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岩垂寿喜男 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

岩垂寿喜男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
167位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
817位
委員会発言(議会)歴代TOP500
308位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
634位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
124位

33期委員会出席(無役)TOP50
50位
33期委員会発言(非役職)TOP100
84位
34期委員会発言TOP50
49位
34期委員会発言(議会)TOP50
32位
34期委員会発言(非役職)TOP100
52位
35期委員会発言TOP100
71位
35期委員会発言(非役職)TOP100
56位
36期委員会発言TOP100
53位
36期委員会発言(非役職)TOP50
42位
38期委員会発言TOP100
80位
38期委員会発言(非役職)TOP100
64位
40期委員会発言(議会)TOP50
12位
40期各種会議発言(政府)TOP10
8位

このページでは岩垂寿喜男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。岩垂寿喜男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1973/02/23、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、経済審議会がさきに経済社会基本計画を政府に答申をいたしました。この経済社会基本計画がこれから閣議決定の手続をやると思うのですが、この中には、特に環境保全の問題あるいは公害対策の問題が具体的に指摘されていますが、この計画は、閣議決定をされると、田中内閣としては最初のやや中期的な経済政策、経済路線になると思うのであります。この基本計画について環境庁長官の見解を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 従来の経済計画と比べますと、今度の経済計画の中に、計画期間中における目標水準が示されたということは、私は一歩前進だというふうに理解をいたします。特に、いま長官から指摘をされまし……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1973/03/13、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、最初に総量規制の問題について伺ってみたいと思います。  環境行政をつかさどる環境庁が、濃度規制、いわゆる個別の濃度規制から総量規制への移行を検討し始めてからかなり時間がたっています。大石長官以来ずっとその努力をなさってこられたと承っております。三木環境庁長官も、総量規制への移行について明らかな態度を示されました。かなり時間がたっておりますが、その総量規制に基づく環境容量の具体的な数値は、一体いつごろ、そしてまた何年計画というふうなプログラムでお進めになるのか。排水問題を含めて、この際伺っておきたいと思います。
【次の発言】 手法の開発をまってということでありますけれども、たと……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1973/03/27、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、私は実は二十年近く川崎に住んでいる市民でありまして、先ごろこの委員会が川崎市の公害状況を調査されるために、多くの委員が川崎市を訪れたことに対して感謝をしたいと思います。と申しますのは、あれだけの大人数の視察は実は珍しいわけでありまして、その視察の中から市民としては何かが生まれてくるだろう、何かが生まれることを期待をしながら見詰めています。その意味で、いま島本委員からもありましたけれども、千四百九十一名の公害病認定患者がいるわけでありますが、それらの認定患者を含めて、この視察の成果が生かされるように心から期待をしていることを最初に申し上げておきたいと思います。  最初に御質問……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1973/04/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○岩垂委員長代理 この際、暫時休憩いたします。    午後一時一分休憩

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第37号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○岩垂委員 一番最初に笠松先生にお伺いをしたいと思うのですが、認定疾病のワクを呼吸器四病から耳鼻咽喉とかそういうものに広げる必要があるように思うのです。特に最近の、私川崎なんですけれども、川崎などの調査によりますとそういう傾向が非常に強まっていますけれども、それらの問題についての御見解をこの機会に承っておきたいと思います。
【次の発言】 特に耳鼻咽喉だけでなしに眼科がふえているわけですね。これらもやはり同じようにお考えでございますか。
【次の発言】 同じくお伺いをしたいのですが、いまの地域指定の考え方なんですけれども、実は私の例をいいますと、線路一つ隔てて国の認定地域がありまして、片側は国では……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第39号(1973/07/17、33期、日本社会党)

○岩垂委員 環境庁長官に最初に二、三基本的な問題について伺っておきたいと思いますが、この補償制度というもの、法律のフレームについて最初に承っておきたいと思うのです。  言うまでもありませんが、これはいわゆる健康被害、とりわけ大気汚染ということに限られております。しかし問題が、前の質問者がいろいろな角度から御指摘をいただいたように、この法律案によってカバーされてないという、たとえば騒音とか振動とか土壌汚染とか食品とか薬品とかという問題があるわけでございますが、これらの被害をどういう形で今後補償していくべきかどうか、いわばこの法律のワク組みについて一つだけ承っておきたいと思うのであります。

第71回国会 地方行政委員会 第8号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○岩垂委員 今回の地方税法の改正に関連をして、昨年の地方制度調査会の答申があるわけでありますが、その中に、特に「成長と福祉のかい離の解消」という問題が指摘されております。これらの問題に関連をして、今度の法案の討論の中で、あるいは法案に具体化する中で、どんな形になって具体化されているか、その点について伺いたいと思います。
【次の発言】 税制を財政的措置のサイドから見ることも確かに必要でありますけれども、いまの国際的な日本の税体系の問題、とりわけ、実効税率の問題やら、あるいはまたコストの面から国際収支の均衡をはかっていく、そういうことなどから考えてみて、減税という問題についてもう一ぺん見直してみる……

第71回国会 地方行政委員会 第29号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私、あえて申し上げますが、いま自民党の島田先生が御質問をされた意味の中にはっきり明らかにされているわけですが、今度の地方公営交通事業の経営の健全化の促進に関する法律案の中に、幾つかの問題点が含まれております。この辺は、もう大臣みずからもお認めになっていらっしゃるところだろうと思うのでありますが、いま御答弁をお伺いしていて感ずることは、公営というものと民営というものを非常に機械的に並べていらっしゃる。これはやはり問題だと思うのです。こういう見方をしていきますと、つまるところ、地方公営交通事業というものは成り立たないということになってしまうのではないかと思うのであります。とりわけ、率直……

第71回国会 地方行政委員会 第33号(1973/06/21、33期、日本社会党)

○岩垂委員 日本社会党を代表いたしまして、政府提案の地方公営交通事業の経営の健全化の促進に関する法律案に反対する立場を明らかにし、以下、その理由を述べたいと考えます。  現在の交通事業の世界的な趨勢は、これをいわゆる都市問題としてとらえ、具体的には、都市計画と結合して、交通の態様を優先して策定する傾向が強まりつつあることは周知のとおりであります。したがって、新しい市街地の開発にあたっては、相当長期の将来展望に立って交通計画が立てられることが西欧諸国では通例となっております。この長期的な都市計画に沿ってつくられる交通手段がいかに都市住民の生活を利しているかは、たとえば百三十年前につくられたパリの……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第10号(1974/03/15、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に干草参考人にお尋ねをいたしたいと思うのですが、最初のことばの中で、動力車労働組合の減速行動の効果についてお話をいただきました。たとえば、皆さんが自主測定をしたところによれば、八十五ないし九十ホンが減速で七十四ホンに落ちたということを承っております。あるいは昨年の二月に、実はこれは国鉄労働組合が――私は非常にこまかい資料を持っているのですが、やはり順法闘争の中で減速の効果を騒音との関係で調べております。  これによりますと、約十ホンほど減少しているし、振動も二分の一以下になっている。その他振動に起因する騒音の減少、風圧の減少などの効果も大きいという調査結果が実はこまかくあるわけ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1974/05/07、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は最初に、この法案と北富士演習場の問題との関連について若干質問をしなければならないと思います。あと金丸委員が基地問題を中心にして質問をすることになっておりますから、私は、その経過について簡単に御質問をしたいと思うのですが、この法律案はいつごろから準備されてきたものか、環境庁に伺いたいと思います。
【次の発言】 一昨年の秋というのは、昭和四十七年の秋ということですね。
【次の発言】 政府はかねてから、この法律と北富士の演習場との関連性はないんだ、この法律をあらかじめ準備をしてきたやさきに、その問題が起こったんだというふうに、前後関係をかなりあいまいにして答弁をしておられるようであり……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号(1974/05/17、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、大臣がお見えですから、有名な五十一年規制の問題について、この機会に伺ってみたいと思うのであります。  先般の、公害の健康被害補償の法律が成立したときにも、満場一致で五十一年規制の確定を目ざすところの決議が附帯決議として成立いたしております。それは本院の意思であるだけでなくて、文字どおり国民の要求している課題だと思うのでありますが、その五十一年規制について、さまざまなキャンペーンが行なわれていることは、大臣も御存じのとおりであります。大手メーカーがほとんど例外なく、たとえばトヨタについていえば、暫定的に中間値を三、四年は延期してほしいという提案をしております。日産も技術的に不……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○岩垂委員 大塩さんに最初にお伺いをしたいと思うのですが、総量規制の実施地域におけるいわば工場の立地規制みたいなもの、もっと正確に言うと、許可制というようなものを生かす必要があるのじゃないだろうかという意見があるわけであります。当然その場合にも地域住民の同意を得てということが前提になろうと思うのですが、その問題が、この法律の中に生かされていない点について生かすべきではないかという考え方があるわけでありますが、その点についていかがお考えかということを一点承っておきたいと思います。  二番目は、助川参考人にお伺いをいたしたいと思いますが、先ほど船舶のSO2のことを指摘されましたが、全体の中のどのく……

第72回国会 地方行政委員会 第16号(1974/03/19、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初にお尋ねをしたいと思うのですが、私が言うまでもないことなんですけれども、インフレーション、とりわけ大企業製品のいわゆる石油危機に名をかりた物価のつり上げというものが、日本経済及び国民生活に重大な影響を及ぼしていることはもう言うまでもないことであります。そこでは富めるものがますますばく大な利益を蓄積をし、一方で貧しい人たちが命と暮らしを切り詰める以外にその手段がないとう現実に追い詰められていることも、これはもう周知の事実であります。  このような貧富の差といいましょうか、社会的な不平等の拡大にあたって、税の公平の原則といいましょうか、いわゆる税の上での民主主義の貫徹をするためには……

第72回国会 地方行政委員会 第21号(1974/04/02、33期、日本社会党)

○岩垂委員 現在公共下水道事業を行なっている都市で、受益者負担金を徴収している都市の数や負担の金額あるいは負担者の数を実は承りたいと思うのです。  この問題は、いま全国でたいへん問題になっておることでありまして、とりわけ行政訴訟などの問題が各地で提起されている問題でありますので、私はこの機会に、この問題に限ってひとつ質問をしていきたいと思います。したがって、最初に都市の数、負担の金額と総額、それから負担者の数などについてお願いできますれば、要約でけっこうですから……。
【次の発言】 負担者の数、概数。
【次の発言】 概数でいいのですけれども、昭和四十七年度の八十五億の見当で、大体何人になるか教……

第72回国会 地方行政委員会 第38号(1974/05/24、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、去る春闘における日教組に対する地方公務員法違反容疑での捜査について質問をいたしたいと思います。  最初にお尋ねをしたいと思うのは、今日現在までに捜査個所は何カ所、任意出頭を求めた人数、これはできれば聞き込みをした人数を含めて延べどのくらいになるか。それに関連をして、動員された警察官の延べ人員について、これは必ずしも正確を期すわけにはいかないかもしれませんが、できるだけ詳細な人数をお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 警察官の数……。
【次の発言】 これだけの捜査個所あるいは参考人を含めた人数、それから警察官の数はともかくとして、要するにこの種の事件としては空前の規模……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/08/21、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、いわゆる五十一年規制の問題を中心にして、特に環境庁を中心にしてお伺いをいたしたいと思うのですが、いま島本委員の御質問いただいたことのダブリはできるだけ避けまして、承ってまいりたいと思うのであります。  最初に承っておきたいのは、中公審の専門委員会に再審議を要請したという背景について、もう一ぺん私は長官の見解を承っておきたいと思うのです。  と申しますのは、かなり矛盾した言い方があるわけであります。片方では技術的にかなり困難だからやり直すのだという言い方がある。片方では人間の生命や、いまのお話の中にもありましたように、健康を守っていかなければならぬという至上命令がある。環境庁と……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本社会党)

○岩垂委員 各社の社長の皆さんが、お忙しいところを終日こうやっておつき合いをいただくことに感謝をしなければなりませんが、それだけ実は国民の生命と健康に関係のあることの問題である。同時に、それだけではなくて、国民各層が非常に関心を持っている課題でございますので、どうか今日までの企業の積極的な努力というものをさらに続けていただきたいと思うのでありますが、非常に残念なことに、伺う皆さんの御発言が、まさに異口同音でありまして、何かどこかで相談をしてきたのではないかというふうに思われるような感じがしてならないのであります。  時間的な余裕が今日までかなりあったと思うにもかかわらず、今日の段階で残念ながら……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、徳島県の阿南の橘湾地区の工業開発計画を環境庁がどの程度把握しておられるか、その承知しておられる範囲でお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この地区における企業立地として問題になっているのは、いま局長が御答弁いただいた小勝島の住友重機械工業でありますが、そのほかに辰巳地区の大阪製鋼やあるいは住友商事のLPG基地などがあげられているわけです。これらについては、環境庁は把握をしておられるのかどうか承っておきたいと思います。
【次の発言】 いまみたいにたくさんの工業地帯をこの地域に誘致したいという動きの中で、小勝島を削って三百二十二ヘクタールの海面を埋め立てて、そこに住友重……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1974/11/22、33期、日本社会党)

○岩垂委員 質問する前に、私、ちょっと申し上げたいのですけれども、自民党はどなたもいらっしゃらないのであります。いま委員長からお話がありましたけれども、私はこういう形では、いま特に五十一年規制を含めて問題になっている、国民みんなが関心を持ち、心配をしている問題について、それは自民党総裁の事柄のほうが派閥としては大切かもしれませんけれども、私はそういう形では国民の期待にこたえることはできないと思うのであります。この意味で、たいへん恐縮ですが、私が質問を始めるのは、自民党の方がだれもいらっしゃらないところで始めるということを前例にしない、こういう前提で質問に入らしていただきたいと思うのであります。……

第73回国会 災害対策特別委員会 第2号(1974/08/01、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は最初に、本委員会の委員並びに政府関係者が横須賀の地域の現地調査にお見えになりまして、横須賀の市当局やあるいは罹災者の皆さんに直接会って、それらの人たちの要求を受けとめていただいたことに、この機会をかりてお礼を申し上げたいと思うのであります。  その際市民からも切実に要望されたこと、特に被災を受けてからまだなまなましい現場で、被害を受けた人たちの気持ちを受けとめながら皆さんが現地調査に参加されたことは、市民もたいへん関心を持っておりますし、それだけにその対策のすみやかなる実現、現地で要請されたさまざまな事柄に対する誠意ある回答を求めていることも申し添えておきたいと思うのであります……

第73回国会 災害対策特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、いま御報告をいただいた災害の中の、多摩川の問題について集中的に質問をいたしたいと思います。  亀岡建設大臣は、去る九日の参議院の建設委員会で、この多摩川の堤防の決壊事故というものについて、人災であると言われても抗弁する気にはならないという見解を示されました。これは自然に対する行政の甘さが招いた人災ではないかという社会党の沢田委員に対する答弁でありまして、この点について、最近の衆参両院の建設委員会で、すでに各党の委員からあらゆる見解、あらゆる立場から解明がされてまいりましたので、私はここで繰り返すつもりはありません。その認識を私たちが妥当に、そのように考えてよろしいかどうかとい……

第73回国会 地方行政委員会 第2号(1974/09/02、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、いま御報告をいただきました爆破事件について二、三質問を申し上げたいと思います。  おなくなりになった方々や負傷をなさった方々に心から弔意とお見舞いを申し上げたいと思います。  このような事件が再び起きないように、文字どおり、民主主義の社会におけるわれわれ国民全体の、いわばこの事件に対する見方というものをきちんと立てなければいけないのではないだろうかというふうに思います。いかなる事情があるにせよ、いかなる口実があるにせよ、このようなことが許されてはならないと思うわけであります。  そこで最初に伺いますけれども、過去ダイナマイトの盗難事件というのは何件ぐらいあったか、それからダ……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/12/18、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に私は、柴田先生に伺いたいと思うのですが、東京都が住民と協力をして環状七号線の大気汚染状況について合同調査を行なったというふうに伺っておりますが、そのデータの中で一番NOxによる汚染値が高いのはどのくらいになっているか。そしてそれは環境基準の何倍ぐらいになっているかということ。それからこれはできますればでけっこうでありますが、東京都は従来から大気汚染状況を定期的に調査されてこられているというふうにも私は承っておりますので、そのデータの中で一番汚染値が高いのは一体どのくらいになっているか。それは固定発生源の問題もありますから、この際は、できれば自動車と考えられる地域でけっこうであ……

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○岩垂委員 環境庁長官に最初にお伺いをいたしたいと思いますが、さっき君子豹変というおことばをお使いになりましたが、建設大臣としてきょうまで、日本のいわば、それが意識的であるかどうかは別として、環境破壊を含む開発、こういうことに実はお取り組みをいただいたわけでありますが、環境庁という役所が持っている性格について、この際見解を承っておきたいと思うのであります。  君子豹変はたいへん――そういうことばづかいも私はどうかと思うのですけれども、少なくても環境庁長官におなりになった際に、いままで建設行政の上で管掌してこられた事柄について、多くの反省を必要としなければならぬと思うのであります。とりわけ経済の……

第74回国会 地方行政委員会 第4号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○岩垂委員 貴重な時間をたいへん申しわけないのですが、国家公安委員長というお立場でお答えをいただきたいと思うのですが、給与法が、そして補正予算が昨日成立をいたしまして、警視正以上の幹部警察官にはここ一両日中に給与改定の差額が支給されることに、国家公務員ですからなるわけであります。第一線で歳末警戒に全力をあげて努力をし、また同時に一連の爆弾事件などを含めてその解決に命をかけて、住民の安全を守るために日夜努力をしている警視以下の警察官、これがただいま申し上げましたような理由で給与改定差額は支給されないという事実を御存じでございましょうか。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○岩垂委員 家本さんのメモが社会に出たということは、私はいいことだと思うのです。結果的に国民に、中公審の討議の内容というものがまさに裸にされて、その実態が暴露されたと思うのです。ただ、あなたがそれを隠そうとしたことは余りよくないことだと思うし、その委員会の議事録を拝見すると、どうも家本委員会じゃないかと皮肉を言われるほどよく御発言をいただいている。しかし、そのことは、あなたの御商売の上での熱心さというふうに考えるとしても、国民のレベルで、つまり被害者の立場に立っている国民のレベルで、あなたが少なくとも、この委員会への参加というものについて想像力を持ち合わせてほしかった、このことを私はあなたに強……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○岩垂委員 先輩がほとんど内容を質問していただきましたし、時間もたくさんいただきましたので、私は簡単に質問を申し上げたいと思うのであります。  今度の告示を見ますと、中公審答申というものが〇・二五より大幅に後退をしたという非難を受けるさなかに、さらに改めてその答申すら実質的に無にするような、いわゆる許容限度の大幅な緩和や、あるいは実施時期の実質一年延期というような形で、市民の健康に対する配慮というものが十分に生かされていない、こういうふうに批判をされているわけでございます。私はいまの段階でも、このような告示を再検討する、そういう手続の早急になされることを要求したいと思うわけでありますが、それら……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1975/05/16、33期、日本社会党)

○岩垂委員 楠本先生に、恐縮ですが、やや集中していろいろお教えをいただきたいと思うのですが、四十七年の十二月十九日の専門委員会の報告、つまり八十ホンが達成されないで今日に至っているという現状について、今回の専門委員会の議論の中では、一体どんな評価や、どんな反省をなさった経過があるかどうか。たとえば、国鉄に対する努力の経過などを含めて、専門委員会の中の議論にいろいろな意見があったと思うのですけれども、その模様を、お聞かせいただける範囲でお教えをいただきたいと思うのです。
【次の発言】 専門委員会の構成を最初に承っておきたいと思うのですが、まあ全体の九人のメンバーはともかくとしても、その中に国鉄の……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1975/06/05、33期、日本社会党)

○岩垂委員 一昨日、赤潮問題を中心にいたしまして参考人の意見を承って、大変、勉強させていただきました。赤潮が瀬戸内海だけではなくて東京湾にもあるいは伊勢湾にも発生をしているということ、とりわけ東京湾一円の赤潮の発生というのは、冬にすら発生している事態というのは、まさに異常な事態だと言わなければなりません。特にけさの新聞で拝見をいたしますと、環境庁が東京湾や伊勢湾の調査をなさった結論として、両湾とも沿岸工場の排水や河川を通して流れ込む家庭汚水で、海水が富栄養化の状態にあって、もはや魚がすめなくなるCOD三ppm以上の死の海が東京湾全域、伊勢、三河湾の沿岸部を覆っているということが明らかにされてお……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、これから本格的なシーズンがやってくる湿性大気汚染、いわゆる酸性雨の発生の問題について、環境庁並びに気象庁に対して質問を申し上げたいと思います。  実は一昨日、二十五日でありますが、神奈川県は酸性雨発生予報を発令をいたしました。結果的には届け出をした被害者は一名でありましたけれども、この予報はPH値の酸性度を含めて一定の精度を持っていたということができそうであります。言うまでもありませんけれども、昨年の七月、東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、群馬、、茨城の一都大県で、合計三万三千百四十四人の被害者が出たこと、そしてその被害者は目の刺激、特に目の充血あるいは涙が出るなどの目に関係す……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1975/08/08、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は二つの問題を質問いたしたいと思っておりますが、最初に、米軍基地と大気汚染を初めとする公害について伺っておきたいと思います。  実は昨年の十一月に、環境庁が横須賀の基地内の環境調査を行われましたけれども、その調査結果は七月中に発表されるということを、何度か承ってまいりましたけれども、まだ、その公表に接しておりませんので、調査の結果について、もしお願いができますならば、おおむねまとまっているやに承っておりますので、この委員会で御発表いただくわけにはいかないかどうか、その点を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 防衛施設庁の銅崎施設部長、お忙しいところを、お入りいただいてお……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1975/09/10、33期、日本社会党)

○岩垂委員 「日本化学の六価クロム禍被害者の会」の調査によると、二十六人がクロムによる肺がん、肺結核、肺気腫などで死亡しているということが言われております。あるいはまた、現場で関係の労働者と話をしたときに、その被害の実相の深刻さ、とりわけ鼻に穴があいたら一人前のクロムの労働者だと言われて、こよりで、その穴を通してみたというような話を聞いてみて、人の命と言われるもののとうとさというものを改めて問い直された気持ちがいたすわけであります。  最初に、せっかく労働大臣がおられますので、労働大臣に承りたいと思うのですが、国立公衆衛生院が昭和三十二年十月に日本化学工業小松川工場で行った労働衛生報告書がある……

第75回国会 地方行政委員会 第8号(1975/03/13、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、私川崎地元の選出の委員として、先日は皆さんに川崎を視察をいただいたり、きょうはまた、こうして参考人の意見を聴取するという機会をいただきました委員各位にお礼を申し上げながら、参考人の諸先生にもこの機会をかりてお礼を申し上げておきたいと思うのでございます。  最初に萩原先生にお尋ねをいたしたいと思うのですが、昨年の十二月二十六日の発表の後ことしの二月二十七日の発表に至る経過の中で、新しい調査の資料、データ、そういうようなものをお手元にお受け取りいただいているかどうか、ちょっと承っておきたいと思います。
【次の発言】 引き続いて萩原先生にお伺いをしたいのですが、実は川崎市が、東京……

第75回国会 地方行政委員会 第18号(1975/05/06、33期、日本社会党)

○岩垂委員 統一地方選挙が終わりまして、この選挙ではわが国の民主主義の基盤である地方自治の問題がかつてなく議論をされたと私は思っております。特に住民の福祉や教育あるいは公害対策や土地改造という問題を含めて、その政策論争が財政問題を関連させながら議論を進めてきたことはもう私が指摘をするまでもないところであります。  その中で特に私が強調しておきたいのは、いろいろな議論のいきさつはありましたけれども、これは自民党の候補者を含めて、今日の中央と地方の財源配分のあり方、とりわけ地方財政の確立という問題が強く主張されてまいりました。言うまでもなく、地方の財源確保あるいは自主財源の強化については、交付税率……

第75回国会 地方行政委員会 第24号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に大臣に伺いたいと思うのですが、この石油コンビナート等災害防止法案というのは、かねてから本委員会などで議論をされてきた課題ではありますけれども、特に先ごろの三菱石油水島製油所の油流出事故に際して、衆議院の予算委員会でわが党の江田三郎議員がその制定を求め、三木総理がその立法を公約したものであることは経過として明白でありますが、率直に申し上げて、一月の末に国会でやりとりをいたしまして、以来今日まで六カ月という長い期間が過ぎ去っているわけでありまして、その成果が非常におくれているように思われるわけであります。その意味で、この法案をつくっていく過程の中で一番問題になった点を、この機会に……

第75回国会 地方行政委員会 第26号(1975/06/18、33期、日本社会党)

○岩垂委員 参考人の先生方には、お忙しいところ、本委員会に御参加をいただきまして、この審議の中で貴重な御意見をいただくことに、最初に感謝申し上げておきたいと思います。  時間が短くて、いろいろなことを伺うわけにはいかないのですが、一番先に井上先生と池田先生に伺いたいと思います。  私たち、この委員会での議論の中で、陸上のコンビナートの防災法だけでは不十分だ、そしていわゆる港湾防災法とでも言いましょうか、そういうものが同時並行的に制定されなければいかぬということを指摘をいたしまして、運輸省や自治大臣もその方向を明らかにされております。それで、できれば次の国会にということを言っておりますが、考えて……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1975/11/18、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、去る六月五日のこの委員会で、多摩川の流域の環境保全問題について御質問を申し上げました。その後、環境庁長官のイニシアチブで、東京都知事や神奈川県知事や川崎市の市長や、そしてさらに建設省や厚生省などを含めた現地調査団の調査活動が六月の二十二日に行われました。その後、その調査に基づいて多摩川問題を取り組んでいくための仕組みとでも申しましょうか、そういうものをおつくりいただく御努力を、環境庁を中心にしてなさってこられました。あれから、かなりな歳月が流れておりますので、何回か環境庁にもいろいろ御苦心のほどなどについてもお伺いをしてまいったわけでありますが、もう環境庁として、その要綱がま……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第8号(1975/12/16、33期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に私は、公害健康被害補償法の問題について伺いたいと思います。  この法律が、従来の医療救済制度と、新たにいわば生活保障制度とを一体化した点で一定の前進であるという考え方を、わが党も一明らかにしてまいりましたが、しかし地域指定制度の問題や公害の種類の限定などに、まだ根本的な問題点が残っていることを指摘せざるを得ません。きょう閣議で新たに十四地域の公害病認定指定地域の指定が行われるというふうに新聞報道で拝見をしているわけでありますが、この指定の経過の中で、たとえば東京都の四区などの問題について、いろいろな矛盾というか問題点が指摘をされていることはもはや改めて申し上げる必要も一ないと……

第76回国会 地方行政委員会 第2号(1975/10/31、33期、日本社会党)

○岩垂委員 この法律は三菱石油重油流出事故を機会に急遽制定をされたわけでありますが、この法案を審議するに当たって、もう一遍いまの時点で事故の経過というものを振り返ってみながら、この法律とのかかわりを議論し合うことは重要な課題ではないかと思います。  言うまでもないことですが、水島事故は重大な環境汚染を引き起こし、水産物や自然景観が大変被害を受けたことは申すまでもありません。従来はこのような事故に対して対応するというか、関係する法律というのは、たとえば海洋汚染防止法が船舶を中心とする規制の法律であり、消防法は陸上施設における災害防止の規制の法律であり、さらに、水質汚濁防止法などが排水から流出した……

第76回国会 地方行政委員会 第4号(1975/11/05、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、地方財政計画に計上された歳入額を確保するために自治省が大変努力を払われたことを否定するものではありません。しかし、この特例法に盛られた対策は、言うならば一時しのぎの対策である、遺憾ながらそう申し上げざるを得ないのであります。しかし、今日の地方財政の危機というのはきわめて深刻でありまして、今回の特例法だけで克服できるものではないと考えております。  そこで、自治大臣にお伺いをしたいのですが、この危機を乗り切るための今後の施策をどのようにお考えになっていらっしゃるか。きのう来、本委員会並びに参議院の予算委員会などでもいろいろ御質問があったようでありますが、そのお答えよりもさらに突……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○岩垂委員 この法律は、原因者が不特定多数の公害から発生する健康被害を行政上、敏速に救済することを目的としたものであることは、もう言うまでもないわけでありますが、この法律の問題点が、制定の経過の中でも、たとえば指定地域の問題、あるいは指定疾病をぜんそくなどの四疾病にしぼってしまった問題、あるいは汚染調査が硫黄酸化物を中心にして行われていることから、NOx、や粉じんが対象に加わっていないというような問題が議論されてきたことは、もう御承知のとおりであります。そこで、これらの問題を振り返ってみて、この法の精神と実体というものを、ますます充実させていくためには、いま何をなすべきかということを真剣に実は……

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第9号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、この法案が、振動に対する規制を通して生活環境を保全し、国民の健康の保護を目指そうとするものであることや、特に、国際的にも先進的な対策を進めようとする意欲があるものだということを否定するつもりはありません。しかし、内容をしさいに検討してみますと、公害対策基本法の「国民の健康の保護」は言うまでもありませんが、「人の生活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境を含むものとする。」と明記された「生活環境の保全」とは、かなり、どうも距離があると指摘をせざるを得ないのであります。特に工場振動の規制値や、あるいは建設作業の振動の基準値、道路交通振動のいわ……

第77回国会 地方行政委員会 第2号(1976/03/02、33期、日本社会党)

○岩垂委員 いまやロッキード事件は、日本国民を初め世界じゅうの注目の中にあります。この事件はアメリカの上院外交委員会多国籍企業小委員会並びに銀行通貨委員会あるいは証券取引委員会などの調査、関係者の証言などによって明らかにされたわけでありますけれども、日本の国会での審議や証言が行われながら、なおかつ疑惑はますます濃くなるばかりであります。日本国民は言うまでもなく、世界の注目の中で真相が追及されているわけでありますが、この事件は戦後最大の疑獄事件であり、日本の民主主義の根幹にかかわる問題であると言わざるを得ないと思います。  先ほど国家公安委員長が所信表明の中で見解を述べられましたけれども。この機……

第77回国会 地方行政委員会 第8号(1976/05/06、33期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、去る四月の二十二日に本会議で、地方行財政制度の抜本的改正に対する政府の見解をただしました。その際、交付税率の引き上げについて、自治大臣は前向きの御答弁をなさったように私も受け取っているわけですが、残念ながら大蔵大臣はこれをさえぎるような答弁をしているわけであります。率直なところ、五十年度は減収補てん債、五十一年度は臨時地方特別交付金や借り入れあるいは地方債で対策を講じてきたわけですけれども、来年も赤字になることがもうはっきりしているわけなんで、そういう立場から考えてみると、地方交付税法の六条をいま――いまでもなく、地方の実態というのはかなり深刻なんです。だから六条の規定という……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 地方行政委員会 第11号(1977/04/12、34期、日本社会党)

○岩垂委員 地方交付税は、昭和二十九年に地方財政平衡交付金制度が地方交付税制度に変更され、当初二二%で出発して以来、これまで交付税率は七回にわたって引き上げられ、今日の三二%になったわけでありますが、この間昭和三十二年、三十四年、そして三十五年、さらに四十一年には所得税及び地方税等の減税対策として交付税率が引き上げられたことはもう申し上げるまでもないところであります。さらに、昭和四十一年以降においては税率変更ではなくて、いわゆる特例措置でなされているわけであります。こうして見ますと、国税の減税及び地方税減税による地方財政対策としては、昭和四十一年までは交付税率の引き上げが制度化されていたと考え……

第80回国会 地方行政委員会 第24号(1977/05/20、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に私は、委員長初め委員各位にお断りを申し上げたいことがございます。  きょうの私の質問は、実は心身障害者の問題についてでございます。これは本委員会と直接関係がないのじゃないかというふうに思われるかもしれませんけれども、川崎市内で起こった問題を含めて、川崎市当局あるいは全国の自治体が当面している大きな課題でありますので、本委員会で取り上げることについてお許しをいただきたい、このようにお断りをしておきたいと思います。  最初に運輸省にお尋ねをいたします。  四月十二日、川崎駅前で日本脳性マヒ者協会青い芝の会の皆さんが、車いすのまま路線バスに乗せるべきだと要求して、バスに乗り込んだり……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1978/03/22、34期、日本社会党)

○岩垂委員 去る三月の十九日、環境庁は警官隊約三百名を動員して、水俣病認定業務の促進を要求して交渉を行ってきた患者を排除いたしました。話し合いを一方的に打ち切って警察官を導入して強制執行をしたことが、患者の皆さんはもちろんのこと国民の中にどんな反応を巻き起こしているかという点については、現場でこの状況をつぶさに目撃した記者の皆さんの気持ちの込もった報道によって判断することができます。私は、これはきわめて遺憾な事態だと抗議せざるを得ません。特に、公害健康被害補償法の改正案が審議されているさなかに、患者の皆さんに対して文字どおり問答無用の態度をとったことは暴挙としか言いようがありません。私は、心の……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第18号(1978/05/12、34期、日本社会党)

○岩垂委員 五月十日からバードウイークが始まりました。私は、くしくもこの愛鳥週間のいわば三日目に鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律の一部を改正する法律案が審議されることになったことに、ある種の感慨を禁じ得ません。  大変失礼ですけれども、環境庁長官、バードウイークがどんな動機で始められたか、恐らく御理解と思いますので、御理解なすっておられるかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 愛鳥の日というものが設けられた動機は御存じですか。
【次の発言】 私は大臣が動機を御存じないということを責めるつもりはございませんが、念のために申し上げておきたいと思うのですけれども、終戦直後に実はオリバー・オースチ……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1978/06/13、34期、日本社会党)

○岩垂委員 橋本大気保全局長に率直に申し上げます。実は、私は橋本さんとも長いおつき合いでございまして、橋本さんが日本だけではなしに、国際社会においても大気汚染によって人間の生命や健康が損なわれることを防ぐために、被害者の立場に立ってヒューマニズムを燃やし続けてこられた方であると私は信じています。いわば環境庁の良心だとさえ私は思ってきました。しかし最近のあなたのNO2の環境基準についての言動を見聞きして、その信頼と言いましょうか、確信と言われるものがどうも、私の思い過ごしかもしれませんけれども動揺しているというのが率直な私の気持ちです。  あなたがこれまで環境基準を守り抜く旗手として、あらゆる機……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1978/06/23、34期、日本社会党)

○岩垂委員 前田先生にお尋ねをいたしたいと思いますが、五月十日の参議院の公環特で、鈴木委員長が、今度の「委員会は環境基準を諮問されたのでもありませんし、環境基準を答申した覚えもございません。」というふうにはっきりおっしゃっておられますが、いま前田先生も同じ意味のことをおっしゃっておられましたが、そのとおりだと理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、指針値という議論が導かれる過程で安全係数がビルトインされているという何とない認識があったとおっしゃいましたけれども、クライテリア、指針値というのは環境基準とは違いますから、環境基準を実はつくっていく過程で安全係数というのは当然議……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1978/07/05、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、環境庁がいろいろな形で、クラブに発表をしたわけではないと思うのですが、新聞が報道をしておりますが、たとえば昨日の日本経済新聞は、日平均〇・〇四ないし〇・〇六ppm以下で非悪化原則で歯どめをかけていくというふうなことが報道されておりますが、環境庁はここまで煮詰まっているのですか、どうですか。
【次の発言】 橋本さんは、こういうことを決めていくときには関係官庁との調整をやって、こういうことをいつも強調されておられますが、通産省や建設省は、環境庁がもう環境基準を、どういう形であれ、決めてもいいというお任せをしている段階ですか。

第84回国会 災害対策特別委員会 第12号(1978/04/21、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、これは皆さんお触れになっていらっしゃると思うのですけれども、今日、予知の科学的な可能性と言われるものがどの程度まで煮詰まっているのかということについてお尋ねをしておきたいと思うのです。  言うまでもありませんけれども、予知というのは、地震の規模あるいは発生場所及び時期、これを指定するものだと私は考えておりますけれども、そういう観点から、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、最初にお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 時期の問題は、ちょっといま私は聞き漏らしたのですけれども、どのくらいの精度で考えられるか、その点をお尋ねしておきたいと思います。

第84回国会 内閣委員会 第5号(1978/02/21、34期、日本社会党)

○岩垂委員 今回の設置法は、水俣病の位置づけというのを、水俣病はいわば公害の原点だということで提案理由を説明されております。水俣センターというのは、言ってしまえばアフターケアだろうと私は思うのであります。すでに起きてしまった環境汚染について、その汚染物質を効果的に駆逐することは困難だと言わざるを得ません。もしわれわれにできることがあるとすれば、これ以上に汚染度を高めないように最大限の努力をするということと、改善への精いっぱいの可能性を追求するということ以外にないと思いますし、同じ過失を繰り返さないようにこの事件から教訓を学び取ることではないだろうかと考えています。その意味で、今後このような忌ま……

第84回国会 内閣委員会 第6号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○岩垂委員 外交問題全般に関連をして質問をさせていただきたいと思います。  最初に日中問題についてお伺いをいたします。  日中平和友好条約の締結に向けて園田外務大臣が積極的な御努力を重ねてこられたことに敬意を表したいと思います。いま交渉再開を目前にいたしまして、交渉の内容について余り立ち入って質問をすることはできるだけ避けたいと思いますけれども、そのスケジュールと基本的な姿勢といいましょうか、立場について、この際お伺いをしておきたいと思います。  中国の全国人民代表大会が終了した直後には日中交渉が再開をされるというふうに考えてよろしいかどうか。それと同時に、佐藤大使と韓念竜外務次官の会談のこれ……

第84回国会 内閣委員会 第7号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○岩垂委員 議事運営について一言申し上げておきたいと思うのです。  本日、総理府総務長官から国家公務員法及び地方公務員法の一部を改正する法律案の提案理由の説明をいただくわけでございますけれども、去る予算委員会の分科会において、同和問題に関連をして、総務長官が
【次の発言】 この問題の扱いは各党の国会対策のレベルで当然話し合われる課題だと思いますので、それらの協議といいましょうか話し合いといいましょうか、この扱いに対する善処のあり方についてはそちらに任せることにいたしまして、提案理由の趣旨説明は、したがって受けていきたいと思いますけれども、これは単に一委員会の問題ではなくて国会全体の問題である、……

第84回国会 内閣委員会 第9号(1978/03/24、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、この法律の一番関係の深い入管事務所の今度できる羽田空港出張所の新しい定員というのは一体何人であるか、そこからお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 十名の中に所長さんや女性などが含まれていますか、つまり逆なことを言えば審査官というのは何名になるのですか。
【次の発言】 それは中華航空あるいは外国要人、国内線関係を除き国際線が全部成田に移るという前提で定員の配置をお考えになったのかどうか。
【次の発言】 運輸省にお尋ねをいたしますけれども、きのうもこの問題について御質問があったそうですか、成田空港では遅刻便というものは一切認めないという方針を貫いていくおつもりかどうか、……

第84回国会 内閣委員会 第11号(1978/04/11、34期、日本社会党)

○岩垂委員 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案の審議でございますので、科学技術庁の役割りというようなことについて、ちょっと私はお尋ねしておきたいことがあるのです。  と申しますのは、日本の科学技術の進展に科学技術庁がどんな役割りを果たしているかということの意味で、私は「諮問第六号「長期的展望に立った総合的科学技術政策の基本について」に対する答申」を拝見をさせていただきました。これは科学技術庁の今後の運営にとってどんな位置を占めているかということを最初にちょっとお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 この答申を読んでみますと、第一部と第二部の間にはかなり落差があるような感じがするのであ……

第84回国会 内閣委員会 第13号(1978/04/18、34期、日本社会党)

○岩垂委員 ただいま議題となりました自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び日本共産党・革新共同、各派共同提案に係る恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。  一 恩給の実施時期については、現職公務員の給与より一年の遅れがあるので、遅れをなくすよう特段の配慮をするとともに各種改善を同時期に一体化して実施するよう努めること。  一 恩給の最低保障額については、引き続き……

第84回国会 内閣委員会 第23号(1978/06/08、34期、日本社会党)【議会役職】

○岩垂委員長代理 午後一時から委員会を再開することとし、この際、暫時休憩をいたします。     午後零時二十分休憩
【次の発言】 最初に、きのう、きょう新聞をにぎわしておりますソ連の大演習、なかんずく択捉島とその周辺海域での大規模な上陸演習を繰り広げたという新聞報道に関連をいたしまして、午前中、伊藤防衛局長の御答弁もありましたけれども、この記事が報道された背景、とりわけけさの各紙に出ている報道は、栗栖統幕議長の御発言というふうに承っておりますが、その辺の関係は防衛庁としての見解なのか、栗栖統幕議長としての見解なのか、そして事実関係は一体どうなっているのか、この辺について、事柄は国際関係を含む非……

第84回国会 内閣委員会 第26号(1978/08/15、34期、日本社会党)

○岩垂委員 公務員給与の問題ではございませんが、総理府総務長官がおられますので、先ほどの理事会の御理解をいただきながら、一言要請を行いたいと思います。  きょうは、終戦から三十三周年の記念日を迎えたわけでありまして、この日はいわば平和日本の新しい歴史の出発点とも言うべき意味を持っていると思うのであります。 戦争の犠牲と平和の意味を問い直す日とも言うべきだろうと思うのでありまして、この日に当たって福田総理が靖国神社を参拝されるということだそうであります。私どもも、戦争の犠牲者に対する慰霊を一般的に否定するものではございません。しかし、事が内閣総理大臣が正式に靖国神社に参拝されるということについて……

第84回国会 内閣委員会 第27号(1978/08/16、34期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、最初に、防衛庁長官に対する宿題について回答を願いたいと思います。  過ぐる本委員会で、択捉島におけるソ連軍の上陸演習進行中という栗栖前統幕議長の発言に関連して、防衛庁長官は私に、この問題についての処置を報告すると約束をされました。あれから二カ月も経過していますけれども、私はまだこの報告に接してはおりません。まことに誠意のない態度だと言わざるを得ないのであります。この点長官は記憶しておられますかどうか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 防衛局長が二度三度お訪ねになったというのは正確じゃないですね。私は訪ねられておりません。その点ははっきりしておきたいと思います。  そ……

第85回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1978/11/21、34期、日本社会党)

○岩垂委員 十月十一日に山本大気保全局長が全国公害患者会連絡会との確認を行ったことは局長御存じのとおりですが、その中に、原則として大気保全局長が地元に来てNO2問題について被害者団体に説明する、開催地、日程はお互いの事務局で折衝すると書いてございます。実は、団体とのやりとりの経過を通してそういう約束がきちんと自発的に行われているにもかかわらず、十日後にその確認を一方的にほごにしてしまったことも御存じのとおりであります。これは局長の判断か、それとも上司と相談をしての結論か、簡単にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 患者会連絡会との話し合いの中で、私もこの議事録を拝見しました。「患者会……

第85回国会 内閣委員会 第2号(1978/10/16、34期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。  案文はお手元に配付しておりますので、朗読は省略させていただき、その要旨を簡潔に申し上げます。  修正点は、十二月に支給する期末手当の支給割合の引き下げを取りやめることであります。  公務員の特別給につきましては、かつて佐藤人事院総裁が衆議院内閣委員会において、民間の特別給は景気に左右されるが、公務員の方は法律で規定され固定的な形となり、民間が下がってもそれに応じて下げるわけにはいかないと言明しており、また、一昨年当委員会で……

第85回国会 内閣委員会 第3号(1978/10/18、34期、日本社会党)

○岩垂委員 福田総理は参議院の予算委員会において、有事の際の機密保護法制定を考えている、そしてそれは一般人を処罰の対象にすることは当然だというふうに答弁されていることを新聞で拝見いたしました。これは憲法の立場からも非常に重大な発言だと言わざるを得ませんし、特に最近、新聞報道あるいはテレビなどの報道を通して国民に大きな不安を巻き起こしていることは、私が申し上げるまでもないところであります。  そこで、それに関連いたしまして、一体秘密というのは何か。特にこの場合、自衛隊法に言う「秘密」とは何かということを、私も訓令を拝見させていただき、理解したような理解しないような面があるわけでありますが、秘密の……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○岩垂委員 午前中から質問が行われているわけですが、アセスメント法案を中心にいたしまして、所信表明に対する質問をさせていただきたいと思います。  長官の所信表明の中で、環境アセスメント法について「各種の大規模な開発事業の実施に当たって、環境影響評価が必要であることは、だれもが認めるところであり、すでに各方面において環境影響評価が行われているところでありますが、これにつきましては、法制度化を図るべく鋭意努力いたしておるところであり、また、さらに、その実施を一層効果的に推進するための体制を整備することとしております。」こういう言葉が述べられているわけでございます。  率直に申し上げて、私どもの目に……

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1979/03/23、34期、日本社会党)

○岩垂委員 アセスメント法案のことを少ししつこく環境庁を激励する立場から質問をしてまいりたいと思います。その誠意にこたえていただきたいと思います。  最初に、通産省に伺いますが、ここ数年間電源立地に絡む事業者と住民の紛争がふえているわけでありますが、五十二年あるいは五十三年、今年に入ってからも含めて、その状況について概括御報告を煩わしたいと思います。
【次の発言】 それは全体の中のどのくらいの割合を占めているか、もしできたら五十二年度もお聞かせいただきたいのですが、どうしてもなければ結構です。
【次の発言】 紛争のあるところとないところのバランスですよ。

第87回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1979/05/29、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に運輸省にお尋ねをいたしたいと思います。  川崎市当局及び市民の陳情を受けて、私は一九七四年から東京国際空港のジェットエンジンテストの騒音問題を取り上げて、運輸省にその対策を迫ってまいったことは御承知のとおりでございますが、この問題は、深夜午前零時ごろから明け方までエンジンテストを繰り返すために、突然飛行機が離陸するときと同じような騒音が、ひどいときには何分置きという状態で、寝静まった川崎市の市民の耳をつんざくような状況があったわけであります。その結果として、市民の安眠を妨げるだけではなしに、赤ちゃんが引きつけを起こすような状態も例としてあったわけであります。そこで、あれはたし……

第87回国会 内閣委員会 第4号(1979/04/10、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、私は元号の歴史について確かめておきたい問題点が幾つかございますので、そこから入らしていただきたいと思います。  そもそも元号の起源というのは、古代中国の前漢の文帝、景帝の時代であって、武帝の時代になって建元元年と称したのが始まりだということを本で読みましたけれども、政府もそのような共通の認識に立っていらっしゃるかどうか、お尋ねをしておきたいと思います。
【次の発言】 滝川政次郎博士は、「元号を生んだものは、漢民族に固有なる天命思想である」ということを指摘をしておられますけれども、承知しておられますか。
【次の発言】 天命思想というのは、古代社会に共通ないわゆる皇帝神権説の一……

第87回国会 内閣委員会 第9号(1979/04/20、34期、日本社会党)

○岩垂委員 日本社会党を代表して、元号法案に反対の立場から討論を行います。  最初に私は、去る十八日、わが党の飛鳥田委員長が、総理大臣であり、自民党の総裁である大平さんに対して行った申し入れを朗読させていただきます。   現在、衆議院内閣委員会において元号法案の審議がおこなわれていますが、この審議を通して元号問題について国民の関心がたかまっております。   最近の新聞社などの世論調査は、元号の法制化に賛成する人々は調査対象の二〇%前後に過ぎないことを明らかにしています。   これは、元号に賛成する人も「法制化してまでやる必要はない」ということを示すものであります。   しかも、政府がこの法律を……

第87回国会 内閣委員会 第11号(1979/05/08、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初にちょっと予定にはなかったのですが、きのう来の松野元防衛庁長官のいわゆる職権に基づく犯罪、これは時効という理由で立件できなかったとしても、明らかな犯罪であると言わざるを得ません。山下防衛庁長官の先輩でございますから、この問題についてどのようなお感じを持っておられるか、率直にお述べをいただきたいと思います。
【次の発言】 航空機の価格に、あるいは利益の中に当然その金額が上乗せされていることは事実ですよ。そうでなければもうからない商売をやるわけはないのですよ。そういう意味では、防衛庁が使っている飛行機に国民の血税が支払われているというふうに私は思うのです。この辺は私、非常に重大だと……

第87回国会 内閣委員会 第13号(1979/05/24、34期、日本社会党)

○岩垂委員 どうもテレビのゴールデンタイムにかかってしまって、皆さんも聞きたいと思うのだけれども、時間を拘束して恐縮でございます。実は、私も見たいのですが、同じ時間になってしまったわけですが……。  冗談はさておいて、これまでは、各省設置法の一部を改正する法律案という形で私ども内閣委員会で議論をする、その機会を通して各省での配置あるいは統廃合などについて、もちろん事務所の問題まで含めて、いろいろな形で民意が反映されるシステムが担保されているわけでございます。ところが、これからはそのチャンスが失われるということにならざるを得ません。附属機関や地方支分部局の設置や整理統合というのが法律事項から外さ……

第87回国会 内閣委員会 第15号(1979/05/31、34期、日本社会党)

○岩垂議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国家公務員法の一部を改正する法律案に対する提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  ロッキード事件に続いて生起した、今回のダグラス、グラマン等航空機輸入に伴う疑獄のみならず、戦後日本の汚職事件の主要なもののいずれもが、保守政界、大企業を中心とした財界、そして官界が三位一体となった構造汚職であることに対し、今日、国民の厳しい批判の眼が向けられております。この政・財・官が一体化した構造汚職こそ、日本を深部からむしばむ病根であると断言できるのであります。  中でも、高級官僚を中心とした官界と大企業の黒い癒着は、官界からの天下……

第87回国会 内閣委員会 第17号(1979/07/10、34期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に総務長官にと思ったのですが、閣議の関係でおくれておられるようでございますから、人事院の方から質問に入ってまいりたいと思います。  人事院勧告のための作業を精力的にお進めいただいている人事院の諸君に敬意を表しながら、今日までの作業の状況をこの機会に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そういう順調に行っておる作業の延長線上で、勧告というのは例年のとおり八月の七日前後に行われるものと理解をしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 幾日と言うわけにはいかぬと思いますが、閣議との関連もございますので、七日とかその辺のところで恐らく検討されているのではないかという感じを……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 内閣委員会 第2号(1979/12/06、35期、日本社会党)

○岩垂議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました国家公務員法の一部を改正する法律案に対する提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  ロッキード事件に続いて生起した、さきのダグラス、グラマン等航空機輸入に伴う疑獄のみならず、戦後日本の汚職事件の主要なもののいずれもが、保守政界、大企業を中心とした財界、そして官界が三位一体となった構造汚職であることに対し、今日、国民の厳しい批判の目が向けられております。この政・財・官が一体化した構造汚職こそ、日本を深部からむしばむ病根であると断言できるのであります。  中でも、高級官僚を中心とした官界と大企業の黒い癒着は、官界からの天下り……

第91回国会 内閣委員会 第2号(1980/02/19、35期、日本社会党)

○岩垂委員 今国会いわば初めての内閣委員会でもございますので、所管事項の問題に直接、間接関係のある問題について質問をしたいと思います。  最初に、総務長官にお越しをいただきましたのでお尋ねをしたいと思うのですが、公務員等の退職手当法の改正案を今国会に提案する方針で検討をなさっておられるようでございますが、いつごろ御提案になる予定か、そのことをまずお尋ねをしておきたいと思います。
【次の発言】 近日中というのはいつごろになるか、閣議決定をいつごろに予定されておられるか、そのことを重ねてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 今週の閣議というのは二十二日というふうに理解をしてよろしいかどうか。―……

第91回国会 内閣委員会 第3号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○岩垂委員 関連という形で質問をいたしたいと思います。  ごく簡単でございますから明確な御答弁をいただきたいと思うのですが、神奈川県の三浦郡葉山町所在の葉山の御用邸の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。四十六年に焼失してその後再建されつつありますけれども、再建の予算あるいは建て坪、完成の見通しを宮内庁から御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 本邸の完成がだんだん近づいているわけですが、付属邸はどうなさるおつもりか、その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 付属邸の機能も含めて本邸部分にコンパクトに集約をするわけでございますから、付属邸は用途廃止ということで、大蔵省の普通財……

第91回国会 内閣委員会 第5号(1980/03/25、35期、日本社会党)

○岩垂委員 大臣に、最初に私申し上げておきたいことがございます。  こういうことは余り言いたくないのですけれども一、きょうは外務省が出した法律を審議するわけです。各省が出している法律の中で日切れだから優先にしてほしいということもあり、それぞれ各党の中で一致を見て、しかも訪米の前にということがあって、一定の日程の調整が行われて、そしてそれで開けるのかなと思ったら東京ラウンドだからだめだ。そうしてその上に本日は、もう大臣が訪米する以前から決まっている日程の中で、今度は審議が始まろうとすれば大臣はいらっしゃらない。参議院の予算だ、こういうわけであります。しかもその時間が、あらかじめ私たちが予想したよ……

第91回国会 内閣委員会 第9号(1980/04/10、35期、日本社会党)

○岩垂委員 生糸検査所の問題を中心にして伺いたいと思います。  実はことしは横浜の商工会議所百周年ということで、新聞などがその歴史をつづっております。生糸検査所というのは一八九六年に設置されてからこの方、生糸輸出を初め、生糸の流通に大きな役割りを果たしてわが国の近代化に貢献してきたものであるという意味のことを、それなりに新聞も報道をしております。また考えてみますと、あの建物というのは横浜のシンボルだと言っても決して大げさではない、そういう位置を占めているわけであります。時代が変わったとはいいながら、生糸検査所の看板がなくなるということは、いまのような歴史を踏まえて考えますと、地元の関係者にとっ……

第91回国会 内閣委員会 第10号(1980/04/15、35期、日本社会党)

○岩垂委員 いま、自由民主党の唐沢理事から、公労法に認められているいわゆる団体交渉権によって確保された労働条件の問題について、自民党から介入をするというようなことになるから労使関係がうまくいかぬわけであります。そうではなしに、生産性あるいは利益を上げるために精いっぱい努力をしている現場の働く労働者の立場というものを、私たちは、労使の間の自由な話し合いあるいは協議ということによって確保していくことを望みたい。これは質問の事項にはなかったわけですが、最初に私は、春闘の山場を迎えている時期でもございますので、その点をはっきり申し上げておきたいと思います。  最初に御質問をいたしますが、郵政省設置法の……

第91回国会 内閣委員会 第11号(1980/04/17、35期、日本社会党)

○岩垂委員 ただいま議題となりました自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の各派共同提案に係る郵政省設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     郵政省設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   情報通信事業が、今後の情報化社会における中枢的役割を担い、国民経済の発展及び国民生活の質の向上等にとって不可欠の存在であり、かつ、その公共性が拡大する方向にあることにかんがみ、政府は、次の事項について適切な措置を講ずべきである。  一 国民経済の要請に……

第91回国会 内閣委員会 第13号(1980/04/22、35期、日本社会党)

○岩垂委員 私は、昨年の国政調査の際に、行政管理庁の若干の管区及び地方局の活動の状況を勉強させていただきました。中央、地方の行政監察の制度が持っている重要な意味というものを、どうも大変不勉強で申しわけなかったのですが、改めて理解をさせていただきました。  長官は行政改革について相当熱意を持って、いまもお話がございましたが取り組んでおられるわけでございますけれども、端的に、中央、地方の行政監察というものが持っている制度、その問題について長官の御見解を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 最近、いわゆるKDD事件あるいは鉄建公団のやみ出張など、特殊法人の不正事件が相次いで起こっておりまし……


36期(1980/06/22〜)

第92回国会 内閣委員会 第2号(1980/07/24、36期、日本社会党)

○岩垂委員 例年のことながら、人事院の皆さんが勧告を目指して大変な作業を続けておられることに、最初に敬意を表しておきたいと思います。  言うまでもありませんけれども、人事院勧告は公務員労働者の生活と権利に決定的な影響を持っていることから、公務員共闘を初め公務員関係の組合の人々が、いままで人事院やあるいは政府に対して直接要求やあるいは交渉を重ねてきたことは私どもも存じております。皆さんが誠心誠意それらの関係団体の諸君と話し合いを重ねてこられたことにも感謝をしながら、今後ともそういう立場で誠意のある協議を続けていただきたい、このことをお願いを申し上げておきたいと思うのです。  勧告に向けて大詰めの……

第93回国会 内閣委員会 第2号(1980/10/16、36期、日本社会党)

○岩垂委員 早くから総理大臣候補のお一人であり、閣僚の重要ポストや党の役員をこなしてこられた中曽根さんが行政管理庁長官になられたことについて、国民が大きな期待を寄せていることは事実だと思います。私どももこれは否定しません。しかし同時に、公務員労働者は、実力大臣が出てきてばっさばっさと首切りや配転や労働条件の切り下げをやられたらたまったものじゃないぞという感じで警戒心を持って見詰めていることも私は事実だろうと思うのです。率直に申し上げて、私ども社会党も行政改革に対する具体的な方針を示してまいりまして、それが決して十分なものだとは思いません。これからも研さんをして、より国民の期待にこたえていく、そ……

第93回国会 内閣委員会 第7号(1980/11/04、36期、日本社会党)

○岩垂委員 鈴木総理に質問をする前に申し上げたいことがございます。  それは、臨時国会におけるあなたの憲法問題に対する御発言を承っていますと、鈴木総理は果たして国の基本法である憲法を確信を持って遵守しようとしているだろうかという疑問を打ち消すことはできません。いま安定過半数を占めた自民党内が、いわゆる改憲慎重派と積極改憲派に割れていることは私も承知しています。そして総理は、そのはざまで国民向けと自民党タカ派向けの顔をその都度使い分けて、その場をしのいでいるように思われるのは私の邪推でしょうか。それでは国民はあなたのどのお言葉があなた自身の信念なのだろうかと戸惑うのは当然だと思います。実は、総理……

第93回国会 内閣委員会 第8号(1980/11/06、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に総務長官にちょっとお伺いをしたいことがあるのです。これはある新聞に自民党の総務会が「財政再建が大きな課題となっている時に、公務員給与のあり方を考えないでよいのか。とくに民間との比較だけでベアを決めるような勧告をそのままにしておいてよいのか」「民間企業なら経営が悪くなれば昇給停止、ボーナス減額などをするのが常識だ。大蔵省がつくった「歳出百科」にも「ゼロリスト」のどこにも人事院勧告の問題点が書かれていない。この制度を聖域にしておくのはおかしい」というふうな意見が出て、総務会で人事院勧告制度の問題を検討する、こういう新聞記事が出ています。私は、総務会のやりとり、あるいは決定というか……

第93回国会 内閣委員会 第11号(1980/11/18、36期、日本社会党)

○岩垂委員 この臨時国会で、地方支分部局の整理統合法案で三日間、第二臨調で三日間、中曽根長官におつき合いをいただいたわけであります。この中で私ども、さまざまな角度から質問を申し上げ、御答弁を煩わしてきたわけでありますが、今度できるであろう臨時行政調査会の運営について、最初に確認をしたい点を申し上げて、御答弁を煩わしたいと思います。  これはもうすでにやりとりのあったことですから、まとめて申し上げます。  第一は、言うまでもないことですけれども、調査会には広範な国民世論が反映できるように配慮すること。第二は、関係する労働組合との交渉、協議を通して円満な審議を保障すること。これは長官のお言葉の中に……

第93回国会 内閣委員会 第12号(1980/11/27、36期、日本社会党)

○岩垂委員 私の党は、私の後山口委員が関連の質問をいたしまして、その後上原委員が質問をするということになりますので、私の持ち時間は二十分前後だと思います。私も質問を簡略にいたしますので、たくさん質問をしてまいりたいと思いますから、どうぞ御答弁の方も簡略に、しかも誠意ある御答弁を煩わしたいと思います。  最初に、人事院にお伺いいたします。  いま自民党総務会の意見やらあるいは財界の一部などから、人事院勧告制度の見直しの問題が提起されておりますが、私は慣熟しているという言葉をもって十分に表現できると思いますし、国民の中に定着してきた制度だと思います。  そこで、伺いたいと思うのですが、人事院は、現……

第94回国会 環境委員会 第3号(1981/03/20、36期、日本社会党)

○岩垂委員 久しぶりに環境委員会に席を置かしていただきながら、内閣委員会の理事を兼務している関係からどうもごぶさたがちで申しわけないと思っております。しかし、環境問題にはそれなりに関心と問題意識を持って行政のあり方を見つめてきたつもりでございます。  鯨岡さんが長官に就任されたことを歓迎しながらも、あなたの御健闘を心から期待したいと思います。ただ、申し上げにくいことですけれども、最近の公害あるいは環境行政の地盤沈下の状況というのは正直目を覆いたくなるものを感じざるを得ない。一言で言って、環境庁の方針が大企業や財界あるいは通産省などに押されっ放してはないか。またも負けたか環境庁というようなことを……

第94回国会 内閣委員会 第3号(1981/03/31、36期、日本社会党)

○岩垂委員 ただいま議題となりました自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党各派共同提案に係る恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。  一 恩給の実施時期については、現職公務員の給与より一年の遅れがあるので、遅れをなくすよう特段の配慮をするとともに各種改善を同時期に一体化して実施するよう努めること。  一 恩給の最低保障額については、引き続きそ……

第94回国会 内閣委員会 第4号(1981/04/07、36期、日本社会党)

○岩垂委員 在勤法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  かねてから本委員会で指摘されてまいりましたことでございますし、五十五年の国会において附帯決議の中に述べられていることでございますが、「激動する国際情勢に適確に対応し得るよう、外交体制の一層の拡充、強化を図ること。」このことを私どもも強調いたしてまいりましたが、外務省のお取り組みの経過やそれに対する方針をこの際、最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 大体総論的にお答えをいただいたわけですが、外務省は定数の確保の計画がございますね、定数確保の目標が。それらと、予算折衝その他いろいろ事情があると思いますけれども、ことしの……

第94回国会 内閣委員会 第6号(1981/04/14、36期、日本社会党)

○岩垂委員 大臣初め関係者の皆さんに、せっかくの昼休みの時間なのでそれに食い込むことをおわびをしながら、けさ理事会で、各党十分ずつでございますが、ポラリス潜水艦の問題に関連をして質問をすることになりましたので御協力をいただきたいものだと思います。  最初に、土曜日の日に淺尾北米局長に、私、党を代表して飛鳥田委員長の名前で質問を行いました。要点は御存じのとおりだろうと思いますが、でき得ればこの質問に対する御回答を文書でいただければ大変ありがたい、このように思いますが、その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 新聞報道などで拝見をしますと、ポラリス潜水艦の所属がどうもまだはっきり示されていません。……

第94回国会 内閣委員会 第9号(1981/04/23、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初にお断りというかお願いをしておきますが、わが党は六人の委員がそれぞれ質問事項を分担をいたしまして、できるだけ質問がダブらぬように配慮して、これから質問をいたしてまいります。その立場で申し上げておきますが、全員の質問を保証するようにぜひ委員長に最初にお願いをしておきたいと思います。  私は、総論部分について質問に入ってまいりたいと思います。  定年という言葉は、公務員、民間を問わず労働者にとって暗いイメージしか浮かびません。三十年も四十年も働いてきた人々にとって、それは深刻な生活上の転機だと私は思っておるわけであります。まして昨今のように、高齢化社会と言われている状況のもとで、た……

第94回国会 内閣委員会 第14号(1981/05/21、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、公務員二法の締めくくり質問として総理にお尋ねをいたしたいと思うのですが、これは実は本委員会で総務長官を初め政府委員とのやりとりの中ではっきりしてきた問題でございますので、私も慎重に言葉遣いも含めて間違いないように朗読をさせていただきながら質問をいたしますので、どうぞ影響が大きいものですから総理にもお読みいただいて、ぜひ答弁をいただきたいと思うのです。  本法の改正によりまして昭和六十年三月三十一日から公務員の定年制が実施されることになるわけですが、定年制は、政府のたびたびの答弁にもありますように、現在の勧奨退職にかわるものとしての新たな退職管理の手法として導入され、しかも分……

第94回国会 内閣委員会 第15号(1981/06/05、36期、日本社会党)

○岩垂委員 この際、旧勲章叙賜者の名誉回復に関する請願に対し、日本社会党の態度を明らかにいたしておきたいと思います。  金鵄勲章受章者の平均年齢が七十歳、その九八%が一片の赤紙で召集された者であること、そしてこれらの人々が生存中にその名誉を回復してほしいという叙賜者の要求を背景としていることなどについて、私たちは何回となく承ってまいりました。そしてこれらの人たちの訴えを謙虚に党内で検討し、この請願の扱いを討論してきたわけでございます。  遺憾ながら、この請願について、私どもは二つの点で賛成をすることができません。  その第一点は、理事会における取り扱いの問題でございます。それは、本院の委員会に……

第94回国会 内閣委員会 第16号(1981/08/18、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に人事院勧告について人事院にお尋ねをいたしたいと思います。  八月七日に五・二三%アップ、一万一千五百二十八円の給与改善勧告を行いました。暑い中を御苦労さまでございました。五・二三%という数字を私ちょっと伺ったときに、これは低いな、率直な感想でした。人事院の民間賃金調査と労働省その他の春闘賃上げの結果の調査では、その方法が違いますから、その点について細かく申し上げるつもりはございませんが、にもかかわらず、たとえば労働省の調査では、ことしの春闘結果というのは七・六八%でした。昨年は六・七四%ですから、昨年と比べて〇・九四%の伸び。これは労働省の数字であります。それでは人事院勧告は……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第8号(1981/10/21、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、私、大蔵大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、その前にこういう、これは小説の文章ですけれども、その文章の意義というものを恐らく御想像願えると思うので、読み上げてみたいと思うのです。「財政緊縮のためならば軍備をこそ制限すべしと説く者もあるが、その点は我々としても決して見逃したわけではなく、ただ海軍においては来るべき軍縮会議の場合を見なければならないし、又陸軍においては目下軍制調査委員会で軍制の改革を研究中であるから、それらが決定すれば必らず相当徹底した軍費の節約が可能となるであろうと思う。とにかく今回のことは情において忍びないが、国家の財政および国民経済の現状をよく考えてみれば……

第95回国会 内閣委員会 第2号(1981/11/12、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、人事院総裁がお見えですから、お伺いをいたしたいと思います。  総裁は臨時行政調査会に意見を求められて、公務員制度について所見をお述べになったということを承っておりますが、その際、総裁が述べられた所見を要約してお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 それに関連をいたしまして、六十年をめどとして長期的、安定的な人事行政諸施策の策定の調査あるいは研究を進めておられるわけですが、こんな機会ですから、項目としてはいままで勧告などに述べられたこともございますけれども、少しその辺に触れて、どんなことをどういう枠組みで研究なすっておられるのか、その辺をちょっと明らかにしていただきた……

第96回国会 安全保障特別委員会 第3号(1982/04/12、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、外務省にお尋ねをいたしたいと思いますが、その前に、いま世界じゅうで核軍縮あるいは核兵器全廃を要求する大衆的な運動が燃え広がっています。まさに燃え広がっているという言葉にふさわしい運動の状況がございます。日本でも三月二十一日の広島集会の成功ということを踏まえて、日本の場合は核軍縮、核の廃絶、とりわけ非核三原則の厳守を要求する三千万署名が職場や地域や学園でも繰り広げられています。そうした大衆的な世論を背景にして、地方自治体でも、これはビキニ事件を上回るというふうに言われておりますが、九百に上る地方自治体が反核あるいは核軍縮の要求決議を積み重ねておることは御承知のとおりであろうと……

第96回国会 内閣委員会 第1号(1981/12/21、36期、日本社会党)

○岩垂委員 去る十一月二十七日に閣議決定された人事院勧告の取り扱い方針は、言ってしまえば、終始大蔵省の財源難を理由とした強硬方針によって貫かれ、結果として一九七二年以来十年間にわたって続いてきた四月完全実施の慣行を破り、それを前提として成り立つ現行人事院制度を大きく切り崩すことになったと言わざるを得ません。きわめて遺憾な事態だと私は率直に申し上げたいと思います。  そこで、最初に大蔵省にお尋ねをいたしますが、提案されている改正案によって私が試算をいたしますと、完全実施に必要な財源額約三千四百十億円のうち九百億円が削減をされている。内訳を言いますと、期末・勤勉手当七百十億円、調整手当百三十億円、……

第96回国会 内閣委員会 第4号(1982/03/18、36期、日本社会党)

○岩垂委員 最初に、臨時行政調査会が、対外交渉力や外交政策決定の機動性を高める必要性があるということに関連をして、外交に関する行政のあり方を審議していることは御存じのとおりであります。その中で、特に専門的な問題についての対外交渉は一定のルールのもとで関係官庁が相手国側と直接行うことというふうな、いわば機能分化構想というふうなものを打ち出す、そういう日程が進んでおります。これについて私は外交の多元化という懸念を指摘せざるを得ないわけですが、外務大臣はこれについてどのように対応なさろうとするつもりなのか。答申が出てしまってからさてと言ってみたところでそれは遅いと思いますので、外務省としての見解をこ……

第96回国会 内閣委員会 第11号(1982/04/13、36期、日本社会党)

○岩垂委員 わが党は、本法案が各省庁の広範な行政事務にかかわる点にかんがみて、関係委員会との連合審査など慎重な審議を要望してまいりたいと思っております。また、いずれ専門の同僚各位の審議参加を通して、行政改革の一環としての本法案に対する、いま現実に進められている臨調の作業などを含めていろいろ質問をしていくつもりでございますが、とりあえず私は、この法案そのものというよりも、それを取り巻くさまざまな臨調の事柄、あるいは前々国会で臨調の設置法が議論をされたときに私が中曽根行政管理庁長官との間で質疑応答を繰り返してまいりましたことなどを中心にして質問をしてまいりたいと思いますので、その点を御理解いただき……

第96回国会 内閣委員会 第16号(1982/05/13、36期、日本社会党)

○岩垂委員 伊藤防衛庁長官に最初にお尋ねをしたいと思いますが、その前に、昨年の秋、鈴木内閣の組閣に際して、伊藤さん、あなたが防衛庁長官に就任されるという報道を伝え聞きまして、私はひそかに、ユニークな、そしてハト派の大臣の出現かなと思い、鈴木さんという人もやるものだなというふうに率直に思ったことを告白しておきたいと思います。そして同時に、あなたがその立場で自重自愛なさることを期待をいたしました。  しかも、就任に当たってあなたのお言葉は、男子の本懐でありました。申すまでもございませんが、昭和の初期、文字どおりその生命を賭して陸軍や海軍の大きな圧力に抗して軍縮と財政再建を断行した濱口雄幸総理大臣、……

第98回国会 予算委員会 第10号(1983/02/19、36期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 これはある新聞の社説でございますが、「中曽根首相は、いいたいことはいうが、いいたくないことはいわない姿勢をとっている。首相就任直後の昨年十二月臨時国会と同じである。野党ひいては国会を、軽くみているというほかない。国会をみずからの宣伝の場、くらいに考えているのではないか。首相のいいたいことというのは防衛、外交、憲法などで、これらを首相が「戦後政治の総決算」の対象と考え、歴代の自民党内閣が国民世論とのバランスの中でつくりあげてきた枠すら、すべてとり払おうとしていることである。いわゆる不沈空母化発言や海峡封鎖論、米艦護衛論などによって専守防衛から一転、攻勢防衛の色合いを深め、積極防衛へ世……

第98回国会 予算委員会 第16号(1983/03/03、36期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 いまの話よりもどうも宇宙的な話をすることになってしまうわけでありますが、実は宇宙的規模の環境保全の問題、そして国内の緑の問題、これらの問題に関連をして質問をしたいと思います。  あらゆる統計から予測されるわけですが、一九七五年の世界人口四十億人が二〇〇〇年には六十億人に達するだろう、食糧の問題も深刻だろう、それよりも非常に重要なのは、生態系が非常に重大な事態に立ち至るだろうということをいろいろな統計が示しています。たとえば、アメリカの「紀元二〇〇〇年の地球」という報告によると、現在の熱帯雨林の約四〇%が二〇〇〇年までに消滅するということが証明されています。また砂漠、これは世界の陸地……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 環境委員会 第3号(1984/03/27、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 お聞きにならなかった戸塚さんに対する御答弁もあわせて、環境影響評価法、つまり別名アセスメントについて質問をしてまいりたいと思います。  私は、環境庁長官の所信表明を何回となく読ましていただきました。その中で、「第一に、環境影響評価法の制定等による環境汚染の未然防止の徹底であります。このことは、環境行政の根幹であり、環境影響評価法の早期制定は、現下の環境行政の最重要課題であります。このため、同法案を、各方面の御理解を得つつ、今国会に再提出し、早期に成立させていただけるよう全力を尽くす所存であります。」というふうになっておりますが、きょうは三月二十七日でございます。法案提出のいわば期限……

第101回国会 環境委員会 第8号(1984/05/11、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 湖沼法とアセスメント法案というのは非常に深い関係がありまして、理事会、委員会でも大分議論をしてまいりまして、私ども政府原案に賛成をする立場ではございませんけれども、環境庁長官やあるいは中曽根内閣の環境行政に対する一つの何か取り組みのバロメーターみたいな意味で、この国会にアセスメント法案、環境影響評価法がどういう形で出てくるんだろうかというふうに私ども待ち受けていたわけでございますが、三月の長官とのやりとり、かなり時間が過ぎておりますが、その後実を結んでおりませんし、国会の会期は二十三日ということでございますので、もうあと十幾日しかございません。私なりに、自民党の諸先輩もおられますけ……

第101回国会 環境委員会 第9号(1984/05/15、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂議員 私は、提案者を代表いたしまして、湖沼環境保全特別措置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  湖沼は、水資源として飲料水や農業、工業、発電用水を供給し、水産、交通、観光などの場として、多角的に利用されています。また、湖沼は、内陸水域として水域の生態系を支えるとともに、陸や空中から流入する汚濁物の浄化、気候の微調整など多様で重要な機能を果たしている貴重な環境です。  しかし、この内陸の閉鎖性水域である湖沼は、汚濁物質が蓄積しやすく、現在、その過半数が環境基準すら達成していないというまことに憂うるべき状況にあります。さらに、琵琶湖など我が国の代表的な湖を含め……

第101回国会 環境委員会 第12号(1984/07/03、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 質問に入る前に、今やりとりがございましたアセスのことを、私も質問する以上は伺っておかなければならないと思っているのですが、長官、今それはどんな状態になっているのですか。
【次の発言】 私は、この国会が始まったときに長官から施政方針みたいなごあいさつをいただきました。アセスはこの国会で成立させたいというふうにおっしゃっておられましたね。会期延長になった国会がもう余り時間がなくなっていますけれども、あなたがおっしゃったこの国会で成立をさせるという決意は、もはや困難になっているという事態は率直にお認めになりますか。
【次の発言】 三月から念願、念願を何回聞いたことか、思い起こすだけでも皆……

第101回国会 環境委員会 第13号(1984/07/17、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 最初に、長官にちょっとお尋ねをしたいのです。お顔を見るたびに私は質問をしてきましたので、少ししつこいというふうにお考えかもしれませんけれども、アセスの問題を伺っておきたいと思うのです。  今どういう状況にあるのか。もう国会は終わりに近づいております。どんな見通しを持っておられるか、御答弁をいただきたいと思うのです。と申しますのは、この前公明党の春田委員の何%ぐらい見込みがあるのかという質問に対して、長官は一〇〇%その成立のために努力をしていきますという言葉をお返しになっておられましたけれども、それらの言葉のやりとりではなしに、率直に言って今日の状況で一体どうなっているのか、国会提出……

第102回国会 環境委員会 第3号(1985/02/26、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 環境庁長官、大変御苦労さまでございます。  最近の環境庁、率直に申し上げてかなり地盤沈下が指摘をされています。それは、環境問題というのは山を越したというふうな意見も一面でありますけれども、私は決してそうではないというふうに考えています。それは所信表明の中で御指摘をいただいておりますけれども、大気汚染問題というのは、SOxなどについては一定の改善措置が見られるものの、NOxなどについてまだまだ、いや、まだまだどころかより深刻な状態というものがありますし、浮遊粉じんその他の問題を含めて、人間の健康をむしばんでいるという実態が現実にあるわけです。あるいは、新しい化学物質とでもいいましょう……

第102回国会 環境委員会 第4号(1985/03/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 最初に、NOxの環境基準の達成問題に関連いたしまして質問をいたしたいと思います。  私は、二月二十六日の本委員会で環境庁に質問をいたしました。それは、総量削減計画に基づく窒素酸化物の環境基準達成の期間である昭和六十年三月三十一日が迫っているけれども、東京や大阪や川崎や横浜など、この達成が困難であるという地方自治体が発現している、だから環境庁はこの問題についてどのように考えているのかという所見を求めました。  その機会に、環境庁長官の御答弁を代理して林部大気保全局長が言葉を濁した、つま方そのことを素直にお認めになりたくないような、しかしそれにもかかわらず、傾向としてはそれを全く否定す……

第102回国会 環境委員会 第5号(1985/04/16、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 最初に、恐縮ですが、地元のことを二つほど御質問を申し上げながら御答弁を煩わせて、その後、四月二十二日から開かれるワシントン条約の締約国会議の開催に関連をいたしまして質問を申し上げたいというふうに思います。  最初の質問は、神奈川県の逗子市の池子弾薬庫跡地の米軍住宅の建設問題が地元の住民を初めとして大きな社会問題となっていることは御存じのとおりであります。私自身もこの委員会で反対の立場を明らかにしてきたことも御承知のとおりだろうと思います。にもかかわらず、防衛施設庁は神奈川県に対して環境アセスメントの申請を行うなど、住宅建設を強行する姿勢をとっていることは、大変遺憾だろうと思います。……

第102回国会 環境委員会 第7号(1985/06/14、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂委員 百二国会の環境委員会、きょうが最後だそうでございますので、国会を通して私自身も主張をしたり、質問をしたり、提案をしたことなどについて、いわば締めくくるような気持ちを込めて質問をしたいと思うのです。  その前に、例えばナショナルトラストの税制問題とか、あるいはまた私どもが要請してきたワシントン条約の国内法問題などを含めて、環境庁として積極的なお取り組みをいただいたことに、この機会をかりてお礼を申し上げたいと思います。  ただ、まだまだたくさん残された問題がございますので、その中から絞って、これは環境庁だけじゃなしに、厚生省からもお越しをいただいておりますが、質問をさせていただきたいと……


各種会議発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/04/09、33期、日本社会党)

○岩垂委員 今度の港湾法等の一部を改正する法律案の背景について最初に伺っておきたいと思います。  この提案理由の御説明をお聞きしますと「公害防止等港湾の環境保全あるいは国土の適正な利用及び均衡ある発展」のために港湾法を改正するというふうに指摘されております。この法律案を拝見すると、確かに新しい時代の要請、つまり公害対策、環境保全という問題にかなり配慮が行なわれているようでありますけれども、しかしどうもその部分以外のところを見ますと、国土総合開発計画の一環として港湾機能を一そう強化していく、つまり日本列島改造論のいわば港湾版であるというふうに理解をしたい気持ちが出てくるわけでありますが、その辺に……

第71回国会 建設委員会地方行政委員会農林水産委員会運輸委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/23、33期、日本社会党)

○岩垂委員 この法案について、たとえば鉄鋼業界とか電力業界とか、それから石油業界とかから、反対の気持ちがそれぞれのところに陳情されているということを漏れ承っておりますが、そういう事実があるかどうか、最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 運輸省はどうですか。
【次の発言】 環境庁にお伺いをしたいと思います。  ちょうど大臣もお見えになりましたので伺いたいと思うのですが、去る二月の十四日でありますか、瀬戸内海の環境保全についての知事・市長の会議が環境庁で開かれまして、その際に三木長官から、瀬戸内海の実情をとらえて、瀬戸内海を死の海にしてはいけないという立場から幾つかの問題点を指摘されてお……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会公聴会 第1号(1973/07/16、33期、日本社会党)

○岩垂委員 社会党に割り当てをいただいた時間がもうオーバーをしておりますので、ごく簡単に質問をいたしたいと思います。  最初に伊東先生にお伺いをしたいと思うのですが、日弁連のこの意見書の中にも指摘をされておりますけれども、騒音、振動、とりわけ新幹線、航空機、道路を含めた、あるいは土壌、食品、薬品などの健康被害という問題についてこの法律は触れておりません。幾つかのところからその問題を含めてという議論が出されているわけですが、残念ながら法律の中には生かされていないわけであります。これがこのまま成立をするという事態になりますと、それらの問題が積み残されていく事態を実はおそれるわけであります。積み残さ……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○岩垂分科員 私は、建設省が管理するいわば一級河川における河川敷の占用問題について伺いたいと思うのであります。  最初に、これは河川局長でけっこうですが、直轄管理区間における企業の占有するゴルフ場、あるいはそれは練習場もぜひ含めていただきたいと思うのですが、その面積を伺いたいと思います。
【次の発言】 千七百三十七ヘクタールというと、たしか港区の大きさと同じような広さだろうと思うのであります。非常に広い面積が排他的に実は占有されているわけであります。河川が公共用物であり、あまつさえ、失われた自然や緑というものが東京の都民やあるいは神奈川の県民のものに開放されるべきであるということが要求されるよ……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1977/03/14、34期、日本社会党)

○岩垂分科員 私は、昨年の都市公園法の改正以後、国会で都市公園の問題というものが取り上げられていないということを承りましたので、新年度予算とのかかわりを中心にして、この問題に集中して質問をいたしたいと思います。  最初にお尋ねをしたいのは、一第二次都市公園等整備五ヵ年計画の進捗状況と昭和五十二年度の都市公園関係の予算の概要についで、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 いま御説明をいただいた計画に、関連して関東周辺の計画というのはどんなふうになっているか、ちょっとこの際お尋ねをしておきたいと思います。
【次の発言】 途中ですが、その前に、昨年改正された都市公園法による国の設置する都市公園……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本社会党)

○岩垂分科員 沢田議員に引き続きまして、私は、米軍基地の跡地の処分の問題について、集中的に大蔵大臣並びに関係者に質問をいたしたいと思います。  最初に、これは吉岡理財局次長で結構ですが、昨年の六月十日の衆議院の内閣委員会で、大蔵省としてかかわっているキャンプ渕野辺跡地などの基地の跡地を想定した国の関係機関の施設計画が数多く出されているというふうに答弁をされておりますけれども、それの数と、それからそのうち五十二年度予算案に計上されている施設計画があるかないか、この辺を承っておきたいと思います。
【次の発言】 たとえば国民生活センターの研修テスト施設などの問題が予算化されていることは事実ですね。こ……

第87回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本社会党)

○岩垂分科員 不況をてこにして、いわゆる減量経営体制があらゆる産業あるいは企業にしかれていることから、雇用不安が深刻な広がりを示していることは御存じのとおりでございます。その中でも、再就職の道の険しい中高年齢層が大変な困難に追い込まれていることは申し上げるまでもございません。中高年齢層の雇用の確保について、各政党あるいは労働界を含めてそれぞれ具体的な対策を迫られまして、社会党も定年の延長などの法案を準備してきたことは御存じのとおりでございます。政府としても、社会問題とも言うべきこの課題に対して取り組みを進めようとしておられるわけですけれども、この機会ですから、定年延長や中高年齢者の法定雇用率の……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○岩垂分科員 よろしくお願いをいたします。  わが国の代表的な都市近郊河川である多摩川及びその流域の環境保全対策を全国のモデルとして推進するために、多摩川流域環境保全対策連絡会議が設置されたのは昭和五十年の十一月二十八日であります。これは実はこの年の環境週間に当たって、当時の小沢環境庁長官に対して私が提案をいたしまして、環境庁長官を初め、各省庁の責任者あるいは東京都知事、神奈川県知事、川崎市長などが現地を視察をした結果実現した経過がございます。  この提案についての問題意識というのは、建設省は確かに護岸などの治水対策をやっている。しかし、水質ということになると環境庁だ。それから工場排水というよ……

第91回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○岩垂分科員 私は、昭和五十二年三月十四日、本院予算委員会分科会で当時の長谷川建設大臣、建設省の都市局長に対して、逗子・葉山地域を含む三浦半島地域に国営大規模公園を設置するよう強く要請いたしました。調査の対象に加えていただきました。五十三年度予算に調査費を計上していただいた経過がございます。その後、建設省は五十三年、五十四年の両年にわたって調査を行い、さらに引き続いて五十五年も調査を継続することになっています。この機会にその調査の経過と現在までの結果を御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 細かいことで恐縮ですが、調査費は五十三年は約一千万、五十四年は一千五百万、五十五年も引き続いて大体……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1981/02/28、36期、日本社会党)

○岩垂分科員 最初に、昭和五十六年度予算案における港湾環境整備事業、港湾環境整備の問題を中心にしてきょうは伺いたいと思います。その予算だとか国の政策的重点についてお述べをいただきたいと思います。
【次の発言】 いま一番最後に述べられた海域の底質浄化は、非常に重要な課題だろうと思うのです。海を取り戻す、とりわけ内海や内湾における浄化ということは、底質問題を抜かしては論ずることができないほど深刻だと私は思いますが、港湾局はそれに対する取り組みをどんなふうにお考えになっていらっしゃるか、まずそれをお伺いをしておきます。
【次の発言】 少し遅きに失するという面もあるわけですが、いままでどんな対象で、予……

第94回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本社会党)

○岩垂分科員 私は、国会の中に設けられております自然保護議員連盟の仕事をさせていただいておりますが、その中で、特に日本の自然や緑を守っていく、取り戻していくということのために精いっぱい努力してきたつもりでございます。申すまでもありませんけれども、日本の美しさというのは、山紫水明という言葉に示されているように、自然や緑、そういうものが世界に誇ることのできる景観ということで特徴づけられてきたと思うのでありまして、その意味でも、建設省がそうした行政の面で十分な配慮を願いたいということを前提にして、以下具体的に――私は多摩川につかれた男などと言われておりますが、多摩川と一生懸命取り組んできたものですか……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本社会党)

○岩垂分科員 私は通産行政というのは素人でございますので、ちょっと教えていただきたいという気持ちをもって御質問をしたいと思うのです。  ぶしつけな質問ですが、通産大臣、セルヴァン・シュレベールという人が書いた「世界の挑戦」という本をごらんになったことがありますか。
【次の発言】 どんな感想をお持ちですか。
【次の発言】 大変恐縮ですが、私がこんなことを申し上げるのは潜越ですが、二回ほど読ましていただきまして、私なりに最近珍しく問題意識を感じました。  それで、この中にある特に産油国と南北、つまり発展途上国と発展した工業を持っている国、その三位一体の関係を世界の平和という観点から、とりわけヒュー……

第96回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本社会党)

○岩垂分科員 環境庁に三点にわたって質問を申し上げたいと思います。  一つは、地球環境の破壊の現状に対して対応していくための国際委員会の設置の問題に関連して御質問申し上げ、二番目は屋久杉の保存、三番目は志布志、こういうことで質問を申し上げたいと思います。  第一点は、一月二十八日の衆議院の本会議におきまして、新自由クラブの河野洋平議員が地球環境の破壊の現状について警告をいたしました。「地球の危機を回避するための方策を研究し、世界に具体的な提案をするための特別の国際委員会を臨時に創設することを日本が中心になって働きかける」べきだと提案をされました。これについて、自然保護議員連盟というのがございま……

第98回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1983/03/07、36期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○岩垂主査代理 これにて湯山勇君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして、総理本府についての質疑は終了いたしました。  午後一時から再開することとし、この際休憩をいたします。     午後零時十分休憩


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂分科員 きょうは時間がございませんから、池子弾薬庫の問題についてだけ質問をさせていただきたいと思います。  逗子市やあるいは神奈川県、そして県市議会が全会一致でこれまで何回となく池子弾薬庫の全面返還の問題について関係方面に要請をしてきたことは御理解のとおりでございましょうし、あわせて実は国営公園、国営大規模公園というのが正確な名前でございますが、誘致の運動にも取り組んでまいりました。東京周辺で残された唯一のあれだけのスケールメリットを持った、いわば自然、緑でございまして、これを何とかして残していきたいという気持ちを込めて、私自身も数年前の予算委員会で国営大規模公園の問題についての提案を建……

第101回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本社会党・護憲共同)

○岩垂分科員 私は、日ごろ日本の国有林の管理やあるいは自然保護のために御努力をいただいている林野庁御当局並びに農林省に対して敬意を表しながらも、林道と自然保護の関係についてお尋ねをしてまいりたいというふうに思っています。  最初に、南アルプススーパー林道の問題から質問してまいりたいと思っておりますけれども、これは皆さん御記憶かもしれませんが、私どもはこの林道の開通に反対をいたしてまいりました。それはあの地域の地質が非常によくないということや、あるいはいわゆる過疎対策というふうな面でも役立つものではないということを一つ一つ指摘して反対をしてまいりました。私自身があそこまで出向きまして、北沢峠まで……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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