このページでは馬場昇衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。馬場昇衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○馬場委員 参考人にはたいへん御苦労でございます。
時間が制約されておりますのでずばり聞きますので、参考人の方も簡単に明快に答えていただきたいと思います。
まず、島田参考人に質問をいたしますが、水俣病はその悲惨さ、その規模の大きさ、さらに私どもから言わせますと、企業の無責任さ、こういうことで世間で世界の公害の原点だ、人類史上最大の公害だ、こういうぐあいに言われておるわけでございますが、このことにつきまして島田参考人の御見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 世界最大の公害であり、人類史上最大の公害である、それを認めておられるようでございます。
そこでお聞きしたいのですが、社長は患者……
○馬場委員 水銀並びにPCBの環境汚染の緊急対策について質問をいたします。時間が限られておりますので、要点を簡潔に御答弁願いたいと思います。 五月二十二日に、熊大の武内教授を長とする水俣病の研究班が第三の水俣病の発表をいたしました。それから約一カ月以上を経過したわけでございますが、すでに政府も御承知のとおりに、有明海沿岸だけでなしに日本全国といっていいぐらいに、漁民がまさに死活の問題に追い込められておるわけでございます。そうしてまた、その関連企業もまたしかりでございますし、まさに日本国民全体を、食生活を含めまして不安のどん底におとしいれておる、こう言っても過言ではないと思います。こういうよう……
○馬場委員 私はミカンの問題につきまして御質問を申し上げたいと思います。時間が非常に限られておりますので、質問も簡潔にいたしますから、答弁のほうも要領よく簡単明瞭にお願いしておきたいと思います。
御承知のように、温州ミカンの価格が暴落いたしまして、生産農家は塗炭の苦しみを受けておるわけでございます。新聞報道によりますと、このことによって自殺者まで出た、こういう状況でございます。これにつきまして行政に責任はないのか。大臣の反省を含めた所信を最初にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 いまのお話を聞いておりますと、大部分の原因が天候にあるということで、行政の責任を少しは感じておられるようで……
○馬場委員 ただいまから関連の質問、それから緊急質問でこの前残っておったものも関連するわけでございますので、質問をいたします。 委員長、ちょっとその前にお聞きしたいのですが、この委員会は成立しておりますか。――農民は実は塗炭の苦しみをなめておるわけでしょう。それで、それにどうこたえるかといって、いま一生懸命ここで議論しているわけです。それがこういうような状態だと、私は問題だと思うのですよ。こういうぐあいでやっているんだったら、私は農民にそう言いますよ。この前委員長は、私が質問いたしましたときに、委員長と言うのを忘れたら、注意をされました。私は注意を受けまして、まじめに委員長と言って発言しまし……
○馬場委員 私は、牛の奇病について質問をいたしたいと思います。時間が限られておりますので、答弁を簡潔に、明瞭にお願いいたしたいと思います。 昨年の夏ごろから突然牛の奇病が発生したのは御承知のとおりでございますが、まさに酪農家は順調に胎児が育っているだろう、こういうぐあいに思っておったやさきに、早産、流産、死産、奇形、こういうものが続出して発生してきたわけであります。特に死産なんかにつきましては、まさに骨と皮だけでミイラ状態にまっ黒くなって子牛が生まれてくる、こういうような事例もたくさんあるわけでございますし、さらに奇形に至っては、生まれてきて足が立たない、あるいは乳も飲めない、前足が曲がって……
○馬場委員 質問に入ります前に、委員長に、この前も要望したのですが、ぜひ農林水産委員会において定足数に達するように努力をしていただきたい、これは最初にお願いしておきたいと思うのです。こう見てみますと、自民党の方はいま三名しかおられませんけれども、ぜひ成立するように格段の努力をお願いしておきます。 提案されております議案につきましては各委員が相当長時間質問をしておりますので、私は重複をなるべく避けたいと思います。それで、少し議案と関係がないと思われるような部分もあるかもしれませんけれども、質問をいたします。 最初に農林大臣に御質問をいたしたいと思いますが、田中総理が日本列島改造論というのを書……
○馬場委員 関連。
どうもいまの話を聞いていますとはっきりしないので、新聞に書いてあることを具体的に聞きますけれども、ことしの生産者米価は上げると書いてあるんですね。これは言わなかったのですか、言うたのですか。
【次の発言】 言わなかったわけですね。
【次の発言】 次に、来年から米を全量買い上げする、こういうことが新聞に書いてありますね。これも総理大臣は言いましたか、言いませんでしたか。
【次の発言】 全量買い上げをするということは総理大臣は言わなかったということですね。
【次の発言】 次に、休耕田をやめるというぐあいに新聞に書いてありますね。これも総理大臣は言わなかったですか。
○馬場委員 ただいま水産三法の提案理由の説明がございましたが、水産三法の法案の内容について質疑に入ります前に、漁民の実情、漁業の実態というものを明らかにする立場で、特に私は環境汚染が漁業と漁民にどう影響しておるか、こういう立場で最初質問を申し上げたいと思います。 水協法も提案されておるわけでございますので、まさにこの環境汚染は漁協にとっても死活の問題であるわけでございますので、最初その点について質問をいたします。 まず、最近の新聞で、あるいは調査で農林大臣も十分第三の水俣病については御承知と思いますけれども、まさにこのことは私は漁民の死活の問題だろうと、こういうぐあいに思いますし、さらに私……
○馬場委員 報道機関の伝えるところによりますと、文部大臣は近いうちに日教組の委員長とトップ会談をする、こういうような報道が行なわれておるわけですが、会談が行なわれるのか、いつやられるのか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 報道によりますと、十六日に会談をされるということを、大臣自身が言っておられるようでございますが、十六日にやられますか。
【次の発言】 日教組の代表と文部大臣が会われるということは、そしていろいろ話し合いをされるということは、私は非常にいいことだ、こういうぐあいに思います。ぜひ予定されております十六日に会われて、そして実り多い会談にしていただきたいことを最初お願いをしてお……
○馬場委員 私は、今日の水俣病に取り組む政府の基本姿勢についてお尋ねしたいと思います。 水俣病の患者は、いまなお生き地獄の苦しみを続けております。すでに御承知のとおり、目が見えない、口がきけない、耳が聞こえない、からだが動かない、こういう胎児性水俣病患者をはじめ、その家族、さらには塗炭の苦しみを受けられました漁民、その苦しみが現在まだ続いておるわけでございますが、私はこういう人たちにかわって、水俣病は終わっていないと、政治なり行政に携わっておられます者のまず責任について質問をしたいと思います。長官がおられませんけれども、政務次官が政府を代表してひとつよろしく答弁をお願いしたいと思います。 ……
○馬場委員 農林大臣に質問をいたします。 最近の石油危機、物価高、物不足、こういう状態の中で、国民の生活はまさに脅かされ、社会不安さえもある。私は、国民の生活にとって非常事態ではなかろうかというぐあいに認識をしておるわけでございますが、これはひとえに政府の大企業中心の高度経済成長政策の失敗であり、外交のまずさという点もあろうかと思いますし、さらには、石油という有限な資源に対する認識なりあるいは対策の甘さ、こういうところが原因でこういう非常事態にまで追い込まれたと私は思うわけでございます。石油危機という形でこのような状態になっておるわけでございますが、私は、この次に食糧危機というものが目の前に……
○馬場委員 私は、森林開発と森林の学術研究、自然保護、国有林行政のあり方等につきまして、具体的に屋久杉、屋久島の国有林問題を取り上げて質問をいたしたいと思います。 順序を立てて質問いたしますので、質問したことに端的に答えていただきたいと思います。大臣がおられないようですけれども、長官等で不十分な点があれば質問を留保したいと思います。 まず、第一点として、屋久杉の評価並びにその認識について政府の見解をお尋ねしたいと思います。御承知のとおりに、屋久杉というのは、原生林の中にはえて、樹齢が千年以上のものを屋久杉と言いますし、千年以下のものは小杉と言われておるし、植林したものは地杉、こういうぐあい……
○馬場委員 私は、具体的な事例を取り上げて、国営事業のあり方について質問をいたしたいと思います。
熊本県の天草郡河浦町と牛深市にかかわる国営の羊角湾総合開発パイロット干拓事業について具体的に質問をいたしたいと思いますが、まず、第一に、この国営事業の目的を具体的にお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 具体的なことについてはあとで逐一質問をいたしますが、いま次官が一部羊角湾を締め切って淡水湖にするのだ、そして干拓をやり、周辺の開拓をするのだ、こういうことをやって農業経営規模の拡大をして農業振興に資するのだと、こういうぐあいにこの事業の目的を言われたのですが、地元ではそう言っていないのです。……
○馬場委員 今日の自然破壊というものは目に余るものがあるわけですが、さらに、山林資源の枯渇が非常に重大な問題でございます。こういう自然破壊が行なわれたという原因は何であるか、林野庁当局はこれをどのように把握しておられるのか、国有林経営とか森林施策に誤りはなかったのかどうか、そういう反省といいますか、そういうものをどういうぐあいに持っておられるかという基本的なことについて、最初に御質問申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 ものごとをさらにやる場合には、やはり、過去の反省というものの上に立ってやるということが必要でないかと思うのです。いま一応の反省をお聞きしたのですけれども、政府が高度経済……
○馬場委員 法律案の内容について質問をする前に、文部大臣の学級編制、教職員定数等に対する基本的な考え方について、最初ただしておきたいと思います。 学校でわかるように教えてくれということは、ものを言わない児童でも、あるいはものを言う生徒でも、すべての児童生徒の願いだろう、こう私は思います。さらに行き届いた教育を施していただきたい、これはすべての親の願いだろう、こういうぐあいに思います。また行き届いた教育ができないということは、これは大臣もよく言われます、生徒の教育を受ける権利というものを侵害していると私は思うわけでございますが、この点についての文部大臣の御見解をまず伺っておきたいと思いますし、……
○馬場委員 私は、新長官に水俣病対策のことについて幾つか質問を申し上げたいと思います。 現在の三木総理が環境庁の長官でありました昭和四十八年の五月に水俣を訪れられまして、そのときに次のようなことを言われたわけでございます。今回、私が水俣を訪れたのは、現地の実情をよく見て、良心と責任感にむち打ち、力の限りを尽くしたいと考えたためだ。私のやることは、行政、政治に携わる者の深刻な反省であり、この上に立って、二度と悲惨な人災を起こさないという決意と、それを裏づけするきびしい環境管理である。さらに別なことばで、なすべきことは政治に携わる者の深刻な反省と、すでに起きた悲惨な事態に対する緊急かつ長期の対策……
○馬場委員 私は水俣病対策について、環境庁と運輸省に特に御質問を申し上げます。 三木さんが環境庁長官のとき、四十八年五月ですから、ちょうどいまから二年前になるわけですけれども、水俣病救済に新しい方向を打ち出したいと意気込んで、水俣に三木さん行かれました。そしてあの悲惨な状態を見て丁政治をやる者として責任を痛感するという立場で、厳粛な約束を実は現地の患者、住民にされた。その中の一つに、水俣病総合センターというのをつくりますという約束をなさいました。三木さんのそのときの約束の言葉をそのまま申し上げますと、水俣病の研究、治療、リハビリ、作業などを行う総合センターを水俣に設置する、そのため近く患者を……
○馬場委員 最近自衛隊の訓練と称しての国有林への入林が際立って多くなってきておるわけでありますが、そのことで各地でいろいろとトラブルを引き起こしておるという状態がございます。
まず、最初は、過去一カ年間の自衛隊が国有林を利用した件数、その面積、そしてまたその利用によって地元住民とのトラブルを起こした状況、こういう問題についてお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 自衛隊はわれわれは憲法違反だと思っておるのですけれども、国民の山をその自衛隊が利用する件数をつかんでいないというのはおかしいと思うのです。
そこで、私は、これは全然集計ができていないのか、あるいは全然わからないのかというと……
○馬場委員 私は文部大臣に御質問を申し上げます。 三木総理が、教育は静かな環境に置きたい、こういうことを就任早々言われました。私も、教育が静かな環境で自主的に創造的に行われるということについては非常に賛成でございます。また、民間人の永井さんを文部大臣に起用されたという三木総理の気持ちも、やはり静かな環境に置きたいという一つのあらわれだろう、私はこう考えております。 ここで、なぜ教育界が荒れておるかとか荒廃しておるかとか、そういう原因について私は質問しようとは思わないのです。ただ、教育を静かな環境に置きたいというその基盤の一つとして、教育行政に携わる者がやはり常に反省をしなければならないし、……
○馬場委員 時間が非常に限られておりますので、質問に対して端的にお答え願いたいと思います。水俣病対策の幾つかについて御質問を申し上げます。 水俣病の患者は、もう二十年前に奇病だとか伝染病だとか言われて、つまはじきされて以来二十年、私みたいな頑健な漁民が、一日数十回というけいれんを起こしながら狂い死にをしたり、一日じゅう昼夜を問わず泣き続ける胎児性患者がいまもおるわけですし、生まれながらにして目が見えないとか口がきけない、耳が聞こえない、自分の母親の顔もわからないし、お母さんという一言も言えないというような胎児性患者がおるわけです。生けるしかばねと言われておりますし、植物人間とも言われながら、……
○馬場委員 私は興人の会社更生法の適用にかかわる再建問題について幾つか御質問を申し上げたいと思います。 大臣が最後の方に出られるということでございますが、大臣には後でまた答弁を求めることといたしまして、八月二十九日に株式会社興人が、これは資本金が六十五億円で従業員が約三千七百名おるわけでございますが、約一千四百八十億の負債を抱えて東京地裁に会社更生法の適用申請をしたことはもう御存じのとおりでございます。関連企業の興人化成、これは従業員が四百名余りでございますが、この興人化成も負債が八十三億円、コーデラン工業という関連会社がございますが、これも負債が三十九億円、中央ハウジングというものも負債四……
○馬場委員 少し古い話になりますけれども、昭和四十二年に、カネミ油症事件の直前にPCBの入りましたダーク油をまぜました配合飼料で西日本一帯に鶏が大量死したという事件がございました。当時農林省はブロイラーで百万羽、その他の成鶏で百十万羽、二百十万羽の被害を受け、その中で四十万ないし五十万羽が死亡したという発表をしておられます。これは飼料中毒ではまさに日本で最大のものであり、こういう大惨事というのは世界的にもまれではないかと私は思うのですが、最初お尋ねしておきたいのは、二百十万羽が被害を受けて、そのうち四、五十万羽が死亡したと農林省は発表されておりますが、それは事実でございますかどうですが、お答え……
○馬場委員 食糧自給の基本的な考え方と具体的な施策について質問を通告しておりましたが、時間が非常に制限されておりますので、当面の具体的な二、三の問題から質問をいたしたいと思います。 最近の農政を見ておりますと、世界的な食糧危機といわれる現在でありますけれども、日本人の主食でありますところの非常に大切な米につきまして、何かこう厄介者扱いにしておるんじゃないかというような感じを受けますし、さらには、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、米退治というような感じもなしとしないような感じを私は受けておるわけでございます。そこで、そういった問題を中心に一、二質問をいたしたいのですが、昭和四十五年に米政策を百……
○馬場委員 私は水俣病の刑事責任追及の問題について御質問をしたいと思います。
五月の四日に熊本地方検察庁がチッソ幹部二人を業務上過失致死傷の容疑で起訴いたしました。公害企業の刑事責任の追及は、わが国では、これが初めてじゃないかと思うのですが、公害を企業の犯罪ととらえて、企業幹部の責任を問うということは、これはもう私は当然なことであると思うのです。今回の起訴は、公害や公害災害をなくする上で非常に重要な意義を持っておると思うのですけれども、これについて長官の見解を、まず聞いておきたいと思います。
【次の発言】 今回の検察庁のやった、起訴した措置というのは、ある意味で、いま言いましたように私も非常……
○馬場委員 昨日も問題になりましたが、大臣御承知の総理大臣官房広報室の食糧に関する世論調査、これは国政モニターに対するアンケート調査で、五十年十月に行われ五十一年二月に報告されたものでございます。これによりますと、食糧に不安があるかという問いに対しまして、八二%の人々が強い不安、または漠然とした不安を感じておると答えておるわけでございます。私はこれは日本の国民の世論を代表しておる事実ではないかと思うのですが、この事実について、食糧政策の責任者である農林大臣はどう思われますか、まずお尋ねしておきます。
【次の発言】 その不安の第一の原因として、日本の人口の増加と食糧の関係について不安がある、世界……
○馬場委員 私は漁業再建整備特別措置法案に対して質問をいたします。
まず最初に、最近のわが国の漁業を取り巻く情勢についての認識、特にこの法律の背景になっております国際環境の変化、経済情勢の著しい変化、こういうものに対する認識についてお尋ねいたします。
具体的に、現在ニューヨークで行われておりますところの海洋法会議の特に領海十二海里の問題、経済水域二百海里の問題、ここを中心に海洋法会議の動向と見通しについて簡単にお話をしていただきたいと思います。
【次の発言】 さらに具体的に聞きますと、領海十二海里、それから経済水域の二百海里、これは合意される方向にあると認識されておられるのかどうか。合意さ……
○馬場委員 ただいまも議論になったわけですけれども、くしくも最近相次いで、文部省の教育白書が出ましたし、日教組の学力実態調査が出ましたし、それからさらに教育課程改革の試案が出たわけでございます。これはもう日本の非常に重要な教育の問題を提起しておるわけでございますので、私もこの点について文部省の見解を最初にただしておきたいと思います。 五月七日に、文部省の「我が国の教育水準」、いわゆる教育白書が、これは五年ぶりじゃなかったかと思うのですけれども、出ました。これを、そう詳しくは読んでおりませんけれども、一読しまして、わが国の教育が量的に非常に高度成長をした、こういうことがはっきりあらわれておるの……
○馬場委員 まず、農林大臣に質問を申し上げます。 冷害や十七号台風等の災害につきましては、この委員会でも、実情の報告なり質疑応答の中から対策も出ておるわけでございますので、私は重複を避けて、質問をいたしませんが、日本の農業、農民は、このことによって非常に大変な状態に置かれておるわけでございます。私は、こういう冷害、台風災害の中から農林大臣が日本の農政において何を学ぶかということが非常に大切なことだろう、こういうぐあいに思います。今度の冷害なり災害というのは、ただ単に低温であったとか、日照不足だったとか、雨が多かったとか、風があったとか、こういう気象条件だけに責任があるわけではないと私は思いま……
○馬場(昇)委員 先ほどの同僚の米田委員の質問に関係するわけでございますけれども、協定の質問に入ります前に、何としてもこの外務省の情報文化局が出しました「日韓大陸棚協定 早期締結の必要な理由」このパンフレットについてどうしてもはっきりさせなければならないという点がございますので、その点から質問に入りたいと思います。 外務省は、このパンフレットの中で、昭和四十九年一月三十日調印のこの協定の批准の放置は、韓国だけでなく国際信義にもとる、こういうぐあいに言い切っておるわけでございます。この協定は御存じのように、石油危機の真っ最中に、そしてまた今日問題になっておりますところの二百海里漁業水域等の設定……
○馬場(昇)委員 九十日に及ぶ交渉で、鈴木大臣を初め関係者の皆さんは、肉体的にも精神的にも大変御苦労でございました。さらに私は、この交渉によって塗炭の苦しみを味わった漁業者及び関係業者の皆さんの心痛というものは察するに余るものがございます。 そこで、日ソ漁業暫定協定について、鈴木大臣も総理大臣も、いままた外務大臣も、領土と魚の切り離しに成功した、こう言明されておられるわけですけれども、私にはどうしても成功したとは思えないのでございます。 まず、第八条の方から読んでみますと、「相互の関係における諸問題についても、いずれの政府の立場又は見解を害するものとみなしてはならない。」こういう第八条にな……
○馬場(昇)委員 私は、水俣病認定について不作為が違法であると現在確認されておるわけでございまして、認定業務というのが違法の状態の中に現在あるわけでございます。そういう状態の中における水俣病認定の行政姿勢といいますか、具体的対策も含めてお尋ねいたしたいと思います。 まず、長官にお尋ねいたしたいわけでございますが、すでに御承知のとおりでございまして、昨年暮れの十二月十五日に熊本地裁が申請者三百六十二人について、これは県ですけれども、被告の不作為は違法であることを確認するという判決を出しました。判決の理由は、救済法は迅速な救済を目的としている、認定処分のおくれは救済を受ける権利を実質的に奪うもの……
○馬場(昇)委員 私は、環境庁長官に、特に水俣病の認定促進の問題に限って御質問を申し上げたいと思います。
すでに長官も御承知と思いますけれども、熊本県議会が三月の二十九日に、熊本県知事は水俣病認定業務を国に返上せよ、こういうような要望の決議をいたしました。これは長官も御存じと思いますけれども、この事態を長官、どう受けとめられておるかということについて、最初に長官のお考えをお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 熊本県議会の決議の内容は多分御承知と思いますけれども、二十年近く熊本県はこの問題に努力をしてまいりましたにもかかわらず、不作為の判決も出て現在違法状態が続いておりまして、何とかそ……
○馬場(昇)委員 長官は先般水俣に行っていただきまして、大変御苦労でございました。水俣を初めて見られました後の水俣病対策について質問を申し上げたいと思います。 私はまず第一点として、水俣訪問後の石原長官の水俣病行政に対する姿勢についてお尋ねしておきたいと思うのです。 その第一は、水俣病に対する行政責任でございます。長官は水俣で次のように、患者、住民に対して責任を明らかにされたわけでございます。水俣病は、行政が積極的に動かず、ひょっとすれば百人で済んだかもしれない患者を千人以上も出してしまった、国を代表して皆さん方におわびをしたい、さらに、水俣病は何もしなかった行政に責任があります、おわびを……
○馬場(昇)委員 まず、農林大臣に御質問を申し上げます。 松はもみじをしないわけですけれども、その松がもみじをし、その果てには枯死してしまう、こういう状況が出ておるわけでございますけれども、この状況を見ますと、松は今日までの日本の林野、森林行政というものの貧困を見ておるような気がいたします。松がもみじをするというようなこの事態は、林政に対する言うならば天の警告ではないか、こういうぐあいに行政をする者は素直に受けとめる必要があるのではないか、私はこういうぐあいに思うのです。 日本の林野、森林行政というものは、経済性追求の視点が多くて、人減らし、山荒らし行政と言われてきたのですけれども、人命の……
○馬場(昇)委員 私は畜産農家の経営の改善と生活安定について具体的に質問をいたしたいと思います。 私の地元の熊本県下益城郡城南町塚原というところに豊田養豚団地というのがございます。私は、今週の日曜日、二十日の日にそこを訪ねてまいりました。そこの養豚農家から五十一年度の詳細な経営実態というのを聞いてまいりました。内容を申し上げますと、五十一年度の肉豚の販売高が八千七百五十一万一千三百十七円、これが五十一年度の肉豚販売高でございます。子豚の仕入れ代金を見てみますと、六千二百十七万四千七百八十三円です。これが子豚の仕入れ代金でございます。一年分の飼料代は三千二百七十六万五千八百四十七円です。子豚の……
○馬場(昇)委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議及び日本共産党・革新共同共同提案によりますところの修正案の説明を申し上げたいと思います。 内容は、次のとおりであります。 松くい虫防除特別措置法案の一部を次のように修正する。 第一条中「特別防除を」を「必要な特別防除を、周囲の自然環境及び生活環境の保全に適切な考慮を払いつつ、」に改める。 第三条第一項中「基準」の下に「、特別防除を行う松林の周囲の自然環境及び生活環境の保全に関する事項、特別防除により人の健康及び農業、漁業その他の事業に被害を及ぼさないようにするために必要な措置に関する事項」を加える。 第五条第三項中「所有する者」の下……
○馬場(昇)委員 厚生省、来ておられますか。私は、OPP問題を中心にして、果樹行政について質問をいたしたいと思います。
まず最初に、厚生省にお尋ねをいたしたいわけでございますが、厚生省の食品添加物行政についてでございます。
昭和四十六年以来、新しい食品添加物の使用は一切認めないというのが厚生省の食品添加物行政ではなかったろうかと私は思います。使用禁止措置をとった例はあるけれども、新しい添加物を認めたことはなかったのじゃないかと私は思うのですけれども、これについて厚生省の御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 ただいま、四十六年以降は一切認めていない、禁止した例はあった、これが厚生省の食……
○馬場(昇)委員 日ソ漁業交渉につきましては、同僚委員から昨日からたくさんの質問が出ております。私も時間がありましたら後段の部分で申し上げたいと思いますが、時間の関係上、まず最初に領海法について御質問を申し上げたいと思います。 この領海法の提案の理由の中に、外国船の操業によって被害を受けている沿岸漁業者の切実な要望にこたえてこの領海法を提案したのだ、こういうことを大臣も言われておりますし、理由の中にも書いてあるわけでございます。もちろん私は当然なことであろう、こういうぐあいに思うのですけれども、この領海法というのは、単に被害を受けた漁業者の要望があったからこれをつくるのだということではなしに……
○馬場(昇)委員 ただいま御報告ございました日ソ漁業交渉についても質問をいたしたいのですけれども、理事会の申し合わせで来週に集中審議をするということでございますので、そのときに質問をいたしたいと思います。しかし、きょう私が有明海の諌早湾の干拓工事について質問をするわけでございますけれども、その質問の前提となるという意味で日ソ漁業交渉について、内容には触れませんで一言質問を申し上げておきたいと思います。 非常に長い困難な交渉をやってきたわけでございますが、この日ソ漁業交渉で政府は、特に農林省は水産行政として日ソ漁業交渉から今日のところどういう教訓を得ておるのか、何を学んでおるのか、こういう基本……
○馬場(昇)委員 私は、第八十国会で成立いたしました松くい虫防除特別措置法の審議の際に農林省が国会に提出いたしました、ここにありますけれども、「松くい虫防除特別措置法案参考資料」、この参考資料について質問をいたしたいと思います。 この松くい虫防除特別措置法案につきまして、農林省は、国会法百四条により国会の審査及び調査のために提出した参考資料を基礎に、次のように説明なりあるいはわれわれの質問に対して答えたわけでございます。 まず第一点は、松枯れの原因はマツノマダラカミキリが運ぶマツノザイセンチュウが原因である、第二点は、農薬の空中散布が松枯れ対策に最も有効である、第三点は、人体に対する健康被……
○馬場(昇)委員 私は、水俣病の若い患者さんたちに対する行政について、まずお尋ねいたしたいと思います。
水俣病の若い患者さんたちは非常に苦しんでおるわけですが、その中でも補償金で食っているとか、遊んでいるとか、サボっているとかといろいろ言われて大変苦しんでいるわけでございますが、若い患者と言っても大体戦後生まれと言っていいのじゃないかと思うのですけれども、そういう若い患者さんで仕事を求めている人は大体何人ぐらいおるのか、環境庁はどういうぐあいに把握しておられるのか、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、この間、十九日、二十日、水俣病の若い患者の代表が四人来まして長官に……
○馬場(昇)委員 私は、日韓大陸棚協定の共同開発と日本の漁業とのかかわりについて、これが第一点、第二点は、この共同開発と中華人民共和国並びに朝鮮民主主義人民共和国との関係について、第三点は、この共同開発と海洋汚染の問題について質問をいたしますが、その前に一言聞いておかなければならないことがございます。 それはきょうの一部の新聞に報道されておることですけれども、十四日の外務省の首脳の言明として報道されております。それは、日韓大陸棚特別措置法が成立しなくても日韓大陸棚協定を批准することがあり得る、こういうことを外務省の首脳が言明をした、こういうような報道がなされておるわけでございます。私どもが承……
○馬場(昇)委員 山田長官は、環境庁の歴史をたどってみますと、第九代目の長官のようでございます。 ちょうど一カ月前になるわけですけれども、三月十九日の日曜日に、機動隊を入れられて、水俣病患者の強制排除を第九代目の山田長官が行われました。私は、この行為というのは環境庁の歴史に汚点を残した、こう言わざるを得ないのでございます。これは、私が単にそう言うんじゃなしに、かつての環境庁長官でありました自民党の大石さんでさえも、新聞のインタビューに答えながら、およそ信じられない話だ、あってはならないことだ、こういうことを言っておられるわけでございます。患者さんが強制排除のときにけいれんを起こして痛む体の全……
○馬場(昇)委員 まず、大臣に御質問申し上げますが、昭和四十八年に五党一致の議員立法として臨時措置法ができたわけでございますけれども、これができましたときに、沿岸住民だけではなしにすべての国民が大きな期待をこの法律にかけたわけでございます。しかし、現実を見ますと、CODの汚濁負荷量の削減によりまして水質改善などに一応の成果はあったけれども、全体の瀬戸内の保全それから回復ということにとっては、議員立法によりますこの臨時措置法の今日までの効果といいますか、非常に非力であったと私は思うのですけれども、これに対する大臣の御見解をまず聞いておきたいと思うのです。
○馬場(昇)委員 私は、けさ水俣病問題関係閣僚会議、座長は官房長官ですが、ここで水俣病問題の当面の対策について決定をしておるようでございますが、この決定内容について、座長が官房長官ですので官房に質問を通告しておりましたが、幸い決定いたしました後に、決定しました内容については書き物をいただいておりますので、内容の説明は要りません。 このような内容をきょう関係閣僚会議で決定したのかどうか。二点は、閣議ではこれを二十日に決定するというぐあいに聞いておるのですが、閣議では二十日にこれを決定するのかどうか。もう一つは、きょうの関係閣僚会議のこの決定内容について熊本県の知事は了解をしたのかどうか。この三……
○馬場(昇)委員 私は水俣病関係について多くの質問をいたしますので、簡明にお答えいただきたいと思うのです。
まず第一に、チッソの経営危機が言われております。その経営危機と言われるチッソの経営内容について、政府に説明があったかどうか、いつだれが説明に来たか、このことをまず聞いておきたいと思うのです。これは、まず通産の方に聞きます。
【次の発言】 環境庁長官にはこの経営危機の経営内容について説明がございましたか。
【次の発言】 通産にお聞きしますけれども、現在政府としてはチッソの経営内容をどのように把握しておられるのか、お答えください。
○馬場(昇)委員 私は、農畜産物の輸入枠拡大の問題と自由化の問題にしぼって、大臣の姿勢をただしたいと思います。 五十二年九月以降、白米通商問題で協議が行われまして、去る一月十三日にストラウス代表と共同声明の発表があって一応の決着を見たところですが、この交渉を見ながら農民は、減反という新生産調整の物すごい心の痛手、傷を受けた、その傷口に塩ではなくてコショウを振りかけられるような気持ちだ、こう表現をした人もおるわけですが、非常に大変な気持ちでこれを見守っておったわけでございます。 そこで、まず最初は、整理する意味で素朴な質問ですけれども、何で牛肉とかオレンジの輸入枠の拡大というのをアメリカが要……
○馬場(昇)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表して、北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法及び南九州畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、農産物の総合的自給力の強化のための畑作農業の重要性にかんがみ、農業生産の地域指標の試案等を勘案し、本制度の在り方をも含めて、畑作農業……
○馬場(昇)委員 松くい虫防除特別措置法にかかわります御質問を申し上げたいと思います。 松くい虫防除特別措置法は昨年の第八十国会で成立をいたしまして、五十二年度はこの法律に基づいて約二十八億の予算で九万ヘクタールの特別防除が行われたわけでございます。そしてこの法律で、今後五カ年間で約二百三十二億の費用を使って空中散布、すなわち特別防除を計画しておるわけでございまして、これは大臣御承知のとおりでございます。 昨年の第八十国会のこの法律の審議の過程で、多くの疑問や問題点が指摘されたわけでございますが、それが十分解明されず、納得のいかないままに、社会党、公明党、共産党の三党が修正案を出したわけで……
○馬場(昇)委員 私は、振動病について、農林省、林野庁並びに労働省に対して質問を申し上げたいと思います。
まず、具体的な質問に入ります前に、振動病の現状についてお尋ねをしておきたいと思います。
振動病の発生状況及び現況について、国有林並びに民有林別に、国有林については林野庁から、民有林については労働省から、その現状についてお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 国家公務員災害補償法の認定数をいま三千三百十名と報告がございましたけれども、五十一年から五十二年にかけてどのくらいふえたのかというところをもう一つ知らせていただきたいと思うのです。労働省につきましては、これも五十一年から五十……
○馬場(昇)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党及び新自由クラブを代表して、国有林野事業改善特別措置法案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。 修正案はお手元に配付してありますが、その案文を朗読いたします。 以上が修正案であります。 以下、修正の趣旨を簡単に申し上げます。 修正の第一点は、改善計画の趣旨について、昭和七十二年度までに国有林野事業の経営の再建を図るためにその健全性を確立することを目標とし、これに必要な基本的条件の整備を図ることとしたものであります。それは広い視野と長期的展望に立った特別の措置を講ずることにより、国民経済及び国民生活における国有林……
○馬場(昇)委員 私は、農畜産物の輸入問題を中心に二、三の点についてお尋ねしたいと思います。 去る一月の日米通商交渉の共同声明で、オレンジの内地枠が五十二年度一万八千トン、これは途中追加でそうなったわけですが、五十三年度の年内枠が二万二千五百トン、それから季節枠が六月から八月までで二万二千五百トン、合わせまして五十三年度は四万五千トンになっているわけでございますけれども、この季節枠が六月一日から解禁になったわけでございます。 まずお尋ねしたいのは、六月から八月までの季節枠二万二千五百トンの輸入計画はどういうぐあいになっておるのかということでございます。
○馬場(昇)委員 石油ショック以来、政府の公害環境行政は後退に後退を重ねておるというような批判がございます。特に、山田長官の最近の環境公害行政につきましても、後退をしておるのだという批判があるわけでございますが、私は、まず第一点として、大臣の水俣病行政についての基本姿勢についてお尋ねをいたしたいと思います。 大臣は水俣病のネコ実験のフィルムをごらんになったことがございますか。ネコが発狂したようにぴょんぴょんはねながら狂い死にをした、その模様がはっきり出ております。水俣地方の漁民は、きのうまで一生懸命漁をしておりながら、ときに私のような大きい体の漁民も私は見ましたけれども、一日に五十回も六十回……
○馬場(昇)議員 私は、提案者を代表いたしまして、水俣病問題総合調査法案につきまして、その提案理由及び主要な内容について、御説明申し上げます。 水俣病は、世界最大の水汚染公害であり、その被害は、原爆被害に匹敵する人類の経験した最も悲惨な被害であると言われています。 水俣病問題について、その広さ、深さを正しく総合的に把握し、その対策を樹立することは、被害者に対する救済対策の完全を期するだけでなく、人類の未来に対する今日の行政の責務であります。 今日までの水俣病問題に対する行政の対応は、不十分であったばかりでなく、不作為があったといっても言い過ぎではないのであります。また、行政の想像力の追い……
○馬場(昇)委員 時間が非常にございませんので、イエス、ノーという程度で、簡潔にお答えいただきたいと思います。
まず、この法律は、認定促進の不作為違法の状態が国にも責任があることを確認した上での提案であるかどうか、お答えいただきたい。
【次の発言】 抽象的なお答えですけれども、不作為違法状態が国にも責任があると環境庁長官は先ほども言われたわけですが、その前提に立って自民党も出しておられるのかどうかということですから、イエスかノーかで結構です。
【次の発言】 次に、この法律は申請患者切り捨てにならないか、こういう心配があるわけですけれども、絶対にそのようなことがあってはならないと私は思うのです……
○馬場(昇)委員 私は、大臣を中心に、水俣病対策について質問をいたしたいと思います。 まず最初に、大臣の水俣病行政に対する基本姿勢をお尋ねしておきたいと思います。 大臣が御存じであるかどうか知りませんけれども、一九〇九年、明治四十二年にあの水俣に肥料工場ができたのです。そして、大正十年にアセトアルデヒド酢酸工場ができました。ところが、大正十四年ごろから工場排水で漁獲量が減って、漁民の補償要求があったのです。そこで、会社は大正十五年に、その当時の金で見舞い金千五百円を支払っております。当時は熊本県芦北郡水俣町と言っておったのですが、現在非常に患者が多発しておるのですけれども、私はその隣接の芦……
○馬場(昇)委員 昨日、水俣病の刑事裁判で元社長、元工場長二人に対して有罪の判決が出ました。これはもう政府も御承知のとおりだろうと思うのです。
そこで、まず長官にお聞きしたいのですけれども、この刑事裁判の判決が患者に対してどういう効果をもたらすのか、水俣病問題の解決に対してこの判決がどういう力になるのか、この点について長官の御感想、御見解を聞いておきたいと思うのです。
【次の発言】 有罪になりました元幹部二人は、もう現在はチッソと何ら関係がございませんで、老齢で隠居をなさっておられる身でございます。患者さんたちはこう言っております。この裁判は検察の体面づくりのためにやったんだ、検察の後始末的……
○馬場(昇)委員 水俣病対策について四点ぐらい質問をいたします。 まず第一点は、チッソの金融支援措置の問題、具体的に言うと熊本県の県債発行の問題でございます。 五十三年度の下期分として二十二億二千万の熊本県債を発行するということ、これが発行されますと、上期が三十三億五千万発行しておりますから、合計五十三年度分として五十五億七千万になるわけですけれども、この下期に二十二億二千万熊本県債を発行するということが、チッソ金融支援措置に関する協議会、これは上村さんが座長だそうでございますが、そこで決定したと報道されておりますが、これは事実でございますか。
○馬場(昇)委員 日ソの漁業協力協定に基づきますところの第一回の日ソ漁業委員会がきのうからモスクワで始まったわけでございますが、この点について、後で同僚議員の角屋議員から詳しい質問がありますけれども、私の方からも一、二点質問を申し上げておきたいと思います。 まず、大臣にお聞きしたいのですけれども、いろいろ伝えられておりますが、ソ連が母川国主義を前面に押し出してきて、多分沖どり全面禁止を強く主張することは明らかではないか、私はこう思うのですけれども、この交渉に対しまして農林水産大臣はどのように対処しようとしておられるのか、基本態度をお聞きしておきたいと思います。
○馬場(昇)委員 大臣がおくれておるようでございますので、順序を入れかえますので、大臣が来られたらまた途中で質問を切るかもしれませんが、御了承いただきたいと思うのです。
まず最初に、松くい虫の防除について御質問をいたします。
まずお尋ねしたいのですけれども、空中防除を始めました昭和四十八年から五十三年までの民有林の松くい虫の被害材積をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 あわせて、四十八年から五十三年までの散布面積と使用薬剤の数量を示していただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話がありましたように、昭和五十三年度は百二十七万立方の被害が出ておるわけでございます。これは私が知……
○馬場(昇)委員 農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案というものが、本委員会の理事会等で、各位の努力で全党一致で本委員会にいずれ提案される、こういう事態を迎えましたので、私は、この際、全国中央会の藤田会長、最高責任者においでいただきまして、この農業危機と言われる中での農業、農民の問題、さらに農協運営の基本にかかわる意見を聞きたかったのでございますけれども、都合で藤田会長が出席できないということを非常に残念に思うのでございます。前の宮脇会長はちょいちょいこの委員会に来て御意見も述べていただき、質疑にも答えていただいたわけでございますので、藤田会長もぜひ都合を見てこの委員会に来て、そういう……
○馬場委員 私は、幾つかの具体的な問題をただしながら、土屋新環境庁長官の公害環境行政に対する姿勢を国民の前に明らかにしていただきたいと思います。 まず、長官、いま多くの国民は最近の公害環境行政は非常に後退しつつある、こういうような批判を持っておりまして、それに対して非常に不平、不満、不信感を持っておりまして、ときには憤りをも持っておるわけでございます。私どもも、この委員会で多くのことをこういう点について批判をしてきたところでございますが、たとえば水俣病について言いますと、新次官通達というものを出して患者を切り捨てる、そういう批判が非常に強く出て、これは今日までも残っておるわけでございますし、……
○馬場委員 日本社会党の農業、林業、水産業の基本政策に基づきまして、来年度の予算において大臣にぜひ実現していただきたい、こういう事柄につきまして、先ほど大臣に申し入れをしたところでございますが、ぜひ社会党の意のあるところをくんでいただきまして、実現するように最大の努力をお願いしておきたいところです。 きょうは、特に養豚経営の危機的状態でございますので、その点にしぼりまして、大臣並びに局長等に御質問申し上げたいと思います。さらに、時間がありますれば、水産行政の一、二の点についても質問いたしたいと思います。 そこで、まず、養豚経営の危機の問題でございますけれども、大臣も御承知のとおりに、現在非……
○馬場委員 私は、環境影響評価法について、しぼって質問を申し上げたいと思います。
まず、そのものずばり最初にお尋ねいたしますけれども、この環境アセスメント法をこの国会に提出すると約束なさっておるわけでございますが、ずばり言っていつ提出なさるのか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 一日も早くということでございますが、報道されておるところによりますと、官房長官が、総理が提出をするという予算委員会の言明に従いまして、折衝中の通産、環境両省に対しまして、今週中に案をつくってしまえ、今週中に国会に提出をするように準備をしてください、そういう要請があっておるやに私は聞いておるわけでございます。
……
○馬場委員 私は、健康被害補償法に対する質疑に入ります前に、昨日、実は四日市港に廃液をたれ流しました石原産業事件について判決が出たわけでございます。大臣も御承知のとおりに、これは一日二十万トンと言われるような硫酸のまじった廃液を流し続けて、刑事事件となった事件でございますけれども、きのうの判決の内容を見てみますと、その柱として、廃液に適切な処理対策を講ずることなく四日市の海を汚染した工場長の責任は非常に重大だ、こう言われておりますし、さらに、会社は採算性を追求する余り企業の社会的責任を忘れて、かかる事態を招いたことは非常に遺憾だ、こういうことで全面有罪の判決が出ているわけでございます。そしてま……
○馬場議員 私は、提案者を代表いたしまして、水俣病問題総合調査法案につきまして、その提案理由及び主要な内容について、御説明申し上げます。 水俣病は、世界最大の水汚染公害であり、その被害は、原爆被害に匹敵する人類の経験した最も悲惨な被害であると言われています。 水俣病問題について、その広さ深さを正しく総合的に把握し、その対策を樹立することは、被害者に対する救済対策の完全を期するだけでなく、人類の未来に対する今日の行政の責務であります。 今日までの水俣病問題に対する行政の対応は、不十分であったばかりでなく、不作為があったと言っても言い過ぎではないのであります。また、行政の想像力の追いつかない……
○馬場委員 私は、産業廃棄物行政と水俣病問題、二点について質問を申し上げたいと思います。が、まず第一番目に、産業廃棄物行政につきまして、具体的な事例を挙げてお尋ねしたいと思います。 神奈川県南足柄市下怒田地区の産業廃棄物処理場の設置問題についてでございます。これにつきましては、環境庁、農林省、厚生省にお尋ねを申し上げます。 問題の概要を申し上げますと、昭和五十一年の十月に、東京に事業所を持っております業者から冒頭申し上げました地区を産業廃棄物の処分埋め立て地として使用したい旨の申し入れがありましたが、当地区はミカン畑が一面に広がるすぐれた景観を誇る丘陵地でありまして、また豊富な、しかも良質……
○馬場委員 私は、環境アセスメント法について御質問を申し上げます。 長官、これは総理が予算委員会でこの国会に提案をいたしますという約束をなさっているわけですし、さらに、五十五年度の予算の修正の話し合いの中で、社公民三党と自民党の中でも、アセス法をこの国会に提案をするという申し合わせができているようでございます。せっかく関係閣僚会議もつくられたわけでございますが、今日の情勢では国会提出に至らずという情勢のようでございますし、また、いまから国会に提案するなんというのは非常識なことだと私は思うのですが、国会に提出にならない、こういう主な理由についてて長官からまず御意見を聞いておきたいと思う。
○馬場委員 私は、水俣病問題についてと健康被害補償法について、さらに時間がありましたら環境アセスメントについて、以上三点についてお尋ね申し上げたいと思います。 まず、他省庁からもおいで願っておりますので、水俣病対策の問題からお尋ねいたしたいと思います。 まず、その第一点は、水俣病の認定業務の促進対策についてお伺いしたいわけでございますが、その前提として、今日の認定業務の現状、滞留者がどうなっておるのか、あるいはどのくらいさばかれておるのか、将来どういう展望が持たれるのか、そういう認定業務の現状と将来計画について実情をまずお知らせいただきたいと思います。
○馬場委員 まず大臣に、ちょっと話は大きいのですけれども、基本的な問題でございますので、世界の食糧の事情の展望について大臣はどう考えておられるのか、たとえば現在一九八〇年の世界の食糧状態はどうだ、九〇年にはどうなると思うのか、あるいは二〇〇〇年には世界の食糧事情はどうなると思うのか、こういう食糧事情についての大臣の展望をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 FAOのお話をなさいましたが、後段では自分自身の御見解を出されたわけでございますが、私がここで聞きたいのは、やはり農林大臣が、日本の農林行政、食糧行政をするという責任者として、きちんとした、食糧事情はこうなっていくんだ、そういう展……
○馬場委員 私は、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び社会民主連合を代表して、農業者年金基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 農業者年金基金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本制度が、国民食糧生産の担い手としての重要な使命を有する農業者の老後の保障と農業経営の近代化等に果たす役割の重要性にかんがみ、本制度を公的年金として位置づけ、制度の一層の整備充実が図られるよう左記事項の実現に努めるべきである。 記 一 農業者老齢年金については、昭和五……
○馬場委員 私は、まず大臣に、昨年の国会で共済年金の五法案が国会を通過するに当たりまして、大臣も御承知のとおりに、国家公務員、公共企業体職員の共済組合関係法を審議しておりました大蔵委員会で、その理事会で合意事項がございます。この理事会の合意事項に大蔵省当局も賛意を示した、こういうことがございまして、これが共済年金関係の五法案を通過する基礎になったわけでございますが、本委員会におきましても、わが党の芳賀委員が、大蔵省の主計局次長をこの委員会に呼びまして、ここでそのことについて質問をいたしました。それに関連いたしまして農林大臣にも質問いたしまして、確約された事項が幾つかあるわけでございますが、私は……
○馬場委員 私は、干拓の行政につきまして具体的な事例を挙げながら質問をいたしたいと思います。 熊本県芦北郡津奈木町というところがございますが、これは、南は水俣市に接し、北は私の出生地の芦北町に接しており、西の方の海は、例のチッソの水銀たれ流しによります世界の公害の原点と言われます水俣病が多発しております八代海でございます。その芦北郡津奈木町というところで公有水面を埋め立てて干拓したわけでございますが、今日、その津奈木町の町議会の人が七名で、町長と町長の有力な後援者であります元町会議員を不動産侵奪とその共同正犯容疑で告訴しておるというような事件がございます。この告訴は、昨年暮れの五十四年十二月……
○馬場委員 私は、まず農用地三法の審議の基盤になる幾つかの問題について質問をしておきたいと思うのです。 まず第一点は、去る四月八日に衆議院の本会議で食糧問題に対して自給率向上の決議が行われたわけでございますが、聞くところによりますと、農業問題の本会議決議というのは二十二年ぶりだということでございまして、この決議はまさに歴史的な決議であろう、こういうぐあいに私は思うわけでございます。そしてまた、もう御承知のとおりですけれども、内容も非常にりっぱなものだと私は理解しておるわけでございます。本委員会でも私もかつて議論したことがありますが、八〇年代から二十一世紀にかけて、食糧事情というのは楽観を許さ……
○馬場委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党・革新共同、民社党・国民連合及び社会民主連合を代表して、農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を 改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本制度の一層の発展充実を期するため、財政基盤の弱い本制度の特殊性を考慮し、制度の健全かつ円滑な運営が図られるよう左記事項に検討を加え、その実現に努めるべきである。 記 一 増大する不足財源に対処するため、給付費に対する国庫補助率……
○馬場委員 鯨岡環境庁長官が、本環境委員会の審議に先立ちまして所信を述べられたわけでございますが、私は都合によりましてその所信を聞くことができなかったのですけれども、後で記録を十分読ませていただいたわけでございますが、私も全く同感な部分が多いし、非常に心強く感じた点も多くありましたし、鯨岡長官に期待するところも非常に多い、こういう感じを読ませていただいて持ったところでございます。その中で、特に私が同感であり、心強く思い、期待したところは、「環境問題は、現在生存している私たち一人一人の健康と生活に直接関係する問題であると同時に、私たちの子や孫、ひいては人類の将来にもつながる重要な課題であります。……
○馬場委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました動議につき、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 放送等により教育を行う大学の設置に関 する件(案) 放送を利用する大学は、広く国民に期待され ている。したがって、左記事項を充たし、国民 的合意を不可欠とする開かれた大学でなければ ならない。 一 放送法と学校教育法を前提とする放送大学 は、この二つの法にもとづく整合性をもつた 大学であること。そのために、放送にかかわ る現行法制の公共・公平の原則と、教育にお ける学問の自由・大学の自治との矛盾が解決 さ……
○馬場委員 本案は、本年の四月二十五日に本委員会で全会一致で可決しておるわけでございますが、厚生年金保険法等の改正案との絡みで、国公、地公、公企体職員や農林漁業団体職員に係る四法案とともに審議未了となっておるわけでございますが、四月二十五日、本委員会で全会一致可決されました際に附帯決議が付されておるわけでございます。これはこの四月二十五日だけでなしに、毎年この法案はかかっておるわけでございますので、この附帯決議が付されておるわけでございますが、この国会の附帯決議の意思を政府がどのように実行に移しておるか、こういう点について第一にお伺いをいたしたいと思うのです。 そこで、この法案に係る附帯決議……
○馬場委員 私は、提出者を代表して、ただいまの法律案に対する附帯決議案について御説明を申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について検討し、速やかにその実現を図るべきである。 一 長期給付に要する費用に対する国の補助率を百分の二十以上に引き上げるよう努めること。 二 長期給付に対する日本私学振興財団の助成金について、必要な強化措置を講ずるよう努めること。 三 地方財政の実情にかんがみ、長期給付掛金に対する都道府県の補助を充実す……
○馬場委員 長官、時の話題の環境アセスメントにつきましては、けさ読んだのですけれども、ある新聞によりますと、鯨岡長官のことをアセスメント長官と書いてございまして、反対する経済界、財界に対して撃ちてしやまんというかっこうで日夜がんばっておられるということを私も知っているのですが、利益の追求ばかり考えているああいう財界とか経済界とかいうのを説得するのは大変だろうと思いまして、この苦労には心から敬意を表するわけです。 しかし、いま長官が必死に努力なさっております財界とか経済界、こちらは実は公害を出す方でございますし、開発をして環境を破壊する方でございます。ところが、片一方、公害を受ける住民、開発に……
○馬場議員 私は、提案者を代表いたしまして、水俣病問題総合調査法案につきまして、その提案理由及び主要な内容について、御説明申し上げます。 水俣病は、世界最大の水汚染公害であり、その被害は、原爆被害に匹敵する人類の経験した最も悲惨な被害であると言われています。 水俣病問題について、その広さ深さを正しく総合的に把握し、その対策を樹立することは、被害者に対する救済対策の完全を期するだけでなく、人類の未来に対する今日の行政の責務であります。 今日までの水俣病問題に対する行政の対応は、不十分であったばかりでなく、不作為があったと言っても言い過ぎではないのであります。また、行政の想像力の追いつかない……
○馬場委員 大臣は先般、所信の表明をなさったわけでございますが、私は、今日の社会の情勢、教育をめぐる情況の中で、文部大臣としてぜひ強調していただきたかったことがあるわけでございます。それは、やはり何としても文部大臣としては日本の憲法を守るのだ、教育基本法を守るのだ、そうして憲法や教育基本法の精神を貫く教育、そういう教育行政をやるということを力強く表明していただきたかったわけでございますが、これについて大臣、どうですか。
【次の発言】 大臣の中に憲法云々と言う人もおりますけれども、文部大臣の日本国憲法、教育基本法を遵守して精いっぱい教育行政をやるという強い決意を聞いて安心したのですが、もう少し具……
○馬場議員 ただいま議題となりました公立の障害児教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 本案は、一九八一年の国際障害者年に当たって、障害児教育の水準の維持向上のため、新たに単独法として、公立の障害児教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準法を制定し、学級編制及び寄宿舎の舎室編制の適正化並びに教職員定数の確保を図ることにより、障害児教育へのきめ細かい配慮を行い、障害児教育の一層の充実に寄与しようとするものであります。 現行法では、公立の障害児教育のための学校の学級編制及び教職員定数の標準について、小学部及び中学……
○馬場委員 私は、日本社会党を代表し、先ほど提出されました日本社会党の修正案に賛成し、政府提出原案に反対する討論を行います。 政府提出の原案は、われわれの見解によれば、三つの部分から成っております。 その一つは、鳴門と鹿屋に創設が予定されている新しい構想の教育大学と大学院設置に関する部分、その二には、既設の大学の大学院、学部、短大などの新増設の部分であり、その三は、三つの共同利用研究所の新設にかかわる部分であります。 そのうち第二、第三の部分については賛成であります。しかし、新構想の教員養成の教育大学・大学院及び国立体育大学については、次に述べる理由で今日の段階で採決されることには賛成し……
○馬場議員 ぜひよくしたいのですけれども、現在の情勢の中では、まず第一歩としてやむを得ないのじゃないかということで提案者と同じように――私も提案者でございますけれども、そう考えております。
【次の発言】 ただいま提案者の代表として長谷川委員が申し上げたとおりでございまして、本当に私どもとしては、特に先ほども御質問いただいたのですが、私、高等学校で教鞭をとった経験もございますが、やはりいまの法律の内容に盛られております事項では、高等学校に勤めておる者、生徒、父母、あるいは地方自治体として、これでは不十分だと思うのです。やはり義務制と同じような補助率等がぜひ必要だと思うのです。しかし、今日の財政状……
○馬場委員 私学共済の質問をいたしますが、まず最初に大臣にお聞きします。
この前のこの法案の審議のときにも質問したのですが、国庫補助率の問題です。これは二〇%確保すべきだという附帯決議が、すでに本委員会でも十五回出ているわけですけれども、昭和五十六年度の国庫補助率はどうなったのか、二〇%に対してどのような努力を大臣なさったのか、今後の見通しなり決意等についてお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 十五回本委員会で決議しているわけですね。そして、いま五十六年度の補助率についても努力をしたが、実現していないというお答えでございまして、まことに残念でございますが、努力努力という言葉を聞いたっ……
○馬場委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました動議につき、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 高等教育の整備充実に関する件(案) 政府は、高等教育に対する国民や社会の要請等にかんがみ、次の措置を講ずべきである。 一 国立大学及び私立大学については、大学教育の現状、十八才人口の動態及び経済の動向等を考慮し、引き続きその充実を図ること。 二 その新増設については、立法措置による抑制ではなく、大学の自治、学問研究の自由に配意し、関係機関の審査等によって慎重に対応ずること。なお、この場合において、高等教育全般にわたり、その充実を期するため……
○馬場議員 鍛冶委員にお答えする前に一言申し上げたいわけでございますけれども、ことしは国際障害者年でございますし、そして、はからずも昨日の衆議院の本会議で「国際障害者年に当たり、障害者の「完全参加と平等」の実現を図る決議」が満場一致決議されました。その中で、その第一項目といたしまして、「障害者対策の抜本的改善を図るため、中央、地方を通じ「長期行動計画」の策定に努めるとともに、特に障害者に関する現行法制及び諸制度の現状を点検し、その改善に努力すること。」とあるわけでございまして、私どもが提案いたしておりますこの法律は、まさにこの国会決議に当たるのじゃないかと思います。 きのう国会決議されまして……
○馬場委員 放送大学学園法につきましては、大分長い間議論をいたしたわけでございます。この政府案につきましても、いま中西委員が質問しました点一つを見ましても、ほとんど解明されていないのです。 そこでわが党といたしましては、まだまだ解明すべき点が非常に多いということでもって、同僚の木島委員それから長谷川委員、湯山委員、嶋崎委員、四名がこの政府案の解明についてまだ質疑を通告しておるわけでございますので、私は、特に湯山議員外二名で提出いたしましたところの放送大学を設置するための国立学校設置法及び放送法の一部を改正する法律案、これを中心にして質問をいたしたいと思うのです。 まず、ただいま中西委員がこ……
○馬場委員 まず、私は大臣にお尋ねしたいと思うのですが、実は、わが社会党が今月の十二日と十三日の両日にわたりまして、不況産業と言われております合化、紙パルプ、金属、そういう工場が集中しております熊本の南部の方を調査いたしました。久しぶりの大型の調査団をつくりまして、阿具根副委員長を団長に、加藤万吉労働局長を副団長、それからこの商工委員会の委員でわが党の商工部長の上坂さん、水田さん、地元の森中代議士、私が事務局長で調査をしたわけですが、久しぶりの大型の調査団を出したということは、それだけ事が重大で深刻だという地元の要望もあったわけでございます。 大臣も九州だから御存じと思いますけれども、南の方……
○馬場委員 最初に大臣に御質問したいと思います。
臨調答申の高等教育にかかわる部分について質問をしたいと思っておりますが、その前に、大臣の文教行政に臨む姿勢がよくわかりますために、ちょっと大学と関係ありませんけれども、教科書の無償制度の存続について大臣はどういうお考えを持っておられるのか、まず聞いておきたいと思います。
【次の発言】 時間の関係がありますので結論だけで結構ですが、もう一つは、私学の助成につきましても臨調で触れておるようでございますけれども、これは総額を抑制せいというようなことのようでございます。この私学助成を今後拡大して強化していかれるのかどうか、これも結論だけ大臣の所信を聞……
○馬場委員 私は、まず農林省にお尋ねいたしたいと思います。
今日のわが国の畜産の現状は拡大進行しつつあるのか、あるいは縮小後退しておるのか、畜産行政のあり方、今後の振興策等も含めながら、現状について簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 次に、畜産物の輸入状況、これを大家畜、小家畜含めまして、牛はどれだけとか豚はどれだけとかというぐあいに、ちょっと説明してください。
【次の発言】 牛肉の自給率の目標を農林水産省はどの辺に置いておられるのかということと、それから、ついでと言ってはなにですけれども、えさの自給率がいまどうなっているのか、この二つについて。
○馬場議員 一昨年、一九八一年がさっきから先生おっしゃっておりますように国際障害者年でございまして、この年に先ほどおっしゃっておられますように、衆議院、参議院両院ともに「国際障害者年に当たり、障害者の「完全参加と平等」の実現を図る決議案」というのを出して、これは満場一致で衆参両院本会議を通っているわけでございます。その理念は、先ほどから言っておられますような完全参加と平等であるわけでして、その決議の中にもやはり「障害者の社会参加を阻む幾多の障害」もあるということも指摘しておるわけでございますし、そしてその対策として多くの項目を決議しておるわけですが、その第一項目に、障害者対策の抜本的改善を図る……
○馬場委員 私は、まず環境庁長官に対して質問を申し上げますが、上田長官とは初めてでございますので、ひとつ率直に簡潔に誠意のある御答弁をお願いいたしたいと思います。 まず、言わずもがなのことですけれども、世界の公害の原点と言われます水俣病について、それにかかわる問題を含めて、長官の認識なり、また水俣病対策をどういう姿勢でもって行政をなさろうとしておるのか、その点について最初に質問申し上げたいと思います。 長官も既に御承知のとおりでございまして、水俣病の被害の広さ、深さ、深刻さ、悲惨さ、まさに人類が初めて経験したような公害でございまして、そういう意味から公害の原点と言われておるわけでございます……
○馬場議員 私は、提案者を代表いたしまして、水俣病問題総合調査法案につきまして、その提案理由及び主要な内容について御説明申し上げます。 水俣病は、世界最大の水汚染公害であり、その被害は、原爆被害に匹敵する人類の経験した最も悲惨な被害であると言われています。 水俣病問題について、その広さ、深さを正しく総合的に把握し、その対策を樹立することは、被害者に対する救済対策の完全を期するだけでなく、人類の未来に対する今日の行政の責務であります。 今日までの水俣病問題に対する行政の対応は、不十分であったばかりでなく、不作為があったと言っても言い過ぎではないのであります。また、行政の想像力の追いつかない……
○馬場委員 まず緊急に発言を許していただきました委員長並びに委員の皆さんに心から感謝を申し上げます。さらに水野建設大臣は六月の初句に熊本を視察されたわけでございますが、ありがとうございました。ひとつ今後ともよろしくお願い申し上げたいと思います。 聞くところによりますと、水野建設大臣は何か熊本にゆかりのあられる方だと聞いておるわけですが、「五木の子守唄」は御存じと思うのですけれども、「おどま盆ぎり盆ぎり盆からさきゃおらんど盆が早よ来りゃ早よ戻る」これは小学校に上がるか上がらないかの幼子が貧乏ゆえに子守に出されて、その契約がお盆からお盆までなんですよ。子供をおんぶしながら、お盆がきたら早く実家に……
○馬場委員 まず、質問の機会を与えていただきました委員長並びに委員の皆様に、心からお礼を申し上げたいと思います。 熊本県の五木村が、六月の二十九日、豪雨によります山崩れ、土石流によりまして、五戸が流失して十四名のとうとい命が亡くなりましてから、ちょうど一カ月になろうとしておるわけでございます。私は、この月曜日、七月二十三日、災害が出ましてから二十日ぐらいたっております現地を訪ねてまいりました。 五木村は、五木の子守歌の里として知られておりますし、清流、渓谷美、秘境と言われ、非常に自然の美しいところでございますが、大部分のところはそのようにきれいでございましたが、役場に行ってみますと、さすが……
○馬場委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案の中で、熊本大学の体質医学研究所が廃止されまして医学部の附属研究施設に変わる、こういう内容があるわけでございますが、この体質医学研究所というのは昭和十四年に設置されまして、熊本大学でただ一つの附置の研究所であるわけでございまして、これが廃止になるということにつきましては問題がないわけではございませんけれども、今後の研究の拡充強化、そういうことを見守るということにしておきまして、きょう私は、別の角度から高等教育機関の拡充の問題について大臣に御質問を申し上げたいと思います。 まず第一の問題については、六十一年度以降の高等教育のあり方についてでござい……
○馬場委員 教育改革につきまして、今改革しなければならないというのは大体国会で各政党も一致していますし、国民もコンセンサスを得ておることだろうと私は思います。そこで問題は、どのような力が例えばどのような手順で、どのような方向でこれを行うかということは、非常に大切なことだろうと私は思うんです。そういう意味で、今まで質問を多くの人がしまして少しダブるところがありますけれども、教育改革の問題についてそういう立場から質問したいと思うのです。 先ほど田中議員の質問がございまして、手順からいきまして、中曽根総理大臣が教育臨調方式で教育改革をやろう、こういうことを言い出して、文部大臣がそれに同調をした、こ……
○馬場委員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいまの法律案に対する附帯決議案についての御説明を申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について検討し、速やかにその実現を図るべきである。 一 長期給付に対する国庫補助については、適切な措置を講じ、その補助率を百分の二十以上に引き上げるよう努めること。 なお、昭和五十七年度から同五十九年度までの間減額されることとなった国庫補助頼については、特例適用期間終了後適正な利子を付して、その……
○馬場委員 非常に多くの委員から、あらゆる角度から熱心に議論が行われたわけでございまして、いよいよ最終段階でございますので、ダブる面も大分あるのではないかと思いますけれども、さらにはっきりさせる意味におきまして質問をいたしたいと思います。 私は、まず森文部大臣にお尋ねしたいわけですけれども、その第一は、さきに五十八年に成立いたしました貸しレコードに関する暫定措置法についてでございますけれども、この問題につきまして、私ども本委員会で小委員会をつくりまして、一生懸命に議論をいたしまして、その結果、満場一致でもって小委員長報告をまとめ上げたわけでございます。 その小委員長報告の一部にこの立法の趣……
○馬場委員 第二国立劇場の問題について質問をいたしたいと思います。 去る四月二十三日でございますが、この第二国立劇場をつくる建築家の方々と、この劇場を使う音楽家、舞踊家の方々から、時を同じくして、この設計の国内コンペの見切り発車には反対でございます、再検討を要望するということが同じ日に行われたわけでございます。ここに建築家協会の要望書もあるのですけれども、この建築家協会の要望書の中に、直ちに実施段階へ移行することは極めて短兵急かつ奇異に感ずる、なお議論を尽くさざるを得ない諸点を指摘して再検討を強く求める、こういうことが書いてあるわけでございますし、芥川也寸志氏他二名の作曲家、舞台美術家の朝倉……
○馬場議員 答弁に先立ちまして、私どもが提案いたしました障害児教育諸学校の標準定数法につきまして審議を進めていただきます委員長並びに委員の皆さん方に心から感謝を申し上げたいと思います。 伏屋委員の御質問にお答えいたします。 特殊教育諸学校の標準定数法を障害児教育諸学校の標準定数法と名称を変えた理由は何か、こういうことでございますが、もともと特殊教育というのは、心身に障害のある児童生徒を教育する、こういうことでございまして、そのものずばり「心身障害児教育」と言えばいいものを、わざわざわけのわからないような「特殊教育」と今まで呼んでおったことに私は問題があると思いますし、さらに全国の現場を見て……
○馬場委員 社会党の馬場昇でございます。 参考人の方には、本当に長時間私どもの審議に御協力いただきまして、深く感謝を申し上げたいと思います。 もう議論の中でもはっきりいたしたわけでございますけれども、この育英奨学金の制度の問題は、昭和十九年に設立されまして、あの戦争中、戦後の中でも有利子という言葉は、先ほどもありましたように出なかったわけでございまして、それが今時点で出てきたわけでこざいまして、これは本当に育英奨学事業の大変な転換だと思いますし、ひいては日本の教育にかかわっても非常に大変な問題だと思いますので、この文教委員会も慎重審議をしようということで、現在まで皆さん方の御協力を得ながら……
○馬場委員 奨学事業は、文教行政の中で最も重要な柱であることは当然のことでございますが、この育英奨学事業が昭和十九年に設立されましてから四十年間、あの戦争中や戦後の苦しい時代にもこの奨学資金に利子をつけるというようなことはなかったわけでございます。今回提案されております法律の改正で利子をつけるということが初めて出てきたわけでございまして、私は今これを法律の改正と言いましたけれども、改正という言葉は使えなくて、育英奨学制度の変質だ、こう言っても言い過ぎではない、私はこういうぐあいに思います。 多くの問題点があるわけでございますので、同僚の各委員がいろいろ問題点について質問をしたわけでございます……
○馬場委員 最近の文部省、大学などの不祥事件は、我々国会としましても、二度とこういうことが起こらないように徹底的に審議、議論する必要があると私は思います。そういう大事な問題でございますので、恐らく本国会では最後の質問になるかと思いますけれども、その点に絞って質問を申し上げたいと思います。 まさに最近の文部省、大学等の不祥事件というのは目に余るものが実はございます。私、記憶をたどりますと、何も最近だけではないようでございまして、念のために文部省に、昭和五十五年度以降五年間、文部省とか大学等をめぐる不祥事件というものを、新聞等に報道されましたものをまとめてひとつ持ってきてくれないかということを実……
○馬場委員 久しぶりの女性の大臣でございまして、国民も非常に期待しておるのじゃないかと思います。ぜひひとつ女性の清潔な心で立派な環境行政をやっていただきますようにお願いをいたしておきたいと思います。 私は、きょうは水俣病関係に絞ってお尋ねいたしたいわけでございますが、大臣も御承知のとおりに、水俣病は昭和三十一年に公式に発見されましてからちょうど三十年たっておるわけでございます。にもかかわらず、幾多の大きい問題が残っておりまして、現地は、患者だけじゃなしに地域も含めまして、この水俣病の痛みとかうずきというのはまだたくさん残っておるわけでございますし、さらに、これは熊本県の行政の中で最も大きい行……
○馬場委員 私はまず、水俣市の百間、丸島という水路があるわけですが、水銀ヘドロ除去の事業計画ができ上がって、五月二十五日に市の公害対策審議会に諮問されたわけでございます。
環境庁は、この問題について熊本県や水俣市をどのように指導なさっておるのか、その指導の経緯、それから現在の工事の計画の状況、今後この工事はどのように進めていくのかというスケジュール、こういうことについてどう把握しておられるのかをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今の答弁を聞いておって、とにかく水俣病は世界の公害の原点だと言われているし、水俣湾で今ヘドロの除去工事が行われているのですが、これは世界で初めての大工事だと言わ……
○馬場分科員 予算委員会の一般質問で、わが党の細谷委員が水俣病の問題について質問をしたわけでございますが、私は重ねて水俣病の問題について質問をいたします。 最初に、長官に質問をいたしますが、水俣病の悲惨さ、その規模の大きさ、さらには企業の無責任さ、こういうことで水俣病は世界に類例のない公害だと私は思います。言うならば公害の原点ではないか、こういうぐあいに考えるわけでございますし、すでに大臣も御承知と思いますけれども、現在設定された患者だけで三百九十七名おります。そのうちで六十一名は死亡しております。申請者は続々出ておりますし、おそらくこの規模の大きさというのは、万単位で数えるほど被害者が出る……
○馬場分科員 文部大臣に質問をいたしたいと思いますが、けさの新聞を文部大臣お読みになったかどうか知りませんけれども、ある新聞に、「ふえる死を急ぐ若者 教育の場で対策を」こういう見出しで、高校生、中学生、さらには小学生までが若い命を断っておる、こういう記事が出ておりました。その中に、東京都だけでも、この三年間に高校生、中学生が四十五人も自殺を企図した、こういう記事がございましたし、去年一年で二十人が自殺を企てた。これは四、五年前に比べますと倍になっておる、こういう記事でございます。どんな苦しみやどんな悩みが、こういう純粋な子供の心をむしばんで自殺に追いやっているのか、こういう点につきまして、まず……
○馬場分科員 文部大臣にお尋ねしたいと思いますが、高度経済成長政策、日本列島改造の開発ブームの中で、今日、陸も山も海も空も、その自然が破壊されつつあるというのは、もう重大な事実でございます。これは、もう大臣もそのとおりの考え方だろうと思いますが、私は、きょうは開発至上主義と文化遺産破壊の問題について質問をしたいと思います。 すでに開発のために、十分な調査もなしに重要な文化財が破壊されたり、あるいはやみからやみに葬り去られた、こういう事実が多くあると思います。文部大臣に、そういうものについての基本的な考え方をお尋ねしたいわけですが、国土の開発にあたって歴史的な文化財、特に古墳とか埋蔵文化財の保……
○馬場分科員 科学技術庁長官を中心に、原子力船「むつ」の問題について質問をいたします。時間が限られておりますので、ひとつ端的にお答え願いたいと思います。 まず第一点は、原子力船「むつ」の安全の問題についてです。「むつ」が放射能漏れ事故を起こしたわけですが、その原因は遮蔽装置ではなかろうかと言われておるわけですけれども、遮蔽装置は設計なり計算について未知の部分というのは比較的少ないのじゃなかろうかと私は思うわけです。 さらに原子力船の問題につきましては、未知の部分や困難の多い燃料棒の破損の問題とか、蒸気発生器の細管の腐食の問題とか、緊急冷却装置の安全装置等の機能の不全の問題とか、冷却水パイプ……
○馬場分科員 私は、水俣湾の堆積汚泥の処理について御質問をいたします。 まず最初に、これは環境庁になるかと思いますけれども、水俣病、水俣の水銀汚染の現状認識についてちょっとお伺いしておきたいと思うのです。 現在なお、ヘドロが汚染源となりまして、水俣湾や不知火海は汚染され続けておると私は思います。事実、百間排水口のヘドロには二七〇〇ppm、水俣化学の排水口には七七〇〇ppmが検出されておるわけでございまして、これは海面に接しておりまして、水俣湾に流出して魚介類がこれを摂取しておるわけでございますし、定置網が張ってあるわけですけれども、これは完全なしり抜けでございます。汚染魚は回遊しておりまし……
○馬場分科員 文部大臣とは初めて議論をしますし、共通の土俵をつくるという意味におきまして、まず教育の理念についてお伺いしておきたいと思います。 憲法二十六条で国民は教育を受ける権利を持っておるわけですし、教育基本法におきましては、特に教育行政は、教育の目的を達成するために必要な諸条件の整備確立を目標として行うことになっておるわけですし、学校教育法におきましては、保護者はその子女を就学させる義務を負っておる、こういうことでございますし、私は、憲法や教育基本法に一貫して流れておる理念というものは、正義の原則であり、自由の原則であり、特に機会均等の原則であると思います。そういう意味におきまして、い……
○馬場(昇)委員 ただいま島本委員が私とのやりとりの質問をいたされたわけですけれども、私が聞いたときに、林野庁に聞いてくれということでした。そんなばかなことがあるかと言ってさらに追及しましたら、私のところの部屋に来て説明をいたしました事実はあります。それに関係するのですが、いま島本委員から環境庁の行政姿勢についてただされましたので、私も一点関連して聞いておきたいと思います。 二月の二十五日に、公害に反対する団体の人たちが質問書を出しておりまして、大臣に、環境庁に回答を求めるために環境庁を訪れました。もちろん国会で長官が忙しいならば事務局でよろしい、こういう約束をしておったのは事実です。ところ……
○馬場(昇)小委員 価格小委員会でございますので、農産物価格決定の原則的なことについて御質問いたしたいと思います。
法制局来ておられますか。――農民は、憲法二十八条で言うところの「勤勞者」に当たるのか当たらないのか、端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 農林省にお聞きしたいのですけれども、生産費所得補償方式の所得補償というのは、これはどういうことですか。
【次の発言】 法制局に聞きたいのですけれども、米の場合生産費所得補償方式で決まっておるわけでございますが、これは投下労働力を評価して、いま御説明ありましたように労働時間だとかあるいは労働賃金だとかこういうものを算定して米の値段……
○馬場(昇)分科員 私は、環境庁に御質問を申し上げます。
水俣病センターについてだけにしぼって御質問を申し上げたいと思うのですが、まず最初に、水俣病センターの建設の進捗状況はどうなっておるかということですが、私も概要を知っておりますので、五十三年にオープンできるのか、その内容の主なポイントはどこにあるのか、その完成までの総工費はどれだけか、そういうところにしぼって進捗状況をお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 五十三年にオープンできるのかということにはお答えなかったのですが、後でお答え願いたいと思うのです。
いまの答弁を聞いておりますと、この水俣病のセンターというのは研究部門を中……
○馬場(昇)分科員 私は文部大臣に学校の統廃合の指導方針といいますかそういうものについてお尋ねをいたしたいと思います。 昭和四十八年に文部省はこの学校統廃合について通達を出しておるわけでございますが、その中で、学校規模を重視する余り、無理な統合を行い、地域住民との間に紛争を生じたり通学上著しい困難を招いたりするようなことは避けなければならない、なお、小規模校として存置し充実する方が好ましい場合もあることにも留意しなければならない、こういう趣旨の通達が出ているわけでございます。この指導方針というのは現在も変わっていないのかという点と、学校統廃合につきましては、ややもしますと行政面が重視されて教……
○馬場(昇)分科員 水俣湾のヘドロ処理事業についてお尋ねいたします。 まず、運輸大臣にヘドロ除去事業の基本姿勢といいますか、取り組む態度についてお尋ねをしておきたいと思います。 この事業は、悲惨な水俣病が起きたあの水俣湾のヘドロを除去する事業ですから、もう絶対に二次公害を起こしてはならない、これが至上命令であるわけでございます。絶対に起こしてはならないと私は思いますが、現在の最高の技術をもってしても絶対に安全とは私は言えないのじゃないか、こう思うわけでございます。そういうことですので、慎重の上にも慎重の態度で取り組むべきである、こういうぐあいに思いますが、もし二次汚染でも出たらこれ大変なこ……
○馬場(昇)分科員 私は、さきに成立し、施行されました水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法による臨時審査会についてまず御質問をいたします。 臨時審査会委員の任命が総理大臣により先ほど行われましたけれども、これにつきまして昭和五十三年七月三日にいわゆる新次官通知が出ておるわけですが、これにかかわりまして、昨年の十月十二、十三日、公環特で集中審議が行われました。同十九日に環境庁長官から、この新次官通知についての環境庁の統一した見解が委員会で表明されたわけでございますが、委員の任命に当たりまして、この新次官通知の集中審議の模様、そして長官の統一した見解、このことを委員に十分説明されて、委員はこ……
○馬場(昇)分科員 私は、筋拘縮症の対策について質問をいたします。 大臣、熊本県の天草郡というところに五和町というのがあるのですね。ここは一万三千人くらいの町で、半農半漁の町ですけれども、児童生徒が筋拘縮症の集団発生を実はやったのです。ここの五和町に手野小学校というのがありますけれども、百六十七人の生徒がおるのです。去年の九月から十一月にかけて熊大で検診しましたところが、五十一名が二次検診の必要があるという疑いを持たれました。全校児童生徒の三〇%くらいです。十二月に、その町で熊大が集団発生したと調査した以外の五つの小、中学校で千六百九十九名を検診しましたところが、三百二十六名、二〇%が二次検……
○馬場(昇)分科員 私は、株式会社興人の会社更生法による再建の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 大臣、思い起こしてもらいたいのですけれども、昭和五十年八月に興人及び関連企業が会社更生法の適用申請をしてからちょうど三年六カ月を経過しております。興人や興人化成、コーデラン工業、関連企業合計約二千億円の負債で戦後最大の実質倒産がありました。私の地元の興人の八代工場は系列会社を八つ持っておりまして、二千人ぐらいおったわけです。下請が千人ぐらい、合計三千人ぐらいの従業員が働いておりました。八代市というところは人口十万ぐらいでございまして、約一割は興人の関係者が住民でございます。この興人八代工……
○馬場分科員 私は、離島振興法に基づく離島振興計画事業について、これが離島だから目が届かないというわけではないでしょうけれども、その事業に、監督とか指導に多くの問題があるということを日ごろ感じておるわけでございますが、きょうはその中で一、二の具体例を申し上げまして、大臣並びに担当者の答弁を得たいと思います。 まず第一点は、熊本県天草郡栖本町というところで栖本港改修工事というのが現在行われておるのですが、そこの一番大切な堤防のコンクリートの強度が不足しておる、こういう問題でございます。 まず最初に聞いておきたいのは、この栖本港改修工事は離島振興法に基づく工事だと思いますが、その総予算、国の補……
○馬場分科員 大臣、韓国当局が、日本の高校生の修学旅行コースの下見だ、視察だといって日本の高等学校の先生を中心に無料招待旅行を数年行っております。その旅行に学校の先生方が応じまして、その翌年とかあるいは翌々年とかに生徒を修学旅行に引率して行く、こういうことがずっと行われておるのです。きょうはこのことにしぼって御質問を申し上げてみたいと思います。
まず、事務当局でも結構でございますが、大韓民国国際観光公社というものがございますが、これはどういう機関なのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 まさに私もそのとおり承知しておるのですが、もう一つ、社団法人韓国修学旅行協会というのがございます……
○馬場分科員 水俣病の対策につきましては、異例なことですけれども、関係閣僚協議会をつくっていただきまして、昭和五十三年六月二十日に「水俣病対策について」という閣議了解事項がございます。これは異例なことだと言いましたけれども、世界の公害の原点ですから、当然過ぎるほど当然なことだと思うわけでございます。 まず大臣に、御存じのことと思いますけれども、この「水俣病対策について」という五十三年六月二十日の閣議了解事項は、第一は認定業務を促進しよう、第二はチッソ株式会社に対する金融支援措置を行う、第三点は関係行政機関、業界等によるその他の支援措置を行う、第四は水俣・芦北地域の振興を図る、この四点が閣議了……
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