このページでは田口一男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田口一男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○田口委員 先ほどから御質問がありました石油たん白の問題につきまして、多少ダブる面もあろうかと思うのですが、食品の安全確保という観点から特に三点ほど質問をしたいと思うのです。 その前に、いままでのやりとり、それから今日までの石油たん白の問題の経緯、こういったものをずっとたどってみますと、一言にしていえば、これに対応する政府の姿勢というものが、どうも一貫性がないのじゃないかということを強く感じるわけです。通産省の発言であるとか、農林省の発言であるとか、そういったことについて一々私はここでは言いません。まして厚生省が――いままでによくいわれていたのですけれども、私はいやみを言うのじゃありません。……
○田口委員 私は、まず一般論として労働大臣にお聞きをしたいのですが、今月の六日、本委員会で労働大臣の所信の表明があったのですが、そのくだりの中に、労働者の安全がなければ福祉がない、こういうことをきっぱり言ってみえます。私は全くそのとおりだと思うのです。 そこで、たしか昨年六月だったと思うのですが、毎年発表されます労働白書の中で、労働災害の問題に関してこういった言い方をしてみえるのですが、それは、昭和四十六年度中は言うならば景気が悪かった、景気が悪かったから災害の発生率も比較的少なかった、こういうような意味のことを労働白書の中で述べてみえるのですが、本年の予算編成方針の中にも間々見られますよう……
○田口委員 質問に入る前に、私はこの問題については初めてでありますから、基本的な問題二つだけ大臣にお聞きをしたいのです。 といいますのは、この法案の審議にあたって、実は率直に申し上げれば、たいへん私複雑な気持ちを持っておるわけです。といいますのは、一つには私自身の経験もあるのですが、私ごとで恐縮なんですが、家内のおやじが戦死をしておる。それからあとでまた申し上げたいのですが、ちょうどこの法律が施行された前後に県の職員としてケースワーカーを五、六年やってまいりました。そういった実態、経験からも、なお複雑であるし、さいぜんからいろいろと議論をされておりますように、この法律ができてから二十年たつ今……
○田口議員 私は、提案者を代表して、ただいま議題となりました失業保険法等の一部を改正する法律案について、提案の理由と内容について御説明いたします。 昨年の、いわゆる円切り上げ不況に際し、われわれは貴重な経験をいたしました。第一は、ドル・ショックによって、わずか二、三カ月の間に、繊維、化学、電機、機械などわが国の主力産業の、しかも大企業で、一千人、二千人という人員削減ないし削減計画が続々と出てきたことであります。すなわち、国際的あるいは国内的な要因により経済環境が変わる場合に、不況カルテルを結んだ鉄鋼が最もよい例でございますが、企業は、生産調整、生産縮小の一環として雇用調整あるいは人員削減を行……
○田口委員 まず局長のほうにお尋ねをしたいのですが、質問の第一は、御存じのように昭和四十一年七月に現港湾労働法ができて本法が施行されたことを中心にして、四十一年七月以前、四十一年七月以降、その前後の港湾労働事情というものに一体どういう変化があったのか、その特徴的な問題を局長はどういうふうにつかんでいるか、まずそれをお聞きしたいと思うのです。
【次の発言】 いまお聞きをいたしますと、本法が施行されたあとにいわゆる近代化、民主化がされて雇用の安定ができた、こういうふうに言っておるのですが、この法律を新しくつくる際に当時の、これは石田国務大臣というのですから石田労働大臣だろうと思うのですが、こういう……
○田口委員 いまの問題に関連してですが、わずらわしいという言い方をされて、ことばじりをつかまえるのではないのですけれども、実はこういう問題になったときに、高額医療がかりに実施になった場合に、どういう事務手続をとるかということを医者と、それから現在の社会保険事務所の係員あたりに聞いてみたのです。 これは村山委員のお話にもあるのですが、基金の事務所で今日までの大体三万円以上の高額医療費を抜き出してみた場合に、たとえばじん不全という病気なんかは二十万から三十万毎月払っておるわけです。それがざらなんですね。五万、六万というような三万円以上の金額ではなくて、二十万、三十万という高額の医療費が毎月払われ……
○田口委員 まず初めに大臣に、年金の入り口問題ですね、そこで二、三ひとつお答えをいただきたいのですが、実は年金の問題が何回かいわれておりますように、昨年の選挙以来、各政党がこぞって年金の充実を取り上げました。これは御承知のところだと思う。 そういうこともありまして、まあ私ごとで恐縮なんですが、他の同僚議員の方もたぶんそうだろうと思いますけれども、金帰火来、地元に帰ったたびに、こういう年金の問題について、それぞれいろいろの話し合いの機会を多く持たれておると思います。そこで、いろいろと話をしておる際に返ってくることば、質問、意見、まとめますと、異口同音にむずかしいということですね。この五万円年金……
○田口委員 私は、まず大臣に、いままでだいぶん長時間お疲れだと思うのですけれども、基本的といいますか、この健康保険法の改正をめぐって毎週週末に地元に帰って、話し合う機会を持っております。率直に言って、いま大臣から答えがあったように、五割が六割になった、高額医療を若干改善した、こういうことで前進面を評価する国民が全くいないとは私は言いません。よくなったじゃないかという国民がおることも事実です。しかし、言っておるように、今度の健康保険法の改正によって、もう将来健康保険の赤字問題ということで頭を悩ますようなことは、これですっぱり根が断ち切れたんだ、こういった期待を実は持っていない。一方では改善は認め……
○田口委員 私は、児童扶養手当、特別児童扶養手当法の問題について、だいぶんおそくなりましたから、ごく簡単に質問したいと思います。 〔竹内(黎)委員長代理退席、伊東委員長代理 着席〕 まず初めに厚生省に二つほどお伺いをしたいのですが、この法律のワク組みはいまさら私は言う必要はないと思うのですが、児童扶養手当の場合は端的にいえば母子世帯、父親がないか、あってもない状態、そういう場合の児童に対して今度の場合六千五百円ですね。特別児童扶養手当の場合は、両親がそろっておっても、その子供が法定の何らかの障害がある場合、こういう場合にそれぞれ六千五百円を基礎にして支給されるということになっ……
○田口委員 まず私は、討論に先立って一言申し上げます。 本二十八日、田中総理の出席を求め、生活法案といわれる健保改正案について、さらに審議を尽くすことを約束していたにもかかわらず、出席を見ないことは、自民党の背信行為であり、総理の、国民生活なかんずく医療問題に対する熱意の欠如を示すものとして、はなはだ遺憾であります。(拍手) ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案及び橋本委員外四名提出の修正案につきまして、私は、日本社会党を代表し、遺憾ながら反対の討論を行なうものであります。 現在、医療保険や、医療制度の運営に対して、利用する国民の側からの不満の声がきわめて強いことは……
○田口委員 時間の関係で、今度の法案のうちで大体三つほどに限って質問したいと思います。 その第一点は、まず、この法案の性格について私の理解が間違いないかどうかをお聞きしたいのですけれども、一つには、工場再配置その他で住宅を建てる。言うならば、炭鉱離職者それから駐留軍離職者のように、ことばはなにですが、しりぬぐい的なものが一つと、もう一つは、定年の延長、身障者の雇用の促進、こういったことを誘導していく。ですから、この法案は二つの性格を持っているのではないか。一方では誘導的なもの、一方では、ちょっとことばは変ですけれども、しりぬぐい的なもの、こういう二つの性格を持った法案であるというふうに理解し……
○田口委員 この法案の内容を見まして、私は原則的に、いままで不備であった人の健康を守るという法体系が一応整備されたということについては、賛成の意を表します。特に、他の委員会で議論をしておるのでしょうが、有害物質のこの法案と、それから化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律案、これは通産関係ですね。さらに消費生活用製品安全法案、この三つがこの国会で成立をすればいままで不備であった健康を守る法体系は一応整備をされる、こういう点で私はいま言ったように賛成なんですけれども、この社労でかかっておる法案をずっと考えてみると、問題点が四つどうしても出てくると思うのです。 これは、いままで何回となく長く質……
○田口委員 きょうは時間の関係で三点ほどにしぼって、ひとつ端的なお答えをいただきたいのです。 まず第一は年金制度の問題です。これは、御存じのように前の国会で、年金の時代が到来をしたということからいろいろの論議があった末、まあいうところの五万円年金というものが実現をいたしました。そこで厚生大臣にひとつ決意のほどをお聞きをしたいのですが、せっかくああいった論議の結果、まあ中身はともあれ五万円年金が実現をした今日、御存じのような高物価、インフレという状態がきたわけです。昔からいわれておりますように、戦争は若者の夢を砕き、インフレは老人の夢を砕く、こういうことわざもありますように、こういう状態が続く……
○田口議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と概要について説明いたします。 申し上げるまでもなく、労働基準法は、憲法二十七条に基づいて制定されたものであり、憲法二十五条の生存権を労使関係の場で実現することを目的としております。すなわち、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすべき労働条件で働くことができるように、労働条件の最低基準を定立したものでありまして、その基準の順守を使用者に対し厳格に要求する労働者保護法であります。あわせて、労働基準法が定立する最低の労働基準は、広く国際的労働基準と密接な関係を……
○田口委員 先ほどから、二人の委員から基本的といいますか総括的に御質問があったのですが、私は言うならば職安行政という面に限ってお尋ねをしたいと思います。 その質問に入る前に、いま大臣いろいろ聞いて勉強云々ということを言われたのですが、職安無情といったふうなことばであるとか、それからもっとひどいことばでいえば鬼の職安、私もかつての同僚の職員がこういう怨嗟怨望の的になっているということを聞いて遺憾にたえないのですが、こう言われておることは大臣は御承知であるかどうか。一体労働省の一番えらい人が、自分の部下がこういったことを言われておる原因はどこにあると思うのか、こういう点についてまずお尋ねしたいと……
○田口委員 まず大臣に、労働の基本姿勢について一言だけお伺いしたいのです。
たしか先月の十一日の本委員会で、弱者救済の問題でいろいろやりとりがありましたが、最終的に大臣の答弁で、失対賃金の引き上げについての考え方は、物価の上昇の度合いを見ながら検討するとかいうことです。たしか、私どもが新聞で見る限りでは、去年一年間の平均上昇率が一七%、この四月、一カ月だけの瞬間風速を見れば二十数%、こういう数字が出ておるのですが、失対賃金の引き上げについて、大臣、その後の経過についてどのようなお考えを持っているのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 十一日の答弁の精神からいって、いまの局長の答弁では、……
○田口委員 予定の時間があまりないようでございますので、端的に一点だけ環境庁にお尋ねしたいと思います。 先般、先ほど報告がありましたように、国政調査の一環として、公害関係の四日市にもおいでを願ったのですが、その際にいろいろ地元の関係者から陳情といいますか、具体的な意見が出されて承知を願っておると思うのですが、あらためてここで公害健康被害補償法の中身についてお尋ねをしたいと思います。 いまさら私がここで長々と申し上げる必要はないと思うのですが、昨年本委員会で前後十六回にわたる慎重な審査の結果、本年九月一日からいよいよ本法が施行になりました。ここで、施行になってからもうかれこれ二カ月たとうとし……
○田口委員 まず大臣に初めに一点だけお伺いをしたいのですが、新聞報道その他によりますと、今回十月一日から引き上げが予定をされておる消費者米価にからんで、この福祉施設関係についてもその影響を緩和をしたい――去る六日の政府と党三役の折衝の決定事項として、この扶養費というのは扶助費のミスプリントじゃないかと思うのですが、扶助費の改善についてつとめる、こういった趣旨の報道があったのですが、一体米価の引き上げと同時に、十月一日からこの生活保護世帯、老人ホーム、そういったところについても引き上げ措置が行なわれるのか、行なわれるとすればどういう方法でやるのか、その辺についてまずお聞きをしたいと思います。
○田口委員 私は、労災保険法の一部改正案について、時間がございませんから三つほどに問題をしぼって端的なお答えをいただきたいと思います。 今回のこの改正案の中身につきましては、給付水準その他を見てなお問題があると思うのですが、それらはさておくといたしまして、かりにこの法案が通る――現に法律があるわけでありますけれども、労災保険の給付を受けるためには、たとえいかないい内容を持っておっても、それが業務上であるという認定がなされなければ給付を受けることはできない、これはあたりまえのことなんですね。その業務上であるかいなかについて、ごく最近までに俗にいわれる労災裁判というものが頻発をしております。その……
○田口委員 いま島本さんが総体的に触れられておりますので、私は問題を二つにしぼって、やや具体的な事例も挙げながら、さらに意見を含めながら質問したいと思います。 まず初めに事務的なことですが――事務的というと変ですけれども、五十年度の厚生省予算三兆九千億のうちで、一体医療費、国が支出するたとえば生活保護の医療扶助であるとか老人医療費であるとか、それから各種社会保険に対する国庫負担、こういったものを含めて概算幾らになるのか、さらに本年度と比較をすると金額の面でどれだけの差があり、さらに伸び率においてどれだけの違いがあるのか、そこのところをまずお聞かせいただきたいと思います。
○田口委員 いまの議題になっております内容について、二つ端的に質問したいのです。 一つは、本年で終戦まる三十年、一つの区切りを迎えて、所要の措置を講じたことについては、こちらは全面的に賛成です。同時に、裏を返して考えますと、三十年たった今日、なおいろいろな関係でこれらの法律の対象になり得ない、たとえば、公務に起因をしているかどうかということがいまだに判然としないという御遺族なりまたそういった戦傷病者が今日あることは御承知のとおりであります。率にいたしますと、事務当局で聞いた話では、まだなお二、三%はあるのじゃないか。こういった方々の積極的な掘り起こしといいますか、申請があって却下をされたよう……
○田口委員 私は、いま森井委員からいわゆる一般的な御質問がありましたので、特定業種の問題にしぼって、時間も時間ですから端的にお尋ねをしたいと思います。 まず初めに、昭和三十四年にこの中退共の法律ができて、それから五年たって特定業種を新たに追加をしたのですね。先ほど局長のお話では、この法律の目的について第一条に端的に書かれておるのですが、五年たって特定業種として建設なんかを含めた、この六十三条に書いてある――読めばわかるのですが、この五年ずれて建設業なんかを一項設けたという趣旨、当時の国会で議論があったと思うのですが、おさらいの意味も含めてお答えをいただきたいと思います。
○田口委員 国民年金なり厚生年金、いわゆる公的年金一般についてお尋ねをしたいのですが、私は、今月の十四日本会議で、きわめて限られた時間でありましたけれども御質問申し上げて、その内容は、ここでもう一遍整理いたしますと、三つのことを聞いたつもりであります。 その第一は、老齢福祉年金、まあきょうの主たる議題でありますけれども、この一万二千円という金額について、予算委員会の質疑の状況から見ても、少なくとも軽費老人ホームに入れるぐらいの水準に増額をすべきではないのか、具体的に言うならば、月額三万円程度に引き上げるべきだ、これが一つであります。それから二つ目は、それに関連をいたしまして、敬老年金というも……
○田口委員 私は、厚生年金の俗に言う還元融資の問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。
たしか四十八年の法改正によって、還元融資を受けられる範囲が、いわゆる転貸融資以外に個人にも直接貸し付けが行われる、こういうことになったことは承知をしておるのですが、確かに一歩前進だと思います。そこで、やや細かい質問なんですけれども、年金福祉事業団法の第十七条「業務の範囲」の第三号のハに、事業主の転貸が「著しく困難なもの」という規定がありますね。これは一体どういう内容を示しておるのか、具体的な例があればまずお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 私が初めにこの「著しく困難なもの」という意味をなぜ尋ね……
○田口委員 きょうは私は時間が余りありませんから、二つだけ単刀直入にお尋ねをして、また単刀直入にお答えをいただきたいと思うのですが、一つは、いま各府県に社会福祉協議会というのがございますね。これは社会福祉事業法にはっきりと位置づけられておるのですが、東京都の場合は区も含めて、市区町村の社会福祉協議会というのは一体どこに根拠を置いて設置しているのか。 それからそれに絡んで、県社協というものがやっておることは私も大体のみ込んでおるつもりなんですけれども、いわゆる県社協と市町村社協との関係、上下の関係になるのか、それとも同じような性格の、規模を小さくしたものにすぎないという性格なのか、その仕事の内……
○田口委員 私は、この法案についていままで相当議論がありましたから、多少ダブる面もあると思うのですが、改めて確認をするという意味でダブる点についてはひとつ端的にお答えをいただきたいと思うのです。 まず第一は、この法案の出てきた背景というものについて、資料にも書いてありますように、近いところでは本年二月の大協石油の四日市の火災、それから昨年の水島のああいった大きな災害、それから昭和四十八年の災害の多発、こういった一連の事故を受けて、その事故のたびごとにいろいろな反省が出されておるわけですね。あれが足らなかったとか、こうやっておけばよかった、そういった問題点なり、それから、たとえば四十八年十二月……
○田口委員 何分時間が最後でしわが寄ってきましたので、簡単にやりたいと思います。 具体的な問題に入る前に、労働省その他で発表しております数字の持つ意味ですね、それについてまず傾向をひとつ確かめてみたいと思います。 労働投入量という言葉がありますね、雇用者数に労働時間を掛けたのが労働投入量と言うそうでございますけれども、その傾向なんかを見てまいりますと、わが国の雇用調整の方法が、従来からよく言われておりますように、景気が悪くなる、そうなるとまず第一に所定外労働時間を削減する。それでもなおかつ不況に対応できないということになれば、その企業が抱えておる臨時雇い、それから日雇い労働者の削減、まあ首……
○田口委員 きょうはひとつ大臣、昭和五十一年度の予算編成も大詰めを迎えておるという情勢でありますので、特に年金の問題にしぼってお伺いをしたいと思うのですが、まずその前に、ことしの八月に概算要求を出された厚生省の予算のあの分厚い資料の中に、医療問題その他と同じように年金の問題だけ空欄になっておるわけですね。まだ関係方面の意見調整がなされていないということはわかるのですが、あれから約百日たったのですから、大詰めを迎えた今日、特に年金の関係について大体話がまとまっておるのかどうか、そのことをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 詰めが十分されていないというその理由について、新聞なんかの報道から……
○田口委員 きょうはひとつ医療保険制度の、特に国民健康保険、さらに組合健保、こういった問題について、基本的な問題もあるのですけれども、大臣、それから局長から方向を明らかにしてもらいたいと思うのです。 特に国民健康保険の場合に、たしか今月の四日、国保関係の全国大会があった際、大臣のごあいさつの中にも、いまのままでは大変困難だ、そういう従来の制度をそのままにしておいて、臨時調整金とかなんとかいうのを積んでいっても限界があるじゃないかという意味のごあいさつがあったようですが、確かに私はその点はそのとおりだと思うのです。昭和五十年度に一兆円の大台に乗った国保の助成金、それでなおかつまだ国保がえらいえ……
○田口委員 私は、この委員会でも、しばしば議論になったと思うのですが、たとえば東京湾、大阪湾それから瀬戸内海、伊勢湾、こういった湾内のいわゆる浄化対策、こういう問題については、それぞれの見地から具体例を挙げて議論があったと承知をしておりますけれども、きょうは私は、とりわけ伊勢湾の浄化対策なかんずく赤潮の問題について、環境庁及び水産庁に具体的な手だてを、どうとっておられるのか、お聞きをしたいと思います。 そこで、これはつい最近の問題でございますけれども、本年の三月に伊勢湾の中南部に赤潮が発生をいたしました。その赤潮の調査に入っておりましたら、たまたま有毒プランクトン、ゴニオラックス・カテネーラ……
○田口委員 きょうは、公害健康被害補償法の運用をめぐりまして、相当、県なり市町村で努力をされておるということはわかるんですが、やはり問題が問題だけでありますので、いろんな意思疎通を欠いたり、それから、ちょっとした行き違いが、いわゆる公害認定患者に対して大変な苦痛を与えておる、こういう状態があるわけでございます。実は先般も、たしか六月の七日、八日だったと思うのですが、東京の久保講堂で、全国の公害患者、それに関係する方々が集まってパネルディスカッションなどをやり、環境庁からも出られたと思うのですが、そういったことと関連をして、私は、たまたま三重県四日市の公害認定患者の方々と座談会、懇談会を開く機会……
○田口委員 きょうはひとつ、国民の健康管理といいますか、健康保持という立場から栄養の問題についてお尋ねをしたいと思います。 これはまず大臣に、あとの時間の関係があるようですから、そういう関係で先にお聞きしたいのですが、ことしの一月二十五日、栄養新報という栄養士さんに関係する業界紙といいますか新聞が出ておるのですが、その中に鳥取大学のお医者さんが山陰地方の状況を調べた結果、かっけというものが大変続発をしておる、こういう内容の新聞発表を行っております。これは大臣も御存じだと思うのですが、かっけなんという病気は、昭和の初年、私どもよく経験したもので、お医者さんに行くと、ひざ頭をポンポンとたたかれて……
○田口委員 遺家族援護法の問題に関連をして、三点ほどお尋ねしたいと思います。
第一は、今回の改正で附則第三条の俗に言う再婚妻の問題ですね。現行でいきますと、昭和二十七年四月二十九日までの間に、再婚をし、何らかの理由で離婚をし、死別をする、こういった遺族の方につきましては、援護法の対象にするということなんですが、これも今回の改正で二十八年七月三十一日まで延ばした。いわゆる線を一年余り後に持ってきた。この理由は一体どういう点にあるのか、まずそこから。
【次の発言】 いまお答えがあったように、俗に言う軍人恩給復活の前日ですね、そこに線を引いた。ここで私が言いたいのは、この法律の改正案が発表されてか……
○田口委員 私は、いま提案のありました公的年金制度問題について四点ほど、項目を分けてお尋ねをしたいと思うのです。 まずその前に、いまも大臣から趣旨の御説明がありましたけれども、昭和五十一年度の本改正案に取り組む姿勢について再度確かめたいと思うわけでございます。そう言う意味は、前回の昭和四十八年の改正、これは新聞なんかの報道の表現をかりますと、いわゆる大改正という「大」がついておったわけでありますけれども、その四十八年度改正の際に本委員会で相当議論のあったことはお互い承知をいたしております。そういった議論を受けて、来るべき財政再計算期には、五年後にはひとつ抜本改正をやろうじゃないか、こういった……
○田口委員 「救急車カラス鳴かない日も走る」、これは一週間ほど前の新聞に川柳で出ておったのですけれども、好ましい現象ではないと思うのです。今日、救急医療に対する国民の需要といいますか要求というものが高まってきておることは十分御承知だと思うのです。 そこで、ちょっと時間の準備の関係で、自治省なんですが、本年の三月に消防庁は「救急業務の現況」という相当詳しい調査資料も出しておりますし、それから厚生省自体も本年の四月に、前の大臣の諮問機関としての救急医療問題懇談会、こういったものを設けて鋭意検討を続けられておるようですが、私は、救急患者の定義、これがはっきりしていないから救急医療にもたつきがある、……
○田口委員 私は、ひとつ大臣に、いまから個々の具体的な問題についてお尋ねをする前に、今日の雇用、失業の情勢について、一体、基本的な認識といいますか、どういう認識を持っていらっしゃるかということを、まずお尋ねをしたいのです。 たとえば、けさも新聞に載っておりましたが、総理府の調査によると、完全失業者が四万減ったとか、こういう数字がありますね。だから、ああいった完全失業者などの統計数字に一喜一憂するような今日のこの雇用情勢に対する認識なのか、または両極端ですけれども、欧米では六%という経済成長率はむしろ高い方と言われておる、ところが日本は、六%にこれを落としたために、こういった摩擦ができて雇用不……
○田口委員 私は、いまの川本質問を敷衍する形で、それと同じことになるのですが、先ほどからの答弁をお聞きしてなお腑に落ちぬ点がありますから、同じ問題でもう一度ひとつ明確なお答えをいただきたいと思います。 その第一は、先ほどの順序に従っていきますと、現行援護法では第二条三項第四号、それが昭和十四年の閣議決定云々ということになっておるのですが、この十四年の閣議決定になった経過をもう一遍援護局長振り返ってみていただきたいのです。さっきもお答えがあったように、この第四号を挿入した沿革というものは、昭和三十四年の改正によって、そのときは昭和二十年八月、いわゆるソ連参戦の日ということになったんですね。これ……
○田口委員 きょうは二つお尋ねをしたいのですが、第一は、まず大臣と厚生省年金当局と共通の認識に立ってちょっと議論をしたいと思うのですけれども、年金財政の問題、特に国民年金の財政問題を考えた場合に、政府の参考資料を見ましても、昭和五十二年度の予算予定額にはっきり出ておるのですが、保険料収入が約六千四百六十一億、それから一般会計よりの受け入れ二千四百三十九億、これは給付時の三分の一ですね、この保険料と一般会計からの受け入れを合計して約八千九百億。ところが、五十二年度中の年金給付費が一兆三百五億、こうなってまいりますと、単純に計算をしただけでも約一千四百億不足をする。この分を予算書では千六百八十九億……
○田口委員 終わりの時間が迫っておりますから取り急いで……。 実は先般、十三日に秩父における昭電のクロム、それから二月二十五日に和歌山のベンジジン、こういった問題について調査に参ったのですが、そこで被災者の方はもちろんのこと、県、市町村、それから県の労働基準局、こういった方々からいろいろと事情をお聞きいたしましたが、そこで痛感をいたしますことは、もう少し行政の努力があればこういった悲惨な状態が改善、解決できるのではないか、それから制度の不備、矛盾というものが大変ある、そういった点で七点ほどお伺いをいたしたいのです。 第一は、この和歌山におけるベンジジンの問題について言いますと、戦前戦後、そ……
○田口委員 私はいまから二、三質問をしたいと思うのですが、大上段に振りかぶった議論は別にして、相当具体的な細かい問題について質問を申し上げたいと思いますので、時間の関係もこれあり、ひとつ要を得た御答弁をまず注文をしておきます。 先般発表されました地方財政計画の問題なんですが、これを見ますと、私は歳入の部で三つほど疑念があります。 まず第一は、税収入の計画、これが財政計画全体の平均伸び率が一四・二%ということになっておるのですが、税収の場合には一五・七%と大幅に上回っておる。ですから、従来の経験にかんがみて、この税収の一五・七、一六に近い数字が完全に確保できるかどうかという心配があるわけであ……
○田口委員 私は、前回十二日にこの委員会で、地方公務員の給与の適正化ということに絡んで実例を挙げてお尋ねしたのですが、その最後のくだりで、これはちょっと失礼をしたかと思うのですが、大臣は私の質問にやや唐突の感を抱かれたようでありますけれども、地方公務員を指導する自治省の立場で、自治省の職員の言うならば等級格づけ、そういった実態がどうなっておるのか、これをお尋ねしたのですが、急なことであるからというので、では調査をしてみましょう、こういうお話があったのです。前回に引き続いてという意味から、その後お調べになった内容、中二日置いただけですから全部ということは無理だと思うのですが、おおよそで結構ですか……
○田口委員 関連で時間をいただいたことにまずお礼を申し上げます。 まず、関連の質問ですから時間が余りないのですが、二十六日以降、この法案の提出されるに至った背景なりその期待するところについて、それぞれの委員の方から御質問があり、お答えが出ておりますから、改めて質問をする必要はないと思うのですけれども、念のために確認をしておきたいと思います。 いままでの政府答弁を要約いたしますと、精製糖、精糖業界は経営が破綻状態になってきておる、そこで業界のみならず、そこに働く労働者の諸君にとっても雇用を不安にしておる。したがって、この状況を打開するためにこの法案というものを考えて、言うならば糖価安定事業団……
○田口委員 きょうは二つほど質問をしたいのですが、まず第一に、最前からそれぞれの立場で御質問のあった雇用の問題なんですが、まず雇用対策の総論として確かめておきたいのですけれども、今日の不況、それによってもたらされる雇用不安そして離職者の状態、こういったものをどう見ておるかということです。 そこで、先ほど矢山委員の御質問に対する大臣の答弁もあったのですが、いまの不況は単なる景気循環的な不況ではない。産業構造の変化によって相当長期にわたるであろうという見方、一つはそういうふうに解釈をしておるのですが、それが間違いないかどうかが第一点。 同時に、そういった観点に立って、先ほどもお話がありましたよ……
○田口委員 いまの市町村保健センターの問題で、ちょっと突っ込んだところまでいっておるのですけれども、むしろ、さっき村山委員が申し上げたように、実は、いまある保健所と、それから昭和五十三年度からやっていこうとしておる市町村保健センター、この辺の絡みが、なお十分解明といいますか、すっきりされていない。そういう点で実は地方へ行きますと、保健所保健婦と、それから国民健康保険保健婦、略して国保保健婦と言いますが、この保健婦同士で一体どうなるんだろうかという不安を現在持っておる。ただ保健婦だけではなくて、検査技師であるとか、栄養士であるとか、そういったいわゆるパラメディカルの方が、保健所と市町村保健センタ……
○田口委員 まず初めに、午前中も大原委員からあったのですが、去年の暮れに出されました年金制度基本構想懇談会中間意見、以下は中間意見と言いますけれども、それと、その後に出された社会保障制度審議会のいわゆる新年金体系、この二つについて二、三お尋ねをいたします。 まず、中間意見につきましては、私は、この中間意見をまとめられました各委員の先生方、それを取り仕切ってきた年金局を中心の皆さん方に心から敬意を表したいと思います。ということは、これだけ年金の問題が大きくなってきておるにもかかわらず、従来とかくいたしますと厚生年金は厚生年金だけ、共済年金は共済年金だけという各制度の枠内に閉じこもったいろいろな……
○田口委員 一つは、最近よく言われますように学歴社会ですね。その学歴社会の中で、特に養成訓練を考えた場合に職業訓練校をどう位置づけるかという問題で、二つの面からお尋ねをしたいのです。 一つは、大変嘆かわしいことだと思うのですけれども、私が聞いた範囲でいきますと、いま県に設置をしている職業訓練校、専修訓練校というのですか、それなんかを高等学校の滑りどめという理解を持っておるのですね。特に中学校の教師あたりが、そういう理解しか持っていない。そういうものでありますから、せっかく訓練校に入所をしてもらっても訓練に身が入らぬということがある。それから最近の高校生の非行なんという問題にも絡んでなんですけ……
○田口委員 私も引き続いて雇用の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 十二日の本委員会の雇用集中審議、そして先ほどの村山委員の質問に対する大臣の答弁、それをお聞きしておりまして、よく大臣がおっしゃられるように、三月二十五日ですか、経済対策閣僚会議で、景気浮揚を図って雇用の確保、維持、こういうために努力をする。私はその効果に大いに期待をしたいし、もっともっと強力な手を打ってもらいたい。それは一応異論はございません。 ただ、いまも失業率の問題が出ましたけれども、職安局長あたりの御答弁を聞いてみますと、確かに数字の面で見れば二%ちょっと、この調査の方法は別として、諸外国との比でいけば大したこ……
○田口委員 時間がありませんから簡単に申し上げますから、ひとつ要領よくお答えをいただきたいのです。 一つは、ボランティア活動ということで昭和五十一年八月に、これは一つの例なんですが私の出身の三重県津市に子供会というのがありますが、その子供会の野外活動中に遺憾なことに会員である小学校三年の子供が水死をいたしました。大変痛ましい事件なんです。ところが、その水死事故に対して、当日、引率をしておった父兄――子供会というのですから会長、副会長いろいろあります。その父兄のうち一名だけ特定をされて過失致死罪として起訴をされました。その公判にいま、かかろうとしておる時期でありますので、なんでありますけれども……
○田口委員 なるべく重複を避けて質問をしたいと思うのですが、まず、労働省をほめるのじゃないのですけれども、制度としての雇用対策ということを見てまいりますと、私は、いまのわが国労働省が持っておる雇用制度、これほど精緻なものはないと思います。昨年八十三臨時国会で成立をしたいわゆる離職者法というもの、それからいま審議をしております特定不況地域の離職者法が通ったといたしますと、まだあと一つ二つを除いて、言うならば、およそ考えられる限りのものはすべて取り入れておると言ってもいいのではないか、私はこれは皮肉じゃなくて、本当にそう思います。 たとえば離職防止のための措置で、そこの労働者または事業主に対して……
○田口委員 まず通産大臣にお伺いをいたしますが、最近の経済新聞、新聞の経済欄などを見ますと、先ほども質問がありましたけれども、景気がすでに回復過程に入った、こういう表現をする新聞もありますし、きのうの大臣の所信表明を伺いますと、緩やかながら回復過程に入りつつある、いずれにいたしましても明るい徴候が見え出してきたということは言えると思うのです。 そこで、こういったように一ころ大変青い顔をしておった業界が、景気回復でやや明るい顔になってきたというその根拠を一体どうとらえておるのか、景気上昇の根拠というものをまずお示しをいただきたいと思います。同時に、同じような言い方でありますけれども、順調な景気……
○田口委員 第一番に長官にお伺いしたいのですが、午前中のそれぞれの質問の中にも、経済協力の基本理念ということについて、二、三お尋ねがあったわけですけれども、私は、そういう面でもう一遍実はお尋ねをしたいわけであります。 平たい言葉で言うならば、経済協力は相当な国費を使って、それから民間企業の進出も含めて、トータルで言えば相当な金目のものを出しておるにもかかわらず、海外からの日本の信用といいますか、それは芳しくない。かつて石もて追われるごとき状態まで起こった。これは結局経済協力というものに対するわが国の基本的な考え方が、相手国はもちろんのこと、税金を納めておる国民に対しても十分納得が得られていな……
○田口委員 この法案についてはもう相当細かいところまで質疑がなされておりますので、私は、ダブることを極力避けながら、三点ほどにしぼってお聞きをしたいと思います。 まず第一は、やや事務的な問題なのですが、いただいた資料によりますと、ガスの事故の分類として、第一に消費者の不注意によるもの、第二番目にガス用品等の不良によるもの、第三番目に給排気設備の不備によるもの、こういうふうに分類をしておるのですが、一番最後の給排気設備の不備によるものについては、昭和五十二年の数字だけを取り上げてみますと二十四件、割合にして三%、全体から見ると少ないわけですね。だからどうこうというわけではないのですが、消費者の……
○田口委員 亡くなった方々の御冥福をお祈りしながら簡単に質問したいと思うのですが、まず石川参考人にお尋ねをいたします。 先ほどから事実経過に基づいて前の委員が質問しておりますけれども、どうしても腑に落ちぬ点が一つあるわけです。詳しいことは捜査当局でお調べになっているのでしょうけれども、通報があってから、お話によりますと十三時三十分が第一回、それから第二回が十七時三十分、こういうふうに聞いておるのですけれども、その第一回の通報があった際におたくの職員の夏目重夫さん、この方が調査に行って、いわゆるガス中毒を起こしてお医者さんの手当てを受けておる、こういう話を聞いておるのですけれども、これは事実な……
○田口委員 この産地中小企業対策臨時措置法の中で、先ほどから同僚議員の質疑がありましたけれども、やはり何と言いましてもこの第一条、第二条関係、この辺についてやはり多少情勢が変わってきておるのですから、もう少し円高云々ということを前提にした表現を改めるべきではないのか、そういう気をますます強くするわけでございます。 たとえば、左近長官が、日経産業新聞だったと思うのですが、こういう言い方をしておるわけですね。各産地で円高を前提にした新商品、新技術の開発意欲が徐々に盛り上がりを見せてきておるから、それに対して政策的な誘導をやっていかなければならぬのだ。私は、その発言の限りにおいては間違いはないと思……
○田口委員 実はこの委員会で取り上げるについてはちょっと場違いかと思ったのですが、事災害で、しかもその及ぼす影響が多岐にわたりますので、あえて取り上げてみたわけでございます。 それは、今日まで残念ながら数度にわたって事故を起こし、しかも本年四月一日に山口県徳山市にある出光興産徳山製油所、ここの爆発事故を中心に今後の対応、対策を問いただしてみたいと思うのです。 私はこの四月十四日、国会の会期中でありましたけれども、駆け足で現地の調査に行ってまいりました。駆け足でありますからなお不十分なところが多いと思うのですが、その中でもこことここは問題だなと思った点が四、五点ございます。それを順次申し上げ……
○田口委員 議題になっておりますいわゆる中退金につきましては、問題はなしとはしませんが、今日の情勢からいって、私は全面的に賛意を表するものでございます。 ただ問題は、こういった中小企業に働く労働者の諸君の老後の生活をおもんぱかって、国が若干の補助金を出しながら退職金制度というものを充実させていこう、こういう機運がある一方、退職金という問題について、最近、またぞろ二、三十年前と同じような議論が出てきておる。こういう点について、この機会に労働省から退職金というものの持つ意味、性格をはっきりさせていくことが必要ではないかと思うわけでございます。 具体的に申しますと、退職金というものは、権利という……
○田口委員 いままで労災保険による給付と、それから民事損害賠償による賠償金との調整の問題で佐藤委員が具体例を挙げておったのですが、私もそれに関連をして二、三質問をしたいと思います。 その前に、この委員会の調査室からいただきました資料一八五号の百ページに「労働災害に係る損害賠償訴訟一審係属件数」というのが、昭和四十四年度から五十三年度まで十年間にわたって数字が出ております。ごらんいただきたいと思うのですが、昭和四十四年度は三百四件、それが五十三年度には千百九十八件と毎年毎年ふえてきておるわけです。この係属件数がふえてきておるということについて、いままでの佐藤委員とのやりとりをお聞きになったそれ……
○田口委員 近ごろ、珍しい病気というのじゃないでしょうが、自閉症という病気がありまして、全国に幾つかそういった子供を収容しておる施設があるようであります。たまたま私の地元の三重県にもそういった自閉症児を収容しておる施設がございまして、聞くところによりますと、本年四月一日から、施設の運営に当たって、従来は若干の国庫補助ということになっておったそうですけれども、そういう補助体系を児童福祉法に基づくいわゆる措置費体系というものに改めていく、こういうふうになったそうでございますが、これは一定の前進と私は評価をしておるのであります。 そこで、自閉症児の収容施設のあり方について、ひとつ厚生省にお伺いをし……
○田口議員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党・革新共同及び民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この特別措置法が、一九七一年五月に制定されてからすでに九年になります。一九七六年五月に改正され、以前の選定職種別の中高年齢者雇用率設定から、民間企業では事業者ごとの六%の高年齢者雇用率に移行されてからでも、すでに四カ年が経過しております。 ところが、一九七九年六月一日現在で、高年齢者雇用率未達成の企業の割合を規模別に見ると、従業員数百人以上三百人……
○田口委員 この改正法案に関連をいたしまして三つほどお尋ねをしたいのですが、第一は、先月四月一日に山口県徳山市にあります出光興産の製油所で反応塔という機械が爆発をいたしました。 このことに関連をして私は他の委員会でも、特に災害対策の面で質問をしたのですが、私はその中で、現地へ調査に行きまして一つ気にかかることがありました。それはこの労働安全衛生法の中にはっきり書いてある第十七条の安全委員会というもののあり方について、確かに法文はいまの日本語からいってもこれ以上言えぬだろう、確かに整備をされた言い方をしているのですが、どうもそれが長い年月の間になれといいますか、そういったことから安全委員会その……
○田口委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずるよう配慮すべきである。 一 本格的な高齢化社会の到来を迎え、中高年齢者の雇用の改善と公的年金制度全体の抜本的改善を図ること。特に制度間の不均衡の是正など体系的な整備充実に努めるとともに、年金制度の長期的安定化方策につき検討を行うこと。 二 婦人の年金権のあり方については、被用者の妻の国民年金への……
○田口委員 まず大臣に、このことを一つだけ、お伺いをしたいんですが、前の、この委員会でも取り上げられましたし、いま毎日のように新聞に取り上げられております富士見病院の件なんです。 この富士見産婦人科病院の乱療事件をきっかけにして、医療行政や監督体制の不備、対応の甘さというものが指摘をされております。私ども日本社会党は、先月の六日に現地調査の結果をまとめまして大臣に申し入れたことは御存じいただいておると思いますけれども、その申し入れの最後のくだりに、こういうことを私どもは言っておるわけであります。「患者・被保険者負担を中心とする健保の赤字対策は、以上の措置によって医療内容の適正化が全体として進……
○田口委員 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、私は、日本社会党を代表して、基本的に反対の態度を表明して討論に参加いたします。 思えば本案は、昭和五十三年五月、第八十四国会に提出されて以来二年有半、政府の、医療保険制度とその周辺問題に対する確たる方針のないことが災いして、日の目を見ることができないまま、いたずらに時日を経過してまいりました。 しかし、医療保険制度の現状と前途を憂える自、社、公、民四党を中心とした制度改革への取り組みは、幾多の紆余曲折を経て一定部分について合意に達し、いま、ここに質疑を終局したのであります。 私は、合意に達した部分や対立し……
○田口委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、一新自由クラブ及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 雇用に係る給付金等の整備充実を図るための関係法律の整備に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずるよう配慮すべきである。 一 労働者の雇用の安定を促進するため、定年延長、労働時間の短縮と週休二日制の実施をなお一層推進し、その早期実現を期すること。 二 高齢化社会への移行及び今後の雇用情勢に対応して、特に高年齢者、心身障害者……
○田口委員 午前中の質問と多少ダブる点が出てくるかもしれないと思うのですが、現行の中退金の制度というものは、現在約三百二十数万、そういった多くの被共済者を抱えており、中小企業の問題の福祉対策ということについての大変重要な柱の一つである、こういう評価をされておると思うのですが、私も全くそのとおりであると思います。 そういった評価をされておる制度の中に、午前中もちょっと発言がありましたけれども、待望久しかった林業労働者が包含をされる、これは朗報と言っても言い過ぎでない。ただそれだけに、私の地元なんかも山林県と言われておりますので多くの林業労働者がおるのですが、一体こういう場合に入れてもらえるんだ……
○田口委員 今回の改正案の内容は、いまさら言うまでもないと思うのですが、第一に、厚生年金、国民年金などのいわゆる拠出制年金について物価スライドの実施を繰り上げて年金額を引き上げる、こういうことが法改正の主な柱だと思うのですけれども、この物価スライドについて若干御質問をしたいと思います。
まず端的に言って物価スライドの程度、何%程度スライドをするのか、そしてそれに要する財源はどの程度見込んでおるのか、このことをお尋ねをいたします。
【次の発言】 この法律案の参考資料の後ろの関係計数表の六ページ、それを見ますと、国民年金勘定の方で、読み上げる必要はないと思いますけれども一応読み上げてみますと、歳……
○田口委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずるよう配慮すべきである。 一 建設業退職金共済組合及び清酒製造業退職金共済組合を統合し、新たに設置される特定業種退職金共済組合においては、それぞれの退職金共済事業が引き続き円滑に運営されるよう十分配慮すること。 二 特定業種退職金共済制度の運営に当たって……
○田口委員 ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 修正の要旨は、 一 老齢福祉年金について、扶養義務者等に一定の所得があるときは、政令の定めるところにより、その一部の支給を停止する改正規定を削除すること。 二 昭和五十六年度における年金額の物価スライドの実施時期を、厚生年金保険及び船員保険については昭和五十六年六月から同年四月に、国民年金については昭和五十六年七月から同年四月に、それぞれ繰り上げること。 以上であります。 何とぞ委員各位の御……
○田口委員 本法案は今度でもって第五次の計画になるのですけれども、第四次までを振り返って、屎尿、ごみと分かれておりますけれども、特に私はごみの問題に限って質問をしたいと思います。 ごみの焼却処理施設についてはいろいろと問題があるのですが、この処理施設建設に当たっての補助金のあり方について若干御質問いたします。 まず一つは、厚生省に対しては釈迦に説法ですけれども、廃棄物の最終処分量の減量化、そして衛生処理のためには、燃えるごみはすべて焼却をしてしまう、これが基本でありますけれども、この焼却をしてしまう清掃工場の建設に当たって、補助金のあり方に多くの問題を持っておることはつとに指摘をされておる……
○田口委員 貴重な時間でひとつ要を得たお答えをいただきたいのです。 午前中大変問題になりました労働基準局補償課の名前で出ておる、これは部内資料だそうですが、「林業関係の労災保険収支の実情と問題点」、私はこれを一べつして、いろいろ問題ありましたが、どうもこれから見た判断とそこから得られる対応が多少問題があるのじゃないか。もう午前中繰り返し言われておりますから私は言いませんが、ただこの文書の中で、保険の収支の状況が悪化の一途をたどっておる、その原因は振動障害の激増にある、したがって振動障害の新規発生を防止するための対策というものが年々強化をされて、やがてその予防効果というものが次第に上がってくる……
○田口委員 議事進行に関する動議を提出いたします。 先般来、政府提出及び野党六党提出に係る原爆関係二法の審査を進めてきたのでありますが、両案に対する質疑も事実上終結したと考えられます。 つきましては、両案の議事を進めるに当たり、内閣提出案に先立ち、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合の六党共同提出に係る原子爆弾被爆者等援護法案を議題とし、その審査を進められんことを望みます。
○田口委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 母子家庭の母等の雇用の促進に関する件(案) 国及び地方公共団体は、母子家庭等が置かれている特別の状況にかんがみ、母子家庭の母等の雇用を促進するため、自ら雇用対策を進めるとともに、特に次の事項に留意して、関係施策の強化とより一層の積極的な推進を図り、もつてその生活の安定を図るよう努めるものとする。 一 職業訓練の機動的な実施 二 職業相談員の増員等職業紹介体制の……
○田口委員 社会党の田口でございます。 本日は、参考人の皆さん、大変お忙しい中を、しかも貴重な御意見を聞かしていただきまして、まずもって厚く御礼申し上げます。私は、あと同僚議員と時間を分担をいたしておりますので、三点ほどにしぼりましてお尋ねをしたいのでありますが、その途中、失礼にわたる言辞があるかもしれませんが、もしあるとすればひとつ御寛恕いただきたいと前もってお断りをしておきます。 一つは、羽藤参考人と首尾木参考人、お二人にまずお聞きをいたしますけれども、増大をする老人医療費というものについてどう考えるかということでございます。 先ほどのお話によりますと、若人といいますか、簡単な言い方……
○田口委員 私は、質問に入らせていただく前に、今次災害によって被災された方々に、心からお見舞いを申し上げますと同時に、不幸にして亡くなられた方々に哀悼の意を表したいと思います。 同時に、災害救助、復旧作業に昼夜を分かたず御苦労なされた自衛隊、警察関係、県、市町村の職員、消防団員などの関係者の方々に、この場をおかりいたしまして厚くお礼を申し上げたいと思います。 そこで、まず、長官にお尋ねをしたいのでありますが、いわゆる激甚災害として指定をする、いずれ調査の結果わかってくるだろうと思うのですけれども、きょういただきました資料によりましても、正確に言えば昭和五十七年七月豪雨、それから八月にかけて……
○田口委員 議事進行に関する動議を提出いたします。
先般来、内閣提出及び野党五党提出に係る原爆関係二法案の審査を進めてきたのでありますが、両案に対する質疑も事実上終結したと考えられます。
つきましては、両案の議事を進めるに当たり、内閣提出案に先立ち、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ・民主連合の五党共同提出に係る原子爆弾被爆者等援護法案を議題として、その審査を進められんことを望みます。
【次の発言】 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、私は日本社会党を代表し、先ほど不条理にも先議動議が否……
○田口委員 この老人保健法案の問題については、御存じのように継続案件、相当時間をかけて、言うならば、いままた衆議院に戻ってきたわけでございます。 私どもは、この老人保健法案が今日問題になった背景を考えた場合に、ずばり政府側に言わせれば、高騰する医療費をどう抑えていくか、高齢化社会に入って年金、医療問題が重要な課題になってくることを考えて、やはり老人保健法をつくらなければならぬ、こうであったろうと思うのですけれども、そうであればあるだけ、老人保健法だけの提出によっては、政府が考えておる所期の目的は達成できないのじゃないか。医療問題の周辺を整備しなければならぬ。そういう意味合いで、たしか、日時は……
○田口議員 私は、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党を代表して、ただいま議題となりました定年制及び中高年齢者の雇入れの拒否の制限等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 わが国はいま、本格的な高齢化社会の到来を迎え、中高年齢者の雇用確保が最大の社会問題となっていることは御承知のとおりでございます。 いまや五十代は、精神的にも技能的にも、最も成熟を遂げた働き盛りであります。にもかかわらず、五十五歳定年制、六十歳未満定年制が、人生五十年時代の明治時代の遺物のごとく、いまだに多数の大手企業に存続しているのは、時代錯誤もはなはだしいと申さ……
○田口委員 大臣が予算委員会の関係で少しばかり時間がずれましたですが、まず身体障害者の就職の問題についてお伺いをしたいと思います。 昨今の経済情勢から、雇用問題はいわゆる健常者の方にとっても厳しいということですから、ましてやハンディキャップを持った障害者などについてはより御苦労が多いと思います。それだけに、こういった方々の雇用問題についてはより真剣に役所の側も社会全体も考えていく必要があるだろう、こう思います。 そういった観点から、実は去年の暮れからことしの正月早々にかけましていろいろな障害者の団体が会合を開いておるのですが、その中でまず、略称障全協と言っておりますが、これは障害者の生活と……
○田口委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ・民主連合及び柿澤弘治君を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 特定不況業種・特定不況地域関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一 現下の厳しい雇用失業情勢に対応して、本法の趣旨が最大限に生かされるよう、特定不況業種及び特定不況地域の指定に当たっては、関係省庁間の連携を密にし、かつ、業種や地域の実情に即応して機動的に行……
○田口委員 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び新自由クラブ・民主連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 修正の要旨は、 一、第一項症の障害年金の額、現行三百九十五万五千円を四百十四万九千円とする等障害年金、障害一時金及び遺族年金、遺族給与金の額を、四・九%を基準として、それぞれ引き上げること。 二、勤務関連の重症者が平病死した場合の遺族年金の額、現行二十五万九千円を三十六万円とし、これに伴い平病死及び併発死に係る遺族年金及び遺族給与金の額を、それぞれ引き上げる……
○田口委員 いろいろお説を拝聴したのですが、時間の関係がありますから四点ほどのお伺いをしたいんですが、まず二つ、初めに山田先生にお願いしたいと思います。 先ほどのお話では、昭和八十五年、長期的な問題を見込んで国民所得に対して政府案でいけば大体一一%程度になるじゃないか、それから野党四党案でいけばさっと一五%程度になる、まあ心配であるというような言われ方をされたんですけれども、その心配であるという内容についてもっと具体的にお聞きしたいんです。たとえばそういうふうになれば国の財政負担がもっとふえるから、さらにそういった面に年金支出をすれば経済成長全体が鈍化をするとか、こういう意味の心配が出てくる……
○田口分科員 私は、最近問題になっておるというよりも、これは従来から問題になっておるのですが、治山治水、その中で特に治水関係について、時間がわずか三十分ですから、しぼってお聞きをしたいと思うのです。 これは昨年の国会でも相当論議になったと思うのですが、昨年七月に御承知の集中豪雨がございました。そのことによって全国各地でたいへんながけくずれが起こって、とうとい人命が七十余名も失われた、こういう事実があったわけでございます。一体、集中豪雨でこういったとうとい人命を失うようながけくずれの原因はどこにあるのか。こういう問題については、いろいろと先輩議員のお話なんかを聞くと、去年の国会でも相当議論には……
○田口分科員 厚生一般ではなくて、きょうは保健所の問題にしぼってお尋ねしたいと思います。 前置きは、言うまでもなく、国民の健康を守り育てる、これは今日の急務であることはいまさら言う必要はないと思います。住民サイドからいえば、最近の世の中の情勢からいって、特に環境衛生、こういった問題についてもっと積極的に保健所が動いてもらいたい、こういう要求の強いことは、大臣も局長もみな痛いほど知ってみえると思うのです。ところが、それにこたえるべき保健所の実態を見た場合、一体どうなっておるのか、拱手傍観とは言いませんけれども、こういういろいろむずかしい情勢に対して、結局、今日の保健所の状態というのは徒手空挙と……
○田口分科員 私は、いまから申し上げるような具体的事実について、所管である防衛庁、防衛施設庁の御見解を承りたいと思います。 昭和二十年の十二月というのですから、もうかれこれ三十年前の話であります。昭和二十年十二月一日に三重県の島ヶ原村というところで起きた事件なんですが、終戦直後でありますから、旧陸軍が方々に弾薬庫なんかをつくってあった、その弾薬庫の弾薬を、二十年十二月一日にいわゆる占領軍命令として撤去しろ、こういった指示が、三重県を通じ島ヶ原村の村長にあったものですから、村長としては村内居住の警防団員を弾薬の搬出作業に従事させました。ところが不幸にも落盤という事故に遭って、三人が死亡したとい……
○田口分科員 私は、灯台の問題に限って質問をしたいのですが、今国会でも相当問題になりました水島の石油タンクの油漏れの問題、それから前後してマラッカ海峡におけるタンカーの座礁、しかも今月に入ってすでに御承知のように四日市の大協石油のタンクの火災、一連の石油に絡む事故が多発をしておるのですが、そういった問題に絡んで特に指摘をされておるのは、事故が起こってから、事故の原因、それを規制をし、取り締まる責任の所在というものが明確でないということをよく言われておるのですね。私はそういった観点から、たまたま今月十六日、四日市の大協石油の火災に絡んで地元の漁民がこういう心配を私に言ってきたわけです。したがって……
○田口分科員 私は、公職選挙法の関係で前々から言われてきておるのですが、いわゆる障害者、視力障害であるとか、聴力障害、こういったハンディキャップを負った、いわゆる選挙民に対して、いまの公職選挙法のたてまえからいくならば、ひとしく候補者からの政見を聞く機会を与えなければならぬ、こう思うのですが、今日までの、たとえば去年の参議院選挙、その前の衆議院選挙、さらに各地方選挙、そういった場合にこの聴力障害を起こした方々が、たとえば立会演説会に行っても聞くことができない、また視力障害を持っている方は選挙公報が配られたにしてもそれを見分けるわけにはまいらぬ、こういう事実があるわけですね。こういった方々に対す……
○田口分科員 きょうは恩給の問題について、一部年金にも関連をするのですが、時間がなんですから、二つほど質問をしたいと思うのです。 まず、その前に、今日まで恩給法、関連する年金共済組合法の改正が何回かありまして、逐年改善をされてきておるということは認めるにやぶさかでないのですけれども、本年の四月現在、来月ですね、今回、国会に提案をしております恩給法の一部改正などによって、文官、軍人を含めて恩給法というものの対象人員というものは、概算でいいのですが、一体どれぐらいあるのか。できれば文官と軍人を分ければいいと思うのですが、概数で結構ですから……。
○田口委員 まず、通商産業大臣にこの点だけ初めにお伺いをいたしますが、この法案が意図するところは何であれ、仮に成立をしてしばらくたてば、労働者の雇用という面から考えて、何人までという数字を私は求めませんけれども、相当数の離職者がこの政令で指定されるいわゆる特定不況産業から出るに間違いない、こういうふうに私は見ておるのですけれども、その辺の御認識のほどをひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 いまのお答えですと、今日までそれぞれの企業が相当雇用調整をやっておる、だから、仮に成立をした後でも、絶無とは言えないけれども、ある程度出るがそれほどのことじゃないというふうな御見解ですね。
そこで、労働……
○田口分科員 一つだけ、いわゆる事務的な問題も含まれるのですが、善処方をお願いしたいと思います。 公共事業を推進していく場合に、この関係予算の概要説明の中にも書いてありますけれども、たとえば道路整備について、昭和五十三年度に限ってみても、予算額一兆八千何がし、財投で一兆三百何がし、こういった予算要求をし、これで景気浮揚をやっていこう、このよしあしは別として。その場合に、土地の所有権の移転登記問題が出てくるのです。これは一つの極端な例かと思うのですが、私の県でこういった例がございました。 これは紀勢町の吉田前町長に絡んだ案件ですが、経過を申し上げますと、この吉田町長が土地を持っておって、中部……
○田口分科員 まず大臣にひとつ率直な御見解をお伺いをしたいのですが、すでに御存じかと思いますけれども、本年の初めに三重県度会郡紀勢町で、中部電力が予定をいたしております原子力発電所の建設をめぐっていわゆる原発汚職が発生をいたしました。そのことによって当時の町長である吉田為也前町長が逮捕をされ、その結果辞職をいたしました。その辞職に基づいて今月十九日からいわゆる出直し選挙というものが行われまして、きのうその選挙の結果がわかったのですけれども、その結果、いわゆる原発凍結、たな上げを訴えた縄手君が一方の中世古候補を――この方は、もらえる金はもらおうじゃないか、中部電力からなお寄付を仰いでいくんだとい……
○田口小委員 大変御苦労さんでございます。坪野参考人にちょっとお伺いしたいんですが、確かにいま金が自由化になっていろんな問題が起きておるということは承知をいたしております。そうしますと、ただ単に法律で、いま六つか七つ、上場品目を規定しておりますね。商品取引所で扱う品物としては、政令で豆類、でん粉などの農産物、ゴム、それから繭糸、砂糖、綿糸、それから毛糸、ステープルファイバー糸、こういうふうに七つの品目が指定をされておるのです。法律技術的にいうと、第八としてここに金というふうに入れれば、商品取引所に上場されていれば簡単なことだと思うのですけれども商品指定七項目あるのですが、なぜ金を八番目の品目と……
○田口分科員 前の国会で同和対策特別措置法が三年延長になりました。こういった三年延長の第一年次を迎えることし、この同和問題の中心課題が労働対策であることは、大臣もすでに十分御承知のことだと思います。 同対審の中身を読んでみますと、「同和地区住民に就職と教育の機会均等を完全に保証し、同和地区に滞溜する停滞的過剰人口を近代的な主要産業の生産過程に導入することにより生活の安定と地位の向上をはかることが、同和問題解決の中心的課題である。」と、こういうふうにうたっておることからもわかりますように、労働対策は一番重要である。 そういった立場から、労働一般を所管する労働大臣として、同和問題の解決に当たっ……
○田口分科員 私は、いわゆる子供会活動という、社会教育の一環として行われておるものなんですが、その子供会活動でボランティアがお世話をして、たまたま一人の子供が亡くなった、こういう事件があるわけであります。今日、国際児童年、さらにボランティア活動についての意識が高まってくる、こういう状況の中で、この死亡事故に絡んで刑事責任を問われておるわけでございますけれども、一体文部省としては、どういう考えを持ってこれに対処していこうとしておるのか、これをお聞きしたいのであります。 ちょっと概略申し上げますと、事件は古いのでありますけれども、昭和五十一年八月一日、三重県の津市で、四ツ葉子供会というのがござい……
○田口委員 質問に入る前にちょっとお尋ねをしたい。 昭和五十三年度から三年間かかって厚生省、運輸省、それぞれ四億円、合計八億の調査費で調査をずっと続けた。昨年の三月に、昭和五十四年度広域最終処分場計画調査、事業方式等の調査報告書というものを出されておると聞いておりますけれども、この報告とただいま議題になっておりますこのセンター法案とは密接な関係があるのは当然ですね。 私の漏れ承るところによりますと、この調査報告というものが関係自治体なり港湾管理者に対してすでに印刷物として配付をされておると聞いておりますけれども、こういう法案を審議をする国会にそれらしきものを私は見たことがない。いますぐ出せ……
○田口委員 先ほどからのお話を承っておりまして、この難民条約に加入することによって内外国人に平等の扱いになるんだというお話のようでありますけれども、年金、主として国民年金ですが、さっき断片的に聞いておりますと、内外国人平等の扱いをするのだという話にしては、国民年金法の扱いがどうも平等でないような気がいたします。したがいまして、繰り返しで恐れ入りますが、この難民条約加入によって国民年金法がどういうふうに外国人に対して扱われるのか、もう一遍整理をしてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、具体的な問題を二、三申し上げて、その場合にはどうなるのか、はっきりとお答えをいただきたいのですが……
○田口分科員 図書館の問題について、ちょっと簡単にお伺いしたいと思います。 公共図書館の数を図書館白書なんかで見ますと、昭和四十一年から昭和五十二年までの十二年間の図書館の内容が質も量も大きく変わってきているということを言っておるのですけれども、しさいに見てみますと、なお公共図書館のない市町村が相当ある。わけですね。 ちょっと参考までに、これは御存じでしょうけれども申し上げますと、市区の場合に七七・二%、それから町村の場合には一一・三%、これは図書館のある割合ですね。そうしますと、市町村の場合二四・八%しかないということになると思うのですが、一体、生涯教育とか云々ということを盛んに文部省等……
○田口委員 私は、行革の問題に入る前に一言、この十六日に発生をいたしました北炭夕張炭鉱のガス突出事故について、二、三お伺いをいたします。 聞くところによりますと、ガス突出事故というのはわが国炭鉱史上最悪の惨事ということで、大変痛ましいことでございます。この機会に、死亡された方々の御冥福をお祈り申し上げると同時に、御遺族さらに御家族の心中察するに余りあるものがございます。心からお見舞いを申し上げます。 そこで、政府は、すでに調査団を派遣して一応の調査をやったという話でございますが、その概況をこういった時間ですので手短に御報告をいただくと同時に、総理御自身、もうすでに報告を受けられておると思い……
○田口小委員 ページ数でいくと五ページの、人頭割料金の年齢のランクがあるでしょう、六十五歳未満、六十五歳―七十四歳、七十五歳以上。このランクのたとえば六十五歳未満を一〇〇とした場合に、次のランク六十五歳―七十四歳、七十五歳以上はどういうぐあいか、それはわかりませんか。
○田口小委員 本日は大変御苦労さまでございました。 ちょっとこれはどなたからお答えをいただくか、中身が愚痴っぽくなると思いますので、どなたからというふうに特定しがたいのですが、ざっくばらんに申し上げて、在宅の寝たきり老人を持った家族の方で見た場合に、三月、半年ぐらいならばがまんができるのですね。ところが、一年、長い場合には二年、三年くらいになってくる。そうすると、看護疲れといいますか、嫌気が差して、何とかならぬか。私どもこういう関係で、地元でそういう方とお会いをして一番頼まれるのは、どこか収容先がないだろうかということです。 ところが、収容先といっても限度がありますから、公立の養護老人ホー……
○田口分科員 おはようございます。
私は、特定地方交通線、いわゆる赤字ローカル線の問題についてお尋ねをしたいと思います。
まず第一点は、いわゆる第一次分ですが、運輸大臣に申請をいたしました四十線、七百二十九・一営業キロについて、すでに関係自治体ではいろいろと協議を進めておると思うのですけれども、第一次の選定を発表して以来きょうまで、法に基づく対策協議会の開催状況、協議の進捗状況について、全線についてといいますと時間がありませんから、ひとつ概括的にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 この対策協議会でいろいろと協議をしていただくのに、一応運輸省としては、いまお話しのように大体いつご……
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