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村山富市 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

村山富市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
145位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
350位
委員会発言(政府)歴代TOP500
131位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
226位

33期委員会発言(非役職)TOP100
89位
34期委員会出席(幹部)TOP50
47位
35期委員会発言TOP100
94位
35期委員会発言(非役職)TOP100
77位
37期委員会発言TOP100
63位
37期委員会出席(幹部)TOP50
18位
37期委員会発言(非役職)TOP100
54位
38期委員会発言TOP50
39位
38期委員会出席(幹部)TOP100
75位
38期委員会発言(非役職)TOP50
34位
38期各種会議出席TOP25
15位
38期各種会議発言TOP25
15位
38期各種会議出席(幹部)TOP5
3位
38期各種会議発言(非役職)TOP25
12位
40期委員会発言TOP10
2位
40期委員会発言(政府)TOP10
2位

このページでは村山富市衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。村山富市衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1973/04/25、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、先般社会党の公害調査団が大分県の新産都市一期計画の公害並びにそれに関連をして二期計画の問題等につきまして調査に参りましたので、その調査に基づいて御質問を申し上げたいと思うのです。  特に先月の二十七、二十八の二日間環境庁が現地の調査に行っております。この調査は、これまでの調査がややもすると受け入れが行政が主体で行政ペースで行なわれた。そのために住民のほんとうの声が反映されない。調査をしたことが逆に住民の期待を裏切り、同時に不信感を強めておる。こういう調査が多かったのですけれども、今回の調査は、そういう意味から申し上げますと、地域の住民が三木長官に直訴した。その直訴した結……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 原子力研究所における労使問題について、最近ロックアウト事件等をめぐりまして、水戸地方裁判所の判決が出ておりますし、あるいはまた人事考課の問題をめぐって、茨城県労働委員会等で問題になっております。あるいは不当労働行為に類すると見られる事件等があるわけでありますが、そういった問題について若干お尋ねしたいのであります。  最初に、この原子力研究所の労使問題というものは科学技術庁とどういう関連が持たれているのか、言うならば、原子力研究所の労使の自主的な団体交渉あるいは交渉を通じて協定された事項、そういうものについては介入せず、尊重するという立場に立っておるのかどうかという点についてお……

第71回国会 社会労働委員会 第5号(1973/03/01、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もございませんので、公的病院の病床規制の問題だけにしぼって質問したいと思います。  いま厚生大臣から、地域医療体制の確立と、国民みずからが自分の健康は守る、こういう意味のおことばがありましたけれども、しかし、自分の健康を守るために自分たちが病院をつくろうというふうに考えたって、公的病院は規制でつくれない、こういうところに問題があるのではないか。ですから、ことばだけではなかなか解決しない現状があるんではないかと私は思うのです。  まず聞きたいことは、今回、国民の医療需要にこたえておそらくやられたと思うのですが、規制数値の改正がなされましたね。この規制数値を改正されたその数値……

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました最低賃金法案につきまして、提案理由並びに内容について御説明申し上げます。  申すまでもなく最低賃金制は、制度ができた初めのころは、欧米資本主義諸国で、極度に窮乏化した一部の極貧層の労働者救済のための社会政策として、また資本家の側からは、産業平和や社会緊張緩和のための手段として採用されてきたのであります。しかし第二次大戦後においては、最低賃金制は労働者の最低生活保障のための統一要求として掲げられるようになったのであります。  本来、最低賃金制の目的は、労働者の最低生活水準を保障することであります。現在、労働者の最低生活費は……

第71回国会 社会労働委員会 第20号(1973/05/10、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 きょう、午前中わが党の山本委員から種々御質問がありまして、あるいは重複する面もあるかもしれませんけれども、その点は、それだけ問題があるんだというふうに御理解をいただきたいと思うのです。  まずお尋ねをいたしたいことは、先般社会保障長期計画懇談会が発足をいたしました。そこに厚生大臣が出席をいたしまして、あいさつをされていますが、そのあいさつの中に、こういうことがあるわけです。「十年後の社会経済の変化およびこれに伴う国民意識についてのヴィジョンのもとに、五年後の社会保障の目標を設定し、その目標を達成する具体的諸施策」を講ずべきである、こういう意味のことが述べられているわけでありま……

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/05/31、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、前回の委員会で今回の健康保険法の改正をめぐって、一体国民は保険給付を受ける以外にどの程度の差額の診療費を払っておるのかということが明確にならなければおかしいではないか、こういう意味で差額ベッドの問題を取り上げたわけであります。  そこで、それに引き続いてお尋ねしたいと思うのですが、前回の質問に対する答弁を聞いておりますと、厚生省のほうでは、患者が欲しないのに差額ベッドに収容することは避けるべきである。さらにまた若干の需要を考慮して二割から二割五分にとどめるべきである。こういう意味の基本的な方針を三十九年にきめて指導しておる。現に国立病院や公的病院には、直ちにその方針に直……

第71回国会 社会労働委員会 第35号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もだいぶ下がっておりますから、簡明率直にお尋ねしたいと思うのです。したがって答弁のほうも、できるだけ簡明率直にお願い申し上げます。  まず厚生年金法からまいりますと、五人未満の事業所は除外をされているわけです。いろんな経過があったと思いますけれども、五入未満の事業所が厚生年金から除外されている理由は一体何なのかについて、まずお尋ねします。
【次の発言】 私はいま説明された答弁だけでは、これはやはり問題があると思うのです。と申しますのは、この五人未満の事業場は、いま言われたように零細企業が多い。したがって賃金も安い、あるいは退職金ももらえない、あるいはまた老後のたくわえもで……

第71回国会 社会労働委員会 第39号(1973/07/06、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 午前中相当具体的に詳しく突っ込んだ質疑がございましたので、この提出されておる改正案についてはそれほど問題はないと思うのですが、ただ、先ほど来お話がありましたように、この資料を見ても難解でなかなかわかりにくいのです。  そこで私は端的にお尋ねしますが、今回の改正案は、要するに通勤災害の場合に、業務上災害とみなすのではなくて、準じて保険給付をする、そこが基本的に違うわけですね。その基本的な違いから出ておる今度の改正案は、具体的に業務上災害の場合と、準じて保険給付される場合と、どういう点が違うのか、違う点だけを明確に示してください。

第71回国会 社会労働委員会 第41号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 いままでの質問で大体問題点は言い尽くされたのではないかと思うのです。ただもう少し具体的に明確にしてもらいたいというような点もございますので、主としてそういうことについてお尋ねしたいわけです。  まず最初に、いままでいろいろ家庭用品のそれぞれ安全性についての検査をされてこられたわけですね。それによって、五カ年間で百八十品目大体想定しているというお話がございましたけれども、いままでの検査結果で初年度大体どういう家庭用品を指定をしていこうとするのか、この家庭用品の指定は具体的に個々の品目をあげて指定するのかどうかということについてお伺いしたいと思います。

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 もう時間が本会議ぎりぎりまでしかありませんので、簡明にお尋ねしますが、主として現在の石油危機や電力危機等の問題に関連をして、相当倒産をする事業場やあるいは失業者が出るのではないのかということに関連をしてお尋ねをしたいのです。  そこで、第一番に企画庁にお尋ねをしたいのですが、いろいろ経済成長率やあるいは経済の見通しにつきましては、予算委員会や商工委員会等で論議をされておりますから、そのことには深く触れませんが、端的に現在石油と電力が一〇%カットされております。一〇%カットされた場合に一体労働力の需給関係はどうなるのか。さらに、いろいろ説がありますけれども、来年は二〇%ぐらいカ……

第72回国会 社会労働委員会 第4号(1973/12/20、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 こまかな問題はまた年を越してじっくりやるとしまして、基本的な問題だけについてこの際お尋ねしておきたいと思います。  その一つは、長い間混乱を続けてまいりました中医協も、ようやく正常化のめどができて再開されております。今回、厚生大臣から中医協に対して諮問も出されたと聞いておりますが、それまでの経緯について若干お尋ねをしたいわけであります。  一つは、特別国会における健康保険改正案についての質疑のときに、たまたま中医協の中で、ある委員の発言をたてにとって経済的な圧迫を与えた。言うならば中医協の中における言論の自由が保障されておらない、こういう問題についてお尋ねしたことがあります。……

第72回国会 社会労働委員会 第6号(1974/02/14、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 午前中、大原委員から総括的な質問が行なわれましたが、私は、特に大臣が所信表明で述べておられますように、今年度予算編成にあたって、第一に社会福祉の充実をやった、こういうふうに言われているわけであります。  そこで、社会福祉施設の実態というものがどうなっておるかという現実問題をとらえながら、具体的に質問をしたいというふうに思うわけです。  まず第一にお尋ねをしたいのは、今度二月一日から医療費の改定が行なわれました。給食費ももちろん引き上げられたわけであります。これは東京都の例と国立病院の例とを比較しますと、国立病院の場合には、四十八年は給食費の材料費については二百九十円、東京都が……

第72回国会 社会労働委員会 第11号(1974/03/26、33期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました最低賃金法案につきまして、提案理由並びに内容について御説明申し上げます。  申すまでもなく、最低賃金制は、制度ができた初めのころは、欧米資本主義諸国で、極度に窮乏化した一部の極貧層の労働者救済のための社会政策として、また資本家の側からは、産業平和や社会緊張緩和のための手段として採用されてきたのであります。しかし第二次大戦後においては、最低賃金制は労働者の最低生活保障のための統一要求として掲げられるようになっております。  本来、最低賃金制の目的は労働者の最低生活水準を保障することであります。現在労働者の最低生活費はほぼ全……

第72回国会 社会労働委員会 第19号(1974/04/23、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まずお尋ねをしたいのですが、どうも、さっき話がありましたけれども、法律がむずかしくて、なかなか解釈するのが難解ですね。これは一人一人の労働者に関係する問題ですし、特に失業保険というのは、安定所の窓口で認定を受ける場合に。ちょっとしたものの言い方で非常に困るということもあり得るわけですよ。それだけに一人一人の労働者に正しく理解してもらうということが必要なんだけれども、これはちょっと専門家でもわからぬような、一つの条文の中にも、カッコの中にまたカッコがあったり何かしてわかりにくいという点をまず冒頭に指摘をしておきたいと思うのです。何とかもっとくふうして、大多数の大衆によく納……

第72回国会 社会労働委員会 第25号(1974/05/16、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 どういう法律の場合もそんな扱いをしていますか。いま大臣からあった答弁とは内容が違いますよ。こう書いてあるのですよ。「標記について、昭和四十九年度の検診単価が下記のとおり内示されたので、お知らせします。  なお、健康診断、予防接種の実施方法については本年十月九日の結核予防審議会の答申に基づいて実施することとするので、よろしくお願いします。」これは明らかに審議権無視じゃないですか。どうですか。大臣の答弁とは全然中身が違いますよ。
【次の発言】 これは国会の審議権に関する問題だし重要な問題だから、軽く考えてくださいなんて、解決されませんよ。まだ法律が出ておらない、しかもまだ提案もさ……

第72回国会 社会労働委員会 第28号(1974/05/22、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 日雇健康保険法の改正案の主要な問題点については、先般の委員会でわが党の八木委員からそれぞれ指摘されておりますが、その問題点についてなお若干掘り下げをしていろいろ質問を申し上げたいと思います。  まず、この点は大臣にお伺いしますが、今度の改正案は、給付とそれから保険料を政府管掌の健康保険に準じて改正をする、こういうことが前提になっていると思うのです。ところが、健康保険の加入者と日雇い健保の加入者とでは本質がうんと違うわけです。言うならば、日雇い健保のほうは非常に体質が弱い。こういう意味で、そういう前提に立ってものを考えていくことは無理ではないかというふうに思うのですが、その点は……

第72回国会 法務委員会 第28号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 いま沖本委員から詳細にわたって質問がございましたので、あまり重複する点は避けまして若干お尋ねしたいと思うのです。  まず労働省のほうにお尋ねしたいのですが、先ほども御説明がございましたけれども、四十八年三月三十一日に出した通達、この通達を出した積極的な背景をいま一度御説明いただきたいと思うのです。
【次の発言】 通達の中身じゃなくて、通達を出すに至った積極的な理由は何なのかということですね。何か具体的に背景があって、そうしてこの通達が出たのだというように思われますから、その背景について具体的に聞きたいのです。
【次の発言】 過去にそういう事例がたくさんあった。特に一つの例を申……

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 まず労働省にお尋ねをしますが、本年当初の労働大臣の所信表明の中で、これからの労働省の重点施策として労使の正常化に力を入れる、こういう意味の表明がありましたが、その後民間、地方自治体等を問わず労使の正常化についてどのような指導をされているか、その点について説明を聞きたいと思うのです。
【次の発言】 市町村なんかの場合、これは民間と違って直接指導されるかどうか知りませんけれども、具体的にはどういう経過を通って市町村あたりの労使問題についての指導をされておりますか。
【次の発言】 福岡県の星野村という村で、役場の職員の賃金問題をめぐって、役場職員労働組合と、一部の村民がつくりました……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1975/06/24、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 休廃止鉱山の鉱害防止対策についてお尋ねしたいのですが、昭和四十八年に金属鉱業等鉱害対策特別措置法というものが成立しまして、その特別措置法に基づきまして、通産大臣が「使用済特定施設に係る鉱害防止事業に関する基本方針」を告示されております。その告示を見ますと、大体事業量が三百三十億円が見込まれて、責任者が存在していない施設については、五十二年度末までに鉱害防止事業を完了する、こういう方針が出されておりますが、現在、休廃止鉱山はどれくらいありますか。
【次の発言】 その中で、閉山してから五年以上経過しているもの、同時に、五年以内でも、破産をしたり能力がなくて実質的に鉱業権者あるいは……

第75回国会 社会労働委員会 第16号(1975/05/22、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 ただいま五人の参考人の方々からそれぞれ、スモンの薬害を受けた悲惨なしかも深刻な生活の実態等々が報告され、まことにありがとうございました。余りにも深刻なお話で、どういう点からお尋ねしていいか、ちょっと戸惑うような気持ちでありますが、私も二、三患者の方を存じておりますが、その患者の実態の中でこういう事例があるのじゃないかと思うのです。  たとえば、いまスモン病については難病の特定疾患として扱われておりますけれども、仮に、患者さんがその届け出を福祉事務所なりにする。そうしますと、いま医療補助を受けているから、あなたもうそれでいいじゃないですか、こう言って全然扱ってくれない。医療補助……

第75回国会 社会労働委員会 第17号(1975/05/27、33期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、提案者の日本社会党を代表して、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  日本経済は大変に発展を遂げ、今日ではアメリカに次いで、資本主義国第二位の生産力を持つに至っております。ところがその陰には、労働者の長時間労働、高い労働密度、婦人労働者に対する必要な保護措置の欠落などが横たわっておるのであります。  長時間労働、高い労働密度で、営々と働いてきた日本の労働者は、今日では、百万人以上もが完全な失業に追いやられています。潜在的な失業者や、半ば失業状態に置かれている労働者は、その何層倍にも及ぶと推定さ……

第75回国会 社会労働委員会 第18号(1975/05/29、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の立場を代表しまして質問をいたしたいと思います。  第一に、薬局等の適正配置規制の撤廃に伴って薬局等が乱立し、ために薬局等の経営の安定が損なわれ、また、品質の悪い医薬品が出回るなどの事態が予想されますが、そうした事態に今後どういうふうに対処されるおつもりか、厚生省の対策を承りたいと存じます。
【次の発言】 さらに、大規模なスーパー、チェーンなどが医薬品小売業界へ進出し、過当競争が激化されるということが心配されますが、医薬品の乱廉売や不公正な方法による販売が引き起こされるおそれがあると考えられますが、こうした問題に対しまして今後どの……

第75回国会 社会労働委員会 第19号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 ただいま三公社五現業のスト権問題に対する質疑応答がございましたが、スト権を保障した上で、新しい労使関係の正常化の形成のために今後一層の御尽力をいただきたいということを強く希望いたしておきます。  なお、私は振動病の問題についてこの際若干お尋ねしたいと思うのですが、この問題につきましては、相当以前から衆参両院を通じてあらゆる角度から問題が議論されております。そこで私は、まず大臣に、職業病に対する基本的な考え方、姿勢について承りたいと思うのですが、この職業病というのは、言うならば人為的な病気であります。したがって適切な対策を講じて予防に万全を期せば相当数減少する、同時に早期に発見……

第75回国会 社会労働委員会 第20号(1975/06/05、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 先般この委員会で、スモンの薬害関係についての参考人を呼んでの質疑が行われました。薬害がどれくらい人間に大きな被害を与え、同時に、被害を受けた本人だけではなくて、家族全体を引き込んだ苦しい状況に追い込んでおるかということもよく皆さん御存じのとおりであります。  そこで、きょうは主として薬の問題についてお尋ねを申し上げたいと思うのですが、あのスモンの裁判の中でも明らかになっておりますが、言うならば、厚生省はメーカーが提出した資料だけを参考にしながらいろんな委員会の経過を経て許可をしておる、こういうことが大変問題になっております。私はいまのメーカー全部がそうだとは申し上げませんけれ……

第75回国会 社会労働委員会 第24号(1975/06/26、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 本会議の時間が大分延びまして、時間も下がっておりますから、端的にお尋ねをいたしますから、要領よく、端的にお答えをいただきたいと思うのです。  まず第一に、きょう午前中、歯科医療問題について、それぞれの参考人の方に御出席をいただいて意見を承りました。いろいろ質疑もあったようでありますから、重複する面は省きたいと思いますが、この点ひとつ大臣にお尋ねしたいのですけれども、保険制度についていろいろ問題が出ていますね。こういう大きな問題をここで議論しようとは思いませんけれども、その中で歯科医療問題について一、二点お尋ねしたいと思うのだけれども、これは私が三月の予算委員会で質問申し上げた……

第75回国会 社会労働委員会 第26号(1975/07/03、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党、民社党を代表して、当面する医療の看護問題に集中をしてお尋ね申し上げたいと思います。  国民の医療需要は年々増大しているにもかかわらず、医療従事者、特に看護婦等の確保は著しく立ちおくれております。その看護婦不足による病床、病棟の閉鎖はもとより、労働強化によって看護婦等の健康破壊が進み、国民医療の重大な危機に直面をいたしております。このような現状を政府はまともに見て、看護婦確保を初めとする医療従事者の増員、要員確保にさらに一段の御努力をしなければならぬことは当然であると思いますが、そうした観点に立ちまして、次の諸点についてお尋ねを申……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まず、福祉の担当大臣である厚生大臣に、これから社会保障政策や福祉政策に取り組んでいく意欲について聞いておきたいのです。  御存じのように、わが国の社会保障水準は国際的に比較してみた場合に、西欧諸国が大体国民所得の一五%から二〇%を社会保障給付に回しておりますが、わが国の場合には、残念ながら依然として六%程度を低迷しておる。先般の参議院本会議におけるわが党の質問に対して、三木総理は、五十一年度から実施のできる長期計画を策定するという意味の答弁をいたしておりますが、少なくともこれからつくられる長期計画の目標は、大体一五%以上ぐらいに目標を置いてやるべきではないかというふうに……

第76回国会 社会労働委員会 第1号(1975/11/11、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 最近の経済不況に伴って、十月の統計によりますと戦後最大の倒産数を数えている、こういう状況の中で、大手の興人等の倒産もあったわけです。  そこで、きょうは主として興人の倒産に関連してお尋ねしたいと思うのです。興人も会社更生法の手続が開始されて、やっと再建の足がかりがついたという段階ではないかと思うのですが、この興人の倒産に伴って、興人並びに下請関連企業等を含めて、全体の労働者の数はどの程度あると把握されておるか、それをお尋ねします。
【次の発言】 いま興人の倒産に伴って、会社更生法の手続が開始されておるのは、興人並びに関連二社ぐらいで、あと下請の企業で地方の裁判所に更生法の適用……

第76回国会 社会労働委員会 第2号(1975/11/13、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まず冒頭に中医協の問題に関連してお尋ねをしたいと思うのです。最近、特に医療関係団体が全国的なそれぞれ大会を開いて、一日も早く中医協が再開されるように切望をされておりますし、いろんな運動があることは皆さんも御存じだと思うのです。この診療報酬の改定の問題については、医療関係者がそういう強い要望があるということはもとよりでありますが、同時に、国民皆保険制度の中においては、単に中医協だけの問題じゃなくて、やはり国民的な関心の的になっておるというふうに判断をすべきではないかと思うのです。そういう意味からしますと、私は、これは単に中医協の中に閉じ込めて、臭い物にはふたをするというよ……

第76回国会 社会労働委員会 第6号(1975/12/11、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私はまず冒頭に、来年度予算編成に当たっての厚生省の方針が出されておりますが、この方針の伝えるところによりますと、大幅に福祉予算を圧縮をして、受益者負担を増大させる、こういう方向が出されております。特に財政制度審議会の第二特別部会におけるいろいろな議論を見てまいりましても、大体それと同じような方向が出されておりまして、具体的に、たとえば医療保険の一部自己負担、つまり初診料、入院料、あるいは標準報酬月額の上限を引き上げるとか、さらに患者が負担する高額医療費の限度額を引き上げるとか、さらにまた老人医療に一部負担を導入するとか、こういうようなことが言われております。せっかく四十八年を……

第76回国会 社会労働委員会 第7号(1975/12/16、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 この臨時国会の最大の課題は、国民の立場から見れば、この深刻な経済の不況の中で雇用不安や失業問題が一番大きな問題ではなかったかというふうに思いますが、そうした問題に対する取り組みがなされなかったということは、きわめて残念に思いますし、同時にまた、せっかく野党四党が出しております緊急措置法についても、積極的な取り上げがなかったということについてきわめて残念に思います。会期末も迫って、わずかな時間でありますから、具体的に御質問申し上げますので、ひとつ政府は誠意のある前向きの姿勢で御回答いただきますように御期待を申し上げます。  最近の深刻な経済不況の中で、特に雇用と失業の傾向はきわ……

第77回国会 社会労働委員会 第2号(1976/03/02、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 きょうは大臣の所信表明に対する質問ですから、できるだけこの所信表明に忠実に従いながら御質問を申し上げたいと思うのです。  その一つは、この所信表明の中の四ページの終りの方に、「なお、最低賃金制度につきましては、地域別最低賃金が昨年末をもって全都道府県に設定され、適用労働者数も三千三百万人に及ぶに至りましたので、今後はその内容の充実を期してまいる考えであります。」こういう言葉が述べられております。今後内容の充実を期してまいりたいと言われておるわけですけれども、具体的にはどういう内容を考えておられるのか。いま社会党を中心に四野党が全国一律最賃制の法案の提案をいたしておりますが、こ……

第77回国会 社会労働委員会 第3号(1976/03/04、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は問題をしぼって、救急病院について若干お尋ねをしたいと思うのですが、これはきょう午前中からそれぞれの委員から御質問もございました。したがって、若干角度を変えて、救急病院に取り組む基本的な姿勢、考え方について若干話しておきたいと思うのです。  これは午前中からの質疑の中でございましたように、依然としてたらい回しが後を絶たないという現実はお互いに認めざるを得ないと思うのであります。そこで、このたらい回しの問題については先ほどもお話がありましたけれども、ついに告訴事件にまで発展する、こういう事態になってまいりました。  この告訴事件の中身を見てみますと、事故が発生したのは午後の十……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 先ほど来、労災改正案につきましてはいろいろ御審議がございましたので、私はむしろ、いまの労災法やあるいは労働安全衛生法あるいはじん肺法等が現実に適用されている部面で若干の問題がありますから、そういう問題を、二つの事例を挙げて御質問申し上げたいと思うのです。  一つは、これは最近の新聞で報道されて大体明らかになっているわけですけれども、大分県の佐伯市と、南海部郡というところがありますが、この地域一帯に異常にじん肺患者が発生している、こういう事実が明らかになってまいりました。私が調査したところによりますと、大体現在把握されている数は千三百六十人ぐらいである。これはどうして把握したか……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もだいぶ下がっておりますから、私もよけいなことはできるだけ言わずに省きますから答弁もひとつ簡潔に要領よくお願い申し上げます。  この法案の内容を検討してみますと、政令にゆだねられている事項が大変多いのです。そこで、そういう内容について若干ただしてみたいと思うのです。  まず最初にお尋ねしますが、最近の企業倒産、賃金未払いの現状、賃金未払いの解決状況等について御報告を願います。
【次の発言】 この法案で言う「未払賃金の立替払事業」の対象となる倒産の範囲について、これは政令で決まるわけでありますが、その倒産の範囲については裁判上の倒産と事実上の倒産と二つに分けてあります。裁判……

第77回国会 社会労働委員会 第9号(1976/05/14、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 まず冒頭に、私は本会議の代表質問でも申し上げましたが、今回提案をされました健康保険法の改正案を見ますと、わずかに分娩費と埋葬料が引き上げられただけで、あと一部負担の大幅引き上げやあるいは高額医療費の自己負担分の制限枠の引き上げ、さらにまた保険料の引き上げ等々、全体的に見た場合に国民に対するメリットというのはほとんどないわけですね。したがって、従来からの考え方をしますと、むしろやはり福祉を看板にしている三木内閣としてはもう少し医療保障を国民に十分責任を持った形でやっていく、こういう態勢を示すべきであるのに、そういう方向は一向に見えずに、一方的に負担だけを押しつけてくる、こういう……

第77回国会 地方行政委員会 第13号(1976/05/20、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 いま同僚の小川委員からも御質問がございましたが、福岡県庁の異常な事態について若干御質問をしたいと思うのです。  昨年五十年度は、自治省が地方財政の危機に名目をかりて、相当強力な財政立て直しの指導をやった。これは指導というよりもむしろ強要されたと言っていいくらいにやられた。そういう自治省の強要を背景にしながら全国的に自治体では労使紛争が激化した、こういう年ではなかったかと思うのです。その中でも福岡県はまさに異常であるというふうに私は思います。したがって、きょうはひとつ労働行政のサイドから若干お尋ねをしてみたいと思うのです。  私も先般福岡県に参りまして、山崎副知事以下関係の方と……

第78回国会 社会労働委員会 第3号(1976/10/19、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 十七、十八、十九の三日間、全国から白ろう病の患者を中心に関係者が東京に集まりまして「イノチを返せ三千人告発中央動員」というものが行われております。関係各省に要請行動を行ったわけですが、きのうも労働省に対して労働基準局長以下、関係者との折衝が行われ、切実な訴えがありました。局長以下、そうした関係者の切実な訴えをお聞きになって相当認識を新たにされたのではないかと思うのですが、それらの実情を踏まえた立場から、これから幾つかの問題点についてお尋ねしたいと思うのです。  この白ろう病関係は、主として山で働く労働者に発生をしているわけですが、国有林関係につきましては、後でまた川俣委員の方……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 社会労働委員会 第6号(1977/03/23、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 最近、社会的に学歴社会の問題が大分取りざたをされて問題になっておりますが、聞くところによりますと、十八日の閣議で学歴偏重対策のための関係閣僚懇談会が持たれるというようなことが新聞で報道されておりました。この学歴偏重をもたらしておる社会的背景として、いまの雇用のあり方というのが大分問題になっておるのではないか。と申しますのは、たとえばいい大学を出ればいい企業に入れる。そうすると、これは年功序列、終身雇用型ですから、一生幸せが保障される、こういうことが学歴偏重をもたらす社会的背景になっておるのではないかというようなことが言われております。  現状を聞きますと、たとえば大企業が新卒……

第80回国会 社会労働委員会 第10号(1977/04/14、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさしていただきます。     戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。  一 第二次大戦末期における閣議決定に基づく国民義勇隊、国民義勇戦闘隊の組織、活動状況及び旧義勇兵役法・国民義勇戦闘隊員に対する陸軍刑法等の適用に関する法律の実施状況を明確にし、公平適切な援護措置をとりうるよう検討すること。  一 旧防空法による……

第80回国会 社会労働委員会 第11号(1977/04/15、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 いま北海道の特に出かせぎ労働者を中心とした深刻なお話があったわけでありますが、けさのニュース等を聞きましても、二百海里の日ソ交渉が中断をした。したがって、その関係労働者はほとんど休業状態か解雇に追い込まれていくのではないかということが懸念をされるわけでありますが、そうしますと一問題は道や各市町村に対して大変な要求が突き上げられてくるということも考えられるわけです。  そこで市長さんに、北海道の市長会を代表したという立場でお尋ねをしたいと思うのですが、国に対してこの解決策についてはどういう要望を持っておられるのか、もしお考えがあれば承りたいと思うのです。特に船員の場合は、これは……

第80回国会 社会労働委員会 第12号(1977/04/19、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 雇用保険法の改正案については、二日間にわたる質疑で問題点は相当出ておると思いますので、その問題点に対する若干の確認をしたいと思いますし、同時に、まだ問題点として残っている点についてこれから質問をいたしたいと思うのです。  第一に、雇用保険が全面適用になってもう二年になるわけですが、この委員会で審議されましたように、まだ適用漏れの事業場がたくさんある。したがって、適用漏れになっておる未適の事業場から失業者が安定所に失業給付を受けに行く、こうした場合に、安定所の窓口ではどういう対応をしていますか。
【次の発言】 たとえば、事業主もその全適になっているのを知らない、労働者も知らない……

第80回国会 社会労働委員会 第13号(1977/04/20、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 午前中から年金の議論が行われておりますが、主として問題は八つある年金の保険料の問題とか、あるいは給付条件の問題とか、あるいは給付開始の年齢の問題だとか、格差があり過ぎるじゃないかということが問題になっているわけですね。  同時に、いま問題になりましたのは、年金権を持たない層に対してどういう救済を考えるのかということが問題になったわけですが、五十年の十一月に当時の田中厚生大臣が基礎年金構想というのを一遍出しましたね。これは恐らく大臣が思いつきにぽっと言ったのではなくて、当時の新聞をひもといてみますと、次官を長にする何かの協議会をつくって、検討さしておるという指示も出しておる、こ……

第80回国会 社会労働委員会 第15号(1977/04/26、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 二日間にわたってこのじん肺安衛法の審議が行われているわけでありますが、質疑の中でも明確になっておりますように、じん肺というのはもう不治の病なんだ、治らない、こういうことになっているわけですね。したがって、じん肺患者はもう一人も出さないということを前提にしていろいろなことを考えるべきだと私は思うのです。  昭和三十年にけい肺の特別保護法ができて、これが三十五年にじん肺法になる、そうして四十七年に労働基準法の中から安全衛生法が姉妹関係で制定されて、そして予防から、さらに健康管理から、あるいは職場転換から、あるいは不幸にして罹患した人に対する補償から、援護から、一貫した体制をつくっ……

第80回国会 社会労働委員会 第19号(1977/05/17、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間もございませんから端的にお尋ねをしたいと思うのですが、最近労働界で不当労働行為のデパートと言えばどこか、と言えば造船、重機ということになっておるようであります。この不当労働行為のデパートと言われておる造船業界において、今日まで労働委員会から命令の出された件数あるいは地労委や中労委や裁判所で争われている件数がどれぐらいあるか、御報告願いたいと思うのです。
【次の発言】 その企業名と件数はわかりますか。
【次の発言】 これはいま係争中の事件ですね。
【次の発言】 組合の報告によると七十二件。それで、現在まで命令が出されて決着した事件もあるかと思うのですね。命令が出されて決着し……

第80回国会 社会労働委員会 第21号(1977/05/24、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 水道法の一部を改正する法律案を起草するに当たりまして、若干政府の見解をただしておきたいと思います。  水道が住民の暮らしに欠くことのできないものであるだけに、これからの水道事業を、真に住民の福祉に寄与し得るものたらしめるためにも重要な問題だと考えますので、二、三お尋ねをしておきたいと存じます。  第一は、今回、水道法の改正によって、水道事業は原則として市町村が行うものであることが明定されました。そこで、この原則と広域水道整備計画との関連についてであります。広域水道計画が必要とされるのは、特定の市町村において、自然的、社会的条件によっては水源確保が困難な場合が考えられます。その……

第80回国会 社会労働委員会 第22号(1977/06/07、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     水道の整備促進に関する件(案)   政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。  一 広域的水道整備計画の策定に当たつては、市町村の自主性を尊重するとともに、計画の内容は、水源の共同開発、用水供給事業を原則とし、市町村の行う水道事業の円滑な運営に資するよう慎重に配慮すること。  二 広域的水道整備計画の策定に当たつては、都道府県の議会の同意のみならず、関係市町村の……

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/03/10、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、与野党合意に基づく社会保障関係に関連をして、この際若干お尋ねをしておきたいと思うんです。  時間もございませんから具体的な質問に入りたいと思いますが、いまお話もございましたように各種年金がありますけれども、年金はそれぞれ支給時期が違うわけですね。たとえば厚生年金は今度改正された案によりましても八月、国民年金は九月、恩給は六月、福祉年金は十月と、こういうふうに各年金ごとによって実施時期が違うわけでありますが、これはどういう理由で違うのか、まずお尋ねしておきたいと思うんです。
【次の発言】 それは説明されれば理由はいろいろあると思いますけれども、しかし、どのような理由を聞い……

第84回国会 社会労働委員会 第4号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 昨日、金沢の地裁でスモン訴訟に対する最初の判決が出たわけであります。これは全国的に一万人以上の患者が出たと言われる戦後最大の薬害であります。同時に、全国二十三の地裁でいま係争中でありますが、その裁判の最初の判決が金沢地裁で出された。しかも、その判決の内容を見ますと、厚生大臣は、医薬品の安全性等を確認する薬事法上の義務がある。キノホルムの毒性は予見が可能であった。したがって、厚生大臣のキノホルム剤の製造許可、承認には過失がある。国家賠償法第一条の規定に基づいて賠償責任がある。こういうきわめて明確な国の法律的責任を下したわけです。こうした今回の判決に対して厚生大臣はどういうふうに……

第84回国会 社会労働委員会 第10号(1978/04/06、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 ただいま、わが党の安島委員から年金の当面する基本的な問題点等について御質疑がございました。いま日本にある八つの年金制度の中で、将来を展望してみて、どういうところに改善をしなければならぬ問題点があるのか、こういう問題については、ある意味では認識の一致はできているのじゃないかと私は思うのです。これからは具体的に、そういう問題点をどう改善していくのかというところに当面の課題があると思います。  いまも、お話がございましたように、たとえば基本構想懇談会の中間報告を見ましても、いろいろ当面する年金の問題点が指摘されています。それから、そうした問題を踏まえて社会保障制度審議会からは相当抜……

第84回国会 社会労働委員会 第11号(1978/04/11、34期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案についてその提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  今や完全失業者は恒常的に百万人を超え、二月末には百三十六万人に達しました。  そればかりではありません。潜在的な失業者、あるいは半失業者とも言うべき人々がこの何倍もおります。具体的に見ますと、一年未満契約の臨時雇いが二百四万人、日雇い労働者が百二十四万人、常用雇用とはいうものの週十五時間以下の就労が三十万人、同じく週三十五時間以下の就労が百七十六万人も存在しております。これに完全失業者を加えると、八百七十万人に達するのであります。  ま……

第84回国会 社会労働委員会 第12号(1978/04/12、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、まず当面する春闘の問題について、この際、若干労働大臣の見解を承っておきたいと思うのです。  きょうも雇用問題についての集中審議があるわけですが、こうした経済の不況や深刻な雇用問題を反映して、春闘もいよいよ深刻の度を深めていると思うのです。現に公労協は明十三、十四日の二日間、第一波のストライキに突入しますし、第二波、第三波と闘争戦術は強化される、こういう戦術も決定いたしております。私鉄等も、現状からすれば、官民総ぐるみの闘争に入っていくのではないか、こういうことが懸念をされておるわけです。  一方、こうした春闘情勢を取り巻いておる状況というものは、雇用か賃金かといった二者……

第84回国会 社会労働委員会 第14号(1978/04/18、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 前回から職業訓練法の一部改正案につきまして、大分問題点が出ておりまして、出尽くした感がございますけれども、数点にわたって確認をする意味でお尋ねをしておきたいと思うのです。  本来、職業訓練制度というのは、言うならば技術革新などによって社会的、生産的変化が起こってくる。そうした変化に対応して、労働者が生涯にわたって安定的に職業を持ち、その技能を維持向上させるために職業訓練を受ける、こういうものであるべきだと思うのですね。そういう観点から考えた場合に、現行の訓練制度の施設のうち、公共職業訓練施設の機能を技能開発センターまたは職業訓練短期大学校に転換をする、こういうことに今度の改正……

第84回国会 社会労働委員会 第15号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 先ほど局長からの答弁を聞きますと、本年度予算で四百九十億円、これは新設ですね。この四百九十億円で予想される人員増というのは、どれくらい想定されるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、施設整備費四百九十億円、これは新設も含めて。大体、この四百九十億円の予算が全部使われた場合に二万人ぐらいの増員になるということが予想されるということですね。そうしますと、いま都道府県、各市町村から上がってきている要求というのは、大体どの程度ありますか。
【次の発言】 これは大臣、先ほど答弁がございましたけれども、ことしの予算なんかは、特に景気回復と称して公共事業にうんとウエートを置いていますね……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/04/25、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 きょうは、労働組合法の改正案の審議ですが、労働組合法の改正案は、中央労働委員、地方労働委員の定数をふやすというだけのものでございますので、別に問題はないと思うのですけれども、たまたま労働組合法と重要な関連のあるストライキがいま行われておる。いよいよ春闘の本番を迎えて九十六時間ストライキに、公労協を中心に私鉄も含めて入っているわけですが、これが本当に九十六時間ぶち抜かれますと相当大きな影響を及ぼしてくると思うのです。こういう事態に対処して労働大臣はどういう姿勢で臨んでおるのか、まず、その見解を聞きたいと思うのです。
【次の発言】 いよいよ春闘の本番を迎えまして、公労協を中心に私……

第84回国会 社会労働委員会 第20号(1978/06/06、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 いまも雇用問題を中心にした質疑がございましたが、最近の経済全体の動向等の見通しにつきましては、政府部内でも意見が対立しているようでありまして、やや景気は上向きの基調になった、こういう見解を述べるものもあるし、あるいは、そうではなくて、まだまだ本格的な景気の回復には至っておらない。したがって補正で、もう一遍てこ入れをする必要があるんだ、こういう意見があるようでございます。しかし、いずれにいたしましても、景気が回復をする基調になったから雇用がそれだけ拡大されるかといえば、最近の傾向としては必ずしもそうではないと思うのです。それはなぜかといいますと、やはり経済成長の中でふくらみ過ぎ……

第85回国会 社会労働委員会 第2号(1978/10/13、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 最近の経済情勢を見ますと、政府による大規模な公共事業にもかかわらず、景気は依然として低迷をいたしております。先般経済企画庁が発表しました、本年四月から六月までの国民所得の統計速報によりますと、実質経済成長は年率換算でわずかに四・五%にすぎない。このように経済成長率が大幅に鈍化している原因を挙げてみますと、一つは、円相場の急騰を背景として輸出が急激に落ち込んでいる、さらに、いわゆる構造不況業種を中心として、製造業全体の生産活動が低迷している、そして何よりも大きな原因は、本年の春闘における低いベースアップ、あるいは外国からの輸入食糧に圧迫された農村の貧困等々が反映をいたしまして、……

第85回国会 社会労働委員会 第3号(1978/10/17、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 この国会はまさに雇用対策を中心とした国会であると言われるくらいに、深刻な雇用問題が中心に議論されているわけです。その雇用対策は幾たびか申し上げましたが、産業政策あるいは経済政策の前面に雇用対策が出されるべきである。同時に、その雇用対策は何といっても失業の予防が一番大事である、雇用の確保が一番大事である、こういう認識に立って、私は、以下の質問を率直にお伺いしたいと思うのです。  まず造船不況問題についてお尋ねします。  この臨時国会で成立を見ました補正予算並びに五十四年度の新年度予算等々で、官公庁の持つ船舶の発注の予定というものはどうなっていますか。

第87回国会 外務委員会 第8号(1979/04/27、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、国際人権規約を調印するに当たって、日本政府が四項目にわたる留保及び解釈に関する宣言を行っておりますが、その宣言をされた中で、特に消防職員の問題についてお尋ねをしたいと思うわけであります。  この消防職員を警察職員と同一に扱うというのは、これはもう国際的にも通用しない問題でありますし、日本の国民のだれに聞いても、警察職員と消防職員が同じ扱いにされるということについては問題がある、ある人は、それは服装が似ているから同じ扱いをするのじゃないですかというような話をした方もあるのですけれども、服装が似ていると言えば、むしろガードマンや交通指導員の方が似ているので、まさかそんなこと……

第87回国会 社会労働委員会 第3号(1979/02/20、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 大臣の所信表明について若干お尋ねしたいと思うのですが、その所信表明の中で「雇用問題の解決は現在国政の最重要課題となっており、」こういうことを冒頭に述べられて、十万人の雇用創出を挙げられた。従来の雇用対策と違って若干前向きになっておる姿勢については、評価してもいいのではないかというふうに思っております。従来の雇用政策というのは、発生した失業に対する事後措置をどう講じていくか、言うならばしりぬぐい的な雇用政策であったわけです。しかし、大臣も所信表明で述べられておりますように、景気が若干回復をしたにしても雇用問題は解決しない、こういう状況になっておるのが特徴じゃないかと思うのです。……

第87回国会 社会労働委員会 第6号(1979/03/01、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 最初に、腎不全対策について若干お尋ねをしたいのですが、現在腎臓病の患者で、人工透析を受ける必要のある患者の数はどのくらいありますか。
【次の発言】 特に私がお尋ねを申し上げたいと思いますのは、人工透析を受ける患者の中で、いまお話がございましたように、夜間受けている方が約五千七百名あるわけですね。それで、これは仕事の関係などもあって、働きながら受ける必要があるという方が多いので、できるだけ夜間に受けさしてもらいたい、こういう要望が大変強いですね。私が調べてみましたら、その夜間透析をやっているところの七三%は私的医療機関がやっておる。特に、国立病院の場合はわずかに四十三人くらしか……

第87回国会 社会労働委員会 第8号(1979/03/20、34期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました定年制及び中高年齢者の雇入れの拒否の制限等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦後の日本では、男女ともに平均寿命が急速に伸びてきたことは、皆様御承知のとおりであります。  いまや五十代は、精神的にも技能的にも、最も成熟を遂げた働き盛りであります。にもかかわらず、五十五歳定年制、六十歳未満定年制が、明治時代の遺物のごとく、いまだに多数の大手企業に存続しているのは、時代錯誤もはなはだしいと申さなくてはなりません。  定年は少なくとも六十歳まで延長するようにと一昨年の国会で決議したにもかかわ……

第87回国会 社会労働委員会 第10号(1979/04/09、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党、日本共産党・革新共同及び新自由クラブを代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     国民年金法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、適切な措置を講ずるよう配慮すべきである。  一 公的年金制度全体を通じ、各制度間の関連と将来にわたる人口の老齢化の動向を勘案しつつ、その基本的なあり方について検討を急ぎ、年金制度の抜本的な改善を図ること。  一 妻の年金権のあり方については、速やかに遺族年金の改善、国民年金の妻の加入権など……

第87回国会 社会労働委員会 第12号(1979/04/24、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 御案内のように、この国会は雇用国会と言われるように雇用問題を中心に議論されてまいりました。これはやはり依然として雇用・失業情勢が厳しいということを反映してなされたと思うのです。  そこで、いろいろ議論もされてまいりましたけれども、総体的に整理をして私はお尋ねしてみたいと思うのですが、日本経済を取り巻いておる最近の国際情勢は、石油問題等も含めてなお先行き不安な要因がたくさんある。しかし、全体として……(私語する者あり)
【次の発言】 やや景気は上向きの傾向にあるというふうにも言われております。しかし、その影響が労働市場にどのような形で及んでおるかということになりますと、依然とし……

第87回国会 社会労働委員会 第17号(1979/05/29、34期、日本社会党)

○村山(富)議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました失業手当法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、失業者が増加をしたまま、短時間の求職活動では再就職がきわめて困難となっております。新規の求職者にとっても、就職の門は狭くなっております。季節労働者や日雇労働者の就業も、ますます不安定で困難になってっております。  しかも最近の特徴的なことは、景気回復の局面に入っても、雇用情勢はほとんど改善されず、有効求人倍率は依然として低いままであるという実態であります。  雇用保険法に基づく求職者給付等を受ける資格のある者も、給付期間が多少延長された程度では、……

第87回国会 社会労働委員会 第18号(1979/06/05、34期、日本社会党)

○村山(富)委員 本委員会で審議をいたしております薬事二法につきましては、二日間にわたって質疑が行われてきたわけでありますが、この薬事二法の内容なりあるいはそれに関連する幾つかの問題について、確認をしておきたいと思われる点がございますので、そうした問題に限って質問をいたしたいと思います。  第一に、目下、恒久対策の確立について関係者の間で協議が続けられておるようでございますが、その解決の見通しについてお伺いします。
【次の発言】 次に、救済基金法については本委員会においてその修正案を与野党間で検討中でありますが、われわれとしては、救済基金は、既発薬害についてもその被害者の救済に関する事業を関係……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1980/03/19、35期、日本社会党)

○村山(富)委員 私はこの特別委員会は初めてでもございますし、車のことについては全く門外漢で、素人でありますから、大変幼稚な質問をするかもしれませんけれども、まあそのつもりでお答えをいただきたいと思うのです。  交通安全対策につきましては、それぞれすぐれた能力をお持ちの方がそれぞれ担当されて、各般から対策を講じられている、こう思うのです。ただ、その政策なり対策がどのように具体的に行政効果を上げているか、こういう問題になってまいりますと、やはりいろいろ問題があるのではないかというふうに思いますので、そういう観点から幾つかの問題についてお尋ねをしてみたいと思うのです。  仮に一つの例を申し上げます……

第91回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1980/05/14、35期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、きょうはILO第百五十三号条約に関連をして過労運転の防止等についてお尋ねをしたいと思うわけです。  まず外務省にお尋ねをしたいと思いますが、昨年六月ILO第六十五回総会でいま申し上げましたILO第百五十二号条約が採択をされておりますが、この採択をされた条約の主要な要項を簡単に説明してもらいたい。
【次の発言】 いまお話しもございましたように、この条約は路面運送における労働時間及び休息期間等に関する新国際基準というものが中心になっているわけですね。この条約がILOで議論をされる際に、政府はもとより労働組合あるいは消費者側等々も積極的に討議に参加して基本的な部分については賛……

第91回国会 社会労働委員会 第3号(1980/03/04、35期、日本社会党)

○村山(富)委員 きょうは午前中から質疑が行われまして、主として雇用問題とりわけ高年齢者の雇用問題についての質疑が行われてきたのでありますが、私もそうした問題に関連をして若干お尋ねをいたしたいと思います。同時に、先般行われました労働大臣の所信表明に基づいて若干の質問を行いたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  大分、雇用状況は好転をしたというふうにも言われておりまするけれども、政府の来年度の経済見通し等々と関連をして考えた場合に、そう楽観は許されないのではないかというように思われますが、まず四・八%の経済見通しの中で失業者の数はどの程度見込んでおるのか、雇用状況はどういうふうに考え……

第91回国会 社会労働委員会 第10号(1980/04/10、35期、日本社会党)

○村山(富)委員 私は、質疑に入る前提として確認をしておきたいことがあるわけであります。  それは、この国会の予算委員会で、中医協が五十一年に行った医療経済の実態調査について、その調査結果を社会労働委員会における健康保険法の審議が始まるまでに報告し、公表する、こういう確認がなされておりますが、いまだにその提出がないわけであります。したがって、その確認を踏まえるならば、この法案の審議はできないということになろうかと思うのです。  医療費というのは、ある意味では公共料金でありますから、医療経営の実態が正確に把握をされて、国民が納得できるような審議を尽くす必要がある。そのことは国会の責任でもある。そ……

第91回国会 社会労働委員会 第13号(1980/04/17、35期、日本社会党)

○村山(富)委員 先般の健康保険法改正の審議の際に、老人の保健医療について厚生省は社会保障制度審議会に白紙で諮問をいたしておりますけれども、この健保法の改正の中身と老人保健医療がどうなっていくかということは重要な関連があるわけでありますから、その老人保健医療に対する厚生省の考え方の大筋ぐらいが明らかにならないと健保法の審議はできないのではないか、こういう意味で私は質問をいたしましたけれども、その答弁が保留されておりますので、この際承りたいと思います。
【次の発言】 いまお話がございましたような考え方を制度審に意見陳述をして、そうした意見を中心にこれから審議会で議論が始まると思うのですけれども、……

第91回国会 社会労働委員会 第14号(1980/04/22、35期、日本社会党)

○村山(富)委員 労災保険法の改正案につきましては、きょうで二日目の審議が行われているわけでありますが、大体指摘されている問題点はそれぞれ集約をされてきていると思うのです。そこで、そうした問題で、重複する点もあるかもしれませんけれども、若干のお尋ねをしてみたいと思います。  最初に、現行の労災保険制度、今度国会に提案されておりまする改正の中身等々を検討してまいりまして、なおかつ不十分な点があるのではないかと思われますので、そういう点について若干冒頭にお尋ねしていきたいと思うのです。  その一つは、給付水準の問題でございますが、遺族補償年金の改正が提案されております。しかし、現状の遺族の生活実態……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会 第7号(1984/04/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 いよいよ、この国会の最重要法案と言われ、しかも全国民が注目をしておる健康保険法の改正案の審議が始まったわけでありますが、大臣も御案内のように、連日反対の請願行動が繰り広げられております。同時に、国会の請願を見ましても、健保改悪反対という請願が一番多いわけです。これだけ国民が注目をし、しかも重要法案として位置づけられておる、その意味は那辺にあると大臣は受けとめていますか。それをまずお聞かせください。
【次の発言】 今まで与党議員の質問があったわけでありますけれども、今度の健康保険法の改正案について、問題点として指摘される点は共通する問題があるように思う。共通する問題があるという……

第101回国会 社会労働委員会 第12号(1984/05/09、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 きょうは、参考人の皆さんには御多忙の中に御出席いただきまして、貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。時間の関係もありますから、それぞれの参考人の皆さんに質問だけを申し上げてみたいと思うのです。  まず、今宮参考人に三点ほどお尋ねいたします。  一つは、先ほど御意見の中にもございましたが、疾病構造が変化して、成人病等が主流になっておる、そういう疾病構造の変化に対応していけるような医療制度のあり方に変えていく必要があるのではないか。そういう意味から申し上げますと、例えば地域における医療というものは、健康診断や健康指導や健康管理、そういうものが大きなウエー……

第101回国会 社会労働委員会 第14号(1984/05/15、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 今、多賀谷先生からも御質問がありましたように、本来この法案は、前回に失業保険から雇用保険に変えたときの情勢と、余り大きな情勢の変化はないのです。あるとすれば、当初予想したよりも失業が深刻であるということと、それから不況を反映して保険財政が厳しくなっておる、したがって、給付の総枠を抑制しなければ国庫負担が膨らんでいくからという、そういう関連で今回の法改正がなされたというふうに言わざるを得ないと思うのです。したがって、本質的な議論をもっとしなければならぬと思うのですけれども、時間の関係もありますから、きょうは、この改正案ができた以後いろいろな影響も出てくると思いますから、そういう……

第101回国会 社会労働委員会 第17号(1984/06/21、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 この国会の最重要法案として扱われながら、与野党が今真剣な議論を繰り返しておりますし、それだけにまた国民も非常な関心を持って注目をしておりますが、そういうこの健保法案の審議の過程に、提出者である大臣が、きょうのある新聞を見ますと、そのインタビューの中で、例えば二割負担については六十一年から実施をすることになっておりますけれども、それは若干考え直してもいいとか、修正含みの発言をされておるわけです。これはもう委員会の審議を無視をするといいますか、極めて不見識な発言ではないかと思いまするし、国会軽視も甚だしい。そういう自信のない、確信の持てないような法案を提出しておるとするならば当然……

第101回国会 社会労働委員会 第21号(1984/07/05、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 関連して。今竹村委員から、富士見病院の事件に関連する経過並びに結果等に対するあなた方の把握している範囲のものを出しなさい、報告しなさい、こう言っておるわけでしょう。だからそれは報告ができるのかできないのか、報告書があるのかないのか、はっきりしなさい。
【次の発言】 それが、質問に対するものは、再三再四報告してください、こう言っておるのに、あなたの方は出さないし、(発言する者あり)いや、出しなさいと言ったら、これだけ出してきた。これはあなた、「富士見産婦人科病院受療者から所沢保健所への申し出状況」というだけの話じゃないですか。これが厚生省がタッチして国会に説明を求められて報告す……

第101回国会 社会労働委員会 第24号(1984/07/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 健康保険の改正案は、二月の二十五日に国会に提出をされましてから、今日まで真剣な審議を続けてまいりましたが、ようやく山場を迎えようといたしております。随分長い期間、この法案を審議するに当たりまして、新聞やその他いろいろなところから、この健康保険の改正案は中曽根内閣の命運にかかわる最重要法案だというふうに言われてまいりましたし、十一月の総裁選挙にも影響がある、こういうふうにも言われてきたわけでありますが、総理は、そういう声に対してどのような見解で受けとめられてまいりましたか、お尋ねします。
【次の発言】 今総理も申されましたように、事柄が重要であるだけに、与野党それぞれ真剣な議論……

第101回国会 社会労働委員会 第25号(1984/07/17、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 きょうは、それぞれの分野から貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。時間の制約もございますが、若干の問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。  今度の男女雇用均等に関する問題につきましては、いろんな分野でいろんな意見がありますけれども、基本的には二つの大きな問題点があるかと思うのです。  その一つは、募集から採用あるいは定年、退職に至るまですべての分野について禁止規定を設け、それが実行できない場合にはそれなりの手続を経て罰則規定も設ける、そうでなければ実効できない、こういう御意見と、そうではなくて、日本の社会というのはそれぞれ歴史的な慣行があるわけで……

第101回国会 社会労働委員会 第26号(1984/07/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 質問時間が三十分しかありませんから、せっかく統合するわけですから、その統合後の考えられるいろいろな問題について、確認をしていただきたい事項等について若干お尋ねをしたいと思うのです。  そこで、まず第一に、今回のこの法案の中身を見ますと、社会福祉事業振興会という性格を持った一つの事業体とそれから医療金融公庫という事業体とが統合することになるわけですけれども、社会福祉と医療というのはどういう意味でかかわり合いがあるのか。これは単に臨調の答申に基づいて統合されるというだけのものではなくて、むしろ、これから福祉や医療というものは極めて重要なウエートを占めていくので、もっと積極的に統合……

第101回国会 社会労働委員会 第27号(1984/07/24、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 議事進行に関する動議を提出いたします。  先般来、内閣提出、男女雇用機会均等法案及び野党四党提出に係る男女雇用平等法案の審査を行ってきたところでありますが、両案の議事を進めるに当たり、内閣提出案に先立ち、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び社会民主連合の四党共同提案に係る男女雇用平等法案を議題として、その審査を進められんことを望みます。  この四党案は、これまでの審査の中で明らかにされましたように、近年女子雇用者の数がますます増加の一途をたどり、全雇用者の三分の一を占め、日本経済にとって欠くことのできない労働力となっていること、しかし、就業の機会や賃金……

第101回国会 社会労働委員会 第28号(1984/07/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 私は、自由民主党・新自由国民連合、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党・革新共同及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。      社会福祉・医療事業団法案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、格段の努力を払うべきである。  一 社会福祉・医療事業団の設立に当たっては、効率的な運営に努め、統合によるメリットを生かして社会福祉の増進並びに医療の普及及び向上が図られるよう特段の配慮をすること。  二 社会福祉事業振興会と医療金融公庫との統合に際しては、従前……

第101回国会 社会労働委員会 第30号(1984/08/01、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 残ったわずかな時間に質問を申し上げますので、できるだけ簡潔にお尋ねしますので、簡潔な御答弁をお願い申し上げます。  これは参議院の段階でも、またきょう竹村さんからもいろいろお話がございましたが、今度の法律の改正を見ますと、例えば「収容」を「入所」と変えるとか、それから「ほうき」やら「はたき」やら「ぞうきん」といったような言葉を削除して、何となくイメージを変えようとしておる。そういう配慮はわかるんですけれども、それはやはり単に言葉だけの問題でなくて、国際障害者年の長期行動計画、あるいは中間年を迎えるといったような時期でもありますから、従来の身体障害者に対する福祉政策の考え方を基……

第101回国会 社会労働委員会 第31号(1984/08/02、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 参考人の諸先生方には、御多忙の中にもかかわりませず御出席をいただきまして、貴重な意見を拝聴させていただきました。心からお礼を申し上げたいと思います。  今、年金の問題に関して共通しておると考えられる点は、将来を構想してみて、現代のばらばらになった年金制度というのはやはり問題があるし、いろいろな制度間の格差もある。何といっても給付と負担の問題をどう調整していくか、あるいは世代間の不公平をどう考えていくかといったような共通した一つの問題点を抱えておると思うのです。それだけに何らかの年金についての改革が必要だということは、だれも認めざるを得ないと思うのです。  ただ、年金がそれぞれ……

第101回国会 社会労働委員会 第34号(1984/11/20、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 きょうは、厚生関係基本施策に関する件で質疑を行う日でありまして、年金法の改正案は議題になっていないわけです。したがって、定例日に正式に年金法の改正案が議題になったときに慎重に審議をしたい、こう私は思っておりますから、年金の内容についての質疑はいたしません。ただ、この年金法改正案の出し方あるいはその取り扱い等については意見がありますから、そういう問題について若干御質問を申し上げようと思います。  その一つは、理事会等でも議論になっておりましたが、百年の大計を考えて年金制度の骨格を変えるといったような大改革案、しかも施行は六十一年から施行するわけです。そういうものと、五十九年度に……

第102回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1985/06/06、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 私は、一九八三年三月十一日北海道の空港で発生しました日本近距離航空のYS11機墜落事故の問題について若干お尋ねしたいと思うのです。  この事件につきましては、テレビで報道特集で放映されましたが、それも私は拝見をさせていただきました。同時に、朝日ジャーナルに「YS11中標津事故の秘められた真相 事故調査委結論「機長操縦ミス」は国産機の名誉を守る策謀だ」、こういう意味の見出しで書かれている記事も読ませていただきました。その後私なりに関心も持っていろいろ調査のできる範囲を調査もいたしましたけれども、調査が深まってくるたびに疑問が深まっていく、こういうものではないかというふうに思われ……

第102回国会 社会労働委員会 第5号(1984/12/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 時間の制約もありますから、基本的な部分だけに限ってお尋ねを申し上げたいと思います。  まず第一に、今回政府が提出しました年金法の改正案は、六十一年四月から施行する部分と、五十九年に実施をされる二%のスライド部分と抱き合わせで提出されているわけです。この二%のスライドというのは法案の改正には全然関係がない、それをくっつけて出しておる、こういうところに一つ問題があると私は思う。  同時に、この改正案は第百一特別国会に提出されたのです。しかも、三月二日に国会に出されているわけです。会期は八月八日まで大変長い会期でありましたから、私どもは、年金は国民生活に重要な関連のある大事な法案だ……

第102回国会 社会労働委員会 第7号(1985/02/26、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 今国鉄の再建問題に関連をして、余剰人員の扱いについて労使問題のいろいろな意見が出されたわけです。  それで、就業規則の手続の問題等に関連をしていろいろ議論もあったのですけれども、これは予算委員会、きょうの委員会等々でお触れになっておりますから十分ひとつ整備をして、やはりきちっとしてもらう必要があるということもさることながら、就業規則というのは御案内のように使用者の方が一方的につくれるものなんですね。ですから、本質的にはやはり労使が話し合いで協定を結ぶということの方に重点がかからなければいかぬ。ところが今は無協約になっているというところに問題があると思うのですね。私はこれはやは……

第102回国会 社会労働委員会 第9号(1985/03/26、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 きょうは主として春闘問題について議論をいただくということで、きょうの委員会を開いてもらったわけですが、時間の関係もありますから、端的にお尋ねしたいと思うのです。  今日、働く人々、労働者の暮らしの状況というものは、ここ数年を振り返って考えてみて、よくなったと思いますか。現状はどういう状況にあるというふうに端的に思いますか。
【次の発言】 最近、金融機関やらいろいろな団体がアンケート調査をいたしておりますけれども、これは昨年十月のある金融機関が調査をした結果ですけれども、「非常に苦しい」というのが一一・三%、「少し苦しい」というのが五三・〇%、全体として三分の二弱が苦しいという……

第102回国会 社会労働委員会 第12号(1985/04/02、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 きょうはもう我が党の質問の最後でありますし、これまでの質疑の中で雇用構造の変化や産業構造の変化やあるいは老齢化、MEを中心とした技術が急速に進展をする、こういう情勢の変化に対応して労働者が生涯を通じて必要な職業訓練を身につける機会が与えられるということは極めて大事なことだということは申し上げるまでもないと思うのです。ただ、いろいろな制度の改変に従って、例えば公共訓練施設が軽視をされて民間の活力を生かされるというふうに変わっていくのではないかとか、あるいは先ほども質疑がありましたけれども、交付金に変わってだんだん公的負担というものが減っていくのではないかとか、こういうことが心配……

第102回国会 社会労働委員会 第16号(1985/04/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 これまでの本委員会における質疑の中で、今度の改正案の問題点というのはもうほぼ明確にされておるわけです。私どもは、この法案の改正案の目的の中に明示されておりますように、従来は児童の健全な育成というのが大切だったけれども、それが家庭に変わってきたということが、もう基本的に納得できないという点でもありますし、その目的が変わったことから、いろいろ具体的な内容についても大変な改悪が盛り込まれておるわけでありますから、この法案自体には賛成できないわけです。  ただ、これまでの経緯の中で、未婚の母の扱いとかの修正についての話がありますが、そういう点についてはぜひそういう方向で実現をさしても……

第102回国会 社会労働委員会 第17号(1985/04/19、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 本日は、お忙しい中を参考人の諸先生方には貴重な御意見をお聞かせいただきましてありがとうございました。  なお多くの問題点もございますので、すべての参考人に御意見を承りたいのですけれども、時間の関係もございますから御了承いただきまして、まず阿島参考人にお尋ねをしたいと思うのですが、情報処理労働者の場合、今受け入れている労働者の数が多いかあるいは派遣されている労働者の数が多いか、実態がおわかりになればお聞かせをいただきたいと思うのです。  それからもう一つは、特に親会社と子会社の関係ですね。子会社の方から親会社に派遣されるといったような場合には、親会社の方はどうしてもやはりすべて……

第102回国会 社会労働委員会 第18号(1985/04/23、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)議員 私は、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党・革新共同及び社会民主連合を代表して、ただいま議題となりました定年制及び中高年齢者の雇入れの制限等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国は今、本格的な高齢化社会の到来を迎え、中高年齢者の雇用確保が非常に大きな社会問題となっていることは御承知のとおりでございます。  今や人生八十年時代と言われ、五十歳台といえば、精神的にも技能的にも、もっとも成熟を遂げた働き盛りであります。にもかかわらず、五十五歳定年制、六十歳未満定年制が、人生五十年時代の明治時代の遺物のごとく……

第102回国会 社会労働委員会 第19号(1985/04/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 私は、自由民主党・新自由国民連合、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党・革新共同及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)    政府は、次の事項につき、格段の努力を払うべきである。  一 国民の生活水準の向上等に見合って、今後とも援護の水準を引き上げ、公平な援護措置が行われるよう努めること。     なお、戦没者遺族等の老齢化の現状及び生活の実態にかんがみ、一層の優遇措置を講ずると……

第102回国会 社会労働委員会 第20号(1985/05/14、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 今も多賀谷委員から本法案についての厳しい問題点の指摘がございましたが、これまでも各党から、そうした問題点についてそれぞれ指摘がございました。時間の制約もございますから、私は、これまでの質疑応答の中で問題点となりそうな点について絞って大臣の明確な御答弁をいただいて、確認をしておきたい、こういう意味でこれから質問を申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。  第一に、法律上、港湾運送業務は六大港に限り適用対象業務から除外することになっておりますが、それ以外の九十二港湾についても同様に対象にされないと解してよいかどうか、まず承りたいと思います。

第102回国会 社会労働委員会 第23号(1985/05/30、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 私は、自由民主党・新自由国民連合、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党・革新共同及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   国家補償の精神に基づく原子爆弾被爆者等援護法の制定を求める声は、一層高まってきた。また、原爆被爆者対策基本問題懇談会の意見書も、被爆者の援護対策は、広い意味での国家補償の精神で行うべきであるとの立場をとっている。   特に今年は被爆四十年を迎え、政府……


各種会議発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1973/06/18、33期、日本社会党)

○村山(富)委員 時間も、ございませんから端的にお尋ねしたいと思うのですが、今度提出されました改正案は、先ほど来説明がありますように、いままでの赤字をたな上げをして健全基調で財政を維持していくというところにあると思うのです。しかし先ほど来お話がございますように、この保険財政がどうして赤字になっておるのかということが一つと、いまほど医療の荒廃がいろいろ叫ばれている時期はないと思うのです。そういう意味で二、三の点について質問したいと思うのです。  一つは、先ほどもお話がございましたが、いま被保険者、患者は保険料以外に、かりに病院に行った場合に、入院すれば差額ベッドあるいは付添料、こういったような保……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○村山(富)分科員 楢崎委員に関連をしてお尋ねしたいのですが、ちょうどいま高校、大学の入学シーズンで、試験が行なわれております。ことしの受験率は、去年と比較をしてどういうふうな見通しですか。それをまずお尋ねします。
【次の発言】 ことしも依然として受験戦争というようなことばが使われておりますように、たいへん激しい状況を呈しております。しかも、これはよく世間でいわれるように、やはりどうしても有名校に集中するわけですね。その有名校ということばが、よく使われるのですけれども、大臣に聞きたいのですが、有名校という中身は、一体どういうものをさしていっているのか、あるいは有名校という学校を、大臣はどういう……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1977/03/15、34期、日本社会党)

○村山(富)分科員 私は弾薬庫の問題について防衛庁にお尋ねをしたいと思うのです。  大分県の大分市の敷戸というところに弾薬庫がございます。私が聞いたところによりますると、この弾薬庫は昭和三十二年に開設をされ、当時用地が大体六十六万平米あった、その後さらに拡張されまして、現在は百三十二万平米になっておる、ごく最近、この弾薬庫のあります国道十号線の反対側に曲地区というところがありますが、さらにその地区の用地を買収されて拡張された、こういうふうに聞いておりますが、そのとおりで間違いないかどうか。同時に、こうして用地が拡大されたのは、この弾薬庫の安全基準上必要があって拡張されたのか、どういう理由による……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1977/03/14、34期、日本社会党)

○村山(富)分科員 大分時間も経過しておりますので、できるだけ切り詰めてやりたいと思うのですが、特に私が御質問申し上げたいと思いますのは、山村地域における特用林産物の振興対策についてであります。  振り返ってみますと、急速に成長した日本の高度経済成長時代には、やはり労働力が必要ですから山村やら農村からずっと都市に吸収された。いまのように成長がストップして低成長の時代になりますとまた帰ってくる、こういう傾向が若干見られますね。しかし、帰ってみても山村地域では生活ができない、仕事ができない、こういう状況で、いつの場合にも山村地域というのは荒廃をするばかりです。極端な例を申し上げますと、二、三軒家が……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○村山(富)分科員 私は消費生活協同組合の問題について二、三お尋ねしたいと思うのですが、ことしは消費生活協同組合法が制定されてちょうど三十年になるわけであります。この間、生協関係者みずからの努力はもとよりでありますが、生協運動過程を振り返ってまいりますと、組合員数も四十八年度に三百七十九万あったものが毎年一〇%前後確実に増加してまいりまして、五十一年度は五百万に達する数になっております。  こうした生協活動の動きから考えられますことは、生協運動が多くの消費者の支持と期待を得ているということを証明していると思いますし、同時にまた、この間果たしてまいりました生協活動の役割りは大変大きなものがあった……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号(1979/02/21、34期、日本社会党)

○村山(富)小委員 細かな質問で恐縮ですけれども、スウェーデンの場合に、自己負担の分が病院と開業医では違いますね。これはどういう理由で違うのだろうかということが一つの問題と、それから、先ほど一人当たりの医療費の問題がありましたけれども、総医療費の中における薬剤費の比率というのはどうなっているのか、一人当たりの薬剤費はどの程度か。円に換算してですね。
【次の発言】 保険で両方見ておるのはどこですか。フランスですか。
【次の発言】 あとの国はありませんね、両方保険で見ているのは。
【次の発言】 たとえば日本の場合、例が違うから答弁しにくいと思うのだけれども、歯科の場合、差額徴収があるとか、それから……

第87回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号(1979/03/07、34期、日本社会党)

○村山(富)小委員 大分出尽くしていますから、一つだけ聞きたいと思うのですが、一部負担というのは、たとえば初診料の一部負担と入院時の一部負担とありますね。これはどういう根拠で、どういう目的で、何を期待して一部負担を取るのかということが、どうもぼくにはわからないのですね。  たとえば入院費の一部負担なんかは、今度の改正案では千円に上がってますね。そうすると、どこにおったって食事はするんだから、この千円というのは、食事代ぐらい見てもいいじゃないかという意味でするのか。そうしますと、入院している間は、食餌療法というのは医療の一部ですから、それを取るのもおかしいじゃないかという気もしますし、そこらの点……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第1号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○村山(富)小委員 保険外負担の問題は従来から大変やかましい問題になっているわけですけれども、医療給付は保険でやるというのがこの大前提です。ですから、保険外負担はあってはならないというのが前提ですね。ところが、取ってもいいんだということになれば取ることがあたりまえになるんです。そこいらの見解をそれなりにきちっと決めておく必要があると思うのです。  その上で、いままでずっと話を聞いておりまして、この差額ベッドの徴収の状況やらベッド数やら、それから付添看護料の問題等についても私どもが承知している実感とは大分違いますよ。これはどっちが正しいのかわかりませんよ。だけれども、それはさっきも指摘がありまし……

第91回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第2号(1980/03/19、35期、日本社会党)

○村山(富)小委員 一つは、きのうでしたか、参議院で社会党の質問に答えていますね、社会保障制度審議会に白紙で諮問したいと。白紙で諮問したいというのはどういう意味なんですか、わかればお答え願いたいと思います。  もう一つは、老人保健医療制度の問題は、公に議論になってずいぶん久しいわけです。私が記憶している範囲でも、たしか齋藤厚生大臣、田中厚生大臣、それからずっと歴代の大臣と必ずと言っていいぐらいに委員会で議論されているわけですが、それなりにそれぞれの大臣の立場で見解は表明されているわけです。そして最終的に、遅くとも五十五年一月から実施をしたい、こういう答弁を行っていたわけですね。先ほどお話がござ……

第91回国会 社会労働委員会医療保険制度に関する小委員会 第3号(1980/04/09、35期、日本社会党)

○村山(富)小委員 大変次元の高いお話を承って参考になったわけです。  地域医療、地域保険の考え方ですが、いまの日本の医療の一つの欠陥として、ある意味ではやはり過密過疎があると私は思うのです。人口の多い都市に集中して、農村、周辺部は過疎になっている。これは否めない事実だと思うのです。こういう状況になったのは一体どこに原因があると思われますか、これが一つです。  もう一つは、地域医療を考える場合に、いま先生から話を聞いたのですけれども、日本には御案内のように国立病院、大学病院、あるいは自治体病院、日赤、済生会といったような公的医療機関もありますね。こういう国立、公的医療機関と地域医療の関連という……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1984/07/04、37期、日本社会党・護憲共同)

○村山(富)委員 きょうは、公述人の皆さんには、お忙しい中を貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  四人の先生方の御意見を聞いておりまして、この健保改正問題に絡んでなおいろいろな意見があるものだな、ますます時間をかけて、慎重な国民の納得できる審議をする必要があるということを痛感をいたしたところでございます。  先生方すべてにお聞きする時間もございませんので、私は絞って端的にお尋ねを申し上げたいと思うのでございますが、医療を考える場合に一番大事なことは、国民のすべてが、いつ、どこでも、だれでも、安心していい医療を受けることができるような制度をつくっていくということが一番……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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