このページでは伊藤茂衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。伊藤茂衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○伊藤(茂)委員 私は都市河川の問題、特に大都市の中における河川対策についてお伺いをいたしたいと思います。具体的な問題は後ほどお伺いしたいと思いますが、まず最初に一般的な考え方をお伺いをいたしたいと思います。 言うまでもありませんが、高度成長の過程の中で、開発も宅地化も急激に進んでまいりまして、河川対策の相対的なおくれということが指摘をされてまいっております。急激に人口は流入するけれども、河川対策の方がおくれているということで、通常は考えられない大きな被害が発生をするという状況になっているわけでありまして、これから梅雨どき、さらにはやがて来る台風の季節、多くの市民が心配をしているということだ……
○伊藤(茂)委員 ただいま大臣から提案されました印紙税法の一部を改正する法律案について、その内容、その前提となる条件について幾つか御質問をいたしたいと思います。 まず最初に伺いたいと思いますが、今回の税改正について、その背景あるいは経済条件の見通しをどう考えているか。実は調べてみましたら、この前の改正は四十九年に行われているわけであります。平均二・五倍のアップということになっております。その前は四十二年、さらにその前は二十九年、前から振り返ってみますと、十三年目、七年目、今度は三年目というわけであります。何か税を取る方向に非常に急いでピッチを上げてこのような提案がなされているという感じがいた……
○伊藤(茂)委員 最初に、まず一つお伺いいたしたいと思います。 御承知のとおりに、三千億減税に関する問題が与野党の幹事長、書記長、書記局長のレベルで確認をされまして、当大蔵委員会においてその立法作業その他を行うということになっているわけでございまして、国民にとって極力いい内容で、早期にその内容が決定されるということが大変望ましいと思います。そういう扱いでございますから、その内容は別にいたしまして、与野党の確認の中で、その財源につきましては政府側で行うという取り扱いになっているわけでありますが、その点について一つだけお伺いしたいと思います。 御承知のとおりに、与野党の書記長、幹事長、書記局長……
○伊藤(茂)委員 午前中の質疑を伺いましても、財貨の王座にある金を話題としながら不景気な話といいますか、厳しい話ばかり続いているわけでありまして、私はやはり金の歴史を振り返ってみても、かつて王座を占めていた時代から今日国際的にも国内的にも金廃貨に至る、こういう経過は、言うならば日本の資本主義経済の曲折を表現したものではないだろうかという気もするわけでありまして、国際的にも国内的にも金廃貨という時代を迎えたこれから先、どのように対応していくのかということを私は主として伺いたいと思いますが、その前に直接この法案に関係をした点を二、三まずお伺いをしたいと思います。 約百トンの金を売り渡すということ……
○伊藤(茂)委員 お互いに遅くまで御苦労さまでございます。 最初大臣に伺いたいのですが、いままでの本会議あるいは予算委員会の議論の中で総理も言われておりましたが、国債は一般的に悪いとは言えない、しかし、もろ刃の剣みたいなものであって、使い方によっては危険な場合もある、言うならば毒にも薬にもなるのだというふうなことを言われているわけでございますけれども、大臣いかがでしょう、現状ですね、今日の情勢において、現在の建設国債という言葉遣いも私余り好きじゃないのですが、四条公債あるいは特例債を含めたこの状況ですね。日本の経済あるいは財政にとってもろ刃の剣あるいは毒か薬かという、どちらの方に当たっている……
○伊藤(茂)委員 大臣、何か御用事があるそうですから、二つだけお聞かせいただきたいと思いますが、アジア開銀の総会にマニラまで行かれまして大変御苦労さまでございました。 新聞報道その他で見ますと、大変積極的、意欲的な御発言をされているようですし、あるいはまた、新聞でもずいぶん特集などをされました。これはやはりアジアの経済開発などについて非常に関心が高まっているということでもあると思いますし、また、日本とのかかわり合いが非常に大きなウエートを占めているということのあらわれではないかと思います。 いらっしゃるうちに二つだけお伺いさせていただきたいのですが、一つは、いろいろ新しい提唱がなされている……
○伊藤(茂)委員 今度の国会での本大蔵委員会の討議も最後の機会になるようであります。本国会でいろいろな法案の議論をいたしましたが、国会が終わったこれから先の経済事情を考えますと、非常に多くの問題を抱えていると思います。国際経済協力の面でもあるいは景気の面でも、国民生活にとっても、先ほど主税局長の顔を見たから言うわけじゃありませんが、大幅な増税を図らなければならないというふうな努力もされるようでありまして、大変な時代だと思います。そういう中で、先般ロンドンの七カ国首脳会議がございました。大蔵大臣も御出席をされたわけでございますが、そのロンドンの会議でも、今後の国際協力の問題あるいはインフレなき成……
○伊藤(茂)委員 私は、先月九月二十七日横浜市で発生をいたしました米軍ファントム偵察機の事故に関連をしてお伺いをしたいと思います。 御承知のとおりに、九月二十七日の事故でございましたから、ほぼ一カ月が経過をいたしました。事故が起こりましたのは、私の直接の地元と言うよりも、うちのそばでございまして、私のうちの頭の上もあのような米軍機がしょっちゅう飛び回っております。あるいはまた被害者の方々、被害者と言うよりは、御承知のとおり二人の幼い命を失った遺族というふうに申し上げていいかもしれません。その方々も近くでありますし、亡くなった子供さんも含めて、いまなお重傷の状態にある方々の収容された病院もうち……
○伊藤(茂)委員 未曾有の難局というふうな中で新しい大臣に就任をされたわけでありまして、先ほども所信を伺いましたが、ぜひ御奮闘されるように心から期待いたしたいと思います。 大臣に最初にお伺いしたいのですが、先ほど山田委員の質問に二つ前向きのお答えをされました。その姿勢に敬意を表したいと思います。私どももまだ満一年の新しい議員生活ですが、やはり特にこの伯仲国会という状況の中でどう国民のメリットになるような成果を生み出していくのか、そういう議論をすることが国会でも非常に大事だと思います。そしてまた、未曾有の難局でありますから、あらゆる努力をして国民のコンセンサスを求めていくということも当然大事に……
○伊藤(茂)委員 大規模地震対策法案につきまして数点お伺いしたいと思います。 特に私の方から大都市の中における大地震対策という視点でお伺いをさせていただきたいと思います。 まず第一に伺いたいのですが、先ほど自衛隊についてのお話もございましたが、大規模な地震対策について非常に大切なことの一つは、市民の理解と参加をお願いする、また、そういう視点を重要視するということではないかと思います。市民の理解と参加があるとないとではまるで違った様相になると思いますし、いままでも必要性はあったわけですが、特にこの法案が制定された後、そういう努力を大いに大規模に展開をされるということが大事ではないだろうかと思……
○伊藤(茂)委員 一つだけ関連してお伺いいたします。 私ども昨日仙台にお伺いいたしまして、都市型地震災害の恐ろしさを改めて痛感をいたしました。これを貴重な教訓として対策をとらなければならないと思いますし、それから特に南関東、東京、横浜、川崎、これらについても住民の不安を解消するような措置をどうとっていくのかということが必要ではないかと思います。 私は当面二つあるんじゃないかと思うのですね。 一つはこれから、先般成立いたしました大地震立法に基づきまして強化地域の指定、それから強化計画という作業に入ってくるわけでありますが、そういう中で今回の経験を生かしながらトータルプランといいますか、国の……
○伊藤(茂)委員 私は、当面する証券行政について若干御質問を申し上げたいと思います。
まず最初に、総括的に大臣に伺いたいと思いますが、いま低成長時代あるいはまた非常に深刻な経済危機、難局であります。こういう中での証券行政の諸問題、いろいろと転換を求められる大きな問題があるわけであります。特にそういう中で、二、三大臣としてどういうことを重点にお考えになっているか、伺いたいと思います。
【次の発言】 幾つか大臣御指摘になりましたので、大臣の御指摘を尊重しながら質問をしてまいりたいと思います。
大臣もおっしゃいましたように、最近の証券市場の特徴の一つは、一面では設備投資が停滞をしている、また設備……
○伊藤(茂)委員 朝からの審議で、大臣も政府委員もどうも御苦労さまでございます。 私は、先ほど大臣が提案されました中で、特に租税特別措置の整理合理化の問題を中心にして御質問をしたいと思います。 先ほど来の議論にもございましたが、この租税特別措置の問題は、不公平是正の重要な焦点の一つとして数えられてまいってきておると思います。そしてこれからの財政事情を考えますと、やはり税の不公平是正ということは、まさに国民的課題としてこれに取り組んでいかなければならないという今日の状態ではないかと思います。 そういう意味でお伺いしたいと思いますが、まず最初に、今回幾つか廃止、縮減されるものがございます。ず……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の立場を表明し、その理由を述べたいと思います。 いま世界にその例を見ない赤字財政、火の車予算が続いている中で、今後の税制がどうなるのか、国民は強い不安の気持ちを持って注目しているところであります。このような状況のもとで、税の不公平を徹底的に是正して文字どおり公平、民主的な税制とし、さらに、国民の合意と参加を積極的に求めながら財政再建に取り組むことが大切であることは言うまでもありません。 しかし、今回提案されましたこの法案の内容と法案審議を通……
○伊藤(茂)委員 議題となっております石油税につきまして、私は三つの柱で質問を申し上げたいと思います。 まず第一に、今回採用しようとしているこの石油新税を含めました石油関係の税体系に対する考え方の問題です。 最初に伺いますが、経過を振り返ってみますと、オイルショック以来、このような石油新税をつくり、エネルギー対策などに使うべきではないか、通産省からもそういう意見がときどきありましたし、また、地方財源として自治省からも同じような主張もあったように思います。そのたびにいままで大蔵省は反対してきたように伺うわけですが、今回変身をされた。それから経過を伺いますと、五十三年税制を審議する昨年暮れの税……
○伊藤(茂)委員 最初に伺いますが、酒は文字どおりお飲み物でございまして食品のはずですが、農林省でも厚生省でもなくて、明治の時代から大蔵省になっております。なぜ大蔵省でやっているのか、そうでなければならないのかということは、どういうことですか。
【次の発言】 財政物資と言えばむずかしい感じですが、要するに税の対象として大事であるという意味だと思います。ただ、だんだん時代が変わってきますから、これからお液に対する税制もどうあるべきかということを多面的に考えなければならぬ時代じゃないかということで、順次お伺いしたいと思います。
今度の増税の税調の答申などを見ますと、先ほど大臣の提案理由にもござい……
○伊藤(茂)委員 きょうはお忙しい中、日銀総裁おいでいただきまして、御苦労さまでございます。短い時間ですから、しぼって幾つかお伺いを申し上げたいと思います。 最初に、これはできたら大蔵大臣にお願いしたいのですが、二つお伺いしたいと思うのです。 現在の急激な円高について多面的な努力をしなければならない。国内的な努力もいろいろとやらなければなりませんし、対外的な努力の面もございます。その対外的な方に関係をしてなんですが、二つお伺いをしたいのです。 一つは、円、マルク、ドルとよく言われるわけですけれども、西ドイツマルクの場合とそれから円の場合と、アメリカの対応の仕方が大分違っているという現実が……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案されました財政特例法案につきまして、若干の点について御質問申し上げたいと思います。 この法案は、この数年来非常に大きな焦点になってまいりましたが、いま大臣の御提案の中にも「臨時異例」という言葉が出ております。まことに異常な状態ということになっていると思います。昨年までの議論の中では、財政法に照らした精神とかあり方とか歯どめの問題とかいろいろな議論があったわけでありますが、これだけ大きく国の借金が増大をしてくるということになりますと、また別の視点から議論をしなければならない、残念ながらそういう段階になっているのではないかと思います。 このような事態になりました政……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案されました法案につきまして、幾つかの点で御質問したいと思います。 いずれにしましても、国際経済における日本の比重は非常に高まっているわけであります。また国際経済の状況は、御案内のとおりにまことに多事多難な激動の状態です。こういうような中で、今回提案された内容を含め、どうしていくのか。また大臣、明日はIMF暫定委員会に出席のため出発されるということですし、その後にはまた総理がアメリカを訪問される、ボンの首脳会議もあるというようなわけでありまして、いろんな意味で国民の関心も高まっているときだろうと思います。そういう意味で御質問したいと思いますが、まず提案内容について……
○伊藤(茂)委員 この間大臣は、メキシコのIMFの暫定委員会に行かれまして、間もなくボンの首脳会議になるということで、いろいろ準備の御相談も始まっているようであります。最初に、それに関係してまとめて二つお伺いをしたいと思います。 一つは、この間のメキシコのIMF暫定委員会でのコミュニケを読みますと、いわゆる協調戦略の一般的なアウトラインで合意が得られた、また個々の国の広範な相違にも配慮をするというふうなくだりがございます。また、前専務のウィッテフェーンから提案をされた数字を見ますと、七・五%成長というようなことが出ております。これは会議からお帰りになった後、大臣もまた日銀総裁も無理だというこ……
○伊藤(茂)委員 私は、国債の管理の問題について御質問させていただきたいと思います。 夏以来何か変調を来しておりまして、当局の方でも頭の痛い問題ではないかというふうに思いますが、これからの財政運営を考えますと非常に深刻な問題ではないだろうかと思います。また、私どもも何回も指摘をしてまいりましたが、国債の管理運用、これがいよいよ何か打開をしなければならない転換点に直面しているということではないかと思います。けさのどこかの新聞を読みましたら、もつれた糸のようにと書いてありましたが、やはりそのもつれた糸がますますこんがらがってはしようがありませんから、どこかで糸口を見出していくというところに来てい……
○伊藤(茂)委員 短い時間でありますが、大事なことを伺いたいと思います。 大臣にも何遍も伺ったことがありますが、昨年の九月に横浜に米軍のファントム偵察機が墜落いたしまして、あれから一年余がたちました。私もその関係者の家族といいましょうか、正確には遺族でありますが、その方々にもしょっちゅうお伺いしているわけであります。 私がお伺いしたいのは、先般政府の方に質問主意書を提出いたしまして、昨日答弁書をいただきました、それに関連してでございます。私の言葉と言うよりは二人の子供を失いました若い病床のお母さん、まだ十回ぐらい手術をしなければならない重傷の状態に置かれておりますが、そのお母さんの言葉をか……
○伊藤(茂)委員 時間が少ししかありませんし、夜ですから、簡潔にお答え願いたいと思います。 まず第一に伺いたいのは、財政再処に対する姿・勢の問題であります。 山田さんへの答弁を聞いておりましたら、七ページのペーパーの財政収支試算が出されましたが、大臣は、機械的に計算をしたものであります。私は伺っておりましてやりきれない思いがいたしました。やはりこれだけ大変な財政危機であります。私はこういうときには、本当に日本の財政史上に残るような大大蔵大臣が、金子さんを決して大大蔵大臣でないと言っている意味でありませんが、あらわれて、懸命な努力をやはり国民とともになさるということが求められている、そういう……
○伊藤(茂)委員 引き続きまして、私の方から若干御質問を申し上げたいと思います。 まず、今回の改正に関連をして三点ほどお伺いしたいと思います。今回は小幅の改正でありますが、その中で幾つか取り上げて御説明を願いたいと思います。 まず最初は、このアルミニウムの塊について項目に挙がっておりますが、これは一次関税と二次関税の差三・五%分ですか、これを原資にして不況対策に充てよう、また、過剰設備の凍結などの助けにしようということでありますが、私はアルミニウムの構造不況対策、その後あるいはこれからどのように進んでいくのか、また昨年に引き続いてこのような施策がどのような効果を持つのかということをお伺いし……
○伊藤(茂)委員 四点ほど御質問をしたいと思います。 まず一つは、今度の値上げに関係をいたしまして、航空運賃との関係の問題について伺いたいと思います。まあ言うならば飛行機に乗る方の人の立場です。最初に具体的なことをお伺いしたいと思いますか、国内航空の分野で営業費の中に占める燃料費の比率、そのうち税金分、今度の値上げその他に件って営業費に占める今度の増税の影響というのはどの程度あるのかということ。それから、石油の価格の値上げとかいろいろな悪い方の状況も予想されます。それからいろいろな意味で航空界も新たな企業努力が要求をされているということだと思います。それらを含めまして、運賃の認可の問題、これ……
○伊藤(茂)委員 きょうも朝から御苦労さまでございます。大臣もお疲れだと思いますが、済みません。最初に大臣にちょっと大所高所のお話をお伺いしたいのです。 いままでの審議にございましたように、財政危機、一般消費税また税の不公平是正がどうか、国民世論はかつてないほど税に対する感覚が強まっているというときだと思います。ただしかし、税と国民と申しますか、税金と国民の意識といいますか、そういうものを考えますと、日本の場合には、典型的な市民民主革命というのがなかったせいですか、やはり明治以来、取る者と取られる者という構造は基本的に変わっていないというのが今日の状況ではないだろうか。やはり一つは、明治の租……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 私がこの法案に反対する理由の第一は、税の不公平是正がきわめて不徹底であることであります。 いま政府が強行しようとしている一般消費税を初め、重税時代の足音の接近と言われている中で、国民の税に対する関心は大きく高まっております。そうして税の不公平是正はまさに国民的要求となっております。 しかるに本法案は、国民世論に押されて若干の改革は行っているものの、医師税制の改革も不公平の四割程度が是正されたものにすぎません。さらにこれをどう改革するのかの展望も不明確なままで……
○伊藤(茂)委員 最初に中期の経済計画、財政計画についてお伺いしたいと思います。何しろ膨大な借金をするわけですから、先の展望がなければいかぬと思います。また再建計画についての見通しをどう国民の前に示していくのかということが非常に大事ではないかと思います。
最初に、昨年、一昨年のこの法律の議論の中でも、こういうものを早く固めなければならぬという答弁をいただいているわけですが、その後鋭意努力をされてどのような成果が生まれておりますか。
【次の発言】 もう何年間も一生懸命勉強いたしておりますというふうに伺っているわけですが、片一方では毎年数字を並べた財政収支試算が出てくる。それから財政制度審議会な……
○伊藤(茂)委員 ただいま大臣から御説明のありました議題について具体的な質問に入る前に、南北問題に関連をして一、二政府の姿勢をお伺したいと思います。 まず一つは、間もなくマニラでUNCTADの総会が予定をされている、それから六月には注目の東京サミットが開催をされることになるわけであります。それらの中で政府側から、また大平総理の方からも、南北問題を積極的に提起をしたいという見解が出されております。しかしその中身については、いろいろと当面する問題が山積をしているせいか必ずしも明らかではございません。UNCTADの総会あるいは東京サミットなどで主要議題として日本側からも意欲的に対応したいというふう……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案された専売公社法の一部を改正する法律案、これはいま各界から非常に注目をされているところであろうと思います。いままでも、先般の五十年の値上げなどあったわけでありますが、今回は、あのときとはまた変わった事情のもとで注目をされているということではないかと思います。 言うまでもありませんが、一つは、この値上げに関係をする諸問題について、消費者を初め小売店、葉たばこ耕作者あるいは専売に働く職員、各界非常に注目をいたしているところでありますが、それらとの影響、関連がどうなるのかということがあると思います。もう一つは、制度の改正が伴いますので、経営元年ということが言われている……
○伊藤(茂)委員 参考人の皆さんには、お忙しい中御出席いただきまして、ありがとうございます。 限られた時間で幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。 まず最初に、お三人の参考人の方に伺いたいのですが、たばこと人間といいますか、たばこ観といいますか、直接伺ったわけではありませんが、聞いていますと、舟山参考人はヘビースモーカーで大分たくさんお吸いになるとか伺っておりました。それから福田参考人は昨年の夏ごろまではチェーンスモーカーで、いま完全におやめになったということだそうであります。それから前田参考人は私存じ上げておりませんが、お吸いにならないのではないかというふうに……(前田参考人「かつ……
○伊藤(茂)委員 ただいまの議題につきまして、幾つか御質問いたします。 昨今の報道を見ましても、年金あるいは健康保険などに関連をいたしまして、今度のこの法案に関係する公務員、公企体などの方々はもちろんでありますけれども、多くの国民の注目するところになっていると思います。そういう意味で私は、何か広いナショナルコンセンサスを形成していく過程の努力といいますか、そういうことが非常に求められているというのが今日の状況ではないだろうかと思います。そういう視点から幾つか質問をいたしたいと思いますが、まず最初に、関係の各団体の話し合いの経過、それから今度の法案提出に至る取り扱い、これについてお伺いをしたい……
○伊藤(茂)委員 税理士法の改正について若干御質問を申し上げます。 いままでも御議論ございましたが、いろいろな意味で注目をされているところだと思います。税環境も厳しくなりますし、また、税に対する国民の関心も非常に高まってくる。そういう中で、国民、納税者の公正な義務の執行という面から見ても重要であると思いますし、また、大幅なこういう改正という機会がしばしばあるわけではありませんから、やはり中長期に見てこれからの社会でどういう制度が望ましいのかということを展望しながら考えていかなければならないということではないかと思います。作業に当たられました皆さんには恐縮でございますが、全体の印象としては、一……
○伊藤(茂)委員 引き続いて質問をいたします。夜分の委員会ですから質問もなるべく簡単にいたしますから、御答弁の方もできるだけ簡潔にお願いをしたいと思います。 七年がけの東京ラウンド交渉の結論になったわけでありますが、七グループの作業が行われて結論を見たということでございますけれども、外務委員会に出されましたそれぞれのコードを見ますと、一、二抜けているものがあります。 一つは、これは外務省の方に先に伺っていきたいと思いますが、たとえば大変むずかしい問題の一つであったセーフガードの問題、ガット十九条関連になるわけでありますけれども、今回残されております。この選択的適用の問題、それからECとの関……
○伊藤(茂)委員 この法案の審議もずいぶん進んでまいりましたが、振り返ってみて、まず最初に、税制の基本的なあり方といいますか、税制を決める方のシステムについてお伺いしたいと思います。 これは実務を担当する責任者である主税局長に実感を聞きたいわけでありますけれども、いままで御質問の中でもずいぶんありましたように、この一、二年一般消費税の論争があり、昨年総選挙があり、そして今日の時代に至っております。そして先日は正月早々、五十五年度の審議に入る前に日本経済新聞を読みましたら、五十六年度のフレームというのがあらわれてまいりまして、ずいぶん大変な勉強をしているんだなと思いましたが、そういう過程の中で……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表し、所得税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の両法案について、反対の立場から討論を行います。 この両法案の内容と本委員会の質疑の経過を見ますと、わが党が不公平税制の焦点として年来指摘をしてきた企業関係租税特別措置の整理、改廃や利子配当所得の総合課税など、一定の改革が進行している側面については、国民世論を背景とする本委員会の論議の結果としてこれを評価したいと思います。 しかし、当面する国民経済の状況と税制民主化を要求する強い国民世論から見ますと、政府がいま実行すべき本格的な税制改革への決意はこの中にはほとんで見ることができ……
○伊藤(茂)委員 参考人の皆さんには、お忙しいところ御苦労さまでございます。 いまそれぞれ冒頭の話を伺いましたが、御案内のように、私どもも五十五年度の特例公債発行についての法案審議をいたしておりますが、年々、大変気の重いといいますか、憂うつな議論でありまして、というよりは、本当にこれは何とかしなければという気持ちを毎年非常に深めている次第であります。 また、金融界の重要な立場におられる皆さん方も、それぞれ非常に厳しい中で御苦労なさっているというふうなことであろうと思います。報道を読んでおりますと、昨年も六・一国債の値崩れで非常に苦労されて、その苦労の余り六・一しらがなんという言葉も生まれて……
○伊藤(茂)委員 まず最初に大臣にお伺いしたいのですが、けさの閣議で、五十五年度予算成立の後を受けてその運用、また公共事業執行などについてお決めになったかのように伺っているわけでありますが、一、二それに関連をしてお伺いしたいのです。 結論はまだ伺っておりませんが、何か事前の報道などによりますと、先般の総合物価対策、それから、これからの物価動向などを勘案しながら上半期の公共事業執行について六〇%ぐらいにという話を伺っております。昨年がたしか六五%ぐらいではなかったかと思いますし、それから、前の狂乱インフレの当時には四〇%台ではなかったかと思います。そういう面からしますと、これでいいのだろうかと……
○伊藤(茂)委員 議題となっておりますIMF、世銀、第二世銀増資に関連をして質問をいたします。 国際的に外交状態も非常に緊張を強めている不幸な状態でありますが、経済面でも多くの問題が山積をしているというふうなことではないだろうかと思います。また、そういう中で、いま増資の対象となっている三つの公的国際機関の果たす役割りもいろいろと新たな課題を背負っているということではないかと思います。 まず最初に、この三つの国際機関の増資に関連をして、それぞれ具体的なことをお伺いしたいと思います。 まず国際通貨基金の問題でありますが、今度は暫定委員会に大臣も出席をされるということで大変御苦労さまなことでご……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案されました地震保険法の改正案につきまして、若干御質問申し上げます。 経過を振り返りますと、昭和四十一年にこれができたときにも、全損だけではなく分損についてもという御議論が大分あったようでありますし、それから、宮城沖地震で分損も扱うように世論が非常に高まった、その経過からしますと、作業として遅いのではないだろうかという感じがいたしますが、せっかく今度できたわけでありますから、若干内容をお伺いいたします。 具体的に幾つかの問題を先に伺いたいと思いますが、第一には、分損を扱うということですが、分損の基準、それから査定、これをどういうふうに考えますかということです。 ……
○伊藤(茂)委員 日ソ関係について大臣の御所見を伺いたいと思います。 先ほどの御答弁を伺っておりましても感ずるわけでありますが、日ソ関係が最近、厳しさを加えている状況にあるわけでありますし、また軍事的な面でも、いわゆる潜在脅威と規定されているようでございますけれども、何か仮想敵国状態のような方向に行ってしまうのではないかということを非常に心配するわけであります。地理的にも離れることのできない隣国、隣人の関係でございますから、そういうことになった場合、この方向は大変心配であります。大臣も当然、こういう脅威を除く、より円滑な関係にいくように努力をされるというふうなことであろうと思いますし、先ほど……
○伊藤(茂)委員 いま議題となりました、こどもの国法案について質問をいたします。 本法案は参議院で、すでに先議をされ衆議院に送付をされておりますので、詳細に議論をするのも本委員会の機会だけということであろうと思います。法案の内容を見ますと、いろいろ考えさせられることが多いわけでありまして、設立のときの議事録を読んでみますと、現総理である鈴木善幸さんが厚生大臣当時の昭和四十一年に設立、そうして、いま鈴木善幸さん内閣のもとで、この法案が出されている。この十五年間に時の移りといいますか、政府の政策の変化ということを考えさせられるわけであります。具体的な内容に入ります前に恐縮ですが、全般的な姿勢につ……
○伊藤(茂)委員 外務大臣にお伺いいたします。駆け足でお見えになったようですから、一息ついてお聞きください。 まず最初にお伺いしたいのは、今後の日ソ関係についてどうお考えになっているかということであります。 私は、まだ表面化はしてないが、何か新しい変化が近づいているような気がいたします。このところ、振り返りましても、三月の中旬に大臣はポリャンスキー・ソ連大使とお会いになりました。その前には、ソ連大使が自民党三役と会談をされました、総理との会談はなしというふうなことのようでありますが。また、自民党の有志議員も、鳩山さんが団長だと伺っておりますが、今月の末には訪ソをされるようなことを伺っており……
○伊藤(茂)委員 酒税の質問の前に大臣に御所見を伺いたいことがあります。 それは、今度の五十六年度予算一般会計、伸び率九・九%、一けたは二十二年ぶりということを総理も大臣も本会議で繰り返し述べられておりますが、中身を調べてみますと、非常に無理をした、しょせん無理な理屈ではないだろうかという気がするわけでありまして、御所見を伺いたいのですが、四点指摘をしたいと思います。 一つは、公務員給与一%、昨年も合計いたしますと二千四百億くらいになっていると思います。昨年は人事院勧告四・六一%、その前は三・七〇、その前は三・八四、ことしは政府経済見通しのベースになっている民間の見通しでも七・五とか言って……
○伊藤(茂)委員 私は日本社会党を代表し、ただいま議題となっております酒税法の一部を改正する法律案に反対であることを表明するとともに、その理由を申し述べたいと思います。 反対の第一の理由は、今回の改正案の基本的性格が大衆増税であり、政府の大増税計画の中で主要なものの一つとなっていることであります。 いま、大企業の利益は顕著な上昇を示しているのに対して、勤労国民の生活は昨年比実質赤字となっていることは政府統計にも明らかなところであります。しかるに政府は、社会的公平に取り組むのでなく、かつてない大規模な増税計画を提案いたしました。 本年度自然増収四兆五千億円のうちの六〇%以上が勤労国民の負担……
○伊藤(茂)委員 二週間ぶりぐらいの審議になると思いますが、世間は春一番が吹いたようでありますけれども、国会の中では非常に真剣に今後の税制、減税問題について各党の意見が闘わされたというふうなことであろうと思います。一定のめどがついたということで審議が始まるわけでありますが、勉強家の政務次官に最初に伺っておきたいと思います。また明日は、大臣に同僚議員からいろいろと今後の決意なりあるいは感想なりを尋ねられると思いますが、きょうは政務次官が責任者でございますので、ひとつ伺っておきたいと思います。 議長裁定問題以来何回か各党間の議論が闘わされて今日に至りました。私はこの経過を振り返ってみて、議長裁定……
○伊藤(茂)委員 正常、円滑、慎重な審議を再開することといたします。 大臣がもう十時には参議院の方にお越しにならなければならないということですから、二、三分一言だけお伺いさせていただきたいと思います。 一つは、昨日合意に達しました与野党の所得減税に関する大臣、大蔵省の姿勢の問題であります。昨日、政務次官から伺いましたが、これは大蔵省の行政からすればいろいろな希望その他もあるでありましょう。しかし、政治に対する政党の責任として確認をしたわけであります。そういう意味で、これの実行その他については大蔵大臣も重要な責任感を持って対処をされていただきたいということを切に希望するわけでありまして、そう……
○伊藤(茂)委員 参考人の皆様にはきょうは御苦労さまでございます。 引き続いて、いま審議中の法案に関連をして御意見を伺いたいと思います。 まず最初に、小倉会長にお伺いしたいのですが、いま平林さんの質問に対して昨年十一月の中期答申で出されました広く消費に課税をするという構想の具体化を進めてまいりたいということを言われました。私は何か非常にけげんな思いで会長のお話を伺ったわけであります。実はけさ方も参議院の本会議で鈴木総理が五十七年度に大型の増税を行う、もちろんいわゆる大型消費税という意味合いであるわけでありますが、全く考えておりませんということを述べられております。この国会の同じ建物の中で、……
○伊藤(茂)議員 ただいま議題となりました四法案につきまして、提案者を代表いたしまして、順次提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 まず、国税通則法の一部を改正する法律案について申し上げます。 財政の再建が重要な課題となっている今日、納税者の税金への関心と不満はかつてなく高まり、とりわけ不公平税制の是正と公平・公正な税務行政を求める声は大きな動きとなってあらわれてきております。 ところが、このような納税者の不平不満に対処すべき現行の権利救済制度は、租税事案を正当に解決することにはあまりにも不備であり、かつ、欠陥の多いものであります。 一九六八年に、社会党はシャウプ勧告に基づ……
○伊藤(茂)委員 総理大臣にお越しをいただいた後、また大臣に御質問するというのも異例なことでありますが、大事な法案でありますから、若干の時間質問をさせていただきたいと思います。 年度末衆議院、参議院と忙しく駆け回っている大蔵大臣に恐縮でありますが、冒頭に大臣に一言御注意を申し上げたい。実はこの国会が始まりましてから、生であるいはテレビで大臣のお話を伺っておりますと、税金を取る取ると盛んに言われるのですね。昨日の衆議院の本会議でも、税金を取るということを言われました。私は大臣が非常に率直な物の言い方をされるということは承知をいたしておりますが、大蔵大臣が取る取ると言われますと、みんな取られる感……
○伊藤(茂)委員 引き続き質問をいたします。 まず第一に、武器輸出問題についてお伺いいたします。この国会で大きな焦点の一つが武器輸出の規制に関する問題でございます。また、先般は全会一致で衆議院の決議がされたことも御承知のとおりであります。その中には、「政府は、武器輸出について、厳正かつ慎重な態度をもつて対処すると共に制度上の改善を含め実効ある措置を講ずべきである。」ということが決議をされております。これは税関の問題以外に当然多くの問題があるわけでありますが、税関のチェック機能に関する問題についてお伺いしたいと思います。 私も横浜が選挙区でございまして、横浜税関の皆さんなど役職員の方にもよく……
○伊藤(茂)委員 参考人の皆さんには、伺いましたら新学期でいろいろとお忙しいところをお越しいただきましてありがとうございました。また、非常に急にお願いをしましたようで、まことに恐縮であります。当委員会も、今国会では御承知のとおりに史上最高の増税をめぐって、あるいは物価調整をベースとする減税問題などをめぐって活発な議論がありまして、臨時異例のこともいろいろとあった状態でありますから、御了承いただきまして、また今後とも御協力をお願いしたいと思います。 若干ただいま伺いました内容に関連をしてお伺いをさせていただきたいと思いますが、まず高橋参考人にお伺いいたします。 先ほど先生のお話の中で、財政再……
○伊藤(茂)委員 本法案の討議もだんだん詰まってまいりましたが、幾つかお伺いしたいと思います。 まず最初に、電電公社納付金に関連をしてお伺いしたいと思います。いままで当委員会でたくさんの議論がございまして、具体的なさまざまな質疑が行われてまいりました。公社の会計と納付金のあり方の問題、あるいは利用者に対する料金値上げにつながらないかどうか、財投と納付金四千八百億が八千二百億になるのではないか、また公社の当事者能力とかさまざまな議論がなされてまいりました。私は、今後の電気通信事業、今後の電電公社という立場から見て、今回提案されている内容が妥当であるかどうかという視点で意見をお伺いしたいと思いま……
○伊藤(茂)委員 引き続いてお願いしたいと思いますが、その前に大臣に時の問題を一つ伺っておきたいと思います。 十五日にことし初めての税調の総会が開かれまして、大型新税の具体的審議は見送り、七月までお休みということになっておりますが、いままでの税法の審議の経過を見ましても、大臣の方からも、たとえば所得税について税率の額の上の方の部分をグリーンカードとの兼ね合いで下げる可能性とかいろいろなことが言われておりますが、私どもの方からは、所得税減税、来年やらないと五年目になるわけですね、五十七年で。調整なしの五年目になる。ことしでもずいぶんいろいろな国民世論がございまして、来年はこのままでいったら大変……
○伊藤(茂)委員 いままでの銀行法の審議を通じまして、法律上の諸問題がいろいろと指摘をされてきたと思います。ディスクロージャー、大口規制、週休二日、窓販、証券業務、いろいろと問題が出されました。その答弁を伺っておりますと、おおむね理解できる部面もございますし、よく理解できない点もあります。私は、視点を変えまして、今後の金融構造、金融政策、そのベースには産業構造、産業政策の変化もあるわけでございますが、そういう金融構造、金融政策の変化と今後の銀行のあり方という点から、問題を幾つか指摘をしてみたいと思います。 最初に指摘をしたいのですが、いままでいろいろ同僚議員から指摘がございましたように、今回……
○伊藤(茂)委員 私は、行政改革等、税財政を中心にして質問をいたします。 いままでの審議を伺っておりますと、また先ほどまでの福祉あるいは教育関連の財政問題を聞いておりますと、国民に説得性のある展望を示すよりは、何か税財政を中心にして、これは歴年の自民党政府の責任でありますけれども、開き直るような姿勢の方が目立っているという感じがしてならないわけであります。痛みを分かち合うと言いながら、苦しんでいる人の方を納得させるような姿勢は見られないという感じがいたしてなりません。まず最初に、私はそういう意味から、税制について幾つか質問をしたいと思います。 今度、増税なき行革といううたい文句で進んでまい……
○伊藤(茂)委員 復帰十年となりました。私も、十年前の復帰までの数年にわたりまして返還運動に参加をさせていただいて、十年前のことをいろいろと思い起こします。そうして、いままでの委員の皆さんの質問を聞いておりましても、十年たった今日、沖縄県民の皆さんがいまなお非常に多くの困難に直面しているということを聞くわけで、国政レベルの責任も国の責任も非常に大きいことを痛感をいたします。そういう気持ちで幾つか質問をさせていただきたいと思いますが、一つは、第二次振計の問題であります。 いままでの各委員の質疑の中にも出ておりましたが、それを伺っておりましても、過去十年間の総括、そうしてこれから十年間の展望――……
○伊藤(茂)委員 きょうは外務大臣の御出席をいただいておりますので、幾つか質問をさせていただきたいと思います。 先ほどの議論にもございましたが、国際的にも大変な、日本をめぐる重大な問題が山積をいたしているわけでありまして、そういう中で、櫻内外交といいますか、積極的な活動を期待しながら幾つか伺いたいと思います。 まず最初に、沖繩の嘉手納空港の騒音軽減措置について対米交渉を行うべきではないだろうか、ぜひやっていただきたいということであります。 当委員会で、間もなく五月十五日、復帰十年に関する関係法案の審議を先般行いました。その中で取り上げた問題でございますが、調べてみましたら、アメリカの基地……
○伊藤(茂)委員 ただいま議題となりました所得税の物価調整制度に関する法律案につきまして、提案者を代表して提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 給与所得者の所得税の急激な増大を是正することは、いまや天の声、地の声、すべての国民の声となって広がっております。物価調整減税を実施することは全勤労国民の切実な要求であるだけでなく、不公平税制是正のための最大の課題として即時断行すべきものであります。 すでに五年にわたって所得税の物価調整が行われず、課税最低限が据え置かれたままであり、毎年の巨額の自然増税の大部分は勤労者の負担となり、そして実質賃金は改善されないのに名目ベースアップの二・……
○伊藤(茂)委員 参考人の皆様には、お越しいただきまして大変御苦労さまでございます。きょうも国会は、所得減税の問題をめぐって紛糾している状態でありまして、税に関する国民の関心が非常に高まっているところであろうと思います。若干お伺いをさせていただきますので、率直な御意見を賜りたいと思います。 テーマで税制一般となっておりますので、恐縮ですが、まず小倉さんと和田さんにお伺いをさせていただきたいと思います。 まず最初に小倉さんにお伺いをしたいのですが、先ほどのほかの参考人のお話にもございましたが、日本の租税負担率はこのところ急テンポで高まっているというわけでありまして、たしか五十五年十一月の税調……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております法人税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案の両案に対し、反対の立場から討論を行います。 反対の第一の理由は、両法案を通じて税制の抜本的、民主的改革への決意や意欲が見られないことであります。多くの国民は、増税に反対すると同時に、不公平税制に厳しくメスを入れることを強く要求しています。いま必要なのは、このような世論にこたえて企業税制の幅広い改革、各種引当金、準備金などの抜本的見直しを行うことであります。ところが、五十七年度税制を決める昨年末の経過を見ましても、繰り返し指摘をされてまいりました退職給……
○伊藤(茂)委員 けさからの質問者の皆さん、全部グリーンカードから始まっております。つられるわけではありませんが、私も冒頭にちょっと一、二点触れておきたいと思います。 これは、私どもの主張を大蔵大臣の頭に焼きつくようにというのか、あるいは大蔵大臣を激励する意味でもあろうと思いますけれども、私は、今日の経過を見ていましても、このグリーンカードの問題については、きょうも、もう花が散りかかる季節でありますけれども、花が散るころにぱっと出て、もう散らなければならないし、散るべき、そういうものとして、花の方はきれいですけれども、これはグレーかダークかというような話だろうと思いますけれども、いずれにして……
○伊藤(茂)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 わが国の財政は、昭和五十年度以降特例公債に依存することとなり、その発行のための特別立法は、昭和五十七年度を含めて、引き続き八回にわたり、建設公債を含む公債残高は、昭和五十七年度末において九十三兆円近くに達するものと見込まれております。 昭和五十五年度予算以降、歳入歳出両面にわたる見直しにより、公債の発行額を着実に減額していることは評価できるところでありますが、なお諸外国に比べ公債依存度は高い水準にあり、公債残高の累増は、国債費の著増を通じて財政の硬直化をもたらし、金融市場に……
○伊藤(茂)委員 本法案に関連をいたしまして、三十六回世銀総会におけるクローセン総裁の演説とかあるいは総会の報告の文書、それからもう一つ、先般のカンクン・サミットの糸口をつくりましたいわゆるブラント・レポート、その二つを読み合わせてみたわけでありますが、関連をして二つほどお伺いしたいと思います。 まず、世銀の機構、体制について、日本としてはどういう対応をするのかという問題でありますが、クローセン総裁演説を読んでみますと、現在、百を超える国から有能な職員が集まっている。上級職員は練達した経営者であり、また技術専門家は能力のある献身的な専門家である。総裁ですから、大蔵大臣が大蔵省の役人を褒めるよ……
○伊藤(茂)委員 きょうは、大臣が外国出張中でありますが、大蔵省の皆さんに当面する幾つかの問題をお伺いしたいと思います。 たしかこの前の委員会がありましたとき、ちょうどシーリングの閣議決定ではなかったかというふうに思いますし、シーリングから後さまざまな問題が起きておりますが、これからどうしていくのか、たくさん問題があるわけでありまして、順次それをお伺いしたいと思います。また、シーリングを発表された後の各新聞の論説を見ましても、相当厳しい批判がずいぶん出ているわけでありまして、それらにどう対応するのかということも国民の関心のあるところではないかと思います。それらの五十八年度予算のシーリングから……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております貸金業の規制等に関する法律案並びに出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案について、賛成の討論を行います。 両法案に賛成する第一の理由は、重大な社会問題となって相次いでいるサラ金悲劇に一日も早く終止符を打つために効果ある対策と考えるからであります。サラリーマン金融を利用して借金をした市民が、その返済に追われ、社会的常識を超えた過酷な取り立てに迫られて、自殺や一家離散などに至る悲惨な事例が発生しております。しかも、このような事態に対する効果的な立法の必要性が叫ばれながら長い期間がすでに経過……
○伊藤(茂)委員 昨年の本委員会における水田利用再編奨励補助金の課税の特例法案の起草、提出の際、沢田委員から発言があり、私どもの立法による政策効果の実態が十分把握されていないので、政府において実態調査を行い、その結果を当委員会に報告するよう求めましたが、先般その報告がありました。 今後における水田利用再編対策奨励補助金に対する課税の特例については、このような実態調査の結果や、税、財政の現況を踏まえるとともに、稲作の将来を展望しながら、今後そのあり方について十分検討すべきであると考えます。 この点につき、委員長の御見解をお伺いしたいと存じます。
○伊藤(茂)委員 ただいま伺いました大臣の所信表明に関連して、幾つかお伺いをいたします。 竹下さん、今度は二度目の大蔵大臣の就任でありまして、たしかこの前の大蔵大臣竹下さんの当時には、大臣が財政再建元年前夜まではやれたのじゃないかというふうなことを伺った記憶がございますが、この前が財政再建前夜であったとすれば、今回の仕事をめぐる状況は、やみはより深く、日暮れて道遠しといいますか、より厳しい状況になっているわけでありまして、重大な時局の中で、どのように国民の理解の得られるような前途に光を照らしていくのか、重大な職責を懸命に果たしていただきたいと思います。また、ひとつお願いでありますが、いままで……
○伊藤(茂)委員 大臣すぐ戻るそうですから、始めておきます。 いまの上田委員の御質問にもございましたが、私はこの法案を見て、一言言わなければ、これは審議に入らぬという気持ちを深くしているわけであります。先ほど大臣お答えになりましたから、私は関係の局長さんにぜひ一言申し上げてから質問事項に入らせていただきたいと思います。 去年の当委員会の記録にあるわけでありますが、塚田委員の質問に対して当時理財局長、吉本さんですね。補助貨幣の回収準備資金はどういう意味があるのかということについて、「この制度は、補助貨幣の発行額面総額に見合う準備資金を保有することによりまして、貨幣の信認を維持するということで……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表いたしまして、ただいま議題となっております造幣局特別会計法の一部を改正する法律案に反対の討論を申し述べたいと思います。 反対をする第一の理由でありますが、この法案は、国民的な要求となっている所得税減税と深いかかわり合いを持っているのであります。この点からして、どうしても納得できません。昨年、五十七年度の減税に関連をいたしまして、私ども野党から、この特別会計の一部を減税財源に回すように強く要求をいたしたのでありますが、昨年の国会における政府の答弁は、この制度が制度として必要であるという答弁でありました。しかるに本年、この五十八年度予算に関連をし……
○伊藤(茂)委員 大臣に質問をいたしますが、臨調の最終答申が出されまして、御承知のように増税なき財政再建の路線を堅持するということが述べられているわけであります。 この増税なき財政再建ということについて、昨日は政府税調会長に来ていただきまして質疑をいたしましたら、大変迷惑であるみたいなお話がございました。私どももいかがかと思ったのですが、この臨調最終答申にある増税なき財政再建について、大臣はまずどうお考えですかというふうに聞きますと、大体大臣がいつもお答えになるのは、そっちの答弁の方にも書いてあるのじゃないかと思いますが、行革推進のてことして堅持をしていきたい、しかし、とことん削減してなお現……
○伊藤(茂)委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨を御説明申し上げます。 本附帯決議案は、政府に対し、所得税減税の実施、各種租税特別措置の整理合理化、税務執行上の公平の確保、国税職員の処遇の改善、定員の増加等につき特段の努力を要請するとともに、利子配当所得等の課税について税負担の公平確保の見地からの検討及び各種引当金の繰入率等の検討を要請するものであります。 個々の事項の趣旨につきましては、法案審査の過程において明らかにされておりますので、その説明は案文の朗読によりかえさせていただきます。 租税特別措置法の一部を改……
○伊藤(茂)委員 大臣がいらっしゃるうちに、幾つかお伺いしておきます。 一つ、関税に関係ないのですが、ちょっと気になりますので伺いたいのですが、三、四日前でしたか、NHKのニュースなどで報道されました減税問題ですが、その報道によりますと、大蔵省は、いま問題となっている五十八年度所得減税について、財源が非常に困難なので五十九年一月から実施をするということで準備を始めたという報道がされております。言うならば、五十八年度中は三カ月だけという話の報道でありまして、さらに恒久財源が必要でありますから、大型消費税の必要性を考えているというふうな報道が一部なされておりまして、私は非常に気になったのですが、……
○伊藤(茂)委員 予定では私がきょうで七番目の質問でありますが、大臣も朝から御苦労さまでございます。要領よく質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 第一は、五十八年度予算が成立いたしまして、その運用について一、二お伺いをしたいと思います。 先ほど大臣の答弁の中で、公共事業に関連をして、補正は考えておりません、前半前倒し、後半自然体のようなお話がございましたが、公共事業に関連をして言えばそういうお考えもあると思いますが、減税問題とか人勧とか考えますと、そうはいかぬだろうと思うわけでありまして、まずお伺いしたいのは、この間地方選挙期間中に大蔵大臣のインタビューで、ある新聞……
○伊藤(茂)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 御承知のとおり、昭和五十八年度予算は、一般歳出について、全体として前年度同額以下に抑制し、この結果、一般会計予算の伸び率を五十七年度当初予算額に対して一・四%増にとどめるとともに、五十六年度の決算不足の補てんに伴う繰り戻しも行うことといたしております。また、公債発行額は、前年度補正後発行予定額から一兆円減額いたしております。 しかしながら、わが国財政を取り巻く環境の変化は大きく、五十九年度に特例公債依存の体質から脱却することは断念せざるを得ない状況となり、また、公債残高も百……
○伊藤(茂)委員 若干の質問をさせていただきたいと思いますが、その前に、一言述べさせていただきたいと思います。 私が申し上げるまでもなく、今日、サラ金問題は異常な様相ともいうべき状態を呈しているわけでありまして、連日の新聞でも、サラ金問題の深刻な不安やあるいは悲惨な事件が載らない日はないというふうな状態になっているわけであります。私どもは、長年にわたってこの法案についての話し合いをいたしてまいりまして、昨年八月の時点で、現実的な処理として一歩でも前進を図ればという気持ちで今日の案を取りまとめたわけでございますけれども、あれから去年の八月以来今日までの状況を見ますと、非常に急激に様相が変化をし……
○伊藤(茂)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して提案の趣旨を御説明申し上げます。 御承知のとおり、一部の開発途上国では、輸出の鈍化や高金利等の影響によって対外債務が累増し、その返済に困難を来す国がふえております。 このような国際金融不安に適切に対処し、世界経済の健全な発展に資するためには、債務当事国の自助努力はもとより、先進諸国政府の協力、国際金融機関の役割りの充実等が一層求められているところであります。 本附帯決議案は、このような状況に顧み、国際通貨基金の活動に対する積極的な貢献、開発途上国の累積債務問題の打開のための協力等について一層の努力を要請する……
○伊藤(茂)委員 本法案の国会の審議もいよいよ大詰めを迎えまして、私は、先々国会、九十八国会からいままで先輩、同僚の皆さんの真剣な御討議を伺いながら思っておるのでありますが、いよいよこの大詰め段階に当たりまして、立法府としてこの法案をどう処理をするのか、あるいはどう仕上げるのか、あるいはどのように執行しようとしているのか、その心構えが前提条件として非常に重要であることを痛感をいたしております。いままでの経過を見ましても、大蔵委員会としてもまれに見るような状況を呈しておりますし、各党の皆様もいろいろと御苦労をされているわけでありますし、野党の皆さんにも御協力をいただいているわけでありますが、どう……
○伊藤(茂)委員 大臣に一般的な所見を伺いたいと思います。 その前に一つだけ正確に確かめておきたいのですが、先ほど本会議の質問中に我が党の渋沢議員に対する総理の御答弁の中で、財源確保、減税の財源問題については与野党間の話もありのような答弁がございまして、若干混乱をいたしたわけであります。何か今回の増税法案についても、野党も共同の責任を持っているかのようなニュアンスに受けとめられるわけでありまして、私どもとしては極めて心外であります。正確に経過をたどってみましても、減税問題についての五党幹事長・書記長会談のさまざまの確認、あるいはまた最終的な昨年九月九日の五党幹事長会談、そこにおける当時二階堂……
○伊藤(茂)委員 まず、酒について質問いたします。 その一つは、今回の酒税引き上げの今までの御説明あるいは大臣の提案理由を初め、いろいろと述べられてきたことに対して、どうしてもいまだに理解ができない。そこを明確にしてもらいたいということであります。 四つ申し上げたいと思います。 一つは、大臣の提案理由説明を読んでみますと、厳しい財政事情の中でということが書いてございます。これは前回のときもそうでございました。その後に、「物価水準の上昇等に伴いその負担水準が低下してきていること等に顧み、」引き上げることとしたという文章になっております。言うならば物価水準が上がる、言うならばお酒の値段が上が……
○伊藤(茂)委員 ただいまの御発言は、私の提起した論点に対する回答としては不満でありますが、指摘した問題は当委員会における立法政策にかかわる大事な問題の一つとして、引き続き大いに議論を行い、さらに検討を深めていくこととしたいと思います。
【次の発言】 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨とその内容を簡単に御説明申し上げます。
御承知のとおり、三法律案につきましては、慎重に審議を進めてまいりましたが、これらの審議の中で委員からさまざまな問題について議論が展開されました。この附帯決議案は、これらの議論などを踏まえ、今後、政府において検討あるいは配慮を要する……
○伊藤(茂)委員 木下参考人に二、三お伺いをさしていただきます。昨日来御多忙の中御参加をいただきまして、まことにありがとうございます。 今の同僚議員の御質問にもございましたが、私は当委員会で審議に当たりながら、本当に今が重大なときという感を深くするわけでありまして、私はまず第一には、どうやって多くの国民の皆様から税に対する信頼と公平を回復するのか、その垣根を一つ越えて、今後の社会と国民なり企業の皆さんの御負担ということをフェアに考えていただけるような時代に入っていかなければならない。今後の増大する社会サービス、その他のニーズを考えましたら、一定の負担増は避けられない時代であると思いますが、今……
○伊藤(茂)委員 重要な三法でありますが、終局段階を迎えまして、どうしても採決の前にお伺いしたいことだけ集約をして質問をいたしますので、多言は申し上げませんから、答弁の方も要点を簡略にお願いいたしたいと思います。 まず、所得税に関してでありますが、今までさまざまな議論がございました。景気浮揚に役立つことになったのかどうかという問題、不公平是正になったのかならなかったのかという問題など、繰り返し指摘がございました。いろいろ、歯切れの余りよくない答弁がございましたけれども、皆様も、来月、再来月の月給袋を前にして高いビールを飲めば、実感がわいてくるのではないだろうかと思いますが、二点だけどうしても……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案されました二法案について、幾つか質問をいたします。 まず、特許特別会計の関連でございますが、特許庁に伺う前に、会計法上の見解を伺いたいと思います。前にも当委員会で議論したことがございましたが、特会の新設については極力抑制するようにという臨調答申もなされておりますし、またその中で、特別会計はそれぞれの顔とそれぞれの体質とそれぞれの内容を持っている、もっと国民にわかるようにディスクロージャーの努力、それぞれの会計内容についての研究をしなければならないなどなどの論点が指摘をされておりますが、そういう立場で極力抑制という臨調答申が出た中で、まず最初にこの創設、新しくこれ……
○伊藤(茂)委員 関連して二点お伺いしたいと思います。 その前に、今の沢田さんの質問に関連をして、共済年金への基礎年金導入という問題ですね。まだ具体的な構想、あるいはまた論点の整理まで至っていないのかなというふうな感じで聞いていたわけです。それでは、具体的なスケジュール、どっちにしたって関係閣僚懇談会あるいは閣議決定などによって六十年法案国会提出ということがあるわけですから、もう日にちはそう長くはないわけですね。それから極めて概念的なお話がありましたが、法案作成上の論点をきちんと整理をする、それから検討を深める、あるいは勉強会もやるでしょう。当然ながら、国共審などの関係団体のさまざまの御議論……
○伊藤(茂)委員 財確法についての質疑を続けさせていただきたいと思います。 今までさまざまの同僚議員からの論議が行われたわけでありますが、私は、この五十九年度の財確法の持つ意味というのは非常に大事な内容であり、大事なときではないだろうか、かねがねそう思っているわけであります。この財政状況をどうするのか、今まで歯どめと言われたものも今回やめざるを得ない、そういう中で一体将来どうしていくのかということについて思うことは、また御要望したいことはたくさんあるわけでありますし、また、私どももそうですから、政府としても、特に将来日本を担う抱負を持っておられる大蔵大臣としても、さまざまのことを気持ちの中で……
○伊藤(茂)委員 きょうは、大蔵委員会に総理の御出席をいただきましたが、御承知のように、五十九年度財確法の審議をいたしているところであります。 今までさまざまな議論が当委員会でございましたが、それらの中で、五十九年度、ことしの財確法の審議はいろんな意味で大事な時点という指摘が一様にございまして、総理も御承知のとおりに、来年から多額の国債償還の時期に入っていく。借りかえの問題、大きな政策の転換点に入る。これからどのように財政再建あるいは財政改革、そういう将来像を描いたらいいのだろうか、これは私ども大蔵委員会に属する者の共通の気持ちでありますが、財政再建の課題は、あるいはまたその具体的な方策を示……
○伊藤(茂)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 御承知のとおり、この法律案につきましては、審議の中でさまざまな議論が展開されました。この附帯決議案は、これらの議論を踏まえ、政府に対し特段の配慮を要請しようとするものであります。 なお、個々の事項の趣旨につきましては案文で尽きておりますので、その朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。 調和ある対外経済関係の形成を図るための国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、左記事項について……
○伊藤(茂)委員 本法案の審議もいよいよ大詰めという段階になってまいりました。大臣も総裁も監理官も大変御苦労さまでございます。 今までたくさんの方から精力的な質疑または御答弁ございまして、それらを含めまして幾つか確認をといいますか、詰めをさせていただきたいと思います。 まず冒頭に、一つは専売公社も含めて、全体論として公企業に対する認識というものを大臣に伺いたいわけなんです。 先ほど矢追さんへの御答弁の中で、専売公社が果たしてきた公的役割の中心といいますか、公共性の中心は、財政に寄与したというのですか、財政物資としてというふうなお話がございましたが、大蔵大臣としてはまことに職務に忠実な御評……
○伊藤(茂)委員 税調会長、御苦労さまでございます。 最初に、大臣にお伺いしたいのですが、先ほどの本会議でいわゆるパート減税が成立をいたしまして、話が決まってから今日まで随分長かったなと思いますが、喜んでおります。つきましては、私ども当初は、これは当然ですが、所得税法本則の改正、また別表、付表ございますが、この間減税で変えたばかりで御苦労さまですが、有能な主税局の皆さんがやればすぐ済むと思いますから、それが一番きれいな形だなと思いましたが、さまざまございまして、私どもは、たくさんの人が心配していることですから、極力早い方がいいということで租税特別措置という形で合意をいたしました。 ただ、当……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表し、ただいま質疑を終了いたしました専売五法案に対し、反対の討論をいたします。 今、我が国のたばこ産業は、八十年にわたる専売制度の歴史、三十五年の公社の歴史から会社に移行するという大転換に直面しております。この大改革に当たりまして、将来どうなるのか、約十万の葉たばこ農家、二十六万の小売店、約四万人の職員を含め、多くの人々が不安を込めて見詰めているのが現実であります。 しかも、内外ともに我が国のたばこ産業をめぐる環境、条件が厳しいだけに、その不安を解消するのが大きな課題と言わなければなりません。今日までの真剣な審議を通じ、政府並びに公社の皆さん……
○伊藤(茂)委員 短時間でありますが、若干質問させていただきます。 私ども大蔵委員会のみんなの気持ちであると思いますが、社会は公平でなくてはなりませんし、税も公平でなくてはなりません。また、そういう方向を実現するためには、さまざまの努力や研究をしなければならないというわけであります。後ほど租税特別措置法の一部改正という形で私どもも共同提案に加わらせていただきまして、いわゆる代替ガソリン、フエルガソリンというものについての対応措置をとるというふうに考えておるわけでありますが、私どもも、製品の比重がわずかに異なるだけで課税されないというのは、業界の秩序にも影響いたしますし、また広い意味では、石油……
○伊藤(茂)委員 今新しい政務次官の御発言ございましたが、竹下大臣も三期目の大蔵大臣の重責を担われるということで、恐らく三回大蔵大臣を務められる前例は聞かない、今までもないのじゃないかというふうに思いますが、大臣、また俊敏なる両政務次官、非常に重大なときでありますから、国民のために有益な御活動をなさいますように奮闘を祈りたいと思います。 短い時間でございますから、いろいろ問題ございますが、六十年度の予算編成に関連をする幾つかの問題についてお伺いをしたいと思います。総論的な議論もいろいろしたいのですが、その時間がございませんので、二言だけまず大臣から、六十年度予算編成の基本的なポイント、性格づ……
○伊藤(茂)分科員 私は、昨年九月に横浜に米軍のファントム偵察機が墜落をいたしました、そのことについてお伺いしたいと思います。短い時間ですから、簡潔に質問して、要領よく御答弁をお願いしたいと思います。 大臣、ちょうどあれから五カ月たちました。私は直接の地元ですから、被害者の方にも、また被害地点にもいつも接触をいたしておりますけれども、被害者の家族の方々も言われておりますが、心に残った傷も体に残った傷もまだ消えていないし、消えることはないだろう。それに加えまして、先般問題となりましたミッドウェーの核装備についてのクレーター長官発言とか、あるいはまた、始まっております米韓軍事演習、いろいろな新し……
○伊藤(茂)分科員 日ソ経済協力の問題で御質問をさせていただきたいと思います。 この問題を取り上げましたのは、アジアの情勢が非常に激動を続けている、激動というよりも、文字どおり風雲急を告げているという状態であります。私どもはこういう中で冷静に対応しながら日本の将来を考えなければならないということであろうと思います。また、ほかの国と不幸にして意見の食い違いがあっても、互いに一致点の方を大事にしていく、そして長い見通しで国家関係を考えていくことが大切ではないだろうか、そういう意味で日ソ経済協力に対する考え方を伺いたいと思います。 日ソ関係も未解決の問題をたくさん抱えているわけであります。しかし……
○伊藤(茂)分科員 私は、当面の国際収支状況に関連をいたしまして、いわゆるドル減らし緊急輸入外貨貸し制度またはその中でのボーイングとかダグラスとか関係をします航空機リースなどについて、お伺いをさせていただきたいと思います。これは先般大蔵委員会でもお伺いしたのですが、さらに詰めた御意見を伺いたいと思いまして、取り上げさせていただきます。 まず最初に二つお伺いしたいのですが、一つは緊急輸入についてです。昨年度四十億ドルの緊急輸入の計画が立てられました。ことしもまた、その継続した計画がつくられつつあると伺うわけでありますが、五十三年度も間もなく年度末になるわけでありますが、目標の四十一億三千四百万……
○伊藤(茂)分科員 私はアメリカ軍の使用のための施設の建設に関連をして質問をいたします。 まず一つは、神奈川県の根岸地区の米軍代替地の施設建設の問題についてであります。 これは五十二年十二月に横浜海浜住宅一号地、二号地の全面返還に関連をして合意をされ、昨年の十二月に横浜防衛施設局長から横浜市の方に建設申請が出されたという経過で、この間に市議会並びに関係市民から、市民の理解を求める努力が全然なかったではないかという厳しい声が一斉に出まして、数日前に施設庁の方から横浜市に対して若干の改善の回答ということになったようであります。 ここでお伺いしたいのですが、数日前に回答があった内容を聞きました……
○伊藤(茂)分科員 私は、港北ニュータウンの問題について御質問をいたします。 これは、御案内のように、横浜市の北部に将来人口三十万人の近代的な大都市を建設しようという、いわば壮大な計画でありますが、昭和四十年にこの計画が発表されてからすでに十五年、ようやく五十八年三月には第一次入居という、いよいよ本番という段階になってまいりました。この間に、五十五年度完成の計画が経済条件などさまざまの要因によりまして六十二年の計画ということで、その具体化に近づいているわけであります。私も近くでありまして、その関係住民の話を聞きますと、お年寄りの方などは、御先祖からいただいた土地を大事に農地として作業してきた……
○伊藤(茂)小委員 去る七日に税制調査会の答申がなされました。「財政体質を改善するために税制上とるべき方策についての答申」という表題でありますが、内容につきましては私は非常に不満でありますし、多くの問題があると思います。その内容について、短い時間ですから、幾つかお伺いしたいと思います。この税調の答申を受けて大蔵省側がどのように考えておられるのかということをお伺いいたしたいと思います。 まず第一に、いわゆる大型消費新税と言われるものについてお伺いしたいと思いますが、私ども内容を読みまして、一たん国会決議などで否定をされたと国民が受け取っているものがまたまたあらわれてきたという感じを深くするわけ……
○伊藤(茂)分科員 基地問題に関連をいたしまして若干質問いたします。
その一つは、今年一月九日、横浜市のノースドック、瑞穂埠頭に米海兵隊が突然上陸をした問題であります。地元の新聞など、また、市民も大騒ぎをいたしましたが、平和な正月の横浜港に突然米軍の大型揚陸艦三隻が入港いたしまして、大砲、軍用トラック、迷彩服の米兵約千人が東富士の演習場に移動し、「港に硝煙のにおい」というふうな報道もございました。関連をして伺いたいと思いますが、まず第一に、何でこんなことが起こったのか、米軍の方からどのような説明があるのか、いかがでしょう。
【次の発言】 私が聞いたのは、いつもは静岡県下沼津の方に上陸をする、……
○伊藤(茂)分科員 私は、去る昭和五十二年九月二十七日に横浜市緑区で起こりましたアメリカ軍のジェット機墜落事件に関係をして御質問をしたいと思います。 四年半前にその事件が起こりまして、二人の子供がその日のうちに亡くなったわけでありますが、その子供のお母さんも一月二十六日、不幸なことに亡くなりました。私は、お近くでありますからずっとおつき合いをしまして、和枝さん、林和枝さんと申しましょうか、戸籍は土志田和枝さんと申しましょうか、亡くなったときにすぐ駆けつけまして最後の顔とお会いをいたしましたが、大変きれいな死に顔でありました。私はその最後の顔を見ながら、何かあの世に行ってようやく地獄の苦しみか……
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