このページでは坂口力衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。坂口力衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○坂口委員 先日のこの委員会で岡本議員が大気汚染防止法における指定地域の問題をお聞きいたしまして、この大気汚染防止法において指定地域というのははずされましたけれども、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法においては指定地域というのが存在する。これを取るお気持ちはありませんかという質問をされましたときに、たしかこれを取ってしまうと、汚染の少ない場所では一般のたとえばぜんそくと、それから公害によるぜんそくというようなものとの区別がつきにくい、そういうふうな意味からこの指定というのははずすことができないのだというふうにお答えになったというふうに私記憶しているわけでございますけれども、本日その問題……
○坂口委員 先日も実は楠町の指定の問題をお聞きをいたしまして、いままた田中議員から御質問があったわけでございますけれども、いま長官から前向きに検討をするというおことばをいただいたわけでございますが、これはもうかなり長い期間検討をしていただいておりますので、患者の発生率等を見ますと四日市の非常にきびしいところよりは低うございますけれども、四日市のこの認定になっております地域の少ない部分よりもきびしい数字が出ております。何とかしてこの地域指定にひとつ御尽力をいただきたいと思うわけでございます。 先日お伺いいたしましたときに、一応いま慢性の気管支炎の有症率が五・一%という数字が出ておるわけでありま……
○坂口委員 きょうは一番最初に総量規制の問題をお尋ねしたいと思うのでございます。
総理も環境庁長官も実現させるというふうに再三御答弁をなさっているわけでございますが、東京、千葉さらに七日の日には大阪のほうで総量規制の問題が発表になりました。この大阪の総量規制案に対する御見解というものをまずお伺いをしたい思います。
【次の発言】 そういたしますと、この大阪の総量規制案に対しましては、今後国の段階でこれを参考にされまして全国的に取り入れていかれるという御方針でございますか。その辺のところをお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 そういたしますと、この方式としては幾つかある。しかし全体としては、……
○坂口委員 だいぶ時間もおそくなってまいりましたので、重点的に申しまして、議事進行に協力させていただきます。 文部省の局長さんがお急ぎのようでございますので、具体例が先になって話が多少前後いたしますが、そちらのほうからやらせていただきたいと思います。 きょうお聞きしたいのは騒音、特に道路にまつわる騒音でございますけれども、その大まかなことをお聞きします前に、時間の都合で、先ほど申しましたように具体例から先に申させていただきますが、一例といたしまして申しますと、四日市市に納屋小学校というのがあるのですが、この小学校ができましたあと、その小学校にちょうど隣接いたしまして名四国道ができました。P……
○坂口委員 すでに多くの皆さん方からいろいろな問題が出されましたので、できる限り重複を避けて御質問をさせていただきたいと思います。 まず白井先生にお願いしたいわけでございますが、先生のお話に、外部環境の汚染というものは自然に内部環境の汚染に結びついていくというようなお話がございましたし、またわれわれは不顕性のメチル水銀中毒に襲われている、こういうお話もございました。これらのお話から、すでにたまってしまったものは、先ほどからのお話にもございますとおり、もういかんともしがたい問題がある、ひとつこれ以上出さないこと以外には手がないというお話でございました。現在問題になっておりますのは、水銀であり、……
○坂口委員 きょうはセメント公害についてひとつお伺いをしたいと思います。
まず第一に、セメント公害の場合にはやはり大気汚染防止法で規制されるものと思いますが、他の粉じんと違って特殊な点を多く持っておりますので、これについての取り扱いをいままでどういうふうになさっていたかという点をお伺いしたいと思います。
それからあわせて、排出基準なるものがあるのかどうかということもひとつお願いをしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、製造工場におきましてはすでに規制があるというふうに理解させていただいてよろしゅうございますね。
【次の発言】 セメントの場合は、ほかの粉じんあるいはばいじんと違い……
○坂口委員 私も昨日千葉ニッコーのほうにおじゃまに上がりまして、いろいろ見せていただきました。カネミ油、PCBの問題から今回の千葉ニッコーの問題、同様な問題が続いているわけでございますが、今後このような事件を繰り返さないように、いろいろの点で注意をしていかなければならないと思うわけでございます。 先ほど中島議員の御質問のときに出ておりました食品衛生監視員の問題で、少し私の調べました数字と違うところがございますので、この問題から入らしていただきたいと思います。 第一に、食品衛生監視員の問題でありますけれども、いわゆる食品衛生法施行令の第三条で監視、指導が定められているわけでございますが、今回……
○坂口委員 去る二十一日に海上保安庁から昭和四十七年におきます海洋の汚染発生状況が発表になりました。監視体制の充実強化ということもあろうかと思いますが、汚染現象の増加ということもなおかつ続いていることは事実のようでございます。きれいな海を取り戻しますことは、国民全体の願いでもございますし、依然として汚染が続いているということはまことに残念な限りでございます。 そこで、海上保安庁の発表を拝見いたしますと、油の排出の発見件数というものが圧倒的に多くなっておりまして、千九百八十三件ということになっております。全体の八六・九%を占めております。特にひどいのが東京湾、伊勢湾あるいは瀬戸内海で、これは集……
○坂口委員 去る五月三日夜に三重県の神島沖の海上で発生いたしましたタンカーの日聖丸と西ドイツ貨物船のメリアン号の衝突事故につきましてお尋ねをしたいと思うわけでございます。 四月末のこの委員会におきまして、海上事故によります油汚染の問題を実はやらせていただきました。そのときにはこの事故は起こっていなかったわけでございますが、たまたまその直後にこの事件が起こりました。この事故によりまして、伊勢湾全体から熊野灘にかけまして、たいへん海水が汚染をされまして、魚介類の水産資源に多大の被害をもたらしていることは、まことに残念に思うわけでございます。 まず最初にお伺いしたいのは、海上交通安全についてでご……
○坂口委員 先ほど木下委員から出ました四日市の問題でございますが、関連で少し、二点ほど質問させていただきます。 実は私、地元でもございますので、二、三日前から現地に行ってまいりましていろいろと様子も見てまいりました。先ほど長官から、地方自治体のことは一応地方自治体が責任を持つべきであるという御発言でございました。いずれにいたしましても、いわゆる患者さんがああいうふうなところにすわり込みを続けるということは、一刻も早くこれは解決しなければならない問題であると思うわけでございます。いろいろ地元の話を聞いてみますと、県や市の指導というものに対して企業がなかなか聞き入れなくなっている、これは事実でご……
○坂口委員 時間がないようでございますので、二問だけに限ってお聞きをさしていただきたいと思います。 一問は、菱田参考人にお伺いをいたします。先ほどゾーンディフェンスというお考えを示されまして、そして自動車による、いわゆる移動発生源による害がかなりなパーセントを占めるというお話がありました。この先生の御意見から察しますに、結局指定地域というものをきめるということが、いままで以上に、移動発生源が多くなればなるほどむずかしくなってくるという考え方を私は持つわけでございますし、私どもも、指定地域というものをいまのような考え方でいいかどうかということを非常に疑問に思ってきたわけでございます。そういう意……
○坂口委員 指定地域の問題につきましては、先般来多くの方からいろいろと御意見が出ておりますが、たいへん重要な問題でございますので、重ねてお聞きをしたいと思います。
まず最初にお聞きをしたいと思いますのは、この指定地域、それから続きます指定疾病についても同じでございますが、この指定地域もしくは指定疾病についての考え方というのは、いわゆる現行の救済法の場合と一応同じというふうに考えていいのか、それとも違うのか、この辺からひとつお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、このほうはあくまでも健康被害の救済ということが中心でございますし、今回のこの補償法案の……
○坂口委員 昨日指定地域あるいは指定疾病についてお聞きいたしましたけれども、その中で二、三落としております点につきまして重ねてお聞きをしたいと思います。
指定疾病による障害の程度ですけれども、これはいわゆる労働能力の喪失度を尺度とするのか、あるいはまた生活全体の能力の喪失度を尺度とするのか、あるいはその疾病の症状を尺度にするのか、それによってかなり違ってくると思うのです。この点、あらわなところをひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、ただ疾病の症状だけを尺度にするのではなしに、公衆衛生的な立場あるいはまた検査の結果等を総合してきめるというお話でございますし、……
○坂口委員 どうもおそくまでありがとうございます。 福田参考人からまずお聞きをしたいと思うわけでございますが、二千分の一という模型でいろいろの研究をいまからなさろうとしておるのでありまして、今後非常に期待をさせていただくわけでございますけれども、私どもしろうと考えで聞かせていただくと、汚染物質の拡散等につきましては、これは模型である程度わかるのではないかということがしろうとなりに理解もできるわけでございますが、先ほど先生がおっしゃった時間的な短縮ですね、たとえば十年間分を二十三日とおっしゃったんですか、短い期間で時間的な短縮の状態も見ることができる、こういうふうにおっしゃったようにお聞きした……
○坂口委員 きょうは道路騒音につきましてひとつ御質問をさしていただきたいと思います。 以前にこの委員会におきまして道路騒音のことを一、二回取り上げさしていただいたことがありますが、最近いろいろな公害の中で特にこの騒音に対する一般の皆さん方からの苦情というものが多くなっております。統計的に見てみましても全体の公害に対する苦情の約四〇%ないし四五%は騒音によっている、こういう結果が出ております。環境基準を上回る特に道路騒音、交通騒音と申しますか、これに対しまして基本的に今後どういうふうな方向に持っていこう、どういうふうに対処していこうというふうにお考えになっておるか、基本的な態度からひとつお聞き……
○坂口委員 石油コンビナートの問題に入ります前に、先日、東海公衆衛生学会で「大気汚染と佝僂病様症状」という発表がございましたが、時間がございませんので簡単にこれを先に触れさせてもらいたいと思います。 以前にも東京の糀谷保健所で同様の発表をなされたことがございますが、大気汚染の進んでいる地域で乳幼児のエックス線撮影の結果、佝僂病様の骨変化が認められるということが、今回発表になったわけであります。これが大気汚染と本格的に因果関係があるかどうかということにつきましては、まだ明らかでございませんけれども、この点につきまして、環境庁それから厚生省ともに、どのように現在の時点で把握をされておみえになるか……
○坂口委員 ちょっとかぜを引きましたために聞きにくいと思いますけれども、お許しいただきたいと思います。 過去五年間の間に社会労働委員会だけでも看護婦問題というのは八回に及んで取り上げられております。きょうもお昼までに社会党の金子議員さんからお話がございました。たいへん大事な問題でございますので、あえて取り上げさせていただきたいと思うわけでございます。 昭和四十一年三月、参議院におきまして時の厚生大臣の鈴木善幸さんが、昭和四十五年の時点で看護婦は充足できる、こうお答えになっておるわけです。もう少し詳しく申しますと、毎年二万五千人の増加ができる予定である。しかし、約一万人ずつおやめになる、した……
○坂口委員 限られた時間でございますので、二点だけひとつお聞きしたいと思います。一つは、企業内の労働者の定期健康診断でございますし、もう一つは労災の問題でございます。 まず企業内の労働者の定期健康診断の問題でございますけれども、労働安全衛生規則の第六章の健康管理のところに定期健康診断の項がございます。そこに、たとえば既往症でございますとか業務歴の調査、自覚症状だとか他覚症状のあるなしの検査、それから身長、体重、視力、聴力ですね、そのほか胸部エックス線ですとか、ツベルクリン反応だとか、赤沈だとか、喀たん検査、こういったものが書いでございます。そのほか血圧の測定、尿の検査、こういったものがござい……
○坂口委員 前回に企業内の定期健康診断の件につきましてお伺いをいたしました。前回お伺いいたしましたのは、現在の疾病構造というものが以前の結核中心の病気から成人病中心の形に変わってきている。だから現在の定期健康診断の内容というものも、やはり結核中心的なものではなしに、成人病中心型へ改革をしなければならないのではないかということを申し上げたわけでございます。 それに対しまして、健康診断の内容というのは、現在のところは、医師が必要と認めるときには、たとえば血圧だとか尿だとかいうことも調べるようになっていて、これは成人病型にもなるんだというような御答弁でございました。さらに、しかしながらこの問題は、……
○坂口委員 前回看護婦問題を聞かせていただきましたが、そのときに時間がございませんで少し残っている問題がございますので、その問題から入らせていただきたいと思います。 看護婦問題が非常に深刻な問題になっております。その中でも特に特異な立場にあります助産婦でございますが、これがまた非常に不足をいたしております。試みに数字を見てみますと、昭和三十五年には五万五千四百三十六人いました助産婦が、昭和四十六年には三万一千二百二十六人というふうに減っておりまして、この十年の間に二万四千二百十人も減っていることになります。これは四四%の減でございますし、一年当たりにいたしますと、二千四百人ずつ減っている、こ……
○坂口委員 今朝来、被爆者に対する特別措置の論議が続いているわけでございますけれども、多くの方から、多くの方面からいろいろの意見が出ましたので、あるいは重複するかとも思いますが、二、三の問題点を取り上げましてお考えを伺いたいと思います。 私は、被害者の健康管理について、特にお尋ねをしたいと思うわけでございます。 まず第一は、特別手当と、それから健康管理手当の問題がございます。この二つの手当のことにつきまして、政府委員の方々からもいろいろ御説明も受けておりますけれども、あらためてこの二つの手当が別々につくられた理由からひとつお聞きしたいと思います。
○坂口委員 久々に天然痘の患者さんが出たわけでございますが、先ほどからいろいろお話がございましたとおり、これは防疫体制の問題になると思います。しばらくの間この防疫体制というもの、特にバングラデシュですとか、インドですとか、パキスタンとかいうような非常に流行地域からの出入りをなさることについての防疫体制というものを、具体的にどのように強化されるか。たとえば非常に流行が盛んなところについての旅行というようなものについては、ある程度制限をするとかというようなことをお考えになっているのか。その点をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、おとなはほとんど植えぼうそうをやっておりますしし……
○坂口委員 きょうは労働安全衛生法のいろいろな部門についてお尋ねをいたしたいと思います。 労働安全衛生法が成立しましてから一年ばかり経過したわけでございますけれども、その第十八条にいわゆる衛生委員会を設けなければならないという項がございます。また第十九条には安全委員会あるいは衛生委員会というものじゃなしに、それを安全衛生委員会という形で設置することにもなっております。こういうふうに衛生委員会なりあるいは安全衛生委員会というものを設置しなければならないことになっておりますが、現在各事業所においてどれくらいの委員会ができていますか。小さな事業所は別としまして千名以上ぐらいの事業所等でけっこうでご……
○坂口委員 この法律の目的は、大きく分けまして三つの柱からなっておると思います。一つは労働力の確保であり、一つは雇用の安定であり、福祉の増進ではないか。この三つの柱からなっていると思うのですが、特に福祉の増進についてお聞きしたいのですけれども、その福祉の増進に入ります前に、基本的な問題でお伺いをしておきたいと思います。 現行法が今回一部改正されるということでこの改正案が出たわけでございますが、現行法が現実に即応できなくなったという認識の上に当然これは立っているわけでございます。現実に即応できなくなったという、その原因は何であるというふうにお考えになるのでしょうか。その辺の基本的な問題をひとつ……
○坂口委員 この健保の問題を論じるにあたりましては、いろいろこまかな問題もございますけれども、医療制度あるいは医療保険制度を今後どうするかという大きな流れの問題、これが非常に重要な問題であるというふうに考えております。こまかな問題をお聞きいたします前に、医療の大きな流れ、これを今後どういうふうに定めていくのか、そういうふうな点についてお聞きをしたいと思うのであります。 そこで、まず第一にお聞きをしたいことは、現在の医療保険制度、これはたいへん大きな問題でございますが、この制度について、将来これをどういうふうに改革していこうとしておられるのか、それとも現在のままでいいというふうにお考えになって……
○坂口委員 ラストスピーカーになりましたので、ひとつよろしくお願いいたします。 先ほども一例報告がありましたので、私もまず一例報告からやらしていただきたいと思います。児童扶養手当法に関しまして私はまずお聞きをしたいと思います。 これは私のほうの新聞に四月四日の日に出たものでございますが、山口県の新南陽市、ここのケースでございます。この市立の母子寮におります平田静江さんという三十八歳の方の事例でございます。昭和四十二年二月に夫と別離しまして、やむなく母子寮に入っております。当時三十二歳だった静江さんは、そのころ二人のお子さんがございましたが、特技のない中年の婦人でございますので、婦人のいわゆ……
○坂口委員 日雇い健保につきまして、二時間ばかりの時間をちょうだいしてありますが、大臣のほうが御用がおありのようでございますので、重点的に三点だけお聞かせいただきたいと思います。 日雇い健保の被保険者またはその御家族の医療の利用状況を見てみますと、ほかの保険に入っておみえになります方と比べて、入院日数が多いわけでございます。一日当たりの点数で見ますと、決してそう多くはないわけでございます。どうしても一件当たりの日数が多いものですから、全体の医療額が多くなっているという統計が出ております。また、日雇い保険に入っておみえになります皆さん方の疾病分類を見せていただきますと、特に循環器系の病気の方が……
○坂口委員 討論に入ります前に一言申し上げたいことがございます。 私は他党の内政干渉をする気は毛頭ございませんが、自民党に原因があって、その結果が国民大衆に多大の迷惑を及ぼすようなことがあるとすれば、これは黙ってはおれません。いかなる党内事情があるにせよ、悪を助け、善を憎むがごとき行為はまことに遺憾であります。 国民大衆はこの事実に対し、厳然と冷静に監視していたことでありましょう。私は、田中総理と自民党に猛省を促すものであります。 さて、私は健康保険法の一部を改正する法律案及び修正案に対しまして、公明党を代表して反対の意見を述べるものであります。 私ども公明党は、この法案の審議を通じて……
○坂口委員 先ほどからもいろいろ御審議がありましたけれども、去る二月二十七日のこの委員会におきまして、保母さん、それから看護婦さん等の頸肩腕症候群あるいは腰痛症の問題を質問させていただきました。そのときに、腰痛症につきましてはすでに労災等の対象になっている、しかし頸肩腕症候群についてはまだそこまでいっていないというお話でございました。この保母さんあたりにそういうふうな疾病が多いのかどうかということを、早急に委員会等をつくって検討したいというお話をいただいておりますので、その後それがどういうふうになっているかということからまずお聞きをしたいと思います。
○坂口委員 七月一日から献血推進月間が始まっております。今国会の最初にも一度この献血問題、取り上げさせていただきましたが、引き続きまして、本日献血問題をやらさせていただきたいと思います。 御承知のように昭和三十九年八月の閣議決定以来、全国で献血の輪は広げられましたし、制度上いろいろの問題はありましたけれども、とにもかくにも国民全体の中でその重要性が認識されまして、献血者数は年間約三百万になんなんといたしております。申し上げるまでもなく、この献血運動というのは単に血液を出し合う運動というのではなしに、いわゆる血液を出すという生物学的な、あるいは医学的な側面だけではなしに、お互いの生存をかけた一……
○坂口委員 参考人の皆さん方にはたいへんお忙しいところを御出席をいただきましてまことにありがとうございます 今回の事故に対しましての御努力にまず感謝を申し上げたいと思うわけでございます。 いま角屋先生から総論的にいろいろとお話がございましたので、もう少し突っ込んでいろいろと御意見を承り、関係庁の皆さま方の御意見をお聞きしたいと思うわけでございます。 先ほど角屋先生から両漁業組合の先生方に対しまして、一言で言えば、何が一番困ったかというような御発言がございましたが、県当局を代表してお見えになりました後藤参考人、それから愛知県の蟹江参考人のお二人に対しまして、県当局として、こういう事故が起こっ……
○坂口委員 時間がたいへんおそくなりましたので、一問だけお聞きをさせていただいて終わりにしたいと思います。 大阪空港の公害訴訟判決がおりまして、この中にも多くの問題点が含まれているわけでございますが、簡単にいえば、けさからいろいろ御議論がありましたように、われわれの生活の便利さと、それから健康の守りとの対決でありますし、その調和点をどこに見出すかということであったと思うわけであります。今回の結果は健康の守りのほうにもある程度配慮をしながらも、しかし、さらに一歩公共性というものを高く評価したという結果ではなかったかと思うのであります。環境権の問題でございますとか、あるいは公共性の問題でございま……
○坂口委員 公害健康被害補償法の一部改正案に関しまして、若干質問させていただきたいと思います。 本法の施行を待ち遠しく思ってお見えになる方々がある反面におきまして、関係者の間でも一部非常に不安に思っている方もあるわけです。というのは、前国会においても何度か議論されましたけれども、政令事項が五十数カ章でございましたか、ある。その内容いかんによっては、この認定患者の受ける利害というものは大きく違ってくるというようなことから、非常に不安に思ってお見えになる方もあるわけであります。 そこで、まずお伺いしておきたいことは、今回のこの一部改正案で、財政措置としまして、ようやく両肺がそろったことになるわ……
○坂口委員 時間がおそくなりましたので 短時間で終わりたいと思います。昨年の九月の十八日に道路騒音のことをお聞きをしておりまして、きょうは、その続編という形で少しお聞きをしたいと思います。 騒音は、先ほどからもいろいろお話が出ておりますように、いままでのたとえばカドミウムですとか、あるいは水銀の中毒というようなものとはかなり様相を異にしておりますし、そういったものとは違いまして、はっきりとした生体に対する反応というものが出てまいりません。むしろ自律神経系やホルモン系の失調という形で、その人その人によっていろいろ違った症状が出てくるというのが、この騒音による障害の一つの特徴かとも思うわけであり……
○坂口委員 本法案に対する基本的なことから、まず長官にお伺いをしたいと思います。 この法案を拝見しますと、富士山はわが国の自然の象徴であり、世界に誇る国民的資産であり、後代の国民に継承すべきものである云々、こういうふうな書き方がしてございまして、これの適正な保護、利用をはかることを目的としている、こういうことに第一条になっております。 本法案は保全が中心なのか、それとも利用に重点を置いているのかということを、たいへん大きな疑問に思うわけであります。自然環境保全法及び自然公園法などにありましては「自然環境の保全」あるいは「景観を保護」、こういうことばが用いられておりますが、本法案ではことさら……
○坂口委員 きょうは国定公園内の事業につきまして、お伺いをしたいと思います。
国定公園内の特別地域におきましては、都道府県知事の許可を、事業をいたしますときに受けなければならないことになっておりますが、普通地域におきましても、その風景を保護するために必要な限度において、当該行為を禁止することができるというような項目もございます。
そこで、国定公園内の採石というようなことについて一般的な、基本的なお考え方というものをまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 きょうは非常に時間が短時間でございますので、具体例をまとめて申し上げたいと思いますので、あとでひとつまとめて御答弁をいただきたいと思……
○坂口委員 長官、時間が詰まっているようでございますので、岡本議員が午前中に質問をいたしまして残りました二、三問だけについで質問をさせていただきたいと思います。 第二十七条の前半につきましては、すでに岡本議員が質問をしているところでございますが、第二十七条の二の三項を読みますと、中央委員会と審査会とが協議をして管轄を定めることができることとしております。こういうことになっておるわけでありますが、これは運用のいかんによっては第二十四条に定められております管轄が無意味になりかねないという気もするわけでありますが、この辺はどのようにお考えになりますか、ひとつお聞かせを願います。
○坂口委員 前回の質問のときに、富士地域の環境保全よりも利用環境に、この法案が重きが置かれているのではないかということを質問をさせていただきました。その一部を私、残しておりましたので、きょう続きまして質問させていただきたいと思います。 きょうお聞きしたいのは、いままでに自然公園法及び自然環境保全法がすでにあるわけでありますが、この法律がすでにありまして運用されているわけでありますが、今回新しく富士保全法案が出てきたわけであります。いままでの自然公園法及び自然環境保全法の運用で何が一体足りなかったのか、今回新しいこの富士保全という特別の法案が出てきたわけであります。出る以上は、それなりの、いま……
○坂口委員 あすから愛鳥週間に入るわけでございますが、日本も昨年来アメリカ、ソ連それからオーストラリア、こういった国々と渡り鳥保護条約というのが締結をされまして、調印をされまして、国際的な立場から野鳥を保護していくという方針が打ち出されているわけであります。国内的にも自然保護かあるいは産業開発かという議論が非常に盛んになっております。きょうは干がたの埋め立て問題につきまして、関係当局にお聞きをしたいと思います。 まず最初に、環境庁にお伺いをしたいと思いますが、このアメリカ、ソ連、オーストラリア、これらの国々との二国間渡り鳥条約、これをそれぞれ締結されているわけでありますが、この条約の背景、そ……
○坂口委員 いま岡本議員からいろいろの点が指摘されまして、重複するところは避けさせていただきたいと思います。 従来の濃度規制から総量規制へという進展につきましては、これは私どもも、たいへん好ましいことだと思うわけでございます。きょう午前中にもいろいろと指摘があったとおり、結局はその内容いかんということになるであろうと思います。長官かち、世界に先がけて日本は行なったというお話がございました。世界に先がけてやられたということについて評価する一方において、やはり世界に先がけてやらねばならない環境が生まれたということを悲しまなければならないと思うわけであります。 二、三の点、まずお聞きをしたいと思……
○坂口委員 参考人の皆さんには、きょうはたいへんお忙しいところをありがとうございました。ラストスピーカーでございますので、よろしくお願いいたします。 まず大塩参考人から、順を追ってお聞きをしたいと思います。 先ほどお話しいただきました中に、上下の実態調査というものが不十分だというお話が一つございました。私は、このことにつきましては、いままであまり聞いたことがなかったものでございますので、今後の研究というものが大気汚染等に非常に大きな影響を持つことならば、これは真剣に取り組まなければならない問題ではないかというふうに聞かせていただきました。このことにつきまして、もう少しお教えいただきたいとい……
○坂口委員 最近の物価高あるいはまた石油問題を中心にしまして、来年の経済成長率の見込みの問題がいまいろいろと言われております。きょう午前中にもこの問題が確かに出ました。けさからの議論を聞いておりますと、まだはっきり固まっていないという御回答でございましたけれども、しかし、現在の情勢から推して、労働省としての四十九年度の成長率の見込み、それからそれに対する失業者がどれくらいなものになるかというあらあらの見当というものはつけておみえになると思うのでございます。その点につきましてまず再度お聞きをしたいと思います。
【次の発言】 私どもも、できる限りこの問題がスムーズに進みまして問題が少ないことを願っ……
○坂口委員 私も、きょうは生活保護の問題を取り上げてやりたいと思っておりましたが、いま食費の問題等につきましては寺前議員から出ましたので、できるだけ重複は避けたいと思いますが、しかしいま議論が出ておりましたとおり、非常にいまの議論は重要な部分だと思いますので、一つだけ私も念を押させていただきたいと思います。 生活保護法の、この法律の最初の目的に「その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。」こうなっておりますね。その「最低生活」とは三条に「この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができ……
○坂口委員 先日予算委員会で労働大臣には身体障害者の雇用問題につきまして少しだけ質問をさせていただきましたが、時間がございませんでしたので、きょう引き続いて質問をさせていただきたいと思います。 先日も申しましたとおり、最近の物価狂乱の中で特に身体障害者の皆さん方、非常にいろいろの面で影響を受けておみえになるわけであります。そういう面から考えましても、どうしても一日も早く身体障害者の皆さん方に適当な職場についていただけるような環境づくりをしていくということが非常に重要ではないか、こう考えるわけでございます。先日も少し質問いたしまして、多少きょうダブるところがございますが、民間企業の雇用率の達成……
○坂口委員 われわれ日本人は、戦後早くも三十年の歳月を迎えようとしているわけでございますが、戦争のなまなましい記憶を一面では忘れかけようとしておりますが、また反面におきましては、戦争が何であったかということを新しい立場から、かえってはっきりとした全体像を把握できるときを迎えているのではないかと思うのであります。いまこの戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を見ますときに、あらためて基本的な立場を考え直すべきときではないかと思うわけでございます。 まず、この中にあります事変地または戦地の考え方でありますが、どういうことを基準にして事変地あるいは戦地というものを定めていくのか、この辺……
○坂口委員 前回身体障害者の雇用問題を少し質問させていただきましたが、続きまして、この問題もう少しきょう質問させていただきたいと思います。 前回にも、民間企業の雇用率の達成状況が一・三%に達していないということ、特に大きい企業においてこの達成率が悪いということなどをあげまして質問したわけであります。また官公庁におきましても達成状況は必ずしもいいことはない。特に政府関係の各省の雇用状況等もお聞きをいたしましたが、省によりましてはかなり落ちているところもあるわけであります。たとえば経済企画庁なんかは〇・九%でございますし、沖繩開発庁はゼロでありますし、環境庁は〇・七三%、公安調査庁は〇・一〇%、……
○坂口委員 先日来大臣に対しまして、身体障害者の問題を何度か質問をさせていただきましたが、この法案を見せていただいておりまして、やはり身体障害者の問題がひとつどうしても聞きたいというふうに思ったわけでございます。
この法案の中に高齢者の問題につきましてはかなりの部分が出ております。しかし、身体障害者の雇用促進の問題というのはこの中ではあまり取り扱われていない、あまりというよりも取り扱われていない、この点についてどういうふうにお考えになっているか、まずお伺いをしたい。
【次の発言】 誤解のないように、私どものほうも考え方をはっきりさせておかなければならないと思いますが、この雇用改善事業あるいは……
○坂口委員 四党提案の援護法につきましてはけさからるる述べられておりますし、私、割愛をさせていただきたいと思います。
まず最初にお聞きをしたいと思いますのは、先ほどからもいろいろ出ておりましたが、認定疾病の問題でございます。被爆者の方々と一般の方々との間に疾病像にどのような変化を来たしているかということをまずお聞きをしたい。これは原爆が落ちました当時じゃなしに、現在におけるところの被爆者とそして一般の方々との間にどういうふうな疾病等の差が出ておるか、こういうことを先にひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 決してそういうむずかしいことじゃなしに、たとえば高血圧が非常に多いとかあるいはま……
○坂口委員 こまかな問題になりますけれども、二、三お聞きをしたいと思います。
労働安全衛生法の第六十五条で定めるいわゆる作業場というのがございますが、この政令で定められておりますものには十種類がございます。今回のこの作業環境測定法案においては、五種類を測定検査の対象としているということを聞いておりますが、これはなぜ減らされたのか、その点をひとつお伺いをします。
【次の発言】 いまのお話もわかるわけでありますが、この作業環境の測定をするというのは、測定をする人のテクニックがやすいとかむずかしいとかということではなしに、そこに働く人たちにとってそれをきちっと整理をしておかないといけないかどうかと……
○坂口委員 結核予防法のほうからお伺いをしたいと思います。 御承知のように結核患者の推移は、この法律案等の中に内容にも盛られておりますように、登録患者というのは年々歳々減ってまいりました。これはもう事実でございます。発生状況にも著しい変化が見られてまいりました。地域やあるいは年齢、社会階層別に見ます患者の偏在化ということも著しくなっていることも事実でございます。しかしながら、患者発見の効率の面から見ますと、学校検診や一般家庭婦人等の検診の間隔の延長をするということにはならないと私どもは思っております。 まず最初に、学校検診のいわゆる健康診断が今回から毎年というのが政令事項になるわけでありま……
○坂口委員 まず国民の祝日に関する質問からひとつお伺いをしたいと思います。 昨年、国民の休日に関する法律ができまして、口の悪い人は、去年の政治の中で一番よかったのはこの法律であって、日曜日と祭日が重なった場合に翌日が休みになるという、これだけが唯一のよい法律であったという人もあるぐらい、たいへんな反響をも呼んだと思うわけであります。 この国民の休日に関する法律の第三条、それから労働基準法の第三十五条、三十七条のところに、いわゆる休日に関することが詳しく述べられております。国民の休日に関して規定されているわけでありますが、大きい企業等の労働者、この方々は祭日、いわゆる日曜と重なった場合には翌……
○坂口委員 昨日から人口問題等につきましていろいろこまかな議論がされました。あらあら浮き彫りにされている問題もございますので、まず大臣に一応確認をしておきたいことから入らせていただきたいと思います。 人口問題につきましては、昨日も、そしてきょうも、いろいろと御議論がございました。この日本だけではなしに、世界の人口がだんだんとふえつつある、結局、今世紀末には現在の倍の七十億近くにもなる、あるいはそれを突破するかもしれないという推測がございます。その中において、日本もおそらく一億四千万前後のところにはいくであろうという推測がございます。そういった中で、人口問題をどうすべきかということについてはな……
○坂口委員 昨年末の石油危機がありましてから、日本の外交がどうあるべきかということにつきまして、あらためて問い直されているわけでございます。特に、田中総理が一月に東南アジアに訪問をされるに及びまして、特に低開発国に対する日本の責任の重さというものがだれ人の胸にも痛切に感じられているわけでございます。その東南アジアにおけるいろいろのあの反日感情、田中総理に対しますところのあの暴動化いたしました反日感情、この原因につきましてはいろいろあろうかと思いますが、しかし、何と申しましても、その大きなものは、やはり日本の、東南アジア諸国に対します援助のあり方、常にひもつきであり、日本のための援助である、ある……
○坂口委員 公害健康被害補償法がようやく九月一日から正式にスタートすることになったわけでありますが、現在とられております他の社会福祉制度等に比べますと、高い給付水準等も中には見られるわけであります。しかし、問題点もまた多く含まれていますことは、この法律が誕生しますときにもいろいろの話題を呼んだところでありますし、きょうは、それらの点には触れませんけれども、多くの政令の決定によりまして、実際の運用上起ころうとしております幾つかの点につきましてお聞きをしたいと思います。 まず、その中の遺族補償の面でありますが、たとえば一家の大黒柱が死亡いたしましたときに十年間の年金、それ以外は一時金というような……
○坂口委員 各参考人から排気ガス規制に関する現状、あるいはまた考え方についてお聞かせをいただいたわけでありますが、大別いたしまして、技術的には新しいエンジンシステムに重点を置くというお考えと、従来のエンジンの改良とあと処理装置の組み合わせに重点を置かれるものとがあるように承りました。また各社とも、五十一年規制には対処できないとの御見解を示されたわけでございます。特にトヨタ自動車さんからは、五十年規制を二年間延長してほしいというような具体的な提案もあったわけでございます。また各社からは排気ガス規制に対する研究費の額でありますとか技術人員数、特に先ほどの御質問のように、こまかな点が発表になりました……
○坂口委員 最後の質問者でありますので、できるだけ時間を詰めてやらしてもらいたいと思います。
きょうは、一つお伺いしたいのは、公害によっていままでに集団移転というのが二、三行なわれたことがあると思います。この集団移転の問題が最近また随所で話題になっているわけであります。そこで、現在まで、これは全部でなくてけっこうでございますが、この公害による集団移転が行なわれた二、三の例をひとつおあげをいただいて、その中で公害防止事業によって行なわれたものがあるかどうか、その点についてひとつ御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 いままでは公害防止事業によって行なわれたものはないという御答弁でござい……
○坂口委員 医療費の問題が最近の大きな話題になっているわけでございますが、先日、診療報酬再改定の諮問案が提出をされまして、二月の改定に続いて行なわれようとしているわけであります。この医療制度全体の中での位置づけでありますとか、あるいはまた漏れ聞くところによりますと、改定幅は大体一六%前後というようなことでございますが、厚生省としてこれに対してどのようにお考えになっているのか、全体的なことからひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 今回の改定が緊急改定であるというお話でございましたが、この諮問案の中でいわゆる病院とそれから診療所の格差というものが一応四・四%というふうに出されてい……
○坂口委員 最後の質問者になりましたし、たいへん時間もおそくなってまいりましたので、できるだけ簡潔に申し上げるつもりでおります。したがいまして、御答弁のほうもひとつ簡潔に、しかも大事なところは抜かさずにお願いを申し上げたいと思います。 きょういままでにも、狂乱物価に始まりまして、総需要抑制政策等にからみますところの失業問題、その他倒産等の問題も出ていたようでございますが、私も本年の後半から非常に倒産が目立ってまいりました繊維の問題をきょうは中心にしましてひとつ質問をしたいと思います。 九月の倒産負債総額は過去最高の千九百億円に達しておりますし、繊維だけをとってみましても、九月には製造のほう……
○坂口委員 きょうは、交通遺児の問題をやらせていただく予定でありますが、大臣の都合がございますので、後半に回していただきまして、その前に一、二、現在のこの異常物価とその中にあえぎます年金生活者あるいは身体障害者等の問題を取り上げていきたいと思います。 まず最初に、この身体障害者または児の問題でございますけれども、さきの七十一国会におきまして、いわゆる請願処理におきまして、医療費の無料化の問題がございました。その処理といたしましては、身体障害者の医療費については、いわゆる更生医療の給付で公費負担をしておりますが、心身障害者の一般疾病については、その医療費も心身障害者の福祉施策としまして公費負担……
○坂口委員 最初に長官にお聞きしておきたいと思います。 昨日の予算委員会におきまして、私のほうの矢追議員の質問に対しまして、三木総理大臣は環境アセスメントについてお触れになりましたが、その中で法律化できなくても環境アセスメントというのは進められるけれども、しかし環境アセスメントの法律化ということについて、つくることに決してやぶさかでない、こういう御答弁であったと私は思います。 そこで長官にお尋ねしたいのは、きょう長官が御決意でもいろいろ述べられましたとおり、これからの環境行政というのは、いわゆるあと追いではなしに先行した形で環境というものは守っていかなければならないという御決意であったと思……
○坂口委員 最後になりましたので簡潔に質問させていただきすので、ひとつ御答弁も簡潔に、しかも適切にお願いをしたいと思います。 けさからるる皆さん方からの御答弁もございましたし、この水島製油所の重油流出事故というのはまことに不幸な出来事であったわけでありますが、この結果はわれわれに多くのことを教えているというふうに思うわけであります。 まず最初に、昭和四十六年の十一月にリベリアのタンカー、ジュリアナ号の事件がございまして、七千キロリットルでございましたか、流出した事件がございました。そのときに、その後でいわゆる国の確認事項というのがつくられたと聞いておりますが、これがどんなものであったか御存……
○坂口委員 時間が限られておりますので、二、三問だけ重点的にお聞きをいたしますので、ひとつ答弁の方も簡潔に御答弁をお願いしたいと思うわけであります。 先般来水島の事故から四日市のコンビナート火災と、コンビナートの事件が続いているわけでございます。特に先般の四日市石油コンビナートの火災について、きょうはお聞きをしたいわけでありますけれども、この四日市の石油コンビナートは、昭和二十九年にも同様の事件がございました。このときには二十九時間燃え続けまして、このときにも大変な騒ぎであったわけでありますが、今回はしかしながら四時間半という短な時間の間に決着がつきましたものの、事によったら大変な事故になる……
○坂口委員 本会議の時間が迫っておりますので、簡潔に申し上げますので、ひとつお答えの方も簡潔にお願いをしたいと思います。 まず最初に、加藤参考人にお願いをしたいと思いますが、先ほど先生は教育の問題を取り上げられまして、技術者にとりましてもあるいは経営者にとりましても、その姿勢の中に安全性ということが優先して存在をしなければならない、私もそう考えますが、いまここで大学教育の問題をお聞きするいとまはございませんので、企業における自主教育と申しますか、あるいはまた行政における安全教育、こういった点について先生のお考えがございましたら、この際でございますので、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。
○坂口委員 参考人の皆さん方にお礼を申し上げて、質問を続けさせていただきたいと思います。 まず、安達参考人にお聞きをしたいわけでありますが、きょう最初、田中先生がちょっと最後に触れられて、時間がありませんために質問を中断されましたけれども、この養殖そのものが赤潮発生を呼ぶという因果関係があるのかどうかということが一つ。 それからもう一つは、先生が、種類によりまして害を起こす赤潮と、そうでないものとがあるということをおっしゃいましたけれども、これは多量にと申しますか、広範囲に発生する赤潮でも害を起こさないものがあるのかどうか。これは私の聞き間違いで、先生がおっしゃったのは、フグの毒のような非……
○坂口委員 一昨日、今回の赤潮による被害者の皆さん方のお話や、あるいは研究者の皆さん方のお話を聞きまして、現在の赤潮なるものの研究の状態について、あらあら理解をさせていただいたわけでありますが、いろいろお聞きしますと、かなりむずかしい問題も中には含まれていると思わざるを得ないのであります。特に赤潮発生に対する原因にはいろいろな条件がありますし、けさからいろいろ議論されております窒素、燐だけではなしに、CODの問題もあり、また自然環境のいろいろの条件もこれに加わるという、非常に複雑な形で発生してくるということがわかってきているようであります。 そこで、自然条件はいままでからあったわけであります……
○坂口委員 きょうは、地盤沈下の問題をひとつお尋ねしたいと思うわけでありますが、御承知のように、全国各地域におきまして最近、地盤沈下が非常に大きな問題になってまいりました。前回の調査によりましても、十七都道府県、二十地域において非常にこれが進んでいるという発表があったわけでございます。中公審の地盤沈下部会からも地盤沈下の予防対策について出ておりますし、その中を見せてもらいましたが、早急にこれに対する手を打つべきであるという意見書が出ているわけでございます。今国会において地下水規制の法案等も出るやに初め聞いていたわけでありますけれども、出ずに今日に至っております。この地盤沈下に対する全体的な取り……
○坂口委員 きょうは青森県の八戸市の問題を取り上げたいと思います。 長官も先日、青森県の方にお行きになりまして、いろいろお聞きになったようでございます。青森県の地方紙の報ずるところによりますと、大臣は八戸の公害の問題はまだ調査が不十分であるので、今後にまちたいというような意味のことを御発言になったということを、現地で昨日、聞いてまいりました。 まずお聞きしたいと思いますのは、現在の段階で環境庁の方が、八戸市の公害問題についてどの程度報告を受けられ、どのくらいの認識をお持ちになっているのか、その辺のところを、アウトラインだけで結構でございますから、ひとつお願いしたいと思います。
○坂口委員 きょうは、予防接種事故につきまして若干お聞きをしたいと思うわけであります。 御承知のように、社会防衛という立場から予防接種が行われてまいりましたけれども、その予防接種によって重篤な後遺症が生まれましたり、あるいはまたそれによって死亡するというような人がときどき出るというようなことで、この問題がいままで大きな問題になってきたわけであります。 まず最初にお聞きしたいと思いますことは、予防接種による事故の発生件数、これも何年前にさかのぼってということは申しませんが、この数年とかあるいはまた十年とか、どの統計でも結構でございますが、最近どのぐらいな程度にこれが発生しているかということに……
○坂口委員 参考人の皆さん方には大変お忙しい中をまことに御苦労さまでございます。お伺いしたいことの幾つかの中で、すでにもう御議論の出たものもございますし、あるいは一部重複するかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。 まず最初に、先日の一月三十一日の衆議院の予算委員会でわが党の矢野書記長が、銀行の社会的責任について質問をいたしました。その中の幾つかにつきましてもう少し詰めた議論をさせていただきたいと思うわけでございます。 一番最初に、先ほどもお話が出ておりましたが、歩積み両建ての問題でございます。先ほどお話を伺っておりますと、そういったことがないように指導をしているというお話もござ……
○坂口委員 田中前総理の問題を私の方も聞かせていただこうと思っておりましたが、いま詳しく御議論がございましたので、私の方は割愛させていただきます。 それから、昨日銀行の代表の方に参考人としてお越しをいただきまして、ここでいろいろ御意見を伺ったわけでございますが、その中で若干各参考人の間で意見の異なっておりましたことが一つございました。それは中小企業の現状についての把握でございますが、都市銀行の代表の佐々木参考人は、若干最近は落ちついていく傾向にある、こういう御意見でございました。それから相互銀行の代表の方は、なおかつ苦しい現状にある、こういう御意見でございました。また、信用金庫の代表の小原参……
○坂口委員 総裁には大変お忙しい中をありがとうございました。すでにお聞きしたいと思っておりました問題の幾つかはお話し合いの中に出ましたし、総裁もお疲れだと思いますので、その分は省略させていただきたいと思います。 そのお話の中で先ほど中小企業の問題が出てまいりまして、そのときに総裁は、中小企業は小回りがきく体制であって、いわゆる大勢に順応しやすい性質を持っているという意味の御発言があったわけであります。詳しくはもう一度お聞きをしなければわからないと思うわけでありますが、先日もこの委員会に都市銀行や相互銀行、それから信用金庫等の会長さんにお見えをいただきまして、いろいろお話を伺いましたときにも、……
○坂口委員 今回のこの相続税法におきます相続税それから贈与税の問題にからみまして、障害者控除の問題を中心にしてきょうはお聞きをしたいと思うわけでありますが、その障害者控除の問題に入ります前に、「改正案による相続税負担軽減調」というのをいただいているわけでありますけれども、相続税と贈与税の両方見せていただきますと、相続税の方は、遺産額の増加に伴う税率の累進性と申しますかカーブが、現行より若干は厳しくなっておりますが、それほどは厳しくなっていない。しかし、贈与税の方は、現行法よりも最初の方は低いですが、途中からカーブが非常に急カーブで高くなっている。累進性が非常に高いと申しますか、カーブを描きます……
○坂口委員 限られた時間でありますので、法人税その他の問題は後日に回させていただきまして、所得税の中で、特に人的控除の問題その他についてきょうはしぼってお聞きをしたいと思います。 具体的な問題に入らせてもらいます前に、先日来いろいろ大蔵大臣のお話をお聞きをしておりまして、大蔵大臣のお気持ちの中にこういう考え方がありはしないかということを一つ考えておりますので、それだけ一つ確認をさせていただきたいと思うわけです。 と申しますのは、累進課税ということに対して、先日大臣は、努力をする者が損をしない体制というような意味のことをちょっと言われたように思うわけであります。努力をする者にはやはりそれだけ……
○坂口委員 参考人の皆さんには大変お忙しい中をありがとうございます。 先ほど皆さん方のお話をお伺いいたしました中で、各参考人とも医師に対する優遇措置の問題が出まして、友末参考人もかなり厳しくこの問題について触れられたわけでございます。なかなかむずかしい面がございまして、何かタブー視されている面もございますが、重要な問題でございますので、一応もう少し深くお伺いをしておきたいと思うわけでございます。 御承知のように、むずかしいのは医療制度そのものが完全になっていないという一面がございますし、吉田参考人でございましたかちょっと申されましたとおり、患者さん負担の医療費で建設費から設備費まで全部賄わ……
○坂口委員 きょうはいろいろの角度からお聞きをしたいわけでございますが、最初に医療法人の問題をひとつお聞きをしておきたいと思います。 先日も税制調査会の副会長さんでございましたかお見えになりまして、いろいろ意見の開陳がございましたが、その中で租税特別措置に対するかなり厳しいお言葉がございまして、その御意見等も承ったわけでございますけれども、単なる診療所の七二プロの問題だけじゃなしに、医療機関全体から見ますと、かなり多種多様な税制の問題がございます。特に大きい病院、それも私立の病院とそれから診療所というものにつきましてはかなりの違いもございますし、また病院形態によりまして内容もかなり違っている……
○坂口委員 参考人の皆さん方には大変お忙しい中をありがとうございます。いま委員長からのお話もございましたとおり、時間が非常に限られておりまして、私の持ち時間も二十分ということでございますので、ひとつ簡潔にお聞きをしたいと思うわけでございます。 まず第一番に大槻参考人にお聞きをしたいわけでございますが、先ほどアンケートの調査結果を報告していただきまして、その中に在庫調整についての分野がございました。私の聞き間違いがなければ、たしか四月から六月までが四四%、そして七月から九月までが三一%というふうにおっしゃったように思います。この在庫調整は一月から三月くらいの間に終わるのではないかというふうに言……
○坂口委員 昨日、大臣から当面の財政事情についての御発言がございまして、その内容につきまして今朝来いろいろの議論があったわけでありますが、私もこの中の幾つかの点でひとつ質問をさせていただきたいと思います。 この中で大臣は、「財源面におきましては、新たな税収確保の方策について検討するほか、社会保険についても費用負担のあり方を見直す必要があります。」こう言っておみえになるわけであります。この新たな税収確保の問題についてもお聞きをしたいわけでありますけれども、厚生省からお越しをいただいておりますので、社会保険の問題を先に片づけさせていただきたいと思います。 社会保険についても費用負担のあり方を見……
○坂口委員 まず最初に総裁にお聞きをしたいわけでありますが、たばこ耕作審議会の答申を受けて昨年の九月九日に総裁は記者会見をなすっているわけであります。そのときに、来年度のなるべく早い時期に全銘柄について平均五五ないし六〇%値上げをする、これが一項目。それからその次に、比較的安いたばこの値上げ幅を大きくして、高いたばことの格差を縮めるということが一つ。それからもう一つ、特別措置を講じて低所得層や老人に対する値上げの影響を緩和する、この三つのことを言っておみえになると思いますが、これは間違いございませんか。
【次の発言】 その二番目に申しました比較的安いたばこの値上げ幅を大きくして高いたばことの格……
○坂口委員 前回に引き続きまして、若干たばこの問題を先にやらせていただきたいと思います。 葉たばこの買い入れ実績を見せていただきますと、この中には在来種あるいは黄色種、バーレー種いろいろの種類がございますけれども、この中でバーレー種というのがニコチンの含有量が少ないということが以前に言われておりましたし、それから味がソフトな上に香料をよく吸着するので最適な品種ではないかというような意見がいままでからあるわけであります。この生産あるいは買い入れ実績等を見せていただきますと、いわゆる東北地方におきましてはバーレー種がかなりつくられておるわけでありますけれども、そのほか岡山でも若干つくられておりま……
○坂口委員 参考人の先生方には大変どうもありがとうございます。 二、三の点をお聞きをしたいわけでございますが、まず第一に、今回のたばこ、酒の値上げによりまして、いわゆる消費者物価への直接の影響というものがいろいろ言われております。直接の影響としまして、たばこの場合に〇・六%というような数字が言われておりますが、これは物価全体に及ぼすいろいろの波及効果を考えますと、私どもこれだけではとどまらないのではないか、何か将棋倒しのように次々と大きく波紋を描いていくように思うわけでございますが、この酒、たばこの値上げによる消費者物価への影響についてのお考えを、お三人の先生方に一言ずつお聞きしたいと思いま……
○坂口委員 私ども公明党は、この年金問題につきましては、かねてから年金の一本化を主張しているわけでありますが、その立場からきょうの質問もすべてやらせていただきたいと思うわけであります。 幾つかの点をお聞きしたいわけでありますが、そういう一本化の立場からいたしますと、各分かれております制度間の格差が余り大き過ぎるということは非常に大きな問題があるわけでありまして、それぞれの制度がそれぞれの歴史的な背景を持っているわけでありますから、一度にこれが一本化ということはなかなかむずかしいことは私たちもよく承知をいたしておりますし、私どもがすぐそれを言いましても、皆さん方もそういうふうに歴史的なものがあ……
○坂口委員 きょうは、過日の予算委員会で五十年度及びそれ以降の成長率を三、四%前後と答弁をなすっているところから、こうした経済情勢下で福祉、社会保障等について今後どう対処をしていかれるかということを中心にお聞きをしたいわけでございますが、時間が三十分以内と限られておりますので、多くをお聞きをする時間はないと思います。 れは六月七日の日本経済新聞でございますが、「社会保障見直しの時」という特集がございまして、ここで大平大臣がいろいろお答えになっておりますが、粗々これを見せていただいたわけでございますが、その中で、「経済や財政状態のいかんにかかわらず、福祉を第一義的道標にすること自体が「病」だ。……
○坂口委員 まず、大蔵大臣にお聞きをしたいと思うわけでございますが、三木内閣の政策を一言で表現するとすれば一体何になるか。一言で言ったらどういうことでしょう。
【次の発言】 本年一月二十四日の演説の中で、総理も大蔵大臣も、そして経企庁長官も、社会的公正という先ほど大蔵大臣がおっしゃった言葉を言われました。きょうは新しい角度からこの社会的公正の問題を取り上げてみたいと思うわけであります。
大蔵大臣は、同日の演説の中で、「社会的、経済的に恵まれない人々に対しましては、極力社会保障の充実を図り、相対的に有利な立場にある人々に対しましては、税その他公共的負担の増加に耐えてもらうなど、社会的公正の確保……
○坂口委員 塩化ビニール障害につきましては、けさからも何人かの人からすでに取り上げられまして、多くの議論をされましたが、できるだけ重複を避けて、二、三の点にしぼりましてお聞きをしたいと思います。 一つは、塩ビ関係の会社で働いてお見えになります皆さん方の健康診断についてでありますが、健康診断のいわゆる診断基準と申しますか、これが非常に新しいものであるだけに、むずかしいことはわかるわけでありますけれども、ここに一つ問題がありはしないかと感じるわけであります。先日、名古屋の三井東圧にお邪魔をいたしまして、先生方にもいろいろお聞きをいたしましたけれども、やはり塩化ビニール障害に対する健康診断のむずか……
○坂口委員 地盤沈下の問題を少しやらせていただきたいと思いますが、長官も少し五時過ぎに御用があるようでございますので、簡潔に短時間でやりますので、ひとつお願いをしたいと思います。 この地盤沈下の問題につきましては、前回までのうち、具体的な例につきまして一遍、取り上げさしていただきました。全国調査のいろいろの結果も出ておりますが、どの調査を見ましても、かなりな都道府県に地盤沈下が及んでいることはもう明らかであります。この地盤沈下に対しまして環境庁は、前国会に地盤沈下防止法案を提出するやに聞いていたわけでございますが、しかし、これが結果的には提出されずに終わったわけであります。また次の通常国会に……
○坂口委員 けさからカドミの問題がかなり出たようでございますし、大蔵委員会との兼ね合いで私ちょっと失礼しておりましたので、あるいは重複するかもしれませんけれども、いまも岡本委員から、このカドミの問題が出されました。私も、この自民党からの「カドミウム汚染問題に関する報告」を読ませていただきました。いまも話に出ておりましたが、ここで意見を聴取したとおっしゃる十一名の先生方が中心になって、昭和四十六年、七年、八年、三年間、環境庁の研究委託を受けて研究なすった論文集等がございますが、それ等も実は見せていただいた。またパンフレット、自民党の方の報告書にも載っております(学者意見の要約)というところの後の……
○坂口委員 私も少し輸出入銀行の問題に触れさせていただこうと思っておりましたが、小林議員から非常に詳しい質問がありましたので一言だけ承って次にいきたいと思います。 いまいろいろと御答弁がありまして、最後に大臣からも御答弁があったわけでありますが、あの四十七年の十月前後の時期に、たとえば田中・ニクソン会談が持たれる、そしてその後にトライスター購入が決定する。あるいはまた児玉譽士夫の領収証があの辺に集中しているというような諸般の事情をずっと時間的に並べてみましたときに、少なくともあの時期にこの輸銀法の改正案が出されたし、時期的な問題と、ここに一つの大きな疑惑を生む原因があったのではないかというこ……
○坂口委員 これはことし一月二十九日、予算委員会のときの大平大蔵大臣の発言でありますが、この中でも大蔵大臣はわが国の国民の租税負担について触れておりまして、中央地方を通じ先進諸国に比べると低位にある租税負担、このことを大蔵大臣はいままでにも再三述べておみえになるわけであります。このことについてまずお伺いをして議論に入っていきたいと思うのですが、皆さんの側と申しますか、大蔵大臣はこういうふうなことを述べておみえになるわけでありますが、皆さんの方もこれと同じ考え方かどうかということ、この辺からまずお聞きしたい。
【次の発言】 がまんできないほどではないということと非常に低位にあるということでは、大……
○坂口委員 昨日も、大臣お見えになりませんときに、この減税の問題は私も少しやらせていただきました。前回に大臣にお聞きいたしましたときにも、大臣は、心を鬼にして減税はやらない、こういうお考えを述べられたわけであります。いまもお話がありましたように、現在の財政状態というのはノーマルな状態ではない、アブノーマルであるというお話でございます。ひとつ、ノーマルな財政状態というのは粗々どういうふうな状態のときにノーマルとお考えになるのかということが一つ。 それからいま財政的に余裕がない、そうしてまた景気回復については公共事業の方がより現在に適しているというお考えを述べられたわけでありますが、一方、公共事……
○坂口委員 非常に限られた時間でございますので、輸銀総裁等に対する質問は午後に回させていただきまして、大臣に二、三だけお聞きをして終わりにしたいと思います。 昭和四十七年の輸銀法の改正がありましたときのその理由の大きな柱として、外貸減らしということが大蔵省当局からも言われていたわけであります。今回の改正案を拝見しますと、昭和五十一年度予算だけを見ましても、対前年度比で輸入が六七・五%、それから輸出の方が一八〇・九%となっておりまして、輸出振興型あるいは外貨ふやしという言葉が言えるかどうかわかりませんが、そういうことも言えるような内容ではないかと思うわけであります。現在、輸入よりも輸出超過とい……
○坂口委員 大臣お見えになります前に、ほかの分からひとつお聞きしたいと思います。
来年度の予算編成のことにつきまして、最近新聞等にも若干出ておりますが、細かな問題はさておきまして、来年度予算編成に臨まれます態度、それからその大きな柱というものについて、まずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 それじゃ大臣お見えになりましたから、順を追ってお聞きをさせていただきたいと思います。
サンフアンの七カ国首脳会議の問題、きょうトップバッターの方のお話にもございました。これに臨まれます前、日本の政府の対処する方針としていろいろのことが報道されておりましたが、その中で、主要国は政策調整のための協調を……
○坂口委員 多方面についての質問を関係大臣にお願いをしたいと思いますが、まず最初に、ロッキード関係の質問を短時間行わせていただきまして、後、公害、廃棄物等の問題に入っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず最初に、副総理にお願いをしたいと思いますが、昨日、第二回の証人喚問がございました。深刻な対立等の現象もあらわれたわけでありますが、国民の疑惑はますます深まるばかりであります。副総理は、昨日までの証人喚問をどのように評価し、どのようにお受けとめになっておいでになりますか、お聞きをしたいと思います。
【次の発言】 副総理も昨日の証人喚問では事態が進展したとは受けとめられないと……
○坂口委員 私の持ち時間は短時間でございますので、二、三しぼってお伺いをしたいと思います。 先般の十七号台風のときにも、岐阜県のように長良川等の決壊によりまして床上浸水等が非常に広がった地域もございますけれども、ああいう形ではなしに、河川の決壊はないにもかかわらず、かなり多量の雨が降りましたために床上浸水あるいはまた床下浸水を来した地域がたくさんあるわけであります。これは言わずもがな地盤沈下とかなり関係していることも事実でございまして、ぜひ地盤沈下に対する取り組みというものを前進させなければならないということを痛感をしたわけでございます。 私は、前国会におきましても、この地盤沈下防止法案の……
○坂口委員 通告をいたしてありませんが、先ほど老人医療の問題が出ましたので、私も一言だけ触れさせていただきたいと思います。 大臣の方から老人医療に対するお考えをるる述べられまして、現在の段階ではまだ白紙だというお話でございますが、いろいろお聞きをいたしておりますと、白紙は白紙ですけれども、できることならという気持ちが何となく大臣の言外に感じられるわけでございます。私のインスピレーションが間違いであれば幸いでございますけれども、そういう感じを受けるわけであります。ただ、大臣としては、医療費の中で老人医療費が年々歳々大きな分野を占めていくということに対していろいろと検討しておみえになろうと思いま……
○坂口委員 二十分だそうでありますので急いでやります。 大蔵省の中期財政展望によりましても、昭和五十五年度末の国債残高が五十兆円にも及ぶ。その中で赤字国債の累積額が十一兆円、少なくとも十一兆円にはなるという試算がされておるわけであります。この多額の国債に対する償還計画が具体性を欠いているということにつきましては、もういままで何度か指摘をしてきたとおりであります。この解決は、景気の回復もしくは税制の改革、こういったこと以外にないわけでありまして、景気の回復につきましては一昨日でありましたか、質問いたしまして、大臣からどちらかといえば強気の、このままでも十月から十二月にかけての景気はまずまず回復……
○坂口委員 先日の予算委員会で、長官に、地盤沈下の問題を一言聞かせていただきまして、余りにも時間がなかったものですから多くお聞きすることができませんでした。きょうもそれほど多くの時間があるわけではございませんが、もう一言だけ聞いておきたいと思います。 予算委員会でも長官は、何とか今国会の中で成立を期したいという決意を表明されましたし、総理大臣も、各省庁の意見というものをまとめたいというふうな御意見であったと記憶をいたしております。それからしばらく時間的な経緯もありますけれども、特に、お聞きするところによりますと、通産省とのいろいろの問題があるようでございますが、それ以後の経緯等あわせてお答え……
○坂口委員 長官御用があるということでございますので、初め二十五分の間だけひとつ御出席をいただきたいと思います。 環境庁で今国会に提出される予定になっております重要法案、その中に環境アセスメント法案、地盤沈下防止法案があります。この二つの法案、いままで非常に重要視をされまして、各都道府県でもぜひ早く提出をしてほしい、そして早く法律をつくってほしいという意見があったわけでございますが、なかなか意見の一致を見ずに、出そうでなかなか出なかったという、二つともしろものだと思うわけです。ようやく国会も前半の方を終わりましてやがて後半、もうすでに後半に入っていると言ってもいいかもしれません。そういう状態……
○坂口委員 二十分少々の時間でございますし、大変夜も更けてまいりましたので、簡潔にお聞きをして簡潔にお答えをいただきまして早目に切り上げたいと思います。
日本の経済の最も重要な時期に差しかかったこのときに大蔵大臣を引き受けられましたわけでありますが、それだけに大臣は大きな自負もお持ちになっているだろうと思うのです。大臣が今日から向こう数年間どういうふうな物差しで、どのようなことを尺度として経済のかじをとっていこうとお考えか、まずお聞きをして、質問に入っていきたいと思います。
【次の発言】 そこで、最近新聞等にも伝えられておりますように、日本の円に対する圧力というものが非常に強くなってきている……
○坂口委員 大臣、きょうの各新聞等にも大きく報道されておりますように、日本製カラーテレビに対する米国のITCの記事が大きく出ております。いわゆる関税大幅引き上げ勧告の記事が出ておりますが、これは日本の関税ではなしに、海を越えたアメリカのことでございますので、今日のこの法案審議とのかかわりの中で議論をするのはどうかと思いますけれども、しかし同じ貿易という土俵の中での問題でございますので、あえて一言だけお聞きをしておきたいと思うわけでございます。日本側の貿易に対する姿勢というものもございますが、関税というものを一つの保護貿易の道具として考えているともとれないことはないわけでありまして、アメリカ側が……
○坂口委員 一兆円減税の話がああいう形で、与野党合意の形で幕を閉じまして一応の決着を見たわけでありますけれども、私ども、上積みの額が三千億でありますとか五千億でありますとか、あるいは合計で一兆円になるとか、その額もさることながら、何をどう改革をして得た減税かというところに一つの大きなウエートを置いていたわけであります。全体から見ますと減税ではなしに税制改革ということを野党の方は訴えていたわけであります。その中で三千億という一つの額は決まりましたが、その中身の税制改革といったことには今回は一応手をつけられずに上乗せされた形になった、そこに私どもとしては一つの不満を残すわけであります。ただ一つ、細……
○坂口委員 参考人の皆さん方には大変お疲れのところ恐れ入りますが、引き続いてよろしくお願いを申し上げます。 まず最初に、牛嶋参考人からひとつ先にお願いをしたいと思いますが、先ほど先生は減税論をめぐる三つの問題点を御指摘になりました。その中で、低成長の経済運営と景気調整減税という問題をまず最初に挙げられました。そのほか、長期に見るときの増税をどうするか、それから税の自然増収というものをどう配分するかという、ざっと三点についてお触れいただいたと思いますが、時間の関係もありまして、その中で第一の問題点、特に低成長の経済運営と景気調整減税、この点さらっとお触れをいただきましたので、ひとつもう少し詳し……
○坂口議員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま提案されております所得税法及び有価証券取引税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び概要を御説明いたします。 政府が提出されている税制改正は、所得税の超ミニ減税、不公平税制の糊塗的な是正であります。このうち、所得税の減税については、その後の各党折衝の結果、昭和五十一年度の納税者に対し、税額控除による戻し税で三千億円の上積みが決定いたしました。もちろん、この額については従来からわれわれの主張である生活費に課税せずの原則、物価調整減税、景気浮揚対策など、国……
○坂口委員 お伺いをしたいと思いますことの幾つかが、きょう午前中、そしてまたただいままでの議論の中でかなりたくさん出てまいりましたので、でき得る限り重複を避けさせていただきたいと思いますし、それからもう一つさらに突っ込んでお聞きしたいということだけ重ねてお聞きをしていきたいと思います。 貴金属の中でも特に国際金融上重要な意味を持つ金資産の処理に対する法案の審議になるわけでありますが、初めに、先ほどもこれはちょっと出ましたが、金の相場について伺っておきたいと思うわけであります。 と申しますのは、最近、各個人の方の中にも、金は非常に安定した投資対象だというのでかなり購入をされている方がふえつつ……
○坂口委員 各参考人には大変お忙しい中を、きょうはまことにありがとうございました。限られた時間でございますので、すべての参考人の皆さん方にお聞きをしたいわけでございますがそこまで時間的余裕はないと思いますので、三、四名の参考人の皆さん方にお聞きをすることになるかと思います。 まず、井手参考人にお聞きをしたいと思います。先ほどいろいろお話をいただきました中で、一つは所得弾性値を高めるような増税措置の必要性ということをお話しいただきまして、先生もう少しお話があるようでございましたが、時間的な制限がございますので後半少し割愛をされたようでございましたので、この辺まことに興味のあるところやございます……
○坂口委員 財特の質問に入らせていただきます前に、少し外れますが、一つだけ大蔵大臣にお伺いをしておきたいと思います。
それは、この数日来、連日新聞にも出ておりますが、いわゆる円高の問題がございます。
いよいよ一ドル二百七十円ラインというところに参りまして、だんだんと議論も高まってまいりました。日銀の方は、極端な相場の乱高下を避けるための市場介入というのはランブイエ精神にも反しないという立場をとっておみえになるようでございますが、これは大臣としての御所見をまず一つだけお伺いをして、次の問題に入らせていただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、現在の状態では乱高下という定義の中に……
○坂口委員 公明党・国民会議を代表しまして、議題となりました昭和五十二年度の公債の発行の特例に関する法律案の原案及び修正案について、反対の討論を行うものであります。 本法案に反対する理由は、まず第一に、政府が五十二年度を財政再建元年とすることを公約しながらその努力を怠っていることであります。 わが国の財政事情がきわめて憂うべき状態にあることは、いまさら私が申し上げるまでもなく、昭和五十年度より赤字国債の発行額が年々増加し、しかもきわめて具体性を欠く政府見通しですら、今後三年間、すなわち昭和五十五年度までこうした状態から脱却できないことは明らかであります。 このような財政難を招いた最大の原……
○坂口委員 国際開発協会は、一九六〇年創設以来、主として貧しい開発途上国に対して融資を行ってきたわけでありますが、最初に、もう少し枠を広げた議論の中で、基本的なことを一つお伺いしておきたいと思うのです。 それは、援助、融資をします側の国も西側の自由主義国に現在の場合限られておりますし、それから、融資する対象国も現在のところ自由主義国がほとんどである、ざっと国を見せていただいたときにそう感じるわけです。経済援助というものは、慈善事業ではないんだという立場で、政治的なにおいというものを非常に今後強めた中で行うのか。それとも、この経済援助というのは、社会保障の国際版であるというような立場から、政治形……
○坂口委員 今回の共済年金の議論ほどいつになく意見が大きく出たことはございません。先般、自民党の加藤議員が取り上げられまして一石を投げかけられたわけでありますが、私が考えておりますことと、議員がお考えになっておりますことと、その内容につきましてはいささか違いがあるかもしれませんけれども、一石を投じられたというそのことにつきましては私は評価をしておる一人でございます。 それにいたしましても、いつも歯切れのいい大蔵省の答弁が、どうもけさからお聞きいたしておりますと、お話がいささか回りくどいと申しますか、よく言えば非常に丁寧でありまして、聞いております者にはいささかわかりにくいという感じがするわけ……
○坂口議員 ただいま議題となりました貸金業法案について、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 昭和四十年代に入って貸金業者は、資金融通の簡便性を特徴とするいわゆるサラリーマン金融の進出によって著しい増加を見ております。 このようなサラリーマン金融に典型的に見られる貸金業者の消費者金融分野への進出は、それが盛んになればなるほど、資金需要者の金融に関する知識が乏しいこともあって不正金融事例等の発生が年を追って著しく増加しております。 今日の多様化、複雑化している国民生活の中にあって緊急の出費や一時的な資金需要はますます増加してきております。それを借り入れによって賄わなければならない場合……
○坂口委員 五十一年度補正予算と景気問題からお伺いをしたいと思います。 この五十一年度の景気が中だるみ状態になってきたということは、昨年の後半からこれは明らかになっていたわけでありますけれども、私ども大蔵委員会等で大蔵大臣にいろいろこの点を聞いたことがありますが、これは前大平大蔵大臣のときでありますが、大平前大蔵大臣は、そうじゃなくて、これは中だるみではなくて、景気回復は一直線に行くわけではなくて、ジグザグと行くのだから、そのジグザグの一つのひだである、こういう答弁をなすっていたわけです。しかしながら、その景気回復のひだは余りにも大き過ぎた、なかなか上へ行かないということは次第に明らかになっ……
○坂口委員 総理、今回のこの税制の、減税の上積み、このことについて、もう少しわれわれとしてはすっきりとした形で一兆円減税ということを言っていたわけでありますけれども、まあ何となく喜んでいいのかどうかという非常に中途半端な感じを受けるわけであります。めでたさも中ぐらいなりという俳句がありますけれども、満足も中ぐらいなりおらが春というような減税でありまして、全体について、まず総理大臣、どういうふうにお考えになっているか、一言お聞きをして質問に入りたいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣、先ほど不公正税制について少しお答えになりました。野党の主張というものは承っております。それを検討いたしますという……
○坂口委員 まず最初に、赤潮の問題から私もお聞きをしていきたいと思います。 けさからいろいろ御議論がございまして、私がお聞きをしたいと思っております問題の幾つかはすでに議論をされたわけでありますが、けさの議論の中で後継法の問題が出まして、幾つかの議論がなされました。その中で、現在あります特別措置の後継法として瀬戸内海独自のものをつくるか、それとも東京湾あるいは伊勢湾等を含めた閉鎖性水域全体のものをつくるかということが話題になっておりましたが、けさお聞きしました感触では、皆さん方としても閉鎖性水域全体に当てはまる法律づくりというものの方向を目指しておみえになるように私感じたわけでございますが、……
○坂口委員 私も最初に一言だけ総理のデノミ論議に触れさせていただきたいと思います。 先ほど大蔵大臣から、現在のところデノミに踏み切るつもりはないという御発言、また総理も同じようなお考えだという意味の御発言があったわけでございますが、きょうの新聞あるいはテレビ等から私ども推察する以外にはないわけでございますけれども、きょうの新聞等を見せていただきますと、総理が幾つかの条件をお出しになっている。たとえば、不況業種を除くところの一般業種の稼動率八五%以上ということをおっしゃったり、あるいはまた六・七%の経済成長率を達成した後の経済安定に移行してからというような意味のことをおっしゃったり、それから経……
○坂口委員 総裁には大変お忙しい中をきょうは御出席いただきましてありがとうございます。 ただいまも議論があったわけでございますが、前回この委員会に副総裁がお見えいただきまして、もう一度公定歩合の引き下げがあるのかどうかという議論をさせていただいたわけでございます。そのときには副総裁も、そういう必要性は少なくとも現在の時点では認められない。先ほど総裁がおっしゃいましたように、八月におきます短期経済観測の結果を見てから決定はするけれども、少なくとも現在はそういうところは認められないというお話がございまして、お話を聞いております限りにおきましては、どちらかといいます。と、日銀側としてはその必要性は……
○坂口委員 昨日、わが党の宮地議員が大蔵大臣に対しまして、来年度予算の編成に当たっての御意見を承ったわけであります。大臣は、現在鋭意進めているところだということで、具体的なことはお触れにならなかったと私、そばから聞かせていただいたわけであります。
きょうある新聞を拝見いたしますと、「福田首相の来年度予算の年内編成指示を受けて大蔵省は二十五日、編成方針の骨格をまとめ、直ちに作業に入った。」という記事が出ているわけであります。これは事実こういう段階に来ているのかどうかということをまず一つお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 新聞に出ておりますこと、これを全部決定をしているということではないと……
○坂口委員 まず、新大臣の御就任を心からお祝いを申し上げたいと思います。 けさからいろいろの議論を聞かせていただきました。それに加えて若干の質問をさせていただきたいと思うわけでございます。 前大蔵大臣にも実はお聞きしたことでございますが、来年度の予算につきましてのお話を伺いましたときに、前大蔵大臣は、いまデッサンをかいているところである、こういう表現をされまして、そのデッサンとは何かということを聞きましたら、まあ何はともあれ国債発行額を三〇%以内におさめて、何とかして少しでもそれを下げたい、このことを一番中心に考えているというような御発言がございました。きょうは、朝からの新大臣の議論を聞か……
○坂口委員 最初に、長官に対して二、三御質問を申し上げて、具体的な問題に入らせていただきたいと思います。 けさからもいろいろ御議論がございましたけれども、最近、環境庁を取り巻きますいろいろの状態というのは、必ずしも好ましい方向に行っていないとわれわれ考えているわけであります。一つは、環境アセスメント法案にいたしましても、あるいはまた地盤沈下法案にいたしましても、それからまた、その他環境庁の重要法案と思われますものが、もうこの次は出す、この次は出すと言いながらそれが現実に日の目を見てこない。こういったところから、果たして環境庁はやる気があるのであろうかという厳しい意見があちこちで起こるのは、こ……
○坂口委員 参考人の皆さん方には大変お忙しいところをきょうはありがとうございました。 与えられました時間が非常に限られておりますので、各参考人一問ずつ基本的な問題をお聞かせをいただいて終わりにさせていただきたいと思います。 まず最初、古賀参考人にお伺いをいたしますが、先ほどいろいろのお話の中で、瀬戸内海が温暖の地で居住地域としてもまた産業の立地上から見ましても大変恵まれた地域であるというお話がございましたけれども、それは私もおっしゃるとおりであるというふうに思うわけでございます。それだけに、この環境が共通の財産であり、多くの人が住めば住むほど、あるいはまた多くの産業がそこに存在すればするほ……
○坂口委員 遅くなってまいりましたので、できるだけ早く終わりにしたいと思いますが、きょうは厚生省の方と水産庁の方にお越しをいただいて、特に内湾の関連の問題を質問をしたいと思います。 二百海里時代に入りまして、内湾における浄化ということが非常に大きな問題になってまいりましたが、ただ、いままでのような目に見えて水が汚れる、海水が汚れるというだけではなしに、その中に含まれるいろいろな細菌分、しかもまた、ハマチ養殖等がたくさん行われるようになりましたために、耐性を持った細菌が非常にふえる、あるいはまたいままで見られなかったような細菌やビールス等がふえてくる、あるいは寄生虫がふえてくる、こういった意味……
○坂口委員 この瀬戸内海法は非常に幾多の屈折を経て提出されたわけでありますけれども、その間、皆さん方大変いろいろ御努力をしていただいたことには敬意を表するわけであります。 俗っぽいたとえでありますけれども、できました子供の顔を見て、もう少し鼻筋が通っていたら、目 元がぱっちりしていたらということは考えないでもありませんけれども、とにもかくにも生み出してもらった、よくぞ五体満足に生んだという妻に対する敬愛の気持ち、そういう心境に似たものもございまして、大臣以下、御努力をいただいた皆さん方に敬意を表します。特に二瓶局長の御努力に感謝をいたしますが、ほめるのはそれぐらいで、残りは文句ばっかりでござ……
○坂口委員 各参考人、大変お忙しい中をきょうは御出席をいただきましてありがとうございます。 まず岩崎参考人からお聞きをさせていただきたいと思いますが、先生の伊勢湾における赤潮のいろいろの御研究の結果を先ほど細かく聞かせていただいたわけでございます。先生のお話を聞きまして、赤潮に対する原因と申しますか、その要因というものがかなり明らかになっているということを私どももわからせていただいたわけでございますけれども、さてこれを防いでいきますためにどの程度これを抑えていけばいいのか、それはもちろん窒素にいたしましても燐にいたしましても、ゼロ近くに持っていけばいいんでしょうけれども、それにも限度があると……
○坂口委員 大臣の所信表明なり、あるいは先日来の予算委員会におきます大臣並びに総理等のお話を伺っておりますと、すべてのお話が、減税というのがいかにむなしいものであるかという一点に集中をしているように思うわけです。 いまも貯蓄の論議がございましたけれども、確かに貯蓄が非常に年々歳々、パーセントにおきましても額におきましても、上がってきているわけです。いま大臣は、貯蓄が上がるということはやはりそれだけのニーズがある、その結果として出てきたものだというふうに言われました。確かにニーズがあって貯蓄がなされていることは私も認めますけれども、それでは一体なぜニーズが起こるかという、そこのところに対する論……
○坂口委員 大分時間も遅くなってまいりましたので、できるだけ短縮をしまして質問をさせていただきますが、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 今回のこの租税特別措置、いろいろな問題、改正案を含んでおりますが、きょうは総論的なことだけをお聞きをいたしまして、各論的なことはまた同僚議員からお聞きをするという形にできるだけしたいというふうに考えておりますので、お願いを申し上げます。 まず最初に、大臣にお聞きをしておきたいと思いますが、昨年の昭和五十二年度の減税議論のときに幹事長、書記長会談で、不公平税制の改廃というのが一つの約束になりました。この法案は、それにのっとったと申しますか、そのことも……
○坂口委員 参考人の皆さん方には、大変お忙しい中をきょうは御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 時間が非常に切迫いたしておりますので、引き続き質問に入らせていただきますが、先ほど皆さん方のお話をお伺いをさせていただきますと、中に電力さんでありますとか業種によりまして、いろいろニュアンスの違いはございましたけれども、全体的に設備投資につきましては積極的に五十三年度も進めるという形よりも、むしろ全体の様子を見ながらというニュアンスが強かったように感じたわけでございます。しかもその投資の内容につきまして、多くの皆さん方がお触れになりましたけれども、その内容につきましても合理化ある……
○坂口委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について、反対の態度を表明し、討論を行うものであります。 昭和五十三年度税制改正については、わが国が直面する経済、財政情勢から勘案して、景気回復に積極的な役割りを果たすことを主目的としながら、一方では財政の健全化にも展望を開くことが課題とされていたのであります。 この意味から、政府が本法案において、いわゆる住宅ローン減税、投資減税、円高で被害を受けた中小企業への繰り戻し還付の特例、法人関係の租税特別措置の整理合理化などについて措置されたことには……
○坂口委員 石油税法案につきまして、引き続き質問をさしていただきたいと思います。この法案に対する賛否は、きょう御答弁いただきます内容によって決定いたしますので、ひとつ的確な御答弁をいただきたいと思います。 まず最初に、単純なことをお聞きいたしますが、石油の若干の備蓄が必要なことは私も認めるわけでありますけれども、その九十日備蓄というのがなぜ必要なのかということがよく理解ができない。なぜ九十日必要なのか。あるいは今度国の方で十日間の備蓄をして、百日備蓄と言ってもいいのかもしれません。ここまでの備蓄が本当に必要なのかどうかということがよくわからない。この辺のところを、通産省の方もお越しをいただい……
○坂口委員 総裁には大変お忙しいところありがとうございます。 まず最初に、基本的な問題を一つお聞かせをいただきたいわけでございます。 先日、この委員会におきまして、総理の出席を求めましていろいろ質問をしたわけでございますけれども、そのときに私の方の宮地議員の質問に対しまして総理は、現在のこの円ドルレートの状態について、これは円高というよりもドル安なんだ、このドル安を非常に強調になったわけでございます。先ほど若干大臣からの答弁にもこの問題は含まれておりましたけれども、これをどう見るかということによりましてその対応の仕方もまた大分変わるのではないかというように思うわけでございます。総理がおっし……
○坂口委員 昭和五十三年度における財政処理のための公債の発行及び専売納付金の納付の特例に関する法律案につきまして、若干の質問をしたいと思います。 けさからも議論がありましたが、特例に関する法律案ということになっておりますけれども、これは数年来毎年出ておるわけでありまして、もう通例に関する法律案と名前を変えてもらわなければならないような気がするわけでございます。 福田総理は、今回のこの日本経済の状態を全治三年の病気というふうにたとえられたわけでありますけれども、五年を経過してもなおかつ治らない。どうもこれだけの重病にした責任は大変重いと思いますし、それだけでも遺憾なことだと思いますが、なおか……
○坂口委員 総理、先ほどの大蔵委員会の理事会におきまして、三千億円の減税が与野党合意されたわけでございます。これは国民にとりまして、中身ははなはだ少のうございますけれども、喜んでもらえることの一つではないかと思うわけでございます。しかし、この受け取り方はいろいろでございましょうけれども、国民の多くは内金の一つだ、本番はこれから来るのではないかという大きな期待を持っている向きもあるのではないかと思います。総理が主張しておみえになります。%成長、これが達成できればそれはもう問題ないと思いますが、しかし、これがうまくいかない、円高の問題でございますとかいろいろあってこれがうまくいかないということにな……
○坂口委員 年金の問題につきましては、予算委員会でも私、何度かやらせていただきましたし、また、この委員会でも年金と税制の問題等もやらせていただきましたし、正直言って年金の問題を新しくやらせてもらうことはないというような感じもするわけでございます。新しく何をか言わんやという心境でございますけれども、四十分時間をちょうだいいたしておりますので、その分だけまた同じことを繰り返しながらやらせていただきたいと思います。 先ほどからもいろいろ意見が出ておりましたが、共済年金の中で最も厳しいのが国鉄の方であります。国鉄の方は、ざっとした数字を見せていただきましても、昭和四十八年には四百十二億円の黒字であっ……
○坂口委員 小倉参考人には、大変お忙しいところをありがとうございます。 いまいろいろ議論をしていただきますのを聞いておりますときに、まず最初明らかにしてもらわなければならないと思うことが一つございます。それは、現在税調の特別部会で議論されております一般消費税の問題は、一般消費税というものが必要なのかどうかということを論点に据えての具体的な話し合いなのか、それともいろいろ議論はあるけれども、一応これは必要だという仮定の上に立って、その上での細かな操作なのか、これはいずれかということによって大分この議論の進め方にも違いが生じてくると思うわけであります。そのいずれかということをまず会長からお聞きを……
○坂口委員 それでは、まず最初に大蔵大臣から御答弁をいただきたいわけでございますが、先日から有名になりました「所得税減税に対する考え方」というパンフレットがございます。このパンフレットの八ページをお開きいただきますと、そこに各国の個人貯蓄性向が書いてございます。ここに日本が二五・一%、アメリカが七・九%、イギリスが一一・二%、西ドイツが一四・五%、そしてフランスが一二・三%、こういうふうに貯蓄性向が書いてございます。 このパンフレットは、こういうふうに日本は貯蓄性向が非常に高い、だから、減税をいたしましてもそれは貯蓄の方に回りますぞということを言うているわけなんです。ところが、このパンフレッ……
○坂口委員 いまも貯蓄の問題等が議論をされましたが、私も幾つかのそうした問題を提起しながら議論を進めていきたいと思います。 まず最初に、先日も若干議論をいたしましたが、大蔵省の「所得税減税に対する考え方」、このパンフレットの中に、先ほども議論の出ました個人貯蓄性向というものが日本が非常に高いという数字が載っております。日本は二五・一%という数字が載っているわけです。いま個人消費支出の五分位階層別の動向を見てみますると、第一分位のところは、昭和五十一年におきましては八二・九%、平均消費性向でございます。それから第五分位は七四・九%、こういうことになっております。ここに貯蓄性向が載せられておりま……
○坂口委員 時間が二十分でありますので、簡潔明瞭にお答えのほどをお願い申し上げたいと思います。 お聞きしたい点は二点ございまして、一点は道路騒音の問題でございます。特に道路騒音の場合にはいろいろむずかしい問題もございまして、なかなかこれを解決することができ得ない。特に市街地を走っております道路につきましては、なかなか新しい道路やバイパスもでき得ないということで、そういたしますと、ベストな方法がなかなかとれないために次善の策を講じざるを得ない、こういう現状にございます。そこで次善の策として、この騒音に対しましても、騒音に総量規制という言葉はちょっとなじまないと思いますけれども、総量規制的な物の……
○坂口委員 前回のこの委員会のときに私の方の貝沼議員の質問に対しまして大臣は、来年度予算のことに若干触れられまして、来年度予算におきましても、ことしの補正予算同様、「第三の道」ということについて考えを及ぼしていくという趣旨の御発言がございました。まだ現在の段階でございますので、細かなところまで煮詰まっていないことは当然でございますけれども、若干触れさせていただきたいと思います。 この三年余に及びまして、公共事業主導型の予算が組まれてきたわけであります。しかしながら、いずれの年におきましても、所定の目的をなかなか達することができなくて、補正予算あるいは時には第二次補正等を組まなければならない年……
○坂口委員 いま一般消費税の問題が出ましたので、私も一番先に一般消費税の問題をひとつお尋ねをしておきたいと思います。 この委員会における大臣の答弁やあるいはまたいろいろな場所におけるいろいろのお話等から総合して、この新税を導入したいという皆さん方の意向というものは、これは十分にわかるわけでございますが、しかしながら、この新しい税制の導入によって新しい財源を何に使うのか。たとえば新しい政策を遂行するためにそれを使用するのか、それともいままでの赤字を埋めるためにそれを使用するだけなのか、その辺のことにつきましては一向にはっきりとしたお話がないわけでございます。その辺のところをきょうはひとつお伺い……
○坂口委員 まず、大蔵大臣の御就任のお祝いを申し上げたいと思いますし、こういう時期でございますので、誤りなきようひとつお願いをしたいと思うわけでございます。 先ほどからいろいろの議論を聞かせていただいておりましたけれども、全然具体的な話が出てこなくて、まことに抽象論に終始をしておるわけでありまして、何を聞いたらいいのかという戸惑いを感じているわけでございます。きょうは大蔵大臣の顔見世興行ではございませんで、大事な予算編成を前にいたしましての大蔵委員会でございますので、大蔵委員会の権威にかけましても、ひとつもう少し実りのあるお答えをいただきたいと思うわけでございます。 きょうぐらいになります……
○坂口委員 いまも環境アセスメントの問題が出ましたが、私も引き続いてこの問題に入らせていただきたいと思います。 最初に、環境庁長官にお伺いをしたいわけでございますが、この環境アセスメント法案につきましては、もうこの数年来の懸案でございまして、先ほどからお話を伺っておりますと、鋭意検討中ということでございますけれども、しかし、すでに検討しなければならないことは、粗々もう終わっている時期であろう。にもかかわらず、なおかつ検討中というお話でございますけれども、私はこの内容によりけりだと思うわけです。たとえば環境庁が絶対にこの線だけは譲れない、そういう線をお持ちになっていて、そのことを各省庁に理解を……
○坂口委員 航空機燃料税法の一部を改正する法律案について質疑を行います。 大臣、きょうはせっかくお出ましを願ったわけでございますけれども、少々出番が少ないのでお手持ちぶさたと思いますので、二、三初めに大臣に御質問を申し上げて入らせていただきたいと思います。 今回の趣旨説明を見せていただきますと、空港整備財源の充実ということが一つうたわれているわけでございます。今回のこの引き上げは、いわゆる航空機の燃料そのものでありまして、決して航空機を利用する利用者に対する旅費の値上げとは違うわけでございますけれども、しかしこの燃料費の引き上げが、直接それが結びつかないまでも、将来のことを考えますと、程度……
○坂口委員 お昼から質問をさせていただく予定でございましたけれども、急に他の議員の都合で繰り上がりになりましたので、ひとつお許しをいただきたいと思います。 今回の租税特別措置法の改正案につきましては、いままで手がけられなかったところにある程度のメスを入れるということにつきましては、いままでよりも一歩前進した部分もあるというふうに考えております。しかしながら、中には賛同しがたいものも幾つかあるわけでございます。きょうは、その中の幾つかを申し上げておきたいと思うわけでございますが、また、反対をしないまでもより検討をしなければならない問題もあるわけでありまして、その点のことにつきましても触れておき……
○坂口委員 関連して。 主計局の次長さんは非常に頭のかたいことをおっしゃるわけですけれども、われわれも決して道路だけがいいと言っているわけでもなければ、逆に道路は全然だめだと言っているわけではないわけです。その割合をいよいよ変えなければならないときが来ているのではないかということを宮地議員は言っておるのでありまして、何も道路に使うことが悪だと言っているわけではさらさらないわけです。いま指摘しておりますように、生活関連の道路ではまだ整備をしなければならないところもあるわけですししておりますけれども、その変化をもうぼつぼつ芽を出さしめるときではないかということを言うておるのであります。それについ……
○坂口委員 久しぶりに大平大臣に質問させていただくわけでありますが、予算委員会におきましては、わが方の提案に理解をしていただいたようないただかぬような、はっきりしない面もあるわけでございますけれども、きょうは大蔵委員会でございますので、ひとつどちらかわからぬような大平流ではなくて、はっきりとした御答弁をいただきたいと思うわけでございます。 まず最初に、一般消費税絡みのことでございますけれども、今回大蔵省が出されましたいろいろの法案の要約等を見ましても、その中に一般消費税は含まれていないわけでございますが、しかし、何よりもまず一般消費税のことが述べられているわけでありますし、またその他大蔵省か……
○坂口委員 きょうは、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案と賠償の法律案、二本かかっているわけでございますが、いずれも非常に中身の簡単なもので、そうさして突っ込んで聞かねばならないというほどの内容でもないと思いますけれども、二、三お聞きをしておきたいと思います。特に旅費の方を先にお聞きをしておきたいと思います。 けさからもいろいろ御質疑もありましたので、若干落ち穂拾いをやりながら進めていきたいと思いますが、きょうも午前中の議論の中で、旅費の外勤と内勤の問題が出ておりまして、私も過去にそういったことで非常に苦慮した経験がございます。特に外勤そして内勤とはっきり割り切れている職種……
○坂口委員 三人の参考人の皆さん方には、大変お忙しい中をきょうはありがとうございます。 お三方の御意見をお伺いいたしまして共通いたしておりますのは、現在の景気動向につきまして、いろいろ表現の違いはございますけれども、しかし回復基調に乗りつつある、その過程にあるという御意見のように承ったわけでございます。あわせて、それに対して今度は、インフレの可能性というものに対しての危惧が述べられたわけでございます。 インフレのことについてお三方とも触れられたわけでございますけれども、しかしきょう問題になっております国債そのものがいかに原因となってインフレにかかわってくるかということについてはお触れになら……
○坂口委員 三人の参考人の皆さんには大変お忙しい中を本日はありがとうございました。お礼を申し上げたいと思います。 時間が限られておりますので、若干の限られた問題だけお聞きをしたいと思います。 まず、舟山参考人からお聞きをさせていただきたいと思いますが、先ほどいろいろお話をいただきました中で専売納付金のお話がございました。私どももこの専売納付金が明確化されたということを了とするものでございます。しかしながら、一方におきまして、福田参考人がおっしゃいましたように、その率につきましてはいろいろ意見のあるところでございまして、私どもも五六%というのはやはり何となく厳しいという気持ちが強いわけでござ……
○坂口委員 すでにわが方の同僚議員初め各党の同僚議員から各方面にわたりましての質問があったわけでありまして、重複する部分もございますけれども、二、三点だけ質問をさせていただきたいと思うわけでございます。 特に喫煙とわれわれ人間の健康問題につきましては、多くの委員からいろいろの質問がございました。それに対して、専売公社の方からも御答弁をいただいたわけでございます。しかし御答弁をお聞きをしておりますと、非常にむずかしい現実は理解できるわけでございますけれども、何となく現実を避けるような発言が多うございましたし、いままでのいろいろの研究成果等につきましても、的確な評価という形には思えない面もあった……
○坂口委員 共済二法の改正案についての質疑をするわけでございますが、きょうは基本的な問題を幾つかお聞きをするにとどめたいと思います。 私ども党内におきましても、今回の改正案につきましては、いろいろの角度からいろいろの議論があるわけでございまして、現在のところ、まだ賛否いずれとも決定しているわけではございません。これからお聞きしましたその内容によりまして決定をさせていただきたいと考えているわけでございます。 今回の共済年金制度の改正が日本の年金制度全体の中でどのように位置づけられているのか、どのように位置づけて行おうとしているのかということについて、私どもは余り明確にわかっていないわけでござ……
○坂口委員 昨日からこの税理士法の改正につきましていろいろの議論がされておるわけでございまして、同僚議員から各方面にわたる質問が出まして、言うなれば質問は出尽くしたという感もなきにしもあらずでございます。しかし、きょうは大臣も出席でございますので、すでに出ました問題の幾つかにつきましても、大臣御自身から幾つかの点をお話しをいただければというふうに思うわけでございます。 昨日もいろいろ出ておりましたけれども、今回のこの税理士法の改正につきましては、いま竹本先生のお話にもございましたように、いろいろの賛成意見、反対意見が交差をいたしました。また、税理士という職種の周辺の、関連いたします業種の皆さ……
○坂口委員 まず最初に、竹下大蔵大臣にお祝いを申し上げたいと思います。けさもお話がございましたが、非常に困難な時期に大蔵大臣になられたわけでございますが、けさのお話をお聞きをいたしておりますと、大臣は、できる限り自分の持ち味なるものを抑えていかねばならないというような御発言のようにも聞こえたわけでございますが、私、大蔵委員会に出させていただいてから約四名の大蔵大臣に接したわけでございます。各大臣それぞれ特徴がございましたが、中には非常に最後まで自分の色合いというものを通された方もございますし、しかし中には、初めはかなりな色合いを出しておみえになりますが、そのうちだんだんと保護色になられまして大……
○坂口委員 いま、社会党の山田議員から、一応野党を代表した形での、今回の附帯決議等を中心にいたしました質問があったわけでありまして、その内容を私どもも多くの点におきましては賛成をするものであります。しかし、公明党としての立場から、二点だけさらに加えてお聞きをしておきたいと思います。 第一点目は、前回のときにも私、触れたわけでございますが、今回の共済年金のこの改正に当たって、今後の問題として日本における全体の年金制度をどのように持っていくかというその大きな流れの中で、この共済の改正がどう位置づけられているのかということをまずお聞きをしておきたいと思うわけであります。前回にも私はこのことをお聞き……
○坂口委員 久しぶりに発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。 きょうは年金の問題につきまして皆さん方に提案をし、また御意見を伺いたいと思うわけでございます。特に野呂厚生大臣はかねてから年金問題につきましては御造詣の深い方でありまして、それがゆえに厚生大臣になられたのかもしれませんが、きょうは基本的な問題でひとつ御意見を承われればというふうに思うわけでございます。 年金の問題が今日ほど重要な地位で叫ばれているときはないと思います。しかし、年金制度が非常に込み入っておりますために、正しく認識されるということが非常にむずかしいのもまた事実でございます。実は先日国会の方に互助年金制……
○坂口委員 いま竹下大蔵大臣の含蓄のある所信表明をお聞かせいただきまして、総論的には非常に私も敬意を表するところも多いわけでございます。特に財政金融政策の課題として物価の安定と経済の自律的拡大の維持を挙げられた。そしてまた国際経済にもお触れになって、国際収支の健全性の保持ということをここで主張されたわけでございます。この物価と景気の両面、これを維持し、しかも、なおかつ国際収支の健全性を保持していくという非常にむずかしいかじ取りでございますが、この三つの線を結びましたときに、やはり個人消費というものがいかにこれから重要になってくるかということに私思い当たるわけでございます。 その意味で私質問を……
○坂口委員 農業共済にしましても漁業共済にいたしましても、私、素人ですので、基本的な問題を幾つか聞かせていただきますので、ひとつお願いをしたいと思います。 いまも農業共済の、特に果樹共済の加入率のお話が出ておりまして、まだ二四、五%台に低迷しているという議論が続いていたわけでございますけれども、いま出ております農業共済の方とそれから漁業共済の方とを比べてみました場合に、この果樹共済の方はいまお話がありましたようにまだ二十数%の加入率しかない。片や漁業共済の方は、たとえばハマチ共済なんかを見ますと、その中の、たとえばある地域で三十軒ならば三十軒ハマチの養殖をやっている。その中で一人でもそこにも……
○坂口委員 質問に入ります前に、先ほど理事会でも問題になりましたが、大蔵委員会は常に夜やるということにいつの間にか慣習化されてしまいまして、それが何となくあたりまえのように実はなってしまいました。大臣も大変お疲れだと思いますが、各議員もまた非常に疲れているようでございます。できるだけ太陽が高いうちにひとつ委員会をやろうじゃないか、そういう話も出たわけでございますが、予算委員会との関係もこれあり、非常にむずかしい問題だと思いますけれども、できるだけ大蔵委員会というものも、予算委員会のあいている時間を縫ってという形ではなくて、もう少し主体性を持ってやりたいと考えておりますので、ひとつその辺、大臣の……
○坂口委員 再度の質問で恐縮でございますが、早目に終わりたいと思います。 昨年末、外為法の改正がされまして、今回またここに関税法改正案が審議をされているわけでございますが、これはまだどうなるかわかりませんけれども、多分間もなく成立するであろうと予想されます。そういたしますと、この外為法、そして関税法等が改正になりまして、日本を取り巻く内外の経済環境というのはかなり変化をするのではないかというふうに思われます。特に貿易におきましては、少なくともそのハードルは低くなるわけでございますから、一面におきまして自由貿易がさらに促進されるという反面、また、ときには、日本にとりましても非常に厳しい状況に置……
○坂口委員 深夜に及びます委員会に大臣、総理御出席をいただきましてありがとうございます。私の方の地方の言葉に、夜道に日暮れなしという言葉がございまして、もうこれ以上日が暮れる心配はないわけでございますが、私の時間ちょうど半時間でございますので、簡潔明瞭にひとつお答えをいただきたい、間投詞抜きでひとつお答えをいただきたいと思うわけでございます。 いま社会党の山田理事からも発言がございましたが、私からも週休二日制の問題につきましては早期決断をしていただきますように、まず最初にお願いをしておきたいと思います。 最初に物価問題から入らしていただきたいと思いますが、この物価の動向は新年度の税収にも大……
○坂口委員 国債の問題につきまして各同僚議員からあらゆる角度からお話がございまして、ただ一つ国債の話にかくもいろいろの議論があるものだと思いながら聞かしていただいていたわけでございます。ただ、この大蔵委員会内における議論だけではなくて、国債の問題は一般国民の間におきましてもいろいろ議論を呼んでいるわけでございます。私ども選挙区に帰りましたときにも国債の問題がいろいろ話題に出まして、実は困ることもあるわけでございます。 この国債が発行されました直後に、ある人から、私は第二次世界大戦中にあるいは直後において非常に国債に対する亡霊に悩まされた、また今回国債が出て、国債を買わないかというようなお話も……
○坂口委員 通産大臣、どうも御苦労さまでございます。 電源三法の中で通産省関係の方は、きょうの本会議で通過をいたしました。残りの大蔵省関係の二法案が現在審議をされているわけでございますが、春一番も吹きましてなかなかスムーズにいっていないところでございます。いろいろ異論の出ておりますのは、財源として目的税からそれを出すかあるいは一般会計からこれを出すかという、そこに議論が集中していると思うわけでございます。この仕事をやらなければならないということについては意見の一致を見ているわけでございますが、その財源のあり方についていろいろの議論が出ているわけでございます。通産大臣としてこの仕事をこれから進……
○坂口委員 大蔵大臣、どうもIMFの会議の方大変御苦労さまでございました。きょうは年金の法案でございますが、きょう大臣の方から帰国報告をしていただきましたので、一言だけお聞きをして年金の問題に入らせていただきたいと思います。 このIMFの持つ役割りというものにつきまして、世界経済が非常に大きく揺れ動いております中で新しい役割りというものを考え直すべきときが来ているのではないか、こういった議論も起こっているやに聞いているわけでございます。そうした中で大臣御出席になりまして、新しい日本の今後の役割りとしてどのようにお考えになってこられたか、もし御意見がございましたら一言だけお聞きをさせていただき……
○坂口委員 来年度予算がらみのお話につきましては、いま社会党の佐藤議員から多くの議論がございまして、私がお尋ねしようと思っておりましたこととかなり重複をいたしておりますので、その落ち穂拾いをやりながら四十分ばかりの質問をさせていただきたいと思います。 いまも防衛問題についての議論があったわけでございますが、五十五年度の防衛予算は約二兆二千三百億円でございまして、これは新聞等で報ぜられておりますように〇・九%ということでございます。五十六年にGNPがどれだけになりますかちょっとわかりませんけれども、一応新七カ年計画におきましては五・七%ということになっておりますが、一応五%ということにいたしま……
○坂口委員 財政危機の中で、医療費の高騰という問題が非常に重要な問題になってきております。きょうはその辺を中心にして、まず前半お聞きをしたいというふうに思います。 新経済社会七カ年計画を見ましても、昭和六十年の雇用、特に完全雇用達成のためにどうしたらいいかということがるる書かれているわけであります。その中で、是が非でも完全雇用というものは達成しなければならない、そういう名目がそこに並べられているわけでございますので、まず労働大臣からお聞きをしたいと思いますが、この完全雇用達成をなし遂げていきますために、どのようなところで雇用の創出というものを考えていくか、どういうふうにお考えになっているかと……
○坂口委員 最近の農業共済に対する一般会計からの繰り入れの額を見てみますと、五十一年度に四百五十億円、五十五年度に一千三百八十億円、そして五十六年度には四百七十億円、こういうことになっていると思います。もし間違っておりましたら、後でひとつ御訂正をいただきたいと思いますが。それから、この一般会計からの繰入金は、剰余金が生じました場合には、今度は逆に一般会計からの繰り入れ相当額を返済することになっておりますから、その返済の方を見ますと、五十五年度に二十六億円、それから五十八年度に六十三億円、こういうふうになっていると思います。 この数字を見ますもと、かなり一般会計から繰り入れの額の方が多くて、農……
○坂口委員 初めに少しお願いをしておきますが、十分程度で結構でございますので、大臣がお見えになりましてからひとつお時間をちょうだいしたい。その分だけ少し早目に終わらせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。 今回、酒税、物品税、石油税等の法案がここに審議されるわけでございますが、とりわけ酒税並びに物品税というのは我々国民に非常に関連の深い法案でございますだけに、その行方というものを国民全体が注目をしていると思うわけでございます。先般参考人の皆さん方をお招きいたしましていろいろの御意見を伺いましたが、参考人によりまして御意見の違いはございましたけれども、多くの皆さん方は、これから夏場……
○坂口委員 では、関連で一言だけお聞きをしたいと思いますが、先ほど柴田議員がパートの問題をやらせていただきまして、我々が執拗にパートの問題を取り上げておりますのは、別にパートにだけ光を与えよというわけでは決してないわけでございます。いわゆるパート就業者というのはどのような社会構造の中で生まれたものかということを考えてみますと、先ほどからも議論がありましたように、一つは子供の教育盛り。そうした中で御主人の給料だけでは足りない、さりとて正規に勤めるには時間が足りない、こうした生活の中から生まれた一つの新しい就業のスタイルではないかと思うわけでございます。そのほか、パートの人たちもたくさんお見えにな……
○坂口委員 大分遅くなってまいりましたので、頑張って早く終わるようにいたします。 木下税制調査会会長代理には大変お忙しいところ、きょうはありがとうございました。一、二、聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 きょうは、社会保障費の問題をお聞きをしたいと思っておりますが、今さらもう申し上げるまでもなく、高齢化社会がだんだんと進んでまいりまして、昭和七十年、一九九五年には、六十五歳以上の人が一三・六二%というふうに厚生白書にも出ております。二〇二〇年になりますと二一・八二%というふうに、非常に急速に高齢化が進んでまいりますが、この高齢化にあわせまして、社会保障費の問題が……
○坂口委員 今矢追議員が特許庁に対しましていろいろお聞きいたしましたので、特許庁に一つだけ聞かせていただいて、その後手数料の方に入っていきたいと思います。 今いろいろと議論をしていただきましたが、その中で、特別会計になります場合に、赤字は出さないというお話がございました。その決意でひとつお願いをしたいと思いますが、また逆に、こうした財政難のときでありますので、黒字になるのではないだろうかという熱いまなざしもあるわけでございまして、特別会計というものを次から次へとつくっていくということは、一般会計というものを非常に苦しい立場に追いやるのではないかというような議論が、この委員会におきましては以前……
○坂口議員 私は、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議の提案者を代表して、ただいま議題になりました貸金業の規制等に関する法律の一部を改正する法律案並びに出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の提案理由及びその内容を御説明申し上げます。 昭和五十年代に入り、消費者向けの金融を業とするいわゆるサラ金の爆発的な拡大に伴い、サラ金に係る家出、離婚、自殺等による家庭崩壊や犯罪等の悲惨な事件が続出し、大きな社会問題になってまいりました。こうした問題を解消するため、昭和五十八年四月に現行サラ金規制二法律が成立し、昨年十一月一日より施行されているところ……
○坂口委員 既にもう先輩諸氏がいろいろの角度からこの財確法に対する審議をされまして、できる限り議論のされなかったところを中心にしてさせていただきたいというふうに思いますが、政府が示されました「仮定計算例」なるものを拝見をいたしますと、借換債を発行いたしまして一般歳出の伸びを五%というふうに仮定をいたしますと、昭和六十五年に国債費が十五兆六千億円に上る、また国債発行額がなおかつ九兆九千億円残っておる、また公債残高が百六十六兆六千億円に達する、こういうふうな数字が政府の方から示されたわけでありまして、これを解決することは容易ならざる事態であることは、この数字を見ても明らかでございます。 そこで最……
○坂口委員 総理には大変お忙しいところ、きょうは御出席をいただきましてありがとうございました。 この財確法の審議の中で、我が党も四人の議員がいろいろな角度から実は大蔵大臣を中心にいたしまして議論を詰めてきたところでございます。きょうはこの大蔵委員会でいろいろ出ました議論の中でその主たるものを拾い上げまして、今までの議論を整理しながら総理のお考えをお聞きしたいというふうに思っております。 一番最初に、これは総理の方にお伝えをしていなかったわけでございますが、いわゆるパート減税の問題がございますので、それだけ先に一言だけ言わせていただいて、次に移りたいと思うのです。 予算編成の段階におきまし……
○坂口委員 質疑もいよいよ大詰めに参りまして、私の方も五人の議員が質問をさせていただきました。全体といたしましては民営化の方向を持っていることだけは明確になりましたけれども、民営化の方向は向いてはおりますが、目標に向かってどの程度の速さで進むのかというところが明確でなかった。いろいろの質疑の結果はどうもデンデンムシの運動会みたいな感じでありまして、いつ到達できるかわからないような感じでございますが、その辺のところを不満としながらも、きょうは最終の質問を続けさせていただきたいと思います。 まず最初に、私の前の職業柄、医学的なことを先にお聞きをしなければならないわけでございますけれども、私の前の……
○坂口委員 小倉会長には、大変お忙しい中を、きょうはありがとうございます。長くお待ちいただくのは大変失礼でございますので、小倉会長にお聞きをすることを先に済まさせていただきまして、御退場いただきたいと存じます。 今、伊藤議員から各般にわたっての質問がございまして、かなり重複するところがございますが、お許しをいただきたいと思います。 まず最初に、先ほどもマル優の話が出ましたけれども、私もこの問題に少し触れさせていただきたいと思います。 先ほどの議論にもございましたとおり、これをどのような方向に持っていくかということにつきましては、既にいろいろの議論も実際にはあったろうと思いますし、また、そ……
○坂口委員 歴史は繰り返しまして、また予算編成の時期がやってきたわけでありますが、大臣にまず総体的なことをひとつお聞きをしておきたいと思います。
それは、昨年とことしと比較をいたしまして経済環境というものは変わったというふうに御理解をなすっているのか、それとも、いや、余り変わっていないというふうに理解をしておみえになるのか。もし、変わったというふうに理解をされるのなら、それは予算編成にどのように表現をされようとしているのか、現在の心境をまず一言だけお聞きをして、詳細な点に入りたいと思います。
【次の発言】 今御指摘になりましたことを六十年度予算編成にどのように表現をされようとしておみえになる……
○坂口委員 久しぶりに質問をさせていただきますが、まず最初に、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案につきまして質疑をさせていただきたいと存じます。 先ほどからいろいろの角度から質疑がされておりますので、できるだけ重複を避けたいと思いますが、最も核心と思われるところだけひとつお聞きを申し上げたいと思います。 一つは、皆さんからちょうだいいたしましたパンフレットを読ませていただきますと「現存被認定者数の推移」というのがございますが、これを拝見いたしますと、地方工業都市におきましては認定患者数は減少ないし横ばいの傾向にあるわけでございますが、東京、大阪あるいは京阪、阪神といった大都市圏におき……
○坂口委員 公述人の皆さんにはたいへん長い間申しわけございませんが、私で終わりでございますので、しばらくよろしくお願いいたします。 まず加藤公述人と改井公述人にお願いをしたいと思います。 改井市長さんのほうの様子につきましては私はあまり存じませんが、加藤助役さんの四日市のほうにつきましてはある程度存じ上げております。 企業を誘致しますときには、よくいわれますが、ちょうちん行列で迎えた。ところが、でき上がってしまった現在においては公害がどうにもならない状態になっておる。そういう意味では、自治体の皆さん方としてはたいへん複雑な心境をお持ちではなかろうかと思うのでございます。その点については元……
○坂口委員 私は、この健保の議論の中で常に主張し続けてきたことが二つございます。その一つは、先ほど白木先生のお話にもございましたが、疾病構造の変化に伴ってどのような医療の流れの中でこの健保というものを考えていくかということでございました。もう一つは、この健保が改正されるならば、それは大きく分けて現在九種類にも分かれております保険を一本化していくような方向の中での改正でなければ意味がないということでございました。 まずその第一点についてお伺いしたいわけでございますが、大熊先生それから白木先生にこの点はお伺いしたいと思います。まず大熊先生には医事評論家として、現在の医療のひずみとして、せっかく保……
○坂口委員 いろいろお聞きしたい点がたくさんあるのでございますが、時間がございませんので、お一人にしぼって質問させていただきたいと思います。
先ほど小口公述人から詳しいデータの印刷されたものをいただきまして、いろいろお話をいただいたのですが、その中で年金点数制の問題について、時間があまり十分ございませんので少しお話にとどまりましたので、この点につきまして、五、六分時間がございますので、ひとつその範囲内でお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
○坂口委員 最初に通産省のほうにお伺いをしたいわけでございます。
水俣判決でも明確になりましたように、本来鉱害問題は行政当局の手抜かりから発生したものがいままでに多うございます。この休廃止鉱山に対します決議を商工委員会で四十六年に、それから公害環境特別委員会でも四十七年に行なっておみえになります。それぞれの決議事項に対して、その後具体的にどういうふうに取り組まれたかということを、まず通産省のほうからお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 環境庁にお聞きします前に重ねて通産省のほうにお聞きしたいわけでございますが、先ほどいろいろと御説明がありましたその中で、これは通産省のほうからいただきまし……
○坂口分科員 きょうは科学技術庁の方に対しましてお伺いをしたいわけでございますが、日本は二十一世紀に向かって進んでいるわけでございますが、それに対して科学技術庁の基本的な今後の取り組み方というものに対してお伺いをしたいと思うわけでございます。 いまわれわれが直面しております深刻な、たとえば公害問題を考えてみましても、産業の発展に伴いましておそらく起こるであろうと想像されておりました公害問題を、起こってしまうまで傍観視してきたということは弁解の余地のないところであろうと思うのでございます。今後一そう産業開発が進みまして、人口もおそらく二十一世紀になりますと一億二、三千万人になるだろうと想定され……
○坂口分科員 自衛隊の基地の問題につきまして二点ほどお伺いしたいと思うわけでございます。
第一の点は、いわゆる自衛隊の基地を今後新しくつくられるような場合、このときにその地域の市町村の状態、そういったものをどういうふうに考慮に入れてつくられるのか、その辺のところについてまず基本的なお考えをお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 大臣もそういうふうなお気持ち、同じでございますでしょうか。
【次の発言】 新しく基地ができるような場合には、少なくともその市町村の将来計画というものを十分考慮に入れられて、いまおっしゃったように、地域の発展に支障にならないようにすべきだと思うわけでございますが、問題……
○坂口分科員 きょうは二つの点をお伺いしたいわけでございますが、第一は医学教育の点についてでございます。 今日、日本の医療はたいへんいろいろの問題をかかえておりますけれども、それだけに、現在ほど医学教育にとりまして重要な時期はないと思うわけでございます。最近、新しい医学部が次々にできてまいりました。しかしながら、その中で基礎医学者の確保ということがたいへん大きな社会的な問題になっております。そこで私考えますのに、基礎医学と臨床医学というのは車の両輪であって、これはもうどちらが欠けてもたいへんにぐあいが悪い。日本の医療の将来にとりまして、この基礎医学に人材が少ないということはたいへんゆゆしい問……
○坂口分科員 ラストバッターでございますので、よろしくお願いいたします。 実はきょう取り上げさしてもらいます問題は、昨年も取り上げさしていただいた問題であります。市の中心地に基地が来てしまった。それはつくりますときには市の端のほうにありまして、それほど繁華街でも何でもなかったわけでありますが、市がだんだん発展するに従いまして、その基地が市の中心地になってしまった、そしてその市が今後将来計画を立てていくのに非常に、言ってみればお荷物になるというようなことがあるわけでございます。その問題を昨年も取り上げさしていただきましたときに、前長官も、そういうことはひとつ周辺整備によって、できる限り調和をは……
○坂口分科員 きょうはローカル線の問題につきましてひとつお伺いをしたいと思います。 いわゆる最近の都市のドーナツ化現象と申しますか、都市の近辺に非常に大きな団地等ができまして、その周囲からお通いになる方がだんだんとふえてきたというようなことがどこの都市でも起こっており、そのために、道路等が十分に整備ができなくて非常に交通渋滞を来たしておるというようなことが、間々あちこちに起こっている。そのほか、車の渋滞だけではなしに、その排気ガスによりますいわゆる大気汚染が大きな一つの問題になっておる、これも事実でございます。今国会にも大気汚染防止法の一部を改正する法律案が提出されようといたしておりますし、……
○坂口分科員 きょうは、海外に長期滞在をする在外邦人の子女教育の問題につきまして触れたいと思います。 海外に行かれます日本の方は年々歳々多くなってきておるのは御存じのとおりでございます。昨年海外に行きましたときにも、在外邦人の方々から教育の面で充実してほしいといういろいろの御要望が出まして、私も実情を見せていただいてまいりました。異質な社会環境の中で、在外邦人の方の悩みというのはわれわれの想像を絶するものがあるように思うのでございます。七十一国会におきましても、外務委員会で海外子女教育等に関する小委員会というのがつくられまして、その中でもいろいろと議論をされ、結論は出されているようでございま……
○坂口小委員 私も実はこの問題をお聞きしたいと思ったのですが、先ほどから御答弁を承っておりまして、やはりこの問題がもう少しはっきりしないと話が前に進まないという気がするわけです。おっしゃるようにいろいろな条件があると思いますし、経済は生き物ですから、これはどう変わるかわからない。あるいはまた、いまおっしゃるように法案等との絡みもあるかと思うのですが、これはいろいろの条件づきの話――こちらも全然条件を抜いた図星をずばっと教えてほしいということを言ったってこれは無理なことですから、こういうふうな条件、仮説の上に立ってどうかということをお聞きをしているわけなんです。 ですから、先ほどの税不足の問題……
○坂口分科員 私は、ちょうど四十八年の予算委員会の分科会から、四十八年、四十九年、そしてことしと三年連続して、自衛隊の存在と、そして自衛隊が存在します市の発展状況との絡みについての質問を実は続けているわけでございます。一昨年及び昨年もいろいろ議論をしたわけでございますが、自衛隊が存在します市町村、まあ市町村は年々歳々発展を遂げていくわけでございますが、自衛隊が最初できました当時のその市の形態と、それから十年、二十年というふうに月日を経ました段階での形態とは、かなり違ってきている場合が多いわけでございます。最初は、自衛隊の存在が市の発展その他を妨げないような状態でありましても、月日がたちますと、……
○坂口分科員 まず最初に、玄米の検査基準についてひとつお聞きをしたいと思います。
いま私の手元に昭和四十年から四十九年までの玄米の検査成績をいただいたのがございます。これを見せていただきますと、昭和四十年から四十三年ぐらいまでは一等、二等がかなりパーセンテージとしては高いわけでございますけれども、昭和四十四年から以降はだんだんと一等米、二等米というのが少なく、パーセンテージとしてはなってきているわけであります。そこで、まず最初に、このお米の検査基準というのはどういうようになっておりますか、それをひとつ。
【次の発言】 そうしますと、この基準というのは、年々歳々変わることがあるわけでございます……
○坂口分科員 先日の予算委員会の一般質問のときに、大臣に僻地の学校のことにつきまして幾つか御質問を申し上げました。そのときにもう少しお聞きをしたかったわけでございますが、時間の関係でよくお聞きをしなかったものですから、きょうはその問題を中心にお聞きをしたいと思うわけであります。 先日も少しお聞きをいたしましたけれども、新任の先生の山間僻地への赴任の問題でございます。そのときにたしか大臣は、全体としては一〇・五%ぐらいであり、また山間僻地に若い新任の先生が行かれるということは、一面においては、情熱を持って行かれるのでプラスの面もある。しかしまた、一面において経験が少ないということのマイナス面と……
○坂口小委員 短な時間でございますので、二、三お聞きをさせていただいて終わりにさせていただきたいと思います。 参考人には大変お忙しい中をきょうはありがとうございます。 まず参考人に一、二先にお伺いをしておきたいと思います。 銀行法の改正等の問題に絡みまして、いろいろの議論があるわけでございますが、現行の銀行法というものが預金者保護という名において銀行を擁護しておりますけれども、その一方において、資金配分というものについて、その社会公共性と申しますか、社会公共のための適正な配分というものが、現在規定されていないということで、幾つかの問題提起をいままで私どももさせていただいたところでございま……
○坂口小委員 景気の問題につきましては、先日来からこの委員会におきましても何度か議論をされておりますし、きょうも朝から幾つかの質問もございました。ただ、この委員会におきます議論の中でも余りはっきりいたしませんのは、確かに景気の中だるみがあるという認識につきましては大体一致しているように思いますけれども、ただ、その景気中だるみの原因がどこからきているかということについての議論というものが存外に少なくて、そして、それがはっきりしないために、それではその次にどういう手を打つかという話もなかなか出てきにくいという感じを受けるわけです。 端的に、現在の景気中だるみの原因というものについてどういうふうに……
○坂口委員 社債発行限度暫定措置法案についてお聞きをしたいと思います。 まず最初に大臣にお伺いをしておきたいと思いますが、この関係資料を見せていただきますと、一番最初に提案理由説明がございます。この社債発行限度暫定措置法案の提案理由説明の中で、最近の経済状況について書かれておりまして、「各企業について財務内容の改善とともに景気の浮揚及び雇用の安定を図るために、企業の設備投資の活発化が強く要請されているのでありますが、この目的達成のための長期安定かつ低廉な資金の調達方法として、社債の発行の必要性が非常に増大しております。」こういうことになっているわけでございます。御指摘になっておりますように、……
○坂口分科員 大臣、大変お疲れでございますが、私がラストバッターだそうでございますので、いましばらくよろしくお願いしたいと思います。 二百海里の経済水域の問題が世界的にも非常に大きな問題になりまして、外交上もまた経済的にも非常に大きな話題を呼んでいるわけでございますが、大臣にもソ連との漁業交渉等に大変御苦労をおかけいたしておりますことをよく承知いたしております。こういう中でまた改めて、とる漁業よりもつくる漁業と申しますか、古くて新しい言葉でございますけれども、また再び盛んに言われ出したわけでございます。養殖には、特にハマチ養殖を初めといたしましていろいろのものがあることは私も承知をいたしてお……
○坂口小委員 村本会長には大変お忙しいところ、きょうは御出席をいただきましてありがとうございます。 いままでの経緯につきましては、いま山田先生から御発言があったとおりでございますが、この週休二日制の問題の基本はあくまでもそこで働く人たち、労働者を中心とした問題でございますが、最近の経済情勢と申しますか、この二、三年来の状態は、さらにその働く人たちの労働環境の問題に加えまして、雇用機会ということも含めて、この問題が大変多方面から検討しなければならないような段階になってきたのではないかと私は考えるわけでございます。 先ほどからいろいろ御議論されますのをお聞かせをいただきまして、少し私わかりにく……
○坂口小委員 きょうは、金利の問題を中心にしていろいろ御意見をお伺いしたいと思うわけであります。 いま政治の一番関心事は、ことしの景気がどうなるか、果たして七%前後の成長率が達成されるのであろうか、こういうところに集中しているわけでありますけれども、この景気の動きというものを敏感にとらえて、それにおくれないようにまた新しい政策を立てていかなければならない。そのためには、どうしても実態をよく把握できるようにしていかなければならないというような意味から、金利の弾力化、自由化というような問題も、さらにいままで以上に真剣に検討されるような段階に立ち至っていると認識をいたしております。 この金利の弾……
○坂口分科員 ただいまも林業問題がお話に出ておりましたが、私も大局的な立場から林業問題につきましてお尋ねをしたいと思います。 すでにいろいろの議論のありましたように、現在いわゆる林業経営者というのは非常に窮地に陥っております。ただ林業経営者だけではなしに、いわゆる林業地帯あるいは山村と申しますか、山間僻地の方は、林業が非常に厳しい情勢に置かれておりますために、村そのものが非常ないろいろの弊害に悩んでいる、こういう状態が続いているわけでございます。今回のこの国会は、林業関係の法案がたくさん出されまして林業国会の観がございますけれども、何とか現状を打開する道がないであろうかと思うのは、これは大臣……
○坂口小委員 金融制度調査会の答申が出まして、きょう午前中佐藤議員の方からも質疑がございましたので、一、二点だけお聞きをしておきたいと思います。 一つは、今回のこの答申の中で、社会的責任ということが非常に強調をされておるわけでございますが、しかし社会的責任ということを強調していきますと逆な面から見れば、これがまた規制強化に結びつく可能性というものもなきにしもあらずという気もするわけでございます。金利の自由化等競争原理というものを大幅に取り入れられて、競争はさせるぞ、しかし競争はさせるけれども社会的責任というものを忘れてはならないぞ、こういうことであろうと思います。先ほども申しましたように、こ……
○坂口小委員 新聞なんかには早々と来年度予算のことにつきましての記事が流れているわけでございますが、昨日でございましたか大蔵委員会におきまして大蔵大臣も、まだ勉強段階であるというお話をしておみえになるわけでありますので、そう固まったものがあるとは私も思いませんけれども、しかし、来年度における税制改正の一番目玉になるものということになれば皆さん方に何があるかということをお聞きをしたい。一般消費税の問題はこれはございますけれども、一般消費税はひとつ別にしていただいて、それ以外のものでどのようにお考えになっているか、これは局長さんと、それからもしも税制調査会の会長さんも御意見がございましたら、ひとつ……
○坂口分科員 久々に厚生省関係の委員会で発言させていただく機会を与えられましたので、基本的な問題で一、二お聞きをさせていただきたいと思ます。 まず最初の問題は、現在開業医の中で問題になっておりますところの必要経費もしくは必要経費率についてでございます。 いわゆる医師税制の問題と絡みまして、最近特にこの必要経費率なるものが大きな問題になっているわけでございます。現在問題になっておりますのは、平均必要経費率が大体どれだけかということが大きな問題になっているわけでありまして、これが租税特別措置法の中で七二%というふうに決められておりますのが、実際には五二%でなかろうかとかあるいは六二%でなかろう……
○坂口分科員 最初に、大臣お見えになりませんが、少し議論だけ進めさせていただきたいと思います。 先日、私は予算委員会におきまして、医学教育の中でプライマリーケアのことを少しお聞きをするはずになっていたわけでございますけれども、時間がございませんでしたので議論を進めることができませんでした。きょう改めてその状況はお聞きしたいというふうに思っております。 と申しますのは、先日厚生省も、医学部の卒業生の国家試験の内容につきまして審議会に諮問をいたしておりますが、その中で、最近、むずかしい病気についてはいろいろと診るところがあるが、一般的な病気についてなかなか大きい病院が診ないとか、あるいはまた逆……
○坂口委員 前回と申しますか、三月の予算委員会の分科会で、厚生大臣に、この健保の問題の前にひとつ将来ビジョンというものを明らかにしてもらうべきではないか、それが手順というものではないかということを質問をさせていただきましたところ、その後「二十一世紀をめざして」というビジョンを発表をしていただきまして、内容につきましてはいろいろ議論もございますけれども、しかし、出していただきましたことに対しては心から敬意を表したいと思います。ありがとうございました。 ところで、その内容でございますが、まず第一は、その中に給付並びに負担の公平という項目がございまして、「全制度を通じる給付と負担の公平化措置(一元……
○坂口小委員 参考人の皆さん方には、どうも早朝からありがとうございます。引き続きまして、皆さん方にいろいろとお聞きをさせていただきたいと思いますし、また若干私見も申し述べたいと思います。 金融の自由化並びに金利の自由化につきまして、四人の参考人の皆さん方から御意見をお伺いいたしましたが、大体皆さん方向性としてはその流れにあるという御意見のように承りましたし、またそれについて一応賛成の御意見であるように承ったわけでございます。ただ、その進め方、スピードあるいは環境整備、そうした点につきましては、参考人の皆さん方の間に若干の御意見の違いもあったように承るわけでございます。私は、金利の自由化という……
○坂口分科員 久しぶりに厚生省に質問をさせていただきますが、厚生省の方も久しぶりに歯切れのいい大臣が御就任になりましたので、きょうはひとつ歯切れのいい御意見をお聞かせいただきたいと思います。 ただいまも健康保険問題がいろいろと議論になっておりましたけれども、この国会におきます最大の目玉の一つは健康保険問題ということになっております。今回政府の方から提案になりましたこの改正案等を見まして痛切に感じますのは、健康保険の問題を、組合健保あるいは政管健保といった一つの枠組みの中だけの問題ではなくて、医療保険全体の問題としての御提示があれば、もう少し事はスムーズに運んだのではないだろうか、そんな気持ち……
○坂口分科員 きょうは地下水の問題と地盤沈下の問題をひとつ御質問させていただきたいと思います。本来ならば国土庁もしくは環境庁の中で御質問を申し上げた方があるいはよろしかったのではないかというふうに思いますけれども、今までの経緯を見てみますると、この地下水問題並びに地盤沈下の問題につきましては、いわゆる企業の保護の立場からお考えになる通産省の立場と、それから環境そのものを論じますところの環境庁の意見、あるいはまた国土庁の意見等々、それぞれやはり微妙な差がございまして、そしてこの問題がなかなか一本化できずに今日を迎えたと申しますか、法案作成というところまではなかなか進まなかったわけでございます。昭……
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