近藤鉄雄衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○近藤鉄雄君 私は、自由民主党を代表して、ただいま通産大臣から御説明のあった昭和四十七年度中小企業白書に関し、政府の中小企業政策について、総理並びに関係大臣にその所信を伺いたいと思います。(拍手) 中小企業基本法制定以来すでに十年、まさにこの十年こそは日本の中小企業にとって大きな躍進の時期であり、同時にまた、さまざまな苦難のときであったのであります。 今回の白書は、この間の中小企業の発展のさまざまな態様を鋭く分析し、政府の中小企業政策を謙虚に反省、さらには、将来のわが国中小企業の新しい飛躍への期待を込めて書かれております。まさに戦後日本経済の大きな発展、いな、さかのぼって明治以来の経済成長……
○近藤鉄雄君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました社会党、共産党・革新共同両党提案による三原朝雄防衛庁長官の不信任案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手) 第二次大戦の末期、沖繩の同胞県民がこうむった筆舌に尽くし得ない大きな犠牲については、ここで改めて申し上げるまでもないことであります。私たちは、この大きな同胞の悲劇と犠牲を、いまもなお片時も忘れるわけにはいかないのであります。 五年前の沖繩の祖国復帰は、沖繩県民にとってはもとより、私たち国民のすべてにとって大きな喜びであったのであります。そして、何よりもまず、沖繩の県民があの忌まわしい戦いのさなかに受けた傷跡を何……
○国務大臣(近藤鉄雄君) 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方について所信を申し述べたいと思います。 我が国経済は、今日、幾つかの意味で大きな転換期に直面しております。 まず、一九八〇年代前半の世界経済を形づくってきた基本的な枠組みは、一昨年から昨年にかけて大きな変化を遂げました。すなわち、ドル高、原油高、高金利の是正という三つの条件の変化であります。こうした変化は、我が国経済の全般にプラスの面でもマイナスの面でも大きな影響を及ぼしております。 次に、我が国経済が国際経済に果たす役割が急速にしかも飛躍的に増大しているということであります。戦後の国際経済のシステムは、米国の政治……
○国務大臣(近藤鉄雄君) 我が国の経済にとりましては、調和ある対外均衡と国内均衡の実現という内外均衡の同時達成を図ることが極めて重要でございます。このため、需要面におきまして、国民生活の質の向上を中心とする内需主導型経済成長への変革を図るとともに、供給面におきましては、こうした需要の変化に見合った産業構造の転換や輸入の拡大を積極的に図っていかなければなりません。これらを達成するために、先生から御指摘もございましたように、海外に流出しております資金を国内において有効に活用し、内需を拡大することが必要でございます。また、世界のGNP一割国家、世界最大の債権国と目されております我が国は、世界の資金循……
○国務大臣(近藤鉄雄君) 最近の経済の現状を見ますと、国内需要は緩やかに増加しておりますが、輸出が弱含みであること等から景気の足取りが緩やかであり、特に、製造業を中心に企業の業況判断には停滞感が続いており、雇用面も厳しい状況となっているところでおります。六十二年度の経常収支につきましては、このところの円高の進展いかんの影響を慎重に見きわめる必要がございますが、円高による輸出数量の減少、輸入数量の増加に加え、原油価格の回復等の動きが見られますので、これらの効果が持続いたしますと今後国際収支の黒字幅は漸次縮小していくものと期待をしております。 このような状況のもとで、見通しの達成のために、六十二……
○国務大臣(近藤鉄雄君) 田中議員も言われましたように、労働時間の短縮は、国内的目標のみならず、国際的目標でもございます。そこで、所定外労働時間によらず、所定内労働時間によっても勤労者の所得向上が図られるように、経営の合理化、生産性の向上等により賃金率の向上を図ることが望ましいと考えるものでありますが、他方、御指摘にもございましたように、勤労者の実質生活水準向上のためには、住宅土地政策等の充実や教育費負担の軽減などを初め、生活に必要な財貨サービスの価格安定、改善を今後とも積極的に進めてまいる所存でございます。(拍手)
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