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田中美智子 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

田中美智子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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このページでは田中美智子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田中美智子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 社会労働委員会 第3号(1973/02/22、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 これからわずか三十分ですけれども、石油たん白について質問させていただきます。  先ほど当局のほうでメーカーが自主的に中止をしたと言われましたけれども、これはメーカーが自主的に中止をしたのではなくて、消費者が中止をさせたのだというふうに私は考えております。その裏に何があるかということは、今度の石油たん白の問題は、国民の安全を守るということでの国の姿勢が問われているところから問題が起きているのだというふうに思います。消費者が不安を抱くということは、政府のいままでの食品行政や公害行政のあり方から見ても当然なことだと思うわけです。政府がもし石油たん白が安全だというならば、その疑いをは……

第71回国会 社会労働委員会 第6号(1973/03/06、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 性による差別定年制のことについて御質問いたします。  昨年の四月二十六日の参議院で小笠原議員が性による差別の定年制はいけないということで、労働省のほうでもこれはよくないということを確約なさったわけです。そして、さっそくに行政指導を強めるというふうなお話になったわけです。それから一年後どういうふうな行政指導をなさったかということを昨年労働省の婦人労働課長からお話を伺いました。その中で東海テレビとか東北放送とかフジテレビなどで一定の成果があがっているというふうなお話でした。いまお聞きしたいのは、これはやはりこのとおりであるかということと、そして昨年はっきりと通達でもいっていますよ……

第71回国会 社会労働委員会 第7号(1973/03/08、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 二月九日の予算委員会で、総理が輸血のための血液というのは需給が見合っているというふうな回答をなさいましたが、これにはとても納得できませんので、このことについて、きょうは質問したいと思います。  需給が見合っているどころか、輸血の血液を必要としている患者が、いまたいへんに苦しんでいるという実情を厚生省はどのように考えていらっしゃるのかわかりませんが、特に心臓病などで大量の血液が要るというふうな場合に患者がたいへんに苦しんでいるわけです。この苦しんでいる一番の重点というのは、患者側で血液を集めろというふうに言われるわけですね。二十人分も三十人分もの血液を集めるわけですから、そのた……

第71回国会 社会労働委員会 第9号(1973/03/26、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 済生会八幡病院について、これから御質問いたします。  まず、なくなられた方々に心からお悔やみを申したいと思います。  このようなことが起きたことをたいへん残念だと思います。それが、病院へ入っていながらこういうことになったということは、なおさらほんとうにお気の毒だ。気の毒だということよりも、一体どこに責任があるんだろうということを強く私は感じているわけです。  まず、この間見てまいりまして、九十名近い患者さんがいらっしゃるところに二名しか看護婦さんがいなかったということです。その一名の看護婦さんは、かぎを取りに行ったのか通報に行ったのか、そのときいなかった。ということは、四階に……

第71回国会 社会労働委員会 第12号(1973/04/03、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間が少ししかございませんので、いままでの質問と重複しないよう、また現在の時点の問題はだいぶ厚生大臣からも言われましたし、その中での質問はありますけれども、観点を変えて基本的なことを、二、三質問をしたいというふうに思います。  まずバングラデシュに天然痘が発生していたということはわかっていたということでしたけれども、他の地域、他の国、インドとかそういうところにも発生していないかどうか。どういうところに発生しているかということをまずお聞きしたいということが一点です。これをしないと、いまの二次感染を防ぐというだけでなく、次々また新しくああいう患者が入ってくる、帰国した人に発生する……

第71回国会 社会労働委員会 第14号(1973/04/12、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 援護法のことについて質問いたします。  この間から、きょうもずっとこの問題についてのお話を伺っておりましたけれども、私が感じますことは、援護法はむしろいろいろ障害を受けたり戦災にあったりした人たちを切り落としている法律ではないかということ、調べれば調べるほどそういう感じがするわけなんです。いま援護法が、政府のほうから改正案が出されるたびに、それに適用されない人たちに対する非常な刺激にもなっているわけです。しみじみとこの援護法というものがいかに不公平であるかということを感ずるわけですけれども、不公平であるにしても、この援護法が当然適用されると思う人たちが何人も落ちているというこ……

第71回国会 社会労働委員会 第21号(1973/05/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 それでは、私は五万円年金のことについて質問いたします。  政府は、画期的な五万円年金というふうにいわれているわけですけれども、国民の側では、まぼろしの五万円年金というものが、いま非常に浸透してきたようです。朝日新聞の「年金とあなた」という連載の中にも大きな見出しで、「幻の五万円」年金というふうに書かれるようになってきているわけですね。このことが、私自身は結論からいいまして、ほんとうに五万円年金まぼろしであるというふうに思うわけですけれども、その中身を少し質問したいというふうに思います。  まず、五万円年金を、実際に五万円手にできる人というのは何名いるのでしょうか。

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/05/31、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 十一日の年金の質問に引き続いて、年金について質問したいと思います。たいへん時間がおそくなりまして、皆さんたいへんだと思いますけれども、私もがんばりますので、がんばっていただきたいと思います。できるだけ簡潔に私もやりますので、そちらも簡潔にお答えいただきたいと思います。  この間の論議が続きませんので、簡単ですけれども、ちょっと重複させていただきます。  女性には五万円年金が一人もいないということ、それから夫婦で厚生年金に入っていた場合に、遺族年金と自分の厚生年金が両方もらえないというようなことだとか、それから母子年金が三分の一引かれるとか、それから離婚した場合の妻の座がゼロに……

第71回国会 社会労働委員会 第23号(1973/06/05、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 港湾労働法の問題について質問させていただきます。  いままでと重複しますので、もう一度ちょっと確認いたしますけれども、大ざっぱに言いまして、今度の一部改正案というのは、いままで職安がやっていたことを地区協会がやるというところが基本的に変わったということなわけですね。――そういうことになりますと、まず地区協会の性格というものが、労働者にとっては非常に大きな影響が出てくると思うわけです。その点から質問させていただきたいと思います。  まず、地区協会の性格ですけれども、これはどういう人によって構成されるのか。
【次の発言】 港湾労働者を使っている事業主がこれに入るわけですね。そうす……

第71回国会 社会労働委員会 第33号(1973/06/25、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず保険料の問題から質問していきたいと思います。  保険料を値上げするということが、いま国民にとっては非常に重大な生活の破壊につながっていくというふうに国民は受けとめているわけです。保険料をなぜ上げるのかということについて、なぜ健康保険が赤字になったのかというところの原因を正しく分析して、その正しい分析に向かってどのように正しく対応したか、どのようにその赤字にメスを入れたか、そういう結果があってこそ初めて国民は健康保険の値上げというものに、話し合いに応ずるという気持ちになるんだと思います。  それが全く、いままでの審議の中で、ずいぶんこの赤字については話されたわけですけれども……

第71回国会 社会労働委員会 第36号(1973/06/28、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、厚生年金保険法、国民年金法等の一部を改正する政府案及び自民党修正案に対し、反対の討論を行ないます。  政府・自民党は、国民の年金制度の抜本的改革を望む声に押されて福祉路線への転換を唱え、あたかもすべての老人に月五万円の年金が給付されるかのように宣伝しました。しかし、今回の政府改正案では、五万円年金該当者は約一千万人の老人中わずか八万五千人で、その中には女性の該当者はほとんどありません。国民年金に至っては、早くて二十年先でなければ該当者は出ないという、まさにまぼろしの五万円年金であります。  現在の老人たちは悲惨な戦争をくぐり、戦後の苦しい……

第71回国会 社会労働委員会 第45号(1973/08/31、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間が非常に短時間だものですから、失対の賃金に限って伺いたいと思います。まず最初に二つの点を伺いますので、簡単にお答え願いたいと思います。  まず、失対の賃金が非常に低いということはもう十分御存じだと思いますけれども、とてもこの高物価の中ではやっていかれないということはもう常識以前の問題になるほどの、世論の中でもそういうようにいわれているわけです。これに対して再改定をしていくという気が政府のほうにあるのかどうか、早急にそれをしていただきたい、その検討をしているのかどうかということ。それから、その検討の中でどういう作業をしているかというようなことを最初にお答えいただきたいと思う……

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私はきょうは障害者の労働権の問題について質問したいと思いますけれども、まず午前中に出ておりましたそれに関する横浜税関の馬渡さんの問題についてたいへん多くの疑問がありますので、質問をそこから始めていきたいと思います。  まず先ほど関税局のほうでお答えになられた中に、本人の希望を聞いて検討するというようなことが出ておりましたけれども、これは本人の希望ということははっきり出しているし、私自身もけさきちんと本人からも聞きましたし、組合にもその旨の委任状が出ているわけです。それでもまだ本人の希望が関税局のほうにはわからないのでしょうか。簡潔に答えていただきたいと思います。

第72回国会 社会労働委員会 第4号(1973/12/20、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 非常に短く限られた時間ですので、簡潔に聞きますので、そちらもできるだけ簡潔にお答え願いたいと思います。  この年末からお正月、一月、二月にかけての緊急問題についてだけ質問したいと思います。  まず最初に、先ほどから出ておりました国立病院の看護婦さんの不足、この十月から欠員があっても採用しないというふうな状態がいま非常に緊急な状態になっている。これは一つの例ですけれども、国立療養所の武蔵療養所では看護婦さんが欠員が三十人いる、その上にもう年末には六人ぐらいがやめるというような、そして来年になると十四人がやめたいというようなことを言っている。それでいきますと、三病棟ぐらいは閉鎖し……

第72回国会 社会労働委員会 第17号(1974/04/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず児童手当について質問いたします。  今度三千円を千円上積みしたということなわけですけれども、この三千円というのが毎年上がってきているのではなくて、物価は毎年上がっているわけですけれども、三年目に千円上積みされたというこの三千円がきまったとき、そのときのあれでは子供の養育費にどのぐらいかかるか、そのころ大体六千円というような数字が出て、それの大体半分を国がしよう、それを三児だけにということだったわけですね。そうしますと、いまの子供の養育費というのは大体どれくらいだというふうにお考えになってこの千円をおきめになったのですか。

第72回国会 社会労働委員会 第18号(1974/04/12、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 財形貯蓄について質問させていただきます。  まず最初に、労働大臣にお聞きしたいのですけれども、日本の国民は非常に世界でも勤勉だというふうにいわれまして、貯蓄が非常に多い国民だというふうに一般にいわれているわけです。どうして日本の国民がそんなに貯金好きといわれるのか、どうしてそういうふうになっているのかということ、これをどのようにお考えになりますか。
【次の発言】 日本人がつつましいとか堅実だというようなことを言われましたし、それが、貧乏かもしれないというふうに言われたわけですけれども、一般の庶民が貯金をするときに何を一番目的にして貯金をするのか、ばく然とただ貯金のための貯金と……

第72回国会 社会労働委員会 第19号(1974/04/23、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 会期末のときに、今度の七十二国会で最も大きい法案といわれている雇用保険法というものに対しての審議がこういうことで中断されたりするのは非常に残念だというふうに思うわけです。自民党がこれに対して熱心でないのではないかというふうに私自身は疑うわけです。  きょうは二時間ということでありますので、いまから六時半に終わるということには協力いたしますけれども、あと残された一時間四十分という時間はこの次の質問のときにさせていただくということを確認して質問に入りたいと思います。  私は、失業保険制度というものがなくなって雇用保険法になる、こういう中をずっと見てみますと、特に帰人労働者にとって……

第72回国会 社会労働委員会 第20号(1974/04/24、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず基本的な考え方の点について質問させていただきます。  初めに岩尾、大木参考人のお二人に伺いたいと思います。  先ほどからのお話、聞いておりますと、賛成の岩尾さんのお話の中にもありましたが、雇用がほぼ完全雇用になってきたということから、任意でやめていく人たちが出てきているのだ、この法案は、法案全体から見て任意でやめていく人たちというのは自己責任だというふうな感じが含まれていて、それをほかのほうに回すのだというふうに感じられるわけですけれども、その任意でやめるということはどうしても働けないそれぞれの事情があったのだというふうに思うわけです。たとえば健康保険のことを考えてみます……

第72回国会 社会労働委員会 第21号(1974/04/25、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は被爆者の健康診断について質問いたします。  まず、いま全国の被爆者が定期検診を受けることになっておりますけれども、これは大体何%くらい定期検診を受けておりますでしょうか。
【次の発言】 いまの被爆者の方たちの調査と少し数が違うようですけれども、この一番多いところで五四・九%というのはダブっておりませんでしょうか。同じ人がダブったり何かしているということではありませんか。少し数が多いように思いますが……。
【次の発言】 ダブった統計というのでは、何人中の何人が検診を受けていらっしゃるかということはわからないわけですね。一回しか受けない方もあるかもしれませんし、二回受けている……

第72回国会 社会労働委員会 第22号(1974/05/07、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 雇用保険法案について、働く婦人の立場からいろいろ質問いたしたいと思います。  まず「失業保険受給資格者の心得」、こういうのを御存じだと思います。これの二ページ目にこういうことが書いてあるわけです。これは現在職業安定所へ行きますとまずこれをもらってそれからグループに分けて説明してくれるわけですね。その中に、「就職の意思能力がないと認められる例」ということでその例があげられてあるわけです。この中に四つほどいろいろ問題なところがあると思うのですけれども、「結婚のため退職し家庭に入った方。」というのと、それから「病人の看護をしなければならない方。」それから「乳幼児があるのに他に哺育に……

第72回国会 社会労働委員会 第23号(1974/05/13、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、雇用保険法案並びに雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対して反対の討論を行ないます。  この法案は、現行の失業保険制度を根本から掘りくずし、これを政府・自民党の主張する大資本本位の積極的雇用政策推進の道具に変え、それを制度的にも確立しようとするものです。  現行の失業保険制度は、きわめて不十分なものとはいえ、すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障した憲法第二十五条の規定に基づいて、失業中の労働者の生活の安定をはかることを目的としています。  ところが、今回の雇用保険法案では、本来、資本家と国の負担で行……

第72回国会 社会労働委員会 第25号(1974/05/16、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 結核予防法の一部改正について質問いたします。  今度の一部改正によって小中学生の検診の間引きが行なわれるわけですけれども、エックス線による被曝ということを非常に強調するあまりに、早期発見を軽視したり、または本来の結核対策をおろそかにするということがないようにしていただきたいと思うわけですけれども、その点についての厚生省の見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いま、結核が十分の一に減っている、それから、予防接種も十年間もきくいいものになっているということで、外国でもこういう集団検診というのはあまりやっていないというお話でしたけれども、いま結核患者の死亡数は日本では一万二……

第72回国会 社会労働委員会 第26号(1974/05/17、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 それでは、AF2の問題について質問いたします。  昭和四十年に厚生省が認可なさったAF2、これはとうふ、魚、肉などのハム、ソーセージなどに使っている殺菌剤だというふうにいわれているわけですけれども、これが危険性があるんではないか、人間の健康によくないんではないかということでいま社会問題になっているわけです。このことについてお伺いしたいわけです。これを認可するときに、昭和四十年に食品衛生調査会の答申が出ているわけです。ここで一応認可をしたわけですけれども、このときに五項目の付帯条件がついているわけです。この付帯条件をもう一度厚生省でも思い起こしていただきたいと思うのですけれども……

第72回国会 社会労働委員会 第27号(1974/05/21、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 五月十七日に、生活保護の基準一が六月一日から再改定されるというふうなことがここで話されたわけですけれども、この生活保護の基準が再改定された場合には、やはり昨年のように失対の賃金の再改定もすぐに同じ時期に同じパーセントでやっていただけるというふうに理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 前向きの姿勢はわかりますけれども、生活保護と一緒にやっていただく、生活保護が六月一日ならば失対のほうも六月一日にというふうに、その点のところを確認したいと思います。
【次の発言】 いま物価指数は二〇%は上がるということがだれが見ても言われているわけです。ですから、六月一日に出るということはあ……

第72回国会 社会労働委員会 第28号(1974/05/22、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず質問の初めに、この法案というものはもともと第六十八国会で廃案になったもので、それを七十一国会でまた提案されたわけですけれども、これは自民党が単独で強行採決をして継続審議になったものだったわけです。これは凍結されていたわけですけれども、この凍結も五党で話し合ってゴリ押しをしないという約束をしていながら、その約束を踏みにじって審議に入るということをやったことは、本来からして不当な上程法案だというふうに思います。これをはっきりさせて質問に入っていきたいと思います。  国民の生活に重大な影響のある法案の審議が、予算に関係のある法案の審議がまだ終わっていないにもかかわらず、この法案……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 それではきのうの質問に続きまして、きのう半分しか質問しておりませんので、そのあとの質問を始めたいと思います。  まず、きのうやりかけましたところで、経済的理由というところですね。ここのところをもう一度大臣に伺いたいわけですけれども、経済的理由というのはどういうことなんでしょうか、もう一度はっきりお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 きのうの続きなんですから、最初からまた始めないでいただきたいと思う。貴重な時間ですのでね。そういうことは何べんも聞いています。  あなたのおっしゃることは、生活保護家庭は、それに準ずる家庭は、貧乏だから子供をおろしてもいいということだったわ……

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 公務員の給与表のことについて質問いたします。  人事院からいただきましたこの表、行政職俸給表(一)適用者の男女別在職状況、これを見ますと、こういうふうになっております。この行政職で、全体としまして、男子の数に比較して女性が大体一四%なんですね。一四%なのに、八Gのところは二三%が女性です。それから七Gが二一%女性です。それから六Gが約二七%。この六Gのところに女性が非常にたくさん詰まっているわけですね。それから、人数から見てみますと、男性の場合は六Gが約四万人、五Gが七万、ということは六Gのところから五Gのほうにはわりあいにスムーズに上がっていっているというふうに思えるわけで……

第73回国会 社会労働委員会 第3号(1974/09/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 非常に時間が少ししかありませんので、簡単明瞭にお答え願いたいと思います。  まず最初に大腿四頭筋短縮症の問題ですけれども、これに対して一応厚生省の方に来ていただきまして、いままで厚生省がどうしているかというようなことは大体のところ伺っております。その伺ったことによりますと、非常に対応がおそい。親にとってみればこれは一日もほっておけないという気持ちにかられているにもかかわらず、厚生省の対応が非常におそいというふうに感ずるわけです。  それで、一番まず最初にしていただきたいというようなことはたくさんあるわけですけれども、まず最初に、どれくらいの患者がいるというふうに厚生省としては……

第73回国会 社会労働委員会 第5号(1974/10/30、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず最初に、車いすの問題について質問いたします。  来年度の概算予算を見ますと、電動車いすを新規ということで生活用具として給付するというような計画が出ておりましたけれども、その計画と内容について、時間がありませんので簡潔に答えていただきたいと思います。
【次の発言】 これはどういう方に支給していただけるわけですか。
【次の発言】 大体何人ぐらいの対象者があるというふうに厚生省は踏んでいらっしゃいますか。
【次の発言】 その二千五、六百という数字は一体どこから出されたのか、非常に疑問に思いますけれども、私の調査したところでは、普通の車いすではなく、電動車いすで大体二、三万の対象……

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 雇用保険法について質問いたします。  まず、三十歳未満の保険金が大幅に日数が切られてしまうという問題ですけれども、婦人の場合は、先ほども森山さんの回答にありましたように、婦人としてねらったんではないというふうな言い方は非常に詭弁だというふうに私は思うんです。そんなことは初めからわかり切ったことであって、ただ現状が三十歳以下の婦人というのは婦人全体の中で非常に多い率を占めているということです。結果的に、婦人が非常に大幅に日数を切り捨てられる、三十歳以下の婦人が切り捨てられるということは、結果的に事実だと思うわけです。これは「婦人に関する諸問題の総合調査報告書」、これは森山さん、……

第74回国会 社会労働委員会 第2号(1974/12/20、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は日本共産党・革新共同を代表して、政府提案、雇用保険法案並びに雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対して、また、自民党、社会党、公明党、民社党四党共同提案修正案にも反対の討論を行ないます。  この法案は、第七十二国会で廃案となったにもかかわらず、政府があくまでも成立させようとしてあれこれの粉飾をこらしているのであります。この法案は失業中の労働者の生活保障としての失業保険制度の性格を変更させ、失業者特に若年労働者への給付を大幅に切り下げ、一方、本来資本家と国の負担で行なうべき雇用対策事業を失業保険制度と一緒にして、保険財政を政府、大企業の労働力政策の財源に充……

第75回国会 外務委員会 第18号(1975/05/30、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 ILO百二号条約についての質問をいたしたいと思います。  ことしは御存じのように国際婦人年です。この国際婦人年の年に、二十三年間放置されておりました、国民が望んでいた百二号条約というものを批准するということになった。それが、この百二号条約の中から特に婦人に関することがほとんど全部というほど落ちている。国際婦人年の年に婦人に関する問題をほとんど全部落としてこれを批准するという、こういう皮肉な現象がことしあらわれているわけです。これは世界の国際会議にも報告されるでしょうし、メキシコの国際会議、ベルリンの国際大会で報告されることになるというふうに思うわけです。批准をするということが……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 外務大臣に質問いたします。  三十日に質問を一時間半いたしましたその残りとして大臣に残しておりますので、きょうは大臣だけに質問いたしますので、簡潔にお答え願いたいと思います。  ILOの再二号条約ですが、日本の社会保障は発達した資本主義国の中で最低であるということは、もういま日本国民の一般の常識になっているわけです。その中で、ILO百二号条約さえ批准していないじゃないかということが国民の声だったわけです。やっとことしこれを批准しようというその年が国際婦人年にちょうどぶつかった。その批准するときに、婦人に関する遺族の問題、遺族の給付とか家族給付、母性給付、こうした問題がすべて落……

第75回国会 外務委員会 第21号(1975/06/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 浅賀先生に質問したいと思います。  先生の先ほどのお話しの中で、イギリスの例が出ました。妻の加給金は六万円の場合には約四万円出る、日本の場合は二千四百円であるという、そして遺族年金は夫の一〇〇%である、日本の場合は五〇%であるということで、非常に日本の年金が、遺族年金だけでなくて年金自体が非常に少ないということを具体的な事例をもってお伺いしたわけですけれども、先生御自身は年金生活者だというふうに伺いましたけれども、先生、失礼でなければ先生の年金、そしてそれでどれだけの生活ができるのであるか、先生がいままでどのような社会的なお仕事をしてこられたのか、そんなことを含めてお聞きした……

第75回国会 社会労働委員会 第5号(1975/02/27、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 ちょうどことしで戦後三十年になりますけれども、この戦争に遭って、いろいろ亡くなったり、けがをしたり、家を焼かれたり、こういうふうな問題があってからちょうど三十年、この三十年に際して、特に三十年記念というか、こうしたことを二度と起こさないようにという形で政府がいまどのようなことをやろうとしていらっしゃるか、具体的なことをちょっとお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 三十年を記念するというのは大変あれですけれども、この三十年に向かってわずか二十万円の国債。これは一年間に二万円でしたね、二万円ずっという、この物価高に全く涙金という感じがいたしますけれども、一応こういうことをす……

第75回国会 社会労働委員会 第8号(1975/03/19、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、最初に請願の問題をちょっとお聞きしたいと思うのですけれども、この社会労働委員会に数々の請願が出ておりますけれども、この請願を会期末に一括採択する、そしてこの採択したものをその後どのように扱っているのか、簡単にお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 その意見ができ上がりまして、内閣で閣議決定をされるとき、一体どれくらいの時間をかけてやっているのでしょうか。
【次の発言】 質問したことだけに答えてください。違ったことを……。私の聞いておりますのは、労働省に請願されたものがそれぞれの分担で労働省で意見をつくって、これを内閣にやりますね。そしてここで閣議決定をするわけです……

第75回国会 社会労働委員会 第9号(1975/03/20、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 非常に大臣のいらっしゃる時間が少ないので、ます大臣にお聞きすることだけまず三点だけお伺いしまして、あとはほかの方の御返答をいただきたい。できるだけ大臣は簡潔にお答えいただきたいと思います。  まず、福祉手出四千円というこれは今度の内閣の目玉というふうに言われまして、新しくつくられたという点では、私は金額が少ないということとかいろいろありますが、一応評価いたします。しかし、こうした新しい制度をつくりましたときに、それがだれに該当するかということは、その本人にとっては――第三者にとっては、これはいいものだ、これはだれでも言います、私もいいものだと評価します。しかし、これが自分に来……

第75回国会 社会労働委員会 第14号(1975/04/23、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間が非常に短いので、簡潔にお答え願いたいと思います。  まず付加保険料がなぜスライドされていないのか、このことについてお尋ねいたします。
【次の発言】 いま本人の希望で任意にというふうに言われましたけれども、農業者年金の場合は強制になっていますね。これもスライドになっていないというのはどういうことですか、簡単にお答えください。
【次の発言】 任意加入だからスライドはいいと言っていながら、農業年金は強制なんだ、それなのに全体としてはそうではないからといっても、農業年金はいまどんどんふえているわけです。これはこれからどんどん支給が始まるわけですからね。これは任意だから要らないと……

第75回国会 社会労働委員会 第17号(1975/05/27、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず労政局長に質問したいと思います。  地方労働委員会の命令についてなんですけれども、その中身の問題についてちょっとお伺いしたいのです。  不就労という場合、いま私が質問いたしましたのはあらかじめ申し上げておきましたが、中部日本放送株式会社というところで、一応これからCBCと申しますが、このCBCで不当配転や不当解雇やそれから昇格差別などいろいろなことがあったわけです。この中で地労委の命令がこの二月二十八日出たわけです。この命令に会社が一応従うという形をいまとっておりますが、その中で最初にお聞きしたいのはこの命令の中身なんですね。この中で斎藤悠子さんというアナウンサーがいるわ……

第75回国会 社会労働委員会 第18号(1975/05/29、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 新幹線の駅のホームに障害者が上がっていくエレベーターのことについての質問をしたいと思います。  いま新幹線の「ひかり」のとまる駅で、東京、京都、新大阪、岡山、広島、小倉、博多というところにエレベーターがあるというふうに聞きましたが、名古屋駅にはないわけです。これはそのとおりでしょうか。
【次の発言】 「こだま」は新下関一つだけですけれども、そのとおりでしょうか。
【次の発言】 そうすると、「こだま」は全然とまるところがないということですね。それでいま新幹線の「ひかり」のとまる駅で名古屋駅だけにエレベーターがないということです。これにエレベーターを大至急つけていただきたいという……

第75回国会 社会労働委員会 第21号(1975/06/13、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 婦人問題に関する一連の質問をしたいと思います。  まず国際婦人年に関することですけれども、この国際婦人年というのは、一九七二年の国連総会で、ことし七五年が婦人年ということが決定されたわけです。そういう経過を踏まえまして、日本ではわずか二千二百万円の予算しか組んでいない。これは一般の方々がマンション一戸分の国家予算というふうに言っているわけですけれども、他の国々を見てみますと、カナダとかオーストラリアなどでは六億円とか八億円とかという予算を組みまして国際婦人年に取り組んでいる。それからイギリスとかアメリカ、スウェーデン、こういうふうなところでは大統領とか首相の直属の特別委員会と……

第76回国会 社会労働委員会 第1号(1975/11/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 十月の二十四日に名古屋の三井東圧で森友治さんという方が、いわゆる塩ビによる肝臓がんでなくなられたということが起きてから急に社会的にも非常に大騒ぎをしている、特に労働省がそれから動き出しているというふうに国民は思っているわけですけれども、私が調べましたら、四十四年に労働省が塩ビの危険を察知して各工業所に、工場に調査をしたというふうに聞いておりますけれども、それはやっておりますでしょうか。
【次の発言】 私の質問だけに答えていただきたいと思います、時間が短いものですから。四十四年に国際労働会議があった後、各塩ビ工場に指示をして労働省が調査をしたというふうに聞いておりますが、その調……

第76回国会 社会労働委員会 第2号(1975/11/13、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 盲導犬のことについて質問したいと思います。  中部盲導犬に次のような手記が寄せられておりますので、私が話すよりそれを読んだ方がよくわかると思いますので、部分的にちょっとだけ読み上げてみたいというふうに思います。  玉賢史郎さんという方の手記ですけれども、「嬉しいことは、四十二年に人生の中途で失明以来、一人で外出など思いもよらず、何時も家族あるいは友人に「ちょっとすみません」と一声かけて介添を頼んでいた私が自由に外出できたことです。晴眼者と同等のスピードで歩けたということです。今では生きた杖というより、むしろ人生の良き友という感じが致します。」こう言っています。また山田弘さんと……

第76回国会 社会労働委員会 第3号(1975/11/18、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 最近、不況を理由にして婦人労働者の首を切っていくということがあちこちで次次と起きているようです。  それで、まず住友セメントの問題についてちょっと……。御存じだと思います。一応お話ししておきましたから御存じだと思いますけれども、住友セメントでは不況だということで千二百名の希望退職者を募って、全従業員に対して、わら半紙一枚に「希望退職募集基準」という書いたものを文書で渡しているわけです。その基準の中には六つ基準が示されているわけですね。農業をやっている者、商業をやっている者、病弱者、それから――大臣よく聞いていてください。四番目に有夫の婦、というのは夫のある婦人ということです。……

第76回国会 社会労働委員会 第6号(1975/12/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、国年の特例納付のことについて質問したいと思います。  こういう広告が各新聞に出されているのは大臣御存じだと思います。こうしてPRをして、ことしの十二月三十一日、あと二十日間で、これにもしお金を払わなかった人は永遠に年金がなくなるわけですね。こういう重要な問題について私が質問したいのは、十月二十一日の今国会の予算委員会で共産党の荒木委員に対してこうい、う回答があっているわけです。さかのぼって払うというわけですから、お金のない人には世帯更生資金の福祉資金というのを貸すというふうに答えているわけですね。それがどうしてこの広告には出ていないのかということなんです。現実にことしに……

第76回国会 法務委員会 第6号(1975/12/10、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 大臣が早くお帰りになるということですので、大臣のお答えを先にしていただきたいと思います。  夫婦の離婚の場合のことですけれども、家庭裁判所で調停委員制度がありまして、調停を受け、その結論が出るわけですね。それがどれぐらい履行されているか、決められたことがどれぐらい現在履行されているか、その点についてお答えいただきたい。
【次の発言】 時間が非常に少ないものですから、回答は簡潔に、私が聞きましたことに焦点を合わせて、余分なことはおっしゃらないでいただきたいというふうに皆さんに申し上げたいと思います。  いま御回答にありましたように、履行確保制度というのがあって、いろいろな点でそ……

第77回国会 社会労働委員会 第2号(1976/03/02、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず大臣に時間がありませんので簡潔にお答え願いたいと思います。  希望退職というのはどういうのでしょうか。
【次の発言】 私が聞いていることとちょっと違うように思うのですけれども、希望退職というのはどういうものかというふうに聞いているのです。それはいろいろ基準がついているわけですね。希望退職というのは、言葉どおりにとれば、皆さん、どなたかやめたい人は出てきてくださいというのが希望退職だというふうに常識的にだれでも考えることだと思うのです。それに対していろいろ、豊和工業株式会社だとか揖斐川電工だとか大隈鉄工所だとか日本板硝子だとか、そういうところが希望退職の募集要項というのを出……

第77回国会 社会労働委員会 第3号(1976/03/04、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間に制限がありますので、簡潔にお答え願いたいと思います。  まず最初に、二月の十三日に原爆被爆者の援護法が閣議決定したというふうに聞きましたが、そうでしょうか。
【次の発言】 健保、年金も二月十三日に閣議決定したというふうに聞きましたが、そのとおりでしょうか。
【次の発言】 健保、年金は二月十六、十七日と国会に提出されているわけですけれども、なぜ原爆被爆者の援護法だけがまだ提出されていないのでしょうか。
【次の発言】 印刷とか技術的なことということは、援護法のことだけで考えればそういうふうな理由をつけられるかもしれませんけれども、健保、年金にも印刷的なものというのはあったわ……

第77回国会 社会労働委員会 第4号(1976/05/06、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 昭和四十九年の七十二国会で、旧防空法による医療従事者、警防団員、この人たちを遺族年金、障害年金の対象者に拡大をしたわけです。 そのときの拡大の人数というのは、伺いましたところ、遺族、障害合わせて千六百三十二名というふうに聞きましたが、いままで拡大された分は大体その程度でしょうか。
【次の発言】 もうちょっと声をはっきり言ってください、私、聞きにくいので。  その次に、そうしますと、四十四年、四十五年あたりですが、そのころに厚生省、自治省、文部省が、この援護法の対象者にならない人たちに特別支出金というのを払っているわけです。それは大体そのころ三千二百十六名に払っているというふう……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 職業病の認定のことについて質問いたします。  まず、労基署では十分に御存じのことですけれども、名古屋にあります市外電話局の三名の婦人が非常に長い間頸腕で苦しめられているわけです。この方が公社の中でたびたび申請をしたわけですけれども、これが業務外になった。これは三回ほどやっております。昭和四十七年と四十九年、五十年には通達五十五号の見直しということでもう一度見直してもらっているわけです。その中で業務外になったということで、北労働基準署にこれを申請したわけです。そのことについて御存じだと思いますので、このことについてまず質問したいと思います。  この北労基署がこの申請を受けて審査……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 建設労働法について質問いたします。  まず、八条の元請事業主ですね、この事業主が管理責任者を、それぞれの下請の人たちに全部置かせて、自分のところにも雇用管理責任者を置かなければならないということになっているわけですけれども、これは、どこまでの範囲を言っているわけでしょうか。
【次の発言】 私の質問に答えていません。時間がありませんので、実例でお話しします。それぞれ置いておかなければならないということは、ここに書いてあるわけですね、そのそれぞれというのは、どこまでがそれぞれかということを聞いているわけです。下請、下請、下請、全部こうなっているわけでしょう。一番最後はどこかという……

第77回国会 社会労働委員会 第7号(1976/05/12、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 被爆者の問題について質問いたします。  昨年の特別措置法の改正案の審議のときに、附帯決議として「相談業務の強化」ということがうたわれています。これは昨年だけでなくて、毎年この附帯決議が出ているわけです。相談事業の強化ということが出ているわけです。それを厚生省は一応お認めの上、四十八年度から五十年度まではこの予算を概算要求のときに大蔵省に要求しているわけですね。一応要求しているということは、熱意がどこまであったかは別としても、一応やろうという気持であったということは認めたいと思うわけです。それをどうしてことし、五十一年度の予算要求のときにしなかったかということです。それはもう昨……

第77回国会 社会労働委員会 第10号(1976/05/17、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 健康保険の問題について質問いたします。  まず、いま一般の国民が一番恐れておりますことは、保険料が値上げされるということと、それから入院費が、六カ月入院しますと約二十倍にもなる。初診料が三倍になるということを非常に国民は憂えておるわけです。これは財政対策であるというふうに言われておりますけれども、この点はどういう形から――特に入院費と初診料というのは、財政対策からやったのでしょうか、簡潔に答えてください。
【次の発言】 その基礎固めというのが非常に抽象的で、何の基礎固めかということがはっきりしないわけです。それからもう一つは、財政面ということを言われましたけれども、財政面とい……

第77回国会 社会労働委員会 第11号(1976/05/18、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました廃棄物処理法改正案に対する修正案について、その提案理由を説明させていただきます。  すでに労災補償を行った死亡者二十一名を含む多数の被害者を出した六価クロム事件を契機に、産業廃棄物処理の危険な実態が明るみに出て、廃棄物処理法の抜本的改正を求める世論が急速に盛り上がったのであります。大企業の利潤第一、健康無視の悪質な行為には、ほとんどざる法に近い現行法の不備は、日本共産党が法制定時から一貫して指摘してきたところであります。  政府が今国会に提出している廃棄物処理法改正案は、世論に押されて、不法投棄の原状回復命令の採用……

第77回国会 社会労働委員会 第13号(1976/05/20、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間が限られておりますので、できるだけ簡潔に私も話したいと思いますので、そちらも中心に回答を当てて、効率よく質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、これはお願いなんですけれども、私は、国会に参ります前に福祉大学に勤めておりました。この大学では、障害者が試験を受けて合格点に達すれば全部合格させているわけです。それで、私がおりますときは、百五十人ぐらいの障害者がおりました。全盲の方でも、点字で試験をするという形でやっていたわけです。ですから、廊下にも階段にも手すりをつけておりました。そういうふうな大学に勤めておりまして、学生たちと一緒に勉強し、そして、いよいよ就職する……

第78回国会 決算委員会 第1号(1976/10/19、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 国会議員のモラル、つまり、政治家の道義的問題について質問いたしたいと思います。  たとえばロッキード事件で収賄の事実があった、しかし時効になって起訴されていない国会議員がいます。こういう人たちは刑事上の責任が問われないだけでなくて、氏名さえも公表されずに、政治的、道義的責任というものは問われていないわけです。これはモラルの問題として特に国民にとっては大きな不信感となり、最近この不信感がますます進んでいます。それからまた、田中角榮氏ら三名の起訴されている国会議員が立候補するというようなことが報道されておりますけれども、新聞に対する国民の投書を見ましても、国民の怒り、不信を越えた……

第78回国会 社会労働委員会 第2号(1976/10/14、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず最初に質問いたしたいことは、共同住宅の受水槽、水道についての問題です。  ここに毎日新聞のことしの九月二十一日の新聞があります。この中に、題は「ゾーッ」と書いてありまして、「ビルの水槽汚れてます」と、こういうふうな見出しになっているのです。そして「鉄サビ、油、悪臭 腹痛訴える児童も」という見出しで書いてありまして、この中には、たとえば「今年七月、トイレの排水パイプがつまって一階の水洗便所から汚水があふれ、地下の受水槽に流れ込んだ」こういう話だとか「一階のバーで掃除していたバーテンが石油カン入りの洗剤を床にこぼしたところ、そのまま受水槽に流れ込んだ」とか、また「カエルや虫が……

第78回国会 社会労働委員会 第3号(1976/10/19、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、浦野労働大臣に質問いたします。  御存じのことですが、九月二十六日に豊田市の体育館で浦野大臣の就任祝賀会があったわけです。これは、ことしの三月から、その日は第二回市民総合バレーボール大会の女子部がその体育館を使うということになっていたわけです。それを、市側は円満に話し合って会場を変更してもらったというふうに言っておりますけれども、バレーボール側の方は、手違いで会場がとれなかったのでということで、会場を別なところに移されてバレーボールをやった。そこに後から割り込んだ浦野新労働大臣の祝賀会がそこでやられたという事実があります。これは、よく御存じのことだと思いますが、私がきょ……

第78回国会 商工委員会 第8号(1976/10/29、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問いたします。  まず、昭和四十九年の三月に大店舗法が施行されましてから、さまざまのスーパーが進出して、その周辺の商店や小売市場が大きな影響を受けています。私どもがいろいろなところの調査を聞きましたところによりますと、これは名古屋市ですが、小売業者三百店を対象にして調査をしてみましたところが、名古屋市の西区にありますジャスコという六千八百平米のスーパーが進出してきたとき、売り上げが下がったというのが六七%出ています。それから、このジャスコができましてから、その近辺にあります市場ですけれども、一年の間に、名塚ストアというストアが二十店舗あったわけですが、十三店舗つぶれて七店舗……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 社会労働委員会 第6号(1977/03/23、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず最初にちょっと大臣にお聞きしたいのですが、二月の初めに国内行動計画が出まして、これは婦人団体などに、本気でやる気がないのじゃないか、非常に抽象的だから、本気で婦人の差別をなくしていくという気が政府にないのではないかということが言われていることは御存じだと思うのですけれども、一応この中には、抽象的ではありますけれども、婦人の差別の問題をなくしていくということは書かれているわけです。本気でやっていただけるというお気持ちがあるのか、ちょっと最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私は一遍に日本じゅうの差別をいますぐということは申しません。しかし、本気でそれを一つ一つ具体的……

第80回国会 社会労働委員会 第7号(1977/04/06、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問いたします。  雇用保険法が五十年四月から実施されて、そのときに五人未満の事業所全体に適用するということになったわけですけれども、その当時どれくらい五人未満のこれから適用されるという事業所の数があったでしょうか。
【次の発言】 いままでその百万のうちのどれくらいが加入をしましたか。
【次の発言】 そうすると、百万残っているということは、そのころ百万あったのにいまも百万ということはどういうことですか。これはおたくの方からいただいた資料ですけれども、この資料とちょっと話が違うのですけれども、数字をそちらはお間違いになったのではないでしょうか。時間がもったいないですからこれをち……

第80回国会 社会労働委員会 第15号(1977/04/26、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 実は、大分県の南部にじん肺の患者が非常に集中的に出ているということを聞きました。ここでは約千三百六十名じん肺の患者がいる、その中にいま確認されただけでも管理四の重症患者が五百名を超えているというふうに聞いています。この人たちがどうしてじん肺になったのかという主な原因というのを調べてみましたら、ここは伝統的に出かせぎにトンネルを掘りに行かれるのだそうです。ですから、非常に有期的な間だけ働きますので、あちらで一年とかこちらで何年とかという形で働いて、雇われる先も違うわけです。そういう形であちらを転々と動いて結局病気になって帰ってくるというふうな状態になっているわけです。ですから、……

第80回国会 社会労働委員会 第16号(1977/04/27、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、健康管理手当について質問したいと思います。  昭和四十九年から健管手当が支給されるようになったわけですけれども、そのとき十疾病が決められたわけです。肝硬変だとか運動器機能障害だとか決められましたね。これは、どうしてこの疾病が決められたのか、その点ちょっと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、厚生省としては、これが非常に妥当であるという形で、検討なさったことを聞いて妥当であるということで十疾病をお決めになっているわけですね。
【次の発言】 それは私は、ちょっとおかしいというふうに思うのですけれども、四十七年に広島の学者や医者が検討会を持ちまして厚生省に要請……

第80回国会 社会労働委員会 第18号(1977/05/12、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 差額ベッドの問題が世論の批判を受けてからもう大分になりますけれども、現在、大まかに言いまして差額ベッドはふえていく傾向にあるか、それとも減っていく傾向にあるか、簡単にお願いいたします。
【次の発言】 いま、多少とも改善の方向に向かっていると言われましたけれども、全国を平均すればどうのこうのということは言えるかもわかりませんが、大都市、特に東京都内の私立の医大の付属病院などでは差額ベッドが非常に激増している、こういう状態を御存じでしょうか。
【次の発言】 結局、有名な私立大学の付属病院というものがその他の法人の中にはかのものと一緒になっていますので、数字としては多少少なく出る。……

第80回国会 社会労働委員会 第19号(1977/05/17、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず最初に、中村合板の倒産のことについて大臣に質問したいと思います。  いま、四月の二十六日に会社更生法を申請したわけですけれども、各新聞にこんなに大きな字で「中村合板」、これは名古屋にある会社ですけれども、こうしてよその大阪などにもこういう大きな形で出ているということは、中村合板の倒産というものが、そうした合板の関連や、また、そういう同じ業種で働いている労働者にとって、非常に大きな関心というか、不安を呼び起こしているということが、やはりあちこちの新聞に大きく報道されているということだというふうに思います。  これは、ことしの四月十二日に、参議院の予算委員会で、共産党の内藤功……

第80回国会 予算委員会 第16号(1977/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問いたします。産業政策局長の濃野滋さんは出席していらっしゃいますか。――早く答えてください。――来ていますか。
【次の発言】 産業政策局長来ているかと……。
【次の発言】 なぜ来てないのですか。濃野滋産業政策局長はなぜ出席していないのですか。私はお呼びしているはずです。
【次の発言】 なぜ呼んだ局長が出てこないのですかと、一番局長に質問があるのになぜ局長が出ないのかと、なぜ代理人が出るのですかと、こう聞いているのです。
【次の発言】 なぜ局長が出てこないのかと聞いているんです。
【次の発言】 私は局長を、おととい、その前から要求しています。先ほどそちらに聞きましたら、出るこ……

第82回国会 社会労働委員会 第1号(1977/10/25、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 それでは質問に入ります。  いま雇用が非常に不安になっているときですので、この問題について触れていきたいと思いますが、まず、十月十八日に経団連が大企業の百六十社を対象に「景気動向に関する意見調査」というのを発表しています。これを見ますと、回収した回答の四割が、来年度の収益はふえるであろう、こう回答しているわけです。しかし、雇用の方は八割が、減らしていきたい、人減らしをしていきたい。四割は収益がふえると言っているのに、八割は人を減らしたい、首切りとか出向とか帰休とか新規採用を手控えるとか、こういう人減らし計画というものが発表されているわけです。こういうことも大臣御存じだと思いま……

第82回国会 社会労働委員会 第3号(1977/11/01、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案並びに自民党提出の同修正案について、反対の討論を行います。  今臨時国会は、何よりも不況とインフレの深刻化にあえぐ国民生活の防衛問題など景気対策について審議を尽くし、その対策を講ずることこそ重要であり、当委員会はその先頭に立って国民の期待にこたえるべきです。ところが政府・自民党は、この期待に逆行して、赤字対策のつじつま合わせに健保改悪を強行成立させようとしています。これが不況に苦しむ国民の生活を一層破壊することは火を見るより明らかであります。  自民党は国民の怒りをそらすために、政府……

第82回国会 社会労働委員会 第4号(1977/11/22、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 大臣に質問いたします。  まず、労働者を宿日直させるためには、四十一条の三号の適用除外というのを届けを出さなければならないというふうに決められているわけです。本社が名古屋市内にあります中部電力の問題でありますけれども、これは愛知、三重、静岡、岐阜にまたがりまして変電所や制御所や水力発電所とか、いろいろなものがたくさんあるわけですね。そういうところで現在、宿日直などが行われている、現実には夜泊まるということが行われているわけです。こういうところで果たして、この四十一条の三号の許可申請が出されているかどうか。聞きたいのは岩倉電力所、岐阜電力所、浜松電力所などでは、その届けを出して……

第84回国会 社会労働委員会 第2号(1978/02/16、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、国民年金の特別納付について質問いたします。  先ほど、月四千円という話が出ましたけれども、この四千円というのは終了する年度の保険料だというふうな先ほどのお話がありましたけれども、この前の特例納付のときには、九百円という開始のときの保険料でやったわけです。なぜ今度終了のときの保険料でやるのか。罰則的な色彩を深めていくというふうなことがありますけれども、前の九百円のときだって、百五十円とか四百五十円とかという掛金の分までも全部九百円で払うということで、十分罰則的な意味があったわけですね。それで四千円が高いということが、いま国民の中で非常に大きな不安になっているわけです。無年……

第84回国会 社会労働委員会 第3号(1978/02/28、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 婦人のための国内行動計画の前期の五カ年計画というのが出されましたけれども、その中のただ一つの目玉商品というのでしょうか、婦人の差別定年制をなくしていくという計画が出されています。その中で昭和五十二年度中に実態の把握を行うというふうに書かれておりますけれども、もう五十二年度も終わりになりますが、把握が一体どうなっているのか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんので、なるたけ簡潔にお答え願いたいと思います。  まだ報告できないということは、いつごろまとまって、いつごろ報告できる予定であるかということをお聞かせ願いたい。簡潔にお願いします。

第84回国会 社会労働委員会 第4号(1978/03/02、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 いま厚生省が老人のための明るい町推進事業というのをやっておられる。いわゆるシルバーシティーというのをやっておられるわけですけれども、これは大変にわずかですが、一部分で非常に評判がいいわけですね。たとえば愛知県の一宮市などは一定の成果も上げています。非常に金額も少ないし、そういう点ではいろいろありますけれども、こういうやり方というのは今後ともうんと進めていっていただきたいわけですけれども、残念ながら五十三年度の計画を入れても三十三、四しかできないわけですね。それで私としては、これだけでは日本じゅうに、こうしたものができていくのは一体何年先になるのかということを考えるわけです。 ……

第84回国会 社会労働委員会 第5号(1978/03/17、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 行政改革の第三次案で五十三年度、厚生省では二課を削減するというふうに聞きましたけれども、具体的にどのように削減になるのか、おわかりの点をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 私も、そのように伺っているわけですけれども、援護局の調査課がなくなるということは、中の業務までなくなるのではないかという心配をしていられる向きがあるわけです。それで、三十年たったといっても、まだ未帰還者を抱えているわけですから、せっかく、そういうものがあるのがなくなるというと、もう、あとのことはしないのではないかという心配になりますので、その点はいかがでしょうか。

第84回国会 社会労働委員会 第6号(1978/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、財形持ち家分譲融資制度について質問いたします。  労働省に聞いたところによりますと、事業主団体つまり協同組合への融資が五六%と過半数であるので、協同組合のあり方について主に質問したいと思います。  御存じのように近畿圏財住協で詐取事件が起きている。新聞報道によりますと、大阪地検の特捜部は同事件を頂門の一針と指摘して、他の財住協でも同様の手口が横行していることを示唆していると報道しています。大臣、御存じだと思います。そこで、他の財住協でも同様の手口が横行しているというわけですので、近畿圏の財住協に匹敵する大きなものとして首都圏財住協、これをめぐっての質問をしたいと思います……

第84回国会 社会労働委員会 第14号(1978/04/18、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 職業訓練法について質問いたします。  今度の改正は、いまもお話しになっておりましたように、離職者の訓練の方にずっと重きを置かれている、この点はいいことではありますけれども、中卒の養成訓練、幾ら数が少なくなったといっても、現場で聞いてみますと、これに対する不安というものを非常に持っていられるようです。そういう点で、この養成訓練というものを何らかの形で継続をしていかれるような、そういうことは考えられないかということを、ちょっとお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 奪うことはないと言われますけれども、実際に愛知県では、大体こういう方向で去年あたりから先取りしたような形でやられてい……

第84回国会 社会労働委員会 第20号(1978/06/06、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 大臣及び基準局長にお伺いしたいわけですけれども、火力発電所などが建設されるときに、いろいろな事故が起きると労災などが発生するわけです。そのときに基準局と企業との癒着があるのではないかという疑いが、うわさが流れるわけなんです。静岡にあります中部電力の新清水火力建設所、建設しているときにはそう言っているわけですが、そこで、いろいろの労災が起きても、中部電力が責任を持たなければならないと思うものが下請企業の方に押しつけられた。これは基準局や基準監督署が中部電力と癒着をしているのではないか、こういううわさが非常に流れた時期があったわけです。ちょうど、この発電所が建設されている最中です……

第84回国会 社会労働委員会 第22号(1978/06/22、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間が十分しかありませんので、むだを省くために、まず見解と質問を初めに述べましてから、一括して御回答を願いたいと思います。  このたび三公社五現業労働者のスト権問題を審議してきた公共企業体等基本問題会議が、その見解をまとめた意見書を政府に提出しました。共産党・革新共同は、今回の基本問題会議の反動的な答申を絶対に容認することはできません。  まず、その理由の第一は、本来スト権と経営形態とは無関係であるにもかかわらず、経営形態と絡ませてスト権を論じているということは、まず根本的に誤っていると思うのです。その誤った観点でスト権を否定しているのですから、これは二重の誤りだと思います。……

第84回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1978/04/20、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 きょうは、電力を中心にしまして為替差益を中心に質問させていただきたいと思います。  通産省の資料によりましても九電力で五十二年度は千六億、このときはドルが二百五十八円のときです。それから五十三年度の予測としてドルを二百四十五円で換算して千四百億円というふうに資料が出ておりますけれども、現在は二百二十円ということですので、この数字はもっとずっと膨大になるというふうに思うわけです。国民の中からこの差益を電気代を下げるという形で返してほしいという声が日増しに高まっているわけですけれども、それに対して、政府の資料によりますと、平均的な月間電力使用量というのは百二十キロワット時だから大……

第85回国会 社会労働委員会 第3号(1978/10/17、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 それでは、定年延長をすると言いながら、実際には定年の切り下げが行われているという問題について、質問したいと思います。  ことしの八月の統計によりますと、完全失業者が百二十一万人と、百万人以上の失業者がこれで十九カ月連続しているということは、十分御存じのことだと思います。総理府の労働力調査によりましても、この八月を見てみますと、五百人以上の大企業では、前年同月比、去年の八月と比べまして三十四万人減少しております。それから五百人未満の中小企業では、前年同月比七十万人ふえている。これを見ましても、大企業が人減らしをしているということが、政府の統計でもはっきりと出ているわけです。また……

第85回国会 社会労働委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 時間が非常にわずかになりましたので、手短に話しますので、そちらでも簡単にお話し願いたいと思います。  先ほど、コレラの問題について何かいい方法はないかというふうな他の議員からのお話もありましたけれども、私は、将来ともいい方法を模索していくということは当然のことですけれども、いますぐやれることはやってほしいと思っています。  それで、愛知県でことしの十月九日にコレラで亡くなられた男性の問題ですけれども、厚生省から細かく経過などは伺っております。これを見てみますと、やはり初診時に発見できていない。疑いを持たれていない。別に、私はいまその医者を責めよう、厚生省や医者の欠陥を責めよう……

第87回国会 社会労働委員会 第4号(1979/02/22、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 大変時間が遅くなりまして、大臣、局長御苦労さまですけれども、誠意を持ってお互いに審議を始めたいと思います。  まず最初に、スモンの広島裁判が患者側の全面勝利という判決がありました。この判決の中で「昭和三十一年一月十七日以降キノホルム剤の危険に対する予見が可能であった」と言っていることは、国と製薬会社の責任がさらに厳しく問われたものだというふうに私は思います。それで、国としてはこの判決を謙虚に受けとめて、裁判をした人もまたしなかった人も投薬証明のとれていなかった人も、すべてのスモンの患者を含めて一日も早く安心して治療が受けられるように、そして生活ができるように、恒久救済策を講ず……

第87回国会 社会労働委員会 第5号(1979/02/27、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問いたします。  今回の雇用保険法の改正案は中高年の常用雇用の促進を目的としている。しかし、パートなど不安定な雇用が非常に増大しているわけですから、このパートに対する対策が行政面から抜け落ちているというふうに私は思います。この問題について質問したいと思います。  いま、正社員とパートの比ですが、正社員が減って、パートの比率が近年急激に伸びているという傾向があります。労働省が出されました五十二年度の「婦人労働の実情」によりますと、この十七年間にパートが四倍にふえています。このパートの中の大多数が婦人だという特質があるわけですけれども、今国会の予算委員会に提出されました資料を見……

第87回国会 社会労働委員会 第9号(1979/03/22、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 先月の二月二十八日だったと思いますけれども、日本共産党の宮本委員長が、大平首相との党首会談で六項目の予算の修正を提示しました。そのときに、年金問題では、老齢福祉年金を四月から二万五千円に、年度内に三万円に引き上げるべきだ、これに見合って、拠出制の各年金をも改善するように要求したわけです。まず、この要求に対して厚生大臣としてはどういうふうにお考えになるか、ちょっと御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 それはどういう意味でとうてい無理だ、こう言われるわけですか。
【次の発言】 党首会談でこういう話が出たというのであっても、実際には私自身も二万五千円にいますぐ上げるべきではな……

第87回国会 社会労働委員会 第12号(1979/04/24、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 それでは、労働大臣と婦人少年局長と基準局長に、まず質問をしたいと思います。  いままで銀行などの男女賃金差別というので、些少ではありますけれども一部分、いろいろと改善をしていただいたという経過もあります。それは、銀行は労働の中身というものが同一労働だということが非常にわかりやすいということもあったわけですね。これは、あるアメリカの婦人問題の研究家が私のところに来られまして、なぜ日本は銀行の男女差別だけが非常に直っているのか、というような質問を受けたことがあるわけです。それを見ましても、結局中身の問題が非常にわかりやすいということだと思うわけなんです。  それで、きょうは、社会……

第87回国会 社会労働委員会 第15号(1979/05/09、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、薬事法の問題と医薬品副作用被害者救済基金法について質問いたします。  この救済基金法ですけれども、救済基金法がつくられ薬事法が改正になるというこのきっかけになったのは、やはりスモン患者の皆さんたちの長い血のにじむような闘い、それが国民からその闘いは妥当であるという支持を受けて、国民の大きな世論が高まったというところで、厚生省もこういうことに踏み切ったのだと私は思いますし、大臣もそうだとお認めになると思います。それだけに、スモンを含んだ既発生の人たちがこの救済基金法の対象になっていないということは、きょう一日、前からも同僚議員からの要求があったわけですけれども、私もこれを……

第87回国会 社会労働委員会 第17号(1979/05/29、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 きょうの委員会は大臣の出番が大変少ないようで、御退屈していらっしゃるような感じにお見受けしました。きょうはぜひ大臣に篤と聞いていただきたいし、大臣の決断を仰ぎたいということが中心ですので、十分に誠実に聞いて、誠実に判断していただきたいというふうに思います。  まず、残業、深夜業を含む長時間労働が過酷な労働であることは当然ですが、人間の生活リズムを狂わせた労働条件というものと相まって、健康破壊をもたらしている新たな職業病というような状態が出ているというふうに思います。こうした問題が最も顕著にあらわれているのが、新しい職場といいますか、民間放送のキー局の現場で非常に出ているように……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 社会労働委員会 第2号(1980/02/21、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 昨年の十二月十七日に、国際障害者年を八一年に開くということが国連総会で採択されました。この中には、各国のとるべき方針が具体的に決められていますし、テーマとして、障害者の完全参加と平等ということで、向こう十年間に向けての行動計画を立てていくということが言われているわけです。大臣によく聞いていただきたいのですが、これに対する障害者の期待というのは、私たちが本当に胸が痛むほど大きな期待をしています。婦人年のときにも大きなあれになりましたけれども、特に障害者の切実な願いというのは、この障害者年に対して本当に涙の出るほど大きな期待を持っているわけです。その点を十分まず大臣が胸に入れてい……

第91回国会 社会労働委員会 第5号(1980/03/18、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 今度の中退金の改正の一番大きな目的というのは、適用の拡大を図っているという点で、一応評価できるというふうに思います。人数だけでなくて、資本金も入れてできるだけ拡大しようということはわかるわけですけれども、果たしてそれで拡大できるかということをいろいろ考えるわけです。そういう観点から次々と質問をしていきたいと思います。  まず、適用にならない労働者は除外規定をされているわけです。それはたとえば「期間を定めて雇用される者」というふうに、パートのような人たちが適用されていない。しかし、こうしたパートの中には、二カ月とか三カ月とか半年とかという形で契約して働いているわけですけれども、……

第91回国会 社会労働委員会 第7号(1980/03/27、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 大臣、この間、一週間ぐらい前ですが、三月の二十日と二十一日のお彼岸のときに、大阪に住んでいられる方で広島で被爆をした人たち八十五名が広島に里帰りしたというニュースがありました。これはテレビで私も見たわけですけれども、早速この人たちの声を聞いてみたわけです。里帰りという言葉はテレビが使った言葉で、別に自分の家族が住んでいるとか親戚がいるとかというのではなくて、広島で被爆していま大阪で住んでいる方たち、この人たちを大阪府が百六十万円の補助金を出して広島に里帰りをしていただいた。慰霊塔にお参りをしたり、昔つき合っていた近所の方やお友達や、また中には家族で亡くなった方、こういう墓参り……

第91回国会 社会労働委員会 第9号(1980/04/08、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず最初に、パートの問題を質問したいと思います。  五十四年度に、労働省は第三次産業の三万事業所の調査をやられたと思います。前の国会のときに、私が、パート労働者が就業規則も結ばれていないという状態がありますので、こういうものもあわせて調査してほしい、そういうところで調査をしていくというふうにお答えになっていらっしゃるわけです。  いまパート労働者は非常にふえています。三人に一人が、いま二人に一人というふうにパート労働者がふえていると言われているわけですけれども、この就業規則というものが、これは作成して行政官庁に届けなければならないという八十九条があるわけです。これが守られてい……

第91回国会 社会労働委員会 第12号(1980/04/16、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 ことしの二月二十九日の日経新聞に、竹内児童家庭局長が、電話帳を見た限りではというふうに言っておられますが、ベビーホテルというか、赤ちゃんホテルというのが都内に三百社、全国で千社ぐらいあるのではないかというような記事が出ておりますので、竹内局長もある程度御存じだと思います。  新聞だとかいろいろなものに書かれているものを見てみますと、一時間千円くらいで預かる。一泊すると一万二千円という高級ホテル並みのお金がかかる。電話帳を見ましても、またいろいろなビラを見ても、その状態がよくわかるわけですけれども、いまここに持ってきております「幼保園」というので、「園児募集中」というようなこの……

第91回国会 社会労働委員会 第13号(1980/04/17、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 きょうの健保の審議入りというのに、私たちはまずスモンの問題がまだ残っていますし、年金の問題もあるにもかかわらず、きょう健保の審議入りしたということにまず不満を申し上げたいと思いますが、そのときに最初に委員長にちょっと申し上げたいことは、こうした健保はいま国民が非常に心配している問題です。きょうもそういうたくさんの請願が来ている。そういう意味では本当に慎重にみんなで審議していかなければならないのに、自民党の議員が非常に出席が悪いということはどういうことなのか、これを一言抗議を申し上げて、委員長に申し上げて、質問に入りたいと思います。  五十三年度の政管健保の医療給付は当初二兆千……

第91回国会 社会労働委員会 第14号(1980/04/22、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 昨年の五月二十九日の社労委で、日本テレビの樋口義一さんという四十四歳の方の職業病の認定の問題について質問いたしましたが、いまなお何の音さたがないわけですけれども、その結果どうなっていますか、御回答願いたいと思うのであります。
【次の発言】 鋭意迅速に努力と言っていらっしゃいますが、いまの場合、この樋口さんというのは一昨年の十二月ですから、不服申し立てをして約一年半になるんですね。その間それは何かやっているのかもしれませんが、結果がいまなお出ない。この方は、前にも質問しておりますので略しますけれども、現在は三月二十二日に自宅で同じ病気で倒れて町田市の古山病院に入院して、肝機能が……

第91回国会 社会労働委員会 第16号(1980/05/07、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 東京12チャンネルの三六協定の問題について質問したいと思います。  七月の十七日に、会社と12チャンネルの山沢健一という方を代表者にした三六協定が労基署に提出されておりますが、これには大変な問題点があると思いますので、この問題を少しお聞きしたいと思います。  まず、経過は労働省よく御存じだと思いますが、深夜労働によって非常に健康を破壌しているということで、特に放送局のキー局では常識を逸するほどの長時間の残業がやられている、深夜勤がやられているということで、私が労働省に調査をしていただいたことがあります。この調査の結果を見ましても、一カ月最一局時間が百八十四時間だとか百三十時間……

第91回国会 法務委員会 第24号(1980/05/14、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 きょうは、いわゆるベビーホテルと言われるものについて質問をしたいと思います。  電話帳をめくってみますと、電話一本で予約オーケーとか、二十四時間赤ちゃん預かります、愛児のことならお任せくださいというような広告がたくさん出ています。特に電話帳、駅周辺の看板、それから各戸配布のビラ、こういうふうなものにこのような広告が急激に見られるわけです。これはいわゆるベビーホテルの広告なわけです。気がつかないでおりますと、名前もいろいろで、ベビールームとかベビーホームとか子供の家とかいろいな名前がついております。中にはベビーサロンだとかフラワーホームだとか、何とかシャロームとかエミー、カトレ……

第91回国会 予算委員会 第15号(1980/02/20、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問いたします。  十八日の予算委員会でわが方の東中委員がKDDに対して、政界工作の疑惑の一つになっている商品券の購入状況について資料の提出を求めました。ところが、きのうの午後四時になってこのような資料が届いたわけです。これをちょっと読んでみますが、名前は国際電電株式会社というふうに書いてありまして、こんな単純なものです。これに「当社の商品券購入状況について 標記について、当社からの照会に対して、百貨店から回答された購入額は次のとおりであります。」それで、社名と購入総額、三越六百八十五万円、伊勢丹六十六万円というふうに書かれたこういう単純な、非常にわけのわからない資料が国会に……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会 第6号(1984/04/05、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 アトピーについて質問させていただきます。文部省と厚生大臣に質問いたします。  アトピーというのは、御存じのように赤ちゃんから小学生、中学生までに、非常に多い皮膚の疾患です。私はよく主婦の集まりなどに行くのですけれども、例えば五人集まった集会でも一人は必ず子供にアトピーがいるとか、孫がアトピーで非常に苦しんでいるというのを聞きまして非常にびっくりしたわけです。それで、いろいろ専門の先生などを駆けずり回りましていろいろ伺いました。ところが、この病気は原因がはっきりしない、だから根本的な治療方法というものももちろん明らかになっていない。しかし死なないのだ。大体二十五歳ぐらいまでには……

第101回国会 社会労働委員会 第10号(1984/04/24、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 雇用保険の問題について質問いたします。  まずお聞きいたしますが、再就職手当とそれから一般求職者給付とはどうして区別をしているのか、なぜ区別をしなければならないのか。その点について、時間がありませんので、聞いたことにだけ簡潔にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 差し上げるって、どうして差し上げるのですか。
【次の発言】 そうすると、再就職手当というのは御褒美なんですか。
【次の発言】 局長、御自分でおっしゃっていることがわけがわからなくなっているんじゃないですか。論理がおかしいと思うのです。このいわゆる失業給付費というのは生活費なんだと、じゃ再就職手当というのは何か、御……

第101回国会 社会労働委員会 第16号(1984/06/19、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 身体障害者雇用促進法の改正の中身ですけれども、労働省が事業主の団体である身障者雇用促進協会に納付金の関係を行わせるという点で、この納付金が正しく使われるように、疑いを持たれたり何か不正が起きたりということをしないように、行政監察がきちっとなされる保証というのがあるのでしょうか。
【次の発言】 きちっと行政監察をしていただきたいと思います。これは障害者が雇われないという悲劇の中で生まれたまさに涙の結晶の金という感じがいたしますので、これが本当に障害者のために使われるように間違いない行政監察をしていただきたい、これをお約束していただきたいと思います。

第101回国会 社会労働委員会 第17号(1984/06/21、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 今度の政府の健康保険の改正に対して、国民の声が大変たくさん来ているのは大臣も御存じだと思います。今のところ請願署名も約一千万近いという近来にない反対署名が来ておりますし、先ほどお話しになりましたような地方議会の決議でも、都道府県が三十七県、市町村が千七十二、七八・七%という地方が反対をしている。それでも政府は何が何でもやっていくということは、私はこれは国民に対する大変な挑戦だというぐらいに強く思っております。  今ここに持ってまいりましたのは、私のところに来ました名古屋勤労市民生活協同組合というところの組合員が、いわゆる印刷になった署名簿に名前だけを書いたのではなくて、一人一……

第101回国会 社会労働委員会 第19号(1984/06/28、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 野党の共同提案者の森井議員にお聞きいたしますが、被爆後来年でちょうど四十年になる。今出されました被爆者援護法の制定というのは、被爆者の悲願であるだけでなく世界の人たちの悲願だと私は思っています。特に被爆者の方々の生きていられる目の黒いうちに何としてもこれを制定したい、それにはぎりぎりのところに来ているのではないかと思うのです。  世界を見ましても、今反核運動という広がりが非常に大きいし、その中での日本の被爆者の果たした役割も非常に大きいということが表に出ておりますので、まさに、提出されました援護法は日本の国民の声だけでなく世界の人類の声だと私は思いますので、提案者の決意を申し……

第101回国会 社会労働委員会 第20号(1984/07/03、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、外務省に質問いたします。  もし労働基準法部分の残業、休日労働、深夜勤、ここの部分が削除されるならば批准ができないでしょうか。差別撤廃条約を批准できないでしょうか。簡潔にお願いしたいと思います。
【次の発言】 どういう問題がありますか。
【次の発言】 時間が私の場合は三十五分しかありませんので簡潔にお答え願いたいのですが、どういう問題があるかということに対して外務省は答えられない。しかし外に対しては、一般の陳情の方に対しては、必ずしもこれがなくても批准できるというようなことを言っているということも聞いています。政府の中では非常にあいまいじゃないでしょうか。  その点で本……

第101回国会 社会労働委員会 第21号(1984/07/05、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問の時間が決められておりながら、私がこの発言席に座ったにもかかわらず突然休憩ということは、同僚議員に対して失礼なやり方だと私は思います。今後このようなことがないように、正々堂々と闘うことが国会を民主的にすることだということを一言申し上げまして、質問に入りたいと思います。  自民党の第二次修正案というのがこの間出されました。それによりますと、「国民健康保険の被保険者の給付割合を八割とするよう必要な措置を講ずるものとする」と書いてあります。あらゆる必要な措置が講じられるならば結構だと思います。しかし、この点についていろいろな疑問がありますので、質問いたしたいと思うのです。  こ……

第101回国会 社会労働委員会 第24号(1984/07/12、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  私は、まず、本法案に対する採決が今行われようとしていることに強く抗議いたします。本法律案は、制度発足以来五十数年にわたって堅持されてきた、本人十割給付の大原則を崩すなど、国民生活にとってゆゆしき重大問題を含んだ法案です。それゆえに、本委員会での審議は、慎重の上にも慎重を期して行われなければならないものです。ところが、連合審査の与党単独議決、議事進行動議の提出など、異常事態の繰り返しによって、十分な審議も尽くされないまま採決しようとしているからです。  次に、本法案に反対する理由……

第101回国会 社会労働委員会 第25号(1984/07/17、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 質問いたします。  まず、労働大臣官房政策課からパート問題のプロジェクトチームの検討結果について、昨年七月四日に報告書が出ています。これには「労働省の公式見解でない」というふうには言っていますが、中での方々の研究成果を公表したものだというふうに書かれています。この中にこういうことが書いてあります。「一般労働者として雇用されることを希望しているにもかかわらず、雇用機会の不足や採用条件面の制約等から短時間就労せざるをえないいわゆる非自発的なパートタイム労働者については、一般労働者としての雇用が可能になるように条件整備を図る必要がある。」と書いてあるわけです。つまり、今パートだけれ……

第101回国会 社会労働委員会 第26号(1984/07/19、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 お疲れでしょうけれども、最後になりましたので質問させていただきます。  昨年の三月二十四日に、同僚の浦井洋議員が、トラック島で沈んだ船の問題で遺骨収集の問題を取り上げられました。早速政府の方でも遺骨収集に取り組まれたということ、これは大変評価したいと思うわけであります。この中の浦井先生に寄せられた手紙などを見ますと、遺骨が観光客のさらしものにされるというか、一つの商売道具のようにされているということは、本当に遺族にとっては耐えがたいことだと思うわけです。政府が早速収集に取りかかってくださったことを、遺族は大変に喜んでいます。しかし、それと同時に、今まではあきらめていたというよ……

第101回国会 社会労働委員会 第27号(1984/07/24、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 五月九日に答申が出されまして、今度の法案が国会に提出されたのが五月十四日でした。きょうの質問は、もう一度原点に戻りまして、この法案の位置づけられた点を質問したいと思います。  五月二十三日が会期末だったわけですから、ちょうど五月十四日、提出された時点から九日しかないというところにこの法案が出てきたわけです。その時点まで、国民の多くは平等法が出てくると思っていたわけです。ですから大変びっくりいたしまして、一体どうして均等法になったのだろうということで、それを九日間で審議して国会を通そうという気ではないかということに対する怒りにも似たような気持ちが起きたわけですが、なぜこんなにお……

第101回国会 社会労働委員会 第29号(1984/07/26、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 今、年金の今度の改正案で、妻の年金権の確立とか婦人の年金権の確立ということが新聞や雑誌などに非常に大きく報道されておりますけれども、そのようにお考えなのでしょうか。
【次の発言】 この国に住める御婦人方の年金がすべて確立されるようにすることが大きな目玉だというふうに大臣は言われたわけですが、これはちょっと大分違うんではないかと私は思います。大臣のお考えの御婦人というのはだれが御婦人なのか、だれが妻なのか、私などは御婦人の中に入っているのかどうか、非常に不思議に思うわけです。この国に住める御婦人ということはすべての御婦人だと思うのですけれども、ちょっとそういうことではないと思い……

第101回国会 社会労働委員会 第30号(1984/08/01、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 実はNHKのテレビを見まして、低肺機能の問題で私は非常に驚いたわけです。それは、私自身が結核療養所に三年入っておりまして、肺の手術をしておりますので、いずれはもう少し老化しますと私も低肺になっていくのではないか、私の夫もそうですので、二人ともそうなっていくのではないかという、身につまされて驚いたわけです。早速そういう低肺機能のグループの方たちにいろいろお話を伺うことによって、こういう治療法があるのかということを初めて知った、非常に遅かったように思うわけです。  ことしの最初の予算委員会のときに、共産党の工藤議員が質問をしたときに、この低肺機能に対するいろいろな調査だとか対策を……

第101回国会 予算委員会 第15号(1984/03/02、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 男女平等のことについて質問申し上げます。  来年は昭和六十年で、国連婦人の十年の最終年になります。政府はこのときまでに婦人差別撤廃条約を批准するということを言っておられますけれども、まず外務大臣にお伺いいたしますが、差別撤廃条約は批准するのか、いつ批准する予定でいるのか、お聞きいたします。
【次の発言】 では、来年には必ず批准できるようなきちっとした整備をしていただくように、外務省の方からも十分の御指示を願いたいと思うのです。今おっしゃられましたように、五十五年に署名をしたということですが、きのう婦少審がありました。そこで使用者代表がこういうことを言っている。そもそも婦人差別……

第102回国会 外務委員会 第3号(1985/03/26、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 外相にお聞きしたいと思います。アフリカの飢餓をめぐる問題について、まず質問いたします。  昨年の六月にマドリードでありましたアフリカ大使会議、これには安倍外相も出席しておられましたが、ここで話し合われたことの中で、従来東側と言われていた国でも、経済に困って西側寄りの姿勢をとり始めている国にはさらにかかる動きを助長していくんだ、東寄りでも、国と国との関係を保つためにミニマムな援助は行っていきたいというような意見が出たということが、これは「国際協力特別情報」というのに出ているわけです。こういう中から国民は、やはり日本の援助というものが非常に政治的であったり、戦略的であったり、偏っ……

第102回国会 外務委員会 第7号(1985/04/17、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 安倍外相に伺いますが、ヨーロッパに行った帰りにシュルツ国務長官にお会いになって、黒字のすべての原因を日本の責任に押しつけるのは承服できない、ドル高、高金利を挙げて反論したというふうに報道されておりますが、これは私もその点では賛成をしております。こういう観点から四月九日の対外経済政策の中身を見ますと大変矛盾を感じますので、御質問をするわけです。  今、日本の関税率というのは一五%、アメリカの方は二〇%ということで日本の方が低いし、世界的にも最低と言われておりますが、そのとおりでしょうか。
【次の発言】 日本が一番低いにもかかわらず、これをまださらにゼロにせよというようなことも、……

第102回国会 外務委員会 第9号(1985/04/24、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 日ソ漁業関係の問題ですが、今、エビかご漁やツブ、カニ漁、これは民間協定になっています。大日本水産会と全ソ漁業船舶公団の交渉になっているわけです。しかし、五月一日が出漁の予定になっていますので、漁民が非常に困っておりますので、この問題、ぜひ大急ぎで外交ルートを通して積極的に政府がバックアップしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 日にちも迫っていることですので、ぜひ強力にやっていただきたいとお願いいたします。  こういう状態の中で、漁民たちも、現在は日本海岸の武蔵堆というところで漁業をしている人もいるわけです。それから、沿岸の漁民も武蔵堆で漁をやっている……

第102回国会 外務委員会 第11号(1985/05/13、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 まず、大臣に質問いたします。  今度の日ソ漁業協力協定の第二条の3の(1)、この点にちょっと問題があるというふうに私は思うわけです。と申しますのは、今度の協定は海洋法条約を基礎にして、そういう体裁でつくられたというふうに思っておりますが、この海洋法条約の六十六条の3の(b)、ここに「当該他の国の経済的混乱を最小にするために協力する。」ということがあるわけですけれども、ここのところが先ほど言いました二条の3の(1)には抜けているというふうに思います。これは、先ほどからの質問を聞いておりますと前提にしているんだというふうに受け取れましたけれども、なぜここのところがきちっと書き込ま……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/17、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 五月十五日の外務委員会で、岡崎議員が今度の投資公社の問題で、レーガンの中米・カリブ海構想が入っているのではないかという質問に対して、堂ノ脇中南米局長ですか、この公社の話は七九年から出ている話であって、レーガンのカリブ海構想というのは八二年なんだ、こうお答えになりましたが、これは大変偏見に満ちているというか、ゆがめている、もっとまじめに答えていただきたいというふうに思うわけです。  というのは、この公社の話は確かに七九年から出たのかもわかりませんが、でき上がったのは、ワシントンで協定が結ばれたのは八二年の十月です。レーガンが演説をしました中米・カリブ海構想というのは同じ八二年の……

第102回国会 外務委員会 第15号(1985/05/24、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 先ほども出ておりましたが、この条約の批准国と加入国をまぜまして六十七カ国、そして西独、イタリアが議会の承認を得ているということで、日本が七十カ国目ぐらいになるのではないかということを考えますと、本当に遅かったというふうに思います。それに対しての不満を述べまして、質問に移りたいと思います。  この条約の前文に、「女子に対する差別は、権利の平等の原則及び人間の尊厳の尊重の原則」と言って、「人間の尊厳の尊重」ということがこの条約の根底に流れる思想になっております。差別、それは人間の尊厳を傷つけるものであるということが主流になっているわけです。その中で、第六条に「締約国は、あらゆる形……

第102回国会 外務委員会 第17号(1985/05/31、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 総理に質問いたします。  女子差別撤廃条約について、私ども共産党・革新共同は、当然のこととして早期批准を要求してきました。批准が今日までなされずに来たということは、遅きに失したと言わなければならないと私は思っております。世界で七十番目ぐらいになるのではないかというふうに思います。  この条約にうたっている性差別を解消するという趣旨は、我が国において法的に既に定着しております憲法第十四条、第二十四条、第四十四条などに定められております性による差別の禁止、両性の平等の理念、これはまさに女子差別撤廃条約と理念が合致するものと思いますけれども、総理の見解を伺います。

第102回国会 外務委員会 第18号(1985/06/04、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 大臣に質問申し上げます。安倍大臣、よろしいですか。  女子差別撤廃条約を批准するに当たっては、関係ILO条約などを一日も早く批准するということが、これからの政府の姿勢を問われるものだというふうに思います。それでまずお伺いいたしますが、ILO一号条約を日本が批准できないのはなぜか、簡単にお願いいたします。
【次の発言】 つまり、三六協定で幾らでも――幾らでもというのは言い過ぎですが、残業ができるようになっているからこの一号条約が批准できない。そうしますと、三六協定で今大体月にどれくらいの時間が約束されているか、ちょっと一般的なことをお願いいたします。時間がありませんので急いでく……

第102回国会 社会労働委員会 第14号(1985/04/12、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 児童扶養手当の問題について質問させていただきます。  児童扶養手当というのは、今までの制度を見ますと母子福祉年金を補完するものという形であったわけですけれども、その中身というものは、生活に困っていない人には手当は出さないけれども子供を育てていくのに困っている人には手当を出すんだというところから出発しているんだというふうに思いますが、そのとおりでしょうか。大臣、さつきのように目をつぶってじっとしていらっしゃるのじゃなくて、きちっとお互いに目を見合いながら話し合いたいと思いますので、答えていただきたいと思います。
【次の発言】 私は本来児童扶養手当というのは苦しいとか苦しくないと……


各種会議発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1973/06/19、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 庄司公述人に質問いたします。  一万円年金、二万円年金のときに非常にだまされていた。今度の三万円年金に対して、庄司さんが仏の顔も三度と言われたのは、労働者に非常に感覚的にぴったりだというふうに思います。そしてまた、政府案はやらずぶったくり政策の典型だと政府批判を言っていらっしゃることに対しても、非常にぴったりとした表現であるというふうに私は実感いたします。労働者出身の研究者らしい五点についてのまじめな貴重な御意見、ほんとうにありがとうございました。  非常に時間がありませんので、庄司さんの最後のページの「以上のほか」というところ――その前の点は一応これでお聞きしまして、そのあ……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 それでは重症心身障害児に関する問題について質問したいと思います。  総理大臣が一月三十日の本会議の代表質問で答えられたわけですが、昭和五十年までに重症心身障害児を全部施設に収容する、できるというふうに言われました。しかし、それは施設の現状を御存じの上での回答かどうか、たいへん疑わしいというふうな感じがしたわけです。  それで質問したいと思いますが、このところ新聞やテレビなどで報道されております多くの人々の関心の的になっている重症心身障害児の問題これについてお伺いします。  多摩市にあります重症心身障害児の施設の島田療育園を例にとりますけれども、総理の御回答とは反対の方向、つ……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第2号(1973/12/16、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 私は二法案について、社会福祉の現状から質問いたします。  いま社会福祉施設や生活保護家庭の人たちや障害者の全く余裕のないぎりぎりの生活費で生活している人々、この人たちにとって物不足特に石油不足、異常な物価高は、生活を根底からくつかえしています。十一月、十二月は特にこれがひどく、このままいくと生命の維持さえ危ぶまれる状態になっています。これらの人たちに対して、政府はどのような緊急措置をすぐにとられるおつもりか、厚生大臣と通産大臣にお尋ねいたします。
【次の発言】 いまの厚生省のお答えに対しては、国民はたいへん怒りを持ってお聞きしているというふうに思います。というのは、なぜかとい……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 人口二百万の名古屋市のどまん中に、かたかなの「サ」の字を書くような形で高速道路をつくる計画が進められておりますけれども、これについて質問いたします。  この「サ」の字の計画というのは、いま非常に大きな住民の反対運動が進められていることは大臣もよく御存じだと思いますけれども、そもそもこれは四十六年度から始められたというふうに思うのですけれども、振り返ってみますと、ちょうど池田内閣の高度成長政策が始まったころからこの計画がなされたというふうに市民はいま聞いているわけです。しかし、実際に市民がこれを知りましたのは昭和四十五年ぐらい、それまでの間というのはうわさとして聞いていたもの……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 まず、総理府に質問いたします。  女子の職員の昇格問題ですが、大体五等級のところでぐっととまっているわけですね。特に恩給局は、六等級の二けたのところでは、男子が二人しかいないのに女性が六十九名たまっています。それから統計局に至っては、職員二千二百名のうち、女子が千八百六十名という非常に婦人の多いところですけれども、ここでも六等級の二けたは男子は零、婦人が三百五名もたまっております。この点は、どのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 最終責任を持てないということは、どういう意味かよくわかりませんけれども、適当な人を選んでみたら、それは女は入っていなかった、男だけであったとい……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1975/02/26、33期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 まず、人事院にお伺いしたいのですけれども、昭和四十年に看護婦さんのニッパチを中心にした問題で人事院判定が出ておりますけれども、その後どのようになっておりますか、どのように指導をしていらっしゃるか、どのような効果が上がっているのか、上がっていないのか、簡潔にお願いします。
【次の発言】 人事院は非常に改善しているというふうに言われていましたけれども、厚生省ではどういうふうにお考えになっていますでしょうか。
【次の発言】 人事院の判定は非常にいいものだと私は思いますけれども、その後の効果というものは、人事院は非常によくいっていると言い、また厚生省の方では必ずしもそうではないと言……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 国会図書館長に質問させていただきます。  ことしの二月十五日から十九日まで国会図書館の六階の講堂で、日韓議員連盟主催の美術展が行われたということですが、これは事実でしょうか。
【次の発言】 この講堂を使用するに至った経過は、どういうことだったのでしょうか。
【次の発言】 もう少し大きな声でお答え願いたいと思います、ちょっと意味がわかりませんでしたので。いま諸般の事情をとか言われましたけれども、もう一度そこのところだけちょっと……。
【次の発言】 いま諸般の事情を考慮しというお答えがあったわけですけれども、この「講堂の使用に関する件」というので、館長決定の規則があります。これ……

第84回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 ます最近、電話に対する苦情が非常に新聞や週刊誌などで言われておりますし、多少社会問題になってきているのではないかと思います。それで、おたくからいただきました資料を見ますと、作業の誤りと機械の故障というので両方合わせますと百万台に対して五というふうに出ております。そうしますと、これは年間で計算しますと二百四十というミスがあるということですね。これについていかにも少ないような、これは週刊誌とか新聞などを見てですけれども、少ないような答弁を公社の側がしていますけれども、年間二百四十というミスというのは、少ないのでしょうか。まず大臣と秋草総裁と両方にお尋ねいたします。

第87回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 ここに二月十六日の中日新聞があるわけです。これには愛知県の県陸運事務所について「年度末控えた県陸運事務所 処理能率ダウン「殺到しないで……」」というような見出しで大きく報道されておりますけれども、登録業務が非常に殺到して、三、四時間以上待たされるのではないかと覚悟しなければならないのではないかというふうに報じられています。登録台数が愛知県の陸運事務所では非常に多過ぎるので、御存じのように名古屋五九というのを三月末で使い切ってしまう、名古屋五二に若返りが決まっている、こういうようなことは、全国では初めてのケースだと思います。  現在愛知県では、三河を除きまして愛知県の北部、西……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 大臣、御存じかどうかわかりませんが、ママさんバレーというのをお聞きになったことがあると思います。これはレクバレーと言ったり家庭婦人バレーと言ったり、いろいろ言っておりますけれども、一応きょうはママさんバレーという言葉で質問したいと思います。  これは二月十六日の新聞ですけれども「太目も解消、みんなイキイキ」「お友達はたーくさん“漬け物”の話だって」というような形でこんなに大きく報道されています。いままでにあちこちでこれは非常にふえているわけですね。それで、じゃどれぐらいママさんバレーをしている人がいるのだろうか。文部省にお聞きしましても十分つかめないというお言葉です。しかし……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 児童と青少年のための演劇の振興について質問させていただきます。  いま、日本児童演劇劇団協議会、児演協と言っておりますが、ここには六十一の児童劇団が加盟しています。これがいま、日本の子供に対する演劇を受け持ってやっていただいている、中心的な働きをしているわけです。この児演協の、そこで働く団員たちの生活の実態調査を昨年、七九年度にやっています。そのアンケートの回答を寄せた劇団員が千二百二十二名いるわけですが、この結果を見てみますと、どんな生活をしているか。まず平均年齢三十二・七歳で、平均給与が八万九千八百六十四円です。ということは、大体三十三歳で九万円そこそこの生活を劇団員が……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1984/07/04、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)委員 もうお昼も過ぎましてお疲れのところを、大変恐縮でございますが、私とあと一人で終わりますので、もうしばらく先生方の御意見を聞かせていただきたいと思います。  私の持ち時間は大変少してございますので、二つの点をお聞きいたしますので、四人の先生方に簡単に順番にお答えいただきたいというふうに思います。  一つの問題は、先ほどの副島先生のお話は大変胸を打つもので、私は、妹さんのこれから人生花咲くというときに、そのように病気になられました妹さんの患者としてのお姿というものも胸にこたえますけれども、家族が日曜日にいつもお見舞いという形で付き添いにいく。子供も連れていく。よその子供たちは海や……

第101回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本共産党・革新共同)

○田中(美)分科員 文部大臣に質問させていただきます。大学病院の検査部門、放射線とか臨床検査、こうした部門のあり方についての御質問をしたいと思います。  今どこの病院においても、検査の部門というのは患者からも非常に高い信頼と期待を寄せられておりますし、高度な検査技術というものが進んできていると聞いています。私たちは、何かというと大学病院で検査してもらったらどうかというようなことを盛んに言うということは、そこに非常に大きな信頼と期待を持っているからだと思うのです。これは大学病院だけでなくて、検査部門というのは医療の進歩に従いましてこのところ急激に高まっているということは御存じだと思います。特に、……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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