尋ねをしたいの……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○土井委員 大変お忙しい中をお三方の参考人の方々、きょうは時間をお割きいただいて本当にありがとうございます。  さて、先ほど尼崎の環境保全局の佐竹環境部長の方からの御発言の最後の方で、現在、環境基準の科学的根拠を企業者側が問題にされているので、窒素酸化物に対しての環境基準の達成という問題が引き延ばされつつあるようであるというふうな趣旨の御発言がございましたが、その窒素酸化物の対策が尼崎の中ではどういうふうな引き延ばし対策として具体的にあって、それが足踏みを現にさせることになっているかという実情について少し伺いたいのです。尼崎では、鉄鋼関係なんかの工場もあったりいたしますので、最近、鉄鋼連盟から……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1977/10/27、34期、日本社会党)

○土井委員 一昨日の当公害対策並びに環境保全特別委員会で、私、質問の入り口程度のことを始めまして、次回に続行というかっこうで前回は終えたわけですから、きょうは前回、一昨日に引き続いて質問をさせていただきたいと思うのです。  一昨日の委員会で、私は、公害対策基本法の昭和四十二年につくられたあの一条二項にあった経済との調和条項が昭和四十五年の改正時点で外されたということに対して、環境庁長官はこの経済との調和条項が外されたために誤解が生じたように思われるというふうに言われた事柄を取り上げて、ここに御出席の信澤局長並びに橋本局長に御質問を始めたわけであります。  そこで、まず私は、もう一度確認の意味で……

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1977/11/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長代理 この際、暫時休憩いたします。     午後零時二分休憩

第82回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1977/11/22、34期、日本社会党)

○土井委員 運輸省の航空局長の方で、お時間の御都合がおありになるようですから、先にその問題から質問に入らせていただきたいと思います。  今回、大阪国際空港のエアバスについて、この騒音基準を九十九ホンというふうにお考えになっているやに私たちは存じておりますが、これを御決定になるまでのいきさつについて御説明をまずいただきたいと思います。
【次の発言】 その離陸地点についてはいまおっしゃった久代小学校を測定点としてお考えになっておることは従来より同様でありますが、九十九ホンという騒音値に対しての算出の根拠と申しますか考え方と申しますか、それをひとつお示しをいただければと思います。

第82回国会 商工委員会 第8号(1977/11/15、34期、日本社会党)

○土井委員 この節、当特別措置法案の質問をいたしますに際しまして、特に外務大臣にまずお尋ねを申し上げたいことがございます。  きょうも実は新聞に一部載っておりましたが、外務大臣のお気持ちの中には、余り韓国側から強く責められますと、ただいま審議中のこの特別措置法案が成立しなくとも日韓大陸棚協定に対して批准をしてしまおうというふうなお考えがあるのではないかという、こういう一部情報が流れておりますが、まさかそんなことはないと私は思います。外務大臣、いかがでいらっしゃいますか。
【次の発言】 日韓両国のお互いの政府が大変困った立場になるという状況の御説明をただいま御答弁の中では賜ったわけでございますが……

第82回国会 文教委員会 第3号(1977/11/16、34期、日本社会党)

○土井委員 義務教育小・中学校の学校設置基準というものは、学校教育法の第三条で制定が義務づけられているわけでございますが、現在、この総合的な基準というものを制定しておられるかどうかをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 中学校はいかがですか。
【次の発言】 ここに私、議事録を持ってまいりましたが、昭和四十七年五月十日の文教委員会の会議録でございます。この日に同僚の木島委員の方から質問されたのはまさにいま私がお尋ねをした問題でございまして、その節の御答弁の中で高見文部大臣が、「御指摘のように、あるいは制度の上でやる必要があるものなら、これはやるべきであるという考え方はあります。」という……

第84回国会 外務委員会 第1号(1977/12/19、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま審議をいたしておりますこの協定をめぐりまして、日ソ両国間の基本的な政治問題というのは少し横に置いておきまして、この協定に事関して、技術的側面から見ました限りにおきましても、やはりこの有効期間を延長するということと同時に、重要課題は漁獲量の設定の問題であります。この漁獲量を割り当てするに際しまして、体世界の趨勢というのはどういう方向でこの問題に取り組もうとしているか。 申し上げるまでもなく、第三次海洋法会議第六期非公式統合草案の六十二条によりますと余剰主義をとっているわけでございますが、日本といたしましては一体どういう考え方を持つべきだとお考えになっていらっしゃるのか、またど……

第84回国会 外務委員会 第3号(1978/02/15、34期、日本社会党)

○土井委員 昨日、佐藤駐中国大使が韓念竜中国外務次官と会談をされたわけでございますが、まずお尋ねしたいのは、この会談は外務省の訓令によるものでございますかどうでございますか。
【次の発言】 そうすると、外務省側は何らこれに対して訓令を出さずして行われた会談であるということを、まず確認をしておいていいわけでございますね。
【次の発言】 そういたしますと、会談は約一時間四十分の長時間にも及んでいるわけでございますが、いまの外務大臣の御答弁から考えまして、この会談自身は、日中平和友好条約に関して公式の接触を持った会談であるというふうに理解をいたしましてようございますね。

第84回国会 外務委員会 第5号(1978/02/22、34期、日本社会党)

○土井委員 防衛庁の方の防衛局長、御出席でいらっしゃいますね。  それでは、まず防衛局長にお尋ねをさせていただきます。  日本国憲法から考えまして核兵器というのは保持できるようになっておりますか、いかがでございますか。
【次の発言】 いまの御答弁からするともう一つあいまいなところが残るわけでありますが、もう一度お尋ねいたします。憲法から考えまして核兵器というのが持てるか持てないか。つまり憲法から考えて、法理的にどうなのかという点をもう一度確かめたいと思います。
【次の発言】 すべての核兵器を否定するものではない。  その次に、それじゃ否定されていない核兵器というのはどういうことになるのですか。

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/22、34期、日本社会党)

○土井委員 それでは外務大臣に関連質問申し上げます。  ただいまおっしゃるとおり非常に重要な時期ではございますが、この条約がスムーズに締結の方向に向けて歩みを進めるためにも、いまの問題については後々問題が残ろうと思います。そこで、いま井上委員が取り上げて質問をされております台湾との関係、これは外務大臣御答弁のとおり、日中共同声明の中の第三項にはっきり日本としては「領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。」「この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。」と述べてあります。そのとおりで今日まで来たわけなんですね。今回、日中平和友好条約の中でこの……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/24、34期、日本社会党)

○土井委員 まず総理にお尋ねをいたしますが、先月二十二日、当外務委員会におきまして、私、外務大臣に対しての御質問をさせていただいた節、園田外務大臣の御答弁の中に、今度の軍縮総会では総理がお出になるか私が出るかわかりませんけれども、核は憲法上持てないということを、世界各国のいろいろな質問に対してもこれは鮮明にすべきであるという御趣旨の御答弁がございます。総理大臣は軍縮総会にお出ましになるわけでございますか、いかがでございますか。
【次の発言】 いまお答えのとおりで、時間とそのときの条件が許せばというふうな御答弁だと承るわけでありますが、ただ軍縮総会というのは、これはもう申し上げるまでもなく大変大……

第84回国会 外務委員会 第9号(1978/03/29、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま委員長からの御提案の趣旨に沿ってひとつ質問をさせていただきたいと思います。  まず、政府はこの五年間に政府開発援助を倍増以上に拡大するという国際公約をなすっているわけですが、どうも見ておりますと、そうしたかけ声とはうらはらに、開発途上国に対するわが国の経済協力の実績というのがどうもはかばかしくない、進捗していないというのが実情ではないでしょうか。  そこで、五十二年度予算において対外技術協力の目玉として、開発途上国に政府の調査団を派遣する、そうして大規模開発プロジェクトのプランづくりに協力する、こういうことが取り上げられて、事業予算がつけられたわけでありますが、未消化のまま……

第84回国会 外務委員会 第11号(1978/04/05、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま提案の件につきまして、提出者を代表いたしまして案文を朗読し、趣旨説明にかえさせていただきます。  朗読いたします。     対外経済協力に関する件(案)   南北問題の解決をめぐり、長期的かつ世界的 視野から経済協力の果すべき役割の重要性が国際的に強調されている情勢であるにもかかわらず、他の先進諸国に比べ、我が国の経済協力に対する立ち遅れが際立っている。   かかる現状にかんがみ、政府は左記事項につき適切な措置を講ずるとともに、重大な決意をもって対外経済協力の推進に努めるべきである。      記  一、恒久平和と国際協調を宣明した我が国憲法の精神に基づき、政府は今後五年間……

第84回国会 外務委員会 第12号(1978/04/07、34期、日本社会党)

○土井委員 もうすでに本条約に対しまして触れられた点もこれからの質問の中には一部出てくるかと存じますが、その点は私の方も配慮をしながらひとつお尋ねを進めたいと思うのです。  今回、この引渡し条約を新しく締結する主な理由というのを簡単にひとつ御説明賜れませんか。
【次の発言】 経過についてはいま御説明のとおりだろうと思うのですが、その中で、国際的な犯罪というものがふえつつあるということの御指摘がございました。どのような犯罪がふえつつあるのであって、それに対して一体どれくらいの件数を掌握なすっていらっしゃるのであるか、これはどうなんですか。

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/26、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま審議中のこの漁業についての外国との協力関係であるとか、そのために協定を結ぶ問題であるとか、あるいは協定に従っていろいろと交渉を進めるという問題は、一方では資源の問題であり、他方ではやはり外交の問題、いわゆる漁業交渉というのは外交交渉の問題であるという側面を持っていることは事実なのでございますが、午前中、中川農林大臣の方から、協定そのものについては私としては満足だけれども、議定書については残念であったという意味の感想を漏らされました。農林大臣のその御感想は御感想として、外務大臣とされては、今回、外交交渉というふうな意味からして、これを成功と見ていらっしゃるか、ある意味では少し……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/28、34期、日本社会党)

○土井委員 いよいよ外務大臣はこの三十日、日米首脳会談のために日本を出発されるわけでございますが、この日米首脳会談におけるいろんな懸案事項というのがある中で、本来この問題がさほど深刻に討議をされるという予定にない問題も含めて、きょうは二、三、時間の範囲内で御質問をさせていただきたいと思うのです。  それはまず、申し上げるまでもないことでございますが、外務大臣のお立場からすれば、ある意味では政治生命をかけて懸命にこれに取り組んでこられた日中平和友好条約、この問題の前に、予期しなかった中国の漁船による尖閣列島問題が出てまいりました。これはアメリカにいらっしゃいまして、報道の伝えるところによると、中……

第84回国会 外務委員会 第19号(1978/05/10、34期、日本社会党)

○土井委員 外務大臣、訪米御苦労さまでございました。  それできょうは、外務大臣が訪米をなさる前に当委員会において質問をいたしましたことをもちましてひとつお尋ねを進めてみたいと思います。  まず、訪米後、日中の平和友好条約についてアメリカが大いに期待しているという向きの報道がなされております。この事柄について、どういう感触をアメリカで外務大臣は感じてこられたか、まずこの点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そこでお帰りになってからこの方、日中平和友好条約について五、六月ごろというふうな政治日程が、報道を通じてわれわれの間で認識されているわけでありますが、この内容は交渉再開ということを指してい……

第84回国会 外務委員会 第20号(1978/05/12、34期、日本社会党)

○土井委員 イラクとの航空業務協定について御質問をさせていただくわけでありますが、この協定を締結するに当たりまして、日本側の航空会社、イラク側の航空会社、これはともにIATAに入っておりますか、どうですか。IATAに加盟しているかどうかをまずお尋ねします。
【次の発言】 両者ともIATAに加盟しているといういま御答弁をいただいたわけですが、先日IATAのハマーショルド事務総長から、国際線は羽田に在留し、成田は国内線に振りかえてもらいたいという趣旨のことを言ってきたというニュースがあります。このようなことがあったと思いますが、内容に対してひとつこの場所で具体的にお知らせをいただきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第21号(1978/05/26、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいまは、先日の質問に対しての経過を御報告いただきました。なおかつ二十七日という日が目の前でございますから、一層これに注目をしつつ、いろいろな点での御努力の方を心より期待するわけであります。  さて、ただいま国民の悲願の目で見られております国連史上初の軍縮特別総会が催されているわけでありますが、いよいよ園田外務大臣は三十日にこの世紀の、記録にとどまるであろう軍縮史上初めての大がかりな会議での演説をされるわけであります。外務大臣が大変意欲的でおありになるというのはよくわかっております。ただ私たちといたしまして、軍縮、特に核の廃絶というのは国民悲願の問題でございまして、世界でただ一つ……

第84回国会 外務委員会 第24号(1978/06/14、34期、日本社会党)

○土井委員 本日は、いろいろな懸案事項も含めまして、重要問題がいろいろございます中で、まず私は日韓問題を取り上げて御質問を進めたいと思います。  日韓大陸棚協定に伴う関連国内法が参議院の商工委員会で成立をし、そして本日、参議院の本会議で賛否が問われることになりましたが、どうひいき目に見ましても内容には問題のある条約であり、関連国内法であるということを言わざるを得ません。ただ、議会制民主主義の数の論理の上で、この問題が多数の力関係で実は成立をさせられるというかっこうになるわけであります。しかし、当外務委員会といたしましては、海洋法の動きであるとか、さらには二国間における共同開発方式というのが、こ……

第84回国会 外務委員会 第25号(1978/08/18、34期、日本社会党)

○土井委員 日中共同声明後足かけ七年、国民はこの日中平和友好条約の調印の日を待ちかねておりました。その間、外務大臣におかれましては精魂込めてこのことに当たられ、そしてついにこの調印をなし遂げられたわけであります。その御苦労に対してまず心から感謝を申し上げたいと思います。  さて、きょうは、この日中平和友好条約の条文の内部にわたる問題にまで立ち至って質問を申し上げるという時間的余裕がございません。したがいまして、ただいまから二、三、この日中平和友好条約調印をめぐる情勢と、さらに今後の日本のあるべき外交姿勢ということについてお尋ねをしたいと思います。  この一月でございましたか、外務大臣が、自民党……

第84回国会 決算委員会 第18号(1978/08/07、34期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は、ただいま馬場委員の方から御質問のございました国税庁、国税局の退職職員の税理士開業の顧問先あっせんに関する問題について、さらに質問を進めたいと思います。  去る八月三日に国税庁長官から国税局長並びに国税事務所長あての通達が出されましたが、恐らくただいま問題になっておりますこの顧問先あっせんに関するいろいろな国民の疑惑、納税者の疑惑にこたえまして、今回はあっせんを一切取りやめますという通達が出るに違いないと思ったのです。ところが何のことはない、通達の中身を見ると、相も変わらず、納税者等から批判や疑惑を招くことのないように留意するとともに、部下職員に対してもその趣旨の徹底をし……

第84回国会 建設委員会 第5号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○土井委員 建設省のお考えになっていらっしゃる大阪市周辺等幹線道路網整備計画の一環として大阪湾岸道路という問題がございますが、昨年発表されました「大阪湾岸道路調査概要」という資料によりますと、「大阪湾沿岸部に沿って、神戸市垂水区から阪神間、大阪市南港及び南大阪臨海部の各埋立地を経て泉佐野市に至る約八十キロメートルにおよぶ道路である。」こう書いてございます。この大阪湾岸道路について、まず完成時期はいつくらいに考えていま調査をお進めになっていらっしゃるのか、この点はいかがでございますか。
【次の発言】 四十三年度から調査を始められて、五十二年度までの調査として約十二億七千万円の費用がこれに投入され……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1978/05/09、34期、日本社会党)

○土井委員 建設省は御出席でいらっしゃいますか。――まず、それじゃ建設省に私お尋ねしましょう。  昭和四十四年の建設省調査の結果がデータとしてあると思うのですが、瀬戸内海の海岸線の状況です。総延長が幾らで、そして自然、半自然海岸というのが何キロメーターか、建設省からちょっとお知らせいただけませんか。
【次の発言】 これは後ほどとおっしゃいますが、私の手元にあるので、ひとつそれじゃまず申し上げましょう。四十四年では総延長が五千九百キロメーター、自然、半自然海岸が約三千五十キロメーター、こういう数字が建設省の調査結果として出ておるようであります。それ、もう一度確認してみてください、これはすでに調べ……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1978/06/06、34期、日本社会党)

○土井委員 化学物質によりまして環境が汚染され、その環境汚染から健康被害が生ずるという一連の問題の中で、典型的な例は、よく挙げられるPCBの問題がございます。環境庁長官もよく御承知のとおりに、このPCB問題というのは、例のカネミ油の被害事件などに見ますように、一連の被害者の方々がありまして、それに対して、問題の深刻さをいろいろと世上取り上げるということでこれに対する対策が初めてとられるというかっこうにも実はなってまいりました。環境庁所管の水質汚濁防止法二条二項の中にございます人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質として政令で定めます中にこのPCBを入れて考えられるまでの歴史的経過というのは……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1978/06/13、34期、日本社会党)

○土井委員 公害対策基本法の九条三項というところを見ますと「第一項の基準については、常に適切な科学的判断が加えられ、必要な改定がなされなければならない。」このように規定をされております。  そこでお尋ねをいたしますけれども、環境基準の科学的な判断ということになってまいりますと、常に安全率についての検討と判断というのが含まれているというふうに考えられていいのかどうか、この点、そういうふうにお考えになっていると思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 今回のNO2についての専門委員会報告の値を見ますと、健康からの偏りをも避けるようなものでありまして、十分に安全率が入っているというふうに考え……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1978/06/16、34期、日本社会党)

○土井委員 私はまず、マツクイムシの防除について、昨年第八十国会で特別措置法が成立をいたしまして以後、この空中からマツクイムシ防除剤を散布することについていろいろな問題が出てまいっておりますので、それについてお尋ねをしたいと思います。  御承知のとおり、昨年の第八十国会でのこの松くい虫防除特別措置法の審議は農林水産委員会の方で進められたわけでありますが、その場所に、連合審査ということで当公害対策並びに環境保全特別委員会からも出席をいたしまして、ここにおられる島本委員を初めわれわれも質問を展開したわけであります。その後また農林水産委員会の方におきましても、林野庁からお出しになっていたそのときの審……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1978/07/05、34期、日本社会党)

○土井委員 まず、懸案のNO2の環境基準について、基本的なことをひとつお尋ねをしたいと思います。  四十八年のNO2についての基準値が問題にされましたときの専門委員会で討議をされた内容の中に、SO2よりもNO2の方が有害であるということで、SO2〇・〇四に対してNO2〇・〇二ということを決めたはずであるとわれわれは認識をいたしております。今日、このNO2に対して、もし緩和されるということになりますと、SO2とNO2に対しての基準の内容というものが同一になるか、さらに有害であるという点が上回るという、この問題が出てまいるわけでありますから、かつての立論が基準値緩和ということで崩れるということにも……

第84回国会 予算委員会 第14号(1978/02/16、34期、日本社会党)

○土井委員 私はこれから、与えられました質問時間の範囲内で、前半を公害対策、環境問題について御質問申し上げ、後半、外交問題に対してひとつお尋ねを進めさせていただきたいと思います。  ことしは、公害対策基本法が一九六七年八月に公布されましてから満十年を数えるわけでございます。この間、公害対策基本法は、だれでもが知っておりますように、昭和四十六年に経済発展との調和条項の削除という大幅改正が行われましたし、さらに四十八年、四十九年と続けまして一部改正がなされまして今日に至っているわけでございますが、この満十年の歩みをいま振り返ってみますと、確かに公害問題に対する国民の認識というものを高める一方で、政……

第85回国会 外務委員会 第3号(1978/10/16、34期、日本社会党)

○土井委員 いよいよ日中平和友好条約の審議も大詰めでございます。国交回復へ向けて、さらに国交回復の共同声明後この調印へ向けて、調印からこちらに、この国会の審議を通じていよいよ承認をする前夜だということを考えてまいりますと、いままで幾多の苦難を乗り越えてこの日のために、中国との間に平和友好のきずなを強く結ぶために苦労されてこられた方々に対して、非常に感謝の気持ちを強く持つわけでございます。わけても、このために文字どおり政治生命をかけられた故浅沼稲次郎元委員長を持ちます私たちの日本社会党といたしましては、この外務委員会の席でいよいよ承認寸前の日中平和友好条約の審議に当たりまして、感無量でございます……

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1978/11/21、34期、日本社会党)

○土井委員 去る六月六日の当委員会におきまして、食用油であるとか、チューインガムであるとか、魚の塩干物などに酸化防止剤として広く添加されておりますBHTについてお尋ねをしたわけでございますが、きょうまた厚生省から御出席をいただいて一つだけ確認をし、また今後の対策についてはっきりさせておきたい問題がございます。  それは、食品に広く使用されております合成着色料の赤色二号についてなのでございますが、この赤色二号については、日本では昭和二十三年から使用が許可されて、引き続き今日に至るまで使用されております。すでに御承知のとおりで、アメリカにおきましては、五十一年の二月に、食品医薬品局が発がん性のおそ……

第86回国会 外務委員会 第2号(1978/12/20、34期、日本社会党)

○土井委員 日本時間で十二月十六日の午前十一時、大変画期的な、国際的規模で申し上げますとまことに全世界の、世界史に残る大きな出来事が出てまいりました。米中両国が、来年一月一日付で国交を正常化するという共同声明を同時に発表したわけでございます。このニュースを受けるに当たりまして、私どもが思いますには、政治生命をかけて中国に赴かれ、さきに日中平和友好条約の締結にまで努力をされました園田外務大臣の努力が、今度はこういう形でも実ったという一つの関連性を思わざるを得ません。  そういうことから、まず外務大臣にお伺いをしたいのは、この米中国交正常化ということで、東西冷戦構造というのがここで消えて、緊張緩和……

第87回国会 外務委員会 第2号(1979/02/20、34期、日本社会党)

○土井委員 自民党の方の御出席がまことに悪いようでありますが、委員長の方から御指名がございましたから、質問を始めたいと思います。  十七日の日に御存じのとおり、中越国境で衝突が起こりまして、これに対してはすでにかなり前から懸念されていた問題でありましたけれども、とうとうこういう状況を迎えたわけであります。昨日わが党は、国際局長名ですでに談話を発表いたしております。きょうは、この問題についてまず外務大臣にお尋ねを進めたいと思います。  この中越紛争のきょうまでのいろいろな情報と、この紛争は何がゆえに起こったかという外務大臣なりの御認識をひとつお聞かせくださいませんか。

第87回国会 外務委員会 第3号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○土井委員 外務大臣、まずお尋ねしたいのは、いまもなお十万の兵員がベトナムからカンボジアに行ってそのままそこに存在しているという情報がございますが、これは確認なすっていらっしゃいますか。
【次の発言】 そうすると、確認はできないけれども、一応いままで入ってくるいろいろなかの地からの情報、またいろいろな場所からの情報を総合して判断すると、カンボジアにはベトナムの兵員がいまもなおかつ存在しているというふうに考えて間違いがないということが言えるかどうか。いかがでございますか。
【次の発言】 そうすると、ベトナムの方といろいろ話し合われる感触の上では、ベトナムの方は別にカンボジアに軍隊を入れているとい……

第87回国会 外務委員会 第4号(1979/03/16、34期、日本社会党)

○土井委員 いま委員長から御提案のございました、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約、いわゆるA規約及び市民的及び政治的権利に関する国際規約、いわゆるB規約、この両国際人権規約についてすでに提示をされております提案理由の説明におきましても、「政府としては、」「所要の留保を行いました。」という部分がございます。また同時に資料として提示をされております国際規約の説明書の内容を見ましても、大きく項目を起こし、その5というところで「我が国の留保等」という項目が用意されております。  そこでお尋ねをいたしたいのでございますが、留保と申しますのは国際法的に一体どういうふうに考えたらよいわけでござい……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/04/25、34期、日本社会党)

○土井委員 私は、ガット東京ラウンドについて、特に政府調達統一コードの適用範囲等に関係のございます、ただいまもっぱら問題になっております通信機器本体の開放問題などに触れて、きょうは少し御質問をさせていただきたいと思っておりましたが、その部分はまた、外務大臣がアメリカからお帰りになって、そして東京での会議に向けて、少しまた外務委員会を開くという機会も当然設けるべきだと思っておりますので、その節、少し詳しくお伺いすることにしたいと思います。  それできょう、ほかに二点私はお伺いしたいことがあるわけですが、一つは中ソ条約の廃棄通告に関する問題です。  四月の三日のこと、中国はソビエトに対しまして、ソ……

第87回国会 外務委員会 第8号(1979/04/27、34期、日本社会党)

○土井委員 特に労働大臣がただいま御出席でいらっしゃいますから、この関係の分野の問題について二、三お尋ねをしたいと思います。  A規約の中で、特に女性の労働について第七条a項の(i)であるとか、第十条の2項であるとか等々は具体的な配慮が非常になされているわけでありますが、労働大臣、日本の場合には、現行労働基準法も含めまして、女性に対しまして、この人権規約が求めている内容に十分に合致する労働条件というものがもうすでに確定されているというように考えていらっしゃるかどうか、いかがでございますか。
【次の発言】 労働大臣、いま終わりの方で、ちょっとはっきりおっしゃることが聞き取れなかったのですが、行政……

第87回国会 外務委員会 第9号(1979/05/07、34期、日本社会党)

○土井委員 本日は、大変お忙しい中をわざわざ当委員会のために参考人として御出席の諸先生に、まず御礼申し上げます。  もう持ち時間の方が経過をいたしてしまっておりますので、具体的に私はお尋ねをさせていただきます。  久保田先生と和島先生に同じことについて御見解を承りたいのですが、B規約の四条を見ますと、「国民の生存を脅かす公の緊急事態」が公式に宣言されました場合に、法の前の平等とか集会の自由、表現の自由等の規定に違反する措置をとることができるということになっております。私は、この規定について、先日当委員会において政府に対する質問をいたしました。その席で、政府側からは、日本国憲法からすればそのよう……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、34期、日本社会党)

○土井委員 園田外務大臣が国連本部で人権規約に署名をなさるに当たりまして、日本政府が留保と解釈宣言をここで行っているわけであります。したがいまして今回、この審議の途上で幾たびとなく留保と解釈宣言の内容に触れて質疑が繰り返されているわけでありますが、この解釈宣言の問題について、特にこの解釈の内容に変更を生じたあるいは解釈宣言そのものに対して解除するというふうな実情が日本の国として起こってまいりました場合には、これについては新たな国際的な手続が必要だと考えられますが、この点はいかがなんでございますか。
【次の発言】 国際的に十分受け入れられる手続とおっしゃるのはどういうことでございますか。

第87回国会 外務委員会 第12号(1979/05/28、34期、日本社会党)

○土井委員 きょう、私は、外務省からさきに五月十八日、追って五月の二十六日、二度にわたりアメリカの国務省から出されました金大中氏事件に関する文書についてお尋ねを進めるわけであります。  この問題を取り上げるに先立ちまして、まず塩谷委員長の方にお尋ねと、それからお聞かせをいただきたいと思うわけですが、塩谷委員長自身は、この金大中氏事件が起こされまして以来、最大の関心をこの問題に対して払ってこられた政治家のお一人であります。特に金大中氏とは、この事件が起こる一年くらい前のころにすでに会談をされるというふうな経緯などもあったりいたしまして、その後、金大中氏に対する原状回復に対しても多大の努力を払われ……

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/30、34期、日本社会党)

○土井委員 私は、まず尖閣列島問題についてお尋ねをして、さらに金大中氏事件に対しての質問に入りたいと存じます。  園田外務大臣、中国側は口頭で遺憾の意を表明しておられるようであります。その中で、中日両国間の了解に違反していることは明白という旨の部分があるわけでありますが、日中平和友好条約締結の際にはそのような了解があったというふうに考えてよろしいわけでありますか。
【次の発言】 そうすると、いまの外務大臣の御答弁の中では、北京においては、外務大臣は日本の領有権を明確に主張されたということがはっきりうかがえるわけでありますが、去る二月二十七日の予算の第二分科会の席で、同僚議員がこの尖閣列島問題に……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/06/01、34期、日本社会党)

○土井委員 大平総理大臣が総理御就任以来、次から次へと大変な難題が相次いでいるわけでございますが、わけても航空機汚職やソウル地下鉄に見る政治疑惑、さらに、ただいままた大変国会では集中的にこれが取り上げてまいられております金大中氏事件、どれ一つをとりましてもすっきりしたものはございません。国民にいたしますと、いらいらしたやりきれない政治への不信と不満というのがただいま過巻いていると申し上げることができると思うわけでございます。  その中で、まずお尋ねしたいのは、松野元防衛庁長官のこの国会証言に対する偽証告発を野党はこぞって決定をいたしております。総理のこれについての御決断が非常にいま大事なときで……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1979/03/23、34期、日本社会党)

○土井委員 兵庫県の尼崎、西宮、芦屋にわたります港湾計画、さらには県の方の埋め立て計画を策定するのに当たりまして、瀬戸内海環境保全臨時措置法の第十三条「埋立て等についての特別の配慮」という条項がございますが、この十三条並びに第三条の瀬戸内海の環境の保全に関する策定について留意しなければならない項目に拘束をされると存じますが、この点いかがでございますか。
【次の発言】 兵庫県の尼崎、西宮、芦屋港の港湾計画並びにそれに関連する兵庫県の埋め立て計画は、いま申し上げた瀬戸内海環境保全臨時措置法の条項に拘束をされますかという質問なんです。
【次の発言】 それでは、環境庁の方にお尋ねしたいのですが、いま運……

第87回国会 大蔵委員会 第8号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○土井委員 御出席の政務次官、大変愛妻家で有名な方であります。プライバシーにわたることではなくて、一般的な社会通念上の問題としてひとつお考えいただきたいと思うのですが、政務次官並びに主税局長にもお尋ねをしたいと思うのです。  いま奥様が家族生活を維持していく上において、また夫婦生活を維持していく上において非常に努力をされ、そして協力を惜しみなく日夜続けていらっしゃると思うのですが、この奥様に対して、婚姻後協力のもとに形成された財産に対しては一体どれくらいの権利が社会通念上認められてしかるべきだと御自身の生活体験の上でお考えになりますか。特に政治家などは、これは奥様の苦労の方が多い方があちこち見……

第87回国会 法務委員会 第7号(1979/03/20、34期、日本社会党)

○土井議員 ただいま議題となりました国籍法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨を御説明いたします。  戦後、日本国憲法の施行に伴い、憲法十四条の法のもとの平等及び二十四条の家族生活における個人の尊厳・両性の平等の趣旨に基づき、旧来の家父長的家制度は根本的に改められることとなり、民法の親族編、相続編は全面改正されたのであります。  国籍法制についても旧国籍法を廃止して、一九五〇年に現行国籍法が制定され、その際身分関係の得喪がその国籍に影響を及ぼす点は改められております。しかし、子の国籍取得における父母同権については改められないまま今日に至り、また日本人を配偶者に持つ外国人の帰化要件における……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 外務委員会 第1号(1979/12/03、35期、日本社会党)

○土井委員 いまの御提案からすると順不同で御質問をいたします。  まず、千九百七十一年の国際小麦協定を構成する小麦貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の第五次延長に関する議定書について質問をしたいと思います。  この議定書によりますと、一九八一年の六月末まで二年間延長されるということになるわけですが、この期間内にそれぞれの利害について言うならば一番問題になる調整は一体可能なのかどうなのか、この辺大変気がかりになるわけですが、一体その辺はいかが考えたらよろしゅうございますか。  それと、時間の制約がきょうは大変厳しゅうございますので続けますが、アメリカ以外については非常に大きな輸入国であるのが日本……

第90回国会 外務委員会 第3号(1979/12/14、35期、日本社会党)

○土井委員 まず、外務省にお尋ねを進めたいと思うんですが、従来安保条約関係の審議で再三これは問題にされてきたところなんですが、まず国際法上にいうところの集団的自衛権というのは一体何なんですか。どういうことを指しているんですか。
【次の発言】 わが国は集団的自衛権を持っているのですか、持っていないのですか。持っていないとすれば、それの法的な理由というのはどの辺にあるのですか。
【次の発言】 憲法第九条の解釈からすると、私はいろいろいまの伊達解釈に対しては異論がございますけれども、きょうはそういう憲法解釈は他の機会に譲りたいと思うのですが、いま先ほど国連憲章の五十一条の「集団的自衛の固有の権利」に……

第90回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1979/12/07、35期、日本社会党)

○土井委員 私は、きょう大きく分けて二点質問をいたします。後の方で、環境行政そのものの姿勢にかかわる経理に関係をする問題を取り上げたいと思いますが、まず先に、兵庫県の芦屋、西宮、尼崎の港湾計画に伴う埋め立てについて質問をさせていただくことにいたします。  この港湾計画は、もう申し上げるまでもなく、御承知のとおり、四十二年に港湾審議会で計画が決定をいたしまして、四十六年に埋め立ての免許が出ているわけであります。ところがその後四十八年の三月に至りまして、この着工が中止になりまして、利用計画について自治体段階で一部変更が出てまいりました。この利用計画の変更に従いまして、運輸省に対しまして再度、この埋……

第91回国会 外務委員会 第1号(1979/12/21、35期、日本社会党)

○土井委員 本日のこの審議の対象になっております日ソ、ソ日の協定に関係をいたしまして、二、三外務大臣に私はお尋ねをしたいと存じます。  まず一つは、いよいよ明年度から八〇年代ということになるわけでございますが、やはり長期展望を持った対ソ外交というのが考えられる必要があると私は存じます。ソビエトに対しまして八〇年代において少なくともこういう基本姿勢で臨みたいということを外務大臣としては意中期するところがおありになるだろうと思うのですが、その辺をひとつ外務大臣からお聞かせくださいませんか。
【次の発言】 いま一九五六年の日ソ共同宣言の線に沿ってということを大前提として外務大臣はお話を進められたわけ……

第91回国会 外務委員会 第2号(1980/02/14、35期、日本社会党)

○土井委員 きょうは、八〇年に入りまして当外務委員会では初めての国際情勢に関する質疑の日でございますから、ひとつ基本的なことを大来外務大臣に私は御質問したいと存じます。  政治的なことなので、局長後ろの方に控えていらしてまことに御苦労さまでございますが、ひとつ大臣の方から御答弁をその都度いただくことができますように、まず申し上げたいと思うのです。  外務大臣、大平内閣総理大臣が施政方針演説をなさいましたが、その中で、八〇年代の国際社会は複雑な要素が交錯し、一歩その対応を誤まると破局を招来しかねない岐路に立っているというふうにお述べになっているのですね。大来外務大臣も、ここに私持ってまいっており……

第91回国会 外務委員会 第3号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○土井委員 先ほど高沢議員の力から、オリンピックについて、ソビエトのアフガン侵攻に対する制裁策の一つとしていま問題にされていることに触れて御質問がございましたが、いま、日本に対してアメリカ側から、オリンピックにかわる代替オリンピックと申しますか世界スポーツ大会と申しますか、そういう会場のために、陸上競技の場を東京に求めるという申し入れが公式か非公式か、いずれかの形においてございますか、どうですか。いかがでございますか。
【次の発言】 非公式にはいかがですか。非公式な打診というのがございますですか。
【次の発言】 そうすると、公式にしろ非公式にしろ、一応申し入れがあった場合には、正式にそれを受け……

第91回国会 外務委員会 第6号(1980/03/14、35期、日本社会党)

○土井委員 お二方に実は別の問題で聞きたいと思いますが、まず、小森参考人の方からお尋ねを進めたいと思います。  小森参考人おっしゃるとおりで、情報産業というのは国の戦略産業であると私自身も思いますし、やはり、この問題は国家間の問題として今後非常に重要な課題になっていくだろうと思うのですけれども、きょうお話を承った中で、電気通信機器を政府調達のコードの適用から除外するというふうな意味で、ECに対してアメリカ側の取り扱いはむしろ進んでいるのに、日本に対してはアメリカ側はECと違った取り扱いを現実に進めようとしているのではないかという御意見、その辺はわれわれも確かに懸念しております。できましたらもう……

第91回国会 外務委員会 第8号(1980/03/18、35期、日本社会党)

○土井委員 けさのニュースで、唖然とするニュースでありますが、例のKDDの汚職問題でついに郵政幹部の中に二人の収賄容疑者が出るということに相なりました。郵政大臣ここに御出席でございますからお尋ねをしたいのですが、こういう事態について郵政大臣としてはどのようにお考えになっていらっしゃるか。御所信のほどを承りたいと思います。
【次の発言】 郵政大臣の方からはただいまのような御答弁でございますが、実は、時期的に見ましたら、インマルサット条約、これは当委員会において審議をいたしました条約でございますが、この条約の署名と、それに伴う運用事業体としてKDDが指名をされるというふうな時期に当たっておりますし……

第91回国会 外務委員会 第9号(1980/03/19、35期、日本社会党)

○土井委員 まず、国際情勢の一般質問に入ります前に、二つばかり外務大臣に申し上げたいことがございます。  その一つは、ただいま東京ラウンド関係条約について審議が大詰めになっております。大臣の御帰国を待っていよいよこれについての採否を決定するということに当衆議院の外務委員会ではなるわけでございますが、この国会審議の大詰めに当たりまして大臣が訪米されるということは、いろいろ国際情勢に対応するという点からすると、それにはそれなりの重要な理由があるということでわれわれも国会という立場で了承したとはいえ、片やこの大事なときに政務次官までが留守になってしまうというのはいかがかと思うのです。私たちもずいぶん……

第91回国会 外務委員会 第10号(1980/03/24、35期、日本社会党)

○土井委員 外務大臣、お疲れさまでございました。大変でいらしただろうと思います。  お疲れのところ早速でございますが、きょうは、いま委員長からございました東京ラウンドについての質疑を議了させるべく協力をするという意味で、ひとつ精力的にやりたいと思いますから、どうぞよろしくお願いをいたします。  この条約について、審議に協力をするというふうな気持ちから、実は十九日に大臣がアメリカに向けて御出発をなさいました後、私は質問をさせていただきました。ところが、その節、質問の過程で政府調達に関する数字の問題が出てまいったわけでございます。それは、交渉中でございまして国益上問題があるということで中身は一切聞……

第91回国会 外務委員会 第12号(1980/04/02、35期、日本社会党)

○土井委員 ソビエトがアフガンに侵攻して、あれから三カ月でございます。このソビエトのアフガン出兵という行為が大変に高くつくものでなければならない、こう思うわけです。先日、大臣御承知のとおりに国会でもアフガニスタンからのソ連軍の撤退等を要求する決議というのを満場で決めたわけでありますが、政府としては、アフガン侵攻行為というのはソビエトにとって大変マイナスであった、高くつく行為であるというふうなことを具体的にしていかなければならないというふうにお考えになっていらっしゃるかどうか、この点いかがでございますか。
【次の発言】 国際的に考えて大変高くつくというふうなことを考えるべきだというふうにおっしゃ……

第91回国会 外務委員会 第13号(1980/04/04、35期、日本社会党)

○土井委員 委員会を開くような状況じゃないのですけれども、総裁が朝から御待機でいらっしゃるということでございますから、特にその分についての御質問を申し上げたいと思います。  日本国政府とアルゼンティン共和国政府との間の文化協定について、この協定は締結されるについて、実は五十四年の十月十一日にビデラ・アルゼンチン大統領が訪日されました節いろいろ日本国政府との間に話し合いをお進めになって、そして技術協力に関する日本国政府とアルゼンチン政府との間の協定を、ただいま審議をいたしますこの協定と同時に署名をしていらっしゃるわけですが、この節出されました共同声明の中に、経済協力についての内容にかかる問題を両……

第91回国会 外務委員会 第14号(1980/04/09、35期、日本社会党)

○土井委員 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約について質問を申し上げます。  パンダはなぜこの条約の対象にならないのですか。
【次の発言】 このことについていろいろ討議なさるという機会がおありになったのか。また、そのことについては国際間に暗黙のうちに了解というものが成り立っているというふうに理解をしておいてよろしゅうございますか。
【次の発言】 わが国の場合、一画の地に生息し、しかも絶滅のおそれがあると考えられる動物がありますか、ございませんか。いかがでございますか。
【次の発言】 トキ、オオサンショウウオなどが代表的なものだという意味でいまおっしゃったのか、それとも、掲載……

第91回国会 外務委員会 第15号(1980/04/16、35期、日本社会党)

○土井委員 日本国とフィリピン共和国との間の友好通商航海条約について質問を申し上げたいと思うのですが、日本とフィリピンとの間においてございます現行の友好通商航海条約が昭和三十五年の十二月九日に署名、調印されております。ところが、その後昭和四十九年まで何とその間十四年の間フィリピン側の反対で凍結をされてきたという経緯があるわけでございますね。その条約が、昭和五十一年の六月になりまして、突然何の予告もなしにフィリピン側から終了通告が出てまいりまして、新たな友好通商航海条約の締結交渉の提案ということになってきたわけですが、この間のいきさつをずっと見ておりますと、どうも唐突の感を持つわけでございます。……

第91回国会 外務委員会 第16号(1980/04/18、35期、日本社会党)

○土井委員 まず、イラン問題について少しお尋ねを進めたいと思いますが、対イラン制裁について、アメリカ側からわが国にどのような要請を持ってまいっておりますか、ひとつ外務大臣からこの席で改めて具体的にその点をお聞かせいただきたいと思うのです。
【次の発言】 いま具体的には大臣は、大使の召還と国交断絶の問題だけをお取り上げになったわけですが、それじゃまず最初にその点について少しお尋ねしますけれども、国交断絶について日本としてはどういうお考えをお持ちなんですか。
【次の発言】 確かにいろいろ外交関係というのはその段階が大事であろうと思いますが、国交断絶という問題は、どういう状況であろうとすべきでない、……

第91回国会 外務委員会 第17号(1980/04/23、35期、日本社会党)

○土井委員 ただいま審議をされております航空協定四本、すなわち日本・ニュージーランド航空協定、日本・バングラデシュ航空協定、日本・フィジー航空協定、日本・スペイン航空協定を一括してただいまから質問させていただきたいと思います。  まず、この条約それぞれの内容で問題にされる点に入ります前に、航空業務について一つ気がかりなことをお尋ねしたいと思うのです。  カーター大統領はことしの二月に国際航空輸送競争法に署名をされまして、同日発効したというふうに聞いておりますが、これは同大統領が七八年以来進めてこられております国際航空の自由化政策を法制化したものである、このように言われております。その内容でどう……

第91回国会 外務委員会 第18号(1980/04/25、35期、日本社会党)

○土井委員 先ほど同僚の高沢議員の方から、先日米議会の有力議員が連名で大平総理並びに大来外務大臣の訪米に先立って届けられた日本への要望について、確認をされたようでございますが、その中で、新聞のそれは報道の誤報であったというふうにここの御答弁の中でお出しになった部分、すなわちそれは、一つは日本の対潜能力、日本近海の海峡封鎖のための機雷敷設能力の向上という問題や、またペルシャ湾岸諸国への経済援助についてこれを求めるというふうな内容などが、実は要望の中にはなかったということがきっぱり言い切れるような文面になっているのかどうか、さっぱりその文面自身がわかりませんので、もう一度そのあたりを確認させていた……

第91回国会 外務委員会 第19号(1980/04/30、35期、日本社会党)

○土井委員 私は、日本国政府とフィンランド共和国政府との間の文化協定と、さらに日本国とポーランド人民共和国との間の通商及び航海に関する条約について質問を進めたいと思います。  まず、日本とフィンランドとの文化協定についてお尋ねをいたしますが、フィンランドと言えば、ケッコネン大統領が戦後の東西の冷戦時代に、中部ヨーロッパ非武装地帯構想というのを提唱されまして、当時の世界の指導者の注目を集めたわけでございます。多くの人々の共感を得たことは私どもも記憶に新しいところでございます。最近では、全欧安保・協力会議の場としてヘルシンキが選ばれましたことはだれもがよく知っているところでありますけれども、すでに……

第91回国会 外務委員会 第20号(1980/05/08、35期、日本社会党)

○土井委員 まず、ただいまの日加原子力協定改正議定書について若干のお尋ねをさらに進めます。  核技術がすでに全世界にどんどんただいま広がっていっているわけですが、さらにこれからどういうふうな速度で広がっていくかということは、明確に認識している人というのは少ないであろうと私思うわけなんですが、そういうふうな考えも念頭に置きまして、まず基本的なことからお尋ねを進めてまいります。  現在、原子力発電炉、これにもいろいろございますから、出力二万キロワット以上といたしましょう。こういう原子力発電炉についていま何カ国が持っているか、合計何万キロワットの発電を行っているか、この点についての数字を、掌握されて……

第91回国会 外務委員会 第21号(1980/05/09、35期、日本社会党)

○土井委員 まず私は、きょう質問に入ります前に、外務省の審議に臨む態度について、まことに不信の念をぬぐうことができませんから、一言、このことについてきっぱりと申し上げたいと思うのです。  昨日の質問、答弁について、国会の席ではなく、その夕刻において新聞紙上で、あたかも国会答弁を変更するような向きにとられるような言辞を外務省の首脳筋がおやりになったという事実があるようであります。こういうことをまず申し上げておいて、政務次官、昨日の御答弁についての御変更はございませんね。御答弁どおりにいまでも御答弁なさいますね、同じような質問があれば。
【次の発言】 これについてとやかく外務省筋――私は、だれが首……

第91回国会 外務委員会 第22号(1980/05/15、35期、日本社会党)

○土井委員 ただいま高沢議員の方から韓国問題に対しての御質問がございましたが、一つ気にかかる問題がございますので、まずこれをお尋ねして、さらに本題の質問の方に入りたいと思います。  すでにもう外務大臣にはこの席を通じまして私は御質問を申し上げた案件でございますが、韓国の地においてとらえられている数多くの政治犯の中で、徐勝君と徐俊植君というきょうだいがございます。特に弟さんの徐俊植さんの場合は、七年の刑期を終了して後、さらに社会安全法の適用を受けて二年の刑、そしてそれがこの五月二十七日に刑期満了ということになるわけで、京都で病床にあるお母さんは、一日も早く息子さんが帰宅されることを願って、それば……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1980/03/25、35期、日本社会党)

○土井委員 昨日、二十四日に、燐を含む合成洗剤の追放について環境庁が政府機関での使用自粛を打ち出されたというニュースは、洗剤追放の運動を起こしていままで努力してこられた住民の方々からすると大変朗報だということで受けとめられております。長官が御就任以来一貫して、国民とともに、住民とともに公害追放のために努力するということを言われたことが具体的に動いていっているんじゃないかということも、これは実感として感じられるという声も聞こえてきているわけでございますが、実際問題といたしまして一、二点少しお尋ねをしておきたいことがございます。  それは、有燐洗剤を使用しない、これは制度に先駆けて一つの運動を起こ……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1980/04/08、35期、日本社会党)

○土井委員 懸案の環境影響評価法案について、きょうは主に土屋環境庁長官にお尋ねをしたいと思います。  いま作業は鋭意進行中だと存じますが、先日聞くところによりますと、この環境影響評価法案を作成することのために連日徹夜でいま課員の方々が御努力中であると聞きます。さらにその大変な御努力中の現場に土屋環境庁長官が激励に行かれているということを先日私は聞きまして、まことに感銘を新たにしたわけでありますが、局長か課長じゃなくて、現場で連日苦労を重ねておられるその課員に対しまして環境庁長官がわざわざ激励のために足を運ばれる、これは歴代の環境庁長官、それぞれいろいろございましたけれども、私は長官のその御努力……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1980/04/18、35期、日本社会党)

○土井議員 ただいま議題となりました環境影響事前評価による開発事業の規制に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。  われわれ人間は、自然の生態系の一部であり、自然環境との調和なくして生存できないのであります。この厳然たる自然の法則に逆らい、目先の繁栄と便利さを追うならば、いずれは手痛い報復を受けること必定であります。  ところが、わが国におきましては、人間の生存と自然環境との調和を忘れて、自然の浄化能力を無視した高度経済成長政策の遂行を急いだため、不可逆的な自然の破壊と汚染が進行し、日本は世界に類を見ない公害実験国と言われているのであります。  今日の公害……

第91回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1980/04/22、35期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は与えられました時間の中で、大体三つのテーマを質問させていただきたいと思います。  まず最初に御質問申し上げるのは、国定公園、これは林野庁によりまして自然休養林にも指定をされている地域についての問題でございますが、まずお伺いしたいことは、大阪府にございます箕面国定公園、これは箕面自然休養林でもございます。その設定の意義と申しますか、設定の経過について、まずあらましの御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 この明治の森というのはどういう趣旨なんでございますか。
【次の発言】 明治百年を記念して東京の方は高尾、いまおっしゃったとおり大阪の方は箕面、その二カ所を指定されたわけ……

第91回国会 文教委員会 第16号(1980/05/14、35期、日本社会党)

○土井委員 きょうは、私出てまいりまして久しぶりに文教委員会で質問させていただくという機会をお与えいただきましたことをまず冒頭にお礼申し上げたいと存じます。  きょうは三、四点にわたる問題について実はお尋ねしたいと存じますが、まず、モスクワ・オリンピック最終エントリーがただいま近づいておりますので、この問題につきまして文部大臣に少しお尋ねをいたしたいと存じます。  実は私所属は外務委員会でございますが、外務委員会の場所におきましてこの問題はいままで幾たびか取り上げられてまいりました。国会外におきましては、大臣御承知のとおりにいろいろな意味があるようでございますが、外務大臣は外務委員会での答弁で……

第91回国会 法務委員会 第1号(1980/02/15、35期、日本社会党)

○土井議員 すでに第八十七国会において国際人権規約は承認されており、この規約実施のため国内法が現在整備されつつありますが、性別による差別を撤廃し、個人の尊厳性と両性の平等を保障する上から、可及的速やかにその実現が望まれる国籍法の一部を改正する法律案について、私は、日本社会党を代表して、提案の趣旨を御説明いたします。  戦後、日本国憲法の施行に伴い、憲法十四条の「法のもとの平等」及び二十四条の「家族生活における個人の尊厳・両性の平等」の趣旨に基づき、旧来の家父長的家制度は根本的に改められることとなり、民法の親族編、相続編は全面改正されたのであります。  国籍法制についても旧国籍法を廃止して、一九……

第91回国会 予算委員会 第14号(1980/02/19、35期、日本社会党)

○土井委員 懸案の環境影響評価法案、いわゆる環境アセメント法案が今国会に上程されるというそういう機運がただいま急テンポにどんどん動いてまいっております。関係省庁の間の詰めや、いままで、そう言っては大変失礼でございますが、腰の重かった自民党の方も、非常に積極的にただいま動いておられるという状況でございますが、ただ、アセスメント法案というのはつくればよいというふうなものじゃないはずでございまして、私たち日本社会党の方も、もうすでに早くから法案の準備をいたしまして、国会に上程すること四回、その成立を期していままで努力に努力を重ねてまいりました。急ぐ余り、環境行政がいままで蓄積してまいりましたものをな……

第91回国会 予算委員会 第16号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○土井委員 大臣のお気持ちはわかりました。  そこで局長。この関経連を初め、その他財界に対してお出しになった資料というのを、これは回収されますか。回収されて改めてきちんとした正しいものを配付されるというふうなことをなさいますか、いずれでございますか、どうですか。
【次の発言】 回収はわかりましたが、善後策として新たにきちんとしたものを出すというところまでお考えになっているのですか。
【次の発言】 そうすると、それはもちろん当方に対しましてもその中身をきちっと提出されてしかるべきだと思いますけれども、必ずこっちにも提出できますね。
【次の発言】 さて、この問題の環境アセスメント法というのは、そも……


36期(1980/06/22〜)

第92回国会 外務委員会 第2号(1980/08/19、36期、日本社会党)

○土井委員 伊東外務大臣御就任初めての質問の機会でございますから、まず基本的なことをお尋ねしたいと存じます。  時間が限られておりますので舌足らずになるかもしれませんが、その辺をまず御承知おきいただきたいと存じます。  戦後の日本外交の柱を考えてまいりますと、軍事力の後ろ盾のないいわゆる平和外交であるということがその基本でございます。外務省のお出しになった「八〇年代の安全保障政策」というのを見てまいりますと、必要最小限度という表現はございます。そういう表現はございますが、どうも軍事力の裏打ちがなければ、八〇年代のわが国の安全保障は、そして外交は困難であるというふうな向きがどうも行間に読み取れる……

第93回国会 外務委員会 第1号(1980/10/15、36期、日本社会党)

○土井委員 伊達条約局長、御出席ですね。  局長にまずお尋ねしたいと思うのですが、日本国憲法があるために、外交の行政事務をつかさどる上において何らかの支障、障害というものがいままでにあったのかなかったのか、長い御経験の上に立って、ひとつその点お考えをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 国連局長、御出席ですね。同じことをお尋ねしたいと思うのですが、国連における日本の外交の行政事務を行う上からいいまして、日本国憲法があるために支障、障害があるのかどうか、またむしろいろいろと国連における日本の外交を行う上でやりやすいということが言えるのか、やりにくいということが言えるのか、いかがですか。

第93回国会 外務委員会 第2号(1980/10/22、36期、日本社会党)

○土井委員 国連の世界観光機関WTOが主催をいたしました国連の世界観光会議が、このたび初めて九月二十七日から二週間マニラで行われたわけでございますが、もちろん日本もこれに参加し、出席をいたしております。このマニラでの国連の世界観光会議に先立ちまして、同じくマニラで観光問題の民間会議が九月の十二日から二十五日までの間、参加は十八カ国から三十人出席をされております。もちろん日本からもこの中に出席をされたわけでございますけれども、その民間会議の席で買春観光の問題が焦点になりまして、日本男性のセックスツアーについて地元のフィリピンから調査データを盛り込んだ報告書が提出され、さらに野党の有力指導者からこ……

第93回国会 外務委員会 第4号(1980/10/29、36期、日本社会党)

○土井委員 まず、ただいま委員長からごあいさつがありました社団法人日本旅行業協会会長の兼松会長にお忙しい中を御出席をいただきまして、ありがとう存じました。  前回の当委員会におきまして、九月にマニラで行われました観光の国際会議において大変な一つの話題になりました日本からのいわゆる買春観光という問題を取り上げまして、これは国際親善という上から国家対国家の間で国民がお互いに信頼し合えるという状況をつくっていくということが外交上日本に対して非常に問われている大事な問題であるということも含めまして、質問を私自身がしたわけでございます。  そこで、まず兼松会長にお伺いをいたしたいと思いますが、観光旅行と……

第93回国会 外務委員会 第5号(1980/10/31、36期、日本社会党)

○土井委員 まず条文に関係のするところから少しお尋ねを進めてまいります。  今回の食糧援助規約の中身を見てまいりますと、第三条の(7)というところで、七一年規約も八〇年規約も食糧援助の方法として(a)(b)(c)の三つの方法によることになっております。この三つの方法の中で援助全体における比率というのは一体どのようになっているのか。特に大量の拠出国ということになると全世界の中でだれしも認めるアメリカということになるわけですが、アメリカはどういう傾向にございますか、この点の御説明をまず賜りたいと存じます。
【次の発言】 七一年規約と同様の中身を今回も審議しているわけでありますから、(a)(b)(c……

第93回国会 外務委員会 第6号(1980/11/05、36期、日本社会党)

○土井委員 アメリカ大統領選挙、十一時現在で代議員数五百三十八中レーガン候補が六十七、カーター候補ゼロという数字が手元に出てまいりました。いまお尋ねをして調べていただいたところによりますと、NBC予測ではレーガンが二百七十ぐらいでカーターが十五ぐらいにとどまるのではないか、そういう予測も出てまいっております。  先ほど井上議員からのお尋ねに、大臣は最後まで選挙というのはわからないとおっしゃいました。なるほどそうであるに違いありませんが、大臣は申し上げるまでもなく、われわれ議員仲間は、少なくとも選挙というものを通じました経験則に照らしまして、およそこれからすればおのずと勝敗は決しているんじゃない……

第93回国会 外務委員会 第8号(1980/11/28、36期、日本社会党)

○土井委員 金大中氏の大法院における審理の見通しは非常に暗いというのが、いま一般の見方であるようでございます。中でも最も深刻なのは、判決はもう死刑ではないか、そうして死刑が確定した後、直ちに処刑されるのではないかという、そういう一般的読みというのが、ここ二、三日大変濃厚になってまいっております。けさほどの二ユースでも、治安当局は金大中氏について、その裁判と刑の執行の見通しを出しておられるようでありますけれども、死刑執行が年内に行われるという可能性がきわめて強くなったということを明らかにされているようであります。  まことにこうなってしまったのではもう取り返しがつきません。こうならないことのため……

第93回国会 環境委員会 第1号(1980/10/24、36期、日本社会党)

○土井委員 まず委員長に、質問に先立ちましてお願いを申し上げます。  本日、質問をいたします空きかんの回収問題に対しまして、必要になるかとも存じましたので、参考になる物品を持ってまいりましたので、その物品の持ち込み並びに提示をすることをあらかじめお許しいただきたいと存じます。よろしゅうございますか。
【次の発言】 先ほど長官から大変意欲的なごあいさつを私どもはいただいたわけであります。その中では、「使命の重大さを痛感するとともに、」「大きな誇りと意欲を感じて」おられるということで、特に長期的な総合的な視点で環境政策を展開されるという大きな柱の二点目で、いろいろエネルギーの需要供給の変化というふ……

第93回国会 環境委員会 第2号(1980/11/11、36期、日本社会党)

○土井委員 当委員会の前回の質問で、私はNOxの総量規制についてお尋ねをいたしましたが、この問題が非常に大事な段階になってまいりましたので、今回も引き続きお尋ねを続けたいと思います。  懸案のNOx総量規制が、先月十月の末ごろ、通産省や厚生省などの関係省庁といよいよ環境庁も調整にお入りになったようでありますが、このNOxの総量規制は、法的に見ますと、すでにSOxについての総量規制が整備されているというふうな前例もございますが、どのようなお取り扱いになるのか。それは法律改正ということになるのか、政令を改正するということになるのか、あるいはそういうことなくして一連の行政指導という手続だけで事足りる……

第93回国会 法務委員会 第4号(1980/11/07、36期、日本社会党)

○土井議員 国籍法の一部を改正する法律案の提案趣旨説明をいたします。  すでに本年七月十七日、デンマークのコペンハーゲンで開催の国連婦人の十年世界会議において、政府は婦人に対するあらゆる形態の差別を撤廃する条約に署名しました。この国際条約の批准に向けて国内法の整備が急務でありますが、性別による差別を撤廃し、個人の尊厳性と両性の平等を保障する上から、可及的速やかにその実現が望まれる国籍法の一部を改正する法律案について、私は、日本社会党を代表して、提案の趣旨を御説明いたします。  戦後、日本国憲法の施行に伴い、憲法十四条の法のもとの平等及び二十四条の家族生活における個人の尊厳・両性の平等の趣旨に基……

第94回国会 外務委員会 第1号(1980/12/22、36期、日本社会党)

○土井委員 あと五分くらいしか時間ございませんから、大変恐縮なんですが、私はまとめて質問を申し上げますので、大臣の方から率直な御見解をひとつ承ることにさせていただきたいと思います。  今回の日ソ、ソ日の暫定漁業協定の交渉というのは、昨年に比較いたしますと大変違いまして、非常に短期間で交渉がまとまったということでございます。これはいいことであるというふうに考えなきゃいけないと思うのですが、これにはいろいろな理由があると思われます。たとえばアフガン問題以降、対ソ非難が非常に多い国際情勢の中で、ソビエトはソビエトとして日本との友好関係というものに非常に配慮をされたということがその背後関係にあるのでは……

第94回国会 外務委員会 第2号(1981/02/20、36期、日本社会党)

○土井委員 鈴木内閣でただ一人の大変私たちが期待をする外務大臣であります伊東外務大臣に、いろいろきょうはお尋ねをしたいと思っておりますが、まず、何と申しましても日米関係というのは日本の外交を考える場合に枢要な軸となるというふうにただいままで考えられてまいりました。私どもは自民党と立場は全く違いますけれども、日米関係が日本の外交にとって枢要なかなめというふうに考えるという意味においては同じなんです。  そこで、まずお伺いをしたいのは、一月の二十日、カーター政権からレーガン政権にかわりまして以後、どうも日本からアメリカヘのパイプというものがスムーズにいっていないと言われるような節が見えてなりません……

第94回国会 外務委員会 第5号(1981/03/20、36期、日本社会党)

○土井委員 当委員会も、定足数を厳密にということを最近強く国会の中での声として提唱がさらにございまして、先ほど来自民党側は小坂先生を初め精力的に御出席ではございますが、少し足りないようでありますので、定足数が整いますまで、暫時待たせていただくことにいたします。
【次の発言】 それでは、定足数を何とかいま充足しているようでございますから、一次産品のための共通基金を設立する協定についての質問から、少し質問の中身を広い視野でお尋ねを進めてみたいと思っております。  まず、第四回一次産品共通基金交渉会議、昨年の六月に行われましたあの会議で、開発途上国の強い支持がございまして。先進国の同意によってようや……

第94回国会 外務委員会 第6号(1981/03/30、36期、日本社会党)

○土井委員 外務大臣、先日の訪米は気骨の折れる中身であっただけに、大変お疲れであっただろうと思います。大変御苦労さまでございました。  きょうは、そのことに関連をいたしましてお聞かせいただきたいと思うのですが、今回の外務大臣の訪米目的というのは、説明をしてみればどういうところに目的がおありになったのでございますか。
【次の発言】 外務大臣はレーガン大統領ともお会いになって、いまお答えのような意味を含めていろいろお話し合いをなすったことと存じ上げますが、このレーガン外交政策について、一言で言うと、軍事優先の対ソ戦略外交というのが特徴だというふうに日本国内では私どもいろいろ取りざたをしているわけで……

第94回国会 外務委員会 第7号(1981/04/08、36期、日本社会党)

○土井委員 私は、南極の海洋生物資源の保存に関する条約についてのお尋ねを進めたいと思うのですが、すでに日本が加盟をいたしております南極条約というのがあります。この南極条約と今回の南極の海洋生物資源の保存に関する条約との関係はどういうことに相なるわけでありますか。
【次の発言】 そういう関連性がある今回の条約ではありますけれども、この南極条約を締結しているといないとにかかわらず今回の条約については加盟国になるという資格があるのでありますか、ないのでありますか、どうなんですか。
【次の発言】 おっしゃるところは、第三条の条文を見るとそういう趣旨はうかがい知れるわけでありますけれども、先ほどおっしゃ……

第94回国会 外務委員会 第8号(1981/04/10、36期、日本社会党)

○土井委員 本日私が質問申し上げますことは、非常に政治的な問題であります。したがいまして、関係の局長以下事務当局の皆さんももちろんのこと御出席でありますけれども、外務大臣にひとつきっぱりした御答弁のほどをお願い申し上げたい、このことをあらかじめお断りをして本題に入ります。  外務大臣、金大中氏事件について、裁判過程の中で、私たちは終始一貫、判決文の要求ということを申し上げてまいりました。当初、大臣は、判決文を入手できるように韓国側に要求するという努力をずっと続けられたはずなのでございます。しかし、この問題の焦点は、言うまでもなく日韓政治決着という問題がございまして、この金大中氏問題をめぐる政治……

第94回国会 外務委員会 第9号(1981/04/15、36期、日本社会党)

○土井委員 いま同僚の高沢議員から質問がございました米原潜当て逃げ事件について、引き続き少しお尋ねを進めたいと思うのです。  きのうまでの国会での質疑を通しまして、米国の調査待ちという趣旨が御答弁の中で再三再四にわたって出てまいっております。いま大臣からは遺憾の意の御表明があったわけでございますが、真相がいまだ究明されていないというかっこうできょうを迎えているわけです。しかし、どうなんでしょう、昨夜からきょうこの時間までの間に、アメリカ側から調査についての何らか新しい情報が届いておりますか、いかがですか。
【次の発言】 そうすると、いまの御答弁からしてもそうなんですが、アメリカ側の調査が長期化……

第94回国会 外務委員会 第10号(1981/04/17、36期、日本社会党)

○土井委員 去る十五日の当委員会におきましてアメリカの原潜の衝突事故に関する集中審議を行いました節、アメリカ側からの報告書と想定問答、これは新聞では付属文書というふうな表現をとっておりました、しかし、お尋ねをしてみると想定問答とお答えになりました、この中身を即刻提出するというお約束を実はいただいたわけであります。  その後、お待ちいたしておりますけれども、私どもの手元には届いておりません。けさ新聞を見ますと、参議院の方にすでにこの問題について中身を公にされた由、私たちは初めて知って驚いたわけでありますが、一体これはどういう事情になっているのか、その辺の釈明を私はひとつはっきりさせていただきたい……

第94回国会 外務委員会 第11号(1981/04/22、36期、日本社会党)

○土井委員 いま高沢委員の方から御質問のございましたアメリカ原潜の当て逃げの事件について、さらに少しお尋ねを進めたいと思うのですが、事故当日からこの方、日昇丸の野口船長と松野下一等航海士は行方不明のままでございまして、一縷の望みを託しながら、しかしわれわれは不安な気持ちを抑えることができなかったのですが、けさほどの報道で、ついにこのお二人は遺体で発見されたという事実が出てまいりました。屋久島の沖で十二日ぶりに発見をされたわけであります。御家族のお気持ちは言うまでもなく、何と痛ましいことか、われわれとしてはふんまんやる方ない思いで、アメリカに対してこのままで済む問題ではないという気持ちにより一層……

第94回国会 外務委員会 第13号(1981/05/11、36期、日本社会党)

○土井委員 前回に引き続きまして、条約法に関するウィーン条約、いわゆる条約法条約についての質問を続けたいと思いますが、中には前回取り上げた点で重複する部分も出てくるかもしれません。しかし、あえて私は大事な点であるという認識でひとつ質問を続けさせていただきます。  いままでの外務省がお考えになってきた条約と国内法との関係というのは、どうも議事録に当たって見てまいりますと一貫していないように思われてならないのです。改めてまずお尋ねをしたいのですが、今回の条約法条約の第四十六条にも関係をいたしますけれども、わが国としては条約と国内法、わけても国内法の中の憲法との関係をどのように考えていらっしゃいます……

第94回国会 外務委員会 第14号(1981/05/14、36期、日本社会党)

○土井委員 それぞれきょうはお忙しい中を御出席くださいました参考人の皆様方に、まず御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。  限られました時間ですから、順を追ってお尋ねを進めるのが至当なんですが、大変失礼かと存じますけれども、それぞれの参考人の方々にお尋ねしたいことを一括してここで申し上げますので、あと、それに対してのお考えなり御見解のほどをお聞かせいただければ幸いだと思います。  安藤参考人にお尋ねしたいのですが、先日ある韓国籍の方が私の部屋に来られまして、今回帰化について容易になるという、手続上のいろいろな問題について考えることは非常に大切だとは思われるけれども、ただ、……

第94回国会 外務委員会 第15号(1981/05/15、36期、日本社会党)

○土井委員 まず、確認をさせていただきます。  五月八日の日米共同声明の中に言う「同盟」は、軍事同盟なんですかどうなんですか。
【次の発言】 いまの御答弁はコメントでありまして、私の質問に対する御答弁をまだいただいていないのですね。  共同声明の中に言う「同盟」は、軍事同盟なんですかどうなんですか。安保条約問題を問題にして私はお尋ねしているわけじゃないのです。
【次の発言】 その「関係」という、リレーションシップという以前の「同盟」というそのもの自身に対して軍事同盟と呼んでいいのかどうかということが大変問題になっておるわけでありますから、もう一つしぼって、外務大臣、ここで明確にその辺をお答えい……

第94回国会 外務委員会 第18号(1981/06/02、36期、日本社会党)

○土井委員 難民条約に言う難民と、日本の場合は閣議了解において難民というふうに考えられている難民とがございます。この関係についてまずお尋ねをしたいのですが、いま閣議了解で認めております難民の方々の数はどれくらいになっておりますか。
【次の発言】 いまお話しになりました二つのカテゴリーにおける閣議了解で認めている難民の方々の中で、これはわかりませんけれども、考えてごらんになって、条約上の難民となると考えられる方々はそのうち一体何人ぐらいになりますか。
【次の発言】 いまお話のございました、自発的に御本人が申請なさればともかくという御発言でございましたが、この申請というのが上陸した日から六十日以内……

第94回国会 外務委員会 第19号(1981/06/03、36期、日本社会党)

○土井委員 去る五月十四日の内閣委員会の議事録をきょう私は手元に持ってまいりましたが、この席で楢崎議員の質問に答えて淺尾北米局長の答弁があるのです。アメリカの日本にある基地の代替施設についての問題で、新規に施設を提供する、施設内に新規に建物や工作物を提供する、そのために日本の方が経費負担をしていくということを答弁の中でおっしゃっているわけですが、これはこのとおりに理解していいのですか、どうなんです。
【次の発言】 ちょっといまの御答弁は不明確なんですが、そうすると駐留米軍の維持費について、新規に建物とか工作物をつくることについても日本側がそれに対して経費の負担をするということを局長自身お認めに……

第94回国会 外務委員会 第20号(1981/06/05、36期、日本社会党)

○土井委員 本日、核軍縮に関する件の決議を行うに当たりまして、それに先立って確認をさせていただくことがございます。  外務大臣、非核三原則に言う核持ち込まずとは、核の貯蔵、配備、領海、領空の通過、寄港等を含め、それらすべてにノーというのが政府の解釈であり、立場である、このことを確認させていただきます。よろしゅうございますね。
【次の発言】 以上です。

第94回国会 外務委員会 第21号(1981/09/02、36期、日本社会党)

○土井委員 園田外務大臣、国会が閉会になりまして、大臣におかれましては、いよいよ席の暖まる暇もなく、連日大変な御精励でいらっしゃることにまず敬意を表したいと思うのですが、きょうはひとつ限られました時間の中で率直に承りたいと存じます。  日米共同声明で非常にごたつきました折、これは新聞紙上にも掲載をされたわけでありますけれども、鈴木内閣総理大臣が、いま外交は首脳外交の時代である、事務当局による外交の時代ではないというふうなことを述べられたと言われております。  私も、外交というのは本来、外交専門家ということを自負なすっている事務当局の方々、お役人の方々のものであってはならない、このように考えてい……

第94回国会 環境委員会 第3号(1981/03/20、36期、日本社会党)

○土井委員 かねてより環境庁とされましては大変御努力の積み重ねをいまされているところでございますNO2の総量規制の問題で、行政レベルでの折衝は一体どういう状況にただいまなっておりますか。それは実は、大気汚染防止法の施行令の改正ということが具体的な作業になるはずでありますが、政府部のいまの調整状況、それはどういうことになっておりますか。その辺からひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 それでは、いまおっしゃいました四地域が当面の規制地域になるわけですが、その四地域のさらに対象範囲というのが大変問題になってくるだろうと思うのですが、その対象範囲などについてはどういうふうに考えたらよろしゅうござい……

第94回国会 予算委員会 第18号(1981/02/26、36期、日本社会党)

○土井委員 本日、私は、女性に関する施策ということにしぼりまして御質問を申し上げたいと存じます。  ちょうどきょうは亡くなられました市川房枝参議院議員の告別式の日でございます。女性の地位向上のために生涯をかけて実践された大先輩に対しまして心から哀悼の意を表しながら、えりを正して質問させていただきたいと思います。  まず、一九七五年という年、御存じのとおり国際婦人年なんでございますが、その年からこちらに国内行動計画を策定することを中心に婦人問題企画推進本部が設けられて、今日までいろいろ御苦労いただいてきたわけであります。本部長は内閣総理大臣、きょうは御出席じゃございません。副本部長の総理府総務長……

第95回国会 外務委員会 第1号(1981/10/15、36期、日本社会党)

○土井委員 ここ二、三日のニュースのまずトップでございましたPLOのアラファト議長、もう周知のことの中身になってまいりますが、西側の先進国の中でまず初めて日本に来訪されまして、昨日は外務大臣と直接会ってお話をなすっているわけでございますが、外務大臣、きのうアラファト議長との話の結果、どのような感想、印象をお持ちになっていらっしゃるか、まずそれから承りたいと思います。
【次の発言】 その気持ちのよい率直なお話し合いの中で、今後の中東の日本の外交政策の中で新たに生かしていかなければならないいろんなあり方を、外務大臣自身、心に期していらっしゃることだと私は思いますが、中東和平について、パレスチナ問題……

第95回国会 外務委員会 第2号(1981/11/11、36期、日本社会党)

○土井委員 まず、外務大臣に確認という意味を含めてお尋ねをしたいのですが、去る十月十五日に当外務委員会が開かれました。その節、私が質問の最後の方で外務大臣にお尋ねをしたことにお答えをいただいて、外務大臣答弁として、「憲法、武器輸出三原則、国会の決議」「これに抵触しないように、どういう技術交流の要求があるのか、それによって検討すべきことで、主として通産省が所管で、われわれも意見を述べるわけでありますが、しかしいまおっしゃいましたように、憲法や三原則や国会決議には抵触しないということは前提でございます。」と、こう明確にお答えになっているのです。園田外務大臣はその御見解がころころ変わる大臣では断じて……

第96回国会 外務委員会 第1号(1981/12/21、36期、日本社会党)

○土井委員 一つ、事重大なことでございますことを新しい外務大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、アメリカの対ソ戦略に非常に関係する部分であります。  昨日、十二月二十日付の新聞報道を見まして、これはあっとかたずをのんだ国民が非常に多いだろうと思うのですが、中身はもう外務大臣御案内だと思いますけれども、権威あるアメリカ政府当局者が日本の新聞記者からの質問に答えまして、核兵器積載の米艦船の日本寄港や航空機の日本立ち寄りが行われる場合でも、それを日本の政府に通告しないというのがアメリカの一貫した政策であるということを明らかにしたという事実であります。  こうなってまいりますと、日本への一切の核持ち込み……

第96回国会 外務委員会 第2号(1982/03/19、36期、日本社会党)

○土井委員 いよいよ外務大臣はあすアメリカに出発をされるということなのでありますが、私は先ほど来の質問、御答弁を承っておりましてもどうもよくわからない。大臣、一体何を訪米目的としていらっしゃるわけでありますか。
【次の発言】 いま外務大臣のおっしゃったことは必ずしも国民感情を反映している御発言とは思えません。アメリカの方の公聴会を初めいま議会の中でもそうでありますし、国務省の中でもそうであります。理不尽な発言が続いている、けしからぬという気持ちはわれわれの間にもありますし、国民からしても大いにそういう気持ちはあるだろうと思うのです。そういう中でアメリカにいらっしゃって、いまおっしゃったとおりで……

第96回国会 外務委員会 第5号(1982/04/02、36期、日本社会党)

○土井委員 私は、これから国際科学技術博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法案について審議を進めたいと思うのですが、それに先立ちましてひとつぜひお尋ねをしておきたいことがございます。  今国会中に提出が予定ないしはもうすでに約束されております三つの条約のこれからの予定について確かめたいのですが、一つは特定通常兵器禁止制限条約、一つは環境改変技術的敵的使用禁止条約、あと一つは生物・毒素兵器禁止条約、この三つの条約について現状どうなっているか、そして先の見通しはどういうことになりますか。いかがでございますか。
【次の発言】 御努力は承知をいたしておりますが、一体先の見通しは大丈夫なんですか、どうな……

第96回国会 外務委員会 第6号(1982/04/07、36期、日本社会党)

○土井委員 午前中は小林進委員の方から大変高度な、しかも視野の大変広い質問がございました。私は特に、その質問の中で取り上げられました日韓経済協力問題について、いわば関連質問をいまからさせていただきたいと思います。  さて、小林委員が本日の新聞の記事になっておりました対韓協力三十五億ドル供与という中身について、これがデマ記事であるかどうかという論議をされたわけでありますが、私は外務省の姿勢というのは、これをデマと言おうが言うまいが、従来から大変ふんまんやる方ない思いで見ているのです。外務大臣、よくお聞きくださいよ。十九日の当委員会において、商品借款の問題について面こうが二十五億ドルを要請している……

第96回国会 外務委員会 第7号(1982/04/09、36期、日本社会党)

○土井委員 ただいまの井上泉議員の御質問に続きまして、私は、千九百七十六年の海事債権についての責任の制限に関する条約と、もう一本、千九百七十八年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約について質問をさせていただきたいと思います。これを二つともやるというのは大変なことでありまして、しかも二つともそれぞれかなり問題点があるようであります。そこできょうは、この船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約の方に重点を置きまして、あと残余の時間で、片方の海事債権についての責任の制限については、ここでひとつ定義を確かめておきたいというふうに考えています。  さてさて、船員の訓練、……

第96回国会 外務委員会 第9号(1982/04/16、36期、日本社会党)

○土井委員 先に千九百七十六年の海事債権についての責任の制限に関する条約から質問を始めたいと思います。  まず、お尋ねをしますが、この条約に言う「船舶所有者」というのは、公人でも私人でもともにこれは船舶所有者たり得ると理解してよろしいか。
【次の発言】 そうすると、船舶自身は、公用の船舶であっても、当然この条約の対象になると考えていいわけですね。
【次の発言】 先ほどの御答弁では、船舶所有者が公人であれ私人であれ、ともにこの中に含まれるという御発言だったのです。矛盾するじゃありませんか。
【次の発言】 含まれないという解釈になっておりますと言われるのですが、それはいまも御答弁の中で言われるとお……

第96回国会 外務委員会 第10号(1982/04/21、36期、日本社会党)

○土井委員 昭和五十六年の五月八日に出ました日米共同声明の中の第八項に言う日本の周辺海域、空域というのは一体どこを指すのですか。これをまずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この問題は、昨年の五月段階で当外務委員会は言うに及ばず、内閣委員会、さらにはことしに入って予算委員会、各委員会で取り上げられていろいろ論議をされてきたところで、およそいま局長が答えられたようなことが種々問題になったのです。  さて、そこでお尋ねをいたしますけれども、いま御答弁の中にございました周辺海域について数百海里の範囲内、特定の航路帯を設定する場合には千海里程度の範囲ということを日本がアメリカ側に対して正式に言われ……

第96回国会 外務委員会 第12号(1982/04/27、36期、日本社会党)

○土井委員 まず、外務大臣にお尋ねをいたしますが、対外経済協力の中でバイに充てられる配分、マルチに充てられる配分、これは割合からいうとどういうことに相なりますか。まず、それについてお聞かせをいただきます。
【次の発言】 いまは事務当局から過去の実績についてお聞かせいただいたのですが、外務大臣、いかがですか、外務大臣としては、そのことをことしも踏襲して考えるというお立場でしょうね。  「五十七年度外務省予算重点事項」というのをちゃんといただいておりますが、この中でも、マルチについては援助の拡充というのを力を込めて外務省としてはお書きになっていらっしゃいます。いま、大体七対三という事務当局からの過……

第96回国会 外務委員会 第14号(1982/05/13、36期、日本社会党)

○土井委員 まず、お尋ねを進めたいと思いますが、一九八一年の六月の七日にイラクの原子炉爆撃事件について第二十五回のIAEA総会におけるイスラエル非難決議に日本が棄権しているのですけれども、これは棄権した理由は那辺にあるのですか。
【次の発言】 何だかわかったようなわからぬような御答弁なんですが、要するに、アメリカがどういう態度をとるかということを非常に気にしてそうしたのでしょう。これは、いまの御答弁からすると、誠実にIAEAという立場というものを日本としては考えたがごとくの御答弁でありますが、むしろ政治的配慮が先立つ取り扱いじゃなかったのですか。

第96回国会 外務委員会 第15号(1982/05/14、36期、日本社会党)

○土井委員 先ほど来、昨日の私の質問に関しまして同僚の高沢議員の方からのお尋ねが続いたわけでありますが、外務省側の答弁を私は先ほど来ここでお聞きをしておりまして、二転、三転、しかも私の質問の趣旨まで勝手につくっていただくようなかっこうであります。いいかげんにしていただきたい。こういうふうなやり方をやられたのじゃ、質問する意味がないですよ。委員長には、いま高沢議員の方からの申し入れがございますけれども、ひとつ理事会で正式に印刷になる以前に取り上げる問題になると思いますから、速記を起こしていただいた文章をお互いに討議の資料にしまして、外務省のきょうのけしからぬ答弁に対してぜひお取り上げをお願いした……

第96回国会 外務委員会 第16号(1982/05/27、36期、日本社会党)

○土井委員 鈴木総理大臣は、もうすでに、わが党の武藤議員の質問にお答えになりまして、核兵器はもう議論の余地のない絶対悪であるという表明を国会の答弁の席においてなされているわけであります。申し上げるまでもないことですが、そういうことを認識されている総理大臣でありますから、将来において核兵器が廃絶されるということを望まれるのはもう至極当然のことだと思いますが、これはもちろん御異論はございませんね。
【次の発言】 そこで、努力をしたいという御意思のほど、御決意のほどを披瀝されているわけでございますが、きょう、その第二回国際連合の軍縮特別総会に向けての当委員会における決議案を採択するまでの努力の過程の……

第96回国会 外務委員会 第20号(1982/07/02、36期、日本社会党)

○土井委員 外務大臣におかれましては、海外での御活動をこの会期中続々と行われておりますことに大変御苦労さまをまず申し上げたいと思いますが、先日、国連の第二回軍縮総会におきましても外務大臣が御出席になりまして、種々各国との間での軍縮に対する日本の立場での御努力をなすったことに敬意も表したいと思います。私自身も、超党派の軍縮議員連盟の社会党代表の一員といたしまして国連に赴きまして、種々かの地において具体的に総理大臣を初め日本の政府がどのような応対をされているかということを、部分的ではありますが、この目で見、そしてこの耳で聞いた一人でございます。  総会における総理の日本を代表しての演説は、中身は大……

第96回国会 外務委員会 第21号(1982/07/07、36期、日本社会党)

○土井委員 私は、コーヒーとココアをきょうは一括して審議させていただきたいと思うのですが、いずれも嗜好品でありまして、私自身も愛好者の一人でありますから、この中身には関心を持ってひとつ臨みたいと思っております。  ただいまコーヒー協定の問題につきまして外務大臣から御発言がございましたので、まずその点についてお尋ねを始めてみたいと思うのです。  現行協定はことしの九月三十日に失効することとなるので延長が今回問題になっていると思われるのですが、延長のための要件が満たされないということになるとこれは失効するということに相なるのですか、どうなんですか。

第96回国会 外務委員会 第22号(1982/07/09、36期、日本社会党)

○土井委員 前々回の当外務委員会で、軍縮に対する具体的な取り決めを国際的にするということがわが国に問われている大変重要な課題であるということを申し上げまして、外務大臣もそのとおりであるというお答えをいただいたわけです。  わが党は、党の立場といたしましては残念ながら政府・自民党と違いまして、安全性の点から申しましてもわが国に原子力発電所の建設をすることについて賛成はいたしかねるのですが、ただ現在、日本についてもそうでありますが、全世界見てまいりますと、原子力発電所が設置されております数が相当数に上るわけであります。日本の場合は、一九八〇年末現在で稼働いたしております運転中の発電所が二十三基、そ……

第96回国会 外務委員会 第23号(1982/07/30、36期、日本社会党)

○土井委員 今回、教科書記述において事実を歪曲した部分に関する中国側から日本政府に対する申し入れがあったわけでございますが、日中共同声明第六項の中で、「主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、」ということをはっきり述べられております。また、御案内のとおり日中平和友好条約の第一条の一項でも、「相互不可侵、内政に対する相互不干渉、」ということが明記されているわけであります。私は、今回のような中国側からの申し入れはこの共同声明第六項のただいま申し上げた部分、さらに条約一条一項に言うところの内政不干渉の中身には反しないというふうに考えております。さて、条約局長お見えですから、こ……

第96回国会 外務委員会 第24号(1982/08/09、36期、日本社会党)

○土井委員 外務大臣が外交案件のためにオーストラリアにお出かけの間に、御案内のとおり教科書問題が大変な外交問題になってしまったわけでございます。外務大臣のこの問題に対しての御認識のほどが大変大事にただいまはなっているわけでございますが、まず最初に、外務大臣としてこの問題にいかに対処することが大切だとお思いかということから質問を始めさせていただきます。いかがですか。
【次の発言】 冷静に事に処するために日本の立場を説明するといま外務大臣おっしゃったのですが、さて中国側からはすでに七月二十六日に肖向前外交部第一アジア局長を通じて在中国日本大使館に対して、具体的に中身がされている申し入れの文書なるも……

第96回国会 環境委員会 第6号(1982/04/13、36期、日本社会党)

○土井委員 環境庁長官は東京御出身ですね。しかし、鹿児島は第二のふるさととお思いになっていらっしゃるのじゃなかろうかと私は思います。古い話になりますが、いまから四十年くらい前に鹿児島県にお仕事でいらしたという御経験がおありになるのじゃないかと思います。ほかの場所と違いまして、鹿児島に対しては特に何か近しい気持ちを環境庁長官はお持ちになっていらっしゃるのじゃないかと思いますが、その辺のお気持ちなり御感想なりをまずちょっと伺わせていただけませんか。
【次の発言】 この鹿児島の日南海岸国定公園、弧を描く海岸でございますが、参りますと、樹齢三百年を数えるような松林がずっと続いております。先ほども御質問……

第96回国会 環境委員会 第8号(1982/04/23、36期、日本社会党)

○土井議員 ただいま社会党案の作成に当たりまして種々私どもが努力をいたしてまいりましたことに対します評価をいただきまして、この評価に対しましてまず感謝を申し上げたいと思います。  さて、政府案の方と申しますか、これは自民党案ということで出ているわけじゃございませんから、政府案と言わなきゃならないと私どもは認識をいたしておりますけれども、その中で「円滑」とおっしゃる中身については、なるほど種々なるべくスムーズにいろいろなアセスメントの作業が行われるように、そして開発事業がスムーズに実効性を上げるようにというふうな方向での御配慮があるやに私たちも見聞をいたしております。しかしながら、幾らスムーズに……

第96回国会 環境委員会 第9号(1982/04/27、36期、日本社会党)

○土井議員 いま木間委員が御質問になりました点は、私は、実は非常に重要なポイントだと思うのです。むしろ環境影響評価の手続以前の問題として、この点は、私たちとしてはひとつしっかり認識を持っていないと、環境影響評価それ自身の意義が失われると申し上げてもいいくらいに重要なポイントだと思うのです。  環境影響評価をする場合にだれが評価を行うかということがまず問題でありますが、いま木間委員のおっしゃったとおりに、現在のやり方からいたしますと、志布志湾の開発問題であるとか、さらに本四架橋の問題であるとか、また大分で大変な問題を起こしました例の八号地の埋め立ての問題であるとか等々のアセスメントは、評価の項目……

第96回国会 環境委員会 第12号(1982/08/10、36期、日本社会党)

○土井委員 長官は七月二十二日に、国道四十三号線の現地を、お忙しい御日程の中で御視察になったわけでございますが、現地にいらしていろいろと実情に接しられると、御見解の上で新たなものがあるのじゃないかと私自身憶測するわけですが、いらしての印象と申しますか、長官としての四十三号線対策に対する物の考え方と申しますか、それをまずお聞かせいただきたいと思うのですが、いかがでございましょう。
【次の発言】 御決意のほどは、積極的にお進めになるということを承るわけですが、具体的内容をどうするかという問題が、決意とはうらはらに、なかなかうまくいかないという実情があるわけでございます。  それで、もう長官御存じの……

第96回国会 法務委員会 第18号(1982/04/23、36期、日本社会党)

○土井委員 先年、国際人権規約に日本は加盟したわけでございます。国連に対して日本として人権問題をどのように討議機関の場所で報告し、いろいろな質疑の場所での日本側の発言があるかということから、まず私はお尋ねを進めたいと思うのです。  それに先立ちまして、国連のファン・ボーベン人権部長が、これは事実上の解任であると私は言わなければならないと思うのですが、おやめになったという事実があるようでありますが、このいきさつについてお尋ねをしたいのです。何か御承知おきになっていらっしゃることがございますか。
【次の発言】 外務省の方で、これに対しては掌握なさっていらっしゃいませんか。国連に出向なさっている職員……

第97回国会 外務委員会 第2号(1982/12/16、36期、日本社会党)

○土井委員 先ほどからの御質疑を私承っておりまして、条約そのもののあり方ということについて少し疑問を感ずる点がございますので、限られました十五分しか時間はございませんから、その点を少しお尋ねをしてみたいと思うのです。  現行協定には、これ、ございません。アメリカ合衆国の地先沖合における漁業に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の新協定の第五条についてお尋ねをいたします。  この中身は、もう申し上げるまでもなく、排他的な漁業専管権というものはアメリカ側にあるということを百も承知の上で、それはちょっと横に置いておいてお尋ねするのですが、条約を締結する場合に、その条約を行うに当たって、依拠する……

第97回国会 外務委員会 第3号(1982/12/18、36期、日本社会党)

○土井委員 安倍外務大臣御就任初めての外務委員会の席ということに本日は相なりますから、初めての質問であるという意味も含めて、きょうは大事なポイントについてのお尋ねを進めさせていただきたいと思います。  先日、ちょうど予算が審議されております合間を縫いまして、政務次官並びに水産庁長官、それから事務当局の方々の御出席をお願い申し上げまして、日ソ、ソ日、日米各漁業協定についての条文を主にした技術的な質問をもうすでに終了したかっこうになっております。本日は少しそれに関連のある問題について安倍外務大臣にお答えをいただきたいと思うのです。  聞くところによりますと、一月の一日、元日の日に、中曽根総理は非常……

第98回国会 外務委員会 第1号(1983/02/23、36期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 安倍外務大臣は、一月十七日から中曽根総理と一緒にアメリカに赴かれているわけであります。私は外務省に、このアメリカにおける日米間の話し合いの中で武器技術輸出の問題に対しての話し合いの部分を具体的にメモとして出していただきたいと要求したのです。持ってこられたのが、五十八年二月十四日付の北米局北米第一課作成になる「中曽根総理大臣の訪米」というこの文書なんでございます。さあ、これを読んでみて私はあきれ果てたんですがね。この武器技術輸出の問題について触れてある場所は、突然出てくるのは、「大統領より、武器技術供与の問題についても努力を多としたい。」これだけが突然出てくるのです。「首脳のみの差し……

第98回国会 外務委員会 第4号(1983/04/13、36期、日本社会党)

○土井委員 いまアメリカにおられる金大中氏に対し、日本側の政府がどういう対応をされておるかというのをまず最初にお伺いしたいと思うのですが、いま、現段階はどういう対応をされていらっしゃいますか。
【次の発言】 そうすると、いま日本側としては文書を作成されていると言われましたが、それはアメリカ側の日本の依頼を受けた当局が金大中氏に接触をした結果、それがアメリカ側から日本に伝えられてきて、日本としてはそういう作業をいまやっていらっしゃる、こういう順序ですか。
【次の発言】 そうすると、事情聴取に応じられますか、応じられませんかという、イエス・オア・ノーの金大中氏からの返答を得るための文書ということに……

第98回国会 外務委員会 第5号(1983/04/15、36期、日本社会党)

○土井委員 千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書に関して質問時間を与えていただいたことに、まず感謝申し上げます。  私は簡単にこれを質問したいと思うのですが、従来環境保全の方の委員会で注目をしてまいりまして、関心の非常に高かった条約でもございますので、ひとつ気にかかるところを質問させていただきたいのです。  一つは、この議定書を今度承認いたしまして発効した場合も、一九七三年条約というのは未発効のままなのかどうなのか。  そしてまた、未発効だったといたしましょう。この議定書によってその内容に修正及び追加が行われるわけですから、それを実施することを各締……

第98回国会 外務委員会 第7号(1983/04/27、36期、日本社会党)

○土井委員 宇宙三条約の内容に対して質問を申し上げる前に、非常に大事な私どもの課題と申しますか、世界的規模の課題と言っていいと思うのですが、その基本に考えておかなければならないことをまずお伺いをしてから三条約の中身について入っていきたいと思います。  このところ本屋さんに行きますと宇宙戦争時代の幕あけだというような表題の本がたくさん目立ちます。新聞にもどんどんそういうことが報じられるようなかっこうになってまいっておりますが、外務省とされましては宇宙戦争時代の幕あけというふうな認識をいまお持ちになっていらっしゃるかどうかということをまずお伺いをしたいと思いますが、どうなんですか。

第98回国会 外務委員会 第8号(1983/05/13、36期、日本社会党)

○土井委員 先ほど井上委員の方からの御質問の中にございました金大中氏事件に関しまして、残余の時間ひとつ簡単にお尋ねをさせていただくかっこうになると思います。  先ほどの橋本局長のお答えによりますと、これは正式にFBIから日本に寄せられた金大中氏自身の正式回答であるというふうに考えてよろしいのですか。
【次の発言】 そうすると、繰り返しになりますが、FBIを通じて金大中さんが正式に文書でもって回答を寄せられた、その正式回答が日本にFBIを通じて伝達された、こういうかっこうに相なるかと思いますが、どうですか。
【次の発言】 わかりました。だから、その間のルートは、国のそれぞれの機構の外交ルートを通……

第98回国会 外務委員会 第9号(1983/05/18、36期、日本社会党)

○土井委員 きょうは初めて中曽根総理の出席を得たこの外務委員会の席でございますから、聞きたいことはいっぱいあるのですけれども、時間の制約でわずか二十五分ということでございます。そこで、いろいろ後の案件に先立って、これからのお取り扱いについて確かめておきたいことを申し上げたいと思うのです。それは金大中氏事件に対してのお取り扱いであります。  先日、十二日に後藤田官房長官が記者会見の席で、金大中氏が条件に固執なさる限りは事情聴取をする考えはないということを言われまして、事実上事情聴取に対して断念する旨を表明されております。私は、これについていろいろ言いたいこともございますけれども、時間の関係から、……

第98回国会 環境委員会 第5号(1983/03/22、36期、日本社会党)

○土井委員 ただいまの阿部委員に続きまして、健康被害補償法に関する質問を続行させていただきたいと思います。  私はきょうここに、環境庁の大気保全局自動車公害課が昭和五十七年十二月に出されました五十六年度の「自動車排出ガス測定結果報告」というのを持ってまいりました。これを見まして、まず、どうしても質問せざるを得ない問題がございます。  五十年度以降の高濃度汚染地域を見てまいりますと、SO2汚染濃度はいささか改善されているのですが、これはもう幾度となくこの場所でも取り上げられておりますとおりでございまして、NO2、浮遊粉じんは横ばいないしむしろ悪化傾向の地域があるわけです。二酸化窒素の年間九八%値……

第98回国会 環境委員会 第7号(1983/04/26、36期、日本社会党)

○土井委員 まず、環境庁長官に承りたいのですが、自然公園法という法律がございますね。この法律の第一条、目的のところを見ますと、「この法律は、すぐれた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図り、もつて国民の保健、休養及び教化に資することを目的とする。」とございます。最近全国でいろいろな開発計画というのがございまして、ややもすれば、この自然公園法の立法趣旨からすると、自然公園法の方が後退していくというふうな風潮が非常にあるやに私たちは見ておりますが、環境庁長官とされては、まず第一に、この自然公園法に対してはこれは遵守なさるというのが当然のお立場であるはずでありますから、その辺の御決意なり……

第98回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1982/12/28、36期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○土井委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、私が本委員会の委員長の重責を担うことになりました。  申し上げるまでもなく、国民生活の安定向上のためには、物価の安定がその最大の基礎でございます。  幸いにして、最近の物価の動向は安定的に推移いたしておりますが、世界経済は、インフレは鎮静したものの、依然として停滞を脱し得な、状況にございます。この中でわが国経済も低迷を続け、明るい兆しが見当たりません。加えて、未曾有の財政危機のもとにあって、物価の動向は予断を許さない厳しい環境にございます。  このような時期に委員長に選任され、その責任を痛感いたして……

第98回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1983/02/09、36期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  この際、理事辞任の件及び理事の補欠選任についてお諮りいたします。  まず、理事塩田晋君から、理事辞任の申し出がございます。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  ただいまの塩田君の辞任及び去る一月三十一日理事牧野隆守君が委員を辞任されましたので、理事が二名欠員になっております。その補欠選任につきましては、先例により委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に       青木 正……

第98回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1983/03/04、36期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。武部文君。
【次の発言】 次に、長田武士君。
【次の発言】 次に、塩田晋君。
【次の発言】 岩佐恵美君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時三十五分散会

第98回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1983/03/22、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りをいたします。  物価問題等に関する件、特に原油価格値下がりによる国内石油製品価格の動向について調査のため、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選、出頭日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後……

第98回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1983/04/05、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件、特に原油価格値下がりによる国内石油製品価格の動向について調査を進めます。  本日、参考人として石油連盟会長永山時雄君、全国石油商業組合連合会会長笹野好男君、全国消費者団体連絡会代表幹事工藤芳郎君、以上の方々に御出席をいただいております。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  参考人各位には、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。  今回の原油価格値下がりについては、国民生活、消費者生活にも影響がございますことにかんがみ、それがどのような形で消費者に還元されることになるのか、今後の動向とその取り扱いに……

第98回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1983/05/19、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。五十嵐広三君。
【次の発言】 武部文君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後零時三十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。岡本富夫君。
【次の発言】 林保夫君。
【次の発言】 岩佐恵美君。
【次の発言】 依田実君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時五十四分散会

第98回国会 予算委員会 第16号(1983/03/03、36期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 ただいま木島委員の方からの御質問の中にもございましたが、中曽根総理の訪米は、まことに国民の間では不人気でございます。非常に人気が悪くなってきているというかっこうでございますが、まず安倍外務大臣にお尋ねをさせていただきます。  中曽根総理がアメリカで、日本はアメリカとの運命共同体という認識を持って臨まれるということになりましたが、アジア、ソビエト等も含めまして、外交を行いますのに、このようなことを言って、外務省としては外交をやりいいというふうにお考えになっていらっしゃるかどうか、その辺からお尋ねをさせていただきます。
【次の発言】 それはいままで外務大臣ずっと言い続けられているところ……

第99回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1983/07/18、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、今国会も引き続き委員長の重責を担うことになりました。  何とぞよろしく御協力をお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 この際、理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの青木正久君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に       青木 正久君    狩野 明男君       岸田 文武君    中島源太郎君       城地 豊司君    武部  文君       岡本 富夫君    林  保夫君 を指名いたします。  次回は、公報をもっ……

第99回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1983/07/22、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。  物価問題等に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査案件が付託されました場合の諸件につきましてお諮りいたします。  まず、閉会中委員派遣の必要が生じました場合には、派遣委員の選定、派遣地、派遣期間等につきましては、委員長に御一任願い、議長の承認を求めることにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。

第100回国会 物価問題等に関する特別委員会 第1号(1983/09/08、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 それでは、この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、今国会も引き続き委員長の重責を担うことになりました。  何とぞよろしく御協力をお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの狩野明男君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に       青木 正久君    狩野 明男君       岸田 文武君    中島源太郎君       城地 豊司君    武部  文君       岡本 富夫君    林  保夫君 を指名いたします。  次回は、……

第100回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1983/10/05、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので順次これを許します。城地豊司君。
【次の発言】 塩田晋君。
【次の発言】 岩佐恵美君。
【次の発言】 次回は、明六日木曜日午前十時理事会、午前十時三十分委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。     午後一時二十二分散会

第100回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1983/10/06、36期、日本社会党)【議会役職】

○土井委員長 これより会議を開きます。  物価問題等に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。武部文君。
【次の発言】 岡本富夫君。
【次の発言】 いまの御意見承りまして、理事会に諮りました上、検討させていただきます。
【次の発言】 熊川次男君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十八分散会


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 外務委員会 第1号(1983/12/28、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 今回の日ソ漁業交渉が例年になく厳しいというのは中曽根内閣の対ソ外交姿勢に起因しているのではないかという疑念が国民の間に大変ございます。また、ただいまも岡田議員の方からの御質問の中でございましたけれども、渡邉水産庁長官が十二月八日の記者会見でも、ソ連側の出方は従来に比べて非常に厳しいという面を述べていらっしゃる。こういうことなどは、日ソ間の緊張関係というのがやはり日ソ漁業交渉に強く反映しているということであると理解せざるを得ないのです。したがいまして、まずお尋ねしたいのは、対ソ外交のあり方なのです。  第二次中曽根内閣の顔ぶれがいよいよ決定をいたしましたが、いま、漁業交渉の相手でござ……

第101回国会 外務委員会 第3号(1984/03/02、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 五十八年一月十四日に当時の内閣官房長官後藤田長官の談話がございました。また、十一月八日には交換公文が取り交わされております。そこで武器輸出三原則に変更が出てまいっておりますが、きょうは基本的なことをひとつお尋ねしたいと思うのです。  今予算委員会が開かれておりますけれども、去る二月十六日にこの問題を取り上げて、我が党の大田議議員の方からの質問もございましたが、その二月十六日の会議録を見ましてもどうもわからぬことが多いのです。これもあわせてただいまから聞きせていただきたい、このようにまず申し上げます。  さて、一月十四日の後藤田官房長官談話にございます「防衛分野における技術」というの……

第101回国会 外務委員会 第5号(1984/04/04、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 ただいまのスリランカ民主社会主義共和回との間の定期航空路の開設に関してのこの協定なんですが、これは東京―コロンボ間の定期航空路を開設するということですから、当然のことながら乗り入れの空港は成田空港という形になると思いますが、そのとおりに考えていいんですね。
【次の発言】 スリランカの場合、協定にこぎつけるまでのいろいろな話し合いの中で、成田空港以外の日本の回際空港に対する乗り入れに対して意欲を示されたというふうなことはございませんか。
【次の発言】 今回の場合は、スリランカとの間ではそういう話がなかったという御答弁ですが、先ほど来の御質問の中にもございましたとおりで、三十何カ国かの……

第101回国会 外務委員会 第8号(1984/04/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 昨日の夕刻、石橋政嗣委員長を団長にいたしました社会党の訪米団が帰ってまいりました。十日にわたる大変目まぐるしい日程でございましたが、おかげさまで元気にその全日程を終えまして帰ってくることができたわけでございます。  安倍外務大臣を初めといたしまして、外務省の皆さんに大変にお世話になりました。心から厚く御礼を申し上げます。また、マンスフィールド大使を初めとして在日米大使館の皆さんにもお心遣いやお骨折りをいただいたことを重ねてこの場所で御報告とともに感謝の意を表したいと思うのでございます。民間団体では、国際交流センターの皆さんにも大変なお骨折りをいただいたことも、あわせてここでお礼の気……

第101回国会 外務委員会 第10号(1984/04/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 最近、朝鮮半島をめぐる緊張緩和の機運ということに対して国際間でも大変注目が集まっているのでありますけれども、先日アメリカに参りました節、議会人と話をしておりましたら、一方では韓国のいろいろなあり方の中で、政治犯に対しての取り扱いが以前に比べると緩やかになってきたという意見が出る一方で、しかしまだ問題は多く残っているという発言も私は聞いたのです。外務大臣におかれましては、韓国における政治犯の中で、わけても私どもにとって決して無関係ではない在日韓国人の方に対する政治犯としての取り扱い方がこの節どういうことになっているかというあらましの問題に対して掌握をされていると思いますが、まずその点……

第101回国会 外務委員会 第11号(1984/04/27、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 私は、これから質問するに当たりまして、初めに少し気にかかることを二、三点聞きまして、あと基本的なことについて釈然としない問題がございますから、そのお尋ねを進めたいと思います。端的にひとつ外務省の方としてはお答えいただきたいと思います。  先ほどずっと御答弁なさることを聞いておりまして思うのですけれども、航空機の生産という点からしますと、アメリカに比べて日本は何年ぐらいおくれているのですか。いかがです。
【次の発言】 よくわかりません。何でも数字を示して金額で言えばそれでわかってもらえるという根性がどうも政府にあるので、本当に釈然としないのです。肝心のところがどうも答えられてない。か……

第101回国会 外務委員会 第14号(1984/05/11、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 社会党の持ち時間というのがあと十分もありません、六分そこそこですから、その時間内でというとこれは問題が非常に大きいわけですが、私自身は国際電気通信条約について質問させていただくということであります。  今回この問題をずっと見てまいりますと、国際電気通信連合、ITUの最高機関である全権委員会議が一九七三年のマラガ・トレモリノスの会議以来九年ぶりにナイロビで開かれているのです。新しい国際電気通信条約がそこでつくられたという経過が御案内のとおりございます。日本から代表団がそこに参加をされて昭和五十七年九月二十八日から十一月六日までの長い間、四十日間という会議であったわけですが、私は会議の……

第101回国会 外務委員会 第15号(1984/05/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 いよいよ国際電気通信条約をきょう審議いたしまして議了という運びになる予定でございますが、奥田敬和郵政大臣におかれましては、この外務委員会はふるさとのように思われているのではないかと思います。この条約審議につきまして、まさしく所管の大臣でいらっしゃる郵政大臣として当委員会に御出席をいただけたことは、本当に私もうれしゅうございます。きょうはまず大臣に端的な御質問を申し上げさせていただくことから始めて、制限時間の中で審議を終了させていただきたいと思います。  今回のこの国際電気通信条約の主たる改正点を見てまいりますと、電気通信分野における開発途上国への技術協力、技術援助の促進によって、国……

第101回国会 外務委員会 第16号(1984/06/20、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 きょうの委員会の冒頭に外務大臣からサミット報告をいただいたわけですが、サミットでは本当に御苦労の数々がおありになったと思います。  このサミットの会議を前にして中曽根総理は野党党首と会談の場を持たれたのですが、その折に社民連の代表との会談で、核兵器を使う使わぬは核保有国の勝手という、いわゆる勝手発言が飛び出したことは御承知のとおりです。この発言は不沈空母や運命共同体と同次元あるいはまたそれ以上で、まさにタカ派総理を証明するものだということが国民の間では取りざたされていることも外務大臣はよく御承知でいらっしゃるはずだと私は思います。その後総理大臣は、勝手とは言わなかったというふうに否……

第101回国会 外務委員会 第18号(1984/08/01、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 本日は、我が党の石橋政嗣委員長も傍聴に見えておられますが、私ども、河上、高沢両議員とひとつ力を合わせて分担をいたしまして、それぞれ手に持ちましたことをここに持ってまいりまして、質問をさせていただくという機会にいたします。  安倍外務大臣におかれましては、先日ジュネーブの軍縮会議に出席をされまして、我が国の外務大臣としては初めて日本の外交の中で、軍縮政策について具体的な提案を一つの決断として表示されたということが大変注目を集めているわけでありますが、その会議に出席をされた直後記者会見で、世界の平和維持のために、核による均衡論だけに安住しているのは危険だ、核軍縮、核廃絶に結びつけていく……

第101回国会 外務委員会 第20号(1984/11/09、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 このたび、三たび外務大臣に御就任されました安倍外務大臣、そして有史以来、女性の外務政務次官としては初めてと思われる森山次官、お二方、これから大変な時期を迎えるわけでございますけれども、ひたすら御健闘を願ってやみません。  折しもアメリカの方では、大統領選挙でレーガン大統領の再選が決まりまして、世にロン・ヤス第二ラウンドなどと言われております。もちろん私たちも、対米関係が重要であるということは言うまでもなく承知をいたしておりまして、私たちもこれに対してどう対応するかということが非常に差し迫った問題であり、外交問題に対して、これなくして考えられないくらいに重要視はいたしておりますけれど……

第101回国会 社会労働委員会 第25号(1984/07/17、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 私は、質問に入ります前に、一つはっきり確認をしておきたいと思うので、まず外務省の方にお尋ねしたいと思います。  女子差別撤廃条約は来年批准をするということを、国会で幾たびか答弁をされ、閣議決定があるというのは日本の国内の問題なんです。さて、国際会議がたくさんある中に、ことしの二月ですが、国連婦人の地位委員会がございました席に、縫田さんが日本の政府代表という立場でお出になったのですが、この女子差別撤廃条約、これは外務省は正式に女子差別撤廃条約というふうに訳をしておられると私は思いますが、この条約の批准方に対してどのような意思表明をされたのか、お聞かせいただきたいと思います。

第101回国会 社会労働委員会 第27号(1984/07/24、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 今審議を進めております当法案の政府案は、初めから終わりまで、これは見れば見るほど問題だらけでありまして、これに対しての審議をやり始めたら、とどまるところを知らずという格好に恐らくなるだろうと思うのです。先日来の御答弁を承っておりますと、それぞれの分野における考え方はある程度言われるのですけれども、法律の規定する定義自体については、限定的に考えていなければならないはずのところがどうも一向にはっきりおっしゃらない。したがって、本日は、私は前回予告をいたしましたとおり、この深夜業について取り扱っております第六十四条の三のところの部分に対して、逐条的にお尋ねをいたしますから、定義自体につい……

第101回国会 法務委員会 第12号(1984/04/20、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 きょうは、一時間という質問時間が与えられたわけですから、その中で少し論点を絞ってお尋ねを進めてみたいと存じます。  まず、父系優先血統主義、現行国籍法がその立場をとっているわけですが、この父系優先血統主義というのは現在でも憲法違反の疑いはないという御見解を法務省としては持ち続けていらっしゃるかどうか、このあたりをはっきりお聞かせをいただきたいのです。  実は、これに対しての審議というのを今までのところ大体一九七七年以後積み重ねてまいりまして、幾たびかにわたって私はその論点でお尋ねを進めてきたのですが、どうも釈然としないのです。憲法違反ではございませんと言われるのですが、では、どうい……

第102回国会 外務委員会 第3号(1985/03/26、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 久しぶりで、当外務委員会の国際情勢についての質問の機会がきょうあるわけでありますが、前回当委員会を開きまして以後、外務大臣は、故コンスタンチン・チェルネンコ・ソ連共産党書記長の国葬に参列をされました。三月十四日の日に外務大臣は中曽根総理とともに、クレムリンでミハイル・ゴルバチョフ新書記長と会談をされているわけでありますが、その節の新書記長に対する印象と申しますか、ソビエトの対日外交、対日政策というものに対して、どのような感触を得られたかという表現で聞いた方がいいかもしれません、その辺をまず大まかになるかもしれませんが、聞かせていただきたいと思います。

第102回国会 外務委員会 第6号(1985/04/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 きょうは、IAEAの関係条約について質疑をさせていただく日でありますが、外務大臣は、きょうの夕刻日本を立たれましてOECDの会議に臨まれます。その場所でアメリカのブッシュ副大統領とも会見をされるという御予定でおありになることは、周知の事実でございます。  ちょうど昨日、政府からは「市場開放へ包括的対策」ということの中身が出されまして、それで私どもも、政府があらましどういうふうな対応をこれにされるかということを知ったわけでありますけれども、アメリカは即物的と申しますか、非常に具体的にやるべきことを現実行動で示さないと問題にしないという特性があると私は思っております。昨日のは、三年内に……

第102回国会 外務委員会 第7号(1985/04/17、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 大臣、五分ばかり後ろの方で時間をとっていただいて結構です。その間、質問を始めることを待ちます。
【次の発言】 前回の外務委員会後、外務大臣は、パリでのOECD閣僚理事会の御出席、そして引き続いてアメリカのワシントンでのシュルツ国務長官、ブッシュ副大統領との会談などで、大変御苦労なすってきたわけであります。  けさの新聞を見ますと、サミットの経済宣言の素案の中には、日本を名指しにして批判をすることを避けるということがニュースとして報道されております。これは考えてみると、安倍外務大臣の功績であったということも言えると私は思うのです。しかし、外務大臣、これは考えてまいりますと、どうも日米……

第102回国会 外務委員会 第8号(1985/04/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 前回に引き続き、国際原子力機関憲章についての質問をさせていただきたいと思います。  一九七六年に我が国は、核兵器不拡散に関する条約に参加をいたしました。当時の国会論議というのは、私も鮮明に覚えているわけですが、いろいろな角度から賛否両論が述べられまして、やっとのことで国会の承認が得られたという形になったことは、皆さん覚えていらっしゃるところだと思うのですが、そのときに私たちが少なくとも一致したことは、核戦争の脅威にどう立ち向かうかという問題だったはずなんです。  このNPT条約は、非核保有国にとって非常に不平等な、問題の条約であるということは周知の事実だと思います。しかし、これ以上……

第102回国会 外務委員会 第9号(1985/04/24、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 私は、これより三条約についての質問をいたしますが、まず、千九百七十九年の海上における捜索及び救助に関する国際条約、いわゆるSAR条約についてお尋ねをいたします。  SAR条約は、外務省のお出しになった資料によりましても、現在まで十六カ国が加入をしている。そして、もう目の前になっております六月二十二日になりますと発効が確定しているという条約でありますけれども、日本の隣接国は、現状はいずれも未加入なんですね。海上の捜索救助を地域協力、国際協力によって迅速かつ効果的に行うということがあくまでこの条約の目的でございますから、この条約の趣旨からいたしますと、日本の近隣国であるソビエトであると……

第102回国会 外務委員会 第10号(1985/05/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 外務大臣は、サミットから後、ヨーロッパへの歴訪を終えられてお帰りになって初めての外務委員会ですが、お疲れであったと思います。  今回のサミットは第十一回のサミットであったはずなんですが、先日、外務省の方から、「ボン・サミットについて(とりあえずの評価)」という文書が出されました。これを見ておりますと、「今次サミットは、緊張感あふれたウィリアムズバーグ・サミット、明るい雰囲気の下で開催されたロンドン・サミットに比し、不確実性を孕んだサミットであったといえる。」と書いてあるのです。これは外務省は、「不確実性」とえらい遠慮ぎみに書かれておるのですが、率直に言えば、対立が浮き彫りにされたサ……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/17、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 今回のこの条約に対して、加盟予定国はそれぞれの国の特殊性、それぞれの国のよって立つ立場がございますが、御案内のとおりに日本は武器輸出三原則がある国でございます。今回の条約をずっと見てまいりました限りで、公社は公社が投資したいかなる企業の経営についても責任を負わないということになっているのですが、業務手続の中身を見ましても、武器を製造する企業あるいは武器関連企業、武器に援用される製造品を生産する企業等々について、やってはならない決め手はどこにもないのです。日本とすれば、本来武器輸出三原則を決めている国ですから、そういう武器製造並びに武器関連問題を取り扱う企業に対して、投資してはならな……

第102回国会 外務委員会 第14号(1985/05/22、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 きょうは大きく三点にわたって質問をさせていただきたいと思うのですが、まずホットなところからお伺いいたしたいと思います。  ニュースによりますと、昨日イスラエルの門田大使がイスラエル外務省の高官に会われまして、日本赤軍の岡本公三をイスラエルが釈放したことについて日本政府の遺憾の意を伝えられたということでありますが、この遺憾の意の中身はどういうふうな意思表示をされたのかを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今お答えになりました国際法上の疑義があるという点なんですが、国際法といいましても、どういう国際法にどういう疑義があるということに相なるのですか。

第102回国会 外務委員会 第15号(1985/05/24、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 世紀の条約と私はこれを申し上げたいと思うのですが、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約についてただいまから、本日はまず皮切り質問でございますから、入り口のところを私は質問をさせていただくことにいたします。  実は、この条約の中身は非常に重いものでございますし、女子に対する差別の問題を取り上げて審議を進めますと、これは時間は大変かかるわけです。何回審議をやったって、尽きるところはないと私自身は思うのです。特に、この条約の中から見ましても、「男女の定型化された役割に基づく偏見及び慣習その他あらゆる慣行の撤廃を実現するため、男女の社会的及び文化的な行動様式を修正すること。」こ……

第102回国会 外務委員会 第16号(1985/05/29、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 関連して。ただいまの問題についてちょっと関連で申し上げますが、今の小林議員の御質問に対する答弁というのは、非常にいいかげんな答弁なんです。文書で提出していただくにいたしましても審議中でないと意味をなしませんから、早急に、本日中にこれは出していただくということでないといけません。そのことをはっきり、委員長の一言で決まりますから、わざわざ理事会を開く必要はないと思います。出させますとおっしゃってください。
【次の発言】 二十四日の当委員会における質疑、さらに本日の午前中にかけての、そしてただいままでの質疑の中で、どうしてもこれは外務省に私は物を申さねばならない点がございます。簡単に申し……

第102回国会 外務委員会 第17号(1985/05/31、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 今の質疑応答を承っておりまして、まず私は、抽象的なことじゃなくて具体的なことでひとつ総理大臣の御認識を伺わせていただきたいと思うのです。  総理大臣、御存じだと思いますが、ゴルフ場の中で女性を締め出すゴルフ場がございます。実は当委員会でも大変問題になりました。二十五日に行われました外務省幹部と在京の各国大使の間での、外交団とのコンペの問題であります。森山眞弓外務政務次官が女性であるという理由だけで、このコンペに入ることを拒否されたということがゴルフ場の取り扱いの上から出てきたわけであります。  まずお伺いしたいのは、もう総理大臣もよく御存じだと思いますが、こういう問題についてどうい……

第102回国会 外務委員会 第18号(1985/06/04、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 この条約審議を始めました二十四日の初めの質問で、私は、この女子に対するあらゆる形態における差別を撤廃する条約に関連する国際条約がどれくらいあるかという質問をし、かつ、中身に対しても質問を進めました。きょうは、その点について少し詰めをしっかりやっておきたいと思います。  外務省いかがでございますか、この条約に関係する国際条約並びにILO条約を先日挙げられたわけですが、この条約から考えると、その国際条約並びにILO条約の方がおくれていてこの条約にそぐわない、そのために今さら批准をするということは意味が失われていると思われるような条約がその中にあるのかないのか、ひとつそれに先立って、もう……

第102回国会 外務委員会 第20号(1985/06/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 きょう、私は数点にわたって質問を申し上げたいと思いますが、まず、この十一日にアメリカの上院本会議で可決されました対日防衛要求決議案と一般に言われておりますあの決議について、あらましの概要を御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 ただいまは概要を御説明いただいたわけですが、昨日、私はこの決議について外務省に資料要求をいたしましたら、これはファックスにかけられていて非常に読みづらい。余り読みづらいものですからその原文をということでもう一たび要求をしまして、これもまた字が小さくて、私のように老眼鏡をかけなければ読めないような目で見ますと非常に読みづらい中身でありますが、これを見ますと……

第102回国会 社会労働委員会 第14号(1985/04/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井委員 今回の政府提案のこの法案を見ますと、見れば見るほど一体政府はどういう感覚でこういう法案をお出しになったのか、理解に苦しむのですね。一片の人間としての常識があるならばこの法案というのは恐らく速やかに撤回をされるのが私は順当であろうと思います。  大臣にまず申し上げますが、今回のこの法案を提案されるときにどういうことを念頭にお置きになったか、今まで母子福祉年金を補完するものとしてこの制度は創設された、こうなっているのですが、今回の改正で、年金にこれは今まで関係してきた問題なんですから、したがって、国民年金法の六条からするとかけなければならないところがあるはずですが、国民年金審議会におか……


各種会議発言一覧

32期(1969/12/27〜)

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、日本社会党)

○土井委員 まず、福田大蔵大臣にお尋ねをいたします。  公害発生源企業の公害防止に必要な費用は一体だれが負担すべきでございますか。
【次の発言】 原則からいたしますと、公害発生源の企業が一〇〇%負担すべきだというお考えでございますか。
【次の発言】 一〇〇%の、費用に対してはやはり負担をしなければならないという内容でございましょうか。
【次の発言】 同様の質問を通産大臣にひとつお願いいたします。
【次の発言】 そこで、その問題の公害防止事業費事業者負担の内容なのでございますが、この中で私は、問題になる幾つかの点がございますけれども、やはり最も問題点はこの負担総額の点にあると見るわけでございます……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○土井分科員 経済企画庁長官にお尋ねをいたします。  現在、公共用水域の水質の保全に関する法律に基づきまして水質審議会がございますが、この水質審議会議事運営規則というのは一体どなたがお定めになるのですか。その制定権はいずれにあるかという問題です。
【次の発言】 それではこの運営規則制定権は会長にあるということでございますね。会長によって規則が現に定められて、水質審議会議事運営規則というのがあるわけでございますが、この審議会で審議された内容を記録した議事録は公開できることになっておりますか、いかがでございますか。
【次の発言】 私お尋ねしているのは、あくまで議事録ということをまず御念頭におとどめ……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会内閣委員会地方行政委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1971/12/07、32期、日本社会党)

○土井委員 沖繩の復帰に伴う問題はいろいろ山積みでございますが、きょう私はこれから水道問題だけに限ってひとつ質問させていただきたいと思います。私たちは、一日として水なくして生きることができません。沖繩も同様であります。この夏、実は沖繩に現地調査に参りましたとき、水飢鐘にあえいでいる状況というのをまのあたりにいたしまして、これはもう一日もなおざりにすることができない問題だということを再確認してまいりました。特に、御承知のとおりに、沖繩は全島統合上水道、これは米陸軍水道局がそれについての管理権を一手に掌握しているわけですが、そのもとにある水道公社、さらにそのもとにある市町村の水道局、そういう一連の……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1972/03/21、32期、日本社会党)

○土井分科員 きょう私がお尋ねしたい問題は、小中学生向けの学習雑誌についての問題であります。  いま小中学生向けの学習雑誌の出版社の中で、最大の規模を誇っております学習研究社という出版社があることを御存じだと思います。この出版社が出しております月刊学習雑誌、これは小学校で言いますと「1年の学習」とか「2年の学習」とかいうふうな雑誌と、もう一つ「1年のかがく」、「2年のかがく」というふうな雑誌と二手を、およそいま月刊学習雑誌として出しているようでございますが、この学習雑誌の取り扱いにつきまして、従来いろいろと問題点が提起されてきております。御承知のとおりだと思いますが、いまその点について詳しく述……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/04/09、33期、日本社会党)

○土井委員 今回の港湾法等の一部を改正する法律案につきまして、いままでもうすでに御質問また御答弁があった問題は重複するかもしれませんが、ひとつ基本的なことをきょうは二、三お尋ねするつもりで質問をただいまから始めたいと思います。  現行の港湾法によりますと、重要港湾の港湾計画というのは、港湾管理者が発案いたしまして、国と調整するというたてまえになっておりますね。ところが、今回の改正案を見ますと、まず国のほうが基本方針を定める、そしてこの基本方針に適合した港湾計画、それが問題にされていっているようであります。一体現行法では、まず港湾管理者が港湾計画を発案するというふうなたてまえが、今回のように、国……

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/05、33期、日本社会党)

○土井委員 きょう私は、公害対策あるいは環境保全というふうな観点から御質問をさせていただくわけですが、何しろ時間が四十五分しかござやませんので、こまかい数字であるとかあるいは細部にわたる検討は、一切きょうは差し控えたいと思います。基本的なところでひとつ御質問をさせていただきますから、イエス、ノーをはっきりと、そして意のあるところをあまり時間をかけないで、端的にお答えをいただくことをあらかじめ要望しまして、質問に入りたいと思います。  運輸大臣、国鉄の再建計画も含めまして基本的に運輸省さらに国鉄としてあるべき姿、これはよく国民に対してのサービスを問題になさいますが、この中身は能率性――能率性と言……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会公聴会 第1号(1973/07/16、33期、日本社会党)

○土井委員 きょうは、わざわざ遠路はるばる公述のためにおいでをいただきました方も中にいらっしゃるわけでありますから、たいへんにふだんから健康を害していらっしゃる上に長時間の御労苦でおつかれのところと思います。端的に二問だけお尋ねをいたしたいと思います。  一つは、現行法にございます公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、これは御承知のとおりに四十四年につくられたわけですが、四十四年につくられて以後、この法律それ自身に対していろいろな批判がある中で、特に一つは指定地域制に対する批判というものは現に被害者の方々の中から強く出ていることは御承知のところであります。  ところで、きょうおいでをいた……

第71回国会 商工委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/09/12、33期、日本社会党)

○土井委員 今回のいわゆる化学物質規制法案の中心になっている問題は、やはり安全性をはっきりさせようという問題だと思うのです。安全性の確認という点から申しますと、今回この法案の中心になっております新規化学物質も既存の化学物質も同様でありまして、既存の化学物質だから軽く考えてよい、新規の化学物質だからきびしく考えなければならないということはないと私は思うのです。そういう点からいたしまして、今回この法案を作成されるにあたって、既存の化学物質についてリストがあるかどうか、安全性の確認があるものとないものとについても区分けがまず第一に必要でありますし、それがどういう部分にどういう状態で使用されているかと……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○土井分科員 いまの井上議員の徳島貯金局におけるPCBの問題に続きまして、私もPCBに関係のある問題を質問したいと思います。  長野や徳島で母乳から高濃度のPCBが貯金局内部において検出されたというのを大臣は御存じでいらっしゃいますね。
【次の発言】 長野や徳島は言うに及ばず、地方貯金局について、その問題での健康管理あるいは追跡調査、それを国は独自の調査としてその後やっていらっしゃるかどうか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 問題は、一回、二回の検査でこと足れりというのは困るということがまず第一に問題になると思います。慢性毒性が実は問題なんですね。これはもうすでに例のカネミのライス……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○土井分科員 加藤労働大臣、先日、二月二十七日の社会労働委員会ですでに社会党の島本虎三委員から取り上げられた問題でありますから、頸肩腕症候群といえば先刻御承知でいらっしゃると存じますが、御承知でいらっしゃいますね。――これは私はこれからの課題だと見ております。これは単純作業の反復だとか機械労働による腕、手、指等の作業によって引き起こされる一連の職業病と申し上げなければならないと思います。すでにこの問題については、昭和三十九年の九月十六日に「キーパンチャー等の手指を中心とした疾病の業務上外の認定基準について」という通達があって、それを後に、四十四年の十月二十九日に基発第七二三号通達として、中身を……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 私は、特に林野庁の長官に、兵庫県の芦屋市にあります元剣谷国有林、それから現にあります剣谷国有林問題について二、三お尋ねしたいと思います。すでに、この問題の趣旨は、昨年の十一月に社会党のほうから申し入れをし、そしてある程度の輪郭をお答えいただいているわけですが、きょうはもう昭和四十八年度の予算案の審議が続行のまっ最中で、しかも、この中身については具体的に少しお答えをしていただかなければならない時期だと思いますので、その点あらかじめ申し上げておいて質問を始めたいと思います。  現在、芦屋市が所有しております元剣谷国有林、このいきさつについてはもはや説明の必要がないかとも思いますが、昭……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 私は、このところ特に急増地域におきます学校建設の問題というのは、日を追っていろいろ問題点をはらんでいるようでありますから、これにしぼりまして、御質問をしたいと思います。  まずお伺いをしたいと思いますが、四十八年度予算のうち、急増地域において特別の対策を何らか講じていらっしゃるかどうか、学校建設、特に校舎の建設関係をめぐって、それについて基本的なひとつ問題を答えていただきたいと思います。
【次の発言】 いまの負担率が少し改善されるとか、それから単価についても少し割り増しを考えていくとか、これは基本的に大事な問題なんですが、何といっても、急増地域というのは過密地帯なんです。いま問題……

第72回国会 運輸委員会地方行政委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1974/02/22、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいまから私質問させていただくわけですが、与えられております時間がたいへんに短うございます。そこで質問のほうも思い切りはしょって質問をいたしますが、ひとつ端的な御答弁をあらかじめ要望いたしておいて質問に入ります。  まず、昨年の七月この航空機騒音防止法改正案を国会に提出されるにあたりまして、運輸省航空局長名で、伊丹、豊中など大阪空港周辺自治体の同意を取りつけるために出した文書がございます。その中身はもう周知の中身でありまして、四十八年の七月九日という日付が打ってございますが、その中に「現大阪国際空港の将来のあり方については、新関西国際空港との関連において十分検討を要するものである……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 きょうは、これから私、大きく分けまして二つの質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに航空輸送の大型化に伴う問題なのでございますが、これはもうたいへん運輸大臣も御心配、御苦慮なさっているところだと思います。現地時間の三月三日午後零時四十五分過ぎ、パリのオルリー空港離陸直後、トルコ航空のDC10が墜落をいたしまして、日本人の乗客四十八人、たいへんとうとい命でございますが、この犠牲を含めて三百四十五人の方が一挙になくなられた。この事件以後、どうも大型化という問題についてはいろいろな観点から問題が提起されているわけであります。  まずお伺いしたいのは、これは何といいましても現場……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○土井分科員 私がここに持ってまいりましたのはトイレットペーパーの包装袋でございます。ひとつ参考までに持ってきてみました。この包装袋にはJISマークがございます。通産大臣、ひとつごらんいただいてまずお聞きしたいことがあるのです。  この包装袋には百十四ミリ掛ける六十五メートル、四ロール、二枚重ね三二・五メートルとございますが、このトイレットペーパーはいま幾らで売られていることが通産大臣のお立場からするとよいとお考えでありますか。
【次の発言】 これは二百四十円です。やはり二百四十円で売っている店でこれは買い求めたわけでございます。  ところで通産大臣お伺いしたいのですが、これが百十四ミリじゃな……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○土井分科員 昨年の暮れに、私たちにとっては突然でございましたが、内閣総理大臣の、田中首相構想と申し上げてもいい、海外経済協力専門の担当大臣を新設するということが問題になりました。いまこの担当大臣の件は、大平外務大臣、どのようになっておりますか。
【次の発言】 どうなっておりますかと、質問をさせていただいたわけであります。いまのは、その担当大臣というものが一体どういうものであるかという、いわばコメントみたいなものでありますが、そんなことじゃないです。いまどうなっておりますかということに対して、ひとつお答えをいただきたいです。
【次の発言】 しかし、私たち聞くところによりますと、この担当内容とい……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○土井分科員 文部大臣、日本の教育の基本となるのは教育基本法という法律がはっきりとそこに定めておりますとおりで、まず前文の個所に「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。」こうございま……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○土井分科員 ただいまは医師、医学者についての教育のあり方、養成のあり方についての御質問が続行されてきたわけでありますが、それとも関連が少しはございますが、私、いまから教育職員の免許のあり方について、ちょっとお尋ねをしたいのです。  いま全国の都府県の教育委員会の窓口に、中学校の教諭、高等学校の教諭の一級、二級普通免許状についての授与願い、これを申請されている時期でありますが、聞いてみますと、大学から一括して申請するのではなくて、大学生卒業して、二、三年たって、一人一人、個々に授与願いを窓口に持ってこられる方々がございます。そういう方々の中には、先般、教育職員免許法が一部改正をされて、それに従……

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、日本社会党)

○土井委員 私はポストベトナムという現実の問題に立脚をいたしまして、少し防衛庁長官にお尋ねをしたいと存じます。  ことしに入りまして、御承知のように連鎖反応のような状態で引き起こされてまいりましたインドシナ情勢の急変で、アメリカが撤退をいたしました。カンボジア、南ベトナムの両反共政権の相次ぐ敗北、そうして崩壊という結末を迎えました後、アジアでの次の舞台は恐らく朝鮮半島であろうというふうな声がただいま急速に高まってきておるわけですね。事実、金日成主席を団長とする朝鮮民主主義人民共和国の代表団の訪中がございまして、これに対して韓国の朴大統領は北の脅威というものを強調いたしております。五月の十日には……

第75回国会 地方行政委員会商工委員会災害対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/19、33期、日本社会党)

○土井委員 ただいま審議をいたしておりますこの石油コンビナート等災害防止法案というのは、もう言うまでもなく、昨年十二月十八日から十九日にかけて起こりました岡山県の三菱石油の水島製油所でのC重油の流出事故に端を発する一般の認識ということがもとになって、やはり緊急を要する問題というところでこの法案が作成されたといういきさつを、私も承知をいたしております。そういうふうな点から、先ほど、まず、いろいろな関係省庁に、やはり縦割り行政でこの安全対策、保安対策、防災対策を講じようとすると、多岐にわたる問題がある。いま、現行法でこれを問題にしていっただけでも、これはいろいろ大変な行政サイドでのやりとりがあるわ……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○土井分科員 まず建設省の方に、建設大臣も御出席でいらっしゃるわけでございますが、きょうお伺いしたいのは、プレパブリケーションの家、いわゆるプレハブ住宅の問題でございます。  まずプレハブ住宅の利点というのは一体どの点にあるかというのを簡単で結構でございますから御指摘いただけませんか。
【次の発言】 いまお述べになった後の方のマスプロダクションによる値段の低下、これは安くてよいという利点もあるかもしれませんが、片やマスプロダグションによるいろいろな欠陥、消費者の方からすると欠陥が最近だんだん目立ってきておるようであります。  そこでお伺いしたいのですが、建設省とされては、このプレハブ問題につい……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○土井分科員 昨年の八月十三日に航空審議会の方から「関西国際空港の規模及び位置」という答申が出ておりますが、その中に、もうこれは世上広く知られておりますとおりに、「新しい空港は、大阪国際空港の廃止を前提として、同空港の機能を代わって受け持つ能力のあるものとしなければならないと認識した。」ということでこの答申は出発をいたしまして、そうしてこの四つの候補地の中から泉州沖を適当と考えるという答申が出されたわけでございます。  そこで、まずお尋ねしたいのは、あの答申の中身を見ますと、種々いろいろな裏づけをもって昭和六十年ということを一つの目途としながら新空港の建設ということをお考えになっている答申であ……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本社会党)

○土井分科員 先日、政府から婦人問題企画推進本部を通じまして、婦人に対する施策として「国内行動計画」が出されたのを法務大臣はよく御承知でいらっしゃると思います。これは御説明申し上げるまでもなく、一九七五年のあの国際婦人年に当たりまして世界会議が採択した世界行動計画を受けて、これからの日本政府としての政策に対しての指針をこの中で打ち出しているわけでありますが、この行動計画の中に「憲法に定める男女平等の原則を一層徹底させ」ていく、そういう点から「常に諸法制を見直し、その再検討を行う。」そのためにいろいろ書いてありますが、「引き続き、民法等関係法令の再検討を行うとともに、法的に認められた諸権利が確実……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○土井分科員 まず大変気になることを私はお伺いしたいと思うのですが、報道されたところによりますと、アメリカとカナダがことし七月をめどにいたしまして人工甘味料サッカリンの使用禁止を決めたということであります。これでわが国においても影響は絶大だと私は見るわけであります。かつて私は、五十年の六月十三日に社会労働委員会において、また続けて六月二十四日には公害対策並びに環境保全特別委員会において、それぞれサッカリンの規制緩和に関する質問をいたしておりますが、ひとつきょうはこれから日本の厚生行政の中でサッカリンがどのように取り扱われようとするかという問題をお尋ねをしなければならない、このような気持ちであり……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本社会党)

○土井分科員 どこの家庭でも使われております石けんと洗剤、きょうはこの問題に対しての表示のことを一つはお尋ねしたいと思うのですが、大臣の御家庭でも石けんや洗剤は日常使っていらっしゃると思うんですが、実は石けんについては、家庭用品品質表示法という法律からいたしまして、この品質表示の指定品目にいままで入っていなかったわけであります。ところが合成洗剤については、いままで成分による分類はなくて、単に合成洗剤という表示がなされて今日まで来たわけです。私たちは、この合成洗剤の中身については大臣も御承知のとおりで、大変に有害性、有毒性というのが、おむつかぶれの例を挙げるまでもなく、それから、台所に立って毎日……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○土井分科員 昨年五月に労災法の改正がございましたが、その節、衆参両院において附帯決議がございます。附帯決議の中で、一の部分にこのように述べてあります。   政府は、次の事項に関し所要の措置を講ずべきである。  一傷病補償年金制度の運用に当たつては、特に頸肩腕症候群、むち打ち症、腰痛症等の職業性疾病患者の療養の実情に即して、適切に行うよう努めること。 このように附帯決議があるわけでございます。御存じのとおりに、保母さんや看護婦さんや介護者さんやキーパンチャーやタイピスト、事務職員等々、特に女性の職場でたくさん起こっております頸肩腕症候群あるいは腰痛、こういう問題を考えていきますと、この労災法の……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本社会党)

○土井分科員 先日私は、新聞紙上でただいま伝えられております国際学友会の現状が大変深刻な段階に到達しているということで、現場に足を運びまして、その後実情についてそれなりの調査を進めてまいりました。きょうはここに、その現場にまで参りましたときの写真がございますので、ひとつ外務大臣にごらんいただきたいと思います。いろいろございますから……。  国際学友会の目的は、「本会ハ学生二依ル国際間文化ノ交換及ビ本邦留学外国人学生ノ保護善導ヲ図り以テ国際親善ヲ増進スルヲ目的トス」という目的がございます。国際学友会の理事の名簿を見ますと、文部省の学術国際局長、法務省の入国管理局長、元特命全権大使の方が三名、それ……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本社会党)

○土井分科員 このたび、昭和五十一年度の児童生徒の学校外学習活動に関する実態調査の結果が文部省から発表されたわけでありますが、報道でもこれが非常に大きく取り上げられておりますとおり、学習塾というものの激増が最近大変に論議を呼んでおります。文部大臣は、この学習塾というものが年々ふえていく傾向にある、決して減りはしない、こういう現象に対して、その原因はどの辺にあるというふうにお考えになっていらっしゃいますか。
【次の発言】 いまおっしゃったおけいこごとの塾、それから先ほどおっしゃいました進学のための塾、それからいろいろ組まれている教科課程の内容が理解しにくいために、理解を促進させるための塾、これは……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本社会党)

○土井分科員 私、本日、大阪国際空港にエアバスの導入を考えていらっしゃる運輸省の姿勢と、その内容に対して少しお尋ねをしたいと思います。  先日、三日の日に環境庁からの十三項目にわたる申し入れに対しての回答を環境庁に出された。その二日後に、環境庁からこの回答に対して、よろしかろうという同意が出た。こういう経過があることはもうすでに御承知のとおりなんですが、あの回答の内容を見ますと、五十三年に向けてジェット機を二百回に削減をして、その中でエアバスを百回にしたい、こういう一つの目安が出ております。五十八年になりますと、エアバスを百八十回にしたいという目安も出されております。  そこでお尋ねしたいので……

第82回国会 運輸委員会建設委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/14、34期、日本社会党)

○土井委員 ただいま審議をいたしております法案の名称は、特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法という名称でございますが、ここに言う「特定空港」というのは、この法案によりますと、第二条で政令で指定をされるということになっております。ところが、政令で指定をされる特定空港の対象になるこの空港といたしましては、いま、空港整備法第二条第一項に規定する空港の中から政令で特定化されるということに、この条文の体裁から申しますと、なっているわけでございますが、ずばり運輸大臣にまずお尋ねをいたしたいのでございますけれども、大阪国際空港というのは、この特定空港の中に入れて政令で指定されようというお気持ちがいまございま……

第82回国会 法務委員会地方行政委員会外務委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/11、34期、日本社会党)

○土井委員 今回の日航ハイジャック事件によって受けましたわが国、わが国民の打撃と犠牲はまことに大きかったわけであります。西ドイツの場合も同様でありましょうけれども一具体的には六人の釈放犯や十六億円という莫大なお金が国民の血税によって賄われるということなどを考えますと、国民からすれば、日航ハイジャック事件の経過は一体どういうことだったのかということがはっきりわからなければならないのですけれども、どうもテレビで刻々伝えられるニュースであるとか、新聞紙上の政府それぞれの担当者のいろいろな談話であるとかを通じて断片的に知り得ても、全体の経緯に対してよくわからないというのが実感だと思うのであります。何が……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○土井分科員 昭和二十二年の五月に起こりましたいわゆる福岡事件におきまして、その後昭和三十一年の四月と五月にわたりまして死刑の確定判決を受けた二人の死刑囚が当時あったわけでありますが、現在この二人についてどういうことになっているかを、まず簡単にあらまし御説明賜りたいと思います。
【次の発言】 死刑が執行されました死刑囚に対してまずお尋ねをいたしますが、いつ死刑が執行されたわけでございますか。
【次の発言】 昭和五十年の夏の初めごろに死刑が執行されるに先立ちまして、本人から恩赦願が出されていた事実があると存じますが、それはいかがでございますか。

第84回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○土井分科員 郵政大臣御存じのとおりで、公共用の飛行場周辺や新幹線の沿線などにつきましては、航空機や車両の通過に伴いましてテレビの電波障害や電話の通話障害という事実がございます。国道周辺で大変な車の通過量に伴ってテレビの電波障害や通話障害があるという事実について、いままでお調べになったことがおありになるかどうかというのを一つお尋ねいたします。
【次の発言】 研究会で慎重な検討を進めていただくことは大変結構ですし、それは十分にお進めいただきたいわけでありますが、現実に来る日も来る日もこれに悩んでおる住民があることを、ひとつ一日も早くお取り上げいただいて、行政措置としてどうするかという、いま直ちに……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○土井分科員 先日、厚生大臣は予算委員会の席におきまして、健康保険法の改正の柱に、高額医療費の負担については全額給付という線で考えたいという大変特筆すべき御答弁を公にされたわけであります。  いまから申し上げますような例はどういうふうに取り扱われるかということが実は大変に具体的に切実な問題を抱えておりますので、お聞かせをいただきたいと思うのですが、一部新聞紙上にも掲載をされましたので、あるいは厚生大臣はよくこの具体的な事情に対して御存じでいらっしゃるかもしれないと思います。  兵庫県の宝塚市で、全国でも大変こういう例が少ないと言われる腸重積症の十三歳の少年がただいまございます。この腸重積症とい……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○土井分科員 きょうは藤井労働大臣にひとつ現状をお聞きいただきまして、これに適切な措置を講ずることをお考えいただきたい、こういう意味でただいまから御質問申し上げますからお聞き取りをお願い申し上げます。  大臣御承知のとおりで、昭和五十一年の五月十日に労働者災害補償保険法の一部を改正するに当たりまして、衆議院の社会労働委員会で附帯決議が決議されております。また同様に参議院の方でも附帯決議がはっきりと確かめられているわけでございますが、その附帯決議の中にこういうことがあるのです。傷病補償年金制度の運用に当たっては、特に頸腕、むち打ち、腰痛などの職業性疾患者の療養の実情に即して適切に行うよう努めるこ……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○土井分科員 昨年も私は当分科会で質問をさせていただく機会を得たわけですが、その節問題にいたしました家庭用品の品質表示の問題で、合成洗剤、それから洗たく用または台所用の石けん及び住宅用または家具用の洗浄剤について、この品質規格のいろいろな分類を御用意なさっているのを取り上げて御質問いたしました。あの節、これは非常にわかりにくい分類だ、これは非常にわかりにくい表示になるのではないかという一抹の危惧を持ちながら質問をさせていただいたのですが、果たせるかな、いろいろ消費者の声を聞いてみますと、まことにわかりにくくなったという声が圧倒的であります。そういうことを一つは念頭に置いた上で、きょうは御質問さ……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○土井分科員 きょう、私は教員養成大学院大学についてお尋ねをしたいと思います。  この問題は、今国会で恐らく教員大学院大学設置のための国立学校設置法改正案審議ということになる問題でございましょうから、追っていろいろな課題はそこの審議の場所で討議が進められるであろうと思いますが、大まかにいま私の考えております疑問の点だけをきょうは申し上げさせていただいて、いろいろそれに対する御見解を賜りたいと思っています。  いま予定をされております場所の一つが、実は文部大臣の御出身の兵庫県でもございますから、そういうことからいたしますと、具体的なことになるとお尋ねすることが実はむずかしい点もあるかもしれません……

第87回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○土井分科員 一九七五年の国際婦人年を機にいたしまして、ただいま政府の中に婦人問題企画推進本部というのが設置されているわけでありますが、総理府長官はこの中でどういう役割りをいま担っていらっしゃるわけでありますか。
【次の発言】 そうすると、副本部長であられる長官とされては当然御承知だと思いますが、五十二年の六月十四日に「婦人の政策決定参加を促進する特別活動推進要綱」というのが出されたわけであります。御存じでいらっしゃいますね。この要綱の中の、ただいま進められつつございます国内行動計画の十年のうちの前半期の重点実施事項の中で、活動方針をその目的に従って見てまいりまして、一番重点を置いて考えられて……

第87回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○土井分科員 まず法務大臣に、本題に入る前にお尋ねしたいことが一つございます。  それは、去る二月二十八日の外務委員会の席におきまして、すでに一月二十三日に外務委員長名で外務委員会の理事の一致の賛成でもって資料要求を法務省に対していたしました。中身は出入国の記録でありますが、具体的にチータム氏、カーン氏についてのこの出入国記録に対しての資料要求に対しまして、ただいま法務省としてはどういうお考えをお持ちでいらっしゃいますか。
【次の発言】 釈迦に説法のたぐいになりますが、憲法を出してそういう御答弁をされますと、人権侵害にわたらないようにという配慮は、日常、国民相互間の生活上、やはり忘れてはならな……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○土井分科員 きょう私はこれから、大阪湾岸道路計画について建設大臣並びに関係の担当の方々にお伺いしたいと思います。  大臣御承知のとおり、昭和四十三年に建設省は、大阪市周辺等幹線道路網整備計画ということの計画決定に従って調査をお始めになったといういきさつがございます。昨年の六月二十六日に建設省近畿地方建設局が大阪湾岸道路計画概要というのを出されたようでありますが、それに従って、現段階ではこの都市計画審議会、都計審が具体的にそれぞれ内容について案の具体策を進めておられる段階だということをわれわれは聞き知っているわけでありますが、一体これは何年完成ということを目標になされている計画であるかというこ……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○土井分科員 私は、大阪国際空港の航空機公害に関する問題について、きょうはその一端をお尋ねしたいと思うのです。  先日、運輸大臣もご承知のとおりに、航空局の方から、国際空港における「航空機騒音に係る環境基準の五年改善目標の達成状況について」という内容が発表されました。これについては環境庁から環境基準値というのが示されて、これについて中間目標値を達成するという時期が昨年の十二月であったはずであります。本来ならば昨年の十二月にこの内容というのは出されるべきところが二月に出されているわけでありますが、これはどういうわけで延びたのでございますか。地域の住民の人には昨年の十二月に出しますという予告を、ま……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○土井分科員 郵政省の方では、五十二年度の統計というのは大体集約できていますか。いろいろなデータについての集約はいかがですか。
【次の発言】 そうすると、これについては当然集約されていると思うのですが、ずばり、五十年度から五十一年度へ、五十一年度から五十二年度にかけての、各年度の生理休暇取得率というのはどういうことになっているかというのをひとつお知らせいただけませんか。
【次の発言】 これは通告しておいたんですよ。きょうの質問はと聞かれたので、生理休暇の問題も含めて、労基法で言うところの母性保護の内容に対して質問しますよと言ってあるんですよ。

第87回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○土井分科員 私は、食品添加物についてまずお尋ねをいたします。  この食品添加物の中でオルトフェニルフェノール、OPP、柑橘類の防カビ剤に使用されている物質でございますが、これが御承知のとおり五十二年四月三十日に食品添加物として厚生省によって指定をされまして、それ以後現在に至るまでこれを使用いたしているわけでありますが、グレープフルーツとかレモンのたぐいにこのOPPが使用されているときには、この使用について、使用しているという表示をするようにという厚生省からの行政指導があったはずであります。これについては非常に不徹底で、現在このやり方自身が、極端に言うと行政指導があってもなくても同じような店頭……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1980/03/07、35期、日本社会党)

○土井分科員 先ほども国際人権規約の問題が取り上げられていたようでございますが、国際人権規約、すでに日本は締約国でございます。そのA規約の三条並びにB規約の三条の男女平等、そしてさらにB規約の二十四条三項の「すべての児童は、国籍を取得する権利を有する。」という項目、またB規約の二十六条の法の前の平等と性別による差別の禁止条項、こういう問題を取り上げまして、私は昨年の四月二十七日に外務委員会で質問を申し上げた節、当時の外務大臣でございます園田外務大臣の方からこういう御答弁があったわけであります。「日本の国籍法というのはなかなかむずかしい問題でありまして、これに障害がありますけれども、この基本的人……

第91回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1980/03/06、35期、日本社会党)

○土井分科員 まず初めに、これは労働省がじきじきに担当していないとおっしゃるかもしれませんが、労働問題に関係する事柄でございますから、確認をするという意味で少しお尋ねを始めたいと思うのですが、いま一夫婦当たり子供の出生数というのはどれくらいになっておりますか。
【次の発言】 四十五年というと、いまから何年前の指数でございますか。
【次の発言】 実は、私の手元の資料から見てまいりますと、出生率が年々減ってきている顕著な減り方を示しているのは、それよりもはるかに後でございまして、四十九年の石油ショックあたりからこの方、ずいぶん出生率が減ってきているという現象を数字の上では確認することができるのです……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○土井分科員 海外技術者研修協会というのがありますが、この所管の省はどこでございますか。
【次の発言】 この技術者研修協会の設立趣旨と申しますか、その目的をひとつ聞かせてください。
【次の発言】 いま多額な国費の援助ということを言われましたが、一体それはどれくらいの額でございますか。
【次の発言】 大変多額な国からの補助金が、この協会に対して、発展途上国からの研修のために来る研修員に対して出されているという形になるわけですね。  ところで、ちょっと先にこれは通産省にお尋ねをしたいのですが、発展途上国に対する投資行動の指針というのが経済関係四団体から昭和四十八年六月一日付で出ておりますが、御承知……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○土井分科員 文部大臣、一九七五年という年は国連の国際婦人年ということで、あの七五年から十年の行動計画をそれぞれ関係各国が具体的に進めているわけです。ことしはちょうど五年たちますから十年の中間でございまして、中間年ということでデンマークに国際会議が用意されているわけです。ことしの夏ですね。  行動計画の中で、男女の性別による差別ということを撤廃しようということから出発しまして、女性の特に母性の保護ということを非常に重視して具体的な行動計画の中に組み込まれているということは、もちろん大臣御存じでしょうね。
【次の発言】 昨年、国際人権規約を日本も締結いたしまして、この人権規約の中に非常に詳細にわ……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、日本社会党)

○土井委員 午前中から出席を要求いたしておりました運輸大臣がついに午前中はお姿をお見せにならず、午後は必ず出席するというお約束のはずであったわけです。御出席なさるまで待たせていただきます。
【次の発言】 本委員会は、委員長、何とお心得でいらっしゃいますか。この連合審査がそもそもきょう行われるために、国対委員長会談の中でどういうことが討議されたかを御承知で委員長席にお座りであると思います。運輸大臣が御出席までお待ちいたします。
【次の発言】 午前中も石橋議員の質問について、運輸大臣が出席のとき運輸大臣への質問をど言われて午前中が終わりました。出席なさらなかったじゃありませんか。同じことです。待た……

第94回国会 法務委員会外務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/05/27、36期、日本社会党)

○土井委員 私が属しておりますのは外務委員会でございますが、ただいま難民条約の審議を内国民待遇の国内法の整備と並行して進めております。きょうは、特に国内措置の中で問題になります国民年金等年金制度などに重点を置いて、少しお尋ねをいたしたいと思います。  さて、三月二十三日付で、国民年金審議会の山田会長から園田厚生大臣あての「国民年金制度の改正について」という文書が出されておりますが、この中で、「今回の改正に当たっては、国民年金制度の基本に触れることのないよう留意されたい。」こういう文言がございます。国民年金制度の基本に触れることのないよう、そして留意されたいという中身、これはどういうことを意味し……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)

○土井分科員 このたび法務省は、難民認定法案などとあわせて出入国管理法として入管令の抜本改正についての御用意をお進めになっているやに私どもも聞いております。けさもそのことが大きくニュースとして報道されておりますが、新聞を読んだ限りでは、各社各様のある点については取り上げ方をいたしておりまして、もう一つその点がはっきりいたしませんので、ひとつお確かめをさせていただきたい、このようなことを前置きにいたしまして、少しお尋ねを進めたいと思います。  一九七三年に提出をされまして、私どももこれに対しては政治活動のチェックなどの項目があるということのために賛成をすることができなかった出入国管理令案というの……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本社会党)

○土井分科員 中期業務見積もりの中で、航空自衛隊のナイキJを装備する高射隊を整備するということが出てまいっておりますが、これが整備されると一体何個の高射隊になるのでございますか。
【次の発言】 そうすると、現在高射群については六個、高射隊については十九個ということであると思いますが、この点確認をさせていただきます。そのとおりですね。
【次の発言】 したがって、十九個を二十個にする、一個が整備されなければならない、そういうかっこうだと思いますが、この一個についての予定地というものをもうあらまし念頭に置かれておりますか。どうですか。
【次の発言】 じゃ、関西地区とまではおっしゃいますけれども、関西……

第94回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1981/02/27、36期、日本社会党)

○土井分科員 まず、私、この委員会に参りましてちょっと奇異に感じたことがございますので、揚げ足取りでなく一言申し上げたいことがございます。  先ほど運輸大臣が御説明を賜りましたのは「昭和五十六年度運輸省予算の説明」でございますが、まだ予算は確定いたしておりませんで、いま予算案を審議中の国会でございますので、御説明賜る場合は「昭和五十六年度運輸省予算案の説明」というのが的確なことになるのじゃないかと思います。いかがなんですか。
【次の発言】 よく私も耳をそばだてて承っておりましたので、後で議事録を精査をお願いします。予算とおっしゃったように私は聞いております。これは揚げ足取りでなくて非常に大事な……

第94回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)

○土井分科員 建設大臣、きょう私は、道路計画について具体的なことをひとつお尋ねいたしますので、まず事務当局の方からいろいろお答えをいただいて、最後に大臣の方から一言、それについて御意見なり御所信のほどをここで披瀝していただく、こういう順序で三十分間進めたいと思います。  東京の方では環七、西日本の方では有名な国道四十三号線というのがございまして、兵庫県では尼崎、西宮、芦屋、神戸と横断している、世にいわゆる悪名高き公害発生源の道路でございます。  そこで、環境庁、警察、御出席ですから、環境庁と警察にあらましのところをまず言っておいていただいて建設省に矛先を向けたいと思いますが、この国道四十三号線……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1981/02/28、36期、日本社会党)

○土井分科員 いま厚生省が省を挙げて大変御苦労になっております問題に、国民年金法の適用をどうしていくかという問題が実はございます。それは何かというと、御案内のとおり難民条約締結に向けて年金のあり方を外国人に対して一体どう考えるべきかという問題なんでございます。  これは従来から、園田厚生大臣が外務大臣でいらっしゃったころから難民条約の締結が急がれながら、しかし国内での年金や健康保険や児童手当あるいは生活保護という問題について踏み切れなかったことのために、今日まで締結をすることがなかなかむずかしかったという過去の事情もございます。さらにその後外務委員会では、国際人権規約を審議して批准をすることに……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1981/02/28、36期、日本社会党)

○土井分科員 きょう私は、農業者年金の問題について少しお尋ねしてみたいと思いますが、一時は三ちゃん農業と言われまして、お母さん、主婦の労働力なくしてもはや日本の農業は成り立たないということが全国各地で課題になり、そしてその貴重な労働人口である農業者の家庭にとりましては大切な女性の労働力、この問題に対してどのように保護するか、保障していくかという問題がひいては大変大きな問題となってきたわけです。いま大体、全国平均女性の農業に対する就業人口というのは、男性に比べて多いんですか少ないんですか、いかがですか。
【次の発言】 いまのお話のとおりなんで、女性のウエートがだんだん農業経営においては高まってき……

第94回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1981/02/28、36期、日本社会党)

○土井分科員 きょうは、国を挙げて財政再建に大変難渋をしておられるやさき、実は税金の問題について、専門家であり、さらにはフェミニストであり、大変愛妻家として有名な大蔵大臣に対して、少しお尋ねをしてみたいと思っています。  大臣、これは何回となく私たちもこの問題を取り上げて押したり引いたりしてまいりましたが、女性の就労者の中でパートタイマーの方々が非常に多い、このパートタイマーに対して税の上で何か控除の中身を引き上げていただくわけにはいくまいかということでいままで質問をいたしまして、先年やっとのことで総額七十万から七十九万というかっこうに控除の中身が引き上げられるということになったわけであります……

第94回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本社会党)

○土井分科員 きょうは端的に私は、自分の意見も含めて質問を申し上げますから、ひとつ文部行政の中で生かしていただきたいと思うわけであります。  まず文部大臣、国連婦人の十年後半期の行動プログラムの中で、政府が着手しなければならないいろいろな問題がございます。その中で、男女間、農村婦人と都市婦人間、恵まれない層の婦人とその他の婦人間におけるあらゆる部門での、特に雇用、健康、教育の分野での達成状況の格差の除去を目標にすべきであるということが掲げられているわけであります。これは大臣も御案内のとおりであります。  ところで、いままでに国内行動計画は、国連婦人の年でございました一九七五年から五年を経過いた……

第96回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1982/02/26、36期、日本社会党)

○土井分科員 ただいまの楢崎弥之助議員やわが党の横路孝弘議員のように専門的知識を持っておられる方と違いまして、防衛問題についてはずぶの素人の私が素人談義をただいまからさせていただきたいと思います。  まず、P3Cというのは何をするのですか。
【次の発言】 これはP2Jとどう違うのですか。
【次の発言】 P2Jというのは現に何機ございます。
【次の発言】 このP2Jは、自分自身でいろいろ哨戒した結果、その探索した内容を分析するという能力を備えているのでありますか、いかがですか。
【次の発言】 全くできないわけではない、しかしP3Cの方ができる、単純に言うとこういうことらしいですね。  いま八十機……

第96回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1982/03/08、36期、日本社会党)

○土井分科員 法務大臣、御承知のとおりにただいま国籍法の一部改正に向けての作業がなされているわけでございますが、法制審議会の作業が所期の予定どおりに進行しているというふうに理解させていただいてよろしゅうございますか。
【次の発言】 前法務大臣には、八三年にはこの一部改正案を具体化して国会に提案したいというお約束をいただいているわけでございますが、もちろん坂田法務大臣におかれましても、その点はそのままそれを受け継いでおやりになると私たちは理解をいたしております。そのように考えておいてよろしゅうございますね。
【次の発言】 そういたしますと、八三年にはということでございますから、少なくとも次の通常……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本社会党)

○土井分科員 私、実はきょうは、本題は大阪湾岸道路計画についてお尋ねを進めたいと思うのですが、それに入ります前に、建設大臣、最近大変御苦労なすっていらっしゃることに、建設業界の例の談合の問題が大変あるわけであります。あちらこちらから告発がございまして、それに追われて大変な御苦労が昨今おありになることだろうと思いますが、またしても、かねてよりうわさの静岡市の新庁舎建設をめぐりまして、やはりうわさの業者が落札をいたしました。しかもうわさの金額で落札をいたしました。かねてよりうわさがございましたために、市民の方も早くから注目をいたしておりまして、その成り行きがどうなるかということは注視をされていたの……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1982/03/08、36期、日本社会党)

○土井分科員 先ほど箕輪大臣から予算の説明を承ったわけでございますが、その中で、保険業務のサービスの改善、向上ということをお述べになりました。そこで私は、ちょっと保険業務についてお尋ねをまずさせていただきたいと思うことがございます。  簡易保険、学資保険、普通養老保険、こういう郵政でお取り扱いになっていらっしゃる保険関係に外国人は加入できますか、いかがでございますか。
【次の発言】 無条件で加入が認められるわけでありますか。
【次の発言】 いまおっしゃったその内部通達の中身がどうも徹底していないのですね、現場では、大臣もよく御承知だと思いますけれども、家庭訪問をされる外務員の方は、一人でもたく……

第96回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1982/03/08、36期、日本社会党)

○土井分科員 三十七年ぶりに中国から日本に孤児の方々が親捜しに来られまして、連日このことがテレビで報道されております。私どもはその報道内容を見まして胸の詰まる思いがいたしますし、涙なくしては見ることのできない場面がございますけれども、先日、六日に大臣お忙しい中をわざわざお時間をとっていただきまして、日本へ永住帰国をされております代表の方々とお会いいただきまして、ありがとうございました。大変関係者の方々は感謝をされておりました。  その席で、引き揚げの旅費や経費について日本側が負担をする部分に男女の差があるということを大臣はお聞き取りいただいて、早くこのことに対しては改善をしたいと思うというお答……

第96回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本社会党)

○土井分科員 砂糖甘味の関係できょうはちょっとお尋ねをしたいと思います。  大臣御承知のとおりに、一九七七年の十二月に制定をされまして、八〇年の五月に一年半の延長が決まりまして、ことしの三月末で失効いたします例の砂糖の売り戻し臨時特例法がございますが、この特例法というのはそれなりの効果を上げたと大臣はお考えでいらっしゃいますか。  ちょうどこの特例法延長に当たりまして、業界の方からも構造改善を社会的に約束をした、公約をした中身を出しております。また、需給調整措置というのはおおむね三年継続されることが必要であるという中身もここで公にいたしておりますが、現実におきましては、あちらこちらで非常に深刻……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本社会党)

○土井分科員 きょうは私は、昭和五十五年三月三十一日に成立いたしました所得税法の一部を改正する法律、これが公布されて、さらに、御案内のとおり、五十九年一月一日実施を目指すいわゆるグリーンカード制度いうものが準備をされることになりました。五十六年十一月五日には、これに関する政省令が出されたということに現在はなっているわけですが、その中で、ずばり私、大変気にかかることをきょうは率直に渡辺大蔵大臣にお伺いをして、また、率直な御返答をひとついただきたいと思います。  いわゆるこのグリーンカード制度というのは、いろいろな点でまだまだ準備をしていかなければならない問題も現在あると思うのですが、基本的に考え……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1982/03/01、36期、日本社会党)

○土井分科員 まず最初に、私はちょっとお尋ねをしたいことがあるのです。  国際学術文化交流の発展というのは、学問探求の自由というものを大切にする、お互いが真理をとうとびて人権の尊厳性というものに根差して初めて期待し得るというふうに私は思うのですけれども、これは外務大臣、それと文部省からもきょうは御出席をお願いしているわけでございますから文部省からと、いま私が考えている考え方に対して、恐らく御回意いただけると思いますが、御所信をまず承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、いま一人の高名な社会学者について人権が大変問題になるテーマをきょうは取り上げて、質問をしたいと思います。  京都精華大学の……

第98回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1983/03/04、36期、日本社会党・護憲共同)

○土井分科員 きょうは、大きく分けまして三問、三十分の間に質問を申し上げたいと思うのです。  一問目は、本国会では提出が予定されておりませんが、検討中のものとして考えられてまいっております優生保護法の一部を改正する法律案についてのお取り計らいの問題でございます。これは、もうすでに大臣は頭を抱えていらっしゃいますが、御案内のとおり、先日、衆参の女性議員が与野党全員こぞって大臣のところにお邪魔をいたしまして、この法案提案はぜひ思いとどまっていただきたいということの御要請を申し上げました。大臣はその席で、やはりこういうのには慎重に論議を重ねていくということがさらに必要であるというお気持ちも披瀝をされ……

第98回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1983/03/05、36期、日本社会党・護憲共同)

○土井分科員 きょう私は、男女雇用平等の問題についてお尋ねをさせていただくことにいたします。  大臣には、ずいぶん連日の御過労でお疲れのところ非常に御苦労さまに存じますが、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。  労働基準法の三条を見ますと、御承知のとおり性別による差別の禁止がここでは明記をされておりません。それではここに性別のこの禁止ということを織り込めばそれでよいかというと、それではただいまから問題にする雇用平等の問題にはなり得ないと思うのです。労働基準法というのは、採用後の差別について適用されるということになってまいりますから、採用の段階で女性に対して、雇うことは雇うけれども男性……

第98回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1983/03/05、36期、日本社会党・護憲共同)

○土井分科員 きょう私は、国籍法の一部改正に関する問題で質問をさせていただきます。  すでに政府の方とされては、ただいま鋭意改正案を取りまとめる作業を急いでいらっしゃる段階でございますが、もう御案内のとおりに、社会党提案の法案は国会に上程をされておりますし、法務委員会におきましては、昨年十二月に国籍法の一部改正に対しての請願を採択されたという経過もございます。昨年は、前法務大臣にいろいろお尋ねを進めましたところ、その作業が順調に法務省としてお進めいただけたならば、ただいまもう法案は国会にかかっているというかっこうになっていたはずなのでございますが、大分作業がおくれておりますために、これはただい……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井分科員 厚生大臣、あなた子供は大好きですか。
【次の発言】 単に好きというんじゃなくて、大好きですか。
【次の発言】 それは大臣の個人的な御事情を含めてのことでありましょうが、世の中の子供は全部自分の子供ぐらいに大好きだとお思いになるでしょうね。どうですか。
【次の発言】 今度、児童扶養手当法というのが改正されるということが今国会で問題にされているのですけれども、これは中身を見ると大問題だと実は私は思うのです。一つ、二つの問題点じゃありませんで、基本的に大変な問題があるのではないかと思うのです。  母子福祉年金の補完的機能として発足したのが児童扶養手当制度だったのですが、これを本来のあり……

第101回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井分科員 きょうは私は、国籍法の一部改正に向けての作業をお進めになっていらっしゃる法務省に、その中身についてお尋ねをしたいと思います。  婦人の差別撤廃条約批准に向けて、風内法整備の中で、今回国籍法の一部を改正する法律案要綱が発表されたわけです。まだ法律案そのものはこれからでありまして、私どもはまだそれを知る由もないわけですが、この法律案要綱に従って考えてまいりますと、父母両系主義を採用したことで、「出生による国籍の取得」「子は、出生の時に母が日本国民であるときも、日本国民とするものとする。」とございますから、改正後生まれてくる子供は、このことによって父または母が日本国民であることによって……

第101回国会 予算委員会第八分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○土井分科員 きょうは時間のかげんがありますから、大きく二つの問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず初めの問題は住宅関係の問題なんですが、大きく言うと住宅政策一般にかかわり合いのある問題と申し上げていいかもしれません。現在は、公団住宅、公営住宅、公営の中にも一種、二種ございまして、いろいろそういう公的な住宅の組み合わせの中でどういう住宅を選ぶのかというのが、それぞれのそこに入る人たちのいろいろな判断基準というのがおおむねあるわけでありますが、家族の構成条件が変わるとか、家族の条件が変わるとか、転勤になるとかというふうな事情に見合って、この移りかわりということが人生長い生活設……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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