このページでは近藤鉄雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。近藤鉄雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○近藤委員 最近の円の変動相場制移行、そしてことに先週末からの東京為替市場の閉鎖といった非常な経済激動の時期に日本は入っているわけでございますが、こういう経済の激変によって最も影響を受けますのは、言うまでもなく中小企業であります。そして、このような日本経済の激動を巧みに乗り切って、国民の福祉増大を実現するためには、私たちは、中小企業の近代化、合理化こそ最も強力に進めなければならないと思うのであります。 今般、通商産業省が機械類信用保険法の一部を改正いたしまして、従来の機械類の割賦販売及びローン保証販売の信用保険に加え、リースも保険の対象とするように考えられましたことは、私は、まことに時宜を得……
○近藤委員 日本の産業が驚異的な発展をしてまいったことは、まさに周知の事実であります。私たちは、この産業発展のこれまでの実績を非常に高く評価いたしますと同時に、さらに日本経済、日本産業が今後ますます発展をしていくような措置を講じなければならないと思うのであります。このような日本の産業発展のために、いわゆる鉱山資源の確保、これがきわめて重要であることは論をまたないわけでございますし、そのような鉱山鉱物資源の確保のために、それに付随いたしますいわゆる鉱公害対策がこれまたきわめて必要であることも論をまたないと思うのであります。とりわけ従来の日本の国内の状況を考えてまいりましても、いわゆる鉱山の発展と……
○近藤委員 けさの新聞によりますと、先週から引き続いて東京為替市場は閉鎖されて今週一ぱい再開の見通しがない、こういったようなことであります。まさに最近の日本経済は非常にきびしい国際環境の中に立たされているわけであります。しかし、現在の私たちの立場が非常に深刻なものであるにせよ、私たちは、終戦以来の日本経済の発展、成長の成果、これを高く評価することにやぶさかであってはならないと思うのであります。そしてまさに世界の驚異といわれ、大ぜいの世界の人たちの羨望の的であり、場合によっては怨嗟の的にもなっておりますけれども、これだけ豊かな経済繁栄をもたらした基本にまさに官民一体の経済運営の妙があったことを私……
○近藤委員 まさにいま日本の外交は大きな岐路に立っていると思うわけであります。ただいま藤尾委員からもるる御質問があって、政府の御説明もあったわけでありますけれども、日本は戦後のいろいろな不正常な関係を正常化していくこの過程の中でまたいろいろな問題がありますが、同時に新しい外交の方針というものもこれからつくり出していかなければならない、実行していかなければならない、そういう段階にあると思いますので、まさに外交当局の御苦心のほども十分に理解できるわけであります。 この非常に重要な役割りを果たしておられます大平外務大臣はじめ外務省の方々に私は非常に敬意を表するわけでございます。しかし同時に、先ほど……
○近藤委員 最近の日本経済は、かつて見なかったような異常な状態にあると考えていいと思います。けさの新聞に発表されました蔵相会議の結果を見ましても、現在の国際通貨問題の解決が容易ならざるものを示しましたし、また、従来一般の株や土地に限られておりました投機が、特定の商品からいわば一般の、非常に数多くの商品にまで及んでおります。新学期を迎えまして、おかあさんたちがランドセルやくつを子供さんに買うというのにも、最近そういうものが値上がりして困ったということすら聞く現状でございますし、家を建てる建築資材やセメントもない、こういった状況であります。私たちは、戦争中から戦後にかけて、極端な品薄状況の現象を見……
○近藤委員 ただいま同僚委員である稲村委員の御質問で、いろいろ私たち国民が商社の皆さんの活動に対して疑いを持っている疑義が晴れたわけであります。 ただ一点だけ、時間もございませんので、お聞きしておきたいわけでありますけれども、それは、通産省の統計その他を見ましても、たとえば一つの例でございますが、羊毛の輸入量なども、一昨年が約二百四、五十万俵であったのが、ことしは二百八十万俵以上も国内に入っております。としますと、国内では品薄現象が見られて、いろいろ毛織物その他の買い急ぎが進んでいるわけでありますけれども、しかし実際輸入を取り扱っていらっしゃる商社の方々にとっては、これはもう昨年よりもある程……
○近藤委員 ただいま、各参考人からもいろいろお話があったわけでありますけれども、最近の物価高騰が国民生活に対して非常な影響を与えておりますし、また、御説明の中にもございましたように、実際生産に関係をしていらっしゃる皆さんに非常な御迷惑をおかけした、こういうことでございます。私たち、微力ではございますが、日本の政治政策の一部に参画をしている者といたしまして、このような異常事態を招来したことに対しまして心から残念に思い、また私たちの力の足りなかったことをおわびしなければならない、かように思っているわけであります。そういう考え方から、何としてもこの物価高というものに対してメスを加えて、今後もこういっ……
○近藤委員 まさに物価問題は、現在の政治の最大の問題であると思います。この物価について大ぜいの国民が非常な不安を、現在も、将来についても持っているわけでございますが、本委員会におきましても、公聴会を開き、また、この問題について真剣な討論を進めているわけでございますが、私は、この物価問題に対して一日も早く国民が安心をしていただけるような措置を早急にとる必要がある、そのためにも政府提出の生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案、これの早急な実施を心から希望するものでございます。そして、この法律がほんとうに物価安定のために役立つように実施されることを心から希望するわけでございま……
○近藤委員 環境行政が三木環境庁長官のもとに、日本の社会のために、特に環境を汚染から守るために、たいへん前向きな行政をしておられることに対しまして、私は敬意を表するものであります。このように環境汚染が、人体やまた日本の自然に与えるいろんな影響について私たちは十分にきびしくなければならないと思いますが、しかし同時に、それが正しい科学的な根拠に基づかないで、かりに思惑だとか憶測のもとになされたとする場合に、住民に対して不必要な不安感を与えるような場合もあることを私たちは知らなければならないと思うのであります。たとえば先般、いわゆる魚の汚染の問題について厚生省が不用意にと言うと、ことばが過ぎますけれ……
○近藤委員 ただいま塩川委員から金属鉱業事業団の蓄積鉱害に対するいろいろな措置についての質問があったわけでございますけれども、私も塩川委員と同じように、金属鉱業事業団がいまの最大の政治問題の一つでございます鉱害問題について、十分な措置をとられるようにいろいろ政策をお考えいただきたいと思うわけでございます。 これに関連いたしまして、蓄積鉱害についてはいまお話があったわけでございますが、私はさらに事業団としてお取り組みいただきたい問題が二点あると思うわけであります。 第一点は、いわゆる金属鉱害が発生した場合に、地域の住民に対するいろいろな補償の問題がございます。いわゆるPPPの原則ということで……
○近藤委員 私は、本日この委員会の席をおかりいたしまして、いわゆるカドミウム問題、とりわけカドミウム米問題についていろいろ政府の御意見を承ってまいりたい、かように考えております。 このカドミウム問題が世上非常にクローズアップされましたのは、いわゆる神通川流域のイタイイタイ病、世界にまれな奇病でありますこのイタイイタイ病というものの原因が何であるかということについていろいろ調べたところが、どうもカドミウムがその原因じゃないか、こういったような考え方からこの問題が一躍マスコミその他においても大きく取り上げられたわけでございますが、私その後いろいろ調べてまいりますと、当時はカドミウムとイタイイタイ……
○近藤委員 大臣にお時間の制約があるようでございますので、単刀直入にポイントだけの御質問をしたいと思いますが、現在、世界の政治はまさに激動のときを迎えておるわけであります。激動のときというのは、たびたびいろいろな人が言いますけれども、まさに現時点ほど揺れ動いているときはないと私は思うわけでありますが、こういう激動の中で日本の安全を確保し、そして世界の安定成長を維持していくためには、相互間の理解、努力、そして協力が非常に必要じゃないか、かように私は考えているわけであります。 三木内閣が成立いたしまして、三木総理のもとに宮澤外務大臣を得たわけでありますが、大臣の前でございますが、まさにその人を得……
○近藤委員 坂田防衛庁長官が誕生されまして半年でございますけれども、就任以来、日本の最も大事な国防について誠意をもって努力をされている姿を、私たちは非常に共鳴をもって見守っているわけであります。本委員会におきましても、朝から同僚委員の質問がございましたけれども、まさに、日本の安全保障、国防という問題を国民的基盤でみんなで守るんだ、こういう考え方で事を処していらっしゃるそのお考え方、御信念の披瀝を承りまして、私たちはさらに共鳴をするものであります。 余談でございますが、私は、歴代防衛庁長官という方々は、皆さん、政治家としても、人間としても、りっぱな方々ばかりであったわけでありますが、大変頼もし……
○近藤委員 カドミとイタイイタイ病の関係について、本日、政府関係の方に御質問をしたいと思うわけでございます。 私の選挙区であります山形県南陽市にもいわゆるカドミ公害というものがございまして、そのために地元の農民が非常に迷惑をしているわけであります。しかし、いろいろ調べてみますと、カドミ問題がこれだけ社会的、政治的に大きな関心事になりましたのも、かつて富山県の神通川流域でイタイイタイ病が発生して、このイタイイタイ病の原因がカドミではないかというような考え方から、したがって、カドミというものが人体にとって大変恐ろしい重金属であるというような一連の考え方から、いわゆるカドミ汚染地域という考え方が出……
○近藤委員 前回三月六日の本委員会においても私は質問を申し上げたわけでございますが、いわゆるカドミウムとイタイイタイ病の関係について、その因果関係は必ずしも十分に究明されたものではない、科学的にも、医学的にも、これからまだまだ究明しなければならない点が残っているということを私たちは知ったわけであります。少なくとも、この関係についての厚生省見解、これで言われているようなはっきりしたものではないということが明らかであります。この点につきましては、過日の予算委員会におきましても、小坂善太郎委員の質問に対しまして、環境庁長官が、いわゆる厚生省見解を一年以内に再検討するという答弁をしておられるわけであり……
○近藤(鉄)政府委員 このたび行政管理政務次官に任命されました近藤鉄雄であります。 本委員会は、私も最近まで委員として諸先生の御指導を賜っておったものでございますが、今後とも諸先生の御指導、御鞭撻を賜りまして、新しい職責を全ういたしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。(拍手)
○近藤委員長代理 次に、上坂昇君。
○近藤委員長代理 松尾信人君。
○近藤委員長代理 荒木宏君。
○近藤委員長代理 加藤清二君。
○近藤委員 ただいま同僚の逢沢委員からもお話があったわけでありますが、日本の外交は、日ソ漁業交渉その他に見られますように大変重大な案件を抱えておるわけでございますし、大臣、政務次官以下、省を挙げて、また政府を挙げてこのような重大な外交案件の処理にお取り組みいただいていることに対しまして、私は国民を代表して心から敬意を表する次第でございます。このような大事な時期に、しかも日本が単に自国の問題だけではなしに、たとえば最近の先進主要国会議にも見られますように、まさに世界の大きな政治秩序、経済秩序の確立の問題についても積極的に発言をしていかなければならない時期でございますので、私たちは従来以上に外交体……
○近藤委員 昨日、参議院におきまして沖繩地籍明確化に関する法律が通ったようでございます。当委員会でもわれわれ議論いたしまして参議院に送ったわけでございますが、いろいろ伝え聞くところによりますと、途中でいろいろな問題があったようでございますけれども、無事昨日通りましたことに対しまして、大変御苦労されました三原防衛庁長官並びに防衛庁、施設庁、沖繩開発庁の皆さんに御苦労を心から謝すると同時に、この法案に基づいて沖繩の地籍が明確になり、そしてあえて申しますが、沖繩の基地が住民の理解と協力のもとに安定的に使用されるようにさらに一層の御努力をお願いいたしたいと思います。 国家の安全保障、防衛というのは私……
○近藤委員 私は、自由民主党を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、賛成の意見を表明するものであります。 国の平和と独立を守り、その安全を保つことは、独立国として当然のことであり、かつ最も重要な国家の責務であります。 現下のわが国周辺地域において、米ソ中の三国間に、ある意味では一つの軍事的均衡が成立しているように見えますが、それをめぐる国際関係は複雑であり、他方、朝鮮半島における緊張はいまだに憂慮すべき状況から脱し切れていると言えません。このような状況のもとで、国連を中心とする平和維持の機能が十分でない現在、米国との安全保障体制を維持しつつ、わが国自身も憲法の許容……
○近藤委員 きょうは総務長官と人事院総裁もお見えでございますので、最初に大変初歩的なことで恐縮でございますが、承っておきたいと思います。
それは人事院勧告と、それからそれに基づいて総理府でおやりになる給与法との関係でございますけれども、人事院総裁が勧告をされました場合に、それは自動的にそのとおりの額を総理府の方で給与法の改正ということで国会に提出をする、その辺の関係がどうなっておるのか承っておきたいと思うのですが、御両人からお願いいたします。最初に、総裁どうでしょう。
【次の発言】 総務長官にお答えいただく前に、一歩進んで御質問したいのですが、その場合に予算との関係ですね、むしろ予算との制約……
○近藤(鉄)政府委員 このたび文部政務次官を拝命いたしました近藤鉄雄でございます。 ただいま大臣のごあいさつにもございましたように、教育、文教は国家最大の仕事である、かように考えておりますし、この文部政務次官を拝命いたしましたことを大変に光栄に思い、また非常な責任を感じている次第でございます。浅学非才ではございますが、委員長初め委員の皆さんの御指導、御鞭撻をいただきながら、大臣の補佐役として何とかこの大任を果たしたい、かように考えておりますので、よろしく御指導のほどを心からお願い申し上げる次第でございます。 ありがとうございました。(拍手)
○近藤(鉄)政府委員 成田国際空港は、まだ見たことがありません。
【次の発言】 今回の成田事件は大変残念なことでありますし、こういうことを今後絶対起こしてはならない、こういう観点から、まず当面私たちは、そういう成田闘争の一つの拠点になり得る可能性のあるような大学につきましては、実は事前にいろいろ連絡をとりまして、ああいう事件が起こりました直前においても連絡をとって、そういう不穏な状況が起こるような場合には事前に連絡をするように、こういうことでいたしております。
現在まで私たちが調べたところによりますと、そういうようなことはなかった、少なくとも相当多数の者が集まって、そこを拠点にして成田に向か……
○近藤(鉄)政府委員 昭和五十三年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の一般会計予算額は三兆六千百七十四億千六百万円、国立学校特別会計の予算額は一兆九百八十二億六千九百万円でありまして、その純計額は三兆八千八百四十三億九千六百万円となっております。 この純計額を昭和五十二年度の当初予算額と比較いたしますと五千百八十一億千三百万円の増額となり、その増加率は一五・四%となっております。また、一般会計予算額の増加率は一五・二%であります。 以下、昭和五十三年度予算において取り上げました主要な事項について御説明申し上げます。 第一は、初等中等教育の充実……
○近藤(鉄)政府委員 いま水平委員から教育、文教政策全般について大変重要な諸点の御指摘がございましたし、また大変貴重な御意見がございました。非常に参考になったわけであります。 実は、例の落ちこぼれ、英才教育にもちょっと関連するわけですが、私思うのですが、私も実は三人の小学生の父親でございますから思うのですけれども、小学校、中学校ぐらいまでは、人間に能力の差もありますし、頭のいい人、悪い人、体も大きいの小さいの、声のいいの悪いの、いろいろあるわけですが、世の中というのは、そういういろいろなタイプの人間、できる人もできない人も、能力のある人もない人も、才能の違う者も一緒になって世の中に育っていく……
○近藤委員 私は、自由民主党、民社党及び新自由クラブを代表して、ただいま議題となっておりますオリンピック記念青少年総合センターの解散に関する法律案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げたいと思います。 案文はすでにお手元に配布されておりますので、朗読は省略させていただきます。 修正案の要旨は、本法律案の施行期日はすでに経過しておりますので、これを公布の日の翌日から施行することに改めるとともに、これに伴い、オリンピック記念青少年総合センターの解散に伴う決算等に関する規定につき所要の整備を行おうとするものであります。 何とぞ委員各位の御賛成をお願い申し上げます。(拍手)
○近藤委員 これは全国規模に放送大学を拡充する計画にしても、いまお話しがあったように十七年というのは、西岡委員の指摘をまつまでもなく大変長過ぎるという感じが私もいたします。無医大県解消のときに文部当局は非常な熱意を示したわけでございますが、それと逆の意味で、十年計画というのは、これは全くつかみの数字でありますけれども、われわれにとっても十七年というのは非常に長い。 伝え聞くところによりますと、イギリスのオープンユニバーシティーはたしか五年かそこらでできたという話も聞いておりますし、そういうところでは内容においても非常に充実していると思いますが、しかし、文部当局においても、これをたとえば十年に……
○近藤委員 大臣がお見えですのでちょっと一言だけ、質問というよりは御要望を申し上げたいわけですが、先日も円卓会議のときにお聞きしたのですけれども、大学というのは同じ時間に教室が数カ所あるわけです。それでいろいろな学校でやっておって、一年生、二年生、三年生、四年生とあるわけです。だから、大学というものの構造を私たちが考えた場合に、これは立体的な同時進行型なのです。 ところが、いま考えられている放送大学というのは、Uで放送の波が一つ確保してあります。それからFで放送の波が一つ確保してあります。二つなわけですね。それで数科目を同時並行的にやる四年制の大学を考えると、われわれが常識的に考える大学の構……
○近藤説明員 このたび農林水産政務次官に任ぜられました近藤鉄雄でございます。 実は私自身も農業県の出身でございますが、ただいま大臣のお話もございましたように、わが国の農林水産業をめぐる内外の情勢非常に厳しい折からでございますが、大臣を補佐いたしまして、農林水産行政に誤りなきを期したい、全力を尽くしてまいる決心でございます。 どうか先輩委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げる次第でございます。よろしくお願いいたします。 ありがとうございました。(拍手)
○近藤(鉄)政府委員 ただいま片岡先生からお話があったわけでありますが、まさに人口が全般的に老齢化いたしておりますので、農林年金におきましても、受給年齢に到達される方々の数が非常にふえつつございまして、したがいまして、年金制度において加入組合員に対する年金受給者の比率がこれまた増大をしております。こういうことで、いわゆる年金制度の成熟化が進展しておりまして、年金の給付額が急速に増大をしておるのが現状でございます。 したがいまして、こういう現行の仕組みをこのままにして推移いたしますと、年金財政が今後急速に悪化に向かうことが憂慮される次第でございます。したがいまして、こういう動向に対処いたします……
○近藤(鉄)政府委員 玉沢先生からいろいろ御指摘をいただいているわけでございますが、私たちといたしましても、非常に苦労して養豚経営をやってこられた農家の方々が、その生産物である豚肉を一般の市場に持っていった場合に最近のように低落現象である、こういうことで御苦労なさっている状況につきましては、非常に頭を痛めておりまして、農林省としてもこれに対していろいろ対処してまいっているつもりでございますが、何といっても、先ほどの畜産局長の話にもございましたけれども、需給の不均衡、端的に言って総体的に供給が多過ぎる、こういうことでございますから、この需給を均衡させて価格の安定を図るということをしなければならな……
○近藤(鉄)政府委員 お答えいたします。 柴田先生から御指摘のとおり、いま米の過剰の現状でございますし、何とか米の消費の拡大をお願いしていかなければならない状況が片一方にございます。また、同時に、石油の値上がり等から今年度の物価の値上がりも非常に心配される折からでありますので、公共料金の値上げ等についても政府としても慎重にならざるを得ない、こういう中で、なぜ米麦の値段を上げたか、こういう御指摘はまことに私たちも考える点でございますが、しかし、御案内のように、この食管会計も、いわゆる転作で国内麦の生産がふえたり、また国際的な関係で輸入麦の値段がふえてまいったり、さらには、最近の金利の上昇等から……
○近藤(鉄)政府委員 昭和五十五年度農林水産関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十五年度一般会計における農林水産関係予算の総額は、総理府など他省庁所管の関係予算を含めて三兆五千八百四十億円で対前年比一千二百九億円の増加となっております。 以下、予算の重点事項について御説明いたします。 第一に、地域の創意を生かした農政の総合的推進に関する予算について申し上げます。 地域の実態に即しつつ、農業者の自主性と創意を生かして、構造対策、生産対策、農村整備対策等各般にわたる施策が有機的関連性を持って総合的、計画的に実施されるよう、新たに、地域農業の単位となる集落において地域農業……
○近藤(鉄)政府委員 小里先生から大変貴重な御意見を承ったわけであります。 お話のように、借地がある農家が漸増どころか激増しておる、こういうことでございます。具体的な数字は後ほど事務局の方から御報告いたさせますが、問題は、先ほど来の大臣の答弁また先生のお話もございましたように、これからの農業を考えてまいります場合に、農家所得の向上、安定、そして国内における自給度の向上、そういったいろいろな要請を考えてみましても、やはりある程度の規模以上の自立農家を育成していかなければならない、そのための条件がたくさんありますが、しかしその条件の中の非常に大きなものの一つが御指摘の農地であると思うわけでありま……
○近藤(鉄)政府委員 午前中も大臣からもいろいろほかの先生の御質問に対して答弁があったわけでございますし、ただいま構造改善局長からも答弁があったわけでありますが、先生は大先輩でいらっしゃいますのであれですが、私の理解では、やはり国民年金という制度が一つのベースにあります。ただ、それは六十五歳から始まるわけですから、それより前に経営移譲してもらって農業経営の合理化を促進する、こういう政策的な意図で農業者年金というものが考えられたというふうに私は理解しております。したがいまして、六十歳から六十五歳までの間はこの年金でカバーして、六十五歳を過ぎますと国民年金があって、それに一応老齢年金と経営移譲年金……
○近藤(鉄)政府委員 先生御指摘のとおり、確かに酪農家の負債が統計的にもふえているようでございますが、これは大体経営規模の拡大に見合って負債もふえている、こういうことであります。本来ですと、それに見合って売り上げがふえていく、したがって所得もふえる、こういうことだと思うのでありますが、いま御指摘がございましたように、限度数量があって計画生産をしておる、こういう状況でございますので、なかなか思うように売れない、こういうことだと思います。とりわけ、最近急激に規模を拡大した酪農家の方々は、まさに農協からの借入金の返済の問題や、その他いろいろ買掛金の支払いがむずかしくなってきておる、こういう状況がある……
○近藤(鉄)政府委員 渡辺先生からおほめがあったわけでございますが、日本の農業共済制度は私たちも世界に誇るべき制度の一つだと思うわけでありますけれども、特に、いわゆる農作物共済、稲作共済につきましては、相当いろいろなことを考えてまいりましたし、同時に稲作自身収穫が非常に安定してきているわけでございます。したがって、そういう意味でお互いがうまくいっているわけでありますけれども、ただ、果樹につきましては、実は制度自身が任意加入になっておりますし、しかも、いま渡辺先生からいろいろお話がございましたように、果樹というのはいろいろな不安定な要素もたくさんございますし、また品種もたくさんございます。したが……
○近藤(鉄)政府委員 今年度加工原料乳の保証基準価格につきましては、畜産振興審議会に図りまして今月末までに決めなければならないわけでございますが、いま先生から御指摘がございましたけれども、どういうような実情にあるかにつきましては、いま各方面から統計を集めてこれから検討をしようとする段階でございますので、先生おっしゃるように、確かに諸資材等の値上がりもある反面、生産性の向上の面も片方ではあるわけでございますので、最終的にどれくらいの値段が妥当かということにつきましては、まだここでお話を申し上げる段階ではないと思うわけであります。 ただ、そういう価格問題と並んで大事な問題は、御案内の需給の均衡の……
○近藤(鉄)政府委員 家畜共済につきまして、掛金の国庫負担につきましては今回改善を提案したばかりでございますし、現段階で将来これをさらにどう改めるかについてはなかなか申し上げられない状況でございますが、今後とも、畜産政策の動向及び加入の状況等を見ながら、十分検討してまいりたいと思います。 先日、小川委員の御質問に対しましてもお答えいたしたわけでございますけれども、今回の掛金率の改正だけでこれをさらに二分の一にいたしますと三億六千万ばかりかかると申し上げました。これはあくまでも現段階の加入を前提にしての話でございまして、これを全部広げてまいりますと、これはベースもございますから、プラスアルファ……
○近藤(鉄)政府委員 御指摘のとおり、ただいま畜産振興審議会が開催されておりまして、五十五年度の指定食肉の価格その他についてもいま御審議を願っておるわけでありますが、小里先生のお話のとおり、私たち農林水産省にも大ぜいの関係者の方々がお見えになって現状についていろいろと御説明があるわけであります。そういうことをしなくても、ちゃんと農家の方々の御苦労を踏まえての価格決定をすべきではないかという御指摘のようでございます。私もそう考えますが、同時に、私たち農林水産省で仕事をしておりますと、一生懸命考えておりますが、ときには実際の現場の農家の方々の実情なりお気持ちなりを十分に把握し切れない面もあると思い……
○近藤(鉄)政府委員 野坂先生の御指摘はよくわかりますが、局長からもいろいろ話をしておりますように、少なくとも率で申し上げますと、農林年金は現段階で低い方になっておるわけでありますが、これからいわゆる年金の成熟度の問題もございます。また、国庫からどれだけ取り入れるかということ、これもいろいろ年金を横並びで議論しなければなりませんので、そういうことを考えてまいりますし、同時に、いまお話がございましたように、支給開始年齢を幾つにするかということ、こういったものの絡みで、現在の千分の九十八はやはり若干将来にわたって上げなければならないような場合もあると思いますが、その点は、お話のような趣旨を十分に踏……
○近藤(鉄)政府委員 いろいろ御指摘がございましたけれども、現在日本の養蚕業をめぐる環境は非常に厳しいわけでありますし、また絹織物業をめぐる環境も非常に厳しい、そういう中で、まさに蚕糸絹業一体として困難な問題を打開していくためには、相互の理解、相互の協力が絶対条件でございますが、そういう中で矢野通産次官の発言があったことは非常に遺憾である、かように私ども思っておるわけであります。 しかし、こういう状況でございますので、通産当局からもいろいろ反省の話もございますし、ひとつあえてこういう状況を奇貨として、いまいろいろ先生から御指摘がございましたような問題について、これまでもやってまいったつもりで……
○近藤(鉄)政府委員 近藤先生から御指摘ございましたように、これからの水田再編対策は相当な面積を必要とするわけでございますし、農家の方方、そして関係の市町村、先生方にいろいろ御苦労をおかけしたわけでございますし、考えてみますと、米が余っておりましても、千四百万トンの穀物をアメリカ単独からでも日本は輸入をしているわけでございます。そのうち四百万トンぐらいが食糧用の小麦とすれば、残りの一千万トンぐらいがえさ用の穀物でございます。したがって、やはり水田再編対策の一つの大きな方向としては、飼料の国内生産というのが当然考えられなければなりませんし、その中で、しからばえさ米はどうだというお話が出るのは当然……
○近藤(鉄)政府委員 去る四月八日の衆議院本会議において決議いただきました「食糧自給力強化に関する決議」は、農産物需給の不均衡、世界の食糧需給の不安定性、二百海里時代の本格的到来など、農業、漁業が直面をしております内外の厳しい情勢に対処し、国民食糧の安定確保を図るために万全の施策を講じ、もって食糧自給力の強化に努めるべきである、こういう趣旨と受けとめております。 言うまでもなく、国民食糧を安定的に確保してまいりますことは国政の基本であります。このため、実は従来より、農業については生産性の高い近代的農業経営を中核に、国民の食生活の多様化に対応し、また地域の実態に即しつつ、農業者の理解と協力を得……
○近藤(鉄)政府委員 先生御指摘のとおり、現在行政各般についての改善措置を講ぜられて、内閣としてそれを実行したわけでありますが、その関連の中での措置と考えていただいて結構でございます。
【次の発言】 先生御指摘の具体的な数字につきましては、事務局の方から御説明をいたさせますが、先生御懸念のように、このことによって従来の生糸検査の具体的な内容に対していささかの変更をもたらすものでもございませんし、また、国の行政のあり方として、生糸検査の重要性についてむしろこれから軽視をしていく、こういうことではございませんので、実質的な内容については何ら変更を生ぜしめないで、しかし行政のあり方として、従来生糸だ……
○近藤(鉄)政府委員 先生からもいろいろ前にも御指摘があったわけでございますけれども、何といっても、国民食糧を安定的に国内的にも確保してまいりますことが、国政とりわけ農政の基本でなければならないと考えております。このために、国内で生産可能なものは極力国内生産で賄うことを旨として、現在農業生産の再編成を推進しつつ、これを通じまして総合的な食糧自給力の向上を図っていこうと考えておる次第であります。 こういう考え方に基づきまして、実は昭和六十五年を目標年次といたします新しい農産物の長期需給見通しを、現在農政審議会等にお諮りして策定しつつありますが、とりわけ、ただいま先生御指摘ございましたように、衆……
○近藤(鉄)政府委員 いろいろ先生から御指摘がございましたように、まさに高騰した石油価格、これはもう日本の産業界、社会全般、それぞれ非常に深刻な影響を与えたわけでございますけれども、特に油と密接な関係があるのが漁業でございますから、漁業関係者の方々、特に沿岸で小規模の仕事をやっていらっしゃる方々に対して大変深刻な影響を与えたということにつきまして、私たちも十分に認識をしておりますし、理解もしておるわけでございます。 そういうことでございますので、従来からも漁業近代化資金を通じていろいろお手伝いをさせていただいておりますし、またすでに長官からも説明もしてございます、この高い燃油の購入に必要なた……
○近藤委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
昨日の本会議で私が科学技術委員長に選任されました。
御承知のとおり、わが国の科学技術の発展は著しいものがあり、今後も国民生活向上のため効果的な科学技術振興政策を展開する上で、本委員会に課せられました使命は重大であります。
まことに微力ではございますが、練達堪能な委員の皆様の御協力、御指導を賜りまして、委員会の円滑な運営を図り、その重責を果たしてまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
理事小沢一郎君より、理事辞任の申し出があります。これ……
○近藤委員長 これより会議を開きます。
お諮りいたします。
理事八木昇君より、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、辞任を許可することに決しました。
次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの八木昇君の辞任による欠員のほか、先般、理事でありました日野市朗君及び草野威君が委員を辞任されておりますので、現在理事が三名欠員となっております。この補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、
小林 恒人君 ……
○近藤委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する件について、本日、参考人として、日本原子力船研究開発事業団専務理事倉本昌昭君、宇宙開発事業団副理事長大澤弘之君から意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。平沼赳夫君。
【次の発言】 上草義輝君。
○近藤委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する件について、本日、参考人として、日本原子力船研究開発事業団専務理事倉本昌昭君、動力炉・核燃料開発事業団理事中島健太郎君から意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岸田文武君。
【次の発言】 午後一時三十分から再開することとし、この際、休憩い……
○近藤委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する件について、本日、参考人として、日本原子力船研究開発事業団理事長井上啓次郎君及び同専務理事倉本昌昭君、動力炉・核燃料開発事業団理事中島健太郎君から意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。保利耕輔君。
○近藤委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する件について、本日、参考人として、日本原子力船研究開発事業団理事長井上啓次郎君及び同専務理事倉本昌昭君から意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。与謝野馨君。
【次の発言】 関晴正君。
○近藤分科員 ただいま奥田先生からのいろいろなお話の中にもあらわれておるわけでございますけれども、まさに、円の変動相場制への再度の移行に伴って、わが国経済は非常に深刻な新たな局面を迎えつつあると思うのであります。さらに、けさの新聞にもありますように、マルク市場の再閉鎖、さらには、円市場もきょう、あすと閉鎖する、こういった事態でございますので、問題はきわめて容易ならざるものである、かように考えられております。 このような重大な時期に、内外の激変す諸情勢の中でわが国の産業界を巧みに誘導をせられる通商産業政策の役割りは、きわめて重大だろうと私は思うのであります。通産当局は特にこのことを認識され、各……
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